★ダイレクト・トランスファー CD-Rのお知らせ★
2006年秋に発売を開始した当シリーズもおかげさまで約180タイトルを発売
する事ができましたが、今回マスター制作にDSD録音を採用する事にいたし
ました。これまでより更に生々しい音質をお届けする事が出来るようになり
ましたのでご期待下さい。
DSD録音の商品番号は78CDR-3000番を使用します。間もなく発送を開始します
2月新譜の5タイトルは、78CDR-1179~1184から78CDR-3179~3184に変更となり
ます。また今後、これまで発売しました78CDR-1000番台のタイトルを随時DSD
録音の新マスターで再発売を行なう予定です。商品番号は下3桁は共通で使用
いたします。従来の78CDR-1000番台の商品は、当面は販売を継続いたします。
また近日DSD録音による有料サンプラー(\300予定)も制作いたしますので、
こちらもご利用下さい。
■製作者からのメッセージ
DSD録音になったグッディーズ・ダイレクト・トランスファーCDR!
従来のCDを高音質化するさまざまな試みが盛んな中で、「グッディーズ・オリ
ジナル企画」のダイレクト・トランスファーCDRは、2009年2月発売新譜から
DSD録音を採用することになりました。DSD録音によって、これまでのSP復刻
からさらに飛躍し、SPレコードの直接再生と区別がつかないところに到達し
たと自負しています。DSD録音は従来の方式に較べて中音から低音にかけての
音の形が明瞭になり、高音は一皮剥けた感じです。LPとは比較にならない強
大な音響勢力を持つSPレコードをカスタムメイドの直熱真空管フォノイコラ
イザーを使用し、またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り一切
のノイズリダクションを使用していないのは従来通りです。(新 忠篤)
===================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<HOMA DREAM>
HR 1149 \2730
(1)松岡 滋:mirai e
(2)ヴィヴァルディ:協奏曲ト長調 RV 532
(3)モーツァルト:アレグロ-フルート四重奏曲KV 285より
(4)松岡 滋:あわゆき[ギターソロ]
(5)長岡克己:ラビリント
(6)ハイドン:ロンドン・トリオ第3番ト長調
(7)セルジオ・アサド:青の孤独
(8)松岡 滋:3つの舞曲(エスタンピー、やわらかなワルツ、幸せのダンス)
アンサンブル・トリコロール北崎一恵(Fl)、多武和民(Mand)、松岡滋(Gt)
アンサンブル・トリコロールは、北崎一恵(フルート)、多武和民(マンドリン)、
そして松岡滋(ギター)によるトリオ。
ありそうで珍しいこの編成の問題はレパートリーがないことだった。しばらく
は、旋律楽器2本と通奏低音のための曲や、バイオリン、フルート&ギターの
作品を編曲して演奏していたようだが、「オリジナルが欲しい」という強い思
いから、メンバーの松岡が作曲を始めたのだという。また作曲委嘱も積極的に
行ない、このディスクにはそうした1曲、イタリア在住の長岡克己の作品が収録
されている。
結成(2002年)から6年、そういたレパートリー不足を感じさせないバラエティに
富んだ曲を集めた1枚目のCDがリリースされた。
SH S0001 \2940
(HR 1044)
ラウロ:アンゴストゥーラ、マリア・ルイサ、カローラ、黒猫
菅原しのぶ:一関の歌と踊り、樹海のスケッチ
ヴァイス:ファンタジー
ブランテルの子守歌(横尾幸弘編曲)
オッペルマン:
組曲「魔法の森」より魔法にかけられた王女/小人の行進/王様の馬はかけて
いく
吉田峯男:ギターでじょんがら
ソル:幻想曲「別れ」Op.21
ブローウェル:11月のある日
菅原しのぶ(Gt)
自作を含む独特の選曲と深い表現が魅力。
<haenssler>
=SWR MUSIC=
94 204 2枚組 \2080
モノラル
[CD 1]
(1)ブラッハー:パガニーニの主題による変奏曲Op.26
(2)プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」組曲より
ジュリエット / ジュリエットの死 / ジュリエットの墓の前のロメオ
(3)ミヨー:打楽器と小管弦楽のための協奏曲Op.109
(4)エック:フランス組曲-大管弦楽のための
[CD 2]
(1)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死
(2)ムソルグスキー:「ホヴァンシチナ」より第4幕への前奏曲
(3)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
レオポルド・ストコフスキー(指)
[CD 1]SWR南西ドイツ放送交響楽団
[CD 2]SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:[CD 1](1)1955年6月6日(ライヴ)(2)-(4)1955年5月15日(ライヴ)
[CD 2]1955年5月20日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、
ヴァルトハイム(ライヴ)
「トッカータとフーガ」などJ.S.バッハのオルガン曲をフルオケ用へと大胆に
アレンジしたり、オリジナル作品の改変がしばしば賛否を巻き起こしたりと、
きわめて個性的な音楽活動から「オケの魔術師」の異名をとる巨匠ストコフス
キー(1882-1977)。
ここに登場するのは、アメリカでの活躍の印象が強かった時期の1955年に、南
西ドイツ放送響とシュトゥットガルト放送響とに客演した際のライヴ。ブラッ
ハーとエックを除いて、すべてかねてより知られるものですが、SWRアーカイヴ
の正規音源使用で格段に向上した音質でのリリースは広く喜ばれるところで
しょう。
ダイナミックな音楽運びで得意としたチャイコ5番はもちろん、当時人気のあっ
た同時代の作曲家ブラッハーやエックの作品を取り上げているのも注目されま
す。ちなみにエックの作品はラモーにもとづく内容ですが、ドイツ風に重厚な
サウンドに大きく様変わり。全篇、音楽を面白く楽しく聴かせる稀代のエンタ
ーテイナーの面目躍如たる内容となっています。
93 254 \2250
チャイコフスキー:
(1)交響曲第5番ホ短調Op.64
(2)バレエ「くるみ割り人形」組曲Op.71a
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)2007年9月20 & 21日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(ライヴ)
(2)2008年7月15 & 16日シュトゥットガルト、SWR放送スタジオ
2004年ライヴの「悲愴」交響曲(93.119)が大きな反響を呼んだノリントン&手
兵シュトゥットガルト放送響によるチャイコフスキー。その第2弾は、2007年9
月にライヴ収録された交響曲第5番と、2008年7月のセッション・レコーディン
グによる「くるみ割り人形」組曲。いずれも当コンビにとって初のレパートリ
ーであり、このたびも期待の高まる内容といえるでしょう。
前説&リハーサルを含んだ映像作品(93.901)としてもリリースされた「悲愴」
は、ノリントンの志向するチャイコフスキーを知る上で大きな手掛かりとなり
ましたが、かれらの演奏は独創的でユニークな魅力にあふれたものです。
まず、ヴァイオリン両翼型の古典的な楽器配置によって得られる立体感ある音
響。これにより、第1楽章の主部に入ってから、第1主題がさまざまに形を変え
てゆくなかで、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという
具合に、さらに左右に振り分けられた木管も巻き込んで、左から右、右から左
と交互にパッセージの受け渡されてゆく面白さがはっきりとわかります。また、
弦によってやわらかく夢見るように歌われる第2主題では、ヴィブラートフリー
奏法が活きています。そして、白眉というべきは中間のふたつの楽章。アンダ
ンテ・カンタービレの終盤、はじめはゆっくりと、次第に高揚し加速してゆく
クライマックスや、つづくワルツの恍惚とした美しさなどは、あらためて
「ピュア・トーン」の効果を証明するものといえるでしょう。同じ流れを汲む
「くるみ割り人形」組曲も、花のワルツなどとてもチャーミング。
シュトゥットガルト放送響を率いる首席指揮者ロジャー・ノリントンは、2009
年に75歳の誕生日を迎えます。これを記念して、本年も注目タイトルのリリー
スが続々と予定されていますが、その口火を切るこのアルバムはいきなり大き
な話題を提供するのは間違いないものとおもわれます。
<世界文化社>
DVD決定盤
オペラ名作鑑賞シリーズ9
DVD2枚組(日本語字幕付き)+解説BOOK
スペイン色を完全払拭したサン・カルロ歌劇場と伝統的なスペイン、スペイン
したザンクト・マルガレーテン音楽祭の、オペラ史上最も大衆的な人気のある
「カルメン」の聴き比べ、見比べDVD2枚組み!
SBKI 9(2DVD+解説BOOK) \4800
DVD決定盤 オペラ名作鑑賞シリーズ9 ビゼー:歌劇「カルメン」
[Disc 1]ナポリ・サンカルロ歌劇場 2000年
[Disc 2]ザンクト・マルガレーテン音楽祭 2005年
[解説書]オペラの知識を深めるの鑑賞マニュアル。(64ページ)
[DISC1]ダニエル・オーレン(指)
カルメン:ナディア・ミカエル(Ms) エスカミーリョ:グレッグ・ベイカー(Br)
収録:2000年 ナポリ・サンカルロ歌劇場
[DISC2]エルンスト・メルツェンドルファー(指)
カルメン:ナディア・クラステヴァ(Ms)
ドン・ホセ:アレクサンドル・アントネンコ(Tn)
収録:2005年 ザンクト・マルガレーテン音楽祭
[解説書]永竹由幸 監修・著
<RADIO SERVIS>
CR 0416 \1850
グレート・アーティスツ・ライヴ・イン・プラハ-スヴャトスラフ・リヒテル
Vol.1
(1)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(1874)
(2)リスト:
超絶技巧練習曲集 S.139より(第1,2,3,5,11曲)、ポロネーズ第2番ホ長調 S.223
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:(1)1956年11月14日
(2)6月10日 ドヴォルザーク・ホール、プラハ(ライヴ)
世界的大反響を巻き起こしたソフィア・ライヴの2年前、プラハでの「展覧会の
絵」。ソフィア・ライヴの超速、爆演とは違い、巨大なエネルギーはもちろん
のこと繊細さとゆるぎない芸術性を感じさせる演奏です。
CR 0421 \1850
グレート・アーティスツ・ライヴ・イン・プラハ-スヴャトスラフ・リヒテル
Vol.2
(1)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調 Op.33
(2)ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
(1)ヴァーツラフ・スメターチェク(指) プラハ交響楽団
録音:(1)1966年6月2日(プラハの春音楽祭ライヴ)
(2)1988年7月15日 プラハ市民会館スメタナ・ホール(ライヴ)
ドヴォルザークのピアノ協奏曲はリヒテルが好んで演奏した作品の一つ。数多
く発売されているアルバムのなかで、リヒテル51歳のこの演奏はパワー全開の
熱演を聴かせてくれます。ブラームスはリヒテル晩年の1988年。技巧の衰えを
感じさせない意欲的な演奏です。
CR 0428 \1850
マルチヌー(1890-1959):交響曲第5番&第6番「交響的幻想曲」
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:2006年
2006年秋に発売を開始した当シリーズもおかげさまで約180タイトルを発売
する事ができましたが、今回マスター制作にDSD録音を採用する事にいたし
ました。これまでより更に生々しい音質をお届けする事が出来るようになり
ましたのでご期待下さい。
DSD録音の商品番号は78CDR-3000番を使用します。間もなく発送を開始します
2月新譜の5タイトルは、78CDR-1179~1184から78CDR-3179~3184に変更となり
ます。また今後、これまで発売しました78CDR-1000番台のタイトルを随時DSD
録音の新マスターで再発売を行なう予定です。商品番号は下3桁は共通で使用
いたします。従来の78CDR-1000番台の商品は、当面は販売を継続いたします。
また近日DSD録音による有料サンプラー(\300予定)も制作いたしますので、
こちらもご利用下さい。
■製作者からのメッセージ
DSD録音になったグッディーズ・ダイレクト・トランスファーCDR!
従来のCDを高音質化するさまざまな試みが盛んな中で、「グッディーズ・オリ
ジナル企画」のダイレクト・トランスファーCDRは、2009年2月発売新譜から
DSD録音を採用することになりました。DSD録音によって、これまでのSP復刻
からさらに飛躍し、SPレコードの直接再生と区別がつかないところに到達し
たと自負しています。DSD録音は従来の方式に較べて中音から低音にかけての
音の形が明瞭になり、高音は一皮剥けた感じです。LPとは比較にならない強
大な音響勢力を持つSPレコードをカスタムメイドの直熱真空管フォノイコラ
イザーを使用し、またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り一切
のノイズリダクションを使用していないのは従来通りです。(新 忠篤)
===================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<HOMA DREAM>
HR 1149 \2730
(1)松岡 滋:mirai e
(2)ヴィヴァルディ:協奏曲ト長調 RV 532
(3)モーツァルト:アレグロ-フルート四重奏曲KV 285より
(4)松岡 滋:あわゆき[ギターソロ]
(5)長岡克己:ラビリント
(6)ハイドン:ロンドン・トリオ第3番ト長調
(7)セルジオ・アサド:青の孤独
(8)松岡 滋:3つの舞曲(エスタンピー、やわらかなワルツ、幸せのダンス)
アンサンブル・トリコロール北崎一恵(Fl)、多武和民(Mand)、松岡滋(Gt)
アンサンブル・トリコロールは、北崎一恵(フルート)、多武和民(マンドリン)、
そして松岡滋(ギター)によるトリオ。
ありそうで珍しいこの編成の問題はレパートリーがないことだった。しばらく
は、旋律楽器2本と通奏低音のための曲や、バイオリン、フルート&ギターの
作品を編曲して演奏していたようだが、「オリジナルが欲しい」という強い思
いから、メンバーの松岡が作曲を始めたのだという。また作曲委嘱も積極的に
行ない、このディスクにはそうした1曲、イタリア在住の長岡克己の作品が収録
されている。
結成(2002年)から6年、そういたレパートリー不足を感じさせないバラエティに
富んだ曲を集めた1枚目のCDがリリースされた。
SH S0001 \2940
(HR 1044)
ラウロ:アンゴストゥーラ、マリア・ルイサ、カローラ、黒猫
菅原しのぶ:一関の歌と踊り、樹海のスケッチ
ヴァイス:ファンタジー
ブランテルの子守歌(横尾幸弘編曲)
オッペルマン:
組曲「魔法の森」より魔法にかけられた王女/小人の行進/王様の馬はかけて
いく
吉田峯男:ギターでじょんがら
ソル:幻想曲「別れ」Op.21
ブローウェル:11月のある日
菅原しのぶ(Gt)
自作を含む独特の選曲と深い表現が魅力。
<haenssler>
=SWR MUSIC=
94 204 2枚組 \2080
モノラル
[CD 1]
(1)ブラッハー:パガニーニの主題による変奏曲Op.26
(2)プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」組曲より
ジュリエット / ジュリエットの死 / ジュリエットの墓の前のロメオ
(3)ミヨー:打楽器と小管弦楽のための協奏曲Op.109
(4)エック:フランス組曲-大管弦楽のための
[CD 2]
(1)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死
(2)ムソルグスキー:「ホヴァンシチナ」より第4幕への前奏曲
(3)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
レオポルド・ストコフスキー(指)
[CD 1]SWR南西ドイツ放送交響楽団
[CD 2]SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:[CD 1](1)1955年6月6日(ライヴ)(2)-(4)1955年5月15日(ライヴ)
[CD 2]1955年5月20日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、
ヴァルトハイム(ライヴ)
「トッカータとフーガ」などJ.S.バッハのオルガン曲をフルオケ用へと大胆に
アレンジしたり、オリジナル作品の改変がしばしば賛否を巻き起こしたりと、
きわめて個性的な音楽活動から「オケの魔術師」の異名をとる巨匠ストコフス
キー(1882-1977)。
ここに登場するのは、アメリカでの活躍の印象が強かった時期の1955年に、南
西ドイツ放送響とシュトゥットガルト放送響とに客演した際のライヴ。ブラッ
ハーとエックを除いて、すべてかねてより知られるものですが、SWRアーカイヴ
の正規音源使用で格段に向上した音質でのリリースは広く喜ばれるところで
しょう。
ダイナミックな音楽運びで得意としたチャイコ5番はもちろん、当時人気のあっ
た同時代の作曲家ブラッハーやエックの作品を取り上げているのも注目されま
す。ちなみにエックの作品はラモーにもとづく内容ですが、ドイツ風に重厚な
サウンドに大きく様変わり。全篇、音楽を面白く楽しく聴かせる稀代のエンタ
ーテイナーの面目躍如たる内容となっています。
93 254 \2250
チャイコフスキー:
(1)交響曲第5番ホ短調Op.64
(2)バレエ「くるみ割り人形」組曲Op.71a
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)2007年9月20 & 21日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(ライヴ)
(2)2008年7月15 & 16日シュトゥットガルト、SWR放送スタジオ
2004年ライヴの「悲愴」交響曲(93.119)が大きな反響を呼んだノリントン&手
兵シュトゥットガルト放送響によるチャイコフスキー。その第2弾は、2007年9
月にライヴ収録された交響曲第5番と、2008年7月のセッション・レコーディン
グによる「くるみ割り人形」組曲。いずれも当コンビにとって初のレパートリ
ーであり、このたびも期待の高まる内容といえるでしょう。
前説&リハーサルを含んだ映像作品(93.901)としてもリリースされた「悲愴」
は、ノリントンの志向するチャイコフスキーを知る上で大きな手掛かりとなり
ましたが、かれらの演奏は独創的でユニークな魅力にあふれたものです。
まず、ヴァイオリン両翼型の古典的な楽器配置によって得られる立体感ある音
響。これにより、第1楽章の主部に入ってから、第1主題がさまざまに形を変え
てゆくなかで、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという
具合に、さらに左右に振り分けられた木管も巻き込んで、左から右、右から左
と交互にパッセージの受け渡されてゆく面白さがはっきりとわかります。また、
弦によってやわらかく夢見るように歌われる第2主題では、ヴィブラートフリー
奏法が活きています。そして、白眉というべきは中間のふたつの楽章。アンダ
ンテ・カンタービレの終盤、はじめはゆっくりと、次第に高揚し加速してゆく
クライマックスや、つづくワルツの恍惚とした美しさなどは、あらためて
「ピュア・トーン」の効果を証明するものといえるでしょう。同じ流れを汲む
「くるみ割り人形」組曲も、花のワルツなどとてもチャーミング。
シュトゥットガルト放送響を率いる首席指揮者ロジャー・ノリントンは、2009
年に75歳の誕生日を迎えます。これを記念して、本年も注目タイトルのリリー
スが続々と予定されていますが、その口火を切るこのアルバムはいきなり大き
な話題を提供するのは間違いないものとおもわれます。
<世界文化社>
DVD決定盤
オペラ名作鑑賞シリーズ9
DVD2枚組(日本語字幕付き)+解説BOOK
スペイン色を完全払拭したサン・カルロ歌劇場と伝統的なスペイン、スペイン
したザンクト・マルガレーテン音楽祭の、オペラ史上最も大衆的な人気のある
「カルメン」の聴き比べ、見比べDVD2枚組み!
SBKI 9(2DVD+解説BOOK) \4800
DVD決定盤 オペラ名作鑑賞シリーズ9 ビゼー:歌劇「カルメン」
[Disc 1]ナポリ・サンカルロ歌劇場 2000年
[Disc 2]ザンクト・マルガレーテン音楽祭 2005年
[解説書]オペラの知識を深めるの鑑賞マニュアル。(64ページ)
[DISC1]ダニエル・オーレン(指)
カルメン:ナディア・ミカエル(Ms) エスカミーリョ:グレッグ・ベイカー(Br)
収録:2000年 ナポリ・サンカルロ歌劇場
[DISC2]エルンスト・メルツェンドルファー(指)
カルメン:ナディア・クラステヴァ(Ms)
ドン・ホセ:アレクサンドル・アントネンコ(Tn)
収録:2005年 ザンクト・マルガレーテン音楽祭
[解説書]永竹由幸 監修・著
<RADIO SERVIS>
CR 0416 \1850
グレート・アーティスツ・ライヴ・イン・プラハ-スヴャトスラフ・リヒテル
Vol.1
(1)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(1874)
(2)リスト:
超絶技巧練習曲集 S.139より(第1,2,3,5,11曲)、ポロネーズ第2番ホ長調 S.223
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:(1)1956年11月14日
(2)6月10日 ドヴォルザーク・ホール、プラハ(ライヴ)
世界的大反響を巻き起こしたソフィア・ライヴの2年前、プラハでの「展覧会の
絵」。ソフィア・ライヴの超速、爆演とは違い、巨大なエネルギーはもちろん
のこと繊細さとゆるぎない芸術性を感じさせる演奏です。
CR 0421 \1850
グレート・アーティスツ・ライヴ・イン・プラハ-スヴャトスラフ・リヒテル
Vol.2
(1)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調 Op.33
(2)ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
(1)ヴァーツラフ・スメターチェク(指) プラハ交響楽団
録音:(1)1966年6月2日(プラハの春音楽祭ライヴ)
(2)1988年7月15日 プラハ市民会館スメタナ・ホール(ライヴ)
ドヴォルザークのピアノ協奏曲はリヒテルが好んで演奏した作品の一つ。数多
く発売されているアルバムのなかで、リヒテル51歳のこの演奏はパワー全開の
熱演を聴かせてくれます。ブラームスはリヒテル晩年の1988年。技巧の衰えを
感じさせない意欲的な演奏です。
CR 0428 \1850
マルチヌー(1890-1959):交響曲第5番&第6番「交響的幻想曲」
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:2006年