おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

沖縄で

2020-02-16 22:42:00 | 時事問題
沖縄滞在の最終日に、
なんと『裸足で逃げる』の著者
上間陽子さんに会えたのです!
今回の沖縄セミナーの参加者で、
上間先生に面識のある方がいらっしゃって、
取り次ぎましょうかとおしゃってくださったのです。
お忙しい先生ですから、
無理だと思ったのですが、
なんと道が開かれた!

1時間ぐらいの短い時間でしたが、
先生から沖縄の貧困の現状。
特にシングルマザーになる少女たち現実を
いろいろとお伺いできて、
非常に有意義な時間でした。

驚いたことを一つだけ紹介。
私が「望まない妊娠をした少女たち」
というような言い方をしたら、
先生は、その言い方には違和感を覚えると
言われるのです。

沖縄の少女たちは、
結婚していようといまいと、
相手がキャバクラで知り合った
行きずりの人であろうと、
妊娠したら、
子どもを産み、
自分で育てようとするのだと。

そして子どもを産んだ瞬間は、
その短い人生の中で、
一番の幸せを感じる時なのだというのです。

なぜか。
もちろん沖縄の女性たちの母性本能が
そうさせているのもあるでしょうが、
それだけじゃない。
元母と再びつながるチャンスだからだというのです。
そのような少女たちはたいてい、
元母との関係が非常に希薄だったり、
虐待を受けて育ったりしている。
でも、子を産むことによって、
彼女たちはその母親ともう一度繋がれることを
期待するのだというのです。

そして、そのようなケースは実際にある。
でも、それは恵まれた一部の少女たち…。
多くの少女は、
夫が離れて行ったり、
DVが始まったり、
母親にも見捨てられ、
辛い状況に追い込まれて行く。

それでも、何だか私には光だったのです。
彼女たちが子どもを産み、
自分で育てたいと思っているという事実に、
子どもを産んだ瞬間が一番幸せだという事実に、
感動したのです。

それなら彼女たちをサポートしたらいい。
彼女たちと彼女を取り囲む家族と赤ちゃんを
まわりの人たちがサポートしたらいい。
本人が産む気と育てる気を持っているなら、
何とかなる。

沖縄の教会、がんばれーっ!
少女たちに寄り添ってほしい。
沖縄の行政もがんばれ。
聞けば貧困対策の予算がたくさんあるのに、
使われていない現実があるらしい。
それは怠惰でしょう。
教会は地域住民と一緒に、
行政に対してもアクションを起こしてほしい!

沖縄の人間じゃないけど、
何だか他人事でなく、
興奮しながら話しを聞いてしまいました。

感謝主!
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