A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【第3回解体的ジャケット交歓大会】ゆるめるモ!/藤田亮/スーサイド/クリムゾン/メシ喰うな/阿部薫/NEU!etc.

2017年08月31日 02時04分13秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


本ブログ上でスローペースで開催される解体的ジャケット交歓大会、本年度の開催が危ぶまれたが、灘波ベアーズ辺りから突如有望選手が登場した。たったひとりのフリードラマー藤田亮がその人だ。奇しくも第1回大会でキング・オブ・ノイズと交歓し、ジャケット懐胎の歓びを世に知らしめた女子群ゆるめるモ!が6人から4人にスリムアップし、新たなる交歓の狼煙を上げたばかり。孤高を追求するハードコアドラマーVS脱力支援系ニューウェイヴアイドルのタイマン勝負はオリジナルジャケットが参画し、まるで子どもの喧嘩に親が口出すかの如き、手と手に汗握るスリリングな握手会となった。
【第1回解体的ジャケット交歓大会】非常階段/ゆるめるモ!/ニューエストモデル/ふぇのたすetc.2014年12月20日
【第2回解体的ジャケット交歓大会】BiS/THE POP GROUP/きのこ帝国/RADWIMPS/ナオトetc.2016年11月20日

●藤田亮『クールの激情』 VS VARIOUS ARTISTS『愛欲人民十時劇場』


●ゆるめるモ!『ディスコサイケデリカ』 VS プライマル・スクリーム『スクリーマデリカ』


●藤田亮『HITO.RI.GOTO』 VS INU『メシ喰うな!』


●ゆるめるモ!『New Escape Underground!』 VS 『ノイ!』


●藤田亮『Pursiut of isolation』&キング・クリムゾン『アースバウンド』


●ゆるめるモ!『Electric Sukiyaki Girls』 VS ESG『ESG』


●藤田亮『DEAT DEAT DEAT』 VS ホワイトハウス『バースデス・エクスペリアンス』


●ゆるめるモ!『SUImin CIty DEstroyer』 VS スーサイド『スーサイド』



●藤田亮『孤立の追求』 VS ニューディレクション 高柳昌行 阿部薫『解体的交感』



●ゆるめるモ!『SUImin CIty DEstroyer』(裏) VS スーサイド『スーサイド』(裏)



最後の最後で進退窮まったゆるめるモ!陣営は裏ジャケという禁じ手を出してきた。これが審査員の気分を害し、危うくレッドカードを切られようとするその瞬間モ!が発売予告の切り札を出した。

●ゆるめるモ!『TALKING HITS EP』



急な発表のためオリジナル盤の参戦は適わなかったが、藤田亮の反撃に期待したい。

ジャケットは
3、4分では
終わらない

ゆるめるモ!(You'll Melt More!)『ミュージック 3、4分で終わっちまうよね』(Live Music Video)


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ひとりのドラマーのための交響曲『藤田亮/DEAT DEAT DEAT(クールの激情)』

2017年08月29日 01時55分29秒 | 素晴らしき変態音楽


藤田亮/Ryo Fujita presents DEAT DEAT DEAT(クールの激情)
2017年8月30日発売
CD-R : FJR002  1,080円(税込)
Ryo Fujita : drums

1. No Title

不穏極まりない打撃音の心拍数
ジャケット写真を見てニヤリとした方には説明の必要はあるまいが、80年代ニューウェイヴから派生し一部でセンセーショナルに語られていたインダストリアル・ミュージックを嘲笑うかの如くシーンに現れ、ショボいシンセと発情期の猿の睦言でそれ以上の衝撃を生み出したウィリアム・ベネットによるホワイトハウスの1stアルバム『Birthdeath Experience』のパクリのジャケット上にはアルバム・タイトルらしき「Ryo Fujita presents DEAT DEAT DEAT」という英文が記されるのみ。もしやと思って裏を返してぐうの音も出なくなった方は、この先を読む必要はない。今すぐメールやメッセージを作者である藤田亮氏に送り、福音を賜るよう懇願すべきである。そこに記された『クールの激情』とは、サブ・タイトルか曲名か、はたまたキャッチコピーのような宣伝文句なのか。疑問が疑問を呼び、神にすがる気持ちで手がかりを求めて盤面を見ると、レコード盤を模した気取ったデザインはあにはからんや、市販のCD-Rをそのまま収めただけのレディメイド作品ではないか。贋作と捏造とマルセル・デュシャン面目丸潰れ既成品アート主義。果たしてコンテンツたる音源はいかなる奇抜なカラクリワールドを抱合しておるのか。半分心此処に非ず状態で脳内CD再生マシンにDLした音源を忘れた頃に聴き直してみた。

生死の狭間に静止した精子の精神力
このCD-Rに収録された16分は「音楽」でもなければ「音響」でもなく、「楽音」でも「雑音」でもない。モノクロームの薄暗がりから沸き起こる「気配」とでも喩えればいいだろうか。それも喜怒哀楽の情感を喚起するのではなく、ただそこに存在する「空気の澱み」のようなもの。存在自体に色はないが、何処か灰色のスモッグの如き不穏な気分に浸される。藤田亮が実戦しているのは自分の心音を他人の耳で聴くことが出来るか?という不可能な願いを実現するための試行錯誤というより実行覚悟の悪足掻きに見えなくもない。ジャケパクリ模様も第一弾『Pursuit of isolation(孤立の追求)』はニューディレクションとキング・クリムゾン、第2弾『HITO.RI.GOTO』はChaos UKとINU+浦邊雅祥、そしてこの第3弾『DEAT DEAT DEAT』はWHITEHOSEと愛欲人民十時劇場と、殊更巧妙に地下へ潜行中である。盲いた土竜のように盲滅法叩き回るのではなく、狙い定めた中心地をヒットしたらそれで事足りる。想いは然程深くないに違いない。深読みは精神力の無駄遣い。感覚こそ我が性感帯、Gスポットをヒットされたら喘ぎ声すら漏らすことなく起昇天血、呆然自慰とは狂なる物であることよ。

残響の波が引いた後に私自身の残骸
使用機材はバスドラム 一個/タム 一個/フロアタム 一個/スネアドラム 一個/シンバル 3枚。ドラマーじゃなくても決して豪華絢爛なキットではなく、寧ろ慎ましやかなお淑やかな人柄が有と無の間に滲み込んでいく。冷徹な厳格さを塵ひとつもないが、何でもOKの愛情に餓えた欠食児童でもない。オイラはドラマー的なべらんめえ江戸っ子でもない。演奏家の心構えと覚悟のほどは、ピエール・シェフェール&ピエール・アンリの『ひとりの男のための交響曲」(Symphonie pour un homme seul)』に近いのではないだろうか?アンリがオーケストラの打楽器奏者だった偶然もまた善き哉。

Symphonie pour un homme seul (Béjart)



我が生命は風前の灯火なのでありました。愛でたし愛でたし。

欠落した
オレの急所を
愛撫さり



⇒ご購入はDISK UNION WEB




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【DAWNSLAYERへの手引き】夜明け(DAWN)の追想:フロイド/由紀さおり/Slapp Happy/ゾンビ/SLAYER/SCANDAL/ネクロ魔

2017年08月28日 02時24分31秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


From Dusk till DAWNSLAYER
8月25日(金) 目黒鹿鳴館
op19:30/st20:00
前売¥2000+1D
出演 NECRONOMIDOL

暗黒系アイドルユニットNECRONOMIDOL/ネクロ魔の8/30発売の新シングル「DAWNSLAYER」のフラゲイベント。タイトルナンバー「DAWNSLAYER」MVで使用した一点もの小物をゲットできる特典会もあった。くじ運の悪い筆者は敢えなく粉砕。音源をフラゲして既に13回リピートし自分なりに曲解しているが、正式リリース日の8/30を愉しみにしている方々のためにヒントとなる音源を集めてみた。これらの楽曲を精査すれば「夜明け(Dawn)」と「殺人者(Slayer)」が表裏一体の新たなるネクロ魔ワールドへの手引きとなるに違いない。なお「DAWNSLAYER」にはゲーム「ファイナルファンタジー」との繋がりがあるようだが、筆者はゲーム音痴なので敢えて完全無視することにした。



●ピンク・フロイド『夜明けの内笛吹き(The Piper at the Gates of Dawn)』(1967)


『夜明けの口笛吹き』(The Piper at the Gates of Dawn)は、1967年に発表されたピンク・フロイドのデビュー・アルバム。サウンド的にはプログレッシブ・ロックというより、完全にサイケデリック・ロックである。発売時の邦題は「サイケデリックの新鋭」というタイトルであった。タイトルは、ケネス・グレアムの児童文学作品『たのしい川べ』の第7章の題名から拝借したものである。

プログレッシヴ・ロックの道へ逝く前のピンク・フロイドは、ロンドン地下音楽シーンを代表するサイケデリック・バンドだった。狂気の世界と隣り合わせのシド・バレットによるシュールレアリスティックな眩惑感は、どんなにヘヴィな楽曲でも独自の浮遊感を持つネクロ魔の根源に存在する。

Pink Floyd - " Astronomy Domine " with Syd Barrett



●由紀さおり『夜明けのスキャット』(1969)


「夜明けのスキャット」(よあけの - )は、1969年3月10日に発売された由紀さおりのシングルレコードである。第11回日本レコード大賞・作詩賞、チャート最高順位:週間1位(オリコン)。タイトルの通りに、1番目は具体的な歌詞が全く登場せず、大半が「ルー、ルールルルー…」というスキャットで歌われる楽曲である(2番目は普通に日本語の歌詞で歌唱)。大ヒットに至った火付け役として、ラジオの深夜放送が挙げられることがある。

ネクロ魔の最大の特徴はクリスタルクリアな歌声に違いない。「STARRY WISDOM」や「R′LYEH」で聴けるラウド系メタル系とは一線を画す天空のハイトーンヴォイスは、夜明けに降臨する天の使いのスキャットと言えるだろう。天のお使いが天使なのか悪魔なのかは自分の耳で確認して欲しい。

由紀さおり 夜明けのスキャット 1969



●ゴブリン『映画ゾンビ(Dawn of the Dead)サウンドトラック』(1978)


1978年9月にイタリアで公開されたジョージ・A・ロメロ監督のホラー映画『ゾンビ』(原題: Dawn of the Dead, 国際題: Zombie)のサントラ盤。『サスペリア』『サスペリア2』など映画音楽も手がけるイタリアのプログレバンド、ゴブリンの狂気的でありながら、爽快感のある音楽は、ホラー映画の作品の中でも最高傑作の一枚。

ネクロ魔結成の動機のひとつがオカルト/ホラー映画であるのは周知の事実。スプラッター物や日本的恐怖映画もあるが、ホラーの古典ゾンビこそ暗黒系に相応しい。ネクロ魔現場で折に触れて増大する白塗りやコーパスメイクは、メンバー/運営/ヲタク三つ巴のゾンビ願望を表している。背筋が凍る歌詞にホラーが反映されていることは言うまでもない。

Zombi - Dawn of the Dead (Trailer Zombie)



●ボン・ジョヴィ『夜明けのランナウェイ』(1984)


『夜明けのランナウェイ』(原題・Bon Jovi)はアメリカのロックバンド、ボン・ジョヴィのスタジオ・アルバム。「夜明けのランナウェイ」(Runaway)は、1985年に麻倉未稀によってカバー された「RUNAWAY」がTBS系大映ドラマ『乳姉妹』主題歌に起用された(その後、ドラマに出演していた伊藤かずえもカバーした)。

ダークウェイヴやブラックメタルの根底に正統派ヘヴィメタルの要素があるのは歴史的に間違いない。ネクロ魔のサウンドにメタル/ハードロックがそのまま活かされることは少ないが、「DAWNSLAYER」の中間部や「ABHOTH」のギターソロに聴けるのは80年代HM/HRの香りである。

Bon Jovi - Runaway



●スレイヤー『At Dawn They Sleep』(1985)


アメリカのスラッシュメタルバンド、スレイヤーの2作目のスタジオアルバム『ヘル・アウェイツ』(Hell Awaits)の収録曲。1985年リリース。アルバム自体はチャートインする事はなかったが、その後のメタルシーンに与えた影響は大きく、元パンテラのVoフィル・アンセルモは「このアルバムはヘヴィミュージックにおけるすべての要素を持っている。スレイヤーは神であり、カルフォルニア出身のバンドとして最高のバンド」と称賛し、ギターのダイムバッグ・ダレルはギター雑誌の企画で「最も好きな12曲」の中に「At Dawn They Sleep」を入れている。

スラッシュメタルが現代のメタルサウンドの直接のルーツである。特にSLAYERの功績は莫大。タイトルからしてドンピシャの「DAWNSLAYER」は勿論、赤ジャケSLAYERverに収録の「ABHOTH」のスラッシュ感はSLAYERサウンドの現代的解釈であろう。X茶番で活躍するAZUSAの作曲の才能は茶番じゃない。

Slayer - At Dawn They Sleep



●SCANDAL『夜明けの流星群』(2014)


「夜明けの流星群」は、SCANDALの19枚目のシングル。ポケットモンスター XYの映画『ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー』主題歌。完全限定生産盤はイマクニ?「ポケモン言えるかな?」のカバーが収録されており、ジャケットはピカチュウとディアンシーが登場している。また、15thシングル「会わないつもりの、元気でね」の売り上げを上回り、SCANDALの過去最大のヒット作となった。

正統派ガールズロックとブラックメタルの間に共通点はなさそうだが、ロック女子の輝きを世に知らしめたバンドへの憧れが、現在のアイドルブームに繋がっているのは確か。楽器を持たないガールズバンドを自称するアイドルグループも少なくない。ネクロ魔メンバーの何人かはブラバン女子でもある。

SCANDAL 「夜明けの流星群」/ Yoake no ryuseigun ‐Music Video



●Slapp Happy『Dawn』
(1972)
 

スラップ・ハッピー(Slapp Happy)は1972年にドイツ・ハンブルクで結成された、イギリス、ドイツ、アメリカ混成の実験的ポップ音楽グループ。1974年から解散までは、カンタベリー・ミュージックの代表的なバンド・ヘンリー・カウと合体するような形となった。「ドーン(Dawn)」はお蔵入りになった事実上の2ndアルバム『アクナルバサック・ヌーン』とヴァージン・レコードからの2ndアルバム『カサブランカ・ムーン』に収録の人気ナンバー。

前衛的・実験的なバックのサウンドとヴォーカル、ダグマー・クラウゼのコケティッシュな歌声が絶妙に絡む異端のポップバンド、スラップ・ハッピー(滅茶苦茶幸福)の狂気は、『DAWANSLAYER DAWNver』(白ジャケ)に収録の「celephais(セレファイス)」のメロトロンと足踏みオルガンによる暗黒の鎮魂歌に継承されている。ネクロ魔以外の誰も歌えない、中世暗黒時代の呪いの歌。

Slapp Happy - Dawn (Casablanca Moon/Desperate Straights, 1993)



●NECRONOMIDOL『DAWNSLAYER』(2017)


NECRONOMIDOL・2017年ワンマンツアーが終焉を迎える目前、激動の一発! ネクロ魔の新たなる戦歌DAWNSLAYERに加え、【完全新曲のみ】4曲入りシングルを2タイトル同時発売。DAWN ver.には中世が漂う哀歌「celephais」を、SLAYER ver.には革命的なメタルソング「ABHOTH」を収録! 【Jacket illust】長岡建蔵(@hangpeng)ビジュアルノベル「さよならをおしえて」等

タイトル・ナンバー「DAWNSLAYER」のMVは初めてのスタジオ撮影を含むストーリー仕立ての映像になっている。殆ど素のままで物語に馴染む5人のメンバーの姿に魅了されている間に、ふと気がつくとネクロ魔ワールドへの入口がブラックホールのように口を開けていることに気づく。こうなったら奈落の底に飛び込んで暗黒界に身を浸すしかあなたの逝くべき道は無い。

NECRONOMIDOL - DAWNSLAYER Music Video


フラゲして
リリイベ逝って
呪われたい

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ヒカシュー「ヒカシューの夏 2017」@吉祥寺STAR PINE’S CAFE 2017.8.24(thu)

2017年08月27日 12時36分14秒 | 素晴らしき変態音楽


SPC 20th Anniversary event
[ヒカシューの夏 2017]
ヒカシュー

開場 18:30 / 開演 19:30
前売¥3900+1drink / 当日¥4300+1drink


(写真の撮影・掲載に関しては主催者の許可を得ています。以下同)

『フリークス/怪物團』 (Freaks) は、1932年に制作・公開されたトッド・ブラウニング監督によるアメリカ映画。見世物小屋のシャム双生児や小頭症や小人症などの畸形者や障害者が出演するショッキングな映画で長い間上映禁止の憂き目にあったという。高校時代雑誌「ユリイカ」か「夜想」か「WAVE」でこの映画の記事を読んで「フリークス/畸形」に興味を持った。幼い頃から水木しげるや梅図かずおが描く妖怪や幽霊に惹かれてきた(しかし怪談話やオカルト映画は苦手だった)筆者にとっては「普通と異なる」ことが魅力であり「フリークス/畸形」という言葉/概念が腑に落ちたのである。

パンク/ニューウェイヴや当時オルタネイティヴと呼ばれたポストパンクにはフリークスが多かった。退化人間ディーヴォ、正体不明のレジデンツ、素っ頓狂なペル・ウブ、調子外れのレッド・クレイヨラ、名前からして畸形の陰猟腐厭をはじめとする有象無象の地下音楽に興味を持ったのもフリークス性故であろう。その頃レコード店で強烈なフリークスオーラを放っていたアルバムがヒカシューの3rdアルバム『うわさの人類』(81)だった。戸川純のゲルニカのメンバーとして注目されていた太田螢一によるアートワークに尋常じゃないものを感じながら、レコード盤に針を落として流れ出したエレピと歌だけの暗黒のメロディに、それまで知っていたテクノポップのヒカシューとは違う畸形性を感じ、当時一緒に即興バンドOTHER ROOMをやっていたタカシマ君に電話して「ヒカシューほど根暗なバンドはいないよね」と力説したことを覚えている(タカシマ君はピンと来ていなかった)。巻上公一の朗々としたヴォーカルは勿論強烈だが、サックスが大きくフィーチャーされた演劇的なサウンドは、やはり当時好きになったフランク・ザッパやレコメン系前衛ロックに通じるものを感じた。個人的に特に近いと感じたのはディーヴォの後を追ってオハイオ州アクロンからデビューしたティン・ヒューイ/TIn Huey『不思議な落とし物/Contents Dislodged During Shipment』(79)。



しかし当時ヒカシューのライヴを観た記憶はない。90年代に巻上公一がヴォイスパフォーマーとして即興音楽シーンで注目され、ホーメイ歌手としてより一般的な人気を得た頃に巻上を何処かジャズ系のイベントで観たかもしれない。ヒカシューのライヴは初めて観たのは2008年5月2日渋谷クアトロでの灰野敬二との共演であった。その後アーバンギャルドやプラスチックスとの対バンや巻上が総合プロデュースを務めるJazz Artせんがわなどで何度か観たが、ワンマンライヴを観るのはこれが初めて。来年40周年を迎える日本のニューウェイヴのオリジネーターが、今年20周年を迎えた地元吉祥寺のライヴハウスで贈る独演会。


ヒカシュー+灰野敬二@渋谷 Club Quattro 2008.5.2(fri)
ヒカシュー/アーバンギャルド@渋谷La.mama 2012.5.2 (wed)
ヒカシュー/プラスチックス@代官山UNIT 2013.12.23(mon)

メンバーと同年代の壮年から30代前後で女性客が意外に多い。何となくクリエイター系のちょっとオシャレな人が多い気がした。それにしてもくせ者揃いのメンバーの存在感がすごい。巻上は2日前にトゥバから帰国したばかりで風邪をこじらせて鼻声だが、歌うのは問題ないと豪語し、レパートリーの「うらごえ」を「はなごえ」と称して歌う諧謔味にニヤリとする。10月発売のニューアルバム『あんぐり』から3曲披露。「いい質問です」「了解です」「いいね」という曲名を見ただけでわかるウィットに富んだ風刺ソング。それが決して政治的・批判的に聴こえないのもヒカシューのフリークス性の発露である。デビュー・アルバム収録曲「スイカの行進」ではじまりアンコール「炎天下」で終わるステージは、これまで観たJazz Artせんがわでの実験的演奏に比べて、想像以上に“ロックバンド”という印象を受けた。



セットリストを事前に決めていないというくだりには驚く。ステージ上で誰かがイントロを弾き始めるまで何が演奏されるか分からないという。『あんぐり』にはNYの若手前衛サックス奏者クリス・ピッツィオコスがゲスト参加した。9/17のJazz Artせんがわでヒカシューとピッツィオコスが共演する。日本とNYのフリークス即興コラボがどうなるか楽しみしかない。

SET LIST
1st set : 1. スイカの行進 2. 筆を触れ 3. 彼方くん 4. はなごえ 5. マグマの隣 6. テングリ返る 7. アートマン
2nd set : 8. いい質問ですね 9. 了解です 10. いいね 11. 黄ばんだバンダナ 12. カレー三昧 13. パイク 14. ナルホド
アンコール : 15. 炎天下

悲歌衆が
歌う非歌唱
悲観せず

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【翻訳ハーモロディック理論】Part 1.頭の中で踊れ!オーネット・コールマン『ダンシング・イン・ユア・ヘッド』

2017年08月25日 01時43分21秒 | 素晴らしき変態音楽


ORNETTE COLEMAN
DANCING IN YOUR HEAD

Released 1977 on A&M

Side 1
1. Theme from a Symphony - variation one (15:37)

Side 2
1. Theme from a Symphony - variation two (11:06)
2. Midnight Sunrise (4:36)

Ornette Coleman - composer & alto sax, with:

on "Theme" (Paris 1976)
Bern Nix & Charles Ellerbee - guitars
Rudy MacDaniel - bass
Ronald Shannon Jackson - drums

on "Midnight" (Morocco 1973)
The Master Musicians of Joujouka
Robert Palmer - clarinet

「アメリカの音楽は多くのステージで社会的及び商業的音楽のメロディを銃(正にその言葉)の下に置いてきた。メロディが銃口を見つめている。現代の音楽シーンの誰もが、ロック、クラシック、フォークやジャズがすべて過去のタイトルであると知っている。私は音楽の世界が単一の表現に近づいて、人類の永遠の音楽物語になると感じている。
同じ時と場所に全員が願うムードがあるのか?誰が演奏し歌うとしても、聴いて踊ることで、その望みが現実になるこの文章を読んだところで、このレコードの歓びを表明することにはならない。なぜなら、この音楽は単に、西洋と東洋の音楽の形式がお互いの土地へ溶け込むような作曲的即興演奏を考察する音楽だから。
歴史的な話をしよう。東洋の音楽形式の「ミッドナイト・サンライズ(真夜中の日の出)」は、モロッコのマスター・ミュージシャンズ・オブ・ジャジューカによる演奏である。彼らは気色の悪いリード楽器と弦楽器と大きさの違う打楽器を演奏する。「西洋」のピッチはないにも関わらずユニゾンに聴こえる(生徒よ、聴きなさい)
クラスの音楽家たちよ、「シーム・フロム・シンフォニー(交響曲の主題)」はハーモロディックと私が呼ぶ音楽概念によって作曲され編曲された。これは、リズム、ハーモニー、テンポの関係が平等で、同時にメロディが独立している。読んだり書いたりしないで読み、書き、演奏すること;楽器でアイデアを実行すること;それは音楽を愛する人のために感じ考えた音楽サウンドを作る我々全員の結果ではないだろうか?
私は後のクラス(OK?)で楽器とオーケストラの概念の音楽的関係の技術的な面についてもっと書いてみたい。『ダンシング・イン・ユア・ヘッド(頭の中の踊り)』は聴いた時にこそ歓びとなる。ご清聴ありがとう。』--------オーネット・コールマン 1977年3月15日

無思考の
頭踊りは
腰砕け

Ornette Coleman - Dancing In Your Head (live)

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【雨降りサマーの地下現場】ドッツ/ヤナミュー/ネクロ魔/偶ドロ/ミシェル etc.

2017年08月24日 01時39分09秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


今年の東京は8月に入ってから21日連続雨、気温は20度台の梅雨めいた夏休みであった。折角の夏の催し物が冷夏や集中豪雨で不完全燃焼に終わる中、地下アイドル現場はいつもと変わらぬ熱気と萌念に溢れた越天楽。夏フェスが何万人動員しても音楽やアーティストへの愛情を積算すると、キャパ百人のアイドル現場に勝てないに違いない。それほど激しいエントロピーを繰り返し経験することで、心も身体も更新されて行くのを実感するサマータイムであった。

■8月11日(金)新宿Motion


ローファイ・ハイスクール!3
前・当¥1000+1D 女性無料
op 11:00
もかろん(RYUKYU IDOL)
今泉怜
SAKA-SAMA

天界から降臨したソロアイドル・今泉怜ちゃんが出演する朝イベ。ハイスクールに準えた演出は、カメラやスマホを構える父兄参観の趣き。

●今泉怜


某アイドルグループにそっくりさんがいるらしい。そのメンバーに負けないゆるふわなパフォーマンスに包まれて二度寝したい気分になった。ソロ曲の動画や音源が望まれる。

●もかろん(RYUKYU IDOL)


ドッツ主催スリーマンで観たRYUKYU IDOLメンバーのソロステージ。見るのは二回目、持ち曲の少なさを、弁当や水飲みでカバーする不可思議なパフォーマンス。

●SAKA-SAMA


初見のグループ。ハッチャけたステージングは現役高校生のお祭り感を伝えてくれた。

■8月13日(日)池袋 KINGSX TOKYO


・・・・・・・・・主催
3週連続スリーマンライブ
「The 世界 EP」
st11:00
各組1時間
前売り¥3000+1D(当日+500円

STARMARIE
NECRONOMIDOL
・・・・・・・・・

「The 王道 EP」に続くスリーマンライブ第二回。多くの魔ヲタがドッツにハマりつつある状況を反映した客層と異質な声優ユニット・スタマリファンが同居している。出演者それぞれ30分ステージ×2回の進行はとても楽しかった。

●NECRONOMIDOL


新曲PV撮影中のネクロ魔の安定感が発揮され5人のバランスが益々よくなり、暗黒界から世界へ飛出す気概にあふれたパフォーマンス。

●・・・・・・・・・


2回目のドッツはメンバーの区別もだいぶつくようになり、多少近づいた感がある。しかいまだまだ謎が多い彼女たちに知的好奇心が沸くのを感じる。

■8月15日(火)HMV Recordshop 新宿ALTA 6F


・・・・・・・・・1stシングル『CD』発売記念リリースイベント

CDR『しゅわしゅわEP』は今なら物販で購入可能だが、プレスCDとしては初の『CD』は72分の「Tokyo」というトラックが収録されており、ノイズの間に現れる「スライド」「トリニティダイヴ」「ねぇ」の3曲と後半の50分近いドローンは、90年代に訪れたアムステルダムで聴いたアンビエントFMを思わせる。傑作か問題作かはさておいて、非日常の曖昧模糊としたの魅力がある。

●・・・・・・・・・


ひとり休みで4人でのパフォーマンス。かなりユルいが明るい店内で観ると、ぼやけた残像にピントが合い別の魍魎が現れる気がする。気になった子は千射万箭というニックネームだと知った。全員握手と初ツーショットを体験。


■8月16日(水)新宿御苑スナックしろくま


「初めてのメイド喫茶 〜2つの世界の外側〜 NECRONOMIDOLの今泉怜スナックしろくま1日店長」
【イベント開催時間】19:00〜22:00
【料金】チャージ ¥2000(おつまみ付/2時間制/1時間延長¥1000)

ネクロ魔今泉怜が店長を務めるオフ会的イベント。じゃんけんに勝って手作りオムライスをゲット。ふわふわ卵が怜ちゃんのゆったりまったり感に合致してリラックスできる現場だった。




■8月19日(土)渋谷Milkyway


〜Candye♡Syrup〜お披露目LIVE!
開場15:30/開演16:30
料金¥前売り2000円/当日2500円
Candye▽Syrup / 偶想Drop / せななん / Payrin's / mistress / Sola Sound / SPARK SPEAKER / miyako(DJ) / IKU(DJ)

夕方の集中豪雨で都内の交通機関が大混乱する中、2週間ぶりの偶ドロ現場へ辿り着いた。この日は原宿のヘアサロン発信のアイドルユニットのお披露目ということで、オシャレ女子のスガとも目立つ。Sola Sound、Payrin's、DJ miyakoに続いて偶想Dropの登場。会場は血に飢えた偶神たちの戦場となった。

●偶想Drop


メンバーにとっても久々のライヴで、最初からテンションマックス。いつものように下手PAスピーカーの前で参戦したが、食うか食われるかのモッシュとリフトに負けじと都子カラーのピンクのペンライトを振りつつ踏ん張る20分は、高校の運動会の騎馬戦以上に過酷だった。Entertainment THrough Painを再び味わえて昇天寸前。

■8月20日(日)池袋KINGSX TOKYO


・・・・・・・・・主催
『The 混沌 EP』
開場11:00 - 開演11:30
前売¥2,500 - 当日¥3,000(+1D)
MIGMA SHELTER
エレファントノイズカシマシ
・・・・・・・・・

前日の疲れが抜けないままドッツスリーマン最終公演へ。3回とも参戦するとは我ながら驚きだが、ユニークな対バンの顔ぶれの神イベ感に引き寄せられた。

●ノイズペンギン


ドッツメンバーによるノイズソロユニット。偶然にも推しメンの渡部篤郎(旧ニックネーム・千射万箭)がその招待。コンタクトマイクを付けた甘露飴の缶をフィードバックさせ、ヴォイスノイズとディレイを噛ませたハーシュノイズはマゾンナの動画で研究したらしい。今後はアクションを工夫するようアドバイスしたい。

●エレファントノイズカシマシ


数年前から東京の地下で活動するノイズバンド。Gezanのイベントで観たことがある。アナログシンセや玩具やディジリデューや金属パーカッションを多用した人力ノイズ演奏は、電子音楽よりロックンロールに近い。起伏に富んだ演奏はジャパノイズの呪縛を完全に葬り去る現在進行形のバイオニックノイズであった。

●・・・・・・・・・


一曲目「豚の丸焼き」と題した詩の同時多発朗読+寸劇のパフォーマンスは度肝を抜くのではなく、理性の働きを抑制するトランキライザーだった。そのまま通常ライヴに雪崩れ込み、箍の外れた感性に潤いを与えてくれた。終演後物販で渡部篤郎と初チェキ。サングラスで視線を感じない分、リラックスして会話が出来たのが新鮮だった。

●MIGMA SHELTER


元ベルハーの甘楽がよねこと名前を変えて参加する6人組。エスニックトランスのパフォーマンスは熱帯雨林の寺院の宗教儀式を彷彿させるトリップ感。腰や首の痛みを忘れて踊りまくった恍惚感。前から気になっていた姫毛美人のせいせいと初チェキ。


■8月21日(月)目黒鹿鳴館


偶想Drop定期公演『偶想の素』
開場18:45 開演19:30
¥900(D代600円)

19日を最後に10月9日の卒業公演まで会えないかと思っていたら急遽決定した定期公演。幼稚園児コスプレ衣装で、前半は交流会。推しメン都子は勿論、メンバー全員と束の間の交流に心弛んだ。



幼稚園児と父兄参観と言った赴きの現場は、前回ほどでないものの、世界で一番激しいアイドルの名に恥じない盛り上がり。この中にいる自分の姿を半年前の自分が見たらどう思うだろう。しかも今が一番幸せな気がするのだ。

■8月22日(火)ヴィレヴァン渋谷本店
ヤなことそっとミュート3rd EP「STAMP EP」リリイベ
日時:8/22(火) 19:00〜
内容:ミニライブ&特典会
観覧無料



最近リリース『STAMP EP』リリイベ最終日は移転して新装開店したビレッジバンガード渋谷店。立派なステージがあるインストアは他にあまりない。新曲「HOLY GRAiL」はカラオケで歌いたくなるバラードワルツ。ロックバンドに負けないパフォーマンスはまだまだ進化するだろう。


●8月23日(水)HMVrecordshopコピス吉祥寺


・・・・・・・・・1stシングル『CD』発売記念リリースイベント

たまたま帰宅途中の吉祥寺でドッツのリリイベに遭遇。最後に「スピードハーシュノイズ」というノイズサウンド20秒×5回で五つの行為をするという全員参加型パフォーマンス。シューゲもボカロもノイズも一緒に遊んでしまうオープンマインドは匿名アイドルならでは?



心から
心の底から
歌いたい

瑳里/NECRONOMIDOL


都子/偶想Drop
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【皆既日蝕ジャケ】モグワイ/東京ユニオン/イングヴェイ・マルムスティーン/ジャーニー/O.C./Vajra/成瀬瑛美

2017年08月22日 08時32分32秒 | 音楽ちょっといい話


アメリカで皆既日蝕が観測され盛り上がっているニュースを観て、太陽好きの筆者としてはいても立ってもいられず、出勤前の30分で皆既日蝕ジャケットを集めてめた。取り急ぎこの天体ショーをレコードジャケットで分かち合うことにしよう。詳しいコメントは順次追加予定か?。

アメリカ皆既日食特別番組|weathernews


●Mogwai『Every Country's Sun』
HOSTESS CLUB ALL-NIGHTERへの出演が決定したモグワイが9作目となるスタジオ・アルバムを発表!
2014年の前作『レイヴ・テープス』より3年振り、通算9枚目となる『エヴリ・カントリーズ・サン』を9月にリリースすることが決定!今作では、マーキュリー・レヴのメンバーでもありモグワイの99年発表の傑作『カム・オン・ダイ・ヤング』のプロデュースを務めた盟友デイヴ・フリッドマンと再タッグを組にフリッドマンの所有するNYにある<Tarbox Road Studios>にてレコーディングが行われた。

Mogwai // Coolverine (Official Video)



●Mogwai『Atomic』


グラスゴーの至宝ともいうべきポストロックバンド、モグワイが広島への訪問にインスパイアされたというサウンドトラックを完成!今作は、2015年8月にBBCにて放送されたマーク・カズンズ監督によるドキュメンタリー『Atomic: Living In Dread and Promise』のサウンドトラックをリワークした音源をコンパイルしたもの。

●高橋達也 & 東京ユニオン『BLACK PEARL』


日本のビッグバンドを代表する東京ユニオンが80年に米国西海岸ツアー、モンタレーJazz Fesに出演した際に米国で録音されたアルバム。A面アレンジャー、Herbie Hancock、B面アレンジャー、Slide Hampton、それぞれ曲にも参加していてソロも取っている。まだ新人だったRichie Collも参加。美伊具バンドの分厚いアンサンブルとファンキーなフュージョン・サウンドを展開。

●Yngwie Malmsteen『Eclipse』


ヘヴィメタルのスーパーギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーン。自らのバンド、ライジング・フォースのメンバーを刷新し、新たなる旅立ちを決意した5作目。過去のイメージを払拭するかのように、無名の新人たちと様々なタイプの曲に意欲的に挑戦し、自らの新境地を開いた作品。クラシカルなスタイルでポップな楽曲を創造することに成功した。

●Journey‎『Eclipse』


70 年代から活動を続け、今もなおアメリカのロック・シーンの頂点に輝く、ニール・ショーン(G)率いるジャーニーの前作『レヴェレイション』以来、約3年ぶりとなるアルバム! 2011/6/1リリース。本作でも前作からバンドに加入したフィリピン出身のシンガー、アーネル・ピネダを全面的にフィーチュアしており、スティーヴ・ペリーを彷彿とさせる伸びやかでクリアなヴォーカルを披露! ! 圧倒的な美旋律と歌唱力が満載の充実した楽曲は聴き応え十分です!

●O.C.『Same Moon Same Sun - 1st Phase』


D.I.T.C.随一のリリシストO.C.による待望の新作! プロデュースには近年のD.I.T.C.作品を手がけるMotif Alumniを中心に、Showbiz、Gwop Sullivan、西海岸のSoultronik、Supa Uglyらが参加。近年のストレート・ヒップホップ作の中でも群を抜いて素晴らしい仕上がり!

●Vajra『金環食』


三上寛、石塚俊明、灰野敬二という日本のアンダーグラウンド・ミュージック界の重鎮によるロック・トリオ、Vajra(バサラ)の96年の2ndアルバム。三上の情念の歌が石塚の自由なドラミングと灰野の過激なロックギターで拡大され、太陽を浸食するような音世界を産み出した。

日蝕が
浸食されて
暗闇に

▼えい蝕
コメント (3)
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【盤魔殿vol.4 セトリ公開】2017.8.18 (fri) 異端DJイベント『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.4』

2017年08月21日 00時26分37秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.4

2017.8.18 Fri  
19:15 open / 19:30 start
Charge ¥1,000 incl. 1 drink
Shibuya DJ BAR EdgeEnd

踊れないDJに特化したDJイベント
異端DJたちの紡ぎ出す異端音楽や異端映像に塗れる秘教的儀式

Avantgarde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, UnderGround,… Everything Weiredness About Music!

TIME TEBLE
19:15 Open
19:30 DJ Paimon パイモン(aka Moppy)
19:55 DJ Rag ラーガ(aka Keiko KUSAKABE)
20:15 DJ Athmodeus アスモデウス(aka Tamotsu Mochida)
20:40 DJ Qliphoth クリフォト(aka Takeo Udagawa)
21:05 DJ Necronomicon ネクロノミコン(aka Takeshi Goda)
21:30 DJ Bothis ボティス(aka MSS)
22:00 End

いよいよ4回目の盤魔殿。今回の特別ゲストは映画『僕たちの亡命』のプロデューサー日下部圭子さん(DJ Rag)。終戦の日が近いこともあり、日本文化の歴史を振り返るような選曲が目立った気がする。昭和天皇と三島由紀夫と小沢昭一と中国パンクのドラゴンズと地下詩人&アイドルが同じ空間に流れても何の争いも起こらない平和な現場は異端音楽愛好家の桃源郷に違いない。



●DJ Paimon パイモン(aka Moppy)


1. Pressure - 67m お正月
2. アマリリス - うみ
3. Chiko Hige x Kaoru Sato- La Table Nerveuse
4. Sarasvati - Co-O-Ni III
5. Sadie Sads - Id
6. Nubile - Spyral Totem Toler Than East Poll

SADIE SADS - i d (1984)




●DJ Rag ラーガ(aka Keiko KUSAKABE)


01. Mahakala Sadhana: Dakye recorded by David Lewiston
( LP Tibetan Buddhism The Ritual Orchestra and Chants )
02. Helter Schelter by The Beatles
( LP The White Album )
03. Slaves and Bulldozers by SOUNDGARDEN
( LP SATANOSCILLATEMYMETALLICSONATAS )
04. The Throne of Blood from Akira Kurosawa film 『蜘蛛巣城』 soundtrack
( CD 黒澤明 映画音楽の世界 )
05. Wild Honey Pie by The Beatles
( LP The White Album )
06. 川向こうのラスト・デイ by 原田芳雄
( LP 原田芳雄ファーストアルバム LAST・ONE )
07. Show-Wow THEME A,B,C,D
( LP 1974 AOYAMA GAKUIN UNIVERSITY )
08. Mr.Boogie Man by Martin Mull
( LP I'm everyone I've ever loved )
09. Megatron by Chu Ishikawa / from Shinya Tsukamoto film 『鉄男』soundtrack
( CD TETSUO Ⅰ-Ⅱ )
10. Charming by Chu Ishikawa / from Shinya Tsukamoto film 『双生児』soundtrack
( CD DUCTILE )
11. Revolution No.9 by The Beatles
( LP The White Album )
12. Till Death Do Us Part by The Kinks
( LP THE GREAT LOST KINKS ALBUM )
13. Mahakala Sadhana: Dakye recorded by David Lewiston
00. DVD “LOVE DOLL, Wanna hold you” 一部 

原田芳雄 " 川向こうのラスト・ディ "






●DJ Athmodeus アスモデウス(aka Tamotsu Mochida)


1:昭和天皇 / 玉音放送
2:ゲロゲリゲゲゲ / 燃えない腹
3:河崎いち子 / アパッチ野球軍
4:SPAZZ / SPAZZ VS. MOTHER NATURE
5:DRAGONS / ANARCHY IN THE U.K.
6:近藤等則 / CHAINA BOOGIE
7:CHRISTIAN MARCLAY / PLAYS WITH THE RECORDS
8:JULEE CRUISE / FLOATING

Dragons - Anarchy In The U.K. (Cover)




DJ Qliphoth クリフォト(aka Takeo Udagawa)

VJ + DJ
Track list
1. Imperial Japan - Under the victory banner (Come Organisation 1982)
2. 伊福部昭‐土俗的三連画 (現代日本の音楽名盤1500シリーズ ⑪)
3. annapurna - Na rekah vavilonskih (Apokrifna Realnost)
4. Martin Denny – Rain ( Martin Denny In Person)
5. AUTO-MOD - Last Punk Hero
6. Älgarnas Trädgård - There Is a Time for Everything, There Is a Time When Even Time Will Mee
7. Turbund Sturmwerk - II. Hagakure
8. 小沢昭一 - 土耳古行進曲
9. Death In June - Little Black Angel
10. Erde - The Raven [Mit Emphavoice]
11. Death In June - We Are The Lust
12. Death In June - All Pigs Must Die

Movie list
A. M.B. - ARMAGHEDDON II TEMPO b
B. Kazeria - Liber Corvus
C. YUKOKU (Patriotism), by Yukio Mishima - Complete Film w original re-score by Aaron Embry
D. ▲in death it ends▲theme from metamorfosia▲2014▲Directed by Cosmotropia de Xam
E. RACHEL BRICE- Belly Dance Superstar
F. Ending of 'Mishima A Life in Four Chapters'
G. Sun & Reign
H. Jungbannfahnenweihe
I. THE DEVIL & THE UNIVERSE - Danaus Plexippus (official Video)
J. THE DEVIL & THE UNIVERSE - Osculum Infame II - official promo video
K. THE DEVIL & THE UNIVERSE - Nod - Official Promo Video
L. THE DEVIL & THE UNIVERSE - Nikopoia - Official Promo Video
M. Von Thronstahl - The Saints Are Coming (Official)
*G. and H. are Nazi Propaganda film.

小沢昭一 「土耳古行進曲」



●DJ Necronomicon ネクロノミコン(aka Takeshi Goda)


1. Alice Cooper/Under My Wheels from LP「Killer」
2. come/rampton 2 from LP「come presents rampton」
3. 非常階段/Tod dem Marxismus from LP「king of noise」
4. ハナタラシ/Cock Is Great from LP「THE HaNaTaRaSHI」
5. ハナタラシ/We Bite Bollocks from LP「hAnAtArAsh 2」
6. NECRONOMIDOL/END OF DAYS from CD「DEATHLESS」
7. 橋本孝之/ASIA from CD「ASIA」
8. 川島誠/Dialogue from CD「Dialogue」
9. amiinA/soar from LP「Family Tree」
10. Kazuko Shiraishi/My Tokyo from「Dedicated to the Late John Coltrane」
11. HARUMI/Samurai Memories from LP「HARUMI」
12. ヤなことそっとミュート/No Regeret from CD「STAMP EP」
13. George Harrison/No Time or Space from LP「Electronic Sound」
14. Maison book girl/rooms from CD「412」
15. MASONNA/Side A from LP「masonna vs. bananamara」
16. ゆるめるモ!/モイモイ from LP「ディスコサイケデリカ」
17. NULL/Materia from LP「最終物質」

Kazuko Shiraishi "Dedicated to the Late John Coltrane".






●DJ Bothis (aka MSS)


1.織茂サブ - 天空
2.MYRKUR - Onde Børn
3.いろ - 核
4.Preoccupations - memory
5.いろ - たまふり
6.織茂サブ - 産安
7.いろ - 核

MYRKUR - "Onde Børn" (Official Music Video)







盤魔殿
非公認マスコット
出来ました


盤魔くん



次回開催決定!
盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.5


2017.9.15 Fri  
19:15 open / 19:30 start
Charge ¥1,000 incl. 1 drink
Shibuya DJ BAR EdgeEnd
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バイクの日記念:私の愛するバイカージャケ〜アリス・スチュアート/チープ・トリック/フラワー・トラヴェリン・バンド/ザ・フー

2017年08月20日 09時43分16秒 | 音楽ちょっといい話


8月19日はバイクの日 | 日本二輪車普及安全協会

1989年、政府総務庁(現在、内閣府)交通安全対策本部は交通事故撲滅を目的に、8月19日をバイクの日に制定しました。
全国自治体の交通安全対策室や地元警察は、この8月19日を中心に、二輪車の安全運転講習会等を展開しています。
さらに、二輪車の楽しさ、利便性、有用性などバイクライフの素晴らしさを、より多くの皆様にご理解していただくために、毎年7~9月の3ヶ月間をバイク月間として、 2000年7月にスタートしました。以来、全国各地で数多くの活動を展開しています。


筆者の少年時代「仮面ライダー」や「超人バロムワン」などヒーローは必ず改造バイクに乗って颯爽と現れ、悪の怪人を倒すとバイクに股がって何処かへ去って行った。そんな刷り込みは自動二輪業界の策略だったのかもしれない。免許が取れる高校生になったら、子供の頃憧れたヒーローになりたくて男子の大半がバイクを購入するだろうと目論んだのだろう。しかしながら、その目論みは成功したとは思えない。なぜなら僕等が十代半ばに差し掛かる頃、バイクと言えば悪名を馳せていた暴走族のイメージだったから。60年代にエレキや長髪=不良と決めつけられた大人の掟とは異なり、バイク=暴走族は大人だけでなく少年少女にとっても怖かった。

青春映画『実録・暴走族 ブラックエンペラー』予告 岡崎 礼 オールインエンタテインメント


勿論仮面ライダーの影響からバイク経由で暴走族に憧れる不良予備軍もいただろうが、平均的な少年少女にとっては反抗といってもせいぜい校内暴力の真似かパンクバンドをやるかが関の山で(筆者は後者)、「族(ゾク)」と関わりを持つものは少なくとも筆者の回りにはいなかった。かと言ってバイクに乗る友人がいなかった訳ではないが。何が言いたいかというと、半世紀強生きてきた中でバイクとの関係は筆者にはまったくと言っていいほどないという事実を主張したかったのである。つまり「バイクの日なんかどうでもいい」というのが筆者の本音なのである。.......とはいうもののバイクとロックの関係は仮面ライダーよりも長くて深い。リスペクトを籠めて筆者の愛するバイカージャケを紹介しよう。

●アリス・スチュアート Alice Stuart


「バイクの日」聴いて真っ先に思い出すのがアメリカの女性シンガー、アリス・スチュアートのジャケット。映画『イージー・ライダー』を思わせるモンキーハンドルのバイクに跨がったブラックレザーのカーリーヘアにどんな激しいハードロックが飛出すのか、と身構えたらカントリータッチのフォークロックで拍子抜け。でもクリスタルクリアなフィメールボイスは大好物。ポストサイケデリックのレイドバック路線としては筆者的に珠玉の1枚。
アリスは1942年ワシントン州チェラン生まれのブルース/カントリー・シンガーソングライター。5歳でピアノ、18歳でギター、バンジョー、ドラムなどを習得。バークレーに移り1964年にデビューアルバム『All The Good Times』をリリース。その頃フランク・ザッパと出会い、最初期のマザーズ・オブ・インヴェンションのメンバーになるが、『ルイ・ルイ』を歌えない、という理由で脱退。70年にファンタジー・レコードと契約し『Full Time Woman』(70)、『Believing』(72)をリリース。後者はAlice Stuart And Snake名義。ヴァン・モリソンやジェリー・ガルシア、ジョーン・バエズなどと共演する。70年代後半にシーンから姿を消すが、96年に復帰し、シアトルをベースにカントリー・ブルース歌手として70歳を過ぎた現在も活動している。

Alice Stuart and Snake - Full Concert - 02/02/74 - Winterland (OFFICIAL)




●フラワー・トラヴェリン・バンド Flower Travellin' Band


アリス・スチュアートと同じ頃に日本でも『イージー・ライダー』の影響でバイカージャケが登場した。内田裕也のプロデュースで70年にリリースされたフラワー・トラヴェリン・バンドのデビューアルバム『Anywhere』は全裸でバイクを飛ばすメンバーの勇姿が印象的。前身グループの内田裕也とザ・フラワーズのアルバム『Challenge!』も全裸ジャケだったので、内田のヒッピーのユートピア思想への憧れも大きい。イントロとアウトロ以外は洋楽ナンバーのカヴァーだが侮るなかれ。コピーではなく彼ら独自のアレンジが溢れていて、単なる洋楽の猿真似ではなく、自分自身のロックを作ろうとする気概に溢れている。特に石間秀樹のギターは、同時代の英米のギタリストに勝るオリジナリティを発揮している。当時の日本のロックの「英語」対「日本語」論争は、今は「コピー」対「オリジナル」と解釈されがちだが、FTBのサウンドを聴けば、「英語」派のほうが当時は断然オリジナリティを持っていたことは明らかだ。歴史の再認識が必要だろう。

The Flower Travellin' Band - Anywhere (Full Album) (1970)



●チープ・トリック Cheap Trick


77年にデビューするもアメリカでは成功せず日本で大ヒット、78年の日本公演を収めた『チープ・トリックat武道館』がアメリカに逆輸入され全米ヒットに繋がったという「Big in Japan」を象徴するバンド。日本ではアイドル的な人気を誇り、辛口のロックファンからはミーハーバンドの烙印を押されたことも確か。高校生の時、雑誌『ZOO』のメンバー募集で知り合ったベースの女の子(ちょっとムードのあるパンク少女)に「リチャード・ヘルに似てる」と言われて有頂天になったが、彼女がロビン・ザンダー(チープ・トリックのVo.)好きと知って「パンクパンクと言っても女はミーハーでしょうがないな」と思った。その娘とは数回会って一緒にライヴにも行ったが、バンドもロマンスもないまま終わった。ちょっと後悔。それは兎も角、チープ・トリックは今ではパワーポップの代表バンドとして正当な評価を得ている。バイカージャケは77年の2ndアルバム『蒼ざめたハイウェイ In Color』。

Cheap Trick - I Want You to Want Me




●ザ・フー The Who 


パンク以降のポストパンク時代の79年に『さらば青春の光』が公開されネオ・モッズ・ブームが起きた。日本では80年に公開され『ZOO』や『Player』誌の記事で憧れて、何故か八王子の映画館まで観に行った。情緒不安定な主人公ジミーに自分を重ね合わせ、曾てないシンパシーを得ると同時に、モッズコートとスクーターに憧れた。ベスパに乗りたいと思ったが当時で数十万円の価格は高校生じゃなくても高嶺の花だった。父親のカーキ色の釣り用アノラックをモッズコートに見立て、ちょっと身体を後ろに反らし気味に自転車通学するのが関の山だった。当時4000円の大枚をはたいて購入した『四重人格 Quadrophenia』(74)は今も筆者のザ・フー最愛聴盤のひとつである。

The Real Me (Quadrophenia: The Movie)


バイカーに
バイバイジョニー
バイアグラ



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【パワーポップUSA】THE POP/THE A′s/THE RUBINOOS/THE dB′S/MILK′N′COOKIES etc.

2017年08月18日 08時22分51秒 | ロッケンロール万歳!


地下音楽/地下ジャズ/地下アイドルばかり聴いていると、単純明快なロケンローが無性に聴きたくなる。60sガレージロックやパンクも悪くないが、青春時代の甘い思い出を呼び覚ますちょっと哀愁のあるキャッチーな曲が疲れた心に刺さる。77年に勃発したパンクロックは翌年にはニューウェイヴと呼ばれるようになり、幾つかのサブジャンルが生まれた。そのひとつがパワーポップだった。元々はザ・フーのサウンドの表現だったパワーポップは、決してニューウェイヴ固有のものではなく、70年代バブルガムポップやグラムロックと連動しながらパワーポップバンドが活動していた。誰もニューウェイヴと呼ばないベイ・シティ・ローラーズやバスターも「明快なギターサウンドとキャッチーなメロディ」というパワーポップの定義に当て嵌まる。しかしながら地下愛好家の筆者の心を震わせるのは、名声や成功を手にすること無くひっそりと活動したB級バンドたちの残り香なのだ。筆者のパワーポップ偏愛盤・アメリカ編をお届けする。肝心なのは音なのでプロフィールは端折らせていただくことをご了承いただきたい。

●THE POP/ザ・ポップ『GO!』


ジャケットが最高にカッコいいロサンゼルスの4人組。79年の2ndアルバム。

The Pop - Shakeaway



●THE A′s/ジ・エーズ『THE A′s』


ニューヨーク出身の5人組。79年のデビューアルバム。キーボード入、鼻にかかった中性的なヴォーカルがNYパンクっぽい。

THE A's - Live - Who's Gonna Save The World - OGWT - 1979




●THE dB′S/ディービーズ『Stands for decBels』


ニューヨーク出身の4人組、81年のデビューアルバム。陰影のあるサウンドはブリティッシュポップの香り。

The dB's - Stands for deciBels




●DIRTY ANGELS/ダーティ・エンジェルス『Kiss Tomorrow Goodbye』


ニューヨーク出身の4人組、76年のデビューアルバム。パブロック風の哀愁ロケンロー。

Dirty Angels - Tell Me (1977)




●MILK′N′COOKIES/ミルクン・クッキーズ『Milk 'N' Cookies』


ニューヨーク出身の4人組。73年結成のグラムポップバンド。75年のデビューアルバム。バブルガム風のアイドルボイスがカワイイ。

Milk 'N' Cookies - Not Enough Girls (In The World)



●THE RUBINOOS/ルビナーズ『The Rubinoos』


カリフォルニア州バークレー出身の4人組。77年のデビューアルバム。日本ではアイドル風に宣伝された。今年11月に来日する。

Rubinoos - Full Concert - 05/24/80 - Berkeley Community Theatre (OFFICIAL)




●PSYCOTIC PINEAPPLE/サイコティック・パイナップル『Where's The Party? 』


74年にロサンゼルスで結成された4人組。80年のデビューアルバム。ジャケのラリッたパイナップルは「パイロマン」というキャラクター。

Psychotic Pineapple - I wanna get rid of you



●SORROWS/ソローズ『Teenage Heartbreak』


ニューヨーク出身の4人組。80年のデビューアルバム。初期ビートルズ風のガレージパワーポップ。

Sorrows "Bad Times Good Times" Trailer Oct 19


パワポとは
ソフトじゃなくて
ロケンロー





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