クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-02 No.30

2009年02月27日 19時31分27秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-Rのお知らせ★
2006年秋に発売を開始した当シリーズもおかげさまで約180タイトルを発売
する事ができましたが、今回マスター制作にDSD録音を採用する事にいたし
ました。これまでより更に生々しい音質をお届けする事が出来るようになり
ましたのでご期待下さい。

DSD録音の商品番号は78CDR-3000番を使用します。間もなく発送を開始します
2月新譜の5タイトルは、78CDR-1179~1184から78CDR-3179~3184に変更となり
ます。また今後、これまで発売しました78CDR-1000番台のタイトルを随時DSD
録音の新マスターで再発売を行なう予定です。商品番号は下3桁は共通で使用
いたします。従来の78CDR-1000番台の商品は、当面は販売を継続いたします。
また近日DSD録音による有料サンプラー(\300予定)も制作いたしますので、
こちらもご利用下さい。

■製作者からのメッセージ
DSD録音になったグッディーズ・ダイレクト・トランスファーCDR!
従来のCDを高音質化するさまざまな試みが盛んな中で、「グッディーズ・オリ
ジナル企画」のダイレクト・トランスファーCDRは、2009年2月発売新譜から
DSD録音を採用することになりました。DSD録音によって、これまでのSP復刻
からさらに飛躍し、SPレコードの直接再生と区別がつかないところに到達し
たと自負しています。DSD録音は従来の方式に較べて中音から低音にかけての
音の形が明瞭になり、高音は一皮剥けた感じです。LPとは比較にならない強
大な音響勢力を持つSPレコードをカスタムメイドの直熱真空管フォノイコラ
イザーを使用し、またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り一切
のノイズリダクションを使用していないのは従来通りです。(新 忠篤)

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<HOMA DREAM>
HR 1149 \2730
(1)松岡 滋:mirai e
(2)ヴィヴァルディ:協奏曲ト長調 RV 532
(3)モーツァルト:アレグロ-フルート四重奏曲KV 285より
(4)松岡 滋:あわゆき[ギターソロ]
(5)長岡克己:ラビリント
(6)ハイドン:ロンドン・トリオ第3番ト長調
(7)セルジオ・アサド:青の孤独
(8)松岡 滋:3つの舞曲(エスタンピー、やわらかなワルツ、幸せのダンス)
アンサンブル・トリコロール北崎一恵(Fl)、多武和民(Mand)、松岡滋(Gt)
アンサンブル・トリコロールは、北崎一恵(フルート)、多武和民(マンドリン)、
そして松岡滋(ギター)によるトリオ。
ありそうで珍しいこの編成の問題はレパートリーがないことだった。しばらく
は、旋律楽器2本と通奏低音のための曲や、バイオリン、フルート&ギターの
作品を編曲して演奏していたようだが、「オリジナルが欲しい」という強い思
いから、メンバーの松岡が作曲を始めたのだという。また作曲委嘱も積極的に
行ない、このディスクにはそうした1曲、イタリア在住の長岡克己の作品が収録
されている。
結成(2002年)から6年、そういたレパートリー不足を感じさせないバラエティに
富んだ曲を集めた1枚目のCDがリリースされた。

SH S0001 \2940
(HR 1044)
ラウロ:アンゴストゥーラ、マリア・ルイサ、カローラ、黒猫
菅原しのぶ:一関の歌と踊り、樹海のスケッチ
ヴァイス:ファンタジー
ブランテルの子守歌(横尾幸弘編曲)
オッペルマン:
組曲「魔法の森」より魔法にかけられた王女/小人の行進/王様の馬はかけて
いく
吉田峯男:ギターでじょんがら
ソル:幻想曲「別れ」Op.21
ブローウェル:11月のある日
菅原しのぶ(Gt)
自作を含む独特の選曲と深い表現が魅力。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
94 204 2枚組 \2080
モノラル
[CD 1]
(1)ブラッハー:パガニーニの主題による変奏曲Op.26
(2)プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」組曲より
 ジュリエット / ジュリエットの死 / ジュリエットの墓の前のロメオ
(3)ミヨー:打楽器と小管弦楽のための協奏曲Op.109
(4)エック:フランス組曲-大管弦楽のための
[CD 2]
(1)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死
(2)ムソルグスキー:「ホヴァンシチナ」より第4幕への前奏曲
(3)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
レオポルド・ストコフスキー(指)
[CD 1]SWR南西ドイツ放送交響楽団 
[CD 2]SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:[CD 1](1)1955年6月6日(ライヴ)(2)-(4)1955年5月15日(ライヴ) 
[CD 2]1955年5月20日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、
ヴァルトハイム(ライヴ)
「トッカータとフーガ」などJ.S.バッハのオルガン曲をフルオケ用へと大胆に
アレンジしたり、オリジナル作品の改変がしばしば賛否を巻き起こしたりと、
きわめて個性的な音楽活動から「オケの魔術師」の異名をとる巨匠ストコフス
キー(1882-1977)。
ここに登場するのは、アメリカでの活躍の印象が強かった時期の1955年に、南
西ドイツ放送響とシュトゥットガルト放送響とに客演した際のライヴ。ブラッ
ハーとエックを除いて、すべてかねてより知られるものですが、SWRアーカイヴ
の正規音源使用で格段に向上した音質でのリリースは広く喜ばれるところで
しょう。
ダイナミックな音楽運びで得意としたチャイコ5番はもちろん、当時人気のあっ
た同時代の作曲家ブラッハーやエックの作品を取り上げているのも注目されま
す。ちなみにエックの作品はラモーにもとづく内容ですが、ドイツ風に重厚な
サウンドに大きく様変わり。全篇、音楽を面白く楽しく聴かせる稀代のエンタ
ーテイナーの面目躍如たる内容となっています。

93 254 \2250
チャイコフスキー:
(1)交響曲第5番ホ短調Op.64
(2)バレエ「くるみ割り人形」組曲Op.71a
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)2007年9月20 & 21日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(ライヴ)
(2)2008年7月15 & 16日シュトゥットガルト、SWR放送スタジオ
2004年ライヴの「悲愴」交響曲(93.119)が大きな反響を呼んだノリントン&手
兵シュトゥットガルト放送響によるチャイコフスキー。その第2弾は、2007年9
月にライヴ収録された交響曲第5番と、2008年7月のセッション・レコーディン
グによる「くるみ割り人形」組曲。いずれも当コンビにとって初のレパートリ
ーであり、このたびも期待の高まる内容といえるでしょう。
前説&リハーサルを含んだ映像作品(93.901)としてもリリースされた「悲愴」
は、ノリントンの志向するチャイコフスキーを知る上で大きな手掛かりとなり
ましたが、かれらの演奏は独創的でユニークな魅力にあふれたものです。
まず、ヴァイオリン両翼型の古典的な楽器配置によって得られる立体感ある音
響。これにより、第1楽章の主部に入ってから、第1主題がさまざまに形を変え
てゆくなかで、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという
具合に、さらに左右に振り分けられた木管も巻き込んで、左から右、右から左
と交互にパッセージの受け渡されてゆく面白さがはっきりとわかります。また、
弦によってやわらかく夢見るように歌われる第2主題では、ヴィブラートフリー
奏法が活きています。そして、白眉というべきは中間のふたつの楽章。アンダ
ンテ・カンタービレの終盤、はじめはゆっくりと、次第に高揚し加速してゆく
クライマックスや、つづくワルツの恍惚とした美しさなどは、あらためて
「ピュア・トーン」の効果を証明するものといえるでしょう。同じ流れを汲む
「くるみ割り人形」組曲も、花のワルツなどとてもチャーミング。
シュトゥットガルト放送響を率いる首席指揮者ロジャー・ノリントンは、2009
年に75歳の誕生日を迎えます。これを記念して、本年も注目タイトルのリリー
スが続々と予定されていますが、その口火を切るこのアルバムはいきなり大き
な話題を提供するのは間違いないものとおもわれます。




<世界文化社>
DVD決定盤
オペラ名作鑑賞シリーズ9
DVD2枚組(日本語字幕付き)+解説BOOK
スペイン色を完全払拭したサン・カルロ歌劇場と伝統的なスペイン、スペイン
したザンクト・マルガレーテン音楽祭の、オペラ史上最も大衆的な人気のある
「カルメン」の聴き比べ、見比べDVD2枚組み!

SBKI 9(2DVD+解説BOOK) \4800
DVD決定盤 オペラ名作鑑賞シリーズ9  ビゼー:歌劇「カルメン」
[Disc 1]ナポリ・サンカルロ歌劇場 2000年 
[Disc 2]ザンクト・マルガレーテン音楽祭 2005年
[解説書]オペラの知識を深めるの鑑賞マニュアル。(64ページ) 
[DISC1]ダニエル・オーレン(指)
カルメン:ナディア・ミカエル(Ms) エスカミーリョ:グレッグ・ベイカー(Br)
収録:2000年 ナポリ・サンカルロ歌劇場
[DISC2]エルンスト・メルツェンドルファー(指)
カルメン:ナディア・クラステヴァ(Ms) 
ドン・ホセ:アレクサンドル・アントネンコ(Tn)
収録:2005年 ザンクト・マルガレーテン音楽祭
[解説書]永竹由幸 監修・著




<RADIO SERVIS>
CR 0416 \1850
グレート・アーティスツ・ライヴ・イン・プラハ-スヴャトスラフ・リヒテル
Vol.1
(1)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(1874)
(2)リスト:
超絶技巧練習曲集 S.139より(第1,2,3,5,11曲)、ポロネーズ第2番ホ長調 S.223
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:(1)1956年11月14日
(2)6月10日 ドヴォルザーク・ホール、プラハ(ライヴ)
世界的大反響を巻き起こしたソフィア・ライヴの2年前、プラハでの「展覧会の
絵」。ソフィア・ライヴの超速、爆演とは違い、巨大なエネルギーはもちろん
のこと繊細さとゆるぎない芸術性を感じさせる演奏です。

CR 0421 \1850
グレート・アーティスツ・ライヴ・イン・プラハ-スヴャトスラフ・リヒテル
Vol.2
(1)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調 Op.33
(2)ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
(1)ヴァーツラフ・スメターチェク(指) プラハ交響楽団
録音:(1)1966年6月2日(プラハの春音楽祭ライヴ)
(2)1988年7月15日 プラハ市民会館スメタナ・ホール(ライヴ)
ドヴォルザークのピアノ協奏曲はリヒテルが好んで演奏した作品の一つ。数多
く発売されているアルバムのなかで、リヒテル51歳のこの演奏はパワー全開の
熱演を聴かせてくれます。ブラームスはリヒテル晩年の1988年。技巧の衰えを
感じさせない意欲的な演奏です。

CR 0428 \1850
マルチヌー(1890-1959):交響曲第5番&第6番「交響的幻想曲」
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:2006年

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09-02 No.29-1

2009年02月27日 19時31分05秒 | Weblog
★EMI BOX価格改定★
先日ご案内しました商品のうち、下記の3点の価格を改定いたします。
曲目詳細は当店HPにございますので、ご参照下さい。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/cj0903m.html

アルトゥール・シュナーベル
CZS-2650642 8枚組 \4800 ※価格改定 \4180
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
シュナーベルは1982年4月17日、現在ではポーランド領のBiesko-Biala、当時
はオーストリア=ハンガリー帝国領ビーリッツの郊外で生まれ、1951年スイスの
アクセンシュタインで死去。幼年時代に一家がウィーンに移り、パデレフスキ
やモイセイヴィッチを教えた、テオドール・レシュティツキーに1892年-1897年
の7年間師事。1890年ウィーン・デビュー、1900年ベルリンに移りその後33年間
を過ごした。1905年には有名なコントラルト、テレーゼ・ベールと結婚、二人
でドイツ中をリート・リサイタル・ツアーし成功した。1909年には長男、カー
ル・ウルリッヒ(レオン・フライシャーやピーター・ゼルキンを教えた)、1912
年には次男、シュテファン(俳優としてドイツとハリウッドで成功)が誕生。
1930年シュナーベル初の録音でベートーヴェンのソナタ全曲を完成、1933年ヒ
トラーが権力を掌握して数ヶ月後にUSAに移住、1944年にはUSAの市民権を獲得
したが、やはりヨーロッパでより広くその存在を知られ、録音の多くはロンド
ンでEMIによって収録された。

フリッツ・クライスラー
CZS-2650422 10枚組 \5250 ※価格改定 \4450
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
クライスラーは1875年、ウィーン生まれ。ウィーンの音楽院に史上最年少で入
学しブルックナーに師事。その後パリで学び続けドリーブやマスネに師事した。
13歳でニュー・ヨークを皮切りに1988/1989年にアメリカ・ツアー・デビュー。
1898年にはベルリン・フィルにデビュー、本格的に世界的キャリアを開始した。
1910年には献呈されたエルガーのヴァイオリン協奏曲を初演。第1次大戦期間
中、短期間のUS滞在の後、第2次大戦の勃発によりUSに永住、1943年にUS市民と
なった。1941年には交通事故により聴覚と視覚に障害をうけたが1947年まで公
演活動を続け、その後も放送用に演奏を続けたが1962年ニュー・ヨークで没し
た。名演奏家である他に、前代の作曲家の作品とされた作曲も行い、1935年に
プニャーニ、ヴィヴァルディやタルティーニ作とされたものは自作であること
を公表した。その自作曲も含めヴァイオリン名曲の巨匠の演奏のアンソロジー

ヴァルター・ギーゼキング
CZS-2650812 8枚組 \4800 ※価格改定 \4180
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
1895年11月5日、ドイツ人の両親の元にリヨンに生まれたギーゼキングは、ハノ
ーファーに移って11歳から本格的なレッスンをカール・ライメルに師事して始
めた。第1次大戦中には軍隊所属のバンドマンとして働き、除隊後は伴奏者、
オペラ・コーチとして活動。リサイタルではシェーンベルク、ブゾーニ、シマ
ノフスキ、ヒンデミット、プフィッツナーなどの新しい音楽を多く採り上げた。
初のロンドンでのコンサートは1923年、米デビューは1926年、ヒンデミットの
ピアノ協奏曲でだった。第2次大戦中はドイツ本国と占領下のフランスで演奏し
て、戦後ナチ協力者として疑いをうけたがクリアし世界的ソリストとしてキャ
リアを続けた。ギーゼキングはベートーヴェンのソナタ全曲録音をEMIのアビー
・ロード・スタジオで進行中だったが、1956年10月26日の夕べに死去した。
レパートリーは広く、同時代の作品を多く採り上げたが現在ではモーツァルト、
ベートーヴェン、ドビュッシー、ラヴェルの解釈で高い評価を保っている。

====================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<VIRGIN CLASSICS>
VM-2672802 2枚組 \1450
ヘンデル/偉大な空想のオペラ
第1部
1.序曲-「アルミニオ」
イル・コンプレッソ・バロッコ、アラン・カーティス指揮
2.アリオーソ:「Dolce riposo-「テゼオ」
ジョイス・ディ・ドナート(ソプラノ)
ル・タラン・リリク、クリストフ・ルーセ指揮
3.レチタティーヴォ:Della vita mortale*
4.アリア:Un pensiero nemico di pace
以上-「時と真理の勝利」
ナタリー・デセイ(ソプラノ)、*アン・ハレンベルク(メゾ・ソプラノ)
ル・コンセール・ダストレエ、エマヌエル・アイム指揮
5.レチタティーヴォ:A deluder le froidi io mi prepare
6.アリア:Sincero affetto
以上-「フェルナンド」
マックス・エマヌエル・チェンチッチ(カウンターテナー)
イル・コンプレッソ・バロッコ、アラン・カーティス指揮
7.アリア:Destero dall'empia dite-「アマディージ」
ジョイス・ディ・ドナート(ソプラノ)
ル・タラン・リリク、クリストフ・ルーセ指揮
第2部
8.サラバンド-「アルチーナ」
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、リチャード・ヒコックス指揮
9.アリア:Cosi la tortorella-「われらが主イエス・キリストの復活の
オラトリオ」
イアン・ボストリッジ(テナー)
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトンメント、
ハリー・ビケット指揮
10.レチタティーヴォ:Bellissima Romilda
11.アリア:Di tacere
以上-「セルセ」
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
レ・ザール・フロリサン、ウィリアム・クリスティ指揮
12.アリア:不実な女よ、戯れるがよい-「アリオダンテ」
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
ル・コンセール・ダストレエ、エマヌエル・アイム指揮
13.シェーナ:Ah! Stigie larve!-「オルランド」
ヴィヴィカ・ジノー(メゾ・ソプラノ)
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ、ベルナール・ラバディ指揮
14.レチタティーヴォ:Madre! Mia Vita!
15.デュエット:Son nata a lagrimar
以上-「ジューリオ・チェーザレ」
ステファニー・ブリス(コントラルト)、
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ、ジョン・ネルソン指揮
第3部
16.レチタティーヴォ:Ah! Ruggiero crudel
17.シェーナ:Ombre pallide
以上-「アルチーナ」
アーリーン・オージェ(ソプラノ)
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、リチャード・ヒコックス指揮
18.レチタティーヴォ:Ti stringo, o illustre acciaro
19.デュエッティーノ:Quando piu minaccia il cielo
以上-「アルミニオ」
ジェラルディン・マッグリーヴィ(ソプラノ)、
マヌエラ・カスター(メゾ・ソプラノ)
イル・コンプレッソ・バロッコ、アラン・カーティス指揮
20.レチタティーヴォ:Verso il gran fine
21.アリア:Come all'urto aggressor
以上-「ダイダミア」
アンナ・ボニタティブス(メゾ・ソプラノ)
イル・コンプレッソ・バロッコ、アラン・カーティス指揮
22.アリア:Venti, turbine-「リナルド」
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトンメント
ロジャー・ノリントン指揮
23.タンブリーノと合唱:Doppo tante amare pene-「アルチーナ」
合唱団、シティ・オブ・ロンドン・バロック・シンフォニア、
リチャード・ヒコックス指揮
ヘンデル・アニーヴァサリー企画、ヘンデルの新作オペラ?!
フランスの権威、イヴァン・アレクサンドルによるヘンデル作品からの編集版
オペラ。バロック時代の音楽劇場の巨匠として知られたヘンデルが完成させた
形式と慣習を踏まえてヘンデルの11のオペラと2つのオラトリオから組み合わせ
たアルバム。
ジュエル 16Pブックレット(仏/英/独語)

VBS-2663562 3枚組 \1980
パーセル、ヘンデル、ハイドン/サンタ・チェチーリア
CD1-1
パーセル:
聖チェチーリアの祝日の頌歌「たたえよ、輝かしきチェチーリアを」(1962)
エマ・カークビー(ソプラノ)
タヴァナー・コンソート、合唱団、プレイヤーズ、アンドルー・パロット指揮
CD1-2&CD2
ヘンデル:アレクサンダーの饗宴
ヘレン・ドナート(ソプラノ)、ロバート・ティアー(テナー)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、
イギリス室内管弦楽団、フィリップ・レッジャー指揮
CD3
ハイドン:聖チェチーリアのミサ
ブリギッテ・フルニエ(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク(アルト)
チャールズ・ダニエルズ(テナー)、マルコス・フォンク(バス)
グルベンキアン・ファンデーション合唱団、管弦楽団、リスボン、
ミシェル・コルボ指揮
没後250年のヘンデルと並んで、アニーヴァーサリー・イヤーを迎える作曲家、
パーセル(1659年生まれ)、ハイドン(1809年没)による音楽の守護神、サンタ・
チェチーリアにちなむ作品をまとめました。
マルチパック 12Pブックレット(仏/英/独語)


●VERITAS X 2 シリーズ
VBS-6931972 2枚組 \1450
バッハ:ミサ曲ロ短調
バーバラ・シュリック(ソプラノ)、キャサリン・パトリアス(ソプラノ)
チャールズ・ブレット(アルト)、ハワード・クルック(テナー)
ピーター・クーイ(バス)
コレギウム・ヴォカーレ合唱団&管弦楽団、ゲント、
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
1988年4月録音
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6931982 2枚組 \1450
バッハ:トッカータ&ゴルトベルク変奏曲
トッカータ嬰ヘ短調BWV910
トッカータ ハ短調BWV911
トッカータ ニ長調BWV912
トッカータ ニ短調BWV913
トッカータ ホ短調BWV914
トッカータ ト短調BWV915
トッカータ ト長調BWV916
以上 1990年2月録音
ゴルトベルク変奏曲 ト長調BWV988
1990年7月録音
ボブ・ヴァン・アスペレン(ハープシコード)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932062 2枚組 \1450
カンプラ&クープラン:モテット集
CD1カンプラ:グランド・モテット集
1.Notus in Judea Deus
2.De profundis
3.Exaudiat te Dominus
4.Requiem
ジャエル・アッザレッティ(デシュ)、ポール・アグニュー(オー・コントル)
ブルーノ・レンホルド(オー・コントル)、ニコラス・リヴェンク(ターィユ)
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(バス・ターィユ)、
アルノー・マルゾラティ(バス・ターィユ)
レ・ザール・フロリサン合唱団&管弦楽団
ウィリアム・クリスティ指揮
2002年9月録音
CD2カンプラ&F.クープラン:小モテット集
1.カンプラ:サルヴェ・レジナ
F.クープラン
2.すべての者よ、恐れ聞け*
3.Respice in me
4.サルヴェ・レジナ
5.Usquequo, Domine
6.カンプラ:Insere Domine*
7.F.クープラン:主よ、いかにして汝に報いん
カンプラ
8.Quemadmodum desiderat cervus
9.Florete prata*+
レ・ザール・フロリサン
ポール・アグニュー(オー・コントル)、
アンネ=マリー・ラスラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
*カサリン・ジラール&マイア・シルバースタイン(ヴァイオリン)
+シャルル・ゼブリー&ルース・ウンガー(フルート)
ウィリアム・クリスティ(指揮、オルガン)
2004年7月録音
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932132 2枚組 \1450
マレ:ヴィオール作品集
CD1
1.組曲ハ短調(第3巻)(9曲)
2.組曲ト短調(第3巻)(5曲)
3.組曲イ長調(第2巻)(10曲)
4.組曲ヘ長調(第3巻)(6曲)
1996年4月録音
CD2
1.ニ短調の作品集(第2巻)(10曲)
1999年1月録音
2.ニ長調の作品集(第3巻)(4曲)
3.ト長調の作品集(第3巻、第4巻)(11曲)
4.ニ長調の作品集(第2巻、第3巻)(5曲)
2000年3月録音
ジェローム・アンタイ(バス・ヴィオール)
アリックス・ヴェルジエール(バス・ヴィオール)
ピエール・アンタイ(クラヴサン)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932182 2枚組 \1450
モーツァルト:
ヴァイオリンとピアノフォルテのためのソナタ集
CD1
1.ソナタ ト長調K301
2.ソナタ 変ホ長調K302
3.ソナタ ハ長調K303
4.ソナタ ホ短調K304
5.ソナタ イ長調K305
以上 1990年8月録音
CD2
1.ソナタ 変ロ長調K454
2.ソナタ 変ホ長調K481
3.ソナタ イ長調K526
以上 1989年9月録音
ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
ランバート・オーキス(フォルテピアノ)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932232 2枚組 \1450
ブラームス:交響曲第1、2番
CD1
1.交響曲第1番ハ短調Op.68
2.大学祝典序曲Op.80
以上1991年6月録音
CD2
1.交響曲第2番Op.73
2.ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
以上1992年6月録音
以上 ヒューストン交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932282 2枚組 \1450
ブラームス:交響曲第3、4番
CD1
1.交響曲第3番ヘ長調Op.90
2.アルト・ラプソディOp.53*
以上1992年3月録音
CD2
1.交響曲第4番ホ短調Op.98
2.悲劇的序曲Op.81
以上1993年3月録音
*ドゥニャ・ヴェジョヴィツ(アルト)、ヒューストン交響楽団男性合唱団
ヒューストン交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932332 2枚組 \1450
タヴァナー作品集
CD1
1.Angels
2.Annuciation
3.The Lament of the Mother of God
w/ソルヴェイグ・クリンゲルボルン(ソプラノ)
4.Thunder Entered Her
w/ウィリアム・ケンドール(テナー)、イアン・シムコック(ハンドベル)
5.Hymns of Paradise
w/ドナルド・スウィーニー(バス)
ギャヴィン・ライト、マツィエイ・ラコウスキ、パトリック・キアナン、
ボグスラフ・コステツキ、ベン・クラフト、
ジャッキー・シェイヴ(以上ヴァイオリン)
6.God is With Us
w/ウィリアム・ケンドール(テナー)
以上 デイヴィッド・ダネット(オルガン)
ウィンチェスター・カセドラル合唱団、デイヴィッド・ヒル指揮
1994年1月録音
CD2
1.タヴァナー:処女マリアの最後の眠り
w/イアン・シムコック(ハンドベル)
ペルト:
2.スンマ
3.フラトレス
4.タヴァナー:The Hidden Treasure
以上 チリンギリアン四重奏団
1993年7月録音
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932382 2枚組 \1450
チャイコフスキー:交響曲第5、6番
CD1
1.交響曲第5番ホ短調Op.64
2.交響幻想曲「テンペスト」op.18
以上 1989年10月録音
CD2
1.幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
2.交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
以上 1990年2月録音
以上 ボーンマス交響楽団
アンドルー・リットン指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932432 2枚組 \1450
METROPOLE; UN SOIR
CD1
アルタンゴ:Metropole(全14曲)
1.Metropole
2.Brumes matinales
3.Obsession
4.Gare centrale
5.Rendez-vous
6.Fleurs fanees(Astor Piazzolla)
7.Balle perdue
8.Aze
9.Valse mecanique
10.Braque-tango
11.Aze
12.Underground
13.Passager
14.Sur le fil
アルタンゴ:
ファブリス・ラヴェル=シャピュイ(ピアノ、作曲)
ミシェル・トゥルパン(バンドネオン、作曲)
シリル・ギャラック&ニコラ・クラシク(ヴァイオリン)、
フランソワ・ミショー(アルト)
ピエール・ミショー(チェロ)
以上 1996年12月5-7日 オルレアンでのライヴ録音
CD2
アルタンゴ(ラヴェル=シャピュイ&トゥルパン)-作曲、オーケストレーション:
Un soir(管弦楽、ピアノとバンドネオンのための組曲)
1.Desoriente
2.Derobee
3.Ligne de vie
4.Echanges
5.Sous le soleil
6.Parade
7.Valse lente
8.Un soir a Paris(Intro)
9.Un soir a Paris
10.Sicilienne
11.Scene du froid
12.Sur les quais
13.Nouveau siecle
14.Accroche
ファブリス・ラヴェル=シャピュイ(ピアノ)、
ミシェル・トゥルパン(バンドネオン)
リール国立管弦楽団、ジャン=クロード・カサドゥシュ指揮
以上 1998年12月10、11日 リール録音

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09-02 No.29-2

2009年02月27日 19時30分21秒 | Weblog
<VANGUARD>
ATMCD1281 \850
バッハ:ゴールドベルク変奏曲
グスタフ・レオンハルト(Harpsichord)

ATMCD1551 \850
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380(L.23)
ショパン:マズルカ第32番 嬰ハ短調
ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調
ドビュッシー:月の光
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調
レオン・フライシャー(P)

ATMCD1584 \850
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番、第5番、
管弦楽組曲第3番より「アリア」
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(VC)

ATMCD1656 2枚組 \1300
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
ラロ:スペイン交響曲、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチ
オーソ、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、マスネ:タイスの
瞑想曲、サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 他
ミッシャ・エルマン(Vn)

ATMCD1796 \1300
J.S.バッハ:カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちにあたって」
モーツァルト:ピアノソナタ第4番
J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ
ショパン:子守歌
ストラヴィンスキー:セレナーデ
ベートーヴェン:バガテル第25番
レオン・フライシャー(P)

ATMCD1885 4枚組 \2300
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヨゼフ・シゲティ(Vn) ミエチスラフ・ホルショフスキ(P)
ジョージ・セル(P)

ATMCD1893 \850
バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
バッハ:フランス組曲第5番 BWV.816
バッハ:フランス風序曲(パルティータ) ロ短調 BWV.831
アンドラーシュ・シフ(P)

ATMCD1961 2枚組 \1300
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
ミエチスラフ・ホルショフスキ(P)




<KULTUR>
D4454(DVD-Video) \3450
Jerome Robbins-Something to Dance About
屋根の上のバイオリン弾き」、「王様と私」、「ウェストサイド・ストーリー」
など、数々のブロードウェイ・ヒットを生み出した天才的コレオグラファー、
ジェローム・ロビンスの作品にスポットライトを当てたドキュメンタリー。
未発表リハーサル風景、バレエ界、ブロードウェイ関係者のインタビューを収
録。監督はバレエドキュメンタリーを多く手がけるJudy Kinberg, 脚本はロビ
ンスのバイオグラフィ「The Life of Jerome Robbins」の著者Amanda Vail。
130分
インタビュー:ミハイル・バリシニコフ、スザンヌ・ファレル、
ジャック・デ・アンブロイズ(ダンサー/コレオグラファー)
アーサー・ロレンツ(ブロードウェイ脚本家)
チータ・リヴェラ(ブロードウェイ女優)
スティーブン・ソンドハイム(ミュージカル・コンポーザー)



<MEMBRAN>
NCA 60198((SACD-Hybrid) \2180
Early Baroque Canzonas and Dances
初期バロックのカンツォーナと舞曲集
アンジェロ・ベラルディ、バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラヴェ
ルデ、アンジェロ・ノターリ、ジョヴァンニ・バッサーノの作品
ズザンネ・エールハルト(recorders)
アンゲリカ・エルテル(lute)
クリスティアン・ボイゼ(bassoon,dolcian)
クラウス・アイヒホルン(organ,harpsichord)

NCA 60200(SACD-Hybrid) \2180
Johann Philipp Krieger:Lieben und geliebet werden
ヨハン・フィリップ・クリーガーの音楽
Mona Spagele(S)Wilfried Jochens(T)
Wolf Matthias Friedrich(Bass)
Lautten Compagney, Wolfgang Katschner(Leader)




<NUOVA ERA>
232469 2枚組 \2080
ジョアン・デ・スーザ・カルヴァーリョ(1745-1798):
劇音楽「テストリーデ・アルゴナウタ」
ルネ・クレマンシック指揮
ORCHESTRE BAROQUE DU CLEMENCIC CONSORT

232468 2枚組 \2080
ヘンデル:歌劇「リナルド」
マリリン・ホーン(M.S)
チェチーリア・ガスディア(S)
エルネスト・パラシオ(T)
ナターレ・デ・カロリス(Bass)
ジョン・フィッシャー指揮
フェニーチェ劇場管弦楽団

232473 2枚組 \2080
ドニゼッティ:歌劇「ランベルタッツィのイメルダ」
フロリアーナ・ソヴィッラ(M.S)
ディエゴ・ダウリア(T)
ファウスト・テンツィ(T)
マルク・アンドレーエ指揮
スイス・イタリア語放送管弦楽団

232487 2枚組 \2080
ロッシーニ:歌劇「試金石」
ヘルガ・ミュラー=モリナーリ(A)
ロベルト・スカルトリティ(Br)
パオロ・バルバチーニ(T)
クラウディオ・デスデリ指揮
モデナ劇場管弦楽団



<STRADIVARIUS>
STR 33741 \2180
リルム・リ・トロンク
ルネサンス時代、ナポリのソルデッリーナ、コラショーネとブッタフオコ
不詳:Haveva 'na gallina(ヴィラネッラ;1557)
オルランドゥス・ラッスス(1532頃-1594):おお、ルチア、にゃあにゃあ(1560)
不詳:
キキリキ(モレスカ;1560)/No gallo con 'no grillo(ヴィラネッラ;1557)
Son morto e moro(ヴィラネッラ;1555)
Villanella ch'all'acqua vai(ヴィラネッラ;1566)
G・L・デッラルパ:Dormendo mi sonniava(ヴィラネッラ;1566)
ジョヴァンニ・ロレンツォ・バルダーノ(1576-1660):
ソルデッリーナ演奏のためのタブラチュア譜集(1600)から
Bassa imperiale/Torifiore
エミリオ・デ・カヴァリエーリ(1550頃-1602):大公のバッロ(1589)
ジョヴァンニ・ロレンツォ・バルダーノ:
ソルデッリーナ演奏のためのタブラチュア譜集(1600)から
Dimme amore quando mai/スフェッサニアのバッロ(バルダーノ/即興)
パッセメッツォ/チャッコーナ[シャコンヌ]
Quando penso allo tempo passato/スパニョレット
Ombrosa valle/コッレンテ[クラント]
即興演奏:タランテッラ
ジョヴァンニ・ロレンツォ・バルダーノ:
ソルデッリーナ演奏のためのタブラチュア譜集(1600)から カナリオ
不詳:Stanotte m'insognava
ゴッフレード・デリ・エスポスティ
(ソルデッリーナ、ブッタフオコ・コル・シスカリエッロ)
マルロ・スクイランテ(コラショーネ、メッツォ・コラショーネ、
コラショーネ・ピッコロ)
シモーネ・ソリーニ(歌、カスタネット、タンバリン、太鼓)
マルチェッロ・ヴィターレ(ギター)
スペイン(カスティーリャ=アラゴン連合王国)の支配下にあったルネサンス時
代のナポリの音楽もまた、スペインの影響を強く受けていました。近年発見さ
れたバルダーノのタブラチュア譜集には、ソルデッリーナ(ナポリ宮廷で使わ
れたルネサンス式バグパイプ)、コラショーネ(細長いネックとリュートに似た
胴を持つ2・3単弦の撥弦楽器)、ブッタフオコ(ハンマーダルシマーの一種?)
のために書かれた約160曲が収められています。

STR 33819 \2180
イン・ア・サイレント・ウェイ
ケージ、フェルドマン:ヴィオラとピアノのための音楽
ジョン・ケージ(1912-1992):
ヴァイオリンとピアノのための夜想曲(無伴奏ヴィオラ版;1947)
オフィーリア-Jean Erdman のために(ピアノのための;1946)
モートン・フェルドマン(1926-1987):
アーロン・コープランドのために(無伴奏ヴァイオリンのための;1981)
ジョン・ケージ/マウリツィオ・バルベッティ編曲:
夢(ピアノまたはハープのための;1948/ピアノとヴィオラのための版)
モートン・フェルドマン:ピアノ小品-フィリップ・ガストンに(1963)
ジョン・ケージ:
ヴァイオリンとピアノのための6つのメロディ-
ジョゼフ&アンニ・オルヴァーズのために(1950)から 第5番,第6番
Eight Whiskus-マルコム・ゴールドスタインのために
(無伴奏ヴァイオリンのための;1985)
ある風景の中で-ルイーズ・リッポルドのために(ピアノのための;1948)
モートン・フェルドマン:
ヴィオラ・イン・マイ・ライフ III(ヴィオラとピアノのための;1970)
マウリツィオ・バルベッティ(ヴィオラ)
ロセッラ・スピノーザ(ピアノ)

STR 33827 \2180
21世紀のための練習曲集
ガブリオ・タリェッティ(1955-):8つの練習曲(2006)
ガブリエーレ・マンカ(1957-):
あるチック症患者の練習曲集(2007)/機械的練習曲集(2007)
アントニオ・サルディ・デ・レット(ピアノ)

STR 33793 \2180
テリー・ライリー(1935-):
Keyboard Studies 1(1964)
Keyboard Studies 2(1964)
Tread on the trail(1965)
ファブリツィオ・オッタヴィウッチ(ピアノ、ディジタル・テープ)
Riley: Keyboard Studies 1,2, Tread on the Trail / Fabrizio Ottaviucci

STR 33794 \2180
アグスティン・チャルレス(1960-):管弦楽作品集
Seven Looks(2003)/管弦楽のための協奏曲(2004)
クラリネットと室内楽グループのための協奏曲(2006)(*)
サルバドル・サルバドル・ムニョス(クラリネット(*))
マドリード市立管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)

STR 33800 2枚組 \3250
ルイジ・ケルビーニ(1760-1842):弦楽四重奏曲全集
第1番変ホ長調/第4番ホ長調 Op.posth./第5番ヘ長調 Op.posth.
第2番ハ長調/第3番ニ短調/第6番ニ短調 Op.posth.
サヴィーノ弦楽四重奏団
アルベルト・マリア・ルータ、ロセッラ・ベルトゥッチ(ヴァイオリン)
フランチェスコ・ソロンブリオ(ヴィオラ) 
ロレンツォ・チェリアーニ(チェロ)




<Brilliant Classics>
BRL 93888 40枚組(CD+DVD) \9450
メンデルスゾーン ポートレート
2009年はメンデルスゾーン・イヤー。ブリリアントレーベルが誇る作曲家別
作品集。
Disc. 1-Disc. 3
交響曲全集
第1番、第4番
フランス・ブリュッヘン指揮、オランダ室内管弦楽団
第2番
エド・デ・ワールト指揮、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
第3番
アルノルト・エストマン指揮、オランダ室内管弦楽団
第5番
ジョス・ファン・インマゼール指揮、オランダ室内管弦楽団
Disc. 4-Disc. 7
弦楽のための交響曲全集
レフ・マルキス指揮、アムステルダム・シンフォニエッタ
Disc. 8-Disc. 11
協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番、第2番、華麗なカプリッチョOp.22
デレク・ハン(pf)
シュテファン・ガンゼンハウザー指揮、イスラエル室内管弦楽団
ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調
ヴァイオリンとピアノと弦楽のための協奏曲
ギル・シャロン(Vln)バルト・ファン・オールト(pf)
アマティ室内管弦楽団
2台のピアノのための協奏曲 ホ長調、変イ長調
ヨセフ・パラトーレ、アンソニー・パラトーレ(pf)
ウロシュ・ラヨヴィチ指揮、ベルリンRIASシンフォニエッタ
ヴァイオリン協奏曲 Op.64
エミー・ヴェルヘイ(Vln)
アルパド・ヨー指揮、ブダペスト交響楽団
ピアノ協奏曲 イ短調
ジークフリード・シュトキヒト(pf)
ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団
Disc. 12-Disc. 13
オラトリオ「エリア」全曲
ヘルムート・リリング指揮、バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト、他
Disc. 14-Disc. 15
オラトリオ「エリア」全曲
ヘルムート・リリング指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、他
Disc. 16
ヴァイオリンソナタ ヘ長調(1838)、(1820)
ヴァイオリンソナタOp.4
ヨアン・ベルクヘーメル(Trp)橋本京子(pf)
Disc. 17
チェロソナタOp.45、Op.58、無言歌Op.109、協奏的変奏曲Op.17
クロード・スタルク(Vc)クリストフ・エッシェンバッハ(pf)
Disc. 18-Disc. 22
ヴィオラソナタ
ウルリヒ・コッホ(Vla)ローランド・ケラー(pf)
クラリネットソナタ
ライナー・シューマッハー(Cla)ローランド・ケラー(pf)
弦楽四重奏曲全曲、弦楽四重奏の4つの小品
イングリッシュ弦楽四重奏団、シャロン四重奏団、バルトーク四重奏団
ピアノ四重奏曲全曲
ロンドン・シューベルト・アンサンブル
コンツェルトシュテュック第1番Op.113、第2番Op.114
イギリス弦楽四重奏団、シャロン四重奏団
Disc. 23
弦楽五重奏曲第1番、第2番
シャロン四重奏団、ペトラ・ヴァーレ(Vla)
Disc. 24
ピアノ三重奏曲第1番、第2番
アムステルダム・ピアノ三重奏団
Disc. 25
ピアノ六重奏曲Op.110
アマティ室内合奏団員
弦楽八重奏曲Op.20
アマティ弦楽合奏団
Disc. 26-Disc. 35
詩篇第42番、第95番、第98番、第114番、第115番、
8つのコラール・カンタータ、讃歌「おお主よ、われを助けたまえ」Op.96、
キリエ ニ短調、カンタータ「シオンよ、主をほめたたえよ」Op.73、
汝はペテロなりOp.111、マニフィカト、グローリア、時は来たりぬ、
4声のテ・デウム、アヴェ・マリアOp.23、8声のテ・デウム、教会音楽Op.23、
3つのイギリス国教会の作品Op.69、3つの詩篇Op.78
「詩篇第2番」「詩篇第43番」「詩篇第22番」
6つのアンセムOp.79
「降誕祭に」「元日に」「昇天日に」「受難節に」「待降節に」「受難日に」
ドイツ典礼
コラールハルモニジールンゲン
「高き天より」「ドイツ・グローリア」「暁の明星は美しく輝き」
キリエ ハ長調、ユーベ・ドミネ、フランクフルトのワロン人教会のための聖歌
2つの英語詩篇
「詩篇第5番」「詩篇第31番」
7つの詩篇
「詩篇第2番」「詩篇第24番」「詩篇第31番」「詩篇第91番」「詩篇第93番」
「詩篇第98番」「詩篇第100番」
13の詩篇モテット
3つのモテットOp.39
「主よわが祈りを聞きたまえ」「主をほめたたえよ」
「おお主よ汝はわれを見出したまえり」
エリヤより第28曲三重唱(女声合唱版)
ベアータとベネディクタ、レスポンソリウムと讃歌「晩課の歌」Op.121、
2つの宗教的合唱曲Op.115、葬送の歌Op.116、詩篇第100番「全地よ、
主に向かって喜びの声をあげよ」、
詩篇第91番「それ、主汝のためにみ使いたちに命じ」、祝福の夜
ニコル・マット指揮、
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団、
ヨーロッパ室内合唱団、他
Disc. 36、Disc. 37
無言歌全曲
フランク・ヴァン・デ・ラール(pf)
Disc. 38
オルガンソナタOp.65
ワウテル・ヴァン・デン・ブルック(Org)
Disc. 39
歌曲集
捨て去られし者、私はひとりの少女を知っている、メアリーの夢、
私達はボニー・ウィー・フラワーを持っている
12の歌Op.8より
「5月の恋の歌」「巡礼者の格言」「5月の歌」「緑の中で」「夕べの歌」
「刈り入れの歌」
12の歌Op.9より
「待って」「春に」「秋に」「春の憩い」
6つの歌Op.99より
「小舟」「好きな場所」「誰も知らず、誰にも分からない」
古いドイツの春の歌Op.86-6、愛の歌Op.47-1、航海、進め 休みなく、
春の歌Op.71-2、秋の歌Op.84-2
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、ハルトムート・ヘル(pf)
Disc. 40
劇音楽「夏の夜の夢」Op.61
ジェイミー・ラレード指揮、スコットランド室内管弦楽団
序曲「フィンガルの洞窟」Op.26
序曲「静かな海と楽しい航海」Op.27
ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァー・バンド
DVD
Requiem for Fanny
メンデルスゾーンの生涯をたどる映像(日本語なし)。
「弦楽四重奏曲第2番Op.13」にのせてモダンダンスの映像を収録。
※ブックレットはCD-ROM(英語)で封入されています。
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。

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09-02 No.28

2009年02月24日 19時31分52秒 | Weblog
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<JVC>
JMXR24054 \3465
【xrcd : 初xrcd化】JVC K2 24 BIT REMSTERING
イーゴル・ストラヴィンスキー:
バレエ組曲「火の鳥」[1919年版]
バレエ音楽「ペトルーシュカ」[1947年版]
小澤征爾(指揮)  ボストン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(p)[ペトルーシュカ]
[録音]1969年11月24日、ボストン、シンフォニー・ホール
[オリジナル・プロデューサー]ピーター・デルハイム
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]バーナード・ケヴィル
[オリジナル・マスター]3チャンネル
[リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVC)
[初出]LSC-3167(1970年9月発売)
[日本盤初出]SRA-2712(1970年10月発売)
ストラヴィンスキーの名作バレエを鮮やかに描き出す若き小澤会心の名演!
【初XRCD化】
小澤征爾は1965年から1969年にかけて、シカゴ響、ボストン響、ニュー・フィ
ルハーモニア管などとRCAにLP16枚分の録音を残している。これらは飛ぶ鳥を落
とす勢いで世界的な活動を行なっていた30代の小澤の、まさに青春の記念碑と
もいうべきフレッシュな演奏ぞろいで、今聴いてもその新鮮さは色褪せていな
い。特に、小澤が指揮したマルティノン時代のシカゴ響、スタインバーグ時代
のボストン響は、1960年代のアメリカのオーケストラならではの圧倒的な輝き
を放っており、それらがRCAならではの優秀な技術によって余すところなく捉え
られている。
■当アルバムは、1968年にボストン響にデビューした翌年に収録された「ペト
ルーシュカ」と「火の鳥」組曲を収めたもの。1969年のタングルウッド音楽祭
で両曲を振って成功を収めたことがきっかけで録音が実現したもので、小澤に
とってシカゴ響との「春の祭典」(1968年録音)に続くRCAにおける2枚目のス
トラヴィンスキー・アルバムとなった。小澤はその1週間前にボストン響とオル
フ「カルミナ・ブラーナ」をRCAに録音しているが、その後小澤=ボストン響は
ドイツ・グラモフォンに移籍したため、この組み合わせによる1960年代のRCA録
音はこれら2枚に留まった。3チャンネル・オリジナル・マスターからの復刻。
ストラヴィンスキー作品は小澤にとっては定評あるレパートリーであるが、
1947年版を使用した「ペトルーシュカ」は、小澤にとって現在まで唯一の録音
として貴重なもの。ここでは当時ボストン響の副指揮者だったマイケル・ティ
ルソン・トーマスがピアノ・パートを担当し、若き小澤ならではの鮮やかな色
彩感としなやかなリズムによる躍動感がききものである。またボストン響にと
っても、「ペトルーシュカ」全曲の録音はほかに1959年録音のモントゥー盤
(ただし1911年版)があるくらいなので、貴重な録音といえる。
小澤は1972年と1983年に「火の鳥」全曲版を残しているが、1919年版の組曲に
よる録音は当盤が唯一。細部まで緻密でありながら、しつこくならず全体がす
っきりと磨き抜かれているのは小澤ならでは。

JMXR24027S \3800
【xrcd-SHM-CD仕様: 限定生産】
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
シューベルト: 交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ボストン交響楽団
[録音] 1955年5月2日、ボストン、シンフォニー・ホール 
[マスター]オリジナル2チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LM-1923[January 1956]
1949年から1962年にかけてボストン交響楽団の音楽監督をつとめ、20世紀の演
奏・録音史に輝かしい業績を残したフランスの巨匠シャルル・ミュンシュ(1891
-1968)。小澤征爾の師の一人としても知られ、生前に3度も来日するなど、その
情熱あふれる豪放な音楽作りとあいまって、日本でも親しまれた存在だった。
彼がボストン響とRCAに残した数多くの録音は、得意としたフランス音楽とロシ
ア音楽のみならず、バッハ、ベートーヴェン、ブラームスなどのドイツ音楽を
も網羅する広範なもので、それらが当時最高峰の録音技術によって残されてい
る。当アルバムは、1955年に収録された初期のステレオ録音で、「運命」「未
完成」というカップリングの嚆矢となったもの。「運命」は、第1楽章提示部を
始めとする繰り返しをまったく行わず、前へ前へと前身する圧倒的なエネルギ
ーが聴く者を圧倒する。特に終楽章における高揚感は、まるでライヴ演奏を思
わせるほど。「未完成」は、作品に内包される熱いロマンティシズムを直截に
表出したユニークな解釈で知られる。いずれもオリジナル2チャンネル・マスタ
ーを使用し、XRCD24ならではの剛直さと繊細さが同居したマスタリングとSHMと
の相乗効果によってによって、原音の持つ輝きが鮮烈によみがえっている。




<Glossa>
GCD 921617 \2300
シャルパンティエ:
聖母被昇天のミサ曲 H.11/《聖なる神への信仰を通して》 H.361
《仮祭壇のための》 H.508/《おお、救いのいけにえよ》 H.262
《主よ、王を救いたまえ》 H.303/《主よ、王を救いたまえ》 H.291
エルヴェ・ニケ(指揮)、
コンセール・スピリチュエル、
シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)、
アンナ・バヨディ=イール (ソプラノ)、
フランソワ=ニコラ・ジェスロ(オート=コントル)、
ロマン・シャンピオン(テノール)、ブノワ・アルヌール(バス)
昨年の来日公演でも演奏された衝撃の"ヘンデル「水上の音楽&王宮の花火の音
楽」(GCDSA 921616)"で、バロック音楽の演奏に一石を投じた鬼才エルヴェ・
ニケとコンセール・スピリチュエル。
デトシュの「カリロエ」、マレの「セメレ」、リュリの「プロセルピーヌ」に
続くフランス・バロック音楽の発掘と再訪の旅は、ニケ&コンセール・スピリ
チュエルの十八番にして5枚目の録音となるシャルパンティエ!
パリ・イエズス会のサン=ルイ教会の楽長を経て、1698年にフランソワ・シャ
プロンの後任としてサント=シャペルの楽長に就任したシャルパンティエ。
1704年に没するまでこの地位にあった晩年のシャルパンティエは、この時期に
かの有名な「テ・デウム ニ長調」H.146を作曲。そしてこの「テ・デウム」や
「真夜中のミサ」と並び称され、シャルパンティエのミサ曲を代表する傑作こ
そが、今回録音された「聖母被昇天のミサ曲」H.11なのである。
ニケはこの「聖母被昇天のミサ曲」を演奏するにあたり、5つの通常文に2つの
「主よ、王を救いたまえ」(H.303&H.291)など5つのモテット、「オルガンの
ためのベネディクトゥス」を加えるなど、鬼才ニケ独自のアプローチがここで
も冴えに冴える!
録音:2008年7月、音響音楽研究所IRCAM(パリ)




<TACET>
TACET 169 \2380
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲op.74-1 Hob.III 第72番 ハ長調 
(2)弦楽四重奏曲op.74-2 Hob.III 第73番 ヘ長調
(3)弦楽四重奏曲op.74-3 Hob.III 第74番「騎手」 ト短調
アウリン弦楽四重奏団 Auryn Quartet
2008年録音
アウリン弦楽四重奏団は 1982年、ケルンで20歳代前半の現メンバーにより結
成されました。古典から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、明確で緊張感
ある演奏が特徴的です。
CPOレーベル 他から シューベルト、ヴォルフ、バルトークの弦楽四重奏曲
全集が発売されています。

TACET 173 \2380
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 op.31-1
(2)ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 op.31-3
(3)ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」 ハ長調 op.53
マルクス・シルマー(Markus Schirmer) ピアノ
2008年録音
驚愕のテクニックと鋭い感性を持つオーストリア生まれマルクス・シルマーの
ベートーヴェンです。一音たりとも疎かにしない曲への真摯な姿勢と、美しく
クリアな音質が特徴的なピアニストです。
パウル・パドゥラ=スコダ等に学び数々の賞を受賞した後、故郷のオーストリ
ア:グラーツの音楽大学で教鞭をとりつつ、各国でソロや室内楽、伴奏、協奏曲
のソリストとして等、多くの演奏会を行っています。最近はゲルギエフとの共
演で注目を浴びています。ピアノは名ピアニストチッコリーニも愛用するイタ
リアの名器ファツィオリ(FAZIOLI)です。




<CARUS>
83.213(SACD-Hybrid) \2380(SACD-Hybrid)
メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」 変ロ長調 op.52
クリスティアーネ・カーク(Christiane Karg: ソプラノ)
マリア・ベルニウス(Maria Bernius: ソプラノ)
ヴェルナー・ギューラ(Werner Gura: テノール)
フリーダー・ベルニウス指揮
ブレーメン・ドイツ室内フィル、シュトゥツトガルト室内合唱団
2008年4月26-28日録音

83.247 \2380
ハイドン:ミサ曲第3番「聖チェチリアのミサ」 ハ長調 Hob.XXII:5
リディア・トイシャー(Lydia Teuscher: ソプラノ)
マリアーネ・ベアート・キーラント(Marianne Beate Kielland: アルト)
マルクス・シェーファー(Markus Schafer: テノール)
ハリー・ヴァン・デル・カンプ(Herry van der Kamp: バス)
ジョス・ヴァン・インマゼール指揮アニマ・エレルナ
2008年6月21日ドレスデンでのライヴ録音

83.434 \2380
ヤン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(Johann Wilhelm Wilms 1772-1847:オランダ):
(1)4手の為のピアノ・ソナタ ハ長調 op.31
(2)4手の為のピアノ・ソナタ ロ長調 op.41 (世界初録音)
ハンス=ペーター&ヴォルカー・ステンツェル兄弟によるピアノ・デュオ
(Hans-Peter und Volker Stenzl)
2008年9月22-24日録音




<MEMBRAN>
NCA 60190 \1250
リスト:イゾルデの愛の死(ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」による)
リスト:悲しみのゴンドラ、暗い雲
スクリャービン:5つの前奏曲 op.74
ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番 ロ短調 op.61
ショスタコーヴィチ:人形の踊り(7つの子供の小品)
Maria Tschershintseva(P)

NCA 60205 4枚組 \4680
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集
(第1番-第6番、変ホ長調、弦楽四重奏の4つの小品)
ゲヴァントハウス四重奏団

ARS MUSICI \1500
シューベルト:ドイツ語ミサ曲「ミサの聖奉献式のために」
ブラームス:マリアの歌 op.22
ゲオルク・ラツィンガー指揮
レーゲンスブルク少年聖歌隊
ミュンヘン・フィル管楽アンサンブル




<MODE>
MODE 207 \1700
Garth Knox/ Viola Spaces
Viola Spaces for 2,3and4violas(2007)
Viola Space Variations on Marin Marais for four violas(2007)
La Valse de la Vineuse for viola d`amore, clarinet, violin and
Cello(2004)
Jonah and the Whale for viola and tuba(1996)
Ockeghem Fantasy for viola d`amore and5violas(2001)
すべて初録音
Garth Knox(violas & viola d`amore)
Carol Robinson(clarinet)
Gerard Buquet(tuba)
Nathalie Chabot(violin)
Agnes Vesterman(cello)
and viola ensemble
バロックから現代まで幅広いレパートリーをもつヴィオラ奏者ガース・ノック
スの現代オリジナル作品を収録。

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09-02 No.27-1

2009年02月24日 17時53分27秒 | Weblog
<Ma recordings>
M 078A \2940
日本語帯解説付
L'Infidele-異邦人
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:リュート作品集
 ソナタ「L'Infidele異邦人」(ロンドン手稿譜)
【アントレ - クーラント - サラバンド - メヌエッ ト- ミュゼット - イザン
ヌ】
組曲「ヘ長調」、組曲「ニ短調」(ドレスデン手稿譜)
エドゥアルド・エグエス(バロック・リュート)
録音:2005年6月サン・ベルナルディーノ・デ・シエナ教会
(ピエモンテ、イタリア)
ジャケット写真:ラヴェーノ=モンベッロ(イタリア)by Shoji Onuma
録音エンジニア:タッド・ガーフィンクル(Ma recordings) 
*ワンポイント録音
Ma recordingsの主力アーティスト、エドゥアルド・エグエスの久々の新譜。バ
ロック期の「リュートの巨人」シルヴィウス・レオポルト・ヴァイスの作品集。
ヴァイスは非常に多才なリュート奏者であり作曲家で、完璧な技術で即興や修
飾を弾きこなしていました。その才能はバッハもヴァイスの作品を“借用”し
てしまう程でした。詳しくはエグエスの大ヒット・アルバム「バッハ・リュー
ト作品集VOL.1、VOL.2」(M 053A、M 054A)で触れられています。ヴァイスは標
題をつけたソナタを2曲書いており、「L'infidele(異邦人)」はそのうちの1曲
(もう1曲は「Le Fameux Corsaire(有名な海賊)」)。エドゥアルド・エグエスは
今回の録音のために2種類の手稿譜からロンドンのものを使用。優美さと鮮烈な
効果が共存している作品です。




<haenssler>
98 538 \2080
ハイドン:
(1)ミサ曲第12番変ロ長調「ハルモニー・ミサ」Hob.XXII:14
(2)オッフィダの聖ベルナルドゥスのミサ曲(ハイリッヒ・ミサ)変ロ長調
Hob.XXII:10
ヘルムート・リリング(指)
(1)シモーナ・シャトゥロヴァー(S)、ダニエラ・シンドラム(A)、
ジェイムズ・テイラー(T)、ミヒャエル・ナジ(Bs)、
ゲヒンガー・カントライ・シュトゥットガルト、
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
(2)シビッラ・ルーベンス(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、
ロタール・オディニウス(T)、ミヒャエル・ナジ(Bs)、
オレゴン・バッハ・フェスティヴァル管弦楽団&合唱団
録音:(1)2008年5月30日、6月1日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェン・ザール
(2)2008年7月4-5日オレゴン州ユージーン、ハルト・センター、
シルヴァ・ホール
ハイドンの創作上、最初と最後を飾るミサ曲。なかでもウィーンに戻ってから
の晩年における大きな成果と云われているのが後期の6曲。これらは構成上ほと
んど共通しながら、それぞれが個性的な特徴をみせています。2009年のハイド
ン・イヤーに向けて、「テレジア・ミサ」&「戦時のミサ」(98.509)、「ネルソ
ン・ミサ」&「天地創造ミサ」(98.279)とリリングは集中的にハイドンを取り上
げてきましたが、ここにようやく後期の6つのミサがすべて揃うことになります。
まず、1802年に書かれた「ハルモニー・ミサ」は、編成も充実して木管楽器(ハ
ルモニームジークに由来)の活躍が顕著なことから、後世その名がついたハイド
ン最後のミサ曲。つづいて、ハイドン自ら自筆譜に「オッフィダの聖ベルナル
ドゥスのミサ」と記したミサ曲。こちらは聖人ベルナルドを讃えたものですが、
「サンクトゥス」冒頭における旋律が当時のドイツ=オーストリア圏で広く親
しまれていた‘ハイリッヒ(=聖なるかな、の意)’で始まる古いコラール旋律
に基づいていることから、もっぱら「ハイリッヒ・ミサ」と呼ばれています。
リリングによるハイドンのシリーズでは、ルーベンスやダンツというおなじみ
のソリストの魅力とともに、シュトゥットガルトとオレゴンという性格の異な
るふたつの手兵を振り分けているのもユニークな試みとして注目されます。

93 250(SACD-Hybrid) \2300
「沈黙と音楽-ヴォーン・ウィリアムズ&マクミランの無伴奏声楽作品集」
(1)ジェイムズ・マクミラン(b.1959):
おお、慈悲深きイエスよ(2002)-無伴奏混声合唱のための
(2)同:M?iri(1995)-16部無伴奏混声合唱のための
(3)ヴォーン・ウィリアムズ:
ミサ曲 ト短調(1920/21)-独唱と無伴奏二重合唱のための
(4)同:沈黙と音楽(1953)-混声のためのパート・ソング
(1)ケルスティン・シュトイベ(S) マリア・ヴァン・エルディク(A) 
アレクサンドル・ユデンコフ(T) アキム・イェケル(Bs)
(3)アレクサンドラ・ルスティヒ(S) ウルリケ・ベッカー(A) 
ユリウス・プファイファー(T) ベルンハルト・ハルトマン(Bs)
マーカス・クリード(指)SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル
録音:(1)2008年6月20日(2)2008年7月9-10日(3)2008年6月17-19日
(4)2008年2月22日シュトゥットガルト放送スタジオ
クリード率いる現代最高水準を誇る手兵SWRシュトゥットガルト声楽アンサン
ブルの最新アルバムは、英国が生んだ合唱音楽の大家ふたり。2008年に歿後50
年を迎えたヴォーン・ウィリアムズと、2009年が生誕50年にあたるマクミラン
の作品集です。
バードやタリス、タヴァナーのようないにしえの巨匠たち。ヴォーン・ウィリ
アムズのミサ曲は、かれらを通じて英国に培われたチューダー朝以来のアカペ
ラの伝統を再生するための道筋をあらたに示したもので、その美しさといい、
このジャンルの最重要作。「沈黙と音楽」は1952年のエリザベス2世戴冠式のた
めに、ヴォーン・ウィリアムズのほか、バックス、ブリス、フィンジ、ハウエ
ルズ、アイアランド、ティペットら総勢10名の著名な英国の作曲家が力を結集
させた共作曲集「女王への花飾り」より。同年、2番目の夫人となる、英国の詩
人アーシュラ・ウッドによる詩がテキストに選ばれています。
いっぽう、前年に世を去ったヴォーン・ウィリアムズよりバトンを受け継ぐか
のように、スコットランドに生まれたマクミランはイギリス合唱音楽における
当代きっての担い手。「おお、慈悲深きイエスよ」は2002年にザ・シックスティ
ーンを率いるハリー・クリストファーズが16世紀のプログラム用にマクミラン
に作曲を依頼したモテット。16世紀に人気を誇ったスコットランドの作曲家ロ
バート・カーヴァー(c. 1484/87-1567)の同名曲をモデルに、独立した姉妹作
として準備されたいきさつがあり、長年マクミランの名を広く世に知らしめる
ことになった作品。
M?iriは創立70周年を迎えるBBCシンガーズのためのBBC委嘱作。テキストはス
コットランド高地ゲール語で書かれたエヴァン・マッコール(1808-1898)の詩
をマクミラン自ら英訳したもので、ロマンティックな描写で失われた大いなる
愛情を嘆いています。技巧的でパワフルであることよりむしろ、すべては重厚
なオスティナートで8度に渡り繰り返される「彼女は去ってしまった」という
フレーズに特徴付けられ、痛いほど打ちのめされます。不安と絶望がうねるよ
うに上声部を支配しながら、最後はあきらめと悲しみに包まれて静けさを取り
戻します。



<MIRARE>
●3月下旬よりMIRAREレーベルの特別セールを行ないます。詳細は近日ご案内
いたしますが、今回の新譜4点はこの期間中の入荷予定ですので、セール価格
での販売となります。(新譜でご注文をいただいた分もセール価格となります)
セール期間終了後は通常価格になりますので、よろしくお願いいたします。

MIR 079 \2500 ※セール価格 \2180
サン=サーンス:
ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品22
ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 作品103「エジプト風」
ブリジット・エンゲラー(P)
アンドレア・クイン(指)パリ室内管弦楽団
録音:2008年6月ルヴァロワ・ペレ(フランス)
表現力の幅広さはピカイチのブリジット・エンゲラー。新録音はサン=サーン
スの協奏曲。ダイナミックな表現力と歌心溢れる音楽性で聴かせてくれます。
リストが高く評価し現在も最も人気のあるサン=サーンスのピアノ協奏曲第2
番。名人芸が堪能できる作品で、エンゲラーは華麗なテクニックを駆使しなが
ら、美しい演奏を披露しています。サン=サーンスがエジプト滞在中に作曲さ
れた第5番。異国情緒漂う雰囲気の第2楽章ではエンゲラーの鮮烈な演奏が印象
的です。
タクトを振るのは1964年生まれのイギリス女流指揮者アンドレア・クイン。

MIR 076 \2500 ※セール価格 \2180
ハイドン:
ソナタ 第38番 ヘ長調 Hob.XVI..23
ソナタ 第53番 ホ短調 Hob.XVI..34
アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII..6
ソナタ 第50番 ハ長調 Hob.XVI..50
ソナタ 第62番 変ホ長調 Hob.XVI..52
シャオ・メイ・シュ(P)
録音:2008年6月パリ
ラ・フォル・ジュル・ネでのお馴染みのピアニスト、シャオ・メイ・シュ。上
海生まれで、幼い時に母親によって音楽教育を受け、8歳の時にはラジオやテレ
ビで注目を集めていました。しかし文化大革命の影響で数年間地方に過ごし、
その後北京で勉強を再開。1980年にアメリカへ、そして1984年にはパリへ移住
し、世界各地で演奏活動を行い現在はパリで教鞭を取っています。
録音ではゴルトベルク変奏曲(MIR 048)、平均律クラヴィーア曲集(MIR 044)で
はその高い音楽性が注目されました。今回のアルバムは2009年のハイドン・イ
ヤーを祝う内容。60曲以上あるハイドンのソナタから音楽的にも充実した中期
から後期の作品、そして間に哀愁ただよう変奏曲が盛り込まれています。中で
も最後のピアノ・ソナタ第62番は音楽性に富み、複雑な技巧を要する作品。
シャオ・メイ・シュの深い音楽性が作品の豊かさ、美しさを際立たせています。

MIR 086 2枚組(1枚価格) \2500 ※セール価格 \2180
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
タチアナ・ヴァシリエヴァ(Vc)
録音:2008年11月(シオン、スイス)
2001年ロストロポーヴィチ・チェロ・コンクールでロシア人初の優勝を果たし、
今最も注目の実力派女流チェリスト、タチアナ・ヴァシリエヴァ。日本では
2008年のゲルギエフ&ロンドン交響楽団の日本ツアーでプロコフィエフのチェ
ロ協奏曲を熱演、2009年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭では舞踊家の勅使河原
三郎氏とのコラボレーションによるコンサートが予定されています。MIRAREレ
ーベル登場第1弾として挑んだのがチェロ奏者たちの旧約聖書ともいえる
「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲」。彼女の魅力は驚異的なテクニックと深い
響きを持った音。独特の色気と流動感に満ちた演奏で新しいバッハ像を聴かせ
てくれます。

MIR 058 2枚組 \4180 ※セール価格 \3250
フランソワ・フランクール&フランソワ・ルベル:
叙情悲劇「ピラムとティスベ」
トーマス・ドイル(ピラム) ユディット・ヴァン・ワンロイ(ティスペ) 他
ダニエル・キュイエ(指) アンサンブル・ストラディヴァリア
録音:2007年5月(ナント)
フランソワ・フランクールはヴァイオリニストとして成功後、パリのオペラ界
でも作曲家として名声を得た人物。またフランソワ・ルベルも同様にヴァイオ
リニストとして活躍。後に2人はオペラ座監督を務めています。親友であった
二人が共作したのがこの叙情悲劇「ピラムとティスベ」。ピラムとティスベは
愛し合っていましたが、対立関係にある両家。ある時ふたりは夜中に駆け落ち
をすることにしましたが、誤解と行き違いからピラムはティスベが死んだと思
い、自殺。その事実を知ったティスベもまた後を追い、命を絶ってしまう。と
いうロミオとジュリエットのような悲恋のお話。演奏はフランス古楽界を代表
するダニエル・キュイエ率いるアンサンブル・ストラディヴァリア。

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09-02 No.27-2

2009年02月24日 17時52分57秒 | Weblog
<Grand Slam>
GS 2034 \2250
モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調、K.385「ハフナー」
ステレオ
シューベルト:交響曲第8(7)番 ロ短調、D.759「未完成」
ステレオ
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調、作品36
モノラル
カール・シューリヒト(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)-(6)1956年6月3-6日、(7)-(10)1952年5月27-30日、ウィーン、
ムジークフェラインザール
使用音源:モーツァルト London(U.S.A)CS 6113(英デッカ片面テスト・プレス
/未発売),
シューベルト&ベートーヴェン Decca(U.K.)SPA 225, London(U.S.A.)LL 629
■制作者より
“幻のテスト・プレス”とは?
1956年、英デッカによってステレオ録音されたシューリヒト/VPOのモーツァル
トの「ハフナー」とシューベルトの「未完成」は、1957年にモノラル盤が発売
されました。その後、この2曲のステレオLPは1960年代になってアメリカと日本
でようやく発売されましたが、本家の英デッカのステレオ盤は番号まで告知さ
れながらも未発売に終わりました。かろうじて「未完成」は1972年になって初
めてデッカ・プレスのステレオLP(本CDではこれを使用)が登場しましたが、
「ハフナー」の方はとうとう一度も発売されませんでした。
ところがGrand Slamは遂に、1956年に製作され、日の目を見ることがなかった
「ハフナー」の“幻のテスト・プレス”を入手しました。しかも、それは幸運
なことに未開封の新品という、復刻の素材としては最高のものです! 番号はア
メリカ盤ですが、LP盤そのものは英デッカのプレスで、その信じがたいほどの
鮮明さは、さすがにデッカというほかはありません。前回のクナッパーツブッ
シュの「ワルキューレ」第1幕がGrand Slam創業以来最高のクオリティだとする
と、今回のハフナーは“最大の驚き”と言っていいでしょう。
ベートーヴェンも同じくアメリカ・ロンドン盤を使用しましたが、これもLP盤
は英デッカ・プレスです。こちらは放送局に眠っていたLPのようで、当時の盤
としては驚くほどノイズが少ないのも幸いでした。
■解説書の内容
上記に触れたような、未発売に至る経緯を詳しく解説しています。
(以上、平林 直哉)



<medici arts>~EUROARTS
20 72208(DVD-Video) \2900
(1)メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」
(2)バルトーク:バレエ「中国の不思議な役人」組曲
(3)R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調
(3)ルドルフ・ブッフビンダー(P)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:1977年(ライヴ)
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
1929年生まれの指揮者にはアーノンクール、ハイティンク、ベルグルンドら錚々
たる顔ぶれが並びますが、2009年9月8日に80歳の誕生日を迎える巨匠ドホナー
ニもそのひとり。
比較的最近のキャリアをみても、1994年よりフィルハーモニア管の首席客演指
揮者、さらに1997年から2008年まで同首席指揮者を歴任、また、2004年にはハ
ンブルク北ドイツ放送響の首席指揮者に就任して現在に至るという流れはその
ままドホナーニの高い評価を裏付けるものです。
過去の業績ではクリーヴランド管の音楽監督時代(1984-2002)も実りあるもので
したが、なかでもファンに強く記憶されているのが、最高ともいえる相性の良
さをみせたウィーン・フィルとの仕事。ベルクのオペラ「ルル」と「ヴォツェ
ック」、ストラヴィンスキーやバルトークによるバレエ作品、そしてメンデル
スゾーンの交響曲全集と、1970年代後半から1980年代前半にかけて行われたレ
コーディングはいずれも金字塔と呼ぶにふさわしく、このたびmedici artsよ
りリリースされるライヴ映像作品もまたまさにこれらと同時期に収録されたも
のです。
プログラムが重なるのは1977年と収録時期がほぼ同じということもあるので
しょう。メインは上述のスタジオ盤全集で清清しい印象を残した「スコットラ
ンド」と、同年のセッション録音では全曲版だったバルトークの「役人」。こ
こでも知的で冷静なドホナーニのアプローチに、名門ウィーン・フィルが圧倒
的な表現力で応えています。また、名手ブッフビンダーの華麗なテクニックが
聴けるブルレスケもスタジオ盤にはなかっただけに注目されるところです。




<ARTE VERUM>
ARV 007SPE \1650
G.B.ペルゴレージ:スターバト・マーテル
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ウルリカ・テンスタム(メゾ・ソプラノ)
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
録音:2009年1月7-10日
その声に柔らかな磨きがかかり、ますます表現豊かな歌を聴かせてくれるバー
バラ・ヘンドリックスの新譜は、スターバト・マーテル。冒頭から、涙をこら
えるように抑制のある表現ながら、その真摯ないのりの心に打たれます。ドロ
ットニングホルム・バロック・アンサンブルの面々も、粒立ちのよいアンサン
ブルで、ただならぬ上手さ。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭への期待も高まりま
す。さらに、2010年はペルゴレージの生誕300年記念にあたることから、アニ
バーサリー先取りのディスクともなっています。




<Talent>
DOM 291194 \2300
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 楽章 ヘ長調(1881)
シューベルト:弦楽四重奏断章 ハ短調
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 変ロ長調(1865)
ヨーゼフ・ヨアヒム:弦楽四重奏曲 ハ短調
イスラエル四重奏団
単一楽章の弦楽四重奏曲を集めた興味深いカップリング。チャイコフスキーは
25歳の時の習作。ドヴォルザークは有名な「アメリカ」の前に作曲されたチャ
ーミングな曲。ヨアヒムは世界初録音。

DOM 2911126 \2300
ロドルフ・クロイツェル(ロドルフ・クレゼール)(1766-1831):
ヴァイオリン協奏曲 第9番 ホ短調
ヴァイオリン協奏曲 第13番 ニ長調
「ネル・コル・ピゥ」変奏曲
カニグーの農民の歌
ホセ・フェレイラ・ロボ(指)オルケストラ・ド・ノルテ、ポルト
サスキア・レティエク(Vn)
ベートーヴェンの最も重要なヴァイオリン・ソナタ第9番は当初、イギリス人の
ブリッジタワーに捧げられる予定でしたが、ふたりの不和により、当時ヴィル
トゥオーゾとして有名だった、フランス人のクロイツェルに捧げられました。
彼は結局、ベートーヴェンのこのソナタを一度も演奏しなかったのですが、ベ
ートーヴェンのソナタの強烈なパワーにより音楽界だけでなく、トルストイの
小説や、ヤナーチェクの作品にも彼の名前は登場し歴史に永遠に名前を残すこ
とになりました。そんなクロイツェルのヴァイオリン協奏曲は親しみやすいメ
ロディと、当時の超絶技巧を駆使した書法により、これからは音楽の魅力で歴
史に名を残すことになるかもしれません。




<harmonia mundi>
HMG 501261 \1650
ハインリッヒ・シュッツ(1585-1672):
ムジカーリッシェ・エクセークヴィエン 作品7 SWV 279-281
(1)第1部 ドイツ鎮魂ミサの形式によるコンチェルト
(2)第2部 モテト「主よ、あなたさえいてくだされば」
(3)第3部 シメオンのカンティクム「主よ、あなたは今こそこの僕(しもべ)を」
(4)モテト「それほどに神はこの世を愛されました」SWV380
(5)モテト「今よりのち主にあって死ぬ者は幸いです」SWV 391
(6)モテト「わたしはキリストのもとに去ります」SWV 379
(7)小宗教的コンチェルト 作品9より「わたしは復活である」SWV 324
(8)小宗教的コンチェルト 作品8より「おお、愛する主なる神」SWV 287
(9)モテト「天は神の栄光を物語り」SWV 386
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャペル・ロワイヤル
大バッハのちょうど1世紀前、初期ドイツ・バロック期最大の作曲家ハインリヒ
・シュッツ。G.ガブリエリの壮麗なヴェネツィア様式を学びましたが、三十年
戦争時代の苦悩の中で、その音楽は深い静寂を湛え、強靭な精神性を秘めるも
のとなりました。ロイス公のための「音楽による葬送」は、静かな諦観と哀惜
の念に満ちています。ヘレヴェッヘはテキスト一語一語を丹念に語らせており、
深く敬虔な祈りの音楽となっています。

HMG 501591 \1650
ブラームス:宗教合唱曲集
(1)2つのモテットop.74 (2)祝辞と格言op.109 (3)3つのモテットop.110  
(4)ミサ・カノニカ (5)2つのモテットop.29
マルクス・クリード(指)RIAS室内合唱団
録音:1994、1995年
ブラームスはその生涯を通じて合唱曲を書いていました。宗教的なモテットは、
ルターがドイツ語に訳した聖書のテクストに基づいています。ルターのテクス
トの敬虔な世界と、ロマンティシズム溢れる世界が見事に調和しています。

HMG 501268 \1650
ジェズアルド(1561?-1613):5声のマドリガーレ集
(1)第3巻より3、8、9、11番
(2)第4巻より1、11、18番
(3)第5巻より9、11、14番
(4)第6巻より1、6、13番
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
録音:1987年7月
ルネッサンスの巨星、ジェズアルド。妻を自らの手で殺め、強烈な気性で、い
つも空想にふけっていて、それでいてものすごく高貴な身分だった・・・など
という種々の逸話に彩られた人物ですが、彼の残したマドリガーレは、死後400
年経とうとしている今なお鮮烈に響きます。彼の手にかかると、言葉はレント
ゲンで撮影されたように極限まで分解されます。言葉がその意味と音、両方の
力強さを得て聴く者に迫ります。

HMG 501968 \1650
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
(1)第39番ト長調Hob.XV-25 (2)第43番ハ長調Hob.XV-27 
(3)第44番ホ長調Hob.XV-28 (4)第45番変ホ長調Hob.XV-29
トリオ・ワンダラー
(原盤:LDC 2781143(廃盤))
録音:2001年
トリオ・ワンダラーのハイドン。どこまでも自然に流れながら、シンプルなエ
レガントが大変魅力的です。

HMG 507258 \1650
エルガー:
(1)子供部屋組曲(1931) (2)幻の子供たちOp.43 (3)月夜にOp.50 
(4)ロマンスOp.62-ファゴットとオーケストラのための (5)ため息Op.70 
(6)弦楽セレナードOp.20 
(7)エレジーOp.58
ジュリー・プライス(Fg(4)) ステファニー・ゴンリー(Vn(1))
 ウィリアム・ベネット(Fl(1)) オシアン・エリス(Hrp(5))
ポール・グッドウィン(指)イギリス室内管弦楽団1
録音:2000年3月
エルガーの管弦楽作品は、弦楽パートの書法の際立った美しさ、ふくよかな音
の厚みの世界が魅力。子供部屋組曲は、エルガーが若い頃から手がけていた作
品で、彼の初期作品特有のふくよかな旋律が印象的(組曲は最終的には彼の晩年
になって完成)。4曲目の「ロマンス」は、「ファゴット・レボリューション/
工藤淳子」のCDにも収録(ピアノ版)された名曲。はかなく薫り高い管弦楽伴奏
に乗って、ファゴットが物憂げな歌を奏でます。7曲目のエレジーは、感情の
起伏をわずか60小節に凝縮した1曲。弦楽器の潤いある響きが印象的です。

HMG 501725 \1650
A.スカルラッティ:カンタータ集
美しき花々の母、オルフェオはそれを知って、愛する胸に飛び込んで
マリア・クリスティーナ・キール(S)
ジャン=マルク・エメ(指)コンチェルト・ソアーヴェ
録音:2000年5、6月
神話の登場人物である恋人たちが、運命によって引き裂かれてしまう悲しみを
歌った作品集。キールの深く語るような歌声が、悲しみの物語をしみじみと聴
かせます。コンチェルト・ソアーヴェによる伴奏も、キールの語る悲劇を哀し
げに美しくなぞってゆきます。

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09-02 No.26

2009年02月24日 17時52分25秒 | Weblog
<K&K出版レーベル>
KUK 03 \2080
ブラームス:ピアノ作品集
8つの小品 Op.76(カプリッチョ 嬰ヘ短調,カプリッチョ ロ短調,
間奏曲 変イ長調,間奏曲 変ロ長調,カプリッチョ 嬰ハ短調,間奏曲 イ長調,
間奏曲 イ短調,カプリッチョ ハ長調)
変奏曲 ニ長調 Op.21-1
変奏曲 ニ長調 Op.21-2
間奏曲 変ホ長調 Op.117-1
リリヤ・ジルベルシテイン(ピアノ)
録音:2007年10月、バート・ホンブルク,ライヴ
とあるショップの試聴記に取り上げられたほど前編が好評だった、ジルベルシ
テインのバート・ホンブルクでのライヴ、その後編。前編(KUK 02)がベートー
ヴェンのソナタだったのに対し、後編はブラームス。ここでも正攻法で熟成味
溢れた演奏を繰り広げて、しっかりとした手応えがある。

KUK 11 \2080
「ハープとオルガンによるコンサート」
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-アダージョ
チャートック:ベージュ色の夜想曲
ダマーズ:ラプソディ/アルベニス:コルドバ
バッハ:パルティータ第3番BWV.1006-プレリュード
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」-幻想曲
ブランコ:オルガン協奏曲
サミュエル=ルソー:田園変奏曲
オルヤ・カイザー(ハープ)
ウルリケ・ノルトホフ(オルガン)
録音:2007年8月,DDD、56m
ハープとオルガンが共演したCDは珍しいだろう。華麗なハープと厳かなオルガ
ンは、一見正反対なようだが、カイザーとノルトホフの創意工夫で、従来にな
い美を作り出すことに成功している。注目はジャン=ミシェル・ダマーズ
(1928-)のラプソディ。彼の母親は高名なハーピスト、ミシュリヌ・カーンとう
だけに、さすがにハープの魅力を知り尽くしている。幻想的で夢見心地の音楽
は、近代フランス音楽マニアなら、うっとりと聞き惚れること間違いなしだろう。

KUK 12 \2080
「アート・オヴ・コンダクティング-パヴェウ・プシトツキ」
(1)モーツァルト:交響曲第36番 ハ長調 K.425 「リンツ」
(2)ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 Op.22
パヴェウ・プシトツキ(指揮)
カトヴィツェ・シレジア室内フィルハーモニー管弦楽団
録音:
(1)2002年9月15日,マウルブロン修道院,ライヴ
(2)2007年11月10日,バート・ホンブルク,ライヴ
パヴェウ・プシトツキは、1958年生まれのポーランドの指揮者。クラクフで学
び、1980年代にはクラクフ・フィルハーモニー管弦楽団、ウッチ国立歌劇場で
活動。1988年から1991年まで、グダニスク・バルト・フィルハーモニー管弦楽
団の首席指揮者、1995年から1997年まで、ウッチのアルトゥール・ルービンシュ
タイン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を勤めた。プシトツキの正攻
法の音楽作りが好ましい演奏である。

KUK 44 \2080
「ヘンデルの力」
ヘンデル:
「イェフタ」,「サムソン」,「ユダス・マカベウス」,「サウル」,
「ソロモン」,「ベルシャザール」,「メサイア」,
「メサイア」モーツァルト編曲版,「ヨシュア」の抜粋
ユルゲン・ブッダイ(指揮)
ハノーヴァー・ホーフカペレ,他
K&Kの目玉企画である、マウルブロン修道院におけるヘンデルのオラトリオ演奏
からの抜粋。ユルゲン・ブッダイの手堅く温もりのある演奏は、いずれの作品
においても優れた味わいを生み出している。このシリーズに関心があるものの、
まだ手が出せない人には打ってつけの1枚だろう。




<MARQUIS>
MAR 81379 \1980
(1)ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
(2)ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
(3)ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
サンクトペテルブルグ弦楽四重奏団:
【アラ・アラノフスカヤ(Vn)、アラ・クロレヴィッチ(Vn,(2))、ダヴィド・
チェルニャフスキ(Vn,(1)(3))、ボリス・バイネル(Va)、レオニード・シュカ
エフ(Vc)】
録音:2007年11月,オハイオ州オベリン((1)(3))、
2005年7月,サンクトペテルブルグ((2))
既に20年以上の歴史を持つサンクトペテルブルグ弦楽四重奏団の新録音。ドビュ
ッシーの弦楽四重奏曲は、しばしばあるような鋭角的なキツイ演奏ではなく、
余計な力を抜きつつ知性を張り巡らしたクールビューティ的演奏。

MAR 81383 \1980
ジョン・バージ(1961-):
アッパー・カナダ組曲,
フランダースの野の随想
ナーハン・アーマン指揮
シンフォニア・トロント
録音:2007年10月29,30日,トロント
ジョン・バージは、1961年、カナダ、オンタリオ州ドライデン生まれ。1987年
以来、キングストンのクィーンズ・ユニヴァーシティで作曲の教授を務めてい
る。ここに収録されている2作品は、どちらも弦楽合奏曲。「アッパー・カナダ
組曲」は1997年の作品で、4曲からなる作品。民謡を用いた音楽が楽しい。「フ
ランダースの野の随想」は2006年にシンフォニア・トロントからの依頼で作曲
したもので、5曲からなる静かな佳作。シンフォニア・トロントは、1998年に
結成された小オーケストラ。

MAR 81395 \1980
「チェロの芸術-チェロの傑作の二百年」
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ヒッキー:ベアラ
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ロストロポーヴィチ:ユモレスク
ドミトリ・コーゾフ(チェロ)
ピーター・ロール(ピアノ)
録音:2005年5月24,25日,2007年5月31日
ドミトリ・コーゾフは、サンクトペテルブルグ出身のチェリスト。少し翳りの
入った美音が特徴で、シューマンやショスタコーヴィチと相性がとても良い。
シーン・ヒッキーはデトロイト出身の作曲家。



<Brilliant Classics>
BRL 9015 \540
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
リリー・ブーランジェ:詩篇24番、129番、130番、古い仏教徒の祈り
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、ロンドン交響楽団

BRL 9065 \540
R.シュトラウス:最後の4つの歌
献呈Op.10-1、夜Op.10-3、あした!Op.27-4、解き放たれた心Op.39-4、
子守歌Op.41-1、親しき幻Op.48-1、森のしあわせOp.49-1、
東方の聖なる三人の博士Op.56-6
シャルロット・マルジョーノ(Sop)
エド・デ・ワールト指揮、オランダ放送交響楽団

BRL 93636 \540
ハッセ:カンタータ第1集
初録音含む
アリア「Come l'ape di fiore in fiore」
カンタータ「Il nome」「Chieggio ai gigli ed alle rose」
「E ver, mia Fille, e vero」「Muta e l'Imago dell'idolo amato」
ソナタOp.3-2、Op.3-3 
ピエトロ・ブスカ指揮、アカデミア・デル・リチェルカーレ

BRL 93778 \540
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス:交響曲第6番、第7番
ヴェルナー・エールハルト指揮、コンチェルト・ケルン

BRL 93780 \540
フレスコバルディ エディション第3巻
フレスコバルディ:ミサ曲集
セルジオ・バレストラッチ指揮、スコラ・グレゴリアーナ
フィレンツェの歌によるミサ、モニカの歌によるミサ
ラ・スタジオーネ・アルモニカ

BRL 93791 4枚組 \2050
ヴァイオリンソナタとアンコール
クリスチャン・フェラス(Vln)ピエール・バルビゼ(pf)、他
ブラームス:ヴァイオリンソナタ全曲、F.A.Eソナタ
シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番、第2番、3つのロマンス
フランク:ヴァイオリンソナタ
ルクー:ヴァイオリンソナタ
クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ、
ベートーベンの主題によるロンディーノ、ウィーン奇想曲、他

BRL 93890 \540
ジル:死者のためのミサ
ミシェル・コレット:葬礼の鐘
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮、ムジカ・アンティクヮ・ケルン、他

BRL 93891 3枚組 \1550
ケルビーニ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番-第6番
メロス四重奏団

BRL 93907 21枚組 \7950
ハイドン:バリトン三重奏曲全集
ミヒャエル・ブルスィヒ(Br)エステルハージ・アンサンブル
12のカッサシオンHob.XII:19、
バリトン二重奏曲Hob.X:11、XII:4、XII:1、XII:3&5、
ディヴェルティメントHob.X:4、X:10、X:3、X:12

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09-02 No.25-1

2009年02月23日 18時17分12秒 | Weblog
<Channel Classics>
CCSSA 26909(SACD-Hybrid) \2850
アイ・ワズ・ライク・ワウ ――
オネゲル:オマージュ-演奏に立会えない作曲家の心残りを託して
マルタン:バラード
モーツァルト:アリア《あの雷のような叱咤の言葉の力が》#
ジョンゲン(ヨンゲン):アリアとポロネーズ
パディング:セカンド・ピース
カステレード:コンチェルティーノ*
ゴーベール:交響的小品
パディング:サード・ピース
フェルトハウス:アイ・ワズ・ライク・ワウ
ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)、
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)、フリッツ・ダムロウ(トランペット)*、
マルセル・ビークマン(テノール)#、
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)#、
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム#
オランダのトロンボーンを一気に世界最高峰の高みにまで飛躍させた若き立役
者、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団の首席トロンボーン奏者ヨルゲン・
ファン・ライエンのチャンネル・クラシックス第3弾!!
1997年のコンセルトヘボウ管への入団を皮切りに、難関として知られるゲブヴィ
レー国際(1999年)、トゥーロン国際(2001年)の両コンクールを制覇したライエ
ン。2007年夏にはアバド&ルツェルン祝祭管に首席奏者として参加し、マーラ
ー「交響曲第3番」第1楽章で圧巻のソロを吹き世界中から絶賛されるなど、ト
ロンボーン界の先頭を走るライエンの勢いは増すばかり。
本物の"サックバット"の音を聴かせてくれた前作(CCSSA 26708)に続く3枚目の
録音でライエンは再び"トロンボーン"に回帰。
名手ジャコメッティとのデュオによるマルタン、ジョンゲン、ゴーベールなど
トロンボーンのスタンダード・レパートリー、コンセルトヘボウ管の首席トラ
ンペット奏者ダムロウとのデュオによるカステレードなどプログラムの充実振
りは特筆物。
また、テノールのビークマンを迎えてのモーツァルトのアリア、オランダの作
曲家パディングの小品、イラク帰還兵の言葉を題材とした鬼才フェルトハウス
の野心作「アイ・ワズ・ライク・ワウ!」を取り上げるなど、新たなレパート
リーの開拓に対する情熱も凄まじい。
※このディスクはノーマルCDレイヤーがエンハンスト仕様となっており、フェ
ルトハウスの「アイ・ワズ・ライク・ワウ!」の映像が収録されています。

CCSSA 28709(SACD-Hybrid) \2850
シューマン:
ダヴィット同盟舞曲集Op.6/アラベスク ハ長調Op.18/朝の歌Op.133
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)
1998年のスタートから約10年という歳月をかけてロッシーニのピアノ作品シリ
ーズ(全8巻)を完成させたイタリア生まれオランダ育ちのピアニスト、パオロ・
ジャコメッティのシューマンが久々に登場!
ダヴィット同盟舞曲集やアラベスクを収録した新録音は、"ユーモレスク、トッ
カータ、幻想小曲集"(CCS 16798)、"シューマン&ドヴォルザークのピアノ協奏
曲集"(CCS 17898)、に続くジャコメッティ3枚目のシューマン・アルバムとなる。
ロッシーニ・シリーズや、2枚のシューマン、ウィスペルウェイとのブラームス
などで、ロマン派作品に対する造詣の深さをじっくりと丁寧に示してくれたジャ
コメッティ。これまでの功績が評価され、ユトレヒト音楽院ピアノ科教授に迎
えられたオランダの名手によるシューマンの演奏と解釈が楽しみ。

CCSSA 80309(SACD-Hybrid) \2850
チャイナ・コネクション ――
バルトーク:44の二重奏曲より
プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調Op.56
プーハン・ワン:中国の村の情景
ヒンデミット:カノン風二重奏曲
フ・シャンアオ:静かな森と荒れ狂う風
ラツィック:イストリアの踊り
ヤン・バオジー:3つのユーモレスク
ツェン・フー(ヴァイオリン)、ニン・フェン(ヴァイオリン)
四千年の歴史が育んだ中国の音楽やアーティストを紹介する"チャンネル・オヴ
・チャイナ"シリーズの最新盤は、2人の世界的ヴァイオリン奏者のデュオ・ア
ルバム。
バルトーク、プロコフィエフ、ヒンデミット、3人の中国人作曲家の作品と並び
ながら一際存在感を放つ「イストリアの踊り」。この「イストリアの踊り」は、
クロアチア生まれの天才ピアニスト、デヤン・ラツィックの"作曲家"としての
才能と実力を知ることができる貴重な録音なのである。
現在の中国にそびえ立つ2人のトップ・ヴァイオリニスト、中国人として初の
ミュンヘン・フィル団員となった女流奏者ツェン・フーと、第51回パガニーニ
国際ヴァイオリン・コンクール第1位の恐るべき才能ニン・フェンが繰り広げる
弦楽器の饗宴にも乞うご期待。




<ABC Classics>
ABC 476 6905 \2250
ウィーン、我が夢の街 ――
J・シュトラウスII世:こんにちは懐かしい愛の巣よ
ツェラー:チロルの薔薇
ジーツィンスキー:ウイーン、我が夢の街
カールマン:ハイア、ハイア
ツェラー:悪く思わないで
レハール:誰かが来るでしょう
J・シュトラウスII世(ガムレイ編):修道女のコーラス
シュトルツ(シモンズ編):私の愛する曲はワルツ
ホイベルガー:別室で
レハール:
唇は熱く燃えて、ヴィリアの歌、メリー・ウィドウ・ワルツ、
私がツィンバロンの音を聴くとき
クライスラー(ガムレイ編):瞳の中の星
アブラハム:いつでも愛を
ノヴェロ:いつか私の心が目を覚ます、マイ・ディアレスト・ディアー
アブラハム:グッド・ナイト
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、
リチャード・ボニング(指揮)、メルボルン交響楽団&合唱団
これまでの功績が称えられオーストラリア勲章(AM)を授与された同国随一のソ
プラノ歌手、イヴォンヌ・ケリー最新の歌曲集は"ウィーン"がテーマ。
イヴォンヌ・ケニーが歌うJ・シュトラウスやカールマン、ツェラー、レハール
などの作品を通じて、ウィーンのロマンスと情熱、きらめくユーモアをたっぷ
りと堪能できる。
偉大なる先駆者サザーランドと幾多の名演を築いてきたボニングのサポートも
的確。ウイーン、確かにそれは夢の街。2008年の録音。

ABC 442 509-2 \2250
シンプル・ギフト ――
ドヴォルザーク:月に寄せる歌
プッチーニ:ねえ、優しい優しいお父様
ドリーブ:カディスの娘たち
ノヴェロ:ウィール・ギャザー・リラックス
グノー:アヴェ・マリア
ヘンデル:輝かしいセラフィム
フランク:天使の糧
シューベルト:セレナーデ
グリーグ:ソルヴェイグの歌
ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌
メンデルスゾーン:歌の翼に
シューベルト:ロマンス
マルティーニ:愛の喜び
伝承曲(カントルーブ編):バイレロ
伝承曲(ギャムリー編):ダニー・ボーイ
伝承曲(フロート編):庭の千草
伝承曲(ブリテン編):おお悲しみよ
伝承曲(ハースト編):アイ・ノウ・ウェアー・アイム・ゴーイング
ビショップ(ガムレイ編):埴生の宿
伝承曲(コープランド編):シンプル・ギフト
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、
ウラディミール・カミルスキ(指揮)、メルボルン交響楽団
イヴォンヌ・ケニーの「シンプル・ギフト」は、初リリース時に35000枚以上の
売上を記録しゴールド・ステータスを獲得したABC Classicsの最大のヒットの
1つ。
アヴェ・マリアやダニー・ボーイなど、馴染みの深いオペラ・アリア、歌曲、
伝承曲のメロディーが1つ1つ大切に歌われた「シンプル・ギフト」はその名の
とおり、イヴォンヌ・ケリーからのシンプルで素晴らしい贈りもの。1993年12月
の録音。

ABC 476 158-1 \2250
サリー・ガーデン ――
伝承曲(テイト編):ザ・ラーク・イン・ザ・クリア・エア
伝承曲(ブリテン編):サリー・ガーデン
伝承曲(ヒューズ編):シー・ムーヴド・スルー・ザ・フェア
ヴォーン=ウィリアムズ:リンデン・リー
クィルター:深紅の花びらは眠り
ホルスト:ハート・ウォーシップス
ブリッジ:カム・トゥ・ミー・イン・マイ・ドリーム、愛はペガサスに乗って
バックス:ラン・オヴ・エグザイル
伝承曲(ブリテン編):
答えのなんと優しいことか、ああ悲しいかな、恋人にりんごをあげよう
伝承曲(クィルター編):春の日の花と輝く
ヴォーン=ウィリアムズ:真昼の静けさ
ガーニー:眠り
エルガー:ダマスクローズのように
クィルター:愛の哲学
ワーロック:眠り
ディーリアス:黄昏の幻想、ヴェネヴィル
伝承曲(クィルター編):バーバラ・アレン
伝承曲(ブリテン編):とねりこの林
スポティスウッド:アニーローリー
伝承曲(ヒューズ編):アイ・ノウ・ホエア・アイム・ゴーイン
伝承曲(ブリテン編):少年楽士
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、キャロライン・アルモンテ(ピアノ)
ヴォーン=ウィリアムズ、バックス、ブリッジ、クィルター、ホルスト、エル
ガー、ディーリアス、そしてブリテンのアレンジによる伝承曲がギッシリと詰
まったイヴォンヌ・ケニーの歌うイギリス一色の歌曲集。
僅か数分という演奏時間の中に極上の旋律美が込められた25曲の歌曲が、歓び、
愛、悲しみ、希望といった様々な感情を表現している。2003年4月の録音。

ABC 476 6500 \2250
ミューズ・トゥ・マーダー ――
R・シュトラウス:
歌劇《エレクトラ》より 孤独!なんと悲しいこと、
歌劇《ナクソス島のアリアドネ》より すべてが清らかな国がある、
楽劇《サロメ》より ヨカナーンよお前は口づけを許さなかったね
ワーグナー:
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲と愛の死、
楽劇《神々の黄昏》より ブリュンヒルデの自己犠牲
エリザベス・コンネル(ソプラノ)、
タン・ムーハイ(指揮)、クイーンズランド管弦楽団
エレクトラ、アリアドネ、サロメ、イゾルデ、ブリュンヒルデ。悲劇の運命に
導かれた女性たちの"言葉"で構成されたR・シュトラウスとワーグナーのアリア
集。エリザベス・コンネルは、1972年のウェックス・フォード・オペラ・フェ
スティヴァル、1973年のシドニー・オペラ・ハウスへのデビューからキャリア
を重ね、屈指のシュトラウス&ワーグナー歌手として活躍を続ける南アフリカ
生まれのソプラノ歌手。悲劇のヒロインたちが乗り移ったかのようなコンネル
迫真の歌声に圧倒させられる。2007年2月の録音。

ABC 465 687-2 \2250
ベスト・オヴ・ジョーン・サザーランドVol.1 ――
ドニゼッティ:歌劇《ルクレツィア・ボルジア》より 彼は私の息子でした
チレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より Del sultano Amuratte...
ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》より 戦火の中で私は生まれた、何と楽しい日
プーランク:歌劇《カルメル派修道女たちの対話》より 私の娘が
ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より 清き女神よ、儀式はこれで終った
J・シュトラウスII世:喜歌劇《こうもり》より 8つの孤独な夜
ヴェルディ:歌劇《イル・トロヴァトーレ》より 何をぐずぐずしておいでなの?
この恋を語るすべもなく
ドリーブ:
歌劇《ラクメ》より Par les dieux inspiree、
La-bas dans la foret plus sombre
レハール:喜歌劇《メリー・ウィドウ》より メリー・ウィドウ・ワルツ
ドニゼッティ:
歌劇《ランメルモールのルチア》より あの方が来られました、
エンリーコ様がお出でだ!
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、
リチャード・ボニング(指揮)、エリザベス・シドニー管弦楽団
ベルカント・オペラ復活の功労者にしてオーストラリアを代表するソプラノ歌
手、ジョーン・サザーランド(1926-)。
引退前のサザーランドが、公私両面のパートナーでもある夫君リチャード・ボ
ニングの指揮でシドニー・オペラ・ハウスを舞台に上演されたライヴからのハ
イライト。
ドニゼッティやチレアなど、サザーランドとは切っても切れない作曲家たちの
オペラ・アリアが高らかに歌われる。聴衆の熱狂度がオーストラリアでのサザ
ーランドの絶対的人気を証明している。1976年-1988年のライヴ録音。

ABC 454 504-2 \2250
スカルソープ:
エッシントン港/弦楽のためのソナタ第1番/弦楽のための悲歌/
弦楽のためのソナタ第2番/同第3番/イルカンダIV
リチャード・トネッティ(ディレクター)、
オーストラリア室内管弦楽団
オーストラリアのリーディング・コンポーザー、ピーター・スカルソープ
(1929-)の弦楽オーケストラのための作品集。
演奏はオーストラリアが世界に誇るワールド・クラスの弦楽オーケストラ、リ
チャード・トネッティ率いるオーストラリア室内管。「エッシントン港」では
トネッティやチェロのキャメロン・レッチフォードがソロを担当。名手たちの
さりげない技に興味を惹かれる。1995年-1996年の録音。

ABC 456 698-2 \2250
ヴァイン:ピアノ協奏曲/交響曲第4.2番/合唱交響曲
マイケル・キーラン・ハーヴェイ(ピアノ)、
エド・デ・ワールト(指揮)、シドニー交響楽団、
シドニー・フィルハーモニア・モテット合唱団
コアなファンから根強い支持を得ている西オーストラリア州の州都パース生ま
れの作曲家カール・ヴァイン(1954-)。映画音楽、テレビ音楽の作曲家としても
活躍するヴァインらしく、突き抜けるトランペットや独特のリズムを刻む合唱
など、3作品とも劇的でダイナミック。
演奏者にもデ・ワールト&シドニー響のコンビに加えて、ヴァインのスペシャ
リスト、マイケル・キーラン・ハーヴェイなど役者が揃い踏み。
1997年-1998年の録音。




<Urtext>
JBCC 169 \2180
ビジャヌエバ:ピアノ作品集 ――
大幻想曲/スビサの粉屋/ユーモラスな3つの舞曲(I)/マズルカ第1番/
マズルカ《マリア》/マズルカ第3番/ユーモラスな3つの舞曲(II)
エジソン・キンタナ(ピアノ)
メキシコの忘れられし夭折の作曲家フェリペ・ビジャヌエバ(1862-1893)のピア
ノ作品集という中南米音楽ファン注目の録音がご当地メキシコのウアテクスト
(Urtext)から登場。
19世紀メキシコの神童ビジャヌエバは、6歳から作曲をスタートさせ、地方の教
会ではオルガン演奏も引き受けていたという。30数年という生涯の中で作曲さ
れたピアノ作品は、中南米で想像する情熱的というよりも、サロン音楽風であ
りどことなくショパンの作品を連想させる詩的な作風が特徴的。
ポンセやハルフテルのピアノ作品を録音してきたメキシコのピアニスト、エジ
ソン・キンタナの演奏がビジャヌエバの音楽を再評価に導く。

JBCC 168 \2180
メキシコのフルートと管弦楽のための音楽 ――
モンカージョ:アマツィナク
ペーニャ:フルート協奏曲
モヤ:固定観念
アルバレス:ユートピアIII
トレス:フルート協奏曲
ミヘル・アンヘル・ビジャヌエバ(フルート)、
ヘスス・メディーナ(指揮)、アンサンブル・アルス・モデルナ
ラテンの熱い鼓動と哀愁漂う旋律を併せ持ったメキシコの5人の作曲家たちに
よる珍しいフルート協奏曲集。
メキシコ国立音楽大学、パリ・エコール・ノルマ、リヨン音楽院で研鑽を積ん
できたミヘル・アンヘル・ビジャヌエバは、メキシコ、ドイツ、フランスを拠
点にソリスト、室内楽奏者として活躍中のトップ・フルーティスト。
メキシコ人らしい情感豊かなフレーズと、フランス仕込みの確かなテクニック
がレベルの高い演奏を生む土台となっている。

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09-02 No.25-2

2009年02月23日 18時16分43秒 | Weblog
<Rondeau>
ROP 6022 \2300
テレマン:カンタータ集 ――
全地よ、主に向かいて喜びの声をあげよ/死にゆくイエス/ Reiner Geist
lass doch meine Herz/ In Gott vergnugt zu leben/われいずこに逃れ行かん
/Es sind schon die letzen Zeugen
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス&指揮)、
聖トーマス教会少年合唱団、ザクセン・バロックオーケストラ
後期バロック時代の大作曲家、テレマンの1000曲を上回る数のカンタータの中
から選ばれたハンブルクで作曲され"バス"をソロとする6曲のカンタータを収
録。バス独唱、指揮者の二役をこなすゴットホルト・シュヴァルツは、ロッ
シュ、シュライヤー、ポンマー、リリングといった名匠たちの下で研鑽を積ん
だザクセン州生まれの音楽家。
バロック唱法に定評のあるシュヴァルツの歌声と、トランペットやオルガンと
の絡みが優雅で美しい。

ROP 6025 \2300
スーツケース ――
マイネリオ:シャラズラ・マラズラ
パレストリーナ:美しきかな、わが友よ
コンフォルティ:リチェルカーレ
アラミレ:タンデルナック
スヴェーリンク:Tes beaux yeaux
バード:セレンガー・ラウンド
ホルボーン:パドゥアナ、ガリアルダ
ヴォーン=ウィリアムズ:組曲より
フィッシャー:組曲ト短調
コーマンス:ジョガー
シーグ:アフリカ組曲第4番
ワンダー:愛するデューク
アンサンブル・パイプライフ
アンサンブル・パイプライフは、女流奏者のみで1999年春に結成されたドイツ
のリコーダー・アンサンブル。2005年には新たなメンバーを加え五重奏に編成
を拡大。"四重奏"と"五重奏"の両編成を使い分けドイツ各地の古楽コンクール
で優秀な成績を続々と獲得するなど、活躍の場を広げている。
メンバー全員がアムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテットのメン
バーでもあるカレル・ファン・ステーンホーフェンに師事しており、名手直伝
のテクニックとレパートリーが今後の飛躍を予感させてくれる。




<Centaur>
CRC 2969 \2080
リストへのオマージュ ――
リスト:
葬送曲/忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調/エステ荘の噴水/ソナタ風幻想曲
《ダンテを読んで》/灰色の雲/愛の夢/泉のほとりで/ペトラルカのソネッ
ト第123番/ラ・カンパネラ/夢に/メフィスト・ワルツ第1番
エリック・ハイミ(ピアノ)
アメリカ有数のラヴェル弾きとして高い評価を得ているエリック・ハイミの"オ
マージュ・シリーズ"最新作はリスト。「ラ・カンパネラ」などの定番も含む選
び抜かれた11作品で独自のカラーを感じさせてくれるプログラムを構成してい
る。10歳でボルティモア響と、5歳と19歳の時にはワシントン・ナショナル響に
ソリストとして招かれたエリック・ハイミの実力は本物。
ちなみにシュタイングレーバーのピアノは、リストが愛用していた楽器として
も知られており、作曲者愛用の楽器で改めて聴く演奏はどこか感慨深いものが
ある。楽器にもこだわった"オマージュ"アルバムである。

CRC 2956 \2080
ショパンへのオマージュ ――
ショパン:
チェロ・ソナタ ト短調Op.65/序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3/2つの
夜想曲(ワトキンス、ハイフェッツ編)/協奏的大二重奏曲/2つの練習曲(グラ
ズノフ編)/夜想曲ホ短調Op.72(タニエフ編)
アントニー・クック(チェロ)、アルミン・ワトキンス(ピアノ)
アントニー・クックは、「モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」でお馴染
みのロンドン・モーツァルト・プレーヤーズを経てアメリカのノースウェスタ
ン大学チェロ科の准教授として活躍中のベテラン・チェリスト。
また、ロイヤル・リヴァプール・フィルやデンマーク放送響にソリストとして
招聘されたピアノのアルミン・ワトキンスは、36年間にわたってサウス・フロ
リダ大学人文科学部教授を務めていたというユニークな経歴の持ち主。
オリジナルのチェロ・ソナタなどはもちろん、チェロ&ピアノのためにアレン
ジされた「夜想曲」や「練習曲」も一味違った魅力があって面白い。

CRC 2954 \2080
ホヴァネス:
寺院の鐘による頌歌/交響曲第10番/管弦楽のためのバラード《浮世》/世阿
弥の瞑想
チュン・パク(指揮)、フロスト交響楽団
自身のルーツでもあるアルメニアや、アジアの音楽に関心を寄せ、67曲の交響
曲を筆頭に400曲を超える膨大な数の作品を遺した20世紀アメリカの奇才アラン
・ホヴァネス。
ここでは東洋の音楽を意識して作曲された4つの作品が収録されており、アメリ
カの作曲家が書いたどこか身近な音楽に触れることができる。
マイアミ大学のオーケストラ、フロスト交響楽団は、過去にはモントゥーやス
トコフスキ、ピアティゴルスキー、ハイフェッツ、ルービンシュタインとの共
演、W・シューマンの「ニューイングランド三部作」の初演などを行ってきた歴
史ある団体。

CRC 2973 \2080
ゲーゼ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集 ――
ソナタ第1番イ長調Op.6/同第2番ニ短調Op.21/同第3番変ロ長調Op.59
ケイティ・ウルフ(ヴァイオリン)、エイドリアンヌ・キム(ピアノ)
19世紀のデンマークとドイツに大きな足跡を遺したデンマークの作曲家ニルス
・ゲーゼ(ガーデ)のヴァイオリン・ソナタ集を女流デュオの演奏で。
自身のヴァイオリン奏者として活躍した経験がダイレクトに作品へと反映され
ており、ゲーゼの小規模な室内楽作品にも、代表的作品と評されている交響曲
に勝るとも劣らぬ魅力がある。

CRC 2863 \2080
オーボエ・オン・ザ・エッジ ――
ドラティ:協奏的二重奏曲
シュタインバッハ:アクシデント
シュラー:オーボエ・ソナタ
ローズマン:無伴奏オーボエのためのパルティータ
スカルコッタス:コンチェルティーノ
ケヴィン・ヴィーニョ(オーボエ)
ウィリアム・ウィングフィールド(ピアノ)、
ファルコ・シュタインバッハ(ピアノ)
20世紀の名指揮者アンタル・ドラティの「協奏的二重奏曲」やギリシャのスカ
ルコッタスの「コンチェルティーノ」など、オーボエのための近現代の珍しい
レパートリー集。
オーボエのケヴィン・ヴィーニョは、ニュー・メキシコ交響楽団の首席オーボ
エ奏者であり、サンタ・フェ・オペラ、ニュー・メキシコ・ウィンズ、トリオ
・ニュー・メキシコなどでも活躍中。

CRC 2948 \2080
ラザロフ:
ピアノ三重奏曲第2番/無伴奏ヴァイオリンのための《モメンティII》
テンピ・コンチェルターティ/2つのヴァイオリンのための《4つの練習曲》
アデュー
クリスティアーネ・エディンガー(ヴァイオリン)、
エマヌエル・シュミット(チェロ)、クラウス・ヘルヴィヒ(ピアノ)、
エイドリアン・イリエスク(ヴァイオリン)
カリフォルニア大学音楽学部名誉教授、ブルガリア出身の作曲家アンリ・ラザ
ロフ(1932-)の室内楽作品集。
1962年モナコ国際作曲コンクール優勝という実績を持つラザロフの作品は、ベ
ルリン・フィルやボルチモア響、ロンドン・シンフォニエッタといった著名な
オーケストラにも取り上げられている。




<Querstand>
VKJK 0820 2枚組 \4600
軽音楽と楽器の女王-
チューリッヒ・トーンハレのオルガンとヴァーデンスヴィル・グルベンマン教
会のオルガン
ウルスラ・ハウザー(オルガン)
19世紀初期から20世紀中期までのオルガン小品をスイスの2台のオルガンで演奏。
メリーゴーランドに乗っているかのようなご機嫌で風情のある音楽が満載。





<フランスSONY-BMG>
※入荷は不定期です。この機会にご検討下さい。

88697486772 4枚組 \2450
プーランク:
ピアノ作品集(ル・サージュ)フルート・ソナタ(ドュフール)
ヴィオリン・ソナタ(ブラッハー) オーボエ・ソナタ(ルルー)
チェロ・ソナタ(サルク) クラリネット・ソナタ(メイエ)
2台のピアノのための協奏曲、ピアノ協奏曲(ル・サージュ、
ブラレイ(P) ドゥヌーヴ指揮)
オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲(ザムコヒアン(Org)
ミュンシュ指揮)
Ouvres sacress a cappella(トリニティ・カレッジ)
10の歌曲集(シュテュッツマン)

88697486782 4枚組 \2450
フォーレ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番(コルシア(Vn) ルイサダ(P))
6つの夜想曲集(ルイサダ)
レクイエム(ボニー(S)ハーゲゴール(Br)小澤征爾指揮)
ラシーヌの賛歌、アヴェ・ヴェルム、サルヴェ・レジナ、
アヴェ・マリア、小ミサ曲(トリニティ・カレッジ)
歌曲集(シュテュッツマン、コラール)
ペレアスとメリザンド、パヴァーヌ(デイヴィス)
ピアノと管弦楽のためのバラード(カサドシュ、バーンスタイン)
ピアノ四重奏曲第2番(アックス、スターン、ラレード、マ)

88697486802 4枚組 \2450
メシアン:
トゥーランガリラ交響曲(イヴォンヌ&ジャンヌ・ロリオ、小澤征爾)
幼児イエスにそそぐ20の眼差し(ピーター・ゼルキン)(2CD)
世の終わりのための四重奏曲(アンサンブル・インカント)

88697486792 5枚組 \2800
ラヴェル:
ピアノ作品集(アントルモン)(2CD)
ボレロ、クープランの墓、亡き王女のためのパヴァーヌ、
シェエラザード、スペイン狂詩曲、高雅で感傷的なワルツ、
マ・メール・ロア、海原の小舟、左手のためのピアノ協奏曲
(ブーレーズ)(2CD)
ピアノ協奏曲(アントルモン)ツィガーヌ(コルシア)
弦楽四重奏曲(ジュリアードQ)
ヘブライの歌(ヴィーダー・アサートン、フュルスト)

88697486812 5枚組 \2800
ドビュッシー:
ピアノ作品集(カサドシュ)(2CD)
海、牧神の午後への前奏曲、映像、夜想曲(ミュンシュ)
弦楽四重奏曲(ジュリアードQ)
歌曲集(シュトゥッツマン、コラール)
ピアノ三重奏曲(ゲリウス・トリオ)
聖セバスティアンの殉教(メルシエ)

88697486852 3枚組 \2100
デュティユー:
交響曲第2番「ル・ドゥーブル」、時の影、5つの変遷
交響曲第1番、チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」
音色・空間・運動 あるいは「星月夜」
ヴァイオリン協奏曲「夢の木」、檻 、ジャン・カスーの2つの
ソネット、瞬間の神秘
(ケラス、シャリエ、ルルー、グラーフ)

88697486902 3枚組 \2100
ルーセル:
交響曲全集(ヤノフスキ)(2CD)
組曲「バッカスとアリアーヌ」、歌曲集(メルシエ)

88697486862 5枚組 \2800
サン=サーンス:
ピアノ協奏曲全集(アントルモン、プラッソン)(2CD)
交響曲第3番「オルガン付」(ミュンシュ)、バッカナール、フランス
軍隊行進曲、死の舞踏(オーマンディ)
動物の謝肉祭(バーンスタイン)
チェロ協奏曲第2番、ミューズと詩人、ロマンス(イッサーリス、
ベル、エッシェンバッハ)
ヴァイオリン協奏曲第3番(フランチェスカッティ、ミトロプーロス)
レクイエム、詩篇第18番(メルシエ)

88697486872 4枚組 \2450
ミヨー:世界の創造、プロヴァンス組曲、ダンディ:フランス山人の
歌による交響曲、イベール:寄港地、オネゲル:交響曲第2番、
第5番、ルーセル:「バッカスとアリアーヌ」組曲第2番(ミュンシュ)
ケクラン:交響曲「7人のスターのための」(ジャッド)
シャブリエ:狂詩曲「スペイン」(バーンスタイン)
デュカス:ラ・ペリ(ブーレーズ)、デュカス:魔法使いの弟子
(ミュンシュ)、フローラン・シュミット:サランボー(メルシエ)
サン=サーンス:合唱曲「夜」(デッセー、メルシエ)
サン=サーンス:オンファールの糸車(ミュンシュ)

88697486882 3枚組 \2100
サティ:ピアノ作品集(ヴァルサーノ、アントルモン)
シャブリエ:3つのロマンティックなワルツ、サティ:4手のための
ピアノ作品、ドビュッシー:2台ピアノ作品集、カサドシュ:3台の
ピアノのための協奏曲(カサドシュ)
ミヨー:ブラジルの郷愁(ル・サージュ)
オネゲル:コンチェルティーノ(リシェ)
ケクラン:4手のためのソナチネ(タール、グロートホイゼン)
デュティユー:ピアノ・ソナタ(ゴダール)

88697486892 3枚組 \2100
トリオ・ダンシュ-オーリック、イベール、ミヨー、フランセ、トマジ、
シュミット(ポール・メイエ、フランソワ・メイエ、ジルベール・オダン)
サン=サーンス:フルートのためのロマンス(ルーカス)
プーランク:クラリネット・ソナタ(ベロー)
エネスコ:トランペットのためのレジェンド(オービエ)
ドビュッシー:シランクス(ルーカス)
サン=サーンス:ホルンのためのロマンス(カザレ)
タイユフェール:トランペットのためのガイヤール(オービエ)
デュテュユー:オーボエ・ソナタ(ギャテ)
ラヴェル:コルネットのためのハバネラ(オービエ)
ビッチュ:バソンのためのコンチェルティーノ(トレネル)
トマジ:トランペット協奏曲(オービエ)
ドビュッシー:トランペットのための祭り(オービエ)
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(ルーカス)
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ(ベロー)
フォーレ:トランペットのための「夢のあとに」(オービエ)
タンスマン:ソナティネ(トレネル)
ゴーベール:トランペットのためのカンタービレ(オービエ)
フォーレ:フルートのための幻想曲(ルーカス)
サン=サーンス:カヴァティーナ(コテ=デュモーラン)
イベール:トランペットのための即興曲(オービエ)
ケクラン:バソンのための3つの小品(トレネル)
ロパルツ:トロンボーンのための小品(ラファー)
メシアン:黒つぐみ(ルーカス)
エスケシュ:トランペットのための舞踊幻想曲(オービエ)

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09-02 No.24

2009年02月23日 18時16分14秒 | Weblog
<CLASSICAL RECORDS>
CR 099 \1780
ゲンリフ・ネイガウスの芸術 Vol.5
ベートーヴェン(1770-1828):ピアノ・ソナタ
第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2/第17番ニ短調 Op.31 No.2
第24番嬰ヘ長調 Op.78/第30番ホ長調 Op.109/第31番変イ長調 Op.110
ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ)

CR 105 \1780
シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.12
ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
セルゲイ・クズネツォフ(ピアノ)
録音:2003年、モスクワ音楽院大ホール

CR 106 \1780
ゲンリフ・ネイガウスの芸術 Vol.6
シューマン(1810-1856):クライスレリアーナ Op.16
ブラームス(1833-1897):
8つの小品 Op.76 から 狂詩曲嬰ヘ短調(No.1),間奏曲変イ長調(No.3),
間奏曲変ロ長調(No.4),狂詩曲嬰ハ短調(No.5)/間奏曲イ長調(No.6)
間奏曲イ短調(No.7),狂詩曲ハ長調(No.8)
6つの小品 Op.118 から 間奏曲イ長調(No.2)
4つの小品 Op.119 から ロ短調(No.1),ホ短調(No.2)
ラフマニノフ(1873-1943):
10の前奏曲 Op.23 から 嬰ヘ短調(No.1),ニ長調(No.4)
絵画的練習曲集 Op.39 から イ短調(No.2)
ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ)

CR 107 \1780
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル
グリーグ(1843-1907):抒情小品集第6巻 Op.57 から 過ぎ去った日々(No.1)
アレンスキー(1861-1906):
3つの素描 Op.24 から Nos.1,2
24の性格的小品集 Op.36 から
前奏曲,慰め,スケルツィーノ,森の小川,悲歌
チャイコフスキー(1840-1893):子供のアルバム(24の易しい小品)Op.39
ラフマニノフ(1873-1943):幻想的小品集 Op.3 から メロディ ホ短調(No.3)
スクリャービン(1872-1915):5つの前奏曲 Op.15
録音:1948-1953年
ロシアのユダヤ系ピアニスト、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(1875-1961)
はモスクワ音楽院院長を務め、サムイル・フェインベルク、グリゴリー・ギン
ズブルク、タチアナ・ニコラーエワ、ラザーリ・ベルマン、ドミトリー・カバ
レフスキー、ニコライ・カプースチンらを輩出しました。

CR 108 2枚組 \3560
ジェネレーションズ
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2
シューマン(1810-1856):アラベスク ハ長調 Op.18
シューベルト(1797-1828)/リスト(1811-1886)編曲:
ウィーンの夜会 R.252 から 第6番
ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 から 第3楽章(*)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5 No.1(*)
ショパン(1810-1849):
夜想曲ヘ長調 Op.15 No.1/同嬰ヘ長調 Op.15 No.2
ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2/同イ短調 Op.34 No.2
メンデルスゾーン(1809-1847):練習曲イ短調 Op.104 No.3
バルトーク(1881-1945):組曲 Op.14
イーゴリ・コトラリェフスキー(ピアノ(+以外))
アルセニー・コトラリェフスキー(チェロ(*))
アレクサンドラ・コトリャレフスキー(ピアノ(+))
録音:2008年
イーゴリ・コトラリェフスキー(1953年生まれ)ベラ・ダヴィドヴィチ、セルゲ
イ・ドレンスキー、アレクサンドル・エゴロフらに師事し、モスクワ音楽院教
授を務めるロシアのピアニスト。アルセニー(1985年生まれ)とアレクサンドラ
(1987年生まれ)は彼の息子・娘。

CR 109 \1780
ショパン(1810-1849):
2つの夜想曲 Op.48;ハ短調,嬰ヘ短調
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
24の前奏曲 Op.28
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
録音:2007年9月26日、モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ

CR 110 4枚組 \7120
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集 BWV846-893
イ・ヘギュン(ピアノ)
録音:2006年10月

CR 111 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
子供のアルバム(24の易しい小品)Op.39/四季 Op.37bis
オクサナ・ヤブロンスカヤ(ピアノ)
録音:2007年11月、ロシア、クリトゥラ・TV&ラジオ放送第1スタジオ

CR 112 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
ヴォカリーズ Op.34 No.14(ミハイル・ウトキン編曲)
ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏曲」
ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏曲-偉大な芸術家の思い出」
ユーリ・デミジェンコ(ピアノ)
グラーフ・ムルジャ(ヴァイオリン)
ミハイル・ウトキン(チェロ)

CR 113 \1780
ワレリー・タラカノフ(1934-):
20世紀から21世紀へ ヴァイオリンのための音楽
ヴァイオリン・ソナタ Op.1(1960)/ヴァイオリン・ソナタ Op.40(2007)
ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 Op.16(1976);子守歌,サンバ
ヴァイオリン・ソナタ「別れ」Op.39(2004)
アレクサンドル・トロスティアンスキー(ヴァイオリン)
ナターリャ・アルダシェワ(ピアノ)

CR 114 \1780
J・S・バッハ(1685-1750):
ピアノ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056(+)
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ短調 BWV1042(*)
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052(+)
ヴァイオリン協奏曲第1番 BWV1041(*)
マクシム・フェドートフ(ヴァイオリン(*)、指揮)
ガリーナ・ペトロワ(ピアノ(+))
ロシア・フィルハーモニック(モスクワ市立交響楽団)
アンサンブル・オヴ・ソロイスツ

CR 115 \1780
ヴァイオリンとピアノによるクラシック名曲集
リムスキー=コルサコフ(1844-1908)/アイーダ・イサコワ(1940-)編曲:
シェエラザード
ボロディン(1833-1887)/アイーダ・イサコワ編曲:
ポロヴェツ人の踊り(だったん人の踊り)
ワーグナー(1813-1883)/アイーダ・イサコワ編曲:イゾルデの死
ヴェルディ(1813-1901)/アイーダ・イサコワ編曲:
トラヴィアータ(演奏会用幻想曲)/公爵の歌(「リゴレット」より)
ドビュッシー(1862-1918)/アイーダ・イサコワ編曲:美しい夕べ
マクシム・フェドートフ(ヴァイオリン)
ガリーナ・ペトロワ(ピアノ)
録音:ライヴ

CR 116 \1780
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.141
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
パーヴェル・スロボトキン・センター・モスクワ室内管弦楽団
レオニード・ニコラーエフ(指揮)
録音:2008年3月18日、モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ

CR 117 \1780
ショパン(1810-1849):
幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
夜想曲 変ロ短調 Op.9 No.1/変ホ長調 Op.9 No.2/ロ長調 Op.9 No.3
嬰ハ短調 Op.27 No.1/変ニ長調 Op.27 No.2/ト短調 Op.37 No.1
ト長調 Op.37 No.2/嬰ヘ短調 Op.48 No.2/ハ短調 Op.48 No.1
嬰ハ短調 Op.posth.
舟歌 Op.60/子守歌 Op.57
ボリス・スパスキ(ピアノ)
録音:2008年、モスクワ音楽院大ホール
ボリス・スパスキはモスクワのロシア音楽アカデミーでオレグ・ボシュニアコ
ヴィチに師事したロシアのピアニスト。

CR 118 \1780
ショパン(1810-1849):
バラード第1番ト短調 Op.23/同第2番ヘ長調 Op.38
同第3番変イ長調 Op.47/同第4番ヘ短調 Op.52
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58 イ・ヘギュン(ピアノ)
録音:2007年8月、ロシア、クリトゥラ・TV&ラジオ放送第1スタジオ

CR 119 2枚組 \3780
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(*)
交響曲第5番ホ短調 Op.64
ポリーナ・フェドートワ(ピアノ(*))
神奈川フィルハーモニー交響楽団
ヴィクトル・フェドートフ(指揮)
録音:1999年9月1日、神奈川県民ホール、ライヴ

CR 120 2枚組 \3780
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(第2版)(*)
2台のピアノのための組曲第1番「幻想的絵画」Op.5(+/*)
ピアノ・ソナタ第1番ニ短調 Op.28(+)
2台のピアノのための組曲第2番 Op.17(*/+)
エレオノーラ・カルプホワ(ピアノ(*))
ヴィクトル・ギンズブルク(ピアノ(+))
録音:2008年4月22-23日、5月12、15日、モスクワ音楽院大ホール

CR 121 \1780
第4回アレクサンドル・スクリャービン国際コンクール入賞者
スクリャービン(1872-1915):4つの前奏曲 Op.22(*)
タネーエフ(1856-1915):前奏曲ヘ長調(*)
スクリャービン:
3つの小品 Op.52 から 詩曲,謎(+)/4つの小品 Op.56 から 皮肉(+)
2つの小品 Op.63;仮面,不思議(+)
3つの練習曲 Op.65(#)
2つのマズルカ Op.40(**)/4つの前奏曲 Op.48(**)/2つの詩曲 Op.71(**)
アレクセイ・スタチンスキー(1888-1914):ピアノ・ソナタ変ホ長調(**)
スクリャービン:
2つの即興曲 Op.14(++)/ピアノ・ソナタ第9番 Op.68(++)
3つの小品 Op.45;アルバムの綴り,おどけた詩曲,前奏曲(##)
4つの小品 Op.56 から 前奏曲,ニュアンス,練習曲(##)
8つの練習曲 Op.42 から 嬰ヘ長調(No.4)(##)
インナ・コルネーエワ(ピアノ;第6位(*))
ダニール・トリフォノフ(ピアノ;第5位(+))
アルティオム・アバシェフ(ピアノ;第4位(#))
ドミトリー・カルポフ(ピアノ;第3位(**))
アレクセイ・チェルノフ(ピアノ;第2位(++))
ゲオルギー・ヴォイロチニコフ(ピアノ;第1位(##))
録音:2008年2月1、4日、モスクワ音楽院大ホール




<VISTA VERA>
VVCD 00175 \1780
ザーラ・ドルハノワ Vol.3 ロシア歌曲集
グリンカ(1804-1857):ああ、前からわかっていたら/舟歌(*)
ダルゴムイシスキー(1813-1869):
私はまだ彼を愛している/ラウラの第一の歌(オペラ「石の客」から)
私は愛した、愛している、そして永遠に愛する(*)/美しい娘たち(#)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
ズライカの歌/黄金色の畑が波打つとき/バラと酒の王国で
静かな青い海/ギリシャの女
ルビンシテイン(1829-1894):夜/歌手/喪失(*)/スペインの歌(*)
バラキレフ(1836-1910):花々の中で/私は彼を愛した
キュイ(1835-1918):リラの花ははかなくしぼみ
チャイコフスキー(1840-1893):語るな、おお、わが友よ Op.6 No.2(*)
タネーエフ(1856-1915):
人々は眠る Op.17 No.10(*)/メヌエット Op.26 No.9(*)
グラズノフ(1865-1936):欲望の炎がわが血のうちに燃え(*)
ラフマニノフ(1873-1943):彼女たちは答えた Op.21 No.4/睡蓮 Op.8 No.1
メトネル(1880-1951):不眠 Op.37 No.1
イッポリトフ=イワーノフ(1859-1935):
ラビンドラナート・タゴールの詩による4つの歌曲 Op.68(+)
そして手は手に寄り添う,黄色い小鳥,別れを告げずに行かないで,
おお、わが友よ、この花が
ザーラ・ドルハノワ(メゾソプラノ)
ベルタ・コゼリ(ピアノ(*以外))
アレクサンドル・ドルハニアン(ピアノ(*))
エドゥアルト・グラチ(ヴァイオリン(+))
ガリーナ・サハロワ(ソプラノ(#))
録音:1947、1949-1953、1956、1959年

VVCD 00176 \1780
スタニスラフ・ネイガウス Vol.5 最後のリサイタル
ショパン(1810-1849):
バラード第1番ト短調 Op.23/同第2番ヘ長調 Op.38
同第3番変イ長調 Op.47/同第4番ヘ短調 Op.52/子守歌 変ニ長調 Op.57
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58/ワルツ変イ長調 Op.64 No.3
ドビュッシー(1862-1918):月の光
ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲ホ短調 Op.23 No.7
スタニスラフ・ネイガウス(ピアノ)
録音:1980年1月18日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

VVCD 00177 \1780
管楽合奏のための音楽
A・スカルラッティ(1660-1725)/ショスタコーヴィチ(1906-1975)編曲:
2つのチェンバロ小品(管楽合奏のための)(*)
パストラーレ ニ短調,カプリッチョ ホ長調
ドヴォルジャーク(1841-1904):
2つのオーボエ、2つのクラリネット、3つのホルン、
チェロとコントラバスのためのセレナード ニ短調 Op.44(+)
カゼッラ(1883-1947):
クラリネット、ファゴット、トランペット、
ヴァイオリンとチェロのためのセレナード(#)
ジョリヴェ(1905-1974):
クラリネット、ファゴット、ピストン・コルネット、トロンボーン、
打楽器、ヴァイオリンとコントラバスのための狂詩曲(**)
ソヴィエト国立交響楽団ソロイスツ・アンサンブル
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
ワレリー・ポリャンスキー(指揮(+/**))
レフ・マルキス(指揮(#))
録音:1979年10月31日(*)/1979年11月2日(+)/1979年(#/**)

VVCD 00178 \1780
マリア・ユーディナの芸術 Vol.16
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ変ホ長調 Hob.XVI:52(*)
モーツァルト(1756-1791):
幻想曲ハ短調 K.475(*)/同ニ短調 K.397(*)
アダージョ ロ短調 K.540(+)/ピアノ・ソナタヘ長調 K.533+K.594(#)
マリア・ユーディナ(ピアノ)
録音:1951年10月6日(*)/1963年(+)/1964年(#)

VVCD 00179 \1780
ロシアの指揮者たち Vol.12
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):スペイン奇想曲 Op.34(*)
チャイコフスキー(1840-1893):イタリア奇想曲 Op.45(+)
カリンニコフ(1866-1900):交響曲第1番ト短調(#)
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団(*/+)
ボリショイ劇場管弦楽団(#)
ナタン・ラフリン(指揮)
録音:1940年(*)/1949年(+)/1958年(#)




<DUX>
DUX 0633 \2080
ピアノのための幻想曲集
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調(幻想曲風ソナタ)「月光」Op.27 No.2
シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.12
ショパン(1810-1849):幻想曲ヘ短調 Op.49
ケヴィン・ケナー(ピアノ)

DUX 0658 \2080
フルートのための幻想曲集
フィリップ・ゴベール(1879-1941):幻想曲
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):幻想曲 Op.79
ジョルジュ・ユー(1858-1948):幻想曲
アルベルト・フランツ・ドップラー(1821-1883):ハンガリー田園幻想曲 Op.26
フランソワ・ボルヌ(1862-1929):ビゼーの「カルメン」による華麗な幻想曲
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):幻想曲=狂詩曲[Fantaisie-Caprice]
ハワード・J・バス(1951-):幻想曲
レイモン・ギオ(1930-):幻想曲
アガタ・イグラス=サヴィツカ(フルート)
マリウシュ・ルトコフスキ(ピアノ)

DUX 0686/0687 2枚組 \4160
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):オペラ「パリア」(1869)
レシェク・スクルラ(バリトン:パリア)
ヤヌシュ・レヴァンドフスキ(バスバリトン:アケバル)
カタジナ・ホウィシュ(メゾソプラノ:ネアラ)
トマシュ・クク(テノール:イダモル)
アンジェイ・ランペルト(テノール:ラテフ) 他
城郭オペラ[Opery na Zamku]合唱団&管弦楽団
ヴァルチスワフ・クンツ(指揮)

DUX 0688 \2080
万華鏡 無伴奏ヴァイオリンのための現代ポーランドの音楽
クシシュトフ・メイエル(1943-):ソナタ Op.36
スタニスワフ・モリト(1947-):アリアとコラール
パヴェウ・シマンスキ(1954-):M.C.E.のための万華鏡
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):カデンツァ
タデウシュ・ヴィエレツキ(1954-):糸が紡ぎゆく… II
エウゲニウシュ・クナピク(1951-):アリアンナの糸
ヴィトルト・シャロネク(1927-2001):シャコンヌ幻想曲
シモン・クシェショヴィエツ(ヴァイオリン)

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09-02 No.23-1

2009年02月23日 18時15分45秒 | Weblog
<ARTHAUS>
101284(Blu-ray) \5650
(日本語字幕なし)
ブゾーニ:ファウスト博士(ヤルナッハ完成版)
演奏:ファウスト博士…トーマス・ハンプソン(Br)
ワーグナー/式部官…ギュンター・グロイスベック(B)
メフィストフェレス…グレゴリー・カンデ(T)
パルマ公/グレトヒェンの兄…レイナルド・マシアス(T)
パルマ公妃…サンドラ・トラットニッグ(S)
少尉…マルティン・ツィセット(T)
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
フィリップ・ジョルダン(指揮)
2006年チューリヒ・オペラ・ハウス・ライヴ収録
収録時間:215分(本編172分+インタヴュー43分)
字幕:英・独・仏・西・伊
1916年から書き始められた「ファウスト博士」は、8年の作曲期間を経るも、
結局最後の2つのシーンは未完のまま残されました。ここでは、彼の友人で作
曲家のヤルナッハによって補筆された版を使用、物語は一応の完結を見ていま
す。上演自体が珍しいオペラなだけに、こうして映像が観れるだけでも嬉しい
ことなのですが、最近活躍著しい若手指揮者フィリップ・ジョルダンのすっき
りした音楽と、複雑怪奇なこの役を大変得意としているハンプソンの表情豊か
な歌唱を得て、まことに見事な仕上がりぶりです。ゲーテのファウストから題
材を借りつつ、様々な要素を織り交ぜた神秘的で少々グロテスクな情景は鮮烈
な印象を残すことでしょう。

101351(DVD-Video) 2枚組 \6280
(日本語字幕あり)
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」
演奏:タンホイザー…ロバート・ギャンビル(T)
エリーザベト…カミラ・ニュルンド(S)
ヴェーヌス…ヴァルトラウト・マイヤー(S/ヴォルフラム・フォン・エッシェ
ンバッハ…ローマン・トレーケル(Br)
領主ヘルマン…スティーヴン・ミリング(B)
ヴァルター…マルセル・レイヤン(T)
ベルリン・ドイツ交響楽団
フィリップ・ジョルダン(指揮)
2008年バーデンバーデン祝祭劇場ライヴ収録
収録時間:263分(オペラ205分+ドキュメンタリー58分)
字幕:英・独・仏・西語・伊・日
ヴェーヌスの愛欲に溺れた主人公タンホイザーと、彼を愛する純潔なる乙女エ
リーザベト、彼女をひっそりと見守るタンホイザーの親友ヴォルフラム。中世
のミンネゼンガー(愛を歌う者)たちの歌合戦を軸に、聖と俗の重なり合った世
界における彼らの綾なす心を描き出すワーグナーの力作。タンホイザーを演じ
る実力派ギャンビルの演技は心憎いばかりに軟弱で、こちらも芸達者トレーケ
ル扮するヴォルフラムの気高さと見事なまでに相反。名演出家レーンホフによ
るシンプルかつ練られた演出は、ユーモラスでありながらも、人間の心理のひ
だをくまなく掬い上げた納得の行くもの。パリ(ウィーン)版の演奏。バッカナ
ールの不気味な場面も見ものです。収録されたドキュメンタリーも秀逸で、オ
ペラ「タンホイザー」の全てが理解できることでしょう。

101361(DVD-Video) \5650
(日本語字幕あり)
ドニゼッティ:マリア・ストゥアルダ
演奏:エリザベッタ…アンナ・カテリーナ・アントナッチ(Ms)
マリア・ストゥアルダ…マリエラ・デヴィーア(S)
アンナ・ケネディ…パオラ・ガルディナ(Ms)
レスター伯ロベルト…フランチェスコ・メーリ(T)
ジョルジョ・タルボ…シモーネ・アルベルギーニ(B)
グギエルモ・セシル卿…ピエロ・テッラノーヴァ(B)
ミラノスカラ座管弦楽団&合唱団
アントニーノ・フォリアーニ(指揮)
2008年ミラノスカラ座ライヴ収録
収録時間:151分(オペラ 138分+ドキュメンタリー13分)
字幕:英・独・仏・西・伊・日
女の戦い。この激しさはいつの世も変わることがありません。ある時はプライ
ドをかけ、またある時は一人の男を巡って、常に火花を散らし続けるのです。
この「マリア・ストゥアルダ」は実在の 2人の女王マリアとエリザベッタの物
語。史実では実際には顔を合わせたこともなくあくまでも政治の道具として、
陰謀渦巻く時代にその命を散らしていったというのですが、オペラの中では見
事なまでに息詰まる罵り合いを見せてくれます。アントナッチの演ずる白塗り
のエリザベッタ、最期まで毅然とした態度を崩さないデヴィーアのマリア、戦
いの火付け役となったロベルト役のメーリの優男ぶりも必見です。格調高い演
出も申し分ありません。




<NAXOS DVD>
2.110232(DVD-Video) \5650
(日本語字幕なし)
ドニゼッティ:歌劇「ロベルト・デヴリュー」
演奏:イギリス女王エリザベス…ドミトラ・テオドッシュ(S)
ノッティンガム侯爵…アンドリュー・シュレーダー(Br)
サラ…フレデリカ・ブラガリア(Ms)
ロベルト・デヴリュー…マッシミアーノ・ピサピーア(T)
セシル卿…ルイジ・アルバーニ(T)
ベルガモ音楽祭管弦楽団&合唱団
マルチェロ・ロータ(指揮)
録音 2006年9月/イタリア ベルガモ、ドニゼッティ劇場
英・伊語字幕
女王三部作の一つであるこの作品は、タイトルこそ若き伯爵の名を使っていま
すが、真の主役はやはりエリザベッタ(エリザベス女王)です。舞台全体は落ち
着いた色調と美しい衣装に満ち溢れていて、革新的な舞台を見慣れている人に
はこれが却って斬新に映るのではないでしょうか?生涯独身を貫いたとはいえ、
やはりそこは生身の女。愛しい男の一人や二人はいても当たり前。そんなエリ
ザベッタ役、ここでは名ソプラノ、テオドッシュが演じます。特にフィナー
レ。刑執行の大砲が轟いてからの迫真の歌唱は聴く者全ての涙を誘うはずです。

2.110258(DVD-Video) \5650
(日本語字幕なし)
ヴェルディ:歌劇「マクベス」
演奏:マクベス…ジュゼッペ・アルトマーレ(B)
マクベス夫人…オルハ・ズラヴェル(S)
バンコー…パヴェル・クディノフ(B)
マクダフ…ルーベンス・ペリッツァーリ(T)
マルコム…マルコ・ヴォレリ(T)
ダニエーレ・カッレガリ(指揮)
マルケ州管弦楽団
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ・マルキジアーノ歌劇合唱団
(合唱指揮:ダヴィデ・クレシェンツィ)
英・伊語字幕
「マクベス」はヴェルディがシェイクスピアの作品を原作として取り上げた最
初の作品ですが、原作の素晴らしさを損なうことなく、特にマクベスの野心と
動揺、マクベス夫人の雄弁なキャラクター描写には優れたものがあると言える
でしょう。期待の若手ヴェルディ・バリトンのアルトマーレ、2005年にトゥー
ランドット役でオペラ・デビューしたドラマティック・ソプラノ、ズラヴェル
らを、ヴェルディ作品への真摯なアプローチには定評があるカッレガリらが支
え、印象的な舞台を作り上げています。

2.110259(DVD-Video) \5650
(日本語字幕なし)
ロッシーニ:歌劇「イタリアのトルコ人」
演奏:セリム…マルコ・ヴィンコ(B)
フィオリッラ…アレッサンドラ・マリアネッリ(S)
ジェローニオ…アンドレア・コンチェッティ(B)
ナルチーゾ…フィリッポ・アダーミ(T)
プロスドーチモ…ブルーノ・タッディア(Br)
ザイーダ…エレーナ・ベルフィオール(Ms)
アルバザール…ダニエレ・ザンファルディーノ(T)
アントネッロ・アッレマンディ(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団・プラハ室内合唱団
(合唱指揮:パヴェル・ヴァネク)
収録:2007年8月18日ペーザロ、テアトロ・ロッシーニ
英・伊語字幕
「イタリアのトルコ人」はロッシーニが22歳の時初演されたオペラ・ブッファ
で、当時の名台本作家ロマーニと初めて組んだ傑作。先に大成功を収めた「ア
ルジェのイタリア女」と比べても緊張感のあるドラマ構成で聴衆を惹き付ける
力は遜色ありません。期待の新星マリアネッリの美声と確実な装飾歌唱技巧、
レッジェーロ・テノールの声の魅力を堪能させてくれるアダーミとザンファル
ディーノの競演と聴きどころ満載です。

2.110231(DVD-Video) \5650
(日本語字幕なし)
コープランド:ドキュメンタリー映画「都会」
ドキュメンタリー映画「都会」/1.ニューイングランドの片田舎/2.工場の町
/3.都市の悪面/4.消防車と軽食用カウンター/5.日曜日の交通手段/6.科学
と飛行/7.野球と水泳/8.満足の行く共通のニーズ
スペシャル・フィーチャー:1.オリジナル・サウンド・トラックによる「都会」
(1939)/2.ドキュメンタリー「あなたの子どもは遊び場でしたか?緑地帯、
それとも水路?」(2000年)/3.ジョージ・ストニーとジョセフ・ホロウィッツ
の対話
演奏:ポスト=クラシカル・アンサンブル
アンヘル・ギル・オルドネツ(指揮)/ヨゼフ・ホロウィゥツ(芸術監督)
フランシス・グィナン(ナレーター)
英・独語字幕
1939年のニューヨーク万国博覧会のために制作されたこの映画は、都市計画者
ルイス・マンフォードがナレーター用の文章を書き、ラルフ・シュタイナーと
ウィラード・ファン・ダイクが映画監督を務め、そしてアーロン・コープラン
ドが音楽を付けるという、当時の最高人材が結集して作り上げた「永遠の財
産」と言うべき作品です。とりわけこの音楽はあまりにも素晴らしく、「アメ
リカ音楽とコープランドのスタイルの驚くべきミッシングリング」としてロス
アンジェルス・タイムス紙でも高く評価されたものです。この映像では、当時
のサウンド・トラックをそのまま使用した映像と、新しく演奏された瑞々しい
音楽を組み合わせた映像の2種類がお楽しみいただけます。当時のアメリカの
市民たちの生き生きした生活風景は今見ても興味深いものです。




<Marco Polo DVD>
2.220003-04(DVD-Video) 2枚組 \6280
(日本語字幕なし)
S.ワーグナー:歌劇「コボルト」
演奏:ヴェレーナ…レベッカ・ブロバーグ(S)
ゲルトルート…レギーナ・マウエル(A)
エックハルト…アンドレアス・ミトシュケ(B)
トルツ/サチュロス…アヒム・ホフマン(Br)
フィンク/ヘリオドロス…ヨハネス・フェッティンガー(T)
フリードリヒ/エロス…フォルカー・ホルン(T)
ミュンヘン音楽劇場アンサンブル
フュルト・ハインリヒ=シュリーマン=ギムナジウムス児童合唱団
エリーザベト・ミューラー(合唱指揮)
ニュルンベルク交響楽団/フランク・シュトローベル(指揮)
英・ドイツ語字幕
ジークフリート・ワーグナー。あの偉大なワーグナーの長男として生まれ、指
揮者、作曲家として活躍しました。作曲したオペラの数は父親よりも多かった
のですが、その音楽にはさほど強烈さは見られず、どろどろした人間関係を描
くよりも、民話などを元にした神秘的な題材を好んだためか、その作品は現在
ではほとんど忘れ去られてしまいました。この歌劇は1903年に作曲され、彼自
身も自作の中で“最も成功した作品”として位置づけていた作品ですが、喜劇
的なタイトルにもかかわらず内容はとても暗いもので、生まれることが叶わな
かった、または生まれてすぐにその生命を閉ざしてしまった子どもたちの魂か
ら逃れられない娘の悪夢と救済を描いたもの。冒頭に現れる子鬼たちの不気味
さが物語全体を支配し、幽玄な雰囲気を醸し出しています。

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09-02 No.23-2

2009年02月23日 18時14分55秒 | Weblog
<CPO>
777299-2 \2450
G.P.テレマン(1681-1767):パッション・カンタータ
1.オリーブ山でイエスはおののき TVWV 1:364/2.あなたに何を与えよう、わ
が魂よ TVWV 1:1510/3.イエスは最後の乗り物に横たわり TVWV 1:983/4.私
は喜んで十字架に赴き TVWV 1:884/5.ああ主よ、私たちに助言を与えたまえ
演奏:クラウス・メルテンス(B-Br)
アカデミア・ダニエル
シャレフ・アド=エル(指揮)
テレマンは1400を超える宗教的カンタータを書いていますが、その多くにバ
リトンのソロ・パートが含まれています。それはテレマン自身も素晴らしいバ
リトンの持ち主であったためと言われています。ここに収録したのは、彼のカ
ンタータのなかでもとりわけ劇的なものです。十字架の道行き上のキリストを
描く強烈な描写。メルテンスの歌は聴き手にイエスの苦悩と激痛を鮮明に伝え、
しばし身動きもできないほどの感銘を与えることでしょう。

777324-2 \2450
ナタナエル・ベルイ(1879-1957):交響曲第1番&第2番
演奏:ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー
アリ・ラシライネン(指揮)
アッテルベリやペッタション・ベリエルに続く20世紀前半のスウェーデンの偉
大なる作曲家、ナタナエル・ベルイ。実は彼
の経歴はなかなかユニーク。1879年に生まれた彼は獣医の資格を持ち、1939年
まで国防省で少佐として軍馬の管理をしていました。健康診断の準備の傍ら音
楽を勉強し、ステンハンマルからも指導を受けています。彼の5曲ある交響曲
はすべてタイトルを持ち、描写的で豊かな世界を構築しています。第1番の交
響曲は、4楽章を作曲中にあのタイタニックの悲劇が起こり、それまで書いて
いた楽章を破棄、葬送行進曲を付けくわえたものです。

777333-2 \2450
フランチェスコ・フェオ(1664-1740):ミサ曲
1.ミサ曲/2.コンフィテボール(わたしは心を尽くして主に感謝をささげる)a5
演奏:アニヤ・チュークナー(S)/ドロテア・ヴァグナー(S)
ドミニカ・ヒルシュラー(A)/トビアス・フンガー(T)/
トビアス・ベルント(Br)
ザクセン・ヴォーカルアンサンブル/バツドルファー・ホーフカペレ
マティアス・ユング(指揮)
ナポリの作曲家フェオはその生涯をナポリで過ごし、また働きました。彼の最
も成功した作品は 1734年に書かれた「聖フランチェスコ・ディ・サレ」でしょ
う。これらはザクセンのポーランド貴族の宮廷で演奏されました。通常のナポ
リの教会音楽ではキリエとグローリアのみが演奏されていて、そこに何か付け
くわえても、単なる付属物にしか成り得ませんでした。しかし、彼のおかげで
人々は新しいスタイルのミサを初めて聴くことができたのでした。

777358-2 \2450
イグナツ・ホルツバウアー(1711-1783):
フラウト・トラヴェルソと弦楽オーケストラのための協奏曲集
1.ニ長調/2.ホ短調/3.イ長調/4.ニ長調
演奏:カール・カイザー(フラウト・トラヴェルソ&指揮)
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
何と素晴らしい活気溢れるフルートの音色でしょう!ホルツバウアーは1753年
より78年までマンハイムのプファルツ選帝侯の楽長を務めたマンハイム楽派の
作曲家です。彼は多くの室内楽作品を作曲しました。それらは整った形式を持
ったもので、まるで素晴らしく誂えた特別仕立ての服のように当時の人々の好
みにフィットしたのです。このフルート協奏曲は、4部からなる弦楽合奏を従
えたフルートの華麗な技巧に彩られた優美な旋律が魅力的。カイザーの演奏が
また神がかり的に上手い!これこそ疾風怒濤です。

777375-2 \1700
G.P.テレマン(1681-1767):パリ四重奏曲集 第 1集
コンチェルト ニ長調 TWV 43:D1/四重奏曲 イ短調 TWV 43:a2/
ソナタ イ長調 TWV 43:A1/四重奏曲 ホ短調 TWV 43:e1
演奏:ジョン・ホロウェイ(ヴァイオリン)/リンデ・ブルンマイア(フルート・
トラヴェルソ)/ローレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
ウルリケ・ベッカー(チェロ)/ラルス=ウルリク・モーテンセン(チェンバロ)
1737年秋、テレマンはかねてからの希望であったパリ旅行へと出かけました。
フランスの音楽の中心であったパリで彼は8か月過ごし、演奏会を成功させ、
王からは、自らの作品を出版できる特権を与えられたのです。しかしながら、
1838年に出版された「新四重奏曲集」はパリで書かれたものですが、12の「パ
リ四重奏曲」は実はその前の1730年ハンブルクで出版されたものの再版なので
す。どちらにしても、テレマンの最高傑作のひとつ。ホロウェイ、モーテンセ
ンらの名手による満足のいく演奏でどうぞ。

777444-2 \1700
ベルナルド・ストラーチェ(1637?-1707?):チェンバロとオルガン作品集
「種々の作品の森、チェンバロとオルガンのためのインタヴォラトゥーラ」
よりチャコーナ、パッサカリア、トッカータ、ロマネスカ、バレエ、
フォリア、ルジェッロ、他全 14曲
演奏:イェルク・ハルベック(チェンバロ&オルガン)
これらの曲を作曲したストラーチェについては、曲集のタイトルページに書か
れた「メッシーナ議会礼拝堂の副楽長」という肩書きが判明しているだけ。生
年も没年もはっきりしたことはわかっていません。しかし、フレスコバルディ
が発展させた鍵盤音楽を一層充実させた功績は大きく、彼の名前は忘れられて
もこの曲集からはしばしばいくつかの曲が演奏されています。
演奏は 2004年、ライプツィヒのバッハ国際コンクールオルガン部門の1等賞を
受賞した若きオルガン、ハープシコード奏者ハルベックによるもの。すみずみ
まで力の漲った情熱あふるる出来栄えです。




<Orchid Classics>
ナクソス・ミュージック・ライブラリーではすでにお馴染みのこのレーベル。
ついに CDの取り扱いを始めます!Orchid Classicsはイギリスのヴァイオリニ
スト、マシュー・トラスラーによって 2005年に設立されたレーベルで、大戦
中に書かれた「ピティ・オブ・ウォー」のハイライトやガーシュウィン、ラ
ヴェル。ジョプリンなどのジャズ要素が含まれた作品をリリースしています。
詳しくは以下をご覧ください。

ORC100001 2枚組 \1750
THE PITY OF WAR
CD1:
エルガー(1857-1934):ヴァイオリン・ソナタ
ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ
ドビュッシー(1862-1918):ヴァイオリン・ソナタ
CD2:
ウィルフレッド・オーエン(1893-1918):手紙と詩
演奏:マシュー・トラスラー(ヴァイオリン)
マーティン・ラスコー(ピアノ)…CD1/サミュエル・ウェスト(朗読)…CD2
世界中の芸術家、作家、詩人、作曲家は、それぞれこの戦いに違った思いを抱
きました。何人かの人は戦争によって創作意欲を奪われましたが、逆に大きな
インスピレーションを見出した人もいます。この2枚に収録された作品は、す
べて第一次世界大戦中に書かれた作品です。CD1は、エルガーとヤナーチェク、
ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタです。CD2は詩人オーエンの詩と手紙を
朗読したものです。1893年イングランドとウェールズの境界付近で生まれたオ
ーエンは10歳の頃から詩に目覚めていましたが、その才能が開花したのは第一
次世界大戦に参戦し、実際の激戦を体験したことによります。代表作は「死す
べき定めの若者のための賛歌」や「戦争詩」。常に静かな眼差しで戦いを見据
えていました。ブリテンの「戦争レクイエム」でも彼の詩がテキストとして使
われていることでも知られています。彼は一度は精神に支障をきたし戦列から
離脱するも1918年に戦線復帰。そして25歳の若さで壮絶な戦死を遂げます。
その日は第一次世界大戦休戦のわずか 7日前でした。このアルバムでは、彼の
家族にあてた手紙と詩をサミュエル・ウェストが朗読します。冷静な口調に込
められた怒りの心が深く心に突き刺さることでしょう。合間に挿入された当時
の音楽が、束の間の休息をもたらしてくれるはずです。

ORC100002 \1750
ブルース
1-5.ガーシュウイン:ポーギーとベス組曲(ハイフェッツ編)
6.ウェイン・マーシャル:インプロヴィゼーション
7.アンタイル:ソナタ第 2番(ピアノとヴァイオリン、ドラム付き)
8.ドビュッシー:ゴリウォークのケークウォーク(ハイフェッツ編)
9.ジョプリン:エリート・シンコペーション(パールマン編)
10.ジョプリン:ラグタイム・ダンス(パールマン編)
11.コープランド:ノクターン
12.コープランド:ウクレレ・セレナーデ
13.ラヴェル:ブルース(ヴァイオリンソナタ 第 2楽章)
14-16.ガーシュウイン:3つのプレリュード(ハイフェッツ編)
17に39秒のボーナストラックあり。
演奏:マシュー・トラスラー(ヴァイオリン)/ウェイン・マーシャル(ピアノ)
1930年代、自由な形式を持つジャズは当時の「クラシック作曲家」たちを魅了
しました。その結果20世紀の音楽は大きく変化し新たな進歩を遂げたのです。
そんな音楽の過渡期に生み出された作品をトラスターは丹念に集め、自由な即
興性を帯びた素晴らしい演奏を聴かせます。ピアノを担当するマーシャルは言
わずと知れた名手。驚くほど息のあった 2人の演奏は、まさに大輪の花が開い
たように華麗極まりないものです。

ORC100003 \1750
PARIS
1-3.プーランク(1899-1963):ヴァイオリン・ソナタ
4-9.ストラヴィンスキー(1882-1971):イタリア組曲
10.ストラヴィンスキー(1882-1971):ロシアの歌
11.ストラヴィンスキー(1882-1971):タンゴ
12.ストラヴィンスキー(1882-1971):パストラーレ
13.ミヨー(1892-1974):
屋根の上の牡牛(ヴァイオリンとピアノのためのシネマ幻想曲)
演奏:マヤ・コッホ(ヴァイオリン)
20世紀の前半のパリは世界中で最も影響力のある都市の一つでした。芸術家、
作家、画家、映画監督、批評家、それこそあらゆる文化人がこの都市に集い、
意見をかわし、様々な作品を生み出したのです。彼らは互いに交流し影響し
合い、更なる深みへと自らを高めて行きました。このアルバムには、そんな
時代に生まれた名曲が収録されています。ヴァイオリンのマヤ・コッホはベル
リン生まれ。父がドイツ人、母が日本人で山本麻耶という日本名も持っていま
す。今までにもシューマンのソナタなどをリリースしていますが、そのアルバ
ムも凝った選曲とアグレッシヴな演奏が話題となっていました。

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09-02 No.22-1

2009年02月21日 17時17分44秒 | Weblog
<K617>
K617 184 \2250
「プティ・モテ集」
アンリ・マダン:
「かくも尊き」、聖処女(聖母マリア)のためのモテット、
「わたしは心を尽くして主に感謝をささげる」、
聖体奉挙のモテット「汝をあがめまつる」、「天の元后よ」、
修道会設立の共通典礼のためのモテット、「主よ、王に勝利を与え」、
「慈しみとまことを御心に留められ(新しい歌を主に向かって歌え)」、
「主よ、王に勝利を与え」、「主よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う」、
聖母被昇天および処女殉教者の共通典礼のためのモテット
クレランボー:シャコンヌ、ソナタ第1番「アノニマ」
アンヌ=カトリーヌ・ビュシェ(指、Org、Cemb)、ル・コンセール・ロラン
録音:2006年5月17-20日モーゼル県、ヴァレリスタル、
サントーギュスタン礼拝堂
宗教音楽の伝統におけるカンプラの後継者であり、聖職者でもあったマダン
は、同時代の最も美しいモテットの作曲家と高く評価されていました。この録
音は、その清冽美麗なプティ・モテを集めたもの。特に、トラック12の「主
よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う」は、マダンの作品の中で最も有名
で評価の高いもの。ビュシェ率いるル・コンセール・ロランは、これらの曲の
美点を余すことなく表現することに成功しています。

K617 195 \2250
「リスボンの花々-カンソン、ヴィリャンシーコとポルトガル風ロマンセ」
マヌエウ・マシャード:「2つの星が」、「一歩一歩」、「外へ、外へ出ろ」
マヌエウ・コレーア師:
「ああ、イエス、抗議する人を」、「教えて、美しい花よ」
ロドリーゲス・コエーリョ:ティエント第3番(第4旋法による)
作曲者不詳:「ポルトガルの娘さん」
作曲者不詳:「歩哨」によるディフェレンシアス
フランシスコ・マルティンス:「丘のふもとにいなさい」
レズビオ:「やさしいそよ風」
ペドロ・デ・アラウージョ:第6旋法による作品
マドレ・デ・デウス:「はっきりと陽気に拍手せよ」
ロジェリオ・ゴンサルヴェス(指)、ア・コルト・ミュジカル
録音:2007年4月24-27日スイス、ヴォー州サント・クロワ聖堂
ポルトガルは、アヴィシュ王家の血統が絶えるとスペイン王国との同君連合時
代を迎えました。その時代のポルトガルの実情は、経済的には低迷、人口も大
幅減少、直前の黄金時代には世界の首都としてわが世を謳歌したリスボンも、
イベリア半島の1地方都市と成り下がり、ポルトガル国内にいた作曲家たちも、
主にスペインへ流出して行きました。
そのような時代に活躍したポルトガル出身の作曲家たちは、かつて、他国の
作曲家たちが褒め称えたポルトガル独自の伝統を保ち、質の高い作品を作り
続けることで、スペインの宮廷や教会で高い地位を得ていました。この録音
は彼らの作品のうち、同君連合が始まった1580年頃から、ブラガンサ王家が
ポルトガル王朝復古を成し遂げ、政情が落ち着く1700年頃までの間から特徴
的なものを選んでいます。たおやかでいて力強い作品の特徴を、ゴンサルヴェ
ス率いるア・コルト・ミュジカルはうまく引き出しています。




<ALIA VOX>
AVSA 9864(SACD-Hybrid) 2枚組(1枚価格) \2750
「王宮の楽師たち-1450-1690年、ルネサンスからバロックにかけてのスペイン
黄金時代の器楽曲」
[DISC 1]
「ビリャンシーコ、アルタ・ダンスとバス・ダンス、1450-1530」
作曲者不詳:バス・ダンス「ラ・スパーニャ」(CMM)、
作曲者不詳:「ブルゴーニュ人は言った」(CV)、
エンシーナ:「さらば、愛しき人よ」(RV)、
ヒーゼヘム:シャンソン「すべての幸せに満ちて」(CMM)、
作曲者不詳:「小高い丘」(CMM)、
作曲者不詳:「滅びに際しイスラエルは」(CMCo)、
コルナーゴ:バス・ダンス「世界地図」(CI)、
作曲者不詳:「鍵、鍵」(CMM)、
エンリーケ:「溢れんばかりの悲しみをもって」(CMCo)、
作曲者不詳:「歓喜の福音」(CMCo)、
作曲者不詳:曲集第52番「恋人よ、もしも御身から離れたら」(CMCa)、
作曲者不詳:「頭がいいんだ、俺様は」(CMP)、
パレハ:「世界と音楽とすべての調和(無限カノン)」(VE)、
ベルモンテ:「こんなに大きな責苦はなかった」のグロサ(CMCo)、
ウルタード・デ・ヘレス:「だれも希望をもってはならぬ」(CMCo)、
ウルレーデ:「悲しからん、わが人生」(CMCo)、
作曲者不詳:「願ってもない、お心づけ」(CMCo)、
作曲者不詳:ファンタジア(CMM)、
デ・ラ・トーレ:ダンサ・アルタ(CMP)、
作曲者不詳:曲集第26番「こんなにも長い夜な夜な」(CMCa)、
バダホス:「ああ、おれはついていない」(CMP)、
J.ポンセ:「ようこそ色よ、澄める酒の…」(CMP)、
ガブリエル:「わたしの髪の蔭で」(CMP)、
トリアーナ:「だれがきみにそんな力を」(CMCo)、
作曲者不詳:曲集第42番「ひとりの御子がお生まれに」(CMCa)、
ヴェラルディ:「万歳、フェルナンド大王陛下」(CI)、
ジョスカン・デプレ:「国王万歳」(CV)、
ジョスカン・デプレ:「ラ・スパーニャ」(5声のための)(CV)
[DISC 2]
「ファンタジア、ディフェレンシアとバタッリャ、1530-1690」
エンシーナ:「死ぬほどの悲しみに侵された」(RV)、
作曲者不詳:雌牛の変奏曲(CMMe)、
ジャヌカン:パヴァーヌ「マリニャーノの戦い」(CV)、
P.ゲレーロ:「ねえ、モーロの娘っ子」(CMMe)、
オルティス:パッサメッツォ・モデルノ第3番(1553)(ESO)、
オルティス:「ロマネスカ」によるレセルカーダ第7番(OST)、
カベソン:ティエント第3番(ESO)、
ゲレーロ:「麗しきカタリーナ」によるグロッサ(ESO)、
ロマーン:「参りますとも」(CMP)、
作曲者不詳:「きみの澄んだ瞳を向けて」(CMMe)、
カベソン:「御婦人の望み」によるディフェレンシアス(1578)(ESO)、
カベソン:「ある日、シュザンヌが(いつかスサナは)」(CMMe)、
ミラン:パヴァーヌとガイヤルド(VE)、
ミラン:ファンタジア第8番(VE)、
ラッスス:「今や天より光が現われ」(LS)、
エレディア:エンサラーダ(ESO)、
カベソン:讃歌第16番(CMMe)、
アラウホ:モラレスのバタッリャ(ESO)、
ラッスス:「安息日に来たりしすべての人々」(LS)、
エレディア:「バタッリャ」のティエント(ESO)、
ラッスス:「慈しみ深き唯一の神よ」(LS)、
カバニーリェス/ケルル:第5旋法による皇帝のバタッリャ(CAB)
ジョルディ・サヴァール(指)エスペリオンXX、エスペリオンXXI
ナイーヴとアリア・ヴォックスで録音された、13タイトルから、スペイン黄金
時代に王宮で演奏されたであろう器楽曲を集めたアルバムです。1979年から
2004年までと、サヴァールの録音全時期にほぼ重なる長期間の中から抜粋さ
れたにも関らず、響きに統一感の取れた見事な仕上がりとなっています。




<Talent>
DOM 2910108 \2300
(1)ウジェーヌ・ジグー(1820-1925):大合奏のディアローグ
(2)フランク:カンタービレ
(3)ボエルマン(1862-1897):幻想的ディアローグOp.35
(4)マルセル・デュプレ(1886-1971):英雄的詩曲Op.33,供奉と連祷
(5)アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):サンフォニーOp.42
(6)サン=サーンス:「オルガン」交響曲-終曲
ヤン・ヴェルメール(Org) 
オットーネ・ブラス・クインテット【アラン・デ・ルッダー、
スティーヴン・ヴェルヘールト(Tr) エリツ・エルカンプ(Hrn) 
ヤン・スメツ(Trb)、マーク・レイノルヅ(Tuba) カルロ・ヴィレムス、
ピーテルヤン・ヴランクス(Perc)】
ドイツ、クックスハーフェン、聖ペトリ教会のオルガン使用。

DOM 291187 \2300
(1)ミシェル・ブラッセルマン(1886-1960):フランダース・ラプソディ(1931)
(2)モーリス・シューメイカー(1890-1964):フランダース・ラプソディ(1931)
(3)マリヌス・デ・ジョング(1891-1890):フランダース・ラプソディ(1935)
(4)ジャン・アプシル(1893-1974):フランドル民謡による狂詩曲(1928)
(5)ルーセル(1869-1937):フランドル狂詩曲(1936)
(6)アウグスト・デ・ブーク:ダホメヤン・ラプソディ(1893)
アレクサンダー・ラハバリ(指)ブリュッセルBRTNフィル
日本では「フランダースの犬」が本国ベルギー以上に有名ですが、ベルギー北
部のフランドル地方(フランダース)にちなんだラプソディ集。




<赤渋楽譜出版>
AGSCD 0803 \2500
(1)Sarang(2004)/愛 韓国語 詩:金龍澤
(2)Stray Birds(2006)漂鳥集-序、夢、上帝、我的心、愛(タゴールの詩の卓
加真による中国語訳)
(3)The letter for final farewell(2008)/永訣の手記 日本語 詩:しおは
作曲・朗読/朴 守賢(パク・スヒョン)
高見 美由紀(Cl)藤村 竜也(Cb)
パク・スヒョンは在日3世で韓国管楽器界では著名な作曲家。
作曲家自身のコメント:Sarangは韓国語で愛を意味します。このCDに収録され
ている3つの作品は、朗読と音楽によって綴られたラヴレターであり、ある愛
の記録であり、記憶です。誰かを愛した経験を持つ人ならば、この曲集に何か
しらのシンパシーを感じていただけると信じています。何故ならば今回のテー
マは愛、ここで語られる愛というのはいわゆるロマンスですが、愛の形はどう
あれ、愛そのものは誰にとっても永遠不変の宇宙の原則だからです。 これら
の楽曲は皆、朗読はそれぞれ東アジアの3言語を話し、音楽はクラリネットと
コントラバスというユニークな編成を持っています。言葉も音楽として捉えれ
ば、このトリオのサウンドは他では聴けない独特のものとなり、しかも、これ
らは作曲者の語る愛の表現から導き出された必然的な編成なのです。 今回は、
複数の言語がクロスオーバーした非常にグローバルなシリーズであるため、ま
た、言葉の意味を感じる事も重要ですが、朗読と楽器に載せられた音楽表現を
純粋に感じていただくことを第一義として、敢えて、詩は掲載しておりません。
あくまで詩も音楽も"聴く"事で、愛を感じ、共有していただけたなら、幸いで
す。




<harmonia mundi>
HMC 902011 \2450
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調WAB.105
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ管弦楽団
録音:2008年2月メス、アーセナル
プロデューサー:アンドレアス・ノイブロンナー(TORITONUS)
エンジニア:マルクス・ハイラント(TORITONUS)
ヘレヴェッへ&シャンゼリゼ管によるブルックナー交響曲シリーズ第3弾は、
2008年2月に収録された交響曲第5番。第4番に引き続いて、初の本格的なピリ
オド楽器演奏によるアルバムの登場となります。
ブルックナーのシンフォニーのなかでもオルガン的とか宗教的といったイメー
ジをもっとも想起させる第5交響曲。これまでも時代考証派によるブルックナ
ーの交響曲第5番では、アーノンクールがウィーン・フィルを振った録音、同
じく古楽演奏からキャリアを積んだボルトン&モーツァルテウム管などの録音
があり、なかでもアーノンクール盤はモダン楽器のオケながら弦のノンヴィブ
ラート奏法を導入したことで、第2楽章アダージョなどに一定の成果を上げて
注目されました。
1991年の設立以来、長年に渡りピリオド楽器のアンサンブルとして数多くの実
績を重ねてきたヘレヴェッへ&シャンゼリゼ管は、着実に深化を遂げているの
でしょう。交響曲第7番や第4番、そして前作のミサ曲第3番で真価を示してき
た、ほかならぬ当コンビによるだけにこのたびの第5番もやはり強く惹かれる
ものがあります。
まず、第1楽章では低弦のピッツィカートで開始される序奏、つづいてヴィオ
ラ、第2ヴァイオリン、第1ヴァイオリンの順に対位法を形成してゆくあたり、
ヴァイオリン両翼型の配置から生み出される立体的な音響がここでも効果的。
過度に華美に陥らぬファンファーレもオリジナル楽器特有のあたたかみのある
響きで好ましく感じられます。
さらに、アダージョも試みとしてではなく、ヴィブラートフリーを徹底的に実
践した結果、かつていかなる録音でも味わったことのないこのうえない透明感
を獲得しています。そして、切れ味も鋭く美しく幻想的なスケルツォを経て、
神聖にして壮麗というほかないフィナーレで閉じられるまで、まるで宗教曲の
深い祈りの場面にも似た感触は耳の肥えたファンといえども片時も聞き逃せな
いものです。
なお、テンポについて快速な傾向を指摘されることの多いピリオド・アプロー
チにあって、当盤の総演奏時間は、ヘレヴェッヘが理想とするヴァントによる
NDR響との1度目のレコーディング(1989年)にほぼ近いものとなっているのも注
目されるところです(73分29秒)。また、クオリティの高い音楽制作で知られる
TORITONUSのチームが録音を担当しているのも大きな魅力といえるでしょう。

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09-02 No.22-2

2009年02月21日 17時17分04秒 | Weblog
<CAvi music>
4260085 531387 \2450
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1838年)*初稿
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 アダージョ-アレグロ・モルト(1825年頃)
*フラグメント(断章)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.4(1825年)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1820年)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn) ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2008年9月ドイツ放送室内楽ホール、ケルン
メンデルスゾーン生誕200年にあたる今年は、メンデルスゾーンの遺産を発掘、
発見、再認識する興味深いアルバムが数多く出てくるでしょう。このCDもその
一つ。2009年ベーレンライターから出版されたばかりのヴァイオリン・ソナタ 
ヘ長調初稿版とニ短調のソナタのフラグメントの世界初録音を含むメンデルス
ゾーンのヴァイオリン・ソナタ全曲を収録。
メンデルスゾーンが11歳の時の作品であるヘ長調のソナタ(1838年)は、現在一
般的に使われているメニューイン校訂版ではなく、メンデルスゾーン研究の第
一人者星野宏美氏が校訂に携わり新たに出版されたベーレンライター版を使用。
またニ短調のソナタのフラグメントを収録。3曲あるソナタとは別に、メンデル
スゾーンによる自筆譜の断片が残されていました。それは未完に終わっていま
すが、明るい旋律、創意に満ち、大胆な転調を伴った曲で貴重な作品です。ア
ンティエ・ヴァイトハースの伸びやかな表現とジルケ・アヴェンハウスの繊細
な音楽が作品にさらなる説得力を与えます。

4260085 531400 \2450
ファニー・ヘンゼル=メンデルスゾーン(1805-1847):
弦楽四重奏曲 変ホ長調
メンデルスゾーン:
弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.13*、第1番 変ホ長調 Op.12
アサセッロ弦楽四重奏団
録音:2007年2月*、2008年9月 改革教会 ブルーメンシュタイン、スイス
2000年バーゼルで学んでいた4人がアサセッロQを結成。その後2003年にはアル
バン・ベルクQのもとで研鑽を積み、新メンバー、チェロのアンドレアス・ミュ
ラーを迎えスイスで行われた室内楽コンクールで1位を獲得。着実にキャリアを
積み、世界各地で行われるコンサートでも高い評価を得ています。ここではメ
ンデルスゾーンと姉ファニー・ヘンゼル=メンデルスゾーンの作品を収録した
生誕200年記念アルバムでCAviレーベルから登場です。

4260085 530885 9枚組 \9450
ルール・ピアノフェスティヴァル エディションVol.19
CD1 フランチェスコ・ピアモンテージ
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K281
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op110
ドビュッシー:
前奏曲より「オンディーヌ」「月の光が降り注ぐテラス」「西風の見たもの」
ストラヴィンスキー/グイド・アゴスティ編:バレエ組曲「火の鳥」
ドビュッシー:子供領分より「ゴリウォークのケークウォーク」
ガーシュウィン/アール・ワイルド編:君を抱いて
録音:2007年7月7日(ライヴ)
CD2 ベン・J・キム
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 KV280よりアダージョ
ショパン:エチュードOp.10-8
録音:2007年7月7日(ライヴ)
CD3 ヤ=フェイ・チャン
メンデルスゾーン:無言歌集 
第1巻よりOp.19-1「甘い思い出」、第5巻よりOp.62-1「5月のそよ風」、
第7巻よりOp.85-4「悲歌」、第6巻よりOp.67-4「紡ぎ歌」
ユーディー・ワイナー:5 Toward The Center
ラヴェル:夜のガスパール
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36
録音:2007年5月13日(ライヴ)
CD4 アリス=紗良・オット
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」*
(2)リスト:パガニーニによる大練習曲
(3)シューマン:3つのロマンスより第2番嬰ヘ長調Op.28
録音:(1)2007年5月30日*、(2)(3)2007年7月19-20日
CD5 ミラニャ・ライッチ
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
ベートーヴェン:3つの選帝候ソナタ WoO.47-3
ドビュッシー:映像第1集
リスト:タランテラ
ファリャ:火の踊り(アンコール)
録音:2007年6月13日(ライヴ)
CD6 ダビッド・カドゥッシュ
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
(2)幻想曲 変ロ長調 Op.77
(3)リスト:「さまよえるオランダ人」の紡ぎ歌(ワーグナー)
(4)プロコフィエフ:4つの小品 Op.32
(5)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
録音:(1)(2)2005年12月13日(3)(4)2007年6月1日(5)2006年11月9日
CD7 アーウィン・ゲージとマスタークラスにて
(1)シューマン:12の詩 Op.35 より 第1、2、5、7、10&12番
(2)シェーンベルク:2つのバラードより Op.12-2
(3)シュレーカー:Uberwunden、Das feurige Mannlein、
8つの歌よりSpuk Op.7-4、「はるかな響き」よりDie gluhende Krone
(4)デュパルク:ギャロップ
(5)リスト:
歌曲集より「テュールの王様」、「私の歌には毒がある」、「3人のジプシー」
(6)フランク・マルタン:イェーダーマンの6つの独白より 1、2、4、5、6番
(7)シューベルト:歌曲「流れ」D.693、あふれる愛D.854、夜と夢 D.827
(1)ミヒャエル・ナジ(B) ジュリアン・ルーフ(P)
(2)(3)ドミニク・ヴェルナー(Bs)シモン・ビュッヒャー(P)
(4)(5)エヴァ・フォーゲル(Ms) マティアス・ヴィーク(P)
(6)リヒャルト・バークハード(B) エドワード・ラシュトン(P)
(7)キャロリーヌ・メルツァー(S) アーウィン・ゲージ(P)
録音:(1)(2)(3)(6)(7)2007年5月19日 (4)(5)2007年5月18日 (ライヴ)
CD8 グウィリム・シムコック (Jazz)
グウィリム・シムコック:Way Back Home
ジョー・ヘンダーソン:Isotope
グウィリム・シムコック:Conundrum/And then she was gone
スティーヴィー・ワンダー:Summer Soft
ロバート・メリン&ガイ・ウッド:My one and only love
アーヴィング・バーリン:How deep is the ocean
ドン・レイ&ジーン・デ・ポール:You don’t know what love is
録音:2007年6月28日(ライヴ)
CD9 クリストファー・テイントン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1
ペーター・ルジツカ:
“Parergon” Sechs Skizzen zu “Holderin” fur Klavier
(ルール・ピアノ委嘱作品)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 Op.54
ショパン:ノクターン第8番 変ニ長調 Op.27-2
ラフマニノフ:ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36
録音:2007年7月1日(ライヴ)
今回も盛りだくさんのルール・ピアノフェスティヴァル エディション。
才色兼備の若手アリス=紗良・オット、DGデビュー前のライヴ演奏、名伴奏者
アーウィン・ゲージの貴重なマスタークラス、イギリスのジャズ・シーンで注
目株のグウィリム・シムコックなど。




<Profil>
PH 07069(SACD-Hybrid) \2180
「ジャコモ・カリッシミ:ヴィルトゥオーゾ・ソプラノ・モテット集」
(1)来たれ、死すべき者たちよ (2)油はとめどなく流れ 
(3)明けの明星のように (4)主よ、わたしの神よ
ロバート・クロウ(ソプラニスタ)
ミヒャエル・エーベルト(Org)
録音:2007年10月1、3、4 & 5日ミンデルハイム、“マリアのお告げ”
イエズス会教会[バイエルン放送との共同制作]
「驚くべき天賦の才能をもつソプラニスタ(男性ソプラノ)」(ニューヨーク・タ
イムズ)と絶賛されるロバート・クロウのソロ・デビュー盤。4つのモテットは、
おそらく17世紀の中ごろに、大家ジャコモ・カリッシミ(1605-1674)がローマの
聖アッポリナーレ教会で演奏するために書いたとされるもの。当時の偉大なる
カストラートたちが歌うことを念頭に作曲された内容ですが、こうして当時の
カストラートにもっとも近いとされるソプラニスタによって感情表現もみごと
に歌われると、初めて妖美な魅力の真価が解き明かされてゆくような興奮をお
ぼえます。なお、収録場所である教会のふりそそぐような残響を体感できるよ
うに、マルチチャンネルステレオ再生可能なSACDハイブリッド仕様でのリリー
スというのも魅力的。

PH 09008 2枚組 \4360
メンデルスゾーン:オラトリオ「聖パウロ」Op.36
ザビーネ・ゲッツ(S) ドロテー・ツィンマーマン(A)
マルクス・ブルーチャー(T) クラウス・メルテンス(Bs)
ドリス・ハーゲル(指)カペラ・ヴァイルブルゲンシス
ヴァイルブルク・シュロス教会合唱団
録音:2008年9月18-22日ヴァイルブルク、シュロス教会
音楽史上の偉業、J.S.バッハの「マタイ受難曲」復活蘇演でも知られるように、
メンデルスゾーンが創作上の理想としたのはバッハやヘンデル、モーツァルト
といった古典への回帰でした。1834年初めから1836年春にかけて作曲された第
1作目のオラトリオ「聖パウロ」は、そのヘンデルを規範としたもので、続く
「エリヤ」と並んで力強い合唱が生み出す劇的な緊張感が大きな魅力となって
います。1992年結成のアンサンブルと、1986年以来カントリンを務めるヴァイ
ルブルク・シュロス教会合唱団を率いるハーゲルはアーノンクールに学んだ逸
材。

PH 08022 \2180
ルーペルト・イグナツ・マイヤー(1646-1712):
“われ主に感謝せん”-詩篇、モテット&協奏曲集
Ascendit Deus / Scapulis suis / Sacri concentus psalmorum,
antiphonarum, Op.3: Confitebor tibi / Jubilate Deo / Meditabor /
Sacri concentus psalmorum, antiphonarum, Op.3: Beati omnes /
Dominus regnavit / Confitebor / Sacri concentus psalmorum,
antiphonarum, Op.3: In terras descendam / Credidi / Passer invenit
/ Sacri concentus psalmorum, antiphonarum, Op.3: Ave regina coelorum
/ Laudate Dominum / Sacri concentus psalmorum, antiphonarum, Op.3:
Formula votiva sodalium / Gazophylacium musico-sacrum: Confitebor
メヒティルド・バッハ(S)、エリーザベト・ポピアン(A)、
ハンス・イェルク・マンメル(T)、ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)
カペラ・ヴァイルブルゲンシス・ヴォカリス
ラルパ・フェスタント
ドリス・ハーゲル(指)
ミュンヘンの宮廷で活躍していた時期に、パリに派遣されてリュリのもとで学
んだという経歴を持つマイアーは、17世紀末から18世紀初頭にかけて一時代を
築いた教会音楽の作曲家、ヴァイオリニスト。声楽と器楽とが等しく主題を受
け持つ点や、リズムの躍動感などにその特徴があると云われます。ここでオリ
ジナル楽器の演奏陣を率いるハーゲルはザルツブルクのモーツァルテウムで、
アーノンクールのもと、歴史的奏法の実践を学んだ指揮者。彼女はまたソプラ
ノ、オルガニスト、音楽学者でもあり、こうした経験を踏まえて各パートへの
目の行き届いたアプローチが光ります。



<Ondine>
ODE 1128 \2080
J・S・バッハ/ティモ・コルホネン編:3つの無伴奏ヴァイオリンソナタ
無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 ト短調 BWV1001
無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番 イ短調 BWV1003
無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
ティモ・コルホネン(G)
楽器:リヒャルト・ヤーコブ・ヴァイスゲルバー(1928年)
録音:2007年11月 ナーンタリ教会(ナーンタリ、フィンランド)
世界各地のコンサートと主要フェスティヴァルへの出演で人気を集める、知る
人ぞ知るギタリスト、ティモ・コルホネン(1964-)。代表作はオンディーヌ最大
のヒット作、タレが編曲によるショパン作品集(ODE903)や、レオ・ブロウウェ
ルから献呈された「ヘルシンキ協奏曲(ギター協奏曲第5番)」(ODE979)は2003年
度カンヌ・クラシカルアウォードを受賞しました。幼いころから親しんだJ・S・
バッハの3つの無伴奏ヴァイオリンソナタをコルホネンはギターのために編曲、
出版しました。その編曲をみずから演奏した録音。コルホネンがとりわけ留意
したのは原曲に忠実に編曲すること、そしてバッハの様式に沿って演奏するこ
とでした。深いタッチから生み出されるバッハの真髄を堪能することができま
す。フィンランドのナーンタリ教会での残響を生かした美しい録音です。



<Flute Association>
KDC 5061 \2180
「ザ・ベスト・オブ・ペーター=ルーカス・グラーフ」
(1)イベール:フルート協奏曲よりアレグロ・スケルツァンド
(2)オネゲル:牝山羊の踊り
(3)ヘンデル:フルート・ソナタ ホ短調Op.I-1b
(4)ベリオ:セクエンツァI
(5)パガニーニ:ポロネーズ ヘ長調
(6)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲イ短調RV 440よりラルゲット、アレグロ
(7)カルク=エーレルト:ソナタ・アッパッシオナータ
(8)ドニゼッティ:ソナタよりラルゲット・エ・アレグロ
(9)ルーセル:
フルートを吹く人たちOp.27より(ティティール / クリシュナ /
ド・ラ・ペジョディ氏)
(10)ロッシーニ:四重奏曲ト長調よりアンダンテとアレグロ
(11)ライネッケ:フルートと管弦楽のためのバラードOp.288
ペーター=ルーカス・グラーフ(Fl)
(1)レイモンド・レッパード(指)イギリス室内管弦楽団
(3)マンフレート・ザックス(Fg)、イェルク・エーヴァルト・デラー(Cem) 
(5)コンラート・ラゴズニク(G)
(6)イェルク・フェルバー(指)ヴュルテンベルク室内管弦楽団 
(8)ウルズラ・ホリガー(Hrp) (9)小林道夫(P)
(10)カルミナ弦楽三重奏団 
(11)ベルンハルト・ギュラー(指)シュトゥットガルト放送交響楽団
(すべてclaves音源使用)
スイスのチューリヒに生まれたペーター=ルーカス・グラーフは、ことし2009
年1月5日に80歳の誕生日を迎えました。草津国際音楽アカデミー&フェスティ
ヴァルへの出演など、度重なる来日を通じて日本のファンにもおなじみのかれ
は、スイスのレーベルCLAVESより数多くのアルバムを発表していますが、この
たびその音源をもとにコンピレーション・アルバムがリリースされます。日本
語オビつき仕様、グラーフ自らのセルフ・ベストで内容は間違いなし。完全限
定盤となりますのでこの機会をお見逃しなく。
なお、3月末から4月中旬にかけて、オケとの共演やリサイタルなどの来日公演
が控えているほか、テレビ番組「題名のない音楽会」へのゲスト出演も決まっ
ています。




<Glyndebourne>
GFOCD 004 2枚組 \3780
ベートーヴェン:「フィデリオ」
アニア・カンペ(S レオノーレ)
トルステン・ケルル(T フローレスタン)
ピーター・コールマン=ライト(Br ドン・ピツァロ)
ヘンリー・ワディントン(Br ドン・フェルナンド)
ブラインドリー・シェラット(Bs ロッコ)
リサ・マイルン(S マルツェリーネ)
アンドルー・ケネディ(T ヤキーノ)
マーク・エルダー(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,グラインドボーン合唱団
録音:2006年8月,グラインドボーン音楽祭でのライヴ録音
グラインドボーン音楽祭のシリーズ、新刊です!2006年8月に上演された「フィ
デリオ」は、近年のグラインドボーン音楽祭でも特に好評だったもので、英国
の新聞各紙の演奏評は絶賛一色。中でもアニア・カンペのレオノーレは、細身
の美声ながらドラマティックな表現力もあって絶品。またテノール殺しのフロ
ーレスタンは、新時代のヘルデンテノールとして大活躍のトルステン・ケルル。
さらに実力派歌手で周りをしっかり固め、指揮は英国オペラ界の大御所マーク
・エルダーという鉄壁の布陣。ライヴの盛り上がりもあって、オペラの醍醐味
を味わえる「フィデリオ」です。舞台のカラー写真を多数載せた144ページの
豪華ハードカバーブック仕様にCDが収容されています。

GFOCD 003 3枚組 \5150
ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」
ドゥニーズ・デュヴァル(S メリザンド)
ハンス・ウィルブリンク(Br ペレアス)
ミシェル・ルー(Br ゴロー)
ヒュース・フークマン(Bs アルケル)
アンナ・レイノルズ(Ms ジュヌヴィエーヴ)
ほか
ヴィットーリオ・グイ(指)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,グラインドボーン合唱団
録音:1963年夏,グラインドボーン音楽祭でのライヴ録音
たいへん貴重な録音が発掘されました。1963年のグラインドボーン音楽祭で上
演された「ペレアスとメリザンド」、これまでLP、CD時代を通して海賊盤でも
まったく出回ったことのない録音です。これは、1951年から1963年までこの音
楽祭の音楽監督だった巨匠ヴィットーリオ・グイの、音楽監督として最後の年
の公演でした。メリザンド役は、プーランクから絶大な信頼を寄せられ、「人
の声」や「テレジアスの乳房」など多くの作品を初演したフランスのソプラノ、
ドゥニーズ・デュヴァル。ペレアス役のハンス・ウィルブリンクは、サヴァ
リッシュ時代のミュンヘンで活躍したオランダのバリトン。そして、ゴロー役
には、1950年代のフランスのトップ・バリトン、ミシェル・ルーという豪華な
配役です。

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09-02 No.21-1

2009年02月21日 17時15分20秒 | Weblog
<ALBANY>
TROY1084 \1980
「コロナ・ギター四重奏団コンサート」
J.S.バッハ:イタリア協奏曲(G.A.スタインケ編)
ラヴェル:組曲《マ・メール・ロア》(P.ベラルド編)
トマス・モーリー:コンソート・レッスン第1集より(コロナ編)
スー=ユン・シェン:極夜(夜想曲第3番)
ピアソラ:リオ・セナ、アディオス・ノニオ、フーガと神秘、ジータ
※ボーナス・トラック(映像)Z.アブリュー:ティコ・ティコ・ノー・フーバ
コロナ・ギター四重奏団
録音:2007年デンマーク
デンマークのコロナ・ギター四重奏団による編曲物からオリジナル作品まで収
録したアルバム。特にギター四重奏によるイタリア協奏曲は新鮮な驚きであ
る。もともとチェンバロは弦をはじく楽器であり、その発音構造はギターと同
じと言ってもよい。そのためギターで演奏すると響きが意外にチェンバロに似
ている上、しかもチェンバロよりも音量が豊か、ヴィブラートもかかる上、
ラテン情緒も加わるという、よい事づくしなのである。特に4つの楽器が一斉
に音を出すとフォルテ・ピアノのような印象さえ与えるのである。これは一聴
に値します!

TROY1059(SACD-Hybrid) \1980
「ミュージック・オブ・スーパー・パワー/スプートニク、スパイ、そして
宇宙開発競争」
ロベルト・ムチンスキ(1929-):フルート・ソナタOp.14
エディソン・デニソフ(1929-1996):フルート・ソナタ
ヴァーン・レイノルズ(1926-):フルート・ソナタ
ガリーナ・スミルノバ(1910-1980):ソナチネ ロ短調
サミュエル・バーバー(1910-1981):カンツォーネOp.38
オタール・タクタキシヴィリ(1924-1989):フルート・ソナタ
ブライアン・ルース(Fl)
レックス・ウッズ(Pf)
録音:2007年アリゾナ大学
奇天烈なタイトルのアルバムだが、宇宙開発競争当時(1960年代)の旧ソ連とア
メリカの作曲家によるいたって真面目なフルート・ソナタ集。フルート奏者に
はよく知られたタクタキシヴィリのソナタやデニソフ、バーバーや吹奏楽で著
名な作曲家V.レイノルズの作品などフルート好きの方には興味深いアルバム。
ブライアン・ルースはアメリカ中西部を中心に活動するフルート奏者で現代音
楽を得意としている。現代ものとは言え前衛ではなく比較的聴きやすいものば
かり。

TROY1078 \1980
「思い出」-ロベルト・シエラ作品集
(1)シエラ:ファンダンゴ-管弦楽のための
(2)ルイ・モロー・ゴッチョーク:プエルトリコの思い出
(3)シエラ:「思い出」のリフレクション
(4)シエラ:「思い出」による変奏曲
(5)シエラ:トッカータ
イアン・ホブソン((1)指揮、(2)-(5)Pf)
(1)(4)シンフォニア・ダ・カメラ
(4)エドゥアルド・ディアスムニョス(指揮)
録音:2008年
ラテン系アメリカ人の作曲家シエラの中南米の色彩豊かな管弦楽曲を含む作品
集。ALBANYレーベルからは交響曲集(第1番、第2番「大パッサカリア」、第3番
「ラ・サルサ」、品番:TROY942)が発売になっており、好評を得ている。ファ
ンダンゴはBBCプロムスのために作曲。ゴッチョーク(ゴッドシャルク)の主題
による自由な変奏作品が聴きもの。

TROY1088 \1980
「カウンター・ポイント・プレミエ」
レナード・バーンスタイン:
ミュージカル《ひばり-ジャンヌ・ダルクの生涯》からの合唱曲(前奏曲、春
の歌、裁判所の歌、ベネディクトゥス、兵士の歌、サンクトゥス、レクイエ
ム、グローリア)
ルイ・モイーズ:フランス風のソルフェージュ
ポウル・アラン・レヴィ:バイバイねえちゃん
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:ロマンセロ・ギターノ
ロバート・デ・コーミア指揮
カウンターポイント(ヴォーカル・アンサンブル)
録音:2004年、2008年
バーンスタインのミュージカル《ひばり》は1955年の作品。傑作《ウェスト
・サイド・ストーリー》に先立つこと2年、《キャンディード》の前年に作曲
された。ひばりのThe Lark は the Life of Joan of Arc の略。ウェスト・
サイド・ストーリーのような躍動感はないが、当時のミュージカルの常識を
越えた緻密な作曲作法が純然たるクラシック作品といってよいほどの完成度
を見せ、レニーの後年の作品《チチェスター詩篇》を思わせる。カウンター
ポイントは混声のヴォーカル・アンサンブル。当Albanyレーベルにはミサ・
クリオージャ、クリスマス・キャロル集などがあり、宗教もの、民族ものを
得意としているようだ。

TROY1079 \1980
ロバート・ヘルプス(1928-2001):
管弦楽作品集
(1)交響曲第1番(1955)
(2)ゴッサマー・ヌーン/くもの糸の午後(1974)
(3)五重奏曲-Fl,Vn,Cl,Vc,Pf(1975)
(4)交響曲第2番(2000)
(1)(2)(4)ウィリアム・W.ウィードリッチ(指揮)南フロリダ大学交響楽団
(2)ジョアンナ・カーティス(S)、
(3)ヤナ・ヨルダノヴァ(fl)、M.J.ペインター(Vn)、
アン・スターフィールド(cl)、G.ジュリアーノ(Vc)、T.アンカヤ(Pf)
ヘルプスは1928年生まれの作曲家でセッションズの影響を強く受けた。無調、
調性音楽の折衷様式で表出性の強いロマン的な作風の作曲家。ヒンデミット、
オネゲルを思わせる部分もある。交響曲第1番は初期の代表作で先に完成して
いたアダージョはストコフスキーによって初演され、すぐに全曲がコロンビ
アによって録音もされた(現在CRIレーベルから復刻されている)。第2番はそ
の後45年を経た作品で作曲者の死の1年前の作。こちらも深刻な作風です。

TROY1077 \1980
「チャールズ・ウォリネン・シリーズ」
チャールズ・ウォリネン:二重奏作品集
(1)ギター・ソナタ(1995)
(2)決して同じことは繰り返さない(2006)
(3)11の小品(2006)
(4)ディヴェルティンメント(1982)
(5)パーカッション・デュオ(1979)
(6)詩篇39(1979)、
(7)デュオ・ソナタ(2004)
(1)W.アンダーソン(G)、J.フォーサイス(Pf)
(2)W.ポーリー(B)、C.ホール(Tuba)
(3)E.カールソン(Vn)、M.カテリサーノ(Vib)
(4)E.ガッテーニョ(A.sax)、E.ウベルス(Pf)
(5)J.フェラーリ(Mrb,Vib)、M.カンプマイアー(Pf)
(6)T.メグリオランザ(Br)、W.アンダーソン(G)
(7)ロバート・エイトケン(Fl)、J.アヴェリー(Pf)
録音:2006-2007年、(5)のみ1996年
順調にリリースが続くウォリネン・シリーズの第8集。ウォリネンの様々な編
成の二重奏を収録。デュオ・ソナタではBISやNAXOSでお馴染み、現代音楽で評
価の高いフルーティスト、ロバート・エイトケンが演奏している。

TROY1073/74 2枚組(1枚価格) \1980
ジェイク・ヘギー:歌劇「三つの12月」
(第1幕:1986、第2幕:1996、2006)
フレデリカ・フォン・シュターデ(MS)
クリスティン・クレイトン(S)、
キース・フェアーズ(Br)
パトリック・サマーズ指揮
ヒューストン・グランド・オペラ、
録音:2008年
ヘギーはメトロポリタン・オペラ、リンカーン・センターでも作品を上演する
新進のオペラ作曲家。作風はミュージカルとオペラを折衷したような親しみや
すいもの。人気歌手のフォン・シュターデはヘギー作品を積極的に歌っており、
ERATOからスーザン・グラハム主演による歌劇「デッド・マン・ウォーキング」
やRCAからルネ・フレミングなどと共に歌曲集も出していた。

TROY1082 \1980
「グレート・アメリカン・チェンバー・ミュージック」
ジョージ・ウォーカー:室内楽作品集
(1)弦楽四重奏曲第1番(1946)
(2)弦楽四重奏曲第2番(1968/1987)
(3)ピアノ・ソナタ第4番(1985)
(4)歌曲集(3曲)
(5)無言歌
(1)(2)ソン・ソノラ弦楽四重奏団
(3)フレデリック・モイヤー(Pf)
(4)ジェイムズ・マーティン(Br)、
(4)(5)ジョージ・ウォーカー(Pf)
前回の管弦楽作品集(TROY1061)に続くジョージ・ウォーカーの室内楽作品集。
弦楽四重奏曲第1番ではドビュッシーとドヴォルザークの間をゆくような作風
だが20年後の第2番では一転して無調の激しい作風に変わっている。1985年の
ピアノ・ソナタ第4番では旋法性と無調が折衷されている。ウォーカーはアフ
リカ系アメリカ人の作曲家だが、こういう出自の作曲家にありがちなジャズ、
民謡路線には行かずアカデミックな現代音楽を目指した。

TROY1057 \1980
「エズラ・ラダーマンの音楽第8集」
(1)フルートとクラリネットのための二重奏
(2)フルートと弦楽四重奏のための《水晶の体》
(3)クラリネットと弦楽のための協奏曲
ランサム・ウィルソン((1)(2)Fl、(3)指揮)
(1)(3)デヴィッド・シフリン(Cl)
(2)カサット弦楽四重奏団
(3)イェール・フィルハーモニア弦楽合奏団
ラダーマンはアメリカで早い時期に12音技法を取り入れた作曲家として知ら
れ、12音技法ながらほのかな抒情を感じさせる音楽。デヴィッド・シフリン
はクラリネットの名匠としてモーツァルトの協奏曲(DELOS,DG)、モーツァル
ト&ブラームス:クラリネット五重奏曲(DG)が高い評価を得るなど数多くの録
音がある。またフルートのランサム・ウィルソンも現代音楽の名手として知
られ、ライヒの「ヴァーモント・カウンターポイント」やダマーズの四重奏
曲「ランサム・ウィルソンに」などの名曲が彼の依頼により生まれた。また
EMIなどに多数の録音も行っている。

TROY1036 \1980
「イン・プレイズ・オブ・シンギング」
-ジャック・ビーソンの合唱音楽
ベイ詩篇からの3つのセッティング(2種類:アカペラ、ピアノ伴奏付)/
ミランダの潮流/3つのラウンド/結び目/イン・プレイズ・オブ・シンギン
グ/サマー・ラウンドとカノン/碑文
グレッグ・スミス指揮
グレッグ・スミス・シンガース
ジャック・ビーソンは1921年インディアナ州生まれの作曲家。ハワード・ハン
ソンの影響を受け、後にナディア・ブーランジェにも師事した。近代的な和声
のなかに抒情を漂わせる。

TROY1060 \1980
「スティーヴン・パーソンズ-トロンボーン・リサイタル」
F.モレル:ヘ短調の小品/D.H.ホワイト:トロンボーン・ソナタ/
A.ヨルゲンセン:ロマンス/J.プレスコット:ロンデレット/
B.エドワーズ:青い狼/D.ウェルズ:トロンボーン・ソナタ/
M.サミュエル=ルソー:協奏的小品/
J.ケツィア:ソナチネ、チューリッヒ行進曲(変奏曲)
スティーヴン・パーソンズ(Trb)
パトリシア・フォルツ(Pf)
パーソンズはブラスの名門イリノイ州立大学の教授でソロからオーケストラ奏
者まで幅広く活躍。収録曲は20世紀の作品だが親しみやすいものばかり。

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