クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-06 No.13-1

2011年06月10日 12時26分55秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4778083 \1850
モーツァルト:ホルン協奏曲集
1.第1番ニ長調K.412+514
2.第2番変ホ長調K.417
3.第3番変ホ長調K.447
4.第4番変ホ長調K.495
アレッシオ・アレグリーニ(ホルン)
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2005-7年 ボローニャ
"2009年のアバド生誕75周年を記念して企画されたモーツァルト協奏曲録音
プロジェクト(全3枚)の第1弾で、アバド初録音となるモーツァルトのホルン
協奏曲集。現在、聖チェチーリア音楽院管弦楽団首席奏者として活動する一
方、クラウディオ・アバドに招待され、ルツェルン祝祭管弦楽団、モーツァ
ルト管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団の各首席奏者として活躍するアレッ
シオ・アレグリーニの完璧で傷一つない華麗なソロが光る1枚です。

4779449 3枚組 \5180
CD1
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調〔ノヴァーク版〕
CD2
シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op.43
CD3
1.ニールセン:交響曲第5番Op.50
2. 同 第4番Op.29《不滅》
エーテボリ交響楽団
指揮:グスターボ・ドゥダメル
録音:2008-10年 エーテボリ
2007/8年シーズンから北欧の名門エーテボリ交響楽団の首席指揮者に就任し
た若き巨匠ドゥダメル。早くも蜜月関係を築きつつある同コンビは英「ガー
ディアン」や米「ワシントン・ポスト」紙上で早くも大絶賛されていますが、
この3枚組にはその実力を証明する近年のライヴの記録が収められています。
厳然と彫琢されたブルックナー、躍動感あふれるシベリウス、阿修羅の如く
渦巻くニールセンのいずれも必聴です!

4764173 \1850
フランチェスコ・トリスターノ/バッハ・ケージ
1. トリスターノ:イントロイト
2. J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
3. ケージ:ある風景の中で(1948)
4. ケージ:四季(1947)
5. J.S.バッハ:デュエット 第1番 ホ短調 BWV802
6. J.S.バッハ:デュエット 第2番 ヘ長調 BWV803
7. J.S.バッハ:デュエット 第3番 ト長調 BWV804
8. J.S.バッハ:デュエット 第4番 イ短調 BWV805
9. ケージ:南のエチュード 第8番(1974-75)
10. トリスターノ:インタルーズ
11. J.S.バッハ:フランス組曲 第1番 BWV.812から メヌエットII
フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)
録音:2010年 ベルリン、テルデック・スタジオ
クラシック、テクノ、コンテンポラリーと縦横無尽に「音楽」を奏でる奇才、
フランチェスコ・トリスターノのメジャー・デビュー盤。1981年ルクセンブ
ルク生まれ。ルクセンブルク音楽院、王立ブリュッセル音楽院、ラトヴィア
音楽アカデミー、パリ市立音楽院、ジュリアード音楽院で研鑽を積む。ラ・
ロック・ダンテロン、ルール・ピアノ・フェス等著名音楽祭に参加、2000年、
19歳でプレトニョフ指揮RNOとアメリカ・デビュー。2004年オルレアン20世紀
音楽国際ピアノコンクール優勝。クラシックのみならず、テクノ、電子音楽
など様々な分野でも活躍中。当アルバムはテクノ界の重鎮モーリッツ・フォ
ン・オズワルドのプロデュースにより、クラシック音楽の様式にのっとらず
に制作されたクラシック・アルバムで、独自のサウンドを展開。バッハとケ
ージを現代的視点から捉えて呈示するユニークな作品です。6/7の東京/白寿
ホールでの公演を皮切りに、全国6箇所で現在来日公演ツアー中。

4779730 2枚組(1枚価格) \1850
ムター/ザ・コンプリート・ミュージシャン‐ハイライト
CD1
1.プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ-第1楽章
2.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番-第1楽章
3.ブラームス:
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲-第2楽章
(チェロ:アントニオ・メネセス)
4.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番-第3楽章
(以上ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン)
5.ルトスワフスキ:パルティータ-第1楽章
(ピアノ:フィリップ・モル BBC交響楽団 指揮ヴィトルト・ルトスワフスキ)
6.ベートーヴェン:弦楽三重奏曲Op.9‐3-第3楽章
(ヴィオラ:ブルーノ・ ジュランナ チェロ:ムスティスラフ・ロストロポー
ヴィチ)
7.同:ヴァイオリン・ソナタ第7番-第3楽章(ピアノ:ランバート・オーキス)
8.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲-第1楽章
(シュターツカペレ・ドレスデン 指揮:アンドレ・プレヴィン)
9.ドビュッシー:美しき夕暮れ(ピアノ:ランバート・オーキス)
10.サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン)
11.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲-第3楽章
(ニューヨーク・フィルハーモニック 指揮:クルト・マズア)
CD2
1.ヴィヴァルディ:《四季》-〈冬〉(トロンハイム・ソロイスツ)
2.プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番-第2楽章
(ピアノ:ランバート・オーキス)
3.ガーシュウィン:必ずしもそうじゃないぜ(ピアノ:アンドレ・プレヴィン)
4.ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲-第3楽章
(ニューヨーク・フィルハーモニック 指揮:クルト・マズア)
5.バーンスタイン:プラトンの《饗宴》によるセレナード-第2楽章
(ロンドン交響楽団)
6.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲-第3楽章
(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 以上指揮:アンドレ・プレヴィン)
7.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番《雨の歌》-
(ピアノ:ランバート・オーキス)
8.J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲第1番-第2楽章(トロンハイム・ソロイスツ)
9.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番-第2楽章
(ピアノ:ランバート・オーキス)
10.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調-第3楽章
(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 指揮:クルト・マズア)
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン&指揮)
録音:1974-2008年
1974-2008年に残した名盤から極上の名演を年代順に選りすぐったムターの
2枚組ベスト盤。カラヤンに見出された天才少女時代、元夫プレヴィンの指揮
とピアノ双方における好サポート、そして彼女自身の弾き振りまで、彼女の
輝かしいキャリアを象徴する名演を、赤、緑、黄色を豪華にあしらったデラッ
クス・ボックスに詰めてお届けします!

734633(DVD-Video) \3350
グルービンガー/ザ・パーカッシヴ・プラネット
1.オープニング・クレジット/2.ザ・ウェーヴ
3.グルービンガー:ガーナイアII/4.ジャスト・キディン
5.クセナキス:オクホ/6.ムーズ・フォー・インタラクション
7.グルービンガー&ブルヒャルツ:プラネット・ルーディメントII
8.クロージング・クレジット
マルティン・グルービンガー(パーカッション)
ザ・パーカッシヴ・プラネット・アンサンブル
今世界で最も輝く超絶パーカッショニスト、1983年ザルツブルク生まれのマル
ティン・グルービンガーの待望のDVD!今年2月のN響との共演でも圧倒的なパ
フォーマンスを聴かせてくれたのも記憶に新しいところ。当盤は、アフリカや
アジアの民族音楽、ミシェル・カミロなど多彩な音楽を融合し、パーカッショ
ンの新しい地平を切り拓き続けている彼の音楽ドキュメントとも言える仕上が
りになっています。花火のように多彩で精緻なリズムを余すところなく記録し
た音と映像をお楽しみください!




<DECCA>
4782943 5枚組 \3950
ディ・ステファノ/ザ・デッカ・レコーディングス
CD1
1.バルセロナの女/2.洗濯女の夜の歌/3.他人にて/4.パリウ遊びの歌
5.どなたか踊りになるなら/6.舵の歌 /7.夢のフィレンツェ
8.ナポリの歌/9.ローマのギター/10.マリウ愛の言葉を
11.サンタ・キアーラ寺院/12.世界でただ一人君を愛す
13.私のために歌って/14.ケ・タッジャ・ディ
15.夜、恋を語るのは何とすばらしいことだ/16.麗しのシシリー
17.金髪のローザ/18.栄光の夢よさらば
CD2
1.帰れソレントへ/2.泣かないでお前/3.奏でよギター
4.ナポリ人の涙/5.歌うナポリ/6.恋する兵士/7.カタリ・カタリ
8.プジレコ…/9.5月だった/10.目覚めよ/11.さようなら美しいナポリ
CD3
1.《アンドレア・シェニエ》-ある日、青空を眺めて
2.同-5月のある晴れた日に/3.《トスカ》-妙なる調和
4.同-星は光りぬ/5.《トゥーランドット》-泣くなリュー
6.同-誰も寝てはならぬ
7.《ウェルテル》-春風よ、なぜ私をめざめさせるのか
8.《マノン》-目を閉じれば/9.《カルメン》-お前が投げたこの花は
10.《ファウスト》-この清らかな住まい
11.《真珠採り》-静寂な湖の底深く
CD4-5
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》全2幕
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール) 
管弦楽団 指揮:指揮ディノ・オリヴィエリ(CD1) 
ロンドン新交響楽団 指揮:イレール・パッタチーニ(CD2) 
ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
&チューリヒ・ トーンハレ管弦楽団
指揮:フランコ・パターネ(CD3) 
フィオレンティーノ・マッジオ・ムジカーレ管弦楽団 
指揮:フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(CD4-5)他
録音:1955-64年
2008年3月に86歳で亡くなった名テノール、ジュゼッペ・ディ・ステファノ。
今年の7月24日に生誕90年を迎えるのを記念して、ベルカントの粋とも言うべ
き彼がデッカに残した代表的録音を集めた5枚組をお届けします。流麗な歌唱
の魅力をたっぷりお楽しみください!




<Universal Italia>
4764347 \2180
ダニイル・トリフォノフ・プレイズ・ショパン
ソナタ第3番 ロ短調 op.58
ワルツ第1番 op.18《華麗なる大円舞曲》
マズルカ第33番、34番、35番
練習曲 op.10-8
ロンド op.5.《マズルカ風》
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22
ダニイル・トリフォノフ(ピアノ)
近年稀にみる高水準!と大い盛り上がりを見せた2010年のショパン・コンクー
ル。先日DGからデビュー盤を出したインゴルフ・ヴンダーに続き、第3位入賞
者のダニイル・トリフォノフがイタリア・ユニバーサルからデビュー盤をリリ
ースします。トリフォノフは1991年、ロシアのニジニ・ノヴゴロドに生まれ、
2009年からクリーヴランド音楽院でピアノを学ぶ19歳。2010年のショパンコン
クールでは最優秀マズルカ賞も受賞しています。今年1月には初来日し、ショ
パンコンクール入賞者によるガラコンサートで日本の音楽ファンの心をつかみ
ました。今後の活躍を見守りたい新たな才能の登場です!




<Australian Eloquence>
4804722 2枚組 \1400
モーツァルト:セレナード&ディヴェルディメント集
1.2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネK.190(K186e)
2. セレナード第6番《セレナータ・ノットゥルナ》K.239
3. ディヴェルティメントK.136/4. ディヴェルティメントK.137
5. ディヴェルティメントK.138
6. セレナード第13番《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》K.525
アカデミー室内管弦楽団
指揮:ネヴィル・マリナー
録音:1967-72年
18世紀の貴族社会の様々な場面で生活に彩りを与えた機会音楽。モーツァルト
によって書かれたこれらの音楽は、それまでのライト・ミュージックとは一線
を画す愉悦に溢れたメロディーの宝庫でした。マリナー&アカデミーの馥郁た
る香りあふれる名演でお届けします。

4804719 2枚組 \1400
モーツァルト:11交響曲集
1.交響曲第13番ヘ長調K.112/2. 同 第14番イ長調K.114
3. 同 第15番ト長調K.124/4. 同 16番ハ長調K.128
5. 同 第23番ニ長調K.181/6. 同 第24番変ロ長調K.182
7. 同 第25番ト短調K.183/8. 同 第26番変ホ長調K.184
9. 同 第27番ト長調K.199/10. 同 第29番イ長調K.201
11. 同 第32番ト長調K.318
アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
録音:1968-71年
若干15歳のモーツァルトが全力を傾注して取り組んだ交響曲第13-16番と、中
期交響曲の傑作群の計11曲をカップリングした2枚組。機能美とバイタリティ
を備えたマリナー&アカデミー室内管の秀演でどうぞ!

4803031 \900
M.ハイドン:協奏曲、メヌエット、ディヴェルティメント集
1.ホルン協奏曲ニ長調P.134
2.6つのメヌエットP.70
3.オルガンとヴィオラのための二重協奏曲P.55
4.ディヴェルティメント ト長調
バリー・タックウェル(1:ホルン)サイモン・プレストン(3:オルガン)
スティーヴン・シングルス(1:ヴィオラ) 
アカデミー室内管弦楽団
指揮:ネヴィル・マリナー(1-3) 
ウィーン八重奏団員(4)
録音:1962-69年
「交響曲の父」ヨーゼフ・ハイドンの5歳年下の弟で、モーツァルトやウェー
バーにも多大な影響を与えたミヒャエル・ハイドン。その穏やかで優美な曲
想を象徴する4曲を収めた当盤が、待望の再プレスになりました。中でも、巨
匠マリナー&アカデミー室内管の抑制の効いたアンサンブルと、鮮やかなチェ
ンバロの美しい絡みは大きな効きどころです。

4804481 2枚組 \1400
ハイドン:協奏曲、ドイツ舞曲、序曲集
1.チェロ協奏曲ハ長調Hob.VIIb:1
2. 同 ニ長調Hob.VIIb:2
3.トランペット協奏曲変ホ長調Hob.VIIe:1
4.チェンバロ協奏曲ニ長調Hob.XVIII:11
5.交響曲(序曲)ニ長調 Hob.Ia/7
6.《アチデ》序曲Hob.Ia:5
7.6つのドイツ舞曲Hob.IX:9
8.6つのアルマンドHob.IX
9.オルガン協奏曲ハ長調Hob.XVIII:1
10.ホルン協奏曲第1番ニ長調Hob.VIId:3
11. 同 第2番ニ長調Hob.VIId:4
ハインリヒ・シフ(1-2:チェロ)アラン・ストリンガー(3:トランペット)
ジョージ・マルコム(4:チェンバロ)サイモン・プレストン(9:オルガン)
バリー・タックウェル(10-11:ホルン)
アカデミー室内管弦楽団
指揮:ネヴィル・マリナー
録音:1966-69年
有名曲と珍曲を巧みに織り交ぜた協奏曲を中心に編まれたマリナー&アカデミ
ー室内管のハイドン作品集。シフ、プレストン、タックウェルら錚々たる名手
たちの名演でお届けします。中でも、タックウェルの迫真に満ちた歌い回し、
ストリンガーの鋭い表現、そして《アチデ》序曲における清廉な構成は、大き
な聴きどころです。

4804916 3枚組 \2350
ヘンデル:《イェフタ》&アリア集
1.オラトリオ《イェフタ》HWV.70
2.調和の聖を見よ
3.私の魂は見つつ聞く
4.甘い沈黙
アンソニー・ロルフェ(1:テノール)マーガレット・マーシャル、
エマ・カークビー(1:ソプラノ)アルフレーダ・ホジソン(1:メゾ・ソプラノ)
ポール・エスウッド(1:カウンターテナー)クリストファー・ケイト(1:バス)
ロバート・ティアー(2-4:テノール) 
サウスエンド少年合唱団 アカデミー室内管弦楽団&合唱団 
指揮:ネヴィル・マリナー
録音:1969-79年
ヘンデが最後に書いた大規模な作品で、旧約聖書の民数記やヨシュア記に登場
するユダヤ人の指導者を題材にしたオラトリオ《ヨシュア》。ロルフェ、カー
クビー、ホジソンら個性手的な名歌手たちを、爽快かつ手堅い指揮でまとめた
マリナーの名盤が待望の再プレスになりました。とりわけソプラノのマーシャ
ルの正確で傑出した歌声にご注目を!また、ティアーが祈り声のように美しく
歌い上げる3つのアリアも必聴です。

4805318 \900
オッフェンバック:
1.《ホフマン物語》-舟歌/森の小鳥は憧れを歌う/昔、アイゼナッハの宮廷
にいた/おお、何という陶酔で
2.《美しいエレーヌ》序曲
3.《蝶々》-パド・ドゥ(抜粋)/光のワルツ
4.《追い出された亭主》-チロルのワルツ
5.《天国と地獄》序曲
6.《ラ・ペリコール 》-
私のいとしい人よ/ああ!何という晩餐をとったのかしら
7.《鼓手隊長の娘》序曲
8.《ロビンソー・クルーソー》-愛する彼のところに連れて行って
9.《ジェロルスタン女大公殿下》-担え銃!-皆さんは危険を愛し…ああ!私
は何て兵隊さんが好きなのでしょう
プラシド・ドミンゴ(テノール)
レジーヌ・クレスパン、スミ・ジョー、
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
ユゲット・トゥランジョー(メゾ・ソプラノ) 
指揮;エルネスト・アンセルメ、リチャード・ボニング、
アラン・ロンバール
録音:1960-93年
オペレッタの原型を作り、音楽と喜劇との融合を果たしたオッフェンバック。
昨年に没後220年の節目を迎えた彼ですが、生前は爆発的な人気と反比例する
かのように、痛烈な風刺を受け、その退廃的とも言える快楽的作風は知識人
から多数の批判を受けたことでも知られています。エミール・ゾラなどは
「オペレッタとは、邪悪な獣のように駆逐されるべき存在」とまで書いてい
ますが、今日では第二帝政期フランスを代表する文化の一つとして歴史的お
よび作品的な評価も高い作曲家に位置づけられています。アンセルメの巧妙
な指揮の下で、魅惑的な美声を披露するクレスパンやサザーランドの往年の
名演から、現代のドミンゴやジョーまで幅広い年代から精選した名曲の数々
をお楽しみいただけます。ジェームズ・ハーディングの素晴らしいライナー
ノートも必読です!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11-06 No.13-2

2011年06月10日 12時26分22秒 | Weblog
<DELOS>
1DE 3411 \2080
ショパン:
1.12の練習曲Op.10
2. 同 Op.25
エヴリーン・ブランカール(ピアノ) 
名門インディアナ大学のピアノ科で長らく主任教授を務めてきたベルギー生
まれのエヴリーン・ブランカール。ショパンの練習曲に関する彼女のマスタ
ークラスは同大の人気講座となっている一方、音楽以外の時間にはプロはだし
の素敵なフランス料理を作ることでも知られています。そんな彼女の2つの才
能をユニークに結びつけたのが、ショパンの練習曲全24曲を収めた当盤です。
視覚的で匂い立つような珠玉の名演の数々を、美味しい料理を頬張るように
たっぷりお楽しみください。




<FONE>
Fone 85 \2080
Fone 074SA(SACD-Hybrid) \2580
Fone 084GD(同内容のゴールドCD) \2950
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲集
1.協奏曲ニ長調RV.123
2.同 ニ短調RV.
3.《ジュスティーノ》RV.717-シンフォニア ハ長調
4.協奏曲ハ長調RV.119
5.シンフォニア ト長調RV.149
6.協奏曲 ハ短調RV.114
7.同 ト短調RV.156
8.同 イ長調RV.158
9.同 ト短調RV.157
10.同 変ロ長調《コンカ》RV.163
11.同 ト長調《アラ・ルスティカ》RV.151
イ・ムジチ合奏団
録音:2011年3月 Teatro Persio Flacco
1952年にローマの聖チェチーリア音楽院の卒業生12名が集まって結成した名門
イ・ムジチ合奏団。イタリアは勿論、世界のバロック界でも最も有名な楽団の
一つである彼らは指揮者を置かず、楽員全員の合議で音楽を作り上げる形式を
とることでも知られ、ヴァイオリン6挺、ヴィオラ2挺、チェロ2挺、コントラ
バス1挺、チェンバロ1台の編成を敷いています。日本では、ヴィヴァルディ
《四季》の録音が類型で300万枚以上ものセールスを記録したことで、バロッ
ク・ブームの火付け役にもなりましたが、そんな彼らも来年で結成60周年。
10月には待望の来日公演も控えていますが、彼らの十八番であるヴィヴァル
ディの弦楽協奏曲を中心に全11曲を収録した当盤は、かのトスカニーニが
「世界一美しい室内合奏団」「完璧な室内オーケストラ」と絶賛した光り輝く
サウンドが今もなお健在であることを証明しています。「生命の根源的な衝動
を呼び起こす」(米ニューヨーク・タイムズ紙)妙技が遺憾なく発揮された最新
録音です。




<MD+G>
493716776(SACD-Hybrid) \2950
レスピーギ管弦楽作品集
1.ボッティチェルリの3枚の絵
2.3つのコラール(原曲:J.S.バッハのコラールBWV.699、733、645)
3.交響詩《ローマの松》
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:シュテファン・ブルーニエ
録音:2010年3月12-14日、6月10-11日 ボン
若々しい覇気と洗練を兼ね備えた秀演を次々と送り出しているブルーニエ&
ボン・ベートーヴェン管の最新盤は、色彩豊かな作風で知られるレスピーギ
の作品集。エキゾチックで優美なメロディーにあふれた《ボッティチェルリ
の3枚の絵》、J.S.バッハの原曲に近代的な衣裳をまとわせた《3つのコラー
ル》、そして彼の代表作で瑞々しい躍動感にあふれた《ローマの松》の豪華
カップリングです。

560312392 \2080
グラズノフ弦楽四重奏曲全集Vol.4
1.弦楽四重奏曲第6番変ロ長調Op.106
2.5つのノヴェレッテOp.15
ユトレヒト弦楽四重奏団
録音:2009年10月15-16日、2010年5月19-20日
"ハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの実力
派ユトレヒトSQが着々と進行しているグラズノフ全集の第4弾。前作の「第5番」
から20余年を経て書かれた「第6番」は、9/8拍子のヴィオラによる開始という
彼のお得意のパターンで始まるグレー・トーンが全4楽章に色濃く漂う作品。
初期作品とは思えない可憐な異国情緒にあふれた「5つのノヴェレッテ」との
カップリングでどうぞ。

690316606(SACD-Hybrid) \2950
J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
1.目覚めよ、と我らに呼ばわる物見らの声BWV.645
2.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ト長調BWV.1027
3.おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆けBWV.622
4.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ニ短調BWV.1028
5.我汝に呼ばわる、主イエス・キリストよBWV.639
6.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ト長調BWV.1029
7.いざ来れ、異教徒の救い主よBWV.659
ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ) 関谷由美(ピアノ)
録音:2010年5月31日-6月1日 マリエンミュンスター修道院
J.S.バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ作品集を、なかなか演奏されないヴィオラ
&ピアノ版で収録した1枚。元ケルビーニ・カルテットのメンバーでソリスト
として活躍しているシュリヒティヒの妙技にご注目を!

761316342 \2080
現代イギリスの俊英作曲家4人による作品集
ブリティッシュ!
1.R.エムスリー:フォー・ピアノI
2.H.スケンプトン:星の多い夜
3.M.フィニスィー:H.スケンプトンの生誕50周年のためのタンゴ
4.L.クレイン:H.スケンプトンのためのコラール
5.M.フィニスィー:(トイ・)ピアノのためのソナタ
6..R.エムスリー:フィスニーズ・フィフティ
7.M.フィニスィー:L.クレインのためのタンゴ
8.L.クレイン:M.フィニスィーのためのバースデー小品集
9.H.スケンプトン:スターライト
10.同:M.フィニスィーのためのアフター‐イメージ
11.同:M.フィニスィーのための平和提議IV
12.同:M.フィニスィーのためのイーヴン・タワー
13.R.エムスリー:フォー・ピアノXII
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)
録音:2010年3月27日、9月7日 マリエンミュンスター修道院
20世紀の新しい音楽の創出という意味で、ビートルズばかりが目立つイギリス
ですが、現代音楽の巨匠シュライエルマッハーが知られざる4人の作曲家をク
ローズアップする企画。エムスリー、スケンプトン、フィニスィー、クレイン
という今も全員が健在の個性あふれる作品をご紹介します。

83014162 \2080
ロマンティック管楽セレナーデ集
1.ドヴォルザーク:セレナード ニ短調Op.44
2.メンデルスゾーン:吹奏楽のための序曲(ノットゥルノ)ハ長調Op.24
3.W.E.ハルトマン:セレナード変ロ長調
コンソルティウム・クラシクム
録音:1991年3月、1992年7月 バート・アロルセン
管楽セレナードの傑作として名高いドヴォルザークの「作品44」のセレナード
と、演奏機会の稀なメンデルスゾーンとW.E.ハルトマンをカップリングした好
企画。再発見された18世紀や19世紀の室内楽曲に新たに命を吹き込むために、
1960年代初頭にクラリネット奏者のディーター・クレッカーによって設立され
た名門コンソルティウム・クラシクムの清廉なアンサンブルでどうぞ!




<ECM>
14764509 5枚組 \5950
エディション・ロッケンハウス
CD1
1.R.シュトラウス:メタモルフォーゼン/クレメラータ・バルティカ 
指揮:サー・サイモン・ラトル
2.メシアン:神の降臨のための3 つの小典礼/キエフ・シェドリク少年合唱団 
クレメラータ・バルティカ 指揮:ローマン・コフマン他
CD2
1.フランク:ピアノ五重奏曲へ短調/ピアノ:アレクサンドル・ラビノヴィッチ、
ヴァイオリン:ルーカス・ハーゲン、クリスタ・ベニオン・フィーニー 、
ヴィオラ:タベア・ツィンマーマン、チェロ:クレメンス・ハーゲン
2.カプレ:幻想的な物語/ハープ:ウルスラ・ホリガー、
ヴァイオリン:ダニエル・フィリップス、
ミヒャエル・シュニツラー、ヴィオラ:ジェラール・コッセ、チェロ:岩崎洸
3.プーランク:2つの歌/ソプラノ:クリスティーン・ホイットルジー、
ピアノ:ロバート・レヴィン
CD3
1.ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
/ハーゲン弦楽四重奏団
2.ストラヴィンスキー:《兵士の物語》-3つの舞踏組曲
/ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、
クラリネット:エドゥアルド・ブルンナー、ピアノ:アロイス・コンタルスキー
3.同:弦楽のための協奏曲ニ調/
ユンゲ・ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ハインツ・ホリガー
4.ショスタコーヴィチ:《ヴイボルグ地区》Op.50a-ワルツ
5.同:組曲《馬あぶ》Op.97a-手回しオルガンのワルツ/
以上フルート:イレーナ・グラフェナウアー、
クラリネット:エドゥアルド・ブルンナー、
ピアノ:オレグ・マイセンベルク
6.同:弦楽八重奏のための前奏曲とスケルツォOp.11
/ヴァイオリン:ルーカス・ハーゲン、
トーマス・ツェートマイヤー、アネッテ・ビク 、ダニエル・フィリップス、
ヴィオラ:ヴェロニカ・ハーゲン、ハット・バイエルレ、
チェロ:ルーカス・ハーゲン、マルクス・ストッカー
CD4
1.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第14番Op.142
/ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、
堀米ゆず子、ヴィオラ:キム・カシュカシアン、
チェロ:ダヴィッド・ゲリンガス
2.同 第13番Op.138/ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、
トーマス・ツェートマイヤー、ヴィオラ:今井信子、
チェロ:ボリス・ ペルガメンシコフ
3.同:《ムツェンスク郡のマクベス夫人》Op.29-アダージョ
4.同:《黄金時代》Op.22-アレグレット
/以上ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、アネッテ・ビク、
ヴィオラ:ヴェロニカ・ハーゲン、チェロ:トーマス・デメンガ
CD5
1.シュルホフ:六重奏曲Op.45/ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、
フィリップ・ ヒルスコルン、ヴィオラ:キム・カシュカシアン、
今井信子、チェロ:ダヴィッド・ゲリンガス、ユリウス・ ベルガー
2.同:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op./
ヴァイオリン:フィリップ・ ヒルスコルン、チェロ:ダヴィッド・ゲリンガス
3.同:ジャズ様式の5つの練習曲Op.58/ピアノ:ジェイムズ・ トッコ
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)他
録音:1981-2008年
鬼才クレーメルが1981年から主宰するロッケンハウス室内音楽祭は、世界中か
ら一流の奏者が集まるだけでなく、無名に近い演奏家やアンサンブルも積極的
に出演させつつ、様々な新しい取り組みが行われてきました。今年で30周年を
迎えるのを記念して企画された当盤はECMのプロデューサー、アイヒャーとの
共同企画によるもので、これまでのハイライトを系統立ててリリースする企画
の第1弾にあたります。フランスとスラヴの音楽で編まれた5枚組には今井信子
や堀米ゆず子ら邦人演奏家も出演しており、いずれも個性的で研ぎ澄まされた
名演が選りすぐって収録されています。CD1は新録音を収録、CD2からCD5の4枚
は過去にバラで発売されていました。ロッケンハウス音楽祭30周年を記念して
のボックス・リリースとなります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11-06 No.12-1

2011年06月10日 12時26分06秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
●THE HOME OF OPERA
CMSW-0829772(2CD+1CDRom) \2000
ドニゼッティ:アンナ・ボレーナ
アンナ・ボレーナ・・・・・・・・マリア・カラス(ソプラノ)
ジョヴァンナ・セイモア・・・・ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)
エンリコ8世・・・・・・・・ニコラ・ロッシ=レメーニ(バス)
パーシー・・・・・・・・・・・・・ジャンニ・ライモンディ(テナー)
スメトン・・・・・・・・ガブリエラ・カルトゥラン(メゾ・ソプラノ)
サー・ハーヴェィ・・・・・・・・・・・ルイジ・ルンボ(テナー)
ロシュフォール卿・・・・・・・・プリニオ・クラバッシ(バス)
ミラノ・スカラ座管弦楽団、ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮
録音:1957年4月14日 ミラノ、スカラ座 ライヴ
マルチ・パック 16Pブックレット
上演の復活のきっかけとなったカラスの伝説的スカラ座での上演ライヴ




<BERLIN CLASSICS>
BC 0300196 \2380
BERLIN IN THE LIGHT
ドイツの革命的な芸術家協会「ノヴェンバーグループ」のピアノ曲集
ハインツ・ティーセン:3つのピアノ小品Op.31
ヴラディーミル・フォーゲル:3つのピアノ小品
ハンス・アイスラー:8つのピアノ小品Op.8
ハンス・ハインツ・シュトゥッケンシュミット:
The Champagne Cobbler and the Green Sun
フィリップ・ヤルナッハ:3つのピアノ小品Op.17
フェリックス・ペティレク:コラール 変奏とソナチネ
シュテファン・ヴォルペ:Standing Music
マシュー・ルーベンシュタイン(pf)






<AUDITORIUM Classic>
AUD 02806 \2080
プント・ディ・アスコルト 2005
マッシモ・カルレンティーニ:
riversi Mondi Diversi(ヴァイオリンとエレクトロニクスのための;2003)(*)
マルコ・マリノーニ:Wahn(ピアノとエレクトロニクスのための;2005)(+)
マッシモ・マリアーニ:Six-o-Four
(8チャンネル・テープと録音された声のための;ステレオ版;2003)(#)
フランコ・デグラッシ:Luminal(テープのための;2003)
トマゾ・ペレーゴ:
Les jeux sont faits(ヴァイオリンとエレクトロニクスのための;2009)(**)
マリオ・バヤルディ:Bjm Piano Studio(テープのための;2003)
ジャンカルロ・トゥラッチョ:Trisi(アルトサクソフォン、
テナー=バス・トロンボーンとエレクトロニクスのための;2003)(++)
ディエゴ・コンティ(ヴァイオリン(*))
マルコ・マリノーニ(ピアノ(+))
リリアーナ・バンコリーニ(声(#))
エロイザ・マネーラ(ヴァイオリン(**))
ミケーレ・ロムート(トロンボーン(++))
ジャンパオロ・アントンジロラーミ(サクソフォン(++))
様々な録音プロダクション・スタジオ
CEMAT(イタリア・エレクトロアコースティック・ミュージック・センター)と
の共同制作盤。高名な現代作曲家や現代音楽専門家がイタリアの若手作曲家の
新作を厳選してCD化する企画で、「プント・ディ・アスコルト」は「リスニン
グ・ポイント」を意味するイタリア語。

AUD 03108 \2080
プント・ディ・アスコルト 2006
アレッサンドロ・アルタヴィッラ:
Pixel we lost in the fire(テープのための;2004)
アントニオ・キアラモンテ:
Riflessioni(コンピューター・プロセッシングされたフルート音ための;2006)
マルコ・ディベルトゥル:Sguardo contemporaneo(テープのための;2006)
フランチェスコ・ガランテ:
Resilienza(エレクトロニック・サウンドのための;2005)
ロベルト・ジローリン:Anakros(見えないソプラノ、
シンセサイザーとディジタル・プロセッシング・サウンドのための;2006)(*)
マルコ・モーミ:Reflexions II(コンピューター・プロセッシングされた
フルート音、チェロ音とピアノ音のための;2006)
ジャン・マルコ・モーラ:
Kata Kosmon(声とライヴ・エレクトロニクスのための;2005)(+)
マルコ・テントーリ:
Impression(コンピューター・コンクレート・サウンドのための;2006)
アンナ・ダッツァン(ソプラノ(*))
ロレダーナ・シャンナ(声(+))
様々な録音プロダクション・スタジオ

AUD 01203 \2080
セレブレイション
マヤ・ハンブルガー、バリー・ガイ:Celebration
マヤ・ハンブルガー、ワルテル・プラーティ、バリー・ガイ:
Incontro / Con tre / Inquieto / Alta / Con variazioni
Con agevolezza / Sciolto
マヤ・ハンブルガー、バリー・ガイ:Celebration(アンコール)
マヤ・ハンブルガー(ヴァイオリン)
ワルテル・プラーティ(チェロ)
バリー・ガイ(コントラバス)

AUD 03006 \2080
バイバイ、モーツァルト
ポップ、ロック、ジャズ、エレクトロニック&クラシック風モーツァルト
ミスター対位法のための葬送行進曲(小葬送行進曲)K.453a(+)
ヴォルフガングって誰?/自分で自分が分からない(*)
ヴォルフ=ギャングスターズ/私は奇妙な存在だ
M. P. T.(モーツァルトのトルコ風腕立て伏せ)
弦楽四重奏曲第19番ハ長調「不協和音」K.465 から アダージョ
ブル・ロンド・アラ・トゥルカ/奥様、これがカタログです
自分で自分が分からない/ジーグ ト長調 K.574
ピアノソナタ第2番 ヘ長調 K.280 から アダージョ(+/#)
マウロ・エルマノ・ジョヴァナルディ(歌(*))
ジョヴァンニ・ファルツォーネ(トランペット(+))
マリオ・ブルネッロ(チェロ(#))
ムジカモルフォージ・アンサンブル
モーツァルトの生誕250年(2006年)に合わせ、豪華ゲストを迎えて制作された
パロディ精神あふれるアルバム。





<BORGATO>
イタリアの新興ピアノ・メーカー、ボルガートの自主制作レーベル。

DB 072010 \2080
「ドッピオ・ボルガート」によるペダルピアノのための音楽
ベートーヴェン(1770-1827):
音楽時計のための5つの小品 WoO 33 から アダージョ
シューマン(1810-1856):
ペダルピアノのための6つの練習曲 Op.56
ペダルピアノのための4つのスケッチ Op.58
フランク(1822-1890):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
J・S・バッハ(1685-1750):
私はあなたを呼ぶ、主イエス・キリストよ BWV639
今こそ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
ミルコ・ブルゾン(ペダルピアノ「ドッピオ・ボルガート」)
録音:2010年7月、モンティチェロ・ディ・ロニーゴ
(イタリア、ヴェネト州ヴィチェンツァ県)、
聖アポッリナーレ教会
イタリアの新興ピアノ・メーカー、ボルガートが現代に復活させたペダルピア
ノ「ドッピオ・ボルガート」(英語でダブル・ボルガート)を使用した録音。
ペダルピアノとはパイプオルガンの足鍵盤と同じ配列の足鍵盤を持つピアノ
で、通常のピアノの下に足鍵盤で鳴らされるもう一台のピアノが置かれたよ
うな形をしています。パイプオルガンの練習用として作られたペダルチェンバ
ロ(ペダルハープシコード)から発展したもので、バッハ(ペダルクラヴィコー
ド)、モーツァルト(ペダルフォルテピアノ)もこのタイプの楽器を所有したこ
とがあります。19世紀に入ってからもメンデルスゾーン、シューマン、アル
カン、フランクらが興味を示しいくつかの作品を書きましたが、珍しい楽器
の域を出ないまま終わってしまいました。
イタリアのピアノ製作家ルイジ・ボルガート(1963年生まれ)はペダルピアノに
魅力を覚え、ボルガートの最高級コンサートグランドピアノ「BORGATO L282」
(単体価格:171,800ユーロ、約2,000万円)に37の足鍵盤で演奏する第2のピアノ
を加えた「DOPPIO BORGATO」(合計価格:260,750ユーロ、約3,000万円)を完成、
秘められたレパートリーの演奏を可能にしました。ミルコ・ブルゾンはパドゥ
ア音楽院でピアノをフランコ・アンジェレーリ(エンリコ・ガッティのパート
ナーを務めたこともあるピアニスト)に、オルガンをフランチェスコ・フィノ
ッティとジャン・ギューに師事し1992年に卒業。2000年よりボルガートの契
約ピアニストとして活動しています。当録音のための調律はルイジ・ボルガ
ート自身が行っており、これはまさに「純正ボルガート」のアルバムと申せ
ましょう。





<STRADIVARIUS>
STR 33890 \1980
ミラノ音楽祭ライヴ Vol.4
ジェルジ・クルターグ(1926-):
ヒパルティータ[Hipartita] Op.43(無伴奏ヴァイオリンのための;2000-2004)(*)
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):
アスペルン組曲[Aspern Suite](ソプラノと楽器のための;1979)(+)
菊地裕美(ヴァイオリン(*))
ペトラ・ホフマン(ソプラノ(+))
アンサンブル・ルシェルシュ(+)
録音:2006年10月22日(*)、2003年10月22日(+)、ミラノ(*/+)
(*)はヨーロッパで評価の高い日本のヴァイオリニスト菊地裕美への献呈作品。

STR 33891 \1980
ミラノ音楽祭ライヴ Vol.5
ルカ・フランチェスコーニ(1956-):Rest(チェロと管弦楽のための;2004)(*)
イヴァン・フェデーレ(1953-):
Duo en resonance(2つの協奏ホルンのための;1991)(+)
ジョヴァンニ・ヴェランド(1965-):弦楽四重奏曲第2番(1999)(#)
エンリコ・ディンド(チェロ(*))
RAI国立交響楽団(*)
ロベルト・アバド(指揮(*))
アンサンブル・アンテルコンタンポラン(+)
ジェンス・マクナマラ、ジャン・クリストフ・ヴェルヴォワット(ホルン)
ピエール・ブーレーズ(指揮(+))
トリノ弦楽四重奏団(#)
録音:2004年9月27日、ミラノ、ヴェルディ・ホール、ライヴ(*)
1994年6月22日、ミラノ、スカラ座、ライヴ(+)/1999年10月4日、
ミラノ、ライヴ(#)

STR 33892 \1980
ミラノ音楽祭ライヴ Vol.6
ジェルジ・リゲティ(1923-2006):13の楽器のための室内協奏曲(1969-1970)(*)
ジェルジ・クルターグ(1926-):
6つの楽興の時 Op.44(弦楽四重奏のための;2005)(+)
バルトーク(1881-1945):野外にて(ピアノのための;1926)(#)
リスト(1811-1886):夜の賛歌、朝の賛歌(ピアノのための)(#)
ペーテル・エトヴェシュ(1944-):
Psy(フルート、チェロとツィンバロムのための;1976)(**)
イクトゥス(アンサンブル(*))
ジョルジュ=エリー・オクトルス(指揮(*))
ケラー弦楽四重奏団(+)
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ(#))
マリオ・カルーリ(フルート(**))
ジョルジョ・カザーティ(チェロ(**))
ルイージ・ガッジェーロ(ツィンバロム(**))
録音:2003年10月10日(*)、2006年10月22日(+)、2009年11月2日(#)、
ミラノ、スカラ座、ライヴ(*/+/#)
2006年10月6日、聖ロレンツォ教会、ライヴ(**)
ハンガリーの作曲家で統一されたアルバム。

STR 33893 \1980
アウレリアーノ・カッタネーオ(1974-):
描線[Trazos](ソプラノと管楽器のための;2007)(*)
ヴァイオリン、チェロとアコーディオンのための三重奏曲(2001-2002)
トロンボーンと増幅されたアンサンブルのためのコンチェルティーノ(2001)(+)
ペトラ・ホフマン(ソプラノ(*))
カルロス・ヒル(トロンボーン(+))
アンサンブル・エスパイ・ソノル
ボロ・ガルシア(指揮)

STR 33894 \1980
ボロ・ガルシア(1970-):影の記憶
Nada queda al despertar(2008)/ Cuando la lux de ese dia(2004)
Territoris de la memoria(2006)/ Sombra del recuerdo(2008)
アンサンブル・エスパイ・ソノル
ボロ・ガルシア(指揮)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11-06 No.12-2

2011年06月10日 12時25分42秒 | Weblog
<COLOSSEUM>
COL 9204.2 \1850
クルト・ライマー バッハ、ベートーヴェン、ブラームスを弾く
J・S・バッハ(1685-1750):フランス組曲第6番ホ長調 BWV817
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ブラームス(1833-1897):パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
クルト・ライマー(ピアノ)
録音:データ未詳
クルト・ライマー・シリーズ第4弾はバロック・古典派・ロマン派三大巨匠(「三
大B」という呼び方はもう古いでしょうか)のピアノ独奏作品集。
ワルター・ギーゼキングの師カール・ライマーの甥にあたるピアニスト・作曲家
クルト・ライマー。ギーゼキング、カール・シューリヒト、ヴィルヘルム・フル
トヴェングラーらに才能を見いだされ18歳でデビュー、その後ラフマニノフの高
弟ウラディーミル・ホロフスキ、エドウィン・フィッシャーに師事。レオポルド
・ストコフスキー、ユージン・オーマンディ、ヘルベルト・フォン・カラヤンら
と共演し、リヒャルト・シュトラウスに高く評価されその支援を受けました。





<MV CREMONA>
MVC 010-029 \2080
ソナタ&コンチェルト 18世紀の晴朗なるオルガン音楽
ヴィヴァルディ(1678-1741)/J・S・バッハ(1685-1750)編曲:
協奏曲ト長調 Op.4 No.6(BWV975)
アレッサンドロ・マルチェッロ(1669-1747)/J・S・バッハ編曲:
協奏曲ニ短調(BWV974)
ヴィヴァルディ/J・S・バッハ編曲:協奏曲ト長調 Op.7 No.8(BWV973)
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):ソナタ ハ短調
アンドレア・ルッケージ(1741-1801):ソナタ ヘ長調/ソナタ ハ長調
ガエターノ・ヴァレーリ(1760-1822):
ヴァーセット ニ短調/ソナタ ト長調 Op.1 No.2
アンドレア・ケッツィ(オルガン)
録音:2009年6月18日、アクアネグラ・スル・キエーゼ(イタリア、マントヴァ県)、
聖トマゾ教会
使用楽器:1813年、ルイージ・モンテサンティ製
(復元:2009年、シルヴィオ・ミケーリ)
アンドレア・ケッツィはパルマ県コロルノに生まれ、パルマのボーイト音楽院で
オルガンとチェンバロを学んだ後アムステルダムでボブ・ファン・アスペレンに
チェンバロを師事したイタリアの鍵盤楽器奏者。パルマ公フェルディナンド・デ
ィ・ボルボーネ(1750-1802)の宮廷における音楽生活をテーマとした論文により
最高栄誉賞付きでパルマ大学を卒業したインテリでもあります。

MVC 010-030 \2080
ギャラントリー…機知、愛嬌、流暢 ギャラント様式の鍵盤音楽
(オルガンによる)
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):トッカータ(Shedlock No.27)
フランチェスコ・ガスパリーニ(1661-1727):
ソナタ イ短調(ヴェネツィア音楽院図書館の「Fondo Giustiniani」から)
ヴィヴァルディ(1678-1741)/J・S・バッハ編曲:
協奏曲ト長調 Op.7 No.8(チェンバロ版;BWV973)
テレマン(1681-1767):
幻想曲(TWV33/5, 26;コペンハーゲン王立図書館の印刷物コレクションから)
J・S・バッハ(1685-1750):フランス組曲第5番ト長調 BWV816
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):
ソナタ イ短調 Op.3 No.4/ソナタ ハ長調 Op.3 No.3
ヘンデル(1685-1759):チェンバロ組曲 HWV427 から アダージョとフーガ ヘ長調
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):ソナタ ニ短調
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):ソナタ変ロ長調 W.62/16
ドメニコ・チマローザ(1749-1801):
フォルテピアノ・ソナタ
(C.50/C.55/C.48;フィレンツェ音楽院のコレクションから)
モーツァルト(1756-1791)/パオロ・ボッティーニ(1972-)編曲:
ヘンデルの手法による組曲 K.399(1782)
ガエターノ・ヴァレーリ(1760-1822):
オルガン・ソナタ集 Op.1(1785、ヴェネツィア)から Nos.2,5
パオロ・ボッティーニ(オルガン)
録音:2009年10月27日、ヴェッツァーノ・スル・クロストーロ
(イタリア、レッジョ・エミーリア県)、
パデルナ教区、聖大天使ミケーレ教会
使用楽器:1832年、フィリッポ・リアッティ製
(復元:1997-1998年、ダニエーレ・ジアーニ・オルガン工房)
パオロ・ボッティーニはクレモナに生まれ、1998年以来イタリア教会オルガニス
ト協会事務局長を務めているオルガニスト。





<CARPE DIEM>
CARPE 16284 \2080
天使の歌
ヤコブ・ファン・エイク(1590-1657):リコーダー作品集
「笛の楽園」第1巻 から
Lof-zangh Marie / Engels Nachtegaeltje / Janneman en Alemoer
O Heyligh Zaligh / Tweede Lavignione / Prinst Robberts Masco
Bockxvoetje(第2巻 から)/ Engels Liedt / Lanterlu
Pavaen Lachrymae / Courante / Stil, stil een reys / Rosemont
Rosemond die lagh gedocken / Lavignone / Frans Ballet
ゲラルト・シュテンプフェル(リコーダー)
録音:2008年8月、アウハウゼン(ドイツ、バイエルン州)、修道院教会
生まれながらの盲目のオランダ貴族にしてリコーダー、オルガン、カリヨンの
名演奏家、作曲家であったファン・エイク。厖大な数のリコーダー独奏曲を収
録した「笛の楽園」は現代のリコーダー奏者、そして古楽愛好家に遺された貴
重な曲集です。
ゲラルト・シュテンプフェルはリコーダーをウルリケ・フォルクハルト、マリ
オン・フェラブリュッヘン、ワルター・ファン・ハウヴェに、チェンバロをア
ンネケ・アンテンボッシュ、カルステン・ローフに、ヴィオラ・ダ・ガンバを
ハルトヴィヒ・グロート、パオロ・パンドルフォに師事したドイツのピリオド
楽器奏者。




<MEMBRAN>
NCA 60225 \1480
ハープのための名作品集
カルロス・サルゼード(1885-1961):古い様式の主題による変奏曲
フランチェスコ・アントニオ・ロゼッティ(1750頃-1792):
ソナタ 変ロ長調
ピエリック・ウーディ(1929-):ハープのためのソナタ
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):ハープのための組曲 Op.83
ルイ・シュポア(1784-1859):幻想曲 ハ短調 Op.35
ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):即興的奇想曲 Op.9
アストリット・フォン・ブルック(Hp) 1997/6/2-4

NCA 60230 2枚組 \2380
バッハ:
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552/1,2
教理問答書コラール(ドイツ・オルガン・ミサ)
4つのデュエット BWV.802-805
ジェレミー・ヨゼフ(Org) 2010/8/27-29

NCA 60238 \1780
カルロ・ブレスキ(通称ファリネッリ)(1705-1782):
コンポーザー/カストラートの黄金時代
1 Aria “Io sperai del porto in sano”(anon.)
2 R ecitativo “Invan ti chiamo, invan ti cerco”
3 Aria “Al dolor che vo sfogando”(Paolo Rolli?)
4 R ecitativo “Ogni di piu molesto dunque”
5 Aria “Non sperar, non lusingarti”(Pietro Metastasio)
6 Aria “Che chiedi?”(Pietro Metastasio)
7 “Son pastorello amante”(Paolo Rolli)
8 La Partenza “Ecco quel fiero istante”(Pietro Metastasio)
9 La Partenza “Ecco quel fiero istante”(Pietro Metastasio/Farinelli)
10 R ecitativo “Regal Britannia”
11 Arie “Ah, che non sono”(Farinelli)
12 E ngland’s Lamentation for the loss of Farinelli(anon.)
イェルク・ワシンスキ(男声ソプラノ)
ヴォルフガング・ブルンナー指揮 
ザルツブルク・ホフムジーク 2009/9

DOCUMENTS 233053 \880
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
エットーレ・グラチス指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1957

DOCUMENTS 233054 \880
ブラームス:ドイツ・レクイエム
エリーザベト・グリュンマー(S)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ルドルフ・ケンペ指揮 ベルリン・フィル
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団   1955/6

●MEMBRAN 10CD
内容詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2011_07.html

DOCUMENTS 233359 10枚組 \1080
ヤナーチェク:名曲集

DOCUMENTS 233360 10枚組 \1080
ソロモン名演集
ソロモン(ピアノ)

DOCUMENTS 233361 10枚組 \1080
フェレンツ・フリッチャイ:名演集
フェレンツ・フリッチャイ指揮

DOCUMENTS 233362 10枚組 \1080
ジョージ・セル:名演集

DOCUMENTS 233363 10枚組 \1080
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス名唱集
『オペラ・アリアと場面』
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S) 1948年-1960年

DOCUMENTS 233383 10枚組 \1080
ボリス・クリストフ名唱集
『オペラ・アリアと場面』
ファウスト、メフィストーフェレ、ボリス・ゴドゥノフ、エフゲニ・
オネーギン、サトコ、運命の力、ナブッコ、アイーダ、シモン・
ボッカネグラ、マクベス、ナブッコ、アイーダ、マクベス、エル
ナーニ、シチリア島の夕べの祈り、ドン・カルロ、ドン・ジョヴァ
ンニ、ノルマ、夢遊病の女、ボエーム、タウリスのイフィゲーニ、
パルジファル、ドン・キホーテ、他
『歌曲集』
ロシアの歌
ボリス・クリストフ(Br) 1949年-1958年

DOCUMENTS 231055 10枚組 \1080
シューベルト:器楽作品集

DOCUMENTS 231056 10枚組 \1080
シューベルト:歌曲集

DOCUMENTS 231755 10枚組 \1080
ディミトリ・ミトロプーロス名演集

DOCUMENTS 232107 10枚組 \1080
プッチーニ/歴史的録音集

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11-06 No.11-1

2011年06月10日 12時25分20秒 | Weblog
<LAWO Classics>
LWC 1015 \2300
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
レイフ・アルネ・ペデルセン(クラリネット)、
オスロ・フィルハーモニック・チェンバー・グループ
北欧ノルウェーの新興レーベル、【 LAWO Classics】の取り扱いを開始します!
クラリネットの王道中の王道、モーツァルトとブラームスの「五重奏曲」を取
り上げるオスロ・フィルハーモニック・チェンバー・グループは、ノルウェー
の名門オスロ・フィルの奏者たちで結成された室内アンサンブル。
クラリネットのペデルセンは、ヤンソンス在任中の1990年からソロ・クラリネ
ット奏者のポジションで活躍するオスロ・フィル木管セクションの中核メンバ
ー。ペデルセンの伸びやかで優美な音色が、極上のモーツァルトとブラームス
を聴かせる。
2009年8月&10月、オスロでの録音。

LWC 1002 \2300
雨が降りやむとき - スペインとラテン・アメリカの歌曲集 ――
モンサルバーチェ:5つの黒人の歌
グリーディ:6つのカスティーリャの歌
ニン:ポロ、アンダルシアの歌、エル・ビト
グアスタビーノ:4つの植民地の歌
トゥリーナ:歌のかたちの詩
イツィアル・マルティネス・ガルドス(ソプラノ)、
ペール・アルネ・フランセン(ピアノ)
スペイン、サン・セバスティアン出身のイツィアル・マルティネス・ガルドス
は、オスロのナショナル・オペラ・アカデミーを経て、ノルウェー国立歌劇場
のソリストとして、またスウェーデンなどスカンジナヴィアで活躍するソプラ
ノ歌手。
ガルドスの歌うスペインとラテン・アメリカの歌曲は、ラテン=情熱というイ
メージではなく、雨が降りやんだ後に差し込む日差しのような印象を与えてく
れる。
2007年11月、オスロでの録音。

LWC 1014 \2300
7 - 方角 ――
エスタゴー:7.方角 - 女声、ヴィオラとチェロのための
変イ調で - チェロのための序曲
リトゥス - ヴィオラのための
瞑想曲
シリ・トリエセン(ソプラノ)、モルテン・カールセン(ヴィオラ)、
ハンス・ヨーゼフ・グロー(チェロ)
ノルウェー・グラミー賞"Spellemannprisen"の2010年コンテンポラリー・ミュ
ージック・アウォード受賞タイトル。
アメリカ、ミズーリ州生まれのノルウェー人作曲家エドヴィン・エスタゴー
(1959-)の音楽のキーワードは、"エレクトリック"ではなく"アコースティッ
ク"。2009年11月、オスロでの録音。





<Centaur>
CRC 3067 \2080
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集 ――
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV.1047a
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050a
協奏曲ヘ長調BWV.1057
アポロ・アンサンブル
アポロ・アンサンブルは、ザハール・ブロンの門弟ダヴィド・ラヴィノヴィチ
がディレクター&ヴァイオリニストを務める1992年創設のピリオド・アンサン
ブル。
アニマ・エテルナや、ターフェルムジーク、イル・ガルデリーノで古楽に親し
み続けてきたロシアの名チェリスト、セルゲイ・イストミンが支える土台の上
で、ヴァイオリンやトラヴェルソ、トランペットが自在に舞う。
2008年8月&2009年7月、オランダでの録音。

CRC 3092 \2080
ブラームス:セレナード第1番ニ長調Op.11(原典版/ボーステッド校訂)
ファランク:九重奏曲変ホ長調Op.38
ミネルヴァ・チェンバー・アンサンブル、ケヴィン・ジェラルディ(指揮)
作曲者自身の手により管弦楽編成に書き替えられた"ブラームスの「セレナー
ド第1番」"の原典版(九重奏)を復活させるという壮大なチャレンジの成果!
イギリスの作曲家&指揮者、アラン・ボーステッドが校訂、再構成を行い、
スリムになった「セレナード第1番」。ボーステッド版を聴きながらブラーム
スが破棄してしまった原典版を姿を思い描いてみては・・・
2009年3月、ノースカロライナでの録音。

CRC 3071 \2080
4手連弾のためのフランス・ピアノ作品集 ――
ドビュッシー:小組曲/ビゼー:子供の遊び
ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》
ドビュッシー:6つの古代の墓碑銘
フォーレ:組曲《ドリー》Op.56
トランスコンチネンタル・ピアノ・デュオ(ピアノ/エラール1877)
アメリカのベテラン女流ピアニストたちのデュオ、トランスコンチネンタル・
ピアノ・デュオのフレンチ・プログラムで使用されている楽器は、1877年製の
エラール!
マサチューセッツのコレクター、フレデリック・ピアノ・コレクションが所有
するエクストラ・グランド・モデルの銘器エラールから、一世紀以上の時を経
て優しく温もりのある音色と豊かな表情が響き渡る。

CRC 3062 \2080
ラフマニノフ:
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36(1931年版)
コレルリの主題による変奏曲Op.42/ヴォカリーズOp.34-14
ピアノ連弾のための6つの小品Op.11*
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)、
エマヌエラ・フリショーニ(ピアノ)*
独特の色彩を放つグリーグのピアノ作品集をリリースてきたアントニオ・ポン
パ=バルディは、1998年のロン・テイボー国際音楽コンクール優勝、2001年の
ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール銀メダルという実績を持つイタ
リア、フォッジャ出身のピアニスト。
時に軽やかに、時には重々しく、緩急強弱、フレーズのカラーを思うがままに
コントロールしたイタリアン・テイストのラフマニノフが披露されている。
2008年12月、クリーヴランドでの録音。

CRC 3044 \2080
マーラー:
大地の歌(室内楽版/アルノルト・シェーンベルク&ライナー・リーン編)
ティモシー・W.スパークス(テノール)、
エレン・ウィリアムズ(メゾ・ソプラノ)、
スコット・ティリー(指揮)
ドゥラレイ・チェンバー・プレーヤーズ
アルノルト・シェーンベルクが着手したものの未完のまま遺され、音楽学者の
ライナー・リーンが補筆校訂陽を行い陽の目を見ることになった"室内楽版"
「大地の歌」。アメリカ、ノースカロライナのアーティストたちによるマーラ
ーのアニヴァーサリー・タイトルです。2007年11月の録音。

CRC 3063 \2080
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100(ヴィオラ版/チェイス編)
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
ロジャー・チェイス(ヴィオラ)、大滝美知子(ピアノ)
20年以上にわたりUKのスーパー・アンサンブル、ナッシュ・アンサンブルの
メンバーとしても活躍したロンドン生まれのヴィオリスト、ロジャー・チェ
イスのブラームス。深く豊かなヴィオラの音色で響く「ヴァイオリン・ソナ
タ第2番」も、ヴァイオリンの演奏とはまた違った味わいがある。
2007年5月、ポットン・ホールでの録音。

CRC 3086 \2080
R・シューマン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
C・シューマン:3つのロマンスOp.22
ブルーノ・モンテイロ(ヴァイオリン)、フアン・パウロ・サントス(ピアノ)
グルベンキアン財団の奨学生となりジェラルド・リベイロの助手としてキャリ
アをスタートさせたモンテイロ、サン・カルルシュ国立劇場の合唱指揮者を務
めたパウロ・サントスのポルトガル・コンビによるシューマン夫妻の作品集。
2010年3月、リスボンでの録音。

CRC 3099 \2080
イースト・ミーツ・ウェスト - フルート作品集 ――
細川俊夫:リート
オッフェルマンズ:穂波
フェルー:3つの小品
武満徹:エア
ローブ:日本からの情景、ランド・オヴ・リモート・ヴァレーズ、8つの風景
尹伊桑:雅楽
レナード・ギャリソン(フルート&ピッコロ)、カイ・ザヴィスラク(ピアノ)
E"極東アジア"の細川俊夫、武満徹、尹伊桑、"欧米"のオッフェルマンズ、
フェルー、ローブの音楽がアメリカのフルーティストのプログラムで出会いを
果たす。
レナード・ギャリソンは、シカゴ交響楽団の2003年日本ツアーに参加した経
歴を持ち、アジアのフルート音楽への興味、理解も深い。2009年3月の録音。

CRC 3106 \2080
ガルブレイス:アザー・サン/トラヴェルソ・ミスティコ
アイランド・エコーズ/ナイト・トレイン
スティーヴン・シュルツ(エレクトリック・バロック・フルート)、
チェロ・フューリー
「ゴブリン(小悪魔)の踊り」などの吹奏楽作品の作曲家として知られるアメリ
カの女流作曲家ナンシー・ガルブレイスの室内楽作品集。
"エレクトリック・バロック・フルート"や"エレクトリック・チェロ"を駆使し
たカラフルなサウンドは、今後の作曲界の新しい手法となるかも?"エレキ"と
"バロック・フルート"のコラボがなんとも興味をそそる。
2004年-2010年の録音。

CRC 3053 \2080
シロッコ - ギター作品集 ――
ヨーク:シロッコ/ロス:マクギリカディーズ・ラントによる変奏曲
ドメニコーニ:コユンババ/ブリューワー:アン・アイディア!
シルヴィ・プルー(ギター)
アンドリュー・ヨークの「シロッコ」や、トルコ的な「コユンババ」など、
民族色に彩られたギター作品集。カナダの女流ヴィルトゥオーゾ・ギタリス
ト、シルヴィ・プルーのさり気なく繰り出す高度なテクニックや、民族音楽
風のメロディラインの扱い方が巧い。
2009年7月、カナダでの録音。

CRC 3103 \2080
シェイピー:
ヴァイオリン・ソナタ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
アダージョとアレグロ/4つのエチュード/ヴァイオリン・ソナタ第3番
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)、ブレア・マクミレン(ピアノ)
ロシアの血を引くフィラデルフィア生まれのラルフ・シェイピー(1920-2000)
は、シュテファン・ヴォルペから作曲を学んだ20世紀アメリカの作曲家。
2010年1月の録音。

CRC 3089 \2080
ベイン:サウンディング・ナンバー ――
ミュージック・オヴ・ザ・プライムス/バタフライ・エフェクト
カオス・ゲーム/ゴッド・ダズ・ノット・プレイ・ダイス!
ホエン・インスピレーション・ケイム/天使の言葉
ストレンジ・アトラクション/ピ・デイ
レジナルド・ベイン(プログラム&電子音楽)
コンピューター・ミュージックのスペシャリスト、レジナルド・ベイン(1963-)
が緻密に組み立てた電子音楽の世界。2009年の録音。




★新レーベル"Opera Australia"スタート!
オーストラリア・オペラ・バレエ管弦楽団、オペラ・オーストラリア合唱団
シドニー・オペラ・ハウスを本拠地とするオペラ・オーストラリアの自主レー
ベル"Opera Australia"の取り扱いを開始します!
現在のオペラ・オーストラリアのライヴや、オーストラリアの大ソプラノ、
ジョーン・サザーランドのレコーディングの復刻など、オペラ・ファン要注目
のレーベルです!

<Opera Australia>
OPOZ 56003CD 3枚組 \3150
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》K.492
テディ・タフ・ローズ(フィガロ)、タリン・フィービッグ(スザンナ)、
ピーター・コールマン=ライト(アルマヴィーヴァ伯爵)、
レイチェル ダーキン(伯爵夫人)、ワーウィック・ファイフ(ドン・バルトロ)、
ジャクリーン・ダーク(マルチェリーナ)、シアン・ペンドリー(ケルビーノ)、
カネン・ブリーン(ドン・バジーリオ)
パトリック・サマーズ(指揮)
オペラ・オーストラリア(Opera Australia)のリリース第1弾は、METでも活躍
するニュージーランドのバリトン、テディ・タフ・ローズ、オーストラリアの
ソプラノのタリン・フィービッグなど、今を輝くフレッシュなスターたちが揃
ったモーツァルトの「フィガロの結婚」!
オーストラリア最高の演出家と称されるニール・アームフィールドの演出で
上演された「フィガロの結婚」は、デイリー・テレグラフ紙、オーストラリア
ン紙、シドニー・モーニング・ヘラルド紙などで大絶賛を博すなど、オースト
ラリア・オペラの総力を結集したステージが繰り広げられています。
録音:2010年7月29日、シドニー・オペラ・ハウス(ライヴ)

OPOZ 56007CD 3枚組 \3150
マイアベーア:歌劇《ユグノー教徒》
ジョーン・サザーランド(マルグリット・ド・ヴァロワ)、
クリフォード・グラント(マルセル)、アマンダ・セイン(ヴァランティーヌ)、
スザンヌ・ジョンストン(ウルバン)、
アンソン・オースティン(ラウル・ド・ナンジ)、
ジョン・プリングル(ネヴェール伯爵)、
ジョン・ヴェーグナー(サン・ブリ伯爵)
リチャード・ボニング(指揮)
オーストラリア・オペラ・バレエ管弦楽団、オーストラリア・オペラ合唱団
オーストラリア・オペラ界の至宝、ジョーン・サザーランドのオペラ引退公演
となった1990年10月2日、マイアベーアの「ユグノー教徒」!
夫であるリチャード・ボニングの指揮でマルグリット王妃を歌い、自身のオペ
ラ歌手としてのキャリアに幕を下ろしたサザーランドの存在感、貫録はまさに
世紀の大ソプラノの証しである。サザーランドの引退スピーチも収録。
録音:1990年10月2日、シドニー・オペラ・ハウス(ライヴ)
ジョーン・サザーランド・コレクション

OPOZ 56005CD 2枚組 \2450
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》
ジョーン・サザーランド(ルチア)、マルコム・ドネリー(エンリーコ)、
リチャード・グリーガー(エドガルド)、
セルゲイ・バイギルディン(アルトゥーロ)
クリフォード・グラント(ライモンド)、ロビン・ドナルド(ノルマンノ)
パトリシア・プライス(アリーサ)
リチャード・ボニング(指揮)
エリザベス・シドニー管弦楽団、オペラ・オーストラリア合唱団
ドニゼッティのベルカント・オペラ「ランメルモールのルチア」は、ジョーン
・サザーランドのキャリアを語る上で欠かせない重要なオペラ。
「ランメルモールのルチア」は、ボニングと共にベルカント・オペラの復興を
目指したサザーランドが歌い続けた演目である。
※録音:1986年2月8日、シドニー・オペラ・ハウス(ライヴ)
ジョーン・サザーランド・コレクション

OPOZ 56006CD 2枚組 \2450
ドニゼッティ:歌劇《ルクレツィア・ボルジア》
ジョーン・サザーランド(ルクレツィア・ボルジア)、
ロバート・オールマン(ドン・アルフォンソ)、
マルグレータ・エルキンス(マッフィオ・オルシーニ)、
ロン・スティーヴンス(ジェンナーロ)
リチャード・ボニング(指揮)
エリザベス・シドニー管弦楽団、オペラ・オーストラリア合唱団
イタリア・ルネサンスの実在の人物、ルクレツィア・ボルジアを描いたドニ
ゼッティの歌劇「ルクレツィア・ボルジア」。
ベルカント・ソプラノ、サザーランドの絶唱は、タイトルロールのルクレツィ
ア・ボルジアを鮮やかに現代へと蘇らせているかのよう。
※録音:1977年7月8日、シドニー・オペラ・ハウス(ライヴ)
ジョーン・サザーランド・コレクション




<Christophorus>
CHR 77321 \2300
チフラ:ロレートの夕べの祈り
アンサンブル・オフィチウム、インストゥルメンタ・ムジカ、
ウィルフリード・ロンバッハ(指揮)
アントニオ・チフラ(1584-1629)は、イタリア、ロレートのサンタ・カーザの
楽長を務め、グレゴリオ・アレグリたちと並びローマ楽派の教会音楽作曲家と
して多くの音楽を作曲。
チフラは、カルロ・ジェズアルドの半音階技法から影響を受けた貴重な作曲家
でもあり、12声のための「ロレートの夕べの祈り」は最晩年の1929年に作曲さ
れたヴェスプロである。2009年8月の録音。

CHE 0158-2 \1250
ギターのための大練習曲集 ――
ウィルコックス:ギターのための12の練習曲
パガニーニ(ホップストック編):3つのカプリース
カルカッシ:12の練習曲
ヴィラ=ロボス:ギターのための12の練習曲
ティルマン・ホップストック(ギター)
ワイセンベルクやプレガルディエンとのコンビ経験を持つドイツのギタリス
ト、ティルマン・ホップストックがセレクトした"ギターのための大練習曲集"。
素材にブロンズを使用したダダリオ弦を張ったホップスティックのアコース
ティック・ギターがエチュードをドラマティックに語り出す。
1989年&1990年&2004年&2010年の録音。




<Aeolus>
AE-10691 \2300
エスケシュ:ライヴ・インプロヴィゼイションズ ――
ゴシック組曲/即興による2つの舞曲/前奏曲と二重フーガ/パントマイム
ポロネーズ/他
ティエリー・エスケシュ(オルガン)
バスク地方のデバ・サンタ・マリア教会に完成したグランド・オルガンのお披
露目を兼ねたオープニング・コンサートのライヴ。
オルガン即興の達人ティエリー・エスケシュが、バスクの伝統音楽をテーマと
して次々と音楽を創造していく。2009年9月の録音。





<Syrius>
SYR 141437 \2300
ジャダン:6つのソナタ ――
ピアノ・ソナタ ロ短調Op.3-2/ピアノ・ソナタ ハ長調Op.3-3
ピアノ・ソナタ 嬰へ短調Op.4-2/ピアノ・ソナタ ハ短調Op.5-3
ピアノ・ソナタ イ長調Op.6-2/ピアノ・ソナタ へ長調Op.6-3
ジャン・デュベ(ピアノ)
ヤサント・ジャダン(1776-1800)は、フランスの名門音楽一族に生まれ、天賦
の才を如何なく発揮しながらも、志いし半ばで結核に倒れた夭折の天才作曲
家。ジャダンがその短い生涯の中で遺したロマン派的な音楽は、再評価の時
を迎えている。2010年3月の録音。

SYR 141434 \2300
シューマン:
4つのスケッチ/カノン形式による6つの練習曲
バッハの名による6つのフーガ
ジョルジュ・ベソネ(オルガン)
"ロベルト・シューマン"と"オルガン"。オルガンのためのオリジナル作品が
少ないためか、繋がりが薄いというイメージの両者だが、幻想的な雰囲気が
加わるなどオルガン版シューマンも捨てがたい。2010年5月の録音。

SYR 141435 \2300
J.S.バッハ:オルガン作品集Vol.7 ――
トッカータとフーガ ニ短調BWV.538
コラール《主なるイエス・キリストよ、我らをかえりみたまえ》BWV.709
コラール《ああ神よ、天より見そなわし》BWV.741
コラール《われいずこに逃れ行かん》BWV.694
前奏曲とフーガ ハ長調BWV.545
コラール《主よ、汝に望みを抱けり》BWV.712
おお神の小羊、罪なくしてBWV.1085/前奏曲とフーガ ハ短調BWV.546
コラール《キリストは死のとりことなられても》BWV.695
コラール《いざ喜べ、尊きキリストのともがらよ》BWV.734
トッカータ ハ長調BWV.564
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
パリでナディア・ブーランジェに学び、パリのドイツ・ルター派教会でオルガ
ニストを務めてきた女流オルガニスト、ヘルガ・シャウエルテのバッハ第7巻。
ドイツ、アンスバッハ聖グンベルトュス教会のオルガンでの演奏。
2010年7月の録音。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11-06 No.11-2

2011年06月10日 12時24分57秒 | Weblog
<Marc aurel edition>
MA 20043 2枚組 \4600
ポルシャー:移行(ANAKOLUTH)
マルク・ポルシャー(プログラミング)
ドイツの現代作曲家マルク・ポルシャー(1961-)の「移行」は、エレクトロニ
ックとミュージック・コンクレートをミックスした105分のコンテンポラリー
・ミュージック。




<OLLINS CLASSICS>
CLN 0005-2 \1980
ベートーヴェン:
交響曲第5番「運命」、
ウェリントンの勝利(戦争交響曲)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
ロンドン交響楽団、
録音:1990年10月ワトフォード・タウンホール、スタジオ・デジタル録音
ロンドン響はこの時代、アバドからティルソン・トーマスにバトン・タッチ
された時期で、「会長」バーンスタインも頻繁に客演。正に黄金時代にあった
といって過言ではありません。特筆すべきはアンサンブルの見事さ。キリッと
引き締まり、各奏者の名人芸も通人をしてさすがと唸らすものがあります。
ブルゴスの解釈は極めてオーソドックスでコンヴィチュニーすら想起させる、
堅物ドイツ演奏を聴かせます。「ウェリントンの勝利」は、聴いていて恥ず
かしくなることも否定できませんが、金管の名手が楽しんで演奏している様
子が手に取るように解ります。当時のメンバー表もついていて、この時代を
懐かしく思い出します。
日本語、英語解説付。

CLN 0006-2 \1980
ベートーヴェン:
交響曲第7番、交響曲第8番
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
ロンドン交響楽団
録音:1989年10月
ワトフォード・タウンホール、
スタジオ・デジタル録音
ジャケットを見るとロンドン響創立85周年を祝うシリーズと思われます。上
記「運命」同様にロンドン響のコンディションが抜群。ソリスティックな妙
技には身震いするほどです。名曲第7番もブルゴスの律儀な指揮ぶりに見事に
応じ、正統的ベートーヴェンを聴かせてくれます。
日本語、英語解説付。





<ORF>
CD 3114 3枚組 \6240
レゾナンツェン古楽音楽祭2010「Flammen」
シャルパンティエ:テ・デウム
カミーユ・プル(S),アンヌ・マルグエ(S),
フランソワ=ニコラ・ジェスロ(T),セバスチャン・オブレシュト(T),
エムリ・ルフェーヴル(B)
ユーゴ・レーヌ(指揮)ラ・サンフォニー・デュ・マレ,マレ合唱団
2010年1月14日
作者不詳:バッラータ「輝く星」
作者不詳:カッチャ「おいみんな、こっちだ」
ヤコポ・ダ・ボローニャ:
マドリガル「不死鳥だった」,「神の思慮深さ」,「威厳ある鷹」
パオロ・ダ・フィレンツェ:
バッラータ「愛の神よ、ああ、言ってくれ」,
マドリガル「楽しめ、フィレンツェよ」
ペドロ・メメルスドルフ(指揮)
マーラ・プニカ
2010年1月22日
シュッツ:
来てください、聖霊よ、主なる神よSWV417
神よ、私の中に清い心を生み出してくださいSWV291
私は神から離れはしないSWV366/言葉は肉体となったSWV314
今こそ皆、神に感謝せよSWV418
ブノワ・アラー(指揮)
ラ・シャペル・レナヌ
2010年1月23日
リュリ:
「ヴェルサイユの洞窟」序曲/「花の女神のバレエ」から(2曲)
「愛の神の勝利」から(2曲)/「アティス」-アティスの夢
「アマディス」から(2曲)/「町人貴族」-トルコ人の儀式のための行進曲
ラモー:「ナイス」序曲
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ユーゴ・レーヌ(指揮)
ラ・サンフォニー・デュ・マレ,マレ合唱団
2010年1月18日
クリーガー:
神は立ち上がり
神よ、人々はあなたをひそかに讃えています
ベルンハルト:イエスよ、お救いください
ウルリケ・ホフバウアー(ソプラノ)
シモーネ・エッケルト(指揮)ハンブルガー・ラーツムジーク
2010年1月20日
シュメルツァー:バッレット「剣術道場」
フローベルガー:ラメント
ファルコニエーリ:カンショーナ「オーストリア」
ローゼンミュラー:シンフォニア第2番
シャイト:戦いのガリアルド
ルカ・グリエルミ(指揮)コンチェルト・マドリガレスコ
2010年1月21日
A.ガブリエッリ:四声のカンツォーナ第2番,戦いのアリア
クロッティ:父よ、私は罪を犯しました
レグレンツィ:四つのヴィオラ・ダ・ガンバの為のソナタ第6番
モンテヴェルディ:ラウダーテ・ドミヌム
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)
エレナ・ビスクオーラ(MS)
パオロ・ズッケリ(指揮)
ガンベ・ディ・レーニョ
2010年1月19日
フックス:「オルフェオとエウリディーチェ」抜粋
ロミーナ・バッソ(MS オルフェオ)
フランチェスカ・ボンコンパーニ(S エウリディーチェ)
アントーニオ・フローリオ(指揮)
ラ・カペッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ
2010年1月17日
恒例のレゾナンツェンの2010年。今回も、ユーゴ・レーヌ率いるラ・サンフォ
ニー・デュ・マレを始め、豪華な、興味深い面々が集っている。今回の目玉は
ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741)の「オルフェオとエウリディーチェ」
だろう。1715年にウィーンで初演された1幕の室内オペラで、存在はわりと知
られていたものの、上演は極めて稀で、抜粋とはいえこれが初録音。グルック
よりおよそ半世紀前の「オルフェオとエウリディーチェ」を、フローリオが素
晴らしく蘇らせている。

CD 3120 2枚組 \4160
モーツァルト/エーレンフリート編:
「魔笛」(フルート四重奏版)
ダニエル・フューター(語り)
ラルカディア(Fl,Vn,Va,Vc)
録音:2009年11月2-5日、ウィーン,
モーツァルトの「魔笛」を、初演から2年後に、マインツの宮廷音楽家フラン
ツ・ハインリヒ・エーレンフリート(1747-1828)がフルート、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロのアンサンブルに編曲したもの。ラルカディアによるピリオ
ド楽器の演奏はたいへんリラックスした味わいのあるもので、オペラの「魔笛」
とはまた一味違った楽しみ方ができる。語りを務めるダニエル・フューターは
1949年、チューリヒ生まれのスイスのピアニストで、スイス音楽界の重鎮でも
ある。
CD2にはデータとして、1791年の「魔笛」初版台本、エーレンフリート編曲の
筆写譜、エーレンフリート編曲の出版パート譜そして出演者の略歴のPDFファ
イルが収録されており、PCで閲覧が可能である。

CD 3115 2枚組 \4160
フォーゲ:作品集第2集
ミサ曲「武装した人」
ミサ曲「ヴィヌス・ヴィナ・ヴィヌム」
ザ・サウンド・アンド・フュアリ
録音:2009年10月、マウエルバッハ(ライヴ録音)
CD 3025(SACD)に続く、ザ・サウンド・アンド・フュアリによるギヨーム・
フォーゲの作品集。フォーゲは15世紀に活躍したフランスの作曲家。生前は
たいへん人気のあった人だが、今日に伝えられる情報は少なく、伝えられる
作品も少ない。ザ・サウンド・アンド・フュアリはオーストリアの古楽声楽
団体。15世紀後半から16世紀初頭にかけてのフランス、フランドル音楽を中
心としており、ここでも極めて完成度の高い演奏でフォーゲの魅力を明らか
にしている。

CD 3099 \2080
クーラウ:フルート五重奏曲集 Op.51
五重奏曲第1番 ニ長調
五重奏曲第2番 ホ短調
五重奏曲第3番 イ長調
レ・フィデル:【シャルル・ゼブレ(Fl)、ラースロー・パウリク(Vn)、
ガリーナ・ズィンチェンコ(Va)、エルセベト・ラーチ(Va)、
セルゲイ・イストミン(Vc)】
録音:2008年11月、ハールレム
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832)は、ドイツ出身で、20代でデンマークに
移住、重要な作曲家として活躍した人物。多数の作品の中でもフルート曲の
人気が高く、この五重奏曲もフルートと弦楽四重奏曲のための作品。ベート
ーヴェン風な、しかしもう少し暑苦しさが少ない、爽やかな作風が魅力的で
ある。レ・フィデルはピリオド楽器団体。レ・タラン・リリクなどで活躍し
ているシャルル・ゼブレがフルートを受け持っている。またチェロのイスト
ミンもソリストとして活躍しており、ANALEKTAやPASSACAILLEレーベルなどか
らソロ・アルバムを出している。

CD 3121 \2080
ヴァイス:リュート作品集
プレルーディオ/アリア、アダージョ/パッサガイユ/
ソナタ イ短調(7曲)/ファンタジア/
アリア、アンダンテ/メヌエットとトリオ/ブーレー
エヴァンヘリナ・マスカルディ(リュート)
録音:2010年9月28日,
18世紀前半のドイツの偉大なリュート奏者、シルヴィウス・レオポルト・
ヴァイス(1687-1750)のリュート曲集。エヴァンヘリナ・マスカルディは1977
年、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれのリュート奏者。現在はイタリ
アに在住し活躍している。

CD 3109 \2080
ハンス・エーリヒ・アポステル(1902-1972):
(1)レクイエムOp.4-8声の混声合唱と管弦楽のための(テキスト:R.M.リルケ)
(2)ハイドンの主題による変奏曲Op.17
(3)5楽章の室内交響曲Op.41
(4)漁師の家のセレナードOp.45-12楽器のための
(5)管弦楽のためのパッサカリアOp.50
(1)ミラン・ホルヴァート指揮ORFウィーン放送交響楽団&合唱団、
(2)ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ウィーン交響楽団、
(3)ペーター・コイシュニヒ指揮
アンサンブル・コントラプンクテ、
(4)オーストリア放送室内楽協会、
(5)ベルンハルト・ルーベンシュタイン指揮
ニーダーエスターライヒ・トーンキュンストラー管弦楽団
録音:全てウィーン、(1)1978年、(2)1994年、(3)1971年、(4)1972年、
(5)1977年
アポステルはシェーンベルク、ベルクに師事し、ナチ政権時代には彼の音楽
は退廃音楽とされ演奏が禁止された。戦後はISCM(国際現代音楽協会)のオー
ストリア支部を設立し総裁を務めたこともある。また現代音楽の出版社とし
て有名なウニフェルザール社の顧問としてベルクの歌劇「ヴォツェック」
「ルル」の新校訂版楽譜の校訂も行った。作風はシェーンベルク、ベルクの
薫陶を得た表現主義音楽で今日では作品が演奏されることは極めて稀なこと
と、ホルヴァート、サヴァリッシュによる20世紀音楽ということもあり、大
変貴重な音源である。

CD 3097 \2080
マヌエラ・ケレル(b.1980):作品集
(1)「甘い憂鬱」(2010)-チェロ四重奏のための
(2)ヴァイオリン協奏曲「プラス」(2008/2009)
(3)「アウリミ」(2007/08)-69人管楽奏者と11人の打楽器奏者のための
(4)「モンデューネ」(2009)-弦楽四重奏のための
(5)「曖昧な孤独」(2009/10)-ツィターと再生装置のための
(6)フルート協奏曲「これは一過性血管作動性腸管ペプチド・・・」(2008)
(7)「15mg」(2009)-クラリネットと弦楽三重奏のための
(8)「ナストロ・バランテ」(2009/2010)
(9)「クールな楽器のマニフェスト」(2009)-
フルート、アルト・サクソフォン、ピアノのための
(10)「OACHALE」(2008)-
フルート、ソプラノ・サキソフォン、打楽器、ハープ、ヴァイオリンとコン
トラバスのための
(11)「スレジェ・パ・ダー・ナハト」(2010)-4声の合唱のための
(1)アンサンブル・チェロ・パッショナート:
【ユリウス・ベルガー,ヒョンジョン・ベルガー,ソヨン・アン,
クリスティアン・ベルトンチェロ】
(2)ボジダラ・コウズマノヴァ(Vn)、
ローランド・フライジツァー(指揮)
アンサンブル・レコンシル
(3)カスパー・デ・ロー(指揮)アンサンブル
(4)セダグ四重奏団
(5)トリオ・ガンパー(ツィター)
(6)エリザベト・デメツ(Fl)、
ゲルハルト・ザンマー(指揮)チロル室内管弦楽団
(7)ラインホルト・ブルンナー(cl)、アイス三重奏団
(8)ゴットフリート・ラブル指揮ORFウィーン放送交響楽団
(9)マニフェスト・トリオ
(10)ローランド・フライジツァー(指揮)アンサンブル・ディー・ライエ
(11)アンサンブル・ラ・ロセ、コエノビウム・ヴォカーレ
録音:2008-2010年
マヌエラ・ケレル(b.1980)はオーストリア、南チロルの出身の若手女声作曲
家。当初、法律と哲学を学ぶ傍ら作曲を勉強しダルムシュタット夏季現代音楽
講習会に参加して現代音楽の世界にデビュー。最近のヨーロッパでは同じオー
ストリアの作曲家オルガ・ノイヴィルトの次の世代として注目を集めている。
特殊奏法、特殊唱法、ノイズなど現代音楽の様々な要素を使いながら決して
重苦しい雰囲気にならず、音と戯れている、といった感じの遊び心満点の現
代音楽。

CD 3119 \2080
ヨルゲ・サンチェス=チョン(b.1969):作品集
(1)「トラポス/ガンタナモのキャットウォーク第2稿」から「スクラッチ-
ノットゥルノ-バキューム」(2004 /2005)
(2)ファイナル・ガール2009(2009)
(3)ヴェネモ3(1999)-バス・クラリネットと11楽器のための
(4)「トラポス/ガンタナモのキャットウォーク」(2004)-
コントラバス、エレキギター、ターンテーブル、ライブ・エレクトロニクス
と大管弦楽のための
(5)アルガラビア(2001)
(1)ヨハネス・カリツケ指揮ボーゼン・トリエント・ハイドン管弦楽団、
(2)シルヴァイン・カンブルラン指揮クラングフォルム・ウィーン、
(3)ユルグ・ヘンネベルガー(指揮)アンサンブル・ディー・ライエ
(4)(5)マティアス・ピンチャー指揮
(4)オーストリア放送交響楽団
(5)クラングフォルム・ウィーン
録音:1999-2005年
ヨルゲ・サンチェス=チョン(b.1969)はキューバ人と中国人の両親を持つと
いう特殊な出自を持ち、1988年以来、作曲家、ターンテーブル奏者としてウィ
ーンで活動している。民族音楽的要素、ターンテーブル・ミュージックに代
表されるアヴァン・ポップ・ミュージックとフリー・ジャズ、現代音楽の要
素が大音響でぐちゃぐちゃに混交され、ジョン・ゾーン、エリオット・シャ
ープなどのニューヨーク前衛ジャズによく似たカオスを作り上げる。注目の
才能。

CD 3108 \2080
“肖像画”
フォッリーナ侯爵ジョルジュ/私の息子アンドレへのシャコンヌ
フラ・ベルナドへのアントレ・ド・ギダン/ブリュスメリベビ
アマリア・ゲリーノとヘルスウィンド/エヴァンジェリーナの世界
ステファノ・イル・ビザンティノへのブルース・バーラド
イヴァーノ・ザネンギ(リュート)
アルチリュートでブルース風の洒落た音楽を奏でている注目のアルバム。イ
ヴァーノ・ザネンギは1952年生まれ、ヴェネツィアを拠点に活躍しているリュ
ート奏者。“肖像画”と題されたこのアルバムは、いずれの曲も何か意味の
ありそうなタイトルが付けられているのだが、解説が一切ない。何も考えず
に聞くもよし、タイトルの意味を想像しながら聞くのもよし。

CD 3112(2CD+ボーナス2CD) \4160
ヘンデル:「メサイア」
(ボーナスCD:ウィントン・ディーン、ヘンデルを語る)
フィリップ・フォン・シュタイネッカー(指揮)
ムジカ・セクロルム
ルビー・ヒューズ(S)、
クリスティーナ・ハンマルストレム(A)、
ダニエル・ヨハンセン(T)、
ドミニク・ウェルナー(B)
録音:2009年8月28日ライヴ
フィリップ・フォン・シュタイネッカーは、マーラー室内管弦楽団やルツェル
ン祝祭管弦楽団のチェロ奏者であり、かつてはガーディナー率いるイングリッ
シュ・バロック・ソリスツなどのオーケストラにも頻繁に参加していました。
近年指揮活動にも積極的に乗り出している。ムジカ・セクロルム、シュタイ
ネッカーが2008年に設立した古楽団体。まだ創設間もないが、既に高い評価
を得ている。ソリストでは、フォン・オッターを継ぐスウェーデンのメッゾ
ソプラノとして注目を浴びているハンマルストレムが素晴らしい。ボーナス
には、今日のヘンデル・ブームを牽引した音楽学者、ウィントン・ディーン
の話が、1950年代のヘンデルの録音と共にたっぷりCD2枚に収録されている。

CD 3118 \2080
クルト・アントン・ヒューバー(1928-2008):作品集
(1)ヴァイオリン・ソナタ第2番(1963)
(2)ピアノ・ソナタ第1番(1965)
(3)「スペクトルの形成」(1974)-大編成の弦楽オーケストラのための
(4)6つの歌曲「惑星の縁で」(1981)
(5)「ヒロシマ/プロメモリア」(1986)-
2つのフルート、2つのクラリネット、バス・クラリネット、トロンボーン、
ヴィブラフォン、打楽器とピアノのための
(1)アンドレアナ・トゥルトフ(Vn)、イーゴ・コッホ(Pf)
(2)ハンス・ペーターマンドル(P)
(3)ジョン・ホプキンス指揮
ニーダーエスターライヒ・トーンキュンストラー管弦楽団
(4)アントン・シャリンガー(B)、ダヴィド・ルッツ(Pf)
(5)ヴィム・ヴァン・ツートフェン指揮20世紀ワークショップ
録音:1976-1988年
クルト・アントン・ヒューバー(1928-2008)はザルツブルク出身の作曲家でク
レメンス・クラウスやスワロフスキーのもとで指揮を学び、指揮者としても活
動した。作風はシェーンベルク、ベルクの影響を受けたものから、クラスター、
微分音を用いたものまで幅広い。広島をテーマとした《ヒロシマ/プロメモリ
ア》は彼の代表作。

CD 3125 \2080
(1)バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
(2)コルンゴルト:弦楽のための交響的セレナード 変ロ長調 Op.39
ビジャン・カデム=ミサーク(指揮)
アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ
録音:(1)2009年8月15、16日,(2)2008年8月16、17日、DDD、60'33
20世紀の弦楽合奏の作品を二曲収録。アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォは、
イスラエル生まれのヴァイオリニスト、指揮者のビジャン・カデム=ミサー
クによって1979年に結成された弦楽オーケストラ(旧トーンキュンストラー室
内管弦楽団)。ORFレーベルには大量の弦楽アンサンブルのための作品集を録
音している。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11-06 No.10-1

2011年06月10日 12時24分32秒 | Weblog
<Orfeo>
ORFEO 738111 \2450
サリエリ:ハルモニームジーク(管楽合奏)のための作品集
「トロフォーニオの洞窟」(1785)[ハルモニームジーク版・7曲]
「オルムスの王、アクスル」(1788)[ハルモニームジーク版・10曲]
「ペルシャの女王パルミーラ」(1795)[ハルモニームジーク版・10曲]
ディーター・クレッカー(指揮) コンソルティウム・クラシクム
録音:2006年5月7-9日ザントハウゼン、クララ・ヴィーク・アウディトリアム
(セッション・デジタル)
ORFEOの看板アーティスト、クラリネットの名手クレッカーが率いる精鋭管楽ア
ンサンブル“コンソルティウム・クラシクム”の最新アルバムに、サリエリ作の
オペラ編曲のハルモニームジークが登場します。





<BIS>
BIS SA 1882(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集 Vol.10
(1)7つのバガテル Op.33/(2)11のバガテル Op.119/(3)6つのバガテル Op.126
(4)アレグレット ハ短調Hess69/(5)バガテル ハ長調 Hess73
(6)バガテル 変ホ長調 Hess74/(7)アレグレット ハ短調WoO.53
(8)バガテル「楽しい―悲しい」WoO.54/(9)バガテル ハ長調 WoO.56
(10)バガテル ハ短調 WoO.52/(11)エリーゼのために WoO.59
(12)やや生き生きと WoO.60/(13)アレグレット ロ短調 WoO.61
(14)ピアノ曲ト短調 WoO.61a/(15)バガテル ハ長調 Hess57
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
[録音:2010年8月/エステローケル教会(スウェーデン)]
好評のブラウティハム・ベートーヴェン全集の第10巻は、バガテル全曲。もちろ
んあの「エリーゼのために」も入っているのが嬉しい限り。フォルテピアノで奏
されると新鮮さもひとしおで、初めて聴くような印象を受けます。また、普段聴
くことのできない初期作も多数含まれているのも秀逸。ブラウティハムが驚きの
巧さで、ベートーヴェン・ファンは絶対にはずせない一枚です。

BIS SA 1730(SACD-Hybrid) \2500
ヒンデミット:
(1)交響曲「画家マティス」
(2)バレエ組曲「いとも気高き幻想」
(3)ウェーバーの主題による交響的変容
ジョン・ネシリング(指)サンパウロ響
[録音:2008年8月/サラ・サンパウロ]
ヒンデミットの作品というと、アカデミックでドライかつ薄味で、あまり聴きた
くない…という印象をよく聞きますが、実は聴き手を楽しませようというサービ
ス精神に満ちた、職人芸光る面白さの連続です。ここに収められた3作は彼の代
表作で、それをシェーンベルクの子孫であるネシリングが指揮しているのも不思
議な因縁を感じます。ネシリングの熱血指揮も注目。急速楽章のノリの良さ最高
です。

BIS SA 1760(SACD-Hybrid) \2500
ウェーバー:序曲集
(1)魔弾の射手/(2)精霊の支配者/(3)トゥーランドット/(4)アブ・ハッサン
(5)オベロン/(6)オイリアンテ/(7)ペーター・シュモル/(8)プレチオーザ
(9)シルヴァーナ/(9)祝典序曲
ジャン=ジャック・カントロフ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ
[録音:2006年5月、2009年11月/タピオラ・ホール]
ウェーバーの序曲集は芳醇なロマンの香りに満ち、演奏効果抜群なため、かつて
はドイツ系指揮者の定番レパートリーでしたが、なぜか近年新録にも恵まれず、
急激に縁遠い音楽となりつつあります。しかし、カントロフとタピオラ・シン
フォニッタ待望の新録音が登場となります。オペラ的な美しいメロディ、異常
なまでのボルテージの高い演奏を楽しめます。

BIS SA 1775(SACD-Hybrid) \2500
シューマン:ヴァイオリンとオーケストラのための作品全集
(1)ヴァイオリン協奏曲イ短調(チェロ協奏曲 Op.129より作曲者自編)
(2)幻想曲ハ長調 Op.131
(3)ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ウルフ・ヴァリーン(Vn)、
フランク・ベーアマン(指)
ロベルト・シューマン・フィル
[録音:2009年6月/ルカ教会(ドレスデン)]
ありそうであまりないシューマンのヴァイオリンとオーケストラのための作品
全集。いずれもシューマン晩年の精神に変調をきたしてからの作品で、アブナ
い世界へ足を踏み入れてしまっているからでしょう。ヨアヒムが初演して好評
を博したという幻想曲の新録音も貴重。シュニトケや、狂焼死した奇行作曲家
アルゲーンなど、どうもその筋の音楽が得意なようなスウェーデンの名手ヴァ
リーンのソロが冴えます。

BIS 1682 \2380
ニューストレム:
(1)短い交響曲(1929/31)
(2)海の交響曲(1947/8)
マレーナ・エルンマン(Ms)(2)、クリストフ・ケーニヒ(指)マルメ響
[録音:2006年3月、2007年1月/マルメ・コンサート・ホール]
近代スウェーデンの作曲家ヨスタ・ニューストレム(1890-1966)は生涯に6篇の
交響曲を残していて、BISではすでに4篇をリリースしてロングセラーを続けて
いますが、ついに今回で全集完結します。第1交響曲にあたる「短い交響曲」は
ニューストレムのパリ時代の作。印象派の影響が感じられます。ニューストレ
ムの代表作とされる「海の交響曲」は7つの海で活躍する水夫に捧げられたもの
で、彼の海と岸への偏愛の印が明瞭に刻まれています。スウェーデンの詩人エッ
バ・リンドクヴィストの詩による歌唱をエルンマンが好演しています。

BIS 1674 \2380
アーウェル・ヒューズ:
(1)前奏曲
(2)伝説曲「オーワイン・グリンダー」(1979)
(3)歌劇「恋する博士」序曲
(4)管弦楽組曲
(5)アネイショメイロス(1943)
(6)歌劇「メンナ」前奏曲
オーワイン・アーウェル・ヒューズ(指)
ロイヤル・フィル
[録音:2009年4月/キャドガン・ホール(ロンドン)]
アーウェル・ヒューズといっても、最近BISレーベルで続々とCDをリリースして
いる指揮者ではなく、その同名の父君。1909年に生まれ、1988年に歿したウェ
ールズの作曲家。ヴァーン・ウィリアムズとホルストに師事し、ウェールズ人
としての自覚と誇りを終生熱烈に守り続けました。ここに収められた作品も、
ウェールズの古譚に基づく標題的なものが中心で聴き応え満点。息子のオーワ
イン・アーウェル・ヒューズが父へのレスペクトあふれる演奏を繰り広げてい
て感動的です。




<Profil>
PH 05008 \2180
ドヴォルザーク:ミサ曲 ニ長調Op. 86, B. 153(1887) (35’12”)
プリスカ・エセル=シュトライト(ソプラノ) バルバラ・ミュラー(アルト)
マティアス・レトナー(テノール) トーマス・ハンバーガー(バス)
ハラルト・フェラー(オルガン)
・ヤナーチェク:主の祈りJW IV/29(1901/06) (15’18”)
ロバート・ヴェルレ(テノール) イルムガルト・ゴジャフスキ(ハープ)
ハラルト・フェラー(オルガン) ミュンヘン・オルフェウス合唱団
ゲルト・グクルヘーア(指揮)
ボヘミア生まれのドヴォルザークとモラヴィア生まれのヤナーチェクによる宗
教曲を収録したアルバム。「ピアノ五重奏曲」と同じ円熟期の1887年に書かれた
「ミサ曲ニ長調」は、小規模ながらも2大傑作「スターバト・マーテル」や「レ
クィエム」に通じて、敬虔なクリスチャンであったドヴォルザークのストレート
で真摯な姿勢がよく表れたもの。のちの1893年にロンドンでの演奏に際して管
弦楽版に編曲されていますが、ここでは当初のオルガン版を採用しています。
代表作「グラゴル・ミサ」の印象が強烈なヤナーチェクの「主の祈り」は、
1901年の作曲時にはピアノもしくはハルモニウムの伴奏指定でしたが、1906年
の改訂ではハープとオルガンによる伴奏に変更され、ここでは後者による演奏
となっています。
グクルヘーア率いるミュンヘン・オルフェウス合唱団は、ミュンヘン楽友協会
合唱団の選抜メンバーおよそ60名規模のアンサンブルで、1982年の設立以来、
ドイツで評価の高い団体。ほかにも珍しい宗教作品も数多くリリースしてきた
実績が示す通り、深く美しいハーモニーを聴かせてくれます。




<ATMA Classique>
ACD2 2579 \1850
ジョン・ウィリアムズ:
「シンドラーのリスト」組曲【テーマ、ユダヤ人街、追憶】(Vn&Orch.)
ブロッホ:ヘブライ組曲(Vn&Orch.)、コンチェルト・グロッソ第1番(P&Orch.)
アレクサンドレ・ダ・コスタ(Vn)マルク・パンティロン(P)
ビエンヌ交響楽団 トーマス・レスナー(指)
録音:2008年3月19-21日ビエンヌ、スイス
1979年モントリオール出身ヴァイオリニスト、アレクサンドル・ダ・コスタと
スイスの名門オケ、ビエンヌ交響楽団による映画音楽の巨匠ジョン・ウィリア
ムズの「シンドラーのリスト」。映画では儚く切ない優しく美しいメロディー
を、イツァーク・パールマンが演奏し、映画と共に大きなヒットとなった作品
です。演奏するダ・コスタはピアノとヴァイオリンを学び、9歳にしてそれぞれ
の楽器でコンサートを行うなど神童ぶりを発揮。18歳からマドリッドのソフィ
ア王妃音楽大学で名教師ザハール・ブロンに師事。23歳の時にはシルヴィア・
ゲルバー財団より30歳以下の優れたカナダ人音楽家に贈られる最優秀賞を受賞。
これまでにベルリン・フィルをはじめとする世界中のオーケストラと共演し高
い評価を得ています。ダ・コスタは類い稀なるテクニックと情熱溢れる音楽表
現で、聴く者の心を熱くさせる演奏を披露しています。
ユダヤをテーマとしたプログラムでブロッホのヘブライ組曲とコンチェルト・
グロッソ第1番が録音されています。

ACD2 2578 \1850
アルマンド・ホセ・フェルナンデス(1906-1983):ヴァイオリン協奏曲ホ長調
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):交響曲第2番変ロ短調
アレクサンドレ・ダ・コスタ(Vn)
ジーザス・アミーゴ(指)
エクストレマドゥーラ交響楽団
録音:2007年6月18-20日バダホス、スペイン
ポルトガルの作曲家アルマンド・ホセ・フェルナンデスとルイス・デ・フレイ
タス・ブランコの作品。フェルナンデスのヴァイオリン協奏曲は1948年に作曲。
ダ・コスタの才気溢れる演奏が作品の魅力を決定づけています。ブランコの交
響曲はポルトガルのネオクラシック様式を受け継ぐ作品です。

ACD2 2632 \1850
テオドール・デュボワ(1837-1924):
サン=レミのための荘厳ミサ曲(1900)、デリヴァランスのミサ(1919)
マリア・ナピック(S)マーク・ブーシュ(B)ジャン=ウィリィ・クンツ(Org)
ミシェル・ブラッソー(指)
ヌーヴォー・モンド・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団
オタワ・クラシック・合唱団 トレンブラン合唱団
録音:2009年9月18-20日聖ジャン=バティスト教会、モントオリオール
2005年にバリトンのマーク・ブーシュがデュボワ家でいくつかの作品を発見し
ました。その後指揮者のミシェル・ブラッソーと共に彼の故郷フランスへ向か
い作品について調べ上げミサ曲2つを持ち帰りました。2008年5月にこれらの作
品の北アメリカ初演を行い、ここに録音されました。静謐なデュボワの世界を
十分に表現しています。
デュボワはシャンパーニュ地方の小さな村ロスネーに生まれました。パリ音楽
院でトマに師事し、恩師の死後1896年から1905年までパリ音楽院の院長を務め
ます。作曲家としては多作であり、宗教曲、オペラ、バレエ、オラトリオ、器
楽曲、管弦楽曲、室内楽など多岐にわたっています。また「対位法とフーガ」
「和声法、理論と実践」など音楽理論家としても著書を残しています。

ACD2 2380 \1850
テオドール・デュボワ(1837-1924):室内楽作品集Vol.3
チェロとピアノのためのソナタ ニ長調、バラード(Vn&P)、夜想曲(Vc&P)、
メロディー(Vn&P)、アンダンテ・アパッショナート(Vc&P)、
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調、アンダンテ・カンタービレ(Vc&P)、
瞑想曲(Vn&P)、スケルツェット(Vn&P)、カヴァティーナ(Vc&P)
オシュラガ三重奏団
【アンヌ・ロベール(Vn)ブノワ・ロワゼール(Vc)ステファン・ルムラン(P)】
録音:2005年10月12-14日
テオドール・デュボワの研究をしているピアニストのステファン・ルムランと
仲間たちによる室内楽作品集第3集。美しい響きのチェロとピアノ、ヴァイオリ
ンとピアノによる作品を集めたもの。

ACD2 2362 \1850
テオドール・デュボワ(1837-1924):室内楽作品集Vol.1
ピアノ三重奏曲第1番ハ短調、ピアノ三重奏曲第2番ホ長調、
プロムナード・センチメンタル(Vn,Vc&P)、カノン(Vn,Vc&P)、
カンティレーヌ(Vn,Vc&P)
オシュラガ三重奏団
【アンヌ・ロベール(Vn)ブノワ・ロワゼール(Vc)ステファン・ルムラン(P)】
録音:2005年5月6-7日
テオドール・デュボワは19世紀フランス音楽の伝統を受け継いだ作風で、優雅
さと洗練された響き、明快でバランスのとれた構成を基本としています。ピア
ニストのステファン・ルムランがこの20世紀初頭のあまり知られていないこの
作曲家に光を当て、録音していくシリーズです。

ACD2 2539 \1850
2台ハープのための作品集
レスピーギ/S.チャロウプカ編:リュートのための古風な舞曲とアリア
ベルナルド・アンドレ:孔雀たちの庭園
ジョン・トーマス:グランド・デュエット
アンドリュー・クリーガン:ゴーウィング・ウェスト
キャロライン・リゾット:ラガ
エリック・クラプトン/ケヴィン・フォックス編:サイン
ジェニファー・スウォーツ(Hp)  ロリ・ジェメル(Hp)
録音:2007年12月19-21日
2台のハープのための作品集。レスピーギなど古典の作曲家からエリック・クラ
プトンの曲など19世紀前半から21世紀の作品までを取り上げています。ジェニ
ファー・スウォーツはモントリオール交響楽団の首席ハープ奏者、ロリ・ジェ
メルもキッチェナー・ウォータールー交響楽団の首席奏者です。実力派2人は
1999年に共にアンサンブルを組みコンサート活動を行っています。

ACD2 2356 \1850
ルーセル:セレナードOp.30(Fl,Vn,Va,Vc&Hp)
ロパルツ:前奏曲、海景画と歌(Fl,Vn,Va,Vc&Hp)
ドビュッシー:ソナタ(Fl,Va&Hp)
ラヴェル:序奏とアレグロ
ケクラン:五重奏曲第2番Op.223(Fl,Vn,Va&Hp)
ジェニファー・スウォーツ(Hp) モントリオール・チェンバー・プレイヤーズ
録音:2004年9月13-15日
7モントリオール・チェンバー・プレイヤーズとモントリオール交響楽団の首席
ハープ奏者のジェニファー・スウォーツによるフランス・ハープ室内楽作品集。
ラヴェルの若き日の作品「序奏とアレグロ」やドビュッシーの最盛期に書かれた
「ソナタ」、ロパルツの美しい作品「前奏曲、海景画と歌」など、透明感ある
ハープの響きを堪能できる1枚です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11-06 No.10-2

2011年06月10日 12時24分05秒 | Weblog
<harmonia mundi>
HMG 501735 \1700
「20世紀ハンガリーのチェロ音楽集」
クルターク(b.1926):しるしII 作品5b-1, 2/影/信仰
ピリンスキ・ヤーノシュ:
ジェラール・ド・ネルヴァル/アツェール・ジェルジュの思い出に
コダーイ(1881-1967):
無伴奏チェロ・ソナタ op.8/チェロとピアノのためのソナチネ*/アダージョ
ヴェレシュ(1907-1992):無伴奏チェロ・ソナタ
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ) アレクサンドル・タロー(ピアノ*)
録音:2000年10月
ケラスの腕が冴えわたる!20世紀以降のハンガリー・チェロ音楽の俯瞰的名盤
です。クルタークの「影」での金属製のミュートを使っての半音階的なパッセ
ージの非現実的な壮絶感は圧巻。名手ケラスにしか出せない味わいです。コダ
ーイの「チェロとピアノのためのソナチネ」ではタローがピアノを務めていま
す。民謡を思わせる音構造やの旋律線と、ロマン派を思わせる雰囲気の合わさ
った独特の世界に、名コンビが大胆に斬り込みます。ともすれば土臭さが全面
に押し出されがちなコダーイですが、ここではがらりと違った表情が展開され
ており、その斬新さは今なおくらりとさせるショッキングさ。強烈な説得力と
凄み、ケラスの腕前の確かさを痛感する名盤です。

HMG 507344 2枚組 \2080
ビーバー:8つのヴァイオリン・ソナタ(1681)他
8つのヴァイオリン・ソナタ(1681)全曲/リュート独奏のためのパッサカリア
描写ソナタ/ソナタ「羊飼娘」/ヴァイオリン独奏のためのパッサカリア
ロマネスカ〔アンドルー・マンゼ(バロックVn)、
ナイジェル・ノース(リュート,テオルボ) ジョン・トール(Cemb,Org)〕
録音:1993年9月15/18日,1994年1月8/11日
イギリス,イースト・ウッダイ,聖マーティン教会
バロック・ヴァイオリンの魔術師、マンゼが奏でる、バロック期ドイツのヴァイ
オリン音楽の祖、ビーバーの作品集です。スコラダトゥーラ技法をはじめとする
超個性的な技法の数々をマンゼがものの見事に表現してゆきます。超難しいヴィ
ルトゥオーゾ曲をマンゼはさらりとこなし、実に明るくたのしいビーバーのを
聴かせてくれます。

HMG 501933 2枚組 \2080
ボッケリーニ:作品集
[CD1]
(1)スターバト・マーテル(1781年初版) 
(2)弦楽五重奏曲ハ短調Op.31-4G.328 〔録音:1991年4月〕
[CD2]
(1)交響曲「悪魔の家」Op.12-4、交響曲イ長調Op.35-3、交響曲ニ長調G.490、
交響曲ヘ長調Op.35-4 〔録音:1988年6月〕
A.メロン(ソプラノ)
キアラ・バンキーニ(Vn,指)
アンサンブル415
ボッケリーニのスターバト・マーテルは、1781年にソプラノと弦楽五重奏という
編成で書かれましたが、1801年に改訂され、コントラルトとテノールを加え、
序曲を付けました。この盤は1781年初版による演奏で、当時世界初録音でした。
ボッケリーニの本領である室内楽的響きが魅力です。[CD2]の交響曲「悪魔の家」
は、グルックの歌劇「オルフェオ」の地獄の場面と同じ主題によっているため、
この呼び名がつけられたもの。全員がオリジナル楽器をもちいていて、当時の
ピッチ415をグループ名にしているアンサンブル415の絶妙なアンサンブルでボッ
ケリーニを心ゆくまで楽しめるセットです。

HMG 501632 2枚組 \2080
ベルリオーズ:オラトリオ〈キリストの幼時〉Op.25
(1)ヘロデの夢 (2)エジプトへの逃避 (3)サイスへの到達
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ、シャペル・ロワイヤル、シャンゼリゼ管弦楽団
ヴェロニク・ジャン(Ms) ポール・アグニュー(T) 
オリヴィエ・ラルエット(Br) ローラン・ナウリ(Bs) 
フレデリック・キャトン(Bs)
このオラトリオは、木管楽器と弦楽器が主体で古雅な響きがするという点で、
ベルリオーズの作品群の中でもひときわ異彩を放っている作品です。特に、最
初に作曲された「エジプトの逃避」第2 部の合唱曲は、悪意に満ちた偏見と先
入観に基づく酷評を見返すために、バロック時代の他人の作品として発表され
ており、バロック風の響きを持っています。
ヘレヴェッヘ率いるシャンゼリゼ管弦楽団、コレギウム・ヴォカーレ、シャペ
ル・ロワイヤル及び、ジャンスをはじめとする独唱陣による演奏は、これらの
背景にある演奏様式を踏まえ、作品に深みのある表現を与えています。

HMG 501700 \1700
ギョーム・デュファイ(c.1400-1474)-アイソリズムによるモテトゥス全集
「喜べ、ビザンツ帝国の妃」「おお、聖セバスティアヌスよ」
「おお、輝きわたる宝石」「誉れある使徒に」
「偉大なるヤコブをわれら正しくたたえん」「戦う教会」
「バルサムと上品なる蝋が」「人には平和が最高のもの」
「バラの花が先ごろ」「めでたし、トスカナ人の花」
「度量ある人々の称賛を」「神の教会の輝ける星」
「キリストとともにヨハネが」
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指)
ウエルガス・アンサンブル
録音:1999年7月
アイソリズムとは、違う旋律素材でも、同じリズム・パターンが繰り返し現れ
るというもの。デュファイはこの手法を大変得意としていました。中世の雰囲
気も漂う、独特の世界が広がります。1トラックずつじっくり聴いて、横の線
と縦の線の複雑な関連、独特で不思議なハーモニーの万華鏡にたっぷりと身を
浸からせたい1枚です。

HMG 905213 \1700
ファリャ:「恋は魔術師」(1915年版)/ペドロ親方の人形芝居
ジュゼップ・ポンス(指)
テアトル・リウレ室内管弦楽団
ヒネーサ・オルテガ(カンタオーラ)他
録音:1990年11月
今日バレエ音楽として知られるファリャの「恋は魔術師」は元来、歌と語りを含
み、15名の奏者のみの伴奏によるものでしたが、作曲の翌年、現在の形に直さ
れました。当CDはそのオリジナル版による初録音盤。バレエ曲と初版のものは、
音楽素材は同じものの、別の作品といって良いほど異なっています。ドン・キ
ホーテに基づく「ペドロ親方の人形芝居」もファリャの代表作。古いスペイン
の歌やアンダルシア民謡の要素が濃く感じられます。名匠ポンス率いる、1985
年に設立されたテアトル・リウレ室内管弦楽団の気魄に満ちた演奏でお楽しみ
下さい。

HMG 501835 \1700
バロック時代のドイツの歌曲
「愛」
ハインリヒ・アルベルト:ああひどい冷酷さ!
ヨハン・クリーガー:いとしい人、君が好きだ
アンドレアス・ハンマーシュミット:
美よ、お前は;3声のための3つのカンツォーナ
フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ:
愛の神よ、急いで正直に助言を与えてくれ
アダム・クリーガー:飛べ、魂よ、飛べ
「不安定」
ハインリヒ・アルベルト:かつて誇り高く今や死に瀕した若い女性の最後の言葉
ヨハン・クリスティアン・デデキント:すべては足早に過ぎ去って行く
フィリップ・ハンリヒ・エルレバッハ:
私たちの人生はたくさんの苦悩に囲まれている
「平安」
エラスムス・キンダーマン:
神にさかえあれ、平安はまだここに;ああ主よ、どれほど長く;晩の礼拝
「自然」
ハインリヒ・アルベルト:
魂よ、おまえはかつて見なかったか;年の中心の5月が
ヨハン・クリーガー:
おいで、歩きに行こう;2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
「幸運」
フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ:幸運よ、お前はわたしをもてあそぶ
ヨハン・クリーガー:自分の持っているもので満足する者は幸せである
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ) 
ベルリン古楽アカデミー団員
録音:2004年7月
アンネッテ・ダッシュは1976 年ベルリン生まれのドイツのソプラノ。2000年の
ジュネーヴ国際音楽コンクール声楽部門で第1 位を獲得。日本では2003年12月
の新国立劇場でのオッフェンバック「ホフマン物語」でアントニーアを歌って
好評でした。彼女は古楽畑での活動が主で、バッハなどの宗教音楽で評価を得
た人です。ヤーコプスもパリで「フィガロの結婚」を上演する時には若きダッ
シュを伯爵夫人に起用していますから、ただの若手ソプラノではありません。
当盤は、彼女の初ソロCD。17世紀のドイツの作曲家による親しみやすい歌曲を
歌っています。柔らかくしっとりした魅惑の声、驚くほどの気品が漂う表現、
全てにおいて大器であることを感じさせます。もちろん若い歌手ならではの溌
剌とした生命力、しっかりした技術力も目を見張るものです。テーマごとに区
切られた凝ったプログラム、それぞれのセクションでの変幻自在なダッシュの
表情は見事。滴るような音色のベルリン古楽アカデミーのメンバーの伴奏もま
た実に楽しめます。

HMG 501825 \1700
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調op.8、第2番 ホ短調 op.67
コープランド(1900-1990):
ピアノ三重奏曲「ヴィテプスク」(ユダヤ主題による習作)
トリオ・ヴァンダラー
録音:2003年5月
ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番はソレルチンスキー追悼のために書
かれたもので、ユダヤのメロディを用いています。コープランド初期のピアノ
三重奏曲にはベラルーシの町ヴィテプスクの名が付けられています。ヴィテプ
スクはユダヤ人が多く、シャガールもここの出身。ロシア系ユダヤ移民の子で
あるコープランドのルーツ探しで、むせかえるようなユダヤ色に満ちています。
この2作品、何故か良く似ていて、同世代の米露2大作曲家の意外な関連が興味
津々です。

HMG 50252 2枚組 \2080
パーセル:「アーサー王」(全曲)、「アテネのタイモン」付随音楽
アルフレッド・デラー(指)
デラー・コンソート、ザ・キングス・ミュージック
録音:1978年
オペラでもなく、演劇でもなく、まさにセミ・オペラとして歴史上に燦然と輝
くパーセルの「アーサー王」。1978年に録音されたデラーによるこの演奏は、
パーセルの新しい魅力を世に知らしめた非常に画期的なものでした。

HMG 501686 \1700
シュッツ(1585-1672):
イタリア語マドリガル集第1巻SWV 1-9(1611年ヴェネツィア刊)
ユングヘーネル(リュート、指揮)カントゥス・ケルン
録音:1998年ドイツ/ノイシュタット=マンデルスローの聖オスダク教会
偉大な芸術家の処女作・初期作というのはやはりただならぬ風格をもっている
ものです。シュッツ26歳の時に出版されたこのイタリア語による19のマドリガ
ルも、大変な力作です。ヴェネツィア楽派の生ける神のような存在であったG.
ガブリエリの下で研鑽を積んだシュッツ。2年ほどの修行の後に書かれたこれら
の作品は、師がそれほど善しとしなかった、極めて難しい技術が歌い手に要求
されるもの。5声の各パートの独立性が高く、通奏低音の支えもなく、さらに
歌詞もミサ曲のように繰り返しではなく、通常の歌詞を歌わなければなりませ
ん。もちろん、作曲者の腕がなければこのようなものは書けませんが、見事な
構築性をもってシュッツはこの作品を書き上げています。




<audite>
AU 92579(SACD-Hybrid) \2300
「グリーグ:管弦楽作品全集Vol.2 / オードラン」
2つの悲しい旋律Op.34
組曲「ホルベアの時代より」Op.40
2つのメロディOp.53
2つのノルウェーの旋律Op.63
ケルンWDR交響楽団
アイヴィン・オードラン(指揮)
録音:2009年8月31日-9月2日ケルン、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
(デジタル・セッション)[WDR制作]
ヨルマ・パヌラの弟子オードランが進めるグリーグの管弦楽曲全集シリーズ第2
弾。グリーグが何にもまして極めたジャンルと云われる弦楽オーケストラのため
の作品は、歌曲とピアノ小品からの編曲が主体ですが、すっと透き通った高音か
ら絶妙に表情を変えてゆく中低域まで、ここにしかない独特の魅力にあふれてい
ます。
“この音楽の風味は、わたしの血です”と語るように、オードランもまたグリー
グの生まれ故郷ベルゲン育ち。胸をしめつけるような「過ぎし春」や組曲「ホル
ベアの時代より」ほか、ノルウェーのフォークロアを題材にした内容への共感の
深さは本物で、演奏の出来ばえがそれを物語っています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする