クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-12 No.29-1

2007年12月30日 10時51分30秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4777106 3枚組 \5450
ヘンデル:歌劇《エジプト王トロメーオ》HWV 25《全曲》
アン・ハレンベリ(Ms:トロメーオ)スウェーデン
カリーナ・ゴーヴァン(S)カナダ
アンナ・ボニタティブス(S)
ロミーナ・バッソ(A)
ピエトロ・スパニョーリ(B)
イル・コンプレッソ・バロッコ 指揮:アラン・カーティス
収録:
2006年9月、サンタ・マリア・デッラ・ローサ教会、トゥスカニア(ヴィテルボ
近郊)&
2007年1月、シュテファン修道院、ハノーヴァー
歴史の影に埋もれてしまったオペラに再び陽を当て、その真価を我々に紹介し
てくれるアラン・カーティス。この歌劇《トロメーオ》の新録は、《ロデリン
ダ》《フロリダンテ》に続く、彼とイル・コンプレッソ・バロッコによるヘン
デル・オペラの第3弾です。
《エジプト王トロメーオ》は、ヘンデルが1728年に作曲し、同年に初演された
作品。トロメーオという名は、同じ台本作家ニコラ・フランチェスコ・ハイム
が担当したヘンデルの歌劇《ジューリオ・チェーザレ》にも登場するが、そち
らではトロメーオはクレオパトラの弟で、彼女にとっては王座をめぐる政敵と
して見られています。そのため、クレオパトラにとってハッピー・エンドとな
る《チェーザレ》では、トロメーオは最後には敵として討たれてしまいます。
それに対し《トロメーオ》では、彼はクレオパトラの息子という設定。その上
に、クレオパトラは登場もしない。筋書きも、復讐や欲望、失恋などを経て最
後に和解に至るといった手に汗握る物語であるものの、《チェーザレ》とはま
ったく異なったものです。むしろ、ストーリーよりも初演時の歌手重視で書か
れたと思われ、その分、音楽のみで勝負した聴き応えのある作品に結実してい
ます。中でも、愛の二重唱〈もしこの心があなたを失うのなら、ああ、愛しい
人〉や、〈涙の雫〉などの名アリアは、単独でも扱われるほどの名旋律。それ
らを歌うソリスト陣には、ヘンデルのスペシャリストたちが集結。スウェーデ
ン出身のアン・ハレンベリがタイトル・ロールを担当するのも注目です。また、
ロミーナ・バッソは、カーティス指揮のヴィヴァルディの《モテズマ》でも共
演していたメゾ。この貴重な機会に是非全曲をお楽しみください。

734395(DVD-Video) 2枚組 \6450
「カラヤン/ブルックナー:交響曲集」
DVD 1
交響曲第8番ハ短調
DVD 2
交響曲第9番ニ短調
テ・デウム
アンナ・トモワ=シントウ(S)
アグネス・バルツァ(A)
デイヴィッド・レンドール(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(Br)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:
交響曲第8番:1979年6月、ザンクト・フローリアン大聖堂、リンツ
交響曲第9番&テ・デウム:1978年、ムジークフェライン大ホール、ウィーン
3曲とも、以前出されていたレーザーディスクからのDVD化。交響曲第8番(ハース
版を使用)は、ブルックナーがオルガニストを務めていたザンクト・フローリア
ン大聖堂で行われた記念的ライヴを撮影したもの。また、第9番は、ムジーク
フェラインでの2日にわたるライヴの模様を収録したものです。ブルックナーは
カラヤンが得意とした作曲家。第7番以降の3曲と、《テ・デウム》はコンサー
トで頻繁に採り上げており、録音も多いです。中でも第8番は最も多く、これま
でにリリースされたディスクは、プライベート盤なども含めば10点を超えるほ
どです。また、ベルリン・フィルと袂を分かった際に、ウィーン・フィルを指
揮してリリースしたのも第8でした。ここではウィーン・フィルの重厚なサウン
ドで構築され、カラヤン美学によってさらに磨きをかけられたブルックナーの
演奏をたっぷりと味わっていただけるでしょう。

734391(DVD-Video) \3350
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲(ミサ・ソレムニス)ニ長調作品123
アンナ・トモワ=シントウ(S)
ルジャ・バルダーニ(A)
エリク・タピー(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(Br)
映像監督:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:1979年4月、祝祭大劇場、ザルツブルク
カラヤンはあまたの作曲家の中でベートーヴェンを最も好んでいたと言ってよ
いといえるでしょう。それはコンサートで採り上げた数からも想像できるし、
また、遺されたディスクの点数からも同様です(交響曲は、ほぼ9曲すべてにわ
たって10点以上の音源が流通しています)。この《荘厳ミサ曲(ミサ・ソレムニ
ス)》も5点以上の正規録音が存在します。当DVDの演奏は、イースター(復活祭)
音楽祭でライヴ収録されたもので、かつてレーザーディスクで発売されていた
もののDVD化。85年にDGに録音されたベルリン・フィル盤のひとつ前のものに
当たります。強力なソリスト陣はカラヤンの常連メンバーで、女声2名とヴァン
・ダムはDGからリリースされている1979年普門館ライヴのベートーヴェン
《第9》(UCCG-9396)でも共演していました。この《荘厳ミサ曲》の映像は、現
在、国内盤としては発売されていないのでこの機会に是非入手していただきた
い1枚です。

734390(DVD-Video) \3350
リヒャルト・ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》全曲
ジャニーヌ・アルトマイヤー(フライア)
ブリギッテ・ファスベンダー(フリッカ)
ゾルターン・ケルメン(アルベリヒ)
ペーター・シュライアー(ローゲ)
トマス・ステュアート(ヴォータン)
ゲアハルト・シュトルツェ(ミーメ)
ゲアハルト・ニーンシュテット(ファゾルト:演技)
カール・リダーブッシュ(ファゾルト:歌唱)
ルイ・ヘンドリクス(ファフナー)
ヘルミン・エッサー(フロー)
演出:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
映像収録:1978年
録音:1973年、ザルツブルク・イースター音楽祭、オーストリア
カラヤンの《ラインの黄金》は67年録音のアルバムが有名ですが、これはそれ
よりも後の1973年に、春のザルツブルク音楽祭で録音されたものです。映像部
分はその5年後に別撮りされたものであり、カラヤンの完璧主義ぶりがうかがわ
れます。映像で楽しむのはもちろん、以前の録音と聴き比べてカラヤンの音楽
の深化を味わってみてはいかがでしょう。なお、当盤では、67年録音とキャス
トは当然交替していますが、シュトルツェとリダーブッシュは重なっています。
但し、役柄は異なり、シュトルツェは以前、ローゲだったのがここではミーメ
に、また、リダーブッシュもファフナーからファゾルトに替わっています。

734402(DVD-Video) \3350
「キーシン/リサイタル」
シューベルト[リスト編曲]:5つの歌曲集
 水の上で歌う
 水車屋と小川
 セレナード
 糸を紡ぐグレートヒェン
 魔王
シューベルト:幻想曲ハ長調D760《さすらい人》
バッハ[ケンプ編曲]:
 シチリアーナ(フルート・ソナタBWV1031より)
ブラームス:幻想曲集作品116
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
グルック[スガンバーティ編曲]:
 精霊の踊り(歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より)
エフゲニー・キーシン(Pf)
映像プロデュース&監督:クリストファー・ヌーペン
収録:1990年12月、バイエルン音楽スタジオ、ミュンヘン
現在の音楽界で、エフゲニー・キーシンが最も注目を集めるピアニストの一人
であることは言うまでもないでしょう。そのキーシンが、ドイツの作曲家によ
る「幻想曲」を中心に集め演奏したのがこのDVD。キーシンはほぼ同様の内容の
アルバムを以前にリリースしており、さらに2007年3月には、それらの収録作品
を他アルバムの録音と編み直した2枚組CDセットもリリースしている(そちらで
はシューベルト歌曲に《鱒》、ベートーヴェンの《合唱幻想曲》とチャイコフ
スキーのピアノ協奏曲第1番が加えられています)。当盤はDVDなので、そのタッ
チの秘密、フィンガリングやペダリングの技巧から、演奏時の彼の姿などを、
視覚的にも知ることができるのが嬉しいところ。また、それらの映像を、著名
な映像作家クリストファー・ヌーペンがメガホンをとっていることも興味深い
です。
キーシンの歌心ときわめてすぐれた技巧の両方を、目と耳で楽しめる恰好のDVD
です。それゆえ、ファンのみならず、ピアノ音楽に関心のある方にお薦めでき
るものです。

734404(DVD-Video) 2枚組 \6450
リヒャルト・ワーグナー:
歌劇《ローエングリン》全曲
パウル・フライ(ローエングリン)
シェリル・シュトゥーダー(エルザ)
ガブリエーレ・シュナウト(オルトルート)
エッケハルト・ヴラシハ(テルラムント)
マンフレート・シェンク(ハインリヒ王)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(伝令)
バイロイト音楽祭祝祭管弦楽団&合唱団 
指揮:ペーター・シュナイダー
ワーグナーの最後の「歌劇」である《ローエングリン》。白鳥の騎士が乙女エ
ルザをはじめ、彼女の住むブラバント王国を救いに現れる、というロマンティ
ックな物語には熱烈なファンが多いようです。それだけでも是非ご覧になって
いただきたい作品ですが、さらに当DVDを魅力的なものとしているのは、映画
監督であるヴェルナー・ヘルツォークが演出を担当していることです。『アギ
ーレ/神の怒り』や『フィッツカラルド』など、独特のパワーを持つ作品で名
高いこの映画監督に演出の白羽の矢がたてられたことは、当時おおいに話題と
なりました。それまでのゲッツ・フルードリヒ時代(ネルソン指揮の録音が知
られています)が終わり、ヘルツォークが初めて《ローエングリン》を演出し
たのは1987年。以後、ヘルツォーク演出は、1987?91、93年の6年間続けられま
した。それらをすべて指揮したのが、ペーター・シュナイダーです。ヘルツォ
ーク演出はシュナイダーがバイロイトで《ローエングリン》を指揮した時期と
完全に重なり、他の指揮者は彼のプロダクションを担当していません。ちなみ
にシュナイダーはその後2005年にキース・ワーナー演出でも指揮しています。
シュナイダーはこれを加えると、バイロイトで《ローエングリン》を計44回
(!)も指揮していることになる大ベテラン。たしかに21世紀の現在から振り返
れば、演出自体は過去のものであることを避けられませんが、当時のドキュメ
ントとして絶対に外せない映像記録といえるでしょう。

734300(DVD-Video) 3枚組 \6700
「イタリア・オペラ・コレクション・セット」
プッチーニ:歌劇《外套》
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》
プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
メトロポリタン歌劇場 
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
先日亡くなった世界的大テノール歌手ルチアーノ・パヴァロッティの偉業を讃
えての記念リリース。イタリア人であるパヴァロッティの真価はやはりイタリ
ア・オペラでこそ発揮されるでしょう。というわけで用意されたのがこのセッ
トです。
この内、《愛の妙薬》と《ラ・ボエーム》は、前者がキャスリーン・バトルと
91年に共演したライヴ、後者がレナータ・スコットとの77年ライヴであり、共
に国内盤としてもリリースされているもの。他方、ストラータスと共演した
《道化師》は、現在国内盤DVDが出ていないので特に貴重な映像作品です。併録
の《外套》とともに、ゼフィレッリ演出・美術・衣裳の豪華ヴァージョンなの
で、目の保養としても堪能できます。ただし、《外套》はパヴァロッティでは
なく、ストラータス&ドミンゴの歌唱であるのでご注意を。
今回は、それぞれ分売されている3枚を1セットにまとめ、徳用価格で販売致し
ます。

734458(DVD-Video) 3枚組 \6700
「パヴァロッティ、ヴェルディを歌う」
ヴェルディ:
歌劇《仮面舞踏会》
歌劇《イル・トロヴァトーレ》
歌劇《エルナーニ》
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
メトロポリタン歌劇場 
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
今年2007年9月6日に惜しまれつつ世を去った世界的大テノール歌手ルチアーノ
・パヴァロッティ。現在、彼の業績を讃えるイヴェントや記念盤リリースが続
いています。当DVDもその一環で、DGとDeccaの映像作品を1セットにまとめたと
いうすぐれもの。パヴァロッティがグスターヴォ3世で出演する《仮面舞踏会》
には、レナート役にレオ・ヌッチ、ウルリカ役にはフローレンス・クィーヴァ
ーらが登場、また、マンリーコ役を務める《トロヴァトーレ》では、レオノー
ラにエヴァ・マルトン、ルーナ伯爵にシェリル・ミルンズらがフィーチュアさ
れています。これら2作は国内盤も出されているものですが、《エルナーニ》は
異なります。これまでボニング指揮によるサザーランド、ブルチュラーゼ共演
盤CDこそあったものの、デッカからDVDはリリースされていませんでした(他社
からのDVDは一時出ていました)。当盤はドン・カルロ役にシェリル・ミルンズ、
エルヴィーラ役にレオーナ・ミッチェル、ドン・シルヴァ役にルッジェーロ・
ライモンディらと、盤石のキャストが出演し、1983年に映像化されたものです。
この『ヴェルディ・セット』は、同時に発売される『パヴァロッティ/イタリ
ア・オペラ・コレクション』と合わせてご覧いただくことをお勧め。小品や
ポップスを歌うパヴァロッティもよいが、オペラの大作を歌い切る彼がここに
います

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.29-2

2007年12月30日 10時51分01秒 | Weblog
<DECCA>
4780076 \1850
「村治佳織/ヴィヴァ・ロドリーゴ」
ロドリーゴ:
アランフェス協奏曲
ヒラルダの調べ?セビーリャ幻想曲
ある宴のための協奏曲
村治佳織(G)
ガリシア交響楽団 
指揮:ビクトル・パブロ・ペレス
録音:2007年7月 スペイン、ラ・コルーニャ
村治佳織が《アランフエス協奏曲》を再録音。この若さでの再録音というのは
類を見ないことでしょう。ギター界のアイドル的役回りもこなしつつ、音楽の
追究も疎かにしない点は素晴らしいものです。7年を経て再録音した《アラン
フエス》での彼女の変化はファンならずとも関心を持つに違いありません。
今回はロドリーゴの最初の協奏曲である《アランフェス》と最後の協奏曲の
《ある宴のための協奏曲》、さらにその真ん中に位置し、「セビーリャ幻想曲」
とも呼ばれる《ヒラルダの調べ》を併せています。《アランフェス》は1939年、
《ヒラルダ》は63年、そして《宴》は82年の作なので、ロドリーゴの協奏曲を
およそ20年毎に並べたものです。《ヒラルダの調べ》は元々、ハープと管弦楽
のための協奏曲ですが、もちろんここではギターに置き換えられています。こ
のスタイルで録音されたのはこれが初めて。「ヒラルダ(giralda)」とはセビー
リャにある大聖堂の鐘楼のこと。その名の由来は、この「ヒラルダの塔」の頂
上に置かれた女性像が、手にした旗に風を受けて回転することから、「風見
(giralda)」と呼ばれるようになったためです。

4758493 2枚組 \2650
「黄金時代の想い出/オペラ・アリア集」
CD 1
ロッシーニ:カヴァティーナ〈今の歌声は心に響く〉
 (ロジーナ)-歌劇《セビーリャの理髪師》
ベッリーニ:〈ロミオがご子息を死に至らしめたのなら
この恐ろしい剣で〉(ロミオ)
歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》
ベートーヴェン:〈悪者よ! どこへ急ぐ?〉
(レオノーレ)-歌劇《フィデリオ》
ロッシーニ:〈柳の下にたたずんで〉(デズデモーナ)-歌劇《オテッロ》
カヴァティーナ〈こんなに胸騒ぎが〉(タンクレディ)-歌劇《タンクレディ》
〈麗しい光が誘惑する〉(セミラーミデ)-歌劇《セミラーミデ》
CD 2
ロッシーニ:〈祖国を思え〉(イザベッラ)-歌劇《アルジェのイタリア女》
グルック:〈我エウリディーチェを失えり〉
(オルフェオ)-歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》
グノー:〈私は何処にいるの?-不滅のリラよ〉(サフォー)-歌劇《サフォー》
マイヤベーア:〈ああ、我が子よ〉(フィデス)-歌劇《預言者》
グルック:〈ああ、地獄の神々よ〉(アルチェステ)-歌劇《アルチェステ》
ヴェルディ:〈炎は燃えて-彼女は足枷をされて〉(アズチェーナ)-歌劇《イル
・トロヴァトーレ》
マリリン・ホーン(Ms)
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:ヘンリー・ルイス
録音:1965年9月、ヴィクトリア・ホール、ジェノヴァ
1966年に発売された2枚組LPを完全初CD化。アメリカの代表的メゾ・ソプラノ歌
手マリリン・ホーンによる、19世紀に一世を風靡した2人の偉大な歌手へのトリ
ビュート・アルバムです。その2人とは、マリア・マリブラン(1808-36)とパウ
リーネ・ガルシア=ヴィアルド(1821-1910)。2人はスペインのオペラ歌手一家
出身の姉妹で、ともにパリで生まれ、名メゾ・ソプラノとなりました。ヴィア
ルドは作曲もし、歌曲が遺されています。2008年にマリブランが生誕200年を迎
えることもあり、チェチーリア・バルトリが『マリア』というタイトルで、デ
ッカからオマージュ・アルバムをリリースしたのは記憶に新しいところ。
ヴィアルドはオペラ・デビューがロッシーニの《オテロ》のデズデモーナ役で
あり、マリブランはロッシーニの《タンクレーディ》や《チェネレントラ》な
ど、多くの作品の誕生に密接に関わった他、ベッリーニの《カプレーティ家と
モンテッキ家》などを成功に導いたことなどを踏まえ、このアルバムでは彼女
らに縁が深く、得意とした作品をチョイスしています。これらの作品を、20世
紀半ばにメゾ・ソプラノの歌唱能力を飛躍的に高めたマリリン・ホーンが歌
う。まさに、19世紀のメゾのトップから、20世紀のメゾのトップにつながると
いうゴージャスな企画です。なお、今回のCD化にあたり、LP時に付いていた歌
詞とイラストもすべてブックレットに収められているのも嬉しいです。

4758670 2枚組 \2650
ヤナーチェク:歌劇《利口な女狐の物語》
全曲&管弦楽組曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:チャールズ・マッケラス
ルチア・ポップ(S) 他
録音:1981年3月、ゾフィエンザール、ウィーン
ヤナーチェクがチェスノフリーデクの小説に基づき作曲したオペラ《利口な女
狐の物語》は、狐や動物を通して人間の行いを風刺した寓話劇。「利口な」と
いう言葉は、女狐の固有名に転じられているので《女狐ビストロウシュカの物
語》というのがより正しいタイトルでしょう。このマッケラス盤は初リリース
時にグラモフォン賞を受けており、ヤナーチェク・ファンならば知らない者は
いないほどの名盤。タイトル・ロールを務めたルチア・ポップの名唱も忘れ難
い。他のメンバーはほぼチェコ勢で固められ、ヤナーチェクのよい意味でのロ
ーカル的な個性を存分に引き出してもいます。さらにそれらをウィーン・フィ
ルの豊潤な響が包むという贅沢振りだ。
「オリジナルズ」での登場。また初めてミッド・プライスでの発売となる。

4759983 \1350
「ショスタコーヴィチ:ジャズ・アルバム」
ショスタコーヴィチ:
ジャズ組曲第1番
ピアノ協奏曲第1番ハ短調作品35
ジャズ組曲第2番
ロナルド・ブラウティガム(Pf)
ペーテル・マスュールス(Tr)
コンセルトへボウ管弦楽団 
指揮:リッカルド・シャイー
録音:1988年3月-1991年5月、コンセルトへボウ、アムステルダム
シャイーがコンセルトへボウ管弦楽団のシェフに就任した年である1988年に録
音がスタートしたアルバム。それまで、この《ジャズ・バンドのための組曲》
はそれほど一般的ではありませんでしたが、このシャイー盤が1993年に初めて
リリースされることで状況は一変しました。その後《ジャズ組曲》は、キュー
ブリックの映画『アイズ・ワイド・シャット』(1999年)やナボコフ原作の映画
『愛のエチュード』(2000年)に用いられていますが、その音源こそ、このシャ
イー盤でした。併録の《ピアノ協奏曲第1番》はピアノとトランペットと弦楽オ
ーケストラのために書かれた作品。ソリストのブラウティガムはアムステルダ
ム生まれで、ハイティンク、デュトワ、ラトルらと共演もしている名手。フォ
ルテピアノを演奏することでも知られています。この作品は、トランペットに
も高いレヴェルが要求される作品で、時には(トランペットに)外部からソリス
トを招いて演奏・録音されることもあるほどです。ここではコンセルトへボウ
の首席奏者ペーテル・マシュールス(ペーター・マスーズとも表記)が担当して
います。オランダ勢で固めたのは、シャイーが地元に敬意を表してのことかも
知れません。

4759984 2枚組 \2650
ヴェルディ:歌劇《オテロ》全曲
マリオ・デル・モナコ(オテロ)
レナータ・テバルディ(デズデモーナ)
アルド・プロッティ(イヤーゴ)
ネッロ・ロマナート(カッシオ)
モンターノ(トム・クラウゼ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン少年合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1961年5月、ゾフィエンザール、ウィーン
ヴェルディの数あるオペラの中でも、最も劇的でかつ演劇的まとまりのよい作
品といえばやはり《オテロ》。シェイクスピアの原作に基づいたこのオペラで
は、英雄オテロ役に輝かしく強いテノールが必須です。当アルバムでは、マリ
オ・デル・モナコという音楽的にもヴィジュアル的にも最高のオテロ歌いが、
プライドと疑惑、嫉妬に苦しむ希代の英雄という複雑な役を余すところなく演
じています。また、デズデモーナ役にはイタリアの名花レナータ・テバルディ
という申し分ない組み合わせ。可憐で美しく、しかし不運な役回りを絶妙に歌
い上げる彼女の名唱はまさに絶品です。バックを務めるのは当時50代半ばに差
し掛かった壮年期のカラヤンと、彼が芸術監督を務めていたウィーン国立歌劇
場のメンバー、つまりウィーン・フィルである。この上ない豪華なメンバーで
の《オテロ》として、いまだ当作品の代表的アルバムに君臨し続けている歴史
的名盤が、今回「オリジナルズ」で登場します。また、初のミッド・プライス
での発売です。

4759987 \1650
「ルプー/モーツァルト:ピアノ協奏曲集」
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467
ピアノ協奏曲第12番イ長調K414
ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調K452
ラドゥ・ルプー(Pf)
イギリス室内管弦楽団 指揮:ウリ・セガル
録音:
協奏曲:1974年3月、キングズウェイ・ホール、ロンドン
五重奏曲:1984年6月、アムステルダム
ルプーがデッカに録音した2つのモーツァルトの協奏曲を、室内楽とコンパイル
したアルバム。ルプーは同郷のリパッティと同門で、また、ブーニンの父ネイ
ガウスの弟子でもあります。ヴァン・クライバーン、エネスク、リーズと立て
続けに国際コンクールで優勝を果たし、世界的なキャリアをスタートさせまし
た。しかし未だディスクの数は少なく、シューベルトやベートーヴェン、ブラ
ームスなど、またチョン・キョンファとのフランク、ドビュッシー、ショーソ
ンの共演盤、協奏曲ではプレヴィンとのグリーグとシューマンなどが知られる
くらいです。当盤のモーツァルトは協奏曲が1975年初旬に初リリースされたも
ので、五重奏曲はその10年後の録音のもの(当初はベートーヴェンの同編成作品
とカップリングされて出されました)。ルプーのモーツァルトは、他レーベルか
らペライアとの《2台のピアノのための協奏曲》と《3台のピアノのための協奏
曲》は録音されているものの、その他ではデッカからシモン・ゴルトベルクと
のモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集くらいしか出されていいません。ピ
アノ協奏曲はおそらくこの2曲だけであるので、きわめて貴重な記録です。75分
強の長時間収録。

4759988 3枚組 \3900
R.シュトラウス:楽劇《バラの騎士》
レジーヌ・クレスパン(元帥夫人)
イヴォンヌ・ミントン(オクタヴィアン)
ヘレン・ドナート(ゾフィー)
マンフレート・ユングヴィルト(オックス男爵)
オットー・ヴィーナー(ファニナル)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ゲオルグ・ショルティ
録音:1968年11月、ゾフィエンザール、ウィーン
2007年の東京では、新国立劇場、チューリヒ歌劇場、ドレスデン州立歌劇場と
3つの《バラの騎士》が上演されました。それらの充実した舞台で、この素敵な
作品を堪能された方も多いことでしょう。そんな《バラ》ファンたちにお薦め
したいのがこれ。ショルティが指揮した68年の録音です。ショルティはもとも
と《バラの騎士》を高く評価しており、それは1959年にコヴェント・ガーデン
王立歌劇場にデビューした際にこのオペラを採り上げていたことからも容易に
想像できます。ちなみにこのデビューから25周年を祝った1985年の公演で、
ショルティは再びこの作品を上演した(このライヴは他レーベルから映像とし
て発売)。自伝には、亡くなる直前のシュトラウスをショルティが訪ね、作品
について教えを受けたことも書かれています。つまり彼の演奏は、作曲者直伝
というわけです。さらに当盤で嬉しいのは、オーケストラがウィーン・フィル
ということ。ウィーンを舞台としたこのオペラにとって、彼らの響が最も相応
しいことは言うまでもないでしょう。成熟した女性の艶やかさと気品を併せ持
つクレスパン、この録音の数年後にメトロポリタン歌劇場へのデビューをオク
タヴィアンで飾ったミントン、そして最近は元帥夫人役でも活躍を続けるドナ
ートと、充実の歌手陣も魅力的。特に、彼女らの終幕の三重唱を是非お聴きい
ただきたい。また、ファニナル家の執事長にはバッハ録音でも有名なクルト・
エクヴィルツ、宿の主人役にはアントン・デルモータらも出演しています。さ
らに!第1幕で登場する歌手役には、なんとルチアーノ・パヴァロッティがフィ
ーチュアされているなど、聴き所満載のアルバムです。

478155 9枚組 \8100
「カラヤン/伝説のデッカ・レコーディング」
CD 1
ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
ハイドン:交響曲第103番変ホ長調《太鼓連打》
CD 2
ハイドン:交響曲第104番ニ長調《ロンドン》
ブラームス:
 悲劇的序曲作品81、交響曲第3番ヘ長調作品90
CD 3
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調K550
交響曲第41番ハ長調K551《ジュピター》
チャイコフスキー:幻想序曲《ロミオとジュリエット》
CD 4
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
ドヴォルジャーク:交響曲第8番ト長調作品88
CD 5
チャイコフスキー:
《白鳥の湖》組曲
《胡桃割り人形》組曲
《眠れる森の美女》組曲
CD 6
アダン:《ジゼル》
CD 7
グリーグ:《ペール・ギュント》作品23より
ホルスト:組曲《惑星》作品32
CD 8
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇《こうもり》より序曲、バレエ音楽
 《アンネン・ポルカ》作品117 喜歌劇《ジプシー男爵》より序曲
 《狩にて》作品373《ウィーンの森の物語》作品325
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《うわごと》作品212
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯》作品28
楽劇《サロメ》より7つのヴェールの踊り
CD 9
リヒャルト・シュトラウス:交響詩《ドン・フアン》作品20
交響詩《死と浄化》作品24 交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》作品30
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1959-1964年、ウィーン
2008年に生誕100年を迎えるヘルベルト・フォン・カラヤン。長年ベルリン・
フィルを指揮し続けたこともあり、ドイツのイメージが強いこの指揮者ですが、
生まれ自体はオーストリアのザルツブルクであり、ウィーン・フィルとの交流
はベルリンに勝るとも劣りません。音楽を学んだのはザルツブルクのモーツァ
ルテウム音楽院とウィーンの音楽大学であるし、1956年から64年までは実際に
ウィーン国立歌劇場の芸術監督も務めていました。また晩年にベルリン・フィ
ルとの関係が悪化してしまってからは、再びウィーン・フィルへの客演・録音
が多く行われています。亡くなる直前のブルックナーや、1987年のニューイヤ
ー・コンサートの名演は今でも語りぐさです。
当セットは彼がデッカ・レーベルに遺した名演奏の中からの選りすぐりで構成
されています。カラヤンが自家薬籠中としたベートーヴェンやブラームスをは
じめ、同じく得意としたチャイコフスキーやグリーグ、ホルスト、さらには
ウィーンとの関連からワルツ王シュトラウスや、カラヤンの代名詞的存在でも
あるリヒャルト・シュトラウス作品まで、目配りがほぼ完璧に利かされた選曲
となっています。ちなみにCD 9に収録されている《ツァラトゥストラはかく語
りき》は、スタンリー・キューブリック監督の名作『2001年宇宙の旅』のサウ
ンドトラックに用いられた演奏。CD9枚組。

743251(DVD-Video) \3350
「ジェシー・ノーマン/ポートレイト」
収録曲未定(後報)
 <Cover not avairable>
ジェシー・ノーマン
オペラから歌曲まで、またソプラノのみならずメゾまでも幅広くカヴァーし、
歌う度に世界を魅了し続けるジェシー・ノーマン。まさに「ディーヴァ」とい
う称号が相応しい彼女の長年にわたる活躍に対し、2006年にはグラミー賞から
功労賞(lifetime Achievement Award)が贈られました。
この映像作品は、イヴ・サン=ローランの所有するマラケシュの風光明媚なマ
ジョレル庭園を背景に、ノーマンが公私にわたる彼女の生活を語るドキュメン
タリーです。撮影を担当したのは、ドイツの映像作家アンドレ・ヘラー。14も
の舞台映像が収められ、そこではモーツァルト、リヒャルト・シュトラウス、
シェーンベルク、ラヴェル、シューマン、マーラー、ヴァーグナー、パーセル、
シューベルト、ベルクなど多彩なレパートリーの数々が聴かれます。また、イ
ンタビューでは、公的な側面だけでなく、彼女の子供時代や家族、彼女にとっ
てのアイドル、共演した指揮者や舞台監督、レパートリーの選択方法、政治的
見解、夢などが語られており、非常に貴重な1枚です。偉大な歌手の肖像とし
て手元に置きたい作品に仕上がっています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.28

2007年12月30日 10時49分09秒 | Weblog
<Profil>
PH 06006 \2180
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(2)ハイドン:交響曲第92番ト長調Hob.I:92「オックスフォード」
(3)J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041
(1)ロベール・カサドシュ(P)(3)ロラント・グロイッター(Vn)
ギュンター・ヴァント(指)
(1)(2)ケルン放送交響楽団 (3)北ドイツ放送交響楽団
録音:(1)1970年3月6日(2)1967年4月20日(3)1992年3月15-17日(ライヴ)
Profilの大看板、ギュンター・ヴァント・エディションの第19集。まずはなん
といっても、カサドシュの亡くなる2年ほど前、3種目にして初のライヴによる
ベートーヴェンの第4番に注目。ヴァントのガッチリした音楽をバックに、カサ
ドシュのダンディズムともいうべきシックなピアノが水のように自在に流れて
ゆきます。そこがまたスリリング。おそらく本リリースが正規盤初出となりま
す。きびきびとしたリズムに、優美な表情をみせる「オックスフォード」。こ
れまでケルン・ギュルツェニヒ管とのスタジオ盤(モノラル)が唯一の録音であ
っただけに、ステレオ収録による当ライヴは歓迎されるところ。ヴァントの得
意としたハイドンこそ、キリッと引き締まった造形美を知るのにうってつけの
曲目といえるでしょう。
手兵北ドイツ放送響のコンマス、グロイッターをソリストに立てたバッハは、
ピリオド派の快速アプローチとは対極にある悠然たるテンポ設定。主役はあく
までヴァントで、これによりバッハの威容がみごとに浮かび上がる仕組みです。
バッハのみオケの自主制作盤を通じて既出の内容で、すべて録音状態良好です。

PH 08005 2枚組 \4250
[CD 1]
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
クルト・ザンデルリング(指)WDRケルン放送交響楽団
録音:1985年10月ライヴ(WDRアーカイヴ)
[CD 2]
(1)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
[ボーナス・トラック]
(2)ベートーヴェン:合唱幻想曲Op.80
(1)トーマス・ツェートマイアー(Vn)アントニオ・メネセス(Vc)
(2)スヴャトスラフ・リヒテル(P)ソヴィエト国立アカデミー合唱団
クルト・ザンデルリング(指)
(1)WDRケルン放送交響楽団(2)モスクワ放送交響楽団
録音:(1)1985年10月ライヴ(WDRアーカイヴ)
(2)1952年モスクワ(メロディア原盤)
2002年5月19日、長年の手兵ベルリン交響楽団とのコンサートを最後に、公式
の活動からの引退を表明した“最後の巨匠”ザンデルリング。なんと極上のラ
イヴProfilよりバイエルン放送響との「ロマンティック」(PH.05020)以来、ま
たしても注目のライヴが登場します。
悠然たるテンポで描かれる、まさに風格の美学ともいうべき「田園」。ザンデ
ルリングはこれに先立ちフィルハーモニアとのスタジオ盤全集(80、81年)を完
成させていますが、まさにこれは破格。第1楽章冒頭おなじみのメロディから、
怒濤の嵐を経て、大きく弧を画くように歌うフィナーレまで心底しびれます。
さらに、同日のドッペルコンチェルトがまた強烈。ここでも磐石で貫禄たっぷ
りの巨匠スタイルのもと、名手ふたりが伸び伸びとそして熱いソロを聴かせて
います。
なお、ボーナスとして巨人リヒテルとのこれまたスケール大きな合唱幻想曲も
収められています。文字通り、ザンデルリングの至芸が味わえるぜいたくなア
ルバムの登場といえるでしょう。




<United Archives>
UAR 021 \1650
シューベルト:
(1)ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
(2)12のレントラーD.790より
 第1番 / 第3番 / 第4番 / 第5番 / 第6番 / 第7番 / 第8番 / 第11番
レオン・フライシャー(P)
録音:1956年
優雅で知的なアプローチに、温かみと感覚美にあふれた音色。当時15歳のフラ
イシャーはおよそヴィルトゥオーゾに必要と思われるすべてを完璧に備えてい
たことから、巨匠モントゥーに「ピアニストとして世紀の逸材」と絶賛されて
います。なによりピアニスト、フライシャーを評するとき、これほど確かな保
証はないでしょう。
1928年サンフランシスコに生まれたフライシャーは4歳でピアノをはじめ、8歳
でリサイタル・デビュー。1938年代後半からは大家シュナーベルに師事、1942
年にはピエール・モントゥー指揮のサンフランシスコ交響楽団で協奏曲デビュ
ーも果たし、1952年にはエリーザベト王妃国際コンクールでアメリカ人として
は初の優勝をかざっています。ところが、順調にキャリアを積み上げていた矢
先の1965年、不運にも焦点性失調症により右手の自由を失うというアクシデン
トに見舞われます。
上質の復刻で評判のユナイテッド・アーカイヴスが手がけるのは、現在では指
揮者としても活躍するフライシャーがピアニストとしてまさに現役バリバリだ
った1956年、28歳のレコード・デビューのかけがえない記録。デビュー・アル
バムでよりによってシューベルト最後のソナタを取り上げるというセンスにも
ビックリですが、モントゥーを驚嘆させたピアニズムがいままたよみがえりま
す。



<WERGO>
WER 6710 2枚組 \3250
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-):エル・シマロン
-逃げ出した奴隷、エステバン・モンテーホの伝記
4人の音楽家のための朗読劇
ミゲル・バルネットの本に基づくテキスト
翻訳・音楽台本/ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー
エル・シマロン・アンサンブル
アンゲロ・デ・レオナルディス(Br)、グンドゥル・アッゲルマン(Fl)、
クリスティーナ・ショルン(Gt)、イヴァン・マンチネッリ(Perc)、
ミヒャエル・ケルスタン(音楽監督)
「シマロン」とは逃げ出した奴隷のことを指します。「4人の音楽家のための
朗読劇」と副題がつけられたヘンツェのこの「エル・シマロン」は、1860年生
まれのエステバン・モンテーホが、彼が104歳の時に、キューバの民族学者に
してライターのミゲル・バルネットと行ったインタビューに基づいています。
モンテーホ自身、脱走した奴隷でした。ヘンツェは、モンテーホが108歳の時
に会ったことがあり、「あんなに年老いた男には初めて会った。木のように背
の高い大男で、歩くのは遅いが背筋は伸びている。そして目はぎらぎらと生気
に漲っている・・・彼はまさに歴史的人物である」と述べています。
物語は、モンテーホの独白というかたちで進められていきます。つらい労働を
強いられた奴隷生活、脱走のこと、隠れるために入った森、森で出会った幽霊、
そして女性のこと、喧嘩のことなど、まさにモンテーホの歩んだ波乱万丈の人
生が語られていきます。

WER 6570 \2180
マルクス・ヘヒトレ(1967-)
(1)スクリーン-アンプを伴うアンサンブルのための
(2)休譜のある複数の楽章-クラリネット、バス・ギター、ヴィオラ、チェロ、
コントラバスのための
(3)苦情-7つの声のための
(4)盲点-アンサンブルのための
(5)無言の-語り手と4つの男声とアコーディオンのための
(1)アンサンブル・モデルン、ステファン・アスバリー(指)
(2)アントン・ホーリッヒ(Cl)、
アンドレ・ヘルナンデス・アルバ(バス・ギター)、
ジャン=クリストフ・ガルシア(Va)、マルクス・ティリアー(Vc)、
ペーター・ヘッキング(Cb)(3)シュトゥットガルト新声楽ゾリステン、
マンフレード・シュライアー(指)
(4)新耳アンサンブル、ヨナタン・シュトックハンマー(指)
(5)アンドレ・ヴィルムス(語り手)、
テオドーロ・アンゼッロッティ(アコーディオン)、
シュトゥットガルト新声楽ゾリステン、ダニエル・グローガー(C-T)、
マルティン・ナジ(T)、
ジレルモ・アンゾレナ(Br)、アンドレアス・フィッシャー(Bs)
ヘヒトレは、1967年生まれのドイツの作曲家。ヴォルフガング・リームに作曲
を師事し、ツィンマーマンの薫陶を受けたこともあります。「あれをやっちゃ
いけない、これをすることはできない」というルールにがんじがらめの教育を
受けながら、その枠を超えた自由な作風。自然の中にいるような、開放感を満
喫できる1枚です。

WER 6566 \2180
イェンス・ヨネライト(1968-):
Le tout, le rien(オール・オア・ナッシング)-アンサンブルのための
フランク・オッル(指)アンサンブル・モデルン
ヨネライトは1968年ドイツ生まれの作曲家。オーケストラ音楽や、映画音楽も
書いています。サスペンス色満点の作品で、殺人鬼に追われ逃げまどうヒロイ
ンが目に浮ぶようです。





<haenssler>
93 202 \2250
ヴォルフガング・リーム(1952-):作品集
(1)大きなオーケストラのための離接輪郭(Dis-Kontur)(1974)
(2)迫る光(Lichtzwang)-ヴァイオリンとオーケストラのための*
(3)オーケストラのための副次輪郭(Sub-Kontur)(1974/75)
(1)シルヴァン・カンブルラン(指)(2)、(3)エルネスト・ブール(指)
(2)ヤーノシュ・ネージェシ/管弦楽:バーデンバーデン南西ドイツ交響楽団
*世界初録音
リームのオーケストラ作品集。1曲目と3曲目は、もともとは3曲でひとくみの
Konturシリーズ(もうひとつKontra-Konturというのがあります)。言葉で言い
表しがたい感情を音にしようとした、というリームのコメントがありますが、
かなり暴力的ともいえるティンパニの連打がかなり印象的。Sub-Konturは、リ
ームの二番目の師であった、シュトックハウゼンに献呈されています。2曲目
の「迫る光」について、リームは、「器楽のためのカンタータであり、自ら、
そして他者から受ける束縛によってアーティキュレーションがつけられた孤独
の歌を歌っている」というコメントを寄せています。どれも激しいぶつけるよ
うな感情と緊張感に満ちた作品です。





<AEON>
AE 0754 \2450
ジェローム・コンビエ:「静かな生活-Vies silencieuses」
アンサンブル・ケーン/ギョーム・ブルゴーニュ(音楽監督)
――石というものは、ある特定の「音」、すなわち、音楽が満ちた空間の中で、
風がそれ自身聞こえるようになる際のミネラル成分が結集してできているので
はなかろうか。石、葉、雪は、もっとも重要な要素である自身を「聞く」とい
う方法をどうしても知りたい、と話すだろう。光、影、煙というものは、自身
がそうである無機物を、音楽へと構築しようとする努力について語るだろう
――(コンビエの言葉)。
「聞く」ということに関して非常にセンシティヴな感覚を持つコンビエによる
作品集。四分音なども多様された、聴覚が研ぎ澄まされるような音世界です。

AE 0756 \2450
エマニュエル・ヌネス(1941-):ヴィオラのための作品集
(1)黒い手(2007)(多重録音)
(2)インプロヴィゼーションII-ポートレート(2003)
(3)ヴァーサスIII(1987-1990)
クリストフ・デジャルダン(Va)、エマニュエル・オフェール((3),Fl)
ヌネスは、ポルトガルの作曲家で、アンサンブル・アンテルコンタンポランの
ヴィオラ奏者でもあるという大変な名手。アンリ・プスールやピエール・ブー
レーズに特に強い影響を受けています。日本人の人気作曲家、望月京もヌネス
に師事しています。「黒い手」は、ある老女が川に手をつけたら手が完全に真
っ黒になりますが、その後様々なことがあって最終的にはもとの色にもどる、
という話のオペラに基づいた作品。様々な技法が駆使されており、最後にはオ
クターヴとハーモニクスの饗宴となって幕を閉じます。「ヴァーサスIII」で
は、ヴィオラだけでなくフルートも様々な技法に通じていることが求められる
難曲。無機的な感じのする不思議な作品です。




<HMF>
HMC 901978 \2450
ラフマニノフ:
(1)練習曲「音の絵」Op.39(全9曲)
(2)コレッリの主題による変奏曲 Op.42
(3)6つの歌曲 Op.38
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)、エレーナ・ブリロワ(Sop)
ラフマニノフはピアニストとして多忙だったのと、ロシアを離れてから創作欲
を失ったため、後半生の作品は多くありませんが、それらは執拗なまでに念入
りな技法の追求がみられます。その時期の3篇にロシアの俊英メルニコフが挑
戦。リヒテルのファンタジーとプレトニョフの端正さを併せ持つピアニズムが
魅力です。





<Hungaroton>
HCD 32541 \2080
レハール:ヴァイオリン曲集
(1)ロマンティックなセレナード
(2)ロマンス ニ長調 Op.5
(3)コンチェルティーノ ロ短調
(4)セレナード イ短調
(5)珊瑚色の唇(ポルカ・マズルカ)Op.7
(6)ラインラント・ポルカ-喜歌劇「フリーデリケ」より
(7)フォックストロット
(8)鏡の歌
(9)ハンガリー幻想曲 Op.45
(10)喜歌劇「パガニーニ」のヴァイオリン・ソロ
(11)「魔女の踊り」によるパラフレーズ-喜歌劇「パガニーニ」より
(12)チャルダーシュ-喜歌劇「ひばりの鳴く所」より
(13)ジプシーの恋のワルツ-喜歌劇「ジプシーの恋」より
レイラ・ラーショニ (Vn)、フランツ・リスト音楽大学室内管(1)、
ガブリエラ・ジェケール(Pf)
「メリー・ウィドウ」やワルツ「金と銀」で有名なフランツ・レハールは、膨
大な作品を残しながら、大半は聴くことができませんでした。彼はもともと
ヴァイオリンを学び、劇場の奏者を務めていたので、魅力的なヴァイオリン曲
がかなりあります。ここに収められた13曲中11曲が世界初録音。いずれもレハ
ールならではのとろけるように甘いメロディとオトナの色気に満ちていて、ま
さに世紀末ウィーンの雰囲気に満ち満ちています。さらに「コンチェルティー
ノ」などに示されるヴィルトゥオーゾ的な技巧、「ハンガリー幻想曲」や
「チャルダーシュ」などに見せるハンガリー人としての顔も見られ、いろいろ
な点からも興味たっぷりの一枚です。意外に多い「レハール・ファン」必携の
超オススメ盤です。

HCD 32493 \2080
カール・ゴルトマルク:ピアノ曲全集 Vol.2
(1)4つの小品 Op.29 (2)3つの小品 (3)疾風怒濤(9つの性格的小品)Op.5
ティハメール・フラヴァチェク(Pf)
魅力的な「ヴァイオリン協奏曲」で知られるカール・ゴルトマルクは、優れた
ヴァイオリニストでしたが、ピアノ独奏曲もかなり残しています。彼のピアノ
曲はシューマンとメンデルスゾーンの影響の濃いドイツ・ロマン派音楽で、美
しいメロディにも事欠きません。ゴルトマルクのピアノ曲全集という前人未到
の企画に挑むハンガリーの若手フラヴァチェクの温かな演奏が光ります。




<Brilliant>
BRL 93635 6枚組 \3080
ドヴォルザーク:交響曲全集
ネーメ・ヤルヴィ指揮、スコットランド・ナショナル管弦楽団、他
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス指揮、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

BRL 8850 3枚組 \1550
ジョン・ケージ:声楽曲集
舞踏劇のための音楽「フォー・ウォールズ」 、四季、3つの歌、5つの歌、
フォーエヴァー・アンド・サンスメル、18回目の春を迎えたすばらしい未亡人、
4つの舞曲、彼女は眠っている、夜想曲、6つのメロディ、他
ローナ・ウィンザー(Voice)アルス・ルディ(Perc)
ダヴィッド・シモナッチ(Vln)ジャンカルロ・シモナッチ(pf)、他

BRL 8866 10枚組 \4580
ヒストリカル ロシアン アーカイヴシリーズ
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番、第11番
ラフマニノフ:3つのロシア民謡Op.41、カンタータ「春」Op.20
Rコルサコフ:賢者オレーグの歌Op.58
ハチャトゥリアン:スパルタクス組曲、交響曲第1番
グリンカ:カマリンスカヤ、友情の追憶、祖国愛の歌
ミャスコフスキー:交響曲第17番
プロコフィエフ:
偉大なる十月社会主義革命30周年のためのカンタータOp.114、ロシア序曲Op.72
チャイコフスキー:
四季Op.37、幻想序曲「ハムレット」Op.67a、幻想曲「運命」Op.77、
劇音楽「雪娘」Op.12
バラキレフ:イスラメイ
グラズノフ:春、ワルツOp.42-3
アレンスキー:
草原にてOp.36-24、子どものための6つの小品Op.34から「ワルツ」
リスト:ファウスト交響曲
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」
ビゼー:序曲「祖国」
カセッラ:イタリア
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番
ミヨー:プロヴァンス組曲
アレクサンダー・ガウク(Cond)名演奏集
ソビエト国立放送交響楽団、他

BRL 93634 3枚組 \1550
スメタナ:管弦楽曲全集
連作交響詩「わが祖国」全曲、交響詩「ヴァレンシュタインの陣営」Op.14、
「ハーコン・ヤールOp.16、「リチャード3世」Op.11、
歌劇「売られた花嫁」より、祝典交響曲Op.6、祝典序曲ハ長調、ニ長調、
プラハの謝肉祭、国民軍行進曲、シェイクスピア祭のための祝典行進曲Op.20
テオドール・クチャル指揮、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団

BRL 8867 4枚組 \2050
シベリウス:交響曲全集
「テンペスト」組曲第1番、イン・メモリアムOp.59
レイフ・セーゲルスタム指揮、デンマーク国立交響楽団

BRL 8895 \540
フランス・ハープ・デュエット-2台のハープによるフランス作曲家の作品集
フランク:2台のハープの為の「前奏曲、フーガと変奏曲」
ドビュッシー:2台のハープの為の「子供の領分」「小組曲」
フォーレ:2台のハープの為の「ドリー組曲」
ラヴェル:2台のハープの為の「マ・メール・ロア」
デュオ・ビリティス(Harp)

BRL 93637 2枚組 \1080
J.S.バッハ:バリトンサックスによる「無伴奏チェロ組曲」全曲
ヘンク・ファン・トゥイラールト(Baritone saxophone)

BRL 93364 \540
パレストリーナ:マドリガル集
4声のマドリガル第1巻、セスティナ
リナルド・アレッサンドリーニ指揮、コンチェルト・イタリアーノ

BRL 93365 3枚組 \1550
サンマルティーニ:ソナタ集
6つソロ楽器の為のソナタOp.13、
2つのフルートもしくはヴァイオリンと通奏低音の為の12のソナタ、
ノットルノ
アンサンブル J.M.アンチュティ、イル・ロシニョーロ、他

BRL 8892(DVD-Video) \1880
ドン・コサック合唱団の歴史
ドン・コサック合唱団によるこのDVDは現在入手できる唯一の映像ソフトとして
貴重です。世界的に有名なこの男声合唱団の歴史は1921年に始まりました。
1963年からの聖歌隊としてスタートしたその創設時や指揮者セルジュ・ジャー
ロフのことなどにふれています。ロシア正教会の音楽、軍隊の曲などを交えな
がらドン・コサック合唱団の姿に迫ります。歌唱を収録した映像は1963年から
69年までのモノクロ映像ですが音質は良好です。ドン・コサック合唱団の真摯
な姿が映し出されています。
1988年にジャーロフが亡くなった後、マイケル・ミンスキーが指揮をしており、
ブリリアントレーベルではCDが発売されています。また、このDVDには多くの
貴重な写真データも含まれています。





<EMI Korea>
EKC2D 2枚組 \2450
ブルックナー:交響曲第8番、第9番
カール・シューリヒト指揮、
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団




<韓国ALESレーベル>
ALES 5101 2枚組 \2450
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
第7番「ラズモフスキー第1番」Op.59-1、
第8番「ラズモフスキー第2番」Op.59-2、
第11番「セリオーソ」Op.95、第13番Op.130、大フーガOp.133
ブッシュ弦楽四重奏団

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.27

2007年12月29日 16時00分16秒 | Weblog
<audite>
AU 23408 2枚組 \2700
[CD 1]モノラル((1)のみステレオ)
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)同:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
(3)同:ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
ゲザ・アンダ(P & (1)指)ケルン放送SO.
録音:(1)1969年11月28日ケルン、WDRフンクハウス第1ホール(ライヴ)
(2)(3)1955年7月22日ケルン、WDRフンクハウス第2ホール
[CD 2]モノラル
(1)ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番Op.5
(2)同:3つの間奏曲Op.117
(3)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ゲザ・アンダ(P)
録音:(1)1957年11月16日(2)1960年4月6日(3)1955年7月22日
ケルン、WDRフンクハウス第2ホール
WDRアーカイヴのオリジナル・マスター使用によるアンダのシリーズ第2弾。ベ
ートーヴェンは協奏曲がアンダお得意の弾き振りによるもの。また、ソナタは
全集録音には至らなかったため貴重で、ここでの2曲も初出のレパートリーと
なります。さらに、情熱的なソナタやじっくりと聴かせる間奏曲のブラームス
も素敵ですが、圧巻はリスト。超絶技巧を要し特異な様式で知られる内容は、
リストと同じハンガリー生まれでヴィルトゥオーゾの系譜を引くアンダの構成
のうまさもあって、アルバム最大の聴きものとなっています。
アウディーテほか幾多のレーベルでも証明済みですが、WDRによる放送用記録
音源は驚異的なクオリティ。今回もアンダの腕前を存分に堪能できます。協奏
曲のみステレオ・ライヴで、ほかはすべて放送用スタジオ録音(モノラル)。





<haenssler>
93 215 \2250
モーツァルト:
(1)交響曲第19番変ホ長調KV.132
(2)交響曲第34番ハ長調KV.338
(3)交響曲第36番ハ長調KV.425「リンツ」
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)(2)2006年9月13日(3)2006年9月15日
シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ)

93 216 \2250
モーツァルト:
(1)交響曲第32番ト長調KV.318
(2)交響曲第28番ハ長調KV.200
(3)交響曲第35番ニ長調KV.385「ハフナー」
(4)交響曲第31番ニ長調KV.297「パリ」
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2006年9月シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ)
ノリントン&手兵シュトゥットガルト放送響によるモーツァルト・シリーズ、
ここに完結!今回も2タイトル同時のリリースで、「リンツ」ほか第5集3曲と
「ハフナー」「パリ」をふくむ第6集の4曲というラインナップです。
このうえなくあたたかく透明感を保持した美しいひびき。そして刺激的なアプ
ローチ。ノリントンは志向する音楽について自ら熱く雄弁に語ることで知られ
ますが、実際出てくる音に力みは感じられず無理なく聴かせます。弦楽器のノ
ンヴィブラート演奏を基調とするシュトゥットガルト・サウンドがもたらした
成果はこれまで数知れませんが、あえていうならノリントンが苦手なかたでさ
えもこのモーツァルトは認めざるを得ないところ。シリーズ全19曲は今後、当
コンビの代表作となるのはまず疑いないでしょう。




<EUROARTS>
20 72268(DVD-Video) \2580
(1)ホルスト:組曲「惑星」
(2)ドビュッシー:交響詩「海」
ユージン・オーマンディ(指)
フィラデルフィア管弦楽団
フィラデルフィア・メンデルスゾーン・クラブ(女声合唱)
マリー・ザッツマン(合唱指揮)
収録:1977年6月24-26日フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック
(ライヴ)
(監督:カーク・ブロウニング / 映像制作:ユニテル・クラシカ)
収録当時オーマンディ78歳、1977年のライヴは過去にレーザーディスクや国内
ではDVDでもリリースされたこともありますが、ともに廃盤により入手難となっ
ていたため、このたびの復活はファンにはうれしいところでしょう。ゴージャ
スなひびきによる2大名曲は、理屈抜きにオケを聴く醍醐味ここに極まれりと
いった内容。オーマンディのトレードマーク、ワシのようにするどい眼差しが
睨みをきかすさまが、じっさいに確かめられるのも映像作品ならではの楽しみ
といえます。

=ディスカヴァリー=
20 56138(DVD-Video) \2180
R.シュトラウス:アルプス交響曲
ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
収録:1998年9月22日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
お求めやすい価格で、クラシックの名曲を、えりすぐりの名演奏と詳細なド
キュメンタリーで紐解く“ディスカヴァリー・シリーズ”。シノーポリと手兵
ドレスデンによるアルプス交響曲ライヴは、ALTHAUSからリリースの「ドレス
デン国立歌劇場管弦楽団450周年記念コンサート」に収録されていた演奏と同一
の内容。当作品を献呈され、シュトラウス演奏の伝統が息づくドレスデンによ
る演奏はほかにはない魅力が満点。当コンビでは1993年のライヴもたいへん劇
的なものでしたが、記念演奏会ということでここではよりいっそう演奏にも熱
がこもります。
ドキュメンタリー・パートの案内役は高名な音楽ジャーナリスト、ハバクク・
トレイバー。





<HUNGAROTON>
HDVD 32553/54(DVD-Video) 2枚組 \5680
音声:ハンガリー・英・独・仏
字幕:ハンガリー・英・独・仏
「モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集」
ヴァイオリン協奏曲第1番-第5番
協奏交響曲変ホ長調KV.364
コンチェルトーネ ハ長調KV.190
ロンド ハ長調KV.373
ロンド 変ロ長調KV.269
アダージョ ホ長調KV.261
バルナバーシュ・ケレメン(Vn & 指)
カタリン・コカシュ(Vn & Va)
フェレンツ・エルケル室内管弦楽団
収録:2006年5月12 & 24日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、
ベラ・バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール(ライヴ)
確かなテクニックと切り込み鋭いアプローチが痛快、ヴァイオリン好きから注
目を集めるケレメン。最新作はヴァイオリン協奏曲をはじめ、モーツァルトの
オケつきヴァイオリン曲全集の映像作品という見ごたえ、聴きごたえたっぷり
の内容です。しかもすべてライヴ。才気のかたまりのようなヴァイオリン・ソ
ロが、編成を絞ったオケによく映えます。さらにイケメン、ケレメンの立ち姿
を拝めるのもファンにはたまらないところ。なお、カデンツァはすべてケレメ
ンの自作。




<King International>
KDC 5033/34(2CD+1DVD VIDEO) \4500
日本語解説書付
<harmonia mundi France>
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全集)
(1)第1番ト長調 (2)第2番ニ短調 (3)第3番ハ長調 (4)第4番変ホ長調 
(5)第5番ハ短調 (6)第6番ニ長調
ジャン=ギアン・ケラス (チェロ)
ハリとバネのある音色と甘いマスクで日本にもファンの多いジャン=ギアン・
ケラス。日本公演でも評判の高かったバッハの無伴奏がついにCD登場。バッハ
の音楽が持つ深い精神性と自由な躍動感が見事に共存した稀なる演奏となって
います。ボーナスDVD(NTSC方式)では、組曲第3番全曲の演奏姿が収められてい
て、レコーディング風景やインタビューも見られる貴重盤となっています。

KDC 5035/36 2枚組 \4500
日本語解説書付
<harmonia mundi France>
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
(1)第1番ヘ長調 作品18の1 (2)第2番ト長調 作品18の2 
(3)第3番ニ長調 作品18の3 (4)第4番ハ短調 作品18の4 
(5)第5番イ長調 作品18の5 (6)第6番変ロ長調 作品18の6
東京クァルテット
世界を代表する弦楽四重奏団東京クヮルテット。彼らがBMGの全集から15年を
経て、ベートーヴェンの初期四重奏曲を再録しました。彼らにとって特別な存
在のベートーヴェン作品だけに、ボルテージの驚くべき高さと円熟で奇跡の演
奏となっています。

KDC 5037 \2500
日本語解説書付
<BIS>
ドビュッシー:ピアノ曲全集 vol.4
(1)12の練習曲(1915) 
(2)新発見の練習曲(「組み合わされたアルペジオのための練習曲」の初稿)
(1915) 
(3)間奏曲(ピアノ三重奏曲からの編曲)(1880/1882) 
(4)6つの古代の墓碑銘〔独奏版〕(1914/15) 
(5)燃える炭火に照らされた夕べ(1917)
小川典子(ピアノ)
演奏活動20周年を迎える小川典子の新録音はドビュッシーの練習曲集。難物と
して知られるこの作品に小川が挑戦。技巧の鮮やかさはいつもながら、曲の良
さを再認識させられる語り口の巧さが光ります。近年発見された2篇も含め、
ドビュッシー・ファン必聴の一枚です。2月19日の記念コンサートでは練習曲
全曲が披露される予定。





<WERGO>
KDC 5042/43 2枚組 \4000
★日本語解説書付
ベルント・アーロイス・ツィンマーマン(1918-1970):
兵士たち(4幕から成るオペラ)
ミヒャエル・ギーレン(指)ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団
ゾルタン・クレーメン(Bs、ヴェーゼナー) 
エディット・ギャブリー(S、マリー)
ヘルガ・イェンケル(Ms、シャルロッテ) 
マウラ・モレイラ(A、ヴェーゼナーの老母)
クラウディオ・ニコライ(Br、シュトルツィウス) 
エリザベート・シェルテル(A、シュトルツィウスの母)
リアーネ・シネク(Ms、ド・ラ・ロッシュ伯爵夫人)
ヴィッリ・ブロックマイアー(T、若い伯爵・伯爵夫人の息子)
アントン・デ・リッダー(T、デポルト)
エーリッヒ・ヴィンケルマン(B、フォン・シュパンハイム伯爵、大佐)
アルベルト・ヴァイケンマイアー(T、ピルツェル) 
ハイナー・ホルン(Br、アイゼンハルト)
ゲルト・ニーンシュテット(Br、オーディ) 
カミッロ・メゴール(Br、マリ)
ノルマン・パイゲ、フーベルト・メーラー、
ヘリベルト・シュタインバッハ(T、若き将校)
録音:1965年2月21-22日、3月2-3日(WDR Grosser Sendesaalスタジオ)
大事件。ドイツの現代音楽の名門レーベルWERGOがLPで発売して以来ずっと幻の
音源とされていたツィンマーマンの「兵士たち」が遂に初CD化されることとな
りました!
ツィンマーマン(1918-1970)は、ドイツの作曲家。彼の作風の特徴の一つが、引
用の技法を用いているということ。バロックからロマン派、さらに民俗音楽、
ジャズなど様々なジャンルの音楽のエッセンスが隠し画のように取り入れられ
ています。この引用の技法は、このオペラでも用いられています。さらにこの
「多元主義」は、視覚的にもこのオペラに現われます。たとえば第2幕の終りで
は、舞台上に3つの段が用意され、3つの場面が同時進行します。
初演にあたり、この作品はあまりにも難しく演奏不可能であるとサヴァリッ
シュやヴァントに言われて、初演時期がなかなか決まらなかったなど、数々の
困難を伴いました。最終的に、若き日のギーレンに棒が託されましたが、その
リハーサルは壮絶でした・・・。ソリスト歌手たちの練習は実に370回、声楽
アンサンブルの練習が100回、さらにステージでの立ち稽古も60回以上。さら
に、オーケストラ稽古が25回、全曲の通し稽古も実に10回(うち7回はピアノで
なくオーケストラとの練習)。この作品の上演に対する当時の劇場関係者およ
び演奏者たちの使命感がいかに強かったか、ということを感じさせられます。
初演はチケットも早々に売り切れる大好評、一部否定的な見方をする批評家た
ちもいましたが、大絶賛で終わりました。この、厳しい初演を実現したメンバ
ーたちによる演奏の録音が、このCDです。普通に聴いていても「演奏するのは
たしかに難しいだろう」と感じられるこの作品ですが、劇的で、うねるような
圧倒的迫力。人間誰もが心の奥底に持っている、ドロドロした部分が冒頭から
炸裂しています。
2008年5月には、新国立劇場で若杉弘の指揮で公演が予定されており、2008年
最大の話題オペラとなること間違いなしといえるでしょう。
あらすじは、小間物商人の娘マリーが、婚約者がいながら兵士たちと逢瀬を重
ね、道を踏み外し、乞食、娼婦へと身を窶していくというもの。ドロドロの人
間ドラマが繰り広げられています。
(※「軍人たち」とする場合もありますが、ここではニューグローヴ音楽辞典
に倣って「兵士たち」とします)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.26-1

2007年12月29日 15時59分24秒 | Weblog
<Hyperion>
CDA 67600 \2180
SACDA 67600(SACD-Hybrid) \2850
雪の中で燃える炎 ――
作曲者不詳:Hanacpachap Cussicuinin
フアン・ダ・アラウホ(1646-1712):
Dixit Dominus、Silencio、Dime, amor、!A, de la region de luces!、!A,
del cielo!、!Fuego de amor!、En el muy gran Padre Ignacio
ディエゴ・ホセ・ダ・サラザール(c.1660-1709):
!Salga el torillo hosquillo!
フアン・ダ・アラウホ:Dios de amor、!A, del tiempo!
ジェフリー・スキッドモア(指揮)、
エクス・カシドラ・コンソート&バロック・アンサンブル
2003年にリリースされた「ニュー・ワールド・シンフォニー-ラテンアメリカ
のバロック音楽」(CDA 67380)、続いて2005年にリリースされた「月、太陽と
全てのもの-ラテンアメリカのバロック音楽第2集」(CDA 67524)の2タイトルが
BBCミュージック・マガジン、グラモフォン、デイリー・テレグラフ、サンデ
ー・タイムズなどの各メディアから絶賛されたスキッドモア&エクス・カシド
ラの新作が登場!
前2作と同じくラテン・アメリカの音楽を取り上げた「雪の中で燃える炎」で
中心となっているのは、18世紀ラテンアメリカ最大の作曲家と名高いフアン・
ダ・アラウホの作品。
アラウホは、幼い頃にスペインから渡ったペルーを追放されパナマへと逃れ、
その後ペルーのリマに戻りボリビアのラプラタでその生涯を閉じたとされてい
る。18世紀ラテンアメリカ最大の作曲家という名声とは反比例するように演奏
の機会に恵まれないアラウホの作品だが、その桁外れの創造力と音楽的才能を
確かめることの出来る重要な記録がこの「雪の中で燃える炎」なのである。
バロック時代、特にラテンアメリカ音楽の演奏と発掘では他の追随を許さない
エクス・カシドラの歌声と音色が、ベールに包まれたアラウホの音楽を解き明
かす。

CDA 67632 2枚組(1枚分価格) \2180
M・クレメンティ:ピアノ・ソナタ全集Vol.1 ――
ソナタ変ホ長調Op.1-1/同ト長調Op.1-2/同変ホ長調Op.1-3/同へ長調Op.1-4
/同イ長調Op.1-5/同ホ長調Op.1-6/同ハ長調Op.2-2/同イ長調Op.2-4/
同変ロ長調Op.2-6/同ト長調WO.14(Op.1-2の第1楽章の異版)/
同変ホ長調Op.7-1/同ハ長調Op.7-2/同ト短調Op.7-3/同ト短調Op.8-1/
同変ホ長調Op.8-2/同変ロ長調Op.8-3/同ソナタ変イ長調WO.13
ハワード・シェリー(ピアノ)
クレメンティのピアノ・ソナタはまとまった形での録音が極僅かしか存在して
おらず、「6つのピアノ・ソナタOp.1」の全曲収録もおそらく初めてとなるだ
けにこの全曲を網羅するシリーズは意義深いものとなることは間違いない
18世紀後半から19世紀前半にかけてピアニスト、作曲家、教師そして楽器製作
者など広い分野で活躍したクレメンティ。
現在では“ソナチネ”が最も有名なクレメンティだが、1781年には同世代で当
時25歳のモーツァルトとピアノの競演を行ったという有名な逸話も残っている。
約100曲というクレメンティのピアノ・ソナタに取り組むのは、ピアノ王国ハ
イペリオンでも一際存在感を発揮してきたハワード・シェリー。ちなみにピア
ニスト、指揮者として驚異的な活動を続けるハワード・シェリーにとって今回
のリリースが自身通算100枚目のアルバムとなる。

CDA 67672 \2180
B・マルティヌー:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集Vol.2 ――
ヴァイオリンとピアノ、打楽器を伴う弦楽オーケストラのためのコンチェルト
・ダ・カメラH.285/ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための協奏曲H.342/
チェコ狂詩曲H.307a(ジリー・テムル編曲による管弦楽伴奏版)
ボフスラフ・マトウシェク(ヴァイオリン)、
カレル・コシャーレク(ピアノ)、
クリストファー・ホグウッド(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック管弦楽団
第1巻(CDA 67671)がリリース以来好調なセールスを記録しているマルティヌー
の「ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集」から第2集が早くも登場。
マトウシェク、ホグウッド&チェコ・フィルという強力な演奏者陣を中核とす
るこのシリーズは、世界初録音となる作品や祖国チェコ以外では演奏機会に恵
まれていない傑作など豊富なレパートリーによって構成される。
ヴァイオリンにはミルシテインの門下生で読売日本交響楽団の元コンサートマ
スターとして活躍したマトウシェク。指揮者とオーケストラには前作同様、名
匠ホグウッドとマルティヌーにも縁の深いチェコ・フィルが起用されており継
続性が重視されているのも嬉しいところ。

CDA 67572 \2180
A・ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調Op.21
J・スーク:エレジー 変ニ長調Op.23
A・ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番ト短調Op.26
フロレスタン・トリオ
2000年にはこれまでの功績が認められロイヤル・フィルハーモニック協会室内
楽部門賞を授与されるなど、長きにわたってハイペリオンの室内楽シーンを牽
引してきた世界屈指のピアノ三重奏団フロレスタン・トリオ。
スラヴの熱き情感にあふれた2つピアノ三重奏曲。既にリリースされている
「第3番Op.65&第4番Op.95《ドゥムキー》」(CDA 66895)とあわせてここにフ
ロレスタン・トリオのドヴォルザーク全集が完成となる。
また2曲のピアノ三重奏曲に挟まれるようにカップリングされた「エレジー」
は、ユリウス・ゼイエルの追悼のためにスークによって1902年に書かれた美し
き珠玉の小品である。

CDA 67644 \2180
C・アイヴズ:歌曲集-セントラル・パークのロマンス ――
オン・ザ・カウンター/サーカス・バンド/2つの小さな花(その花に捧げる)
/イルメナウ/ナイト・ソング/ダウン・イースト/プレモニション/予言者
/母が教えてくれた歌/裏通りで/霞/ゼイ・アー・ゼアー!/フランダース
の野で/南風/わが祖国/ウォッチマン/子供たちの時間/エヴィデンス/
ワールド・ワンダラー/ゆっくりしたマーチ/オーメンとオラクル/夕暮れ
の鐘/アレグロ/夕暮れ/ラスト・リーダー/エディスへ/川のほとり/クリ
スマス・キャロル/ライト・ザット・イズ・フェルト/セントラル・パーク
のロマンス
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)、マグヌス・ジョンストン(ヴァイオリン)
シューベルト、シューマン、フォーレなど世界中のリスナーやメディアから称
賛を浴びるハイペリオン歌曲集シリーズで一味違ったカラーを打ち出したアイ
ヴズの歌曲集の第2弾。
第1巻(CDA 67516)と同じく、若き期待のバリトン歌手ジェラルド・フィンリー
と、一流の歌い手たちから厚い信頼を受けるジュリアス・ドレイクのコンビは
ここでも健在。アルバム・タイトルにもなっている「セントラル・パークのロ
マンス」など30の歌曲からは、アイヴズの多彩な表情を感じ取ることができる
だろう。

CDA 67668 \2180
アルパとオメガ ――
アントニー・ピッツ(1969-):
エルサレムの平和/サンクトゥスとベネディクトゥス/1000年/鳩/イエス
が言われた“我は”(The 'I AM' Sayings of Jesus)
アントニー・ピッツ(指揮)、トヌス・ペレグリヌス
名匠エドワード・ヒギンボトムの下で研鑽を積んだアントニー・ピッツによっ
て結成され、鮮烈なデビューによってイギリスの合唱シーンに旋風を巻き起こ
した若き精鋭集団トヌス・ペレグリヌス。
「7つの手紙」(CDA 67507)に続くハイペリオンからの2枚目のリリースとなる
「アルパとオメガ」もディレクターを務めるアントニー・ピッツの合唱作品
集。「我はアルパなり、オメガなり」などキリストが残した言葉を題材とした
「イエスが言われた“我は”」といった宗教的な題材を持った5つの合唱作品
を収録している。

CDA 67612 \2180
オルガン・ファイヤーワークスXII ――
D・ブクステフーデ:
前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調、前奏曲とフーガ ト短調
ペトル・エベン(1929-2007):ブクステフーデへのオマージュ
N・ガーデ:交響的小品ヘ長調
J・ラインベルガー:トヌス・ペレグリヌスの幻想曲
L・ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
M・デュプレ:前奏曲とフーガ ト短調
J・ブラームス(E・ルメア編):大学祝典序曲Op.80
S・カルク=エラート:B-A-C-Hによるパッサカリアとフーガ Op.150
クリストファー・ヘリック(オルガン)
ハイペリオン専属のオルガン奏者クリストファー・ヘリックの演奏による人気
シリーズ「オルガン・ファイアーワークス」も今回のリリースが第12集。これ
までの第1巻から第11巻でもヨーロッパを中心とした世界各国のオルガンを弾
いてきたヘリックが、第12巻ではデンマークのハーザースレウ大聖堂のオル
ガンを演奏。バラエティに富んだプログラムは健在!




<Helios>
CDH 55293 \1280
中世のロマン-1340年から1440年のフランスの歌曲とモテット ――
作曲者不詳:Quiconques veut d’amors joir
作曲者不詳:Je languis d’amere mort
ソラージュ(14世紀):Joieux de cuer en seumellant estoye
作曲者不詳:Quant voi le douz tans、En mai
J・D・ポルタ:Alma polis religio、Axe poli cum artica
ギョーム・ド・マショー(c.1300-1377):C'est force, faire le weil
パオロ・ダ・フィレンツェ(c.1355-a.1436):
Sofrir m'estuet et plus non puis durer
作曲者不詳:Plus bele que flors、Quant revient、L'autrier jouer
ギョーム・ド・マショー:Tant doucement me sens emprisonnes
作曲者不詳:Plus bele que flors、Quant revient、L'autrier jouer
作曲者不詳:Mais qu'il vous viengne a plaisance
ジャコブ・ド・サンレーシュ(14世紀):En ce gracieux tamps joli
ギョーム・ド・マショー:Comment qu’a moy lonteinne
ギョーム・デュファイ(c.1400-1474):Je requier a tous amoureux
ギョーム・デュファイ:Las, que feray ? Ne que je devenray ?
ジレ・ヴェリュ(15世紀):Je voel servir plus c’onques mais
ヨハネス・デ・リンブルジア(fl.1400-1440):Tota pulcra es, amica mea
クリストファー・ペイジ(指揮)、ゴシック・ヴォイセズ
マショー、デュファイ、ソラージュ・・・中世フランスの「歌」が最高の演奏
で蘇る。CDA 66463からの移行再発売。

CDH 55260 \1280
イギリス古典派のヴァイオリン協奏曲集 ――
ジェームズ・ブルックス(1760-1809):ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調
トーマス・リンリー・Jr(1756-1778):ヴァイオリン協奏曲ヘ長調
トーマス・ショー(c.1755-1830):ヴァイオリン協奏曲ト長調
サミュエル・ウェスリー(1766-1837):ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)、
ピーター・ホルマン(指揮)、パーリー・オブ・インストゥルメンツ
モーツァルトと同時期に活躍したイギリスの天才たちによる知られざる協奏曲
集。CDA 66865からの移行再発売。




<Canal Grande>
CG 08016 10枚組 \8800
W・A・モーツァルト:ピアノ協奏曲全集
ヨス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)、アニマ・エテルナ
1990年から1991年にかけて録音が行われ、巨匠インマゼールの代名詞として
長く親しまれて続けてきたモーツァルトの独奏ピアノのための協奏曲集。
入手困難の状態が続いていた全10枚を1つにまとめたボックス・セットが装い
も新たにカナル・グランデ(Canal Grande)から復活リリース!
クリストファー・クラークが製作したワルター・モデルのフォルテピアノを使
用したインマゼールと手兵アニマ・エテルナの名演が再び輝く。





<Metronome>
METCD 1078 2枚組 \3650
J・S・バッハ:イギリス組曲BWV.806-811
キャロル・セラシ(ハープシコード)
メトロノーム(Metronome)からのデビュー・レコーディングとなった「エリザ
ベト・ジャケ・ド・ラ・ゲールのハープシコード組曲全集」(METCD 1026)が
1999年のグラモフォン賞バロック器楽部門に輝くなど、豊かな音楽性と卓越し
た技術で世界中からの支持を集めるスウェーデン生まれの女流鍵盤奏者キャロ
ル・セラシ。
2004年にリリースされた「ブラスコ・デ・ネブラの作品集」(METCD 1064)に続
くメトロノームからの7枚目のリリースとなる待望の新作は大バッハの偉大な
る名作「イギリス組曲」の全曲録音!
セラシはこのイギリス組曲のレコーディングに、ケネス・ギルバート・コレ
クションでシャトレー・ミュージアムから貸与されたブランシェ=タスカン
製の貴重なハープシコードを用いており、18世紀に製作された楽器が奏でる
バッハの音色も非常に興味深いところ。古楽ファン要チェック!

METCD 1061 \2300
A・ヴィヴァルディ:
協奏曲ニ長調《ラ・パストレッラ》RV.95/同ト短調RV.103/
ソナタ ハ長調RV.801/協奏曲ト短調RV.105/トリオ・ソナタ ハ長調RV.82
/ソナタ イ短調RV.86
パメラ・トービー(リコーダー)、ペネロペ・ラプソン(ディレクター)、
フィオーリ・ムジカーリ
スコットランドが生んだリコーダーの世界的名手パメラ・トービーがソリスト
として加わったヴィヴァルディの室内楽作品集がメトロノームから登場!
パメラ・トービーはハジェット&ソネリーとのコンビで録音を行い、リン
(Linn)からリリースされた「バロック時代のリコーダー協奏曲集」(CKD 217)
で充実の名演を展開しているだけに、このフィオーリ・ムジカーリとのヴィ
ヴァルディにも自然と期待が高まる。
フィオーリ・ムジカーリは、1983年にイギリスの鍵盤奏者ペネロペ・ラプソ
ンをディレクターとして結成されたピリオド・アンサンブル。モーツァルト
以前のバロック時代に作曲された名作の演奏、知られざる作品の発掘を活動
の柱としており、ゼレンカの「レクイエム ハ短調」(1733)のイギリス初演も
手懸けた実績を持つ。

METCD 1028 \2300
エイドリアン・ウィリアムス(1956-):チェロのための作品集 ――
春のレクイエム/4つの哀歌/精神の映像/無伴奏チェロ・ソナタ
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
エイドリアン・ウィリアムス(ピアノ)
1978年に22歳という若さでメニューイン賞で優勝を果たし、1983年にはチャ
ーターハウス・スクールのコンポーザー・イン・レジデンスに就任。プレス
テージ国際音楽祭を創設するなど精力的な活動を続ける音楽家エイドリアン
・ウィリアムスのチェロ・アルバム。
イギリスのロマン派音楽と独自の手法を融合させたウィリアムスのチェロ作
品を演奏するのは、長きにわたってイギリスを代表するチェロ奏者として旗
手を務めてきた名チェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュ。経験に裏打
ちされた確かな技術と表現力がウィリアムスの新たな音楽を届けてくれる。





<Capriccio>
71134(SACD-Hybrid) \3250
20世紀のポートレート-
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-):
歌劇《バッカスの巫女》からの組曲/夜曲とアリア/交響曲第8番
クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)、
マーカス・ステンツ(指揮)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
20世紀の音楽界に大きな影響を与えた作曲家たちの知られざる作品を紹介する
シリーズの最新作はヘンツェ。
若き頃から書き続けてきた歌劇やバレエ、交響曲などの大規模なスケールの作
品の成功によって現代ドイツを代表する作曲家としての立場を確立したヘン
ツェは、80歳を超えた現在でも大きな存在感を放ち続けている。
1966年のザルツブルク音楽祭で初演された「バッカスの巫女」からの組曲、
1993年10月1日にボストンで初演が行われた「交響曲第8番」などの大作を音楽
総監督マーカス・ステンツ率いるケルン・ギュルツェニヒ管がヘンツェの世界
を濃厚に描いている。

60135 \3250
L・シュポア:オラトリオ《四終》
アンナ・コロンディ(ソプラノ)、ヴァネッサ・ダルコウスキ(アルト)、
イェルク・ダルミュラー(テノール)、ウラディミール・バイコフ(バス)、
ブルーノ・ヴァイル(指揮)、
カペラ・コロニエンシス、コアーヴェルク・ルール
4曲のクラリネット協奏曲に代表される器楽作品や交響曲、声楽作品など、現
在まで脈々と伝わる名作を生み出したロマン派初期のドイツ人音楽家ルイ・
シュポア。
ロマン派後期へと続く道筋を切り開くなど後世にも大きな影響を与えたシュポ
アの代表作「最後の審判」と並び称されているのが、「死、最後の審判、地
獄、天国」を意味したキリスト教の教え「四終」を題材として1826年にカッセ
ルで作曲されたオラトリオ「四終」である。
1954年の創設以来半世紀という歴史を持つドイツのピリオド・アンサンブルで
ある「カペラ・コロニエンシス」が、この作品の価値と位置付けをさらに高め
ることになるだろう。2006年のライヴ録音。

67197 \2180
エルンスト・クルシェネク(1900-1991):
弦楽四重奏曲第3番Op.20/同第5番Op.65
ペーターゼン・クヮルテット
オーストリア時代にはナチスによる弾圧を受けながらも、アメリカへと活躍の
場を移し激動の時代を生き抜いたエルンスト・クルシェネク。小澤征爾がウィ
ーン国立歌劇場で歌劇「ジョニーは演奏する」を取り上げたことによって、日
本でも知名度が高まり再評価が進められている。
この第3番&第5番の録音は、アルバン・ベルク弦楽四重奏団の後継者と称され
るペーターゼン・クヮルテットにとって第1番&第7番(Capriccio 67015)の録
音に続く2枚目のクルシェネク・アルバムとなる。

67199 \3250
ヴェネツィアの室内楽作品 ――
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):6つのソナタOp.10-3
アントニオ・ベルタリ(1605-1669):
5声のソナタ、6声のソナタ、ソナタ第11番
マッシミリアーノ・ネーリ(1623-1673):
ソナタOp.1-1、同Op.2-5、カンツォーナOp.1-2
クリストフ・ティンペ(ヴァイオリン)、アカデミア・ペル・ムジカ
ローマを活動の拠点としているドイツのバロック・ヴァイオリン奏者クリスト
フ・ティンペが率いるローマのピリオド・アンサンブル「アカデミア・ペル・
ムジカ」。
イタリアのバロック音楽を専門としてきた「アカデミア・ペル・ムジカ」が新
たに録音をを行ったのは、17世紀のヴェネツィアで名を馳せた3人の作曲家レ
グレンツィ、ベルタリ、ネーリ。イタリア・バロックの奥深さを再認識させて
くれるアルバムである。

67198 \3250
F・シューベルト:
夕焼けD.690、山々D.634、鳥D.691、少年D.692、流れD.693、ばらD.745、
蝶々D.633、さすらい人D.649、乙女D.652、星D.684、茂みD.646、ロマンス
L・シュポア:歌とクラリネットとピアノのための《6つのドイツ歌曲》
白井光子(メゾソプラノ)、
ハルトムート・ヘル(ピアノ)、エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)
ドイツ・リートの世界的権威であり、日本を代表するメゾソプラノ歌手、そし
てカプリッチョ(Capriccio)の中心的存在を担ってきた白井光子のシューベル
ト&シュポア。
長年デュオを組んできたハルトムート・ヘルはもちろんのこと、シュポアで
はバイエルン放送響の主席クラリネット奏者として活躍した名手ブルンナー
も演奏に加わるなどドイツ・リートの醍醐味を味わえる。シューベルトは
1986年、シュポアは1993年の録音。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.26-2

2007年12月29日 15時58分54秒 | Weblog
<Clarinet Classics>
CC 0055 \2180
クサヴァー・ルフェーヴル(1763-1829):クラリネット・ソナタ集Vol.1 ――
ソナタ第1番ハ長調/同第3番ト長調/同第5番ニ短調/同第7番イ短調/
同第9番ト長調/同第11番ホ短調
コリン・ローソン(クラリネット)、クレール・シリオン(チェロ)
1802年に出版された著書「クラリネット奏法」によってクラリネット関係者に
その名を知られているクサヴァー・ルフェーヴル。モダン楽器によるルフェー
ヴルのソナタの録音は既に存在しているが、ピリオド楽器のクラリネットと
チェロという組み合わせでの録音はこれが世界初録音となる。第2集のリリー
スも予定されており、作曲当時の楽器の響きによるルフェーヴルのソナタを
聴ける画期的な録音である。
クラリネットのコリン・ローソンは、ハノーファー・バンドやイングリッシュ
・コンソート、ロンドン・クラシカル・プレーヤーズのメンバーとして国際
的なキャリアを積んだベテラン奏者。フランスの若手女流チェリスト、クレ
ール・シリオンの音色が土台となってローソンのクラリネットを一層引き立
てている。

CC 1016 \2180
初期イタリアのチェロ作品集 ――
ドメニコ・ガブリエリ(1651-1690):
リチェルカーレ第1番ト短調、同第6番ト長調、ソナタ ト長調(第1稿)、
リチェルカーレ第7番ニ短調、同第5番ハ長調、同第3番ニ長調、
2台のチェロのためのカノン、ソナタ イ長調、リチェルカーレ第4番変ホ長調、
同第2番イ短調、ソナタ ト長調(第2稿)
フランチェスコ・ロニョーニ(?-b.1626):「ある日のスザンナ」より
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
カンツォーナ第5番、同第7番、同第8番
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラヴェルデ(fl.1638):
ファンタジア第9番
リチャード・タンニクリフ(チェロ&バス・ヴァイオリン)、
ジェームズ・ジョンストン(チェンバロ&オルガン)、
パウラ・シャトーヌフ(テオルボ)、
セバスティアン・コンベルティ(チェロ)
自身もチェロの名手だったドメニコ・ガブリエリの現存する全てのチェロ作品
を収録したこの「初期イタリアのチェロ作品集」。他にもロニョーニ、フレス
コバルディ、サラヴェルデなど16世紀から17世紀にかけてイタリアで活躍した
音楽家たちのチェロ作品を凝縮しており資料的価値も充実した作品集に仕上が
っている。
鬼才ベズノシウクが率いるエイヴィソン・アンサンブルの主席チェロ奏者、エ
イジ・オブ・エンライトメント管の客演主席奏者などを務めるイギリスのチェ
リスト、タンニクリフの優れた感性が作品に新たな息吹きを与えている。また
曲によって「C・D・G・A」と「C・G・D・G」の2種類のチューニングを使い分
けている点も興味深い。

CC 1020 \2180
カプリチオーソ-青空の下で ――
C・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
N・パガニーニ:奇想曲第9番、同第13番、同第17番、同第24番
J・ブラームス:ハンガリー舞曲第2番ニ短調
A・アリャビエフ:エレジー、青空の下で
A・アレンスキー:鈴蘭Op.33-2、奇想的舞曲Op.12-2
N・リムスキー=コルサコフ:「金鶏」による幻想曲
P・I・チャイコフスキー(グレン編):ロマンスOp.5
A・アレンスキー:ロマンスOp.56-2
J・S・バッハ(グノー編):アヴェ・マリア
アレクサンドル・ルーディン(チェロ)、ヤナ・イワイロワ(ソプラノ)、
ウラディミール・スカナヴィ(ピアノ)、
ヴィクトル・ギンスブルク(ピアノ)、
ムジカ・ヴィヴァ室内管弦楽団
アレクサンドル・ルーディンは、1982年の第7回チャイコフスキー国際コンク
ールでメネセスに次ぐ第2位を獲得した実力と実績を持つ現代ロシア音楽界を
代表する重要アーティストの1人。これまでにチェロ・クラシックスからは
ミャスコフスキー(CC 1012)、トリックリール(CC 1015)のリリースを行って
おり、この「カプリチオーソ」が3枚目となる。
サン=サーンスやパガニーニの奇想曲、スヴェトラーノフやフェドセーエフ、
プレトニョフらと共演を重ねてきたソプラノ奏者イワイロワが歌うアレンス
キーやアリャビエフなど多彩な小品がズラリと並んでおり聴き応え十分!ロ
シアの伝統を受け継いだチェロの歌を存分に堪能することができる。





<MSM>
MSM 0009 \1500
ポール・アシャック-ポートレート ――
ヌティーレ:ママ、何が知りたいの?
デ・クルティス:帰れソレント
ファルヴォ:君に告げて
ブッツィ=ペッチア:ロリータ
プッチーニ:歌劇《西部の娘》より
ジョルダーノ:愛さずにはいられないこの思い
プッチーニ:妙なる調和、誰も寝てはならぬ
ヴェルディ:あれかこれか、ほおの涙が
チレア:よくある羊飼いの話
レオンカヴァッロ:衣裳をつけろ
カペル:汝にのみ語る愛
ヴェルディ:喜べ、第1幕の二重唱
ポール・アシャック(テノール)、様々なアーティスト
イギリスのアーティスト・マネージメント会社「マイケル・ストアーズ・ミュ
ージック」の自主制作盤からヒストリカル音源が登場。
1923年にマルタで生まれたアシャックは、1950年代のイタリアとイギリスを主
な活躍の場としたテノール奏者である。アシャックはセッション録音をほとん
ど行っておらず、今回リリースされるのは初出のライヴ音源集という貴重なも
の。




<Signum Classics>
SIGCD 112 \2180
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):ラドローとテムズ河
イアン・ベナブルス(1955-):歌曲集《永遠と哀しみ》
アンドルー・ケネディ(テノール)、
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)、
ダンテ弦楽四重奏団
アンドルー・ケネディは、2002年にロンドン・ヘンデル音楽祭のコンクールで
声楽部賞を勝ち取り、2004年にはキャスリーン・フェリアー賞を受賞。そして
2006年にはロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞を授
与されるなど、輝かしい実績を積み重ねてきたイギリスのテノール。
巨匠コリン・デイヴィスから深い信頼を受けロンドン響のコンサートにソリス
トとして招かれるなど、まさに引く手あまたのケネディはイギリスの次世代を
担う歌い手としてその一挙手一投足に熱い視線が注がれている。最新録音とな
る「ウェンロック・エッジで」をメインとした近現代のイギリス・プログラム
がケネディの意欲と実力を証明する。

SIGCD 113 2枚組 \3500
J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV.846-869
ジル・クロスランド(ピアノ)
ムジークフェラインのブラームスザール(小ホール)でリサイタルを開催しウィ
ーン・デビューを果たしたイギリスの女流ピアニスト、ジル・クロスランド。
クロスランドはロンドンのウィグモア・ホールやサウス・バンクでの定期公演
に加えてバッハを中心としたレコーディングにも取り組んでおり、イギリスで
も指折りのバッハ弾きとしての名声を急速に高めている。非常に丁寧で柔らか
な響きとゆとりを感じさせてくれるテンポが印象的。





<Deux-Elles>
DXL 913 \2180
アチェンド-モンテヴェルディの時代の音楽 ――
A・チーマ:ノヴェッラ、4声のジェンティレ
G・ブオナメンテ:6声のソナタ
A・グランディ:おお、何と貴女は美しい
A・バンキエリ:4声のフェリシアーナ
C・メールラ:5声のカンツォーナ
A・フェッラボスコ:Quoniam tu, Domine
W・バード:女王のアルマン
A・モルタロ:4声のマルヴェッツァ
G・スピアルド:Suono del Ballo de' Selvaggi
A・グランディ:めでたし女王、シオンよ汝の救い主を讃えよ
C・マルヴェッツィ:6声のシンフォニアと間奏曲第4番&第5番
作曲者不詳:古風なシンフォニア
G・カヴァッシオ:モラーリ、ビッナーニ
A・バンキエリ:L’Alcenagina
G・ピッキ:パッサメッツォ
H・デッラ・マリア:スパニョレッタ
ロバート・ハワース(ディレクター)、
イングリッシュ・コルネット&サクバット・アンサンブル
初期バロック時代のイタリアの巨星、クラウディオ・モンテヴェルディと同じ
時代を生きた音楽家たちが書いた器楽合奏のための作品集。16世紀後期の大作
曲家ジョヴァンニ・ガブリエリの作品を彷彿させるような見事な作品の数々は、
当時の作曲様式の魅力を改めて知らせてくれる。
1993年にロンドンの音楽大学で研鑽を積んだコルネット、サクバット奏者を中
心として結成されたイングリッシュ・コルネット&サクバット・アンサンブ
ル。ヘンデルのメサイア(ダブリン初演版/CKD 285)で一躍有名となったダン
ディン・コンソートとの共演で、1999年にエジンバラとアバディーンで演奏
されたモンテヴェルデイの「聖母マリアの夕べの祈り」が絶賛を博すなど、イ
ギリス有数の古楽器アンサンンブルとして活動を続けている。演奏、録音の
両面で強くお薦め出来る1枚。

DXL 1122 \2180
ホルン ――
R・シュトラウス(ハーゼンエール編):
もう一人のティル・オイレンシュピーゲル
A・グラズノフ:牧
/W・A・モーツァルト:ホルン五重奏曲変ホ長調K.407
C・ケックラン:4つの小品
C・ニールセン:セレナータ・インヴァノ
F・プーランク:ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ
スティーヴン・スターリング(ホルン)、フィボナッチ・セクエンス
スティーヴン・スターリングは現在ロンドンのトリニティ・カレッジで教授と
して後進の指導に当たりながら、室内楽奏者、ソリストとしても活動している
イギリスのホルン奏者。
R・シュトラウスの名作を編曲した「もう一人のティル・オイレンシュピーゲ
ル」からプーランクの定番作品までを収録した“ホルン”を主役とするコンセ
プト・アルバムではスターリングのホルンが全編にわたって大活躍!
イギリスのピアノ奏者キャスロン・スタロックが中心となって結成され、ヴァ
イオリンのジャック・リーベックをリーダーとする「フィボナッチ・セクエン
ス」は、弦楽器、管楽器、ピアノによるイギリスの室内アンサンブル。

DXL 1012 \2180
ヴォーン=ウィリアムズ&ラッブラ歌曲集 ――
R・ヴォーン=ウィリアムズ:
4つの最後の歌、フレデゴンド・ショーヴによる4つの詩、静かな昼さがり
E・ラッブラ:
ウィリアム・アラバスターによる2つのソネット、前奏曲第1番-第8番、謎、
ロサ・ムンディ、アヴェ・マリア、オルフェウスとリュート、
ルーン・オヴ・ホスピタリティ、デューン・オヴ・バラ、3つの詩篇
マーク・チャンバース(カウンターテナー)、
デイヴィッド・メイソン(ピアノ)、カラクタクス弦楽四重奏団
イギリスのロイヤル・ノーザン・カレッジでリチャード・ヒル、マイケル・
チャンスから声楽を学んだカウンターテナー、マーク・チャンバースが歌う
20世紀イギリスの歌曲集。
ヴォーン=ウィリアムズの「4つの最後の歌」やラッブラの声楽と弦楽四重奏
のために「アヴェ・マリア」などのプログラムで伸びやかな歌声を聴かせて
くれる。また声楽作品の合間に挿入されたラッブラのピアノ作品「前奏曲」
が良い味を出している。

DXL 883 \2180
アントニオ・ソレル(1729-1783):2台のオルガンのための6つの協奏曲
ガレス・プライス(オルガン)、グラハム・ハウエル(オルガン)
自らもオルガン奏者として数々の要職に就いていた18世紀スペインの音楽家
アントニオ・ソレルのオルガン作品を代表する傑作「2台のオルガンのための
6つの協奏曲」。2人のイギリス人奏者がウールハンプトンの寺院で収録を行っ
た1999年3月の演奏。





<Danacord>
DACOCD 662 \2300
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911):
ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.6、ロマンス ト長調Op.26
ペーター・エラスムス・ランゲ=ミュラー(1850-1926):
ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.69
ラース・ビョルンケア(ヴァイオリン)、
ジョルダーノ・ベリンカンピ(指揮)、オーフス交響楽団 
1968年にロサンゼルス生まれ、デンマークのオーフスで育ったヴァイオリン奏
者ビョルンケアは6歳からレッスンを受け、なんと13歳でデンマークのユトラ
ンド音楽院に入学してしまったという経歴の持ち主。
デンマーク王立管の第1コンサートマスターを経て、2007-08シーズンからはス
ウェーデン王立歌劇場管の第1コンサートマスターに就任している。また2000
年にはデンマーク王立室内管に登壇し指揮者デビューを果たしている。
ノルウェーのスヴェンセンとデンマークのランゲ=ミュラー、北欧の情緒あふ
れる音楽が泉のように湧き出てくる。




<Point>
PCD 5165 \2300
1990年代デンマークの合唱作品集 ――
サンライフ・ラスムセン(1961-):フェロー諸島の5つの歌
エリク・ヨルゲンセン(1912-2005):ノーザン・アトランティックからの歌曲
スヴェン・エリク・ウェルナー(1937-):アフター・トリニタティス
セーアン・バーフォード(1950-):ソネット第33番Op.37
マティ・ボルク(1956-):12の詩
イェスパー・グローヴェ・ヨルゲンセン(指揮)、
コペンハーゲン大学合唱団《リレ・ムコ》
主にデンマークの合唱作品を定期的にポイント(Point)へ録音してきたヨルゲ
ンセン&リレ・ムコのコンビによる新作。今回の作品集では、20世紀を生きて
きたデンマークの作曲家たちが1990年代に作曲した荘厳な合唱作品に焦点があ
てられている。





<Rondo>
RCD 8379 \2300
オット・モーテンセン(1907-1986):歌曲とロマンス(全29曲)
ラース・テオドベルク・ベルテルセン(バリトン)、
トーヴェ・ロンスコウ(ピアノ)
2007年8月18日が生誕100年となったデンマークの作曲家モーテンセンの歌曲
集。ロマンティシズムを大切にしたモーテンセンの音楽に満ちたアルバム。





<New World>
80663-2 \2080
アン・ルバロン(1953-):女教皇ヨハンナ/キリストの変容
クリスティン・ノルデルヴァル(ソプラノ)、
ルーシー・シェルトン(ソプラノ)、他
リゲティに作曲法を師事したルイジアナ出身の女性作曲家アン・ルバロン。
2000年に作曲された女教皇ヨハンナ」、2003年に作曲された「キリストの変
容」は両作品ともソプラノと室内楽という編成による歌曲集である。

80671-2 \2080
リーグ・オヴ・オートマティック・ミュージック・コンポーザーズ1978-1983
電子音楽の演奏

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.25-1

2007年12月27日 15時50分35秒 | Weblog
<DECCA>
4780034 2枚組 2280
0743246(DVD-Video) 3350
「ニューイヤー・コンサート2008」
[収録予定曲]
ヨハン・シュトラウス2世:ナポレオン行進曲作品156
ヨーゼフ・シュトラウス:
ワルツ《オーストリアの村つばめ》作品164
ラクセンブルク・ポルカ作品60
ヨハン・シュトラウス:パリのワルツ作品101
ヴァルサイユのギャロップ作品107
ヨハン・シュトラウス2世:カドリーユ《オルフェウス》作品236
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ギャロップ《小さな広告》作品4
ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ《インディゴと40人の盗賊》序曲
ワルツ《人生を楽しもう》作品340 フランス風ポルカ《閃光》作品271
ポルカ=シュネル《トリッチ・トラッチ》作品214
ヨーゼフ・ランナー:ワルツ《宮廷舞踏会舞曲》作品161
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《とんぼ》作品204
ヨハン・シュトラウス2世:ロシア行進曲作品426
フランス風ポルカ《パリの女》作品238
ヨハン・シュトラウス:中国のギャロップ作品20
ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲作品437
ポルカ・シュネル《インドの舞姫》作品351
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョルジュ・プレートル
録音:2008年1月1日、ムジークフェライン、ウィーン
クラシック・ファンにとって年明けの風物詩といえば、もちろんウィーン・
フィルのニューイヤー・コンサート。テレビやラジオを通じて50か国以上に
放送されるこのコンサートを毎年楽しみにしているファンは多いことでしょ
う。今年はフランスの巨匠ジョルジュ・プレートルが指揮台に招かれました。
ニューイヤー・コンサートの歴史上、フランス人が指揮を務めるのはこれが
初めてとなります。プレートルは1986-91年までウィーン交響楽団の首席指揮
者でもあったので、ウィーンには馴染みの存在でもあります。毎年凝った選曲
で楽しませてくれるこのコンサートですが、今年はプレートルが登場すると
あって、フランスをイメージした作品ばかりで構成されました。《ナポレオン
行進曲》やカドリーユ《オルフェウス》はニューイヤー・コンサートで初めて
採り上げられる作品です。ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世(1855-1907)はウィ
ーン国立歌劇場でカペルマイスターの任に就いていた人物。またマーラーが
指揮者だった時代にはウィーン・フィルのコンサートマスターでもあり、その
後任も務めた存在です。彼の祖父ゲオルクはシューベルトの友人であり、名
ヴァイオリン奏者ヨアヒムの師。ウィーン国立歌劇場の前身、宮廷歌劇場時代
の指揮者やコンサートマスターでもあります。さらに同名の父ヨーゼフはヴァ
イオリン奏者兼作曲家。同じくウィーン宮廷歌劇場の楽長として指揮やコンサ
ートマスターを務めました。2世は2005年に生誕150年、2007年に没後100年を
迎えたことから今回もプログラムに組み込まれたというわけです。また、定番
のアンコールの前に《スポーツ・ポルカ》が入っているのは、2008年にオース
トリア(とスイス)をホスト国としてUEFAヨーロッパ選手権が開催されるため
(ウィーンでは決勝も行われる)。《中国のギャロップ》は北京オリンピックを
考慮してのことでしょうか。元日の楽しみを、テレビだけでなく、是非お手元
に。




<MD+G>
32014742 2080
エルサレム、汝、高くそびゆる都市よ
-メンデルスゾーン、リスト、レーガー、
カルク・エーレルト
ホイヤーのオルガン作品集
メンデルスゾーン:ソナタop. 65, 1
レーガー:コラール・プレリュード op. 67/18
ベネディクトゥス
カルク・エーレルト:カンツォーナop. 86, 2
リスト:バッハの名によるプレリュードとフーガ
ホイヤー:
「エルサレム、汝、高くそびゆる都市よ」による序奏と変奏曲、フーガ
エリザベス・ロロフ(Org)
録音:2004年10月 アセンション教会、ザウアーオルガ
常に意欲的な演奏を聴かせてくれるオルガニスト、エリザベス・ロロフの4枚目
のアルバムは、プロテスタントの素晴らしい賛美歌の中の1曲である「エルサレ
ム、汝、高くそびゆる都市よ」を用いた様々な作曲家による作品を集めたもの
です。
1910年4月9日に開場されたエルサレムのアセンション教会のオルガンは、24の
ペダルとストップを持ち、ロマンティックな音色を備えています。このオルガ
ンにふさわしいロマン派の作品・・・レーガー、メンデルスゾーン、リストの
曲はもちろんのこと、あまり演奏されることのないカルク・エーレルトやホイ
ヤーの作品も、ロマンティックな音色に包まれた至高の演奏でお楽しみいただ
けます。

33712082 2080
93712086(SACD-Hybrid) 2950
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲全集Vol. 8
交響曲第4番
ボン・ベートーヴェン交響楽団 
指揮:ローマン・コフマン
録音:2007年7-9月
ショスタコーヴィチの交響曲第4番は、1936年に完成しレニングラード・フィ
ルで初演を行なうことが決まっていたにも関わらず、同年に歌劇「ムツェンス
ク郡のマクベス夫人」とバレエ音楽「明るい小川」がソヴィエト共産党機関紙
『プラウダ』で批判されたため、当局の批判を恐れて、その初演を撤回。(圧
力をかけられたという説もあり)以降、1962年まで日の目を見ることはありま
せんでした。ショスタコーヴィチの交響曲の中でも大編成で、複雑な響きや
マーラーの影響など、ありとあらゆる雑多な側面を持つ音楽の魅力を、指揮者
コフマンは余すことなく伝えています。

34514762 2080
管楽五重奏によるベートーヴェン
ベートーヴェン:
エグモント
アテネの廃墟
プロメテウスの創造物
(全てウルフ・グィド・シェーファー
による木管五重奏版)
マーロット五重奏団
録音:2007年1-2月
1986年に結成されたドイツのアンサンブル、マーロット木管五重奏団は各奏者
の卓越した技術と音楽性が高く評価されています。今までにも、MDGレーベル
でドヴォルザークやピアソラの作品をリリース、こちらも大好評で、様々な音
楽誌でも絶賛されました。
今アルバムはベートーヴェンの作品を取り上げています。編曲を担当するのは
毎度おなじみ、このアンサンブルのクラリネット奏者ウルフ・グィド・シェー
ファーでここでもベートーヴェンのバレエ音楽を、鮮明な色彩感溢れる生き生
きとした五重奏へと変貌させています。正確な音程、素晴らしい表現力、豊か
な音楽性に満ちた最高級のアンサンブルをお楽しみください。

60514772 2080
90514776(SACD-Hybrid) 2950
ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746):
大天使ミカエルの日のためのミサ
ミサ・イン・コントラプンクト
組曲第1番
ヘンデルズ・カンパニー
マリエン・カントライ・レムゴ室内合唱団 
指揮:ライナー・ヨハネス・ホムブルク
録音:2007年5月
J・C・F・フィッシャーは17世紀後半から18世紀の中頃までラシュタットの宮
廷楽長として活躍、またドイツ鍵盤音楽の発達の上で重要な役割を果たした人
です。ボヘミアで生まれ宮廷の音楽学校で学び、パリでも学んだとされます。
彼の8曲の管弦楽組曲はフランス風であり、複製はパリで見つかっています。
彼は多くの作品をかきましたが、そのスコアはほとんど出版されることがなく
また、ほとんど忘れられようとしていました。しかし、最近プラハの図書館で
いくつかが発見され、フィッシャーの栄誉は復興されつつあります。このミサ
曲も素晴らしいもので、5つの声部、弦楽と3つのトロンボーンで奏される極め
て華やかな祝典音楽です。歴史的教会で録音されたすばらしい音響効果も聴き
どころです。

61314752 2080
新ウィーン楽派の創始者と後継者/アルバン・ベルク
ベルク、クライン、アポステル、
アドルノの作品集
シュテファン・シュライエルマッヒャー (Pf)
録音:2006年11月
ジョン・ケージをはじめとした現代音楽の演奏が高く評価されるピアニスト、
シュテファン・シュライエルマッヒャーの極めて個性的で独創的なウィーン楽
派の作品集です。今作はアルバン・ベルクと彼にまつわる作曲家たちの作品を
集めたもので、シェーンベルクの影響を受けたベルク、ベルクの生徒であった
アドルノ、ベルクの死後も彼の忠実な徒であったアポステル、そして12音では
ない音列にこだわったクライン・・・シュライエルマッヒャーは彼らの作風の
違いを論理的に聞かせます。彼の明確な理論は詳細なブックレットにも明らか
にされています。




<AMBITUS>
AMB96904 2180
J・S・バッハ:彼自身と他者によって編曲された室内楽作品集
J.S.バッハ(1685-1750):
ソナタ ト長調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
序曲 イ短調(2つのヴァイオリンとヴィオラ、通奏低音)
ヨハン・ゴットリーブ・ゴルトベルク(1727-1756):
ソナタ ハ長調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー (1721-1783):
トリオ ニ短調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
作曲者不明(18世紀):
協奏曲BWV 525a(ヴァイオリン、チェロ、通奏低音)
ネオバロック
フォルカー・メラー(Vn)、マレン・リース(Vn)、
クラウディア・スティーブ・エンゲルスマン(Vl)、
アリアンネ・シュピーゲル(Vc)、グレゴール・ホールマン(ハープシコード)
たとえJ・S・バッハの作品が研究し尽くされたとしても、我々にはまだまだた
くさんの発見があります。例えば、バッハの器楽作品は多くの異なるヴァー
ジョンが存在しますし、他の人が編曲した作品でさえ、その芸術性が失われる
ことは全くありません。名手、フォルカー・メラー率いるネオバロックの演奏
で。




<BAYER Records>
BR100317 2180
ヴィオラ三重奏曲集
ヨハン・アウグスト・ジュスト (1750-1791):
トリオ Op. 13 No. 4 
ヨハン・バプテスト・ホルツァー(1753-1803):
トリオ Op. 7 No. 3
ミハイル・グリンカ(1804-1857):
悲愴トリオ
ヴィルヘルム・バーガー(1861-1911):
トリオ Op. 94
ヴィドール・ナジ(Va)、ペーター・ヴォルフ(Vc)、
カルメン・ピアツィーニ(Pf)
ヴィオラとチェロ、そしてピアノ、この組み合わせの独特な音色に興味をそそ
られる音楽ファンのための渋い1枚です。初めて聴いた人も、この予想外の音
色にひきつけられること間違いありません。ヴィオラが独奏楽器として活躍す
る機会はあまり多くありません。
ヴァイオリンの音色に隠れ、レパートリーも狭く常に縁の下の力持ち的存在の
楽器。だからこそ、ヴィオラ好きの人たちはこの楽器の可能性を常に追求し続
けてきたのです。ここに収録された作品は、そんなヴィオラが縦横無尽に活躍
する曲ばかり。豊かで落ち着いた音色は、この楽器の魅力を再発見させてくれ
ることでしょう。




<EBS>
EBS6150(SACD-Hybrid) 2950
グスタフ・マーラー (1860-1911):交響曲第1番(花の章つき)"
ノイエ・ヴェストファーレンフィルハーモニー
指揮:ハイコ・マティアス・フェルスター
北ドイツ生まれの指揮者ハイコ・マティアス・フェルスターは4歳からピアノ
を習い、1982年ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でピアノ、伴奏法、打
楽器を、1987年から指揮法を学び、ミュンヘン交響楽団の首席指揮者も務めた
気鋭の指揮者。重厚な音作りが持ち味です。




<RBM>
REM463048 2180
「ピン・ポン」-スウィング、チャールダッシュ、エヴァーグリーン、etc
北西ドイツ・サロン・アンサンブル
ハンスディーター・マイアー(Vn)、グニルト・ゲール(Va)、
ハンス・マイアー(Vc)、インゲ・ザウアー(Pf)
このアンサンブルは、以前にもRBMレーベルから2枚のアルバムをリリースして
いますが、今回のアルバムは更に彼らの熱意がこもったもの。まさに純粋な楽
しみのために作られた1枚です。様々なレパートリーは彼らの多面的な才能を
示すもので、ベナツキーのタンゴやワルツ、ロシア風の音楽、ハンガリー風の
“スウィング・タイム”、ジャズ、ロックなどあらゆる音楽への挑戦。ヴァラ
エティに富んだ楽しい作品です。





<GENUIN>
GEN 87096 2枚組 3960
珍しいチェンバロ伴奏による
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第25番 ト長調K.301
ヴァイオリン・ソナタ第26番 変ホ長調K.302
ヴァイオリン・ソナタ第27番 ハ長調K.303
ヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調K.304
ヴァイオリン・ソナタ第29番 イ長調K.305
ヴァイオリン・ソナタ第30番 ニ長調K.306
アンダンテとフーガ K.402
リザ・マリア・ランドグラーフ(ヴァイオリン)
トビアス・コッホ(チェンバロ)
録音:2006年4月17-19日、
モーツァルトのヴァイオリン・ソナタの中でも特に人気の高い20番台を中心と
したアルバム。ピアノやフォルテピアノでなく、チェンバロを用いた演奏はか
なり珍しい。チェンバロを用いると、曲想の高貴さが引き立ち、だいぶ趣が変
わって聞こえる。ヴァイオリンのランドグラーフはバロックとモダンの両方を
勉強した名手で、ピリオド演奏の透明感を持ちつつ、しっとりとした柔らかさ
が美しい。コッホのチェンバロの憂いのある美音も絶品。

GEN 87101 1980
「ダンディ:ピアノ作品集 第2集」
ピアノ小ソナタ OP.9
ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.63
フランスのロンドの古風なエールによる幻想曲
ミヒャエル・シェーファー(Pf)
録音:2005年12月4日,2007年5月7-8日
第1集(GEN 87083)に続くヴァンサン・ダンディ(1851-1931)のピアノ作品集。
ピアノ小ソナタは、1880年に作曲された曲。「古典的形式で」という副題があ
り、4楽章構成の伝統的なソナタ。小ソナタといっても20分以上かかる。ホ短
調のソナタは1908年、57歳の時の作品。40分を越す大作である。幻想曲は、
1931年、最晩年の作品。シェーファーの誠実なピアノが曲の魅力を引き出して
いる。

GEN 87105 1980
ドヴォルザーク:
交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」
チェコ組曲 ニ長調 Op.39
ジョン・アクセルロッド(指揮)
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年1月22-23日,
ドヴォルザークの名曲、新世界交響曲の新録音。ジョン・アクセルロッドは
ヒューストン生まれ。バーンスタイン、ムーシン、エッシェンバッハ等に学ん
だ。2004年からルツェルン交響楽団の音楽監督を務める他、シカゴ響、ロンド
ン・フィル、パリ管、ロサンゼルス・フィルなど世界の名門オーケストラへの
客演も多数。今後の飛躍が期待できるホープである。

GEN 87107 1980
「アフロディーテの踊り-ドレスデンの近代ヴァイオリン作品集」
ラインホルト(1899-1965):ヴァイオリン・ソナタ
ティルマン(1906-73):ソナティネOp.82,ソナティネOp.50,8つの二重奏曲
ベルナー(1927-2006):小バレエOp.24,アフロディーテの踊り
アンネッテ・ウンガー(ヴァイオリン)
吉住理絵子(ピアノ)
録音:2007年3月8-10日
ドレスデンに縁のある近代作曲家の珍しいヴァイオリン作品を集めている。
オットー・ラインホルト(1899-1965)、ヨハネス・パウル・ティルマン(1906-
1973)、ハンス・ベルナー(1927-2006)は、いずれもかなり保守的な作風で、こ
こに収録された作品も、ロマンティックという以上に古典的なほど。戦後の前
衛音楽真っ盛りの中にあって彼らの音楽の評価は低かったが、21世紀の今改め
て聞けば、いずれも優れた作品であることが実感できるだろう。ドレスデン出
身のヴァイオリニスト、ウンガーが作品の魅力を的確に伝えてくれる。このCD
のもう一つのポイントは、ドレスデン在住の日本人ピアニスト、吉住理絵子。
大変見事な伴奏である。

GEN 87108 1980
「ツール・ド・フランス-フルート五重奏によるフランス音楽」
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲,小組曲,ベルガマスク組曲
ビゼー:子供の遊び/サン=サーンス:動物の謝肉祭/
ラヴェル:ハバネラ形式の小品,道化師の朝の歌
クープラン:ティク・トク・ショク
ガンヌ:アンダンテとスケルツォ
クインテセンツ(ライプツィヒ・フルート・アンサンブル)
録音:2007年1月20-21日,3月18日
フルート五重奏によるフランス音楽。クインテセンツは、アンナ・ガルツリ、
グドルン・ヒンツェ、ウテ・ギュンター、ベッティーネ・カイサー、クリス
ティアン・シュプレンガー、フリーデリケ・フォン・クロシクによるフルート
・アンサンブル。技術水準が極めて高いのはもちろん、表現力も豊かで、こと
にドビュッシーはいずれも非常に魅惑的な演奏である。

GEN 87524 1980
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第9番 ハ長調 K.14
ヴァイオリン・ソナタ第27番 ハ長調 K.303
ヴァイオリン・ソナタ第37番 イ長調 K.402
ヴァイオリン・ソナタ第42番 イ長調 K.526
アンネッテ・ウンガー(ヴァイオリン)
ブルンヒルデ・ウェーバーシンケ(ピアノ)
ミヒャエル・プフェンデル(チェロ)
録音:1995年8月21-25日
モーツァルトの四つの時期のヴァイオリン・ソナタを集めたCD。初期のヴァイ
オリン・ソロ付きのピアノ・ソナタから、徐々にヴァイオリンが主導権を握っ
ていく様子がわかる。ドレスデンのヴァイオリニスト、アンネッテ・ウンガー
と、彼女と長くコンビを組んでいるブルンヒルデ・ウェーバーシンケが息の
合った演奏を聞かせてくれる。




<ARTS>
47731-8(SACD-Hybrid) 2080
ブクステフーデ:ソナタ集 Op.1
ソナタ ヘ長調 Op.1-1, BuxWV.252
ソナタ ト長調 Op.1-2, BuxWV.253
ソナタ イ短調 Op.1-3, BuxWV.254
ソナタ 変ロ長調 Op.1-4, BuxWV.255
ソナタ ハ長調 Op.1-5, BuxWV.256
ソナタ ニ短調 Op.1-6, BuxWV.257
ソナタ ホ短調 Op.1-7, BuxWV.258
レストラヴァガンテ〔ステファノ・モンタナーリ(ヴァイオリン),ロドニー・
プラダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ),マウリツィオ・サレルノ(チェンバロ)〕
録音:2006年11月8-10日, 2007年1月8-11日
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707)の作品1、ヴァイオリン、ヴィオラ
・ダ・ガンバ、チェンバロによるトリオ・ソナタである。これら7つのソナタ
は1694年に出版され、ブクステフーデの室内楽作品の代表作として知られてい
る。ヴァイオリンが主導権を握りつつ、ヴィオラ・ダ・ガンバも対等に主張し
ているのが特徴である。そしてブクステフーデ独特の、明るさと翳りの交差が
美しい。レストラヴァガンテによる演奏は、瑞々しさと生命力、そして活気が
あり、申し分ない。SACDで優秀録音も楽しめる。





<BRIDGE>
BCD9228 1980
「スパニッシュ・ラヴ・ソングス」
グラナドス:女の眼差し,秘めたその想いを
トゥーリナ:ファルカ
ロドリーゴ:ナニ、ナニ,私は羊飼いを愛している
モンポウ:君の上には花ばかり
ルーセル:サラマンカの青年
ラヴェル:ヴォカリーズ=ハバネラ
シャブリエ:エスパーニャ
シューマン:ロマンツェ
ヴォルフ:私の恋は胸の中に,全てが、心よ、憩っている
他、全20曲
ロレーヌ・ハント・リーバーソン(メッゾソプラノ)
ヨゼフ・カイザー(テノール)
スティーヴン・ブライアー(ピアノ)
マイケル・バレット(ピアノ)
録音:2004年7月9日(ライヴ)
ニューヨークのカトナ市で催されるカラムーア音楽祭での演奏会の録音。いず
れもスペインに因んだ歌曲である。この2年後の2006年7月3日に亡くなるハン
トの素晴らしい歌が聞ける。

BCD9234 1980
「プル・マイ・デイジー」(ジャズ)
プル・マイ・デイジー/ラヴァー・マン/A列車で行こう/セイント・トー
マス/サマータイム/グラシアス、アミーゴス/テネシー・ワルツ/レッド・
リヴァー・ヴァレー/ブルー・モンク
デーヴィッド・アムラム・カルテット
ニューユーク・フィルの初代コンポーザー・イン・レジデンスのアムラムによ
るジャズ・アルバム。

BCD9235 1980
スティーヴ・ランパート:ミュージック・フロム・ゼア(ニュー・エイジ)
スティーヴ・ランパート
ニュー・エイジ

BCD9237 1980
「ポール・ルーザース 第5集」
(1)光の序曲
(2)愛のチェンバロ
(3)クレード
(4)変化のある空気
(5)第2の茄子
(1)ジャスティン・ブラック(指揮)アラバマ交響楽団
2006年11月8日
(2)スティーヴン・ゴスリング(Pf)、スティーヴン・ベック(Cemb)
(3)ビャーネ・ハンセン(Vn)、カジミエシュ・スコウロネク(Vn)、
ジョン・クルーズ(Cl)
ジャスティン・ブラック(指揮)アラバマ交響楽団
2005年2月
(4)ユン・ハン(Hrp) 2006年10月24日
(5)ポール・マン(指揮)オーデンセ交響楽団 2006年5月26日
デンマーク出身の作曲家、ポール・ルーザースの作品集第5集。光の序曲は
2006年の作で、「交響的娯楽」という副題を持つ。愛のチェンバロは1985-86
年の作。ウヴェルチューレ、アルマンド、コレント、サラバンド、トッカータ
・リバトゥータの5曲からなる組曲。クレードは1996年の作。変化のある空気
は1993年の作。デンマークの民謡「ハープの力」に基づいている。第2の茄子
は1991年の作。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.25-2

2007年12月27日 15時48分45秒 | Weblog
BCD9238 \1980
ショスタコーヴィチ:ピアノ作品集
人形の踊り
格言集 Op.13
ピアノ・ソナタ第1番 Op.12
ピアノ・ソナタ第2番 ロ短調 Op.61
メルヴィン・チェン(ピアノ)
録音:2006年6月21-23日
テネシー州出身のピアニスト、メルヴィン・チェンによるショスタコーヴィ
チ。「人形の踊り」は7曲から成る可愛らしい小曲集。チェンの優しい音楽が
曲想にぴったりである。

BCD9239 \1980
「ニュー・ミュージック・ウィズ・ギター 第7集」
ブランド:6つの前奏曲
ルーダース:ニュー・ロシェル組曲
レオン:バイラリン
スタロビン:ニュー・ロシェルの3つの場所
ランスキー:準組曲(Semi-Suite。semi-sweetのもじり)
デイヴィッド・スタロビン(ギター)
ダニエル・ドルックマン(打楽器)
録音:2005-2007年
デイヴィッド・スタロビンによる新作ギター曲集の第7集。いずれもここ10年
以内の作品である。ウィリアム・ブランド(1947-)の48の前奏曲から6つを演
奏。ポール・ルーダース(1949-)のニュー・ロシェル組曲では打楽器も参加。
その他、ターニャ・レオン(1943-)のバイラリン、ポール・ランスキー(1944-)
の準組曲(Semi-Suite。semi-sweetのもじり)に加え、スタロビン自身による
「ニュー・ロシェルの3つの場所」を収録。




<CORELIA>
CC 892710 2300
世界の国歌集
オリンピック讃歌/ヨーロッパ讃歌/アリジェリア/ドイツ/アンドラ
オランダ領アンティール/アルゼンチン/オーストラリア/オーストリア
ベルギー/ブラジル/ブルガリア/カナダ/チリ/中華人民共和国/キプロス
韓国/コスタリカ/デンマーク/スペイン/エストニア/アメリカ合衆国
フィジー/フィンランド/フランス/イギリス/ギリシャ/ホンジュラス
ハンガリー/インド/アイルランド/アイスランド/イスラエル/イタリア
ジャマイカ/日本/ラトヴィア/レバノン/リヒテンシュタイン/リトアニア
ルクセンブルク/モロッコ/メキシコ/モナコ/モンゴル/ノルウェー
ニュージーランド/オランダ/フィリピン/ポーランド/ポルトリコ
ポルトガル/ルーマニア/サンマリノ/セネガル/スウェーデン/スイス
台湾/チェコスロヴァキア/トルコ/ソヴィエト連邦/ユーゴスラヴィア
マルク・ディメ(指揮)
ギャルド・レピュブリケーヌ金管打楽器バンド
1992年以前の国歌を収録しているのでソ連やユーゴスラヴィアが入っています。

CC 892721 2300
金管バンドと伝統
伝承曲/ダンコース編曲:オルレアン公行進曲
伝承曲:猟歩兵行進曲/大隊のルフラン/猟兵行進曲
ポロ:シディ・ブラヒム
トゥルニエ:誓い
伝承曲:オルレアンの猟兵固有のラッパ曲
ミロ:ドリアン
コロ:猟兵の歩み
デュポン:軍帽に緑の前立てを付けた猟兵たち
ムジョ:大胆不敵
ド・ヴァール:ロショットのこだま
伝承曲:ロベール・ブリュスの兵隊行進曲
J・P・ドゥメーヌ、クロード・ケメッケル(指揮)
フランス陸軍第1猟歩兵大隊金管バンド

CC 892722 2300
金管のアイーダ
ヴェルディ/J・ロベール編曲:アイーダ
ジャック・ドゥヴォージェル:エグゾティスム
ミシェル・デルジュディス:序曲
J・ロベール:操り人形/組曲
ピエール・サーオルボルグ[Pierre Saaorborg]:マルコリー・ソング
J・ロベール:プロムナード
J・ダーリング:アヴァンチュール・ウェスタン
ピエール・サーオルボルグ:ココディ・ブルース
パトリック・プトワール:メタモルフォーゼ
ジャック・プルニー:ステフ・バンド
アンドレ・スプレ:ルーキー・ルー
J・ロベール:トルネード
ピエール・サーオルボルグ:ブラスバンド・スタンプ
デジレ・ドンデイヌ:ファンファネーラ
フランソワ・ブーランジェ:知りすぎた男
フランソワ・ブーランジェ(指揮)
パリ警視庁音楽隊金管打楽器バンド

CC 893731 2300
センセーション
マニュエル・ベルナル:レッツ・イントロデュース
アンドレ・スプレ:マナオス
アンドレ・ブルエ:オーケー・ミスター・ベイシー
G・メルル:ノスタルジー
C・タヴェルニエ、F・バシュカール:ファースト・オヴ・オール
マニュエル・ベルナル:アフロ・キューバ
アンドレ・ブルエ:オルランドの夜
アンドレ・スプレ:フィエスタ・サンバ
マニュエル・ベルナル:パワー・ジャズ・マーチ
パトリック・プトワール:アルティッシモ
ギー・クタンソン:ダイナミック・パレード
アンドレ・ブルエ:ボサノヴァ
マニュエル・ベルナル:ダークネス
パトリック・プトワール:センセーション
C・タヴェルニエ:ヤング・ジェネレーション
アレックス・ヘフェリ:チャールストン・フォー・ドラムズ
T・ラビル:ラティーノ・サウンド
ジェローム・ドワイヤン:ヴォリューム
サミー・ラーナー/W・ラップ編曲:
アイム・ポパイ・ザ・セーラーマン(ポパイのテーマ)
伝承曲:ラフォンおじさん
フィリップ・アルディ、ロラン・ブラコニエ、
ジャン=リュク・ラングロワ(指揮)
フランス陸軍海兵隊第一軍楽隊金管打楽器バンド

CC 894744 2300
ラファール(突風)
アンドレ・スプレ:突風[Rafale]
J・ルコワント:スコティッシュ
ジャック・ドゥヴォージェル:天上のカリヨン
ギー・リュイペール:テイク・イット・イージー
ミッキー・ニコラ:自由な空へ
パトリック・プトワール:道化役者
アンドレ・ブルエ:コラール
ギー・クタンソン:ダイナミック・パレード
ジャック・ドゥヴォージェル:幻影
マニュエル・ベルナル:ザッツ・ホワット・アイ・ミーン
ベートーヴェン/J・ボナール編曲:ユーロファンファル
ギー・リュイペール:ロッキー
ジャック・ドゥヴォージェル:ラ・パンパ
G・ドフランス/J・ルコワント編曲:モンジュイックの夕べ
マニュエル・ベルナル:パワー・ジャズ・マーチ
ギー・プリュヴォ:目瞬き
ジャック・ドゥヴォージェル:ラメント
クリスティアン・ゴンド:シャッフル
ギー・リュイペール:エトル・スター
ジルベール・ラヴェルデュール、クリスティアン・ゴンド(指揮)
パリ空軍金管打楽器バンド

CC 894749 2300
アリゾナ
アラン・ランタン:アリゾナ
フランク・アンドレ:ハイランド
G・ガデンヌ/P・ブレアール編曲:フィロクレス
ピエール・ビゴ:ダンスリー
ギー・クタンソン:ロボットたちのパレード
ジャック・ドゥヴォージェル:楽屋で
アンドレ・ブルエ、J・P・ボワシエール:キュスティーヌ通り
ハロルド・アーレン/アンドレ・ブルエ編曲:虹の彼方に
ジャック・ドゥヴォージェル:非情
アラン・ランタン:フィルフレード=ブラス
フランク・アンドレ:シックスティーズ
C・タヴェルニエ:ヤング・ジェネレーション
マニュエル・ベルナル:パワー・ジャズ・マーチ
アラン・ランタン:ファスト・ロック
マニュエル・ベルナル:イージー・ジャーニー
ジャン・ブルキエール:プラム・プディング
マニュエル・ベルナル:アフロ・キューバ
ギー・クタンソン、セルジュ・ペスティ(指揮)
フランス国家警察金管打楽器バンド

CC 894755 2300
ビッグバンド
ジャック・ドゥヴォージェル:ペピタ
ピエール・ビゴ:エステルハージ
パトリック・プトワール:時計の歌
クリスティアン・ゴンド:メロディウム
アルベール・ファッシュ:ヴェルサイユ
アンドレ・ブルエ:ボサノヴァ
ジャック・ドゥヴォージェル:軍隊ボレロ
クリスティアン・ゴンド:クラシコ・モダーン
ギー・リュイペール:トランペット・リフ
ダンテ・アゴスティーニ:列車
パトリック・プトワール:バッファロー
アンドレ・スプレ:ルーキー・ルー
J・ボナール:アフリカ
ギー・リュイペール:シャドー
クリスティアン・ゴンド:ビッグバンド
J・ボナール:虎の怒り
ジルベール・ラヴェルデュール、クリスティアン・ゴンド(指揮)
パリ空軍金管打楽器バンド

CC 894757 2300
フィナリテ
アンドレ・ブルエ:Au temps du Twist
ギー・プリュヴォ:ノー・チキン
リシャール・レジェル、ジェローム・ドワイヤン:ポニー・エクスプレス
フランク・アンドレ:シックスティーズ
アンドレ・スプレ:頭堡の鼓手
ギー・プリュヴォ:指示のエール
ダニエル・タスカ:The Batrishow
アンドレ・スプレ:マリー=ギャラント
ダニエル・タスカ:ズーク、ごきげんいかが?
ギー・クタンソン、J・L・グルネイ:オープン・バット
ギー・プリュヴォ:フィナリテ[Finalité 究極]
ダニエル・タスカ:スレイピング・ブラス
フランク・アンドレ、ジャン=マリー・ブスケ:アキタニア
ギー・プリュヴォ:ロックン・コール
フランク・アンドレ:ナイト・ウォーク
フィリップ・アルディ、アラン・クドレ(指揮)
フランス陸軍海兵隊第一軍楽隊金管打楽器バンド

CC 894760 2300
モナコ公国憲兵隊金管バンド
ベランド・ド・カストロ:モナコ国歌
ジャック・ドゥヴォージェル:S.H.A.A.
不詳(1270)/ジャン・ブルキエール編曲:ロベール・ブリュスの兵隊行進曲
ロバート・オルメンド[Robert Allmend]:編隊飛行
クラレンス・ウィリアムズ/ノルベルト・シュトゥドニツキー編曲:
シュガー・ブルース
W・フェラーリ/ジャン=ピエール・ビュタン編曲:グリマルディ行進曲
レノン=マッカートニー:ビートルズ組曲
W・フェラーリ/ジャン=ピエール・ビュタン編曲:アルベール王子行進曲
J・カウアー:突撃
ニール・ヘフティ/C・エスカッフル編曲:リル・ダーリン
ジャン=ピエール・ビュタン/C・エスカッフル編曲:憲兵隊金管バンド行進曲
ハンス・コルディツ:ブギー・フォー・トゥー
シャルル・トレネ/A・ラスリー編曲:海
ケネス・ジョゼフ・オルフォード:ボギー大佐(行進曲)
R・ストゥワード/ジャン=ピエール・ビュタン編曲:シーリング
ヨハン・シュトラウス I/R・マルタン編曲:ラデツキー行進曲
ファッツ・ドミノ:ブルーベリー・ヒル
フランソワ・メニシェッティ:狙撃歩兵行進曲
マックス・シュピールハウス/ノルベルト・シュトゥドニツキー編曲:
アミーガ行進曲
ジャン=ピエール・ビュタン/P・ディファオスティーノ編曲:
モンテカルロ行進曲
ジャン=ピエール・ビュタン(指揮)
モナコ公国憲兵隊金管バンド

CC 895769 2300
サン・ピストン
マルク・ステッカル:空へのいざない[Intro en l'Air]
ギー・プリュヴォ、B・ボノー:ウェスタン・パレード
ジャック・ドゥヴォージェル:ザルツブルク
ギー・リュイペール:おお、わが主よ
ジャッキー・ボナール:サン・ピストン[ピストン無しで]
ルネ・カステラン:哀歌
ジャック・ドゥヴォージェル:ポロネーズ
フィリップ・ルノー:憂鬱
ダニエル・タスカ:D.B.の少年ラッパ手
アンドレ・ブルエ:ニヴィラックの思い出
ギー・リュイペール:カドル・ノワール
マルク・ステッカル:アリーナに一人
ジャック・ドゥヴォージェル:構想
クリスティアン・ゴンド:オデュッセウス
ギー・リュイペール:愛の歌
ジャッキー・ボナール:スタンド・アップ/さようなら "95"
ジルベール・ラヴェルデュール、クリスティアン・ゴンド(指揮)
パリ空軍金管打楽器バンド

CC 896787 2300
ブロドリー
アラン・ランタン:聖ベルナールへのオード
ギー・クタンソン:ブロドリー[装飾音、刺繍]
パトリック・レオン:闇の光
ロドリゲス/アンドレ・ブルエ編曲:ベサメ・ムーチョ
アラン・ランタン:サンドリアーナ
ギー・プリュヴォ:ジャックとリック
ダニエル・タスカ:D.B.の少年ラッパ手
アラン・ランタン:ツイスト
ニール・ヘフティ/アンドレ・ブルエ編曲:リル・ダーリン
ダニエル・タスカ:モンテゴ湾
C・タヴェルニエ:パシフィック・ビーチ
アンドレ・ブルエ:ニヴィラックの思い出
クリストフ・ルジエ:ジャズ・ストーリー
アラン・ランタン:シャーリー・ラグ
ギー・プリュヴォ、B・ボノー:踊りはいかが?
フィリップ・アルディ、ジャン=ミシェル・ロシニョール、
アラン・クドレ(指揮)
フランス陸軍海兵隊第一軍楽隊金管打楽器バンド

CC 896788 2300
エクリプス
マニュエル・ベルナル:ソング・ゴー
ギー・プリュヴォ:チャ・チャ・チャ
マルク・ステッカル:安全段
ギー・クタンソン:ブロドリー
F・ステッカル:三人の老鼓手
アラン・ランタン:サンドリアーナ
F・ステッカル:雪の降った後に
ジャック・ドゥヴォージェル:デスペラード/ザルツブルク
ピエール・ビゴ:パストラールとディヴェルティスマン
アラン・ランタン:ヴァレリアーナ
マルク・ステッカル:ラッパのメロペー
ギー・クタンソン、J・P・ボワシエール:ラテンの祭
マルク・ステッカル:儀式[リチュアル]
クリストフ・ルフェーヴル:エクリプス[日食]
ギー・クタンソン、セルジュ・ペスティ(指揮)
フランス国家警察金管打楽器バンド

CC 898815 2300
グリマルディ家への表敬
P・ノダン:モナコの儀式(6曲:モナコ国歌を含む)
ジャック・ドゥヴォージェル:S.H.A.A.
J・フュルジョ:ライプツィヒ戦闘での老親衛隊の行進曲
J・カヴァー:シンシナティ(行進曲)
ハリー・ジェイムズ/ハンス・コルディツ編曲:
トランペット・ブルース&カンタービレ
トマス・ウォラー、クラレンス・ウィリアムズ/ヴラド・カベック編曲:
ワイルド・キャット・ブルース
アントニオ・カルロス・ジョビン/トーステン・レイナウ編曲:イパネマの娘
ジャック・ドゥヴォージェル:軍隊ボレロ
U・レーファー、M・コルプ/C・エスカッフル編曲:ハイランドの大聖堂
デジレ・ドンデイヌ再構成&編曲:帝国のバトゥリ(太鼓打ち方)
F・フランシア:エトルスカ
ジョー・ザヴィヌル:バードランド
レオネッロ・カスッチ/ハラルト・コラシュ編曲:
ジャスト・ア・ジゴロ-アイ・エイント・ガット・ノーバディ
シャルル=アンリ・ボヴェ/Seruzier編曲:百人近衛スイス兵行進曲
ジム・クロウチ/ノルベルト・シュトゥドニツキー編曲:
ルロイ・ブラウンは悪い奴
W・フェラーリ/ジャン=ピエール・ビュタン編曲:グリマルディ行進曲
「グレン・ミラー・メドレー」
アメリカン・パトロール,スタンピン・アット・ザ・サヴォイ,
サテン・ドール
ムーンライト・セレナーデ,イン・ザ・ムード
W・フェラーリ/ジャン=ピエール・ビュタン編曲:アルベール王子行進曲
P・ノダン:軍交代行進曲第10番
ジャン=ピエール・ビュタン:セッラヴァッレ
P・ノダン:カリヨンと消灯
ジャン=ピエール・ビュタン(指揮)
モナコ公国憲兵隊金管バンド

CC 898819 2300
サンシュアリテ
ダニエル・タスカ:エントランス
フランク・アンドレ:伝説
C・タヴェルニエ:ヘヴン・イン・マイ・ハート
ギー・プリュヴォ:宇宙征服へ
アンドレ・ブルエ:マルティニーク島の波
マルク・ステッカル:チャ・チャ・チュス
C・タヴェルニエ:ニューヨークへの一夜
マニュエル・ベルナル:チェックポイント・チャーリー
アラン・クドレ:帰還
ロラン・サロート:エニウェイ
アンドレ・ブルエ:ジャマイカン・ムード
ジャン=マリー・ブスケ:オーヴァードーズ
マニュエル・ベルナル:アンクルサム
アラン・クドレ:不眠
C・タヴェルニエ:サンシュアリテ[快楽]
ギー・プリュヴォ:アヴァン・プルミエ
フランク・アンドレ:ベイビー・スウィング
ジャン=ミシェル・ロシニョール、アラン・クドレ(指揮)
フランス陸軍第一軍楽隊金管打楽器バンド

CC 898834 2300
Dの音楽
マニュエル・ベルナル:インターヴェンション[干渉]
デジレ・ドンデイヌ:イオラデス
ピエール・ビゴ:ファンフォリア
J・L・クテュリエ:祈り
ピエール・ビゴ:エル・ドレード
マルク・ステッカル:イベリア
ミコ・ニッシム:時の流れ
マルク・ステッカル:アフリカ風に
ミコ・ニッシム:イノセンス
マルク・ステッカル:プエルタ[門]
クリストフ・ルフェーヴル:ル・ムーラン・ア・パロール
マニュエル・ベルナル:ジャネイロ
クリストフ・ルフェーヴル、J・P・ボワシエール:3Dの音楽
マルク・ステッカル:Thomsimat
クリストフ・ルフェーヴル:ブラヴォー・ムシュー
ギー・クタンソン、セルジュ・ペスティ(指揮)
フランス国家警察金管打楽器バンド

CC 801855 2300
アルマン
J・アヴィニョン:死に耐えよ
U・レーファー、M・コルプ:ハイランドの大聖堂
J・アヴィニョン:植民地部隊
A・ル・ビュエ、F・ブルトー:Ton Bale Kadoudal
H・リコー:第9植民地歩兵師団
Y・ル・ブレック:アルマン
A・ル・ビュエ、F・ブルトー:En revenant de Nantes
伝承曲:アメイジング・グレイス
E・ロパール、F・ブルトー:Ton Bale Fransou Minez
伝承曲:「3」の歌
フィリップ・アルディ(指揮)
フランス陸軍第三海兵連隊金管バンド




<DELTA MUSIC>
DELTA 10101 1650
ケーゲル/管弦楽作品集
アルビノーニ:アダージョ、
グルック:精霊の踊り、
グリーグ:2つの悲しき旋律
ヴォルフ・フェラーリ:間奏曲 「4人の田舎者」より、
シベリウス:悲しきワルツ
グリンカ:「ルスランとリュドミュラ」序曲
ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編:
見ろよ、引かれて行く」 歌劇「ホヴァンチシーナ」より
フランツ・シュミット:間奏曲 ―― 歌劇「ノートル・ダム」より、
レオンカヴァルロ:間奏曲――歌劇「道化師」より
ファリャ:「火祭りの踊り」、
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番、
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 
(録音:1986-87年)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.24

2007年12月26日 17時22分13秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CDC-5002812 \1980
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ&指揮)
ノルウェイ室内管弦楽団
協奏曲の前作(9番、18番)(CDC-5578032)の発表以来モーツァルト作品の演奏に
おいても急速に評価を高めたアンスネスの新録音。モーツァルトの協奏曲中
最も人気のある20番と、17番の組み合わせによる新盤はベスト・セラーの期待
が十分です。12Pブックレット、ジュエル・ケース

CDS-5164482 2枚組 \1980
シューベルト:後期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
ボストリッジとのコラボレーションによるシューベルト後期作品録音からピア
ノ・ソナタを2CDにまとめたアルバム。2枚組ながらお求め安い価格でご案内い
たします。
(ボストリッジとの歌曲録音も08年後半に予定されています)
12Pブックレット ブリリアント・ケース




<VIRGIN CLASSICS>
VC-5021092 \1980
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ヨアヒム:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.11
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
デンマーク国立交響楽団
トーマス・ダウスゴー指揮
テツラフの最新録音、ゆかり深い2つのロマン派作品を収録した興味深い企画
ブラームス作品はいうまでもなくロマン派の代表的ヴァイオリン協奏曲の名曲
です。その演奏にも関わり、相互に深い人間的、音楽的つながりを持つヨアヒ
ム作品との組み合わせです。ヨアヒムはこの作品をブラームスに献呈し、ブラ
ームスは自身の協奏曲を後になってヨアヒムに献呈しています。
ヨアヒム作品は’ハンガリア風’の作品でソリストにとって長大で高度な音楽
的要求に応えねばならない難曲で、とりあげらる機会に恵まれていない作品で
す。テツラフはライヴでも2月にハンブルクでヨアヒム作品を演奏する予定に
なっています。

VBD-3951482 2枚組 \1980
オペラ・ニュージェネレーション-グレート・デュエット
CD1
ヴェルディ:「椿姫」より3曲
ヴィラゾン(テナー)、ネトレプコ(ソプラノ)(DG原盤)
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」より3曲
デセイ(ソプラノ)、アラーニャ(テナー)
ベルリオーズ:「ベンヴェヌート・チェルリーニ」より2曲
チョーフィ(ソプラノ)、クンデ(テナー)
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」より
フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)、ヘンドリックス(ソプラノ)
オッフェンバック:「美しきエレーヌ」より
ロット(ソプラノ)、ブーロン(テナー)
ドリーブ:「ラクメ」より花の二重唱
デセイ(ソプラノ)、エダン(メゾ・ソプラノ)
オッフェンバック:「ジェロルスティン女大公殿下」より
ロット(ソプラノ)、ル・ルー(バリトン)
ビゼー:「真珠とり」より/エレール(テナー)、キリコ(バリトン)
R.シュトラウス:「ばらの騎士」より
キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)、デセイ(ソプラノ)
CD2
ヘンデル:「主はわが主にいわれた」より
ジャンス(ソプラノ)、デセイ(ソプラノ)
シュトルツェル-ロンビ編:Bist du bei mir
デセイ(ソプラノ)、ヴィラゾン(テナー)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より
マッテイ(バス)、ラーソン(ソプラノ)
モーツァルト:「魔笛」より2曲
アップショウ(ソプラノ)、ピエラール(ソプラノ)
ボイエルデュ:「白衣の婦人」より/ナウリ(バス)、マスィ(ソプラノ)
モンテヴェルディ:戻っておいで、おおかわいい口づけ
ヴィラゾン(テナー)、レーティプー(テナー)
モンテヴェルディ:「ポッペアの戴冠」より
オージェ(ソプラノ)、ジョーンズ(ソプラノ)
パーセル:「ディドとエネアス」より
グレアム(ソプラノ)、ティリング(ソプラノ)、ボストリッジ(テナー)
レグレンツィ:Ave Regina coelorum
ジャルスキー(カウンターテナー)、レミウー(コントラルト)
ペルゴレージ:「スターバト・マーテル」より
ジャンス(ソプラノ)、レーヌ(アルト)
ヘンデル:「私の悩みのいとしいお方」より
プティボン(ソプラノ)、アグニュー(テナー)
ヘンデル:「リナルド」より
チョーフィ(ソプラノ)、ディ・ドナート(メゾ・ソプラノ)
ヘンデル:「アルミニオ」より
ジュノー(メゾ・ソプラノ)、マグリヴィ(ソプラノ)
ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」より
ブリス(メゾ・ソプラノ)、ダニエルズ(カウンターテナー)
ヘンデル:「アキス、ガラテイアとポリュフェモス」より
ピオ(ソプラノ)、ミンガルド(アルト)
ロッシーニ:2匹の猫の滑稽な二重唱/レーヌ(アルト)、ブレイク(テナー)
ネトレプコも参加、豪華絢爛、旬の歌手が勢ぞろいした二重唱のハイライト




<WARNER>
2564.69859 \2180
ダラバーコ:協奏曲集
(1)教会のための4声の協奏曲集Op.2より第1番、第4番、第5番、第7番 
(2)複数楽器のための協奏曲集Op.5より第3番、第5番、第6番 
(3)同 Op.6より第5番、第11番
コンチェルト・ケルン
録音:1998年

2564.69812 2枚組 \2700
バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲BWV1046-1051
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ エンリコ・オノフリ(vn)、
パオロ・グラッツィ(ob)、ジョヴァンニ・アントニーニ(bfl,fl)、
ガブリエーレカッソーネ(tb)、ペトル・ザイフェルト(bfl)、
ミケーレ・バルキ(cemb)
録音:1996年&97年

2564.698578 \1600
ハイドン:
(1)ミサ曲ニ短調「ネルソン・ミサ」 Hob.XXII-11
(2)テ・デウムハ長調 Hob.XXIIIc-2
オルゴナソヴァ (S)、マグヌス (A)、ワルト (T)、マイルズ (Bs)、
A.シェーンベルク cho.
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ヌジクス
録音: 1997年

2564.698587 \2080
へルサレム:グアダルーペの聖母のための朝課(朝の祈り)
シャンティクリア、
ジョーゼフ・ジェニングス指揮
シャンテクリア・シンフォニア
録音: 1997年

2564.698580 \1800
カプスベルガー:リュート歌曲とモテット集
(1)トッカータ第2,3、7、8番/ガリアルダ第9,10番 
(2)王も鳴き声を上げてこの世に生まれ/お前の中の生命/打ち砕かれた望み
/やさしいそよ風、陽気なそよ風よ 
(3)私の最後の吐息よ/私は過ぎ去った日々を嘆き悲しむ/私の愛しい女は愛
の神を/魂よ、何をしているのか/青白く、血の気の無いお前/眠っているの
か/私は黒いけども愛らしい/聞け、天よ
ギュメット・ロランス( Ms)、ルカ・ピアンカ(アーチ lute、テオルボ)、
(2)エンリコ・オノフリ (vn)

2564.698573 \1800
メンデルスゾーン:シンフォニア(弦楽のための交響曲)第 8-10番
(1)シンフォニア第8番ニ長調  (2)シンフォニア第9番ハ短調 
(3)シンフォニアロ短調
コンチェルト・ケルン
録音: 1994年

2564.698571 \2080
モンテヴェルディ:マドリガーレ集
(1)小鳥よ、歌声は空に響き (2)変えれ、おお愛しい口づけよ 
(3)はだしのニンフが (4)ああ、美しい虎のような女よ 
(5)私は口づけを待つばかり  (6)恋人よ、あなたの心を  (7)西風が帰り 
(8)太陽がまだ世界に昼を  (9)愛らしい天使が 
(10)隠されたとげを持つ美しさ  (11)なぜ逃げるのか 
(12)恋する者はみな戦士だ (13)敵がとり囲んだ (14)甘い自由
トラジコメディア
録音:1993年

2564.698556 \1800
モーツァルト:
ルートとハープのための協奏曲、オーボエ協奏曲、クラリネット協奏曲
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
ロバート・ヴォルフ(フルート)、吉野直子(ハープ)、
ハンス=ペーター・ヴェスターマン(オーボエ)、
ヴォルフガング・マイヤー(クラリネット)

2564.698552 \1800
サリエリ:フォルテピアノと管弦楽のための協奏曲ハ長調&変ロ長調 
シュティエパーン:フォルテピアノと管弦楽のための協奏曲変ロ長調
ピアノ協奏曲集(フォルテピアノ)
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)、コンチェルト・ケルン
録音: 1994年

2564.698546 \2180
反宗教改革の新しい歌-1650年頃のローマの音楽
カリッシミ:空の空なるかな、
マラッツォーリ:我々のあらゆる喜びは、
マッツォッキ:善行はあらゆる時計を免れる、溜息の出る美しさも、
ロッシ:心を太陽に向けよ、おお、もし誰かが天の諧調を、
ランディ:
おごれる丘よ、作者不詳:天国と地獄のシャコンヌ、人生のパッサカリア
トラジコメディア
録音:1995年

2564.698544 \1800
ヴィヴァルディ:
協奏曲集Op.10全6曲(第1番ヘ長調「海の嵐」、第2番ト短調「夜」、
第3番ニ長調「ごしきひわ」、第4番ト長調、第5番ヘ長調、第6番ト長調)
ジョヴァンニ・アントニーニ(ブロックフレーテ)、
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ヴィヴァルディ:協奏曲集Op.10
録音:1990年

2564.698542 \1800
ヴィヴァルディ:
(1)2つのリコーダー、トロンバ・マリーナ風に奏する2つのヴァイオリン、
2つのマンドリン、2つのテオルボ、2つのシャリュモーとチェロのための協奏曲
ハ長調 RV558 
(2)ヴォラ・ダモーレとリュートのための協奏曲ニ短調 RV540 
(3)マンドリン協奏曲ハ長調 RV425 
(4)ヴァイオリン、リュートと通奏低音のためのトリオト短調 RV85 
(5)リュートと2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調 RV93 
(6)ヴァイオリン、リュートと通奏低音のためのトリオハ長調 RV82 
(7)2つのマンドリンのための協奏曲ト長調 RV532
イル・ジャルディーノ・アルモニコ、エンリコ・オノフリ( vn,vaダモーレ )、
ルカ・ピアンカ(アーチ lute)、
デュイリオ・ガルフェッティ&ヴォルフガング・パウル( mand)、
エレナ・ルッソ( vc)、マッシモ・ロナルディ(テオルボ)、
レオナルド・ムツィ&ジョルジオ・メラティ(リコーダー)、他
録音: 1990年&92年

2564.698538 2枚組 \2700
バッハ:ミサ曲ロ短調
アーノンクール指揮 
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、ウィーン少年合唱団、
ロートラウト・ハンスマン( S1)、飯山恵己子( S2 )、ヘレン・ワッツ( A)、
クルト・エクヴィルツ( T)、マックス・ヴァン・エグモント( Bs)
録音: 1968年

2564.698536 \1800
クリスマス協奏曲集 [コレルリ、マンフレディーニ、トレルリ、ヴィヴァル
ディ、他 ]
(1)コレルリ:合奏協奏曲集 Op.6より第8番ト短調「クリスマス」
(2)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV270「安らぎ」
(3)トレルリ:合奏協奏曲集 Op.8より第6番ト短調「クリスマス」
(4)ヴィヴァルディ:
ソナタ集 Op.13「忠実な羊飼い」-第4番イ長調 RV59より「パストラーレ」 
(5)アントナッチ:シンフォニア・パストラーレト長調 
(6)ペツ:コンチェルト・パストラーレヘ長調 
(7)マンフレディーニ:合奏協奏曲集 Op.3より第12番ハ長調「クリスマスの夜」
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
録音:1991年

2564.698534 \2080
バッハ:フーガの技法
ヘルベルト・タヘツィ(オルガン)
録音: 1977年

2564.698532 \2180
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
録音: 1964年頃

2564.698530 \1800
ボッケリーニ:
(1)チェロ協奏曲第4番ハ長調 G477  (2)同第6番ニ長調 G479 
(3)同第7番ト長調 G480(4)同第8番ハ長調 G481
アンナー・ビルスマ( vc)、
ヘルマン・バウマン&アドリアン・ファン・フォーデンベルク((1)(4)ホルン)、
ヤープ・シュレーダー指揮
コンチェルト・アムステルダム
ヤープ・シュレーダー指揮
コンチェルト・アムステルダム tos
録音: 1965年

2564.698528 \2180
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、 A.シェーンベルク chor.
A.マリー(ソプラノ)、 A.シャリンガー(テノール)、
R.ヤカール(ソプラノ)、 T.シュミット(アルト)他
録音: 1983年

2564.698526 \1800
マンハイム宮廷の音楽
(1)J.クリスチャン・バッハ:6つの五重奏曲集 Op.11より第6番ニ長調 
(2)I.J.ホルツバウアー:五重奏曲変ロ長調 
(3)J.シュターミッツ:三重奏曲イ長調 Op.1-2 
(4)F.X.リヒター:弦楽四重奏曲変ロ長調 Op.5-2
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
録音:1963年

2564.698524 \2枚組 \2700
CD1
(1)J.H.シュメルツァー:ソナタ・ナタリーツィア  (2)8声のソナタ第1番 
(3)8声のソナタ第2番  (4)4声のソナタ「ラ・カロリエッタ」 
(5)3声のソナタ
(ヴァイオリン、クラリーノ、トロンボーンと通奏低音のための) 
(6)3声のソナタ(ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオールと通奏低音のための) 
(7)6声のソナタ第4番  (8)5声のソナタ 
(9)3つのヴァイオリンのためのソナタ 
CD2
J.J.フックス: (1)8声のセレナータ  (2)7声のロンドー  (3)4声のソナタ
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ハプスブルク宮廷の音楽-シュメルツァー&フックス作品集
録音: 1969年 &70年


2564.698200 9枚組 \9900
モンテヴェルディ:
(1)歌劇「オルフェオ」 
(2)歌劇「ウリッセの帰還」
(3)「ポッペアの戴冠」
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
録音: (1)1968年 (2)1971年 (3)1973,1974年

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.23-1

2007年12月26日 17時20分52秒 | Weblog
<Coviello>
COV 30715(SACD-Hybrid) 2枚組 \4600
ヘンデル:「アレクサンダーの饗宴」
ドロテー・ミールズ(S) ユディト・ベルニング(A)
 ポール・アグニュー(T) ウン・チョ・チェ(Bs)
マルクス・ボッシュ(指)アーヘン交響楽団
アーヘン室内合唱団
オーヴェルバッハー室内合唱団
録音:2007年5月2-6日,ライヴ
ヘンデル「アレクサンダーの饗宴」の久々の新録音です。「アレクサンダーの
饗宴」は1736年に初演された英語の頌歌(オード)。英雄アレクサンダー大王を
軸にして、音楽の守護聖人、聖セシリアを讃えるという内容。人気の高い作品
ですが、最近は録音がなく、これが1990年以来の新録音です。ボッシュは、モ
ダン楽器のオーケストラから自然な美しさを引き出し、清潔で心地よい音楽を
作り上げています。ソプラノのミールズ、テノールのアグニューなど,歌手も
魅力。SACD Hybridで、音の良さも特筆。なお、初演の幕間に演奏された合奏
協奏曲は収録されていません。




<ATMA>
SACD2 2549(SACD-Hybrid) \2180
ドビュッシー:交響詩「海」,牧神の午後への前奏曲
ブリテン:4つの海の間奏曲 Op.33a
メルキュール:万華鏡
ヤニク・ネゼ=セガン(指)
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
2008年9月から、ゲルギエフの後任としてロッテルダム・フィル音楽監督に、
さらにロンドン・フィルの首席客演指揮者に就任することが決まった、カナダ
の俊英指揮者、ヤニク・ネゼ=セガン。新録音はドビュッシーとブリテンがメ
イン。ネゼ=セガンの卓越した色彩感覚が生きた好演です。さらに、若くして
亡くなったカナダの作曲家、ピエール・メルキュール(1927-1966)の万華鏡を
収録。

ACD2 2521 \1850
A.スカルラッティ:リコーダー作品集
リコーダーと2つのヴァイオリン、通奏低音のためのソナタ第9番 イ短調,
第12番 ハ短調,第21番 イ短調,第23番 ハ長調,第24番 ト短調
リコーダーと通奏低音のためのシンフォニア ト長調
3つのリコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ長調
リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ヘ長調
フランシス・コルプロン(指)レ・ボレアデ
ナポリの大御所、アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)、その亡くな
る1725年に作曲されたリコーダーのための作品を集めています。これらの作品
は、ドイツの高名なフルート奏者、ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773)
がナポリを訪問した折に作曲されたもの。フランシス・コルプロンとレ・ボレ
アデが、スカルラッティの手稿を基に万全の演奏をみせています。

ACD2 2542 \1850
ロパルツ:ピアノ三重奏曲 イ短調
バトン:ピアノ三重奏曲 Op.31
オシュラガ三重奏団〔ステファヌ・ルムラン(P),アンヌ・ロバート(Vn),
ポール・マルレン(Vc)〕
二人の知られざる近代フランスの作曲家のピアノ三重奏曲を収録。ジョセフ・
ギィ・ロパルツ(1864-1955)は、近年再評価の著しいノルマンディの作曲家。
一方、ルネ=バトンの通称でも知られる、ルネ=エマニュエル・バトン(1879
-1940)は、ディアギレフのロシア・バレエ団でも活躍した指揮者で、数々の近
代フランス音楽の初演を指揮したことで知られています。

ACD2 2385 \1850
デュボワ:ピアノ四重奏曲 イ短調,ピアノ五重奏曲
オシュラガ三重奏団
フィリップ・マニャン(Ob)
ジャン=リュク・プルールド(Va)
テオドール・デュボワ(1837-1924)は、フランスの作曲家、オルガニスト。ア
ンブロワーズ・トマに学び、1861年にはローマ大賞を受賞しています。1871年
からパリ音楽院で教え、門下にはポール・デュカやフローラン・シュミットが
います。 1896年からは院長を務めましたが、ラヴェルがローマ大賞を受賞で
きなかったスキャンダルのため1905年に退任。日本では、和声学の著作でも知
られています。オシュラガ三重奏団は、ステファヌ・ルムラン、アンヌ・ロベ
ール、ポール・マーレンによル団体。ピアノ五重奏曲は、ピアノ、ヴァイオリ
ン、ヴィオラ、チェロに、オーボエが加わるという珍しい編成の曲。





<SATIRINO>
STRN 061 \2500
(1)J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調BWV.971
(2)同:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903
(3)同:フランス風序曲(パルティータ)ロ短調BWV.831
(4)同:ソナタ イ短調BWV.965-ヤン・アダム・ラインケン“音楽の園”よりの
ソナタ編曲
ケネス・ワイス(Cem)
[使用楽器;1761年パリ、ジャン=アンリ・エムシュ製作(パリ、音楽博物館
のコレクション)]
録音:
2005年12月21-23日シテ・ド・ラ・ミュジク、サル・ド・ランフィテアトル
チェンバロ奏者にとって、いわばバイブル的なレパートリーを収めたもの。名
作「イタリア協奏曲」など典雅のきわみともいえる音色がいっぱいに拡がりま
す。

STRN 011 2枚組 \4500
J.S.バッハ:パルティータ(全曲)
(1)第1番変ロ長調BWV.825
(2)第2番ハ短調BWV.826
(3)第3番イ短調BWV.827
(4)第4番ニ長調BWV.828
(5)第5番ト長調BWV.829
(6)第6番ホ短調BWV.830
ケネス・ワイス(Cem)
[使用楽器;1995年パリ、フレデリク・バル&アンソニー・サイデイ製作
(18世紀中期ゴットフリート・ジルバーマン工房のジャーマンをベース)]
録音:1999年6月21-24日パリ、リュ・ブランシュ、ドイツ福音教会
「イギリス組曲」「フランス組曲」と並び、大バッハが書いたクラヴィーア用
3大組曲集のひとつであり、集大成的内容をもつパルティータ。演奏機会の多
い第1番、第2番から、輝くしく大規模な第4番や第6番まで、よどみなく流れる
名手ワイスの演奏は心のひだに沁み込むかのようです。録音もみごと。1942年
イギリス生まれのアンソニー・サイデイは、オリジナルの楽器の木目にまで配
慮するなど徹底した製作姿勢で高い信頼を獲得しているチェンバロ製作者。

STRN 031 \2500
「ラモーのオペラ&バレエ・トランスクリプション集」
(1)「ダルダニュス」より
序曲 / 第1メヌエット / リゴードン1&2 / 前奏曲-眠り / 第2の優しいメヌ
エット / 急速なリトルネッロ / タンブラン1&2 / シャコンヌ
(2)歌劇「カストールとポリュクス」より
エベの入場 / エベのための第1エール / エベのための第2エール / 第1 &
第2ガヴォット / パスピエ1 & 2-エール
(3)歌劇「ピグマリオン」より
序曲 / 美の三女神… / ジーガ / パントマイム / コントルダンス
(4)「優雅なインドの国々」より
ミュゼットとロンド / ポーランド風エール / 恋人たちのエール / ボスタン
ジのための第1&第2エール / ガヴォット / 花々のためのエール / バラのため
の優しいエール / 花々のためのガヴォット / 花々のための快活なガヴォット
/ 北風とバラのためのエール / 西風のエール / 西風とバラのための快活な
エール / 第1ガヴォット、第2ガヴォットとロンド / シャコンヌ
ケネス・ワイス(Cem)
[使用楽器;(1)(3)1749年以前パリ、ジャン=クロード・グジョン製作
(1784年パリ、ジャック・ヨアヒム・シュヴァネン修復)
(2)(4)1761年パリ、ジャン=アンリ・エムシュ製作]
録音:2003年7月7-9日パリ、シテ・ド・ラ・ミュジク
アルバム一曲目からオケ顔負けの豊かな表現力。数々の性格的な小品が並ぶな
か、ひとつひとつの情景が目に浮かぶようです。このアルバムでワイスは2種
の楽器を弾き分けています。

STRN 021 \2500
D.スカルラッティ:ソナタ集(27曲)
ト長調K.124 / ト長調K.235 / ニ長調K.478 / ニ短調K.444 / ヘ短調K.466 /
ヘ短調K.519 / ニ短調K.18 / ニ短調K.64 / ニ長調K.490 / ニ長調K.492 /
ロ短調K.27 / ト短調K.450 / ト短調K.8 / ハ長調K.200 / ハ短調K.56 /
変ホ長調K.507 / ト長調K.477 / ハ長調K.460 / 変ロ長調K.545 / ニ短調K.213
/ ニ短調K.396 / イ短調K.265 / イ長調K.181 / イ長調K.212 / ホ長調K.531
/ イ短調K.175 / イ長調K.222
ケネス・ワイス(Cem)
[使用楽器;1988年パリ、アンソニー・サイデイ&フレデリク・バル製作
(1636-1763年製リュッケルス=エムシュ・クラヴサンのコピー)]
録音:2001年12月20-22日フランス、ヴァル・ド・マルヌ県イヴリ=スュル=
セール、情報技術図書館内アントナン・アルトー・オーディトリアム
膨大な数のソナタを残し、チェンバロ奏者にとって神様ともいえるドメニコ・
スカルラッティ。繰り返しの多くシンプルに思える内容から、ワイスは驚くべ
き程じつに多彩な音楽を引き出しています。

STRN 052 \2500
「エアリエルの歌-英国歌曲集」
(1)作者不詳:サルヴェ・レジナ
(2)ダウランド:私の嘆きで人の心が動かせるものなら
(3)パーセル:ばらの花よりかぐわしく
(4)同:来たれ、歓喜よ
(5)同:恋の病から自由になろうと
(6)同:こよなく美しい島
(7)ヘンデル:カンタータ「わたしも愛から逃れた」
(8)同:「アグリッピーナ」よりアリア“Tacero, pur che fedele”
(9)エドムンド・ラッブラ:乙女への讃歌
(10)ヴォーン=ウィリアムズ:木こりの歌
(11)ブリテン:「真夏の夜の夢」よりオベロンの独白“I know a bank”
(12)同:柳の園
(13)ウォーロック:夜
(14)ティペット:エアリエルの歌(3曲)
(15)ハウエルズ:ダヴィデ王
(16)アンドルー・ガント:ザロモン・パヴェイの墓碑銘
ジェイムズ・ボウマン(CT) ケネス・ワイス(Cem & P)
録音:2005年6月21-23日フランス、エーヌ県、サン=ミシェル・アン・ティエ
ラシュ修道院
古楽から20世紀にいたるイギリスの作曲家による歌曲を集めた一枚です。貫禄
の歌を聴かせるのは大ヴェテラン、ジェイムズ・ボウマン。

STRN 062 \2500
(1)J.S.バッハ / ラフマニノフ編:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV.1006より前奏曲 / ガヴォット
/ ジグ
(2)ラフマニノフ:楽興の時Op.16
(3)チャイコフスキー / ラフマニノフ編:子守歌Op.16-1
(4)ラフマニノフ:12の歌Op.21よりライラック
(5)同:コレッリの主題による変奏曲Op.42
エレーナ・ロザノワ(P)
録音:2006年スイス、シオン、スタジオ・ティボル・ヴァルガ
オデッサ生まれのヴィルトゥオーゾ、ロザノワによるラフマニノフ。チャイコ
フスキー音楽院でアレクセイ・ナセトキンとエフゲニー・モギレフスキーに師
事した彼女は、ロン=ティボー国際コンクールほか入賞歴も多数。超難曲「コ
レッリ変奏曲」や最近ではコンクールの課題曲でも知られる「楽興の時」など、
あざやかなテクニックに釘付けとなります。




<audite>
AU 92566(SACD-Hybrid) \2280
(1)ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品Op.75-1
(2)同:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.57
(3)同:バラード ニ短調Op.15-1
(4)同:マズレック ホ短調Op.49
(5)同:ソナチネ ト長調Op.100
イヴァン・ジェナティ(Vn)
イゴル・アルダシェフ(P)
録音:2006年11月23-25日ベルリン、ヴァンゼー・アンドレアス教会
シンフォニーから小品までどれをとっても人懐っこいメロディが幅広い人気の
ドヴォルザーク。CMでも使用されることもあるロマンティックな小品をはじめ、
ここに収められたヴァイオリン曲も魅力ある旋律の宝庫。ジェナティとアルダ
シェフはともにお国ものということで自然と共感もたっぷり。優秀録音です。





<claves>
50 2713/18 6枚組 特価 \2180
「ミヒャエル・シュトゥーダー / ザ・レガシー」
[CD 1]65’12”(旧品番50.8701)
(1)J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV.825
(2)同:イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
(3)同:イギリス組曲第2番イ短調BWV.807
(4)同:フランス組曲第6番ホ長調BWV.817
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
録音:1987年スイス、ベルン音楽院
[CD 2]79’15”(旧品番CLF.710)
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV.271「ジュノーム」
(2)同:ピアノ協奏曲第11番ヘ長調KV.413
(3)同:ピアノ協奏曲第12番ト長調KV.414
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
(1)ティボル・ヴァルガ(指)ティボル・ヴァルガ室内O.
(2)(3)ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指)ケルン室内O.
録音:(1)1972年スイス、バーゼル、マルティン教会
(2)(3)1977年スイス、トゥン市教会
[CD 3]75’23”(旧品番50.9019、50.9604[ハイドン])
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ変ホ長調Hob.XVI:52
(2)シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
(3)同:アベッグ変奏曲Op.1
(4)同:蝶々Op.2
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
録音:(1)1995年(2)(3)(4)1990年6月スイス、ベルン音楽院
[CD 4]77’00”(旧品番50.9604[子守歌]、M&S 5021/2)
(1)ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
(2)同:スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
(3)同:バラード第1番ト短調Op.23
(4)同:バラード第4番ヘ短調Op.52
(5)同:練習曲変イ長調Op.25-1
(6)同:練習曲ヘ短調Op.25-2
(7)同:練習曲ヘ長調Op.10-8
(8)同:ワルツ イ短調Op.34-2
(9)同:ワルツ 嬰ハ短調Op.64-2
(10)同:ワルツ 変ニ長調Op.64-1「小犬」
(11)同:幻想曲ヘ短調Op.49
(12)同:夜想曲ロ長調Op.62-1
(13)同:夜想曲嬰ヘ長調
(14)同:子守歌 変ニ長調Op.57
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
録音:1999年((14)のみ1995年)スイス、ベルン音楽院
[CD 5]78’59”(旧品番50.9604[リスト、ブラームス&
ラフマニノフ]Luna 30-241[リスト])
(1)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22 ★初出
(2)リスト:スペイン狂詩曲S.254
(3)ブラームス:カプリチオ ニ短調Op.116
(4)同:間奏曲イ短調Op.118
(5)同:間奏曲イ長調Op.118
(6)同:カプリチオ ト短調Op.116
(7)同:間奏曲変ホ長調Op.117
(8)同:カプリチオ ニ短調Op.116
(9)ラフマニノフ:前奏曲変イ長調Op.23-8
(10)同:前奏曲嬰ト短調Op.32-12
(11)同:音の絵 変ホ短調Op.33-6
(12)同:音の絵 嬰ヘ短調Op.39-3
(13)同:前奏曲 ニ長調Op.23-4
(14)同:音の絵 ハ長調Op.33-2
(15)同:音の絵 変ホ短調Op.39-5
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
(1)フリッツ・リーガー(指)ローザンヌ室内O.
録音:(1)1976年2月9日スイス、ローザンヌ、テアトル・ド・ボーリュー
(ライヴ)
(2)1974年バーゼル、マルティン教会
(3)-(15)1995年ベルン音楽院、以上すべてスイス・ロマンド放送による収録
[CD 6]64’10”(旧品番Claves LP 505[夜のガスパール、ドビュッシー])
(1)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 ★初出
(2)同:夜のガスパール
(3)ドビュッシー:映像第1集
(4)同:喜びの島
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
(1)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)スイス・ロマンド室内O.
録音:(1)1979年9月5日スイス、ローザンヌ(ライヴ)
(2)(3)(4)1971年マルティン教会、以上すべてスイス・ロマンド放送による収録
かつてクラーヴェス・レーベルのお膝元であった風光明媚なことでしられる
トゥン。そのトゥン近郊オーベルディースバッハで1940年に生まれたミヒャエ
ル・シュトゥーダーはスイスを代表するピアニスト。このたびクラーヴェスか
ら彼の録音をまとめたお得なスリムボックスが登場します。ゲザ・アンダのマ
スタークラスで研鑽を積んですでに定評あるモーツァルトなどの音源のほか、
このたび初出の2曲の協奏曲ライヴが目を引きます。おなじみサヴァリッシュ
が指揮するラヴェルは美演。ともにスイス・ロマンド放送のアーカイヴからの
正規復刻で音質良好です。





<Ondine>
ODE 684 \2080
(1)エルッキ・メラルティン:
交響曲第4番 作品80「夏の交響曲」-第3楽章 アンダンテ
(2)シベリウス:4つの伝説曲「レンミンカイネン」 作品22-トゥオネラの白鳥
(3)劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」 組曲 作品46-メリザンドの死
(4)ヴァイノ・ライティオ:ファンタジア・ポエティカ(詩的幻想曲) 作品25
(5)エルネスト・パングー:予言者 作品21
(6)レーヴィ・マデトヤ:
「オコン・フオコ」の2つの歌 作品58-ヤイの歌(その1)、(その2)
(7)エルッキ・メラルティン:
物乞いの少年の子守歌、悲しみの庭 作品52 - 雨
(1)ピア・フロイント(S) リッリ・パーシキヴィ(Ms) 
ラウラ・ニュカネン(A)
レオニート・グリン(指)タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
(2)レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
(3)トゥオマス・オッリラ(指)タピオラ・シンフォニエッタ
(4)ユッカ=ペッカ・サラステ(指)フィンランド放送交響楽団
(5)サカリ・オラモ(指)フィンランド放送交響楽団
(6)ヘレナ・ユントゥネン(S) グスタヴ・ユプショバッカ(P)
(7)舘野泉(P)
ヘルシンキのアテネウム美術館が2007年夏、開催した美術展「音楽と沈黙 -
フィンランド象徴主義」のために制作されたコンピレーション・アルバム。
象徴主義者時代の音楽と絵画の関係を理解する助けとするため、このアルバム
が美術展のミュージックルームで演奏されました。展示作品の写真、フランス
美術史家ラウラ・グトマン=ハンヒヴァーラによる解説 (英語・フィンランド
語)、そして歌詞対訳 (フィンランド語・英語) を収録した32ページのブック
レットつきデジパック仕様アルバムです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.23-2

2007年12月26日 17時20分05秒 | Weblog
<Alba>
ABCD 239(SACD-Hybrid) \2300
アントン・ヴェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル 作品9
ハッリ・ヴオリ:灰色のフクロウ(2005)
ヴェリ=マッティ・プーマラ:アポストロフィー(2005)
ペルットゥ・ハーパネン:手紙(2006)
ハッリ・アハマス:単純な物語(2006)
アイヤ・プールティネン:Meteo (2006)
アントン・ヴェーベルン:
弦楽四重奏のための6つのバガテル 作品9(リミックス)(SACDトラックのみ)
アンサンブル・ツァグロス
シベリウス・アカデミーのオーケストラで演奏していたプレーヤー15人が構成
する室内アンサンブル、ツァグロス Zagros。<リベラル思考、理想主義、実
験願望>をキーワードに、今日の音楽を主なレパートリーとしています。そ
れぞれのミュージシャンが芸術監督。ツァグロスにとって初めてのポートレー
トアルバム。ヴェーベルンの「6つのバガテル」の曲間に現代フィンランドの
作曲家5人の作品が演奏される構成がとられています。

ABCD 240 \2300
カール・チェルニー:
フィガロのさまざまな主題による華麗なる幻想曲 作品493
シギスムント・タールベルク:
ラクリモーザ 作品70(モーツァルト「レクイエム」 K626 による)
J・S・バッハ:
協奏曲 ト短調 BWV975 (ヴィヴァルディ「ヴァイオリン協奏曲 ト短調」
RV316a)
ベートーヴェン:バレエ「プロメテウスの創造物」 作品43 (抜粋)
ロナルド・スティーヴンソン:
ピーター・グライムズ幻想曲(ブリテン「ピーター・グライムズ」による)
アレックス・フリーマン:雪(マシュー・ホイットール:合唱曲「雪」による)
リスト:
ハンガリー・ラプソディ第19番 ニ短調 (アーブラーニの「優雅なチャールダ
ーシュ」による)
リスト=マッティ・マリン(P)
録音:2006年9月22日-24日 クーサーホール(フィンランド)
制作:リスト=マッティ・マリン  
録音:マッティ・ヘイノネン、アルト・ハッキネン
トランスクリプション-深みのある音楽と上っ面だけの音楽、価値ある音楽と
価値のない音楽、保守的な音楽と急進的な音楽、ユーモラスな音楽とシリアス
な音楽。作曲者と演奏者のふたつの顔をもつヴィルトゥオーゾたちが何を考え
たか? 2003年、ヴァイマールで行われたフランツ・リスト・ピアノコンペ
ティション第3位。フィンランドのピアニスト、リスト=マッティ・マリンは
現在、シベリウス・アカデミー博士課程で「ピアノ・トランスクリプション」
の演奏と論文に取り組んでいます。その研究の一環として、このアルバムが
録音されました。「知的に組まれたプログラムが投げつけるさまざまな難題
をマリンは、いとも平然とこなしていく。チェルニーの「フィガロ幻想曲」
の恋の楽しさも、ロナルド・スティーヴンソンがブリテンの「ピーター・グラ
イムズ」を8分に要約した音楽の暗いドラマも彼はしっかり理解している」
(評:マーティン・アンダーソン <Finnish Music Quarterly>2007/ 3)

ABCD 241 \2300
オッリ・ムストネン:ギターソナタ「イェヘキン・イーヴァナ」(2004)
ラウタヴァーラ:
ユニコーンのセレナード、ユニコーンのモノローグ、パルティータ、フルート
とギターのためのソナタ
ラウタヴァーラ/イゥモ・エスケリネン編:Vari_tude(1974)
イスモ・エスケリネン(G) ペトリ・アランコ(Fl)
フィンランドを代表するギタリスト。イスモ・イスケリネンは1989年、最年少
で参加した国際コンペティション、スカンディナヴィア・ギターフェスティ
ヴァルで優勝。若い世代のトッププレーヤーとして一躍注目されるようになり
ました。「The Magic Circle」(ABCD 153)、マヌエル・ポンセのギター曲集
(ABCD 185)、「The Seventh Sense」(ABCD 213) に次ぐソロアルバム。ラウタ
ヴァーラがギターのために書いた全作品と、ピアニストとして名高いオッリ・
ムストネンがイスケリネンのために書いたソナタ「イェヘキン・イーヴァナ」
を演奏しています。ユニコーン(一角獣) の「セレナード」と「モノローグ」
はヨーゼフ・ホレチェクからの委嘱作。ヴァイオリンのための「Vari_tude」
は、イスケリネン自身がギターのために編曲しました。

ABCD 244 \2300
C・P・E・バッハ:ギターのためのトランスクリプション
ソナタ 嬰ハ短調 Wq55/3 、
6つの特徴的な小品-優柔不断な人Wq117/31、日々の移ろいWq117/32、
恋煩い Wq117/30
気まぐれWq117/33、カロリーヌWq117/39、ポロネーズ Wq117/17
ソナタ ホ短調Wq 54/3、ソナタ ホ長調Wq 48/3 -アダージョ、
ソナタ ホ長調Wq 62/3、ロンド ロ長調Wq 58/1
ペトリ・クメラ(G)
ペトリ・クメラはヘルシンキ音楽院でフアン・アントニオ・ムロに師事した
後、フランツ・ハラースのクラスで学んだニュルンベルク=アウグスブルクの
音楽大学を2000年、最優等で卒業。スカンディナヴィア・ギターフェスティ
ヴァルで第1位を獲得しました。ノルドグレンのギター作品を集めた「魅せら
れた音」(ABCD 218) に次ぐアルバム。C・P・E・バッハのキーボード曲をク
メラ自身がギターのために編曲して演奏しています。このアルバムでクメラ
が弾いている楽器はヘルマン・ハウザー I & II。反応のよさ、歌、温かい音
色、ピアニッシモの繊細な響き、音の多彩なニュアンス。クメラにとって特
別な楽器となりました。

ABCD 242 \2300
ロベルト・カヤヌス:弦楽のための組曲 ヘ長調
ヒンデミット: ヴィオラと弦楽オーケストラのための「葬送音楽」
イルカ・クーシスト:ディヴェルティメント
パシ・ピースパネン:
バリトンと弦楽オーケストラのための「4つの歌」-割れた花瓶、森の墓、
夜の犬、光
ウーノ・クラミ:弦楽オーケストラのための組曲
ヘイッキ・ペッカリネン(指)タピオラ・ユース・ストリングズ
レイヨ・ムスタカッリオ(B)ウッラ・ソインネ(Va)
テーマは "光"。"まじめな顔の作曲家が屈託のない表情を見せた" イルッカ・
クーシストのディヴェルティント。色あせていく恋心、大切に育まれた愛、暗
闇の恐怖、太陽の光……フィンランドの4つの詩をテクストとするピースパネ
の歌曲集。起伏の激しい感情の動きをみせる、クラミの組曲。イギリス国王
ジョージ五世の訃報を知ったヒンデミットが書いた、悲しくノスタルジックな
気分の〈葬送音楽〉。指揮者として高名だったカヤヌスのロマンティックな伝
統に根ざした〈弦楽のための組曲〉 は、これが初録音です。エスポー音楽学
校の室内オーケストラのひとつ、タピオラ・ユース・ストリングズ。指揮者の
ヘイッキ・ペッカリネンはチェロと弦楽オーケストラのクラスの責任者を務め
ています。

ABCD 243 \2300
ロマンティック・トランペット
フォーレ:パヴァーヌ、
ドビュッシー:月の光、
ショパン:前奏曲 変ニ長調 作品28-15「雨だれ」
アルヴェーン:エレジー、
グルック:精霊の踊り、
ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」-第1楽章
シューベルト:セレナード、
ヘンデル:ラルゴ、
W・A・モーツァルト:
「魔笛」 K620<パミーナのアリア>、ミサ曲 ハ短調 K427/417a<ラウダムス
・テ>
ナポリ民謡:光さす窓辺、
ヴェルディ:行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って
マルチェッロ:アダージョ、
ペルゴレージ:ニーナ、
カッチーニ:アヴェ・マリア
ヨウコ・ハルヤンネ(Tp) カリ・ハンニネン(P)
ヨウコ・ハルヤンネ。ノルウェーのアントンセン、スウェーデンのハーデン
ベルガー、デンマークのケティル・リステンセンとともに北欧を代表するト
ランペットのエリート。フィンランド放送交響楽団の首席奏者。スイスの楽
器スパーダを愛用しています。親しまれ、愛されているロマンティックな小
品を集めたアルバム。"行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って"。ピアニスト
のカリ・ハンニネンは、みずからもテューバとトランペットを演奏。金管楽
器奏者との共演を楽しんでいます。2007年1月、5日をかけてフィンランドの
クーサンコスキで録音されました。

ABCD 246 \2300
ユッカ・リンコラ:室内アンサンブルのための作品集
クラリネット五重奏曲、弦楽アンサンブルのための風、
木管五重奏と弦楽五重奏のための秋の協奏曲
ペッカ・ニスカネン(Cl) ラッセ・ヨアメツ(Vn)
ヨン・ストゥールゴールズ(指)ラップランド室内管弦楽団員
ロマンティックな色合いをもった新古典的なスタイルの協奏曲や劇場のための
音楽など多くの作品が人気。ジャズミュージシャンからキャリアをスタートさ
せた作曲家、ユッカ・リンコラの "小さなアンサンブル" のための作品集。
古典的傾向のクラリネット五重奏曲。木管五重奏と弦楽五重奏が "結婚"。ア
ンサンブルそれぞれの色彩が巧みに使われ、清澄な響きの音楽となった「秋の
協奏曲」 は、「迷宮」「九月」「オクトブルー」の3楽章からなる約30分の大
作です。ヨン・ストゥールゴールズが芸術監督を務めるラップランド室内管弦
楽団はヨーロッパの最北に位置する プロ・オーケストラ。フィンランドでも
っとも多様な音楽を手がけるオーケストラのひとつです。

ABCD 247 \2300
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21、ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
ヤンネ・メルタネン(P) 
ハンヌ・コイヴラ(指)ヨエンスー市管弦楽団
10のマズルカと前奏曲などのリサイタル・アルバム (ABCD138)、夜想曲集第1集
(ABCD160)、夜想曲集第2集 (ABCD190)。繊細で美しいピアノの音、感受性豊
かな表現。ヤンネ・メルタネンが Alba に録音した3枚のショパン・アルバム
は静かな人気を呼んでいます。そのメルタネンがショパンの2つの協奏曲を録
音。オーケストラはライヴで共演したフィンランドのヨエンスー市管弦楽団。
楽しみです。

ABCD 238 \2300
Jazz Night Walk
Werther 1: Ed 73/06
Night Walk、(ナイトウォーク)、Tears of Mary(マリアの涙)、
Sole Song(ただひとつの歌)、
Solaris(ソラリス)、
Silence is a room Astor Lounge(アスター・ラウンジ)
Werther 2: Charlotte
Werther 3: Father Last year`s fall (去年の秋)、
Kalamazoo Highway (カラマズー・ハイウェイ)
ペトリ・ニエミネン・アンサンブル
【ペトリ・ニエミネン(サクソフォーン、クラリネット、アルトフルート) 
ヨウニ・ヨロネン(P) ヴィッレ・ラウハラ(ベース) イッペ・カトカ (ドラ
ムズ) アヌ・コムシ(Vo) ヴェリ=ペッカ・ニエミ (Tp) ペトリ・イッケラ
(バンドネオン) ハッリ・レヘティネン(ヴィブラフォーン)】
ソプラノ歌手、アヌ・コムシが3つの曲に参加。フィルムミュージック、ポッ
プス・オールディーズ、新しいタンゴ、現代のコンサートミュージック。さま
ざまな音楽から影響を受けた自由な色彩のジャズを展開します。




<Wergo>
WER 6700 \2180
シチェドリン:歌劇「貴族夫人モロゾワ」
モロゾワ:ラリサ・コスチュク(Ms)、
モロゾワの妹ウルーソワ:ヴェロニカ・ジオーエワ(Sop)、
分離派指導者アッヴァクム:アンドルー・グッドウィン(Ten)、
皇帝アレクセイ:ミハイル・ダヴィドフ(Bs)、モスクワ音楽院室内合唱団、
ボリス・テヴリン(指)器楽アンサンブル
[録音:2006年10月30日、モスクワ音楽院大ホールに於ける世界初演時ライヴ]
シチェドリンといえば旧ソ連の作曲家というイメージが強いですが、今なお作
曲を続けており、昨年も新作オペラ〈貴族夫人モロゾワ〉を発表しました。当
ディスクは昨年10月30日にモスクワ音楽院大ホールで行なわれた同曲の世界初
演ライヴ。作曲に30年を費やしたというこの作品は、オペラの常識を破るもの
となっています。登場人物はたった四名、オーケストラ・ピットには合唱団が
陣取り、器楽はトランペット、教会の鐘、ティンパニと神の威光を表わす鎖の
み。物語は17世紀半ば、ロシアの宗教改革の際に命をかけて古代信仰を貫いた
実在の貴族夫人モロゾワを主人公に、改革と西欧化、狂信性への反動と人間と
しての抵抗心をテーマにしています。旧ソ連節の健在ぶりにロシア音楽ファン
狂喜と申せましょう。

WER 6691 \2180
シチェドリン:
ピアノソナタ Op.25/若者のための手帳 Op.59(全15曲)/バレエ音楽「せむし
の子馬」より3つの小品/ユモレスク/アルベニスを模して/2つのポリフォニ
ックな小品/バッソ・オスティナート
ロディオン・シチェドリン(Pf)
[録音:1964年、1983年モスクワ]
モスクワ音楽院でヤコフ・フリエール門下だったシチェドリンは、ロシアの作
曲家の伝統にもれず、ピアニストの腕前も卓越しています。当アルバムはシ
チェドリンの代表的なピアノ曲の自作自演集。思いのほかデリケートで、説得
力満点。かつてメロディアからLPが、BMGからCDが発売されていましたが、現
在入手不可能となっていたので大歓迎の再登場と申せましょう。




<claves>
50-2720 \2180
(1)ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
(2)アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.32
(3)ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67
トリオ・ノータ・ベネ
【リオネル・モネ(Pf)、ジュリアン・ジュフレイ(Vn)、グザヴィエ・ピーニャ
(Vc)】
[録音:2006年7月、スイス]
ローザンヌ音楽院のクラスメートだった若きスイス人音楽家で結成されたトリ
オ・ノータ・ベネ。非常な技巧派ながら若々しさと洗練された音楽作りが魅力
の期待の星。アレンスキーの颯爽としたカッコ良さは、これまでのどの演奏か
らも得られなかったもの。まさに21世紀的なピアノ三重奏団の出現です。





<FARAO Classics>
B 108034 \2180
(1)R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18
(2)プフィッツナー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.27
マルクス・ヴォルフ(Vn)
ユリアン・リーム(P)
録音:2005年7月 ミュンヘン、ファラオ・スタジオ
ともに没年が1949年と重なるシュトラウスとプフィッツナーが遺した唯一の
ヴァイオリン・ソナタを収めたアルバムです。初期の作品で最後の室内楽曲と
なったシュトラウスのソナタ。まだ古典的なスタイルに拠りながら交響詩をお
もわせる室内楽ばなれしたスケール感で、かのハイフェッツが愛したことでも
知られるものです。プフィッツナーは内省的な流れで音楽が進むなか、時おり
のぞかせるロマンティックで甘美なひとこまがたまらない魅力。
官能的な美音を聴かせるヴォルフは1962年生まれ、1989年以降バイエルン国立
歌劇場の第1首席コンサートマスターとして活躍しています。使用楽器はバイエ
ルン州立銀行から貸与された、1722年製アントニオ・ストラディヴァリ。




<Profil>
PH 06052 \2180
ベートーヴェン:
(1)23の諸国の民謡WoO 158aより第7番“こんな羽根を背負うものは”
(ティロル民謡)
(2)同 より第8番“おまえなんかご免だ”(ティロル民謡)
(3)同 より第6番“娘さん、まったく娘は”(ティロル民謡)
(4)10の主題と変奏Op.107より第5番
(5)23の諸国の民謡WoO 158aより第5番“ぼくはティロルの男の子”
(ティロル民謡)
(6)10の主題と変奏Op.107より第1番
(7)23の諸国の民謡WoO 158aより第4番“朝早く起きて”(ティロル民謡)
(8)6つのレントラーWoO 15
(9)オーストリア民謡「深なべと平なべ」
(10)6つの主題と変奏Op.105より第3番
(11)スイスの歌による6つの変奏曲WoO 64(2テノール版)
(12)同(ピアノ版)
(13)6つのドイツ舞曲WoO 42
(14)25のアイルランド民謡WoO 152より第21番“朝は残酷な悩まし手”
(15)同 より第1番“アルスターへの帰郷”
(16)12のスコットランド民謡WoO 156より第2番“ダンカン・グレイ”
(17)26のウェールズ民謡WoO 155より第1番“エヴァンの息子シオンよ”
(18)12の諸国の民謡WoO 157より第4番“おお、至聖なる”(シチリア民謡)
ヴェレーナ・クラウゼ、メヒトヒルト・ゲオルク(S)
ヘルマン・オズヴァルト、オットー・ラストビヒラー(T)
ヴェルナー・ビント(Bs) ヴォルフガング・ブルンナー(P)
ザルツブルク・ホーフムジーク
1809年もしくは10年から1816年にかけて、楽譜出版社の依頼でベートーヴェン
は散発的に民謡の編曲を手がけています。その民謡編曲をメインに、同じく民
謡を主題とした器楽作品も収めたアルバムがこちら。こうしてまとめて聴ける
機会はあまりないため貴重な内容といえるでしょう。




<ACCENT>
ACC 24183 \2300
エルンスト・アイヒナー(1740-1777):6つのフルート四重奏 Op.4
イル・ガルデリーノ
ヤン・ドゥ・ヴィネ(フラウト・トラヴェルソ) 寺神戸亮(Vn) 
秋葉 美佳(Va) クレア・ジャルデッリ(Vc)
録音:2006年10月
エルンスト・アイヒナーはモーツァルトの半世紀前に活躍した作曲家でありま
すが、巧妙な職人芸が散りばめられた作品の数々を残しています。父ヨハン・
アンドレアス・アイヒナーはヴァルデクの宮廷音楽家でエルンストもこうした
環境の中、ヴァイリン、ファゴットと作曲を学んだとされている。自身はツ
ヴァイブリュッケンの宮廷楽団員となり後に楽師長を務める。13年間というわ
ずかな作曲活動のなかで、かれは31の交響曲、19の協奏曲、そして室内楽、声
楽曲など斬新な作曲法で次々と作品を書き上げました。このフルート四重奏は
彼の後期の作品で、ロココ調の優美な音楽と巧みな技巧とが融合した美しい作
品群。イル・ガルデリーノの子気味良い演奏が作品の洒脱さと味わいを表現し
ています。

ACC 24200 \2300
ムファット:「音楽の花束」第2巻より第1番、第1巻より第5番
エヴァリスト・ダッラーバコ:
4声の教会協奏曲 ニ短調Op.2-1、ト短調Op.2-5
ヨハン・クリストフ・ペーツ:ソナタ ト短調、ソナタ ホ短調
パッヘルベル:音楽のたのしみ-パルティータ 第2番 ハ短調
ヨハン・カスパール・ケルル:ソナタ ト短調
スティルス・ファンタスティクス
パブロ・バレッティ(Vn) フリーデリケ・ホイマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エドゥアルド・エグエス(テオルボ) ディルク・ベルナー(ハープシコード)
ブライアン・フランクリン(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
デイン・ロバーツ(ヴィオローネ)
フリーデリケ・ホイマン(芸術監督)
18世紀のヨーロッパは宮廷を中心とした貴族文化の時代でもあり、絶対王政の
もとで様々な文化とその担い手たちの保護と育成が計られ、国王や貴族、大商
人たちはパトロンとして多大の貢献を果たしてきました。バイエルン選帝侯マ
クシミリアン2世エマヌエルは特にそうした傾向が強く、その時代の音楽家た
ちに強い影響を与えました。スティルス・ファンタスティクスは、そうした時
期の周辺の音楽家たちの音楽を丁寧に洗い出し聴くものに提示しています。
演奏のスティルス・ファンタスティクスは文字通り「型破りな様式」で目の前
にある音楽を鋭敏切り込んでいきます。メンバーも気鋭のリュート奏者エドゥ
アルド・エグエスやサヴァールも信頼を置く名手パブロ・バレッティなど豪華。

ACC 24184 \2300
ブクステフーデ:カンタータ&モテット集
主に新しき歌を歌えBuxWV12、
主よ わたしはあなたを心から慕ってまいりましたBuxWV41
主よ あなたにおすがりしますBuxWV53、イエス わが喜びBuxWV60、
われらより取り去りたまえ、主よBuxWV78
エリク・ファン・ネーヴェル(指) 
声楽・器楽アンサンブル・クレンデ 
2007年に没後300年を迎えたブクステフーデは、北ドイツ・オルガン楽派最大
の巨匠。リューベックの聖マリア教会でオルガニストをしていたブクステフー
デをバッハはわざわざ尋ねて行き、彼の演奏を聴いて感動したというエピソー
ドは有名。当時としては高度なテクニックと自由で即興的な作風は後のJ.S.
バッハにも大きな影響を与えています。ここに収録されているカンタータ、
モテットは、オルガン作品同様しっかりとした音楽が軸となり、美しく豊麗な
歌唱が響き渡る素晴らしい作品。伝統あるベルギー古楽界で高い評価を得てい
るネーヴェルが率いる声楽・器楽アンサンブルのクレンデの安定した体内に染
み入る演奏が心地よい1枚です。

ACC 24185(SACD-Hybrid) \2580
ジョン・メイナード、トマス・モーリー、ジョン・ダウランド、
ウィリアム・ブレイド、ジョン・プレイフォード、マシュー・ロック より 
アンサンブル・エコー・ドゥ・ダニューブ ミリアム・アレン(S)
ロブ ウィン・ジョーンズ(ナレーター)
17世紀イギリスで流行した「仮面劇」(ダンスや歌を取り入れた演劇で登場人
物が仮面を付け上演された)で使用されていた作曲家の音楽を集め、11章の仮
面劇仕立てにした当時の「マスク」を再現した意欲的な企画です。「仮面劇」
は宮廷や上層階級の観客のために滑稽な強烈風刺劇として紹介され、たいてい
は宮廷の人々に媚びるような寓話などが取り上げられていました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.22

2007年12月19日 19時11分17秒 | Weblog
★当店HPにローム・ファンデーションSP復刻第3集のコメント付案内を掲載
しました。


<ANGEL RECORDS>
X-3460782(US盤) \2080 ※1月下旬先行発売予定。国内盤は2月下旬予定
SARAH BRIGHTMAN:SYMPHONY
国内盤はボーナス・トラック付(Forbidden Colors-禁じられた色彩:映画『戦
場のメリークリスマス』で使用された坂本龍一の名曲)
3月にボーナス・トラック1曲(Vide Cor Meum(新録))付きのインターナショナ
ル盤(E盤)のリリースを予定しております。
国内盤とインターナショナル盤はボーナス・トラックが異なります。
昨年リリースした初の本格的ベスト盤が世界中でヒット。日本でも約60万枚を
記録し、ゴールド・ディスク大賞で「クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤ
ー」を受賞。そんな歌姫の新作は、劇的な幕開けに始まり美しい旋律が続く壮
大な物語へと続いている。ポップからクラシックまで頂点を極め続けるサラの
鋭い美学よりセレクトされた13曲を、英語、スペイン語、イタリア語、フラン
ス語、ドイツ語で操り魅了する華麗なるシンフォニー。
★ I Will Be With You (M6)
劇場版ポケットモンスターダイヤモンド・パール 
ディアルガvsパルキアvsグータライ主題歌収録
★ Running (M13)
IAAF「グリーン・プロジェクト」チャリティ・ソング収録
★豪華ゲストが参加!
アンドレア・ボチェッリ(『Time To Say Goodbye』以来初のデュエット)
ポール・スタンレー(ロック界のキングとのビッグ・コラボ)
アレッサンドロ・サフィナ(イタリア出身人気テノール歌手)
フェルナンド・リマ(絶大な人気を誇るラテン界の貴公子)
[TRACKLISTING]
1:Gothica
2:Fleurs Du Mal
3:Symphony
4:Canto Della Terra - featuring Andrea Bocelli
5:Sanvean
6:I Will Be With You (Where The Lost Ones Go)
 featuring Paul Stanley (-いつもそばに)
7:Schwere Traume (マーラー:アダージェット)
8:Sarai Qui - featuring Alessandro Safina
9:Storia d'Amore
10:Let It Rain
11:Attesa (カヴァレリア・ルスティカーナ)
12:Pasion - featuring Fernando Lima
13:Running (ジュピター-栄光の輝き)




<ACCENT>
ACC 24188(SACD-Hybrid) \2580
ハイドン:
ハープシコード協奏曲 ト長調 Hob.XVIII:4、
ハープシコード協奏曲 ヘ長調 Hob.XVIII:3
ディヴェルティメント  ヘ長調 Hob.II-20
エヴァルト・デマイヤー(Cemb) 
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
エヴァルト・デマイヤーのすっきりとした軽やかで粒立ちの良い音で協奏曲を
聴かせます。またディヴェルティメントではシギスヴァルト・クイケン率いる
ラ・プティット・バンドの自然体の演奏が、明るく伸びやかでくったくのない
音楽が、安らぎと心地よさを与えてくれます。




<FARAO>
S 108051(SACD-Hybrid) \2180
ブルックナー:
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1887/89年 第3稿)
エノッホ・ツー・グッテンベルク(指)
クラング・フェアヴァルトゥングO.
録音:2007年4月25 & 26日ウィーン、ムジークフェライン大ホールにおける
ライヴ
その豊かな響きから「黄金のホール」と呼ばれるウィーンのムジークフェライ
ンザール。この音楽の殿堂において、手兵クラング・フェアヴァルトゥング管
が結成10周年をむかえたことしの4月、グッテンベルクは2日間にわたりブルッ
クナーの「ロマンティック」を演奏しています。
その模様を収めた当アルバム。使用楽譜に近年再評価のきざしがみられるレー
ヴェ改訂版を採用している点とならんで、特徴的なのがヴァイオリンを舞台上
両翼に、また管楽器群の背後に6本のコントラバスを一列に並べるという楽器
配置。弦楽と金管、木管のバランスも絶妙で、響きはけっして重くなりすぎず、
みずみずしさと透明感を保持しているのがなによりの魅力となっています。
ちなみに、同オケはちょうどルツェルン祝祭管の例を思わせるように、ベルリ
ン・フィル、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立歌劇場、シュトゥットガル
ト州立歌劇場ほかドイツ有数の団体から、いずれもグッテンベルクの音楽に惚
れ込んで集ったメンバーばかり。さらに、ムジークフェラインという桧舞台も
あってのことでしょうか。演奏にかける意気込みの高さは半端じゃありません。
リファレンスにふさわしいとびきりの優秀録音。拍手入り。




<KII>
CCDEX 003 2枚組 \4200
ヴェルディ:レクイエム
広上淳一(指)
京都市交響楽団、同志社学生混声合唱団CCD創立60周年記念合唱団
菅英三子(Sp) 菅有実子(Ms) 佐野成宏(Tn) キュウ・ウォン・ハン(Br)
大谷圭介、吉川誠(合唱指導)
2007年10月7日 京都コンサートホール大ホール
同志社学生混声合唱団CCDは、戦後まもない1947年、同志社グリークラブと旧
制同志社女子専門学校(現同志社女子大学)クワイヤーとが合同で歌ったこと
に端を発し、Collegiate Choral Doshisyaと命名され、以来、その頭文字を
とったCCDの愛称で宗教音楽をメインレパートリーとして取り組んできた。
今回の創立60周年の「ヴェル・レク」のために全国から220名を超えるメンバ
ーが集まり熱気溢れる、渾身の演奏が誕生した。




<claves>
50 2708 \2180
モノラル
(1)ラロ:スペイン交響曲(4楽章版)
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ナタン・ミルシテイン(Vn)
(1) アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立放送管弦楽団
(2) パウル・クレツキ(指)北ドイツ放送交響楽団
録音:(1)1955年9月11日
(2)1960年9月6日モントルー9月音楽祭(ライヴ)
[スイス・ロマンド放送による収録]
収録当時、テクニックの絶頂にあったミルシテインによる協奏曲ライヴはとも
にスイス・ロマンド放送の正規音源より復刻。ミルシテインといえば、同じク
リュイタンスとの顔合わせによるチャイコフスキーの協奏曲ライヴ(RSR.6202)
がとんでもなく熱くはげしい内容だったモントルーの9月音楽祭ライヴ。ここ
でのラロもまたそれに匹敵する大爆演となっています。第1楽章冒頭のトゥッ
ティのあとにつづく、大きく見えを切るミルシテインのソロ。そして、ちょっ
とした音の混濁などあえて辞さないクリュイタンスの思い切り良く突き進む熱
い指揮ぶりもライヴならではの醍醐味といえるでしょう。なお、ここではサラ
サーテ初演時の慣例にしたがって第3楽章をカットする形での演奏となってい
ます。
いっぽう、クレツキとのブラームスもどこか逡巡するかのような第1楽章から、
スタジオ盤にくらべてテンポの自由度と表現に柔軟性がみられ、ヴァイオリン
の濃厚でなまめかしい表情がわすれがたい味わい。今は亡き大家たちによるス
リリングなライヴ演奏が存分に楽しめる一枚は、音質もいくぶんデッドながら
きわめて生々しく迫力にも欠きません。終演後の拍手入り。




<TAHRA>
WEST 3009 2枚組 \4600
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
(2)「レオノーレ」序曲第2番 Op.72a
(3)「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
(4)劇音楽「エグモント」 Op.84
(5)大フーガ Op.133
ヘルマン・シェルヘン(指)
(1)(2)(3)(4)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
(5)イングリッシュ・バロック管弦楽団
(1)パウル・バドゥラ=スコダ(P) (4)マグダ・ラーズロ(S)
録音:(1)1958年7月(ステレオ),(2)(3)(4)1953年7月,(5)1954年9月14日
鬼才指揮者ヘルマン・シェルヘンのベートーヴェンの録音です。ピアノ協奏曲
第3番は、当時ウィーンの人気若手だったバドゥラ=スコダと完成させた全集
の中の一つで、ステレオ初期の名盤として知られていたもの。「エグモント」
は、序曲を含め10曲を収録。TAHRAからは、1960年にライプツィヒ放送交響楽
団との録音がCDになっていました。大フーガは珍しくイングリッシュ・バロッ
ク管弦楽団との録音。TAHRAからは1962年のルガーノでの録音がCDになってい
ました。いずれもシェルヘンらしいエネルギッシュな名演です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.21-1

2007年12月19日 12時54分33秒 | Weblog
★臨時休業のご案内★
当店は12月21日から24日まで休業とさせていただきます。その期間はメール
のお返事等は差し上げられない場合がございますので、よろしくお願いいた
します。



<OEHMS CLASSICS>
OC626(SACD-Hybrid) \1550
ワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より、デュエット場面集
(第1幕第5場、第2幕第2場、第2幕第3場より)
デボラ・ポラスキー(Sp) ヨハン・ボータ(T)
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン放送交響楽団 ハイデ・ブルンナー (Ms)
包容力と表現力たっぷりのポラスキ、若々しく直情的ながらも品のあるボータ。
この2人が息詰まるニ重唱を聞かせます。そのバックでこれでもかと鳴りまく
るオーケストラの咆哮と官能。SACDフォーマットの音質の良さを最大限に活か
した広がりのある音場も魅力的で厚みのある音のうねりに身を任せる快感を存
分に味わうことが可能です。ぜひ全曲で録音してもらいたい!と熱望のプロ
ジェクトです。
現在、ブリュンヒルデ、イゾルデ、ゼンタ、ヴェーヌス、オルトルート…とい
った、ワーグナー・オペラの女主人公の役柄を一手に引き受けているアメリカ
出身のドラマティック・ソプラノ、デボラ・ポラスキ。1983年にイゾルデ役を
初めて手がけて以来、アバド指揮ベルリン・フィル、メータ指揮フィレンツェ
歌劇場、バレンボイム指揮ベルリン国立歌劇場。ウィーン国立歌劇場では、彼
女無しのワーグナーは考えられないほど大きな成功を収めてきたポラスキ。豊
麗な歌声を見事にコントロールする知的な歌唱は、まさに 21世紀のワーグナー
歌手に相応しい新鮮な魅力を放っている。2005年の東京オペラの森での「エレ
クトラ」、2006年メトロポリタン歌劇場来日での「ワルキューレ」(ブリュン
ヒルデ役)での迫真の歌と演技のゆえに日本でも鮮烈な印象を持っている音楽
ファンは数多いはず。当アルバムでは、ポラスキが最も得意とするイゾルデを
満喫できるはず。 2008年7月パリ国立オペラ、デュカスの歌劇「アリアーヌと
青ひげ」で,アリアーヌ役での来日が決まっている。
ウィーンを本拠に、ワーグナー、R.シュトラウスからヴェルディ、プッチーニ、
レオンカヴァッロなどのヒロイックな役柄を幅広く手がけ、大きな人気を誇る
ヘルデンテノール、ヨハン・ボータ。カイザースラウテルン、ハーゲン、ボン
などドイツの歌劇場を中心に活動を開始し、瞬く間に欧米のオペラハウスで引
っ張りだことなった輝かしい経歴を持つ。ワーグナー・テノールの真髄、豊か
な感情をこめてヒロイックに歌うボータの特質が100%発揮された。
今や、ウィーンで最も実力・人気のド・ビリー。バルセロナの名門リセウ歌劇
場で「リング」「トリスタン」をはじめとするワーグナー上演で大成功を収め
てきた気鋭のベルトラン・ド・ビリーがバックをつとめているのも大きなポイ
ント。ワーグナー指揮者としての大きな呼吸がそれに続くドラマを予感させる。
主兵のウィーン放送響も、彼が来てから、他の2つのメジャーオケの実力さえ
をも脅かしているらしい。
【録音】2004-2005年、オーストリア放送クルターハウス

OC617(SACD-Hybrid) \1550
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.4
第5番ハ短調 Op.10-1、第6番ヘ長調 Op.10-2、第7番ニ長調、
第8番ハ短調 Op.13「悲愴」
ミヒャエル・コルスティック (p)
ヨーロッパで「ドクター・ベートーヴェン!」と呼ばれ、エコー賞を受賞する
など非常に高い評価を得ているコルスティックのベートーヴェン・ピアノ・ソ
ナタ集、4枚目。今回は超名曲「悲愴」を含む初期の作品を4曲収録。爆発的な
エネルギーを秘めた第5番ハ短調の第1楽章の冒頭部分と叙情的過ぎるほどの第
2楽章のコントラストに唖然としてください。そしてその驚きはアルバムの最
後まで持続します。柔和な第6番、そして疾走するかのような第7番。どこもか
しこにも漲るエネルギーは爆発寸前。余裕あふれる「悲愴」での歌い口もたま
りません。(絶妙な強弱とテンポ設定の第2楽章の美しさは絶品) もちろん全て、
ベートーヴェンの自筆譜から研究し演奏に望んでいます。派手さはなくとも味
のある、コルスティックのベートーヴェン。これからも楽しみです。
【録音】2006年 5月17-20日、 ブレーメン放送ゼントザール

OC809 \1550
フランツ・ラッハナー: 宗教合唱作品集
「ミサ曲 ヘ長調 Op.130」 「スターバト・マーテル Op.154」 「詩篇 15番」
ゲルト・グクルヘール(指揮)
ミュンヘン・オルフェウス合唱団
ベートーヴェン、シューベルトの同時代人、シューベルトと親交を持っていた
としてのみ知られるフランツ・ラハナー(1803-1900)。ウィーンで、オルガン
奏者やケルントナートーア劇場の首席指揮者を務め、さらに1835年にミュンヘ
ン宮廷劇場の指揮者音楽総監督を務めるなど、ドイツやオーストリアの重要な
地位を歴任している。また、様々なジャンルを手掛け、古典的伝統に基づいた
様式のうちに仄かなロマン的香りを加味した作風は当時広い人気を得ていた。
現在では、彼はどちらかというと室内楽の作曲家として有名で、堅実な構成の
中に叙情性が浮かび上がる、まさにシューベルトの後継者の音楽を作曲し、そ
の端正で美しい作品を愛する人も多いはずです。ここで聴けるのは彼の珍しい
宗教合唱作品。室内楽や管弦楽作品での「ロマン派」の様式ではなく、もう少
し前の時代の音楽を模した作風で、無伴奏ながらも各声部の動きが雄弁で、和
声的には古典派ですが少しだけルネサンスやバロックの声楽曲(ラッソスやパレ
ストリーナ)を思わせる部分もあり、まことに興味深い音楽と言えるでしょう。
メンデルスゾーンの声楽曲が好きな人だったら間違いなくはまります。




<RCA RED SEAL US>
88697213402 2枚組 \1980
エッセンシャル・ジュリアン・ブリーム
タレルガ:「アルハンブラの思い出」、
ヴイラ=ロボス:「12のエチュード」より第 7,8,12番、
ホアキン・マラッツ:「セレナータ」、
ホアキン・トゥリーナ:「ファンダンギーリョ」Op.36、
ルーセル:「セゴヴィア」Op.29、
ウォルトン:「5つのバガテル」、
ファリャ:「ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌」「粉屋の踊り」、
エミリオ・プジョール:「グアヒーラ」、
ロドリーゴ:「ファリャへのオマージュ」、
ブリテン:「グロリアーナ」より、
サンス・ガスパール:「ガリアルダ」「カナリー」「ヴィリャーノ」、
J.S.バッハ:「トリオ・ソナタ第 1番 BWV525」、
ディオニシオ・アグアド:「ロンド イ短調 Op.2-3」、
ソル:「魔笛の主題による序奏と変奏」、
ボッケリーニ:「ギター五重奏曲 G448 ファンダンゴ(ギターとチェンバロ版)」
ジュリアーニ:「ロッシーニアーナ第1番」、
グラナドス:「詩的なワルツ集」、
マルコム・アーノルド:「ギター協奏曲Op.67」より第2楽章
ジュリアン・ブリーム(ギター、リュート)
ブリーム・コンソート、 ジョージ・マルコム(Cemb)、
メロス・アンサンブル
20世紀を代表するギタリストの一人、ジュリアン・ブリーム。このベスト盤で
は有名なギターの作品だけでなく、ルネッサンスのスペイン作曲家から、彼の
友人だった作曲家の作品まで、幅広く網羅しています。
13歳でセゴビアと出会い、本格的にギターに開眼し、14歳でデビュー。わずか
10代で名声を確立した。彼は、ギターのレパートリーを大幅に拡大しただけで
なく、ブリテン、ウォルトン、アーノルド、ヘンツェ、バークリー、武満 徹
などの現代作曲家も彼に多くの作品を書いた。ギターだけでなく独学で古典
リュート奏法も習得。古楽器アンサンブル「ブリーム・コンソート」を設立し、
ルネッサンス・バロック作品の数々を復興してきた。名現代ギター奏者ジョン
・ウィリアムズとの名デュエットも行ってきた。事故の後遺症のため、2002年
に引退している。
【録音】1959-1969年

88697213572 2枚組 \1980
エッシェンシャル・モンセラート・カバリエ
プッチーニ:「ボエーム」より、
ヴェルディ:
「椿姫」より、「二人のフォスカリ」より、「リゴレット」より、
「レクィエム」より
ドニゼッティ:
「ルクレツィア・ボルジア」より、「ヴェルジーのジェンマ」より、
ロッシーニ:「セミラーミデ」より、
ベッリーニ:「海賊」より、「ノルマ」より、
チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」より、
レオンカヴァッロ:「道化師」より、
R・シュトラウス:「サロメ」より、
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より、
モンセラート・カバリエ、75歳記念ベスト盤来年 75歳を迎えるカバリエは、
大きな会場でのコンサートは引退としていますが、いまだヨーロッパの小劇場
やサロンでコンサートを行い絶賛を浴びているソプラノ歌手です。もちろんコ
ンサート・チケットは即完売。この記念的アルバムの1枚目は、彼女の絶頂期
の今までの輝かしいオペラへの録音の中から名アリアを収録。もちろんベルカ
ント・オペラだけでなくワーグナーまで、絶妙なピアニッシモも絶品。
【録音】1965-1971年




<ALBANY>
TROY951 \1980
「たくさんの月」
ホルヘ・リデルマン(1957-):独奏、ニ重奏、三重奏集
たくさんの月/ドレミファソラ/シャコンヌ/古い時代/進句/ホケトゥス/歌/
歩道
カーラ・キルステッド(Vn,歌)、キャサリン・ヒーター(Cemb)、
バークリー現代室内プレイヤーズ、
フロリアン・コンツェッティ(Perc)、ケアリー・ベル(Cl)、
アンソニー・ストリップレン(Cl)、他
リデルマンはブエノス・アイレスで生まれ、シカゴ大学で博士号を取得しま
した。1987年から2006年の作品が収録されており、性格は異なっていますが、
「進句」以外は、バード、マショーからアルジェンティンの民俗舞踊まで、既
存の音楽を素材としていて、「たくさんの月」の歌詞は俳句に基づいています。

TROY953 \1980
エリック・モー(1954-):「セイレーンの歌」
(1)セイレーンの歌(2)そして異種のアリの農場からの挑発的な英雄
(3)オルフェウスへのソネット
(1)エリザベス・ファーナム(S)、エリック・モー(P)、
(2)ロブ・フランケンベリー(T)、エリック・モー(P)、
(3)クリスティン・ブランデス(S)、現代音楽グループ、
2000年-2007年録音
モーはピッツバーグ大学教授を務め、ピアニストとして多数の現代作品を演奏
し、サンフランシスコを拠点とするイヤープレー合奏団の創立メンバーです。
初めの2作品は大体調性的ですが、モーは様式的正統性を無視し、旋律(しばし
ば角張っている)と和声がその作品で重要な役割を果たしています。

TROY962 \1980
「クラリオン(明快なラッパの響き)」
(1)エリック・エワゼン(1954-):
ヴァイオリン、トランペットとピアノのための三重奏曲
(2)デーヴィッド・ホドキンソン:
クラリオン-トランペットのためのカノン的前奏曲
(3)ジェームズ・ウィントル(1942-):鍵
(4)エワゼン:ニュー・イングランドの肖像
クリス・ゲッカー(Tp)、
デーヴィッド・サルネス(Vn)((1))、
リタ・スローン(P)((1)(2)(3))、
エリック・エワゼン(P)((4))
2006年7・11月、2007年4月録音
ゲッカーはイーストマン音楽学校とメリーランド大学で学び、現在同大学教授
です。18年間アメリカ金管五重奏団に所属し、聖ルカ管弦楽団主席トランペッ
ト奏者も務め、オルフェウス室内管弦楽団の主席奏者としてしばしば演奏しま
した。

TROY963/64 2枚組(1枚分価格) \1980
ネッド・ローレム(1923-): 見えない物の証拠-36の歌曲集
タミー・ティバーツィ(S)、アレクシス・バーセレミー(Ms)、
グレン・アルミラ(T)、ジェームズ・J. キー(Br)、
ミカエル・エリアセン(P)、2006年8月録音
ローレムはアメリカで最も重要な声楽曲の作曲家の一人です。この曲名は、見
えない物は永遠だというコリント書の言葉から採られ、古今の24人の作家によ
る歌詞に叙情的な音楽が付けられ、全体は内容によって3部に分かれています。

TROY968 \1980
(チャールズ・ウォリネン・シリーズ)
チャールズ・ウォリネン(1938-):「声楽作品集」
二つの機械の肖像/長い船/弦をはじく/見えるもの/2006年9月11日/フェントン
歌曲集/トマス・モーリーのキリストの十字架/聖霊降臨日/音楽のリュートへ
の歌/冬の物語/他
ライアン・マクファーソン(T)、メアリー・ネッシンガー(Ms)、
フィリス・ブリン=ジュルソン(S)、エリザベス・ファーナム(S)、
ウィリアム・ファーガソン(T)、
チャールズ・ウォリネン指揮
リンカーン・センター室内楽協会、他
1993-2006年録音
ウォリネンは叙情的で表情に富み、劇的な出来事に満ちた音楽を書く「マキシ
マリスト」と評され、その作品は力強い和声と優雅な技巧を特徴としています。
ここに収録された作品は1作を除いて過去20年の間に、ほとんとがニューヨー
クのグッゲンハイム・シリーズのために作曲されました。

TROY969 \1980
ミロス・ライコヴィチ(1956-):「バグダッド」
B-A-G-D-A-D(バグダッド)-6音主題による音楽(ハープ用・弦楽四重奏用・ピア
ノ用の3曲)/アメリカよ、戦争をやめろ/警告(ピアノ三重奏用2曲)/イラクの連
祷/小さな平和な音楽/哀歌
ニーナ・ケルマン(Hp)、アナ・ミロスヴィエヴィチ(Vn)、
ミロス・ライコヴィチ(P)、アルコ弦楽四重奏団、
エヴァルト・ヘンゼラー(Bfl)、時光芳恵(Bfl)、
アレクサンドル・ゼムゼロフ指揮
ソボリャネ・ロシア室内合唱団、他
1991-2007年録音
ライコヴィチはベオグラードで生まれ、1999年に同地がアメリカとNATOに78日
間爆撃された後に、初めての反戦作品「警告」を作曲しました。ここに収録さ
れているのは皆反戦を主題とした作品で、「アメリカよ、戦争をやめろ」は
2003年1月ワシントンでの反戦集会の録音です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.21-2

2007年12月19日 12時54分05秒 | Weblog

TROY971 \1980
「逆流」
アンドリアン・ペルトー(1963-):旋法的逸脱
ミクロス・マロス(1943-):アラベスク/ファーナンド・ベナドン:歌72
スコット・リンドロス:ダルムシュタットからトレーンを追いかけて
ロナルド・ローズマン:パルティータ
グレゴリー・ワナメーカー:
ソナタ「機械仕掛けのサックスによるめでたい結末」
(訳注:”dues ex machina(急場の救いの神)のもじり)
ノア・ゲッツ(Sax)、
ジェフリー・チャペル(P)
クラシック音楽にジャズの要素を混合する実験においてサクソフォンは重要な
役割を演じてきていて、ここにはそのような20世紀の作品が収録されています。
ゲッツはマンハッタン音楽学校とカリフォルニア州立大学で学び、ジャズ演奏
家としても活動しています。

TROY972 \1980
「チェロのためのアメリカ音楽」
ピストン(1894-1976):チェロと管弦楽のための変奏曲
アーサー・バーガー(1912-2003):チェロとピアノのための二重奏曲
アーサー・フット(1853-1937):チェロとピアノのための3つの小品op.1
ピストン:チェロとピアノのための二重奏曲
ロバート・エヴェット(1922-1975):チェロ協奏曲第2番
ルイス・レギア(Vc)、
ケヴィン・ノエ指揮
テクサス大学管、ロバート・フリーマン(P)、
リチャード・ベールズ指揮
ナショナル・ギャラリー管
1971・2003・2006年録音
レギアはパリのエコール・ノルマルとジュリアード音楽院で学び、レナード・
ローズ、カザルスらに師事しました。1963年から2007年までボストン交響楽団
に所属し、独奏者として世界各地で演奏し、多くの現代作品を初演しました。
バーガーのピアノでこの二重奏曲を演奏したこともあります。

TROY973 \1980
メイラ・ワーシャウアー:「砂漠の中の流れ」
(1)安息日の朝の礼拝(2)砂漠の中の流れのように(3)愛
カーク・トレヴァー指揮
スロヴァキア放送響、
スロヴァキア・フィル合唱団((1)(3))、
ステファニー・グレゴリー(S)((1))、マイケル・ヘンドリ
ック(T)((1))、ジェニファー・ハインズ(Ms)((3))、他
2006年1月録音
ワーシャウアーはニュー・イングランド音楽院、南カロライナ大学で学び、ユ
ダヤを主題とする作品を多数作曲しています。第1曲と第3曲の歌詞はヘブライ
語の聖書を作曲者が翻訳したもので、第2曲は1998年、イスラエルの建国50年を
祝ってデートン・フィルハーモニー管弦楽団から委嘱されました。

TROY974/75 2枚組 \3960
ウィリアム・セペダ:「ボンバ・シンフォニカ」
序曲-ロイサのための歌/ボンバ組曲/新世界組曲/色とりどりの組曲/
声を伴う組曲
アンドレス・モンタネス(T)、カルロス・アポンテ(T)、
ネリー・レブロン(A)、アドリアナ・クライセンバーグ(S)、
デーヴィッド・ギルバート指揮
ブロンクス・アート・アンサンブル
ボンバはアフリカの音楽や踊りに起源を持つプエルトリコの音です。ここで育
ったセペダは、バークリー音楽大学とクイーンズ大学で学んだ後、この音楽を
基礎として、クラシックとジャズの領域で作曲家・トロンボーン奏者として活
動しています。

TROY976 \1980
「ソナタ幻想曲」
サミュエル・ザイマン(1956-):フルート・ソナタ
マシュー・ハルパー(1966-):私は甘い歌を作る
ポール・シェーンフィールド(1947-):私が求めた唯一の事
デーヴィッド・マスランカ(1943-):フルートとピアノのための二重奏曲
ジョゼフ・シュワントナー(1943-):黒いアネモネ/ハルパー:ソナタ幻想曲
キンバリー・マコール・ライジンガー(Fl)、
アリソン・ブルースター・ランゼッティ(P)
2005年11月録音
ライジンガーはマーナ・ブラウン国際コンクール、2003年中部アメリカ室内楽
コンクールで入賞しました。イリノイ交響楽団、イリノイ室内管、シュガー・
クリーク交響楽団の主席フルート奏者を務め、ソネリーズ木管五重奏団、リン
デン・フルート・ギターニ重奏団のメンバーで、多数の現代曲を初演してい
ます。

TROY977 \1980
「イスラエルの作曲家によるチェンバロ音楽」
ハイム・アレクサンダー(1915-):ペルシアの歌による即興
イーナム・レーフ(1953-):悲歌(カナン人の幻想曲第3番)
イェヘズケル・ブラウン(1922-):鍵盤楽器の4つの小品
ウリ・ブレナー(1974-):7時‐11時とずっと遅く
ディナ・スモルゴンスキー(1947-):チェンバロのための3つの舞曲
ベンジャジン・バル=アム(1923-):リコーダーとチェンバロのための小組曲
セルジュ・ナトラ(1924-):チェンバロのための変奏曲
ベン=ハイム(1897-1984):マンドリン、ギターとチェンバロのためのソナタ
マリナ・ミンキン(Cemb)、
ドロラ・ブルック(Bfl)、
アロン・サリエル(Mand)、
ハナン・フェインステイン(G)
2006年8月・2007年3月録音
ミンキンはウクライナで生まれて1981年イスラエルに移り、イェルサレム音楽
院とボストン大学で学びました。独奏者、テル・アヴィヴ・バロック三重奏団、
フェニックス合奏団、イスラエル現代音楽プレイヤーズのメンバーとして活動
するほか、アド・リビトゥム合奏団を創立して監督を務めています。

TROY980 \1980
「空の景色-ブライアン・フェネリー(1937-)の室内楽」
空の景色3/アリアと間奏曲集(弦楽四重奏曲第2番)/スヒ!/カンツォーナと舞曲
/3つのピアノ曲
ダ・カーポ室内プレイヤーズ、
プロ・アルテ弦楽四重奏団、ブレア・マクミリン(P)、他
2004年10月・2005年5・11月録音
フェネリーはイェール大学で学び、1968年から1997年までニューヨーク大学教
授を務めました。ここに収録された作品はヨーロッパとアメリカの伝統に根差
しており、20世紀初期オーストリアの室内楽やフランス楽派の繊細な音の影響
を受けています。第3曲は作曲家姜硯煕(カン・スヒ)のソウル大学退官を祝って
書かれました。

TROY984 \1980
エリック・エワゼン(1954-):「雲を彫刻する」
クラリネットとピアノのためのバラード/ピアノ三重奏曲/ピーター・ロクジェ
ウィツの3つの歌/彼の熱を静める音楽に/朝の歌/クラリネット、ヴァイオリン、
チェロとピアノのための四重奏曲
カレン・ニール(S)、
アイビス・カメラータ
2006年録音
エワゼンはジュリアード音楽院で学んで1980年から同校で教え、国際現代音楽
協会副会長を務めています。ここには1980年代半ばから1990年代半ばまでの作
品が収録され、この時期の作品は、長く叙情的な旋律、東ヨーロッパの影響を
受けたリズム、基本的には調的・旋法的だが、続く時期よりは半音階的な和声
が特徴です。

TROY985 \1980
「ヴァーモントのクリスマス」
ダニエル・ピンカム(1923-2006):クリスマス・カンタータ
ジェスター・ヘアストン:
聖母マリアの男の子/クリスマスのクラッカー1‐3(民謡)/おお来たれ、信仰篤
き者皆
ジョゼフ・オーガスティン:
ハイチ島のクリスマス/タントゥム・エルゴ(民謡)
ファーナビー(1563頃-1640):
ファンシー、トイと夢/お部屋を飾ろう(ウェールズのキャロル)/おはよう、
クリスマスだ(カリブ人のクリスマスの歌)/他
カウンターポイント、
デーヴィッド・ニーウィーム(Org)、
ヴァーモント響金管五重奏団
2007年6月録音
声楽アンサンブルのカウンターポイントとヴァーモント交響楽団金管五重奏団
は、2003年に一緒に演奏会を始めるとすぐに聴衆からCDを求められ、ここに初
めて発売されました。「クリスマスのクラッカー」は「荒野の果てに」「ジン
グル・ベル」「クリスマスおめでとう(We wish you a merry Christmas)」と
して知られています。

TROY986 \1980
ラリー・ベル:「弦楽のための音楽」
弦楽四重奏曲第3番(ベートーヴェンへの敬意)/天国の反復句/タラブ
ボロメオ弦楽四重奏団、ジョン・ミュラトア(G)、タラブ・チェロ合奏団
2007・1999・2004年録音
ベルはジュリアード音楽院でパーシケッティ、セッションズに学び、ニュー・
イングランド音楽院教授、バークリー音楽大学准教授を務めています。第1曲
は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲作品131と132の影響を受けて前衛の外側で
書かれた作品です。ボロメオ四重奏団には元淵舞がヴィオラ奏者として加わっ
ています。




<DEMUSICA>
DEMUSICA 201 2枚組 \4050
デムス:オペラ「愚か者と死」
イェルク・デムス(pf)
オーストリアの詩人、フーゴ・フォン・ホーフマンスタールの戯曲「Der Tor
und der Tod」を基にデムス自らが作曲した作品です。ホーフマンスタールは
ウィーン世紀末文化を代表する青年ウィーン派の一員で、「ソフォクレス・エ
ウリピデス」などの古典劇に近代的解釈を加えて、優れた翻案・改作を作り出
し印象主義的な新ロマン主義の代表的作家としても有名です。また作曲家リ
ヒャルト・シュトラウスと協力して「薔薇の騎士」などのオペラ作りにも尽力
したことも特筆できます。デムスの自作自演集として貴重な1枚です。

DEMUSICA 99 2枚組 \3380
ベヒシュタイン使用による名演奏集
ブラームス:ラプソディOp.79-2、間奏曲Op.117-2
リスト:
巡礼の年第2年イタリアより「ペトラルカのソネット」第123番、
コンソレーション
ドビュッシー:
沈める寺、月の光、月の光がふりそそぐテラス、そして月は廃れた寺に落ちる
デムス:
素朴なソナタOp.19より「ノクターン」、
記憶Op.6より「Les Cloches du Soir」、他 デムス自作自演集付
2006年10月福島県南会津町御蔵入交流館文化ホール収録。同ホール所有のベヒ
シュタインを弾いた録音。ドビュッシーが「ピアノ音楽はベヒシュタインのた
めに書かれるべきだ」と言ったことは有名な話ですが、一時は世界で最高の
シェアを誇り、ヨーロッパの貴族に最も愛された、由緒正しいピアノです。多
くの貴重なピアノを所有するデムスですが、このホールのベヒシュタインもま
た、デムスを魅了したのでしょう。
ディスク後半収録の「月」をテーマにしたドビュッシーの作品を演奏していま
すが、これがデムスの真骨頂的な絶品。またデムスのこだわりで作成されてい
る写真満載のブックレットは60ページ。日本語表記有り。
デムス自作(1998年録音)も収録されています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-12 No.20-1

2007年12月19日 12時53分35秒 | Weblog
★【数量限定特価】は、代理店の在庫がなくなり次第終了となります。
ご注文をいただいても入手出来ない場合がございますので、ご了承下さい。

<MELODIYA>
MELCD 1000100 \1780
ショパン(1810-1849):
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ドミートリー・キタエンコ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年3月27日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1000105 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):晩祷 Op.37
イリーナ・アルヒーポワ(メゾソプラノ)
ヴィクトル・ルミヤンツェフ(テノール)
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)
ソヴィエト国立文化省室内合唱団
録音:1986年、スモレンスク大聖堂

MELCD 1000413 3枚組 \5340
ボロディン(1833-1887):オペラ「イーゴリ公」
イワン・ペトロフ(バス:イーゴリ公)
タチヤナ・トゥガリノワ(ソプラノ:ヤロスラヴナ)
ウラディーミル・アトラントフ(テノール:ウラディーミル)
アルトゥール・エイゼン(バス:ガリツキー公)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス:コンチャク)
エレーナ・オブラスツォワ(メゾソプラノ:コンチャコヴナ) 他
マルク・エルムレル(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1969年、モスクワ

MELCD 1000433 \1780
ヴェルディ(1813-1901):レクィエム
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
イリーナ・アルヒーポワ(メゾソプラノ)
ウラディーミル・イワノフスキー(テノール)
イワン・ペトロフ(バス)
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
グリンカ・アカデミー・カペラ合唱団
録音:1960年7月12日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール

MELCD 1000434 \1780
モーツァルト(1756-1791):レクィエム ニ短調 K.626
ナデジダ・クラスナヤ(ソプラノ)
エフゲニヤ・ゴロホフスカヤ(メゾソプラノ)
ユーリー・マルーシン(テノール)
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)
ユーリー・テミルカーノフ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
国立アカデミー・ロシア合唱団
録音:1983年12月9日、モスクワ音楽院大ホール

MELCD 1000574 3枚組 \5340
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「スペードの女王」
ウラディーミル・アトラントフ(テノール:ゲルマン)
タマーラ・ミラシキナ(ソプラノ:リーザ)
ワレンチナ・レフコ(メゾソプラノ:伯爵夫人)
アンドレイ・フェドセーエフ(バリトン:エレツキー公爵)
ガリーナ・ボリソワ(メゾソプラノ:ポリーナ) 他
ウラディーミル・ヴァライチス(バリトン:トムスキー伯爵)
マルク・エルムレル(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1974年

MELCD 1000618 \1780
ロディオン・シチェドリン(1932-):
バレエ組曲「カルメン」(ビゼーのオペラ「カルメン」より)(*)
ピアノ協奏曲第1番(+)
エフゲニー・キーシン(ピアノ(+))
ウラディーミル・スピヴァコフ(指揮)
モスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団
アルメニア室内アンサンブル(*)
打楽器アンサンブル(*)
録音:1984年(*)/1986年4月27日(+)

MELCD 1000652 2枚組 \3560
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「エフゲニー・オネーギン」
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ:タチヤナ)
セルゲイ・レメシェフ(テノール:レンスキー)
エフゲニー・ベロフ(バリトン:オネーギン)
ラリーサ・アフデーエワ(アルト:オリガ)
イワン・ペトロフ(バス:グリョーミン公爵) 他
ボリス・ハイキン(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1955年

MELCD 1000667 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ「白鳥の湖」組曲
バレエ「くるみ割り人形」組曲
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1987年、モスクワ

MELCD 1000708 2枚組 \3560
グラズノフ(1865-1936):バレエ「ライモンダ」Op.57
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団
録音:1961年、モスクワ

MELCD 1000731 \1780
スヴャトスラフ・リヒテル・エディション Vol.1
J・S・バッハ(1685-1750):
イギリス組曲第3番ト短調 BWV808(*)
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052(+)
2台のピアノのための協奏曲第2番ハ長調 BWV1061(#)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
クルト・ザンデルリング(指揮(+)) ソヴィエト国立交響楽団(+)
アナトーリー・ヴェデルニコフ(ピアノ(#))
ルドルフ・バルシャイ(指揮(#)) モスクワ室内管弦楽団(#)
録音:1948年(*)、1959年(+/#)、モスクワ

MELCD 1000732 \1780
スヴャトスラフ・リヒテル・エディション Vol.2
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」Op.13
8つのバガテル;ヘ短調 Op.33 No.3/ハ長調 Op.33 No.5
ハ長調 Op.119 No.2/ハ長調 Op.119 No.7/イ短調 Op.119 No.9
ト長調 Op.126 No.1/ロ短調 Op.126 No.4/変ホ長調 Op.126 No.6
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
ピアノ、合唱と管弦楽のための幻想曲ハ短調 Op.80(*)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
クルト・ザンデルリング(指揮(*))
モスクワ放送交響楽団(*) 国立アカデミー・ロシア合唱団(*)
録音:1959年(*以外)、1952年(*)、モスクワ

MELCD 1000733 \1780
スヴャトスラフ・リヒテル・エディション Vol.3
シューマン(1810-1856):
幻想小曲集 Op.12(*)/ユモレスク 変ロ長調 Op.20(*)
ノヴェレッテ Op.21(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1956年(*)、1960年(+)、モスクワ

MELCD 1000734 \1780
スヴャトスラフ・リヒテル・エディション Vol.4
シューベルト(1797-1828):
楽興の時 Op.94 D.780 Nos.1-3(*);ハ長調,ヘ短調,変イ短調
即興曲変イ長調 Op.142 No.935 No.2(*)
ショパン(1810-1849):
練習曲ホ長調 Op.10 No.3(*)/同ホ短調 Op.25 No.5(*)
ポロネーズ嬰ハ短調 Op.26 No.1(*)
フランク(1822-1890):前奏曲、コラールとフーガ(+)
バルトーク(1881-1945):15のハンガリー農民の歌 Sz.71(#)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1952年(*)、1956年(+)、1972年(#)、モスクワ

MELCD 1000735 \1780
スヴャトスラフ・リヒテル・エディション Vol.5
ショパン(1810-1849):ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21(*)
サン=サーンス(1835-1921):ピアノ協奏曲第5番ヘ長調 Op.103(+)
フランク(1822-1890):ピアノと管弦楽のための交響詩「鬼神」(#)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(*))
ソヴィエト国立交響楽団(*)
キリル・コンドラシン(指揮(+/#))
モスクワ青年管弦楽団(+/#)
録音:1966年(*)、1952年(+)、1953年(#)、モスクワ

MELCD 1000740 \1780
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.1
チャイコフスキー(1840-1893):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35(*)
シベリウス(1865-1957):
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47(+)
ヴァイオリンと管弦楽のためのユモレスク Op.87(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
モスクワ放送交響楽団(+)
録音:1968年(*)、1965年(+)、モスクワ

MELCD 1000741 \1780
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.2
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77(*)
ドヴォルジャーク(1841-1904):ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ放送交響楽団(*)
ソヴィエト国立交響楽団(+)
録音:1952年(*)、1949年(+)、モスクワ

MELCD 1000742 \1780
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.3 
ヴァイオリンとピアノのための小品集
ヴィターリ(1663-1745):/シャルリエ編曲シャコンヌ ト短調(*)
グルック(1714-1787)/クライスラー編曲:
オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」より メロディー(*)
シューマン(1810-1856)/アウアー編曲:献呈 Op.25 No.1(+)
シューマン/クライスラー編曲:ロマンス イ短調 Op.94 No.2(#)
ブラームス(1833-1897)/ヨアヒム編曲:
ハンガリー舞曲集より Nos.8,9,20,5(*)
ファリャ(1876-1946)/コハンスキ編曲:スペイン民謡組曲(*)
アルベニス(1860-1909)/Caterin編曲:愛の歌(6つの歌 より)(*)
グラナドス(1867-1916)/クライスラー編曲:アンダルーサ Op.37 No.5(#)
ドビュッシー(1862-1918)/カランバ編曲:
パスピエ(ベルガマスク組曲 より)(#)
ドビュッシー/ハイフェッツ編曲:美しき夕暮れ(#)
グラズノフ(1865-1936)/ロディオノフ編曲:
バレエ「ライモンダ」より 間奏曲(+)
ラフマニノフ(1873-1943)/クライスラー編曲:ひなぎく Op.38 No.3(*)
ラフマニノフ/プレス編曲:ヴォカリーズ Op.34 No.14(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ウラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ(*))
インナ・コッレゴルスカヤ(ピアノ(+))
アブラム・マカロフ(ピアノ(#))
録音:1946-1953年、モスクワ

MELCD 1000743 \1780
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.4
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100(*)/同ニ短調第3番 Op.108(+)
フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1972年3月19日(*)、1969年12月18日(+)、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ

MELCD 1000744 \1780
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.5
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz.75(*)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴァイオリン・ソナタ Op.134(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1972年3月19日(*)、1969年3月5日(+)、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1000746 \1780
ロシア・ピアノ楽派 Vol.1 ゲンリフ・ネイガウス(1888-1964)
モーツァルト(1756-1791):
ロンド イ短調 K.511(*)/2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448(*)(++)
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1&2巻 から(+)
デルフォイの舞姫,さえぎられたセレナード,ビーニョの門,雲の上の足跡
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1&2巻 から(#)
音と香りは夕べの空気に漂う,アナカプリの丘,ヒースの草むら,吟遊詩人
プロコフィエフ(1891-1953):束の間の幻影 Op.22(**)
ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ)
スタニスラフ・ネイガウス(ピアノ(++))
録音:1950年(*)/1948年(+)/1946年(#)/1956年(**)

MELCD 1000747 2枚組 \3560
ロシア・ピアノ楽派 Vol.2 ウラディーミル・ソフロニツキー(1901-1961)
モーツァルト(1756-1791):幻想曲ハ短調 K.475
シューベルト(1797-1828):即興曲 Op.19 D.899
シューマン(1810-1856):ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11
ショパン(1810-1849):
夜想曲嬰ヘ長調 Op.25 No.2/同ヘ長調 Op.15 No.14
ショパン:スケルツォ第1番ロ短調 Op.20/同第2番変ロ短調 Op.31
ラフマニノフ(1873-1943):
楽興の時 変ニ長調 Op.16 No.5/同変ホ短調 Op.16 No.2
スクリャービン(1872-1915):ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30
プロコフィエフ(1891-1953):
年とった祖母のお話 Op.31(*)/束の間の幻影 Op.22 から No.5(+)
風刺 Op.17 から No.3(+)/10の小品 Op.12 から Nos.2,3,6,7,8,9(+)
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1960年5月13日、モスクワ音楽院小ホール、ライヴ(*,+以外)
1946年12月2日、モスクワ(*)/1953年、モスクワ、スクリャービン博物館(+)

MELCD 1000748 \1780
ロシア・ピアノ楽派 Vol.3 ラザーリ・ベルマン(1930-2005)
リスト(1811-1886):
12の超絶技巧練習曲(*)
ハンガリー狂詩曲第9番変ホ長調「ペストの謝肉祭」(+)
ラザーリ・ベルマン(ピアノ)
録音:1959年(*)、1961年(+)、モスクワ

MELCD 1000749 \1780
ロシア・ピアノ楽派 Vol.4 エフゲニー・キーシン(1971-)
ラフマニノフ(1873-1943):
絵画的練習曲集 Op.39 から Nos.1,2,4,5,6,9
前奏曲変ト長調 Op.23 No.10/同イ短調 Op.32 No.8
リラの花 Op.21 No.5(歌曲より作曲者編曲)
スクリャービン(1872-1915):
2つの前奏曲 Op.27/4つの小品 Op.51/4つの前奏曲 Op.37
練習曲嬰ハ短調 Op.42 No.5
プロコフィエフ(1891-1953):束の間の幻影 Op.22 から Nos.16,11,17,10(*)
エフゲニー・キーシン(1971-):2つのインヴェンション(*)
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
録音:1986年5月23日(*以外)、1984年5月23日(*)、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ

MELCD 1000756 \1780
エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション Vol.1
モーツァルト(1756-1791):
交響曲第33番変ロ長調 K.319(*)
フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299(297c)(+)
交響曲第39番変ホ長調 K.543(#)
ボリス・トリズノ(フルート(+))
エレーナ・シニツィナ(ハープ(+))
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年2月2日(*)、1949年3月15日(+)、レニングラード(*/+)
1965年2月21日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(#)

MELCD 1000757 \1780
エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション Vol.2
ムソルグスキー(1839-1881):
オペラ「ホヴァンシチナ」から 第1幕前奏曲「モスクワの川の夜明け」(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「見えざる町キテジの物語」組曲(+)
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から 3つの間奏曲(#)
ドビュッシー(1862-1918):夜想曲(**)/牧神の午後への前奏曲(++)
ラヴェル(1875-1937):ボレロ(##)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1965年2月21日(*)、2月28日(++)、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ(*/++)
1949年4月4日(+)、1946年(#)、1952年12月28日(**)、12月30日(##)、
レニングラード(+/#/**/##)

MELCD 1000758 \1780
エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション Vol.3
ワーグナー(1813-1883):
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲(*)
オペラ「ローエングリン」第1幕前奏曲(+)/同 第3幕前奏曲(#)
オペラ「タンホイザー」序曲(**)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲,イゾルデの愛の死(**)
楽劇「神々の黄昏」から ジークフリートの葬送行進曲(**)
楽劇「ワルキューレ」から ワルキューレの騎行(++)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年1月31日?(*)、1978年3月30日(+)、3月31日(**)、
レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライブ(*/+/**)
1965年2月23日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(#/++)

MELCD 1000759 \1780
エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション Vol.4
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1972年1月21日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1000760 \1780
エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション Vol.5
シューベルト(1797-1828):交響曲第8番ロ短調「未完成」D.759(*)
シベリウス(1865-1957):
トゥオネラの白鳥 Op.22 No.3(+)/交響曲第7番ハ長調 Op.105(+)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年4月30日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライブ(*)
1965年2月23日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(+)




<SVETLANOV FOUNDATION>
SVET 04-006-1/6 6枚組 \7120
バラキレフ、リャプノフ:管弦楽作品集
ミリー・バラキレフ(1837-1911):
交響曲第1番ハ長調/交響詩「ロシア」/3つのロシアの歌による序曲
交響曲第2番ニ短調/交響詩「ボヘミアにて」
スペインの行進曲の主題による序曲
シェイクスピアの悲劇のための音楽「リア王」/交響詩「タマーラ」
組曲ロ短調/ショパンの4つの小品による組曲ニ短調
東洋的幻想曲「イスラメイ」
セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):
交響詩「ジェラソヴァ・ヴォラ」
交響曲第1番ロ短調/東洋的交響詩「ハシシ」
交響曲第2番変ロ短調/ロシアの主題による荘厳序曲
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト/ロシア国立交響楽団
録音:1971-1993年、from Evgeny Svetlanov's Archives

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする