A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

麗しのキノコ・レコード~John Cage

2007年11月30日 22時06分11秒 | 素晴らしき変態音楽
現代音楽の大家ジョン・ケージのことを書くのは多少荷が重いのだが、以前紹介したイタリアン・ロック・バンド、アレアを擁するクランプス・レーベルからリリースされた有名なキノコのジャケットが紙ジャケCD化されたので、このアルバムの印象を書いてみようと思う。
アルバムはマルセル・デュシャンのための音楽で幕を開ける。ピアノの弦の間に木片やゴム、ボルトなどを挟み音を変態化したプリペアド・ピアノでの演奏である。ガムランの打楽器を思わせる東洋風のメロディーの曲で不思議に心が和む。次はコロンピロンという音色のおもちゃのピアノのための音楽で、幼児が玩具を弄っているような曲。実際牛の鳴き声の出るおもちゃなども使われている。間の取り方が絶妙で、この子供は幼くして「わびさび」の境地を習得しているようだ。アンビリーバボー・チャイルド!(実際はプロのピアニストの演奏)。次はラジオ・ミュージック。様々なラジオ番組、電波ノイズをコラージュした電子音楽。私は十代の頃FMラジオを聴いていて同じような電子音楽を偶然耳にし、ラジオが狂った!と衝撃を受けた覚えがある。想えばこれはNHK FMの伝説的番組「現代音楽をあなたに」で流れたミュージックコンクレートだったのだろう。今ではこのアルバムの中で一番聴きやすい曲だと思っている。成長したものだ(変態音楽に関しては)。
続いて有名な「4分33秒」。演奏者は楽器の前に座り、4分33秒の間一切音を出してはいけない。その間に演奏者や聴衆の立てるノイズを鑑賞しろという禅問答的な試みだ。CDの収録時間は実際には4:38になっているが、細かいことは言いっこなし。これは革命的なトラックなのである。心落ち着く時間である。短すぎるか長すぎるかは聴き手次第。私には短すぎる気がする。最後は声による無伴奏演奏。歌うのはアレアのデメトリオ・ストラトスである。発声練習、もしくは狂人の呻きを延々と聴かされる身にもなってみろ、と言いたい。でも実際に歌うためには相当なテクニックが必要なんだろうな。
現代音楽の古典ではあるが、この作品を愛聴する人はごく少数だろう。クランプス・レーベルの「nova musicha」というシリーズの作品だが、このシリーズ、全てこの手合いである。
この世には誰も聴く事の適わない音楽が無数に存在する。それを考えれば、このキノコ・ジャケットが世に残され名盤といわれているのは奇跡的なことなのかもしれない。

ジョン・ケージ
灰野敬二じゃ
ありません

ジョン・ケージはキノコの専門家でもあったのだが、その理由は辞書でmusicの前がmushroom(キノコ)だったから、というのも伝説的な話だ。
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禁断のへヴィサイケ~Blue Cheer「Outside Inside」

2007年11月28日 23時20分29秒 | 素晴らしき変態音楽
エディ・コクランの「サマータイム・ブルース」の超へヴィ・ヴァージョンで知られる60'sサンフランシスコのハードサイケ・バンド、ブルー・チアーの全アルバム6作が紙ジャケ再発された。快挙。パチパチパチ。
これは1968年リリースの2ndアルバム。トリオ編成だった1stにキーボードが加わり4人組になっている。フラワー・チルドレン全盛期に、ラウドに覚醒する暴力的な演奏を繰り広げた彼らは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやザ・ストゥージズ、MC5などの異界バンドのひとつといえる。地を這うようにブルージーなファズ・ギター、唸りまくる重量級のリズム・セクション、吐き出すようなヴォーカルの破壊力は、後のへヴィメタルやパンク、オルタナティウ゛へ大きな影響を与えた。
この「アウトサイド・インサイド」は彼らの最高傑作といわれ、変形ジャケットで有名だ。今回の紙ジャケ再発ではそれが忠実に再現されている。宇宙を浮遊するブルー・チアー・ファミリー、マーシャルのアンプを積み重ねたステージ写真(ギターは私の好きなSG)、サイケデリックに彩色された奇怪なバンド写真と、彼らの世界が見事に表現されている。
アルバムにはローリング・ストーンズの「サティスファクション」のパンクなカヴァーも収録されている。60年代のティーン・ガレージ・バンドがへヴィ・ドラッグと出会うことでこのようなサウンドが生まれたのだろう。
90年代には再結成され1999年には日本ツアーも敢行した。
とにかくメンバー・チェンジの激しいバンドでアルバム毎にサウンドが変貌していくのだが、凶暴なサイケを求める人には1stと2ndは必須である。灰野さんもブルー・チアーを高く評価している。
久々に彼らのサウンドを聴いて、無性に何か壊したくなった。破壊衝動の塊、禁断のサウンドである。

ブルー・チアー
全温度チアーとは
違います

どんな温度の水でもきれいに洗える魔法の洗剤、全温度チアーは現在、製造中止のようだ。昭和の遺産がまたひとつ消えた。


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萌えロック~The Milkees「Lover Soul」

2007年11月27日 23時22分02秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
神戸の60's系カールズガレージバンド、ザ・ミルキィズの2ndアルバムがついにリリース。発売日の今日11月27日はVo&GのBerryの誕生日でもある。おめでとう!
私がこのバンドを気に入り、フライヤー配布などプロモーションに協力したことは以前書いた。井の頭線を中心に20軒くらいのレコード屋、ライヴハウス、クラブ、古着屋に配ったのだがなかなか楽しかった。それだけ手塩にかけたCDがお店に並んでいる。感慨深いものがある。
まず、大塚愛や奥村愛子、はたまたグンゼなどのアートワークを手掛けるイラストレーターNICOさんが1stに続いて描いたパステルカラーのジャケットがヘヴンリーでとっても可愛い。店頭でも華やかに輝いている。
内容も負けずに可愛さたっぷり。思わずテープの早回しか?と思ってしまうような幼女のようにキュートなヴォーカル、荒削りだが一生懸命なところが微笑ましいサウンド。曲はシンプルであまいバブルガム・ポップ。21世紀のモッズ・ガールは笑顔印のゆる~いポップ・サウンドでクルクル踊る。そして男の子はそんな乙女の世界に童心に帰って「いっしょに遊ぼー」と駆けていく。
1stでは3人組だったが、今作でBerryの妹Pecoがギターに復活。4人組の完全版ミルキィズになった。ちなみにBのリリィとDsのぺトラも姉妹というダブルシスターズバンドなのだ。アルバムに「GO GO! GIRLS」という曲がありメンバー紹介を兼ねてメンバーが順番にヴォーカルを取るのだが、さすがシスターズ、声が似ていて面白い。
Love & Peaceをテーマにした甘酸っぱいオリジナル曲を中心に、60'sスタンダードのカバー曲も交えた最高のパーティー・アルバム。メルヘンチックなブックレットを見ながら聴くと日差しに心がぽかぽかするように元気が出ます。タワーレコードの渋谷店・新宿店では特典のステッカーとバッジがもらえてとってもお得。

ミルキィズ
弾けるビートは
ママの味

音もルックスもギザカワユスなので、そっち系の方も是非お試しあれ。
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ザ・クロマニヨンズ@中野サンプラザ 2007.11.25(sun)

2007年11月26日 22時09分35秒 | ロッケンロール万歳!
ついにチケットをゲット!ザ・クロマニヨンズ「CAVE PARTY 07-08」@中野サンプラザ。しかも席は11列目の真ん中からちょっと右。マーシーの前という素晴らしい位置。オーディエンスは6:4で男の勝ち(だから何が勝ちだっつーの)。ステージはシンプルでこじんまり真ん中辺に纏まっている。後には「CAVE PARTY」という文字照明があるだけ。洞穴でのロッケンロール・パーティーを意識したのだろう、照明も暗め。前説の人も頭巾をかぶって秘教的な雰囲気を盛り上げる。
大歓声にメンバー登場。ヒロトとコビーは赤、マーシーとカツヤが黒のCAVE PARTY T-シャツだ。ヒロトは少し髪を切っていた。「今日はCAVE PARTY in TOKYO楽しみにしてきたよー。最後まで盛り上がってね!」とのMCでいきなり「ギリギリガガンガン」からスタート。10月前半急性疾患のためツアーを延期したヒロトは病み上がりとは思えないいつも通りの激しいアクションで客を煽る。「CAVE PARTY」の曲を全曲、さらに1stやシングルの曲も合わせ全25曲、100分のステージ。アルバムでは多少脱力感を漂わせ、それが反戦精神を強調していた「むしむし軍歌」もマーシーのシャープなギターでカッコいいR&Rに。しかし1stの曲はやっぱりいい。スピード感とライヴ映えが絶妙だ。
それにしても今日のヒロトは良く喋った。「何で僕は他人の声にすぐ反応してしまうんだろう」とぼやきながら、観客の声に応えたり、鳩山法務大臣のアルカイダ発言や、中野サンプラザへオリビア・ニュートン・ジョンを観に来た話、中野にある昆虫専門店、むし社の話などなどMCが冴えていた。ザ・ハイロウズ時代はそんなにMCはやらなかったと思う。何となく清志郎を思わせる。年齢的にも円熟し余裕が出来てきたのだろうか。
アンコールでは全員上半身裸で登場。皆いい身体している。流石ロッケンローラー。
全編腕を振り上げ絶叫して楽しくてたまらない。オールスタンドじゃないから汗だくにもならず快適に観ていられた。スッゲー楽しかったよ!ありがとう!

Set List
1.ギリギリガガンガン
2.東京ジョニーギター
3.メガトンブルース
4.はさんじゃうぜ
5.レフュージア
6.悲しみのロージー
7.ゴーロマンス
8.ワハハ
9.うめえなあもう
10. むしむし軍歌
11. こたつねこ
12. 土星にやさしく
13. エレキギター
14. グレート
15. ゼロセン
16. 弾丸ロック
17. キラービー
18. 夢の島バラード
19. タリホー
20. 紙飛行機
21. クロマニヨン・ストンプ
Encore-----------------
22. いきなりくる
23. くじらなわ
24. 歩くチブ
25. あさくらさんしょ

サンプラザ
クロマニヨンズも
ニュートン・ジョンも

エンディングはヒロトが「そんなの関係ねえ」のポーズをやりながら笑いを取って退場。コミックバンド化か?
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雷鳴音響~Lightning Bolt & Black Pus

2007年11月25日 00時44分04秒 | 素晴らしき変態音楽
アメリカンアンダーグラウンドシーンにその名を轟かせるLightning Boltというデュオがいる。Brian Chippendale(ds,vo)とBrian Gibson(b)のふたり。1994年Providenceで結成され、最初はGもいたらしいのだが脱退、Ruinsと同じDs&B編成となる。彼らのサウンドはRuinsやBoredomsに影響されているが、アメリカ人らしくイカレまくったジャンキーノイズである。Dsはひたすらパワフルに変拍子を叩きまくり、Bは物凄い音圧で、ライトハンド奏法も取り入れ弾きまくる。ドラマーによるVoはあまりの激しさにマイクスタンドを立てることは不可能なのでマイクを口の中に突っ込み、マスクを被って呻く。まるで三流の犯罪者である。客席と同じフロアーにセッティングし、前のバンドが演奏終了するとともに演奏を開始する。これを"ゲリラギグ"と呼ぶ。精力的にツアーするうちに、Sonic YouthやSteve Albiniに気に入られ話題となり4作のアルバムをリリース。2002年と2004年に来日ツアーした。
BoredomsのEYEは今年7月7日ニューヨークで77人のドラマーを集めてライヴをやった(!)時、わざわざ77人目のドラマーにBrian Chippendaleを起用したという。それほど脅威の存在ということだ。
そのChippendaleがBlack Pusというソロユニットで作品を発表した。3作のアルバムがダウンロードのみ、しかも無料である。全く儲けを考えていないトホホな奴である。サウンドは推して知るべしジャンクなドラムンヴォイス。ある意味Lightning Boltよりイッちゃっている。下記サイトからダウンロード出来る。
Black Pus DL Site

ドラマーの
粋を極めて
無料(ただ)で良し

Lightning BoltのDVDも出ているのだが、民家のパーティーで演奏し警察沙汰になるというアホ丸出しの代物である。
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山下洋輔ニューヨークトリオ@草月ホール 2007.11.20(tue)

2007年11月21日 23時07分28秒 | 素晴らしき変態音楽
70年代の山下洋輔トリオの快進撃は凄かった。山下洋輔(p)、坂田明(as,b-cl,歌)、森山威男(ds:後に小山彰太)の3人による演奏はテーマだけを決め、後は3人が全力で即興演奏を繰り広げるというストロングスタイルの格闘技だった。学生運動絶頂期に早稲田大学のバリケードの中で演奏したとか、ピアノに火をつけて燃え尽きるまで炎の中で演奏し続けた、などの伝説、肘打ちや頭突きも繰り出す過激な演奏スタイル、丸刈りの強面のルックス。実際に演奏を観たことはないが、レコードを通じてそのパワーを感じることは出来る。大竹伸朗氏もその演奏に「ヤバさ」を感じ、音楽活動を始めたという。
その山下氏が単身アメリカへ武者修行を敢行し、日本へ戻って様々な活動の後に結成したのがセシル・マクビー(b)、フェローン・アクラフ(ds)との山下洋輔ニューヨークトリオ。闘い続けた70年代とは打って変わってスタンダードも取り入れた比較的穏やかな曲調、ベテランならではの阿吽の呼吸の演奏に移行してきた。
彼らの2007年ツアーのファイナルが赤坂・草月ホールで行われた。ゲスト参加予定だった川嶋哲郎氏(ts)が交通事故のため出演キャンセルというハプニングもあったが、それ故このトリオの本質を感じさせるライヴとなった。来年結成20周年を迎えるということで作った20拍子(!)の曲、故岡本喜八監督の次作映画のために書いたロマンチックな「幻燈辻馬車」という曲、ニューオリンズのリズムの躍動感のある曲、激しいインプロヴィゼーション、美しいメロディーのバラード、定番の「クルディッシュ・ダンス」など多彩な2時間の演奏。
猫が階段を駆け上がるようなコロコロした山下氏のピアノが好きだ。65歳になっても肘打ちを続ける強靭な魂に私は敬服する。

肘打ちと
ベストの似合う
洋輔さん

50年間ジャズの最前線を走り続けてきただけあり、観る人を包み込むような語り口と笑顔が素敵だ。
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田名網敬一個展「Daydream」

2007年11月19日 22時22分41秒 | アート!アート!アート!
横尾忠則、宇野亜喜良、真鍋博各氏などと共に60年代末~70年代初期サイケなイラストで昭和元禄を飾ったアーティスト田名網敬一氏の「Daydream」と題された最新作の個展が開かれている。当時はモップスの「サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン」やモンキーズ、ジェファーソン・エアプレインの日本盤のジャケットを描き、最近ではスーパーカーのアルバム「Answer」を手掛けたことで若い人にも知られているかもしれない。
今回は金魚と少女をテーマにしたエキシビジョン。頭と目がギラギラ大きい少女と極彩色の金魚が歪み、渦巻き、撒き散らされる。色と色の凄まじい衝突。1936年生まれというからもう70歳を過ぎてますます冴え渡るサイケな感性に驚愕する。迫力たっぷりの等身大のペインティングに、様々な衣装・ポーズの少女を描いた30作位の連作シリーズ、そして1m位の少女の奇怪な彫刻とユーモラスな映像作品。この空間に足を踏み入れただけで脳味噌の深層が沸騰してくるドラッギーな世界。
渋谷駅から近く、入場無料なので何度でも通いたい。

田名網敬一 「Daydream」
会場: NANZUKA UNDERGROUND
スケジュール: 2007年10月27日 ~ 2007年12月23日
住所: 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-17-3渋谷アイビスビルB1F
電話: 03-3400-0075 ファックス: 03-3400-1057

色キチの
色彩地獄
色っぽい

会場の奥には灰野敬二さんがマンスリーライヴをしていたMixroofficeがある。色彩の魔術師と暗黒の司祭。ナイスペアだ。
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さすらいの土曜日

2007年11月18日 22時26分29秒 | ありきたりな日常
昨日の土曜日は久々に充実していた。朝8:00ジョギング。最近は距離も伸びて10km走っている。最初はちょっと寒かったけど終わる頃には汗まみれ。シャワーが心地よい。
13:30から渋谷タワーレコードで中ノ森BANDのトークショー。「イソブラボー」「雪」のPV撮影秘話や、彼らが出演した映画「結婚しようよ」(来年2月公開)の裏話など内容も充実。AYAKOが弾き語りで「雪」を歌ってくれた。パフォーマンスなし、という事前情報だったから観れてラッキー!抽選でT-シャツ、映画鑑賞券、一等はサイン入りギターという奮発ぶり。全員に握手とステッカープレゼント。メンバーはとても素直で笑いが絶えない楽しい四人組だった。
その後、道玄坂の NANZUKA UNDERGROUNDで田名網敬一の展覧会。これは余りにインパクトが強かったので別項で書きます。
渋谷のライヴハウスやCDショップにミルキィズのフライヤー配布。可愛いと評判。
タワレコでラモーンズの最近出たDVDの試聴。1977年のCBGBのライヴがカッコいい。
19:00からO-eastでクイーンのカバーバンド、グイーンのライヴ。今回は「冥土in Heaven」というテーマでフレディーマーキュリー死後にメンバーが完成させたアルバムを中心に演奏。マニアックな選曲だ。タイツやヒラヒラの衣装など、ヴォーカルの人の成り切りぶりがいい。演奏は上手いのだが、似てるようで似てない欠点を自虐的にギャグにしてしまうのがコメディバンドっぽくて面白い。歌って笑った2時間だった。メンバーがステージから投げた自転車のベル(「バイシクルレース」で観客が鳴らす)をもらったり、エンディングにバラを一輪もらったりして満足。
グイーン HP
帰りは壱源でみそラーメンを食べて帰りましたとさ。ああ疲れた。

トリビュート
似ていなくても
思い込み

グイーンもイカ天に出演したことがあるという。 
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赤いサングラス

2007年11月17日 12時20分07秒 | ありきたりな日常
赤いサングラスを愛用している。灰野さんばりの黒メガネも魅力的だが、夜の自転車には辛い。赤いメガネをかけると世の中が薔薇色に見える。曇り空でもほんの少し色っぽい景色の中を浮かれた気分で歩ける。世知辛い世の中、せめて視界くらいは脳天気で居たい。
10数年前は腰までの長髪にサイケ模様の洋服と花柄のフレアジーンズ、アクセサリーをつけて闊歩していていた。今思うと相当恥ずかしい姿だ。時代の気分という奴だろうか。
最近そんなことばかり考える。いい加減年だな。。。年相応のライフスタイルをしたいと思うが何も成長していない私がここに居る。

地下鉄の
フラワーチャイルド
闇の花

学生の頃は緑のサングラスを愛用しており「Another Green World」(by Brian Eno)が見える、などと馬鹿なことを言っていた。
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象も踊る~Mix Market「しあわせのエレファント」

2007年11月16日 23時36分02秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
Mix Marketは東京で活動する女性Vo+男性Gx2,B,Dsの5人組のパンクバンドだ。1998年に結成され、初期はスカ・パンクをやっておりPotshotに気に入られていたらしい。3年振りにリリースした4thアルバムが「しあわせのエレファント」。これがとても気に入っている。多少スカの要素もあるが、基本はストレートなパワーポップ。メロディが良く、いきものがかりをロックにしたような感じ、といえばニュアンスが伝わるだろうか。ツインギターを効果的に使ったアレンジもいいし、Vo.のYuttyの甘えるような声は魅惑的で聴きやすい。オープニングナンバーの「モンスター」での♪トゥットゥルルル♪というコーラスが繰り返されるところは、木村カエラの「Scratch」の一曲目「L.drunk」のシロホン(木琴)がミニマルに鳴り続けるキャッチーさを髣髴させ秀逸。スピードナンバーばかりじゃなく、「ライヴ~僕らの地球~」という曲では感動的なロッカバラードを聴かせる。ジャケットの象もカラフルでいい。
思うにこれはリンドバーグだ。明るくてポップでパワフル。もちろんリンドバーグほど歌詞は単純じゃないし売れ線でもない。でも個人的には彼らに通じる可能性を感る。
自分たちのインディレーベルelephant musicからのリリースだが、この音はメジャーでも充分通じると思う。
Pink Elephantといえば「ヴィーナス」のショッキング・ブルーのレーベルだ←豆知識だよっ(by桜塚やっくん)。

スカビート
ピンクの象が
踊りだす

象のジャケットといえば1970年日本ロック界のアシッド・セッション、フード・ブレインの「晩餐」や、エルヴィス・コステロの「アームド・フォーセス」などが思い起こされるが、どれもヴィジュアル的に面白い。これからは象の時代か?

Mix Market HP
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