おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

タイで思ったこと

2013-02-28 19:05:41 | 旅行

バンコクは大都会でした。
百貨店が立ち並び、
中には高価な商品が並べられ、
たくさんの外国人がそれを買い求めています。

チェンマイは、もっと外国人率が高そうでした。 
豊かな外国人がタイに来て外資を落としていく。
そんな社会経済の構図が見えた気がします。

T先生に、
「タイは、きっと外国人が落としていくお金で、
財政が成り立っている国なんですね。」 
と言うと、 

「そうなんです。
福祉もそうなんです。」

「上流階級の人のための福祉サービスを提供しているのですか?」 
そう聞くと、
「いや、貧しい人たちをヘルプしているのです。
海外のNPO法人や宣教団体が。」

どういうことなのかよく聞いてみると、

タイの貧富の差は本当に激しく、
貧しい人はとことん貧しい。
欧米や韓国の宣教師たちは、
そんな現状を見て、喜んで彼らを助けようとする。 
やりがいもあるしアピール性もある。

ところがそれをすればするほど、
タイの政府も教会も、海外からの援助に甘えて
貧しい人々に対して何もしようとしなくなる。

「自分たちで自分たちの問題を解決しようとしないのです。」

そうT先生は嘆いていました。 
 

翻って、私たちの台湾での宣教を考えてみました。
台湾の私たちの宣教団体では、
今、さかんに「ナショナライズ」が言われています。
外国人である私たちが主導権を握るのではなく、
台湾の教会にバトンタッチしていく、
そんなあり方を目指しているのです。

大事なことです。

彼らの責任と誇りを尊重する私たちでありたいと
強く思わされたことでした。
  


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Thai Food | トップ | 娘の卒業 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事