A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

藤兵衛ドンと農民たち「よろこびのうた」

2007年10月31日 23時35分44秒 | ロッケンロール万歳!
こ、これは一体何だ?
今日YAHOOニュースを見ていて偶然に発見した謎のリリース。
ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトがベートーベンの第九「歓喜の歌」を歌うという、何の意図があって作られたのかわからない作品。一曲目は農民たち(?)のお囃子をバックに歌い、二曲目はフルオーケストラをバックに歌う。ザ・クロマニヨンズのSITEにも情報がない。一応NTV「ダウンタウンDX」エンディングテーマとなっているが。。。。
朗々と歌うヒロトの声、それが好きな人以外には全く意味のないCDじゃなかろうか。歌詞がまたヘナチョコで。。。それは聴いてのお楽しみ。
私が買ったのは初回限定のDVD付。ご丁寧に2ヴァージョンともPVが入っている。
おまけに笑えるカルタも付いている。
詳細はこちら→藤兵衛ドン HP

ベートーベン
ヒロトが歌う
歓喜かな

この機会に買い逃していたヒロトのソロシングル「真夏のストレート」も買ったがこちらもトホホの内容だった。

(C)Mickey
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灰野敬二+ジム・オルーク@新宿JAM 2007.10.29(mon)

2007年10月30日 23時15分38秒 | 灰野敬二さんのこと
さすがジム・オルークの人気は凄い。JAMが超満員で身動きも取れない状態。私は幸運にも左側のPAスピーカー横の、ステージを見渡せる場所を確保できた(おかげで左耳がやられたが)。
向かって右にジム、左に灰野さん。ジムのセッティングはダルシマーとギブソン・フルアコ。灰野さんは3台のエアシンセとテレキャス、その他雑多な楽器群。ステージ中央にはドラムセットも組んである。ライヴ前のSEはT-Rex。誰の趣味だろう?とてもいい感じ。
20時開演予定が40分遅れでスタート。何の前触れもなく二人がステージに出てきて機材をチェックする。まばらな拍手。
最初はジムが金属のボウルを弦の上に乗せたダルシマー、灰野さんがエアシンセをプレイ。エアシンセの音が強烈でダルシマーの音がほとんど聴こえない。次にジムがギターを弾き、灰野さんが歌。これが素晴らしかった。哀秘謡のようなマイナーメロディーで魂の奥深くまで沁みこむ。その後灰野さんもギターを弾き、波が押し寄せては引くするような起伏のあるインプロヴィゼーションを展開。ジムはバックに徹し、灰野さんがリードして曲調を変えていく。荘厳な響きの余韻を残して終了。ここまで70分強。これで終わりかと思ったら、JAMにしては珍しく、休憩のあと後半のステージがあるという。
後半は灰野さんのドラム、ジムのギターで始まった。いつものように気を溜めて叩くドラムと、細かいアルペジオをミニマルに繋げていくジムのギターのコンビネーションがいい。そのあとは灰野さんはギターはほとんど弾かず、ホースにマウスピースをつけた楽器(ビーッと甲高い音がする)やビヨンビヨンと音のする創作弦楽器などを演奏。ジムはダルシマーを弾いたり、フロアに座り込んでエフェクターを弄ったりしている。終盤、ジムのギターにのせて灰野さんがケルティックハープを爪弾きながら歌った部分はまたしても神々しい美しさに溢れていた。後半は50分、あわせて2時間の非常に濃厚な時間だった。
個人的にはジムにもっと前面へ出てきて欲しかったのだが、終演後灰野さんに聞くと「ジムとはとてもやりやすい。いろんな人とセッションしてきた経験があるからね。凄くいい音を出してくれる」とのこと。わかる人にはわかるものです。

灰野さん
ジム・オルークと
いいコンビ

まだ左耳に綿が詰め込まれている気がする。

(c)Mickey
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GO!GO!7188「569」

2007年10月27日 21時45分10秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
チャットモンチーの大露出と好セールスのあおりを食った感のあるGO!GO!7188の6作目のアルバム「569(Go Rock)」。
この3月に初のUSツアーを行なった彼らだが、その気負いも感じさせないマイペースな作品になった。今回はライヴ感覚を重視した、ということだが、デビュー当時の初心に帰ったということだろう。今作も作詞は全部ベースのアッコが、作曲はギター&ヴォーカルのユウが手がけている。彼らの魅力はいろんなビートを取り入れつつも、GSや昭和歌謡を思わせる哀感のあるメロディーだといえる。今回もハードコアから始まり、スカ、ロカビリー、ワルツ、変拍子などいろんな要素があるが、ユウの歌い回しが一貫した統一感を与えている。また人と人との関係性や世の中の不条理をテーマにした歌詞も面白い。
基本的に今までの作品と如実な変化はないのだが、変わらず走り続ける勢いに溢れたバンドの好調さをビシビシ感じる。前作同様切れ味の鋭い音作りも素晴らしい。
初回盤のDVDは「米国行脚」というUSツアーの60分にも亘るドキュメント。アメリカでもオーディエンスのノリは凄く良い。買うなら絶対DVD付きがお勧め。タワ―レコードで買うと缶バッジが付いてくる。
GO!GO!7188のメールマガジンは積極的に情報を送ってくれて重宝する。登録は公式サイトから。
GO!GO!7188 HP
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灰野敬二+川端一+吉田達也@東高円寺UFO CLUB 2007.10.26(fri)

2007年10月27日 01時30分56秒 | 灰野敬二さんのこと
『Dharma Karma Production&Bloom Creation Presents 最初の目覚め~First Awakening~』というイベント。共演は鉄琴やサックスを含めた6人組ジャズロックバンドのHenry Tennis、ハーディーガーディーやテレミンも使ったドローンノイズのASTRO+スズキジュンゾ+TOMO、アコギにファズをかける掟破りのサイケバンド、Bloom Creation。バラエティがあっていいイベントだった。
灰野さんはAcid Mother Templeのギタリスト、川端一(マコト)氏と初共演。ドラムの吉田さんを真ん中に右にSGの灰野さん、左に白いスタインバッカーの川端氏。川端氏はまるでJethro Tullのメンバーみたいなもじゃもじゃの長髪と顎髭で、もろヒッピー。灰野さんに負けない轟音ギターを弾く。
予想通りのっけから2台の轟音ギターが暴走する怒濤の展開。灰野さんはスライドバーで、川端氏は弓で弾いたりする。灰野さんは前半はSGにカポをふたつ付けていた。川端氏の爆走ぶりに感化され、灰野さんのアクションも全編激しい。それでいて、ところどころで「次は君のソロ」と言うようにに川端氏に手で指示を出すのが面白かった。吉田さんは二人に好きなように弾かせておいて、要所要所を締める。さすがベテラン三人組。懐の深いところを見せてくれた。40分弱の演奏。個人的にはもっと観ていたかったが、三人にとっては全力を出し切ったという感じなのだろう。
Acid Mother Templeはまだ聴いたことがない。そのうちに海外のレーベルを含め何十枚もあるCDを買うか、ライヴを観に行くとしよう。
ぼよぼよの写真は歌う灰野さん。薄暗いライヴハウスで写メールだとこれが限界でした。
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ヒロト、マーシー楽曲提供~中ノ森BAND「イソブラボー/雪」

2007年10月24日 23時34分39秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
中ノ森BANDのことは観月ありさ主演の「鬼嫁日記」のエンディングテーマを歌った頃から気になっていた。その後「CAとお呼び!」(これも観月ありさ主演)でも彼女たちの楽曲が使われていた。女の子への応援歌を歌う正統派ガールズバンド、21世紀のプリンセスプリンセスといった位置づけだろう。Vo.GのAYAKOはモデルとしても活躍しているという美形バンドである。私の心を掴まないはずはない。
アルバムではブルハの「キスしてほしい」をカバーしていたが、この最新シングルでは甲本ヒロト、真島昌利がそれぞれ1曲ずつ提供している。ヒロトの「イソブラボー」はヒロトらしい造語だが、要は釣りは楽しい、と言うことであろう。ノリの良いロッケンロールだ。マーシーの「雪」はロマンティックな歌詞のミッドテンポのバラードナンバーで、泣かせる。そのうちこの2曲のクロマニヨンズ・バージョンも聴けるかも。
ヒロトとマーシーの曲をカバーした女性アーティストは他に川村カオリ、xx-sh(イッシュ)などが思い浮かぶがどれもいい出来である。彼らの曲は女性が歌ってもハマるということだ。
しかしオリジナルの3曲目「駆け抜ける風」がやっぱり中ノ森BANDらしくていい。
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i-Podとジョギング

2007年10月21日 17時09分59秒 | 健康について
休日の朝8kmのジョギングをしている。1ヵ月過ぎたが2kgの減量になった。自宅近くの自転車道を走るのだが、朝は静かで空気もきれいで気持ち良い。自分の足音と苦しそうな息の音が聞こえるだけだ。
今日は最近の流行りにのって、i-Podで音楽を聴きながら走ってみた。一生懸命走っても足音や息遣いの音が聞こえない。何か雲の上で身体を動かしているような妙な気分。意識が音楽と走ることとに分裂している。走るテンポに合わせたBGMというイメージなのだろうが、そのテンポが合わない。聴いていた曲がゆらゆら帝国だったせいもあるのだろうが。かといって走るテンポにあわせたノリの良い曲を聴いて走るなんてロボットみたいだし。。。私には「ながら走り」というのは向いていないようだ。

i-Pod
秋を走るにゃ
向いてない

こういうおしゃれなスタイルはフィットネスクラブでやれば似合うのかも知れない。

(c)Mickey
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禁断の電子音楽=オウテカ

2007年10月16日 23時26分58秒 | 素晴らしき変態音楽
基本的に電子音楽は好きだ。現代音楽のエレクトロニック・ミュージック。ウ゛ァレーズ、リゲティ、シュトックハウゼン、ケージ、一柳。。。特に好きなのはフランスのミュージック・コンクレート(具体音を素材にテープを切り張りしたり逆回転させてまったく違う音響を作り出す)の巨匠ピエール・アンリ。ノイズの先駆者として愛聴している。
ドイツの70年代のエレクトロニクスも好きだ。ノイ、クラスター、クラウス・シュルツェ、クラフトワークなど、一時期は相当凝ったものだ。
テクノポップはプラスチックスやP-モデル、ベルギーのテレックスやリオは好きだったが、YMOはあまりにメジャーでほとんど聴かなかった。
その後クラブシーンからハウスやテクノが出現した。電子音楽好きとしては興味は持ったが、変化に乏しいビートや機材の進歩による匿名性(誰でも出来る)故に、あまり深入りすることはなかった。クラブ・ミュージックの世界は流行の移り変わりが激しく、それについていけなかったということもある。
先日サブカル好きの同僚のからエレクトロニカのCDを何枚か借りた。その中にオウテカ(Autechre)のCDがあった。これが気持ちいい。頭の中で音の粒子がこぼれ出し、コロコロ転がったり、ピョンピョン飛び回ったり、パーンと弾けたりし、脳味噌をマッサージされるような聴覚的快感が味わえる。特にDVD付きの「Gantz Graf」が気に入った。映像と合わせて聴く。ハマるとあっち側の世界へ行ってしまいそうなヤバな世界。エレクトロニカ/音響系の世界には他にもこんなサウンドが埋まっているのだろう。経験したことの無い新しい音楽の世界に足を踏み入れるのは至上の歓びだ。

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UK版キャンディーズ?~The Pipettes「We Are The Pipettes」

2007年10月13日 20時58分59秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
以前紹介したLucky Soulと並んでイギリスの60'sガールズ・ポップ・リバイバルの代表格が今回紹介するThe Pipettes。2003年にブライトンで結成された女性ヴォーカル3人+男性バンド4人の7人組だ。ダスティ・スプリングフィールドやペトゥラ・クラークなどソロ・シンガーを想わせるLucky Soulに比べ、The Pipettesはシュープリームス、シャングリラス、ロネッツなどコーラス・グループを手本にしている。3人娘による歌はキュートでキャッチー。曲によってはあのDolly Mixtureを彷彿させるネオアコ風味もある。水玉模様で揃えた3人の成りきりパフォーマンスが今年のサマー・ソニックで好評だったと聞く。12月に来日公演も決まった。
先ほどテレビを観ていたら、なんとThe Pipettesの曲がドラマの主題歌に使われていてひっくり返った。TBS日曜劇場「ハタチの恋人」明石家さんまと長澤まさみ共演の超メジャー・ドラマである(ドラマも面白かった)。時代は60'sを求めているのであろうか。
ガンバレsix
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一日千秋の想い~スピッツ「さざなみCD」

2007年10月13日 18時41分29秒 | こんな音楽も聴くんです
私がスピッツが好きだ、というと意外な顔をされることが多い。そりゃいつも灰野敬二やらゆら帝やらアシュラテンペルだ、と言っていたら、マイナー指向の人間だと思われても仕方が無い。
しかしカラオケに行くと納得される。私のレパートリーはブルハとスピッツがほとんどだから。
スピッツを最初に聴いたのは91年のデビューの時だった。友人からいいバンドが出た、と言って1stアルバムを聴かされたのだ。なんか単調で軟弱だけどメロディはいいな、というのが正直な感想だった。それ以来スピッツの名は心の片隅に常にあったが、自発的に聴くことは無かった。
そんな私がスピッツ好きになったのは10年前の「フェイクファー」だった。クラブDJをやる時にいつもは60'sやパンクやブリットポップなどをかけていたのだが、ちょっとメジャーなものをと思い「冷たい頬」をかけてみた。気持ちよかった。メロディと歌詞が心に染みた。
「フェイクファー」以降のスピッツは骨太になり曲調も豊かになった。草野マサムネがブルハの大ファンだということにも妙に納得した。甲本ヒロト同様マサムネの声には中毒性がある。やみつきになるのである。
スピッツはJ-Popの良心である。日本のロック史に”スピッツ節”をしっかりと確立した。様々なバンドに影響を与えてきた。にも関わらず偉そうなベテラン色は無い。いつもデビュー直後の様な新鮮さを保っている。
「さざなみCD」は2年9ヶ月ぶりの新作である。制作にずいぶん時間をかけた所為でサウンド面では少し作り込み過ぎた感はある。しかし瑞々しいメロディと歌詞は健在である。結成20年の新人(?)の帰還という新風をJ-Popシーンに再び巻き起こしてほしい。
ところで「群青」のイントロがThe Cureの「Friday I'm In Love」そっくりだと思うのは私だけだろうか
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歩幅

2007年10月12日 21時49分42秒 | どーでもいいけど
最近歩き方が他人と合わない。前を歩く人にぶつかりそうになりつんのめったり、追い抜こうとすると同じ方向にその人が曲がろうとする。向かいから来る人とすれ違う時に手や荷物がぶつかったりする。家族と外出すると一人だけ先を歩いていたりする。
思うにここ一年健康のために仕事へ行く時、地下鉄3駅分を歩くようにしていたから、自然に歩くスピードが速くなったのだろう。せかせか歩きが習性になってしまったようだ。

歩き方
月の明かりよ
教えてよ

人それぞれ歩幅は違うが同じように生きている。

(c)Mickey
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