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A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

バウハウス・デッサウ展@東京藝術大学大学美術館

2008年05月11日 01時07分41秒 | アート!アート!アート!
話題のバウハウス・デッサウ展を観に上野の東京藝術大学へ行ってきた。チケットがMySpaceの懸賞で当たったのである。そうじゃなくても行きたかった展覧会なのでラッキーだった。
バウハウスは1919~33年に亘ってドイツで展開されたモダンデザイン工房で、アート、工芸品から日用品、建築に至るまで数々のデザインを創造してきた。基本的には研究・教育機関で、今回の展示でも学生たちの演習作品が多かったのが印象的だった。また、クレーやカンディンスキーといった現代美術の著名人が講師を務めていたのも面白い。丁度音楽学校でメシアンやシュトックハウゼン、山下洋輔等が教鞭を取るのと一緒だ。
バウハウスはその歴史の中でヴァイマール→デッサウ→ベルリンと3回移転している。今回はその内デッサウ期1925~32年を中心に作品が展示されている。
そのデザインは近代的な工業生産に適したものが多く、今で言えばポストモダンという感じだろうか。椅子や照明器具など家具のデザインは如何にもドイツらしい機能主義で出来ている。当時の学長の部屋を再現した部屋があったが、殺風景で冷徹な印象を受けた。しかしデザイン的には今日に通じる部分も多く興味深く観覧した。
バウハウスといえば80年代のゴシックパンクバンドを思い出す。先日再結成してアルバムを発表した。近代的でロシア構成主義にも通じるハウハウスのある種アヴァンギャルドな信念はピーター・マーフィー(バウハウスのリーダー)にも受け継がれているようだ。
バウハウス・デッサウ展 HP

バウハウス
家にもあるぞ
あのヤカン

バウハウスの映像作品。ちょっと間抜けで笑える。




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GIRLY ELECTRO決定盤~MEG「HEART」

2008年05月09日 23時37分02秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
"電気仕掛けのラヴリー・ドール"MEGの3rdシングルがリリースされた。今回もジャケがヤバい。エロカワじゃないけど萌え系のセクシーさ全開だ。
今回もcapsuleの中田ヤスタカ氏の作曲&プロデュース。中田氏はPerfumeの大ヒットで今や時の人である。Perfumeがこれだけ受けてテクノ・リバイバル現象を巻き起こす中、MEGちゃんももっとメジャーになってもいいのではないか、と思うが、あくまで健全なイメージのPerfumeに比べ、男性の劣情を刺激する隠微な色気を発散するMEGちゃんはちょっとマニアック過ぎるのかもしれない。曲調だけ聴くとPerfumeと全く変わらないのだが、甘えるようなヴォーカルは好き嫌いの分かれるところだろう。私はMEGちゃんの方が圧倒的に好きだが(マイナー好きな私ですもの)。元ジュディマリのYUKIにルックスやイメージが似ていることでもちょっと損をしているのかも。
女性ファンをターゲットにしているようだが、純情な男子を狙った方がいいのではなかろうか。

反則だ
お尻に喰い込む
ガーターベルト

PVのエプロン姿もそそる。



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昭和ガレージ・マニア必聴!~キノコホテル「真っ赤なゼリー」

2008年05月09日 00時23分17秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
2月頃、Inter FMの朝の番組「Good Morning Garage」(時々マニアックな音源を流す変な番組)でかかった女性ヴォーカル&ファズ・ギターのイカしたナンバー。バンド名はキノコホテル。聞いたことのないバンドだが、ガールズ・ガレージとしてはかなり完成度が高く一発でぶっ飛んでしまった。
ネットで調べるとサイトを発見、でも自主制作のデビュー・シングル「真っ赤なゼリー」は品切れ中だった。
以来キノコホテルの名前は私の頭の中に響き続けた。昨年結成されたばかりの新しいバンドでオルガン入りの4人組。"ホテル"にちなんでメンバーを"従業員"と称し、役職を"支配人""経理""秘書""広報"とする凝り方だ。"シャルロット御前崎"などメンバー名もイカレてる。UFO CLUBやJAM、Red Clothなどで活動。このシングルはゆら帝のエンジニア中村宗一郎氏が手掛けたというから只者じゃないのがわかる。
その「真っ赤なゼリー」が再発されて現在Disk Unionで500円で手に入る。ジャケット・デザインも秀逸だ。キャッチ・コピーは"琴線にからみつく艶かしい声!サイケなオルガン!宇宙のFUZZ!恋のビート!"。ヴォーカルが昭和歌謡していて黛ジュンや奥村チヨなど女性ひとりGSを髣髴させる。2曲目の「静かな森で~キノコホテル唱歌~」は妖しい雰囲気のガレージ歌謡でこれまた良い。"行きは良い良い、帰りは怖い たどり着けばまたキノコホテル"。
日本のガールズ・ガレージ・シーンにまたひとつ愛すべきバンドが生まれた。HPの拘りも徹底しているので是非見てみて。
キノコホテル HP

ラリパッパ
キノコのホテルで
ゴーゴーダンス

サザナミレーベルから5/21にリリースされるガールズコンピCDにも参加。
映像を観るとかなりの実力派であることが判る。カラータイツ&ブーツに萌えっ!



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ゴールデンウィークのCD買い物日記

2008年05月07日 23時53分11秒 | 妄想狂の独り言
中原昌也氏の日記に倣って、GW中に買ったCDのリストを記しておく。
4月28日
渋谷タワーレコードにてedition Omega Point 日本の電子音楽シリーズ:湯浅譲二・秋山邦晴「ひとみ座人形劇の音楽」、湯浅譲二「舞踏劇のための音楽」、一柳慧「ミュージック・フォー・ティンゲリー」、秋山邦晴「秘蔵テープ作品集1」、湯浅譲二「実験映画のための音楽」、一柳慧「エレクトロニック・フィールド」。ダブルポイント。ポイントで山下洋輔トリオ「木喰」紙ジャケ再発。
4月29日
吉祥寺Disk Unionにて湯浅譲二「葵の上」。前日タワレコで品切れしていた。amazonからRobyn Hitchcock「Ole! Tarantula」届く。
5月3日
Yahooオークションで池田亮司、Daniel Mensch他参加の2CDコンピ「PUT PUT PITA」落札。
5月4日
吉祥寺タワーレコードでSCANDALのタワレコ限定CD+DVD第3弾「カゲロウ」。500円なので2枚買う。吉祥寺Unionでキノコホテル「真っ赤なゼリー」CDS、中古でChe-Shizu「A Journy」。100円値引きの上にクーポンで200円ディスカウント。
5月6日
渋谷タワーレコード、ダブルポイント最終日。中原昌也サイン会場でSold OutのはずのHair Stylistics「AM5:00+」が売っており迷わず購入。山下洋輔トリオ「ミナのセカンド・テーマ」、佐藤允彦+山下洋輔「ピアノ・デュオ(偶話)」紙ジャケ。

CDを
山ほど買って
聴き切れず

当分これで十分と思ってもまた買ってしまうのだろう。病気のようなものだ。

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中原昌也x湯浅学トーク&サイン会@渋谷タワーレコード 2008.5.6(tue)

2008年05月06日 23時02分06秒 | 書物について
「中原昌也 作業日誌 2004→2007」発売記念イベント。実は「スタジオボイス」連載<月刊 中原昌也>の公開インタビュー。中原氏と音楽評論家の湯浅学氏の対談。渋谷タワレコ7Fタワーブックスに100人近い観客が集まった。
「スタジオボイス」誌では今まで中原氏が音楽ライターに会う企画や各界の社長に会う企画を行なっている。
中原氏はボロボロのフレアジーンズに青地にオレンジのラインが3本入ったジャージ姿。昔見た時よりも痩せて精悍な顔つきになっている。
湯浅氏も相当の音楽&雑学マニアで中原氏とは旧知の間柄。話は本やCDのことを超えていろんなところへ飛ぶ。
毎月CDをリリースするMonthly Hair Stylisticsの企画は、文章を書くのが嫌だから毎月音楽を作ることでステップアップを図ろうと中原氏のアイデアで始まったという。録って出しによる新鮮さを大切にしたいという。といいながらもう第4弾まで出来ていると。強烈なリリースラッシュで知られるMerzbowに影響も大きいようだ。
湯浅氏も湯浅湾というバンドで活動しているので、音楽の制作にも話が及ぶ。中原氏は5歳までエレクトーンを習っていたそうだが、その後はエレクトーンでノイズを出すことに興味が移り、演奏法を忘れてしまったそうだ。その後ギターにも挑戦するが未だにコードが判らないという。またギターの良い音悪い音が判らない。
音楽は機材運びからすべて自分一人で行なう。一生自分の奴隷だ、という言葉が印象的だった。人を使うことが出来ないのだという。今は一人暮らしのマンションで音作りを行なっているが、周囲に気を使って思い切り轟音を出せないのが悩みの種。昔実家にいた頃は犬が鳴いても姉にはうるさい!と怒鳴り込まれても平気で自室で絶叫していたので、暴力温泉芸者時代の方が音が良かったと湯浅氏。最近中原氏の部屋の外に"騒音注意"の張り紙が貼られたそうだ。
最近ジム・オルークとSuicide 10ccというバンドを結成したのだが飲み会ばかりで練習してない。中原氏はスラッシュ・メタルをやりたいのだが、なかなかジムに言い出せない。音楽的なバンドにしたいらしい。
Hair Stylisticsで目標とするサウンドは何も作為のない音、鳴っているけど鳴っていないような音。
「作業日誌」については、日記をつけるようになって明るくなったという。自らの活動史を記す充実感。曽我部恵一氏も読んでいたよと湯浅氏。 
他にも猫アレルギーの話、中原氏が小学校の頃スキーの達人だった話、DVD「TVパーティー」の話、ツェッペリンやビートルズの話(中原氏はオノ・ヨーコの作品はすべて持っているのだがビートルズは一枚も持っていないそうだ)、クラス会の話、葬式の音楽の話、音楽ライター論など興味の尽きない1時間強のトークだった。
Monthly Hair Stylisticsではそれを音源にした3分間の動画を募集するそうだ。
その後50人くらいに名前入りのサインをする中原氏の飾らない正直な生き様を感じられるイベントだった。

日記付け
癒されるのは
私も同じ

GW最後に相応しい肩肘の張らない楽しいイベントだった。終わってからタワレコでヘアスタの持っていなかった2枚組CD、山下洋輔&佐藤允彦デュオCDを買った。
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山下洋輔ニュー・カルテット@新宿ピットイン 2008.5.5(mon)

2008年05月06日 01時34分35秒 | 素晴らしき変態音楽
灰野さんのライヴで知り合った大学生の青年がセシル・テイラーを好きだというので、それじゃ山下洋輔も好きでしょ、と訊いたところ、洋輔さんはテレビに出たりしているのでメジャーなジャズマンだと思っていたという。最近はともかく6~70年代の山下洋輔トリオは凄いフリージャズだから是非聴くように勧めておいた。
確かに年を経てかつてのフリージャズの闘士というイメージから遠ざかっている紫綬褒章受章の文化人だから、かつて"日本のセシル・テイラー"と呼ばれていたことなど信じられないかもしれない。しかし現在の活動を追ってみれば、決してメジャーに魂を売ったり転身した訳ではなくかつての反骨精神が幅を広げた結果だ、ということが判る筈だ。
今回は古巣のピットイン(10年くらい前にエヴァン・パーカーを観て以来久々)で、平均年齢25歳のメンバーからなるニュー・カルテットに、ゲストでフルート奏者のMiyaさんが参加してのライヴだった。Miyaさんは洋輔さんがMCで「宝塚星組出身の」と冗談を言うくらい長身で美人のお嬢さんだ。イギリス人とのハーフとのこと。それでいて超絶テクニックのフルートを聴かせるから凄い。Miyaさんの2ndアルバム「Miya's Book; Music For Seven Days」に洋輔さんが参加している縁での共演だ。
まずはデュエットで一曲「対話」。この曲からしてモードから逸脱していく洋輔流のプレイが炸裂する。そしてカルテットのメンバーが登場。柳原旭(el-b)、小笠原拓海(ds)、米田裕也(as)。今年で3年目になるそうだ。第1部はMiyaさんの曲を演奏。女性らしい繊細なメロディーの曲が多いが。演奏するのは洋輔カルテット、ただ美しいだけじゃすまない。特にdsのアタックの強いプレイが印象的。最後の「祭り」という曲ではMiyaさんが洋輔さんを意識したという"爆発セッション"もあり強烈なプレイを展開。
第2部はMiyaさんも加えて洋輔さんの曲とカヴァー曲を。流石に洋輔さんが鍛えただけあってカルテットの演奏は鉄壁だ。ニューヨーク・トリオの曲もあの円熟味がこのカルテットでやると溌剌とした活きの良さが光る。Jive風の曲もやんちゃに遊びまくる。最後はお馴染み「クルディッシュ・ダンス」で再び爆発。一番弾けているのがメンバーのお父さんの世代の洋輔さんというのも凄い。アンコールにスタンダードを一曲演奏して2時間のライヴは終了。
ホールも良いが洋輔さんのよりパーソナルな面を体験するにはライヴハウスが良い。
Miya HP

ジャズ闘士
枯れることなど
ありゃしない

現在3作出ている初期のアルバムの紙ジャケ再発は日本のジャズを知るためには必聴である。
映像は2年前のニュー・カルテット。



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"SMELL OF FEMALE"@幡ヶ谷 Heavy Sick 2008.5.4(sun)

2008年05月05日 02時47分31秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
久々にガールズガレージバンドのイベントだ。イベントタイトルが"SMELL OF FEMALE"。Club Heavy Sickの13周年記念イベントの最終日らしい。このライヴハウスには以前ロマーンズを観に行ったことがあるがかなり狭いハコである。でもバースペースが別になっており疲れたらそっちで寛げるようになっている。
出演バンドは出演順にThe Feminine, the shanghai bay-bees (from愛知), The Fly & Miss. Tarantula (from静岡), Thee Bat, The Go-Devils (from大阪)の5バンド。Go-Devils以外は未知のバンドである。
最近再びガールズバンドの活動が活発である。先日の"NAONのYAON"でもそれは証明された。ただしここでは20代中心の若いバンドに注目したい。テクニックは荒削りで拙いが音楽(Rock)に対する熱意と憧れだけは誰にも負けない。そんな女の子たちがバンドを組んで小さなライヴハウスで活動しているのだ。特にパンク/ガレージ系のバンドは横の繋がりも深く女性バンドだけのイベントもよく行なわれている。
今回のバンドはまだまだ素人に毛が生えたようなものが大半だったが、そういう未完成なところにB級好きの私は限りない愛着を感じる。
面白かったバンドはThe Fly & Miss. Tarantula。正確には女性バンドではなく、蝿の仮面をつけた男性の一人バンド(足でドラムを叩きながらギターを弾き歌う)にダンサーとして女性が登場、ストリップまがいの踊りを披露する。
そして私がこよなく愛するGo-Devils。もう結成15年になるのに演奏力は全く向上していない。セクシーな衣装で60'sサイケのカヴァーを披露する。今回は全員カラータイツで萌えてしまった。特にbのアンジーには密かな想いを寄せている。今回はトリでアンコールを2度もしてくれて嬉しかった。
終演後バースペースでsixのchelioに会った。sixからgのlolaが脱退してしまったのだ。現在g募集中とのことだが長い目で見て欲しいとのこと。我と思う方はsixのHPから応募して下さい。→six HP
物販でGo-DevilsのTシャツを買う。彼らは今日車で12時間かけて上京したそうで、明日には帰ってしまうとのこと。GW返上でこのイベントに参加した訳だ。
とにかくどのバンドもプロになるとかCDを出すとかよりも、今この時間を楽しみたいという気持ちでやっている。なんて儚く愛おしいことか。
The Go-Devils HP

音楽は
情熱一発
ぶちかませ

今回はThe Fly & Miss. TaranturaとGo-Devilsの映像をお見せします。





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灰野敬二(哀秘謡)@高円寺 Showbaot 2008.5.3(sat)

2008年05月04日 03時36分48秒 | 灰野敬二さんのこと
灰野3夜連続ライヴの締め"生誕記念ライヴ"。灰野さんの誕生日は憲法記念日なのだ。
例年ソロでライヴを行なってきたが今年はスペシャル企画。バンド哀秘謡の復活である。メンバーはbにオリジナル哀秘謡のメンバーでもあるみみのことの川口雅巳氏、dsにユリシーズのkiyasu君(あえて君付けで呼びたい)のトリオ。2部構成で前半が哀秘謡、後半がソロ。
完全主義者の灰野さんが自己のバンドを作るのだからそのプレッシャーと練習量は半端なものではなかっただろう。
1.Albert King「Born Under The Bad Sign」2.Steppen Wolf「Born To Be Wild」3.童謡「青い目の人形」4.天知茂「昭和ブルース」5.The Doors「Break On Through」6.The Rolling Stones「Paint It Black」。すべて日本語ヴォーカルである。原曲の面影は全くない。リズム隊が柔軟で骨太のヘヴィーなビートを叩き出す。 灰野さんはその上で激しいリズムを刻んだりまったりしたサイケなメロディーを弾いたり、かなり自由でありながら、バンドとしての一体感を持った演奏を繰り広げる。
灰野さんがkiyasu君に向かって「演奏していない!」と声を荒げる場面もあったが、昔はドラムに蹴りを入れていたという灰野さん、丸くなったのか、今回の演奏に結構満足していたのか。いづれにせよ灰野さんをバンドで観られるのは最高の気分だ。
後半のソロはエアシンセとハーディーガーディーを演奏。哀秘謡の復活に興奮していた私にとってはいつもの灰野さんという感じで及第点。アンコールでは再び哀秘謡で一曲やってくれた。
哀秘謡で2時間もやったので、合計3時間を超えるライヴ。演奏が終わったのは11:30PMを超えていた。
終演後、こちらも恒例の誕生パーティーを兼ねた打ち上げ。時間が遅かったのでスタッフ中心にショートケーキとチョコレートケーキで灰野さん56歳の誕生日をお祝いした。いつも来る外人客からキャプテン・ビーフハートの20枚組ブートCDをプレゼントされて狂喜していた灰野さんであった。
ちなみに川口氏もこの私のブログをチェックしているということが判明した。

誕生日
新生バンドの
お祝いだ

怒濤の3連チャンお疲れさまでした。私はまだ続きますが。。。



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ヒカシュー+灰野敬二@渋谷 Club Quattro 2008.5.2(fri)

2008年05月03日 00時50分00秒 | 灰野敬二さんのこと
今年結成30年を迎えるヒカシューがニューアルバム「生きること」をリリース、大阪・東京でライヴを行なった。Special Guestは大阪はJOJO広重さん、東京は灰野さん。灰野さんは"灰野敬二 Experimental Mixture"とクレジットされている。DJをやるんだな、とピンときた。
渋谷クアトロは改装のため5/31で営業終了。これが見納めかと思うと感慨深い。8月には新装オープンするそうだが。
私はヒカシューの初期のアルバムは持っているがライヴを観るのはこれが初めて。見終わって予想通りの雰囲気のライヴだったな、と納得した。
今回初めてクアトロのカウンターに座ることが出来た。というのかお客が余り入っていない。6割くらいの入りだったのでは。ヒカシューも30年の間に15枚以上のアルバムを出してコンスタントに活動してきた割にはもう過去のバンドと捉えられがちだ。いつまでも付きまとう"テクノ"の呪縛から解放されていない。最近もPerfumeの活躍でテクノの元祖としてワイドショーなどでちょっとした脚光を浴びてしまった。テクノ脱皮以降もロックに演劇や民俗音楽、テレミンなどを取り入れてユニークな活動をしているのに勿体ないことだ。
開演時間丁度に灰野さんのパフォーマンスがスタート。予想通りCDプレイヤーを4台並べてのDJを聴かせる。唱名、鐘の音、電子音、クラシック、モンドミュージック、叫び声、ジャズ、民俗音楽などをランダムにミックスしていく。灰野さんにしては音楽的な演奏(?)だ。15分ほどしたところで「ようこそ」とMCが入りヒカシューのメンバーが登場。灰野さんはそのままDJとしてヒカシューと共演する。これは予想外、驚いた。でも今まで巻上公一さんやkbdの清水一登氏とは共演歴があるから、そんなに突飛なことでもないのかもしれない。しかし既成のバンドに灰野さんがゲストとしてステージ全編共演するのは珍しい。
ヒカシュー独特の異形のアヴァンロックに即興を加えてステージは進行する。テレミンやコルネット、むっくりを使った巻上さんの動きと表情がユーモラスで目が離せない。灰野さんも絶妙のタイミングで民俗楽器のフレーズやノイズを挿入する。
アンコールでは初期の曲「パイク」と「ぷよぷよ」をやってくれて大いに盛り上がった。
灰野さん参加のサプライズで楽しい夜を過ごした。

ヒカシューの
無類の明るさ
日本一

大阪ではJOJOさんと共演したのだろうか?



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灰野敬二+ドラびでお@秋葉原CLUB GOODMAN 2008.5.1(thu)

2008年05月02日 01時56分43秒 | 灰野敬二さんのこと
2ヶ月の休暇を終え再び活動を始めた灰野さん、怒濤の3連チャンの1日目は秋葉原で"ドラびでお presents ZNDKBGBAKCHDM (スンドコボコバキチュドン)vol.1"というイベントに出演。対バンはtanta(色んなバンドの寄せ集めの叙情派インプロ、g,b,ds,sax,vlnの5人組)、山川冬樹&HIKO(GAUZE)(vo&electronicsとdsのハードコアノイズデュオ。山川氏はマゾンナのよう。)、HUN UN HUM(g.b.ds.sax.kbd.percの6人組変態ジャズロック。)さすがにどのバンドも曲間なしで3~40分の演奏、というのはスタンディングではきつい。次回は椅子を用意してもらいたいものだ。
私は1番目の入場で、最初のうちは観客が少なく閑散としていたのが、HUN UN HUMの頃にはいつのまにか満員になっていた。高円寺や下北沢とは何か客層が違う。妙に若くて賑やかなのだ。アキバという土地柄なのか?
ドラびでおというのはドラマーの一楽儀光氏のひとりユニットで"ドラムによるVJ"というもの。ドラムを叩くとそれに反応してビデオが倍速や逆回転で再生され、スクリーンに投影されるという仕組みらしい。今日は灰野さんのライヴビデオが素材だった。自分の映像をバックに演奏するというのも妙な心地がするものだが、灰野さんは「サウンドチェックの時はビデオを観てたけど、本番は一楽君を信頼しているから全く観なかった」という。ほぼSGの轟音演奏、ちょっとエアシンセも使って30分。密度の濃いパフォーマンスだった。「小さな声で歌ったでしょ。大きな声はどんなコンディションでも出せるけど、小さな声は本当に気持ち良くノっている時しか出来ない」とも。灰野さん本人も久々のライヴで燃えていたようだ。
休暇の間はドライフルーツばっかり食べていたそう。「僕は血が薄いんだと思う。だから足が吊ったりしたんだ。血を濃くすることに専念して少し太っちゃったよ」と言っていた。相変わらずスリムでカッコいいんだけどな。
ドラびでおインタビュー

自らの
姿をバックに
演奏す

明日はクアトロでヒカシューのオープニングアクトだ。



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