クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

14-06 No.1

2014年06月06日 10時38分00秒 | Weblog
★☆ダイレクト・トランスファーCD-R DSDファイルの販売開始のお知らせ☆★
当シリーズの3000番台のタイトルはすべてDSDファイルでの販売も行っており
ます。

販売メディア:USBフラッシュメモリー
(4GBを使用予定。1メモリーに1タイトルを収録。メモリーのメーカーの指定は
ご容赦下さい)
ファイル形式:DSDIFFまたはDSF(タイトルによってどちらかの形式になります)
付属品:DSDディスクに付属と同じフロント&バック・インレイ 各1枚
価格:1タイトル ¥1905(税別)

DSDファイルの再生はパソコンとUSB DACの組み合わせで行えます。
昨年よりメーカー数社が、DSDダイレクト再生に対応したリーゾナブルなDACの
発売を開始しました。当店のお薦めはKORGのDS-DAC-10です。
当店HPに商品リンクがございますので、ご利用下さい。

DS-DAC-10の商品説明
http://www.korg.co.jp/Product/Audio/DS-DAC-10/index.html
商品リンク
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/open.html

DSDディスクは受注製造販売となりますので、ご注文をいただいてから発送
までにお時間をいただきますこと、ご了承下さい。

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★消費税変更に伴う価格表示について★
2014年4月1日以降の当HPにおける価格表示は下記のようになります。

●2014年4月1日以降の表示価格には「(税別)」の表記を行い、税抜き価格となり
ます。
●2014年4月1日以前の表示価格は価格のみの表記となり、すべて消費税5%換算
の税込価格となります。実質販売価格はこれより逆算を行い決定いたします。
紛らわしい表記となりますが、よろしくご理解いただきますようお願いいたし
ます。

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2014年6月新譜 5点発売★
発売予定:2014年6月下旬 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3499
モーツァルト:交響曲第34番ハ長調 K.338
レオ・ブレッヒ指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
日VICTOR JD157/8 (独 ELECTROLA EJ607/8と同一録音)
(1930年9月30日ベルリン録音)
レオ・ブレッヒ(1971-1958)はドイツのユダヤ系指揮者。ベルリン高等音楽院
でピアノと作曲を修めた後、1893年にアーヘン市立歌劇場の指揮者の地位につ
いた。1899年にプラハ・ドイツ歌劇場に転出、オイゲン・ダルベールの歌劇
「低地」を初演した。1906年にベルリン宮廷歌劇場(現ベルリン国立歌劇場)の
指揮者に任命され、1913年に総監督に昇進、以降シャルロッテンブルク歌劇場
(現ベルリン・ドイツ・オペラ)、ベルリン・フォルクスオーパー、ウィーン・
フォルクスオーパーの指揮者を歴任。その後ベルリン国立歌劇場に復帰し、
1937年までに2846回の公演を指揮した。1937にラトヴィアのリガ国立歌劇場の
音楽監督に転出、1940年にラトヴィアがソビエト連邦に占拠されると、モスク
ワやレニングラードに客演して大成功を収め、モスクワ音楽院の院長の地位を
要請された。ブレッヒはこれを断りリガに戻ったが、1941年にドイツ軍がリガ
に侵攻したとき、親しかったナチスの文芸部員の仲介で秘密裡にスウェーデン
に亡命、かねてから要請されていたストックホルム王立歌劇場の楽長に就任し
た。戦後の1949年ドイツに帰国、シャルロッテンブルク歌劇場の音楽総監督に
就任した。ブレッヒは1926-7年にフリッツ・クライスラー(1875-1962)と競演
したベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスのヴァイオリン協奏曲の
録音で名前が知られているが、その波瀾の生涯はほとんど知られていなかった。

78CDR-3500
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調 K.504「プラハ」
エルネスト・アンセルメ指揮
スイス・ロマンド管弦楽団
英 DECCA AK1812/4(ffrr 録音)
(1947年7月4日ジュネーヴ放送局スタジオ録音)
エルネスト・アンセルメ(1883-1969)はスイスのヴヴェイ生まれ。数学者を志
したが、1910年指揮者としてデビュー、1915年にジュネーヴ交響楽団の指揮者
になり、1923年までディアギレフが率いるロシア・バレエ団の指揮者を務めた。
1918年にジュネーヴにスイス・ロマンド管弦楽団を設立、1967年まで首席指揮
者の地位にあった。アンセルメは近代フランス音楽、ロシア音楽の解釈者とし
て名声をあげ、特にドビュッシーやストラヴィンスキーの作品を得意とした。
アンセルメはイギリス・デッカのアーティストとして有名だが、デッカ創立以
前にオデオン社のSPレコードにモーツァルトの交響曲第40番と第41番「ジュ
ピター」(オーケストラはいずれもスイス・ロマンド管弦楽団)を録音していた。
デッカ時代にアンセルメが録音したモーツァルトは、この交響曲第38番「プラ
ハ」のSP録音だけだった。明晰で透き通るようなモーツァルトは他の指揮者
では聴けない貴重な演奏である。

78CDR-3501
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543
ブルーノ・ワルター指揮
BBC交響楽団
英 HMV DB2258/60
(1934年5月21-22日 ロンドン録音)
ブルーノ・ワルター(1876-1962)は生涯に交響曲第39番 K.543を3回正規録音し
たが、これは最初のもの。ドイツ出身の大指揮者ワルターはベルリンのシュテ
ルン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1896
年ハンブルク歌劇場で、当時音楽監督だったグースタフ・マーラー(1860-1911)
と出会い交友を深めた。その後ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長、音楽監督を歴任した。1938
年オーストリアがナチス・ドイツに併合されと迫害を避けてフランス、スイス
を経てアメリカに逃れた。この録音はワルターがウィーン・フィルとレコード
・デビューする(1934年10月)する直前イギリスのBBC交響楽団を指揮したもの。
同時にブラームス交響曲第4番も録音された。SPレコードだが演奏は連続して
途切れなく、2台の録音機を交互に回して収録されたことがわかる。上記のブラ
ームスも同様である。おそらくBBC交響楽団の公開演奏会を収録したものと思わ
れる。SPレコード一面ごとに演奏をストップする事がないため指揮者は何の
プレッシャーもなく演奏に没頭している様が窺える名演奏。ここではSPレコ
ードの各面は収録通りで編集していない。

78CDR-3502
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550

サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
米COLUMBIA 69103/5-D(英 COLUMBIA LX656/8 と同一録音)
(1937年2月4日、9月2日&7日ロンドン録音)
サー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)はイギリスの指揮者。裕福な家庭に
生まれ音楽はほとんど独学だった。1910年家族の財産を背景にコヴェント・ガ
ーデンのメネージメント権を得て、ワーグナーの「ニュルンベルクの名歌手」、
R.シュトラウスの「エレクトラ」と「サロメ」の英国初演を自らの指揮で行っ
た。1932年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織、また戦後の1947年
にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を組織した。ビーチャムの指揮する
モーツァルトはSPレコード時代最も権威のあるものとして欧米では受け入れ
られた。このシリーズでも多くの協奏曲を指揮しているが、交響曲は初登場。
録音はビーチャムがモーツァルトの「魔笛」をベルリンで指揮した時期にあた
る。

78CDR-3503
モーツァルト:
交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
歌劇「劇場支配人」序曲 K.486
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HMV C3884/7
(1947年3月15日ウィーン録音)
カール・ベーム(1894-1981)はオーストリアの指揮者。生地のグラーツ大学で
法律博士の学位を得る一方、フランツ・シャルクの紹介でブラームスの親友
だったオイゼビウス・メンディチェフスキに個人教授で音楽を学んだ。1917年
グラーツ市立歌劇場でデビュー、1920年に主任指揮者になった。1921年ブルー
ノ・ワルターの招きでバイエルン国立歌劇場に迎えられた。1927年ダルムシュ
タット市立歌劇場音楽監督、1931年にハンブルク国立歌劇場音楽監督、1934に
ドレスデン国立歌劇場総監督に就任。さらに大戦中の1943年ウィーン国立歌劇
場の総監督に就任した。1945年ドイツ・オーストリアの敗戦により連合軍から
演奏活動禁止命令を受けたが、1947年に解除された。その解除直後にHMVがウィ
ーン・フィルを起用して録音したのが、この「ジュピター」交響曲。

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