クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

13-04 No.1

2013年04月03日 12時46分52秒 | Weblog
★☆ダイレクト・トランスファーCD-R DSDファイルの販売開始のお知らせ☆★
当シリーズは2009年より行なってまいりましたDSD録音マスターへの移行がほぼ
完了しましたので、これまで発売しました3000番台のタイトルすべてをDSDファ
イルで販売開始いたします。

販売メディア:USBフラッシュメモリー
(4GBを使用予定。1メモリーに1タイトルを収録。メモリーのメーカーの指定は
ご容赦下さい)
ファイル形式:DSDIFFまたはDSF(タイトルによってどちらかの形式になります)
付属品:DSDディスクに付属と同じフロント&バック・インレイ 各1枚
価格:1タイトル ¥2000

DSDファイルの再生はパソコンとUSB DACの組み合わせで行えます。
昨年よりメーカー数社が、DSDダイレクト再生に対応したリーゾナブルなDACの
発売を開始しました。当店のお薦めはKORGのDS-DAC-10です。昨年11月に限定
1000台がすぐに完売となりましたが、今年再生産の出荷が開始されるました。
当店HPに商品リンクがございますので、ご利用下さい。

DS-DAC-10の商品説明
http://www.korg.co.jp/Product/Audio/DS-DAC-10/index.html
商品リンク
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/open.html

DSDディスクは受注製造販売となりますので、ご注文をいただいてから発送
までにお時間をいただきますこと、ご了承下さい。

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2013年4月新譜 5点発売★
発売予定:2013年4月下旬 価格:各1枚 ¥1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

33CDR-3429
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調作品12-1
シューベルト:
ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番 ニ長調 D.384, 作品137-1
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ミエツィスワフ・ホルショフスキ(ピアノ)(ベートーヴェン)
アンドール・フォルデス(ピアノ)(シューベルト)
米 COLUMBIA ML4133(Mono)
(録音:1946年5月20日ニューヨーク、コロンビア・スタジオ=ベートーヴェン、
1941年11月25日&1942年4月17日ニューヨーク、リーダークランツ・ホール=
シューベルト)
(初期LP特有のノイズあり)
ヴァイオリンのヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリー生まれ、ブダペス
ト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1905年ベルリンで大ヴァイ
オリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に認められ、1917年から24年には
スイスのジュネーヴ音楽院で教えた。1940年にアメリカに移住した。ピアノの
ミエツィスワフ・ホルショフスキ(1892-1993)はポーランド生まれ、99歳までコ
ンサート・ステージに登場していた。4歳の頃から神童といわれ、1899年にウィ
ーンに移り住み、名教師レシェティツキの指導を受けた。第2次大戦中にアメリ
カに移住、カーティス音楽院で後進の指導にあたる一方、室内楽奏者として活
躍、録音も多い。アンドール・フォルデス(1913-1992)はブダペスト生まれ、後
にアメリカ国籍を得た。この録音はマスターがテープではなくディスク録音で
最初はSPで発売された。これはSPレコードの復刻ではなくマスターディスク
から直接トランスファーされたLP。

33CDR-3430
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調作品61
ラヴェル:ツィガーヌ
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
ウジェーヌ・ビゴー指揮
ラムルー管弦楽団
米 VOX VLP6240(Mono)(原録音: 仏POLYDOR 566245/8, 78rpm)
(1947年12月16-17日パリ録音)
ルッジェーロ・リッチ(1918-2012)はアメリカのヴァイオリニスト。メニューイ
ンの師でもあったルイ・パーシンガー(1887-1966)に師事し、16歳でサンフラン
シスコでデビューした。1930年代にベルリンでゲオルク・クーレンカンプ(1898
-1948)の門下に入った。1942年から1945年まで米軍籍で慰問演奏に携わった。
この録音は大戦後間もなくの1947年パリで行われた。リッチの初協奏曲録音と
して記念すべきもの。フランスではSPレコードでの発売だったが、アメリカ
ではこのLPのみの発売だった。ウジェーヌ・ビゴー(1888-1965)はフランスの
指揮者。1935年から1950年まで名門ラムルー管弦楽団の首席をつとめ、SPレ
コードの録音も数多かった。録音当時29歳だったリッチをフルサポートして名
演奏を実現したのもビゴーの力によるものと思う。音は良くないが、知られざ
る名演奏の発掘としてヴァイオリンの愛好家に聴いて頂きたくこのシリーズに
組み込んだ。

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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「春」
シモン・ゴールドベルグ(ヴァイオリン)
リリー・クラウス(ピアノ)
仏 ODEON 123839/41(日本コロムビア J8531/3と同一録音)
(1936年東京録音)(M55128/33は日本コロムビアのMatrix番号)
ヴァイオリンのシモン・ゴールドベルク(1909-1993)とピアノのリリー・クラウ
ス(1903-1986)による1936年日本公演の際の日本コロムビアでのスタジオ録音。
これはフランスで発売されたODEON盤のSPレコードからのダイレクト・トラン
スファー。ポーランド生まれのゴールドベルクは8歳の時ベルリンで名教師カー
ル・フレッシュ(1873-1944)に師事し、12歳でワルシャワでデビューした。1916
年16歳でドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに任命
され、1929年20歳の時フルトヴェングラー(1886-1954)の招きでベルリン・フィ
ルハーモニーのコンサートマスターに就任した。1934年ドイツで政権を得たナ
チスによってベルリン・フィルのコンサート・マスターの地位を追われ、ニュ
ーヨークでデビュー。戦後アメリカ国籍を得て、演奏活動と後進の指導に活躍
した。1990年から没年まで新日本フィルハーモニーの指揮者をつとめ、富山県
の立山のホテルにて死去した。ピアノのリリー・クラウスはハンガリー生まれ、
ブダペスト音楽院でゾルタン・コダーイ(1882-1967)やベラ・バルトーク(1881-
1945)に師事した。さらにウィーンでアルトゥール・シュナーベル(1882-1951)
の薫陶をえた。1942年シモン・ゴールドベルクとアジア楽旅の時、ジャワ島で
日本軍に捕らえられ、家族共々1945年まで抑留生活を送った。戦後はイギリス
国籍を取得し活発な演奏活動を行った。第1面でテイク7の原盤が使われている。

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調作品131
カルヴェ弦楽四重奏団
ジョゼフ・カルヴェ(第1ヴァイオリン)
ダニエル・ギレヴィッチ(第2ヴァイオリン)
レオン・パスカル(ヴィオラ)
ポール・マ(チェロ)
独 TELEFUNKEN E 2590/4
(1938年1月17 & 19日録音)
カルヴェ弦楽四重奏団はリーダーのジョゼフ・カルヴェ(1897-1984)によって
1919年に結成された。1928年にナディア・ブーランジェの発意でベートーヴェ
ンの弦楽四重奏曲の全曲演奏会をフランスで開いた。この録音は創立メンバー
によるもの。リーダーのカルヴェ以外のメンバーは3人は1940年に離籍した。
カルヴェは1935年にパリ音楽院教授になり、四重奏団の活動と同時に後進の指
導にあたった。第2ヴァイオリンのダニエル・ギレヴィッチは1941年に米国に
移住したダニエル・ギレ(1899-1990)で、トスカニーニー指揮のNBC 交響楽団に
入り1951年にコンーサート・マスターになった。またギレ弦楽四重奏団を結成、
1954年にはボザール・トリオを結成した。ヴィオラのレオン・パスカルは1941
年にパスカル弦楽四重奏団を結成しフランスを代表する弦楽四重奏団として名
声を博した。

78CDR-3433
モーツァルト:交響曲第36番ハ長調 K.425「リンツ」
オットー・クレンペラー指揮
パリ・プロムジカ室内管弦楽団
仏 POLYDOR A6329/31
(1950年1月30日パリ、サル・ショパン録音)
オットー・クレンペラー(1885-1973)はドイツ生まれ、1910年からドイツ各地の
オペラハウスでキャリアを積んだ。1927年-31年にはベルリンのクロール・オペ
ラの指揮者をつとめた。ユダヤ人の彼は1937年ナチスの迫害を逃れてアメリカに
移住、市民権を得てロスアンジェルス・フィルハーモニーの音楽監督のポジショ
ン得た。だがカリフォルニアの土地になじめずその地位を離れた。第2次世界大
戦が終わるとヨーロッパ楽壇に復帰した。この録音はヨーロッパ復帰直後のパリ
で行われた。プロムジカ室内管弦楽団は実体はラムルー管弦楽団。この録音は
SPレコード末期のもので日本ではほとんど知られていなかったもの。大指揮者
の颯爽とし名演奏を、晩年の演奏と比較しながら聴かれることをおすすめする。

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