クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-06 No.24

2011年06月24日 11時42分09秒 | Weblog
<Passacaille>
Passacaille 973 ¥2300
C.P.E.バッハ:
フルート、ヴィオラ、チェロとフォルテピアノのための四重奏曲集 ――
フルート四重奏曲第1番イ短調Wq.93,H.537
フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Wq.133,H.564《ハンブルク・ソナ
タ》
フルート四重奏曲第2番ニ長調Wq.94,H.538
フルート四重奏曲第3番ト長調Wq.95,H.539
無伴奏フルート・ソナタ イ短調Wq.132,H.562
ヤン・デ・ヴィネ(バロック・フルート)、マルテン・ボーケン(ヴィオラ)、
ロエル・ディールティエンス(チェロ)、
シャレフ・アド=エル(ピアノフォルテ)
神童モーツァルトが、ヨハン・フリードリヒ・ロホリッツに送った手紙の中で
「彼は父であり、私たちは子供である」と讃えた大バッハの二男C.P.E.バッハ。
ハイドンやベートーヴェンに大きな影響を与えたバッハ一族のエースであり、
生前の名声は父を凌いでいたとされている。
パッサカイユ(Passacaille)レーベルのアーティスティック・ディレクターで
あり、コレギウム・ヴォカーレやシャンゼリゼ管弦楽団の奏者を歴任してきた
バロック・フルーティストの名匠ヤン・デ・ヴィネを主役として、18世紀オー
ケストラのマルテン・ボーケン、アンサンブル・エクスプロラシオンの音楽監
督ロエル・ディールティエンス、イスラエルの天才古楽系鍵盤奏者シャレフ・
アド=エルが、このC.P.E.バッハの「フルート四重奏曲集」のために集結!
ヤン・デ・ヴィネのバロック・フルートと、アド=エルが弾くアントン・ヴァ
ルター・モデル(クリス・マーネ1997年製)の会話が音楽となり、優雅に、そし
て華麗に舞う ――。
録音:1998年3月、ヘント・グルートセミナリー教会(ベルギー)

Passacaille 974 ¥2300
エポス - カロリング朝時代の音楽 ――
Bella bis quinis/Ut quid iubes pusiole/Aeneis Liber II
Planctus Karoli/Hug dulce nomen/O stelliferi conditor orbis
Albi ne doleas/Aeneis Liber IV/Est mihi nonum
Aurora cum primo mane
アンサンブル・カンティレーナ・アンティクァ〔ステファーノ・アルバレッロ
(ヴォーカル&リラ&キタラ)、パオロ・ファルディ(ティビア)、ジャンフラン
コ・ルッソ(フィドゥーラ)、マルコ・ムザッティ(ティンティナブーラ&プサ
ルテリウム)〕
5世紀から10世紀にかけて西ヨーロッパで栄えたフランク王国のカロリング朝。
ラテン語抒情詩、中世西洋音楽の重要な発展期だったカロリング朝時代に作曲、
演奏されたと伝わる未出版の音楽が復活を遂げる。
1987年にボローニャで結成された古楽演奏団体、アンサンブル・カンティレー
ナ・アンティクァの演奏はかなりハイレベル。
2009年3月、ボローニャでの録音。




<Centaur>
CRC 3108 ¥2080
ヴェネツィアのオーボエ協奏曲集 ――
ヴィヴァルディ:協奏曲イ短調RV.461/アルビノーニ:協奏曲ニ短調Op.9-2
マルチェロ:協奏曲ニ短調/ヘンデル:協奏曲ト短調
アルビノーニ:協奏曲ハ長調Op.9-5
マーク・シャックマン(バロック・オーボエ)、
トーマス・クロフォード(指揮)
アメリカン・クラシカル・オーケストラ
マーク・シャックマンは、アメリカ有数のピリオド・オーケストラ、ヘンデル
&ハイドン・ソサエティ、ボストン・バロック、フィルハーモニア・バロック
・オーケストラ(サンフランシスコ)の首席オーボエ奏者、ソリストを務め、
アウロス・アンサンブルの創設メンバーにも名を連ねるなど、アメリカ古楽界
を代表するバロック・オーボエの世界的名手!
シンプルなシステムのバロック・オーボエから、表情豊かな音色を自在に生み
出すシャックマンの演奏は、"バロック・オーボエによる"「オーボエ協奏曲集」
の最高峰に輝けるだけのクォリティを持つ。クロフォード率いるアメリカン・
クラシカル・オーケストラの躍動感あふれるサウンドも素晴らしい。
2010年1月11日-12日の録音。

CRC 3007 ¥2080
ドビュッシーへの追悼 ――
デュカス:牧神の遥かな嘆き/ルーセル:詩神のもてなし
フローラン・シュミット:そして牧神は月光を浴びた麦畑のなかに横たわる
ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲の断章/マリピエロ:オマージュ
グーセンス:モルト・モデラート、コン・エスプレッシーヴォ
ファリャ:讃歌/バルトーク:ドビュッシーの追憶に
サティ:ドビュッシーへの牧歌/ラヴェル:水の戯れ
ドビュッシー:映像第2集、スケッチ帳より、仮面、喜びの島
ランダール・ラヴ(ピアノ/ブリュートナー1907)
フランス印象派の大作曲家ドビュッシーの音楽と、ドビュッシーへ捧げられた
ピアノ小品が、「映像第2集」(1907年)と同じ年に製造されたヒストリカル・
ピアノの音色で現代に蘇る。
使用楽器は、アメリカ、マサチューセッツのヒストリカル・ピアノ・スタディ
・センター、フレデリック・コレクション
(http://www.frederickcollection.org/)が所有する1907年ライプツィヒ製の
ブリュートナー!

CRC 3084/3085 2枚組 ¥4160
フェヴリエ:クラヴサン曲集 ――
クラヴサン曲集第1巻(1734年)/クラヴサン曲集第2巻(1735年頃)
シャルロット・マッタ・ムーシェ(チェンバロ)
2つの「クラヴサン曲集」は、18世紀のフランスでオルガニスト、作曲家とし
て活躍したピエール・フェヴリエ(1696-1760)の代表作。装飾音を巧みに用い
た「クラヴサン曲集」は、現存する作品が少ないフェヴリエの作風を知るこ
との出来る貴重な音楽である。2010年1月4日-5日の録音。

CRC 2971 ¥2080
フビライ・ハンの快楽殿 - グリフィス:ピアノ作品集 ――
3つの音画Op.5/幻想小曲集Op.6/ピアノ・ソナタ/ローマのスケッチOp.7
フビライ・ハンの快楽殿
ソルンガ・ファン=ズー・リュー(ピアノ)
フンパーディンクから作曲を学んだアメリカ印象主義の作曲家、チャールズ・
トムリンソン・グリフィス(1884-1920)のピアノ作品集。イギリスの詩人コー
ルリッジの詩を題材とした「フビライ・ハンの快楽殿」」など、東洋を題材と
した作品を残した作曲家である。ジャケットのインパクトも強力!?
2006年8月の録音。

CRC 3028 ¥2080
死と復活 - グレゴリオ聖歌集 ――
死者のためのミサ曲/私を清めてください/復活祭のミサ曲
アンサンブル・トルクルス、ヘイグ・マルディロシアン(指揮)
タンパ大学音楽学部の教授であり、1977年にドイツのボン国際オルガン週間に
アメリカ人として初めて招聘されたアメリカ人音楽家、ヘイグ・マルディロシ
アンのヴォーカル・アンサンブルによるグレゴリオ聖歌集。2009年3月の録音。

CRC 3037 ¥2080
コンスタンティニディス:弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第2番/献呈/弦楽四重奏曲第3番/前奏曲集/Kへのエレジー
弦楽四重奏曲第1番
シンフォニエッタ弦楽四重奏団、ネフスキー弦楽四重奏団、
ヴァルカー弦楽四重奏団
ディノス・コンスタンティニディス(1929-)は、ギリシャのサクソフォニスト、
ケルケゾスの演奏(CRC 2871)で国際的な知名度を高めた現代ギリシャのリーデ
ィング・コンポーザー。特に室内楽作品の完成度の高さには定評がある。
1997年-2008年の録音。




<NEWTON CLASSICS>
8802060 ¥1750
グレツキ:クライネス・レクイエム/ひばりの歌
1-4.ピアノと13楽器のための「クライネス・レクイエム」Op.66
5-7.クラリネット、チェロ、ピアノのための「ひばりの歌」
シェーンベルク・アンサンブル/ラインベルト・デ・レーヴ(ピアノ)
録音1993年11月アムステルダム
交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」で知られるヘンリク・グレツキ(1933-
2010)。ミニマルとヒーリングの要素を併せ持つ作風と、曲の持つメッセージ
性が、世界中にセンセーショナルな話題を巻き起こしたものでした。とはいえ、
彼の他の作品はほとんど知られていないのは、まったく残念なことと言えるで
しょう。このアルバムに収められている2つの作品は、どちらも小さい編成の
ために書かれたものです。クライネス・レクイエムはまさに「言葉のないレク
イエム」。この悲しみと慰めに満ちた音楽には、確かに言葉は不要でしょう。
「ひばりの歌」は、グレツキが尊敬していたというメシアンに通じる音楽です。

8802061 ¥1750
グレ・ブルーウェンスティーン
- ベートーヴェン、ヴェルディ、ワーグナー、ウェーバーを歌う
1.ベートーヴェン(1770-1827):シェーナとアリア「ああ、不実な者よ」
2.ウェーバー(1786-1826):
歌劇「魔弾の射手」から「静かに、静かに、敬虔な調べよ」
3.ワーグナー(1813-1883):
歌劇「タンホイザー」から「おごそかな広間よ、ふたたび挨拶を送る」
4.ワーグナー:
歌劇「タンホイザー」からエリーザベトの祈り「全能のマリアよ」
5.ワーグナー:
歌劇「ローエングリン」からエルザの夢「寂しい日々に神に祈った」
6.ワーグナー:
歌劇「さまよえるオランダ人」からゼンダのバラード「海原に真っ赤な帆と
黒いマストの船を見かけましたか?」
7.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「ドン・カルロ」から「世の空しさを知る神」
8.ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」から「恋はばら色の翼に乗って」
9.ヴェルディ:歌劇「運命の力」から「とうとう着いた、神よ感謝します」
10.ヴェルディ:歌劇「運命の力」から「神よ、平和を与えたまえ」
ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団 …1.2
ルドルフ・モラルト(指揮)
ウィーン交響楽団…3-8/ウィーン・カテドラル管弦楽団…9-10
録音1952年9月…1-2,1956年4月…3-10
オランダの伝説的ソプラノ、ブルーウェンスティーンのアリア集です。1940年
代から1970年半ばまで「ドラマティック・ソプラノ」として活躍、美しい舞台
姿が往年の名女優イングリッド・バーグマンに似ていたことでも評判となった
人です。彼女はあまり録音を多く残さなかったのですが、(現存しているのは、
個人的なテープ録音とラジオ放送のアーカイブがほとんど)このアルバムに収
録された2つのスタジオセッションは、全盛期の彼女の声を正しく伝える手立
てとなることでしょう。ワーグナー、ヴェルディなど、強靭な声にぴったりの
選曲です。

8802062 2枚組 ¥2450
ストラヴィンスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
《CD1》
1-6.バレエ音楽「プルチネルラ」からヴァイオリンとピアノのための「イタリ
ア組曲」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンによる編曲)(序奏/セレナータ/
タランテッラ/2つの変奏付きガヴォット/スケルツィーノ/メヌエットと終曲)
7.「妖精の口づけ」より「バラード」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンに
よる編曲)
8.「ペトルーシュカ」より「ロシア舞曲」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキ
ンによる編曲)
9.「マヴラ」より「ロシアの歌」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンによる
編曲)
10.パストラーレ(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンによる編曲)
11-14.「妖精の口づけ」よりディヴェルティメント(ストラヴィンスキー&
ドゥシュキンによる編曲)
《CD2》
1-5.協奏的二重奏曲/6.タンゴ(ムストネン編)/7.エレジー
8.前奏曲と王女のためのロンド/9.子守歌/10.「火の鳥」から「ロンド」
11.ラ・マルセイエーズ(ストラヴィンスキー編)
12.歌劇「ナイチンゲール」より「ナイチンゲールの歌」(ストラヴィンスキー
&ドゥシュキンによる編曲)
イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)/オリ・ムストネン(ピアノ)
録音1987年6月…CD1.1-6,11-14,CD2.1-5,1988年1月…CD2.6-12,
1988年6月…CD1.7-10
タイトルには、「ヴァイオリンとピアノのための作品全集」とありますが、こ
れは本当のところは正しくありません。この2枚組の中で、本来ヴァイオリン
とピアノのために書かれた曲はほんの数曲で、あとはストラヴィンスキー
(1882-1971)の友人だったヴァイオリニスト、ドゥシュキンと共に自身の作品
を改編したものだったり、ここでピアノを演奏しているムストネン自身が編曲
したものだったり。しかし、これらの編曲おかげで、現代のヴァイオリニスト
たちは、とても魅力的なレパートリーを手に入れたわけです。オランダを代表
する名ヴァイオリニスト、ファン・クーレンの機知に富んだ演奏で。

8802063 4枚組 ¥3450
ブラームス:交響曲全集
《CD1》
1-4.交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
《CD2》
1-4.交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
《CD3》
1-4.交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90/5-14.ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
《CD4》
1-4.交響曲 第4番 ホ短調/5.悲劇的序曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
録音1989年5月…CD4,1990年5月…CD3,1991年4月…CD1.2
今や、何の説明も要らない名指揮者ジュリーニと、世界を代表するウィーン・
フィルとのブラームス(1833-1897)。これを名演と言わずして、何を語ること
がありましょうか。

8802064 ¥1750
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
カデンツァ…シュニトケ(1934-1998)作
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールド
ネヴィル・マリナー(指揮)
録音1980年12月ロンドン
20世紀を代表する作曲家シュニトケと、楽聖ベートーヴェン(1770-1827)との
コラボ作品です。初出時、大変話題になったアルバムであり、クレーメルの
演奏を聴きたいという欲求もさることながら、シュニトケのカデンツァってど
うなの?という知的欲求を満たしたいファンが殺到したというアルバムでもあ
ります。このカデンツァは、もともとシュニトケの友人で、初演も多く行った
ルボツキーのために書かれたもので本来、独奏者の腕のみせどころであり、一
人で演奏するカデンツァに他のヴァイオリンやら、ティンパニやら、他の楽器
が乱入してくるは、他の作曲家のメロディは混じるは・・・と、大変なもので
す。まだ聴いた事ありませんか?それはもったいない!

8802065 2枚組 ¥2450
J.C.バッハ:交響曲集・序曲「心の磁力」
《CD1》
1-3.交響曲 ト長調 Op.6-1/4-6.交響曲 ニ長調 Op.6-2
7-9.交響曲 変ホ長調 Op.6-3/10-12.交響曲 変ロ長調 Op.6-4
13-15.交響曲 変ホ長調 Op.6-5/16-18.交響曲 ト短調 Op.6-6
19-21.交響曲 変ロ長調 Op.18-2/22-24.交響曲 ニ長調 Op.18-4
25-27.交響曲 ニ長調 Op.18-6
《CD2》
1-3.交響曲 変ホ長調 Op.18-1/4-6.交響曲 ニ長調 Op.18-3
7-9.交響曲 ホ長調 Op.18-5/10-12.交響曲 変ロ長調 Op.9-1
13-15.交響曲 変ホ長調 Op.9-2/16-18.交響曲 変ロ長調 Op.9-3
19.序曲「心の磁力」
オランダ室内管弦楽団
デヴィッド・ジンマン(指揮)
録音1976年9月…CD1.1-18,CD2.10-19,1974年9月…CD2.1-9,
1974年12月…CD1.19-21,1972年6月…CD1.22-27
J.S.バッハの末っ子、ヨハン・クリスチャン(1735-1782)。彼が活躍した頃は、
すでに古典派と言ってもよいほどに、父の時代とは音楽的な流行も様式もかな
り変化していました。すでにハイドンは4楽章からなる交響曲を書いていまし
たし、他の作曲家もそれまでの「シンフォニア」の形式から脱却を始めていた
のです。しかし、ここに収録されている作品は、3楽章の「イタリア風序曲」
の形式を守っています。その上で、曲ごとに驚くほどの変化を与え、変幻自在
な音楽を創り上げているのはさすがと言う他ありません。モーツァルトは、
8歳で最初の交響曲を作曲した時、ヨハン・クリスチャンから多大なる影響を
受け、それからもずっと尊敬し続けていたといい、彼が亡くなった時には、父
レオポルドに宛てて「音楽の世界にとって大きな損失です!」と手紙を書き送
ったと言われています。

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