A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【イベント情報】11/23開催。楽しい異端DJイベント『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol.30』Jour de travail infernal 勤労地獄の日

2019年11月09日 09時19分10秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol.30
Jour de travail infernal 勤労地獄の日


2019/11/23 sat/holiday
渋谷DJ Bar EdgeEnd

18:00 Open/Start
1000yen incl. 1drink

Avant-garde, Noise, Industrial, Ambient, Neofolk, Ethnic, Ritual, Underground Idol… Everything Weirdness About Music!

Regular DJs :
DJ Athmodeus a.k.a. 持田保
DJ Vaby a.k.a. 大場弘規
DJ BEKATAROU a.k.a. 伊藤元
DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
DJ Bothis a.k.a. 山田遼
DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫

Special Guests:
DJ Ipetam a.k.a. Rie Fukuda
DJ 堀口謙

異端音楽マニア揃いのレギュラーDJ陣に加え、フィメール・パフォーマーRie Fukuda、現代ノイズ進化論・堀口謙がゲストDJとして出演!ますます進化する盤魔殿フィヴァーが晩秋の渋谷を暗黒に染める!
来場者全員にマニアックな音楽ZINE『盤魔殿アマルガム』を無料進呈

【異端DJの聴かせどころ】
●DJ Ipetam a.k.a. Rie Fukuda
前回から引き続き、サイケのジャンル外からの解釈を探して行く方向です。様々なムードで行きます。




●DJ 堀口謙
A.N.T. 、SNH、Sporadic 、そしてdommune現代ノイズ進化論など、多岐に渡る活躍で知られる堀口謙が盤魔殿初参加!享楽のアンビエントサマーから極寒音響ノイズまでを横断するDJプレイは必聴!!!




●DJ Athmodeus a.k.a. 持田保
今月のお題:異教サイケデリック・ロード第14章 愛別離苦






●DJ Vaby a.k.a. 大場弘規
今回は邦楽7inch特集で特にジャンルに拘らず、しかし盤魔殿に相応しいテイストで攻めてみようと企んでます。古き良き80年代ジャップインディーからメジャーものまでのドキドキマテリアルをチョイスしてあなたのハートにお届けします!




●DJ BEKATAROU a.k.a. 伊藤元
電子音楽を中心に
光の沼へ導きます…




●DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
【地下深き隣は何を聴く人ぞ】近年国内外で盛り上がる7・80年代日本のアンダーグラウンド・ミュージックの再発音源を中心に、地下音楽のディープな世界をお届けします。




●DJ Bothis a.k.a. 山田遼
esplendor geometricoやLaibach中心に機械的なボディービートを特集します。




●DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫
11月23 日の聴かせどころはダークリチュアル



働こう
地下音楽を
聴くために

「ワルシャワ労働者の歌」
コメント

【私的フリージャズ史】纐纈雅代Group/今井和雄Quartet/佐藤允彦Group/インスタント・コンポーザーズ・オーケストラ@新宿PIT INN 2019.11.3 sun を観て考えたこと

2019年11月06日 02時04分09秒 | 素晴らしき変態音楽


あれから50年~ ニュージャズホールを知ってるか?

11月3日 開場19:00 開演19:30~22:30
前売¥4,000+税 当日¥4,500+税(共に1ドリンク付)

【MEMBERS】
〇纐纈雅代グループ
纐纈雅代(As)レオナ(タップダンス)中山晃子(アライブペインティング)
〇今井和雄カルテット
今井和雄(G)藤堂勉(藤川義明:reed)井野信義(B)山崎比呂志(Ds)
〇佐藤允彦グループ
佐藤允彦(P)立花秀輝(As)広瀬淳二(Ts)松本ちはや(Per)
〇インスタント・コンポーザーズ・オーケストラ(佐藤允彦)
纐纈雅代、立花秀輝、広瀬淳二、近藤直司、蜂谷真紀、井野信義、松本ちはや、中村達也…and more

New Jazz Hall(NJH)は、副島輝人の呼びかけに富樫雅彦、高柳昌行、佐藤允彦、吉沢元治、沖至、高木元輝、豊住芳三郎などが参集、1969年11月20日にオープンしました。その目的は新しい音楽を模索し表現する場を確保することで、当時のpit inn 2階の楽器倉庫を借り受けたものでした。そこは『実験の場』であり、ナウミュージックアンサンブル、阿部薫など新人の『揺籃の場』であり、詩やアングラ映画など他分野との『交流の場』でもありました。 あれから今年11月で50年。そこで11月2日、3日、新宿pit innに12人のリーダーのもと40数名のミュージシャンが集まり、フリージャズ、即興の現在と今後を見据えたライブを展開します。 (Pit Inn公式サイトコメント)



2002年に副島輝人著『日本フリージャズ史』と出会うまでの1977年から25年間、筆者がどのように日本のフリージャズと出会いどのように受容しどのように消化して来たのか追想してみた。

1977年中3でパンクロックに開眼した筆者は、78年春高校に進学するとブラスバンド部に入部してバリトンサックスを吹きはじめる。特にブラバンが好きだった訳ではなくサクソフォンを演奏したかっただけである。何故サックスを選んだのか今となっては覚えていないが、FMラジオで番組を持っていたサックス奏者・渡辺貞夫に憧れたことも一因だろう。もちろん同時にロックやパンクが大好きで、家でギターの主にカッコ良くジャンプする練習を欠かさなかった。79年になると海外の音楽シーンでニューウェイヴが主流になり、従来のロックのスタイルから逸脱するポストパンクバンドが雑誌やラジオで紹介されるようになる。その中にザ・ポップ・グループやレジデンツといった前衛的なサウンドを持つグループがいた。どちらも即興音楽ではなかったが、曲の節々に出てくる調性やリズムを無視した、平たく言えばメチャクチャなギターやサックスやオルガンが刺激的でワクワクした。最も好きだったのはレジデンツの『The Third Reich 'N' Roll』のA面「Swastikas On Parade」の9分40秒から出てくる機関銃のようなサックスソロで、今でもこれを超えるサックスは聴いたことがない。

Swastikas On Parade


80年高3の頃、音楽雑誌で知った前衛ロックのカリスマ、キャプテン・ビーフハートの『Trout Mask Replica』を中古盤で見つけた。脱臼しそうなキチガイアンサンブルとデタラメバスクラリネットとソプラノサックスに狂喜。次にいよいよビーフハートの親分格サン・ラの『Live At Montreux』を購入。豪快なオルガンとデタラメサックスソロが最高で、マーシャル・アレンとジョン・ギルモアがヒーローになった。そこからアルバート・アイラーのESP盤『Spirits Rejoice』を聴き解脱。82年大学入学と共にアルトサックスを手に入れ、心置きなくデタラメサックスを吹けるようになった。これ以降のあれこれは拙著『地下音楽への招待』に詳しいので参照されたい。

Sun Ra Montreux 1976 (II): Take The A Train

LOFT BOOKS地下音楽への招待公式サイト

前置きが長過ぎた。さて日本のフリージャズを聴きはじめたのが何時頃なのか?たぶん高校時に山下洋輔のことは知っていた筈だ。『寿限無』のライヴ録音をラジオでエアチェックして良く聴いていた。円周率を音符に置き換えて演奏するなんてすげえ!と思った。坂田明がハナモゲラ語でテレビに出ていたが、サックス奏者だと知ったのは82年に大学に入ってからだろうか。バイトをしていたライヴハウス吉祥寺GATTYに置いてあった灰野敬二『わたしだけ?』やオムニバスライヴ盤『愛欲人民劇場』と一緒に阿部薫・吉沢元治『北<NORD>』を借りて帰って聴いた。灰野の<漆黒>も凄かったが、阿部薫の<極北>も恐ろしいほど魅惑的だった。方や黒、方や銀、どちらも最小限の楽器編成で魂の奥まで届く<歌>を絞り出す。今聴いても真っ黒な壁に赤い電球が灯るGATTYのトイレのカビ臭く湿った空気の重さが皮膚に触れるのを感じる。灰野が吉祥寺マイナーを中心に活動していたのは知っていたが、阿部薫がどこで演奏していたかなんてことは考えもしなかった。

Kaoru Abe - Motoharu Yoshizawa - Duo 75 Nord (Full Album)


GATTYと同時に荻窪グッドマンというライヴハウスで月一で開催されていた「即興道場」という誰でも楽器持参で即興セッションに参加できるイベントに通いはじめた。グッドマンの店長・鎌田雄一はフリージャズのソプラノサックス奏者だった。少しあとにたまたま大学生協の中古レコードセールで購入したNew Jazz SyndicateのLPに鎌田の名前を見つけて昂奮した。解説書にNJSは法政大学の学生会館で活動していると書いてあった。パンクやニューウェイヴや地下音楽のライヴで有名な法政学館はフリージャズの「場」でもあったのだ。「即興道場」にはゲストとして年配のサックス奏者・井上敬三が参加してこともあった。荻窪グッドマンも即興音楽の「場」であったことは間違いない。

Keizo Inoue - In Moers '81 - Side A


その他にはラジオや雑誌で話題になっていた生活向上委員会(レコードはギャグっぽくっていまいち)と梅津和時(RCサクセションでテレビに出ていた)、ピナコテカからLP『PIYO PIO』をリリースしたサックス奏者・芳賀隆夫(阿部薫の弟子とのこと)、ICPオーケストラの来日公演を企画したトランぺッターの近藤等則、近藤とともに法政学館でペーター・ブロッツマンと共演したドラマー豊住芳三郎、80年代に知っていた日本のフリー系ミュージシャンはそれくらいだろうか。間章はアルバート・アイラー、パティ・ウォーターズ、ブリジット・フォンテーヌや、やはり生協のセールで見つけたEvolution Ensemble Unity(高木元輝・近藤等則・吉田盛雄)『Concerte Voices』などの小難しい長文の解説で知っていた。

Takao Haga and Osamu Tamaguchi -- Tidal Wave (Complete Album)


90年代に高柳昌行やタージマハル旅行団などをロック/ノイズ文脈で知るようになるが、日本のフリージャズの豊潤な世界に触れることは『日本フリージャズ史』がなければ一生有り得なかったかもしれない。日本のフリージャズに50年以上もの歴史があること、富樫雅彦、佐藤允彦といったジャズのベテランがフリージャズの闘士だったこと、80年代以降も進化・深化していたこと、など新たな知識に心が拓かれる感動を覚えた。70年代後半に『ZOO』でパンクに、80年代に『Fool's Mate』『Marquee Moon』でユーロロックに、90年代『G-Modern』で地下音楽に感じたのと同じ自己革新体験であった。その流れで言うと10年代は紙媒体ではなく、ライヴ会場で地下アイドルに啓示を受けたことになる。

Masahiko Sato - Palladium (Full Album)


日本のフリージャズの震源地のひとつにニュージャズ・ホールがある。その解説は冒頭の公式コメントを参照されたい。50年前にその「場」の創出に関わった演奏家と聴衆、後追いで歴史を引き継ぐ演奏家と聴衆、大きく分けてふたつに大別される参加者により演じられた50年の歴史の重みは、完全な孫世代の纐纈雅代グループの溌剌とした音と動作と映像の戯れ、ほぼ現役世代の今井和雄カルテットの血肉化された禁欲と修練と求道、多世代混合の佐藤允彦グループの生真面目な悪巫山戯、即席部隊インスタント・コンポーザーズ・オーケストラを操るオリジネーターの悦楽が、目に見えない魔法の金粉を降り注いだ。激しい躍動感に満ちた演奏に於いても多少身体を揺らす程度で多くはじっと頭を垂れて聴き入っている観客の姿に、自らの牙城を守らんとする異端音楽戦士の心意気を感じた。

五十年
過ぎて変わらぬ
至上主義

▼一方で生きる歓びに身を任せて踊り狂うスタイルの「場」が30年続いたことも奇跡ではない。
渋さ知らズオーケストラ(20190916渋大祭)

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【JazzTokyo#259更新】『V.A. / VANITY BOX』/川島誠インタビュー/ピーター・コロヴォス来日公演

2019年11月04日 02時12分10秒 | 素晴らしき変態音楽


音楽情報サイト『JazzTokyo - Jazz and Far Beyond』最新号が公開された。カヴァー特集は『渋さ知らズ』。剛田武は下記のディスクレビューとインタビューを寄稿した。

●V.A. / VANITY BOX

#1649 『V.A. / VANITY BOX』

カタログ再構築(re-model)の有るべきスタイル
録音・制作自体は40年前だが、2019年の現在初めて明らかにされるニューシング(nu thing)として提示されている。それこそ作品番号に付された「remodel」の所以である。表現行為の記録の再構築により、煤のように堆積した記憶を払い除き、本質的な音楽そのものを新しい耳で体験すること、それがカタログへ向き合い方であろう。

R.N.A. Organism - R.N.A.O Meets P.O.P.O (Japan, 1980) (Minimal, Synth-pop, Experimental)


#1637 『Be-2 / Minimum Unit Of Human Existence 人類生存可能最小単位』
【レーベル特集】ヴァニティ・レコードは自惚れ地下音楽家の避難住宅だったのだろうか?


●川島誠 Makoto Kawashima インタビュー

Interview #197 川島誠 Makoto Kawashima〜アメリカ・ツアーで得たもの

初めて自分の音に触れたっていうか。日本では分からなかった感覚を感じられたということがこの旅の最大の収穫でしたね。
今年4月、PSFレコードの2015年のアルバム『HOMO SACER』がアメリカのレーベルBlack Editionsからアナログ・リイシューされたアルトサックス奏者、川島誠のアメリカ・ツアーが9月にニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスの3都市で行われた。2度目のアメリカで彼は何を感じたのか、さらに今後の演奏活動の展望について川島に話を聞いた。

Makoto Kawashima / Madokarano Kagayaki

#181 川島誠 インタビュー:みんなの「心」が集まって生まれる即興演奏

ロサンゼルス
ギターとサックス
コラボレーション

【予約受付中】川島誠出演!注目のライヴ
ピーター・コロヴォス Peter Kolovos 来日公演 2019


ピーター・コロヴォス Peter Kolovos (guitar) + 川島誠 (alto sax) + 内田静男 (b) + 山㟁直人 (perc) + 橋本孝之(salto sax, harmonica)

2019年11月7日(木)
東京 千駄木 Bar Isshee

open 19:30 / start 20:00
料金: 投げ銭制(別途チャージ500円+ドリンクオーダー)
http://www.bloc.jp/barisshee/

PSFのアナログリイシューを手がけるアメリカのレーベルBlack Editionsの主宰者であると共に、90年代から即興ギタリストとして活躍するピーター・コロヴォス Peter Kolovosの一夜限りの来日公演が決定。日本の個性派演奏家とのコラボレーションにより、新たなアヴァンギャルド・ミュージックが生まれるだろう。

He rapidly opens and closes the volume window on a dizzying series of extended guitar techniques, creating the inescapable impression of Derek Bailey covering The Residents’ Duck Stab.
拡張されたギターテクニックを駆使したヴォリューム操作の素晴らしさは、まるでDerek BaileyがThe Residentsの『Duck Stab』をカヴァーしているような印象を与える。ーーThe Wire誌

予約方法:
予約受付メールアドレス: barisshee@keh.biglobe.ne.jp タイトルを「11/7予約」とし、
上記アドレスに氏名(フルネーム)と人数(最大2名)をお知らせください。整理番号を返信いたします。
予約は11月6日24時で締め切ります。
それ以前に定員に達した場合はその時点で予約終了となります。
メールにてご予約、整理番号順の入場となります。
携帯からメールされる方は、PCからのメールを受け取れるようにしておいてください。
なお事前連絡無しの無断のキャンセルの場合、
今後の予約ができなくなる可能性もありますので、
充分ご承知おきください。
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【Disc Review】リセットエイジの到来〜クリス・ピッツィオコス『ファンシー・ニューヨーク・アーティスト』Chris Pitsiokos/ Fancy New York Artist

2019年11月03日 01時26分10秒 | 素晴らしき変態音楽


Chris Pitsiokos/ Fancy New York Artist
Download only : bandcamp
https://chrispitsiokos.bandcamp.com/album/fancy-new-york-artist

Chris Pitsiokos - alto saxophone, electronics (synthesizer and sampler), voice
Richard Lenz - amplified violin on tracks 2, 3, and 6

1. Modern Romance 02:11
2. McAvant Garde 04:08
3. Two Album Reviews in Translation 02:53
4. Hot Stamps 01:25
5. I Fell in Love with the Monad 02:39
6. 99cent Dreams 04:41

Recorded, mixed, composed by Chris Pitsiokos
2019年9月5日リリース

理論と技術をリセットすべき時代の到来を告げる未完結作。

1990年生まれのサックス奏者クリス・ピッツィオコスのソロ・アルバムがBandacmpでダウンロード限定でリリースされた。ソロとしては2015年4月の『Oblivion​/​Ecstasy』、2017年5月の『Valentine's Day』に続く3作目。これまではサックスのみだったが、今回はアルトサックスに加えエレクトロニクス(シンセとサンプラー)とヴォイスも使った多重録音で、3曲にヴァイオリンのリチャード・レンツがゲスト参加。全6曲20分の満たないミニアルバムだが、これまでこの若きサックスインプロヴァイザーがリリースして来た作品の中で最も左翼的なもしくはアナーキーな作品と言って問題なかろう。

悶えながら捻転するサックスのフリークトーンに極力ノイズ成分多めで絡みつくエレクトロニクス、暴虐なヴォイス、さらに2,3,6で被さる電気ヴァイオリンのヒステリックな悲鳴、周波数と音の位相がズレた音響のレイヤーの軋みから産まれるカオスが、聴き手の認知脳をコーティングする常識の膜をヤスリのように研磨する。一聴して、混沌こそ我が命と豪語して憚らないオルタナティヴカルチャーの残滓が漂っていた2011年にピッツィオコスがコロンビア大学の悪友と結成したノイズロックバンド、ボブ・クルーソーの悪夢のパフォーマンス(褒め言葉)を思い出す、実際リチャード・レンツはボブ・クルーソーのメンバーだった。だから本作はピッツィオコスのソロの体裁を借りたボブ・クルーソーの復活作と捉えることも出来る。

テクニックは演奏の妨げになるとして楽器を次々持ち替え、とにかく大音量で演奏することを自らに課した初期ボブ・クルーソーのスタイルは、徐々に楽器が固定化することで別のフェイズに変化して行ったが、その過程でNY前衛音楽界きってのドラマー兼レーベルオーナーのウィーゼル・ウォルターに出会ったことが切っ掛けで、2012年にピッツィオコスはブルックリン即興シーンに参入することになる。その7年後に当時の盟友と再びタッグを組んだ本作は、即興音楽の先を目指して磨きあげた高度な理論と技術を一旦初期化し動作性のクオリティを回復させる再起動(reset/reboot)作品と言えるのではなかろうか。しかもそれが単なるデモテープや試作品ではなく、高いプレイヤビリティーに支えられた完成型であると同時に未だ完結することのない現在進行形の即興の記録として我々の前に提示されたことは、「即興死すとも前衛は死なず」(またはその逆)精神が2020年代も有効であることの証明として、干渉され鑑賞するための手引きへと導くものに違いない。

もちろん、こんなイキった解釈は『高級でオシャレなニューヨークの芸術家』というタイトルに籠められたピッツィオコス特有のウィットの前には風前の灯火の如く無力化されてしまうかもしれないが。

Subway Practice - Chris Pitsiokos/Katharina Huber


リセットし
リスタートして
リブートす

現在クリス・ピッツィオコスはオルガン作品と弦楽作品を制作進行中。「フリーインプロヴィゼーション来るべきも」への期待が高まる。



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【癒しの100円ボックスセット】アルス・ブリタニカ3枚組/グレゴリオ聖歌3枚組/ポール・モーリア13枚組

2019年10月29日 08時41分58秒 | こんな音楽も聴くんです


最近都内中古レコード店での筆者のお目当ては格安セール品、特に100円レコードコーナーになっている。十数年前のようにレア盤セールに早朝からから並び開店と同時に我先にとダッシュして他のコレクターと競争しながらお目当ての魔盤を勝ち取るなんて気力も体力もない。またサイケ/ノイズ/前衛ロック/フリーインプロヴィゼーション/地下音楽といった得意ジャンルに関してはそこそこのレア盤を手に入れてしまい、もはや内容はともかくレア度が高いことしか取り柄のない無名の堕盤しか残っていない気がするのと、それらのジャンルなら初見の盤でも聴く前にある程度内容が想像できてしまう気がして、食指が動かない不感症シンドロームに陥ってしまった。そんな時100円コーナーで出会った日本のフォークソングのレコードを聴いて、これまでにない新鮮な感動に震えた経緯については「100フォークスのススメ」として連載している過去記事に綴ってある。
【100フォークスのススメ】第3回:心の実存を自問するフォーク界のコールドウェイヴ〜佐々木好『心のうちがわかればいいのに』『にんじん』

その出会いは余りにヒットし過ぎたり余りにベタな内容だったりして「聴かず嫌い」してきた魔盤との和解であると共に、知らなかったが故のビギナーズラックでもある。新品の時の値段の20分の1以下の<100円>という価格設定は、持ってけ泥棒!と言う勇ましいものではなく、処刑(廃棄)される前に一度だけ生き残る(買われる)チャンスを与えられた死刑囚(塩化ビニール)の諦めしかない死んだ魚のような目の焦点の定まらない視線が漂白する賽の河原か無名戦士の墓に他ならない。オレは恰も墓掘り人夫のフリをして墓穴を掘り起こし、わらわら湧き出るウジ虫を追い払いながら、ぶっ生きる返す望みに賭けた秘宝を物色する好色なネクロフィリア(死体愛好家)に違いない。何と出会えるか分からないスリルと昂奮は、中1の頃ラジオのチャンネルを回しながらどんな音楽が聴けるか楽しみで胸をドキドキさせていた音楽童貞時代を思い出させる。

そんな堕盤魔盤墓荒らし活動の中で出会った癒しのボックスセットを晒しものにすることにしよう。

●プロ・カンティオーネ・アンティカ『アルス・ブリタニカ』
3LP:キング・レコード K25C-42/4(TELEFUNKEN原盤)定価¥7500 / 2019.10.24 Disk Union 吉祥寺クラシック館にて税込¥100
 

アルス・ブリタニカとは中世イギリスの古楽のこと。LP3枚それぞれ15世紀の「オールド・ホール写本」、16世紀の「マドリガル」、17世紀の「リュート歌曲」が収録されている。カウンター・テノール中心の男声合唱で奏でられるポリフォニーのメロディは、静謐且つ美麗でパンクロックアイドルの激しいライヴで疲れた筆者の心と身体を労ってくれる。これまではピアノや室内楽やミニマルミュージックに癒しを求めて来たが、人間の生声に勝るヒーリングはない。折り重なるヴォイスのバックで慎ましく演奏されるオルガン、リュート、ヴィオラ・ダ・ガンバが野に咲く百合の花のように愛おしい。


●サン・ピエール・ド・ソレーム修道院聖歌隊『グレゴリオ聖歌』
3LP:キング・レコード SLC1541〜3(LONDON原盤)定価¥6,000 /2019.10.26 HMV record shop Shibuyaにて税込¥110


帯付きエンボス加工/ゴールド印刷の美麗ボックスに52ページ解説ブックレット付き。HMV record shop渋谷の100円コーナーでこの箱を見つけたときはまさに天使が舞い降りたかと思った。20年くらい前にブームになったグレゴリオ聖歌は基本的に男声合唱のユニゾンである。ハーモニーがないので単調な分、声の厚みと自然な反響が大きな魅力となる。教会の聖堂でキリスト教の典礼と同じスタイルで録音されるので、神への祈りしかない敬虔な歌声に畏れに似た気持ちが沸き上がる。しかし筆者は宗教観に呑込まれることなく、ひとつの音響として聴き流すことにした。それにより紀元10世紀から歌い継がれて来た単線率から余計な信仰心を蒸発させ、残った反響の本質足る音律だけが聴覚を潤すエンバイロンメンタルムジークに生まれ変わる。


●ポール・モーリア『華麗なるラブ・サウンド・ベスト156』
13LP:Reader's Digest 46PR-1〜13 定価不明 / 2018.9.27 HMV record shop新宿ALTAにて税込¥108


タイトル通りムード音楽/イージーリスニングの第一人者ポール・モーリア率いるグランド・オーケストラの名演を156曲収録した13枚組ボックスセット。発売元のリーダーズダイジェストとは今で言えばディアゴスティーニのように特別編成の商品を企画し、会員向け通販で頒布していた会社である。購入者は特に音楽マニアではなく、百科事典と同じように「文化的家庭の常備品」という感覚だったのだろう。買っただけで安心して殆ど針を下ろしていない新品同様の美盤。各レコードは「ハッピー・ハート」「愛の調べ」「オン・スクリーン」「ワールド・トップ・ヒッツ」等楽曲のテーマ別にコンパイルされている。しかしながらどこから聴いても金太郎飴ならぬポール・モーリア。ゴージャスかつロマンティックなラブ・サウンドをお茶の間で味わえるプチ贅沢に浸ることが出来る。シンセサイザーや電子楽器が主流になる以前の生のストリングスやポール・モーリアの特徴であるチェンバロの生音が素晴らしい。ときどき不思議な音やアレンジが施されており、もしかしたらフランスのザッパはアルベール・マルクールではなくポール・モーリアだったのでは?と信じかけている。ジャッケット写真のモーリア氏の紳士の笑顔も素敵すぎる。ポール・モーリア写真集があったら購入したい。

LP盤
19枚で
318円

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【そして三人が残った】プログレトリオ最強伝説:キスエク/ELP/クリムゾン/ラッシュ/フォルムラ3/是巨人/スラップ・ハッピー/EFL/マサカー/アート・ベアーズ

2019年10月27日 02時42分52秒 | 素晴らしき変態音楽


TRASH-UP!! RECORDS PRESENTS『たのしい生活』
10月26日(土)渋谷CYCLONE
11:00open 11:30start 入場料無料(+D代のみ)
出演:SAKA-SAMA  ゲスト : XOXO EXTREME



筆者の推しメンのめるたんこと楠芽瑠が卒業して3人組になったキスエクことXOXO EXTREMEのライヴを初めて観た。40分のロングセットだったのに遅刻してしまい最後の3曲しか聴けなかったが、一色萌、小嶋りん、研修生の浅水るりの3人体制のパフォーマンスは、驚くほどタイトに纏まっており、渋谷サイクロンのロック仕様のPAの迫力ある音響と相俟って、以前よりも「歌と音楽」を強く体感することが出来た。ディズニー好きで可愛いアイドルを体現していためるたんが抜けたことで、キスエクのプレグレ曲の魅力がより強く発揮される結果になったのだろう。とはいえアイドルとしての魅力が減った訳ではなく、可愛さを売りにするキラキラ系とは異なる<The Dark Side of the IDOL>の魅力が溢れている。それは筆者の主現場の爆裂女子やネクロ魔にも通じる<音楽で武装した女子の輝き>である。

なお、いつのまにかふたり組になっていたLo-FiドリームポップアイドルSAKA-SAMAも太陽のように眩しく輝いていたことを付け加えておこう。

●キスエク XOXO EXTREME


推しメンの抜けたキスエクの終演後物販に参加しようかどうか迷ったが、ライヴの感動を直接伝えたくて、バイオリンも弾くりんりんこと小嶋りんとの初ツーチェキに臨んだ。3人のパフォーマンスに感動したこと、今まで以上に楽曲の魅力が伝わったことなどを話している最中に、突然オレの頭に浮かんだのは『プログレトリオ最強伝説』という妄想だった。「例えばELPとかトリオじゃん」と言うと「ELPも3人なんですか?」と聞くので「エマーソン、レイク、パーマーの3人の頭文字を取ってELPだよ」と教えるプログレおじさんになってしまった。短い接触時間ではとても伝え切れないので、彼女のためにこうしてブログに認(したた)めておくことにした。

The Last Seven Minutes (MAGMA COVER)/ XOXO EXTREME 2019.7.25 渋谷WWW



●ジェネシス Genesis


1975年のピーター・ガブリエル(vo)の脱退に続き77年にスティーヴ・ハケット(g)が脱退し、フィル・コリンズ(vo.ds)、マイク・ラザフォード(g,b)、トニー・バンクス(key)のトリオ編成になったジェネシスが78年に発表した9作目のスタジオ・アルバムが『そして3人が残った』(原題:...And Then There Were Three...)。英米でそれまでのチャート最高位を記録した。その後ジェネシスはポップ路線を突き進み、どんどんプログレ色を失って行くこととなる。

Genesis - Follow You Follow Me (Official Music Video)



●エマーソン・レイク・アンド・パーマー Emerson, Lake & Palmer


プログレ・トリオの代表格が70年に結成されたキース・エマーソン(key)、グレッグ・レイク(b/vo)、カール・パーマー(ds)からなるELP。彼らの大成功のあと世界中にプログレ・キーボード・トリオが多数生まれ、「○○(国名)のELP」が乱立する状況が生まれた。個人的にギターのいないバンドは好きではないが、キース・エマーソンがシンセにナイフを突き刺すパフォーマンスはサディスティックで嫌いではない。

Emerson, Lake & Palmer - Knife Edge - Live in Switzerland, 1970



●キング・クリムゾン King Crimson 


ロバート・フリップが率いるプログレバンド、キング・クリムゾンはメンバーが次々変わりそれに伴い音楽性も変化することで知られている。かつて音楽誌では「第○期クリムゾン」と名付けることが多かったが、評論家や雑誌によって定義が異なっており、デビューから40年経った今は第何期か語れる者はいるのだろうか。73年の5thアルバム『太陽と戦慄』以来バンドの実質的な核はロバート・フリップ(g)、ジョン・ウェットン(b/vo)、ブル・ブラッフォード(ds)の3人になっていたが、74年の7thアルバム『レッド』でジャケット写真も三人のみにして高らかにトリオ宣言をしている。内容的にもメタリックな「レッド」から叙情的な「堕落天使」、後半フリーインプロヴィゼーションに突入する「スターレス」まで最高で『プログレトリオ最強伝説』を象徴する1枚である。


●ラッシュ Rush


74年にカナダからデビューしたスリーピース・ロックバンド。ギター/ベース/ドラムというロックの基本編成は、ELPのキーボード・トリオに馴染めない捻くれプログレファンの心の拠り所である。演奏はハードロック色が強く悪くないのだが、如何せんハイトーンのヴォーカルが筆者としては好きになれない(イエスのジョン・アンダーソンも同じ)。カナダの誇りとして74年から同じメンバーで活動を続けてきたが2018年にドラマーが引退を発表した。

Rush - Red Barchetta (Live (1980/Canada))



●フォルムラ・トレ Formula 3


イタリア出身のキーボード/ギター/ドラムというギターレス編成のキーボード・トリオ。68年結成だからELPの影響で誕生したバンドではない。初期はサイケデリックバンドだったが70年代半ばシンフォニックロックに転身しイタリアンプログレブームの中心バンドとして成功する。日本では70年代後半のキング・ユーロロック・コレクションの目玉として売り出されプログレファンの基本アイテムになった。

Formula 3 - Nessuno Nessuno (1971)



●エトロン・フー・ルルーブラン Etron Fou Leloublan


73年にフランスで結成されたアヴァンギャルド・ロックバンド。バンド名は「狂った糞、白い狼」の意味。79年まではサックス/ベース/ドラムのトリオ編成で活動。コメディ/シャンソン/パンク/ジャズ/大道芸をブレンドした前衛的作風で、英プログレバンド、ヘンリー・カウが提唱したROCK IN OPPOSITION(反対派ロック/RIO)に参加。当時筆者がRIOで一番好きだったバンドだが、未だにその素晴らしさを言葉で表現すことができない。

Etron Fou Leloublan - Le Fleuve Et Le Manteau



●スラップ・ハッピー Slapp Happy


72年ドイツで結成されたダグマー・クラウゼ、アンソニー・ムーア、ピーター・ブレグヴァドからなるアヴァンギャルド・ポップバンド。プログレと呼んでいいか分からないが、クラウトロックのファウストがバックを務めるなど、普通のポップバンドとは次元の異なる変態性と狂気を持っている。75年にヘンリー・カウと合体自然消滅するが何度か再結成している。日本では戸川純がカヴァーしている。

Slapp Happy - Casablanca Moon



●アート・ベアーズ Art Bears


スラップ・ハッピーと合体したヘンリー・カウは78年に解散。元メンバーのダグマー・クラウゼ(vo)、フレッド・フリス(g)、クリス・カトラー(ds)が結成したプロジェクトがアート・ベアーズ。ダグマーの歌をメインにした即興/現代音楽の要素の強い硬派なサウンドは、同時代のオルタナティヴロック/ポストパンクと共振したが、80年活動停止。

Art Bears - Freedom



●マサカー Massacre


80年にニューヨークに移住したフレッド・フリス(g)がビル・ラズウェル(b)、フレッド・マー(ds)と結成したインストロックトリオ。ノーウェイヴ、フリーミュージック、ハードコア、ファンクが合体したスリリングなギターロックは、プログレよりもフリージャズやポストパンク文脈で高く評価された。まさか37年後に日本の地下アイドル(ドッツ東京)がカヴァーするとはフリスも驚いただろう。同様にキスエクのマグマやアナクドテンのカヴァーも歴史的快挙に違いない。

Massacre - Legs



●是巨人 Korekyojin


95年に結成された日本のプログレッシブ・ロック・パワー・トリオ。現在のメンバーは吉田達也(ds)、鬼怒無月(g)、ナスノミツル(b)。バンド名は、ディス・ヒートの「This=是」とジェントル・ジャイアントの「Giant=巨人」を掛け合わせて付けられた。複雑なポリリズムの楽曲が多いが、テクニックの誇示に陥らずスリルとカッコ良さを追究する姿勢は『プログレトリオ最強伝説』の生きる見本といえるだろう。

Korekyojinn - Swan Dive



果たしてキスエクがこの先トリオ編成のまま活動を続けるのか、新メンバーを加えるのかはかは分からないが、参考のひとつにしていただければ幸いである。

トリオなら
じゃんけんしても
あいこでしょ

▼シューゲイザートリオ最強伝説はどうだろう?
20181216「しづかの海」LIVE映像@原宿ストロボカフェ
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【地下音楽・即位礼正殿の儀】『阿木譲/VANITY BOX・Musik・TAPES』『共三党/COM-MU-NIST』『春日井直樹/NO,DANCE! SWITCH』

2019年10月24日 02時26分21秒 | 素晴らしき変態音楽


2019年10月22日は天皇が即位を宣言する「即位礼正殿の儀」が行われ国民の祝日となった。カレンダーによっては明記されていない場合もあり、本当に休みでいいのかな?という疑問がうっすらと靄のように頭に浮かんだが、冷たい雨の皇居で装束姿の天皇皇后が即位を宣言したと翌朝の新聞で読んだ。アナーキーの『東京イズ・バーニング』で歌われたうめぼし殿下が立派にご成長なされた御姿は国内外に日本の象徴の在り方を知らしめたに違いなかろう。

激レア!アナーキーライブ「東京イズバーニング」


それは素晴らしいことだが、筆者にとってはこの良き日に狙いを定めたかのように届けられた地下音楽の秘宝に胸はドキドキ、心はゾクゾク、異常なほどの多幸感に震えている。質量共にとても二・三日では聴き切れないので、昂奮状態は少なくとも一・二週間は続くに違いない。お楽しみの手始めにお迎えした魔盤たちを簡単に紹介しよう。

●V.A. / VANITY BOX 11CD : kyou records remodel 05


●V.A. / Musik 2CD : kyou records remodel 03


●V.A. / VANITY TAPES 6CD : kyou records remodel 04


2018 年に死去した『Rock Magazine』誌編集長、阿木譲が1978年に立ち上げたヴァニティレコードから1978年から1981年にかけてリリースされた全シングル、アルバム、コンピレーション、カセットテープを集大成したボックスセット3種類。それぞれ500セット、400セット、300セットの限定盤のため予約ですべてソールドアウトしたと思われる。あがた森魚とアーント・サリーという人気アーティストから、シンパシー・ナーヴスやトレランス、BGMといった実験エレクトロアーティスト、さらにヴァニティに送られた無数のカセットテープから選ばれた正体不明の宅録アーティストまで、有名無名のサウンドの寄せ集めは、阿木譲の感性と思想が深く反映された先鋭的なコレクションである。

Tolerance - Anonym

きょうRECORDS公式サイト
【レーベル特集】ヴァニティ・レコードは自惚れ地下音楽家の避難住宅だったのだろうか?


●共三党 / COM-MU-NIST LP : Bitter Lake Recordings ‎– BLR-007


83年に広島にて結成、GUDONやHALF YEARSでも活動のドラマーAkito氏らによるハードコアパンクバンドが、自主レーベル"Communist rebel"から84年にリリースした超貴重な2本のTAPEをまとめたディスコグラフィーLPが初再発。電動マリオネットやJUMAをはじめ、日本カルトウェーブの発掘リリースで知られるNYのBITTER LAKE RECORDINGSより600枚限定リリース。こちらも予約開始と同時にソールドアウト。入手を諦めかけていたが、某サイトで見つけて即座に注文し、即位礼正殿の儀の翌朝に届いた。ドラム・ベース・ギターのトリオ編成で繰り出すシンプルなハードコアサウンドは、ローカルらしい畸形味も加味され、憎み切れないろくでなしの魔力を持つ。LPは完全ソールドアウトだが、BandcampでデジタルアルバムがDL購入できる。

共三党 - Fuck Off / We Are Punx No Die

BITTER LAKE RECORDINGS Bandcamp


●春日井直樹 / NO,DANCE! SWITCH Cassette : Daytrip Records DTR-CA007


名古屋出身の地下音楽家・春日井直樹が1985年に立ち上げた自主レーベルPlant Music Collectionsの第1作目。SWITCH名義でリリースされた宅録ヴォーカル作品集。2曲にヴォーカルとピアノが参加している以外はすべて春日井自身による多重録音。宅録ならではのアイデアを駆使したサウンドの妙が楽しめる。DD.Records時代よりロック/ポップ色を強調したバンドスタイルの演奏は、4年後の1989年にサイケデリックバンドMarginal Loveを結成し、90年代名古屋ロックシーンの中核として活動することになる春日井のロックサイドの原点ともいえる。15ページに亘る解説書には各曲の解説と裏話が綴られ、当時の地下音楽を巡る空気感がヴィヴィドに描かれている。80年代のカセットブックを再現したハンドメイドパッケージも嬉しい。限定35本だが、今ならまだ公式サイトで予約可能。

Switch(Naoki Kasugai)Dance Cafe(1985年)

Daytrip Records公式サイト

地下音楽
汲めども尽きぬ
歴史有り

偶然にもCD/LP/カセットの3形態が揃ったのも目出度い。

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【私のB級サイケ蒐集癖】第24夜:T.I.M.E.(トラスト・イン・メン・エヴリホエア)〜ギミックジャケで時空を超えるアシッドギターとサイケポップ

2019年10月22日 01時25分40秒 | 素晴らしき変態音楽


レコード蒐集の喜びのひとつにギミックジャケットがある。『THE SOFT MACHINE』や『LED ZEPPELIN III』の廻転ジャケや『FAUST』の透明ジャケ、『JETHRO TULL / STAND UP』『QUINTESSENCE』の立体ジャケなど、製造するのが面倒くさそうな創意工夫を凝らしたジャケットは、中身のサウンドも一筋縄では行かないくせ者が多い。B級サイケの世界にどのくらいギミックジャケがあるかは知らないが、筆者が一番好きなのはT.I.M.E.というバンドの1stアルバムである。丸いセルロイドに星座記号が白く描かれ、内ジャケの写真が浮き出る見開きジャケは、開く度に超時空の扉を通り抜けるような気分がする。サウンドの方はツインギターが絶妙に絡み合いながら難解なクロスプレイに終止することなく、つぼを心得たポップなヴォーカルハーモニーが全体を貫く分かり易いアシッドロック。音の感触はシカゴのH.P.ラヴクラフトに似ているが、T.I.M.E.はジャケ通りのコズミック感を強く打ち出し、宇宙空間に漂う酩酊感に満ちている。より自由度を増した2ndアルバムと共に60年代サイケポップの隠れ名盤である。



Bill Richardson: Guitar , Vocals
Larry Byrom: Guitar, Vocals
Nick St. Nicholas: Bass guitar ~68
Steve Rumph: Drums ~68
Richard Tepp: Bass guitar ~69
Pat Couchois: Drums ~69

ビル・リチャードソンは、60年代半ばにサンディエゴ出身のガレージロックバンドThe Hard Timesのギタリストとしてデビュー。ロサンゼルスに活動拠点を移してライヴハウスWhisky A Go Goのハウスバンドとして活動し、ディック・クラークの人気TVショー「Where The Action Is」にたびたび出演。1966年World Pacific Recordsと契約し数枚のシングルをリリース。67年のアルバム『Blew Mind』レコーディング中にラリー・バイロンがベースで参加。アルバム・リリース後、ビル・リチャードソンは脱退。残ったメンバーはNew Phoenixというバンド名でママ・キャス(Mamas and Papas)のプロデュースでシングルをリリースしたがまもなく解散。

●The Hard Times / Blew Mind World Pacific Records ‎– WPS-21867 / 1967

the Hard Times - Fortune Teller


ビル・リチャードソンはThe Hard Timesの盟友ラリー・バイロンと共に、カナダのロックバンドSparrowのベーシスト、ニック・セント・ニコラス、ドラムにスティーヴ・ランフを加えサイケデリックロックバンドT.I.M.E.(Trust In Men Everywhere)を結成した。World Pacific Recordsの親レーベルLibertyと契約、$500,000の制作費を得て68年にシングル『Make It Alright』とデビュー・アルバム『T.I.M.E.』をリリースした。

●T.I.M.E. / T.I.M.E. Liberty ‎– LST-7558 / 1968

T I M E Label It Love


その頃Sparrowが名前を変えたSteppenwolfのメンバーがWhisky A Go GoにT.I.M.E.のライヴを観に来て、セント・ニコラスを引き抜きに来た。セント・ニコラスは復帰するために脱退し、Richard and the Young Lionsのリチャード・テップがベースで加入。ドラムもパット・コーカスにメンバーチェンジ。ジェファーソン・エアプレインを手がけたAl Schmidtのプロデュースで2ndアルバム『スムース・ボール』をリリース。10分超えのロングチューンを含み、前作よりアシッド感とハードロックっぽさが増したサウンドになった。しかし当時のマネージャーが詐欺師で制作費の前払金とバンドの儲けをすべて持ち逃げしてしまったためT.I.M.Eは解散に追い込まれた。

●T.I.M.E. / Smooth Ball Liberty ‎– LST-7605 / 1969

T. I. M. E (Trust In Men Everywhere) - Flowers [US Psych 69]


ラリー・バイロンはSteppenwolfに加入し、70年までセント・ニコラスと共に中心メンバーとして活動。その後セッション・ミュージシャンとして数多くのレコーディングに参加した。パット・コーカスはバイロンと共に71年にプログレ・バンドRatchellに参加し2枚のアルバムをリリースしたあと兄弟バンドCouchoisを結成し79〜80年に2枚のアルバムをリリースした。

●Ratchell ‎/ Ratchell Decca ‎– DL 7-5330 /1972

Ratchell - Warm And Tender Love


どういう訳かT.I.M.E.のUK盤のジャケはUSA盤とは異なるカラフルサイケなアートワークでリリースされた。そう言われてみればUKサイケのポップセンスに通じる部分もあるような気がする。



時間(TIME)とは
どこでも他人を
信じる気持ち








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【公演情報】PSFレコード再発を手がけるギタリスト:ピーター・コロヴォスの一夜限りの来日公演決定!個性派インプロヴァイザー川島誠・内田静男・山㟁直人・橋本孝之とコラボレーション。

2019年10月20日 11時33分38秒 | 素晴らしき変態音楽


Peter Kolovos 来日公演 2019

Peter Kolovos (guitar) + 川島誠 (alto sax) + 内田静男 (b) + 山㟁直人 (perc)+橋本孝之(alto sax, harmonica)

2019年11月7日(木)
東京【千駄木Bar Isshee】 open 19:30 / start 20:00
料金 投げ銭制(別途チャージ500円+ドリンクオーダー)

PSFのアナログリイシューを手がけるアメリカのレーベルBlack Editionsの主宰者であると共に、90年代から即興ギタリストとして活躍するPeter Kolovosの一夜限りの来日公演が決定。日本の個性派演奏家とのコラボレーションにより、新たなアヴァンギャルド・ミュージックが生まれるだろう。

He rapidly opens and closes the volume window on a dizzying series of extended guitar techniques, creating the inescapable impression of Derek Bailey covering The Residents' Duck Stab.

拡張されたギターテクニックを駆使したヴォリューム操作の素晴らしさは、まるでDerek BaileyがThe Residentsの『Duck Stab』をカヴァーしているような印象を与える。ーーThe Wire誌

関連URL⇒Black Editions Group Official Site
関連記事⇒『Black EditionsはP.S.Fレコードの実験精神を生かし続ける』〜生悦住英夫氏一周忌

予約方法
* 予約受付メールアドレス:barisshee@keh.biglobe.ne.jp タイトルを「11/7予約」とし、
上記アドレスに氏名(フルネーム)と人数(最大2名)をお知らせください。整理番号を返信いたします。
予約は11月6日24時で締め切ります。
それ以前に定員に達した場合はその時点で予約終了となります。

メールにてご予約、整理番号順の入場となります。
携帯からメールされる方は、PCからのメールを受け取れるようにしておいてください。

なお事前連絡無しの無断のキャンセルの場合、
今後の予約ができなくなる可能性もありますので、
充分ご承知おきください。
関連URL⇒千駄木Bar Isshee


出演者情報
●ピーター・コロヴォス Peter Kolovos (g)


カリフォルニア州ロサンゼルス出身。フリー・インプロヴァイザーとして、過去20年間に亘りエレキギターで強固に物理的かつ抽象的なサウンド・ヴォキャブラリーを作り上げて来た。90年代から西海岸シーンで即興ノイズバンドOpen Cityなどで活動しつつ2枚のソロ・アルバム『New Bodies』(2009)、『Black Colors』(2013)をリリース。レコード・レーベルBlack Editions、Thin Wrist Recordings、VDSQの設立者としても知られる。

Peter Kolovos @ Spaceland, 01.09.10



●川島誠 Makoto Kawashima (alto sax)


1981年4月10日生まれ。2008年からアルトサックスの即興演奏をはじめ、2015年、P.S.F. Recordsからソロ・アルバム『HOMO SACER』を発表する。自己のレーベルHomosacer Records(ホモ・サケルレコード)主宰。

Makoto Kawashima solo @ Downtown Music Gallery 1-29-17



●内田静男 Shizuo Uchida(b)


80年代より、触媒夜、滲有無にて活動。現在、Hasegawa-Shizuoや、albedo gravitas、Galactic Abyss、UH、TERROR SHIT、Nord、疎水響、 L'Extase Métallique、などのユニット、そしてソロやさまざまなインプロヴァイザートのDUOやTRIO形式などで演奏。Bassを中心にした、インプロヴィゼーションを行う。

Shizuo Uchida bass solo 2017.11.26



●山㟁直人 Naoto Yamagishi(ds, perc)


音楽以前の音楽を探求し、自然や日常からの音や流れから生じる“リズム・響き・間”を大きなうねりにのせ、あらゆる空間を音と共に旅をする。
13才の頃からドラムを始める。ドラムを阿部拓也氏に師事。国内外、ジャンルを問わず様々なアーティスト(ミュージシャン、ダンサー、詩人、写真家、書道家、華道家、画家、メディアアーティストなど)と共演し、現在はソロやグループ、またサポートドラマーとしてヨーロッパや日本で活動中。主なグループやプロジェクトに松樹千年翠(書道家白石雪妃、華道家塚越応駿とのプロジェクト)、En Route (画家上田暁子とのプロジェクト)、La Dent du Chat En Dormir(Laurent Rodz /Franceとのデュオ)、usva (Jone Takamäki/Finland, Lauri Hyvärinen/Finland, とのトリオ)など他にも多数。

Naoto Yamagishi live at Jogja Noise Bombing Fest 2019, Malioboro Pedestrian



●橋本孝之 Takayuki Hashimoto(alto sax, harmonica)


.esとしての活動に加え、ジャンルを縦横無尽に横断する音楽家として独自の存在感を放つ。
ソロアルバムとしては2014年サックスソロ「COLOURFUL」、藤本由紀夫作のオルゴール・ギターソロ「Sound Drops」、2016年ハーモニカソロ「SIGNAL」、2017年2ndサックスソロ「ASIA」と実験的なリリースを短期間で成し遂げ、エクスペリメンタル音楽シーン屈指の存在として国内外のメディアで高評を博する。
2015年kito-mizukumi rouber(キト-ミズクミロウバー)正式参加、2016年に結成37周年を迎えた日本の前衛ロック界の伝説的グループ「グンジョーガクレヨン」新譜にアルトサックスでゲスト参加。2017年より内田静男とのユニット「UH(ユー)」始動。
.es website

TAKAYUKI HASHIMOTO SOLO IMPROVISATION 2019.07.28 live cafe giee (PART3: alto sax)


地下音楽
世界を繋ぐ
PSF

▼Black Editions presents Fushtsusha US Tour 2017
Fushitsusha encore 07/22/17 Los Angeles
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【カッパンク2019】爆裂女子/ライダーズ/経血/ナックルチワワ/アレルギー/めろん畑/NoLA/MEANING/JET BOYS etc.

2019年10月19日 13時04分05秒 | ロッケンロール万歳!


PUNK'S NOT DEAD!!!と拡声器で大声で喧伝する気はないが、還暦を数年後に控えた老境に差し掛かったオレは、四十年以上前に耳にしたパンクロックのドキドキを今再び追体験する喜びを味わっている。それはノスタルジーではなく、心の中に隠れていた十四歳の自分がパンクの形而学的魔法によって意識の上層部へ浮揚するメカニズムであり、古い瘡蓋を破って新たな細胞皮質が再生される新陳代謝システムに他ならない。若返りとは異なり、自分の意識は生後約20400日を過ぎた雄型ホモサピエンスの脳味噌に相応した年輪が刻まれたままである。問題は足腰つまり肉体であるが、約5年前から数知れず身を置いて来たアイドル現場で鍛えて来たお陰で、多少のモッシュ/リフト/ステージダイブ/クラウドサーフ程度ならビクともしない強靭なボディを手に入れている。復刊した雑誌『BURST GENERATION』で特集されている人体改造のように一目で分かるものではないが、地下ドルヲタ活動はヲタクの心と身体を改造しより良い人生をもたらす健全なスポーツなのかもしれない。それを証明するために、10月14日の体育の日に新宿歌舞伎町とゴールデン街付近のライヴハウス数カ所で開催された『カッパンク2019』というイベントに足を運んだ。



今年9月1日に新木場STUDIOCOASTで開催された『PUNK LIVES! 2019』に続くパンクロックフェスティバルに参戦。新宿ロフト、ACB、Nine Spiceの3会場4ステージで3日間開催の都市型フェスである。初日が台風19号のため中止になったが、台風一過の翌々日冷たい雨が降る10月14日体育の日の歌舞伎町界隈はスパイキーヘア+鋲付きライダーズ+タトゥースタイルのパンクスが傘もささずに往来する非日常空間になった。
【PUNK LIVES! 2019】ラフィンノーズ/スタークラブ/ロリータ18号/ライダーズ/ニューロティカ/コックニー・リジェクツetc.

●ナックルチワワ @LOFT BAR


しばくぞ零ちゃん率いるファンシーアニマルパンクバンド。アイドル辞めて身体が鈍ったと言う零ちゃんだが、パンク界のアイドルオーラ全開の爆裂パフォーマンスに朝から汗びっしょり。

【MV】ナックルチワワ「PET CAT」



●NoLA @NINE SPICES


NINE SPICEは比較的若いバンドが出演。2年前小岩Bush Bashで観て以来のノイズコアバンドNoLA、長身のヴォーカルTakeruが客席に乱入する破天荒なパフォーマンスとヘヴィ且つパンキッシュなサウンドでリフレッシュ。

【OFFICIAL MV】NoLA / KNOWHERE feat. HAYATO (MEANING / NO EXCUSE)



●THE JET BOYS @LOFT BAR


オナニーマシーンのギタリストでもあるオノチン率いるガレージパンクバンド。途中までしか観れなかったが、ファンパンク精神全開の開かれたステージはいつ観ても楽しい。

The Jet Boys - live @ KAPPUNK April 2016. LOFT Bar, Shinjuku, Tokyo



●アレルギー @LOFT


80年代日本のポジティヴパンクを代表するバンド。ヴォーカルの宙也の呪術的なパフォーマンスが往時を彷彿させる。ベース中西智子のクールな表情がマゾ心をくすぐる。

アレルギ- / 「蘇生~Anabiosis LIVE DVD」SPOT



●経血 @NINE SPICES


爆裂女子のヲタクの間で評判になっていた茨城出身のバンド経血を初体験。音源を聴くとCOMESやメルトバナナを思わせる金切り声が印象的だが、ダークな曲やプログレ風サウンドもありヴァラエティに富んでいる。voまりの不思議なエロスに目眩がした。

経血 - 2017.11.18『ツトムナイト』水戸90EAST



●ナオミ&チャイナタウンズ @LOFT BAR


バッドボーイズスタイルのロックンロールバンド。楽しく賑やかなステージはストイックを気取るパンクスの心を潤ませる。女性ドラマー、ナオミのカーリーヘアが最高。

ナオミ&チャイナタウンズ/ブギママ



●THE RYDERS @LOFT


スタークラブと並んでオレ的再評価著しい80sパンクの雄。シンプル且つポップなパンクロックは幾つになってもスリルを求める心を掻き立ててくれる。オレがロックを聴く理由がココにある。

THE Ryders '25s /I'VE GOT THE ENERGY



●MEANING @ACB


ACBは若手/ローカル中心で、パンクの概念を拡張するスタイルのバンドが多い。オーディエンスも若めで女子が多い気がする。結成15年となるハードコアバンド、ミーニングは客席を巻き込んで激烈なパフォーマンスを見せる。精巧なツインギターの絡みが素晴らしい。

MEANING -BLACK OR WHITE(OFFICIAL VIDEO)



●めろん畑 a go go @ NINE SPICES


カッパンクには地下アイドルが出演するのが嬉しい。数日後にZepp Divercityでワンマン公演を控えためろん畑のステージはヲタクの期待と相俟って会場全体をめろん色に染めてしまった。ルンちゃん推しではあるが、メンバー全員の輝きに心がときめく。

めろん畑a go go『イカすぜIDOL』MV



●爆裂女子 @NINE SPICES


ナックルチワワと並ぶカッパンクのオレ的目玉。パンクロックアイドルとしてデビューして1年半で本当のパンクフェスに出演できることは確実に未知を切り開いている証拠だろう。前日に誕生日を迎えひとつ大人になった都子ちゃんの狂気を増したパフォーマンスをはじめ、5人全員で突進するステージはパンクよりも自由だった。

爆裂女子-BURST GIRL-/超革命【OFFICIAL MUSIC VIDEO】



●Rebel Priest @LOFT BAR


この日の夜は自分のDJイベント『盤魔殿』があるので最後まで観ることが出来ず残念。帰り際にロッカーに荷物を取りに寄ったロフトバーで観たカナダの3人組Rebel Priest。メタルとサイケとロックロールとパンクが融合されたサウンドは海外ならでは。

REBEL PRIEST - Electric Lady (OFFICIAL VIDEO)


歌舞伎町
パンクの色に
染めてやる

NINE SPICESの最後THE STALIN Yのステージにナックルチワワのメンバーが乱入。生で観れなくて残念。

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