クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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16-08 No.1

2016年08月03日 19時14分22秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2016年8月新譜 5点発売★
発売予定:2016年8月下旬 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

33CDR-3629
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ジェニー・トゥーレル(アルト)
レオポルド・シモノー(テノール)
ウィリアム・ウォーフィールド(バス)
ウェストミンスター合唱団
(合唱指揮: ジョン・フィンリー・ウィリアムソン)
米COLUMBIA ML5012(Mono)
(1956年3月10日&12日、ニューヨーク、カーネギー・ホール録音)
モーツァルト生誕200 年記念録音。ワルターが残した唯一のモーツァルト:レク
イエム。ソプラノのイルムガルト・ゼーフリート(1919-1988)はドイツ生まれ。
ウィーン国立歌劇場でデビューし、ザウリツブルグ音楽祭、ロンドンのコヴェ
ント・ガーデン歌劇場で活躍、ヴァイオリニストのヴォルフガンク・シュナイ
ダーハン(1915-2002)夫人だった。アルトのジェニー・トゥーレル(1900-1973)は
ロシア生まれ。ロシア革命後パリに移住し、レナルド・アーン(1875-1947)とア
ンナ・エル・トゥアに師事した。1946年アメリカの市民権得てこの地で活躍、
ジュリアード音楽学校でも教鞭をとった。レオポルド・シモノー(1918-2006)は
カナダのケベック州生まれ。1949年パリのオペラ・コミークにデビューした。
モーツァルトを得意とした。夫人はソプラノのピエレット・アラリー。ウィリ
アム・ウォーフィールド(1920-)は米国アラバマ州出身の黒人歌手。ブルーノ・
ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。1938年ナチス・ドイツのオース
トリア併合により、迫害を避けてアメリカに逃れた。

33CDR-3630
シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調作品56「親愛の声」
グリーグ:弦楽四重奏曲ト短調作品27
ブダペスト弦楽四重奏団
ヨーゼフ・ロイスマン(第1ヴァイオリン)
アレクサンダー・シュナイダー(第2ヴァイオリン)
ボリス・クロイト(ヴィオラ)
ミッシャ・シュナイダー(チェロ)
米 COLUMBIA ML5202(Mono)
(1955年9月8-9&12日ワシントン、国会図書館クーリッジ・オーディトリアム録音)
ブダペスト弦楽四重奏団は1917年ブダペスト歌劇場管弦楽団の4人のメンバーで
スタートしたが、1932年に初代のリーダーだったエミール・ハウザーがロシア
出身のヨーゼフ・ロイスマン(1900-1974)に代わり、その後メンバーはロシアと
ポーランド出身者になり、ハンガリー出身者はいなくなった。この団体はアメ
リカをベースに活躍し20世紀中期最高の四重奏団として君臨したが、1974年に
リーダーのロイスマンの死去で惜しくも解散した。このアルバムは北欧の作曲
家の作品を集めたもので、両曲共この楽団がSP時代にHMVに録音していた。現
在ではあまり聴くことがない聴き応えのある作品である。

78CDR-3631
シューマン:女の愛と生涯
エレナ・ゲルハルト(メゾソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
英 HMV GS37/9 (プライヴェート録音)
(1948年1月14日ロンドン、アビー・ロードEMI第3スタジオ録音)
ドイツが生んだ大リート歌手エレナ・ゲルハルト(1883-1961)最後の録音。自費
で録音したプライヴェート盤で自身の知人やファンに配られたもの、一般発売
はされなかった。録音時ゲルハルトは65歳。ゲルハルトの録音は1907年、大指
揮者アルトゥール・ニキシュのピアノ伴奏による10インチ盤7枚と12インチ盤
1枚から始まった。以降機械式録音時代、電気録音時代に残したレコードはすべ
てリートでオペラは一枚もない。ゲルハルトは1939年に祖国ドイツを棄てイギ
リス国籍を得て移住したが、HMVはナチスドイツ国籍だった彼女の正規録音を嫌
い、プライヴェート録音扱いにした。プライヴェート盤はこの「女の愛と生涯」
以前にも1939年録音の10インチ盤6枚組の「ブラームス、シューベルト、ヴォル
フ歌曲集」(78CDR-3496)が出ている。このシリーズでシューベルト「冬の旅」
(抜粋)(78CDR-3566)もある。

78CDR-3632
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタト短調作品6-2 「悪魔のトリル」
タルティーニ(ブリッジウォーター編):プレスト変ロ長調(3:32)
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン)
エリック・グリットン(ピアノ)
英DECCA AK2366/7
(1949年5月12日ロンドンNW6, DECCAスタジオ録音)
アルフレード・カンポーリ(1906-1991)はイタリア生まれのヴァイオリニスト。
5歳の時両親とイギリスに移住し、1923年ロンドンのウィグモア・ホールでデ
ビューした。ネリー・メルバ(1861-1931)やクララ・バット(1872-1936)などの
大物歌手とツアーをする一方、自らの名を冠したサロン・オーケストラをつく
りBBCラジオやレコード録音で活躍した。第2次世界大戦後はクラシックの演奏
家に返り咲き、英デッカの看板アーティストになった。1960年と1966年に日本
公演を行い、1966年にはキングレコードの第1スタジオで作曲家でピアニスト
の和田則彦氏と日本歌曲からの編曲2曲を含む11曲のヴァイオリン名曲集を録音
した。カンポーリはストラディヴァリウスの名器 "ドラゴネッティ" を所有し
ていた。

78CDR-3633
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 作品131
ブッシュ弦楽四重奏団
アドルフ・ブッシュ(第1ヴァイオリン)
ゲスタ・アンドレアソン(第2ヴァイオリン)
カール・ドクトル(ヴィオラ)
ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
英 HMV DB2810/14
(1936年3月2日ロンドン、アビー・ロードEMI 第3スタジオ録音)
ブッシュ弦楽四重奏団は1919年にアドルフ・ブッシュ(1891-1952)によって組織
され、1930年代には英HMVに多くの録音をしている。ブッシュはまたピアニア
ストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とのデュオ録音でも活躍した。ブッシュ
は1939年に実弟でチェリストのヘルマン・ブッシュと共にアメリカに移住、そ
の後四重奏団の二人のメンバーもアメリカに渡り、1941年からアメリカ
COLUMBIAに録音を再開した。このシリーズではベートーヴェン弦楽四重奏曲
第7番作品59-1「ラズモフフキー第1番」(78CDR-3287)、第12番作品127(78CDR-
3482)、第15番作品132 (78CDR-3362)、第16番作品135(78CDR-3195)が出ている。

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