A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

あふりらんぽvs灰野さん

2006年01月31日 00時11分41秒 | 灰野敬二さんのこと
昨日の日曜日、先週に続き東高円寺UFO CLUBで、あふりらんぽと灰野敬二さんのライヴを観ました。あふりらんぽを観るのは2度目。初めて観たのは去年SONIC YOUTHのサポートアクトとしてでした。その後一回UFO CLUBで出演予定があったのですが、ギターのオニが急病で欠席。ドラムのピカが一人で奮闘、灰野さんとデュオをやったりしました。
だからあふりらんぽのステージをフルで観るのは今回が最初。トレードマークの真っ赤で派手な衣装とメイクは、昔懐かしのSLITSを思わせます。二人で奇声を発しハチャメチャに騒ぐフリーキーなイメージですが、実はかなりタイトで真っ当なロックバンドです。前回のオシリペンペンズもそうでしたが、あふりらんぽも客席へ乱入してきました。関西新世代NO WAVEの連中は客席乱入が当たり前なのでしょうか。それでも女の子だからオシリペンペンズのような恐怖感もなく笑ってみていられました。天真爛漫を絵に描いたようなステージングでした。
灰野さんは対照的にシリアスなステージを展開。のっけからエアシンセの大爆音で耳をぶっ壊されました。エアシンセを使い始めて2年くらいになると思いますが、もう完全に灰野さんの楽器にしてしまいました。続いてサンプラーを多用したギターと歌。アンプは4台繋げています。最後は最近得意のヴォイスのみのパフォーマンス。鬼気迫る迫力を形容する言葉も見つかりません。あふりの天然な世界を漆黒の灰野ワールドに塗り替えてしまいました。
最後に嬉しいサプライズが。あふりらんぽと灰野さんの共演です。赤と黒。どう混じり合うかが興味深かったですが、結果的には基本的に8ビートのあふりのノリに灰野さんが合わせたという感じでした。20分と短くて残念。もっとやればお互いの持ち味が上手く混ざり合ったかも。
明日はついにUFO CLUB10周年記念を飾るイベントが渋谷AXで開催されます。出演はゆらゆら帝国、DMBQ、ギターウルフの3組。灰野さんなんかも出たら面白いのになぁ。
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幽玄な灰野さんを吉祥寺で観たよ

2006年01月27日 00時19分52秒 | 灰野敬二さんのこと
吉祥寺のFourth Floor(レコード屋Warsawのあるビル)で水晶の舟、金子寿徳さん、灰野敬二さん出演のイベントがありました。水晶の舟は男女g&voのデュオで観るのはこれが何回目かになりますが、今ひとつ好きになれません。昔のJACKSみたいなギターはいいのですが、歌が普通過ぎる感じ。一時期ドラマーが参加していた事がありますが、その時は良かったのですが。
金子寿徳さんは元光束夜のvo&g。日本のアンダーグラウンド界では灰野さんと並んで伝説の人です。ストラトの弾き語りなのですが、これがヘタウマ(死語)の極地で、何故かツボにはまってしまいます。
灰野さんは今年に入ってから轟音ライヴが続いたので、今回は非常に静かな演奏でした。カポタストをふたつつけたテレキャスで、サンプラーを駆使して静かに音を織り重ねていきます。暗号とか罠とかあっちとこっちとか、いわゆる「灰野用語」がたくさん出てくる歌もたっぷり披露してくれました。照明はシルエットが見えるくらいまで落として、まさに灰野さんの作り出す幽玄の世界に包まれるようなライヴでした。
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サンヘドリンat UFO CLUB

2006年01月23日 23時27分18秒 | 灰野敬二さんのこと
東高円寺のライヴハウスUFO CLUB10周年記念で今月を通して行われている「発狂天国」というイベントに灰野さん、吉田達也さん&ナスノミツルさんのサンヘドリンが出演しました。対バンはおとぎ話、オシリペンペンズ、にせんねんもんだい。ユニークなバンドばかり集めたものです。120名限定の前売りチケットはSold Out。
印象に残ったのはオシリペンペンズ。vo,g+dsからなるトリオで大阪新世代NO WAVEを代表するバンドです。ジャズっぽいドラム、痙攣するギターは素晴らしいのですが、酷い(凄い?)のはヴォーカリストのパフォーマンス。世の中に対する恨みつらみを叫びながら客席に飛び込んできます。非常階段以来のゲロ吐きパフォーマンスまでやるハチャメチャさ。もう二度と観たくない(恐いもの見たさで観たい?)です。
肝心のサンヘドリンですが、冒頭から気合いの入りまくった轟音即興。灰野さんの暴れっぷりも、こちらは正真正銘に凄い。途中ギターを置いてヴォイスをループさせるパフォーマンスは最近の定番。ナスノさんのベースも吉田さんのドラムも一瞬たりとも気を抜かず奇跡の演奏を繰り広げます。時間が短かった分、魅力が凝縮された演奏でした。フルートやエスニックオーボエも用意されていましたが出番無し。ひたすらハイテンションな部分だけで押し通しました。
来週は灰野さんのソロ。対バンは関西NO WAVEもうひとつの代表格アフリランポです。楽しみだぁ
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Shinjuku New Year Jazz Festival へ行ったよ

2006年01月22日 00時58分42秒 | 素晴らしき変態音楽
新宿の東京厚生年金会館で新宿PIT INN40周年記念イベント「Shinjuku New Year Jazz Festival 2006」がありました。出演は渋さ知らズ、三好"3吉"功郎スペシャルユニット、梅津和時KIKI BAND、PAIN KILLER、大友良英ニュージャズオーケストラ(ONJO)、室内楽団八向山。
特に凄かったのはPAIN KILLER。John Zorn氏(写真)の独特の高音のピキピキピキッというフレーズには鳥肌が立ちます。しかも今回はトランペットの近藤等則氏、ギターの大友良英氏がゲスト参加し、三つ巴の激しいインプロを聴かせました。
あと室内楽団八向山。八尋知洋氏(perc)、向井滋春氏(tb)、山下洋輔氏の頭文字を並べてバンド名にした、ドラム&ベースレスのトリオ。ゲストはサックスの早坂紗知さん、川嶋哲郎氏。洋輔さんの、猫が鍵盤の上を走り回るようなピアノが大好きな私にとっては大満足の演奏でした。
それに比べイマイチだったのがONJO。スローでまったりとした曲調が多く、聴き手のテンションも下がり気味。期待が高すぎたかも。
他のバンドはそれぞれの持ち味を出して、とてもいいイベントでした。でも大雪と3:00PM-9:30PMという長丁場にはかなり疲れました。
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夜王からチャングム、このギャップ

2006年01月21日 00時26分40秒 | ラジオやテレビのこと
今年になってから韓国ドラマ「チャングムの誓い」の放送日がが土曜夜から金曜夜に変りました。それで金曜夜のドラマは10:00PMからTBSで「夜王」、11:00PMからNHKで「チャングム」という対照的なドラマが続いてしまう事になりました。「夜王」は歌舞伎町のホストクラブを舞台に人の欲望や権力欲をあからさまに描く下世話な(失礼)ドラマ。私の好きなTOKIOの松岡さんが主役なので見逃せません。かたや「チャングム」は韓国の時代劇で王宮の食事を作る女官たちの世界を描いた上品で平和なドラマ。このふたつを続けて観るのは妙な気分になります。
ところで「チャングム」は韓国の大河ドラマでぜんぶで50話以上あるそうです。今日はまだ12回で、味覚を失ったチャングム(主人公)が蜂の針を使った治療で味覚を取り戻すという話。味覚を失っても感覚で料理をし、一方で味覚を取り戻すために医学書を読みあさるというチャングムの努力には勇気づけられます。
韓国の時代劇では男性はみんなヒゲを伸ばしていて区別がつかず困っています
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灰野x菊地雅晃、そしてThe Room

2006年01月15日 18時43分26秒 | 灰野敬二さんのこと
菊地雅晃さんは、日本ジャズ界の重鎮、POOさんこと菊地雅章さんの甥っ子で、POOさんのスラッシュトリオ(とてもカッコいいアヴァンギャルドジャズトリオ)、また自己のトリオT.T.a.T.(Travel Through Time and Textures)など様々なユニットで活躍している若手ベーシストです。
下北沢Lady Janeに灰野敬二さんとのデュオを観に行きました。菊地さんはウッドベースをPOOさんにもらったというシンセサイザーにつないで、奇怪な電子音を奏でます。灰野さんはテレキャスター。第1部はインスト。かなりシリアスで適度な緊張感のある即興が心地よかったです。第2部は哀秘謡。「愛しのマックス」「黒い花びら」「黒い瞳」と3曲を披露。特に「黒い瞳」はヴォーカルのサンプル音だけをバックにハンドマイクで歌い、とても新鮮でした。菊地さんもこなれてきたようで、シンセのつまみをいじりまくりベースというよりは電子楽器のようなサウンドを聴かせます。
先日の小岩での過激なライヴとは違って、静的な演奏でした。菊地さんとの共演は4回目とのこと。まだ発展の余地のあるデュオだと思いました。
そのあと渋谷のクラブThe RoomでKyoto Jazz Massiveの沖野修也さん主催のジャズのクラブイベントへ。クラブへ行くのは何年ぶりでしょうか。大音量でグルーヴィーなジャズを聴くのも久しぶりでエンジョイしました。
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自動車を売ったよ

2006年01月09日 21時39分15秒 | ありきたりな日常
3年前に中古で買った自動車を売ることにしました。僕はそんなに車に興味はなく、移動はバスや電車で事足りるので、自動車に乗るのはビールを買いに行くときくらいなのです。そのくせ自動車は維持費が結構かかります。車検、自動車税、駐車場など。
家族と相談して、自動車のない生活に変えよう、ということになりました。
車種はTOYOTAのSEPTERワゴン。年式は平成7年、走行距離は5万キロ。早速近くのガリバーへ行くと、下取り価格は数万円でした。まだ立派に走るし、外装もきれいなのにこの値段はないよな~と思いつつも初心貫徹、売ることにしました。別にもうけようと思った訳でもなし。
思い切って車をなくしてみると、現代車社会からドロップアウトしたような気がして、なんだかほっとしたような、肩の荷を降ろしたような気がします。これからは車に頼らないエコライフの始まりです。がんばるぞ!
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今年最初のライヴはやっぱり灰野さん

2006年01月09日 01時13分39秒 | 灰野敬二さんのこと
今日(正確には昨日)小岩eM SEVENにライヴを観に行きました。出演は赤い疑惑、狂ったクルー、idea of a joke、z、灰野敬二。灰野さん以外は知らないバンドです。新高円寺のUFO CLUBではママギタァ、PANICSMILE、フレアオッズなどが出演のライヴをやっていたので、どっちに行くか悩みましたが、やはり一年の計は灰野さんにあり(?)というわけで、ちょっと遠いのですが小岩までJRで1時間かけて行ってきました。灰野さんが新宿より東でライヴをやるのは珍しいことです。小岩でやるのは初めてだと思います。
eM SEVENは高円寺20000Vを一回り小さくしたようなライヴハウスで、観客は満員でした。
コミカルなロック有り、サックスをフィーチャーしたアヴァンギャルド有り、変拍子のハードコア有り、と対バンはバラエティに富んでいて飽きませんでしたが、流石にスタンディングで4時間は疲れました。灰野さんは10時頃トリでステージに登場。RolandのJazz Chorusを4台並べて、いきなり全力全開の轟音ギター。それまでの疲れは見事に吹っ飛びました。精神も一緒に。耳を圧する轟音、激しいアクション、それにも身を委ねていると、ノイズの果てに透明感に満ちた天上の世界が現れます。最後はギターを置いて、声だけのパフォーマンス。これがまた凄かった。気合いがビシビシ伝わってきて身体にぶつかってきます。
1時間弱の短いライヴでしたが、本当に観られてよかったと思います。
灰野さんの真ん前で観ていたのですが、エフェクターを踏む時のブーツの先の動きが妙に可愛いことに気がつき、微笑ましい気分になりました。
最初からこれですから、今年もライヴ生活は充実しそうな予感がします。
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おみくじが二年連続「凶」だった...

2006年01月02日 12時20分40秒 | ありきたりな日常
あけましておめでとうございます。今年もこのブログをよろしくお願いします。

さて元旦の昨日は、実家の近くの八幡神社へ初詣に行きました。相当な人出で一時間並んでやっとお参り出来ました。さて、恒例のおみくじですが、なんと昨年に続いて二年連続の「凶」。しかも昨年と同じ第十三番の「凶」。”このクジ運の人は仕合せを掴んだのは今日までと思い...”何て書いてあります。もう希望を捨てろということなのか。
でも去年は仕事でちょっと躓くことや予期せぬ人事異動はありましたが、大きな病気、怪我もせず、ライヴにもたくさん行けたし、CDも当たりが多くて、決して悪い一年ではありませんでした。
おみくじに書いてあるように”自分を信じ自然(カミ)におまかせすること”で運命は開けるのですね。
それにしても二年連続同じおみくじを引く、というのは実はかなりの強(凶?)運なのではないでしょうか。今年も存分にMusic Lifeを堪能するぞ!

今日はこれから別のお寺へ初詣に行って、名物のおそばを楽しんできます。
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