A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【地下アイドルへの招待】第18回:アイドル&バンド対バン〜ネクロ魔/爆裂女子/リリカオ/キノコホテル/THEE CONTINENTAL KIDS/ROSE ROSE/SCAMP

2019年04月22日 03時05分54秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
 
 
【地下アイドルへの招待】第18回:アイドル&バンド対バン
ネクロ魔/爆裂女子/リリカオ/キノコホテル/THEE CONTINENTAL KIDSROSE ROSESCAMPSLIGHT SLAPPERS
 
 
DJ Necronomicon(剛田武)
 
 
かつてテレビやコンサートホールのステージで観るだけで手の届かない高嶺の花だったアイドルが、距離の近い小劇場やショッピングモールのイベントスペースで活動しはじめ、さらに多くの場合地下にあるライヴハウスを主な現場とするライヴアイドル/地下アイドルの登場により、アイドルとファンの関係は、物理的な距離だけじゃなく心理的な距離も近くなった。その一方で同じ地下ライヴハウスを活動拠点とするバンドとの距離は物理的には急接近したが、心理的にはまだまだ隔たりがある。もちろんバンドもアイドルも出演するフェスやイベントは少なくないし、地下アイドルのヲタクの中にはバンドファンも多数いる。それでもバンドのノリとアイドルの作法の違いは歴然としていて、得てしてアイドル現場の方がバンド現場より活気に満ちているように思うのは筆者だけでは在るまい。しかしながら元号が変わるまで1ヶ月を切った20194月に開催されたふたつのライヴイベントは、バンドとアイドルの精神的融和策をこれまでとは異なるベクトルで実践した画期的な試みだった。そしてその両方にアイドル運営の思想・姿勢が反映されていることに注目したい。
 
ひとつは414日(日)渋谷 CYCLONEにて開催されたキノコホテル×NECRONOMIDOL2マンライブ「BEYOND vol.4」
 
 
430日東京キネマ倶楽部で開催される新体制NECRONOMIDOL 1stワンマンライブ「VVALPURGIS」ヘ向けて1月から毎月開催されて来たネクロ魔主催イベントの第4弾はガールズバンドの急先鋒キノコホテルとのツーマンライヴ。なんとキノコホテルの支配人マリアンヌ東雲がネクロ魔に楽曲を提供したことが前々日に発表された。201810月ハロウィーン当日に同じ渋谷CYCLONEで初対バンした時、マリアンヌ様が酔った勢いでネクロ魔プロデューサーのリッキ・ウィルソンに「ねえ、アイドルソングを書かせてよ」と言いよったところ、後日本当にリッキーから楽曲の発注があって驚いたという。いわゆる業界あるある的な挨拶代わりの空約束ではなく、律儀に正式発注したリッキーの真面目さが産んだ奇跡のコラボと言えるだろう。そして地下アイドルにハマる前はキノコホテルが主現場だった筆者にとっては、両者の絆が産まれたことは、新旧ヒロインがひとつになる奇跡の歓びである。これまでのネクロ魔にはないノスタルジックなサビが印象的な昭和サイケ歌謡アイドルソングが新たな世界を開いた。
 
●NECRONOMIDOL
 
●キノコホテル
 
マリアンヌ様提供の新曲は「phantasmagoria cosmos」(ファンタズマゴリアコスモス)
作曲:マリアンヌ東雲 @marianne_sama
作詞:ネクロ魔
 
 
 
もうひとつは421日(日)高円寺ShowBoatで開催された「NO RULES!Vol.1」。出演:SCAMP / LiLii Kaona(リリカオ)/ ROSE ROSE / SLIGHT SLAPPERS / 爆裂女子-BURST GIRL- / THEE CONTINENTAL KIDS
 
 
筆者にとっては2002年に灰野敬二の不失者を初めて観て以来、地下音楽/前衛ロックを観る為に通い続けるShowBoatでもアイドルイベントが開催されるようになってきた。この日は81年に元SSのシノヤンを中心に京都で結成されたパンクバンド「コンチネンタル・キッズ」、83年に東京で結成されたハードコアパンクバンド「ROSE ROSE」という伝説的パンクバンドとアイドルが対バンするオレ得なライヴ。しかし、パンクロックアイドル「爆裂女子」は分かるが、オーガニックエレクトロニカというお洒落な音楽性をもつ「LiLii Kaona(リリカオ)」は異色というほかない。場違いなアウェー現場にならないかと心配したが、スラッシュコアの「SLIGHT SLAPPERS」の次に登場したリリカオは、清廉な空気感で会場の熱を冷ますと共に、激しいロックに対抗するナイフのように鋭利かつ鮮烈なサウンドで会場を貫いた。80年代ポストパンク時代に現れたDurutti ColumnEverything But The Girlといったネオアコや、インダストリアルやハードコアパンクがリチュアルフォークやアンビエント/テクノに変貌したセカンド・サマー・オブ・ラヴに通じる。それもそのはず、このイベント「NO RULESVol.1」の主催はリリカオの運営プロデューサー。リリカオの先鋭的な世界観の作り手がハードコアパンクスと繋がっている事実は興味深い。
 
ウッドベースをフィーチャーしたスラップ・ハードコア「SCAMP」を含めバンド勢のエナジーは筆者にとっては馴染み深い80年代ライヴハウスシーンを彷彿させるエキサイトメントに満ちていた。そして我らが「爆裂女子」は、5ヶ月ぶりの旧衣装の露出度も興奮剤となり、いつも以上に爆裂したパフォーマンスでフロアのカオスを引き出した。トリのコンチネンタル・キッズのハードコアパンクのみならず東京ロッカーズ風のロックンロールは心の中のティーンエイジ・スピリットを目覚めさせた。
 
●SLIGHT SLAPPERS
Twitterからの転載画像です)
 
●LiLii Kaona
 
●SCAMP
 
●ROSE ROSE
 
●爆裂女子
 
● THEE CONTINENTAL KIDS
 
 
運営が
垣根を壊す
ライヴシーン
 
【急報】ネクロ魔のプロデューサー、リッキー.ウィルソンに密着したドキュメンタリー番組が本日放送。
ネクロ魔ファン/アイドルファンだけでなく全音楽ファン必見です!
 
4月22日(月)21:00〜放送
BSテレ東「ワタシが日本に住む理由」
 
アメリカ合衆国・ピッツバーグ出身のリチャード・リー・ウィルソンさん。幼少期に観た映画「ガメラ」で日本の特撮映画にハマり、大学時代に語学留学で来日。その後友人に勧められた高円寺に移住しフィギュアを扱う会社に就職。会社主催のイベントで「ももクロ」に出会い、日本のアイドルの演出の幅の広さに感動。自分でプロデュースしたいとアイドルプロデューサーに。リチャードさんから見た日本の魅力とは?
 
ワタシが日本に住む理由 | BSテレ東
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灰野敬二+藤掛正隆+MoE+Mette Rasmussen@荻窪Club Doctor 2019.4.15 mon

2019年04月20日 11時00分06秒 | 灰野敬二さんのこと


4月15日(月)東京 荻窪Club Doctor


HAINO/FUJIKAKE/MoE/RASMUSSEN


open 19:00 start 19:30
Adv. 2500 yen / Door 3000 yen

Keiji Haino  灰野敬二 (g, vo)
Masataka Fujikake 藤掛正隆 (ds)
MoE (from Norway):
Guro Skumsnes Moe (b, vo)
Håvard Skaset (g)
Mette Rasmussen (as, from Denmark)

ノルウェーのエクスペリメンタル・ハードコア・トリオ、MoE(モー)6回目の日本ツアー。今回は昨年から共演を続けるデンマークの前衛サックス奏者メテ・ラスムセンを加えたカルテット編成の予定だったが、来日直前にドラマーが急病のため参加できず、ドラム抜きの日本公演になってしまった。17日間で18公演というハードスケジュールの中、行く先々で地元のドラマーを探しながらライヴをこなすという異例のツアーは、リーダーのGuro Skumsnes Moe(ギュロ)に言わせれば「地獄のように大変だったけど、天国のように楽しかった」とのこと。MoEのメンバーは元々オスロの実験音楽シーンの出身であり、その手法をロック/ハードコアのスタイルで展開している。そう考えると即興ジャズ畑のメテ・ラスムセンとのコラボも納得できるだろう。



帰国前日の4月15日に企画された本公演は、もともとMoEのドラマーが先に帰国予定だったため、藤掛正隆がドラムで参加することになっていた。その縁でMoEの名古屋、岐阜公演に藤掛がドラマーとして同行するという交流も産まれた。灰野とMoEは2017年4月11日に渋谷で共演しており、昨年灰野がノルウェーを訪れた際にはGuroとのデュオでレコーディングを行ったという。つまりそう考えると、MoEにとって今回の日本ツアーで唯一プランとおりに運んだコンサートであるとともに、初共演ではなくある程度お互いの手の内を知った上でのコラボレーションと言える。当初は組み合わせを変えたデュオやトリオ演奏も予定されていたようだが、最終的に五人全員で2セット演奏することになったのは、この貴重な機会を余すこと無く全員で共有したいというMoEの希望だった。



その気持ちの通り、スタートから激しいプレイの応酬が繰り広げられる。灰野は比較的抑えめのプレイで、場面場面でプレイヤーを指差して演奏の指示をする。灰野の指揮のお陰で即興演奏が一本調子にならず、起伏に富んだ展開を見せた。Guroはディストーションベースの重低音を轟かせるだけでなく、動物の雄叫びを思わせるヴォイスパフォーマンスで演奏を別世界へワープさせる。Håvardのギターはメタリックなノイズで電気のこぎりのように亀裂を入れる。藤掛のヘヴィドラムはMoEのハードコアサウンドにピッタリだが、所々に顔を出す即興ドラムの異能感が既成音楽の限界を突き破る。灰野のギターはクリアなサウンドと地鳴りのような轟音を使い分け、演奏の舵取り役として務めを果たす。



特筆すべきはメテ・ラスムセンのアルトサックス。轟音のバンドサウンドに負けまいと全身から気迫を漲らせて発するフラジオは、マイクを通さなくても会場にいる全員の耳の中で破裂する。一昨年の来日時に観た仏教寺院での思索的なソロ演奏とは打って変わって鬼のような激情を解放するプレイもまた彼女の内観の表出なのである。世代的には厳粛な実験音楽よりもフラストレーションを発散するロックやノイズの方が身近なのかもしれない。



今回MoEを観れたのはこの一回だけだったので、他の公演と比較できないが、この夜のライヴは間違いなく前衛ロックと即興音楽とハードコアパンクの次元を超えた進化形であった。日本好きのMoEとメテが再び来訪する日を楽しみにしたい。

北欧は
パンクと即興
近い距離



MoE + Mette Rasmussen /‎ Tolerancia Picante
Conrad Sound ‎– CnRd330

2018年9月26,27日スタジオレコーディングされた共演アルバム。ライヴでの爆音演奏とはひと味違った楽曲重視の音造りが、MoE特有の変拍子ハードコアメタルを意外なほど聴きやすいサウンドに仕上げている。メテのサックスがバンド演奏と交配し、火に油を注ぐが如くサウンドスペクタクルを攪乱する。今風のオルタナ感とは次元の異なる地に足の着いた前衛精神が北欧の風土に染み付いた自由主義の伝統を証明している。80年代以降のチェンバーロックの香りもあり、プログレッシヴ・ロックの現在進行形と捉えることも出来る。いまや真の音楽革命はジャンル偏重主義者の思惑を遥かに超えたところで産まれていることは確かであろう。

MoE/Mette Rasmussen "Tolerancia Picante"
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【プレイリスト公開】4/17水 #DOMMUNE「"不失者の日"4時間SP!不失者「在り続けること」出演:不失者(灰野敬二、ナスノミツル、Ryosuke Kiyasu)

2019年04月18日 02時33分22秒 | 灰野敬二さんのこと


2019/04/17 (水) 19:00~23:00 DOMMUNE
20190503 1800 WWW「不失者の日」開催記念4時間プログラム
不失者「在り続けること
出演:不失者(灰野敬二、ナスノミツル、Ryosuke Kiyasu)

OREN AMBARCHI PLAYLIST
1. 悲愴 /『悲愴』1994年 PSF Records PSFD-50
2. UNTITLED (Disc1 Track 1) /『不失者』1991年 PSF Records PSFD-15〜16
3. すきにやればいい /『不失者』1989年 PSF Records PSF-3〜4
4. UNTITLED (Track 7) /『The Caution Appears』1995年 Les Disques Du Soleil Et De L'Acier CDSA 54039
5. あっち /『不失者』1989年 PSF Records PSF-3〜4
6. こっち、おまえ /『Tokyo Flashback / PSF Psychedelic Sampler』 1991年  PSF Records PSFD-12

HENRY ROLLINS PLAYLIST
1. もう少しこのまま / 『もう少しこのまま』1998年 J-Factory – TKCF-77020
2. If I Had Been Showered In Gold Blood, Wouldn't My Prayer Have Been Answered? /『Gold Blood』1998年 Charnel Music CHCD-30
3. UNTITLED (Track 8) /『The Caution Appears』1995年 Les Disques Du Soleil Et De L'Acier CDSA 54039
4. Pathetique /『Withdrawe, This Sable Disclosure Ere Devot'd』1998年 Les Disques Victo – VICTO CD 060
5. ほんの少し前に /『来たる時』1997年 J-Factory – TKCF-77015
6. とどめ  やり方 /『光となづけよう』2012年  Heartfast – HFCD-013
7. これぐらい このまま それぐらい そのまま /『Origin's Hesitation』2001年 P.S.F. Records – PSFD-8010
8. 完結されもしない死 /『完結されもしない死 』1997年 J-Factory – TKCF-77014
9. まぶしい いたずらな祈り /『まぶしいいたずらな祈り』2012年 Heartfast – HFCD-014

FUSHITSUSHA NOW (現行メンバー ライヴ音源)
1. アイリッシュハープ〜神はいる / 2017年10月5日 高円寺HIGH
2. 悲愴 / 2017年12月30日 高円寺ShowBoat
3. ここになってしまう / 2018年5月3日 高円寺ShowBoat
4. 捧げる / 2017年10月5日 高円寺HIGH
5. すべてのために生きつづける / 2017年12月30日 高円寺ShowBoat
6. 少しずつ曲がっている哲学 その先には湿地がある / 2017年10月5日 高円寺HIGH 
7. POLYGONOLA / 2018年12月30日 高円寺ShowBoat 
8. なしくずし / 2018年12月30日 高円寺ShowBoat 
9. ここ / 2018年12月30日 高円寺ShowBoat

在り続ける
義務よりも
礼儀



5月3日(金・祝) 東京 渋谷WWW
不失者の日

17:00 / 18:00
ADV./DOOR ¥4,500 / ¥5,000(税込 / 全自由 / ドリンク代別)
※30歳以下当日¥500キャッシュバック。要顔写真付き身分証明証。

LINE UP
不失者

TICKET
◆先行予約:1/12(土)10:00〜1/20(日)23:59
https://eplus.jp/fushitsusha-www/
◆一般発売:1/26(土)
e+ / ローソンチケット[L:71559] / チケットぴあ [P:140-396]

INFORMATION
info@yoasa.jp
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【大盛況!感謝】【∵23∵盤魔殿 】 盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.23 2019/4/12(金) 幡ヶ谷FORESTLIMIT

2019年04月16日 01時26分18秒 | 素晴らしき変態音楽

 

【∵23∵盤魔殿

盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.23

Étoile d'argent Vingt trois

19:00 Open/Start

Charge 1,500 1drink

 

去る412日(金)に幡ヶ谷FORESTLIMITで開催された盤魔殿スペシャル【∵23∵盤魔殿 】は、DJバーでなく初のライヴハウスでの開催で、動員含め運営進行面でも不安があったが、蓋を開ければ盤魔殿史上最大の50人近い観客が集まり、大きな混乱も無く、大盛況のうちに終了した。スペシャルゲストのFloating Brothersをはじめライヴ出演者はそれぞれ唯一無二の異端パフォーマンスを展開し、レギュラーDJ陣は、これまで培った選盤の妙をここぞとばかリ競い合った。VJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫がTouch Designerを駆使してクリエイトするフォトマティックショー(映像)が異教感を拡大する。
2周年を迎える次回以降の盤魔殿の新展開が期待される。

 

●DJ BattleDJ Vaby a.k.a.大場弘規 × DJ BEKATAROU a.k.a.伊藤元


 

盤魔殿レギュラーDJの中でもフレッシュな二人のバトルは、「23エニグマ」というオカルトなテーマに接近したダークでインダストリアルでアンビエントなナンバーの連続。フォレストリミットの暗黒面を開拓する畸形な音像に八方の壁から音の悪夢が忍び寄る気がした。

 

Setlist: DJ Vaby (V), DJ BEKATAROU (B)

1. Winterkälte / Rebound Effect (V)

2. 5IVE XIMES OF DUST / Computer Bank (B)

3. Seda E Marg / Our Empire (V)

4. Iannis Xenakis / Diamorphoses (B)

5. Converter / Conqueror (V)

6. Erkki Kurenniemi/Dimi-1 (B)

7. P·A·L / I.R.K. (V)

8. Zoviet France / Cad Goddeau (B)

9. Hypnoskull / No Chance Left (Rmx) (V)

10. Ralph Lundsten / Bön 6 - Inled Oss Icke I Frestelse (B)

11. Id Molotov / Acid Mouse (V)

12. Giselher Klebe / Interferenzen (B)

13. Sonar / Shotgun Radio (V)

 



 

鬼籍


 

鬼籍は2012年、Nadiffでのイベントで松岡友のプレゼンテーションのバックでのノイズ演奏から始まったというオカルトノイズバンド。それ以来共演者を含め様々なメンバーが参加し7年間活動して来た彼らの解散ライヴ。裸体の松岡の詔と舞いにトライバルな即興ノイズ、お札を観客の額に張るパフォーマンス。盤魔殿スペシャルに相応しい呪術空間が出現した。

 

恵比寿 松岡友 / 弁財天 Yoshitaka S.T. / 寿老人 20m61 / 大黒天 平林幸壽 / 毘沙門天 hacha / 布袋 小松成彰 / 福禄寿 Ryo Yamada

 

七福神 鬼籍


 

 

●DJ Paimon a.k.a. Moppy


 

日本地下音楽とトルコ/中近東音楽の両方に造詣の深いDJ Paimon、この日はJAPUNDEGROUNDの秘技皆伝。日本発信でありながら、Paimonの手にかかると異端亜熱帯のエスノミュージックに聴こえてくるのが盤魔殿エニグマのパワーである。

 

Setlist

1. 岩田侑三 - The Moth Daedalus

2. The Gurdjieff - oratorio

3. Jun Konagaya - Time of Ruin

4. Chen Yi - Stand Up

5. 浅川マキ - 夢なら

5. 4-D - 春嵐

6. Ami Shavit - Yom Kippur, Part Two


 

 

●Floating Brothers


 

東京リチュアル主催、現代魔術研究、翻訳家バンギ・アブドゥルとキングコング・ジャパン/エレファントノイズカシマシの小松成彰による正統派リチュアルドローンユニットのデビューステージ。鮮烈なヴィジュアル映像照明の中、浮遊する音の波が精神を夢遊状態に導いた。

 

Floating Brothers=バンギ・アブドゥル(東京リチュアル)+小松成彰(キングコングジャパン、エレファント・ノイズ・カシマシ)

 

Floating Brothers Live In Tokyo


 

 

●DJ Necronomicon a.k.a.剛田武+ 橋本孝之(.es)


 

かつて盤魔殿で一度コラボしたDJ+アルトサックスデュオ再演。DJ Necronomiconがイギリスで採取したフィールドレコーディング音源が効果的に使われ、拉致されたヴァーチャル世界旅行者の物語を演じているようだ。ノイズドールとTGブッダマシーンをマニュアルで鳴らすDJに対して不動のままでフリーキートーンを吐き出すサックスの鋭い輝きに目がくらんだ。

 

DJ Necronomicon

Disques/音源

-Field Recording London Birmingham March 18-22, 2019

-NECRONOMIDOL / SARNATH

-カールハインツ・シュトックハウゼン / 若人の歌

-THE HATERS / LIMITED EDITION No.07, 13, 14, 15

-人類ついに月に立つ〜アポロ11号からのメッセージ

-Pierre Henry / La Noire A Soixante

-Pierre Henry / Entite

-Ryosuke Kiyasu / Ritual Offering

-Asmus Tietchens / LEUCHTIDIOTEN

-Olivier Messiaen / L'Ascension

 


 

Equipments/機材

-Les Belles Noiseuses

-Gristleism

-StompLab IG

 


 

橋本孝之

Alto Saxophone

 

DJ Necronomicon + 橋本孝之(.es) Live at FORESTLIMIT


 

 

持田


 

ノイズ/インダストリアルミュージック界にこの人有りと呼ばれるDJ Athmodeusこと持田保が自作のポエトリーリーディングを披露。彼の慈愛に満ちた視点がまっすぐに伝わる人間解放宣言で【∵23∵盤魔殿 】のマジカルな夜を締めくくった。

 

持田 保「国鉄少年」LIve at FORESTLIMIT


 

唯一の失態はフリーZINE「盤魔殿アマルガム」の用意が足りず早々にソールドアウトしてしまったこと。

当日受け取れなかった方、その他興味のある方は以下リンク先GigaFileでダウンロードできます。

GIGAFILE


 

紙版が欲しい方は次回盤魔殿にお越しいただくか、Twitter @mirokristel をフォローの上ダイレクトメッセージでご連絡ください。

 

盤魔殿

3年目の浮気

楽しもう

 

【次回開催】

盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.24

Début de l'été d'herbe jeune

 

2019年5月25日(土)

渋谷DJ BAR EdgeEnd

19:00 Open/Start

Charge 1,000 incl.1drink

盤魔殿 Regular DJ All stars

+Secret Guest
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【灰野敬二 THIS WEEK】荻窪Club Doctor/DOMMUNE/BEAMS JAPAN

2019年04月15日 08時56分06秒 | 灰野敬二さんのこと


4月15日(月)東京 荻窪Club Doctor


HAINO/FUJIKAKE/MoE/RASMUSSEN


open 19:00 start 19:30
Adv. 2500 yen / Door 3000 yen

Keiji Haino  灰野敬二
Masataka Fujikake 藤掛正隆
MoE (from Norway)
Mette Rasmussen (from Denmark)

ノルウェーのヘヴィエクスペリメンタルロックバンド「モー」とデンマークの前衛サックス奏者「メテ・ラスムセン」が日本先鋭音楽のベテラン「灰野敬二」と「藤掛正隆」と激突セッション!どんな化学反応が起こるか興味は尽きない。


4月17日(水)東京 西麻布DOMMUNE


「20190503 1800 WWW「不失者の日」記念4時間番組!
不失者「在り続けること」

19:00-23:00
出演:不失者(灰野敬二、ナスノミツル、Ryosuke Kiyasu)
■観覧予約 http://www.dommune.com/reserve/2019/0417/


70年代から現在まで、常に「今」を追求しつづけているアーティスト、灰野敬二。50年近くにわたる活動の中で、彼の美学の核となるバンドが「不失者」である。1978年伝説のライブハウス吉祥寺マイナーのフリーペーパー「アマルガム」に掲載された「不失者デビュー!」宣言文以来、メンバーチェンジを繰り返しながら進化を続け、ハードロックに全く新しい強力で重層的な次元を切り開いてきた。流行り廃りの激しい音楽シーンで40年間失われることなく在り続けてきた彼らの「今」を見せつけるワンマンライブ「不失者の日」が2019年5月3日渋谷WWWにて開催される。それを記念して、灰野敬二、ナスノミツル、Ryosuke Kiyasuの現行メンバーを迎え、謎に満ちた世界を4時間たっぷりと体感するプログラム。ヘンリー・ロリンズ、オーレン・アンバーチといった灰野敬二・不失者フリーク・アーティストの選曲による過去音源と、現行メンバーによる初オンエアの最新ライヴ音源を爆音で体感。さらにDOMMUNEならではのスペシャル企画も予定されている。漆黒の魂の司祭・灰野敬二の思想の中核をなす不失者の未知の深淵にどこまで近づけるか。謎は解明されるのか、それとも新たなエニグマが誕生するのだろうか?前代未聞、240分の輪廻 長すぎるか 短すぎるか 君の心のとろけ方次第さ DOMMUNEの逆説を目撃せよ。


4月20日(土)東京 新宿Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F)


木村和平写真展 『袖幕』 『灯台』
ライブイベント


18:00〜
予約定員制:先着40名様(着席/20名様、立ち見/20名様)
※ご予約はBギャラリーまで (Tel:03-5368-7309)
参加費:1,000円(税込)
ゲスト:灰野敬二(音楽家)

Bギャラリーでは初となる写真家、木村和平の写真展を二部構成で開催します。第一部は、昨年刊行された写真集『袖幕』(aptp)の収録作品から厳選し、未発表作品と併せて展示、販売。第二部では、今春に発表される写真集『灯台』(aptp)の刊行に併せ新作を展示、販売します。

『袖幕』は、彼が実家で偶然見つけた一枚の古い写真が、幼い頃にバレエ教室に通っていた姉とバレエに関する記憶を蘇らせたことをきっかけに、子どもバレエ教室の発表会の舞台袖から様々な光景を撮影した作品です。『灯台』は、彼が好んで聴いているノイズ音楽の鑑賞体験を灯台が放つ光に例えた作品です。

ライブイベントでは木村の要望に応え灰野敬二が出演、希少な楽器ハーディガーディによる演奏を予定。

5月3日
不失者の日まで
あと半月

5月3日(金・祝) 東京 渋谷WWW



不失者の日

17:00 / 18:00
ADV./DOOR\4,500 / \5,000(税込 / 全自由 / ドリンク代別)
※30歳以下当日\500キャッシュバック。要顔写真付き身分証明証。

LINE UP
不失者

TICKET
◆先行予約:1/12(土)10:00〜1/20(日)23:59
https://eplus.jp/fushitsusha-www/
◆一般発売:1/26(土)
e+ / ローソンチケット[L:71559] / チケットぴあ [P:140-396]

INFORMATION
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【地下アイドルへの招待】ワンマンライブのススメ〜爆裂女子/でんぱ組.inc/NECRONOMIDOL/・・・・・・・・・

2019年04月11日 09時21分12秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


【地下アイドルへの招待】第17回: ワンマンライブのススメ
〜爆裂女子/でんぱ組.inc/・・・・・・・・・/NECRONOMIDOL

DJ Necronomicon ネクロノミコン(a.k.a.剛田武)


アイドルに限らずバンドやシンガーソングライターでも多数のグループが出演する対バン形式のイベントが多い。その中で如何に個性を発揮して印象づけ、あわよくば他のグループのファンを奪ってしまおう、という心意気があふれる現場は、否応無しにテンションが上がり、思わぬ化学反応が産まれることも多い。それに比べてワンマンライブはひとつの出演者が思う存分自らの世界を発揮できる、言わば我が侭邦題の現場である。特に個々が独自の設定を持って活動している地下アイドルにとって、ワンマンライブは活動の成果と将来的な活動方針を公表する集大成と言えるだろう。

3月24日 (日) 東京キネマ倶楽部

・・・・・・・・・
第9回ワンマンライブ「Tokyo in Natural Machine」


たとえば顔と名前を隠して活動して来たシューゲイザーアイドル、・・・・・・・・・通称ドッツのラストコンサートとなったワンマンライブは、元グランドキャバレーだった会場の設備を活かして、過去から現在に至る映像と衣装、アート作品の展示の中で3人のメンバーが完成度の高いパフォーマンスを繰り広げるという卒業公演に相応しい盛りだくさんな現場だった。時に難解かつ不可解なコンセプトでファンを戸惑わせて来た運営にも拘らず、最後のライブは生身の少女であるメンバーの気持ちがストレートに伝わる爽やかな幕切れだった。「また会える?」という問いに「きっと会えるよ」と応えた・ちゃんの顔が、45年前に小学校の卒業式で別れを告げて以来会うことの無かったクラスメートの顔にダブって見えた。



4月7日(日)渋谷チェルシーホテル

爆裂女子
日本爆裂計画tour2019 ツアーファイナルワンマンライブ


その一方、今年1月7日にデビュー一周年ワンマンライブを開催した最狂で最強のパンクロックアイドル爆裂女子-Burst Girl-は、クラウドファウンディングで実現した全国ツアー「日本爆裂計画tour2019」のファイナル公演ワンマンライブをシド・ヴィシャス所縁の名前を冠した渋谷の地下ライヴハウスで開催した。満員のファンの前で全国9公演で大きく成長した姿を見せつける文字通り爆裂したパフォーマンスは、多数のアイドルやバンドからの祝福メッセージと「新メンバー・オーディション」「初ミニアルバム・リリース」の二大発表で、メンバーもファンもモッシュやダイブで息を切らして汗だくになりながらも、希望に溢れる幸せな現場になった。





4月10日(水)渋谷 TSUTAYA O-EAST

でんぱ組.inc
我々はどこから来たのか? 我々はでんぱ組.incなのか、我々はどこへ行くのか 〜とりま東名阪〜


今年1月7日の夢眠ねむの卒業で新体制となったでんぱ組.inc初のツアーの東京公演。大阪城ホールや日本武道館といったホールツアーが多かったのでスタンディングのライヴハウスでのワンマンライブはステージと客席の距離が近くて、歌と踊りがダイレクトな熱になって伝わってくる。真っ白セーラーの新衣装は原点回帰の徴だろうか。誰が突出する訳でなく、六つの光が混ざりあって四方八方に乱反射する混沌としたパフォーマンスは、地下アイドル精神が生き続けていることの証である。全国ホールツアー「UHHA! YAAA!! TOUR!!! 2019」とニューシングル「いのちのよろこび」リリースが発表され、まだまだ続くでんぱワールドの道を提示した。



ワンマンで
輝く女子を
観に行こう

次回おススメワンマンライブ
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【タイテ&目次公開】4/12(金) 幡ヶ谷FORESTLIMIT【∵23∵盤魔殿 】盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.23

2019年04月08日 23時50分54秒 | 素晴らしき変態音楽


2019年4月12日(金) 幡ヶ谷FORESTLIMIT
【∵23∵盤魔殿 】
盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.23

Étoile d'argent Vingt trois
19:00 Open/Start  
Charge ¥1,500 + 1drink

DJ:DJ Vaby(大場弘規) / DJ BEKATAROU(伊藤元) / DJ Paimon(moppy) / 持田保(ポエトリーリーディング)/ Qliphoth(宇田川岳夫 フォトマティックショー )
Live:
鬼籍:松岡友 /Magus, Yoshitaka S.T. /Guitar, 20m61 /VJ, 平林 幸壽/Hirabayashi Yukihisa /Percussion, hacha /Prayer, 小松成彰 /Didgiredoo, Ryo Yamada/ ドニパトロ
Floating Brothers (バンギ・アブドゥル+小松成彰)
DJ Necronomicon(剛田武)+橋本孝之(.es)



TIME TABLE
19:00 DJ Battle:DJ Vaby × DJ BEKATAROU
19:30 鬼籍     
20:00 音楽と映像のコラボQliphoth     
20:15 DJ Paimon     
20:40 Floating Brothers (バンギ・アブドゥル+小松成彰)
21:05 DJ Necronomicon+橋本孝之
21:35 持田保(ポエトリーリーディング)
22:00 END


来場者全員プレゼントZINE『盤魔殿アマルガム Vol.17』
目次
・特集:猫と23陰謀論、そしてバンギ・アブドゥル(持田保)
・必殺の名盤紹介:Ralph Lundsten (伊藤元)
・地下アイドル最新ディスク・レビュー(剛田武)
・第死夜【The Nighs Of Terror(邦題「ゾンビ3」)】 イタリア・1980年公開(大場弘規)
・Fraternitas Saturni 土星兄弟団(サトゥルヌス兄弟団)について(宇田川岳夫)
・盤魔殿Vol.22 完全セットリスト


詳細⇒【特報!開催決定】盤魔殿スペシャル【∵23∵盤魔殿】2019.4.12 in 幡ヶ谷フォレストリミット

特別な
盤魔殿には
何かがある

2019.4.12(金) 盤魔殿∵23∵(Disque Daemonium Silverstar Twenty Three)

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【JazzTokyo#252更新】『川島誠 / ホモ・サケル』『アザーワールド・アンサンブル(feat.レント・ロムス) / ノーザン・ファイア』

2019年04月07日 09時38分31秒 | 素晴らしき変態音楽


音楽情報サイト「JazzTokyo〜Jazz and Far Beyond』最新号が更新された。カバーストーリーはフレッド・フリス。剛田武は以下の記事を寄稿した。

●川島誠 / ホモサケル Makoto Kawashima / HOMO SACER

#1603 『Makoto Kawashima / HOMO SACER』

知性と理性と感性のトライアングルが産み出す記憶のアセンション。
川島誠のサックスから発せられる音色には、聴き手の記憶の底のノスタルジアを呼び覚まし、現世の葛藤や欲動を音楽に昇華させる魔法の欠片が溶けこんでいる。ここから始まる音楽人生に偽りはない。
川島誠 公式サイト
Black Editions公式サイト

Makoto Kawashima solo @ Downtown Music Gallery 1-29-17



●アザーワールド・アンサンブル / ノーザン・ファイア Otherworld Ensemble / Northern Fire

#1600 『Otherworld Ensemble / Northern Fire』

レント・ロムスとフィンランドの血の繋がりが産んだ、もうひとつの自由な世界のアンサンブル。
“ウェストコースト即興シーンの顔役”を離れて自らのルーツであるフィンランド音楽とのプライベートな交流を追求するこのプロジェクトは、レギュラー・グループのLife’s Blood EnsembleやLords of Outlandとは別のレント・ロムスの魅力を伝えてくれる。
Edgetone Records公式サイト

Otherworld Ensemble at Malmitalo, Helsinki Finland - performs "Hämy"


ジャズであれ
東京であれ
自由であれ

▼同号には齊藤聡氏によるレント・ロムス新作レビューも掲載されている。併せてお読みいただきたい。
●レント・ロムス・ライフス・ブラッド・アンサブル・ウィズ・ヴィニー・ゴリア / サイド・スリー:ニュー・ワーク Rent Romus’ Life’s Blood Ensemble with Vinny Golia

#1602 『Rent Romus’ Life’s Blood Ensemble with Vinny Golia / side three: New Work』

60-70年代の映画、市民権運動、幻視的な詩、SF、コミックなどからインスパイアされた即興ラージアンサンブル。コントラバスふたりによる擾乱と浮力、その上空を浮遊するようなヴァイブと4管のうねりが、限りなく拡がる夢を描き出している。

Rent Romus' Life's Blood Ensemble 6/24/16 Gold Lion Arts Summer Festival
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【来日インタビュー】NYの先鋭的アヴァンギャルド・ユニット『タリバム!』(マシュー・モッテル+ケヴィン・シェイ)ジャパン・ツアー・スタート

2019年04月04日 23時12分59秒 | 素晴らしき変態音楽


タリバム!インタビュー
TALIBAM! Interview

Interview & translated by 剛田武 Takeshi Goda (2019年3月中旬Eメールにて)

●バイオグラフィー

マシュー・モッテル Matthew Mottel (Mini Moog, Midi Synths, Yamaha CS1x, Roland Juno 1, Roland Lucina, Arp Solus):
1981年ニューヨーク生まれ。1997年以降国際的なアート・コミュニティでアーティスト/パフォーマーとして活動している。公共のスペースをアーティストと一般の人が交感できるようなより創造的かつ共生的な場所に変えることに興味を持っている。
これまで実父でフォトグラファーのサイウス・モッテル Syeus Mottel、振付師のキャロル・アーミテージ Karole Armitage、フルクサス・アーティストの刀根康尚、楽器発明家クーパー=ムーアCooper-Moore、映像アーティストのピーター・コフィンPeter Coffinなどと共演。2010年にNYイシュー・プロジェクト・ルームIssue Project Roomでレジデンシー公演、2011年にLMCC Swing Space Recipient、MoMa , Museum of Contemporary Art Chicago , Victoria & Albert Museum London , The Kitchen NYC, All Tomorrow's Parties Festivalなどの有名な会場やフェスに出演して来た。さらにユニークな演奏とコラボレーションの機会を求めて実践を広げている。

ケヴィン・シェイ Kevin Shea (drums, electronics)
ドラマーのケヴィン・“Sir Gigs-A-Lot(ライヴ狂)”・シェイは真のオリジナルである。同世代で彼ほど独自かつ有名なドラマーはいない。彼の高度に考え抜かれたドラム演奏は、卓越したテクニック、意識的な生々しさ、強迫観念に根差している。これまで200作以上のアルバムに参加し、45以上の国で演奏し、アヴァンギャルド、コンテンポラリー・ミュージック、その他のジャンルの数えきれないほど多くのグループやプロジェクトに参加し、容赦のない多作家かつ分裂症的存在であり続けている。

1. 二人の出会いについて教えてください。

マシュー(以下M):ケヴィンのことを初めて知ったのは、1999年か2000年のインディ・マガジン『Tuba Frenzy』に載ったイアン・ウィリアムス Ian Williamsのインタビューでした。当時Storm and Stress とDon Caballeroという二つのバンドをやっていたイアンは、ケヴィンのことを「自分が一緒に演奏した中で最高の即興ドラマー」と語っていて、それ以来気になる存在になりました。そのころ僕はニューヨーク中の腕のいいドラマーと数多く即興演奏していて、2003年4月Free103.9 Radio Station Loftにサックス奏者のラス・モシェRas Mosheのバンドで出演した時のドラマーがケヴィンだったんです。とても興奮しました。もちろん演奏も最高でしたが。もっと重要なことは、お互いにすごく気が合って、お互いにリスペクトを払いながら冗談を言い合える関係になれたことです。16年経った今でも、リスペクトと笑いが絶えません。とてもいい関係なのです!

ケヴィン(以下K):初めて会ったときは、バンド合戦の音楽戦士のように激しくやり合いました。2003年のニューヨークは、9.11同時多発テロの余波が残る混乱の年でした。まるで腹をすかせたバッファローの群れのようにフル・エナジーの演奏でした。僕たちの振動の余震があまりに深かったので四次元まで到達する気分がしました。それ以来そこに留まっています。そんな僕らの世界にようこそいらっしゃいませ。

2. 2003年にタリバム!を結成する前の活動を教えてください。

M:十代後半にソニック・ユースとジョン・ゾーンを入り口にアヴァンギャルド・ミュージックを発見しました。1996年4月初めてソニック・ユースを観た時のオープニング・アクトは有名なフリージャズバンドのTEST!でした。僕は15歳でした。ライヴが始まる直前に、友達とやっていたパンク・バンドから首にされたことを知って動揺していたので、その時はTEST!の魔法のエナジーに気が付きませんでした。3か月後の7月4日にセントラル・パークでオノ・ヨーコとショーン・レノンのIMAバンドを観ました。ジョン・ゾーンのマサダがオープニングに出演して、パンクとノイズのパワーを感じると同時に、ジャズ的なサウンドに新鮮な驚きを感じたのです。エキサイティングでした。そのあとニッティング・ファクトリーを知って、翌年の夏にブッキング担当として働き始めました。

同じころ、友人と即興グループを始めて、ドラマーのクリス・コルサーノと知り合いました。僕は17歳、彼は24歳でした。彼はボルビトマグースBorbetomagusを教えてくれて、僕のバンドEYE-DOORに少しの間参加してくれました。さらにTEST!のドラマーのトム・ブルーノTom Brunoを紹介してくました。シンセサインザー奏者を探していたトムは、一緒に演奏しようと誘ってくれたのです。トムとのコラボレーションは最高でした。彼は僕より45歳も年上なのに、僕に敬意を払ってくれたのです。二人でノー・ネック・ブルース・バンドのロフトでの週末のジャム・セッションに参加してたくさんのことを学びました。この少し後にCooper-Moore, Daniel Carter, Sean Meehan, Tim Barnes, Michael Evans, Ryan Sawyer, Matt Heyner, David Gouldなどアヴァンギャルド・ミュージック・シーンの優れたミュージシャンと出会い、一緒に演奏するようになったのです。
だからケヴィンに会ったとき、僕は新しいことを始める準備が出来ていたのです。

K:僕は80年代末からバンドでプレイしてきたので、たくさんのプロジェクトがあります。最も有名なのは、バトルズ Battlesのイアン・ウィリアムスがギターを弾くStorm & Stress (1994-2000)です。Touch and Go Recordsから2枚のアルバムをリリース、一枚はスティーヴ・アルビニ(『Storm & Stress 』1997年)、2枚目はジム・オルーク(『Under Thunder and Florescent Lights』2000年)のプロデュースです。S&Sの基になったのは、1993年に始まったサックス奏者Micah Gaughとのコラボレーションです。Micahのアルバム『The Blue Fairy Mermaid Princess』に1997年に共演したときの録音が収録されています。MicahとS&Sでの活動を皮切りに、2003年までにたくさんのアーティストと共演してきました。Vernon Reid, Marc Ribot, Arto Lindsay, Marvin Sewell, Melvin Gibbs, Daniel Carter, Ravish Momin, Michael Pestel, Graham Haynes, DJ Olive, Jim Black, William Hooker, Bern Nix, Josh Roseman, Tyondai Braxton, Mary Halvorson, Pamelia Stickney, Kyp Malone, Jon Seden, Peter Evans, Beans and Hprizm/High Priest from Antipop Consortiumといったアーティストの他に、ボストンのシューゲイザーバンドSwirliesとのコラボレーションもあります。2000年代初めには、有名なJoan Of ArcのBobby Burg率いるLove Of Everythingにドラムで参加し、『friENDs』と『Piano. Bedroom. Florida.』の2枚のアルバムを作りました。

3. タリバム!を結成した動機は?

M:タリバム!はコンサートの成功とか動員とかを気にしないで、常に演奏を続ける現在進行形のバンド・スピリットを持っています。練習スタジオではなく。実生活で音楽を進化させることに興味がありますた。「リハーサルをするのは素人」を合言葉に、NYで週に5回、ときには一日に2回ギグをやったものです。この強度と集中力によって、ケヴィンと僕が一つのユニットであることを印象付け、新しい共演者が参加した時に、3人の人間の共演ではなく、相手がタリバム!に参加した時、自分らしく自由にプレイすることを可能にしました。

K:音楽的なつながり、痙攣治療、時代の混乱、自発的で生々しい音楽のコードを絶望的な地球人に伝える使命、身振りと音への強烈な自信、先入観のある審美的切望から自分自身を開放するためのコンテクスト的規範に付随する自己疑問、ジョン・ケージのシアター・ピースへの称賛とエイリアンの存在の超自然的な計算。

4. バンド名はアフガニスタン問題に関する新聞記事からとられたそうですが、なぜこの名前に決めたのですか?ほかのバンド名候補はありましたか?

M:流行語とかカッコいいだけで、政治や文化的な意味を持たないバンド名は嫌でした。僕らの音楽は歴史上の危機の時代から生まれたので、アメリカ政府や軍隊が決めたアフガニスタンやイラク侵攻を支持しない、という明確な宣言を表明したかったのです。

K:バンド名はタリバム!一択でした。タリバム!という言葉は、汚れない意味を持つ新たな言語の創造であり、慣用的なキーワードと直感的なヒントを再構成する意味があります。政治的な含みのない無難なバンド名にして体制に迎合するのではなく、ソクラテス式問答法から直接導き出された神秘的な世界観を通して平和を検証するのです。外交こそ僕らの科学をドライヴさせる血管なのです…僕らが「平和」と呼ぶ黄金の虹の妄想に浸りきった世界に向けて。

5. 今の音楽シーンで共感を覚えるバンドやミュージシャンは?

M:リスクを恐れず独自の音楽言語を生み出すアーティストが好きです。若手のサックス奏者では、ロサンゼルス/メキシコ出身のマーティン・エスカランテMartin Escalanteがお気に入りです。彼は4月に日本へ行きます。他の誰にも真似できないサウンドを持っています。デュオでレコーディングし短いツアーもしました。マーティンは他人をコピーすることはありません。また、アンドレア・パーキンス Andrea Parkinsの成長にも注目しています。20年前に初めて会ったとき、彼女はジム・ブラックとエレリー・エクスタインのバンドでアコーディオンを弾いていました。そのバンドも素晴らしかったのですが、今では彼女はアコーディオンを辞めて、テーブルにオブジェを並べて、コンピューターでコントロールして音楽を作っています。彼女自身が発明した音響発生システムは驚異的です。20年かけて進化・変化してきたのでしょう。僕自身も自分の音楽の世界で同じように進化することにトライしています。

K:まず最初に、昨年リリースしたタリバム!15周年ボックス・セットで共演させてもらった数多くのミュージシャンに深い親近感を持っています。Audrey Chen, Phil Minton, Tamio Shiraishi, David Watson, Alan Wilkinson, Joe McPhee, Sandy Ewen, Luke Stewart, Ron Stabinsky, Jeremy Wilms, Colin L., Sam Kulik, Steve Dalachinsky, Tim Dahl and Tom Blancarteといった素晴らしいミュージシャンたちです。
自分たちのヒーローとコラボレート出来たことは素晴らしいし、近い将来もっと多くの憧れのミュージシャンと共演する幸運に巡り合えそうです。今年はすでにAndrea Parkins, Ingrid Laubrock, Stephen Gauci, Adam Lane, Jeong Lim Yang and Akio Mokunoと共演しました。今年後半には、Silke Eberhard, Nikolaus Neuser, Rachel Therrien, Dodó Kis, Welf Dorr, and Ayako Kandaといった国際的な音楽家とのコラボレーションが予定されていて、今からエキサイトしています。4月7日に京都でノー・ネック・ブルース・バンドのヴォーカリストのMicoと共演するのも楽しみです。

6. コラボレーションの幅広さは驚異的ですね。共演者はどのように選ぶのですか?最も大切なことは何でしょうか?

M:オープンな人であれば誰でもコラボしたいです。タリバム!はギリシャ古典音楽合唱団やハイチ・スティールドラム・バンドとでも素晴らしい音楽が作れると思います。大切なことはひとつ、共演者が僕らの真似をしないで気持ちよく演奏してくれることだけです。音楽への適応とは、どちらか片方があまりに強すぎるのではなく、すべてのスタイルがひとつなって新たな方法を作りだす許容力です。
今回のツアーの物販CDを聴いてもらえれば、日本の音楽ファンに僕らのコラボレーションを理解してもらえるでしょう。例えばボックスセット『15th Anniversary Box Set- Presenting 15 New albums for 2018』には僕らが尊敬するユニークなミュージシャンが多数参加しています。

https://talibam.bandcamp.com/album/15th-anniversary-box-set-presenting-15-new-albums-for-2018

夢見ている日本でのコラボは、灰野敬二さんとドアーズのカヴァー・バンドを結成して「LAウーマン」を2時間連続で演奏することです!もちろんレコーディングしたいです。灰野さんはドアーズが大好きだと言っていますし、ドアーズは僕のフェイバリットでもあるのです。ニューヨークで友人のColin Langenus(日本ツアーの経験があるノイズ・パンク・バンドUSAISAMONSTERのメンバー)とビリー・ジョエルのカヴァー・バンドをやっています。灰野さんとドアーズのカヴァー・バンドをやれたら世界一ワイルドなバンドになるでしょう。

K:地球上にはとても多くの素晴らしいミュージシャンがいるので、常に発見をしています。時には知り合ってすぐにいい関係になれることがあります。時にはいい関係になれないままのこともあります。時には関係を築くのに数年かかる場合もあります。時には一目惚れもあります。僕らが魅了される主な要素は、優しさ、共通性、友情、そして生のインスピレーションです。この地球規模の流れの全体のプロセスは極めて同時発生的になることがあります…。時々運命的な出会いもあるので、運命の導きに感謝しています。日本でも新たなコラボレーションの種を蒔けるよう祈っています。

7. 最近ではフローリアン・ヴァルターなどヨーロッパのミュージシャンとコラボしたそうですが、いかがでしたか。

M:ヨーロッパをツアーしてみて最高だったのは、アメリカに来る有名なミュージシャン以外の才能の持ち主にたくさん会えたことです。有名なミュージシャンは忙しすぎて僕らと共演する時間を取れません。だから現地を訪れて、多数のオープンな心のミュージシャンと出会い、共演を通して新たな体験が出来たことが幸せでした。フローリアンは素晴らしいミュージシャンで、ヤン・クラレ Jan Klareがオーガナイズする大編成のグループDORFのメンバーです。

K: フローリアンを含む27人のミュージシャンからなるビッグ・バンドThe Dorfのゲストに招かれたのは2018年10月ドイツのUmlandフェスティバルでした。そんなに多くの素晴らしいミュージシャンたちと一緒に演奏できたことは光栄でした。マエストロ、ヤン・クラレの痛快な指揮の下で。

M::僕らがタリバム!のままで参加することで、オープンで自由に演奏できたのがうまくいった理由です。また、昨年のドイツ・メールス・フェスティバルでAC/DCのカヴァー・バンドをお披露目しました。Chad Taylor / Bobby Hall / Tchseser Holmes / Christian Lillinger / Giuseppe Mautone / Valentin Duit / Spazzfrica Ehd / Achim Zepezauerという8人のドラマーをフィーチャーして「Big Impakt」という曲を演奏しました。彼らは僕らのやり方を信頼してくれて、自由なプレイで魔法のようなサウンドを生み出してくれました。



8. これまで日本で演奏したことはありますか?

M:はい、日本は2016年~2018年の間に3回訪れました。シティ・カレッジで履修する芸術の博士課程で日本のジャズ史の調査をしたのです。日本ではあらゆる公共の場所のBGMでジャズがかかっていますが、なぜなのか興味を持ったのです。喫茶店、ショッピング・モール、セブン・イレブン、どこへ行ってもポップ・ミュージックよりもジャズがかかっています。なぜでしょうか?僕の考えでは、日本でジャズがとてもリスペクトされているからだと思います。その証拠に横浜のCHIGUSAのようなお店では、バーのマスターのレコード・コレクションを高級オーディオ再生して、お客さんは静かに鑑賞しています。こういうリスペクトがあるから、日常生活の場所でジャズが聴かれているのです。でも日本人はそれをあまり意識していません。慣れているからです。来日したアメリカ人にとっては驚きです。どこへ行ってもジャズが流れているような環境は、アメリカではありえません。アメリカのセブン・イレブンではコマーシャルな音楽しかかりません。

K:初めて日本で演奏したのは、2004年渋谷O-nestで自分のソロ・バンドSexy Thoughtsでバトルズのオープニング・アクトを務めた時です。2005年にCoptic Lightで来日し、2006年に東京のレコード・レーベルDotlinecircleからCoptic LightのCDをリリースして、東京、神戸、大阪、名古屋をツアーしました。同じ2006年にSexy Thoughtsで再来日したのを最後に、13年間日本へは行っていません。タリバム!で来日したいと熱望していました。夢がかなってうれしいです。皆さんに感謝しています。

9. 日本ツアーの共演ミュージシャンをどうやってアレンジしましたか?

K:マットのほうが最近日本へ行っているので、すべてマットに任せました。

M:ラッキーなことに来日するたびにSuperDeluxeで面白い形で出演させてもらいました。最初は2016年DADAフェスティバルで西原尚さん(ニューヨークで知り合ってコラボしていました)と共演。2回目はコーネリアスとBaffalo DaughterのYumikoとのトリオ! 三回目はタバタミツルさんと和田慎二さんと共演しました。今回はAlien Owl Caféというトリオになり、4月3日UFO CLUBでCDリリース・パーティを行います。
そのように日本のミュージシャンと知り合いになったので、公式な招待を待つのではなく、自分でギグをブッキングできたのです。僕らはパンクなので、ライヴが決まっていなかったけどまず航空券を購入しました。そのあと日本へ行くことをみんなに伝えたところ、徐々にライヴが決まっていったのです。

10. 好きな日本の音楽家、芸術家、映画、文学、その他カルチャーは?

M:僕が最も尊敬する日本の音楽家は、普通の社会に順応していない大胆不敵な人たちです。ラッキーなことに、ニューヨークは国際的な場所で、日本のミュージシャンがたくさんNYに住んでいます。NYは多様性に富んだ街なのであらゆる種類の人がいます。若いころにイクエモリ、加藤英樹(Ground Zeroのベース)と出会いました。そして重要だったのはBING a.k.a. TOSHIO KAJIWARA(前衛音楽家、DJ)と恩田晃(サウンドアーティスト)との出会いでした。二人とも僕の音楽とアートをサポートしてくれて、必要に応じてライヴの機会をくれたり推薦してくれたりしました。また、キュレーターのAnn Adachi や Miki Kanedaが2013年MoMAで開催されたJapan 1955-1970 exhibitionにタリバム!を招待してくれて、刀根康尚(前衛芸術家)と共演できたのは光栄でした。刀根さんを最初に観たのは2002年NYヴィジョン・フェスティバルでのロスコー・ミッチェルとの共演でしたが、聴いたことのない最高の音楽でした!思い出したのは、同じように大胆不敵な方法で、ジム・ジャームッシュの『Mystery Train』で、エルヴィスとメンフィス・カルチャーに夢中な日本人キャラクターでした。1980年初頭のアメリカで日本人が南部に住むのは勇気のいることでした。

K:現在僕が気に入っている日本のミュージシャンは、出会って共演する機会を得た人たちです。個人的な思い出があるからです。NYには多くの偉大な日本人ミュージシャンが住んだり訪れたりします。2013年にタリバム!とSam Kulikで伝説的な刀根康尚さんとNYのMoMAでの“Tokyo: Experiments in Music and Performance”のプログラムの一つとして共演しました。刀根さんのFluxus時代の古典Music For Painting, Anagram for Strings,に加え。即興演奏をしました。その共演に続き刀根さんとレコーディング・セッションを行い、2015年Karl Recordsから『Double Automatism』としてレコード・リリースされました。素晴らしい!2013年にはまた、ドバイ近くで開催されたSharjah Art Biennialに招聘されて、Yoshimi P-Weと吉田達也を含む10人の世界中のドラマーと演奏しました。長年愛聴してきた二人の素晴らしいドラマーと一緒に即興演奏するのは刺激的な体験でした。

もっと最近では、タリバム!としてDavid Watsonとサックス奏者の白石民夫とコラボレーションしました。民夫さんはNYの前衛音楽界で伝説的なサックス奏者です。彼のサウンドと奏法は完全に独自で、極端に集中力があります。最近民夫さんとデヴィッドとのアルバムが完成しました。日本ツアーに持っていきます。2,3年前にコラボした西原尚さんと今回のツアーで再会できればいいのですが。彼は革新的なマシン・インスタレーション作品を作って、錯乱したパフォーマンス才能の幻影を想起させます。感動的です。

また最近、タリバム!& Jeong Lim Yangでモクノ・アキオ(vo&electronics)と共演する機会がありました。アキオは陽気な不協和音を使う音楽家で、そのサウンドは人間の魂から有害なエゴを一掃するパワーを持っています。近いうちに再度共演し、年内にレコーディングしたいと思っています。
阿部薫のサックスと、高柳昌行のギターの生々しさを愛しています。小杉武久のエレクトロニクス、タージ・マハル旅行団、YMO。冨田勲のクラシカルなシンセサイザー、高橋悠二、高橋アキのモートン・フェルドマンのピアノと弦楽四重奏(多分これまで1000時間は聴いたと思います)、灰野敬二はもちろん。吉村弘の瞑想的な可愛らしさ。まだまだあるし、学ぶこともたくさんあります。

今回のツアーの後NYに戻ったら神田 綾子と共演するのを楽しみにしています。将来は、大友良英、巻上公一、などなどと共演したいです。未来に何が起こるか誰にもわからないでしょう。数か月前に僕のエクスペリメンタル・ジャズバンドPuttin’ On The Ritzがあがた森魚と対バンしました。うれしい驚きでした。

11. 日本のファンにメッセージを。

M:タリバム!は特別な精神を持っていて、新しいオーディエンスの前で演奏し、日本の文化や日本音楽の伝統から学ぶことを光栄に思っています。僕ららしいライヴをするので、自分らしい気持ちで観に来てください。

K:日本が恋しかったです。会うのを楽しみにしています。

Talibam! Big Impakt - live @ moers festival 2018 - ARTE Concert


コラボれば
タリバム効果
自由人



Talibam! On Tour in Japan – April 2019!
https://www.facebook.com/events/637695883333266

4月3日(水)東京・東高円寺UFO CLUB
開場 19:00 開演 19:30
前売 ¥2500(ドリンク別) 当日 ¥3000(ドリンク別)
【ALIEN OWL CAFE presents #1】
吉兼聡[gt/ZAZEN BOYS]×亀川千代[ba/ex.ゆらゆら帝国]×山本達久[dr]トリオ
PHEW
ALIEN OWL CAFE feat. 石井モタコ : Matt Mottel(key/Talibam!) + 和田晋侍(dr/DMBQ) + 田畑満(gt/ex.AMT) + 石井モタコ(vo/オシリペンペンズ)
*Matt Mottelのみの出演
https://www.facebook.com/events/308443406690132

4月5日(金)東京・幡ヶ谷 forestlimit
開場 19:30 開演 20:30
¥1500+1ドリンク
TALIBAM!
パーティーキラーズ!: 原田 仁 (ROVO) + suppa micro pamchopp + 原口 承悟 (Gaiamamoo)
https://www.facebook.com/events/596491504106038/

4月6日(土)宮城・仙台Gallery TURNAROUND
開場 17:30 開演 18:00
入場料 ¥1800
Talibam!
Koji Shibuya’s Eternal Calamity
菊地良博
https://www.facebook.com/events/301955150468349/

4月7日(日)京都 SOCRATES
開場 18:00 開演 18:30
¥1500+1ドリンク
Talibam! + KみかるMico from No Neck Blues Band
どくおんき
Spazma
Kim woohae
氧化銀

4月10日(水)大阪・難波ベアーズ
開場 19:00 開演 19:30
前売 ¥2000 当日 ¥2500
和田晋侍[DMBQ,kyozin yueni dekai]/Talibam!
guest: GAIAMAMOO

4月11日(木)東京・飯田橋 Ftarri
開場 19:30 開演 20:00
入場料 ¥2000
・Talibam!
・網守将平 + 畠中実
・梅沢英樹+ 上村洋一

4月12日(金)千葉・市川 本八幡cooljojo
開場 19:30 開演 20:00
予約/当日ともに¥2500
Talibam! with 今西紅雪 (箏)
https://www.facebook.com/events/536416706761899/

4月13日(土)東京・江東区mumei
開演 19.00
Osmotic Imagination: photography by Syeus Mottel, live performance by Talibam!
https://fuyumimurata.com/mumei-event_gmc

4月14日(日)東京・落合 Soup
開場 18:00
前売 ¥1500 +1ドリンク 当日 ¥2000 +1ドリンク
『下落合の魔法学校』
act:
TAlibam!
Fuelphonic
AKBK
Natsumi Geeker
T.美川 & Joe Talia
The Fists of Danny Pike
DJ: Evil Penguin、dj Vinyl (CDR)
https://www.facebook.com/events/2335672749995985/

4月15日(月)東京・立川 AA Company
Daytime
Talibam!:Matthew Mottel (Fender Rhodes, synthesizer) Kevin Shea (ds)
川島誠(as)

4月16日(火)東京・千住 東京藝術大学千住キャンパス
19:00 – 21:00
Talibam! Musicology lecture: ‘The Process and the Purpose’
https://www.geidai.ac.jp/access/senju
コメント (2)

【年度末地下ジャズ動画】タイショーン・ソーリー/クリス・ピッツィオコス/ルーク・スチュワート/Ryosuke Kiyasu

2019年04月04日 08時46分22秒 | 素晴らしき変態音楽


ショッピングセンターや商店街が決算バーゲンで賑わう年度末、道路工事が増えているように感じるのは筆者だけではないだろう。予算を使い果たさないと次年度の予算が削られるから慌てて必要の無い工事を無理矢理入れているというのは都市伝説に過ぎず、発注の段階で3月末に計画される工事が多いだけ、というのが事実らしい。

決算バーゲンや道路工事は兎も角、音楽表現と年度末はまったく関連性はない。にも拘らず3月末に総決算的な音楽体験を求めがちなのは、生活サイクルが音楽中心に回っている重度の音楽ジャンキーの性(サガ)かもしれない。しかしながら3月31日(日)自宅に籠り某音楽情報サイトの原稿を執筆していた筆者は、年度末の音楽体験をすることが出来なかった。一抹の淋しさを覚えてネットをググると、ニューヨークとアムステルダムで素晴らしい地下ジャズのライヴ演奏が繰り広げられていたことを知った。世間では4月1日に新元号の発表を控えて世の中が浮ついていたが、地下ジャズの矜持はそんな流行に左右されることは無い。

●タイショーン・ソーリー+クリス・ピッツィオコス
NY即興シーンの注目株ドラムのタイショーン・ソーリーとサックスのクリス・ピッツィオコスがブルックリンでタイマンデュオライヴを開催。切れ味を増したNYハードコアジャズの真髄。
Chris Pitsiokos - alto saxophone
Tyshawn Sorey - drums

Tyshawn Sorey & Chris Pitsiokos - at De Construkt, Brooklyn - Mar 31 2019


●ルーク・スチュワート
同じ会場でワシントンDCのべース奏者ルーク・スチュワートのソロ演奏。フィードバックのドローンが涅槃の境地。

Luke Stewart - Works for Upright Bass and Amplifier - at De Construkt, Brooklyn - Mar 31 2019


●Ryosuke Kiyasu+アンドリウス・デレヴィ+ゲディミナス・ステパナヴィシウス
グラインドコアバンドのSETE STAR SEPT(セテスターセプト)や、フリージャズバンドのKIYASU ORCHESTRA(キヤスオーケストラ)、灰野敬二の不失者等で活動するドラマー、Ryosuke Kiyasuはスネアひとつもってヨーロッパツアー中。年度末はアムステルダムで若手即興演奏家とトリオで共演。世界的にも珍しいスネアソロで知られるKiyasuのプレーがホーン2本と対峙する異能プレイが聴きもの。

Ryosuke Kiyasu (snare drum)
Andrius Derevi (saxphone)
Gediminas Stepanavicius (sousaphone)

Ryosuke Kiyasu (drum) + Andrius Derevi (sax) + Gediminas Stepanavicius (sousaphone) in Amsterdam



元号は
どうでもいいから
地下音楽

Oliver Lake Africa

2019/03/31 に公開
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