クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-11 No.22-1

2009年11月27日 20時56分12秒 | Weblog
<ALTUS>
ALT 180 \2450
ステレオ
ライヴ録音
(1)J.C.バッハ(1735-1782):
2つのオーケストラのためのシンフォニア ニ長調 作品18
(第3番 「エンディミオーネ」序曲)
(2)ヨハネス・ブラームス(1833-1897):交響曲第2番 ニ長調 作品73
ゲルハルト・ボッセ(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:2009年3月26日 東京芸術劇場 大ホール ライヴ録音
1922年生まれ、87歳になるゲルハルト・ボッセは、ゲヴァントハウス管の第1コ
ンサートマスターを定年まで務めあげ、東京藝大教授に就任し、日本に居をかま
え既に15年。見識ある評論家や音楽ファンの方々よりなぜボッセ教授のCDがない
のか?との声も多くあがっておりましたが、当然期待通りの大演奏で、『絶品、
味わいなどではすまされない美しさと温かみあふれる真のブラームス』など評
され、また新日フィルも驚きの中欧サウンドを展開し、ブラインドテストをお
こなえば、ほとんどがヨーロッパ人のオケと答えるのでは!ゴールドベルク以来
巨匠ヴァイオリニスト指揮者との相性の良さを見せつけました!

ALT 179 \2450
ステレオ
ライヴ録音
ワーグナー(1813-1883):
(1)楽劇『ローエングリン』-第1幕への前奏曲
(2)楽劇『ジークフリート』-森のささやき
(3)楽劇『神々の黄昏』-ジークフリート ラインへの旅
(4)楽劇『タンホイザー』-序曲とバッカナール
(5)楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』-第1幕への前奏曲
リハーサル
(6)楽劇『神々の黄昏』-ジークフリート ラインへの旅 より
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC交響楽団
録音:1954年4月4日、カーネギーホール、ニューヨーク(ライヴ録音)
復刻のノイズの無さ正確な音質に定評がある名人、中山実氏の復刻音です。モノ
ーラル・イメージが強烈なトスカニーニですが、広がる大音響に驚きで音そのも
のは、きつさの無い自然な音質です。マイスタージンガーのティンパニーの迫力
は流石!と申せましょう。おどろきました。




<ATMA>
ACD2 2593 \1850
ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708-1763):室内ソナタ集Vol.1
室内ソナタ ト短調「おおこうべは血にまみれ」(Ob,Vn,Va,Bc)
室内ソナタ ハ短調 Op.5(2Ob,Vc,Bc)*
室内ソナタ ハ長調 Op.4(トラヴェルソ,2Ob,Bc)
室内ソナタ ホ長調 Op.5B(オーボエ・ダモーレ,2Va,Bc)*
室内ソナタ イ短調 Op.5A(トラヴェルソ,Ob,オーボエ・ダモーレ,Bc)*
*世界初録音
ノットゥルナ【クリストファー・パラメータ(Ob,オーボエ・ダモーレ,指)、
ステファン・バード(Ob)、ミカ・パターマン(フラウト・トラヴェルソ)、
エレーヌ・プラウフ(Vn,Va)、キャスリーン・カジオカ(Va)、
カレン・カデラヴェク(Vc)、エリン・エリアール(Cemb)】
録音:2008年3月1.2&3日(ケベック)
ノットゥルナは管楽器作品のために作曲された作品を演奏する古楽アンサンブ
ル。アンサンブルのメンバーは18-19世紀の作品のスペシャリスト達が集結し、
オーボエ奏者のクリストファー・パラメータを中心に、まだ世にあまり出てい
ない作品の素晴らしさ、これまでにない表現の豊かさを追求すべき活動を続け
ています。
今回はシュヴァイトニツ(=シレジアは、現在のポーランド南西部からチェコ北
東部の地域)生まれの作曲家ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュの室内ソナタ集。
ヤニチュは1736年に皇太子フリードリヒ(後のフリードリヒ大王)の私設楽団の
一員となり、その後ラインスベルクに移り有名な「金曜アカデミー」を開始。
1740年にフリードリヒ即位に際して再結成された楽団のコントラヴァイオリン
奏者として活躍し、ベルリンで生涯を送りました。
ヤニチュはC.P.E.バッハやクヴァンツなど何人かの音楽家とともに宮廷舞踏会
などのために作曲依頼を受けるなど、当時高い評価を受け多くの著名人から支
持を集めていました。この室内ソナタも熟達した技法、音楽性に富み、旋律は
独特の雰囲気を持つ面白い作品が揃っています。

ACD2 2541 \1850
ヘンデル:ハープ曲全集
オラトリオ「エステル」-愉快な音とともに主を賞賛せよ*
オラトリオ「サウル」-シンフォニア
ハープ協奏曲 変ロ長調
オラトリオ「エステル」-愉快な音楽に汝の竪琴をあわせよ*
歌劇「ジュリアス・シーザー」-シンフォニア&汝のやさしい瞳を崇む*
歌劇「リナルド」-わたしを泣かせてください(スティーヴン・スタッブズ編)
オルガン協奏曲 第5番ヘ長調 Op.4(ハープ編)
オラトリオ「アレクサンダー・バルス」-聴け、聴け、彼は黄金の竪琴を鳴らす*
マキシネ・エイランダー(バロック・ハープ)  シンディア・シーデン(S)*
シアトル・バロック・オーケストラ イングリット・マシューズ(Vn)
スティーヴン・スタッブズ(指&リュート)
録音:2008年10月20、21日バスティア大学内教会(シアトル)
ヘンデルがハープのために作曲した作品を1枚のCDに完全収録。ヘンデルは器楽
曲、オペラ、オラトリオ、協奏曲など様々な楽曲にハープを使用しています。
可憐なハープの音色とメランコリックな旋律が魅力的なハープ協奏曲のほか、シ
アトル・バロック・オーケストラの音楽監督スティーヴン・スタッブズは編曲し
た「わたしを泣かせてください」など柔らかく高雅なバロック・ハープの音色を
存分に堪能できる1枚です。
演奏は、シアトル出身のハープ奏者マキシネ・エイランダー。ヨーロッパ、北ア
メリカを中心にバロック・ハープ奏者のスペシャリストとして活躍しています。
また幅広いレパートリーと並はずれた歌唱で世界中から称賛されているコロラ
トゥーラ・ソプラノ、シンディア・シーデンの表現豊かな歌唱にも注目です。
シアトル・バロック・オーケストラはヴァイオリンのイングリット・マシュー
とハープシコード奏者バイロン・シェンクマンの2人によって結成されたアメリ
カ屈指のバロック・オーケストラ。

ACD2 2562 \1850
バルカレス・リュート曲集-17世紀スコットランド写本より
淑女の組曲、王の組曲、フランス組曲、組曲「甘美なる帝国」、
組曲「大地主のスコットランド人の旦那」、組曲「喜びへの別れ」
シルヴァン・ベルジュロン(リュート)
録音:2007年10月
バルカレスの写本はスコットランドのリュート音楽の唯一の手掛かりとなる重
要なもので、200ページを超える膨大な写本です。18世紀直前のスコットランド
の音楽の貴重な断片といえるでしょう。
リュート奏者のシルヴァン・ベルジュロンはATAMAレーベルで数多くの録音に参
加していますが、ソロはこれが初。優しいリュートの響きに心が洗われるよう。




<CASCAVELLE>
VEL 3144 \1480
(1)(3)モノラル
(2)ステレオ
(1)シューマン(1810-1856):チェロ協奏曲 イ短調 作品129
(2)マルティヌー(1890-1959):チェロ協奏曲(1955)
(3)ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ協奏曲 変ホ長調 作品107
ピエール・フルニエ(チェロ)
(1)フェレンツ・フリッチャイ(指揮) 
(2)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
(3)ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:(1)1957年2月6日,(2)1978年3月15日,(3)1962年12月19日、
ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ
このCDは「チェロの貴公子」と呼ばれたピエール・フルニエ(1906-1986)が1950
年代-70年代にかけてライヴ録音したスイス・ロマンド管弦楽団とのコンチェル
ト集です。スイス・ロマンド管弦楽団は、1918年アンセルメよって設立され、
一躍国際的な地位を築き上げられました。そのスイス・ロマンド管と巨匠フル
ニエの歴史がここに凝縮!フリッチャイとのシューマン(57年)は上品なポルタ
メントが美しく、モノラルながらのその堂々たる演奏に惹きこまれます。ホー
レンシュタインとのショスタコーヴィチ(62年)では緊迫したメロディを絶妙な
アーティキュレーションで熱演!そして、サヴァリッシュとのマルティヌー
(78年)ではその明るく快活なメロディを自由自在にコントロールした演奏で、
フルニエの妙技が堪能できます。各時代のフルニエの妙技に圧巻でございます。

VEL 3136 2枚組 \3960
サン=サーンス(1835-1921):
CD-1
(1)交響曲第1番 変ホ長調 作品2
(2)交響曲第2番 イ短調 作品55
CD-2
(1)交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」
(2)オンファーレの糸車 作品31
(3)ファエトン 作品39
(4)死の舞踏 作品40
(5)英雄行進曲 作品34
フランス国立管弦楽団
ヨエル・レヴィ(指揮)
CD-2(1)ヴィンセント・デュボア(オルガン)
録音:2009年パリ郊外 アルフォルトヴィル、メゾン・ド・オルケストル
フランス国立管によるサン=サーンスの交響曲全集の名盤と言えば、マルティノ
ンですが、ここに同管弦楽団の首席指揮者レヴィによる新名盤が誕生いたしまし
た!その指揮ぶりは非常に端正で硬派。楽譜を細部まで読み込んだ折り目正しい
演奏が好印象。交響曲全集に加え『死の舞踏』など管弦楽作品も収録された嬉し
い内容でございます。
ヨエル・レヴィはルーマニア生まれのイスラエル育ち。フランコ・フェラーラ、
キリル・コンドラシンのもとで研鑽を積み、1978年にはブザンソン国際指揮者
コンクールで優勝しました。その後、ロリン・マゼールのアシスタントとして、
クリーヴランド管弦楽団で指揮を学び、正指揮者となりました。2005年よりフ
ランス国立管弦楽団の指揮者となり、マーラーの交響曲第2番の演奏で絶賛され
ました。2008年には同管弦楽団の首席指揮者となり今後も勢力的演奏活動が期
待されます。
『オルガン付き』を演奏したヴィンセント・デュボアは世界的な若手オルガニス
ト。パリにてオリヴィエ・ラトリーに師事し、これまでにカルガリー、トゥール
ーズでの国際オルガン・コンクールで優勝。その後、各国でオルガン・リサイタ
ルを成功させております。

VEL 3059 \2080
ジュリアン=フランソワ・ツビンデン(1917-):
(1)トリオ前奏曲 作品4(1944-1946)
(2)4つの孤独な四重奏 作品17(1951)より レント「常ならぬ平静さ」、
アレグリッシモ「懐疑的なよそよそしさで」
(3)幻想ソナタ 作品54(1975-1976)
(4)トリオ・イメージ・エルヴェティク 作品65(1975,1982)
(5)タンゴ 作品73(1986)
(6)瞑想曲 作品90(1998)
(7)「M.A.R.C.」をともなう旅程 作品94(2000)
マーク・パンティヨン(ピアノ)
録音:2002年1月8,9日 エルネスト・アンセルメ・スタジオ、
ラジオ・スイス・ロマンド、ジュネーヴ
ジュリアン=フランソワ・ツビンデンは1917年、スイスのヴォー州ロール生まれ。
ピアノをマリー・パンテ、エルネスト・デコステール、声楽をシャルル・メイヤ
ー、ヴァイオリンをヘンリ・ガーバーにそれぞれ師事しました。様々な音楽経験
からレパートリーも広く、とりわけジャズに興味を持ち、独特の感性で100余の
作品(コマーシャル・ソング、オペラ、交響曲、協奏曲、ステージ・サウンド・
トラック、声楽曲、ピアノ曲)を作曲しました。ツビンデンは非常に多才で1947
年、ローザンヌのラジオ局のプロデューサーに招かれ、1965年にはスイス・ロマ
ンド放送の音楽放送部門のアシスタントヘッドに就任しました。クラシックを基
盤に様々なジャンルの音楽に貢献したとして1993年にはローザンヌ市よりゴール
ド・メダルを授与されました。
演奏のマーク・パンティヨンは1957年、アメリカのテキサス生まれ。両親よりピ
アノの手ほどきを受け、幼少より音楽に恵まれた環境で育ちました。現代音楽を
得意とし、ツビンデンの作品も積極的に演奏しております。『「M.A.R.C」をと
もなう旅程』はマーク・パンティヨンに捧げられた曲で、名前のマーク(MARC)
をMi-A-Re-C【ミ-ラ-レ-ド】と読み、この音からはじまる前奏曲から即興的な
変奏曲と展開されます。




<Harmonia Mundi France>
HMC 902035(CD+DVD) \2450(1枚価格)
シューベルト:
ギリシャの神々 D.677
フィロクテート D.540
アイスキュロスからの断章 D.450b
赦されたオレステス D.699
ヘリオポリス1 D.753
ヘリオポリス2 D.754
竪琴に寄す D.737
アティス D.585
海の静けさ D.216
トゥーレの王 D.367
ブロンデルからマリアへ D.626(
茂み D.646
羊飼い D.490
巡礼の歌 D.789
さすらい人の夜の歌 D.224
春の想い D.686
郷愁 D.851
十字軍 D.932
別れ D.475
+ボーナス メイキングDVD(リージョン・オール NTSC 17'38 字幕:英仏)
マティアス・ゲルネ(Br)
インゴ・メッツマッハー(P)
録音:2008年10,11月,2009年2月,ベルリン
大好評のゲルネのシューベルト歌曲集、第4集の登場です。今回は、古代ギリシャ
や伝説、十字軍など、古代に題材を採った詩の曲が多いのが特徴です。遥か昔
に思いを馳せるロマンティシズムが、ゲルネならではの滑らかで暗い美感に溢
れた声でしっとりと歌われています。リート・マニアなら唸らされること請け
合いの見事な出来栄えです。しかも伴奏ピアニストは、指揮者メッツマッハー
というから驚き。さすが知性派指揮者、音楽を丹念に掘り込みつつ、様式感は
崩さぬ名人芸を披露しています。ボーナスとしてメイキング映像を収録したDVD
が付いています。




<Grand Slam>
GS 2042 \2250
ステレオ
『驚異のコロラトゥーラ・ソプラノ、アラ・ソレンコワ』-
アラ・ソレンコワ・イン・ジャパン
(1)何故に夜のふけるまで(ロシア民謡)
(2)R=コルサコフ:オリエンタル・ロマンス(うぐいすとバラ)
(3)なつかしきヴォルガ(ロシア民謡)
(4)ハチャトゥリアン:やなぎ
(5)ブーニン:美しき君よ
(6)ドルハニヤン:つばめ
(7)シューベルト:アヴェ・マリア
(8)グノー:セレナーデ
(9)サン=サーンス:白鳥
(10)モニューシコ:黄金の魚
(11)アリャビエフ:うぐいす
(12)さくらさくら
(13)箱根八里
*ボーナス・トラック
(14)アリャビエフ:うぐいす
(15)ドニゼッティ:私は心の光(歌劇「シャモニーのリンダ」より)
(16)モーツァルト:復讐の心は地獄のように(歌劇「魔笛」より)
(17)ドリーブ:鐘の歌(歌劇「ラクメ」より)
アラ・ソレンコワ(ソプラノ)
(1)-(13)エフゲニー・カンゲル(ピアノ)
(14)グレゴリー・ストリャロフ指揮、モスクワ放送交響楽団
(15)-(17)キリル・コンドラシン指揮、ボリショイ劇場管弦楽団
録音:(1)-(13)1957年12月17日、東京・築地、ビクター吹き込み所、
(14)-(17)1954年頃(初発売:1956年)
使用音源:(1)-(10)、(12)-(14)(17)新世界レコード SH 7679、
(11)新世界レコード PH 14、(15)(16)メロディア D 3344
(1)-(13)(初発売:新世界レコード PLS-39、1958年4月)
■制作者より
水晶にもたとえられる美声、そして驚異的な音域を持つコロラトゥーラ・ソプラ
ノ、アラ・ソレンコワ。その彼女は1957年11月に来日し、全国各地で13回の公演
を行って多くの人々を感動させました。しかも離日直前、ソレンコワとピアノの
カンゲルはビクター吹き込み所で13曲をスタジオ収録し、これは後日LP発売され
大いに話題となりました。
残念ながらこの日本録音のマスター・テープは失われていますが、2005年7月、
LP復刻盤『ソレンコワ・リサイタル』(新世界レコード、SRCD-0007)として久々
に復活しました。しかし、そのSRCD-0007には残念ながら日本録音の1曲が欠け
ていましたが、このGS-2042では初めて全13曲を完全復刻しています(新世界レ
コードは2007年に廃業していますので、SRCD-0007の再発売はありません)。
さらに、ボーナス・トラックとして名唱として名高いメロディア音源を4曲加え
ました。このうち、ドニゼッティとモーツァルトは世界初CD化です。
■解説書の内容
公演のチラシやチケット、プログラムに掲載された写真、日本公演記録、舞台に
接した人の証言など、盛りだくさんの内容です(ただし、歌詞は大意のみで、対
訳は付きません)。
(以上、平林直哉)
●ソレンコワ略歴
アラ・ソレンコワは1928年、ロストフ州ミレロヴォ市生まれ。モスクワ高等音楽
院でバラノフスカヤに師事。その後は軽音楽の分野で活躍し、1956年(57年説も
ある)にボリショイ劇場の専属歌手となる。水晶にもたとえられる美しい声質と
驚異的に広い音域を持ち、アリアや民謡など、レパートリーは600曲以上もあっ
たと言われる。来日後、数年で引退したと伝えられている。

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09-11 No.22-2

2009年11月27日 20時55分31秒 | Weblog
<Simax>
PSC 1276(SACD-Hybrid) \2680
つねに待ち望む心を-クリスマスをティーネと
グスターヴ・ホルスト(1874-1934):木枯らしの風、ほえたけり
伝承曲:それは愛らしい幼子が、つねに待ち望む心を
マックス・レーガー(1873-1916):マリアの子守歌作品76-52
ヘンリー・トマス・スマート(1813-1879):み空をはせゆくみ使いたちよ
G・F・ヘンデル(1685-1759):
アン女王の誕生日のためのオード「神々しい光の永遠の源泉」
ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):シンフォニア ニ長調
J・S・バッハ(1685-1750)/シャルル・グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-):天使の舞
伝承曲:教会は堅き岩の上に
G・F・ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「サムソン」-輝けるセラフたちを
ニルス・ラーシェン:賛歌
伝承曲:永遠の平安は誰にも望めない、天の砦を知っている
アドルフ・アダン(1803-1856):クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
ヨハンネス・クロッツ:甘き喜びのうちに
シュレジェン民謡:この世はうるわし
ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp) イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(S)
エリセ・ボートネス(Vn) ノルウェー室内管弦楽団
ノルウェーのプレーヤー、ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-)のファース
トアルバム、ノルウェー室内管弦楽団と共演したトランペット協奏曲集(PSC1292)
は、このレパートリーでも近年指折りの素敵なアルバムでした。演奏する曲に共
感し、表現したいことを "音" として聴き手に伝える技術を身につけたミュージ
シャン。彼女のトランペットからは、トランペットという楽器の音とともにハイ
ドン、アルビノーニ、ネルダ、フンメルの "音楽" がしっかり聞こえてきます。
今回は、デンマーク敬虔主義の宗教家、H・A・ブロアソンの賛美歌『つねに待ち
望む心を』をタイトルとするセカンドアルバム。このアルバムでもノルウェー室
内管弦楽団と共演し、北欧とヨーロッパ各地のクリスマスの音楽を演奏していま
す。「ノルウェー歌曲選集、エヴェ・サーシュ・ナンセンへの捧げ物」(PSC1238)
のイーサ・カタリーナ・ゲーリケ、そして、バルトークのヴァイオリンとピアノ
のための作品集(PSC1174)を録音した、オスロ・フィルハーモニックの第1コンサ
ートマスター、エリセ・ボートネスが録音セッションに参加しました。




<LE CHANT DU MONDE>
LDC 2781151 \2380
ジャック・ボワガレ(1927-):
(1) ソナタ 第1番(ヴァイオリンとピアノのための)
(2)「トッカータ」(2台のピアノのための)
(3)「パッサカリア」(ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための)
(4)「ディヴェルティメント」
(クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための)
(5) 弦楽四重奏曲 第1番
(1)(3)(4)ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン),
ロレーヌ・ドゥ・ラテュル(ピアノ)
(2)フィリッパ・ニュートブーム、ザカリー・ディーク(ピアノ)
(3)(4)セバスティアン・ヴァン・クイーク(チェロ)
(4)ジェローム・コンテ(クラリネット)
(5)シントニア弦楽四重奏団
録音:(1)2004年1月6日、(2)2007年4月24日、(3)(4)2005年1月26日、
(5)2005年2月28日、パリ
ジャック・ボワガレは1927年8月9日フランス生まれ。幼少期よりピアノを学びま
した。1955年よりダリウス・ミヨー、ジャン・リヴィエに作曲を学び、同時期ル
ーセル、ストラヴィンスキー、バルトークの音楽に影響を受けます。その後パリ
を離れ、本格的に作曲活動を行います。彼が作曲した管弦楽のための協奏曲はLe
Chant du Mondeより発売され、トニー・オーバン指揮、フランス放送管弦楽団
により初演されました。これをきっかけにユーモラスで知的なボワガレの作風は
評価されました。室内楽を集めたこのアルバム、現代曲と言っても非常に聴きや
すく、同時代の作曲家の影響を感じさせます。また演奏者も実力派揃い!ソナタ
の演奏をしたロランソーはストラスブール生まれの若手ヴァイオリニスト。ピア
ノのラテュルとともに切れ味のよい音色が彼の作品の魅力を一層際立たせます。



<harmonia mundi France>
今年のクラシック界を最も賑わしたニュースといえば、辻井伸行のヴァン・クラ
イバーン国際コンクールでの優勝。一時はテレビ各局がこの話題でもちきりでし
た。このコンクールで、辻井とともに金メダルを受賞した中国のチャン・ハオ
チェン、銀メダルを受賞した韓国のソン・ヨルムのコンクール・ライヴが待望の
登場となります。いずれも甲乙つけ難い逸材。アジアのピアノ水準の高さを見せ
付けられる驚きの演奏がコンクールならではの臨場感あふれる熱気とともに味わ
えます。

HMU 907506 \2450
第13回ヴァン・クライバーン国際コンクール、ライヴ金メダル
(1)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三楽章
(2)ショパン:24の前奏曲 Op.28
(3)メーソン・ベイツ:ロマックスへの他愛ない嘘
(4)リスト:スペイン狂詩曲
チャン・ハオチェン【張昊辰】(Pf)
1990年、上海生まれの19歳。辻井と金メダルを分かち合った中国期待の新星チャ
ン・ハオチェン。曲芸的難曲として知られる「ペトルーシュカからの三楽章」を
目にも鮮やかな技巧で弾ききっています。ショパンの前奏曲集も清潔な詩情に
あふれ、辻井と並ぶ逸材だったことを納得させてくれます。

HMU 907507 \2450
第13回ヴァン・クライバーン国際コンクール、ライヴ銀メダル
(1)ハイドン:ピアノソナタ第58番ハ長調
(2)バーバー:ピアノソナタ Op.26
(3)ドビュッシー:
前奏曲集第1巻-野を渡る風/音と香りは夕べの大気に漂う/アナカプリの丘/
雪の上の足跡/西風の見たもの/亜麻色の髪の乙女
(4)ゴドフスキ:J.シュトラウスの「こうもり」による交響的変容
ソン・ヨルム【孫熱音】(Pf)
1986年の女性ピアニスト。一見たおやかな韓国女性ながら、かのホロヴィッツに
捧げられた技術的にも内容的にも最高度のバーバーのソナタや、ピアノの機能を
極限まで追及した恐ろしいゴドフスキの「こうもり」を難なく弾きこなす凄腕。
不思議な情念も感じられる、アルゲリッチの後継者たらんとする注目株と申せま
しょう。



<Profil>
PH 09020 \2180
ステレオ
モーツァルト:
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
/ピルミン・グレール(Fl) マリア・グラーフ(Hrp)
アンダンテ ハ長調K.315/ピルミン・グレール(Fl)
ハープ(ピアノ)協奏曲K.107-1/マリア・グラーフ(Hrp)
ゲアノート・シュルツ(指)
バート・ブリュッケナウ・バイエルン室内管弦楽団
(バイエルン放送との共同制作)
大家グラーフと、新進のグレールとの対話が実に新鮮な感興をさそう名曲「フル
ートとハープ」ほか、モーツァルトの作品を集めたアルバムで、K.107はJ.C.
バッハのピアノソナタ作品5の編曲作として知られるピアノ協奏曲をハープで演
奏しています。
ピルミン・グレール…カールスルーエとベルリンで、レナーテ・グライス=アル
ミンとジャック・ズーンに師事したドイツのフルート奏者。2002年にデンマーク
のオーデンセにおけるカール・ニールセン国際フルート・コンクールで第1位ほ
か、ドイツ国内および国際的なコンクールでの入賞歴多数。2002年よりベルリン
・コンツェルトハウス管の首席奏者。ソリストとして、バイエルン放送響、ベル
リン響に出演、また、ロッケンハウスや、ラインガウ音楽祭といった有名な音楽
祭にも招聘を受けています。2006年1月にサントリーホールでの新日本フィルと
の共演で日本デビューを果たしています。
マリア・グラーフ…カラヤンやチェリビダッケといった大物指揮者の信頼も厚
い、ミュンヘン生まれの世界的なハープ奏者。生地でウルズラ・レントロット
に、パリでは、ドビュッシーと仕事を通じて結びつきが深く、作曲者のお気に
入りの奏者であったピエール・ジャメに師事。1997年よりベルリン・ハンス・
アイスラー音楽大学のハープ科教授。




<haenssler>
98 598 \2080
「ロドリーゴ:ギター協奏曲集Vol.1」
・ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
デイル・カヴァナウ(G)
・ロドリーゴ:アンダルシア協奏曲
アマデウス・ギター・デュオ&エデン=シュテル・ギター・デュオ(G)
・ロドリーゴ:マドリガル協奏曲
アマデウス・ギター・デュオ(G)
ホルスト=ハンス・ベッカー(指)インターナショナル・フィルハーモニー
録音:1999年9月25-28日ハノーファー、
フライヘル・フォン・フリッチュ・カゼルネ(セッション)
名手デイル・カヴァナウとトーマス・キルヒホフとが1991年に結成したアマデウ
ス・ギター・デュオによるロドリーゴ・アルバム。なかでも人気、実力ともにギ
ター界のスター、カヴァナウの弾く傑作「アランフェス」がやはり聞きもの。
しみじみとした哀愁で有名な第2楽章は絶品です。既発98.349の廃盤に伴う品番
移行盤。





<SUPRAPHON>
SU 4003 3枚組 \3250
「ザ・ベスト・オブ・チェコ・クラシックス-弦楽四重奏篇」
[CD 1]
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
スメタナ四重奏団
録音:1962年3月19-22日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ
(AADアナログ・セッション・ステレオ)
スメタナ:弦楽四重奏曲第2番ニ短調
スメタナ四重奏団
録音:1962年3月12-15日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ
(AADアナログ・セッション・ステレオ)
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.51, B.92
パノハ四重奏団
録音:1985年6月9-14日プラハ、チェコ・フィルハーモニー合唱団
リハーサル・ホール(DDDデジタル・セッション・ステレオ)
[CD 2]
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調「アメリカ」Op.96, B.179
パノハ四重奏団
録音:1982年11月6-8日プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホー
(DDDデジタル・セッション・ステレオ)
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番ト長調Op.106, B.192
パノハ四重奏団
録音:1984年11月5-8日プラハ、
チェコ・フィルハーモニー合唱団リハーサル・ホール
(DDDデジタル・セッション・ステレオ)
ヨゼフ・スーク:「聖ヴァーツラフ」のコラールによる瞑想曲Op.35a
パノハ四重奏団
録音:2006年4月8日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
(DDDデジタル・セッション・ステレオ)
[CD 3]
ノヴァーク:弦楽四重奏曲第2番ニ長調Op.35
スメタナ四重奏団
録音:1973年6月27-28日プラハ放送スタジオ
(AADアナログ・セッション・ステレオ)
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」
シュカンパ四重奏団
録音:2001年2月、3月プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール
(DDDデジタル・セッション・ステレオ)
スメタナ、パノハ、シュカンパと、「弦の国」チェコが誇る歴代の名門アンサン
ブルが残した弦楽四重奏の名録音を、SUPRAPHONの豊富な音源より厳選してまと
めたセット。ドヴォルザークの「アメリカ」、スメタナの「わが生涯より」そし
てヤナーチェクと、このジャンルの不滅の名曲をきわめつけの演奏で楽しめます。




<Bel Air>
BAC 044(DVD-Video) \4350
BAC 444(Blu-ray) \5150
字幕:英・独・仏・西・伊
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
★ダンスオペラby ピナ・バウシュ
〔歌唱:ドイツ語〕
【オルフェオ】ヤン・ブリダール(ダンス)/マリア・リッカルダ・ヴェッセリ
ング(歌)
【エウリディーチェ】マリ=アニエス・ジロ(ダンス)/ユリア・クライター(歌)
【アモーレ】工藤美笛(ダンス)/スンハエ・イム(歌)
パリ・オペラ座バレエ団、バルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル
トーマス・ヘンゲルブロック(指)
収録:2008年2月パリ・オペラ座(ガルニエ)
2009年6月に亡くなったピナ・バウシュ振付によるダンスオペラの映像が登場。
2008年2月、ピナ・バウシュがその生涯で唯一テレビ撮影とそのDVD化を許した
舞台です。歌い手とダンサー達が舞台に共に立ち、音楽とダンスが同時進行す
る、きわめて美しいステージによるダンスオペラ。歌い手も豪華なら、ダンサ
ーたちもまた豪華。エウリディーチェには、パリ・オペラ座のエトワール、
マリ=アニエス・ジロ。赤いドレスに身を包み舞う姿はエレガントで、息をのむ
美しさです。オルフェオとして踊るのは、パリ・オペラ座のヤン・ブリダール。
アモーレ役は、資生堂のコマーシャル出演でも記憶にある工藤美笛が務めます。
そもそも、グルックは、オルフェオとエウリディーチェにはダンサーが伴うこ
と、という指示を残しています。ピナ・バウシュによるこのオペラバレエの舞
台はまさにグルックが理想としたものといえるでしょう。しかし、ピナ・バウ
シュは、ただ単に音楽にあわせて振付けるだけに留まりませんでした。嘆きの
歌を歌うエウリディーチェ(クライター)の傍らで同じく嘆き悲しみの身振りを
するエウリディーチェ(ジロ)を観ていると、両者の間に本当のエウリディーチェ
の魂が存在しているかのような、極めて不思議な感覚の世界に引き込まれます。
ピナ・バウシュは、「歌い手」と「ダンサー」の両者が舞台上でぶつかった化学
反応により生じる、新たなキャラクターを創り上げたのです。有名なオルフェ
オのアリア「エウリディーチェを失って」で登場人物がどのような動きを見せ
るかも実に興味深いところ。ほかにも、男性3人が中心となって激しく展開され
る「怒りの舞」、女性の幻想的な群舞による「精霊の踊り」、どれもとても美
しいもので、神話の世界へと引き込まれます。ピナ・バウシュは、グルックが
描いたこの有名な神話の世界を、見事に肉体をもって蘇らせるとともに、ます
ます神秘的で美しい世界へと昇華させています。
素晴らしい音楽とダンス、美しい舞台、衣装・・・。ピナ・バウシュの素晴ら
しさを目の当たりにできる唯一の映像です。「この世のものとは思えない」と
絶賛された舞台を是非ご堪能ください。




<RCO>
RCO 09003(SACD-Hybrid) \2280
ホライゾン2-オリヴィエ・メシアンに捧ぐ
(1)ポール・デュカス/ゲールト・ファン・クーレン:
牧神の遥かな嘆き(1920/ 2007オーケストラ版)*
(2)メシアン:忘れられた捧げ物
(3)ダルバヴィー:la source d’un regard(2007)*
(4)メシアン:クロノクロミー
(5)ロブ・ズイダム:アダム=インタリュード*
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ジョージ・ベンジャミン(指揮(1)-(4))
インゴ・メッツマッハー(指揮(5))
録音:(1)-(4)2007年11月8,9日、(5)2008年6月13、14日(ライブ録音)
*=ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団委嘱作品/世界初演、世界初録音
RCOによる現代ものシリーズ「Horizon」第2弾。RCOは、2007-08のシーズンで、
メシアン作品を集中的に取り上げました。20世紀の最も偉大な音楽家の一人、
オリヴィエ・メシアン(1908-1992)は、神学、鳥類学、音を色彩としてとらえる
美学、リズム、和声的語法、旋法など、様ざまな要素を含む極めてユニークな
音楽作品を多く残しました。思考者として、教師として、20世紀の後半の音楽
世界を大きく変化させる功績を残し、メシアンという人物とその作品を超える
ものは未だ現れていません。このCDは、メシアンへのオマージュと題されてお
り、メシアン作品だけでなく、彼の音楽語法を受け継ぐ現代の作曲家達の作品
も取り上げることにより、メシアンの作品の魅力と偉大さを様々な角度から再
認識できる一枚となっています。指揮者ジョージ・ベンジャミン(b.1960)は、
コンセルバトワールでメシアンに薫陶を受けた人物。現代ものを得意とするメッ
ツマッハーも注目。二人が名人揃いのオーケストラから巧みに色彩感豊かな音
色を引き出します。

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09-11 No.21

2009年11月26日 19時16分03秒 | Weblog
<BR KLASSIK>
バイエルン放送交響楽団 60周年記念 BOX 緊急発売!
2009年の秋、創立 60周年を迎えたバイエルン放送交響楽団。この機会にこれま
での首席指揮者たち(プラス1)の貴重な録音を7枚組のBOXにまとめました。この
オーケストラの歴史の変遷を音で綴る興味深い BOXです。
本来は、ドイツのファンのために新聞社が「ドイツ国内限定販売」として企画し
たものですが、今年の来日公演の成功を喜んだオーケストラが、日本のために
特別に再プレスをすることが緊急決定!今回、完全数量限定で日本のファンの方
へお届けすることが可能になったという逸品でございます。
(注文生産のため、発注数が確保できない場合があるかもしれませんので、お早
めにご注文下さい)

900708 7枚組 \8500
(1)フルトヴェングラー :交響曲第2番ホ短調(2枚組)1954年録音
演奏 :オイゲン・ヨッフム(指揮)
1949年から 1960年までこのオーケストラの首席指揮者を務めた巨匠。彼はブル
ックナーの権威であり、国際ブルックナー協会の会長もつとめましたが、一方当
時の「現代音楽」にも積極的に挑戦(例えばオルフのカルミナ・ブラーナなど)し
たことでも知られます。このフルトヴェングラーの作品も、親密な友情の証とし
て録音されたものでしょう。ともすると冗長になりがちな作品をぴりりと引き締
めているのはさすがです。
(2)ブルックナー :交響曲第8番ハ短調 1977年5月ライヴ録音
演奏 :ラファエル・クーベリック(指揮)
☆チェコの名指揮者、クーベリックがバイエルン放送響の首席指揮者を務めたの
は1961年から1979年まで。1965年と1975年には 2回の来日公演を果たし、その初
来日の最初のプログラムが、このブルックナーの8番というのですから、彼にお
けるブルックナーの存在は並大抵のものではなかったはずです。彼はマーラーと
同じく、ブルックナーも非常に得意としていて、バイエルン放送響とも全曲録音
の予定があったそうですが、結局は実現することはありませんでした。この1977
年の第8番は初の正規盤リリースとなります。スタジオ録音ではどちらかという
と温和な表情を見せていたクーベリックですが、ライヴになるとこれが一変。
実に熱い音楽を聴かせることで定評がありますが、このブルックナーもそんな
伝説的名演の一つと言えるでしょう。
(3)リムスキー・コルサコフ :ロシアの謝肉祭
フランク :交響曲ニ短調 1980年2月8日ライヴ
演奏 :キリル・コンドラシン(指揮)
この日のプログラムの前半、アルゲリッチとのチャイコフスキーはCD化されて
いるのに、なぜかこちらはずっとLPのまま。ということで、ファンをやきもきさ
せていた伝説のフランクがついに登場しました!クーベリックの後任として1982
年から首席指揮者として就任が決まっていたコンドラシンですが、その前年の
1981年に急逝し、このコンビによる演奏は以降永遠に聴く機会がなくなってしま
ったのです。そんな中残された貴重なこのライヴ。彼が就任していたとしたら、
このオーケストラの音色がどのように変わっていったのかを想像するだけでも、
この演奏を聴く価値があるのではないでしょうか。
(4)エルガー :エニグマ変奏曲 1983年録音
R・ヴォーン・ウィリアムズ :交響曲第6番 1987年録音
演奏 :サー・コリン・デイヴィス(指揮)
コンドラシンの急逝に伴って、1983年にオーケストラが新たに首席として迎えた
のは、当時56歳のイギリスの指揮者コリン・デイヴィスでした。彼はモーツァル
トとベルリオーズのオーソリティでもあった彼は、古典派の音楽解釈を徹底的
に練り上げ、また自国のイギリス音楽も積極的に演奏させることで、9年間の在
任中にレパートリーを格段に増やしたことが高く評価されています。ここでは
1983年録音の「エニグマ」と 1987年のヴォーン・ウィリアムズの交響曲第6番を
収録。93年のエニグマは良く知られていますが、こちらは就任当時の若々しいも
の。はちきれんばかりの意欲がテーマからも伝わってきます。
(5)ストラヴィンスキー:春の祭典 1999年6月録音
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲 1998年4月録音
演奏 :ロリン・マゼール(指揮)
1993年から 2002年まで4人目の首席指揮者として活躍したのが、おなじみロリン
・マゼールです。就任当時は古巣のピッツバーク響と兼任していましたが、1996
年からはこのオーケストラに専心し、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナ
ー、シューベルト、マーラーなどで素晴らしい成果を上げました。ストラヴィン
スキーの「火の鳥」は彼が最も得意とするレパートリーの一つで、2000年の来日
公演では初日の演目にもしっかり入っていたことも記憶に新しいのではないで
しょうか。マゼールの独特な解釈は好き嫌いが分かれましょうが、やはり「天
才」と呼ばれるにふさわしい風格を有していることは間違いありません。
(6)R.シュトラウス :「ばらの騎士」組曲
R.シュトラウス :ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
R.シュトラウス :4つの最後の歌…アニヤ・ハルテロス(S)
演奏 :マリス・ヤンソンス(指揮)
2003年から首席指揮者を務めるマリス・ヤンソンス。彼の活躍ぶりも留まるとこ
ろを知りません。ここでは彼が得意とする R.シュトラウスを3曲収録。「R.シュ
トラウスの音楽は私の人生と共にあり、深く何度も繰り返し触れ合っている」と
彼自身が語るだけあって、オーケストラの持ち味をよく生かした見事な演奏が展
開されています。ソプラノのアニヤ・ハルテロスは近年注目を集めているギリ
シャの新進ソプラノ。彼女はこの曲を大切なレパートリーとしているようで、
すでにファビオ・ルイージ/シュターツカペレ・ドレスデンとの盤もリリース
されているので聴き比べも楽しいかもしれません。

●BR KLASSIK 通常新譜
403571900900 2枚組 \2080
マタイ受難曲について ヴィーラント・シュミットの語りと音楽で綴るイエスの
物語(ドイツ語)
演奏 :クリスティアン・ブルックナー(語り)他/レネッケ・ライテン(S)/ヴィ
ルケ・テ・ブルメルストレーテ(Ms)/スティーヴ・デイヴィッドスリム(T)/
ヨルック・フェリックス・スペール(B)/マクシミリアン・シュミット(T…福音
史家 )/デトレフ・ロート(Br…イエス)/バイエルン放送交響楽団&合唱団/
ペーター・ダイクストラ(指揮)
マタイ受難曲とキリスト教の関わりについて、曲を聴きながら解説を加えていく
という企画CD。ナレーションもリブレットも全てドイツ語です。随所に挟まれる
音を聴けば聴くほど、全曲リリースの期待が高まること間違いなし。




<Glossa>
GCD 922206 2枚組 \3450
ドビュッシー:ローマ賞のための音楽 ――
カンタータ《闘牛士》/祈り/カンタータ《選ばれし乙女》/交響組曲《春》
/カンタータ《春》/春のあいさつ/カンタータ《放蕩息子》(初稿版)
ギレーヌ・ジラール(ソプラノ)、ソフィー・マリレー(メゾ・ソプラノ)、
ベルナール・リヒター(テノール)、アラン・ビュエ(バリトン)、
マリー=ジョゼフ・ジュデ(ピアノ)、
ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ)、
エルヴェ・ニケ(指揮)、
ブリュッセル・フィルハーモニック(旧フランダース放送管弦楽団)、
フランダース放送合唱団
コンセール・スピリチュエルを率いてのヘンデルの「水上の音楽&王宮の花火の
音楽」(GCDSA 921616)、パーセルの歌劇「アーサー王」(GVD 921619)で古楽の常
識を大胆に覆したフランス・バロックの鬼才エルヴェ・ニケ。
奇想天外で斬新な「アーサー王」に続く鬼才ニケ渾身の野心作は、なんとフラン
ス印象派の大家ドビュッシーの"ローマ賞"にまつわる作品集!
1872年、パリ音楽院に入学しエルネスト・ギローのクラスで作曲を学んでいたド
ビュッシーは、1883年にカンタータ「闘牛士」を完成させ若手芸術家の登竜門
"ローマ賞"で第2等賞を受賞。
翌年1884年には、カンタータ「放蕩息子」で見事ローマ大賞(第1等賞)を獲得し
前年の雪辱を果たしたドビュッシー。しかしローマ大賞受賞者に義務付けられる
"留学作品"の存在や、イタリアでの留学生活に馴染めず、ドビュッシーはわずか
2年でフランスへと帰国してしまう。
イタリアでは不遇の時代を過ごしたドビュッシーだが、この期間に生まれた作品
はどれも若き日の傑作と呼ぶに相応しいものばかり。
フランス音楽を心の底から愛するエルヴェ・ニケが考案し、"モダン・オケ"を振
った特別なドビュッシーの作品集。これは話題必至です!
2009年6月&7月、ヘフェルレー&ブリュッセル(ベルギー)での録音。

GCDSA 922208(SACD-Hybrid) \2850
ウルマン:
歌劇《こわれ甕》序曲/交響曲第1番《私の若き日》/ドン・キホーテのファン
ダンゴ/交響曲第2番
ゲルト・アルブレヒト(指揮)、
ブリュッセル・フィルハーモニック(旧フランダース放送管弦楽団)
読売日本交響楽団の第7代常任指揮者を務めたドイツのマエストロ、ゲルト・ア
ルブレヒトがグロッサ(Glossa)初登場!
数多くの世界初演や日本初演を手がけてきたアルブレヒトがベルギーのオーケス
トラ、ブリュッセル・フィル(旧フランダース放送管)の指揮台に立ち、自身の代
名詞ともなっている「退廃音楽」からヴィクトル・ウルマン(1898-1944)の音楽
を取り上げる。
ウィーン大学で研鑽を積みシェーンベルクやツェムリンスキーに認められながら
も、ナチスによって「退廃音楽」の烙印を押され、ユダヤ系のためナチスによっ
てテレージェンシュタット収容所に収監されたウルマン。
死と隣り合わせという極限の環境の中で作曲活動を続けながらも、1944年にアウ
シュヴィッツ強制収容所で命を落としたウルマンの遺産。
アルブレヒトが全身全霊を傾けて作品から引き出すウルマンの魂の叫び、訴えに
耳を傾けていただきたい。またグロッサにとって"異色"のレパートリーとなるだ
けに、その完成度も非常に楽しみ。
2008年5月、フラジェイ・スタジオ4(ブリュッセル)での録音。

GCD 921303 \2300
ヘンデル:ハープのための音楽 ――
ヘンデル:組曲ニ短調HWV.448/バベル:涙の流れるままに/ヘンデル:ハープ協奏
曲変ロ長調HWV.294/作曲者不詳(1800年頃):ハープのための主題と変奏/ジョー
ンズ:ミクロコズム協奏曲/ボクサ:O let eternal honours & From Mighty
Kings、ひとりのみどり子が私達のために生まれる
マラ・ガラッシ(トリプル・ハープ&エラール・ハープ)、
ジョヴァンニ・トーニ(オルガン、チェンバロ&フォルテピアノ)
イタリアが生んだバロック・ハープの第1人者、そして日本が世界に誇るハーピ
スト、長澤真澄、西山まりえ両氏の師匠として古楽ファンにお馴染みのハープ奏
者マラ・ガラッシ。
悲劇の女王マリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿で聴いたハープの調べを
再現するという壮大な企画「天空のハープ」(GCD C81302)以来となるマラ・ガラ
ッシの"グロッサ"第3弾はアニヴァーサリー・イヤーを締めくくるヘンデル・ア
ルバム!
弦を3列に張ったウェールズの"トリプル・ハープ"、エラールの"ペダル・ハー
プ"という2台のヒストリカル・ハープでヘンデルの音楽を奏でるガラッシ。
ここでは「組曲HWV.448」、「協奏曲HWV.294」といったヘンデルのオリジナル
作品はもちろんのこと、エドワード・ジョーンズ(1752-1824)やニコラ=シャル
ル・ボクサ(1789-1856)がヘンデルの音楽を題材とした作品も取り上げており、
他の作曲家のマテリアルとなっても輝き続けるヘンデルの音楽の素晴らしさを
教えてくれる。
"空想の音楽会 - 天空のハープ"の感動再び ――。2008年9月&2009年3月、モデ
ナ&ミラノ(イタリア)での録音。

GCD 921526 \2300
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.6 ――
カンタータ《おお、何と澄んで美しく》HWV.143/カンタータ《うるわしきアマ
リッリ》HWV.82/カンタータ《アルプスの山よ》HWV.81
ロベルタ・インベルニッツィ(ソプラノ)、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、
ロミーナ・バッソ(アルト)、
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&ディレクター)、ラ・リゾナンサ
オットボーニ枢機卿、パンフィーリ枢機卿、そしてルスポーリ侯爵といったパト
ロンたちから多大な援助を受けて音楽活動を続けていたイタリア滞在時代(1706
年-1710年)のヘンデル。
この時期に作曲された100曲のカンタータの中から、"器楽伴奏付き"のカンター
タのレコーディングを行うラ・リゾナンサの「イタリアン・カンタータ集」も
いよいよ佳境に突入!
シリーズ第5集には、イタリア滞在時代の中期となる"1708年"に作曲された3曲
のカンタータを収録。いずれもイタリアの音楽、環境、文化に触れたヘンデルの
才能が発揮された傑作である。
カンタータ、バロック・オペラなど多くの舞台で名唱を聴かせてくれているイタ
リア・バロックの歌姫ロベルタ・インベルニッツィを筆頭とする3人のソリスト
たちの歌声、
名チェンバリスト、ファビオ・ボニッツォーニが率いる"ラ・リゾナンサ"の定評
あるアンサンブルが、若きヘンデルのイタリアでの成長と成果をじっくりと聴か
せてくれます。
2008年6月、ティエランシェ・サン・ミッシェル(フランス)での録音。




<VILLAGE AGAIN>
VIA 0075 \2310
YOUR STORY
中村 健佐(Sax)
国内盤仕様
手売りCDの総セールスは5万枚を超えるというストリート・ミュージシャン
Your Story、Reflection、Feel like Dreaming、Evolution、Cosmos 秋桜、
Lily、Why Goodbye、Nostalgia、Natsu no Hana、Moment
これまでもTV、FMなどでもとりあげられ、問い合わせも多かったニュー・アルバ
ムが遂に全国で発売です!アダルトでメロディアスなサウンド!和製KENNY G(そ
してもっと日本的なワビ、サビも盛り込んだ)といえるサウンドは永く広がって
いきます!収録曲の中には山口百恵で知られる”コスモス”も収録!そしてオリ
ータ・アダムスのカバーであるTR-4も素晴らしい出来に!




<ディスク クラシカ ジャパン>
DCJA-21013 \2500
バロック&バルレッタ
生水敬一朗(バンドネオン)
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.553 J.S.バッハ
G線上のアリア J.S.バッハ
サラバンド G.F.ヘンデル
アリアと変奏「ラ・フレスコバルダ」G.フレスコバルディ
バレットという名のアリア G.フレスコバルディ
ルナ 1、2 A.バルレッタ
アドロゲの夜明け、グラツィア・プレナ、アドロゲの人、パリの人、
ティグレの三角州にて、チェック・メイト
(以上バンドネオン独奏のための25の室内楽風タンゴより)
A.バルレッタ
シャコンヌ へ短調 J.パッヘルベル
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565 J.S.バッハ
録音:2009年7月18,19 日 相模湖交流センター多目的ホール 
収録時間:約66分
世界で唯一、バンドネオンによるクラシック音楽演奏に生涯を捧げた巨人アレハ
ンドロ・バルレッタ。その薫陶を受けた日本人奏者デビュー!!
日本でただ一人、タンゴを弾かない、クラシック音楽バンドネオン奏者、生水
敬一朗デビュー。本邦初、バンドネオンによるクラシック・全曲ソロ・アルバ
ム。

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09-11 No.20-1

2009年11月26日 19時15分36秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CDC-6877422 \1980
ショパン:チェロ作品集
チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.8
チェロとピアノのための大二重奏曲(マイアベーアの「悪魔のロベール」の主題
による)
アンドレアス・ブランテリド(チェロ)
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)、マリアナ・シリニアン(ピアノ)
ジュエル・ケース 12Pブックレット
2006年ユーロヴィジョン・ヤング・ミュージシャン・コンペティションで1等賞、
2007年パウロ国際チェロ・コンペティションで1位、デンマーク放送の「アー
ティスト・イン・レジデンス、2007」2008年ボーレッティ=ブイトーニ・トラス
ト・フェローシップ優勝、BBCニュー・ジェネレーション・スキームの最新メン
バー、ヨーロッパ・コンサート・ホール協会の「ライジング・スター」スキー
ムにノミネート(2008-2009)と世界的評価を高めつつあるデンマーク出身のブラ
ンテリド(1987-)がリリースする第2作アルバムは生誕200年アニヴァーサリーの
ショパン作品集。ショパンがピアノに次いで親近性を持ち、友人のチェリスト、
フランショムの協力を得て作曲した作品はチェロの大事なレパートリーとして
愛される名曲揃いです。アルメニア出身のシリニアンはマティアス・ヴェーバ
ー、トマス・ブランディス、マリア・エーゲルホフ、コンラート・エルゼルム
に学び、ソリスト、室内楽で活躍中。フラングはムターの秘蔵っ子として注目
され、デビュー盤の「シベリウス:ヴァイオリン協奏曲他」が日本でも好評のノ
ルウェー出身のヴァイオリニスト。ヨーロッパに新世代のライジング・スター
たちによるショパンの室内楽はその新鮮な魅力にあふれています。


CMS-4589062 2枚組 \2080
ダンス!-ワールド・フェイヴァリット・アイス-ダンシング・ミュージック
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
ソロ・フィギュア・スケート競技では主に体操競技向き、アクロバティックな楽
曲が使用されてきましたが、英国のチャンピオン・スケーター、ジョン・カリー
がパフォーマンスにバレエやモダン・ダンスの要素を入れ込んで男子フィギュア
・スケートに芸術的で新しいレヴェルのプレゼンテーションを開拓、多くのスケ
ーターがそれに追随しました。1976年、ミンクスのバレエ「ドン・キホーテ」の
音楽を使用したルーティン(規定演技)で、ヨーロッパ選手権、世界選手権、冬季
オリンピックで金メダルを獲得しました。1976年は冬季オリンピックにペア競
技が加わった最初の年でもありました。英国のトーヴィル/ディーン組のペアが
ラヴェルの「ボレロ」を使用した劇的なフリーの演技のプレゼンテーションで審
査員全員一致の6.0満点を出して1984年のサラエヴォ・オリンピックで金メダル
を獲得したのはあまりにも有名です。彼らの快活な演技面を代表する演技に使用
したミュージカル「Mack and Mabel」が選曲されているのはインターナショナル
盤ならでは。
2010年のヴァンクーヴァー・オリンピックで聞かれるであろうキム・ヨナ選手
(ガーシュウィン「ピアノ協奏曲へ調」)や浅田真央選手(ハチャトゥリアン「仮
面舞踏会」)他現在のトップ・スケーター達の楽曲も選曲。
さらに使用されたオリジナル音源として、マキシムの「死の舞踏」(米国のミシェ
ル・クワン選手、ロシアのイリナ・スルツカヤ選手)、ヴァネッサ・メイのプッ
チーニ「誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)」(荒川静香選手、ドイツのデニ
ーズ・ジマーマン選手)も当然収録。そして長年にわたって多くのスケーター達
が使用してきた、チャイコフスキー「白鳥の湖」、ビゼー「カルメン」、ピアソ
ラ「リベルタンゴ」までも収録したお勧めのアルバムです。
収録楽曲(予定)
CD1
1.ハチャトゥリアン:仮面舞踏会ーワルツ
フィルハーモニア管弦楽団、エフレム・クルツ指揮
2.モリコーネ:ガブリエルのオーボエ(映画「ミッション」)
エンニオ・モリコーネと彼の管弦楽団
3.ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 へ調ー第3楽章
ピーター・ドノホー(ピアノ)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
4.ウィリアムズ:シンドラーのリストーメイン・テーマ
タスミン・リトル(ヴァイオリン)
ニュー・ワールド・フィルハーモニック、イアン・サザーランド指揮
5.チャイコフスキー:白鳥の湖ー情景(第2幕)
フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・ランチベリー指揮
6.ヴァルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ヴィリー・ボスコフスキー指揮
7.ハチャトゥリアン:ガイーヌー剣の舞
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ユーリー・テミルカーノフ指揮
8.ミンクス:ドン・キホーテ(アーヴィング編)-パ・ド・ドゥー
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ロバート・アーヴィング指揮
9.ストラヴィンスキー:火の鳥ー凶悪な踊り
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
10.ベートーヴェン:「月光」ソナターアダージョ
レナード・ぺナリオ(ピアノ)
ハリウッド・ボウル交響楽団、カーメン・ドラゴン指揮
11.マスカーニ:間奏曲(カヴァレリア・ルスティカーナ)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
12.ピアソラ:リベルタンゴ
管弦楽団、レオポルド・フェデリコ指揮(ライヴ録音)
ビゼー:「カルメン」-
13.第1幕への前奏曲
14.第3幕への間奏曲
15.第4幕への間奏曲
以上 フランス国立管弦楽団、小澤征爾指揮
16.ロシア民謡:黒い瞳(ドラゴン編)
ハリウッド・ボウル交響楽団、カーメン・ドラゴン指揮
17.リスト:死の舞踏(ダンクリー編)
マキシム(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 他、マット・ダンクリー指揮
18.ラヴェル:ボレロ(終結部)
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
CD2
1.J.シュトラウスII:こうもりー序曲
フィルハーモニア管弦楽団、オットー・アッカーマン指揮
2.ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー(オーケストレーション:グローフェ)-終結部
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
3.プッチーニ:
誰も寝てはならぬ(プッチーニの「トゥーランドット」による幻想曲)
ヴァネッサ=メイ(ヴァイオリン)
コヴェント・ガーデン王立オペラ・ハウス管弦楽団、
ヴィクトル・フェドトフ指揮
4.ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲ー第18変奏
セシル・ウーセ(ピアノ)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
5.マスネ:瞑想曲(タイス)
サラ・チャン(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、プラシド・ドミンゴ指揮
6.ノーマン:ジェイムズ・ボンドのテーマ
ジョン・バリーと彼の管弦楽団
7.ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調
レナード・ぺナリオ(ピアノ)
ハリウッド・ボウル交響楽団、カーメン・ドラゴン指揮
8.ガルデル:首の差で
ラウル・ガレッジョ、フリオ・オスカル・パーネ(バンドネオン)、
ホセ・アルベルト・ジァイモ(ピアノ)
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮
9.ショスタコーヴィチ:ロマンス(馬あぶ)
タスミン・リトル(ヴァイオリン)、ピアーズ・レイン(ピアノ)
10.サン=サーンス:死の舞踏
パリ管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
11.サン=サーンス:白鳥(動物の謝肉祭)
バーミンガム市交響楽団、ルイ・フレモー指揮
12.ハルジック:リー・ルーズのテーマ
マキシム(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 他
13.ドビュッシー:月の光(編:ストコフスキ)
フィラデルフィア管弦楽団、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
14.ハチャトゥリアン:フリギアとスパルタクスのアダージョ(スパルタクス)抜粋
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ユーリー・テミルカーノフ指揮
15.モンティ:チャルダッシュ(編:パルハモフスキー)
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)、ヴァグ・パピアン(ピアノ) 他
ライヴ録音
16.ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2
ジョン・オグドン(ピアノ)
17.ハーマン:マックとメイベルー序曲
ピカデリー・シアター管弦楽団、ジュリアン・ケリー指揮

CDM-2172662 \1450
サラ・ブライトマン/木々は高々と-フォーク・ソング集
1.小さなサー・ウィリアムス(サマセット民謡)
2.ねえ、クッションを縫える?(スコットランドの曲)
3.木々は高だかと(サマセット民謡)
4.とねりこの木立(ウェールズの曲)
5.オリヴァー・クロムウェル(サフォークから-ナーセリー・ライム)
6.春が過ぎてゆく
7.糸を紡ぐ女
8.美しいひとは愛の庭に
9.おいらが親父のところで
10.牧童(W.シールドの曲)
11.慰めてくれる人もなく(スコットランドの曲)
12.優しのポリー・オリヴァー
13.ああ、ああ(サマセットから-セシル・シャープ)
14.ニューカッスルからおいででは?(フラーのソング・ブック)
15.答えのなんと優しいことか(ムーアのアイルランド民謡)
16.愛しきわが祖国のハープ!(ムーアのアイルランド民謡)
17.しんとした夜にはよく(ムーアのアイルランド民謡)
18.夏の最後のバラ(庭の千草)(ムーアのアイルランド民謡)
19.ある朝早く
サラ・ブライトマン(ソプラノ)、ジョフリー・パーソンズ(ピアノ)
サラ・ブライトマンが初々しく歌うブリテン編のフォーク・ソング集
ジュエル・ケース 16Pブックレット

CMS-6872862 2枚組 \1980
サムュエル・バーバー/アダージョ(生誕100年記念)
ブリリアント・ボックス 16Pブックレット
2010年のアニヴァーサリーにむけた代表作の2CD
バーバーは1910年3月9日、USペンシルヴェニア州、ウェスト・チェスターでアイ
リッシュ系の家族に生まれた。母はピアニスト、叔母はメトで活躍したコント
ラルト、ルイズ・ホーマー、その夫はアメリカの芸術歌曲の作曲家として名高い
シドニー・ホーマーでバーバーが作曲に興味を示し7歳で初のミュージカル、
10歳でオペラを作曲したのは驚くことでもない。おばの影響で声楽に興味を持
ち、フィラデルフィアのカーティス音楽院で声楽を学んだ。そこで作曲家のメ
ノッティに出会い、二人の交情は1981年、がんによるバーバーの死まで続いた。
本アルバムには最も有名な「弦楽のためのアダージョ」をはじめ、管弦楽、室
内楽、声楽の代表作を収録。
CD1
1.弦楽のためのアダージョOp.11
ロンドン交響楽団、マイケル・ティルソン・トーマス指揮
1994年5月 アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.序曲「悪口学校」Op.5
1988年5月3日 パウエル・ホール、セント・ルイス
3.ヴァイオリン協奏曲Op.14
1986年4月 パウエル・ホール、セント・ルイス
エルマー・オリヴィエラ(ヴァイオリン)
以上 セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
4.ノックスヴィル、1915年の夏
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ロンドン交響楽団、マイケル・ティルソン・トーマス指揮
1994年5月 アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン
5.管弦楽のためのエッセーOp.24
6.メデイアの瞑想と復讐の踊りOp.32a
セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
1988年5月3日 パウエル・ホール、セント・ルイス
CD2
1.ドーヴァー・ビーチOp.3
トーマス・アレン(バリトン)
エンデリオン弦楽四重奏団
1990年7月1-3日 ブラックヒース・コンサート・ホール、ロンドン
2.ソナタOp.26
3.遠足Op.20
以上 レオン・マコーリー(ピアノ)
1995年12月17-19日 聖ジョージ・ブランドン・ヒル、ブリストル
4.夏の音楽Op.31
ジャンヌ・バクストレッサー(フルート)、ジョゼフ・ロビンソン(オーボエ)、
スタンリー・ドラッカー(クラリネット)、ジュディス・ル・クレア(バスーン)
フィリップ・マイヤーズ(ホルン)
1994年6月4日 ニュー・ヨーク州立大学
5.3つの歌Op.2
以上 トーマス・アレン(バリトン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
2000年11月24-27日 ポットン・ホール、サフォーク
6.弦楽四重奏曲Op.11
エンデリオン弦楽四重奏団
1990年7月1-3日 ブラックヒース・コンサート・ホール、ロンドン


●THE HOME OF OPERA
CMS-3091062(2CD+1CDROM) \2400
ヴェルディ:アッティラ
アッティラ / サムエル・ラメイ(バス)
オダベッラ / チェリル・スチューダー(ソプラノ)
エツィオ / ジョルジョ・ザンカナーロ(バリトン)
フォレスト / ニール・シコフ(テナー) 他
ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
1989年6月、7月 アバネッラ、ミラノ録音
マルチパック 16Pブックレット

CMS-3091002(2CD+1CDROM) \2400
マスネ:ドン・キショッテ
ドゥルシネア姫 / テレサ・ベルガンサ(ソプラノ)
ドン・キショッテ / ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)
サンチョ・パンサ / アラン・フォンダリー(バリトン) 他
トゥールーズ・カピトール合唱団、管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮
1992年1月 録音
マルチパック 16Pブックレット

CMS-3091132(2CD+1CDROM) \2400
マスネ:ヴェルテール
ヴェルテール / アルフレード・クラウス(テナー)
シャルロット / タティアナ・トロヤノス(メゾ・ソプラノ)
ソフィ / クリスティン・バルボー(ソプラノ)
アルベール / マッテオ・マヌグエラ(バリトン) 他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮
1979年8月23日-9月1日 アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン
マルチパック 16Pブックレット


●20TH CENTURY CLASSICS
CZS-6876382 2枚組 \1450
サヴァリッシュ/オルフ:月 - 賢い女
CD1

ルドルフ・クリスト; カール・シュミット=ヴァルター
ヘルムート・グラムル;パウル・クーエン; ペーター・ラッガー
アルブレヒト・ペーター; ハンス・ホッター
ヴィリー・レースナー; テレサ・ホロウェイ; 少年合唱団;
フィルハーモニア合唱団、管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
1957年3月16-20日、4月16日、18日&24日、アビー・ロード・スタジオ、
ロンドン
CD2
賢い女
マルセル・コルデス; ゴットロープ・フリック
エリーザベト・シュヴァルツコップ
ゲオルク・ヴィーター; ルドルフ・クリスト; ベンノ・クッシェ 
パウル・クーエン
ヘルマン・プライ; グスタフ・ナイトリンガー
フィルハーモニア管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
オルフ監修録音 1956年5月22-25日 アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6876442 2枚組 \1450
ルーセル:交響曲集、ピアノ協奏曲、バッカスとアリアーヌ
CD1
1.交響曲第3番ト短調Op.42
2.交響曲第4番イ長調Op.53
3.シンフォニエッタOp.52
以上 パリ音楽院管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス指揮
1965年6月15日、17日&19日; *1963年11月5-8日、12日 サル・ワグラム、パリ
4.ピアノ協奏曲
ダニエル・ラヴァル(ピアノ)
パリ管弦楽団、ジャン=ピエール・ジャキャ指揮
1969年1月-6月 サル・ワグラム、パリ
CD2
1.バッカスとアリアーヌOp.43
2.蜘蛛の饗宴Op.17
フランス国立管弦楽団
ジョルジュ・プレートル指揮
1984年11月6-8日 サル・ワグラム、パリ
3.春の祭に寄せてOp.22
パリ管弦楽団
ジャン=ピエール・ジャキャ指揮
1969年1月-6月 サル・ワグラム、パリ
4.復活Op.4
トゥールーズ・カピトール管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮
1986年7月18日、19日、9月12日、10月17日、18日 アル・オー・グレン、
トゥールーズ
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6876672 2枚組 \1450
ショスタコーヴィチ:室内楽作品集
CD1
1.弦楽四重奏曲第3番Op.73
イェルザレム四重奏団
2000年11月24-27日 ポットン・ホール、サフォーク
2.弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調Op.108
アトリウム弦楽四重奏団
2003年4月11-14日 ポットン・ホール、サフォーク
3.チェロ・ソナタOp.40
ハインリッヒ・シフ(チェロ)、アツィ・ベルトンチェリ(ピアノ)
1983年11月17&18日 エファンゲリシェ・キルヒェ、エッケンハーゲン
CD2
1.ピアノ三重奏曲第1番Op.8
チョン三重奏団
1988年12月12-17日 アカデミー・オブ・アーツ&レターズ、ニュー・ヨーク
2.ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67
エロイカ三重奏団
1998年3月5-9日 聖スティーヴン教会、ティブロ、カリフォルニア
3.ピアノ五重奏曲Op.57
ナッシュ・アンサンブル
1990年11月 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6876742 2枚組 \1450
クセナキス:アトレ、モルシマ-アモルシマ、ノモス・アルファ
CD1
1.アトレ(10の楽器のための)
パリ現代音楽器楽アンサンブル、コンスタンティン・シモノヴィチ指揮
2.モルシマ-アモルシマ(ピアノ、ヴァイオリン、チェロとベースのための)
ジョルジュ・プルドゥマシェール、ジャン=クロード・ベルネード、
パウル・ボファル
ジャック・カゾーラン、コンスタンティン・シモノヴィチ指揮
3.ノモス・アルファ(ソロ・チェロのための)
ピエール・ペナスー(チェロ)
以上 1967年12月8-11日、7月3-7日 サル・ワグラム、パリ
4.ヘルマ(ピアノのための記号的音楽)
ジョルジュ・プルドゥマシェール(ピアノ)
1967年10月24、25日、11月13日、1968年4月2日 サル・ワグラム、パリ
CD2
1.ST4(弦楽四重奏のための)
ベルネード四重奏団
1967年12月8-11日、7月3-7日 サル・ワグラム、パリ
2.ポラ・タ・ディナ(児童合唱と管弦楽のための)(1962)
パリ・ノートル・ダム聖歌隊
パリ現代音楽器楽アンサンブル、コンスタンティン・シモノヴィチ指揮
3.ST10-1,080262(10の楽器のための)(1956-62)
4.アクラタ(16の管楽器のための)(1964-65)
5.アコルリプシス(21の楽器のための)(1955-57)
パリ現代音楽器楽アンサンブル、コンスタンティン・シモノヴィチ指揮
以上 1968年12月18-21日、1969年1月30、31日、2月1日 サル・ワグラム、パリ
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6876792 2枚組 \1450
ツェムリンスキー:夢見るゲールゲ
CD1&2
夢見るゲールゲ
ケプラー、ラチェット、アンソニー、マルティネス、シュミット 他
ケルン・フィルハーモニー・ギュルツェニッヒ管弦楽団
ジェイムズ・コンロン指揮
1999年6月6-8日 フィルハーモニー、ケルン
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

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09-11 No.20-2

2009年11月26日 19時15分02秒 | Weblog
●ESSENTIAL
CZS-6885922 2枚組 \1450
エセンシャル・ルネサンス
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
1.アッレグリ:ミゼレーレ
ティモシー・ビーズリー=マレイ(トレブル)、
ジェラルド・フィンリー(カントール)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、スティーヴン・クローベリー指揮
2.ダンスタブル:聖霊来たりたまえ
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
3.タリス:O nata lux
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、フィリップ・レッジャー指揮
4.シェパード:言葉は肉となって
クラークス・オブ・オクセンフォード、デイヴィッド・ウルスタン指揮
5.ジョヴァンニ・ガブリエッリ:Buccinate in neomenia
弦楽と金管アンサンブル、デニス・スティーヴンス指揮
6.トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア:おお、大いなる神秘
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
7.バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
8.パレストリーナ:あなたはペトロ
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
9.デュファイ:キリエ
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
10.ラッスス:グローリア
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、ジョージ・ゲスト指揮
11.タイ:クレド
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、フィリップ・レッジャー指揮
12.イザーク:サンクトゥス
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
13.バード:アニュス・デイ
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
14.ジョスカン:わが子、アブサロンよ
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
15.ギボンズ:ダビデの子にホサナ
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
16.タリス:Spem in alium
タヴナー合唱団 他、アンドルー・パロット指揮
CD2
1.デュファイ:この五月
アーリー・ミュージック・コンソート・オブ・ロンドン、
デイヴィッド・マンロウ指揮
2.オケヘム:比例ミサーアニュス・デイI
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
3.ジョスカン:オケヘムの死を悼む挽歌
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
4.ジョスカン:Scaramella va alla guerra
5.ジョスカン:こおろぎ
以上 アーリー・ミュージック・コンソート・オブ・ロンドン、
デイヴィッド・マンロウ指揮
6.イザーク:Es wolt ein meydlein grasen gan
ヒリヤード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
7.フランチェスコ・デ・ペニャローサ:Inter vestibulum
アンサンブル・ジル・バンショア
8.ヘンリー8世王:En vray amoure
9.ヘンリー8世王:Pastime with good company
チューリッヒ・リチェルカーレ・アンサンブル・フュル・アルテ・ムジーク、
ホルディ・サバル指揮
10.フランチェスコ・ダ・ミラノ:Spagna
ホプキンソン・スミス、ポール・オデット(リュート)
11.ジョヴァンニ・ドメニコ・ダ・ノーラ:ガリアルドを習いませんか
12.ヴィラールト:O dolce vita mia
13.アゴスティーニ:Non t'aricordi
14.ヴィラールト:Vecchie letrose
以上 キングズ・シンガーズ、トラジコメディア
15.ジャヌカン:Chantons, sonnons, trompettes
16.ジャヌカン:La Guerre
17.ジャヌカン:女たちのおしゃべり
アンサンブル・ヴォカール・エ・アンストルメンタル、
ロジェ・ブランシャール指揮
18.モンテヴェルディ:シンフォニア(「オルフェオ」)
ル・コンセール・ダストレエ、エマヌエル・アイム指揮
19.モンテヴェルディ:人々よ、愛の神のことを歌うがいい
コンソート・オブ・ムジケ、アンソニー・ルーリー指揮
20.モンテヴェルディ:幸いなるかな
タヴナー・コンソート&プレイヤーズ、アンドルー・パロット指揮
21.モンテヴェルディ擬:Pur ti miro(「ポッペアの戴冠」)
アーリーン・オージェ(ソプラノ)、デラ・ジョーンズ(メゾ・ソプラノ)
シティ・オブ・ロンドン・バロック管弦楽団、リチャード・ヒコックス指揮

CZS-6885822 2枚組 \1450
エセンシャル・チェロ
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
1.ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ロ短調RV424-第1楽章
ハン=ナ・チャン(チェロ)
ロンドン室内管弦楽団、クリストファー・ウォーレン=グリーン指揮
2.J.S.バッハ:チェロ組曲第1番ト長調BWV1007-前奏曲、アレマンデ、クーランテ
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
3.ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調-第1楽章
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
アカデミー室内管弦楽団、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
4.ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第5番ト長調
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、マギー・コール(ハープシコード)
5.ボッケリーニ:チェロ協奏曲ト長調-第3楽章
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
フィンランド・オストロボスニアン室内管弦楽団、ユハ・カンガス指揮
6.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2-第1楽章
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)、スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
7.シューマン:チェロ協奏曲イ短調-第3楽章
ナタリア・グートマン(チェロ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、クルト・マズア指揮
8.ショパン/編レネハン:前奏曲ホ短調
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)、ジョン・レネハン(ピアノ)
9.パガニーニ/編トルトゥリエ:ロッシーニの主題による変奏曲
ポール・トルトゥリエ、モード・マルタン=トルトゥリエ(チェロ)
イギリス室内管弦楽団、ポール・トルトゥリエ指揮
10.ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調-第1楽章 抜粋
トゥルルス・モルク(チェロ)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
11.ブラームス:二重協奏曲イ短調-第3楽章
ゴーティエ・カプソン(チェロ)、ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団、ミュン=フン・チョン指揮
12.ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99-第4楽章
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)、ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
13.サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33-第1楽章
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
14.サン=サーンス:白鳥(動物の謝肉祭)
ナッシュ・アンサンブル(クリストファー・ヴァン・ケンペン-チェロ、
イアン・ブラウン、スーザン・トームズ-ピアノ)
CD2
1.チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲Op.33-序奏、主題、変奏曲第1、
第2、第7曲
ロバート・コーエン(チェロ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ズデニェク・マーカル指揮
2.フォーレ:エレジー
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮
3.エルガー/編ミローン:朝の歌
ナタリー・クライン(チェロ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮
4.エルガー:チェロ協奏曲ホ短調-第1楽章
ナタリー・クライン(チェロ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮
5.R.シュトラウス:ドン・キホーテOp.35 抜粋
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ドレスデン・シュターツカペレ、ルドルフ・ケンペ指揮
6.ラフマニノフ/アダプテーション-ヘイゼル:ヴォカリーズ
ハン=ナ・チャン(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団、レナード・スラトキン指揮
7.カザルス:鳥の歌
ハン=ナ・チャン(チェロ)
サンタ・チェチーリア国立アカデミア管弦楽団、アンオトニオ・パッパーノ指揮
8.ピアソラ/編メダーリア&アモン:さよなら、父さん
ベルリン・フィルハーモニー12人のチェリストたち
9.ピアソラ/編レネハン:Oblivion
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)、ジョン・レネハン(ピアノ)
10.ブロッホ:シェロモ 抜粋
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
フランス国立管弦楽団、レナード・バーンスタイン指揮
11.ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107-第1楽章
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ボーンマス交響楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮
12.ドビュッシー:月の光
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、
アレクサンダー・デデューキン(ピアノ)
13.タヴナー:聖母マリアの御加護のヴェール-The Incarnation
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
ロンドン交響楽団、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
14.ポッパー:妖精の踊りOp.39
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、
アレクサンダー・デデューキン(ピアノ)
15.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番-第3曲:フーガ
ベルリン・フィルハーモニー12人のチェリストたち

CZS-6885762 2枚組 \1450
エセンシャル・アダージョ
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
1.アルビノーニ/編ジャゾット:アダージョ ト短調 抜粋
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
2.パッヘルベル:カノン ニ長調
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
3.J.S.バッハ:G線上のアリア
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
4.モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K622-第2楽章
ザビーネ・マイヤー(バセット・クラリネット)
ドレスデン・シュターツカペレ、ハンス・フォンク指揮
5.ベートーヴェン/トランスクリプション-クレイグ・レオン:
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」-第2楽章
ジュリア・ソーントン(ハープ) 
ネザーランド国立放送管弦楽団、エルノ・オラー指揮
6.ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲 開始部
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
7.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調-第2楽章
セシル・ウーセ(ピアノ)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
8.エルガー:チェロ協奏曲ホ短調-第3楽章
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
ロンドン交響楽団、ジョン・バルビローリ指揮
9.ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり 開始部
ヒュー・ビーン(ヴァイオリン)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
10.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調-第2楽章 開始部
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、ウォルター・ジュスキント指揮
11.エルガー:ニムロード(エニグマ変奏曲)
ロンドン交響楽団、エードリアン・ボールト指揮
12.ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調「田園」-第5楽章
フィラデルフィア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
13.グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調-第2楽章
セシル・ウーセ(ピアノ)
ロンドン交響楽団、ネヴィル・マリナー指揮
14.ホルスト:火星(惑星) 集結部
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
CD2
1.バーバー:弦楽のためのアダージョ
フィラデルフィア管弦楽団、ユージン・オーマンディ指揮
2.ヴィヴァルディ:四季ー冬-第2楽章
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
カメラータ・リジィ・グシュタート、アルベルト・リジィ指揮
3.J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043-第2楽章
アンネ=ゾフィ・ムター(ヴァイオリン) 他
イギリス室内管弦楽団、サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリンと指揮)
4.ヴィヴァルディ/編プヨール、イスビン:ギター協奏曲ニ長調-第2楽章
シャロン・イスビン(ギター)
ローザンヌ室内管弦楽団、ローレンス・フォスター指揮
5.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」‐第1楽章 抜粋
モーラ・リンパニー(ピアノ)
6.モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299-第2楽章
ジェイムズ・ゴールウェイ(フルート)、フリッツ・ヘルミス(ハープ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
7.ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」‐第2楽章
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
8.ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調-第2楽章 開始部
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
モントリオール交響楽団、シャルル・デュトワ指揮
9.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調-第2楽章 抜粋
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、エフレム・クルツ指揮
10.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」‐第2楽章
レナード・ぺナリオ(ピアノ)
ハリウッド・ボウル交響楽団、ミクロス・ローザ指揮
11.フォーレ:パヴァーヌ
ガレス・モリス(フルート)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
12.サン=サーンス/編ヘイゼル:白鳥(動物の謝肉祭)
ハン=ナ・チャン(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団、レナード・スラトキン指揮
13.ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-第2楽章 開始部
ジュリアン・ブリーム(ギター)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
14.マスネ:瞑想曲(タイス)
ハンス・カラフス(ヴァイオリン)
シュトゥットガルト放送交響楽団、ネヴィル・マリナー指揮
15.ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲ヘ長調-第2楽章
ドミトリー・アレクセーエフ(ピアノ)
イギリス室内管弦楽団、イェルジ・マクシミウク指揮
16.マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調-第4楽章 終結部
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮

CZS-6885872 2枚組 \1450
エセンシャル・ショパン
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
1.ワルツ第1番変ホ長調Op.18
スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
2.夜想曲第20番嬰ハ短調Op.遺作
マリア・ティーポ(ピアノ)
3.バラード第3番変イ長調Op.47
セシル・ウーセ(ピアノ)
4.幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
ダニエル・アドニ(ピアノ)
5.前奏曲第4番ホ短調
6.前奏曲第7番イ長調
以上 ギャーリック・オールソン(ピアノ)
7.ポロネーズ第3番イ長調「軍隊」Op.40-1
ダニエル・アドニ(ピアノ)
8.子守歌変ニ長調Op.57
ダニエル・バレンボイム
9.ワルツ第11番変ト長調Op.70-1
アグスティン・アニエヴァス(ピアノ)
10.夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
ギャーリック・オールソン(ピアノ)
11.ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調Op.35-第3楽章 葬送行進曲
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
12.ワルツ第6番変ニ長調「子犬」Op.64-1
13.ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
以上 イングリット・フリッター(ピアノ)
14.ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11-第2楽章
マウリツィオ・ポッリーニ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団、パウル・クレツキ指揮
15.マズルカ第2番嬰ハ短調Op.6-2
16.マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1
以上 ロナルド・スミス(ピアノ)
17.前奏曲第15番変ニ長調「雨だれ」
18.前奏曲第24番ニ短調
以上 ギャーリック・オールソン(ピアノ)
CD2
1.ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」Op.53
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
2.舟歌 嬰ヘ長調Op.60
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
3.マズルカ第8番変イ長調Op.7-4
4.マズルカ第23番ニ長調Op.33-2
以上 ロナルド・スミス(ピアノ)
5.練習曲第3番ホ長調「別れの曲」
アンドレイ・ガブリーロフ(ピアノ)
6.ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58-第4楽章
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
7.ワルツ第3番イ短調Op.34-2
スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
8.スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
ユーリー・エゴロフ(ピアノ)
9.ワルツ第9番変イ長調Op.69-1
ドミトリー・アレクセーエフ(ピアノ)
10.練習曲第5番変ト長調
11.練習曲第12番ハ短調「革命」
以上 アンドレイ・ガブリーロフ(ピアノ)
12.夜想曲第5番嬰ヘ短調Op.15-2
ギャーリック・オールソン(ピアノ)
13.マズルカ第24番ハ長調Op.33-3
ロナルド・スミス(ピアノ)
14.即興曲第1番変イ長調Op.29
アグスティン・アニエヴァス(ピアノ)
15.アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー指揮

CZS-6885972 2枚組 \1450
エセンシャル・ワーグナー
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
「さまよえるオランダ人」
1.序曲
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
2.糸紡ぎの合唱「ぶんぶん回れ、糸車よ」(第2幕)
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団、ロベルト・ヘーガー指揮
3.ゼンタのバラード「海原に真っ赤な帆と黒いマストの船を見かけましたか」
(第1幕)
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)、アンブロジアン・オペラ合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウス・テンシュテット指揮
4.水夫の合唱「見張りをやめろ舵とりよ」(第3幕)
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団、ロベルト・ヘーガー指揮
「タンホイザー」
5.序曲
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
6.歌の殿堂のアリア「おごそかな広間よ、ふたたび挨拶を送る」(第2幕)
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウス・テンシュテット指揮
7.夕星の歌「死の予感のように・・・おお汝、優しい夕星よ」(第3幕)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ベルリン州立オペラ管弦楽団、フランツ・コンヴィチュニー指揮
8.巡礼の合唱「ふるさとよ、また見る野山」(第3幕)
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団、ロベルト・ヘーガー指揮
「ローエングリン」
9.第1幕への前奏曲
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
10.エルザの夢「寂しい日々に神に祈った」(第1幕)
ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ)
ミュンヘン放送管弦楽団、ペーター・シュナイダー指揮
11.Entweihte Gotter(第2幕)
リタ・ゴール(メゾ・ソプラノ)
パリ・オペラ座管弦楽団、アンドレ・クリュイタンス指揮
12.第3幕への前奏曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウス・テンシュテット指揮
13.婚礼の合唱「真心こめてご先導いたします」(第3幕)
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団、ロベルト・ヘーガー指揮
CD2
1.ローエングリーンの名乗り「はるかな国に」(第3幕)
ニコライ・ゲッダ(テナー)
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ管弦楽団、ハインリッヒ・ベンダー指揮
「ラインの黄金」
2.Abendlicht strahlt der Sonne Auge(第4場)
「ワルキューレ」
3.冬の嵐は5月に過ぎ去り(第1幕)
4.あなたこそ春なのです(第1幕)
5.Oh Susseste Wonne! Seligstes Weib!(第1幕)
6.今こそジークフリートと名乗ろう。我こそはジークムント!(第1幕)
チェリル・スチューダー(ソプラノ)(4-6)、
マリアナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)(2)、
ライナー・ゴルトベルク(テナー)(3,5、6)、
ジェイムズ・モリス(バス・バリトン)(2)
バイエルン放送交響楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
7.ワルキューレの騎行(第3幕)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウス・テンシュテット指揮
「ジークフリート」
8.Nothung! Nothung! Neidliches Schwert!(第1幕)
ジークフリート・イェルザレム、ペーター・ハーゲ(テナー)
バイエルン放送交響楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
「神々のたそがれ」
9.ジークフリートの葬送行進曲(第3幕)
ロンドン・フィルハーモニア管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
10.序曲
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
11.優勝の歌「朝はばら色に輝き」(第3幕)
ベン・ヘプナー(テナー)、ベルント・ヴァイクル(バリトン)、
クルト・モル(バス)
チェリル・スチューダー(ソプラノ)、バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
「トリスタンとイゾルデ」
12.愛の二重唱「降り来よ、愛の夜よ」(第2幕)
ヘルガ・デルネシュ(ソプラノ)、ジョン・ヴィッカース(テナー)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
13.愛の死「優しくかすかな彼のほほえみ」(第3幕)
ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ)
ミュンヘン放送管弦楽団、ペーター・シュナイダー指揮

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09-11 No.19-1

2009年11月22日 11時36分01秒 | Weblog
<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99040 \2500
「藤川真弓 ヴァイオリン・リサイタル2009」
コレルリ:ヴァイオリン・ソナタ作品5-10
ラモー(ハイフェッツ編):リゴードン
マルシック:スケルツァンド
ラヴェル:フォーレの名による子守唄
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75
藤川真弓(ヴァイオリン)、オリヴァー・マークソン(ピアノ)
録音:2009年1月21日、津田ホール,ライヴ録音
(このCDはライヴ・レコーディングのため、会場のノイズ等は予めご了承くださ
い)
1970年のヴュータン・コンクールでの優勝、また同年のチャイコフスキー・コン
クールで2位を獲得して以来、国内外で賞賛され続けてきたイギリス在住のヴァ
イオリニスト藤川真弓。この録音は近年円熟の境地にある藤川の最新録音。今年
2009年1月に東京の津田ホールにて催されたコンサートのライヴで、日本デビュ
ーとなる息子のオリヴァー・マークソンとの共演で話題となり、各誌で絶賛され
たものです。マークソンはロンドン生まれ。王立音楽院を卒業後、すぐに独奏者
・室内楽奏者としての道を歩み始める。現在はマンハッタン音楽院・修士課程で
学びつつ演奏活動を行う期待の若手ピアニストです。




<Edition HST>
HST-071 \2500
ヴァンハル(1739-1813);疾風怒濤交響曲集第十一巻(HST071)
-交響曲ト長調Bryan G2(ca.1760-62)
-交響曲ハ長調Bryan C7(ca.1771-73)
-交響曲へ長調Bryan F6(ca.1771-73)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
松井 利世子(ヴァイオリン;リーダー)
録音:2009年10月東京三鷹市・風のホールにて収録
イタリア留学を終え、ヴィーン帰京し発表された6つの交響曲集(C7,Es4,E2,e2,
F6,B2)が、ヴァンハルの疾風怒濤絶頂期に当たる。今回のC7, F6がリリースされ
ることのより録音も出揃うことになる。(e2は他団体)
C7は、当時ブライトコプフ・カタログにはハイドン作として発表され20世紀初
頭までそう信じられていた。いわゆる「交響曲の父」と言われた所以には、こう
いった同時代作曲家の功績によるところ大である。
またF6は交響曲でありながら、ヴァイオリン独奏のピアノ音量で始まり、展開部
ではディッタース進行を経た後、地獄を連想させるヘ短調をとる。このヴァイオ
リンピアノ旋律開始は、その後ヴィーンへ上京したモーツアルトがピアノ協奏曲
第17番ト長調なので模倣している。



<ABC Classics>
ABC 476 3224 \2250
MSO Live ――
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》序曲
ディーリアス(ビーチャム編):楽園の道
エルガー:エニグマ変奏曲
チャールズ・マッケラス(指揮)、メルボルン交響楽団
マッケラスが母国オーストラリアのトップ・オーケストラ、メルボルン交響楽団
を振った2007年のライヴ録音が"ABC Classics"の強力シリーズ"MSO Live"から登
場に!
メルボルン響の創立100周年という記念すべき年に本拠地ハマー・ホールの指揮
台に立ったマッケラス。
ライヴならではの熱気あふれる「エニグマ変奏曲」では主題と14の変奏の"個性"
を巧みに描き分けるなど、オーケストラから豊かなサウンドやカラーを自在に引
き出すマッケラスの"指揮"は円熟の至芸そのもの。
2007年11月24日、ハマー・ホール(メルボルン)でのライヴ録音。

ABC 476 5691 \2250
J・S・バッハ:ヴァイオリン協奏曲集 ――
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041/同第2番ホ長調BWV.1042/オーボエと
ヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1060*/2つのヴァイオリンのための協奏
曲ニ短調BWV.1043**
リチャード・トネッティ(ヴァイオリン)、
ダイアナ・ドハーティ(オーボエ)*、ヘレナ・ラスボーン(ヴァイオリン)**、
オーストラリア室内管弦楽団
1989年にオーストラリア室内管の芸術監督&リーダーに就任し、同オーケストラ
を世界有数の室内管弦楽団にまで育て上げたオーストラリアの天才ヴァイオリニ
スト、リチャード・トネッティ。
1994年に録音された無伴奏ソナタ&パルティータ(ABC 476 8051)に続くトネッ
ティのバッハ第2弾となるのが、固い絆で結ばれたオーストラリア室内管とのヴァ
イオリン協奏曲集。
ガット弦を張った1759年製のグァダニーニに、18世紀中期のオランダで製作され
た弓を組み合わせたトネッティ。艶やかで潤いのあるトネッティのヴァイオリン
とオーストラリア室内管のサポートによって育まれたバッハ。演奏、音質とも絶
品です。
2005年10月21日-24日の録音。弊社初紹介

ABC 438 612-2 \2250
ヴォルトゥオーゾ・ダブルベース ――
グリーグ(カー&ホロヴィッツ編):コントラバス協奏曲イ短調/ジョセフス:コン
トラバス協奏曲Op.118/サンキー:カルメン幻想曲
ゲイリー・カー(コントラバス)、
パトリック・トーマス(指揮)、アデレード交響楽団
1941年にアメリカ、ロサンゼルスに降り立ち、オーケストラの低弦楽器としてし
か認識されていなかったコントラバスをソロ楽器として確立させ、全ての低音楽
器奏者たちに新たな道標を示した伝説の名手ゲイリー・カーのオーストラリア録
音!
カーのアレンジ、ホロヴィッツのオーケストレーションで「コントラバス協奏
曲」に生まれ変わったグリーグの「チェロ・ソナタ」は、まるでコントラバス
のために書かれた作品ではないかと思えてしまうほど。低音楽器奏者の皆様、
必聴です。
1992年11月23日-27日の録音。弊社初紹介

ABC 476 7737 \2250
バロック・デュエット ――
ペルゴレージ:スターバト・マーテル/ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調
RV.589より ラウダムス・テ、主は我が主に言われた ニ長調RV.594より 主はあ
なたの力ある杖を/ヘンデル:主はあなたの力ある杖をHWV.192、盲目の愛の神
あなたを信じまいHWV.189/モンテヴェルディ:おお金色の髪、ただあなたを見
つめ
サラ・マクリヴァー(ソプラノ)、サリー=アン・ラッセル(メゾ・ソプラノ)、
アントニー・ウォーカー(指揮)、アンティポディーズ管弦楽団
バッハのアリア&二重唱集(ABC 4761183)が好評を博したオーストラリアの古楽
シーンをリードする2人の歌姫、ソプラノのサラ・マクリヴァーとメゾ・ソプラ
ノのサリー=アン・ラッセルのデュオによるバロック・アルバム。
美しくブレンドするマクリヴァーとラッセルの澄み切った歌声が神々しく響く
ペルゴレージの「スターバト・マーテル」には"感動"というフレーズがピッタ
リ。豪州のピリオド・オーケストラ、アンティポディーズ管と2人の歌姫のアン
サンブルも出色の出来。
2004年&2005年の録音。弊社初紹介

ABC 476 3394 \2250
J・S・バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集 ――
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調BWV.1027/同
第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調BWV.1029
ダニエル・イアドン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ニール・ペレス・ダ・コスタ(チェンバロ)
ダニエル・イアドンは、イングリッシュ・バロック・ソロイスツやエイジ・オ
ヴ・インライトゥメント管から客演首席奏者として招かれフロリレジウムのメ
ンバーとしても活躍した実力派バロック・チェリスト&ガンビスト。
アシュリー・ソロモンと共にフロリレジウムを結成したチェンバロ奏者ニール・
ペレス・ダ・コスタとのコンビネーションは特筆もの。お互いの特徴をしっかり
と活かした素晴らしいバッハはフロリレジウム時代から続くコンビだからこそ。
2004年&2006年の録音。

ABC 476 5844 2枚組 \3380
ラモー:歌劇《ダルダニュス》
ポール・アグニュー(テノール)、ミリアム・アレン(ソプラノ)、
スティーヴン・ベネット(バス)、コリン・ボーン(バリトン)、
アンナ・フレイサー(ソプラノ)、デイヴィッド・グレコ(バス)、
キャスリン・マッカスカー(ソプラノ)、ペネロペ ・ミルズ(ソプラノ)、
ダン・ウォーカー(テノール)、ポール・ウィーラン(バリトン)、
ダミアン・ホワイトリー(バス)、
アントニー・ウォーカー(指揮)、
カンティレイション、アンティポディーズ管弦楽団
フランスの楽壇が"ラモー派"と"リュリ派"に分かれて大論争を巻き起こした1730
年代。この動乱期に生まれたギリシャ神話を題材とする「ダルダニュス」は、
1739年11月19日に初演された序曲と5幕から成る円熟期のラモーの傑作オペラで
ある。
豪州のバロック・オペラのスペシャリスト集団ピンチガット・オペラの「ダルダ
ニュス」には、ダルダニュス役に英国の名テノール歌手ポール・アグニューの名
前も!ちなみにここでは1739年原典版をベースに1744年改訂版を加えた形で演奏
されている。
2005年11月-12月、シティ・リサイタルホール・エンジェル・プレイスでの録音
(ライヴ)。弊社初紹介

ABC 476 5941 \2250
フレンチ・バロック・カンタータ集Vol.1 ――
モンテクレール:ディドンの死/シュトゥック:L'amant reconcilie/モンテク
レール:アリアーヌとバッカス/シュトゥック:アウロラとケファロス
タリン・フィービッグ(ソプラノ)、フィオーナ・キャンベル(メゾ・ソプラノ)、
アンサンブル・バッティスティン
ミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール(1667-1737)とジャン・バティスト・
シュトゥック(1680-1755)の作品を収めたオーストラリア発、フランス・バロッ
ク時代のカンタータ集。
トラヴェルソ奏者ケイト・クラークも参加しているアンサンブル・バッティス
ティン、ソリストにはオーストラリアの2人の名花、タリン・フィービッグと
フィオーナ・キャンベルを迎えるなど充実のキャスト陣でフランス・バロック
のカンタータを堪能できる。
2004年&2005年の録音。弊社初紹介

ABC 476 3423 2枚組 \3380
ベル・エポック - ガブリエル・フォーレのポートレート ――
フォーレ:舟歌第6番変ホ長調Op.70、夜想曲第6番変ニ長調Op.63、パヴァーヌ
Op.50(ホワット&ヒスコックス編)、主題と変奏嬰ハ短調Op.73、舟歌第5番
嬰ヘ短調Op.66、夜想曲第1番変ホ短調Op.33-1、マズルカ変ロ長調Op.32、舟歌
第7番ニ短調Op.90、夜想曲第9番ロ短調Op.97、舟歌第8番変ニ長調Op.96、夜想
曲第12番ホ短調Op.107/フォーレ&メサジェ:バイロイトの思い出*/フォーレ:
劇音楽《カリギュラ》より 踊りの歌(ピアノ二重奏版/世界初録音)*、組曲
《ドリー》Op.56*、夜想曲第4番変ホ長調Op.36、マズルカ形式の小品(世界初
録音)、前奏曲(世界初録音)、8つの小品Op.84、夜想曲第5番変ロ長調Op.37、
シシリエンヌ ト短調Op.78、夜想曲第7番嬰ハ短調Op.74、舟歌第4番変イ長調
Op.44、夜想曲第10番ホ短調Op.99、同第13番ロ短調Op.119
ロイ・ホワット(ピアノ)、エミリー・キルパトリック(ピアノ)*
フランス作品の演奏や研究、楽譜校訂で世界的評価を得ているスコットランド生
まれのピアニスト、ロイ・ホワットのフォーレ・アルバム。
フランスのピアノ作品の発掘にも積極的なホワットのフォーレは、世界初録音と
なる「踊りの歌」(二重奏版)、「マズルカ形式の小品」、「前奏曲」や、ワーグ
ナーが見え隠れするフォーレとメサジェの共作「バイロイトの思い出」などプロ
グラムもバラエティ豊か。
聴き手の心を躍らせてくれる楽しいフォーレ・アルバムです。
2007年-2008年の録音。

ABC 476 8039 \2250
オースラリア・コンポーザー・シリーズ ――
ウィリアムソン:組曲《ハバナの我が男》/シンフォニア・コンチェルタンテ*
/序曲《サンチャゴ・デ・エスパダ》/シンフォニエッタ/イーディス・シッ
トウェルのための墓碑銘**
キャロリーヌ・アルモンテ(ピアノ)*、エリカ・ケネディ(ヴァイオリン)**、
ジャネット・ラザフォード(ヴィオラ)**、リチャード・マイルズ(指揮)、
タスマニア交響楽団
ヒコックスの録音が記憶に新しいシドニー生まれのマルコム・ウィリアムソン
(1931-2003)。12歳からシドニー音楽院で作曲をグーセンスから学んだウィリア
ムソンは1950年にロンドンへ渡りブーレーズやメシアンの音楽を研究。
1975年10月にはイギリス人以外で初となる女王付き楽長にも任命されるなど、
作曲家としてだけでなく音楽家としても幅広い活躍を見せた英国と豪州の橋渡し
的存在である。
2004年の録音。

ABC 476 3222 \2250
オースラリア・コンポーザー・シリーズ ――
グランヴィル=ヒックス:エトルリア協奏曲*/サッフォー**/トラジック・セレ
ブレーション/モロッコからの手紙+
キャロライン・アルモンテ(ピアノ)*、デボラ・リーデル(ソプラノ)**、
ジェラルド・イングリッシュ(テノール)+、
リチャード・マイルズ(指揮)、アントニー・ウォーカー(指揮)+、
タスマニア交響楽団
ペギー・グランヴィル=ヒックス(1912-1990)は、ジョーン・サザーランド、マ
ーガレット・サザーランド、ネリー・メルバ、アイリーン・ジョイスなどワール
ドクラスの女流音楽家を数多く輩出してきたオーストラリアの20世紀を代表する
女流作曲家。
ロンドンの王立音楽大学では作曲をヴォーン=ウィリアムズ、ピアノをベンジャ
ミン、指揮法をランバートとサージェントという凄まじい顔ぶれから学んだグラ
ンヴィル=ヒックス。師匠たちの作風や伝統を受け継ぎ発展させた豪州の才女
である。
1993年-2007年の録音。

ABC 476 3221 \2250
オースラリア・コンポーザー・シリーズ ――
ミール:コンチェルト・モノローグ*/カンティレーナ・パシフィカ**/変奏曲
/ルーメン/クラウズ・ナウ・アンド・ゼン/ガルシア・ロルカへのオマージュ
/ガルシア・ロルカへのオマージュ+
マーリン・クワイフ(ソプラノ)*、エリカ・ケネディ(ヴァイオリン)**、
リチャード・マイルズ(指揮)、ドブス・フランクス(指揮)+、
タスマニア交響楽団
アメリカやスペインへ渡り欧米各国の音楽を吸収し、オーストラリアに新たな
作曲の流れを呼び込むなど同国の"前衛作曲家"として高名なリチャード・ミー
ル(1932-)の作品集。
英国音楽の流れを汲む作曲家、母国オーストラリアの音楽を題材とする作曲家
たちとは一線を画すモダンなオーストラリア音楽を知ることが出来る。
1987年-2005年の録音。

ABC 476 227-0 \2250
オースラリア・コンポーザー・シリーズ ――
エドワーズ:ホワイト・ゴースト・ダンシング/来れ、創造主なる聖霊よ/ギタ
ーと弦楽のための協奏曲*/マウンテン・ビレッジ・イン・ア・クリアリング・
ミスト/コラールとエクスタティック・ダンス
カリン・シャープ(ギター)*、
リチャード・マイルズ(指揮)、タスマニア交響楽団
オーストラリアの近現代作曲家たちにスポットライトを当てるタスマニア交響楽
団の"オースラリア・コンポーザー・シリーズ"。
現在のオーストラリアで最も人気のある作曲家の1人ロス・エドワーズ(1943-)の
入門には、同じくオーストラリア生まれの名ギタリスト、ジョン・ウィリアムズ
のために作曲された情熱と抒情が同居する「ギター協奏曲」がオススメ。
2002年-2003年の録音。弊社初紹介

ABC 438 610-2 \2250
エドワーズ:
ヴァイオリン協奏曲《マニンニャス》
交響曲第1番《主よ、平和を与えたまえ》*
打楽器と管弦楽のための夜想曲
ディーン・オールディング(ヴァイオリン)、
イアン・クレワース(打楽器)、
スチュアート・チャレンダー(指揮)*、デイヴィッド・ポルセリーン(指揮)、
シドニー交響楽団
日本などアジアの音楽にも関心を寄せているロス・エドワーズの「交響曲第1番」
は、ペルトの音楽やグレツキの「交響曲第3番」に通ずる雰囲気を醸し出す。
ポルセリーン、チャレンダーの指揮者陣とシドニー響による作品集はエドワーズ
の名声をさらに高めることに一役買うことになるだろう。
1990年-1992年の録音。弊社初紹介

ABC 476 227-3 \2250
シュヴェルトシク:
アースリー・サウンズ/アースリー・サウンズII/ザ・エンド・オヴ・アース
リー・サウンズ/イン・ザ・ミドゥスト・オヴ・アースリー・サウンズ/ツリー
・ソング
デイヴィッド・ポルセリーン(指揮)、アデレード交響楽団
クルト・シュヴェルトシク(1935-)は、ウィーン交響楽団のホルン奏者、ウィー
ン音楽院の作曲科講師、ウィーン音楽大学の作曲科教授を歴任し、2006年にはヨ
ーゼフ・マルクス協会の創設、プレジデントに就任したオーストリア生まれのオ
ーストラリア人音楽家。
マルクス、シスケ、シュトックハウゼン直伝の作曲技法を用いてヨーロッパのモ
ダニズムとオーストラリアの音楽を融合させたシュヴェルトシクの斬新な作品が
並ぶ。1995年の録音。弊社初紹介

ABC 476 3439 2枚組 \3380
ブルース・マーティン - ア・ライフ・イン・ソング ――
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より カタログの歌、歌劇《フィガ
ロの結婚》より もう飛ぶまいぞこの蝶々/シューベルト:欺かれた裏切り者、
妻をめとる法/レーヴェ:魔王/モーツァルト:歌劇《魔笛》より 恋人か女房か、
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より シャンパンの歌/ヴェルディ:歌劇《ドン・
カルロ》より 彼女は決してわしを愛していない/ワーグナー:楽劇《トリスタ
ンとイゾルデ》より それは本当か/ムソルグスキー:歌曲集《死の歌と踊り》
/他
ブルース・マーティン(バス・バリトン)、
デイヴィッド・ミーシャム(指揮)、ヴラディーミル・ヴェルビツキー(指揮)、
西オーストラリア交響楽団、チャールズ・マッケラス(指揮)、
メルボルン交響楽団、エドガー・クリー(指揮)、プロ・アルテ管弦楽団、
ミヒャエル・ブリマー(ピアノ)、ロン・チャールズ(ピアノ)
1969年のオペラ・デビュー以来、世界のトップ・ステージで活躍し続けているオ
ーストラリアの偉大なるバス・バリトン歌手ブルース・マーティンのこれまでの
業績を讃えて製作された録音集。
シャンドスからヒコックスの指揮でリリースされているオーストラリア・オペラ
のプロコフィエフやドヴォルザークでもマーティンの勇壮な歌声に出会えます。
1971年-1991年の録音。

ABC 465 734-2 \2250
サザーランド:
弦楽オーケストラのための協奏曲/合奏協奏曲/ヴァイオリン協奏曲/狩の丘
パトリック・トーマス(指揮)、ジョン・ホプキンス(指揮)、
クイーンズランド管弦楽団、メルボルン交響楽団
オーストラリア楽壇が世界に誇る2人のサザーランド。作曲家のサザーランド、
すなわちマーガレット・サザーランド(1897-1984)は1920年代にイギリスでバッ
クスに師事した経歴を持つ。その作風はバックスの影響の見られる作品や新古典
主義の特徴を持った作品などさまざま。1972年-1973年の録音。弊社初紹介

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09-11 No.19-2

2009年11月22日 11時35分27秒 | Weblog
<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
NI 7045/6 2枚組 \2580
ゴットシャルク:4手と2手のためのピアノ作品集 ――
4手連弾* - キューバの踊りOp.50/春への想いOp.40/マルシェ・ド・ヌイOp.17
/彼女の眼Op.66/ホタ・アラゴネーサOp.14/バナナOp.5/クレオルのバラード
Op.37/オルファOp.71/ラ・シンティッラOp.21/葬送行進曲Op.64/ガリーナ
Op.53/光り輝くOp.72/大タランテラOp.67
独奏 - アンダルシアの思い出Op.22/バンジョーOp.15/大スケルツォOp.57/
パスキネード・カプリス/子守歌/トーナメント・ギャロップ/マズルカ/連
合旗章/最後の希望/スケルツォ・ロマンティーク/スケルツォ・ロマンティー
ク/瀕死の詩人
アラン・マークス(ピアノ)、ネリーネ・バレット(ピアノ)*
ニューオーリンズで生まれリオ・デ・ジャネイロで没した19世紀アメリカの作曲
家ゴットシャルクのピアノ作品集は、"ソロ"と"4手連弾"を収録。「バンジョー」
に代表されるように、超絶技巧を要するスリリングなパッセージ、切なく抒情豊
かなメロディ。"ソロ"と"4手"の演奏でたっぷりゴットシャルクの世界に浸れま
す。弊社初紹介

NI 7049 \1700
メディテイションズ・フォー・スプリング ――
メンデルスゾーン:交響曲第4番Op.90《イタリア》より 第1楽章/ハイドン:交
響曲第6番ニ長調《朝》Hob.I-6より 第1楽章/コープランド:アパラチアの春/
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》より 第1楽章/トルドラ:《ビ
ステス・アル・マル》より 第1楽章/バークリー:弦楽セレナード/チマローザ:
オーボエ協奏曲ハ短調より 第2楽章/ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲ニ長調
RV.453より 第1楽章/スメタナ:歌劇《売られた花嫁》序曲
アダム・フィッシャー(指揮)、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー、
ウィリアム・ボートン(指揮)、イギリス交響楽団、、
フィルハーモニア管弦楽団、他
"春"をテーマとしたニンバス音源からのコンピレーション・アルバム。リラクゼ
ーションや気分転換にも役立ちそう。弊社初紹介

NI 7050/1 2枚組 \2580
声楽の黄金時代Vol.1 - 1900-1910 ――
チャイコフスキー:歌劇《スペードの女王》より Forgive me, heavenly being
/ヴェルディ:歌劇《オテロ》より 恐れるな/ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》
より 人知れぬ涙/ヴェルディ:歌劇《アイーダ》より この不毛の地の重苦しさ
から逃げましょう/ヴェルディ:歌劇《オテロ》より ある夜のこと、残酷な神
を信じる/ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より エルザの夢/グノー:歌劇
《ロメオとジュリエット》より 私は夢に生きたい/モーツァルト:歌劇《魔笛》
より イシスとオシリスの神よ/他
ニコライ・フィグネル(テノール)、エドゥアール・ド=レスケ(バス)、
ポル・プランソン(バス)、フランチェスコ・タマーニョ(テノール)、
エンリコ・カルーソー(テノール)、他
1900年-1910年代に収録された大歌手たちの歌声を集めたプリマ・ヴォーチェ
(Prima Voce)シリーズからのセレクション。弊社初紹介




<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
NI 7854 \1700
ジョン・マコーマック - イン・ソング ――
キラーニー/吟遊詩人の少年/キャスリーン、わが愛する人/マクシュラ/ベ
ン・ボルト/空っぽの椅子/ロスト・コード/白鳥/他
ジョン・マコーマック(テノール)、様々なアーティスト
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、
デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの歌
声を聴くことができる貴重な録音。
アイルランドの名テノール、ジョン・マコーマック(1884-1945)が歌う伝承曲集。
1910年-1941年の録音。弊社初紹介

NI 7853 \1700
ラウリ=ヴォルピ、ヴェルディを歌う ――
ヴェルディ:歌劇《ルイザ・ミラー》より おお、私の目を否定できない…穏やか
な夜には/歌劇《リゴレット》より あの娘はさらわれてしまった/歌劇《運命
の力》より 最後の頼みだ、アルヴァーロよ隠れようとしても無駄だ/歌劇《ア
イーダ》より オシリスの神よ、ここにラダメスが、おおわが祖国/他
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ(テノール)、様々なアーティスト
1900年代前期から中期にかけて活躍したイタリアのテノール、ジャコモ・ラウリ
=ヴォルピ(1892-1979)のオール・ヴェルディ・プログラム。1927年-1943年の
録音。弊社初紹介

NI 7852 \1700
ガリ=クルチ - 録音集Vol.2 ――
ドリーブ:歌劇《ラクメ》より 鐘の歌/ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールの
ルチア》より 優しいささやき/ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より 慕わしい
人の名は/ビゼー:歌劇《真珠採り》より 夜の闇にただひとり/ヴェルディ:歌
劇《トロヴァトーレ》より 静かな夜だった、恋はばら色の翼に乗って/他
アメリータ・ガリ=クルチ(ソプラノ)、様々なアーティスト
20世紀初期の名コロラトゥーラ・ソプラノ、アメリータ・ガリ=クルチ(1882-
1963)のオペラ・アリア集。1917年-1930年の録音。弊社初紹介




<CARUS>
83.001 \2380
「WIEGEN LIEDER(こもりうた:子守唄集)」 第1集
SWR2(南西ドイツ放送局2)との共同企画により、ドイツ・グラモフォン、デッカ
等 多くのレーベル及び、マネージメント会社の協力のもと、このアルバムは
製作されました。
歌手は大御所 ペーター・シュライヤー、クルト・モル 他、
ブリッタ・シュヴァルツ Britts Schwarz、
ヨナス・カウフマン Jonas Kaufmann
インゲボルグ・ダンツ Ingeborg Danz、ヤン・コボウ Jan Kobow
アンゲリカ・キルヒシュラーガー Angelika Kirchschlager
クリスティーナ・ランズハマー Christina Landshamer
ビルギット・シュタインベルガー Birgid Steinberger 他
全26人の歌手による、古くから伝わる子守唄からブラームス、シューマン等の
作品から子守唄をイメージする曲26曲。美しい挿絵を含む丁寧な作りのブック
レット(80ページ)で、すべての歌手及び歌の紹介が行われています。
来年には、第2集の発売が予定されています。

83.222 \2380
「HOLES LIED(雅歌)」
(1)ルシュール Jean-Yves Daniel-Lesur(1908-2002) :12声のための雅歌
(2)ラヴェル:「ため息」(ゴットヴァルトによる16声への編曲版)
(3)ドビュッシー:「雪の上の足跡」(ゴットヴァルトによる16声への編曲版)
(4)ドビュッシー:「アンジェラスの鐘」(ゴットヴァルトによる6声への編曲版)
(5)ファッシュ Carl Friedrich Christian Fasch(1736-1800):16声のためのミサ
(6)シューマン:4つの歌「春めいた」「悲しみ」「森の語らい」「月の夜」
(ゴットヴァルトによる5-10声への編曲版)
フリーダー・ベルニウス指揮シュトゥツトガルト室内合唱団 2004/7年録音
ダニエル・ルシュールはメシアン、ジョリヴェと共に「若きフランス」を結成し
音楽における人間性の回復をめざした多くの作品を発表しました。
クリトゥス・ゴットヴァルト Clytus Gottwald は、作品のテキストからさま
ざまな言葉と音型を切り取り、それぞれの作曲家にまつわるモチーフを足し、
コラージュ風に再配置し、新しい作品に生まれ変わらせます。
ファッシュとシューマンが、世界初録音となります。

83.225 \2380
メンデルスゾーン:付随音楽「コロノスのオイディプス」 op.93
アンジェラ・ヴィンクラー Angela Winkler (アンティゴネー)
ヨアヒム・クンチュ Joachim Kuntzsch (オイディプス)
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・クラシック・フィルハーモニー
シュトゥツトガルト室内合唱団(男声) 2004年9月4日 ライヴ録音

83.236 \2380
世界初録音
ホミリウス:コラール前奏曲、カンタータ、オーボエ・ソナタ
「喜べ、親愛なる信者達よ Nun freut euch, lieben Christen g'mein」
「天にまします、われわの父よ Vater unser im Himmelreich」
「おお、汝正しくして善なる神よ O Gott, du frommer Gott」
オーボエと通奏低音の為のソナタ HoWV XI.1  他、   全15曲
バルバラ・クリスティーナ・シュタウデ Barbara Christna Steude(ソプラノ)
フリードリヒ・キルシェイス Friedrich Kircheis(オルガン)
ルートヴィヒ・ギュトラー指揮&トランペット、
ヴィルトゥオージ・ザクソニエ
マティアス・ユング合唱指揮
ザクセン・ヴォーカル・アンサンブル 2009年3月録音
すべて初めて録音された楽曲のみで構成。学術的にも貴重なアルバムです。

83.358 \2380
ヘンデル:「デッティンゲン・テ・デウム」(メンデルスゾーン版)
(1)ヘンデル:「デッティンゲン・テ・デウム」(メンデルスゾーン版)
(2)ハイドン:合唱曲「あらし The Storm」
(3)ケルビーニ「ハイドンの死によせる歌 Chant sur la mort de J.Haydn」
ドミニク・ラーベル Dominique Labelle、
トーマス・クーリー Thomas Cooley、
コリン・エインズワース Colin Ainsworth、
ウィリアム・ベルガー William Berger
ニコラス・マッギガン指揮ゲッティンゲン祝祭管弦楽団、NDR合唱団
2009年6月5/6日 ハノーヴァーでのライヴ録音
オーストリア継承戦争において、ドイツのデッティンゲンでフランス軍に勝利
した祝典のために作曲された、劇的な音楽です。めったに演奏される機会の無
いこの曲の、学術的にも貴重なアルバムです。




<TACET>
TACET 144 \2380
シューマン:
(1)ピアノ四重奏曲 変ホ長調 op.47
(2)ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
ペーター・オルト Peter Orth(ピアノ)
アウリン弦楽四重奏団 Auryn Quartet
マティアス・リンゲンフェルダー Matthias Lingenfelder(ヴァイオリン)
イエンス・オッパーマン Jens Oppermann(ヴァイオリン)
スチュアート・イートン Stewart Eaton(ヴィオラ)
アンドレアス・アーント Andreas Arndt(チェロ)
アウリン弦楽四重奏団は1982年、ケルンで20歳代前半の現メンバーにより結成
されました。ケルン音楽大学でアマデウス弦楽四重奏団に学んだ後、アメリカ
に渡りガルネリ弦楽四重奏団に学び、各地のコンクールでの受賞、及び多くの
演奏活動を行っています。
古典から現代曲までの幅広いレパートリーを持ち、明確で緊張感ある演奏が
特徴的です。
TACET、CPOレーベル他から、シューベルト、ヴォルフ、バルトークの弦楽四重
奏曲全集の他、ハイドン、ベートーヴェン等 多くのCDが発売されており、
すべて高い評価を受けています。






<MEMORIES>
★長らく品切れのクライバー、テンシュテットの名盤が久々に代理店に入荷し

ME1002 \1680
ステレオ
ベートーヴェン :交響曲第4番、第7番
シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲
1999年2月ヴァレンシア・ライヴ
カルロス・クライバー指揮
バイエルン放送響
この年クライバーはバイエルン放送響とは初顔合わせでしたが、その妙技に惚れ
込んだクライバーは、合計5回のコンサートを持ちました。バイエルン国立管を
凌ぐ名人集団だけに、クライバーの変幻自在な指示に見事に反応していて清清し
いばかりです。

ME1009/1010 2枚組 \3380
ステレオ・モノラル
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
シューベルト:交響曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
1978年10月12日ライヴ(ステレオ)
バタワース:イギリス牧歌第1番
モーツァルト:交響曲第33番
ブラームス:交響曲第2番
1983年7月2日ライヴ(モノ)
鬼才クライバーとシカゴ響は相性が良かったらしく、要求のうるさいクライバー
がその機能性に十分満足したことは想像に難くありません。特に「運命」は十分
な広がりを持ったスケールの大きい快演として著名です。

ME1016/1017 2枚組 \3380
モノラル
ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲
―完全初出―
1975年4月ライヴ
クライバー指揮
バイエルン国立歌劇場
コトルバス、アラガル、ブレンデル
完全初出の名演として評判になったものです。クライバーは演奏に満足した際は
プライヴェートにカセットなどを作り友人に配ったりしていたと言いますが、そ
の一つと言われております。モノラルではありますが、その運動神経と心がウキ
ウキしてくるような愉悦と絶望が見事に音になって聴こえてきます。

ME1025/1026 2枚組 \3380
ステレオ 
マーラー 交響曲第1番「巨人」
交響曲第2番「復活」1977年、1980年ライヴ
テンシュテット指揮
北ドイツ放送響、
マチス、ゾッフェル
もはや説明の必要なしの超絶的名盤!両曲ともにその最高峰演奏との呼び声高い
ものです。「復活」は特に逆上的とも言える感情の起伏が凄まじい名演です。

ME1045 \1680
ステレオ
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
1982年2月5日ライヴ
テンシュテット指揮
ミネソタ管
ハインズ、ハーディ、ベイリー、レイミー 
テンシュテットがアメリカで唯一ポスト(首席客演指揮者)を得たミネソタ管。
繰返し客演を果たし、ベートーヴェンの交響曲は全て演奏したと伝えられており
ます。ここに聴く「第9」は名盤の誉高いロンドンフィル盤にヒケをとらないア
グレッシブな演奏で、テンシュテットのドイツ魂がほとばしるようです。

ME1071 \1680
ステレオ
ベートーヴェン:交響曲第4番、交響曲第7番
シュトラウス:「こうもり」序曲 
1999年2月26日サルディーニャ島、カリアリに於けるライヴ
カルロス・クライバー指揮バイエルン放送響 
正真正銘、クライバーのラスト・コンサート!この年の1月にスペイン・カナリ
ア諸島でバイエルン放送響と初顔合わせで手ごたえを感じた鬼才は、2月のスペ
イン、イタリアツアーにも同意。急遽コンサートが決まりました。イタリア最大
の島嶼、サルディーニャ島、カリアリ歌劇場に登場したクライバーを地元名士ら
が迎え稀に見る興奮の渦に巻き込みました。一体これを巨匠最後のコンサートと
誰が予測出来たでしょうか?

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09-11 No.18

2009年11月19日 19時04分41秒 | Weblog
<DIVINE ART>
DDA 25076 \1980
「ピアノ・アット・ザ・カーニヴァル」
ハチャトリアン:「仮面舞踏会」組曲(A.ドルハニアン編曲)
シューマン:謝肉祭Op.9
ショパン:パガニーニの思い出(ヴェニスの謝肉祭)
リスト:ハンガリー狂詩曲第9番「ペシュトの謝肉祭」
シドニー・スミス:ヴェルディの仮面舞踏会による華麗なる幻想曲
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」(P.クレンゲル編曲)
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)
録音:2008-2009年イングランド
カーニヴァル(謝肉祭)に因んだ古今のピアノ曲を収録。ピアノのゴールドストー
ンはリヴァプール出身でマンチェスター音楽院で学び、BBCプロムスにも度々出
演、彼が演奏したブリテンのディヴァージョンは作曲者に絶賛された。当Divine
artにはソロの他クレモフと組んだピアノ・デュオの録音が多数あり、特に管弦
楽の名曲を編曲したものが評判となっている。最初の収録曲は、スケートの浅田
真央が使用して一躍有名になったハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」。憂愁を帯
びたワルツに始まりますが、最後のギャロップなど酒場のピアノみたいで受ける
こと間違いなし。シューマンの大作のあとはショウピースが連発の楽しいアルバ
ム。

DDA 25077 \1980
「聖なる心と聖なる音楽」
-映画「セイクリッド・ハーツ」のためのサウンド・トラック
パレストリーナ:ミサ「来たれキリストの花嫁」、聖土曜日の哀歌
パレストリーナ、デ・ローレ:モテット集、
聖アグネスの祝日のための聖歌集
ムジカ・セレクタ&セレスチャル・セイレーン
録音:2009年4月
サラ・デュナント原作の映画《セイクリッド・ハーツ》(日本未公開)のサウンド
・トラックでパレストリーナのミサ曲ほか数々のモテットが収録。女声コーラス
にハープ、オルガン、ヴィオールが加わる。ムジカ・セレクタは1990年設立、
16世紀後半から17世紀前半にかけての宗教曲を専門とする。セレスチャル・セイ
レーンは2003年設立のアマチュア・コーラス・グループだが、素朴で衒いのない
歌唱はパレストリーナに相応しい。

DDH 27810 2枚組 \3960
グノー:歌劇《ファウスト》(イタリア語上演)
ジュリアーノ・ロマニョーリ(ファウスト)、
ジェンマ・ボシーニ(マルゲリータ)、
フェルナンド・アウトーリ(メフィストフェーレ)、
ジルダ・ティミッツ(ジーベル)、ナポレオーネ・リモンタ(ワグナー)、
A.パチーニ(ヴァレンティノ)、N.ガローネ(マルタ)
カルロ・サバーニョ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
録音:1920年ミラノ,ザ・グラモフォン・カンパニーによる
《ファウスト》のイタリア初演は1862年。この録音はそれから58年後の1920年ミ
ラノのザ・グラモフォン・カンパニーにて行われたスタジオ録音の一種である。
原盤はステファン・サットン・コレクションによるミント盤。録音に際してはい
かなる電気的増幅は施されていないとされ、今回のCD復刻では細心の注意をもっ
てリマスタリング。板起こしにありがちなノイズは最小限に留められている。
高音、低音に無理がなく、黄金期のミラノ・スカラ座の凄さが味わえる。

DDH 27811 2枚組 \3960
ピーター・ウォーロック作品集
-ジョン・ビショップ・コレクションによる78回転レコードから
(1)キャプリオル組曲
(2)弦楽セレナーデ
(3)キャプリオル組曲(シゲティによるVn,Pf版)
(4)弦楽セレナーデ
(5)キャプリオル組曲
(6)パーセル(ウォーロック編):幻想曲第3番
(7)パーセル(ウォーロック編):4声のファンタジア第9番
(8)しゃくしぎ
(9)
(CD2)
歌曲、声楽作品集
(キャプテン・スタットンの幻想、眠り、狐、わが故郷、ほか全35曲)
(1)A.バーナード指揮ロンドン室内管、1931年録音
(2)バルビローリ指揮NGS室内管、1928年録音
(3)J.シゲティ(Vn)、N.マガロフ、1936年録音
(4)(5)C.ランバート指揮C.ランバート弦楽オーケストラ、1937年録音
(6)パスキエ・トリオ、1935年録音
(7)グリラー弦楽四重奏団、1947年)
(8)ルネ・ソームズ(T)、Lグーセンス(E-Hr)、
エオリアン弦楽四重奏団、録音:1950年
(9)P.ドーソン(B)、ジョン・ゴス(Br)、J.アームストロング(Br)、
パリー・ジョーンズ(T)、P.ピアーズ(T)、ロイ・ヘンダーソン(Br)、
ジェラルド・ムーア(Pf)、他多数、1927-51年録音
イギリス音楽ファン必聴のCD登場。ピーター・ウォーロック(1894-1930)、本名
フィリップ・ヘセルステイン。19世紀から20世紀初めのイギリスで活躍したイギ
リス田園楽派の作曲家の一人。ディーリアスの友人、弟子としても知られてお
り、民謡を主な素材とした牧歌的な作品に隠れた人気がある。CD1にオーケスト
ラ、器楽作品、CD2に歌曲、声楽作品が収められている。代表作「カプリオール
組曲」だけでも3種の録音(うち一つはシゲティによるヴァイオリンとピアノの
版)が収録、バルビローリによる弦楽セレナーデもうれしい。CD2に彼が最も力を
入れた歌曲がこれだけまとめられているのは快挙としか言いようがない。録音は
1927-51年と文字通りの年代ものですべてモノラルだが、原盤の状態がよいのと、
リマスタリングで立体感のある処理(擬似ステレオではない)が施されているた
め驚くほど鮮やか、資料的価値を遥かに越えている。時にディーリアスのよう
に繊細で妖艶、また時にグレインジャーのように快活、豪放。この機会にウォー
ロックの再評価を!




<METIER>
MSV 28511 2枚組 \3700
「バッハ・プラス」
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番
B.A.ツィンマーマン:無伴奏チェロ・ソナタ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番
ハワード・スケンプトン:6つの形
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番
サイモン・ホルト:フィート・オブ・クレイ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番
ゲラルド・バリー:トリオルチック・ブルース
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番
H.W.ヘンツェ:無伴奏チェロのためのセレナーデ
ウルリヒ・ハイネン(Vc)
録音:2008年9月、12月CBSOセンター,バーミンガム
バッハの無伴奏チェロの名曲の間に20世紀に書かれた無伴奏チェロ作品を置いた
意欲作。ツィンマーマンの錯乱気味の狂気の世界はバッハとの間に激しいコント
ラストを作り、スケンプトン作品はバッハの様式を模倣しつつスウィンギーな
ジャズの要素を加えた粋な音楽。ヘイネンはサイモン・ラトルの招きでバーミン
ガム市響の首席を長らく勤める一方、現代音楽の紹介に力を入れている。

MSV 28510 \1850
「アウト・オブ・ザ・クール」
-イギリス現代のフルート作品集
リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):冬の音楽
ロバート・サクストン(b.1953):クリスタレン
セシリア・マクドウォール(b.1951):月の踊り
アーサー・バターワース(b.1923):オーバード
リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):夏の音楽
デイヴィッド・ヒース(b.1956):アウト・オブ・ザ・クール
ブライアン・ロック(b.1967):フルート・ソナタ
スーザン・ミラン(Fl)、
アンドリュー・ボール(Pf)
録音:2008年
重鎮ベネットを始め、決して前衛的ではなく、親しみやすさとモダニズムが程よ
くブレンドしたウェル・メイドな佳曲揃い。スーザン・ミランはロイヤル・フィ
ルの首席を勤めた後、ソリストとして多くの同時代の作曲家から信頼され作品を
献呈されている。CHANDOSレーベルに多数の録音があり、また山形由美の師匠の
一人でもある。

MSV 28513 \1850
「グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム」
-オーボエとアンサンブルのための現代音楽
(1)ロジャー・レッドゲイト(b.1958):オーボエ五重奏曲
(2)マイケル・フィニシー(b.1946):
グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム
(3)ロジャー・レッドゲイト(b.1958):尖筆
(4)クリストファー・フォックス(b.1955):オーボエ五重奏曲
(5)ハワード・スケンプトン(b.1947):
ガーランド(オーボエと弦楽三重奏のための)
(6)マイケル・フィニシー(b.1946):この形ではない
(7)ジェームズ・クラーク(b.1957):オーボエ五重奏曲
クリストファー・レッドゲイト(Ob,E-Hr)
(1)(4)(7)クロイツァー四重奏団
(3)ジュリアン・ウォーバートン(Perc)
(5)R.レッドゲイト(Vn)、B.キャレイ(Va)、R.マイケル(Vc)
(6)アンサンブル・エクスポセ
録音:2003-2006年
イギリスの中堅からベテラン世代の作曲家によるオーボエをメインとした室内楽
曲集。フォックスのオーボエ五重奏曲はナイマンの流れを汲むようなミニマリズ
ムと民族音楽のクロスオーバー。フィニシーの中東音楽をデフォルメしたような
「グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム」、クラークのパンクともノイ
ズ・ミュージックともつかない、終始ギリギリ、ギャーギャーと掻きむしるよう
な響きで満たされたオーボエ五重奏曲など、変化に富んだ内容。





<CELESTIAL HARMONIES>
13277 \1980
ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調(ピアノと弦楽四重奏のためのオリジナル版)
ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲第3番ハ長調WoO36
ロジャー・ウッドワード(Pf)、
アレキサンダー弦楽四重奏団
ショパン:ピアノ協奏曲第2番のオーケストラ・パートを弦楽四重奏にした版はオ
ーケストラ伴奏版の初演後、1832年にショパン自身の手で編曲された。ピアノが
現れるまでの長い弦楽四重奏パートは全く別の曲を聴いているようであり、これ
は新発見されたショパンの弦楽四重奏曲なのではないかと錯覚するほどである。
その他の部分においても弦楽四重奏としての書法は堅実、緻密で、オーケストラ
版では気づきにくい室内楽的な各声部の動きに新たな発見と驚き。また実質上の
ピアノ五重奏の形態になることでピアノとアンサンブルの一体感が増し、お互い
の当意即妙なやりとりは手に汗握るほど。ベートーヴェンとショパンは全く作風
の異なる別次元の作曲家を思われがちだが、二人の生きた年代は驚くほど近接し
ており、ウッドワードは二人の音楽に内在する共通点と時代のダイナミズムを見
事にリアリゼーションしている。ベーゼンドルファー275のやや硬めに調整され
た響きが冴え渡る。




<NMC>
NMC D140 \1980
「知られざるブリテン」
(1)《イリュミナシオン》(1939)
(コリン・マシューズ補作の追加された3曲付き、全12曲)
(2)ロンド・コンチェルタンテ(1930)-ピアノと弦楽のための
(3)デニス・ブレインの追憶に(1958)-4つのホルンと弦楽のための
(4)無題断片(1930)-弦楽のための
(5)変奏曲(1965)-ピアノのための
(6)クラリネット協奏曲のための楽章
(1942年頃)(第1・3楽章:コリン・マシューズによる補作)
(1)-(4)(6)トーマス・ツェートマイアー指揮ノーザン・シンフォニエッタ、
(1)サンドリーヌ・ピオー(Sop)、
(2)(5)ロルフ・ハインド(Pf)、
(3)マイケル・トンプソン(Hr)、リチャード・ワトキンス(Hr)、
ピーター・フランコウム(Hr)、クリス・グリフィス(Hr)
(6)マイケル・コリンズ(Cl)
ほとんどが世界初録音となるブリテンの珍しい作品集。草稿の段階で残されたも
のはマーラーの交響曲第10番でデリック・クックの補佐としてオーケストレー
ションを完成させたことで知られるコリン・マシューズが補作、管弦楽化してい
る。現在普及している《イルミナシオン》は10曲からなるが、後にブリテンが追
加しようと構想しスケッチを残していた3曲を新たに加えた完全全曲版。バロッ
クを中心に活躍、吉田秀和氏も絶賛の名歌手サンドリーヌ・ピオーが歌っていま
す。デニス・ブレインのための書かれた《デニス・ブレインの追憶に》は短いな
がらもオペラの一幕を思わせる気の利いた一品。ベニー・グッドマンを想定して
構想されながら未完に終わった《クラリネット協奏曲のための2つの楽章》、ほ
とんど完成間近だったピアノ協奏曲のロンド楽章ほか、ブリテン・ファン、イギ
リス音楽マニアは必聴!君の想像力が曲を更に完成させる!

NMC D157 2枚組 \3960
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(b1934):
歌劇「タヴァナー」(作曲者自身の台本による)
オリヴァー・ナッセン指揮
BBC交響楽団、ロンドン・ヴォイシズ、新ロンドン児童合唱団、
フレットワーク(ヴィオラ・ダ・ガンバ・アンサンブル)、
マーティン・ヒル(T)、デヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)、
フィオーナ・キム(MS)、マイケル・チャンス(C-T)、他
録音:1996年BBC
スコットランド北の海岸沖オークニー諸島に在住し、ひたすら幻想を追い求める
孤高の作曲家マクスウェル・デイヴィスの最初の歌劇が今、ここに初CD化。
1972年に作曲され、コヴェントガーデン王立歌劇場で初演後、1996年になってこ
の録音がなされ放送されたが、以来お蔵入りとなっていた貴重な音源である。
タイトルから察せられる通り、主人公はイギリスで16世紀半ばに活躍した作曲家
ジョン・タヴァナー。彼はほぼ教会つきの音楽家として活躍したが、ルター派の
スキャンダルに関わり投獄されたりするなど波乱の人生を送っている。そんな彼
の作品を引用(著名なアンサンブル、フレットワークも登場!)しながら、デイ
ヴィスは現代における信仰の危機をオーヴァー・ラップさせている。作風は表現
主義の手法で書かれ、時にベルクを思わせる。ルネサンスの宗教曲、世俗曲の様
式は現代風にデフォルメされている。オリヴァー・ナッセン率いる歌手陣、BBC
響の一糸乱れぬ緊張感あふれる演奏も聴きもの。




<LONDON SINFONIETTA>
SINF CD2-2009 \1680
The Jerwood Series 6
(1)ジェームズ・オルセン(b.1982):カメレオン協奏曲
(2)クリスティアン・メイソン(b.1984):
からみあった時間の中で、結びとめられた空間で
(3)ラリー・ゴーヴズ(b.1980):春の時
(4)クラウディア・モリター(b.1974):無題40[デスク・ライフ]
(5)ケネス・ヘスケス(b.1968):記録の詳細
ロンドン・シンフォニエッタ
(1)デヴィッド・ポルセリーン(指揮)
(2)バルダー・ブロンニマン(指揮)
(3)オリヴァー・ナッセン(指揮)
(1)C.グールド(Vn)、R.ハインド(Pf)、
(3)J.フレーザー(Sop)
録音:2005-2008年
1960-1980年代生まれのイギリスの若手から中堅世代の作曲家の作品を集めた。
前衛、ミニマル以後のイギリス作曲界を俯瞰するのに最適のCDで、この国で若い
世代を中心に才能豊かな作曲家が育ってきているのがわかる。1982年生まれの
オルセンは既にLSO、ベルリン響で作品が取り上げられている。彼の《カメレオ
ン協奏曲》は狭義の前衛を乗り越えた新しい作風で、デフォルメされたロック、
民族音楽、パンク、コミカルな身振りがスピーディに移り変わってゆく様はまさ
にカメレオン。メイソンの《時間にからんで、宇宙で結びとめられた》は電子音
響を室内オーケストラのためによる作品で中東風の音楽が大変抽象化された形
で取り入れられたロンドン・シンフォニエッタ創立40周年委嘱作品。ヘスケスの
《記録の詳細》は日本の古事記から霊感を得て作曲され、その色彩感には目を
見張らされる。彼らは現代音楽の様々な流派の手法を取り入れながら、結果的
にはどの流派にも属さない、非常にユニークな存在である。今、イギリス新世
代の作曲家たちが面白い!




<MARQUIS>
MAR81375 \1980
「バッハ・イン・トゥ・ザ・ウィンド」-吹奏楽によるバッハ:オルガン名曲集
前奏曲とフーガ ニ短調BWV539
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
幻想曲とフーガ ト短調BWV542
パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582
もろびと声あげBWV729
キリストは死の絆につきたまえりBWV625
汝の御座の前にわれはいま進み出でBWV668
われらが神はかたき砦BWV720
いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV659
小フーガ ト短調BWV578
モルデチャイ・レヒトマン(指揮・編曲)
モントリオール・フェスティバル・ウィンド・オーケストラ
録音:2007年
バッハのオルガン曲を管弦楽に編曲、演奏した例はストコフスキーがあるが、考
えてみると、オルガンの金属パイプに風を送って音を鳴らす構造は管弦楽より吹
奏楽に近いわけだし、実際、オルガンと吹奏楽の相性は抜群。各パートの対位法
的な差異もよりはっきりと浮き出てダイナミズムも圧倒的。木管アンサンブルの
部分の繊細な味わいはこの編曲ならではのものです。吹奏楽をやっている若人諸
君はもちろん、多くの方々に聴いて頂きたい一枚。

MAR 81409 \1980
メンデルスゾーン:
ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.49(第1番)
ピアノ三重奏曲 ハ短調Op.66(第2番)
トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン:
【ホン・スジン(Vn)、ホン・スキョン(Vc)、
イェンス・エルヴェキール(Pf)】
録音:2007年,デンマーク
韓国出身のホン姉妹にデンマークのエルヴェキールが1999年に結成したトリオ・
コン・ブリオ・コペンハーゲン。2002年のミュンヘン国際音楽コンクールで最高
位(1位なしの2位)を受賞以来各地のコンクールで絶賛される。最新録音は歌謡性
溢れるメンデルスゾーン。韓国に弦の名手が多いのはチョン・キョン・ファ以来
の伝統か。大らかに歌いつつ、情に流されず、無駄なくきりりとまとめ上げる手
腕はメンデルスゾーンをさながらブラームスのように聴かせる。




<CHESKY>
CHESKY 0302009 5枚組 \5750
ベートーヴェン:交響曲全集
CD1:第3番「英雄」、第1番
CD2:レオノーレ序曲第3番、交響曲第2番、第5番
CD3:第4番、第7番、トルコ行進曲
CD4:第6番「田園」、第8番
CD5:第9番「合唱付」
インゲ・ボルク(S)
ルート・ジーヴェルト(A)
リチャード・ルイス(T)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)
ビーチャム・コーラル・ソサエティ
ルネ・レイボヴィッツ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
1961年



<仏INA>
IMV078 6枚組 \6480
Festival Aix-en-Provence
CD:1 & 2
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」
テレサ・シュティッヒ=ランダル(Fiordiligi)
ナン・メリマン(Dorabella) リタ・シュトライヒ(Despina)
ニコライ・ゲッダ(Ferrando) ロランド・パネライ(Guglielmo)
マルチェッロ・コルティス(Don Alfonso)
ハンス・ロスバウト指揮 パリ音楽院管弦楽団 1955年
CD:3 & 4
グノー:歌劇「ミレイユ」
ジャネット・ヴィヴァルダ(Mireille) ニコライ・ゲッダ(Vincent)
クリスティアーヌ・ゲロー(Taven) ジュール・バスタン(Ramon)
ミシェル・ダン(Ourrias) マドレーヌ・イグナル(Vincenette)
アンドレ・ヴェシエール(Ambroise)
アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団 1954年
CD:5
ストラデッラ:歌曲「愛はかくも私を悩ます」
カルダーラ:アリア「太陽の光のように」
ベートーヴェン:アリエッタ「この暗き墓場に」
シューベルト:魔王 D.328 op.1
ムソルグスキー:トレパーク(死の歌と踊りより)、蚤の歌 他
ボリス・クリストフ(Br) ハンス・ロスバウト(P) 1955年
プーランク:ピアノ協奏曲
フランシス・プーランク(P)  シャルル・ミュンシュ指揮
フランス国立放送管弦楽団  1950年
CD:6
メシアン:トゥーランガリラ交響曲
イヴォンヌ・ロリオ(P) ジネット・マルトノ(オンド・マルトノ)
ロジェ・デゾルミエール指揮 
フランス国立放送管弦楽団  1950年
フランスのエクサン・プロヴァンス国際音楽祭の貴重な音源です。とりわけプ
ーランクの自作自演とメシアンは聴きものです。

IMV081 2枚組 \2650
Clara Haskil/ Mozart 4 Concertos
演奏:クララ・ハスキル(ピアノ)
CD.1(60:51)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」 K.271(32:07)
イゴール・マルケヴィッチ(指揮)
1955年6月8日フランス国立放送管弦楽団
スイス・ローザンヌ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番 K.459(28:15)
イェジー・カトレヴィッツ(指揮) パリ音楽院管弦楽団
1956年9月6日 第1回ブザンソン音楽祭 での演奏
CD.2(59:19)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 K. 491(30:58)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
1955年12月8日フランス国立放送管弦楽団
ボーナス・トラック:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 K 466(29:22)
エルネスト・ブール(指揮)
1948年7月25日 第1回エクサン・プロヴァンス音楽祭での演奏。Orchestre des
Cadets du Conservatoire。
この音源はINAアーカイブから奇跡的に発見された。第2次大戦中の録音はないた
め、この録音が手術後初のレコーディングとなる。オリジナルLPはフランスの
FNACが発売、このたびINAがCD化した。

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09-11 No.17-1

2009年11月18日 20時12分05秒 | Weblog
<APARTE>
名門レーベル「アンブロワジー」のプロデューサーとして名高いニコラス・バル
トロメーが新しいレーベルを立ち上げました。第一弾は、オフェリー・ガイヤー
ル。溜め息のようなセンシティヴさと大胆さを併せ持つガイヤールの魅力満載の
名曲集です。

AP 001 \2300
Dreams~ Oph?lie Gaillard/Craig Leon
(1)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
(2)ドヴォルザーク:月に寄せる歌(歌劇「ルサルカ」より)
(3)グリーグ:ソルヴェーグの歌(「ペール・ギュント」より)
(4)ベッリーニ:
ああ、私がどんなにあなたをお慕いしているか(歌劇「夢遊病の女」より)
(5)ドニゼッティ:人知れぬ涙(歌劇「愛の妙薬」より)
(6)プッチーニ:私のお父さん(歌劇「ジャンニ・スキッキ」より)
(7)サティ:ジムノペディ第1番
(8)サティ:グノシエンヌ第1番
(9)フォーレ:パヴァーヌop.50
(10)フォーレ:夢のあとに
(11)ショパン:マズルカop.67-4
(12)ショパン:ノクターンop.9-2
(13)ラフマニノフ:ヴォカリーズ(op.34-14)
(14)チャイコフスキー:感傷的なワルツ
オフェリー・ガイヤール(チェロ/フランチェスコ・ゴフリラー(1737))
ティモシー・レドモンド(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ
音のよさ、クオリティの高さで定評のあるAmbroisieレーベルのプロデューサー
が新たに立ち上げたレーベル、APARTEの第1弾。チェロ界のミューズ、ガイヤー
ルがクラシックの名曲を優雅に繊細に奏でます。オペラのアリアでは朗々とした
ガイヤール節が冴えます。ショパンのマズルカは、溜息のような繊細さと低音で
の思いがけない力強さで、ピアノとはまた全く違う魅力に溢れています。しっと
りとした陶器を思わせる名録音とあいまって、ガイヤールのチェロにノックアウ
トの1枚です。編曲を手がけたのは、クレイグ・レオン。レオンは、ジョシュア
・ベルの「ロマンス・オブ・ザ・ヴァイオリン」プロジェクトを手がけ、このア
ルバムはクラシックの空前の大ヒットとして今なお記憶に新しいところ。ほかに
もパヴァロッティのアルバムから、ポップスのアーティストのプロジェクトなど、
幅広く活躍しています。




<WERGO>
WER 6931 3枚組 \4050
アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズ 
ブラウンの音楽人生 vol.2
[CD1]室内オーケストラのための作品集
(1)ノーノ(1924-1990):ポリフォニカ ― モノディア ― リトミカ(1951)
(2)マデルナ(1920-1973):セレナータno.2(1954/ 1957)
(3)ベリオ(1925-2003):
ディファレンス(5つの楽器とテープのための)(1958-1960)
[CD2]ニューミュージック・フロム・ロンドン
(1)ペーター・マクスウェル・デイヴィーズ(b.1934):アンテクリスト(1967)
(2)ハリソン・バートウィストル(b.1934):無口なカリヨンを鳴らせ(1964-65)
(3)デイヴィッド・ベッドフォード(b.1937):
カム・イン・ヒヤ・チャイルド(1968)
(4)リチャード・オートン(b.1940):
2人または4人のプレイヤーのためのサイクル(1967)
[CD3]フェルドマン――ブラウン
(1)フェルドマン(1926-1987):durations I-IV(1960, 1961)
(2)ブラウン(1926-2002):ヴァイオリン、チェロとピアノのための音楽(1952)
(3)ブラウン:チェロとピアノのための音楽(1955)
(4)ブラウン:ホドグラフI(1959)
[CD1]イギリス室内管弦楽団((1)(2))、ブルーノ・マデルナ(指(1)(2))、
ジャック・カスタニェ(Fl(3))、ワルター・ルイス(Cl(3))、
フランシス・ピエール(Hrp(3))、ワルター・トランプラー(Vla(3))、
セイムール・バラブ(Vc(3))、ルチアーノ・ベリオ(指(3)) 録音:1961年
[CD2]ザ・ピエロ・プレイヤーズ((1))、
ペーター・マクスウェル・デイヴィーズ(指(2))、メリー・トーマス(S(2))、
アラン・ハッカー(Cl(1)(2))、バリー・キン(打(1)(2))、
ジェーン・マニング(S(3))、ジョン・ティルバリー(Pf(3))、
モレー・ウェルシュ(Vc(4))、リチャード・オートン(Pf,打(4)) 録音:1970年
[CD3]ドン・ハモンド(Fl, AltFl(1)(4))、ドン・バターフィールド((1)Tuba)、
デイヴィッド・チュードア(Pf,チェレスタ(1)(2)(3)(4))、
フィリップ・クラウス(ヴィブラフォン,ベル,マリンバ(1)(4))、
マチュー・ライモンディ(Vn(1)(2))、デイヴィッド・ソイヤー(Vc(1)(3)) 
録音:1962年
アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズ第2弾。好評だった
第1弾につづいてお宝音源がギッシリつまっています。[CD1]ベリオのディファレ
ンスは電子音楽の金字塔的存在。ベリオ自身の指揮ということもあり、並々なら
ぬ緊張感に漲っています。[CD2](3)のベッドフォード作品はソプラノの声がピア
ノなどに共鳴した音から、虫歯に響きそうな高音など様々な音など実に様々な音
が現れます。[CD3]はブラウン本人の作品が収録。空間的な要素が強く、聴いて
いると宇宙に放り込まれたような気分になります。
=アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズについて=
このシリーズは、ケージ、ベリオ、シュトックハウゼン、そして他の前衛的な作
曲家の作品に誰も接したことがなかった時代にリリースされた貴重な記録(LP)の
復刻です。今となっては実験的な音楽(現代音楽)の録音・資料は市場に多数あり
ますが、1960年代初頭の人々は、同じ時を生き、革命を起こしている新しい世
代の作曲家たちの作品を知りませんでした。1960年代当時の革命作曲家世代の
リーダー的存在であったアール・ブラウンは、彼自身、そして同時代の仲間た
ちの作品をレコードに記録するする機会を得、すでに当時活躍していた作曲家、
また、頭角を現し始めた作曲家たちの作品を選んで収録しました。ブラウンは
世界中の作曲家や演奏家たちに呼びかけ、当時考えうる最高のメンバーを結集、
演奏の面でも音質の面でも最高のクオリティでこの仕事をやり遂げました。こ
れらの録音は、1961年から73年の間に計18枚のLPとしてリリースされ、現在、
コレクター達の間でコンテンポラリー・サウンド・シリーズとして知られてい
ます。冒険的なレパートリー、質の高い演奏、そして作品と作曲家への高い忠
誠度をもったこれらの録音は、20世紀音楽の最も重要な記録資料となっていま
す。個々のCDのブックレット内容はすべて発表当時のものを採用、貴重な写真
資料満載です。WERGOは2011年の秋にかけて年間2巻ずつ、全6巻(各3CD)のシリー
ズとしてこの貴重な遺産をリリースしていきます。復刻にあたっては、現代音楽
の分野で高名なエンジニア、ウド・ヴュステンドルファーが、最高の機材を用い
デジタル化。ブラウンが望んだ音世界が高い次元で再現されています。(このシ
リーズはすべて、LPからの復刻で、オリジナルマスターテープはすべて消失し
ています。)



<TAHRA>
TAH 680 2枚組 \4600
ハイドン:
(1)交響曲第45番「告別」 (2)第48番「マリア・テレジア」 
(3)第92番「オックスフォード」
(4)第94番「驚愕」 (5)第100番「軍隊」 (6)第101番「時計」
ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場管((1)1958年7月ステレオ録音(2)(3)1950年12月
(6)1951年7月)
(4)ウィンタートゥール市管(1942年5月チューリヒ・トーンハレSP録音)
(5)ロイヤルフィル(1954年9月)
ハイドンはシェルヘンにとってバッハ、ベートーヴェン、マーラー、シェーン
ベルクと同様、非常に大事なレパートリーであるばかりでなく愛情を注いだ音楽
でした。
「天地創造」、「十字架上の七つの言葉」、チェロ協奏曲二長調・・・。なかで
も交響曲は第2回目の公式コンサート(1914年)から死の一月前(1966年5月)まで取
り上げるほどのお気に入りで、特に「軍隊」は3つの録音があり、なかでもこの
ビーチャムのロイヤルフィルと録音したものは音楽的にも完璧で当時、大評判
になりました。「軍隊」のあだ名が付いた第2楽章はいかにもシェルヘン!とい
った強烈なものです。
「告別」はステレオ録音で終楽章では去っていく楽員の”Auf Wiedersehen !”
という言葉がはっきりとらえられていますが、最後の40秒間はテープの故障で
残念ながらモノーラルになっております。




<BONGIOVANNI>
GB 2443 2枚組 \4360
ニコリーニ:「水車屋の恋」
パトリツィア・ザナルディ(S ラウレッタ)
ダヴィデ・ロッカ(Br バルトローネ)
マヌエル・ピエラッテッリ(T アルミドーロ伯爵)
フランチェスカ・ランツァ(S リザウラ)
イ・ウォン・ジュン(Br ピッポ)
マッテオ・マッツォーリ(Br チバンドラ)
ファブリツィオ・ドルシ(指)アミルカーレ・ザネッラ交響楽団
録音:2007年10月10,11日,ピアチェンツァ(ライヴ録音)
ジュゼッペ・ニコリーニ(1762-1842)は、イタリア、ピアチェンツァ出身の作曲
家。生年はモーツァルトのほぼ同時代で、チマローザ(1749年生)とロッシーニ
(1792年生)の中間世代のオペラ作曲家として1820年頃まで活躍したものの、その
後すっかり忘れ去られています。「水車屋の恋」は1794年の春にジェノヴァで
初演された1幕もののオペラブッファ。水車小屋の粉挽きバルトローネはラウレ
ッタと密かに結婚しているが、そうとは知らないアルミドーロ伯爵はラウレッタ
に恋するので、バルトローネは彼女の兄ということで誤魔化す。そこに伯爵を愛
する男爵夫人リザウーラが訪れるので、伯爵はうろたえるは、二人の女はいがみ
合うは。困ったバルトローネは、女装して暗闇に乗じて伯爵と逢引するが、そこ
にリザウーラが乱入、ラウレッタのはずがバルトローネで、伯爵もリザウーラ
もビックリ。結局バルトローネとラウレッタは仲直りし、伯爵に夫婦だと明かし
てめでたし。ジュゼッペ・フォッパの台本は、随所でモーツァルトのダ・ポン
テ三部作を思わせる箇所があって、モーツァルティアンにとっても興味深いもの
でしょう。ニコリーニの屈託のない音楽はたいへん親しみやすく、展開も簡単
なので、気楽に楽しむことができます。演技達者な歌手たちと、堅実な指揮で、
愉快なオペラをお楽しみください。

GB 5637 \2180
スタービレ:モテット「羊飼いたちが互いに言うだろう」
ソリアーノ:教皇マルチェリスのミサ,8声のモテット
ラッファエーレ・プッチアンティ(指)
オペラ・ポリフォニカ
録音:2009年6月4-6日,フィレンツェ
フランチェスコ・ソリアーノ(1548/49-1621)は、16世紀末から17世紀初めにかけ
てのイタリアの作曲家。後半生をローマで過ごし、パレストリーナの流派を継い
だ音楽家として重要な人物です。「教皇マルチェリスのミサ」は30分を越す大作
で、パレストリーナの手法をさらに拡大しているという点で興味深い作品です。
アンニバーレ・スタービレ(1535頃-1595)はもう一世代前のローマの作曲家。
ラッファエーレ・プッチアンティは1972年生まれのピアニスト、合唱指揮者。
オペラ・ポリフォニカを創設し、ルネサンス期の合唱作品を指揮して高い評価
を得ています。



<Profil>
PH 09044 3枚組 \6450
ゴルトマルク:「メルリン」
ロベルト・キュンツリ(T メルリン) アンナ・ガブラー(S ヴィヴァーネ)
ブライアン・デイヴィス(Br ランセロット) 
フラン・フォン・ホーヴェ(Bs デーモン)
ガブリエラ・ポペスク(Ms 妖精モルガーナ) 
ダニエル・ベーレ(T モドレート)
ゼバスティアン・ホレチェク(Br アルトゥール王) 
インスン・シム(Bs グレンドヴァー)
ミヒャエル・マンタイ(Br ガヴァイン) 
ウェルナー・ロレンミュラー(Bs ベドヴィル)
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ,
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団
録音:2009年4月13-19日,バート・キッシンゲン
カール・ゴルトマルク(1830-1915)は、ケストヘイ(現在はハンガリー)出身で
ウィーンで活躍した作曲家。1875年にウィーン宮廷歌劇場で初演された「シバの
女王」が大成功を収め、生前は高い名声を誇っていましたが、その後忘れられ
、現在では交響曲第1番「田舎の結婚」とヴァイオリン協奏曲第1番が比較的知
られている程度です。「メルリン」は、1886年にウィーンで初演されたオペラ。
当時の宮廷歌劇場のスター歌手をズラリと配した初演は大成功を収め、ヨーロッ
パ各都市の主要歌劇場はもちろん、海を越えてニューヨークでも上演されたほど
の人気でした。物語はアーサー王伝説に基づいたもので、メルリンとは魔法使い
マーリンのこと。タイトルロールを歌うキュンツリは、シュトゥットガルト歌
劇場に所属し、ヘルデンテノールから性格テノールまで幅広く歌う実力派。
ヴィヴィアーネのガブラーはミュンヘン出身のソプラノ。近年、バイロイト音
楽祭での「ワルキューレ」でオルトリンデを歌い、近い将来のワーグナー・ソ
プラノとして期待されている逸材。ランセロットのブライアン・デイヴィスは、
米国出身で、現在ヨーロッパで人気急上昇のバリトン。指揮者のシャラーは、
1965年、バンベルク生まれ。2003-2006年、マグデブルク歌劇場の音楽総監督
を務め、ドイツの歌劇場の叩き上げだけに高い実力を持っています。フィルハ
ーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘン・フィルなど、在ミュンヘンのオー
ケストラ団員による混成オーケストラ。世紀末のウィーンの趣味が色濃く反映
された幻のオペラが、ついに封印を解かれます!

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09-11 No.17-2

2009年11月18日 20時11分28秒 | Weblog
<Dynamic>
DYNDVD 33642(DVD-Video) 2枚組 \4180
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
チンツィア・フォルテ(S ヴィオレッタ)
サイミール・ピルグ(T アルフレード)
ジョヴァンニ・メオーニ(Br ジェルモン)
フェデリーカ・カルネヴァーレ(Ms アンニーナ)
ティネケ・ヴァン・インヘルヘム(S フローラ)
パトリック・デルクール(Bs ドビニー侯爵)
クリス・デ・ムーア(Br ドゥフォール男爵)
クリスティアーノ・クレモニーニ(T ガストーネ)
ロレンツォ・ムッツィ(Bs 医師グランヴィル)
パオロ・アッリヴァベーニ(指)ワロン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ステーファノ・マッツォニス・ディ・パララフェーラ
装置:エドァルド・サンキ
衣装:カート・ティレイ
収録:2009年3月,リエージュ,ワロン王立歌劇場
ベルギーの真ん中、ワロン地域の都市リエージュの王立歌劇場が上演した「トラ
ヴィアータ」です。「トラヴィアータ」には既に映像も多々ありますが、今回
の映像は大劇場にも負けないもの。まず美人ソプラノとして知られるフォルテ
が、歌に演技に容姿に艶やかなヴィオレッタにピタリ。また、今ウィーンで大人
気のアルバニア出身のテノール、ピルグの純朴そうな雰囲気とイタリアンな美声
もアルフレードにバッチリ。マッツォニス・ディ・パララフェーラの演出は、
色彩の使い方が巧みで、実にお洒落な舞台を作っています。名匠アッリヴァベ
ーニの要所を締めた指揮もあって、手ごたえ十分な映像に出来上がっています。
HD収録の鮮明な映像も長所。
YouTubeで映像サンプルがご覧いただけます。 
http://www.youtube.com/watch?v=oikx2Frd5WU

DYNDVD 33597(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
フランチェスコ・メーリ(T アルマヴィーヴァ伯爵)
リナ・シャハム(Ms ロジーナ)
ロベルト・フロンターリ(Br フィガロ)
ブルーノ・デ・シモーネ(Bs バルトロ)
ジョヴァンニ・フルラネット(Bs バジーリオ)
ジョヴァンナ・ドナディーニ(Ms ベルタ)
ルカ・ダッラミーコ(Br フィオレッロ)
アントニーノ・フォリアーニ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ベッペ・モラッシ
装置,衣装:ラウロ・クリスマン
収録:2008年4月,ヴェネツィア
ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場がロッシーニの傑作「セビリアの理髪師」
を上演した映像です。注目は、2008年11月にロッシーニ・オペラ・フェスティ
ヴァルの来日公演で初来日して大きな話題となったテノール、メーリのアルマ
ヴィーヴァ伯爵。さらに2009年9月の来日で、日本でもすっかり人気になっただ
けに、この映像は嬉しいもの。シャハムはロジーナが当たり役で、2005年に新国
立劇場でも歌っています。この中で一番のベテラン、フロンターリは日本でも
有名でしょう。フィガロは彼の得意中の得意。さらにロッシーニ・オペラ・フェ
スティヴァルでもバルトロを歌って絶賛されたデ・シモーネ、ボローニャ歌劇場
来日公演でも不気味なバジーリオが強烈な印象を残したジョヴァンニ・フルラ
ネットと、かなりいい歌手が揃っています。イタリアオペラの指揮者では若い
世代のホープ、フォリアーニの指揮で、溌剌とした「セビリアの理髪師」が楽
しめることでしょう。モラッシの演出はオーソドックスで手堅いもの。
特典映像として出演者へのインタビューつき。

CDS 623 \1950
カヴァッリ:
6声のマニフィカト
10声のマニフィカト
10声のカンツォーナ
8声のマニフィカト
8声のマニフィカト
10声のマニフィカト
私は喜び(ラエタトゥス・スム)
12声のカンツォーナ
主は言われた(ディクスィット・ドミヌス)
ブルーノ・ジーニ(指)
アンサンブル・ラ・ピファレスカ,
クレーマ・クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団
録音:2008年10月,アッバディーア・チェッレート
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676)は、モンテヴェルディの一番弟子とし
て名前は有名なものの、録音は決して多くはありませんでした。このCDにはカ
ヴァッリのマニフィカトが5曲、カンツォーナが2曲収録されています。指揮者、
合唱指導者のジーニは、カヴァッリの第一人者。クレーマのモンテヴェルディ
合唱団は、1986年にジーニによって創設された合唱団で、2007年には英国のカ
ンタベリー大聖堂に招かれています。

CDS 632 \1950
“ローマ 1670”
ロナーティ:シンフォニア イ短調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
コレッリ:ソナタ ニ長調(ヴァイオリンと通奏低音))
ストラデッラ:疑い,キプロスの玉座を棄て,私を支えて
マンネッリ:
ソナタ第1番「ラ・フォッジャ」 Op.2-1(2つのヴァイオリンと通奏低音)
作者不詳:ソナタ イ短調(ヴァイオリンと通奏低音)
ロナーティ:シンフォニア ハ長調,パルティータ ト長調
マリア・パルンボ(指,cemb)イル・コンチェルト・ダリアンナ
クリスティアーナ・アルカーリ(S)
ロベルト・スタッチョーリ(T)
録音:2006年11,12月
17世紀後半にローマで活躍した作曲家の作品が集められています。ご存知アル
カンジェロ・コレッリ(1653-1713)、数奇な運命を辿った鬼才アレッサンドロ・
ストラデッラ(1639-1682)は有名でしょう。カルロ・マンネッリ(1640-1697)は、
年齢こそコレッリより一回り上ですが、ローマの楽壇ではヴァイオリンの同僚
で、共に第1ヴァイオリンのトップを務めた人物。カルランブロージョ・ロナー
ティ(1645頃-1720)は、フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762)が若き日
にミラノで師事した師匠として知られています。コンチェルト・ダリアンナは、
1990年代末にローマで結成された古楽団体。ほとんどが世界初録音です。




<IDIS>
IDIS 6584 \1650
MONO
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D845
ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D958
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1956年8月11日,モスクワ(D845),1958年2月8日,ブダペスト(D958)
1950年代のリヒテルのシューベルト。いずれもライヴ録音。D845には1957年3月
2日のモスクワでのライヴ録音が、D958には1958年2月9日、ブダペストでのライ
ヴ録音が出回ったことがあります。同一の内容かどうかは不明。

IDIS 6583 \1650
MONO
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ルクレール:ソナタ ニ長調
ロカテッリ(イザイ編):ソナタ ヘ短調
パガニーニ:ロッシーニ「モーゼの祈り」によるソナタ 変ホ短調 M.S.23
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
ヴィットーリオ・グイ(指)RAIミラノ交響楽団(ベートーヴェン)
ウラディーミル・ヤンポルスキ(P)
録音:1960年4月5日(ベートーヴェン),1955年(ルクレール,ロカテッリ),
1951年(パガニーニ)
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は名ヴァイオリニスト、オイストラフの
得意中の得意。この録音は1960年にミラノで放送用ライヴで録音されたもの。
イタリアの名匠グイとの共演が興味深いところ。

IDIS 6580 \1650
MONO
ベートーヴェン:
序曲「コリオラン」 Op.62
「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
「フィデリオ」序曲
序曲「献堂式」 Op.124
序曲「命名祝日」 Op.115
劇音楽「エグモント」Op.84 序曲
イーゴル・マルケヴィッチ(指)コンセール・ラムルー管弦楽団
録音:1958年
DG録音。1958年11月、パリでの録音。全6曲が1枚のCDにまとめられたのはこれが
初めて。

IDIS 6581 2枚組 \3300
MONO
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第3集
ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3
ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 Op.49-1
ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49-2
ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ワルター・ギーゼキング(P)
録音:1956年
EMI録音。ギーゼキングは1955年からベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録
音に集中して取り組んでいましたが、三分の二ほど進んだところで急死してし
まいました。この第3集で完結です。第1集は、IDIS 6573(2CD)第1-8番。第2集
は、IDIS 6578(2CD)第9-15,17番。




<Anthonello MODE>
AMOE 10014 \2450
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集
ソナタ K.380 ホ長調/ソナタ K.175 イ短調/ソナタ K.263 ホ短調
ソナタ K.264 ホ長調/ソナタ K.208 イ長調/ソナタ K.209 イ長調
ソナタ K.238 ヘ短調/ソナタ K.239 ヘ短調/ソナタ K.132 ハ長調
西山まりえ(チェンバロ)
録音:2009年4月21-23日/新潟市小出郷文化会館
16世紀ヨーロッパ鍵盤音楽の始祖アントニオ・カベソン、対位法を確立した鍵
盤音楽史上重要な作曲家アラウホやカバニリェス、またファンダンゴやソナタ
で知られるソレルなど、イベリア半島の音楽を霊感的かつ情熱的に奏で、本場
の音楽家からも一目置かれる西山まりえによる初のスカルラッティ作品集。
2008年ユトレヒト音楽祭に招聘されスペイン鍵盤音楽リサイタルを行なうなど、
国内のみならず海外でも高い評価を得る西山の本領が発揮された一枚。




<DOREMI>
DHR 7889 \2080
「メナヘム・プレスラーVol.1 / メンデルスゾーンを弾く」
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
ハンス・スワロフスキー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
六重奏曲ニ長調Op.110
ギレー四重奏団のメンバー
厳格な変奏曲ニ短調Op.54
ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14
子どものための小品集Op.72(6曲)
以上、メナヘム・プレスラー(P)
録音:1950-1953年
1923年生まれで、半世紀以上に渡る活動歴を誇るボザール・トリオの創立メン
バーとして知られる重鎮ピアニスト、メナヘム・プレスラー。コンサートホー
ル録音のスワロフスキーとの協奏曲ほか、メンデルスゾーン作品を集めた一枚
はすぐれたソリストとしての姿を伝える貴重なものです。すべて初CD化。

DHR 7859 \2080
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622
ガリー・ベルティーニ(指)
イスラエル室内管弦楽団
録音:1972年12月23日エルサレム(ライヴ)
カール・シュターミッツ:クラリネット協奏曲第3番変ホ長調
ガリー・ベルティーニ(指)
イスラエル室内管弦楽団
録音:1967年1月13日テル・アヴィヴ(ライヴ)
ヘンデル / エットリンガー編:クラリネット協奏曲ト短調
ガリー・ベルティーニ(指)
イスラエル室内管弦楽団
録音:1967年1月13日テル・アヴィヴ(ライヴ)
J.C.バッハ=モーツァルト / エットリンガー編:クラリネット協奏曲ニ長調
メンディ・ロダン(指)
コル・イスラエル放送管弦楽団
録音:1970年4月8日テル・アヴィヴ(ライヴ)
以上、ヨナ・エットリンガー(Cl)
天性の音色と謳われ、20世紀後半を代表するクラリネット奏者エットリンガー
の協奏曲ライヴを集めた貴重なアルバム。モーツァルトを含む3曲で、イスラエ
ルの巨匠ベルティーニと共演しているのも注目です。
ヨナ・エットリンガー…1924年ミュンヘンに生まれ1981年ロンドンに歿したイ
スラエルのクラリネット奏者。1933年に家族とともにパレスチナに移住。フラ
ンスではルイ・カユザック(クラリネット)とナディア・ブーランジェ(作曲)に
師事。イスラエルでツヴィ・ツィピン(クラリネット)、パウル・ベン・ハイム
(作曲)らに学ぶ。1947年より1964年までイスラエル・フィルの首席クラリネッ
ト奏者を務め、ソリストとしてチェリビダッケ、メータ、パレーらの指揮で多
くの協奏曲を演奏。
指揮者としてはイスラエル室内管やエルサレム響の指揮台に立つかたわら、長
年にわたりテル・アヴィヴ四重奏団やプニーナ・ザルツマンとも共演を重ねる。
1973年よりロンドンのギルドホール音楽学校でクラリネット、指揮、室内楽の
教授を務め、多くの後進を輩出。




<C Major>
70 0708(DVD-Video) 2枚組 \4800
70 0804(Blu-ray) \5200
字幕:独仏英西
ワーグナー:「ワルキューレ」
ペーター・ザイフェルト(T ジークムント)
ペトラ・マリア・シュニッツァー(S ジークリンデ)
マッティ・サルミネンン(Bs フンディング)
ユハ・ウーシタロ(Br ヴォータン)
ジェニファー・ウィルソン(S ブリュンヒル)
アンナ・ラーション(Ms フリッカ)
ベルナデッテ・フライツ(S ゲルヒルデ)
ヘレン・ヒューズ・ラルストン(S オルトリンデ)
ピラール・バスケス(Ms ヴァルトラウテ)
クリスタ・マイヤー(Ms シュヴェルライテ)
エウジェニア・ベタンクール(Ms ヘルムヴィーゲ)
ハイケ・クレツィンガー(Ms ジーグルーネ)
マヌエラ・ブレス(Ms グリムゲルデ)
ハンナー・エスター・ミヌティッロ(Ms ロスヴァイゼ)
ズービン・メータ(指)バレンシア州立管弦楽団
演出:カルルス・パドリッサ(ラ・フラ・デルス・バウス)
装置:ローラント・オルベター
ヴァレンシア・リング、第2弾です!「ワルキューレ」でも、CG映像を駆使した
演出と、世界的舞踏集団ラ・フラ・デルス・バウスによる群舞の融合した舞台
はとても刺激的!ド迫力のワルキューレの騎行や、生火が素晴らしく効果的な
幕切れは必見。加えてキャストが豪華なこと!ジークムントとジークリンデに
は、今この役を歌わせたら一番というザイフェルトとシュニッツァーの夫婦。
そしてフンディングには、至高の北欧バス、サルミネン。ブリュンヒルデには、
今ドラマティックソプラノとしてメキメキ売出し中で、このヴァレンシア・リ
ングのブリュンヒルデが大評判になった米国のソプラノ、ジェニファー・ウィ
ルソン。さらに「ラインの黄金」からウーシタロやラーションが引継ぎ、鉄壁
の布陣となっています。もちろんHD収録で、Blu-Rayでは鮮明な映像が楽しめ
ます。ボーナスにメイキング映像を収録。




<MEMBRAN(ARS MUSICI)>
ARS MUSICI 232324 \1350
ツィアーニ:恵み深き母よ
ハイドン:待降節のカンティレーナ
「ひとりのおとめにして神のはしためとなりし人」
ドニゼッティ:アヴェ・マリア
シューベルト:アヴェ・マリア 他
Tomoko Maria Nishioka(S)
ライムント・フーク指揮
フライブルク大聖堂聖歌隊

ARS MUSICI 232326 \1350
メルヒオール・フランク:Kommt ihr G'spielen
ハスラー:All Lust und Freud
ラッスス:Hollah! Welch gutes Echo
ガストルディ:In maienhellen Tagen 他
アウグスブルク大聖堂少年合唱団
管楽アンサンブル

ARS MUSICI 232338 \1350
チェレプニン:10のバガテル op.5
バッハ:オルガン・ソナタ BWV.525
パーセル:「妖精の女王」組曲
ブリテン:シンプル・シンフォニー
ガーシュウィン:3つの前奏曲 他
TAKE FOUR ギター四重奏団

ARS MUSICI 232348 \1350
1750年頃の宗教音楽
Georg Donberger(1709?1768)
Missa Dominus fortitudo mea in e-Moll
Te Deum in C 他
ポール・アンゲラー指揮
コンチリウム・ムジクム
ライムント・フーク指揮
フライブルク大聖堂聖歌隊

ARS MUSICI 232353 \1350
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第2番、第6番
トリオ・ジャン・パウル
ウルフ・シュナイダー(Vn)
マルティン・レール(VC)
エッカート・ハイリガース(P)

ARS MUSICI 232374 2枚組 \1350
ヘンデル:メサイア
シーリ・キャロライン・トルンヒル(S)
マルティン・ヴェルフル(C.T)
ヤン・コボウ(T)
カイ・シュティーファーマン(Br)
イェルク・ブライディング指揮
ラルコ・バロック管弦楽団
ハノーヴァー少年合唱団

ARS MUSICI 232379 \1350
ハスラー:ドイツ語のマドリガル集、8声のミサ曲、他
ラインハルト・カムラー指揮
アウクスブルク大聖堂聖歌隊

ARS MUSICI 232393 \1350
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 op.8(1854年初稿版)
シェーンベルク:浄夜
(エドゥアルト・シュトイアーマンによるピアノ三重奏編曲版1931/32)
トリオ・ジャン・パウル
ウルフ・シュナイダー(Vn)
マルティン・レール(VC)
エッカート・ハイリガース(P)

ARS MUSICI 232398 \1350
バッハ:オルガン作品集
変奏を伴うサラバンド ハ長調 BWV.990
コラール前奏曲「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622
パッサカリア ハ短調 BWV.582
ソナタ第6番 ト長調 BWV.530
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552
アンドレアス・リービッヒ(Org)

ARS MUSICI 232409 \1350
シューマン:子供の情景 op.15、アラベスク ハ長調 op.18、
3つの幻想的小曲 op.111、美しいヘートヴィヒ op.106、
2つのバラード op.122、暁の歌 op.133、主題と変奏
アンゲリカ・ネベル(P)

ARS MUSICI 232416 \1350
タリス、ラッスス、ガストルディ、レヒナー、セルトン、
メンデルスゾーン、シューベルト、ブラームス、M.ハイドン
他 モテット、リート作品集
ラインハルト・カンムラー指揮
アウクスブルク大聖堂聖歌隊

ARS MUSICI 232417 \1350
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
Mick Baumeister:Ballade about Mozart
Richie Beirach:Fantasy on a Theme from Mozart
Piano Concerto KV 488
リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
Mick Baumeister:Vicious Circle
モーツァルト:ピアノ連弾ソナタ ハ長調 K.19d
ハンス=ペーター・シュテンツル、フォルカー・シュテンツル(P)
Mick Baumeister & Richie Beirach(jazz duo)

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09-11 No.16-1

2009年11月16日 20時38分53秒 | Weblog
<WEITBLICK>
SSS0103-2 \1980
ベートーヴェン:
交響曲第9番「合唱」
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団(旧西ベルリン放送響)、聖ヘドヴィヒ教会合唱団
ルーシー・ピーコック(S),ジークリンデ・ワグナー(CA),
マンフレッド・ユング(T),ハラルド・スタム(B)、
録音:1978年9月18日ベルリン・フィルハーモニーに於けるライヴ録音
「私はラインスドルフに尋ねたことがある。ボストン響常任時代に残したスタ
ジオ録音と同時期に放送された同じ曲目のライヴ演奏の違いがなぜここまであ
からさまなのかと。彼は雄弁に答えた。演奏家が後世に残る記録としてスタジ
オ録音する場合に求められることとは『演奏を一回だけ聴く場合には効果的だ
し輝かしくも聴こえる解釈上の盛上げや強調は、レコードとして繰り返し聴く
場合には聴き手を疲れさせる場合もあるのですよ。だからスタジオ録音の時は
そういうルバートの量とか、音量の変化、テンポの伸縮なんかを抑えているの
です』と」ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)のライナーノートより。
この回答が表すとおり、巨匠エーリヒ・ラインスドルフ(1912-1993)は演奏会と
録音を別に考えていたことが明らかです。それ故に多くのスタジオ録音が覇気
に欠け、真っ当だけれども面白くないという結果になったのでしょう。多くの
レパートリーがこうして録音されたために、ラインスドルフの評価は日本では
高いとはいえません。おまけに若い頃は凄かったが、年を取ってから駄目にな
ったなど謂れのない誹謗もあります。ここに聴くベルリン・ドイツ響(ベルリン
放送響)との「第9」は、首席指揮者就任早々(就任記念?)の演奏で厳しい練習
が想像できる見事なアンサンブル、タイミングが示すとおりの快速でトスカニ
ーニの歴史的解釈を思わせる緊張感溢れる爽快な名演です。ドミンゴ参加とい
うだけで知られるRCAへのスタジオ録音とは別人のような生命力です。変幻自在
なテンポも面白く飽きません。こういう演奏を多く遺して欲しかったと心から
思います。各楽章開始を告げる指揮棒で指揮台を叩く音はラインスドルフの怖
い視線を感じさせます。第4楽章で独唱、合唱がうねりを上げる所はオペラに長
じた名指揮者ならではだなあと感慨あらたです。聖ヘドヴィヒ教会合唱団は、
ベルリンフィルとの唯一の録音であるシューベルトのミサ曲でも採用されてい
るのでお気に入りだったのでしょう。余談ですが厳しすぎたのか2年しかドイ
ツ響首席を維持できませんでした。オケと何らかのトラブル(喧嘩?)があった
と思われます(ドイツ響のプロフィールでもあまりラインスドルフ時代に触れて
おりません)。ラインスドルフに疑問を持っている方にこそ聴いて頂きたい
「第9」です。
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付




<若林工房レーベル(日本)>
WAKA-4137-38 2枚組 \3600
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集-4
[disc-1]
ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 作品10の3
ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 作品28
ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 作品31の2 《テンペスト》
[disc-2]
ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 作品106 《ハンマークラヴィーア》
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 作品101
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2008年12月、2009年1月、3月、4月& 5月
新川文化ホール(富山県魚津市)
STEREO/24bit + 96kHz Digital録音、発売元:若林工房
※若林工房創立5周年を記念して2008年にスタートしたイリーナ・メジューエワ
によるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲録音、待望の第4集の登場です。
第1集から第3集までいずれも「レコード芸術特選盤」に輝くなど、各方面で高
い評価を獲得している好評のシリーズ最新作は、5曲のソナタを収録。(うち
《テンペスト》は再録音)。今回の聞きどころは何といっても第29番《ハンマー
クラヴィーア》と第32番という後期作品ですが、その演奏内容は期待を上回る
ほどの素晴らしい出来栄えとなりました。特に《ハンマークラヴィーア》にお
ける巨大なスケール感、第3楽章の深い精神性、フィナーレのフーガの圧倒的な
表現力など、これぞベートーヴェンという核心を伝えてくれます。瑞々しい感
性に貫かれた、衒いのない正攻法の解釈。鮮やかなテクニック、力強さと繊細
さを兼ね備えたタッチ、多彩な音色と響きも素晴らしく、最近のメジューエワ
の充実ぶりを示す2枚組です。
「まず感じたのは、音楽の流れの自然さと、漆黒の光沢を放ちながら厚みを感
じさせるタッチ。・・・作品の持つ息遣いと真に一体化しなければ実現不可能
と思われる『ゆとりのある没入』が全体に溢れており、これらの作品群の素晴
らしさを改めて思い知らされることとなりました。」
(田中利治/ライナーノートより)




<AR Re-Se>
AR 2009 \2300
ケックラン:ピアノ五重奏曲Op.80/弦楽四重奏曲第3番Op.72
サラ・ラヴォー(ピアノ)、
アンチゴーヌ弦楽四重奏団
ティンパニ(Timpani)のリリースでブームを呼んだロパルツやダンディのよう
に、秘曲ファンを中心に熱い注目を集めている19世紀-20世紀フランスの作曲家
シャルル・ケックラン(1867-1950)。
レコード芸術11月の海外盤試聴記(280ページ)で相場ひろ氏によって紹介され、
お問い合わせ急増中のアルバムがコレ!
第1次世界大戦の印象を音楽という形にした「ピアノ五重奏曲」。戦争への不安
感、敵軍隊の襲来、戦争終結の喜びなど、揺れ動く人間の感情が巧みに表現さ
れたフランス楽壇の知られざる傑作である。
ケックランの弦楽四重奏曲は、第1番&第2番がアルデオ弦楽四重奏団の演奏
(AR 2006-3)ですでにリリースされており、今回の第3番の登場で3曲全てが女流
演奏家のみの演奏で揃うことになる。聴けば聴くほど味わいを増すケックラン
・アルバムの登場です。

AR 2009-2 \2300
ミャスコフスキー:
ピアノ・ソナタ第2番嬰へ短調Op.13/同第3番ハ短調Op.19/
同第4番ハ短調Op.27
リディア・ジャルドン(ピアノ)
その生涯で27曲もの交響曲を作曲した20世紀ロシアの大シンフォニスト、ニコ
ライ・ミャスコフスキー(1881-1950)のピアノ・ソナタにスポットをあてたロシ
ア音楽ファン要チェックの好企画盤。
スヴェトラーノフの演奏で知名度を上げた"シンフォニー"のように、女流演奏
家のみのレーベル"AR Re-Se"の設立者リディア・ジャルドンの演奏がミャスコ
フスキーのピアノ・ソナタへの評価を高めてくれることだろう。





<PentaTone>
PTC 5186 340(SACD-Hybrid) \2850
シューベルト:交響曲第4番ハ短調D.417《悲劇的》/同第5番変ロ長調D.485
ゴルダン・ニコリッチ(リーダー&ヴァイオリン)、
オランダ室内管弦楽団
ロンドン交響楽団とオランダ室内管弦楽団のコンサートマスターを兼務し、弾
き振りにも積極的に取り組むなど、ヴァイオリ奏者、指揮者として精力的な活
動を展開するニコリッチ。
ソリストとしてはもちろんのこと、モーツァルトでのユリア・フィッシャーと
の共演(PTC 5186 098)などにより、その世界有数の実力は折り紙つき。ニコリ
ッチの豪腕ぶりとオランダ室内管の高い機動力を堪能できるシューベルトです。

PTC 5186 170(SACD-Hybrid) \2850
シューマン:子供の情景Op.15
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
1970年代にフィリップスが生み出したクァドラフォニック(4チャンネル)録音を
SACDフォーマットにリマスタリングしたペンタトーンの"RQR"シリーズ。
巨匠クラウディオ・アラウの復刻第3弾は、名盤の誉れ高いシューマンの「子供
の情景」。71歳のアラウが奏でる老練なシューマンが心にしみる。
1974年3月の録音。




<marc aurel edition>
MA 20040 \2300
テレマン:リコーダー二重奏曲集 ――
ソナタ ハ短調TWV.40-105/デュオ第3番変ホ長調TWV.40-134/デュエット第1番
変ロ長調TWV.40-124/ソナタ変ロ長調TWV.41-B3/デュオ第2番ヘ短調TWV.40-131
/カノン風ソナタ第1番ト長調TWV.40-118/ソナタ第4番ト短調TWV.40-104/
カノン風ソナタ第3番ト長調TWV.40-120
ドロテー・オベルリンガー(リコーダー)、
ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダー)
長い音楽史の中でもリコーダーの発展に大きな影響を与えた重要な音楽家の1人
である後期バロックの巨匠テレマン。
ドイツが生んだ美貌の天才女流奏者オベルリンガーと、ブリュッヘンやブッケか
ら薫陶を受けたイタリアの名手カヴァサンティという当代屈指のリコーダー・
デュオのプログラムは、リコーダー奏者に欠かせないバイブルとして大切にさ
れてきたテレマンの音楽。
作品やピッチに応じてオベルリンガーは8種類、カヴァサンティは7種類のリコー
ダーを使い分けているところからも、両者のテレマンの音楽に対する本気度が
伝わってくる。オベルリンガーとカヴァサンティのデュオが"リコーダー"とい
う楽器が持つ奥深さ、素晴らしさを教えてくれます。

MA 20041 \2300
マショー:花々の中の花 - レー(Lais)とヴィルレー(Virelais)集
ノルベルト・ローデンキルヒェン(トラヴェルソ)
アルス・ノヴァ時代の代表者ギョーム・ド・マショーと作曲者不詳の"レー"や
"ヴィルレー"といったモノフォニーで構成されたトラヴェルソのためのプログ
ラム。
ノルベルト・ローデンキルヒェンは、著名な古楽アンサンブル、セクエンティ
アやディアロゴスの演奏に加わり、モダン楽器ではベルリン・フィルのアルブ
レヒト・マイヤーとデュオを組む凄腕のトラヴェルソ&フルート奏者。トラヴェ
ルソの儚い音色が、アルス・ノヴァのモノフォニーに持ち味を引き出している。





<Passacaille>
Passacaille 955 \2300
ハイドン:ソナタ集 ――
ソナタ第37番ニ長調Hob.XVI-37/同第32番ロ短調Hob.XVI-32/同第20番ハ短調
Hob.XVI-20/同第23番ヘ長調Hob.XVI-23
ニコラウ・デ・フィゲイレド(チェンバロ)
ケネス・ギルバート、グスタフ・レオンハルトの下で学び、スコット・ロス最後
の弟子となった南米ブラジル生まれの鬼才ニコラウ・デ・フィゲイレド。ソレ
ルの鍵盤作品集に続く"Passacaille"レーベル第2弾はハイドン!
"ヤーコプスのオペラの鍵盤奏者"というイメージから"ソリスト"へと飛び出し
たフィゲイレドのハイドンは、ソレルの鍵盤作品集にも息づいていた生き生き
としたリズムと絶妙のテンポ感で聴き手の心を熱くしてくれる。
1771年から1779年にかけて円熟のハイドンが作曲した4つのソナタでフィゲイレ
ドの弾くチェンバロが躍動します。

Passacaille 957 \2300
強さと優しさ ――
マレ:ヴィオール曲集より/ガロ:前奏曲とシャコンヌ、アポロン、ジグ/マレ:
サント=コロンブ氏を悼むトンボー、ビスカイヤン、ロンドー・モワティエ・
ピンス/ガロ:ソメイユ・デ・デュフォー、メヌエット・ラ・シガル、グロワー
ヌ・アティス/マレ:グルジアの女、鍛冶屋たち 、からかい、ペルシア人の行
進、アルマンド・アスマティク、ラ・マリエ、ガヴォット・ラ・シンコペ、ス
ペイン風サラバンド/ガロ:モナコ王妃を悼むトンボー
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ルカ・ピアンカ(リュート&テオルボ)
ギエルミ兄弟の弟でヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のヴィットリオ・ギエルミ、ル
・ジャルディーノ・アルモニコのリュート奏者ルカ・ピアンカの強力デュオが
登場!
ギエルミとピアンカのデュオが取り上げたのは、ルイ14世の宮廷に仕えた天才
ヴィオール奏者としての名声、ヴィオールのための傑作の数々を後世に遺した
フランス・ヴィオール楽派最大の大物マラン・マレ。
名手同士のアンサンブルでパレットに絵を描いていくかのようにマレとガロの
音楽を奏でるギエルミとピアンカ。演奏、選曲とも抜群です。レーベルの特色
でもあるパッケージも秀逸。




<Attacca>
ATTCCA 29121 \2300
アンドリーセン:2楽章の四重奏曲/死に向かって/快楽の園/ミゼレーレ
J・S・バッハ(ストラヴィンスキー&アンドリーセン編):
前奏曲とフーガ第24番ロ短調BWV.869より 前奏曲
シェーンベルク・クヮルテット
結成から33年という伝統を持つオランダの弦楽四重奏団シェーンベルク・クヮ
ルテットによる現代オランダの巨星ルイ・アンドリーセン(1939-)の弦楽四重奏
曲集。
バッハのアレンジは、ストラヴィンスキーが手がけた編曲を2006年にアンドリ
ーセンが完成させたもの。




<Globe>
GLO 6064 \1880
カルヴァン派の黄金時代 - フランスとオランダにおけるカルヴァン派の音楽
カメラータ・トラジェクティナ
16世紀にオランダやフランスを中心に広がりを見せたカルヴァン主義のキリス
ト教徒たちによって演奏されたとされる「詩篇」などの宗教作品集。
1974年に結成されユトレヒト大学のオランダ歌曲教授ルイ・ピーター・グリッ
プが芸術監督を務めるカメラータ・トラジェクティナは、中世-17世紀オラン
ダの知られざる音楽の発掘、演奏を目指す古楽アンサンブルである。





<Phaedra>
DDD 92060 \2300
In Flanders' Fields Vol.60 - フリッツ・セリスへのトリビュート ――
セリス:チェロ・ソナタOp.6、無伴奏チェロ・ソナタOp.71
ヴィエルヌ:チェロ・ソナタ
ヤン・スキファー(チェロ)、ハンス・リッケリンク(ピアノ)
フリッツ・セリス(1929-)は、17歳でフランダース歌劇場のハープ奏者となり、
その後は王立モネ劇場、フランダース歌劇場の指揮者としても活躍した御年80
歳の大ベテラン。
20世紀フランドル地方の音楽史そのものとも言えるセリスの初期(1932-63年)と
2002年の2作品にヴィエルヌのチェロ・ソナタをカップリング。ベルギー音楽を
得意とする名チェリスト、ヤン・スキファーの非凡な演奏はトリビュート・ア
ルバムに相応しい。

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09-11 No.16-2

2009年11月16日 20時38分14秒 | Weblog
<Audiomax>
703 1178-2 \2300
イギリスの史的背景 ――
ボールドウィン:4声/作曲者不詳:我らを救いたまえ/タヴァナー:主の御名に
おいて/アルテナ:ウィリアム・バードのイン・ノミネ/ボールドウィン:アポ
ン・イン・ノミネ/ロック:組曲第4番ヘ長調/パーセル:歌劇《ディドとエネア
ス》より/バレット:愛の死/パーセル:ファンタジア第7番/ブロウ:《ヴィー
ナスとアドニス》より/フェアファックス:Mese tenor、Paramese tenor/パ
ワー:めでたし天の女王、栄光ある聖女/タリス:我を明らかにしたまえI&II
マレ・シメン・クヮルテット
マレ・シメン・クヮルテットは、女流リコーダー奏者4人が集い1994年から活動
をスタートさせたオランダのリコーダー四重奏団。
16世紀-17世紀のイギリス音楽を4本のリコーダーが豊かなハーモニーと高いア
ンサンブル能力でじっくりと紡いでゆく。プログラムの中盤で突如現れるリチャ
ード・バレット(1959-)の作品によってガラリと雰囲気が変わる仕掛けも面白い。
2002年の録音。弊社初紹介

703 1153-2 \2300
ボンソワール ――
ケーラー:ワスレナグサ/J・シュトラウス:雷鳴と雷光/アンデルセン:アルバ
ムの1ページ/リンケ:片思い/ロンビ:夢の絵/シューベルト:軍隊行進曲Op.51
/ベートーヴェン:なくした小銭への怒り/ケーラー:おやすみなさいOp.29/
ウェーバー:魔弾の射手/ドップラー:リゴレット幻想曲Op.38
クインテセンツ
"四重奏"ではなく"五重奏"という珍しい演奏形態、メンバーが選りすぐったプ
ログラムでフルート愛好家を愉しませてくれるドイツのフルート五重奏団クイ
ンテセンツ。
この"ボンソワール"は、1996年にゲヴァントハウス管、MDR響、シュターツカペ
レ・ハレのフルート奏者によって結成された上質のアンサンブルからのサロン
への招待状 ――。弊社初紹介

703 0731-2 \2300
ライヒャルト:弦楽三重奏曲集 ――
ソナタ(トリオ)Op.1-3
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための3つの三重奏曲Op.4
アンサンブル・アゴラ
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814)は、約1500曲というドイツ歌
曲とジングシュピールの作曲家として名を知られ、グラウンの後任としてプロ
イセン王国の宮廷楽長を務めた18世紀ドイツ(プロイセン)の作曲家。
ケルン音楽大学で学んだ弦楽器奏者たちで結成されたアンサンブル・アゴラが、
ライヒャルトの"歌曲"ではなく"室内楽"の魅力を伝える。弊社初紹介

703 0533-2 \2300
メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲第1番イ長調Op.18/同第2番変ロ長調Op.87
ベルリン弦楽五重奏団
初期(第1番)と晩年(第2番)に作曲されたメンデルゾーンの2つの弦楽五重奏曲。
ドイツ・ロマン派の弦楽五重奏曲の名作を1984年にベルリン・ドイツ・オペラ
の弦楽器奏者たちによって結成されたベルリン弦楽五重奏団の伝統のジャーマ
ン・サウンドで。弊社初紹介



<Hortus>
HORTUS 057 \2300
ハイドン(ジャンヴラン編):
十字架上のキリストの最後の7つの言葉(オルガン版)
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)
オラトリオ、管弦楽版、弦楽四重奏版など様々なヴァージョンが存在するハイ
ドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」。
レーベルのアーティスティック・ディレクターでもあるヴァンサン・ジャンヴ
ランのアレンジによる"オルガン版"は、パリ・サン・ニコラ・デ・シャン教会
のクリコー製オルガンでの演奏。他の版との聴き比べも面白い。

HORTUS 061 \2300
G・コレット:第8旋法のミサ曲
レジス・アラール(オルガン)、アンサンブル・ヴォーカル・アド・リミナ
ミシェル・コレットの父、ガスパール・コレット(1671-1733)の最も有名な「ミ
サ曲」。
この「ミサ曲」はガスパール・コレットの作品として知られている数少ない作
品の1つ。オルガン・ソロと女声合唱の掛け合いが厳かな雰囲気を醸し出してい
る。




<Cybele>
SACD 030.802(SACD-Hybrid) \2850
J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988(オルガン版)
マルティン・シュメディング(オルガン)
ハノーファーやライプツィヒ、ワイマール、ドレスデンの教会で音楽監督やオ
ルガニストを歴任している1975年ドイツ生まれのオルガン奏者マルティン・シュ
メディング。
ドレスデン・カトリック旧宮廷教会のゴットフリート・ジルバーマン・オルガ
ンによる「ゴルトベルク変奏曲」はどこまでも優しく神々しい。

Cybele 260.101 \2300
マリンバ ――
アルベニス:アストゥーリアス/ヒルデブラント:森の径/安倍圭子:竹林/湯山
昭:マリンバとアルト・サクソフォンのためのディヴェルティメント+/スマド
ベック:エチュード第2番/オメーラ:森林/三木稔:マリンバの時/ブラー:プロ
ヴァンスの蜂蜜*
ロルフ・ヒルデブラント(マリンバ)、
クリスティアン・ローデルブルク(マリンバ)#、
ヒューゴ・リード(サクソフォン)+、
オスカー・ゴットリープ・ブラー(オルガン)*
ソリスト、室内楽奏者、作曲家として活躍するドイツのマリンバ奏者ロルフ・
ヒルデブラントがセレクションした8作品によるマリンバ・アルバム。
三木稔、湯山昭、安倍圭子の名作など、日本人のマリンバ奏者にとって欠かせ
ぬ大事な作品の収録は関係者ならば見逃せない。弊社初紹介

Cybele 260.601 \2300
リーム:ギターのための音楽 ――
嘆き、悲しみ、憧れ/夜想曲/トリスターノの嘆き/オルフェウスのトッカー
タ/1日の側に
スザンネ・ヒルカー(ギター)、ハラルト・リルマイヤー(ギター)
ヴォルフガング・フォルトナーに作曲を学び、1974年からはフランクフルト音
楽大学の教授として作曲、和声、現代音楽の教鞭を執るな現代ドイツの代表的
作曲家の1人ロルフ・リーム(1937-)。
既存の概念にとらわれない新しい発想で作曲されたギター作品は、ギタリスト
たちの新しいレパートリーとして食い込めるだけの完成度を持つ。弊社初紹介

Cybele 260.501 \2300
リコーダーのための新しい音楽 ――
リーム:ウィズアウト・コンプレッション/マルベ:ルネッサンス/ヴィエル:エ
ト・イン・アルカディア・エゴ/ディネスク:Au coeur du silence/クレール:
ラウンド・オヴ・トークス/トーマス:変容/ゴールドステイン:イン・ザ・ビ
ギニング
トリオ・ディリット
トリオ・ディリットは、1992年にドイツのカルフで開催された国際リコーダー・
コンクールでの優勝実績を持つドイツのリコーダー・アンサンブル。
現代の作曲家たちによるリコーダー・アンサンブルのための作品は、静寂あり、
超絶技巧あり、旋律美もあり。近現代作品といって侮れません。弊社初紹介




<BNL>
BNL 112961 \2300
ラルマン:アカディアのためのカンタータ
ナタリー・パウリン(ソプラノ)、
クローデット・マギー=フォーティン(メゾ・ソプラノ)、
レネ・ヒューゴン(テノール)、ジャン=ルイ・セレ(バリトン)、
ブルーノ・グセ(ピアノ)、
ベルナール・ラルマン(指揮)、
サン・カンタン・アン・イブリーヌ・アンサンブル・オーケストラ、
ペイ・ド・フランス木管五重奏団、パリ・フランコ・アルマンド合唱団
フランス合唱界の大御所ベルナール・ラルマンの「アカディアのためのカンタ
ータ」は、かつてフランスの植民地だったアカディアの歴史を描いた作品。
カナダ東部のアカディアに伝わる伝承曲などを題材として、ソリスト、混声合
唱、弦楽合奏、木管五重奏、打楽器、ピアノという珍しい編成で演奏される。

BNL 112866A/B 2枚組 \4600
J・S・バッハ:オルゲルビュヒラインBWV.599-644
ヴァンサン・ワルニエ(オルガン)、
ジャン・スーリス・ヴォーカル・アンサンブル
フランスのアーティストたちによる大バッハの傑作「オルゲルビュヒライン」
のオルガン&混声合唱ヴァージョン。
「オルゲルビュヒライン」を交互に歌う"混声合唱"と"オルガン"が崇高な空間
を創り出す。1994年の録音。弊社初紹介

BNL 112863 \2300
ロシアの伝統的聖歌 ――
ティトフ:12声のための協奏曲/ボルトニャンスキー:協奏曲第27番/スヴィリ
ードフ:3つの単旋聖歌/ストロウムスキ:グローリア・デウス/グレチャニノ
フ:クレド/ガフリン:村の踊り/オボーホフ:小門
ウラディーミル・ミニン(指揮)、モスクワ室内合唱団
ロシア国立アカデミー合唱団、グリンカ合唱団の指揮者を歴任してきたロシア
の名合唱指揮者ウラディミール・ミニンとモスクワ室内合唱団のロシアン・ア
ルバム。
スヴィリードフやグレチャニノフなどロシア音楽ファンにはお馴染みの作曲家
たちの合唱曲を、祖国の大地を思わせるような強く雄大なハーモニーで聴かせ
てくれる。1994年の録音。弊社初紹介

BNL 112860 \2300
クラ:弦楽四重奏曲第1番/グノー:弦楽四重奏曲イ短調
シャルトル弦楽四重奏団
再評価が進むフランスの軍人兼作曲家ジャン・クラ(1879-1932)と、シャルル・
グノー(1818-1893)の弦楽四重奏曲という珍しい2作品をカップリング。
シャルトル弦楽四重奏団は1984年に結成されたフランスのアンサンブル。結成
以来、母国フランスの知られざる弦楽作品の探求を続けている。1993年の録音。
弊社初紹介





<Musiques Suisses>
MGBCTS-M 118 \2300
ハウベンサク:
ピアノのための《5つの関連》/ピアノのための組曲/ソプラノとヴァイオリン
のための《ワルツ風小品》/ファルツェス・コンツェルト
トマス・ベクリ(ピアノ)、シルヴィア・ノパー(ソプラノ)、
イェルク・デーラー(ヴァイオリン)、
ハインツ・ホリガー(指揮)、
ヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム管弦楽団
1954年ヘルシンキ出身のスイス人作曲家エドゥ・ハウベンサク(1954-)のポート
レート・アルバム。
シェーンベルクの"和声法"での独学から作曲家としてのキャリアをスタートさ
せたハウベンサク。「5つの関連」の第1曲目(プロローグ)の豪快なスタートな
ど、様々なアイディアがいたるところに散りばめられている。

MGBCTS-M 117 \2300
ヴォールハウザー:
カルペ・ディエム/エントロピア/Gedankenflucht/解決音/フルートのため
の音楽/Quantenstromung/ラチェアリー
アルディティ弦楽四重奏団、フランク・コックス(チェロ)、
トリオ・アッカント、他
レネ・ヴォールハウザー(1954-)は、ダルムシュタットのインターナショナル・
ホリデー・コース、ウクライナのオデッサ・フェスティヴァル、ルガノのイン
ターナショナル・コンポーザーズ・ワークショップなど、世界各地の作曲家講
習会に講師として招聘されている現代スイスの作曲家。
1998年から99年にかけて作曲された「カルペ・ディエム」では、アルディティ
弦楽四重奏団の凄まじいパフォーマンスに唖然。





<MEMORIES>
MR2126/2127 2枚組 \3380
マーラー:交響曲第2番「復活」
ミラン・ホルバート指揮
スロベニアフィル、
リュブリャーナ放送合唱団、オリガ・グラチェリ(S),ウタ・プリエフ(A)
1989年ライヴ
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ミラン・ホルバート指揮
スロベニア・フィルハーモニー 1991年スタジオ録音
ミラン・ホルバート(1919-)のマーラーといえば、一時期大変な評判になったも
のですが、音源の散逸、レーベルのまたがりも混乱を招き入手困難な状況が続
いておりました。この度DIGITAL CONCETO LABELからMEMORIESが音源提供を受け
ました。そもそも冷戦崩壊後に東欧諸国の放送音源を西側プロデューサー大量
に安値で買付け廉価盤として商品化されたものです。玉石混交の中でホルバー
トのマーラーは真の名盤と言って差し支えないもので、バーンスタイン、テン
シュテットも顔負けの凄まじい迫力の爆演です。ホルバートの音楽性はマタチ
ッチに非常に近く、大作を鷲掴みにする豪快な表現、思い切りの良い音量テン
ポ変化が特徴です。元来がウィーンで学んだ人だけに、マーラーにも並々なら
ぬ愛情が感じられます。マスタリングも新たに施され既出盤の貧弱さが改善さ
れ、「復活」では終始ホルバートが鼻息で歌っているのが聴こえます。

MR2128/2129 2枚組 \3380
モノラル
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ名演集
<CD1> 
ピアノ・ソナタ第7番(1948年ハンブルク)、
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」(1952年11月23日)、
ピアノ・ソナタ第30番(1952年6月18日)
<CD2>
ピアノ・ソナタ第15番「田園」、
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」、
ピアノ・ソナタ第32番
1954年7月28日ザルツブルク
ベートーヴェンの権威、エドヴィン・フィッシャーはブレンデルの師でもあり
ます。その超辛口の味わいに両者の共通点があります。フィッシャーのベート
ーヴェン録音は意外と少なく、貴重です。戦後は腕の故障で、指揮活動に力を
入れていくフィッシャーですが、当CDの演奏は活動最後期だけに「精神性」は
並で無く、シゲティの晩年の演奏に通じる求道的アプローチが見事です。特に
第30番、第32番というベートーヴェンにとっても後期の作品において、その気
高さが他を圧しています。音質も新リマスタリングによって力を増しており、
座右に置き、繰返し味わいたい逸品と申せましょう。

MR2130 \1980
バーツラフ・ノイマン指揮
フィルハーモニア管
ブラームス:交響曲第2番、ハイドン変奏曲 
1989年12月ヘンリー・ウッドホールに於けるスタジオ録音
MEMORIES=COLLINSの第2弾はノイマンのブラームス。当盤の発売当初の評価は物
凄く悪いもので、酷評に近いものがありました。さして注目されずに埋もれて
しまいましたが、録音から20年を経た今聴くと実に穏やかで暖かみのある名演
で、無理の無さが上品です。例えるならモントゥーの名盤を想わせる、そして
ノイマンの温顔が眼に浮かぶような優しさです。ブラームスとドヴォルザーク
の共通性を感じさせると言うとこじつけのようですが、ノイマンの歌謡性は存
分に生かされておりますし、フィルハーモニア管の充実も特筆物でしょう。思
えばウィーンフィル定期にも晩年は常連だったのです。無論マスタリングが新
たに施され、立体感のあるサウンドで、同レーベルの難点である収録レベルの
小ささも改善されております。

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09-11 No.15

2009年11月12日 19時48分11秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R DSD録音 再発売シリーズ★
2006年秋に発売を開始した当シリーズもおかげさまで約230タイトルを発売
する事ができましたが、2月よりマスター制作にDSD録音を採用する事にいた
しました。これまでより更に生々しい音質をお届けする事が出来るようにな
りましたのでご期待下さい。

今月は既発売分78CDR-1080から1089の10タイトルをDSD録音で再発売いたしま
す。商品番号は78CDR-3000番となり、下3桁は共通で使用いたします。従来の
78CDR-1000番台の商品は、当面は販売を継続いたします。
DSD録音による有料サンプラー(\300)も販売開始いたしましたので、ご注文
をお待ちしております。

■製作者からのメッセージ
DSD録音になったグッディーズ・ダイレクト・トランスファーCDR!
従来のCDを高音質化するさまざまな試みが盛んな中で、「グッディーズ・オ
リジナル企画」のダイレクト・トランスファーCDRは、2009年2月発売新譜か
らDSD録音を採用することになりました。DSD録音によって、これまでのSP
復刻からさらに飛躍し、SPレコードの直接再生と区別がつかないところに
到達したと自負しています。DSD録音は従来の方式に較べて中音から低音にか
けての音の形が明瞭になり、高音は一皮剥けた感じです。LPとは比較にな
らない強大な音響勢力を持つSPレコードをカスタムメイドの直熱真空管
フォノイコライザーを使用し、またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最
も気を配り一切のノイズリダクションを使用していないのは従来通りです。
(新 忠篤)

==================================

★ダイレクト・トランスファー CD-R DSD録音 再発売シリーズ★
2009年11月新譜 10タイトル
発売予定:2009年11月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。


78CDR-3080
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第6番変ホ長調 K.268(365b)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
マルコム・サージェント指揮
管弦楽団
米 VICTOR 6744/6(英HIS MASTER'S VOICE DB1018/20と同一録音)
(1927年2月23日ロンドン、クイーンズ・ホール録音)
20世紀フランス最高のヴァイオリニストのジャック・ティボー(1880-1953)が生
涯コンサート・プログラムに載せた協奏曲。ティボーの電気録音時代の最高傑
作。息づまるような名演奏を繰り広げている。ヴァイオリン協奏曲第6番はモー
ツァルトの死後8年目の1799年にヨハン・アントン・アンドレによって楽譜が出
版された。モーツァルト時代にミュンヘンで活躍したヴァイオリニスト、ヨハ
ン・フリートリヒ・エックがモーツァルトから手渡された楽譜にもとづいて自
分で加筆し、さらにモーツァルトの弟子のフランツ・ジュスマイアー(1766-1803)
が筆を加えたという。ジュスマイアーはモーツァルトの最後の作品「レクイエ
ム」を補筆完成させた人物。学者間では第2楽章は疑わしいが、他の楽章はモー
ツァルトの作品であるという説だったが、現在では疑わしい作品としてモーツァ
ルトの作品表から除外されている。このシリーズではベルギーの巨匠アルフレッ
ド・デュボワの演奏(78CDR-3054)も出ている。

78CDR-3081
フランソワ・クープラン:クラヴサン曲集
ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)
英 HIS MASTER'S VOICE DB4941/6
(1934年パリ録音)
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)は二列の鍵盤と七個のペダルを有する自分の
ハープシードをパリのプレイエル社に作らせて生涯この楽器を使用した。この
ランドフスカによるクープラン作品集の録音はバッハの「ゴルトベルク変奏曲」
の翌年に行われた。「ゴルトベルク変奏曲」と同じく英国 HIS MASTER'S VOICE
初版300部のアルバムには紫色のインクと羽根ペンによるランドフスカの自筆署
名の愛蔵家番号シールが貼られていた。



78CDR-3082
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調作品131
カペー弦楽四重奏団
リュシアン・カペー(第1ヴァイオリン)
モーリス・エウィット(第2ヴァイオリン)
アンリ・ブノワ(ヴィオラ)
カミーユ・ドロベル(チェロ)
日本コロムビア J7529/33 ( 仏COLUMBIA D15097/101 と同一録音)
(1928年10月5,8日パリ録音)
史上最高の弦楽四重奏団だったカペー弦楽四重奏団のリーダー、リュシアン・
カペー(1876-1928)は医師の誤診による腹膜炎で1928年12月18日に急逝した。
享年52歳。カペーはパリ音楽院でジュマとJ.-P. モーランに師事し1893年に一
等賞を得た。その年に弦楽四重奏団を組織した。この録音時のメンバーは1918
年からのもの。1920頃から毎年ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の連続演奏会を
パリで開催していたカペーは1928年4月にフランス・コロンビアに録音を始め
た。そして同年の10月までの6ヶ月間に弦楽四重奏曲11曲とピアノ五重奏曲1曲
の録音をした。10インチSP盤が7枚、12インチ盤が44枚である。まるでカペ
ーが自らの死を予期したようなハイペースの録音である。このシリーズではフ
ランク:ピアノ五重奏曲(78CDR-3034)、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番
(78CDR-3042)、シューマン:弦楽四重奏曲第1番(78CDR-3056)、ハイドン: 弦楽
四重奏曲第67番「ひばり」(78CDR-3194)が出ている。

78CDR-3083
ラヴェル:ソナチネ(1905)
ラヴェル:水の戯れ(1901)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1533/4
(1931年5月11日ロンドン、小クイーンズ・ホール録音)
スイスに生まれたフランスのピアニスト、アルフレッド・コルトー(1877-1962)
は1892年パリ音楽院のルイ・ディエメール(1843-1919)のクラスに入り研鑽を積
んだ。1896年一等賞を得て卒業。1897年バイロイトに赴き合唱指揮者となった。
フランスに戻った後、1902年に「神々の黄昏」と「トリスタンとイゾルデ」の
パリ初演を指揮した。同年ソプラノのフェリア・リトヴァンヌ(1863-1936)のピ
アノ伴奏者として初レコード録音を行った。このラヴェルのソナチネはコルト
ーが54歳の時の録音。録音時作曲者のラヴェル(1875-1937)は56歳だった。コル
トーによるラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲(78CDR-3032)がこのシリーズで
出ている。

78CDR-1084
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ短調作品99
パブロ・カザルス(チェロ)
ミエチスワフ・ホルショフスキ(ピアノ)
米 VICTOR 14699/702 (英HIS MASTER'S VOICE DB3059/62と同一録音)
(1936年11月28日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
パブロ・カザルス(1876-1973)が英HIS MASTER'S VOICEの主要アーティストとし
て活躍しはじめた1936年録音で、バッハの無伴奏チェロ組曲第2番と第3番の5日
後の録音。まるで昨日の録音のような音の生々しさは圧倒的。録音後70年以上
を経たものとはとても思えない。

78CDR-3085
モーツァルト:弦楽五重奏曲ト短調 K.516
レナー弦楽四重奏団
イェノ・レナー(第1ヴァイオリン)
ヨーゼフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴィオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
L.ドリヴェイラ(第2ヴィオラ)
米COLUMBIA 67838/41-D (英 COLUMBIA LX61/4と同一録音)
(1930年3月2日ロンドン録音)
レナー弦楽四重奏団は20世紀前半の活躍したハンガリー出身の名団体。メンバ
ーはブダペスト音楽院出身で、デビュー前の2年間は田舎の村にこもって一日
12時間の練習を重ねたと伝えられる。1922年ロンドンにデビューして絶賛され、
同時にイギリス・コロンビアの専属アーティストとなった。このシリーズのレ
ナー弦楽四重奏団はモーツァルト:クラリネット五重奏曲(78CDR-3045)、モー
ツァルト:弦楽四重奏曲第14番(78CDR-3055)、モーツァルト:弦楽四重奏曲第15
番(78CDR-3062)が出ている。

78CDR-3086
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB8282/5
(1937年3月25日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)はロシア生まれの20世紀最高のヴァイオリ
ニストの一人。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に師事
し、10歳の春にデビュー。その後ロシアの諸都市で演奏、1913年にはベルリン
でニキシュ指揮の下で演奏した。1917年16歳の時に革命を逃れ一家はアメリカ
に移住した。以降天才少年は一流演奏家としての待遇を受けた。この協奏曲は
36歳の時の録音。録音場所をロンドンに選んだのも、当時の英国のクラシック
音楽の録音技術がアメリカを越えていたからであろう。

78CDR-3087
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
エミール・テルマニー(ヴァイオリン)
トーマス・イェンセン指揮
室内管弦楽団
デンマーク TONO X25065/7
(1946年8月31日,9月9日,1947年6月16日録音)
エミール・テルマニー(1892-1988)はハンガリー生まれのヴァイオリニストでブ
ダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1919年来デンマーク
のコペンハーゲンに在住、作曲家カール・ニールセン(1865-1931)の娘婿となっ
た。テルマニーはバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータをカー
ヴドボウ(彎曲した弓)"Vega" で弾いて注目され、初期LP時代に英DECCAに録
音もあった。TESTAMENT社からCDが発売されている。

78CDR-3088
プニャーニ:ラルゴ・エスプレッシーヴォ
クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット(プニーニのスタイルによる)
コレッリ:ラ・フォリア
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)
サンフォード・シュルッセル(ピアノ)
日本コロムビア JW232&J7940
(原録音:米COLUMBIA 50235D,50161D)
(1929年ニューヨーク録音)
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)はルーマニアに生まれた。ヴァイオリンは
4歳で、作曲を5歳で始めた。1888年7歳でウィーン音楽院に入学を許され、
1893年12歳で音楽院の最高栄誉賞メダルを得た。1894年パリ音楽院に入学、
1899年までヴァイオリンをマルシック(1848-1924)、和声法と作曲をアンドレ・
ゲダルジュ(1856-1926) 、ガブリエル・フォーレ(1845-1924)、ジュール・マス
ネ(1842-1914)に師事し、1899年にヴァイオリンで一等賞を得た。1902年にベル
リン・デビュー、1903年にはロンドンを訪問した。1910年にはピアニストのエ
ドゥアール・リスレル(1873-1929)とベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ
の全曲演奏会を開いた。1917年には祖国のルーマニアの首都ブカレトにエネス
コの名を冠したオーケストラを作った。1923年には初のアメリカ楽旅をし、そ
の後生涯に14回この地を訪れた。第2次世界大戦中は祖国に留り、ヴァイオリン
演奏、指揮、作曲と後進の指導にあたった。この録音は1929年にアメリカ訪問
をした時にニューヨークのコロンビアで行ったものの2曲で録音時エネスコは
48歳だった。このシリーズでショーソン:詩曲(78CDR-3018)、ヘンデル:ヴァイ
オリン・ソナタ第4番(78CDR-3035)とクライスラー:プロヴァンスの朝の歌&ダ
ンブロジオ:セレナード(78CDR-3066)が出ている。

78CDR-1089
チャイコフスキー:カプリッチョ風小品作品62
グリンカ:メロディア
ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ(チェロ)
キリル・コドラシン指揮
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団(1)
A.A.デディムヒン(ピアノ)(2)
ソ連 Dolgoigratsia 78 D450/1
(1952年録音)
2007年4月27日に80歳の生涯を閉じたチェロの巨匠ムスティスラフ・ロストロ
ポーヴィッチ(1927年3月27日生まれ)の78回転盤録音。ロストロポーヴィッチ
が西側に姿を現したのは1956年だった。鉄のカーテンの向こう側の時代のロス
トロポーヴィチ25歳の演奏が聴ける。ローストロポーヴィッチ初録音の一つの
貴重な一枚。LPと同じ音ミゾでカットした10インチ78回転盤。

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09-11 No.14

2009年11月12日 19時47分42秒 | Weblog
★価格変更のご案内
下記商品は価格が変更になります。限定盤となりますので、お早めにご検討
下さい。

<EMI FRANCE>
CZS-6858242 56枚組 \14500 ※新価格 \11600
アルド・チッコリーニ/完全EMI録音全集1950-1991(限定盤)
クラムシェル・ボックス 84Pブックレット 各CD紙袋入り
20代でのデビュー以来、フランス・ピアニズムの頂点にいるチッコリーニの全
EMI録音を集大成。初CD化、初発売化の録音を含む56CDボックス!
●曲目詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/emi2009_11.html

====================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<VENEZIA>
CDVE00011 3枚組 \1650
ヴェロニカ・ドダロヴァ指揮の芸術
CD.1
(1)ハチャトゥリヤン:バレンシアの寡婦
(2)ハチャトゥリヤン:仮面舞踏会
モスクワ国立交響楽団 1987年
(3)ハチャトゥリヤン:チェロと管弦楽の為のコンチェルト・ラプソディ
マリーナ・タラソヴァ Marina Tarasova(チェロ) 1994年
CD.2
(4)カリンニコフ:交響曲第1番 ト短調
(5)カリンニコフ:交響曲第2番 イ長調
ロシア交響楽団(ドダロヴァ交響楽団) 1992年
CD.3
(6)ミャスコフスキー:交響曲第6番 変ホ短調
ロシア交響楽団(ドダロヴァ交響楽団) 1992年
以上、指揮は ヴェロニカ・ドダロヴァ Veronica Dudarova
今年(2009年)1月15日に92歳で亡くなった女性指揮者ドダロヴァは1916年アゼル
バイジャンで生まれ、モスクワ音楽院等でニコライ・アノーソフ等に指揮を学
なんだ後、旧ソビエト内の主要オーケストラで指揮活動を開始。後に、ロシア
交響楽団(ドダロヴァ交響楽団)を1991年に創設し指導、古典から現代までと多
くのレパートリーを持ち、数々の演奏を行いました。
ドダロヴァの名演奏を集めた好企画盤です。

CDVE00017 3枚組 \1650
レフ・オボーリン(ピアノ)の芸術
CD.1
(1)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番 1955年
(2)ブラームス:4つのピアノ作品集 op.119 1953年
(3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 1952年
CD.2
(4)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 1951年
(5)ショパン:ピアノ協奏曲第2番 1951年
ニコライ・アノーソフ指揮 全同盟放送交響楽団
CD.3
(6)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番  
ニコライ・アノーソフ指揮 全同盟放送交響楽団 1951年
(7)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
コンスタンチン・イワノフ指揮 ソビエト国立交響楽団 1952年
以上、ピアノは レフ・オボーリン Lev Oborin
1907年にモスクワで生まれ、モスクワ音楽院でコンスタンチン・イグムノフに
師事。1927年、第1回ショパン国際コンクールで優勝して、国際的な活動を開始
しました。オイストラフとのデュオや室内楽等の伴奏者として良く知られます
が、このアルバムでは、独奏者としてオボーリンの素晴らしいテクニック、強
靭で知性溢れる音楽性が聴かれます。好企画盤です。
古い録音が多く含まれます。マスター起因する音飛びや歪み、傷があります。




<ARCHIPEL>
ARPCD0428 2枚組 \1750
クナッパーツブッシュ指揮
ベルリン・フィル 1956-57年
(1)ハイドン:交響曲第88番ト長調
録音年不詳(before 1957)ベルリン
(2)ハイドン:交響曲第94番「驚愕」ト長調
(3)ヨハン・シュトラウス:歌劇「こうもり」序曲
(4)ヨハン・シュトラウス:ピッツィカート・ポルカ
1950年2月1日 ベルリン、ティタニア・パラスト
(5)シューベルト:交響曲第8番「未完成」 ロ短調
1950年1月30日 ベルリン、ティタニア・パラスト
(6)ヴォルフ:イタリア風セレナード
1952年 ベルリン
(7)ヨハン・シュトラウス:「千一夜物語」からインテルメッオ
1952年1月 ベルリン
(8)リスト:交響詩「前奏曲」
1941年1月4日 ベルリン
(9)マーラー:亡き子をしのぶ歌
ルクレティア・ウェスト Lucrecia West(アルト)
1956年4月9日 ベルリン 
以上、演奏は ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィル
録音年代がまちまちですので音質の統一感はありませんが、ミドル・ユーザー
向けの、良い選曲と成っています。

ARPCD0437 2枚組 \1750
トスカニーニ指揮
ヴェルディ:「レクイエム・ミサ」
ジンカ・ミラノフ Zinka Milanov(ソプラノ)
ブルーナ・カスターニャ Bruna Castagna (メゾ・ソプラノ)
チャールズ・カルマン Charles Kulman (テノール)
ニコラ・モスコーナ Nicola Moscona (バス)
NBC交響楽団、ニューヨーク・スコラ・カントゥルム
1938年3月4日 ニューヨーク
ボーナス・トラックとして
ケルビーニ:レクイエム ハ短調
NBC交響楽団、ロバート・ショウ合唱団
1950年2月18日 ニューヨーク
以上、指揮は アルトゥーロ・トスカニーニ
とても古い録音です。マスターに起因するノイズ、音飛び、歪み 等が聴かれ
ます。 お気をつけください。
※LEGATOレーベル 他で発売あり。




<WALHALL>
WLCD0280 \1050
チマローザ:歌劇「LA BARONESSA STRAMBA」
エレナ・リツツィエーリ(Donna Gironda)
パオロ・モンタルソロ(Pulcinella)
レオナルド・モンレアーレ(Don Settimio)
ジーノ・シニムベルギ(Bastino Melerba)
フランコ・カラッチオーロ指揮
RAIナポリ”A.スカルラッティ”交響楽団、合唱団
1958年9月30日 ナポリ、RAI放送によるスタジオ録音
良い音質です。

WLCD0286 \1050
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」
ルチーネ・アマーラ(ネッダ)、クルト・バウム(カニオ)
チャールズ・アンソニー(ペッペ)、ロバート・メリル(トニオ)
フランク・グァレラ(シルヴィオ)
ファウスト・クラヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1957年4月13日 ボストン・オペラ・ハウスでのライヴ録音
良い音質ですが、ライヴ盤特有の音の傷があります事、ご理解ください。

WLCD0288 \1050
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
ジンカ・ミラノフ(サントゥッツァ)、ロザリンド・エリアス(ローラ)
リチャード・タッカー(トゥリッドゥ)、フランク・ヴァレンティノ(アルフィオ)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1957年4月13日 ボストン・オペラ・ハウスでのライヴ録音
良い音質ですが、ライヴ盤特有の音の傷があります事、ご理解ください。

WLCD0292 2枚組 \1750
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」
リーゼ・スティーヴンス(ダリラ)、ラモン・ヴィナイ(サムソン)
ユッシ・ビョルリング(ダゴンの大司祭)、ノーマン・スコット(アビメレク)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1953年3月14日 ニューヨーク、メトロポリタンでのライヴ録音
良い音質ですが、ライヴ盤特有の音の傷があります事、ご理解ください。

WLCD0294 2枚組 \1750
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」
クレッベル・ヴァルター(ルートヴィヒ6世)、ヨゼフ・トラクセル(アドラー)
ドロテア・シーベルト(オイリアンテ)、グスタフ・ナイトリンガー(リジアルド)
ヨゼフ・カイルベルト指揮ケルン放送交響楽団、合唱団
1958年 ケルン、ドイツ放送によるスタジオ録音
とても良い音質です。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9057 \1050
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン交響楽団
1952年10月25/26日 ウィーン
(2)ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 op.31-3
1952年 ミュンヘン
(3)ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
1953年4月11日 ルードヴィッヒスブルグ
クララ・ハスキル(ピアノ)
※NEW REMASTERING 24bit / 96khz

ANDRCD9058 \1050
シューマン:
(1)ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団
1956年10月10日 ジュネーブ
(2)子供の情景 op.15 1956年9月7日 ブザンソン
(3)アベッグ変奏曲 op.1 1953年4月11日 ルードヴィッヒスブルグ
(4)色とりどりの小品 op.99
1952年アムステルダム、1953年ルートヴィッヒスブルグ
(5)森の情景 op.82 1947年 ロンドン
クララ・ハスキル(ピアノ)
※NEW REMASTERING 24bit / 96khz

ANDRCD9059 3枚組 \2150
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
ラモン・ヴィナイ(トリスタン)、アストリッド・ヴァルナイ(イゾルデ)
イーラ・マラニウク(ブランゲーネ)、グスタフ・ナイトリンガー(クルヴェナール)
オイゲン・ヨッフム指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1953年バイロイトでのライヴ録音
※ARKADIAレーベル 他で発売あり。

ANDRCD9060 4枚組 \2380
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
ラモン・ヴィナイ(パルジファル)、ジョージ・ロンドン(アンフォルタス)
ヨゼフ・グラインドル(ティトゥレル)、マルタ・メードル(クントリー)
ヘルマン・ウーデ(クリングゾル)
クレメンス・クラウス指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1953年 バイロイトでのライヴ録音
※DANTEレーベル 他で発売あり。



<DELTA CLASSICS>
DCCA-0065 \2415
「ルツェルンの第9」
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」(22,Aug,1954 rec)
シュヴァルツコップ、カヴェルティ、ヘフリガー、エーデルマン
フルトヴェングラー:指揮
フィルハーモニア管、ルツェルン祝祭合唱団
フルトヴェングラーはスタジオ録音ではベートーヴェンの「第9」を一切残して
いません。(録音の計画はあったようです)しかし、幸いなことに区切り区切り
でのライブ演奏が多く残されておりフルトヴェングラーが残した「第9」の中で、
一番有名なものが「バイロイトの第9」でしょう。その「バイロイトの第9」に
匹敵する知名度と演奏を誇るのが、この「ルツェルンの第9」なのは間違いない
はずです。この演奏は、ルツェルン音楽祭にフィルハーモニア管が客演した際、
フルトヴェングラーが指揮台に上がった記念碑的演奏です。演奏は晩年フルト
ヴェングラーが難聴を患っていたため、どこまでが彼がイメージして作りあげ
れたのかはわかりませんが、出だしの一音からその緊張感が支配するスタイル
については全く変わりがありません。当時としては録音も精一杯頑張った方で、
やや木管、金管に焦点が置かれていますが、弦楽器が弱いわけでもなく、ソリ
ストの声も十分に拾っています。名演を聞ける喜びがやがて大いなる感動へと
生まれ変わります。録音日は一般的に知られている日です。





<MEMBRAN(ARSMUSICI)>
ARS MUSICI 232123 \1350
バッハ・トランペット・ガラ Vol.1
シャルパンティエ、L・モーツァルト、C.P.E.バッハ、
ヴェイヴァノフスキー、ゼレンカ、クーナウ、J.S.バッハ他
ミュンヘン・バッハ・トランペット・アンサンブル

ARS MUSICI 232132 \1350
アルブレヒツベルガー:
Missa Assumptionis Beatae Mariae Virginis
ミヒャエル・ハイドン:聖ヒエロニムスのミサ
フライブルク大聖堂少年合唱団
フライブルク・バロック・ゾリステン
ギュンター・テイス指揮

ARS MUSICI 232146 \1350
ヘンデル:主はわが主に言われた
ヴィヴァルディ:マニフィカト
カメラータ・ヴォカーレ・フライブルク

ARS MUSICI 232149 \1350
バッハ・トランペット・ガラ Vol.2
ヘンデル:オケイジョナル・オラトリオ-序曲 ニ長調
ヘンデル:リナルド-協奏曲 ニ長調
ブルーンス:前奏曲とフーガ ト短調
ワルター:イエス、わが喜び  他
ミュンヘン・バッハ・トランペット・アンサンブル

ARS MUSICI 232160 2枚組 \1350
ハイドン:6つの弦楽四重奏曲(第37番-第42番)op.33
アポニー四重奏団

ARS MUSICI 232163 \1350
シューベルト:ソナタ ハ長調 D.812 「グランド・デュオ」
幻想曲 ヘ短調 D.940
ハンス=ペーター・シュテンツル、フォルカー・シュテンツル(P)

ARS MUSICI 232190 \1350
M.ハイドン:アヴェ・マリア 
アルブレヒツベルガー:Jubilemus Salvatori
アルブレヒツベルガー:Meditabor in mandatis tuis
J.ハイドン:Hymnus de venerabili
カルダーラ:Exaltabo te, Domine
他教会音楽集
ライムント・フーク指揮
フライブルク大聖堂聖歌隊

ARS MUSICI 232266 2枚組 \1350
ハイドン:オラトリオ「四季」
マヤ・ボーク(S)
ハンス=ペーター・ブロホヴィッツ(T)
ペーター・リカ(B)
ハンス=ミヒャエル・ボイァーレ指揮
フライベルク・バッハ管弦楽団、合唱団

ARS MUSICI 232278 \1350
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56b
レーガー:ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガ op.86
リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
ハンス=ペーター・シュテンツル、フォルカー・シュテンツル(P)

ARS MUSICI 232312 \1350
ハイドン:ディヴェルティメント
ハ長調 Hob. XVI/1、イ長調 Hob. XVI/5、ニ長調 Hob. XVI/19
ハイドン:ソナタ
変ロ長調 Hob. XVI/18、変イ長調 Hob. XVI/46、
ト短調 Hob. XVI/44
ロバート・ヒル(ハープシコード)

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09-11 No.13

2009年11月11日 18時16分24秒 | Weblog

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<TESTAMENT>
SBT4 1432 4枚組 \7400
1955年、バイロイトの《指環》第2サイクル 第2弾!
ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》(全曲)
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》(抜粋)
序曲/ヴェヌスベルクの音楽(バッカナール)/
死の予感のごとく夕闇が地をおおい-
ああ,わがやさしさの夕星よ(夕星の歌)/
私は竪琴の音を聞いたが,何と悲しい響きであろう
UK版
日本語解説付き(対訳は付きません)
マルタ・メードル(S)・・・・・ブリュンヒルデ
アストリッド・ヴァルナイ(S)・・・・・ジークリンデ
ハンス・ホッター(Br)・・・・ヴォータン
ラモン・ヴィナイ(T)・・・ジークムント
ヨーゼフ・グラインドル(Bs)・・・・フンディング
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(A)・・・・フリッカ、他
・・・・・・・・
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(B)・・・・ヴォルフラム
ヴォルフラム・ヴィントガッセン(T)・・・・・タンホイザー
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年8月11日 (ワルキューレ)
1955年7月31日&8月2日(タンホイザー) 
バイロイト 祝祭劇場
史上初の《リング》ステレオ録音が録音から50年の年月を経て2006年に発売さ
れるやいなや、世界の媒体で驚愕と共に紹介され、《ジークフリート》はグラ
モフォン・アワード(Historic Archive部門)を受賞、日本では《神々のたそが
れ》がレコード・アカデミー賞(オペラ部門&銅賞)を受賞するなど、各国で権
威ある賞を総なめにしたカイルベルトのバイロイト/リング録音。 当時まだ40
代だったヴィントガッセン、ホッター、30代のヴァルナイ等の往年の名歌手の
全盛時代の歌唱を堪能できるだけでなく、ワーグナー指揮者として一世を風靡
したカイルベルトの引き締まった指揮ぶりも大きな魅力です。そして、何より、
そのパフォーマンスをクリアに、ダイナミックに、まるで最新録音であるかの
ような錯覚に陥るほどの優秀な録音で記録したことが何よりの驚きでした。こ
のバイロイト録音の続編として第2キャストによる録音が残されており、3月に
リリースした《神々のたそがれ》に引き続き、今回《ワルキューレ》の第2キャ
ストによる発売が実現します。マルタ・メードルによるブリュンヒルデ、ヴァ
ルナイによるジークリンデをどうぞお聴きのがしなく!第2キャストによる
《指環》リリースはこの2作のみで終了となります。
同じ年にバイロイトで上演された《タンホイザー》の抜粋がカップリングされ、
フィッシャー=ティースカウとヴィントガッセンの朗々たる歌唱が聴かれるこ
とも魅力のひとつです。




<DECCA>
4782191 2枚組 \2800
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2007年11月22日―23日 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
2005年9月ゲヴァントハウス第19代のカペルマイスターに就任し、現在待望の初
来日公演で大絶賛を博したシャイーとゲヴァントハウスによる新録音、と思い
きや・・・録音は2007年。世界最古のオーケストラから精緻なアンサンブルが
引き出され、伝統の響きにイタリアの晴れわたる明るい歌心が加わったサウン
ドが、聴き手を至福の世界に導きます。

4782200 2枚組 \2250
テバルディ/ア・ポートレイト・オブ・レナータ・テバルディ
CD1
1.プッチーニ:《ジャンニ・スキッキ》-私のお父さん
2.同:《トスカ》-歌に生き、愛に生き
3.カタラーニ:《ワリー》-さようなら、ふるさとの家よ
4.同-遠くへ行かないで
5.ポンキエッリ:《ジョコンダ》-私は死のう
6.チレア:《アドリアーナ・ルクヴルール》-憐れな花よ
7.ジョルダーノ:
《アンドレア・シェニエ》-ここだわ記念碑は…私が危険にさらされていた間に
8.ボイト:《メフィストフェーレ》-ある夜、暗い海に
9.プッチーニ:
《修道女アンジェリカ》- 母もなしに、ああ坊や、お前は死んだのね
10.同:《外套》-ミケーレ!ミケーレ!…俺の言ったとおりだ…はい、近くに
11.同:《西部の娘》-ポーカーでね!
12.同:《トゥーランドット》-ご主人様、お聞きください!
13.同-氷のような姫君も
14.同:《ボエーム》-私の名前はミミ…ああ、麗しの乙女
CD2
1.ヴェルディ:《アイーダ》-勝ちて帰れ! 
2.同:《トロヴァトーレ》-穏やかな夜
3.同:《椿姫》-パリを離れて
4.同:《運命の力》-父の家を離れた私は
5.同-平和を、神よ平和をあたえたまえ!
6.同:《オテロ》-暗い夜の深まりに
7.同:《ドン・カルロ》-正道を!
8.同:《仮面舞踏会》-私の最後の願い
9.プッチーニ:《マノン・レスコー》-一人捨てられて
10.同:《蝶々夫人》-名誉のために死なん
11.ロッシーニ:《ヴェネツィアの競艇》-競艇の前のアンゾレータ
12.同-競艇中のアンゾレータ
13.同-競艇後のアンゾレータ
14.レハール:《メリー・ウィドウ》-ヴィリアの歌(イタリア語歌詞)"
レナータ・テバルディ(ソプラノ)他多数 録音:1949-69年 
1950年代から1960年代にかけてのミラノ・スカラ座の黄金期に活躍し、20世紀
後半のイタリア・オペラ界最高のソプラノ歌手と讃えられるレナータ・テバル
ディ。当盤は、1949年から69年にかけての20年間に、スカラ座を始め、世界の
名舞台で彼女が残した名歌唱を集めた豪華2枚組の限定盤です。ファン必携のア
イテムであるのは勿論、彼女の声を初めて聴く方のダイジェスト的入門にも最
適な仕上がりになっています。




<Universal Music>
2725562(DVD-Video) \3350
アンドレア・ボチェッリ/マイ・クリスマス/ライヴDVD
(PBSクリスマス・スペシャル)
収録予定曲
ホワイトクリスマス/御使いの声は天より響き/サンタが街へやって来る/
クリスマスソング(with ナタリー・コール)/主の祈り/
御使いうたいて(with メアリー・J.ブライジ)/神の御子は今宵しも/もみの木/
ジングルベル/きよしこの夜/ブルークリスマス(with レバ・マッケンタイア)/
クリスマスの聖歌(オーホーリーナイト)/子どものイエス様/
アイ・ビリーヴ(with キャサリン・ジェンキンス)/
ゴッド・ブレス・アス・エヴリワン/アヴェ・マリア
+舞台裏、他のボーナス映像(約30分)
アンドレア・ボチェッリ
ナタリー・コール、レバ・マッケンタイア、キャサリンジェンキンス、他
収録:2009年9月15日 ロサンジェルス
デイヴィッド・フォスターによるプロデュースでボチェッリのクリスマス新録
音アルバムがリリースされるのにあわせて行われたPBSスペシャル・ライヴの映
像が発売されることになりました。豪華なサウンドに仕上がったバックミュー
ジックとボチェッリの甘く粘りのある歌声が見事なハーモニーとなって特別な
世界を作り上げます。さらに豪華ゲストとのデュエットが、アルバムに華を添
え、貴重なバックステージでのシーンも魅力的な映像作品。




<Cala>
CACD 0551 \2180
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
J・S・バッハ(ストコフスキ編):パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582*
メンデルスゾーン:劇音楽《真夏の夜の夢》より スケルツォ**
グルック(ストコフスキ編):歌劇《アルミード》より シシリエンヌ***
ベン=ハイム:組曲《イスラエルより》
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、
シンフォニー・オブ・ジ・エア、
インターナショナル・フェスティヴァル・ユース・オーケストラ*、
全米青年管弦楽団**、ヒズ・シンフォニー・オーケストラ***
犬猿の仲だったトスカニーニが育て上げ、短期間(1941-1944)ではあるが自身も
常任指揮者を務めたNBC交響楽団の後継団体"シンフォニー・オブ・ジ・エア"。
LP時代には「United Artists」からリリースされていたストコフスキとシンフォ
ニー・オブ・ジ・エアの"ベートーヴェン"がストコフスキ協会のバックアップ
を得たカーラ(Cala)から復刻!
トスカニーニの引退、NBCの撤退という存亡の危機を乗り越えたものの、確実に
終焉へと向かっていたシンフォニー・オブ・ジ・エアとストコフスキのプライ
ドとプライドがぶつかり合うことによって生まれたベートーヴェンが"ステレオ
録音"で登場です。
録音:1958年12月17日(ベートーヴェン)、1969年8月31日(バッハ)、
1941年7月10日(メンデルスゾーン)、1957年8月15日(グルック)、
1959年2月20日(ベン=ハイム)




<Integra Records>
ING 1003 \2180
ミッドウィンター ――
フォーショウ編:久しく待ちにし、コヴェントリー・キャロル/ホーランド=
スミス編:新しいクリスマス/フォーショウ編:リトル・ドラマー・ボーイ/
ホルスト(フォーショウ編):冬のさなかに/ホーランド=スミス編:ほんとうの
こと、さまよいながら私は不思議に思う/ホルスト(フォーショウ編):私は踊
ろう/ホーランド=スミス編:エサイの根より/フォーショウ編:ウェックス
フォード・キャロル
クリスチャン・フォーショウ(サクソフォン)、
グレース・ダヴィッドソン(ソプラノ)、
サンクチュアリ・アンサンブル
デビュー・アルバム「サンクチュアリー」(QTZ 2009)がイギリスの"ClassicFM"
効果で大ブレイクを果たしたマルチSAXプレーヤー、クリスチャン・フォーショ
ウ。
サクソフォンをメインとした新しいヒーリングの世界を広げ続けているフォー
ショウの自主レーベル第3弾は、クリスマス・シーズンにピッタリの「ミッド
ウィンター」。
古楽&バロック・シーンの歌姫グレース・ダヴィッドソンのクリスタル・ヴォ
イスとフォーショウのサクソフォンが、真冬に暖かな安らぎをもたらしてくれる。




<Signum Classics>
SIGCD 176 \2180
ステイナー:主を十字架に
アンドルー・ケネディ(テノール)、ニール・デイヴィス(バス)、
ダリウス・バッティワラ(オルガン)、
ジョゼフ・カレン(指揮)、ハダースフィールド合唱協会
ヨークシャー州など英国北部の声楽家たちが集まり、1836年に創設され170年以
上という長い歴史と伝統を持つハダースフィールド合唱協会。マッケラス&ロ
イヤル・フィルのモーツァルト版「メサイア」(SIGCD 074)に起用されるなど、
世界的指揮者たちからの信頼も厚い。
「主を十字架に」は、キリストの受難を題材とした19世紀イギリスの作曲家ジョ
ン・ステイナー(1840-1901)の代表作。1887年の完成から現在までイギリスで受
け継がれてきた「主を十字架に」を、ハダースフィールド合唱協会とアンドル
ー・ケネディやニール・デイヴィスが大切に歌います。

SIGCD 182 \2180
キャロルよりも甘味などのような音楽を?
-クリスマスのための歌曲とキャロル――
パリー編:ジングル・ベル/グルーバー(ラスボーン編):きよしこの夜/ラッタ
ー:キャロルよりも甘味などのような音楽を?/ハウエルズ:汚れなき薔薇/
ショート編:羊飼いたちの別れ/ピーコック:来たれ、来たれ/ラッター:球根
の中には/ウィシャート:アレルヤ/タヴナー:仔羊/カーター編:さまよいな
がら私は不思議に思う/ウィルコックス編:この素敵な香りはなんだろう/ショ
ート編:クリスマスおめでとう/ラスボーン:牛たち/ジェンキンス編:ガウデ
ーテ/ショート編:まぶねの中で/ウィルコックス編:明日、私は踊ろう/ラッ
ター:降誕のキャロル/カーター編:クリスマスの12日
ナイジェル・ショート(指揮)、
ジェイムズ・シャーロック(オルガン)、テネブレ
合唱王国イギリスの名匠、ナイジェル・ショートによって2001年に結成された
プロの室内合唱団"テネブレ"。ラフマニノフの「晩祷」やアレグリの「ミゼレ
ーレ」などが高く評価されてきたテネブレの最新作は、本格的なクリスマス・
アルバム。
ベン・パリーのアレンジによるゴキゲンな「ジングル・ベル」や、英国の合唱
神ラッターの作品、しっとりとしたクリスマス・ソングとキャロル・・・。テ
ネブレの温もりのあるハーモニーがクリスマスを美しく彩ってくれます。

SIGCD 178 \2180
フェア・アルビオン - イギリスの風景 ――
ホーズ:コール/リフレクショネム/アセンシオン/フェア・アルビオン/バー
スデイ/3つのブロードランド・ピアノ・プレリュード/永遠の安息を/グロリ
エット/ハウ・ヒル/カンターテ・ドミノ/雨の後に/ 夕闇に鳴く鶫/クアン
タ・クアリア
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)、
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)、パトリック・ホーズ(ピアノ)、
クレア・ジョーンズ(ハープ)、デイヴィッド・スタウト(バリトン)、
デューク四重奏団、レイヴン四重奏団、
クリスチャン・フォーショウ&サンクチュアリ・アンサンブル、
ブルノ室内管弦楽団&合唱団、
シティ・オヴ・プラハ・フィルハーモニック管弦楽団
イギリスの売れっ子作曲家パトリック・ホーズ(1958-)は、2006年-2007年に
"Classic FM"のコンポーザー・イン・レジデンスを担当し、前作"ソング・オ
ヴ・ソングス"(SIGCD 162)が本国で大ヒット。
難解な現代作品ではなく、シンプルで親しみやすいホーズの作風は合唱分野を
中心にコアからビギナーまで幅広い層から支持を受けている。マナハン・トー
マスの美声、ロイド・ウェッバーのチェロなど豪華キャストの演奏も聴きどころ。




<LIR Classics>
LIR 018 \1780
アルベーロ:チェンバロのためのソナタ集より ――
ソナタ第1番ハ長調/同第2番ハ長調/同第22番へ短調/同第23番へ短調/
同第13番変ロ長調/同第14番変ロ長調/同第11番ニ短調/同第12番ニ長調/
同第15番ト短調(フーガ)/同第24番変ホ長調/同第25番変ホ長調/
同第18番ロ短調/同第19番ロ短調/同第9番ト長調/同第10番ト長調/
同第16番ト短調/同第17番ト短調/同第30番ニ長調(フーガ)
ギルバート・ローランド(チェンバロ)
1748年には宮廷礼拝堂のオルガニストに抜擢されたセバスティアン・アルベー
ロ(1722-1756)はアントニオ・ソレールと同世代で、スカルラッティのスペイン
時代とほぼ同時期を生きた18世紀スペインの作曲家。
アルベーロの「ソナタ」からは、スペインの舞曲や民謡、スカルラッティから
の影響など様々な要素が浮かび上がる。演奏のギルバート・ローランドはソレ
ールやスカルラッティ、ラモーを得意とするイギリスのベテラン鍵盤奏者。

LIR 014 \1780
W・F・バッハ:ポロネーズとフーガ集 ――
ポロネーズ第1番ハ長調/フーガ第8番へ短調/同第1番ハ長調/ポロネーズ
第2番ハ短調/同第5番変ホ長調/フーガ第7番変ロ長調/ポロネーズ第6番
変ホ短調/フーガ第5番変ホ長調/同第2番ハ短調/ポロネーズ第11番ト長調
/フーガ第6番ホ短調/ポロネーズ第7番ホ長調/同第8番ホ短調/
同第3番ニ長調/同第4番ニ短調/フーガ第3番ニ長調/ポロネーズ第12番ト短調
/フーガ第4番ニ短調/ポロネーズ第9番ヘ長調/同第10番へ短調
ポール・シモンズ(クラヴィコード)
父親譲りの才能に恵まれながらも栄光から奈落へ転落という生涯を送った大バッ
ハの長男ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784)。即興や対位法の名
手としても名声を得たW・F・バッハのポロネーズやフーガは、作曲された多く
の作品の中でも傑作として知られている。
ポール・シモンズの使用楽器はペール・リンドホルム1780年製のクラヴィコー
ド。作曲者存命当時を楽器を用いてW・F・バッハの思い描いた響きやスタイル
の再現を目指している。弊社発紹介

LIR 013 \1780
ショパン:
4つのマズルカOp.41/バラード第3番変イ長調Op.47/2つの夜想曲Op.48/
英雄ポロネーズ 変イ長調Op.53/2つの夜想曲Op.55/3つのマズルカOp.59/
幻想ポロネーズOp.61
イアン・ジョーンズ(ピアノ)
ショパンの数あるピアノ作品の中からフランスのノアン滞在時に作曲された作
品でプログラムを構成したショパン・アルバム。
イアン・ジョーンズは難関として知られるリーズ国際ピアノ・コンクールの入
賞経験を持ち、英国王立音楽大学のピアノ科教授として教鞭を執る実力者。こ
のショパンでは確かな知性と叙情性、はっきりとした輪郭を感じさせてくれる。
弊社発紹介




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
NI 5200/4 5枚組 \5400
ハイドン:ロンドン交響曲集 ――
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93/同第94番ト長調《驚愕》Hob.I-94
同第95番ハ短調Hob.I-95/同第96番ニ長調《奇蹟》Hob.I-96
同第97番ハ長調Hob.I-97/同第98番変ロ長調Hob.I-98
同第99番変ホ長調Hob.I-99/同第100番ト長調《軍隊》Hob.I-100
同第101番ニ長調《時計》Hob.I-101/同第102番変ロ長調Hob.I-102
同第103番変ホ長調《太鼓連打》/同第104番ニ長調《ロンドン》Hob.I-104
アダム・フィッシャー(指揮)、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー
フィッシャー兄弟の兄、アダム・フィッシャーがオーストリア・ハンガリー・
ハイドン・フィルハーモニーと完成させた偉業、ハイドンの交響曲全曲録音。
来る11月29日から予定されている来日公演曲目収録タイトルをご紹介いたしま
す。ハイドンのスペシャリストたちの演奏にご注目下さい。
1987年-1989年の録音。弊社初紹介

NI 5417/8 2枚組 \3180
ハイドン:
交響曲第88番ト長調《V字》Hob.I-88/同第89番ヘ長調Hob.I-89/
同第90番ハ長調Hob.I-90/同第91番変ホ長調Hob.I-91/
同第92番ト長調《オックスフォード》Hob.I-92/協奏交響曲変ロ長調Hob.I-105
アダム・フィッシャー(指揮)、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー
交響曲第92番ト長調「オックスフォード」が来日公演演奏予定曲目です。
1988年-1991年の録音。弊社発紹介

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