クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-01 No.15

2006年01月30日 19時30分07秒 | Weblog
<ALBANY>
TROY715 \1980
「ソーリング・スピリット」Joseph de Pasquale
チャイコフスキー:孤独な魂しかない(プリムローズ編)
アーサー・ベンジャミン:サン・ドミンゴより
シューベルト:全ての魂の日のためのリタニ(プリムローズ編)、
ブラームス:Soft Strains of Music Drifting(プリムローズ編)、
ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第1番
ジョージ・ロックバーグ:ヴィオラ・ソナタ
アラン・シュルマン:主題と変奏
ジョセフ・ド・パスクアーレ(Va)
アンジェリン・チャン(Pf)
パスクアーレはプリムローズに師事しボストン響、フィラデルフィア管の
首席ヴィオリストを長年勤めたヴィオリストの重鎮的存在。ここでは珍し
い曲ばかり演奏している。ピアノのチャンはヨーロッパ、アジア、アメリ
カで数多くのコンサートをこなす期待の若手。

TROY737 \1980
「ポウル・クレストン/管弦楽作品集」
ヤヌス、ヴァイオリン協奏曲第2番、交響曲第4番
グレゴリー・ファルカーソン(Vn)
デヴィッド・アラン・ミラー指揮アルバニー交響楽団
今年はクレストン生誕100年となるが、誰もそんなことで騒いでいない。し
かしこのCDを聴いたら黙っていられなくなる。確かに二流のラヴェル(ダフ
ニス?)、三流のイベール(寄港地?)、四流のミヨー(??)、五流のヴォ
ーン・ウィリアムス(田園交響曲?)、六流のオルウィン(爆笑!)だが、
だから何だと言うのだ?音楽そのものが美しいなら何の文句があろう。パ
ストラールな音楽の花束。

TROY741 \1980
ラリー・ベル(Larry Bell):声楽作品集
(不滅の愛、4つの神聖な歌、時と永遠の歌、潔白と経験の歌)
ダナ・フォルチュネイト(Ms)、ラリー・ベル(Pf)、
ベンジャミン・ザンダー&ジャン・メルトゥース指揮
ニューイングランド音楽院ユース・フィルハーモニー、児童合唱団
ベルはアメリカ・ローマ大賞、チャールズ・アイヴス賞受賞の他、グッゲ
ンハイムやロックフェラー財団からも多くのフェローシップを受けている。
作風は穏健明朗でアメリカのシューベルトかシューマンといったところ。

TROY751 \1980
ヴィラ・ロボス:弦楽四重奏曲第1番、第6番、第17番
ブラジル弦楽四重奏団
(CBS音源による歴史的録音の復刻、モノラル)
もともとCBS/Odysseyで出ていた音源の復刻。ブラジル弦楽四重奏団はリオ
・デ・ジャネイロ州立大学に関わるメンバーで構成された51年の歴史をも
つグループ。作曲者とも親交が深かった。

TROY753 \1980
「陸軍少佐の手紙-ゲイリー・スマート:歌曲集」
(ポルトガルからの3つのソネット、ミーと私の歌、苦いお菓子、陸軍少佐の
手紙、ファースト・リーグ・アウト・フロム・ランド)
ルイーズ・トッピン(S)、マリリン・スマート(S)、
ウィリアム・ブラウン(T)、ジョン・クラマー(Br)、
ゲイリー・スマート(Pf)
スマートの略歴をみるとジョン・コリリアーノ、武満徹(なんですと!?)
に師事しアロイス・コンタルスキー、ヘンリー・マンシーニ(!)と共演
したとあり、その幅広い活動範囲に驚かされる。しかしこの歌曲集を聴く
と意外にも保守的な作風。ユーモラスな詩的センスはブロードウェイに持っ
てゆけば大ヒットするだろう。

TROY758/59 2枚組 \3960
カーリスル・フロイド(CARLISLE FLOYD):歌劇「冷たく生意気な木」
パトリシア・レイチェット(S)、ディーン・ピーターソン(T)、
パトリック・サマース指揮、
ヒューストン・グランド・オペラ&合唱団、
録音:2000年4月世界初演
20世紀初頭のアメリカを舞台にした群衆劇。台本は作曲家自身によるもの。
作風は分かりやすく、ややシリアスめのミュージカルといった態。バーン
スタインの「キャンディード」や「クワイエット・プレイス」に似ている
と言えば当たらずとも遠からずである。

TROY769 \1980
「フランク・レヴィン(Frank Lewin)/宗教曲集」
詩篇と賛歌、死のためのミサ(ロバートF.ケネディのためのレクイエム)
ニコライ・ジャニツキ(Br)、
イェール・カメラータ、ロバート・コナント(Org)、
ウィリアム・トレゴ指揮プリンストン高校合唱団ほか
オルガン伴奏による真摯な祈りの音楽。現代とはいっても19世紀の音楽か
と見紛うばかりの清純な響き。

TROY774/75 2枚組 \3960
「デヴィッド・マスランカ/作品集」
CD1)ピアノ、吹奏楽と打楽器のための協奏曲(1976)
ピアノ、吹奏楽と打楽器のための協奏曲第2番(2002)
テスタメント(2001)
CD2)トラベラー(2003)、交響曲第4番(1993)
アレクサンドラ・マスコロ=デヴィッド&スティーヴン・ヘスラ(Pf)
ステファンK.スティール指揮
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー
マスランカは1943年マサチューセッツ生まれ。吹奏楽の世界ではよく知ら
れた存在。ここでも名門イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニーが大活
躍。作風は極めてモダンでおそらく電子音楽の経験を経たと思われる音感
を感じる。清涼感のあるメタリックな音色(時にヴァレーズを思わせる)が
爽快。

TROY776 \1980
星のメッセンジャー/ラリー・ネルソン-室内楽作品集
星のメッセンジャー、ダルセット・ミミクライ、7つのクレイ・ソングス
ラプソディ、フルートと電子音のための音楽、ダンザブル・ヘイズ
クリスティーナ・ジェニングス(Fl)、ギュンナー・モスブラッド(S.sax)、
シャーラ・ナフィガー(S)、チャールズ・アブラモビーク(Pf)、
ヘイディ・ジェイコブ(Vc)、フラン・バージ(Vn)、
スコット・ワグナー(Va)
ネルソンは1944年ネブラスカ州生まれ。作風は旋法的なメロディと無調性
の折衷した、現代の印象主義と言えるだろう。イメージ、実験性が豊富で、
ひとつひとつアイデアにひらめきが感じられる。

TROY778 \1980
ジョン・シュレンク:永遠の探求
スピリチュアル・ライフを祝福するインターフェイス・オラトリオ-
合唱、独唱と室内オーケストラのための
ティモシー・マウント指揮
ロシア・ステート・シネマ管弦楽団&モスクワ新合唱団、
オルガ・グレコ(S)、タチアナ・ルビンスカヤ(Ms)、
アンドレイ・クズネフ(T)、
シュレンクは1936年インディアナポリス生まれ、イーストマン音楽院で学
んだ。バーンスタインの「チチェスター詩篇」と共通する世界をもった真
摯で美しい宗教音楽。

TROY779 \1980
「モバート・モリスの音楽」(ピアノ・クラリネット・電子音の作品集)
スティル、オン・ザ・ゴー、14のピアノ小品、オウト・アンド・アウト、
曲がりくねった河-、アバウト・ザ・セイム
サルンガ・ファン・ツ・リュー(Pf)
マーガレット・カンプメイヤー(Pf)
マリアンヌ・ギスフェルト(Cl)
モリスも上記シュレンクと同じくイーストマン音楽院に関わりのある作曲
家で教鞭もとっている。しかし作風はシュレンクとは全く対照的でウェー
ベルン風の寡黙な点描主義から電子音響と、戦後の前衛音楽の歴史と歩み
をともにしている感がある。最短15秒の作品を含む14のピアノ小品は彼の
代表作。

TROY780 \1980
「デヴィッド・サンプソンの音楽」
フリューゲル・ホルンと弦楽のためのセレナード
ソナタ・フォーティ-ホルンとピアノのための
金管五重奏のためのソナタ十重奏曲-オーボエ、クラリネット、ホルン、
2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのための
レイモンド・メイス(Fh)、
ポウル・ポリヴニク指揮、チェコ・フィル室内管
スコット・ブルベイカー(Hrn)、ロン・レヴィ(Pf)
アメリカン金管五重奏団
J.ブロコヴァ(Ob)、V.ニドゥル(Cl)、
O.ブラヴィ(Hrn)他
サンプソンはアメリカの様々なオーケストラのレジデンス・コンポーザー
を勤め、多くの管弦楽曲とメンバーのための室内楽を作曲している。セレ
ナードはコープランドの「静かな都会」に似た雰囲気を持つ新ロマン主義
的な佳品。バルトーク、ヒンデミットの影響を感じさせる。

TROY781 \1980
エリック・ソウヤー(Eric Sawyer):弦楽のための作品集
弦楽四重奏曲第3番、5つのバガテル、 弦楽四重奏曲第2番
ライトハウス・チェンバー・プレイヤーズ
ヘクン・ウ(Vc)エリス・ユン(Pf)
アーデン弦楽四重奏団
ソウヤーはアメリカの両海岸で高く評価され作品が演奏されている。現在
はカリフォルニア大学で教鞭を取っている。作風は新ロマン主義的とも形
容できバルトーク的とも言えようが決してそれに終わるものではなく、繊
細なアイデアが随所に感じられ、ざわざわと感覚を揺さぶってくれる。

TROY782 \1980
「ロマンティック・ホルン協奏曲集」
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番、第2番
グリエール:ホルン協奏曲、
F.シュトラウス:ホルン協奏曲、
エリック・ラスク(Hrn) 、
マイケル・スターン指揮
IRIS室内管弦楽団
2005年エリック・ラスク制作
ホルン・ファン垂涎の新譜登場!シュトラウス親子のホルン協奏曲、とも
に一番、二番が入っている他、グリエールも収録。録音は2005年1月20-23日、
つまり全曲、新録音です!ルスケはクリーヴランド管弦楽団やエンパイア・
ブラスノメンバーとしても活躍したホルンの名手です。CDではモーツァル
ト:ホルン協奏曲集(TELARC)、ヴィルトゥオーゾ作品集(ALBANY.TROY456)
クラシック・ホルン(ALBANY.TROY615)などが出ています。

TROY783 \1980
「アメリカ音楽の傍流」
スティーヴン・シェワン(Stephen Shewan):祝典序曲
ランドール・トンプソン(Randall Thompson):フロンティアーナ
ロン・ネルソン(Ron Nelson):テ・デウム・ラウダムス
スティーヴン・シェワン:踊る心と音楽のために、光、休息の島
ヴァクラフ・ネルヒベル(Vaclav Nelhybel):詩篇150
フランツ・アントン・クレーガー指揮
ムーアズ・スクール響
スティーヴン・シェワン指揮
ロバーツ・ウェスティヤン・カレッジ合唱団&室内管、ほか
20世紀アメリカの様々な世代の作曲家の作品を集めたアルバム。古くは
1899年生まれのトンプソンから1962年生まれのシュワンまで。それぞれの
作曲家に個性はあるものの、いわばコープランドな明朗さと誠実なプロテ
スタンティズムが共通して流れている。これぞアメリカ!

TROY784 \1980
「バスーン奏者ペール・ハンネヴォル(Per Hannevold)のために書かれた
作品集」
デヴィッド・マスランカ:バスーン・ソナタ、
オイヴィンド・ウェストビー:家族の肖像、
ジェームズ・ラッセン:風変わりな間奏曲第3番
ペール・ハンネヴォル(Bsn)
トルレイフ・トルゲルセン(Pf)
ベルゲン室内アンサンブル
ハンネヴォルは1979年以来、ベルゲン・フィルの首席バスーン奏者を務め
ており、ここでは彼のために書かれた作品ばかりを集めた。個人のために
書かれた作品のせいかロマンティックでフレンドリーな作品が多い。

TROY785 \1980
小品
ピュア・カラーズ
/ジュディス・ラング・ザイモント(Judith Lang Zaimont)の音楽
ウィザーズ-3つの魔法の巨匠
アストラル…アストラル面における鏡の生活
ヴァージー・レイニー-ソプラノ、メゾ・ソプラノとピアノのための2つの
物語
ヴァルス・ロマンティク、
ターニャ
バブル・アップ・ラグ-フルートとピアノのための演奏会用
ヤン=アー・タク(Pf)
ジョン・アンダーソン(Cl)
ウェンディ・ザロ=ミューリン(S)、ジャン・デル・サント(Ms)、
ティモシー・ラブレス(Pf)
イマニュエル・デイヴィス(Fl)
ターニャ・レメニコーヴァ(Vc)
ナネッテ・カプラン・ソロモン(Pf)
ザイモントは1945年生まれ。100曲以上の作品が作曲コンクールで優勝して
いる。女性らしい繊細な感性を持った抒情性の濃い現代のロマン主義音楽。

TROY786 \1980
ケン・ベンスホーフ:24の前奏曲、パティの客間の小品
リサ・バーグマン(Pf)
ベンスホーフは1933年ネブラスカ州の農場生まれ。スカルラッティ、ラヴェ
ル、アイヴス、ガーシュイン、ラフマニノフから影響を受けたという言葉通
り、彼の音楽は大変ヴァラエティに富んでいる。

TROY789 \1980
「クリスマスの西洋スギと樅の木-ギターによるクリスマス・ソング集」
天使たちよ、私達は天の高みで聴いた、ホワット・チャイルド・イズ・ディ
ス、サイレント・ナイト、主よ、人の望みの喜びよ、ジョイ・トゥ・ザ・
ワールド、イン・ザ・ブリーク・ミッド・ウィンター、サンタが街にやって
くる、ウィ・スリー・キングス、ジョリー・オールド・セント・ニコラウス
グッド・キング・ウェンスラス、ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・
クリスマス
ジョエル・ブラウン(ギター)
ギターによるクリスマス・ソング。

TROY790 \1980
「レザ・ヴァリ(Leza Vali):カリグラフィーズ/弦楽四重奏のための
作品集」
弦楽四重奏曲第2番、第3番、カリグラフィーズ(第1番、第2番、第3番)
ラテン・アメリカ四重奏団
録音:2003年
ヴァリは1952年イラン生まれ。テヘランで音楽を学んだ後、ウィーンでさら
に研鑚を積み、渡米。アメリカでは数々の賞と奨学金を受けた。その民族性
を反映してか、強い表出力と粘り気と生命力を持った音楽が特徴。極めて
才能豊かな作曲家であり、ハチャトゥリアンの好きな人には絶対お薦めです。

TROY791/92 2枚組 \3960
グルック:歌劇「ラ・コロナ」(全曲世界初録音)
ジュリアンヌ・ベアード、ダニエル・ムンセル・ホワード、
マリー・エレン・キャラハン他
ルドルフ・パルマー指揮
ザ・クイーンズ・チェンバー・バンド
1750年ウィーンで初演されたグルックの初期オペラの蘇演。指揮のパルマ
ーとクイーンズ・チェンバー・バンドはグルックの他、テレマンのオペラ
など数々の珍しいバロック・オペラを取り上げている。

TROY796 \1980
「ラリー・アラン・スミス:管弦楽作品集」
管弦楽のための3つの楽章、弦楽のためのセレナード、
クルチフィクサス-ソプラノと管弦楽のための
交響曲第2番「ジェネシス/アンティエタム」
カティア・ビヤー(S)
ラリー・アラン・スミス指揮
ヴロツワフ・フィルハーモニー
アラン・スミスは1955年オハイオ生まれ。ジュリアード音楽院ではパーシ
ケッティ、渡仏してナディア・ブーランジェにも師事している経歴から想
像できる通り、堅実で保守的な作風。ヒンデミット、バルトーク、ストラ
ヴィンスキー、オネゲルといった作曲家の名前が思い浮かぶ。作曲者の自
作自演。

TROY797 \1980
「ホルヘ・リデルマン/ウィンド・アップ・トーイズ-1台・2台ピアノの
ための作品集」
ウィンド・アップ・トーイズ、トロープIV、あれは既に・・・
ソニア・ルビンスキー(Pf)、グロリア・チェン(Pf)、
ザ・ブガーロ・ウィリアムズ・ピアノ・デュオ、
録音:2005年
リデルマンはブエノス・アイレス生まれ。イェルサレムのルビン音楽院で
学んだ。アメリカでは数々の賞とスカラシップ、作曲委嘱を受けている。
彼の音楽はある種のミニマリズムとジャズのイディオムが融合したものと
言えよう。溌剌としたリズムと時々音楽が立ち止まる時の微妙な間合いが
面白い。

TROY798 \1980
バーナード・ホッファー(Bernard Hoffer):
マ・グース(ホッファーがマザー・グースに新たに書き加えたストーリーに
よる子供のためのバレエ)
ボストンのシンデレラ
ボストン・ムジカ・ヴィヴァ、
音楽監督:リチャード・ピットマン、
ナレーター:ボブ・マックグレース
ホッファーは1934年スイス・チューリヒ生まれ。若い頃渡米しイーストマ
ン音楽院で学んだ。このアルバムは子供のためのファンタジーで19-20世紀
の様々な語法が折衷されている。今日的「マ・メール・ロワ」
「子供と魔法」というところ。

TROY800 \1980
ドナルド・マルティーノ:ノットゥルノ、クオドリベッツII(世界初録音)、
もうひとつの側面から
ブラッド・ラブマン指揮
ニュー・ミレニアム・アンサンブル、
レイチェル・ラディック(fl)
マルティーノの作品は点描的で寡黙で禁欲的な音、時に荒れ狂う激しい身
振り、金属的なきらきらした音への好みなど、ポスト・ウェーベルン以後
の潮流を体現しているといえよう。

TROY802 \1980
ロジャー・セッションズ/ピアノ作品全集
ソナタ第1番(1927‐30)、私の日記帳より(1937‐40)
ソナタ第2番(1946)、5つの小品(1974‐75)
ワルツ(1978)、ソナタ第3番(1964‐65)
バリー・デヴィッド・ソルウェン(Pf)
アメリカの保守派を代表する作曲家セッションズのピアノ作品全集。30代前
半のソナタから晩年の作品まで、これ一枚で彼の作風の変遷を一望出来る。

TROY804 \1980
ヘンリー・マーティン/弦楽とピアノのための室内楽
ピアノ三重奏曲(2001)、無伴奏チェロ・ソナタ(2000)、
ヴァイオリン・ソナタ第2番「ディス・リヴィング・ハンド」(1995)、
チェロ・ソナタ「スウィート・コンバース」(1995)
イニスフリー・ピアノ三重奏団
マーティンはミルトン・バビット、デル・トレディチに師事、ジャズにも影
響を受けたと言う通り、クラシックとジャズを融合した形の音楽を作り出
す。キース・ジャレットの書いた室内楽を思い出させる。

TROY808/09 2枚組 \3960
シグムンド・ロンバーグ:
歌劇「五月の時」(メイ・タイム)(全曲世界初録音)
スティーヴン・バイス指揮オハイオ・ライト・オペラ、
音楽監督:スティーヴン・ダイグル、
オペレッタ、初期ブロードウェイ・ミュージカルの作曲家、学生王子で知ら
れるロンバーグの歌劇の世界初録音。ミュージカル黎明期のヒット・メー
カーだけあって、そのメロディ・メーカーぶりは大したもの。古き良きア
メリカの雰囲気がたっぷり味わえます。

TROY812 \1980
ヘンデル/3つのイタリア風カンタータ
「Agrippina condotta a morire」
トリオ・ソナタ ト短調、「ラ・ルクレツィア」、
トリオ・ソナタ ト長調、「Armida abbandonata」
メリッサ・フォガーティ(Sop)
ジェニファー・グリースバック(Cemb)、
クリスティーヌ・グンメレ(バロックVc)、
アメリア・ルーズベルト(バロックVn)ほか
ソプラノのメリッサ・フォガーティはニューヨーク・タイムズ、ウォール・
ストリート・ジャーナルで絶賛された期待の才能。メト、ニューヨーク・
シティ・オペラに度々登場している。その高く伸びやかな声はバロック・
オペラにうってつけである。

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06-01 No.14-1

2006年01月29日 16時23分48秒 | Weblog
<Raumklang>
RK 2404/5(SACD-Hybrid) 2枚組 \4360
天使たちの音楽-1594年ドイツ・フライベルク教会の楽器 ――
〔CD1 ― 後期ルネサンス時代ザクセンの宗教音楽-
アントニオ・スカンデッロ(1517-1580):
Missa sex vocum super Epitaphium illustrissimi、Principis ac
Domini Mauritii、Ducis et Electoris Saoniae
ジョヴァンニ・バティスタ・ピネロ・ディ・ギラルディ(ca.1544-1587)、
オルランド・ディ・ラッソ:(1532-1594)、
ハンス・レオ・ハスラー:(1564-1612)、
レオンハルト・レヒナー:(ca.1553-1606)らによるモテットなど全14曲〕
〔CD-2 ― 後期ルネサンス時代ザクセンの世俗音楽-
アントニオ・スカンデッロ:Imperium Augusti sit foelix
メルヒオール・フランク(1573-1639)、オルランド・ディ・ラッソ、
アントニオ・スカンデッロによる世俗歌曲
エリアス・ニコラウス・アンマーバッハ(1530-1597)、
ダヴィッド・サメンハンマーらによる舞曲など全34曲〕
クリスティーネ・マリア・レンベック(ソプラノ)、
ラルフ・ポプケン(ソプラノ)、ダヴィッド・エルラー(アルト)、
ジュリアン・ポッジャー(テノール)、
ミヒャエル・シャフラート(テノール)、
ラインハルト・デッカー(バス)、
ローラント・ウィルソン(指揮)、
アンサンブル《ムジカ・フライベルゲンシス》
舞台となったのはドイツ、ザクセン州人口約4万の都市フライベルク。ここ
フライベルクにあるフライベルク教会の中には楽器を持った天使の像が飾ら
れており、それらが手にしている約30に及ぶ楽器はなんと1594年に制作され
た実物の楽器であるという!
これらの楽器の存在に注目したライプツィヒ大学楽器博物館が当時の楽器の
音色による音楽を再現するために一大プロジェクトを立ち上げることに。
まずは天使の像が持つ1594年の楽器を詳しく研究し、忠実に再現を行ったレ
プリカを制作。そしてラウムクラングとライプツィヒ大学楽器博物館によっ
て厳選され選抜された演奏家たちに複製した楽器を貸与し、1年間の準備期
間を経て2004年にレコーディングが実現!
このプロジェクトの演奏でタクトを執るのはドイツでムジカ・フィアタ、
ラ・カペラ・デュカーレといったアンサンブルで音楽監督を務める16世紀
音楽のスペシャリストであるローラント・ウィルソン。ウィルソンの指揮
の下、選ばれし古楽器演奏の名手たちによるアンサンブル《ムジカ・フラ
イベルゲンシス》とレイチェル・ポッジャーの弟ジュリアン・ポッジャー
をはじめとした実力派ソリストが後期ルネサンス時代ザクセンの宗教音楽
と世俗音楽を当時に限りなく近づけた音色で見事な熱演を繰り広げている。
またこのプロジェクトの目玉である楽器の音色を余すことなく収録し再現
させるためにSACDフォーマットを使用してのリリースという点もポイント。
ラウムクラングが取り組んだ後期ルネサンス時代の音楽の復活という一大
プロジェクトの成果に乞うご期待!

●Raumklang edition apollon
RK ap 10105 \2180
ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-1518):
ミサ曲《Incessament》(世界初録音)
アマコード
ラウムクラングの新シリーズ“エディション・アポロン”の看板アーティ
ストとなるアマコードは、1992年秋にドイツ・聖トーマス教会バッハ・ク
ワイアーの出身者で結成された5人の男声によるア・カペラ・グループであ
る。アマコードのレパートリーは中世からルネサンス、そしてベルント・
フランケ、イヴァン・ムーディー、ジークフリート・ティーレといったコ
ンテンポラリーの作曲家たちとのコラボレーションなど多岐に渡っている。
キングズ・シンガーズやヒリアード・アンサンブルといった世界に名高い
ヴォーカル・アンサンブルのマスター・クラスに参加することによって大
きな影響を受けたアマコードは、オーストリア、スペイン、フィンランド、
そしてドイツでの数々のコンクールで受賞を勝ち取るなど輝かしい結果を
獲得してきている。
今回収録されているピエール・ド・ラ・リューの5声のためのミサ曲
《Incessament》は演奏時間が66分に及ぶ作品で世界初録音となる。
5人それぞれの美しさに満ち溢れる歌声は当然のこと、録音会場となった
ウェクセルブルク教会全体に倍音が響き渡るハーモニーと抜群の表現力、
見事なブレンド感を聴かせてくれるアンサンブルからは新たなスターの誕
生の予感!

RK ap 10205 \2180
いざ来たれ、異邦人の救い主よ ――
伝承曲(13世紀):いざ、リラを奏でて歌わん
ミラノ司教アンブロジウス(4世紀):
いざ来たれ、異邦人の救い主よ(Veni Redemptor Gentium)(4曲)
ヨハネス・エッカルト(1553-1611):
いざ来たれ、異邦人の救い主よ(Nun komm der Heiden Heiland)(2曲)
伝承曲(14世紀):聖処女に天使が
ヤコブス・ファート(c.1529-1567):第6旋法のマニフィカト
ミヒャエル・プレトリウス(c.1571-1621):
いざ来たれ、異邦人の救い主よ(Veni Redemptor Gentium)(2曲)
伝承曲(14世紀):輝く星
フィリップ・ドゥリヒウス(1562-1631):
Pastores loquebantur inter se
ハインリッヒ・イザーク(c.1450-1517):Officium Nativitatis Domini
伝承曲(13世紀):古き文字はうすれゆく
グレゴリオ聖歌:地のはても
カントゥス(13-14世紀):Sys willekomen Heirre Kerst
伝承曲(14世紀):もろびと声あげ
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):おお青々とした小枝よ
伝承曲(15世紀):Ther is no rose of swych vertu
伝承曲:Es Ist Ein Ros Entsprungen
伝承曲(15世紀):アレルヤ
アマコード
「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」を中心に、4世紀のアンブロジウスらに
よる宗教的な内容を持った作品から中世の伝承曲など全22曲をアマコード
の歌声で堪能できるアルバム。
幅広いレパートリーを持つアマコードだが、中世などの作品ではシンプル
な旋律ながら更に凄みを増した歌声を聴かせてくれる!
また封入されている68ページに及ぶブックレットには解説の他に全収録作
品の英語対訳の歌詞などが含まれており、演奏同様に高いクォリティのディ
ジパック仕様となっている。





<Rondeau>
ROP 4017/18 2枚組 \4360
J・S・バッハ:
前奏曲変ホ長調BWV552-1/コラール《キリエ、永遠にいます神よ》BWV.371
/コラール《いと高きにある神の栄光》BWV.260/コラール《これぞ聖なる
十戒》BWV.298/コラール《われらみな唯一の神を信ず》BWV.437/コラール
《天にいますわれらの父よ》/コラール《われらの主キリスト、ヨルダン
川に来たり》BWV.280/カンタータ第38番《深き悩みの淵より、われ汝に呼
ばわる》BWV.38/6/コラール《われらが救い主イエス・キリスト》BWV.363
/ドイツ・オルガン・ミサ(21のコラール)BWV.669-BWV.689/デュエット
BWV.802-805/フーガ変ホ長調BWV.552-2
ウルリッヒ・ベーメ(オルガン)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、聖トーマス教会少年合唱団
ウィンズバッハ少年合唱団など特に合唱分野に定評のあるRondeauに聖トー
マス教会少年合唱団が登場!
かつてバッハがカントール(オルガン奏者兼合唱指揮者)として活躍して
いたライプツィヒの聖トーマス教会。その聖トーマス教会で1992年にバッ
ハから数えて16代目のカントールに就任したビラー、現在オルガン奏者を
つとめるベーメ、そしてトーマス教会少年合唱団の演奏によるバッハのオ
ルガン・ミサを収録。2000年に制作された新バッハ・オルガンの雄大な響
きとトーマス教会少年合唱団の透き通る歌声が「ドイツ・オルガン・ミサ」
を中心に8曲のコラール、前奏曲とフーガ、デュエットを組み込みんだ約
2時間という壮大なバッハ・プログラムを作り上げている。

ROP 4016 \2180
19世紀の聖トーマス教会少年合唱団-
ハインリッヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):
主よ、あなたは賞賛を受けるのに相応しい方
J・ブラームス:3つのモテットOp.110
アウグスト・エーバーハルト・ミュラー(1767-1817):
Durchdringe die spharen in jauchzenden Choren
ヨハン・ゴットフリート・シヒト(1753-1823):
Lasst uns mit ehrfurchtsvollem Dank
クリスティアン・テオドール・ヴァインリッヒ(1780-1842):
Dir tont der Himmel Harfenklang
F・メンデルスゾーン:詩篇第43番《神よ、われを審き》
モーリッツ・ハウプトマン(1792-1868):
われらより取り去りたまえ、主よ
エルンスト・フリードリヒ・リヒター(1808-1879):
我が神、我が神、なんぞ我を捨てたまいし
ウィルヘルム・ラスト(1822-1892):
深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる
アルベルト・ベッカー(1834-1899):おのが平安に帰り静まれ
グスタフ・シュレック(1849-1918):
Troste uns Gott Unser Heiland、主は我が牧者
アーノルド・メンデルスゾーン(1855-1933):
アンゲルス・シレジウスの詩による6つのコラール
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
聖トーマス教会少年合唱団
19世紀にライプツィヒの聖トーマス教会でカントールをつとめた音楽家の
作品からブラームス、メンデルスゾーンなどの作品に聖トーマス教会少年
合唱団の美しき歌声で浸ることの出来るタイトル。

ROP 6004 \2180
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
イタリア・マドリガーレ集Op.1 SWV.1-19
ユルゲン・プシュベック(指揮)、
ワイマール・フランツ・リスト音楽大学合唱団
初期ドイツ・バロック音楽の顔とも言える大作曲家シュッツ。イタリア・
マドリガーレ集はその名の通り、シュッツがイタリアへ渡っていた1611年
のヴェネツィアで作曲された19曲で構成されるマドリガーレ集。

ROP 7001 \2180
アンドレーアス・ハンマーシュミット(1611-1675):
声楽のための作品集(世界発録音) ――
Verleih uns Friede genafiglich/5声のソナタ/Meine Seele erhebet
den Herren/Nun komm der Heiden Heiland/Sei willkommen Jesulein
/Also hat Gott die Welt geliebet/Ach! Jesus stirbt/Ich fahre
auf zu meinem Vater/Paduan a 5/Horet zu es ging ein Samann aus
zu saen/Herr ich trau auf dich/Sei nun wieder zufrieden meine
Herz/Gott mein Herz ist bereit/3声のカンツォン/Die mit Tranen
saen/Sei nun wieder zufrieden meine Seele/Jauchzet dem Herren
alle Welt/Lob-und Danklied aus dem 84.Psalm
イェルク・ブライディング(指揮)、
ヒムリッシュ・カントライ、ハノーファー少年合唱団、
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
ハンマーシュミットはボヘミア生まれのドイツの作曲家兼オルガン奏者と
して活躍し、教会音楽を多数作曲。17世紀中期のドイツ教会音楽を代表す
る作曲家として高い人気を得ていたとして知られている。





<Aeolus>
AE-10451(SACD-Hybrid) \2580
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):オルガン交響曲全集Vol.1 ――
オルガン交響曲第1番ニ短調Op.14/同第2番ホ短調Op.20
ダニエル・ロート(オルガン)
高いクオリティのラインナップを提供し続けてくれているAeolusがフラン
スのオルガン界の大家、ヴィエルヌのオルガン交響曲全集をSACD Hybrid
フォーマットでリリース開始。演奏はデュリュフレの門下生でもあったフ
ランスのヴィルトゥオーソ、ダニエル・ロートが担当。

AE-10521 \2180
フェリペ・ゴリーティ(1839-1896):オルガン作品集Vol.1 ――
Salmodia Organica/Elevacion B-Dur/Elevacion g-Moll/Elevacion
F-Dur/Sonata D-Dur/Sonata F-Dur
エステバン・エリツォンド・イリアルテ(オルガン)
フェリペ・ゴリーティ19世紀スペインでオルガン奏者、作曲家として活動し
ていた音楽家である。

AE-10531 \2180
フェリペ・ゴリーティ:オルガン作品集Vol.2 ――
Cinco versos para el magnificat/La Esperanza/Cuarteto/Plegaria
/Marcha funebre f-Moll/Sub tuum proesidium/O Salutaris hostia/
Marcha funebre c-Moll
アランツァ・エツェナーロ(ソプラノ)、
エステバン・エリツォンド・イリアルテ(オルガン)
ゴリーティの作品集第2巻。こちらではソプラノ付きのオルガン曲も収録。





<Christophorus>
CHE 0120-2 \1080
華麗なる変奏曲 ――
J・S・バッハ:組曲変ホ長調BWV.1006a
ルイ・シュポア(1784-1859):幻想曲ハ短調Op.35
エンゲルベルト・フンパーティング(1854-1921):夜の歌変イ長調
アルフォンス・アッセルマン(1845-1912):
憂鬱なセレナードOp.45、鬼火Op.48
C・サン=サーンス:幻想曲イ短調Op.95
マルセル・トゥルニエ(1879-1951):森の中の泉へ、寺院の門にて、朝に
J・ハイドン:アダージョ ト長調
グザヴィエ・デザルギュ(1768-1859):
J・ハイドンの主題による華麗なる序奏と変奏曲
ヴォルカー・セルマン(ハープ)
ハイティンクやアーノンクール、シャイーらのと共演を行っているドイツの
ハープ奏者ヴォルカー・セルマンのソロ・アルバム。

CHE 0121-2 \1080
夜想曲 ――
J・S・バッハ:カンティレーナ 変ロ長調
ヨハン・ウィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):パルティータ ニ長調
C・P・E・バッハ:ソナタ イ短調
C・フランク:アンダンティーノ ハ長調
G・フォーレ:小品
J・ラインベルガー:アンダンテ・パストラーレ
M・レーガー:ロマンス
ヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981):
J・ハイドンの主題による変奏曲
マルグリット・レースゲン=シャンピオン(1894-1976):
夜想曲変ホ長調
ヘルムート・シャールシュミット(イングリッシュ・ホルン)、
ウォルフガング・バウムグラッツ(オルガン)
イングリッシュ・ホルンとオルガンのための作品集。ヘルムート・シャール
シュミットはカペラ・コロニエンシス、ドイツ・バッハゾリスデンでも活躍
中のオーボエ奏者である。





<Thorofon>
CTH 2463 \2180
フーゴー・ディストラー(1908-1942):宗教合唱曲集 ――
主に向かいて新しき歌を歌えOp.12-1/Singet frisch und wohlgemut
Op.12-4/その言葉は確かに真実であるOp.12-8/Fuhrwahr er trug unsere
Krankheit Op.12-9/Wacht auf, es tut Euch not!/O Gott in deiner
Majestat Op.12-3/この世ではあなた達には怖れがあるOp.12-7/Ich wollt
das ich daheime war Op.12-5/目覚めよと呼ぶ声ありOp.12-6
コンラッド・フォン・アーベル(指揮)、
ミュンヘン・モンテヴェルディ合唱団
フーゴー・ディストラーはナチスの弾圧により、34歳という若さで亡くなっ
たドイツの作曲家。荘厳な雰囲気に溢れる宗教的作品をミュンヘン・モンテ
ヴェルディ合唱団が美しく歌い上げている。

CTH 2480 \2180
ジャチント・シェルシ(1905-1988):三部作
フランジス・アリ=ザデー(1947-):Ask Havasi
ジェシカ・クーン(チェロ)
ナターリャ・グートマンに師事し、20世紀音楽や現代音楽を主なレパート
リーとしている女流チェリスト、ジェシカ・クーンがイタリアとアゼルバ
イジャンの作曲家による無伴奏作品を録音。





<Antes Edition>
BM-CD 31.9215 \2180
テオドール・ブルーメル(1882-1964):六重奏曲Op.45/同Op.92
アウラ・アンサンブル
ブルーメルは作曲家、室内楽奏者として活躍した音楽家であり、収録の六
重奏曲は日本でも演奏されている作品。アウラ・アンサンブルは1988年に
ハノーファー音楽大学の木管五重奏団“Trio d'anches”を母体として結成
された若手奏者たちによるアンサンブル。

BM 31.2399 \2180
P・I・チャイコフスキー:
ピアノ・ソナタ ト長調Op.37《グランド・ソナタ》/同嬰ハ短調Op.80
悲しい歌ト短調
ペーター・シュマルフス(ピアノ)
チャイコフスキーの遺した2曲のピアノ・ソナタに小品をカップリング。ソ
ナタ2曲をカップリングしたCDはあまり発売されていないだけに貴重盤。使
用ピアノはベーゼンドルファー。

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06-01 No.14-2

2006年01月29日 16時23分10秒 | Weblog
<Footprint>
FRCD 008 \2180
ヘンク・バディングス(1907-1987):
合唱曲集《聖母マリア》(独唱、合唱、フルートとチェロのための)
イェニー・オールソン(ソプラノ)、
ウルリカ・ミョーンダール(ソプラノ)、マリア・サンネル(アルト)、
カール・ウナンデル=シャリン(テノール)、
サラ・リンドロフ(フルート)、オーサ・オーケルベリ(チェロ)、
アンデシュ・エビ(指揮)、ミカエリ室内合唱団
現代のアカペラ、宗教曲、世俗曲など幅広いレパートリーを持つミカエリ
合唱団は1972年にアンデシュ・エビによって創設されたスウェーデンを代
表する合唱団のひとつ。オランダの作曲家ヘンク・バディングスによる大
作《聖母マリア》は、受胎告知からマリアの昇天までの聖母マリアにまつ
わる14の曲からなる合唱曲集である。

FRCD 007 \2180
ノルディック・ヴォイセズ ――
ヤン・エーケダール(1954-)(マッツ・ハルベリ編曲):フャウゲン
デンマーク伝承曲(ヨーアン・イェアシル編曲):愛のばら
ヨーアン・イェアシル(1913-2004):夢見る谷は
ハヴィエル・ブスト(1949-):Sagastipean
スウェーデン伝承曲(アンデシュ・ニューベリ編曲):このすばらしい夏に
ヴァウン・ホルムボー(1909-1996):リベル・カンティコールム第2集
スウェーデン伝承曲(グンナル・エーリクソン編曲):美しき水晶
ペア・ネアゴー(1932-):一輪のばらが咲いた
ラーシュ・ヤンソン(1951-)(グンナル・エーリクソン編曲):
ブラジルの母らへ、サルヴェ・レジナ
ウルマス・シサスク(1960-):ベネディクティオ
ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963-):4つのシェイクスピアの歌
ペール・ヘンリク・アンデション(リコーダー)、
ミケ・ニルソン(打楽器)、ビョーン・パウルソン(フルート)、
ローネ・ラーセン(指揮)、ノルディック・ヴォイセズ
ノルディック・ヴォイセズはデンマーク出身の音楽家、ローネ・ラーセン
がストックホルム音楽院で合唱指揮を学んでいる時に出会った歌い手たち
と共に結成した合唱団。20世紀北欧の合唱曲とともに、フォークやアフリ
カン=アメリカンの音楽もレパートリーとしている実力派合唱団である。





<Sterling>
CDA 1651-2 \2180
J・ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100/同第3番ニ短調Op.108
同第1番ト長調Op.78《雨の歌》
トビアス・リングボリ(ヴァイオリン)、
アンデシュ・シルストレム(ピアノ)
スウェーデンの気鋭の演奏家たちにスポットを当てるシリーズ“Artist”。
スウェーデンのトップ・ヴァイオリニストであり指揮者としての活動も活
発に行っているリングボリと、ニコラーエワの下で学んだ経歴を持つシル
ストレムのコンビが潤いに溢れたブラームスを聴かせてくれる。

CDA 1653-2 \2180
心の歌 ――
グンナル・ド・フルメリ(1908-1987):Hjartats sanger
トゥーレ・ラングストレム(1884-1947):
メロディ、楽園の時間、牧神、夜の翼、夜への祈り
アドルフ・ヴィークルンド(1879-1950):
太陽の歌、Som mandelblom、セレナーデ、繻珍の沓
ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960):
わが心を汝が御手に、静かな時に、森は眠る
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):
スウェーデン民謡の歌詞4編
エミル・シェーグレン(1853-1918):タンホイザーからの6つの歌
レイフ・アルン=ソレーン(テノール)、
ヴィクトル・アスルンド(ピアノ)
ストックホルム音楽院出身で現在は特にオペラ、オラトリオの分野で活躍
中のテノール歌手ソレーンのスウェーデン・アルバム。





<Caprice>
CAP 21765 3枚組 \6540
R・ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、セト・スヴァンホルム(テノール)、
オーセ・ヌールモー=ローヴベリ(ソプラノ)、
スヴェン・ニルソン(バス)、シーグルド・ビョルリンク(バリトン)、
シクステン・エールリング(指揮)、スウェーデン王立管弦楽団 
去る12月に惜しまれつつもこの世を去った名ソプラノ、ビルギット・ニル
ソンがブリュンヒルデを歌うワルキューレ。王立オペラのアーカイヴに保
存されていた貴重な音源が登場。(録音:第1幕&第2幕-1956年11月18日、
第3幕-1955年4月14日)





<Centaur>
CRC 2744 \1880
スティーヴン・スターリク-Every Violinist's Guide ――
34 Traditional Caprice-Etude-Studies-
R・クロイツェル:練習曲第2番Op.6
パガニーニ:奇想曲第19番Op.1
ヴィエニャフスキ:練習曲第1番Op.10
ロカテッリ:奇想曲第2番op.3/他 全34曲
スティーヴン・スターリク(ヴァイオリン)
ロイヤル・フィル、ロイヤル・コンセルトへボウ管、シカゴ響のコンサー
ト・マスターを歴任した名手スティーヴン・スターリクの“Every
Violinist's Guide”がリマスターを施されCentaurよりリリース。フラン
チェスカッティ、D・オイストラフをはじめとする大御所たちから絶賛さ
れているスターリクの超絶技巧(全34曲/8台のヴァイオリンを使用)が
約70分収録されているこのCDはヴァイオリン・ファン必聴盤。1963年-
2003年の録音。

CRC 2729 \1880
L・V・ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品集-
チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2/《魔笛》の主題による7つの変奏曲
変ホ長調WoO.46/フォルテピアノのための《11のバガテル》Op.119/チェ
ロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
タンヤ・トムキンス(チェロ)、
エリック・ジヴィアン(フォルテピアノ)
トムキンスはハーグ王立音楽院でアンナー・ビルスマにチェロを学びオラ
ンダ・バッハ協会などの録音にも参加。また2001年国際ボートキー・コン
クールでは優勝を果たし、ソリスト、室内楽奏者として活躍中の女流奏者
である。

CRC 2745 \1880
J・ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
エルンスト・フォン・ドホナーニ:六重奏曲ハ長調Op.37
ゲイリー・グレイ(クラリネット)、ニュー・ハリウッド弦楽四重奏団、
リチャード・トッド(ホルン)、ロバート・ティース(ピアノ)
クラリネットのゲイリー・グレイは現在カリフォルニア大学ロサンゼルス
校(UCLA)の教授の任にあると同時に、コンサート・ホールでのリサイタ
ルやハリウッドのスタジオ・ミュージシャンとして幅広い活動を行っている。

CRC 2724 \1880
ジェローム・カーンの音楽 ――
ジェローム・カーン(1885-1945):
All the Things You Are/I Won't Dance/Dearly Beloved/I'm Old
Fashioned/Can't Help Lovin' That Man/Look for the Silver Lining
/Yesterdays/他 全15曲
オーデュボン弦楽四重奏団
これまでにも数々の世界初演を手がけてきたオーデュボン弦楽四重奏団が
アメリカ・ミュージカルの祖と言われるジェローム・カーンの作品を録音。
収録作品はチャールズ・ワイス、エリオット・ワイス、ハワード・シャッ
ツといった3人のアメリカ人作曲家もアレンジによるもの。2003年の録音。

CRC 2709/2710 2枚組 \3760
R・シューマン:室内楽作品集 ――
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63/同第2番ヘ長調Op.80/同第3番ト短調
Op.110/おとぎの絵本Op.113/民謡風の5つの小品Op.102/幻想小曲集Op.88
/3つのロマンスOp.94
ライオンズ・ゲート・トリオ
1988年のタングルウッド音楽祭がきっかけとなり活動を開始したライオン
ズ・ゲート・トリオはピアノ、ヴァイオリン、チェロによるアンサンブル。

CRC 2738 \1880
クラリネットとピアノのためのリサイタルのための作品集 ――
E・ボザ:イタリア幻想曲
G・グロヴレーズ:ラメントとタランテラ、コンチェルティーノ
A・ブロック:デネリアーナ
P・ゴーベール:幻想曲
M・デルマー:イタリア幻想曲Op.110
P・ガバイエ:ソナチネ
L・カユザック: オック地方の歌による変奏曲
J・マゼリエ:ファンタジー・バレエ
ジェームズ・ジョーンズ(クラリネット)、
カレン・バウマン・シュラボー(ピアノ)
ジェームズ・ジョーンズはアメリカ、カンザス州最大の都市ウィチタを本
拠地とするウィチタ交響楽団の首席奏者とウィチタ州立大学の教授をつと
めている。

CRC 2715 \1880
J・S・バッハの音楽 ――
J・S・バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調BWV.1027
同第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調BWV.1029/イギリス組曲第2番
イ短調BWV.807/前奏曲、フーガとアレグロ変ホ長調BWV.998
エミリー・ワルホウト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
バイロン・シェンクマン(チェンバロ)
1987年から2004年までKing's Noyseのメンバーとして活躍していた女流奏
者を中心に据えたバッハ・アルバム。

CRC 2750 \1880
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):
カーメラ/民謡組曲第1番より Bambalele e Espin Garda Two Brazilian
folk songs/Here's One African-American spiritual/サマーランド/
ヴァイオリンとピアノのための組曲/バレエ《レノックス・アヴェニュー》
より ブルース/Quit Dat Fool'nish/2つのカメオ/パストレッラ・トー
ン・ポエム
クリフォード・パントン(ヴァイオリン)、
ジェイソン・アルフレッド(ピアノ)
黒人霊歌や民謡を作品に取り込むなどアメリカ音楽界に新たな風を吹き込
んだスティルの作品集。ヴァイオリンのパントンはミネソタ大学音楽学部
で助教授をつとめている。

CRC 2756 \1880
レオ・クラフト(1922-):
クラリネット協奏曲/1楽章の交響曲/Jacob Wrestles with the Angel/
パシフィック・ブリッジ
ロジャー・サランダー(クラリネット)、
ズビグニェフ・カレタ(クラリネット)、
ジョエル・エリック・スーベン(指揮)、
イェルジー・コセック(指揮)、
モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団
ナディア・ブーランジェの下で作曲を学んだアメリカの作曲家クロフトに
よる管弦楽のための作品集。

CRC 2757 \1880
ロス・リー・フィニー(1906-1997):
2楽章形式の幻想曲/ヴァイオリン・ソナタ第2番/同第3番/Fiddle-
doodle-ad-8つのアメリカ民謡
ミランダ・クックスン(ヴァイオリン)、
トーマス・ザウアー(ピアノ)
ジョージ・クラムやウィリアム・ボルコムの指導も行ったミネソタ出身の
作曲家、フィニーのヴァイオリン作品集。

CRC 2758 \1880
イグナツ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):
メロディOp.8-3/愛の歌Op.10-2/メヌエットOp.14-1/幻想的クラコヴィ
アクOp.14-6/伝説Op.16-1/主題と変奏Op.16-3/メロディOp.16-2/夜想
曲Op.16-4/ピアノ・ソナタOp.21
サン・ミ・チャン(ピアノ)
ポーランドの初代大統領であり高名なピアニストでもあったパデレフスキ
が作曲したピアノ作品集。チャンはニュー・ヨーク・タイムズ誌でも取り
上げられた韓国の女流ピアニスト。

CRC 2766 \1880
ポール・ベン・ハイム(1897-1984):ピアノ、室内楽のための作品集
ピアノのための音楽Op.53/ヘブライの旋律による変奏曲Op.22/カムジン
/パストラーレ・ヴァリエOp.31b/ピアノのための音楽Op.67/
即興と舞曲Op.30
ジラ・ゴールドシュテイン(ピアノ)、
エホナタン・ベリック(ヴァイオリン)、
インバル・セゲフ(チェロ)、
アレクサンドル・フィッタースタイン(クラリネット)
現代イスラエルの作曲家ポール・ベン・ハイムのCRC 2507(第1巻)に続く
作品集第2巻。

CRC 2776 \1880
D・スカルラッティ:10のソナタ(ハープ版)
スーザン・ミロン(ハープ)
アメリカの女流ハープ奏者ミロンがスカルラッティの鍵盤作品を自らハー
プ版にアレンジしレコーディングを行ったディスク。CRC 2637の13のソナタ
に続く第2弾。

CRC 2722 \1880
ロバート・コーガン:Aflame in Flight、セラン・ポートレート
ポッツィ・エスコット:リルケの3つの詩、ラメントゥス、エリアI
ニュー・イヴェンツ・アンサンブル、クラレモント弦楽四重奏団、他
アメリカの現代作曲家コーガンとエスコットの作品集。





<APR>
APR 5513 \1750
ワルター・ギーゼキング-初期協奏曲録音集Vol.3 ――
F・リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124(録音:1932年10月31日)
C・フランク:交響的変奏曲M.46(録音:1932年10月31日)
E・グリーグ:
ピアノ協奏曲イ短調Op.16(録音:1937年4月28日&10月13日)
ゆりかごの歌Op.68-5(録音:1937年4月29日)、
フランス風セレナードOp.62-3(録音:1937年4月29日)
ワルター・ギーゼキング(ピアノ)、
ヘンリー・J.ウッド(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ハンス・ロスバウト(指揮)、ベルリン国立歌劇場管弦楽団

APR 5525 \1750
エドウィン・フィッシャー
モーツァルト・ピアノ協奏曲録音集Vol.3(録音:1933年-47年) ――
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330、
幻想曲ハ短調K.475、ロマンス変イ長調K.Anh.205
J・ハイドン:ピアノ協奏曲ニ短調Hob.XVIII-11
エドウィン・フィッシャー(ピアノ&指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヨーゼフ・クリップス(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

APR 5559 \1750
フィオレンティーノ・エディション第5巻
セルジオ・ フィオレンティーノ(ピアノ)

APR 5565 \1750
ロナルド・スミス・プレイズ・ショパン(録音:1998年) ――
F・ショパン:
幻想曲 ヘ短調Op.49/夜想曲第13番ハ短調Op.15-1/スケルツォ第4番
ホ長調Op.54/舟歌嬰へ長調Op.60/夜想曲第4番ヘ長調Op.15-1/スケル
ツォ第3番嬰ハ短調Op.39/マズルカ第13番イ短調Op.17-4/ポロネーズ
第7番変イ長調Op.61/タランテラ 変イ長調Op.43/
バラード第4番 ヘ短調Op.52
ロナルド・スミス(ピアノ)

CDAPR 7012 2枚組 \3500
マイラ・ヘス-ア・ヴィネット(録音:1927年-45年) ――
W・A・モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
J・ハイドン:ピアノ・ソナタ第37番二長調Hob.XVI-37
F・シューベルト:
ピアノ・ソナタ第13番イ長調D.664、ロザムンデD.797より バレエ ト長調、
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898
J・ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87
マイラ・ヘス(ピアノ)、
レスリー・ヒュアード(指揮)、ハレ管弦楽団、
イェリー・ダラーニ(ヴァイオリン)、
フェリックス・サモンド(チェロ)、ガスパール・カサド(チェロ)

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06-01 No.13

2006年01月26日 17時03分28秒 | Weblog
<DELTA CLASSICS>
DCCA-0020 \2415
ベートーヴェン:交響曲第1番
ブラームス:交響曲第1番
(ベートーヴェン、ブラームス共に録音は13,July,1950)
フルトヴェングラー(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管
オランダ音楽祭に招かれた際の演奏を録音したもので、元々ディスクに録音
されたのか、テープに録音された後にディスクへ移されたのかは不明だが、
ブラ1ではディスクと思われる周期ノイズが数箇所あるものの、さほど長く
収録されていないのが救いである。
ブラ1は、録音が多く今まで発売された音源は13種類にも及び、とりわけ51年
のNDRとのものと翌52年のHMV録音(VPO)をフルトヴェングラーのブラ1の決定
盤に推す人も多い。
今回のACOとのものは隠れた名演として知られ、手兵のVPOやBPOと違いACOとの
演奏に不安を感じる人もいると聞くが、それは全くもって心配なく、当時から
一流と言われていたACOだけに巨匠の意図を完全に汲んでおり、自由自在に作
り上げる音楽は流石としか言いようがない。
ベト1は録音からも編成が小さいのが伺えるが、スピード感ある動きや明るい
弦の音色、木管の歌うような動きが印象的であり、ブラ1は全く逆の意図で全
体的には重い雰囲気で進められながらも野
暮ったい感じではなく、要所要所で聞かせどころ、締めどころを心得ておりや
はり十八番というしかないできである。上記NDR、VPO盤と比較しても決して劣
ることはない演奏です。
ベト1、ブラ1共に何回がCD化されてますが、現在は入手が困難な状態であり意
外にもACOとの演奏をお持ちでない方もまだいるのではないでしょうか?(今回
あえて当時の名称アムステルダム・コンセルトヘボウ管と明記しています)







<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72152 \2180
シューベルト:歌曲集「冬の旅」Op.89 D.911
クラウス・メルテンス(バリトン)
ティニ・マト(フォルテピアノ)
トン・コープマン指揮「J・S・バッハ:カンタータ全集」でバス・パート
のほとんどすべてを歌っている名歌手メルテンスによるシューベルトの名作
が登場。プロデューサーはコープマン、伴奏は彼の夫人マトが務めています。





<SRTADIVARIUS>
STR 33719 \2080
ハビエル・トレス・マルドナード(1968-):Exabrupto
Exabrupto(3つの楽器群、ピアニストと打楽器奏者のための;1998)
Tiento(チェロとエレクトリニクスのための版;2004)
The Unexpected Clock in the Mirrors
(ヴァイオリン、バスクラリネットとアンサンブルのための;2005)
Orior(ピアノ独奏のための;1997)
De Ignoto Cantu(バスクラリネット、トランペット、
打楽器、ヴァイオリン、チェロとエレクトロニクスのための;2004)
Luz(バヤンと弦楽四重奏のための;2000)
ロレーヌ・ヴァヤンクール(指揮)
ノーヴェル・アンサンブル・モデルン
カルロ・キアラッパ(ヴァイオリン)
ロッコ・パリージ(バスクラリネット)
ハビエル・トレス・マルドナード(指揮)
ディナミス・アンサンブル
カンディダ・フェリーチ(ピアノ)
アンドレア・カヴオート(チェロ)
ジェルマーノ・スクルティ(バヤン)
テルプシコルデス弦楽四重奏団
ハビエル・トレス・マルドナードはフランコ・ドナトーニとイヴァン・フェデ
レに師事したメキシコ出身イタリア在住の作曲家です。

STR 33726 \2080
現代イタリアのフルート三重奏曲集
ジョルジョ・ガスリーニ:Il triangolo(2004)
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ:Ison(2003)
イヴァン・フェデレ:Latinamix(1985/2004)
フランコ・ドナトーニ:Ciglio 2°(1984)
ルチアーノ・シャイー:Improvvisazione n.14(1999)
ブルーノ・ベッティネッリ:Aforismi(1989/2002)
アルド・クレメンティ:Due Canoni(1994)
トリオ・アルバトロス・アンサンブル
ステファノ・パッリーノ(フルート)
フランチェスコ・パッリーノ(ヴァイオリン)
マルコ・パリージ(ピアノ)

STR 11001 2枚組 \2080
コンスタンツォ・フェスタ(1490-1545):モテット集 Vol.1&2
主よ、われらの罪により責めたもうな/天使が羊飼いたちに言った
聖なるマリアよ救いたまえ/めでたし、いとも高貴なる人
フィレンツェよ、悔悟の時だ/来たりて神を崇めん/ナザレのイエス
われは御身をたたえる、主よ/御身の加護のもとに/神よ、異教徒らが
天よりにわかに/十字架の祭壇に/めでたし、慈悲深き処女
われはすばらしきものを見たり/われを解き放ちたまえ、主よ
ケース・ブケ&ジュゼッペ・マレット(指揮)
カンティカ・シンフォニア
ジョスカン・デプレ没後からパレストリーナ登場までのイタリアにおける最
も重要な作曲家の一人フェスタの、2枚のモテット・アルバムをセットにして
1枚分の価格でご提供いたします。





<GLISANDO>
779 055-2 \1850
新ローマ法王ベネディクト16世御前 バチカン・コンサート
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ から キリエ(+/++)
ゲオルク・ラッツィンガー:聖年のミサ から サンクトゥス(+/++)
メンデルスゾーン:まことに彼は御使いたちに命じ(+/++)
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス(*/++)
リスト:オラトリオ「キリスト」から 汝はペテロなり(*/++)
プフィツナー:
オペラ「パレストリーナ」から 第1幕前奏曲,第3幕前奏曲(*)
ヴェルディ:聖歌四篇 から テ・デウム(*/#)
ワーグナー:オペラ「タンホイザー」序曲(*)
クリスティアン・ティーレマン(指揮(*))
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ローラント・ビュヒナー(指揮(+))
レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊(++)
アテスティス合唱団(#)
収録:2005年10月20日、バチカン、パウロ6世ホール、ライヴ
ドイツのバイエルン州に生まれ、ミュンヘン教区司教から第265代ローマ法王
となったベネディクト16世のために、地元ミュンヘンと近郊のレーゲンスブル
クの演奏家たちが御前演奏を行った際のライヴ録音です。2004年にミュンヘン
・フィルの音楽監督に就任したティーレマンが手兵を指揮した演奏が注目され
ます。






<PNEUMA(ネウマ)>
PN-650 \2180
「アル・アンダルースのスーフィー」
ヌーバ・ラムル・ル・マーヤ
ヒジャーズ・アル・カビール
イブン・バーヤ
ハサン・アジャル(歌) サイード・ベルカディ(歌、ベンディール)
アルスデッセラム・アムラニ・ブコブザ(歌、タール)
オマル・メティウィ(ウード、歌) 
エドゥアルド・パニアグァ(中世フルート)
アフメド・アル・ガズィ(ラバーブ) 
モハメド・アグドゥール(デルブガ)
マグレブに残るアル・アンダルースの宗教歌の内に、中世スペインのスーフィ
ー(イスラーム神秘主義)儀礼を辿る試み。ウードのタクシーム(即興演奏)
の導入からヌーバに則って厳かに、また穏やかに演じられます。

PN-690 \2180
「アル・アンダルースの鼓動 アンダルシアとオリエンタルの打楽器」
Danza del ajedrez(チェスの踊り)
Palpito andalusi(アンダルシアのビート)
Respiracion azorada(騒がしい呼吸)/
Control de arritmia(リズムの不整のコントロール)
La fortaleza(力)/La egipcia(エジプトの女)/Los amantes(愛人)
Lamento enamorado(愛の悲しみ)/La novia(花嫁)/La ceremonia(儀式)
Escala de pleyades(プレヤデスのスケール)
Adelante al-Maya(アル・マーヤの向こうへ)/Danza azul(青い踊り)
エドゥアルド・パニアグァ
(パンデーロ、ナカーラス、ドゥムベク、ダフ、タール、レク、キリミア、
カヴァル、アハベバ、ファル、フラウタス・ア・ビセル・アルト、テノール、
カーヌーン)
ダビド・マヨラル
(デルブカ、ドゥムベク、エジプトのタブラ、ソムバティ、ドホッラ、パン
デーロス、ダフ、ベンディール、アタバル、カンターラ、レク、ソナハス、
マザル、カサベレス、カラケブス、チンバロス、バケタ・デ・ミムブレ、
パニュエーロ、シントゥローン・デ・バイラリーナ)
セルゲイ・サプリチョフ
(デルブカ、ドイラ、パンデーロ、トルコのデフ、タムボール、ナガラス、
カンターラ、プラティッロス)
アル・アンダルース音楽のリズム面の面白さをクローズアップした作品。
3人の名手が様々な打楽器を手に取り鮮やかなクロスビートを聴かせます。
セルゲイ・サプリチョフは多彩な活動歴を持つロシア生まれの奏者。曲目は
キリスト教側では聖母マリアのカンティガ集から数曲、イスラーム側からは
アル・アンダルース系のモロッコのトゥシア、カイム・ワ・ニスフ、チュニ
ジアのマルーフ等まで。

PN-750 \2180
アルムエーダノ(ムエッズィン) アザーン-祈りへの召喚
モハメド・ベッラク、エル・アラビー・セルギーニ、
アッゼディーネ・アル・バドリ、
ムハマド・ズギル、ハッサン・アジャル、サイード・ベルカディ(朗誦)
エドゥアルド・パニアグァ(カーヌーン)
モスクのミナレット(尖塔)で唱えられるムアッズィン(朗誦者)のアザーン
(礼拝への召喚の祈りの朗誦)を集めたアルバム。異なる旋法で唱えられたア
ザーンに臨場感豊かな環境音がバックに入ります。メディナ、メッカ、カイロ、
アレッポのようなイスラーム諸国の各地から、スペイン諸都市(セビーリャ、
コルドバ、トレド、サラゴサ、アルメリア、ムルシア)の朗誦まで。後者の多
くはアル・アンダルースのモードで唱えられ、フラメンコと似通って聞こえる
所も少々。17曲中4曲、パニアグァがカーヌーンでアザーンを伴奏、または
独奏でパラフレーズしています。

PN-760 \2180
Hilal
Hali Bihi Yahlu / Bein elnakhil / Halat wayd / Hilal al Saba /
Zaman al-Nahawand / Taalim Huviyya / Ishraq / Lil Ruh hadith /
Subhan el dayem
ナスィール・シャンマ&オユーン
ナスィール・シャンマ(ウード、指揮)
サビル・アブデル・サッタール(カーヌーン) 
ハニ・アル・バドリ(ナイ)
アル・ガンドール・フセイン、サイード・カマル、
ワリッド・ヤフヤ(ヴァイオリン)
イマデル・ディーン・アブデル・モニム(チェロ)
サラー・ラジャブ(コントラバス) 
オマル・ムスタファ(レク)
2004年に来日したイラク出身のウード奏者と彼のアンサンブルの新作で、来日
時と同じコンセプトでスペインで行われたスタジオ録音です。

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06-01 No.12

2006年01月25日 18時54分33秒 | Weblog
<ARTS>
●ARCHIVESシリーズ
43049 \1500
「ヘルマン・バウマンの古典派ホルン協奏曲集」
レオポルド・モーツァルト:
2つのホルン・弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲 変ホ長調,
シンフォニア・ディ・カッチャ ト長調
ポコルニー:
2つのホルン、2つのフルートと弦楽合奏のための協奏曲 ヘ長調
ヴィット:2つのホルンと管弦楽のための協奏曲 ヘ長調
レスレル:ホルン協奏曲 ヘ長調
ヘルマン・バウマン(ホルン)
クリストフ・コーレル(ホルン)
マヒール・カカール(ホルン)
ヤープ・シュレーダー(指揮)
コンチェルト・アムステルダム
録音:1981年、
古典派のホルンのための珍しい協奏曲を集めている。レオポルド・モーツァ
ルト(1719-1787)はもちろんアマデウスの父。フランツ・クサヴァー・
ポコルニー(1729-1794)はボヘミア生まれ。フリードリヒ・ヴィット
(1770-1836)はベートーヴェンと同年生まれ、かつてベートーヴェン作
とされていた「イェーナ交響曲」の真の作曲者として知られている。フラ
ンツ・アントン・レスレル(1750頃-1792)もボヘミア生まれの作曲家。
ホルンは、20世紀後半を代表するホルン奏者の一人、ヘルマン・バウマン。
これらの曲を完璧に演奏している。ヤープ・シュレーダー率いるコンチェル
ト・アムステルダムの伴奏も見事の一言。

43066 2枚組 \3000
ケルビーニ: 歌劇「アバンセラージュ族」
ペーター・マーク(指揮)RAIミラノ交響楽団,合唱団
マルゲリータ・リナルディ(ノレム)、フランシスコ・オルティス
(アルマンゾール)、ジャン・デュプイ(ゴンザルヴ)、ジャック・
マール(アレマール)、エルマンノ・ロレンツィ(カレド)、他
録音:1975年1月15日RAI
貴重な音源が登場した。イタリアのフィレンツェ生まれでパリの重鎮となっ
たルイージ・ケルビーノ(1760-1842)が1813年に発表したオペラ「アバン
セラージュ族」である。15世紀のスペイン、グラナダを舞台にしたこのこ
のオペラは、長年忘れ去れていて、戦後も1956年にフィレンツェでイタリ
ア語訳で上演されたくらいであった。今回登場するのは、1975年1月15日に
RAIミラノが製作した録音で、オリジナルのフランス語によるものである。
名匠ペーター・マークの絶妙の指揮が味わえる。


●ARTS NEW HYBRID SACDシリーズ
47649-8(SACD-Hybrid) \2080
バッハ:管弦楽組曲全曲
ディエゴ・ファソリス(指揮)
イ・バロッキスティ
ARTSに様々なバッハの宗教曲を録音してきたファソリスが遂に器楽作品に
も着手しました。ARTSから発売された数々の録音によって、ディエゴ・ファ
ソリスの素晴らしい音楽性は、スイスのルガーノから世界へと広まった。
ファソリスのバッハは、しっかりとしたドイツ的構築を持ちつつも、響き
に適度な明るさと暖かみをもっている。その絶妙のバランスが多数の支持
者を生み出しているのである。この管弦楽組曲全曲においても、そうした
彼らの特徴は遺憾なく発揮されている。
SACD HYBRID(5.1サラウンド、2チャンネル、通常CD)での発売。

47666-8(SACD-Hybrid) \2080
「バターリア!」
ファンティーニ:
ソナタ・イン・コンチェルトのためのエントラータとインペリアーレ,
第2インペリアーレ
アテニャン:戦いのパヴァーヌ
スザート:パヴァーヌ「戦い」,ヘラクレスの踊り,ラ・モリク,
オルランド・ディ・ラッソ:
ベンディネッリ:ロッタ・オ・ソナタ
ガストルディ:勝利の愛、ガルシ:戦い
プレトリウス:戦いのクーラン,太鼓のヴォルト,ブランスル・ゲ、他
イジーノ・コンフォルツィ(指揮)
ティビチネス
バロック時代の戦いにまつわるブラス音楽を集めている。今回ARTS初登場
となるティビチネスは、古代ローマの宗教行事の吹奏楽団からその名をと
った団体で、16-17世紀の音楽を核としている。創設者のイジーノ・コン
フォルツィは、イタリアのポッジョ・ミルテート生まれの音楽学者、指揮
者、トランペット奏者。SACDでは5+1サラウンドの素晴らしい音響が楽し
める。

●ブルー・ライン24bit/96kHzシリーズ
47579 \1500
ドビュッシー:ピアノ作品集 第4巻
【練習曲集第1巻,第2巻(全12曲)、見つけだされた練習曲、ピアノの
ために(全3曲)、喜びの島、ハイドンを讃えて、エレジー】
ジャン=ピエール・アル
マンゴー(ピアノ)
先に全集で発売されたセットからの分売。好評をもって迎えられたジャン
=ピエール・アルマンゴーによるドビュッシーのピアノ作品集の完結編。

47709 \1500
ウィーンへの挨拶 -ウィーンのニューイヤー・コンサート
スッペ:「美しきガラテア」序曲
ヨハン・シュトラウスI:シュペール・ギャロップ Op.42
ヨハン・シュトラウス:
チク・タク・ポルカ op 365,
「こうもり」-ふるさとの調べよ,
「騎士パスマン」-パスマン・ワルツ,ハンガリー万歳 Op.332,
百発百中ポルカ,アンネン・ポルカ,ウィーンへの挨拶 Op.225
ヨゼフ・シュトラウス:うわごとワルツ Op.212
E.シュトラウス:テープは切られた Op.45
ツィーラー:気も晴ればれと Op.386,
「観光案内人」-美しく懐かしきドナウの町
レハール:「ルクセンブルク伯爵」-ワルツ間奏曲,
「ジュディッタ」-私の唇にあなたは熱いキスを
ペーター・グート(指揮)
ウィーン・シュトラウス音楽祭管弦楽団
イルディコ・ライモンディ(ソプラノ)
録音:2005年1月1日
2000年ニューイヤー・コンサート(品番:47604)以来のグートの新譜。
ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートは世界にあまねく有名だが、
あまりにイヴェント的になってしまったことに嘆く向きも多い。そんな人
にとって、このCDは,まさに本来のウィーンのニューイヤー・コンサート
の味わいを振舞ってくれるだろう。指揮に当たるグートは、ウィーン・ム
ジークアカデミーを卒業後、モスクワでオイストラフに学んだヴァイオリ
ンの名手。その後シュトラウスの作品への敬愛から、1978年にウィーン・
シュトラウス音楽祭管弦楽団を設立、今日、ウィーンにおいても、シュト
ラウス一家の音楽のスペシャリストとして筋金入り存在である。観光客向
けのシュトラウス演奏とは異なった、地元ウィーンの喜びに満ちた演奏が
聞ける。イルディコ・ライモンディはルーマニア出身のソプラノ、ウィー
ン国立歌劇場やフォルクス・オパーを中心に、ドイツ語圏で幅広く活躍し
ている。デジタル24bit/96khzの録音。

●レッド・ライン・シリーズ
47780 4枚組 \4320
モーツァルト:初期交響曲集
第1番変ホ長調K.16、第4番ニ長調K.19、第5番変ロ長調K.22、
第6番ヘ長調K.43、第7番ニ長調K.45、第8番ニ長調K.48、
第9番ハ長調K.73、第10番ト長調K.74、第12番ト長調K.110、
第13番ヘ長調K.112、第14番イ長調K.114、第15番ト長調K.124、
第16番ハ長調K.128、第17番ト長調K.129、第18番ヘ長調K.130、
第19番変ホ長調K.132、ニ長調K.100(62a)、
変ロ長調K.A nh.214(45b)、ト長調K.Anh.221(45a)「旧ランバッハ」、
ヘ長調 K.Anh.223(19a)、ガリマティアス・ムジクム K.32
クラウディオ・シモーネ(指揮)
イ・ソリスティ・ヴェネティ
録音:1991年,1994年,1996年,1998年
モーツァルトが1772年までに書いた初期の交響曲を集めている。第2番,
第3番は偽作で外されている。当時モーツァルトはヨーロッパ中を旅して
回っており、これらの作品からは、ドイツ、フランス、イタリアなどの音
楽を貪欲に吸収、紹介していくモーツァルト少年の姿が浮かび上がってく
る。シモーネは、それら様々な様式感を慎重に見極めた上で、伸びやかな
音楽を作り上げている。いずれも1990年代のデジタル録音。




<SION RECORDSレーベル(日本)>
SIONレコードは三絃(三味線)演奏家の野澤徹也氏の演奏を紹介するレー
ベルです。三味線による現代音楽を演奏したユニークなラインナップです。
SCD-012 \3150
三絃 野澤徹也3-三味線協奏曲
岡隆一郎:Moon-dewy flowers(1998年)〔1.臥待月、2.蝕、3.月の雫〕
杵屋正邦:浮拍子(1968年)-三絃三重奏曲
松岡長政:つれづれなる戦い(2003年)
マーティ・レーガン:虹の光-十七絃筝と三味線のための
長沢勝俊:三味線協奏曲
野澤徹也(三絃)
小濱明人(尺八)、
野澤佐保子(筝)
山本普乃(三絃)
上原潤之助(三絃)
原郷隆(篠笛)、元永拓(尺八1)、渡辺淳(尺八2)、
首藤久美子(琵琶)、田村法子(箏1)、山田由紀(箏2)、
久本桂子(十七絃箏)、多田恵子(打楽器)、盧 慶順(打楽器)
2006年リリースの3rdアルバム。「三味線のイメージを一新する、若き弦楽
器奏者」として、現代邦楽のみならずさまざまなジャンルの音楽ファンから
熱い注目を集める最新作。日本音楽集団の若手メンバーとの共演も注目!
若い柔軟な感性が、生命力の横溢する音楽に呼応、エネルギーを発散して
飛翔する。

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06-01 No.11-1

2006年01月24日 17時35分41秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \850
8.553972
ハイドン(1732-1809):<ピアノ変奏曲集>
アリエッタと20の変奏Hob.XVII:2/主題と6つの変奏「やさしく快適」
Hob.XVII:5/カプリッチョ「8人のへぼ仕立屋に違いない」XVII:1/ア
リエッタと12の変奏XVII:3/「神よ守りたまえ」による変奏曲
(Hob.XVIIa:1による)/ディヴェルティメント「先生と生徒」
Hob.XVIIa:1(4手ピアノのための)*
演奏/イェネ・ヤンドー(ピアノ)/ジュジャ・コラール(ピアノ)*
ピアノ・ソナタ全集を進行中のヤンドーによる、補完的な価値もある変奏
曲集。この1枚で変奏曲はほぼそろっており、モーツァルトやベートーヴェ
ンへとつながっていく古典派ピアノ変奏曲のルーツを聴くことができます。

8.555968
シュポア(1784-1859):<弦楽五重奏曲全集第4集>
弦楽五重奏曲第7番/弦楽六重奏曲/ポプリ
演奏/新ハイドン弦楽四重奏団 、
アティラ・ファルヴァイ(ヴァイオリン)、
シャーンドル・パップ(第2ヴィオラ)、
タマーシュ・ヴァルガ(第2チェロ) 
マルコポーロ8.223600からの移行発売。弦楽五重奏曲全集シリーズの完結
は、シューベルトやシューマンを思わせるロマン派の中軸作品(第7番、
1850年作曲)と、同時期のおだやかで美しい弦楽六重奏曲、ロシアの歌を
モティーフにメドレー化した「ポプリ」を収録。シュポア入門としても最
適の一枚です。

8.557023
モーツァルト(1756-1791):
セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」/同第6番「セレ
ナータ・ノットゥルナ」/ディヴェルティメント第10番「ロドロン伯爵家
の夜の音楽第1番」
演奏/ペッター・スンドクヴィスト(指揮)スウェーデン室内管弦楽団
3つの有名な作品を、ナクソスの常連となりつつあるスウェーデンのアンサ
ンブルが演奏。「セレナータ・ノットゥルナ」の力強いリズムなど、この
団体ならではの個性がしっかりと刻印されています。

8.557482
オルドネツ(1734-1786):<交響曲集>
交響曲イ長調/交響曲ト短調/交響曲ハ長調/交響曲ロ短調/交響曲ト短調
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)トロント・カメラータ
ウィーンに生まれ、モーツァルトとほぼ同時代を生きた作曲家の交響曲。
セレナーデ風の軽快で室内楽的な作品であり、いかにも貴族階級に人気があ
りそうな気品で満ちあふれています。

8.557503
ストラヴィンスキー(1882-1971):
<ロバート・クラフト・コレクション-ストラヴィンスキー作品集第5集>
バレエ音楽「プルチネルラ」(伊語歌詞、英語対訳付き)/バレエ音楽
「妖精の口づけ」
演奏・歌/ロバート・クラフト(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団(プルチネルラ)、
ロンドン交響楽団(妖精の口づけ)、
ダイアナ・モンタギュー(メゾ・ソプラノ)、
ロビン・レゲイト(テノール)、マーク・ビーズリー(バス)
KOCH INTERNATIONAL CLASSICSからの移行発売。スペシャリスト、クラフト
の指揮によるシリーズ5枚目は、ペルゴレーシなどバロック期の作曲家を
ベースにした「プルチネルラ」(声楽付きの全曲)、チャイコフスキーの
ピアノ曲や歌曲をベースにした「妖精の口づけ」という、珍しいカップリ
ングです。

8.557627
<ルネッサンス期ドイツの宗教&世俗音楽集>
グレノン:
Nova vobis gaudia フィンク: もしも私が鷹だったら / 見よ、この嘆願
する献身的な人々を
イザーク(伝承):
キリエ(ミサ 「Je ne fay plus」より) / グローリア(ミサ「Je ne
fay plus」より)
イザーク:Fille, vous avez mal garde
デュファイ: もしも顔が青いなら
ジルベール:ファンファーレ「もしも私が鷹だったら」
バルビロー:愉快な歌
フルダ:おお、ユピテル / おお、天の乙女 / 幸福な日
ビーム: 聖霊よ来たれ
作曲者不詳:
もしも顔が青いなら(デュファイ作による) / 歌詞のない歌 / 乙女よ、
主イエス・キリストを守りたまえ / 魂の合唱/おお、武装したユダよ
/ 私の心は喜びに満ち / 同(ミリケン編曲) / おお、なにゆえ民衆は
/ 聖母マリアがわれらの傍らに / 聖霊よ来たれ / だから私はこの地に
とどまる / この地に / 幸福な日 / 主の栄光は天地に満つ / 友よ、
私のすてきな友よ (ジルベール編曲) (ドイツ語歌詞、英語対訳付き)
演奏・歌/アダム&ロテム・ジルベール(ディレクター)
チャラメッラ・インストゥルメンタル&ヴォーカル・アンサンブル
15世紀から16世紀にかけて、ドイツで生まれた(もしくは流行した)聖歌
と民衆歌、舞曲などを集めた1枚。デュファイがミサ曲に転用した「もし
も顔が青いなら」は、ルネッサンス音楽の定番人気曲だと言えるでしょう。
演奏はアメリカの古楽グループで、曲の素朴さもさることながら多様な楽
器のサウンドも魅力です。

8.557727
ボリス・チャイコフスキー(1925-1996):
ピアノ協奏曲/クラリネット協奏曲/星座のお告げ(ソプラノ、ハープシ
コードと弦楽オーケストラのためのカンタータ)(ロシア語歌詞、英語対
訳付き)
演奏・歌/ティムール・ミンバエフ(指揮)
ロシア音楽院室内管弦楽団、
オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ……ピアノ協奏曲、ハープシコード……
星座のお告げ)、
アントン・プリスチェパ(クラリネット)、
イヤナ・イヴァニロヴァ(ソプラノ)、
イリーナ・ゴンチャロヴァ(ハープシコード)、
パヴェル・アルフョロフ(コントラバス)
20世紀、旧ソ連およびロシアの中核的な存在あり、交響曲など多くの作品
が日本の一部ファンに愛されてきた作曲家。この録音はボリス・チャイコ
フスキー協会のサポートで実現したもので、プロコフィエフ風のピアノ協
奏曲や抒情的なクラリネット協奏曲など、この作曲家を知る一枚としても
最適の3曲を収録しています。
-
8.557728
モーツァルト(1756-1791):
レクィエム(ジュスマイヤー版)/洗礼者聖ヨハネ祭のためのオッフェル
トリウム「女より生まれし者として」/四季斎日のオッフェルトリウム
「主よ憐れみたまえ」*ラテン語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
ライプツィヒ室内管弦楽団、ゲヴァントハウス室内合唱団、
ミリアム・アラン(ソプラノ)、アンネ・ブター(メゾ・ソプラノ)、
マルクス・ウルマン(テノール)、マーティン・スネル(バス)
デンマークに生まれ、チェリビダッケや“合唱の神様”エリック・エリク
ソンらに師事した指揮者と、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のメンバ
ーから成る室内オケほかの演奏。現代楽器でありながらモーツァルトのオ
リジナル書法を再現し、劇的な音楽を構築しています。

8.557732
ゴンベール(c.1495-c.1560):
わが主は取り去られた/8つのマニフィカト(第1旋法)/われは唯一の天
主を信ず/モテット「バビロン川のほとりで」/生のただ中にあって
サルヴェ・レジーナ(plainchant mode 1)/同(diversi diversa orant)
/ジョスカンの死を悼む哀歌「いと偉大なるユピテルの娘ムーサたちよ」
*ラテン語歌詞、英語対訳付き
歌/ジェレミー・サマリー(指揮)オックスフォード・カメラータ
ジョスカン・デ・プレに師事して数多くのミサ曲などを残したフランドル
の作曲家による、壮麗なポリフォニー作品集。8声の「われは唯一の天主
を信ず」(Credo)をはじめ、代表作と呼ばれる曲を集めました。オックス
フォード・カメラータはまたナクソスに名演を残してくれました。

8.557754
<英国テューバ協奏曲集>
グレグソン(1945-)、ステプトー(1953-)、ヴォーン・ウィリアムズ
(1872-1958)、ゴランド(1946-1993):テューバ協奏曲
演奏/ジェームズ・グーレイ(テューバ)、
ギャヴィン・サザーランド(指揮)ロイヤル・バレエ・シンフォニア
この楽器の協奏曲としては定番のヴォーン・ウィリアムズをはじめ、吹奏
楽シーンで有名なグレグソンとゴランドほかの作品を収録。ソリストはバ
ーミンガム市響、BBC響、チューリヒ・オペラなどを経て、現在は吹奏楽界
に絶大な人気を誇るプレイヤーです。

8.557764
ヘンデル(1685-1759):
水上の音楽(組曲第1-3番)/王宮の花火の音楽
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)アレイディア・アンサンブル
カナダのトロントを本拠として活動し、ナクソスではヴィヴァルディ、シャ
ルパンティエなど多くのバロック-古典派作品を録音している団体が、ヘン
デルの2大名曲を演奏。「王宮の花火の音楽」では自筆譜をあたってフラ
ウト・トラヴェルソを加えるという新解釈も。今後リリース予定のSACD
(6.110115)と同音源です。

8.557839J
大木正夫(1901-1971):交響曲第5番「ヒロシマ」/日本狂詩曲
演奏/湯浅卓雄(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団  
(録音・編集(24bit/48kHz):2005年5月東京、すみだトリフォニーホール)
音楽による魂の慟哭と叫び、日本人だからこそ生まれ得た傑作!
戦後60周年にあたる年、ナクソスは一つの意義深い交響曲を録音し、原爆
の惨禍を忘れてはならないという作曲家の思いと共に、永久に残します。
これまではカンタータ「人間をかえせ」が特に知られてきた作曲家、大木
正夫による交響曲第5番「ヒロシマ」。原爆の悲惨さを伝える絵画、丸木夫
妻の「原爆の図」に触発された悲痛な作品。カップリングは対照的に明る
い「日本狂詩曲」。湯浅卓雄とナクソス初登場の新日本フィルが見事に蘇
らせました。

8.559190
フェルドマン(1926-1987):弦楽四重奏曲 ※世界初録音
演奏/ザ・グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック
1994年にKOCH INTERNATIONAL CLASSICSからリリースされていた録音で、こ
れが世界初録音。78分35秒、静謐な音が続いていく典型的なフェルドマン
の音楽であり、1980年に初演したコロンビア四重奏団のメンバーも演奏に
加わっています。

8.559250
M.ブローワー(1940- ):
金色に輝く環/曼荼羅/鼓動:50周年記念のファンファーレ/想い出/シ
ズル
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、
エヴリン・グレニー(パーカッション)、
ケヴィン・プライス(トロンボーン) 
ヴァイオリン奏者としてオーケストラで演奏した後、ジョージ・クラム等
に師事して作曲家となったブローワーの代表作を集めた1枚。現在数多く
のプロジェクトに参加し、委嘱作を抱える彼女の存在は、ジョン・アダム
ズやマイケル・トークなど新しいオーケストラ作品を創造してきた作曲家
たちと共に、絶大な人気を誇っています。



<NAXOS OPERA>
8.660183-84 2枚組 \2000
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「イタリアのトルコ人」
歌・演奏/ナタレ・デ・カロリス(バス)、
ミルト・パパタナス(ソプラノ)、
マッシミリアーノ・ガリアード(バリトン)、
アメデオ・モレッティ(テノール)、ピエロ・ガルネラ(バリトン)、
ダミアーナ・ピンティ(メゾ・ソプラノ)、
ダニエレ・サンファルディーノ(テノール)、
マルツィオ・コンティ(指揮)
キエーティ・マッルチーノ劇場管弦楽団・合唱団
(合唱指揮:ファビオ・ドラツィオ)、
ジャンニ・ファブリーニ(フォルテピアノ)
※歌詞は<http://www.naxos.com/libretti/ilturco.htm>にアクセスして
PDFファイルをダウンロード。(伊語歌詞、英語対訳付き)
トルコの太守と気まぐれなイタリア女フィオリッラを中心とした恋愛話を、
コメディ・タッチで描いたロッシーニ初期の傑作。エキゾティックな設定
ながら音楽はロッシーニ節であり、イタリア・オペラ・ファンは必聴。イ
タリアの指揮者と若手歌手陣による鮮烈な演奏です。



<NAXOS HISTORICAL>
8.110994 \850
<ヴィルヘルム・フルトヴェングラー:商業録音集(1940-1950)第1集>
グルック(1714-1787):
歌劇「アルチェステ」-序曲(録音:1942年10月28日) 
モーツァルト(1756-1791):セレナード第10番「グラン・パルティータ」
(録音:1947年11月11日・26日、12月3日)
同 第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
(録音:1949年4月1日)
演奏/ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(グルック)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーたち(グラン・パルティ
ータ)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(アイネ・クライネ) 
ウォード・マーストン復刻。グルックは独テレフンケン、モーツァルトは
英HMVへの録音であり、コレクター提供による状態のいいSP盤から復刻しま
した。特にモーツァルトは1940年代のウィーン・フィル・サウンドを知る
上でも重要な選曲であり、フルトヴェングラーの録音としても珍しいもの
です。

8.111032 \850
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第6番「田園」(録音:1936年12月5日、ウィーン)/序曲「レオ
ノーレ」第2番(録音:1936年5月21日、ウィーン)/序曲「フィデリオ」
(録音:1934年5月21日、ロンドン)/序曲「コリオラン」(録音:
1938年9月12日、ロンドン)/バレエ音楽「プロメテウスの創造物」-序曲
(録音:1930年5月16日、ウェストミンスター)
演奏/ブルーノ・ワルター(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(田園、レオノーレ)、
BBC交響楽団(フィデリオ)、ロンドン交響楽団(コリオラン)、
ブリティッシュ交響楽団(プロメテウス) 
マーク・オバート=ソーン復刻。発売以来、半世紀以上も「田園」の名盤
とされ、「ワルターの田園」というブランドを作り上げた録音。新しい復
刻は最高のコンディションによるSP盤からのもので、細部まで音が伝わっ
てきます。これまでこの録音を愛聴してきたファンにも、おすすめです。

8.111101 \850
<ザ・ジーリ・エディション第12集 - ロンドン録音集1946-1947>
アレヴィ:歌劇「ユダヤの女」-ラシェルよ、主がお前の揺籃を私に与えた
時に ラロ:歌劇「イスの王」-嫉妬深い保護者を屈服させることができな
いからには…愛する者よ、今はもう トスティ:別れ マリー:アイル・
ウォーク・ビサイド・ユー カルディッロ:カタリ・カタリ-つれない心 
マスネ:歌劇「マノン」-一人になった!ああ消え去れ!いとおしき面影
よ!/歌劇「ウェルテル」-オシアンの歌「春風よ、なぜ私を目覚めさせる
のか」 ファルヴォ:君に告げよ 伝承曲:神の御子は今宵しも グルー
バー:きよしこの夜 シューベルト:アヴェ・マリア(エレンの歌その3)
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-おお、ローラよ(シ
チリアーノ) ショパン:愛の復活(12の練習曲Op.10-第3番「別れの曲」
より) チッタディーニ:子守唄/愛の郷愁 トスティ:秘めごと  
ウィリアムズ:ビダリータ ブチャルド:荷馬車屋の歌(民謡様式による
6つの歌より) ブラーヘ:この家に幸いあれ ペン:スマイリン・スル
ー(録音:1946-1947年、ロンドン) 
※英・仏・伊・ラテン・西・ナポリ方言・シチリア方言歌詞
(解説に歌詞は付いておりません)
歌・演奏/ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ライナルド・ザンボーニ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、
ハーバート・ドーソン(オルガン)、キティ・ウィルソン(ハープ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。シリーズ12枚目は晩年となっていく戦後
の記録であり、内面へと向かう表現を当時の最新技術録音で捉えたもの。
これまで同様に幅広いレパートリーから選ばれた曲であり、英語の歌も聴
くことができます。



<MARCO POLO>
8.225283 \1480
ヨハン・シュトラウスI世(1804-1849):<作品集第7集>
ワルツ「睡眠の治療法」/ギャロップ「若人の情熱」/ワルツ「ペスト地
区の思い出」/ギャロップ「カチューシャ」/ガブリエルのワルツ/ブー
ローニュのギャロップ/ペニヒ・ワルツ/ギャロップ「パリの謝肉祭」/
アイリス・ワルツ/独創的な分列行進/ワルツ「ベルリンの思い出」
演奏/エルンスト・メルツェンドルファー(指揮)
スロヴァキア・シンフォニエッタ・ジリナ 
ウィーン国立歌劇場でも常連となっているメルツェンドルファーが指揮を
した、全曲制覇を目指すシリーズ。その第7弾は、1830年代にさまざまな
委嘱や機会のため作曲されたワルツ、ギャロップなどを集めた1枚です。

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06-01 No.11-2

2006年01月24日 17時35分01秒 | Weblog
<CPO>
777020-2 \1450
ドゥシェク(1760-1812):<ピアノ・ソナタ集>
ピアノ・ソナタ「パリへの帰還」/同 「プロイセンのルイ・フェルディナ
ント王子の死に寄せる悲歌」/同 「告別」
演奏/マルクス・ベッカー(ピアノ)
ボヘミアに生まれ、ピアニストおよびピアノ作品を中心とした作曲家とし
て名を成したドゥシェク。それだけに作品は精緻な手法で書かれており、
ベートーヴェンと同様にピアノの発展を考えながら表現の限界を追究して
います。

777036-2 \1450
リース(1784-1838):<クラリネット室内楽曲集>
クラリネット三重奏曲/クラリネット・ソナタOp.29
クラリネット・ソナタOp.169
演奏/ディーター・クレッカー(クラリネット)、
アルミン・フロム(チェロ)、トマス・ドゥイス(ピアノ)
ベートーヴェンに師事したドイツ人、リースの名前は徐々に知られるよう
になり、cpoでは多くの作品をリリースしてきました。19世紀初頭に発展を
遂げてオーケストラでも定位置を確保したクラリネットのための作品集で、
珍曲発掘人のクレッカーによる、スタンダードな演奏です。

777072-2 \1980
ルードルフ・ニルセン(1876-1939):
バレエ音楽「ラシュミ、またはインドの愛の物語」/序曲「イサベラ」
演奏/ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
クイーンズランド交響楽団
有名なC・ニルセンと同時代を生きたルードルフ(血縁関係はなし)の作
風は大変に親しみやすく、後期ロマン派音楽の中核的な作品を残していま
す。インドに題材を得たバレエ音楽は、やや異国趣味を感じさせる1920年
代の作品です。

777106-2 \1980
アッテルベリ(1887-1974):
ヴァイオリン協奏曲/ヴェルムランド狂詩曲(「イェスタ・ベルリング物
語」からのスウェーデンの民俗モティーフによる)/序曲
演奏/ロジャー・エップル(指揮)
ベルリン放送交響楽団、ウルフ・ヴァーリン(ヴァイオリン)
交響曲全集(777118-2)や弦楽作品集(777156-2)もリリースされ、知名
度が高まっているアッテルベリ。1910年代、キャリアの初期に書かれたヴァ
イオリン協奏曲や交響曲第1番と共に初演された序曲などを収録しています。

999923-2 2枚組 \2900
サイグン(1907-1991):<弦楽四重奏曲全集>
弦楽四重奏曲第1番/同第2番/同第3番/同第4番(断片)
演奏/ダネル弦楽四重奏団
1947年から90年までに書かれた4つの弦楽四重奏曲を2枚に集約。20世紀ト
ルコでのリーダー的な作曲家であり、cpoでも交響曲などを紹介。バルトー
クを思わせる作風により、室内楽ファンに強い印象を残す作品集です。

999978-2 \1450
レーヴェ(1796-186):<歌曲とバラード全集第20集>
誠実/マホメットの歌/外へ!上へ!下へ!/ヨハン・フォン・ネーポム
ク/若者の祈り/英雄の花嫁/ロレットの聖なる家/どこへ、おお魂よ、
あなたは急ぐ?/幻想曲付きグロッケンシュピール/あなたの瞳/清らか
で優しい心/命の限りあなたのために生きる/月光/起きよ!/歌曲集
Op.9、第9部 6つのリート-アフロディテに/同-こおろぎに/彼自身の
こと I/彼自身のこと II/竪琴に寄せて/花婿
歌・演奏/ローベルト・ヴェルレ(テノール)、
コート・ガーベン(ピアノ)
このシリーズ、久々のリリースは、レハールのオペレッタ「天文学者」
(999872-2)などで美声を聴かせたヴェルレのキャラクターを生かした選
集。サッフォーの詩による「アフロディテに」など、文学的要素の強い作
品も多い1枚です。



<FIRST EDITION>
FECD0004 \2080
ツウィリッチ(1939- ):
室内交響曲(録音:1992年9月17日)
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲*#(録音:1991年12月5日)
交響曲第2番「チェロ」*(録音:1989年9月22日) 
*印は世界初録音 #印はルイヴィル管弦楽団委嘱作品
演奏/アルバート=ジョージ・シュラム(指揮……室内交響曲)、
ローレンス・レイトン・スミス(指揮……二重協奏曲、交響曲第2番)、
ルイヴィル管弦楽団、
ハイメ・ラレド(ヴァイオリン)、シャロン・ロビンソン(チェロ)
ストコフスキーが指揮したアメリカ交響楽団でヴァイオリン奏者となり、
後にジュリアード音楽院でカーターとセッションズに師事した作曲家。
ピューリッツァー賞をとるほどの実力を持つ彼女の、1970年代から90年代
に至る3曲を収録しました。

FECD0006 \2080
ホヴァネス(1911-2000):
管弦楽のための協奏曲第7番#(録音:1954年5月11日)
交響曲第15番「銀の巡礼」(録音:1965年11月23日)
マニフィカト(録音:1961年4月26日・27日) 
※全曲世界初録音 #印はルイヴィル管弦楽団委嘱作品
演奏/ロバート・ホイットニー(指揮)
ルイヴィル管弦楽団、
オードリー・ノサマン(ソプラノ)、トーマス・イースト(テノール)、
エリザベス・ジョンソン(アルト)、リチャード・デイルズ(バリトン)、
ルイヴィル大学合唱団 ウォルター・O.ダーリン合唱指揮
東洋的・中近東的な音楽で知られるホヴァネス。ルイヴィル管のために作
曲された協奏曲第7番(1953年)、日本の雅楽とインドのラーガをミック
スさせた「銀の巡礼」(1963年)、ビザンツ(ギリシャ正教)の音楽スタ
イルを取り入れた「マニフィカト」(1957年)の3曲を収録。なお、一部
はモノラル録音です。



<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0003 \1750
ナンカロウ(1912-1997):弦楽四重奏曲第3番 
リゲティ(1923- ):弦楽四重奏曲第2番 
デュティユー(1916- ):弦楽四重奏曲「夜はかくのごとく」 
(ライヴ録音:2005年4月9日、ロンドン、ウィグモア・ホール)
演奏/アルディッティ弦楽四重奏団
現代作品のスペシャリスト、アルディッティのライヴは、ナンカロウ晩年
の作品、もはや現代音楽の古典となりつつある1968年作曲のリゲティ作品、
そして1970年代の求心力に富んだデュティユー作品の3曲。ライヴならで
はの緊張感が、作品に秘められたパワーを表出します。

WHLive0006 \1750
<シューベルトの歌曲集>
シューベルト(1797-1828):
歌曲集「白鳥の歌」(第14番「鳩の使い」を除く)/たゆみなき愛/羊飼
の嘆きの歌/秘めごと/ガニュメート/竪琴弾きの歌/さすらい人の夜の
歌「山々に憩いあり」/ミューズの息子
(ライヴ録音[BBCアーカイヴ]:1991年、ロンドン、ウィグモア・ホール)
歌・演奏/ペーター・シュライヤー(テノール)、
アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
2005年にさよなら来日公演を行ったシュライヤーが老練の領域へと入って
きた時期に、伴奏ピアニストとしての地位を確立した時期のシフと共演し
たライヴ録音(日本公演を思い出す方も多いでしょう)。BBCの提供による
このコンサートは「白鳥の歌」を中心とした選曲に、2人の美学が表れて
いるプログラムです。

WHLive0008 \1750
<シューベルト、マーラー、R・シュトラウスの歌曲集 - マーガレット・
プライスのウィグモア・ホール・デビュー・ライヴ&25周年記念ステージ>
シューベルト(1797-1828):
君こそわが憩い/ます/盲目の少年/恋をするもののさまざまな姿/テュ
ーレの王/糸を紡ぐグレートヒェン 
マーラー(1860-1911):
子供の魔法の角笛-ラインの伝説/同-だれがこの歌を作ったのだろう/同-
美しいトランペットが鳴り響く所/同-この世の生活 
R.シュトラウス(1864-1949):
4つの歌-ひそやかな誘い/同-憩え、わが心/同-ツェツィーリエ/同-あ
すの朝/5つの歌-懐かしい面影/5つの素朴な歌-あなたは私の心の王冠
/6つの歌-あなたの眼差しが私を見たときから/8つの歌-献呈
(ライヴ録音[BBCアーカイヴ]:1987年、ロンドン、ウィグモア・ホール)
歌・演奏/デイム・マーガレット・プライス(ソプラノ)、
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
カール・ベームなど多くの名指揮者との共演で、日本でもファンの多いイ
ギリスのソプラノが、ウィグモア・ホールで行った記念コンサート。得意
とする3人の作曲家による歌曲は、すべてがその澄んだ美声によって浄化
されるような音楽になっています。名手パーソンズの伴奏も見事です。



<ARTHAUS MUSIK DVD>
102073 7枚組 \13300
仏・伊・西・日本語字幕付き
「リーヴィング・ホーム」20世紀の管弦楽曲(サイモン・ラトルのガイド
による音楽旅行)
ボックス・セット[以下の既発売商品を収録:102033/102035/102037/
102039/102041/102043/102045]
NTSC方式/画像構成比4:3/音声方式:PCMステレオ/全7巻350分
(+オーディオ・トラック)
片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
好評発売中の7枚をボックス・セット化した商品で、ラトルが自らレクチャ
ーをし、指揮もするテレビ・シリーズのDVD化。クレーメルやオッターほか、
ソリストとして登場する顔ぶれも超一流です。なお今回、日本語帯はあり
ませんが、貼付の特別シールにある応募券でお申込みいただいた方に各集
7枚分の帯を無料で送付します。



<OPUS ARTE DVD>
OA0921D 2枚組 \4750
モーツァルト(1756-1791):
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(伊語歌詞)/エクストラ・フィーチャー
[キャスト・ギャラリー/オペラ概要] 
(ライヴ収録:2002年12月12日・17日、バルセロナ、リセウ劇場)
歌・演奏/ヴォイテク・ドラボヴィッチ、アナトーリ・コチェルガ、
レギーナ・シェルク、マルセル・レイヤンス、ヴェロニク・ジャンス、
クワンチュル・ユン、フェリペ・ボー、マリサ・マルティンス、
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)リセウ劇場オーケストラ・アカデミー、
ホルディ・カサス・イ・バイェル(合唱指揮)、
カタルーニャ音楽堂室内合唱団、カリスト・ビエイト(演出)
NTSC方式/画像構成比:16:9 Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/156分(オペラ150分、エクストラ・フィーチャー6分)
/英・仏・独・西・伊・カタルーニャ語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
「ニーベルングの指環」4部作のDVDで一躍日本のオペラ・ファンにも注目
されたマエストロ、ベルトラン・ド・ビリー&リセウ劇場(スペインのバル
セロナ)による上演ライヴ。舞台設定を現代に置き換えた2002年のプロダ
クションで、ドラボヴィッチやジャンスなど歌手たちの奮闘も聴きもの。
作品解釈に一石を投じるようなステージです。

OA0941D \2850
<ミケランジェリ・プレイズ・ドビュッシー>
ドビュッシー(1862-1918):
映像第1集/映像第2集/前奏曲第2集-第10番「エジプトの壺」/同-
第5番「ヒースの草むら」/子供の領分/
プラス[ドキュメンタリー:マエストリのマエストロ(ミケランジェリの
弟子たちをフィーチャーしたアーカイヴ・ドキュメンタリー)] 
(ライヴ収録[イタリア放送協会]:1962年、イタリア、トリノ)
演奏/アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
NTSC方式/画像構成比4:3/音声方式:LPCMモノラル/84分(演奏51分、
ドキュメンタリー33分)/ドキュメンタリーのみ英・仏・独・西・伊語
字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)
12月新譜のベートーヴェン(OA0939D)、2月新譜のショパン(OA0940D)
に続く、イタリア放送協会映像の第3弾。レコーディングも行っている
ドビュッシーの作品集ですが、その妙技を目で確認できるという貴重なも
のであり、ピアニストも含めたピアノ音楽ファンは必見です。

OA0942D 2枚組 \4750
モーツァルト(1756-1791):
歌劇「皇帝ティート(ティトゥス)の慈悲」(伊語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[オペラ概要/キャスト・ギャラリー/再び取
り上げられた傑作(ライナー・E・モーリッツによるドキュメンタリー。
シルヴァン・カンブルラン、ウルゼル&カール=エルンスト・ヘルマン、
スーザン・グレアム、ハンナ・エステル・ミヌティッロ、カテリーネ・ナ
グレシュタット、エカテリーナ・シューリナ、クリストフ・プレガルディ
エン、ジェラール・モルティエのインタビューを含む)]  
ライヴ収録:2005年5月・6月、パリ、パリ・オペラ座(パレ・ガルニエ宮)
歌・演奏/スーザン・グレアム、ハンナ・エステル・ミヌティッロ、
カテリーネ・ナグレシュタット、エカテリーナ・シューリナ、
ローラント・ブラハト、クリストフ・プレガルディエン、
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団、
ペテ・ビュリアン(合唱指揮)、
ウルゼル&カール=エルンスト・ヘルマン(演出)
NTSC方式/画像構成比:16:9 Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/212分(オペラ148分、エクストラ・フィーチャー64分)
/英・仏・独・西・伊語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
モーツァルト最後のオペラでありながら、なかなか上演の機会が少ない作
品を、ガルニエ宮のオペラ座が取りあげて好評だった公演。ミニマルな舞
台セットも含め話題となった新演出であり、皇帝を歌うプレガルディエン、
セストを歌うグレアムなど歌手陣も絶賛されました。

OA0944D 2枚組 \4750
ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「シンデレラ(チェネレントラ)」(伊語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[キャスト・ギャラリー/オペラ概要/洞察
- ウラディミール・ユロフスキ&サー・ピーター・ホール] 
ライヴ収録:2005年6月2日・4日、イギリス、グラインドボーン歌劇場
歌・演奏/ラクエラ・シーラン、ルチーア・チリッロ、
ルクサンドラ・ドノーセ、ネイサン・バーグ、
ルチアーノ・ディ・パスクワーレ、マキシム・ミロノフ、
シモーネ・アルベルギーニ、
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
(コンサートマスター:ピーター・シェーマン)、
グラインドボーン合唱団、バーナード・マクドナルド(合唱指揮)、
リチャード・バーカー(フォルテピアノ/通奏低音)、
スーザン・ビアー(チェロ/通奏低音)、
ポール・キンバー(コントラバス/通奏低音)、
サー・ピーター・ホール(演出)
NTSC方式/画像構成比:16:9 Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/187分(オペラ156分、エクストラ・フィーチャー31分)
/英・仏・独・西・伊語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
グラインドボーン音楽祭のライヴ収録で、現音楽監督ユロフスキの指揮、
そしてグラインドボーンには欠かせないピーター・ホールの演出によるス
テージ(上演当時「黄金のスタンダード」という批評が出ました)。ユロ
フスキとホールに焦点をあてた特典映像も、オペラ・ファンにはうれしい
ものです。



<JUXTAPOSITIONS>
DVD9DS15 \1900
英・仏・独・西・蘭・日本語字幕付き
ブーレーズ(1925- ):フィルム「エクラ」(フランク・シェファー監督)
[リハーサルの準備/作品の特徴/指揮者への選択肢の可能性/音楽家の
意志表示/楽器の響き/音楽の隠喩としての魚/鏡のような中央/ポール・
クレーの絵画/時間と空間との類似性/まるで木が大きくなる様に成長する
作曲の過程/傑作の不思議/作品の演奏]/フィルム「シュル・アンシーズ、
ピエール・ブーレーズのレッスン」(アンディ・ソマー監督) [イントロ
ダクション/反響と妙技(第1部)/ラ・グレン(種子)/ラ・ジフル(平
手打ち)/ル・カレイドスコープ(万華鏡)/ジグザグ/パヴロフの条件
反射/「移行部」:カリブの休日/大混合(第2部) - ストロボスコープ
/再度「平手打ち」へ/再度「パヴロフ」へ/ばらばらに壊れた終り]
(「シュル・アンシーズ」全曲演奏付き)(収録:1999年11月、パリ、シ
テ・ド・ラ・ミュージック(シュル・アンシーズ、ピエール・ブーレーズ
のレッスン)
演奏/[エクラ]
エド・スパンヤール(指揮)オランダ・ニェーウ・アンサンブル 
[シュル・アンシーズ]
ピエール・ブーレーズ(指揮)
アンサンブル・アンテルコンタンポランの9人のソリストたち
NTSC方式/画像構成比:[エクラ]4:3、[シュル・アンシーズ]16:9
/音声方式:ドルビー・デジタル2.0/142分/ブックレット(PDFファイル)
:仏、独、西、日本語版/片面二層ディスク(DVD9)
20世紀最高の作曲家のひとり、ブーレーズの作曲作法や音楽の秘密に迫る
ドキュメンタリー映像を2本収録。あまりに精緻な作品を生み出すその頭
脳には驚嘆するばかりですが、その裏側を知る大きなチャンスでしょう。
1960年代の作品である「エクラ」(輝き)は偶然性の手法を導入したもの
で、構築の過程を追うことにより作曲者の音楽性と目的が把握できます。
現代作品のファンは必見のおもしろさです。



<NAXOS JAZZ LEGEND>
8.120809 \850
デューク・エリントン:第9集
「ブラック・ブラウン&ベイジュ」オリジナル・レコーディングス1943-1945
[Rockin' In Rhythm / Boy Meets Horn / Hop, Skip and Jump / Do
Nothing Till You Hear From Me / Blue Skies / Mood Indigo / Three
Cent Stomp / Caravan / It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That
Swing) / Creole Love Call / Rose Room / BLACK, BROWN AND BEIGE
(Highlights) [Work Song / Come Sunday / The Blues / West Indian
Dance / Emancipation Celebration / Sugar Hill Penthouse] /
Carnegie Blues]
デヴィッド・レニック復刻。ラジオ「ワールド・プログラム・サービス」
の音源(11トラック)とVictorへ録音した「BLACK, BROWN AND BEIGE」ほ
かをカップリング。「ロッキン・イン・リズム」「ムード・インディゴ」
「スイングしなけりゃ意味がない」といったおなじみのナンバーも演奏さ
れていますが、26歳のディジー・ガレスピーがトランペット・セクション
に参加しているパフォーマンスもあり、ジャズ史の記録としても貴重な内
容です。

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06-01 No.10-1

2006年01月23日 17時14分42秒 | Weblog
<若林工房レーベル>
WKLC-7001/02 2枚組 \2680
シューベルト:
ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D.959
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
録音:1996年11月26日、東京芸術劇場(D.959)
2002年11月10日、横浜、フィリアホール(D.960)(コンサート・ライヴ録音)
STEREO/Digital録音、発売元:若林工房
神童ピアニストとしてセンセーショナルにデビュー、以来、順調にその才能を
開花させ、欧米で大活躍を続けているリフシッツの日本公演より、シューベル
ト最晩年の傑作ソナタ2曲を組み合せたアルバム。第20番のソナタはリフシッ
ツ19歳時の記録で、その年齢からは信じられない深みをたたえた音づくりはま
さに天才の証。その6年後の録音である第21番のソナタでは、さらなる深まり
と成熟を見せており、一人の芸術家の成熟の過程を示す文字通りの「記録
(record)」となっています。
コンスタンチン・リフシッツ
1976年、ウクライナ生まれ。モスクワのグネーシン特別音楽学校で名教授タチ
アーナ・ゼリクマンに師事。13歳でモスクワ・デビュー、ロシア文化財団の
「ニュー・ネームズ」の一員に選ばれ、国内外での演奏活動を開始。イタリア、
ドイツなどでセンセーショナルな成功を収める。その後ロンドン(王立音楽院)
やイタリアでも研鑽を積み、世界各地でリサイタルやオーケストラとの共演で
活躍。2006年にはザルツブルク音楽祭への出演も予定されている。これまでに
クレーメル、ヴェンゲーロフ、ジョセフォヴィッツ、ハレル、マイスキー、タ
ーリヒ四重奏団などと室内楽を共演。共演した指揮者は、スピヴァコフ、テミ
ルカーノフ、ハイティンク、マリナー、ノリントン、インバル、ロストロポー
ヴィチなど。
13歳時に録音したCDが1995年のドイツ・エコー・クラシック最優秀新人賞を
獲得。94年録音の「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲」(DENON)が96年度
の米グラミー賞にノミネートされるなど録音面でも高い評価を受けている。





<Profil>
PH 05025 \2080
モーツァルト:
クラリネット協奏曲 イ長調K.622
モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」 K.165
交響曲第29番 イ長調K.201
ジリ・リノット(Cl)、ドリス・ハーゲル(Sop、指)
カペラ・ヴァイルブルゲンシス
録音:2004年10月
お城の町として、そして城内で行われるコンサートで知られるドイツ・ヴァ
イルブルク。その城内教会を根拠として活動するカペラ・ヴァイルブルゲン
シスが18世紀の響きでモーツァルトの典雅な世界を再現しています。曲目の
良さも特筆すべきで、さながらお城で行われた一夜のコンサートのよう!躍
動感で一杯の演奏を、素晴らしい録音でお楽しみいただけます。

PH 05002 \2080
コントルダンス-ドレスデンの宮廷から
デルペッシュ:3ペアのためのコントルダンス 他全17曲
レ・ベルリノワ<ベアトリックス・ヘルハマー(バロックVn)、
シルビア・ロージン(バロックOb、バロックFl)、
アンドレアス・フェッター(バロックVc)、
クリステン・アギッテ(Perc)、
ザビーネ・エルトマン(Cem、音楽監督)>
録音:2003年7月
中世以来の選帝侯の地位を誇ったフリードリッヒ・アウグスト1世
(1670-1733)は自国の文化振興に熱心だったため、ドイツの他領からはも
とより、遠くアルプスを超えて音楽の先進国イタリアからも多くの音楽家
たちが参集しました。宮廷で催されたダンスのための音楽を、ちょうど一夜
の宴のように配列して収録したのがこのCDです。幸い当時使用された楽譜や
舞踏法の資料は今日まで伝えられていて、レ・ベルリノワの古楽器演奏はこ
うした資料を十分に踏またものです。冒頭からウキウキしてくるようなとて
も生命力豊かな演奏なので、ただ聴いているだけでももちろんシアワセな気
分を味わえます。

PH 05014 \2080
ロベルト・シューマン:
アベッグ変奏曲ヘ長調op.1 
パピヨン(蝶々)op.2 
ダーヴィド同盟舞曲集op.6
スザンネ・グリュッツマン(P)
録音:2001年11月
若き日のシューマンを代表するピアノ作品3作が収録されています。グリュッ
ツマンは10代からツヴィカウのシューマン・コンクールなど各地で催される
コンクールに入賞し続け、1989年のミュンヘン国際コンクールの優勝で決定
的な名声を確立しました。現代ドイツを代表するピアニストの一人とみなさ
れています。快速なパッセージを涼しく弾き進めていくテクニック。そして
スローパートをじっくり聞かせる奥行きのある解釈。饒舌さとは無縁である
ことで、却って燃え上がるロマン派の息吹を確かに伝えてくれる、そんな演
奏がここにあります。

PH 05015 \2080
ヨーゼフ・スーク:弦楽オーケストラのためのセレナード 変ホ長調op.6 
ドヴォルザーク:
弦楽オーケストラのためのセレナード ホ長調op.22 
スラブ舞曲 ホ短調op.72-2 
スラブ舞曲 ハ長調op.46-1
フォルカー・ハルトゥンク(指)
ヨーロピアン・ニュー・フィルハーモニック・オーケストラ
録音:2003年、2004年
19世紀から20世紀にかけて活躍したチェコの二大作曲家ドヴォルザーク
(1841-1904)とスーク(1874-1935)。若き日のスークは偉大な先輩の薫陶
を受け、後には師の娘を妻に迎えるなど、まさに血を分けた家族同様の交流
がありました。ドヴォルザークのセレナードはこのジャンルの代表的な作品
ですが、スークのセレナードもそれに遜色ない素晴らしい作品です。しかも
この作品を書いた時、スークはまだ18歳だったことを聞いたら驚きも2倍に
なるというものです。当初メランコリックに傾きがちだった作風が、生きる
喜びに溢れた作品へと変貌した蔭には師ドヴォルザークのアドヴァイスがあ
りました。ジュリアード出身でチェリビダッケにも師事したハルトゥングと
ENPOの淀みなく歌う演奏はそれぞれの作品の魅力をストレートに伝えてい
ます。

PH 04033 \2080
ルドルフ・ショック/最も美しいオペラ歌手1947-1953
なんと美しい絵姿-モーツァルト:『魔笛』 
花の歌-ビゼー:『カルメン』 
私はそこに母を見て-ビゼー:『カルメン』 
どこへ行ってしまったのか、私の青春の黄金の日々よ
-チャイコフスキー:『エフゲニー・オネーギン』 
インド人の歌-R.コルサコフ:『サトコ』 
クラインザックの伝説-オッフェンバック:『ホフマン物語』 
ああ、わが魂がどれほど-オッフェンバック:『ホフマン物語』 
ただお前にだけわが心は慄く-ヴェルディ:『トロヴァトーレ』 
見よ、薪の恐ろしい火を-ヴェルディ:『トロヴァトーレ』 
真っ赤に熟れて珠のよう-マスカーニ:『友人フリッツ』 
星は光ぬ-プッチーニ:『トスカ』 
なくな、リュー-プッチーニ:『トゥーランドット』 
誰も寝てはならぬ-プッチーニ:『トゥーランドット』 
目を閉じると-マスネ:『マノン』 
おお海から現われた楽園よ-マイアベーア:『アフリカの女』 
ああ、かくも素直で愛らしい-フロトー:『マルタ』 
父、母、姉妹、兄弟よ-ロルツィング:『ウンディーネ』 
さようなら、私の浮気な娘よ-ロルツィング:『ロシア皇帝と船大工』
ルドルフ・ショック(Tn)
ウィルヘルム・シュヒター(指)ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団、
ワルター・ジュスキント(指)ロンドン・フィル 他
録音:1947-1953年
1950年代にドイツ系テノールとして大変な人気を誇ったルドルフ・ショック
がまさに成功の階段を駆け上りつつあった時代の貴重なオペラアリア集です。
後に彼はその恵まれた容姿を活かしてスクリーンやブラウン管に活躍の場を
替えていきますが、このCDではオペラ歌手としてのショックの魅力をたっぷ
りと味わえます。有名曲目白押しの選曲でドイツ・オペラ界を席巻した甘い
テナーを聴けるなんとも贅沢なアルバム!

PH 04044 \2080
グリゴリ・フリート:モノ・オペラ「アンネ・フランクの日記」
サンドラ・シュヴァルツハウプト(Sop)、
ハンス・デッカート(指)エムスラント・アンサンブル
録音:2003年11月
ナチス・ドイツ下のオランダで逃避生活を余儀なくされるなかで綴られた余
りにも有名な日記をテクストとして作曲された独唱オペラが初めてこのCDに
収録されました。作曲者のフリート自身も旧ソ連のラーゲリに送られたとい
う経験の持ち主ですが、ロシアン・モダニズムの伝統も反映した音楽は思っ
たほど重くはありません。ソプラノのシュヴァルツハウプトはクラシック界
での活躍に止まらず、ポップスのジャンルでもチャートの50位以内にランク
するほどの多芸な歌手ですが、ここでは多感な少女の感情の動きを饒舌感な
く描き出しています。

PH 04022 \2080
コンチェルトとソナタ集/フリーデマン・ウットゥケ
カステルヌォーヴォ=テデスコ:協奏曲第1番ニ長調op.39 
ホアキン・トゥリーナ:ギターのためのソナタop.61 
ハイドン:ギターと弦楽のための協奏曲ニ長調 
フェルナンド・ソル:グランド・ソロop.14
フリーデマン・ウットゥケ(G)、
二コラシュ・パスケ(指)ハンガリー室内管弦楽団
イゴール・ジューコフ(指)新モスクワ室内管弦楽団
録音:1993年10月、1996年9月
洗練された語り口で、早すぎず遅すぎずのテンポ、しかも弾き崩すようなこ
とは決してしないオーソドックスな演奏が楽曲本来の魅力を引き立てている
のがこの録音の一番の魅力といえるでしょう。
共演者として他のアーティストから人気が高いのもこのCDを聴いたならなる
ほど頷けるはずです。3曲目のハイドンは「リュートと弦楽」というのがオ
リジナルの編成なのですが、ギターの特性にあわせたウットゥケの編曲の
おかげで実に楽しい聴きものになりました。

PH 04023 \2080
イタリアのギター協奏曲
・ルッリ:ギターとオーケストラのための協奏曲イ長調 
パガニーニ:ギターと弦のためのロマンス イ短調 
ヴィヴァルディ:ギターとオーケストラのための協奏曲 ニ長調 
ボッケリーニ:ギターと弦楽四重奏のための五重奏曲 ホ短調
フリーデマン・ウットゥケ(G)、
イゴール・ジューコフ(指)新モスクワ室内管弦楽団
録音:1992年、1993年
ヴィヴァルディからカルッリに至るおよそ200年ほどのイタリアのギター協
奏曲を集めたアルバムです。かねてより共演を重ねてきたソリストと指揮
者、管弦楽が一体となったオーソドックスで爽やかな演奏を楽しめます。

PH 04024 \2080
ダンサ・エスパニョーラ(スペイン舞曲集)
グラナドス:スペイン舞曲集op.37-5 
アルベニス:アストゥリアスop.47-5 
ソル:魔笛の主題による変奏曲 
グランド・ソロop.14 ウェドリッヒ:ギターのためのソナタ 
ペルナンブーコ:マシセ・チョーロ 
プホル:悲しみのプレリュード
フリーデマン(G)
録音:1995年6月、2004年10月
このアルバムではスペインと南米(ブラジル、アルゼンチン)の作曲家の
作品を聴き比べることができます。ペルナンブーコやプホルの南米組の曲
はスペインの作品の暗いパッションとはまた異なった純化されたメランコ
リーを帯びていて、それがウィットゥケのテンペラメントと殊更に合って
いるようです。

PH 04025 \2080
コユンババ
ドメニコーニ:コユンババ 
ヴィラ‐ロボス:5つの前奏曲 
トゥリーナ:ギターのためのソナタop.61 
グラナドス:スペイン舞曲第5番o
フリーデマン・ウットゥケ(G)
録音:1997年、1999年、2003年
820世紀も押し迫った1990年代にわが国に紹介され、以後ギターソロの定番
名曲となったのが、ここで演奏されている「コユンババ」。コユンババと
はトルコに実在した隠者の名で、寄せては返すフレーズの繰り返しが心地
よい瞑想に誘うかのようです。新時代の名曲をドイツの名ギタリスト、ウッ
トゥケの端正な演奏が引き立てています。





<Ondine>
ODE 1062 \2080
ヨウニ・カイパイネン(1956-):
ホルン協奏曲作品61,チェロ協奏曲第1番作品65
ハンヌ・リントゥ(指)フィンランド放送交響楽団
エサ・タパニ(Hrn) マルコ・ユロネン(Vc)
録音:2005年1月3日-4日(ホルン協奏曲)、
2005年1月5日、7日文化の家(ヘルシンキ)
0モーツァルトがクラリネット協奏曲を献呈したシュタードラー(悪人?)の
ように、優れた協奏曲の背景には優れた奏者の存在があります。フィンラ
ンドの作曲家による協奏曲が多数書かれるようになったのも、優秀な器楽
奏者がフィンランドにいることと関係があります。フィンランドを代表す
る作曲家のひとり、カイパイネンのホルン協奏曲は、フィンランド放送交
響楽団の奏者、エサ・タパニ(1968-)の求めにより、作曲されました(委嘱
者はオウル交響楽団)。ホルンという楽器には、“ドイツの森”をイメージ
させること以上に、より柔軟に役割が与えられています。“ジプシー音楽”
を回顧するページ。ラルゲットでは、リヒャルト・シュトラウスを思わせ
る瞬間も。カイパイネンの音楽は、さまざまに表情を変えます。チェロ協
奏曲は、ニューヨーク・コンサート・アーティスツ・ギルドとフィンラン
ド放送の共同委嘱作。激しい情熱、静かな祈り。付点リズムの音楽はアメ
リカへのオマージュでしょう。この作品はマルコ・ユロネンに献呈されま
した。





<ORFEO>
ORFEO 622051(SACD-Hybrid) \2250
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):
クラリネット協奏曲変ロ長調
協奏交響曲第1番変ホ長調
協奏交響曲第2番変ホ長調
ディーター・クレッカー(第1 Cl) ジュゼッペ・ポルゴ(第2 Cl)
ヨハネス・メースス(指)プフォルツハイム南西ドイツ室内O.
録音:2003年10月29-30日、2004年2月23-28日オーベルデアディンゲン、
ラウレンティウス・エヴァンゲリスト教会
モーツァルトがクラリネットのための傑作を書いたアントン・シュタード
ラー。弟ヨハンとともに稀代の名手として知られた彼ら。モーツァルト作
品の出版者として音楽史に名を残すホフマイスターもまた親交があり、こ
ちらの協奏交響曲とクラリネット協奏曲を書いています。クラリネット協
奏曲ではモーツァルトに先駆けて、かくも高度に技巧的な書法がみられる
のは驚くべきこと。パッセージの多くにモーツァルトの原型がみられます。
また、当時流行していたスタイルの協奏交響曲。清清しい弦楽オケの調べ
に載せて、2本のクラリネットの掛け合いが楽しさいっぱい。
未知の作品を掘り当ててきたクレッカーが教え子のポルゴの協力(ヨーロ
ッパ中のアーカイヴを奔走して楽譜を探し当てたそうです)を得て、リリ
ースにこぎつけました。クラリネットの伸びやかな音色の魅力がSACDでよ
りいっそうお楽しみいただけます。





<ELOQUENTIA>
EL 0504 \2180
バーンスタイン:2つの愛の歌 他
コープランド:エミリー・ディキンソンの12の詩
ジェイク・ヘギー:深い欲求-賞賛された4つの劇的な歌
ジョイス・ディドナート(Ms)  フランセス・シェリー(Fl)  
デイヴィッド・ゾーベル(P)
ロッシーニのオペラでなどで大活躍中のジョイス・ディドナート。彼女は、
柔らかく深い声のメゾ・ソプラノ。
アメリカの若手作曲家ヘギーの歌曲はこれまでもスーザン・グラハム、ド
ーン・アップショウ、などによって 広く歌われていますが、ジョイス・
ディドナートの爽やかな歌い方はなんとも気持ちがよい。また、バーンス
タインやコープランドの作品も彼女のストレートな表現がいきいきと軽快
に仕上げています。

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06-01 No.10-2

2006年01月23日 17時14分00秒 | Weblog
<Hanssler>
98 222 \1650
Winter Moods
1,シベリウス:テンペストOp.109-前奏曲
2,作者不詳/トロット
3,シューベルト:冬の旅D.911-凍った涙
4,ヴィヴァルディ:四季-冬
5,チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」OP.71
6,ハイドン:オラトリオ「四季」
1,ドミートリ・シトコヴェツキ(Vn)
ネヴィル・マリナー(指)  アカデミー室内O.
2,マリオン・ココット(Hfl) 他
3,アンドレアス・シュミット(Bs) ルドルフ・ヤンセン(P)
4,アイオナ・ブラウン(指&Vn)アカデミー室内O.
5,リリング(指)シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム,
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ 他
「オータム・ムーズ(98 225)」に続くHansslerレーベルからリリースされる
コンピレーション・アルバム、「ウィンター・ムーズ」。寒い季節を乗り
切るためのハーティーなアルバムです。

98 491 \1650
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 Op.67
ワインベルク:ピアノ三重奏曲 Op.24
ヴェープリク:3つの民族舞曲 Op.13b
ドミートリー・シトコヴェツキー(Vn)、ダーヴィド・ゲリンガス(Vc)、
ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)
4シトコヴェツキー、ゲリンガスという旧ソ連出身のユダヤ系大演奏家の魅
惑の共演。作品もユダヤの旋律を用いているショスタコーヴィチのトリオ
と、ユダヤ人ゆえにスターリンに殺されそうになったふたりの天才、ワイ
ンベルクとヴェープリク。演奏も説得力満点です。





<WERGO>
WER 6560 \1850
トビアス・PM・シュナイト(1963-):
プレリュードI:ハーモニックな邂逅
鏡のケージの中の気味の悪いシーン
垂直の地平線
私は時間の淵の上で踊っているI
孤独な僧の瞑想II
ペーター・ルンデル(指)
ムジークファブリーク、カール・ロスマン(Cl)、
ウルリヒ・レーフラー(鍵盤)
1998年にゲーテ・インスティトゥートの招聘で京都に演奏旅行に訪れたこ
ともある、トビアス・PM・シュナイトの作品集です。2曲目の「鏡のケージ
の中の気味の悪いシーン」は、鏡張りのケージの中に閉じ込められたらど
のような音楽が聴こえるか、というもの。江戸川乱歩の「鏡地獄」という
短編に同じような設定の話があり、最近実相寺昭雄監督によって映画化さ
れたことでも記憶に新しいものです。半音階などを多様し、強迫観念的で
半狂乱な仕上がり。曲の終結は、狂乱の末の死を感じさせるもの。演奏も
一流アーティストに恵まれ、このうえなく倒錯的で怪しげな世界が広がっ
ています。

WER 6677 \1850
ヴォルフガング・リーム(1952-):
天球をまわる天球
問いかけ
ルーカス・ヴィス(指)アンサンブル・レシェルシェ、
サロメ・カンマー(Ms)
鋭く硬く美しい響きの作品集。1曲目の「天球をまわる天球」は、宇宙にい
るかのような錯覚をおぼえる音響です。2曲目の「問いかけ」は、5曲から
なる組曲で、それぞれリームの親友の描く絵に着想を得て作曲されました。
どれもちょっとこわい感じの響きですが、リームの世界を堪能できる一枚
です。





<BIS>
BISSA 1471(SACD-Hybrid) \2250
J. S. バッハ:カンタータ全集 Vol.30
第51番「すべての国よ、神を誉め讃えよ」BWV51
新発見のアリア「神と共にすべての事に当り」BWV1127
ボーナス(ステレオのみ):結婚カンタータBWV210より「歌たちよ」
キャロリン・サンプソン (Sop)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
SACDハイブリッド盤。昨年6月にワイマールで発見されて話題となった大バ
ッハ未知のアリア。ガーディナーにより一部が世界初録音されましたが、
今回BCJが全12節すべてを録音。キャロリン・サンプソンの美声を堪能でき
ます。ボーナス・トラックは「結婚カンタータ」(BIS-1411)からのアリア
ですが、通常層のみに入っています。ご注意下さい。

BISSA 1429(SACD-Hybrid) \2250
フルート名曲集
プロコフィエフ:フルートソナタ ニ長調Op.94
シューベルト:「しぼめる花」による変奏曲
デュティーユ:ソナチネ
ジョリヴェ:リノスの歌
シャロン・ベザリー (Fl)、ロナルド・ブラウティハム(Pf)
精力的な録音を繰り広げるフルートの女神シャロン・ベザリー。今回はフ
ルート・レパートリー中でも王道中の王道の名作ばかりを集めた魅力的な
ラインナップ。いずれも難曲ばかりですが、シャロンは余裕の解釈で、彼
女の凄さが納得できます。さらにプロコフィエフのようにピアノがフルー
トと互角に渡り合う作品では、ブラウティハムの巧さと音楽性がシャロン
に全くひけをとらない名手ぶりを示しています。

BISSA 1475(SACD-Hybrid) \2250
蜂の巣からの蜜-ダウランド:リュート歌曲
あふれよ、わが涙 
悲しみよ、とどまれ 
彼女は私の過ちを許してくれるだろうか 
彼の金髪も時が銀髪に 
私は見た、あの人が泣くのを 
早まって死んではならない 
悲しめ、昼は闇に去った 
時の長男、すなわち老い 
おお優しい森 
さようなら、あまりに美しく貞節な人 
時は静止して 
愛の神の目を閉じた 
ダフネはあまり純潔ではなかった 
誰よりも私だけをあの世に 
アポロが初めてダフネを 
愛の神よ、見つけたことがあるなら 
愚かな蜜蜂が
エマ・カークビー(Sop)、アンソニー・ルーリー(lute)
婦唱夫随のカークビーとルーリーが、彼らに最もふさわしい曲を集めたア
ルバムを最新録音。円熟のカークビーがさりげなくも魔術のような巧さ。
その優しさ、透明さは涙がでるほどの美しさです。

BIS 1373 \2080
ソラブジ:100の超絶技巧練習曲より第1-25番
フレドリク・ウレーン(Pf)
インドの血を引く、音楽史上超奇人にして超天才カイクシュルー・ソラブ
ジ。「100の超絶技巧練習曲」は1940-44年に作曲され、全曲の演奏時間が
7時間かかるという一大奇作。これに本業は医者であるスウェーデンの超
絶名手フレドリク・ウレーンが挑みました。当アルバムはその4分の1を
集めていますが、複雑の極み、不可能なまでの難しさはまさにウレーンの
みが再現可能と申せましょう。難解ながらも麻薬的美しさに満ちています。

BIS 1457 \2080
グリーグ:歌曲集 Vol.5
4つのデンマーク語のロマンス Op.10 
ペール・ギュントから3つの歌 Op.23 
山とフィヨルドからの思い出 Op.44 
ドラックマンの6つの詩 Op.49 
シンプルな歌 EG147
モニカ・グロープ(Ms)、ロジャー・ヴィーニョルズ(Pf)
フィンランドのベテラン、グロープによるグリーグの第5集。「ペール・
ギュントからの3つの歌」には、グリーグ自身がピアノ伴奏にした「ソル
ヴェイグの歌」が入っているのが嬉しい。滋味溢れる名唱です。

BIS 1370 \2080
クラウジオ・サントーロ:
交響曲第4番「平和」-Cho付 (1954)
同第9番 (1982)
ポンテイウ (1953)
フレヴォ (1953/82)
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO、同Cho
ブラジルの作曲家クラウジオ・サントーロ (1919-1989)は14篇の交響曲を
残した大シンフォニスト。12音技法にも関心を示しましたが、このアルバ
ムに収められているものはブラジルの民族主義的なものばかり。左寄りだ
った彼は旧ソ連と親しく、交響曲第4番は1956年にモスクワで演奏され、
ハチャトゥリヤンに激賞されました。感動的な内容です。





<MEMORIES>
ME1069/70 2枚組
ベートーヴェン:交響曲第1番、交響曲第2番
テンシュテット指揮
トロント交響楽団 1977年9月メンシー・ホール、
ベートーヴェン・ウィーク・オープニング公演ライヴ
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、エグモント序曲
テンシュテット指揮
北ドイツ放送響 1979年10月アスコーナ音楽週間聖フランチェスコ・ライヴ
今、最も支持率の高い巨匠テンシュテット。完全初出のベートーヴェン、第1、
第2を含む大歓迎のライヴ録音。トロント交響楽団がヨーロッパの歴史ある団
体のように野太い音を聞かせてくれます。ゆったりしたテンポで紡ぎだされ
る、その充実度は、ベートーヴェン中期、後期の交響曲に劣りません。
「英雄」はイタリア、アスコーナにおけるライヴで定評あるものです。





<Forlane>
一昨年経営難により一時期倒産も危ぶまれていたForlaneレーベルですが
同じフランスの音楽流通会社であるDOM社にレーベルごと引き取られ、改め
て発売を開始致しました。尚、以前発売されていたアイテム全てが再発に
は至っておりませんので、ご了承下さい。

FOR16854 \1800
ラフマニノフ:
前奏曲Op.3-2
ラフマニノフ:10の前奏曲Op.23
ラフマニノフ:13の前奏曲Op.32
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(Pf) 2004年録音
ここ数年繰り返しの日本での演奏により地道にファンを増やしている
ピアニスト エル=バシャ。音楽への一途な探究心から奏でられる繊細な
響きは深い感動を呼び起こします。

●下記は旧譜のご案内です。管理番号等に以前発売時と差異がございます。
お気をつけください。

FOR16522 \1800
ラヴェル:ピアノ協奏曲 
エル・バシャ M.スーストロ指揮ペイ・ド・ラ・ロワールO

FOR16615 \1800
ショパン:ポロネーズ集 
フランス・クリダ

FOR16624 \1800
ショパン:ピアノ協奏曲第1、2番 
F.クリダ W.ミフニェフスキ指揮バルソビエO

FOR16647 \1800
シューベルト:白鳥の歌 
ヨセ・ヴァン・ダム ヴァレリー・アファナシェフ(Pf)

FOR16729 \1800
ショパン:マズルカ集 
フランス・クリダ(Pf)

FOR16730 \1800
プーランク:歌曲集 
フェリシティ・ロット(Sop)

FOR16737 \1800
ラヴェル:ピアノ作品集 鏡、夜のガスパール 他 
エル=バシャ(Pf)

FOR16760 \1800
オッフェンバックからプーランクまで歌曲集 
フェリシティ・ロット(Sop)

FOR16786 \1800
ルイス・ヴィエルヌ:ミサ・ソレムニス 
F.バルドー指揮パリ国立歌劇場少年合唱団

FOR16792 \1800
サン=ジョルジュ:4つのヴァイオリン協奏曲 
スイス・イタリア放送O

FOR16811 \1800
ドイツの作曲家による歌曲集 R.シュトラウス、ブラームス他 
フェリシティ・ロット(Sop)

FOR16833 \1800
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 
エル=バシャ S.ザンデルリング指揮ブルターニュO

FOR16845 \1800
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 
エル=バシャ S.ザンデルリング指揮ブルターニュO

FOR213141 2枚組 \2700
リスト:ピアノを中心とした作品集
F.クリダJ.C. カザドシュ指揮ルクセンブルク放送O

FOR213143 2枚組 \2700
リスト:ピアノを中心とした作品集
F.クリダ J.C.カザドシュ指揮ルクセンブルク放送O

FOR216774 2枚組 \2700
ヴェルディ:オテロ 
M.プライス、M.マヌグエッラ A.ロンバール指揮ボルドー国立O

FOR268052 2枚組 \2700
R.シュトラウス:カプリッチョ 
F.ロット、T.アレン プレートル指揮シュトゥツトガルト放送O

FOR316591 3枚組 \3780
サティ:ピアノ作品集 フランス・クリダ(Pf)

FOR316747 3枚組 \3780
モーツァルト:木管協奏曲集 
G.プレートル指揮パリ国立歌劇場O

FOR416804 4枚組 \4500
シューベルト:交響曲全集 
アラン・ロンバール指揮スイス・イタリア放送O

FOR916700 9枚組 \10000
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 
エル=バシャ(Pf)

FOR126817 12枚組 \12000
ショパン:ピアノ作品全集(作曲年代別) 
エル=バシャ(Pf)




<MEMBRAN>
MEMBRAN 223488 10枚組 \2250
レクイエム・ボックス
モーツァルト、ケリビーニ、ブラームス、ヴェルディ、ドヴォルザーク
フォーレ、デュリュフレ、シュニトケ
様々なアーティスト

MEMBRAN 223489 10枚組 \2250
J.S.バッハ:オルガン作品集
ヘルムート・ヴァルヒャ
1947,1950-52年録音

MEMBRAN 223500 10枚組 \2250
ミケランジェリ・ボックス Voi.2

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06-01 No.9

2006年01月20日 15時56分10秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CDC-3467342 \2080
ショパン:ワルツ集(14曲)
ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ
スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
現代の巨匠が紡ぎだすピアノの表現力の極地現代最高のコンサート・ピアニ
ストして世界的に評価されるコヴァセヴィチによるワルツ作品の名曲です。
大家の演奏は作品の素晴らしさを十二分に堪能させてくれる文句なしの名演
です。4月には来日しベートーヴェン、シューベルト、ベルクの作品を演奏
する他、アルゲリッチ演奏の協奏曲で指揮者としても登場予定です。

CDC-3444382 \2080
パーセル:メアリー女王のための音楽
メアリー女王の誕生日のためのオード「来たれ、汝ら芸術の子ら」
アンセム「イェルサレムよ、主をほめたたえよ」
メアリー女王の誕生日のためのオード「愛の女神は盲目なり」
メアリー女王の葬送のための音楽(1965)(4曲) 他
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
スティーヴン・クレオベリー指揮
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
英国が誇る合唱団によるパーセルの代表作パーセルが親しく仕えたメアリー
女王のための音楽は英国のバロックを代表する作品として広く親しまれてい
る代表作です。キングズChoの新録音はまさに決定盤としてお薦めできる作品
です。

CDC-3472122 \2080
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集
フルート協奏曲Op.10(全6曲)
フルート協奏曲イ短調
フルート協奏曲ニ長調
エマニュエル・パユ(フルート)
オーストラリア室内管弦楽団、リチャード・トグネッティ指揮
最高峰のフルーティスト、パユのバロック協奏曲の代表作フルート作品を次々
と開拓してその魅力を伝えてくれるパユ。彼が遂にヴィヴァルディの名曲を
完成させました。「海の嵐」「夜」「ごしきひわ」の名前の付いた作品を含
む作品10の協奏曲集などヴィヴァルディの主要なフルート協奏曲を収録し
たアルバムは、有名度にひきかえ最近は新録音が少なかったレパートリー。
フルート、バロック・ファンだけでなく、クラシック・ファンなら是非ご注
目いただきたいアルバムの登場です。近年評価高まるオーストリア室内との
ツアーから本作品が生まれました。

CDS-3446432 2枚組 \3000
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集(6曲)
ト長調K496, *変ホ長調K498「ケーゲルシュタット」、 変ロ長調K502
ホ長調K542、 ハ長調K548、 ト長調K564
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ニコライ・ズナイダー(ヴァイオリン)
キリル・ズロトニコフ(チェロ)
*フェリックス・シュヴァルツ(ヴィオラ)
*マティアス・グランダー(クラリネット)
モーツァルト・イヤーに合わせてバレンボイムが若手の実力者、ズナイダーと
ズロトニコフをしたがえて新録音を完成させました。(05年9月ベルリン
で収録)モーツァルトのピアノ三重奏曲はコンサートでもしばしばとりあげら
れる名曲であり、さらにピアノ、クラリネット、ヴィオラという編成の「ケ
ーゲルシュタット」まで収録した本セットはクラシック・ファン納得の2CDに
なりました。ズナイダーはデンマーク出身の注目をあびるヴァイオリニストで
(75年生)世界のトップ・オケとの客演でひっぱりだこの存在。ズロトニ
コフはベラルーシのミンスク出身で音楽一家に生まれた。イェルサレムQの
創立メンバーで特に室内楽の分野で期待の高まる若手チェリスト(27歳)。
シュヴァルツとグランダーは92年以来バレンボイムが音楽総監督を務める
ベルリン・シュターツカペッレの主席奏者達。素晴らしい室内楽作品の登場
です。


<EMI DENMARK>
CDC-3543362 \2080
ミカラ・ペトリ/四季
ヴィヴァルディ:「四季」(全4曲)
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ミカラ・ペトリ(リコーダー)
スウェーデン室内管弦楽団、トーマス・ドースガールド指揮
人気リコーダー奏者、ペトリの最新録音、新しい「四季」がやってきます
ペトリの久々の新録音です。今回の録音ではモーレンハウアーとメックのモ
ダン・リコーダーが使用され、バロック楽器と比べ、ダイナミックスと音域
の可能性を拡げた演奏が楽しめます。


<EMI CLASSICS>
CDM-5580182
ムソルグスキー:展覧会の絵
ショパン:夜想曲Op.9-1から3(3曲)
ラヴェル:夜のギャスパール
セルジオ・ティエンポ(ピアノ)
72年ベネズエラ生まれのティエンポは86年14歳での世界デビュー以来、
欧米、日本で大人気のピアニスト。録音も数多く紹介されましたが、今回の
EMI初録音も高度のテクニックと音楽性が要求される名曲で見事な演奏を
披露しています。


<EMI UK>
●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-3523462 2枚組 \1450
R.ロドニー・ベネット/THAT CERTAIN FEELING
ガーシュウィン:前奏曲第1-3番
リチャード・ロドニー・ベネット(ピアノ)
カーン(ベネット編):Smoke gets in your eyes 他
タックウェル(ホルン)
リチャード・ロドニー・ベネット(ピアノ)、
ニール・リチャードソン指揮 他
3月29日70歳をむかえるロドニー・ベネットによるショウ・ミュージック

CZS-3523562 2枚組 \1450
エリック・コーツの音楽
組曲「3人のエリザベス」、 組曲「ロンドン」、 
行進曲「コーリング・オール・ワーカーズ」、 「森の精」、 
「眠っているようなラグーンのほとりで」、
「シンデレラ幻想曲」、 行進曲「ダム・バスターズ」 他
グローヴズ指揮、 マッケラス指揮、 キルビー指揮

CDZ-3523922
アディンセル:ワルソー・コンチェルト
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
*R.R.ベネット:オリエント急行殺人事件(抜粋) 
ダニエル・アドニ(ピアノ)、*R.R.ベネット(ピアノ)

CDZ-3523942
エルガー:エニグマ変奏曲、序曲「南国にて」、 序奏とアレグロ
エードリアン・ボールト指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

CDZ-3523982
ギルバート&サリヴァン・ハイライツ
「ミカド」、「近衛騎兵隊」、「イオランテ」、
「ゴンドラの漕ぎ手」他からのアリア他
マルコム・サージェント指揮

CDZ-3523992
ケテルビー:管弦楽作品集
ペルシャの市場にて、 修道院の庭で、 ジプシーの少年 他
ジョン・ランチベリー指揮
アンブロジアン・シンガーズ、フィルハーモニアO. 

CDZ-3524052
MUSIC OF THE FOUR COUNTRIES
マッカン:山と湖の国、 E.スミス: The Wreckers 他
アレクサンダー・ギブソン指揮
スコットランド国立管弦楽団

CDZ-3524072
RULE, BRITANIA!
エルガー:威風堂々 第1番、 第4番、 アルフォード:後甲板にて 他
チャールズ・グローヴズ指揮
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団


<VIRGIN CLASSICS>
VC-3351302 \2080
シェーンベルク:浄められた夜
ベルク/ミュラー編 :
ピアノ・ソナタ ロ短調Op.1(弦楽六重奏のためのトランスクリプション)
R.シュトラウス:弦楽六重奏曲-「カプリッチョ」より
アルテミス四重奏団
ナターシャ・プリシェペンコ & ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)
エカールト・ルンゲ(チェロ)
*トーマス・カクシュカ(ヴィオラ)
*ヴァレンティン・エルベン(チェロ)
*(アルバン・ベルク四重奏団メンバー)
気鋭の四重奏団、アルテミスのヴァージン・レーベルへの3作目。昨年の来
日でも聴衆の大拍手と絶賛のコンサート評を獲得してその存在感をあらてめ
て焼き付けた彼ら。師とあおぐアルバン・ベルクQメンバーとの共演が実現。
独墺系新旧アンサンブルの記念碑的録音を完成させました。05年7月に亡
くなったカクシュカ最後の公式録音ともなってしまったアルバムです。六重
奏の名曲2曲とメンバーのミュラーの編曲によるベルク作品を加えてファン
必携の録音となりました。
 




<MERIDIAN>
CDE84494 \1850
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob
XVIII:11
フー・ツォン(ピアノ、指揮)
イェルジ・スヴォボダ(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
以前ビクターから国内盤も発売されたことのある個性的名演です。第1楽章の
異様な遅さが話題になりました。長い間ファンの間では語り草になっていた
録音ですが、ようやく入手しやすくなりました。

●フー・ツォン(ピアノ)の旧譜
CDE 84390 \1850
シューベルト:12のドイツ舞曲(レントラー集)op. 171 D790/ソナタ第21
番変ロ長調D960/20のワルツ(最後のワルツ集)op. 127 D146から第
15-18番/ディアベッリのワルツによる変奏曲他
フー・ツォン(P)

CDE 84483/4 2枚組 \3700
ドビュッシー:「前奏曲・練習曲全曲」
前奏曲集第1・2集/練習曲集第1・2集
フー・ツォン(P)

CDE 84485 \1850
ドメニコ・スカルラッティ:32のソナタ
フー・ツォン(P)

CDE 84486 \1850
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482/第24番ハ短調K491
フー・ツォン(P、指揮)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア

CDE 84487 \1850
J.S.バッハ:パルティータ第4番ニ長調/
ヘンデル:ソナタト短調/協奏曲ト長調/組曲第7番ト長調/
D.スカルラッティ:
ソナタト長調K424/K425/K454/K455/ト短調K546/ト長調K547
フー・ツォン(P)

CDE 84488 \1850
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調op. 11/第2番へ短調op. 21
フー・ツォン(P)、
ムハイ・タン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア

CDE 84489 \1850
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467/第27番変ロ長調K595
フー・ツォン(P、指揮)、
シンフォニア・ワルシャワ

CDE 84490/1 2枚組 \3700
シューマン:アラベスクハ長調op.18/子供の情景op.15/クライスレリア
ーナop.16/蝶々op. 2/ダヴィート同盟舞曲集op. 6/森の情景op. 82
フー・ツォン(P)

CDE 84492 \1850
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K271/第12番イ長調K414
フー・ツォン(P、指揮)、
ポーランド室内管

CDE 84493 \1850
モーツァルト:幻想曲ハ短調K475/ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K457/
ロンドイ短調K511/ピアノ・ソナタへ長調K533/494/アダージョロ短調K540他
フー・ツォン(P)

●MERIDIANレーベル その他の新譜
CDE 84478 \1850
「英国ロマン派の三重奏曲」
トーマス・ダンヒル:三重奏曲 ハ長調
アーネスト・オースティン:三重奏曲第4番
ロザリンド・エリコット:三重奏曲第2番
アリス・ヴェルネ=ブレッド:幻想三重奏曲
サマーヘイズ・ピアノ三重奏団
アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)
キャスリーン・サマーヘイズ(ピアノ)
ジョゼフ・スプーナー(チェロ)
19世紀末から20世紀初頭の、英国のロマン派ピアノ三重奏曲集。ロザリンド・
エリコット(1857-1924)はケンブリッジ生まれの女性の作曲家。アリス・ヴェ
ルネ=ブレッド(1868-1958)は、サウスハンプトン生まれ、ドイツ系の両親の
娘。トーマス・ダンヒル(1877-1946)はロンドン生まれ、アーネスト・オース
ティン(1874-1947)もロンドン生まれ。いずれも珍しい作品ばかりである。

CDE 84503 \1850
「ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集」
ブラジル風バッハ第4番、赤ちゃんの家族 第1集、
ブラジルの魂、ブラジル風連作
クレイア・イルズン(ピアノ)
ブラジルの大作曲家、エイトール・ヴィラ=ロボスのピアノ作品集。クレリ
ア・イルズンはリオ・デ・ジャネイロ生まれ。17歳でロンドンに留学、アル
トゥール・シュナーベルの弟子のマリア・クルチョに学んでいる。現在、ブ
ラジルとヨーロッパで高い評価を受けている。

CDE 84522 \1850
「アレグリ/ミセレーレ・メイ」
アレグリ:
「神よ、我をあわれみたまえ」,「味わいて見よ」,
「マリアは天に昇りたもう」
パレストリーナ:神をほめたたえよ
フレスコバルディ:おお死の日
クワリアーティ:われは眠る
アガッツァーリ:喜び給え、乙女よ
パレストリーナ:舌よ歌え

ジョージ・ゲスト(指揮)
ケンブリッジ大学セント・ジョーンズ・カレッジ合唱団、
エイドリアン・ルーカス(オルガン)
名盤として名高いCDE 84163の再発売(CDE 84163でご注文いただいていた分
はキャンセルとさせていただきます)。パレストリーナとその後継者である
アレグリらの作品を集めている。ケンブリッジ・セント・ジョーンズ・カレ
ッジ合唱団は長い歴史を誇る名門で、こうしたレパートリーには打ってつけ
である。

CDE 84528 \1850
ロビン・アイルランド(1954-):作品集
組合せ(ペアリング)1,2,3
弦楽四重奏曲第1番「シェフィールドによる幻想曲」
スザンヌ・スタンツェライト(ヴァイオリン)
ロビン・アイルランド(ヴィオラ)
ルイーズ・ウィリアムズ(ヴィオラ)
バーナード・グリゴア=スミス(チェロ)
リンゼイ四重奏団
録音:2004年6月16、17日,2005年6月4日
ロビン・アイルランドは1954年英国生まれのヴィオラ奏者。先日惜しまれつ
つ活動を停止したリンゼイ四重奏団のヴィオラ奏者として長年親しまれ、ソ
リストとしても活躍している。1987年以来、作曲活動も盛んである。

CDE 84530 \1850
ハンス・ガル(1890-1987):室内楽曲集(世界初録音)
弦楽四重奏曲第1番 ヘ短調 Op.16
弦楽四重奏曲第4番 変ロ長調 Op.99
モーツァルトの主題による即興、変奏、フィナーレ Op.60b
エジンバラ四重奏団
ハンス・ガル(1890-1987)は、ウィーン近郊の村に生まれた指揮者、作曲家。
1930年頃までは順調な活動を行い、1929年にはマインツ音楽院の教授に就任
している。しかしナチスの台頭によって、ユダヤ系のガルは、まずオースト
リアに、そしてアメリカ合衆国へと移住せざるを得なかった。弦楽四重奏曲
第1番は1916年の作品で、ブッシュ四重奏団が初演した。弦楽四重奏曲第4番
は1972年に出版。モーツァルトの主題による即興、変奏、フィナーレは、
1934年に書かれたものを後に改訂したもの。冒頭の即興曲、主題、7つの変奏、
そして終曲からできている。

CDE 84534 \1850
「トム・インゴルズビ(1957-,Tom Ingoldsby) :室内楽曲集」
(対話、ピアノ・ソナタ、三重奏曲、賞賛のあとで)
アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)
ブリジット・キャリー(ヴィオラ)
アラン・ブラウン(ピアノ)
キャスリーン・サマーヘイズ(ピアノ)
クライヴ・ウィリアムソン(ピアノ)
トム・インゴルズビは1957年、カナダのトロントで生まれた作曲家。ティー
ン時代にロックに熱中し、20代になってからアカデミックな作曲の勉強を始
めたという。




<VENEZIA>
CDVE04240 11枚組 \5400
ブルックナー:交響曲全集
交響曲へ短調、
交響曲第5番(原典版)
交響曲第0番
交響曲第1番(リンツ版)
交響曲第8番(ハース版)
交響曲第2番(1877年第2稿)
交響曲第3番(1877年第2稿)
交響曲第4番「ロマンテック」(ノヴァーク版)
交響曲第6番(原典版)
交響曲第7番(原典版)
交響曲第9番(原典版)
ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト国立文化省交響楽団
1983-1986年録音 スタジオ録音 
名演奏の復活です。今回の発売に伴いCDVE44004は廃盤になります。





<ANDROMEDA>
ANDRCD9001 2枚組 \1150 
プッチーニ:トスカ
レナータ・テバルディ、リチャード・タッカー、レナード・ウォーレン
クリフォード・ハーヴォー、フェルナンド・コレナ
ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 1956年ライヴ
良い音質です。以前Cetraレーベルから発売あり。






<WALHALL>
WLCD0155 2枚組 \1800
R.シュトラウス:エレクトラ
クリステル・ゴルツ、レオニー・リザネク、ジーン・マデイラ
フランツ・クラルヴァイン、ヘルマン・ウーデ
ベーム指揮
バイエルン州立歌劇場管弦楽団&合唱団 1955年

WLCD0158 2枚組 \1800
初出!
J.シュトラウス:ジプシー男爵
アルフレート・ペル、ゲルトラウト・ホップフ、クルト・ベーメ
ヒルデ・レッスル=マイダン
ロベルト・シュトルツ指揮
ウィーン放送大管弦楽団
オーストリア放送合唱団 1955年11月15-21日スタジオ録音。ウィーン

WLCD0161 2枚組 \1800
ワーグナー:さまよえるオランダ人
ヘルマン・ウーデ、アストリッド・ヴァルナイ、ルートヴィヒ・ヴェーバー
ヴォルフガング・ヴィントガッセン、ヨゼフ・トラクセル
クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 1955年
以前GoldenMelodramから発売あり。

WLCD0162 3枚組 \2650
ワーグナー:タンホイザー
ヴォルフガング・ヴィントガッセン、グレ・ブラウェンステイン
ヨゼフ・グラインドル、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
クリュイタンス指揮
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 1955年
以前GoldenMelodramから発売あり。

WLCD0163 4枚組 \3300
ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー
パウル・シェフラー、イルムガルト・ゼーフリート
ハンス・バイラー、ロゼッティ・アンダイ
ライナー指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 1955年
以前Goldenから発売あり。

WLCD0164 2枚組 \1800
モーツァルト:コシ・ファン・トゥッテ
エリーザベト・シュヴァルツコップ、ナン・メリマン
ルイジ・アルバ、ローランド・パネライ、グラツィエッラ・シュッティ
カンテッリ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団 1956年
以前Datum,LivingStageから発売あり。
LivingStage LS4035145 は廃盤となります。

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06-01 No.8-1

2006年01月18日 19時12分30秒 | Weblog
<ACCENT>
ACC 24163 \1880
モンテクレール:
バスを伴ったフルートのためのコンセール第2番 ハ短調 
レ・ラマージュ(鳥のさえずり) 7つのブリュネット
バスを伴ったフルートのためのコンセール第2番 ホ短調
フランク・トインス、マルク・アンタイ(Flトラベルソ)、
マルティン・バウアー(Va・ダ・ガンバ)、ロベール・コーネン(Hrps)
録音:2004年11月
クープランと同じ時代に活躍したモンテクレールのフルート(フリュート・
トラヴェルジエール)のための作品集です。現在の形を取り始めたコントラ
バスの音楽史上初の名手、そしてオペラ、宗教曲、器楽曲に才能を発揮した
モンテクレールですが、ここに収められた音楽には哀愁と静謐が支配する独
特の味わいがあり、当時の様式に従っているのにもかかわらず、現代の私た
ちに働きかける力は並大抵のものではありません。その生涯の全貌があまり
はっきりわかっておらず、すこし謎めいたところのある作曲家ですが、ひょ
っとして現代の作曲家が何かの間違いで過去にタイムスリップしてしまった
のではないかと思えるほど不思議な魅力を湛えた音楽です。

ACC 10081 \1880
ヴィヴァルディ:ソナタ ト短調RV40  
ジェミニアーニ:ソナタ第6番 イ短調 
ヴィヴァルディ:ソナタ 変ロ長調RV46 
ジェミニアーニ:ソナタ第3番 ハ長調
ジェミニアーニ:ソナタ第2番 二短調 
ヴィヴァルディ:ソナタ ト短調
ロエル・ディールティエンス(Vc)、
リヒテ・ファン・デル・メール(Vcコンティヌオ)、
アンソニー・ウッドロウ(Db)、ロベール・コーネン(Org、Hrps)
録音:1991年11月
後期イタリアバロック様式の典型的な明るさと憂いのコントラストが際立つ
音楽が生き生きと演奏されている爽快な一枚です。

ACC 24168 2枚組 \3760
ボワモルティエ:
フルートとハープシコードのためのソナタ集「ラ・ヴェルテー」
CD1:
第4組曲への前奏曲 ニ長調 ソナタ第1番 ニ長調 
第3組曲への前奏曲 ト短調 ソナタ第2番 ト短調 
第5組曲への前奏曲 イ短調 ソナタ第6番 ハ短調 
第2組曲への前奏曲 ト長調 ソナタ第3番 ト長調
CD2:
第1組曲への前奏曲 ホ短調 ソナタ第4番 ホ短調 第4組曲 イ長調 
第6組曲への前奏曲 イ長調 ラ・ヴェルテー
レ・ビュッファルダン
フランク・トインス(フラウト・トラヴェルソ) 
マルチン・バウアー(Vaダ・ガンバ)
エーヴァルト・デメイエール(Hrps)
録音:2004年10月
ジョセフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)はフランスバロック後
期に活躍し、特にリコーダー愛好者にはお馴染みの名前です。トインスはこ
の時代の作曲家の紹介を自らの使命としているだけあり、250年以上の時を隔
てた楽曲に新しい生命を吹き込んでいます。

ACC 24169 \1880
フレスコバルディ:ファンタジー(1608)とカンツォーニ(1615) 全18曲
リューウェ・タミンガ(Org)
録音:2004年12月
大バッハ以前の最も重要なオルガン作曲家ジローラモ・フレスコバルディ
(1583-1643)のオルガン音楽の魅力を集約した1枚です。イタリア・ボロー
ニャの聖ペトロニオ大聖堂のそれぞれ15世紀、16世紀に完成したオルガンの
響きを隈なく捉えた録音にも注目です。オルガンを弾いているタミンガはオ
ランダ出身ですが、現在ボローニャ在住でこの大聖堂のオルガン奏者を務め
ています。

ACC 10068 \1880
イル・カンター・モデルノ-15世紀のヴェネツィア、ナポリ歌曲集 全18曲
アンサンブル・ダエダルス
録音:1990年7月
14世紀、16世紀に比べて残された楽譜が異様に少ない15世紀のイタリア世俗
歌曲。その貴重なレパートリーを当時の様式で再現したアルバムです。イタ
リアルネッサンスが最も開花したこの時期になぜ?とは誰でも思うところで
すが、ダ・ヴィンチの時代の音楽自体は歓楽窮まって哀情多しといった感の
する独特の魅力を備えています。リコーダーや打楽器、ヴィオールなどを伴
った歌には独唱あり斉唱ありと編成も様々です。アンサンブル・ダエダルス
は1986年イタリア・ジェノヴァで結成されオリジナルスコアをもとに中世や
ルネッサンスの音楽にアプローチしてきた団体で器楽奏者と声楽メンバーか
ら構成されています。

ACC 23159 \1880
デリツィエ・ナポリターネ-16世紀の古いナポリの愛の歌 全18曲
アンサンブル・ダエダルス
録音:2003年7月、2005年2月
ルネッサンス期の音楽を生き生きと蘇らせることで定評あるアンサンブル・
ダエダルスが今度は古いナポリのラブソングを取上げました!語りがあれば、
ニャニャーという猫の声もあり、そしてもちろん切ない恋の歌ありとバラエ
ティ豊かな内容です。内容としては1500年代半ばに作られたものが多いので
すが、現在の私たちの感情と通じるところが多く、楽しい聴きものになって
います。





<TAHRA>
TAH 575 3枚組 \6240
「後宮からの逃走」
モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」K・165
レクイエム ニ短調 K626
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)NDR交響楽団,合唱団
テレサ・シュティヒ=ランダル(S コンスタンツェ),
エミー・ローゼ(S ブロンデ),ルドルフ・ショック(T ベルモンテ),
マレー・ディッキー(T ペドリッロ),
テオドール・シュロット(Bs オスミン)
マリア・シュターダー(S)
リーザ・デラ・カーザ(S),マリア・フォン・イロスファイ(Ms),
ヘルムート・クレプス(T),ゴットロープ・フリック(Bs)
録音:1954年10月18-24日,1953年4月14日,1952年3月31日
モーツァルト・イヤーを祝って、TAHRAが名指揮者ハンス・シュミット=イッ
セルシュテット(1900-1973)のモーツァルトの音楽をまとめてリリース。この
うち「エクスルターテ・ユビラーテ」はこれが初出と思われます。レクイエ
ムは、TAHRA TAH 9907(3CD)で出ていたもの。「後宮からの逃走」は、先に
RELIEFからCD(CR 1906)が出ていたもの。いずれもS-Iの人柄が反映された名
演です。

WEST 3003 2枚組 \4160
バッハ:管弦楽組曲(全4曲),音楽の捧げもの BWV 1079
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1962年9月(管弦楽組曲),1964年6月(音楽の捧げもの)
どちらもWESTMINSTER社によるステレオ録音。シェルヘンは新時代のバッハの
開拓者としても名高く、録音も結構残しています。ロマンティックな装いを
剥ぎ取り、知性的で明晰なバッハ像を打ち立て、続く戦後世代の演奏家に大
きな影響を与えました。この二つの録音はいずれもシェルヘン晩年の貴重な
もの。ドイツ・グラモフォン社からのライセンスを得てのCD化です。

TAH 579 2枚組 \4160
マルセル・メイエル讃
スカルラッティ:ソナタ L23,L401,L433,L449
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調K・281,第8番 イ短調 K・310,
第12番 ヘ長調K・332,アダージョ ロ短調 K・540,幻想曲 ハ短調 K・396
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op73「皇帝」,
シャブリエ:絵画的小曲集-風景,華やかなメヌエット
ドビュッシー:練習曲集第1巻-第2番「3度のために」
ペトラッシ:トッカータ
プーランク:2つのノヴェレッテ
カゼッラ:バッハの名による2つのリチェルカーレ
マルセル・メイエル(P)
フォルクマール・アンドレーエ(指)スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1950-1956年
フランスの名ピアニスト、マルセル・メイエルの録音集です。フランスの粋
に満ちたそのピアニズムは、今もってファンが多いのも頷けるもの、明晰で
粒立ちが良く、感受性に満ちているけれど情に溺れない彼女のピアノは、こ
とにモーツァルトで高い評価を得ており、ここでも3つのソナタをはじめいず
れも名演!さらに「皇帝」のライヴ、近代作品も含めてのうれしい2枚です。




<Doremi>
DHR 7864/9 6枚組 \10000
ステレオ
「リヒテル第10集 / 1960年カーネギー・ホール・リサイタル」
[CD 1]
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op2-3
同 第9番ホ長調Op14-1
同 第22番ヘ長調Op54
同 第7番ニ長調Op10-3
録音:1960年10月19日、1960年10月28日
[CD 2]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番へ短調Op57「熱情」
ベートーヴェン:同 第12番変イ長調Op26
ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調HobXVI:50
シューベルト:即興曲変イ長調Op90-4, D899-4
録音:1960年10月19日、1960年10月25日
[CD 3]
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op82
田園風ソナチネ ハ長調Op59-3
風景Op59-2
思考Op62-3
ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op84
「シンデレラ」Op95よりガヴォット
「シンデレラ」Op95よりガヴォット
録音:1960年10月23日、1960年10月23日、1960年10月28日
[CD 4]
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
同:映像第1集
同:喜びの島
同:映像第2集より葉ずえを渡る鐘の音
同:前奏曲集第1巻より野を渡る風 / アナカプリの丘
ラヴェル:「鏡」より悲しい鳥
同:亡き王女のためのパヴァーヌ
同:水の戯れ
録音:1960年10月25日、1960年10月28日、1960年10月30日
[CD 5]
シューマン:ノヴェレッテOp21より第1、2 & 8曲
同:幻想曲ハ長調Op17
同:幻想小曲集Op12-2「飛翔」
ショパン:スケルツォ第4番ホ長調Op54
同:マズルカ第15番ハ長調Op24-2
同:練習曲ホ長調Op10-3「別れの曲」
同:練習曲ハ長調Op10-1
録音:1960年10月25日、1960年10月30日、1960年10月19日、1960年10月28日
[CD 6]
ラフマニノフ:前奏曲集Op23より第1、2 & 8番
同:前奏曲集Op32より第1、2、6、7、9、10 & 12番
同:前奏曲集Op23より第4 & 5番
同:前奏曲集Op32より第12番、Op23より第7番
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番嬰ヘ長調Op53
録音:1960年10月28日、1960年10月23日、1960年10月30日
すべてカーネギー・ホール(ライヴ)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
1960年はリヒテルが念願のアメリカ・デビューを果たした重要な年。9月まで
は東欧にロシア、北欧と巡り、10月から12月にかけてシカゴを皮切りに北米
ツアーを行っています。そのアメリカ・デビューの目玉ともいえるのが、5日
間に渡り「クラシックの殿堂」カーネギー・ホールで行われたリサイタル。
謎のヴェイルに包まれていた「ピアノの巨人」が、いままさにセンセーション
を巻き起こすリアルな感触。こうしてまとめて聴けるのは大きなポイントで、
アンコールを含めほぼ完全な形で網羅しています。




<RAPTUS>
30505 01 \2080
フェルディナント・リース(1784-1838):
ピアノ・ソナタ ハ長調Op1-1,イ短調Op1-2
スーザン・カガン(Pf)
オランダのベートーヴェン・オタクのレーベル、Raptusの新譜は世界初録音
のフェルディナント・リースのピアノ・ソナタ。フェルディナントはベート
ーヴェンのボンでの音楽の師匠、フランツ・リースの長男。父、フランツは
ベートーヴェンの母が死去した際に一家を親しく援助したため、ベートーヴェ
ンもウィーンでこの旧師の息子を歓迎し大いに援助した。ピアノを教え、仕
事を斡旋し、リヒノフスキー公にも紹介している。だが、リースがあまりに
自分の真似ばかりするため激怒したこともあったという。
ハ長調ソナタはアレグロ・コン・ブリオで始まる4楽章形式の30分に及ぶ大
ソナタ。イ短調は3楽章、25分。第2楽章のアンダンテ・クワジ・アレグレ
ット スケルツァンドがいかにもベートーヴェンチックだが、どうしてもベ
ートーヴェンになりきれない、清水ミチコの完成度にはとうてい及ばぬ、ま
ねだ聖子なみ。ただしベートーヴェン・ファンは一聴の価値はあり。

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06-01 No.8-2

2006年01月18日 19時11分56秒 | Weblog
<HUNGAROTON>
HCD 32140/1 2枚組 \3960
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番
CD1:悲劇的序曲Op81 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op15
CD2:大学祝典序曲Op80 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op83
ぺテル・フランクル(P)
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)、ハンガリー放送交響楽団
録音:1998年5月/CD1 1998年3月/CD2 ライブ録音
傑出した音楽家を輩出してきたハンガリー楽壇の底力を思い知らされる白熱
の名演奏です。ピアノのペテル・フランクルは1935年ブダペスト生まれ。
15歳でプロデビュー、1957年にはロン=ティボー・コンクールで優勝し、故
ジョージ・セルに抜擢されるなど若くして世界的に活躍しましたが、その後
活動の中心を教育界に移していました。このブラームスでは卓越したテクニ
ックに裏付けられた詩情溢れるピアノを聴かせてくれます。まるで晩年のセ
ルが指揮しているような、推進力と潤い豊かな歌を兼ね備えたすばらしいオ
ーケストラの響きにも圧倒されます。

HCD 32322 \1980
コダーイ:男声のための合唱作品集
飛べよ孔雀、ナーンドルの見張り番、廃墟、盗賊ビュンゲスディ
囚われの国の息子、神の慈悲、夕べの歌独り者、おてんば娘 
カラート地方の歌、兵士の歌、イエスの顕現、聖イシュトヴァーン王の歌
フランスの変転、A・フェイのアルバムより、ナショナル・ソング-シャンドル
ペトフィの詩による、アピール、エルサレムとテナチェム 
ラ・マルセイエーズ、忠誠の歌
タマーシュ・ラクネル(指)ベラ・バルトーク男声合唱団
録音:2004-2005年
合唱ファンにはこたえられない、コダーイの合唱曲から男声作品ばかりを集
めた1枚です。オスマン・トルコやオーストリア帝国に抑圧されていたハン
ガリーの解放の願いをこめた曲からおどけた民謡、そしてハンガリー語によ
る「ラ・マルセイエーズ」まで多彩な曲を創立60余年の伝統を誇るバルトー
ク合唱団の精緻な合唱で楽しめます。

HCD 32321 \1980
ドホナーニ/バルトーク:2台のピアノのための作品集
ドホナーニ:ワルツの組曲Op39a ・ピアノ連弾のためのワルツOp3 
バルトーク:中国の不思議な役人-2台のピアノによるOp19
デュオ・エッリ&ペルティス
録音:2004年11月
ほぼ同時代に活躍した20世紀ハンガリーの代表的作曲家、ドホナーニ(1877
-1960)とバルトーク(1881-1945)の2台もしくは連弾によるピアノ作品集
です。ドホナーニの作風は後期ロマン派的で甘く爛熟した味わいのもので、
「ラ・ヴァルス」やクレンペラーの「メリーワルツ」と共通する雰囲気を持
っています。一方バルトークの作品は他の誰とも異なる孤高のオンリーワン
・ワールド!音楽史や民族を突き抜けた純粋な響きの世界に圧倒されます。
モニカ・エッリとアッティラ・ペルティス夫妻は、先にリストのオペラファ
ンタジー作品等の録音で注目を集めたことからわかるように素晴らしいテク
ニックを誇るピアノデュオです。

HCD 32391 \1980
ゲオルギーナ・ルカーチ/プッチーニ、マスカーニオペラアリア集
プッチーニ:この宮殿の中で-「トゥーランドット」より 
プッチーニ:歌に生き愛にいき-「トスカ」より 
プッチーニ:捨てられて、ひとり寂しく-「マノン・レスコー」より
ジョルダーノ:私の亡くなった母が-「アンドレア・シェニエ」より 
チレーア:私は神の卑しい僕(しもべ)-「アドリアーナ・ルクブルール」より
ポンキエッリ:自殺-「ジョコンダ」より 
マスカーニ:ママも知るとおり-「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 
ボイト:いつかの夜、暗い海のそこで-「メフィストーフェレ」より 
カタラーニ:遠くへ行かないで-「ラ・ワリー」より
ゲオルギーナ・ルカーチ(Sop)
ゲルゲリー・ケッセリャク(指)ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
録音:2005年2月
いわずと知れたハンガリーが誇る世界的ソプラノ、ルカーチのベルベットに
も例えられる美しい声を堪能できるオペラアリア集です。ご覧のように収録
曲目も文句なし!声質の美しさはもちろんですが、強さ、弱さ、健気さを演じ
る豊かな表現力の幅にも圧倒されます。世界の頂点を目指すソプラノの魅力
を凝縮したアルバムです。

HCD 32334 \1980
ジャン&ジャック・オットテール:田舎の結婚
ジャン・オットテール:田舎の結婚 
ジャック・オットテール:
ニ調の前奏曲-前奏曲の技法(1719) 
ト調のトリオ・ソナタOp第6番 
ホ調の前奏曲-前奏曲の技法(1719)
2つの高音楽器のための組曲集第3巻
ト調の前奏曲-前奏曲の技法(1719) 
戦争 
ニ調の前奏曲-前奏曲の技法(1719)
アンサンブル・ル・ベルジェ・フォルテュネ
録音:2004年9月,2005年5月
優れた音楽家を輩出したオットテール一族のなかでも、ローマのオットテー
ルとして知られているジャックはルイ14世(太陽王)の大のお気に入りでし
た。木管楽器奏法の理論家としても一家を成し、多くのフルート作品を残し
ています。このCDではブルボン家の宮廷音楽家らしい典雅な作品に加えて、
ハーディ・ガーディ(手回しオルガン)やミュゼット(袋に風を送りパイプ
を鳴らす楽器)など風変わりな楽器が加わった愉快な作品も収録されている
のが魅力です。とくに彼の兄ジャンが書いた「田舎の結婚」はハーディ・ガ
ーディやミュゼットが大活躍する野趣豊かな舞曲集で、これを聴けば誰でも
愉快な気分になること請け合いです。

HCD 32382 \1980
スヴェーリンク:トッカータ、ファンタジア、変奏曲集
前奏曲 
半音階的ファンタジア(ドリア調) 
わが青春はすでに過ぎ去り 
エオリア調のトッカータ 
涙のパヴァーヌ 
詩篇140番 
エオリア調のファンタジア“B-A-C-H”
エコー・ファンタジア(エオリア調) 
エコー・ファンタジア(ドリア調) 
緑の菩提樹の下で 
ハ調のトッカータ(イオニア調) 
それはマルスの神 
天にいますわれらの父よ
ペテル・エッラ(クラヴィコード)
録音:2001年6月
初期バロックの偉大な作曲家スヴェーリンク(1562-1621)のクラヴィコード
音楽作品集。彼自身はネーデルランドでオルガニスト、作曲家として活躍し
ましたが、その門下からはシャイトなど北ドイツ学派のオルガン音楽家が多
数巣立っていきました。雲のたち込めた北ヨーロッパの風土さながらのほの
暗い音楽がクラヴィコードの響きを通じて染み渡ってくるような孤高の音楽
世界です。7曲目のバッハの綴りによる旋律は偶然なのでしょうが、ちょっと
不思議。

HCD 32383 \1980
ジャスミンの花-ヘンデル:イタリア・カンタータ集
いとしい森、心地よい風 
やさしい私の恋人よ 
私が別れを告げたとき 
ジャスミンの花 
別れた私の恋人 
心の平和を奪ったのはだれ 
G・B・との別れ「星よ、不実な星よ」
アンナ・コロンディ(Sop)
レジェ・ペルトリーニ(Vc)、ユーディット・ペテリ(Harps)
録音:2005年2月
17世紀から18世紀にかけての時期にイタリアで一番人気が高い室内声楽曲は
カンタータでした。アレッサンドロ・スカルラッティなどは600曲以上もこの
ジャンルの作品を残しているほどです。イタリアの中心ローマでは教皇のお
膝元で、オペラの上演が禁じられていたこともあり、その代替としてカンタ
ータが人気を集めたようです。そんなローマに1700年代の初めに留学したヘ
ンデルはあっという間にローマ中の人気を集め、貴族や枢機卿から作曲依頼
が殺到しました。このアルバムに収録された作品も、編成こそ小ぶりなもの
の、オペラではないというほうが難しいぐらい表現の幅が大きく、ドラマティ
ックな内容です。 ブダペスト生れで、現在ドイツオペラ界で活躍している
コロンディは近年ゾフィー(薔薇の騎士)やズデンカ(アラベラ)を歌って
いますが、バッハから現代まで幅広いレパートリーを持つ容姿に恵まれたソ
プラノです。

HCD 32385 \1980
ハイドン:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのためのディヴェルティメント集
ディヴェルティメント第1番 ト長調HobXI-53 
ディヴェルティメント第2番 イ短調HobXI-81 
ディヴェルティメント第3番 イ短調HobXI-96 
ディヴェルティメント第4番 ハ長調HobXI-101 
ディヴェルティメント第5番 ニ長調HobXI-114 
ディヴェルティメント第6番 ヘ長調HobXI-117 
ディヴェルティメント第109番 ハ長調HobXI-109
ディヴェルティメント第113番 ニ長調HobXI-113
ベルヴェデーレ・トリオ・ウィーン
ヴィルモス・ザバディ(Vl)、エルマール・ランデラー(Va)、
ローベルト・ナズィ(Vc)
録音:2005年2月
このトリオ・ディヴェルティメントは18世紀にオーストリアや南ドイツで愛
好されていたヴィオラ・ダ・ガンバに似た楽器バリトンを好んで演奏したエ
ステルハージ候ニコラウスのために書かれたものです。このCDはモダン楽器
の演奏なのでチェロがバリトンの役目を務めています。1999年結成のベルヴェ
デーレ・トリオの若い3人の生き生きとした演奏で、ハイドンならではの明晰
で愉悦を呼び覚ます音楽が楽しめます。





<CASCAVELLE>
VEL 3082 \2080
ラヴェル / ワルター編:ツィガーヌ(弦楽オケ伴奏版)
ショーソン / ワルター編:詩曲Op25(弦楽オケ伴奏版)
ショーソン:
ピアノ、ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲ニ長調Op21
オーギュスタン・デュメイ(Vn & 指)
ジャン・フィリップ・コラール(P)
ヴァロニエ室内王立O
録音:2005年7月9-13日ベルギー、モンス・サン=ドゥニ教会
デュメイとコラールによるおなじみのフランス近代の名作たち。ポイントは
すべてバックが弦楽アンサンブルに置き換えられていること。まず、詩曲と
ツィガーヌ。「フルオケでは響きが重たすぎる」という動機から、アイザッ
ク・スターンのために編曲を手がけたのはモラーゲス五重奏団のオーボエ奏
者デイヴィッド・ワルター。
そして特異な編成によるフランス室内楽の傑作、協奏曲(コンセール)。タ
イトルに反して、実体は純然たる室内楽というこの作品がここでは「協奏曲」
として鳴っています。しかも、弦楽四重奏版のよいところはそのままに、程
よいスケールの拡がりで見通しもすっきり。むしろこちらをとる方もおられ
るのでは。
2004年からデュメイが主席指揮者を務めるアンサンブル(19人編成)は、
1958年創設のベルギー最古の室内オケ。エリザベート王妃国際コンクール本
選でもソリストをサポートしています(AMB9956)。





<Dynamic>
DYNDVD 33493(DVD-Video) 2枚組 \4160
ALL REGIONS
NTSC
LINEAR PCM 2・0,
DOLBY DIGITAL 5・1
COLOUR
16:9
164m
字幕:日英独仏伊西
ベッリーニ:「ノルマ」
ディミトラ・テオドッシュウ(S ノルマ),
ニディア・パラチオス(Ms アダルジーザ),
カルロ・ヴェントレ(T ポリオーネ),
リッカルド・ザネッラート(Bs オロヴェーゾ),他
ジュリアーノ・カレッラ(指)
カターニャ・ベッリーニ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ワルター・パリアーロ
収録:2005年6月,カターニャ,ベッリーニ大劇場
シチリア島はカターニャのベッリーニ大劇場での、ベッリーニ「ノルマ」の
新製作公演がDVD化。2005年の6月14、16日に上演され、大好評を博しました。
このプロダクションは今年の6-7月に日本で上演されます。テオドッシュウ、
パラチオス、ヴェントレ、ザネッラートら、予定されている歌手も指揮者も
全く一緒です。ワルター・パリアーロの新演出は、2003年来日公演の時のレ
ンツォ・ギアッキエーリのショボかった舞台と異なり、緊張感のあるなかな
かに見事なものです。日本語字幕付きで、これは予習用に最適!もちろん、
公演を見られない人にもうれしい映像です。

CDS 496 2枚組 \3700
ヴェルディ:「エルナーニ」
マルコ・ベルティ(T エルナーニ),
カルロ・グエルフィ(Br ドン・カルロ),
ジャコモ・プレスティア(Bs シルヴァ),
スーザン・ネヴィス(S エルヴィーラ),他
アントネッロ・アッレマンディ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
録音:2005年6月
パルマ歌劇場でのヴェルディの「エルナーニ」のライヴ録音です。さすが目
利き耳利き揃いのパルマらしく、主役の四人にかなりの実力者を集めていま
す。タイトルロールのマルコ・ベルティは、近年メト、ウィーン、フィレン
ツェ、パリ、ロンドンなどでヴェルディからプッチーニのヒロイックな役を
歌って人気うなぎ昇りのテノール。カルロ・グエルフィはもうすっかり大物
の貫禄、スカラ座でも頻繁に歌っています。今年の6月のボローニャ歌劇場
来日公演でホセ・クーラ相手に「アンドレア・シェニエ」に出演予定。ジャ
コモ・プレスティアも、いまやイタリアを代表するバス歌手として大人気。
今年4月のサントリーホールでのホール・オペラ、プッチーニ:「トゥーラ
ンドット」に出演予定。スーザン・ネヴィスはニューヨーク生まれのソプラ
ノ、「ナブッコ」のアビガイッレなど、ヴェルディの初期オペラのヒロイン
を得意にするという貴重なソプラノです。指揮のアントネッロ・アッレマン
ディも、ロッシーニ、ドニゼッティからヴェルディまでで非常に評価の高い
人。ヴェルディの初期のオペラの中でも人気の高い作品ですが、新録音はほ
とんど20年ぶり!これは歓迎されること間違いないCDです。
なお、夏にDVDが発売の予定です。これもお楽しみに!





<IDIS>
IDIS 6479 2枚組 \3100
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
マリア・カラス(S ロジーナ),ティート・ゴッビ(Br フィガロ),
ルイージ・アルヴァ(T アルマヴィーヴァ伯爵),他
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1956年
マリア・カラスとスカラ座がまだ蜜月の関係だった1956年のライヴ録音。こ
の年がスカラ座の音楽監督最後の年だった、ジュリーニの指揮というのも貴
重です。

IDIS 6478 \1550
アンドレ・セゴビアの芸術 第3集
ナルバエス,ド・ビゼ,ガリレイ,スクリャービン,スカルラッティ,
シューベルト,タレガ,リョベートの作品
録音:1955-56年




<LYRINX>
LYR 2241(SACD-Hybrid) \2350
ラフマニノフ:サロン小品集-バルカロールOp10-3
チャイコフスキー:四季-舟歌(6月)&松雪草(4月)
ラフマニノフ:12の歌-リラの花Op21-5(ピアノ編曲)
ラフマニノフ:絵画的練習曲集Op39
ラフマニノフ:子守歌(チャイコフスキー:18の小品Op72-2編曲)
カーチャ・スカナヴィ(P)
録音:2004年
スカナヴィの演奏は男性的で魅力的。特にラフマニノフ: 絵画的練習曲集は、
ピアニスティックでなんとも豪快。またラフマニノフ:12の歌は、ラフマニノ
フの創作意欲が最も旺盛な時期に書かれた歌曲集。妻ナターシャに捧げられ、
素直な美しさと哀愁を持つ作品。ピアノ編曲版で甘美な演奏を聴かせてくれ
ています。

LYR 2232(SACD-Hybrid) \2350
グリーグ:
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調Op13,
ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調Op45
グリエール:12のやさしい小品 Op45(1、4、6、7、9&12)
ダヴィット・ガルストフ(Vn)ジュリアン・ジェルネ(P)
録音:2003年
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタのうち第3番は、最も人気が高い作品。この
曲は、民族的な要素が旋律やリズムパターンに感じられますが、ハーモニー
は伝統的なロマン派様式で書かれています。グリエールは、スクリャービン、
ラフマニノフと同世代であり、チャイコフスキーと国民楽派の両方から影響
を受けています。しかし初期の室内楽作品はドイツ後期ロマン派の影響を受
けていることは明白です。この”12のやさしい小品 Op45”もその一つ。若手
演奏家ガルストフ(Vn)とジェルネ(P)による凄烈な音楽作りによる演奏
です。

LYR 2216(SACD-Hybrid) 3枚組 \7050
リスト:巡礼の年報
第1年スイス
ウィリアム・テルの礼拝堂,ワレンシュタット湖畔で,
パストラール,泉のほとりで,夕立,オーベルマンの谷,牧歌,郷愁,
ジュネーヴの鐘
第2年イタリア
婚礼,物思いに沈む人,サヴァトール・ローザのカンツォネッタ,
ペトラルカのソネット第47番,ペトラルカのソネット第104番,
ペトラルカのソネット第123番,ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲
(第2年への追加ヴェネツィアとナポリ)/ゴンドラの漕ぎ手,カンツォーネ,
タランテッラ
第3年ローマ
夕べの鐘-守護天使への祈り,エステ荘の糸杉に寄せて-葬送歌,
エステ荘の噴水,哀れならずや-ハンガリー風に,葬送行進曲,心を高めよ
ムーザ・ルバツキーテ(P)
録音:2003年
リトアニア出身のルバツキーテによるリスト:巡礼の年。リストがスイスと
イタリアに赴き、そこで出会ったものを題材としてまとめた曲集。特に「巡
礼の年」全曲で最も規模の大きい作品”ダンテを読んで”は、単独で演奏さ
れることも非常に多い傑作。イタリアの詩人ダンテの「神曲」の第1部「地
獄編」を読み影響を受けて作曲されました。ムーザ・ルバツキーテは深い音
楽性と優れた技巧でこの大作を弾き鳴らしています。

LYR 2217(SACD-Hybrid) 2枚組 \4700
アルベニス:イベリア(全12曲)、ナバーラ、スペイン組曲(全8曲)
エルヴェ・ビヨー(P)
録音:2002&2003年
スペイン生まれの作曲家アルベニスが生んだピアノ作品の最高傑作「イベリ
ア」。イベリアの美しい情景を表した音楽。第6回日本国際音楽コンクール
でも入賞経験のあるフランス人ピアニスト、エルヴェ・ビヨーの絶妙なリズ
ム感で躍動感溢れる演奏披露しています。また未完であった『ナバーラ』は、
245小節目以降をデオダ・ド・セラヴィックが補筆完成させています。スペ
イン組曲は、郷愁に満ちた作品で中期の傑作の一つ。

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06-01 No.7

2006年01月17日 17時36分40秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
VC-3381542 \2080
クリスティ/声の園(LE JARDIN DES VOIX)
H.&D.パーセル:アリア集とデュエット集-「インドの女王」
マッツォッキ:「アドーネの鎖」第2幕第3場
ロッシ:オラトリオ「悔悛せる罪人」
ランベール:Que d'amants separes; Vos mepris chaque jour
シャルパンティエ:前奏曲とアリア~「ヴィーナスとアドニス」
ラモー:「ピュグマリオン」よりアリア’Fatal Amor, cruel vainqueur'
カンプラ:抜粋-’Enee et Didon'
ヘンデル:抜粋-「ラダミスト」第3幕第10場; 
「アマディージ」よりアリア'Minacciami, non ho timor
モーツァルト:「アルバのアスカニオ」より'Al chator di que' bei rai
グレトリ:「ゼミールとアゾール」第2幕第2場三重唱
'Veillons, mes soeurs'
フィリドール:「トム・ジョーンズ」より七重唱'C'est vous mon pere'
アメル・ブライム=ジユール(ソプラノ)
クレア・デボノ(ソプラノ)
ユディス・ファン・ヴァンロイユ(ソプラノ)
クサヴィエ・サバータ(カウンター・テナー)
アンドルー・トーティス(テナー)
アンドレ・モーシュ(バリトン)
コンスタンティン・ヴォルフ(バス・バリトン)
レ・ザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ指揮
クリスティが送り出すバロック・ヴォーカルの新星たちの華麗な競演
クリスティは世界中から新しいヴォーカルの才能を熱心に探しています。
'Le Jardin des Voix'は若い歌手たちにバロック作品の研鑽と「レ・ザール
・フロリサン」との国際的ツアーの機会を提供するため、クリスティとケネ
ス・ワイスが監督を務め02年からスタートした意欲的なプロジェクトです。
このアルバムは欧米をツアーした才能あるれる若手歌手たちとの05年のフ
レッシュな成果を収めた作品です。
36Pブックレット、歌詞付き






<TUDOR>
TUDOR 7120 \1980
ラフ:
交響曲第9番 Op.208「夏に」
交響曲第11番 Op.214「冬」
ハンス・シュタードルマイアー(指揮)
バンベルク交響楽団
録音:2002年10月15-18日、DDD、73:45
極めて好評な、シュタットルマイアーとバンベルク交響楽団によるラフの交
響曲シリーズの新刊。第9番「夏に」は、1878年に作曲され、翌年の3月にヴィ
ースバーデンで初演され、大成功を収めた。メンデルスゾーン的な幻想味に、
ほのかな後期ロマン派のロマン色が加味されたような名作である。第11番
「冬」は、1876年から77年にかけて作曲されたが、番号としてはラフの最後
の交響曲となり、ラフの死後1883年2月にヴィースバーデンで初演された。こ
の曲も人気の高かった作品で、19世紀前半からの伝統的中規模のオーケスト
ラのすっきりした音で、ロマン色豊かな音楽を描くという、ラフの姿勢が結
実している。またチャイコフスキーとの近似が指摘される作品でもある。
シュタットルマイアーとバンベルク交響楽団の演奏も完璧である。

TUDOR 7127 \1980
ラフ:
交響曲第8番 Op.205「春の響き」
交響曲第10番 Op.213「秋に」
ハンス・シュタードルマイアー(指揮)
バンベルク交響楽団
2002年9月10-13日、DDD、69:12
交響曲第8番から第11番までは、それぞれに春夏秋冬の標題が与えられており、
いわばラフの四季交響曲集となっている。第8番「春の響き」は1877年3月に
ヴィースバーデンで初演された。イ長調の明るさが春の喜びを表す一方で、
第2楽章ではワルプルギスの夜(4月30日)を描いているといるのがユニーク
だ。第10番「秋に」は1879年に作曲された。この曲は<エレジー>と題され
た第3楽章でよく知られており、その面々とした美しさは、1880年代の他の作
曲家の作品に大きな影響を与えただろうといわれている。第4楽章は一転して
勇壮な狩の様子を描いている。

●シュタードルマイアー&バンベルク響のラフ・シリーズ(旧譜)
TUDOR 7077 \1980
ラフ:交響曲第5番〈レオノーレ〉/管弦楽のための組曲第1番

TUDOR 7086 \1980
ラフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番/ヴァイオリンとオーケストラのための
カヴァティーナ/ヴァイオリンとオーケストラのための〈ハンガリー風〉
ミケラ・ペッチュ・ネフテル(ヴァイオリン)

TUDOR 7088 \1980
ラフ:交響曲第3番〈森にて〉/イタリア組曲

TUDOR 7099 \1980
ラフ:交響曲第1番〈祖国に〉

TUDOR 7102 \1980
ラフ:交響曲第2番/組曲〈テューリンゲンより〉

TUDOR 7108 \1980
ラフ:交響曲第6番/〈ハンガリーのメロディ〉組曲第2番

TUDOR 7113 \1980
ラフ:
交響曲第4番 ト短調 、「ベネデット・マルチェッロ」序曲、
「ダーメ・コボルト」序曲、「言葉」序曲

TUDOR 7117 \1980
ラフ:
交響曲第7番「アルプスにて」、バッハのシャコンヌの大管弦楽への編曲、
狂詩曲「夕べに」

TUDOR 7121
ラフ:チェロ協奏曲第1番ニ短調、第2番ト長調、小曲集「出会い」、
チェロとピアノの二重奏曲イ長調
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)

TUDOR 7128 \1980
ラフ:
4つのシェークスピア劇への前奏曲(「テンペスト」,「オセロ」,
「マクベス」,「ロミオとジュリエット」)、
管弦楽のためのエレジー WoO48、祝祭序曲 Op.117


TUDOR 7134 \1980
シューベルト:シラーの詩による歌曲集
(人質 D.246、4つの時代 D.391、タルタルスの群れ D.583、ヘクトールの
別れ D.312、バッカス讃歌 D.801、ギリシャの神々 D.677、春に寄す D.587、
巡礼者 D.794、ラウラに感じる恍惚 D.390、希望 D.637、ひめごと D.793、
アルプスの狩人 D.588、小川のほとりの若者 D.30、逃亡者 D.402、
あこがれ D.636)
ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)
ジェラード・ヴィス(ピアノ)
録音:2004年12月20-24日、
ヴォルフガング・ホルツマイアーはオーストリア出身のバリトン。バリトン
といっても、限りなくテノールに近いほどのハイ・バリトンで、これはドイ
ツ・リート、とりわけシューベルトの歌曲には打ってつけの声種である。か
つてPHILIPSにシューベルトの「冬の旅」やシューマン夫妻の歌曲集、フラン
ス歌曲集を録音していた。このゲーテの詩によるシューベルト歌曲集は、待
望の新録音で、TUDORレーベルへのシューベルト歌曲の第5集である。




<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
JMCC20200 \2800(税込)
「レイネ デビュー」/平野玲音
ドビュッシー/チェロ・ソナタ
マスネ/タイースの瞑想曲
ストラヴィンスキー/イタリア組曲
フランク/チェロ・ソナタ
平野玲音(チェロ)
メロディ・プファンナー(ピアノ)
録音:2005年11月23日、12月4日、12月15日
TONAL audiophile productions(wien)
「ウィーンから一人の日本人チェリストの録音が届いた。これだけなら他に
もたくさんの演奏家がいるが、彼女の場合はかなり様子が違う。なんと日本
での学舎は東京大学。それも大学院・修士課程まで進んでいる。その後ウィ
ーンにチェロ(!)で留学。現在ウィーン・フィルのG.イーベラー氏他に師
事している。元来チェリストには「哲学的」な頭の持ち主が多いが、彼女の
場合その両方を専門的に学んだわけである。取り上げる作曲家は、ドビュッ
シー、マスネ、フランク、ストラヴィンスキーと、フランス又はフランスに
縁のある作家ばかり。昔からのヨーロッパを代表する音楽都市であるウィー
ンとパリ。そのウィーンで学ぶ平野さんが、パリの音楽をどう表現するか。
又、自分がプレイヤーとして成功する事を冷静に見つめている彼女ならでは
の新鮮な解釈が期待できそうである。さらに数々のコンクール入賞歴を誇る
「クァルテット・アルモニコ」にも去年から参加している。」(弦楽ファン
第3号より)
「私は、ヒラノレイネさんの真に素晴らしい才能を、そしてウィーンの弦の
演奏スタイルを学ばれ、それを自分のものとなさっていることを、大変誇り
に思っています。彼女はオーストリア室内楽フェスティバルやマスタークラ
スで、数々の賞に輝きました。ですから、きっと素晴らしい魅力あふれる
『フランス的―そしてウィーン的なひととき』を皆様にお届け出来ると確信
しています。」(ゲアハルト・イーベラー氏(ウィーン・フィル)の推薦文
より。)





<R's ART DISCレーベル(日本)>
RAD-126006 \1600(税込)
「アニクラ」“アニメソング・THE・室内楽”
ルパン三世 1970年代-
タッチ 1980年代
美少女戦士セーラームーン 2000年代
アタックNo.1 1970年代
キューティーハニー 1970年代
新世紀エヴァンゲリオン 1990年代
キテレツ大百科 1980年代
魔女っ子メグちゃん 1970年代
機動戦士ガンダム 1980年代
タイムボカン 1970年代
一休さん 1970年代
うる星やつら 1980年代
ケロロ軍曹 2000年代
キャンディキャンディ 1970年代
ふたりはプリキュア 2000年代
杉ちゃん&鉄平【杉浦哲郎(P,アレンジ)、岡田鉄平(Vn,アレンジ)】
大人から子供まで幅広い年齢層にアピールする楽曲をセレクト。「ケロロ軍
曹」や「ふたりはプリキュア」など、今子供たちを熱くする楽曲も収録。古
い楽曲はリバイバル等で子供たちの知っているものを優先的にセレクト。ま
た、メロディの美しいものを中心に選曲することによりアレンジの仕上がり
もクオリティが高まります。 編成はヴァイオリンとピアノをメインに、室内
楽にこだわりながら、杉鉄ならではのアレンジでお送りします。 今までに、
アニメソングのオーケストラ・アレンジ、又は楽器単体のクラシックアレン
ジ・アルバムは数多くありましたが、室内楽アンサンブルでのアルバムはあ
まりありませんでした。本作は楽器の特性を活かし個性的なアレンジを施し
た、楽しい作品です。
杉浦哲郎(ピアノ、アレンジ)
ロックからシャンソンまで、幅広く活躍する作・編曲家、ピアニスト。過去
にはTV「タモリの音楽は世界だ」をはじめ、様々なアーティストの現場や、
CM音楽制作等に携わる。昨今では梅垣義明(ワハハ本舗)との活動でも話題。
岡田鉄平(ヴァイオリン、アレンジ)
桐朋学園大学卒業後、研究科終了。長江杯国際音楽コンクール第1位 他、多
数のコンクールで上位入賞。数々の楽団にソリストや、コンサートマスター
として出演。テレビCM演奏、作曲編曲の他、長岡京アンサブルのメンバーと
しても活躍中。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5027 \950
プッチーニ:外套
エットレ・バスティアニーニ、デ・ローサ、サルヴァトーレ・プーマ
アンジェロ・メリクリアーリ、エラルド・コーダ
マリオ・コルドーネ指揮
NDR交響楽団&合唱団 1954年 スタジオ録音
良い音質です。以前SROレーベルから発売あり。

ANDRCD5037 2枚組 \1150
グノー:ファウスト
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス、ジャン・ピアース、チェーザレ・シエピ
ロバート・メリル、
モントゥー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 1955年ライヴ
以前MERODRAMレーベルから発売あり。





<CARUS>
83.212 \1850
バッハ:復活祭オラトリオ BWV249
CPEバッハ:主に感謝せよ Danket dem Herrn
CPEバッハ:聖なるかな Heilig Wq217
ジョアン・ラン(S)、エリザベト・ヤンソン(A)、ヤン・コボウ(T)、
ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・バロックオーケストラ
シュトゥットガルト室内合唱団  2004年録音





<WALHALL>
WLCD0154 3枚組 \2650
ワーグナー:ワルキューレ
グレ・ブラウェンステイン、ヴォルフガング・ヴィントガッセン
ヨゼフ・グラインドル、マルタ・メードル、ハンス・ホッター
カイルベルト指揮
バンベルク交響楽団 1955年4月27日バルセロナ
マスターテープに起因する雑音、音の揺れ等が、聴かれます。
(ジャケット裏面に注意事項として記載あり)お気をつけください。
音質的には一般にお勧めできるものとは言えません。

WLCD0156 2枚組 \1800
ビゼー:カルメン
ジュリエッタ・シミオナート、ロザンナ・カルテリ、
ジョゼッペ・ディ・ステファノ
ミシェル・ルー、グラツィエッラ・シュッティ
カラヤン指揮
スカラ座管弦楽団&合唱団 1955年1月18日ライヴ
以前CETRAから発売あり。名演奏です。





<Opera Rara>
ORR236 \1750
パチーニ&メルカダンテの作品からアリアとアンサンブル
Paventa Insano
メルカダンテ:歌劇「アンドロニコ」、「ヴィルジニア」 から
パチーニ:歌劇「エジプトのチェザーレ」 他 から
アニーク・マシス、ブルース・フォード、マジェラ・カラフ
ラウラ・ポルヴェレッリ、アラン・オービー
デヴィッド・パリー指揮
ロンドン・フィル





<BRILLIANT>
BRL-92857 2枚組 \990
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲集
チューリッヒ弦楽五重奏団

BRL-7618 4枚組 \1980
プロコフィエフ:管弦楽作品集
ロメオとジュリエット、シンデレラ、交響曲第1番、他
プレヴィン、ロンドン交響楽団

BRL-92858 4枚組 \1980
シューベルト:連弾作品集
エッシェンバッハ、フランツ

BRL-92891 6枚組 \2880
ブラームス:歌曲集
フィッシャー・ディスカウ
ムーア、サヴァリッシュ、バレンボイム、他

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06-01 No.6-1

2006年01月16日 18時30分38秒 | Weblog
<Chandos>
CHAN 10358 \2080
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ミケランジェロの詩による組曲Op.145a/10月/イギリスの詩による6つのロ
マンスOp.140
イルダール・アブドラザコフ(バス)、
ジャンナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
ノセダ&アブドラザコフの強力タッグが贈るショスタコーヴィチの秘曲集!
シャンドスを代表する強力コンビ、ノセダ&BBCフィルによるショスタコー
ヴィチ生誕100年記念アルバムがリリース!これまでプロコフィエフ、リス
ト、ダラピッコラ、そしてカルウォヴィチなど様々な作曲家の多彩な作品を
リリースしてきたノセダ。今回登場となるショスタコーヴィチ・アルバムは
演奏頻度の高い交響曲や管弦楽曲ではなく管弦楽伴奏付きの声楽作品集!
収録作品のうち、“ミケランジェロの詩による組曲Op.145a”、“イギリス
の詩による6つのロマンスOp.140”の両作品は、バスとピアノ伴奏のための
作品を作曲者自身が管弦楽伴奏に改定した版を用いてレコーディングが行わ
れた貴重な録音。
ノセダのタクトで1988年にマリンスキー歌劇場でデビューを飾ったロシア期
待のバス奏者アブドラザコフはシャンドス初登場。

CHAN 10359 \2080
マルコム・ウィリアムソン(1931-2003)-管弦楽作品集Vol.1 ――
序曲《サンチャゴ・デ・エスパダ》/組曲《ハバナの我が男》(世界初録音)
/合奏協奏曲(世界初録音)/シンフォニエッタ
ラモン・ガンバ(指揮)、アイスランド交響楽団
“シャンドス映画音楽シリーズ”では様々な作曲家の貴重な作品の録音を
うなど現在のシャンドスで中核を担っているといっても過言ではないラモン
・ガンバ。そのラモン・ガンバが音楽監督をつとめるアイスランド交響楽団
を引き連れて同コンビとしては初めてシャンドスに登場!
マルコム・ウィリアムソンはシドニーで生まれ、12歳からシドニー音楽院で
作曲をウジェーヌ・グーセンスに師事。ウィリアムソンは1950年にロンドン
へ渡りブーレーズやメシアンの音楽を研究。1975年10月には女王付き楽長に
も任命されるなど作曲家としてだけでなく音楽家として幅広い活躍を見せた。

CHAN 10381 3枚組 \4160
L・V・ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏曲集Vol.6 ――
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op.18-1/同第2番ト長調Op.18-2《挨拶》
/同第3番ニ長調Op.18-3/同第4番ハ短調Op.18-4/同第5番イ長調Op.18-5
/同第6番変ロ長調Op.18-6
ボロディン・クヮルテット
結成60年という長い歴史を持つボロディン・クヮルテットが進めていたベー
トーヴェン・チクルスが今回リリースとなる第6集でついに完結。
昨年6月に行われた来日公演で見事な演奏を披露し、絶賛を受けたボロディ
ン・クヮルテット。結成時のオリジナル・メンバーでもあるチェロのベルリ
ンスキーもまだまだ健在!
数あるベートーヴェンの四重奏曲集の中でも一際輝く今回のチクルス。偉大
なるクヮルテットに新たなるベートーヴェンの指標となること間違い無し!

CHAN 0726
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.9-1、同ハ長調p.9-8、同ニ長調Op.9-3、
同イ短調Op.9-5
フランソワ・クープラン(1668-1733):尊厳、またはフォルクレ
アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745):ルクレール
ジャック・デュフリ(1715-1789):フォルクレ
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)、
ニコラス・パール(ハープシコード)
これまでにもシャンドスにルクレールのヴァイオリン協奏曲の録音を行って
きた名手、スタンデイジによる久しぶりのソロ・アルバム。ルクレールの作
品は18世紀フランスに活躍しながらその作品は典型的なイタリアの様式から
成っている。スタンデイジのヴァイオリンに加えてニコラス・パールの演奏
による小品がカップリングされているのもポイント。

●Chandos 2for1
CHAN 241-31 2枚組 \2080
チャールズ・ヒューバート・パリー(1848-1918):
Imvocation to Music/魂のあがない/The Lotos-Eaters/Blest Pair of
Sirens/I was glad
リチャード・ヒコックス(指揮)、マティアス・バーメルト(指揮)、
ロンドン交響楽団&合唱団、ロンドン・フィルハーモニック&合唱団、他
エルガーやヴォーン・ウィリアムズへ影響を与えたイギリスの作曲家パリー
の作品集。24bit/96kHzデジタルリマスターによる再発売。


●Chandos Opera In English
CHAN 3130 3枚組
A・ベルク:歌劇《ルル》(英語版)
リサ・サファー(ソプラノ)、
ポール・ダニエル(指揮)、
イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団、他
Chandosとピーター・ムーア財団の共同制作による英語版オペラ・シリーズ
の最新作はアルバン・ベルクの代表作。





<Avie>
AV 2080(SACD-Hybrid)
J・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
R・シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
C・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ルーデンス・トゥルク(ヴァイオリン)、
ミラナ・チェルニアフスカ(ピアノ)
Avieが大きな期待を持って送り出す若きヴァイオリン奏者ルーデンス・トゥ
ルクのソナタ・アルバム!
ルーデンス・トゥルクは1978年にバルカン半島南西部に位置するアルバニア
共和国の首都ティラナで生まれる。6歳よりプロのヴァイオリン奏者として
活躍していた父の手解きを受け、音楽家の道を志すきっかけとなる。1996年
にはドイツへ渡りミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコ教授の下で
ヴァイオリンを学んだ経歴を持つ。
トゥルクは全ドイツ青少年音楽コンクール、ライオンズクラブ国際協会主催
のコンテストなどで優勝を果たし、2006年のミュンヘン・アーティスト・オ
ブ・ザ・イヤー・アウォードに選出されるなど今後の活躍が大きく期待され
ている。2002年10月にはベルリンでビル・クリントン氏出席の式典で演奏を
披露するなどドイツ、祖国アルバニアやヨーロッパ各地を中心に活躍中の新
星である!





<PentaTone>
PTC 5186 061(SACD-Hybrid)
P・I・チャイコフスキー:組曲第3番ト長調Op.55
I・ストラヴィンスキー:
ディヴェルティメント(バレエ組曲《妖精の口づけ》より編曲)
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団
現在、ヨーロッパを中心に目覚しい活躍を見せている注目の若手指揮者ウラ
ディミール・ユロフスキのペンタトーン・デビュー盤がリリース。注目の内
容は祖国ロシアの名門オケであるロシア・ナショナル管を率いたロシア・ア
ルバム。2曲とも決して交響曲やバレエ音楽に比べると演奏機会の多い作品
ではないが、ユロフスキの繰り広げる壮大な音楽はまさしく評判に違わぬス
ケールを持っている。
父にカプリッチョなどでお馴染みの指揮者ミハイル・ユロフスキを持つウラ
ディーミル・ユロフスキはグラインドボーン音楽祭の音楽監督、ロンドン・
フィル、ロシア・ナショナル管の主席客演指揮者のポストにある急速に評価
を高めている俊英である。今後の活躍に期待大!

PTC 5186 127(SACD-Hybrid)
J・S・バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565、パッサカリア ハ短調BWV.582、
前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532、前奏曲とフーガ イ短調BWV.543
F・リスト:前奏曲《泣き、嘆き、悲しみ、おののき》S179
ダニエル・コルゼンパ(オルガン)
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最
新作。バッハ、リストとも1970年8月の録音。





<Phaedra>
DDD 92039
In Flanders' Fields Vol.39
ヤン・ヴァン・デル・ロースト(1956-):
金管楽器、ギターのための作品集 ――
ギターと室内管弦楽のための《コンチェルト・ド・オマージュ》(マエスト
ロ・ホアキン・ロドリーゴに捧ぐ)/トランペット協奏曲/ホルン、管楽器
と打楽器のための《ラプソディ》
オーレ・エドヴァルド・アントンセン(トランペット)、
ヤコブ・スローター(ホルン)、ファビオ・サノン(ギター)、
ルドルフ・ウェルテン (指揮)、
イ・フィアミンギ室内管弦楽団、
ヤン・ヴァン・デル・ロースト(指揮)、
レメンス高等音楽学校シンフォニックバンド     
ベルギーの誇る吹奏楽の大作曲家ヤン・ヴァン・デル・ローストの作品集が
ベルギーの演奏家や作品の紹介を行っていくPhaedraより登場。注目はなん
といっても北欧の名奏者アントンセンのために作曲された「トランペット
協奏曲」!この「トランペット協奏曲」は2001年に亡くなったアントンセン
の母親に捧げられた作品であり、トランペット、フリューゲルホルン、ピッ
コロ・トランペットの持ち替えを要する。他にもロイヤル・コンセルトヘ
ボウ管の主席ホルン奏者スローター、ブラジルのギター奏者ザノンも参加す
るなど吹奏楽、金管楽器、ギター関係者にとって興味深いディスクに仕上
がっている。

DDD 92045
In Flanders' Fields Vol.45
ピート・スウェルツ(1960-):
クラリネット五重奏曲/弦楽四重奏曲第2番
ルーラント・ヘンドリクス(クラリネット)、
テンペラ弦楽四重奏団、シュピーゲル弦楽四重奏団
ピート・スウェルツは近年その吹奏楽作品が日本で演奏、紹介されるなど現
在注目を浴びているベルギー期待の若手作曲家。クラリネットのルーラント
・ヘンドリクスはミッコ・フランクが率いるベルギー国立管弦楽団でソロ・
クラリネット奏者をつとめている実力者。ソリストとしてもフランダース放
送響、リンブルフ響、ハーゲン・フィルとも共演を行っており、室内楽の分
野なども含めて幅広い活動を行っている。

DDD 92044
In Flanders' Fields Vol.44
ジェフ・ファン・ホーフ(1886-1959):
交響曲第5番ホ長調/5つの歌/交響組曲第2番/交響曲第6番変ロ長調
《Onvoltooide》(未完)
アン・デ・レネ(ソプラノ)、
ツォルト・ハマル(指揮)、パンノン・フィルハーモニック管弦楽団
ファン・ホーフはベルギー王立フレミッシュ音楽院で音楽を学び、6つの交
響曲を残した20世紀ベルギーの作曲家。交響曲第6番はファン・ホーフの遺
作であり未完の作品である。ソプラノのレネはスウィングル・シンガーズの
メンバーとして国際的なキャリアをスタートさせたイギリスのソプラノ。パ
ンノン・フィルは1968年生まれの若きマエストロ、ツォルト・ハマルが率い
るハンガリーのオーケストラである。

DDD 92016
In Flanders' Fields Vol.16
ヤン・ブロックス(1851-1912):ピアノ五重奏曲/
マリナス・デ・ヨング(1891-1984):弦楽四重奏曲第2番Op.27
ヨゼフ・デ・ベーンハウワー(ピアノ)、エンソール弦楽四重奏団
19世紀と20世紀に活躍したベルギーの2人の作曲家による室内楽作品を収録。
エンソール弦楽四重奏団は1993年オルフェウス・コンテンポラリー室内楽コ
ンクールなどの優勝歴を持つ。




<AGPL>
AGPL 1-007

L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第6番Op.10-2/ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106
《ハンマークラヴィーア》
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
ハイペリオンよりバッハ=ブゾーニ編曲集をはじめ数々のベストセラー・
アルバムをリリースしているデミジェンコのありそうで無かったベートー
ヴェンがドイツのレーベル“AGPL”よりリリースに!デミジェンコは1978年
のチャイコフスキー国際コンクールを制覇するなど広大なレパートリーと
脅威の技巧で注目を浴び続ける旧ソ連出身のピアニスト。感受性豊かで情熱
に溢れたベートーヴェンで使用しているピアノはヒューイットも愛用してい
るイタリアのファツィオーリである。

AGPL 1-009
D・スカルラッティ:ピアノ(チェンバロ)のための20のソナタ ――
ソナタ ニ長調L361/同ロ短調L376/同ヘ長調L385/同ハ長調L355/
同ハ短調L7/同ハ長調L303/同ハ長調L305/同ト短調L338/同イ長調L345
/同嬰へ長調L35/同ホ長調L21/同ト長調L349/同ハ短調L360/
同ハ短調L352/同ニ長調L415/同ニ短調L370/同ホ長調L375/同ハ長調L401
/同ヘ長調L433/同ト長調L445
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
デミジェンコの幅広いレパートリーを証明するスカルラッティ・アルバム。
バッハやベートーヴェン、リスト、ショパンなどの録音とは一味違った音楽
の流れとテクニックを味わうことのできる見事な演奏。こちらのスカルラッ
ティでもベートーヴェンと同じくファツィオーリを録音に用いている。

AGPL 1-004
L・V・ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.1-3
ウィルフレッド・ヒラー(1941-):ピアノ三重奏曲《ニオベ》
F・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.49
ミュンヘン・トリオ
ミュンヘン・トリオは1994年秋に開催されたシャンドール・ヴェーグ主催の
コーンウェル室内楽フェスティヴァルで出会った3人のアーティストによっ
て結成されたアンサンブル。ヒラーの「ニオベ」はミュンヘン・トリオのた
めに作曲された作品。

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06-01 No.6-2

2006年01月16日 18時30分01秒 | Weblog
<Cobra Records>
COBRA 0014
O・メシアン:世の終わりのための四重奏曲
P・ヒンデミット:
クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための四重奏曲
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
チャールズ・ナイディック(クラリネット)、
パスカル・ドゥヴァイヨン(ピアノ)、
コーリン・カー(チェロ)
グラファン、ナイディック、ドゥヴァイヨン、コーリン・カーといった世界
的アーティストたちのアンサンブルによる20世紀の室内楽作品集。メシアン
&ヒンデミットとなると少々難解なイメージもあるが、名手4人が紡ぐアン
サンブルはぐいぐいと聴き手を引き込んで行く圧倒的な演奏を聴かせてくれ
ている。

COBRA 0013
ユリウス・レントヘン(1855-1932):室内楽作品集第1巻 ――
弦楽四重奏曲ハ長調/弦楽四重奏曲ト短調《空想》/ソプラノとピアノのた
めの《中国の歌》Op.66
パルカニー弦楽四重奏団、
ユリア・ブロンクホルスト(ソプラノ)、ハンス・アイザッカー(ピアノ)
オランダの音楽家の一族レントヘン家で最も著名なユリウス・レントヘン。
グリーグとの親交を持ち、初期の作品には北欧の影響が、後期の作品ではレ
ーガー、ドビュッシーなどの影響が見られることも作品の特徴である。





<Eufoda>
EUFODA 1362 2枚組
新ウィーン楽派のピアノ作品集 ――
A・シェーンベルク:
3つのピアノ小品、室内交響曲第1番Op.9、3つのピアノ小品Op.11、
6つのピアノ小品、5つのピアノ小品、ピアノ組曲Op.25、ピアノ曲Op.33A、
ピアノ曲Op.33B
A・ウェーベルン:
ピアノのための楽章、ピアノのためのソナタ楽章、子供のための小品、
ピアノ曲、変奏曲Op.27
A・ベルク:自作主題による12の変奏曲ハ長調、ピアノ・ソナタOp.1
エドゥアルト・シュトイアーマン(1892-1964):4つの小品
ヤン・ミヒエルス(ピアノ)
Eufodaの看板アーティストでもあるベルギーの実力派ピアニスト、ヤン・ミ
ヒエルスが“新ウィーン楽派”のピアノ作品に挑んだ意欲作。ミヒエルスは
今回の録音ではベヒシュタイン(1899)のピアノを使用している。


EUFODA 1145
ロマンティック室内楽作品集 ――
A・ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90《ドゥムキー》
C・ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
ジュール・ブーケ(1914-):三重奏曲
ハンス・メムリンク・トリオ
1982年より活動を行っているブルージュを本拠とするハンス・メムリンク・
トリオのアルバム。団体名のハンス・メムリンクは15世紀のブルージュで活
躍した画家である。(録音データ不詳/ADD)

EUFODA 1147
ルネサンスのクリスマス ――
低地国(ベネルクス3国)のクリスマス(8曲)/ヨーロッパの教会のクリス
マス(7曲)/Kerstmuziek in het Italie van de zestiende eeuw(3曲)
/De Spaanse kerst(4曲)
カピラ・フラメンカ
Eufodaで数々の演奏を聴かせてくれているヴォーカルとピリオド楽器による
アンサンブル、カピラ・フラメンカによるルネサンス時代のクリスマス音楽
集。(録音データ不詳/DDD)

EUFODA 1150
IN'T STAMINEE ――
マーチ/組曲/アリエッタ/ラ・ヴェニティエンヌ/メヌエット/カンティ
レーナ・ファルコーニ/マテロット/アルマンド/他 全22曲
't Kliekske(“the bunch”)
IN'T STAMINEE/'t Kliekske
フランドル地方の伝統音楽の演奏団体「't Kliekske」のアルバム。
(録音データ不詳/DDD)

EUFODA 1152
アントワープのモーツァルト
ヨゼフ・ケニスによる変奏-W・A・モーツァルト/ウィレム・ヤコブ・ヨゼ
フ・ケニス(1768-1845)による変奏曲:《主をほめまつる》ニ長調/しも
べらよ、賛美せよ/アヴェ・ヴェルム/Quis Te Comprehendat/パンジェ・
リングァ
パトリック・ペイレ(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、
カペラ・ブルジェンシス
ウィレム・ヤコブ・ヨゼフ・ケニス(ギヨーム・ジャック・ジョゼフ・ケニス)
は作曲家であると同時にモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの楽譜の
収集家であった人物。大聖堂の音楽再建のためにこれらの大作曲家の作品の
編曲を多数手がけたことでも知られている。(録音データ不詳/DDD)

EUFODA 1155
ルネサンス時代ブルージュのポリフォニー音楽 ――
Geesteljike Muziek(5曲)/Liederen uit de Lage Landen(6曲)/
フランスのシャンソン(9曲)/舞踏のための音楽(2曲)/
Vroeg bekende madrigalen in de Lage Landen(3曲)
カピラ・フラメンカ
カピラ・フラメンカが歌い、奏でる16世紀ブルージュのポリフォニー音楽集。





<Globe>
GLO 5212
フリードリヒ・ハルトマン・グラーフ(1727-1795):
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調/フルート、ヴァイオリンとチェ
ロのための三重奏曲ニ長調/フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロの
ための四重奏曲ト長調/2本のフルート、ヴィオラとチェロのための四重奏曲
第2番ニ長調/五重奏曲変ホ長調
アンサンブル・シェーンブルン
晩年にはオックスフォード大学の名誉音楽博士号を授与され、スウェーデン王
立音楽協会の会員にも選出されるなど高い評価を受けていた18世紀ドイツのフ
ルート奏者、作曲家であったグラーフの作品集。

GLO 5222
カルロ・ジェズアルド(1566-1613):マドリガーレ集第2巻(1594年)
カシオペア・クインテット
ハーグ王立音楽院で学んだ5人の若き歌手たちによって1999年に結成されたヴォ
ーカル・アンサンブル。好評を得た第1巻(GLO 5221)に続く続編となる。





<Etcetera>
KTC 2507 2枚組
エリオット・カーター(1908-):
弦楽四重奏曲第1番/同第2番/同第3番/同第4番/エレジー
アルディッティ弦楽四重奏団
30年以上の歴史を誇る名門、アルディッティ弦楽四重奏団による既発2タイト
ル(KTC 1065/KTC 1066)をセット化し再発売。





<Attacca>
ATTACCA 2598&2599 2枚組
ルイ・アンドリーセン(1939-):BASE ――
ロンド・バルバロ/レジスターズ/3つの小品/From “The Memory of Roses”
/子供の頃の思い出/他 全11曲
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)、ルイ・アンドリーセン(ピアノ)
武満徹作曲賞の審査員を務めるなど日本でもその名を知られている現代オラン
ダの作曲家アンドリーセンのピアノ作品集。“子供の頃の思い出”では「スト
ラヴィンスキー」というタイトルの小品が登場する。





<Hortus>
HORTUS 037
ジャン=バプティスタ・ロビン(1976-):Trois Elements d'un Songe
ベノワ・メルニエ(1964-):3つのインヴェンションより
ローラン・カール(1970-):Aphorismes
クリストフ・マルシャン(1972-):トッカータとカンツォン
ピエール・ファラゴ(1969-):Nachtlich Geschurzt
エリック・ルブラン(1967-):《Eli,Eli,lamma sabacthani》
ヴァレリー・オーベルティン(1970-):
《Vincent Van Gogh-Les Franques-Lamento》
ジャック・ピシャール(1961-):《La trahison de Judas》
ティエリー・エスケーク(1965-):3つのエスキス
様々なアーティスト
2005年1月27日にパリ音楽院で行われた9人の若手オルガニスト=コンポーザー
たちによるコンサートを収録。





<Resonance>
CDRSN 3050
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18/パガニーニの主題による変奏曲Op.43
ホルヘ・ルイス・プラッツ(ピアノ)、
エンリケ・バティス(指揮)、メキシコ・シティ・フィルハーモニック
キューバ出身のピアニストであるプラッツとメキシコの名物指揮者バティス。
名前を見るだけで熱気すら感じるコンビによる名盤と謳われた怒涛のラフマ
ニノフが復活リリース!

CDRSN 3047
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):バレエ組曲集 ――
バレエ組曲《白鳥の湖》Op.20/バレエ組曲《眠りの森の美女》Op.66a
/バレエ組曲《くるみ割り人形》Op.71a
エンリケ・バティス(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
ロイヤル・フィルがバティスのタクトで豪快に鳴り響く迫力満点のチャイコフ
スキー。1987年2月の録音。

CDRSN 3032
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61(1楽章のカデンツァ:F・クライスラー)
/ロマンス第2番へ長調Op.50
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)、
アンドリュー・デイヴィス(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
ストコフスキも認めた世界的ヴァイオリニストの残した見事なるベートーヴェ
ン。

CDRSN 3035
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
チェロ・ソナタ ト短調Op.19、2つの小品Op.2
クロード・ドビュッシー(1862-1918):チェロ・ソナタ ニ短調
ジュリアン・ロイド=ウェッバー(チェロ)、蕭奕慶(ピアノ)
あのアンドリューの兄、ジュリアンが奏でる力強さを感じさせながらも情緒豊
かなソナタ・アルバム。1979年5月の録音。

CDRSN 3043
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
フランク・ブリッジの主題による変奏曲Op.10/シンプル・シンフォニーOp.4
/前奏曲とフーガOp.29
リチャード・ヒコックス(指揮)、ノーザン・シンフォニア
イギリス音楽のスペシャリスト、ヒコックスがタクトを振るうブリテンの世界。

CDRSN 3040
ガブエル・フォーレ(1845-1924):
ピアノ五重奏曲第1番ハ短調Op.15/ピアノ五重奏曲第2番ト短調Op.45
シューベルト・アンサンブル
オーケストラアンサンブル金沢で第1コンサートマスターとして活躍中のサイ
モン・ブレンディスも参加の麗しきフォーレ。1998年&1999年の録音。

CDRSN 3042
アーロン・コープランド(1900-1990):
《ロデオ》からの4つのダンス・エピソード、組曲《ビリー・ザ・キッド》
ガーシュウィン(1898-1937)、リチャード・ロドニー・ベネット編曲:
交響的絵画《ポーギーとべス》
ジョン・ファラー(指揮)、ボーンマス交響楽団
20世紀アメリカ音楽を代表する名作を凝縮した1枚!1993年6月の録音。

CDRSN 3052
トム・スメイル(1964-):赤頭巾ちゃん/眠れる森の美女
ハリー・アンフィールド(語り)、
トム・スメイル(指揮)、ダグラス・ボイド(オーボエ)、
他 様々なアーティスト
Reasonanceの子供向けシリーズ“hear this!”の最新作。トム・スメイルの音
楽とエンマ・ハウス(1965-)の台本によって音楽となった童話の世界。

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