JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

見るき~!

2007年01月16日 | p-r

なんだか妙に暖かい夜ですね。趣味部屋はストーブも必要ない状態です。

今日は話題の『不二家』のお話をしようかと思います。
かといって、今回の不祥事に対してとやかく話すつもりはありません。
では何の話か・・・・

まずは、洋菓子店『不二家』の歴史をザックリ
創業は明治43年(1910年)11月、横浜の元町に現社長のお爺様、藤井林右衛門が25歳で開いた洋菓子店が始まり、妻のまささんが、万葉集に登場する不二獄(富士山)からヒントを得て屋号の『不二家』が付けられたのだそうです。

いつも店頭に微笑む『ペコちゅん』、今日は営業休止の店内で泣いていたそうでありますが、いつこのキャラクターが出来たのかは定かではないのだそうで、ただ、張り子の『ペコちゃん』が登場したのは、昭和25年、日劇の『真夏の夜の夢』で、張り子の動物がいっぱい出ているのを見て、「これだ!」ということで作られたそうですから、昭和25年以降ということになるのでしょう。これが昭和35年頃には、プラスチック素材に替わり店頭に置かれるようになったのだそうであります。

キャラクターデザインには、アメリカ、バーズアイフーズのオレンジジュースのキャラクター『MERRY』の漫画を参考にしたといいます。
『ペコ』と『ポコ』は戦前から温めていた名前で、『ペコ』は牛を表す方言「べこ」から、『ポコ』は室町時代の古語や方言で子供を意味する「ぼこ」からきているのだとか。

『ペコちゃん』の涙の原因が牛乳だったというのも、なんだか皮肉なようにも思えます。
その『ペコちゃん』を大きく採用した赤いパッケージ

  ♪ ミルキーはママの味 ♪

懐かしいですよねぇ、小さいとき、普通サイズじゃなくて、ビックサイズのミルキーが、意味もなく欲しくてしょうがなかったことを思い出します。
ミルキーは開発に丸二年、試作と吟味を重ねたうえで出来上がったというとても手のかかったお菓子だったんですよ。名前も当初は『ジョッキー』と付けられたのが、牛乳のイメージを大切にしようと『ミルキー』に変更したといういきさつがあるそうで、これを考えても牛乳は『不二家』の生命線だということがわかるでしょうにね。なんでまた・・・・・


ともかく、『不二家』のイチゴのショートケーキは、我が家のクリスマスケーキの定番でもありましたし、その他のお菓子にもずいぶんお世話になってきました。歴史のある洋菓子店であればこそ、消費者第一主義を思い起こし、もう一度『ペコちゃん』の笑顔を取り戻して欲しいものです。

さて、今日の一枚は、ミルキーのように甘い一枚とも思ったのですが
ミルキーだけに「見るき?」なんちゃって、このアルバムにしてみました。
マーティ・ペイジの人気盤、いわゆる「踊り子」と「お風呂」と呼ばれるうちの「お風呂」であります。

マーティ・ペイジのアレンジが聴き所なんでしょうが、私はやはりアート・ペッパーのソロに耳がいってしまいます。
スイング感が心地よい一枚です。

(すいません、紹介にあまり力が入ってないでしょ・・・・洒落だけで選んだ感はぬぐえません。)

I GET A BOOT OUT OF YOU
1959年6月30日録音
JACK SHELDON, AL PORCINO, CONTE CANDOLI(tp) BOB ENEVOLDSEN, GEORGE ROBERTS(tb) VINCE DEROSA(fhr) ART PEPPER(as) BILL PERKINS(ts) BILL HOOD(bs) RUSS FREEMAN(p) JOE MONDRAGON(b) MEL LEWIS(ds) VICTOR FELDMAN(vib) MATY PAICH(arr)
1.IT DON'T MEAN A THING
2.NO MORE
3.LOVE FOR SALE
4.MOANIN'
5.VIOLETS FOR YOUR FURS
6.WARM VALLEY
7.WHAT AM I HERE FOR ?
8.COTTONTAIL
9.THINGS AIN'T WHAT THEY USED TO BE