A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【灰野敬二ライヴ情報】7/2(土)高円寺ShowBoat~ロスト・アラーフ以前のバンド「実況録音」メンバー対バン/7/29(金)小岩オルフェウス~「精魂」レコ初ライブ

2022年06月29日 00時58分17秒 | ネコ動画


かつて「実況録音」として活動した川上シゲ、灰野敬二、伊藤寿雄が再び競演!

――ロスト・アラーフ加入前に参加した〈実況録音〉はブルース・ロックのバンドとのことですが、加入の経緯と活動内容を教えてください。

灰野「加入の経緯は思い出せない。高校を辞めた後に、都内の別の高校に行っている友達に誘われて彼の同級生のバンドに参加して、彼の高校の学園祭で1回だけライブをした。学外のメンバーが参加するのは異例のことで少し揉めたけど。多分その時のライブを実況録音のドラマーの高橋さんが観てくれて誘ってくれたんじゃないかな。錦糸町でリーダーの伊藤(寿雄)さんを紹介してもらった記憶がある。
実況録音はフリートウッド・マックみたいなブルース・ロックをやっていた。ベースはのちにカルマン・マキ&OZに入る川上シゲさんだった。ビアホールやジャズ喫茶で演奏したけど、音がでかい、ヴォーカルがわけわからん、と言われていつも途中でライブを中断させされた」
インタビュー:灰野敬二、ロスト・アラーフを語るより

7月2日(土) 東京・高円寺ShowBoat 
ShowBoat presents 三 様

開場 17:30 / 開演 18:00
前売¥3,500 / 当日¥4,000(税込・別途ドリンク代¥600)

【出演】
川上シゲ with The Sea
 川上シゲ (Ba, Vo/ カルメンマキ&OZ, 岡本健一&ADDICT OF THE TRIPMINDS, chappy's, ex実況録音
 久藤賀一 (Dr/ ex.カルメンマキ&OZ)
 大井貴之 (Gt, Vo/ ROUGH JUSTICE, 100 feet)

灰野敬二
(不失者、HAINO KEIJI & THE HARDY ROCKS, exロストアラーフ、ex実況録音)

Stumble Blues Band
 松井賢一 (Vo)
 木戸貴之 (Harp, Vo)
 伊藤寿雄 (Gt/ ex.実況録音)
 佐野元康 (Gt)
 大原龍介 (Ba)
 久藤賀一 (Dr/ サポート From “The Sea”)

【チケット】
■ShowBoat受付 6月9日(木)12:00〜
 代引郵送販売にて購入(メール / 電話にて受付)
 予約のみ(メール / 電話にて受付)
※店頭販売は休止しております。

【問い合わせ】
ShowBoat
■Tel 03-3337-5745(12:00~23:00)
■Mail info@showboat.co.jp





灰野敬二と沖縄電子少女彩がユニット・精魂(セイコ)を結成。デビュー・アルバム・リリース記念ライブが決定!

7月29日(金) 東京・小岩オルフェウス
精魂アルバムリリース記念ライブ

19:00open 19:30start
料金:前売3,500円 当日4,000円(+1d)

出演:精魂(灰野敬二&沖縄電子少女彩)

予約はDM or info@tincy.jpまで

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【モグモグ主催イベント第2弾決定!】MOGRE MOGRU presents『DEEP DIVE vol.2』7月15日(金) 大久保水族館~NRYY/平岡俊之/Oriental Love

2022年06月23日 22時46分13秒 | 素晴らしき変態音楽


MOGRE MOGRU presents
DEEP DIVE vol.2

2022.7.15 fri 東京・大久保水族館
Open 18:30 / Start 19:00
2,000 Yen +1drink

NRYY
平岡俊之
Oriental Love
MOGRE MOGRU

4月10日にvol.1が開催されたMOGRE MOGRU主催イベント『DIVE DEEP』のvol.2の開催が決定した。<表現の深海に深く潜る>ことをテーマにしたイベントに相応しく、会場は熱帯魚に囲まれた異世界で演奏を楽しみながらお酒やお食事を楽しめるライブ・バー大久保水族館。深化するインプロ・アンビエントユニット、モグモグことMOGRE MOGRUに加え、海外のレーベルから作品をリリースする個性派アーティスト3組が出演。15年以上の活動歴を誇るノイズギタリストNRYY、ホラー映画のサントラで知られる平岡俊之、現代の民俗音楽を志すOriental Love。それぞれのソロ演奏に加えスペシャル・コラボも予定。TOKYO NEOUNDERGROUNDシーンの深淵に潜る貴重な音楽体験になるでしょう。
★Vol.1の模様はコチラ⇒【イベントレポート】MOGRE MOGRU主催イベント『DIVE DEEP vol.1』~山本万結/MOGRE MOGRU/DJ SubRosa/DJ Inibura/DJ stutter

TIME TABLE
19:00-19:30 MOGRE MOGRU + Oriental Love
19:40-20:10 Oriental Love Solo
20:20-20:50 平岡俊之 Solo
21:00-21:30 NRYY Solo
21:40-22:00 All Members Session



【出演アーティスト・プロフィール】
●NRYY

Improvised guitar,Harsh Noise,Noise performer,ragtime guitar。大阪出身。国内のみならずマレーシアを拠点に東南アジア各国で活動。ソロの他にもコラボレーションも積極的に行なってきている。

NRYY@UFO CLUB



●平岡俊之

ウォーターフォン奏者、作曲家。
コステス、Dave-iD Busaras(バージン・プルーンズ)、THE INSTIGATORS(UK)などとレコーディング、ツアーを行っている。
ニューアルバム WaterohoneⅡ発売中(CDおよびストリーミング)

ウォーターフォン2/平岡俊之 CD発売中!



●Oriental Love

北海道生まれ、東京在住。現在は東京を中心にライブと制作を中心に活動中。
自然界の持つ暴力性と美しさを自身の表現理念の中心に置き、現代の民族音楽の構築を志す。
音源は海外から7枚のアルバムをリリース

Polyrhythm for Organ / オルガンのためのポリリズム (千駄木 / Sendagi : Psychedelic Tokyo with Experimental Music )



●MOGRE MOGRU

剛田武(flute, clarinet, violin, accordion,etc)、Tanao(guitar)、黒い瞳(musical saw, glockenspiel, recorder, toy instruments, voice, etc)からなるトリオ。2021年7月結成。ライヴ・パフォーマンスを“DIVE ACTION”と呼び「DIVE DEEP!/深く潜れ!」を合言葉に表現活動を行っている。アコースティック楽器の即興演奏とディープなアンビエントギターで“Improv-Ambient(インプロヴアンビエント)サウンド”の新たな地平を切り拓く。2022年6月限定メタル缶入り4枚組CD-R BOX『DIVE ACTION BOX 1』をリリース。

MOGRE MOGRU / DIVE ACTION -DIGEST-


モグモグと
地下音楽の
水族館デート

▼7/15(金)主催イベントの前に7/2(土)週末ライヴがあります。こちらもどうぞお越しください。


2022月7月2日(sat) 東京・吉祥寺NEPO
【grazin'(in the sea)】

1F open 17:30
B1 open/start 18:00/18:30
adv/door ¥2,200(+1order)
streaming ¥1,000

〈出演〉
MOGRE MOGRU
海の上のプールサイド(duo set)
ヌルオ the 部族×タダフジカ
DISCO WITCH

<チケット予約方法>
・NEPOのHP予約
https://nepo.co.jp/contacts/index/1545?tab=booking
・各アーティストの取り置きも受け付けます。
<配信>
https://nepostream.myshopify.com


▼MOGRE MOGRU『DIVE ACTION BOX 1』Los Apson?にて販売中です!
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【地下女子レビュー】オルガンを慰撫する慈しみの聖歌~『デルフィーヌ・ドラ(Delphine Dora) / 否定神学聖歌(Hymnes Apophatiques)』

2022年06月23日 00時05分39秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


『Delphine Dora / Hymnes Apophatiques』 『デルフィーヌ・ドラ / 否定神学聖歌』
text by 剛田武 Takeshi Goda

CD : Morc Tapes morc 86 / DL : bandcamp

Delphine Dora : Pipe organ, vocals

1. l’espace transcendant (超越的な空間)
2. la plénitude des signes (記号の充満)
3. s’extraire de l’abîme (奈落の底からの脱出)
4. ritournelle scolastique #1 (スコラ哲学的リトルネッロ #1)
5. athanor (錬金炉)
6. mystère indicible (言いようのない謎)
7. ritournelle scolastique #2 (スコラ哲学的リトルネッロ #2)
8. allégresse (歓喜)
9. l’immuable sous-jacent (根底にある不変のもの)
10. la table d’émeraude (エメラルド色のテーブル)
11. l’abîme qui les sépare (二人を隔てる奈落の底)
12. kaïros (カイロス)
13. eon (イーオン)
14. l’esprit vide (空っぽの心)
15. opus divinum (神聖な作品)
16. immobilité (不動)
17. saisir l’éternité dans le temps (時間の中で永遠を把握する)

Mastering by Michael Anderson
Composed by Delphine Dora in St Saphorin Church (July 2021)
Thanks to Yan & Jon from Jolie Vue Festival and Wim (Morc Tapes)

Delphine Dora Official Site
bandcamp

神を否定した先に生まれる新たな“歓喜の歌”。
デルフィーヌ・ドラは1980年フランス・パリ生まれの即興音楽家、作曲家、ピアニスト、レーベルオーナー。独学でピアノと声楽を学び、様々な鍵盤・管・弦・打楽器・電子楽器を身につけ、さらにフィールド・レコーディングやサウンド・オブジェへと守備範囲を広げて活動するマルチミュージシャンである。2005年頃から自主制作で作曲・即興作品を発表し、現在までに30作を超えるアルバムをフランス国内外のレーベルからリリースしている。その多くは限定リリースのため物理メディアでの入手は困難だが、デジタルで聴くことは可能であり、探してでも聴く価値がある。

2021年7月16日に彼女はスイスのアルプス山嶺の村サン・サフォランで開催される“ジョリー・ヴ―(素敵な眺め)フェスティバル”に出演した。それに先立つ数日間、レジンデンシーとして現地のサン・サフォラン教会に滞在し、教会のパイプオルガンを好きなだけ演奏する機会を得て、即興を中心に何時間にも亘りオルガンと歌の演奏をレコーディングした。その中から1時間余りの音源を選んで制作された小品集が本作『否定神学聖歌』である。

パイプオルガンという楽器は、私のように宗教的背景の異なる日本人から見ても荘厳で神々しい存在だが、キリスト教が主流の国の人々にとっては、幼い頃から教え込まれた<絶対的な神>を象徴する存在への畏怖心と、同時に打ち負かすべき存在への反抗心というアンビバレンツを内包する楽器と言えるだろう。筆者はオリヴィエ・メシアンのオルガン曲を愛する者だが、熱心なキリスト教者であったメシアンの教条主義的な思想やスタイルにはひと欠片の興味も魅かれはしない。それでもなお、壮麗なパイプオルガンの音色の人知を超えた美しさに陶酔し、主の足元に身を投げ出す恥辱をも厭わず、敬虔な信徒を装うが如く、忘我の果ての昇天に身を任せることを禁じ得ない。

ドラ自身が信者かどうかは知らないが、化け物のように巨大なパイプオルガンを自分の演奏で跪かせたい、自分の腕で支配したいという無意識のサディスティックな願望が自然な形で実を結んだのが、パイプの先に火を灯す仄かな熱を帯びた器楽音と、揺れる炎を吹き消そうとする些かフラット気味の嬌声の吐息の相姦作用が克明に記録されたこのアルバムである。初めは恥じらっていたパイプとヴォイスが、曲が進むにつれて寄り添い、語り合い、睦み会う音の連なりは、恰も両者を包み込む教会建築のナチュラルリバーヴに隠れて密会する神(Divine)と人(Human)のアバチュールである。

それにしても神性を剥ぎ取られたパイプオルガンの音色は何と無垢で脆いのだろう。デルフィーネ・ドラのヴォーカライズが教会オルガンの空っぽの心を慈しみで満たす。21世紀の“歓喜の歌”は斯様にあるべきなのかもしれない。(2022年6月1日記)
初出:JazzTokyo#289 2022年6月3日公開

Delphine Dora - Psychic Mind - A Stream of Consciousness (2012)


神と人
鍵盤と手の
アバンチュール

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【MOGRE MOGRU(モグレモグル)ライブ情報】7/2(土) 吉祥寺NEPO 【grazin'(in the sea)】トリで出演!+『DIVE ACTION』ダイジェスト試聴動画公開!

2022年06月11日 01時01分58秒 | 素晴らしき変態音楽


インプロ・アンビエントユニットMOGRE MOGRUの世界が最も映える近未来ライヴハウス吉祥寺NEPOでの次回ライヴは待望の週末土曜日。しかもタイトルは、夏ということもあり海に潜る(MOGRU)イメージでつけて頂いたというモグレモグル冥利に尽きる嬉しいイベント。対バン3組もそれぞれ深く潜れそうな期待に溢れる7月最初の土曜の夜、ぜひサウンドの深みに潜りに来てください!

2022月7月2日(sat) 東京・吉祥寺NEPO
【grazin'(in the sea)】

1F open 17:30
B1 open/start 18:00/18:30
adv/door ¥2,200(+1order)
streaming ¥1,000

〈出演〉
MOGRE MOGRU
海の上のプールサイド(duo set)
ヌルオ the 部族×タダフジカ
DISCO WITCH

<チケット予約方法>
・NEPOのHP予約
https://nepo.co.jp/contacts/index/1545?tab=booking
・各アーティストの取り置きも受け付けます。

<配信>
https://nepostream.myshopify.com
こちらの購入ページへ随時追加します。

〈タイムテーブル〉
18:00 開場
18:30-19:00 ①DISCO WITCH
転換15分
19:15-19:45 ②海の上のプールサイド(duo set)
転換15分
20:00-20:30 ③ヌルオ the 部族×タダフジカ
転換15分
20:45-21:15 ④MOGRE MOGRU

前回『盤魔殿vol.4』で即完売!
MOGRE MOGRU 限定ハンドメイドCDR4枚組缶入りボックス『DIVE ACTION BOX 1』物販で販売します。


▼MOGRE MOGRU / DIVE ACTION 試聴動画公開しました。


BandcampでDL/CDR購入できます。
MOGRE MOGRU 『DIVE ACTION 1』Les Disques Du Daemonium DL/CD-R:盤魔-005 
https://lesdisquesdudaemonium.bandcamp.com/album/dive-action-1
●MOGRE MOGRU 『DIVE ACTION 2』Les Disques Du Daemonium DL/CD-R:盤魔-006 
https://lesdisquesdudaemonium.bandcamp.com/album/dive-action-2
MOGRE MOGRU 『DIVE ACTION 3』Les Disques Du Daemonium DL/CD-R:盤魔-007 
https://lesdisquesdudaemonium.bandcamp.com/album/dive-action-3
●MOGRE MOGRU 『DIVE ACTION BOX 1』Les Disques Du Daemonium  Ltd.4CDR Box:盤魔-005/008 
https://lesdisquesdudaemonium.bandcamp.com/album/dive-action-box-1

サタデーナイト
サウンドダイヴで
フィーヴァーだ!

▼『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』やFEECO magazineの著者、平山悠さんがMOGRE MOGRUと盤魔殿について書いてくださいました!是非お読みください。
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【灰野敬二ライヴ情報】6月26日 FATHER+Sayaka Botanic / 7月11日 嶺川貴子 / 7月24日 THE RATEL / 9月18日 林栄一

2022年06月07日 00時00分22秒 | 灰野敬二さんのこと

2022-01-16 灰野奇優館@下北沢Spread/撮影:船木和倖

6月26日(日) 東京 下北沢SPREAD 
“Fruitfulness” Vol.3


Open 18:30 / Start 19:00
Ticket ¥3,000 +1drink

Live: 灰野敬二+NANAO KOBAYASHI[FATHER]+Sayaka Botanic トリオ

それぞれソロのミュージシャンとして活動するFATHERとSayaka Botanicが毎回ゲストを迎え、下北沢Spread にて隔月で開催しているシリーズイベント “Fruitfulness”。
表現をジャンルやスタイルとしてなぞることなく、自由であるという豊かさ、そうありたいという思いを込め名付けられている。出演者、観客それぞれがそれぞれの実りを収穫し持ち帰ることを目的に行われ、そして回を重ね、追うごとにさらなる実りを増やしていける様なプログラムになっている。

チケット:
Live Pocket
RA

※ 50名限定 / Limited to 50 people
※ 着席チケットはLive Pocketのみでの販売になります。/ Seating tickets are only available at Live Pocket.
※ 50名限定のイベントとなります。前売りチケットが売り切れとなった場合、当日券の販売はございません。
※ 着席とスタンディングで券種が異なります。それぞれに販売枚数上限がありますのでご注意ください。
※ 全てのエントランス料金に別途ドリンク・チケット代¥600がかかります / A separate drink ticket fee of ¥600 will be charged at the entrance.
※再入場可。再入場毎にドリンク・チケット代として¥600頂きます / A drink ticket fee of ¥600 will be charged for each re-entry.


7月11日(月) 東京 下北沢440 
440(four forty) 20th & にじのほし 10th Anniversary 5days <DAY 1>灰野敬二 × 嶺川貴子


open 18:30 / start 19:00
ADV.¥4,000 / DOOR ¥4,500

出演:
灰野敬二
嶺川貴子

2012年から企画をはじめて今年で10年。みなさま、ありがとうございます!にじのつきでお世話になっている、下北沢440 さんは20周年。おめでとうございます。
ということで、 7月11日〜15日の五日間、アニバーサリー企画を組みました!(にじのほし株式会社)

e+イープラス 入場:整理番号順 No.1〜
受付開始 6/11 12:00〜
https://eplus.jp/sf/detail/3648870001-P0030001(サイト公開は 6/11 00:00〜となります。)


7月24日(日) 東京・秋葉原Club Goodman
"THE RATEL「Scan」release party"


開場17:30 / 開演18:00
前売 ¥3000 / 当日 ¥3400円(+1drink order)

【出演】
THE RATEL
灰野敬二

THE RATELのアルバム発売記念パーティー!
レジェンド灰野敬二氏とのがっぷり2マンです!!!!!

チケット予約/取り置き
THE RATEL予約フォーム 
Club Goodman HP 


9月18日(日) 東京 渋谷 公園通りクラシックス
事 ある 事~灰野敬二、林栄一


19:00 open / 19:30 start
前売3,000円 当日3,500円(1ドリンク別)

灰野敬二 (guitar)
林栄一(saxophone)

世界的に活動する音楽家・灰野敬二が、日本の個性派ミュージシャンとコラボレート。

予約:公園通りクラシックス 03-6310-8871 
http://koendoriclassics.com/

林 栄一 Hayashi Eiichi
中学時代ブラスバンドでサックスを始める。
17才でプロになり、ビッグバンドやR&B バンドで修行を積む。
1980年、山下洋輔トリオにプラスワンとして参加し、83年のヨーロッパツアーの演奏はライブ盤として発表される。
1990年、自己のバンド MAZURU を結成し、同名の初リーダーアルバムを発表、ドイツニュールンベルグジャズ祭に出演、好評を博す。
現在に至るまで日本を代表するアルト奏者の一人として幅広く活躍し、その唯一無二な音は渋谷毅オーケストラ、板橋文夫バンド、石渡明廣マルハウスなどでも欠かせない存在である。
自曲の3管アレンジを聴かせるGATOS Meetingは2012年に同名のアルバムを発表。
また様々なセッションを通じて林流インプロあるいは林流モンクをも追求し続ける。
2015年7月には、アレンジャーとしての集大成である13人編成の林栄一MAZURU北海道Orchesterを率い、北海道中のフリージャズファンが集まったともいわれる大観衆の喝采を浴びる。
代表的アルバムとして、de-ga-show、Monk's Mood、音の粒、MAZURUの夢、森の人、Birds and Bees、鶴、融通無碍 を始め、多数の作品を発表している

喜寿迎え
益々激しい
灰野ライヴ

【ライブ告知】HAINO KEIJI & THE HARDY ROCKS 2022/06/15 (水) www  (渋谷, 東京)
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【JazzTokyo#290更新】異端のフランス才女がパイプオルガンをパイプカット~『デルフィーヌ・ドラ / 否定神学聖歌』

2022年06月06日 00時00分12秒 | 素晴らしき変態音楽

音楽情報サイト『JazzTokyo - Jazz and Far Beyond』最新号が更新された。カバー・ストーリーは「マイケル・ブレッカー」。剛田武は以下の記事を寄稿した。

●デルフィーヌ・ドラ / 否定神学聖歌

#2181 『Delphine Dora / Hymnes Apophatiques』『デルフィーヌ・ドラ / 否定神学聖歌』

神を否定した先に生まれる新たな“歓喜の歌”。
神性を剥ぎ取られたパイプオルガンの音色は何と無垢で脆いのだろう。デルフィーネ・ドラのヴォーカライズが教会オルガンの空っぽの心を慈しみで満たす。21世紀の”歓喜の歌”は斯様にあるべきなのかもしれない。

https://delphinedora.wordpress.com/
bandcamp

▼ピアノの弾き語りも美しい。
on a deserted shore (delphine dora)


デルフィーヌ
神のみぞ知る
オルガヌム

▼ダニエル・ジョンストンのカヴァー
Delphine Dora - Life in vain (Daniel Johnston)

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【即興音楽Disc Review】sara (.es) / Esquisse~Piano Improvisation~白い羽根のように重力から解き放たれたピアノ作品。

2022年06月02日 01時01分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


『sara (.es) / Esquisse~Piano Improvisation』
『サラ(ドットエス) / エスキース~ピアノ・インプロヴィゼーション』


text by 剛田武 Takeshi Goda

CD : Nomart Editions NOMART-120 ¥2,200(税込)2022.5.11 Release

sara : piano

1. Esquisse #1
2. Esquisse #2
3. Esquisse #3
4. Esquisse #4
5. Esquisse #5
6. Esquisse #6
7. Esquisse #7
8. Esquisse #8

Recorded live at Gallery Nomart in Osaka on
Feb. 19, 2022 during Kohei Nawa’s solo exhibition Esquisse.
Total 38:52
Art direction and production: 林聡 Satoshi Hayashi
Recording and mastering: 林聡 Satoshi Hayashi
Liner notes: 建畠晢 Akira Tatehata / 剛田武 Takeshi Goda
Translation: クリストファー・スティヴンズ Christopher Stephens
Design: 冨安彩梨咲 Arisa Tomiyasu

https://www.nomart.co.jp/

場所を演奏するユニット.es(ドットエス)=saraの初のピアノ・ソロ・アルバム。

2013年12月、大阪のコンテンポラリーミュージックユニット.es(ドットエス)の東京ツアーで初めて橋本孝之とsaraの生演奏を体験した筆者は、彼らをを「場所で演奏するのではなく、場所を演奏するユニット」と表現した(⇒#631 .es(ドットエス)LIVE IN TOKYO 2013)。.esのCDのほとんどは拠点である現代美術ギャラリー「ギャラリーノマル」で録音されており、深いナチュラル・リバーヴに包まれた演奏の質感は、ライヴハウスやジャズクラブで演奏される即興ジャズや前衛音楽とは異質の音響ユニットとしての.esのアイデンティティだと思っていた。しかし初めて訪れた新大久保EARTHDOMと池ノ上 BAR GARI GARIに出演した二人は、ギャラリーノマルの演奏を再現するのではなく、それぞれの場所を演奏に同化させ、二日間全く異なる演奏により自我同一性を見せつけた。その1年後に観た四谷茶会記でのライヴでは、据え付けのアップライトピアノのペダル操作でサックスの音を残響させて茶会記の音を演奏してみせた。

翻って考えるに、場所を演奏する主体はsaraであった。愛用の楽器(アルトサックス、ハーモニカ、ギター)を何処へでも持って行ける橋本は、どんな場所でも自分に馴染んだ演奏が出来る。それに対してピアニストであるsaraは行く先々で異なる楽器(ピアノ)を使って自分の演奏をしなければならない。初めて触れるピアノがどんな個性を持っているのか、僅か数十分程度の試し弾きだけで知ることは困難だろう。鍵盤に触れる指先だけでなく、五感全てを使ってピアノが置かれた場所の秘密を探るしかない。自分の演奏をするためには場所を味方につける必要がある。自分を場所と同質にすることで、ピアノを自然に鳴らすことが可能になる。実際に2021年8月渋谷公園通りクラシックス(⇒Live Report)、10月に白楽Bitches Brew(⇒Live Report)で観たsaraのソロ・ピアノ・ライヴでは、演奏を始める前に目を閉じてしばらく黙想する姿が見られた。深呼吸しながら場所を招き入れ身体と同化させる儀式だったのかもしれない。



『Esquisse エスキース(スケッチという意味)』はsaraの初のソロ・アルバム。2022年2月19日に.esのホームグラウンド「ギャラリーノマル」での名和晃平個展「Esquisse」会場で行ったソロ・ピアノの即興ライヴをほぼ全編収録。ノマルに設置されたピアノは、彼女が生まれる前に母の胎内で音を聴き、生まれて最初に弾いた馴染みのピアノ。場所は.es結成前からマネージャー/クリエイティブ・ディレクターとして籍を置くギャラリーノマル。楽器も場所も彼女自身と言っても過言ではない最高に理想的な環境で生み出されたピアノ演奏は、この上なく優しく自由で、母の胎内にいるような安心感に満ちている。この音の中では、過去の苦しみも喪失の悲しみも将来の不安も感じることはない。CDケースに封入された白い鳥の羽根のように、魂を無重力の明日へと羽ばたかせればよい。(2022年4月28日記)
初出:2022年4月30日 JazzTokyo No.289

sara (.esドットエス) Solo Piano Improvisation “Esquisse” 2022/02/19 Gallery Nomart


ピアノから
羽ばたく音は
無重力

【購入店舗リンク】
ディスクユニオン
https://diskunion.net/portal/ct/detail/1008469250

ノマルストア
https://www.nomart.co.jp/work/detail.php?workCode=93240016

【ライヴ情報】
2022.7.1 fri
横浜白楽Bitches Brew出演決定!
“Breeze Blow at Bitches Brew vol.2”
内田静男 Shizuo Uchida + sara (.es)
Special guest:
建畠晢 Akira Tatehata (poetry reading) and more..?
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