A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

男の掟~ロマンポルシェ。「もう少しまじめにやっておくべきだった」

2008年05月19日 23時30分35秒 | 素晴らしき変態音楽
7月にロマンポルシェ。(モーニング娘。風に"。"付き)がゆらゆら帝国とHair Stylisticsをサポートアクトにライヴを行う。ロマンポルシェ。といえばコミック・バンドだと思っていたので意外だった。
そこで最新盤の10周年記念ベストアルバムを聴いてみた。変質的に男とは何かについて饒舌に歌いまくる様はやはりコミック・バンド風。しかしそのバック・サウンドには感心した。Silver Apples、Suicide、YMO、P-モデル、ヒカシュー、ゲルニカなどをユーロビート(懐かしっ)で料理したような変態テクノ・サウンド。歌詞もルックスもサウンドも方向性は変態音楽の要素で一杯だ。曲名からして「首なしライダー」「暴力大将」「男道コーチ屋家業」「親父のランジェリー2」「全裸で書いたラブレター」「下半身警察」「炭水化物は胃にたまる」「男は橋を使わない」などなど只者じゃない捻りが利いている。
そして本編より凄いのがおまけで付いているDISC2「説教がいくつか入っています。」。掟ポルシェによる爆発の説教が30分に亘って収録されている痛怪CD。このおまけのためだけにもこのアルバムを買う意義がある。
ゆら帝の坂本氏やヘアスタの中原氏が気に入るのも分かるシュールな変態ミュージック(?)であった。
ロマンポルシェ。 HP

男なら
ふやけたラーメン
食いやがれ

全裸のジャケットもPVもやばい。



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哀愁の胡弓ロック~シェシズ「A JOURNEY」

2008年05月19日 01時09分56秒 | 素晴らしき変態音楽
今日は何もする気が起きなくて寝てばかりいた。
BGMにChe-SHIZU(シェシズ)の1994年のアルバム「A JOURNEY」を聴いていた。
シェシズは胡弓兼voの向井千恵さんを中心として80年代初頭からアンダーグラウンド・シーンで活動している息の長いグループである。中核メンバーにはbの西村卓也氏、gの工藤冬里氏(マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)、saxの故・篠田昌已氏などがいる。不安定な胡弓の音とボーイソプラノのようなvoによる哀愁溢れる曲調にはたまらなく郷愁を誘われる。
この4thアルバムには工藤氏も篠田氏も参加していない。代わりにdsに渚にての柴山伸二氏が、pに吉祥寺マイナーの店長でありピナコテカ・レコードの主宰者であった佐藤隆史氏が参加している。従来の哀愁路線に加えてレコメン系のプログレ風味を持った曲も収録された意欲作である。それが如何にも日本的なサウンドに響くのが面白い。おかげで空中浮遊する夢を見た。
先日初めてライヴを観たが相変わらずのヘタウマ路線に変化がないのに安心した。
向井千恵 HP

日曜日
音程・情緒も
不安定

不安定がふたつ重なって不思議に安らかな気持ちだ。



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