A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【えいたそ改革論】Chapter9『極楽鳥』オレンジペコー/鏡音リン/C.パーカー/S.ホワイトetc.

2015年08月31日 01時28分22秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


6月半ば発売の最新シングル『おつかれサマー』でタオルを回し始めて、共に駆け抜けた"2015年なつ"が遂に終わりに近づき、最後の打ち上げ花火まで秒読み段階。トキメキ愛好家の筆者が勤め先に申請した夏休みスケジュールは、すべてでんぱ組のイベントとシンクロしていることに気づく者はおるまい。しかしながら『めざましライブ』と云う想定外の平日昼間イベントが入った為に、急遽追加で休暇申請することとなった。労組が提唱する有給休暇取得キャンペーンに貢献したので、労働者の鑑として表彰されることはなかろうか?

 

急に寒くなり小雨が予想される曇天だったが、逆にでんぱ組にとっては最高のライヴ日和。30分の短い時間にでんぱ組のエッセンスが凝縮された濃厚なライヴ空間。「夏うた」「タオル曲」「バカソング」の三拍子揃った『おつサマ(おつかれサマー)』のお陰で、このヲタ女セクステットが大きくステップアップしたことは緋を見るよりも明らかだ。

  

翌日にはアイドル122組が出演した横浜アリーナでの『@JAM EXPO 2015』に参加、最大のストロベリーステージのトリで出演。満場のヲタが@@@@@@@と回すタオルの熱狂は、夏の終わりを告げるでんぱの神神の詔(みことのり)の神風だった。筆者はSHOW ROOMのライヴ配信で見ただけだが、気持ちの良い風が横アリを吹き抜けたことは間違いない。

 

夏の終わりと共に、6/25からスタートにした『えいたそ改革論』も佳境に差し掛かった。最終章直前の今回は「おつサマ」における成瀬瑛美さん語録『極楽鳥』をテーマにえいたそ改革の秘密に迫るとしよう。

 

【用語説明】
極楽鳥(ゴクラクチョウ)
英名 Bird‐of‐Paradise
フウチョウ科(英名 Paradisaeidae)は、鳥類スズメ目の科である。フウチョウ(風鳥)と総称される。ゴクラクチョウ(極楽鳥)の別名でも知られるが、正式な和名としては採用されていない。

 

●オレンジペコー『極楽鳥~Bird of Paradise』
 

神戸市出身のナガシマトモコ、宝塚市出身の藤本一馬によるユニット、orange pekoeの2003年の6thシングル。「人間が生み出す生のグルーヴ」を志向してきた2003年のオレペコだが、このシングルは、ひとつの到達点といってよいだろう。ナガシマトモコの歌も、質の高いサウンドを体中に吸収しながら、さらに美しいバイブレーションを生み出していて、秀逸。

エゴ・ラッピンと並ぶ21世紀型クラブ系ジャジーポップの代表格。どちらも関西出身だが、渋谷系の影響があるように感じる。大阪の渋谷といえばアメリカ村か?いいえ。「東京の渋谷といえばハチ公前、ほんじゃ大阪の渋谷といえば?(なぎさ前ー!) これからはずーっとなぎさ前で待ち合わせやで 大阪府出身・高校2年生・17歳のなぎさこと渋谷凪咲です」フォローミー♡」 (NMB48の渋谷凪咲の自己紹介)。




●鏡音リン『極楽鳥 -bird of paradise-』 
 

鏡音リン・レン(かがみね リン・レン、KAGAMINE RIN/LEN)は、クリプトン・フューチャー・メディアから発売されている音声合成・デスクトップミュージック(DTM)ソフトウェアの製品名、およびキャラクターとしての名称である。リンは性別:女性/年齢:14歳/身長:152cm/体重:43kg、レンは性別:男性/年齢:14歳/身長:156cm/体重:47kg。

極楽鳥歌いは人とは限らない。今や初音ミク(16歳)がMステに出演する時代である。より若い双子の兄妹、鏡音リン・レンも様々な楽曲・動画が制作されており、ゆうゆというボカロPによる『極楽鳥 -bird of paradise-』がどの程度知られているのか分からないが、エモいギターロックは悪くない。




●チャーリー・パーカー『Bird Of Paradise』
 

チャーリー・パーカー(Charles Parker Jr, 、1920年8月29日 - 1955年3月12日)は、ジャズミュージシャン。アルトサックス奏者でコンポーザー。1940年代初頭から、モダン・ジャズの原型となるいわゆるビバップスタイルの創成に、ディジー・ガレスピーと共に携わった。これにより「モダン・ジャズ(ビ・バップ)の父」とも言われる。

ジャズの巨匠チャーリー・パーカーのニックネームは「バード」だから、鳥に因んだ曲名やアルバム・タイトルが多い。当然極楽鳥と呼ばれることになる。若きマイルス・デイビスとの絡みが聴ける『Bird of Paradise』は、パーカー作曲となっているが、ジャズのスタンダード・ナンバーのパクリ。デザイン界よりジャズ界の方が盗作に甘いのかも。




●スノウィー・ホワイト『Bird Of Paradise』
 

スノウィー・ホワイト(Snowy White)はイギリス出身のギタリスト。本名テレンス・チャールス・ホワイト。1977~80年にピンク・フロイドのサポートギタリストとして『アニマルズ』、『ザ・ウォール』ツアーに同行。並行して1979年にシン・リジィのギタリストとして2枚のアルバムやフィル・リノットのアルバムに参加。83年ソロ活動を開始して、インディペンデントでリリースしたオリジナル曲「Bird of Paradise」が英国で最高位6位をマークする。

名字がホワイトだから「雪のように白い」と名乗ったのか、実際色白だったのか写真やビデオでは分からない。スティーヴ・リリーホワイトというプロデューサーもいたな。それはさておき、実力派セッション・ギタリストがメロウな歌を唄ってヒットする構図は柳ジョージに似ている。しかしスノウィーはどうやら一発屋だったようで、その後セッション稼業に戻った。




●リトル・ジミー・ディケンズ『May The Bird Of Paradise Fly Up Your Nose』
 

リトル・ジミー・ディケンズ(Little Jimmy Dickens、本名ジェイムズ・セシル・ディケンズ(James Cecil Dickens) 1920年12月19日 - 2015年1月2日)は、アメリカ合衆国のカントリー・ミュージック歌手。

カントリーなんて興味ないって方が大半だろうが、ちょっと待って。写真のギターが何だか大きく見えるでしょ。映像見てもギターがでかいし、老け顔も大きすぎ?歌い終わって司会者と並ぶと謎が解ける。身長4'11" (150 cm)はアメリカ人ではもちろん日本人でもおチビさん。歌っているのは「極楽鳥がおいらの鼻先に飛んできた」。ラインストーンを散りばめた衣装でユーモラスなコミックソングを歌い、アメリカのお茶の間で人気を誇った。



極楽鳥
極楽浄土
極楽蜻蛉

●THE RYDERS『極楽トンボ』
 

THE RYDERS(ザ・ライダーズ)は、SANDINISTA!所属の日本のパンク・ロックバンドである。1987年結成。ボーカルのJ.OHNOとベースのKOJIを中心として都内を中心に活動中。『極楽トンボ』は2001年の7thアルバム『RYDERS ARMY』に収録。

同じ極楽でも、鳥ではなくトンボになると、人間サマのことになる。安楽で何も心配ない極楽ですいすい飛ぶトンボのように、のんきに暮らす者をからかう言葉。しかし、せせこましい現代社会に於いては、齷齪(あくせく)しないで楽天的に生きることが、逆に処世術として有効ではなかろうか?




あわてないあわてない。ひとやすみひとやすみ。
【愛踊祭】でんぱ組.inc『とんちんかんちん一休さん』

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白波多カミン/クウチュウ戦/never young beach@渋谷O-nest 2015.8.27(thu)

2015年08月29日 01時01分38秒 | ロッケンロール万歳!


CINRA presents 『exPoP!!!!! volume80』

LINEUP
クウチュウ戦
白波多カミン with Placebo Foxes
never young beach
The Wisely Brothers

INFORMATION
OPEN: 18:30 / START: 19:00
※入場無料!!!(2ドリンク別)

exPoP!!!!!は、カルチャーニュースサイト『CINRA.NET』を運営しているCINRAが開催している入場無料の音楽イベントです。「ライブハウス」という、足を運ばない方にとってはちょっと行きづらい場所の魅力や、そこで活動する多くのアーティストたちの表現を生で体感して頂きたいと思い、2007年10月より入場無料でイベントを開催しています。

こうした「場」や「アーティスト」の魅力は、メディアではなく、人が人に口コミで伝えていくことで着実に広まっていくと思います。もし「面白かった!」と思って頂けたら、是非また、ご友人などを連れて、exPoP!!!!!へ遊びにきてください。


2週間前にCINRAのメルマガで白波多カミンの名前を見てオオッと申し込んだきり忘れかけていた。カレンダーのメモを見て思い出し、他に誰が出るのかとググってみたら、先日InterFMで聴いて気になっていたクウチュウ戦。これは美味しい!とO-nestへ向かった。会場に着いたら最初の出演のThe Wisely Brothersが丁度終わったところだった。20~30代中心にサラリーマン風も混じり満員盛況。

●白波多カミン with Placebo Foxes


「元初音階段」と書いたら怒るかもしれないが、初めて観たのが似合い過ぎる初音ミク・コスプレ姿だから仕方ない。JOJO広重との親子以上恋人未満の微笑ましい図と非常階段とタイマン張る破天荒パフォーマンスが印象に残るが、その後に知った凛としたソロ・シンガーとしての神通力は、あどけない容姿を超えた魅力がある。そのカミンが結成したロックバンドは、ダイナミズムとシャープネスを兼ね備え、言葉の力を二乗する。特にギター・プレイと顔の表情がシンクロするギタリストのエモいフレーズが、クールなカミンの歌と好対照で面白い。大森靖子&ピンクトカレフを戸川純とヤプーズとするなら、白波多カミン with Placebo FoxesにはPHEWが在籍したアーント・サリーの香りがした。


公式サイト

●クウチュウ戦


挑発的なアーティスト写真に偽りはない、プログレ歌謡の異彩バンド。最初から何拍子か数えられないリフの応酬。キーボーディストはリズムと無関係にヘドバン&ジャンプを繰り返す。Bo Ningen風女装ベーシストもかなりのテクニシャン。歌が始まると突然ムード歌謡に変化する。前川清よりも尾崎紀世彦。西城秀樹よりも郷ひろみ。歌の切れ目に意味なく変拍子のキメ。初めて聴くと置いてけぼりを喰らうが、筆者的にはかなり好物。歌のバックに「青い影」や「サテンの夜」や「墓碑銘(エピタフ)」のような大袈裟なストリングスやメロトロンを入れたらもっと泣けるだろう。サイケな牛久大仏の話も良かった。


公式サイト

●never young beach


バンド名だけだと青春パンクっぽいが、出てきたメンバーはちょっとレトロな昭和フォーク風。「西海岸のはっぴいえんど」と呼ばれているそうだが、筆者的には「サニー・デイ・サービスをバックに歌うつのだひろ」。以前何処かで書いたが「南方志向はロックの敗北」と信奉する偏向愛好家の筆者にとって、レゲエや沖縄民謡やレイドバックはロックじゃない。それに比べてこのバンドは、民俗音楽化しておらず、ユルいけれどタルんではいない、ギリギリのところでロックンロールしている希有な存在である。「地球って本当に素晴らしい」「みんな幸せになればいい」というポジティヴヴァイブレーションがクセになりそう。


公式サイト

新羅には
森羅万象
信頼感

余計なお世話を焼かせていただきます。

白波多カミン♥aunt sally-ラストライブ


クウチュウ戦♥The Moody Blues - Nights In White Satin


ネバーヤングビーチ♥つのだひろとスペースバンド - メリージェーン
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【すっ飛びツアー】坂田明とちかもらち/ジム・オルーク/MERZBOW/佐藤允彦/灰野敬二/田中泯

2015年08月28日 00時52分39秒 | 素晴らしき変態音楽


坂田明とちかもらち Japan Tour 2015
坂田明(As,Cl,Vo)ダーリン・グレイ(B)クリス・コルサーノ(Ds)

四年ぶりに坂田明とちかもらち、前回の日本ツアーの激し風がまた吹きます。今回は3人の奇跡的なコアーなライブに加えて、ジャンルを飛び越えて様々なアーティストとのコラボが実現。

2015年10月
18日(日)  新宿pitinn     坂田明&chikamorachi (darin gray, chris corsano)
19日(月)  新宿pitinn     坂田明&chikamorachi + 佐藤允彦
22日(木)  六本木SuperDeluxe  坂田明&chikamorachi + 灰野敬二
23日(金) 六本木SuperDeluxe 坂田明&chikamorachi + 田中泯
25日(日) 青山・草月ホール 坂田明&chikamorachi&orchestra/ジム・オルーク・グループ
26日(月)  甲府 桜座     坂田明&chikamorachi
27日(火)  横浜 エアジン   坂田明&chikamorachi
坂田明&ちかもらち+ゲスト@渋谷WWW 2011.11.9(wed)

空飛んで
やって来たるは
ちかもらち

9月18日リリース 
Akira Sakata & Jim O'Rourke with Chikamorachi & Merzbow
坂田明 & ジム・オルーク とちかもらち & メルツバウ -- すっ飛び篭

Family Vineyard FV88 2xLP/CD/FLAC/MP3

Family Vineyard公式サイト

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【ロフト・ジャズの復習】サム・リヴァース/デヴィッド・マレイ/ロスコー・ミッチェルetc.

2015年08月27日 01時22分29秒 | 素晴らしき変態音楽


Wildflowers 1: The New York Loft Jazz Sessions
Kalaparusha/Ken McIntyre/Sunny Murray & The Untouchable Factor/Sam Rivers/Air
 

『Wildflowers: The New York Loft Jazz Sessions』という1977年にカサブランカ・レコード傘下のダグラス・レーベルからリリースされたLP5枚のシリーズがある。1976年5月14日~23日にかけてニューヨーク、ボンド・ストリートの「スタジオ・リヴビー」で行われたライヴ・セッションの実況録音盤である。プロデューサーののアラン・ダグラスとマイケル・クスクーナ、スタジオのオーナーであるサックス奏者サム・リヴァースの監修による70年代ロフト・ジャズの迫真のドキュメント。

Sam Rivers Trio 1979

Sam Rivers (tenor sax, flute, piano, soprano sax, voice)
Dave Holland (bass, cello)
Thurman Barker (drums, percussion)
Germany November 14th 1979

 
Wildflowers 2: The New York Loft Jazz Sessions
Flight To Sanity/Ken McIntyre/Anthony Braxton/Marion Brown/Leo Smith & New Delta Ahkri

「ロフト」とは普通のコンサートホールやライヴハウスではなく、ミュージシャンが自主経営するスペース(多くはNYブルックリンのビルの上階にあった)のことを指し、60年代からロフトを舞台にお金儲けの為ではなく、創造性を発揮するべく様々なミュージシャンがセッションしていた。70年代半ば、ジャズ全体が商業主義に走る中、そんなNYのロフトが再び注目された。オーネット・コールマンやサム・リヴァース、ラシッド・アリなどミュージシャン自身で経営するロフトでは実験性の強い音楽家、また多くが黒人ミュージシャンだったこともあり、ブラック・パワーの復権としてブルース、ゴスペル、ソウルなどブラック・ミュージックの要素が濃いサウンドを繰り広げた。

Marion Brown video live French TV 1967 (advante-garde jazz)

French TV musical variety show Dim Dam Dom on Nov 12, 1967
Marion Brown - alto sax Beb Guerin - bass Eddy Gaumont (?) - drums

 
Wildflowers 3: The New York Loft Jazz Sessions
Randy Weston/Michael Jackson/Dave Burrell/Abdullah/Andrew Cyrille & Maono


しかし「ロフト」とは音楽のスタイルではなく、単に演奏の場のひとつでしかなかったので、多くのミュージシャンは「ロフト・ジャズ」と呼ばれるのを拒んだ。つまり「オレ等はパンクじゃない」「ブリットポップなんて知らない」「あたしアイドルじゃねえし」などと同じく、何時の時代にも起るブーイングの嵐だった。

Randy Weston Special Guest Robin Kenyatta !! Live In Spain Part 1. 1990

A Night In M'Bari (Solo) - Portrait Of frank Edward Weston (Duo) - Little Niles (Trio)



Wildflowers 4: The New York Loft Jazz Sessions
Hamiet Bluiett/Julius Hemphill/Jimmy Lyons/Oliver Lake/David Murray


一方、聴き手の立場から言えば、60年代フリー・ジャズ・ムーヴメントの精神を引き継ぎ、更に黒汁滴るグルーヴィイな彼らの音楽を示す言葉として「ロフト・ジャズ」は使い易いし分かり易い。つまり「レコメン系」「シューゲイザー」「ネオサイケ」などと同じく、レコード屋のコーナーにあればたいへん便利ではある。

WORLD SAXOPHONE QUARTET Berlin 1987

Julius Hemphill - Alto sax,
Oliver Lake - Soprano sax
Hamiet Bluiett - Baritone sax,
David Murray - Tenor sax,



Wildflowers 5: The New York Loft Jazz Sessions
Sunny Murray & The Untouchable Factor/Roscoe Mitchell


現在NYで胎動する「ハードコア・ジャズ」(筆者の勝手な命名だが、当地のミュージシャンには迷惑千万かも)シーンもSilent Burn、JACK、The Stoneなどの「ロフト」で毎夜行われるセッションに起因することは間違いない。それを「ネオ・ロフト・ジャズ」等と呼んだら、袋叩きに会うかもしれないので、心の中で呟くだけにしておこう。

Roscoe Mitchel + Muhal Richard Abrams + George Lewis


屋根裏は
アヴァンギャルドで
WKTK(ワクテカ)だ

Chris Pitsiokos solo @ 65Fen, Brooklyn 8-24-15



ロフト・ジャズ・ムーヴメントを照らし出す同時代的なレコード群[監修・選/間章]
反ユートピアの原像~オリバー・レイクとロフト・ジャズ・ムーヴメントをめぐって[間章]
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ESP DISKのジャケをひたすら貼るスレ第2回:ゴッズ/パールズ/クロマニヨン/ラウンダーズetc.

2015年08月26日 00時15分15秒 | アート!アート!アート!


ESP DISK ESP 1060~1111 / 2000~2021, 2044



イーエスピー
良い恵比寿
いいえBiS

The Godz in 1966 by Jud Yulkut
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エリオット・マーフィー@新宿MARZ 2015.8.23(sun)

2015年08月25日 00時15分15秒 | ロッケンロール万歳!


英国音楽/VINYL JAPAN presents
ELLIOTT MURPHY
Special Guest: 花田裕之(from THE ROOSTERS)



ゲストの花田裕之の弾語りに続いてエリオット登場。ハーモニカを吹き「ラスト・オブ・ロック・スター」を歌って「25年間待たせたね。僕もずっと待っていたんだ」とひと言。

1990年の来日公演の1ヶ月前に生まれた息子ガスパーは25歳だという。78年、90年に次ぐ3回目の日本だが「ホテルの外に出たら余りに暑くてミシシッピーかと思った」と言ってブルースを歌う。

子供の頃父親とエルヴィス・プレスリーの誕生日にテネシーにドライヴした時の歌。父との会話の中で、自分はなりたければ何にでもなれるんだ、と悟ったという。

前回の来日の後、余りに沢山のアルバムを作ってしまった、と語り観客にリクエストを募る。ひとりのリクエストに「その曲は覚えていない」と応え笑いを誘いつつ、70年代の代表曲をメドレーで歌い、最後は「Twist & SHout」のコール&レスポンスに。「I Feel Good!」と繰り返す。

アンコールは「僕はいつでもRooster(女だけには堂々としているヤサ男)だったよ」と語り花田裕之とデュエットで「Drive All Night」。

10年前久々に会ったルー・リードとパリの橋の上での会話。ルー「最近どうしてるんだい、エリオット」。エリオット「まあ楽しくやってるよ」。「Walk On The Wild Side」。

パリのバースデーライヴで出会ったトオルという日本から来たファンに捧げる曲を歌ったり、腕時計を見て残り時間を確認しながら、最後はPAなしの生声&生ギターで締めた。



Last of the Rock Stars? An Interview With Elliott Murphy
10 Singer-Songwriter Albums Rolling Stone Loved in the 1970s You've Never Heard
It Doesn't Get Much Better than Springsteen in '76, Says Elliott Murphy

素晴らしき
25年分の
埋め合わせ

Elliott Murphy, 'Drive All Night' The Seventh Steamboat Show, Blidösund, Stockholm, 20150715


[2015/9/2 00:35追加]
Drive All Night ~ Elliott Murphy & Hiroyuki Hanada (The Roosters)


Walk On The Wild Side ~ Elliott Murphy & Hiroyuki Hanada (The Roosters)

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勅使河原三郎×灰野敬ニ×MERZBOW@代官山・晴れたら空に豆まいて 2015.8.21(fri)

2015年08月24日 00時44分46秒 | 灰野敬二さんのこと


『晴れたら空に豆まいて九周年記念』
-特別企画- 勅使川原三郎×灰野敬二×MERZBOW

開場■19:00 開演■20:00
料金■6400円(+1ドリンク) 当日 6900円(+1ドリンク)
出演■勅使川原三郎・灰野敬二・MERZBOW

音楽の律動、身体の律動、身体の音楽・・・
生命は、音楽が与えてくれる波や流れや揺れ動きそのものだ
音楽は、体内をのたうちまわり、空間を変容させながら、あらゆる色彩を凌駕していく
「光」と「闇」の交感が咲き乱れる、八月の都会の夜



2013年8月2日に高円寺HIGHで開催された勅使河原三郎×灰野敬二の初共演パフォーマンスは、目を瞑れば目蓋の裏にいつでも光景が浮かぶ程の強烈な印象を残したが、記憶の中では何時のことだったか、自分が其処に居たのか定かではなく、もし誰かに「夢の中の出来事ではなかったのか?」と詰問されたなら、「否、寧ろ他人の夢の中で夢を見るという有り得ざる夢物語」の永遠無限回廊に迷い込むかも知れない。
勅使川原三郎×灰野敬二@高円寺HIGH 2013.8.2(fri)

その再演とも思われた今回の公演だが、天井の高いロック向けヴェニューだった前回から、和風の座敷のあるアコースティック系の会場に、ステージ3分の2を占拠するマーシャル2段積みが3台並ぶ異様なセッティングを目にしただけで、「再演」ではなく「差異縁」であることが伝わってくる。



二人の演奏者が発する「もの」と「もの」が互いの領域を主張して軋み合う摩擦熱は、耳を圧するのではなく、身体全体を包み込み皮膚の面積を10平方センチメートル減少させる。音は聴覚ではなく触覚で感じるものだと本能で理解した。

皮膚の戦(おのの)きと、腕足の斜角運動(ムーヴメント)と、顔面の歪(ひず)みと、体躯の歪(ゆが)みと、精神(頭脳)の波調変相で、音の表皮に軽く皹(ひび)を入れ、卵を割るようにツルツルと飲み込む勅使河原の四肢の滑舌は、ダンスとは視覚ではなく聴覚で感応すべきだと解き明かす。



結果的に二時間を超える濃厚なパフォーマンスを生き抜いた演者と観客は、晴れ晴れとした表情で談笑したり食事したり、思い思いに会場を後にした。パフォーマンスとは理解ではなく経験するべきと開眼したに違いない。

敬虔な
経験積んで
解脱する




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ESP DISKのジャケをひたすら貼るスレ第1回:アイラー/ファラオ/オーネット/ブレイ/ファッグスetc.

2015年08月23日 03時19分23秒 | アート!アート!アート!


ESP DISKS ESP 1001 - 1050


公式サイト

ESP
NWOBHM
WWDD

Sonny Simmons, Bobby Few, Masa Kamaguchi - Live at ZDB
Sonny Simmons: saxophone
Bobby Few: piano
Masa Kamaguchi: double bass
Video recorded live by Nuno Moita at the ZDB Gallery in Lisbon on October 11, 2008.

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【TIF関連女子ビデ新作】Negicco/BiSH/こぶしファクトリー/ゆるめるモ!/POP/プールイ他

2015年08月22日 02時14分11秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


TIF=Tokyo Idol Festival 2015から3週間が過ぎて、日焼けの跡は薄れてきたが、TIFに出演した女子たちは、そのままの勢いで新作ビデヲ公開した。一週間後に@JAM EXPO 2015を控えて、秋へと走り出すお!とダッシュる女子ビデ特集行くで!ばびゅっとな。

あるものはようつべのTIF映像を付記した。何時何時(いつなんどき)強制削除されるか分からないので、今すぐ観るよろし。

●Negicco『ねぇバーディア』


新潟在住の3人組アイドル・ユニット、Negiccoのシングル。






●BiSH『OTNK』


BiSをもう一度始めるとして元BiSのマネージャー渡辺淳之介と元BiSサウンド・プロデューサーの松隈ケンタがスタートさせたアイドル・プロジェクト、BiSHのシングル。






●こぶしファクトリー『ドスコイ!ケンキョにダイタン/ラーメン大好き小泉さんの唄/念には念(念入り Ver.)』


春の訪れを告げるように白い花を梢いっぱいに咲かせる花、こぶし(辛夷)。コブシの花のように“優美”でありながら、名前の由来でもある【にぎりこぶし】に象徴される“力強さ”を兼ね備えたグループになってほしいという想いを込めて名づけられた、こぶしファクトリーがトリプルA面シングルでメジャー・デビュー!






●ゆるめるモ!『文学と破壊EP』


ぶっちぎりの勢いで加速するゆるめるモ!が、問題作となるニューシングル発売!破壊をテーマに、ゆるめるモ!が既存の価値観をぶち壊し、新たなジャンルを築きあげる!




●POP『P.O.P』


元BiSのカミヤサキとミズタマリ(いずこねこ)からなるユニット“プラニメ”からミズタマリが脱退し、2015年6月よりオーディションで加入した4人が加わり、総勢5人のユニットとして再始動。ユニット名も“POP”(ピーオーピー)に改名し、新体制でリリースするファースト・フル・アルバム。




●がんばれ!Victory『ラリラリラ』


佐賀県唐津市出身、メンバー全員が1995年生まれの5人組バンドル(アイドル+バンド)、がんばれ!Victoryのセカンド・シングル。タイトル曲「ラリラリラ」に加え、カップリングには“アピタ・ピアゴ 2015浴衣プロモーションタイアップ曲”に決定した「DEAR」を収録。




●LUI FRONTiC 赤羽 JAPAN『ワンダーループ』


元BiSのプールイ率いるバンド、LUI FRONTiC 赤羽 JAPANのメジャー・セカンド・シングル。今作も、Superfly他を手掛けるヒットメーカーagehaspringsがサウンド・プロデュースを担当。プールイ独自の言葉選びが光る、ポップロックの王道チューン!



東京の
アイドルの
お祭りよ

<あたしアイドルじゃねぇし>
●きゃりーぱみゅぱみゅ『Crazy Party Night~ぱんぷきんの逆襲~』


9万人動員の自身最大規模のアリーナツアー、2度のワールドツアーを大成功させ、3度目のNHK 紅白歌合戦への出場も果たすなど、勢いを止めることなく快進撃が続いているきゃりーぱみゅぱみゅの通算11枚目のシングルがリリース決定!表題曲は、年中ハロウィンのような派手で奇抜な衣装に象徴されるきゃりーぱみゅぱみゅのキャラクターを基に、中田ヤスタカが書き下ろししたハロウィンソング!


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どぉーもドゥーム・メタルDEATH~Church of Misery/GENOCIDE/Boris/Coffins/Zeni Geva

2015年08月21日 00時44分24秒 | ロッケンロール万歳!


何を今更と言われそうだが、八十八ヶ所巡礼のギタリストKatzuya Shimizuのプレイはヘヴィメタルの香りがある。流れるような早弾きはギター少年の憧れだろう。一時期時代遅れの死に体だったメタルだが、BABYMETALの影響で盛り返し、国内でメタルフェスが開催される程の人気になった。

学生時代の筆者にとってメタルはフュージョンに次ぐ悪の音楽であり、長髪野郎には近づかないようにしていたが、卒業後ヘヴィサイケに接近し、アリス.クーパーやブルー・チアーに憧れ自ら長髪野郎に成り果てるとは想定外だった。バンドの曲はレッド・ツェッペリンやブラック・サボスのパクリも多かった。

とは言っても早弾きにはまったく興味はなく、ファズとワウワウとアームでギュイーングワァーッとやるのが好きだった。メタルはやはり苦手だが、ドゥームメタルと呼ばれる連中は悪くない。そんなことを考えながら、日本のドゥームメタルの勉強をしてみた。

●CHURCH OF MISERY


1996年に三上達人(Tatsu Mikami)を中心として名古屋で結成されたドゥーム・メタル・バンド。ブラック・サバスに強い影響を受けた禍々しく鈍重なサウンドにシリアルキラーをモチーフとした英語の歌詞、アートワークが特徴。現在までテッド・バンディ、ジョン・ウェイン・ゲイシー、ジェフリー・ダーマー、アンドレイ・チカチーロ、アルバート・フィッシュらを題材として取り上げている。また、アルバムのタイトルやジャケットは古今東西の名盤をパロディとしたものが多い。

これはかなりカッコいい。特にベースを構える位置が最高。ストーナー(ラリった)ロックと呼ぶ方が相応しいかも。


公式サイト

●GENOCIDE nippon


GENOCIDE(ジェノサイド)は、竹内稔浩と天谷一夫が中心になって結成された、日本のヘヴィメタルバンド。1988年 アメリカ 「King Klassic Records」より「GENOCIDE nippon」として、アルバムデビュー。現在も活動中である。1979年、福井県のHRバンド元「SHOCK」に在籍していたボーカルの竹内稔浩とギターの天谷一夫が、自らの音楽性を追求するために新バンド、GENOCIDEを結成(第1期GENOCIDE)。現在のメンバーは、オリジナルメンバーの竹内稔浩(ボーカル)、天谷一夫(ギター)と、第10期から参加した八幡豊(ドラム)、第12期より参加の佐久間登(ベース)の4人である。

79年からの活動歴を考えると50過ぎ。内田裕也っぽいがボーカルの竹内の歌は、人間椅子や筋肉少女帯に通じる。



公式サイト

●COFFINS


棺は、彼らはゆっくりと私たちはジャンルについて愛するすべてのものの完璧な洗練に向けて努力としての10年にプラスの存在を通じて、悪と闇の深さを捕捉した1996年に形成された日本の運命死バンド、です。破滅と死金属の最大の瞬間の爽快と心曲げ合併は、棺は、魂を破壊するためにここにいます。(英文公式バイオのgoogle翻訳)

デス声は苦手だが、JOJO広重似のギタリストと腰の下に構えるベーシストは魅力的。炎天下で観るドゥームメタルも乙なもの。



公式サイト
インタビュー

●Corrupted


もはや完全に日本国内、いや全世界でも最もヘヴィーな音を作るバンドのひとつであるCorrupted。あの、恐れ多くも変態のアイドル的バンドボアダムス山本精一の音楽活動の総体ともいえるユニット"想い出波止場"で(メンバー不特定ユニットであるが)ドラムをしていたChewさん(ちなみにEYEともコンクリートオクトパスをやっていた。CorruputedのギターTalbotさんもそのメンバーのひとり。)を中心に大阪で活動している激重系最重要バンド。

最新ライヴ映像の普通女子のドゥームな叫びが萌えポイント。演奏は重いが、心は軽やかにワクテカする萌えドゥームの最高峰。


レビューサイト

●BORIS


BORIS(ボリス)は日本のロックバンド。一つのジャンルに収まらない音楽性が特徴で、ストーナーロック、サイケデリック、ノイズロック、アンビエント、ポップなど幅広い作品を展開しているスリーピースである。日本にとどまらず世界のへヴィ・ミュージック・シーンでも注目を集めている。

萌えといえばドゥーム界のアイドルWATAを擁するあくまのうたボリス。スローでもアップでも打ち込みでも許せるのは彼らだけ。やっぱりカッコいい。


公式サイト

●ZENI GEVA


ZENI GEVA (ゼニゲバ)は日本のロックバンド。1987年結成。リーダーのKK NULL自身はプログレッシヴ・ハードコア・ロックトリオと称している。アメリカやヨーロッパを中心に海外ツアーを数多く行っており、作品の多くが海外のレコードレーベルからリリースされているなど、海外での評価が高いバンドである。また、スティーヴ・アルビニとの交流で知られており、 1991年の「全体去勢」以降、スタジオアルバムの録音は彼の手によって行われている。

ある意味ドゥームメタルの対極にあると言える「全体去勢」バンド。最近はKK NULLと吉田達也のデュオ編成だが、拳で殴り続けるような怒号メタルの覚醒度は最高に高い。ノイズよりもノイズ的な存在感はドゥームメタルを超越する。


公式サイト

重い音
思いやりとは
限らない

●Hawkwind (live part 1) @ Melkweg, Amsterdam, The Netherlands 07-08-2015
コメント
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