JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

初夢長者

2007年01月03日 | p-r

正月休みもあっという間に終わろうとしています。
それにしても、今年も飲みましたねぇ~~。結局、今晩用にとっておいた、「おーくママ」からのプレゼント『真澄』も一晩はやい登場となってしまいました。

  つつがない正月の、慎ましきハレの祝いに、黙してひとり高杯を愛でる

そんな感じでしょうかね。
今晩はひとり、過ぎないようにチビチビいっています。

そうそう、昨日手にいれた「良縁招来の招き猫」ですが、これにまつわる『初夢』を昨晩見ました。
内容は・・・・・
えっ?もったいぶるなって?
ただで聞かせるわけにはいきませんねぇ、棒を三本いただきましょうか。
「なんだそりゃ」ってですか?
だからね、その棒で体を撫でると死んだ人でも生き返るという『一の棒』、それに、耳にあてればなんでも聞こえる『二の棒』、またぐと何処へでも飛んでいけるという『三の棒』、この『三本の棒』ですよ。

あれ?この昔話知りません?『初夢長者』というお話し。

とある長者さんが、正月に小僧を集め、
「小遣いをあげるから、どんな初夢を見たか話なさい」
小遣いほしさに初夢話をする小僧さんたち、ところが、最後に一番年下の小僧さんが、どうしても話したがりません。怒った長者は小僧さんを小さな舟に乗せて、海に流してしまいました。
小僧さんはやっとのおもいで島にたどり着きますけど、ここがなんと『鬼ヶ島』。
鬼に捕まりながらも『初夢話』を餌に、それでも自分の『初夢』の話はせずに、まんまと鬼から『三本の棒』を奪って逃げ出すことができました。
村に戻った小僧さんは、庄屋さんの娘さんが病気で苦しんでいることを知り、可哀想だと『一の棒』で助けてあげます。感激した庄屋は助けてもらった娘さんの婿に小僧さんを迎えます。その後、小僧さんは幸せに暮らしましたとさ。

『初夢』がもたらしたハッピー・エンドの昔話なのですが、一つだけ気になることが、
じつは小僧さんが助けたのは、一人の娘さんだけじゃないんです。二人のしかも別々の庄屋さんの娘を助けたんですよ。
えっ?どっちと結婚したのかって?
ここですここ、どちらにも求婚された小僧さんは、「どちらかに決めたら、片方が悲しむ」と半月ごとに二軒を行き来する重婚に踏み切ったのであります。

ほらほらほら、なんとなく話が見えてきたでしょ。
もちろん、小僧さんと同じく、私も『初夢』の内容は誰にも話しませんよ。そして、手元には「良縁招来の招き猫」ですから・・・・
今年は、なんだか色っぽい話が私のみにも起きないかなぁ~~なんてね。
「夢は夢だから夢」ですよ。

さて、バカ話はこのくらいにして、今日の一枚は、明日から仕事ですからこれにしてみました。
「ショーほど素敵な商売はない」がやっぱりポプュラーなのかなぁ、私は「IT'S ALRIGHT WITH ME」「RAINCHECK」あたりが好きなんですけど。
レイ・ブライアントもなかなか良い感じで、好きなアルバムです。
ともかく、明日からのWORK TIMEを頑張ります。

WORKTIME / SONNY ROLLINS
1955年12月2日録音
SONNY ROLLINS(ts) RAY BRYANT(p) GEORGE MORROW(b) MAX ROACH(ds)
1.THERE'S NO BUSINESS LIKE SHOW BUSINESS
2.PARADOX
3.RAINCHECK
4.THERE ARE SUCH THINGS
5.IT'S ALRIGHT WITH ME