クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

16-02 No.1

2016年02月01日 17時34分27秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー・シリーズ 第2回発売のご案内★
昨年4月に第1回発売を行いましたプレスCDですが、第2回発売のご案内です。
これまでのCD-Rの音質とはまた違った音質でお楽しみいただけます。
「運命」は78CDR-3521と同一マスターですが、「未完成」は当CDのための
新復刻音源です。これまで同様にノイズはありますが、生々しい音質でお楽しみ
いただけます。
当CDは当店の通販に加えて、東武トレーディング社を通じて、全国のクラシック
CD取り扱い店でもご購入いただけます。

78CD-3001 当店販売価格 \2080(税込) ※オープン・プライス商品
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独 ELECTROLA DB3328/32S (英 HMV DB3328/32S と同一録音)
(1937年10月8日、11月3日ベルリン、ベートーヴェンザール録音)

シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
墺 HMV DB21131/3
(1950年1月19-21日ウィーン、ムジークフェライン大ホール録音)

★☆ダイレクト・トランスファー・シリーズ DSDファイルの販売開始のお知らせ☆★
当シリーズの3000番台のタイトルはすべてDSDファイルでの販売も行っております。

販売メディア:USBフラッシュメモリー
(4GBを使用予定。1メモリーに1タイトルを収録。メモリーのメーカーの指定は
ご容赦下さい)
ファイル形式:DSDIFFまたはDSF(タイトルによってどちらかの形式になります)
付属品:DSDディスクに付属と同じフロント&バック・インレイ 各1枚
価格:1タイトル ¥1905(税別)

DSDファイルの再生はパソコンとUSB DACの組み合わせで行えます。
昨年よりメーカー数社が、DSDダイレクト再生に対応したリーゾナブルなDACの
発売を開始しました。当店のお薦めはKORGのDS-DAC-10です。
当店HPに商品リンクがございますので、ご利用下さい。

DS-DAC-10の商品説明
http://www.korg.co.jp/Product/Audio/DS-DAC-10/index.html
商品リンク
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/open.html

DSDディスク・DSDファイルは受注製造販売となりますので、ご注文をいただいて
から発送までにお時間をいただきますこと、ご了承下さい。

★ダイレクト・トランスファー・シリーズのDSDファイル配信サービス開始★
以前からご要望をいただいておりました配信サービスですが、この度、
信州.COMのご協力をいただき、DSDファイルの配信サービスを開始いたしました。
DSD録音のものは全タイトル取り扱いを予定しています。
http://shinshuu.com/dsda/

★フェイスブックを始めました。
https://www.facebook.com/goodies1983

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2016年2月新譜 5点発売★
発売予定:2016年2月下旬 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

33CDR-3599
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
オシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ユージン・リスト(ピアノ)
米 REMINGTON R-199-148(Mono)
(1953年録音)
オシー・レナルディ(1920-1953)はウィーン生まれのヴァイオリニスト。1932年
13歳でウィーンでデビュー。1937年アメリカに移住した。1941年米国陸軍に入
隊、2年後に除隊してステージに立った。レナルディが最も評判をとったのが
カーネギー・ホールの演奏会で弾いたパガニーニの「24の奇想曲」だった。だ
が将来を嘱望されたこのヴァイオリニストは1953年12月にニューメキシコでの
コンサート後に自動車事故で33歳の命を落とした。ピアノのユージン・リスト
(1918-1985)はフィラデルフィア生まれ。16歳の時ストコフスキー指揮フィラデ
ルフィア管弦楽団とショスタコーヴィチのピアノ協奏曲のアメリカ初演を行っ
た。レナルディはこのシリーズでブラームス:ヴァイオリン協奏曲(シャルル・
ミュンシュ指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)(78CDR-3141)と
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリ・ソナタ第1番と第3番(33CDR-3598)が出ている。

33CDR-3600
ショーソン:ピアノ, ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲作品21
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ロベール・カザドシュ(ピアノ)
ギレ弦楽四重奏団
ダニエル・ギレ(第1ヴァイオリン)
バーナード・ロビンス(第2ヴァイオリン)
エマヌエル・ヴァルディ(ヴィオラ)
ビーナー・ハイフェッツ(チェロ)
米 COLUMBIA ML4998(Mono)
(1954年12月1日ニューヨーク、30丁目コロンビア・スタジオ録音)
ヴァイオリンのジノ・フランチェスカッティ(1902-1991)はマルセイユ生まれ。
5歳でリサイタルを開き、10歳で公開演奏会を開いた。1924年にパリ・デビュー
し、その後ジャック・ティボー(1880-1953)の薫陶を得た。1939年アメリカに
デビューしそのままニューヨークに定住した。ピアノのロベール・カザドシュ
(1899-1972)はパリ音楽院でルイ・ディエメール(1843-1919)に師事し、1913年
に一等賞を得た。第2次世界大戦中にアメリカニ移住した。弦楽四重奏団のリー
ダー、ダニエル・ギレ(1899-1990)はロシア生まれ。パリ音楽院でジョルジュ・
エネスコに師事し、卒業後カルヴェ弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者を務
めた後1941年にアメリカに移住、1951年にトスイカニーニ指揮のNBC 交響楽団
のコンサート・マスターになった。その後ボザール三重奏団や自己の弦楽四重
奏団を結成して活躍した。

78CDR-3601
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19
(カデンツァ:A.シュナーベル)
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
イッサイ・ドブローウェン指揮
フィルハーモニア管弦楽団
英 HMV DB9099/102
(1946年6月6日ロンドン、EMI第1スタジオ録音)
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951)はシレジアのリプニク生まれ、1899年
7歳でウィーン音楽院に入り、1891年から97年に名教授テオドール・レシェティ
ツキ(1830-1913)に師事した。1901ベルリンでデビューし、1933年までこの地を
本拠にした。その後イギリス、イタリアに、1939年にはアメリカに移住した。
この録音は大戦後のもので、シュナーベルのベートーヴェン協奏曲の第2回目の
中のもの。1930年代の第1回のものと較べて、音質が圧倒的に優っている。
指揮者のイッサイ・ドブローウェン(1891-1953)はロシア帝国に生まれ、1921年
ソビエトを離れノルウェーに定住しオスロ・フィルハーモニーの指揮者になっ
た。EMIから録音用の指揮者として起用され、このフィルハーモニア管弦楽団の
ほか、戦前にはウィーン・フィルハーモニーを指揮して、ブロニスワフ・フー
ベルマンと共演したJ.S.バッハの協奏曲第1番(78CDR-3228)と第2番(78CDR-3595)
がこのシリーズで出ている。

78CDR-3602
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
(カデンツァ:Auer/Heifetz、Joachim/Heifetz、Joachim/Auer/Heifetz)
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC 交響楽団
米 VICTOR 17451/5
(1940年3月11日ニューヨーク録音)
(オーケストラの強音で音割れするところがあります)
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニ
スト。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に師事し10歳で
デビューした。1917年16歳の時に革命を逃れ一家はアメリカに移住し、少年ハ
イフェッツは一流演奏家として待遇された。その後青年期、壮年期から引退す
るまで世界最高のヴァイオリン奏者として崇められた。アルトゥーロ・トスカ
ニーニ(1867-1957)はイタリアのパルマ生まれの指揮者。1937年NBC交響楽団の
創立時に首席指揮者に迎えられた。この録音は二人の巨匠が顔を合わせた放送
録音の貴重な音源。SPレコードの盤面の切り替わり時が唐突にカットされて
いるが、NBC放送局の8Hスタジオの残響の少ない音が特徴。これまでの復刻盤
では人工的な残響を加えているので演奏の本質が伝わって来なかった。

78CDR-3603
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ長調作品125「合唱」
オスカー・フリート指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ブルーノ・キッテル合唱団
ロッテ・レオナルト(ソプラノ)
イェニー・ゾネンベルク(コントラルト)
オイゲン・トランスキー(テノール)
ヴィルヘルム・グットマン(バス)
日POLYDOR 60073/9(独POLYDOR 66657/63と同一録音)
(1928年ベルリン録音)
(初期SPレコードのためノイズが多くあります)
オスカー・フリート(1871-1941)はベルリン生まれのドイツの指揮者。最初ホル
ン奏者だったが、フランクフルトで作曲家のフンパーディンクに作曲の薫陶を
得、さらにベルリンでシャルヴェンカに師事した。1924年8月、独POLYDORに
ベルリン国立歌劇場管弦楽団を指揮してマーラー:交響曲第2番「復活」を録音
した。SPレコード11枚組のこの曲のラッパ吹き込みによる世界初録音だった。
この「第九」は電気吹き込みの初期の1928年に録音されたもの。ドイツ語歌唱
による初の電気録音だった。以前は電気録音による世界初録音の「第九」とさ
れてきたが、海外盤のワインガルトナー指揮ロンドン響とアルバート・コーツ
指揮の共に1926年録音の「第九」が先行していた。フリートはユダヤ人で、自
身社会主義者でもあったため、ナチスの迫害をさけ、それまで度々訪れていた
ソビエトに亡命し(1934年)その地で没した。この「第九」は今から約90年前の
ものだがけっして古さを感じさせない感動的な演奏である。

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