A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ネコ動画19:かわいい子猫のDJプレー

2011年07月31日 01時39分55秒 | 動画の歓び

3匹の子猫が協力し合い、かわいらしいDJプレーを披露――。そんな動画がYouTubeに投稿され、ちょっとした話題を呼んでいる。子猫たちは自分が何をやっているのかは当然分かってはいないだろうが、この3匹が本能で作り出す音はそれなりに仕上がっているから驚きだ。

この動画は7月13日付で投稿された「Kittens on Decks」。登場するのは、それぞれ役割分担されているかのように中央のミキサーと左右のターンテーブルに乗り、とても自由なプレーを見せてくれる3匹の子猫だ。

右のターンテーブルに乗った子猫は、曲のスタート直後にレコードと一緒にクルクルと回転。一方、左のターンテーブルを担当する子猫はちょこちょこと脚を出してスクラッチを繰り出し、しっかりと音をフォローする。また、中央の子猫がミキサーのレバーを動かすと左右の猫がレコードの回転を変えるように脚を出すなど、それぞれが勝手に動き回っているようで、お互いが協力してプレーしているようにも見える。

この動画はペットフードメーカーのネスレピュリナが制作したもので、手掛けたのはカナダの人気DJ「Deadmau5(デッドマウス)」とのこと。英紙サンによると、彼は先頃サービスを開始した注目のSNS「Google+」のページにこの動画を投稿したところすぐに評判となり、YouTube上にも公開したそうだ。
(ナリナリドットコム)



DJは
人間要らない
ネコでいい

サルのDJなんかもありそうだ。
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ネモトラボルタ/八十八ヶ所巡礼@下北沢CLUB Que 2011.7.28(thu)

2011年07月30日 00時45分45秒 | 素晴らしき変態音楽

CLUB Que 夏の陣 2011 VS SERIES。先日UFO CLUBで観てぶっ飛ばされた八十八ヶ所巡礼の2マン・ライヴだ。

チケットの整理番号は200番代だったが開場前に並んでいたので上手く最前列を確保。観客は驚くほど女子率が高い。皆身長150cmくらいの可愛らしいサブカル女子の集団だ。彼女達はステージ下手のベーシスト側に集中している。先日のUFO CLUBに続いての不思議な雰囲気のライヴだ。いわば逆キノコホテル状態。キノコホテルの客は圧倒的に男子率が高いのだ。

最初のネモトラボルタは全く知らないバンドだったが、Vo&G,G,B,女子Dsの4人組でロックンロール/R&Bの伝統に基づいたノリのよい演奏を聴かせる。スキンヘッドに目の周りを黒く隈取した長身のギタリストが印象的。先日誕生日で30代後半になったというヴォーカルは自らの実体験を等身大の歌詞でストレートに歌う。女の子ドラマーがパワフルなグルーヴを叩き出す。とりわけ個性的という訳ではないが、聴いてて自然に身体が動く陽気なビートが気持ちよかった。明らかに八十八ヶ所~目当ての女の子達も手拍子をしたりして楽しんでいたようだ。



続いて八十八ヶ所巡礼。女の子達が一斉に前へ押し寄せる。私はギターのKazuya Shimizu氏の真ん前で、髪を靡かせるために愛用する扇風機をしっかり確認した。女子の人気はVo&Bのマーガレット廣井氏。UFO CLUBの時と同様に女性と見間違えるような髪型とドレスに一升瓶を抱えて登場。再び観た感想は、とてもハードロック的であること、それを牽引するのは賢三氏のパワフルなドラムとマーガレット氏のヘヴィーなリフ、そして何よりもShimizu氏の馬鹿テク・ギターである。それがただのヘヴィメタ/ハードロックにならないのはテンポ・チェンジの目まぐるしい曲展開とマーガレット氏の独特な世界観を持ったヴォーカルである。アンコールも含め60分、涅槃のロック世界に遊んだ。このバンドはメンバーは素顔をあまり見せないし、ローディーや物販スタッフもいて、将来のブレイクを期待させる存在だ。もっとギター小僧にアピールしてもいいと思う。



物販でミニ・アルバムやEP、シングルを購入したが、どれもなかなか素晴らしい出来。ライヴもいいがスタジオ・ワークにも長けたバンドである。8月にはニュー・アルバムをリリース、9月には渋谷クラブ・クアトロでレコ発、と着実に成長の道を歩む。正直言えばその計算高いところが少し恣意的で鼻につくのだが。

マーガレット
サブカル女子の
アイドルだ

バンドを観てるのも楽しいが、たまに客席を見てニヤニヤしていた私である。
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天丼てんや「えびはも冷やし天茶」のオリジナルソングPVが吹っ飛びすぎている

2011年07月29日 01時12分00秒 | 音楽ちょっといい話

ありとあらゆるファーストフードチェーンを全否定するがごとき過激さ、さらには自分自身の存在価値すら全否定、そして新たなる世界へ覚醒するとんでもない勢いで社長までが出演する「えびはも冷やし天茶」のオリジナルソングがYouTubeで公開されている。夏を乗り切るおすすめメニューである冷やし天茶をエビメタ・バンドがアツくシャウトしており、9月7日までの期間限定公開だそうだが、むしろ未来永劫に渡って公開し続けて欲しいレベルである。



ヘビメタが
天丼冷やしに
やってくる

まるで筋肉少女帯のような秀逸な楽曲とPV。素晴らしいぞ、てんや!

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27歳で他界した「27クラブ」と呼ばれるロックスターたち

2011年07月27日 00時15分37秒 | ロッケンロール万歳!

英国の権威あるブリット・アワードで最優秀女性ソロ・アーティストに輝き、第50回グラミー賞にて最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門を受賞している英国の歌手エイミー・ワインハウスが、先日の2011年7月23日に27歳の若さで急死した。現状では死因は不明とされているが、英ガーディアン紙などの報道によると薬物の過剰摂取により亡くなった可能性が高いとのこと。著名なミュージシャンの中には薬物やアルコールなどにより「27歳」で他界した人が多く、欧米では彼らのことを「27クラブ(27 Club)」と呼んでいる。

◆ロバート・ジョンソン

あまりにもギターの腕前が達者だったために「十字路で悪魔に魂を売り渡して引き換えにテクニックを身につけた」という伝説を持つアメリカのブルース歌手ロバート・ジョンソンは、1938年8月16日に亡くなった最初の「27クラブ」メンバー。死因は不明だが「ダンスパーティーで知り合った人妻と不倫をしたため、夫により飲み物にストリキニーネを盛られて毒殺された」、「人妻との情事を夫に目撃されてその場で刺殺された」などの説が知られている。

◆ブライアン・ジョーンズ

英国のロックバンド「ローリング・ストーンズ」の元ギタリスト兼リーダーであるブライアン・ジョーンズは、1969年7月3日に自宅のプールで亡くなった。検死官はアルコールとドラッグの影響による溺死と報告したが、当時改装工事で呼ばれていた建築業者のフランク・サラグッドが殺害したとも言われている。ちなみに、彼の家は「クマのプーさん」で有名なA・A・ミルンが以前住んでいた家である。

◆ジミ・ヘンドリックス

「天才ギタリスト」の名をほしいままにするジミ・ヘンドリックスは1970年9月18日に亡くなったり。死因は睡眠中の嘔吐による窒息死とされており、アルコールを飲みながらバルビツール酸系睡眠薬を服用したのが原因とのこと。

◆ジャニス・ジョプリン

米国のシンガーであり、現在でも新たなファンを増やし続けているジャニス・ジョプリンは1970年10月4日にロサンゼルスのホテルにて、ヘロインの過剰摂取により亡くなった。遺作となったアルバム「パール」の録音途中に亡くなったために、アカペラの仮録音状態で収録された「メルセデス・ベンツ」という曲もある。

◆ジム・モリソン

米国のロックバンド「ドアーズ」のボーカルであり、作詞も手がけるジム・モリソンは1971年7月3日にパリのアパートのバスタブで亡くなった。公式な死因は心臓発作とされている。

◆カート・コバーン

1990年代を代表する米国のバンド「ニルヴァーナ」のボーカルとリードギターを担当するカート・コバーンは、1994年4月5日に自宅にてショットガンで自ら命を絶った。少年時代からの双極性障害やドラッグ依存症に苦しんでいたとされているが、暗殺されたという説もある。

◆リッチー・ジェームス

英ロックバンド「マニック・ストリート・プリーチャーズ」のギタリストだったリッチー・ジェームスは、バンドとして3枚のアルバムを発表した後の1995年2月1日に滞在していたホテルから失踪し、2008年11月24日に死亡宣告が出されている。彼はかねてよりうつ病や自傷行為、ドラッグやアルコールなどの問題を抱えており、軽蔑的な態度をとってきたインタビュアーに対して「4 REAL(本気だ)」と自らの腕にカミソリで切り刻んで17針の大けがを負うという事件も起こしている。ちなみに、来日した際に「根性焼き」という言葉を覚えて自ら左腕に実践していた。

◆エイミー・ワインハウス

英国の歌手エイミー・ワインハウスは生前より何度も飲酒や薬物のリハビリ施設に入所しており、2011年7月23日に自宅で亡くなった。
(Gigazine)

ロックンロール
悲しい別れが
待っている

伝説のロックンローラーは永遠に27歳なのだ。
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ハンドメイドのメールアート~工藤冬里&リック・ポッツ「Ka-Bella-Binsky-Bungo!」

2011年07月26日 00時27分22秒 | 素晴らしき変態音楽

7月19日六本木スーパーデラックスで工藤冬里さんが中原昌也氏と共演したとき、物販で予約取りをしていた冬里さんとリック・ポッツ氏の共演CDRがメール便で届いた。

リック・ポッツ氏は1970年代後半からロサンゼルス近郊で新しいスタイルのフリーミュージックを指向した集団Los Angeles Free Music Society(LAFMS)の中心人物として数々のバンド/ユニットに参加し、2002年にはSolid Eyeというバンドを率いて来日ツアーをしている。様々なガラクタや改造楽器を駆使して演奏される固定形のない液体状の演奏は古くからのLAFMSファンだけでは無くマヘルやテニスコーツなどを愛好する若いファンにも強い印象を与えた。

その翌年、今度は冬里氏のマヘル・シャラル・ハシュ・バズがアメリカ西海岸をツアーでした。楽器や宿泊をアレンジしてサポートしたのがポッツ氏を始めとするロスのミュージシャン達であった。ロサンゼルスでのライヴは「LA」としてDDSレーベルよりCDRが発売されている。冬里氏のライナーによればロサンゼルス滞在の最終日にポッツ氏からデュオでレコーディングしようという提案がなされ、フェンダー・ローズ、改造ギター、マックの音声再生ソフト、各種笛、その他ガラクタを並べて録音したのがこの「Ka-Bella-Binsky-Bungo!」と題された60分のCDRである。

予約者はノートに住所を書き、そこへ商品が送られるという1980年代のメールアートを思わせる手法で届けられた。限定150枚。私のシリアル番号は19番である。私のカラオケの十八番「あの紙ヒコーキくもり空わって」の19、そして大竹伸朗氏が80年代に結成していたノイズ・バンドも19という名前である。なんとも奇遇なこと。

封筒の中にはCDRの他に古い映画、展覧会のチラシや冬里氏の手帳の切り抜きなどが入っていてとても楽しい。カット&ペースト時代の現代、こうしたハンドメイドの作品作りは人間の温かさが伝わってきて心がほっとする。

この作品はおそらくマヘルや冬里氏のライヴ会場でしか販売されないだろう。今後もメールアート手法で届けられるのか分からない。しかし少しでもマヘルやLAFMSに興味のある人なら何をさておいても手に入れるべきだろう。

肝心の音の方は60分間ノン・ストップのインスト即興でかつてのLAFMSの香りのとても強いものである。

届いたよ
忘れた頃に
突然に

灰野さんとポッツ氏を含むLAFMSの1980年代初頭の共演が「Free Rock」としてCDリリースされている。
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Psychedelic Speed Junkies~ガセネタin the Box「ちらかしっぱなし」

2011年07月25日 00時25分05秒 | 素晴らしき変態音楽

このブログの読者ならこの無謀な10枚組CD Boxが遅かれ早かれ取り上げられると思っていただろう。ご期待に応えて早速紹介しよう。とは言っても私は未だDisk 1しか聴いていないので全体的な評価は出来ない。それに以前大里俊晴氏の著作「ガセネタの荒野」(CD Boxのリリースに合わせて見事復刊された)を紹介した記事やタコのディスク・レビューの繰り返しになるから山崎春美氏についての個人的エピソードも書かない。

まずは作品紹介をamazonのデータより:
1977年結成。山崎春美(vo/→タコ)、浜野純(g/→不失者)、大里俊晴(b/→タコ、ほか)に、ドラムに、村田龍美、高野、乾純(→スターリン)、佐藤隆史(→ピナコテカ)が入れ替わりで加わる。吉祥寺マイナーを中心に大学構内、学園祭などで活動を続け、1979年解散。“このバンドの為なら何でもする”とは故・間章氏。レパートリーは「雨上がりのバラード」「父ちゃんのポーが聞こえる」「宇宙人の春」「社会復帰」以上4曲しかなかった。本セットは、77年夏のごく初期から79年3月30日解散前夜まで、時期や参加メンバーによって「こたつで吠えろ」「て」「ガセネタ」「アナルキス」など名前を変えながら行なった様々なライヴや練習スタジオのカセット一発録音を9枚のCD(disk1~9)に、さらにMOODMANによる2011年スピードミックス盤を附した10枚組。「雨上がりのバラード」26テイク、「父ちゃんのポーが聞こえる」27テイク、「宇宙人の春」17テイク、「社会復帰」11テイク、プラスその他11テイク、以上670分92テイク収録予定。

以上で必要な情報は全て揃っている訳だ。

一聴するとBoxのDisk 9に共演が収録されているサイケバンド、HIGHRISEに非常に近いものを感じる。浜野純氏の饒舌なギター・プレイが、HIGHRISE~凶悪のインテンション~Green Flamesの成田宗弘氏のプレイに多大な影響を与えたことは間違いない。混沌としたスピード・フリークなサウンドが突進して行く様は21世紀にも通用する破壊力がある。故に今頃になって30数年前のカセット音源が日の目を見ることは有意義なのだろう。少なくとも今は主催者であるJOJO広重氏による安価なヤフオク出品により値崩れしている非常階段30枚組CD Boxよりも個人的には気に入った。

10枚組で8400円というお得な価格である。しかしここに収められたサウンドと情念はその10倍の価値がある。 私が全Disk聴き終わるのは1年後か2年後か分からない。それでも買って良かったと思う。価値を共有できる人のみ購入して欲しい。Disk Unionで買うとさらに一枚"未発表音源CD"がもらえる。

ガセネタの
荒野に散った
骨の糟

灰野さんの100枚組Boxは実現しないかな。

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吉田達也+中林キララ/八十八ヶ所巡礼/豊川座敷etc.@東高円寺UFL CLUB 2011.7.22(fri)

2011年07月24日 00時39分31秒 | 素晴らしき変態音楽

BO NINGEN来日記念「絶対的な60人のために捧げる日本の大音楽」

BO NINGENのメンバーのソロ、別プロジェクトを含む5組が出演。一見焦点の定まらない組み合わせに思えたが蓋を開ければどのバンドも素晴らしくとても楽しいイベントだった。

入り口前にBO NINGENのTaigen君とYuki君がいたので挨拶し前日に購入したツアーCDRにYuki君のサインを貰った。終演後Mon chan、Kohhei君のサインも貰い4人全部揃った。


開演が近づくとUFO CLUBには余り似合わない若い女の子が増えてきた。なんか雰囲気がB級アイドルのコンサートみたいで不思議な感じ。

定刻通り大阪の豊川座敷氏からスタート。てっきりバンドかと思っていたらアコギの弾き語りだ。観客の女の子達が色めき立つ。あとで数人の女の子にリサーチしたところ豊川座禅氏目当ての子が大多数。YouTubeやゆらゆら帝国の大阪公演のサポートで名を上げ人気者に。東京でのライヴは貴重なので駆けつけたというファンが多かった。頼りなげなヴォーカルの私小説フォークとでも表現しようか。ゆーきゃん氏とイメージがダブる。おかっぱ頭の個性的なルックスも悪くない。終演後物販コーナーで自らファンと談笑しながらハンドメイドCDRを販売していたのも正しいミュージシャンのあり方。



続いてBO NINGENのB&Vo.のTaigen Kawabe君とダンサーのMasami Saito嬢の共演。ベースの弾き語りなのでバンド演奏の時よりも個性的なヴォーカルが堪能できる。いい声だ。Saito嬢の時に緩やかで時に激しい身体パフォーマンスと見事にシンクロしている。ベース音をループさせエフェクターでノイズを演奏するなど、Taigen君の奥深い才能が感じられた。一級のコラボレーションだった。



続いて我、S情にてメシ!=道下慎介氏(LSD March)+Yuki,Kohhei&Mon chan(BO NINGEN)のノイズ・カルテット。自由に歌詞の世界を遊ぶ道下氏のヴォーカルはジム・モリソンのようだ。3本のギターによるアナーキーなインプロヴィゼーションはまさにフリークアウト状態。この日一番のカオス状態を産み出した。



4番目は八十八ヶ所巡礼。ゆら帝や嘘つきバービーのコミュに必ず名前が出てきて気になる存在だった。YouTubeのPVは妖怪メロディーにプログレとヘヴィメタルが絡み付く世界が面白く、ライヴを楽しみにしていた。これが凄く楽しかった。B&Vo.のマーガレット廣井氏は女物のドレスの中性的ルックスでお酒の一升瓶を飲みながら演奏。ギターのKatzuya Shimizu氏は80年代のジャパメタ風ルックスでライトハンド奏法を駆使して超絶技巧を披露。サングラスを外すと結構イケメン。ドラムの賢三氏は坊主頭に上半身裸。3人ともキャラが立っていて、曲もいい。特にハードロック/ヘヴィメタ・ギターにはキッス、エアロスミス、ヴァン・ヘイレンなどで育った私の感性を無性に惹き付けるものがある。曲調は嘘つきバービーに酷似しているがこのギターの存在感は唯一無二。要注目のバンドだ。物販で最新2曲入りCDを購入。でもこのバンドはやっぱりライヴ命だね。



トリは吉田達也さん+オシリペンペンズのギター中林キララ氏。ペンペンズでのふにゃふにゃしたギターを想像していたら全く逆の硬派のインプロ・プレイ。凄く上手い。吉田さんの変拍子パワードラムに負けることなく弾きまくり時に叫ぶ。緊張感の溢れる両者の丁々発止の対決に背筋が正される思いがした。ペンペンズの変態サウンドの裏にはこのテクニックがある訳かと妙に納得。



充実の
音楽性が
溢れ出す

会場に知り合いが多く話に夢中で、吉田達也さんに挨拶するのを忘れてた。
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灰野敬二/BO NINGEN/LSD March/ガガキライズ@新代田FEVER 2011.7.21(thu)

2011年07月23日 00時24分36秒 | 灰野敬二さんのこと

「STYLE BAND TOKYO & BO NINGEN presents FAR EAST ELECTRIC PSYCHEDELIC vol.2」

イギリスを拠点に活動する日本人4人組BO NINGEN(棒人間)の凱旋公演にあわせて日本のアングラ・シーンを代表するアーティストが集結したサイケデリック・パーティー。BO NINGENは2月にも来日し、5月に日本でデビュー・アルバムがリリースされその特異な存在感が高く評価されている。この組み合わせはサイケ・ファンには応えられない。その割には動員はいまひとつ。先日同会場での少年ナイフの時の半分くらいで客席後ろの方は寂しい。やはりサイケは日本ではマイナーな存在なのだろうか。しかし人数は少なくても熱心なファンが集まったイベントは熱く盛り上がった。

1番手はガガキライズ。G&Dsの二人組でハードロック/プログレ/アヴァンギャルドを混ぜ合わせシェイクしたようなノイズ・インスト・バンドである。テクニック的にはかなりレベルが高く、テンポ・チェンジの"キメ"が見事に決まり気持ちが良い。激しいステージングはトップ・バッターとしてはピッタリだが、いかんせんヴォーカルやメロディがないので次第に飽きてくる。30分が限度だと思っていたら丁度30分で終了。



LSD Marchは道下慎介氏を中心に1990年代から関西で活動するサイケ・ユニット。この日はドラムの高橋幾郎氏とのデュオである。さすがベテラン、力で押すのではなく地面の下に沈みこむような情念的なヴォーカルをときに激情を吐き出すギターに乗せてじっくり聴かせるアシッド・フォークだ。聴いていて森田童子や三上寛、浅川マキなどを思い出した。幾郎氏のドラムもロックとは違う方向へ向かうメロディアスなパーカッションで素晴らしいコンビネーションを聴かせる。30分ほどのステージだったがもっと聴いていたくなるライヴだった。因みに道下氏はオシリペンペンズのマネージャー兼エンジニアであり、時折ギターも弾く。



これが確か3度目の日本ツアーになるBO NINGENの登場。ロンドンに留学中の20代の4人が意気投合しバンドを結成、ツインギターの破天荒で混沌としたサイケデリック・ロックに日本語のヴォーカル、腰までの長髪に女物のドレス、というスタイルでイギリスのロック・ファンのド肝を抜き、プレスで高く評価され、ヨーロッパ各地のフェスやツアーにひっぱりだこ、という今までになかった本格的な"インターナショナル"ロック・バンドだ。ダモ鈴木、リディア・ランチ、ファウストなどの伝説的ロック・アイコンと共演してきた実力は文句のつけようがない。B&VoのTaigen君のパラノイアっぽいハイトーン・ヴォイス、破壊的なファズ・ギター、叩き付けるようなビートを聴いていると、サイケというよりはストーナー・ロックという感じもする。どちらも似たようなものだけどね。今回は半分以上が新曲。彼らの想像の泉は今が盛りとばかり湧き出て溢れているようだ。国内のバンドとは桁違いの力量を見せつけてくれた。



トリはTaigen君が4・5年前に観て感動の涙を流した、という灰野敬二さん。この日は久々にエアシンセを並べたセッティング。美しいヴォイス・パフォーマンス~エアシンセの爆音~フレットレス・ギターのストレンジ・サウンド~SG&ヴォーカルという流れ。「ここ」「あっち」「暗号」「おまえ」といった昔ながらの曲を聴かせるあたりは先日の二万電圧の時に似ている。圧倒的存在感に誰もが凍りついたように立ちすくむのみ。帝王ここにあり、といった80分だった。



楽屋で話を聞くと「他のバンドがリバーヴ系のパワー・パフォーマンスだから、今日は70%の力で演奏した」とのこと。そうは言っても相当音は大きかったので、気持ちの問題なのだろう。ライヴの後は頭が真っ白になって何も考えられないと言いつつ、8月15日(月)の"プロジェクトFUKUSHIMA"に静寂として出演が決まったことを話してくれた。「あくまで福島の地元の人主導で開催するフェスティバルにしたい」と強調していた。8月19日(金)川崎での"FREEDOMMUNE ZERO"にもソロで参加するので、灰野さんを野外で体験する機会が2度続くわけだ。これはどちらも駆けつけなければ。

帰りにBO NINGENの4人のメンバーがそれぞれ「Koroshitai Kimochi」をリミックスした日本ツアー特製CDRを購入、Taigen君にサインをもらった。スヌーピーのようにも見える謎のイラストの正体は????

日本の
サイケが集い
燃えた夜

帰りの夜風が冷たくてすっかり鼻風邪をひいてしまった。

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病的にポップ、痛いほどガーリー~アーバンギャルド「スカート革命」

2011年07月22日 01時04分07秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界

以前から名前は聞いていたものの実際に音を聴いたりライヴを観たりしたことはなかった。"トラウマテクノポップ"と呼ばれるがいまひとつイメージを掴みきれないでいた。

今回のメジャー契約にあたってはファンからは「メジャーに心を売らないで」「いやぁぁぁぁ!」というようなブーイングもあったという。そんなインディーズの最後の砦的存在のアーバンギャルドのメジャー・デビュー曲「スカート革命」のPVを観て一目で気に入ってしまった。水玉のミニのワンピース、スカートの中やリストカットをイチゴで隠す思わせぶりな演出。トレードマークの等身大キューピーも登場しインディー時代との繋がりを色濃く残す。何より魅力的なのは浜崎容子嬢のコケティッシュで官能的なウィスパー・ヴォイスである。この声には魔性が宿っている。80'sテクノ・ポップを髣髴させるサウンドもノスタルジックで新鮮。童貞処女、オタク、サブカルチャーといったマイノリティへの愛と叱咤激励を込めた歌詞も現代日本の病理とシンクロし心に刺さる。

エレクトロ系では好きだったMEGちゃんが渡欧し音楽活動を休止してしまい寂しい思いをしていたところに救世主の登場だ。"病的にポップ、痛いほどガーリー"というのはデビュー以来のキャッチコピーだが、まさにちょっとビョーキなナゴムギャルや戸川純ちゃん等が活躍した1980年代の復権に心が躍る思いがする。ぜひライヴを観てみたいものだ。

水玉に
こだわりまるで
草間弥生

テクノ乙女のポップな呪いがより多くの人に届きますように。
スカート革命PV
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工藤冬里+Hair Stylistics@六本木Super Deluxe 2011.7.19(tue)

2011年07月21日 00時24分53秒 | 素晴らしき変態音楽

マヘル・シャラル・ハシュ・バズのリーダー工藤冬里さんとヘア・スタイリスティックスこと中原昌也氏の共演は2009年12月28日新宿裏窓以来2回目になる。前回は冬里さんはピアノを弾いたが、今回はノイズをやるというからどうなるのか楽しみだった。

台風で風の強い夜、動員は50人くらい。この組み合わせにしては少なかったが熱心なファンばかり。冷房が効き過ぎのスーデラに期待の熱気が広がっていく。

ステージ下手に中原氏の電子機材でいっぱいのテーブル、上手に冬里さんの使うアンプが4台並んでいる。ギターアンプ2台がお互いに向き合ってセットしてあり、なんか不思議な光景。短パンTシャツのやけに軽装な冬里さんがアンプのスイッチを入れると自然にフィードバックして低音のドローン音が流れ出す。そこに中原氏のホワイトノイズが加わり荘厳なノイズ音響が繰り広げられる。冬里さんはベースアンプに発振器を、もう一台のアンプにミキサーを繋いで多重的なフィードバック音を奏でる。中原氏も次第に音を出す機材の種類を増やしマウリッツォ・ビアンキを思わせる脈動するビートを作り出す。壮大な演奏は1時間に及んだ。いつもの二人のユーモラスな面では無くシリアスなプレイは新鮮だった。

ここで休憩だったが、機材チェックでトラブル発生。この日修理から戻って来たばかりの中原氏のEMSシンセサイザーを繋ぐと、スーデラの電気が飛んでしまう。このトラブルでしばらく第2部が始まらなかった。

結局中原氏はEMSシンセを諦め、ヴィンテージのモーグ演奏に変更。冬里さんは金属製の縦笛を吹き、静かなセッションを15分くらいで終了。ちょっと尻切れとんぼ気味だったが久々のノイズに心酔した。



この日は珍しくヘアスタの新作CDRは無し。部屋の片付けで忙しく制作している時間がなかったと言う。遂に中原氏は問題の自室マンションを引き払う決心をしたようだ。代わりに冬里さんとLAFMSのリック・ポッツの共演CDRを注文。限定100枚で後日郵送してくるとのこと。

冬里さん
ノイズ演奏
久しぶり

中原氏はフジ・ロック・フェスにTADZIOのゲストとして出演するとのこと。
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