A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【Entertainment Through Pain】偶想Drop@Zepp Tokyo 2017.7.23 sun

2017年07月28日 03時05分45秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


世界の音楽市場の主流は完全にストリーミングなのに、日本だけはまだCDが売れている。このままじゃ日本は世界から取り残されてしまう。と危惧する声が聴こえる。音楽業界的には正しいかもしれないが、音楽を聴く・楽しむ主体である個人にとってはどうでもいい話だ。Spotifyは便利で楽しいし、ストリーミングがあればでレコードやCDを買う必要はないと思うことも確かにある。しかし、本当に好きになったら、30cmLP/17cmEP/12cmCD/5cmシングルCD/11cm×6.5cmカセットなどを入手し接触して、こじんまりとした四角い(稀に丸とか)ケース/ジャケットに収まって、聴いて貰える時を待ち望む期待が我慢汁の如く漏れ出すところを焦らした挙げ句、やっとプレイヤーに乗せてスイッチを押す時のドSな快感こそ、ストリーミングじゃ満足できない前時代人の醍醐味である。つ まりオレはレコードやCDを実店舗で人の手を介して購入する行為が溜らなく好きなのだ。そこが現代美術館でも原宿のブロマイド屋でも関係ない。「形あるもの」の美しさと愛おしさと儚さ。音楽は空気の振動だけじゃないので、聴覚だけで味わうよりも視覚・触覚・嗅覚・味覚を総動員して感じるべき総合娯楽じゃないだろうか。



前置きが長くなったが、その最たるものが5日前の日曜日Zepp Toykoで開催された”世界一激しいアイドル”偶想Drop(以下偶ドロ)のワンマンLIVE『限りなく反射的に絶頂♀』であった。都子さんを発見し想定外に激ハマりしてから2ヶ月足らずの短期間に、自分の意識も偶ドロ自体も怒濤の変化を経験した。たったひとりの推しメンの存在が、音楽の聴こえ方/ライヴの見え方/現場の楽しさを全く別物に変えてしまうという青天の霹靂の意識改革。絆が深まる一方で、自分たちにコントロールできない周囲の環境の変化に翻弄されつつ、LIVEの成功を目指して奔走するメンバーと並走する偶神の意識上昇。内と外の意識のアンビバレンツに戸惑いながら、オレは日常に曾て無いほどの充足感を得ていた。



07/22(土)HOLIDAY SHINJUKU
偶想Drop~零生誕LIVE~『ヲタクをどつけ金属バット』
open16:00 start16:30
¥3000/¥3500(+1D)
【出演者】偶想Drop/Malcolm Mask McLaren/十四代目トイレの花子さん/てのひらえる/君と僕ときどきメランコリック/川上紗弥&小南光(from Aphrodite)

前日7月22日新宿Holidayでの偶想Drop〜零生誕LIVE〜では新体制のMalcolm Mask McLarenを初体験、新メンバー二人を加え眩しいほどのパワーを放つメロディックハードコアに心が踊る。これを機会にトレードマークのマスクを外した吹っ切れ感がパフォーマンスを前進させる。共同リリイベで生まれたタイプの異なる偶ドロとの交流がMMMの変化に影響したに違いない。



トリの偶ドロのステージは、頭に花冠を付けた”最強パンクス”零ちゃんパワーをメンバー全員が共有し、猪突猛進前しか見えないパフォーマンスに後押しされて、無我夢中でヘドバン,モッシュ,コールに明け暮れた40分。それは翌日のワンマンLIVEの予行演習ではなく、生誕祭を絶頂に導く「今ここにいるアイドル=IDOL RIGHT NOW」の本領発揮であった。アイドルの素晴らしさは、例え15分の短い持ち時間であっても、出来る限りの最高のパフォーマンスで観客を最大限に楽しませようとする姿勢である。



07/23(日)Zepp Tokyo
偶想Drop『限りなく反射的に絶頂♀』~偶想DropワンマンLIVE~
【時 間】開場 17:00 / 開演 18:00
【チケット】1Fスタンディング¥3,000(ドリンク代別)

一夜明け快晴の7月23日(日)お台場Zepp Tokyoに集まった観客は、満員ではなかったが、最前エリアでモッシュとリフトとダイヴに興じる者、中盤ブロックでヲタ芸に励むもの、後方からじっくりとパフォーマンスを眺めるものと、それぞれ思い思いにライヴを楽しむ自由で開放感のある現場だった。オレはと言えば、推しメン都子さんの定位置に近い最前下手のスピーカー前に居を定め、圧縮に耐えたり、サークルモッシュから身をかわしながら、熱い視線をステージに注ぐことに専念した。曾てギュウ農フェスで目の当たりにした暴動現場の縁に自分が立っている光景を冷静に第三者の目線で見つめ直しすと、果たしてヲタとしての成長なのか、はたまた人間としての退行なのか。そんなことを考える暇もなく、派手にレーザー光線が飛び交うステージに眩惑されっ放し。都子さんが右側に移動するのにあわせて上手に移動したり、中盤はピンクのペンライトを手に後方から応援したり、長時間のLIVEならではの楽しみ方を堪能した。



最初は都子さんばかり追っていたが、一瞬たりとも手を抜かないメンバーの余りに激しいパフォーマンスに気持ちが共鳴し、六つの身体の弾け方ひとつひとつに心が反応し、全身が武者震いのように熱を帯びる。後半戦で無我夢中でステージ前中央に飛び込んで、押し寄せるリフトの嵐に身を任せ、頭上で暴れるダイバーを頭を下げて避けていたが、最後の最後に輩の足が左首を直撃し、一瞬意識が遠のいた。4日経ってもまだ首が痛いが、その痛みこそ偶ドロLIVEを最大限に楽しんだ証拠だと思うと、鈍痛すら愛おしい。80年代スロッビング・グリッスルのインダストリアル・レコードのキャッチフレーズ「Entertainment Through Pain(痛みを通した娯楽)」は、偶想Drop現場にこそ相応しい。



偶ドロ好き好き
みんな好き
最高です!

「Painfully Violence」のペインフリーを「Painfree」だと思って「痛みの無い暴力」だと勘違いしていたが、世界一激しい現場からほぼ無傷で帰還した今思えば、痛みからの自由かもしれない。心の痛みからも自由になれますように。

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【Japan Times翻訳】灰野敬二(65)インタビュー「最後まで悪ガキでいたい」

2017年07月27日 01時09分49秒 | 灰野敬二さんのこと


灰野敬二、65歳:最後の最後まで悪ガキでいたい。
Japan Times July 18, 2017
Written by JAMES HADFIELD
Photo by 船木和倖 Kazuyuki Funaki
Translation by 剛田武 under kind permission by James Hadfield

「”灰野さん、神様です!”なんて言われたくないから」と灰野敬二は笑う。「最後まで悪ガキでいたいから」

65歳の因襲打破主義者にして日本のアンダーグラウンド音楽シーンの象徴的存在を聴いた経験は常に記憶に残っている。川越の喫茶店で彼と会い、1981年のスタジオ・デビュー作『わたしだけ?』のアナログ・リイシューについて話したとき、会話は2時間以上続いた。

禅の師匠が少しぼんやりした生徒を忍耐強く指導するように、灰野は挑発的な言葉と思いもよらない類推を交えて、鳥や卵やコーヒー豆を例に挙げながら独特の音楽哲学を説明してくれた。

「僕は全音楽をやりたい」と彼は言う。「ロックじゃなく、ジャズじゃなく、クラシックじゃなくて、すべて。それをやろうとしたら、答え(やり方)は完全な自由しかないよ。」

灰野にとっての自由とは、容易いものではない。彼にとって正式な音楽訓練は利点ではなく障害であり、自由な即興を単なる技術として語彙に取り入れるミュージシャンを嫌う。完全に自由に演奏するという選択肢を与えられたら、ほとんどのミュージシャンはすぐに壁にぶつかる、と彼は言う。

「行き詰まるのは本当に”無”から始められないということでしょ。灰野って漢字見た事ある?これはジョークね、「ash field(灰の原野)」。つまり何もない。だから、僕は即興が出来るんだ。」

短命だったピナコテカ・レコードから発表され、後に重要なアンダーグラウンド・レーベルPSFからCDで再発された『わたしだけ?』をリリースしたとき灰野は28歳だった。悪夢の平行世界からの呼び声のように聞こえる、アルバムの荒々しく抽象的なブルースのミニアチュールは、彼の独特な音楽的言語が完全に形成されていたことを示唆している。(彼の独特のファッション・センス―ロング・ヘアー、黒い服、決して外さないサングラス―は明らかに変わっていない。)

「禅問答みたいな話だから。」彼はコーヒーのレシートの裏に卵と鳥の絵を続けて描きながら話す。「昔からよく言う、卵がありました。鳥になりました。鳥はまた卵を産みます。これが永遠に続きます。」

「僕は35年前の『わたしだけ?』の時ってこうだった」と最初の鳥を指差す。「で、今こうかもしれない」と卵を指差して、それを隣の鳥に移動する。「でも、またこうなる。で、またこうなった。言葉で言うと普遍性だね」。

現在までの数十年間に何が変わったのか尋ねると、彼は再びレシートを掴み、素早く流動的な動きで直線を描いた後、今度は丁寧に同じ動作を繰り返した。

「そのどう違うかを、こう、気づけるかどうか」と語る。「これは意識しないでピッと書いちゃった。でも、次は書く時意識した。昔も灰野敬二だったのが、灰野敬二は、灰野敬二を分かってやっている、今は。その違い。」

『わたしだけ?』は、ソロ、バンド、DJミックス、フリージャズのサックス奏者ペーター・ブロッツマンからエレクトロニカ・デュオPan Sonicまで幅広いミュージシャンとのコラボレーションを含む200近い彼のディスコグラフィーの幕開けの一斉射撃だった。何度も変貌してきた最も長期にわたるグループ、不失者は、地球上の他のどんなバンドよりも、ロック・トリオの言語を拡大してきた。

彼の音楽は完全に即興的ではあるが、彼は「即興」ではなく「なぞらない」(繰り返さない)という言葉を好んで使う。それは、離脱を約束した既存のジャンルと同じくらい予測可能で因習的だと彼が言うフリー・ミュージック・シーンから自らを切り離すやり方である。
「勉強してきた人たちが”なんでも出来ます”」彼は言いながら箱一杯のコーヒー豆をスケッチする。

「なんでも出来ます、即興も出来ます」と真似して「この人たちが、これーー完全に自由な演奏ーーは出来るわけないじゃん。なんでも出来る人たちはブレンドだから。この中にエティオピアのコーヒーもあるし、ブラジルもあるし、色々あるじゃない?モカもあるし。」

会話の後半にテーマに戻ったとき、彼はより音楽的な言葉を使って話した。「例えば、ボサノヴァが入ってて、ここに中世の音楽が入ってるとか、このミックスしたのを聴いても面白くもなんにもない。聴いて分かるから。でも、全く知らない、それは大変だけど、ブレンドじゃないピュアな一個、自分の知らないものが聴こえたら... あれは”わーーー!”って本当に新鮮じゃない?今でもやっぱり、これを探してるから、世界中で。」

それを見つけることは多いのだろうか?

「CD200枚に1枚ぐらいある」と笑う。「確率はすごい低い。でもやっぱり、嬉しい。僕の中で仲間だから。」

『わたしだけ?』を録音したとき、灰野は既に日本の音楽シーンの最もワイルドな分野で有名な人物だった。1970年代初期にはロスト・アラーフというグループのヴォーカリストとして忘れられない印象を与え、東京の吉祥寺地区の「マイナー」のレギュラー出演者だった。マイナーではソロや最初期の不失者で演奏した。

1980年にマイナーが閉店したとき、オーナーの佐藤隆史が、自分の立ち上げたレーベル、ピナコテカ・レコードで、灰野にアルバム制作のオファーをした。ヒットになると確信していたようだ。

リスナーがレコードのAB面全部攻撃的な音の持続だろうと予想していることを感知し、灰野は異なるアプローチを選択した。 ブラインド・レモン・ジェファーソンのような初期のブルースの先駆者たちからインスピレーションを得て、彼は声とギターで長い即興演奏を録音し、その後それらを切り身にして簡潔な曲に編集した。

「分かりやすく説明するならば、”不思議なシンガーソングライター”というふうに思ってもらえばいい。」

アルバムは彼の国際免許証になった。イギリスのギタリスト、フレッド・フリスが15枚注文して、ジョン・ゾーンやクリスチャン・マークレーを含む前衛音楽の重鎮たちに渡したのだ。また、後にPSFレコードを設立し灰野と有益な関係を結ぶ生悦住英夫が、開店したばかりのレコード店モダーン・ミュージックで売るために50枚注文した、という繋がりも生まれた。

驚くことではないが、灰野はノスタルジアの感情をほとんど持っていない。しかし彼は長年廃盤だった『わたしだけ?』が、再び広く入手できるようになることを喜んでいる。1つは、LAのレーベルBlack Editionsによるアナログ・リイシューで、もともとアルバムのために計画していたが予算的に放棄された、金と銀のメタリックなアートワークをついに実現したことである。

彼はまた、リイシューは、Discogsのオリジナル盤の莫大なプレミア価格を払う余裕のないリスナーへの「贈り物」と見做している。

「僕が一番言いたい事は”廃盤になった僕のレコードを高く売るな”ということ。それは必ず書いておいて。」

不失者が
震撼させた
合衆国

Fushitsusha At the Zebulon Cafe in Los Angeles, July 22 2017

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【音楽解放宣言】産み落されてしまった音楽・聴かれたがっている音楽を野に放て!

2017年07月25日 07時52分57秒 | 妄想狂の独り言


Declaration of Music Liberation
誰が音楽を所有しているのか?誰に音楽を所有する権利があるのか?音楽は誰かの所有物でありたいのか?その疑問に対する答えは立場によって異なるだろうが、音楽の立場に立って考えれば、誰が作ったか。誰が歌ったか。誰が演奏したか、誰が録音・録画したか、それはどうでもいい、とにかく聴かれたい、聴いて欲しいと願うのが当然ではないか。ましてや、レコード盤やカセットテープやCD盤に録音され、かつて一度は誰かに聴いてもらおうと頒布されたにもかかわらず、不本意ながら何処か暗いところに仕舞い込まれ、二度と人の耳に聴かれること無く幽閉されたままの音楽は、まさに不幸なる哉である。

産み落されてしまった音楽は作者や演奏者の手を離れ、他の人に聴かれるという存在意義を与えられてしまっている。しかしながら自らの意志で鳴ることは出来ない。そんな“聴かれたがっている”音楽を解放し、少しでも多くの人にその存在を知らしめようとする行為は、果たして非難されるべき悪業なのだろうか。聴かれたがっている音楽を封じ込め、音源の所有者(“音楽の”では無いので念のため)が、自らの慰みとして独占的に聴取する、もしくは聴クコトすらせず、単にコレクションするだけの行為こそ、音楽への虐待として糾弾されるべきではなかろうか。ましてや自己の利益のために粗悪な海賊盤を頒布したり、利殖の道具として高額な価格で転売したりする行為は赦されるべきではないだろう。

作詞作曲者や編曲者、演奏者、制作者の権利を無視することは道義的に問題があるかのように言われる。それを否定する訳ではないが、例えば著作権など人間の姑息な利害関係の明文化は、紙切れ1枚の契約書次第で誰にでも譲渡・転売可能であり、「音楽」を第一に考えれば真の当事者である音楽自身の権利を不当に無視した横暴と呼べるのではないだろうか。そんなしきたりや柵の鎖を断ち切り、音楽を野性に解放することこそ『A Challenge To Fate 運命への挑戦』に他ならず、それが『地下音楽への招待』を執筆した動機のひとつであり、その実戦の第一段階が『盤魔殿』のDJプレイであることをここに名言しておきたい。

個人的な感情だけで音楽の解放を拒み、音楽の意に反して暗い牢獄に幽閉しようとする人がいたならば、素直な心で音楽自身の本当の意志に耳を傾けていただけるよう切に願っている。



盤魔殿
音楽解放
駆込寺



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【セトリ公開】踊れないDJイベント『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.3』@渋谷Edge End 2017.7.21 (fri)

2017年07月24日 08時15分09秒 | 素晴らしき変態音楽


3回目を迎えた「踊れないDJに特化したDJイベント」盤魔殿は動員は前回の倍以上、レパートリーの幅も益々拡大し、地下文化の交流の場として理想的な形まで後一歩。焦りは禁物、じっくりと腰を据えて精進するとしよう。地道にセトリを公開することで、このイベントの望む形を具体的に表現してみた。
 
盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.3

2017.7.21 Friday
19:15 open / 19:30 start
Charge ¥1,000 incl. 1 drink
Shibuya DJ BAR EdgeEnd

踊れないDJに特化したDJイベント
異端DJたちの紡ぎ出す異端音楽や異端映像に塗れる秘教的儀式

Avantgarde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, UnderGround,… Everything Weiredness About Music!

【映像】作品名 / 作者名(年 国)
Earth Inferno / Un film de Mor Navon et Julián Moguillansky (2003 Argentine)
Exquisite Ecstasies / Peter Tscherkassky (1981-2015 Austria)

19:30-20:00
DJ Qliphoth クリフォト (aka Takeo Udagawa)

曲名(アルバム名)アーティスト
1. ヴィマル宮殿に生く摩天楼8823(バルバラ矮星子黙示録)/ J.A.Seazer
2. Fields Of Rape (Discriminate)/ Death in June
3. Twin God Babies (Arctic Hysteria) / Slava Ranko
4. 20 pluie (Osmose) / Ariel Karma
5. Bekoning (Paradise Disowned) / Lustmord
6. The Plain Truth (The Plain Truth) / Maurizio Bianchi
7. Aimantation (Artaj)/Boring Machine
8. Anastenaria (Music of the Fire Walkers) / Anastenaria
9. Fremen (Visions of Dune) / Bernard Szajner
10. Ektakröm Killer (Ektakröm Killer ) / Video Liszt
11. Eli, Eli, Lama Azavtani (L’heure Des Prophetes) / Magdalith
12. 座頭市(座頭市サウンドトラック) / 勝新太郎
13. Andy Warhol (Belladonna of Sadness) / 佐藤正彦・中山千夏
14. Duncan Dansin’ (NON baNd) / NON baNd
15. Indonesia Maharaddika (Guruh Gypsy) / Guruh Gypsy
16. Sai Rama (God is Truth) / American Bhajans (Sai Sound Samitee)
17. 紅夜の都市 (千夜一夜物語 第一章 騎士と魔術師) / Magick Lantern Cycle
18. さよなら ぼくの ともだち(森田童子の世界)/ 森田童子

Z (aka Bernard Szajner) - Fremen



20:00-20:30
DJ Amon アモン (aka Zula al Zahar)


1 Ecolalia / Dead can Dance
2 Mother tongue / Dead can Dance
3 Wax and Wane / Cocteau twins
4 Jarring God / Despair
5 Don't panic! / SPEECIES
6 VAT DANCE / XA-VAT
7 Superbsaw / ZIZ & Ken Morioka
8 Taylor Burton / King Kong Japan
9 Love you to / The Beatles

Cocteau Twins - Wax and Wane (live, 1982 or 83)




20:30-21:00
DJ Necronomicon ネクロノミコン (aka Takeshi Goda)


1. Quasimode / 昼顔 Jeux De Vortige
2. マリ千鶴 / 1/10の魂
3. Pierre Henry / Psychè Rock
4. THE SHAGGS / Philosophy Of The World
5. 赤痢 / FUCKしよう
6. NECRONOMIDOL / PSYCHOPOMP
7. The NURSE / またたび
8. でんき組.inc / HEART♡STOP
9. 成瀬瑛美 / トキメキ☆すちゃらかテキサス
10. コクシネル / ススメ
11. Bernard Parmegiani / pop′eclectic

Pierre Henry_ Michel Colombier_ Maurice Béjart - Psyché Rock - 1967



21:00-21:30
DJ Paimon パイモン (aka Moppy) + Tara Chim(Belly Dance)


1.Belkıs Ünlüses ‎– Lâmbaya Püf De
2.Erkin Koray ‎– Estarabim
3.Gülcan Opel - Yat Kolumun Üstüne
4.Beyaz Kelebekler - Esmerim
5.Esin Afşar - Zühtü
6.Erkin Koray ‎– Şaşkın
7.Ersen ‎– Kozan Dağı
8.Sevil & Ayla ‎– Bebek

belkıs ünlüses-lambaya püf de





21:30-22:00 
DJ Bothis ボティス (aka MSS)


1. ERNTE - Stolze Herzen
2. The Observatory - Headworm
3. GRIM - Hi Volt
4. JOAKIM SKOGSBERG - JOLA FRAN INGBO
5. LIBIDO - 「こんなにも自由だ」とあなたは...
6. Beast Burn - Debon part 1
7. DOG POP - mein kleine Welt
8. ERNTE - Stolze Herzen

Grim - Hi Volt



22:00-22:30 
DJ Athmodeus アスモデウス (aka Tamotsu Mochida)


1: CIGALES ET ORILLONS (虫のフィールドレコーディング音源)
2: AFRICA FAN HEATA / I AND E AND I
3: JAH WOBBLE / K DUB 05
4: WILLIAM S. BURROUGHS / URANIAN WILLY
5: MATERIAL / MANTRA
6: JAMES W. JONES / MASS SUICIDE
7: 23 SKIDOO / KUNDALINI
8: PUBLIC IMAGE LTD / THE FLOWERS OF ROMANCE
9: ARTHUR LYMAN / SEPTEMBER SONG

23 Skidoo - Kundalini




盤魔殿
音盤魔法の
闇宮殿

【次回盤魔殿 vol.4開催決定】
8月18日(金) 
渋谷Edge End 
Start 19時30分 
料金 1000円
詳細未定



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【来日記念】動画で観るクリス・ピッツィオコス Part1:2016年11月NY ザ・ストーン・レジデンシー

2017年07月23日 10時39分11秒 | 素晴らしき変態音楽


2012年にコロンビア大学を卒業しブルックリンに移りNY即興シーンに登場したクリス・ピッツィオコスがニューヨークだけでなくアメリカ各地、日本やヨーロッパで知られるようになった要因のひとつはYouTubeに投稿された動画だった。前衛ジャズやフリー・インプロヴィゼーションの動画を毎日のように投稿する発信者がいる。 再生数は3桁の前半程度であるが、何かのきっかけでその動画を見た者は予想もしなかった先鋭的で唯一無二の演奏者の数々に驚くしか無いだろう。特に凄まじいプレイでベテラン・ミュージシャンと渡り合う見るからに若いサックス奏者の姿に目が釘付けになったものも多かったろう。ヨーロッパではピッツィオコスに驚愕したミュージシャンが共演を申し出てツアーやCDリリースが実現した。日本でもネットで話題になったり、輸入盤ショップでCDが売り切れたり、じわじわと注目度が高まり、9月の初来日ツアーでは日本の前衛音楽界の猛者たちとのコラボが実現する。そんなクリス・ピッツィオコスの現在の姿をYouTube動画で紹介しよう。



昨年11月にブルックリンにあるジョン・ゾーンが経営するライヴスペース「ザ・ストーン The Stone」でピッツィオコスの5日間のレジデンシー公演が開催された。ソロをはじめ、現在のリーダー・ユニット、自ら選んだミュージシャンとのコラボが展開された。その実際のライヴ動画が一公演を除いてYouTubeに投稿されている。これらを観ればピッツィオコスの現在の活動の一端がわかるだろう。



The Stone Residencies: Chris Pitsiokos
2016年11月22日~2016年11月27日
The Stone
E 2nd St & Avenue C, ニューヨーク 10009

クリス・ピッツィオコス Chris Pitsiokos
1990年生まれ。ニューヨークを拠点に活動をするサクソフォン奏者、作曲家、即興演奏家。彼の音楽はノー・ウェイヴとノイズの強度と即時性、ジャズの抒情性と推進力、現代音楽の抽象性とを結び付けている。共演者には、Lydia Lunch, Tyshawn Sorey, Peter Evans, Kevin Shea, Brian Chase, Henry Kaiser, Mick Barr, Marc Edwards, Brandon Seabrook, Paul Lytton, Tim Dahl, Philip White, Guerilla Toss, C. Spencer Yeh, Nate Wooley, Weasel Walterなど。これまでにヨーロッパ、日本、オーストラリア、アメリカ合衆国にて演奏活動を行う。Clean Feed, New Atlantis, One Hand Records, Carrier Records, Ug Explode, そして自己のレーベルEleatic Recordsから作品をリリースしている。演奏、作曲以外に、WKCR-FMのラジオ番組の選曲家としても長年活動し、ブルックリンやマンハッタンで4年に渡り、ライヴのプロデュースも行っている。

- プログラム -
2017
11/22 Tuesday
8 pm
Cutout Lover
Paige Johnson-Brown (voice) Chris Pitsiokos (alto sax, electronics) Andrew Smiley (guitar) Henry Fraser (bass) Connor Baker (drums)

Filmed at Don Pedro in Brooklyn, NY 03/11/2017

女性ヴォーカリストを擁するユニット。楽器メンバーはChris Pitsiokos Quartetと同じ。NYアンダーグランド・シーンの女王リディア・ランチともコラボしているピッツィオコスのルーツにはパンクやNO WAVEがある。ポエトリーリーディングとシャウトとシャンソンをごちゃ混ぜにしたペイジ・ジョンソン=ブラウンの歌唱が文字通り「カットアウト」演奏と相乗効果で意識を覚醒する。(これのみ2017年3月ブルックリンのクラブでの動画)


11/23 Wednesday
8 pm
Chris Pitsiokos/Philip White/Weasel Walter
Chris Pitsiokos (alto sax) Philip Whit (electronics) Weasel Walter (drums)


ピッツィオコスの恩師的ミュージシャン二人との共演。ピッツィオコスがNY即興シーンに参入するきっかけとなったウィーゼル・ウォルターとは、2012年7月28日NYのフリーダム・ガーデンでのデビュー・ライヴが処女作『Unplanned Obsolescence』となり、現在に至るまでドラマーとしてだけではなくオーガナイザー、プロデューサーとしてもNYシーンの中核で活躍するウォルターとの恊働を続ける。一方エレクトロニクス奏者のフリップ・ホワイトとは2013年デュオ作『Paroxysm』をリリースし、現在もコラボしている。エレクトロ・ノイズとサックスの類似性に驚かされる。


11/25 Friday
8 pm
Chris Pitsiokos Solo
Chris Pitsiokos (saxophone, piano)






デビュー当時のソロ演奏の凄まじいノンブレス奏法がピッツィオコスヘの注目度を一気に高めたと言えるだろう。超絶テクニックと、その真逆の破壊衝動が同レベルで共存している。最近は完全即興だったソロ演奏に作曲性を加え、より静謐でアトモスフェリックな演奏を展開している。ザ・ストーンでの演奏の後半で聴ける。


11/26 Saturday
8 pm
CP Unit
Chris Pitsiokos (alto saxophone) Brandon Seabrook (guitar) Tim Dahl (bass) Weasel Walter (drums)


ピッツィオコスの最新ユニット。前衛ジャズの即時性にファンクの要素を取り入れた脱臼するようなビート感は、オーネット・コールマンのハーモロディック理論の進化形とも考えられるが、間違いなく「ジャズのその先(Far Beyond)」を見据えた意志に貫かれた実践である。


10 pm
Chris Pitsiokos/Joe Morris/Tyshawn Sorey
Chris Pitsiokos (alto saxophone) Joe Morris (guitar) Tyshawn Sorey (drums, percussion, piano, trombone)


NY即興シーンに軸足を置きつつ、より幅広い活動でメジャーシーンでも注目を集めるドラマーのタイショーン・ソーリーと80年代から即興シーンで活躍するベテラン・ギタリスト、ジョー・モリスという、ピッツィオコスが信頼を寄せるミュージシャン二人とのコラボ。ソーリーのトロンボーンがユニーク。


11/27 Sunday

8 pm
Chris Pitsiokos Quartet
Chris Pitsiokos (alto saxophone) Andrew Smiley (guitar) Henry Fraser (bass) Connor Baker (drums)


編成はCP Unitと同じだが、より若いメンバーを擁する自己のカルテットは、ピッツィオコスが最も自分の志向を発揮できるグループかもしれない。実験性は勿論のこと、ロック的なストイシズム、叙情的なロマンティシズム、ストーリー性のあるメロディセンスを兼ね備えた演奏は来るべき音楽の形と言えるだろう。

【日程発表!】NYハードコア・ジャズの彗星〜クリス・ピッツィオコス CHRIS PITSIOKOS JAPAN TOUR 2017

サックスの
来るべきもの
進化形

Damon Smith / Chris Pitsiokos / Matt Nelson / Weasel Walter - live Brooklyn 1.10.17

Damon Smith (bass)
Chris Pitsiokos (alto saxophone)
Matt Nelson (tenor saxophone)
Weasel Walter (drums)

The Flats, Brooklyn, NY
January 10, 2017
コメント (2)
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【日程発表!】NYハードコア・ジャズの彗星〜クリス・ピッツィオコス CHRIS PITSIOKOS JAPAN TOUR 2017

2017年07月21日 09時27分40秒 | 素晴らしき変態音楽


以前から予告されていたニューヨークのサックス奏者クリス・ピッツィオコスの来日スケジュールが発表された。ヒカシュー、吉田達也、大友良英、広瀬淳二、JOJO広重、スガダイローといった日本の先鋭的ミュージシャンとの共演を含み、13日間で13公演という過密スケジュール。ピッツィオコスへの注目度の高さが伺える。各公演でソロ演奏も行う予定だという。最新ソロアルバム『Valentine's Day』で見せた新たなサクソフォン独演の形を披露してくれることだろう。

CHRIS PITSIOKOS JAPAN TOUR September 2017
solo shows, performances with Hikashu, Tatsuya Yoshida, and Otomo Yoshihide


9月17日(日) 東京 Jazz Art せんがわ 2017
ヒカシュー×クリス・ピッツィオコス
ヒカシュー[巻上公一(Vo,Theremin,Cornet)、三田超人(G)、坂出雅海(B)、清水一登(Pf,Synth,B-Cl)、佐藤正治(Ds)]
Chris Pitsiokos クリス・ピッツィオコス(sax)
19:30 - 21:00
1Stageチケット(1公演) 一般3,000円、市民2,700円、学生1,500円
1Dayパス(1日通し券) 6,800円
2Dayパス(2日通し券) 12,500円
フリーパス(全ての公演) 18,000円 ※限定20枚

ニューヨークでここ数年で頭角を現したサックス奏者のクリス・ピッツィオコスは、初来日。とてもサックスとは思えない音が超ハイスピードで連射されます。そんな彼のソロとヒカシューとのコラボレーション。これは刺激的な組み合わせになるはずです。すでにヒカシューの秋の新作アルバム『あんぐり』の録音にクリスが参加するなど、交流ははじまっていて、息もぴったり。(巻上公一)

9月18日(月) 静岡 FREAKYSHOW
クリス・ピッツィオコス(as) + 吉田達也(ds)

9月19日(火) 名古屋 なんや
Sax Ruins: 小埜涼子(as) 吉田達也(ds)
クリス・ピッツオコス(as)
開場18:30 開演19:30

9月20日(水) 大阪 Studio T-BONE
クリス・ピッツィオコス(as) + 吉田達也(ds)

9月21日(木) 和歌山 MOMENTS
クリス・ピッツィオコス(as) + 吉田達也(ds)

9月22日(金) 高松 TOO NICE
クリス・ピッツィオコス(as) + 吉田達也(ds)

9月23日(土) 愛媛 松山 音溶
クリス・ピッツィオコス(as) + 吉田達也(ds)

9月24日(日) 広島 福山 BOOM BOOM BAR
クリス・ピッツィオコス(as) + 吉田達也(ds)

9月25日(月) 兵庫 神戸 BIG APPLE
クリス・ピッツィオコス(as) + 吉田達也(ds)

9月26日(火) 札幌 PROVO
大友良英スペシャル3days
・Filament:大友良英 (ギター)、Sachiko M (サインウェーブ)
・大友良英 (ギター) × 山崎比呂志 (ドラムス)
・大友良英 (ギター) × クリス・ピッツィオコス (Chris Pitsiokos:サックス)
・大友良英 × Sachiko M × 山崎比呂志 × クリス・ピッツィオコス
開演20:00(開場19:30)
3,000円(当日、会場受付でSIAF2017パスポート提示された場合は2,000円)

9月27日(水) 札幌 くう COO
大友良英スペシャル3days
・クリス・ピッツィオコス (Chris Pitsiokos:サックス)
・ショロー倶楽部:大友良英 (ギター)、不破大輔 (ベース)、芳垣安洋 (ドラムス)
開演20:00(開場19:30)
3,000円(当日、会場受付でSIAF2017パスポート提示された場合は2,000円)

9月28日(木) 千葉 稲毛 CANDY
クリス・ピッツィオコス(as) + 吉田達也(ds)

9月29日(金) 東京 千駄木 Bar Isshee
クリス・ピッツィオコス(as) SOLO

9月30日(土) 東京 秋葉原 Club Goodman
CHRIS PITSIOKOS JAPAN TOUR
クリス・ピッツィオコス 吉田達也 広瀬淳二 JOJO広重 スガダイロー
開場 19:00 / 開演 19:30
予約 ¥3,000/当日¥3,300(+1drink)

Chris Pitsiokos solo @ The Stone 11-25-16 1/3


進化する
音楽の今
体験する



BIOGRAPHY
●活性化するニューヨーク即興シーンから登場したハードコア・ジャズの彗星、クリス・ピッツィオコス
古くは60年代「ジャズの10月革命」以来、アヴァンギャルド精神が現代まで継承されるニューヨークに彗星のように現れた若きアルト・サックス奏者クリス・ピッツィオコス。高校時代にクラッシック・サックスの第一人者フレデリック・ヘムケに師事し高度な演奏テクニックを身につけ、コロンビア大学時代に前衛ジャズと電子音楽に傾倒。2012年大学卒業と同時にブルックリンの即興シーンに登場。ノイズと同質のノンブレス奏法の高速タンギングで数多くの前衛ミュージシャンと対等に渡り合い、ソロ、デュオ、トリオで完全即興作品をリリース。一方では様々な音楽要素を融合し既存の枠組に捕われない作曲能力を発揮、「Chris Pitsiokos Quartet」「Chris Pitsiokos Trio」「CP Unit」といったリーダー・グループを率いて、作曲と即興、そしてジャンルの境界を超えた新たな音楽領域に挑戦している。2016年11月にはジョン・ゾーンが経営するニューヨークの伝説的ライヴハウス”The Stone”で1週間のレジデンシー・コンサートを行った。活動範囲はアメリカに留まらず、2度に亘るヨーロッパ・ツアーで現地のミュージシャンと共演している。
ジャズ、フリー・ミュージック、パンク/ハードコア、ノー・ウェイヴ、ノイズ、エレクトロニック・ミュージック、現代音楽といった幅広い音楽性を含有し、高度な作曲能力と驚異的な演奏テクニックでサックス一本で世界中の音楽シーンと交歓するピッツィオコスこそ、21世紀アヴァンギャルド・ミュージックの台風の目と言えるだろう。

DISCOGRAPHY
Weasel Walter & Chris Pitsiokos ‎– Unplanned Obsolescence (ugEXPLODE 2012)
: Weasel Walter (ds), Chris Pitsiokos (as, electronics)

Chris Pitsiokos, Weasel Walter & Ron Anderson ‎– Maximalism (Eleatic Records 2013)
: Chris Pitsiokos (as, electronics), Weasel Walter (ds), Ron Anderson (g)

Chris Pitsiokos ‎– Oblivion/Ecstasy (Self Release 2015)

Chris Pitsiokos & Philip White ‎– Paroxysm (Carrier Records 2015)
: Chris Pitsiokos (as) , Philip White (electronics)

Weasel Walter & Chris Pitsiokos ‎– Drawn And Quartered (One Hand Records 2015)
: Weasel Walter (ds), Chris Pitsiokos (as)

Chris Pitsiokos Trio ‎– Gordian Twine (New Atlantis Records 2015)
: Chris Pitsiokos (as), Kevin Shea (ds), Max Johnson (b)

Chris Pitsiokos Quartet ‎– One Eye With A Microscope Attached (Eleatic Records 2016)
: Chris Pitsiokos (as), Andrew Smiley (g), Henry Fraser (b), Jason Nazary (ds)– drums

Protean Reality ‎– Protean Reality (Clean Feed 2016)
: Chris Pitsiokos (as), Noah Punkt (b), Philipp Scholz (ds)

CP Unit ‎– Before The Heat Death (Clean Feed 2017)
: Chris Pitsiokos (as), Brandon Seabrook (g), Tim Dahl (b), Weasel Walter (ds)

Chris Pitsiokos - Valentine's Day (Self Release Digital 2017)

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【追悼】ピーター・プリンシプル:『タキシードムーン』〜サンフランシスコの黄昏とヨーロッパの落日

2017年07月20日 08時30分28秒 | 素晴らしき変態音楽


タキシードムーンのピーター・プリンシプルが死去

タキシードムーンというオシャレなバンド名を初めて知ったのは1979年にレジデンツが所属するラルフ・レコードからリリースされたオムニバス盤『Subterranean Modern(現代の地下住人)』だった。サンフランシスコ出身グループ4組を収録した本作はニューヨークの先鋭的バンド4組を集めた『ノー・ニューヨーク』への西海岸からの回答といえるアルバムで、レジデンツ、クローム、MX80サウンドと共にタキシードムーンが収録されていた。尖りまくったNO NEW YORKに比べ、SAN FRANCICOはトボケたゆるふわ感が漂っていた。当然シスコにもパンクやハードコアやNO WAVEのバンドもいた筈だが、60年代ヒッピー文化の名残がある地下音楽の住人はある意味レイドバックしたアート主義を標榜していたように思える。

参加バンドそれぞれがシスコ所縁のスタンダードナンバー「思い出のサンフランシスコ」をカヴァーする企画性のあるこのアルバムで聴けるタキシードムーンは、霧に煙るような朦朧としたエレクトロサウンドに、ノスタルジックなメロディが流れる映像的なサウンドを展開していた。個人的には大好きだったレジデンツやロック色の強いクロームとMX-80サウンドに比べ印象がハッキリしなかったのは事実だが、極めてアート性の高い世界はその後の耽美派ニューウェイヴの先駆者といっていいだろう。80年代ベルギーのクレプスキュール・レコードから美麗なジャケットに包まれた作品をリリースし、ドルッティ・コラムと並ぶ耽美楽曲派のカルト的トレンドセッターになった。沈黙の90年代を経て、21世紀に再結成。映像や舞台とのコラボを積極的に押し進め精力的な活動を行っていた。2017年7月28日から8月一杯ヨーロッパ・ツアーが予定されていたが、ピーター・プリンシプルの突然の死去によりキャンセルが発表された。謹んで冥福を祈ると共に残されたメンバーの更なる活動に期待したい。


tuxedomoon, December 2016.
from left, Luc van Lieshout, Blaine Reininger, David Haneke, Steven Brown, Peter Principle.

TUXEDOMOON BIOGRAPHY


タキシードムーンはカリフォルニア州サンフランシスコで結成された実験的前衛ポストパンク・ニューウェイヴ・グループである。中核メンバーはブレイン・L・レイニンガー、スティーヴン・ブラウン、ピーター・プリンシプル、リュック・ファン・レイシャウト、そして映像作家のブルース・ゲデュルディグ。

1977年にサンフランシスコ市立大学の電子音楽科の学生だったブレイン・L・レイニンガー、スティーヴン・ブラウンにより結成。映像アーティストとコラボしてサロンやクラブで演奏を始める。ブラウンは地元の劇場とコネクションがあり、その流れで歌手のウィンストン・トンがメンバーに加える。1978年にDEVOのオープニングアクトを務め話題になる。ギターとドラムを加え1st EP『No Tears』をリリース。1978年2nd EP『Scream with a view』を発表後メンバーチェンジを経てピーター・プリンシプル(b)が加入。1979年にレジデンツのラルフ・レコードと契約し『Half Mute』(80)、『Desire』(81)の2作のアルバムをリリース。その後ロッテルダム経由でブリュッセルに移り、ヨーロッパのエレクトロニック・シーンで活動するようになる。

ブリュッセルでモーリス・べジャールのバレエ音楽を手がけ、1982年に『Divine』としてリリース。1983年に中核メンバーのレイニンガーがソロに転向し脱退、リュック・ファン・レイシャウト(tp)が加入。1985年世界各国でリリースされた『Holy Wars』で商業的な成功を収める。リリース後トンが脱退、マルチ・ミュージシャンのイワン・ゲルギエフが加入し『Ship of Fools』(86)、『You』(87)をリリースするがほどなく活動休止。90年代はほぼ解散状態だったが、2004年7月20日ブラウン、レイニンガー、プリンシプル、レイシャウトによりタキシードムーンとして再結成し、それ以降現在に至るまで継続して作品リリースとツアー活動を行っている。
TAXEDOMOON公式サイトより)

Tuxedomoon Live 1984 (Full, High Sound Quality)


耽美的
タキシードの月
聴きながら

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【集まれDrop仲間!!】偶想Drop/Drop's/drop/Mighty Lemon Drops/Drop Nineteen/BACK DROP BOMB/Drop City etc.

2017年07月19日 02時12分59秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


「世界一激しいアイドル」偶想Drop略して偶ドロを見つけた(ハマった)のは今年の5月25日目黒鹿鳴館だからまだ2ヶ月も経っていない新奇も新規だが、推しの活躍を全力で後押しするのがヲタクの歓び。例え推しじゃなくても地下音楽愛好家の妄想力を刺激する「偶想の素」の魅惑には、珍奇なブログの1ページを捧げて然るべきだろう。「偶像」とは似て非なる「偶想」を分析するのも面白そうだが、新参者の筆者としては「雫/飴玉/落下」の意味がある「Drop」に注目してみた。Dropを名前に持つグループを妄想(偶想)分析することで、隠された(地下)音楽の秘密に近づくことが出来るに違いない。

●Drop's(ドロップス)


2009年に札幌の高校の軽音楽部で結成されたガールズバンド。10代の少女たちが結成したにもかかわらず、ブルース、ロックンロールのスピリットを持ち、そのソウルフルなサウンドが多くの注目を集める。2013年メジャーデビュー。

インディ時代のCDを聴いて、GLIM SPANKYの松尾レミと並ぶブルース女子・中野ミホのドスの利いた歌声とそれに似合わぬ可憐なルックスに惚れた。暫く追いかけていたが、2015年夏以降足が遠のいていた。2017年4月ドラマーがメンバーチェンジし新体制でスタート。Glim Spankyがカルトアイコン化する一方で、Drop'sは基本”楽器女子”らしさが潔い。

Drop's「ドーナツ」Music Video



●drop(ドロップ)


drop(ドロップ)は、日本ツインテール協会から誕生した日本の女性アイドルグループ。2014年デビューし、東京を中心に活発なライブ活動を展開している。

日本ツインテール協会という名前はdropを観た時の自己紹介で知った。そのくせにツインテじゃないメンバーもいるじゃん、と思った。TIFや@JAMをはじめとするアイドルフェスではお馴染みのアイドルだが、筆者の本現場のALT-IDOL(オルタナティヴアイドル)界とは世界が違う。8月20日 新宿BLAZEにて『3周年記念ライブ』が開催されるとのこと。

【MV】 drop 『星のない夜だから』



●The Lemon Drops(レモン・ドロップス)


1966年シカゴで結成されたガレージバンド。68年に解散するまでシングル盤を1枚リリースしただけだが、80年代サイケブームで再評価され、アルバム2枚分の未発表音源が発掘された。

パンクの元祖を探せ的なブームが起こった80年代、ご他聞に漏れず60年代サイケやガレージロックにハマった筆者のお気に入りの1枚がレモン・ドロップスの『Crystal Pure』。ドリーミーなヴォーカルハーモニーとシタール入のガレージロックが極上の味わいのB級サイケ。

The Lemon Drops - I Live In The Springtime - Garage Rock 60's



●The Teardrop Explodes(ティアドロップ・エクスプローズ)


1978年リヴァプールでジュリアン・コープが結成したニューウェイヴ・バンド。Echo & The Bunnymen(エコー&ザ・バニーメン)、Mighty Wah!(マイティ・ワー!)と並びリヴァプール三羽カラスと呼ばれた。

ネオサイケの元祖であるが、ソロ・デビューして成功を収めたジュリアン・コープのお陰で再評価された。元々ライターだったジュリアンは現在マニアックなロック論者として『JAPROCKSAMPLER』などのマニア本を出版。

The Teardrop Explodes - Treason (It's Just A Story) (1981)



●The Mighty Lemon Drops(マイティ・レモン・ドロップス)


1985年イギリス、ウルヴァーハンプトン出身のニューウェイヴ・バンド。5枚のアルバムを残して1992年解散。

80年代半ばのNW系音楽雑誌や輸入盤レコード店でかなり露出されていた。メジャーのSire/Chrysalis所属でアメリカ版も出たからだろう。その割に音を聴いた記憶が薄いのは、エコー&ザ・バニーメンのフォロワーのイメージが災いしたからだろう。今聴くと80年代ネオサイケのお手本みたいで悪くない。

The Mighty Lemon Drops - Out Of Hand (Video)



●Drop Nineteens(ドロップ・ナインティーンズ)


アメリカ、ボストン出身のシューゲイザー・バンド。1992〜94年に活動した。

My Bloody ValentineやRIDEが奏でた轟音ギターと甘いメロディの「シューゲイザー」は世界中に影響を与え、各地にローカル・シューゲが生まれた。ボストンのドロップ・ナインティーンズはアメリカらしい骨太のビートと、ロリ声女子ヴォーカルがキュートな好バンド。しかし特筆すべきはバンド名。偶ドロの杏奈(杏キョン)と都子(都キョン)が『ナインティーンキョンシーズ』というユニットをやっている事実を考えると、現在の偶ドロを奇跡的に予言した「Drop Nineteens」という名前に驚くばかり。

Drop Nineteens // My Aquarium (Official Music Video)



●Drop City(ドロップ・シティ)


1993年オーストラリア、シドニー結成された3人組サイケ・バンド。5枚のアルバムをリリースして2000年解散。

日本では、というか地元オーストラリア以外では殆ど知られていないバンド。筆者が好きだった80年代オーストラリアのネオサイケ・バンド、The Churchの関係でCDを入手したきり存在すら忘れかけていたが、今回の企画で思い出して久々に聴いたところ、予想以上にトリッピーでポップなサイケサウンドにすっかり嬉しくなってしまった。さっそくヤフオクで他のアルバムを2枚格安で落札。これもDropのご利益か。

Drop City - Apple Tree



●BACK DROP BOMB(バック・ドロップ・ボム)


BACK DROP BOMB(バック・ドロップ・ボム)は、1994年に結成された日本のミクスチャー・ロック・バンド。俗に言うAIRJAM世代であり、AIRJAM初登場はAIRJAM98からである。その後AIRJAM2000にも登場し、ザ・原宿の異名をとるほど、音楽、ファッションカルチャーにおいて1代ムーブメントを引き起こしたバンドの1つである。

これまで日本のメロコアやミクスチャーロックは真面目に聴いて来なかったが、現代アイドルソングに影響を与えた功績は評価したい。実際にMalcolm Mask McLarenがカヴァーしたり、メロコアのメンバーが曲を提供したりの交歓模様が素晴らしい音楽を生んでいる。バック・ドロップ・ボムはミクスチャーとしてはポップな部類に入る。HIPHOP臭のないラップが風通しよく聴いていて壮快な気分になる。

BACK DROP BOMB「graySONGzone」



●偶想Drop(ぐうそうドロップ)


2014年9月にデビューした「Soft Prick系Idol」。現在のメンバーは、杏奈(あんな)、結良(ゆら)、零(れい)、都子(みやこ)、若(わか)。凛(りん)の6人。キャッチフレーズは「音楽でブチ上がる世界一激しいアイドルユニット/Go Crazy with Music at the venue」。

中毒性のあるサウンドは単なるラウド系/パンク系ではなく、アシッドハウスやクラブサウンドが融合されている。ソロパートが少なく全員が一丸となったパフォーマンスがぶち上がるライヴ現場は、究極のトランス空間を化す。メンバーと観客が渾然一体となるカオスはサイケデリックな曼荼羅模様。興味を持ったら飛び込んでみればいい。カオスの極みのように見えて、無理をしなければとても居心地のいいコスモス(天国)なのだから。

偶想Drop『偶神』PV


偶想Drop『限りなく反射的に絶頂♀』
~偶想DropワンマンLIVE~

【会 場】Zepp Tokyo
【時 間】開場 17:00 / 開演 18:00
【チケット】1Fスタンディング¥3,000(ドリンク代別)
【お問い合わせ】ネクストロード 03-5114-7444 (平日14~18時)
■偶想Dropオフィシャルサイト http://gusodrop.info/index.html
■チケット発売中 
チケットぴあ 0570-02-9999 [P:327-219]
ローソンチケット 0570-084-003 [L:77609]
イープラス ※インターネット受付のみ※
ライブ物販でもチケット販売中



DROPは
サイケとシューゲと
ロッケンロール

●ナインティーンキョンシーズ


『ナインティーンキョンシーズ』主にマシュマロを投げます。極上の癒しの空間お届けします。ぴょんぴょん。【メンバー】杏キョン/都キョン

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【地下音楽ファンにお薦め】週末イベント情報〜盤魔殿 Vol.3/Magick Lantern Cycle/偶想Drop/GRIM/ネクロ魔

2017年07月18日 02時05分33秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


●7月21日(金)
盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.3

19:15 open / 19:30 start
Charge ¥1,000 incl. 1 drink
Shibuya DJ BAR EdgeEnd

踊れないDJに特化したDJイベント
異端DJたちの紡ぎ出す異端音楽や異端映像に塗れる秘教的儀式
Avantgarde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, UnderGround,… Everything Weiredness About Music!
【告知】7月21日開催決定『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.3』〜異端DJたちの聴かせどころ公開!

【直前情報】盤魔殿vol.3のココがすごい!
●初のアナログ!
Vol1と2はPC音源でプレイしたDJ Qliphoth クリフォト (aka Takeo Udagawa) が今回はアナログでカルト教団ものを中心にプレイ。 
●初の女性DJ登場!
ゲストのDJ Amon アモン (aka Zula al Zahar) の本業は女性タロット占い師。twitter:@Zula_Al_Zahar
●ベリーダンサーとのコラボ!
前回はサックスの橋本孝之氏がサプライズ出演したが、今回はベリーダンサーが登場、トルコ音楽の権化でもあるDJ Paimon パイモン (aka Moppy)とコラボする。
●ピエール・アンリ追悼!
DJ Necronomicon ネクロノミコン (aka Takeshi Goda)が、7月5日に89歳で死去したピエール・アンリへの追悼を宣言。シャッグスvsミュージックコンクレートのターンテーブル上の闘い。
●お客さんに優しいDJプレイ!
DJ Athmodeus アスモデウス (aka Tamotsu Mochida)は、今回新規のお客さんが見込めそうなので、お客さんウケを意識しつつ、終始ケムたい感じで行く予定。
●地下音楽界の重鎮来場予定!
DJ Bothis ボティス (aka MSS)の情報では、ノイズ・インダストリアル・リチュアルの最重要レーベル「ATHANOR」のオーナーステファン氏が来場予定。
『盤魔殿』はアンダーグラウンドの関係者がお互いに、DJ、お客さんの垣根を超えて情報交換できる場を目指します!

ERNTE - Stolze Herzen (ATHANOR Label)



■7月22日(土)

緊急イベント Another side of England’s Hidden Reverse/Rebirth
~Special Talk Show with Konori~


Current93/HohのアルバムIslandとNurse With WoundのアルバムThunder Perfect Mindのコーラスで参加し、ボーカルをつとめた静岡のバンドMagick Lantern CycleのアルバムChimeraをDrutroからリリースした静岡出身の女優Konori。
Magick Lantern CycleのアルバムにはDavid Tibetも参加し、Current93のアルバムSwastika for NoddyにはMagick Lantern Cycleとの共演も収録されている。
Magick Lantern Cycleは魔人レコードからNeon Knightsとのスプリット盤を自主製作している静岡の伝説のグループであり、国内外のアンダーグラウンド人脈との関わりも深い。
Magick Lantern Cycleの主要メンバーであるKonoriは長らく静岡でアンダーグラウンド劇団水銀座を主催し、寺山修司と曲馬館が合体したような危険な演劇を静岡ならびに全国各地で上演していた。
長らく謎のベールに包まれていたKonoriが中野天獄に出演し、日本とイギリスを結ぶアンダーグラウンド秘史の一端をここに明かす。

【出演】
Konori
Takeo Udagawa
Tamotsu Mochida

【開場】18時30分
【開演】19時
【終了予定】21時30分

【前売・予約】1500円+ドリンク代500円
【当日】2000円+ドリンク代500円
~入場は前売・予約者優先(定員30名)~
ご予約は以下まで
erectrecord@joy.ocn.ne.jp

【会場案内】
中野ライヴ・ギャラリー“天獄”
164-0011 中野区中央4-60-6 星野第2ビルB1階101
http://ameblo.jp/erectrecord/entry-12014849117.html
(JR中野駅南口より徒歩4分。くみあい保険薬局の右隣りにあるレンガ色のビルの地下。大久保通りを隔てた向い側は中野郵便局。ビル裏手は桃園川緑道。)

Magick Lantern Cycle - Cities Of The Red Night



●7月23日(日)

偶想Drop『限りなく反射的に絶頂♀』
~偶想DropワンマンLIVE~


【会 場】Zepp Tokyo
【時 間】開場 17:00 / 開演 18:00
【チケット】1Fスタンディング¥3,000(ドリンク代別)
【お問い合わせ】ネクストロード 03-5114-7444 (平日14~18時)
■偶想Dropオフィシャルサイト http://gusodrop.info/index.html
■チケット発売中 
チケットぴあ 0570-02-9999 [P:327-219]
ローソンチケット 0570-084-003 [L:77609]
イープラス ※インターネット受付のみ※
ライブ物販でもチケット販売中

偶想Drop『Painfully violent』PV:閲覧注意




●7月23日(日)

GRIM 「 discharge mountain 」 release Live

:Live:
◆GRIM ( Jun Konagaya one-man ) Experimental Free Recording Live
◆Zero +名越由貴夫 Co/SS / GrindERz//
◆内田静男
:DJ:
DJ森川誠一郎
DJ Athmodeus
DJ Lézard Noir
DJ Qliphoth

場所 桜台 Pool
(練馬区桜台1-7-7シルバービルB2F)
西武池袋線桜台駅下車3分
Open 18:00 Start 18:30
前売・予約: 2500 yen + 1drink
当日: 3000 yen + 1drink

予約は 桜台Poolまで https://reserva.be/pool/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=68eJwzNjAxMwQAAv0A_w

GRIM - Japan


地下イベント
重なり過ぎて
身が持たぬ

NECRONOMIDOL ネクロ魔情報


●7月20日(木)
Borderless-漆黒-
月見ル君想フ
op18:30/st19:00
前売り¥2500/当日¥3000(+1d¥600)
※先着順入場 18:00~お並びいただけます。

<出演>
・VMO
・ネクロ魔BAND
特典:真っ向勝負元祖ランチェキ

●7月22日(土)
BATTLE COLOR
新宿MARZ
op17:30/st18:30
前売り¥3100
出演
DEADLIFT LOLITA / NECRONOMIDOL / THE 夏の魔物

NECRONOMIDOL : ITHAQUA French Version
from NECRONOMIDOL EUROPEAN TOUR . METZ - France july 8th 2017

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スガダイロー・灰野敬二 DUO@新宿Pit Inn 2017.7.13 thu

2017年07月17日 02時12分51秒 | 灰野敬二さんのこと


スガダイロー 4DAYS
スガダイロー・灰野敬二 DUO

7月13日 開場19:30 開演20:00 ¥3,000+税(1DRINK付)

【MEMBERS】
スガダイロー(P)灰野敬二(G,etc)
夏が来れば思い出すアルパカオコゼソーキソバ。ってことで7/13は灰野敬二さんとデュオをやりましょう。必見ですな。
霧の中に浮かび来るワラビートカゲけものみち。ってことで7/14には菊地成孔さんと外山明さん。本邦初。
水芭蕉の花が咲いているスルメ三毛貝ネイル出雲上り。ってことで7/15はピアノトリオ、千葉広樹さんに今泉総之輔さん。世紀末感じられます。
丸髷芋にへそガエル、ラストの7/15はOKHP。そりゃもう豪華に夏を演出いたします。
ピットインでお待ちしております。
はるかな尾瀬遠い空。
--SHinjuku Pit Inn HP告知より



灰野とスガダイローがデュオで初共演したのは2013年3月11日代官山・晴れたら空に豆まいてだった。2011年の大震災・原発事故から丸2年経った日に始めて相まみえた両者に中山晃子のライヴ・ペインティングが投射された濃厚な空間は、激しい爆音対決にもかかわらず、慈しみと共感に満ちた幸せな空気が流れていた。
灰野敬二×スガダイロー@代官山 晴れたら空に豆まいて 2013.3.11 (mon)

それから四年の月日が流れ、スガダイローは当時標榜していた「フリージャズ」に留まらず、日本の現代の音楽シーンをリードする実力と人気を身につけた。新宿ピットインでの4デイズ公演の初日に灰野との共演に臨んだのは、四年前の刺激的な異種交歓の波動を今度はジャズの聖地新宿ピットインに巻き起こし、幕開けを禊で飾ろうと考えたのかもしれない。

立見の出る満席のピットインは女性の姿がいつになく多い。スガの人気がコアなジャズファンを超えて広がっている証であろう。スガのマネージャーの中村ノイズによる軽妙すぎる前説で登場した二人は正反対の神妙な面持ち。灰野のヴォーカルからスタート。静寂が支配するステージで流れるようにつま弾くピアノの伴奏で歌う英語の曲はロマンティックなスタンダードナンバーのように聴こえた。ピアノは徐々に波打つような連打に代わり、灰野はドラムマシーンで不定形なリズムを生みだす。しばし脱臼するリズム感で聴き手を翻弄したあと、手にしたのはアコースティック・ベースギター。座って縦に持って叩くように弾く。ウッドベースともエレキベースとも異なる皹割れたサウンドが悪魔の呼び声のように響く。スガのスケールの大きな無調のフレーズが緊張感を高める。徐々に加熱し鍵盤の上を縦横無尽に走るスガの十指と、ベース弦をスラップする灰野の右指が同期して、リズミカルな轟音が巻き散らされる。山が過ぎれば再び静寂に戻り、一頻り絡んでからの全力疾走、その繰り返しは、まるで手を替え品を替え相手を驚かそうとする子供のような悪戯心を感じた。再会の喜びに満ちた収穫の再演であった。

2ndセットは灰野がギター。ノンエフェクトのクリアな音色がピアノのアブストラクトなフレーズと混じり合う。両者の微細なフレーズが鬼ごっこのように競い合い、1stセットで確かめたお互いの心の距離を拡大しようとするかのよう。徐に灰野が爆音に転じピアノの音を掻き消してしまう。併しスガは全く動じず舞うように両手を鍵盤に踊らせ、音と音の感覚を流動化することに専念する。聴覚の限界点を超えて、視覚からピアノのフレーズが聴こえてくる。音楽とは、ライヴ演奏とは、当然ながら耳だけでは無く、目、口、肌、直感で感じるものだという事実を我が身で実感した。後半、流麗なピアノに乗せて灰野が歌ったのは「Love Me Tender」。メロディは異なるが歌詞で分かる。ライヴの冒頭に戻ったようなロマンティックなムードに酔う。途中でアメリカを揶揄するような語りを交えるのが灰野ならでは。予想外の甘いムードのまま終了。大きな拍手が鳴り止まず、アンコールはこの日最大の音量で鳴り響く轟音ギターと爆音ピアノの競い合いだった。交歓の果てに辿り着いた耳を圧する音響天国に意識は覚醒され、二人の音楽家の対決の高まりを追いかけ上層気流に乗って旅立った。



ピアノから
音の流れを
誘い込む

灰野は不失者アメリカツアーへ旅立つ。

【Fushitsusha USA Tour 2017】
7月19日(水) アメリカ・ニューヨーク Pioneer Works
Fushitsusha (不失者) : Silent

Doors 7PM / Show 8PM
$20 General / $15 Members
 
7月20日(木) アメリカ・ニューヨーク Pioneer Works  
Fushitsusha (不失者) : Heavy

Thursday, July 20th
Doors 7PM / Show 8PM
$20 General / $15 Members


7月22日(土) アメリカ・ロサンゼルス Zebulon Café Concert
Fushitsusha (不失者) with special guest 75 Dollar Bill

Doors: 7:00 pm
Show: 8:00 pm (ends at 1:00 am)
21 and over
$22 - $25
Live:
Fushitsusha
75 Dollar Bill
コメント (2)
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