A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

恵比寿映像祭@東京都写真美術館 2009.2.27 (fri)

2009年02月28日 01時31分13秒 | アート!アート!アート!
恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館で第1回恵比寿映像祭 オルタナティヴ・ヴィジョンズ"映像体験の新次元"というエキシビジョンが3月1日(日)まで開催されている。

国内外40人近い写真家・映像作家・ミュージシャンが参加して、展示、上映、ライヴを行ない、多様化する映像表現と映像の受け止め方をあらためて問いなおす、というイベント。展示だけなら入場無料である。

アンディ・ウォーホールの「スクリーン・テスト」という60年代の作品ではルー・リードやニコ、スーザン・ソンタグなどが無愛想な表情で映し出され、ジェネラル・アイディアというカナダのグループは広告やマスコミのパロディをユーモアたっぷりに見せる。宇川直宏は昭和の頃のブラウン管テレビに天皇崩御の番組を流し続ける。カナダ出身のジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラーはありふれた日常風景に潜む不条理を描き出す。その他見所たっぷりの作品展だ。
東京都写真美術館 HP

この日は「Instrumentalize extra 09」というタイトルのライヴが開催され、ヘア・スタイリスティックス、梅田哲也、OPTRUMが出演した。私の目当ては映像祭よりライヴにあった。美術館のB1のホールに機材が設置され、コンサート・ホールになっていた。100人はいただろうか、アート好きっぽい若者たちが多数集まった。

最初はヘア・スタイリスティックス。中原氏がブクブクと泡立つような電子演奏を30数分行なう。音の変化が激しくて聴いていてちっとも飽きない。ヘアスタはCDも良いけれどライヴも良い。何度でも観たくなる中毒性がある。

梅田哲也氏はアートの人で、針金に自作の掃除機のようなオブジェや金網、水を入れた缶などをぶら下げて行く。針金の振動する音が鳴る。弱音系のパフォーマンスで観ていて面白かった。

OPTRUMは今まで何度も観たが、蛍光灯のノイズ・ジェネレイター、Optronとドラムによるノイズ・セッションだ。今回はレーザー光線を使い視覚的にバラエティを見せた。しかしOptronの音が単調なので個人的には余り好きではない。

美術館でライヴを観るのはライヴハウスで観るのと人種が違っていて面白い。

映像の
可能性は
無限大

天気は悪かったが美術館はきれいで気持ちが良かった。





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人騒がせなバンド名~この自転車はパイプ爆弾

2009年02月27日 00時56分59秒 | 素晴らしき変態音楽
CNNニュースより:
米テネシー州のメンフィス国際空港で16日午後、自転車に張られた「この自転車はパイプ爆弾」と書かれたステッカーにパイロットが気付き、ターミナルが閉鎖される騒ぎがあった。

空港当局によると、自転車が見つかったのはCターミナル。通報を受け、搭乗客らが避難し、爆弾処理班がかけつけて自転車を調査したが、爆発物は見つからなかった。

最終的に、ステッカーに書かれた「この自転車はパイプ爆弾(This Bike is a Pipe Bomb)」は、結成12年になるフロリダ州ペンサコーラを拠点とするパンク・バンド名だと判明した。

自転車の持ち主は一時、空港警察に拘束されたが、疑わしい所はないと判断され、釈放された。

同バンド名のステッカーはこれまでにも、同様の騒ぎを起こしている。オハイオ州とペンシルベニア州では、大学構内でステッカーを張った自転車が見つかり、建物が立ち入り禁止になったことがある。
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日本にも「腐れおめこ(後のINU)」「割礼ペニスケース日曜日の青年達(後の割礼)」「太陽肛門スパパーン」「原爆オナニーズ」などとんでもない名前のバンドがいるが、バンド名だけで警察沙汰になることはない。

どんな過激なバンドかと思ってMySpaceで音を聴いてみたら、意外に軽快なフォーク・パンクなんで拍子抜けした。ベースは女の子だし。なんだってこんな物騒なバンド名をつけたんだろ。
This Bike Is A Pipe Bomb MySpace

バンド名
由来は色々
あるだろう

ボストンのAxCx(アナルカント)というバンドはノイズ・グラインドコアで名前通りのサウンドが良い。



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灰野敬二の挑戦~Zeitkratzer & Keiji Haino「Electronics」

2009年02月26日 00時51分06秒 | 灰野敬二さんのこと
灰野敬二さんとベルリンの11人編成アヴァンギャルド・オーケストラ=ザイツクラッツァーとの2005,6年のドイツとオーストリアに於ける共演ライヴCD。
ザイツクラッツァーは2002年にルー・リードのギター・ノイズ・アルバム「メタル・マシーン・ミュージック」をアコースティック・アレンジして演奏したという変態グループ。

「エレクトロニクス」とタイトルされているが、ザイツクラッツァーは基本的にアコースティック楽器による編成だし、灰野さんもヴォーカルを中心にギター、ドラムで参加している。何で「エレクトロニクス」なんだろう、と思って調べたら、ザイツクラッツァーが灰野さんを含め3人のアーティストと共演したCDをシリーズでリリースしており、そのシリーズ・タイトルが「エレクトロニクス」だった。

G-Modern Vol.26(2006年発刊)のインタビューで灰野さんはザイツクラッツァーとの共演について触れ、灰野さんの要求に対してザイツクラッツァーのメンバーが対応できず、ガチガチになってしまった、と語っている。
しかしこのCDを聴く限りその方法論の齟齬はステージでは解決されたようだ。適度な緊張の中、両者とものびのび演奏している。灰野さんとアコースティック・アンサンブルの共演というのも初めてだし、どちらかというとドローン的サウンドだからロック・ファンよりも即興や現代音楽のファンに受け入れ易いかもしれない。映像を観ると激しいけど。
最後にボーナス・トラックとして収録されたドラム・デュオも素晴らしい。

ミニ・オケと
共演華やか
灰野さん

amazonで比較的安く手に入るので聴いてみたら?



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これはエロい!~阪井あゆみ「悲しみを愛しさで」

2009年02月25日 00時14分38秒 | こんな音楽も聴くんです
昨日に続いてアイドル・ネタ。
プロモ・ビデオを観て久々に胸がときめいた。
「CanCam」の専属モデルの阪井あゆみちゃんのデビュー・シングル。テレビ朝日系ドラマ「特命係長・只野仁」の主題歌だ。

「CanCam」の専属モデルでモデル以外の芸能活動で活躍している人といったら藤原紀香ちゃん、長谷川京子ちゃん、えびちゃん、押切もえちゃん、山田優ちゃんと枚挙に暇がないが、あゆみちゃんのようにエロ可愛い路線は初めてなのではないだろうか。何しろ全編ベッドの中で歌っているのだ。曲もしっとりしていて悪くない。かなり萌えている私です。

あゆみちゃん
趣味は料理と
買い物だ

1983年1月21日和歌山県生まれ。血液型はA型。離婚歴あり。

阪井あゆみ - 悲しみを愛しさで


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釈ちゃんがイアン・ギランに・・・・

2009年02月24日 00時57分45秒 | 健康について
釈由美子ちゃんが2月22日、難病の「ギラン・バレー症候群」にかかったとブログで明かした。10万人に1人か2人という珍しい病気だが、釈ちゃんの場合はごく軽度で、医者から「1週間ほどで完治する」と言われたという。その後ブログを削除し、「心配しないで」という短いものに書き換えている。ほっと胸をなでおろしたのは私だけではないだろう。

詳しくはこちら→釈由美子YAHOOニュース

釈ちゃんの
病気が軽く
よかったな

イアン・ギランは4月にディープ・パープルで来日する。あのシャウトは健在だろうか?



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言葉の愛だ~朝生愛「あいだ」

2009年02月23日 00時39分23秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
2008年9月吉祥寺Manda-La2で工藤礼子&冬里デュオのオープニングを務めたときのライヴ。
工藤デュオのライヴも同時に「それから」としてCDリリースされた。

この時の愛ちゃんの演奏はソロであり、ゲストとして平野剛氏がピアノで参加している。愛ちゃんのソロは2回観たことがあるが、バンドでやる時より歌がストレートに伝わって来て、独特な"間"が活かされており、女性的な"うつろい"を感じさせるものだった。

このCDのリリース元PSFレコードの池悦住さんも彼女の"歌のゆらぎ"に惚れ込んだそうで、バンドのライヴには来ないが、ソロには2回とも顔を出していて「ソロがいいんだよ彼女は」と言っていた。
ぽつりぽつりと呟くように歌う愛ちゃんの歌には深遠な儚さがあり、一度虜になったら離れられない。
このライヴ自体がPSF主催だったが、池悦住さんとしては評価の定まった工藤デュオよりも愛ちゃんソロを観せたかったのではないだろうか。

夢の歌
歌い続ける
朝生愛

最近愛ちゃんのライヴに行ってないなぁ。


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だまされたこのCD~暴力温泉芸者「OTIS」

2009年02月22日 01時51分25秒 | 素晴らしき変態音楽
1996年リリースの中原昌也=暴力温泉芸者のメジャー・デビューCD。
後に「クッキー・シーン」という雑誌を発刊する(今もまだあるのか?)音楽評論家の伊藤英嗣氏のレーベルRail Recordings(Toshiba EMI配給)からの発売だ。

実は私は暴力温泉芸者の他のCDはかなり前から持っていたのだが、初心者向きといわれるこの「OTIS」はつい最近まで持っていなかった。別に深い理由はなく単に買うタイミングを逸していただけである。この度ヤフオクで遂に手に入れた。

BECKやサーストン・ムーアが絶賛したというその内容は、友人の歌うカラオケが入っていたり、アニメのサントラ、セリフやソウル・ミュージックのサンプリング、いい加減なギターや歌、ピーピーガーガーギュイーンというノイズなど様々な要素が75分に亘って躁鬱的に展開する極めて複雑怪奇な非音楽的なもので、全編にけだるさとやる気のなさが漂っている。そういう意味では他のCDも同じようなものであるが。当時「デス渋谷系」(懐かしい言葉!)ともてはやされていた暴力温泉芸者の精一杯の反抗ととることも可能だろう。それともこのやる気のなさも含めて「デス渋谷系」だったのか。時代の空気は変り易い。

あれから10数年、現在ヘア・スタイリスティックスとして余り変わらない(しかし少し真面目になった)ノイズ活動を展開する中原氏の心境やいかに。

10年前
あなたは何を
していたの

私は長年、暴力温泉芸者(ゔぁいおれんとおんせんげいしゃ)を「ぼうりょくおんせんげいしゃ」だと勘違いしていた。



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マスクは素敵を演出する

2009年02月21日 01時11分20秒 | 妄想狂の独り言
歯医者へ行ってきた。
会社の向かいにある小さなモダンな歯科。別に歯痛があったわけではなく、定期検査と歯垢の除去のためである。年2回は通っている。

私がこの歯科に通うのは看護婦(看護士というべきか)が皆綺麗だからである。その理由のひとつとして看護婦のマスクが重要な要素であることに気づいた。顔の半分を隠すことで見るほうの想像力が掻き立てられ、その目と眉から綺麗なお姉さんを思い浮かべてしまうのである。勿論白衣姿も薄ピンクがかっているような気がして萌えてしまう。

美しく
見せたければ
顔隠せ

花粉の季節が始まり、マスク着用率が増えるこの頃、街に綺麗な女の人が増えるような気がするのもマスクゆえだろう。

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伝説のユニコーン発見!

2009年02月20日 00時58分35秒 | トレンド・ウォッチング
J-Pop界では80年代に一世を風靡したロック・バンドのユニコーンが再結成され話題になっているが、こちらは本物の伝説の動物ユニコーンのお話。

2008年6月11日イタリア・プラト自然公園で伝説の一角獣ユニコーンが発見されたという。同公園のジルベルト・トッツィ所長によると生後10ヶ月位のノロジカの双子の兄弟で、一頭は普通の2本角でもう一頭は何らかの遺伝子変異で、頭の真ん中から1本だけ角が生えたと考えられるそうだ。

動画を観てもらおう。



ちょっと見にくいけれど、確かに頭の真ん中に1本だけ角が生えている。つぶらな瞳が愛らしい。
ちなみにユニコというのは手塚治虫の漫画に出てくるキャラクターの名前だが、sixのギタリストの名前でもある。

伝説が
ホントになった
ユニコーン

奥田民生は嫌いじゃないがユニコーン再結成には興味はない。

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ギュワーンと20年~Incapacitants 「Box Is Stupid 箱愚か」

2009年02月19日 00時50分20秒 | 素晴らしき変態音楽
日本を代表するノイズ・デュオ、インキャパシタンツの10枚組CD Boxが届いた。
国内では既にどこでも売り切れだったので、ノルウェーのメール・オーダーを利用したが、円高のおかげで送料込みでも日本で買うのとほとんど変わらない値段で購入できた。

内容は彼らが90年代に国内外のレーベルからリリースしたカセットのCD化である。
彼らのライヴを観たことのある人には説明不要だが、インキャパの魅力はライヴ・パフォーマンスにある。小柄な美川俊治氏と巨漢のコサカイフミオ氏の二人が体を激しく痙攣させて演奏し、最後は客席へダイビングするのがお決まりのパターン。そのパフォーマンスの強烈さは、これぞロック!という感じで、ゆらゆら帝国の坂本氏もファンで、ライヴのオープニング・アクトに起用したほどだ。
音のほうは♪ガーピーギュワーン♪というハーシュ・ノイズが延々と続くのだが、それはそれは快感である。これがCD10枚分もあるのだから極楽(地獄?)である。
インキャパシタンツは1989年に美川氏のソロ・ユニットとしてLPデビューを飾っているので、今年デビュー20周年となる。

私は遥か昔1980年代初頭にコサカイ氏とセッションをしたことがある。私が当時やっていたOther Roomというギターとサックス(私)のデュオにコサカイ氏がベースで参加して、吉祥寺ぎゃてぃで演奏したのだ。えらく引き出しの多いミュージシャンだな、と感銘を受けたことを覚えている。コサカイ氏はその後山崎春美氏のタコやノイズ・ユニットC.C.C.C.に参加、1990年代から美川氏とインキャパで活動するようになる。同時に非常階段にも参加。日本のアヴァンギャルド/ノイズ界の最古参のひとりである。

インキャパの
ロック魂
炸裂だ

ライナーには大友良英氏が「何よりもインキャパシタンツが好きだ」という愛情に満ちた文章を寄稿している。



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