クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-06 No.22-1

2007年06月28日 11時49分30秒 | Weblog
<Guild Historical>
GHCD 2324 \1350
クーセヴィツキー・ライヴ録音集1943-1948Vol.2 ――
R・ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第5番ニ長調
M・ムソルグスキー:
交響詩《禿山の一夜》、歌劇《ホヴァンシチナ》より モスクワ河の夜明け
P・I・チャイコフスキー:幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》Op.32
セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)、ボストン交響楽団
30年以上にわたってボストン響の常任指揮者を務めたクーセヴィツキー。1943
年からクーセヴィツキーが常任指揮者を退任する前年の1948年までに行われた
ライヴ録音を復刻するシリーズの第2弾がリリース!
注目の収録内容は1947年3月4日録音のヴォーン=ウィリアムズに加えて、1944
年12月30日に録音された「禿山の一夜」をはじめとしたロシアン・プログラム
の組み合わせ。
クーセヴィツキーは自らブリテンに歌劇「ピーターグライムズ」の作曲を依頼
し、1932年にはウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」のアメリカ初演を行う
などイギリス音楽への造詣の深さは圧倒的。
ちなみに新譜2タイトルでリマスターを担当しているのは、お馴染みピーター・
レイノルズ。ギルド・ヒストリカルで振るってきた辣腕をここでも存分に発揮
してくれている。

GHCD 2326 \1350
F・ディーリアス:ピアノ協奏曲ハ短調
S・ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18*
ベンノ・モイセイヴィチ(ピアノ)、
マルコム・サージェント(指揮)、BBC交響楽団、
ヒューゴ・リグノルド(指揮)*、フィルハーモニア管弦楽団*
作曲者自身も太鼓判を押すなど、世紀のラフマニノフ弾きとして名高いモイセ
イヴィチ。特に人気の高い2作品のカップリングは非常に嬉しい組み合わせと
言えるだろう。
モイセイヴィチにとって第2の故郷となったイギリスのレパートリーであるディ
ーリアスのピアノ協奏曲が新たなリマスターで復活したこともこのディスクの
価値を高めている。1955年の8月と9月の2ヶ月間の間に収録が行われたモイセ
イヴィチの協奏曲録音。スタジオとライヴの聴き比べなど楽しみは尽きない。
「ディーリアス」は1955年9月13日プロムスでのライヴ、「パガニーニの主題
による狂詩曲」も1955年9月8日プロムスでのライヴを収録。「ピアノ協奏曲第
2番」のみスタジオ録音となり1955年8月13日-14日にアビー・ロード・スタジ
オで収録が行われている。




<Guild>
GMCD 7311 \2180
ゲオルク・シューマン(1866-1952):
エルサレムよ、かたく建てられし町よ ――
混声合唱のための3つのコラールとモテットOp.75
混声合唱のための5つのコラールとモテットOp.71(全曲世界初録音)
ジェラルディーヌ・マクグリーヴィ(ソプラノ)、
マリー・ネルソン(ソプラノ)、
マーク・フォード(指揮)、パーセル・シンガーズ
ロベルト、クララ、そしてウィリアムでもない“シューマン”の合唱作品集。
ザクセン地方に生まれたドイツの音楽家ゲオルク・シューマンは多くの合唱団
の指揮者として活動したのち、1900年よりベルリン・ジングアカデミーの指
揮者に就任。叙勲教授の称号を与えられ、50年という長期にわたりその任を
務めた。またプロイセン芸術アカデミーの総裁といった要職も歴任している。
指揮者としての経験が反映された合唱作品は、今回のリリースが世界初録音
となる。

GMCD 7313 \2180
ポートレート ――
マッシミリアーノ・マテシッチ(1969-):二重奏曲
R・グリエール:8つの小品
マーティン・ヴェットシュタイン(1970-):ローター・ラウム
E・シュールホフ:二重奏曲
G・F・ヘンデル(ハルヴォルセン編):パッサカリア
ダリア・ザッパ(ヴァイオリン)、マティア・ザッパ(チェロ)
スイスの弦楽器奏者、ザッパ兄妹によるデュオ・アルバム。兄のマティアは、
定期的に南アフリカのヨハネスブルク・フィルに招聘されベルリン・フィル
のコンサートにも参加している実力派奏者。妹のダリアもドイツ語圏を中心
に現在はソリスト、室内楽奏者として活躍している。マテシッチ&ヴェット
シュタインの作品は世界初録音。

GMCD 7312 \2180
チューリッヒの音楽1500-1900 ――
フルドリッヒ・ツヴィングリ(1484-1531):Herr, nun heb den wagen selb
ルートヴィヒ・センフル(ca.1486-1542/43):
Intavolierungen aus dem Orgelbuch des Clemens Hor
ヨーハン・ヤーコプ・バッハオーフェン(1695-1755):宗教歌曲集
ヨハネス・シュミードリン(1722-1772):全能の神への賛歌
ヨハン・ハインリヒ・エグリ(1742-1810):宗教歌曲集
フィリップ・クリストフ・カイザー(1755-1823):歌曲、ソナタ
アントン・リステ(1772-1832):ファゴット・ソナタ/他 全27曲
様々なアーティスト
ギルドを中心とした既存音源を組み合わせたスイスの作品集。スイス音楽の半
世紀での移り変わりを窺い知ることができる。チューリッヒ中央図書館とチュ
ーリッヒ大学の協力で実現となったタイトルでもある。




<Guild Light Music>
GLCD 5134 \1650
軽音楽の黄金時代-40年間の軽音楽Vol.1 ――
1920年代
コーツ:ノースワーズ、
グリア:フラッパレット、
フレッチャー:パール・オー・マイン、
オース:イン・ア・クロック・ストア
1930年代
クロンベルガー:フロッグ・キング・パレード、
ペトキア:子守歌、
クーニック:ブルース、
シルヴァ:サニーサイド・アップ、
リヴェラ:レインドロップス、
モンクトン:モンクトン・メロディーズ/他 全19曲
エドアルド・クーニック(指揮)、
ベルリン・フィルハーモニック管弦楽団、他 様々なアーティスト
充実の一途をたどるギルド・ライト・ミュージック・シリーズ。今回の2タイ
トルは、1920年代から1950年代までの40年間がテーマ。クーニックの「ブルー
ス」は、作曲者自身&ベルリン・フィルというレア音源!

GLCD 5135 \1650
軽音楽の黄金時代-40年間の軽音楽Vol.2 ――
1940年代
グローフェ:マーチ・フォー・アメリカンズ、
ローズ:ストリンゴペイション、
コーツ:オーヴァー・トゥ・ユー、
ウィリアムス:オールド・クロックメーカーズ
1950年代
ロジャー:トラフィック・ブーム、
R・コルサコフ:インドの歌、
グリーン:パープル・ワイン、
メリック:ルック・シャープ・ビー・シャープ、
バーリン:ピッコリーノ/他 全27曲
アーサー・フィードラー(指揮)、
ボストン・ポップス・オーケストラ、他 様々なアーティスト
続いてこちらは第2集。メリックの「ルック・シャープ・ビー・シャープ」は
フィードラー&ボストン・ポップスの演奏。





<Deux-Elles>
DXL 1124 \2180
アルバータス・ブリン(1621-1671):鍵盤楽器のための作品集 ――
組曲イ短調、同へ長調、同ニ短調、同ニ長調、同イ短調、同ニ長調、
同ニ短調、同ニ長調/Towle Towle、前奏曲、アン・アルマン、グラウンド
C・ギボンズ:オルガンのための3つのヴォランタリー
テレンス・チャールストン(チェンバロ&オルガン)
トムキンズから音楽の指導を受け、1638年にはその後任としてセント・ポール
大聖堂のオルガン奏者に就任したアルバータス・ブリン。国王付きオルガニス
トとして重用されるなど演奏家としても非常に有能だったブリンの作品は、特
に組曲が次世代に多大な影響を与えるなど歴史に大きな足跡を残している。
テレンス・チャールストンは、ソリストとしてだけでなくロンドン・バロック
のメンバーとしても活躍中の鍵盤奏者。ここでは作品によって3種類のチェン
バロとオルガンを使い分けて音の表情を巧みに表現している。
2006年7月26日-27日、11月19日の録音。

DXL 1083 \2180
メディチ家のハープシコード写本 ――
L・ロッシ:パッサカリア
G・デ・マッケ:ガリアルド第1番&第2番、リチェルカーレ
F・ランバルディ:トッカータ
フェルディナンド・デ・メディチ(1673-1713):
プレリュード・カンタービレ、牧歌風パッサカリア、
フランス風アリア(6種)、前奏曲(2種)、トッカータ(2種)、
パッサカリア、アルマンド
G・マルティーニ:ソナタ第4番
M・B・デ・ネブラ:パストレーラ第4番
A・ソレル:ファンダンゴ
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
フィレンツェ音楽院の図書館で発見された小さな1冊の本。そこには隆盛を誇
ったメディチ家の大公子フェルディナンド・デ・メディチによって書かれた
未出版の作品が収められており、今回の世界初録音となるレコーディングが
実現となった。アーポ・ハッキネンは、スヴェーリンク音楽院ではアスペレ
ンにチェンバロを師事し、現在ヘルシンキ・バロック管弦楽団の音楽監督を
務めているフィンランドのアーティスト。デ・マッケのリチェルカーレ、フェ
ルディナンド・デ・メディチの全曲は世界初録音。2006年4月3日の録音。

DXL 1072 \2180
ワイルド・ファンタジー ――
G・ガーシュウィン&W・ドナルドソン:リアルト・リップルス
G・ガーシュウィン(ウッドハウス編):8つの即興曲
ジョージ&アイラ・ガーシュウィン(ウィットニー編):スーン
G・ガーシュウィン:2つのワルツ
E・ワイルド:ガーシュウィンの「ポーギーとベス」による幻想曲
グレアム・スコット(ピアノ)
グレアム・スコットはヨーロッパの名門オーケストラとの共演も数多く、国際
的な活躍を続けるイギリスのピアニスト。ガーシュウィン唯一のラグタイム
「リアルト・リップルス」、アール・ワイルドによる『ガーシュウィンの「ポ
ーギーとベス」による幻想曲』など収録曲も個性的。「8つの即興曲」はガー
シュウィンのピアノ・ロールから編曲された作品であり、この音源が世界初
録音となる。2002年5月の録音。

DXL 1071 \2180
クレイジー・マレッツ ――
L・ティノコ:マインド・ザ・ガプ
S・アゼヴェド:ノクターナル
J・P・オリヴェイラ:クレイジー・マレッツ
A・C・ローサ:4つのカートゥーン
I・ソヴェラル:秋の記憶
P・カルネイ:...e todo eu me alevanto e todo eu ardo...
ペドロ・カルネイロ(マリンバ)
国際的なキャリアを積み続ける打楽器奏者ペドロ・カルネリオによるポルトガ
ルのマリンバ作品集。カルネリオは、BBCナショナルオーケストラ・オヴ・ウェ
ールズやロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、ポルトガル響などに招かれ
るなど脚光を浴びている。2002年4月の録音。




<Jecklin>
JD 554-2 \2300
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853):
大七重奏曲変ロ長調Op.79/木管五重奏曲へ長調Op.81-3
ヴェルナー・ベルトスヒ(ピアノ)、シュタルダー木管五重奏団、
ルドルフ・フレイ(コントラバス)
イギリスの下院議員だった父のフランスへの亡命によってオーヴェルニュで生
まれたジョルジュ・オンスロウ。当時のドイツ語圏の作曲家たちに影響を与え
たと言われており、収録の2作品はいずれもオンスロウの代表作として高く評
価されてきたもの。1979年の録音。

JD 560-2 \2300
バセットホルンの黄金時代 ――
F・ダンツィ:グランド・ソナタ へ長調Op.62
J・G・H・バッコフェン:コンチェルタンテOp.7
A・ビアハルター:変奏曲
F・メンデルスゾーン:
コンツェルトシュトゥック第1番へ短調Op.113、同第2番ニ短調Op.114
ハンス・ルドルフ・シュタルダー(バセットホルン)、
ズザナ・シロカイ(ピアノ)、ウルスラ・ホリガー(ハープ)、
アンドレアス・シュミット(チェロ)、他
18世紀後半から19世紀前半にかけて、バセットホルンのために作曲された5つ
の作品を収録したバセットホルンによるバセットホルンのための作品集。約
30年にわたって名門チューリッヒ・トーンハレ管の首席クラリネット奏者を
務めたシュタルダーの歌心が伝わってくる。1981年の録音。

JD 548-2 \2300
L・シュポア:ソナタ・コンチェルタンテ ト長調Op.115、ソナタ ハ短調
J・A・アモン:ソナタ 変ホ長調
マルティン・ウルリヒ・ゼン(フルート)、
シャンタル・マチュー(ハープ)
ベルリン放送響の主席フルート奏者を務めたマルティン・ウルリヒ・ゼンのフ
ルートによるハープとのデュオ・ソナタ集。1979年の録音。

JD 561-2 \2300
初期の歌曲 ――
A・ベルク:初期の7つの歌、4つの歌曲Op.2、私の眼をとざしておくれ
F・シュレーカー:
春の歌Op.4-2、Zu spate Reue Op.7-2、Rosentod Op.7-5、Die Liebe als
Recensentin Op.4-4
A・シェーンベルク:4つの歌Op.2
エリーザベト・シュパイザー(ソプラノ)、
アーウィン・ゲイジ(ピアノ)
シェーンベルク、ベルクが調性を破棄して十二音技法へと進む前の若き時代に
書いた歌曲をスイスのソプラノ、シュパイザーが歌う。シュレーカーの歌曲も
同じく初期に書かれた作品である。1981年の録音。

JD 570-2 \2300
メロドラマ ――
F・リスト:バラード《レオノーレ》S.346、盲目の歌手S.350、
悲しき修道士S.348、死せる詩人の愛S.349
R・シュトラウス:メロドラマ《海辺の城》AV.92
F・ニーチェ:こわれた指輪
ゲルト・ヴェストファル(朗読)、シュトゥーダー(ピアノ)
「朗読」と「ピアノ」という編成で書かれた作品を集めたユニークな1枚。
ヴェストファルはR・シュトラウスの「イノアック・ガーデン」(JD 592-2)
でも朗読を担当している。1982年の録音。





<Black Box>
BBM 1108 \2080
マーク・メリッツ(1966-):
オープニング/ブロークン・グラス/パラノイド・チーズ/ミスアドヴェン
チャー・オブ・スープ/レフティーズ・エレジー/マシーンIV/スレカン・
ロデンダン・マリヤ!/トロイカ/ドレッドロック/マシーンIII/
マシーンV
メリッツ・コンソート
スティーヴ・ライヒとフィリップ・グラスの下で多くの音楽を吸収したマーク
・メリッツは、次世代を担う現代アメリカの作曲家。BBM 1097に収録された
「弦楽四重奏曲第2番」が高評価を得たことによって、メリッツはブラック・
ボックス・レーベルの重要作曲家に名乗りを上げている。





<ASV>
CDDCA 1185 \2080
最愛なるクララ ――
R・シューマン:
ピアノ協奏曲イ短調Op.54より、夕べにOp.12-1、
ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22より 第1楽章
F・メンデルスゾーン:春の歌
C・シューマン:ロマンス変ホ短調Op.11-1
J・ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5より スケルツォ/他
マーティン・ジャーヴィス(語り)、ジョアンナ・デイヴィッド(語り)、
ルーシー・パーハム(ピアノ)、
バリー・ワーズワース(指揮)、BBCコンサート・オーケストラ
イギリスの俳優マーティン・ジャーヴィスと女優ジョアンナ・デイヴィッドの
語り、そしてパーハムが演奏する音楽で表現されたシューマン夫妻とブラーム
スを巡る三角関係の物語。今回のリリースも聴衆の大きなリクエストによって
実現したものであり、イギリスで行われた公演は大成功を収めるなど大きな話
題を呼んでいる。





<Living Era Classics>
AJD 2014 2枚組 \2500
ラフマニノフ・プレイズ・ラフマニノフ ――
S・ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1/同第2番ハ短調Op.18/同第3番ニ短調Op.30
/同第4番ト短調Op.40/パガニーニの主題による狂詩曲Op.43/
ひなぎくOp.38-3/練習曲集《音の絵》Op.33より 第2曲ハ長調、
第7曲変ホ長調/メロディ ホ長調Op.3-3/東洋のスケッチ変ロ長調/
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2/同ホ長調Op.32-3/同ヘ短調Op.32-6/
同ヘ長調Op.32-7
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)、
ユージン・オーマンディ(指揮)、レオポルド・ストコフスキ(指揮)、
フィラデルフィア管弦楽団
ラフマニノフ自身のピアノによるピアノ協奏曲&9曲のピアノ小品を収めたセッ
ト盤。1928年から1941年に収録されたモノラル録音を2時間37分収録している。





<Resonance>
CDRSN 3104 \1250
キッズ・ラブ・バレエ! ――
P・I・チャイコフスキー:
組曲《白鳥の湖》Op.20/組曲《眠りの森の美女》Op.66a/
組曲《くるみ割り人形》Op.71a
エンリケ・バティス(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
子供向けのシリーズ「hear this!」になんとバティスのチャイコフスキー!燃
え上がるラテンのリズムで子供たちのテンションも最高潮!?

CDRSN 3103 \1250
フルートとギターのためのラテン作品集 ――
M・カステルヌーヴォー=テデスコ:ソナチナOp.205
P・ウゴレッティ:タンゴとカンツォーネ
J・ロドリーゴ:セレナータ、アリア・アンティグア
H・ヴィラ=ロボス:2つの練習曲、花の分布、ブラジル風バッハ第5番
A・ピアソラ:タンゴ・エチュード
J・イベール:間奏曲
R・ニャターリ:ソナチナ
ダニエレ・ルジェリ(フルート)、ピエロ・ボナグーリ(ギター)
世界初録音となったウゴレッティの作品を含んだフルートとギターのための作
品が復刻リリース。

CDRSN 3105 \1250
G・P・テレマン:
オーボエ・ソナタ変ロ長調、同ト短調、同イ短調、同ホ短調、同ト短調
G・F・ヘンデル:
オーボエ・ソナタ第1番ハ短調、同変ロ長調、同第6番ト短調、同第3番ヘ長調
マリリン・ズプニク(オーボエ)、マルク・シューマン(チェロ)、
レイモンド・レッパード(チェンバロ)

CDRSN 3097 \1250
ベスト・オブ・ヴィヴァルディ ――
4つのヴァイオリンのための協奏曲/四季より/
ヴァイオリン協奏曲イ短調より/他
様々なアーティスト
「Resonance」のシリーズ「ベスト・オブ...」は、作曲家ごとの代表作を集め
たその名の通りベスト盤。クラシック初心者にはもちろんのこと、ASVの個性
あふれる音源で名作を広く楽しめるシリーズである。

CDRSN 3098 \1250
ベスト・オブ・ベートーヴェン ――
交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》/ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2
《月光》より/交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》より/他
様々なアーティスト

CDRSN 3099 \1250
ベスト・オブ・ロッシーニ ――
ウィリアム・テル/セビリアの理髪師/シンデレラ/他
様々なアーティスト

CDRSN 3100 \1250
ベスト・オブ・モーツァルト ――
クラリネット協奏曲/アイネ・クライネ・ナハトムジーク/フィガロの結婚
/他
様々なアーティスト

CDRSN 3101 \1250
ベスト・オブ・ガーシュウィン ――
ラプソディ・イン・ブルー/ピアノ協奏曲/ポーギーとベスより/他
様々なアーティスト

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7-06 No.22-2

2007年06月28日 11時48分58秒 | Weblog
<Centaur>
CRC 2787 \2080
D・スカルラッティ:14のソナタ集 ――
ソナタ ト長調K.523/同ハ長調K.487/同変イ長調K.127/同ホ長調K.216/
同ハ短調K.302/同ヘ短調K.519/同変ロ長調K.551/同変ホ長調K.474/
同ハ長調K.527/同ホ長調K.46/同イ長調K.208/同ヘ短調K.239/
同ニ長調K.45/同イ長調K.39
アンソニー・ディ・ボナヴェントゥラ(ピアノ)
ボストン大学音楽学部教授を務めるなど演奏と教育の両面で活躍するアメリカ
のピアニスト、ボナヴェントゥラ。27ヶ国でのリサイタルや、ルトスワスキの
ピアノ協奏曲のオランダ初演など意欲あふれる活動を展開している。シンプル
なスタイルのソナタをしっかりと聴かせられるのは、確かな実力の証拠である。

CRC 2813 \2080
J・ブラームス:
ピアノ・ソナタ第3番へ短調Op.5/間奏曲イ短調Op.118-1/同イ長調Op.118-2
/同変ホ短調Op.118-6/ラプソディ第2番ト短調Op.79-2
ゾラ・ミハイロヴィチ(ピアノ)
ベオグラードに生まれたアメリカのピアニストのミハイロヴィチは、なんと
17才でベオグラード音楽院を卒業してしまったという経歴の持ち主。カルロ
・ゼッキ、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、ダニエル・ポラ
ックにピアノを師事している。現在はロチェスター音楽院のアーティスト・
イン・レジデンスとして活躍中。

CRC 2839 \2080
フルートとギターのための作品集 ――
N・コスト:モンタニャールOp.34
E・デスポルト:4つの田園風小品
R・グナッターリ:ソナチナ
H・ヴィラ=ロボス:神秘的六重奏曲
A・ジョビン:2つの小品
レベッカ・ストゥル(フルート)、ジョージ・トレス(ギター)、
ジャンマリー・カーン(ハープ)、ジョナサン・シェネット(チェレスタ)、
クレア・シェネット(オーボエ)、ヘレン・ストゥル(サクソフォン)
アメリカのグリンネル・カレッジ図書室の一員でもあるフルート奏者レベッカ
・ストゥルと、ラファイエット大学で教鞭を執るギター奏者ジョージ・トレス
のデュオ・アルバム。

CRC 2856 \2080
クリストス・ティタロス(1961-):
タオスの想い出/2つの夜の小品/劇的な変奏曲
クリストス・ティタロス(ピアノ)
キプロス出身のピアニスト、クリストス・ティタロスによる自作自演集。チッ
コリーニにピアノを師事したティタロスは、1986年にアメリカへ移住。現在は
イリノイ大学で助教授を務めている。ちなみに超絶技巧の始祖カツァリスも同
じくキプロス生まれである。

CRC 2835 \2080
バジール・バレ(1845-1902):
ラ・クレオールOp.10/マミー・ワルツOp.27/メリー・フィフティ・ランシエ
Op.21/レジナ・ワルツ/グランド・ポルカ/サロンのワルツOp.19/ロス・カ
ンパニージャ/ロス・セント・ガルド・ワルツOp.22/ヴァリエテ・ドゥ・カ
ーニヴァルOp.23/ワルツ・ブリランテ/ポルカ・マズルカ/エキシビジョン
・ワルツOp.11/ウェディング・ヒールとトー・ポルカOp.26/カプリシューズ
・ワルツOp.7/ラ・コケット/ラ・セドゥイザン/バジール・ギャロップ/
ヴァイレット・ワルツOp.25/ラ・ベレ・クレオール/カーニヴァルのフォリ
ア/カーニヴァルのギャロップOp.24
ピーター・コリンズ(ピアノ)
19世紀のニューオーリンズで活躍したアフリカ系アメリカン人ミュージシャ
ン、バジール・バレのピアノ作品集。ニューオーリンズを故郷とするピータ
ー・コリンズはミズーリ州立大学ピアノ科教授の任にあり、ミズーリ・チェ
ンバー・プレーヤーズのメンバーにも名を連ねている。

CRC 2840 \2080
フーゴ・カウダー(1888-1972):弦楽四重奏曲第1番-第4番
ユークリッド弦楽四重奏団
200の器楽曲、100の声楽曲を作曲した20世紀チェコの作曲家カウダーの弦楽四
重奏曲集。ユークリッド弦楽四重奏団は、大阪、カーメル、イエロー・スプリ
ングスなどの室内コンクールでの実績を持つ若きアンサンブル。

CRC 2867 \2080
C・ドビュッシー:
月の光/花火/雪の上の足跡/ヴィーニョの門/西風の見たもの/対比的な
響きのために/版画/英雄の子守歌/コンクールの小品/スラヴ風バラード
/ピアノのために/小品/エレジー
ロベルタ・ラスト(ピアノ)
ロベルタ・ラストは、アメリカ、ブラジル、ペルー、ドミニカなどでの演奏
活動、リン大学音楽院で後進の指導を行っているアメリカの女流ピアニスト。

CRC 2862 \2080
サクソトロニック・サウンドスケープ ――
A・シャピロ:デザート・タイド
L・マリネスク:バッハ・ヴァリエーションズ
R・ボーランド:グラマーとエロス
J・ブロックマン:テネイシャス・チューン
W・ハウブリヒ:アフリサックス
P・コリッキオ:プレイス・アイヴ・ビーン
ダグラス・マセク(サクソフォン)
アメリカのベテラン・サクソフォン奏者ダグラス・マセクによる現代の作曲家
たちによる作品集。スタジオ・プレーヤーとして培った技術を駆使した演奏に
仕上がっている。

CRC 2855 \2080
パラレル・ライヴズによるベートーヴェンのハンマークラヴィーア
マイケル・ガーディナー&ジョン・ラタルタラ(コンピューター)、
ジョン・サカタ(ピアノ)
コンピューターとピアノの組み合わせで新しく創造されたハンマークラヴィ
ーア。





<Caprice>
CAP 21767 \2300
B・ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調Op.65
G・リゲティ:チェロ・ソナタ
J・ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ長調Op.38
ヤーコブ・コラーニー(チェロ)、
ペーテル・フリース・ユーハンソン(ピアノ)
王立スウェーデン音楽アカデミー、スウェーデン国立コンサート機関などが共
同で2年に一度開催するスウェーデンの若いミュージシャンのためのコンペティ
ション、ソロイスト賞の優勝者(2006年)ヤーコブ・コラーニーのソロ・アル
バム。ドメニコ・モンタニャーナ(1742)のチェロで奏でられる演奏からは若
き才能があふれ出している。





<Intim>
IMCD 103 \2300
D・ショスタコーヴィチ:
チェロ・ソナタ ニ短調Op.40/ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
ダニエル・ブレンドゥルフ(チェロ)、フランシスカ・スクーグ(ピアノ)、
Zクヮルテット
ブレンドゥルフはウィーンでハインリヒ・シフを師と仰ぎ、ウィスペルウェ
イやペルガメンシコフ、ヘルメルソンなどの名手たちによる指導を受けてき
たスウェーデンの若きチェリスト。
ピアノのスクーグも13歳でヘルシンボリ響と共演を果たした若き注目株。





<Acoustica>
ACCD-1019 \2300
スウェーデンの色彩 ――
ブー・リンデ(1933-1970):ソナティナOp.15-2
ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985):組曲ニ長調Op.13
アラン・ペッテション(1911-1980):2つのエレジー、ロマンス (Romanza)
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):組曲Op.15
エミール・シェーグレン(1853-1918):
ヴァイオリンソナタ第1番ト短調Op.19
リレ・ブルール・セーデルルンド(1912-1957):カンツォネッタ
カール=ウーヴェ・マンベリ(ヴァイオリン)、
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)
ストックホルム・フィルのコンサートマスターなどを歴任した重鎮マンベリと
国際的な名声を勝ち得たピアニスト、フォシュベリのデュオによるスウェーデ
ンの作品集。衰えぬ技術と老練な表現力が素晴らしい演奏を展開している。





<Sterling>
CDB 1702-2 \2300
アクセル・クリンコウストレムのシリンダー式フォノグラフ(1899-1912)
様々なアーティスト
1900年前後のフォノグラフからの復刻。当時の語りや歌などに加えて1991年&
1992年の演奏であるステンハーマルとルーゼンベリの演奏が収められている。





<Fylkingen>
FYCD 1025 \2300
ミクローシュ・マロシュ(1943-):
レゲ/マニプレイションI-IV/ムーヴメンツ/オスティナート/
ヴィオラ・ソナタ
ミクローシュ・マロシュ(電子楽器)、イオナ・マロス(ソプラノ)、
アッティラ・ボドル(ヴィオラ)、
イングリド・ガブリエルソン(ツィター)、
クヌート・センステフォルト(バスーン)、
ペーター・シューバック(チェロ)
ミクローシュ・マロシュは、コダーイの高弟だったルドルフ・マロシュを父に
持つハンガリーの作曲家。アコースティックと電子音楽の融合による作品集。

FYCD 1026 \2300
ダン・フレベリ:15の歌曲
様々なアーティスト
イエテボリ、昆明、ニューカッスルなどで収録したサウンドソースを題材とし
て作られた作品。少女の笑い声で始まる冒頭部分にはビックリ。




<ARCO DIVA>
UP 0088-2 \2180
フルート、ヴィオラとハープのための作品集
モーツァルト/デジェ・ダンタルフィ=ジロス(1885-1945)編曲:
フルート、ヴィオラとハープのためのトリオ・ソナタ K.423
(原曲:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調;1783)
ドビュッシー(1862-1918):
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(1915)
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):
フルート、ヴィオラとハープのための小組曲(1941)
ベートーヴェン(1770-1827)/アミ・マーヤニ(1936-)編曲:
フルート、ヴィオラとハープのためのセレナード Op.25
(原曲:フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調;1801)
ボヘミア・ルクセンブルク・トリオ
カルロ・ジャンス(フルート)
イトカ・ホスプロヴァー(ヴィオラ)
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ)
録音:2006年2月27日、3月1-2日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
ボヘミア・ルクセンブルク・トリオは、ルクセンブルク出身のジャンスとチェ
コ出身のホスプロヴァー、エングリホヴァーによって結成された珍しい編成の
三重奏団です。

UP 0089-2 \2180
イル・ヴィルトゥオーゾ
パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908):「ファウスト」による演奏会用幻想曲
ニコロ・パガニーニ(1782-1840):カンタービレ ニ長調 Op.17(1823)
パブロ・デ・サラサーテ:ホタ・アラゴネーサ Op.27
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):ジプシーのバラード「Dza more」(1990)
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
スケルツォ=タランテラ Op.16(1856)
ルイ・シュポア(1784-1859):舟歌 Op.135 No.1
フリッツ・クライスラー(1875-1962):ウィーン奇想曲 Op.2
ニコロ・パガニーニ:
ロッシーニの「モーゼ」の「汝の星を散りばめた玉座に」による幻想曲(1819?)
ヨセフ・スク(1874-1935)/ヨセフ・スク(作曲者の孫)編曲:
組曲「おとぎ話」Op.16 からのヴァイオリン独奏曲
アントニオ・バッツィーニ(1818-1897):
スケルツォ幻想曲「妖精のロンド」Op.25
ミロスラフ・アンブロシュ(ヴァイオリン)
ズザナ・アンブロショヴァー(ピアノ)
録音:プラハ、リヒテンシュタイン宮、マルチヌー・ホール(HAMU)
1987年スロヴァキアのコシツェに生まれたミロスラフ・アンブロシュはチェコ
の名ヴァイオリニストであるイヴァン・ジェナティに師事し、10代で数々のコ
ンクール入賞やスカラーシップ獲得を果たした天才肌。このアルバムの録音時
点でも18歳くらいだったのではないかと思われますが、ヴィルトズオーゾ・ヴァ
イオリニスト=コンポーザーたちの作品で固めるとは何とも大胆。ピアノ伴奏
を務めるのは彼の母親。ステージママでしょうか。

UP 0092-2 \2180
スピリチュアル&ソングズ
Didn't my Lord deliver Daniel / In that great gettin'up mornin'
Elijah Rock / Swing low, sweet chariot / I got shoes
Goin' to heaven anyhow / My Lord, what a morning / Wait for the wagon
Mary had a baby / Keep in the middle of the road / Li'l Liza Jane
Honor ! Honor ! / My God is a rock / The battle of Jerico / Thia train
De animals a-coming / 馬草桶にみどり児は
[V jeslich dite spinká](*)
Q VOX(男声四重唱)
ペトル・ユリーチェク(テノール)
トマーシュ・バドゥラ(テノール・バリトン)
トマーシュ・クレイチー(バリトン、アーティスティック・ディレクター)
アレシュ・プロハーツカ(バス)
録音:2006年6月、チェコ、モラヴィア地方カテジナ村、聖カテジナ教会
黒人霊歌ほか、アメリカ合衆国の伝承歌を集めたアルバムです。(*)のみチェコ
語歌唱。

UP 0095-2 \2180
モラヴィアのクリスマス
ヤン・エヴァンゲリスタ・キプタ(1813-1868):クリスマス牧歌集
われらの主キリストが生まれたもう Op.36(*)
いと高きにある神に栄光あれ(パストラーレ ニ長調)Op.47(+)
喜びと楽しみの時(#)
神はその意を示したもうた Op.39 No.3(**)
快きクリスマス Op.39 No.1(++)
ヨセフ・シュレイエル(1718-?):
目覚めよ、羊飼いたち(パストラーレ ニ長調)(##)
ペトル・フィアラ(1943-):
モラヴィアのクリスマス(***)
馬草桶のもとで歌う(+++)
エヴァ・アダモヴァー(ソプラノ(+/##/+++))
エヴァ・ダニュヘロヴァー(ソプラノ(*/#/##)
ハナ・シュカルコヴァー(ソプラノ(+/++/##)
ラトカ・セフノウトコヴァー(ソプラノ(##))
ヤナ・エフレンベルゲロヴァー(アルト(#/##))
ジャナ・ヤンクー(アルト(##))
ハナ・マソプストヴァー(アルト(*/+/##))
マリエ・ヴルボヴァー(アルト(+/**/++/##/***/###))
トマーシュ・バドゥラ(テノール(*/+/**/##)
アレシュ・プロハーツカ(バス(*/**/##))
テレジエ・マレチコヴァー(子供の声(+++))
ヴラジミール・クラートキー(ナレーター(+++))
ペトル・フィアラ(指揮)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団
チェコ室内ソロイスツ(***以外)
イヴァン・マティアーシュ(合奏ディレクター(***以外))
プエッラ・トリオ(***/+++)
テレジエ・ファロヴァー(ピアノ) エヴァ・カロヴァー(ヴァイオリン)
マルケータ・ヴルプコヴァー(チェロ)
マルチン・ヤクビーチェク(オルガン(***以外))
録音:2006年5月20-22日、ブルノ、慈悲の兄弟会修道院、ドブロフスキー・
ホール

UP 0097-2 \2180
フルート、ヴィオラ、ハープのための協奏曲集
インドジフ・フェルト(1925-):
フルート、ヴィオラ、ハープと弦楽のための協奏音楽(2005)(*/+/#)
ズデニェク・ルカーシュ(1928-):ハープと弦楽のための音楽(#)
ヴィクトル・カラビス(1923-2006):
ヴィオラと弦楽のための協奏幻想曲「悲しみ」[Tristium](+)
インドジフ・フェルト:フルートと弦楽合奏のためのソナタ(1957/1965)(*)
カルロ・ジャンス(フルート(*))
イトカ・ホスプロヴァー(ヴィオラ(+))
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ(#))
プラハ室内管弦楽団
録音:2006年9月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
チェコの作曲家による作品集。ソリストはボヘミア・ルクセンブルク・トリオ
(UP 0088-2)のメンバーが務めています。

UP 0098-2 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1 No.1
ドヴォルジャーク(1841-1904):
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキ」Op.90
マックス・ブロート三重奏団
ペトル・マチェヤーク(ヴァイオリン)
マリエ・ヒクソヴァー(チェロ)
カースティン・シュトラスブルク(ピアノ)
録音:2006年8月5-6日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
フランツ・カフカの親友としても知られるプラハ生まれのユダヤ系作家マック
ス・ブロートの名を冠するこのピアノ・トリオは、EUが支援する国際文化プロ
ジェクトの一環として2005年に結成されました。

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07-06 No.21

2007年06月27日 18時25分12秒 | Weblog
★お知らせ★
7月からのBRILLIANTレーベル新価格リストをHPに掲載しました。
明日(28日)までのご注文分で代理店に在庫のあるものは、旧価格で確保
いたします。よろしくご検討ください。

●5月にご案内いたしました下記商品は、本国の都合により、一旦発売中止
扱いとなりましたので、これまでのご注文はキャンセルとさせていただきます。
お取り扱いが可能になりましたら、再度マガジンでご案内いたしますので、
よろしくお願いいたします。

<MAZUR MEDIA HDC>
INF2701 2枚組 \1050
チャイコフスキー:交響曲第4、5、6番「悲愴」
ジャンスク・カヒッゼ指揮
トビリシ交響楽団

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<SION RECORDS>
SIONレコードは三絃(三味線)演奏家の野澤徹也氏の演奏を紹介するレーベル
です。 野澤氏は現代作曲家による作品を積極的にとりあげ、注目をあびる若
手演奏家です。

SCD-013-015 3枚組 \5250
message-三味線独奏曲集-
<Disc1>
1.杵屋正邦:「去来」(1967年)
2.三木稔:「奔手」(1974年)
3.三枝成彰:「La・La‐La‐La・La」(1977年)
4.池辺晋一郎:「はじめのうた」(1980年)
5.長沢勝俊:「玉桂」(1981年)
6.沢井忠夫:「誦」(1985年)
7.牧野由多可:「宴」(1985年)
<Disc2>
8.山本邦山:「ゆずり木」(1990年)
9.毛利蔵人:「輾」(1991年)
10.ルー・ハリソン:「組曲」(1996年)
11.菅野由弘:「湖面の妖像」(1998年)
12.玉木宏樹:「迷宮」(2003年)
13.岡隆一郎:「rhythm analysis」(2003年)
<Disc3>
14.松岡政長:「つれづれなる戦い」(2003年)
15.金井勇:「縷」(2004年)
16.木山光:「Tataghata・Vhailorcyana」(2005年)
17.マーティ・リーガン(Marty Regan)「マカーム」(2006年)
18.水野修孝:「パッセ-ジ」(2006年)
19.三村磨紀予:「Native Wind」(2006年)
20.佐藤容子:「The Road」(2007年)
野澤徹也(三絃)
LP時代から考えても、三味線のソロのみでアーカイヴ的に集めたCD集はなかっ
た。演奏家、研究家だけでなく、音楽のファンでも楽しめる3枚組20曲収録の
究極の三味線独奏曲集CD。選曲は邦楽系・洋楽系の両方の作曲家の作品から
選曲し、ベテラン作曲家たちによる名曲といわれている作品から、外国人作
曲家による作品、また今後を期待されている若手作曲家による新作を作曲年
順に収録。「三味線のイメージを一新する、若き弦楽器奏者」として現代邦
楽のみならず様々なジャンルの音楽ファンから熱い注目を浴びている野澤徹
也のソロのみで聴かせる究極の三味線独奏曲集CD。

SCD-007 \3150
「三絃 野澤徹也 1」
玉木宏樹:ジャワリ、佐藤敏直:序破急、
杵屋正邦:筝三絃二重奏曲、金田潮兒:照射・III、
三木稔:奔手、佐藤容子:Snow Falling on the heart
野澤徹也(三絃)
山崎千鶴子(三絃太棹)、野澤佐保子(箏)、山口賢治(尺八)、
坪井智子(箏)、松坂典子(十七絃箏)
2004年リリースの傑作1stアルバム。多彩な楽曲を通じ三絃の新たな可能性を
追求。「今に生きる三味線音楽」

SCD-008 \3150
「三木稔・三味線作品集」
(夕影の詩、絃の春秋、曲(くせ)、三味線奇重奏、お綱ラプソディ、奔手、
紫の譜)
野澤徹也(三絃)
小濱明人(尺八)、松坂典子(箏)、山崎千鶴子(三絃)、
野澤佐保子(唄、筝)、伴英将(篠笛)、首藤久美子(琵琶)、
三木稔初の三味線作品集。「絃の春秋」、「紫の譜」、「三味線奇重奏」等
初音源化!全曲解説を三木稔本人が書き下ろし。

SCD-009 \3150
「三絃 野澤徹也 2」
杵屋正邦:「常妙」-三絃独奏曲、
三木稔:「曲」-「四群のための形象」より、
岡隆一郎:「LIGHT SEED」、佐藤容子:「SHADOWS」、
長沢勝俊:「玉桂」、Marty Regan:「WILDFIRE」
野澤徹也(三絃)
首藤久美子(琵琶)、山崎千鶴子(三絃太棹)、小濱明人(尺八)、
遠藤千晶(箏)、野澤佐保子(箏)、松坂典子(十七絃箏)
2005年リリースの2ndアルバム。さらに切れ味鋭く、情緒豊かに、音に新たな
命を通わせる。先達と新しい世代の作曲家たちによる全6作品を収録。

SCD-012
「三絃 野澤徹也3-三味線協奏曲」
(1)岡隆一郎:Moon-dewy flowers(1998年)〔1.臥待月、2.蝕、3.月の雫〕
(2)杵屋正邦:浮拍子(1968年)-三絃三重奏曲
(3)松岡長政:つれづれなる戦い(2003年)
(4)マーティ・レーガン:虹の光-十七絃筝と三味線のための
(5)長沢勝俊:三味線協奏曲
野澤徹也(三絃)
(1)小濱明人(尺八)、(1)(4)野澤佐保子(筝)
(2)山本普乃(三絃)、(2)上原潤之助(三絃)
(5)原郷隆(篠笛)、元永拓(尺八I)、渡辺淳(尺八II)、
首藤久美子(琵琶)、田村法子(箏I)、山田由紀(箏II)、
久本桂子(十七絃箏)、多田恵子(打楽器)、盧 慶順(打楽器)
2006年リリースの3rdアルバム。「三味線のイメージを一新する、若き弦楽器
奏者」として、現代邦楽のみならずさまざまなジャンルの音楽ファンから熱
い注目を集める最新作。日本音楽集団の若手メンバーとの共演も注目!若い
柔軟な感性が、生命力の横溢する音楽に呼応、エネルギーを発散して飛翔する。

野澤徹也(三味線)
三絃を西潟明子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。花園大学文学部史学科
卒業。99年、2000年の全国邦楽コンクールにて二年連続優秀賞受賞。2000年、
ビクター伝統文化振興財団邦楽技能者育英賞受賞。2005年東京邦楽コンクール
第1位受賞。同世代の作曲家への委嘱活動も活発に行い、現代三味線音楽の普
及発展に力を注ぐ。NHK教育TV全国放送「日本音楽の祭典」、NHKFM「邦楽百
番」、「邦楽のひととき」、TOKYO FM「トランス・ワールド・ミュージック・
ウェイズ」等、テレビ、ラジオへの出演多数。洗足学園音楽大学・現代邦楽
コース非常勤講師。




<SERENADE(CD-R)>
SEDR-5002 \2300
チャイコフスキー:交響曲第5番
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
Recorded: June 1956, Grosser Konzerthausaal, Vienna
Source: Deutsche Grammophon (Germany) LPM 18333
1956年4月から5月にかけてムラヴィンスキーとレニングラード・フィルはドイ
ツ、スイス、オーストリアに演奏旅行に出かけた。その最後の訪問地である
ウィーンでこの交響曲第5番を含む後期3大交響曲がドイツ・グラモフォンに
よって録音されたが、なぜか第4番のみ同行したザンデルリンクが指揮を担当
した。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1960年秋にヨーロッパ
公演を行い、その際には同じくドイツ・グラモフォンによって後期3大交響曲
の全てがムラヴィンスキーによってステレオ録音された。3曲ともムラヴィン
スキーの指揮であり、しかもステレオ録音となると、このモノーラル盤は商品
価値が低いとみなされ、その後長くカタログから消え、ようやく復活したのは
CD時代になってからである。この録音は発売された当初から音質に難があると
されていた。しかし、当時の録音特性を調査し、それを元に注意深くリマスタ
リングを行った結果、かなり聴きやすい音質を得ることが出来た。もちろん、
元々のややこもり気味な傾向はそれほど変わりはないが、弦楽器は思った以上
に艶やかに鳴り響き、金管楽器の腰の強い輝きにも改めて感心した次第である。
このドイツ・グラモフォンのムラヴィンスキーの録音についてはほとんど何も
伝えられていない。わずかに知られていることと言えば、たとえばステレオ録
音の際にはムラヴィンスキーが終生貫き通したオーケストラの古い配置が、恐
らくは録音技師の要請によって変えられたことである。もうひとつは、ステレ
オによる後期3大交響曲集が完成して以来、ドイツ・グラモフォンはムラヴィ
ンスキーに対して交響曲第1番から第3番の3曲を録音し、チャイコフスキーの
交響曲全集を完成させるように何度も要請していたことである。
(平林 直哉)

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07-06 No.20-1

2007年06月27日 12時06分59秒 | Weblog
<DECCA & PHILIPS>
4758662 \1850
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第28番イ長調作品101
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106《ハンマークラヴィーア》
内田光子(pf)
録音:2007年5月 スネイプ
ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をザンデルリングとともに既に完成させて
いる内田光子が、昨年この作曲家のピアノ・ソナタ第31-32番をリリースし、
ついにその録音サイクルに入った。その第2弾は、大作《ハンマークラヴィー
ア》を含む2曲である。早速これで後期のソナタ集が揃ったことになる。モー
ツァルトやシューベルト、ドビュッシー、シェーンベルクなど、これまでに
リリースしたほとんどすべてが、内田の代表的なアルバムとなっていること
からも、このベートーヴェン・シリーズが新たな彼女の「顔」として高い評
価を受けるのは間違いないだろう。この第28番と第29番は、今年の4月にはア
テネやシュトゥットガルト、ベルリンで演奏されており、さらに8月にはアメ
リカのカラムーア音楽祭とオーストリアのザルツブルク音楽祭でも採り上げ
られることになっているので、この録音はそれに先駆けて行われたものであ
る。なお、音楽祭のリサイタルには2晩にわたって出演し、後期の5曲がすべ
て演奏される。最初のリサイタルではこの第28、29番の前に、シェーンベル
クの《3つの小品》が組み合わされているのが内田らしい。

4759153 \1850
ショルティ ラスト・コンサート
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1997年7月13日 ライヴ
ショルティ没後10周年企画。5枚セットのショルティの『音楽への情熱』から、
彼のラスト・コンサートとなったトーンハレ管弦楽団とのマーラーを分売した
ものがこれ。
マーラーの交響曲第5番とは、ショルティにとってキャリアの節目を刻む重要
な作品だった。というのは、彼が1970年にシカゴ交響楽団との初録音として
選んでいること、その後20年を経て90年のシカゴ響とのラスト・ツアーでラ
イヴ録音していることからもわかる。そして、ここにまた新たに登場した演
奏は、ショルティのラスト・コンサートの記録である。さらに言えば、その
オーケストラはデッカとの初録音で共演したトーンハレ管である。つまり録
音キャリアの最初と最後のオーケストラまで同じというわけだ。先の2回の録
音についてショルティ自身は、その20年間での解釈の変化を残しておきたかっ
たと語っていたそうである。ショルティ亡き今、我々が3つの演奏を聴き比べ、
ショルティの音楽芸術を満喫したい。

4758525 5枚組 \4500
音楽への情熱/ショルティ
CD 1
ベートーヴェン:《エグモント》序曲
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団[録音:1947年]
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩《ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快な悪戯》作品28[録音:1975年]
交響詩《ドン・ファン》作品20[録音:1973年]
シカゴ交響楽団
グリンカ:歌劇《ルスランとリュドミラ》序曲
ボロディン:ダッタン人(ポロヴェツ人)の踊り
ロンドン交響楽団[1966年]
CD 2
ワーグナー:楽劇《ニーベルングの指環》-管弦楽名場面集
〈ヴァルキューレの騎行〉
〈ヴァルハラ城への神々の入城〉
〈ヴォータンの退場と魔の炎の音楽〉
〈森のささやき 〉
〈ジークフリートの葬送音楽〉
〈楽劇《神々の黄昏》より最後のシーン〉
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[録音:1983年]
CD 3
ストラヴィンスキー:
バレエ音楽《春の祭典》
3楽章の交響曲
詩編交響曲
シカゴ交響楽団&合唱団
CD 4
レオ・ヴァイネル:小管弦楽のためのセレナード作品3
コダーイ:ハンガリー詩編
ブダペスト祝祭管弦楽団[録音:1997年]
CD 5
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団[ライヴ録音:1997年7月13日]
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
シカゴ響のシェフとして君臨し、1997年に没したショルティ。今年没後10年を
迎えるこの指揮者は、デッカの屋台骨を支える大指揮者であった。この記念セ
ットは、デッカへの初録音となった1947年の《エグモント》から、その50年後
の没年のラスト・コンサートとなったマーラーまで、ショルティの長い指揮者
人生を俯瞰するセットとなっている。中心となるのはやはりワーグナーだ。実
はこの《リング》の企画は、当初はクナッパーツブッシュの予定だった。クナ
がキャンセルしたおかげでショルティが指揮したわけだが、これが彼のキャリ
アを決定付けることとなったのは素敵な運命のいたずらである。そしてこの
《指環》は、デッカ・レーベルの代表的なディスクとしていつまでも歴史に
残るものとなった。CD 3に収録されているストラヴィンスキーもショルティが
好んだ作曲家だ。ダイナミックさが定評のショルティゆえ、繰り広げられる音
楽は圧倒的な迫力である。Disc 4はショルティがハンガリー出身であることを
思い出させる。そしてマーラーはワーグナーと並んで最も得意とした作曲家で
あり、その音楽の趣味は異なるものの、バーンスタインと共に現在のマーラー
作品の市民権を定着させた功績は大きい。

4759090 7枚組 \6300
ベートーヴェン:交響曲集 
ショルティ/シカゴ響
ベートーヴェン:
CD 1
交響曲第1番ハ長調作品21
交響曲第2番ニ長調作品36
CD 2
交響曲第3番変ホ長調作品55《英雄》
《エグモント》序曲作品84
序曲《コリオラン》作品62
CD 3
交響曲第4番変ロ長調作品60
交響曲第5番ハ短調作品67《運命》
CD 4
交響曲第6番ヘ長調作品68《田園》
《レオノーレ》序曲第3番
CD 5
交響曲第7番イ長調作品92
交響曲第8番ヘ長調作品93
CD 6
交響曲第9番ニ短調作品125《合唱付き》
ボーナス・ディスク
「ゲオルク・ショルティ、ベートーヴェンを語る-ウィリアム・マンとの対話」
シカゴ交響楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1972年5月-1974年9月、メディナ・テンプル、シカゴ
ショルティ没後10年のメモリアル企画のひとつ。ショルティは、1972年5月-
1974年9月にかけてシカゴ交響楽団を指揮して初のベートーヴェンの交響曲全
集を録音した。さらに、その後1986-89年にも再録音がなされている(それ以
前、50年代に録音されたロンドン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン・
フィルハーモニー管弦楽団とのディスクは全集ではない)。今回のセットは
その第1回目の演奏である。ショルティの筋肉質な演奏で、鮮やかに浮かび上
がるベートーヴェンの交響曲特有のフォルムの美しさや堅牢さを味わってほ
しい。なお、当セットには、オリジナルLPに収録されていた作家で音楽学者
でもあるウィリアム・マンとの約50分ほどの対話「ショルティ、ベートーヴェ
ンを語る」も収録されている。これは初CD化である。

4759085 4枚組 \3600
プーランク:歌曲集
プーランク:
CD 1
《バナリテ(月並み)》《気紛れな婚約》《動物詩集》
《ルイーズ・ド・ヴィルモランによる3つの詩》
《陽気な歌》《メタモルフォーズ》
CD 2
《モンパルナス》《籤引き》
《ルイ・アラゴンによる2つの詩》
《ルイーズ・ラランヌによる3つの詩》
《マックス・ジャコブによる5つの詩》
《子供のための4つの歌》より
第3曲:とても元気のよい少年
第2曲:ルネ少年の悲しい物語
《グルヌイエール島》《肖像画》《矢車菊》
《歌の調べ》《平和への祈り》《闘牛士》
《子供のための4つの歌》より
第4曲:楽天家
第1曲:僕たちは妹がほしい
《気紛れ》
CD 3
《ある日、ある夜》《磁器の歌》《リボンの結び目》
《カリグラム》《2つの歌》《画家の仕事》《ギターに寄せる》
《ロンサールの詩》《ギヨーム・アポリネールの詩による2つの歌》
《ナディア万歳》
CD 4
《2つの歌》(1956年)より
 第2曲:雲
《ギヨーム・アポリネールによる2つの詩》より
 アンナの庭にて
《ロズモンド》《村人の歌》《最後の詩》
《それにしても死ぬとは》《消えた男》《讃歌》
《ギヨーム・アポリネールによる4つの詩》
《冷気と火》《パリの風物》《8つのポーランドの歌》
《ポール・エリュアールの5つの詩》《ポールとヴィルジニー》
《墓碑銘》《ピエロ》《F.ガルシア=ロルカの3つの詩》
《マズルカ》
カトリーヌ・デュボスク(S)、ジル・カシュメーユ(Br)、
フェリシティ・ロット(S)ウルズラ・クリーガー(Ms)、
フランソワ・ル・ルー(Br)
パスカル・ロジェ(Pf)
録音:1992-98年
デッカが誇るプーランクの歌曲集成。1980年代後半と90年代に録音されたこ
のセットは、演奏内容、および収録作品数においてまさに画期的と言うべき
もので、プーランク・ファン必携である。
中心となるのはパスカル・ロジェ。彼は、サン=サーンスやドビュッシー、
ラヴェル、ショーソンなど、フランスのピアノ音楽を幅広くレパートリーと
しているが、中でもプーランクは最も得意な作曲家。独奏・連弾作品の他、
デュトワとのピアノ協奏曲をはじめ、ガロワやブルグ、ポルタルら多くのソ
リストたちと室内楽作品を共演・録音しているほどである。さらにこの歌曲
集に参加しているので、プーランクの作品を殆ど網羅しているピアニストと
言っても過言ではない。
なお、フランス人歌手が並ぶ中でフェリシティ・ロットがフィーチャーされ
ているのにお気付きだろう。彼女はクライバーの最後の元帥夫人というイメ
ージも強いが、グルノーブルのコンセルヴァトワールで学んでいたこともあ
り、フランス歌曲も得意とする(ちなみにフランス政府からレジオン・ドヌ
ール賞も受けている)。

4759120 5枚組 \4500
モーツァルト:後期交響曲集
モーツァルト:
CD 1
交響曲第28番ハ長調K200
交響曲第29番イ長調K201
交響曲第34番ハ長調K338
CD 2
交響曲第32番ト長調K318(序曲)
交響曲第30番ニ長調K202
交響曲第33番変ロ長調K319
交響曲第31番ニ長調K297《パリ》
CD 3
交響曲第35番ニ長調K385《ハフナー》
交響曲第38番ニ長調K504《プラハ》
CD 4
交響曲第36番ハ長調K425《リンツ》
交響曲第40番ト短調K550
CD 5
交響曲第39番変ホ長調K543
交響曲第41番ハ長調K551《ジュピター》
シュターツカペレ・ドレスデン 
指揮:コリン・デイヴィス
録音:1981-91年 ドレスデン
コリン・デイヴィスは、今年2007年9月25日に80歳を迎える。デイヴィスは、
ベルリオーズやシベリウス、エルガーをはじめ得意とするレパートリーは多
い。その中から今回の記念祝賀には、過去50年間モーツァルトのスペシャリ
ストだった彼のキャリアも加味して、このボックス・セットが企画された。
1950年代にチェルシーのオペラ・グループでモーツァルトのオペラを指揮し
始めたこの指揮者は、60年代にはグラインドボーンで病気のビーチャムに代
わって《魔笛》を指揮し、成功を収めている。また、1971年にショルティか
ら引き継いだコヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラの音楽監督時代にも
よく採り上げており、聴衆や批評家から高く評価されていた。
さらに楽しみなのは、オーケストラ。この秋にも来日するシュターツカペレ
・ドレスデンは、その独特な音色の豊かさが、ファンのみならず、共演する
指揮者やソリストたちから絶賛され続けている団体だ。その深く温かい響き
はモーツァルトにうってつけであろう。

4759126 5枚組 \4500
トランペットの芸術/ハーデンベルガー
CD 1
ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲ハ長調RV537
コレッリ:トランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタ ニ長調
アルビノーニ:協奏曲変ロ長調作品7-3
トレッリ:トランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタ ニ長調
マルチェッロ:
トランペット(オリジナル=オーボエ)、弦楽と通奏低音のための協奏曲
ニ短調
ヴィヴィアーニ:トランペットと通奏低音のための第1ソナタ
フランチェスキーニ:
2つのトランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタニ長調
バルダサール:
トランペット(オリジナル=コルネット)、弦楽と通奏低音のためのソナタ
ヘ長調
CD 2
マルティーニ:トッカータ
ジェレミア・クラーク:
トランペット・チューン(伝パーセル)
組曲ニ長調
アルビノーニ[ジャゾット編]:アダージョ ト短調
J.S.バッハ:コラール・プレリュード
憐れみ給え、我が神よトランペット BWV721
主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる BWV639
われら心から待ち望む BWV727
ルイエ:ソナタ ニ長調作品3-9
グノー:アヴェ・マリア?バッハの前奏曲第1番BWV846による瞑想曲
テレマン:英雄的な音楽、あるいは12の行進曲
CD 3
フンメル:トランペット協奏曲ホ長調
ヘルテル:トランペット協奏曲ニ長調
シュターミツ:トランペット協奏曲ニ長調
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調
CD 4
ヘーネ:スラヴ幻想曲
ディニーク[ハイフェッツ編/ハーデンベルガー編]:ホラ・スタッカート
ヴァージル・トムソン:海岸にて
メンデルスゾーン[ハーデンベルガー/ペンティネン編]:
無言歌作品67-4《蜂の結婚》
ヴァルトトイフェル[ハーデンベルガー/ペンティネン編]:星の雨
バーンスタイン:リフィのロンド
グラズノフ:アルバムの一葉
イベール:即興曲
ヴァイデ:私の愛は深紅のバラのよう
レーガー[ピゲ編]:ロマンツェ
ビッチュ:ドメニコ・スカルラッティの主題による4つの変奏曲
ペンティネン:ブラジルの娘
CD 5
ヘンツェ:独奏トランペットのためのソナティナ
武満徹:径(ヴィトルド・ルトスワフスキの思い出に)
ベリオ:ハ調トランペットのための「セクエンツァX」(ピアノとの共鳴)
マウリツィオ・カーゲル:旧/新(独奏トランペットのための習作)
アントワーヌ・ティスネ:エモーション
マイケル・ブレイク・ワトキンズ:
ハ調の独奏トランペットのための「死せるイーグル」
(ホーカン・ハーデンベルガーのために作曲)
リゲティ:南シナ海からの巨大亀のファンファーレ
ホーカン・ハーデンベルガー(tr)
CD1)イ・ムジチ、CD2)サイモン・プレストン(org)、
CD3)アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー、
CD4)ロラント・ペンティネン(pf)、CD5)ペーター・ゾロモン(pf)
録音:1986-1994年
ホーカン・ハーデンベルガーは、1961年スウェーデンのマルメ生まれのトラン
ペット奏者。世界屈指の名奏者として知られている。2006年5月にも来日し、
紀尾井シンフォニエッタと共演するなど、日本でも馴染みの深いプレイヤー
だ。当セットは、彼がこれまでのアルバムの中から選りすぐった名演集。チョ
イスされた作品は、バロック、古典派から現代まで、3世紀にわたるヴァラエ
ティ豊かなもので、それらは5枚のディスクに、それぞれDisc 1と2はバロック、
Disc 3は古典派、そしてDisc 4が近代で、5が現代と割り振られている。どれ
も聴き応え抜群だが、特にお薦めはDisc 4と5。Disc 4ではメンデルスゾーン
の《無言歌》やレーガーの《ロマンツェ》などのアレンジ作品を、あたかも
トランペットのために書かれたオリジナルであるように自然に吹く自在さが
見事。Disc 5では、彼のために書かれた同時代作品を中心に、様々に試され、
発揮されるこの楽器の可能性に耳を傾けたい。

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07-06 No.20-2

2007年06月27日 12時06分18秒 | Weblog
●DECCA Ultimate
4758536 5枚組 \3950
アルティメット・ヴィヴァルディ
CD 1:
[1]-[13] ヴァイオリン協奏曲作品8 「四季」
[14]-[16] 協奏曲集「調和の霊感」作品3 より
 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 Op.3 No. 10 RV 580
[17]-[19] 3つのヴァイオリンのための協奏曲へ長調RV551
CD 2:
[1] オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV456
[2] ファゴット協奏曲 イ短調 R.498
[3] フルート協奏曲 ハ短調 R.441
[4] 2つのオーボエのための協奏曲RV.535 R.535
[5] ピッコロ協奏曲 ハ長調 R.443
[6] 協奏曲 ヘ長調
(二つのオーボエ、ファゴット、二つのホルンとヴァイオリンのため)
CD 3:
[1]-[3] チェロ協奏曲 ヘ長調 R.411/412
[4]-[6] チェロ協奏曲 イ短調 R.418
[7]-[9] チェロ協奏曲 ロ短調 R.424
[10]-[12] チェロ協奏曲 ト長調 R.413
[13]-[15] チェロ協奏曲 ハ短調 R.401
CD 4:
[1]-[3] 協奏曲 作品3第10番 「調和の幻想」
[4]-[6] 2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV532
[7]-[9] ヴァイオリン協奏曲 イ短調 RV356 (「調和の幻想」より)
[10]-[12] マンドリン協奏曲 ハ長調 RV425
[13]-[15] リュートと2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 RV93
CD 5:
[1]-[11] グロリア R.588
[12]-[14] ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲 ニ短調 RV.540
[15]-[21] グロリア ニ長調 R.589
[22]-[23] グロリア R.588
[24]-[26] グロリア ニ長調 R.589 (リマインダー)
CD1:I Solisti Di Napoli 他、
CD2:アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー他、
CD3:アカデミー室内管弦楽団 指揮:アイオナ・ブラウン他、
CD4:ロメロ四重奏団、アカデミー室内管弦楽団 
指揮:アイオナ・ブラウン他、
CD5:ケンブリッジ大学セントジョンズ校聖歌隊 他

4758542 5枚組 \3950
アルティメット・シューベルト
CD1:
[1]-[11] 劇音楽≪ロザムンデ≫ D797 (抜粋)
[12]-[13] 交響曲 第8番ニ短調D.759「未完成」
CD 2:
[1]-[4] 交響曲 第5番変ロ長調 D.485
[5]-[8] 交響曲 第9番ハ長調 D.944 「グレイト」
CD 3:
[1]-[4] 弦楽四重奏曲 第14番ニ短調D.810 「死と乙女」
[5]-[9] ピアノ五重奏曲 イ長調D.667 「鱒」
CD 4:
[1]-[4] 弦楽四重奏曲 ハ長調 D.956
[5] 弦楽四重奏曲 第12番ハ短調D. 703 「四重奏断章」
CD 5:
[1]-[4] ピアノ・ソナタ 第17番ニ長調 D.850
[5] 即興曲 第3番変ト長調(4つの即興曲 Op. 90 D. 899)
[6] 即興曲 第4番変イ長調 (4つの即興曲 Op. 90 D. 899)
[7]-[12] 楽興の時 Op.94, D.780
CD1:ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 指揮:ベルナルト・ハイティンク
CD2:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:イシュトヴァン・ケルテス
CD3:[1]-[4]イタリア四重奏団、[5]-[9]ボザール・トリオ
CD4:ウェラー弦楽四重奏団 
CD5:クリフォード・カーゾン(pf)

4758548 5枚組 \3950
アルティメット・ラフマニノフ
CD 1:
[1]-[3] ピアノ協奏曲 第1番嬰ヘ短調 Op.1
[4]-[6] ピアノ協奏曲 第4番ト短調 Op.40
[7] パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
CD 2:
[1]-[3] ピアノ協奏曲 第2番ハ短調 Op.18
[4]-[6] ピアノ協奏曲 第3番ニ短調 Op.30
[7] ヴォカリーズ Op.34, No.14
CD 3:
[1]-[4] 交響曲 第2番ホ短調 Op.27
[5] 幻想曲「岩」 Op.7
CD 4:
[1] 前奏曲 イ長調 Op.32. No.9
[2] 前奏曲 嬰ヘ短調 Op.23, No.1
[3] エチュード ロ短調 Op.39, No.4
[4] メロディ ホ長調 Op.3, No.3
[5] 前奏曲 ロ短調 Op.32, No.10
[6] 前奏曲 ハ短調 Op.23, No.7
[7] 前奏曲 ヘ短調 Op.32, No.6
[8] 絵画的練習曲 Op.33より 第1番 ヘ短調
[9] 絵画的練習曲 Op.39より 第7番 ハ短調
[10] 前奏曲 変ロ短調 Op.32, No.2
[11] セレナーデ 変ロ短調 Op.3, No.5
[12]-[14] ピアノ・ソナタ 第2番変ロ短調 Op.36
CD 5:
[1]-[15] 晩祷 Op.37
CD1:ゾルタン・コチシュ(pf)、サンフランシスコ交響楽団 
指揮:エド・デ・ワールト
CD2:ゾルタン・コチシュ(pf)、サンフランシスコ交響楽団 
指揮:エド・デ・ワールト
CD3:フィラデルフィア管弦楽団 指揮:シャルル・デュトワ
CD4:ゾルタン・コチシュ(pf) 
CD5:サンクトペテルブルグ室内合奏団 
指揮:ニコライ・クルニエフ、オリガ・ボロディナ(MS)

4758554 5枚組 \3950
アルティメット・ヴェルディ
CD1:歌劇「椿姫」(ハイライト)
CD2:歌劇「リゴレット」(ハイライト)
CD3:歌劇「トロヴァトーレ」(ハイライト)
CD4:歌劇「アイーダ」(ハイライト)
CD5:歌劇「運命の力」(ハイライト)
CD1:ジョーン・サザーランド(S)、 カルロ・ベルゴンツィ(T)、
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団 指揮:サー・ジョン・プリッチャード
CD2:エディタ・グルベローヴァ(S)、ニール・シコフ(T),
サンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団 指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
CD3:カティア・リッチャレッリ(S)、ホセ・カレーラス(T)、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:サー・コリン・デイヴィス
CD4:レオンタイン・プライス(S)、リタ・ゴール(MS)、
ローマ歌劇場管弦楽団 指揮:ゲオルグ・ショルティ
CD5:レナータ・テバルディ(S)、ジュリエッタ・シミオナート(MS)、
サンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団 
指揮:フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ

4758560 5枚組 \3950
アルティメット・バレエ
CD1:チャイコフスキー:
「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」他より
CD2:レオ・ドリーブ:「コッペリア」
CD3:ショパン:「レ・シルフィード」、グノー:「ファウスト」
CD4:プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」
CD5:ストラヴィンスキー「火の鳥」
※いずれも抜粋
CD1:スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルネスト・アンセルメ
CD2 & 3:ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:デイヴィッド・ジンマン
CD4:モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
CD5:デトロイト交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ

4758566 5枚組 \3950
アルティメット・チェロ
CD1:
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲Op.104、サン=サーンス:「白鳥」
シューマン:「トロイメライ」他
CD2:フォーレ:エレジー op.24、グノー:「アヴェ・マリア」
エルガー:「ロマンス」「牧歌」他
CD3:バッハ:無伴奏チェロ組曲 No.1 BWV 1007
No.4 BWV 1010、No.6 BWV 1012
CD4:バッハ:無伴奏チェロ組曲 No.2 BWV 1008
No.3 BWV 1009、No.5 BWV 1011
CD5:ヴィエニャフスキ:スケルツォ-タランテラ op.16
チャイコフスキー:感傷的なワルツop.51 他
CD1 & 2:ジュリアン・ロイド・ウェッバー(Vc)
CD3 & 4:モーリス・ジャンドロン(Vc)
CD5:ハインリヒ・シフ(Vc)

743202(DVD-Video) \3350
ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクヮーレ》全曲
ルッジェーロ・ライモンディ(ドン・パスクアーレ)
イサベル・レイ(ノリーナ)
ファン・ディエゴ・フローレス(エルネスト)
演出:グリシャ・アサガロフ
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:ネッロ・サンティ
収録:2006年 チューリヒ歌劇場
マドリード公演での《セビリャの理髪師》やジェノヴァでの《連隊の娘》に
続く、フローレスのDVDシリーズの新譜は、チューリヒ公演でのドニゼッティ
の喜劇《ドン・パスクヮーレ》。
フローレスはこのオペラのエルネスト役を得意としており、既にアリア集の
中で、第2幕と第3幕の一部を披露していた。最近でも、ロンドンのロイヤル
・オペラとニューヨークのメトの両方で新演出を歌っている。ノリーナ役に
はバルセロナ出身のイサベル・レイが起用された。彼女はアーノンクールが
チューリヒで収録したDVDの《フィガロ》や《ドン・ジョヴァンニ》にも出演
しているソプラノである。日本のギタリスト鈴木一郎と共演しているアルバ
ムもあるのでご存知の方もあるだろう。タイトル・ロールのドン・パスクヮ
ーレには、ヴェテランで歌手としても役者としてもきわめてすぐれたルッジェ
ーロ・ライモンディがフィーチュア。さらに指揮はイタリア・オペラの重鎮
ネッロ・サンティなので、いやが上にも期待は高まる。
NTSC方式、リージョン・フリー、DTS 5.1サラウンド。
なお、《セビリャの理髪師》と《連隊の娘》の抜粋映像も収めらている。

743214(DVD-Video) 2枚組 \6450
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
アシュケナージ&ハイティンク/ロンドン・フィル
第1番 ハ長調 Op.15
第2番 変ロ長調 Op.19
第3番 ハ短調 Op.37
第4番 ト長調 Op.58
第5番 変ホ長調 (皇帝) Op.73
ヴラディーミル・アシュケナージ(pf)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 
指揮:ベルナルド・ハイティンク
収録:1974年
アシュケナージの生誕70周年記念の続編。ベートーヴェンの5つのピアノ協奏
曲が、DVDのワン・セットでリリースされるのはこれが初めてである。アシュ
ケナージのベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集には、ショルティやメータの
指揮、あるいは自らの弾き振りなどの録音もあるが、これはそれ以前のもの
であり、若きアシュケナージが、ベルナルド・ハイティンク指揮のロンドン
フィルと丁々発止と繰り広げる演奏が収められている。
元々はTV用に撮影されたもので、TVでベートーヴェンの5つのピアノ協奏曲の
演奏が放送されたのはこれが初めてとのこと。本作はロイヤル・フェスティ
ヴァル・ホールで収録されたもので改修前のフェスティヴァル・ホールの姿
も観ることができる。

743209(DVD-Video) 2枚組 \6450
ヴェルディ:歌劇《アイーダ》全曲
ロベルト・アラーニャ(ラダメス)
ヴィオレータ・ウルマーナ(アイーダ)
イルディコ・コムロシ(アムネリス)
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
ミラノ.スカラ座管弦楽団&合唱団 
指揮:リッカルド・シャイー
ブーイングに怒ったアラーニャが本番中に退場したことで多いに話題になった
《アイーダ》公演がDVDとなった。もちろんあの「事件」の起きる前までに収
録された映像で制作されている(プローディやメルケルといった各国首脳が
出席したプレミアは無事で、事件が起こったのは2日目の公演だった)。
タイトル・ロールを務めたのはリトアニア出身のソプラノ、ヴィオレータ・
ウルマーナ。そして、そのライヴァルであるアムネリスには、パワフルでド
ラマティックな歌唱で知られるハンガリーのメゾ、イルディコ・コムロシが
登場。指揮を務めたのは、充実の活動を続けるミラノ出身のシャイーである。
フランコ・ゼッフィレッリが演出とともに担当した舞台美術も豪華で見応え
十分だ。スキャンダルばかりが先行してしまったのが惜しまれるが、このDVD
でスカラ座初日の気分を是非味わってほしい。
NTSC方式、リージョン・フリー。DTS 5.1サラウンド。

743213(DVD-Video) \3350
ヴィヴァルディ:四季/イ・ムジチ
協奏曲変ロ長調RV547
協奏曲ニ長調RV564
協奏曲イ長調RV552
協奏曲ニ短調「マドリガル風」RV129
四重奏ソナタ(弦楽と通奏低音のための協奏曲)
変ホ長調「聖なる墓にて」RV130
イ・ムジチ
収録:1999年 ヴェニス周辺
今でこそ、ピリオド楽器団体によるソネットに合わせた描写的で刺激に溢れ
た演奏が多くなったが、それでもやはり、ヴィヴァルディの《四季》といえ
ば、イ・ムジチの名が思い浮かぶ。フィリップス・レーベルからイ・ムジチ
の《四季》が定期的にリリースされる度に、音楽ファンは今度のソリストは
誰だろうと関心を寄せ続けたものである。1952年と59年のフェリックス・ア
ーヨ、69年のロベルト・ミケルッチ、82年のピーナ・カルミレッリ、90年の
フェデリコ・アゴスティーニ、95年のマリアーナ・シルブと、錚々たる顔触
れが並んでいるのだから当然である(イ・ムジチは既に55年に及ぶ歴史を誇
っており、かつてのメンバーにはアッカルドもいた)。来日公演でも怒濤の
如く全国を《四季》を持って廻っていることもあって、世界中で、イ・ムジ
チほど《四季》を演奏している団体などどこにもないだろうと思わされる。
このDVDは、そんなイ・ムジチの美しく磨き上げられた演奏をバックに、ヴィ
ヴァルディが暮らしたヴェネツィアの風景を楽しむという贅沢な映像作品で
ある。名所旧跡の他に、名物の冬の謝肉祭での仮装の様子や、この街で活躍
したカナレット(カナール)やグアルディ、ティントレットといった画家た
ちの作品も映し出される。用いられている音源は、ヴィットリオ・ネグリの
校訂版、アゴスティーニがソロを弾いている録音である。
ボーナスとして、フィリップス・ヴィヴァルディ・エディションから、《マ
ドリガーレ風》協奏曲と《聖なる墓にて》協奏曲なども収録。演奏はもちろ
ん、イ・ムジチである。
DTS 5.1サラウンド。

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07-06 No.19

2007年06月26日 19時19分57秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4776546 \1850
「アンネ・ソフィー・フォン・オッター
テレジエンシュタットの失われた作品を歌う」
[収録作品]
ヴィクトル・ウルマン:
「バーチ・トゥリー」
(from 「スリー・イディッシュ・トゥリー Op.53」)
ハンス・クラーサ:
「三つの歌」
パーヴェル・ハース:
「漢詩による四つの歌」
エルヴィン・シュルホフ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 他
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)
ベンクト・フォシュベリ(pf)、クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)、
ダニエル・ホープ(Vn)、ゲロルト・フーバー(Pf)
世界的な人気を誇るスウェーデンのメゾ・ソプラノ、アンネ・ソフィー・フォ
ン・オッター。彼女のレパートリーはバロックからベルクやクルト・ヴァイ
ル、コルンゴルト、シャミナードら、そしてコステロやアバまでときわめて
幅広い。今回のアルバムでも、20世紀に書かれ、未だ一般的と言うには達し
ていない作品に光を当て、今以上の復興を試みている。
テレジエンシュタット(現テレジン)は、チェコの都市。かのマリア・テレジ
アの名にちなんで付けられた名前である。この地にナチスが、悪名高いアウ
シュヴィッツへの中継点として強制収容所を作ったのが1941年。ここには「頽
廃音楽」と呼ばれ、迫害されたユダヤ人音楽家たちが多く収容されており、過
酷な状況の中、音楽活動を続けていた(実は、ナチスはアウシュヴィッツのカ
モフラージュとしてその相対的自由度を黙認・利用していたと言われる)。後
に、彼ら音楽家もアウシュヴィッツに移送され、皆殺害された。僅かな生還者
には、たとえば、チェコの指揮者カレル・アンチェルがいる。
このアルバムは、そのような悲劇に見舞われた彼らの内、ヴィクトル・ウルマ
ン、ハンス・クラーサ、パーヴェル・ハースらの書いた歌曲を中心に集めたも
のである。共演に、新たにDGと契約したダニエル・ホープや、レーベルの垣根
を超えてのゲルハーヘル&フーバーのコンビが参加しているのも注目である。
ホープは、シュルホフの無伴奏ヴァイオリン・ソナタも披露している。

●THE LEONARD BERNSTEIN COLLECTORS EDITION
4776690 6枚組 \5400
アムネスティ・インターナショナル・コンサート
ベートーヴェン:
CD 1
1.序曲《レオノーレ》第3番作品72a
2.ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
クラウディオ・アラウ(Pf)
CD 2
1.交響曲第5番ハ短調作品67《運命》
バイエルン放送交響楽団
(アムネスティ・インターナショナルのためのライヴ・コンサート)
2.交響曲第7番イ長調作品92
ボストン交響楽団
1992年ライヴ録音
CD 3
1.《プロメテウスの創造物》序曲作品43
2.《エグモント》序曲作品84
3.序曲《コリオラン》作品62
4.序曲《シュテファン王》作品117
5.《フィデリオ》序曲作品72b
6.序曲《レオノーレ》第3番作品72a
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 4
1.弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調作品131[弦楽合奏編曲版]
2.弦楽四重奏曲第16番ヘ長調作品135[弦楽合奏編曲版]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ライヴ録音)
CD 5
1.ミサ・ソレムニス ニ長調作品123
エッダ・モーザー(S)、ハンナ・シュヴァルツ(Alt)
ルネ・コロ(T)、クルト・モル(B)
ヒルヴェルスムNOS放送合奏団
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団
(ライヴ録音)
CD 6
1.交響曲第9番ニ短調作品125《合唱》
ジューン・アンダーソン、サラ・ウォーカー
クラウス・ケーニヒ、ヤン=ヘンドリク・ローテリング
バイエルン放送合唱団、ベルリン放送合唱団員
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団少年合唱団
バイエルン放送交響楽団
シュターツカペレ・ドレスデン団員
レニングラード・キーロフ劇場管弦楽団員
ロンドン交響楽団員
ニューヨーク・フィルハーモニック団員
パリ管弦楽団員
指揮:レナード・バーンスタイン
人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルに、バーンスタインが賛意
を示し出演したコンサートのライヴ録音が登場。収録作品のすべてがベート
ーヴェンで統一されているのは、歌劇《フィデリオ》(政治犯として捕らえら
れた夫を、妻が男装して救出するというストーリー)を書いた作曲家である
ゆえ、至極当然である。収録作品は、カラヤン追悼公演でも採り上げた《弦
楽四重奏曲作品135》をはじめ、バーンスタインの得意なレパートリーがぎっ
しり詰まっている。「自分がベートーヴェンだと感じることができなければ、
うまく演奏などできない」と語るこの指揮者らしく、どれもがまさに入魂の
演奏。中でも第9は、1989年のベルリンの壁崩壊と東西ドイツ統一を祝して、
急遽実現したもの。オーケストラは各国の演奏家が集結して特別編成され、
合唱が「フロイデ」を「フライハイト」と替えて歌ったことでも有名だ。長
きにわたった政治的抑圧が瓦解し、希望の光が差し込んだこの喜びのドキュ
メントは、単なるイヴェントを超えたひとつの「歴史」の証言である。
そしてここに収録された1992年タングルウッドでの第7番は、バーンスタイン
・ファンには決して忘れられない録音となった。何故なら、これこそがバー
ンスタインによるラスト・レコーディングだから。演奏途中で咳き込んでし
まい、指揮し続けるのが困難になってしまう部分もあったが、それを乗り切
って最後まで全うした。それゆえ全曲を聴き通した時に聴く者が受ける感動
は圧倒的だ。
なお、今回のリリースでは、1976年のコンサート録音が待望の初CD化である。

4776697 6枚組 \5400
モーツァルト:
後期交響曲集、ハ短調ミサ曲、レクイエム
モーツァルト
CD 1
交響曲第25番ト短調K183
交響曲第29番イ長調K201
交響曲第38番ニ長調K504《プラハ》
CD 2
交響曲第35番ニ長調K385《ハフナー》
交響曲第36番ハ長調K425《リンツ》
交響曲第40番ト短調K550
CD 3
交響曲第39番変ホ長調K543
交響曲第41番ハ長調K551《ジュピター》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(ライヴ録音)
CD 4
1.ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K450
バーンスタイン(Pf & Cond.)
2.クラリネット協奏曲イ長調K622
ペーター・シュミードル(Cl)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 5
1.アヴェ・ヴェルム・コルプスK618
2.踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よK165
3.ミサ曲ハ短調K427
アーリン・オジェー(S)、フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms)
フランク・ロパルド(T)、コルネリウス・ハウプトマン(B)
バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団
(ライヴ録音)
CD 6
1.レクイエム ニ短調K626
マリア・マクローリン(S 1st)、マリア・ユーイング(S 2nd)
ジェリー・ハドリー(T)、コルネリウス・ハウプトマン(B)
バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団
(ライヴ録音)
指揮:レナード・バーンスタイン
多くのファンに惜しまれつつ1990年に世を去ったバーンスタインの遺産を集
めた「バーンスタイン・コレクターズ・エディション」。当巻は、DGに遺し
たバーンスタインのモーツァルト録音がほぼ網羅されたお得な選集である。
交響曲、協奏曲、宗教作品の傑作が収められ、さらにウィーン・フィルとバ
イエルン放送交響楽団を使い分けて演奏されているのも魅力だ。オジェーや
フォン・シュターデ、ユーイングらの美声も堪能できる。とりわけ、《レク
イエム》はバーンスタインの妻の10回忌に演奏されたもの。初発売時には女
優であった彼女のポートレイトがジャケットを飾っていたのを覚えている方
も多いだろう。同じくDGからリリースされたDVDと併せて持っていたい。なお、
このセットには、以前デッカからリリースされていたウィーン・フィルを弾
き振りしたピアノ協奏曲第15番も収められている。

4776704 4枚組 \3600
チャイコフスキー:後期交響曲集&管弦楽作品集
CD 1
1.交響曲第4番ヘ長調作品36
2.幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》
CD 2
1.交響曲第5番ホ短調作品64
2.幻想序曲《ロミオとジュリエット》
CD 3
1.交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》
(ライヴ録音)
CD 4
1.《ハムレット》作品67
2.《スラヴ行進曲》作品31
3.《イタリア奇想曲》作品45
4.序曲《1812年》作品49
指揮:レナード・バーンスタイン
CD1-3)ニューヨーク・フィルハーモニック、
CD4)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
「バーンスタイン・コレクターズ・エディション」のチャイコフスキーの巻。
バーンスタインが、亡くなる数年前にスタートしたニューヨーク・フィルと
のチャイコフスキー後期交響曲サイクル録音。当セットは、それにイスラエ
ル・フィルとの管弦楽作品集を合わせ、バーンスタインがDGに録音したチャ
イコフスキー作品のすべてをワン・セットとした初めてのものである。若かっ
た頃とは対照的に極端なまでに遅いテンポをとり、たとえば第4交響曲の第1
楽章展開部ではあたかも止まってしまうのではないかと思うほどに歌い上げ、
ロマンティックのきわみ、あるいは魂の慟哭のような音楽を聴かせている。
と同時に爆発する部分の燃え上がりも尋常でなく、晩年のバーンスタインな
らではの振り幅の広い、渾身の演奏が繰り広げられている。


●COLLECTORS EDITION
4776654 7枚組 \6300
没後50周年「シベリウス・コレクターズ・エディション」
ジャン・シベリウス(1865-1957):
CD 1
交響曲第1番ホ短調作品39
交響曲第7番ハ長調作品105
CD 2
交響曲第2番ニ長調作品43
CD 3
交響曲第3番ハ長調作品52
交響曲第4番イ短調作品63
CD 4
交響曲第5番変ホ長調作品82
交響曲第6番ニ短調作品104
CD 5
《カレリア組曲》作品11
《ルオンノタール》作品70
アンダンテ・フェスティーヴォ(1924年)
交響詩《大洋の女神》作品73
《クリスティアンII世》作品27
交響詩《フィンランディア》作品26
CD 6
《ポヒョラの娘》作品49
《夜の騎行と日の出》作品55(1909年)
《レミンカイネン組曲》作品22
CD 7
交響詩《エン・サガ(伝説)》作品9
交響詩《春の歌》作品16
《悲しきワルツ》作品44-1
《鶴のいる風景》作品44-2
《カンツォネッタ》作品62a
《ロマンティックなワルツ》作品62b
交響詩《鳥》作品64
《タピオラ》作品112
イェテボリ交響楽団 指揮:ネーメ・ヤルヴィ
シベリウス没後50年記念企画。
エストニア出身の指揮者ネーメ・ヤルヴィは、驚異的な録音数と共に、2人の
指揮者パーヴォとクリスティアン、さらにフルート奏者のマーリカの父とし
ても知られる。北欧音楽のスペシャリストとしての地位は盤石で、DGにもグリ
ーグやステンハンマルなど実に多くのディスクを制作している。シベリウス
ももちろん得意のレパートリー。ここに収められている交響曲全集は、イェ
テボリ交響楽団の創立100周年を記念して、2001-05年にかけて録音されたも
のである。全集なので、シベリウスの交響曲の作風の変遷を耳で確かめるこ
ともできるし、同じ演奏者なので音色やニュアンス表現にも統一感を得られ
るのは重要なお薦めポイント。なお、これらは国内盤でも交響曲全集と管弦
楽作品集として分売でリリースされているが、今回はそれをワン・セットに
したものである。価格もお求め易くなっての登場。

734290(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト/シューベルト交響曲集
DVD 1
モーツァルト:
交響曲第31番ニ長調《パリ》K297 (300a)*
交響曲第39番変ホ長調K543
交響曲第40番ト短調K550
交響曲第41番ハ長調《ジュピター》K551
DVD 2
シューベルト:
交響曲第4番ハ短調《悲劇的》D417*
ボーナストラック
「ドキュメンタリー:私の夢」
指揮:ニコラウス・アーノンクール
DVD1)ヨーロッパ室内管弦楽団、
DVD2)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
昨年2006年に四半世紀ぶりの来日公演を行い、年間の音楽シーンの話題をひ
とりさらっていったニコラウス・アーノンクール。その彼が80年代半ばから
90年代初頭にかけて収録したモーツァルト&シューベルト:交響曲集である。
ちょうどこの時期のアーノンクールはテルデックに莫大な量の録音を行いつ
つ、DGではクレーメルをフィーチュアしたモーツァルトのヴァイオリン協奏
曲集を制作していた。ここに収録されているモーツァルトの交響曲第31番
《パリ》と、シューベルトの交響曲第4番《悲劇的》は、1984年にウィーンの
ムジークフェラインで収録。シューベルトはオリジナルの自筆譜を研究して
臨んだものだ。この頃は、アーノンクールがコンセルトへボウとの交響曲や
グルダとのピアノ協奏曲を録音したすぐ後に当たる。ちなみに、あの口の悪
いグルダが自伝の中で、本当に満足する録音が出来た指揮者として挙げてい
たのは、アバドとアーノンクールだった。
モーツァルトの後期3大交響曲集は、ヨーロッパ室内管弦楽団との演奏。1991
年のムジークフェラインで録られたもので、この年はヨーロッパ室内管との
ベートーヴェン交響曲全集の前年に当たる。「最もロマンティックな作曲家」
としてのイメージを排除し、ドラマティックで刺激に満ちた演奏は、この指
揮者らしい。なお、ボーナストラックとしてドキュメンタリーが収められて
いる。

734331(DVD-Video) 2枚組 \6450
ブラームス作品集I
ブラームス:
交響曲第1番ハ短調作品68
交響曲第2番ニ長調作品73
交響曲第3番ヘ長調作品90
交響曲第4番ホ短調作品98
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
監督:ハンフリー・バートン

734332(DVD-Video) \3350
ブラームス作品集II
ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83
クリスティアン・ツィマーマン(pf)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン

734333(DVD-Video) \3350
ブラームス作品集III
ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
ヴァイオリンとチェロのための
二重協奏曲イ短調作品102
ギドン・クレーメル(vn)、ミッシャ・マイスキー(vc)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン

734354(DVD-Video) \3350
ブラームス作品集IV
ブラームス
大学祝典序曲作品80
悲劇的序曲作品81
セレナード第2番作品16
ハイドンの主題による変奏曲作品56a
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン

734355(DVD-Video) 5枚組 \16000
ブラームス作品集 BOXセット
「バーンスタイン/ブラームス作品集」
全4巻DVD5枚組のBOXセット。
DVD4巻(分売)によるバーンスタインのブラームス交響曲・管弦楽作品集。
バーンスタインは1958年から務めたニューヨーク・フィルのポストを69年に
辞し、アメリカからヨーロッパ活動の拠点を移した。70年代の後半からウィ
ーン・フィルと録音を開始し、まずはベートーヴェンの交響曲全集を制作。
その成功で確固たる地歩を築いたバーンスタインが、次に取り組んだのがこ
のブラームス作品集である。ウィーン・フィルの美感を存分に発揮した名演
として、すぐさま世界中から絶賛された名盤となった。続いて行われたのが
協奏曲サイクル。クレーメルとマイスキーは今ではすっかり重鎮となってい
るが、この当時が世界の注目を集め、今に至るスタートの時期に当たる(ク
レーメルはこの録音の前年にロッケンハウス音楽祭を始めた)。この2人を
フィーチュアした二重協奏曲は、華麗なテクニックと重厚な音楽が相俟って
聴き応え十分。ヴァイオリン協奏曲はその2週間の録音である。ピアノ協奏
曲は、ショパン弾きと思われがちだったツィマーマンが、ブラームスにもす
ぐれた適性を持つ世界屈指のピアニストであることを証明した。

734336(DVD-Video) \3350
「バーンスタイン:音楽の贈り物」
監督:ホラント・ H. ホールフェルト
レナード・バーンスタイン
ナレーター:ローレン・バコール
1993年12月にアメリカで制作されたTV番組のDVD化。指揮者・ピアニスト・
教育家としてのバーンスタインの一端を知る上で恰好の1枚である。海外で
はこのような音楽家をテーマとしたTV番組が多く制作されており、研究者に
とっても貴重な資料となっている。今回のものもVHS版やLD版は既にリリー
スされていたものの、DVD化されてより入手し易く、また見易くなるのは実
に喜ばしい。この映像作品には、バーンスタインの妻、フェリシア・モンテ
アレグレが出演。その他では、歌劇《タヒチ島の騒動》や《静かな場所》、
さらにミュージカル《キャンディード》、《ミサ曲》など、バーンスタイ
ンの作品が用いられ、出演者たちも登場している。その他にも《オイディ
プス王》も収録。ナレーターを務めているのは女優ローレン・バコールで
ある。

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07-06 No.18

2007年06月26日 14時36分13秒 | Weblog
<BRILLIANT CLASSICS>
BRL 8639 8枚組 \3880
メシアン:オルガン作品全集
ウィレム・タンケ(オルガン)

BRL 8645 3枚組 \1550
ヴィエルヌ:オルガン交響曲全集
ジェレミー・フィルセル(オルガン)

BRL 93356 2枚組 \1080
ビーバー:ミステリー・ソナタ
ワルター・ライター(ヴァイオリン)
アンサンブル・コルダリア

BRL 93357 2枚組 \1080
アレッサンドロ・スカルラッティ:
コンツェルト&シンフォニア集
モンド・アンティクォ・オン・ピリオド・インストゥルメンツ

BRL 93391 3枚組 \1550
ヤコブ・ファン・エイク:笛の楽園
エリック・ボスグラーフ(リコーダー)

BRL 93528 2枚組 \1080
ショパン:バラ-ド・即興曲・前奏曲集
ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)

BRL 93529 2枚組 \1080
ショパン:夜想曲・前奏曲集
アダム・ハラシェヴィチ(ピアノ)




<若林工房レーベル>
WKSP-1001-05 5枚組 \6300
祝!日本コンサートデビュー10周年。貴重な音源を含む5枚組BOX。完全限定盤
イリーナ・メジューエワ、日本コンサートデビュー10周年記念BOX
Disc-1
シューベルト & ベートーヴェン
シューベルト:即興曲 ハ短調Op.90の1(D.899 No.1)/3つのピアノ曲D.946
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調Op.27の2 《月光》
(録音:2005年&2006年 新川文化ホール)
Disc-2
モーツァルト
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ ト長調 K.283/ロンド ニ長調 K.485/ピアノ・ソナタ
変ロ長調 K.570/ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576
(録音: 2006年 新川文化ホール)
Disc-3
モーツァルト & シューベルト -ライヴ録音
モーツァルト:アダージョ ロ短調 K.540
(録音:2003年10月19日笠懸野文化ホール ライヴ)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
(録音:2005年10月7日HAKUJUホール ライヴ)
Disc-4
2006年2月 西東京でのリサイタル -ライヴ録音
モーツァルト:
幻想曲 ニ短調 K.397/サリエリの主題による変奏曲 ト長調 K.180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調Op.31の2 《テンペスト》
ショパン:
エチュード(5曲)-Op.25の1《エオリアンハープ》,Op.10の5 《黒鍵》,Op.10
の3 《別れの曲》, Op.25の11 《木枯し》,Op.25の12
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調Op.19 《幻想ソナタ》
ラフマニノフ:リラの花 Op.21の5
ショパン:前奏曲 嬰へ短調Op.28の8
(録音:2006年2月5日 西東京市こもれびホール ライヴ)
Disc-5
その他の演奏会より -ライヴ録音
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 KV271 《ジュノム》
(共演:延原武春 指揮 テレマン室内管弦楽団)
(録音: 2004年10月18日 いずみホール ライヴ)
ドビュッシー:子供の領分
(録音:2003年6月28日 北見芸術文化ホール ライヴ)
ラフマニノフ:
練習曲《音の絵》ハ長調Op.33の2/楽興の時 ロ短調Op.16の3/
練習曲《音の絵》イ短調Op.39の6
(録音: 1998年8月29日 栃木県壬生町、アーティストホーム・ヴィレッジ
ライヴ)
メトネル:
3つのピアノ曲Op.31(即興曲/葬送行進曲/おとぎ話)/おとぎ話 ヘ短調
Op.26の3
(録音:2002年7月23日 新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ ライヴ)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房
日本を拠点として活動を続けるロシアのピアニスト、イリーナ・メジューエワ
の日本コンサートデビュー10周年を記念したリリース。デビュー後間もない
1998年から最新のコンサート(2006年)のライヴ録音を中心としたプログラ
ム。初めての協奏曲リリースとなるモーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 《ジュ
ノム》から得意のメトネルまで様々なレパートリーを含んだ貴重な音源を満載。
10年間の着実な歩みを刻んだ記念盤、完全限定生産です。





<ROSA>
RD 1391 \2180
クラリネット・モザイク クラリネットとピアノのための作品集
ロッシーニ(1792-1868):序奏、主題と変奏曲
フィリップ・ゴベール(1879-1941):幻想曲
ヤン・クシチテル・ヴァーツラフ・カリヴォダ(1801-1866):サロンの小品
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
ドビュッシー(1862-1918):狂詩曲第1番
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):ソナティナ
フランシス・プーランク(1899-1963):ソナタ
ミラン・ジェジハ(クラリネット)
イレナ・チェルナー(ピアノ)
録音:2005年4月11-13日、プラハ、リヒテンシュタイン宮(プラハ音楽アカ
デミー)、ギャラリー・ホール
ミラン・ジェジハは1973年生まれのチェコのクラリネット奏者で、チェコ・
フィルに定期的に客演するほか世界で活躍しています。2002年よりスイス、
ルガーノのスイス・イタリア音楽院准教授。

RD 1495 \2180
フランチシェク・マクス・クニージェ:クリスマス・ミサ
ヨゼフ・ベルンハルト・シャイダーマイヤー(1779-1840):
クリスマス前奏曲ハ長調(イントロイトゥス)
フランチシェク・マクス・クニージェ(1770-1839):
クリスマス・ミサ から キリエ,グローリア
主に向かいて新しい歌を歌え(グラドゥアーレ)
カレル・フランチシェク・ピーチ[カール・フランツ・ピッチュ]
(1786-1858):
クリスマス前奏曲ニ長調(イントロイトゥス)
不詳:すばらしき聖母
フランチシェク・マクス・クニージェ:クリスマス から クレド
カレル・フランチシェク・ピーチ:パストレーラ(前奏曲)
フランチシェク・マクス・クニージェ:
さあ、ひざまずきて崇めん(オフェルトリウム)
ヴラジミール・ロウバル(1965-):即興演奏(前奏曲)
フランチシェク・マクス・クニージェ:
パストラール・ミサ から サンクトゥス,ベネディクトゥス,アニュス・デイ
ヤン・ネポムク・ヴィターシェク(1770-1839):
クリスマス讃歌「神の御子は今宵しも」ト長調(ポストコムニオ)
ヴラジミール・ロウバル:即興演奏(前奏曲)
不詳:王なるキリスト生まれたもう
マルタ・ファドリェヴィチョヴァー(ソプラノ)
ハナ・プロハーツコヴァー(アルト)
リハルト・スポルカ(テノール)
ミハエル・ポスピーシル(バス)
カレル・ミターシュ(指揮)
コレギウム419&ゲスト(合唱)
チェコ・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団
カレル・プロハーツカー(管弦楽アーティスティック・ディレクター)
ヴラジミール・ロウバル(オルガン)
録音:2006年9月25日、プラハ、ソウケニツカー15番地、同胞教会

MK 0056-2 \2180
ミラン・スラヴィツキー(1947-):管弦楽作品集
大管弦楽のための交響的ヴィジョン「天の門」[Porta coeli](1991)(*)
ヨハネの黙示録からの2賞(大管弦楽のための;1995)(+)
レクイエム(独唱、合唱と管弦楽のための;2000-2001)(#)
イジー・ビェロフラーヴェク(指揮(*/#))
セルジュ・ボド(指揮(+))
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヤナ・シュテファーチコヴァー(ソプラノ(#))
イヴァン・クスニェル(バリトン(#))
プラハ・フィルハーモニー合唱団(#)
録音:1992年9月6日、ベルリン、フィルハーモニー、ベルリン芸術週間、
初演ライヴ、
ライセンサー:ドイチュラントラジオ(*)
1995年11月2日(+)、2005年1月27日(#)、プラハ、ルドルフィヌム、初演ライ
ヴ(+/#)

MK 0057-2 \2180
KONVERGENCE
武満徹(1930-1996):雨の呪文(フルート、クラリネット、
ハープ、ピアノとヴィブラフォンのための;1982)(*)
ミハエラ・プラフカー(1981-):
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために(2006)(*)
トマーシュ・パールカ(1978-):11(2つのクラリネット、
バスクラリネット、ピアノ、ハープとマリンバのための;2000/2001)(+)
オンドジェイ・シュトフル(1975-):
Veduty-大都市の中の小世界(ギターと弦楽四重奏のための;2005)(*)
ヤン・リバージュ(1981-):
ヴァイオリン、チェロとピアノのための27の和音(2005)(#)
カイヤ・サーリアホ(1952-):
弧光[Lichtbogen](9人の演奏家とエレクトロニクスのための;1986)(*)
コンヴェルゲンツェ[チェコ作曲家協会室内アンサンブル]
録音:2006年9-10月、プラハ音楽アカデミー・サウンドスタジオ(*)
2006年11月22日(+)、5月24日(#)、チェコ放送スタジオ1(+/#)

MK 0708-2 \2180
ボヘミアのルネサンス音楽
【15世紀後半から16世紀前半】(*)
不詳:Palmiger a aernulis / Solis previs / Modulisemus omnes /
Ex linwis multiphariis / Fortis ecce ille /
Esperance que en mon cuer / Sanctissima mitissima /
ヨハネス:Jesus Christus nostra salus
ペトルス・ヴィルヘルミ・デ・グルデネツ:
Preconia etroclita / Prefulcitam expolitam / Pneuma eucharistiarum /
Pax eterna templo / Plaude euge theocotus / Probitate eminentem /
不詳:Gaude Maria, virgo infuisti / Mandragore dedrunt /
Sicut cedrus exaltata sum / Flosculum amenitatis / Pulcherima rosa /
Omnis nunc microcosmos - Omnis mundus iocundetur
ヨハネス・トゥロント(1450-1480頃活躍):O precare, Jesu care
アンドレアス:Ave pura tu puella
不詳:Pane Boze, bu' pri nás
【「逃げ行くアタランタ」】(*)
ミヒャエル・マイヤー(1568-1622):「逃げ行くアタランタ」(1617)から
Appone mulieri - Fuga 5 / Fit pullus a nido - Fuga 7 /
Hic est Draco - Fuga 14 / Se de quattuor unum occidas - Fuga 19 /
Rex balneatur in Laconico - Fuga 28 /
Ut Salamandra vivit igne - Fuga 29 /
Corallus sub aquis - Fuga 32 / Hermaphroditus - Fuga 33 /
In balnesis concipitur - Fuga 34 / Tria sufficiunt - Fuga 37 /
Sol et ejus umbra - Fuga 45 / Lupus ab Oriente - Fuga 47
【17世紀前半】(+)
アントニオ・ブルネッリ(1577-1630):Piangerem sempre
チェーザレ・ネグリ(1535頃-1604頃):
La catena d'amore / Ballo fatto da sei calvalieri
エンリコ・ラデスカ・ディ・フォッジャ(1570頃-1625):
Occhi, stele amorose
ジローラモ・マリノーニ(?-1647):O Rex gloriae
ジャコモ・フォルナーチ(17世紀初頭活躍):O bell'arco d'amore
ルカーシュ・マトウシェク(指揮(*))
アルス・カメラーリス&ゲストたち(*)
プシェミスル・ヴァツェク(指揮(+))
アド・ヴォーチェム(+)
録音:2006年?(*)/1997年以前(+)
ミヒャエル・マイヤーはプラハの皇帝ルドルフ2世の典医を務めたドイツ人医
師で、錬金術師・著述家・作曲家でもあった人物。「逃げ行くアタランタ」
は紋章学に関する書物で、様々な紋章が視覚的にのみならず音楽的にも叙述さ
れ、その哲学的解釈が付されています。音楽は1つの定旋律に基づく50曲の2声
カノンで、それぞれの声部は、水銀(前提)、硫黄(結果)、塩(定旋律)
という、錬金術における三大元素のいずれかを象徴しています。
(「ニューグローブ世界音楽大事典」による。)





<PRO MUSICA CAMERATA>
PMC 058/059 2枚組 \4160
ヘンデル(1685-1759):チェンバロ組曲集(1720)
イ長調 HWV426/へ長調 HWV427/ニ短調 HWV428/ホ短調 HWV429
ホ長調 HWV430/嬰ヘ短調 HWV431/ト短調 HWV432/へ短調 HWV433
リリアンナ・スタヴァルツ(チェンバロ)
録音:2005年11月21-23日、2006年6月27-29日、ピャセチノ、聖アンナ教会
使用楽器:1985年、ドイツ、J・C・ノイペルト製(モデル:フランス、ブラ
ンシェ製)





<NUMERICA>
NUM 1139 \2080
フレイタス・ブランコ、ロペス=グラーサ:チェロとピアノのための作品集
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):
チェロ・ソナタ(1913)(*)
フェルナンド・ロペス=グラーサ(1906-1994):
忘れられたページ(1955)(*)/3つのポルトガル民謡(1953)(*)
アダージョと舞曲風(1965)(*)/無伴奏チェロのための3つの開花(1973)
無伴奏チェロのための3つのインヴェンション(1961)
ジェド・バラハル(チェロ)
クリスティーナ・マルゴット(ピアノ(*))
録音:パソス・デ・ブランダン、ヌメリカ・スタジオ
師弟関係にあった20世紀ポルトガルの二人の作曲家の作品を収録。ジェド・
バラハルは合衆国カリフォルニアに生まれ、ブラジルのいくつかのオーケス
トラの奏者、フランスのトゥールーズ・キャピトル管弦楽団の首席奏者を経
て、1989年新設のポルト管弦楽団の首席奏者に招かれたチェリストで、ポル
ト音楽・舞台芸術大学音楽学部長も務めています。クリスティーナ・マルゴ
ットは長らくバラハルとのデュオを組んでいるブラジルのピアニストです。

NUM 1143 \2080
フレイタス・ブランコ、フェルナンデス:ピアノのための前奏曲集
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):
10の前奏曲「ヴィアンナ・ダ・モッタに捧ぐ」(1914-1918)
ソナティナ(1922-1923)/4つの前奏曲「イザベル・マンソに捧ぐ」(1940)
アルマンド・ジョゼ・フェルナンデス(1906-1983):5つの前奏曲 Op.1
アントニオ・ロザード(ピアノ)
録音:パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー
師弟関係にあった20世紀ポルトガルの二人の作曲家の作品を収録。アントニ
オ・ロザードはパリ音楽院でアルド・チッコリーニに師事したポルトガルの
ピアニストです。

NUM 1144 \2080
ジョゼ・ヴィアンナ・ダ・モッタ(1868-1948):
弦楽四重奏のための作品全集
アンダンテ(*)/変奏曲(*)/弦楽四重奏曲変ホ長調(*)/同ト長調(+)
サン・ロケ弦楽四重奏団
アントニオ・マルテーロ、クリスティーナ・アルメイダ(ヴァイオリン)
ジョアン・ペドロ・デルガード(ヴィオラ) リカルド・モタ(チェロ)
録音:2005年、ヌメリカ・スタジオ(*)
2004年、ベイラ・バイシャ、サルゲイロ・ド・カンポ礼拝堂、ライヴ(+)
ヴィアンナ・ダ・モッタはシャルヴェンカ、リスト、ビューローらに師事、
ブゾーニの親友にして協力者となり、リスボン音楽院院長を務めた作曲家・
ピアニスト・指揮者。サン・ロケ弦楽四重奏団は2001年に活動を開始したポ
ルトガルのクァルテットです。

NUM 1146 \2080
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
ジョゼ・ペレイラ・デ・ソウザ(チェロ)
録音:ポルト、フレイショ宮
ペレイラ・デ・ソウザはポルト音楽院出身、現在ポルト国立管弦楽団の首席
を務めているチェリスト。彼がこの録音でも使用しているチェロは1710年モ
ンタニャーナ製(モダーン仕様)で、音楽史上最初のプロフェッショナルな
女性チェリストの一人とされるポルトガルのギリェルミーナ・スッジア
(1885-1950)が愛奏していた名器です。

NUM 1134 \2080
【旧譜】J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
ジョゼ・ペレイラ・デ・ソウザ(チェロ)

NUM 1147 \2080
Bポルトガルのピアノ音楽 Vol.2
エウリコ・カッラパトーゾ(1962-):
感動したピアノのための5つのヴィネット(1998)
フィリペ・ピレス(1934-):3つのバガテル(1949-1952)
サラ・カルヴァーリョ:… 遠くの鏡(2003)
トマス・エンリケス(1963-):静寂(1986/2005)
アミルカール・ヴァスケス・ディアス(1945-):野の紅百合(2005)
オスカル・ダ・シルヴァ(1870-1958):幻想曲
ジョルジェ・クロネール・デ・ヴァスコンセロス(1910-1974):歌(1973)
カンディド・リマ:十二音による4つの小品(1994)
ナンシー・リー・ハーパー(ピアノ)
録音:パソス・デ・ブランダン、ヌメリカ・スタジオ
ナンシー・リー・ハーパーは合衆国生まれでポルトガル在住のピアニストで、
音楽教育・研究の分野でも活躍しています。

NUM 1148 \2080
Llocr サクソフォン・クァルテットのためのポルトガル現代音楽
アルトゥール・フェルナンデス:Llocr
ルイス・F・デ・カルヴァーリョ:Sax-Suite
ジョルジェ・プレンダス:Triple Sax
クラウディオ・フェレイラ:Saxol
アルトゥール・フェルナンデス:7 Obsessions
インヴィクタサックス
ユーゴ・テイシェイラ(ソプラノサクソフォン)
フェルナンダ・アルヴェス(アルトサクソフォン)
ユーゴ・ロペス(テナーサクソフォン)
マヌエル・シルヴァ(バリトンサクソフォン)
録音:パソス・デ・ブランダン、ヌメリカ・スタジオ
インヴィクタサックスは2000年ポルトで結成されたクァルテットです。

NUM 1150 \2080
オープス・アンサンブル 2007
ハイドン(1732-1809):ソナタ ヘ長調 Op.11 No.4
ベートーヴェン(1770-1827):「プロメテウス」変奏曲(Op.43)
フェルナンド・ロペス=グラーサ(1906-1994):Georgicas(1989)(*)
アントニオ・ヴィクトリーノ・ダルメイダ(1940-):
深き淵より-ブルーノ・ピッツァミーリョの思い出に Op.130
オープス・アンサンブル
ペドロ・リベイロ(オーボエ) オルガ・プラッツ(ピアノ)
アナ・ベラ・シャヴェス(ヴィオラ) 
アレジャンドロ・エルリク=オリーヴァ(コントラバス)
録音:2006年12月19-23日、リスボン、ベレン文化センター、小ホール
(*)はオープス・アンサンブルへの献呈作品で、これが世界初のディスク録音
です。

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07-06 No.17-1

2007年06月23日 14時19分03秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \880
8.557508
<ストラヴィンスキー(1882-1971):ロバート・クラフト・コレクション -
生誕125年記念アルバム(ストラヴィンスキー作品集第8集)>
ヴァイオリン協奏曲
(録音:2006年4月、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ)
カンタータ「星の王」(録音:1992年、ニューヨーク、パーチェス)
管楽器のためのシンフォニー集(1920年初版)
(録音:2001年、ニューヨーク、アメリカ芸術文学アカデミー)
バレエ「春の祭典」(1967年版、1913年初版改訂)
(録音:2007年1月、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ)
演奏/ロバート・クラフト(指揮)フィルハーモニア管弦楽団、
ジェニファー・フラウチ(ヴァイオリン)、
20世紀クラシックス・アンサンブル、聖ルカ管弦楽団、
グレッグ・スミス・シンガーズ
「星の王」はMusic Masters、「管楽器のためのシンフォニー集」はKoch
Internationalで既発売。作曲者の片腕として知られるクラフトですが、スト
ラヴィンスキー生誕125年を記念し、「春の祭典」を再録音(旧録音は8.557501
で発売中)。彼の演奏はひとつの証言だけに貴重であり、ストラヴィンスキー
・ファンであれば必聴。また2006年録音のヴァイオリン協奏曲、初期の名作2曲
も含め、非常に存在意義のある一枚となりました。

8.557799
コレルリ(1653-1713):<ヴァイオリン・ソナタOp.5>
ヴァイオリン・ソナタ第7番/同第8番/同第9番/同第10番/同第11番/
同第12番「フォリア」
演奏/フランソワ・フェルナンデス(バロック・ヴァイオリン)、
グレン・ウィルソン(ハープシコード)
第1番-第6番を収録したルーシー・ファン・ダール演奏の既発売CD(8.557165)
に続き、作品5の後半を収録した一枚。ラ・プティト・バンドなど多くの古楽
アンサンブルで活躍するフェルナンデスと、古楽シーンではベテランとなった
ウィルソンのデュオで、コレルリ特有のヴァイオリン・テクニックを楽しむこ
とができます。

8.557807
バリオス(1885-1944):<ギター作品集第3集>
カアサパー - パラグアイ民謡(マクファーデン編曲)/ドン・ペレス・フレ
イレ(タンゴ)/古いメダル/熱帯風ワルツ/アラベスク(練習曲第4番)/
音階と前奏曲/ワルツの練習曲/イ調の練習曲/未完の練習曲/扇の国/ファ
ビニアーナ/タンゴ第2番/君の面影 - ワルツ/スペインの伝説/スペイン
のカプリッチョ/アレグロ・シンフォニコ/邪悪な光/「ラ」のメヌエット/
ウルグアイの様式/グァラニー舞曲/タランテラ(マクファーデン編曲)
演奏/ジェフリー・マクファーデン(ギター)
第1集(8.554558)、第2集(8.555718)に続く第3弾は、既発売の2枚同様に魅
力的な小品の集合であり、猛暑の夏にはぴったりの音楽。マクファーデン自身
による編曲も含まれ、他の奏者と違った魅力も備えています。

8.557828
アルヴェーン(1872-1960):
ソールバッケンのシュノーヴィ - 映画音楽「ソールバッケンのシュノーヴィ」
からの組曲/ビュグデサガ(田舎の物語) - 映画音楽「他人の女」からの組
曲/エレジー(エミール・シェーグレンの葬儀に)(歴史劇「われら」の付随
音楽として作曲された管弦楽組曲「グスタフ2世アドルフ」Op.49より)
演奏/ニクラス・ヴィレン(指揮)ノールショーピング交響楽団
壮大な交響作品だけではなく、映画音楽や舞台音楽にも名作が多いスウェーデ
ンの作曲家アルヴェーン。北欧音楽ファンには垂涎の作品集ですが、「エレジ
ー」は北欧名作集のようなアンソロジーにも収録されるほど有名であり、アル
ヴェーン・ファンにはこの曲を目当てに注目していただきたい一枚です。

8.557834
<ノルウェー・ピアノ音楽集>
グリーグ(1843-1907):
25のノルウェーの民謡と踊り-ソルファーイェルと蛇と王様 
エッゲ(1906-1979):
ピアノ協奏曲第2番(ノルウェー民謡による交響的変奏曲とフーガ)/3つの
小品-ホーリング幻想曲/ピアノ・ソナタ第1番「夢のバラード」 
ベルグ(1915-1980):ノルウェーの踊り第2番「ホリン老人」 
フールム(1882-1972):水彩画-小品 
トヴェイト(1908-1981):結婚式の鐘(世界初録音)
演奏/ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)、
オイヴィン・ギムセ(指揮)トロンヘイム・ソロイスツ
グリーグが蒔いたノルウェー民謡収集という「種」を、後輩の作曲家たちが収
穫したような作品集。ナクソスではグリーグやトヴェイト作品の名演が光るギ
ムセですが、彼が得意とする作品ばかりであり、どの曲からも古き良き民族文
化が聞こえてきます。グリーグ以外にもノルウェーの音楽を知りたいという方
には最適の一枚でしょう。

8.557911-12 2枚組
ヒナステラ(1916-1983):<ピアノ・オルガン曲全集>
[CD1:初期作品と編曲集]
アルゼンチン舞曲集/3つの小品/マランボ/12のアメリカ前奏曲/南米風舞
曲の組曲(第2版)/アルゼンチン童謡の主題によるロンド/子供のためのア
ルゼンチン舞曲(世界初録音)/童謡小曲集I/童謡小曲集II/ミロンガ/小
さな舞曲/ツィポーリ(1688-1726):オルガン・トッカータ(ヒナステラに
よるピアノ用編曲) 
[CD2:ピアノ・ソナタとオルガン作品集]
ピアノ・ソナタ第1番/ピアノ・ソナタ第2番/ピアノ・ソナタ第3番/トッカ
ータ、ビリャンシーコとフーガ/「暁の光は赤く輝き」の主題による変奏曲と
トッカータ(世界初録音)
演奏/フェルナンド・ビアーニ(ピアノ、オルガン)
アルゲリッチが弾いた「アルゼンチン舞曲集」で脚光を浴びた、ヒナステラの
ピアノ曲。多彩なスタイルで書かれた鍵盤楽器のための作品集を集め、ヴィラ
=ロボスと並ぶ南米作曲家のピアノ曲を紹介します。1969年、アルゼンチンに
生まれた俊英による、切れ味のある演奏も見事です。

8.557921
ブリッジ(1879-1941):<ピアノ曲集第2集>
ピアノ・ソナタ/キャサリンのための悲歌/左手のための3つの即興曲/3つの
スケッチ/モデラート/逃げる思いI/スケルツェット
演奏/アシュレー・ウェイス(ピアノ)
イギリスの作曲家ブリッジのピアノ曲は、いくつかの録音がありながらも目立
たない存在ですが、舘野泉が演奏したことで注目された「左手のための3つの
即興曲」により、図らずも知られるようになりました。
シリーズ第1集(8.557842)に続く第2弾は、他にも約35分を要する大作の「ピ
アノ・ソナタ」などを収録しています。

8.557923
ロドリーゴ(1901-1999):<ピアノ作品集第2集>
アマポーラの踊り/セシリアのアルバム/3つのスペイン舞曲/物売りの声に
よるトッカータ付き、カスティーリャのソナタ集/ピアノ組曲/歌と踊り/
早起き鶏の前奏曲/3つのエボカシオン
演奏/アルトゥール・ピサロ(ピアノ)
第1集(8.557272)に続く第2弾は、娘へプレゼントした「セシリアのアルバム」
やD.スカルラッティを思わせる「ソナタ」などを収録。ギター音楽だけではな
いロドリーゴの多彩な作風が展開され、ピアノ作家としての魅力を伝えてくれ
ます。

8.557924
デュリュフレ(1902-1986):<オルガン曲全集>
ソワッソン大聖堂のカリヨン時計の主題によるフーガ/前奏曲、アダージョと
「来たれ、創り主なる聖霊」によるコラール変奏曲/公現祭の入祭唱による前
奏曲/スケルツォ/アランの名による前奏曲とフーガ/瞑想曲/ジャン・ガロ
ンを讃えて/オルガン組曲
演奏/ヘンリー・フェアーズ(オルガン)
オルガン奏者としてあまりにも有名だったデュリュフレのオルガン曲が、CD1枚
に収まってしまうのは驚きでしょう。しかしそれだけに1曲1曲がエッセンスで
あり、近現代フランス音楽ファンは必聴。デュリュフレのスペシャリストであ
る、イギリス生まれの奏者による演奏です。

8.557970
カロミリス(1883-1962):
管弦楽のための三連画/交響曲第3番「パラミキ」(劇的朗読付き管弦楽のた
めの)/3つのギリシャの踊り/プサラの崩壊 ※全曲世界初録音 
※ギリシャ語語り、英語対訳はwebsiteでもご覧いただけます。
演奏/バイロン・フィデツィス(指揮)アテネ州立管弦楽団、
ニキタス・ツァキログロー(語り)
スカルコッタスやテオドラキスなどの再評価で、クラシック音楽ファンにも知
られてきた20世紀ギリシャの音楽シーン。その長老格として親しまれたカロミ
リスは、民謡を使った国民楽派的なものからモダニズム的な作風まで幅広く、
この一枚でもそれを感じることができます。すべて世界初録音というのが信じ
られないほどの名作であり、ギリシャの音楽家たちと俳優が熱い思いで再現し
ます。

8.557991
グリーグ(1843-1907):<グリーグ・エディション第3集>
交響曲ハ短調/古いノルウェーの歌と変奏/組曲「十字軍の戦士シーグル」
より3つの交響的小品 <Vol.1: 8.557279/ Vol.2: 8.557854>
演奏/ビャーテ・エンゲセット(指揮)マルメ交響楽団
没後100年のメモリアル・イヤーにふさわしいシリーズの最新盤は、ナクソス
の北欧音楽演奏でおなじみになった指揮者が、その個性をぶつけた作品集。
初期の作品である交響曲、ノルウェー民謡へのこだわりが結実した「変奏」、
「凱旋行進曲」が有名な「十字軍の戦士シーグル」という3タイプの作品が収
録されています。

8.559277
ジョプリン(1868-1917):<ピアノ・ラグ集第2集>
ラグ=タイム・ダンス:ストップ=タイム・トゥー・ステップ/アラバマの風:
マーチとトゥー=ステップ/菊の花:アフロ=アメリカンのインテルメッツォ
/ピーチェリン・ラグ/ザ・カスケーズ:ラグ/しだれ柳:ラグ・タイム・
トゥー・ステップ/グラジオラス・ラグ/ユージニア/クラッシュ・コリジョ
ン・マーチ/リフレクション・ラグ:シンコペーテッド・ミュージングス/
マグネティック・ラグ/スウィーペシー:ケーク・ウォーク/スコット・ジョ
プリンのニュー・ラグ/ローズ・リーフ・ラグ:ラグタイム・トゥー・ステッ
プ/バラの蕾のマーチ/ストップタイム・ラグ
演奏/ベンジャミン・ローブ(ピアノ)
シリーズ第1集(8.559114)に続く第2弾は、テキサス生まれのピアニストが好
演。1枚もののアンソロジー盤にはなかなか収録されない珍しい曲も多く、ラ
グのスタイル・ヴァリエーションを知ることができる曲もいろいろ。ナクソス
らしいこだわりが、ノリのいい演奏と相まって存在感を示しています。

8.570020
シベリウス(1865-1957):<歌曲集第2集>
交響詩「フィンランディア」-フィンランディア讃歌/フィンランド・イェガ
タイ大隊行進曲/朝霧にぬれて/アテネ人の歌/歌いつぶした声/祖国に -
一つの力/カレリアの運命(愛国行進曲)(世界初録音)/橋の警備兵/ウー
スマーの人びとの歌/まぬけな蜘蛛の歌/クレルヴォの嘆き/3人の盲目の姉
妹/おいで、おいで、恋人よ(世界初録音)/組曲「恋人」-恋人よ、どこに
いるの/おばあさんの誕生日の歌(世界初録音)/偵察団の行進曲/通学路/
風よ、やさしく吹け(ペソネン編曲)/わが心の歌/カリオの教会の鐘/神の
祝福(世界初録音)/名誉の讃歌、こだませよ 
※英、独、スウェーデン、フィンランド語歌詞、
解説に歌詞は付いておりません。
歌・演奏/ハンヌ・ユルム(テノール)、ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
第1集(8.570019)に続く第2弾は、世界初録音の4曲を含む作品集。作品番号
別に録音・収録するのではなく、リサイタル風に曲を選ぶスタイルによって
個々の歌の存在に再注目。2人のフィンランド人音楽家が、シベリウスに共感
を込めて描き出します。

8.570119
クラーサ(1899-1924):
子供のための歌劇「ブルンディバール」(ミツバチ)
(英語リブレットによる世界初録音)
小管弦楽のための序曲 
ライマン(1955- ):
蝶を見たのはただ一度だけ(ソプラノとクラリネット用新編曲での世界初録音)
※英語リブレット、英語歌詞付き
演奏・歌/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
ミュージック・オブ・リメンバランス、ノースウェスト少年合唱団、
クレイグ・シェパード(ピアノ)、モーリーン・マッケイ(ソプラノ)、
ローラ・デルーカ(クラリネット)
クラーサはツェムリンスキーに師事した神童作曲家でありながら、ナチにユダ
ヤ人の強制収容所へ送られた悲劇の作曲家。その収容所内で上演された「ブル
ンディバール」は、象徴的な作品だと言えるでしょう。現在は世界平和のシン
ボル的な存在として上演されますが、録音はまだまだ貴重です。カップリング
のライマン作品は、その収容所で生涯を終えた子供たちの詩に付曲している連
作歌曲集。悲劇の裏にある純粋さを感じるべき一枚です。

8.570235
タンスマン(1897-1986):<クラリネット室内楽曲集>
クラリネットと弦楽四重奏のための音楽/クラリネット、弦楽四重奏とピアノ
のための6つの音楽/クラリネット、ハープと弦楽四重奏のための3つの小品/
弦楽四重奏のための三枚折り絵
演奏/ジャン=マルク・フェッサール(クラリネット&バス・クラリネット)、
エリアーヌ・レイェス(ピアノ)、フランシス・ピエール(ハープ)、
エリーゼ弦楽四重奏団
ピアノ曲やギター曲が演奏され、日本でも知名度が上がっているタンスマン。
1930年に作曲された「三枚折り絵」は弦楽合奏でも演奏される名作であり、
1970年代と80年代に作曲された他の3作と共に、この作曲家独特のパリ的な感
性が生きています。

8.570245
ルーセル(1869-1937):
交響曲第3番/バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」(全曲)
演奏/ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団 
フランス印象派と新古典主義をミックスさせたようなルーセルの作品ですが、
代表作とも言えるこの2曲はルーセル入門の一枚としても最適。日本ではル・
サージュらとのプーランク録音が知られるドゥネーヴ(CDや来日公演ではステ
ファン・ドヌーヴという表記)が、音楽監督を務めるオーケストラと運動性に
満ちた音楽を生み出しています。

8.570261J
武満徹(1930-1996):<ピアノ作品集>
ロマンス/2つのレント/遮られない休息I、II、III/ピアノ・ディスタンス
/フォー・アウェイ/閉じた眼 - 瀧口修造の追憶に/閉じた眼II/雨の樹素
描(1982)/雨の樹素描II - オリヴィエ・メシアンの追憶に/こどものため
のピアノ小品/リタニ - マイケル・ヴァイナーの追憶に 
※日本語解説書付き
演奏/福間洸太朗(ピアノ)
シューマンの作品を集めたリサイタル盤(8.557668)で世界的に注目され、国
内外で活動している若手奏者が武満作品集を録音。パリ音楽院で学んだ感性は
フランスで高く評価される武満の音楽にピッタリであり、これまで発売された
録音とは別の、新しい個性を秘めています。また若々しい音楽性も新鮮であり、
武満作品が時代を超えて受け継がれていくことへの期待さえも感じていただけ
るでしょう。

8.570290
ブラームス(1833-1897):
2つの狂詩曲/ワルツ集/3つの間奏曲/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
演奏/イェネ・ヤンドー(ピアノ) 
「ヤンドーのブラームス」というだけで、ナクソス・ファンならその真摯な演
奏が聞こえてくるはず。特に深みのある音色と語るようなアーティキュレー
ションは、この奏者ならではの味わいです。有名な作品ですので、彼の個性を
感じ取れるでしょう。

8.570294
アーノルド(1921-2006):<管楽器室内楽曲集>
管楽五重奏曲/2つのクラリネットのための二重奏曲I-VI/夢の街(ハリスに
よる管楽五重奏用編曲:世界初録音)/ホブソンの選択-序曲(ラドクによる
管楽八重奏用編曲:世界初録音)/大幻想曲(世界初録音)/序曲(ラドクに
よる管楽八重奏用編曲:世界初録音)/フルート、クラリネットとピアノのた
めの「ブルジョワ組曲」/映画音楽「船乗りというものは」-スケルツェット
(クラリネットとピアノ用編曲)/クラリネットのための幻想曲/フルート
とクラリネットのための幻想曲(世界初録音)/フルート、オーボエとクラ
リネットのためのディヴェルティメント/管楽五重奏のための3つのシャン
ティー
演奏/イースト・ウィンズ
機知に富んだアーノルドの作風を生かした管楽器のための作品集。20世紀のモ
ーツァルト、またはイギリスのプーランクと称したくなるほど魅力的な音楽で
あり、ほとんどがイギリスの名手たちのために書かれていますので、管楽器プ
レイヤーには喜ばれるはずです。

8.570327
ラフマニノフ(1873-1943):<前奏曲全集>
前奏曲嬰ハ短調/10の前奏曲集/13の前奏曲集
演奏/エルダー・ネボルシン(ピアノ) 
多くのピアニストが挑戦する名作を、ウズベキスタン出身の注目奏者が熱演。
2005年に「第1回リヒテル国際ピアノ・コンクール」で優勝したという実力派
であり、すでに世界各国で演奏活動を行っています。その力強い打鍵はラフマ
ニノフ作品にうってつけだと言えるでしょう。

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07-06 No.17-2

2007年06月23日 14時18分33秒 | Weblog
<NAXOS OPERA>
8.660207-08 2枚組 \2160
ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「オリ伯爵」(仏語版)
(ライヴ録音:2002年7月、ドイツ、バート・ヴィルトバート、クーアザール「
ヴィルトバートのロッシーニ」音楽祭) 
※仏語リブレットはwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/ヒュー・リース=エヴァンズ(オリ伯爵……テノール)、
ルカ・サルシ(ランボー……バリトン)、
ヴォイチェフ・ギェルラフ(宮廷の教育係……バス)、
リンダ・ジェラール(フォルムティエの伯爵夫人……ソプラノ)、
グロリア・モンタナーリ(ラゴンド……メゾ・ソプラノ)、
ルイザ・イスラム=アリ=ザデ(イゾリエ……メゾ・ソプラノ)、
ソフィア・ソロヴィー(アリス……ソプラノ)、
ブラッド・コーエン(指揮)
ブルノ・チェコ室内ソロイスツ(芸術監督:イヴァン・マチャーシュ)、
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団
(ペトル・フィアラ、ヤン・オツェテク合唱指揮)
ロッシーニのパリ時代、オペレッタからオペラ・セリアへと関心が移った時代
であり、名作「ウィリアム・テル」の前作にあたる作品。「ランスへの旅」か
ら多くを転用しているせいか、なかなか評価されませんが、オペラ作曲家とし
ての円熟期だけにそのスコアは見事です。

8.669012-13 2枚組 \2160
ハンソン(1896-1981):歌劇「メリー・マウント」
(ライヴ録音:1996年10月、ワシントン、シアトル・センター・オペラ・
ハウス) 
※リブレットは付いておりません。歌詞は英語です。
歌・演奏/ローレン・フラニガン
(レディ・マリゴールド・サンデイズ……ソプラノ)、
ウォルター・マクニール(サー・ガワー・ラックランド……テノール)、
リチャード・ゼラー(レスリング・ブラッドフォード……バリトン)、
チャールズ・ロバート・オースティン(プレイズ=ゴッド・テューク……バス)
ジェラード・シュウォーツ(指揮)
シアトル交響楽団、シアトル交響合唱団、ノースウェスト少年合唱団、
シアトル少女合唱団、他 
ナサニエル・ホーソーンの小説「メリー・マウントの五月柱」を原作として、
1934年に初演されたオペラ。ニューヨーク・メトからの委嘱作品であり、アメ
リカ産のオペラとして再評価されるべき作品。オーケストラ組曲としての録音
が有名ですが、やはりオペラ全曲の素晴らしさを味わいたいものです。なお、
これは1996年、ハンソン生誕100年を記念して上演・録音されたものです。


<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \880
8.110987
<パブロ・カザルス - アンコール曲と編曲集第5集:アコースティック録音
全集第3集(1920-1925)>
ショパン:夜想曲第2番(編曲:ポッパー) 
クラウチ:カスリーン・メヴューニーン 
ムーア:春の日の花と輝く(アイルランド民謡) 
エルガー:愛のあいさつ 
ヒンクソン:ロンドンデリーの歌 
ポッパー:ガヴォット 
ルビンシテイン:ペテルブルクの夜会-第1番「ロマンス」 
マクダウェル:森のスケッチ-第1番「野ばらに寄す」 
ズガンバティ:
ヴァイオリンとピアノの2つの小品-第2曲「ナポリのセレナータ」 
デル・リエーゴ:涙をぬぐえ 
ブルッフ:コル・ニドライ 
グラズノフ:2つの小品-第1番「アラビアのメロディ」 
ハイドン:チェロ協奏曲第2番-Adagio 
メンデルスゾーン:無言歌集第6巻-第6番「子守歌」 
ブラームス:低音のための5つのリート-第4番「サッフォー風の頌歌」 
チャイコフスキー:
なつかしい土地の思い出-第3番「メロディ」/四季 - 12の性格的描写-10月
「秋の歌」 
ヘンデル:歌劇「ベレニーチェ(ベレニケ)」-序曲:メヌエット 
キュイ:12のミニアチュア-第8番「子守歌」 
J.S.バッハ:
アダージョ(トッカータ、アダージョとフーガBWV.564より)(編曲:シロティ)
グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」間奏曲(編曲:カサド)
演奏/パブロ・カザルス(チェロ)、
ウォルター・ゴールデ(ピアノ)、ロマーノ・ロマーニ(ピアノ)、
エドゥアール・ジャンドロン(ピアノ)
ウォード・マーストン復刻。第1集(8.110985)、第2集(8.110986)と続いた、
アコースティック録音時代におけるカザルスの姿を伝えるシリーズの3枚目。
現在のチェリストにとって定番となっている曲が多く、演奏のみではなくパイ
オニアとしてのカザルスを知る一枚でもあります。

8.111226
<J.シュトラウスII世:歴史的演奏のアンソロジー第1集(1930-1954)>
ドホナーニ:
宝のワルツ(オペレッタ「ジプシー男爵」より)
[エルネ・ドホナーニ]
(録音:1931年2月25日、ロンドン) 
ラヴィチ&ランダウアー:
アンネン・ポルカ
[マルヤン・ラヴィチ&ウォルター・ランダウアー]
(録音:1950年1月1日、ロンドン) 
シュルツ=エヴラー:
シュトラウスのワルツ「美しく青きドナウ」の主題による演奏会用アラベスク
[イザドア・グッドマン]
(録音:1932年、シドニー) 
グリュンフェルト:
ウィーンの夜会(「こうもり」の主題による)
[ヤコフ・フリエール]
(録音:1939年、モスクワ) 
タウジヒ:
J.シュトラウスII世によるワルツ・カプリス第2番(ワルツ「人はただ一度生
きる」)
[アニア・ドルフマン]
(録音:1938年11月5日、ロンドン) 
チェイシンズ:
シュトラウスの「芸術家の生活」による演奏会用パラフレーズ(ワルツ「芸術
家の生活」)
[ヴェラ・アップルトン&マイケル・フィールド]
(録音:1954年) 
シュルホフ:
新ピッツィカート・ポルカ
[パウル・バドゥラ=スコダ]
(録音:1951年12月-1952年1月、オーストリア、ウィーン、コンツェルトハウ
ス) 
テンプレトン:
「ウィーンの森の物語」によるインプロヴィゼーション(ワルツ「ウィーンの
森の物語」)
[アレック・テンプレトン]
(録音:1954年、ニューヨーク) 
ペナリオ:皇帝円舞曲
[レナード・ペナリオ]
(録音:1952年5月9日、ロスアンジェルス) 
シュット:
「こうもり」ワルツによる演奏会用パラフレーズ
[アドルフ・ヴォルフ]
(録音:1938年3月18日) 
ニェジェルスキ:千夜一夜物語ワルツ
[スタニスラス・ニェジェルスキ]
(録音:1930年6月14日、ロンドン) 
バス:
「春の声」 - シュトラウスのロ長調ワルツによる演奏会用パラフレーズ
[ヴァルター・レーベルク]
(録音:1930年、ドイツ) 
ヴォン・ボンハルト:ワルツ「こうもり」
[フィルハーモニー・ピアノ四重奏団]
(録音:1949年4月2日、ニューヨーク、30ストリート・スタジオ) 
ホイットモア&ロウ:J.シュトラウスII世の主題によるワルツ幻想曲
[アーサー・ホイットモア&ジャック・ロウ]
(録音:1941年2月18日、ニューヨーク)
演奏/すべて曲の後ろに[ ]で表記しています。 
ヴィクター&マリナ・レディン(復刻プロデューサー/編集)、アントニー
・カズッチョ(復刻エンジニア)。多くの音楽家に愛され、数多くの編曲やパ
ラフレーズが残されているJ.シュトラウスII世の作品。現在の演奏にはない香
り立つような魅力を、1930年代から50年代の録音集が伝えてくれます。ピアニ
ストたちの演奏スタイルも、貴重な時代の証言となるでしょう。

8.111237
スメタナ(1824-1884):連作交響詩「わが祖国」
(録音:1954年6月10日-12日、21日、7月2日-3日、プラハ、ルドルフィヌム
[芸術家の家]、ドヴォルザーク・ホール)
演奏/ヴァーツラフ・ターリッヒ(指揮)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。多くの名指揮者による録音が出ようとも輝きを
失わない、約半世紀前の名盤を復刻。当時のチェコ・スプラフォンで録音され
たドヴォルザーク・ホールのアコースティックを生かし、その雰囲気に近づけ
るべく復刻した一枚です。

8.111257
J.シュトラウスII世(1825-1899):喜歌劇「ウィーン気質」
(録音:1954年5月21日-22日、26日-28日、31日、ロンドン、キングズウェイ・
ホール)
歌・演奏/カルル・デンヒ(イプスハイム=ギンデルバッハ侯爵……バリトン)
ニコライ・ゲッダ(ツェドラウ伯爵……テノール)、
エリーザベト・シュヴァルツコップフ(ガブリエーレ……ソプラノ)、
カレル・シュテパネク(語り手)、
エーリカ・ケート(フランツィスカ・カリアリ……ソプラノ)、
ハンナ・ノルベルト(語り手)、
アロイス・ペルネルシュトルファー(語り手)、
エミー・ローゼ(ペピ・プライニンガー……ソプラノ)、
エーリヒ・クンツ(ヨーゼフ……バリトン)、
オットー・アッカーマン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団&合唱団 
マーク・オバート=ソーン復刻。ウォルター・レッグとシュヴァルツコップフ
夫妻を中心に、英Columbia(現EMI)へ録音されたオペラ/オペレッタの一枚。
ドイツ・プレスの良質なLPから復刻しています。



<NAXOS NOSTALGIA>
8.120831 \880
<「七首マッキー(マック・ザ・ナイフ)」クルト・ワイルの歌曲集(1929-
1956)>
舞台音楽「三文オペラ」-七首マッキーの殺し歌/同-不十分な人のバラード/
同-海賊ジェニー/同-七首マッキー/同-モデラート・アッサイ/舞台音楽
「ハッピー・エンド」(コメディ)-ビルバオ・ソング/同-スラバヤ=ジョニ
ー/舞台音楽「マハゴニー市の興亡」(オペラ)-アラバマ・ソング/同-ベッ
ドは自分のために作る/舞台音楽「ニッカーボッカー氏の休日」(オペレッタ)
-セプテンバー・ソング/舞台音楽「闇の女」(ミュージカル・プレイ)-私の
船/同-チャイコフスキー(アンド・アザー・ロシアンズ)/同-ジェニーの自
叙伝/舞台音楽「星空に消えて」(音楽悲劇)-星空に消えて/同-ラヴァー・
マン(トラブル・マン)/舞台音楽「ヴィーナスのワン・タッチ」(ミュージ
カル)-スピーク・ロウ(I)/同-スピーク・ロウ(II)/舞台音楽「街路の
風景」(ブロードウェイ・オペラ)-ムーン=フェイスド、スターリー=アイ
ド/ラヴ・ライフ-ヒア・アイル・ステイ/同-グリーン=アップ・タイム
歌・演奏/ベルトルト・ブレヒト(vo)、ロッテ・レーニャ(vo)、
クルト・ワイル(p,vo)、ウォルター・ヒューストン(T)、
モーリス・アブラヴァネル(指揮)、ヴィクター・ヤング(指揮)、
ガートルード・ローレンス(vo)、ダニー・ケイ(vo)、
ヤッシャ・ハイフェッツ(vn)、ベニー・グッドマン楽団、
ルイ・アームストロング(tp,vo)、他
デヴィッド・レニック復刻。クラシックとジャズ、20世紀初頭のキャバレーに
おける音楽など、ジャンルの壁を越えて評価されてるワイル作品。それを証明
するかのように、さまざまなアーティストが出そろったこの一枚は、ワイルの
本質に迫るものだと言えるでしょう。作曲者自身のピアノ弾き語りや作曲者夫
人であるロッテ・レーニャの定評ある歌、さらには作家ブレヒトの歌など、聴
きどころが満載です。



<MARCO POLO>
8.226040 \1550
<パルショウ/シュルツ:ハープシコードのための協奏曲と独奏曲集>
パルショウ(c.1741-1815):ハープシコード協奏曲第1番/同第2番 
シュルツ(1747-1800):
クラヴサンとピアノ・フォルテのための6つの様々な小品
演奏/ラース・ウルリク・モーテンセン(ハープシコード)、
コンチェルト・コペンハーゲン
デンマーク古典派の実像および、ウィーンとドイツの古典派からの影響も垣間
見ることが出来る2人の作曲家が登場。モーテンセンの真摯な演奏により、知
られざる作品が虚飾なく再現された一枚です。


<CPO>
777006-2 \1480
ラフ(1822-1882):<ヴァイオリンとピアノのための作品集第4集 >
大ソナタ第4番(「単一楽章の半音階ソナタ」)/大ソナタ第5番
演奏/インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)、
ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)
全4枚となったラフのヴァイオリン作品全集がこの一枚で完結。交響曲や室内
楽曲などが少しずつ演奏されるようになり、スイス=ドイツ音楽の正統派作曲
家として知名度もやや向上。第1集-第3集(999767-2/999768-2/999769-2いず
れも特別価格)と合わせて注目してください。


777087-2 \1480
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
<ソナタと三重奏曲集>
ピアノフォルテ、フラウト・トラベルソとチェロのための三重奏曲 ニ長調/
チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調/フラウト・トラベルソ、ヴィオラ
と通奏低音のためのソナタ ホ短調/チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調
/ピアノフォルテ、ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲ト長調
演奏/カメラータ・ケルン
大バッハの5男として生まれ、ビュッケブルク宮廷の楽長として活躍した
J.C.F.バッハ。古典派作曲家として幅広いジャンルに曲を残しましたが、ま
だまだ知られる存在だとは言えない状況です。カメラータ・ケルンの演奏を
得たこの録音は、この作曲家に鋭いスポットライトを当てる一枚だと言える
でしょう。


777184-2 \1480
エーベルル(1765-1807):
ピアノ、クラリネット、2つのヴィオラとチェロのための大五重奏曲/ピアノ、
クラリネットとチェロのための大三重奏曲/ピアノ、オーボエ、ヴァイオリン、
ヴィオラとチェロのための華麗な五重奏曲
演奏/コンソルティウム・クラシクム、トマス・ドゥイス(ピアノ)
ウィーンで活躍したエーベルルは、コンチェルト・ケルンなどのCDにより日本
でも有名になりました。モーツァルトとベートーヴェンの橋渡しをしたその作
風は、古典派音楽ファンにはマストアイテムであり、クレッカー率いるコンソ
ルティウム・クラシクムの名演が、その音楽を際だたせます。

777202-2 2枚組 \4200
スッペ(1819-1895):オペレッタ「ファティニッツァ」
歌・演奏/シュテファニー・ホウツェール、シュテーヴェン・シェシャレク、
ゾラ・アントニク、クリスティアン・バウアー、ベルンハルト・アードラー、
ヴィンツェンツ・プラクスマラー(指揮)
フランツ・レハール管弦楽団、
バート・イシュル・レハール・フェスティヴァル合唱団、他
まだまだ全容が解明されないスッペの作品ですが、これはイタリア風のオペレ
ッタ。クリミア戦争の戦場で起こる、まるでモーツァルトの「フィガロの結婚」
のように愉快な喜劇であり、現在では序曲のみがわずかに知られていますが、
全曲もまた機知に富んだ名作です。

777236-2 \1480
ライマン(1936- ):<ピアノ作品全集>
ソナタ第1番/スペクトル/変奏曲/その道から
演奏/マシュー・ルベンスタイン(ピアノ)
自身が優れたピアニストでもあり、存在感のあるオペラやフィッシャー=ディ
ースカウが歌ったカンタータなどで作曲家としても知名度が高いライマン。現
在まで発表されたピアノ作品のすべてを収録しています(1958年作曲の「ソナ
タ第1番」は初録音)。

777318-2 \2100
ブクステフーデ(c.1637-1707):<リューベックの夕べの音楽>
新たに生まれし御子/神よ、われを救いたまえ/私の心はどんなに晴れ、喜ぶ
だろう/われいずこに逃れ行かん/私の心は喜びに溢れる/主よ、われ汝を離
れず/汝ら愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ
歌・演奏/ローランド・ウィルソン(指揮)
ムジカ・フィアタ、ラ・カペラ・ドゥカーレ
ローゼンミュラーほか、多くのルネサンス-バロック音楽に新しい風を吹き込
んだローランド・ウィルソンと彼の手兵たちが、ブクステフーデに挑戦。ドイ
ツのリューベックで行われていたコンサート・シリーズにおける作品を集めて
いる、貴重な一枚です。

777326-2 \1050
<スウィングとバラード集>
ペニーズ・フロム・ヘヴン/パリの四月/パーディド/初秋/バイ・バイ・ブ
ラックバード/ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス/タキシード・ジャ
ンクション/インディアン・サマー/ストレイトゥン・アップ・アンド・フラ
イ・ライト/酒とバラの日々/アル・パル/ポルカ・ドッツ・アンド・ムーン
ビームス/ルート66/イズント・イット・ロマンチック/アイ・リメンバー・
クリフォード/ディープ・パープル/バット・ノット・フォー・ミー/アヴァ
ロン
演奏/ハーラルト・バンターとメディア・バンド 
ケルンのWDR(西ドイツ放送)で圧倒的な人気を誇っていたジャズ・バンドの
演奏が、CPOを通じて世界へ。ジャコ・パストリアスとの共演盤で人気のある
トロンボーン奏者アルベルト・マンゲルスドルフほか、ゲスト陣も多彩。ジャ
ズ・ファンには注目の一枚だと言えるでしょう。


<LPO>
LPO-0029 \1850
シューベルト(1797-1828):交響曲第8番「未完成」 
ヤナーチェク(1854-1928):グラゴル・ミサ 
(ライヴ録音:2004年7月28日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
[プロムス])
演奏・歌/クルト・マズア(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
スデナ・クロウボヴァー(ソプラノ)、
カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ)、
パーヴォル・ブレスリク(テノール)、
グスターフ・ベラーチェク(バス)、
デイヴィッド・グード(オルガン)、
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ペトル・フィアラ) 
今年で80歳を迎える常任指揮者マズアの指揮により、2004年のプロムスで演奏
された壮大なライヴ。声楽陣をチェコから呼んでのヤナーチェクは充実した表
現の極地であり、この指揮者の円熟を味わえる名演です。マズアとしては珍し
いレパートリーにも思えますが、大規模な声楽付きの作品は得意であることも
証明しています。



<MARCO POLO SACD>
6.220520(SACD-Hybrid) \1680
ブクステフーデ(c.1637-1707):<オルガン作品全集第5集>
前奏曲BuxWV139/同BuxWV146/同BuxWV140/恵み深き主に向かって感謝せよ/
われ汝に感謝す、愛する主よ/第9旋法のマニフィカト/第1旋法のマニフィカ
ト/テ・デウム/ああ神そして主よ/汝の御子によりてのみわれ汝に感謝す/
わが魂よ、今ぞ主をたたえよ
演奏/ビーネ・ブリンドーフ(オルガン……ドイツ、ハンブルク、聖ヤコビ教
会、アルプ・シュニットガー製オルガン) 
第1集-第4集(8.226002/8.226008/8.226023/6.220514)に続く第5弾は、同じく
コラールと前奏曲を配した厳かな雰囲気。17世紀末に製作されたシュニットガ
ーによる歴史的な楽器が、聴き手を作曲家の時代へと導きます。



<ARTHAUS MUSIK DVD>
101431 \3050
仏・西・伊・日本語字幕付き  
<ケント・ナガノ指揮によるクラシック音楽の名作第3集 - シューマン>
交響曲第3番「ライン」
(ベルリン・ドイツ交響楽団とのコンサート&音楽ドキュメンタリー)
(ライヴ収録:2006年、ドイツ、ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
演奏/ケント・ナガノ(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団
NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1
/DTS5.1、88分(コンサート36分、ドキュメンタリー52分)、
英語ナレーション、片面二層ディスク(DVD9) 
第1集のモーツァルト(101427)、第2集のベートーヴェン(101429)に続く
第3弾は、シューマンが登場。実際の演奏とアニメーションによるわかりやす
い作曲家・曲目分析は、初心者からマニアまで満足いただけるでしょう。

101433 \3050
仏・西・伊・日本語字幕付き 
<ケント・ナガノ指揮によるクラシック音楽の名作第4集 - ブラームス>
交響曲第4番(ベルリン・ドイツ交響楽団とのコンサート&音楽ドキュメンタ
リー)
(ライヴ収録:2006年、ドイツ、ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
演奏/ケント・ナガノ指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団
NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1
/DTS5.1、96分(コンサート44分、ドキュメンタリー52分)、英語ナレーショ
ン、片面二層ディスク(DVD9) 
上記シューマン同様に、ブラームスの大作である交響曲第4番をわかりやすく
分析。CDでは名演が続いていたケント・ナガノですが、モントリオール交響楽
団の首席指揮者となり、ますます脚光を浴びることになるでしょう。

102125 \3050
<チャイコフスキー・サイクル第3集:ヴラディーミル・フェドセーエフ・コ
ンダクツ・モスクワ放送交響楽団>
交響曲第3番「ポーランド」/バレエ「白鳥の湖」(抜粋)/協奏的幻想曲 
(ライヴ収録:1991年、ドイツ、フランクフルト、アルテ・オーパー)
演奏/ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮)モスクワ放送交響楽団、
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1/PCMス
テレオ、115分、片面二層ディスク(DVD9)、自動再生機能 
第1集(102121)、第2集(102123)に続く第3弾は、まだ俊英ピアニストだっ
た頃のプレトニョフが共演。交響曲および「白鳥の湖」では、既発売の2枚同
様にロシアン・スタイルを残したオーケストラの演奏が感動的です。

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07-06 No.16-1

2007年06月23日 14時18分03秒 | Weblog
<Tactus>
TC 642702 \2080
ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ(ca.1650-1716):
シレーヌたちのハーモニー ――
つれない女との別離に/ラウラという名の美しい女性に恋する心に寄せる喜ば
しい希望/アドニスの亡骸に涙するヴィーナス/ソナタ ニ長調/アルミーダ
の涙/愛しいひととの別離/貧しさに絶望している恋人
彌勒忠史(カウンターテナー)、シルヴィア・ランバルディ(チェンバロ)、
ヴァレリア・モンタナーリ(チェンバロ)
イタリアのパドヴァで生まれたバッサーニは、アレッサンドロII世の宮廷楽長、
アカデミア・デラ・モルテの楽長を歴任。1687年にはフェッラーラ大聖堂の楽
長へと就任し、その功績から「フェッラーラのバッサーニ」と呼ばれるなど
17世紀のイタリア音楽に多大な影響を残した音楽家である。
ここで歌われているソプラノのための6曲のカンタータには愛を主題とした詩が
用いられており、哀愁を帯びた美しき旋律が心に直接響いてくる。
ちなみにアルバムのタイトルにもなっている「シレーヌのハーモニー」とは、
1680年に出版されたバッサーニの声楽曲第2集に付けられたタイトルのこと。
またブックレットには彌勒忠史自身の翻訳による3ページの日本語解説が封入
されており、バッサーニのカンタータについての詳細が日本語で読めるのも嬉
しい。
イタリアを拠点として世界規模での活躍を続けるカウンターテナー、彌勒忠史。
豊かな表情と透明感にあふれる彌勒忠史の歌声は、聴き手に深い感動と新たな
発見を与えてくれる。ここ日本でもソロ・リサイタルや自ら企画を手懸けた公
演を開催するなど、その勢いは増すばかり!
世界規格のカウンターテナーが歌うバッサーニの美しきハーモニー。それは魂
を揺さぶる至高の音楽である。




<Hyperion>
CDA 67562 \2080
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):
ピアノ・ソナタ変ホ短調Op.21/創作主題による変奏曲とフーガ イ短調Op.11
/創作主題による変奏曲とフーガ 変ホ短調Op.23
ジョナサン・プロウライト(ピアノ)
来たる2010年が生誕150年となるポーランドの巨星パデレフスキ。ここではピ
アニスト、コンポーザー=ピアニストとしてのパデレフスキではなく、純粋に
「作曲家」としてのパデレフスキの姿にスポットライトを当てている。プログ
ラムの中心となる壮大なスケールで1903年に作曲された「ピアノ・ソナタ」は、
演奏者に高度な技巧と音楽性が要求されるパデレフスキの最高傑作である。
パデレフスキのピアノ作品を弾くのは、ポーランドの音楽に並々ならぬ情熱を
注ぎ込むイギリスの実力者ジョナサン・プロウライト。ハイペリオンからは既
にストヨフスキのアルバムを2枚リリースするなど、ロマン派時代のポーランド
で生まれたピアノ作品に対する世界有数の理解者として大きな支持を集めてい
る。

CDA 67640 \2080
ヤコブ・ルニャール(c.1540-1599):
Quod mitis sapiens nulli virtute secundus
ミサ曲《Super Oeniades Nymphae》/Exsultent iusti/わが魂よ、何ゆえに
悲しみたるか?/Stetit Jesus/けがれなく、罪なく/ヤコブは嘆きぬ/東
方の三博士の見た星/Ut vigilum densa silvam cingente corona
チンクエチェント
ヤコブ・ルニャールはハプスブルク家に仕え16世紀のプラハで活躍したフラン
ドル楽派の音楽家。教会音楽の作曲家としても際立った作品と功績を残したこ
とも知られている。
「マクシミリアンII世時代の宮廷音楽」(CDA 67579)で鮮烈なデビューを飾っ
た「チンクエチェント」は、2004年10月に結成された新進気鋭の男声ヴォーカ
ル・アンサンブル。チンクエチェントがルネサンス音楽の分野において重要な
地位を確保するのは時間の問題だろう。




<Helios>
CDH 55279 \1280
A・ヴィヴァルディ:オペラ・アリアとシンフォニア ――
歌劇《グリセルダ》より/歌劇《ティト・マンリオ》より/歌劇《離宮のオッ
トーネ》/歌劇《アデライーデ》より/歌劇《バジャゼ》より/歌劇《ダリウ
スの戴冠》より/歌劇《ウティカのカトーネ》より
エマ・カークビー(ソプラノ)、
ロイ・グッドマン(指揮)、ブランデンブルク・コンサート
イタリアの巨匠が遺した膨大なオペラの中から選りすぐられた醍醐味を味わえ
る!CDA 66745からの移行再発売。

CDH 55299 \1280
E・グリーグ:弦楽四重奏曲第1番ト短調Op.27/弦楽四重奏曲第2番へ長調
チリンギリアン弦楽四重奏団
イギリスの古豪が絶妙の演奏で北欧の香りを届けてくれる――。
CDA 67117からの移行再発売。





<Chaconne>
CHAN 0743 \2080
燃えたつ薔薇 ――
G・F・ヘンデル:
9つのドイツ・アリアHWV.202-210/トリオ・ソナタ ヘ長調Op.2-4/
同ロ短調Op.2-1
ジュリアンヌ・ベアード(ソプラノ)、テンペスタ・ディ・マーレ
ドイツ国籍のヘンデルによってイギリスへの帰化の直前に作曲された「9つの
ドイツ・アリア」と、死後になって出版された2つのトリオ・ソナタのカップ
リングによるヘンデル・アルバム。
レオポルド・ワイスのリュート協奏曲集(CHAN 0707)でシャンドスへのデビュ
ーを果たしたフィラデルフィアのバロック・オーケストラ、「テンペスタ・
ディ・マーレ」がヘンデルの作品を携えて再び登場!ソプラノにはバロック・
スタイルとドイツ音楽に精通したアメリカ人奏者ジュリアンヌ・ベアードを起
用するなど、収録プログラムとアーティストの相性も抜群。

CHSA 5050(SACD-Hybrid) \2850
地上の王らは-カール5世時代の音楽 ――
ピエール・ド・マンシクール(c.1510-1564):
乙女の中の乙女よ、ミサ曲《地上の王らは》より アニュス・デイ/他、
クリストバル・デ・モラレス(c.1500-1553)、クレメンス・ノン・パパ
(c.1510/15-1555/56)、フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599)、ニコラ
・ゴンベール(c.1495-c.1560)の作品を収録。
ノルディック・ヴォイセズ
神聖ローマ皇帝カール5世と同時期に生きた5人の作曲家たちによる合唱作品集。
2005年に京都で開催された「世界合唱シンポジウム」で来日を果たし、斬新な
演奏スタイルで大きなインパクトを与えてくれたノルウェーのア・カペラ・ア
ンサンブル「ノルディック・ヴォイセズ」がシャンドスに初登場!レア・レパ
ートリーとノルウェーを代表する6人の精鋭たちの融合が楽しみだ。


<Chandos>
●Chandos Classics
CHAN 10431X \1780
E・W・コルンゴルト:告別の歌Op.14/交響曲嬰へ長調Op.40
リンダ・フィニー(アルト)、
エドワード・ダウンズ(指揮)、BBCフィルハーモニック
今年2007年が没後50年という節目の年となる巨匠コルンゴルト。シャンドスに
録音された貴重な音源から、一挙4タイトルが「Chandos Classics」シリーズ
で新装再発売!ジャケットも統一されたデザインへと一新されている。
CHAN 9171からの移行再発売。

CHAN 10432X \1780
E・W・コルンゴルト:
交響的序曲《スルスム・コルダ》Op.13/シンフォニエッタOp.5
マティアス・バーメルト(指揮)、BBCフィルハーモニック
14歳という若さで完成させた初期の名作「シンフォニエッタ」を収録。コルン
ゴルトが“神童”と呼ばれた所以がうなずける作品である。
CHAN 9317からの移行再発売。

CHAN 10433X \1780
E・W・コルンゴルト:
軍隊行進曲変ロ長調/チェロ協奏曲ハ長調Op.37/弦楽合奏のためのシンフォ
ニック・セレナード変ロ長調Op.39/左手のためのピアノ協奏曲嬰ハ長調Op.17
ピーター・ディクソン(チェロ)、ハワード・シェリー(ピアノ)、
マティアス・バーメルト(指揮)、BBCフィルハーモニック
コルンゴルトの管弦楽曲と協奏曲を集めた作品集。イギリスの名手ピーター・
ディクソンとハワード・シェリーの妙技が光る。
CHAN 9508からの移行再発売。

CHAN 10434X \1780
E・W・コルンゴルト:
劇的序曲Op.4/Seven Fairy-Tale Pictures/バレエ音楽《雪だるま》より/
ヴィオランタOp.8より
マティアス・バーメルト(指揮)、BBCフィルハーモニック
「劇的序曲」は、名匠ニキシュの依頼によって作曲された作品。
「Seven Fairy-Tale Pictures」はこの音源が世界初録音となった。
CHAN 9631からの移行再発売。





<Avie>
AV 2129 2枚組 \3180
E・エルガー:歌曲とピアノ作品集 ――
7つの歌曲/羊飼いの歌Op.16-1/戦いの歌/Is she not passing fair?/
As I laye a-thinkynge/愛の挨拶Op.12/夜明けの風/After Op.31-1/
《カラクタカラス》より Woodland Interlude/Dry those Fair, those
Crystal Eyes/パンの笛/歌曲集《海の絵》Op.37/Prelude and Angel's
Farewell/2つの歌Op.41/夢の中の子供たちOp.43/アラビアのセレナード/
In Moonlight/PleadingOp.48-1/O soft was the song Op.59-3/艦隊の攻撃
/“?”(1918/世界初録音)/It is nae me/XTC(1930/世界初録音)
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(ピアノ)、
アマンダ・ピット(ソプラノ)、マーク・ワイルド(テノール)、
ピーター・サヴィジ(バリトン)
アヴィー(Avie)よりエルガーの150回目の誕生日を祝うアニヴァーサーリー・
アルバムが登場。
今回行われた録音のピアノ独奏と歌曲伴奏で使用されているのは、なんとエル
ガー自身が作曲の際に使っていたブロードウッド1844年製のピアノという貴重
な銘器!
この楽器にはエルガーの直筆による走り書きが残されているなど、歴史的価値
も非常に高い。また未出版でエルガー最後の歌曲となった「XTC」が世界初録
音として収録されるなど、独自色を打ち出したプログラミングもこのアルバム
の大きなポイントである。
原典版による「海の絵」、2曲の世界初録音、そして作曲者自身が愛用していた
ピアノ・・・エルガーの思い描いた音楽がそのままの姿で響く――。
オーウェン・ノリスはエルガーのピアノ独奏作品全曲を録音した唯一のピアニ
ストであり、補完版のピアノ協奏曲でヨーロッパと北米へツアーを行うなどエ
ルガーのスペシャリストと呼ぶに相応しい演奏活動を展開している。

AV 2123 \2080
ジョン・タヴァナー(c.1490-1545):
定旋律/キリエ/ミサ/6声のミサ曲《栄光は汝に、三位一体なる神よ》/
キリストの母/安息日が過ぎて/O Wilhelme, pastor bone
スティーヴン・ダーリントン(指揮)、
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
高名なミサ曲「栄光は汝に、三位一体なる神よ」も収録したイギリスのルネサ
ンスを代表する音楽家ジョン・タヴァナーの宗教作品集。
タヴァナー自身がオルガン奏者、聖歌隊監督を務めていたオックスフォード・
クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊による演奏という接点も見逃せない。

AV 2128 \2080
北イタリア17世紀-18世紀のヴァイオリン協奏曲集Vol.2 ――
A・ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調RV.370/歌劇《愛と憎しみの誠の勝利》RV.706より
/協奏曲ハ長調RV.561/弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調RV.134/ヴァイ
オリン協奏曲ニ短調RV.243/歌劇《貞節なニンフ》RV.714より/ヴァイオリン
協奏曲変ホ長調RV.254
ムハイリー・ローソン(ソプラノ)、
エイドリアン・チャンドラー(ヴァイオリン&ディレクター)、
ラ・セレニッシマ
17世紀から18世紀の“北イタリア”と地域を限定した全3巻のリリースが予定さ
れているシリーズの第2弾。イタリアの大本命ヴィヴァルディの協奏曲では、さ
らに研ぎ澄まされたチャンドラーのヴィルトゥオージティを堪能できる。




<Integra Records>
ING 1001 \2180
リナウンスメント ――
S・S・ウェスリー(フォーショウ編):ヘレフォード
J・S・バッハ(フォーショウ編):ノット・ソー・サッド
クリスチャン・フォーショウ:リナウンスメント(放棄)
作曲者不詳(フォーショウ編):モータル・フレッシュ(新版)
J・P・ラモー(フォーショウ編):歌劇《ボレアド》からの組曲
J・ダウランド:ただ私だけを
G・カーペンター:歌曲集《悲哀と信心》
クリスチャン・フォーショウ(ソプラノ&アルト・サクソフォーン、オルガン、
キーボード)、グレース・デヴィッドソン(ソプラノ)、スティーヴ・ロダー
(オルガン)、イアン・ケープ(打楽器)、ジョビィ・バーゲス(打楽器)、
サンクチュアリー・ヴォイセズ
ファースト・アルバムとなった「サンクチュアリー(QTZ 2009)」が英アマゾ
ンのクラシカル・チャート、ラジオ・ニュージーランド・クラシカル・チャー
トで堂々の第1位に輝くなど、イギリスを中心に大ブレイクを果たしたサクソ
フォン奏者クリスチャン・フォーショウ。
自らの音楽を世に提示するためフォーショウ自らが設立した「インテグラ・レ
コーズ(Integra Records)」よりリリースされるセカンド・アルバムがこの
「リナウンスメント」。
前作「サンクチュアリー」を上回る「リナウンスメント」の独創的な世界は、
ヒーリングとクロスオーヴァーの分野に新たなるスタイルと可能性を提示する
ことになるだろう。
ソプラノと合唱、即興性にあふれるサクソフォンの奏でる音楽が再びリスナー
に深い癒しを与えてくれる。

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07-06 NO.16-2

2007年06月23日 14時17分37秒 | Weblog
<Lyrita>(LyritaはCD-R盤となります)
SRCD.237 \2180
G・フィンジ:
弦楽オーケストラのための《恋の骨折り損のための音楽》*/バリトンと弦楽
のための《花輪をささげよう》 Op.18/テノールと小管弦楽のための《ジョン
・ミルトンの詩による2つのソネット》/テノールと小管弦楽のための《武器
よさらば》/ソプラノ、バリトン、合唱と管弦楽のための《地に平和を》
ジョン・キャロル・ケイス(バリトン)
、イアン・パートリッジ(テノール)、
ジェーン・マニング(ソプラノ)、
ジョン・ノーブル(バリトン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団*
再評価著しいイギリスの作曲家フィンジの独唱を伴う作品集は、リリタ(Lyrita)
だからこそ出来る魅力的なプログラミング。ロンドンから移住したバークシャ
ー州では、珍しいリンゴの栽培や貴重な書物の収集など行いながら作曲活動を
続けたフィンジ。どこか優しく牧歌的な作風はここで培われたのだろう。収録
曲で唯一となるオーケストラ作品「恋の骨折り損のための音楽」もフィンジの
代表作の1つ。全曲世界初CD化。

SRCD.206 \2180
ウィリアム・スタンデイル・ベネット(1816-1875):
序曲《5月の女王》/序曲《木の妖精》/交響曲ト短調Op.43/序曲《水の精》
/序曲《パリジーナ》
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団
ウィリアム・スタンデイル・ベネットのアルバムもこれで3枚目。メンデルス
ゾーンから影響を受けシューマンからは作品を絶賛されるなど、イギリスとド
イツで才能を発揮したベネット。この管弦楽作品集では代表作との呼び声が高
い「交響曲ト短調」と4つの序曲を聴くことができる。 世界初出。

SRCD.267 \2180
ニコラス・モー(1935-):
ソプラノ、メゾソプラノ、アルトと管弦楽のための《情景とアリア》
アンソニー・ミルナー(1925-2002):
カンタータ《天使祝詞》Op.1、カンタータ《ロマンの春》
ジェーン・マニング(ソプラノ)、アン・ハウエルズ(メゾソプラノ)、
ノルマ・プロクター(アルト)、
ノーマン・デル・マー(指揮)、BBC交響楽団、
アルフレダ・ホジソン(アルト)、フェリシティ・パルマー(ソプラノ)、
ロバート・ティアー(テノール)、
デイヴィッド・アサートン(指揮)、ロンドン・シンフォニエッタ&合唱団
近年ではラトルやノリントンが作品を取り上げるなど、確実にその名が世界へ
と広まっているイギリスのベテラン作曲家ニコラス・モー。ロンドンの王立音
楽院で主任講師を務めたアンソニー・ミルナーのカンタータとのカップリング
による声楽作品集は貴重な音源である。全曲世界初CD化。

SRCD.269 \2180
グランヴィル・バントック(1868-1946):ギリシャ悲劇への序曲*
ジョセフ・ホルブルック(1878-1958):リアノンの鳥Op.87
シリル・ルーサム(1875-1938):交響曲第1番ハ短調
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)*、フィルハーモニア管弦楽団*、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
ホルスト、ラヴェル、アイルランド、バックス、バルトーク、ストラヴィンス
キーと同じ世代に生まれたため歴史に埋もれてしまったイギリスの作曲家たち
による傑作をリリタが発掘!イギリス音楽ファン要チェック!全曲世界初CD化。

SRCD.270 \2180
R・ヴォーン=ウィリアムズ:合唱と管弦楽のためのカンタータ《光の子たち》
G・ホルスト:ソプラノと管弦楽のための《神秘のトランペッターOp.18》*
H・パリー:ソプラノ、合唱と管弦楽のための《降誕祭のオード》
テレサ・カヒル(ソプラノ)、
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)、
バッハ・コアー、王立音楽院合唱団、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
シェイラ・アームストロング(ソプラノ)*、
デイヴィッド・アサートン(指揮)*、ロンドン交響楽団*
ボールト&ロンドン響によって初演が行われたヴォーン・ウィリアムズのカン
タータなどを収録した20世紀イギリスの大作曲家たちによる声楽と管弦楽のた
めの作品集。管弦楽のみの作品集とは一味違った魅力がある。全曲世界初CD化。

SRCD.329 \2180
ダニエル・ジョーンズ(1912-1993):交響曲第4番/同第7番/同第8番
チャールズ・グローヴズ(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ブライデン・トムソン(指揮)、
BBCウェールズ交響楽団
複合拍子の考案者ダニエル・ジョーンズの交響曲集第2弾。ジョーンズは20世紀
中期のウェールズにおける最大の作曲家とされており、一連の交響曲は最も高
く評価されている。全曲世界初CD化。





<Nimbus>(NimbusはCD-R盤となります)
NI 1728 6枚組 \6480
D・スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ全集Vol.4 ――
ヴェネツィア写本第9巻K.388-417/同第10巻K.418-451/同第11巻K.454-483
リチャード・レスター(チェンバロ&フォルテピアノ)
ベルナルド・ロバーツ、ジョージ・マルコムに鍵盤楽器の演奏法を師事したリ
チャード・レスター。自ら創設したイギリスのサイレンスター古楽音楽祭では
音楽監督、同じくサイレンスターのパリッシュ教会では指揮者を務めている。
全7巻で完結となるスカルラッティのソナタ全集の第4巻では、1754年から1756
年にかけて作曲されたヴェネツィア写本が収録されている。2003年-2004年の
録音。

NI 1729 5枚組 \5400
D・スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ全集Vol.5 ――
ヴェネツィア写本第12巻K.484-513、同第13巻K.514-543、ソナタ ヘ長調K.78、
同ホ短調K.81、同ト短調K.88、同ニ短調K.89、同ニ短調K.90、同ト長調K.91
G・F・ヘンデル:ソナタ ヘ長調HWV.405
A・スカルラッティ:シンフォニア ハ短調
リチャード・レスター(チェンバロ&フォルテピアノ)、
エリザベス・レスター(アルトリコーダー)、
ネリス・エヴァンス(ソプラノリコーダー)
リチャード・レスターによるスカルラッティの鍵盤ソナタ全集第5巻。ヴェネ
ツィア写本もこの第5巻で全て網羅。その他には、リコーダーを必要とするソ
ナタ集やヘンデル、ドメニコの父アレッサンドロの作品をカップリングして
いる。2004年、2006年の録音。

NI 5665 \2080
G・フィンジ:
ピアノと弦楽のための《エコローグ》/恋の骨折り損のための音楽/クラリ
ネット協奏曲/弦楽オーケストラのための《前奏曲》/弦楽オーケストラの
ための《ロマンス》
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)、アラン・ハッカー(クラリネット)、
ウィリアム・ボートン(指揮)、イギリス弦楽オーケストラ
イギリスの田園風景が目に浮かぶような叙情的な作品を数多く作曲したフィン
ジ。波のように押し寄せる感動的な旋律は、フィンジの作品の魅力である。名
匠アラン・ハッカーによる代表作のクラリネット協奏曲や、シェイクスピアの
戯曲を題材とした「恋の骨折り損のための音楽」の貴重な全曲録音を収録して
いる。1992年&1987年の録音。

NI 5080 \2080
J・S・バッハ:イタリア協奏曲BWV.971
C・ドビュッシー:ピアノのために、映像第1集、喜びの島
F・ショパン:
マズルカ第13番イ短調Op.17-4、同第21番嬰ハ短調Op.30-4、
同第32番嬰ハ短調Op.50-3、タランテラOp.43
ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ)
作曲者自身から指導を受け世界屈指のラヴェル弾きとして存在感を放ったペル
ルミュテール。1993年の引退コンサートを数年後に控えたペルルミュテールに
よるバッハ、ドビュッシー、ショパンでは円熟味と風格を漂わせている。音楽
が心に直接語りかけてくる――、そんな温かく感動的な名演奏である。1983年、
1985年-1986年の録音。

NI 5696 \2080
ワルター・ギーゼキング(1895-1956):
グリーグの主題による変奏曲/リヒャルト・シュトラウスの歌曲集/シュピー
ル/ソナチネ/3つの即興風舞曲
カレン・ハイド(フルート&ピアノ)
20世紀ピアノ界の巨匠、ワルター・ギーゼキングの作曲家としての姿を収めた
フルートとピアノの作品集。リッチモンド響、ヴァージニア・ビーチ管、マイ
アミ響などでフルート奏者を務めたカレン・ハイドがフルートとピアノの両方
を演奏している。2000年の録音。

NI 5691/5 5枚組 \5400
20世紀イギリスの合唱作品集 ――
R・ヴォーン=ウィリアムズ:
ミサ曲ト短調、宗教歌曲集、シェイクスピアの3つの歌、オックスフォード悲歌、
野の花、テ・デウム
ウィリアム・マサイアス(1934-1992):
祝祭、愛らしく、ラテン語による4つのモテット、Missa Aedis Christi、
Jesus College Service、Ave Rex
マイケル・ティペット(1905-1998):
Dance, Clarion Air、Crown of the Year、5つの黒人霊歌
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):
ミサ・ブレヴィス、Set me as a seal upon thy heart、Chichester Service
/他
スティーヴン・ダーリントン(指揮)、
オックスフォード・キリスト教会大聖堂合唱団
ヴォーン=ウィリアムズ、マサイアス、ティペット、ウォルトン・・20世紀の
イギリスを代表する作曲家たちの合唱作品集。オックスフォード・キリスト教
会大聖堂合唱団は500年の歴史を持つイギリスの名門合唱団。1986年、1900年、
1992年の録音。

NI 5700/1 2枚組 \3180
J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.15 ――
ソナタ ニ長調BWV.963/組曲ヘ長調BWV.820/コラール・パルティータ ホ短調
BWV.770/協奏曲第15番ト長調BWV.986/フーガ イ短調BWV.947/他
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
1961年イギリスのサウスエンド・オン・シー出身のオルガン奏者ケヴィン・ボ
ウヤーによる壮大なバッハ・シリーズ。録音にはデンマークの都市オーデンセ
にある聖ハンス教会に設置されているMarcussen&Son製のオルガンを使用して
いる。





<Quartz>(QuartzはCD-R盤となります)
QTZ 2056 \2080
M・アーノルド:
三銃士(ジョン・ラングスタッフの編曲とオーケストレーションによる)
ジョン・プライス=ジョーンズ(指揮)、
ノーザン・バレエ・シアター管弦楽団
デヴィッド・ニクソンの振り付けによる舞台作品「三銃士」のためにアーノルド
の交響曲や舞曲、映画音楽などから再構成を行ったもの。舞台映像は無くとも
アーノルドのダイジェストとして存分に楽しむことが出来る。





<Amon Ra>(Amon RaはCD-R盤となります)
CD-SAR 49 \2080
フィリップ・ド・ヴィトリとアルス・ノヴァ-14世紀のモテット集 ――
フィリップ・ド・ヴィトリ(1291-1361):
あなたたちは何を驚いているのか/Se je chant/アプタ・カロ/部族を/
おお、たたえられるべき/わたしは首をつなげ/教皇クレメンスは/Trahunt
in precipicia/Almifonis melos/甘い喜び/聖なる信仰のラッパよ/In
virtute/厚かましく訪ねた/新しいハマンの/花咲く/極めて堅き/Flos
ortus/Servant regem/ネブカデネザルの象とともに
オルランド・コンソート
音楽史の大きな転機となった「アルス・ノヴァ」をギョーム・ド・マショーら
に先立って提唱したのがこのフィリップ・ド・ヴィトリ。ヴィトリの作曲とさ
れているモテットは、「アルス・ノヴァ」の様式を証明する重要な作品として
位置づけられている。オルランド・コンソートによるアモン・ラ(Amon Ra)
を代表する名盤の1つでもある。1990年4月の録音。

CD-SAR 54 \2080
R・シューマン:
ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44/ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105/
ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
リチャード・バーネット(フォルテピアノ)、
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
歴史的ピアノに関する世界的権威リチャード・バーネットと、イギリス屈指の
名門フィッツウィリアム弦楽四重奏団がピリオド楽器を使用してコンビを組ん
だシューマンの室内楽作品集。ちなみにバーネットは、シューマンとも縁の深
かったコンラート・グラーフ(1822年頃)製作の貴重なフォルテピアノを使用
している。1991年3月の録音。

CD-SAR 14 \2080
18世紀のイギリス音楽 ――
C・エイヴィソン:ソナタOp.5-2
T・アーン:チェンバロ・ソナタ第2番ホ短調、トリオ・ソナタ第2番ト長調
G・F・ヘンデル:トリオ・ソナタ ヘ長調Op.2-3
C・アーベル:ソナタ イ長調Op.9-1
J・スタンリー:チェンバロ協奏曲ハ短調Op.10-4
ロンドン・バロック
1978年の結成以来メンバー全員が一貫してピリオド楽器を使用し、多くの名演
を残してきたロンドン・バロック。リーダーを務めるチャールズ・メドラムの
チェロの響きがアンサンブルの演奏に落ち着きと安心感を加えている。
1983年11月の録音。

CD-SAR 51 \2080
金襴の陣 ――
作曲者不詳:ヘンリーVIII世のパヴァン、わたしのラ・ムール
C・ジェルヴェーズ:パヴァーヌとガリアルド
W・コーニッシュ:Adieu My Hertes Lust、ファ・ラ・ソ
L・コンペール:Allons Fere Nos Barbes
T・スザート:戦いのパヴァーヌ/他 全14曲
ムジカ・アンティクア・オヴ・ロンドン
英国王ヘンリーVIII世とフランス王フランソワI世によって1520年に結ばれた和
平条約の際に開かれた饗宴で演奏された音楽の再現を試みたもの。
1990年10月の録音。

CD-SAR 45 \2080
マスターズ・オヴ・バロック・ギター ――
S・ムルシア:ファンダンゴ、組曲ニ短調
G・サンス:エスパニョレタス、Clarines y Trompetas、パヴァーヌ、フォリア
R・ヴィゼー:ミュゼット
D・ペレグリーニ:リチェルカータ、クーラント、サラバンド、フランスの戦い
F・コルベッタ:前奏曲、シャコンヌ
C・カルヴィ:
ルッジェーロ、クーラント、パッサメッツォ、フィレンツェのアリア
バリー・メイソン(バロックギター)
バリー・メイソンはイングリッシュ・バロック・ソロイスツなどで活躍するイ
ギリスのギタリスト。バロックギターの音色が哀愁を誘う。1988年12月の録音。




<Prima Voce>(Prima VoceはCD-R盤となります)
NI 7941 \1680
ジンカ・ミラノフ(1911-1960)-ヴェルディのアリアを歌う
(録音:1952年-1955年) ――
勝ちて帰れ/わがふるさと/ここは恐ろしい場所/あなたへのたったひとつの
私のお願いを/他 全11曲
ジンカ・ミラノフ(ソプラノ)、
レナト・セリーニ(指揮)、RCAビクター管弦楽団、他
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転のSP
盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。

NI 7939/40 2枚組 \2580
レナード・ウォーレン(1911-1960)-ヴェルディのアリアとポップ・ソング集
(録音:1947年-1955年) ――
G・ヴェルディ:
立つがいいお前の息子に、君のほほえみ、どうしてひとり離れて/船乗りの歌
/ローリング・ダウン・トゥ・リオ/ソングス・フォー・エヴリワン
/他 全15曲
レナード・ウォーレン(バリトン)、
フランク・ブラック(指揮)、RCAビクター管弦楽団、他

NI 7911 \1680
フェルナンド・デ・ルチア(1860-1925)-録音集(録音:1902年-1909年)
F・トスティ:理想
G・ロッシーニ:空がほほえみ、私の名が知りたければ、金を見れば知恵がわく
/他 全23曲
フェルナンド・デ・ルチア(テノール)、様々なアーティスト

NI 7910 \1680
エミー・デスティン(1878-1930)-録音集(録音:1907年-1915年) ――
R・ワーグナー:
おごそかなこの広間よ、ゼンタのバラード、寂しい日々に神に祈った
G・プッチーニ:かわいい坊や/他 全21曲
エミー・デスティン(ソプラノ)、様々なアーティスト

NI 7908 \1680
マリア・バリエントス(1884-1946)-録音集(録音:1916年-1920年) ――
G・ドニゼッティ:あたりは沈黙にとざされ、香炉はくゆり
G・ロッシーニ:それじゃ私だわ
W・A・モーツァルト:愛の喜びよ早く来い/他 全18曲
マリア・バリエントス(ソプラノ)、様々なアーティスト

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07-06 No.15-1

2007年06月22日 18時31分13秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
VMD-3857552 2枚組 \1980
オペラーニュー・ジェネレーション
CD1
モーツァルト:
「魔笛」-復讐の心は地獄のようにわが胸に燃え/ナタリー・デセイ
「ドン・ジョヴァンニ」-窓辺においで/ペーター・マッテイ
「ドン・ジョヴァンニ」-酒がまわっているうちに、踊りの準備だ
/ペーター・マッテイ
「フィガロの結婚」-愛の神よ照覧あれ/ヴェロニク・ジャンス
「コジ・ファン・トゥッテ」-岩のように動かず/エリナ・ガランツァ
「魔笛」-ああ、愛の喜びは露と消え/ドーン・アップショウ
グルック:
「オルフェオとエウリディーチェ」-われエウリディーチェを失えリ/
デイヴィド・ダニエルズ
モンテヴェルディ:
「オルフェーオ」-わが命なる君、逝きて/イアン・ボストリッジ
パーセル:
「ダイドーとイニーアス」-私が土の下に横たわるとき/スーザン・グレアム
ヘンデル:
「エイシスとガラティア」-Fra l'ombre e gl'orrori/ローレン・ナウリ
「ロドリーゴ」-Empio fato, e fiera sorte/サンドリーヌ・ピオ
「セルセ」-なつかしい木陰よ/アンネ=ゾフィ・フォン・オッター
「セメレ」-Awake, Saturnia/ステファニー・ブリス
ヴィヴァルディ:
「バジャゼット」-Dov' la figlia/イルデブランド・ダルカンジェロ
「バジャゼット」-Anche il mar/パトリツィア・チョーフィ
「ジュスティーノ」-私のいとしい人を眺めよう/フィリップ・ジャルースキー
ラモー:「カストルとポルクス」-悲しい支度/ヴェロニク・ジャンス
「プラテ」-Aux langueurs d'Apollon/パトリチア・プティボン
CD2
ドニゼッティ:「愛の妙薬」-人知れぬ涙/ロランド・ヴィラゾン
ロッシーニ:「シンデレラ」-不安と涙のうちに生まれ/ヴィヴィカ・ジノー
「ヴィルヘルム・テル」-S'allontanano alfin…Selva opaca
/カーチャ・リッチャレッリ
ドニゼッティ:
「ランメルモールのルチア」-わが祖先の墓よ/ロベルト・アラーニャ
ベルリオーズ:「ベンヴェヌート・チェッリーニ」-Mais, qu'ai-je donc?/
ジョイス・ディドナート
グノー:「ロミオとジュリエット」-私は夢に生きたい/ナタリー・デセイ
ヴェルディ:「ドン・カルロ」-Elle ne m'aime pas/ジョセ・ヴァン・ダム
プッチーニ:「トスカ」-星は光ぬ/ロランド・ヴィラゾン
オッフェンバック:
「ジェロルスタン大公妃」-Ah! Que j'aime les militaires/
フェリシティ・ロット
「美しきエレーヌ」-Au Mont Ida/ヤン・ブーロン
ホイベルガー:
「オペラ舞踏会」-別室へ行きましょう/フェリシティ・ロット
R.シュトラウス:
「ナクソス島のアリアドネ」-Seien wir wieder gut!/ゾフィー・コッホ
「ナクソス島のアリアドネ」-Grossmachtige Prinzessin/スミ・ジョー
ヴァージン・レーベルが誇る旬の名歌手によるアンソロジー





<EMI CLASSICS>
CDS-3942382 2枚組 \3000
ハイドン:交響曲集
CD1
交響曲第88番ト長調「V字」
交響曲第89番ヘ長調
交響曲第90番ハ長調(第4楽章の別ヴァージョンも収録)
CD2
交響曲第91番ハ長調
交響曲第92番ト長調「オクスフォード」
協奏交響曲(オーボエ、バスーン、ヴァイオリンとチェロのための)変ロ長調*
*ジョナサン・ケリー(オーボエ)、
シュテファン・シュヴァイゲルト(バスーン)
安永徹(ヴァイオリン)、ゲオルク・ファウスト(チェロ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
ハイドンへの愛情あふれる生誕記念コンサート・ライヴ
本年2007年の2月のベルリン・フィル公演は、「交響曲の父」ハイドンの生誕
275年にちなみハイドン作品を集中的に取り上げました。オーケストラメンバ
ーの技量を十二分に発揮するチャンスが書き込まれた作品でオーケストラが好
んで演奏に取り組む作品群として知られるハイドンで、あらてめてアンサンブ
ルの物すごさを発揮したベルリン・フィルの新録音が登場しました。

CDC-3943172 \1980
ケルビーニ:ミサ・ソレムニス ホ長調
ルート・ツィーザク(ソプラノ)、マリアンナ・ピッツォラート(アルト)、
ヘルベルト・リッパート(テナー)、イルダー・アブドラザコフ(バス)
モテット「Antifona」
モテット「Nemo gaudeat」
バーバラ・フレッケンシュタイン(ソプラノ)、バーバラ・ミュラー(アルト)
ベルンハルト・シュナイダー(テナー)、アンドルー・マイヤー(テナー)、
クリストフ・ハートコップ(バス)、ハラルド・フェラー(オルガン)、
マックス・ハンフト(オルガン)
以上 バイエルン放送合唱団(コーラス・マスター:ペーター・ディクストラ)、
バイエルン放送交響楽団
リッカルド・ムーティ指揮
ケルビーニの宗教作品に熱意を燃やすムーティの最新録音

CDC-3943992 \1980
グリーグ:
ピアノ協奏曲イ短調Op.16 w/ヤンソンス指揮、ベルリン・フィル
バラード ト短調Op.24 (新録音)
抒情小品集よりOp.57-6「郷愁」、Op.62-6「家路」、Op.68-5「ゆりかごの歌」
Op.65-6「トロルハウゲンの婚礼の日」、Op.68-4「山の夕べ」
Op.71-7「思い出」
以上 レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
9月4日の没後100周年を記念するグリーグのピアノ作品代表作
グリーグの演奏で世界的に評価されるアンスネスの名演に録り下ろしのバラー
ドを加えた記念アルバム。ノルウェーTV制作のグリーグの50分のドキュメンタ
リー番組でもアンスネスが演奏の主役。この番組はNHKでも放送の可能性があ
り、さらにEMIからDVD発売も11月に予定されています。

CDC-3944192 \1980
シュトラウス:
子守歌Op.41-1; 花束を編みたかったOp.68-2; あすの朝Op.27-4
メンデルスゾーン:歌の翼にOp.24-2
ストラヴィンスキー:「放蕩者のなりゆき」
より アンのアリア
ドリーブ:カディスの娘たち
グラナドス:嘆き、またはマハとナイチンゲール-「ゴイェスカス」
ドビュッシー:「放蕩息子」より リアのアリア 他
(以上収録予定曲)
ケイト・ロイヤル(ソプラノ)
管弦楽伴奏
期待のデビューアルバム
いきなりザルツブルグ音楽祭でのリサイタルも決定し、メディアとファンから
心待ちにされていたアルバム。

CDC-3828792 \1980
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K491(第1楽章カデンツァ:キーシン)
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ロンドン交響楽団、コリン・デイヴィス指揮
天才キーシンのEMI録音第1弾、珠玉のシューマンとモーツァルト
西欧デビュー以来、神童、天才の名をほしいままにしてきたキーシンの久々の
協奏曲の録音です。相変わらずの力強いタッチとクリスタルのような輝きの音
色が聴くものを魅了します。巨匠デイヴィスとの熱のこもった共演も成功した
2006年9月のライヴ録音。今後の発売は「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集w
/デイヴィス、ロンドン交響楽団」(2008年)が予定されキーシンの新たな時
代が幕開けします。

CDC-3944192 \1980
ニールセン:協奏曲集
フルート協奏曲
エマニュエル・パユ(フルート)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サイモン・ラトル指揮
五重奏曲(管楽器のための)Op.43
エマニュエル・パユ(フルート)、ザビーネ・マイヤー(クラリネット)、
シュテファン・シュヴァイゲルト(バスーン)、
ジョナサン・ケリー(オーボエ)、
ラデク・バボラク(フレンチ・ホルン)
協奏曲(クラリネットと管弦楽のための)Op.57
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルの管のオール・スター・キャストによるニールセン
ニールセンのフルート協奏曲は最高のフルート協奏曲作品と言われ、クラリネ
ット協奏曲はモーツァルト作品以来の傑作と評価されてもいます。ベルリン・
フィルとザビーネ・マイヤー・アンサンブルの名手たちによる最高の管楽アン
サンブルの録音が完成しました。




<QUERSTAND>
VKJK0611 \1680
フランツ・シュミット(1874-1939):
ピアノ(左手)と管弦楽のためのベートーヴェンの主題による変奏曲/
左手のためのピアノ協奏曲変ホ長調
カルロ・グランテ(P)、
ファビオ・ルイジ指揮
中部ドイツ放送(MDR)響
2005年9月・2006年11月録音
ファビオ・ルイジがこだわりを持って挑む作曲家フランツ・シュミットのな
んと6枚目のアルバムです。一人の指揮者でこれだけシュミットの録音を行っ
た人はいないのではないでしょうか。
シュミットはブラティスラヴァで生まれ、ウィーン音楽院でブルックナーな
どに師事し、後期ロマン派の作風を維持しました。第一次世界大戦で右手を
失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインの求めに応じて、シュミッ
トはここに収録された2曲のほか、3曲のピアノ五重奏曲や独奏用トッカータ
を書きました。変奏曲はヴァイオリン・ソナタ「春」のスケルツォとトリオ
の素材に基づいています。
グランテはイタリアの主要なピアニストの一人で、ブゾーニ、ゴドフスキー、
ソラブジなどの超難曲作品を多数録音し、あまり知られていない作品や現代
曲も多数演奏しています。


VKJK0711(SACD-Hybrid) 2枚組 \3360
CD1:チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
CD2:(オーディオ・ブック)
ドキュメント「音楽に捧げた人生」
CD1:クルト・マズア指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
録音:2006年9月ライヴ
CD2:ハラルド・シュミット(語り)
今年2007年に80歳を向かえるクルト・マズアの記念CDです。マズアは現在ロ
ンドン・フィルやフランス国立管の首席指揮者を務め、メジャー・オーケスト
ラへの客演も多い今最も忙しい指揮者の一人です。1枚目は昨年2006年秋に演
奏され絶賛されたチャイコフスキーの悲愴。1970年から96年までカペルマイ
スターを務めたゲヴァントハウス管に帰っての感動的な演奏です。2枚目はマ
ズアの生涯をたどるオーディオ・ブックとなっております。数々の歴史的な
録音の他、ズービン・メータやアンネ=ゾフィ・ムター、作曲家のジークフリ
ート・マトゥスなど著名なアーティストからの賞賛のコメントなどが収録さ
れております。

VKJK0502 \1680
「ツァハリス・ヒルデブラントのオルガン第1集」
J.S.バッハ:BACH名による前奏曲とフーガ変ロ長調BWV898/
J.C.バッハ:BACH主題によるフーガWarburtonYA50, Terry348-4/
J.H.クネヒト(1752-1817):BACH主題によるフーガ/
C.P.E.バッハ:C-F-E-B-A-C-HによるフゲッタWq121, H285/
アルブレヒツベルガー:BACH主題によるフーガト短調/
G.A.ゾルゲ(1703-78):BACHによる3つのフーガBWVAnh.107,108, 110/
クレープス(1713-80):幻想曲へ長調Krebs-WV420、他
フェリックス・フリードリヒ(Org)
2001・2004・2005年録音
2007年がドイツのオルガン製作者ヒルデブラントの死後250年に当たるのを
記念して、その製作した6つのオルガンが使用されています。フリードリヒは
フライブルクのジルバーマン協会副会長、1991年からテューリンゲン・オル
ガン・アカデミー会長を務め、クレープスのオルガン曲全曲を初めて録音し
ました。

VKJK0612 \1680
「もう一つの歌-カルムス・アンサンブル」
ペーター・イゲルホフ:満足した時、歌わなくてはならない
ビリー・ジョエル:子守歌「おやすみ、私の天使」
フィル・コリンズ:もう一晩
ゲオルク・クライスラー:バルバラ
クイーン:リロイ・ブラウン
スティング:フラジャイル
ガーシュウィン:サマータイム
ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:
ゴット・トゥー・ゲット・ユー・イントゥー・マイ・ライフ
フレド・ユング:ロンド、他
カルムス・アンサンブル:【アニャ・リプフェルト(S)、セバスティアン・
クラウゼ(C-T)、トビアス・ペッヒェ(T)、ルートヴィヒ・ベーメ(Br)、
ヨエ・レスラー(Bs)】、
フレド・ユング(P)
2007年1-3月録音
カルムス・アンサンブルのQUERSTANDへの5枚目のアルバムです。今までのア
ルバムとはガラっと変わってポピュラー・アルバムが発売になります。
カルムス・アンサンブルは1999年にトーマス教会少年聖歌隊出身者による五
重唱団として発足しました。古今の宗教・世俗作品だけでなく、ジャズ、ロ
ックやポピュラー曲も演奏します。

VKJK0705 \1680
モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調KV563/
シューベルト:弦楽三重奏曲変ロ長調D. 581
VKJK9901の再発売
ドレスデン弦楽三重奏団【イェルグ・ファスマン(Vn)、セバスティアン・
ヘルベルク(Va)、ミハエル・プフェンダー(Vc)】
録音:1988年5月3日
VKJK9901で出ていたものの再発売。VKJK9901は廃盤となります。
ドレスデン弦楽三重奏団はシュターツカペレ・ドレスデンとMDR交響楽団の若
手メンバーにより、1995年に結成されました。このアルバムは彼らの最初の
録音で、瑞々しい演奏が好評を得、その後5枚のアルバムが発売されるに至り
ました。

VKJK0706 \1680
「ライプ“ジャズ”ィヒ・オーケストラ、ライヴVol.2」
シュテファン・ケーニヒ:
ジャズ・オーケストラのためのバラード/ピアノとジャズ・オーケストラのた
めの協奏曲
J.S.バッハ(ケーニヒ編曲):
レジャズサンス(管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069による)/ジャズによるトッ
カータとフーガ(BWV565による)
シュテファン・ケーニヒ指揮
ライプ“ジャズ”ィヒ・オーケストラ
2007年1月5日ライヴ録音
ケーニヒは1963年ライプツィヒで生まれ、同地のメンデルスゾーン音楽大学
でピアノ、指揮、作曲を学びました。10年ほど前に結成されたこの楽団はそ
の名の通りライプツィヒのジャズ・オーケストラで、普通のビッグ・バンド
と異なり、ソリストたちから成っています。第3曲の曲名は”Rejouissance”
という題の原曲の終楽章に基づいています。

VKJK0717 \1680
「新ライプツィヒ・ゲヴァントハウスからのオルガン音楽」
J.S.バッハ:
前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552/コラール「おお愛する魂よ、汝を飾れ」
BWV654
メンデルスゾーン:前奏曲とフーガハ短調op. 37-1
ガーゼ:コラール前奏曲「暁の星のいと美しきかな」
シューマン:ペダル・ピアノのためのスケッチop. 58
カルク=エーレルト(1877-1933):
「コラール即興曲集」op. 65から「おお神よ、汝いつくしみ深き神よ」
(第2・第1版)「おお愛する魂よ、汝を飾れ」/
レーガー:バ ッハ主題による幻想曲とフーガop. 46
ミヒャエル・シェーンハイト(Org)
2007年3月録音
旧東ドイツ時代の1970年代に新しいゲヴァントハウスを建設する計画が作ら
れ、新しいオルガンは1981年9月に完成しました。シェーンハイトは1984年国
際バッハ・コンクールで1位となり、1986年からゲヴァントハウス、1996年か
らメルゼブルク大聖堂のオルガン奏者を務めています。

VKJK0718 \1680

「ティコ・ティコ-ブラジルのギター」
セキナ・デ・アブレウ:ティコ・ティコ
カノト・ダ・パライバ:友セナ
ピシンギーニャ:1対0
エグベルト・ジスモンティ:ピアノ/水とワイン/
パット・メセニー:ベター・デイズ・アヘッド
セルジオ・アサド:ヴァルセアンナ
バーデン・パウエル:プレリュードのサンバ
ジャン=ペーター・ブラウン(G)
ブラウンは1961年ヘッセン州で生まれ、若い時にブラジル音楽の多彩な輝き、
豊かな和声、優雅なリズムに圧倒されました。このCDでは、ボサ・ノヴァや
サンバのほか、ジャズ、バラード、娯楽音楽の響きを聴くことができます。

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07-06 No.15-2

2007年06月22日 18時30分42秒 | Weblog
<DISCMEDI BLAU>
DM 4244-02 \2180
鳥の歌 パブロ・カザルス愛奏曲集
カタルーニャ民謡/カザルス編曲:鳥の歌(*) 〔1954年〕
カザルス:カニグーのサン・マルタン祭(*) 〔1954年〕
エンリケ・グラナドス/パブロ・カザルス編曲:スペイン舞曲(+)
〔1928年2月28日、合衆国ニュージャージー州キャムデン〕
同/ガスパル・カサド編曲:「ゴイェスカス」間奏曲(+)
〔1927年2月28日、合衆国ニュージャージー州キャムデン〕
フォーレ/カザルス編曲:夢のあとに Op.7 No.1(*)
〔1926年1月5日、合衆国ニュージャージー州キャムデン〕
J・S・バッハ/
シロティ編曲:アリア(管弦楽組曲第3番 BWV1068 より)(#)
〔1930年3月5日、ロンドン〕
ポラン編曲:
ミュゼット、ガヴォット I(イギリス組曲第6番 BWV811 より)(+)
〔1928年1月26日、合衆国ニュージャージー州キャムデン〕
シロティ編曲/カザルス編曲:アダージョ(トッカータ BWV564 より)(+)
〔1927年2月28日、合衆国ニュージャージー州キャムデン〕
シロティ編曲:来たれ、甘き死よ(**) 〔1929年6月16日、バルセロナ〕
同編曲:アンダンテ(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV1003 より)(**)
〔1929年6月19日、バルセロナ〕
シューマン:トロイメライ(#) 〔1930年3月5日、ロンドン〕
ファリャ:子守歌(7つのスペイン民謡 より)(++) 〔1953年、プラド音楽祭〕
ガスパル・カサド:愛の言葉(**) 〔1929年6月15日、バルセロナ〕
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(**) 〔1929年6月16日、バルセロナ〕
【ボーナス・トラック カザルスの最初の録音】
〔1915年1月15日、ニューヨーク〕
ヘンデル:ラルゴ(オペラ「セルセ」から)(##)
アントン・ルビンシテイン:メロディー Op.3(##)
ジュゼッペ・タルティーニ:アダージョ(協奏曲ニ短調 より)(##)
エルガー:愛のあいさつ Op.12(##)
パブロ・カザルス[パウ・カザルス](チェロ、指揮(*))
プラド音楽祭管弦楽団(*)
ニコライ・メドニコフ(ピアノ(+))
オットー・シュルホフ(ピアノ(#))
ブラス・ネト(ピアノ(**))
ユージン・イストミン(ピアノ(++))
不詳指揮者&管弦楽団(##)
録音〔年月日、場所〕

DM 4192-02 \2180
サルスエラのロマンスとデュオ
フェデリコ・チュエカ(1846-1908):「エル・バテオ」(1901)、
パブロ・ルナ(1879-1942):「ユダヤの子」(1918)、
ハシント・ゲレーロ(1895-1951):
「セビーリャの泊まり客」(1926)、「サフランの花」(1930)、
ヘロニモ・ヒメーネス(1854-1923):
「ルイス・アロンソの舞踏会」(1896)、「ルイス・アロンソ}(1897)、
マヌエル・フェルナンデス・カバリェーロ(1835-1906):「発端」(1895)、
R・ソウティーリョ(1880-1932)&フアン・ベルト(1890-1931):
「最後のロマンティスト」(1923)、
フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):
「ルイサ・フェルナンダ」(1932)、
ホセ・セラーノ(1873-1941):「忘却の歌」(1916)、
ヘスス・グリーディ(1886-1961):「農場」(1926)から
マリア・ガリェーゴ(ソプラノ)
ジョゼ・ブロス(テノール)
ダビッド・ヒメネス・カレーラス(指揮)
マドリド市立管弦楽団
録音:2005年2月5日、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院、
カルロス三世劇場、ライヴ

DM 630-02 \2180
ベニャミーノ・ジーリ ナポリのカンツォーネ
デ・クルティス:ナポリのカンツォーネ/あなたが大好き
帰れ、ソレントへ/忘れな草/マリア/夜の声
レオンカヴァッロ:朝の歌
ロッシーニ:踊り(タランテッラ)
デ・クレッシェンツォ:悲しき五月/Quanno a femmena vo
トセッリ:セレナータ
コットラウ:さらばナポリ/サンタ・ルチア
ドナウディ:おお、美しき愛の住まい
ディ・カプア:マリア・マリ/オ・ソレ・ミオ
ビクシオ:愛のカンツォーネ/マンマ/人生を楽しみたいなら
クルチ:ヴェネツィアの夜
ディ・キアーラ:ラ・スパニョーラ
イラディエル:ラ・パロマ
ベニャミーノ・ジーリ(テノール)
伴奏者不詳
録音:1925-1940年





<K&K>
KUK 25 \2300
モーツァルト(1756-1791):
セレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
16の管楽器のためのソナタ第1番 AV135
タオウス・アンサンブル
シュテファニー・ヴィンカー、ティナ・レデラー(フルート)
フィリプ・マーレンホルツ、レンカ・ガイガー(オーボエ)
シェリフ・エル=ラザズ、ユリア・ボーン(クラリネット)
ヨハネス・グマインダー(C管クラリネット)
マティアス・ヘーファー(バセットホルン、バスクラリネット)
ジョン・コレット(バセットホルン)
フェリクス・ヴィンカー、シャルル・プティ、
シュテファン・ルートヴィヒ、マティアス・リース(ホルン)
アルブレヒト・ホルダー、アンジェラ・シマッラ(ファゴット)
アカルデイ・ビザー(コントラファゴット)
録音:2006年5月、ドイツ、バート=ホンブルク城内教会、ライヴ
タオウス・アンサンブルはバーデン=ヴュルテンブルク青年室内フィルハーモ
ニー管弦楽団のメンバーおよびその学生時代の知人たちによって結成された
アンサンブル。オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン各2の8人編成
が基本ですが、演奏曲目によって助演メンバーが加わります。

KUK 26 \2300
ラ・ルミノーサ アルゼンチン・タンゴ・コンサート
アストル・ピアソラ(1921-1992)/ビクトル・ビリャダンゴス編曲:
カランブレ
ガブリエル・リバーノ(1958-):哀れみ[Lástima]
ペドロ・ラウレンス(1902-1972)/ガブリエル・リバーノ編曲:
わが愛のミロンガ
ガブリエル・リバーノ:Forro en Palermo
アストル・ピアソラ/ガブリエル・リバーノ編曲:アディオス・ノニーノ
ガブリエル・リバーノ:都会のチャカレーラ[Chacarera de la Ciudad]
アストル・ピアソラ/ビクトル・ビリャダンゴス編曲:
ブエノスアイレス午前零時
アストル・ピアソラ/ガブリエル・リバーノ編曲:フガータ
フアン・マリオ・パチョ(1880-1934)/
アドルフォ・ペレス・パチョーロ(1897-1977)変奏/
ガブリエル・リバーノ編曲:半どん[Sabado Ingres]
ガブリエル・リバーノ:Asado Criollo[クレオール風丸焼き]
アンヘル・ビリョルド(1861-1919)/ガブリエル・リバーノ編曲:
ブエノスアイレスっ子[El Porteñito]
ガブリエル・リバーノ:子狐[El Zorrito]
アストル・ピアソラ/ビクトル・ビリャダンゴス編曲:リベルタンゴ
ガブリエル・リバーノ:La Luminosa
アニバル・トロイロ(1911-1975)/マヒモ・プホール編曲:
タンゴ街[Barrio de Tango]
ガブリエル・リバーノ:Circo Humano
アストル・ピアソラ/ビクトル・ビリャダンゴス編曲:勝利
エグベルト・ジスモンチ(1947-)/ガブリエル・リバーノ編曲:道化師
ガブリエル・リバーノ:三月[Marzo]
ガブリエル・リバーノ・トリオ
ガブリエル・リバーノ(バンドネオン)
ビクトル・ビリャダンゴス(ギター)
モニカ・タラガーノ(フルート)
録音:2006年6月、ドイツ、バート=ホンブルク城内教会、ライヴ

KUK 61 2枚組 \4050
ヘンデル(1685-1759)/モーツァルト(1756-1791)編曲:
オラトリオ「メサイア」
マーリース・ペーターゼン(ソプラノ)
マルゴット・オイツィンガー(アルト)
マルクス・シェーファー(テノール)
マレク・ジェプカ(バス)
ユルゲン・ブッダイ(指揮)
ハノーファー・ホーフカペレ(ピリオド楽器使用)
マウルブロン室内合唱団
録音:2006年10月2-3日、マウルブロン修道院付属教会堂、ライヴ
マウルブロン修道院シリーズの中心プロジェクトであるヘンデルのオラトリ
オ。前回第7弾はオリジナルの「メサイア」でしたが今回第8弾はモーツァル
ト編曲版です。

KUK 99 \2300
人は生き、存す 誕生-現世-永遠 ア・カペラ・コンサート
フランツ・ビーブル(1906-2001):アヴェ・マリア
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):聖母讃歌
アルヴォ・ペルト(1935-):その息子の…[Which was the son of ...]
モートン・ローリゼン(1943-):おお、大いなる神秘
ヤン・サンドストレム(1954-):グローリア
ヴォルフラム・ブーヒェンベルク(1962-):われは生命のパンなり
マックス・レーガー(1873-1916):人は生き、存す/夜の歌/朝の歌
メンデルスゾーン(1809-1847):時は今[Hora est]
ユルゲン・ブッダイ(指揮)
マウルブロン室内合唱団
録音:2006年6月、マウルブロン修道院付属教会堂、ライヴ

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07-06 No.14-1

2007年06月22日 16時00分35秒 | Weblog
<DOREMI>
DHR 7921 5枚組 \9980
「ピアノ・トリオ名演集 / ギレリス、コーガン&ロストロポーヴィチ」
(1)ハイドン:ピアノ三重奏曲第16番ニ長調Hob.XV:16(録音:1951年モスクワ)
(2)同:ピアノ三重奏曲第16番ニ長調Hob.XV:16(録音:1959年2月28日ロンドン)
(3)同:ピアノ三重奏曲第19番ト短調Hob.XV:19(録音:1952年モスクワ)
(4)ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」(録音:1956年モスクワ)
(5)同:ピアノ三重奏曲変ホ長調WoO.38(録音:1950年モスクワ)
(6)モーツァルト:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調KV.254(録音:1952年モスクワ)
(7)同:ピアノ三重奏曲第6番ト長調KV.564(録音:1952年モスクワ)
(8)チャイコフスキー:
ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「ある偉大な芸術家の思い出のために」
(録音:1952年1月2日モスクワ)
(9)サン=サーンス:
ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.18(録音:1953年モスクワ)
(10)シューマン:
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63(録音:1958年8月8日モスクワ)
(11)ショスタコーヴィチ:
ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67(録音:1959年2月28日ロンドン / ライヴ)
(12)フォーレ:
ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15 / ルドルフ・バルシャイ(Va)
(録音:1958年モスクワ)
(13)ブラームス:
ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40 / ヤコブ・シャピロ(Hrn)
(録音:1951年2月25日)
(14)ボロディン:
ピアノ三重奏曲ニ長調 / ツィガノフ(Vn)シリンスキー(Vc)
(録音:1950年モスクワ)
ことし80歳の誕生日を迎えてまもなく、ひと月後の4月27日に亡くなったチェロ
の巨人ロストロポーヴィチ。このたびドレミからも追悼盤がリリースされます。
メロディア録音を集めた内容は大家ギレリス、コーガンと組んだトリオの名演
奏。ロストロポーヴィチも20代後半から30代とまだまだバリバリ弾いていた頃、
強烈な個性のぶつかり合いから生みだされる熱気と濃さが共通の魅力です。





<TAHRA>
FURT 1067 4枚組 \5400
ベートーヴェン:
(1)交響曲第3番「英雄」(2)第5番「運命」(3)第6番「田園」(4)第9番「合唱」
ブラームス:(5)交響曲第1番(6)ハイドンの主題による変奏曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
(1)-(3)ベルリンPO.(4)エリーザベト・シュワルツコップ(S)
エルザ・カヴェルティ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)オットー・エーデルマン(Bs)
フィルハーモニアO.
(5)(6)北ドイツ放送SO.
録音:(1)1952年12月8日ベルリン(2)(3)1954年5月23日ベルリン
(4)1954年8月22日ルツェルン(5)(6)1951年10月27日ハンブルク
もうなにも申しあげることのないフルトヴェングラー、戦後のベートーヴェ
ン、ブラームスの名盤中の名盤の復活。宇野功芳先生曰く「(2)録音も非常に
良い。生々しさは最高。分離も良く、倍管のホルンも見事にとらえられている
し、指揮者とオーケストラの激しい気迫も如実に伝わってくる。47年5月27日
盤、54年のスタジオ録音と並ぶベスト3として永く世に残したいCDといえよう。
(4)仏ターラ盤は弦もかなり鮮明に鳴り、セブンシーズ盤に比べるとはるかに
音質が良いので「ルツェルンの第九」を聴くのならこのCDを押したい。
(5)ティンパニが良くとれており、濃厚な音のドラマが展開されてゆく。指揮
者の気迫とひびきの密度はほかのどのCDよりも凄まじい。」
(オリジナルのFURT.1001,1003,1008/11はすでに廃盤です。)



<AEON>
AE 0749 \2250
ピアソラ:
ロコへのバラード*、南に帰る*、カランブレ、タンゴの追憶、わが死へのバ
ラード、ブエノスアイレス零時、チェ…タンゴ・チェ*、新しい波、バチンの
少年* 他
デボラ・ラス(ヴァーカル)* 
カリエンテ・クァルテット〔ギヨーム・オド(バンドネオン)セドリック・
ロレル(P),ミシェル・べリエ(Vn),ニコラ・マルティ(Db)〕
前作のピアソラ作品集(AE0424)で熱い音楽を聴かせてくれたカリエンテ・
クァルテットのピアソラ作品集第2弾!ヴァーカルにデボラ・ラスを迎え甘美
で妖艶な音楽を作り上げています。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 205 \2250
「ピアソラ / ル・グラン・タンゴ」
ピアソラ:
(1)ブエノスアイレスの四季-ヴァイオリン、チェロとピアノのためのタンゴ
[ホセ・ブラガート編]
(2)オブリヴィオン-ヴァイオリン、チェロとピアノ[ホセ・ブラガート編]
(3)4つのタンゴ-ヴァイオリンとピアノ[オスバルド・カロー編]
 レビラード / アディオス・ノニーノ / 天使のミロンガ / フラカナパ
(4)ル・グラン・タンゴ-ヴァイオリンとチェロ
フリーデマン・アイヒホルン(Vn) ユリウス・ベルガー(Vc) 
ホセ・ガジャード(P)
録音:2005年3月29-31日マインツ、SWRフンクハウス
作曲を師事したナディア・ブーランジェに“タンゴこそがあなたの音楽よ!”
と言われ、タンゴの世界に革命を起こしたピアソラ。クレーメルやマらが火
付け役となり90年代後半に一大ブームが巻き起こりましたが、いままたクラ
シック・アレンジによるアルバムを世に問うのはブエノスアイレス生まれの
ガジャードらによるトリオ。大親友としての厚い信頼関係からピアソラ作品
編曲のすべてを任されたブラガートによる「四季」をはじめ、情熱的で人間
臭い音楽はいつ聴いても強烈な魅力です。





<CASCAVELLE>
VEL 3109 \2080
(1)ブラームス:ハンガリー舞曲集より第6番 / 第1番 / 第5番 / 第8番
(2)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
(3)ポルムベスク:望郷のバラード
(4)ディニク:ホラ・スタッカート
(5)グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
(6)シミオン・スタンチウ:
ルーマニアの踊り / モルダヴィア狂詩曲 / ルーマニア・ノスタルジー
(7)ドビュッシー:パンの笛
シミオン・スタンチウ(パンフルート)
クロード・シュニッツラー(指)モンテ・カルロPO.
録音:1987年9月モンテ・カルロ、サル・ド・コンセール
CMにも使われ日本でもかつて爆発的ブームを起こしたパンフルート。素朴で
可愛らしい音色に独特の魅力があり、速いパッセージでは必死な感じがかえっ
てどことなくユーモラスな味わいさえも漂わせます。あの望郷のバラードを
はじめハンガリー舞曲やルスランなど名曲の数々は、さしずめ“パンフルー
ト協奏曲”といったところで理屈抜きに楽しめるものばかり。エラート原盤。





<Bel Air>
BAC 022(DVD-Video) 2枚組 \5400
NTSCe
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
ニーナ・シュテンメ(アイーダ)、
サルヴァトーレ・リチートラ(ラダメス)、
ルチアーナ・ディンティーノ(アムネリス)、
ホアン・ポンス(アモナズロ)、マッティ・サルミネン(ラムフィス)、
ギュンター・グロイスベック(エジプト国王)、
ミラスロフ・クリストフ(使者)、クリスティアーネ・ケール(巫女の長)
アダム・フィッシャー(指)チューリッヒ歌劇場管弦楽団
演出:ニコラ・ジョエル
収録:チューリッヒ歌劇場(2006年5月)
顔ぶれも豪華なら舞台も豪華、堂々たる「アイーダ」の登場です。アイーダに
は、今をときめくニーナ・シュテンメ。2007年9月のチューリッヒ歌劇場「ば
らの騎士」公演でも公爵夫人役で登場予定、今最も旬のメゾ・ソプラノです。
舞台での彼女は存在感たっぷり、もちろん歌唱は文句なし。アムネリス役ディ
ンティーノの嫉妬にもえる強い歌声も圧巻。ラダメス役のリチートラによる
「清きアイーダ」のアリアはバッチリ決まって、今もっともあぶらののった
テノールの一人であることを痛感させます。歌劇場のオケも実にうまい!ファ
ンファーレも見事に決まっています。歌唱陣、オケをまとめあげるは巨匠ア
ダム・フィッシャー。オペラ界でも輝かしいキャリアをもち、オーストリア
・ハイドン・フィルハーモニーの首席指揮者も勤めるフィッシャーの実に見
事な仕事ぶりも必見。演出は、今夏マッシモ劇場公演でも演出をつとめるニ
コラ・ジョエル。時代設定は、ファラオの時代ではなく、帝国主義の領地拡
張論がイタリアで盛り上がっていた20世紀初頭。ピラミッドのかわりに大砲
を用い、エチオピアの奴隷であるアイーダの衣装も、中産階級の人々の装い。
見るほうも、目と頭を古代にシフトチェンジする必要がないので、音楽と物
語に自然に集中することができます。屈することに抗い、最後は死を選び取
ることによって自らを奴隷身分から開放したアイーダという女性自身のドラ
マが見事に描かれています。今もっとも注目の歌劇場が放つ、最高のメンバ
ーによる「アイーダ」、絶対オススメです!




<naive>
OP 30427 \2080
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集第2集
協奏曲RV 232ニ長調、RV 264ホ長調、RV 325ト短調、RV353イ長調、
RV243 ニ長調「senza cantin」、RV 368変ロ長調
アントン・シュテック(Vn)
モード・アンティコ、フェデリコ・マリア・サルデッリ
絶好調のヴィヴァルディ・エディション最新盤は、好セールスを記録した
「ヴァイオリン協奏曲集第1集/オノーフリ(OP 30417)」に続くヴァイオリ
ン協奏曲第2弾。流浪の名人、コンチェルト・ケルンのメンバーであり、ドイ
ツのトロッシンゲンにある音楽院で後進の指導にもあたっている、アントン
・シュテックの登場です。シュテックは、インタビューで、「鬼才パガニー
ニの先駆者は、ロカテッリ(1695-1764)であったと考えていました。しかし、
ロカテッリにはヴィヴァルディというものすごいライバルがいた、というこ
とを痛感させられたレコーディングとなりました」と語っているように、超
絶技巧の嵐に息つく暇もありません!高度なテクニックと知力とを兼ね備え
たシュテックによる演奏は、音符ひとつひとつが溌剌としていて踊っている
かのよう。デュナーミクの対比、ふとした瞬間に翳るニュアンス、どの曲も
どの小節どの音も、驚きと喜びに満ちています。一度聴いたらやめられない
刺激的な一枚です。




<AVI>
4260085 530823 2枚組 \3650
CD1:シベリウス:メランコリーOp.21、グリーグ:チェロ・ソナタ
CD2:ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19
ターニャ・テツラフ(Vc)グニッラ・シュスマン(P)
録音:2005年
クリスチャン・テツラフの妹ターニャ・テツラフとノルウェー人の若手ピアニ
スト、グニッラ・シュスマンによるチェロ・ソナタ集。今年2007年はグリーグ
没後100年、シベリウス没後50年の年で北欧三昧。比較的初期の作品の一つシ
ベリウスのメランコリーは、チフスのため早逝した末娘を悼み作曲され、深い
悲しみと行き場のない感情が入り混じった作品です。ターニャ・テツラフが
心の葛藤を上手く描き出し、悲哀感たっぷりに演奏しています。またグリー
グ唯一のチェロのための作品ソナタは北欧の独特の空気感を盛り込んだ美し
い作品。艶やかな音色が曲にぴったりとフィットしています。2枚目のラフマ
ニノフもチェロの大曲ですが、余裕のあるたっぷりとした音でラフマニノフ
節を聴かせています。ターニャ・テツラフは2007年7月来日予定。

4260085 531004 14枚組 \12200
限定BOX
シュパヌンゲン音楽祭10年の歩み (1999年ー2006年ライヴ録音集)
CD1: 1999年ライヴ・レコーディング
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲Op.81、タチアナ・コマロヴァ:トリオ、
ストラヴィンスキー:兵士の物語(抜粋)*
ラルス・フォークト(P) クリスチャン・テツラフ(Vn) 
アンティエ・ヴァイトハース(Vn) キム・カシュカシャン(Va)
ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
ニコライ・シュナイダー(Vc ペーター・リーゲルバウアー(コントラバス)* 
マイケル・コリンズ(Cl)* ダーク・イェンセン(ファゴット)*
イェルーン・ベルワールツ(Tp)* デビッド・パーサー(Tb)* 
ステファン・ラップ(G)* ダニエル・ハーディング(指)*
CD2: 1999年ライヴ・レコーディング
シェーンベルク:浄められた夜Op.4(六重奏版)、
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
イザベル・ファン・クーレン(Vn) マイケル・コリンズ(Cl)
アルバン・ゲルハルト(Vc) ラルス・フォークト(P)
CD3: 2000年ライヴ・レコーディング
ハイドン:ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob. XV/15、
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
クリスチャン・テツラフ(Vn) イザベル・ファウスト(Vn)
タチアナ・マスレンコ(Va) ボリス・ペルガメンシコフ(Vc) 
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
CD4: 2000年ライヴ・レコーディング
ブラームス:ピアノ三重奏曲 Op.8、
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲Op.87
ラルス・フォークト(P)イザベル・ファウスト(Vn) 
ディームート・ポッペン(Va) ターニャ・テツラフ(Vc)
CD5: 2001年ライヴ・レコーディング
ハイドン: ピアノ三重奏曲 ハ長調 Hob.XV/27、
モーツァルト:
ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調KV292、ディヴェルティメント
変ホ長調KV563
ラルス・フォークト(P) アンティエ・ヴァイトハース(Vn) 
アルバン・ゲルハルト(Vc) ダーク・イェンセン(ファゴット) 
ターニャ・テツラフ(Vc)
クリスチャン・テツラフ(Vn) タベア・ツィンマーマン(Va)
CD6: 2001年ライヴ・レコーディング
ヒンデミット:
ヴァイオリン・ソナタOp11/6、10楽器のためのソナタ(断章)(1917)
ベルク:アダージョ、
プーランク:トリオ、
プロコフィエフ:五重奏曲 ト長調 Op.39
クリスチャン・テツラフ(Vn) コルネリア・ブランドカンプ(Fl) 
ディームート・シュナイダー(Cl) イブ・ハウスマン(Cl) 
ヨッヘン・ウベローデ(Hrn)
ダーク・イェンセン(ファゴット) ユリア・フィッシャー(Vn) 
ダニエル・ホープ(Vn) タチアナ・マスレンコ(Va) 
アルバン・ゲルハルト(Vc) 
ロルフ・ヤンセン(コントラバス) クリスチャン・ウィッツェル(Ob)
アンドレアス・バッハ(P) タベア・ツィンマーマン(Va)
CD7: 1999 & 2001年ライヴ・レコーディング
ブラームス:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25、ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60
ラルス・フォークト(P) ユリア・フィッシャー(Vn) 
タチアナ・マスレンコ(Va) グスタフ・リヴィニウス(Vc) 
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
キム・カシュカシャン(Va) ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
CD8: 2000 & 2001年ライヴ・レコーディング
モーツァルト:
ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 KV452 、
フルート四重奏曲第1番KV285、弦楽五重奏曲第4番ト短調 KV516
ラルス・フォークト(P) ウルリッヒ・ケーニッヒ(Ob) 
ディームート・シュナイダー(Cl) ヨッヘン・ウベローデ(Hrn) 
ダニエル・ジェミソン(ファゴット)
コルネリア・ブランドカンプ(Fl) タチアナ・マスレンコ(Va) 
グスタフ・リヴィニウス(Vc) クリスチャン・テツラフ(Vn) 
アンティエ・ヴァイトハース(Vn) ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
CD9: 2000 & 2002年ライヴ・レコーディング
ドヴォルザーク:ピアノトリオ第3番 ヘ短調 Op65
ショスタコーヴィッチ: ピアノトリオ 第2番 ホ短調 Op.67
ラルス・フォークト(P) クリスチャン・テツラフ(Vn) 
ボリス・ペルガメンシコフ(Vc) アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
CD10: 2003年ライヴ・レコーディング
サン=サンーンス:動物の謝肉祭、幻想曲Op.124、
J.フランセ:ディヴェルティメント、
マルセル・ソラージュ:
レジェンド-オーボエ、フルートとハープのための作品、
ロジェ・ブトリ:
インターフェアレンス-ファゴットとピアノのための作品、
ミヨー:スカラムーシュ
ダーク・イェンセン(ファゴット) アンティエ・ヴァイトハース(Vn) 
アネッテ・ベア・ケーニッヒ(Vn) ステファン・フェーラント(Va) 
グスタフ・リヴィニウス(Vc) ペーター・リーゲルバウアー(コントラバス) 
ウルリッヒ・ケーニッヒ(Ob) アンドレア・リーバークネヒト(Fl) 
ヤナ・ボウシュコヴァー(Hrp) ミハエラ・ウルスレアサ(P) 
ラルス・フォークト(P)
CD11: 2003年ライヴ・レコーディング
ブラームス:
ピアノ四重奏曲第2番 イ長調 Op26、ピアノ三重奏曲第2番Op.87
ラルス・フォークト(P) クリスチャン・テツラフ(Vn) 
ヘルムート・ローデ(Va) ハインリッヒ・シフ(Vc) 
イザベル・ファウスト(Vn) 
ステファン・フェーラント(Va) グスタフ・リヴィニウス(Vc)
CD12: 2003 & 2004年ライヴ・レコーディング
モーツァルト:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K478 、ピアノ三重奏曲 変ホ長調 K502
ベルク:ソナタ(ハイメ・ミューラー編)、
シェーンベルク:室内交響曲Op.9*
ラルス・フォークト(P) イザベル・ファウスト(Vn) 
ステファン・フェーラント(Va)ナタリー・クライン(Vc)
クリスチャン・テツラフ(Vn)* イメ・ミューラー(Vn)* 
ハンナ・ワインマイスター(Vn) グスタフ・リヴィニウス(Vc) 
アルバン・ゲルハルト(Vc)
コルネリア・ブランドカンプ(Fl)* 吉井瑞穂(Ob)*
クリスチャン・ウィッツェル(Ob)* ディームート・シュナイダー(Cl)* 
シャロン・カム(Cl)*
トーマス・アダムスキー(Cl)* 
シュテファン・シュヴァィゲルト(ファゴット)* 
ローラー・クラウス(ファゴット)*
マリー・ルイーゼ・ノイネッカー(Hrn)* 河原泰則(コントラバス)* 
ダニエル・ハーディング(指)*
CD13: 2004年ライヴ・レコーディング
ドヴァルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタOp.100
チャイコフスキー:
ピアノ三重奏曲《偉大な芸術家の思い出のために》Op.50
アンティエ・ヴァイトハース(Vn) ラルス・フォークト(P) 
クラウディオ・ボルケス(Vc)
CD14: ボーナスCD 2006年ライヴ・レコーディング
ブレット・ディーン:リコレクションズ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 ラルス・フォークト(P)
ピーター・マクスウェル・デイヴィス:狂王のための8つの歌
毎年ハイムバッハで行われているシュパヌンゲン音楽祭のコンサートを集めた
14枚BOX。この音楽祭は10年目を迎え、主催者であるラルス・フォークトをは
じめとする大物アーティストによる特別な室内楽コンサートが多く行われてい
ます。ここに収められているものは1999年から2006年までのライヴ音源で、今
をときめく若手指揮者のダニエル・ハーディングの「ストラヴィンスキー:
兵士の物語」、「シェーンベルク:室内交響曲」が収録!その他の出演陣もク
リスチャン・テツラフ、イザベル・ファウスト、ユリア・フィッシャーなど
など超豪華メンバーが揃っています。

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07-06 No.14-2

2007年06月22日 16時00分02秒 | Weblog
4260085 530533 6枚組 \8800
ルール・ピアノ・フェスティヴァル エディションVol.15
CD1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」、
ショパン:ロンドOp.1
フランツ・リスト:
バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」とロ短調ミサ曲の「十
字架につけられ」に通奏低音による変奏曲、
ショスタコーヴィッチ:24の前奏曲 Op.34
ベートーヴェン:
ロンド・ア・カプリッチョ(なくした小銭への怒り)Op.129
ベートーヴェン:
サリエリ「ファルスタッフ」アリア「まさにその通り」の主題による10の
変奏曲WoO.73.
ショパン:ポロネーズ 嬰ト短調、2つのポロネーズOP.26-1
ラフマニノフ:プレリュード第5、7番
ドミトリ・バシキーロフ(P) デヴィッド・カド-シュ(P)
CD2
ヘルムート・ラッヘンマン:シューベルトの主題による5つの変奏
シューベルト:即興曲第1番&3番
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
シューマン:ユモレスクOp.20
ヘルベルト・シュフ(P)
CD3
J.S.バッハ:パルティータBWV828
ブーレーズ:12のノタシオン(ピアノのための)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番
ダヴィド・フレイ(P)
CD4
モーツァルト/ロバート・レヴィン:レクチャーI、II
ロバート・レヴィン(P)
CD5
H.W. ヘンツェ:
「2台ピアノのための侵略ピアニスチカ」、「夜のセレナーデ」、
「ルーシー・エスコット」変奏曲(1963)、
「若いピアニストのための6つの小品」-子供のためのオペラ〈ポッリチーノ〉
より(1980)、「トッカータ・ミスティカ」(1994)、「トリスタン」(2003)、
「ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」(1948/1963)、
「アダージョ、アダージョ」(1993)
ジークフリート・モーゼル(P) クリスチャン・シャモレル(P)
ゴットフリート・シュナイダー(Vn) セバスチャン・ヘス(Vn)
CD6
ショパン:
幻想ポロネーズOp.61、ドン・ジョヴァンニの「お手をどうぞ」の主題による
変奏曲Op.2
スケルツォ第2番Op.31、華麗なる大円舞曲Op.18
ラフマニノフ:
メロディOp3-3、ユモレスクOp.10-5、舟歌Op10-3、前奏曲Op.32-5、
前奏曲Op.32-121、練習曲集「音の絵」Op.33-6、
バッハ(ラフマニノフ編):
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番(プレリュード、ガヴォット、ジグ)
ウラディミール・ハーリン(P)
ルール・ピアノ・フェスティヴァル エディション
ドイツの「ルール」地方で毎年行われるルール・ピアノフェスティヴァル・エ
ディションの第14&15集が発売。これまで名前や評判だけを耳にして演奏を聴
く機会のなかったピアニストなどピアノ好き必聴。
作品もバッハから現代までと幅広く飽きのこない内容です。

4260085 530670 3枚組 \4500
ルール・ピアノ・フェスティヴァル エディションVol.14
CD1 モーツァルト作品集
(1)4手のためのピアノ・ソナタ ハ短調KV.19d
(2)グルックの「メッカの巡礼」の「愚かな民が思うには」による10つの
変奏曲 ト長調 KV455
(3)サルティの<仔羊のように>による8つの変奏曲 イ長調 KV460
(4)クラリネット三重奏曲 変ホ長調 KV498 「ケーゲルシュタット・トリオ」
(5)ピアノ協奏曲「戴冠式」第26番ニ長調KV537(フンメル編曲)
[CD1:(1)ジークフリート・マウザー(P) クリスチャン・シャモレル(P) 
(1)2006年7月23日(2)ジュゼッペ・アンダローロ(P)(2)2006年5月26日
(3)キム・ソンウク(P)B2006年5月26日(4)エレーナ・バシュキロワ(P)
マティアス・グランダー(Cl) フェリクス・シュヴァルツ(Va)
(4)2006年6月3日(5)セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(P)
アンドレア・リーバークネヒト(Fl)アンドレィ・ビーロウ(Vn)
ニコラス アルシュターツ(Vc)(5)2006年8月2日]
CD2 変奏曲集
(1)ベートーヴェン: 32の変奏曲 ハ短調 WoO 80
(2)シューマン:アベック変奏曲 Op.1
(3)メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲ニ短調Op.54
(4)フランク:前奏曲、フーガと変奏曲Op.18
(5)ラフマノノフ:ショパンの主題による変奏曲 Op.22
(6)ローゼンブラット:パガニーニの主題による変奏曲
[CD2: (1)ジュゼッペ・アーノルド(P)(1)2006年5月26日
(2)ヘルベルト・シュフ(P)(2)2006年5月27日(3)ロバート・レヴィン(P)
(3)2006年7月27日(4)ジュゼッペ・アーノルド(P)(4)2006年5月26日
(5)ウラジミール・フレストフ(P)(5)2006年8月17日(6)ニコライ・トカレフ(P)
(6)2006年7月15日]
CD3 現代ピアノ作品集
(1)ハリソン・バートウィッスル:チェロとピアノのため
(2)J.ハービソン:ソナタ第2番
(3)タチアナ・コマロヴァ:主題と7つの変奏曲
(4)クシシトフ・メイエル:
自動ピアノのための作品-サン=スーシの思い出(世界初演)
(5)シュテッフェン・シュライエルマッヒャー:
2つの自動ピアノのための作品(世界初演)
(6)ヴォルフガング・リーム:トンボー第5番
(7)エリオット・カータ:断続
(8)ダウランド/W.バード編:涙のパヴァーヌ
[CD3: (1)ティル・フェルナー(P) エイドリアン・ブレンデル(Vc)
(1)2006年8月9日(2)ロバート・レヴィン(P)(2)2006年7月27日
(3)ラルス・フォークト(P)(3)2006年8月15日(4)/(5)ユルゲン・ホッカー(P)
(4)/(5)2006年6月5日(6)ベルンハルト・ヴァンバッハ(P)E2006年6月8日
(7)/(8)ピーター・ゼルキン(P)(7)/(8)2006年5月25日]





<ALTUS>
ALTDVD 008(DVD-Video) \4935
(1)モーツァルト:交響曲第33番
(2)ブルックナー:交響曲第7番
(3)特典映像「ヨッフム、ブルックナー第7番を語る」
オイゲン・ヨッフム(指)アムステルダム・コンセルトヘボウ管
録音:1986年9月17日 NHKによる人見記念講堂における実況録画
巨匠ヨッフム最後の来日にして、亡くなる半年前の伝説的演奏会がついにDVD
化! この演奏会、DVD化の要望が非常に高かったもので、来日演奏会思い出
の5指に入りえる屈指の名演と思われます。宇野功芳氏も「ただごとでないブ
ルックナー、世界最高のモーツァルト」と激賞する演奏。またインタビュー
映像も感動的で、再来日を促す質問者に対して、穏やかな笑顔で「神がお許し
になれば」と答えるヨッフムが恐ろしく神々しく、生き仏の風格!必見と申せ
ましょう。




<BIS>
BIS 1548 \2250
北斗のトランペット協奏曲集
(1)ハッリ・ヴェスマン:トランペット協奏曲(1987)
(2)ブリッタ・ビストレム:妄想協奏曲(2005)
(3)アルフレド・ヤンソン:
ノルウェー舞曲(ノルドロークへの感謝を添えて)(1996)
(4)クリスチャン・リンドベルイ:
アクバンク・ブンカ-Trpと室内Oのための(2004)
ウーレ・エドヴァルド・アントンセン(Trp)
クリスチャン・リンドベルイ(指)ノルディック室内O
現在(2006年6月)、来日公演中のアントンセンとリンドベルイ&ノルディック
室内管。彼らが各地で演奏して話題となり、問い合わせが殺到しているトラン
ペット協奏曲「アクバンク・ブンカ」、お待たせ致しました、ようやくお届け
できます。これは最近作曲家としても注目されているトロンボーンの超人リン
ドベルイが2004年にアントンセンのために書いたもの。「アクバンク・ブン
カ」とは「文化の銀行」というリンドベルイ自身の造語で、現代的ではなく、
とにかく面白い作品。フィンランドのヴェスマン、スウェーデンのビストレ
ム、ノルウェーのヤンソンいずれも個性的で、アントンセンの金の音色が光
ります。

BIS 1419 \2250
ヘイクル・トウマソン:
(1)フルート協奏曲第1番(1997)
(2)同第2番(2001)
(3)2本のコントラバスのための協奏曲「微光」(2001/2)
シャロン・ベザリー(Fl)、ハヴァルズル・トリュグヴァソン、
ヴァルル・パウルソン(Db)、
ベルンハルズル・ヴィルキンソン(指)アイスランドSO
現代アイスランドを代表する中堅作曲家ヘイクル・トウマソン(1960-)。BIS
3枚目の作品集登場となります。非常に知的な作風が特徴です。シャロン・ベ
ザリーのために作曲した「フルート協奏曲第2番」のみBIS-CD-1499と同音源
ですが、2曲に協奏曲ともども彼女ならではの神業を聴くことができます。
2本のコントラバスを主役とした協奏曲も着想の妙が光ります。

BIS SA 1530(SACD-Hybrid) \2380
リスト:
(1)ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
(2)同第2番イ長調
(3)死の舞踏
アルナルド・コーエン(Pf)、
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO
オール・ブラジル・キャストによるリストの協奏曲集。BIS3枚目のCDとなる
アルナルド・コーエンはリスト弾きとして定評のある名手。骨太な超絶技巧
を味わえます。






<Profil>
PH 07028(SACD-Hybrid) \2180
ラフマニノフ:
(1)合唱交響曲「鐘」Op.35
(2)交響的舞曲Op.45
タチヤナ・パヴロフスカヤ(S)
エフゲニー・アキーモフ(T) ウラジーミル・ヴァネーエフ(Br)
レーゲ・アルティス室内合唱団
セミヨン・ビシュコフ(指)WDRケルン放送交響楽団&合唱団
録音:2006年9月ケルン、フィルハーモニー(ライヴ)
ビシュコフ&手兵ケルン放送響による最新アルバムはラフマニノフ。
晩祷とならび合唱ジャンルの傑作として名高い「鐘」は、1913年ローマ滞在中
に象徴派詩人バリモント訳によるポーの詩作にインスパイアされて“熱病のよ
うな情熱を傾けて作曲し、全作品の中でもっとも気に入っている”と自身も述
べた力作。性格の異なる4つの楽章はそれぞれ、明るい希望と憧れに満ちた
「銀の鐘」、華やかな婚礼を表す「黄金の鐘」、恐怖の警鐘である「銅の鐘」、
そして死と葬式を象徴する「鉄の鐘」となっています。
ビシュコフのラフマニノフ録音では、デビュー間もない頃のパリ管との第2交
響曲で聴かせた濃厚な音楽が鮮烈なイメージとして思い起こされますが、やは
りねっとりとした味付けはお手のもの。しかもこのたびは手兵に加え、本場か
ら迎えたゲストの声楽陣がめっぽう強力。ラテン語で“芸術の法則に遵って”
を意味するレーゲ・アルティスは、ボリス・アバリャン率いるサンクトぺテ
ルスブルクの精鋭アンサンブル(総勢25名・1987年設立)。ソリストもゲル
ギエフの録音などでおなじみのアキーモフらロシア勢が顔を並べています。
とくに彼らの実力が全開となる長大な終楽章は最大の聴きどころ、SACDマル
チチャンネル再生では効果も満点です。
いっぽう、渡米後に書かれた最後の作品である交響的舞曲。1952年レニング
ラード生まれ、個性派指揮者としてセンセーショナルに登場したビシュコフ
もことし55歳。パワフルなリズムに代表される晩年の様式が詰まった人気曲
も、いま脂の乗っている彼の充実ぶりを物語る出来栄えとなっています。

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