クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-05 No.21

2006年05月30日 19時44分17秒 | Weblog
<Radio France>
211 612 \2300
サルヴァドール・ダリ-ジャック・シャンセルによるインタビュー
録音:1971年1月
シュールな画風で知られたスペイン出身の画家、サルヴァドール・ダリ
(1904-1889)への貴重なインタビュー録音。あの独特な口ひげが印象的な
ばかりでなく、ある日レストランにいきなり豹を連れて現れ、人々を恐怖に
陥れたりするなど何かとお騒がせだったダリは話し方も何か演劇のようで不
可思議な雰囲気をかもし出しています。「3歳のときには料理人になりたかっ
た。5歳の時にはナポレオンに。でも今は他ならぬダリになりたいだけ」など
とおっしゃっています。

211 816 \2300
アントワーヌ・サン=テグジュぺリ:『人間の土地』
サン=テグジュペリ、ジャン=ルイ・バロー、ピエール・フレズネ(朗読)
録音:1939年/1967年/1970年
このCDの聴き所はなんといっても名作『星の王子様』でおなじみのサン=テ
グジュペリの自作朗読が楽しめること!『人間の土地』は郵便飛行機のパイ
ロットとしての経験をエッセイ風にまとめ、黎明期の民間パイロットの様子
を描いた作品です。ジャケットにテキストが収録されているのもうれしい
『星の王子様』ファン必携の貴重なCDです。





<TDK>
TDKAD 020 \2450
ハイドン:交響曲第76番 変ホ長調
モーツァルト:フルート協奏曲第1番K313 ト長調
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」K385 ニ長調
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
有田正広(フルート・ソロ)
録音:2006年1月29日浜離宮朝日ホール
日本初のハイドン交響曲全曲録音を目指し2002年より始まった同プロジェク
トですが、関連曲も含め19枚目のリリースになります。モーツァルトイヤー
にちなみモーツァルトの名曲も次々カップリングされます。ハイドンの76番
は全集企画以外では録音されることの珍しい作品。おそらくR.ランドンの評
価が低かったのが原因と考えられますが、名指揮者ヴァントが生涯にわたっ
て取り上げつづけた作品でした。モーツァルトのハフナー同様バス声部の運
動性がおもしろい名品で、コントラバス3人、チェロ3人に増強されたOLCの
重厚な響きにぴったりです。収録はドイツEMI(エレクトローラ)でも録音
をしていた日本が語る録音名人桜井卓と野田智子。実に美しい録音でござい
ます。





<現代ギター>
GGBD 3016 \2650
パウロ・ベリナティ(1950-):ビー玉遊びのバイヨン
ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1897-1048)/佐藤弘和編:
ラ・クンパルシータ
フランシス・クレンジャンス(1951-):
ソナタ「黒い海Op.111 水面に千の星は輝く 
アンフィトリテの葬儀 海と風の結婚
ゼキーニャ・ジ・アブレウ(1880-1935)/永島志基編:
ティコ・ティコ・リブレ
マキシモ・ディエゴ・プホール(1957-):世紀末
クロード・ドビュッシー/新井伴典編:
ベルガマスク組曲 前奏曲 メヌエット 月の光 パスピエ
クラウス・ヴューストホフ(1922-):
サンバ協奏曲 サンバ・クイカ サンバ・クバーナ 
サンバ・ブラジレイラ
アルポリール・ギタートリオ(新井伴典1st,坪川真理子2nd,金庸太3rd)
“アルポリール”とは19世紀に実在した3本のネックを持つ不思議なギター。
ドイツ(新井)、スペイン(坪川)、フランス(金)とそれぞれ違った国へ
留学して同時期に帰国、ソリストとしても活躍する3人が、自分たちを3本ネッ
クになぞらえて「アルポリール・ギタートリオ」を結成。そのデビューアル
バムが発売されます! それぞれ個性的な3人の音楽がひとつになり、ギタ
ーならではの魅力に溢れた、胸のすく演奏をくりひろげます。





<MANDALA>
MAN 5101 \2180
LATINO-LADINO
カルドーソ:ミロンガ 
カルドーソ:カンシオン(歌) 
プラサ:パヤドーラ(ガウチョの歌男) 
バロス:不幸な降誕祭 
カザレタ:チャグアス・デ・ルーナ 
モヤーノ:葡萄棚の下 
グラナドス:詩的なワルツ(全7曲) 
ヴェルディ/タレガ:ラ・トラヴィアータ
ヴィラ=ロボス:カンキキス 
ヴィラ=ロボス:カンククス 
モヤーノ:ラディーノ 
アニ・プーリム(ユダヤ民謡) 
ムダーラ:眠れる魂の思い出 
ムダーラ:レイ・ダヴィッドの受けた悲しみ 
ハイマン/カヂシュソン:ある愛の物語 
イエメン・エレリ(トルコ民謡) 
ウシュクダーラ・ギデル・イケン(トルコ民謡) 
アドリアン・ル・ロワ:ポワクトーのブランル 
ラディーノの歌「夜曲」 
アントニオ・デ・サンタ・クルス:ハカラス
ライアット・コーエン、ヒカルド・モヤーノ(Gt)
録音:2004年
1492年の統一後はカトリック一色に染められたスペインですが、それまでは
キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が共存していました。そうした独
特の文化背景が生んだギター音楽を収めたのがこのCDで、スペイン、南米の
幅広い年代の作品が演奏されています。イスラエル出身のコーエンとアルゼ
ンチン出身のモヤーノのコンビもこうした作品に命を吹き込むのにまさに打
ってつけで、スペイン音楽に伏在するさまざまな流れを見事に描き分けてい
ます。

MAN 5100 \2180
茉莉花 ジャスミンの花
茉莉花 
ブルネ:メランコリー 
チン河の辺で 
ブルネ:ブッダの微笑み 
ブルネ:春の踊り 
ブルネ:朝の雪 
ブルネ:チャイナ・ブルー 
リの踊り 
黄金の碑板 
地上の楽園 
愛は理法の花 
わたしにバラを一本 
僧院の鐘の音 
シャグマゆり 
チャオ・ユエン・チュ 
茉莉花
パスカル・ブルネ(編曲、Gt、Perc、グロッケンシュピール)
ロベール・ル・ガル(編曲、Vn、Mand)録音:2005年
パリ生まれのギタリスト&作曲家、ブルネが贈る素敵なチャイニーズメロディ
・コレクション。ギターをメインにヴァイオリンやでしゃばらないパーカッ
ションの組合せでシンプルにまとめられた編曲のおかげで中国の伝統的な作
品とブルネ自身の中国に寄せた楽曲をくつろいで楽しめる内容となっていま
す。チャイナムードをさりげなく演出するBGMとしても最適な、とってもお
しゃれな1枚です。




<PROFIL>
PH 06031 2枚組 \4160
ドヴォルザーク:「ルサルカ」(ドイツ語)
エルフリーデ・トロチェル(ルサルカ),ヘルムート・シンドラー(王子),
ゴットロープ・フリック(水の精),他
ヨゼフ・カイルベルト(指)
シュターツカペレ・ドレスデン,ドレスデン国立歌劇場合唱団
録音:1948年
ドイツの偉大な指揮者、ヨゼフ・カイルベルトの貴重な「ルサルカ」です。
カイルベルトは、第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたドレスデンの歌劇
場の音楽監督を1945年に引き受け、復興に大きな貢献を果たしています。
この「ルサルカ」はその頃の貴重な録音。さすがカイルベルト、実にしっか
りした名演です。歌手も実力派が揃い、ドイツ語ながら聞き応え十分!カイ
ルベルト・ファンには逃がせないCDです。




<AVI MUSIC~preludio>
LC 14475 \2080
地中海の情熱
マリオ:遥かなるサンタ・ルチア
バルベリス:サンタ・キアーラ寺院
ベッリーニ:光さす窓辺
ビザーリ:シルヴィアに,ナポリのクリスマス
カプア:私の太陽
ボヴィオ:パッショーネ
トスティ:マレキアーレ
カンニオ:恋する兵士
コットラウ:サンタ・ルチア
デンツァ:フニクリ・フニクラ
デ・クルティス:声と夜,帰れソレントへ
ほか(全16曲)
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(T)
アンサンブル
イタリアを代表する名テノール、ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラの歌うカ
ンツォーネ集。意外なことに、ラ・スコーラにとって本格的なカンツォーネ
集はこれが初。同じイタリア人でも、気位の高いのミラノ人だと味の出ない
カンツォーネですが、そこは自他共に認める「典型的シチリア人」のラ・ス
コーラ、強い日差しと吹き付ける潮風が心地よい南イタリアの気風そのまま
のスカッとした歌がドンピシャ。1枚聞き終えると、また初めから聞きなお
したくなるような気持ちよさです。





<カナダWHRA>
WHRA6008 4枚組 \5940
ベートーヴェン:
歌劇「フィデリオ」全曲(ドイツ語歌唱)2種類の演奏
1941年2月22日 メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)ライヴと
1951年3月10日 メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)ライヴ
ブルーノ・ワルター指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
レオノーレ:キルステン・フラグスタート(S)、
フロレスタン:ルネ・メイソン(T)、
ドン・ピツァロ:ユリウス・ヒューン(Bs)、
ロッコ:アレクサンダー・キプニス(Bs)、
マルツェリーネ:マリタ・ファレル(S)、
ヤキーノ:カール・ラウフケッター(T)、
ドン・フェルナンド:ヘルベルト・ジャンセン(Br)他 
以上、1941年の演奏。
レオノーレ:キルステン・フラグスタート(S)、
フロレスタン:セット・スヴァンホルム(T)、
ドン・ピツァロ:ポール・シェフラー(Bs)、
ロッコ:デジュ・エルンスター(Bs)、
マルツェリーネ:ナディヌ・コナー(S)、
ヤキーノ:ペーター・クライン(T)、
ドン・フェルナンド:ジェローム・ハインズ(Br)他 
以上、1951年の演奏。
米M&AアドヴァイジングによるWHRAレーベルから奇跡の名演がまたも甦る!
ワルターの二種類の「フィデリオ」(どちらもフラグスタート主演・もちろ
んドイツ語歌唱)というマニアックなカプリングです。今回も宇野功芳先生
書下ろしライナーノート付、直輸入盤です。渡米直後のワルターと題された
ライナーノートで、41年の演奏について、“まず「序曲」冒頭の全く色気の
ない、きりりとした速さを聴け。主部の気迫もすごい。金管のアクセントが
効き、途中のたたみこむテンポや、コーダのあせるような追い込みとトロン
ボーンの最強奏は、これぞ鬼神にとりつかれたワルターの姿だ。幕が開くと、
第1曲の二重唱からドラマ全開、戸を叩く音ではテンポの加速、その後のマル
ツェリーネが自分を口説く若者に同情する場面(彼女はフィデリオを愛して
いるので)では逆に遅くするなど、その手綱さばきは実に見事、二人の歌手
はワルターにあおられっぱなしである”と絶賛。さらに、“第14曲などは一
つの頂点で、ティンパニーの連打、トランペットの痛烈なクレッシェンド、
緊迫したテンポなど凄まじい表現が連続、そして第16番のフィナーレの前に
「レオノーレ第3番序曲」が演奏される。いやー、すごい!たたきつけるよ
うな和音で開始されるそれは、速いテンポの主部へと進み、随所にかかる加
速はティンパニーの強打を伴って悪魔的だ。だいたい悪魔的などという言葉
ほどワルターに似つかわしくないものはあるまい。プレストのスピード!火
の中に飛び込んでゆくようなアッチェレランド!演奏終了後の聴衆の興奮は
拍手の音で分かる。ワルターのメトロポリタン・デビュー大成功の場面とい
えよう。そして、まるで戦争のようなフィナーレが続くのである“と驚きを
隠しません。
51年の演奏については、“もうアメリカにすっかりなじみ、これから第二の
全盛期を迎える直前の姿だ。それだけに41年盤の切羽つまった迫力には欠け
るが、基本のスタイル、表情はまったく同じで、これだけを聴けば十二分に
満足してしまう。特に「レオノーレ第3番序曲」は、ことによると41年盤を
上回り、アンコールのかけ声がかかる。それに続くフィナーレもコーラスが
マイクに近く、最高の迫力を見せるし、ドン・フェルナンドのヒンネスも誠
に立派だ”と賞賛。
最後にこのシリーズへの期待で文章を締め括っておられます。
“びっくりするのは両盤の音質の良さ!ことに41年盤は音の明確さといい、
歪みのなさといい、56年の「魔笛」に匹敵するか、あるいはそれ以上かもし
れない。録音年代を考えると驚異的だが、こんな音質で例の42年の「ドン・
ジョヴァンニ」や48年の「ミサ・ソレムニス」が出たらどんなに嬉しいだろ
う。ぜひ希望をしておきたい”





<ミッテンヴァルト・レーベル>
●価格が変更(値下げ)になりましたので、再度ご案内いたします。
MTWD99025 \2500
マンフレート・グルリット(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲へ長調
渡辺茂夫(ヴァイオリン)、
マンフレート・グルリット指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
録音:1955(昭和30)年2月11日日比谷公会堂、モノラル(世界初演ライヴ)
神童として知られ14歳でジュリアードに留学するも16歳で精神不安から自殺未
遂(と言われている)し、その後演奏不能になってしまった悲劇のヴァイオリ
ニスト渡辺茂男(1941-99)。テレビのドキュメンタリーや新聞等でも取り上
げられたことがありました。グルリットは1939年に来日以来ほとんど日本です
ごし、オーケストラやオペラを指導した戦前戦後日本のクラシック界の恩人で
もあります。この録音はクーレンカンプのためにグルリットが作曲した協奏曲
を13歳の渡辺茂男が初演したもので、51年ぶりに甦る大変貴重なものです。
また長木誠司氏のグルリットに関する詳細なライナー・ノートも読み応えがあ
ります

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06-05 No.20

2006年05月29日 14時59分31秒 | Weblog
<ANDROMEDA>
ANDRCD5051 5枚組 \2180
ギーゼキング(Pf)モーツァルト作品集Vol.1
Disc.1
メヌエットとトリオ ト長調KV.1、メヌエット ヘ長調KV.2、
アレグロ 変ロ長調KV.3
メヌエット ヘ長調KV.4、メヌエット ヘ長調KV.5
グラーフのオランダ語歌曲「我は勝てり」による8つの変奏曲 ト長調KV.24
オランダ歌曲「ウィレム・ヴァン・ナッサウ」による7つの変奏曲 
ニ長調KV.25
アレグレットによる6つの変奏曲 KV.54、メヌエット ニ長調KV.94
サリエリの「ヴェネツィア」の定期市」のアリア「我がいとしのアドーネ」
による
6つの変奏曲 ト長調KV.180
J.C.フィッシャーのメヌエットによる12の変奏曲 ハ長調KV.179
ピアノ・ソナタ第1-3番
Disc.2 
ピアノ・ソナタ第4-7番
Disc.3 
ピアノ・ソナタ第8-10番
Disc.4 
ピアノ・ソナタ第11-13番
Disc.5
8つのメヌエットとトリオ KV.315a
グレトリーの「サムニットの結婚」の行進曲の主題による
8つの変奏曲 ヘ長調KV.352
ソナタ断章(アレグロ) 変ロ長調KV.400、幻想曲とフーガ ハ長調KV.394
フーガ ト短調KV.401、幻想曲 ハ短調KV.396、幻想曲 ニ短調KV.397
序曲(クラヴィア組曲) ハ長調KV.399
パイジェルロの歌劇「哲学者気取り」の「主に幸あれ」による
6つの変奏曲 ヘ長調KV.398

ANDRCD5057 5枚組 \2180
ギーゼキング(Pf)モーツァルト作品集Vol.2
Disc.1
小葬送行進曲 ハ短調KV.453a
サルティアの歌劇「2人が争えば3人目が得をする」のミニョンのアリア
「子羊のように」による8つの変奏曲 イ長調KV.460
グルックの「メッカの巡礼」の「愚かな民が思うには」による
10つの変奏曲 ト長調 KV.455
幻想曲 ハ短調KV.475
ピアノ・ソナタ第14番
Disc.2
6つのドイツ舞曲 KV.509、ロンド イ短調KV.511
ピアノ・ソナタ第15、18、19番
Disc.3 
ピアノ・ソナタ第16、17番
Disc.4 
ピアノ協奏曲第20、25番
ハンス・ロスバウト指揮フィルハーモニア管弦楽団 (1953年)
Disc.5
ピアノ・ソナタ第23番 (1951年)、第24番 (1953年)
ピアノと木管の為の五重奏曲 変ホ長調KV.452
カラヤン指揮フィルハーモニア木管アンサンブル (1955年)
ピアノはすべてヴァルター・ギーゼキング。良く知られたEMI発売のBOX
(CHS7636882)よりピアノ・ソナタ第23、24番とピアノ協奏曲及びピアノと木
管の為の五重奏曲がプラスされ、数曲の小品が削られています。上記年代記
載があるもの以外は全て1953/54年の録音です。

ANDRCD9007 2枚組 \1150
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」
リチャード・タッカー(ホフマン)、ロバータ・ピーターズ(オランピア)
リーゼ・スティーヴンズ(ジュリエッタ)、
ルチーネ・アマーラ(アントニア)
ピエール・モントゥー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1955年
DATUMレーベルから発売あり。良い音質です。





<WALHALL>
WLCD0173 2枚組 \1800
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
ヘドヴィヒ・ミュラー=ビュトウ(レオノーレ)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(フロレンスタン)
ヤーロ・プロハスカ(ドン・ピツァロ)、
ハインリヒ・プフランツル(ロッコ)
ヘルマン・アーベントロート指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
1952年ベルリンでのライヴ録音
会話部分はありません。第1幕に欠落があります。音質は悪くないのですが、
残念ながら音が割れ、耳障りな箇所が多く聴かれます。歴史的名演奏の復刻
です。

WLCD0176 2枚組
スッペ:歌劇「怪盗団」
第1幕に製作上のミスと思われる音飛びが聴かれます。つきましては、情報
は既に流れておりますが、この商品を当面扱いません事、ご了承ください。





<VENEZIA>
CDVE24250 2枚組 \1650
チャイコフスキー:後期交響曲集
交響曲第4番 ソビエトRTV大交響楽団 1970年9月
交響曲第5番 ソビエトRTV大交響楽団 1972年4月
交響曲第6番「悲愴」 ソビエトRTV大交響楽団 1972年
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
先日ご案内申し上げました当商品ですが、ソビエト国立文化省交響楽団1989年
ではなく、交響曲第6番「悲愴」ソビエトRTV大交響楽団 1972年である事が
判明いたしました。つきまして前回のご注文分はキャンセルさせていただき、
再度ご注文をお受けいたしますので、よろしくお願いいたします。





★発売延期のお知らせ
先日ご案内いたしました下記の商品は発売が9月以降に延期になりました。
ご注文をいただきました分に関しましては、いったんキャンセルとさせて
いただき、発売が決定いたしましたら再度ご案内させていただきます。
よろしくお願いいたします。

<ARTE NOVA>
82876825872 \650
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1&2番
イェフィム・ブロンフマン(p)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

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06-05 NO.19

2006年05月26日 14時30分37秒 | Weblog
<GRAND SLAM>
GS 2012 \2250
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1948年10月24日ベルリン、ティタニア・パラスト 
1937年10月7日、11月3日ベルリン、ベートーヴェンザール
使用ソース:Electrola (Germany) E 90995 / LP
DB 3328/32 (2RA 2335/43) / 78rpm
*おことわり:
LP、SPよりの復刻のため、盤に起因するノイズが混入しています。
■制作者より
ブラームスの交響曲第4番は同第3番(GS-2011)と同様にドイツ・エレクトロ
ーラの初版LP E90095からの復刻です。今回使用したLPの保存状態はこれまで
のフルトヴェングラー・シリーズの中でも最高峰で、そのノイズの少なさは
驚異的です。ちょっと聴くとLPからの復刻と思えないほどの再生音で、この
演奏を愛する人には欠かせぬものとなるでしょう。
一方のベートーヴェンはドイツのコレクターから提供されたドイツ・エレクト
ローラ盤SP(78回転) DB3328/32からの復刻です。フルトヴェングラーや
ワルターのSP復刻といえばイギリスHMV盤が有名ですが、このイギリス・プレ
ス盤はカートリッジで再生すると高域にかなりきついノイズが発生します。
このノイズはそのままでは非常に聴きづらく、かといって減衰させると音楽
に悪影響をあたえるという、たいへんにやっかいなものです。その点ドイツ・
プレスのエレクトローラSP盤はアメリカ・ビクター盤、日本コロムビ盤など
と同じくカートリッジで再生しても非常にノイズが少なく、復刻にはうって
つけです(もちろん保存状態の良いものに限ります)。そのオリジナルの
SP盤の音を限りなく忠実に再現し、多くの方にベルリン・フィル全盛期の響
きが刻印されていると言われているこのベートーヴェンの第5の良さを再認識
していただきたいと思います。(平林 直哉)
■解説書の内容
旧華族出身で元貴族院議員だった京極鋭五氏は、戦前にベルリンのフルトヴェ
ングラー邸を訪れフルトヴェングラーと会談した数少ない日本人のひとりで
す。その京極氏の会見記を京極氏のご遺族の特別の許諾により全文掲載しま
す。また、ベートーヴェンの交響曲第5番のレコード店用のパンフレットを
収録。アルバムのジャケットや雑誌の広告などは時々見かけますが、SP時代
の店頭用のパンフレットは非常に珍しいものです。その他、ブラームスに関
する資料も満載しています。
=今後の発売予定=
GS 2013
「フルトヴェングラー&ベルリン・フィル、DG録音集」
ベートーヴェン:交響曲第5番(1947) /「エグモント」序曲(1948) /「レオノ
ーレ」序曲第2番 / 大フーガ(1952)





<ACCENT>
ACC 25303(SACD-Hybrid) \2300
J.S.バッハ:カンタータ集vol.3
カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV 82
カンタータ第178番「主なる神われらの側にいまさずして」BWV178
カンタータ第102番「主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずや」BWV102
エリザベス・ハーマンス(S)、ペトラ・ノスカイオヴァ(A)、
クリストフ・ゲンツ(T)、ヤン・ファン・デル・グラッベン(Br)
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
アクサン・レーベル発、クイケンのOVPPによる大好評カンタータ集シリーズ
の第3弾です。今回は、バスのための82番名曲がなんといっても魅力。冒頭の
アリアのオーボエの音色の美しさに思わず涙がこぼれます。心にしみわたる
グラッベンの声で語られる、安らかな死についての歌詞は説得力と癒しに満
ちています。第5曲のアリアでもオーボエが大活躍、ラ・プティット・バンド
の名人芸も堪能できます。第178番は、ホルンをはじめ器楽が活躍する名曲
です。102番も、受難節に近い日曜日のための書かれているため、不協和音
が多用されるなど痛切な内容のものです。クイケンたちによる新たなるカン
タータ演奏の金字塔が築かれる様を目の当たりにできる貴重なシリーズです。





<INTEGRAL>
DSK 2038 \2080
ヨーゼフ・ボネ(1884-1944):作品全集VOL.3
オルガンのための12の作品op.10
声あるいは合唱のための作品
フレデリック・ルドロワ(Org)
デュルフレもその建立に関わったというオルガン(1965年製)を用いた演奏
です。透明感があり優しい音色ながらも、教会の中にいるかのような厳かな
空気に包まれます。






<BIS>
KDC 5010(SACD-Hybrid) \2450
日本語解説書付
プロコフィエフ:フルートソナタ ニ長調 作品94
シューベルト:「しぼめる花」による変奏曲 D802
デュティーユ:ソナチネ
ジョリヴェ:リノスの歌
シャロン・ベザリー(フルート)、ロナルド・ブラウティハム(ピアノ)

KDC 5011(SACD-Hybrid) \2450
日本語解説書付
グバイドゥーリナ:
希望と絶望の偽りの顔(フルート協奏曲)(2005)
7つの言葉 (1982)
シャロン・ベザリー(フルート)、御喜美江(アコーディオン)、
トーレイヴ・テデーン(チェロ)、
マリオ・ヴェンサーゴ(指揮)エーテボリ交響楽団





<haenssler>
93 125 \2080
ケクラン:ペルシアの時op.65
シェスタ、出発を前に、キャラヴァン、宵闇の中を登る、涼しい朝、
高地の谷で、町の眺め、通りを渡って、夕べの歌、テラスに差す月光
オーバード(朝の歌)、真昼の太陽のもとのバラ、
影の中 大理石の泉のそばで、アラベスク、夕映えの丘、
物語する人 a)イントロダクション b)瓶の中の精霊 
c)魔法をかけられた宮殿  d)若人の踊り e)庭に注ぐ月光 
夕べの平安、墓地にて
夜の回教僧たち?荒れ果てた地に差す月光
ハインツ・ホリガー(指)シュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2004年1月
シャルル・ケクラン(1867-1950)はフォーレの「ペレアスとメリザンド」や
ドビュッシーの「カンマ」のオーケストレーションを行っていて、さらに和
声や対位法の教科書を書いたことからもわかるように「もう一人のオーケス
トラの魔術師」というべき存在ですが、ありがちな「技のためのわざの追求」
に陥らず、美しいハーモニーとメロディをけれんみなく創造した作曲家でし
た。この「ペルシアの時」(1916 管弦楽版、ピアノ版も有り)はピエール
・ロティの旅行記を題材に想像力の翼を広げて作曲された作品で、ケクラン
の持ち味である「穏やかな抒情」を湛えた傑作です。ケクランはフランス音
楽史の上ではフォーレ、マスネの世代と「6人組」との間に位置する作曲家に
なりますが、それだけに作風は19世紀と20世紀の音楽のいいとこ取りになっ
ています。急速に再評価されているケクランの魅力の秘密がよく分かる1枚!

93 169 \2080
ツェルニー:
交響曲第6番 ト短調、大交響曲第2番op.781
グルツェゴルツ・ノヴァーク(指)SWRカイザーラウテン放送管弦楽団
録音:2004年6月、2005年2月
ピアノ弾きなら一度はお世話になったことがあるツェルニー先生(1791-
1857)。その風貌もギムナジウムの倫理学の先生のような先生の交響曲は
はたしてどんな曲なのか?ここに収められた2つの交響曲は初期ロマン派の
お手本のようなリリックな味わいが一番の特長です。師のベートーヴェンの
ような圧倒的スケールはなくても、シューベルトやメンデルスゾーン、ウェ
ーバーと共通する19世紀初めの雰囲気をもっていて、まるでかわいらしい
花畑を逍遥するような気分にさせてくれます。交響曲第6番は世界初録音。
この曲を指揮して以来「ツェルニーにはまった」と語っているノヴァークの
心のこもった解釈が楽曲の魅力をさらに高めていることはいうまでもありま
せん。

98 223 \1650
Spring Moods(春の気分で)
ファン・アイク:アマリリうるわし 
スカルラッティ:ソナタ ニ短調L.422 
ヴィヴァルディ:春-ヴァイオリン協奏曲集「四季」op.8より 
ベートーヴェン:交響曲第6番 へ長調op.68「田園」第1楽章 
ムソルグスキー:ホヴァンシチーナ 
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 
ドヴォルザーク:ユモレスク 
シューマン:交響曲第1番 変ロ長調op.38「春」第3楽章 
ハイドン:ピアノ・ソナタ 二長調Hob.XVI:37より 
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調op.90第3楽章 
グリーグ:トロルハウゲンの婚礼の日op.65-6
マリオン・ココット(Bfl)、アイオナ・ブラウン(Vl)、
ネヴィル・マリナー(指)アカデミー室内管弦楽団
トーマス・フェイ(指)ハイデルベルク交響楽団 他
春にまつわるおなじみの名曲をマリナー&アカデミー室内管などの腕利きの
演奏で楽しめるCD。パンフルートの独奏が珍しい「ユモレスク」や、グリー
グの抒情組曲からの楽しい作品「トロルハウゲンの婚礼の日」など一味違っ
た選曲も魅力的な1枚です。

98 481 \1650
モリエール:喜劇「守銭奴」
ウーフェ・フリードリッシェン(アルパゴン)、
マチアス・ワルター(クレアンテ)、テレサ・ヴァイスバッハ(エリーズ)、
フリッツ・フェンネ(ヴァレール)、
イェルディス・トリーベル(マリアンヌ) 他
17世紀フランスの喜劇作家モリエール(1622-1673)の傑作喜劇の効果音&
音楽付きの朗読(ドイツ語)です。そのストーリーは、アルパゴンという主
人公が、自分の子供を金目当てに大金持ちと結婚させようとし、自分自身は
若い娘との再婚しようと企むが失敗するという話です。演劇やドイツ語学に
関心がある人には特に興味深い1枚と言えるでしょう。

98 482 \1650
シラー:ロドリーゴの死-「ドン・カルロス」より
ハンス・ペーター・ハルヴァックス(フェリペ2世)、
ローベルト・シュタッドルオーパー(カルロス)、
ティルベルト・シュトラール=シェーファー(ロドリーゴ)、
スヴェーニャ・パーゲス(エリザベス) 他
日本の音楽ファンにとってはあの第9の「歓喜の歌」の作者として知られてい
るシラー(1759?1805)の名作劇「ドン・カルロス」からロドリーゴの死の場
面を朗読したCDです。音楽と効果音のおかげで、音だけでも臨場感は抜群!
ちなみにヴェルディの同名のオペラもこの台本が基になっています。




<AVI-MUSIC>
4260085 530014 \2250
モーツァルト(R. ショットスタット編):
「コジ・ファン・トゥッテ」-“それではデスピネッタ”
ロッシーニ(I.ミュラー編):
「セビリアの理髪師」-ロジーナのカヴァティーナ“ある声が今しがた”
ベートヴェン:
「ドン・ジョヴァンニ」の“お手をどうぞの主題による変奏曲”WoO28
ヴェルディ(L.バッシ /A.ジャンピエリ編):
「リゴレット」の主題によるコンサート用ファンタジア
モーツァルト(R. ショットスタット編):
「ドン・ジョヴァンニ」より3つのアリア
“カタログの歌「奥様、これが恋のカタログです」”“恋人よ 私を不親切
な女と思わないで”、他
ウェーバー:「ジルヴァーナ」の主題による協奏的変奏曲Op.33
ドップラー(R. ショットスタット編):リゴレット幻想曲Op.38
トリオ・ディ・クラローネ[ザビーネ・マイヤー、
ウォルフガング・マイヤー、ライナー・ヴェーレ]
カレ・ランダル(P)
録音:2005年1月
ソロ奏者としては世界屈指の実力を誇り、1983年に兄のウォルフガング・マイ
ヤー,夫のライナー・ヴェーレとクラリネット三重奏団「トリオ・ディ・クラ
ローネ」を結成するなど室内楽奏者としても活躍。最近では、MARSYASレーベ
ルから「パリのメカニック」(MAR.1801)斬新なアルバムをリリースしています。
ウォルフガング・マイヤーの超絶技巧、元ハノーヴァー放響のソロ・クラリネ
ット奏者でもあったライナー・ヴェーレの確かな音楽性。そして、ふくよか
で艶やかな音色、活力溢れる演奏で聴衆を圧倒するザビーネ・マイヤー。こ
の最強のクラリネット・トリオから紡ぎだされる音楽は実に雄弁!オペラの
魅力的な編曲作品を中心とした聴き応えのあるアルバムに仕上がっています。

4260085 530021 \2250
J.S.バッハ:カンタータ集
主よ、裁きたもうなBWV105、汝らわが名において祈りしことなしBWV87、
侯妃よ、あとひとすじの光をBWV198、復活祭オラトリオBWV249、
いさかいは起これリBWV19、わが命なるキリストBWV95、
わが心に憂い多かりきBWV21、
農民カンタータ「おいらは新しい領主をいただいた」BWV211、
喜びて舞いあがれBWV36、われは善き羊飼なりBWV85、
シンフォニア ニ長調BWV1045 より
クリストフ・ゲンツ (T) ライプツィヒ新バッハ合奏団
録音:2004年9月パウル・ゲルハルト教会
ドイツを代表する男声歌手クリストフ・ゲンツ。彼は、端正で奥行きのある
声を持ち、楽曲への理解が深くガーディナーやヘレヴェッヘを始めとする指
揮者の宗教作品などで重要な位置を築いています。このアルバムではライプ
ツィヒ新バッハ合奏団の好サポートの中、伸びやかに歌い上げています。

4260085 530045 \2250
J.S.バッハ:
ゴルドベルク変奏曲BWV988(ドミトリ・シトコヴェツキ編、弦楽三重奏版)
ゴルドベルク・トリオ ボン
既に人気作として定着しているシトコヴェツキのゴルドベルク変奏曲。その
ドミトリ・シトコヴェツキ編曲の弦楽三重奏版に触発されて1995年に結成さ
れたゴルドベルク・トリオが新たな世界へと導きます。シトコヴェツキのゴ
ルドベルク変奏曲はクラヴィーア演奏とは異なった音域でアンサンブルの面
白みを出した作品。まろやかな響き、意欲的なゴルドベルク・トリオによる
演奏は、創造性豊かな音楽を聴かせてくれています。ドミトリ・シトコヴェ
ツキの弦楽三重奏版は1985年の出版以来、弦楽三重奏の重要なレパートリー
となっています。シトコヴェツキがミッシャ・マイスキーらと組んで録音し
た弦楽三重奏版(ORFEO138851)も名盤です。

4260085 530090 \2250
パーセル:3声のファンタジア(1680)
ギデオン・クライン:弦楽三重奏(1944)
ベートーヴェン:弦楽三重奏Op.9-1 ト長調
ゴルドベルク・トリオ ボン
ファンタジアはパーセルの中でも重要な位置にあたる作品で、ファンタジア
は英国伝統の対位法的合奏音楽。ゴルドベルク・トリオのファンタジー豊か
な発想が、伝統の形式をより一層引き立たせています。ギデオン・クライン
はチェコスロヴァキアのユダヤ系作曲家。1941年にテレジン強制収容所に送
致されました。そこは所内の芸術活動が推奨された数少ない収容所の一つで
もあり、この時期に《弦楽三重奏曲》を作曲しています。幅広いレパートリ
ーを常に演奏しているゴルドベルク・トリオならではの選曲です。またベー
トーヴェンの弦楽三重奏は素朴な親しみやすさが魅力の作品。ゴルドベルク
・トリオのすっきりした美しさは、際立っています。

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06-05 No.18-1

2006年05月26日 14時30分04秒 | Weblog
<Capriccio>
67175 \2080
グルダ&ザヴィヌル-2台のピアノのための音楽 ――
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ハイドンの主題による変奏曲Op.566
フリードリヒ・グルダ(1930-2000):2台のピアノとバンドのための変奏曲
ジョー・ザヴィヌル(1934-):ヴォルケイノ・フォー・ハイアー
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)、ジョー・ザヴィヌル(ピアノ)、
ジェリー・ ファン・ローエン(指揮)、ケルンWDRビッグバンド
パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームスと並び立ち「ウィーンの三羽
ガラス」の異名を持つピアノ界における20世紀最高の巨匠である奇才フリード
リヒ・グルダ。
同郷であるグルダとの親交が深く、1970年-80年代のジャズ&フュージョンの
分野で世界中に大旋風を巻き起こした史上最強のバンド「ウェザー・リポート」
のキーボードを担当していたジョー・ザヴィヌル。
なんとそのグルダとザヴィヌルの2人がコンビを組んだ仰天衝撃のデュオ・ア
ルバムがカプリッチョより登場!(録音年代は現時点では不詳。おそらく
1980年代後半)
バッハ、ベートーヴェン、モーツァルトなどを中心に晩年まで多彩なレパート
リーを披露し続けたグルダだが、1970年代には新たなる世界に踏み出すため
ジャズへの転身を試みるなどクラシック、ジャズの両面で絶大な支持を集め
ていたことは周知の通り。
対するザヴィヌルはマイルス・デイヴィス・グループの卒業生であり、モダン
・ジャズの開拓者であったマイルスの精神を「ウェザー・リポート」で実際に
音楽へと昇華させ次々と世に送り出すなど、1986年のグループ解散まで多大な
足跡を残し続けた。
収録曲がグルダとザヴィヌルの自作(ヴォケイノ・フォー・ハイアーはウェザ
ー・リポートの代表作)に加えてクラシックの王道ブラームスを取り上げてい
るという点からも、両者の「ジャンル」という枠に囚われない抜群の音楽性を
窺い知ることが出来る。話題爆発間違い無し!超注目!




<PentaTone>
PTC 5186 084(SACD-Hybrid) \2850
D・ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
パーヴォ・ベルグルント(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団
戦争による惨劇や民衆の心の痛みといった悲劇を前面に押し出した作風を持っ
たショスタコーヴィチの8番目の交響曲は、1943年11月4日にムラヴィンスキー
によって初演が行われたものの、ソ連当局の意に沿わなかったこの作品は1948
年のジダーノフ批判によって演奏禁止命令が下されてしまったという曰く付き
の作品である。
プレトニョフによる第11番、ユロフスキによる第1番&第6番に続くペンタトー
ン・クラシックスのショスタコーヴィチ・チクルス第3弾でタクトを執るのは
フィンランドの大御所ベルグルント!シベリウスの演奏における世界的権威と
してあまりにも名高いベルグルントだが、ショスタコの第8番も彼にとっての
重要なレパートリー。





<Capriccio Study Scores With CD>
68101(2CDs+A4版フルスコア) \2300
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲BWV.1046-1051(全曲)
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)、ドイツ・バッハゾリステン
カプリッチョよりA4サイズのフルスコア付きの新シリーズ「Study Scores
With CD」がスタート!
カプリッチョの良質な音源による演奏を聴きながら、スコアの研究を行える
というシリーズで初回リリースは計5タイトルが登場!
※こちらのシリーズは表3にCDのみがジュエル・ケース、袋等無しで直接封入
されている形となっております。ご了承下さい。

68102(CD+A4版フルスコア) \2300
A・ヴィヴァルディ:四季
ベラ・バンファルヴィ(ヴァイオリン)、ブダペスト・ストリングス

68103(CD+A4版フルスコア) \2300
W・A・モーツァルト:
セレナード第13番ト長調K.525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
ディヴェルティメント ニ長調K.136/同変ロ長調K.137/同へ長調K.138
シャンドール・フリジェス(指揮)、フランツ・リスト室内管弦楽団

68104(CD+A4版フルスコア/特別価格) \4600
P・I・チャイコフスキー:
バレエ組曲《眠りの森の美女》Op.66a/バレエ組曲《白鳥の湖》Op.20a
ハンス・フォンク(指揮)、バイエルン放送交響楽団

68105(CD+A4版フルスコア) \2300
A・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95《新世界》
ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ




<Musica Ficta>
MF 8006 \2180
カロルス・ハッカルト(ca.1640-ca.1701):聖歌とソナタ ――
《パルナソス山の調和Op.2》より ソナタ第5番(3声)、ソナタ第9番(4声)、
ソナタ第8番(4声)、ソナタ第1番(3声)、ソナタ第6番(3声)
聖歌集第1巻より Miser es/聖歌集第3巻より Domine quae est fiducia tua
聖歌集第7巻より Nunc loquar Domine
セリーヌ・シェーン(ソプラノ)、ステファン・ファン・ダイク(テノール)、
ディルク・スネリングス(バス)、アンサンブル・クレマティス
古楽&中世の音楽界に新風を吹き込み、早くも支持を集めているベルギーの新
興レーベル「ムジカ・フィクタ(Musica Ficta)」の最新盤。
カロルス・ハッカルトは17世紀オランダでヴィオラ・ダ・ガンバの名手として
名を馳せていた音楽家であるが、生没年などの詳細には今なお不明な点が残さ
れている。
ハッカルトは当時のオランダ・ハーグの大臣、詩人、作曲家でもあったコンス
タンティン・ホイヘンス(土星の輪を発見したクリスティアーン・ホイヘンス
の実父)に「音楽の大巨匠」と称賛され、特に「パルナソス山の調和」はパー
セルやコレッリのトリオ・ソナタに匹敵する名作として絶大な評価を受けた。
演奏はニコラウス・ア・ケンピスのシンフォニア集(MF 8001)で若さに溢れ
瑞々しく溌剌とした演奏を聴かせてくれたアンサンブル・クレマティス。3人
のソリストの歌声も絶品の一言に尽きる。





<Globe>
GLO 5214 \2180
ヨハン・ヘルマン・シェイン(1586-1630):
イントラーダ、組曲第15番、カンツォン、組曲第6番
ザムエル・シャイト(1587-1654):
アルマンド、パドゥアン、Weh Windchen Weh、
カンツォン・スーペル・カンティオネム・ガリカム、
パドゥアン・ドロローサ、クーラント・ドロローサ、戦いのガリアルド、
Ach du feiner Reiter、カンツォン・スーペル“O Nachbar Roland”
アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団
スヴェーリンク音楽院で名手ケース・ブッケとワルター・ファン・ハウヴェに
師事し、リコーダーのヴィルトゥオーソとして活躍中の女流奏者サスキア・コ
ーレン擁するアムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団のドイツ音楽集。
ドイツ・バロック時代に国際的な名声を誇ったシャイトとシェインの作品を奏
でるアムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団の音色は清楚な響きを醸
し出している。




<marc aurel edition>
MA 20030 \2180
ヴァチカンのバロック音楽 ――
カロル・ジェズアルド(ca.1561-1613):Occhi Del Mio Cor Vita
ポンポニオ・ネンナ(1556-1613):
S'io taccio il duol s'avanza、Ecco, o mia dolce pena
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(ca.1580-1651):
アルペジアータ(2種)、トッカータ7、トッカータ1、トッカータ2
ミケランジェロ・ロッシ(1601/1-1656):O Prodighi Di Fiamme
ジョヴァンニ・ピエトロ・デル・ブオーノ(?-ca.1657):
アヴェ・マリス・ステラによる3つのソナタ
ドメニコ・マツォッキ(1592-1665):
Lamentum Matris Euryali、Chiudesti I Lumi Armida
ピエトロ・エレディア(ca.1575-1648):Passa la vita
C・モンテヴェルディ:《聖母マリアの夕べの祈り》より マニフィカト
エヴェリン・タブ(ソプラノ)、西山 まりえ(ハープ)、
ザ・アール・ヒズ・ヴィオール、ステファン・ラス(リュート&キタローネ)、
パウリナ・ファン・ラールホーフェン(リローネ)、
アルノ・ヨッヘン(ヴィオローネ)
、ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)、
ドレスデン室内合唱団、アンサンブル・アルテ・ムジク・ドレスデン、
ブレーザー・コレギウム・ライプツィヒ
ジェズアルド、ネンナ、そしてモンテヴェルディなど17世紀イタリアにおける
作曲家たちのカトリック即ちヴァチカンに関した作品を集めたアルバム。全て
の収録作品が1606年から1644年という17世紀前半に作曲が行われている。





<Opus Millesime>
GCK 20061 \2180
ロベール・カサドシュ(1899-1972):
Le Voyage Imaginaire Op.1/3つの子守歌Op.8/8つの練習曲Op.28/
組曲イ短調Op.52/3つの子守歌Op.67/即興曲Op.67-4
ジャン=フランソワ・ブーヴェリー(ピアノ)
ロベール・カサドシュの作品を世に紹介して行くことを主旨として設立された
「オーパス・ミレズム(Opus Millesime)」。前の数タイトルはカサドシュ以
外の作品のリリースであったが今回は久々にカサドシュ自身の作品が登場。
初期、後期のピアノ作品を集めた今回のアルバムでは既発売のソナタ集
(GCK 20042)と同じくジャン=フランソワ・ブーヴェリーが演奏を担当して
いる。





<Cello Classics>
CC 1901(DVD-Video) \3380
バーナード・グリーンハウス・アット・ウィグモア・ホール ――
イントロダクション/6人のチェリストのマスタークラス/ラルフ・カーシュ
バウムによるグリーンハウスへのインタビュー
バーナード・グリーンハウス(チェロ)、ン・ペイ=ジェエ(チェロ)、
ミナト・リオンズ(チェロ)、ナサニエル・ボイド(チェロ)、
リチャード・ハーウッド(チェロ)、
ジャン=フィリップ・トゥパ(チェロ)、ルイザ・タック(チェロ)
パブロ・カザルスの一番弟子にして、エマニュエル・フォイアマンの下でも研
鑽を積むなどチェロ界の巨星たちから直伝を受けたバーナード・グリーンハウ
ス。ボザール・トリオのオリジナル・メンバーとして世界中で活躍したグリー
ンハウスも2005年で早くも90歳を数えた。
このグリーハウスの卒寿を祝って2005年2月2日にチェロ・ソサイエティ・オブ
・ロンドンとウィグモア・ホールの共同企画として開催されたマスタークラス
の様子を完全収録した一大ドキュメント。
マスタークラスに参加した6人のチェリストは全員が20代という若手アーティ
ストながら、既にプロとして活躍している実力者たち。映像を通して若きチェ
リストたちの音楽が瞬く間に変化して行く様子が見て取れるが、それだけグリ
ーンハウスの音と言葉に重みがあるという証拠だろう。
ちなみにラルフ・カーシュバウムによるグリーンハウスのインタビューは約
34分に渡っており、マスタークラスを合わせると全編の収録時間はなんと
3時間50分!このDVDはグリーンハウスが自らの経験と音楽を次世代のアーティ
ストたちに伝える偉大なるチェロの聖典である。(NTSC/All Regions)




<Signum Classics>
SIGCD 077 2枚組 \3250
シェイクスピア・グローブ座の世界 ――
CD-1「The Play's the Thing」/CD-2「Groundlings to Gods」
グローブ座のアーティストたち
シェイクスピアの戯曲が数多く初演され、イギリスのエリザベス朝時代を代
表する劇場としてあまりに有名なグローブ座。
1997年にロンドンに再建された現在のグローブ座を舞台に活躍する俳優や音
楽家たちが、ピリオド楽器を用いて演奏したファンファーレ、舞曲や歌曲を
収録した注目のセット。
ハムレットの名台詞である「The Play's the Thing」をタイトルとしたCD-1
では、ロメオとジュリエットやリチャード2世で使用される作品やナレーショ
ン、歌が加わった小品が5幕形式で構成。CD-2となる「Groundlings to Gods」
ではエリザベス朝時代、ジェームズ一世時代に演奏されていた器楽を用いた
世俗音楽が収められている。
実際にグローブ座の舞台上で演奏された貴重な録音も含まれており、グロー
ブ座のファンやシェイクスピア・ファンだけでなく、古楽器関係者も要チェ
ック!

SIGCD 076 \2180
オルランド・デ・ラッスス(1532-1594):
エレミアの哀歌/モテット《オリーヴ山の上で》/詠唱《主よ、われらを解
き放ちたまえ》/レクイエム(死者のためのミサ曲)/
モテット《見よ、人よ》
スティーブン・クレオベリー(指揮)、コレギウム・リーガル
コレギウム・リーガルは、名門ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団の
メンバーの精鋭14名で結成された男声ヴォーカル・アンサンブル。指揮者の
クレオベリーはBBCシンガーズの主席指揮者やケンブリッジ・キングス・カレ
ッジ合唱団の音楽監督を務めるなど、世界有数の合唱指揮者としての地位を
確立。オーケストラやピリオド・アンサンブルなどの指揮活動でも積極的な
活躍を見せている。
選び抜かれた精鋭たちが歌うラッススは抜群の透明感を持ち、まさに天の声
と言うに相応しい名演奏。神秘なる倍音の洪水に浸っていただける極上の1枚
である。

SIGCD 078(SACD-Hybrid) \2180
ジョヴィ・タルボット(1971-):奇跡の道
ナイジェル・ショート(指揮)、テネブレ
イギリスの次世代を担う気鋭の作曲家ジョヴィ・タルボットの「奇跡の道
(Path of Miracles)」は、2005年に他界した父親ヴィンセント・タルボッ
トに捧げるために作曲された新作である。約60分に及ぶこの合唱作品は4つの
楽章それぞれに「ロンセスバィエス」、「ブルゴス」、「レオン」、「サン
ティアゴ」といったサンティアゴ巡礼の代表的な街道であるフランス・ルー
トに因んだ地名が付けられている。
ナイジェル・ショートによりウェストミンスター大聖堂、ウェストミンスタ
ー寺院、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団などのメンバーで2001年
に結成されたテネブレが、宗教的内容を持ちながら斬新なスタイルで書かれ
たサンティアゴ大聖堂への道のりを描く。

SIGCD 079 \2180
賛美歌集 ――
And did those feet/For all the saints/ Dear Lord And Father Of
Mankind/Jesus Christ Is Risen Today/We have a gospel to proclaim
/Be thou my vision/O for a thousand tongues/Tell out, my soul/
他 全25曲
ジョセフ・カレン(指揮)、ハダースフィールド合唱協会
1836年の結成から170年という歴史を持つハダースフィールド合唱協会が歌う
イギリスで愛されている賛美歌の数々。

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06-05 No.18-2

2006年05月26日 14時29分31秒 | Weblog
<Brana Records>
BR 0001 \1780
ヴィラ=ロボス・ライヴ! ――
エイトル・ヴィラ=ロボス:
ピアノ協奏曲第5番、ガリバルディがミサに行った、白色インディオの踊り、
ブラジル風バッハ第3番*
カマルゴ・グァルニエリ:ブラジルの踊り
フランシスコ・ミニョーネ:セレナータ・ユモリスティカ
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
エイトル・ヴィラ=ロボス(指揮)、ウィーン交響楽団、
ルイジ・トフォロ(指揮)*、フィルハモニカ・トリエスティナ*
ブラジル作品を中心に様々なレパートリーを駆使したフェリシア・ブルメン
タールの音源の復刻を2002年より行っているヒストリカル・ファン注目のレ
ーベル「Brana Records(ブラーナ・レコーズ)」の取り扱いを開始します!
ブラジルとヨーロッパを主な活躍の場とした幻の女流ピアニストとして知ら
れているフェリシア・ブルメンタール。ちなみにジャケットにはブルメンタ
ールの夫が描いた絵画が使用されているなどブルメンタール夫婦の共同作業
である。
フェリシア・ブルメンタールはポーランドのワルシャワに生まれ、第2次世界
大戦の戦禍から逃れるためブラジルへ移住。1954年にヨーロッパへ戻った後
は1991年に没するまでモーツァルトやベートーヴェン、ショパンといった王
道からヴィラ=ロボスなどの珍しいレパートリーを披露し続けるなど、現在
では幻の女流ピアニストとしてその名を知られている。
ブラーナ・レコーズのリリース第1弾となったこの「ヴィラ=ロボス・ライ
ヴ!」では1995年5月25日に作曲者の指揮でウィーン・ムジークフェライン
・ザールで行われたライヴ録音を収録。他の追随を許さないブラジル・レパ
ートリー満載の1枚である。

BR 0027 \1780
プラハへの途中 ――
レオポルト・コジェルフ(1747-1818):ピアノ協奏曲ニ長調
W・A・モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
レオポルド・ハーガー(指揮)、
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、
アルベルト・ゼッダ(指揮)*、プラハ新室内管弦楽団*
天才モーツァルトと、その同時代にプラハで活躍していたボヘミアの作曲家
コジェルフの協奏曲をカップリング。
ブルメンタールはブラジルのレパートリーの時とは打って変わり、正統派的
なアプローチによる演奏を聴かせてくれている。レパートリーの豊富な種類
だけでなく、こうした演奏スタイルの対比も今日まで続くブルメンタール人
気の要因なのだろう。
コジェルフは1970年、モーツァルトは1968年の録音。

BR 0002 \1780
ヘケル・タヴァレス(1896-1969):
ピアノと管弦楽のための《ブラジルの様式による協奏曲》第2番Op.105
I・アルベニス:スペイン狂詩曲Op.70*、ピアノ協奏曲第1番Op.78+
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
アナトール・フィストラーリ(指揮)、ロンドン交響楽団、
ルイジ・トフォロ(指揮)*、フィルハモニカ・トリエスティナ*、
アルベルト・ゼッダ(指揮)+、トリノ交響楽団+
ヘケル・タヴァレスはその生涯で100曲以上の声楽作品を書き上げたブラジル
の作曲家であり、その作品にはブラジルの民謡や舞曲の旋律が用いられてい
る。「ブラジルの様式による協奏曲」は情緒豊かな雰囲気とブラジルの熱い
精神を併せ持った珍しい作品。カップリングのアルベニスも白熱の演奏を展
開している。しかもタヴァレスで指揮を振るアナトール・フィストラーリは、
マーラーの娘アンナの夫という話題満載の1枚!

BR 0025 \1780
イタリアン・コレクションVol.1 ――
ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィオッティ(1755-1824):
ピアノ協奏曲ト短調
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1692-1763):
ピアノ協奏曲第1番ト長調*、同第2番ハ短調*
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
アルベルト・ゼッダ(指揮)、トリノ交響楽団、
テオドール・グシュルバウアー(指揮)*、ザルツブルク交響楽団*
ブルメンタールの持つレパートリーの驚異的な広さを証明する18世紀イタリ
アの作曲家たちによるピアノ協奏曲集。ヴィオッティは高名なヴァイオリン
奏者として活躍し、作曲家としてはロマン派の手法をいち早く取り入れた音
楽家である。対してはプラッティは作曲、チェロ、フルート、オーボエ、チェ
ンバロ奏者として様々な分野で才能を発揮した。
ヴィオッティは1967年の録音、プラッティは1968年の録音。

BR 0026 \1780
イタリアン・コレクションVol.2 ――
ヴィンチェンツォ・マンフレディーニ(1737-1799):
ピアノ協奏曲変ロ長調
ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):ピアノ協奏曲へ長調、同ハ長調
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
井上道義(指揮)、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、
アルベルト・ゼッダ(指揮)、トリノ交響楽団、
イェルク・ファーバー(指揮)、ヴュルテンベルク室内管弦楽団
共に同世代の作曲家でロシアでの活動経験を持つイタリアの作曲家マンフレ
ディーニとパイジェッロの協奏曲をブルメンタールが取り上げたアルバム。
マンフレディーニの協奏曲で指揮を振っているのは若き日の井上道義である。
マンフレディーニは1972年の録音、パイジェッロは録音年月日不詳。





<Dal Segno>
DSPRCD 013 \2180
マスター・オブ・ザ・ピアノ・ロール-偉大なる女流ピアニストVol.3 ――
J・S・バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
M・モシュコフスキ:
ヴェネツィアの舟歌Op.41、愛のワルツOp.57-1、幻想曲集より
C・グルック:メロディー
Schutt: Lights & Shadows No.4
F・ショパン:
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31、夜想曲より、
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
ファニー・ブルームフィールド=ツァイスラー(ピアノ)
好評マスター・オブ・ザ・ピアノ・ロールシリーズの女流演奏家シリーズ最新
作。ツァイスラーはオーストリア領シレジアに生まれ、多彩なレパートリーを
駆使してアメリカを中心に活躍したピアニスト。

DSPRCD 014 \2180
マスター・オブ・ザ・ピアノ・ロール-偉大なる女流ピアニストVol.4 ――
I・アルベニス(ゴドフスキー編):タンゴ
F・メンデルスゾーン:春の歌イ長調Op.62-6
M・モシュコフスキ:ギターラOp.45-2
I・パデレフスキ:夜想曲変ロ長調Op.16-4
G・F・ヘンデル:ラルゴ
Moret:Waltz No.1
A・ルビンシテイン:夜想曲ト長調Op.75-8
F・ショパン:
前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15《雨だれ》、夜想曲嬰へ長調Op.15-2、
子守歌変ニ長調Op.57、練習曲第21番変ト長調Op.25-9《蝶々》、
同第5番変ト長調Op.10-5《黒鍵》
L・ゴットシャルク:ブラジル国歌による大幻想曲/他 全19曲
ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)
女流演奏家のピアノ・ロールシリーズ4作目はブゾーニ門下でブラジルのピア
ニストであるギオマール・ノヴァエス。ドビュッシーらを驚嘆させたテクニ
ックによる演奏はどれも見事であるが、中でも特に面白いのはゴットシャルク
の「ブラジル国歌による大幻想曲」だろう!




<nosag>
nosag CD3115(2CDs+DVD-Video〔PAL方式〕) \4360
クロード・ロヨラ・アルゲーン(1920-1990):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1989)
ヨアル・スコルペン(ヴァイオリン)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタはクロード・ロヨラ・アルゲーンの火災をまぬが
れた最後の作品で、演奏時間は約100分を要する長大な作品。演奏側も強靭な
精神力を持っていなければ挑むことの出来ない難曲であるが、スコルペンは見
事な集中力でこの大作を弾ききっている。
今回のリリースはアルゲーンの生誕80年を記念して2000年に行われたコンサー
トを収録したライヴ録音である。
※当ディスクには特典としてリハーサルを収録したDVD-Videoが封入されおり
ますが、PAL方式のため専用の再生機器以外ではご覧いただけません。ご注意
下さい。

nosag CD114 \2180
クロード・ロヨラ・アルゲーン:弦楽四重奏曲第2番(第1稿)
IORE四重奏団
インド生まれスウェーデン育ちの作曲家アルゲーンの弦楽四重奏曲第2番は、
演奏に約55分を必要とする作品。IORE四重奏団はアルゲーンの作品を演奏する
ために結成された文字通りのスペシャリストである。





<Attacca>
Babel 2394 \2180
ルドルフ・エッシャー(1912-1980):フルートのための作品全集 ――
フルート・デュオのためのソナタOp.8/フルート独奏のためのソナタOp.16
/Air pour charmer un lezard Op. 23/Allards bruiloftswijsje/
フルートのためのモノローグ/フルートとピアノのためのソナタ
マリーク・シュニーマン(フルート/1&2)、
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
20世紀オランダの室内楽分野を代表するルドルフ・エッシャーのフルートの
ための作品全集は、アタッカ(Attacca)レーベル最大のベストセラー盤とし
て高い評価を受け続けている名盤である。
ロッテルダム音楽院で作曲を学んだルドルフ・エッシャーの大きな特徴はそ
の作品の大半が室内楽作品によって占められているという点であり、管弦楽
のための大規模な作品はごく僅かである
オランダの女流奏者マリーク・シュニーマンはロッテルダム・フィルの首席奏
者として活躍し、現在はロッテルダム音楽院の教授として後進の指導を行うな
どベネルクス地方のトップ・フルーティストの1人として数えられている。

Babel 8846-4 \2180
逃走用梯子2 ――
アントニオ・ラウロ編曲:セイス・ポル・デレーチョ
フローレス・シャヴィアーノ:
ビクトル・ハラへのオマージュ、ソネーロのレクイエム
レオ・ブローウェル:ペル・ソナーレ、パラボラ、永劫の螺旋
マールテン・ボン:ダンサ
ルイ・アンドリーセン:トリプルム
J・イベール:間奏曲
ルイス・ボンファ:バトゥカーダ
エルネスト・グレネ(ブローウェル編)ドゥルメ・ネグリタ
ロビー・ファヴェレイ(ギター)、レイ・グゥェラ(ギター)、
ウェルナー・ハーベルス(オーボエ・ダモーレ)、
スランリー・ノールドプール(ギター)、
ブライアン・ポラード(バスーン)、
ライエン・デ・リーデ(フルート)、
ヤープ・ファン・ズウェーデン(ヴィオール)
ギターのロビー・ファヴェレイを中心としたオランダのアーティストたちによ
るギター作品集。現在指揮者として活躍中のヤープ・ファン・ズウェーデンが
録音に参加している。1988年の録音。

Babel 9370-2 \2180
モーリス・ホルストフイス(1948-):
Pontius in Amsterdam/El rigor/Pleinvrees/Pestkop/La Tour Qui
Chante/Andreas Fleischmann/Arrivo
アムステルダム・ドラマ・オーケストラ
アムステルダム・ドラマ・オーケストラは、オランダのジャズと即興音楽を世
界に発信するという目的で結成された管楽器と弦楽器によるアンサンブルであ
る。1991年の録音。

Babel 9159-2 \2180
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):無伴奏フルートのための作品全集
呪文(アルト・フルート版)/5つの呪文/アッセーズ/呪文
レーンデルト・デ・ヨンゲ(フルート&アルト・フルート)
様々な器楽のための作品を書き上げ、現在も重要なレパートリーとしてコンク
ールやコンサートなどで幅広く取り上げられているジョリヴェ。スヴェーリン
ク音楽院卒のフルート奏者デ・ヨンゲがフルートとアルト・フルートを使い分
けて1987年に行ったレコーディング。




<Centaur>
CRC 2780 \1880
カール・ニールセン管弦楽作品集 ――
C・ニールセン:
交響的ラプソディ ヘ長調/劇音楽《ギスケ島の夕べ》/序曲《ヘリオス》/
アラジン組曲/狂詩曲風序曲《フェロー諸島への空想旅行》/
序曲《アモルと詩人》
ドリット・マトソン(指揮)、ニューヨーク・スカンディア交響楽団
ニューヨーク・スカンディア交響楽団は北欧の古典派やロマン派、現代作品を
主に取り上げており、その約9割はアメリカ初演という。音楽監督のドリット・
マトソンはデンマーク王立音楽院で研鑽を積んだ女流指揮者。

CRC 2733 \1880
J・ハイドン:ソ
ナタ第12番イ長調Hob.XVI-12/同第47番ホ短調Hob.XVI-47/
同第14番ニ長調Hob.XVI-14/第11番ト長調Hob.XVI-11/
第45番変ホ長調Hob.XVI-45
バイロン・シェンクマン(チェンバロ)
1994年にヴァイオリン奏者イングリット・マシューズと共同でシアトル・バロ
ック管弦楽団を創設するなど、ソリストや室内楽奏者として活躍しているアメ
リカの鍵盤奏者シェンクマンのハイドン。 

CRC 2764 \1880
CDCMコンピューター・ミュージック・シリーズvol.34 ――
ラッセル・ピンクストン(1949-):
4つのエレクトロアコースティック・ダンス組曲
ラッセル・ピンクストン





<Guild Light Music>
GLCD 5122 \1350
軽音楽の黄金時代-イギリスの映画&劇場オーケストラVol.2 ――
ブカロッシ:グラスホッパーズ・ダンス
ネヴィン:ナルシッサス
シャブリエ:スペインのワルツ
シャプニ:Ke-Sa-Ko
リンゼイ:アイシャ/他 全19曲
様々なアーティスト

GLCD 5123 \1350
軽音楽の黄金時代-リチャード・ロジャースへのサリュート ――
R・ロジャース:カルーセル・ワルツ/ザ・ブルー・ルーム/ラヴァー/
マイ・ファニー・バレンタイン/リトル・ガール・ブルー/ベニス・ザ・
サザン・クロス/ガダルカナル・マーチ/他 全20曲
様々なアーティスト




<New World>
80642-2 \2080
アイヴズ・プレイズ・アイヴズ ――
C・アイヴズ:Four Transcriptions from Emerson/Study No.11/
Patch for Study No.23/Study No.9/Study No.2/交響曲第1番より
/ピアノ・ソナタ第2番《コンコード・ソナタ》/全42トラック
チャールズ・アイヴズ(ピアノ&声)
アメリカのレーベルらしい意欲的な企画と言えるアイヴズのピアノ作品全曲
の自作自演集。1933年6月12日から1943年4月24日までの約10年間にかけて収
録が行われた音源を1枚のCDにまとめたもの。アイヴズの肉声も聴こえてくる
などファンにとって堪らない1枚である!

80644-2 \2080
電子音楽のパイオニアたち ――
ウラディミール・ウサチェフスキ(1911-1990):
Sonic Contours、コンピュター・ピースNo.1、2つのスケッチ
オットー・ルーニング(1900-1996):
ロウ・スピード、インヴェンション、ファンタジー・イン・スペース
他 全14曲
電子楽器による演奏





<Immortal>
IMM 960012(DVD-Video) \2450
キーロフ・バレエ ――
I・ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》/バレエ音楽《火の鳥》*
ヴィクトル・フェドートフ(指揮)、レナト・サラヴァトフ(指揮)*、
キーロフ歌劇場管弦楽団、他
260年という長大な歴史を持つキーロフ・バレエ(現マリンスキー・バレエ)
のストラヴィンスキー。「春の祭典」ではキーロフ・バレエの代名詞として
その名を残たフェドートフが指揮を振っている。「春の祭典」は1977年、
「火の鳥」は1990年の収録。NTSC/4:3/5.1Surround/収録時間:約86分





<Gala>
GL 100.758 2枚組 \2300
U・ジョルダーノ:歌劇《フェドーラ》(録音:1931年10月)
ギルダ・ダッラ・リッツァ(ソプラノ)、
アントニオ・メランドリ(テノール)、
ロレンツォ・モライオリ(指揮)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団、他

GL 100.782 2枚組 \2300
G・プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》(録音:1972年)
マリオン・リッペルト(ソプラノ)、フラヴィアーノ・ラボー(テノール)、
ナポレオーネ・アンノヴァッツィ(指揮)、
バーリ・ペトルッツェッリ劇場管弦楽団&合唱団、他

GL 100.783 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:
歌劇《アルツィラ》(録音:1973年1月2日)
歌劇《スティッフェーリオ》(抜粋/録音:1968年12月29日)
アンヘラ・グリン(ソプラノ)、ジャンフランコ・チェッケレ(テノール)、
マウリツィオ・リナルディ(指揮)、イタリア放送管弦楽団&合唱団、他

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06-05 No.17-1

2006年05月25日 17時31分57秒 | Weblog
<TESTAMENT>
SBT21384 2枚組 \3700
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」全曲
ヘルマン・ウーデ(Br)、アストリッド・ヴァルナイ(S)、
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)、ルドルフ・ルスティヒ(T)、
ヨーゼフ・トラクセル(T)、エリーザベト・シェルテル(Ms)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 ((合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ)
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年
世界中の喝采を浴びながら続々登場の55年ステレオ・リングの狭間、もうひ
とつの待望のリリース!なぜかCD化はモノラルだった同年のオランダ人、ス
テレオ・ヴァージョンで登場!
3月に「ジークフリート」がリリースとなり、世界中を興奮の坩堝にまでした、
55年のカイルベルトによるステレオ・リング。なんと、お膝元バイロイトの
新聞に「史上最高のリング!」なる評まで現れ(書いたのはしかも、バイロ
イトの広報官!)、これ以上ないお墨付きまで頂いています。そのリング・
リリースの狭間に、もうひとつの朗報が。同年の「オランダ人」はすでに発
売になっていたのですが、なぜかCDはモノラルのマスターが使われており、
70年代ステレオのLPが発売されていたことから、ステレオ版の「オランダ人」
の発売が熱望されていました。今、55年当時のデッカの録音技術の熟成度と、
カイルベルトその人への感嘆にもにた喝采の中、遂にステレオ・マスターの
「オランダ人」がリリースとなります。
バイロイトにおいてデッカは、すでにパルジファルとリング全曲を1951年に
録音。そのリングのうち「神々のたそがれ」もまた、テスタメントの大発見
として99年リリースされました。(SBT 4175)しかしながら、52年から54年は、
EMIバイロイト間のエクスクルーシヴ条項に阻まれ録音は行われません。51年
のモノラル録音もすでに完成され洗練されていたことは残された録音からも
明らか。なんと52年のEMI内部資料にはかのウォルター・レッグが「音質のこ
とでいえば、我々自身の録音をリリースする際、デッカのものと比較される
のが正直恐ろしい。」と発言した記録が残っているとか。そして55年、デッ
カはステレオでも同等以上のクオリティを維持し、かのリング、そしてこの
オランダ人の録音を敢行したのです。
バイロイト側では、このプロダクトは「不意の一撃」とともにスタートしま
した。すでに常連だったカイルベルトとクナッパーツブッシュはともに、
1954年の二の舞が起こらないか心配していました。54年、ヴィーラント・ワ
ーグナーが新演出「タンホイザー」の指揮者に選んだのは、マルケヴィチ。
しかしながら、オケピットと舞台上のどうしようもない齟齬(特に合唱)が
元で、なんと最後のゲネプロが終わった後に、マルケヴィチはその立場を放
止むを得ず、カイルベルトがその代役を務めました。翌年、ヴォルフガング
が同様に実験的な「オランダ人」を予定していることをききつけたカイルベ
ルトとクナ。このふたりはとても親友と呼べるような間柄ではなかったので
すが、この時ばかりは共同戦線をはり、このプロダクトをふたりでシェアし
て上演することを認めさせたのです。
こうしてカイルベルトは最終ゲネプロ以外のすべてのリハーサルと後半3日間
の上演を担当することになりました。もちろん芸風がまったく異なるクナと
のコラボレーションをカイルベルトが喜んだ訳ではありませんが、この時ば
かりは「共同作業」がよい意味で機能しました。つまり、非常にベーシック
な準備がカイルベルトによって行われたことで、どちらの演奏にも好影響を
与えたのです。(とはいえ、クナッパーツブッシュによる第一夜の放送には、
カイルベルトが確立した速いテンポに感化され、オーケストラが指揮者を追
い越そうとする傾向が聴いてとれたとの評もあります。)
だからといってこの二巨匠がこれを機に仲良くなったなどという事実はあり
ません。非公認情報筋によると、こんなエピソードも残っています。オラン
ダ人のスコアのある歌い出し部分にクナによって印がつけられているのを発
見したカイルベルト。彼は大声で笑い出すのをなんとか堪えてひとこと。
「気をつけろ。○●はいつもここでとちるらしい!」(あまりの過激さのた
め、英・独・仏のライナーノーツとも伏字になっております・・・。)
これだけの万全の体制でのぞんだにもかかわらず、ヴォルフガングによるオ
ランダ人はヴィーラントほど実験的抽象的ではなく、非常に現実主義的でし
た。船は、小さな点として水平線に現れ、客席を巻き込むように大きくなっ
ていくよう投影されました。船員たちは第一幕中舞台に現れることなく、ゼ
ンタたちがいる糸紡ぎ部屋は舞台右手の大きな窓のみからライティングされ
ました。第三幕は不気味に帆を広げる幽霊船のマストに支配されました。
56年DeccaによりこのLPはリリースされますが、この時はモノラルで(当時、
ステレオの再生装置を持っていた人が何人いたか考えるにそれは致し方ない
ともいえますが)、しかも商業的にもアイテムとしてそれほど重要視されて
はいなかったとのこと。ステレオ版のリリースは70年代になってからでした。
その後のTeldecからのCDもなぜかモノラルに戻るなど、この演奏内容にして
この音質の重要極まりないレコーディングは長く、正当な評価のテーブルに
さえのってこなかったきらいがあります。その理由は、同年のリングがカル
ショウ/ショルティのプロジェクトのため封印されていたことと同様の影響
もあったでしょう。それに加え、初期LP時代を支えたふたりのプロデューサ
ーが、スタジオ録音の魅力に取りつかれていたこともあげられます。客席の
咳、雑音からも切り離され、音の間違いも完璧に正せるスタジオ録音。あの
時代を思い起こせば、それに魅了されるのは止むを得ないともいえます。カ
ルショウとレッグ。この偉大なプロデューサーふたりがスタジオ録音を推し
進めたことにより、レコード評論界もリスナーも「ライヴ録音」から遠ざか
ってゆきます。そして遂には、グレン・グールドのようなアーティストを生
み出すにまで至ったレコード業界。彼らの思考が間違っていたとは誰も反論
できないでしょう。しかし録音再生技術は彼らの想像を超え発展し、ホーム
シアターが設置されサラウンドでオペラを鑑賞することまで可能な時代がや
ってきました。ここに至ってやっと、カイルベルトのステレオ「さまよえる
オランダ人」の真価が認められる時代になったのかも知れません。





<EMI CLASSICS>
CDC-3599562 \2080
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第3番
弦楽四重奏曲第7番
弦楽四重奏曲第8番
セント・ローレンス弦楽四重奏団
気鋭の若手カルテットによるショスタコーヴィチ作品の名曲集
生誕100年の年に彼らがショスタコーヴィチ作品の中でも最も有名な作品で名
演を聴かせます。3番は第2次大戦の終了からスターリンの死までの間に作曲さ
れた作品の中で最も演奏される機会の多い作品。7番は1960年春に作曲され最
も短く初めての短調の四重奏曲。8番は同年、戦災のひどかったドレスデン訪
問中のわずか三日間で作曲された作品でソ連国内では「ドレスデン」四重奏
曲と呼ばれるようになった作品。

CDC-3422562 \2080
ヴォルフ:歌曲集
メーリケ詩集より
希望の復活;子供と蜜蜂;めぐりあい;つきることのない愛;世をのがれて;
春に;旅路;真夜中に;古い絵に;祈り;眠りに寄す;愛する人に;
ペレグリーナその1;ペレグリーナその2;狩人;恋する者の歌;別れ
アイヒェンドルフ詩集より
音楽師;語らぬ愛;セレナード;夜の魔力;船乗りの別れ
ゲーテ詩集より
良い夫と良い妻;ガニュメデス
イアン・ボストリッジ(テナー)
アントニオ・パッパーノ(ピアノ)
詩と音楽が見事に融合したヴォルフ作品のための理想的顔合わせが遂に実現
ドイツ系歌曲の精華といわれるヴォルフ作品を演奏するには詩への深い理解と
表現力そして歌とピアノの緊密なコラボレーションが要求されますが、その理
想的パートナーシップとして、現代最高のリート歌手であり深い分析でドイツ
歌曲に取り組むボストリッジと指揮者パッパーノの組み合わせ以上のコンビを
想像するのはむずかしいことです。

CDC-3568302 \2080
ショスタコーヴィチ:
交響曲第3番Op.20 「メーデー」
交響曲第14番Op.135 「死者の歌」*
ラリッサ・ゴゴレウスカヤ(ソプラノ)*
セルゲイ・アレクサシュキン(バス)*
バイエルン放送合唱団、交響楽団
マリス・ヤンソンス指揮
生誕100年の年に遂に完成したヤンソンスの交響曲録音
ショスタコーヴィチの初期と後期を代表する2つの交響曲がヤンソンス録音の
締めくくりとなります。まもなく全集ボックス・セットの発売も予定しており
ます。

●GREAT ARTISTS ON THE 20TH CENTURY
20世紀を代表するアーティストに焦点を当ててその名録音を収録したシリーズ
の最終発売5点。今回の発売を加え全50点が出揃います。

CDM-3565172 \1450
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第20番
ピアノ協奏曲第27番
コンサート・ロンド K382* (1967年、1971年*録音)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
イギリス室内管弦楽団

CDM-3565252 \1450
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第2番*
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ヘスス・ロペス=コボス指揮*
(1983年、1976年録音)

CDM-3565212 \1450
プッチーニ:
グローリア・ミサ*
交響的前奏曲
菊の花
ロベルト・アラーニャ(テナー)*
トーマス・ハンプソン(バリトン)*
ロンドン交響楽団、合唱団
アントニオ・パッパーノ指揮 (2000年録音)

CDM-3565352 \1450
デ・ロス・アンヘレス「歌の翼に、サルスエラ・アリア集*」
ブラームス、チャピ、ドリーブ、ドヴォルザーク、グリーグ、アーン、
イラディエル、アイリッシュ・トラディショナル、マルティーニ、
メンデルスゾーン 他の作品
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
シンフォニア・オブ・ロンドン、スペイン国立管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮 (1964年、1967年*録音)

CDM-3565292 \1450
シュヴァルツコップ「SONGS YOU LOVE」
バッハ、ブラームス、ドヴォルザーク、グリーグ、アーン、イエンゼン、
マルティーニ、メンデルスゾーン、モーツァルト、シューマン、シベリウス、
R.シュトラウス、チャイコフスキー、ヴォルフ 他
エリザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)  (1954年、1956年、1958年録音)


●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-3676962 2枚組 \1480
ビゼー:「カルメン」
バンブリー、ヴィッカース、フレーニ
パリ・オペラ国立劇場合唱団、管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
12Pブックレット

CZS-3677022 2枚組 \1480
ビゼー:「真珠採り」
コトルバス、ヴァンゾ、サラビア、ソワイエ
パリ・オペラ国立劇場合唱団、管弦楽団
ジョルジュ・プレートル指揮
12Pブックレット

CZS-3677102 2枚組 \1480
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ユリナッチ、シュッティ、スティーヴンス、シンクレア、クエノー、
ブルスカンティーニ、カラブレーゼ、ウォレス、
グラインドボーン・フェスティヴァル合唱団、管弦楽団
ヴィットリオ・グイ指揮
12Pブックレット

CZS-3677152 2枚組 \1480
プッチーニ:「ラ・ボエーム」
スコット、クラウス、ネブレット、ミルンズ、プリシュカ、マヌグエラ
トリニティ少年合唱団、アンブロジアン・オペラ合唱団
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、
ジェイムズ・レヴァイン指揮
12Pブックレット

CZS-3677202 2枚組 \1480
プッチーニ:「蝶々夫人」
スコット,ベルゴンツィ、パネライ、ディ・スタジオ、
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
ジョン・バルビローリ指揮
12Pブックレット

CZS-3677262 2枚組 \1480
ヴェルディ:「椿姫」
デ・ロス・アンヘレス、モンテ、セレーニ、
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
トゥッリオ・セラフィン指揮
12Pブックレット


●MID-PRICE OPERA
EMI、Virginの豊富なオペラ録音の名盤をお求め易い価格でご案内。
今月の10点さらに翌月にも10点を発売する予定です。
ブックレットは充実した解説ノートを収録(歌詞テキストは掲載されません)

CMS-3586452 2枚組 \2650
ヴェルディ:「アイーダ」
ニルソン、コレッリ、バンブリー、セレーニ
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
メータ指揮
36Pブックレット

CMS-3586762 2枚組 \2650
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
コレッリ、セレーニ、ステッラ、マラグ、
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
サンティーニ指揮
32Pブックレット

CMS-3586992 2枚組 \2650
ワーグナー:「ラインの黄金」
モリス、リポヴシェク、ツェドニク、アダム、ハーゲ
バイエルン放送交響楽団
ハイティンク指揮
32Pブックレット

CMS-3587052 4枚組 \5280
ワーグナー:「ワルキューレ」
ゴルトベルク、サルミネン、モリス、スチューダー、マルトン
バイエルン放送交響楽団
ハイティンク指揮
48Pブックレット

CMS-3586182 3枚組 \3950
R.シュトラウス:「ばらの騎士」
テ・カナワ、フォン・オッター、ヘンドリックス、リドル、グルントヘーバー
クラーク、パウエル、リーチ
ドレスデン・シュターツカペレ、
ハイティンク指揮
44Pブックレット

VMD-3586572 2枚組 \2650
プーランク:「カルメル会修道女の対話」
デュボス、ヤカール、ゴール、デュピュイ、フルニエ、ヴァン・ダム、
ヴィアラ
リヨン国立オペラ合唱団、管弦楽団
ナガノ指揮
36Pブックレット

CMS-3586072 2枚組 \2650
モーツァルト:「魔笛」
ローテンベルガー、モーザー、シュライアー、ベリー、モル、アダム
ミュンヘン、バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団
サヴァリッシュ指揮
36Pブックレット

CMS-3586382 3枚組 \3950
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
アレン、ヴァネス、ユーイング、ゲイル、ルイス、ヴァン・アレン、
ロウンズリー、カヴラコス、
グラインドボーン合唱団、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ハイティンク指揮
40Pブックレット

CMS-3586502 2枚組 \2650
プッチーニ:「ラ・ボエーム」
アラーニャ、ヴァドゥーヴァ、ハンプソン、スウェンソン、
キーンリーサイド、ラメイ
ロンドン・ヴォイセズ、フィルハーモニア管弦楽団
パッパーノ指揮
32Pブックレット

CMS-3586242 3枚組 \3950
グノー:「ロミオとジュリエット」
アラーニャ、ゲオルギュー、ヴァン・ダム、キーンリーサイド、
トドロヴィチ、フォンダリー、
トゥールーズ・カピトール合唱団、管弦楽団
プラッソン指揮
32Pブックレット

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06-05 No.17-2

2006年05月25日 17時31分20秒 | Weblog
<VAI>
VAI DVD 4363(DVD-Video) \4050
R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」(1912年版)
クレア・ワトソン(S アリアドネ),ビヴァリー・シルズ(S ツェルビネッタ)
ロバート・ナジ(T バッカス),ジョン・リアルドン(Br ハレルキン),ほか
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団
収録:1969年 演奏会形式
大変珍しい映像が登場。エーリヒ・ラインスドルフが、1969年にシュトラウス
の「ナクソス島のアリアドネ」を演奏会形式で演奏した時の映像である。この
時は、今日我々が通常聞ける1916年にウィーンで初演された改訂版ではなく、
1912年にシュトゥットガルトで上演された時の音楽を演奏している。これは、
モリエールの「町人貴族」をホフマンスタールが手直しし、シュトラウスが音
楽をつけた作品の劇中劇としてオペラが上演される形態だったので、改訂版に
おける序幕はない。またツェルビネッタのアリアが通常より高いなどの相違が
ある。シルズのツェルビネッタが聞ける点でも極めて貴重である。

VAI DVD 4367(DVD-Video) \3650
映画「ドン・キホーテ」
ゲオルク・ヴィルヘルム・パプスト(監督)
フェオドール・シャリアピン,ドルヴィル,セエ・マルチネリ,
シャルル・レジェ,ルネ・ヴァリエ,ミレーユ・バラン,
ジャン・ド・リミュール,アルレット・マルシャル
セルバンテスの原作を、亡命ドイツ人監督のパブストが映画化。イベールが音
楽を担当し、シャリアピンが主演したことであまりにも有名。伝説的名バス、
シャリアピンが動いて歌うと言うだけでももう感動もの。英語版とフランス語
版を選べる。

VAI DVD 4381(DVD-Video) \4050
「パ・ド・ドゥの芸術」-有名バレエより11のパ・ド・ドゥ
フォンテーン、ヌレエフ、ブルーン、プリセツカヤ、 ウラノワ、アロンソ 他
有名バレエから、11のパ・ド・ドゥの場面を寄り抜いた優れものDVD。バレエ
の華というべき二人の華麗な舞を心行くまで楽しめる。

VAIA 1253 \1980
アンナ・ラッセルが語るヴェルディ「ナブッコ」とモーツァルト「魔笛」
アンナ・ラッセル
アンナ・ラッセルは、クラシック音楽を題材に取ったエンターテインメントで
知られるコメディエンヌ。彼女のお得意は、オペラを物語を語りながら、役を
パロディーして笑いを取る芸。ここではヴェルディの「ナブッコ」とモーツァ
ルトの「魔笛」が選ばれている。これは1973年、シドニーのオペラハウスの柿
落とし行事の一環として行われた「上演」のライヴである。

VAIA 1245 2枚組 \1980
イヴリン・リアー 80歳記念CD
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房達」から、
ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」から、
モーツァルト:「フィガロの結婚」から、
ヴェルディ:「オテッロ」から、
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」から
R.シュトラウス:「バラの騎士」,「アラベラ」から
バーバー:ノックスヴィル 1915年の夏
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番、
ベルリオーズ:「夏の夜」から
マーラー:浮き世の生活、
R.シュトラウス:眠りに つくとき
シューベルト:漁師の歌,夜と夢、
アーン:恍惚 のとき
フォーレ:愛の歌,マンドリン,牢獄、
チャイコフスキー:舞踏会で,言葉でなく、
ラフマニノフ:りら
R.シュトラウス:おはよう!,夜,セレナーデ 他
イヴリン・リアー(ソプラノ)
ロリン・マゼール(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロス・クライバー(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団
ディーン・ディクソン(指揮)ヘッセン放送管弦楽団
ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)
エリック・ウェルバ(ピアノ)
ほか
収録:1969年 演奏会形式
イヴリン・リアーは1926年、ニューヨーク生まれのソプラノ。カール・ベーム
に認められ、1960年代か70年代にかけて、ドイツを中心に活躍した。このCDは
彼女の80歳を記念して、様々な上演のライヴ録音を集めたもの。なかでもミラ
ノ・スカラ座でカルロス・クライバーが指揮した「バラの騎士」の元帥夫人の
独白が貴重だ。

VAIA 1256 2枚組 \1980
「アレクサンダー・ガヴリリュク ピアノ・リサイタル」
ハイドン:ピアノ・ソナタ ロ短調 Hob.XVI-32
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第5番 「法悦の詩」,練習曲嬰ニ短調 Op.8/12
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 ,第7番
ショパン:練習曲 嬰ハ短調 Op.25/7
メンデルスゾーン=リスト=ホロヴィッツ:
結婚行進曲と「夏の夜の夢」からの変奏曲
アレクサンダー・ガヴリリュク(ピアノ)
アレクサンダー・ガヴリリュクは、1984年ウクライナ生まれのまだ若いピアニ
ストだが、ピアノを愛する人には既に知られた名だろう。1999年にはホロヴィ
ッツ記念国際ピアノコンクールで優勝、2000年には第4回浜松国際ピアノコンク
ールで優勝、中村紘子から絶賛を受ける。そして2005年にはアルトゥール・ル
ービンシュタイン国際ピアノコンクールでも優勝。いま間違いなく最も熱い視
線が注がれているピアニストである。このCDは、2005年5月、フロリダはマイ
アミ・ビーチで行われた2回のリサイタルを、編集なしに収録したものである。
DVD(VAIDVD 4357)でも発売済。

VAIA 1257 \1980
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 Op.82
イリヤ・イティン(ピアノ)
イリヤ・イティンはロシア出身で、1996年にリーズ国際ピアノ・コンクールで
優勝したピアニスト。1990年からニューヨークに在住して活躍している。この
CDは、2005年6月8日にフロリダのアマチューロ劇場で行われた演奏会のライヴ。
既にDVD(VAIDVD 4365)で発売されている。





<NIREO>
超絶技巧ピアニストとして売り出し中。日本でも話題になりつつあるピアニス
ト、フランシスコ・リベッタを紹介するNIREOレーベルがVAIを経由して入るこ
とになりました。リベッタはVAIレーベルからも数タイトル発売になっており、
先ごろ発売になった「ツェルニー50の練習曲」(全曲)世界初録音や「ムソル
グスキー:展覧会の絵&バラキレフ:ソナタ第2番」は話題になりました。

NIREO 001/2 2枚組 \3960
エットレ・ポッツォーリ:
31の中級者用練習曲、リピーテッド・キーによる16の練習曲、
27の早い動きの練習曲、牧歌、海の反射
フランシスコ・リベッタ(P)
教則本として有名なポッツォーリ。ツェルニーに続くリベッタの教則本シリー
ズ。

NIREO 003/5 3枚組 \5940
リスト:12の交響詩(作曲者自身による2台のピアノ用編曲版)
フランシスコ・リベッタ(P),
共演:マッテオ・チステミーノ(P)、ララ・エスチェルシオール(P)、
ジウリアーノ・グラニティ(P)、ルイジ・ニコラルディ(P)、
ヴァレンティーナ・パレンテラ(P)、レナート・リッツェッロ(P)、
スチピオーネ・サンジョヴァンニ(P)、ヴァネッサ・ソトギゥ(P)
リスト自身による2台ピアノのための編曲版。

NIREO 007 \1980
「ライヴ・イン・フォート・ラウダデール」
ジョヴァンニ・マリア・トラバチ:
鍵盤楽器のための5声のガイヤルダ「ラ・ガランテ」
レーオ:愛には苦悩がつきもの
モーツァルト:
パイジェッロの歌劇「哲学者気取り」の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲
K.398
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
ショパン:夜想曲第8番、他
リスト:
巡礼の年報第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」よりカンツォーネ、
タランテッラ/「エフゲニー・オネーギン」によるポロネーズ
フリードマン:ゲルトナーのテーマによるウィンナ・ワルツ
シューマン、アルファーノの作品
フランシスコ・リベッタ(P)
1968年南イタリア生まれ。世界初の試みであったゴドフスキー編曲のショパン
/エチュードの全曲演奏会をミラノとナポリで開催する等、常に挑戦的なプロ
グラムで目が離せないリベッタ。近年、この「技巧派」ジャンルではアムラン
の影に隠れている感がありますが、ライヴ・マニアの間はすでに人気沸騰。日
本を含め、これまでに100を越えるコンサートはいずれも非常に高い評価を受
けています。小粋な選曲もピアノ好きの心をくすぐる所以。





<BRIDGE>
BCD9178 \1980
リーバーソン:作品集
リーバーソン(1946-):作品集
リルケ歌曲集,6つの王国,ホルン協奏曲
ロレーヌ・ハント・リーバーソン(メゾソプラノ)
ピーター・ゼルキン(ピアノ)
ミカエラ・フカチョヴァ(チェロ)
ジャスティン・ブラウン(指揮)
ウィリアム・パーヴィス(ホルン)
ドナルド・パルマ(指揮)
オデンセ交響楽団
録音:2003-2005年
ピーター・リーバーソンは1946年、ニューヨーク生まれの作曲家、現在はサン
タフェ在住。1983年、ピーター・ゼルキンと小澤征爾指揮ボストン交響楽団で
ピアノ協奏曲が初演され、その成功から米国作曲家のトップランナーとして活
躍してきた。比較的穏健な作風の中に、鋭い感性を称えている。歌曲集を歌う
名メッゾソプラノのロレーヌ・ハント(・リーバーソン)は彼の妻。ピーター
・ゼルキンが伴奏。またホルンの名手、ウィリアム・パーヴィスが協奏曲のソ
ロを務めるなど、豪華な面々による充実した演奏である。

BCD9188 \1980
アルベニス:伝説,朱色の塔
グラナドス:ゴヤの美女,スペイン舞曲第5番
ニン=クルメル:ミランの主題による6つの変奏曲
ロドリーゴ:古いサラバンダ、
ファリャ:ドビュッシー讃
オルボーン:前奏曲と舞曲、
ボッケリーニ:ギター五重奏曲第1番 ニ長調
ヴィラ=ロボス:練習曲第11番
レイ・デ・ラ・トーレ(ギター)
ストゥイヴェサント弦楽四重奏団
録音:1952,1950,1961年、
キューバ生まれの名ギタリスト、レイ・デ・ラ・トーレ(1917-1994)が、1952
年7月にニューヨークで録音した8曲に、1950年のボッケリーニのギター五重奏
曲、そして1961年の演奏会からヴィラ=ロボスを1曲。デ・ラ・トーレは、伝
説的なギタリスト、ミゲル・リョベット(1878-1938)に学んでいる。技巧的
に極めて高度で、南米らしい強い情熱もある。しかしデ・ラ・トーレの最大の
武器は繊細さが行き渡った表現だ。ことに弱音での語りかけの上手さは天才的。
聞きなれた名曲が一味違って聞こえるようだ。ボッケリーニも幻の名盤として
知られていたもの。

BCD9189 \1980
ベートーヴェン:ディアベリの主題による変奏曲 ハ長調 Op.120
フンメル:ディアベリ変奏曲
カルクブレンナー:ディアベリ変奏曲
モシェレス:ディアベリ変奏曲
リスト:ディアベリ変奏曲
シューベルト:ディアベリ変奏曲
ツェルニー:ディアベリ変奏曲
メルヴィン・チェン(ピアノ)
録音:2003年10月30日-11月1日、DDD、66:47
ウィーンの出版者、アントン・ディアベリは、自作のワルツを主題としてた変
奏曲集を企画、一つは多数の作曲家を巻き込んで主題+50の変奏曲+コーダの
作品となり、もう一つはベートーヴェンの高名なディアベリ変奏曲となった。
このCDには後者の全曲と、前者から6曲を収録。メルヴィン・チェンはテネシー
州出身のホープ。

BCD9190 \1980
「アメリカの交響詩」
ケーン:エクスカリバー Op.180
ヒル:スティーヴンソニアーナ第1番 Op.24
パーカー:北のバラード Op.46
カーペンター:シー・ドリフト
カール・クリューガー(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
20世紀の米国の作曲家による交響曲集。ルイス・ケーン(1870-1922)、エド
ワード・バーリンガム・ヒル(1872-1960)、ホラティオ・パーカー(1863-
1919)、ジョン・オールデン・カーペンター(1876-1951)。いずれも後期ロ
マン派の色濃い作風で、それぞれに魅力的。ヒルの「スティーヴンソニアーナ」
という題は、「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」で有名な作家、ロバート・
ルイス・スティーヴンソンの「歌のお庭 A Child's Garden of Verses」に基づ
いていることよる。

BCD9191 \1980
フレッド・ラダール作品集
ラダール(1943-):
タイム・アフター・タイム、行進、オーボエ四重奏曲、波
ジェフリー・ミラースキー(指揮)コロンビア・シンフォニエッタ
アンタレス
ラ・フェニーチェ
オルフェウス室内管弦楽団
フレッド・ラダールは、1943年アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身の作曲家。
1960年代から現在に至るまで、多様な作品を作曲、賞賛を得ている。1991年か
らコロンビア大学教授。「タイム・アフター・タイム」は2000年、「行進」は
1992年、オーボエ四重奏曲は2002年、「波」は1988年の作品。波では、オル
フェウス室内管弦楽団が大変に優れたアンサンブルで聞かせてくれる。

BCD9192 \1980
ソプラノを伴う弦楽四重奏曲集
ワーニック:弦楽四重奏曲第5番
ヒナステラ:弦楽四重奏曲第3番 Op.40
ハービソン:リウエイキング
ベニタ・ヴァレンテ(ソプラノ)
ジュリアード弦楽四重奏団
録音:1999,2000年、DDD、
6いずれの曲も、ソプラノの独唱を伴なった弦楽四重奏曲。この形態は、シェー
ンベルクの弦楽四重奏曲第2番が知られているが、ここに収録された3つの作品
の録音は珍しい。リチャード・ワーニック(1934-)の弦楽四重奏曲第5番では、
第1楽章と第3楽章にソプラノが加わる。アルベルト・ヒナステラ(1916-1983)
の弦楽四重奏曲第3番ではほぼ全編に渡ってソプラノが加わり、特にアモロー
ソと題された第3楽章が美しい。ジョン・ハービソン(1938-)のリウエイキング
でも全編にソプラノが加わっている。今年結成60年のジュリアード弦楽四重奏
団の極めて優秀なカルテットに、米国のソプラノ、ベニタ・ヴァレンテが彩り
を添えている。

BCD 9193 \1980
「ギャリック・オールソン・エディション第1集」
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV.988
ヘンデル:組曲第2番 ヘ長調 HWV.427
ギャリック・オールソン(ピアノ)
1999年1月&2001年11月、DDD
1970年ショパン国際ピアノコンクールの覇者、ギャリック・オールソンの弾く
バッハとヘンデル。オールソンのピアノは、常に音楽に対して余裕を保ち、考
え抜かれた曲想と、鋭敏な音色への感覚、そしてそれを可能にする見事なタッ
チのコントロール、そうした高度な要素を、完全に融和するまで練り上げてい
る。このゴルトベルク変奏曲でも、熱狂に身をおくのではなく、常に音楽に熟
した味わいが感じられ、素晴らしい。ピアノを用いた演奏の中でも、とりわけ
大人の風格を感じさせる演奏だ。ヘンデルの組曲では、冒頭のアダージョの身
震いするほどの静寂の美が素晴らしい。

BCD 9194 \1980
「古き良き時代の音楽/フランク・グレイザー・ピアノ小品リサイタル」
メンデルスゾーン:春の歌(無言歌より)
グリュンフェルト:ロマンツェ、
ゴドフスキ:アルト・ウィーン
グリーグ:蝶々、
シンディング:春の訪れ、モ
シュコフスキ:ホ調のワルツ
ルビンシテイン:ヘ調のメロディ、
リャードフ:音楽玉手箱、
ルビンシテイン:天使の夢、
パデレフスキ:ト調のメヌエット、
リスト:愛の夢
マクダウェル:魔女のダンス、
シューベルト/ヘラー編:鱒
ドリーブ:ワルツ(バレエ「泉(ナイラ)」より)
フランク・グレイザー(P)
録音:2000年6月
グレイザーは1915年アメリカ、ウィスコンシン生まれ。イーストマン音楽院で
長く教授を勤めた。またシェーンベルク、ペンデレッキ、ジョリベなど同時代
の作曲家との交友も多かった。この録音は85歳の時のものであるが、演奏に衰
えはなく、人生の年輪を感じさせる仕上がりとなっている。親しみやすい小品
ばかりというのも今の穏やかな芸風にあっている。ホロヴィッツが晩年に「ホ
ロヴィッツ・アット・ホーム」という小品集を録音したが、同じ境地に達して
いる。

BCD 9195 \1980
「ゴーン・フォー・フォレイン(外国に行ってしまった)/シグナス・アンサン
ブル」
デイヴィッド・クラマン:ゴーン・フォー・フォレイン
ウィリアム・アンダーソン:めまいがするもの
内藤明美:マインドスケープ-4つの詩的印象
ロルフ・イトレフス(Rolv Yttrehus):
プレクトラム・スペクトラム(爪のスペクトル)
ミルトン・バビット:白鳥の歌 第1番
シグナス・アンサンブル(Cygnus Ensemble)、
ジェフェリー・ミラースキー(指揮)
録音:2005年 57:37
フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロ、ギター(バンジョー、マンドリ
ン)という編成のアンサンブルのために書かれた作品集。いずれも2000年前後
に書かれている。注目作はニューヨークに久しく在住の内藤明美のマインドス
ケープ。数年前に日本でも上演されたことがある。印象主義、武満の影響が色
濃く、さらに調性、抒情性を深めた繊細な音楽。アルバム・タイトルになって
いるクラマンのゴーン・フォー・フォレインはアヴァンギャルド・ジャズとも
プログレとも聴けるポップな要素満載のノイズ系ミュージック。





<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99025 \3000
マンフレート・グルリット(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲へ長調
渡辺茂夫(ヴァイオリン)、
マンフレート・グルリット指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
録音:1955(昭和30)年2月11日日比谷公会堂、モノラル(世界初演ライヴ)
神童として知られ14歳でジュリアードに留学するも16歳で精神不安から自殺未
遂(と言われている)し、その後演奏不能になってしまった悲劇のヴァイオリ
ニスト渡辺茂男(1941-99)。テレビのドキュメンタリーや新聞等でも取り上
げられたことがありました。グルリットは1939年に来日以来ほとんど日本です
ごし、オーケストラやオペラを指導した戦前戦後日本のクラシック界の恩人で
もあります。この録音はクーレンカンプのためにグルリットが作曲した協奏曲
を13歳の渡辺茂男が初演したもので、51年ぶりに甦る大変貴重なものです。
また長木誠司氏のグルリットに関する詳細なライナー・ノートも読み応えがあ
ります。

MTWD 99026 \3000
渡辺茂夫:
ヴァイオリン・ソナタ第1番、
ヴァイオリン・ソナタ第2番、
思い出(ヴァイオリン小品)
木野雅之(ヴァイオリン)、吉山輝(ピアノ) デジタル録音
なんと渡辺茂夫が留学前の12歳、13歳の時にかいたヴァイオリン・ソナタがあ
りました。既に協奏曲やソナタなどの大作を演奏していた彼の作品は若書きと
はいえ20分近くあるロマン派的な大作です。日フィルのコンサート・マスター
でソリストとしても大活躍中の木野雅之氏が渡辺茂夫愛用の楽器を使用し50余
年を経て再現されました。

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06-05 No.16-1

2006年05月25日 16時14分31秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \850
8.557452
クラウス(1756-1792):<ドイツ語歌曲全集>
クラヴィアに寄す/めんどり/アンセルムッチョ/揺りかごのそばの母/安楽
椅子の男/彼が死について学んだとき/雨の歌/子守歌「夜の冷たい顔をご覧」
/満足/春に寄す/フィディーレ/私はドイツの若者/子守歌「さあ、おやす
み、赤ちゃん」/ライン酒の歌/別れ/私の少女に/ばらの花冠/スイスのラ
ウンド・ソング/ルソーの世界/小川のほとりのダフネ/風にI/風にII/北
欧のやもめ/カスティーリャから来た黒い肌のリースヒェン/ハンスとハンネ
/健康 ※独語歌詞・英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/ビルギット・シュタインベルガー(ソプラノ)、
マルティン・フンメル(バリトン)、グレン・ウィルソン(ピアノ)
モーツァルトと同じ時代にスウェーデンで活躍し、現在では北欧のモ-ツァル
トと呼ばれるクラウス。ナクソスでもすでに交響曲集などが評判ですが、ドイ
ツ語による歌曲を集めたこの一枚は、やはりモーツァルトの歌曲集を思わせ、
追従者としての地位を確かなものにするでしょう。

8.557656
ハイドン(1732-1809):<交響曲全集シリーズ第30集>
交響曲第14番/同第15番/同第16番/同第17番
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)トロント・カメラータ
典型的な古典派の編成により、1760年代前半に書かれたとされる4曲を収録。
通奏低音にチェンバロを加えたバロック・スタイルの演奏で、初期古典派の雰
囲気を再現。さらに優雅さも加えたこの録音は、ほぼ無名に近い4曲の評価を
高めるでしょう。

8.557661-63 3枚組
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):<セクエンツァ第1ー第14> 
セクエンツァ第1(フルートのための)/セクエンツァ第2(ハープのための)
/セクエンツァ第3(女声のための)/セクエンツァ第4(ピアノのための)
/セクエンツァ第5(トロンボーンのための)/セクエンツァ第6(ヴィオラ
のための)/セクエンツァ第7a(オーボエのための)/セクエンツァ第8
(ヴァイオリンのための)/セクエンツァ第9a(クラリネットのための)/
セクエンツァ第10(ハ調のトランペットと音を発しない共鳴だけのピアノの
ための)/セクエンツァ第11(ギターのための)/セクエンツァ第12(ファ
ゴットのための)/セクエンツァ第13(アコーディオンのための(シャンソ
ン))/セクエンツァ第14(チェロのための)/セクエンツァ第7b(ソプラ
ノ・サクソフォーンのための)/セクエンツァ第9b (アルト・サクソフォー
ンのための)
演奏・歌/ノラ・シュルマン(フルート)、
エリカ・グッドマン(ハープ)、トニー・アーノルド(ソプラノ)、
ボリス・ベルマン(ピアノ)、アラン・トゥルーデル(トロンボーン)、
スティーヴン・ダン(ヴィオラ)、マテイ・シャルツ(オーボエ)、
ジャスパー・ウッド(ヴァイオリン)、
ホアキン・バルデペニャス(クラリネット)、
ガイ・フュー(トランペット)、パブロ・サインス・ビジェガス(ギター)、
ケン・マンディ(ファゴット)、ジョゼフ・ペトリック(アコーディオン)、
ダレット・アドキンス(チェロ)、
ウォレス・ハラディ(ソプラノ・サクソフォーン&アルト・サクソフォーン)
「セクエンツァ」サイクル全16曲を網羅した3枚組(同様のDG盤とは若干収録
されている作品が異なります)であり、ルチアーノ・ベリオの代表作でもあ
る作品集を初めて聴く方にもおすすめ。ケージ作品の録音などがあるベルマ
ンなど、演奏者のクオリティも十分です。

8.557679
<スコアブック-17世紀ドイツの宮廷器楽集>
ベルタリ(1605-1669):
4声のソナタ ニ短調/シャコンヌ ハ長調/3声のソナタ ト長調 
J.M.ニコライ(1629-1685):2声のソナタ イ短調/2声のソナタ ハ長調 
作者不明:3声のシャコンヌ 
シュメルツァー(c.1623-80):ソナタと変奏 二短調 
ドレーゼ(c.1620-1701):3声のソナタ イ短調/2声のソナタ イ短調 
カプリコルヌス(1628-1665):シャコンヌ ニ長調 
シュニッテルバッハ(1633-1667):シャコンヌ イ長調
演奏/クリスティアン・ツィンケ(ディレクター)アンサンブル・エコー・
ドゥ・ダニューブ
J.S.バッハ以前のドイツ・バロックを俯瞰する作品集であり、落ち着いた中に
もさまざまな発展の予兆を感じる一枚。イタリアやフランスとの格差とドイツ
・バロックの特徴を知る、格好の選曲だと言えるでしょう。ウィーン出身のガ
ンバ奏者、ツィンケを中心としたアンサンブルの真摯な演奏も見事です。

8.557689
ブルッフ(1838-1920):
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.26/コンツェルトシュテュックOp.84/
ロマンスOp.42
演奏/マキシム・フェドートフ(ヴァイオリン)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
名作である協奏曲第1番をはじめ、ヴァイオリンが主役となる作品を集めた一
枚。あまり聴く機会のない2曲も、協奏曲と同様にロマン派の王道をゆく作品
であり、フェドートフの綿々と歌う演奏スタイルによって、曲の“歌心”が前
面に出ています。

8.557698
バックス(1883-1953):
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲/クラリネット・ソナタ
ニ調/チェロとピアノのための民話/クラリネット・ソナタ ホ長調*/クラ
リネットとピアノのためのロマンス*/ピアノ、ヴァイオリンとクラリネット
のための単一楽章による三重奏曲* *印世界初録音
演奏/ロバート・プレイン(クラリネット)、
グールド・ピアノ・トリオ[ルーシー・グールド(ヴァイオリン)、
アリス・ニアリー(チェロ)、ベンジャミン・フリス(ピアノ)]
バックスの室内楽は他レーベルにもいくつかありますが、ここでは世界初録
音となる3曲が貴重な資料になるでしょう。ソリストとして活躍するプレイン
を中心に、ナクソスではおなじみのフリス率いるピアノ三重奏団も叙情的な
演奏を聴かせます。

8.557734
ウィラン(1880-1968):<天の王国で - 讃歌、アンセムとモテット>
天の王国で/讃歌「聖オズモンド」/正義の太陽/なんという安らかな休息
/「 観察者と聖なるもの」による讃歌とアンセム/ミサ・ブレヴィス第11番
/私が見ていると、見よ、白雲が現れ*/おお、主よ、われらを守りたまえ/
すべての栄光の王よ/「ピカルディ」による讃歌とアンセム/キリストは花園
を持ち/「今主の家に招かれ」による讃歌とアンセム/おお、なんと輝かしい
/おお、主をほめまつれ/恋人よ、美しいひとよ。さあ、立って出ておいで 
※英語歌詞付き
歌・演奏/ノエル・エジソン(指揮)
エローラ・フェスティヴァル・シンガーズ、
マシュー・ラーキン(オルガン)、
ヨセフ・シュヌアー(テノール・ソリスト)*
イギリスに生まれカナダへと移住。生涯にわたって800曲もの作品を残したヒ
ーリー・ウィランの作風は、実に親しみやすくアマチュア合唱団におすすめし
たいものばかり。この一枚は賛美歌風の優しさと美しさを持つ作品集であり、
合唱曲ファンにも喜ばれるでしょう。

8.557796
J.S.バッハ(1685-1750):フーガの技法より 
※自筆譜による出版前の稿BWV1080a
演奏/セバスティアン・ギヨー(ハープシコード)
通常の出版稿ではなく、自筆譜を頼りに構成・演奏したものであり、他の録音
と一線を画する内容。たとえば従来の「コントゥラプンクトス第3番」を「フー
ガ第2番」、「コントゥラプンクトス第3番」第10番と第14番を「フーガ第6番」
とするなど、かなり大胆とも言える違いがあるため、バッハ作品に詳しいリス
ナーでも驚くでしょう。ギヨーはドレイフュス、ルセ、アスペレンなどに学ん
だ奏者です。

8.557806
ヴァイス(1686-1750):<リュートのためのソナタ集第7集>
ソナタ第15番/ソナタ第48番
演奏/ロバート・バート(バロック・リュート)
J.S.バッハとほぼ同時代を生きたリュート奏者・作曲家の作品シリーズ第7弾。
第15番は13コースのリュートを駆使した作品であり、第48番は晩年の作品。ど
ちらも同シリーズでリリースされた他のソナタに劣らない曲です。

8.557850
フランケル(1906-1973):
映画音楽「吸血狼男」(初全曲録音)/映画音楽「ソー・ロング・アット・ザ
・フェア」/映画音楽「ジェット機M7号」-愛のテーマ/映画音楽「ザ・プリ
ズナー」(世界初録音)
演奏/カール・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
映画音楽の巨匠、カール・デイヴィスがナクソスに登場。「バルジ大作戦」な
どで映画音楽界にも足跡を残したフランケルの作品は、交響曲作家としてのス
ケールとオーケストレーションが特徴。ハマー・フィルムの名作ホラー映画な
どに命を与えています。

8.557852
ヴィヴァルディ(1678-1741):<宗教音楽全集第2集>
子らよ主をたたえよ/スターバト・マーテル/野に歌え、泉にほほえめ/明る
く輝く星 ※ラテン語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/ケヴィン・マロン(指揮)アレイディア・アンサンブル、
トレイシー・スミス・ベセット(ソプラノ)、
マリオン・ニューマン(コントラルト) 
※ピリオド楽器使用、ピッチa=415Hz(調律法:ヴァロッティ)
このところ、オペラも含めて声楽作品への評価が高まってきているヴィヴァル
ディ。同時代を生きたJ.S.バッハと比べ、メロディを重視した作風が特徴です
が、第1集(8.557445)に続くシリーズ2枚目も同様です。カナダの演奏家たち
による麗しい演奏が、音楽を飾ります。

8.557863
フィンジ(1901-1956):
幼少時の回想から受ける霊魂不滅の啓示(ワーズワースの詩によるテノール独
唱、合唱と管弦楽のためのオード)/聖セシリアに(ブランデンの詩による儀
式のためのオード) ※英語歌詞付き
演奏・歌/デーヴィッド・ヒル(指揮)
ボーンマス交響楽団(コンサートマスター:ダンカン・リデル)、
ボーンマス交響合唱団(合唱指揮:グレッグ・ベアードセル)、
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)
今年が没後50年となるイギリスの作曲家であり、落ち着いた田園風景を音楽に
した作風で人気があるフィンジ。ワーズワースの詩をテキストにした「霊魂不
滅の啓示」は最高傑作という評価を受けており、イギリス音楽に興味を持つリ
スナーは必聴です。

8.559260
ドラックマン(1928-1996):
弦楽四重奏曲第3番/水の自然な反射/ダーク・ウィンド/弦楽四重奏曲第2番
演奏/グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック
Koch Internationalから1998年にリリースされていた音源の移行発売。1960年
代から90年代にかけての幅広い時期における作品であり、ウェーベルン風の点
描主義を発展させた作風が特徴です。ドビュッシーの「前奏曲集」を意識した
マリンバ組曲「水の自然な反射」は、広く聴かれていい作品でしょう。

8.559289
グロリア・コーツ(1938- ):
交響曲第14番「微分音における交響曲」/交響曲第1番「開放弦の音楽」(アレ
クサンドル・チェレプニンの想い出に捧ぐ)/交響曲第7番
[第14番]クリストフ・ポッペン(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団、レイモンド・カフス(ティンパニ) 
[第1番]ヨルゲ・ロッター(指揮)ジーガーラント管弦楽団 
[第7番]オラフ・ヘンツォルト(指揮)バイエルン放送交響楽団 
第14番は世界初録音(2003年のライヴ録音)、第1番は1980年の録音、第7番は
世界初演時(1997年)のライヴ録音。貴重な音源を使った作品集であり、音響
のマジック的な独特の作風を再現している、現代作品ファン必聴の一枚です。

8.559456
バーンスタイン(1918-1990):
交響曲第3番「カディッシュ」(1963、1977改訂)*/チチェスター詩篇† 
※ヘブライ語・英語歌詞、英語による語り、英語対訳付き
演奏・歌/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック合唱団
(合唱指揮:イアン・トレイシー)、
リヴァプール・メトロポリタン大聖堂合唱団、
リヴァプール・フィルハーモニック青少年合唱団、
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)*、ウィラード・ホワイト(語り)*、
マイケル・スモール(トレブル)†
ユダヤ教における頌歌または信仰告白を意味する「カディッシュ」は、神との
対話を通じて人間の尊厳を描くという、カンタータ的な交響曲。名歌手ホワイ
トが語りを務め、威厳のある演奏になっています。「チチェスター詩篇」は神
へと賛美と喜びを、少年合唱で歌いあげます。

8.570028
ハンドシキン(1747-1804):
<エカテリーナ2世の宮廷のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン曲集>
ヴァイオリン・ソナタ第1番/同第2番/同第3番/ヴァイオリンのための6つの
古いロシアの歌*
演奏/アナスタシア・ヒトルーク(ヴァイオリン)、
ドミトリ・ヤクボフスキー(ヴィオラ)*、
キリル・エフトゥシェンコ(チェロ)*
ロシアの女帝エカテリーナ2世時代に、サンクト・ペテルブルク宮廷オーケス
トラの楽員となり、ロシアで最初のヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾと呼ばれ
たハンドシキン。収録された無伴奏ソナタ3曲でもその実力は証明され、ロシ
ア音楽にまたひとつ、新しい光が灯ったと言えるでしょう。


<NAXOS OPERA>
8.660116-17 2枚組 \2000
ベルリオーズ(1803-1869):劇的物語「ファウストの劫罰」(仏語歌詞)
演奏・歌/ジャン=クロード・カザドシュ(指揮)
リール国立管弦楽団、
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ジャン・ロゼーナル)、
マリー・アンジュ・トドロヴィチ(メゾ・ソプラノ)、
マイケル・マイヤーズ(テノール)、アラン・ヴェルヌ(バリトン)、
ルネ・シルラー(バス)、フィリップ・ジェラール(イングリッシュ・ホルン)
※仏語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。 
カンタータ集(8.555810)、「夏の夜」(8.557274)に続く、カザドシュとリ
ール国立管ほかによるベルリオーズ最新盤。2003年11月、リールにおけるライ
ヴ録音で、叙情的な側面を前面に出した演奏が特徴。その背景にはフランス・
バロック・オペラが見え隠れしているかのようです。24bit録音・編集。


<NAXOS HISTORICAL>
8.110996 \850
<ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの商業録音集(1940-1950)第3集>
モーツァルト(1756-1791):
交響曲第40番K.550(録音:1948年12月7日-8日、1949年2月15日、ウィーン) 
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン協奏曲Op.61(カデンツァ:クライスラー)
(録音:1947年8月28日-29日、ルツェルン)
演奏/ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) 
[モーツァルト]ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
[ベートーヴェン]ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、
ルツェルン祝祭管弦楽団
ウォード・マーストン復刻。どちらもEMI録音として何度も再発売されている
有名であり、演奏には定評があるもの。同シリーズの既発売盤同様に、状態の
いいアナログ盤を使用した復刻です。

8.111088 \850
<アンドレス・セゴビア第2集:1946年ニューヨーク&1949年ロンドン録音集>
J.S.バッハ:
前奏曲ハ短調BWV.999/無伴奏チェロ組曲第3番-クーラント/リュート組曲
第2番-サラバンド/同-ブレー/同第4番-ガヴォット/無伴奏チェロ組曲第6番
-ガヴォット/フーガ ト短調(セゴビア編曲)/無伴奏パルティータ第2番-
シャコンヌ(セゴビア編曲)(以上、録音:1946年12月、ニューヨーク) 
ヴィラ=ロボス:練習曲第8番/同第1番 
モレノ・トローバ:
カスティーリャ組曲-第2番「アラーダ」/同-第1番「ファンダンギーリョ」
トゥリーナ:ファンダンギーリョ 
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タランテラ/ギター協奏曲第1番 
ポンセ:南国風のソナティナ(以上、録音:1949年6月、7月、ロンドン)
演奏/アンドレス・セゴビア(ギター)、
アレック・シャーマン(指揮)ニュー・ロンドン管弦楽団
デヴィッド・レニック復刻。1946年のバッハはMusicraftレーベルから発売さ
れ、今回の復刻はオリジナルSPを使用したもの。1949年録音の曲はすべて
Columbiaからリリースされたものです。

8.111102 \850
<ザ・ジーリ・エディション第13集:ロンドン録音集1947-1949>
モーツァルト:すみれ 
ゴダール:歌劇「ジョスラン」-子守歌(仏語歌詞) 
ハーバート:
ライト・オペラ「おてんばなマリエッタ」-ああ、命の甘き神秘よ(英語歌詞)
モヤ:雅歌(英語歌詞) 
カルダーラ:
アリア「太陽の光のように」/パストラール「欺瞞に打ちかった愛の貞節」
-心地よい森、木の陰 
デュランテ(ドゥランテ):愛にみちた処女よ 
チェスティ:歌劇「オロンテア」-私の偶像のそばに 
マッツィオッティ:シチリアの朝の唄(シチリア方言歌詞) 
モンテヴェルディ:歌劇「アリアンナ」-私を死なせてください! 
ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン(いとしい私の恋人) 
A.スカルラッティ:
歌劇「ポンペオ」-私を苦しめないで/歌劇「愛のまこと」-ガンジス川に陽は
昇り 
アルファーノ:歌劇「マニュラのドン・ファン」-お前は美しき神の国に現れ
マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」-ペッペも恋をした
ジビラーロ:
4つのシチリアの細密画「馬車引き」-第3曲夜のタンゴ(シチリア方言歌詞)
ヘンデル:歌劇「アタランタ」-いとしの森よ 
ボノンチーニ:グリゼルダ-恋ゆえに我が心君を 
チェスティ(パリゾッティ編曲):苦しめたもうなかれ 
ファソーロ:思い直せよ 
※解説に歌詞は付いておりません、言語記載のないトラックは全て伊語歌詞
です (録音:1947年-1949年、ロンドン)
歌・演奏/ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ライナルド・ザンボーニ指揮の管弦楽団、
ヴィト・カルネヴァリ指揮の管弦楽団 
マーク・オバート=ソーン復刻。いよいよ晩年へと向かう時期に、得意のレ
パートリーを再録音しつつ、歌手としての集大成を図ろうと美声を惜しげも
なく収録したもの。特にイタリア・オペラのアリアは、彼が長い時間をかけ
て積み上げてきたものが表出しています。



<MARCO POLO>
6.220514(SACD-Hybrid) \1680
ブクステフーデ(c1637-1707):<オルガン作品全集第4集>
トッカータ BuxWV157/イエス・キリスト、汝はたたえられよ BuxWV188/わが
魂よ、今ぞ主をたたえよ BuxWV212/前奏曲ト長調 BuxWV147/カンツォネッタ
ハ長調 BuxWV167/カンツォネッタ ト長調 BuxWV171/マニフィカト BuxWV204
/今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよBuxWV210/カンツォネッタ
ニ短調BuxWV168/前奏曲 BuxWV144/主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ
BuxWV196/暁の星のいと美しきかな BuxWV223/トッカータ ニ短調 BuxWV155
演奏/ビーネ・ブリンドーフ(オルガン……スウェーデン、ストックホルム、
聖ゲルトルート・ドイツ教会、デューベン製オルガン)
デンマーク生まれのドイツ人、ブクステフーデの膨大なオルガン作品を録音す
るこのシリーズは、ウィーン他で学んだブリンドーフによる作品への理解と、
作曲者と親交があったオルガン製作者による楽器のサウンドが相まって、意義
深いプロジェクトになっています。J.S.バッハと同列に並び、聴かれるべき作
品だと言えるでしょう。

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06-05 No.16-2

2006年05月25日 16時13分49秒 | Weblog
<CPO>
777064-2 \1980
テレマン(1681-1767):<後期教会音楽集>
来れ、聖霊よTWV1:999/わが望みは無くTWV.1:992/来たりて讃えよTWV.1:462
演奏・歌/ルートガー・レミー(指揮)
ミカエルシュタイン・テレマン室内管弦楽団(古楽器使用)、
ミカエルシュタイン室内合唱団、ドロシー・ミールズ(ソプラノ)、
エリザベート・グラーフ(アルト)、クヌート・ショフ(テノール)、
エッケハルト・アベレ(バス) 
レミー得意のテレマン作品、その最新録音は1759年と1762年に作曲された晩年
の声楽作品。あまり知名度があるとは言えない作品でも、研究者、解釈者とし
て真摯にスコアを吟味し、その良さを伝えてくれます。ドイツ・バロック音楽
ファンは、あらためてご注目を。

777117-2 \1980
ベートーヴェン(1770-1827):<舞曲集>
12のコントルダンス(12の対舞曲)WoO.14/12のドイツ舞曲WoO.8/6つの夜会
メヌエットWoO.9/11のウィーン舞曲「メードリング舞曲」WoO.17(ベートー
ヴェン作とされる)
演奏/ミヒ・ガイック(指揮)
オルフェオ・バロック・オーケストラ 
いくつもの録音がリリースされている作品集ですが、オリジナル楽器オーケス
トラでの録音はまだまだ少数。交響曲などでは市民権を得ているピリオド・ア
プローチ(作曲当時の音と演奏)を、こうした作品で聴けるのは大きな喜びで
す。

777148-2 2枚組 \3960
レハール(1870-1948):
オペレッタ「エヴァ」(または工場の娘)(独語歌詞)
(アルフレート・マリア・ヴィルナー&ロベルト・ボダンツキー台本、ダイア
ローグを含む完全録音)
歌・演奏/モレニケ・ファダヨミ、ゾラ・アントニク、
ラインハルト・アレッサンドリ、トマス・マリク、ゲルハルド・バルッフ、
トマス・ツィステラー、
ヴォルフガング・ボジチ(指揮)
フランツ・レハール管弦楽団、
バート・イシュル・レハール・フェスティヴァル合唱団
(合唱指揮:トマス・フーベルト) 
楽しいだけがオペレッタじゃない!とでも言いたくなる、レハールの社会派作
品は、とある工場の労働者と雇用者のあつれきと、労働者たちの決起が題材。
1911年に初演された際にはスキャンダルを起こしましたが、今回の録音はすべ
てのセリフを再現させた、まさに蘇演となります。

777174-2 \1980
スーク(1874-1935):交響詩「夏物語」 
リャードフ(1855-1914):
魔法にかけられた湖 - おとぎ話の絵(ライヴ録音)
演奏/キリル・ペトレンコ(指揮)
ベルリン・コーミッシェ・オーパー管弦楽団 
ドヴォルザークやスメタナの叙情的な側面を受け継ぎ、豊かなメロディで20世
紀チェコ音楽史にレールを敷いたスーク。この作品は構成からも作風からも、
彼の“田園交響曲”だと言えるでしょう。幻想的なリャードフの音詩は、ほの
暗いロシアの民話を思わせます。

777198-2(SACD-Hybrid) \2550
リューベック(1654-1740):<オルガン作品全集>
前奏曲 ハ調/同ト調/同ニ調/プレアンブルム ヘ調(息子の作とされる)/
同ホ調/同ハ調/同ト調(息子の作とされる)/汝らキリスト者よ、こぞりて
主をたたえよ/いざ我ら主なる神に/主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ/甘
き喜びのうち(息子の作とされる)
演奏/フリードヘルム・フラメ(オルガン……ドイツ、ゴスラー近郊グラウホ
フ、聖ゲオルク参事会教会、クリストフ・トロイトマン製オルガン[1734-37年
製]使用) 
J.S.バッハと同時代に活躍した北ドイツ・バロックの作曲家によるオルガン曲
集(同名の息子による作品も含む)が、SACDの威力を十分に味わえるサウンド
により蘇りました。作曲者存命当時の楽器を使い、ブクステフーデやJ.S.バッ
ハらと同じ伝統を持つ音楽を、誇張することなく現代へと伝えてくれる一枚で
す。


<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0009 \1750
<ジョイス・ディドナート - ヴェネツィアの旅>
ロッシーニ:
老いのいたずら第1巻「イタリアの歌のアルバム」-競艇前のアンゾレタ/競艇
中のアンゾレタ/競艇後のアンゾレタ) 
ヘッド:ゴンドラ漕ぎ/サン・マルコ広場/レインストーム 
フォーレ:
5つのヴェネツィアの歌-マンドリン/ひめやかに/緑/クリメーヌに/やるせ
ない夢ごこち 
アーン:ヴェネツィア方言による6つの歌「ヴェネツィア」 
ヘンデル:歌劇「ジューリオ・チェーザレ」-希望よ(アンコール) 
ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」-悲しみよ去りゆけ(アンコール) 
(ライヴ録音:2006年1月16日、ウィグモア・ホール/BBCによる録音)
歌・演奏/ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ) 
ロッシーニ、モーツァルト、ヘンデルなどを主要なレパートリーとして、欧米
のオペラ・ハウスに登場。2002年には新国立劇場「セビリャの理髪師」公演で
ロジーナを歌い、日本のオペラ・ファンにも名前が知られるようになったディ
ドナート。このコンサート・ライヴでは、その得意とするロッシーニの歌曲に
はじまり、ヴェネツィアという街にちなんだプログラムで、リサイタリストと
しても一流であることを証明してくれます。名伴奏者ドレイクの配慮に満ちた
ピアノも聴きものです。

WHLive0010 \1750
チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲第3番 
シューベルト(1797-1828):弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」 
(ライヴ録音:2006年1月28日、ウィグモア・ホール)
演奏/コペルマン四重奏団
ボロディン弦楽四重奏団のメンバーだったミハイル・コペルマンを中心に、モ
スクワ音楽院を卒業したメンバーにより2002年に結成。スピヴァコフ率いるモ
スクワ・ヴィルトゥオージなど日本にもなじみのあるアンサンブルほかで活躍
したメンバーたちは、全員がロシア楽派の体現者であり、まさにボロディン弦
楽四重奏団から伝統を受け継いでいます。ウィグモアでのライヴでは2つの名
作を生き生きと奏でており、スタジオ録音では味わえないこの団体の音楽性が
伝わってきます。


<NAXOS DVD-VIDEO>
2.110513 \1750
<「音楽の旅」シリーズ - フィレンツェ>
ロッシーニ:
歌劇「ブルスキーノ氏、または替玉息子」-序曲/6つの四重奏のソナタ第2番-
Allegro/同-Andante 
パレストリーナ:ミサ曲集第5巻より「永遠のキリストの恵み」-キリエ 
ボッケリーニ:
ギター五重奏曲第1番-フィナーレ/ギター五重奏曲第2番-Polacca,Tempo di
Minuetto/ギター五重奏曲第5番-Allegro giusto 
プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん 
モーツァルト:
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-さあ、窓辺においで(ドンのセレナーデ)/
フルートとハープのための協奏曲-Andante 
ヴェルディ:
歌劇「リゴレット」-序曲/歌劇「オテロ」-デスデモーナの最後の情景 
ヴィヴァルディ:
リュート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオRV.85(ギター用編曲)
パガニーニ:24の奇想曲-第9番「狩猟」(ギター用編曲)]
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:PCMステレオ、DTS5.1サラウンド/
53分32秒/片面一層ディスク(DVD5)
同シリーズ、久しぶりのリリースは、花の都とうたわれるイタリアの古都フィ
レンツェ。ルネサンスの時代よりメディチ家の繁栄によって美術や音楽、建築
が盛んな街であり、現代に残る名所旧跡も多数。観ているだけで優雅かつ豊か
な気分になれる風景であり、この街で栄えた音楽をBGMに、バーチャル芸術観
光ができるでしょう。演奏は、すべてナクソスの既発売音源によるものです。

2.110517 \1750
<「音楽の旅」シリーズ - ザルツブルク>
モーツァルト:
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」-序曲/フルート四重奏曲第1番-Adagio/3つ
のドイツ舞曲-第3番「橇遊び」/ピアノ協奏曲第21番-Romanza/小さなジグ
ト長調/交響曲第25番-Allegro con brio/ファゴット協奏曲-Rondo -
Tempo di Menuetto/行進曲ニ長調-Maestoso/セレナード第3番-Allegro/
レクィエム(ジュスマイヤー版)-ラクリモーサ(涙の日)/クラリネット協
奏曲-Adagio/ディヴェルティメントK.138(125c)-Allegro
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:PCMステレオ、DTS5.1サラウンド/
55分40秒/片面一層ディスク(DVD5)
モーツァルト・イヤーにふさわしく、風光明媚な街であるザルツブルクのさま
ざまな風景を映像化。モーツァルトゆかりの場所も含め、歴史的にも重要でア
ンティークな雰囲気に満ちた街の様子を、モーツァルトの音楽と共に楽しめま
す。演奏は、すべてナクソスの既発売音源によるものです。



<OPUS ARTE DVD>
OA0948D(DVD-Video) 3枚組 \6150
日本語字幕付き
ワーグナー(1813-1883):
「ジークフリート」-楽劇「ニーベルングの指環」第二夜(独語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[キャスト・ギャラリー/オペラ概要/プレゼンタ
ーのジーマン、作曲家ヴァヘマンス、ピアニストのミキシュによる「ジークフ
リート」紹介] 
(ライヴ収録:1999年、オランダ、アムステルダム、音楽劇場)
歌・演奏/ハインツ・クルーゼ、グレアム・クラーク、ヘンク・スミット、
ジャニーヌ・アルトマイアー、アンネ・イェヴァング、ヨーン・ブレヘラー、
カシュテン・スタベル、シュテファン・パングラッツ、
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、
ピエール・アウディ(演出)、石岡瑛子(衣装)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/273分(オペラ226分、エクストラ47分)/英・仏・独・西・
伊・蘭・日本語字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
サイクル第3弾は、前2作同様にアウディの演出、石岡瑛子による色彩的な衣装、
そしてヘンヒェンの壮大な音楽づくりなどが大きな力となり、ライヴ感と視覚
的・デザイン的な愉悦に満ちたステージを収録。ともすれば4部作のうちでも
っとも地味になってしまうこの楽劇を、飽きることなく見ることができるで
しょう。歌手陣の安定もまた、作品の素晴らしさを後押ししています。

OA0953D (DVD-Video) 2枚組 \4980
ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「新聞」(伊語歌詞)/エクストラ・フィーチャー[ダリオ・フォーのイ
ンタビュー/オペラ概要/キャスト・ギャラリー] 
(ライヴ収録:2005年7月1日、3日、バルセロナ、リセウ劇場)
歌・演奏/チンツィア・フォルテ、ブルーノ・プラティコ、
ピエトロ・スパニョーリ、チャールズ・ワークマン、
アガタ・ビエンコフスカ、マリサ・マルティンス、シモン・オルフィラ、
マルク・カントゥッリ、
マウリツィオ・バルバチーニ(指揮)
リセウ劇場オーケストラ・アカデミー、インテルメッツォ合唱団、
イグナシオ・ルイス・デ・アレグリア(合唱指揮)、
ダリオ・フォー(演出・装置・衣装)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/155分(オペラ148分、エクストラ7分)/英・仏・独・西・伊・
カタルーニャ語字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
ロッシーニによる、娘の結婚をめぐるコメディを、ノーベル賞作家のダリオ・
フォーが演出。パッケージからして扇情的なステージが予想されますが、単な
るドタバタに終わらずロッシーニ特有の洒落っ気を巧妙に出しているステージ
です。完全な形で収録されるのは初めてのことであり、ロッシーニおよびオペ
レッタ・ファンは必見。リセウ劇場らしい斬新さを伴った、カラフルな衣装や
ステージ・デザインもポイントです。

OA0954D(DVD-Video) 2枚組 \4980
ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「アイーダ」(伊語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[オペラ概要/キャスト・ギャラリー] 
(ライヴ収録:2004年10月15日、ベルギー、モネ王立劇場)
歌・演奏/ノルマ・ファンティーニ、マルコ・ベルティ、
イルディコ・コムロシ、マーク・ドス、オルリン・アナスタソフ、
グイド・イェンチェン、ミケラ・レモール、アンドレ・グレゴアール、
大野和士(指揮)
モネ王立劇場交響楽団・合唱団、ピアズ・マキシム(合唱指揮)、
ロバート・ウィルソン(演出・装置・照明)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/159分(オペラ154分、エクストラ5分)/英・仏・独・西・伊語
字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
「浜辺のアインシュタイン」などで知られるロバート・ウィルソンが、“禅の
ような”“能のような”と評されたほどのストイックさで表現する、新しい
「アイーダ」。大野和士とベルギーのモネ劇場による新しい世界であり、映像
で観る意味を十分に感じさせてくれるでしょう。ベルギーのロイヤル・オペラ
における公演のライヴです。アムネリスを歌うハンガリーのメゾ・ソプラノ、
コムロシが各紙で絶賛されました。



<EUROARTS DVD>
2050356(DVD-Video) \2700
J.S.バッハ(1685-1750):ミサ曲ロ短調(ラテン語歌詞)
(ライヴ収録:2000年7月28日、ドイツ、ライプツィヒ、聖トーマス教会)
演奏・歌/ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団、
ルース・ホールトン(ソプラノ)、マーティアス・レクスロート(アルト)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、クラウス・メルテンス(バス)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1/113分/ラテン・英・独・仏語字幕付き/片面二層ディスク
(DVD9)
TDKコアからリリースされていた同映像の移行発売。作曲者ゆかりの聖トーマ
ス教会で、やはり作曲者存命時にルーツを持つライプツィヒ・ゲヴァントハ
ウス管が演奏し、没後250年の記念として演奏された記録。指揮者のビラーは
聖トーマス教会のカントールであり、その意味でも信頼性の高い演奏であるこ
とは間違いありません。

2050366(DVD-Video) \2700
J.S.バッハ(1685-1750):音楽の捧げもの 
(ライヴ収録:2000年7月28日、ドイツ、ライプツィヒ、旧市庁舎)
演奏/バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)、
シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)、
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ローベルト・コーネン(ハープシコード)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1/54分/片面一層ディスク(DVD5)
TDKコアからリリースされていた同映像の移行発売。没後250年の記念にライプ
ツィヒで行われた音楽祭の映像であり、クイケン兄弟たちによる見事な演奏で
話題となったもの。映像だからこそ得られる情報もあり(楽器の演奏法など)、
バロック音楽ファンには特におすすめしたい作品です。

2054998(DVD-Video) \3450
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「なりゆき泥棒」 (伊語歌詞)
(ライヴ収録:1992年5月1日-3日、ドイツ、シュヴェツィンゲン宮殿内ロココ
劇場[シュヴェツィンゲン音楽祭])
歌・演奏/ステュアート・ケイル、スーザン・パターソン、
ロバート・ギャンビル、ナターレ・デ・カローリス、モニカ・バチェッリ、
アレッサンドロ・コルベッリ、ポール・ケッペラー、オラツィオ・ロマーノ、
ワーナー・サイモン、
ジャンルイージ・ジェルメッティ(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団、
スコット・ギルモア(ハープシコード)、
ミヒャエル・ハンペ(演出・装置)
NTSC方式/画像構成比:4:3fullscreen/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1、DTS5.1/94分/伊・英・独・仏・西語字幕付き/片面二層
ディスク(DVD9)
1812年(20歳)にヴェネツィアで初演された作品であり、ジェルメッティと
ハンペがシュヴェツィンゲン音楽祭で取りあげた際、高い評価を受けたステ
ージを収録。ロココの雰囲気にあふれた演出とステージ・デザインであり、
それだけでも楽しめる作品です。

2055188(DVD-Video) \2700
モーツァルト(1756-1791):<ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集>
ヴァイオリン伴奏のクラヴサンまたはフォルテピアノのためのソナタ第1番/
同第2番/同第3番/同第4番/同第5番/同第6番 
(収録:2005年12月17日-19日、ウィーン、キンスキー宮殿)
演奏/ギル・シャハム(ヴァイオリン)、オルリ・シャハム(ピアノ)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1、DTS5.1/99分/片面二層ディスク(DVD9)
シャハム兄妹によるモーツァルトは伸び伸びとした音楽が特徴であり、万人が
愛するモーツァルト像をストレートに表現したもの。ヴァイオリンやピアノを
習っている人にも安心してお手本に薦めることができるほど、スタンダードな
美しさに満ちています。



<DVD INTERNATIONAL>
DVDI0732(DVD-Video) \1750
<プラネット・アース:北アメリカ-宇宙から見た地球の映像>
[カリフォルニア・ドリーミング/太平洋岸北西部/カナダ西部/氷で覆われ
た北部/ロッキー山脈の高地/南西部/国境南部/テキサス/大草原地帯/カ
ナダ中心地/五大湖/ビッグ・マディ川/ディープサウス/アパラチア山道/
中部大西洋/北東部/カナダ東部]/追加フィーチャー[Windows DVD-ROM
フィーチャー]映像・音楽はDVD-VIDEOと同内容です。PCがインターネットに
接続されている場合、各映像に関するミッションの詳細をご覧いただけます。
ディスクには300以上の地球の画像(低・中・高解像度フォーマット)が含ま
れています。
音楽:Opus27(作曲・編曲・演奏)
NTSC方式/画像構成比:16:9 (1.78:1) 、4:3 Letterbox/音声方式:ドルビ
ー・デジタル5.1サラウンド・サウンド、DTS6サラウンド・サウンド/100分
/英語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
北アメリカの広大な大地と周囲の海が、宇宙からの壮大な映像で楽しめる一枚。
パソコン(Windowsマシン)を使うことで、さらに画像を楽しめます。BGV
としてもお子様への教育アイテムとしてもおすすめです。
好評発売中!
プラネット・アース:大洋・海・島・沿岸地域 - 宇宙から見た地球の映像 -
<DVDI0730>
プラネット・アース:オーストラリア - 宇宙から見た地球の映像 -
<DVDI0731>

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06-05 No.15-1

2006年05月24日 19時55分00秒 | Weblog
<REGIS>
RRC 1237 \850
シューマン:
交響曲第3番変ホ長調「ライン」Op.97(*)
序曲、スケルツォとフィナーレ Op.52(+)
交響的練習曲 Op.13 から アダージョ,フィナーレ
(チャイコフスキー編曲;管弦楽版)(#) 世界初録音!
ディルク・イェレス(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1999年12月、ロンドン、ウォルサムストー・ホール(*)
1995年1月、ロンドン、リンドハースト・ホール(+)
2003年6月、ワトフォード・タウン・ホール(#)
ライセンサー:Artists International

RRC 1238 \850
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集 Vol.1
初期の5つの小品(*);ニ長調,変ロ長調,ホ長調,ホ短調,ト長調
弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11(+)/同第2番へ長調 Op.22(#)
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
録音:1973年(*)、1976年(+)、1978年(#)、
ソヴィエト国営放送モスクワ中央スタジオ
ライセンサー:Olympia

RRC 1239 \850
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集 Vol.2
弦楽四重奏とハープのためのアダージョ・モルト(*)
弦楽四重奏曲第3番変ホ短調 Op.30(+)/同変ロ長調(#)
弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」Op.70 から
アダージョ・カンタービレ(**)
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
エミリア・モスクヴィチナ(ハープ(*))
キリム・ベロツヴェトフ(ヴィオラ(**)) 
アレクサンドル・コヴァリョフ(チェロ(**))
録音:1975年(*)、1976年(+/**)、1973年(#)、
ソヴィエト国営放送モスクワ中央スタジオ
ライセンサー:Olympia

RRC 2071 2枚組 \1700
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集
RRC 1238、RRC 1239の2枚をスリップケースに収めたものです。

RRC 1240 \850
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):オーボエ・ソナタ集
オーボエと通奏低音のためのソナタ変ロ長調 TWV41:B6(「音楽の練習」から)
同ト短調 TWV41:g6(「ターフェルムジーク第3巻」から)
同ホ短調 TWV44:e6(「音楽の練習」から)
同イ短調 TWV41:a3(「忠実な音楽の師」から)
同ト短調 TWV41:g10(「ドレスデン」から)
オーボエ、チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ
ト短調(「音楽の練習」から)(*)
サラ・フランシス(オーボエ)
ジェーン・ドッド(チェンバロ)
マーガレット・パウエル(チェロ)
ロバート・ジョーダン(ファゴット)
ハワード・ビーチ(チェンバロ〔通奏低音〕(*))
録音:2002年4月、ロンドン、ハイゲート、聖マイケル教会
ライセンサー:Somm(SOMMCD 235)

RRC 1241 \850
「ハレルヤ! グレート・オルガン・アレンジメント」
ヴェルディ:オペラ「アイーダ」から 大行進曲
クラーク:トランペット・ヴォランタリー(デンマーク王子の行進)
J・S・バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV1068 から エア
シューベルト:軍隊行進曲 D.733 No.3
サリヴァン:なくした和音
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」Op.61 から 結婚行進曲
スーザ:星条旗よ永遠なれ
エルガー:威風堂々 第1番 Op.39 No.1
伝承曲:ロンドンデリー・エア
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」から ハレルヤ
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」から ワルキューレの騎行
J・S・バッハ:トッカータ ヘ長調(*)
(*)以外すべてノエル・ロースソーン編曲
ノエル・ロースソーン(オルガン)
録音:1984年、コヴェントリー大聖堂/1979年、リヴァプール、英国国教教会(*)
ライセンサー:Brian B.Culverhouse 初出:1985年、
EMI "Organ Spectacular"

RRC 1243 \850
ヴィヴァルディ:
フルート協奏曲集 Op.10(全6曲)(*)
2つのヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲ニ短調 RV565(+)
4つのヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲ロ短調 RV580(+)
ジュディス・ホール(フルート(*))
ポール・バリット(指揮(*))
ディヴェルティメンティ・オヴ・ロンドン(*)
ジェイミー・ラレード(ヴァイオリン、指揮(+))
スコットランド室内管弦楽団(+)
録音:1991年、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(*)/1986年(+)
ライセンサー:Judith Hall(*)/Scottish Chamber Orchestra(+) 初出:IMP Masters
(*)は以前、RRC 1077として発売され、廃盤となっていました。

RRC 1245 \850
ニコライ・ミヤスコフスキー(1881-1950):ピアノ・ソナタ集
ソナタ第4番ハ短調 Op.27(改訂版)
ソナチネ ホ短調 Op.57
ソナタ第5番ロ長調 Op.64 No.1(改訂版)
前奏曲とロンド=ソナタ Op.58「歌とラプソディ」
マレー・マクローラン(ピアノ)
録音:1988年9月27-30日、オスロ、Ski教会ホール
ライセンサー:Olympia(OCD 217)

RRC 1246 \850
「スコットランドのピアノ音楽」
フランシス・ジョージ・スコット(1880-1958)/
ロナルド・スティーヴンソン編曲:8つの歌
Since All Thy Vows, False Maid, Are Blown To Air (anon),
Wha is that at my Bower-door? (Burns),
O Were my Love yon Lilac Fare (Burns),Wee Willie Gray (Burns),
Milkwort & Bog Cotton (MacDiarmid),Crowdieknowe (MacDiarmid),
Ay, Waukin, O (Burns),There's News, Lasses, News (Burns)
ロナルド・センター(1913-1973):
ソナタ/6つのバガテル Op.3/遊ぶ子供たち
ロナルド・スティーヴンソン(1928‐):ベルテンのかがり火
同:スコットランドの2つのバラッド
The Dowie Dens O Yarrow,Newhaven Fishwife's Cry
マレー・マクローラン(ピアノ)
録音:1990年8月、Ski、Salen教会ホール
ライセンサー:Olympia

RRC 1251 \850
【新録音】
モーツァルト:ピアノ独奏作品全集 Vol.1 ウィーンのモーツァルト
幻想曲ハ短調 K.475/ソナタ第14番ハ短調 K.457
ソナタ(第18番)へ長調 K.533(+ロンド K.494)
ソナタ第16番変ロ長調 K.570
マルティノ・ティリモ
録音:2005年10月、
ライプツィヒ、ゲヴァントハウス、メンデルスゾーンザール
レジス・レーベル・オリジナル企画、キプロス出身のマルティノ・ティリ
によるモーツァルトのピアノ独奏作品全曲録音シリーズの第1巻。レコーディ
ング、エディティング、ミキシングはゲヌイン(Genuin)ミュージック・プ
ロダクションが行っています。

RRC 1252 \850
【新録音】
モーツァルト:ピアノ独奏作品全集 Vol.2
ソナタ第5番ト長調 K.283/同第7番ハ長調 K.309
同第9番ニ長調 K.311/同第8番イ長調 K.311/ロンド ニ長調 K.485
マルティノ・ティリモ
録音:2005年7‐8月、
ライプツィヒ、ゲヴァントハウス、メンデルスゾーンザール

RRC 1253 \850
【新録音】
モーツァルト:ピアノ独奏作品全集 Vol.3
ソナタ第1番ハ長調 K.279/同第2番ヘ長調 K.280
同第4番変ホ長調 K.282/同第6番ニ長調 K.284
マルティノ・ティリモ
録音:2005年7月、
ライプツィヒ、ゲヴァントハウス、メンデルスゾーンザール

FRC 9110 \1050
アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977):
ピアノ協奏曲第2番 Op.26(*)
ピアノ協奏曲第4番「幻想曲」Op.78(+)
ピアノ協奏曲第6番 Op.99(*)
マレイ・マクローラン(ピアノ)
ジュリアン・クレイトン(指揮)
チェサム交響楽団
録音:1994年(*)、1995年(+)、マンチェスター、BBC North、スタジオ7
ライセンサー:Olympia




<GRIFFIN>
GCCD 4053 \1500
「テューダー朝のアンセム名曲集」
ウィリアム・バード(1543-1623):聖なる賛美のうちに/主に従う人の魂は
トマス・ウィールクス(1576-1623):ダヴィデの息子にホサンナ
ジョン・タヴァナー(1490-1545):安息日が過ぎて
トマス・トムキンズ(1572-1656):
わが愛する人は語った/おお、主に向かって歌え
ウィリアム・バード:
教えたまえ、主よ/主に向かって歌え/アヴェ・ヴェルム・コルプス/
喜び歌え
トマス・タリス(1505-1585):世の救い主よ
トマス・ウィールクス:ダヴィデが聞いたとき/いと高き所では神に栄光あれ
トマス・トムキンズ:全能の神、全知の泉/ダヴィデが聞いたとき
オーランド・ギボンズ(1583-1625):
おお、主よ、御身の怒りで/ダヴィデの息子にホサナ
ジョン・ブリズマン(1525頃-1591):平安のなかで
ウィリアム・マンディ(1529-1591):おお、主、万物の創り主よ
伝ロバート・ホワイト(1538頃-1574):おお、神をたたえよ
ドナルド・ハント(指揮)
ウスター大聖堂聖歌隊
レイモンド・ジョンストン(オルガン)
録音:1992年4月、1993年6月、ウスター大聖堂





<CRD>
CRD 3510 \1780
ジョージ朝時代のアンセム集
サミュエル・ウェスリー(1766-1837):
神に向かって歓呼せよ/御身は彼らをこの地の君とする
ウィリアム・クロッチ(1775-1847):御身のはからいのいかに貴いことか
ジョナサン・バティシル(1738-1801):主よ、思い起こしたまえ
トマス・アトウッド・ウォムズリー(1814-1856):来たれ、聖霊
トマス・アトウッド(1765-1838):主よ、心に留めたまえ
サミュエル・ウェスリー:皆一つ所へ往き
ジョナサン・バティシル:おお、主よ、天より見下ろしたまえ
ウィリアム・クロッチ:強大な神なる主は御言葉を発し
トマス・アトウッド・ウォムズリー:晩祷式の頌歌 ニ短調
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
録音:2002年7月22-24日、オックスフォード・ニュー・カレッジ礼拝堂

CRD 3449 \1780
旧譜再発売】
18世紀のティンパニ協奏曲集
ヨハン・フィッシャー(1752-1807):
8つのティンパニと管弦楽のための協奏曲
ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):
パルティータ ハ短調/
オーボエ、8つのティンパニと管弦楽のための協奏曲(*)
ジョナサン・ハース(ティンパニ)
ゴードン・ハント(オーボエ(*))
ハロルド・ファーバーマン(指揮)
ボーンマス・シンフォニエッタ




<SWEDISH SOCIETY>
SCD 1137 \2080
「ストックホルムのビルギット・ニルソン」
聖ヤーコブ教会とグスタフ・ヴァーサ教会での録音集
ベートーヴェン(1770-1827):自然における神の栄光
ユーセフ・エーリクソン(1872-1957):偉大で不思議な御業
J・S・バッハ(1685-1750)/グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
グリーグ(1843-1907):大きな白い群 Op.30 No.10
フランク(1822-1890):天使の糧
グノー:主よ、許したまえ
アルベルト・ルンベック(1894-1974):心の平和
アドルフ・アダン(1803-1856):クリスマスの歌-聖らに星すむ今宵
スティーヴン・アダムズ(1844-1913):聖なる都市
ジョン・ヘンリー・ホプキンズ・ジュニア:われら東方の三人の王は
メンデルスゾーン(1809-1847):天にはさかえ
ローウェル・メーソン(1792-1872):もろびとこぞりて
ヘンデル(1685-1759):シオンの娘よ、喜べ
フランツ・グルーバー(1787-1863):聖しこの夜 以上(#)
J・S・バッハ/グノー:アヴェ・マリア(+)
フランク:天使の糧(+)
アドルフ・アダン:クリスマスの歌-聖らに星すむ今宵(+)
フランツ・グルーバー:聖しこの夜(+)
グスタフ王子(1827-1852):ばらの香りに(#)
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
アンデシュ・ボンデマン(オルガン(*))
オーケ・オーロフソン(チェロ(*))
アンナ・ストングベリ(ハープ(*))
ステファン・ショルド(指揮(*))
聖ヤーコブ教会ユース合唱団(*)
オーケ・レヴェーン(オルガン(+))
アルノルド・オストマン[エストマン](ピアノ(#))
録音:1977年2月14日-17日、ストックホルム、聖ヤーコブ教会(*)
1963年8月3日、ストックホルム、グスタフ・ヴァーサ教会(+)
1975年12月29日、ストックホルム、スウェーデン放送第3スタジオ(#)
初出盤:SLT 33256 (LP)(*)/SCS 7609 (EP)(+)/SLT 33243(#)
2005年12月25日に87歳で逝去したビルギッド・ニルソンの追悼盤。
南スウェーデンのスコーネ地方で生まれたビルギット・ニルソン Birgit
Nilsson(1918-2005) は、オペラ史に残るもっとも偉大な歌手のひとり。
1946年、ストックホルムの王立オペラで「魔弾の射手」のアガーテを歌って
オペラ・デビュー。グラインドボーン音楽祭の「イドメネオ」で国際的に注
目されてからは、各地のオペラハウス公演や、主にワーグナーとR・シュト
ラウスのオペラ録音に欠かせないスター歌手になっていました。
そのニルソンによるストックホルム録音を実現させたのは、Swedish Society
のプロデューサー、フランク・ヘードマン。当時ショルティの『指輪』は
「ジークフリート」が録音済でした。ヘードマンの制作によりグスタフ・
ヴァーサ教会で録音されたクリスマスの歌4曲はEP盤としてリリースされ、
スウェーデン市民にとって嬉しいプレゼントとなりました。13年後、LPのた
めの録音が行われたのは聖ヤーコブ教会。ストックホルムのアカデミーで学
んでいたニルソンがアダンの「クリスマスの歌-聖らに星すむ今宵」を公開
の場で初めてソロで歌ったという、ゆかりの教会です。この2つのアルバム
にスウェーデン放送局で録音された1曲を加え、リマスター。ストックホル
ムの街を愛したビルギットを偲ぶアルバムです。

SCD 1127 2枚組 \4160
スウェーデンのロマンティック・オルガン音楽 Vol.8
オット・オルソン(1879-1964):
オルガン作品集(1912-1941年に作曲された全作品)
瞑想 ホ短調 Op.14 No.2(1905)/古い教会聖歌による6つの小品 Op.47
コラールによる変奏曲 Op.48/3つの小品 Op.21;アントレ,葬送行進曲,小品
小品集(全7曲)/前奏曲とフーガ嬰へ短調 Op.52
クレド・シンフォニアクム Op.50/コラール298番への前奏曲
後奏曲「クリスマス」/コラール305番への前奏曲
前奏曲とフーガ嬰ニ短調 Op.56/結婚前奏曲/小オルガン幻想曲
ラルフ・グスタフソン(オルガン)
録音:2005年9月13-15日、10月25-26日、リンチェーピング大聖堂

SCD 1088 \2080
【旧譜再案内】
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):
ピアノ作品全集 Vol.3 旅の思い出
スウェーデン民俗音楽ピアノ曲集第1巻&第2巻(1960)
ダルスランド・ポルスカ,オンゲルマンランドのワルツ歌,
エッバ・ブラーヘのポルスカ,昔のソングポルスカ,
イェムトランド・ポルスカ
六月王の入場(1907)
5つの調べ「旅の思い出」(1908);旅の途中で,日照り雨,
地主館のご婦人たち(ショパン風間奏曲),はるかな眺め,過ぎてしまった
7つの音詩「エアリナ」(1917);祈願,花を捧ぐ,武器の清め,
神殿の儀式,吟遊詩人は歌う,幸運のルーン文字/誓い]
舞曲形式の3つのアルバムのページ(1917);
メヌエット,ガヴォット,ワルツ
九月(1920)
オーロフ・ホーイェル (ピアノ)
録音:2003年9月、スウェーデン放送局スタジオ





<PROPRIUS>
PRSACD 2033(SACD-Hybrid) \2300
聖なる娘たちの苦悩 聖女たちのための中世の聖歌
Helena Vesgocie - alleluia (St.Helen of Sweden)
Flavit auster - great responsory (St.Mary Magdalen)
Beata mater Anna - great responsory (St.Ann)
Ante thorum virginalem - sequence (St.Barbara)
Vidi civitatem - great responsory (saint in common)
Spes datur omni populo - alleluia (Visitation of St.Mary)
Audi fi lia et vide - alleluia (Cecilia)
Veni electa mea - alleluia (virgin saint)
Salve sancta parens - introit (St.Mary)
Nobilis et pulchra - alleluia (St.Catherine of Alexandria)
Stabat iuxta Christi crucem - sequence (Compassion of St.Mary)
Nigra sum sed formosa - antiphon (St.Mary)
Gloria in excelsis (troped)
Post dies octo - alleluia (Low Sunday)
ヴォクス・シレンティ
ヨハンナ・コルホネン、ヒルッカ=リーサ・ヴオリ(歌)
録音:2005年8月15-17日、ナーンタリ教会
様々な時代を生きた聖女たちに捧げられた中世の歌を集めたアルバム。各曲
には、中世ヨーロッパの人々の聖女たちへの崇拝と彼女たちの業績への敬意
が表されています。
ヴォクス・シレンティは1992年に二人のフィンランド人女性歌手によって結
成された、教会音楽を専門とするヴォーカル・デュオです。

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06-05 No.15-2

2006年05月24日 19時54分33秒 | Weblog
<IDIS>
IDIS 6488 2枚組 \3100
ジョコンダ・デ・ヴィート 室内楽作品集
パーセル:トリオ・ソナタ ヘ長調
ヘンデル:2つのヴァイオリンのためのソナタ ト短調 Op.2-8
ヴィオッティ:二重奏曲 ト長調
シュポア:二重奏曲 Op.67から
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2,
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) ユーディ・メニューイン(Vn) 
レイモンド・レッパード(Cemb) ティート・アプレア(P)
録音:1955年
諸々のスタジオ録音を集めたもの。パーセル、ヘンデル、ヴィオッティなどが
珍しい。

IDIS 6486 2枚組 \3100
プッチーニ:「トスカ」
レイラ・ゲンジェル(S トスカ),ジュゼッペ・タデイ(Br スカルピア),
ヴィットーリオ・デ・サンティス(T カヴァラドッシ),
ピエロ・デ・パルマ(T スポレッタ),ほか
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指)
ナポリ・サンカルロ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年1月21日
トルコ生まれのプリマドンナ、レイラ・ゲンジェルの若き日のライヴ。おそら
く初出です。音質はご覚悟ください。余白に、1956年のRAIトリノでのアリア
の放送録音を収録。





<Melba>
MR 301091(SACD-Hybrid) 4枚組 \7200
ワーグナー:「ワルキューレ」
リサ・ガスティーン(S ブリュンヒルデ),
スチュアート・スケルトン(T ジークムント),
デボラ・リーデル(S ジークリンデ),
リチャード・グリーン(Bs フンディング),
ジョン・ブレッヒェラー(Br ヴォータン),
エリザベス・キャンベル(Ms フリッカ),ほか
アッシャー・フィッシュ(指)アデレード交響楽団
録音:2004年11,12月
注目のSACDが登場!オーストラリア、アデレードの南オーストラリア国立歌劇
場が上演した「ワルキューレ」のライヴ録音です。辺境の地のオペラハウスの
イメージがありますが、そこは経済的に豊かなアデレードだけあって、かなり
しっかりした演奏です。ことにイスラエル出身で、ここ数年世界中の大劇場で
活躍しているアッシャー・フィッシュの引き締まった指揮が見事。アデレード
交響楽団も優秀で、第1幕の冒頭から豊かでありながら重っ苦しくならない音
楽に惹きつけられます。歌手は当然地元オーストラリア出身のリサ・ガスティ
ーン、スチュアート・スケルトン、デボラ・リーデル、エリザベス・キャンベ
ルといった人たちが大活躍。特にリサ・ガスティーンは、既にロンドンのロイ
ヤル・オペラでのブリュンヒルデ役として高い評価を得ています。また新生代
のヘルデンテノールとして大きな期待がかかるスチュアート・スケルトンのジ
ークムント、ジークリンデやトスカを歌いつつ、ノルマなどの19世紀前半のイ
タリアオペラもこなすデボラ・リーデルも、絶叫咆哮タイプではない、ワーグ
ナーの音楽の美しさをじっくりしっとり聞かせてくれる人たち。さらにオラン
ダのベテラン・バス=バリトン、ジョン・ブレッヒェラーを配して、実は結構
強力なキャストです。





<SUPRAPHON>
SU 3880 11枚組 \7500
マーラー:交響曲全集
第1番-第9番、第10番(アダージョ)
ガブリエラ・べニャチコヴァー(S) マグダレーナ・ハヨーショヴァー(S) 
エヴァ・ランドヴァー(A) インゲ・ニールセン(S) 
ダニエラ・ショウノヴァー(S) ヴィエラ・ソウクポヴァー(A) 
リブシェ・マーロヴァー(A) トマス・モーザー(T) 
ヴォルフガング・シェーネ(Br) リヒャルト・ノヴァーク(B) 
カレル・ベルマン(B) 
キューン児童Cho. プラハ放送Cho. プラハ・フィルハーモニーCho.
ヴァーツラフ・ノイマン(指)チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1976-1982年
ノイマンとチェコ・フィルによる代表的録音のひとつ、マーラー全集がグーン
とお得になって登場します。ほかの数多くの全集のなかでも、作曲家の魂のふ
るさとボヘミア勢による演奏は、徒に力み返るところがなく個々の楽曲の魅力
を自然に伝えるものとして独特の光を放っています。いずれをとってもバラつ
きのない高い水準を保ち、なかでも第3番、第6番、第9番は美しい弦を主体と
した響きで今も優れた評価を得ています。第3、8 & 9番がデジタル録音。

SU 3873 \1350
ヨゼフ・ライヒャ(レイハ):
チェロ協奏曲イ長調Op.4?1
2つのヴァイオリン(ヴァイオリンとチェロ)のための協奏曲ニ長調Op.3
チェロ協奏曲ニ長調
ミカエル・エリクソン(Vc) ヤナ・ヴラチョヴァー(Vn)
オンドレイ・クカル(指)チェコ室内O.
録音:1995年2月26 & 27日、5月9日、9月23日プラハ、マルチーネク・スタジオ
ボヘミア生まれ、すぐれたチェリストでもあったヨゼフ・ライヒャ(1752-95)。
有名なアントンは彼の甥にあたります。ヨハン・シュターミツらチェコの優秀
な音楽家たちが集い、古典派に先立ついわゆるマンハイム楽派の影響を強く受
けた作風は、表情豊かなメロディとカラフルな楽器の扱いが特徴。伸びやかな
チェロが醸す愉悦の音楽は、当時の人気をいまに伝えます。パントン・レーベ
ルの再発。

SU 3872 \1650
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集
第3番へ短調Op.65 / 第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
スメタナ・トリオ
イトカ・チェホヴァー(P)  イトカ・ノヴァーコヴァー(Vn)  
ヤン・パーレニーチェク(Vc)
スメタナ、スーク&ノヴァーク(SU.3810)につづくスメタナ・トリオの第2弾。
第7交響曲と並び作風の大きな転換点に位置する第3番と、弦楽四重奏曲「アメ
リカ」やチェロ協奏曲に通じるドヴォルザークらしさいっぱいの傑作「ドゥム
キー」を収録しています。当レーベルでスメタナのピアノ・シリーズを同時進
行中のチェホヴァーをはじめ、メンバーのさわやかな感性も印象深い演奏です。





<COVIELLO>
COV 30603(SACD-Hybrid) \2080
モーツァルト:
ディヴェルティメント ニ長調K.136
ディヴェルティメント 変ロ長調K.137
ディヴェルティメント へ長調K.138
モーツァルト / ジギスムント・ノイコム編:
「コジ・ファン・トゥッテ」序曲
「ティートの慈悲」序曲
レオポルト・モーツァルト:
シンフォニア 変ロ長調
ラヴァルト・スコウ=ラルセン(リーダー) 
ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ
録音:2005年7月アニフ
アルバム収録の「ティート」序曲を今年2006年カンヌ・クラシカル・アワード
の式典でも演奏したザルツブルク・チェンバー・アンサンブル。スコウ=ラル
セン以下総勢18人、メンバーの多くがかのシャーンドル・ヴェーグの薫陶を受
けています。ここに聴く美しくも緊密なアンサンブルは、師のそれを思わせて
魅力的。彼らは1995年仏ナントで行われた「ラ・フォル・ジュルネ・モーツァ
ルト」に参加して一躍注目を集めました。
ノイコム(1778-1858)はハイドンやモーツァルトの作品の多くを編曲し普及
に努めたことで知られるオーストリアの作曲家、ピアニスト。

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06-05 Mo.14

2006年05月22日 13時09分21秒 | Weblog
<BERLIN CLASSICS> ※お早めにご注文下さい
BC-8402 7枚組 \4200
アーベントロート・エディション
CD-1
モーツァルト:
交響曲第35番「ハフナー」
ベルリン放響
録音:1955年9月16日
交響曲第38番「プラハ」
ライプツィヒ放響
録音:1955年2月16日
交響曲第41番「ジュピター」
ベルリン放響
録音:1956年3月26日
CD-2
ベートーヴェン:
交響曲第9番「合唱」
エディト・ラウクス(S)
ディアナ・オイストラティ(A)
ルートヴィヒ・ズートハウス(T)
カール・パウル(B)
ライプツィヒ放響&合唱団
録音:1951年6月29日
CD-3
シューベルト:
交響曲第8番「未完成」
ライプツィヒ放響
録音:1950年1月11日
交響曲第9番「グレート」
ライプツィヒ放響
録音:1949年9月18日
CD-4
シューマン:
交響曲第4番
ライプツィヒ放響
録音:1956年3月31日
チェロ協奏曲
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ライプツィヒ放響
録音:1955年9月5日
CD-5
ブラームス:
交響曲第3番
ライプツィヒ放響
録音:1952年3月17日
交響曲第4番
ライプツィヒ放響
録音:1954年12月8日
CD-6
ブルックナー:
交響曲第9番(オレル版)
ライプツィヒ放響
録音:1951年10月29日
CD-7
チャイコフスキー:
交響曲第6番「悲愴」
ライプツィヒ放響
録音:1952年1月28日
ヘルマン・アーベントロート:指揮

BC-8403 6枚組 \4200
ブラームス:合唱曲集
ディーター・ハウシルト:指揮
ライプツィヒ放送合唱団、他



<BRILLIANT>
BRL-8128 27枚組 \9750
ショスタコーヴィチ:作品集
交響曲全集
室内交響曲集
管弦楽作品集
協奏曲全集
弦楽四重奏曲全集
室内作品集
バルシャイ、
※ボーナスDVD(バルシャイのインタビュー)





<ANDROMEDA>
ANDRCD5058 2枚組 \1150
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」(イタリア語)
セーナ・ユリナッチ(リーザ)、
エットレ・バスティアニーニ(エレツキー公爵)
マリオ・ペトリ(トムスキー公爵)、ジャンナ・ペデルツィーニ 他
アルトゥール・ロジンスキ指揮フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団、合唱団
1952年12月26日ライヴ録音
音は細く、良く聞き取れない箇所あります。
以前CETRAレーベルから発売あり。

ANDRCD5059 2枚組 \1150
チマローザ:歌劇「ジャンニーナとベルナルドーレ」
セーナ・ユリナッチ(ジャンイーナ)、
セスト・ブルスカンティーニ(ベルナルドーレ)
グラツィエッラ・シュッティ、マリオ・カルリン
ニーノ・サンツォーニョ指揮ミラノRAI管弦楽団、合唱団 1953年7月26日
1781年に初演された2幕の歌劇。録音年代の古さを感じさせる音質です。

ANDRCD5061 6枚組 \2650
「フルトヴェングラー戦時中の録音ベートーヴェン作品集」
Disc.1
交響曲第3番「英雄」 
ウィーン・フィル 1944年12月19/20日
序曲「コリオラン」 
ベルリン・フィル 1943年6月27/30日
弦楽四重奏曲第13番から「カヴァティーナ」 
ベルリン・フィル 1940年10月15日
Disc.2
交響曲第5番「運命」 
ベルリン・フィル 1943年6月27/30日
交響曲第6番「田園」 
ベルリン・フィル 1944年3月20/22日
Disc.3
交響曲第4番 
ベルリン・フィル 1943年6月27/30日
交響曲第7番 
ベルリン・フィル 1943年10月31日・11月3日
Disc.4
交響曲第9番「合唱」 
ティルラ・ブリーム(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)、
ペーター・アンデルス(T)、ルドルフ・ヴァツケ(B)
ベルリン・フィル、ブルーノ・キッテル合唱団 1942年3月22/24日
Disc.5
ヴァイオリン協奏曲 エーリッヒ・レーン(Vn)
ベルリン・フィル 1944年1月9/12日
序曲「レオノーレ」第3番 
ウィーン・フィル 1944年6月2日
Disc.6
ピアノ協奏曲第4番 コンラート・ハンゼン(Pf)
ベルリン・フィル 1943年10月31日・11月3日
ボーナル・トラック(Disc.5と6それぞれに収録):
シューマン:チェロ協奏曲から最終楽章 ピエール・フルニエ(Vc)
ベルリン・フィル 1943年11月13/16日
ブラームス:交響曲第1番から最終楽章 
ベルリン・フィル 1945年1月23日
ブルックナー:交響曲第7番からアダージォ 
ベルリン・フィル 1942年4月7日
ベートーヴェン:交響曲第9番についてフルトヴェングラー(ドイツ語)
2分38秒 1954年8月22日
フルトヴェングラー音源の復刻に関して高い評価を得ているARCHIPEL,
GEBHARDT,ANDROMEDAグループによるリマスターリング。
ただならぬ熱気と興奮につつまれた名演の数々を集めた好企画です。




<VENEZIA>
CDVE24250 2枚組 \1650
チャイコフスキー:後期交響曲集
交響曲第4番 ソビエトRTV大交響楽団 1970年9月
交響曲第5番 ソビエトRTV大交響楽団 1972年4月
交響曲第6番「悲愴」 ソビエト国立文化省交響楽団 1989年
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
数あるロジェストヴェンスキーのチャイコフスキーの演奏から特に名演奏と
いわれる記録を選んだ2CDです。お買い得盤。





<TACET>
10SACD(SACD-Hybrid) \2180
バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ
フローリン・パウル(ヴァイオリン)
発売当初から、その音質の素晴らしさでベストセラーと成ったアルバムの
SACD化。

17SACD(SACD-Hybrid) \2180
Das Mikrofon
各楽曲、演奏形態に合わせた各メーカーを代表するマイクで収録した各種楽
曲。オムニバス的なアルバムです。収録されているのは全てクラシックです。
オーディオ・ファン向けのアルバム。

36SACD(SACD-Hybrid) \2180
What about this Mr.Paganini?
アマーティ、グァダニーニ、グァルネリ、ストラディヴァリ等のヴァイオリ
ンを使用した、バッハ、クライスラー、ドヴォルザーク等の技巧的小品の演

サシュコ・ガヴリロフ(Vn)

49SACD(SACD-Hybrid) \2180
Das Mikrofon Vol.2
各メーカーを代表するマイクで収録した各種楽曲。聞き比べが出来ます。
収録されている曲はジャズです。クラシックではありません。
お気をつけください。オーディオ・ファン向けのアルバム。

52SACD(SACD-Hybrid) \2180
F.クライスラーの想い出
クライスラー:ヴァイオリン小品集
ダニエル・ゲーデ(Vn) フィリップ・モル(Pf)

70SACD(SACD-Hybrid) \2180
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(弦楽三重奏版)
ゲーデ・トリオ

74SACD(SACD-Hybrid) \2180
Die Rohre-Tube(真空管) Only
ボッケリーニ、サンマルティーニ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、コレッリ
等の作曲家による管弦楽作品集  
シュトゥットガルト室内管弦楽団
真空管を使用した機器で録音されたオーディオ・ファン向けのアルバム。

101SACD(SACD-Hybrid) 2枚組 \4360
バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
シュトゥットガルト室内管弦楽団

114SACD(SACD-Hybrid) \2180
Moving Real Surround Sound (World Premiere/Demo Disc)
プロコフィエフ:ピーターと狼
サン=サーンス:動物の謝肉祭
ヴォイチェフ・ライスキ指揮ポーランド室内フィル

117SACD(SACD-Hybrid) \2180
The Tube(真空管) Only Violin
チャイコフスキー、イザイ、エルガー、マスネ、シューベルト、クライスラ
ー等の作曲家によるヴァイオリン小品集
ダニエル・ゲーデ(Vn)シェス・リュー(Pf)
真空管を使用した機器で録音されたオーディオ・ファン向けのアルバム。

136SACD(SACD-Hybrid) \2180
モーツァルト:管弦楽作品集
モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
モーツァルト:ディヴェルティメントKV.136,137,138
ヴォイチェフ・ライスキ指揮ポーランド室内フィル

149SACD(SACD-Hybrid) \2180
ベートーヴェン:交響曲第7、8番
ヴォイチェフ・ライスキ指揮ポーランド室内フィル
真空管を使用した機器で録音されたオーディオ・ファン向けのアルバム。





<DELTA CLASSICS>
DCCA-0023 \2415
ベートーヴェン:交響曲第4番
(1、2楽章ガスト61白色小聖火、3、4楽章ガスト73黄色メロディア盤)
(27~30,June,1943)
ベートーヴェン:交響曲第7番
(ガスト68桃色メロディア盤)
(30-31,Oct、3,Nov,1943)
フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィル
この第4番は、実は旧ソ連のメロディアLPにはいろいろな問題があります。そ
もそも録音日が同じでありながら、「放送録音」と「ライブ録音」の2種類が
存在し、LPには全曲放送録音、全曲ライブ録音、そして1、2楽章ライブ+3、
4楽章放送録音という3種類あり、作られた年代も場所も様々なため、同じ演
奏でもレコードの音質に差があったりもする、やっかいな代物なのである。
今回復刻に使用したのは1、2楽章をガスト61白色小聖火、3、4楽章をガスト
73黄色メロディア盤という組み合わせにした。とにかくこの4番の凄さを聞い
たら音質評価など無意味に思える。
第7番は名演とされている50年のウィーン・フィルに解釈は似ているものがあ
るが、BPOとの方が、よりダイナミックで、より攻撃的に破壊的な演奏に感じ
られると思う。
呼吸というか「間」というか、フレージング処理は第4番同様フルトヴェング
ラーにしかできない技であり、BPOという名器が演奏していたからこそ、出来
た完成度の高い第7番であろう。特に終楽章は全編に渡って息をつかせない程
であり。これぞ、フルトヴェングラーと思うはずである。
第7番の使用LPは、ガスト68の桃色メロディア盤を使用しました。
尚、交響曲第7番終楽章(トラック8)において冒頭2小節欠落がありますが、
これは使用LPによるものです。中には、他の演奏または再現部から編集して
あるCDもありますが、本CDはLPのまま収録しております。予めご了承ください。

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06-05 No.13-1

2006年05月21日 15時36分32秒 | Weblog
<Chandos>
CHAN 10375 \2080
フランツ・リスト(1811-1886):交響詩集Vol.2 ――
ファウスト交響曲S.108(オリジナル版)
交響詩《ゆりかごから墓場まで》S.107
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
世界最大級のインディペンデント・レーベルであるシャンドスを代表する超強
力コンビ、ジャナンドレア・ノセダ&BBCフィルハーモニックの最新アルバム。
理想主義で探究心旺盛な知的人間が、超人的な知識と引き換えに悪魔に魂を売
るという物語である「ファウスト」。リストは「ファウスト交響曲」の正式な
題名を「3人の人物を描いたファウスト交響曲」としており、各楽章にはゲーテ
の詩劇に基づいたファウスト、グレートヒェン、メフィストフィレといった登
場人物の名前が付けられている。
今回ノセダが用いているのは終楽章に合唱の加えられた“1857年版”ではなく、
1854年作曲の“オリジナル版”であるという点が非常に興味深いポイントであ
る。ノセダ&BBCフィルは2005年のBBCプロムスでこの「ファウスト交響曲」の
演奏を行っており、聴衆はもちろんのことタイムズ誌をはじめとする雑誌やマ
スコミからも名演奏として絶賛を受けているだけに今回のリリースへ懸かる期
待は大きい!

CHAN 0722 \2080
トマス・アーン(1710-1778):序曲集 ――
序曲第1番ホ短調/序曲第2番イ短調/序曲第3番ト長調/序曲第4番へ長調
/序曲第5番ニ長調/序曲第6番変ロ長調/序曲第7番ニ長調/序曲第8番ト短調
/アルフレッドへの序曲変ホ長調/トマスとサリーへの序曲ニ長調
サイモン・スタンデイジ(指揮)、コレギウム・ムジクム90
久々のソロ・アルバムとなった前作ルクレールのヴァイオリン・ソナタ集
(CHAN 0726)が好評を博しているスタンデイジが、共に多数の録音を行って
きたシャンドスを代表するピリオド・アンサンブルであるコレギウム・ムジク
ム90とのコンビによる最新盤をリリース。
トマス・アーンは18世紀中期イギリスにおける劇場音楽の第1人者としての地
位を築き、多数の作品を残した作曲家である。過去にもアーンのトリオ・ソナ
タ全集(CHAN 0666)を録音しているスタンデイジ&コレギウム・ムジクム90
が今回取り上げてきたのは1751年に出版が行われた8声の8つの序曲と劇作品の
序曲である。
スタンデイジやヒコックスとの演奏で様々な名演を生み出してきたコレギウム
・ムジクム90によるレア・レパートリーの録音はピリオド・ファン注目の1枚!

CHAN 10377 \2080
ジェームズ・マクミラン(1959-):
ピアノ協奏曲第2番/オルガンと管弦楽のための《スコットランドの動物詩》
ウェイン・マーシャル(ピアノ&オルガン)、
ジェームズ・マクミラン(指揮)、BBCフィルハーモニック
現代スコットランドの音楽界をリードする作曲家ジェームズ・マクミランの自
作自演集の最新作。18世紀スコットランドの舞曲の旋律や、様々な民謡をふん
だんに取り込んだ3楽章形式で構成される「ピアノ協奏曲第2番」、ロサンゼル
ス・フィルとBBCフィルの委嘱によって作曲され、ロサンゼルスのディズニー
・ホールに新たに設置されたオルガンのお披露目で演奏された「スコットラン
ドの動物詩」の2作品とも今回のリリースが世界初録音となる。
ソリストを務めるのは1961年生まれのウェイン・マーシャル。ピアニストとし
てだけでなくオルガン奏者、指揮者としてマルチな才能を発揮している期待の
音楽家である。

CHSA 5046(SACD-Hybrid) \2850
クルト・ワイル(1900-1950):
交響曲第1番/クォドリベットOp.9/交響曲第2番
アントニー・ボーモント(指揮)、
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
タンスマンやシュテファンといった作曲家たちの作品集のリリースに力を入れ
始めたシャンドスのSACD Hybridシリーズの続編はクルト・ワイルの交響曲集!
収録内容は、ブゾーニの下で学びベルリンで1921年に作曲された「交響曲第1
番」、1934年にブルーノ・ワルター&ロイヤル・コンセルトへボウ管によって
初演が行われた「交響曲第2番」に「クォドリベットOp.9」を加えた管弦楽作
品集。中でも「交響曲第2番」は、ワイル自身による打楽器のパートが加えら
れた版を使用した世界初録音という注目の音源!
演奏は20世紀後半の作品を得意としツェムリンスキーのシリーズで指揮を振っ
たボーモントと、ドイツの誇る超高性能オーケストラ、ドイツ・カンマーフィ
ルハーモニー・ブレーメン。「三文オペラ」やブロードウェイのための作品で
はなく、ワイルの管弦楽作品を知るために最適なディスクの登場である。

CHAN 241-34 2枚組 \2080
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):合唱作品集 ――
聖ミカエルへのセクエンス/レクイエム《心の家》/ドリア旋法によるミサ曲
/テ・デウムとサルヴェ・レジナ/オ・サルタリス・ホスティア/限りない甘
さ/アンティフォン/ヌンク・ディミッティス/レジナ・カエリ/2つのマド
リガル/昔語り/Thee will i love/選ばれし者の死/Even Such is time/
Inheritance/God is gone up/夏が来た/3つのキャロル-アンセム/法律学
者/aec dies
ハリー・ビケット(オルガン)、
アンドリュー・ラムスデン(オルガン)、
ポール・スパイサー(指揮)、フィンジ・シンガーズ
20世紀イギリスで活躍し、膨大な数の合唱作品を書き上げたハウエルズの合唱
作品集。1990年代のリリースで好評を得たフィンジ・シンガーズの名演を再編
集した移行再発売盤。

CHAN 241-35 2枚組 \2080
パストラル・クラシックス-夏の日の音楽 ――
G・ガーシュウィン:サマータイム
A・グラズノフ:四季より
H・ハウエルズ:田園狂詩曲
その他
ベートーヴェン、チャイコフスキー、ブリッジ、エルガー、ドビュッシー、
ケテルビー、プロコフィエフの作品を収録
シャンドスの様々なアーティスト
毎回様々なテーマによって既存の音源から編集されるコンピレーション・アル
バム。今回は夏に因んだ様々な作曲家の作品が集められている。




<Capriccio>
93512(DVD-Video) \2650
カール・ニールセン(1865-1931):
歌劇《仮面舞踏会》(ドイツ語版全曲による世界初のDVD)
ダニエル・キルヒ、マルクス・ブリィック、ギュンター・ミッセンハルト、
ウルフ・シルマー(指揮)、ウィーン交響楽団、他
2005年のブレゲンツ音楽祭で上演が行われ話題を呼んだデンマークの大家カー
ル・ニールセンを代表するオペラ「仮面舞踏会」のドイツ語版全曲がカプリッ
チョよりDVD-Videoとして登場!
ドイツ語版「仮面舞踏会」はブレゲンツ音楽祭総監督のデヴィッド・パウント
ニーによる新たなプロダクションによって制作、上演が行われたもので今回収
録された映像が世界初のリリースとなる。
指揮者のウルフ・シルマーはかつてデンマーク国立放送響とニールセンの仮面
舞踏会でグラミー賞にノミネートされるなどこの作品のスペシャリストとして
名高いマエストロである。
(NTSC/カラー/4:3/リージョン・コード:0/収録時間:約141分)

71061(SACD-Hybrid) \2580
A・シュニトケ:映画音楽集Vol.2 ――
The Glass Harmonica/The Rice/The Waltz/Clowns and Children
フランク・ストローベル(指揮)、ベルリン放送交響楽団
12音技法や無調音楽など前衛音楽を数多く残した旧ソ連の作曲家シュニトケ。
難解な作品のイメージの強いシュニトケだが、その生涯に60曲に及ぶ映画音楽
の作曲も行っていた部分には触れられないことが多いのが現状である。
そんなシュニトケの映画音楽にスポットを向けたストローベル&ベルリン放送
響によるシリーズ第2弾。第1弾(Capriccio 71041)がGerman Record
Reviewers Awardを獲得するなど評判は上々。

60128 \2080
エティエンヌ=ニコラ・メユール(1763-1817):
オペラ・コミック《L'Irato ou l'Emporte》
ヴェルナー・エルハルト(指揮)、
ラルテ・デル・モンド、ボン室内合唱団、他
ナポレオンからの依頼で様々な作品を残した18世紀フランスの作曲家メユー
ル。オペラ・コミック「L'Irato ou l'Emporte」も1801年に作曲され、ナポ
レオンに献呈が行われた。

67173(CD+DVD-Video) \4050
D・スカルラッティ:カンタータ集 ――
Con qual cor mi chiede pace/Fille gia piu non parlo/Qual pensier
quale ardire/No non fuggire/Ti ricorda o bella Irene/ソナタ ニ長調
K.277/同ホ長調K.215/同ニ短調K.77
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(カウンター・テナー)、
アリーネ・ツィルベラチ(ピアノフォルテ)、マヤ・アムレイン(チェロ)、
今村泰典(テオルボ&バロック・ギター)
ウィーン少年合唱団出身で現在は世界各地で活躍中のカウンターテナー、ツェ
ンチッチの歌うスカルラッティ・アルバム。伴奏にはリュート界の日本代表で
ある今村泰典が参加している。ドキュメンタリーを収録したDVD-Videoとのセッ
ト仕様。

71095(SACD-Hybrid) \2580
ベルント・リヒャルト・ドイチュ:Curriculum Vitae
デイヴィット・フルーム:ピアノ三重奏曲第2番《Genzen》
ヘルベルト・ラウアーマン:三重奏曲第2番
ジェフリー・マムフォード:?in the community of encompassing hours“
ノルベルト・シュテルク:“Hotel de la Paix”
クリスティアン・ヒルツ(バリトン)、
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
20世紀ドイツの詩人、作家として有名なインゲボルク・バッハマンのテキスト
を題材として作曲された作品を集めたタイトル。バッハマンの生誕80年を記念
して制作が行われた。





<PentaTone>
PTC 5186 039(SACD-Hybrid) \2850
ヨーゼフ・シュミット(1734-1791):初期交響曲と室内楽作品集 ――
交響曲ニ長調Op.1-1/同変ロ長調Op.6-2/同ト長調/フルート、ヴァイオリ
ン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲ホ短調Op.3-3/フルート、ヴァイオ
リン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲ト長調Op.3-6/交響曲変ホ長調
《ハーディガーディ》(全曲世界初録音)
サイモン・マーフィー(指揮)、新オランダ・アカデミー室内楽団
18世紀ドイツに生まれ、主にオランダを活躍の場としたヨーゼフ・シュミッ
ト。マンハイム楽派の手法に従ったシュミットの音楽は当時幅広い支持を獲得
していた。ヨーゼフ・シュミットの作品はアムステルダムの楽譜出版社フンメ
ルからの出版が多く見受けられるが、シュミット自らも楽譜出版者として活躍。
その出版物は特に北欧諸国に渡っていたとされている。
また、12曲以上の作品がハイドンの作品として扱われていたこともあり「オラ
ンダのハイドン」との異名を持っている。これまでペンタトーン(PentaTone)
へコレッリやシュターミッツの録音を行っているマーフィー&新オランダ・ア
カデミーによるオリジナル楽器の演奏が世界初録音を収録曲を更に際立たせて
いる。

PTC 5186 166(SACD-Hybrid) \2850
G・マーラー:交響曲第8番変ホ長調《千人の交響曲》
イレアナ・コトルバス(ソプラ)、ヘザー・ハーパー(ソプラノ)、
ハンネケ・ファン・ボルク(ソプラノ)、ビルギット・フィンニレ(アルト)
マリアンネ・ディーレマン(アルト)、ウィリアム・コックラン(テノール)
ヘルマン・プライ(バリトン)、ハンス・ゾーティン(バス)、
アムステルダム・トーンキュンスト合唱団、アムステルダム音楽院合唱団、
コレギウム・ムジクム・アムステルダメンセ、
聖ウィリブロード&聖ピウス教会少年少女合唱団、
ベルナルト・ハイティンク(指揮)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最新
作。一世を風靡したハイティンクのマーラー交響曲全集の中から第8番《千人
の交響曲》がSACD Hybridとして再登場。1971年9月、アムステルダム・コンセ
ルトヘボウでの録音。

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06-05 No.13-2

2006年05月21日 15時31分50秒 | Weblog
<Pavane>
ADW 7060-2 \2180
W・A・モーツァルト:6つのウィーンのソナチネ(世界初録音)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
驚異的としか言いようの無い超絶技巧で聴き手を魅了し、驚きを与え続けるミ
ラクル・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト、シプリアン・カツァリス。
このモーツァルトは「Piano21」のベストセラーであるバッハ・トランスクリ
プションズやモーツァルト・トランスクリプションズに代表されるように、他
人には真似することが出来ないほど困難なテクニックを伴う作品を次々と取り
上げるカツァリスが約30年前に行った若き日の録音である。
原曲は木管楽器のためのディヴェルティメントであり、編曲版はもちろん世界
初録音!現在のカツァリスとは一味違った若き日のカツァリスの新鮮な演奏を
聴くことの出来る貴重な記録と言える。

ADW 7491 \2180
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864-1955):ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ長調/同第2番ホ長調/同第1番ニ長調
サンドリーヌ・カントレッギ(ヴァイオリン)、
ベアトリス・ラウシュ(ピアノ)
ティンパニー(Timpani)からリリースが行われている一連の作品集の反響に
より、日本でも再評価の機運が高まっているフランスの作曲家ロパルツ。収録
されている3曲のヴァイオリン・ソナタはそれぞれ1907年、1917年、1927年と
10年置きに作曲が行われておりロパルツの作風の変化を感じ取ることが出来
る。サンドリーヌ・カントレッギはルクセンブルク銀行より貸与されたグァダ
ニーニのヴァイオリンを手にルクセンブルク音楽院とブリュッセル王立音楽院
で指導を行い、ソリストとしても活躍中の女流演奏家である。女性デュオによ
るロパルツはスマートで切れの良い演奏を聴かせてくれている。

ADW 7492 \2180
J・S・バッハ:フルートとチェンバロのための6つのソナタBWV.525-530
ジャン=ミシェル・タンギー(フルート)、
クリスティアン・ナイキスト(チェンバロ)
ジャン=ミシェル・タンギーはジャン=ピエール・ランパルとオーレル・ニコ
レの下でフルートを学び、ベートーヴェンオーケストラ・ボンの主席フルート
奏者などを歴任。日本へも度々来日を行っており、現在はドイツのマンハイム
音楽院とブリュッセル王立音楽院でフルートを教えている。

ADW 7489 \2180
リゾナンス ――
L・バーンスタイン:《ウェスト・サイド・ストーリー》より
P・チャイコフスキー:バレエ組曲《くるみ割り人形》
J・S・バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
ラミーナ打楽器四重奏団
ラミーナ打楽器四重奏団は4人の実力派打楽器奏者たちによって1984年より活
動を行っている打楽器アンサンブル。様々な打楽器を駆使して演奏されるバー
スタイン、チャイコフスキー、バッハは一風違った雰囲気を醸し出す興味深
い演奏に仕上がってる。

ADW 7490 \2180
C・フランク:憂鬱、ヴァイオリン・ソナタ(オルガン伴奏版)
ヤン・ファン・ランドヘム(1954-):L'invisible pour les yeux
アウグスト・デ・ブック(1865-1937):Piere-Gebed
デュオ・ランディーニ
メキシコ、イタリア、フランス、デンマークなどで活躍を見せているデュオ・
ランディーニは、女流ヴァイオリン奏者のジェニー・スパノーヘとオルガン奏
者兼作曲家であるヤン・ファン・ランドヘムによるデュエット。フランクの
ソナタのオルガン伴奏版はランドヘムの編曲版である。





<Phaedra>
DDD 92046 \2180
In Flanders' Fields Vol.46 ――
ギョーム・ルクー(1870-1894):ピアノ三重奏曲ハ短調
アルトゥール・デ・グレーフ(1862-1940):ピアノ三重奏曲へ短調
ピアノ・トリオ《ナルチス&ゴルトムント》
ベルギーの作曲家の作品をベルギーのアーティストの演奏によって世界中に向
けて紹介を行う“In Flanders' Fields”を中心として、大きな支持を獲得し
ているベルギーのレーベル、フェドラ(Phaedra)の最新盤。
将来の活躍を約束されながらも24歳という若さで夭折した天才ギョーム・ルク
ーと、リストやサン=サーンスにピアノを学び、作曲家、ピアニストとして活
躍したアルトゥール・デ・グレーフのピアノ三重奏曲をカップリング。
ピアノ・トリオ《ナルチス&ゴルトムント》は、ドイツの作家ヘルマン・ヘッ
セの作品である「ナルチスとゴルトムント」を冠する1999年に結成されたベル
ギー期待のピアノ三重奏団。
ピアノはクイケン・ファミリーの1人であるピート・クイケンが担当しており、
躍動感に満ちた非常に高度なアンサンブルを展開している。

ADD 492 002 \2180
エドモン・バーイエンスへのオマージュ ――
A・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
R・シューマン:チェロ協奏曲イ短調op.129
アウグスト・デ・ブック(1865-1937):
チェロとピアノのための《カンティレーナ》
エドモン・バーイエンス(チェロ)、ロベルト・ワスムート(ピアノ)、
フェルナンド・テルビィ(指揮)、BRTNフィルハーモニック管弦楽団
ベルギーを代表するチェロ奏者として活躍したエドモン・バーイエンス
(1913-1987)へのオマージュ・アルバム。バーイエンスはBRTフィル(現フ
ランダース放送管)のソロ・チェロ奏者とし活躍する傍ら、アントワープ音
楽院などで教鞭を執るなどベルギーのチェロ奏者たちに大きな影響を与えた。
1978年&1982年の録音。

DDD 92015 \2180
In Flanders' Fields Vol.15 ――
ペトル・ベノア(1834-1901):3つの幻想曲Op.18、4つの幻想曲Op.20
ロデウィック・モルテルマンス(1868-1952):多彩なメヌエット
ヨゼフ・ヨンゲン(1873-1953):2つの小品Op.33、月の光、真昼の太陽
マリナス・デ・ヨング(1891-1984):
スケルツォ-牧歌Op.68、夜想曲Op.53、ゴッホの展覧会Op.58
ヴィクトル・レグレイ(1915-1994):
ピアノ・ソナタ第2番Op.84-1、同第4番Op.104
ヨゼフ・デ・ベーンハウワー(ピアノ)
シューマン夫妻の研究家としても知られるベルギーのピアニストであるヨゼ
フ・デ・ベーンハウワーによるベルギーのピアノ小品集。ヨンゲンやベノア
などの作品を楽しめるベルギー音楽好きには嬉しい1枚。

DDD 92038 \2180
In Flanders' Fields Vol.38 ――
ピート・スウェルツ(1960-):夢の絵
ポール・ジルソン(1865-1942):行進曲風ラプソディ
ウィルフリード・ウェステルリンク(1945-):ランドスケープ2
アルテュール・ミュールマン(1884-1966)アダージョ ハ短調
フリッツ・セリス(1929-):フランダースの民謡による幻想曲Op.45b
レイモン・シュロワイヤン(1933-):夢の彼方に
エドモン・サヴニエ(指揮)、チェコ・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団
吹奏楽作品の作曲家としても日本で知られるピート・スウェルツなどベルギー
の作曲家たちによる弦楽オーケストラのための作品集。





<Etcetera>
KTC 1303 2枚組 \4360
A・ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調Op.21,B.51/同第2番ト短調Op.26,B.56
同第3番ヘ短調Op.65,B.130/同第4番ホ短調Op.90,B.166《ドゥムキー》
ドゥムキー・トリオ
1988年の結成以来これまでに6つの賞を受賞歴を持つなど内外で高い評価を受
けるなど、フランスで最も知られるアンサンブルの1つであるドゥムキー・ト
リオ。アンサンブルの名前にもなっているドヴォルザークの名作「ドゥムキー」
を含むピアノ三重奏曲全4作品でスラヴの民族色を存分に楽しませてくれる。

KTC 1298 \2180
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
4声のミサ、マニフィカト・アニマ・メア
フランチェスコ・スカルラッティ(1666-a.1741):
神よ、我をあわれみたまえ
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):サルヴェ・レジナOp.2-10
フロリアン・ヘイリック(指揮)、エクス・テンポレ
イタリアのバロック時代の代表的作曲家を次々と生み出したスカルラッティ一
族のポリフォニー音楽集。大家ドメニコとその父であるアレッサンドロ、アレ
ッサンドロの弟フランチェスコの作品を収録している。
ベルギー出身のバロック音楽のスペシャリストであるフロリアン・ヘイリック
によって1989年に結成されたエクス・テンポレは、1600年代から1900年代まで
の様々な作品をプログラムとして取り上げている混声合唱団。中でも17世紀
-18世紀のモテットやカンタータ、オラトリオの演奏には特に定評がある。

KTC 1300 \2180
ギールキン・デ・ホント(16世紀):ポートレート ――
ミサ・チェチリアム・カンターテ・ピィ/ベネディクト・ドミヌス/D'ung
parfond/A vous me rends/Mon Petit Cueur/Langueur d'amour/Contre
raison/Je me reprens/Helas malheur/Oncques ne sceu
エギディウス・クヮルテット、オルトレモンターノ
1500年から1547年の間にデルフト、ブルージュ、シェルトゲンボッシュの教
会で聖歌隊の歌い手として活動していたとされているギールキン・デ・ホン
トの男声のためのミサ、モテットとシャンソンを集めた作品集。
アムステル・バロック合唱団の4人の歌手によって1995に結成され、クレキヨ
ンやシューベルトの作品集の好演で評価を上げている男声ヴォーカル・アン
サンブルのエギディウス・クヮルテット。今回のリリースは結成10周年を記
念して制作されたアニヴァーサーリー・アルバムでもある。

KTC 1299 \2180
ブリュッセルとパリのオルガン作品集 ――
C・フランク:英雄的小品
ポール・ジルソン(1865-1942):フラマンドの歌曲による前奏曲
ヨゼフ・ヨンゲン:Le bon chival
ワレリー・オーベルティン(1970):Vincent van Gogh
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):オルガン交響曲第4番
エルス・ビーセマンス(オルガン)
ビーセマンスは2004年武蔵野市国際オルガンコンクールの入賞歴を持つ1978年
アントワープ出身の女流オルガン奏者。




<Eufoda>
EUFODA 1133 \2180
ジョゼフ=エクトル・フィオッコ(1703-1741):
タンデム・フルゲト、リベラ・メ・ドミネ
ヘルクレス=ペトルス・ブレイ(1673-1737):主よいつまでもわれを
シャルル=ジョゼフ・ファン・ヘルモント(1715-1790):
マニフィカト・アニマ・メア・ドミヌム、カンタータ・ドミノ・カンティク
ム・ノヴァム、Victmae Paschali laudes
パトリック・ペイレ(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、
ウェストフラームス・ヴォカール・アンサンブル
ベルギーのサント・ギュデュル教会で18世紀にカペルマイスターをつとめた
作曲家たちの合唱作品を集めた1枚。(録音データ不詳/DDD)

EUFODA 1134 \2180
E・グリーグ:
ホルベルク組曲Op.40/ゆりかごの歌Op.68-5/2つの旋律Op.53/2つの悲しき
旋律Op.34/2つのノルウェーの旋律
ディルク・フェルミューレン(指揮)、
チェンバー・オーケストラ・シンフォニア
ベルギーの実力派室内オーケストラが奏でる叙情的なグリーグの調べ。
(録音:1989年/DDD)

EUFODA 1130 \2180
L・V・ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2/同第5番ヘ長調Op.24《春》
同第10番ト長調Op.96
ヤン・ファン・ウェイエンベルク(ヴァイオリン)、
ムライ・ノリコ(ピアノ)
ベルギーのヴァイオリニスト、ウェイエンベルクと日本生まれのピアニスト、
ムライ・ノリコ夫妻によるデュオ。(録音:1989年/DDD)

EUFODA 1131 \2180
De Zavel-Boom ――
メヌエット/ラ・フェルランド/Nr.56/クライン・クライン・マンネケン
/メヌエット=コンテルダンス/パスピエ・メヌエット/他 全24曲
't Kliekske(“the bunch”)
フランドル地方の伝統音楽の演奏団体「't Kliekske」のアルバム。
(録音データ不詳/ADD&DDD)





<Curnow Records>
CR 206-034-3 \2180
光陰矢の如し ――
J・ファニン:ファンファーレ・ヌエヴェ
J・カーナウ:ファンタジア・ディ・ファルコン、光陰矢の如し
J・ホゼイ:アンシェント・エコーズ、シンフォニック・フォートレス
T・ジョンソン:コロニアル・ダンス組曲/他 全17曲
様々なアーティスト
Curnow:Tempus Fugit/Various





<KAIROS>
12472KAI \2080
クロード・ヴィヴィエ(1948-1983):
オリオン-管弦楽のための※(1979)
シッダールタ-8群に分かれた管弦楽のための※(1976)
打楽器のための5つの歌(1980)
ペーター・ルンデル指揮
ケルン放送交響楽団、
クリスティアン・ディアーシュタイン(Perc)
録音:2004年
※世界初録音
これほどの作曲家がこれまで、なぜ話題のひとつにも上がらなかったのか。
35歳という若さで世を去ったこともあるのだろう。今回KAIROSから新録音でリ
リースされるのはまさに快挙というしかない。ヴィヴィエはカナダ、モントリ
オール生まれで作曲をジル・トランブレー、シュトックハウゼンに師事。直接
的にはメシアンの影響が大きいが、その神秘的、官能的ヴィジョンと大胆さは
むしろメシアン以上である。旋法、調性的音響を取り入れモティーフ、メロ
ディが復権。作曲された1970年代後半といえば新ロマン主義勃興の頃。現代と
ロマン派の語法の双方を大らかに受け容れ自由奔放な幻想を鮮やかな管弦楽法
で繰り広げる。生きていたら今年58歳。いままさに時代が求めるリーダー的存
在になっていただろう。注目作はヘルマン・ヘッセの代表作に霊感を受けた大
作「シッダールタ」。除夜の鐘が鳴るように始まりガムランのように展開する
汎東洋的な「打楽器のための5つの歌」の異国情緒も楽しい。

12502KAI \2080
ジェラール・グリゼイ(1946-1998):
2声のための独奏(1981)-クラリネットとトロンボーンのための
アヌビ=ヌー(Anubis-Nout)(わが友クロード・ヴィヴィエの追憶に)
(1983)-クラリネットとコントラバスのための2つの小品
石柱(Stele)(1995)-2人の打楽器奏者のための※
魅力(Charme)(1969)-クラリネットのための
機械的時間(Tempus ex machine)(1979)-6人の打楽器奏者のための※
エルネスト・モリナーリ(Cl)、
ウーヴェ・ディアクセン(Trb)、
アンサンブルS
録音:2003-2004年
※世界初録音
スペクトル楽派の中心的存在グリゼイの初期と晩年の作品を収録。低音の豊か
な倍音にささえられた2声のためのソロ、友人の作曲家ヴィヴィエの追憶に捧
げられた「アヌビ=ヌー」、初期の点描的な「魅力」、倍音の作曲家がいかに
音律のない打楽器を使って作曲するかが興味深い「石柱」と「機械的時間」と
いった注目作ぞろい。




<TELOS>
TLS116 \1980
カロリン・ヴィトマンのイザイと現代作曲家の無伴奏ヴァイオリン作品集
「カロリン・ヴィトマン/リフレクションズI」
ブーレーズ:無伴奏ヴァイオリンのためのアンテームI
イザイ:ソナタ第2番-ジャック・ティボーのために
シャリーノ:6つのカプリッチオ
イザイ:ソナタ第4番
イェルク・ヴィトマン:エチュード1-3
カロリン・ヴィトマン(Vn)
録音:2005年
バッハ以後の無伴奏ヴァイオリン音楽の金字塔イザイのソナタと現代の無伴奏
ヴァイオリンの曲を組み合わせたユニークなアルバム。ブーレーズのアンテー
ムは1990年代に入ってからのヴィルトゥオジティを併せ持った新たな境地を示
す佳作。ライヴ・エレクトロニクスを伴う版もあるが、ここでは無伴奏のIを
収録。シャリーノのイタリアの陽光を感じさせる色彩豊かなカプリッチオは
ヴィトマンの超絶技巧が必聴!ヴィトマンは多くのオーケストラ、指揮者と共
演している注目のヴァイオリニストで大野和士と共演したことがある。

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06-05 No.12-1

2006年05月20日 10時39分57秒 | Weblog
<LSO Live>
LSO 0080 \1050
LSO 0580(SACD-Hybrid) \1850
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
「レオノーレ」序曲第2番Op.72a
ベルナルト・ハイティンク(指)ロンドンSO.
録音:2005年11月16-27日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン(レオノーレ)
ジョナサン・ストークス(英雄)
ハイティンク&ロンドン響(LSO)によるベートーヴェン・シリーズ第3弾。
第7番&三重協奏曲、「田園」&第2番につづいて「英雄」&「レオノーレ」序
曲第2番が登場します。斬新でドラマチック。それまでの交響曲の流れを変え
たとさえいわれる「英雄」に、激しく複雑な「レオノーレ」。ともにシリア
スな内容にふさわしく、シャープでギュッと凝縮感のある響き。力強い低域
に支えられ快速のテンポで進む演奏を、一貫したサウンド・ポリシーによる
完成度の高い録音が万全にサポート。かねてLSOが幅広い音楽に柔軟に対応
できる機能性の高さを備えたオーケストラであるのは誰もが認めるところ。
新しくも普遍的なベートーヴェン像を構築する当シリーズ。残りのタイトル
は今年の秋までにすべてリリースされる予定となっています。




<Nocturne>
NTCD 395 \2250
モーツァルト/アントワーヌ・エルヴェ
ケルビーノの夜 
アマデウス・ブルース-ラクリモーザ 
スザンナの夜 
ケルビーノ・アンダーグラウンド 
夜のラウダーテ 
ツェルリーナの夜 
アヴェ・ヴェルム 
悔い改めるダヴィデ
他全11曲
アントワーヌ・エルヴェ(指揮、Pf,アレンジ、作曲)、
カリーヌ・セラフィン(Sp)、マルクス・シュトックハウゼン(Tp),
フランソワ・ムータン、ミシェル・ベニタ(Db)、
アルノ・フランク、ルイ・ムータン、ジェフ・ブドロ(Perc)、
ヴェルサイユ室内Ch
生誕250年の今年、そのうちヒップ・ホップや演歌のモーツァルトまで現れて
きそうな勢いですが、これは正統派のJAZZ。不朽のモーツァルトのメロディー
が装いを変えてけだるく、流れてきます。「ケルビーノ・アンダーグラウン
ド」と題された曲は「フィガロの結婚」からケルビーノの「自分で自分がわ
からない」をアレンジした素晴らしい聞き物。「悔い改めたダヴィデ」から
も13分に及ぶ合唱を含む大作です。モーツァルト・ファンなら聞き逃せない
CDと申せましょう。





<MN Records>
マイケル・ナイマン(1944-)が、今年6月、彼のバンド(ナイマン・バンド)
を率いて来日します。これに伴い、ナイマンの自主制作レーベルを緊急取り
扱い開始いたします。名作『ピアノ・レッスン』、『英国式庭園殺人事件』、
『ZOO』、『プロスペローの本』、『数におぼれて』など数々の映画を彩った
ナイマンの作品ばかりが演奏されます。青春時代をグリーナウェイ映画で過
ごした人も、ナイマンの音楽をもう一度聴いてみたい人も、そして生ナイマ
ンを見たい人も、見逃せないイベントとなりそうです!
ノーベル賞受賞作家ガルシア・マルケスの異色短編「エレンディラ」が、蜷
川幸雄の演出、マイケル・ナイマンの音楽で舞台化されます。エレンディラ
の恋人ウリセス役には、ミュージカル界の若きスター、中川晃教。エレンディ
ラ役には、新人の美波。老婆役は、あの白石加代子。熱き舞台で、観客を興
奮の渦に巻き込むでしょう。
この『エレンディラ』の舞台に先駆け、マイケル・ナイマン率いるナイマン
・バンドの来日コンサートの開催が決定しました。今回のコンサートはマイ
ケル・ナイマンの代表作に加え、「エレンディラ」主演の中川晃教も参加し、
この作品のために書き下ろされた劇中歌を披露するとのこと。

MNRCD 106 \2250
マイケル・ナイマン:
Greenawey Revised・コンポーザーズ・カット・シリーズvol.2
光学理論の眼識-映画「英国式庭園殺人事件」(1982)より
夜の女王-映画「英国式庭園殺人事件」(1982)より
羊飼いにまかせとけ-映画「英国式庭園殺人事件」(1982)より
交通事故-デルフト・ワルツ-映画「ZOO」(1985)より
時の流れ-映画「ZOO」(1985)より
フェルメールの妻-映画「ZOO」(1985)より
トライスティング・フィールズ-映画「数に溺れて」(1988)より
ウィールバロウ・ウォーク-映画「数に溺れて」(1988)より
フィッシュ・ビーチ-映画「数に溺れて」(1988)より
メモリアル-映画「コックと泥棒、その妻と愛人」(1990)より
金砂銀砂の浜にきて-映画「プロスペローの本」(1991)より
プロスペローの呪い-映画「プロスペローの本」(1991)より
ミランダ-映画「プロスペローの本」(1991)より
マイケル・ナイマン・バンド,マイケル・ナイマン(Pf)
グリーナウェイと組んだ映画音楽の中でも、特に印象的なものばかりがおさめ
られています。聴いているとあのシニカルさと残酷さをあわせもつ画面、独特
の赤みの強い色調が蘇ってくると共に、ナイマンのドライな音楽が堪能できま
す。「ミニマル・ミュージック」の神様的存在でもあるナイマン、このディス
クもミニマル系の音楽が多いですが、しかしどの曲もただ機械的なだけでなく、
時に下品だったり上品だったり、実に様々な香りを感じさせるから不思議です。
このディスク中のほとんどの曲が、今回の来日公演の演奏曲目に含まれていま
す。
「コンポーザーズ・カット・シリーズ」とは、ナイマン自身が、映画で使われ
た音楽を、コンサートホールでの演奏用に改訂したもの。これによって、音楽
本来のもつポテンシャルが存分に引き出され、また、ナイマン・バンドも常に
進化し続けているということを広く知ってもらえるようにというナイマン自身
の願いが込められています。

MNRCD 103 \2580
マイケル・ナイマン:THE PIANO SINGS
ダイアリー・オブ・ラヴ-映画「ことの終わり」より
if-映画「アンネの日記」より
フランクリン-映画「ひかりのまち」より
モロウ-映画「ガタカ」より
ジャック-映画「ひかりのまち」より
悲しみを希う心-映画「ピアノ・レッスン」より
ビッグ・マイ・シークレット-映画「ピアノ・レッスン」より
デビー-映画「ひかりのまち」より
デパーチャー-映画「ガタカ」より
why-映画「アンネの日記」より
オデッサ・ビーチ-映画「カメラを持った男(これがロシアだ!)」より
ロスト・アンド・ファウンド-映画「ピアノ・レッスン」より
エクスチェンジ-映画「めぐり逢う大地」より
キャンドルファイア-映画「アンネの日記」より
オール・インパーフェクト・シングズ-映画「ピアノ・レッスン」より
ダイアリー・オブ・ラヴ-映画「ことの終わり」より
マイケル・ナイマン(Pf)
1993年に公開された映画「ピアノ・レッスン」では、カンピオン監督のその美
しい映像とともに、ナイマンによる民謡的な要素も取り入れられた流麗な旋律
を用いた美しい音楽が人々に衝撃を与えました。「ピアノ・レッスン」主人公
のエイダが、隣人ベインズに次第に心を開いていくさまなど、様々なシーンが
蘇ります。もちろん演奏はナイマン自身。他にも、初のハリウッド映画の音楽
を担当した「ガタカ」などから珠玉の名曲を選りすぐって収録。「デパーチャ
ー」は泣けます。

MNRCD 105 \2250
マイケル・ナイマン-英国式庭園殺人事件-
コンポーザーズ・カット・シリーズvol.1
羊飼いにまかせとけ 
庭がローブ・ルームになっている 
光学理論の眼識 
ウォータリー・デス 
リネンの傾向 
夜の女王 
ブラヴーラ・イン・ザ・フェイス・オブ・グリーフ
マイケル・ナイマン・バンド,マイケル・ナイマン(指)
1982年に公開された「英国式庭園殺人事件」は、屋敷の庭を描く画家の12枚の
絵の中に浮かび上がる、その屋敷の主人の死をめぐる完全犯罪の謎を追った一
編。製作はデイヴィッド・ペイン、監督・脚本は「コックと泥棒、その妻と愛
人」のピーター・グリーナウェイ。撮影はカーティス・クラーク、音楽をマイ
ケル・ナイマンが担当。出演はアンソニー・ヒギンズ、ジャネット・スーズマ
ンほか。グリーナウェイ監督の初の長編映画ということもあり、非常に凝った
作りの映画です。バロック音楽の香りを漂わせるナイマンのミニマル・ミュー
ジックが、映画の画面の登場人物たちのカツラやフリルの衣裳などと、奇妙な
マッチを見せていたのが印象的です。

MNRCD 107 \2250
マイケル・ナイマン-ピアノ・レッスン-
コンポーザーズ・カット・シリーズvol.III
悲しみを希う心 
地の果てに 
荒れた遠い海岸 
約束 
ここからそこへ 
ビッグ・マイ・シークレット 
フリング 
ロスト・アンド・ファウンド 
抱擁 
あなたから伝わる気持ち 
オール・インパーフェクト・シングス 
傷ついて 
旅への夢 
悲しみを希う心/約束
マイケル・ナイマン・バンド,マイケル・ナイマン(Pf&指)
純粋な愛の世界を描いた「ピアノ・レッスン」。1993年に公開されてから10年
以上経ちますが、その映像と、ナイマンの音楽の美しさは今でも鮮烈に私たち
の記憶にのこっています。声を失った主人公の女性エイダ(ホリー・ハンター)
が、自分の感情を表現するために手放さなかったピアノ。彼女とピアノをとり
まく人間模様の後ろで常に鳴り響いていた音楽を聴いていると、映画の美しい
世界が目の奥に甦ります。

MNRCD 104 \2580
THE LIBERTINE-リバティーン・サウンドトラック
ヒストリー・オブ・ザ・インシピッド
アポン・ドリンキング・イン・ア・ボウル
アンプロンプトゥ・オン・アン・イングリッシュ・コート
アポン・ナッシング
ザ・マイムド・デボーキー
ザ・ウィッシュ
ザ・サブミッション
ア・ランブル・イン・セント・ジェームス・パーク
ミストレス
シニョール・ディルドー
アゲインスト・コンスタンシー
マイ・ロード・オール・プライド
ザ・インパーフェクト・エンジョイメント
ア・サタイア・アゲインスト・リーズン
ロチェスターズ・フェアウェル
ア・サタイア・アゲインスト・マンカインド
アポン・リービング・ヒズ・ミストレス
マイケル・ナイマン・オーケストラ,マイケル・ナイマン(指)
現在も公開中の映画「リバティーン」。ジョニー・デップが、台本を3行読ん
で「後にも先にも巡り会えない作品」としてその出演を決めたという作品で
す。舞台は17世紀イギリス。破天荒の放蕩詩人ジョン・ウィルモットこと第二
代ロチェスター伯爵の、短くも壮絶な生涯を綴った物語です。この感動作を彩
るノスタルジックでバロック風の音楽をナイマンが担当。歌あり、管ありの、
ナイマン独自のバロック風ミニマル音楽が堪能できます。

MNRCD 101 2枚組 \3500
ナイマン:オペラ『マン・アンド・ボーイ』(DADA)
【CD1】
息をするにはチケットをお求めください
バスのチケットの他に購入したほんのわずかなもの
もう恐れないでいただけませんでしょうか-
それはおもしろいガラクタのようですね
逃げろ-!!!
40頭のヒツジと20頭のトナカイ
咳とイビキが万病をひろめる
小便以外禁止-
アリジゴク
【CD2】
英国紅茶の有名なカップ
これはよかった-ワーテルローの終焉に関する熟考
わたしはタンゴが超得意
バイクを見せろ!
チャック・ペリッシュ・シング!
マイケル、おたんじょうびおめでとう。
ハンキー・パンキーにはこまったもんだ
ハマースミス広場風のラタン
100もお店があるけど名前がないんだな
ダダについてちょっと説明してみようかと
ポール・マクグラフ(指)
ナイマンによるオペラです。ダダイストとして活動を続け、ナチから「退廃音
楽」推進者として排斥され、ロンドンで貧困生活を送ったクルト・シュヴィッ
タースへのオマージュとして書かれたリブレットに、ナイマンが曲をつけたも
のです。物語の舞台はロンドン、一枚のバスのチケットをめぐる、少年と男を
とりまく人間模様が描かれています。男のモデルはシュヴィッタースで、物語
の中で画家であり詩人であり作曲家であり写真家であり劇場評論家と実に様々
な顔をもっています。少年の母親に対するシュヴィッタースの愛情ともコンプ
レックスともつかない感情、シュヴィッタースの成し遂げようとした芸術を理
解しようとする問答など、リブレットは時としてラブストーリー、時として禅
問答のような様相です。器楽のところはナイマン得意のミニマルミュージック
調できれいですが、声楽が入ると途端に「ダダイズム」に変身します。
実に見事なシュヴィッタースへのオマージュとなっています。




<Profil>
=ドレスデン・シュターツカペレ・エディション=
PH 06023 \2080
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
キリル・コンドラシン(指)ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1963年2月ドレスデン、国立歌劇場大劇場(ライヴ)
極上ライヴが注目の的!ドレスデン・シュターツカペレ・エディション。
Profilがメモリアル・イヤーに放つのは、ショスタコーヴィチの問題作、第4
交響曲。驚くべきは指揮が1961年に世界初演を手がけたコンドラシン!前年に
は世界初の全集録音をモスクワ・フィルと同じく4番から開始していますが、
こちらはドイツ初演ライヴという歴史的価値の計り知れない内容です。
シニカルでユーモラス。第4番は政治的な圧力による無力感に苛まれていた歳
月を表出したものともいわれ、プラウダ紙で批判を受けたオペラ「マクベス夫
人」に相次ぎ1936年に完成。リハーサル後に作曲者自らの手で封印され、これ
より四半世紀もの間、日の目をみることがなかったいわく付きの内容。創作上
著しい発展をみせた意欲作であり、それまでに比べ編成も拡大し長大化。なに
より、レントラー風のスケルツォを中央におきシンメトリカルな3楽章形式を
とることや、はっきりとした引用から、マーラーに連なる作品であるのも見逃
せないポイント。
ショスタコーヴィチとマーラー。第4番というオマージュ的作品に対する、屈
指のマーラー指揮者でもあったコンドラシンの正鵠を射たアプローチ。また、
ドレスデンがマーラーを奏でるときそうであるように、豊潤な弦に加えて木管
の表情の濃さなども語り尽くせぬ魅力です。ショスタコーヴィチ演奏史に留め
置かれる世紀のライヴは、間違いなく生誕100年を大いに盛り上げるアルバム
といえるでしょう。




<DYNAMIC>
CDS 504 2枚組 \3700
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」
パトリツィア・チョーフィ(S ジュリエッタ),
クララ・ポリート(S ロメオ),ダニロ・フォルマッジャ(T テバルド),
フェデリーコ・サッキ(Br カペッリオ),
ニコラ・アモーディオ(Bs ロレンツォ)
ルチアーノ・アコチェッラ(指)イタリア国際管弦楽団,
録音:2005年8月
いまやすっかり南イタリアを代表する音楽祭となった、マルティーナ・フラン
カのイトリアの谷音楽祭、その2005年の目玉公演のライヴ。シェークスピアの
「ロミオとジュリエット」と同じ題材で知られる、ベッリーニの「カプレー
ティとモンテッキ」です。この時上演されたのは、通常知られるヴェネツィア
初演のヴァージョンではなく、1830年にミラノ・スカラ座で再演された時の改
訂版。ジュリエッタ役の歌手がメッゾ寄りの人だったので、有名なアリア「あ
あいく度も」を始めとするいくつかのジュリエッタの音楽が低く移調されてい
たり、フィナーレでのロメオの場面に違いがあったりと、相違があります。ヒ
ロインのジュリエッタには、イトリアの谷音楽祭を足がかりに世界のプリマド
ンナへと飛びたったパトリツィア・チョーフィが恩返し出演。彼女一流の情感
豊かな歌に打たれます。一方ロメオは、2001年にデビューしたての新進、クラ
ラ・ポリート。若手の登竜門として世界の注目を浴びるイトリアの谷音楽祭の
新たなスターになりそうです。

CDS 503 2枚組 \3700
ケルビーニ:「三人の夫と誰とも結婚できなかった男」
マリア・ラウラ・マルトラーナ(S ドンナ・リゼッタ),
ローザ・アンナ・ペライーノ(S ドンナ・ローザ),
ローザ・ソリーチェ(S ベッティーナ),
エマヌエーレ・ダグアンノ(T ドン・マルティーノ),
ジューリオ・マストロトターロ(Br ドン・ピスタッキオ),
ヴィート・プリアンテ(Br ドン・シモーネ),
ガブリエーレ・リビス(Br フォッレット)
ディミトリ・ユロフスキ(指)イタリア国際管弦楽団,
録音:2005年7月
これも2005年のマルティーナ・フランカのイトリアの谷音楽祭でのライヴ録
音。後にパリの音楽界の重鎮となったイタリア人、ルイージ・ケルビーニ
(1760-1842)が、1783年秋にヴェネツィアのサン・サムエーレ劇場で初演した
2幕のオペラ・ブッファ。もちろんこれが世界初録音。ドン・ピスタッキオが
3人の女性に次々と恋をするものの、結局彼女達は別の3人の男性と恋に落ちて
しまう、というようなお話。チマローザやパイジェッロの時代のオペラ・ブッ
ファの楽しみがたっぷりで、パリに出てからのドラマティックなケルビーノと
比べるとまた驚きです。指揮のディミトリ・ユロフスキはモスクワ生まれの
若手、名匠ミハイル・ユロフスキの息子ということは、ウラディーミルの弟
のようです。

CDS 484(SACD-Hybrid) 2枚組 \4600
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲全集
弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.4
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29
弦楽五重奏曲 ハ短調 Op.104
弦楽五重奏のためのフーガ ニ長調 Op.137
ヴェネツィア弦楽四重奏団,ダニロ・ロッシ(Va)
録音:2005年4、5月
DynamicもついにSACDに参入!第一弾は、ベートーヴェンの弦楽五重奏曲全集。
ヴェネツィア弦楽四重奏団に、スカラ座の首席ヴィオラ奏者ののダニオ・ロッ
シを加えての演奏です。さすがにイタリア的な輝きのある弦の絡みは実に美し
いもの。ちなみに第1ヴァイオリンのアンドレア・ヴィーオが弾いているのは、
1651年のアマティ。同時に彼らは、シャンドール・ヴェーグから指導を受けた
強固なカルテットの意志があるのも特徴、ただ明るい訳じゃありません。色々
な意味で話題のベートーヴェンの弦楽五重奏曲全集です。

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