A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【JazzTokyo#225更新】パク・ハンアル/THE NECKS/生向委+ドン・モイエ/faUSt/地下音楽/クリス・ピッツイオコス

2016年12月30日 00時15分15秒 | 素晴らしき変態音楽

Caroline Pugh / Photo by Andrew Putler

ジャズ/即興音楽/前衛音楽の情報サイト『JazzTokyo - Jazz and Far Beyond(ジャズとその先へ)』の最新号が更新されました。

Disk Review
Photo (c) 2012 Seán Kelly
#1365 『Han-earl Park, Dominic Lash, Mark Sanders and Caroline Pugh / Sirene 1009』
NY即興シーンで切磋琢磨し、イギリスへ戻った即興音楽の求道家パク・ハンアルが放つ鉱物的サウンド・スカルプチャー。インプロヴィゼーションの極意は半人半獣の女神の微笑に包まれる。


Concert/Live Report
Photo by Akira Saito
#931 THE NECKS – 30th Anniversary 初来日ツアー 東京公演
シドニーを拠点に30年間独自の音楽活動を続けるピアノ・トリオTHE NECKSの初来日ツアー。アヴァンギャルドにして和み系、豪州の不可知な音楽集団のイマジネーション豊かなサウンドスケープは、聴き手の魂を啓く導きであった。


【Best of 2016】
このライヴ/コンサート(国内アーティスト)
Photo by Takeshi Goda
生活向上委員会大管弦楽団2016
原田依幸と梅津和時にアート・アンサンブル・オブ・シカゴのドン・モイエを加えたコンサート『生活向上委員会大管弦楽団2016』は、過去の振り返りと今ここにある音楽表現を繋ぎ合わせ、更にこれから先の活性化の兆しを予感させて、フリージャズが死んでいないことを宣言する出来事だった。


このライヴ/コンサート(海外アーティスト)
Photo by Bullet
第三届明天音乐节 3rd Tomorrow Festival
「音楽は国境を越える」とはよく言われるが、「越える」のではなく「伝わる」のであり、否応無しに「伝わってしまう」様子を目の当たりにして、MUSE-SICK(音楽)の無尽蔵のパワーに心が哲かれる想いがした。


この一枚2016(国内編)

『V.A./ Japanese Underground Music in the Late 70s and 80s』Special Sampler CD 
即興音楽、フリーミュージック、電子音楽、脱力歌謡、痙攣ヴォイス、果ては争議の雑踏まで、すべて合わせて「地下音楽」と捉えることで、歴史の裏舞台で蠢く気配と傷に満ちた豊潤な世界を俯瞰できるだろう。

☆INCAPACITANTSの美川俊治さんとコサカイフミオさんにコメントをいただきました。
ロフトブックス『地下音楽への招待』特設サイト

この一枚2016(海外編)
Photo by Akira Saito
『Chris Pitsiokos Quartet / One Eye with a Microscope Attached』
今年も海外編はクリス・ピッツイオコスにとどめを刺す。新境地を切り開く自己のカルテットのデビュー作は何度聴いても刺激が薄れることはない。2017年は日本でライヴが観られることを真剣に祈っている。


ベスト盤
WWDBEST
でんぱ良好


でんぱ組.inc「WWDBEST」MV Full
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【えいたそ人形劇場】でんぱ組.inc『WWDBEST〜でんぱ良好!〜』リリース記念イベント 2016.12.25 (sun)

2016年12月29日 02時55分44秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


でんぱ組.inc『WWDBEST〜でんぱ良好!〜』リリース記念イベント
日程:2016年12月25日(日)
会場:横浜・大桟橋ホール
衣装:クリスマス サンタ衣装
内容/時間
<1部>2ショットチェキ撮影会 12:00~13:30
<2部>個別サイン会 15:00~16:30



横浜大桟橋国際客船ターミナルに来たよ



暑いくらいのいい天気



すてきな豪華客船!乗りたいなぁ



ベスト盤の垂れ幕



5周年記念のお花も並んでるよ



さあ、いよいよ特典会の列に並ぶよ



えいちゃんにもうすぐ会えるよ ドキドキ



クリスマスサンタの衣装、可愛いな〜



わーい、楽しいサインももらったよ!



楽しかったー。横浜観光していこうっと




熱烈歓迎



遠くに見えるのは赤煉瓦倉庫



わぁ!スケートしてるよ!楽しそう



ワールドポーターズの大時計



運河の向こうに



ランドマークタワー



面白いモニュメント、はいポーズ



馬車道はヨーロッパの街みたい



写真発祥の地だって



母子像



赤い楕円とご対面。さらば横浜

推しメンと
過ごす歓び
クリぼっち


でんぱ組.inc/でんでんクリスマス


<推しメンクリスマスこれくしょん>

成瀬瑛美/でんぱ組.inc




瑳里/NECRONOMIDOL






夜露ひな/NECRONOMIDOL






柿崎李咲/NECRONOMIDOL






今泉怜/NECRONOMIDOL




コショージメグミ/Maison book girl




mone/Malcolm Mask McLaren






ペリ・ウブ/BiS





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【今日は一日クリス・ピッツイオコス三昧】NY即狂サックス奏者の最新ライヴFULL SET動画12本+おまけ

2016年12月28日 03時13分26秒 | 素晴らしき変態音楽


JazzTokyoの次号(新春号)に「この一枚2016」(今年最も印象に残ったアルバム)を選んだ。国内は直ぐに決まったが、海外はどうしようかとちょっと悩んだ。ここ最近は某中古レコード店の年末セールでアナログのレア盤を掘ってばかりの日々(ちなみにかつてレコードは「漁る」ものだったが、最近は「掘る」ものに変わったようだ)。特に和ジャズがブームで競争が激しくたいした収穫がなくちょっと凹んでいたところ、今日セール以外の出品でずっと欲しかったNYジャズアヴァンギャルドのLPを安価で見つけて人心地がついたところ。落ち着いて考えると筆者のiPodにiDOLソング以外で常に入っていたのはNY即興シーンのサックス奏者クリス・ピッツイオコスの最新作『Chris Pitsiokos Quartet / One Eye with a Microscope Attached』だった。2014年は『Chris Pitsiokos, Weasel Walter, Ron Anderson / MAXIMALISM』、2015年は『Chris Pitsiokos & Philip White - Paroxysm』だっったので3年連続ピッツイオコスである。これはもうiDOLソング以外はクリス・ピッツイオコスだけあれば365日快適に過ごせる兆しかもしれない。其の検証としてピッツイオコスの2016年8月以降のライヴ動画を集めて【今夜はとことんクリス・ピッツイオコス三昧】を企画してみた。様々な組み合わせでいくつものユニットを同時進行するピッツの創造意欲は年と共に高まるばかり。2017年はなんとか日本公演を実現させたいと真剣に願う。その祈りを込めて朝が来るまでピッツイオコスのサックスの咆哮に溺れていたい。
【Disc Review】クリス・ピッツイオコス・カルテット『片目に顕微鏡をつけて』
#このCD2014海外編#02『Chris Pitsiokos, Weasel Walter, Ron Anderson / MAXIMALISM』
#このCD2015海外編#02『Chris Pitsiokos & Philip White - Paroxysm』

CP Quartet - at Muchmore's, Brooklyn - August 18 2016

Chris Pitsiokos - alto saxophone, compositions
Andrew Smiley - guitar
Henry Fraser - fretless electric bass
Jason Nazary - drums


Chris Pitsiokos, Brian Chase @ Muchmore's 9-3-16





CP Unit - at Muchmore's, Brooklyn - September 8 2016

Chris Pitsiokos - alto saxophone, compositions
Brandon Seabrook - guitar
Tim Dahl - bass
Weasel Walter - drums


Chris Pitsiokos / Daniel Levin / Brandon Seabrook - at Rye Bar, Brooklyn - October 12 2016

Daniel Levin - cello
Chris Pitsiokos - alto saxophone
Brandon Seabrook - guitar


Nate Wooley Quartet: Knknighgh - at Spectrum, NYC - October 18 2016

Nate Wooley - trumpet, compositions
Chris Pitsiokos - alto saxophone
Brandon Lopez - bass
Dre Hocevar - drums


Nate Wooley Quartet: Knknighgh - - at Manhattan Inn, Brooklyn - Oct 27 2016

Nate Wooley - trumpet, compositions
Chris Pitsiokos - alto saxophone
Brandon Lopez - bass
Dre Hocevar - drums


Cutout Lover - at The Stone, NYC - November 22 2016

Paige Johnson-Brown - vocals, lyrics
Chris Pitsiokos – alto saxophone, electronics, compositions
Andrew Smiley – guitar
Henry Fraser – electric bass
Connor Baker – drums


Chris Pitsiokos solo @ The Stone 11-25-16







Chris Pitsiokos / Joe Morris / Tyshawn Sorey - at The Stone, NYC - November 26 2016

Chris Pitsiokos - alto saxophone
Tyshawn Sorey - trombone, piano, percussion
Joe Morris - guitar


CP Unit - at The Stone, NYC - November 26 2016

Chris Pitsiokos - alto saxophone, compositions
Brandon Seabrook - guitar
Tim Dahl - bass
Weasel Walter - drums


CP Quartet - at The Stone, NYC - November 27 2016

Chris Pitsiokos - alto saxophone, compostions
Andrew Smiley - guitar
Henry Fraser - electric bass
Connor Baker - drums


Chris Pitsiokos solo @ Park Church Co-op 11-29-16






音楽は
睡眠・食事に
勝る糧

Weasel Walter Large Ensemble [2nd set excerpt] - at JACK, Brooklyn - Nov 22 2015

Jaimie Branch - trumpet
Steve Swell - trombone
Jim Sauter - tenor saxophone
Matt Nelson - tenor saxophone
Chris Pitsiokos - alto saxophone
Michael Foster - soprano/sopranino/tenor saxophone
Leila Bordrueil - cello
Brandon Seabrook - guitar
Alan Licht - guitar
Brandon Lopez - bass
Tim Dahl - bass
Weasel Walter - drums, compositions
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【ART系iDOLビデヲ】ブクガ/ネクロ魔/テンテン/ぜん君。/パスコ/じゅじゅ/The Jam

2016年12月27日 02時19分49秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界

画・瑳里(NECRONOMIDOL)

アイドル界にアート旋風。従来の萌えを追求した歌って踊って可愛いPVとは異なり、映画的世界観や映像マジック、ドラマ仕立ての迷宮ストーリーなど、芸術性を高めた女子ビデヲが増殖している。様々なクリエイターが参画し、他ジャンルでは不可能な冒険や挑戦を繰り広げてきたアイドルのリングにアート系映像作家やフィルムメーカーが参戦。くせ者だらけの第三次ビデヲバトルが巻き起こること必至。時代の落伍者になりたくないならこれらのビデを観るよろし。

●Maison book girl


アートっぽいアイドルの代表格とされるブクガ。プロデューサーのサクライケンタによるブランド化戦略とメンバーのゆるふわ系キャラのギャップに萌えるファンが急増中。顔が見えないアー写に続き、本人顔出し無しビデヲが登場。ライヴの振り付けが猟奇的で忘れられない濃いめのヲタにとっても新鮮な驚きにあっけにとられてしまった。

Maison book girl / karma / MV



●NECRONOMIDOL


前回のビデヲがドット絵アニメーションだったので、久々に生身のメンバーを拝めるチャンス、しかも九十九ほたるのラストビデ!と意気込んだ接触廚の魔ヲタにとって樹海の怪異をほぼ静止画で描く映像は、ブクガに続くセカンドショックであった。が、鮮明過ぎる画質の中に描かれるメンバーの素肌の肌理の非現実感に、あの世の美学を感じ、グリッスルが意志に反してスロッビングしてしまったのは筆者だけではない筈。

NECRONOMIDOL - psychopomp Music Video



●テンテンコ


『工業製品』としてのアイドル像を自ら体現するアルタネイティヴ女子テンテンコの美的感覚は、大人と子供/ホモサピエンスとアンドロイドとロボット/萌えとエモ/ロリと女王の間を何度も行ったり来たりして留まることがない。死ぬまで動き続けるホモサピエンスとして存在する筆者のコアには、女子の魅力が蹂躙される場所への憧れが強い。この2作のビデヲの振り幅こそ、テンコの超絶な存在意識のヴォルテールに違いない。

テンテンコ / 次郎


テンテンコ「くるま」



●ぜんぶ君のせいだ。


一度しか観たことがないのに、何故か心が惹かれる女子5人組ではある。ビデヲ公開直後にメンバーの電撃脱退劇が勃発するとは神様ですら想像もできなかっただろう。スローモーションによるスタイリッシュなヴィジュアルは、ぜん君。がアートユニットを画策している前哨戦と言えるだろう。筆者の主現場とは異なるが、今後の進展から目を離せない。

ぜんぶ君のせいだ。"WORLD END CRISIS feat. ◎屋しだれ"Official MusicVideo



●PassCode


アイドル界の暴れ大将/イヌ対象。PassCodeの抑えを知らない盛り上がりは、世界1,2のカオス感を呈する。マネキンチャレンジをアートと呼ぶのは違うかもしれないが、ハッカー(PassCodeヲタの名称)の暴れっぷりを知る者にとっては最初の静止部分は感動的ですらある。12/28の新木場スタジオコーストワンマンでも再演されるだろうか。

PassCode - MISS UNLIMITED Tour Final 12.28 〜Ready for Studio Coast〜 (Mannequin Challenge)



●じゅじゅ


呪いがテーマのアイドルユニットじゅじゅこそ今一番萌えるアイドルだと言っていい。ねう/みおり/みのるの秘密の三角関係は良からぬ企みを生む呪術的繋がりであり、その秘事を盗み見るヲタの心は謂れのない呪いに蕩けて恍惚状態に陥り再帰不能になる。其の社会復帰の助けとしてはJ-ホラー風ストーリーはマイナス要因満載。目を反らすことで呪いが解けるとしても可愛いもの見たさは留められない。

じゅじゅ - 「ノロイハジメ」 MV


アートスクール
出身アイドル
決起せよ

The Jam - Art School
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灰野敬二+KONSTRUKT@トルコ・イスタンブールSalon IKSV 2016.12.21(wed)

2016年12月26日 00時15分15秒 | 灰野敬二さんのこと


12月21日(水) トルコ Istanbul SALON
Konstrukt meets Keiji Haino

21:30
tickets able 45 TL, Standing 35 TL Student 25 TL
チケット: テーブル45 tl, 35 tl学生25 tl
Konstrukt
Keiji Haino



トルコ発フリー・オーガニック・ミュージック・コンボ「KONSTRUKT(コンストラクト)』が灰野敬二をイスタンブールに招聘し共演した。2014年サン・ラ・アーケストラ来日直後に中古レコード店で出会った彼らは、マーシャル・アレン、エヴァン・パーカー、ペーター・ブロッツマン、ジョー・マクフィー、ウィリアム・パーカー、坂田明など世界的ジャズ・ミュージシャンと交歓するフリージャズの新たな継承者という位置づけだった。
土耳古(トルコ)自由奔放ジャズ楽団『コンストラクト』の<有機宇宙的構造主義音楽>



当ブログでも『地下ジャズ』の注目株として取り上げてきたが、2016年初頭にメンバーチェンジにより音楽的方向性の拡張をめざし6月には元ソニック・ユースのサーストン・ムーアと共演したという。
【私の地下ジャズ愛好癖】トルコ有機音楽と米国地下ジャズの邂逅:コンストラクト&ジョー・マクフィー
【私の地下ジャズ愛好癖】トルコの有機栽培コンボ『KONSTRUKT(コンストラクト)』の新作3点



彼らの次の動きに大いなる関心を持っていた筆者であるが、まさか灰野敬二との共演が実現するとは夢にも思っていなかった。しかも共演コンサートの他にスタジオでレコーディング・セッションも行ったという。此れは正に『地下音楽』と『地下ジャズ』の邂逅といえる。



滞在中にトルコの女性ジャーナリストと2時間に亘るインタビューを行った。トルコ語の記事なので詳細な内容は不明だが、Google翻訳によると、灰野の活動歴や音楽思想に加えヴィーガン(厳格な菜食者)であることについても語られたディープなインタビューのようだ。トルコ語が分かる方がいたら、ぜひ翻訳していただきたい。
灰野敬二インタビュー:Keiji Haino: "Ben Zamanı Kesen Bir Samurayım!"

KONSTRUKT & KEIJI HAINO - Live at Salon IKSV | HD


Korhan Futacı: saxophones, reeds, vocal
Umut Çağlar: synthesizers, reeds, flutes
Berkan Tilavel: electric drums, cymbal
Erdem Göymen: drums, percussion
+
Keiji Haino: electric guitar, vocal, electronics

出会いから
生まれる音楽
聴きに行こう

<灰野敬二Live Schedule>

2016/12/30 (金) ShowBoat (高円寺, 東京)
不失者 
18:30open/19:00start
前売り¥4,000/当日¥4,500+ 1ドリンク
不失者:灰野敬二 (ヴォーカル, ギター)、森重靖宗 (ベース)、Ryosuke Kiyasu (ドラムス)



2017/01/06 (金) U.F.O. CLUB (東高円寺, 東京)
UFOCLUB 21周年記念 “灰野敬二・DMBQ 2マン!!!”
19:00open/19:30start
Adv ¥2,800/Day ¥3,000+ ドリンク
灰野敬二 meets New Rock Syndicate:灰野敬二 (vo)、川口雅巳 (g)、菊地明 (b)、山本耕一郎 (ds)
DMBQ
予約受付:03-5306-0240 (U.F.O. CLUB)


2017/01/14 (土) club Doctor (荻窪, 東京)
鳥を見た・アルバム発売記念ライブ
19:00open/19:30start
Avd ¥2,500/Day ¥2,800+ ドリンク
壊れかけのテープレコーダーズ
灰野敬二
鳥を見た


2017/01/22 (日) JAM (新宿, 東京)
金子寿徳10周忌
KANEKO JUTOK 1958–2007
“HE IS ALREADY LIVING, WHILE WE ARE STILL DEAD.”
18:30open/19:00start
Adv ¥3,000/Day ¥3,000+ ドリンク
灰野敬二
ザ・スートンズ:工藤冬里 (ギター, ヴォーカル)、西村卓也 (ベース)、高橋幾郎 (ドラムス)
割礼


2017/01/27 (金) 月見ル君想フ (青山, 東京)
月見ル君想フpresents 灰野敬二 × THE NOVEMBERS
18:00open/19:00start
Adv ¥3,500/Day ¥4,000+ 1ドリンク ¥500
灰野敬二
THE NOVEMBERS
イープラス 一般発売:12/28 10:00


2017/03/05 (日) SuperDeluxe (六本木, 東京)
不失者、青葉市子
17:30 open/18:30start
Adv ¥3,800/Day ¥4,300+ ドリンク
不失者:灰野敬二 (ヴォーカル, ギター)、森重靖宗 (ベース)、Ryosuke Kiyasu (ドラムス)
青葉市子
コメント (1)
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【Disc Review】Han-earl Park, Dominic Lash, Mark Sanders and Caroline Pugh / Sirene 1009

2016年12月24日 01時07分11秒 | 素晴らしき変態音楽


Han-earl Park, Dominic Lash, Mark Sanders and Caroline Pugh/Sirene 1009
パク・ハンアル、ドミニク・ラッシュ、マーク・サンダース、キャロライン・プア/ジレーネ

BAF000
Release date: January 31, 2017

Han-earl Park (guitar)
Dominic Lash (double bass),
Mark Sanders (drums)
Caroline Pugh (voice and tape recorder)

1. Psychohistory III (≥9:47)
2. Cliodynamics I (10:44)
3. Cliodynamics II (12:22)
4. Cliodynamics III (5:11)
5. Hopeful Monsters (9:41)
6. Psychohistory V (≥10:40)
Total duration ≥58:25

Music by Han-earl Park, Dominic Lash, Mark Sanders and Caroline Pugh.
Tracks 2–5 recorded live December 3, 2015, Cafe OTO, London. Recorded by Alex Fiennes.
Tracks 1 and 6 recorded June 16, 2016, Flood Studio, Birmingham. Recorded by Luke Morrish-Thomas.
Mixed and mastered by Han-earl Park.
Design and artwork by Han-earl Park.

NYからロンドンへ移植された即興音楽の鉱物図鑑(ミネラリズム)。

2012〜13年の2年間ニューヨークに滞在し、即興シーンの様々なミュージシャンと交歓し13年末に故国アイルランドに帰国したミュージシャン、パク・ハンアル。2013年にNYでレコーディングされた二つの異なるユニットEris 136199とMETIS 9の演奏を収めたアルバム『Anomic Aphasia』を2015年にリリースした。旋律や和声の呪縛から解き放たれると同時に、難解さや独善性の罠に陥らない開かれた創造空間は、碁石を削ったようなピックでギターから音を削り出すこのギタリストの柔軟な感性がNYにて開花したことを物語っていた。
『Han-earl Park, Catherine Sikora, Nick Didkovsky, Josh Sinton/Anomic Aphasia』名称が失われる即興音楽の極致を求めたドキュメント

帰国後2014年にイギリスをベースに活動するミュージシャンと結成したユニット「Serine 1009」の2015年12月にロンドンCafe OTOでのライヴを収めたアルバムが登場した。ここでも音楽の概念を拡張する創造性が遺憾なく発揮されている。ギター、ベース、ドラムというオーソドックスな編成で繰り出されるアンサンブルは、彼らしくそれぞれの楽器の「気配」を過剰に抽出した物音狂想曲を奏でる。演者の感情がまったく伺えない硬質な世界はハンアルの使うピック同様に鉱物的な響きを供するが、合同演奏の向こうに垣間見える風景は人間の営みを動物に例えた鳥獣戯画の如きカリカチュアに他ならない。それはすなわち、岩石絵具で彩色筆された水墨画である。

Han-earl Park, Dominic Lash and Mark Sanders (London, 10-30-14)


ひと際耳に眩しいのは、三種の楽器のオブジェ感を破壊し拡張するキャロライン・ピューのヴォーカリゼーションである。人声は否応なしに感情の発露装置として機能するが、会話と呻きと叫びと溜息と歌唱と言葉を自在に操る彼女の口腔は、それ自体が独立したオブジェと化し、Emotion(感情)からMIneral(鉱物)へのAufheben(止揚)に成功している。声を楽器にする、という表現はよくあるが、キャロラインの場合は声を物質にしている、と言い表すのが相応しい。

Han-earl Park/Dominic Lash/Mark Sanders/Caroline Pugh (Birmingham/Bristol/London Dec 2015)


「Psychohistory/精神史」「Cliodynamics/クレイオー(歴史の女神)の力学」という曲名には時間と共に変貌するアンサンブルの動力性が表されている。そこから生まれたのが「Hopeful Monsters/希望に満ちた怪物」だったというオチは、彼ら一流の皮肉だと解釈するのは些か早計だろう。なぜならユニット名の「Sirene 1009/ジレーネ」は火星を横断する小惑星であり、その語源はギリシア神話の上半身が人間の女性で下半身が鳥の姿をした海の怪物セイレーンである。つまり4者の精神の歴史を紐解きながらオブジェ化した音粒を浴びることから生まれた即興の極意は、歪な肉体に歓喜の雄叫びを上げるモンスターに他ならないからである。

Caroline Pugh, Han Earl Park, Dominc Lash, Mark Sanders Quartet at Cafe Oto, 3/12/15

公式サイト

2016/12/24 08:24追記
ハンアルの不思議なユニット名の多くは小惑星や無名の惑星の名前だとの説明が本人から寄せられた。天文学に興味を持つ発明家の側面はconstructor(建設者、構築者)という肩書きに伺える。音楽表現の革新をソフト/ハード両面から追求するハンの活動は「Improvised Music Right Now(今ここにある即興音楽)」と呼ぶに相応しい。
【即興演奏家に脅威】ついに登場!完全自動即興演奏ロボット『io 0.0.1 beta++』の驚異の世界

ノイズとは
ふた味違う
ミネラリズム

鉱物図鑑Playlist


*初出時に間違った情報を掲載したことをお詫びします。
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【年末アイドル三昧始末記】ネクロ魔/でんぱ組/MMM/ブクガ/ヤナミュー/BiS/BiSH etc.

2016年12月21日 01時50分36秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


当ブログ史に於いて2016年はアイドル三昧元年として記憶されることとなるだろう。一年間に観たライヴの数を数えたら200回を超えていたことがあったが、2016年はそのうち7割がドルイベかもしれない。ましてやアイドルにお金をいくら使ったか(CD/DVD代、チケット代、グッズ代、なによりも特典会のチェキ券代)を考えると余りの額の大きさにショック死する危険性があるので敢えて計算しようとは思わない。しかしもし死んだとしても満足げな笑みを浮かべた死に顔かもしれない。萌えという感情は、人を幸福に導く危険ドラッグに違いない。
閑話休題。そんな記念すべき幸福な一年の締めくくりとして、11月〜12月にかけて体験したアイドル関連イベントを日記風に記しておこう。無銭イベントもあるにはあるが、チケット代+特典会(平均2000円)+CD代(複数)×日数で計算すれば、浪費っぷりがお分かりになるだろう。



2016年11月25日(金)新宿ロフト

アイドルに学べ!! vol.1 
Supported by ヴィレッジヴァンガード
OPEN 17:00 / START 18:00 ADV¥3000 / DOOR¥3500
BiS / BELLRING少女ハート / GANG PARADE / ヤなことそっとミュート / レッツポコポコ / KissBee / 劇場版ゴキゲン帝国 / sugartrap /【special guest】ジョニー大蔵大臣



11月26日(土)新宿ロフト

ヤなことそっとミュート 2ndシングル「Sealing EP」リリースイベント
OPEN 17:00 / START 18:00 ドリンク代のみ ¥500
ヤなことそっとミュート



11月27日(日)淡路町 AWAJI Cafe&Gallery

でんぱ組.inc「つくる写真『展』」
展示写真プレゼント



11月28日(月)青山 月見ル君想フ

ekoms presents “夜明けの月と煙 vol.4”
開場:18:00 開演:19:00 前売:3000円 当日:3500円
出演:Maison book girl / カフカ / ヤなことそっとミュート



11月29日(火)下北沢GARDEN

コラソンフェス vol.21
OPEN/START 18:30/19:00 ADV/DOOR ¥3,000/¥3,500ドリンク別
がんばれ!Victory / GANG PARADE / ブーイング!!! / ライムベリー / NECRONOMIDOL / 西恵利香

NECRONOMIDOL九十九ほたる卒業。


11月30日(水)新宿レッドノーズ

定期公演 メロディック・ハードコア
時間:OPEN19:00 START19:30 入場料:¥1,500 ※別途ドリンク代
Malcolm Mask McLaren 


12月1日(木)渋谷O-east

BiSH FREE LIVE "iN THE END"
OPEN 18:00/START 19:30 無料 *入場時にドリンク代別途必要

アイナ・ジ・エンド声帯結節手術活動休止。


12月3日(土)タワーレコード新宿

Maison book girl『river』リリースイベント
18:00〜 ミニライブ&特典会



12月9日(金)池袋ROUND 1

でんぱ組.inc × ROUND1
でんぱ組.incボウリングパック



12月10日(土)11日(日)軽井沢プリンスホテルウェスト

でんぱ組.incオフィシャルファンクラブ「でんぱとう」限定企画
軽井沢っほい?忘年会.inc〜最Ψ最高 超楽しい!〜

【えいたそ人形劇場】でんぱ組.inc「軽井沢っほい?忘年会.inc〜最Ψ最高 超楽しい!〜」2016.12.10(sat)-11(sun)


12月11日(日)新宿レッドノーズ

クロスオーバーWAY Vol.10
前売2000円(+1d) op17:30/st18:00
【出演者】ライムベリー / NECRONOMIDOL / 都築かな / ハートにポチコン / Mash Berry etc.



12月16日(金)TOWERmini東京駅八重洲口店

MMM 1st FULL ALBUM「MELODIC HARDCORE」インストアリリースイベント
19:30〜 Malcolm Mask McLaren
【Disc Review】マイセルフ(自分自身)の凱旋歌〜マルコム・マスク・マクラーレン『メロディック・ハードコア』

来年も
萌えツイートで
艶上(えんじょう)だ

NECRONOMIDOL 2017年への宣戦 DEATHLESS
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THE NECKS@渋谷WWW X 2016.12.14(wed)

2016年12月20日 00時43分11秒 | 素晴らしき変態音楽


THE NECKS
30th Anniversary
初来日ツアー

December 2016 Japan

東京公演 12/14(Wed) 
会場:WWW X(渋谷)
開場7:00PM/開演8:00PM
ADV./DOOR:¥3,800/¥4,300 (税込/ドリンク代別)

オーストラリアでクリス・エイブラムズ(p)、トニー・バック(ds)、ロイド・スワントン(b)によってザ・ネックス The Necksが結成されてから30年。ジャズ、アヴァンギャルド、ミニマル、トランス、アンビエントなどの境界を超えたインプロの最前線を行くバンドとして世界中に数多くのファンを持つ。メンバーのトニー・バックは90年代の一時期日本に滞在していたので、大友良英などと共演していたことを記憶しているファンもいるだろう。現在30周年記念ヨーロッパ・ツアー中だが、急遽待望の日本ツアーが決定した!(JazzTokyoNewsより)



オーストラリアの音楽シーンのことは余り伝わって来ないので往々にして驚かされる。筆者の知る中では毎年のように来日して灰野敬二、ジム・オルークと共演するオーレン・アンバーチが筆頭格で、彼の地にも前衛音楽/実験音楽シーンが存在することは想像できるが、実際にそれを体験できることは多くない。そんなことを考えていた矢先に30年間独自の音楽活動を続けるピアノ・トリオTHE NECKSの初来日が決定した。招聘元は東京JAZZ。来年から渋谷で開催されることが発表になり、前哨戦としてこの変態音楽を招聘するとは頼もしい。



とはいえ、一般的には無名に近い豪州の偏屈バンドを、新宿ピットインならまだしも、アイドルの登竜門として(筆者に)知られるキャパ700人のライヴハウス公演は、果たして動員大丈夫か、という不安があったのも確か。蓋を開ければ丸椅子を並べて着席ではあったものの、ほぼ満席の盛況ぶり。変態音楽愛好家だけでなく、この界隈では有名なミュージシャンの姿も多い。その筋の人にとっては文字通り「待望の」初来日だったようだ。勉強不足で聴いたことがなかった筆者は、来日の報に触れてネットをググったが、1曲30分以上の長尺でしかも全く変化のないドローンサウンドに「一体此れは何?」という疑問が沸々と沸いてきて、怖いもの観たさで駆けつけることと相成った。



45分x2セットのステージは、初めて観る豪州変態音楽の衝撃と可能性を強く感じさせる夢眠(ゆめみ)心地の特殊体験だった。ドラムが叩くきっかけに合わせない振りをして、思い思いに反復フレーズを繰り返す。ドラマーは普通にビートを刻むことはなく、様々なパーカッションや玩具を使って、サウンドエフェクトを創り出す、イマジネーションの妙に感服した。「サザナミのように広がる音の波紋」と形容される三者の音のレイヤーは、筆者にとってはポストロック/シューゲイザーの一部のバンドが得意とする静から動へのメタモルフォーゼを思わせる胸の鼓動と同義である。ミニマル音楽の付和雷同ではなく、孤独な音楽家の不安定な輝きが絡まり合い「凡百のミュージックを超えた超自然的な存在の在り方」としてシンセカイで光り輝いている。



未知の国
未知の表現
未知の音

NTS: The Necks live at Cafe Oto - 07.11.16


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【Disc Review】マイセルフ(自分自身)の凱旋歌〜マルコム・マスク・マクラーレン『メロディック・ハードコア』

2016年12月19日 08時17分29秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


マルコム・マスク・マクラーレン『メロディック・ハードコア』
Malcolm Mask McLaren/MELODIC HARDCORE
MMMRecords MMMR-001 ¥2,315(税抜)

mone、ai、naoからなる3人組のマスクアイドル"Malcolm Mask McLaren(マルコムマスクマクラーレン)"、通称MMM。
活動をスタートさせて1年が経った今、満を持しての14曲をひっさげて待望の1stフルアルバムをリリース!


メロコアを基調としたパンク系楽曲でパフォーマンスを行っており、「TOKYO IDOL FESTIVAL2016」にも出演。サウンドクオリティの高いアイドルグループが多く出演する「アイドル甲子園」など、アイドルグループのなかでもとりわけ音楽面に力を入れているイベントに多く出演している。またアイドルの枠を越えバンド系との対バンイベントなどにも積極的に参加し、実力派ガールズバンドの祭典「爆女祭」にも名を連ねている。(amazon商品コメントより)



●サウンド分析
パンクロックに影響を受けたアイドルユニットは数多いが、その殆どがメタルやデジロック、ラップやデスヴォイスを導入しており、パンク本来のシンプルなロケンロー美学を貫くグループはマルコム・マスク・マクラーレン(以下MMM)の他にはいない。アルバム・タイトルそのままに『メロディック・ハードコア(メロコア)』=”80年代ハードコア・パンクをルーツに、エレキギターの激しいリフをバックにしながら、叙情的なメロディラインを持つボーカルが歌う“スタイルが徹底している。ドラムのキック(バスドラ)を強調したタイトなビートがノイジーなディストーションギターをドライヴさせ、聴くだけでドキドキが止まらない。そのサウンドははじめてセックス・ピストルズを聴いた時の気持ちを思い出させる。THE BLUE HEARTSのデビュー・アルバムも同じ胸のドキドキを与えてくれた。また、バックトラックの所々にクリエーターの拘りがあることにも注目したい。「ROX」のカウンターメロディーや「like this sneakers」の木琴の音は革命的。何よりもストレートで明るいmone、アニメチックでポップなai、ゆるふわでスウィートなnao、3人のヴォーカルの絶妙なコンビネーションが素晴らしい。

●歌詞分析
男子が歌うと汗臭い青春ばかりだが、女子が歌うパンクやメロコアは普遍的なメッセージが明確になる。このアルバムで歌われるのは只ひとつ「自分自身(マイセルフ)」であること。
どんな困難 どんな瞬間だって Myself塗りかえてゆく(乙女クライマー)
未来は自分次第?そんなの知ってる(じるみー)
絶対できるって自分を信じよう この先何が起きても(still)
泣き顔も笑い顔も 全て自分自身なんだ(GIMME A CHANCE)

トレードマークのマスクは、自分自身でいる為の戦闘コスチューム。
・こぼれるナミダも ゆずれない想いも マスクに隠して歌うの(乙女クライマー)

なぜ自分自身を信じられるのか?
だってだって女の子 いつだって可愛いし だってだって女の子 いつだって強いぜ(そるぢゃー)
そう、女子は男子よりも強いのだ。

カバー曲も自分自身の闘いを讃える。
Do it, Do it, Do it, Do it, Do it, Do it myself/やろう、やろう、やろう、やろう、やろう、自分自身でやろう(DO IT MYSELF)
Fight for myself. Fight for yourself/自分自身のために戦え、あなた自身のために戦え(Drugs Can't Kill Teens)

自分自身であること、それこそ自分の生きる道である。
Let's go in my way. let's go in your way. Believe in...Yeah/私の道を行こう 君の道を行こう 信じて(Just Believe)
僕なりの道を身つけました(ROX)

自分自身の戦いを勝ち取ったら、次に必要なのは二人称の「君」との関係。最後の曲には「自分」という言葉は出て来ない。なぜなら、
この手が動けば 君には辿り着けるの ひとりは少し切ないからね(myself)
そのとき、少女はトレードマークのマスクを脱ぎ捨てることができる。

つまり『メロディック・ハードコア』で描かれるのは3人の少女たちの成長の物語なのである。
・スニーカーの汚れはキミの 歩いてきた道が 生まれた意味さ そう今日も(like this sneakers)

MMMの今日の歌がひとりでも多くの人に届くことを祈って止まない。

ほぼすべて

●参加クリエーター
松本タカヒロ(作詞・作曲・編曲):The Turtlesのボーカル・ギタリスト。アレンジャー・作曲家・作詞家・プロデューサー・俳優。
1. 乙女クライマー


2. じるみー


11. ROX


斎藤悠弥(作詞・作曲・編曲):埼玉県出身の作曲家、作詞家、音楽プロデューサー。(株)Sound Drive代表取締役社長。アニメやゲーム音楽、水樹奈々、ももクロ等。
3. still


6. そるぢゃー


中野ゆう(作曲・編曲):1990年愛知県生まれの作曲家。株式会社グディッシュ所属、アニメ音楽、NMB48、水樹奈々等
平田クミ(作詞):太陽のようなマイナスイオンボイスシンガーソングライター。
5. GIMME A CHANCE


山下智輝(作詞・作曲・編曲):愛媛県松山市在住のエレクトロロックバンドALFREDのVo/Gt。ひめきゅんフルーツ缶、nonoCune、しず風&絆~KIZUNA~などを手がける。
9. Just Believe


jin tanaka(作曲・編曲)
8. SWEET LOVE OF SUMMER

平地孝次(作曲・編曲):25歳作曲家・音楽プロデューサー 女性アイドルグループのPassCodeのプロデュースなどを行っている。
13. like this sneakers


14. myself


●カバー曲
Ben E. King/Pennywise:1961年11月にアメリカで発表された、ベン・E・キングのシングルレコード。ジョン・レノンなど多くのミュージシャンにカバーされている。
MMMのカバーはアメリカのパンクバンド、ペニーワイズが89年のシングル『Wlidcard」のカップンリングで発表したバージョンを参考にしている。
4. Stand by Me


PENPALS:2002年のシングル・ヒット。NTV「ダウンタウンDX」エンディングテーマ。オリコン37位。
7. Like on the way


SUPER STUPID:アルバム『WHAT A HELL'S GOING ON』(96)に収録。新日本プロレスの棚橋弘至が入場曲に使用した。
10. DO IT MYSELF


Dragon Ash:3rdアルバム『Viva La Revolution』(99)収録のメッセージ色の強いナンバー。
12. Drugs Can't Kill Teens


1stアルバムリリース記念“不”定期公演
「メロディック・ハードコア」〜mone生誕祭2017〜
2/18(土)at渋谷クロール
OPEN11:30 START12:00
入場料¥2,000※入場時に1stアルバム「MELODIC HARDCORE」掲示で¥1,000オフ
公式サイト

メロコアで
キック一撃
スニーカー

▼いろいろ邦楽メロコアを見ていて特に気に入ったバンド。
FOUR GET ME A NOTS
2004年結成。女性を擁する凡百のバンドとは一線を画す圧倒的なライブパフォーマンスと、石坪(Vo.Ba.)と高橋(Vo.Gt.)の男女の絶妙な声の絡み合い、それを勢いづける阿部(Dr.Vo.)のコーラスワークが特徴。
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【地下音楽入門】第1回:陰猟腐厭〜即興音楽に於いて時間差は意味を持たない。 

2016年12月18日 10時32分18秒 | 素晴らしき変態音楽


『地下音楽への招待』を執筆するきっかけのひとつが、陰猟腐厭のドラマー原田淳との出会いだった。30余年の間に忘れ去られた実体験が多くある一方で、ライヴを観たこともないのに、陰猟腐厭のことが記憶に強烈に焼き付けられているのは、一度聴いたら(いや、見たらというべきだろう)忘れられない名前と、アジ演説のハプニングを収録したソノシート『妥協せず』の異様な存在感の所以であろう。「謎」だけが心の中で増殖していった。とっくに時代の闇の中に消え去ってしまったと思い込んでいた彼らが、現在でも散発的ながら活動を続けていることを知ったのは、ネットとブログとSNSのお蔭であるが、ツールはどうあれ直に会った原田から渡された30年以上前のレコードは、頑固なまでに「物体」として存在感を主張した。溝に刻まれた音響を聴くにつれ、さらに謎が深まり、インタビューを申し込んだその時にEMレコードの江村氏から音源リリースの打診があったという事実は偶然にしては出来過ぎで、神の手(運命)の導きとしか思えない。

80年代初頭にリリースされた音源からセレクトされた『陰猟腐厭/初期作品集 1980-82』は伝説の『妥協せず』をはじめ異端の地下音楽満載の編集盤。そして新作『抱握』はまさかの1985年録音作品。30年以上前のレコーディングであるが、まさしく<最新作>に他ならない。なぜなら原田がライナーノーツに記したように「即興演奏に於いて『数十年』といった時間差はあまり意味を持たない(中略)。音楽にはそもそも『右肩上がりの進化』など存在しない」のだから。スタイルの新旧を論じても意味がない。すべての「自覚的な表現行為」の本質が明らかにされている。何事も新規なものに心が惹かれがちな現代人への戒めとして肝に銘じておきたい。

『陰猟腐厭/初期作品集 1980-82』 EM Records EM1127CD / EM1127LP

Disc Review 

『陰猟腐厭/抱握』 EM Records EM1125CD

Disc Review



Profile
陰猟腐厭:
増田直行(g)
原田淳(ds)
大山正道(key)
高校時代に「シュールレアリズム同行会」で知り合った3人で1978年に横浜で結成。1980年3月吉祥寺マイナーでデビュー。横浜のロック喫茶「夢音」を拠点にライヴ活動し、夢音の自主レーベル「クラゲイル・レコード」からソノシート『妥協せず』(1981)、7インチシングル『品品』(1982)、LP『陰猟腐厭』(1984)、雑誌「マーキームーン」のレーベルからカセット『行進曲』(1984)等をリリース。ミニマルミュージック、プログレッシヴロック、即興音楽にインスパイアされた個性的な音楽を展開し、横浜オルタナティヴ・シーンの中心バンドとして、さらに日本の地下音楽の異端バンドとして現在まで活動する。
公式サイト  



Live Information
2017年1月28日(土) 
大久保ひかりのうま http://hikarinouma.blogspot.jp/
■open/start 19:00/19:30
■料金¥2,000 + drink
出演:
* 橋本孝之 (alto sax, etc.) from .es(ドットエス)
* 蔦木俊二 (guitar) from 突然段ボール + 吉本裕美子 (guitar)
* 陰猟腐厭 (増田直行 guitar, 大山正道 piano & keyboard, 原田淳 drums)

めくるめく
地下音楽への
入門書

『地下音楽への招待』剛田武・著、加藤彰・編集

特設サイト
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