クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-06 No.18-1

2011年06月21日 19時57分10秒 | Weblog
<EVIL PENGUIN RECORDS>
EPRC 009(1CD+ボーナスDVD(PAL) ¥2250
プーランク:チェロ・ソナタ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
メシアン:イエスの永遠性への讃歌(世の終わりのための四重奏曲より)0
ジャクリーヌ・フォンテイン:6つの気候
≪特典映像DVD(PAL)約40分:ドビュッシー:チェロ・ソナタの演奏風景
/リハーサル風景≫
ヤン・パス(チェロ)、ステファノ・ヴィスマラ(ピアノ)
録音:2008年9月
ベルギー生まれのチェリスト、ヤン・パス。18歳という若さでモネ王立歌劇場
のソロ・チェリストに任命され、その後シュトゥットガルトやバイエルン歌劇
場でも実力を発揮しています。そんなベテラン、ヤン・パスによるプーランク、
ドビュッシーといったセンスが問われる作品のほか、同郷のジャクリーヌ・
フォンテインの作品集。ジャクリーヌ・フォンテインは、キャサリン・ヘプバ
ーンの出演した映画「招かれざる客」の音楽を担当した人物。「6つの気候」
は、ドビュッシーへのオマージュ的作品でありながら、メシアンの緻密さをも
想起させる雰囲気の作品で、このアルバムを締めくくるにふさわしい作品です。




<K617>
K617 224 ¥2250
アンドレ・カンプラ(1660-1744):
レクイエム/主がシオンの繁栄を回復されたとき(In convertendo)
アニュス・デイ
ロバート・ゲッチェル(ソプラノ)、
ジャン=フランソワ・ノヴェッリ(テノール)、マルク・ラボネット(バス)、
レ・パージュ&レ・シャントレ・ドゥ・サントル・ドゥ・ムジーク・バロック
・ドゥ・ヴェルサイユ、
オルケストル・デ・ムジーク・アンシエンヌ・エタヴニール
オリヴィエ・シュネーベリ(指揮)
録音:2010年10月
イタリアの影響をとりいれながら、フランス音楽がさらに豊かになった時期の
代表的作曲家の一人。レクイエムでの透明感あふれる世界は、後のフォーレや
デュリュフレに通じるものを感じさせます。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2065 ¥2250
リヒャルト・ワーグナー:
(1)歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲、
(2)歌劇「タンホイザー」序曲
フランツ・リスト:(3) 交響詩「前奏曲」 
R.シュトラウス:(4)4つの最後の歌
(I眠りにつくとき、II9月、III春、IV夕映えに)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
(1)(2)(3)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(4)フィルハーモニア管弦楽団
録音:(1)1954年3月4、5日、(2)1952年12月2、3日、(3)1954年3月3、4日
以上、ウィーン、ムジーク・フェラインザール
(4)1950年5月22日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
使用音源: (1)(2)(3)HMV(U.K.)HTA-16(オープンリール・テープ、2トラック、
19センチ) (4)アセテート盤(番号なし)
録音方式:モノラル((1)(2)(3)セッション、(4)ライヴ)
■制作者より
ステレオ初期時代、英HMVから発売されたフルトヴェングラーのオリジナル・
モノラルのオープンリール・テープはカタログ数が限られているだけではなく、
中古市場でも極めて稀少です。ところが、今年に入ってその幻のテープを初め
て入手、その再生音に驚愕しました。従って、わずか3曲ではありますが、ノ
イズ・リダクションを使用しないテープの音がいかに生々しいか、それを実感
していただくために急きょ発売を決定しました。
■ボーナス・トラックについて
1950年5月22日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたR.シュ
トラウスの「4つの最後の歌」の世界初演は、これまでいくつかのレーベルで
発売されています。元となるアセテート盤には2箇所(〈眠りにつくとき〉の
最終和音、〈夕映えに〉の最後7小節)に欠落があり、さらに第3曲目〈春〉に
のみ拍手が入っていますが、既存のすべてのLP、CDはこうした欠落を補修する
とともに、拍手の位置を入れ替えたり追加したりして、当日の雰囲気を再現し
ようとしています。しかし、当ディスクではオリジナルのアセテート盤に記録
された音を「全く修正せず、あるがまま」復刻いたしました。
(以上、平林直哉)




<SEELENKLANG>
FIT 2 ¥2250
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー:交響曲第3番 嬰ハ短調(日本初演)
野口剛夫(指揮)、東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団
録音:2006年8月27日 杉並公会堂 ライヴ録音
歌曲とテデウムの日本初演ライヴで話題を呼んだ作曲家フルトヴェングラーの
作品シリーズ第2弾。東京フルトヴェングラー研究会は1995年の設立以来、
一貫してフルトヴェングラーの作品を紹介し続けてきましたが、2006年には彼
の遺作となった交響曲第3番の日本初演を行いました。このCDには、杉並公会
堂におけるライヴ録音が収められています。宿命、戦い、彼岸、戦いは続く、
とタイトルがつけられた各楽章には、芸術的にも政治的にも激動の時代だった
20世紀前半を生き抜き到達した作曲家としての肉声が聴こえて来ます。時代の
流行には批判的な姿勢を貫いた結果、ほとんど顧みられることのなかったフル
トヴェングラーの作曲は、生誕125年を迎える現在、時代を超えた普遍的メッ
セージを伝えるものとして再評価が高まっています。東京フルトヴェングラー
管弦楽団は、常任指揮者の野口剛夫のもと、作品に対して献身的な演奏を繰り
広げており、生々しい日本初演のドキュメントになっています。

SEK 1 ¥2250
ブルックナー:
アダージョ~弦楽五重奏曲より(管弦楽編曲:野口剛夫 世界初演)
録音:2006年3月18日、大田アプリコ大ホール
交響曲第5番 変ロ長調(F.シャルク改訂版 日本初演)
録音:1996年7月20日、なかのZEROホール
野口剛夫(指揮)、東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団
「ブルックナーの改訂版は改竄版なんかではない。面白いし、ブルックナー音
楽の本質を考えるのにふさわしい材料を提供してくれる。」かつて音楽雑誌で
こう宣言して、賛否両論を巻き起こした野口剛夫が、自らタクトをとって挑戦
したシャルク改訂版の第5交響曲の日本初演ライヴを収めております。さらに
野口は、現代におけるブルックナー編曲の実例を示さんとして、弦楽五重奏曲
のアダージョを管弦楽用に編曲して演奏しました。その前代未聞の世界初演も
収められた、他には類を見ない意欲的なアルバムです。




<FIRST HAND RECORDS>
FHR 11 ¥1780
「音楽の迷宮 / コン・ジョイア・レコーディングス」
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009
・C.P.E.バッハ:スペインのフォリアによる12の変奏曲wq.118-9, H 263
・ロカテッリ:
カプリッチョ第23番ニ長調-「音楽の迷宮」op.3
[デ・サラムによる無伴奏チェロ用編曲版]
・J.S.バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調BWV.1029
・ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタOp.25-3(1922)
・デ・シルヴァ:
ハープシコードのための4つの小品 パ・ド・ドゥ(ソナチネより)
/ 左手のための習作 / Alankara-Tala / 前奏曲
ロハン・デ・サラム(チェロ;Eric T Benning, Los Angeles, 2005,
after the “Christiani” cello by Antonio Stradivari; on loan by kind
courtesy of Mr Armen Ksajikian)
プリーシ・デ・シルヴァ(ハープシコード;John Phillips, Berkeley, 2001,
after instruments by Johann Heinrich Grubner,
the Younger, Dresden, circa 1740)
録音:2010年5月17-19日カリフォルニア州、クレアモント、
スクリップス・カレッジ・演奏芸術センター、
ギャリソン・シアター(セッション・デジタル)
「かれの世代で、こんなにも天賦の才に恵まれたものはほとんどいない」
―パブロ・カザルス
かつてアルディッティ四重奏団のチェリストとして活躍したロハン・デ・サラ
ムが、J.S.バッハやロカテッリを取り上げた異色のアルバムが登場します。
現代の最高峰アルディッティ四重奏団の第3代チェリスト(1977-2005)として、
20年以上に亘り、同時代音楽シーンの最前線でしのぎを削ってきたデ・サラ
ム。在籍中、創設者のアーヴィン・アルディッティと比肩して、アルディッ
ティ四重奏団の顔と呼ばれたほど。
デ・サラムは、チェロのための主だった現代作品の献呈を数多く受けており、
たとえばベリオから「セクエンツァXIV」を献呈され、クセナキスも作品を捧
げている事実が示すように、その実力に対する信頼感は絶大。
2005年にアルディッティ四重奏団を勇退し、現在では、ソリストとして世界中
の主要なオーケストラと共演を重ねているデ・サラムですが、“原点回帰”と
でもいうべきこのアルバムでも、完璧な技巧を披露しています。
格調高いJ.S.バッハも聴かせますが、圧巻はやはり、アルバムのタイトルにも
なっているロカテッリ。猛烈な勢いで目まぐるしくパッセージが繰り返され、
まさに迷宮をおもわせる内容ですが、デ・サラムは圧倒的なテクニックでねじ
伏せます。
なお、デュオを組むデ・シルヴァは、アメリカ合衆国の著名な古楽アンサンブ
ル、コン・ジョイア(Con Gioia)の音楽監督を務めています。キアラ・バンキ
ーニ、モニカ・ハジェット、ヴィーラント・クイケン、マーティン・パール
マンといった国際的に有名なビッグ・ネームとの共演を数多く果たしており、
演奏ならびに創作活動でも、これまでに数々の賞を獲得しています。




<RCO Live>
RCO 11004 14枚組 ¥16200
ステレオ
「ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団アンソロジー第6集1990-2000」
[CD 1]
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」Sz.48, BB 62(Op.11) (57’47”)
イルディコー・コムローシ(Ms ユーディト) 
コロシュ・コヴァーチュ(Bs 青ひげ公)
イヴァン・フィッシャー(指揮)
録音:1990年1月6日NOS / RNW
[CD 2]
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
クラウス・テンシュテット(指揮)
録音:1990年12月9日RNW
[CD 3]
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
録音:1991年3月10日AVRO / RNW
シベリウス:交響曲第4番イ短調Op.63
パーヴォ・ベルグルンド(指揮)
録音:1991年9月11日AVRO
[CD 4]
フランク・マルタン:
7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽のための協奏曲(1949)
リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1991年9月26日AVRO/RNW
デュティユー:ヴァイオリン協奏曲「夢の樹」(1985)
イザベル・ファン・クーレン(Vn) シャルル・デュトワ(指揮)
録音:1991年2月2日AVRO/RNW
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10
サー・ゲオルク・ショルティ(指揮)
録音:1991年9月19日AVRO/RNW
[CD 5]
エルガー:交響曲第2番変ホ長調Op.63
アンドレ・プレヴィン(指揮)
録音:1992年2月19日AVRO/RNW
ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲(1954)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
録音:1993年2月18日AVRO/RNW
[CD 6]
ワーグナー:「リエンツィ」序曲
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音:1993年12月9日AVRO/RNW
ラヴェル:バレエ「マ・メール・ロワ」全曲
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:1993年2月24日AVRO/RNW
ツェムリンスキー:交響的歌曲Op.20(1929)
ウィラード・ホワイト(Br) リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1993年10月10日AVRO/RNW
[CD 7]
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz.119 (23’14”)
マルタ・アルゲリッチ(P) クラウス・ペーター・フロール(指揮)
録音:1993年12月16日AVRO/RNW
ダッラピッコラ:
ギリシャ叙情詩集-ソプラノとさまざまな器楽グループのための(1942-45)
ルーシー・シェルトン(S) ラインベルト・デ・レーウ(指揮)
録音:1993年4月29日RNW
メシアン:神の降臨のための3 つの小典礼(1944)
オランダ放送合唱団女性合唱
マルク=アンドレ・アムラン(P) ジャン・ローランドー(オンド・マルトノ)
シャルル・デュトワ(指揮)
録音:1994年1月21日AVRO/RNW
[CD 8]
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ジャン・フルネ(指揮)
録音:1995年2月24日AVRO/RNW
ヒンデミット:ヴェーバーの主題による交響的変容
リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1994年4月29日AVRO
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:
トランペット協奏曲ハ長調“誰も知らない我が悩み”(1954)
ペーテル・マスーズ(Tp) *RCO首席
エド・デ・ワールト(指揮)
録音:1995年6月29日AVRO/RNW
シェーンベルク:淨められた夜Op.4(1899 / 1917弦楽合奏版)
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音:1995年10月27日AVRO/RNW
[CD 9]
ブラームス:悲劇的序曲Op.81
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:1995年5月12日AVRO/RNW
シューマン:ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲ハ長調Op.131
トーマス・ツェートマイアー(Vn) ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:1995年5月12日AVRO/RNW
シューベルト:交響曲第8(9)番ハ長調D 944「グレイト」
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
録音:1996年11月1日AVRO
[CD 10]
シェーンベルク:管弦楽のための5つの小品Op.16
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音:1995年11月24日AVRO/RNW
テオ・ルーベンディー(b.1930):ピアノ協奏曲(1995-96)
ロナルド・ブラウティハム(P) リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1996年4月19日AVRO/RNW
モーツァルト:交響曲第40番ト短調KV 550
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:1997年1月29日AVRO
[CD 11]
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1889年版 / ノーヴァク版第3稿)
クルト・ザンデルリング(指揮)
録音:1996年11月8日AVRO/RNW
ディーペンブロック:夜の讃歌第2番「朝をかならず迎えねばならぬのか?」
ナタリー・シュトゥッツマン(A) リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1997年10月10日AVRO/RNW
[CD 12]
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント(1934 / 1949改訂)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1997年4月27日AVRO
モートン・フェルドマン(1926-1987):コプトの光(1986)
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
録音:1998年10月23日AVRO/RNW
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):シンフォニア(1968-69)
スウィングル・シンガーズ
ルチアーノ・ベリオ(指揮)
録音:1997年5月16日AVRO/RNW
[CD 13]
ウィレム・ペイペル(1894-1947):6つの交響的エピグラム[諷刺詩](1928)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:1999年3月19日AVRO/RNW
ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」Op.7
アン・マレイ(S) ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:1999年3月19日AVRO/RNW
R.シュトラウス:交響詩「死と浄化」Op.24
クルト・マズア(指揮)
録音:1999年6月11日AVRO/RNW
アイヴズ:ニュー・イングランドの3つの場所
ジョン・アダムズ(指揮)
録音:1998年4月18日AVRO/RNW
[CD 14]
武満徹:鳥は星形の庭に降りる(1977)
ジョン・アダムズ(指揮)
録音:1998年4月18日AVRO/RNW
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
クルト・ザンデルリング(指揮)
録音:1999年6月11日AVRO/RNW
シュレーカー:
永遠の生について[テキスト:ウォルト・ホイットマン](1927年管弦楽版)
クラウディア・バラインスキー(S)
ゲルト・アルブレヒト(指揮)
録音:2000年3月10日AVRO/RNW
お待ちかね、名門RCOのアンソロジーボックス第6集は、いよいよ1990年代に突
入。今回も前回同様、クラムシェル仕様ボックス入りの14枚組、極上のライヴ
音源をぎっしり収めています。
まず、目を引くのはテンシュテットとザンデルリング。テンシュテットそして
RCOの大看板、マーラーの第5交響曲(CD 2)に、巨匠ザンデルリングの指揮でブ
ルックナー第3番(CD 11)、ショスタコーヴィチ第5番(CD 14)といった超弩級演
奏が、ようやく正規音源より日の目を見るのが最大の収穫といえます。
さらに、ヴァラエティゆたかなスター客演陣が得意とするプログラムがポイン
トよく網羅されているのはいつも通りで、ブーレーズ指揮の「淨められた夜」
(CD 8)、イヴァン・フィッシャーによるバルトーク「青ひげ公の城」(CD 1)、
ベルグルンドのシベリウス(CD 3)、プレヴィンのエルガー(CD 5)、ガーディナ
ーのシューベルト(CD 9)、そして、前回に引き続いての登場となるアルゲリッ
チ独奏でバルトークの第3番(CD 7)と、なんとも心躍るプログラムが並びます。
もちろん、名誉客演指揮者アーノンクールをはじめ、ハイティンク、シャイー
それにヤンソンスといった、歴代シェフの未発表の音源をしっかりと押さえて
いるのもうれしいところ。
加えて、シャイーによるディーペンブロック(CD 11)やハイティンクによるペ
イペル(CD 13)、エトヴェシュによるフェルドマン、ベリオ自演による「シン
フォニア」(CD 12)というように、自国オランダの作曲家や同時代の音楽への
積極的な関わりを持ってきたRCOの姿を伝える構成もこのシリーズならではの
特色といえます。
やはり、このたびもまた、伝統と革新のRCOだからこそ成し得る、この上ない
充実の内容となっています。





<EMI CLASSICS>
CDCW-4578152 ¥1650
シェーンベルク:管弦楽作品集
1.ブラームス/オーケストレーション:シェーンベルク:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25
2.シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽
3.シェーンベルク:室内交響曲第1番(管弦楽版)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
録音:コンサート・ライヴ 2009年10月30日-11月7日
ジュエル・ケース 16Pブックレット
ラトルがそのキャリアで、いち早く世界的評価を確立した20世紀作品の傑作。
敬愛したブラームス作品の編曲作品をはじめ、ベルリン・フィルとともにその
本領を発揮したシェーンベルク作品集
ベルリン・フィルとの契約を延長し、さらなる高みを築きはじめたラトル、
今秋の来日公演もささやかれる中、新登場の作品にご注目下さい。

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