<haessler> SWR MUSIC
KDC 5015 \2250
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
サー・ロジャー・ノリントン(指)
シュトゥットガルトSWR放送交響楽団
録音:2006年1月19-20日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(ライヴ)
ヴァイオリンからヴィブラートが消えて、いま未知のアダージェットがよみが
える。「巨人」、第4番につづいて、ノリントン&シュトゥットガルト放送響
によるマーラー・シリーズにいよいよ屈指の人気作第5番が登場します。
数多くのマーラー演奏がひしめく中にあって当コンビの個性を特徴付ける最大
のポイントが、ヴィブラートを徹底して排した“シュトゥットガルト・サウン
ド”。かのクレンペラーが甘美すぎてムード音楽のようだと嫌ったアダージェ
ットも、これまでとはまったく別次元の魅力で迫ります。もし彼がこの演奏を
聴いたらどう感じることでしょうか。
1900年当時に回帰した楽器配置も重要なポイント。すなわち左右両翼に振り分
けられたヴァイオリンと、木管楽器の後ろに一列に並ぶコントラバス。ホルン
を左側に、トランペット、トロンボーンとチューバは右側へと置く金管セク
ション。これによって得られる、どんなに響きの厚い箇所でも決して透明感を
失わないサウンドこそノリントンが手兵とともに長年の歳月をかけて目指して
きたもの。とびきりクリアな録音によってはっきりとつかめます。
暖かくピュアにもかかわらず、エネルギッシュでパワフル。好調ぶりを物語
るノリントン&シュトゥットガルトによるマーラー5番。自在なテンポも見事
なフィナーレののちに湧き上がる拍手と歓声もそのはずで、圧倒的な手ごたえ
を感じさせます。なお、これまでと同じ日本語オビとブックレットに解説の対
訳つき。
<harmonia mundi>
HMC 901928 2枚組 \3380
HMC 801928(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
ヘンデル:「メサイア」
シャスティン・アヴェモ(S)
パトリシア・バードン(A)
ローレンス・ザゾ(CT)
コビー・ヴァン・レンズブルク(T)
ニール・デイヴィス(Bs)
ルネ・ヤーコプス(指)フライブルク・バロック・オーケストラ
クレア・カレッジ合唱団
競合盤ひしめく「メサイア」の中、ヤーコプスは最高の演奏を届けてくれまし
た。フライブルク・バロック・オーケストラを自在に操りながら、ヤーコプス
ならでは知的刺激と熱い情熱の入り混じったヘンデルはお見事の一言。ヘンデ
ルの音楽に浸る喜びに溢れています。この録音では1750年に上演した時の形態
を元にし、ソリストを5人立てています。ソプラノは、スウェーデン出身で、
ここ数年猛烈な勢いで人気急上昇のシャスティン・アヴェモ。ヘンデルなど
バロック音楽から、「ルル」のタイトルロールまで得意とする恐るべき人で
す。アルトには、充実した深いアルトの美声が素敵なアイルランドのパトリシ
ア・バードン。カウンターテナー、テノールには、ローレンス・ザゾ、コビ
ー・ヴァン・レンズブルクとヤーコプス組というべきお馴染みの面々。バス
にはこれもバロックで大活躍のウェールズのバス、ニール・デイヴィス。ヤー
コプスが満を持しての「メサイア」です。
●ハルモニアムンディ クリスマス・エディション2006
超美麗装丁、完全限定盤
HMX 2971782 \1780
J.S.バッハ:
カンタータ「キリスト者よ、この日を銘記せよ」BWV63、
マニフィカトBWV243a(変ホ長調)
ドロシー・ブロツキー=ミールズ(S) キャロリン・サンプソン(A)
マーク・ダンツ(T)ペーター・コーイ(Bs)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
2006年6月の来日で、ライブでもそのあまりの美しさに改めて我々を驚嘆させ
たヘレヴェッヘ。マニフィカトだと比較的華やかに演奏するのも一興ですが、
やはりこのヘレヴェッヘのようにどこまでも流れを失わない流麗なマニフィカ
トも格別です。いつ聴いても驚かされる名演奏、名録音。(HMC 901781(2CD)
の組みなおしで一枚になったもの。)
HMX 2971407 \1780
コレッリ:
合奏協奏曲 作品6より第5番(変ロ長調)、第11番(変ロ長調)、
第6番(ヘ長調)、第12番(ヘ長調)、第7番(ニ長調)、
第8番「クリスマス」(ト短調)
アンサンブル415
今なお色褪せることなく、歴史上に燦然と輝く名演奏。原盤はHMC901406で
2枚組みとして発売されていましたが今はもはや廃盤となっています。この盤
は、2枚組の2枚目のみを復活させたもの。発売当初から、コレッリが生きた
当時の編成で演奏しているなど、学術的にも、そして芸術的にも名高い名盤
です。
HMX 2971310 \1780
シュッツ:
クリスマス物語(キリスト生誕の喜ばしき物語)SWV435
小教会コンチェルト集第2集 Op.9から、めでたしマリアSWV333、
天は滴を落としSWV322、ヨセフ・汝ダビデの子よSWV323、
今日こそキリストの生まれた日 SWV315、
今日こそ主なるキリストの生まれた日SWV439
ルネ・ヤーコプス(指)
コンチェルト・ヴォカーレ、
マリア・クリスティーナ・キール(ソプラノ)、
ゲルト・テュルク(テノール)他/録音:1989年9月
小教会コンチェルト集はシュッツの作品の中でも特に有名な部類にはいりま
す。17世紀のドイツのルター派の色合いと、イタリア・オペラのレチタティ
ーヴォの要素が混じりあった、えもいわれぬ魅力に満ちています。
HMX 2977079 \1780
魂のクリスマス-ヨーロッパ、アメリカのキャロル
ポール・ヒリヤー(指)シアター・オブ・ヴォイシズ
ヨーロッパの文化のなかで育まれたクリスマス・キャロルは、移民たちの手
によってアメリカ大陸にもたらされ、アメリカ的なものに発展していきまし
た。合唱の神様、ヒリヤーが、手兵シアター・オブ・ヴォイシズを率いてヨ
ーロッパとアメリカの美しいキャロル集をまとめました。「もろびとこぞり
て」をはじめ、シベリウスやホルスト、さらにはアイヴズのキャロルまで、
いずれも胸にしみ入るような逸品ばかりです。
HMX 2971794 \1780
ロマンティック・クリスマス・ソングズ
ウヴェ・グロノスタイ(指)RIAS室内合唱団
タイトルのとおり、ロマンティックなクリスマス・ソングを集めた一枚です。
何度でも繰り返して聴きたくなる、どこか懐かしい薫りがする曲ばかりです。
HMX 2971148 \1780
ノートルダム楽派のクリスマスのミサ
M.ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
かけた途端、壮大な石造りの教会の内部に入り込んだような、荘厳な雰囲気
が漂う一枚です。クリスマスとは、神の御子がお生まれになった日であると
いう宗教的な原点を感じさせる一枚です。アンサンブル・オルガヌムの素晴
らしさにはあらためて驚嘆です。
HMX 2978199 \1780
サヴォア教会の鐘の音
ダカン:南仏のクリスマス(ト長調)
ツィポーリ:パストラーレ
J.S.バッハ:パストラーレBWV590
バルバストル:イエスがお生まれになった時、ヨセフは幸せな結婚をした
他全16曲
ルネ・サオルジャン(オルガン)
今から20年以上前にレコードとして発売されて以来市場から姿を消していた逸
品が、クリスマスシリーズで初CD化。南仏の真珠とも評されるタンドの町にあ
る教会のオルガンと、イタリア文化の影響も色濃く残るサヴォア地方のシャン
ベリーにある教会のオルガンを使って演奏しているなんとも贅沢な録音です。
キリストの誕生を一番最初に知らされた羊飼いの歌「パストラーレ」を集めた
もので、ゆったりとした気分が最高の一枚です。
HMX 2971632 2枚組 \2700
ベルリオーズ:オラトリオ〈キリストの幼時〉Op.25
ヘロデの夢、エジプトへの逃避、サイスへの到達
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ、シャペル・ロワイヤル、シャンゼリゼO.
ヴェロニク・ジャンス(Ms)、ポール・アグニュー(T)、
オリヴィエ・ラルエット(Br)、ローラン・ナウリ(Bs)、
フレデリック・キャトン(Bs)
ベルリオーズによる、キリストの幼時の壮大な音物語。神の御子という身分
でありながら、馬小屋の飼い葉おけの中で産声をあげ、その後もヘロデ王の
陰謀で命の危険にさらされるなど、穏やかではなかったキリストの幼いとき
の音楽描写はかなり激しく、時に崇高で、実に壮大な音絵巻物語となってい
ます。
HMX 2971082 \1780
シャルパンティエ:
歌劇「われらが主イエス・キリストの降誕」H.483(1684)、
オラトリオ「クリスマスの歌」H.414(1683?85)
クリスティ(指)レザール・フロリサン
クリスティとレザール・フロリサンによるこの演奏は、シャルパンティエの演
奏の中でも最高峰に位置するもの。シャルパンティエのクリスマス音楽の美し
さに酔いしれてしまいます。
HMX 2978223 \1350
ハルモニア・ムンディ・クリスマス・エディション
スペシャル・コンピレーションCD
今回ご案内してきた9タイトルの特に良い曲、ききどころばかりを集めた一枚
です。これに入っている曲を道しるべに全曲盤を買うもよし、プレゼントと
して使うもよし、黄門様の印籠のように決定打的な一枚です。
<PREISER>
PRCD 90703 3枚組 \5640
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ノーバート・ブレイニン(Vn)ギュンター・ルートヴィヒ(P)
録音1989年9月-1990年2月(フランクフルト フェステブルク教会)
2005年4月に亡くなったアマデウス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者、ノー
バート・ブレイニン(1923年、ウィーン生まれ)が、1989年から90年にかけて
レコーディングした全集。現在、ジョジュア・ベルが弾いている1713年製、ス
トラディヴァリウスとベーゼンドルファー・インペリアル(蓋、全開で)録音
されています。
<ONDINE>
●初回限定 CRYSTAL EDITION!超特価お買い得、Special Version
ODE 9030 \1350
ショパン:
ノクターン第9番ロ長調Op.32の1
ノクターン第2番変ホ長調Op.9の2
ワルツ第3番イ短調Op.34の2
前奏曲第7番イ長調
前奏曲第15番変ニ長調「雨だれ」
前奏曲第20番ハ短調
マズルカ第22番嬰ト短調Op.33の1
マズルカ第16番変イ長調Op.24の3
マズルカ第25番ロ短調Op.33の4
リョベート:10のカタロニア民謡
ティモ・コルホネン(G)
ODE 8780 \1350
シベリウス:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
カレリア組曲Op.11
ベルシャザール王の饗宴Op.51
ペッカ・クーシスト(Vn)
レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキPO.
ODE 9800 \1350
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
2本のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
2本のヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV1060
ヤーッコ・クーシスト、ペッカ・クーシスト(Vn)
タピオラ・シンフォニエッタ
ソロのための協奏曲は、ホ長調をペッカが、イ短調をヤーコが弾く。2台のハ
ープシコードで演奏されることの多いハ短調 BWV1060 は、オーボエとヴァイ
オリンのための協奏曲がオリジナル。
ODE 10220 \1350
シベリウス:
シベリウス:交響曲第3番ハ長調Op.52
ヒンデミット:4つの気質
オリ・ムストネン(Pf,指)ヘルシンキ祝祭O
ODE 9500 \1350
ラウタヴァーラ:
ピアノ協奏曲第3番「夢の贈り物」(1998)
「秋の庭」(1999)
ラウタヴァーラとアシュケナージの会話
ヴラディーミル・アシュケナージ(指&P)
ヘルシンキPO 録音:1999年8月
ODE 9200 \1350
ブルックナー:
交響曲ヘ短調“第00番”,
弦楽五重奏曲より“アダージョ”(F.エスター編曲弦楽オーケストラ版)
ウラディミール・アシュケナージ(指)ベルリン・ドイツSO.
ODE 8950 \1350
ウェーバー:
クラリネット協奏曲第1番ヘ短調Op.73
同第2番変ホ長調Op.74
クラリネット小協奏曲Op.26
クラリネット五重奏曲変ロ長調Op.34
カリ・クリーック(Cl)
サカリ・オラモ(指)フィンランド放送SO.新ヘルシンキSQ.
ODE 9690 \1350
モーツァルト:
「フィガロの結婚」(自分で自分がわからない,恋とはどんなものかしら),
「ティートの慈悲」(ああこの瞬間に,立ち去りましょう),
ロッシーニ:
「セビリアの理髪師」(今の歌声は),
「チェネレントラ」(不安と涙のうちに生まれ),
ベッリーニ:
「カプレーティとモンテッキ」(ロメーオがあなたの息子を殺したとしても)
ドニゼッティ:
「ファヴォリータ」(ああ、私のフェルナンド),
「アンナ・ボレーナ」(この荒々しい炎に),
マスネ:「ウェルテル」(ウェルテル、ウェルテル)
エリーナ・ガランチャ(Ms)
アレクサンドルス・ヴィルマニス(指)ラトヴィア国立SO.
ODE 10430 \1350
モーツァルト:
「コジ・ファン・トゥッテ」-
岩のように動かずに,
お願い、許して、恋人よ,
コンサート・アリア「私のうるわしい恋人よ、さようなら」K.528,
「ツァイーデ」-
やすらかにおやすみ下さい,
コンサート・アリア「ああ、私には分かっていた」K.272,
「フィガロの結婚」-
楽しい思い出はどこへ,
コンサート・アリア「どうしてあなたを忘れよう」K.505
ソイレ・イソコスキ(S) マリタ・ヴィータサロ(P)
ペーター・シュライヤー(指)タピオラ・シンフォニエッタ,
録音:2004年1月
ODE 8970 \1350
ベートーヴェン, シューベルト, シューマン, ブラームス,
マーラー
君を愛す、新しき愛、新しき生命、寂しさの喜び、鱒、野ばら
糸を紡ぐグレートヒェン、水の上で歌う、音楽に寄す、至福
《ミルテの花》より、わたしの恋は緑にもえ、甲斐なきセレナード
恋人を訪ねて、姉妹、永遠の愛について、《若き日の歌》より
カリタ・マッティラ(S)イーモ・ランタ(Pf)
ODE 8930 \1350
シュニトケ:
ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲
ヴァイオリン協奏曲第3番
ヴァイオリン・ソナタ第3番
ラルフ・ゴトーニ(Pf) マルク・ルボツキー(Vn)
イリーナ・シュニトケ(Pf)
ヴィルトゥオージ・ディ・クフモ,
シベリウス・アカデミー管楽プレイヤーズ
ODE 9610 \1350
エングルンド:
交響曲第4番「郷愁」(1976)
交響曲第5番「フェンニカ」(1977)
万里の長城(1949)
エリ・クラス(指)タンペレPO
ODE 9710 \1350
フェルリング:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
同:3つのコントルダンス/3つのメヌエット
ビューストレム:カドリユ
リタンデル:アリアI「もしオルフェウスが太古に」
同:アリアII「アウラの岸が永遠なりせば」
トゥリンドベリ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調Op.1
クレータ=マリア・ケンタラ(Vn) ヘルマン・ヴァレーン(Br)
ユッカ・ラウタサロ(指)六階O.
ODE 9970 \1350
サーリアホ:
聖杯劇場(1997)-Vnと室内Oのための
ソラール(1993)
オーロラ(1986)-9人の奏者と電子楽器のための
ヨーン・ストルゴール(Vn)
ハンヌ・リントゥ(指)アヴァンティ!室内O.
ODE 10160 \1350
クリストファー・ラウス:
打楽器と管弦楽のための幻想曲「救われたアルベリヒ」
狂喜
ヴァイオリン協奏曲
イヴリン・グレニー(Perc)
チョーリャン・リン(Vn)
レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキPO.
ODE 10170 \1350
マグヌス・リンドベルイ:
ピアノ協奏曲(1990/4)
クラフト(1985)
エサ=ペッカ・サロネン(指)
フィンランド放送SO.トイミー・アンサンブル
マグヌス・リンドベルイ(Pf)
KDC 5015 \2250
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
サー・ロジャー・ノリントン(指)
シュトゥットガルトSWR放送交響楽団
録音:2006年1月19-20日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(ライヴ)
ヴァイオリンからヴィブラートが消えて、いま未知のアダージェットがよみが
える。「巨人」、第4番につづいて、ノリントン&シュトゥットガルト放送響
によるマーラー・シリーズにいよいよ屈指の人気作第5番が登場します。
数多くのマーラー演奏がひしめく中にあって当コンビの個性を特徴付ける最大
のポイントが、ヴィブラートを徹底して排した“シュトゥットガルト・サウン
ド”。かのクレンペラーが甘美すぎてムード音楽のようだと嫌ったアダージェ
ットも、これまでとはまったく別次元の魅力で迫ります。もし彼がこの演奏を
聴いたらどう感じることでしょうか。
1900年当時に回帰した楽器配置も重要なポイント。すなわち左右両翼に振り分
けられたヴァイオリンと、木管楽器の後ろに一列に並ぶコントラバス。ホルン
を左側に、トランペット、トロンボーンとチューバは右側へと置く金管セク
ション。これによって得られる、どんなに響きの厚い箇所でも決して透明感を
失わないサウンドこそノリントンが手兵とともに長年の歳月をかけて目指して
きたもの。とびきりクリアな録音によってはっきりとつかめます。
暖かくピュアにもかかわらず、エネルギッシュでパワフル。好調ぶりを物語
るノリントン&シュトゥットガルトによるマーラー5番。自在なテンポも見事
なフィナーレののちに湧き上がる拍手と歓声もそのはずで、圧倒的な手ごたえ
を感じさせます。なお、これまでと同じ日本語オビとブックレットに解説の対
訳つき。
<harmonia mundi>
HMC 901928 2枚組 \3380
HMC 801928(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
ヘンデル:「メサイア」
シャスティン・アヴェモ(S)
パトリシア・バードン(A)
ローレンス・ザゾ(CT)
コビー・ヴァン・レンズブルク(T)
ニール・デイヴィス(Bs)
ルネ・ヤーコプス(指)フライブルク・バロック・オーケストラ
クレア・カレッジ合唱団
競合盤ひしめく「メサイア」の中、ヤーコプスは最高の演奏を届けてくれまし
た。フライブルク・バロック・オーケストラを自在に操りながら、ヤーコプス
ならでは知的刺激と熱い情熱の入り混じったヘンデルはお見事の一言。ヘンデ
ルの音楽に浸る喜びに溢れています。この録音では1750年に上演した時の形態
を元にし、ソリストを5人立てています。ソプラノは、スウェーデン出身で、
ここ数年猛烈な勢いで人気急上昇のシャスティン・アヴェモ。ヘンデルなど
バロック音楽から、「ルル」のタイトルロールまで得意とする恐るべき人で
す。アルトには、充実した深いアルトの美声が素敵なアイルランドのパトリシ
ア・バードン。カウンターテナー、テノールには、ローレンス・ザゾ、コビ
ー・ヴァン・レンズブルクとヤーコプス組というべきお馴染みの面々。バス
にはこれもバロックで大活躍のウェールズのバス、ニール・デイヴィス。ヤー
コプスが満を持しての「メサイア」です。
●ハルモニアムンディ クリスマス・エディション2006
超美麗装丁、完全限定盤
HMX 2971782 \1780
J.S.バッハ:
カンタータ「キリスト者よ、この日を銘記せよ」BWV63、
マニフィカトBWV243a(変ホ長調)
ドロシー・ブロツキー=ミールズ(S) キャロリン・サンプソン(A)
マーク・ダンツ(T)ペーター・コーイ(Bs)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
2006年6月の来日で、ライブでもそのあまりの美しさに改めて我々を驚嘆させ
たヘレヴェッヘ。マニフィカトだと比較的華やかに演奏するのも一興ですが、
やはりこのヘレヴェッヘのようにどこまでも流れを失わない流麗なマニフィカ
トも格別です。いつ聴いても驚かされる名演奏、名録音。(HMC 901781(2CD)
の組みなおしで一枚になったもの。)
HMX 2971407 \1780
コレッリ:
合奏協奏曲 作品6より第5番(変ロ長調)、第11番(変ロ長調)、
第6番(ヘ長調)、第12番(ヘ長調)、第7番(ニ長調)、
第8番「クリスマス」(ト短調)
アンサンブル415
今なお色褪せることなく、歴史上に燦然と輝く名演奏。原盤はHMC901406で
2枚組みとして発売されていましたが今はもはや廃盤となっています。この盤
は、2枚組の2枚目のみを復活させたもの。発売当初から、コレッリが生きた
当時の編成で演奏しているなど、学術的にも、そして芸術的にも名高い名盤
です。
HMX 2971310 \1780
シュッツ:
クリスマス物語(キリスト生誕の喜ばしき物語)SWV435
小教会コンチェルト集第2集 Op.9から、めでたしマリアSWV333、
天は滴を落としSWV322、ヨセフ・汝ダビデの子よSWV323、
今日こそキリストの生まれた日 SWV315、
今日こそ主なるキリストの生まれた日SWV439
ルネ・ヤーコプス(指)
コンチェルト・ヴォカーレ、
マリア・クリスティーナ・キール(ソプラノ)、
ゲルト・テュルク(テノール)他/録音:1989年9月
小教会コンチェルト集はシュッツの作品の中でも特に有名な部類にはいりま
す。17世紀のドイツのルター派の色合いと、イタリア・オペラのレチタティ
ーヴォの要素が混じりあった、えもいわれぬ魅力に満ちています。
HMX 2977079 \1780
魂のクリスマス-ヨーロッパ、アメリカのキャロル
ポール・ヒリヤー(指)シアター・オブ・ヴォイシズ
ヨーロッパの文化のなかで育まれたクリスマス・キャロルは、移民たちの手
によってアメリカ大陸にもたらされ、アメリカ的なものに発展していきまし
た。合唱の神様、ヒリヤーが、手兵シアター・オブ・ヴォイシズを率いてヨ
ーロッパとアメリカの美しいキャロル集をまとめました。「もろびとこぞり
て」をはじめ、シベリウスやホルスト、さらにはアイヴズのキャロルまで、
いずれも胸にしみ入るような逸品ばかりです。
HMX 2971794 \1780
ロマンティック・クリスマス・ソングズ
ウヴェ・グロノスタイ(指)RIAS室内合唱団
タイトルのとおり、ロマンティックなクリスマス・ソングを集めた一枚です。
何度でも繰り返して聴きたくなる、どこか懐かしい薫りがする曲ばかりです。
HMX 2971148 \1780
ノートルダム楽派のクリスマスのミサ
M.ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
かけた途端、壮大な石造りの教会の内部に入り込んだような、荘厳な雰囲気
が漂う一枚です。クリスマスとは、神の御子がお生まれになった日であると
いう宗教的な原点を感じさせる一枚です。アンサンブル・オルガヌムの素晴
らしさにはあらためて驚嘆です。
HMX 2978199 \1780
サヴォア教会の鐘の音
ダカン:南仏のクリスマス(ト長調)
ツィポーリ:パストラーレ
J.S.バッハ:パストラーレBWV590
バルバストル:イエスがお生まれになった時、ヨセフは幸せな結婚をした
他全16曲
ルネ・サオルジャン(オルガン)
今から20年以上前にレコードとして発売されて以来市場から姿を消していた逸
品が、クリスマスシリーズで初CD化。南仏の真珠とも評されるタンドの町にあ
る教会のオルガンと、イタリア文化の影響も色濃く残るサヴォア地方のシャン
ベリーにある教会のオルガンを使って演奏しているなんとも贅沢な録音です。
キリストの誕生を一番最初に知らされた羊飼いの歌「パストラーレ」を集めた
もので、ゆったりとした気分が最高の一枚です。
HMX 2971632 2枚組 \2700
ベルリオーズ:オラトリオ〈キリストの幼時〉Op.25
ヘロデの夢、エジプトへの逃避、サイスへの到達
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ、シャペル・ロワイヤル、シャンゼリゼO.
ヴェロニク・ジャンス(Ms)、ポール・アグニュー(T)、
オリヴィエ・ラルエット(Br)、ローラン・ナウリ(Bs)、
フレデリック・キャトン(Bs)
ベルリオーズによる、キリストの幼時の壮大な音物語。神の御子という身分
でありながら、馬小屋の飼い葉おけの中で産声をあげ、その後もヘロデ王の
陰謀で命の危険にさらされるなど、穏やかではなかったキリストの幼いとき
の音楽描写はかなり激しく、時に崇高で、実に壮大な音絵巻物語となってい
ます。
HMX 2971082 \1780
シャルパンティエ:
歌劇「われらが主イエス・キリストの降誕」H.483(1684)、
オラトリオ「クリスマスの歌」H.414(1683?85)
クリスティ(指)レザール・フロリサン
クリスティとレザール・フロリサンによるこの演奏は、シャルパンティエの演
奏の中でも最高峰に位置するもの。シャルパンティエのクリスマス音楽の美し
さに酔いしれてしまいます。
HMX 2978223 \1350
ハルモニア・ムンディ・クリスマス・エディション
スペシャル・コンピレーションCD
今回ご案内してきた9タイトルの特に良い曲、ききどころばかりを集めた一枚
です。これに入っている曲を道しるべに全曲盤を買うもよし、プレゼントと
して使うもよし、黄門様の印籠のように決定打的な一枚です。
<PREISER>
PRCD 90703 3枚組 \5640
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ノーバート・ブレイニン(Vn)ギュンター・ルートヴィヒ(P)
録音1989年9月-1990年2月(フランクフルト フェステブルク教会)
2005年4月に亡くなったアマデウス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者、ノー
バート・ブレイニン(1923年、ウィーン生まれ)が、1989年から90年にかけて
レコーディングした全集。現在、ジョジュア・ベルが弾いている1713年製、ス
トラディヴァリウスとベーゼンドルファー・インペリアル(蓋、全開で)録音
されています。
<ONDINE>
●初回限定 CRYSTAL EDITION!超特価お買い得、Special Version
ODE 9030 \1350
ショパン:
ノクターン第9番ロ長調Op.32の1
ノクターン第2番変ホ長調Op.9の2
ワルツ第3番イ短調Op.34の2
前奏曲第7番イ長調
前奏曲第15番変ニ長調「雨だれ」
前奏曲第20番ハ短調
マズルカ第22番嬰ト短調Op.33の1
マズルカ第16番変イ長調Op.24の3
マズルカ第25番ロ短調Op.33の4
リョベート:10のカタロニア民謡
ティモ・コルホネン(G)
ODE 8780 \1350
シベリウス:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
カレリア組曲Op.11
ベルシャザール王の饗宴Op.51
ペッカ・クーシスト(Vn)
レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキPO.
ODE 9800 \1350
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
2本のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
2本のヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV1060
ヤーッコ・クーシスト、ペッカ・クーシスト(Vn)
タピオラ・シンフォニエッタ
ソロのための協奏曲は、ホ長調をペッカが、イ短調をヤーコが弾く。2台のハ
ープシコードで演奏されることの多いハ短調 BWV1060 は、オーボエとヴァイ
オリンのための協奏曲がオリジナル。
ODE 10220 \1350
シベリウス:
シベリウス:交響曲第3番ハ長調Op.52
ヒンデミット:4つの気質
オリ・ムストネン(Pf,指)ヘルシンキ祝祭O
ODE 9500 \1350
ラウタヴァーラ:
ピアノ協奏曲第3番「夢の贈り物」(1998)
「秋の庭」(1999)
ラウタヴァーラとアシュケナージの会話
ヴラディーミル・アシュケナージ(指&P)
ヘルシンキPO 録音:1999年8月
ODE 9200 \1350
ブルックナー:
交響曲ヘ短調“第00番”,
弦楽五重奏曲より“アダージョ”(F.エスター編曲弦楽オーケストラ版)
ウラディミール・アシュケナージ(指)ベルリン・ドイツSO.
ODE 8950 \1350
ウェーバー:
クラリネット協奏曲第1番ヘ短調Op.73
同第2番変ホ長調Op.74
クラリネット小協奏曲Op.26
クラリネット五重奏曲変ロ長調Op.34
カリ・クリーック(Cl)
サカリ・オラモ(指)フィンランド放送SO.新ヘルシンキSQ.
ODE 9690 \1350
モーツァルト:
「フィガロの結婚」(自分で自分がわからない,恋とはどんなものかしら),
「ティートの慈悲」(ああこの瞬間に,立ち去りましょう),
ロッシーニ:
「セビリアの理髪師」(今の歌声は),
「チェネレントラ」(不安と涙のうちに生まれ),
ベッリーニ:
「カプレーティとモンテッキ」(ロメーオがあなたの息子を殺したとしても)
ドニゼッティ:
「ファヴォリータ」(ああ、私のフェルナンド),
「アンナ・ボレーナ」(この荒々しい炎に),
マスネ:「ウェルテル」(ウェルテル、ウェルテル)
エリーナ・ガランチャ(Ms)
アレクサンドルス・ヴィルマニス(指)ラトヴィア国立SO.
ODE 10430 \1350
モーツァルト:
「コジ・ファン・トゥッテ」-
岩のように動かずに,
お願い、許して、恋人よ,
コンサート・アリア「私のうるわしい恋人よ、さようなら」K.528,
「ツァイーデ」-
やすらかにおやすみ下さい,
コンサート・アリア「ああ、私には分かっていた」K.272,
「フィガロの結婚」-
楽しい思い出はどこへ,
コンサート・アリア「どうしてあなたを忘れよう」K.505
ソイレ・イソコスキ(S) マリタ・ヴィータサロ(P)
ペーター・シュライヤー(指)タピオラ・シンフォニエッタ,
録音:2004年1月
ODE 8970 \1350
ベートーヴェン, シューベルト, シューマン, ブラームス,
マーラー
君を愛す、新しき愛、新しき生命、寂しさの喜び、鱒、野ばら
糸を紡ぐグレートヒェン、水の上で歌う、音楽に寄す、至福
《ミルテの花》より、わたしの恋は緑にもえ、甲斐なきセレナード
恋人を訪ねて、姉妹、永遠の愛について、《若き日の歌》より
カリタ・マッティラ(S)イーモ・ランタ(Pf)
ODE 8930 \1350
シュニトケ:
ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲
ヴァイオリン協奏曲第3番
ヴァイオリン・ソナタ第3番
ラルフ・ゴトーニ(Pf) マルク・ルボツキー(Vn)
イリーナ・シュニトケ(Pf)
ヴィルトゥオージ・ディ・クフモ,
シベリウス・アカデミー管楽プレイヤーズ
ODE 9610 \1350
エングルンド:
交響曲第4番「郷愁」(1976)
交響曲第5番「フェンニカ」(1977)
万里の長城(1949)
エリ・クラス(指)タンペレPO
ODE 9710 \1350
フェルリング:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
同:3つのコントルダンス/3つのメヌエット
ビューストレム:カドリユ
リタンデル:アリアI「もしオルフェウスが太古に」
同:アリアII「アウラの岸が永遠なりせば」
トゥリンドベリ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調Op.1
クレータ=マリア・ケンタラ(Vn) ヘルマン・ヴァレーン(Br)
ユッカ・ラウタサロ(指)六階O.
ODE 9970 \1350
サーリアホ:
聖杯劇場(1997)-Vnと室内Oのための
ソラール(1993)
オーロラ(1986)-9人の奏者と電子楽器のための
ヨーン・ストルゴール(Vn)
ハンヌ・リントゥ(指)アヴァンティ!室内O.
ODE 10160 \1350
クリストファー・ラウス:
打楽器と管弦楽のための幻想曲「救われたアルベリヒ」
狂喜
ヴァイオリン協奏曲
イヴリン・グレニー(Perc)
チョーリャン・リン(Vn)
レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキPO.
ODE 10170 \1350
マグヌス・リンドベルイ:
ピアノ協奏曲(1990/4)
クラフト(1985)
エサ=ペッカ・サロネン(指)
フィンランド放送SO.トイミー・アンサンブル
マグヌス・リンドベルイ(Pf)