JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

私は辛酒

2007年01月14日 | s-u

今日は青空に誘われ、ちょっと山のほうへお出かけをしてきました。

日差しは春のようでしたが、山陰に目を転じれば冬の落とし物、1センチ以上の霜柱が一面をおおっています。
「ふぅ~む、住宅地より一、二度低いのかもしんない」

それでも、小一時間も歩くと汗が出てきます。
冬の落とし物には申し訳ないけれど、上着を一枚脱いで深呼吸
「ふーーーっ」
山道に少しバクバクした心臓の鼓動も、苦しそうなどころか、なんだか嬉しそうな音にも聞こえ、変な充実感さえ湧いてきました。
「やっぱり、人間、自然を感じる時が、一番幸せも感じる時なのかもしれないなぁ」
なんて物思いにふけってみたりして、
「ここで一句・・・・ははははは、そんな才能があれば、今の私は無いか。お腹も空いてきたことだし、帰って昼飯でも食うか」
帰りがけに、息子達が小学校卒業記念のタイル・モニュメントを寄贈した公園に立ち寄ってみました。
「どれどれ」



探してみたものの、息子の作品がどれだかはわかりません。
「なんだよ、あいつも名前ぐらい書いときゃよかったのに」

家に着くと、家人がなんだか熱っぽいとほざいております。
「えっ? ほんじぁ昼飯は?」
「買い物も行ってないから、ちょっと行ってきて」
「・・・・・(なんだよ、腹へってんのに)」
渋々買い物に出かけ、昼食は『特製鍋焼きうどん』を作らされるはめに。

でも、久しぶりに食べた鍋焼きが美味しかったから、ここのところは許してあげましょう。
午後は『甘酒』を作って、家人に振る舞い・・・・私?私は『辛酒』をほんの少し飲んでお昼寝してしまいましたとさ、おしまい。(笑)

さて、今日の一枚はソニー・スティットです。
彼のアルトとテナー「今日のスティットはどっち?」と訊かれても、人それぞれでしょうけど、このテナーはなかなか好きですねぇ。

このブログで紹介しているアルバムを見ると、わかるかとは思いますが、私はオルガンという楽器があまり得意ではありません。ですから、ジャック・マクダフもそう進んで聴くアーティストでもないんです。
それでも、ここでの安定した彼の演奏は、スティットを多いに盛り上げる、いい感じのオルガンだと思っています。
「あれ?これベース・レスなの?」とお気づきの方もいますよね。ベースラインはオルガンのペダルが奏でております。これがけっこう良かったりするんですよねぇ。

ともかく、スティットのテナー・アルバムとしては、渋さが光る良いアルバムだと思います。

STITT MEETS BROTHER JACK / SONNY STITT
1962年2月16日録音
SONNY STITT(ts) JACK McDUFF(org) EDDIE DIEHL(g) ART TAYLOR(ds) RAY BARRETTO(conga)
1.ALL OF ME
2.PAM AIN'T BLUE
3.TIME AFTER TIME
4.RINGIN' IN
5.'NOTHER FU'THER
6.WHEN SUNNY GETS BLUE
7.THIRTY-THREE, NINETY-SIX