A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

TADZIO+Hair Stylistics他@新大久保Earthdom 10.12.29(wed)

2010年12月31日 10時33分52秒 | 素晴らしき変態音楽
「SHOGUN ALCOHOL 666」というイベント。出演は鈴木放屁、Alan Smithee's Mad Universe、TADZIO with Hair Stylistics、kito-mizukumi rouber、viddekazz2。私の目当ては勿論TADZIOとヘアスタの共演。

開演前楽屋で中原昌也氏とTADZIOの二人と談笑。中原氏は先日のFlying Teapotでのライヴ音源を収録した新しいCD-Rを販売していた。TADZIOのT-シャツも購入。TADZIOのアルバムのレコーディングは終わっており、現在ミックスダウン中、年明けにはジャケット用のフォトセッションが控えているという。PVは中原氏が監督で制作予定とのこと。それは面白そう。
Combopianoの渡邊琢磨氏が観に来ていたので挨拶を交わす。

ライヴの最初は鈴木放屁氏。テナーサックスのフリーキーなソロ・インプロヴィゼーション。バンドの前のウォーミングアップにいい感じ。

2番手はAlan Smithee's Mad Universe。g,key.dsのトリオでかなり練り込まれたプログレ風の演奏を聴かせる。

3番目にTADZIO with Hair Stylistics。中原氏はライヴ直前に買い求めたというモズライト・ギターを弾く。TADZIOの二人 は物販のT-シャツを着用。先ほど打ち合わせで言っていたように、最初はゆっくりのビートで始まる。中原氏の発する奇怪なノイズとTADZIOのタイトなハードコア・サウンドが相乗作用を起こして喧しくも爽快な世界を展開する。ももちゃんとみぽりんのステージングはいつ観てもチャーミングだ。2011年はTADZIO旋風を巻き起こしてもらいたいものだ。

4番目のkito-mizukumi rouberはあぶらだこの長谷川裕倫氏(g,vo)、大國正人氏(g,vo)にdsを加えたトリオ。あぶらだこの異形のハードコアとはまた違った方向のユーモラスなアヴァン・ロックを聴かせる。大國氏がメインでやさぐれたヴォーカルを聴かせたのが意外だった。

トリにこのイベントの企画者viddekazz2。gとdsのデュオで1分足らずのパンキッシュなサイケロックを連発。潔さが良い。

ここまで観てきてこの日のバンドは全てベースレスだったことに気がついた。2011年のロックに低音楽器は必要ないのか!?

終演後中原氏、TADZIO、渡邊氏、kuruucrewの人(名前訊かなかった。失礼!)、P-VineのA氏と近所の韓国料理屋で軽い打ち上げ。中原氏はTADZIOのアルバム・ジャケットははテニスルックがいいとか、バスドラを踏む毎にスカートがまくれ上がるPVがいいとかバカ話をしていた。

帰りはももちゃんの宿がある高円寺まで混雑した総武線に乗る。二人きりで可愛すぎるももちゃんの横顔を眺めながら心臓バクバク、つかの間の幸福を味わいました。

来年は
TADZIOの年に
いたしましょう

打ち上げ代はP-VineのA氏が払ってくれた。ごちそうさまでした。












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『ロック誕生~ニッポンRock40年~』@NHK BS2

2010年12月30日 01時47分45秒 | ラジオやテレビのこと
NHK BS2で11月に6回に亘って放映された1970年代の日本のロックを検証する番組『ロック誕生 ~ニッポンRock40年~』が一挙再放送された。
NHK BLOG

GS、フォークが主流だった1960年代末~1970年代前半にアンダーグラウンドから生まれてきた日本のロック:フラワー・トラヴェリン・バンド、外道、クリエイション、はっぴぃえんど、めんたんぴん、ハルヲフォン、四人囃子、サディスティック・ミカ・バンド、Char、ゴダイゴなど主だったバンドの貴重映像と関係者の証言からなる詳細な番組で、3時間飽きずに楽しめた。

番組を通して感じるのは当時の若者たちが自分たちの音楽表現=ロックを創り出して行こうとする情熱とパワーである。特に日本のロックを世間に広めた金字塔的野外イベント、「ワンステップフェスティバル」を企画し実現した郡山の青年、佐藤三郎さんの努力は凄い。オノ・ヨーコに出演を直談判するためにニューヨークまで乗り込んで行ったのだ。

現在は日本語のロックは当たり前だが、1970年代初めにはっぴぃえんどが日本語をロックに乗せて登場した時には、ロックは英語か日本語か、という激しい論争が巻き起こったという。

石川県小松市のバンド、めんたんぴんは機材を積んだトラックで日本中をツアーして回り、各地にローカル・ロックの種を蒔いた。また地元で「夕焼け祭り」という野外フェスを開催し若者のパワーを結集させた。

外道の加納秀人氏は長髪にエレキギターを持って電車に乗っていただけでサラリーマンにからまれたという。

今となっては信じがたいほどマイナーだった"日本のロック"がメジャーに成長する礎を作った人達の貴重なドキュメントである。

現代のロックは当時の先駆者達が持っていたロック魂を継承しているのか?
郷愁に浸るのではなく現代への問題定義をも含んだメッセージが心に突き刺さる。

ニッポンで
ロックをやるのは
何のため

本当のロックを求めて私は今日もライヴハウスに通うのだ。



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レディー・ガガが「半裸」でパリを徘徊

2010年12月29日 00時47分22秒 | ちょっとしたニュース
人気シンガーのレディー・ガガ嬢(24)が先日、滞在中のパリで、下着を着用せずに革ジャンと網タイツという、日本で言うところの「軽犯罪法ギリギリ?」の服装で出現し、ショッピングを楽しんだ。

上も下も、下着はなし。“前”はかろうじてサポーターのようなもので隠している風だったが、見えるか見えないかという際どく、ファッションとは言えない狂気の姿で現れたディーヴァ。スタッフを数人従えて、エルメスなどのショップでバッグを物色していたそうだ。
 
パリではツアーが予定されていたが、大雪のために中止になったり、ファンの男性に胸を触られるなど過度のストレスがたまっていたのだろうか。とりあえずショッピングで憂さ晴らしというところまでは理解できるが、やはりファッションだけは理解不可能だった。

レディー・ガガ
アンドロイドの
広告塔

最近裸の女性を見る機会が多いなぁ。

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灰野敬二+伊藤まく他@青山CAY 2010.12.26(mon)

2010年12月28日 00時31分37秒 | 灰野敬二さんのこと
japanoise net presents 「青山ノイズ Vol.2」。8月に大友良英+美川俊治+伊藤まくのトークショー&ライヴを中心に開催されたイベントの第2弾。

今回の目玉はなんと言っても灰野さん&伊藤まく氏による「沙無座」。3年位前に渋谷O-Crestでデビューしたデュオの再演だ。
他にはユタカワサキバンド改めucnvバンド、ジャパノイズ・オーケストラ、syadoooo with λ(Erotic show)が出演。

寒い中渋谷からスパイラルまで歩いて行ったら既にsyadoooo with λが始まっていた。8人のプレイヤーによる即興演奏と3人の女性によるセミ・ヌード・パフォーマンス。視覚的に楽しめるステージだった。

最前列の椅子に座れた。伊藤まく氏率いるジャパノイズ・オーケストラも8人くらいのプレイヤーと女性ヴォーカル、3人の女性ダンサーによるパフォーマンス。まく氏が片手を挙げ合図するたびに曲調が変化するのが面白い。

ucnvバンドはステージ前にカーテンを張り、そこにモザイク映像を投射しての演奏。演奏はハードなアヴァンギャルド・ロックで、This Heatを髣髴させなかなか良かった。映像も面白く、このバンドはまた機会があれば観てみたい。

そしてお待ちかねの沙無座。伊藤まく氏のラップトップ・ノイズに灰野さんのギター&ヴォーカル。90分にわたる演奏は一度もダレることなく強靭なパワーを発散。しかし私は3夜連続のライヴの疲れとビールの酔いでうつらうつら。全編を見損なったのは返す返すも残念。30日の灰野さんのオールナイトの時はノン・アルコールにしようと決心。

バンドの出番前に御代田直樹監督の撮り下ろしショートフィルムを上映したのはイベントとしての一貫性があって良かった。

シャレオツな
青山の街に
ノイズ満つ

8年近く前同じ会場で電子雑音主催のWhitehouseのライヴを観たのを想い出した。









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中原昌也/異形人他@江古田Flying Teapot 2010.12.25(sat)

2010年12月27日 00時46分54秒 | 素晴らしき変態音楽
以前告知したsoma企画「Deeper Than Night Vol.9」。ピュアノイズで祝うクリスマスもいいものだ。

最初は企画者のsoma氏。今までテーブル・ノイズしか観たことがなかったが、今回はギター演奏。激しいアクションに途中でシャツを脱いで熱演。元々ギタリストだったという。爆音ノイズがオープニングに相応しい。

2番手は異形人。vo.舞踏のrenkaとg.のniraの男女デュオ。以前にEarthdomで観た時はrenka嬢の白塗り、Tバック姿の情念の踊りが印象的だったが、今回も上半身裸で異形の舞踏パフォーマンスを展開。ギターも微音から轟音まで自在に操り、独自の世界を築き上げている。

3番目はEndo Kazumoto+kazuma kubotaのハーシュ・ノイズ・デュオ。二人向き合って会話をするように演奏をする。若手ノイジシャンの新鮮な息吹が感じられた。

トリにHair Stylistics a.k.a.中原昌也氏。最近多用していたギターは使わず電子機材のみのピュア・ノイズ。出てくる音の強靭さが流石ベテラン。密度の高い音塊に意識がトリップする。

動員は厳しかったが充実したクリスマス&誕生日の夜を過ごすことが出来た。

ノイズのみ
聴いて聖夜は
過ぎて行く

またひとつ歳を取ってしまった。









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Combopiano+Hair Stylistics他@六本木SDLX 10.12.24(fri)

2010年12月26日 01時08分33秒 | 素晴らしき変態音楽
Combopiano-1+Hair Stylisticsのレコ発兼クリスマス・パーティー。ゲストに坂本弘道(チェロ)、久土'n'茶谷、Ken-G(サックス)、吉田一郎(ベース/Zazen Boys)、TADZIOが登場。

クリスマス・イヴの六本木はカップルで一杯。その中を掻き分けてSuper Deluxeへ向かう。

入り口の階段でTADZIOの二人が外国のテレビの取材を受けていた。イギリスのインターネット・テレビらしい。TADZIOもいよいよワールドワイドになるか!?

最初はCombopianoの渡邊琢磨氏と坂本弘道氏のデュオ。室内楽的なアンサンブルが時々アヴァンギャルドな展開を見せるところは80年代のチェンバーロックを思い起こさせる。途中から中原昌也氏も参加しセッションはますます迷宮化する。

がらっと雰囲気が変わって私の愛するTADZIOの登場。天真爛漫なももちゃんとみぽりんの立ち振る舞いが微笑ましい。2曲Ken-G氏がゲスト参加。前回のブログで"早く音源を"と書いたところ、TADZIO DEBUT ALBUM OUT EARLY SUMMER 2011というフライヤーが。これは必聴。ライヴでは良く聴き取れない歌詞が分かると面白そうだ。次はPVをリクエストしておこう。

続いてCombopiano+吉田一郎氏。テクニカルな吉田氏のベースがカッコよくて滅茶苦茶タイトな演奏を披露。何度も共演しているだけに息のあったプレイ。

次に久土'n'茶谷。ギターの山本久土氏は先日MOSTでハードなプレイを観たばかり。このデュオではブルージーなヴォーカルとやはり激しいギターを聴かせてくれた。時に破綻する演奏がCombopianoのギター版という感じで面白い。

最後にCombopiano-1+Hair Stylistics。CDの雰囲気そのままに渡邊氏の"テイクワン!ワンツースリー"という掛け声でスタート。ブギウギ・ピアノに時々ファズをかけて爆音を響かせる。渡邊氏が事前打ち合わせのないままどんどんステージを進めるので所々ドラムの千住氏が戸惑う一幕も。そこにこの日のゲストが入れ替わり立ち替わり参加して怒濤のセッション大会になる。ライヴの終わり方が決まってなかったため、なんか尻切れとんぼで終わったのには笑った。

聖夜燃ゆ
私はTADZIOに
萌えている

中原氏がまた新作CD-Rを売っていた。飲み屋の二階で不眠不休で制作しているらしい。










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「俺に恥をかかせただけ」。爆問・太田が大竹しのぶにキレた理由は?

2010年12月25日 03時17分39秒 | ちょっとしたニュース
先日、処女小説『マボロシの鳥』を著した爆笑問題の太田光。そんな彼にとってはショックな出来事が、太田がレギュラー出演している番組内で起こってしまった。ある女優の発言が発端となったのだが、太田の心中は如何に?

「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の「テレフォンショッキング」にゲスト出演した女優の大竹しのぶ。

100分の1アンケートで「爆笑問題の太田さんの小説を読んだ人」と質問した。「一人ってことはないかも」とあまり自信のない大竹にタモリも「あれ、1位になったことあるからね」と一人しか読んでいないということはないんじゃないかと言いたげな様子だった。

しかし、いざ質問してみると結果は0人。これには大竹も「ひどーい」とショックのようだった。だが、ここで新たな事実が発覚。なんと大竹自身もまだ読んでおらず、これから読むのだという。

これには、この日「いいとも」にレギュラーで出演していた太田もスタジオに現れ、「これは質問が悪いですよ」「俺に恥かかせただけ」と大竹を非難した。しかも「皆さんに言っておきますけど、この人(大竹)も読んでませんからね」と自分も読んでいないのにそんな質問しないでくれと言いたげだった。

小説『マボロシの鳥』の発売と水嶋ヒロの処女小説「KAGEROU」の発売日が近かったこともあり、水嶋をかなり意識していた太田。実際に水嶋の「KAGEROU」の売上げが予約で40万部を突破し、85万部を超えたと言われている。この日、太田の小説を読んだ人が全くいなかったことを目の当たりにして、「『KAGEROU』を読んだ人、何人いるか聞いて」と冗談で言っていた太田だったが、やはり水嶋の小説のことがかなり気になる様子だった。
(TechinsightJapan編集部)

どうでもいい
どうせ書いたの
ゴースト・ライター

「KAGEROU」には中原昌也氏の影響があるとTwitterで誰かがつぶやいていた。

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ヘア・スタイリスティックス年末年始スケジュール

2010年12月24日 00時33分00秒 | 素晴らしき変態音楽
Hair Stylistics a.k.a.中原昌也氏は年末年始様々なイベントに出演する。単独での出演、思わぬセッションなど盛りだくさん。

12月24日
CHRISTMAS RELEASE PARTY @六本木 SuperDeluxe
COMBOPIANO-1(渡邊琢磨×千住宗臣)+ HAIR STYLISTICS
詳細

12月25日
Deeper Than The Night vol.9@江古田・Cafe FLYING TEAPOT
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12月29日
SHOGUN ALCOHOL 666 @大久保 EARTHDOM
TADZIO with Hair Stylistics
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12月30日
黒光湯Vol.10 @大久保 EARTHDOM
非常階段(JOJO広重+JUNKO duo)feat.HAIR STYLISTICS
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2011年
1月8日
histos. DAY.01 @落合 soup
村田 学(KURUUCREW、AKBK) + HAIR STYLISTICS
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1月10日
ELECTRICAL(『We Don't Care...』公開記念イベント・その弐9)@六本木 SuperDeluxe
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中原君
年末年始も
休みなし

お薦めは12月25日の江古田FLYING TEAPOT。落ち着いたスペースでゆったりソロを楽しめます。
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ゆかりちゃんのこと

2010年12月23日 01時02分43秒 | 懐かしき想い出
小学校低学年の頃、同級生のゆかりちゃんという女の子とよく遊んでいた時期があった。ジャリン子チエのような男勝りの活発な性格の子だった。

彼女の家はちょっとした山の中腹にある一軒家で、遊びに行ってはかくれんぼや鬼ごっこをしたものだ。不思議と他の友達が一緒だったという記憶はない。ゆかりちゃんと私の二人きりで遊んだのであろうか。

学校の授業で仲の良い友達をひとり選んで作文を書く機会があった。私は迷わず「ゆかりちゃんのこと」という作文を書いた。しかし彼女は私のことは書かなかった。幼い頃でも異性のことを書くのは気が引けたのだろうか。ちょっと傷ついた想い出がある。
その後クラスが別になり、自然と彼女と遊ぶこともなくなってしまった。私は小5で転校してしまったので二度とゆかりちゃんに会うこともなかったけど、今頃何をしているのかふと思い出すことがある。

幼き日
遊んだ想い出
懐かしく

苗字は覚えていない。
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フランク・ザッパとPIPCO'Sのこと

2010年12月22日 00時41分57秒 | 素晴らしき変態音楽

12月21日はフランク・ザッパの誕生日。1940年生まれなので存命ならば古希(70歳)である。

以前からフランク・ザッパの名前は知っていたが、私が始めてザッパの音楽を聴いたのは1978年の「スタジオ・タン」。前衛ロック・オーケストラによる奇天烈なサウンドは、お上品なプログレとは雰囲気が全く違っていて、私はすぐに夢中になった。

ザッパを聴くきっかけになったのが1970年代末に音楽雑誌「プレイヤー」に八木康夫さんが連載していた「PIPCO'S」というコラム記事。最初こそジェフ・マルダーやブルースなど渋い音楽を紹介していたが、第3回目くらいにザッパを特集。その後もレジデンツ、ポップ・グループ、キャプテン・ビーフハート、ブライアン・イーノ、ペンギン・カフェ・オーケストラ、ラ・デュッセルドルフ、PUNGO、あきれたぼういずなど異端の音楽を取り上げるようになり、私の嗜好に大きな影響を及ぼした。フリー・ミュージックや当時勃興してきた日本のオルタナティヴ・ロックに足を踏み入れ、八木さん自らもPIPCO'Sというバンドを率いて怪しい活動をするようになる。果ては非常階段の新宿ロフトでの蝉丸嬢の放尿写真を掲載しようとしていきなり連載打ち切りになった。

八木康夫さんは1970年代からイラストレイター、コラムニスト、グラフィックデザイナー、フォトグラファーとして活動しており、フランク・ザッパの日本盤LPの解説も数多く手がけた。同姓同名のTVプロデューサーがいるので、最近は「ヤギヤスオ」と表記するようになった。5年位前にロフト・プラス1で開催された映画「ロッカーズ」上映会にパネリストとして出席し、「君たち(今の若者)にはやりたいことがあるのか!」と檄を飛ばしていたのが印象に残っている。
ヤギヤスオ HP

そのPIPCO'Sとはフランク・ザッパの1968年のアルバム「ランピー・グレイヴィ」のジャケットでザッパが着ているTシャツのロゴからとったという。アメリカの野球のマイナー・リーグのチームのTシャツらしい。

私がザッパを聴き始めた頃は初期の作品はすべて入手困難で、いかがわしいブートレッグでしか聴けなかった。現在CDですべての作品+発掘レア音源が手に入るようになってザッパの大宇宙を気軽に旅することが出来るようになったことは喜ばしい。

ザッパさん
ビーフハートと
天国セッション

ザッパの曲を日本語カヴァーしていた名古屋の変態バンド、なぞなぞ商会を渋谷屋根裏に高校の友達と観に行ったのも懐かしい思い出だ。


Lumpy Gravy Capitol Version (full album)

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