A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

一年の締めくくりは灰野さんのオールナイト。

2005年12月31日 15時04分42秒 | 灰野敬二さんのこと
2005年の最後を締めくくるライヴは灰野敬二さんのオールナイトソロ@高円寺Show Boat。会場は満員。法政大学学生会館がなくなったため、この年末オールナイトを楽しみにしていた人も多いのでしょう。2:00am近く、小さなハープを持って灰野さん登場。エスニックなメロディでスタート。その後ギターに持ち替えるとお待ちかね、轟音が爆発します。こちらも睡魔が襲って来て朦朧状態。そのまま哀秘謡へ。たっぷり6曲もやってくれました。2時間半やったところで休憩。
休憩後は発信器とフルート。発信器の緩いウェーウ゛がますます眠気を誘います。エスニックオーボエ、ドラムマシン、エアシンセなどエレクトリック&エスニックなパートの後、再び轟音ギターへ。半覚醒状態の頭に爆音が染み渡り、様々な幻覚、幻聴を経験した気がします。まさしく異次元界へ迷い込んだような不思議な、身体が浮遊するような体験でした。
6:30amカンテラのつま弾きでライヴ終了。
灰野さん自身「とてもやりやすかった。こんな空間を創り出して良かったのかな?」と語っていました。
今年は灰野さんのライヴに合計31回行きました。Show Boatのオールナイトで年初と年末を飾る、というのも面白いものです。来年も灰野さんのスケジュールはいっぱいです。どんどん行きたいと思います。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
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「さらば青春の光」DVDを観たよ

2005年12月29日 10時09分40秒 | 映画やDVDのこと
公開当時には八王子までわざわざ観に行ったザ・フー監修のモッズ映画「さらば青春の光」。もう25年前になります。その後TVでも放映され、ビデオに撮って時々観ていたのですが、最近980円という低価格でDVD発売されたので迷わず買いました。
今まではオリジナルタイトルの「QUADROPHENIA/四重人格」がなぜ「さらば青春の光」というダサいタイトルになったのか疑問でしたが、人生経験を積んだ(?)現在観ると、まさに青春映画で、この邦題も納得します。当時は映画に出てくるファッションやスクーター、音楽がとにかくカッコイイな~、と思っていましたが、見直してみて、主人公ジミーの精神的成長を描いた内面描写が印象に残りました。他人とは違う存在になりたい、としてモッズになったジミーが、友人、恋人、アイドル、自分の理想と徐々に軋轢を起こし、最後に破壊されたスクーターとともに青春時代を卒業する、というストーリーを強く感じました。
たしかにミラーをたくさんつけたスクーターやスーツにみを包んだモッズは今でも私の憧れではあります。だからスクーターが欲しい!
DVDではアメリカ版「さらば青春の光」といえる「アメリカングラフィティ」も980円で発売されており、こちらもお買い得です。
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The Starsへ行った。Derek Baileyが亡くなった。

2005年12月27日 00時13分24秒 | 素晴らしき変態音楽
ゆらゆら帝国のプロデューサーとして知られる石原洋さん率いるサイケデリックバンド、The Starsのライヴを観に下北沢Shelterへ行ってきました。ゆら帝の亀川千代さんが参加しているためか、会場には若い女性の姿が目立ちました。かなり硬派なサイケサウンドを彼らはどう思っているのでしょうか。
これでthe Starsを観るのは3回目になりますが、毎回進化(深化)していて驚いてしまいます。特に石原さんのヴォーカルがとても上手くなっています。最初に観た時は「演奏はいいけど歌がいまいち」何て思ったのですが、今回は歌がしっかりしていて、バンドサウンドをリードしていく感じでした。そして栗原ミチオさんのギターが凄い。E-BowやWowWow,スライドバーなどを使った音色は彼ならではのもの。本当の意味でサイケデリックとは何か、を分からせてくれます。1時間半の素晴らしいライヴでした。
でも灰野さんやゆらゆら帝国に感じる個人的思い入れは、The Starsには感じません。歌詞が英語のせいもあるでしょう。逆に客観的に観れていいかもしれません。
さて、家へ帰って夕刊を見てビックリ。デレクベイリーさんが24日に亡くなってしまいました。デレクさんといえばインプロウ゛ィゼーションの先駆者として常にシーンの最先端をリードして来たギタリスト兼思索家。灰野さんとも共演CDをリリースしています。75歳ということですから、まだまだ活躍の可能性はあったでしょう。巨星に黙祷。
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坂田明と灰野敬二デュオライヴに行ったよ

2005年12月25日 00時54分10秒 | 灰野敬二さんのこと
「坂田明のうつ病的爆発とその仲間たち第4回」と題したライヴを観に明大前のキッドアイラックアートホールへ行ってきました。今回のゲストは灰野敬二さんです。坂田さんは山下洋輔トリオや初期のソロアルバムが大好きで、わたしの中では阿部薫さんと並んで好きなサックス奏者です。阿部さんと違って演奏や人格にユーモアがある所が好きです(『二十人格』っていう変なアルバムもありましたね)。
キッドアイラックアートホールは中野PlanBに似た感じの木の床に天井の高い会場で、音が良く響きます。そこに椅子を並べて、50人くらいの動員でした。クリスマスイヴにしては良く入ったなと思います。
演奏はまず坂田さんのサックスに灰野さんのパーカッションの組み合わせで始まりました。さすが年季の違う坂田さんの懐の深いフレージングが印象的。灰野さんもタンバリン~ドラム~鉄琴と持ち替えてイントネーションを変えていきます。そしてギターで哀秘謡へ。「さすらい」「シャボン玉」と2曲やったところで休憩を挿み、第2部はカポタストを2個付けたギターとクラリネットのインプロヴィゼーション、そして「若者たち」「愛しのマックス」「骨まで愛して」と哀秘謡が続きました。坂田さんはサックスとクラリネットを持ち替えて、灰野さんの轟音にも負けない達者なプレイで対抗します。大御所との共演は大成功だったと言えるでしょう。
来年も吉田達也さん他のメンバーも交えてセッションをやるそうです。
いよいよ山下洋輔さんや浅川マキさんとの共演も実現するかな?
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ジャズシンガーakikoのライヴに行ったよ

2005年12月19日 23時32分53秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
昨日、若手女性ジャズシンガーakikoのライヴを観に渋谷クアトロへ行ってきました。ジャズはもっと過激なやつの方が好きなのですが、今回のakikoのニューアルバムは小西康陽さんのプロデュースもあってジャケットも含めてとてもキュートな作品だったので生akikoに興味を持ったのです。小西さんのDJは古いジャズからロックンロールまで、とても楽しめました。
そしてakikoの登場。黒いドレスがセクシーでした。ニューアルバムのジャンプ&ジャイウ゛を中心に1時間で15曲のライヴでした。アンコールではミニスカサンタの衣装で登場。セクシー光線を発していました。たまにはオシャレなジャズのライヴもいいものですね。
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