A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ネコ動画33:バスケットボールなら負けないにゃ

2011年10月31日 01時00分30秒 | 動画の歓び


このネコちゃんは一生懸命バスケットボールをガードしようとしている。その仕草がとても可愛い。まるでNBAの選手を目指すみたい。



バスケット
絶対ゴールは
させないぞ

でもすぐ飽きちゃうのが難点。
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ヤン・リシエツキ ピアノ・リサイタル@東京オペラシティ コンサートホール 2011.10.28(fri)

2011年10月30日 01時43分42秒 | こんな音楽も聴くんです


今年16歳の天才ピアニスト、ヤン・リシエツキ君のリサイタルである。1995年ポーランド出身の両親のもとカナダに生まれる。わずか9歳でオーケストラ・デビュー。以来各地で様々なオーケストラと共演し、2009年モントリオール交響楽団のスタンダード・ライフ・コンクールで史上最年少のグランプリ、2010年には「デビュー・アトランティック」「カナダ放送協会・カナダ・ミュージック」の各賞を授与されたほか、様々な音楽賞を受賞している。まさにクラシック界の石川遼君、という趣の若き才能である。

オペラシティの広い会場にも全く物怖じしない度胸、長身だがあどけなさの残る美貌、そして何よりも表情豊かな演奏。プログラムはJ.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集 第2巻 24の前奏曲とフーガより 第14番 嬰ヘ短調 BWV883/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番 嬰へ長調 op.78/リスト:3つの演奏会用練習曲/メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 ニ短調 op.54/ J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集 第1巻 24の前奏曲とフーガより 第12番 ヘ短調 BWV857/ショパン:12の練習曲 op.25。王道のピアノ・ソナタのオンパレードである。うつむき加減に集中して演奏する様は一流のベテラン・ピアニストにも引けを取らない。

リシエツキ君は名門ドイツ・グラモフォンと録音の専属契約を締結したことが発表された。クラシック界の若返りは順調に進んでいるようである。CDのセールスだけ考えれば彼のような純クラシックの演奏家のセールスはとても限られたものであるだろう。それでもクラシックという茨の道を歩むことを選んだリシエツキ君の活躍を祈りたいものだ。



クラシック
若い世代の
台頭だ

たまには王道のクラシックのコンサートも悪くない。
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切なさの奔流~back number「スーパースター」

2011年10月29日 00時15分54秒 | こんな音楽も聴くんです


仕事中にいつも流している洋楽専門FMチャンネルから突然流れ出した日本語の調べ。流麗なギター・サウンドと哀愁漂う泣きのメロディーは洋楽の波を突き破って久々に私の胸を直撃した。このしみじみした感動はかつてのスピッツにも通じる懐かしい感覚だった。

back numberという名前のこのバンドは2004年に群馬県で結成、地元のオーディションやラジオ局で話題となり、2009年にインディ・デビュー。大手レコード・チェーンで推薦盤となり、全国的に知名度を高める。メンバーはVocal & Guitar : 清水 依与吏、Bass : 小島 和也、Drums : 栗原 寿の3人。2010年6月1stアルバム「あとのまつり」をリリース後、2011年メジャー契約。3枚のシングルをリリースし、満を持して今週リリースされたのが2ndアルバム「スーパースター」である。見せかけの派手さとは無縁な素朴極まりない「歌」と「メロディー」を最大限に生かしたサウンドがアピールし、現在オリコンのデイリー・チャートで2位と思いがけないヒット中である。

私は最近のこの手のロックを聴いているわけではないので他のバンドとの比較をすることはできないが、この3人のダイヤモンドの原石のような才能はヒシと伝わってくる。シングル曲の「はなびら」「花束」「思い出せなくなるその日まで」をはじめ「スーパースターになったら」「チェックのワンピース」「リッツパーティー」「幸せ」など捨て曲なしの秀逸なアルバムである。多分彼らの支持層は心優しい少年少女なのであろう。しかし私のような年配層をも魅惑するエヴァーグリーンな魅力に溢れていることは間違いない。久しぶりに心が洗われる清浄な魂に出会った気がした。



汚れちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる

聴いていると何故か中原中也の詩を思い出す。一度ライヴを観てみたいものだ。
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かわいいは病気 かわいいは地獄~アーバンギャルド「メンタルヘルズ」

2011年10月27日 00時18分30秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


21世紀東京生まれの「トラウマテクノポップ」バンド、アーバンギャルド待望のメジャー1stアルバムがリリースされた。タイトルは「メンタルヘルズ」=Mentalhells=精神的地獄。もちろんMentalhealth=精神的健康をもじった彼らならではの造語である。誰もが心の中に持っている人には言えない小さなトラウマ。それをテクノ/ポップ/ロックのごった煮サウンドに乗せて白日のもとに晒す大胆不敵な5人組。メジャー契約をしてもレコ倫ギリギリの過激な歌詞や変態チックな音のコラージュはインディ時代と変わらない。

♫生まれつき人は不自由だから 地面揺れるたび震えます 生まれつき夢が見れない だけど 地獄が見えそで揺れてます(堕天使ポップ)
♫墜ちたいな 落ちたいな 生きたいな 逝きたいな ツイラク!ツイラク!ツイラク!ツイラク!(墜落論)
♫君の病気は治らない だけど僕らは生きてく(ももいろクロニクル)

分かりやすくて難解。アンビヴァレントな言葉遊びと不可知論。"ビョーキ"という言葉が流行ったのは1980年代初めだが、テン世代に新たなビョーキを撒き散らす天性の言葉のテロリスト松永天馬氏の才能が冴え渡った作品である。それを甘い香りでオブラードに包むのが浜崎容子嬢のウィスパー・ヴォイス。60年代グループ・サウンズと70年代歌謡曲と80年代テクノポップと90年代オルタナティヴ・ロックと00年代デジタル・ロック。様々な音楽的要素が交錯したアーバンギャルド・ワールドに迷い込んだら抜け出すことはできない。まるで富士山の樹海のような深遠なエニグマである。気がついたらあなたも赤い水玉模様に身を包み巨大キューピーと対決しているかもしれない。宗教的興奮状態に陥った数千人の少女たちが一糸乱れず旗を振る夢を見た。このビョーキは感染性が高いから要注意!



かわいい子
裏を返せば
ビョーキっ子

2011年最大のワンマン・イベント開催。「アーバンギャルドのディストピア2011」11月19日(土)、20日(日)2デイズ@東京キネマ倶楽部。20日はアーバンギャルド・メンタルヘルズ・オーケストラ(UMO)としてスペシャルなライヴになるとのこと。


<おまけ>
あの子がライバル。あの子もビョーキ?


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八十八ヶ所巡礼/下山/オワリカラ他@下北沢Basement Bar 2011.10.24(mon)

2011年10月26日 00時18分12秒 | 素晴らしき変態音楽


Beat Happening!VOL.635 x 八十八ヶ所巡礼『IRIKOが一ヶ所巡礼』。【前座】八十八ヶ所巡礼【main act】IRIKO(福岡)/オワリカラ/385/下山(大阪)。目当ては最近数人の友人から薦められ、YouTubeの動画も印象的な大阪の変態ヘヴィ・サイケ・バンド、下山 Gezan。Basement Barは初めてだったが、UFO CLUBとCLUB Queの中間位の大きさでステージが高くとても観やすいライヴハウスだった。前座、つまり一番目が八十八ヶ所巡礼だったので、イベントの最初から会場は満員。10~20代の若者ばかり。しかも可愛らしい女の子が多い。Beat Happening!は若いロック・ファンの為のイベントであるからして私のようなおじさんは多少場違い。そんなこと気にしないけど。未成年が多いせいかほとんどタバコの匂いがせず快適だった。

八十八ヶ所巡礼が登場すると前列を固めた女の子たちから歓声が沸き上がる。「PALAMA・JIPANG」からスタート。いつも通りの妖怪プログレ・ハードロックが展開され、曲によってはモッシュが起こる。途中でマーガレット廣井氏のベースの音が出なくなるというハプニングはあったが、さすがに上手い。しかしある意味予定調和的な世界は安心印ではあるが意外性やスリルに欠けるのも確か。ハードロックやプログレの宿命である様式美を打ち破ってくれることを期待したい。



八十八ヶ所巡礼が終わるとステージ前の女の子たちが一斉に退く。2番目の385は元BLEACHの女性ベーシスト、MIYA嬢がヴォーカルも手掛けるハードコア・トリオ。最初はギターの代わりにキーボードが参加していたらしい(動画でもキーボードが参加)が、現在は非常勤メンバーのギタリストが入れ替わりで参加している。MIYA嬢のチョッパー・ベースとデス声ヴォーカルが印象的なバンド。テンポ・チェンジの激しい構成はプログレ的といえるかも。先日のクラブ・クアトロでのBeat Happening! Maxで酔っ払って楽屋から野次を飛ばしていたのがMIYAちゃんだったと判明。多分嘘つきバービーのとき。



3番目が待望の下山。マヒトゥ・ザ・ピーポー(vo,g)、イーグル・タカされ(g)、カルロス・尾崎・サンタナ(b)、シャーク・安江(ds)の4人組。本当か嘘か、マヒトゥ氏は三島由紀夫の孫らしい。とにかくルックスからして普通じゃない。長髪ギターふたりにチンピラ風怖もてドラムにアフロ&全裸(!)ベース。爆音ヘヴィ・ビートに乗せてステージ中激しく暴れまわるマヒトゥ氏。観ているうちにベースの全裸も不思議じゃなくなる陶酔感。八十八ヶ所巡礼のMCを真似してバカにする挑戦的な態度。滅茶苦茶やっているように観えて実は緻密に作られている曲構成。最後はフロントの3人が客席に乱入し女の子が逃げ惑う。マヒトゥ氏と目が会ったので肩を組んだらほっぺたに噛み付かれた。関西らしい露悪的なパフォーマンスはインパクト強烈過ぎ。テン世代期待の新人登場だ。終演後物販コーナーにベースのカルロス氏がいたので話し掛けたらとても丁寧な対応だったので安心した。彼らのHPで予約したとき「物販で魚肉ソーセージ求めてね」と返事が来たのでそう言ってたら、ギターのイーグル氏のサイン入りポコ○ン丸出し生写真をくれた。やはり全員変態なのか? 完全にラリったマヒトゥ氏が虚ろな目で会場をフラフラ徘徊していてかなりヤバかったし・・・。



4番目はオワリカラ。最近「イギー・ポップと賛美歌」というアルバムを出し、タイトルだけで気になっていたバンド。g,key,b,dsの4人組。皆黒を基調としたモッズ・ファッションなのにベースの人だけサイケな衣装に頭に銀の輪っかを乗せている。タイトなガレージ・サウンドがカッコよく、左利きのギタリストはジミヘンを思わせる。かなり凝っているが、下山の後だけにやけに真っ当なバンドに聴こえてお客さんも安心して観ている。下山がいなかったらこの日のベスト・アクトだったかも。



ラストは福岡の久留米出身のトリオIRIKO。かつてのめんたいビートをルーツに持った骨太でストレートなサウンドはなかなかいいが、これだけ個性的なバンドが揃うと野獣の群れに素手で戦いを挑む人のような感じになってしまう。九州からわざわざご苦労さん、お疲れ様でした、とばかりに温かい拍手に包まれて終演。



とにかく噂の下山を観れただけで満足だが、会場を埋めた若い女の子たちの姿が目を楽しませてくれた夜だった。

きのうの夜に
あなたが噛んだ
ほっぺが痛い

下山次回の東京ライヴは11月4日下北沢THREEにて。
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灰野敬二+亀川千代+東郷生志、他@東高円寺UFO CLUB 2011.10.23(sun)

2011年10月25日 01時16分22秒 | 灰野敬二さんのこと


昼間は井の頭公園で開催された「オーケストラTokyo-Fukushima」に参加した。大友良英さんの提唱で8月のフェスティバルFukushimaでお披露目をした、プロから素人まで200人集まった大オーケストラである。私は数年ぶりにフルートを吹いた。指揮者は大友さん、七尾旅人氏、PIKA嬢、原田郁子嬢の4人。午前中のリハーサルで、一本指が短い音、五本指はロングトーン、グーはめちゃくちゃ、などインストラクションがあったがとても覚えきれない。お昼時は公園にゴザを敷いて弁当を食べながらほかの演奏者と交流する。誰からともなく曲が始まりだんだん合奏の輪が広がっていくのが面白い。午後の本番は演奏者200人に、その倍位の観客が集まり大盛況。指揮者も演奏者も先程のサインなど忘れて、指揮者の身振りに合わせて笑顔で音を出す。天気も良くて気持ちいい。やっぱり演奏するっていいなぁ。



家へ帰ってシャワーを浴びて、夕方高円寺へ。灰野さんの今年3度目の亀川氏との共演だ。ドラムは鳥を見たの東郷生志氏。1時間前にUFO CLUBへ着くと並んでいるのはちよちよガールズと知り合いの灰野友達。亀川氏との共演も3度目ともなると新鮮味がなくなるのか、それほどの大騒ぎではない。チケットはソールドアウトだったようだ。

サポートは死の棘。メンバーはなかおちさと氏(vo,g/鳥を見た)、山崎怠雅氏(b/鳥を見た)、KTN氏(ds)、Renka嬢(vo,dance/異形人)の4人組。ヘヴィなリフにRenka嬢の浮遊する叫び声となかお氏のヴォーカル&ノイズ・ギターが絡みつき覚醒するサイケデリック空間を生み出す。Renka嬢が居なければまんま鳥を見たなのだが。35分の演奏。



そして灰野さん、亀川氏、東郷氏のトリオ。いつも通りステージ左側亀川氏の前は背の低いちよちよガールズが陣取っていて、私はいつもの灰野さんの真ん前で堪能。正直言って鳥を見たでの東郷氏のドラムは余り印象に残っていなかったが、叩きつけるパワフルな演奏にはフリージャズの要素も感じられ、さすが灰野さんのおメガネにかなっただけある。リハではかなりいい感じのフリーロックに纏まったらしいが、灰野さんは本番でそれを敢えて壊す方向で演奏。ともすればありがちな8ビートに陥りそうなリズムを独特の「間」で解体していく。東郷氏は力が入りすぎて演奏中に腕がつったそうだ。「ここ」「おまえ」「ふわふわ」など馴染みのナンバーを挟み込んだ100分のステージは三者がくんずほぐれつした高速アヴァンギャルド・ハードコアなアンコール曲で終了。凄まじくヘヴィでアグレッシヴなステージだった。亀川氏も後半は髪振り乱しての熱演。



終演後楽屋へ行くと開口一番「吉祥寺はどうだった?」と聞かれた。私のツイートをチェックしていたようである。大盛況の模様を説明すると「それは凄いな~それだけ人が集まれば大きなことができるよ」と灰野さん。死の棘のドラムのKTN氏もオーケストラに参加してからUFO CLUBヘ来たそうだ。気合の入った演奏の後は灰野さんはとても饒舌になる。お疲れのところいろんな話を聞かせていただいた。着替え中の亀川氏の裸を見てしまったYO!

信念は
身体の底から
滲み出す

灰野さんは11月上旬はヨーロッパ・ツアー。11月下旬には帰国、Altered Statesとの共演などいくつかのライヴが決まっている。お気を付けて、と握手して別れた。
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坂田明+ジム・オルーク+秋田昌美@新宿ピットイン 2011.10.22(sat)

2011年10月24日 00時25分52秒 | 素晴らしき変態音楽


坂田明/ジム・オルーク2daysの二日目はゲストにメルツバウの秋田昌美さんを迎えてのライヴ。秋田さん目当なのか前日の倍の動員があり椅子席は満席。私は整理番号3番でまたもや最前列。並びは左から秋田さん、クリス・コルサーノ(ds)、坂田さん、ダーリン・グレイ(b)、ジム・オルーク。

1stセットは秋田さん抜きのカルテットの演奏。冒頭のMCで「ちかもらち」の語源が坂田さんのお孫さんが「力持ち」を間違えて「ちかもらち!」と言っていたことだ、と明かされた。私の勘違いも間違いではなかったってこと。あとでダーリンに聞いたら「時差ぼけで眠れなかったけどエネルギーは溢れてるよ」とのことだったが、その通り前日よりもこなれた演奏を展開。突っ走るところはフル・パワーで駆け抜け、落ち着く部分ではグッと抑える、その対比が素晴らしい。2曲40分の演奏。

2ndセットは待望の秋田さんを迎えての演奏。秋田さんのリクエストでマーシャルのアンプがセットしてある。「高齢の方は耳栓をどうぞ」と坂田さん。秋田さんはフィルム缶にスプリングを張った自家製のノイズ・ジェネレイターを使用。最初は坂田さんのクラリネットで静かに始まったが、演奏が熱を帯びてくると秋田さんのハーシュ・ノイズが耳をつんざき、坂田さんのプレイを掻き消してしまう。音が聴こえない中激しく演奏する坂田さんの姿が幻惑的だった。クリスとダーリンは我が意を得たり、という感じでパワフルな演奏。オルークもアンプのヴォリュームを上げてアグレッシヴにSGをかき鳴らす。轟音のノイズ+ジャズで疾走するだけではなく、引くところは見事に引く。秋田さんのプレイは演奏の起伏に合わせた表情豊かなもので、さすが30年のキャリアと納得する。予想以上に豊穣な流れをもったセッションだった。60分の演奏。アンコールは無しだったが観客は充分納得したに違いない。



物販で購入したCDに4人のサインを貰った。これから坂田さんとちかもらちはモスクワ~ヨーロッパ・ツアーへ出発だ。11月9日に渋谷WWWでの再会を約束して会場を後にした。

メルツバウ
フリージャズとの
親和性

帰りに新宿JAMのGirls Sazanami Nightに出演していた原子力牧場のもよぽんに連絡して会場販売のCDR「Peciliar Crops」を入手した。今回もサランラップに包まれたしっかりした作りの作品である。内容は季節音源のリミックス/リマスター集。彼らは11月19日に下北沢GARAGEでライヴがある。月イチで東京でライヴ。いいペースだ。
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坂田明+ジム・オルーク@新宿ピットイン 2011.10.21(fri)

2011年10月23日 00時31分55秒 | 素晴らしき変態音楽


坂田明/ジム・オルーク2daysの初日。アメリカからダーリン・グレイ(b)と クリス・コルサーノ(ds)が来日し、ピットインを皮切りにモスクワ~ヨーロッパ・ツアーがスタートする。ダーリン・グレイとクリス・コルサーノは坂田さんと組むと「坂田明&ちかもらち」となりジムと組むと「恐山」となる。元々6年前にジムが坂田さんに紹介して始まったトリオだ。2009年にはシカゴのアンブレラ・ミュージック・フェスティバルに招聘され、そこで録音したLPが物販で販売されていた。

ダーリン・グレイは1980年代からUSアンダーグラウンド・シーンで活躍するベーシスト、クリス・コルサーノもソニック・ユースのメンバーなどとの共演を重ね、昨年はビョークの「ヴォルタ」に参加、ワールド・ツアーにも同行した。この二人が坂田さんと共演するのだからただのフリージャズでは終わらない。

1stセットは昨日来日したばかりの二人のウォーミング・アップともいえる爆音セッション。4人が突っ走って行くときのパワーはもの凄い。坂田さんは勿論、ジムも髪振り乱して激しいプレイを繰り広げる。「平家物語」も飛び出しあっけにとられる35分のセット。

2ndセットはコルサーノのドラム・ソロからスタート。金物やおもちゃのマウスピースを使ったユニークなソロ。グレイが加わる。ベースの弦の間に鉄板を挿んでパーカッション的な音を出す。ジムが加わり音響的なギターノイズを発する。最後に坂田さんが伸びやかなサックスで参加。次第に熱を帯びてくる演奏はまたも混沌の爆裂プレイへ突入。2曲目では坂田さんはクラリネットや鈴や鐘をプレイ。3曲目ではグレイがアップライトベースを抱えてステージ前方へ出てきて坂田さんとぶつからんばかりのアクション・プレイ。若手リズム・セクションに鼓舞されて坂田さんのプレイもオーバーヒート。私が観たうちでは1,2を争う激情サックスを聴かせてくれた。アンコールは興奮を冷ますようなアブストラクトな音響セッション。前日の山下洋輔ニューヨーク・トリオの円熟味とは180度違った燃え上がる演奏に興奮した。



ちかもらち
ちからもちと
思ってた

二日目はここにメルツバウの秋田さんが加わる。ハードコア・ジャズとハーシュ・ノイズの激突が楽しみだ。
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山下洋輔ニューヨーク・トリオ with 飛鳥ストリングス@渋谷区文化総合センター大和田 2011.10.20(thu)

2011年10月22日 00時22分15秒 | 素晴らしき変態音楽


今年2月にリリースしたニューヨーク・トリオの最新作「ディライトフル・コントラスト」のレコ発ツアー東京公演。金子飛鳥嬢率いるストリングス・カルテットとの共演だ。会場は渋谷駅から徒歩5分の完成してまだ1年という新しい施設、渋谷区文化総合センター大和田さくらホール。プラネタリウム、図書館などもある便利な施設。すべてが新しくて気持ちがいい。ジャズでもホール・コンサートだと客層はさすがに年齢層が高くてクラシックのコンサートを思わせる。

第1部は洋輔さん(p)、セシル・マクビー(b)、フェローン・アクラフ(ds)のトリオの演奏。「ディライトフル・コントラスト」の収録曲2曲と前作からの「トリプル・キャッツ」、そしてトリオの定番曲「スパイダー」。もう活動歴23年になるベテラン・トリオだけに阿吽の呼吸が名人芸。洋輔さんはひじ打ち、駆け上り奏法、拳叩きなど技を繰り出すが、それが奇矯な技には見えないほど板についている。リズム隊の二人も洋輔さんの激しいプレイを飄々と受け止めてレスポンスしている。確かに若いミュージシャンの対抗心に満ちた弾けるプレイは刺激的だが、ニューヨーク・トリオのような大人の余裕を見せつけられるとスケールの大きさの違いが明らかだ。

第2部は金子飛鳥ストリングスとの共演。まずは飛鳥嬢がソロで参加し流麗なヴァイオリンを聴かせる。2曲目から矢野晴子(vn)、志賀恵子(va)、多井智紀(vc)の3人が加わりカルテットに。よくある"with Strings"的な演奏ではなく、ジャズ・トリオとクラシック・ストリングスが一体となってグルーヴを創造する。特にアルバム1曲目の「チェイス」での悪魔的な弦の響きが凄かった。名曲「クルディッシュ・ダンス」のストリングス・ヴァージョンも印象的だった。

現在のニューヨーク・カルテットに1970年代の疾走する山下洋輔トリオの残滓を見出そうとするのは間違いだ。ニューヨーク・トリオならではの円熟の極みを楽しめるようにリスナー自身も成長しなければならない。



ストリング
チェンバー・ジャズの
響きあり

翌日は新宿ピットインで坂田明さん。洋輔さんと坂田さん、かつての盟友のライヴが続くのは何か因縁めいたものを感じる。

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コピーしてみたいバンド1位は? BUMP OF CHICKENに多くの支持集まる。

2011年10月20日 01時43分02秒 | 音楽ちょっといい話


レコチョクは10月14日、ユーザー投票による「コピーしてみたいバンドランキング」を発表した。

このランキングは携帯サイト「レコチョク 音楽情報」で投票された1,785票を集計・まとめたもの。その結果、最も票を集めたのは4人組バンドのBUMP OF CHICKENだった。

投票理由としては「有名だから盛り上がると思うし、ギターが難しいので練習のしがいがありそう」(13歳・女性)、「コピーバンドの定番だと思う。高校の文化祭でも毎年誰かが演奏している気がする」(18歳・女性)、「ギターを弾いている時がカッコイイ!いつかこんな風になりたいと思ったから」(14歳・男性)など、抜群の知名度と人気に加え、実際に先輩や友人がコピーしているから、とのコメントも多く寄せられている。



2位には5人組ロックバンドのUVERworldがランクイン。こちらは「初めて曲を聴いた時、強烈に心に残ってこんなバンドをやってみたいと思った」(21歳・女性)、「ボーカル、ギター、ベース、ドラム全部難易度が高いので、挑戦してみたい」(15歳・女性)、「コピーできたら自分に自信がもてると思う。一度は完コピしてみたい!」(16歳・女性)など、難易度の高い楽曲にチャレンジしたいとの声が目立った。



3位は4人組ガールズバンドのSCANDALに。「初めてテレビで見たときのインパクトが凄かった!パフォーマンスを含めてマネしたい」(17歳・女性)、「正統派ガールズバンドという感じがするし、スゴくカッコいいから」(17歳・女性)、「見た目はかわいいのに演奏になるとすっごくクールでかっこいい!制服を着て演奏してるところにも親近感がわく」(18歳・女性)など、可憐な容姿と圧倒的な演奏力に10代の女性を中心に多くの支持を集めている。



☆コピーしてみたいバンドランキング(レコチョク調べ)

1位 BUMP OF CHICKEN
2位 UVERworld
3位 SCANDAL
4位 RADWIMPS
5位 flumpool
※「レコチョク 音楽情報」では10位まで公開中(http://recochoku.com/news/touhyou/ ※モバイルのみ)
(narinari.com)

コピーしたい
ボクらの時代は
ピストルズ

バンド少年少女よ、頑張りたまえ。
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