A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【地下音楽入門】第3回:ガセネタ〜地下音楽の荒野の混沌と狂躁と饒舌

2017年02月26日 00時15分15秒 | 素晴らしき変態音楽


故・間章氏が晩年に「このバンドの為なら何でもする」と語ったバンド「ガセネタ」は、吉祥寺マイナーを中心とする東京地下音楽シーンの初期に2年間活動した後解散した。レコード等の音源リリースもなく、そのまま忘却の彼方に葬り去られていたかもしれない。その存在を世の中に蘇らせたのは、1992年に元メンバーであり当時フランス留学中だった大里俊晴が著した小説『ガセネタの荒野』であった。ガセネタの結成から解散までのあらましを当時の様々な人間模様と数々のアクシデントを交えて語る自伝的ストーリーは、暴露的な内容も多々含まれ、地下音楽に興味を持つ一般読者のみならず、登場人物のモデルとして実名で登場する関係者の間に衝撃と波紋を齎した。

自著『地下音楽への招待』で同じかそれ以上の波紋を巻き起こした当事者が言うのも烏滸がましい気がするが、『ガセネタの荒野』が火をつけたお陰で、ガセネタの初CD『SOONER OR LATER』が1993年にリリースされる結果になったのだから、雨降って地固まる/ 諍い果てての契り/ 災い転じて福となす/ 怪我の功名 /人生万事塞翁が馬といった諺が地下音楽界でも有効なことの証である。



その18年後の2011年には『ガセネタの荒野』の復刊に併せて10枚組BOX『ちらかしっぱなし-ガセネタ in the BOX』がリリースされた。「雨上がりのバラード」26テイク、「父ちゃんのポーが聞こえる」27テイク、「宇宙人の春」17テイク、「社会復帰」11テイク、プラスその他11テイク、以上670分92テイク収録という過剰というしか無い膨大な音源は、過剰さを加速させる演奏に相応しいヴォリュームであった。更に追い討ちをかけるようにベスト盤『グレイティストヒッツ』もリリースされた。



そして2017年2月『Dokkiri! Japanese Indiews Music, 1976-1989 A History and Guide』の著者であるKato David Hopkinsによる『ガセネタの荒野』の英語版の出版に併せて7inchシングル『ガセネタ』がリリースされた。収録されたテイクは1978年春明治大学での録音。既発音源と思われるが、アナログの太い低音により迫真性を高めたサウンドは、ガセネタの過剰な音楽を更に濃厚にコンデンスしている。



ガセネタの音楽は”パンクよりも自由な世界へ”というキャッチコピーがそのまま当て嵌まる。「不失者」「ノイズ」「光束夜」など同時代の地下音楽バンドに比べてひと際性急なスピード感は所謂<パンク>に通じるが、凡百のパンクスを蹴散らす過剰な音数は、全く異なる次元を目指している。当時吉祥寺マイナーで企画されたコンサート「うごめく・気配・きず」の”東京のパンクロックはその99%がニセ物だ”というマニフェストを最も饒舌に体現するのがガセネタの音楽と言えるだろう。これまでのリリースのすべてが『ガセネタの荒野』という1冊の書籍が”仕掛けた”復活劇だという事実も興味深い。山崎春美が「言葉の人」だからという訳でもなかろうが。



Profile
ガセネタ:
山崎春美(vo)
大里俊晴(b)
浜野純(g) ※元連続射殺魔、後に灰野敬二の不失者に参加
村田龍美(ds)
高野(ds)
乾純(ds) ※後にザ・スターリンに参加
佐藤隆史(ds) ※吉祥寺「マイナー」店長、ピナコテカ・レコードを設立

1977年、大阪から上京した山崎春美、連続射殺魔の浜野純、大里俊晴が、園田佐登志が主宰する明治大学の現代音楽ゼミで知り合い、自称「ハードロック」バンドとして結成する。時期や参加メンバーによって「こたつで吠えろ」「て」「ガセネタ」など名前を変えながら「吉祥寺マイナー」や大学学園祭などで活動。1979年4月解散。
2015年11月17日(火)東京都 新宿LOFT「SHINDACO~死んだ子の齢だけは数えておかねばならない」にてガセネタとして復活。その時のメンバーは山崎春美(Vo)、成田宗弘(G)、松村正人(B)、乾純(Dr)。

Live Imformation
2017年3月7日(火) 新宿ロフト
ガセネタだけGIG 「ガセネタ」(他なし)
OPEN 19:00 / START 20:00
ADV¥2500 / DOOR¥3000
ガセネタ:山崎春美(Vo) / 成田宗弘(G) / 田畑満(B) / 乾純(Dr)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

混沌から不死への極寒の行軍〜NECRONOMIDOL(ネクロ魔)新作『DEATHLESS』曲解分析

2017年02月23日 02時55分17秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


『DEATHLESS』とは「不死の、不滅の、永遠の」という意味。背景にはネクロ魔を運営してきて何度か「殺そう」と思ったというプロデューサー、リッキー・ウィルソンの証言がある。メンバーチェンジが続き、メンバーにとっても不安な気持ちがあっただろう。しかし熟考の結果「殺すわけにはいかない」との結論に至り「ネクロノマイドルは永遠に不滅です」という宣言を高らかに鼓舞するのがこのアルバム『DEATHLESS』である。朽ちかけた寺院の階段を上がったところが不死への入口。とは言っても光の射さない祠の道が導く先は不老不死の桃源郷ではない。舌舐めずりをして待ち受けているのは五体の暗黒少女の屍体ならぬ姿態であった。



暗黒系アイドルユニットNECRONOMIDOLを産み落したのはリッキー・ウィルソンというひとりの男の頭脳だが、彼の狂信的な妄想が、即座に理想に転じた訳ではない。日本のホラー映画の世界観をヘヴィメタルの亜流的解釈で描き出すアイデアは、アイドルを目指すのが心の無い人形かアンドロイドであれば現実のものとなったかもしれない。彼の誤算はひとりひとり感情を持ち個性を持ったヒューマンビーイング、即ち生身の人間を何人も集めてしまったことである。自分の手足ですら思うように操れない人間の能力の限界を最初から思い知らされることとなった。恰も八甲田山の死の行軍のように、ひとりまたひとりと脱落して行く屍体を振り払いながら歩み続けた3年間は、嬉しいことも悲しいことも悔しいことも数え切れずあっただろう。それにも拘らず今も諦めることなく不死の姿態を手に入れようと進み続けるのは何故か?その答えがここにある。


NECRONOMIDOL、本日発売2ndアルバムに過去のワンマン映像

1 END OF DAYS(日々の終焉)
  作曲 Kei Toriki
  作詞 NECRONOMIDOL
オープニングからいきなり「終わり」の歌とは物騒極まりない。ステージでは五つの姿態がお互いを抱き合い重なり合いひとつの塊に変貌する振り付けが幻想的なナンバーだが、CDで聴くと重厚なギターと連打されるバスドラの音圧に圧倒される。音の波間に浮き上がるクリアなヴォーカルがイマジネーションを刺激する。複数のサウンドのレイヤーが暗黒系の名に恥じない密室感を醸し出す。

2 4.7L
  作曲、編曲 OKAYAN
  作詞 NECRONOMIDOL
タイトルの意味は明らかにされていない(他の曲も同様)が、ドゥーミーなコーラスにダンスビートが絡み地下の住人のディスコテークが開幕し、ファルセットヴォイスの「深夜だけのリズムで遊ぼう」との誘いに不器用なダンスを踊るうちに、気がつくと首筋に噛み付かれて命が闇夜に真っ赤に溢れ出し、暗黒少女の愛情表現に恍惚の死を遂げる。

3 SKULLS IN THE STARS(星々の中の髑髏)
  作曲 DAN TERMINUS
  作詞 NECRONOMIDOL
2015年の3rdシングルのリードトラックを新編成メンバーで再録。メタル/ドゥーム色が薄く軽快なビートに貫かれた作風はネクロ魔ナンバーでも1,2を争うメジャー感がある。とは言っても全国興行収益No.1ではなく、ミニシアター系人気投票No.1という意味でのポピュラリティである。星空を切り裂いて冥界への旅を誘うこの曲も終末の予感が濃厚である。

4 KERES THANATOIO
  作曲 岩永梓 (Karma Score)
  作詞 NECRONOMIDOL
再びメタリックなギターとツーバスドラムが炸裂。低音域のコーラスが「DEATH IS CALLING(死が呼んでいる)」と不吉に繰り返す中で、偏執狂の愛の言葉が歌われる。凱旋曲風のサビの「今夜聞かせて悲痛な叫び」とは死ぬ気で愛したい少女自身の心の断腸の叫びに通じる。終始鳴り響くハードコアなサウンドが純真な乙女の闇の世界を煽動するのだろう。ちなみに筆者の一番のお気に入りである。

5 重慶REDLINE
  作曲 ハシダカズマ(箱庭の室内楽)
  作詞 NECRONOMIDOL
打って変わってテクノビートが突進するダンスナンバー。聴き手が踊るだけでなく、演じ手(ネクロ魔)の腰振りダンスに注目したい。「重慶REDLINE」とは中国現代美術の企画展のタイトルとも考えられるが、英語まじりの散文詩的な歌詞から想像するに、死の迷路を走る鉄道の旅を歌った曲のようにも思える。

6 HEXENNACHT(魔女の夜)
  作曲 福山タク (摩天楼レコードTOKYO)
  作詞 NECRONOMIDOL
先日の暗黒教団(ファンクラブ)限定ライヴで今泉怜のピアノの伴奏だけで歌われた暗黒フォークソング。時計の秒針の音、心臓の鼓動のようなリズム、悪魔の足踏みオルガン。ヴァルプルギスの夜に異境の死者の血の味を求めて集まる邪神の鎮魂歌。「短い命の行き止まり」と言う通り、生者の間を歩き回る死者と無秩序な魂は闇の彼方に追い払われる。

7 NEPENTHE
  作曲 ハシダカズマ(箱庭の室内楽)
  作詞 NECRONOMIDOL
NEPENTHE(ネーペンテース)とは悲しみや苦痛を忘れさせると古代ギリシア人が考えた薬のこと。エイトビートのマイナー歌謡ロックの歌メロには、悲しみを忘れるどころか毎晩孤独の苦痛を味わって夜を呪う人間の性(さが)から抜け出せない奈落が描かれている。都会の夜は起源の夜であり最後の夜だという。「東京」という固有名詞に一瞬ドキッとする。

8 ITHAQUA(イタクァ またはイトハカ)
  作曲 岩永梓 (Karma Score)
  作詞 NECRONOMIDOL
NECRONOMIDOLの起源でもあるクトゥルフ神話の神の名前が冠されたアルバムのリードトラック。スピードメタルサウンドに美しくも刹那的なコーラスハーモニーが疾走する。高度なハーモニーはアイドルの領域を飛び越えて、実験演劇や現代合唱曲の範疇に侵入する。中間部のアカペラシンガロングの異教の旋律は、生命を賛美する一致団結では無く、宗教的な高揚感を煽って真冬の絶対零度の指先に薄明の火を灯す奇跡を呼び起こす。死の淵から蘇った『DEATHLESS』の生命力は、賛美しなくても自らメラメラ燃え(萌え)上がる。それ故、極寒の深雪の中で素肌を晒した薄い衣装で敢行したPV撮影から誰ひとりとして遭難することなく無事帰還できたのだろう。

NECRONOMIDOL - ITHAQUA


極寒の行軍から帰還した彼女たちは、このアルバムで何度も歌われる「終焉の予感」を乗り越えて、不死の魂と姿態を手に入れることが出来たのだろうか?それを知るにはまだ暫く彼女たちの活動の現場に足を運ぶしか無い。それによってわたし自身も失われざる存在に近づけるかもしれない。

SCREAMING FOR VENGEANCE
ONE MAN TOUR
第二夜 新宿LOFT
3/14(火)
NECRONOMIDOLと共に再び墓場へ…
ネクロ魔史上最大の暗黒が待っている



生き返る
だけじゃ足りない
生き荒び



NECRONOMIDOL 「DEATHLESS」発売記念インストアミニライブ&特典会
2月22日(水)19:30
HMV record ship 新宿ALTA

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【えいたそモダニズム】Episode 5『カラフル世界』クリーム/レッポコ/9nine/チーパレ/まどマギ/さえかの/グドモ/橋本孝之etc.

2017年02月20日 03時06分06秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


成瀬瑛美 生誕祭イベント
『えいカラ2017』

supported by JOYSOUND
<2回目>東京・J-SQUARE SHINAGAWA
2017年2月17日(金)
18:30open/19:00start



えいたそ☆成瀬瑛美さんの生誕記念イベント『えいカラ』には2014,2015年当選したが2016年は落選。数10人のカラオケルームだった初回の2014年の後は広いパーティルームに変わったが、それを上回る人気に倍率は天文学的に跳ね上がった。当選できたのは、偏に瑛美の無茶ぶり気味のお題に愚直に妄想力で応えてきた純朴なヲタぶりに運命の女神が根負けしたのかもしれない。



入場時に配られた黄色いTシャツに着替えたヲタクが埋めた宴会場は恰も黄色い秘密教団の集会の如し。えいたそオシャレ化計画によりスタイリングされた衣装は大人っぽくてちょいセクシー。そんな彼女がミツバチのようにテーブルの間を飛び回り、花の蜜ならぬヲタのリクエストに応えて歌う90分ぶっ通しのネ申イベント。アニソン、J-POP、アイドルソングからでんぱソングまで歌った曲は29曲。全員に気持ちを通わす神対応にビリビリ感電。個人的にはV系ロックの「ブイたそ」状態を観たかったのだが、知識不足で曲名が浮かばずリクエスト出来なかったのが残念。



終了後ひとりひとりにお別れをする瑛美さんに次のお題を求めると、手にしたイラストはがきを見て「それじゃ、カラフル!」と即答してくれた。眩しい笑顔に見送られてミッション完了。夜の品川駅へと向かう道すがらオレの頭に数々の「カラフルソング」が浮かんできた。ググらなくても妄想できる「カラフル」という気楽なお題は、「おもち」という難題をクリアし、お題が無くても誕生日に「バースデー」で妄想したオレの努力を認めた瑛美からのご褒美に違いない。日々の忙しさで忘れがちな<努力すれば報われる>という教訓を、彼女は身を以て教えてくれたのだろう。正に女神の慈しみという他ない。

『えいたそモダニズム』Episode 5『カラフル世界』

●クリーム『カラフル・クリーム (Disraeli Gears) 』


エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーから成る史上最強のロック・トリオ、クリームのエポックメイキングなセカンド・アルバム。代表曲「ストレンジ・ブルー」「サンシャイン・ラヴ」他、テクニカルなブルース・ロックに強烈なオリジナリティが付加されたことで、ロック史に残る名盤となった。

真っ先にオレの頭に浮かんだのは、ギターの神様エリック・クラプトンのロックトリオ、クリームだった。「サンシャイン・ラヴ」はリフが簡単な割にギターソロがカッコよく盛り上がれるナンバーで、中学ではじめて結成したバンドでレパートリーにしたかったが、元ベイ・シティ・ローラーズのイアン・ミッチェルがカヴァーしたせいで軟派なアイドルのイメージがついて恥ずかしくなってしまった。

Cream - Sunshine of Your Love



●レッツポコポコ『カラフルポコポコ』


ゆるめるモ! プロデュースチームが手がける期待の第2弾グループ、レッツポコポコ(通称レッポコ)のデビューミニアルバム。 「なつかしくて新しい」をテーマに、昭和歌謡リスペクトのエバーグリーンな良質ポップスを聴かせる。 ゆるめるモ! から移籍したちーぼう参加のもと、一度聴いたらクセになるカラフルで摩訶不思議なレッポコワールドを繰り広げている。

クリームと同じ発想がゆるめるモ!の妹ユニット、レッポコことレッツポコポコ。デビュー当時はモ!の幼稚園版という拙い雰囲気だったが、ちーぼうが参加してキリッと締まった気がする。4人になったモ!がアゲアゲ系に転じたので、レッポコにカラフルにゆるめてもらいたい。

【MV】レッツポコポコ / 『魔法の「カギカッコ」』(official music video)



●9nine『colorful』


ニューシングル「colorful」(劇場版アニメ『スタードライバー THE MOVIE』主題歌)はとにかく前向きで、爽やかで、青春を感じられる、疾走感のある楽曲!「何が起こっても、絶対!大丈夫だから!」というフレーズがとても力強く、印象的な作品!この曲が、9nineが、少しでも誰かの背中を押す事が出来る事を願っています!

Perfumeあ〜ちゃんの実妹が在籍するアイドルユニット。元々9人で「9nine」だったのが今では4人。半分以下になってもユニット名を替えない初志貫徹ぶりは評価したい。アイドルにハマり始めた3年前はイベントで観たこともあったが、今のオレの主現場では観ることはなくなった。社会の秩序の為に棲み分けは必要である。

【HD】9nine 『colorful』



●Cheeky Parade『カラフルスターライト』


アイドル・ユニット、Cheeky Paradeの通算5枚目となるシングル。No.1スターへの宣言=Manifest Of No.1 ST@Rをし、ひと回りもふた回りも大きく成長した姿が伺える“アイドル青春パンク”「M.O.N.ST@R」のカップリング曲。

チーパレことチーキーパレードも以前は何度かでんぱ組の出るイベントで観た。チーパレやドルエレことDoll☆Elements、アプガことアップアップガールズ(仮)やきっかこと吉川友、PASSPO☆やアフィリア・サーガやLinQなど、最近観ていないアイドルさんたちは元気でやっているだろうか?
Cheeky Parade / 「カラフルスターライト」MV



●Ange☆Reve『Colorful』


「Ange=天使」+「Reve=夢」で「天使の夢」という名前を授かった、超フレッシュ・正統派清純ユニット!2015年8月メジャーデビュー。2016年10月新体制で迎える3rdDVDシングル「Colorful」は、夢や目標に向かって頑張っている人たちへ贈るひたむきで前向きなポップチューン。MVではメンバー達の真剣な表情にもご注目!

このグループは観たこと無いが、キラキラ系の新人さんのようだ。「メジャーデビュー」にも種類があって、メジャーレーベルと契約する以外に、メジャーレーベルの流通を使う(所謂販売委託)場合も含むから、メジャーデビュー=順風満帆というわけではない。この”天使の夢”たちもがんばって欲しい。

Colorful(Short ver.) / Ange☆Reve


まずった。アイドルばかり取り上げてたら瑛美の機嫌が悪くなってきた。「やっぱりアナタも若い娘の方がいいのね!」と怒りが爆発する前に、瑛美の好きなアニソンで機嫌伺いしなくちゃ。人生100年ごますりごますり。

●ClariS『カラフル』 魔法少女まどか☆マギカ劇場版新編 叛逆の物語 OP


女の子2人組ユニット「ClariS」の通算8枚目となるシングル。タイトル曲は、2013年10月公開のアニメ『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』の主題歌。作詞・作曲は、TVアニメ・シリーズから主題歌を手掛ける渡辺翔が担当。ClariSの持ち味であるセツナPOP全開の1曲。

クラリスは『えいたそ野性時代:発光の魔術師』に続き2度目の登場。人気アニメを数多く歌うこの二人組のことを考えると、えいたそと古川未鈴のデュオユニット「水玉おんらいん」を思い出す。歯車がひとつ違ったらクラリスではなくえいたそ×みりんちゃんだったかもしれない、などと妄想してみるもの悪くない。

魔法少女まどか☆マギカ劇場版新編 叛逆の物語 OP「カラフル」



●沢井美空『カラフル。』


大阪出身、20歳のシンガー・ソングライター沢井美空(さわい・みく)、7枚目のシングル「カラフル。」フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送の「冴えない彼女の育てかた」エンディング・テーマに決定!

”ノイタミナ”といえば憧れのしょこたんこと中川翔子と共演し”しょこたん♥でんぱ組”名義でリリースした『PUNCH LINE』が主題歌につかわれたTVアニメ「パンチライン」が放送された枠。アニメ好きなら夢に見るネ申チャンネルで名を成したシンガーはアニヲタえいたそのヒロインでもある。

沢井 美空 『カラフル。』



●every♥ing!『カラフルストーリー』

第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン次世代声優アーティストオーディションのファイナリストに残った、同い年の声優、木戸衣吹・山崎エリイで結成されたユニットによる、メジャー・ファースト・シングル!表題曲「カラフルストーリー」はテレビアニメ『レーカン!』のオープニング主題歌に決定!

クラリスに継ぐ女子二人組アニソンユニット。声優のたまごでもある彼女たちが描く夢のストーリーは文字通りカラフルさしかない。アイドル以上に厳しい世界かもしれないが、がんばって欲しいと思うのはえいたそも同じだろう。

「カラフルストーリー」MV short ver./every♥ing!



●鈴木このみ『18 -Colorful Gift-』

スマッシュヒットを記録した「This game」「銀閃の風」ほか、ヒット曲・タイアップ曲を多数収録したセカンド・アルバム。アルバムのための新曲や18歳の鈴木このみに相応しいカヴァー曲など、アニソンシンガー・鈴木このみのカラフルな才能を詰め込んだ1枚。

アニソンシンガーと言えば水樹奈々(しかしらない)が、鈴木このみさんもアイドル並みのルックスと激うまの歌唱力で魅惑的。オレは心の底では萌えアニメ好きなので、いつの日かアイドルヲタを卒業して、アニヲタをカミングアウトするかしないかは神のみぞ知る。

鈴木このみ「This game」PV(TVサイズ)



●My Little Lover/はなかっぱ×マイラバ『カラフル』

デビュー15周年を迎えたマイラバが、2010年3月29日より放送がスタートした子供達に大人気のアニメ NHK教育「はなかっぱ」主題歌である「カラフル」をリリース!男子0~3歳児の番組最高視聴率41,2%という脅威の大人気アニメというだけでなく、子育てに悩むお母さんからも「この曲で勇気をもらった」という声が多数!

アニメはアニメでも子供向けなら知っていたりする。NHK教育は時々大人でも驚くような斜め上からの番組をやったりするので放送料金払う価値がないとは言い切れない。マイラバのakkoはルックス的には嫌いじゃない。生まれるのが20年遅かったらアイドルシーンで活躍してたかもしれない。

My Little Lover / はなかっぱ×マイラバ 「カラフル」Original ver.


アニソン連投でだいぶご機嫌が治ってきた様子だがもう一押し、ロック好きな瑛美のために「カラフルロッカー」も投稿すれば、万事問題ないだろう。

●Androp『Colorful』


“2010年期待度 No.1アーティスト” として、驚異的なスピードとポテンシャルで、圧倒的な存在感を示す、andop。 異例のロングセラーを記録している前作 1st ALBUM”anew”から僅か4ヶ月、早くも2nd ALBUMをリリース! 限定特殊ジャケット!!

音楽だけでなく特殊ジャケットやアートワークにも創造性を発揮するAndropは、独創的な漫画や妄想ストーリーを描く瑛美さんと基本精神は共通する。”クリエイティヴ”のエイは“瑛美”のエイ。

androp「Colorful」(from 2nd album "note" )



●グッドモーニングアメリカ『カラフル』


2015年に初の日本武道館公演を行い、2016年からグッドモーニングアメリカ第2章がスタート!1年2ヶ月ぶりとなる通算4枚目のオリジナル・フル・アルバム『鉛空のスターゲイザー』。ロッテ「トッポ」オリジナル応援ソングの「カラフル」収録。

グドモことグッドモーニングアメリカは何と『えいたそ野性時代:輝きの彼方』と『未来のロマン』に続き三度目の登場。三度目の正直というから、瑛美さんとの赤い糸が本当に繋がっているのかもしれない。かつて一度対バンしてことがあるが、お互い成長した今、再度のコラボが望まれる。

グッドモーニングアメリカ「カラフル」MV


カラフルは
イロドリセカイに
続いてく

●橋本孝之 『COLOURFUL-ALTO SAXOPHONE IMPROVISATION』


即興演奏ユニット.es(ドットエス)のサックス奏者、橋本孝之がアルトサックス1本による完全ライヴ・レコーディングに挑んだソロ・アルバム。サックスによる全く新しいフリー・インプロヴィゼーション・ミュージックを日本から世界へ提示する一枚。2014年4月発売。

すっかり気分が良くなって幸せそうな寝息を立てる瑛美さんの子守唄に最高の「カラフル」ミュージックを聴かせてあげよう。「萌えきゅんソングを世界にお届け」するでんぱ組の向こうを張って、「フリー・インプロヴィゼーション・ミュージックを世界に提示」する橋本孝之のアルトの音色は透明と暗黒の間に漂う「気(き)」となり、耳ではなく肌に無限の彩りを感じさせる「気配(けはい)」となる。

.es(ドットエス 橋本孝之 Takayuki Hashimoto & sara) 2016/12/17 Gallery Nomart


目には見えない内なるカラフル世界、それこそえいたそ☆成瀬瑛美さんにオレが感じる「色気(いろけ)」の正体だと確信した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【えいたそモダニズム】Episode 4『ときめきバースデイ』ビートルズ/ブルハ/ユッコ/バースデイ/ノベンバ/ニック・ケイヴ etc.

2017年02月17日 01時28分01秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


2月16日はでんぱ組の太陽・えいたそ☆成瀬瑛美さんの誕生日!この記念すべき日をどのようにお祝いしたらいいのだろう?と迷っているうちにTLはえいたその似顔絵やディスプレイや気の利いたコメントで萌え色に塗りつぶされて行った。さすがえい推しは才能豊か!と感心している場合ではない。自分の芸の無さを嘆いてばかりじゃいかんと思い、こうしてパソコンに向かって妄想癖を開花している次第。



『えいたそモダニズム』の基本ルールは<接触時に瑛美さん本人から出してもらったお題に答える>ということである。筆者は明日2/17『えいカラ2017』及び2/20『えい誕2017』と、成瀬瑛美生誕イベント2連発に当選するという有り得ない幸運に恵まれたので、『モダニズム』のお題を賜るチャンスが間近だが、誕生日当日に妄想論を書かないと、瑛美に「なによあんた、あたしの生誕の日に妄想ひとつ出来ないなんて口ほどにも無い。妄想家失格ね。顔を洗って出直してきなさい」と叱咤されるに違いない。こうなったらルールをバビュって『お誕生日=バースデイ』をテーマに妄想するしかない。何と言ってもお祝いだから、妄想力の過剰な暴走は出来る限り封印したので、妄言の炎上を期待する向きには些か肩透かしかもしれないが、ご了承いただきたく。

【えいたそモダニズム】 Episode 4『ときめきバースデイ』

●ザ・ビートルズ『バースデイ』


1968年に発表された2枚組アルバム『ザ・ビートルズ』に収録された曲で、2枚目(LPではC面)のオープニング・ナンバー。レノン=マッカートニー作。ポールが「ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー」に代わるバースデイ・ソングを作ろうとして書いたもので、作詞・作曲からレコーディングまでを1日で完了した。

中3のときクラスメイトの山川君はビートルズのファンで赤盤青盤のベスト盤を持っていた。通称『ホワイト・アルバム』を買ったが「レボリューションNo.9」を聴いて「針飛びする」と言って返品したという逸話がある。ビートルズも「バースデイ」のようなシンプルなロックンロールだけやっていたら解散しないでストー○ズのようにじじいになっても活動を続けていたかもしれない。

The Beatles - Birthday (The White Album)



●レスリー・ゴーア『涙のバースデイ・パーティ』


衣料品会社の社長令嬢として10代前半にヴォーカル・コーチのレッスンを受け、ジャズを歌っていたレスリー・ゴーア(Lesley Gore)がスカウトされ、1963年に17歳にしてデビューし、いきなり全米第1位を獲得したのがこの曲。1963年3月30日に録音し発売すると瞬く間に売れて同年5月には全米1位となった。

中1のときラジカセを買ってもらいラジオ番組のエアチェックをはじめて洋楽ポップスを聴くようになった。湯川れい子さんのFM番組を聴いてエルヴィス・プレスリーやベンチャーズなどのオールディーズが好きになった。ジョン・デンバー〜キッス、エアロスミス〜ジョニー・ウィンター〜パンク〜ポストパンクと成長と共に好みが変わっても、好きな映画『アメリカン・グラフィティ』で流れるオールディーズには今も心が和む。レスリー・ゴーアの甘くてどこか寂しげな歌声はいつ聴いても萌えを感じる。

Leslie Gore - It's My Party



●The Birthday Party 『Nick The Stripper』


1978年オーストラリア・メルボルンでBOYS NEXT DOORとして結成。80年にThe Birthday Partyに改名、イギリスをベースに活動。3枚のアルバムを残して83年解散。中心人物のニック・ケイヴはソロで活動する。

パンクに飽きてテクノに疲れてポストパンクに病んだ頃、暴力的なロックパフォーマンスで鬱憤を晴らしてくれたのがバースデイ・パーティ。動く姿は観れなかったが、写真だけでも凄かった。同じ頃ベルリンから登場したアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンとイメージがダブっていたが、数年後にニック・ケイヴとノイバウテンのブリクサ・バーゲルトがコラボをはじめ、ルックス的にも兄弟同様になった。

The Birthday Party - Nick The Stripper (1981)



●Steppenwolf 『Born To Be Wild』


カナダ出身のロックバンド、ステッペンウルフが68年にヒットさせたナンバー。邦題は『ワイルドでいこう!」。映画『イージー・ライダー』挿入歌。

原題は「生まれついての野性派」つまり『えいたそ野性時代』のことである。ノリのいいロックビートはハーレーダヴィッドソンのでっかいバイクでツーリングする時に似合う。大学の遊びバンドでカバーしたが、とにかく単純なコード進行なので下手をすると学芸会レベルのジャムセッションになりがち。上手く演奏する秘訣は本気でワイルドになること。ちなみに灰野敬二は『始まりに還りたい』と訳して歌っている。

Steppenwolf - Born To Be Wild



●岡田有希子『ヴィーナス誕生』


1986年3月21日に発売された岡田有希子さんの4枚目のアルバム「ヴィーナス誕生」。本アルバムのテーマは“宇宙”。宇宙を連想させるワードが、詞やタイトルに散りばめられています。

1986年4月8日、就職して1週間経った時に岡田有希子が飛び降り自殺した。数年前に石野真子が結婚・引退して以来、アイドルに関心は無かったが、後追い自殺するファンの若者のニュースが続き、アイドルにあまりのめり込み過ぎたら危険だと感じた。命はそんなに軽いものではない。

ヴィーナス誕生 岡田有希子
 


●THE BLUE HAERTS『HAPPY BIRTHDAY』


1991年12月発売のTHE BLUE HEARTSの5thアルバム『HIGH KICKS』に収録。「今までと違う方に、すごく力の抜けたリラックスした自分を置いてみようとした」と甲本。「反逆的なメッセージをモロに出すより、ポップ形式にして今までロックを聴いたことのない人に届く方が、有効なんじゃないか」とは真島の弁。

87年のデビューアルバム『THE BLUE HEARTS』を聴いて凄くカッコいいと思ったが、TVコマーシャルに使われたりしたので「パンクじゃない。ただのメジャーじゃないか」と思って追いかけなかった。90年代はサイケに夢中で所謂ビートパンクをバカにしていたので、ブルハを聴くことは無かった。ヒロトとマーシーの作るロケンローのカッコ良さに再び気付いたのは、90年代半ば社員旅行で伊豆へ向かう車のカーラジオから流れたハイロウズのデビュー曲「ミサイルマン」を聴いたときだった。

HAPPY BIRTHDAY



●The Birthday『抱きしめたい』


The Birthdayのシングル。通算9枚目のアルバムへの期待値をさらに加速させる強力楽曲が完成! 2017年3月15日リリース。

とはいえ90年代は総じてBRIT POPなど洋楽ロックが中心で、邦楽はGSや70年代ロックの再発かPSF/アルケミー系地下ロックしか聴かなかった。96年頃シャーラタンズ目当てで行ったフェスでミッシェルガン・エレファントを観て人気ぶりに驚いたが、然程興味を惹かれなかった。2005年頃にThe Birthdayを観てロケンロー沼にじわじわハマって行った。今やロケンローはマイライフストーリーの根幹である。

The Birthday – 抱きしめたい(Music Video)



●THE NOVEMBERS『バースデイ』


2005年結成のオルタナティヴロックバンドTHE NOVEMBERSのデビュー・アルバム『THE NOVEMBERS』(2007)に収録。

今の若手ロックバンドの中では特に洋楽志向が強いノーバンバーズを観たのはBO NINGENのイベントライヴだった。最初は素直すぎる洋楽ロックのオマージュが鼻についたが、他のバンドがダンスやデジタルに向かってガラパゴス化する中、彼らの行き方は世界規模で通じるのではないか、と思うようになった。国境を踏みにじる活動に期待したい。

▲THE NOVEMBERS 「バースデイ」 from 1st DVD "TOUR Romancé" LIVE AT STUDIO COAST▲



誕生日
生まれたところは
トキメキだ



じつは瑛美さんの誕生日に妄想論第4弾『えいたそ野性時代』をまとめて書籍化してプレゼントしようと思っていたが、他のアイドル現場に現を抜かして時間がなくなり、間に合わなくなってしまった、そこでせめてものお詫びにブログを書きました。

瑛美さん、お誕生日おめでとうございます!これからも妄想力に溢れた活躍を期待しています。まずは明日(今日)の「えいカラ2017」でのお題を楽しみにしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【特報】地下音楽関連リリース情報〜ガセネタ/阿部怪異/NON BAND/地下音楽への招待(既刊)

2017年02月15日 00時45分43秒 | 素晴らしき変態音楽


●ガセネタ『ガセネタ』(7インチシングル)

2017年2月22日発売
全世界待望!ガセネタ、アナログ盤ついに発売決定!
「雨上がりのバラード」「父ちゃんのポーが聞こえる」「宇宙人の春」「社会復帰」以上4曲しかないレパートリーからそのベスト・トラックをアナログ7インチ化。

「このバンドの為なら何でもする」(間章)
1977年結成。山崎春美(vo/→タコ)、浜野純(g/→不失者)、大里俊晴(b/→タコ、ほか)に、ドラムに、村田龍美、高野、乾純(→スターリン)、佐藤隆史(→ピナコテカ)が入れ替わりで加わる。吉祥寺マイナーを中心に大学構内、学園祭などで活動を続け、1979年解散。“このバンドの為なら何でもする”とは故・間章氏。レパートリーは「雨上がりのバラード」「父ちゃんのポーが聞こえる」「宇宙人の春」「社会復帰」以上4曲。そのベスト・トラックをアナログ7インチ化。

A1. 社会復帰
A2. 父ちゃんのポーが聞こえる
B1. 雨上がりのバラード
B2. 宇宙人の春
山崎春美(vo)浜野純(g)大里俊晴(b)村田龍美(dr)
http://diskunion.net/jp/ct/detail/1007291134

3/7 ワンマンライヴ@新宿ロフト
ガセネタだけGIG 「ガセネタ」(他なし)
このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマーク - ガセネタだけGIG 「ガセネタ」(他なし)
OPEN 19:00 / START 20:00
ADV¥2500 / DOOR¥3000
ガセネタ 【山崎春美(Vo) / 成田宗弘(G) / 田畑満(B) / 乾純(Dr)】

http://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft/58473
Psychedelic Speed Junkies~ガセネタin the Box「ちらかしっぱなし」


●阿部怪異『阿部怪異』


2017年3月22日発売
発売:ALCHEMY RECORDS
番号:ARCD-257
定価:2700円(税込み)
アルケミー販売定価:2500円(http://www.loft-prj.co.jp/books/chika/)


非常階段のメンバーが参加していた大阪の伝説のバンド「阿部怪異」!1980年代にピナコテカからカセットテープのみでリリースされていた作品が初CD化!アルケミーレコードのみの未発表特典音源CDR付き!
<収録曲>
1. Side A
2. Side B
http://www.alchemyrecords.co.jp/New%20Release.html
阿部怪異/集団投射@渋谷WWW 2012.11.29 (thu)


●NON BAND 『NON BAND』


2017.4.7 Release
TAL04/Album reissue LP/DL

NON baNdのアナログ再発はドイツ、デュッセルドルフのレーベルTALより。マスタリング・カッティングはベルリンCalyx。6曲入りの12インチ(オリジナルは10インチ)。

2017.4.9(日)@秋葉原CLUB GOODMAN
~NON baNdアナログ再発記念~GROOVE GLOBE GO!!
open18:00start18:30
前売¥2800当日¥3300+order
NON baNd/KIRIHITO/テンテンコ/Din Remoter
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=661227634056673&substory_index=0&id=502857806560324
NON BAND+灰野敬二、吉田達也@東高円寺UFO CLUB 08.1.11(fri)

次々と
世に問いかけろ
地下の音

絶賛発売中!
●地下音楽への招待


パンクよりも自由な世界へ。
1978年、吉祥寺に開店した一軒のジャズ喫茶は、その一年後「Free Music Box」を名乗り、パンクよりもっと逸脱的(パンク)な音楽やパフォーマンスが繰り広げられるスペースとなっていく──「Minor Cafe」として海外でも知られるようになったこのジャズ喫茶「吉祥寺マイナー」の“伝説”は、近年とみにマニアたちの関心を惹くものとなった。しかし、そこには前史や後史、あるいは裏面史など時間的にも空間的にもさらなる広がりと深さを持った、さまざまな出来事と人物たちの「流れ」と「つながり」があったことは、あまり、否、あまりにも知られていないのではないか。本書は、幸運にもそうした現場の一端に立ち会ってきた一人の目撃者=体験者が、ミュージシャンやパフォーマー、オーガナイザーたちとの再会や対話、またメディアの再検証を通じて、あたかもパラレルワールドであったかのような「地下音楽」の世界を描き出す初めての試みである。
<本書の主な登場人物>
園田佐登志、藤本和男(第五列)、鳥井賀句(ブラックプール)、竹田賢一(A-Musik音楽評論家 『地表に蠢く音楽ども』)、白石民夫(タコ、不失者、じゃがたら)、工藤冬里(マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)、原田淳・増田直行(陰猟腐厭)、安井豊作(映画『Rocks Off』監督)、生悦住英夫(モダーンミュージック)、山崎尚洋(『マーキームーン』編集長)、山崎春美(ガセネタ、タコ)
http://www.loft-prj.co.jp/books/chika/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【暗黒教団】NECRONOMIDOL(ネクロ魔)@高円寺Sound Studio DOM 2017.2.12 (sun)

2017年02月14日 02時56分04秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


暗黒教団限定ワンマン
DEFENDERS OF THE FAITH

高円寺Sound Studio DOM
2月12日(日)
1部:開場15:00
2部:開場17:00
3部:開場19:00

活動3年目を迎えた暗黒系アイドルユニットNECRONOMIDOL通称ネクロ魔のワンマン振り返りツアーの幕開け公演が高円寺の練習スタジオで開催された。3部制のライヴとトークの集いは、ネクロ魔のファンクラブ『暗黒教団』信者のみを対象とした秘密の儀式とも言えるものだった。扉の向こうで何が行われていたのか、具体的には団員以外に明かすことは出来ないが、暗黒という言葉に伴うネガティブなイメージを一新する、夢と希望と輝きに満ち、生きる歓びを最大限に実感できる体験であることは漏らしても教義に反することはない。



教義を知る為に出家する必要は無い。次回のワンマン振り返りツアーのチケットを購入して参戦するだけで、暗黒の光に照らされた教義の神髄を体感することが出来ることを保証しよう。

SCREAMING FOR VENGEANCE
ONE MAN TOUR

第二夜 新宿LOFT
3/14(火)
前売り2500円+1D

NECRONOMIDOLと共に再び墓場へ…
ネクロ魔史上最大の暗黒が待っている

プレガイド販売中
2/24〜手売りチケット販売開始

入場順
教団限定チケット→手売り→プレガイド



いきなり教団のメイン行事であるワンマンに参戦しても勝手が分からず困惑される在野の方々も少なくないと思われる。そういう皆様の為に無銭で参戦できるアルバムリリースイベントが用意されているので、ぜひともご活用願いたい。

2ndアルバム『DEATHLESS』リリースイベント
2/22(水)HMV新宿
2/26(日)ディスクユニオン大阪
3/3(金)dues新宿
3/7(火)ヴィレヴァン高円寺
3/10(金)HMV渋谷

DEATHLESSリリースイベントは合計5回です!3/3以外観覧フリーなので、初めての方も是非!

NECRONOMIDOL 2017年への宣戦 DEATHLESS


デスレスを
聴けば死ぬこと
無かろうに

NECRONOMIDOL New Album
DEATHLESS

2/22 RELEASE

「死の淵から這い上がる DEATHLESS」
NECRONOMIDOLの1stアルバム「NEMESIS」発売から1年が経ち、待望の2ndアルバムが発売決定!
新体制での初リリース、ネクロ魔史上最高の良質な音とジャンルの幅広さにより、ネクロ魔の最強作となっています。
暗黒系アイドルの新世紀開幕を絶対に見逃すな!

NEX盤

2015年6月30日2ndワンマン「ANNO UMBRAE」/2015年12月14日3rdワンマン「TENEBRAE INVICTUS」のDVD付き。

SANGUIS盤

2016年6月30日4thワンマン「TENEBRAE ASCENDANT」のDVD付き。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NORD(ノール)/みみのこと@大久保ひかりのうま 2017.2.11 (sat)

2017年02月12日 12時18分55秒 | 素晴らしき変態音楽


Saturday Afternoon Strut vol.1
【NORD / MIMINOKOTO】

NORD (片山智/長谷川洋/内田静男)
みみのこと(スズキジュンゾ/西村卓也/志村浩二)
open 13:30 start 14:00
2500円+D

みみのこと主催の土曜の午後の2マンシリーズ第一回。1970年代後半に結成、ピナコテカなどより諸LPをリリースのジャパニーズノイズオリジネイター、片山智率いるNORDを迎えて!今回は盟友、ASTROの長谷川洋に、kito-mizukumi rouberなどの内田静男を迎えてのトリオ編成。ノイズというにはあまりにサイケデリックな涅槃世界を是非体験下さい!



81年リリースの1stアルバム『NORD』が36年ぶりに再リリースされたNORDの1年ぶりのライヴが、最近地下音楽のメッカのひとつとなりつつある大久保のキャバレー「キューピッド」跡地のライヴハウス「ひかりのうま」で開催された。主催はロックバンドみみのこと。昼間っから地下音楽三昧も乙なものである。

●NORD(ノール)


2015年4月に高円寺ShowBoatで観て以来約22ヶ月ぶりにNORDを観る。前回同様オリジナル・メンバーの片山智と、ASTROこと長谷川洋と内田静男の3人組。正面のモジュラーシンセやカオスパッドを並べたテーブルに片山が座り、ベースの内田とエレクトロニクスの長谷川は背後の床に黒子のように鎮座する。片山が線香に火をつけ甘い香りが漂うと静かに楽器に息が吹き込まれる。アルバム『NORD』の1曲目「labyrinthe」を思わせるお経の声明で幕を開ける。アンビエント風のスペーシーなドローンが、照明ランプの明滅のリズムに引き裂かれ、シャワーとなって注ぐサウンドの滝になる。目の前の薄明の中で展開されるインダストリアル/サイケ/ノイズの饗宴は、35年間の進化の熟成を物語っている。温和な表情の後ろに漲る強靭な創造性が、音響の亀裂から放射状の光の帯となって弧を描いた。

●みみのこと


2000年に結成された「歌もの」ロックバンド。初期は川口雅巳(現・ニューロックシンジケイト、THE HARDY ROCKS etc)がヴォーカルだったが、2007年にスズキジュンゾに代わった。メンバーチェンジ後観るのは多分初めて。ベースの西村卓也が諸事情で欠席し、スズキと志村浩二(ds)の"デュオ版"みみのことになった。澄んだ音色のギターストロークと自由闊達なドラミング。スズキのヴォーカルは、川口ほどの特異性はないが、飄々としたリリシズムを持つ個性的なもの。故・金子寿徳の曲を含むベースレスの演奏は、音響上の低音域は欠けていたが、精神の通奏低音を刺激する歌心に満ちていた。

音の中
光の馬が
駆けて来た



【特報】NORD片山智氏インタビュー近日公開予定
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【私のポストパンク禁断症状#2】クローム『赤い露光』〜電脳クロム鍍金(メッキ)サイバーガレージパンク

2017年02月10日 00時15分00秒 | 素晴らしき変態音楽


今でこそ「ポストパンク」というジャンルは普通に使われているが、80年代当時はまとめて「ニューウェイヴ」と呼ばれていた。レコード店では「パンク/ニューウェイヴ」コーナーが設置され、クラッシュやストラングラーズ、ダムドなどパンクバンドも「ニューウェイヴ」に括られた。新しい波(ニューウェイヴ)の対極には古い波(オールドウェイヴ)があり、そこにはハードロックやブルースロックやプログレ等が含まれた。だが60年代のサイケデリックロックは、世代的には十二分に「OLD」なのに、何故か「NEW WAVE」のイメージがあった気がする。60年代ビートロックやガレージロックがパンクのルーツとして再評価された余波かもしれない。「ネオ・サイケデリック」という潮流がパンク以降のロックシーンに登場し、トリッピーなレトロ感覚がニューウェイヴの主要要素のひとつとされた。

当時筆者はそうした「ネオ・サイケ」にも惹かれたが、徐々に興味はオリジナル・サイケやアシッドロックへ向かった。60年代の音を聴いてしまうと「ネオ〜」の胡散臭さやポーズだけのファッション感覚が鼻につき、夢中だったエコバニやキュアーやアンド・オールソー・ザ・トゥリーズなど聴く気がしなくなった。そんな中でも聴き続けたバンドたちが筆者にとっての「ポストパンク」だった。具体的にはレジデンツ、ペル・ウブ、ギャング・オブ・フォー、ワイアー、チャーチなど。そして忘れてはならないのがレジデンツと同じサンフランシスコ出身のクロームだった。



1975年サンフランシスコでアートスクール在籍のダモン・エッジを中心に結成。4人組のバンド形態で76年『The Visitation(光臨)』を自主制作レーベル・サイレンからリリース。ファズギターのソロが延々続くジャンクなロックは、古めかしいサイケデリックロックを踏襲しているとされ、当時も今も無かったことにされがちなアルバムだが、久々に聴くとオーソドックスなのは楽器編成だけで、音の奇妙な捩じれ方は、現在の一部のオルタナ/インダストリアル/ノイズ系アーティストに近い。1979年12月25日、筆者の17歳の誕生日に新宿シスコで購入した思い出の一枚。リハビリが必要。

Chrome - The Visitation


翌年ヘリオス・クリードが加入し、77年2nd『Alien Soundtracks』をリリース。78年の3rd『Half Machine Lip Moves(半分機械口唇作動)』はほぼダモン・エッジとヘリオス・クリードの二人編成になった。ジャンクさに磨きがかかり、奇怪な音響処理を施したスタジオワークは密室ノイズロックと呼びたくなる。

Chrome - Half Machine Lip Moves


それぞれが幾つもの機材を操りヴォーカルを取るスタイルは異彩を放ち、80年に大手インディーレーベル、ベガーズバンケットから『Red Exposure(赤い露光)』をリリース。日本での配給元ワーナーパイオニアから日本盤も発売された。挑戦的なジャケット写真やバンド感を増した音作りは、英国ポストパンクを意識したように思える。エフェクト加工されたハンマービートは近未来感がある。ザッパフリークのイラストレーター八木康夫(現ヤギヤスオ)が書いた日本盤解説が秀逸。

Chrome - Red Exposure


その後はサイレンやドイツやフランスのレーベルから作品をリリース、84年に二人は別離しダモン・エッジがクロームとして活動、95年にダモンが死去するとヘリオス・クリードがクロームの名前を引き継ぎ、現在まで活動を続ける。最新作『Feel It Like A Scientist(科学者みたいな気分)』(2014)はSF風のサイバーガレージパンクが炸裂する怪作である。

CHROME ~ Prophecy


ノイズロックの元祖と呼ばれもするが、電気仕掛けのクロム鍍金を剥がすと、欲求不満のティンエイジャーの青い魂が露になる。

サンフラン
シスコ界隈
地下パンク





Chrome - Bremen 1987 [full show]



Subterranean Modern: The Residents, Chrome, MX-80 Sound and Tuxedomoon
datacide magazine:Chrome
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【立春アイドル観戦記】ネクロ魔/ヤナミュー/フィロのス/偶ドロ/ハウプト/レッポコ/ライムベリー/ウテギャ

2017年02月08日 08時34分39秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


春が立つ季節になり無性に女子の柔肌が恋しくなったきた。新年になったからといってライヴ時のテンションに違いは無い筈だが、女子ライヴの当夜・翌日の消耗ぶりがハンパないことが多い。とりわけ「でんぱ組.inc」現場の翌日は身も心も吸い取られたように消失する。距離が近いライヴアイドル現場はその場の激しさは遥かに凄いが、終演後の「接触」でかなりの癒しを得ることが出来るので、意外にHPの消耗は激しくない。とは言っても他の現場よりは過酷なことは確か。自己管理に注意しないと寿命が縮むかもしれない。とは言ってもヲタクの端くれ、女子に会うチャンスをみすみす逃すとヲタクが廃る。立春の機会に3連続で通ったアイドル現場の報告をば。

2月4日 sat 新宿SAMURAI

Eternal unrequited love vol.22
ライムベリー / NECRONOMIDOL / レッツポコポコ / 校庭カメラギャル / リナチックステイト / 日本アイドル生成工房 / スーパー転校生 / きみとうたたね✳︎ / シバノソウ

多数出演のイベント現場で焦りは禁物。余り逸って飛ばしすぎると途中で果てる。この辺の自己管理(統制)は、4年目になるヲタク生活で得た経験と知識を存分に発揮したいと思っている。ということでイベント前半はスルーし、後半の校庭カメラギャル〜ライムベリー〜レッツポコポコ〜ネクロ魔に参戦。二人組ラップユニット「校庭カメラギャル」、3人組ラップユニット「ライムベリー」、ゆるめるも!の妹分「レッツポコポコ」を観戦。元ゆるめるも!のちーぼうがすっかりレッポコの顔になっているのが興味深い。トリでネクロ魔こと「NECRONOMIDOL」の40分ロングセット。溜めていたヲタパワーを解放し、晴れやかな暗黒感に浸った。

●NEDRONOMIDOL



2月5日 sun 渋谷O-nest

フィロソフィーのダンス定期公演
「Funky But Chic VOL12」【2部】

やなことそっとミュート/フィロソフィーのダンス

「楽曲系」の急先鋒として人気急上昇中のフィロのスこと「フィロソフィーのダンス」の定期公演。「オルタナ系」の注目株ヤナミューこと「やなことそっとミュート」との2マンは、オレ的には最高のカード。ヤナミューは会場によって音の感触が異なるのが面白い。新宿ロフトはぶち上げパンク、渋谷ラママはガレージロック、そしてここ渋谷O-nestは空間系ポストロックに聴こえた。推しメンなでしこがツインテールではなく、編み込みロングヘアーで萌やしてくれた。前回のワンマンでは満員で殆ど姿が見えなかったフィロのスは、歌とダンスのキレに感服。萌え系十束おとはから目が離せない。

●やなことそっとミュート



2月6日 mon 渋谷Milkyway

「暗黒世界に光が灯る1年に1度の不思議な日」〜今泉怜生誕祭〜
NECRONOMIDOL/偶想Drop/Hauptharmonie

昨年11月に加入した今泉怜の初の生誕イベント。最初に登場したネクロ魔の時にはフロアに余裕があったが、各出演者のファンが入れ替わり、激しいながらも秩序のある現場になった。メンバーチェンジで6人組になった偶ドロこと「偶想Drop」の迫力に圧倒される。怜ちゃんこと「今泉怜」ソロコーナーではコスプレ姿で歌うアニソンの健気さに生き返る想い。久々の「ハウプトハルモニー」に見覚えのある顔が、と思ったら元ゆるめるも!のもね(現・一花寿)だった。メルヘン系パフォーマンスが最後は激アゲに変遷するのが楽しい。トリのネクロ魔は安定の暗黒劇を展開。月城ひまりが加入してから歌のハーモニーが向上し、別次元のアート性を発揮している。間もなくリリースされる新作『Deathless』が楽しみでならない。

●偶想Drop


●今泉怜


●NECRONOMIDOL


アイドルは
偶像じゃない
リアリスティック


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酔どれロッケンローラーの帰還〜ジョー・ドッグ&ザ・デスペラードズ(ex.ドッグス・ダムール)

2017年02月06日 00時32分07秒 | ロッケンロール万歳!


ガンズ・アンド・ローゼズがの来日が話題になった。アクセル・ローズの変貌ぶりが話題になり、BABY METALがサポートだというのでちょっと気になったが、当時も今もガンズに特別な思い入れは無い。当時バッドボーイズロック、スリージーロックと呼ばれたバンドの中でガンズよりも筆者が好きだったのはサザンロックのブラック・クロウズやイギリスのクワイアボーズやワイルドハーツ、そして同じくロンドンのドッグス・ダムールだった。
時代を超えた酔いどれロックンローラー、ザ・ドッグス・ダムール

ドッグス・ダムールは91年に一旦解散、その後ソロ活動を続けるヴォーカルのタイラの元で何度か再活動を行い、2013年にオリジナル・メンバーで再結成ライヴも行った(DVDとしてもリリースされた)。その後タイラ以外の3人でジョー・ドッグ&ザ・デスペラードス(ならず者たち)/Jo Dog & The Desperadosを結成し、昨年12月に1stシングル「プリーチャーズ・ブルース」が配信リリースされた。メンバーは元ドッグスのジョー・ドッグ(g)、スティーヴ・ジェームス(vo,b)、バン(ds)の3人に加え、キーボード奏者ヘンリー・トゥインチが参加している。トゥインチは93年のドッグスのアルバム『許されざる恥辱/More Unchartered Heights Of Disgrace』にゲスト参加して以来、タイラのソロ作品でコラボしてきた所縁のミュージシャンである。ドッグス時代もブルース好きを公言していたジョーの嗜好に相応しいマイナー調のブルースロック。若い時は甘いルックスで女子ファンの人気を集めていたスティーヴ・ジェームスがいぶし銀のような味のある歌声を聞かせる。PVにプロレスラーが登場するのは「時々以前より強くなって帰ってくる」という歌詞の内容であろう。

PREACHER'S BLUES


間もなく2ndシングル「EVERY STAR」がリリースされる予定だが、予告編としてジョーのインスト・ナンバー「BOOT STOMP」が公開された。ドブロギターのブルースである。

Boot Stomp


一方ヴォーカルのタイラはドッグス・ダムールを名乗って昨年12月2クリスマス・ライヴをシェフィールドとマンチェスターで開催し、ドッグス・ダムールとソロ時代の曲を披露した。両者がそれぞれ活動する状況は、恐らく「けんか別れ」ではなく「のれん分け」に近いと信じたい。

Tyla's Dogs D'Amour: No Gypsy Blood


デジロックやダンスロックばかりの現代ロックシーンには、彼らのような悪ガキロックが必要だ。願わくばドッグス・ダムールとデスペラードのダブルヘッドライナーで来日公演を企画してもらえないだろうか。

愛のイヌ
ならず者たち
ロッケンロー

Victims Of Success / Drunk Like Me [Live In Japan 1991] ~ The Dogs D'Amour
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする