A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

チック・コリア&上原ひろみ@日本武道館2008.4.30(wed)

2008年05月01日 01時29分27秒 | こんな音楽も聴くんです
武道館がジャズクラブになる夢の一夜~Chick and Hiromi live in Budokan "Duet"~を観てきた。
ライヴCDとしても発売された昨年9月のブルーノート東京公演に続く共演。蓋を取った2台のピアノがはす向かいに並んでいるだけのシンプルなステージ。音が悪くて有名な日本武道館での生ピアノのコンサートは音質的に心配だったが、思ったよりもずっとクリアな音で良かった。
チックとひろみちゃんが並ぶと元々童顔のひろみちゃんがますます幼い童女のように見えてくる。
向かって左にチック、右にひろみちゃんが座る。「今日はリラックスしてエンジョイしてくれ」というチックのMC通り、インプロヴィゼーションの緊張感よりもお互い顔を見合わせて微笑みながらのリラックスした演奏だった。ビル・エヴァンス、ガーシュウィン、ジョン・レノン、セロニアス・モンクの曲に加えてチック、ひろみちゃんのオリジナルも演奏。二人の音色は意外に似ているので,ステージ両脇のスクリーンに映し出されるアップの映像が大変役に立った。
本編90分、アンコール10分たっぷり二人の神業を拝ませてもらった。途中で二人がパーカッションを叩きながらピアノを取り替える場面や、アンコールでは連弾もやって楽しませてくれた。しかし誰よりも楽しんだのはステージの上の二人だったに違いない。心温まるコンサートだった。
Set List
1. Very Early (Evans)
2. Summertime (Gershwin)
3. Childrens Song #12 (Corea)
4. Place To Be (Uehara)
5. Humpty Dumpty (Corea)
6. Fool On The Hill (Lennon)
7. 古城、川のほとり、深い森の中 (Uehara)
Encore
8. Bolivar Blues (Monk)
9. Spain (Corea)

ひろみちゃんは5/28に初のスタンダード集「Beyond Standard」をリリース、8月末のTokyo Jazz Festival 2008への出演も決定した。

この二人
天才同士の
絆あり

終演後明日からNew Orleans Jazz & Heritage Festivalへ行く同僚と食事。今年はネヴィル・ブラザーズの再結成もあるとのことで羨ましいことしきり。




コメント
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