1972年より活動を続ける、アメリカ西海岸のユル~い前衛音楽共同体「LAFMS」(Los Angeles Free Music Society) より、稀代のオープンリール・テープ・マニピュレーター Joseph Hammerが来日します。今年、Art into Lifeより新作ソロ「Roadless Travel」をリリースしたばかりです。
大阪のGallery Nomartを基点に活動する、サックスとピアノの気鋭のインプロヴィゼーション・ユニット、.es [ドットエス]を東京にお招きします。PSF RecordsからのCD作品「Void」のリリースも記憶に新しいです。
[謝辞] 今回、様々にご協力をいただいた坂口卓也さんの御厚意に心より謝意を表します。
8月の羅府夢衆展に続き、LAFMSのメンバーである音楽家ジョセフ・ハマーの来日ツアー。若きドローンギタリストReizen(冷泉)が企画するイベント「音ほぐし」でジョセフの東京公演が開催された。当初ジョセフとCarl Stone(カール・ストーン)によるユニットLubaoの出演が予定されたが、カールが帰省先で急病のため帰国出来なくなり、急遽Reizenが出演することになった。また、大阪の即興ユニット.es(ドットエス)の2度目の東京ライヴでもある。
⇒羅府夢衆(LAFMS)展@神宮前TOKI ART SPACE 2014.8.23(sat)
浅井健一 2014 AUTUMN TOUR「Splash Nancy」ACOUSTIC & ELECTRIC NIGHT
ベンジー・浅井健一の最新ソロアルバム『NANCY』レコ発秋のツアー初日。昨年11月にリキッドルームで開催したアコースティックライヴ「GARAM MASALA NIGHT」の時にレコーディング中と語っていたアルバムが『NANCY』。キャッチコピーは「これが詩人 浅井健一の真骨頂」。その通り激しいビートやカミソリギターは息を潜め、静謐で内省的な私小説のような作品となった。音域的には女声に近いベンジーのハイトーンヴォーカルで、噛み締めるように歌われる言葉は、哀感と抒情の嵐が吹き荒び、出口の見えない人生の逃避行に巻き込まれるような思いがする。
タンバリンTambourineは1987年にオランダで結成されたロックバンド。中心メンバーはサスキア・ファン・オルリーSaskia van Orly (vo)、バート・ファン・ポペルBart van Poppel (b,org,p)、ジャック・ビコJac Bico(g,sitar,tambourine)の3人。結成以前はサスキアはアフェア、バートとジャックはピウ・ピウというバンドに在籍していた。80年代ニューウェイヴに幻滅を感じていた3人が目指したのは60年代後半ダッチサウンドと呼ばれ世界各国のヒットチャートを席巻したショッキング・ブルーやゴールデン・イヤリング、アース&ファイアーなどのサイケポップやフォークロック。アートワークやファッションを含め、チューリップの国オランダならではのフラワーパワーを打ち出した。
ACID JAZZ
「アシッド・ジャズ」とは、1980年代後半に生まれた音楽スタイル。70年代のファンクにヒップホップの手法を混ぜ,ジャズ的な要素を加えたもの。「踊れるジャズ」とも呼ばれ、イギリスを中心にダンス/クラブシーンで人気を博した。主なアーティストはジェームス・テイラー・カルテット、ガリアーノ、ジャミロクワイ、インコグニート、ブランニュー・ヘヴィーズなど。
ACID ROCK
「アシッド・ロック」とは、1960年代後半に流行したロック音楽の一ジャンル。主に、LSDによる幻覚を体現する音楽に対して定義付けられる。サイケデリック・ロックという呼称の方がよく知られており、アシッド・ロックはその中でも特にドラッグ感の強いスタイルに分類される。主なアーティストはグレイトフル・デッド、ジェファーソン・エアプレイン、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス、ブルーチアー、マザーズ・オブ・インヴェンションなど。
ACID FOLK
「アシッド・フォーク」とは、サイケデリック・ミュージックから派生したスタイル。主にアコースティックな楽器、フォークギターやシタール、フルート、タブラ等をバックに浮遊感のあるヴォーカルを聴かせる。60年代から現在まで、和洋関係なく存在する。主なアーティストは、ティム.バックレー、ニック・ドレイク、ピーター・アイヴァース、シド・バレット、三上寛、遠藤賢司、佐井好子など。