A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

懐かしのChromeを買ったよ

2005年01月31日 23時24分18秒 | 素晴らしき変態音楽
ChromeといえばThe Residents、Tuxedo Moonなどと並んでアメリカの70年代末の畸形音楽として「フールズメイト」などで紹介され、その後レコード店のWAVEが力を入れたバンドでした。当時僕はレジデンツが大好きでレコードは全て買いそろえていましたが、クロームは1stの「The Visitation」と初めて日本盤が出た「Red Exposure」の2枚しか持っていませんでした。
今日吉祥寺のDisk Unionを久々に覗いたら、Alternativeの中古アナログコーナーに懐かしいジャケットがあるじゃないですか。クロームの「Read Only Memory」1000円でした。モノクロコピーをコラージュしたジャケットは初期の彼等のトレードマーク。懐かしさの余りつい買ってしまいました。45回転のミニアルバムで小さなポスターも付属しています。機材が現在のようにデジタル化されていない時代の手作りのアヴァンギャルドは、とても人間味にあふれ、暖かいサウンドです。僕も当時カセットデッキを2台使ってピンポン録音で変態音楽をカセットに録音しては友人に送りつけたものでした。はた迷惑だったでしょうね。
同時にPASSレコードの女の子バンドBOYS BOYSのシングル盤も700円で購入しました。このバンドは2、3回観た覚えがあります。対バンはMIRRORSでした。
今日は25年前に戻ったかのような日でした。といっても買うレコードは最近はこの時代の物ばかりですが。
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灰野敬二X宇川直宏トークショー

2005年01月30日 21時46分48秒 | 灰野敬二さんのこと
神保町の美学校で灰野さんと宇川さんのトークショーへ行ってきました。美学校は小杉武久さんゆかりの学校ということでどんな所かと思いましたが、はっきりいってボロッちいビルの3階にある小さなスペースでした。渋谷のアップリンクファクトリーにちょっと似ています。
さて、3時からの予定が遅れ3時40分灰野、宇川両氏、それに美学校講師の伊藤篤宏さんが登場します。灰野さんの音楽史を辿るという内容で、CDをかけつつその当時の話や、脱線して色んな話へ飛ぶので、とても予定されていた2時間では収まりそうもありません。実際、70年代の話だけで1時間を超え、休憩。宇川さんの話の進め方が上手く、灰野さんから色んな話を引き出します。
10分の休憩後、今度はパーカッションソロのビデオに始まり、不失者の話で1時間半。
残念ながら私は用事があったためここで退出。69年頃に録音した再初期の音源(4枚組BOXに収録)は扇風機を通したハーモニカだったとか、73年に録音した舞踏のための組曲(同じく4枚組より)を実際に踊ったのは、現在灰野さんの鍼の先生だとか、81年のアメリカツアーはビザがおりるのが10日遅れて予定していたライヴがキャンセルになり、急遽可能な所をブッキングしてもらった(ロスではLAFMSの人達、NYではフレッドフリス)とか、興味深い話満載だっただけに残念。多分夜10時過ぎまでやっていたことでしょう。
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灰野敬二さん2連発

2005年01月28日 23時29分13秒 | 灰野敬二さんのこと
灰野さんのことは80年代頭から知っていてデビューアルバム『わたしだけ』を借りてテープに録音して聴いていたし、吉祥寺の町で時々本人を見たりしていました。当時私は「ぎゃてぃ」というライヴハウスでアルバイトをしており、工藤冬里さんやNULLさんなんかはよく出演していたのですが、灰野さんは当時体調が思わしくなかったのか、私は観た事がありませんでした。そのバイトを止めてから、あまりその手の音楽に接する事もなく生きてきたのですが、4年ほど前、はじめて不失者を観て、3時間を超えるライヴに全身が震える感動を覚えて以来、ことあるごとに灰野さんのライヴには行っています。
このブログには灰野さんを中心に私の好きな音楽や日常の気になった事を書いていこうと思います。
一昨日1月26日(水)高円寺ペンギンハウスで灰野敬二さんと狩俣道夫さんのデュオにピアニストの新井陽子さんが加わったトリオを、昨日27日(木)は六本木のSuper Deluxeで灰野さん+Highriseのギタリスト成田宗弘さん+琴奏者の八木美知依さんの組み合わせを観に行きました。
狩俣さんとの方は灰野さんの活動としては特にジャズっぽい内容で、ギターの他にフルートとドラムを必ず演奏します。今回はさらにチャルメラのようなダブルリードの木管楽器も使いました。新井さんのピアノも勢いが良くてアグレッシヴな演奏でした。狩俣さんはフルートとソプラノサックスを演奏します。
Super Deluxeの方はデュオが3通りあり、最後に3人のセッション、合計3時間半を超える長丁場でした。まずは灰野+成田のギターデュオで、哀秘謡(古い歌謡曲や童謡に別のメロディを付けた灰野さんのスタイルのひとつ)を聴かせました。次は成田+八木。八木さんはピンクのT-シャツに赤いミニスカートというセクシーな衣装で登場。結構メロディアスなセッションでした。3番目は灰野+八木。ここでの灰野さんはパーカッション&ダンスを披露。シンバルや金属棒や弓で弾く不思議な楽器を奏でます。以前は中野のPLAN Bでパーカッション&ダンスソロをやっていたのですが、昨年はやりませんでしたので、今回観れて嬉しかったです。
最後の3人のセッションは灰野さんのヴォーカルがリードしていく形でグイグイ迫ってきて圧巻でした。
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