クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-06 No.28

2011年06月30日 15時07分33秒 | Weblog
<SONY CLASSICAL>
8869792360-2 2枚組 ¥1700
ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
交響曲第8番ヘ長調作品93
大フーガ変ロ長調作品133[弦楽合奏版]
ケント・ナガノ:指揮
モントリオール交響楽団
録音 2011年モントリオール
ソニー・クラシカルへのデビュー盤となった2008年発売の2枚組(ゲーテの戯
曲「エグモント」を1990年代のルワンダ内戦に置き換えた「ザ・ジェネラル」
と交響曲第5番「運命」をカップリング)、6月発売の交響曲第3番「英雄」&
「プロメテウスの創造物」に続く、ケント・ナガノと彼が音楽監督を務める
カナダのモントリオール交響楽団による「ベートーヴェン:交響曲全集」プロ
ジェクトの3作目。オリジナル・アルバムのタイトルは「時間、空間と人間」。
200年前に書かれたベートーヴェンの音楽が21世紀に持つ意味合いを強く意識
した、こだわりのケントらしいカップリング。 弦楽パートのヴィブラートの
使用を抑制し、ヴァイオリンを対向配置にしたモントリオール響が生み出す
強靭で筋肉質な響きは各パートの透明な立体感とともに聴きどころの一つ。




<Euro Arts>
20 58808(DVD-Video) ¥2900
20 58884(Blu-ray) ¥4250
ファリャ : 交響的印象「スペインの庭の夜」
収録:2010年9月7日ベルリン・フィルハーモニー
アルベニス:ナヴァーラ
ドビュッシー:前奏曲集第2集より「ヴィーノの門」
グラナドス:組曲「ゴイェスカス」より「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」
ラヴェル:
夜のガスパールより「絞首台」、「スカルボ」、高雅で感傷的なワルツ
ドビュッシー:版画
ファリャ:「オマージュ(ドビュッシーの墓に捧げる賛歌)」
収録:2010年10月7日テアトロ・レアル、マドリード
ホアキン・アチューカロ(P)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル(指揮)
スペインの巨匠ピアニスト、ホアキン・アチューカロとラトル&ベルリン・
フィルによるファリャの「スペインの庭の夜」。3楽章からなるピアノと管弦
楽のための作品で、洗練された表現とスペイン的色彩が香り立つ音楽です。
アチューカロの変幻自在の豊かな色彩感、ラトル&ベルリン・フィルの憎らし
いほど小粋なニュアンスが合わさり、エキゾチックで神秘的な響きが交錯する
魅力的な演奏を聴かせてくれます。
またマドリードでのアチューカロのピアノ・リサイタルの映像も収録されてお
り、得意のアルベニス、グラナドスや鮮烈な音楽センスを発揮するドビュッシ
ー、ラヴェルを演奏。スペインの情緒と風土を感じさせつつ、洒脱で伸縮自在
な音楽性で、作品の魅力を存分に堪能させてくれます。





<NIGHTINGALE>
NC 00010011 ¥1850
マーラー:
冬の歌
春に
春の朝
思い出
ハンスとグレーテ
セレナード
幻想
「さすらう若者の歌」(全4曲)
「亡き子を偲ぶ歌」(全5曲)
あなたが美しさゆえに愛するのなら
私の歌を見ないで
真夜中に
私はやわらかな香を吸い込んだ
私はこの世に忘れられ
素晴らしく美しい五月に
春の夜に霜が降りた
ヴォルフガング・ホルツマイア(Br)
ラッセル・ライアン(P)
録音:2011年1月6-8日
オーストリアのバリトン、ヴォルフガング・ホルツマイアのマーラー歌曲集で
す。ホルツマイアは、1952年、オーストリア南部のフェックラブルックの生ま
れ。テノールに近いハイバリトンで、繊細で気品のある柔らかい声はドイツ・
リートに打ってつけ。しかしこれまでどういうわけかマーラーの録音がありま
せんでした。今回は待望のマーラー歌曲集。しかも「さすらう若者の歌」、
「亡き子を偲ぶ歌」、リュっケルト歌曲集に加え、たいへんに珍しい「素晴ら
しく美しい五月に」と「春の夜に霜が降りた」を収録。この2曲は「2つのスケ
ッチ」と呼ばれるハイネの詩による未完の草稿。ニューヨークのモーガン・ラ
イブラリーに楽譜が所蔵されているものの、実際に歌われることはまずなく、
これが初録音と思われます。「素晴らしく美しい五月に」はシューマンの
「詩人の恋」の一曲目と同じですから、比較するのも興味深いでしょう。




<audite>
AU 95543 ¥1850
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調[第2稿]
バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
録音:1970年1月30日ミュンヘン、レジデンス・ヘルクレスザール
(ライヴ・ステレオ)
クーベリックがバイエルン放送響を指揮して、ブルックナーの第3交響曲を演
奏したアルバムは、1969/70シーズン第5回定期公演2日目の模様を収めたもの
で、2005年にSACDハイブリッド盤(AU.92543 / 廃盤)として正規リリースされ
ましたが、このたび通常盤CDとしてカタログに再登場します。
マーラーの交響曲全集を完成させているいっぽうで、クーベリックはブルック
ナーについては全集には至らなかったものの、第3番のスタジオ盤、ライヴ盤、
第4番のスタジオ盤、第8番のライヴ盤、第9番のライヴ盤といった注目作がリ
リース済み。なかでも第3番は記録によれば、手兵バイエルン放送響だけでも
3種の録音が知られています。
まず、1962年11月8、9日のライヴ。これは前年1961年音楽監督就任後に、クー
ベリックがバイエルンと初めてこの曲を取り上げた記念すべきもの(未発売)。
次いで今なお高い評価を獲得している1980年のセッション録音(SONY)。そして
今回の1970年ライヴ。いずれにも共通する特徴としてはエーザー版を使用して
いる点。ちなみに、コンセルトへボウとのライヴ録音(54年)もエーザー版でし
たが、この間1967年にヨッフムがバイエルンとノヴァーク版による録音も行っ
ていることを考え合わせても、クーベリックによる版の選択は興味深いところ
です。ただ、それにもまして、ここでの演奏内容の充実ぶりには、あらためて
目を見張るものがあります。たとえば前半2楽章。どの瞬間を切り取っても、
こんなにも有機的に音楽が響き、心に届いてくる例をほかに知りません。燃
焼度では、同じバイエルン放送響を指揮したものとして、たいへん個性的な
テンシュテットの76年ライヴ(PH.04093 / profil)が話題となりましたが、そ
ちらとの比較も楽しみなところです。




<LIGIA DIGITAL>
LIDI 0104226 6枚組 ¥8100
[CD1]
ショパン:(1)前奏曲op.28-9 (2)前奏曲op.28-4
リスト:(3)コラール「アド・ノス, アド・サルタレム・ムンダム」-
マイヤベーア「預言者」より (4)コンソレイションIV(変ニ長調)
(5)コンソレイションV(ホ長調) (6)コンソレイションVI(嬰ハ短調) 
(7)コラール「われらが神はかたき砦」による教会祝典序曲 
(8)アヴェ・マリアI (9)交響詩「オルフェウス」
[CD2]
リスト:
(1)バッハの名による前奏曲とフーガ 
(2)ダンテ交響曲”より、導入部、フーガ、マニフィカト 
(3)リスト:アンダンテ・レリジオーソ
J.S.バッハ:(4)深き淵より、われ汝に呼ばわる(BWV 38) 
(5)カンタータ「わが心に憂い多かりき」(BWV 21)による導入部とフーガ
(6)ワーグナー:巡礼の合唱「ふるさとよ、また見る野山」
リスト:(7)アヴェ・マリア (8)「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
[CD3]
リスト:(1)システィーナ礼拝堂への祈り (2)法王の讃歌 
(3)スラヴィモ・ スラヴノ・スラヴェニ 
(4)「われらのために祈りたまえ」 
(5)J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタよりアダージョ (
6)オルランド・ディ・ラッソ:レジーナ・チェリ 
リスト:(7)ワイマールの民謡 
(8)オラトリオ「キリスト」から汝はペテロなり (9)めでたし、海の星 
(10)アヴェ・マリアII (11)Les Morts- Oraison
[CD4]
リスト:(1)オッフェルトリウム-ハンガリー戴冠式ミサより 
(2)ハンガリーの神 (3)サルヴェ・レジーナ 
(3)クリスマス・ツリーより第1-4曲 (4)夕べの鐘、守護天使への祈り 
(5)ヴェルディ:アニュス・デイ(レクイエムより)
リスト:(6)諦め (7)祈り(8)ロザリオより第1-3曲(9)オルガン・ミサ曲
[CD5]
リスト:(1)聖フランチェスコ (2)アヴェ・マリアIV 
(3)リヒャルト・ワーグナーの墓に (4)レクイエム 
(5)コラール「いざ、みな神に感謝せよ」(6)婚礼(7)おお聖なる晩餐 
(8)主の家に我らは進み行く (9)入祭唱 
(10)モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
[CD6]
ピアノとオルガン (1)マゼッパ (2)レ・プレリュード (3)オルフェウス 
(4)プロメテウス
オリヴィエ・ヴェルレ(オルガン)
ローラン・カバッソ(ピアノ)
録音:2000, 2002& 2003年
オリヴィエ・ヴェルネは、マリー=クレール・アラン、ミシェル・シャピュイ
らといったフランスの大家のもとで学び、数々の国際コンクールで1位を獲得
した名手。85枚以上のリリースを数え、膨大なレパートリーを誇っています。
現在、モナコとニースで教鞭もとっています。ここではリスト作品を中心に
鮮やかなオルガンさばきを披露。Disc6のカバッソとのリストの競演は驚きの
連続です。オルガンによるこのマゼッパを聴くと、どんな名ピアニストの演奏
も色あせてしまいそうな迫力に満ちています。

LIDI 0104225 ¥2250
オルガン連弾集
ラヴェル:ボレロ
アルベニス:
パヴァーヌ=カプリース/スペイン組曲op.47よりセビーリャ、カディス、
アストゥリアス、アラゴン、カスティーリャ/タンゴ
ファリャ:はかない人生(スペイン舞曲第1番)
ピアソラ:リベルタンゴ
ピエール・コリー(b.1962):タンゴ・フリオーゾ
オリヴィエ・ヴェルレ&セドリック・メクレル
(オルガン/Stahlhuth-Jann de Dudelange)
録音:2010年8月
医学博士、および神経科学博士(R.シューマンの研究)という異色の経歴をもつ
奏者、セドリック・メクレルとの連弾。オルガンで聴くボレロ、冒頭の弱音の
部分から一気に引き込まれます。最後の盛り上がりは圧巻!ピアソラも抜群の
リズム感覚で聴かせます。

LIDI 0104223 ¥2250
オルガンの道 volume 11
モレッティ:ソナタ/モンツァ:パストラーレ
プロヴェジ:ハ調のシンフォニア
ガエターノ・アマデオ:3つのヴェルセット
マイヤベーア:預言者より行進
ヴェルディ:「椿姫」3幕への序曲
ベッリーニ:「ノルマ」第1幕への導入とカヴァティーナ
ロッシーニ:セビリアの理髪師よりフィガロのカヴァティーナ
ガリバルディ:オルガンのためのヴェルセット
ワーグナー:「タンホイザー」巡礼の合唱「ふるさとよ、また見る野山」
ウィルシャー:Insectarium ou Bestiaire des insectes
ロベルト・コグナッツォ、ミシェル・コラン、
シルヴァーノ・ローディ、オリヴィエ・ヴェルレ(オルガン)
録音:2010年10月
最後のウィルシャーの作品も、現代曲ではありますがオルガンの不思議な響き
が存分に楽しめるものです。

LIDI 0202212 ¥2250
ジャン・ジル(1668-1705):哀歌、モテット「Diligam te Domine」
アンヌ・マグエ(ソプラノ)、ヴァンサン・リエーヴル=ピカール(アルト)、
ブルーノ・ボテルフ(テノール)、アラン・ブエ(バス)
シャンブル・レ・エレメンツ合唱団
レ・パッシオンス交響楽団
ジャン=マルク・アンドリウ(指揮)
録音:2009年10月
ジャン・ジルは、エクサンプロヴァンスで教会のオルガン奏者として活躍しま
した。ヴェルサイユのグラン・モテ形式に従った平明な構成をとっています。
オーケストラは声楽(合唱)から比較的独立していますが、競奏の効果というほ
どでもありません。不協和音も少なく、極めて純粋で美しい響きが魅力です。

LIDI 0202224 ¥2250
ロレーヌ地方(メッツ、トゥール、ヴェルダン)の中世の聖歌
マリー=レーヌ・ドゥモリエール指揮
スコラ・メテンシス
録音:2010年
中世のフランス・ロレーヌ地方の音楽。




<LIMEN~EGEA>
CDVD003 C003(1CD+1DVD) ¥2980
DVD【画面:PAL 4:3 音声:PCMステレオ】
【CD】
ブラームス:2つのヴィオラ・ソナタ
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1、
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
【DVD(PAL)】
ブラームス:2つのヴィオラ・ソナタ
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1、
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
インタビュー:ダニエロ・ロッシ&ステファノ・ベッツィケリ
ダニロ・ロッシ(Va)ステファノ・ベッツィケリ(P)
ヴィルジニオ・B・サラ(聞き手)
録音・収録:2010年ミラノ
81894年作曲の晩年の作品クラリネット・ソナタからブラームス自身によるヴィ
オラ編曲版。
晩年の深みを感じさせつつも、瑞々しい感性に溢れた作品です。ヴィオラ特有
の渋さと艶を生かし、朗々と歌い上げるヴィオラの音色が胸に響きます。
ダニロ・ロッシは、ディーノ・アッショラ、ピエロ・ファルッリ、ユーリ・
バシュメットに師事。20歳の若さでリッカルド・ムーティにミラノ・スカラ
座管弦楽団のソリスト、第1ヴィオラ奏者に任命。同オケの歴史上最も若い
第1奏者となりました。
伴奏を務めるステファノ・ベッツィケリは1988年からダニロ・ロッシとコンビ
を組み、イタリア国内やヨーロッパ各地でコンサートを行っています。




<Blue Serge~EGEAZ>
BLS 020 ¥2180
ミヨー:世界の創造(室内楽版)Op.81b
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
ジャン・ピエール・アルマンゴー(P) ジャン・クロイツ(Cl)
パウル・クレー弦楽四重奏団【アレッサンドロ・ファジョーリ(Vn)
ステファノ・アントネッロ(Vn)
アンドレア・アメンドラ(Va)ルカ・パッカネーラ(Vc)】
録音:2008年1月&8月パドヴァ
ジャズ・レーベル「Blue Serge(ブルー・サージ)」からクラシック・タイトル
の発売。1996年に結成されたパウル・クレーQによる演奏です。
創世と終焉をテーマにミヨーの「世界の創造」とメシアンの「世の終わりの
ための四重奏曲」を収録。ミヨーが訪米中に耳にしたジャズに影響され作曲
した「世界の創造」。大胆にジャズの要素を取り入れ書き上げた作品。緻密
な洗練されたアンサンブルを聴かせてくれます。また、メシアンの「世の終
わりのための四重奏曲」は、第2次世界大戦の捕虜生活の中で書かれた作品で、
そこで出会った3人の音楽家と自身のために作曲したため、クラリネット、
ピアノ、ヴァイオリン、チェロといった一風変わった楽器編成となっていま
す。偶然の編成で生まれた不思議な響きが、メシアンの独自の音楽語法を確
立した傑作。




<TDK DVD>
TDDVDWWBOXBALLETDVD(DVD-Video) 3枚組 ¥7560
パリ・オペラ座バレエBOX
『パキータ』
振付:ピエール・ラコット
出演:アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネズ、
パリ・オペラ座バレエ団
演奏:デイヴィッド・コールマン指揮 パリ・オペラ座管弦楽団
2003年1月、パリ・オペラ座ガルニエ宮(ライヴ)
『ノートルダム・ド・パリ』
振付:ローラン・プティ
衣装:イヴ・サン=ローラン
音楽:モーリス・ジャール
出演:
エスメラルダ:イザベル・ゲラン
カジモド:ニコラ・ル・リッシュ
フロロ:ローラン・イーレル
フェビュス:マニュエル・ルグリ
パリ・オペラ座バレエ団
演奏:デヴィッド・ガーフォース指揮 パリ・オペラ座管弦楽団
1996年、パリ・オペラ座バスティーユ(ライヴ)
『若者と死/カルメン』
『若者と死』
振付:ローラン・プティ
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ:パッサカリアとフーガ
ハ短調 BWV582
出演:ニコラ・ル・リッシュ、マリ=アニエス・ジロ
『カルメン』
振付:ローラン・プティ
音楽:ジョルジュ・ビゼー:『カルメン』より
出演:ニコラ・ル・リッシュ、クレールマリ・オスタ
パリ・オペラ座バレエ団
演奏:ポール・コネリー指揮、コローネ管弦楽団
2005年、パリ・オペラ座ガルニエ宮(ライヴ)
特典映像(字幕:英独仏伊西):芸術監督ルフェーブル、
ル・リッシュ、プティのインタビュー
281分



<BEARTON>
BDVD095(DVD-Video)(PAL仕様) ¥2300
ドキュメンタリー「ショパン 最後の秘密」
日本語字幕付
アンジェイ・コス教授はフレデリック・ショパンの墓の修復作業に携わり、
中に隠されていた缶の存在をフランス側に知らせた人物である。この発見さ
れた缶がどうなったかは秘密に包まれている。ポーランド政府はフランス側
に修復作業と、その価値を正確に調査するため、缶をポーランドに引き渡す
よう要請した。この複雑な手続きには何年かを要するようである。
案内人:グジェゴジュ・マズル、アンジェイ・コス
ピオトル・ヴィット(フレデリック・ショパン研究家)
30分 カラー

BCD093 ¥2080
バッハ(ケンプ編):主よ、人の望みの喜びよ(心と口と行いと
命もて BWV.147より)
バッハ(ケンプ編):コラール「わが心の切なる願い」BWV.727
バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲「主イエス・キリスト、わ
れ汝を呼ぶ」BWV.639
リスト:孤独のなかの神の祝福(詩的で宗教的な調べより)
シューベルト(リスト編):若い尼僧
マイヤベーア(リスト編):「ユグノー教徒」の回想
シューベルト(リスト編):アヴェ・マリア
ヴェルディ:「十字軍のロンバルディア人」からサルヴェ・マリア
リスト:2つの伝説
ジョアンナ・ミクナ(P)  2005/5/12-13

BCD094 ¥2080
リスト:
ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲「ダンテ・ソナタ」 2011/1
ペトラルカのソネット第104番、第123番 2011/1
バラード第1番 変ニ長調、同第2番 ロ短調 2007/6
2つの伝説 2005/5
ジョアンナ・ミクナ(P)

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11-06 No.27

2011年06月29日 18時23分13秒 | Weblog
<Decca>
4779747 10枚組 ¥7000
トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア:宗教作品集
CD1
勝利のミサ&4声のレクイエム
CD2
エレミヤの哀歌
CD3
トレドの写本によるミサとマニフィカト
CD4
聖母マリアのミサと聖母のためのモテット集
CD5
ミサ・アルマ・レデンプトリス・マーテル、
マニフィカトと聖母のためのモテット集
CD6
ヒムヌス、モテットと諸聖人の祝日のミサ
CD7
マドリード・ハプスブルク王家の復活祭の典礼音楽
CD8
ミサ・アヴェ・レジナ、モテットと晩課のための音楽
CD9
ミサ・サルヴ、モテット集
CD10
Motetes e Himnos para al ano liturgico
アンサンブル・プルス・ウルトラ
指揮:マイケル・ヌーン
トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア(1548 - 1611)は、黄金世紀(16世紀)スペ
インの生んだルネサンス音楽最大の作曲家の一人で、かのパレストリーナに
次ぐポリフォニックな教会音楽の大家に位置づけられています。当盤は、マ
ドリード貯蓄銀行文化財団をスポンサーとする「黄金世紀シリーズ」プロ
ジェクトの一環として、ヴィクトリアの没後400年にあたる2011年を見据えて、
彼の宗教作品を着々と録音してきた充実の10枚組です。その静謐な音楽の響
きの中で、常に彼の情熱の熱い迸りを感じとれることでしょう。




<fine NF>
NF 20303 ¥2600
青木十良/J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 
使用楽器 Stefano Scarampella di Brescia1912、収録時93歳
EXTRA TRACKS
J.S.バッハ:ミュゼット(ガボット-イギリス組曲第6番)SPより復刻1955年録音
ショパン:チェロ・ソナタより第一楽章
(2006年6月、浜離宮朝日ホールで収録)
青木十良(チェロ)
竹尾(鳥井)子、ピアノ(ミュゼット) 水野紀子、ピアノ(ショパン)
録音:2009年4月22日-24日 所沢市民文化センターミューズ アークホール
「80歳を越してようやくバッハがわかってきた。研究するなら逆行するのが
いい」と、夢中で始めたバッハの研究と録音。第6番から逆行し、10年を経て
ようやく4番まで辿りついた青木十良のバッハ無伴奏録音。「シゲティのよう
にシュワッと弾けるシャンペンのような音が出したい」と、音色には特にこ
だわって研鑚に励んできた彼のバッハ録音も5合目に到達しました。
「世界にこれほどチェロという楽器のA線(ばかりではないが)を美しく発音で
きるチェリストはほかにはないのではないか。」村上陽一郎




<Oehms Classics>
OC-927 4枚組 ¥4050
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」第2夜 ジークフリート
ジークフリート…クリスティアン・フランツ(T)
ミーメ…ペーター・ガイヤール(T)
さすらい人…ファルク・シュトルックマン(Br)
アルベリヒ…ヴォルフガンク・コッホ
ファフナー…ディオゲネス・ランデス(B-Br)
エルダ…デボラ・ハンブル(Ms)
ブリュンヒルデ…キャサリン・フォスター(S)
森の小鳥…ハ・ヤン・リー(S
/ハンブルク・フィルハーモニー
シモーネ・ヤング(指揮)
録音 2010年10月18-22日ハンブルク・シュターツオーパー
これまでの、ハンブルクでの「指環」ツィクルスでこの「ジークフリート」
が最も多くの拍手を受けました。満場の聴衆は、指揮者のシモーネ・ヤング
とオーケストラ、そして歌手だけに惜しみない拍手を送るのではなく、この
オペラのプロダクションにも高い評価を与えたようです(映像で見れないのが
本当に残念です)。完璧なオーケストラのアンサンブルはもちろんのこと、主
役を歌うクリスチャン・フランツの素晴らしさ。まさに現代によみがえった
ジークフリートです。脇を固めるシュトルックマンやコッホ。まさに第一級
のワーグナー(1813-1883)です。完結編の「神々の黄昏」は秋に収録予定です。

OC-840 2枚組 ¥3050
ブリタニック号のオルガン 第1集
《CD1 初期ヴェルテ・フィルハーモニー・ロールより》
1.モーツァルト(1756-1791):
フィガロの結婚 K492より序曲 ヴェルテ・ロール421(マスター)
2.グリーグ(1843-1907):
ペール・ギュント組曲より「朝」ヴェルテ・ロール213(マスター)
3.グリーグ:オーゼの死 ヴェルテ・ロール213(マスター)
4.ベートーヴェン(1770-1827):
エグモント序曲 Op.84 ヴェルテ・ロール956(コピー)
5.ベルリオーズ(1803-1869):
ファウストの劫罰 Op.24より妖精の踊り ヴェルテ・ロール53(マスター)
6.ワーグナー(1813-1883):
歌劇「ローエングリン」より ヴェルテ・ロール642(マスター)
7.エロール(1791-1833):
歌劇「ザンパ」より序曲 ヴェルテ・ロール236(マスター)/最初期のオルガ
ン録音集
8.J.S.バッハ(1685-1750):
コラール前奏曲「わが心の切なる願い」BWV727 ヴェルテ・ロール717
(マスター)
9.J.S.バッハ:
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549 ヴェルテ・ロール716(マスター)
オルガン演奏…カール・ホフナー(1842-1912)
10.ギルマン(1837-1911):
ヘンデルの主題による行進曲 ヴェルテ・ロール776(コピー)
オルガン演奏…カール・ヘルマン・ケール(1855-1919)
11.レーガー(1873-1916):
田園曲 ヴェルテ・ロール1664(コピー)
オルガン演奏…クラレンス・エディ(1851-1937)
12.メンデルスゾーン(1809-1847):
歌劇「ルイ・ブラス」序曲 ヴェルテ・ロール1241(マスター)
《CD2 ゼーヴェン国立博物館のブリタニック号オルガン、デモンストレー
ション》
1.カラーツ(1838-1918):トッカータよりフィナーレ Op.23-3
2.J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ BWV147
3.J.S.バッハ:わが魂は主をあがめ BWV648
4.J.S.バッハ:オルガン協奏曲 BWV592iiより第2楽章(ヨハン・エルンスト編)
5.ハイドン(1732-1809):音楽時計の音楽より第18番 ヘ長調「茶話会」
6.ハイドン:音楽時計の音楽より第5番 ハ長調
7.リンドベルイ(1887-1955):Gammal Fabodspsalm fran Dalarna
8.メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ Op.65-4 第2楽章
9.ボエルマン(1862-1897):ゴシック風メヌエット
10.レーガー:ベネディクトゥス
11.グリソン(1842-1896):トッカータ ヘ短調
エドウィン.H.ルメル(1865-1934)…CD1/デヴィッド・ラムゼイ…CD2
録音2011年2.3月スイス ゼーヴェン、自動楽器博物館
スイスのバーゼル近郊のゼーヴェンにある「自動演奏楽器博物館(Museum
fur Musikautomaten)」ここには、バーゼルで印刷業を営み成功を収めたハイ
ンリヒ・ヴァイス氏が自ら蒐集してきたオルゴールなどの自動演奏楽器が収
蔵されています。この中の1台が今回のアルバムの主人公です。
豪華客船タイタニック号の姉妹船「ブリタニック号」。1871年に汽船運航を
始めた英国の名門船会社ホワイト・スター・ラインが建造した大型豪華客船
ですが、完成しないうちに第一次大戦となり、戦争中病院船として働いてい
る途中で,エーゲ海で触雷して沈没し,一度も客船として就航できませんで
した。このブリタニック号には、ピアノ・ロールでおなじみヴェルテ社の自
動演奏オルガン「フィルハーモニック・オルガン」が搭載されていましたが、
沈没と同時に行方不明になってしまいました。1世紀以上も消息が不明だった
この銘器ですが、ヴァイス氏のコレクションの一つがそのオルガンではない
かと推測。手がかりも発見し、2006年から秘かに修復作業を行ってきたので
す。そして見事に修復完了。2007年10月に一般公開し、世界的な話題を呼ん
だというものです。この楽器は「ブリタニック・オルガン」と命名され、博
物館で展示されると同時に、ヴェルテのロール紙の演奏を行い、また実際の
演奏も可能です。海に沈んだ楽器が再び音を奏でる姿は感動的ですらありま
す。珍しい楽器をこよなく愛するOEHMSならではの、貴重な音を伝えるシリ
ーズです。

OC-793 ¥1750
ゾラン・トドロヴィッチ テノール・アリア集
1.ヴェルディ(1813-1901):アイーダから「清きアイーダ」
2.ヴェルディ:マクベスから「おお我が子たちよ、お前たちを守る父の手は」
3.ヴェルディ:第一回十字軍のロンバルディア人より「私の喜びを」
4.ヴェルディ:運命の力より「天使のようなレオノーラよ」
5.ヴェルディ:オテッロより愛の二重唱「暗い夜の深まりに」
6.ヴェルディ:オテッロより「恥と悲しみに満ちて」
7.プッチーニ(1858?1924):蝶々夫人より「さらば愛の家」
8.プッチーニ:マノン・レスコーより「見たこともないすばらしい美人」
9.プッチーニ:マノン・レスコーより「ああ、マノン、君の愚かさが」
10.プッチーニ:外套より「お前の言うとおりだ」
11.プッチーニ:
西部の娘より「一言だけ!弁解はしない…あれから6ヵ月たった」
12.プッチーニ:西部の娘より「やがて来る自由の日」
13.ワーグナー(1813-1883):ローエングリンより「はるかな国に」
14.ワーグナー:ローエングリンより「わが愛しの白鳥よ」
ゾラン・トドロヴィッチ(テノール)
ヴァレンティナ・フィヤッコ(ソプラノ)…5
ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団
録音 2010年9月ザグレブ ヴァストラフ・リシンスキ・コンサート・ホール
2004年、「ロベルト・デヴリュー」でグルベローヴァと共演。一気に名声を
高めたテノール、ゾラン・トドロヴィッチの最新アルバムです。彼はイタリ
ア・オペラだけでなく、最近はワーグナーなどのドイツ物でも活躍。ますま
す評価を高めています。ここでは彼の得意とするヴェルディ、プッチーニの
名アリア12曲と、実演でも話題になったワーグナー「ローエングリン」から
の、感動的な終わりの場面に歌われるアリア2曲を収録。ますます熟練の域
に達した名唱をお楽しみいただけます。ヴェルディの「オテッロ」からの愛
の二重唱で印象的なデズデモーナを歌うのは、注目の若手ソプラノ、フィヤ
ッコです。今後が楽しみな逸材です。

OC-401 ¥1750
感傷的な様々なアイデア エドゥアルド・フェルナンデス・プレイズ・ジュ
リアーニ
1.ロッシーニアーナ 第4番/2-4.ソナチネ Op.71-2
5-12.ジュリアナーテ Op.148/13.「栄光と愛」による変奏曲 Op.105
14.英雄的大ソナタ Op.150
エドゥアルド・フェルナンデス(ギター)
録音 2010年1月ハンガリー、モンテヴィデオ
19世紀、ギターにおける最も偉大な作曲家、マウロ・ジュリアーニ(1781-
1829)の作品集です。彼は幼い頃からチェロを学び、後にギターを始めまし
た。誰から教えを受けたについては、全くわかっていないのですが、短期間
のうちに上達し、多くのギター作品を作曲しました。
ここでギターを演奏しているフェルナンデス(1952年ウルグアイ生まれ)は、
ベテラン中のベテランであり、世界中で活躍している人気者です。彼はギタ
ーの歴史を忠実になぞることに力を注いでおり、ここでの演奏も、当時の
ピッチを考慮して、わずかに下げたピッチで演奏しています。

OC-761 ¥1750
チャイコフスキー:
1-4.交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」Op.74
5.幻想的序曲「ハムレット」Op.67a
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
クリストフ・ポッペン(指揮)
録音 2008年4月20日…1-4&2010年4月15日…5
ザールブリュッケン コングレッスハレ ライブ収録
1956年、ドイツのミュンスター生まれのヴァイオリニスト、指揮者であるクリ
ストフ・ポッペン。バロック・ヴァイオリンの名手も、現在では押しも押さ
れぬ指揮者として君臨しています。そのポッペンとザールブリュッケン・カ
イザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニーのOEHMSでの共同作業は、
メンデルスゾーンの交響曲全集(OC709)で始まりました。その後、チャイコフ
スキー(1840-1893)の第4番、第1番をリリース。陶酔的で、情熱的な解釈が評
判を呼び、新時代のチャイコフスキーとして、全曲録音が待たれるところで
す。今回の第6番も充実した響きと安定したアンサンブルが魅力的。「悲愴な
んて聴き飽きた」人もぜひどうぞ。

OC-954 2枚組 ¥3050
ジョヴァンニ・シモーネ・マイル:歌劇「ロドイスカ」
ロドイスカ…アンナ・マリア・パンザレッラ(ソプラノ)
ロヴィンスキ…エレナ・ベルフィオーレ(メゾ・ソプラノ)
ボレスラオ…ジェレミー・オヴェンデン(テノール)
レジスカ…エルヴィラ・ハサナジチ(ソプラノ)
ナルセーノ…イネス・ラインハルト(ソプラノ)
ラドスキ…ナム・ウォン・フー(テノール)
シゲスキ…マルク・メゲーレ(テノール)
ジスカーノ…マルコ・キリク(テノール)
プラハ・フィルハーモニー男声合唱団(ルーカシュ・ヴァシレク…合唱指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団
シュテファン・ハイネマイヤー(通奏低音)
ジョージ・ペトロウ(指揮&フォルテ・ピアノ)
録音 2010年9月23&24日インゴルシュタット劇場
1763年ドイツで生まれ、インゴルシュタット大学で神学を学び、1787年から
イタリアに留学し、カルロ・レンツィ、フェルディナンド・ベルトーニら師
事。そのままレンツィの後継者としてベルガモ大聖堂の終身教会楽長に就任
したという経歴を持つ作曲家、マイル(1763-1845)(そのためマイヤー、マイ
ールの名前表記もあり)。彼は生涯70作ほどのオペラを作曲し、それらも少し
ずつ復興の兆しを見せています。この「ロドイスカ」は1796年にベニスで初
演され、当時は高い人気を誇っていました。フランス革命の時代、権力抗争
渦巻く貴族社会に翻弄される若き恋人たち。マイルは、ヒロイン、ロドイス
カに無理やり関係を迫る悪者「ボレスラオ」に重要な役割を持たせることで、
この劇の緊張感を高めることに成功しました。2010年、ゆかりの地インゴル
シュタットでのライブ収録です。

OC-681(SACD-Hybrid) ¥2080
ショパン:24の前奏曲 Op.28(オルガン編)
ギュンター・ロスト(オルガン)
録音 2010年11月10-13日ケヴェラー Stiftsbasilika
ショパン(1810-1849)の24の前奏曲は、12音の全ての調性(12の長調と短調)
を使って書かれています。これはJ.S.バッハの平均律に源を発し、ショパン
の後もショスタコーヴィチやスクリャビンなどに伝統は受け継がれていきま
す。全ての調性を使うというこの試みはピアニストだけでなく、他の楽器の
奏者にも大層魅力的であるようで、今までにも様々な楽器、演奏家によって、
このショパンの名曲は演奏され続けています。今回オルガンを演奏している
ギュンター・ロストは、この曲を録音するにあたって、驚くべきことに、
ショパンのピアノ譜に全く変更を加えることなく全曲を弾き切りました。
ショパンの繊細な表現はピアノでないと無理だと思う方は、ぜひこれを聴い
てみてください。世界最大のロマンティック・オルガンの七色の響きを最高
の状態でお届けいたします。




<Tactus>
TC 616901 ¥2180
ストロッツィ:独唱のためのアリエッタ集Op.6(1657)(世界初録音)
彌勒忠史(カウンターテナー)、バルバラ・ランバルディ(チェンバロ)
イタリアを拠点に声楽家、演出家、作曲家、教育者として多才な才能を発揮す
る日本が誇るワールドクラスのカウンターテナー、彌勒忠史。
バッサーニの「シレーヌたちのハーモニー」(TC 642702)以来となる新録音は、
17世紀イタリアの女流作曲家バルバラ・ストロッツィ(1619-1677)の「アリエ
ッタ集」!
養父(実父説もある)の詩人、台本作家ジュリオ・ストロッツィから"選ばれた
娘"と称され、神聖ローマ皇帝フェルディナント2世から支援を受けていたとさ
れている。モンテヴェルディ、師であるカヴァッリから受け継いだ様式、声楽
家としての視点が反映された自由で抒情的な表現が見られる「アリエッタ集」
は、ストロッツィが自立した女流作曲家であったことの確実な証しである。
録音:2009年8月、フェラーラ考古学博物館(イタリア)

TC 911801 ¥2180
ロータ:フルート作品集 ――
5つのやさしい小品/エレジー/アレグロ・ヴェローチェ/フルート・ソナタ
2本のフルートのための《3つの小品》*/映画音楽のテーマによる幻想曲
ロベルト・ファブリチアーニ(フルート)、
マッシミリアーノ・ダメリーニ(ピアノ)、
ルイゼラ・ボッテオン(フルート)*
『自身の本業はクラシックの作曲家であり、映画音楽は趣味にすぎない』と主
張し続けた20世紀を代表する映画音楽の巨匠、ニーノ・ロータ(1911-1979)の
生誕100周年記念「フルートとピアノのための作品集」がイタリアのタクトゥ
ス(Tactus)から登場!
「ヴァイオリン・ソナタ」からフルート用に編曲された「フルート・ソナタ」、
「ゴッドファーザー」や「山猫」、「道」など、往年の名映画のテーマがフ
ルート作品へと生まれ変わった「幻想曲」など、プログラミングもユニーク。
そしてフルート・ソロには、ハイパーバス・フルートまでを吹きこなすイタリ
アの鬼才ロベルト・ファブリチアーニを起用。タクトゥス、ファブリチアー
ニ、全力本気のロータ作品集です!

TC 862715 ¥2180
ボッシ:オルガン作品全集Vol.5 ――
ソナタ第1番Op.60/スケルツォ ヘ長調Op.49-1/スケルツォ ト短調Op.49-2
ショパン風の即興曲Op.49-3/凱旋の賛歌Op.53/ソナタ第2番Op.71
ソナタ第3番(断章)/主題と変奏曲Op.115(全曲世界初録音)
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
生誕150周年を迎えたマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)のオルガン作品
全集第5巻!
コモ大聖堂のオルガニスト、サンタ・チェチーリア音楽院の校長を務め、当
時最高のオルガニストという名声を得ていたボッシ。
完成、現存している作品が決して多くはないものの、国際的に高評価を受け
ている「オルガン作品」は、"オルガニスト・ボッシ"の名声を裏付ける秀作
揃い。"作曲家ボッシ"の本格的な再評価も決して遠くはないだろう。
2010年7月、アオスタ(イタリア)での録音。

TC 851801 ¥2180
レンダーノ:ピアノ作品集 ――
舟歌/スラヴ舞曲/悲しきワルツ/夜想曲変イ長調/夜想曲ホ長調/即興曲
マズルカ ヘ短調/葬送行進曲/風変わりなセレナータ/デュエッティーノ
幽霊のガヴォット/フォレッティのガヴォット
ステファーノ・セヴェリーニ(ピアノ/ファツィオーリF278)
ピアノの第3ペダル、レンダーノ・ペダルの考案者、アルフォンソ・レンダー
ノ(1853-1931)のピアノ作品集。
ナポリ音楽院在籍がわずか6か月で終わってしまったレンダーノだが、1866年
のタールベルク師事をきっかけにピアニストとしての道を本格再開。パリ、
ロンドン、ライプツィヒでもピアノを学び、19世紀イタリアの器楽音楽の復
興に尽力した音楽家の1人である。
2008年3月、ファツィオーリ・コンサート・ホール(サチーレ)での録音。

TC 810001 ¥2180
天使の祈り - イタリア・ロマン派のレア・ワークス ――
エレナ:3つの小品/シヴォリ:アンダンテ・レリジオーソ
ランツィ:天使の祈りOp.118/アルベルティ:小夜想曲
レスピーギ:シャコンヌ/ネリア:ラルゴ・エスプレッシーヴォOp.40
カゼラッティ:アンダンテ/アンジェリス:愛の夢
ラマシオッティ:カント・レリジオーソOp.17
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)、アンドレア・トスキ(オルガン)
オペラがあまりにも大きく有名になりすぎてしまったため、歴史に埋もれて
しまった19世紀イタリアの器楽作品。
北部のトリノから南部のナポリ、ヴェネツィアで書かれた"イタリア・ロマン
派"のヴァイオリンとオルガンのための音楽は、19世紀イタリアの音楽は"オ
ペラだけではない"という事実を教えてくれる。全てを包み込むかのようなオ
ルガン、ノスタルジックなヴァイオリンによる音楽がボローニャの教会で優
しく響く。2008年11月、ボローニャでの録音。

TC 841903 ¥2180
ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.3 ――
連続する4つの小品Op.18/落葉Op.12/ロマンス/セレナータ
スケルツォ(世界初録音)/山の幻想曲(世界初録音)
フランチェスコ・カラミエロ(ピアノ)
イタリア・オペラが大流行していた19世紀のイタリアで、"ワグネリアン"、
"器楽作曲家"という立場を貫き続け、当時の主流とは逆方向を歩んだ音楽家
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914)。
ナポリのピアニスト、フランチェスコ・カラミエロが弾くピアノ作品全集の
第3巻では、「スケルツォ」と「山の幻想曲」の2作品が世界初録音。
2000年12月、ナポリでの録音。

TC 540203 ¥2180
バルビ:教会のための聖歌集(1578)
ヴィチェンツァ音楽院古楽アンサンブル、
ステファノ・ロレンツェッティ(オルガン)
作曲家、修道士という2つの姿を持ち、パドヴァやトレヴィーゾの大聖堂で楽
長を歴任したイタリア・ルネサンス時代の作曲家ロドヴィーコ・バルビ
(1545-1604)の教会音楽集。生地ヴェネツィアの教会で歌手を務めていた
1578年に作曲された「教会のための聖歌集」では、バルビが得意としていた
対位法の手腕が発揮されている。2009年9月の録音。

TC 750602 ¥2180
フェルレンディス:管弦楽作品全集 ――
オーボエと管弦楽のための協奏曲第1番ヘ長調
オーボエ、フルートと管弦楽のための協奏曲第2番
オーボエ、フルートと管弦楽のための協奏曲第3番
シンフォニア変ホ長調
イングリッシュホルンと管弦楽のための協奏曲ヘ長調(全曲世界初録音)
マリオ・ベデッティ(オーボエ&イングリッシュホルン)、
ピエランジェロ・ペルッキ(指揮)、ジュゼッペ・フェルレンディス管弦楽団
1755年、ベルガモ生まれのジュゼッペ・フェルレンディス(1755-1810)は、
同世代の中でも有数の実力を持ったオーボエ奏者であり、イングリッシュホ
ルンをソロ楽器に用いた最初の作曲家であるとされている。その管弦楽作品
の主役はもちろんオーボエ!全曲世界初録音。2010年、ベルガモでのライヴ
録音。




<Melodiya>
MELCD 6001803 ¥1880
世界革命の歌2 -ラ・マルセイエーズ-
演奏:フョードル・シャリアピン、ビクトル・ハラ
パリ・フォーク合唱団グループ17、エルンスト・ブッシュ
アンサンブル・グレナダ、ティエンポ・ヌエボ、他
ラ・マルセイエーズ(フランス国家)
インターナショナル
エルンスト・テールマン(ドイツ共産党指導者)の演説
秘密裏の行軍
中華人民共和国国歌
リエゴ賛歌
ドロレス・イバルリ(スペイン共産党指導者)の演説
第十五国際旅団万歳
さらば恋人よ
『大十月社会主義革命の国際的意義』
パルミーロ・トリアッティ(イタリア共産党指導者)の演説
人民よ進め(バンディエラ・ロッサ)
チェ・ゲバラ(キューバの革命家)の演説
ごきげんよう、司令官(チェ・ゲバラ讃歌)
チェのサンバ
フィデル・カストロ(キューバの革命家)の演説
ディス・レボリューション(ベナン共和国trad.)
人民連合
チリ大統領サルバドール・アジェンデの演説
ベンセレモス
我等揺るがず
録音:1911年-1987年
第1弾(MELCD 6001690)が爆発的な人気を見せ早くも品薄になったMelodiyaの
濃厚企画「世界革命の歌」。前作はレーニンやトロツキーの演説にガウク&
ロジェストヴェンスキーのインターナショナル、ロシア、東欧系の革命歌・
労働歌を盛り込んだ強烈な1枚だったが、今度はワールド・ワイドのラインナ
ップだ。演説が収録されたのは人気革命家のチェ・ゲバラにカストロ議長、
更にドイツ、スペイン、イタリア、チリの指導者が語る! そして、中国国歌
からゲバラ賛歌を始めとする南米系の革命歌、イタリアやスペインの抵抗歌、
パルチザンの歌など、多彩にして盛りだくさん。更に真っ赤になったジャケッ
トもポイント! 世界の革命を体感してください!
トップの"ラ・マルセイエーズ"を歌うのは、ロシアを代表するオペラ歌手、
フョードル・シャリアピン!
お馴染み"インターナショナル"は、パリのフォーク・グループによるフラン
ス語ヴァージョン!
ゲバラに捧げられた"チェのサンバ"は、革命的シンガー・ソングライター、
ビクトル・ハラの歌声で!
公民権運動から生まれ世界的に広まった"We Shall Not Be Moved(邦題:我等
揺るがず)"は、ジョーン・バエズが歌い人気となったNo Nos Moveranヴァー
ジョンをメキシコのグループが歌う! 他、ベナン共和国の革命歌などマニ
アックな曲も含めた、超密度の内容です!

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11-06 No.26

2011年06月28日 20時11分15秒 | Weblog
<STRADIVARIUS>
STR 33866 ¥1980
グイード・アルベルト・ファーノ(1875-1961):私の夜 室内歌曲集
処女の夢(1913)/霧(1906)/私の夜(1906-1907)
遠くへ、遠くへ(歌の翼に乗って)(1906-1907)
私の船は進む、黒い帆を立てて(1906)
ヴェーレ・ノーヴォ(新しい春へのオード)(1906)
アニーに(1945)/人類よ、さらば(1903)
サラ・ミンガルド(アルト)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)
録音:2010年6月14-17日、ヴェネツィア、サン・ジョルジョ・マジョーレ島、
ジョルジョ・チーニ財団、小劇場ホール
グイード・アルベルト・ファーノはイタリアのパドゥアに生まれ、ジュゼッ
ペ・マルトゥッチに師事した作曲家・指揮者・ピアニスト。パルマ、ナポリ、
パレルモ、ミラノの王立音楽院長を歴任しました。彼の残した作品は各ジャ
ンルに及びますが、作曲キャリアの全般にわたって書き続けた歌曲は「室内
声楽」と呼ぶにふさわしい内容を備えており、収録曲の半数は演奏時間7分
を超えます(最長の「私の夜」は約13分半)。こういう音楽にぴったりなのが、
イタリアの誇るコントラルト、サラ・ミンガルド。重心低く格調高いそのパ
フォーマンスはまさに「歌うヴィオラ」。知られざる作曲家の充実した音楽
を堪能できる一枚です。

STR 33895 ¥1980
現代イタリアの声楽作品集 Vol.3
ロレンツォ・フェッレーロ(1951-):愛の歌集(1985)
ジョルジョ・バッティステッリ(1953-):アンジェラの手紙(2008-2010)
ファビオ・ヴァッキ(1949-):ナディアのアリア(2009)
ピエラルベルト・カッタネーオ(1950-):もし…(2009)(*)
ヴィクトル・アンドリーニ:マルチェッロのディヴェルティメント(+)
リッカルド・ピアチェンティーニ(1958-):
ピエモンテの歌(2010)(#)/4つのナポリの歌(2010)(#)
ドゥオ・アルテルノ
ティツィアーナ・スカンデレッティ(ソプラノ) 
リッカルド・ピアチェンティーニ(ピアノ)
カルラ・サヴォルディ(フルート(*))
ヴィルジニア・アランチオ(エレクトリック・ギター(+))
ミラノ・イ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団(#)
ルベルト・ジャノーラ(指揮(#))
録音:2010年11月28日、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場、ライヴ(#)
/2011年1月(#以外)

STR 33897 ¥1980
ゲオルク・ムッファト(1653-1704):幸運の星 合奏協奏曲集
12の合奏協奏曲 から
第8番「皇帝の戴冠」(1689)/第9番「ヴィクトリア陛下」(1688)
第11番「愛の妄想」(1682)
ヴァイオリン独奏(と通奏低音)のためのソナタ
12の合奏協奏曲 から 第12番「幸運の星」(1682-1689)
ステファノ・ロッシ(第1ヴァイオリン)
ラ・コンコルダンツァ
イレーネ・デ・ルーヴォ(チェンバロ、指揮)
録音:2010年12月20-21日、2011年2月3日、
トリウッジョ(イタリア、ロンバルディア州
モンツァ・エ・ブリアンツァ県)、ヴィッラ・サクロ・クオーレ
パリでリュリに、イタリアでベルナルド・パスクイーニに学んだゲオルク・
ムッファトは後期ドイツ・バロック器楽の発展に大いに貢献した作曲家。
「12の合奏協奏曲」は彼の代表作の一つです。ラ・コンコルダンツァのメン
バーでもあるステファノ・ロッシはルシー・ファン・ダール門下のイタリア
のヴァイオリニスト。アカデミア・ビザンチナのコンサートマスター兼ソリ
ストを務めた他、イタリアとオランダの数々のピリオド楽器グループで活躍
しています。

STR 33904 ¥1980
ラッファエーレ・ベッラフロンテ(1961-):アラカタラマ
ブロードウェイの夜[Nights in Broadway](金管五重奏のための)
ゴマラン・ブラス(金管五重奏)
真夜中のプレイ[Midnight plays](クラリネット、チェロとピアノのための)
コッラード・ジュッフレーディ(クラリネット)
ヴィート・パーテルノステル(チェロ) アドリアーノ・パオリーニ(ピアノ)
不一致[Desaccòrd](ピアノ・ソナタ)
ジャンパオロ・ヌーティ(ピアノ)
ブルー[Blue](ヴァイオリンとハープのための)
フランチェシコ・ドラーツィオ(ヴァイオリン) マリア・ガンボス(ハープ)
歩み[Passi](フルート、サクソフォンとピアノのための)
ダンテ・ミロッツィ(フルート) フェデリコ・モンデルチ(サクソフォン)
アドリアーノ・パオリーニ(ピアノ)
塩の結晶[Cristalli di sale](ギターとハープのための)
マルコ・サルチート(ギター) マリア・ガンボス(ハープ)
心のオアシス[Oasi alla mente]
(フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
ダンテ・ミロッツィ(フルート) 
フランチェシコ・ドラーツィオ(ヴァイオリン)
ヴィート・パーテルノステル(チェロ) アドリアーノ・パオリーニ(ピアノ)
アラカタラマ[Arakathalama]
(クラリネット、ギター、バンドネオンとコントラバスのための)
コッラード・ジュッフレーディ(クラリネット)
ジャンパオロ・バンディーニ(ギター)
チェーザレ・キャッキャレッタ(バンドネオン)
エンリコ・ファゴーネ(コントラバス)
RAI TRADE所有の音源(録音時期データ無し)を2010年にミキシング&マスタリ
ングした編集盤。




<PAVIAN>
PM 0050-2 ¥2450
【高価格帯】
ヴラジミール・ゴダール(1956-):オラトリオ「平和の訴え」(2009)
前奏曲-「マントラ」(エラスムス作詩「平和の訴え」;ラテン語)(**)
レチタティーヴォ「兵士」(ヨハン・アモス・コメニウス作詩;ラテン語)(#)
「市街地の包囲」(ヨハン・アモス・コメニウス作詩;ラテン語)(**)
「大戦争」(++)/「哀歌」(ウリムの哀歌;シュメール語)(+/**)
「祈り、アラー」(ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー作詩;英語)(*/**)
詩篇「主よ、お聞きください」(詩篇101、詩篇51;ラテン語)(*/**)
「ラクリモーサ」(ラテン語)(+/#/**)
「この狂乱の時代のための悲しみのパヴァーヌ」
後奏曲-「マントラ」(エラスムス作詩「平和の訴え」;ラテン語)(*/+/#/**)
子守歌「小鳥は何を話しているの?」
(アルフレッド・テニソン作詩;英語)(*/+/**)
エミリー・ヴァン・エヴェラ(ソプラノ(*))
ペトラ・ノスカイオヴァー(アルト(+))
トマーシュ・シェルツ(バス(#))
聖マルチン大聖堂合唱団(**)
デュシャン・ビル(合唱指揮(**))
ソラメンテ・ナトゥラーリ(管弦楽)
ミロシュ・ヴァレント(ヴァイオリン・ソロ(++)、
アーティスティック・ディレクター)
アンドルー・パロット(指揮)
録音:2010年7月7-9日、ブラチスラヴァ(スロヴァキア)、聖家族教会
クラシカル音楽と映画音楽の両分野で高名なスロヴァキアの作曲家ゴダール
が Europa Cantat(ヨーロッパ合唱協会)の委嘱を受けて作曲した、戦争と平
和をテーマとするオラトリオ。2009年オランダのユトレヒトで開催されたユ
ビラーテ・フェスティヴァルにおいて初演されました。ソラメンテ・ナトゥ
ラーリはミロシュ・ヴァレントが1995年に創設したスロヴァキアのピリオド
楽器アンサンブル。アンドルー・パロットとミロシュ・ヴァレント&ソラメ
ンテ・ナトゥラーリ、デュシャン・ビルはゴダールが再評価に尽力したスロ
ヴァキアの作曲家ヤーン・レヴォスラフ・ベラ(1843-1936)の教会音楽のCD
でも共演していました(次項に記載)。ハーカヴァー・ブック仕様のため価格
が高くなっておりますのでご注意ください。




<SCRIPTORIUM MUSICUM EDITION>
1624-001-2 ¥2250
【旧譜・再案内】
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラ(1843-1936):教会音楽集(1866-1881)
テ・デウム[Te Deum]
あなたは私の救い[Adiutor meus]
私を清めてください、主よ、ヒソポで[Asperges me, Domine, hyssopo]
言葉は肉となり[Verbum caro]
キリストは私たちのために[Christus factus est]
めでたし、王[Ave Rex]
来てください、聖霊よ[Veni sancte Spiritus]
地は震え[Terra Tremuit]
聖なるイエスの御名のリタニア[Litaniae de Sanctissimo Nomine Jesu]
レクイエム[Requiem]
エミリー・ヴァン・エヴェラ(ソプラノ)
ブラチスラヴァ音楽院室内合唱団
デュシャン・ビル(合唱指揮)
ソラメンテ・ナトゥラーリ(管弦楽)
ミロシュ・ヴァレント
(アーティスティック・ディレクター、ヴァイオリン・ソロ)
アンドルー・パロット(指揮)
録音:2008年12月2日、ブラチスラヴァ(スロヴァキア)、モイゼス・ホール、
ブラチスラヴァ音楽祭、ライヴ
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラはロマン派の時代から70年にわたって創作を
続けたスロヴァキアの作曲家。収録の全曲が世界初録音。




<MELODIYA>
MELCD 1000814 8枚組 ¥8100
※価格変更 再案内
マーラー:交響曲選集
交響曲第1番
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1969年
交響曲第3番(歌唱:ロシア語)(*)
交響曲第3番 から 第4楽章-第5楽章(歌唱:ドイツ語)(+)
ヴァレンチナ・レフコ(アルト(*))
イルガ・ティクヌーセ(メゾソプラノ(+))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
モスクワ国立女声合唱団&児童合唱団(*)
ラトヴィア国立フィルハーモニー女声合唱団&児童合唱団(+)
録音:1961年、モスクワ(*)/1975年、ラトヴィア、リガ(+)
交響曲第4番(歌唱:ロシア語)(*)
交響曲第4番 から 第4楽章(歌唱:ドイツ語)(+)
ガリーナ・ピサレンコ(ソプラノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1972年(*)/1973年(+)
交響曲第5番
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1974年
交響曲第6番「悲劇的」
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年
交響曲第7番「夜の歌」
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団  録音:1975年
交響曲第9番
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団  録音:1964年
キリル・コンドラシン(指揮)

MELCD 1001860 5枚組 ¥4250
※価格変更 再案内
チャイコフスキー国際コンクールに捧ぐ
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57(*)
リスト(1811-1886):愛の夢 第3番(+)
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(#)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(#) キリル・コンドラシン(指揮(#))
録音:1958年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(*)/1958年(+/#)
ワレリー・クリモフ(ヴァイオリン)
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64(*)
チャイコフスキー(1840-1893):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35(+)
ソヴィエト国立交響楽団(*) マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+) 
ドミートリー・キタエンコ(指揮(+))
録音:1967年(*)/1977年(+)
ナターリャ・シャホフスカヤ(チェロ)
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(*)
ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲第1番ハ長調(+)
A・アメンターエワ(ピアノ(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+) 
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮(+))
録音:1982年(*)/1969年(+)
ジェーン・マーシュ(ソプラノ)
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「オテロ」から デズデモーナの場面、アリアと祈り
モーツァルト(1756-1791):オペラ「魔笛」から パミーナのアリア
プッチーニ(1858-1924):オペラ「トゥーランドット」から リューのアリア
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「エフゲニー・オネーギン」から タチアナの手紙の場面
ヴェルディ:オペラ「オテロ」から オテロとデズデモーナの二重唱(*)
ウラディーミル・アトラントフ(テノール(*))
L・ファー(ピアノ)
ボリショイ劇場管弦楽団 マルク・エルムレル(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1966年/1966年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
ウラディーミル・アトラントフ(テノール)
ボリス・シェレメチエフ:ぼくは君を愛した
チャイコフスキー(1840-1893):
昼の光が満ちても/ただ憧れを知る者だけが
ドン・ファンのセレナード/太陽は沈んだ
アレクサンドル・グリーリョフ(1803-1858):鐘
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から ドン・ホセのアリア
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「アイーダ」から ラダメスのアリア
レオンカヴァッロ(1857-1919):オペラ「道化師」から
カニオのレチタティーヴォとアリア
プッチーニ(1858-1924):オペラ「トスカ」から カヴァラドッシのアリア
エドゥアルト・ナープラヴニーク(1839-1916):
オペラ「ドゥブロフスキー」から
ヴラディミールのレチタティーヴォとロマンス
ボロディン(1833-1887):オペラ「イーゴリ公」から
ウラディーミルのレチタティーヴォとカヴァティーナ
チャイコフスキー:オペラ「スペードの女王」から
ゲルマンのレチタティーヴォ、アリア、アリオーソ
ボリショイ劇場六重奏団 F・ハリロワ(ピアノ)
ボリショイ劇場管弦楽団 マルク・エルムレル(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1966-1973年

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11-06 No.25-1

2011年06月27日 19時31分46秒 | Weblog
<写影>
SHHP C005(DVD-Video) 3枚組 ¥12600
「朝比奈 隆 / ブラームス・チクルス 交響曲全集&協奏曲全集」
朝比奈隆歿後10周年記念特別企画 完全限定盤
[DVD 1] 152’
・交響曲第1番ハ短調Op.68
収録:1990年2月5日オーチャードホール(ライヴ)
・ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
収録:1990年5月1日オーチャードホール(ライヴ)
・ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
収録:1990年4月3日オーチャードホール(ライヴ)
伊藤恵(P) 藤川真弓(Vn)
朝比奈 隆(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団
[DVD 2] 132’
・交響曲第2番ニ長調Op.73
収録:1990年4月3日オーチャードホール(ライヴ)
・交響曲第3番ヘ長調Op.90
収録:1990年5月1日オーチャードホール(ライヴ)
・ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
収録:1990年2月5日オーチャードホール(ライヴ)
豊嶋泰嗣(Vn) 上村昇(Vc)
朝比奈 隆(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団
[DVD 3] 133’
・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
収録:1990年6月1日オーチャードホール(ライヴ)
【特典映像】
インタビュー「実相寺昭雄監督と朝比奈隆先生の思い出」
出演:寺田 農(俳優)
・交響曲第4番ホ短調Op.98
収録:1990年6月1日オーチャードホール(ライヴ)
園田高弘(P)
朝比奈 隆(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団
日本が世界に誇る巨匠指揮者、朝比奈隆(1908-2001)が歿後10周年を迎える
2011年に、注目の映像作品が登場します。朝比奈が1990年に新日本フィルを指
揮したブラームスの交響曲全集は、このアニヴァーサリーに向けて2010年に先
行リリースされた「ブルックナー:交響曲選集」に引き続いて、「映像の巨匠」
実相寺昭雄が映像演出を手掛けたもので、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲
2曲や二重協奏曲のほか、特典映像もあらたに追加されたたいへん豪華な内容
となっています。なお、収録内容の一部曲目については、交響曲第1番と第4番
の2曲が過去にソフト化されたことがありますが(『交響的肖像』[廃盤])、こ
うして完全な形で交響曲全曲が揃うのはきわめて意義深いものがあるといえま
す。すべての音源制作は朝比奈、新日本フィル両者とゆかりの深いフォンテッ
クが担当。同一音源によるCDはフォンテックより、ほとんどすべてがリリース
されていますが、ピアノ協奏曲第2番とヴァイオリン協奏曲については映像の
みならず、いずれの音源自体が初出というのも注目すべきポイントとなってい
ます。さらに、特典映像も見どころ満載で、朝比奈、実相寺両巨匠と親交のあ
った名優、寺田農(東海大文学部特任教授)が語るご両人の思い出話が出色。監
督については、いわゆる「TBS実相寺事件」をユーモアを交えて明かしており、
映像ファンもたいへん興味深い内容。また、朝比奈については、ブラヴォーと
ブーイングが相半ばした有名公演「フィデリオ」のエピソードと、その貴重な
ハイライト映像も収められております。
朝比奈隆と実相寺昭雄、巨匠同士の顔合わせが生んだブラームス・チクルス。
ぜひとも、末長くお手元に置いていただきたい、手ごたえたっぷりの内容と
いえるでしょう。




<IDIS>
IDIS 6615 ¥850
ベートーヴェン:
交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱」
「プロメテウスの創造物」序曲 Op.43
オットー・クレンペラー(指)フィルハーモニア管弦楽団
録音:1960年6月7日(「合唱」),1960年6月2日(「プロメテウスの創造物」)
1番3番(IDIS 6610)、2番5番(IDIS 6612)に続く、1960年ウィーンでのクレン
ペラーとフィルハーモニア管弦楽団のベートーヴェン・チクルス、第3弾は
第9交響曲です。IDISは今回も良質な音源を見つけ出したとのことです。余白
に「プロメテウスの創造物」序曲 を収録。

IDIS 6619 ¥850
ベートーヴェン:
交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」
交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
オットー・クレンペラー(指)フィルハーモニア管弦楽団
録音:1960年6月2日(第6番)、5月31日(第4番)、ウィーン
クレンペラーとフィルハーモニア管弦楽団がウィーンに乗り込んでのベートー
ヴェン・チクルスの第3弾は、「田園」と第4番。標題性にこだわらない「田園」
も見事なら、冷静かつ広い視野の音楽作りが映える第4番と、クレンペラーの
素晴らしさが堪能できる2曲です。

IDIS 6614 ¥1650
バッハ:
パルティータ第5番 ト長調 BWV.829
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
前奏曲とフーガ第7番 変ホ長調 BWV.876
前奏曲とフーガ第22番 変ロ短調 BWV.891
前奏曲とフーガ第9番 ホ長調 BWV.878
前奏曲とフーガ 第14番 嬰ヘ短調 BWV.883
クラヴィア協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052
グレン・グールド(P)
アーネスト・マクミラン(指)トロント交響楽団
録音:1954年10月4日、トロント(BWV.829),1952年10月21日、
トロント(BWV.971),
1955年3月29日,1952-1954年(前奏曲とフーガ)
グールドのカナダ時代の貴重な録音です。ここには「獅子の子、猫に非ず」
を証明する強い個性の放出がすでに見て取れます。

IDIS 6618 ¥1650
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 D.385
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
アレクサンダー・シュナイダー(Vn シューベルト)
ヨゼフ・シゲティ(Vn ベートーヴェン)
ミエチスラフ・ホルショフスキー(P)
録音:1957年4月(シューベルト),1951年3月(ベートーヴェン Op.96),
1949年3月(ベートーヴェン Op.30-2)
名ピアニスト、ミエチスラフ・ホルショフスキーが、二人の偉大なヴァイオリ
ニストの伴奏を務めた録音。シュナイダーとのシューベルトは、プエルト・リ
コでのカザルス音楽祭でのライヴ録音。ベートーヴェン2曲は米Columbia録音。




<EURO ARTS>
20 58818(DVD-Video) 6枚組 ¥9450
字幕:伊、英、独、仏、西、日本語
DVD1&2
歌劇「フィガロの結婚」(全曲)
イルデブラント・ダルカンジェロ(Br フィガロ)
アンナ・ネトレプコ(S スザンナ)
ドロテア・レーシュマン(S 伯爵夫人)
ボー・スコウフス(Br アルマヴィーヴァ伯爵)
クリスティーネ・シェーファー(S ケルビーノ)
マリー・マクローリン(Ms マルチェリーナ)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs バルトロ)
パトリック・ヘンケンス(T ドン・バジリオ)
オリヴァー・リンケルハーン(T ドン・クルツィオ)
フローリアン・ベッシュ(Br アントニオ)
エヴァ・リーバウ(S バルバリーナ)
ウィーン国立歌劇場合唱団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
演出:クラウス・グート
装置・衣装:クリスティアン・シュミット
映像監督:ブライアン・ラージ
収録:2006年7-8月、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
DVD3&4
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(全曲)【ウィーン版】
クリストファー・マルトマン(Br ドン・ジョヴァンニ)
アーウィン・シュロット(Bs レポレッロ) 
アンネッテ・ダッシュ(S ドンナ・アンナ) 
マシュー・ポレンザーニ(T ドン・オッターヴィオ) 
ドロテア・レッシュマン(S ドンナ・エルヴィーラ) 
エカテリーナ・シューリナ(S ゼルリーナ) 
アレックス・エスポジト(Br マゼット) 
アナトーリ・コチェルガ(Bs 騎士長)
ウィーン国立歌劇場合唱団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
演出:クラウス・グート
装置、衣装:クリスティアン・シュミット
映像監督:ブライアン・ラージ
収録:2008年7月、8月ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
DVD5&6
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」(全曲)
ミア・パーション(S フィオルディリージ) 
イザベル・レナード(Ms ドラベッラ)
トピ・レーティプー(T フェランド) 
フローリアン・ベッシュ(Br グリエルモ)
ボー・スコウフス(Br ドン・アルフォンソ) 
パトリシア・プティボン(S デスピーナ)
ウィーン国立歌劇場合唱団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アダム・フィッシャー(指揮)
演出:クラウス・グート
装置:クリスティアン・シュミット
衣装:アンナ・ゾフィー・トゥマ
映像監督:ブライアン・ラージ
収録:2009年7月、8月ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
クラウス・グートの演出で話題騒然となった、ザルツブルク音楽祭2006/2009
で上演されたモーツァルトのダ・ポンテ オペラ3部作がボックス・セットで
発売されます。
指揮者にはアーノンクール、ド・ビリー、アダム・フィッシャー、そしてアン
ナ・ネトレプコ、イルデブラント・ダルカンジェロ、パトリシア・プティボン
などの豪華歌手陣を揃え、音楽面でも非常に完成度の高い上演です。
ネトレプコが圧倒的存在感を放ち、巨匠アーノンクールの説得力ある音楽を聴
かせる「フィガロの結婚」、グートの冴えわたる演出で上演された「ドン・
ジョヴァンニ」ウィーン版、森の中の別荘で描かれる若者たちの変化を描い
た「コジ・ファン・トゥッテ」などどれも大きな評判となった上演のライヴ
映像です。




<C-Major>
70 6408(DVD-Video) 2枚組 ¥4800
70 6504(Blu-ray) ¥5180
字幕:英独仏西韓中
ドヴォルザーク:「ルサルカ」
クリスティーネ・オポライス(S ルサルカ)
クラウス・フローリアン・フォークト(T 王子)
ギュンター・グロイスベック(Bs 水の精)
ナディア・クラステヴァ(S 外国の王女)
ヤニナ・ベヒレ(Ms 魔法使い)
ほか
トマーシュ・ハヌス(指)
バイエルン国立管弦楽団,
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
演出:マルティン・クシェイ
装置:マルティン・ゼートグルーバー
衣装:ハイディ・ハックル
照明ラインハルト・タウプ
収録:2010年10月、ミュンヘン
2010年10月にバイエルン国立歌劇場で上演されたドヴォルザーク「ルサルカ」
は、鬼才マルティン・クシェイの斬新な舞台を巡って賛否両論あったものの、
大きな話題を提供しました。もともと「ルサルカ」は、人間界に夢を抱いた水
の精ルサルカが、犠牲を払っても王子と恋に落ちるも、王子が心変わりし、し
かし最後には呪いに苦しむ王子とルサルカが愛の死を迎えるという物語で、民
話ならでは悲惨さをワーグナー張りのロマンティシズムに昇華したもの。ク
シェイはそれをさらに現代的に描き、金持ちの青年に恋をした娘の悲しみを前
面に出した上で、第3幕はあっと驚く展開に仕立ててます。御伽噺の世界を期
待していると驚かされるものの、民話が持っていた残酷性を伴った悲恋を現代
的に表現した舞台としては成功しています。
ルサルカのクリスティーネ・オポライスは、1979年、ラトヴィア生まれのソプ
ラノ。近年ドイツ語圏を中心に大活躍しており、大ソプラノとしてのブレイク
も間近と期待されている人。王子には、ローエングリーンで大人気になったク
ラウス・フローリアン・フォークト。1970年生まれのこのドイツのテノール
は、今こうした王子役を歌わせたら抜群です。出番は少ないながら存在感の求
められる水の精には、1976年生まれのオーストリアのバリトン、ギュンター・
グロイスベック。彼は今年バイロイト音楽祭への初出演が決まっています。
外国の王女のナディア・クラステヴァは、1976年ブルガリア生まれのメッゾソ
プラノ。ウィーン国立歌劇場を中心に活躍しており、メッゾの新星として大き
な期待がかかっています。そして魔法使いには、1968年、ハンブルク生まれの
メッゾ、ヤニナ・ベヒレと、勢いのある充実したキャストが組まれています。
指揮は、2007年から2009年までブルノ国立歌劇場の音楽監督を務めたトマー
シュ・ハヌス。新鮮で瑞々しい音楽で《ルサルカ》の魅力を存分に引き出して
います。ボーナスにメイキング映像を収録。

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11-06 No.25-2

2011年06月27日 19時31分06秒 | Weblog
<Simax>
PSC 1317 2枚組 ¥4560
G・B・アントワーヌ・フォルクレ(1671-1745)
/ジャン・バティスト・フォルクレ(1699-1782):
クラヴサン曲集に編曲されたヴィオール全曲集(pub.1747)
第1組曲 第2組曲 第3組曲 第4組曲 第5組曲
シェティル・ハウグサン(Cemb)
楽器:シェティル・ハウグサン製作(1971)、
後期フランドル・タイプ・ハープシコードのコピー
録音:2010年3月15日-19日 ドイツ放送室内楽ホール(ケルン)
制作:フランソワ・エッケルト  録音:エヴァ・ペップライン
父G・B・アントワーヌは作曲家、ガンバのヴィルトゥオーゾ。子ジャン・バ
ティストは作曲家、洗練された技巧をもつヴィオール奏者。ともに「太陽王」
ルイ十四世の宮廷に仕えたフォルクレ父子は、息子の才能に対する父の嫉妬の
ため、良好な関係になかったことが伝わっています。父が没した2年後の1747
年にジャン・バティストが出版した、自分を投獄しフランスから追放という憂
き目に遭わした父の名を冠した『クラヴサン曲集に編曲されたヴィオール曲
集』。この曲集は、「編曲」とされているものの、実質はジャン・バティスト
の作曲だろうと言われます。第1組曲から第5組曲まで全32曲。多くの曲はジャ
ン・バティストの友人と知人たちに敬意を表して命名され、いくつかの曲には
フォルクレ、クープラン(第1組曲)、ルクレール(第2組曲)、ラモー、ギニョン
(第5組曲)といった音楽家たちの名がつけられました。
シェティル・ハウグサンはノルウェーのチェンバロ奏者。今日を代表するアー
リーミュージックの音楽家のひとり。トロンハイム、オスロ、プラハ、ハーレ
ムで学び、1975年グスタフ・レオンハルトに学んだアムステルダム音楽院の
Prix d'Excellence を獲得、現在はケルンの音楽大学で教授を務めています。
またチェンバロ製作者としても活動し、この録音でも使用しています。
ハウグサンがフォルクレの曲集に出会ったのは、1972年9月、南ドイツのフラ
イブルク近郊のシュタウフェンで行われたアーリーミュージックのワークショ
ップでした。レオンハルトとヴィーラント・クイケンがマスタークラスを担当。
以来、この曲集はハウグサンにとってもっとも大切な音楽のひとつになりまし
た。この曲集を完全な姿に録音したい。その願いがかない、Simax とケルンの
ドイツ放送(Deutschlandfunk)が共同で制作にあたったこの録音でハウグサン
は、後期フランドル・タイプの楽器を基に自身が1971年に製作した2段鍵盤、
5オクターヴ(FF-g''')のハープシコードを弾いています。この楽器を垂直に
置き「ガンバ」に見立てた写真がブックレットのアートワークに使われてい
ます。




<ATMA Classique>
ACD2 2504 ¥1850
謝肉祭と四旬節
ジョヴァンニ・ガストルディ、オラツィオ・ヴェッキ、
ミヒャエル・プレトリウス、
オルランド・ディ・ラッソ、カスパル・オトマイヤー、ザムエル・シャイト、
ジャン・デストレ、ガブリエル・バタイユ、クロード・ル・ジュヌ、
サラモネ・ロッシ、アンドレア・ガブリエリ、モンテヴェルディ、
タルクィニオ・メールラ、アンリ・ル・バイイ、トビアス・ヒューム、
マイケル・イースト、ジョン・ダウランド、オーランド・ギボンズ、
レ・ヴォワ・バロック、 レ・ヴォワ・ユメーヌ
録音:2008年1月24-26日サントーギュスタン教会
謝肉祭は、キリストの復活を記念するイースター前の四旬節(40日間)に入る
前のお祭り。四旬節には、復活祭の喜びの備えのために肉食を絶つ習慣があ
り、その前のカーニバル(謝肉祭)に、沢山ごちそうを食べ、お祭り騒ぎをす
る祝祭。ここではカナダを代表する古楽団体レ・ヴォワ・バロックとレ・ヴォ
ワ・ユメーヌが謝肉祭と四旬節に関連する作品を取り上げています。




<Melodiya>
MELCD 1001848 2枚組 ¥3760
リヒテル・プレイズ・バッハ -
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV.846-869 ――
前奏曲とフーガ第1番-第12番/前奏曲とフーガ第21番
前奏曲とフーガ第13番-第24番*
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
リヒテルの平均律クラヴィーア曲集といえば、インスブルックやザルツブルク
でのライヴも存在しているが、祖国ロシア(旧ソ連)音楽界の聖地、モスクワ音
楽院大ホールでの演奏、しかも本家メロディアからの復刻を見逃すわけにはい
かないだろう!
録音:1969年4月20日&21日*、モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

MELCD 1001860 5枚組 ¥4750
チャイコフスキー国際コンクールへ捧げる ――
CD1 - ヴァン・クライバーン(ピアノ) -
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57《熱情》、
リスト:愛の夢、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23 *
ヴァン・クライバーン(ピアノ)、
キリル・コンドラシン(指揮)*、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団*
録音:1958年
CD2 - ヴァレリー・クリモフ(ヴァイオリン) -
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64、
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ヴァレリー・クリモフ(ヴァイオリン)、
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮)、ソヴィエト国立交響楽団、
ドミトリー・キタエンコ(指揮)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1967年&1977年
CD3 - ナターリヤ・シャホスカヤ(チェロ) -
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
ハイドン:チェロ協奏曲ハ長調
ナターリヤ・シャホスカヤ(チェロ)、A・アメンタエヴァ(ピアノ)
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年&1969年
CD4 - ジェーン・マーシ(ソプラノ) -
ヴェルディ:歌劇《オテロ》より デズデモーナの情景とアリア、
モーツァルト:歌劇《魔笛》より パミーナのアリア
プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》より リューのアリア
チャイコフスキー:もう忘れられて、歌劇《エフゲニー・オネーギン》より
タチアナの手紙の場面
ヴェルディ:歌劇《オテロ》より オテロとデズデモーナの二重唱
ジェーン・マーシ(ソプラノ)、ウラディーミル・アトラントフ(テノール)
L・ファー(ピアノ)、マルク・エルムレル(指揮)、ボリショイ劇場管弦楽団
ボリス・ハイキン(指揮)、ソヴィエト国立交響楽団
録音:1966年
CD5 - ウラディーミル・アトラントフ(テノール) -
シェレメティエフ:君を愛す
チャイコフスキー:支配するのは昼か、ただ憧れを知る者だけが
ドン・ファンのセレナード、日は沈み、
グリリョフ:鐘
ビゼー:歌劇《カルメン》より ドン・ホセのアリア、
ヴェルディ:歌劇《アイーダ》より ラダメスのアリア、
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》より カニノのレチタティーヴォと
アリオーソ
プッチーニ:歌劇《トスカ》より カヴァラドッシのアリア、
ナプラヴニク:歌劇《ドヴロフスキー》より ウラディミールのレチタティー
ヴォとロマンス
ボロディン:歌劇《イーゴリ公》より レチタティーヴォとカヴァティーナ、
チャイコフスキー:歌劇《スペードの女王》より ヘルマンのレチタティーヴォ
アリアとロマンス
録音:1966年-1973年
ヴァン・クライバーン(ピアノ)、ヴァレリー・クリモフ(ヴァイオリン)
ナターリヤ・シャホスカヤ(チェロ) 、ジェーン・マーシ(ソプラノ)
ウラディーミル・アトラントフ(テノール)、他
4年おきに開催されるロシア楽壇の総力を結集したコンクール、"チャイコフス
キー国際コンクール"に捧げるボックス・セット!
チャイコフスキー国際コンクールの歴史を築いてきた黎明期の優勝者たち、ク
ライバーン(第1回ピアノ部門)、クリモフ(第1回ヴァイオリン部門)、シャホス
カヤ(第2回チェロ部門)、マーシ(第3回女声声楽部門)、アトラントフ(第3回男
声声楽部門)の名演奏が、メロディアからの特別なリリースで復活を遂げます!

MELCD 1000814 8枚組 ¥9250
マーラー:交響曲選集 ――
交響曲第1番ニ長調《巨人》/交響曲第3番ニ短調/交響曲第4番ト長調
交響曲第5番嬰ハ短調/交響曲第6番イ短調《悲劇的》
交響曲第7番ホ短調《夜の歌》/交響曲第9番ニ長調
キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、ソヴィエト国立交響楽団、
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
コンドラシンが亡命前の1961年から1978年にかけてメロディアにレコーディン
グを行った壮絶なマーラーの交響曲選集が新装復刻!当時の西側のオーケスト
ラの演奏とは一線を画すコンドラシンのマーラーには、マーラー協会からゴー
ルド・メダルを贈られている。
1961年、1964年、1969年、1972年-1975年、1978年の録音。ディジパック仕様。




<TOCCATA>
TOCC0106 ¥2450
マリオ・ラビスタ:弦楽四重奏曲全集
1.弦楽四重奏曲 第2番「夜の反射」(1984)
2-6.弦楽四重奏曲 第3番「私の隣人の音楽」(1995)
7.弦楽四重奏曲 第4番「シンフォニア」(1996)
8-14.弦楽四重奏曲 第5番「7つのインヴェンション」(1998)
15.弦楽四重奏曲 第1番「通時的な」
16-20.弦楽四重奏曲 第6番「5つの部分からなる組曲」
ラテンアメリカ四重奏団
録音 2007年2月19-20日メキシコ 全て初録音
メキシコの現代作曲家(作家としても活躍)、マリオ・ラビスタ(1943-)の弦楽
四重奏曲全集です。彼は室内楽、映画音楽、オーケストラ曲、声楽曲と多くの
作品を書き、またラテンアメリカで最も重要な音楽誌「Pauta」を設立し、そ
の編集長としても良い仕事をしています。このアルバムで聴ける彼の作品も、
そんな多彩な才能を反映してか、多種多様な音楽性に満ちています。
最初の曲「夜の反射」は不可解に捻じ曲げられた光が目に見えるような音楽。
弦の特殊奏法も駆使して、聴き手を夢幻的な世界へと誘います。他の曲も、
時には新古典派的な動きを見せたり、延々と歌い継がれる息の長いフレーズが
あったり、と1曲ごとに変わる作風が興味をそそります。

TOCC0117 ¥2450
ニコライ・チェレプニン:ピアノ作品集
1-3. 3つの小品 Op.24
4-17.ロシアのアルファベットによる14のスケッチ Op.38
(ムーア/ババ-ヤガ/一般的な/ダチャ/エジプト/星/ママ/湖/寝る時間/森/
お菓子/東洋の君主/ロシアの皇后/熊のぬいぐるみ)
18-23.漁師と魚の物語 Op.41
※全て初録音
デイヴィット・ウィッテン(ピアノ)
録音 2009年6月28-30日ニューヨーク
このアルバムに収録された曲を書いたチェレプニン(1873-1945)は、既に良く
知られているアレクサンドルではなく、その父、ニコライです。サンクトペテ
ルブルクで生まれ、リムスキー=コルサコフに作曲を学び、一時期は指揮者と
しても活躍。ディアギレフの「ロシア・バレエ団」でも指揮台に立っていた人
です。フランス印象主義の影響も受けつつ、古典的なフォルムを持った愛らし
いピアノ曲を多く書いています。このアルバムに収録された3つの曲集は、な
んとも軽妙洒脱であり、また示唆に富むものです。ブックレットの中には、
「ロシアのアルファベット」の元となったイラストも挿入されていますので、
一層イメージが膨らむことでしょう。




★BR KLASSIK 特別セール★
下記のタイトルにつきまして、2011年6月27日(月)より、2011年8月31日(水)
までの約2ヶ月間、特別価格にて販売いたします。代理店の在庫数に限りが
ございますので、お早めにご注文ください。

403571900100 ¥1350
ブルックナー:交響曲第7番
マリス・ヤンソンス

403571900101 ¥1350
マーラー:交響曲 第7番「夜の歌」 ホ短
マリス・ヤンソンス

403571900102 ¥1350
ハイドン:ミサ曲第14番変ロ長調《SACD》
マリス・ヤンソンス

403571900103 ¥1880
ハイドン:ミサ曲第14番変ロ長調《DVD》
マリス・ヤンソンス

403571900300 ¥1350
バーンスタイン:シンフォニック・ダンス
ウルフ・シルマー

403571900301 ¥1880
ハルトマン:シンプリチウス・シンプリチシムスの青年時代
ミュンヘン放送管弦楽団/シルマー

403571900701 ¥1350
モーツァルト/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲
アルゲリッチ/ヨッフム/小澤征爾

900104 ¥680
チャイコフスキー:交響曲第5番
マリス・ヤンソンス

900106 ¥1350
モーツァルト/グリエール/コルンゴルト:協奏曲
VA

900108 ¥950
ベートーヴェン:交響曲第9番
マリス・ヤンソンス

900110 ¥1880
シェーンベルク:グレの歌
ヴォイ/藤村実穂子/ヤンソンス

900302 ¥1350
PARADISI GLORIA 21
ルツ/エレード/ペーターセン/シルマー

900501 ¥1350
ヘンデル:エジプトのイスラエル人
コンチェルト・ケルン/ダイクストラ

900702 ¥1350
フルトヴェングラー:交響曲第2番
オイゲン・ヨッフム

900703 ¥950
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
ラファエル・クーベリック

900704 ¥950
リムスキー=コルサコフ:ロシアの復活祭序曲
フランク:交響曲ニ短調
キリル・コンドラシン

900705 ¥950
エルガー:エニグマ変奏曲 他
サー・コリン・デイヴィス

900708 ¥4850
バイエルン放送響60周年記念BOX
VA

900709 ¥1350
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22&23番
バレンボイム/クーベリック

900710 ¥1350
モーツァルト:作品集
グラフェナウアー/ヴァント/デイ

900111 ¥1350
ブラームス:交響曲第2番、第3番
マリス・ヤンソンス

900901 ¥1350
音で聴くマーラーの伝記
マリス・ヤンソンス

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11-06 No.24

2011年06月24日 11時42分09秒 | Weblog
<Passacaille>
Passacaille 973 ¥2300
C.P.E.バッハ:
フルート、ヴィオラ、チェロとフォルテピアノのための四重奏曲集 ――
フルート四重奏曲第1番イ短調Wq.93,H.537
フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Wq.133,H.564《ハンブルク・ソナ
タ》
フルート四重奏曲第2番ニ長調Wq.94,H.538
フルート四重奏曲第3番ト長調Wq.95,H.539
無伴奏フルート・ソナタ イ短調Wq.132,H.562
ヤン・デ・ヴィネ(バロック・フルート)、マルテン・ボーケン(ヴィオラ)、
ロエル・ディールティエンス(チェロ)、
シャレフ・アド=エル(ピアノフォルテ)
神童モーツァルトが、ヨハン・フリードリヒ・ロホリッツに送った手紙の中で
「彼は父であり、私たちは子供である」と讃えた大バッハの二男C.P.E.バッハ。
ハイドンやベートーヴェンに大きな影響を与えたバッハ一族のエースであり、
生前の名声は父を凌いでいたとされている。
パッサカイユ(Passacaille)レーベルのアーティスティック・ディレクターで
あり、コレギウム・ヴォカーレやシャンゼリゼ管弦楽団の奏者を歴任してきた
バロック・フルーティストの名匠ヤン・デ・ヴィネを主役として、18世紀オー
ケストラのマルテン・ボーケン、アンサンブル・エクスプロラシオンの音楽監
督ロエル・ディールティエンス、イスラエルの天才古楽系鍵盤奏者シャレフ・
アド=エルが、このC.P.E.バッハの「フルート四重奏曲集」のために集結!
ヤン・デ・ヴィネのバロック・フルートと、アド=エルが弾くアントン・ヴァ
ルター・モデル(クリス・マーネ1997年製)の会話が音楽となり、優雅に、そし
て華麗に舞う ――。
録音:1998年3月、ヘント・グルートセミナリー教会(ベルギー)

Passacaille 974 ¥2300
エポス - カロリング朝時代の音楽 ――
Bella bis quinis/Ut quid iubes pusiole/Aeneis Liber II
Planctus Karoli/Hug dulce nomen/O stelliferi conditor orbis
Albi ne doleas/Aeneis Liber IV/Est mihi nonum
Aurora cum primo mane
アンサンブル・カンティレーナ・アンティクァ〔ステファーノ・アルバレッロ
(ヴォーカル&リラ&キタラ)、パオロ・ファルディ(ティビア)、ジャンフラン
コ・ルッソ(フィドゥーラ)、マルコ・ムザッティ(ティンティナブーラ&プサ
ルテリウム)〕
5世紀から10世紀にかけて西ヨーロッパで栄えたフランク王国のカロリング朝。
ラテン語抒情詩、中世西洋音楽の重要な発展期だったカロリング朝時代に作曲、
演奏されたと伝わる未出版の音楽が復活を遂げる。
1987年にボローニャで結成された古楽演奏団体、アンサンブル・カンティレー
ナ・アンティクァの演奏はかなりハイレベル。
2009年3月、ボローニャでの録音。




<Centaur>
CRC 3108 ¥2080
ヴェネツィアのオーボエ協奏曲集 ――
ヴィヴァルディ:協奏曲イ短調RV.461/アルビノーニ:協奏曲ニ短調Op.9-2
マルチェロ:協奏曲ニ短調/ヘンデル:協奏曲ト短調
アルビノーニ:協奏曲ハ長調Op.9-5
マーク・シャックマン(バロック・オーボエ)、
トーマス・クロフォード(指揮)
アメリカン・クラシカル・オーケストラ
マーク・シャックマンは、アメリカ有数のピリオド・オーケストラ、ヘンデル
&ハイドン・ソサエティ、ボストン・バロック、フィルハーモニア・バロック
・オーケストラ(サンフランシスコ)の首席オーボエ奏者、ソリストを務め、
アウロス・アンサンブルの創設メンバーにも名を連ねるなど、アメリカ古楽界
を代表するバロック・オーボエの世界的名手!
シンプルなシステムのバロック・オーボエから、表情豊かな音色を自在に生み
出すシャックマンの演奏は、"バロック・オーボエによる"「オーボエ協奏曲集」
の最高峰に輝けるだけのクォリティを持つ。クロフォード率いるアメリカン・
クラシカル・オーケストラの躍動感あふれるサウンドも素晴らしい。
2010年1月11日-12日の録音。

CRC 3007 ¥2080
ドビュッシーへの追悼 ――
デュカス:牧神の遥かな嘆き/ルーセル:詩神のもてなし
フローラン・シュミット:そして牧神は月光を浴びた麦畑のなかに横たわる
ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲の断章/マリピエロ:オマージュ
グーセンス:モルト・モデラート、コン・エスプレッシーヴォ
ファリャ:讃歌/バルトーク:ドビュッシーの追憶に
サティ:ドビュッシーへの牧歌/ラヴェル:水の戯れ
ドビュッシー:映像第2集、スケッチ帳より、仮面、喜びの島
ランダール・ラヴ(ピアノ/ブリュートナー1907)
フランス印象派の大作曲家ドビュッシーの音楽と、ドビュッシーへ捧げられた
ピアノ小品が、「映像第2集」(1907年)と同じ年に製造されたヒストリカル・
ピアノの音色で現代に蘇る。
使用楽器は、アメリカ、マサチューセッツのヒストリカル・ピアノ・スタディ
・センター、フレデリック・コレクション
(http://www.frederickcollection.org/)が所有する1907年ライプツィヒ製の
ブリュートナー!

CRC 3084/3085 2枚組 ¥4160
フェヴリエ:クラヴサン曲集 ――
クラヴサン曲集第1巻(1734年)/クラヴサン曲集第2巻(1735年頃)
シャルロット・マッタ・ムーシェ(チェンバロ)
2つの「クラヴサン曲集」は、18世紀のフランスでオルガニスト、作曲家とし
て活躍したピエール・フェヴリエ(1696-1760)の代表作。装飾音を巧みに用い
た「クラヴサン曲集」は、現存する作品が少ないフェヴリエの作風を知るこ
との出来る貴重な音楽である。2010年1月4日-5日の録音。

CRC 2971 ¥2080
フビライ・ハンの快楽殿 - グリフィス:ピアノ作品集 ――
3つの音画Op.5/幻想小曲集Op.6/ピアノ・ソナタ/ローマのスケッチOp.7
フビライ・ハンの快楽殿
ソルンガ・ファン=ズー・リュー(ピアノ)
フンパーディンクから作曲を学んだアメリカ印象主義の作曲家、チャールズ・
トムリンソン・グリフィス(1884-1920)のピアノ作品集。イギリスの詩人コー
ルリッジの詩を題材とした「フビライ・ハンの快楽殿」」など、東洋を題材と
した作品を残した作曲家である。ジャケットのインパクトも強力!?
2006年8月の録音。

CRC 3028 ¥2080
死と復活 - グレゴリオ聖歌集 ――
死者のためのミサ曲/私を清めてください/復活祭のミサ曲
アンサンブル・トルクルス、ヘイグ・マルディロシアン(指揮)
タンパ大学音楽学部の教授であり、1977年にドイツのボン国際オルガン週間に
アメリカ人として初めて招聘されたアメリカ人音楽家、ヘイグ・マルディロシ
アンのヴォーカル・アンサンブルによるグレゴリオ聖歌集。2009年3月の録音。

CRC 3037 ¥2080
コンスタンティニディス:弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第2番/献呈/弦楽四重奏曲第3番/前奏曲集/Kへのエレジー
弦楽四重奏曲第1番
シンフォニエッタ弦楽四重奏団、ネフスキー弦楽四重奏団、
ヴァルカー弦楽四重奏団
ディノス・コンスタンティニディス(1929-)は、ギリシャのサクソフォニスト、
ケルケゾスの演奏(CRC 2871)で国際的な知名度を高めた現代ギリシャのリーデ
ィング・コンポーザー。特に室内楽作品の完成度の高さには定評がある。
1997年-2008年の録音。




<NEWTON CLASSICS>
8802060 ¥1750
グレツキ:クライネス・レクイエム/ひばりの歌
1-4.ピアノと13楽器のための「クライネス・レクイエム」Op.66
5-7.クラリネット、チェロ、ピアノのための「ひばりの歌」
シェーンベルク・アンサンブル/ラインベルト・デ・レーヴ(ピアノ)
録音1993年11月アムステルダム
交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」で知られるヘンリク・グレツキ(1933-
2010)。ミニマルとヒーリングの要素を併せ持つ作風と、曲の持つメッセージ
性が、世界中にセンセーショナルな話題を巻き起こしたものでした。とはいえ、
彼の他の作品はほとんど知られていないのは、まったく残念なことと言えるで
しょう。このアルバムに収められている2つの作品は、どちらも小さい編成の
ために書かれたものです。クライネス・レクイエムはまさに「言葉のないレク
イエム」。この悲しみと慰めに満ちた音楽には、確かに言葉は不要でしょう。
「ひばりの歌」は、グレツキが尊敬していたというメシアンに通じる音楽です。

8802061 ¥1750
グレ・ブルーウェンスティーン
- ベートーヴェン、ヴェルディ、ワーグナー、ウェーバーを歌う
1.ベートーヴェン(1770-1827):シェーナとアリア「ああ、不実な者よ」
2.ウェーバー(1786-1826):
歌劇「魔弾の射手」から「静かに、静かに、敬虔な調べよ」
3.ワーグナー(1813-1883):
歌劇「タンホイザー」から「おごそかな広間よ、ふたたび挨拶を送る」
4.ワーグナー:
歌劇「タンホイザー」からエリーザベトの祈り「全能のマリアよ」
5.ワーグナー:
歌劇「ローエングリン」からエルザの夢「寂しい日々に神に祈った」
6.ワーグナー:
歌劇「さまよえるオランダ人」からゼンダのバラード「海原に真っ赤な帆と
黒いマストの船を見かけましたか?」
7.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「ドン・カルロ」から「世の空しさを知る神」
8.ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」から「恋はばら色の翼に乗って」
9.ヴェルディ:歌劇「運命の力」から「とうとう着いた、神よ感謝します」
10.ヴェルディ:歌劇「運命の力」から「神よ、平和を与えたまえ」
ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団 …1.2
ルドルフ・モラルト(指揮)
ウィーン交響楽団…3-8/ウィーン・カテドラル管弦楽団…9-10
録音1952年9月…1-2,1956年4月…3-10
オランダの伝説的ソプラノ、ブルーウェンスティーンのアリア集です。1940年
代から1970年半ばまで「ドラマティック・ソプラノ」として活躍、美しい舞台
姿が往年の名女優イングリッド・バーグマンに似ていたことでも評判となった
人です。彼女はあまり録音を多く残さなかったのですが、(現存しているのは、
個人的なテープ録音とラジオ放送のアーカイブがほとんど)このアルバムに収
録された2つのスタジオセッションは、全盛期の彼女の声を正しく伝える手立
てとなることでしょう。ワーグナー、ヴェルディなど、強靭な声にぴったりの
選曲です。

8802062 2枚組 ¥2450
ストラヴィンスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
《CD1》
1-6.バレエ音楽「プルチネルラ」からヴァイオリンとピアノのための「イタリ
ア組曲」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンによる編曲)(序奏/セレナータ/
タランテッラ/2つの変奏付きガヴォット/スケルツィーノ/メヌエットと終曲)
7.「妖精の口づけ」より「バラード」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンに
よる編曲)
8.「ペトルーシュカ」より「ロシア舞曲」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキ
ンによる編曲)
9.「マヴラ」より「ロシアの歌」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンによる
編曲)
10.パストラーレ(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンによる編曲)
11-14.「妖精の口づけ」よりディヴェルティメント(ストラヴィンスキー&
ドゥシュキンによる編曲)
《CD2》
1-5.協奏的二重奏曲/6.タンゴ(ムストネン編)/7.エレジー
8.前奏曲と王女のためのロンド/9.子守歌/10.「火の鳥」から「ロンド」
11.ラ・マルセイエーズ(ストラヴィンスキー編)
12.歌劇「ナイチンゲール」より「ナイチンゲールの歌」(ストラヴィンスキー
&ドゥシュキンによる編曲)
イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)/オリ・ムストネン(ピアノ)
録音1987年6月…CD1.1-6,11-14,CD2.1-5,1988年1月…CD2.6-12,
1988年6月…CD1.7-10
タイトルには、「ヴァイオリンとピアノのための作品全集」とありますが、こ
れは本当のところは正しくありません。この2枚組の中で、本来ヴァイオリン
とピアノのために書かれた曲はほんの数曲で、あとはストラヴィンスキー
(1882-1971)の友人だったヴァイオリニスト、ドゥシュキンと共に自身の作品
を改編したものだったり、ここでピアノを演奏しているムストネン自身が編曲
したものだったり。しかし、これらの編曲おかげで、現代のヴァイオリニスト
たちは、とても魅力的なレパートリーを手に入れたわけです。オランダを代表
する名ヴァイオリニスト、ファン・クーレンの機知に富んだ演奏で。

8802063 4枚組 ¥3450
ブラームス:交響曲全集
《CD1》
1-4.交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
《CD2》
1-4.交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
《CD3》
1-4.交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90/5-14.ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
《CD4》
1-4.交響曲 第4番 ホ短調/5.悲劇的序曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
録音1989年5月…CD4,1990年5月…CD3,1991年4月…CD1.2
今や、何の説明も要らない名指揮者ジュリーニと、世界を代表するウィーン・
フィルとのブラームス(1833-1897)。これを名演と言わずして、何を語ること
がありましょうか。

8802064 ¥1750
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
カデンツァ…シュニトケ(1934-1998)作
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールド
ネヴィル・マリナー(指揮)
録音1980年12月ロンドン
20世紀を代表する作曲家シュニトケと、楽聖ベートーヴェン(1770-1827)との
コラボ作品です。初出時、大変話題になったアルバムであり、クレーメルの
演奏を聴きたいという欲求もさることながら、シュニトケのカデンツァってど
うなの?という知的欲求を満たしたいファンが殺到したというアルバムでもあ
ります。このカデンツァは、もともとシュニトケの友人で、初演も多く行った
ルボツキーのために書かれたもので本来、独奏者の腕のみせどころであり、一
人で演奏するカデンツァに他のヴァイオリンやら、ティンパニやら、他の楽器
が乱入してくるは、他の作曲家のメロディは混じるは・・・と、大変なもので
す。まだ聴いた事ありませんか?それはもったいない!

8802065 2枚組 ¥2450
J.C.バッハ:交響曲集・序曲「心の磁力」
《CD1》
1-3.交響曲 ト長調 Op.6-1/4-6.交響曲 ニ長調 Op.6-2
7-9.交響曲 変ホ長調 Op.6-3/10-12.交響曲 変ロ長調 Op.6-4
13-15.交響曲 変ホ長調 Op.6-5/16-18.交響曲 ト短調 Op.6-6
19-21.交響曲 変ロ長調 Op.18-2/22-24.交響曲 ニ長調 Op.18-4
25-27.交響曲 ニ長調 Op.18-6
《CD2》
1-3.交響曲 変ホ長調 Op.18-1/4-6.交響曲 ニ長調 Op.18-3
7-9.交響曲 ホ長調 Op.18-5/10-12.交響曲 変ロ長調 Op.9-1
13-15.交響曲 変ホ長調 Op.9-2/16-18.交響曲 変ロ長調 Op.9-3
19.序曲「心の磁力」
オランダ室内管弦楽団
デヴィッド・ジンマン(指揮)
録音1976年9月…CD1.1-18,CD2.10-19,1974年9月…CD2.1-9,
1974年12月…CD1.19-21,1972年6月…CD1.22-27
J.S.バッハの末っ子、ヨハン・クリスチャン(1735-1782)。彼が活躍した頃は、
すでに古典派と言ってもよいほどに、父の時代とは音楽的な流行も様式もかな
り変化していました。すでにハイドンは4楽章からなる交響曲を書いていまし
たし、他の作曲家もそれまでの「シンフォニア」の形式から脱却を始めていた
のです。しかし、ここに収録されている作品は、3楽章の「イタリア風序曲」
の形式を守っています。その上で、曲ごとに驚くほどの変化を与え、変幻自在
な音楽を創り上げているのはさすがと言う他ありません。モーツァルトは、
8歳で最初の交響曲を作曲した時、ヨハン・クリスチャンから多大なる影響を
受け、それからもずっと尊敬し続けていたといい、彼が亡くなった時には、父
レオポルドに宛てて「音楽の世界にとって大きな損失です!」と手紙を書き送
ったと言われています。

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11-06 No.23-1

2011年06月24日 11時41分52秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.572623
マイヤール:ヒロシマの生き残り 他
1-11.ヒロシマの生き残り…希望へのメッセージ Op.24(2006-2007)(大阪の6歳
の子/インターリュード/戦争…/彼女は爆撃から逃げ惑う/彼女は広島に避難先
を見つける/深き淵より/暗黒、黒ずんだ皮膚/死に至る雨/戦争に憎悪して生き
残る/私たちの願い:生き残ったもの/地球上の豊かな生活)
12-14.合奏協奏曲(1961/2003改訂)/15-17.室内協奏曲 第2番(1959-1960)
サラ・ジュフロワ(メゾ・ソプラノ)…1-11
エレオノーレ・ルメール(ソプラノ)…1-11
マリー・プシェロン(メゾ・ソプラノ)…1-11
テデイ・エンリ(テノール)…1-11
ヴァージル・アンケリ(バス=バリトン)…1-11
エミール・マクドノウ(フルート)…12-14
ジョン・アンダーソン(オーボエ)…12-14
マイケル・ライト(クラリネット)…12-14
ダニエル・ジェミソン(ファゴット)…12-14
クリストファー・パークス(フレンチ・ホルン)…12-14
ロイヤル・フィルハモニー管弦楽団
ディオニシオス・デルヴィス=ブルニアス(指揮)
フランスの作曲家、マイヤール(1931-)の3つの作品です。彼は1955年にローマ
賞を受賞、フランスの先進的な作曲家として幅広く活躍しています。1957年に
は芸術監督としてフランスEMIに入社、そこでサンソン・フランソワやポール
・トゥルトリエなど偉大な演奏家と接するも、どうしてもその仕事が性に合わ
ず辞職。その後は製薬研究所で働きますが、音楽の夢捨てがたく、結局作曲家
として生きることを決意したのでした。このアルバムの中で、やはり聴いてほ
しいのは「ヒロシマの生き残り」でしょう。実在の人物「ハマ・キョウコ」の
話を元にしたカンタータとでも言うべき作品で、彼女は大阪の戦禍を避け、広
島に避難していた時に原爆被害を受けてしまいます。悲惨な情景が目の前に浮
かぶでしょう。しかし、副題が示す通り、これは「希望、命への讃歌」であり、
決して悲惨さばかりを強調したものではありません。生きてさえいれば、きっ
と希望に巡りあう日が来るのですから。

8.559679
エコーズ-変容したクラシックの作品たち
1.デイヴィッド・シフ(1945-):
インファーナル(ストラヴィンスキーの組曲「火の鳥」による)
2.ブライト・シェン(1955-):
ブラック・スワン(ブラームスの6つのピアノ小品 Op.118-2 インテルメッツォ
イ長調による)
3.デイヴィッド・ストック(1939-):
多くのホルン(クラークのトランペット・ヴォランタリーによる)
4.ジョン・ハービソン(1938-):
ルビーズ(セロニアス・モンクのルビー・マイ・ディアニよる)
5.サミュエル・ジョーンズ(1935-):
ベネディクション(ルトキンのベネディクションとセヴンフォールド・アーメン
による)
6.アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):
ムジカ・セレスティス(弦楽ヴァージョン)
7-9.ジェラード・シュワルツ(1947-):
金管のための協奏曲(ヘンデルの合奏協奏曲 ヘ長調 Op.6-9 HWV327による)
シアトル交響楽団/ジェラード・シュワルツ(指揮)
「この“エコーズ”と題されたアルバムは、良く知られた名曲を、現代の感覚
にマッチした作品へと変貌させること。」指揮者シュワルツはこのコンセプト
を元に、彼の親しい6人の作曲家へ、編曲を依頼しました。出来上がった作品
の楽しい事と言ったら!「火の鳥」はまるでスパイ映画のサントラですし、
ブラームスのピアノ曲は、甘い甘いムード音楽へと変貌しています。有名な
「トランペット・ヴォランタリー」は魔法にかけられたかのような不思議な味
わいを持ちました。もともとカッコいいモンクの曲や、シュワルツ自身の編曲
も楽しめます。ぜひ「その手には引っ掛からないぞ」と心を強くして聴いてく
ださい。でも、1時間後にはすっかり虜になっていることでしょう。

8.572650
マグヌス・ローゼン:Past Future
1.Trandans/2.ソナタト短調(エクルズ原曲)/3.En Glimt/4.Slow Sea
5.Land of Spirit/6.Purple Haze/7.Blues Man/8.Badinerie(バッハ原曲)
9.Past Future/10.En bank intill paradiset/11.Gate to Heaven
12.Romance Between East and West
マグナス・ローゼン(エレクトリック・ベース)/スザナ・リスベルイ(ギター)
ビルガー・ロフマン(ドラムス)/フヴィラ・カルテット
イェテボリ交響楽団
ダヴィッド・ビョルクマン
豊穣なるオケの響きに耳を澄ませていると、突然辺りを切り裂くように響いて
来る音。ちゅいーん、ちゅいーん、びょん、びょん・・・。えっ?これNAXOS
なの?とびっくりしながら聴き続けていると、すごく楽しくなってきちゃいま
す。世界を征服したNAXOS、先日はエレキ・ギターを手中に収めたかと思えば、
今回はエレクトリック・ベースを制圧しました。「そういえば、昔インギーが
こういうアルバムを出していたなぁ」なんて懐かしくなってしまいます。ここ
ですごいベースを弾いているのは90年代終わりから2007年までハンマーフォー
ルで活躍したマグヌス・ローゼン(1963-)。北欧のヘヴィメタ・シーンを語る
には外せない大物がなぜNAXOSに?思うところは色々ありますが、とりあえず
全ての人にオススメします。

8.572142
モンポウ:ピアノ作品集 第6集
1.物乞いの哀歌/2.浜辺の工場/3.浜辺の思い出/4.浜辺の地域
5.砂地の道/6-10.5つの印象/11.ラ・ガリガの隠遁地/12.霧の中の田園地帯
13.荒野の田園地帯/14.登山ルート/15.田舎に帰ってきた少女/16.庭の小道
17.モンセニー/18.エコー/19-21.山の印象/22.思想/23-24.2つの小前奏曲
25.前奏曲/26-27.2つのアラベスク/28.銀紙を張ったプール
29.らくだから降りた3人の王の踊り/30.キリスト降誕の歌と踊り/31.時間
32.低地の踊り ※全て世界初録音
ホルディ・マソ(ピアノ)
カタルーニャ出身、20世紀を代表するスペインの作曲家の一人、モンポウ
(1893-1987)のピアノ作品集です。このアルバムに収録されているのは全て世
界初録音。ピアニスト、ホルディ・マソがモンポウの家などから最近発見した
という作品を演奏したものです。これらは全て1910年から1918年の間に書かれ
たもので、まだ未発達とはいえ、すでに独自の音楽性が出来つつあったモンポ
ウの並はずれた才能を示すものと言えるでしょう。マソはすでにスペインのピ
アノ音楽のオーソリティとして知られていますが、このモンポウの録音によっ
て、より高く評価されることは間違いありません。

8.572415
カゼッラ:
1-4.シンフォニア(交響曲 第3番)Op.63(1939-1940)
5.英雄のエレジー Op.29(1916)
ローマ交響楽団
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)
NAXOSのカゼッラ(1883-1947)・シリーズは回を重ねる毎に少しづつ人気が高ま
ってきています。このアルバムには、2つの世界大戦後に書かれた2つの作品が
収録されています。焼けつくような不協和音と、慟哭に満ちた「英雄のエレジ
ー」は、第1次世界大戦の犠牲となったイタリア人兵士へのオマージュ。交響曲
第3番は、第1番、第2番の交響曲が書かれてから、およそ30年を経てから作曲
されたもの。その間カゼッラは交響曲という作品を書きたいという欲求に突き
動かされることがなかったとのことですが、シカゴ交響楽団の創立50周年の記
念に作品を委嘱されたことで、「自分の今の思いを託すには、交響曲という形
が最もふさわしい」と悟った彼は、自分の持てる力をこの第3番の交響曲へ全
て注ぎ込みました。新古典派や、当時のアメリカの作曲家たちの影響も感じら
れますが、第2楽章の美しい部分や、スケルツォ楽章などは紛れもなくカゼッ
ラ独特の音楽です。

8.557079
シューマン:
1-26.歌曲集「ミルテの花」Op.25(献呈/自由な心/くるみの木/だれかが/私は
ただ一人で/手荒くするな/はすの花/お守り/ズライカの歌/ハイランド地方の
やもめ/母よ母よ(花嫁の歌I)/私を彼の胸に寄りかからせて(花嫁の歌II)/ハイ
ランド地方の人々の別れ/ハイランド地方の人々の子守歌/私の心は重く/謎/
ヴェネツィアの歌I「静かに船を漕ぎ」/ヴェネツィアの歌II「広場を夕べの風
が過ぎるとき」/大尉の妻/遠く、遠く/孤独な涙よなぜ/だれも/西方にて/君は
花のごとく/東方のばらより/終わりに)
27-33.6つの詩とレクイエム Op.90(鍛冶屋の歌/私のばら/出会いと別れ/牛飼
いのおとめ/孤独/重苦しい夕べ/レクイエム)
アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)…3.7.9-12.14.15.19-21.23.26
トーマス・E・バウアー(バリトン)…1.2.4-6.8.13.16-18.22.24.25.27-33
ウタ・ヒールシャー(ピアノ)
1840年。長らく恋焦がれていたクララとの結婚が認められたロベルト・シュー
マン(1810-1856)は、その喜びからか、数多くの歌曲を書き上げます。いわゆ
る「歌の年」の代表作の一つである「ミルテの花」は、まさにクララへの捧げ
物で、結婚前夜に花束と共に彼女へ贈られたと言います。

8.572332
レスピーギ:
1.アリア ト長調 P.32(編曲:S.ディ・ヴィットリオ)
2-4.ヴァイオリン協奏曲 イ長調 P.49(補筆:S.ディ・ヴィットリオ)
5-10.弦楽のための組曲 P.41(復元:S.ディ・ヴィットリオ)
11-14.ロッシーニアーナ P.148
ラウラ・マルツァドーリ(ヴァイオリン)
ニューヨーク室内管弦楽団
サルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオ(指揮)
ローマ三部作の強烈な色彩感で知られるイタリアの作曲家レスピーギ(1879-
1936)。もともとヴァイオリン奏者として活躍しただけあって、その生涯に何
曲かのヴァイオリンの協奏的作品を書いてはいますが、この1903年に着手され
た最初のイ長調の協奏曲は、2楽章までは完成させたものの、第3楽章はピアノ
伴奏のまま、結局完成されることなく忘れられてしまったものです。24歳の
血気溢れる新進作曲家は、この作品でヴィヴァルディとメンデルスゾーンに立
ち返ろうと意気込んだだけあって、なかなか良い作品であることは間違いあり
ません。2010年の蘇演にあたり、指揮者のヴィットーリオは、スコアを丹念に
洗い出し、若干未熟な第1楽章と第2楽章のオーケストレーションにも手を加え、
レスピーギたる作品へと昇華させました。この録音にあたり、他の2曲にも編
曲を加え、レスピーギ自身の改編である「ロッシーニアーナ」も演奏すること
で大作曲家への敬意を表しています。

8.572571
ベンゲレル:
1.コンチェルタンテ(1994)/2.パーカッションと弦楽のための音楽(2005)
3.秋のコンサート(2005)/4.ポルタ・フェラーダの二重協奏曲
※全て世界初録音
ジャウメ・トレント(ギター)…1.3
フィリップ・スピセー(パーカッション)…2
マノン・フィリップ(ヴァイオリン)…4
メロディー・ジオ(チェロ)…4
ペルピニャン地方音楽院管弦楽団
ダニエル・トジ(指揮)
1931年バルセロナ生まれのシャビエ・ベンゲレル(1931-)。彼は幼い頃にスペ
イン内戦(1936-1939年)に巻き込まれ、両親とともにチリに亡命、1954年まで
スペインに戻ることはありませんでした。彼はほとんど独学で作曲を学びまし
たが、バルトークやストラヴィンスキーなどの当時の先鋭的な作品からも強く
影響を受けたようです。1959年にセリエ技法で作曲した「友人と恋人のカンタ
ータ」はその翌年にケルンのISCM(国際現代音楽協会)で演奏され高く評価され、
また、1977年にはルイジ・ダッラピッコラ賞を受賞するなど、国際的な知名度
を得ています。このアルバムはそんな彼の魅力的な作品を4曲収録しています。
長年彼の作品を演奏している「良き仲間」たちによるライヴ録音は、聴衆の熱
気も含め、この作曲家の本質をあますことなく伝えてくれます。

8.572637
シャルヴェンカ:
1-4.ピアノ協奏曲第4番 ヘ短調 Op.82/5.歌劇「マタスヴィンタ 」から序曲
6.チェロ・ソナタ ホ短調 Op.46から第2楽章(ハープ、オルガン、弦楽による
編曲 Op.46a)
7-9.ポーランド舞曲集より(第1番 変ホ短調/第8番 変ロ短調/第15番 変ロ長調)
フランソワ・クサヴィエ・ポワザ(ピアノ)…1-4.7-9
ポズナ二・フィルハーモニー管弦楽団…1-6
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)…1-6
ポーランドのピアニスト、作曲家フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ
(1850-1924)のピアノ協奏曲です。15歳の時に家族とともにベルリンへ移り住
み、兄ルートヴィヒとともに音楽教育を受け、才能を開花させました。1869年
にピアニストとしてデビュー、併せて作曲家としても人気を獲得。室内楽など
いくつかの曲が出版され、このアルバムにも収録されている「ポーランド舞曲
第1番」は発行部数100万部を記録するほどの大人気となったと言います。この
ピアノ協奏曲第4番は1908年に作曲され、1910年にはニューヨークで、当時訪
米中であったマーラーの指揮により初演されています。またストコフスキーの
指揮でも演奏するなど、当時大変人気があった曲ですが、一時期すっかり忘れ
去られてしまいました。アール・ワイルドなどヴィルトゥオーゾ系のピアニス
トによって、細々と人気を保っていましたが、最近になって彼の人気が復興。
華麗なピアニズムとむせ返るようなロマン性は、確かに一度聴くと病みつきに
なるはずです。

8.559396
スーザ:吹奏楽作品集 第9集
1.メイン州からオレゴン州まで/2.シャーラタンズ序曲/3.自由諸国の旗
4.ニンファーリン/5-7.西世界の住人たち/(赤き人/白き人/黒き人)
8.銃の後に立つ男/9.すずらん/10.舟唄を歌う水夫たちの行進曲
11.夢がかなう時-幻想曲/12.行進曲「アメリカ野砲隊」
13.行進曲「ハーモニカの魔法使い」/14.イリノイ大学の行進曲
サラ・オヴィング(ヴァイオリン)…4
ノルウェー王国海軍軍楽隊
キース・ブライオン(指揮)
スーザ(1854-1932)の行進曲もこれが第9集となります。このアルバムに収録さ
れた行進曲は、彼自身のミュージカルから取られた旋律が使われていたり、い
ろいろな国歌が使われていたりと、興味深いものばかりです。トラック5-7の
「西世界の人たち」は、3つの楽章でネイティヴ・インディアン、黒人音楽、
アメリカ音楽を描き出すことで、特有の文化の違いを表現しています。スーザ
が行った1911年の世界ツアーで大好評を収めた作品です。トラック13の「ハー
モニカの魔法使い」はスーザがフィラデルフィア・ハーモニカ・バンドを指揮
した時に書いた曲。スコアにはハーモニカが含まれていませんが、曲の中では
ハーモニカ奏法を模した音を使っています。その後、有名なホーナー・ハーモ
ニカ・カンパニーが「スーザ・モデル」を発表。大々的に売り出したというこ
とです。

8.570782
ピアッティ:チェロのための12のカプリース
1.パチーニの歌劇「ニオベ」の主題によるカプリッチョ Op.22
2-13.12のカプリース Op.25
ペ・スー(チェロ)
イタリア、ベルガモでヴァイオリニスト、指揮者アントニオの息子として生ま
れたアルフレード・ピアッティ(1822-1901)の無伴奏作品集です。彼は父から
最初にヴァイオリンのレッスンを受け、その後はドイツの作曲家&ヴァイオリ
ニスト、モリークから作曲の指導を受けました。この「12のカプリース」は間
違いなくパガニーニを意識して書かれたものだと思われますが、万遍なく配置
されたチェロの超絶技巧はもちろんのこと、溢れるようなメロディが特徴的な
素晴らしい曲集として評価されるに違いありません。演奏しているのはカナダ
出身のペ・スーです。1696年製のストラディヴァリウス「ボンジュール」を貸
与されている彼女はこの楽器を存分に鳴らし、ほとんど忘れ去られてしまった
作曲家ピアッティの存在を現代へ蘇らせています。チェロ好き必聴!間違いな
くぞくぞくします。

8.572466
レーガー:オルガン作品集 第11集
1-10. 12の小品 Op.80から第1-6番&第9-12番 Op.80 (第1番 前奏曲/第2番
フゲッタ/第3番 カンツォネッタ/第4番 ジーグ/第5番 アヴェ・マリア/第6番
間奏曲/第9番 無窮動/第10番 間奏曲/第11番 トッカータ/第12番 フーガ)
11-23. 13のコラール前奏曲 Op.79b(第1番 神よ、私を見捨てないでください
/第2番 われらが神は堅き砦/第3番 主よ、今足を止めて/第4番 永遠なる朝の
光/第5番 平和と喜びに満ちて私は出立する/第6番 私の近しき最後について/
第7番 復活せよ、汝復活せよ/第8番 キリストは死から復活する/第9番 キリス
トは我が主である/第10番 平和と喜びに満ちて私は出立する/第11番 全ての神
に感謝せよ/第12番 主よ、今足を止めて/第13番 なぜ私が悲しむ必要があるの
か)
ハンス=ユルゲン・カイザー(オルガン)フルダ教会
リーガー=ザウアー・オルガンを演奏
大量にあるにも拘わらず、レーガー(1873-1916)のオルガン作品があまり聴か
れることがないのは、曲の渋さも原因の一つではないでしょうか?このアルバ
ムに収録されている曲を聴いていると、そのような思いを拭うことができませ
ん。オルガンというと「華やかな降り注ぐ音」というイメージがありますが、
これらの曲はもっと内省的で、外に向かってパワーを放出するのではなく、
ひたすら内面の充実を図っているかのような印象を受けるからです。と言うの
も、H.リーマンに作曲を学んでいた頃、若きレーガーはいくつかのオルガン作
品を彼のもとに送り、その才能を認められたのですが、兵役を済ませて戻った
レーガーはすっかりうらぶれてしまい、自宅で両親と共に静養しなくてはいけ
なくなってしまいました。13のコラール前奏曲はそんな頃に書き始められた作
品ですから、内省的になってしまうのも頷けるというものです。

8.572470
独奏クラリネットのための音楽集
1.ヴィトマン(1973-):幻想曲
2.細川俊夫(1955-):EDI/3.ベリオ(1925-2003):歌
4.ライマン(1936-):ソロ/5.ルリエー(1882-1966):マイム
6-7.デニソフ(1929-1996):クラリネット・ソナタ
8.ゲール(1932-):モンテヴェルディのマドリガーレ「タンクレディの戦い」
によるパラフレーズ Op.28
9.プスール(1929-2009):マドリガルI/10.レーマン(1937-):モザイク
11.ニーデル(1957-):テラコッタ/12-16.ジョリヴェ(1905-1974):アセーズ
エドゥアルド・ブルンナー(クラリネット)
スイスで生まれのドイツ系クラリネット奏者、エドゥアルド・ブルンナー。
彼はモーツァルトやクロンマー、ウェーバーなど古典作品の名演ですでに良く
知られていますが、現代作品にも意欲的に取り組んでいます。世界の名だたる
作曲家に新作を依頼し次々と初演を行っている彼は、その驚異的な技術と表現
力で、この楽器のためのレパートリーを飛躍的に広めることに成功しています。
特筆すべきは、彼の紡ぎ出す音色の美しさで、どのような特殊奏法を行っても、
その全てが圧倒的な存在感と説得力を持ち、かつて聞いたこともないような新
しい共鳴を発見するスリリングな驚きを味わわせてくれるのです。収録された
どの曲も特徴的な美しさを持っていますが、一番の注目は細川俊夫による
「EDI」でしょうか。曲のタイトル「EDI」はブルンナーのファーストネームの
短縮形であり、作曲家と演奏家の親密さをも表しています。無音の部分に深い
意味を込めるという、作曲家独特の思想はこの曲にも生きています。

8.572560
リスト:ピアノ作品全集 第34集
ファウスト交響曲 2台ピアノ版 S647/R369(S108/R425 第2稿による)
1.ファウスト/2.グレトヒェン/3.メフィストフェレス/4.終りの合唱
フランツ・リスト・ピアノ・デュオ
(ヴィットーリオ・ブレスキアーニ&フランチェスコ・ニコロージ)
マルクス・ウルマン(テノール)…4
ヴァイマール・リスト音楽院室内合唱団男声セクション…4
ユルゲン・プッシュベック(指揮)…4
愛と波乱に満ちた生涯を送った、名ピアニスト&作曲家フランツ・リスト
(1811-1886)。彼は多くのピアノ曲だけでなく「交響詩の創始者」としても偉
大なる足跡を残しています。そんな彼の代表作の一つ「ファウスト交響曲」
の2台ピアノ版の登場です。1830年代にベルリオーズからゲーテの「ファウス
ト」を奨められ愛読していたリストですが、1852年、ベルリオーズから「ファ
ウストの劫罰」を献呈されたのを機に、1854年に管弦楽のための「3人の人物
描写」を書きワイマールで初演。その3年後に合唱部分を書き加えます。2台
ピアノ版の編曲は1862年に行われ、その後1874年には第2楽章「グレトヒェン」
のピアノ独奏版も作られています。その後、幾度となく手を加え、最終的な改
訂は1880年に行われています。大掛かりな作品ですが、2台ピアノで聴いても、
原曲に匹敵するほどの色彩感が感じられるのはさすがリストと言う他ありませ
ん。もちろん最終部分には男声合唱を準備し、この演奏家泣かせの大作をとこ
とん表現し尽くしているのも素晴らしいの一言です。

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11-06 No.23-2

2011年06月24日 11時41分22秒 | Weblog
8.572586
D.スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ全集 第14集
1.ソナタ 変ロ長調 K.47/L.46/P.115 /2.ソナタ ニ長調 K.21/L.363/P.77
3.ソナタ ト短調 K.102/L.89/P.88 /4.ソナタ イ長調 K.62/L.45/P.49
5.ソナタ ハ長調 K.242/L.202/P.243 /6.ソナタ ト長調 K.171/L.77/P.153
7.ソナタ ニ短調 K.295/L.270/P.211 /8.ソナタ イ長調 K.269/L.307/P.432
9.ソナタ ホ長調 K.162/L.21/P.162 /10.ソナタ イ短調 K.217/L.42/P.287
11.ソナタ ト長調 K.337/L.S.26/P.340
12.ソナタ ハ短調 K.254/L.219/P.254
13.ソナタ 変ロ長調 K.155/L.197/P.208
14.ソナタ ハ長調 K.199/L.253/P.276
15.ソナタ ニ長調 K.140/L.107/P.127
16.ソナタ 変ロ長調 K.229/L.199/P.139
17.ソナタ ニ長調 K.282/L.484/P.166
ハオ・ドゥアンドゥアン(ピアノ)
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)のソナタ第14集です。と言っても、彼
のソナタは全部で555曲もありますので、まだまだ道のりの半分もきていませ
ん。この時代は、ソナタと言っても、ほとんどが単一楽章で書かれたもので、
曲ごとの表情付けには細心の注意を払わなくてはいけません。NAXOSのシリー
ズは、全ての盤で違ったピアニストを起用することで知られ、ここでピアノ
を演奏しているのも、2009年の上海インターナショナル・ピアノ・コンクール
で1位を獲得した1990年生まれの若き才能ハオ・ドゥアンドゥアンです。どの
曲も強弱のコントラストが豊かな上、元気一杯の明るい音色が特徴的です。

8.572604
ローデ:12の練習曲/二重奏曲集
1-12. 12の練習曲(ト長調/ニ短調/変ホ長調/ニ短調/変ロ長調/ホ長調/ヘ長調
/ロ短調/ト長調/ヘ短調/ハ長調/イ短調)
13-14.二重奏曲 第1集 第1番 変ホ長調
15-16.二重奏曲 第1集 第2番 ト長調
17-18.二重奏曲 第2集 第2番 ハ長調
ニコラス・ケッケルト(ヴァイオリン)
ルドルフ・ケッケルト(ヴァイオリン)…13-18
19世紀フランスのヴァイオリニスト、ローデ(1774-1830)はヴァイオリン学習
者の間で「24の狂詩曲」(8.570958)が知られています。しかし彼は、他にも多
くのヴァイオリンのための作品を書いていて、例えば協奏曲(8.570469に第7.
10.13番を収録)なども素晴らしく美しい出来栄えが称賛されています。この
「12の練習曲」は前述の狂詩曲よりも、更に技巧を極めたもので、劇的な曲か
ら、歌に溢れた抒情的な曲まで、ヴァイオリンを演奏するために必要な要素を
全て兼ね備えた曲集です。ピアノで言えば、パガニーニがショパンやドビュッ
シー、ローデはモシュコフスキやモシュレスと言ったところでしょうか。二重
奏曲はアンサンブルの粋を集めたような流麗な作品です。ブラジル系ドイツ人
ヴァイオリニスト、ケッケルトによる(二重奏では父ルドルフが共演)華麗なる
演奏をお楽しみください。

8.572654
ディキンスン:ピアノ作品集
1.ワイルド・ローズ・ラグ/2.ブルー・ローズ/3-9.パラフレーズ II
10.コンチェルト・ラグ/11.クァルテット・ラグ
12-19.ビタリタス・ヴァリエーション
20-22.サティの3つのトランスフォーメーション(グノシェンヌによる)
23.バック・イン・ブルー/24.ヒム・チューン・ラグ
25.パトリオティック・ラグ/26-29.ピアノ・ブルース
30-34.5つのディヴァージョン
※トラック10以外は世界初録音
トラック1.2.11.26-29…Conifer Recordsより移行盤、
トラック10.20-25.30-34…Albany Recordsより移行盤
ピーター・ディキンスン(ピアノ)
このちょっと変わった作品集は、イギリスの作曲家ディキンスン(1934-)の手
によるもの。合唱作品などでは、恐ろしいまでにシリアスな作風を示す人なの
に、なぜこれらのピアノ曲は楽しげでジャジーなのでしょう?そんなラグタイ
ム集、最初の2曲は、ピアノを愛する人にはおなじみのマクダウェルの「荒れ
野のバラ」がモティーフとして使われています。はじけるような第1曲、憂鬱
な第2曲と、シンプルな原曲が変貌する様をとくとお聴きください。他には自
作からのパラフレーズや、サティ、バッハの作品のラグ化など、何とも嬉しく
なるような曲が34曲詰まっています。他レーベルからの移行盤ではありますが、
録音当時はトラック10以外、世界初録音という貴重なものでもあります。

8.572736
フンメル:アット・ザ・オペラ
1-5.モーツァルトの歌劇「後宮からの誘拐」から「バッカス万歳」による変
奏曲Op.34-3
6-8.グルックの「アルミード」からの主題による変奏曲 Op.57
9.ペトラルカの3つのソネット S270/R578a - 第1番 平和は見いだせず
(ソネット第104番)
10-12.ケルビーニの歌劇「2日間」からの行進曲による変奏曲 Op.9
13-17.オーベロンの魔法の角笛幻想曲 Op.116(ピアノ編)
18-21.イズアールの歌劇「シンデレラ」からの行進曲による変奏曲 Op.40a
22-27.ポプリ 第1番 ハ短調 自作の「ろばの皮」より Op.58
乾まどか(ピアノ)
ハンガリーに生まれ、モーツァルトの家に2年間住み込みピアノを学んだフン
メル(1778-1837)。その後はハイドンの後継者、ベートーヴェンのライバルと
目され、ピアニストとしても作曲家としても幅広く活躍した事で知られてい
ます。彼は多くの作品を書きましたが、当時流行していた「オペラの器楽曲
への編曲」というジャンルにも積極的に手を染め、演奏家としても作曲家と
しても、その才能を強く印象付けています。とにかく原曲のオペラアリアや
合唱曲を、ピアノ1台でどれだけ盛り上げられるかが勝負!技巧的な変奏曲や、
聴きどころをつなぎ合わせるなど、あの手この手の仕掛けが施されています。
NAXOSで数多くの室内楽や伴奏に携わっている乾まどか氏による強力な演奏で
お楽しみください。

8.571251
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション第1集
ベートーヴェン:ソナタ集 第1集
1-4.ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.2-1
5-8.ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 Op.2-2
9-10.ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 Op.49-1
11-12.ピアノ・ソナタ 第20番 ト長調 Op.49-2
イディル・ビレット(ピアノ)
トルコの女性ピアニスト、イディル・ビレットのベートーヴェン(1770-1827)
のピアノ・ソナタ第1集です。ここでは作品番号Op.2の2つのソナタと、ソナチ
ネ・アルバムでおなじみの「小さいソナタ」Op.49の2曲です。Op.1はベートー
ヴェンが23-25歳頃に作曲、またOp.49も、出版こそ1805年になってからです
が、作曲されたのは25-27歳頃と、初期の作品群です。まだハイドンなどの影
響も感じられますが、ヘ短調のスケールの大きさは、さすがベートーヴェン
です。このアルバムでは、ビレットはフォルティシモを極力使わず、抑制さ
れた表現でこれらのソナタを奏します。この穏やかで感覚的な響きは本当に
魅力的です。彼女の師が、あのヴィルヘルム・ケンプであったことを誰もが
納得することでしょう。

8.571252
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション第2集
ベートーヴェン=リスト編曲 ピアノ独奏による交響曲集 第1集
1-4.交響曲 第1番 ハ長調 S464/R128
5-8.交響曲 第2番 ニ長調 S464/R128
イディル・ビレット(ピアノ)
ベートーヴェン(1770-1827)が30歳に完成させた交響曲第1番と、32歳に完成さ
せた第2番は、まだハイドンやモーツァルトの影響が強く感じられるものの、
第2番に後の「第九」のメロディに似た楽想が使われていたりと、なかなか侮
れない作品となっています。ビレットはいつもの如く独特のテンポ設定で曲を
作っていきます。スコアの隅々まで見通せそうなクリアな演奏です。

8.571253
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション 第3集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 第1集
1-3.ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15
4-6.ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19
イディル・ビレット(ピアノ
ビルケント交響楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
鬼才ビレットのベートーヴェン(1770-1827)・シリーズ。こちらは2008年に録
音されたピアノ協奏曲集です。ベートーヴェン25歳の時に完成された、壮大な
楽想を持つ第1番の協奏曲ハ長調。23歳前に書かれていたものの、出版の順番
が遅くなったせいで第2番とされる初々しい変ロ長調。これらは第3番以降の
独自性こそないものの、はっとするような転調や、指定されたカデンツァ、
ティンパニの連打など「やはりベートーヴェン」と思わせる部分が随所に用意
された聴き応えのある作品です。ビレットは故郷アンカラのビルケント交響
楽団と息のあった演奏を聴かせます。名手アントニ・ヴィトの絶妙のサポート
も見事です。

8.570978
シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ集
1-4.ヴァイオリン・ソナタ 第1番(1963)
5.ヴァイオリン・ソナタ 第2番「ソナタ風」(1968)
6-9.ヴァイオリン・ソナタ 第3番(1994)
10-11.ヴァイオリン・ソナタ(1955)
キャロリン・ヒューブル(ヴァイオリン)/マーク・ウェイツ(ピアノ)
第1番のソナタは1963年に作曲されたもので、ショスタコーヴィチの影響を受
けつつも、十二音で書かれ、また敬愛するバッハの名前も引用されていたりと
実験的かつ破壊的。第2番のソナタは単一楽章で書かれ「ソナタ風」と題され
ながらも、より散文的で緊張感を湛えています。第3番のソナタは1994年に作
曲されたもの。彼の良き理解者であるルボツキーによって、シュニトケ(1934
-1998)の60歳の誕生記念に初演されました。番号のないソナタ(2つの楽章)は、
学生時代に作曲されたもので、シュニトケの死後に発見されました。シンプ
ルな外見に中身がぎゅっと濃縮されています。

8.559639
ビスカーディ:イン・タイムズ・アンフォールディング 他
1.イン・タイムズ・アンフォールディング(2000)/2.タルティーニ(1972)
3.ピアノ五重奏曲(2004)/4.メスティエール(1979)
5.ディ・ヴィヴェーレ(1981)/6.ヴィオラは突然、声になる(2005)
7.コンパニオン・ピース(モートン・フェルドマンのために)(1989)
8.イン・タイムズ・アンフォールディング(2000)
ダ・カーポ・チェンバー・プレーヤーズ…5
ジェイムズ・ゴールズワージー(ピアノ)…6
マーク・ヘライアス(コントラバス)…7
グレッグ・ヘッセリンク(チェロ)…3
カーティス・マコンバー(ヴァイオリン)…2.3.5
ブレア・マクミラン(ピアノ)…2.3.4.5
ポール・ニューバウアー(ヴィオラ)…6/ダニエル・パンナー(ヴィオラ)…3
マーク・ペロキン(ピアノ)…1.7.8/ヨナー・ズール(ヴァイオリン)…3
1948年、ウィスコンシン州生まれの作曲家、ビスカーディ(1948-)の作品集で
す。彼における「1972年から2005年までの33年間の創造のプロセス」を、彼自
身が振り返るという趣向のもとに曲順がアレンジされているという凝ったもの。
動的な初期の作品から、モートン・フェルドマンのためにと題された静かな作
品と、作曲年代を行きつ戻りつ、あらゆる表情を帯びた曲が並んでいます。
最初と最後の曲は同じ物が置かれているのにも注目。アルバム自体が「過去を
振り返る」というコンセプトで創られているのがおわかりになるでしょう。

8.572258
モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 k563
1-6.ディヴェルティメント 変ホ長調 k563
7.弦楽三重奏曲 ト長調 K.anh.66(K562e)― アレグロ(断章)
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)
ラーシュ・アネルス・トムテル(ヴィオラ)
クリストフ・リヒター(チェロ)
モーツァルト(1756-1791)32歳の時に作曲されたディヴェルティメント変ホ長
調は、高い音楽性と流麗な曲想を持つにも拘わらず、なぜかあまり聴かれるこ
とがありません。そもそもディヴェルティメントは自由な形式を持つ楽しい曲
であるはずなのに、この作品は恐ろしいまでの精緻な作曲技法が施されており、
各楽器の演奏技術も高いものが要求され、ちょっとやそこらで演奏できるよう
なものではありません。それだけに、聴き手も大いなる喜びと緊張感を同時に
味わうこととなる、まことにもって「一筋縄ではいかない」作品なのです。
モーツァルトのフリーメーソン仲間であり、よくお金を借りていた友人プー
フベルクの依頼であったことや、変ホ長調という調性、また「三」重奏である
ということ(3はフリーメーソンにとって重要な数字)から、フリーメーソンの
ための曲とも言われています。

8.660302
ロッシーニ:歌劇「婚約手形」
カミッロ・フェデリーチの戯曲によるガエターノ・ロッシの脚本によるファル
サ・コミカ
トビア・ミル(商人)…ヴィート・プリアンテ(B)
ファニー(ミルの娘)…ユリヤ・サムソノワ(S)
エドアルド・ミルフォート(ファニーの恋人)…ダニエーレ・ザンフォルディー
ノ(T)
スルック(カナダにいるミルの取引先)…ジューリオ・マストロトターロ(B)
ノートン(ミルの出納係)…トーマス・ビジャ(B)
クラリーナ(ファニーの小間使)…フランチェスカ・ルッソ・エルモッリ(Ms)
マッシミリアーノ・タンツィーニ(cem)
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
クリストファー・フランクリン(指揮)
ロッシーニ(1792-1868)が18歳の時に作曲した初めてのファルサ(1幕ものの笑
劇)です。ヴェネツィアのサン・モイゼ劇場で新作ファルサを上演しようと準
備していたところ、予定していた作曲家が降りてしまったため、音楽学校を卒
業したてのロッシーニに依頼が回ってきたというもので、イギリス商人トビア
・ミルとその娘ファニー、その恋人ミルフォード、借金の肩代わりにファニー
を受け取ることになるカナダの商人スルック。彼らを中心に話が進みます。愛
娘を「商品」として手形を切る父トビアのばかばかしい試みは成功するので
しょうか?

8.669030
カーチン(1951-):歌劇「ロムルス」
1.私の哲学者と私の天文学者は、いつものように忙しい/2.妹よ、ウォルフが
気が付いたということは何かがあるのですね/3.その理由は?
4.私は貧しい人は嫌いではないですよ/5.良いアドヴァイスだね、妹よ
6.この2台の時計の仕組みはとても独創的/7.何だって?
8.どうしたの?赤ちゃんの泣き声が聞こえる
9.マーサ、私はここ以外に家は持っていないよ/10.ここから動かないで
11.どうもすみません/12.私は彼を指名した/13.呪ってやる
14.どうなったの?/15.ごめんなさい、マーサ/16.私は彼に全てを話した
マーサ…カトリーナ・サーマン(S)
フランツ・ウォルフ…スティーヴン・エベル(T)
チェレスタス…トーマス・メグリオランツァ(Br)
バーベンハウゼン市長…ウィルバー・ポーリー(B)
ワシントン・スクエア・アンサンブル
ルイ・カーチン(指揮)
アレクサンダー・デュマ(父)の戯曲を元にしたこのオペラ「ロムルス」です。
グッゲンハイム美術館とアメリカ・オペラ・プロジェクトの共同事業として
企画されたもので、2007年に初演され、全く同じキャストでこの録音が実現
したものです。オーストリアのチロルで起こるちょっとした陰謀を面白おかし
く描いたこの物語。オペラ・コミックと呼ぶにはちょっと曲が現代的ではあり
ますが、デフォルメされた人物描写と、記憶に残る音楽、そして第一級の歌手
を揃えた演奏で、他の現代オペラとは一線を画しています。

8.570707
トゥリーナ:歌曲集
1-3.ロペ・デ・ヴェガ礼讃 Op.90
4-8.カンサシオン形式の歌 Op.19 (献辞/忘れないでね/カンターレス/二つの
恐れ/恋狂い)
9-10.2つのカンシオン Op.38/11-13.3つの詩 Op.81
14-16.3つのソネット Op.54/17-19. 3つの歌 Op.26(ロマンス/漁夫/韻文)
20-26.ヴォカリーズ Op.74/27.アヴェ・マリア Op.95
28-30.三部作 Op.45
カロリーナ・ウルリヒ(ソプラノ)
デボラ・ハラス(ピアノ)
トゥリーナ(1882-1949)はマドリード音楽院で学んだ後、パリでV.ダンディに
師事し、フランス風の様式を身につけながらも、アルベニス、ファリャととも
にスペイン国民音楽の創造に取り掛かります。そんな彼は生涯に多くの歌曲を
書いたにも拘わらず、その多くは現在忘れ去られてしまっています。しかし、
ここで聴くこれらの歌曲は何と魅力的なことでしょう。どの曲も、美しく感
情豊かな歌の線に、見事なピアノ伴奏が彩りを加えていくというもので、元気
一杯でユーモラスな曲もあれば、陰鬱であったり、驚くほど情熱的であったり
とひと時も耳を離すことができません。ここで切れ味の良い美声を聴かせるの
は、チリ出身の若きソプラノ、ウルリヒです。彼女は2008-2009年の「Young
Concert Artists International Auditions」で1位など多くの賞を受賞した
期待の新鋭です。

8.558204-05 2枚組
ロドリーゴ・ポートレート
《CD1》
1.カンツォネッタ/2.交響的エッセイ「ジャグラー」
3-7.子どものための5つの小品/8.歌と踊り/9.遥かなるサラバンド
10.早起き鶏の前奏曲/11.スペイン風セレナーデ/12.妻の詩
13.青いユリの花のために/14.アランフェス協奏曲より第2楽章
《CD2》
1.夏の協奏曲より第1楽章/2.ギャラント風協奏曲より第3楽章
3.3つのスペイン風小品よりファンダンゴ
4.ある紳士のための幻想曲より第4楽章
5.祈りと踊り(マニュエル・デ・ファリャを讃えて)
6.管楽器のためのアダージョ/7.交響詩「彼方なるかなたを訪ねて」
8.アッシジの聖フランシスコのカンティクル
様々な演奏家
スペインのギター音楽を語る上で、外すことのできないロドリーゴ。まずは有
名な「アランフェス協奏曲」を思い出す方も多いでしょうが、それだけではな
く、生涯にほぼ200曲に渡る様々な作品を書いています。オーケストラ曲あり、
器楽曲あり、声楽曲あり。この2枚組にはそれらの中から厳選の22曲が収録さ
れています。そんな彼自身は優れたピアニストであり、ギターは演奏しなかっ
たというのも、ちょっとしたトリビアでしょうか。86ページに渡るブックレッ
ト(英語のみ)には、詳細な彼の生涯が記されています。偉大なる20世紀の作曲
家の足跡を辿ることができる貴重な2枚組です。

8.111369
グレート・ピアニスト・シリーズ
ルービンシュタイン ショパン:録音集1946-1958年
1-4.ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35「葬送行進曲」
5-28.24の前奏曲 Op.28
29-31.3つの新しい練習曲 遺作
(第1番 ヘ長調/第2番 変イ長調/第3番 変ニ長調)
32.子守歌 変ニ長調 Op.57/33.舟歌 嬰へ長調 Op.60
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
録音 ニューヨーク RCA 第2スタジオ1946年3月11.18.19日…1-4,
1946年6月10.11.20日…5-28
ニューヨーク マンハッタン・センター1958年4月21日…29-32
フランス1957年…33 マーク・オーバート=ソーン復刻
20世紀最大のショパン(1860-1849)弾きとして知られるルービンシュタインで
すが、「24の前奏曲」については、78回転の時代に1回したこの録音のみで、
その後再録音されることはありませんでした。自身が「あまり出来が良くな
い」と語ったり、また批評家たちも「第3番のテンポが速すぎて杜撰だ」と評
したりで、すっかり自信を失くしてしまったのかもしれません。とはいえ、こ
こで聴く演奏は、音は古いとは言え、躍動感たっぷりで、ルービンシュタイ
ンお得意のテンポ・ルバートもたっぷり。とても聴きごたえのあるものです。
練習曲集も彼がほとんど演奏しなかった事で有名ですが、この「新練習曲」
だけは別だったようで、楽しんで弾いている様子が伝わってきます。

8.112064
ビクター・トーキング・マシン・カンパニー、ロンドン1914年-1916年
1.ヘンデル(1685-1759):オンブラ・マイ・フ
2.ゲルトナー(1862-1918):ウィーンにて
3.メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌集より「5月の風」Op.62-1
4.ハイドン(1732-1809):神よ、皇帝フランツを守り給え
5.ドヴォルザーク(1841-1904):
ソナチネOp.100より「インディアン・ラメント」
6-8.J.S.バッハ(1685-1750):2台のヴァイオリンのための協奏曲BWV1043
9.ゲルトナー:ウィーンにて
10.メンデルスゾーン:無言歌集より「5月の風」Op.62-1
11.ハイドン:神よ、皇帝フランツを守り給え
12-13.ドヴォルザーク:スラブ舞曲Op.46-2 ト短調/Op.72-2 ホ短調
14.ネヴィン(1862-1901):ロザリー
15.シャミナード(1857-1944):スペイン風セレナーデ
16.クライスラー(1875-1962):中国の太鼓Op.3
17.ショパン(1810-1849):マズルカ イ短調Op.67-4
18.チャイコフスキー(1840-1893):
ハプサールの想い出より「言葉のないシャンソン」Op.2-3
19.J.S.バッハ:パルティータ第3番 ホ長調より第3楽章BWV1006
20.ゴドフスキー(1870-1938):12の印象より第11番「ウィーン」
《ボーナス・トラック》
21.ネヴィン:まるでばらのように/22.トスティ(1846-1916):セレナータ
23.トマ(1811-1896):ミニョンより「君よ知るや南の国」
24.ドヴォルザーク:ユモレスク
フリッツ・クライスラー(vn, p…24)/カール・ラムソン(p)…1-3.9-20
ヴィンセント・オブライエン(p)…5/エフレム・ジンバリスト(第2vn)…6-8
ストリング・カルテット…6-8/ジェラルディン・ファーラー(s)…21-23
スタジオ・オーケストラ…21-23
ワルター・B・ロジャーズ(指揮)…6-8.21-23
録音1915年5月24日…21-23,1915年3月31日…24 ウォード・マーストン復刻
名ヴァイオリニスト、クライスラーのとても魅力的な録音をお楽しみください。
彼は世界中でコンサートを催し、多くの人々を魅了しました。このアルバムで
最も聴きどころとなるのは、最後に収録された「ユモレスク」で、ここでのク
ライスラーはヴァイオリンをピアノに持ち替え(?)涙が出るほどに美しい演奏
を披露しています。

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11-06 No.22

2011年06月23日 15時51分02秒 | Weblog
<OGI(オルケストラ・ジョヴァニレ・イタリアーナ)>
当CDは以前、他の輸入業者から限定輸入されたものですが、新代理店より
通常流通することとなりました。

OGISMF 012007 ¥1980
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
オルケストラ・ジョヴァニレ・イタリアーナ
録音:1999年2月13日フィレンツェ・テアトロ・コムナーレ,
ライヴ・デジタル録音
イタリア語・英語・日本語解説付き
1998年に指揮活動からの引退した巨匠カルロ・マリア・ジュリーニ。その高貴
な芸術を惜しむ声は多かったにも関わらず再三の復帰要請を拒絶しておりまし
た。しかし、教育目的という名目で、引退後の1999年に指揮台に立った(唯一
と思われます)演奏が、この「田園」です。
オルケストラ・ジョヴァニレ・イタリアーナ(ORCHESTRA GIOVANILE ITALIANA)
は、英語表記ではイタリアン・ユース・オーケストラ。コンサート・オーケス
トラが極端に少ないイタリアにおいて、それを是正すべくトスカーナ州が資金
協力し1980年に設立。その趣旨に賛同するアバド、ムーティ、シノーポリ、
ガッティなどイタリア出身の名匠を指揮台に迎えて活動しております。当演
奏で巨匠は、あくまでも演奏会から引退しているという立場から「公開総練
習」として、この演奏に臨みました。密室でのコンサートとも呼べる特殊な環
境の中、瑞々しい音楽は次から次へと紡ぎ出され、演奏終了後にはジュリーニ
から思わず「ブラヴォ」の声が漏れています。オケ自主製作盤としてごく僅か
に造られたCDですが、ジュリーニのご遺族と再契約をしてもらい、教育基金名
目での新装発売となりました。商業目的のCDではなく、あくまでも限定生産と
なります。




<WEITBLICK>
ベルリン放送響とのベートーヴェン「第9」(SSS0082)以来久々にアルヴィド・
ヤンソンスがWEITBLICKに登場です。マリスの偉大な父アルヴィド・ヤンソン
ス(1914-1984)は、レニングラード・フィルとの共演に限られた感のあるムラ
ヴィンスキーとは異なり、世界各国のオーケストラに客演を続けました。東
ドイツに定期的(ほぼ毎年)に客演したことは容易に納得できますが、至宝シュ
ターツカペレ・ドレスデンとの共演がステレオ録音で遺されていたことは極め
て幸運と申せましょう。ゾンダーマン、ダムと言った黄金時代を担った名手が
優れたオーケストラ・ビルダーとしても知られた名匠が厳しく手綱を締める
様子がはっきりとわかります。ロマン主義に傾斜した情熱的な解釈で知られ、
1914年生まれと言うとジュリーニと同年でもあります。日本の東京交響楽団
との相性の良さも語り草で、1984年の最後の客演で評判を取った「悲愴」が
今回のリリースに含まれることは歓迎されましょう。意外な事に全てアルヴィ
ドにとって初の音盤レパートリーです。
父を敬愛するマリス氏が今回の企画に全面的に協力して下さいました。英語、
日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

SSS0127-2 ¥1980
(1)ブラームス:交響曲第4番
(2)モーツァルト:フルート協奏曲第2番
アルヴィド・ヤンソンス指揮
シュターツカペレ・ドレスデン、
(2)オーレル・ニコレ(fl)
録音:(1)1984年10月7日、東ベルリン・シャウシュピール・ハウス
(現コンツェルトハウス)、
(2)1971年5月28日、ドレスデン・クルトゥア・パラスト、
(1)(2)ともにステレオ、ライヴ録音
ブラームスは亡くなる一ヶ月前の演奏となります東ベルリン芸術週間ライヴ。
この演奏を聴くとアルヴィドはムラヴィンスキーとは正反対の音楽性、誤解を
承知で言えば、フルトヴェングラーのように情熱的にテンポを動かし、楽曲の
悲劇性を強調、重要視した名指揮者であったことが判ります。もっと極論を言
えば、アルヴィドは極めてドイツのロマン主義名指揮者に近い存在と言って
過言ではありません。冒頭の美しさは如何にもSKDですし、第2楽章のホルン
の妙技も身震いするほどです。当レーベルのヨッフムとの名盤にも引けを取り
ません。カプリングは豪華ソリスト、オーレル・ニコレをソロに迎えたモー
ツァルト。ニコレのライヴは極めて珍しく、アルヴィドのバッキング能力の
高さも特筆されましょう。

SSS0128-2 ¥1980
(1)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
(2)カール・フリードリヒ・アベル(1723-1787):
弦楽合奏のためのロンド・レジエロ
アルヴィド・ヤンソンス指揮
シュターツカペレ・ドレスデン、
録音:1971年5月18日、ドレスデン・クルトゥア・パラスト、
ステレオ、ライヴ録音
「悲愴」がアルヴィド初の音盤レパートリーというのも意外です。シュターツ
カペレ・ドレスデンの「悲愴」も初めて!演奏時間からも想像できるように
恰幅よく、存分に歌わせて、さらに嘆く、絶望する。ロマンの香ムンムン漂う、
熱情的な名演奏です。木管のとろけるような美しさ、弦楽合奏の粘るような魅
惑、そしてゾンダーマンのティンパニが炸裂する非の打ち所のない「悲愴」で
す。カプリングはバッハの高弟のアベルの弦楽合奏による佳曲。ドレスデン音
色マニアならば興味尽きぬ演奏と申せましょう。
演奏タイミング 「悲愴」:[18:42][7:22][8:18][10:30]、アベル:[12:34]





<NEOS>
NEOSレーベル7月から値下げします!
NEOSレーベルは2007年にスタートした新しいレーベルながら現代音楽を中心に、
クラシックや実験ジャスのユニークなラインナップも人気を博しています。
このNEOSレーベルですが、7月から値下げさせていただくことになりました!
○新価格は以下の通りです。
・通常CD,SACDハイブリッド 1CDあたり ¥2080
・DVD,ブルーレイ・ディスク ¥4180

★NEOSレーベル値下げ記念旧譜セール(59タイトル)
2007年にスタートした新しいレーベルですが、現代音楽ファンにはもうお馴染
のNEOS。この7月から通常価格を値下げすることになりましたが、それを記念
して当レーベル初期の名盤をセレクトし、セール価格で提供させていただきま
す。ベスト・セラーとなったコンピューター制御ピアノによるクセナキス
(NEOS10707)や細川俊夫:協奏曲集第1集(NEOS10716)、4手ピアノ版ショスタコ
ーヴィチ:交響曲第5番(NEOS20801)なども含まれております。
期間は7月1日から31日までの入荷分とさせていただきます。品切れ等で期間中
に入荷しなかった場合は、ご注文打ち切りとなりますのでお早めにご検討下さ
い。対象商品は当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/neos.html


NEOS 11033(SACD-Hybrid)¥2080
ジェルジ・クルターク(b.1926):弦楽四重奏のための作品全集
(1)「アリオーソ」ヴァルター・レヴィン85才へのオマージュ-アルバン・
ベルクの様式による-木製の弱音器で(2009)
(2)6つの楽興の時Op.44(2005)
(3)ヤコブ・オブレヒトへのオマージュ(2004/2005)
(4)オフィチウム・ブレーヴ-A.セルヴァンスキの追憶に(1988/89)
(5)「彼方からV」(1999)
(6)M.アンドラーシュへのオマージュ-12のミクロリュード(1977/78)
(7)「彼方からIII」(1991)
(8)弦楽四重奏曲Op.1(1959)
(9)「アリオーソ」ヴァルター・レヴィン85才へのオマージュ-アルバン・
ベルクの様式による-金属製の弱音器で(2009)
アテナ四重奏団:
【S.フィエルゼン(Vn)、M.ビーデルビック(Vn)、M.ゲッティング(Va(2)以外)、
H.クライン(Va(2)のみ)、K.ボーゲンスベルガー(Vc)】
録音:2008-2010年
30代の初期作品から最近の作品まで弦楽四重奏でクルタークの創作の軌跡をた
どるアルバム。バルトーク、ウェーベルンの影響を受けつつ独自の緊張感溢れ
る世界を築いたクルタークの作風の変遷を俯瞰できる。ラサール四重奏団の
ヴァルター・レヴィンに捧げられた最新作の《アリオーソ》は2つのヴァー
ジョンを収録。

NEOS 20901 ¥2080
「コンチェルティI」
(1)モーツァルト(1756-91):2台のピアノのための協奏曲変ホ
長調(第10番)KV.365(第1楽章と第3楽章のカデンツァ:バルトーク版による)
(2)リスト:2台のピアノのための「悲愴協奏曲」S.258
(3)バルトーク:2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ(Pf)、
(3)フランツ・シンドルベック&ヤン・シュリヒテ(Perc)、
(1)(3)ルーベン・ガザリアン指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:2009年
ハンガリー、リスト、バルトークをキーワードとしたアルバム。バルトークに
よるモーツァルトの2台のピアノと管弦楽のための協奏曲のカデンツァはモー
ツァルトらしさを尊重しながらもダイナミックで華麗なピアニズムが印象的。
バルトークの協奏曲は圧巻。

NEOS 11017 ¥2080
マンフレート・トロヤーン(b.1949):
(1)弦楽四重奏曲第3番(1983)
(2)《アンティゴネ》断章-6つの小品(1988)
(3)不眠症の歌III-《愛の手紙》より第6番(2007)
(4)弦楽四重奏曲第4番(2009)
ヘンシェル四重奏団:
【クリストフ・ヘンシェル(Vn)、マルクス・ヘンシェル(Vn)、
モニカ・ヘンシェル(Va)、マティアス・バイヤー=カルツホイ(Vc)】
録音:2009年(世界初録音)
人気のヘンシェル四重奏団が硬派な現代音楽に挑む。ドイツの作曲家トロヤー
ンはヨーロッパの主要な作曲コンクールに優勝し、これまでに5曲の交響曲、
オペラ、多数の室内楽を発表している。作風は表現主義的な激しい表出力を持
つものだが、ヨーロッパ前衛音楽の諸傾向を柔軟に取り込みつつ、時にリリカ
ルな響きや.情的な旋律すら浮かび上がる、新ロマン主義的な傾向も併せ持つ。

NEOS 11020(SACD-Hybrid)¥2080
ゲオルク・カッツァー(b.1935):
弦楽四重奏曲第1番(1965)
弦楽四重奏曲第3番(1987)
弦楽四重奏曲第4番《壊れやすい時間》(2004)
ソナー四重奏団:
【ズザンネ・ツァップ(Vn)、キルステン・ハームス(Vn)、
ニコラウス・シュリエルフ(Va)、コジマ・ゲルハルト(Vc)】
録音:2009年
カッツァーは現ポーランドとチェコの間にあるシレジアに生まれ、戦後は東ベ
ルリン、チェコで音楽を学んだ。電子音楽、マルチ・メディアにも関心を寄せ、
その成果は多くのオペラ、交響楽に反映されている。このCDは若い頃から最近
までの作品が収録され、若書きの第1番では表現主義的、第3番では音色へのこ
だわりが重視され、第4番では特殊奏法を交えたさらに自由な音響実験が行わ
れている。

NEOS 11036 ¥2080
「マーンコップ・エディション1」
クラウス=シュテッフェン・マーンコップ(b.1962):作品集
(1)ザ・トリステロ・システム(2002)-アンサンブルのための
(2)クーリエ(急便)の悲劇(2001)-無伴奏チェロのための
(3)W.A.S.T.E(2001/02)-Obとライヴ・エレクトロニクスのための
(4)D.E.A.T.H(2001/02)-8トラック・テープのための
(1)ジェームズ・エーヴリー指揮
アンサンブル・サープラス
(2)フランクリン・コックス(Vc)、
(3)ペーター・ヴィール(Ob)、
(3)(4)SWRエクスペリメンタル・スタジオ
録音:2003-2010年
マーンコップ(b.1962)はドイツの中堅作曲家で作曲をブライアン・ファーニ
ホー、クラウス・フーバーに師事した。そうした経歴からも想像できるように、
彼の音楽はノイズ、様々な特殊奏法が目まぐるしく去来する複雑怪奇な世界が
展開する。「クーリエ(急便)の悲劇-無伴奏チェロのための」は名の通り(?)
超絶技巧が凄まじいスピードで奏される、演奏者泣かせの作品。

NEOS 11113 ¥2080
アンサンブル・ヴォルテックスのゲスト作曲家達
(1)アルトゥーロ・コラレス(b.1973):
ポップな旋律「フォーク・ユー!」による《カノン・フラクタル》(2009)
-リコーダー、Vn、エレクトロニクスのための
(2)ジョン・メノード(b.1976):アセファル(無頭人)(2009)-コンピュータ作品
(3)フェルナンド・ガルネロ(b.1976):
《ルミナール》(2005)-Ob、G、Perc、Vn、Cb
(4)フランシスコ・ユーゲ(b.1976):
ザ・コーナーズ・オヴ・ディス・セクション(2010)-コンピュータ作品
(5)デニス・シュラー(b.1970):Teh(2008)-声、Ob、G、Perc、Vn、Cbのための
(6)ニコライ・ミハイロフ(b.1975):フラッシュ・バック(2006)-テープ作品
(7)ダニエル・ゼア(b.1976):
エレガント・スパンキング(優雅な尻叩き)(2010)-
Vn、Vc、Cb、バスClとエレクトロニクスのための
アンサンブル・ヴォルテックス
録音:2005年・2010年
現在30代の国籍も様々な作曲家たちの最新作を収録。アルトゥーロ・コラレス
の作品は民族音楽の要素、ポップス、キッチュな趣味が融合したなんとも不思
議で愉快な世界。ジョン・メノードの《カノン・フラクタル》は破茶滅茶ミュ
ージック・コンクレート。ニコライ・ミハイロフのピーポポという音響が何故
か懐かしいテープ音楽「フラッシュ・バック」。ニューヨークのノイズ系実験
音楽を思わせるダニエル・ゼアの「エレガント・スパンキング(優雅な尻叩き)」
など時代の空気を切り取ったような鮮烈な作品ぞろい。





<Brilliant Classics>
BRL 94148 ¥540
リスト:後期ピアノ曲集
ハンガリーの歴史的肖像S.205、聖ドロテアS.187、
ペレ=ナルボンヌ夫人の回転木馬S.214a、諦めS.263/187a、忘
れられたロマンスS.527、トッカータS.197a、眠れぬ夜S.203、
夜想曲「夢の中に」S.207、
主なるわれらのイエス・キリストの変容の祝日にS.188、瞑想S.204、
リヒャルト・ワーグナーの墓にS.202、灰色の雲S.199、
4つの忘れられたワルツS.215
ミケーレ・カンパネッラ(pf)
リストが所有していたピアノ(ベヒシュタインNo.247)を使用

BRL 94150 ¥540
リスト:チェロとピアノのための作品全集
エレジー第1番S.130、エレジー第2番S.131、忘れられたロマンスS.132、
悲しみのゴンドラS.134、ノンネンヴェルト島の僧房S.382、
コンソレーションS.172(J.デ・スワート編)、
巡礼の年第3年より夕べの鐘
守護天使への祈りS.163(L.ヴィントシュペルゲル編)、
愛の夢第3番S.163(M.Skalmer編)
フランチェスコ・ディロン(Vc)
エマニュエル・トルクァーティ(pf)

BRL 94155 5枚組 ¥2550
リャードフ:ピアノ曲全集
Biryul'ki Op.2、3 Pieces Op.3a、3 Mazurkas Op.3b、Arabesques Op.4 、
24 Variations and Finale on a Simple Theme、4 Paraphrases on a
Simple Theme、Etude Op.5、Impromptu Op.6、2 Intermezzi Op.7、
2 Intermezzi Op.8、2 Pieces Op.9、3 Pieces Op.10、3 Pieces Op.11、
Etude Op.2、Velichaniye、4 Preludes Op.13、2 Mazurkas Op.15、
2 Nabroska Op.17、Novinka Op.20、Shestviye Pro starinu Op.21、
Bagatelle Op.30、3 Pieces Op.33、Na luzhayke, nabrosok Op.23、
2 Pieces Op.24、Shutka?Kadril、Idylle Op.25、Malenkiy Val's Op.26、
3 Preludes Op.27、Kukolki Op.29、2 Pieces Op.31、
Muzikal'naya tabakerka Op.32、Slavleniya、3 Canons Op.34、
Variations on a Theme by Glinka Op.35、Prelude-Pastorale、
3 Preludes Op.36、Etude Op.37、Mazurka Op.38、4 Preludes Op.39、
Sarabande、2 Fugues Op.41、Prelude Op.posth.、Etude Op.40a、
3 Preludes Op.40b、2 Preludes Op.42a、Mazurka on Polish themes Op.42b、
Barcarolle Op.44、Variations on a Russian Folk Theme、
4 Preludes Op.46、Slava Op.47、Etude Op.48a、Canzonetta Op.48b、
Prelude Op.57 No.1、Variations on a Polish Folk Theme Op.51、
3 Baletnikh nomera Op. 52、3 Bagatelles Op.53、Valse Op.57 No.2、
Mazurka Op.57 No.3、4 Pieces Op.64、Tanets Komara, Russian folksong、
10 Detskikh pesen Op.posth.、Scherzo Op.posth.、Fuga on LA?DO?FA 
ブックレットはCDROMで収録
マルコ・ラペッティ(pf)

BRL 94218 4枚組 ¥2050
シューベルト:交響曲全集
ロイ・グッドマン指揮、ザ・ハノーヴァー・バンド(第1番-第4番)
シャンドール・ヴェーグ指揮、カメラータ・ザルツブルク(第5番-第9番)

BRL 94223 ¥540
ブゾーニ:対位法的幻想曲、7つの悲歌集
サンドロ・イヴォ・バルトリ(pf)

BRL 94250 ¥540
リスト:超絶技巧練習曲集
マリアンジェラ・ヴァカテッロ(pf)




<Regis>
RRC 1331 ¥680
ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番
コレルリの主題による変奏曲Op.42、楽興の時Op.16
ジョン・リル(pf)

RRC 1332 ¥680
ハープシコードによるバロック音楽集
トレヴァー・ピノック(harpsichord)
スカルラッティ、ラモー、グリーン、アーン、ヘンデルの作品より

RRC 1333 ¥680
ヴィオール合奏のための16世紀音楽
タリス、ダウランド、タイ、パーソンズ、プレストン、バード、
ブルの作品より
フレットワーク、ローズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ

RRC 1337 ¥680
イギリスの歌
グリーン・スリーヴス、ブリティッシュ・グレナディアーズ、埴生の宿、
トム・ボーリング、他
ジョン・ポッター(Ten)ルーシー・スキーピング(Sop)、他

RRC 1339 ¥680
ラヴェル:ピアノ曲集
水の戯れ、クープランの墓、ソナチネピアノ協奏曲
ジャン=イヴ・ティボーデ(pf)
エレーヌ・グリモー(pf)ヘスス・ロペス=コボス指揮、
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団

RRC 1346 ¥680
ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽集
アーベル、ディエゴ・オルティス、ヨハネス・シェンク、テレマン、
シンプソン、ヒュームの作品より
ヴィーラント・クイケン(Viola da gamba)

RRC 1376 ¥680
イギリスの作曲家によるヴァイオリンソナタ集
スーザン・スタンツェライト(Vln)
トマス・ダンヒル、チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード、
グランヴィル・バントックの作品より




<Piano classics>
PCL 0037 ¥1650
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番「戦争ソナタ」Op.83
ラフマニノフ:楽興の時Op.16
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番Op.53
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番「戦争ソナタ」Op.83
スクリャービン:練習曲Op.2-1
ラフマニノフ(ゾルタン・コチシュ編):ヴォカリーズ
Recording:2011年4月27-28日
(Westvest Church, Schiedam, The Netherlands )
アレクサンダー・ガヴリリュク(pf)




<FLORESTAN>
JYOZ 2002 ¥3000
マンドリンスピリッツ
1.水の旅路
2.杜の鼓動
3.虹色の涙
花の讃歌
4.I:SPROUT 
5.II:GROWTH
6.III:FLOWER
7.IV:INHERITANCE
8.遠い日
9.椰子の実
10.この道
11.深海
12.スピリット・オブ・プラネット
13.願いの叶う本
14.じょんがら
堀 雅貴(プラネット・スピリタ)他
マンドリンのスーパー・プレイヤー堀雅貴(プラネット・スピリタ)が、マン
ドリン界の若きヴィルトゥオーゾ丸本大悟作品を軸に極めた、新世代のマン
ドリン音楽。
レコーディングの為に結成されたプラネット・スピリタ マンドリンアンサン
ブルの豪華な演奏にも注目!
ヨーロピアンなマンドリンに、日本の伝統音楽のフレイバーを融合した新し
いサウンド誕生。「じょんがら」は堀の技巧の裏に、日本人のスピリットが
息づいている。




<Opus Arte DVD>
OA 1050D(DVD-Video)2枚組 ¥5480
OABD 7085D(Blu-ray) ¥5480
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」
ゲルマン:ミーシャ・ディディク
リーザ:エミリー・マギー
トムスキー伯爵:ラード・アタネッリ
エレツキー公爵:リュドヴィク・テジエ
ポリーナ:エレーナ・ザレンバ
伯爵夫人:エヴァ・ポドレシ
チャプリツキー:ミハイル・ヴェクア
チェカリンスキー:フランチスコ・バス
マーシャ:クラウディア・シュナイダー
演出:ジルベール・デフロ
指揮:ミヒャエル・ボーダー/リセウ大歌劇場管弦楽団&合唱団
2010年6月30日、7月1日 リセウ大歌劇場(バルセロナ)におけるライヴ収録


OA 1059BD(DVD-Video)6枚組 ¥8350
グラインドボーン 喜劇・悲劇ボックスセット
プッチーニ《ジャンニ・スキッキ》
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:アナベル・アーデン
アレッサンドロ・コルベッリ、サリー・マシューズ、
フェリシティ・パーマー、マッシモ・ジョルダーノ、
マリー・マクラフリン
収録:2004年7月11日/全プログラム74分(本編57分)
字幕:英・独・仏・西・伊
ドニゼッティ《愛の妙薬》
指揮:マウリツィオ・ベニーニ
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:アナベル・アーデン
エカテリーナ・シウリーナ、ピーター・オーティ、
アルフレード・ダーザ、ルチアーノ・ディ・パスクワーレ
収録:2009年8月12日&15日/全プログラム126分(本編122分)
字幕:英・独・仏・西・伊
ヴェルディ《ファルスタッフ》
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&グラインドボーン合唱団
演出:リチャード・ジョーンズ
クリストファー・パーヴィズ、ディナ・クズネツォワ、
タシス・クリストヤニス、ジェニファー・ホロウェイ
収録:2009年6月/全プログラム136分(本編128分)
字幕:英・独・仏・西・伊
ビゼー《カルメン》
指揮:フィリップ・ジョルダン
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
グラインドボーン音楽祭合唱団
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、マーカス・ハドック、
ロラン・ナウリ、リザ・ミルン、メアリー・ヘガティ
収録:2002年8月17日/全プログラム220分(本編170分)
字幕:英
ラフマニノフ《けちな騎士》
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:アナベル・アーデン
セルゲイ・レイフェルクス、リチャード・バークリー=スティール、
マキシム・ミハイロフ
収録:2004年7月11日
全プログラム95分(本編65分)
字幕:英・独・仏・西・伊
グラインドボーン音楽祭

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11-06 No.21

2011年06月23日 15時50分48秒 | Weblog
<PLECTRA MUSIC>
PL 21002 ¥1550
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.5(全12曲)
第1番ニ長調/第2番変ロ長調/第3番ハ長調
第4番ヘ長調/第5番ト短調/第6番イ長調
ブランディワイン・バロック
シンシア・フライヴォーゲル(ヴァイオリン)
ダグラス・マクネイムズ(チェロ) カレン・フリント(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2010年
当レーベルのカタログの6割を占めるピリオド楽器アンサンブル、ブランディ
ワイン・バロックの最新盤。シンシア・フライヴォーゲルはエール大学で音
楽学の学位を、サンフランシスコ音楽院でマスター・オブ・ミュージックを
取得したアメリカ合衆国のヴァイオリニスト。コロラド・バロック室内管弦
楽団のコンサートマスター兼リーダー、フィルハーモニア・バロック・オー
ケストラのメンバー、ノヴェッロ弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者も務
めています。

PL 20902 ¥1550
フランスのカンタータ Vol.1
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):「イェフテ」(*/+)
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
「イポリートとアリシ」から 恋するナイチンゲール(+)
ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):「アモルとバッカス」(*/#)
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール:
クラヴサン曲集(1707)から シャコンヌ(チェンバロ独奏)
ルイ=ニコラ・クレランボー:「平和の勝利」(*/+/#)
ブランディワイン・バロック
ローラ・ヘイムズ(ソプラノ(*)) ジュリアン・ベアード(ソプラノ(+))
カーティス・ストリートマン(バス(#))
エイリーン・グリッキー(フルート)
エリザベス・フィールド、ニナ・フォーク(ヴァイオリン)
ダグラス・マクネイムズ(チェロ) カレン・フリント(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2009年

PL 20802 ¥1550
ヘンデル(1685-1759):二重唱&三重唱曲集
夜明けにほほえむあの花を HWV192(1741)(+/*)
私の悩みの種、いとしいおかた HWV182a(1707頃)(*/#)
もしおまえが愛を捨てないなら HWV201b(1708)(*/+/**)
愛は私に喜びをもたらす HWV180(1710-1711以前)(+/*)
海が穏やかにほほえむとき HWV191(1710-1711以前)(*/**)
行け、あだなる望み HWV199(1710-1711以前)(*/+)
私の悩みの種、いとしいおかた [HWV183]
(おそらくラインハルト・カイザー(1674-1739)作曲)(*/+)
ああ、人の世では HWV179(1745)(*/+)
夜明けにほほえむあの花を HWV200(1708頃)(+/*/**)
いや、あなたを信じまい HWV189(1741)(*/+)
ブランディワイン・バロック
ローラ・ヘイムズ(ソプラノ(*)) ジュリアン・ベアード(ソプラノ(+))
トニー・ブッテ(テノール(#)) サムナー・トンプソン(バス(**))
ダグラス・マクネイムズ(チェロ) カレン・フリント(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2008年

PL 20703 ¥1550
ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):
チェロ・ソナタ集 Op.50 から
第2番ト長調/第1番ホ短調/第4番ニ短調/第5番ハ短調
チェロ・ソナタ集 Op.26 から 第3番ト長調
チェロ・ソナタ集 Op.50 から 第3番ニ長調
チェロ・ソナタ集 Op.26 から 第4番ホ短調/第5番ト短調
ブランディワイン・バロック
ダグラス・マクネイムズ(チェロ)
ヴィヴィアン・バートン・ドーザー(チェロ) 
カレン・フリント(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2007年
ファゴット・ソナタ集としても演奏される作品。ダグラス・マクネイムズは
ブランディワイン・バロックの中核メンバーの一人。デラウェア交響楽団、
オペラ・デラウェア、リーディング交響楽団の首席チェロ奏者、デロス弦楽
四重奏団のチェロ奏者も務めています。

PL 20601 ¥1550
繊細な態度のお嬢さん ロンドン・プレジャー・ガーデンの歌
ジェイムズ・オズワルド(1710-1769):The dust cart cantata
トマス・リンリー(1733-1795):
「ドゥエンナ、または二重の駆け落ち」から When the maid whom we love
ウィリアム・ボイス(1711-1779):
「花輪」から In vain I try my ev'ry art
トマス・アーン(1707頃-1778):
「妖精の王子」から See, o see who here is come a maying
ヘンデル(1685-1759):「デボラ」から Choirs of angels
トマス・チルコット(1700-1766):Wedding is great Juno's crown
ウィリアム・ボイス:
2つのヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ から 第3番イ長調
ジョン・オキーフ(1747-1833):
「ミダス」から To blast a rival's happiness
ヘンデル:「ユダス・マカベウス」から So shall the lute and harp awake
ジョゼフ・ベイルドン(1727頃-1774):
「月桂冠」から In Cupid's fam'd school
トゥールロホ・オ・カロラン(1670-1738):
Michael O'Connor first air & jig
マイケル・アーン(1740頃-1786):The lass with the delicate air
マシュー・デュバーグ(1703-1767):
「音楽雑誌」第2巻 から The larks shril notes
ウィリアム・ボイス:
2つのヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ から 第1番イ短調
ウィリアム・リンリー(1771-1835):
「ノアへの旅」から The night was dark
トマス・アーン:「乞食オペラ」から
Virgins are like the fair flow'r / No Pow'r on earth
マシュー・デュバーグ:
「ヴァイオリンのためのコレクション」第3 から Dubourg's maggott
トマス・アーン:「乞食オペラ」から When young at the bar
チャールズ・ディブディン(1745-1814):
「南京錠」から Was I a shepherd's maid
トマス・アーン:
「アルタクセルクセス」から The Soldier tir'd of wars alarms
ブランディワイン・バロック
ローラ・ヘイムズ(ソプラノ)
エイリーン・グリッキー(フルート) 
キンバリー・レイリー(フルート、リコーダー)
エリザベス・フィールド(ヴァイオリン) ダグラス・マクネイムズ(チェロ)
カレン・フリント(チェンバロ、ディレクター)
録音:データ記載なし 発売:2006年

PL 20502 ¥1550
おお、甘美な愛の喜び
ヘンリー・パーセル(1659-1695):
Sound the trumpet / Cupid, the slyest rogue alive / Let us dance
I attempt from love's sickness / Oh! the sweet delights of love
Not all my torment / Sonata 6 in G major / Sweeter than roses
If music be the food of love
トマス・チルコット(1707頃-1766):Not all my torment
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):By my sighs
ヘンリー・パーセル:
Love thou art best / Sonata 3 in A minor / Oh solitude!
The fatal hour / O dive custos / From rosie bow'rs
ブランディワイン・バロック
ジュリアン・ベアード、ローラ・ヘイムズ(ソプラノ)
トニー・ブッテ(テノール)
エイリーン・グリッキー(フルート)
エリザベス・フィールド、マーティン・デイヴィッズ(ヴァイオリン)
ダグラス・マクネイムズ(チェロ)
デボラ・フォックス(テオルボ、ギター、アーチリュート)
カレン・フリント(チェンバロ、ディレクター)
録音:データ記載なし 発売:2005年

PL 20401 ¥1550
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714- 1788):トリオ・ソナタ集
ハ長調 H.575(1745)/ト長調 H.574(1747)/イ短調 H.572(1747)
ニ長調 H.575(1747)/ホ長調 H.580(1749)
ブランディワイン・バロック
エイリーン・グリッキー(フルート) 
デイヴィッド・マイフォード(ヴァイオリン)
ダグラス・マクネイムズ(チェロ) 
カレン・フリント(チェンバロ、ディレクター)
録音:データ記載なし 発売:2004年

PL 19701 ¥1550
テレマン(1681-1767):
6つの組曲から成る新四重奏曲集 から 第1番ニ長調 TWV43:D3
聖霊降臨祭第2日のためのカンタータ
フルート・ソナタ ト長調
カナリア・カンタータ
6つの組曲から成る新四重奏曲集 から 第4番ロ短調 TWV43:h2
ブランディワイン・バロック
メラニー・デメント(ソプラノ)
エイリーン・グリッキー、キンバリー・レイリー(フルート)
デイヴィッド・マイフォード(ヴァイオリン) 
ダグラス・マクネイムズ(チェロ)
カレン・フリント(チェンバロ、ディレクター)
録音:1995年6月
「埋もれた宝をめざして掘って行く」という副題の付いたアルバム。ブラン
ディワイン・バロックの自主製作CDが当レーベルに移行したもので、本体・
外装ともレーベル名・規格番号表記がございません。ご了承ください。

DOR 93222 ¥1550
ジャン=バティスト・マス(1700頃-1757頃):
2つのチェロのためのソナタ集第1巻(1736)
第1番ハ長調/第2番ニ長調/第3番イ短調
第4番ホ短調/第5番変ロ長調/第6番ト短調
ブランディワイン・バロック
ダグラス・マクネイムズ、ヴィヴィアン・バートン(チェロ)
カレン・フリント(チェンバロ)
録音:1998年5、9月、モルバーン(合衆国ペンシルヴァニア州)、
ザ・レッド・バーン

DOR 93223 ¥1550
ジャン=バティスト・マス(1700頃-1757頃):
2つのチェロのためのソナタ集第2巻(1739)
第1番ホ短調/第2番ハ短調/第3番ト長調
第4番ヘ長調/第5番ニ長調/第6番ハ長調
ブランディワイン・バロック
ダグラス・マクネイムズ、ヴィヴィアン・バートン(チェロ)
カレン・フリント(チェンバロ)
録音:1998年5、9月、モルバーン(合衆国ペンシルヴァニア州)、
ザ・レッド・バーン
ジャン=バティスト・マスはフランスのチェリスト・作曲家。王宮楽団
「Les Vingt-quatre Violons du Roi」やコメディー・フランセーズの楽団で
活躍しました。 当CDおよび前項でご紹介の「DOR 93223」は旧DORIANレーベ
ルとPLECTRA MUSICの共同制作盤。旧DORIANレーベルから発売されていたもの
で、おそらく旧DORIANの倒産に際してPLECTRA MUSICが在庫を買い取ったと思
われます。弊社はこれら2点もPLECTRA MUSICレーベルの商品として扱います。




<UNIVERSAL MUSIC SPAIN>
マドリード貯蓄銀行文化財団をスポンサーとする「黄金世紀シリーズ(Los
SIGLOS de ORO)」プロジェクトの一環として、ビクトリアの没後400年にあた
る西暦2011年に合わせ全10巻完結を目指して進行してきたビクトリア・シリ
ーズが、ついに完結!

0028947644552 ¥2850
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.9
ミサ・サルヴェとモテット集
たたえよ、シオンよ[Lauda Sion](セクエンツィア;2群8声)
主よ、私には資格がありません[Domine non sum dignus](モテット;4声)
サルヴェ・レジナ[Salve Regina](アンティフォナ;8声;トレド写本版)
アヴェ・マリス・ステラ[幸あれ、海の星;Ave maris stella]
(賛歌;4声;トレドのグレゴリオ聖歌付き)
私は生きたパンである(モテット;4声)
ミサ・サルヴェ(8声&オルガン)
おお、聖なる宴よ[O sacrum convivium](モテット;4声)
聖処女のリタニア[Litania de Beata Virgine](8声)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
グレース・デイヴィドソン、エイミー・ハワース(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(アルト)
デイヴィッド・マーティン、マーク・チェンバーズ、
デイヴィッド・オルソップ(男性アルト)
トム・ホブズ、ジュリアン・ストッカー、アシュリー・ターネル、(テノール)
サイモン・ガリアー、ジミー・ホリデイ、ステュアート・ヤング(バス)
マハン・エスファハニ(オルガン)
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2009年8月、ロンドン、ハムステッド、
セント・ジュード=オン=ザ・ヒル教会
「ミサ・サルヴェ」は当盤収録の「サルヴェ・レジナ」に基づくミサ曲。

0028947644569 ¥2850
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.10
教会暦のためのモテット&賛歌集
善い羊飼いはよみがえられた[Surrexit pastor bonus](モテット;6声)
おお、イスパニアの光にして徳[O lux et decus Hispaniae](モテット:5声)
おお、天の王を[O regem coeli](モテット;4声)
博士たちは星を見て[Magi viderunt stellam](モテット;4声)
星の創り主よ[Conditor alme siderum](賛歌;4声)
私は急ぎ、市民を包囲しよう[Vadam et circuibo civitatem]
(モテット;6声)
二人のセラフィムが[Duo seraphim](モテット;4声)
来てください、創造主である聖霊よ[Veni creator spiritus](賛歌;4声)
おお、大いなる神秘よ[O magnum mysterium](モテット;4声)
キリストは高みに昇り[Ascendens Christus](モテット;5声)
聖霊降臨祭の日が来て[Dum complerentur dies Pentecostes]
(モテット;5声)
残酷な敵ヘロデよ[Hostis Herodes](賛歌;4声)
誰を見たのか、羊飼いたちよ[Quem vidistis, pastores](モテット;6声)
私の心は燃えている[Ardens est cor meum](モテット;6声)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
グレース・デイヴィドソン(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(アルト)
デイヴィッド・マーティン、マーク・チェンバーズ(男性アルト)
ジュリアン・ストッカー、ジェレミー・バッド、
アシュリー・ターネル(テノール)
サイモン・ガリアー、ジミー・ホリデイ、ステュアート・ヤング(バス)
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2009年11月、ロンドン、ハムステッド、
セント・ジュード=オン=ザ・ヒル教会





<ANACRUSI>
AC 062 2枚組 ¥3850
【未案内旧譜】
19世紀スペインの未出版ピアノ音楽(Vol.1)
シプリアノ・マルティネス・リュッケル(1862-1934):
マズルカ第1番 Op.31/マズルカ第2番 Op.32
マズルカ第3番 Op.33/マズルカ第4番 Op.48
エドゥアルド・オコン(1833-1901):ライン川下り/瞑想
マヌエル・メンディサバル(1817-1896):8つのソルチコ/夜想曲
マルシアル・デ・アダリド(1826-1881):歌詞のないロマンス
フアン・マリア・ゲルベンス(1819-1886):
マミタ(ハバネラ)/ゆりかごに/歌詞のないロマンス
ビセンテ・スロン(1871-1915):ピエロ(小品)
クラウディオ・マルティネス・インペルト(1845-1919):
スペイン奇想曲/田舎の踊り
ダマソ・サバルサ(1835-1894):アリツァディ(ソルチコ)
ホアキン・ラレグラ(1865-1945):ナバラ万歳!
ホセ・マリア・ウサンディサガ(1887-1915):バスク狂詩曲
フェリプ・ペドレイ(1841-1922):マズルカ
ペドロ・ティントレル(1814-1891):練習曲第1番
ニコラス・デ・レデスマ(1791-1883):ソナタ第6番/ソナタ第3番
ホアキン・マラツ(1872-1912):スペインのセレナード
サンティアゴ・マサルナウ(1805-1882):3つのスケルツォ
ペドロ・アルベニス(1795-1855):華麗な変奏曲
マルティン・サンチェス=アリュ(1823-1891):
2つのメロディ; メランコリー/セイレーンの歌
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2006年10月、ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
Vol.3-5が BASSUS EDICIONESレーベルから発売されている「19世紀スペイン
の未出版ピアノ音楽」のVol.1。

AC 069 2枚組 ¥3850
【未案内旧譜】
19世紀スペインの未出版ピアノ音楽 Vol.2
ホセ・インセンガ(1828-1891):幻想曲
ダマソ・サバルサ(1835-1894):夜想曲/子供の目覚め
フェリプ・ペドレイ(1841-1922):悲しみ/夜想曲
ルイス・レアンドロ・マリアニ(1868-1925):鉄柵の下に
エドゥアルド・コンプタ(1835-1882):8つの練習曲
アドルフォ・ケサダ(1830-1888):3つのマズルカ Op.18/瞑想 Op.17
ジュアン・バウティスタ・プジョル(1835-1898):
アンセリナ Op.9/アンダルシアの祭 Op.4
エドゥアルド・オコン(1833-1901):
アンダルシア狂詩曲 Op.9/アンダルシアの思い出 Op.8
テオバルド・ポウェル(1848-1884):ロマンティック奇想曲
ホセ・トラゴ(1856-1934):タランテラ/ソルチコ
マルティン・サンチェス=アリュ(1823-1891):春 Op.24
私を忘れないで/夾竹桃/ひばり/思い
水泡(スペインのセレナード)/つる草
マヌエル・ゲルボス(1863-1902):2つのマズルカ
アントニ・ニコラウ(1858-1933):アマリア
マルシアル・デ・アダリド(1826-1881):思い出
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2007年8月14-15日、9月14-15日、
ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
Vol.3-5が BASSUS
EDICIONESレーベルから発売されている「19世紀スペインの未出版ピアノ音
楽」のVol.1。オリジナルのアルバム・タイトルは「19世紀と20世紀初頭の
スペインの未出版ピアノ音楽 Vol.2」となっています。

AC 070 ¥2580
【未案内旧譜】
エドゥアルド・オコン(1833-1901):ピアノ作品全集
アンダルシア狂詩曲 Op.9(*)
アンダルシアの思い出(演奏会用ボレロ)Op.8(*)
左手のための奇想練習曲 Op.10/ライン川下り(幻想的練習曲)
華麗な大ワルツ/瞑想/海岸にて(舟歌)/不滅の愛(奇想曲)
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2007年8月14-15日、9月14-15日、
ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
エドゥアルド・オコンはスペイン、アンダルシア地方のマラガに生まれた作
曲家・オルガン奏者。マラガ音楽院を創設し初代院長に就任。スペイン各地
の民謡の収集を行い、スペイン国民楽派への道を開きました。
(*)は前項「19世紀スペインの未出版ピアノ音楽 Vol.2」の収録曲と同テイク
と思われます。また、録音データとしては記載されておりませんが、他の曲
も同シリーズの収録曲と同テイクである可能性もございます。あらかじめご
了承ください。

AC 063 ¥2580
【未案内旧譜】
バルトロメ・ペレス・カサス(1873-1956):クラリネットとピアノのための作品集
アンダンティーノ(1915)/独奏曲第1番(1897)/独奏曲第2番(1901)
ロマンス(1917)/間奏曲(バスクラリネットとピアノのための;1900頃)
シチリアの歌(B♭管クラリネットとピアノのための;1901)(+)
ペドロ・ルビオ(クラリネット、B♭管クラリネット、バスクラリネット)
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2007年3月22-23日、ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
バルトロメ・ペレス・カサスはスペイン、ムルシア地方のロルカに生まれた
作曲家・指揮者。クラリネット奏者として吹奏楽団で活躍した後、マドリー
ド王立音楽院の和声学教授に就任、またスペイン国立管弦楽団の初代指揮者
(1942-1947)を務めました。

AC 068 ¥2580
【未案内旧譜】
スペイン・ロマン派のクラリネット音楽(Vol.1)
クラリネットとピアノのための19世紀の作品集
クリストバル・オウドリド(1825-1877):スビサの粉屋(1870)
イラリオン・エスラバ(1807-1878):アンダンテとアレグロ(1844頃)
ラモン・カルニセル(1789-1855):幻想曲(1849)
ペドロ・スレ[ソレル](1810-1850):アリア変奏曲第1番(1840頃)
アントニオ・ロメロ(1815-1886):
オリジナル独奏曲第1番(1856)/幻想曲(1839)/華麗な独奏曲(1878)
バルトロメ・ペレス・カサス(1873-1956):独奏曲第1番(1897)(*)
ペドロ・ルビオ(クラリネット)
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2007年7月2-4日、ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
Vol.2は BASSUS EDICIONESレーベルから発売されております。
(次項でご案内。)
録音データとしては記載されておりませんが、(*)は前項「バルトロメ・ペレ
ス・カサス:クラリネットとピアノのための作品集」の収録曲と同テイクであ
る可能性がございます。あらかじめご了承ください。




<BASSUS EDICIONES>
BED 001 ¥2580
【未案内旧譜】
スペイン・ロマン派のクラリネット音楽 Vol.2
クラリネットとピアノのための19世紀の作品集
エミリオ・アリエタ(1821-1894):アリア(1859)
フランシシコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):4つの小品(1863)
パスクアル・ラマヨン(?-?):悲歌 Op.18(A管クラリネットのための;1864)
カミロ・マホン(1797-?):アダージョ(1823)
ホアキン・バルベルデ(1846-1910):クラリネット独奏曲(1874)
ミゲル・ウィルツ(?-?):クラリネット練習曲(1808頃)
アントニオ・ロメロ(1815-1886):8つの練習曲(1845)
エンリケ・カルビスト(?-1897):15の練習曲(1880)
ペドロ・ルビオ(クラリネット)
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2008年8月1-3日、ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
Vol.1は ANACRUSIレーベルから発売されております。(前項でご案内。)

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11-06 No.20-1

2011年06月22日 20時14分35秒 | Weblog
<Hyperion>
CDA 67849 ¥2180
ショパン:ワルツ全集 ――
ワルツ第1番変ホ長調Op.18《華麗なる大円舞曲》
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》
ワルツ第3番イ短調Op.34-2《華麗なる円舞曲》
ワルツ第4番ヘ長調Op.34-3《華麗なる円舞曲》
ワルツ第5番変イ長調《大円舞曲》/ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬》
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2/ワルツ第8番変イ長調Op.64-3
ワルツ第13番変ニ長調Op.70-3/ワルツ第10番ロ短調Op.69-2
ワルツ第15番ホ長調KK.IVa-12/ワルツ第16番変イ長調KK.IVa-13
ワルツ第14番ホ短調KK.IVa-15/ワルツ第11番変ト長調Op.70-1
ワルツ第9番変イ長調Op.69-1《別れ》/ワルツ第12番ヘ短調Op.70-2
ワルツ第19番イ短調KK.IVb-11
ソステヌート変ホ長調KK.IVb-10《ワルツ》(ワルツ第17番)
ワルツ第18番変ホ長調KK.IVa-14/憂鬱なワルツ嬰ヘ短調KK.Ib-7
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
ハフの優雅なピアニズム、完璧な技巧、計り知れない音楽的才能を源泉として
湧き上がる魅惑的な「ワルツ集」。軽やかで絶妙なスピード感、ウィットに富
み、お洒落な「ワルツ集」を完成させるラストピースとなるのは、最高にリリ
カルな「夜想曲第2番Op.9-2」。
リリースから現在まで全世界で絶賛を博し続ける名盤、「ラフマニノフのピア
ノ協奏曲全集」(CDA 67501/2)に勝るとも劣らぬスティーヴン・ハフの名演が
誕生です!
録音:2010年10月17日-20日、ワイアストン・エステイト・コンサート・ホール
(モンマス)

CDA 67887 ¥2180
ラッスス:
シビュラの預言/マニフィカト《千年もの間、天はどれほどの》
義人らの魂は/わが生命は嘆きのうちに尽きたり/私の魂死ぬがごとく悲し
ミサ・アモール・エッコ・コレイ(ミサ曲《愛よ、ここに彼女がいる》)
ブラバント・アンサンブル
スティーヴン・ライス(指揮)
マドリガーレ、ドイツ・リート、シャンソンからラテン語のミサ曲など、様々
なスタイルの確立、発展を実現させた後期ルネサンス、フランドル楽派の大作
曲家ラッススをブラバント・アンサンブルが歌う!
その生涯で作曲した作品の数は2000曲を超えるとされるラッススは、半音階進
行の技法、ムジカ・レゼルヴァータ様式を用いており、プロローグと12のモテ
ットによる初期の傑作「シビュラの予言」は、この様式の代表作と位置付けら
れている。
録音:2010年9月3日-5日、ハーコート・ヒル・キャンパス・チャペル
(オックスフォード)

CDA 67815 ¥2180
サン=サーンス:オルガン作品集Vol.2 ――
前奏曲とフーガ第3番ハ長調Op.109-3
7つの即興曲Op.150より 第4番イ長調Op.150-4、第2番ロ短調Op.150-2
前奏曲とフーガ第2番ト長調Op.109-2/唱句ホ短調
7つの即興曲Op.150より 第6番ロ短調Op.150-6、第3番変ロ長調Op.150-3
前奏曲ヘ長調/唱句ヘ長調/前奏曲とフーガ第1番ニ短調Op.109-1
7つの即興曲Op.150より 第5番ト短調Op.150-5、第1番ホ長調Op.150-1、
第7番イ短調Op.150-7
アンドルー=ジョン・スミス(オルガン)
アンドルー=ジョン・スミスは、ハイペリオンからブラームスやレーガーの合
唱作品集をリリースしてきたロンドンの室内合唱団コンソルティウムの指揮者
としても活躍するイギリス新世代のオルガニスト。
「前奏曲とフーガ」、「7つの即興曲」を組み合わせたサン=サーンスの第2集
は、かつて作曲者自身がオルガニストを務めていたパリ・マドレーヌ寺院、
アリスティド・カヴァイエ=コル1846年製のオルガンによる演奏。
録音:2009年5月26日-28日、マドレーヌ寺院(パリ)




<Helios>
CDH 55374 ¥1280
ジョスカン・デ・プレ:
ミサ・パンジェ・リングァ/ダヴィデ悲しみの歌もて
汝が顔を避くるならん
ジェームズ・オドンネル(指揮)
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
1903年に創設された伝統と格式を誇るイギリスの聖歌隊、ウェストミンスター
大聖堂聖歌隊がジェームズ・オドンネルの音楽監督在任時代に歌ったジョスカ
ン。ルネサンス、フランドル楽派最大の巨匠ジョスカンの「ミサ・パンジェ・
リングァ」が、ウェストミンスター大聖堂に響き渡る。
録音:1992年3月10日-13日、ウェストミンスター大聖堂(ロンドン)
CDA 66614からの新装移行再発売

CDH 55390 ¥1280
モーツァルト:
オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370/ホルン五重奏曲変ホ長調K.407
クラリネット、バセット・ホルンと弦楽三重奏のための五重奏曲断章K.580b
ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調K.452
ゴーディエ・アンサンブル
管楽器が"主役"のモーツァルトの室内楽作品集では、「五重奏曲断章K.580b」
が珍しい。イギリス室内管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団のメンバーを中心
として1986年に結成されたゴーディエ・アンサンブルのオーボエはダグラス・
ボイド!
録音:2001年2月21日-23日、ロスリン・ヒル教会(ロンドン)
CDA 67277からの新装移行再発売





<Centaur>
CRC 3078 ¥2080
クレメンティ:
12のモンフェリーナOp.49
ピアノ・ソナタ ト短調Op.50-3《見捨てられたディドーネ》
ピアノ・ソナタ ニ長調Op.25-6
バイロン・シェンクマン(ピアノ)
2006年シアトル・ウィークリー誌の"Bes Classical Instrumentalist"に選ば
れたバイロン・シェンクマンは、シアトル・バロック・オーケストラのチェ
ンバリスト、ソリスト、室内楽奏者として活躍するアメリカの鍵盤奏者。
シェンクマンの丁寧な演奏は、クレメンティはソナチネだけの作曲家ではな
いということを再認識させてくれる。2009年9月の録音。

CRC 3001 ¥2080
ワースト・オヴ・ウィリアム・パワーズ ――
プッチーニ:歌劇《トスカ》より トスカはいい鷹だ
ボイト:歌劇《メフィストフィレ》より 私は全てを否定する
ヴェルディ:歌劇《アッティラ》より ローマの前で私の魂が
ロッシーニ:歌劇《セヴィリアの理髪師》より わしのような医者に向かって
ムソルグスキー:歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》より/他
ウィリアム・パワーズ(バス・バリトン)
デニス・ブルク(指揮)、スロヴァキア放送交響楽団
1972年にニューヨーク・シティ・オペラでオペラ・デビューを果たし、MET、
ウィーン国立歌劇場、サンフランシスコ・オペラなどで歌声を響かせてきた
シカゴのバス・バリトン、ウィリアム・パワーズが歌うアリア・コレクショ
ン。

CRC 3079 ¥2080
チェコとモラヴィア地方のオーボエ作品集 ――
マシェク:オーボエ四重奏曲ト長調/テムル:幻想曲とロンド
シファウアー:おとぎ話/マシェク:オーボエ四重奏曲ハ長調
コテック:小品集より/フィアラ:オーボエ・ソナタ ト長調
コホーテク:ソナチナ・センプリーチェ/コジェルフ:アダージョ
マーレン・ヴァルヴィコワ(オーボエ)、
ヴィテスラフ・ツェルノフ(ヴァイオリン)
パウル・スワンテク(ヴィオラ)、パブロ・マハヴェ=フェリア(チェロ)
レイチェル・ジェンセン(ピアノ)
マーレン・ヴァルヴィコワは、オストラヴァのヤナーチェク音楽院からアメ
リカの名門イーストマン音楽院へと渡り、チェコのオーボエ作品の初演、普
及に情熱を燃やすチェコの女流オーボエ奏者。2008年8月の録音。

CRC 3107 ¥2080
ヴォ―ン=ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの練習曲
グリーンスリーヴズによる幻想曲/2つの小品/ロマンス/ヴィオラ組曲
ティナ・ルイーズ・カユーテ(ヴィオラ)、マリアンヌ・パテアウデ(ピアノ)
"ヴィオラ"の音色で聴くヴォ―ン=ウィリアムズの音楽。「ヴィオラ組曲」
は、ライオネル・ターティスのために作曲された「ヴィオラ協奏曲」からの
トランスクリプション。




<DACAPO>
6.220538(SACD-Hybrid) ¥1980
モーツァルト:交響曲集 第3集
1-4.交響曲 第9番 ハ長調 K73(K75A)
5-7.交響曲 ニ長調 K81(K73L)
8-11.交響曲 ニ長調 K97(K73M)
12-15.交響曲 ニ長調 K95(K73N)
16-18.交響曲 第11番 ニ長調 K84(K73Q)
19-21.交響曲 第10番 ト長調 K74
デンマーク国立室内管弦楽団
アダム・フィッシャー(指揮)
録音 2010年コペンハーゲン DRコンサートハウス 第2スタジオ
アダム・フィッシャーによるモーツァルト(1756-1791)交響曲全集の第6作と
なります。ここでは1769年から1770年に作曲された3つの番号付きと、3つの
番号なしの合計6つの交響曲を収録。

6.220565(SACD-Hybrid) ¥1980
ランゴー:ピアノ作品集 第2集
1-4.夏の思い出 BVN 254(ある日/アレグレット/無題/歌)
5-6.深淵の音楽 BVN 169/7.アルバムの綴りIBVN 3
8.夜の教会の庭で BVN 22/9.アドラツィオーネ BVN 223
10.ピアノ小品 ホ長調 BVN 426
11-20.ブレーキンゲの夏の休日BVN 123(旅行/邂逅/日曜日の村の教会で/松林
のカウベル/お茶会そして諦め/スウェーデン/スイートピー/旅の途上で/別れ
/ダンスの夕べ)
ベーリト・ヨハンセン・タンゲ(ピアノ)
あまりにも幅広い作風の音楽を書いたため、どれを最初に聴くかで全く評価
が異なってしまうという作曲家がかなり多く存在しますが、このランゴー
(1893-1952)などはその最たる人でしょうか。このピアノ作品集を冒頭から聴
くと、どう聴いてもショパンからグリーグやシベリウスへの系譜を感じるは
ずです。しかし、この「夏の思い出」は夢想家であった彼のごく一部の姿で
あり、次の曲集「深淵の音楽」では、全く違う音世界に戸惑う人も多いこと
でしょう。急進的な音と、感覚的な表現を求め、標題にも音楽にもあらゆる
工夫を凝らし、時には神秘性すら漂うランゴーの音楽。一度はじっくりと聴
いてみてほしいものです。

8.226088 ¥1780
ヘアマン.D.コッペル:チェロとピアノの作品集
1-3.テルニオ Op.53b(1951)
4-12.独奏チェロのための「序奏、主題と変奏、そしてエピローグ」Op.86
(1971)
13-15.チェロとピアノのためのソナタ Op.62(1956)
16.ベンジャミン・コッペル(1974-):
Professor Hermans Cellistic Imagaginarium
モーテン・ツォイテン(チェロ)/アマリエ・マリング(ピアノ)
録音 デンマーク王立音楽院 2009年1月13-15日…1-3.13-15,
2010年6月16日…4-12, 2011年1月17日…16
ヘアマン.D.コッペル(1908-1998)は作曲家&ロック・ミュージシャン、アナ
ス・コッペルの父であり、サクソフォン奏者で作曲家ベンジャミン・コッペ
ルの祖父でもあります。そんなデンマークを代表する彼が1950年代に書き始
めたチェロの作品は、まさに「デンマークの新しいチェロ・レパートリー」
となったことは間違いありません。いわゆるゲンダイ音楽ではなく、どちら
かというと新古典主義とも思えるリズミカルで、調性感はなくともロマン
ティック。よくあるような、またとないような不思議な感触です。このアル
バムのために、チェリスト、ツォイテンはベンジャミンにも新作を依頼し、
この偉大なる音楽一家の歴史を辿るような素晴らしい1枚を創り上げたのです。

8.226052 ¥1780
アナス・コッペル:協奏曲集
1-3.ヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネット、ファゴット、管弦楽のための
協奏交響曲(2007)
4-8.フルート、ハープ、管弦楽のための協奏曲(1998/2009)
9-11.テューバと管弦楽のための協奏曲(2003)
アンナ・マリア.D.ダール(ヴィオラ)/ヤナ・デシュコワ(ヴァイオリン)
ランディ・エスターゴー(クラリネット)/シェリア・ポプキン(ファゴット)
マティアス・ヨハンソン(テューバ)
クラウス・エトルプ・ラーセン(フルート)/メッテ・ニルセン(ハープ)
オルボア交響楽団
マティアス・エッシュバッハー(指揮)
録音 2009年6月22-26日&2010年6月22-24日
こちらは、1947年生まれのアナス・コッペル(1947-)の作品集です。彼はロッ
ク、ジャズ、ワールドミュージック、そしてクラシック。あらゆるジャンル
を飛び越えて斬新な音楽を作り出す作曲家です。最初の曲は驚くほど軽快な
ワルツで始まります。第2楽章は怠惰なブルースであり、第3楽章は官能的な
タンゴです。2曲目はフルートとハープが神秘的な楽想を奏でます。第3曲目
のテューバの活躍も目を見張るばかり。このアルバムは現代音楽の括りには
入れずに、エンタテイメントの括りがふさわしそうです。

8.226549 ¥1780
ディスタント・スティル
1-4.ポール・ルーザス(1949-):ホルン三重奏曲
5-7.ペレ・グドムンセン=ホルムグレーン(1932-):まだ近く、まだ遠く
8-11.セーレン・ニルス・アイヒベルク(1973-):ホルン三重奏曲
クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)
ヤコブ・ケイディング(ホルン)
ペア・サロ(ピアノ)
録音 2010年3月27-31日コペンハーゲン DRコンサートハウス 第4スタジオ
最も先進的な3人のデンマーク作曲家によるホルン三重奏曲集です。ブラーム
スからリゲティに繋がる「ホルン三重奏の系譜」を見事に受け継いだ作品で
すが、各々の曲はとても個性的であり、類似品はどこにもありません。透明
な音色がはじけながら交錯するルーザスの作品、情緒的とも言えるグドムン
セン=ホルムグレーン(ヴァイオリンが優勢)の作品、つぶやきと舞曲、そし
て終楽章で流動的なエネルギーが噴出するかのようなアイヒベルクの作品と、
新鮮な音に満ちた1枚です。

2.110408(DVD-Video) ¥3350
ボー・ホルテン(1948-):王の侍医の訪問
台本 P.O.エンクヴィストの小説より
ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセ…ヨハン・ロイター(バリトン)
国王クリスティアン7世…モーゲン・ゲルト・ハンセン(テノール)
王妃カロリーネ・マティルデ…エリザベス・ヤンソン(アルト)
オーヴェ・ヘー=グルベア…ステン・ビリエル(バス)
ブーツ屋カテリーネ…ディーナ・マイ=マイ(ソプラノ)
シャック・カール・ランツァウ伯爵…ラルス・ワーゲ(バス)
フレデリク5世…モルゲン・ゲルト・ハンセン(テノール)
エネヴォルド・ブランド…ベン=オーラ・モーグニー(テノール)他
デンマーク王立管弦楽団/デンマーク王立歌劇場合唱団
ボー・ホルテン(指揮)
舞台監督:ペテル・オスカルソン/装置&衣装:ペーター・ホルム
照明:ペル・スンディン
2009年5月9日デンマーク王立歌劇場 ライブ収録
収録時間:本編154分+ボーナス37分
(作曲家、脚本家、歌手たちへのインタヴュー)
字幕:英語・ドイツ語・デンマーク語
実在した人物ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセを描いた物語。野心溢
れる医者で合った彼は、啓蒙運動に手を染め、知りあった貴族ランツァウ伯
爵の口添えでクリスチャン7世の侍医となります。精神的に不安定だった王の
信頼を獲得し、少しずつ影の実権を握り始め、次には王妃マティルデまでを
も我がものにしてしまいます。王の名を借りて、大臣を罷免するなど次々に
政治的改革を行ったストルーエンセですが、あまりの暴挙に、クーデターが
勃発。最期は処刑されてしまうというお話です。このオペラは史実をほぼ忠
実になぞったものですが、核となるのは、マティルデとストルーエンセの愛
の物語なのかもしれません。

2.110410(DVD-Video) ¥3350
ポール・ルーザス:歌劇「セルマ・ジェコヴァ」(英語歌唱)
台本 ヘンリク・アンゲルブレヒト
セルマ・ジェコヴァ…ユルヴァ・キールベリ(ソプラノ)
ビル・ヒューストン…パレ・クヌドセン(バリトン)
キャシー…ハンヌ・フィッシャー(メゾ・ソプラノ)
ブレンダ…ウラ・クヅスク・イェンセン(メゾ・ソプラノ)
ジーン…カール・フィリップ・レヴィン(ボーイソプラノ)他
デンマーク王立管弦楽団
ミハエル・シェンヴァント(指揮)
舞台監督:カスパー・ホルテン/装置:クリスティアン・レンメルツ
衣装:マリア・ギーレンホフ
2010年9月13日デンマーク王立歌劇場 ライブ収録
収録時間:本編73分+ボーナス47分(メイキング・オブ・セルマ・ジェコヴァ)
字幕:英語・ドイツ語・デンマーク語
ビョークの主演で話題となった、2000年制作のデンマーク映画「ダンサー・
イン・ザ・ダーク」を下敷きとし、新たに台本を書き起こし、気鋭の作曲家
ルーザス(1949-)が音楽を付けた新作オペラ「セルマ・ジェコヴァ」です。
斬新なカメラ・ワークや、随所に挿入されるミュージカル・シーン、ビョー
クの音楽など、映画自体が高く評価され、日本でも話題になった作品を、ど
のように歌劇に移し替えているかが注目。チェコからの移民で、目に疾患を
抱えているセルマ。その病気を受け継いでしまった息子ジーン。息子の手術
のために、貧しい生活を切り詰めて貯めていたお金を狙う隣人ビル。全ては
息子を守るために罪を犯してしまったセルマの葬儀場面から物語は時を遡り
ます。セルマが眼鏡をかける度に現実と空想が入り混じり、オペラの中でも
映画のように、舞台は瞬間、華やかなミュージカルへと変貌します。結末の
わかっているあまりにも救いのない物語ですが、ついつい最後まで見てしま
うことでしょう。70分に凝縮された濃い舞台です。

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11-06 No.20-2

2011年06月22日 20時14分16秒 | Weblog
<MELODIYA>
MELCD 1001813 ¥1550
ロシアの芸術 20世紀の伝説 ヤコフ・フリエール(1912-1977)
モーツァルト(1756-1791):幻想曲ハ短調 K.475(1785)(*)
シューマン(1810-1856):幻想曲ニ長調 Op.17(*)
ショパン(1810-1849):(+)
ポロネーズ変ホ短調 Op.26 No.2/夜想曲ホ長調 Op.62 No.2
ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1/夜想曲ハ短調 Op.48 No.1
マズルカ嬰ハ短調 Op.30 No.4/舟歌嬰ヘ長調 Op.60
ヤコフ・フリエール(ピアノ)
録音:1969年9月17日(*)/1972年3月2日(+)
ヤコフ・フリエールはモスクワ音楽院でコンスタンチン・イグムーノフに師
事したユダヤ系ソヴィエト(ロシア)のピアニスト。リヒテル、ギレリス、
ベルマンらに匹敵する実力と人気の持ち主でしたが、西側での華々しい活躍
の前に亡くなってしまい、旧共産圏以外では「幻の巨匠」となってしまいま
した。シューマン、ショパン、リスト、ブラームス、ラフマニノフ等のロマ
ン派音楽を得意とし、モスクワ音楽院教授としてロディオン・シチェドリン、
ヴィクトリア・ポストニコワ、ミハイル・プレトニョフ、レフ・ウラセンコ、
ベーラ・ダヴィドヴィチらを輩出しました。

MELCD 1001848 2枚組 ¥2980
リヒテル・プレイズ・バッハ
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1969年4月20-21日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001849 2枚組 ¥2980
プロコフィエフ(1891-1953):オペラ「修道院での結婚」Op.86(1940)
ニーナ・イサコワ(メゾソプラノ)
N・コルシュノフ(テノール)
イワン・ペトロフ(バス) 他
モスクワ・スタニスラフスキー&
ネミーロヴィチ=ダンチェンコ音楽劇場合唱団&管弦楽団
ケマール・アブドゥラーエフ(指揮)
録音:1966年

MELCD 1001860 5枚組 ¥5280
チャイコフスキー国際コンクールに捧ぐ
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57(*)
リスト(1811-1886):愛の夢 第3番(+)
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(#)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(#) キリル・コンドラシン(指揮(#))
録音:1958年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(*)/1958年(+/#)
ワレリー・クリモフ(ヴァイオリン)
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64(*)
チャイコフスキー(1840-1893):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35(+)
ソヴィエト国立交響楽団(*) マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+) 
ドミートリー・キタエンコ(指揮(+))
録音:1967年(*)/1977年(+)
ナターリャ・シャホフスカヤ(チェロ)
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(*)
ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲第1番ハ長調(+)
A・アメンターエワ(ピアノ(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+) 
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮(+))
録音:1982年(*)/1969年(+)
ジェーン・マーシュ(ソプラノ)
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「オテロ」から デズデモーナの場面、アリアと祈り
モーツァルト(1756-1791):オペラ「魔笛」から パミーナのアリア
プッチーニ(1858-1924):オペラ「トゥーランドット」から リューのアリア
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「エフゲニー・オネーギン」から タチアナの手紙の場面
ヴェルディ:オペラ「オテロ」から オテロとデズデモーナの二重唱(*)
ウラディーミル・アトラントフ(テノール(*))
L・ファー(ピアノ)
ボリショイ劇場管弦楽団 マルク・エルムレル(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1966年/1966年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
ウラディーミル・アトラントフ(テノール)
ボリス・シェレメチエフ:ぼくは君を愛した
チャイコフスキー(1840-1893):
昼の光が満ちても/ただ憧れを知る者だけが
ドン・ファンのセレナード/太陽は沈んだ
アレクサンドル・グリーリョフ(1803-1858):鐘
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から ドン・ホセのアリア
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「アイーダ」から ラダメスのアリア
レオンカヴァッロ(1857-1919):オペラ「道化師」から
カニオのレチタティーヴォとアリア
プッチーニ(1858-1924):オペラ「トスカ」から カヴァラドッシのアリア
エドゥアルト・ナープラヴニーク(1839-1916):
オペラ「ドゥブロフスキー」から
ヴラディミールのレチタティーヴォとロマンス
ボロディン(1833-1887):オペラ「イーゴリ公」から
ウラディーミルのレチタティーヴォとカヴァティーナ
チャイコフスキー:オペラ「スペードの女王」から
ゲルマンのレチタティーヴォ、アリア、アリオーソ
ボリショイ劇場六重奏団 F・ハリロワ(ピアノ)
ボリショイ劇場管弦楽団 マルク・エルムレル(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1966-1973年

MELCD 6001803 ¥1550
世界革命の歌 2
ラ・マルセイエーズ(ルージェ・ド・リール作詞作曲)
〔フョードル・シャリアピン〕
インターナショナル(ウジェーヌ・ポティエ作詞/ピエール・ドジェーテル作曲)
〔パリ・フォーク合唱団 グループ17〕
エルンスト・テールマン(ドイツ共産党指導者)の演説
秘密裏の行軍(エーリヒ・ヴァイネルト作詞/ハンス・アイスラー作曲)
〔エルンスト・ブッシュ 管弦楽団〕
中華人民共和国国家(田漢作詞/聶耳作曲) 管弦楽&合唱
リエゴ賛歌(エバリスト・サン・ミゲル作詞/ホセ・メルチョル・ゴミス作曲)
〔アンサンブル・グレナダ〕
ドロレス・イバルリ(スペイン共産党指導者)の演説
第十五国際旅団万歳(伝承歌) 〔アンサンブル・グレナダ〕
ベラ・チャオ(イタリアのパルチザンの歌)
ヌオーヴォ・カンツォニエーレ・イタリアーノ
パルミーロ・トリアッテ(イタリア共産党指導者)の演説
「大十月社会主義革命の国際的意義」
赤旗(伝承歌) 〔アンサンブル・グレナダ〕
エルネスト・ゲバラ(チェ・ゲバラ;キューバのゲリラ指導者)の演説
アスタ・シエンプレ(カルロス・プエブラ作詞作曲) 
〔アンサンブル・グレナダ〕
チェのサンバ(ルベン・オルティス作詞作曲) 〔ビクトル・ハラ〕
フィデル・カストロ(キューバの革命指導者)の演説
この革命(伝承歌) 〔アディディ(ベニン共和国のフォーク・アンサンブル)〕
人民連合(セルヒオ・オルテガ作詞作曲) 〔アンサンブル・グレナダ〕
サルバドール・アジェンデ(チリ大統領)の演説
ベンセレモス(クラウディオ・イトゥラ作詞/セルヒオ・オルテガ作曲)
〔インティ・イリマニ(チリのフォルクローレ・グループ)〕
われわれは動かない 〔ティエンポ・ヌエボ〕
〔演奏者〕
録音:1911-1987年




<CLASSICAL RECORDS>
CR 146 2枚組 ¥2980
ユーリー・ボグダーノフ・プレイズ・ショパン
ショパン(1810-1849):
華麗なワルツ変イ長調 Op.34 No.1/華麗なワルツ イ短調 Op.34 No.2
ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1/嬰ハ長調 Op.64 No.2
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
夜想曲変ニ長調 Op.27 No.2/ピアノ・ソナタ変ロ短調 Op.35
ポロネーズ変イ長調 Op.53/幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
練習曲ロ短調 Op.25 No.10/練習曲嬰ハ短調 Op.10 No.4
夜想曲変イ長調 Op.32 No.2/バラード第1番ト短調 Op.23
マズルカイ短調 Op.17 No.4/マズルカ嬰ハ短調 Op.30 No.4
マズルカ ロ短調 Op.33 No.4/マズルカ ヘ短調 Op.68 No.4
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
ユーリー・ボグダーノフ(ピアノ)
録音:2010年5月12-14日、モスクワ合唱アカデミー大ホール
ユーリー・ボグダーノフ(1972年生まれ)はモスクワ音楽院でタチアナ・ニコ
ラーエワ、アレクセイ・ナセトキン、ミハイル・ヴォスクレセンスキーに師
事したロシアのピアニスト。ロシア自然科学アカデミー「人間性と創造」部
門特派員メンバー、「芸術の生まれる所」プロジェクトのアート・ディレク
ター等を務めながら、世界的に演奏活動を展開しています。





<VISTA VERA>
VVCD 00226 ¥1550
モーツァルト(1756-1791):
交響曲第29番イ長調 K.201(*)
ディヴェルティメント第1番ニ長調 K.136(+)
ピアノ協奏曲第28番(ピアノと管弦楽のためのロンド)ニ長調 K.382(#)
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466(#)
ドミートリー・バシキーロフ(ピアノ(#))
リトアニア室内管弦楽団
サウリウス・ソンデツキス(指揮)
録音:1972年(+)/1982年9月14日(*)/1983年6月24日(#)

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11-06 No.19-1

2011年06月22日 20時13分50秒 | Weblog
<ACCENT>
ACC 24232 ¥2300
ヨゼフ・トリーベンゼー(1772-1846):管楽合奏編曲集-編曲の芸術-
ケルビーニ/トリーベンゼー編:歌劇「メデア」より
ハイドン/トリーベンゼー編:弦楽四重奏第77番Op.76-3「皇帝」より
ハイドン/トリーベンゼー編:交響曲第92番「オックフォード」より
モーツァルト/トリーベンゼー編:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より
アンフィオン管楽八重奏団
録音:2010年2月22-25日
トリーベンゼーはボヘミア出身の作曲家。父ゲオルクと同様にオーボエ奏者と
して活動しており、ウィーンのアウフ・デア・ヴィーデン劇場の第2オーボエ
奏者を務めていました。モーツァルトが指揮した「魔笛」の初演にも加わり、
独奏者としても活躍していました。作曲家としては多作家であり、特に他の
作曲家の作品を編曲した管楽合奏集は評価が高いです。ここに録音された作品
もケルビーニ、ハイドン、モーツァルトの有名作品の編曲。
バーゼルのスコラ・カントルムで学んだ腕利きの古楽器の名手たちが集まった
アンフィオン管楽八重奏団。オーボエ2本、クラリネット2本、ナチュラルホル
ン2本、ファゴット2本、トランペット、コントラバス1本という豪華編成で巧
みなアンサンブルを聴かせてくれます。




<ATMA Classique>
ACD2 2558 2枚組 ¥3380
ジャン・ティトルーズ(1563-1633):教会讃歌集
イヴ・G・プレフォンテン(Org:使用楽器ジュリアン・トリボー1699)
レ・シャトレ・ドゥ・ロワ
録音:2008年5月28-30日、6月24日サン=マルタン教会、サール、フランス
フランスにおけるオルガン音楽の父と言われるジャン・ティトルーズ。即興演
奏技術が優れていたティトルーズはルアン大聖堂のオルガニストに就任。また
バッハ同様オルガン建造に優れており、ルアンをはじめ各地で設置、修復に携
わっていました。
作品は厳格なポリフォニー様式によっており、典礼音楽としての性格が強く表
れています。ここに録音されているのは、12の単旋聖歌に基づく賛歌。使用さ
れている楽器は1699年に建造されたフランス、サールのサン=マルタン教会の
オルガン。

ACD2 2621 ¥1850
メシアン:
6台のオンド・マルトノのための「美しき水の祭典」
【1.はじめてのロケット花火2.水3.ロケット花火4.水5.ロケット花火6.水
(その高さが最高の時に)7.水とロケット花火の競演8.最後の花火】、
未刊の音楽帖-オンド・マルトノとピアノのための4つの作品
ラヴェル:
弦楽四重奏曲-第1楽章(4台のオンド・マルトノのための編曲版)
モントリオール・アンサンブル・オンド・マルトノ
ルイーズ・ベセット(P)
録音:2008年9月8、9、11日
オンド・マルトノ発表80周年、メシアン生誕100周年の2008年に録音されたア
ルバム。収録曲は、1937年のパリ万博のために書かれた6台のオンド・マルト
ノによる「美しき水の祭典」。35分にも及ぶ大曲を6人のオンド・マルトノの
スペシャリストたちによって演奏されています。メシアンに死後夫人イヴォン
ヌ・ロリオが、残されたスケッチの中から断片を選んで再構成したという「未
刊の音楽帖」。またモントリオール・アンサンブル・オンド・マルトノの編曲
によるラヴェルの弦楽四重奏の編曲版。ラヴェルはオンド・マルトノで演奏さ
れた自身の作品を聴いて大変満足していたようで、この編曲も興味深い録音と
なっています。




<VAI>
VAIDVD 4530(DVD-Video) ¥3980
ロシア・バレエの大スターたち Vol.1 1971-1983
(1)瀕死の白鳥(サン=サーンス/フォーキン振付) 
マイヤ・プリセツカヤ(1975)
(2)マズルカ(スクリャービン/ゴレイゾフスキー振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ(1972)
(3)メロディ(グルック/メッセレル振付) 
マリーナ・コンドラチェヴァ&マリス・リエパ(1978)
(4)バヤデルカ-パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ振付) 
ナジェジダ・パヴロワ&ヴャチェスラフ・ゴルデーエフ(1979)
(5)白鳥の湖-第2幕のグラン・アダージョ、第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥ
(チャイコフスキー/プティパ=イワノフ振付) 
マイヤ・プリセツカヤ&ワレリー・コフトゥン(1973)
(6)ナルシスとエコー-ソロ(N.チェレプニン/ゴレイゾフスキー振付) 
ウラジーミル・ワシリエフ(1971)
(7)エスメラルダ-パ・ド・ドゥ(プーニ/プティパ=ワガノワ振付) 
タチヤナ・テレホワ&ニコライ・コフミル(1983)
(8)ドン・キホーテ-パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ=ゴルスキー振付) 
ニーナ・チモフェーエワ&アレクサンドル・ゴドゥノフ(1976)
(9)愛の伝説-パ・ド・ドゥ(メリコフ/グリゴローヴィチ振付) 
リュドミラ・セメニャーカ&アレクサンドル・ボガティレフ(1978)
(10)ロミオとジュリエット(ベルリオーズ/ベジャール振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ&ウラジーミル・ワシリエフ(1979)
(11)ジゼル-第2幕のパ・ド・ドゥ(アダン/コラリ、ペロー=プティパ振付)
タチヤナ・タヤーキナ&ワレリー・コフトゥン(1977)
(12)海賊-パ・ド・ドゥ(アダン/プティパ振付) 
マルガリータ・ドロズドーワ&ワジム・テデーエフ(1975)

VAIDVD 4531(DVD-Video) ¥3980
ロシア・バレエの大スターたち Vol.2 1955-1991
(1)眠りの森の美女-バラのアダージョ(チャイコフスキー/プティパ振付) 
マイヤ・プリセツカヤ&ボリショイのダンサーたち(1977)
(2)イカルス(スロニムスキー/ワシリエフ振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ&ウラジーミル・ワシリエフ(1978)
(3)エスメラルダ-パ・ド・ドゥ(プーニ/プティパ振付) 
ニーナ・チモフェーエワ&ユーリ・ウラジミロフ(1983)
(4)ジゼル-第2幕のパ・ド・ドゥ(アダン/コラリ、ペロー=プティパ振付) 
リュドミラ・セメニャーカ&ミハイル・ラヴロフスキー(1974)
(5)ヴァルプルギスの夜(グノー/ラヴロフスキー振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ&シャミル・ヤグージン、
スラニスラフ・ウラーソフ(1974)
(6)病めるバラ(マーラー/ローラン・プティ振付) 
マイヤ・プリセツカヤ&ワレリー・コフトゥン(1978)
(7)ロミオとジュリエット-ジュリエットの寝室
(プロコフィエフ/ラヴロフスキー振付) 
ガリーナ・ウラノワ&ユーリ・ジダーノフ(1955)
(8)白鳥の湖-第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥ
(チャイコフスキー/プティパ=グリゴローヴィチ振付)
ナタリヤ・ベスメルトノワ&アレクサンドル・ボガティレフ(1983)
(9)ライモンダ-第3幕のグラン・パ・クラシック(グラズノフ/プティパ振付)
イリーナ・コルパコワ&ワジム・セミョーノフ(1976)
(10)ジェンツァーノの花祭り(ヘルステッド/ブルノンヴィル振付)
タチヤナ・タヤーキナ&ワレリー・コフトゥン(1977)
(11)ラ・シルフィード-パ・ド・ドゥ
(レーヴェンスキョルド/ブルノンヴィル振付)
イリーナ・コルパコワ&セルゲイ・ベレジノイ(1984)
(12)アンガラ川(エシパイ/グリゴローヴィチ振付)
リュドミラ・セメニャーカ&ボリス・アキーモフ(1979)
(13)ドン・キホーテ-ジプシー舞曲(ジェロビンスキー/ゴレイゾフスキー振付)
ラリサ・トレムボヴェーリスカヤ(1974)
(14)ドン・キホーテ-パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ振付)
リュドミラ・ワシーリエワ&イルギス・ガリムーリン(1991)

VAIDVD 4532(DVD-Video) ¥3980
ロシア・バレエの大スターたち Vol.3 1972-1992
(1)海賊(アダン/プティパ振付) 
リュドミラ・ワシーリエワ&イワン・コルネーエフ(1992)
(2)ライモンダ-グラン・パ・ダクシオン(グラズノフ/プティパ振付) 
リュボーフィ・クナコーワ&レジェプ・アブディエフ(1983)
(3)伝説(ペルゴレージ/ヴェトロフ振付) 
ニーナ・チモフェーエワ&ユーリ・ヴェトロフ(1981)
(4)天地創造(ペトロフ/カサトキナ&ワシリョーフ振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ&スタニスラフ・イサーエフ(1981)
(5)眠りの森の美女-バラのアダージョ(チャイコフスキー/プティパ振付) 
タチヤナ・タヤーキナ&ワレリー・コフトゥン(1976)
(6)薔薇の精(ウェーバー/フォーキン振付) 
ワレリヤ・ツォイ&ウラジーミル・マラーホフ(1991)
(7)シュトラウシアーナ(ヨハン・シュトラウスjr/ブルメイステル振付) 
リーリャ・トゥルニナ&オレグ・ミクラシェフスキー(1975)
(8)ノクチュルヌ(チャイコフスキー/エリザレフ振付) 
マイヤ・プリセツカヤ&アナトーリ・ヴェルディシェフ(1980)
(9)アダージョ(ラフマニノフ/ヴェトロフ振付) 
ニーナ・チモフェーエワ&アレクセイ・ラザレフ(1980)
(10)セレナータ・ノットゥルナ
(モーツァルト/カサトキナ&ワシリョーフ振付) 
ナディア・サイダコワ&ウラジーミル・マラーホフ(1991)
(11)ジェンツァーノの花祭り(ヘルステッド/ブルノンヴィル振付) 
タチヤナ・パリィ&ウラジーミル・マラーホフ(1991)
(12)グラン・パ・クラシック(D.オーベール/グゾフスキー振付) 
ヴェーラ・ティマショーワ&アレクサンドル・ゴルバチェヴィチ(1992)
(13)ドン・キホーテ-パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ=ゴルスキー振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ&ウラジーミル・ワシリエフ(1972)

VAIDVD 4533(DVD-Video) ¥3980
ロシア・バレエの大スターたち Vol.4 1968-1992
(1)スパルタクス-第1幕フィナーレ
(ハチャトゥリヤン/グリゴローヴィチ振付)
ウラジーミル・ワシリエフ(1972)
(2)ガイーヌ-パ・ド・ドゥ(ハチャトゥリヤン/チチナーゼ振付)
マルガリータ・ドロズドーワ&ワジム・テデーエフ(1975)
(3)決闘(ガヴリーリン/エイフマン振付)
ワレンチナ・モロゾワ&アンドレイ・ゴルデーエフ(1987)
(4)スペイン舞曲(マスネ/チモフェーエフ振付)
ニーナ・チモフェーエワ&ワレリー・アニシモフ(1981)
(5)白鳥の湖-第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥ
(チャイコフスキー/プティパ=イワノフ振付)
タチヤナ・タヤーキナ&ワレリー・コフトゥン(1977)
(6)バフチサライの泉(アサフィエフ/グーセフ振付)
イリーナ・コルパコワ&ゲンナジー・セルツキー(1981)
(7)海賊(アダン/プティパ振付)
ナジェジダ・グラチョーワ&アレクサンドル・ヴェトロフ(1992)
(8)グラン・パ・クラシック(D.オーベール/グゾフスキー振付)
タチヤナ・パリィ&ウラジーミル・マラーホフ(1991)
(9)ライモンダ-第3幕のグラン・パ・クラシック(グラズノフ/プティパ振付)
ガブリエラ・コムレワ&エフゲニー・ネッフ(1983)
(10)イワン雷帝(プロコフィエフ/グリゴローヴィチ振付)
ナタリヤ・ベスメルトノワ&ユーリ・ウラジミロフ(1978)
(11)エスメラルダ-パ・ド・ドゥ(プーニ/プティパ振付)
タチヤナ・タヤーキナ&ワレリー・コフトゥン(1976)
(12)ロミオとジュリエット-バルコニー・シーン
(プロコフィエフ/グリゴローヴィチ振付)
ナジェジダ・グラチョーワ&ユーリ・ヴァシュチェンコ(1992)
(13)レダと白鳥(マーラー/カサトキナ&ワシリョーフ振付)
リュドミラ・ワシーリエワ&ウラジーミル・マラーホフ(1991)
(14)ドン・キホーテ-パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ=ゴルスキー振付)
リュドミラ・セメニャーカ&ミハイル・バリシニコフ(1968)
ロシアへ行って、一度は観てみたいのがバレエ。技術、美術、演技すべての点
で世界最高とされていますが、本当に凄かったのはソ連時代でした。しかし、
鉄のカーテンに遮られて情報が出なかったのと、記録媒体が限られていたこと
で、幻のものとされてきました。それらを一挙公開、4巻6時間半に及ぶ貴重な
映像を収録しました。現在活躍するアイドル・ダンサーはいないものの、振付
や教育などで名を残している伝説のダンサーたちの実際の演技にふれられ、非
常に興奮させられます。なかでもウラノワ1955年からグラチョーワ1992年の
「ロミオとジュリエット」や、全盛期のプリセツカヤ、さらにおなじみのバ
リシニコフ、ゴドゥノフ、ガリムーリンらのソ連時代の妙技も堪能できます。
ことに若々しいプリセツカヤのテクニックは驚きの連続で、これだけでも持っ
ている価値ありと申せましょう。
いずれも難しいテクニックを要求される見せ場ですが、彼らのロボットのよう
に精巧無比なピルエットやスポーツ選手ばりの跳躍、それでありながら舞台
俳優ばりの感情表現など恐るべき技巧と、夢のように美しい舞台美術、伝説の
ダンサーたちが次から次へと妙技を見せてくれる夢のような時間を楽しめま
す。バレエを学ぶ方必見、無二の宝と申せましょう。
さらに嬉しいのは、あまり音で聴く機会のないエシパイの「アンガラ川」やス
ロニムスキーの「イカルス」、メリコフの「愛の伝説」などの作品が入ってい
ること。いずれもソ連時代の重要なバレエ音楽で、名のみ高いものの他に音源
が出ていません。ロシア音楽ファンも必聴と申せましょう。
今日のロシア・バレエでほぼ絶滅した古き良き伝統を、すべて収めた貴重盤、
永久保存されることをおススメ致します。

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11-06 No.19-2

2011年06月22日 20時13分19秒 | Weblog
<IDEALEAUDIENCE>
30 79508(DVD-Video) ¥2900
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
ドビュッシー:
前奏曲集第2集より「風変わりなラヴィーヌ将軍」、
「月の光がふりそそぐテラス」
シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番ト長調D894, Op.78
ブラームス:間奏曲 Op.117-2
アダム・ラルーム(P)
収録:2010年ヴェルビエ音楽祭、ライヴ
2009年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝したフランス人ピア
ニスト、アダム・ラルーム。詩的な表現力と確かな技巧で、たちまち聴衆を
魅了した注目の若手ピアニストです。この映像は印象的なデビューを飾った
ヴェルビエ音楽祭でのライヴ。ロマンの香り漂うシューマン。品のある瑞々
しい表現のドビュッシー。構成感抜群のシューベルト。そして落ち着いた味
わいを丁寧に表現したブラームス。
ラルームの繊細なタッチと溢れ出る表現力がたっぷりと詰まったDVD。




<fine NF>
NF 51203(SACD) ¥4000
NF 21203(通常CD) ¥3000
*ハイブリッドではありませんので、CDプレイヤーでの再生はできません。
ブルックナー:交響曲 第8番(ノヴァーク版 第2稿)
東京交響楽団 指揮:ユベール・スダーン
録音:2010年11月25日、26日 ミューザ川崎シンフォニーホール
前作のブルックナー交響曲第7番は、第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
の<最優秀アルバム賞>(クラシック日本人演奏部門)と<最優秀録音賞>の2
つの部門でダブル受賞に輝くなど、演奏、録音の両面で高い評価を得ました
が、それに続くスダーン指揮東京交響楽団のブルックナー録音第2弾は、交響
曲第8番!"耳を傾けながら、指揮者のことも、オーケストラのことも忘れて、
この畢生の交響曲の世界に浸りきり、感謝にも似た気持ちで心の営みに打ち
震えた---------- 諸石幸生"
ユベール・スダーンは、13年間にわたるザルツブルク・モーツァルテウム管弦
楽団の音楽監督を経て、2004年に東京交響楽団の音楽監督に就任しました。ス
ダーンはハイドンをその出発点と定め、モーツァルト、ベートーヴェンといっ
た古典作品を東京交響楽団のプログラムの中心に据え、さらには2008年度の
シューベルト・チクルス、2009年度のシューマン&ブラームス・チクルスを展
開し、楽団の実力を着実に高めてきました。ブルックナーの交響曲第8番は7番
同様、本拠地ミューザ川崎シンフォニーホールで2日間にわたりセッション録
音されました。
スダーン氏が得意とするブルックナーの交響曲の中でも、「8番は最高傑作」
と彼がもっとも愛する作品であり、ホールの響きを知りつくした指揮者とオー
ケストラによって、深い味わいのある熟成した響きがホール空間いっぱいに満
たされました。
ハイブリッドSACDを2001年創立以来推進してきたfine NFレーベルは、SACDの
さらなる発展を期して、2008年9月にSACDとCDを分離して発売することを宣言
しましたが、本作品もブルックナ第7番同様SACDとCDを分離しての発売となり
ます。




<Universal Korea>
DD 7980 ¥2280
KAI/アイ・アム・カイ
1. In the name of love 愛という名の
Original Title: L'Envie d'Aimer
composed by Pascal Obispo lyrics by Lionel Florence ? Patrice Guirao
2. I Believe 私は信じます
composed & lyrics by Eric Levisalles
3. Break-up came beforehand 別れが先に
composed & lyrics by Young Sim Roh
4. Did I Not Love You (with Secret Garden) 運命の恋人に
composed by Rolf Lovland lyrics by Brendan Graham
5. Punishment 罰
composed by Hyung Suk Kim lyrics by Joo Yeon Park
6. When I close my eyes 瞳をとじて
composed & lyrics by Yang Ha Song arranged by Il Ho Choi
7. Love will find the lover
composed by Hyung Suk Kim lyrics by Hyung Suk Kim arranged by
Young Min Ryu
8. This Is The Moment 今こそその時
composed by Frank Wildhorn lyrics by Leslie Bricusse arranged
by Na Il Lee
9. Winter Letter 冬に書く手紙
composed by Jong Hoom Park lyrics by Kai, Soul Soup arranged
by Na Il Lee
10. A Thousand Winds
composed & lyrics by Hyo Geun Kim
11. The Way of Sun(with tenor Jae Hyung Kim) 太陽への道
composed by Si Woo Lee lyrics by Kai
12. Nella Fantasia ネッラ・ファンタジア
composed by Ennio Morricone lyrics by Chiara Ferrau arranged
by Hyun Suk Cho
13. I Believe(with So Hyang of POS) 私は信じます
Original Title: I Believe
composed & lyrics by Eric Levisalles
14. You Raise Me Up ユー・レイズ・ミー・アップ
composed by Rolf Lovland lyrics by Brendan Graham arranged
by Young Min Ryu
カイ(Kai Yeol Jung)(ヴォーカル)
ヒットメーカー、キム・ヒョンソクが満を持して韓国音楽シーンに送り出した
新星KAI。彼のデビュー・アルバム(I am Kai)は世界中の最高のプロデューサ
ーたちが手がけた新鮮なクロスオーヴァー楽曲が満載です。
アルバムには'In The Name Of Love' (ミュージカル『十戒』の名曲「愛した
くて」の韓国ヴァージョン)、アンドレア・ボチェッリも歌っている 'I
Believe'といったクラシックの楽曲から、シークレット・ガーデンがプロデュ
ースした'You Raise Me Up'、' Did I Not Love You'、そしてキム・ヒョン・
ソクがプロデュースした'Punishment'、Young Sim Rohがプロデュースした
'Break-up came beforehand'、ピアニストのJong Hoon Parkが作曲した
'Winter Letter'といった新鮮なクロスオーヴァー曲が収録されています。
韓国ではクロスオーヴァー・シーンのファン層がまだ少ないのが現状ですが、
彼が韓国のファンの耳を肥やすだけでなく、世界中の観客を満足させることで
しょう。
Kai-Yeol Jungはその容姿が人目を惹くのはもとより、目覚しい経歴の持ち主
です。彼はクラシックのバリトン歌手として2002年のシューベルト・コンペ
ティションで優勝、2007年のDong-A Competitionの声楽部門で3位と、将来を
有望視されてきました。Seoul High School of Artsを最優秀学生として卒業、
ソウル国立大学の声楽課の学部課程と大学院を修了し、現在は博士号を目指
しています。
クラシックのバリトン歌手として韓国で受けられる最高の教育を受けてきたに
も関わらず、Kai は自身の個性を発揮できる音楽をやることに決め、その最初
の挑戦としてクロスオーヴァーのアーティストとして歩み始めたのです。
ソプラノ歌手スミ・ジョーにその実力を認められた彼は、スミ・ジョーの全
韓ツアーに同行共演し、クラシックの観客たちからも大絶賛され、2009年に
ユニバーサル ミュージックコリアと契約しました。




<VENEZIA>
CDVE04382 2枚組 ¥1650
リヒテルの芸術 ライヴ録音集-1(初期録音 ピアノと指揮)
CD. 1
(1)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
1949年12月8日モスクワでのライヴ
(舞台において曲の案内をする関係者の声が冒頭に入ります)
(2)バッハ:ソナタ ニ長調 BWV.963
1948年2月27日モスクワでのライヴ
(3)愛の喜び(ラフマニノフ編曲)
1947年モスクワでのライヴ
CD. 2
(1)プロコフィエフ:ヘブライの主題による組曲 op.34
イワン・モズゴヴェンコ(クラリネット) Ivan Mozgovenko
ロスティスラフ・ドゥビンスキー(ヴァイオリン) Rostislav Dubinsky
ニーナ・バルシャイ(ヴァイオリン) Nina Barshai
ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ) Rudolf Barshai
ヴァレンティン・ベルリンスキー(チェロ) Valentin Berlinsky
1951年12月16日モスクワ音楽院小ホールでのライヴ
(舞台において演奏者紹介をする関係者の声が冒頭に入ります)
ピアノは全てスヴャトスラフ・リヒテル / Sviatoslav Richter
(2)プロコフィエフ:チェロ協奏曲第2番(交響的協奏曲) ホ短調 op.125
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ) Mstislav Rostopovich
チェロ協奏曲第2番にまつわるエピソード:
スヴャトスラフ・リヒテル指揮
モスクワ・ユース管弦楽団
1952年2月18日 初演時のライヴ(放送用録音) 
現在、演奏され知られている音楽は、ロストロポーヴィチ版と呼ばれるもの
です。つきましては初稿によるこの初演演奏はとても貴重です。大変な熱演
です。音質は良くありません。所々に歪みや傷が聴かれます。
ご了承頂けますよう、お願い申し上げます。劣悪/醜い音ではありませんが
初心者向けではありません。歴史的遺産として鑑賞に堪えられる音です。
リヒテル指揮によるプロコフィエフを除き、録音年代的にはとても良い音質
です。若き日のリヒテルによる力強く強烈で巨大な演奏が魅力的な初出を含
むアルバムです。音源はすべてモノラルです。
尚、マスターに起因する音の揺れや傷が聴かれます事、ご了承下さい。

CDVE04384 ¥1350
リヒテルの芸術 ライヴ録音集-2(協奏曲)
(1)バッハ:ピアノ協奏曲第6番 ヘ長調 BWV.1057
ニコラエフスキー指揮モスクワ音楽院室内管弦楽団
1978年3月26日モスクワでのライヴ
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調 K.456
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル
1977年1月9日モワクワでのライヴ
(3)ブラームス:幻想曲集 op.116
第3番 奇想曲 ト短調
第5番 間奏曲 ホ短調
第6番 間奏曲 ホ長調
第7番 奇想曲 二短調
1964年5月28日モスクワでのライヴ
ピアノは全てスヴャトスラフ・リヒテル / Sviatoslav Richter
バッハとモーツァルトの2つの協奏曲と、現存するディスクの少ないブラーム
ス4曲のソロ作品による初出を含むステレオ音源によるアルバムです。パー
フェクトなテクニックと表現力で真摯に音楽に向き合う姿勢が聴く者の心を
捉えます。音質は良好。尚ライヴ特有のマスターに起因する音の揺れや傷が
聴かれます事、ご了承下さい。

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11-06 No.18-1

2011年06月21日 19時57分10秒 | Weblog
<EVIL PENGUIN RECORDS>
EPRC 009(1CD+ボーナスDVD(PAL) ¥2250
プーランク:チェロ・ソナタ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
メシアン:イエスの永遠性への讃歌(世の終わりのための四重奏曲より)0
ジャクリーヌ・フォンテイン:6つの気候
≪特典映像DVD(PAL)約40分:ドビュッシー:チェロ・ソナタの演奏風景
/リハーサル風景≫
ヤン・パス(チェロ)、ステファノ・ヴィスマラ(ピアノ)
録音:2008年9月
ベルギー生まれのチェリスト、ヤン・パス。18歳という若さでモネ王立歌劇場
のソロ・チェリストに任命され、その後シュトゥットガルトやバイエルン歌劇
場でも実力を発揮しています。そんなベテラン、ヤン・パスによるプーランク、
ドビュッシーといったセンスが問われる作品のほか、同郷のジャクリーヌ・
フォンテインの作品集。ジャクリーヌ・フォンテインは、キャサリン・ヘプバ
ーンの出演した映画「招かれざる客」の音楽を担当した人物。「6つの気候」
は、ドビュッシーへのオマージュ的作品でありながら、メシアンの緻密さをも
想起させる雰囲気の作品で、このアルバムを締めくくるにふさわしい作品です。




<K617>
K617 224 ¥2250
アンドレ・カンプラ(1660-1744):
レクイエム/主がシオンの繁栄を回復されたとき(In convertendo)
アニュス・デイ
ロバート・ゲッチェル(ソプラノ)、
ジャン=フランソワ・ノヴェッリ(テノール)、マルク・ラボネット(バス)、
レ・パージュ&レ・シャントレ・ドゥ・サントル・ドゥ・ムジーク・バロック
・ドゥ・ヴェルサイユ、
オルケストル・デ・ムジーク・アンシエンヌ・エタヴニール
オリヴィエ・シュネーベリ(指揮)
録音:2010年10月
イタリアの影響をとりいれながら、フランス音楽がさらに豊かになった時期の
代表的作曲家の一人。レクイエムでの透明感あふれる世界は、後のフォーレや
デュリュフレに通じるものを感じさせます。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2065 ¥2250
リヒャルト・ワーグナー:
(1)歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲、
(2)歌劇「タンホイザー」序曲
フランツ・リスト:(3) 交響詩「前奏曲」 
R.シュトラウス:(4)4つの最後の歌
(I眠りにつくとき、II9月、III春、IV夕映えに)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
(1)(2)(3)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(4)フィルハーモニア管弦楽団
録音:(1)1954年3月4、5日、(2)1952年12月2、3日、(3)1954年3月3、4日
以上、ウィーン、ムジーク・フェラインザール
(4)1950年5月22日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
使用音源: (1)(2)(3)HMV(U.K.)HTA-16(オープンリール・テープ、2トラック、
19センチ) (4)アセテート盤(番号なし)
録音方式:モノラル((1)(2)(3)セッション、(4)ライヴ)
■制作者より
ステレオ初期時代、英HMVから発売されたフルトヴェングラーのオリジナル・
モノラルのオープンリール・テープはカタログ数が限られているだけではなく、
中古市場でも極めて稀少です。ところが、今年に入ってその幻のテープを初め
て入手、その再生音に驚愕しました。従って、わずか3曲ではありますが、ノ
イズ・リダクションを使用しないテープの音がいかに生々しいか、それを実感
していただくために急きょ発売を決定しました。
■ボーナス・トラックについて
1950年5月22日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたR.シュ
トラウスの「4つの最後の歌」の世界初演は、これまでいくつかのレーベルで
発売されています。元となるアセテート盤には2箇所(〈眠りにつくとき〉の
最終和音、〈夕映えに〉の最後7小節)に欠落があり、さらに第3曲目〈春〉に
のみ拍手が入っていますが、既存のすべてのLP、CDはこうした欠落を補修する
とともに、拍手の位置を入れ替えたり追加したりして、当日の雰囲気を再現し
ようとしています。しかし、当ディスクではオリジナルのアセテート盤に記録
された音を「全く修正せず、あるがまま」復刻いたしました。
(以上、平林直哉)




<SEELENKLANG>
FIT 2 ¥2250
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー:交響曲第3番 嬰ハ短調(日本初演)
野口剛夫(指揮)、東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団
録音:2006年8月27日 杉並公会堂 ライヴ録音
歌曲とテデウムの日本初演ライヴで話題を呼んだ作曲家フルトヴェングラーの
作品シリーズ第2弾。東京フルトヴェングラー研究会は1995年の設立以来、
一貫してフルトヴェングラーの作品を紹介し続けてきましたが、2006年には彼
の遺作となった交響曲第3番の日本初演を行いました。このCDには、杉並公会
堂におけるライヴ録音が収められています。宿命、戦い、彼岸、戦いは続く、
とタイトルがつけられた各楽章には、芸術的にも政治的にも激動の時代だった
20世紀前半を生き抜き到達した作曲家としての肉声が聴こえて来ます。時代の
流行には批判的な姿勢を貫いた結果、ほとんど顧みられることのなかったフル
トヴェングラーの作曲は、生誕125年を迎える現在、時代を超えた普遍的メッ
セージを伝えるものとして再評価が高まっています。東京フルトヴェングラー
管弦楽団は、常任指揮者の野口剛夫のもと、作品に対して献身的な演奏を繰り
広げており、生々しい日本初演のドキュメントになっています。

SEK 1 ¥2250
ブルックナー:
アダージョ~弦楽五重奏曲より(管弦楽編曲:野口剛夫 世界初演)
録音:2006年3月18日、大田アプリコ大ホール
交響曲第5番 変ロ長調(F.シャルク改訂版 日本初演)
録音:1996年7月20日、なかのZEROホール
野口剛夫(指揮)、東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団
「ブルックナーの改訂版は改竄版なんかではない。面白いし、ブルックナー音
楽の本質を考えるのにふさわしい材料を提供してくれる。」かつて音楽雑誌で
こう宣言して、賛否両論を巻き起こした野口剛夫が、自らタクトをとって挑戦
したシャルク改訂版の第5交響曲の日本初演ライヴを収めております。さらに
野口は、現代におけるブルックナー編曲の実例を示さんとして、弦楽五重奏曲
のアダージョを管弦楽用に編曲して演奏しました。その前代未聞の世界初演も
収められた、他には類を見ない意欲的なアルバムです。




<FIRST HAND RECORDS>
FHR 11 ¥1780
「音楽の迷宮 / コン・ジョイア・レコーディングス」
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009
・C.P.E.バッハ:スペインのフォリアによる12の変奏曲wq.118-9, H 263
・ロカテッリ:
カプリッチョ第23番ニ長調-「音楽の迷宮」op.3
[デ・サラムによる無伴奏チェロ用編曲版]
・J.S.バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調BWV.1029
・ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタOp.25-3(1922)
・デ・シルヴァ:
ハープシコードのための4つの小品 パ・ド・ドゥ(ソナチネより)
/ 左手のための習作 / Alankara-Tala / 前奏曲
ロハン・デ・サラム(チェロ;Eric T Benning, Los Angeles, 2005,
after the “Christiani” cello by Antonio Stradivari; on loan by kind
courtesy of Mr Armen Ksajikian)
プリーシ・デ・シルヴァ(ハープシコード;John Phillips, Berkeley, 2001,
after instruments by Johann Heinrich Grubner,
the Younger, Dresden, circa 1740)
録音:2010年5月17-19日カリフォルニア州、クレアモント、
スクリップス・カレッジ・演奏芸術センター、
ギャリソン・シアター(セッション・デジタル)
「かれの世代で、こんなにも天賦の才に恵まれたものはほとんどいない」
―パブロ・カザルス
かつてアルディッティ四重奏団のチェリストとして活躍したロハン・デ・サラ
ムが、J.S.バッハやロカテッリを取り上げた異色のアルバムが登場します。
現代の最高峰アルディッティ四重奏団の第3代チェリスト(1977-2005)として、
20年以上に亘り、同時代音楽シーンの最前線でしのぎを削ってきたデ・サラ
ム。在籍中、創設者のアーヴィン・アルディッティと比肩して、アルディッ
ティ四重奏団の顔と呼ばれたほど。
デ・サラムは、チェロのための主だった現代作品の献呈を数多く受けており、
たとえばベリオから「セクエンツァXIV」を献呈され、クセナキスも作品を捧
げている事実が示すように、その実力に対する信頼感は絶大。
2005年にアルディッティ四重奏団を勇退し、現在では、ソリストとして世界中
の主要なオーケストラと共演を重ねているデ・サラムですが、“原点回帰”と
でもいうべきこのアルバムでも、完璧な技巧を披露しています。
格調高いJ.S.バッハも聴かせますが、圧巻はやはり、アルバムのタイトルにも
なっているロカテッリ。猛烈な勢いで目まぐるしくパッセージが繰り返され、
まさに迷宮をおもわせる内容ですが、デ・サラムは圧倒的なテクニックでねじ
伏せます。
なお、デュオを組むデ・シルヴァは、アメリカ合衆国の著名な古楽アンサンブ
ル、コン・ジョイア(Con Gioia)の音楽監督を務めています。キアラ・バンキ
ーニ、モニカ・ハジェット、ヴィーラント・クイケン、マーティン・パール
マンといった国際的に有名なビッグ・ネームとの共演を数多く果たしており、
演奏ならびに創作活動でも、これまでに数々の賞を獲得しています。




<RCO Live>
RCO 11004 14枚組 ¥16200
ステレオ
「ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団アンソロジー第6集1990-2000」
[CD 1]
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」Sz.48, BB 62(Op.11) (57’47”)
イルディコー・コムローシ(Ms ユーディト) 
コロシュ・コヴァーチュ(Bs 青ひげ公)
イヴァン・フィッシャー(指揮)
録音:1990年1月6日NOS / RNW
[CD 2]
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
クラウス・テンシュテット(指揮)
録音:1990年12月9日RNW
[CD 3]
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
録音:1991年3月10日AVRO / RNW
シベリウス:交響曲第4番イ短調Op.63
パーヴォ・ベルグルンド(指揮)
録音:1991年9月11日AVRO
[CD 4]
フランク・マルタン:
7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽のための協奏曲(1949)
リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1991年9月26日AVRO/RNW
デュティユー:ヴァイオリン協奏曲「夢の樹」(1985)
イザベル・ファン・クーレン(Vn) シャルル・デュトワ(指揮)
録音:1991年2月2日AVRO/RNW
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10
サー・ゲオルク・ショルティ(指揮)
録音:1991年9月19日AVRO/RNW
[CD 5]
エルガー:交響曲第2番変ホ長調Op.63
アンドレ・プレヴィン(指揮)
録音:1992年2月19日AVRO/RNW
ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲(1954)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
録音:1993年2月18日AVRO/RNW
[CD 6]
ワーグナー:「リエンツィ」序曲
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音:1993年12月9日AVRO/RNW
ラヴェル:バレエ「マ・メール・ロワ」全曲
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:1993年2月24日AVRO/RNW
ツェムリンスキー:交響的歌曲Op.20(1929)
ウィラード・ホワイト(Br) リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1993年10月10日AVRO/RNW
[CD 7]
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz.119 (23’14”)
マルタ・アルゲリッチ(P) クラウス・ペーター・フロール(指揮)
録音:1993年12月16日AVRO/RNW
ダッラピッコラ:
ギリシャ叙情詩集-ソプラノとさまざまな器楽グループのための(1942-45)
ルーシー・シェルトン(S) ラインベルト・デ・レーウ(指揮)
録音:1993年4月29日RNW
メシアン:神の降臨のための3 つの小典礼(1944)
オランダ放送合唱団女性合唱
マルク=アンドレ・アムラン(P) ジャン・ローランドー(オンド・マルトノ)
シャルル・デュトワ(指揮)
録音:1994年1月21日AVRO/RNW
[CD 8]
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ジャン・フルネ(指揮)
録音:1995年2月24日AVRO/RNW
ヒンデミット:ヴェーバーの主題による交響的変容
リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1994年4月29日AVRO
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:
トランペット協奏曲ハ長調“誰も知らない我が悩み”(1954)
ペーテル・マスーズ(Tp) *RCO首席
エド・デ・ワールト(指揮)
録音:1995年6月29日AVRO/RNW
シェーンベルク:淨められた夜Op.4(1899 / 1917弦楽合奏版)
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音:1995年10月27日AVRO/RNW
[CD 9]
ブラームス:悲劇的序曲Op.81
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:1995年5月12日AVRO/RNW
シューマン:ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲ハ長調Op.131
トーマス・ツェートマイアー(Vn) ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:1995年5月12日AVRO/RNW
シューベルト:交響曲第8(9)番ハ長調D 944「グレイト」
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
録音:1996年11月1日AVRO
[CD 10]
シェーンベルク:管弦楽のための5つの小品Op.16
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音:1995年11月24日AVRO/RNW
テオ・ルーベンディー(b.1930):ピアノ協奏曲(1995-96)
ロナルド・ブラウティハム(P) リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1996年4月19日AVRO/RNW
モーツァルト:交響曲第40番ト短調KV 550
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:1997年1月29日AVRO
[CD 11]
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1889年版 / ノーヴァク版第3稿)
クルト・ザンデルリング(指揮)
録音:1996年11月8日AVRO/RNW
ディーペンブロック:夜の讃歌第2番「朝をかならず迎えねばならぬのか?」
ナタリー・シュトゥッツマン(A) リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1997年10月10日AVRO/RNW
[CD 12]
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント(1934 / 1949改訂)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1997年4月27日AVRO
モートン・フェルドマン(1926-1987):コプトの光(1986)
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
録音:1998年10月23日AVRO/RNW
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):シンフォニア(1968-69)
スウィングル・シンガーズ
ルチアーノ・ベリオ(指揮)
録音:1997年5月16日AVRO/RNW
[CD 13]
ウィレム・ペイペル(1894-1947):6つの交響的エピグラム[諷刺詩](1928)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:1999年3月19日AVRO/RNW
ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」Op.7
アン・マレイ(S) ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:1999年3月19日AVRO/RNW
R.シュトラウス:交響詩「死と浄化」Op.24
クルト・マズア(指揮)
録音:1999年6月11日AVRO/RNW
アイヴズ:ニュー・イングランドの3つの場所
ジョン・アダムズ(指揮)
録音:1998年4月18日AVRO/RNW
[CD 14]
武満徹:鳥は星形の庭に降りる(1977)
ジョン・アダムズ(指揮)
録音:1998年4月18日AVRO/RNW
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
クルト・ザンデルリング(指揮)
録音:1999年6月11日AVRO/RNW
シュレーカー:
永遠の生について[テキスト:ウォルト・ホイットマン](1927年管弦楽版)
クラウディア・バラインスキー(S)
ゲルト・アルブレヒト(指揮)
録音:2000年3月10日AVRO/RNW
お待ちかね、名門RCOのアンソロジーボックス第6集は、いよいよ1990年代に突
入。今回も前回同様、クラムシェル仕様ボックス入りの14枚組、極上のライヴ
音源をぎっしり収めています。
まず、目を引くのはテンシュテットとザンデルリング。テンシュテットそして
RCOの大看板、マーラーの第5交響曲(CD 2)に、巨匠ザンデルリングの指揮でブ
ルックナー第3番(CD 11)、ショスタコーヴィチ第5番(CD 14)といった超弩級演
奏が、ようやく正規音源より日の目を見るのが最大の収穫といえます。
さらに、ヴァラエティゆたかなスター客演陣が得意とするプログラムがポイン
トよく網羅されているのはいつも通りで、ブーレーズ指揮の「淨められた夜」
(CD 8)、イヴァン・フィッシャーによるバルトーク「青ひげ公の城」(CD 1)、
ベルグルンドのシベリウス(CD 3)、プレヴィンのエルガー(CD 5)、ガーディナ
ーのシューベルト(CD 9)、そして、前回に引き続いての登場となるアルゲリッ
チ独奏でバルトークの第3番(CD 7)と、なんとも心躍るプログラムが並びます。
もちろん、名誉客演指揮者アーノンクールをはじめ、ハイティンク、シャイー
それにヤンソンスといった、歴代シェフの未発表の音源をしっかりと押さえて
いるのもうれしいところ。
加えて、シャイーによるディーペンブロック(CD 11)やハイティンクによるペ
イペル(CD 13)、エトヴェシュによるフェルドマン、ベリオ自演による「シン
フォニア」(CD 12)というように、自国オランダの作曲家や同時代の音楽への
積極的な関わりを持ってきたRCOの姿を伝える構成もこのシリーズならではの
特色といえます。
やはり、このたびもまた、伝統と革新のRCOだからこそ成し得る、この上ない
充実の内容となっています。





<EMI CLASSICS>
CDCW-4578152 ¥1650
シェーンベルク:管弦楽作品集
1.ブラームス/オーケストレーション:シェーンベルク:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25
2.シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽
3.シェーンベルク:室内交響曲第1番(管弦楽版)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
録音:コンサート・ライヴ 2009年10月30日-11月7日
ジュエル・ケース 16Pブックレット
ラトルがそのキャリアで、いち早く世界的評価を確立した20世紀作品の傑作。
敬愛したブラームス作品の編曲作品をはじめ、ベルリン・フィルとともにその
本領を発揮したシェーンベルク作品集
ベルリン・フィルとの契約を延長し、さらなる高みを築きはじめたラトル、
今秋の来日公演もささやかれる中、新登場の作品にご注目下さい。

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