クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-01 No.25-1

2008年01月29日 18時23分51秒 | Weblog
<NAXOS> ご予約締切日 2月3日 各1枚 \1000
8.557506
ロバート・クラフト・コレクション/ストラヴィンスキー作品集第9集
ストラヴィンスキー:後期バレエ音楽集
1.カルタ遊び
2.協奏的舞曲
3.バレエの情景
4.管弦楽のための変奏曲-オルダス・ハックスリーの追悼のために
5.カプリッチョ
演奏/ロバート・クラフト(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団・・・1
20世紀古典アンサンブル・・・ 2
セント・ルークス管弦楽団・・・3.5
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団・・・4
マーク・ウェイト(ピアノ)・・・5
1.2…Koch International 原盤
3.4.5・・・Music Masters 原盤
以前リリースされていたクラフトのストラヴィンスキーの復刻です。この色彩
感、躍動感、そして緻密なスコアの読み込みはストラヴィンスキーを知り尽くし
ているクラフトならではと言えるでしょう。特に、クラフトが初演を行った「協
奏的舞曲」の表現の濃厚さは類を見ません。クラフト自身による詳細な各曲の
解説(英文)が付いています。

8.557702
ハーマン&ニューマン:
映画音楽「エジプト人」 (ジョン・モーガンによる復元スコア )
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮 )モスクワ交響楽団、合唱団
名監督マイケル・カーティスが 1954年に撮影した「エジプト人」は、映画自体
の評価はあまり高くないものの、サントラ界の2大巨頭、バーナード・ハーマン
とアルフレッド・ニューマンが音楽を共作したということで広く知られる事と
なりました。全曲、決められたモティーフに基づいて書かれていますが、各々
の特徴を感じつつ、どちらが書いた曲かを裏面を見ずに聴いてみるのはいかが
でしょう?
原盤 MARCO POLO 8.225078

8.557705
スキナー&ソルター:怪物音楽 (ジョン・モーガンによる復元スコア )
スキナー:フランケンシュタインの息子
スキナー&ソルター:透明人間の復讐
スキナー&ソルター:狼男
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ (指揮)モスクワ交響楽団
ユニヴァーサル製作の怪奇映画3本立て。何だかタイトルを見ただけでぞくぞく
してしまうこれらの映画。『フランケンシュタインの息子』から9トラック、
『透明人間の復讐(日本未公開)』から8トラック、『狼男(日本未公開)』から8
トラックを収録。どれもが雰囲気たっぷり、ノスタルジックな怖さです。おな
じみのテーマから始まるところも心憎い。
原盤 MARCO POLO

8.557706
ワックスマン:
映画音楽「目標はビルマ!」 (ジョン・モーガンによる復元スコア )
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ (指揮)モスクワ交響楽団
1906年生まれのワックスマンは、戦乱を逃れパリに亡命、当時すでに映画音楽
の作曲家として知られていたため、すぐにアメリカのハリウッドから誘いが来
たのは言うまでもありません。この「目標はビルマ!」が書かれたのは 1945年、
彼の全盛期にあたり豊かな楽奏に満ちた重厚でロマンティックな音楽がとても
魅力的です

8.559214
ロックバーグ:交響曲第1番(世界初録音)
演奏/クリストファー・リンドン=ギー(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団
同じロックバーグの作品である「パッヘルベルのカノンの変奏」や弦楽のための
「超絶変奏曲」を聴く限りでは、この人は後期ロマン派の末裔だと思われそう
ですが、1960年代までは、音列技法を用いた難解で激しい作品を書いていまし
た。この交響曲第1番もそうで、この曲の第3楽章を彼の師であるL・マンズに見
せたところ「これは、私がこれまでに見た最も狂った音楽です!」とまで言われ
てしまったほど。彼がこのような作風を捨てたのは愛息の死がきっかけで、以降
は耳当たりのよい調性音楽を書くようになったのです。

8.559263
シエッラ:ニューミュージック・ウィズ・ア・カリビアン・アクセント
1.儀式的な痕跡
2.呪文
3.熱帯のトリオ
4.5つのスケッチ
5.グロサ・ア・ラ・ソンブラ
6.デスカルガ
演奏/コンティヌム
<メンバー>
シェリル・セルツァー&ヨエル・ザッハス指揮
ヴァージニア・グティレス(ソプラノ)・・・2
エレン・ラング(メゾ・ソプラノ)・・・5
デヴィッド・クラカウアー(クラリネット)・・・4.5
マーク・スタインバーグ(ヴァイオリン)・・・3.6
ミア・ウー(ヴィオラ)・・・5
マリア・キツォポウロス(チェロ)・・・3.6
シェリル・セルツァー(ピアノ)・・・1.5.6
ジョエル・ザックス(ピアノ・・・ 1.2.3、指揮・・・ 5.6)
ロバート・シエッラは現代アメリカの作曲家の中でも、最も新しい潮流に属しま
す。彼は若い頃から、カリブ海の多様な伝統民族音楽に惹かれ、自作にそのエキ
スを取り入れ、更に洗練させました。ここに収録されているのもそのような曲ば
かりで、最も初期の作品である「呪文」はアフリカ系キューバ人の儀式の合唱に
基づくもの、クラリネット・ソロのための「5つのスケッチ」はプエルトリコや
カリビアンポップス、そしてカタロニアの伝統音楽からインスピレーションを得
るなど、どれもが不思議な情感に満ちています。

8.559283
エリクソン:管弦楽、室内楽、声楽作品集
1.最近の印象
2.2つの歌(昼と夜/季節 )
3.野心家
4.夏の音楽
演奏/コンティヌム
<メンバー>
シェリル・セルツァー&ヨエル・ザッハス・・・ディレクター
コンティヌム室内管弦楽団・・・1
エレン・ラング(メゾ・ソプラノ・・・2)
デヴィッド・クラカウアー(クラリネット・・・2)
ミア・ウー(ヴァイオリン・・・1.4、ヴィオラ・・・2)
ジェイン・ローゼンフェルト(フルート・・・3)
シェリル・セルツァー(ピアノ・・・1)
ヨエル・ザッハス(ピアノ・・・1.2、指揮・・・1)
作曲家、教師として目覚ましい活躍をしたエリクソンの作品集です。彼はクシェ
ネクに作曲を学び、カリフォルニアで多くの生徒のために音楽を教えました。彼
の書いた音楽は多くの異なるスタイルを持ち、また高度な技巧を要するものです。
フルートのマウスピースを駆使した独特な音色を用いた「野心家」や、電子楽器
の音色が爽快な「夏の音楽」などユニークなものばかりです。1970年代よりアジ
アの音楽の影響を受け、より独自の世界観を追求した作品を残しました。

8.559301
ブルーベック (1920-):夜想曲集
1.-17.夜想曲第1-17番(青いタホ湖/虹を見て/メキシコの郷愁/奇妙なメドー
ラーク/レクエルド/柔らかく、ウィリアム柔らかく/4番目における学習/コ
ラール/舞台の奥のルンバ/ブルエッテ/月は静かに/失われたワルツ/砂漠と
不毛の土地/5本と 10本の小さい指/舞い上がる/子守歌/ローラのいない家)
18.少女の名前はオリィ
19.-22.夜想曲第18-21番(ジョシュア・レッドマン/オードリー/ウィーンの公
園の記憶/琴の歌)
23.ファッツさん
24.-26.夜想曲第22-24番(霧の朝/わかりました、サティ/眠るとき)
演奏/ジョン・サーモン(ピアノ)
往年のジャズ・ピアニスト、デイヴ・ブルーベックと言えば、真っ先に浮かぶの
は、あの「テイク・ファイヴ」でしょうか?少々無骨ながらもノリの良いリズム
感がたまらない名演を聞かせてくれていました。しかし、ここに収録されている
のは少々趣の違う作品です。「ノクターン」と題された洒脱な小品集で、子供た
ちと粋な大人のために書かれたものでどれもがちょっぴりジャジーで、ノスタル
ジックで、味わい深い曲ばかり。アメリカのサティとでも呼びたくなってしまい
ます。

8.559314
古き良き時代のアメリカの愛の歌
アーレン:さようならって何が良いの?/ヴァイル:愛はもやの中/シュワルツ:
あなたと夜と音楽とアーレン:若かった頃の最後の夜/ヴァイル:有効期限内の
ロマンス・・・世界初録音/ガーシュイン:ポピーランド/ヴァイル:アンフォ
ゲッタブル/シュワルツ:暗闇で踊ろう/ガーシュイン:イズント・イト・ア・
ピティ?/アーレン:太陽が出てくる時/ガーシュイン:愛が国を超える/アー
レン:それは星に書いた/ガーシュイン:やれやれ、愛が私にしたことは/アーレ
ン:雨降る権利/アーレン:真実の愛を持っていた/シュワルツ:私の目の前のあ
なたの顔/ヴァイル:川はすごく青い・・・世界初録音/シュワルツ:あなたを
覚えている何か/アーレン:だまされる楽しみ/ヴァイル:壁の絵・・・世界初
録音/ガーシュイン:どれほど長く続いていたの?/ガーシュイン:もうすぐ
演奏/キャロル・ファーリー(ソプラノ) ジョン・コンステイブル(ピアノ)
ガーシュイン、ワイル、アーレン、シュワルツ…彼らによる素晴らしい愛の歌
たち。たとえばフランク・シナトラやエラ・フィッツジェラルド、トニー・ベ
ネットたちによって歌われてすでに不滅の名曲としての輝きを得たものや、ソ
プラノ歌手であるファーリー自身が、各地の図書館と出版社を巡り、探しだし
てきたいくつかの新発見の歌。これらは1920年代から50年代の理想的な世界を
描いた夢のようなひとときをたっぷり味わわせてくれることでしょう。

8.559348
ボルコム:チェロ作品全集
1.カプリッチョ
2.チェロ組曲第1番ハ短調
3.デカラージュ
4.ダーク・ミュージック
5.チェロ・ソナタ
演奏/ノーマン・フィッシャー(チェロ)
ジーニー・キールマン=フィッシャー(ピアノ)…1.3.5
アンドレア・ムーア(ティンパニ)…4
ピアニストとしても知られるボルコムは、作曲家としても 7つの交響曲の他、協
奏曲や室内楽、そして6曲のオペラと多岐に渡った作品を書きました。ここでは
チェロのために書かれた作品を全曲収録しています。ブラームスやミヨーなどの
先人の影響を彷彿させる「カプリッチョ」、陰気で悲劇的な「組曲第1番」、ブ
ーレーズの影響を受けた「デカラージュ」まるで時代を遡ったかのような「チェ
ロ・ソナタ」など彼の自由奔放で多彩な作曲技法が味わえます。
チェロのフィッシャーも白熱の演奏を聴かせます。

8.559366
ハーシュ:演奏会用作品集 2001-2006
1.3つの性格的練習曲
(左手のためだけの夜想曲/小さな糸巻きの歌/チョリンホ)
2.バッハのコラールによる 24の変奏曲
3.叙情的小品
4.ほろ苦いタンゴ
5.サロンの歌
(4部のスロー・ドラッグ/“ラストコール”ワルツ/バワリー街のラグ )
演奏/ナターシャ・パレムスキ(ピアノ)・・・1
ブレア・マクミラン(ピアノ)・・・2.5
ドロシー・ローソン(チェロ)、フレッド・ハーシュ(ピアノ)・・・4
グラマシー・トリオ
サーラン・レーヴェンハル(ヴァイオリン)/ジョナサン・ミラー(チェロ)/
ランダル・ホジキンソン(ピアノ)・・・ 3
名ジャス・ピアニスト、フレッド・ハーシュの 2000年以降の作品集。コンサー
トでは、そのインプロヴィゼーションが高く評価されている彼ですが、楽譜に記
された音楽は思いのほかロマンティック。まるでショパンやラフマニノフ、スク
リャビンを思わせる美しい旋律に満ちています。バッハの「マタイ受難曲」から
のコラールを用いた「24の変奏曲」はまさに21世紀のゴルトベルクと言っても過
言ではないでしょう。「ほろ苦いタンゴ」では作曲家自身がピアノを演奏してい
ます。得も言われぬ味わい…。

8.570210
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ集
1.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタト長調 BWV 1027
2.トリオニ短調 BWV 583
3.トリオト短調 BWV 584
4.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタニ長調 BWV 1028
5.ハープシコードのためのソナタイ短調 BWV 967
6.ハープシコードのためのソナタニ長調 BWV 963
7.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタト短調 BWV 1029
演奏/アーポ・ハッキネン(ハープシコード)・・・1-7
ミッコ・ペルコラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)・・・1.2.3.4.7
ここに収録された作品は、バッハがライプツィヒで活躍していた頃に書かれた
もので、豊かな楽想と緻密なアンサンブル、強烈な表現力が横溢した名曲揃いで
す。ちなみにここに収録された「トリオ」というのは、三重奏のことではなく
「声部が3つ」という意味。本来はオルガンのために書かれた作品です。指揮者
としても活躍中のハッキネンとペルコラの息のあったアンサンブルが見事です。

8.570215
マルティヌー:ピアノ作品全集第4集
1-7.7つのチェコ舞曲“ボロヴァー”
8-13.リトルネッロ集
14.スクラップ・ブックより第1番
15.即興的に
16.ドゥムカ第2番“エレジー”
17.アダージョ“イン・メモリアム”
18.踊りの時
19.スクラップ・ブックより第2番
20.ドゥムカ第1番“熟考”
21.バガテル“やさしい小品”
22.ルヤーナ
23.舟歌
24.ドゥムカ第3番
25-28.4つのムーヴメント
29.前奏曲第1番“マルセイエーズの主題で”
30.前奏曲第2番
31.不安解消のデュオ
32.夜まで続く猫の行列
33.小さなエヴァのための小品
34.マズルカ“パデレフスキーへのオマージュ”
35.T.S.F.のための
36.スケルツォ
37.無題
38.前奏曲
演奏/ジョルジョ・コウクル(ピアノ)
大好評、マルティヌーのピアノ作品集の第4集です。独特の哀愁と作風の変遷が
人気を呼んでいる彼のピアノ曲、今作のメインはパリで活躍した頃に書かれた
「ボロヴァー」です。新古典派からジャズなど当時流行したイディオムを巧みに
取り入れ、なおかつ民族的な味わいも感じさせる才気煥発の小さな組曲。これぞ
若きマルティヌーの面目躍如と言った作品です。晩年に書かれた「アダージョ」
は輝かしくロマンティックな曲。澄み切った心境が窺えます。

8.570279
チマローザ:序曲集第2集
1.歌劇「夢見るアルミダ」序曲
2.歌劇「オレステ」序曲
3-5.歌劇「ロンドンのイタリア女」序曲
6.歌劇「アルタセルセ」序曲
7-9.歌劇「インドのアレッサンドロ」序曲
10.歌劇「女はいつも最悪の選択をする」序曲
11-13.歌劇「キルケー」序曲
14-16.歌劇「古代ローマの狂信者」序曲
17.歌劇「ジャンニーナとバルナルドーネ」序曲
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)トロント室内管弦楽団
第1集 8.570508も好評、チマローザのオペラ序曲集です。今回の作品も全曲とし
てはほとんど聴く機会のないものばかりで、ファンならずとも触手が動くこと間
違いありません。チマローザのオペラは当時としては劇的で、斬新なメロディを
駆使し安定した管弦楽法が高く評価されていました。そして序曲は全曲の特徴を
端的に示すものであり、後に続くドラマへの期待を嫌がおうにも高めてくれるの
です。

8.570359
オルウィン:ピアノ作品集第1集
ソナタ・アッラ・トッカータ/緑の丘/クリケッティ・ミル
インドの音階による前奏曲とフーガ/真昼の霞
ハーヴェスト・ホーム/ファンシー・フリー/
4月の朝/幻想的ワルツ
演奏/アシュリー・ウェイス(ピアノ)
オルウィンの創作活動において、ピアノ曲というのはかなり大きなウエィトを占
めています。ここに収録された作品を聴いてもわかるように、オルウィン自身も
並々ならぬ名ピアニストでした。なかでも11の小品からなる「幻想的ワルツ」は
オルウィンの最も素晴らしい創造です。ショパン、ラヴェル、J・シュトラウス、そして作曲直前に訪れ影響を受けたグリーグ。
彼らの面影を残しつつもオルウィン独自の方法でワルツの可能性を極限まで探索
するものです。

8.570372
トーマス:ハープ作品集
1.幼年時代の情景
2.吟遊詩人の祖国への別れの歌
3.4つのロマンス第3番「別離」
4.スタカート・ムーヴメント
5.グラン・デュオ
6.デヴィッドの白い岩
7.秋
8.陽が昇る
9.カンブリア(キャンプ/スケアの女/石が横切る)
演奏/リップマン・ハープ・デュオ(セバスチャン・リップマン、サーヨ・リッ
プマン)・・・1.5.9
セバスチャン・リップマン…2.6.8
サーヨ・リップマン…3.4.7
ウェールズのハープ奏者ジョン・トーマスは、当時最も称賛されたハープ奏者、
作曲家の一人でした。彼はビクトリア女王専属のハープ奏者であり、その洗練さ
れた技巧は高く評価されたのです。彼の作品はウェールズの民俗音楽を用いなが
らも古典的な様式で書かれたもので、分散和音と上昇するアルペジオを巧みに用
いたハープならでは音色が魅力的です。とりわけ「吟遊詩人の祖国への別れの
歌」はハープ奏者なら知らない人がいないほど知られた名作です。

8.570382
D.スカルラッティ:宗教声楽作品集
1-2.テ・デウム
3-14.ミサ・ブレヴィア「ラ・ステラ」 (抜粋)
15.チビタヴィット・ノス・ドミヌス
16.ミサ・ブレヴィア「ラ・ステラ」 (続き)“アニュス・デイ”
17-20.マニフィカト
21-30.スターバト・マーテル
演奏/モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
インモータル・バッハ・アンサンブル
D・スカルラッティは、現在では多数のハープシコード・ソナタの作曲家として
知られています。しかし若い頃は、偉大なる父を見習うべく宗教合唱曲と世俗合
唱曲の作品を多く書いていたのです。とりわけ有名な作品は「スターバト・マー
テル」でしょう。10人の独唱と2つの五部合唱、オルガン、通奏低音のために書
かれた古式ゆかしきスタイルと斬新なスタイルの融合を図った注目すべき曲、も
ちろん全ての声部は独立した動きを持ち、華やかで重厚な雰囲気を醸し出してい
ます。

8.570408
バヨラス:弦楽のための作品集
1-9.交響曲第2番「鐘乳石」
(タトラ山/城/私たちのガイド/マツォッハ/リディチェ/ヴィシェフラド/
ユダヤ墓地/プラハ/デパーチャー)
0-16.動詞のための組曲
17-18.前奏曲とトッカータ
19.標識
演奏/ドナタス・カトクス(指揮)
セント・クリストファー室内オーケストラ
リトアニアの作曲家バヨラスはカウナスで音楽の勉強を始め、最初はヴァイオリ
ニストとして活躍しました。音楽大学を卒業した後、現在のリトアニア国立交響
楽団に入団しましたが、当時からオーケストラのためにポピュラーソングを作曲
し評判となったのです。それから作曲の専門の勉強をはじめたのですが、「堅い
音楽」を書く間にも時折ポピュラーソングを書き続け、彼自身も演奏していたよ
うです。バヨラスの作品はいくぶん自叙伝的な要素を持ち、根源はリトアニアの
民俗音楽にあり、メロディは人間の情感に直接訴えかけるものです。

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08-01 No.25-2

2008年01月29日 18時23分12秒 | Weblog
8.570415
バークリー:弦楽四重奏曲第1-3番
弦楽四重奏曲第1番 Op.6
弦楽四重奏曲第2番 Op.15
弦楽四重奏曲第3番 Op.76
演奏/マッジーニ弦楽四重奏団
バークリーの存在がイギリス音楽の系譜からは微妙に外れているように思うの
は、彼が若いころパリで学び、新古典主義の影響を受けたからかもしれません。
1935年に書かれた弦楽四重奏曲第1番は、ストラヴィンスキーとバルトークの存
在が見え隠れします。1970年に書かれた第3番はそれまで彼が培ってきた作曲技
法の全てが注ぎ込まれた力作で、力強い第1楽章に始まり、快活なスケルツォ、
続く不気味なレント楽章を経て終楽章に至ります。

8.570449
ダウランド:リュート作品集第3集
男と女/憂鬱なガイヤルド/サー・ジョン・スミスのアルマンド/ラッセル夫
人のパヴァーヌ/リッチ夫人のガイヤルド/レイトン夫人のアルマンド/ブリ
ジッド・フリートウッド夫人のパヴァーヌ/ナイト氏のガイヤルド/クリフト
ン夫人のアルマンド/ケイス博士のパヴァーヌ/リール子爵のガイヤルド/ヘ
ンリー・ギルフォード氏のアルマンド/デュランのパヴァーヌ/ダービー伯フェ
ルディナンドのガイヤルド/アルマンド/私のバルバラ/ラウンド・バトル・
ガイヤルド/アルマンドト長調/パヴァーヌハ短調/ダニエル・バチェラーの
ガイヤルド/アルマンドハ短調
演奏/ナイジェル・ノース(リュート)
シェークスピアと同時代を生きたダウランドのリュート作品集の第3集です。今
回はアルマンド、ガイヤルド、パヴァーヌの3つの舞曲を中心に収録しています。
80曲あまりのリュート独奏曲は生前にはほとんど出版されることはありません
でしたが、歌曲との関連性も高く、聴けば聴くほどに味わいが深まる曲ばかり
です。「癒しの音楽」としてもおすすめできます。名手ナイジェル・ノースの
滋味あふれる演奏で。

8.570451
パーソンズ:第一の大礼拝・死者への応答
マニフィカト
第一の大礼拝より「ヴェニテ」
第一の大礼拝より「テ・デウム」
死者への応答より「日々罪を犯す私を」
第一の大礼拝より「ベネディクトゥス」
死者への応答より「リベラ・メ・ドミノ」
第一の大礼拝より「クリード」
死者への応答より「わが贖い主は生きたまう」
第一の大礼拝より「マニフィカト」
第一の大礼拝より「ヌンク・ディミティス」
アヴェ・マリア
演奏/バーナビー・スミス(指揮)ヴォーチェ・カンタービレス
16世紀のイギリスの音楽家、 R・パーソンズの生涯はほとんど知られることが
ありません。わずかな手掛かりはバードの前任者としてリンカーン主教座聖堂
オルガニストの地位にあったこと、40半ばでこの世を去ったこと、そしてこの
ような美しい合唱作品を残したことでしょうか。彼の作品で唯一知られるのは、
このアルバムの最後に収録された「アヴェ・マリア」ですが、このCDのリリー
スによりパーソンズの評価は見直され、ルネサンスの偉大なる作曲家へと列記
されるでしょう。

8.570460
スヴェインビョルンソン
1.牧歌
2・舞曲
3.ピアノ三重奏曲イ短調
4.叙情小品集
5.ピアノ三重奏曲ホ短調
6.ヴァイオリン・ソナタヘ長調
7.舟歌ヘ長調
演奏/アウドゥール・ハフスタインスドーティル(ヴァイオリン)・・3.4.5.6のみ
シクルトゥール・ビャルキ・グンナルソン(チェロ)・・3.5のみ
ニナ・マルケルト・グリムスドッティル(ピアノ)
スヴェインビョルンソン。あまり名前になじみはありませんが実はアイスランド
の国歌を作曲した人物で、アイスランド作曲家の第一人者として讃えられていま
す。ここに収録されたピアノ曲と室内楽曲は、彼の個性が良く表れたもので、同
時代の音楽を敏感に反映し、繊細なタッチでデリケートな心象風景を描いていま
す。2007年作曲家生誕 160周年記念の録音です。

8.570465
リフレクションズ
1.スリーパー(1956-):トランペット協奏曲
2.マスランカ(1943-):交響曲第3番-交響的管楽アンサンブルのための
演奏/ギャリー・D・グリーン(指揮)
マイアミ市フロスト管楽アンサンブル
クレイグ・モリス(トランペット)…1のみ
この2人の作曲家の名前は吹奏楽ファンには既におなじみでしょう。指揮者、作
曲家として活躍するスリーパーの音楽は、「しばしば不可解」「豊かで抒情的」
と評されます。このトランペット協奏曲は快活で技巧的。縦横無尽に動き回るト
ランペットには息を飲むばかりです。マスランカ作曲の「管楽アンサンブルのた
めの交響曲第3番」はロッキー山脈やインドの風景が反映されているという色彩
豊かな曲です。

8.570494
ブクステフーデ:声楽作品集第2集
1.カンタータ「新たに生まれし御子」BuxWV.13
2.カンタータ「主は我と共にありせば」BuxWV.15
3.カンタータ「まことに彼はわれらの悩みを担いたもう」BuxWV.31
4.カンタータ「汝らが言葉と行いで示すすべてを」BuxWV.4
5.マニフィカト BuxWV.追加 1
演奏/ヨハン・ロイター(バス)・・・3.4のみ
エッベ・ムンク(指揮)
コペンハーゲン・ロイヤル・チャペル合唱団
デュファイ・コレクティヴ
オルガン作品で知られるブクステフーデですが、声楽作品も 120曲以上残してい
ます。それらのほとんどがプロテスタントの宗教曲であり、作曲技法も曲によっ
てかなり異なるものです。声楽コンチェルト、アリア、コラールの 3種に分類さ
れるのですが、どれも歌詞の意味を大切に保ち楽器と声の調和を完全なものとし
て構成されているのが見事です。北欧の名手たちによる清澄な響きをお楽しみく
ださい。

8.111091
グレート・ギタリスト・シリーズ/セゴビア
アンドレス・セゴビア第5集:1950年代アメリカ録音集第3集
デルフィン=アラード:芸術的な練習曲 Op.19より第2番
タルレガ:
4つのマズルカ第3番マリエータ/前奏曲第5番ホ長調/前奏曲第2番イ長調/マ
リア/4つのマズルカ第2番ト長調/ 4つのマズルカ第1番ト短調「アデリータ」
/アラビア奇想曲/アルハンブラの思い出
アルベニス:スペイン組曲 Op.47 No.5 アストゥリアス
アギーレ:カンシオン
マラツ:スペインのセレナード
ポンセ:
24の前奏曲よりセゴビアによる番号 No6.7.9.1.3.4./3つのメキシコ民謡第3番
ラ・ヴァレンティーナ/主題, 変奏曲と終曲/ギター・ソナタ第3番/4つの小品
よりマズルカ ,ワルツ
エスプラ:スペイン東部(歌と踊りの音楽) 第2番, 第5番
演奏/アンドレス・セゴビア(ギター)
偉大なるギタリスト、セゴビアの 1959年代アメリカの記録第3集は、19世紀の先
駆者タルレガと、セゴビアの友人でもあったポンセの作品を中心に収録しまし
た。セゴビア自身こう語ります。「1923年、メキシコで初めてポンセに会って以
来、彼は80以上ものギター曲を作曲してくれました。それらは、大きな曲も小さ
な曲もすべて純粋で美しいのです…」他にセゴビアの友人であった、アルベニ
ス、マラツ、アギーレらの作品も収録。スペインの自然な語法による類似性を
表現しています。

8.111268 3枚組
マスネ:マノン全曲
CD1ピエール・モントゥーによる序
マノン:第1幕、第2幕
CD2 マノン:第3幕、第4幕
CD3 マノン:第5幕
ドビュッシー:選ばれた乙女*
ベルリオーズ:夏の夜*
録音1955年4月30日-6月22日
演奏/ピエール・モントゥー(指揮)
パリ・オペラ・コミック座管弦楽団,合唱団
マノン・・・ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
騎士デ・グリュー・・・アンリ・ルゲ(テノール)
デ・グリューの父・・・ジャン・ボルテール(バス)
マノンの従兄・・・ミシェル・デン(バリトン)
ギヨー・・・ルネ・エレン(テノール)

8.111318 2枚組
ヨーゼフ・シュミット
アリアと歌曲 1929-1936年録音集
CD1
モーツァルト:歌劇「魔笛」より「何と美しい絵姿」
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」
フロトウ:歌劇「アレッサンドロ・ストラデッラ」より「ストラデッラを讃えて」
歌劇「マルタ」より「夢のように」
アレヴィ:歌劇「ユダヤの女」より「ラシェルよ、主の恵みにより」
マイアベーア:歌劇「アフリカの女」より「おお、楽園よ!」
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」より「あれかこれか」
歌劇「リゴレット」より「女心の歌」
歌劇「仮面舞踏会」より「永久に君を失えば」
歌劇「トロヴァトーレ」より「見よ、恐ろしい火を」
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より「冷たい手を」「ミミは誰にでも色気を
みせる」
歌劇「トスカ」より「妙なる調和」「星は光りぬ」「ただお前だけのために」
歌劇「西部の娘」より「あれから 6ヶ月たった」「やがて来る自由の日」
歌劇「トゥーランドット」より「泣くなリュー」「誰も寝てはならぬ」
レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」より「衣装をつけろ」
マスネ:歌劇「ル・シッド」よりロドリーグの祈り「おお、父なる主よ!」
歌劇「マノン」より「ああ消え去れ、やさしい面影よ」
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりレンスキーのアリア
CD2
アダン:歌劇「ロンジュモーの郵便馬車」より「友よ、物語を聞け」
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」より「おいで、私の坊や」
J・シュトラウス II世:歌劇「インディゴと 40人の盗賊」より「移り気な幸せ」
歌劇「ジプシー男爵」より「見捨てられたが陽気に世界をさまよった」
デルリンガー:歌劇「ドン・セザール」より「おお、マドンナ・テレーズ」
レハール:歌劇「ほほえみの国」より「君はわが心のすべて」「私たちの心にだ
れかが恋を沈めたのか」
「りんごの花環を」
メイエル=ヘルムント:不思議な歌
レヴィンネク:もう一度信じます、あなたの愛を
ニーダーベルガー:なぜ通りすぎていくの?
モリー:歌劇「ラ・ヴァリエール」より「はい、あなただけ」
ゲーツェ:歌劇「王の小姓」より「私の歌でした」
メイ:「歌は世界をめぐる」より「歌は世界をめぐる」「尋ねないで」
「もしあなたが若ければ」
セルラーノ:スペイン風に
ロッシーニ:踊り
ビスカルディ:アリエッタ
レオンカヴァルロ:マッティナータ
トスティ:私は死んでしまった
ブッツィ=ペッチャ:ロリータ/愛の痛み
演奏/ヨーゼフ・シュミット(テノール)
ブコヴィナ(現ウクライナ、ダヴィデニ)出身でユダヤの血を引くシュミットは、
1942年、スイスの捕虜収容所でたった 38歳の若さでこの世を去りました。しか
し、1929-1939年の8年の間に多くのオペラ・アリアと当時の流行歌を録音、そ
の歌声はまさに伝説として今も語り継がれているのです。彼の声は優しく、物
悲しく、見事な高音が特徴的です。ここではオペラ、オペレッタから様々な流
行歌まで多岐に渡るもので、瑞々しく張りのある歌声が耳を捉えて止みません。




<CPO>
777221-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \5900
リース:オラトリオ「イスラエルの王」
演奏/ネレ・グラムス/ゲルヒルド・ロンバーガー/
エヴァ・ヴォラック/マルクス・シェーファー
ハリー・ファン・デル・カンプ/マレク・ジェプカ/
カイ・フローリアン・ビショフ
ヘルマン・マックス(指揮)
ライニッシェ・カントライ/ダス・クライネ・コンツェルト
ベートーヴェンの弟子として知られるフェルディナント・リースの珍しい声楽作
品です。18歳の時にリースはベートーヴェンの下で学ぶためにウィーンへ旅立ち
ました。当時ベートーヴェンは「オリーヴ山上のキリスト」を仕上げていた頃で
リースも楽譜のコピーなどを手伝ったと推測されています。リースは 4年間を
ウィーンで過ごしましたが、この経験は後の彼の作曲活動に多大なる影響を与え
たことでしょう。このオラトリオはリースの後期の作品で、素晴らしい合唱と劇
的なアリア、素晴らしい音楽で当時大成功を収めたものです。

777227-2 \1700
リース:弦楽四重奏曲集第2集
弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.70-2
弦楽四重奏曲第20番へ短調 WoO48
演奏/シュパンツィヒ弦楽四重奏団
シュパンツィヒ弦楽四重奏団のCPOへの 2枚目の録音として選んだ作曲家はリー
スです。もともとベートーヴェンの演奏で名が知られた団体だけあってリース
の作品は、まさに彼らにうってつけと言えましょう。ここに収録されたのはリ
ースが30代の頃に書かれた弦楽四重奏曲第2番と、20歳になる前に書かれた第20
番の2曲です。拡大された形式とハーモニー、溢れ出るような楽想に満ちた意欲
作です。

999786-2 \2450
ヴィラ=ロボス:
交響曲第10番「アメリンディア」-テノール、バリトン、バス、合唱と管弦楽の
演奏/ローター・オディニウス/ヘンリク・ベーム/ユルゲン・リン
カール・セント・クレアー(指揮)
シュトゥットガルト国立歌劇場合唱団のメンバー
SWR・ヴォーカルアンサンブル・シュトゥットガルト
シュトゥットガルト放送交響楽団
今世紀最大の交響曲作家の一人、ヴィラ・ロボス。このブラジルの天才の作品
はどれも新鮮な驚きに満ちたすばらしいものばかり。1952年に作曲されたこの
交響曲第10番は、テノール、バリトン、バス独唱と大規模な合唱を伴うオラト
リオとして書かれていて、演奏時間に 1時間あまりを必要としますが、全体に
楽しい雰囲気の漂う聴きごたえのある曲です。

777346-2 2枚組 \4900
エルレバッハ:宗教的カンタータ集
演奏/ドロシー・ミールズ/マーガレット・C・ハンター/アレクサンダー・
シュナイダー/アンドレアス・ポスト/マティアス・フィーヴェグ
ルドガー・レミー(指揮)
レサミ・ド・フィリッペ
今からおよそ350年前に生まれたエルレバッハ。J.S.バッハとシュッツを結ぶ宗
教曲の大家です。中部ドイツで活躍し大きな影響力を持っていました。この時
代は多くの宗教的な詩が出版され、エルレバッハもそれに基づいた宗教曲を数
多く作曲したのですが、そのほとんどは現存していません(火災で失われたた
め)。何とも残念なことですが、ここで聴ける作品で彼の偉大さがもっと広まる
ことでしょう

777311-2 \2450
レントヘン (1855-1932):
ゲーテ「ファウスト」より-オーケストラ、オルガン、合唱、独唱のための
演奏/マハテルド・バウマンス/マルセル・ベークマン/アンドレ・モーシュ
アンドレ・ポスト/マーク・リチャードソン/デニス・ウィルヘンホフ
ダヴィッド・ポルセライン(指揮)
エンスヘーデ国立ライスオペラ合唱団
オランダ交響楽団
最近、他レーベルでもリリースが相次ぐオランダの作曲家レントヘン。 CPOレ
ーベルでは2作目となるこのCDは、大作オラトリオ「ファウストより」です。重
厚な響きと、うねるメロディはまさに後期ロマン派の申し子と言える作風です
が、各々の歌などは素朴さが垣間見え、美しいメロディはしっかりと耳に残り
ます。磨き抜かれた合唱と、雄弁なソリスト、そして力強いオーケストラ、彼
らが一体となって、この悲劇を表現します。




<IVORY CLASSICS>
77003 2枚組 \4900
CD1…1970年 9月録音 スタインウェイ使用
パデレフスキ:
1.主題と変奏 Op.16 No.3
2.ピアノ協奏曲 イ短調 Op.17
3.幻想ポロネーズ Op.19
CD2…1969年 1月録音ボルドウィン使用
シャルヴェンカ:
1.ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.32
2.ポーランド舞曲 Op.3 No.1
演奏/アール・ワイルド(ピアノ)
アーサー・フィードラー(指揮)ロンドン交響楽団・・・CD1
エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団・・・CD2
アール・ワイルドの評価を決定的に高めたのがこのパデレフスキとシャルヴェ
ンカの協奏曲でしょう。とにかく華麗でパワフルで、ワイルドの美質が端的に
表れています。

77004 \2450
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
第28番イ長調 Op.101
第16番ト長調 Op.31 No.1
第32番ハ短調 Op.111
演奏/デヴィッド・コレヴァー(ピアノ)

77005 \2450
バッハ:ゴルドベルク変奏曲
演奏/デヴィッド・コレヴァー(ピアノ)
以前から「通な聞き手」に人気のあった実力派ピアニスト、コレヴァーが弾く
ベートーヴェンのソナタとバッハのゴルトベルクです。ワイルドに師事し、ど
ちらかと言うとマニアックなレパートリーで評価されていた彼ですが、正統派
の中の正統派とも言えるベートーヴェンと「ゴルトベルク」にどう立ち向かう
か。ぜひ、ご自分の耳でお確かめください。

77006 \2450
ショパン/スクリャビン/ガーシュイン=ワイルド編曲集
全15曲
演奏/イゴール・ロヴチンスキ(ピアノ)
1984年、ロシアのカザンに生まれたイゴール・ロヴチンスキーは2歳というとて
も幼い時期からピアノを始めたという神童。国際コンクールの入賞歴も多く、
将来を期待される逸材です。このアルバムは彼のデビュー盤で、ショパン、ス
クリャビン、ガーシュイン(ワイルド編曲)の各々の曲を実にのびのび演奏して
いるところに好感が持てます。

77777(DVD-Video) 2枚組 \4350
ワイルド・アバウト・リスト
演奏/アール・ワイルド(ピアノ)
ワイルドが得意とするリストを中心とした演奏会とインタヴューを収録した映
像集。6時間にも渡る彼の演奏がじっくり味わえます。

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08-01 No.24-1

2008年01月29日 17時45分22秒 | Weblog
<DECCA>
478190 \1850
アンドルー・ロイド・ウェバー/クラシカル・トリビュート
アンドルー・ロイド・ウェバー:
《エビータ》より〈アルゼンチンよ、泣かないで〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《キャッツ》より〈メモリー〉
ホセ・カレーラス(T)
ロバート・ファーノン指揮管弦楽団
《オペラ座の怪人》より〈オール・アイ・アスク・オブ・ユー〉
ルネ・フレミング(S)&ブリン・ターフェル(Br)
ポール・ジェミニャーニ指揮ウェルシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団
《ヨセフと不思議なテクニカラーのドリームコート》より
〈Close Every Door To Me〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《レクイエム》より〈ピエ・イエス〉
サラ・ブライトマン(S)、ポール・ミルズ=キングズトン
ロリン・マゼール指揮イギリス室内管弦楽団
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、
ジェイムズ・ランスロ(Org)
《サンセット大通り》より〈With One Look〉
キリ・テ・カナワ(S)
スティーヴン・バーロー指揮ロンドン交響楽団
《ジーザス・クライスト・スーパースター》より〈私はイエスがわからない〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《アスペクツ・オブ・ラヴ》より〈Love changes Everything〉
マイケル・ボール
マイケル・リード指揮ウィーン・Vereinigten Bushnen管弦楽団
《オペラ座の怪人》より〈ミュージック・オブ・ザ・ナイト〉
キャサリン・ジェンキンズ(S)
《オペラ座の怪人》より〈オペラ座の怪人〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド》より〈ホイッスル・ダウン・ザ・ウィ
ンド〉
サラ・ブライトマン(S)
《ビューティフル・ゲーム》より〈All The Love I Have〉
ルネ・フレミング(S)&ブリン・ターフェル(Br)
ポール・ジェミニャーニ指揮ウェルシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団
《ヴァリエイションズ》より〈ヴァリエイション I?IV〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《レクイエム》より〈オザンナ〉
プラシド・ドミンゴ(T)&サラ・ブライトマン(S)
ロリン・マゼール指揮イギリス室内管弦楽団
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、
ジェイムズ・ランスロ(Org)
《スターライト・エクスプレス》より〈スターライト・エクスプレス〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《アスペクツ・オブ・ラヴ》より〈The First Man You Remember〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《テル・ミー・オン・ア・サンデー》より〈テル・ミー・オン・ア・サンデー〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《キャッツ》や《オペラ座の怪人》などで世界的に知られるミュージカル界の大
人気作曲家アンドルー・ロイド・ウェバーは、今年2008年3月22日で60歳の還暦を
迎える。当アルバムは、それを祝い記念し、彼が書いた数々のヒット・ミュージ
カルやクラシカルな作品の中から名旋律・名アリアを選りすぐったコンピレーシ
ョンです。トラック・リストを見れば、聴く前から舞台やメロディが頭に浮かん
だり、口ずさんでしまっているような作品ばかり。映画化されたものも複数存在
するので、それらをミュージカル版、映画版と両方で楽しんでいるファンも数多
くいるに違いないことでしょう。
演奏には元妻のサラ・ブライトマンをはじめ、アンドルーの弟で、こちらも世界
的に活躍するチェリスト、ジュリアン・ロイド・ウェバーが参加しています。パ
ガニーニの《カプリース》に基づく《ヴァリエーションズ(変奏曲集)》はジュリ
アンのために書かれた作品だけに、特に要注目。ちなみに、この作品はダンスで
構成されたもので、歌だけの《テル・ミー・オン・ア・サンデー》と合わせて、
《ソング&ダンス》という作品にまとめられています。
ドミンゴやマゼール、カレーラス、テ・カナワ、フレミング、ターフェルと、ク
ラシック界のスーパー・スターたちも出演しているのもお聴き逃しなく。

478192 2枚組(1枚価格) \1850
ロメロ兄弟/ゴールデン・ジュビリー・セレブレイション
CD 1
ヴィヴァルディ:
4つのギターのための協奏曲ロ短調
[原曲:《調和の霊感》作品3、
第10曲〈4つのヴァイオリンのための協奏曲〉
作品3-10 RV580]
セレドニオ・ロメロ(G)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮
サン・アントニオ交響楽団
セレドニオ・ロメロ:マラガの夜
ロメロ・ギター四重奏団
セレドニオ・ロメロ:ロマンティックな前奏曲
セレドニオ・ロメロ(G)
トロバ:4つのギターとカスタネットのためのソナティナ
ロメロ・ギター四重奏団&アンへリータ・ロメロ
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ニ長調K391[原曲:ト長調]
アンヘル・ロメロ(G)
ヴィヴァルディ:ギター協奏曲ハ長調[原曲:マンドリン協奏曲ハ長調]
セレドニオ・ロメロ(G)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮サン・アントニオ交響楽団
グラナドス:ゴイエスカス?間奏曲
セリン&ペペ・ロメロ(G)
ロドリーゴ:2つのギターと管弦楽のためのマドリガル協奏曲
ぺぺ&アンヘル・ロメロ(G)
ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団
CD 2
ヴィヴァルディ:
2つのギターのための協奏曲ト長調
[原曲:2つのマンドリンのための協奏曲ト長調]
ペペ&セリン・ロメロ(ギター)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮サン・アントニオ交響楽団
ファリャ:三角帽子?〈代官の踊り〉〈粉屋の踊り〉
ロメロ・ギター四重奏団
ロドリーゴ:アランフエス協奏曲
アンヘル・ロメロ(ギター)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮サン・アントニオ交響楽団
ビゼー:《カルメン》組曲-〈前奏曲〉〈アラゴネーズ〉〈ハバネラ〉
〈セギディーリャ〉〈ロマの歌〉〈間奏曲〉〈闘牛士の歌〉
ロメロ・ギター四重奏団
ロドリーゴ:4つのギターと管弦楽のためのアンダルシア協奏曲
ロメロ・ギター四重奏団
ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団
ロメロ・ギター四重奏団
「ギターのロイヤル・ファミリー」としてギター界では知らない者のいないロメ
ロ一家。彼らは今年2008年に結成50周年を迎えます。この50年間に彼らによって
生み出された様々な作品(自作、委嘱作、被献呈曲、編曲など)は今やギター界、
音楽界になくてはならないものばかりで、それだけでも彼らの存在の価値の高さ
は揺るぐことはありません。
ロメロ・ギター四重奏団は、独学でギターを修めた創始者の父セレドニオ・ロメ
ロを頂点とし、彼の息子セリン、ペペ、アンヘルとで組まれた団体です。1996年
5月にセレドニオが亡くなりましたが、1990年にセリンの息子セリーノが加入し、
世襲団体として活動を継続させています。またペペの息子リトも参加したことに
より、今や四重奏団の枠に収まり切らない団体となっています。
今回の『ゴールデン・ジュビリー・セレブレイション』は、1960年代にマーキュ
リー・レーベルでスタートし、その後フィリップスへと移行したおよそ30年以上
にわたる録音の集成です。セレドニオの自作や《アランフェス》などの定番を含
むオリジナルのギター作品から、ヴィヴァルディやビゼー、スカルラッティ、フ
ァリャなどの編曲作品まで、さらにはソロからアンサンブル、協奏曲までと、作
品・演奏スタイルの両面でヴァラエティに富んだプログラムで、ギターの魅力を
余すところなく味わわせてくれています。
なお、彼らは長年の第一線での活躍が評価され、2007年のグラミー賞でRecording
Academy President’s Merit Awardを受賞しました。

478165 11枚組 \9900
「マリリン・ホーン/コンプリート・デッカ・リサイタル」
CD 1「黄金時代の思い出」
ロッシーニ:歌劇《セビーリャの理髪師》より
今の歌声は心に響く(ロジーナ)
ベッリーニ:歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》より
ロミオが御子息を死に至らしめたのなら(ロミオ)
ジュネーヴ大劇場合唱団
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》より
悪者よ、何処へ急ぐ(レオノーレ)
ロッシーニ:歌劇《オテロ》
柳の下に佇んで(デズデモーナ)
ロッシーニ:歌劇《タンクレディ》
こんなに胸騒ぎが(タンクレディ)
ロッシーニ:歌劇《セミラーミデ》より
麗しい光が誘惑する(セミラーミデ)
ヘンリー・ルイス指揮スイス・ロマンド管弦楽団
ジュネーヴ大劇場合唱団(2、6)
CD 2
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》より
?祖国のことを考えなさい(イザベッラ)
ジュネーヴ大劇場合唱団
グルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より
我、エウリディーチェを失えり(オルフェオ)
グノー:歌劇《サフォー》より
ここはどこ??不滅のリラよ(サフォー)
マイヤベーア:歌劇《預言者》より
ああ、我が子よ!(フィデ)
グルック:歌劇《アルチェステ》より
ああ地獄の神々よ(アルチェステ)
ヴェルディ:歌劇《イル・トロヴァトーレ》より
炎は燃えて?彼女は足枷をされて(アズチェーナ)
ヘンリー・ルイス指揮スイス・ロマンド管弦楽団
ジュネーヴ大劇場合唱団(1)
CD 3「バッハ&ヘンデル:アリア集」
バッハ:
《マニフィカト》ニ長調BWV243aより
〈喜び讃えます〉
〈飢えた人〉
《クリスマス・オラトリオ》BWV248より
〈眠り給え、我が尊びまつる者〉
《マタイ受難曲》BWV244より
〈憐れみ給え、我が神よ〉
《御身は我が傍に》[スミス編曲]
ヘンデル:
オラトリオ《メサイア》より
〈おお、よき訪れをシオンに伝える者よ〉
〈我は知る、我が贖い主の生き給うことを〉
歌劇《ロデリンダ》より
ヘンリー・ルイス指揮ウィーン・カンタータ管弦楽団
CD 4「オペラ・アリア集」
ロッシーニ:歌劇《セミラーミデ》より
私はバビロニアで見た?ああ、いつの日も憂い(アルサーチェ)
マイヤベーア:歌劇《預言者》より
モーツァルト:歌劇《皇帝ティトゥスの慈悲》より
私は行くが、君は平和に(セスト)
マイヤベーア:歌劇《ユグノー教徒》より
御領主様方、御機嫌いかが?(ユルバン)
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》より
酷い運命よ、儚い恋よ(イザベッラ)
ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》より
ロッシーニ:歌劇《チェネレントラ》より
不安と涙のうちに生まれ-悲しみよ、去りゆけ(チェネレントラ)
ヘンリー・ルイス指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
CD 5「ロッシーニ:アリア集」
歌劇《コリントの包囲》より
歌劇《湖上の美人》より
-胸の想いは満ち溢れ(エレーナ)
ヘンリー・ルイス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
アンブロジアン・オペラ合唱団(1、2、4)
CD 6「フランス・オペラ・アリア集」
マスネ:歌劇《ウェルテル》より
手紙のアリア?ウェルテル! ウェルテル!
トマ:歌劇《ミニョン》より
君よ知るや、南の国
ガヴォット〈それは私?〉
彼女はそこ!
ビゼー:歌劇《カルメン》より
恋は野の鳥(ハバネラ)
セビーリャの砦の側のリリャス・パスティアの酒場で(セギディーリャ)
サン=サーンス:歌劇《サムソンとデリラ》より
春は目覚めて
あなたの声に私の心は開く
ヘンリー・ルイス指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
CD 7「マーラー歌曲集」
《リュッケルトによる5つの歌》(《最後の7つの歌》より)
私は快い香を吸い込んだ
美しさをあなたが愛するなら
私の歌を覗き見しないで
真夜中に
私はこの世に見捨てられ
《さすらう若人の歌》
ズビン・メータ指揮ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
CD 8「マーラー&ヴァーグナー歌曲集」
マーラー:子供の死の歌(亡き子を偲ぶ歌)
ヴァーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ヘンリー・ルイス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD 9「ドイツ歌曲集」
シューベルト:
春に D882
夜と夢 D827
若い尼僧 D828
漁夫の歌 D881
シューマン:
《ミルテの花》作品25より
〈蓮の花〉作品25-7
〈ヘブライの歌:私の心は重く〉作品25-
《3つの歌》作品31より
〈トランプ占いの女〉作品31-2
《6つの歌》作品107より
〈夕べの歌〉作品107-6
ヴォルフ:
《メーリケ歌曲集》より
〈旅先にて〉
〈苦悩から癒えて希望に寄せる〉
《ハイゼによるイタリアの歌曲集》第1部より
〈私の恋人はおチビちゃん〉
《ゲーテ詩集》より
ミニョン〈君よ知るや南の国〉
R.シュトラウス:
《蓮の花びらより6つの歌》作品19より
〈美しく、しかし冷たい空の星よ〉作品19-3
《4つの歌》作品36より
〈15ペニヒで〉作品36-2
《5つの歌》作品39より
〈解き放たれて〉作品39-4[オリジナル・ヴァージョン]
マルティン・カッツ(Pf)
CD 10「フランス&スペイン歌曲集」
ビゼー:
《4月の歌》作品21-1
〈別れを告げるアラビアの女主人〉作品21-4
《古い歌》
《君なくて》
ドビュッシー:《ビリティスの歌》
ファリャ:《7つのスペイン民謡》
ニン:
〈カスティーリャのビリャンシーコ〉
〈ナザレのイエス〉
〈アストゥリアスのビリャンシーコ〉
〈アンダルシアのビリャンシーコ〉
マルティン・カッツ(Pf
CD 11「グレイト・アメリカン・ソングブック」
フォスター:金髪のジェニー
夢見る人(夢路より)
フォスター:あなたに口ひげさえあったなら
フォスター:キャンプタウンの競馬(草競馬)
時には母のない子のように
I’ve Just Come from the Fountain
The Lord’s Prayer
シェナンドー(星の娘)
Billy Boy
出て行けよ、僕のその窓から
《古いアメリカの歌曲集》から5つの歌[コープランド編曲]
You're a Grand Old Flag
ジョニーが帰る時(ジョニーの凱旋)
アメリカに神の祝福あれ
兵隊に送るため息子を育てたのではない
リパブリック讃歌
カール・デイヴィス指揮イギリス室内管弦楽団
マリリン・ホーン(Ms)
今を去ること2004年は、アメリカの大メゾ・ソプラノ歌手マリリン・ホーンの記
念の年でした。1月には70歳の誕生日を迎え、さらには彼女のプロ・デビュー50周
年にも当たりました。彼女は1998年に現役を退いたので、今年2008年ではや10年
目となります。
1954年ロサンジェルスにデビューした彼女は、同年に公開された1954年の映画
『カルメン・ジョーンズ』(監督はオットー・プレミンジャー)で主演のドロシー
・ダンドリッジの吹替えを担当し、一躍名声を博しました(ちなみにこの映画の邦
題は『カルメン』)。その後、1960年には《ヴォツェック》のマリーを歌いサン・
フランシスコ歌劇場にデビュー。1964年には同役でコヴェント・ガーデンにもデ
ビューしました(この時は英語歌唱)。
マリリン・ホーンは、デッカ・レーベルで名高いディーヴァ、ジョーン・サザー
ランドとのコラボレーションでも知られています。彼女たちは、ロッシーニやベ
ッリーニ、ドニゼッティらのベル・カント・オペラの傑作群を得意とし、まさに
完璧なパートナーシップとも言うべき名唱を繰り広げ、1960年代、および70年代
前半のオペラ界を席巻しました。また、彼女の長く傑出したキャリアは、オペラ
のみならずシューベルトやシューマン、マーラーからアメリカ民謡にいたる歌曲
の分野でも、きわめて高い評価を受けています。
今回リリースされるこのセットは、マリリン・ホーンがデッカで行ったすべて-
オペラ全曲録音の数々(その中にはサザーランドとの《ノルマ》《セミラーミデ》
も含まれる)や10種におよぶリサイタル・プログラム-の中からリサイタル編を
集成したものです。彼女の幅広いレパートリーを万遍なく堪能するのに、これ以
上のものはありません。また、古くからのファンのためにオリジナルのLP時のス
タイルを尊重し、各ディスクの内容そのままのCD11枚組にまとめています。もち
ろん、カヴァー・アートもCDのスリーヴに復刻。マリリン・ホーンのファンには
言うまでもなく必携のセットです。

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08-01 No.24-2

2008年01月29日 17時44分42秒 | Weblog
743226(DVD-Video) \3350
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》全曲
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール:ネモリーノ)
ジュディス・ブレゲン(ソプラノ:アディーナ)
セスト・ブルスカンティーニ(バリトン:ドゥルカマーラ)他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ニコラ・レッシーニョ
収録:1981年、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
昨年2007年9月6日に亡くなった世界的大テノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッ
ティのための追悼記念リリース。
歌劇《愛の妙薬》はドニゼッティのコメディ・オペラで、タイトルの「愛の妙薬」
とは、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》に登場する「惚れ薬」のこと。ア
ヤシイ薬売りの調合したこの薬で、主役ネモリーノが恋人の気持ちを自分に向け
させようとする楽しいドタバタ喜劇でです。パヴァロッティはこのネモリーノを
当たり役のひとつとしており、舞台で何度も歌ったのはもちろん、これまでに複
数のテイクをリリースしてもいます。DGからは、バトル、アップショウ、ヌッチ
らを共演者にフィーチュアしたレヴァイン指揮による89年録音のCD、および似た
キャストによる91年収録のDVD、さらにデッカからはサザーランドと組んだ70年の
ボニング盤CDなどがあります。今回登場するのは81年に収録されたもので、パヴ
ァロッティ40代半ばの、まさに絶頂期の記録です。
恋人のアディーナ役にはジュディス・ブレゲン。1970年にメトロポリタン歌劇場
にデビューしたアメリカのソプラノ歌手で、DGでは、バーンスタインがウィーン
・フィルと録れたマーラー《交響曲第8番》やレヴァインのメンデルスゾーン《真
夏の夜の夢》、ロバート・ショウ指揮によるテラークのフォーレ《レクイエム》、
オルフ《カルミナ・ブラーナ》などを録音していました。
演出はカーク・ブラウニングが担当。彼はニューヨーク生まれのTV映画、オペラ
映画の監督で、ルネ・フレミングが主演したアンドレ・プレヴィンのオペラ《欲
望という名の電車》のTV映画版(98)も監督していました(その他にも数多くのオ
ペラ映画を手掛けています)。この《愛の妙薬》では、伝統とエンターテインメン
ト性をほどよくミックスさせた舞台が印象的。
なお、当盤はアメリカでのみ先行リリースしていましたが、今回ついに世界発売。
エクストラ(特典)として、フォト・ギャラリーが付いているのもお楽しみに。

743227(DVD-Video) 2枚組 \6450
ヴェルディ:歌劇《仮面舞踏会》全曲[ボストン版]
ルチアーノ・パヴァロッティ(T:リカルド)
カティア・リッチャレッリ(S:アメーリア)
ジュディス・ブレゲン(S:オスカール)
ビアンカ・ベリーニ(Ms:ウルリカ)
ルイ・キリコ(Br:レナート)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ジュゼッペ・パターネ
収録:1980年、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク(ライヴ)
パヴァロッティを追悼するメトロポリタン歌劇場のシリーズ。今回が初DVD化。
このオペラ《仮面舞踏会》は、17世紀のスウェーデン国王グスタフ3世が、あらぬ
不義の嫌疑をかけられ、嫉妬に狂うレナートによって暗殺された事件を扱った作
品。しかし、国王暗殺という過激な内容ゆえにナポリで上演拒否にあってしまっ
たため、舞台を独立戦争前でイギリスの植民地時代である1774年のボストンに移
し、またグスタフ3世を知事リカルドというように登場人物たちも変更して改訂さ
れました。当盤はそのアメリカ版での上演を収録しています。
パヴァロッティは、この《仮面舞踏会》も得意な演目としており、デッカからは
ショルティ指揮ナショナル・フィルとの82年録音(共演はプライス、ブルゾン、ル
ートヴィヒ、バトル)、DGからはヌッチ(レナート)、クィーヴァー(ウルリカ)らが
共演した91年収録のDVD、と複数のテイクを遺しています。
当盤は、イライジャ・モシンスキーによる1980年のプロダクションをライヴ収録
したもの。モシンスキーは、英国で学んだ演出家で、ドミンゴの《サムソンとデ
リラ》やショルティの《オテロ》、レヴァインの《ナブッコ》(UCBG-1130)、《オ
テロ》などのオペラの映像作品、また、映画『終わりよければすべてよし』(80)
の監督としても知られるベテランです。2003年には新国立劇場の《オテロ》も担
当しました。
なお、エクストラ(特典映像)として、パヴァロッティをはじめ、リッチャレッリ
やレヴァインのインタヴューも併録されており、本編とエクストラで計169分とた
っぷり収録されています。

743229(DVD-Video) \3350
「パヴァロッティ&サザーランドの夕べ」
ヴェルディ:
歌劇《椿姫》、《リゴレット》より抜粋
ドニゼッティ:
歌劇《ランメルムーアのルチア》より抜粋
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:リチャード・ボニング
収録:1988年、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
声の偉大さを圧倒的に認識させてくれた20世紀最高峰のオペラ歌手2名が共演。
この2人は、パヴァロッティがサザーランド(とボニング)によってスターダムに
駆け上るきっかけを与えられたこともあり、長きにわたって芸術上のパートナー
として活躍した間柄。舞台上での共演はもちろん、録音もいくつも遺しています。
当ライヴ盤は88年の収録で、イタリアの傑作オペラから《ランメルムーアのルチ
ア》第1幕と第3幕から、また、《椿姫》第3幕、《リゴレット》第3幕からの計4
つの有名なシーンが歌われ、演じられます。オペラのすべてを知り尽くしたサザ
ーランドと、50歳を超え人気を不動のものとしたパヴァロッティによるこれら4
つのシーンは、まさに極上の瞬間以外の何ものでもありません。その上、イタリ
アの名バリトン歌手レオ・ヌッチが共演し、さらなる奥行きを与えているという
贅沢。指揮を務めるのはサザーランドの夫君リチャード・ボニングです。
なお、サザーランドはこの4年後の92年にオペラから引退。彼女の引退記念コン
サートにはパヴァロッティやマリリン・ホーンも参加しました。

743253(DVD-Video) \3350
ピッツェッティ:歌劇「大聖堂の殺人」全曲
ルッジェーロ・ライモンディ(大主教トマス・ベケット)
パオレッタ・マッロク(第1合唱ソリスト)
ソニア・ザラメッラ(第2合唱ソリスト)
ルカ・カザリン(伝令)
サヴェリオ・フィオーレ、フィリッポ・ベットスキ、エリア・ファビアン(司祭)
サルヴァトーレ・コルデッラ、マッシミリアーノ・ヴァレッジ、
アントニオ・デ・ゴッビ、イシュトヴァン・コヴァーチ(騎士)
マッシモ・ポルヴェラリ(英国王)
ファブリツィオ・バルトルッチ(若き大主教)
映像監督:ティツィアーノ・マンキーニ
演出:ダニエーレ・ドノフリオ
バーリ県立交響楽団 
指揮:ピエルジョルジョ・モランディ
収録:2007年、聖ニコラオス大聖堂(バーリのニコラ)、イタリア
《大聖堂の殺人》は、近代イタリア音楽界で重要な役回りを担ったピッツェッティ
(1880-1968)が遺した13のオペラの内のひとつ。T.S.エリオット(1888-1965)が
1935年のカンタベリー祝祭のために書き下ろした現代詩戯曲に基づき、ヘンリー
2世の騎士たちによるトマス・ベケット殺害が描かれています。亡命先のフランス
から英国に戻ってきたベケットの前に4人の誘惑者が次々と現われ、彼の運命を選
ばせようとする。そして最後に選んだ運命の通り、4人の暗殺者たちによって殺害
されてしまうというこの物語に、ピッツェッティは、ルネサンスやドビュッシー、
さらにはオネゲルやヒンデミットといったヨーロッパ同時代作曲家たちの作風を
ミックスさせたような音楽を書きました。また、パルランド様式(語るようなスタ
イル)を採用しています。このオペラは1958年にスカラ座で初演。録音はその年に
作曲者自身が指揮したものがある他、カラヤンが1960年にハンス・ホッターを起
用して行ってもいます。しかしながら、映像化されたのは今回が初めてであり、
ピッツェッティやイタリア近代のオペラを知る上できわめて貴重な映像資料の登
場と言えるでしょう。
主役の大主教ベケットをルッジェーロ・ライモンディが演じているのはきわめて
重要。何故ならライモンディは、この作品を2000年から定期的に上演してきてい
るので、彼以上に作品を知り尽くした最適なキャストはあり得ないからです。ま
た、バーリの聖ニコラオス大聖堂で上演された公演を収めた映像の美しさも特筆
もの。イタリアの歴史的建造物に関心のある方にもお薦め。

743254(DVD-Video) \3350
バルトーク:歌劇《青ひげ公の城》全曲
コロシュ・コヴァーチュ(B:青ひげ公)
シルヴィア・シャシュ(S:ユーディト)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ゲオルグ・ショルティ
演出:ミクローシュ・シネタール
《青ひげ公》は作曲者30歳の比較的若い時に書かれ、最初の妻マールタに捧げた
作品。バルトーク唯一のオペラでもあります。ショルティはシカゴ交響楽団との
《管弦楽のための協奏曲》&《弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽》の名
盤をはじめ、バルトーク作品を好み、その名演に事欠かないオーソリティ。この
《青ひげ公》も例外ではなく、今回の映像作品の他に、79年にもLPを録音してい
ます。
オペラの元となった青ひげ公の物語は、ヨーロッパにあまねく知れ渡ったもので、
多くのヴァリアント(異稿)が存在します。バルトークは、その中からシャルル・
ペローが1697年に著わしたヴァージョンをもとに、象徴主義作家のベーラ・バラ
ージュが起こしたリブレットに付曲しました。
配役は、青ひげ公と妻ユーディト、そしてプロローグを告げる語り手という僅か
3人のみによっており、ユーディトが青ひげ公の秘密が隠された部屋の扉を開け、
城に秘められた真相を詳しく知りたがるという物語(男女の間に横たわる巨大
で深い淵の問題)が描き出されます。バルトークは作曲に当たり、パルランド=
ルバート(「話すようなルバート)など、ハンガリーの言語特有の朗読風な抑揚を
適用し、新しい音楽語法を生み出そうとしています。ハンガリーの歌手と、同じ
くハンガリー出身のショルティによる演奏が最適たる由縁でもあります。美貌の
シャシュがユーディトを演じているのもファンには嬉しい限りです。

743255(DVD-Video) 2枚組(1枚価格) \3350
R.シュトラウス:歌劇《アラベラ》作品79全曲
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(アラベラ)
ベルント・ヴァイクル(マンドリーカ)
マルタ・メートル(占い師)
ソーナ・ガザリアン(ズデンカ)
ルネ・コロ(マッテオ)
エディタ・グルベローヴァ(フィアカーミリ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ゲオルグ・ショルティ
監督:オットー・シェンク
"《アラベラ》は作曲者が「3幕の抒情的コメディ」と称したオペラ。社交界を舞
台としたウィーンの情緒溢れる作品で、思いやりや誤解によって登場人物たちが
翻弄される愛情物語です。ホーフマンスタールとの最後のコラボレーションとな
った作品でもあり、《バラの騎士》にも通ずる美しさや魅力を持っています。
ショルティは生前のリヒャルト・シュトラウスに会った思い出を生涯大切にして
いたこともあり、この作曲家を自らのレパートリーの中心のひとりに位置付けて
いました。デッカのカタログを見れば、シカゴ響やウィーン・フィルとの数多く
の交響詩やオペラはもちろん、果ては(?)キリ・テ・カナワのピアノ伴奏まで務
めているほどの愛着振りは一目瞭然です。この《アラベラ》もご多分に漏れず、
2種録音しています。ひとつは1957年録音のCD、そしてもうひとつは以前にLDと
VHDで出ていたもののDVD化であるこの映像版。オケは共にウィーン・フィルで、
57年盤では、デラ・カーザ、エーデルマン、デルモータらが出演していたもの
(4757731)。この旧盤の香り高い味わいもさることながら、当盤はやはり映像作品
として更なる魅力が加わっています。それは、監督のオットー・シェンクがこだ
わり抜いた19世紀半ばのウィーンを模したセット、伝統的な衣裳です。こちらに
も要注目。
なお、現在リリースされている数少ない《アラベラ》のDVDの中には、キリ・テ・
カナワ、ヘルガ・デルネシュ、ヴォルフガング・ブレンデルらが出演したティー
レマン指揮の94年ライヴ盤(DG:0730059)もあるので、是非ともこのショルティ
盤と併せてお楽しみ下さい。

743252(DVD-Video) 2枚組(1枚価格) \3350
「マリア/バルトリ」
マヌエル・ガルシア:《風の娘》
セミラーミデのアリア〈で、彼は見えない〉-〈私は女王です〉
ジュゼッペ・ペルジアーニ:歌劇《イネス・デ・カストロ》
イネスのアリア〈いとおしい日々よ〉
メンデルスゾーン:演奏会用アリア《不幸な女よ》作品94
ロッシーニ:
歌劇《チェネレントラ》-〈不安と涙のうちに生まれ〉
歌劇《オテッロ》-〈柳の下に佇んで〉?〈ああ、神様お願い〉[柳と祈りの歌]
バルフ:歌劇《アルトワの乙女》
フンメル:チロル風アリアと変奏曲
ベッリーニ:歌劇《夢遊病の女》-
アミーナのアリア〈おお花よ、お前に会えるとは思わなかった〉
アミーナのアリア〈ああ、この思いを乱さないで〉
マリア・マリブラン:ドニゼッティの歌劇《愛の妙薬》のための挿入歌
マリア・マリブラン:ラタプラン
マヌエル・ガルシア:
《目端の利く詩人》- 詩人のアリア〈私こそ華の密輸入者〉
チェチーリア・バルトリ(S)
スキンティッラ管弦楽団 指揮:アダム・フィッシャー
"収録:2007年、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ
圧倒的な歌唱能力とチャーミングな容姿が相俟って、世界中の人気と注目を集め
続けているチェチーリア・バルトリ。近年は、『サリエリ・アルバム』やマイナ
ー・オペラのアリアを集めた『禁じられたオペラ』を大ヒットさせ、2007年にも、
これまた個性的なテーマを扱った『マリア』を発表し話題を集めました。
タイトルの「マリア」とは19世紀に活躍し、今年2008年に生誕200年を迎えるスペ
イン出身の大メゾ・ソプラノ歌手マリア・マリブラン(1808-36)のこと。ちなみ
に、彼女が活躍した当時は、は男声テノールのジョヴァンニ・ルビーニも登場し、
近代声楽が始まったとされる時期に当たります。マリブランは、30歳を前にして
落馬のため早世してしまったが、時代を代表する歌手であることに変わりはあり
ませんでした。その名声はきわめて高く、たとえば、ヴェネツィアにあるマリブ
ラン劇場とはもちろんこの歌手の名にちなんで付けられたもの。また、作曲家ロ
バート・ラッセル・ベネットは歌劇《マリア・マリブラン》(1935)を書いている
し、オペラ好きな映画監督ヴェルナー・シュレーターも『マリア・マリブランの
死』(1972)という作品を撮っています。ちなみに、マヌエル・ガルシアはマリブ
ランの父で、《セビーリャの理髪師》の初演でアルマヴィーヴァ伯爵を歌ったこ
とでも知られる19世紀前半に活躍した名高いテノール歌手。
バルトリは、このアルバムを、スペインのフラメンコからチロルのヨーデルまで、
言語にしてイタリア、フランス、スペイン、英語と実に多彩な作品で構成してい
ます。それは、大歌手マリブランにオマージュを捧げるとともに、ベル・カント
歌手としての自分のルーツと更なる可能性を探ろうとしているためと言えるでし
ょう。
伴奏のスキンティッラ管弦楽団とは、チューリヒ歌劇場のオーケストラのこと。
但し、その中で、17、18世紀音楽上演用として1996年に特化したピリオド・オー
ケストラ部門を指します。指揮者は『サリエリ・アルバム』でもタッグを組んだ
アダム・フィッシャーなので、気心の知れた阿吽の呼吸が約束されていたという
わけです。
なお、DVD2枚組の1枚目には、アルバム『マリア』発売を記念し2008年1月-6月に
行われるツアー「リヴォルーツィオーネ・ロマンティカ(ロマン派革命)」の前哨
戦として、2007年に行われたバルセロナ公演を収録(ちなみに、マリブランの誕
生日である2008年3月24日にはパリでスペシャル・ガラ公演も行われる)。カタル
ーニャ音楽堂で行われた80分のプログラムでは、『マリア』アルバムからハイラ
イトが歌われました。さらにロッシーニの《柳の歌と祈り》をDVDの特典として
収録しています。2枚目はバルトリによるマリブランの生涯のリサーチと、アル
バム録音の風景が『マリブラン再発見』と題され、約70分収められています。
NTSC方式、リージョン・フリー。DTS 5.1サラウンド。なお、字幕にはカスティ
ーリャ語のみならず、カタラン語(カタルーニャ語)の字幕も付いている。
なお、マリリン・ホーンが1965年に録音した同種のアルバムも再発されているの
で併せてお聴き下さい(『黄金時代の想い出/オペラ・アリア集』475 8493 、も
しくは478 0165 )。

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08-01 No.23

2008年01月29日 17時43分54秒 | Weblog
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Deutsche Grammophon>
4777346 \1850
シベリウス:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
シェーンベルク:
ヴァイオリン協奏曲作品36
ヒラリー・ハーン(Vn)
スウェーデン放送交響楽団 指揮:エサ=ペッカ・サロネン
録音:2007年5月(シベリウス)、2007年9月(シェーンベルク) ストックホルム
選曲の独自性を求めてレコード会社を移ったハーンらしく、前回のパガニーニ&
シュポアに続き、今回もきわめてユニークなカップリングが実現。ここに選ばれ
たのはイメージとしては遠く離れた2人の作曲家です。けれども、確かにヴァイオ
リン協奏曲自体の完成はシベリウスが1903年(改訂05年)、シェーンベルクが1936
年と時間の隔たりがあるものの、没年に関しては殆ど同時期の1950年代で、シェ
ーンベルクよりもシベリウスの方が後まで長生きしたように、この2人はほぼ同時
期を生きたという共通点もあります。
ハーンはシェーンベルクの作品からロマンティックな味わいを引き出しており、
この協奏曲が弾くにも聴くにも難解だと思われた時代を過去のものにするような
高度な演奏を繰り広げています。ヴァイオリン協奏曲の大傑作シベリウスの協奏
曲は言わずもがなですが、当盤でサロネンが共演しているのも大きな注目点の一
つです。シベリウスも20、21世紀音楽も共に得意とするサロネンらしい見事なサ
ポートと積極的な音楽造りを行っています。
なお、ハーンは、2008年3月にはジャナンドレア・ノセダ率いるBBCフィルとの日
本への演奏旅行が予定されており、シベリウスの協奏曲が披露されることになっ
ています。

4777458 \1850
J Sバッハ:フーガ集
エマーソン弦楽四重奏団
録音:2007年10-11月 ニューヨーク
07年に結成30周年を祝ったエマーソン四重奏団。DGと契約してからも20年となり
ます。その節目となった年に録音されたのが、バッハの《平均律クラヴィーア曲
集》。この「鍵盤の旧約聖書」とまで讃えられる曲集から、4声のフーガを、ハイ
ドンやモーツァルトと同じ時代に活躍したオーストリアの作曲家エマヌエル・ア
ロイス・フェルスターが編曲した弦楽四重奏ヴァージョンで演奏しています。世
界初録音。
彼らは2003年にバッハの《フーガの技法》を録音、リリースしているので、今回
の《フーガ集》はそれに続くバッハ・アルバム第2弾となります。バッハの音楽
技法を讃え、その深淵に触れようという高度に知的で音楽的な試みといえるで
しょう。

4777593 限定盤(ハードカヴァー・ブック仕様盤) \2280
4777224 通常盤(ジュエル・ケース仕様) \1850
「ビリャソン:空と海」 
[収録予定曲]
ポンキエッリ:歌劇《ジョコンダ》より〈空と海〉(エンツォ)
チレーア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より
〈あなたの中に母の優しさと微笑みを〉(マウリツィオ)
メルカダンテ:歌劇《誓い》より〈Dai campi, dai prati〉
ボーイト:歌劇《メフィストーフェレ》より〈野から牧場から〉(ファウスト)
ピエトリ:歌劇《マリステッラ》より〈Il conosco il giardino〉(ジョヴァンニ)
ゴメス:歌劇《フォスカ》より〈Intenditi con Dio!"" 〉(パオロ)
ヴェルディ:
歌劇《シモン・ボッカネグラ》より
〈ああ、地獄だ-Sento avvampar nell'anima〉(ガブリエーレ)
ドニゼッティ:
歌劇《ポリウート》より〈Veleno e l'aura ch'io respiro〉(ポリウート)
メルカダンテ:歌劇《誓い》より〈Compita e omai ? Fu celeste〉
チレーア:
歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より〈心は疲れて〉(マウリツィオ)
ポンキエッリ:歌劇《放蕩児》より〈Il padre! ? Tenda natal〉(アザエーレ)
ボーイト:
歌劇《メフィストーフェレ》より〈地の果てに近付いた〉(ファウスト)
ヴェルディ:歌劇《ルイーザ・ミラー》より〈?夜が静まった時〉(ロドルフォ)
ヴェルディ:
歌劇《ルイーザ・ミラー》より〈L'ara, o l'avello apprestami〉
(ロドルフォ、ワルター、合唱)
ローランド・ビリャソン(T)
ジアンルーカ・アルファーノ(Br:ワルター/《ルイーザ・ミラー》)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ合唱団[合唱指揮:ルーベン・ジャイス]
指揮:ダニエーレ・カッレガーリ
録音:2007年3月、ミラノ音楽堂、ミラノ
現在最高の人気を誇るテナー、ローランド・ビリャソンが、満を持して放つDGソ
ロ・デビュー盤。ポンキエッリの《ラ・ジョコンダ》は、ビリャソンが歌手にな
るきっかけとなった作品のひとつ。これをDGデビュー・アルバムの巻頭に飾ると
いうのは、彼が世界的歌手となった今、再び初心・原点に戻って歌うという決意
の表明でしょう。その他の収録作品にもあまり知られていないアリアを集めてい
るのは、オリジナリティへの意識と同時に、有名曲がなくとも自らの歌唱力で聴
かせようという自身の表れともとれます。また、このアルバムは、ベルゴンツィ
やカルーソー、ドミンゴらにビリャソンが捧げたオマージュでもあります。

4777476 2枚組(1枚価格) \1850
「オリジナル・マスターズ/コーガン、ロストロポーヴィチ、ギレリス」
CD 1
ハイドン:ピアノ三重奏曲ト短調Hob.XV:19
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲変ホ長調WoO38
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲変ロ長調作品97「大公」
CD 2
ハイドン:ピアノ三重奏曲ニ長調Hob.XV:16
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調作品63
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調作品15 *
エミール・ギレリス(Pf)
レオニード・コーガン(Vc)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
ルドルフ・バルシャイ(Va)*
2007年にリリースされたロストロポーヴィチの『初期録音集』(477 6505)に続き、
彼の一周忌を迎える今年は、ソリストとしてではなく、室内楽奏者としてのロス
トロポーヴィチの魅力を紹介しています。共演者にはレギュラー・メンバーだっ
たレオニード・コーガンとエミール・ギレリスがフィーチュアされており、また
唯一収められた四重奏曲にはルドルフ・バルシャイがヴィオラで参加。旧ソヴィ
エトが誇った最高峰の演奏者らしい磨き上げられたアンサンブルが心行くまで味
わえるセットです。今回のリリースに当たりリマスターが施されたので、さらに
聴き易くなりました。大音楽たちによる至芸が2時間半を超える収録時間に加え、
1枚の価格で2枚というお買い得。

734398(DVD-Video) \3350
ブラームス:ドイツ・レクイエム作品45
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
ジョゼ・ヴァン・ダム(B=Br)
ウィーン楽友協会合唱団[合唱指揮:ヘルムート・フロシャウアー]
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:1978年3月22日、祝祭大劇場、ザルツブルク(復活祭音楽祭/ライヴ)
20世紀を代表する指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン。今年2008年には生誕100
年を迎える(来年2009年は没後20年)。このアニヴァーサリーを祝い、世界各地で
は様々なイヴェントが企画されています。また、遺された録音や映像など、アー
カイヴの発掘・リリースも進められているのはご存知の通り。当DVDもその一環と
してリイシューされたもの(以前LDで出されており、その後1度DVDでリリースして
います)。収録されているのはブラームスの《ドイツ・レクイエム》。カラヤンは
この作品を公式・非公式併せて10回以上録音しているほど偏愛しており、DGだけ
でも、ベルリン・フィルとの64年盤、ウィーン・フィルとの83年盤、そしてこの
ベルリン・フィルとの78年盤の3種が遺されています。この78年盤はザルツブルク
復活祭音楽祭で行われたコンサートをライヴ収録したもので、カラヤン70歳の記
録でもあります。ソリストは共にカラヤンのお気に入りの2人で、特にヴァン・
ダムはこの後の録音でもずっと起用され続けたので、他の年の演奏でカラヤンや
オーケストラだけでなく、ヴァン・ダムを聴き比べることも可能です。ベルリン
・フィルは、コンサート・マスターのミシェル・シュヴァルベのもと、厚く重厚
な響でブラームスの音楽を十全に表現しています。

734399(DVD-Video) 2枚組 \6450
「カラヤン・イン・コンサート」
DVD 1
ベートーヴェン:序曲《コリオラン》
ベートーヴェン:《エグモント》序曲
ロッシーニ:歌劇《ウィリアム・テル》序曲
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》序曲
ヴェーバー:歌劇《魔弾の射手》序曲
ドビュッシー:交響詩《海》
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
DVD 2
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲
ポートレイト:ヘルベルト・フォン・カラヤン/インプレッションズ
[監督:ヴォイチェフ・ヤスニー]
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:1975年 ベルリン
カラヤン生誕100年のメモリアル・イヤーを飾るリリース・シリーズのひとつ。
「カラヤン・イン・コンサート」と題したこの2枚組DVDは、オペラなどの序曲や
協奏曲、さらに独特の香を振りまく管弦楽曲などを集め、彼の演奏のマジックを
ヴァラエティ豊かに視聴させてくれます。これらの演奏は、作品の構成を見事に
演出する聴かせ方の巧みさや、ドビュッシー、ラヴェルらの特有の官能的な響を
引き出すことに格別の手腕を発揮するという、カラヤンの天才振りを再確認させ
てくれることでしょう。この時代のベルリン・フィルらしいきわめて高い機能性
と、低い重心で厚くゴージャスに鳴らされる響もこの上なく素晴らしいものです。

734417(DVD-Video) 3枚組 \6450
「ポピュラー・プッチーニ」
プッチーニ:
歌劇《トスカ》
ライナ・カバイヴァンスカ(S:トスカ)
プラシド・ドミンゴ(T:カヴァラドッシ)
シェリル・ミルンズ(Br:スカルピア)
ブルーノ・バルトレッティ指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
歌劇《蝶々夫人》
ミレッラ・フレーニ(S:蝶々夫人)
プラシド・ドミンゴ(T:ピンカートン)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms:スズキ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
歌劇《ラ・ボエーム》
ミレッラ・フレーニ(S:ミミ)
ジャンニ・ライモンディ(T:ロドルフォ)
アドリアーナ・マルティーノ(S:ムゼッタ)
ジャンニ・マッフィオ(Br:ショナール)
イーヴォ・ヴィンコ(B:コルネーリ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
Various Artists
プッチーニ(1858-1924)の生誕150周年アニヴァーサリーを祝い、この作曲家の数
あるオペラの中でも最も愛されている3作をまとめたDVDセット。有名作品という
だけではなく、映像と演奏が双方共にきわめて質が高く、DGのアーカイヴの中で
も最もポピュラーな定番的地位を誇っている名盤3枚で構成されています。歌手に
は、ドミンゴ、フレーニ、ルートヴィヒなど、トップ・クラスばかりが揃えられ、
カラヤンやウィーン・フィル、スカラ座管など器楽部門もこの上ない充実振りで
ある。艶やかな音でダイナミックにうねる情熱的な歌の悦びに浸っていただける
ことでしょう。なお、《トスカ》の演出を務めたのはジャンフランコ・デ・ポジ
オ。第1幕はサンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会、第2幕ではファルネーゼ教
会、第3幕ではサンタンジェロ城というように、セットではなく実際に存在する
建物で撮影し、より映画的に作り上げたことが何よりも特徴的な点。ジャン=ピ
エール・ポネルが演出した《蝶々夫人》では、まず障子を突き破って登場するド
ミンゴが印象的。舞台となるのは、西洋人のイマジネーションが創造した幻想と
しての日本。《ラ・ボエーム》ではフランコ・ゼッフィレッリが演出を担当。彼
については説明不要でしょう。そして何と言ってもミミと言えばフレーニ。ミミ
とロドルフォが歌い交わす第1幕後半はあまりの名旋律にたちどころに時間が過
ぎてゆきます。

734426(DVD-Video) \3350
レオシュ・ヤナーチェク:「歌劇《死の家より》」全曲
オラフ・ベーア
エリック・シュトクローサ
シュテファン・マルギータ
ペーター・シュトラーカ
ヴラディーミル・チメロ
イジー・スルジェンコ
ハインツ・ツェドニク
ジョン・マーク・エインズリー
アルノルト・シェーンベルク合唱団[合唱指揮:エルヴィン・オルトナー]
マーラー・チェンバー・オーケストラ 
指揮:ピエール・ブーレーズ
演出:パトリス・シェロー
収録:2007年7月 プロヴァンス、フランス
ヤナーチェク最後のオペラ《死の家より》は、1927-28年に作曲され、没後の30年
にブルノで初演された。完成したのは作曲者の没年である。台本はドストエフス
キーの『死の家の記録』に基づいています。
当DVDに収められた上演は、2007年に、ヴィーン芸術週間とエクサン=プロヴァン
ス音楽祭とで共同制作され、両音楽祭で公開されておおいに評判となったプロダ
クション。制作協力としてオランダ音楽祭とメトロポリタン歌劇場、ミラノ・ス
カラ座がクレジットされているので、引き続き上演されてゆくことになっていま
す(2009年11、12月にはメト、さらに2010年1月にはスカラ座が予定しています)。
当盤の魅力は、ヤナーチェクの貴重なオペラの映像記録というだけに留まりませ
ん。まず何よりも、バイロイトでの《ニーベルングの指環》で一世を風靡したピ
エール・ブーレーズとパトリス・シェローのコンビが3度タッグを組んだという
だけで、見逃すわけにはいかないでしょう。この才長けたコンビが今度はどのよ
うなショックを与えてくれるのか、是非ご覧いただきたいもの。また、マーラー
・チェンバー・オーケストラがピットに入り、ブーレーズのもと精緻で活き活き
とした音楽を生み出しているので、ヤナーチェクのスコアの魅力が一層身近なも
のとなるに違いないでしょう。

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08-01 No.22

2008年01月29日 17時43分27秒 | Weblog
<Ondine>
ODE 1090(SACD-Hybrid) \2300
エイノユハニ・ラウタヴァーラ:
(1)マンハッタン三部作(2004) (2)交響曲第3番(1961)
レイフ・セーゲルスタム(指) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 
録音:(1)2006年9月(2)2006年11月 フィンランディア・ホール(ヘルシンキ)
かつて留学したニューヨークのジュリアード音楽院から創立100周年のためにラ
ウタヴァーラが委嘱された「マンハッタン三部作」。美しさ、残酷さ、絶えず変
化する気分。ニューヨークのダウンタウン、マンハッタンがフィンランドの若い
音楽家に与えた印象が「白昼夢」「悪夢」「夜明け」の3部に表現されています。
交響曲第3番はラウタヴァーラ自身が「4つの楽章が、地と海のリズムに似た、荘
重でブルックナー風のうねりのうちに呼吸する」と語った作品。マックス・ポン
マー指揮ライプツィヒ放送交響楽団が録音していた曲(ODE 740)を、「光の天使
(交響曲第7番)」 を初めとするラウタラーヴァ作品の録音で知られるヘルシンキ
・フィルハーモニックとレイフ・セーゲルスタムによる新録音です。




<Aurora>
ACD 5044 \2280
ニルス・ヘンリク・アスハイム:室内楽のための作品集
ナヴィゴ(1999)-ヴァイオリンとチェロのための作品
ブロークン・ライン(2003)-弦楽四重奏のための作品
ニヒト(2002)-声とアンサンブルのための作品
チェイス(2001)-二重弦楽三重奏のための作品
ヴェルターヴォ弦楽四重奏団
アイーダ=カルメン・ソアネア(Va) ルイーズ・ホプキンズ(Vc)
イーサ・イェーリケ(S)
スヴァイヌング・ビェラン(P) トム・オッタル・アンドレアセン(Fl)
ハンス・クリスチャン・ブレイン(Cl) アイリーク・ラウデ(打楽器)
録音:2005年11月16日-18日、2006年6月7日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)
[制作:ヨールン・ペーデシェン、録音:アルネ・アクセルベルグ、ジェフ・マイ
ルズ]
1984年に結成されたノルウェーの女性4人によるヴェルターヴォ四重奏団。2007年
12月の来日の際はその清々しい音楽性に多くの聴衆が魅せられました。メンバー
全員が“母”である彼女たちの演奏は決して女性的な印象ではなく、エモーショ
ナルで音楽の幅が広く、積極的に音楽を追及していくスタイル。今回の作品はニ
ルス・ヘンリク・アスハイム (1960-)の室内楽作品集。さまざまなアーティスト
のプロジェクトにオルガニストとして参加することにより、作曲家アスハイムの
創作に新たな次元が加わってきたといわれます。ヴェルターヴォのためにオスロ
室内楽フェスティヴァルが委嘱した「ブロークン・ライン」など、すべて委嘱に
より作曲されました。プレーヤーふたり(ヴァイオリンとチェロ) が作品の完成
をコントロールする「ナヴィゴ」。ヴァシーリ・カンディンスキー(1866-1944)
の詩画集「響き」の3つの詩が語られる「ニヒト」。弦楽六重奏を2つの弦楽三重
奏に分割し、さまざまなアイデアを試みながらも透明な響きを確保した「チェイ
ス」。「ブロークン・ライン」も含めどの曲も、単純な素材を使って創られまし
た。2005年11月の録音セッションの合間にはヴェルターヴォによる即興演奏が行
われ、1時間の録音からピックアップした5つのトラックの音楽が作品の橋渡し役
をしています。




<Profil>
PH 07024 \2180
「フリッツ・ヴンダーリヒ / ザ・レジェンド-アリア、オペラ&オペレッタから
の場面、歌曲集」
(1)マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
(2)プッチーニ:「ラ・ボエーム」より
(3)J.シュトラウス:「こうもり」より
(4)フレート・ライモント / ギュンター・シュヴェン:「青い仮面」より
(5)ニコ・ドスタル:「号外」-カップルが踊るように
(6)ロベルト・シュトルツ:「シニョリーナ」-美しきイタリアよ、さようなら
(7)シュトルツ:「チチパの王子」-かつて春に幸福が私に笑いかけた
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
(1)マリーズ・ジーメリング(S)インゲボルク・ヴェングロール(S)
リヒャルト・クラウス(指)ベルリン・ドイツ・オペラO.、アルント合唱団
(2)ヘルベルト・ブラウアー(Br)トゥルデ・アイッペルレ(S)
ぺーター・ロート=エーラング(Br)
リヒャルト・クラウス(指)ベルリン国立歌劇場O.
(3)ヘンリエッテ・ロベルト(S)ローレ・パウル(S)B.ザムラント(Br)
アンニ・クレッチュマー(Bs)
ハンス・ミュラー=クライ(指)スタジオ・オーケストラ
(4)ウルズラ・シルマッハー(S)マティアス・ベッケルト(指)大管弦楽団
(5)(6)(7)エメリッヒ・スモラ(指)スタジオ・オーケストラ
録音:1955、1956年 / 収録場所:シュトゥットガルト&ベルリン
ドイツが生んだ名テナー、ヴンダーリヒの甘い声に酔いしれる一枚。マスカーニ
やプッチーニでの凛とした役どころも素敵ですが、SWR音源のアルバム(93.003)に
も収録されていたシュトルツ、ドスタルなどオペレッタからのおなじみのナンバ
ーがまた絶品。




<BONGIOVANNI>
AB 20005(1DVD VIDEO+2CD) \4950
日本語字幕付
ガルッピ:「狩りをする王」
[DVD]クラウディオ・ザンコペ(Bs エンリーコ5世)
ヴィート・マルティーノ(T フィデリング卿)
ジョヴァンナ・ドナディーニ(S マリントン夫人)
エレナ・ベルフィオーレ (Msジャンニーナ)
ロベルタ・カンジャン(S リゼッタ)
マウリツィオ・ダレーナ(T ジョルジョ)
ダニエレ・ガスパーリ(T パスカレ・グァルディア)
アッラ・シモニシュヴィリ(S リッカルド)
ジューリオ・ズヴェリャード(指)
コレギウム・シンフォニウム・ヴェネト管弦楽団
演出:レナート・スタニーシ
装置,衣装:マリーノ・ボルトロッティ
収録:2000年4月8日,ヴェネツィア,カルロ・ゴルドーニ劇場
[CD]
クラウディオ・ザンコペ(Bs エンリーコ5世)
ヴィート・マルティーノ(T フィデリング卿)
ジョヴァンナ・ドナディーニ(S マリントン夫人)
ソーニャ・ザラメッラ (Msジャンニーナ)
ロベルタ・カンジャン(S リゼッタ) ニコラ・パミオ(T ジョルジョ)
フィリッポ・ピッコロ(T パスカレ・グァルディア)
アッラ・シモニシュヴィリ(S リッカルド)
ジューリオ・ズヴェリャード(指)
コレギウム・シンフォニウム・ヴェネト管弦楽団
録音:1998年10月,パドヴァ
なんとDVDとCDが1セットになりました。しかも収録されているのはDVDとCDと別の
演奏!これはBONGIOVANNIも太っ腹です。「狩りをする王」は、1763年にヴェネツ
ィアで初演されたオペラ。婚約者を棄て若い水車小屋の娘ジャンニーナをものに
しようとするフィデリング卿を、狩りに来ていたエンリーコ王が変装して解決す
るという物語。オペラは大ヒット、60年以上も上演されました。DVDはゴルドー
ニ縁のゴルドーニ劇場での上演。スタニーシも伝統的な演出で、初演にタイムス
リップした気分になれます。嬉しい日本語字幕付きです!

GB 5116 \2180
ペロージ:
弦楽四重奏曲第15番
弦楽四重奏曲第16番 ハ長調
ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏
アンサンブル“L.ペロージ”〔マルチェッロ・ビアンキ(Vn),ダニエレ・グエル
チ(Vn),アレッサンドロ・ゲー(Va),クラウディオ・メルロ(Vc),ダニエラ・デ
ミケーリ(P)〕
録音:2000年10月15日
BONGIOVANNI社が再評価を押し進めている、ロレンツォ・ペロージ(1872-1956)の
シリーズ、最新刊は室内楽編の第8巻です。ペロージは16曲の弦楽四重奏曲を1928
年から1931年の間の短期間に書き上げています。今回の2曲で全曲の録音が完成し
ました。主題と変奏は、高名なハンガリーのヴァイオリニスト、フランツ・フォ
ン・ヴェチェイ(1893-1935)のために作曲した曲。




<Sunrise>
SUN 78566 \1650
原住民新韻
(1)鐘耀光編曲:高一生歌曲組曲
(2)鐘耀光:木琴協奏曲第2番
(3)鐘耀光編曲:サミンガ歌曲選
(4)鐘耀光:管弦楽組曲「山野を廻る響き」
戴佳欣(木琴)、サミンガ【紀暁君】(Ms)、
エイミー・チャン【張佳韻】(指)国立台湾交響楽団
台湾には中国系住民以外に高砂族と呼ばれる先住民がいます。その部族のひとつ
ツォウ族出身の高一生(1908-1954、日本名矢多一生、本名ウォグ・ヤタウユガナ)
は日本統治時代に教育を受けたエリート。20世紀になっても焼畑と狩猟を主な糧
としていた原始的習慣を廃止させ、近代農業をもたらすなど多大な貢献をしまし
た。また「阿里山のニーチェ」「高山哲人」と称されるほどの芸術家肌で、日本
語による歌曲も作曲しています。しかし台湾政府によるいわゆる「白色テロ」で
捕らえられ無残に処刑されました。
当アルバムでは高一生作曲の歌曲を、香港出身で現在台湾作曲界の重鎮である鐘
耀光がフルオーケストラ用に編曲、非常に興味深い管弦楽組曲に仕立てました。
江文也や伊福部昭の音楽に興味のある向きなら絶対気に入ること間違いなしの濃
厚的民族色彩です。
また、先住民プユマ族出身で、「台湾で最も美しい歌声の持ち主」と称され、日
本でも公演したことのあるサミンガの歌唱で、高砂族の歌が聴けるのも大歓迎。
さらに鐘耀光のオリジナル作品も2篇収められ、台湾の女性指揮者エイミー・チャ
ン(張佳韻)の卓抜な統率力が光ります。

SUN 8503 \1650
江文也:
(1)台湾舞曲
(2)孔廟大成楽章(全6曲)
陳秋盛(指)NHK交響楽団
録音:1984年9月、江戸川区総合文化センター・ホール
10年程前に輸入され、大きな話題となった台湾Sunrise社の江文也管弦楽曲集が
久々の再入荷となります。1910年、日本統治下の台湾に生まれ、戦前の東京で
テノール歌手、作曲家として活躍した江文也は、伊福部昭や早坂文雄らとともに、
ロシアの作曲家チェレプニンに認められ、その教えを受けました。当時のどの日
本人作曲家よりも進んだ感性を示し、「台湾舞曲」と「孔廟大成楽章」は70年前
の作とは思えないほど、現代の坂本龍一などに直接つながる世界を展開。大編成
の管弦楽を自在に操る手腕にも感心させられ、戦前の日本に凄い逸材がいたのだ
と再認識させられます。N響のセッション録音というのも興味津々です。伊福部
昭ファンや、NAXOSの日本人作曲家シリーズファンの必携盤です。

SUN 8510 \1650
江文也:
(1)故都素描 Op.15
(2)交響詩「屈原の思い出」 Op.62
(3)田園詩曲 Op.5の2
(4)弦楽のための小交響曲 Op.51
陳秋盛(指)NHK交響楽団
録音:1985年3月、江戸川区総合文化センター・ホール
「故都素描」は1935年のピアノ曲「16のバガテルOp.8」から5曲を選び極彩色の
オーケストレーションを施し、別の作品番号で発表したもの。1939年に尾高尚忠
指揮日本交響楽団により初演されました。これはまさに江文也版「展覧会の絵」
で、バガテルの第4曲「ちゃるめら」をプロムナードがわりとし、北京の風物を
散策して最後に壮麗な北京正陽門に至ります。NHKが戦前、日本の作曲家に故郷
の民謡を用いて管弦楽曲を書かせた国民詩曲シリーズのひとつ「田園詩曲」も貴
重。N響のセッション録音も聴きものです。




<SUPRAPHON>
SU 3796 \1480
モノラル
ショスタコーヴィチ:
(1)24の前奏曲とフーガOp.87より 第3番 / 第6番 / 第7番 / 第2番 / 第18番 /
第4番
ショパン:
(2)練習曲Op.10より 第1番 / 第2番 / 第3番 / 第4番 / 第10番 / 第11番 /
第12番
(3)練習曲Op.25より 第5番 / 第6番 / 第7番 / 第8番 / 第11番 / 第12番
(4)ポロネーズ第7番変イ長調Op.61「幻想」
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1956年12月3-4日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[ショスタコーヴィチ第3番-第18番]、
1956年11月30日[ショスタコーヴィチ第4番]、
1960年2月21日プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)
[ショパン]
すべてがSupraphonでは初CD化となるリヒテルのピアノ録音。なんといってもここ
ではかつてPragaからリリースされ、しばらく廃盤であった1960年絶頂期のライヴ
によるショパンが聴きもの。甘くない骨太の抒情とあふれる滋味で「別れの曲」
は絶品です。しかもこのアルバムでは「別れの曲」をふくむ6曲の復活に加えて、
作品10の第4、10、11番と作品25の第5、8、11、12番、それに幻想ポロネーズが初
出となるためファンにはこたえられないところ。
スプラフォン音源のショスタコーヴィチは第4番をのぞいて日本国内ではCD化済み
ですが、本家による最新リマスタリングで音質一新。第4番は78回転盤初出リリー
ス時のデータでは54年5月となっていました。

SU 3795 \1480
モノラル
シューマン:
(1)幻想曲ハ長調Op.17
(2)森の情景Op.82
(3)幻想小曲集Op.12より 夕べに / 飛翔 / なぜに / 夜に / 夢のもつれ /
歌のおわり
(4)行進曲ト短調Op.76-2
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:(1)1959年11月1日プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール
(ライヴ)
(2)-(4)1956年11月26-28日
かつてPragaからリリースされたリヒテルの一連のライヴは、スタジオ盤だけでは
けっしてうかがい知ることの出来ない絶頂期の姿を伝えるたいへん貴重なもので
した。そのひとつとして収められていた「幻想曲」も、権利関係の事情から廃盤
の憂き目に遭っていましたがようやくここにまた聴けるようになりました。コン
チェルトをはじめ奥深いロマンティシズムをたたえたシューマンのピアノ曲は、
リヒテルが思いのたけをぶつけるのに最適な内容なのでしょう。最新のリマスタ
リングによりあざやかによみがえった音でふたたび出会える喜びは一入です。す
べてがスプラフォン初CD化。

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08-01 No.21

2008年01月29日 17時42分55秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CZS-5176082 5枚組 \3000
クリスタ・ルードヴィヒの芸術(限定盤)
CD1
ブラームス:
サッフォー風頌歌Op.94-4; 愛のまことOp.3-1; 鍛冶屋Op.19-4;
5月の夜Op.43-2/以上ムーア(ピアノ)(57年録音)
おまえの青い瞳よOp.59-8; 永遠の愛についてOp.43-1; おとめは語るOp.107-3;
おお、帰り道さえわかればOp.63-8; 調べのように私を通り抜けるOp.105-1;
おとめの歌Op.107-5; 甲斐なきセレナードOp.84-4; 死は冷たい夜Op.96-1;
湖上でOp.59-2; 野の寂しさOp.86-2; 静かな夜に(ドイツ民謡集第42番)
お姉さん、私たちはいつ家に帰るの(ドイツ民謡集第15番); 私の眠りはますま
す浅くなりOp.105-2; セレナードOp.106-1/以上パーソンズ(ピアノ)(69年録音)
秘めたるあこがれOp.91-1; 聖なる子守唄Op.91-2/パーソンズ、
ダウンズ(ピアノ)(65年、66年録音)
アルト・ラプソディOp.53/
フィルハーモニアO&Cho.クレンペラー指揮(62年録音)
CD2
マーラー:
「若き日の歌」より 私は緑の森を楽しく歩いた; ハンスとグレーテ;
春の朝; 「子供の魔法の角笛」より 美しいトランペットが鳴り響く所;
番兵の夜の歌; 「若き日の歌」より いたずらな子をしつけるために; 「5つ
のリュッケルトの歌」より 私は快い香りを吸い込んだ; 美しさをあなたが愛
するなら; 真夜中に; 「子供の魔法の角笛」より この世の生活; だれがこの
歌を作ったのだろう; 高い知性への賛美/以上ムーア(ピアノ)(57年録音)
「5つのリュッケルトの歌」より 私はこの世に捨てられて; 「子供の魔法の
角笛」より 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス; ラインの伝説/
以上ムーア(ピアノ)(57年録音)
シューマン:「女の愛と生涯」Op.42(全8曲)/ムーア(ピアノ)(59年録音)
レーガー:一通の手紙を書こうOp.76-8; 森の孤独Op.76-3/ムーア(ピアノ)
(65年録音)
CD3
シューベルト:
全能の神D.852; 漁夫の歌D.881/ムーア(ピアノ)(57年録音)
音楽に寄すD.547; ミューズの息子D.764; ガニュメートD.544;
水の上で歌うD.774; エレンの歌 その3(アヴェ・マリア)D.839; ますD.550;
糸を紡ぐグレートヒェンD.118; 春のおもいD.686; 死とおとめD.531; 笑いと
涙D.777; 万霊節の日のための連?D.343; 魔王D.328/以上パーソンズ(ピアノ)
(61年録音)
岩上の羊飼/パーソンズ(65年録音)
ヴォルフ:メーリケ詩集より ヴァイラの歌; 旅路;
R.シュトラウス:
夜Op.10-3;万霊節Op.10-8/以上ムーア(57年録音)
悪天候Op.69-5/ムーア(ピアノ)(65年録音)
CD4
ラヴェル:
3つのマダガスカル先住民の歌/ホイッタカー(フルート)、フレミング(チェロ)
パーソンズ(ピアノ)
サン=サーンス:見えない笛/ホイッタカー(フルート)、パーソンズ(ピアノ)
ラフマニノフ:美しい人よ、私のために歌わないで 他1曲
パーソンズ(ピアノ)(以上65年、66年録音)
ロッシーニ:ヴェネツィアの競艇(3曲)/ムーア(ピアノ)(65年録音)
ワーグナー/モットル編:ヴェーゼンドンクの歌(全5曲)/フィルハーモニアO.
クレンペラー指揮(62年録音)
ヘンデル:「ユリウス・カエサル」第1幕より'Es blaut die Nacht'/
ベルリン交響楽団
シュタイン指揮(62年録音)
バッハ:ヨハネ受難曲BWV245第58曲「すべては成就した」/ベルリン交響楽団、
フォルスター指揮(61年録音)
バッハ:マタイ受難曲BWV243より「神よ、あわれみたまえ」/
フィルハーモニアO.クレンペラー指揮(61年録音)
CD5
ヴェルディ:レクイエムより'Liber scriptus/
フィルハーモニアO&Cho.ジュリーニ指揮 (63年、64年録音)
マーラー:
「大地の歌」より「秋に寂しき者」; 「美について」/フィルハーモニアO.&
ニュー・フィルハーモニアO.クレンペラー指揮(64年、66年録音)
ベッリーニ:
「ノルマ」第1幕より'Sgombra e la sacrfa selva'/ミラノ・スカラ座O.
セラフィン指揮(60年録音)
ビゼー:「カルメン」第1幕より「恋は野の鳥(ハバネラ)」(ドイツ語歌唱)
/ベルリン交響O.シュタイン指揮(61年録音)
ワーグナー:
「トリスタンとイゾルデ」より「優しくかすかな彼のほほえみ(イゾルデの
愛の死)」/フィルハーモニアO.クレンペラー指揮(62年録音)
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」第2幕より「何というふしだらな」/ニュー・フィル
ハーモニアO.クレンペラー指揮(66年録音)
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」第2幕より「恋はくせもの」/
フィルハーモニアO.ベーム指揮(62年録音)
シュトラウス:「ばらの騎士」第3幕より終結部/
シュティッヒ=ランダル(ソプラノ)、
シュワルツコップ(ソプラノ)、ヴェヒター(バス)、
フィルハーモニアO.カラヤン指揮
(56年録音)
以上 クリスタ・ルードヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
生誕80年記念!偉大なドイツのメゾ・ソプラノの絶頂期のアンソロジー。
3月16日で80歳をむかえるクリスタ・ルードヴィヒの50年代-60年代の名唱をま
とめたボックス。バッハ、モーツァルト、からシュトラウスまでのドイツ歌曲、
さらにフランス、ロシア、イタリア歌曲、そしてオペラと幅広いレパートリー
から選ばれた5CD、20Pブックレット、クラッシュメル・ケース入り





<Linn>
CKD 308(SACD-Hybrid) 2枚組(1枚価格) \2850
W・A・モーツァルト:後期交響曲集 ――
交響曲第38番ニ長調K.504《プラハ》/交響曲第39番変ホ長調K.543/
交響曲第40番ト短調K.550/交響曲第41番ハ長調K.551《ジュピター》
チャールズ・マッケラス(指揮)、スコットランド室内管弦楽団
マッケラスはこれまでのキャリアの中で、プラハ室内管との交響曲全集、ブレ
ンデルとのピアノ協奏曲集、ロバート・レヴィン版を使用した「レクイエム」
(CKD 211)など名盤中の名盤と呼ぶに相応しいモーツァルトの録音を生み出し
ているだけに、巨匠が新たに録音を決意した今回の新録音に対する期待度は絶
大である。
ちなみにマッケラスはプラハ室内管との交響曲全集とは別に1970年代-80年代
にかけて交響曲第38番-第41番の4曲を1度ずつ録音しており、このスコットラ
ンド室内管との新録音はマッケラス自身にとって3回目の録音となる。
このモーツァルトのレコーディングに臨むにあたって、超優秀録音で名高いリ
ン・レコーズ(Linn)がエグゼクティヴ・エンジニアであるフィリップ・ホッブ
スを中心とした万全の体制を敷いており、録音面の充実も間違いない。
時代考証を徹底的に行い、演奏に臨むことで知られるマッケラス。円熟の境地
に達した巨匠が出したモーツァルトに対する結論がここにある。
録音:2007年8月3日-9日、シティ・ホール(グラスゴー)/
プロデュサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:フィリップ・ホッブス





<若林工房レーベル(日本)>
WAKA-4122/23 2枚組 \2980
チャイコフスキー: 四季 Op.37bis
プロコフィエフ: 3つの小品 Op.59
ムソルグスキー: 展覧会の絵
プロコフィエフ:散歩Op.65-2&夕べOp.65-11 (アンコール曲)
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
録音:2006年2月13日、東京オペラシティ コンサートホール(ライヴ録音)
STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房
神童ピアニストとしてセンセーショナルにデビュー。以来、順調にその才能を
開花させ、ヨーロッパ、アメリカで大活躍を続けているコンスタンチン・リフ
シッツの新譜は、2006年2月の東京でのリサイタルの模様を収録したライヴ録
音です。日本の羽織を着用して演奏するという型破りなスタイルが話題を呼び
ましたが、その演奏もユニークそのもの。ピアニスティックなアプローチを通
じて作品に新たな光をあてたチャイコフスキーの《四季》、鋭敏なセンスの光
るプロコフィエフ、そして前代未聞の強烈な表現で聴衆の度肝を抜いたムソル
グスキーの《展覧会の絵》。朝日新聞の演奏会評で「羽織に宿った序破急美学」
(片山杜秀氏)と絶賛されるなど、リフシッツの天才的個性が最高度に発揮され
たコンサート、必聴のライヴ録音です。
コンスタンチン・リフシッツ
1976年、ウクライナ生まれ。5歳よりモスクワのグネーシン特別音楽学校で名
教授タチアーナ・ゼリクマンに師事。13歳でモスクワ・デビュー、ロシア文化
財団の「ニュー・ネームズ」の一員に選ばれ、国内外での演奏活動を開始。イ
タリア、ドイツなどでセンセーショナルな成功を収める。その後ロンドン(王
立音楽院)やイタリアでも研鑽を積み、世界各地でリサイタルやオーケストラと
の共演で活躍。2006年にはザルツブルク音楽祭へデビューも果たした。これ
でにクレーメル、ヴェンゲーロフ、ハレル、マイスキー、ターリヒ四重奏団な
どと室内楽を共演。共演した指揮者は、スピヴァコフ、テミルカーノフ、ハイ
ティンク、マリナー、ノリントン、インバル、ロストロポーヴィチなど。13歳
時に録音したCDが1995年のドイツ・エコー・クラシック最優秀新人賞を獲得。
94年録音の「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲」(DENON)は1996年度の米グラ
ミー賞にノミネートされるなど録音面でも高い評価を受けている。

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08-01 No.20

2008年01月26日 13時47分36秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年2月新譜 5点発売★
発売予定:2008年2月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂いておりまし
たが、本年より一部のご協力をいただけるお店での販売を開始いたします
ので、よろしくお願いいたします。

●1月現在での取り扱い店
富士レコード社 古書センター店
〒101-0051
千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546/FAX.03-3264-8256

============

78CDR-1112
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
独 POLYDOR 67946/50
(1942年録音)
ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)はドイツのピアニスト。機械式録音時代か
らステレオ録音の時代まで多くの録音を残した。パウル・ファン・ケンペン
(1893-1955)はオランダの指揮者。1932年から1942年までドレスデン・フィル
ハーモニーの首席指揮者を務めた。ケンプとファン・ケンペン指揮ベルリン・
フィルのベートーヴェン: ピアノ協奏曲全5曲はLP初期の1953年の録音が有名
だが、これは1942年第2次世界大戦下のドレスデン録音。ケンプ47歳の壮年期
の演奏が聴ける。物資窮乏の時代のためプレス枚数が極めて少なく、希少盤で
ある。

78CDR-1113
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ジョコンダ・デヴィート(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
蘭 HIS MASTER'S VOICE DB9570/2
(1949年5月3-4日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ジョコンダ・デヴィート(1907-94)はイタリアの女流ヴァイオリニスト。戦後
の1947年にエディンバラ音楽祭に初登場、同時にEMIの専属アーティストにな
った。この録音はSP時代の末期のもの。指揮者のサー・トーマス・ビーチャ
ム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者。1932年ロンドン・フィルハー
モニー管弦楽団を組織し、1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を
作った。ビーチャムの指揮するモーツァルトはSP時代最も権威のあるものとし
て欧米では受け入れられた。デヴィートはこのシリーズでJ.S.バッハ:無伴奏
ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004(78CDR-1019)とJ.S.バッハ:ヴァイ
オリン協奏曲第2番 BWV1042(78CDR-1052)が出ている。

78CDR-1114
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB1913/5
(1949年6月10日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-87)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニ
スト。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に学び、10歳
の春にデビューした。1917年16歳の時に革命を逃れ一家はアメリカに移住し、
少年ハイフェッツは一流演奏家として待遇された。その後青年期、壮年期から
引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者として崇められた。この録音はSP最
後期の録音。ハイフェッツ初のメンデルスゾーンであった。指揮者のサー・ト
ーマス・ビーチャム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者で1932年ロン
ドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織し、1947年にはロイヤル・フィルハー
モニー管弦楽団を作った。ハイフェッツはチャイコフキー:ヴァイオリン協奏
曲(78CDR-1086)が出ている。

78CDR-1115
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調作品36
(第1楽章 強音で音ワレあり)
カール・シューリヒト指揮
スイス・ロマンド管弦楽団
英 DECCA AK1610/3
(1947年2月14日ジュネーヴ放送局スタジオ録音)
カール・シューリヒト(1880-1967)はドイツの指揮者。SP時代からベートーヴェ
ンやブルックナーの録音を独ポリドールに残していた。これはシューリヒトが
スイス・ロマンドを指揮した珍しいもので、わが国ではほとんど知られていな
っかった。LP時代にパリ音楽院やウィーン・フィルを指揮していたこの大指揮
者の第2次世界大戦直後のスイス録音は、颯爽とと直進する若々しさが横溢し
ている。英デッカのFFRR録音。

78CDR-1116
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30-2
ヴォルフガング・シュナイダーハン (ヴァイオリン)
フリートリッヒ・ヴューラー (ピアノ)
英 COLUMBIA LX8673/6
(1947年12月1&6日ウィーン録音)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(1915-2002)はウィーン生まれ。幼少期に
神童と注目されヴォルフィの名でオーストリア・コロンビアに小品の録音もあ
った。17歳でウィーン交響楽団の第1ヴァイオリン奏者になり、その後ウィー
ン・フィルハーモニーに入り、1937年から1950年までコンサート・マスターの
地位にあった。その時期にシュナイダーハン弦楽四重奏団のリーダーやエト
ヴィン・フィッシャー・トリオのメンバーとしても活躍した。このSP録音は
シュナイダーハンがドイツ・グラモフォン専属になる前のもの。ピアノのフリ
ートリッヒ・ヴューラー(1900-75)はウィーン音楽アカデミーに学び、母校の
教授もつとめた。LPの初期に米VOXに録音を残していた。

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08-01 No.19

2008年01月26日 13時46分35秒 | Weblog
<アンサンブル・モデルン自主制作レーベル(ドイツ)>
ドイツの現代音楽専門アンサンブル「アンサンブル・モデルン」の自主制作レ
ーベルを取り扱うことになりました。
アンサンブル・モデルンは1980年にユンゲ・ドイチェ・フィルの有志によりド
イツで結成され、20世紀の音楽を専門とする室内オーケストラの走りとして常
に注目を集めて来ました。これまでメジャー・レーベルでCDをリリースして来
ましたがついに自主レーベルを立ち上げ、自分たちが本当にやりたい音楽をや
りたいように発表できるようになりました。今後の活動にご期待下さい。

EMCD 001 \2080
アイヴズ:交響曲第4番
ジョン・アダムズ(指揮)
フランク・オッル(第2指揮)
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
録音:1999年8月29日ライヴ録音
合唱と2群のオーケストラによる大作をアイヴズの音楽をこよなく愛するジョ
ン・アダムズが指揮。アンサンブル・モデルンの通常編成を大幅増員しての演
奏。合唱はヘレヴェッヘのコレギウム・ヴォカーレ。

EMCD 002 \2080
ジョージ・ベンジャミン:
(1)サドン・タイム
(2)ヴィオラ・ヴィオラ
(3)3つのインヴェンション
ジョージ・ベンジャミン指揮
アンサンブル・モデルン
録音:2000年1月-2月ライヴ録音
メシアンの愛弟子ジョージ・ベンジャミンの自作自演盤。新印象主義とも形容
されるベンジャミンの主要作品が収められており、いずれも完成度の高い作品
ばかりである。

EMSACD 001(SACD-Hybrid) \2780
ヘルムート・ラッヘンマン:
(1)コンチェルティーニ
(2)コントラカデンツ
(1)ブラッド・ラブマン指揮
アンサンブル・モデルン
(2)マルクス・シュテンツ指揮
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
録音:(1)2006年8月、(2)2005年10月 61:04
特殊奏法や超絶技巧を多く求められるラッヘンマンの作品はアンサンブル・モ
デルンの力量を最大限に発揮できるレパートリーであろう。ラッヘンマンの代
表的なCDであるだけでなく、モデルンの数ある録音のなかでも代表的なものに
数えられるだろう。




<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
APAC-0710 \2100
「新堀ギター女性四重奏団名曲選集」
収録曲目:
雪山賛歌
故郷を離るる歌
村の娘
スワニー川
オー・シャンゼリゼ
夏の思い出
渚のアデリーヌ-星空のピアニスト
星のセレナーデ-夢の伝説
午後の旅立ち-夢の中のウエディング
レディ・ディー-ノクターン
この胸のときめきを
おまえのカーネーションをおくれよ

5つのディベルティメントよりロンド
ビギン・ザ・ビギン
新堀ギター女性四重奏団
世界でも類を見ないギターアンサンブルで有名な新堀サウンド。その中でも特
徴的な、女性のみによるアンサンブル。毎回のコンサートでも人気の演目にな
っています。ナイロン弦の自然な音色を究極にまで追求した音色は、心のやす
らぎを呼びます。
新堀ギター女性四重奏団は、1974年のロンドン・パーセルルームで鮮烈デビュ
ーを果たしたギターアンサンブル「ザ・ドリマーズ」の美しい音色を受け継ぎ、
アルトギター2本, プライムギター, バスギター, ギタロンという究極の編成
で、その美しい音色と見事なまでの芸術表現を可能にしています。




<EIGEN ART>
EIGEN ART 10140 \2380
(1)チャイコフスキー:弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」二短調 op.70
(2)メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20
カメラータ・フレーデン 1996年録音
Adrian Adlam, Gabrielle Shek, Carmine Lauri,
Takane Funatsu (ヴァイオリン)
Marjolein Dispa, Satu Vaananen (ヴィオラ)
Alastair Blayden, Michael Dispa (チェロ)
カメラータ・フレーデン(CAMERATA FREDEN)
ドイツのフレーデンで毎年開かれるインターナショナル音楽祭で結成された若
手を中心としたアンサンブルです。TACETグループならではの音の良さも加わ
り、躍動感あるすがすがしい演奏です。

EIGEN ART 10170 \2380
ホルスト:組曲「惑星」
ベルンハルト・ギュラー指揮 
南ドイツ青少年フィル 1997年録音
ベルンハルト・ギュラー(Bernhard Gueller)1950年生まれの指揮者。シュトゥ
ツトガルト放送交響楽団でチェリスト。後にチェリビダッケの代役として指揮
をし、その活動をスタートさせ、チェリビダッケの指導を受ける。度々日本に
も演奏活動に訪れ、札幌交響楽団、神奈川フィル等を指揮し好評をはくしてい
ます。現在ノヴァ・スコシア交響楽団(カナダ)、ケープタウン・フィル(南ア
フリカ)、ニュルンベルク交響楽団(ドイツ)の音楽監督。
少々遅めのテンポで進められる大きなスケールを持った演奏です。




<CARUS>
83.230 \2380
(1)シューベルト:弦楽合奏の為の序曲 ハ短調 D.8
(2)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 op.135(弦楽合奏版)
(3)ハルトマン:葬送協奏曲「反ファシズム」
フリーダー・ベルニウス指揮
ボーゼン弦楽アカデミー
2003年録音
CARUSレーベルではおなじみの指揮者ベルニウスによるアルバム。

83.427 \2380
世界初録音
ローゼンガルト:教会合唱作品集
アヴェ・マリア、マニフィカト、カンターテ・ドミノ 他、全15曲
ユルゲン・エッスル(オルガンと指揮)アルス・アンティクァ・オーストリア
オルフェウス・ヴォーカル・アンサンブル 2007年録音
Emilian Rosengart(1757-1810 ドイツ)
ローゼンガルトはドイツのキルヒハイムで生まれウルムで学び約90曲の作品を
残しました。
ジクスト・バッハマン(Sixtus Bachmann1754-1825)、イルデフォンス・ハース
(Ildefons Haas 1735-1791)と並び当時の南ドイツにおける著名な作曲家でし
たが、現在においては演奏される機会はほとんどありません。歴史・学術的に
も、とても重要なアルバムです。収録されている作品は、どれも明るく、ドラ
マテックで古典オペラのアリアや幕中の合唱のような作風です。

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08-01 No.18

2008年01月25日 14時13分11秒 | Weblog
<EUROARTS>
20 72408(DVD-Video) \2900
字幕:独・英・仏・西
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
アンナ・トモワ=シントウ(S)
アグネス・バルツァ(A)
ルネ・コロ(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs)
ベルリン・ドイツ歌劇場合唱団(合唱指揮:ヴァルター・ハーゲン=グロール)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:1977年12月31日ベルリン、フィルハーモニーにおけるライヴ
(監督:ハンフリー・バートン / 映像制作:ユニテル・クラシカ)
カラヤン生誕100年記念に合せて、1977年ニューイヤー・イヴの「第九」ライヴ
映像がカタログに復活します。じつに4度にも及ぶ全集録音をおこなっているベ
ートーヴェンの交響曲はレパートリーの重要な柱のひとつでしたが、さすがは
メディアの寵児カラヤン。ベルリン・フィルとの「第九」映像作品では、この
ほかにも60年代の第1回目、80年代の第3回目と、そのときどきに並行して行わ
れた全集録音とほぼ同時期に、それぞれ1968年1、2月そして1986年9月と2種が
残されています。
ベルリン・フィルとの2度目、70年代のスタジオ全集録音と時期が重なるこのジ
ルヴェスターの第九ライヴは、ソリストもテノールのコロをのぞいてほぼ同じ
(全集ではシュライヤー)。磨き抜かれた弦の美音などカラヤン色が徹底され、
もっとも完成された内容として知られるものです。
久しく入手難であったため、アニヴァーサリーのタイミングでのリリースは広
く喜ばれるところでしょう。




<Profil>
PH 07047 \2180
マーラー:交響曲第4番ト長調
[ボーナストラック]
シノーポリの肉声によるマーラー第4交響曲についてのコメンタリー
ユリアーネ・バンゼ(S)
ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1999年ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
あまりに官能的で陶酔的な美をきわめた97年ライヴの第9番(PH.07004)が大反響
を呼んだシノーポリ&ドレスデンによるマーラー。なんと、これからさらに2年
後の第4番ライヴというとんでもない代物がまたしてもProfilより登場します。
ここでもやはり9番のときと同じく、フィルハーモニア管盤(91年)と比較して両
端楽章でそれぞれ2分ほど演奏時間が長くなっているのが目立った特徴。なかで
もフィナーレはじっさいの時間以上に、出だしから極端に遅く感じられます。
ここでソリストに起用されたのはマーラー歌いとしてすでにキャリアも豊富な
バンゼ。ブーレーズ盤とはガラリと変わって、停止するかのように息の長いフ
レージングをシノーポリの意図を汲んで完璧に歌い尽くしています。そうかと
思えばシノーポリは第1楽章の主題が回帰するところでは一転、急加速。交替し
てソプラノの甘美なメロディが登場するとまたもやグッとテンポを落としてき
ます。このあたり、極端なテンポ・ルバートを基調としたシノーポリ美学の真
髄といえるでしょう。
「音楽というものはいつだって人間がどういう状態であるかを表しています。
音楽は人間的ななにかをつたえ、作曲家が自分を取り巻く世界にどのようにか
かわっているかの証しです。そして、わたしが届けようとしているのは、その
ようなメッセージです。つまり、聴衆に変化のプロセスを誘発するような、思
考するための音楽的なかてです。自分のために良い演奏をすることが正しいす
べてではありません。-イントネーション、アンサンブルの演奏、アーティキュ
レーション-音楽がなにかをわたしに語りかけるとき、わたしは考えなくてはな
らない。そして、わたしはそのためにあらゆるすべてを惜しみません、たとえ
身体的にわたしに犠牲を払わせるとしても…。」
ージュゼッペ・シノーポリ
この言葉のとおりに「アイーダ」の本公演中に心臓発作で倒れ、まさに音楽に
殉じたシノーポリの美学が凝縮されたマーラー演奏にかけがえのない一枚がま
たひとつ加わりました。




<TDK>
TDKAD 025 \2450
モーツァルト:交響曲第34番ハ長調K. 338
ボッケリーニ:チェロ協奏曲ニ長調G. 483
ハイドン:交響曲第82番ハ長調 Hob.I-82「熊」
鈴木秀美(指&Vc)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2007年10月18日
東京・浜離宮朝日ホールでのライヴ収録
音声収録編集:櫻井卓 ライナーノーツ:鈴木秀美
OLC第19回演奏会より収録。ハイドンの「パリ交響曲集」はハイドンの名声が
徐々にヨーロッパ中に知られるつつあった1785-1786年にかけて作曲された6つ
の作品群。今回演奏された第82番は「パリ交響曲集」の最後の作品で最も大き
い編成。「熊」と題されたこの作品は、第4楽章の主題が熊の鳴き声を思わせる
愉快で躍動的な曲です。またモーツァルトのザルツブルク時代最後の交響曲第
34番も激しさと優雅さをあわせもつ貫禄の演奏。この日の目玉の作品は、日本
ではあまり演奏される機会のないボッケリーニのチェロ協奏曲。もちろん鈴木
秀美の弾き振りで、この作品はオケのチェロも重要な役割を果たし、今回は名
手ライナー・ツィパーリング。抜群の演奏で聴かせてくれています。





<DOREMI>
DHR 7900 \1980
「レオニード・コーガン第1集 / 協奏曲ライヴ集」
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調KV.216
レオニード・コーガン(Vn)
(1) ピエール・モントゥー(指)ボストン交響楽団
(2) ディミトリ・ミトロプーロス(指)ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:(1)1958年1月11日(ライヴ)(2)1958年2月2日(ライヴ)
オイストラフと比肩されるロシア屈指の名手コーガン。おそらくすべて初出、
なんとも豪華な巨匠たちとの顔合わせがうれしい一枚がDOREMIより登場。モン
トゥーとのブラームスは名高いコンドラシン&モスクワ・フィル盤(59年・EMI)
の前年にあたり、アメリカ・デビューの貴重なドキュメント。いっぽうアッカ
ーマン(56年頃)、シルヴェストリ(59年)とのスタジオ盤で知られるモーツァル
トも、この年にニューヨーク・フィルを辞するミトロプーロスとの貴重な共演。
ともにテクニックの切れ味、揺るぎない表現が恐るべき凄みを利かせています。

DHR 7931/2 2枚組 \3960
(1)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
(2)同:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
(3)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
(4)同:チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
(5)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
(6)グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
スヴャストラフ・リヒテル(P)
録音:(1)(3)(4)(5)1950年3月1日モスクワ(ライヴ)
(2)(6)1964年6月20日オールドバラ(ライヴ)
ロシアが生んだ巨星ふたり、強靭で無敵のデュオによる絶頂期のライヴ集です。
このうちベートーヴェン2曲と、1950年モスクワでのブラームスがおそらく初
出。50年代のナンバーはとにかく演奏の力が尋常ではありません。いくぶんマ
ニア向けの内容ですが、ぜひとも押さえておきたいセットといえるでしょう。




<MIRARE>
MIR 044 2枚組 \4180
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻(全曲)
シャオ・メイ・シュ(P)
波乱に満ちた半生と強靭なピアニズムで聴くものの心を掴むピアニスト、シャ
オ・メイ・シュによる平均律クラヴィーア曲集第2巻。ゴルトベルク変奏曲
(MIR 048)では圧倒的な音楽性を聴かせてくれました。彼女とこの作品との最
初の出会いは10歳で入学した音楽学校。担当教授にプレリュードとフーガを何
度もレッスンされたと語っています。しかし1964年の文化大革命が起こると西
欧の音楽を演奏することは禁じられ、彼女がバッハの音楽を再会するのはモン
ゴルの労働キャンプでの最後の年。北京からピアノを運び中国の伝統音楽と見
せかけバッハを演奏したということ。また彼女はモンゴルで過ごした5年間のう
ち、隠れて楽譜をコピーし写譜をしたりイメージしたりと過酷な状況のもとで
こっそりと練習を続けていました。自由な感性を持ちつつも、しっかりと研究
され考え抜かれた演奏は確信と自信に満ちており、抜群の説得力で聴かせます。





<Ysaye Records>
NS 03 \1980
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 作品27(全曲)
ファニー・クラマジラン(Vn)
録音:2006年12月2-8日、2007年1月9-15日
ファニー・クラマジランは1984年4月12日パリ生まれ。幼少の頃からメキメキと
才能を現し、ジャン・ジャック・カントロフとパヴェル・ヴェルニコフらに師
事。2005年クライスラー国際コンクール優勝、第2回モンテカルロ・ヴァイオ
リン・マスターズ優勝、2003年イフラ・ニーマン国際コンサクール第3位と輝か
しい受賞歴を持つ今後注目のヴァイオリニスト。イザイ弦楽四重奏団のミゲル
・ダ・シルヴァも彼女の才能を高く買っており、強い個性と卓越した技巧が求
められるイザイの無伴奏の録音にあたり彼女を選んだということです。




<STRADIVARIUS>
STR 33753 \2180
アルフレート・シュニトケ(1934-1998):ピアノ作品全集 Vol.1
前奏曲とフーガ(1963)/ソナタ第1番(1987)/小品集(1971)
格言集(1990)/四手連弾のためのソナティナ(1994)(*)
ジャンパオロ・ヌーティ(ピアノ)
ダニエラ・デ・サンティス(ピアノ(*))

STR 33764 \2180
デュオ・イン・ロンド フランチェスコ・デステの宮廷の舞曲集
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692):
ベルガマスカ(ヴァイオリン、ヴィオローネ、テオルボと打楽器のための)
ジュゼッペ・コロンビ(1635-1694):ブランド第25番
ピエトロ・ソロシーナ(1645頃-1732):
ヴァイオリンとヴィオローネのためのソナタ第4番
ジュゼッペ・コロンビ:ヴァイオリンとヴィオローネのための室内ソナタ
マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):
コッレンテ第3番とアリア第4番(Op.4 から)
ジュゼッペ・コロンビ:ルッジェーロ(ヴァイオリンとヴィオローネのための)
トマーゾ・アントニオ・ヴィターリ(1663-1745):
カナリオ(メヌエット)/パッソ・エ・メッツォ/ソナタ第11番
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:
「音楽技法」Op.13 から パッサカリア
ジュゼッペ・コロンビ:ブランド第8番
ピエトロ・ソロシーナ:ソナタ第3番
トマーゾ・アントニオ・ヴィターリ:
ヴァイオリン、ヴィオローネ、テオルボと打楽器のためのソナタ Op.1 No.12
アンティキ・ストルメンティ
ラウラ・トッフェッティ(ヴァイオリン)
トビアス・ボンズ(チェロ)
ガブリエーレ・パロンバ(テオルボ)
ガブリエーラ・ミラクレ(打楽器)
収録曲目情報に不明な点がございますが、ご了承下さい。

STR 33778 \2180
イタリア協奏曲の精華
ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲集
変ロ長調 RV382/ハ短調 RV198/ハ長調 RV184
ホ短調 RV276/ホ短調 RV134/ニ長調 RV224a
ニ短調 RV247/変ロ長調 RV364a
ジョルジョ・サッソ(ヴァイオリン、指揮)
インシエメ・ストルメンターレ・ディ・ローマ

STR 33788 \2180
ジョヴァンニ・ヴェラーンド(1965-):管弦楽作品集
Triptych(2006)/Sottile(1997)
Agile(2004)/Polyptich(2007)
ピエール=アンドレ・ヴァラド(指揮)
RAI国立交響楽団

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08-01 No.17

2008年01月24日 19時02分03秒 | Weblog
<Chandos>
CHSA 5060(SACD-Hybrid) \2850
R・ワーグナー(ヘンク・デ・ヴリーガー編曲):
楽劇《ニーベルングの指輪》-オーケストラル・アドベンチャー
R・ワーグナー:ジークフリート牧歌
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
オランダ放送フィルの打楽器奏者であり、作曲家、アレンジャーでもあるヘン
ク・デ・ヴリーガーが1991年にアレンジを行い、同オーケストラの当時の音楽
監督(現在は桂冠指揮者)デ・ワールトの主要レパートリーとして重宝されたオ
ーケストラのみで繰り広げられる「ニーベルングの指輪-オーケストラル・ア
ドベンチャー」。
14曲で構成されるこの管弦楽版の「指輪」は4つの楽劇の魅力を凝縮した約60
分の作品であり、「ワルキューレの騎行」に代表される重要場面や多くのライ
トモチーフを含むなど、壮大なワーグナーの「指輪」の世界を存分に味わうこ
との出来るまさにオーケストラによるアドベンチャー(冒険)なのである。
また独立した作品ながら「指輪」との共通点を持つ「ジークフリート牧歌」を
加えることによって、ヤルヴィはこのワーグナーの完成度、充実度をさらなる
高みへと導いている。
シャンドスの歴史を築きいてきた名コンビによるワーグナーの世界。今、感動
の幕が上がる!2007年8月5日-7日の録音。

CHAN 10458 \2180
モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ
ジョン・マーシュ(1752-1828):
交響曲第2番変ロ長調/同第6番ニ長調/同第7番変ホ長調/同第8番ト長調/
会話の交響曲変ホ長調
マティアス・バーメルト(指揮)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
モーツァルト自身ではなく、モーツァルトと同じ世代に活躍した才能溢れる作
曲家たちの作品を紹介するというシャンドスならではの独特のアプローチが人
気を呼んでいる「モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」。
前作のリヒター(CHAN 10386)に続くシリーズ21作目となる最新作はイギリスの
作曲家ジョン・マーシュ。
18世紀中期から19世紀初頭にかけて活躍したイギリスの作曲家ジョン・マー
シュは、39曲の交響曲を含む350曲以上の作曲を行うなど当時のイギリスにお
ける最も多作な作曲家としても歴史にその名を刻んでいる。
後期バロック様式から古典様式への移り変わりの時代を生きたマーシュだった
が、両方の様式の特徴を自らの作品に取り入れるなど、様式に対する柔軟な姿
勢によって数多くの優れた作品を生み出している。
ちなみにマーシュは、音楽家としてだけでなく法律の勉強を積み、天文学、鐘
学、兵法にも精通するなど多彩な分野でその才能を発揮させた人物でもある。

CHAN 10452 \2180
シリル・スコット(1879-1970):管弦楽作品集Vol.4 ――
チェロ協奏曲/交響曲第1番ト長調
ポール・ワトキンス(チェロ)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、BBCフィルハーモニック
イギリス印象派の大作曲家「シリル・スコット」の存在とその作品を再び世界
中に広げるという大きな役割を果たしてきたシリーズもこの第4集で完結。
今回の第4集ではシリーズの完結に相応しく、1899年に若かかりし頃のシリル
・スコットが書き上げたモダンでラプソディックな野心作「交響曲第1番」、
キャリアの中期に作曲されドビュッシーからの影響をうかがわせる「チェロ
協奏曲」といった世界初録音となる大曲2作品を収録している。
レニングラードでは名教師イリヤ・ムーシンの下で学び、1988年リーズ国際
指揮者コンクールを制覇したマーティン・ブラビンズは、ヒコックスやハン
ドリーと並び立つイギリス音楽のスペシャリスト。
シャンドス、ハイペリオンではイギリス音楽だけでなく幅広い作品でタクト
を振るっており、柔軟な対応力と驚異的なレパートリーの広さを証明してい
る。またチェリストには指揮者としての活動も始めたイギリスの名手ワトキ
ンスが登場。
現在のイギリスを引っ張る2人のアーティストが、イギリス印象派を代表する
スコットのシリーズを締め括る。

CHAN 0749 \2180
モンテヴェルディ・シリーズ Vol.2-炎と灰 ――
C・モンテヴェルディ:
情け知らずの女たちのバッロ/おお金色の髪/あなたへの口づけ/心は燃え、
心を焦がし/恋する者はみな戦士/苦しみが甘美なものならば/火のまわり
を無邪気な蝶々が飛びまわるように/バットよ、ここが岸辺だ/私があなた
に与えられるのもを/こうして死ねるものなら/安心しておくれ/灰になっ
た亡骸
ロバート・ホリングワース(指揮)、イ・ファジョリーニ
シャンドスのアーリー・ミュージック・シリーズ「シャコンヌ(Chaconne)」
に加わった「モンテヴェルディ・シリーズ」の第2弾!
イタリアの巨星モンテヴェルディの世俗歌曲を中心に録音を進めるこのシリ
ーズは、第1集(CHAN 0730)がグラモフォン誌、ガーディアン誌、アメリカン
・レコード・ガイド誌などの各メディアから絶賛を浴びるなど絶好のスター
トを切っている。
イタリア・マドリガルの伝承者としての地位を確立したイ・ファジョリーニ
は、1986年にディレクターのホリングワースを中心としてオックスフォード
大学の学生たちによって結成されたヴォーカル・アンサンブル。
イ・ファジョリーニは、映像による画期的なヴェッキのマドリガル・コメディ
《パルナッソス山をめぐって》(CHDVD 5029)のリリースを実現させるなど、
シャンドスの古楽シーンに新たな風を吹き込んでいる。

CHAN 10453 \2180
ジプシー・ストリングス ――
伝承曲(サマーヘイズ編):
Put out your cigarettes and dance、ブルガリアの悲歌、アマツバメ、
ベサラビャンカ、ポルカ
A・サマーヘイズ:
蛍、キャラヴァン、Five Naked Ladybirds、バーキングへの最後の列車、
コパニッツァ、スローワー・ワン、ホット・ドイナ
G・ディニーク(サマーヘイズ編):ひばり
アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)、
エミール・チャカロフ(ヴァイオリン)、
ロンドン・コンチェルタンテ
2006年にウィグモア・ホールで結成15周年記念コンサートを開催したイギリス
のアンサンブル、ロンドン・コンチェルタンテのシャンドス・デビュー盤。
ジャンルの枠にとらわれない活動を展開中のロンドン・コンチェルタンテに
ソリストとして加わるのは、イギリスのトップ・ヴァイオリニストの1人に数
えられるアダム・サマーヘイズ、ジプシー音楽の盛んな東欧のブルガリアに
生まれたエミール・チャカロフの2人。
トラディショナルなジプシー音楽のアレンジとサマーヘイズのオリジナル作品
が民族色豊かに疾走する!


●Chandos Classics
CHAN 10454X \1780
C・ニールセン:管楽器のための室内楽作品集 ――
木管五重奏曲Op.43/かいなきセレナード/2つの幻想的小品Op.2/厳粛な歌/
劇音楽《母》Op.14からの付随音楽
アテナ・アンサンブル
レイキャヴィク木管五重奏団と並ぶシャンドスにおける木管アンサンブルの代
表的存在であるアテナ・アンサンブルのニールセンが24bit/96kHzデジタル・
リマスターを施され復活!CHAN 8680からの移行再発売。1979年の録音。




<APR>
APR 5586 \1880
セルジオ・フィオレンティーノ初期録音集Vol.6 ――
R・シューマン:
謝肉祭Op.9/子供の情景Op.15/アラベスクOp.18/交響的練習曲Op.13
セルジオ・フィオレンティーノ(ピアノ)
1927年にナポリで生まれ1998年に同じくナポリでこの世を去ったイタリアの
知られざる名ピアニスト、セルジオ・フィオレンティーノ。
1990年代に収録された晩年の録音とは別として、フィオレンティーノの若か
りし時代の演奏を復刻リリースしている初期録音集第6弾はシューマン。
1965年8月の録音。




<Antes Edition>
SCH 3112 11枚組 \16000
A・ブルックナー:交響曲集 ―― 交響曲第0番-第9番/テ・デウム
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)、
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
1997年から2007年まで音楽監督を務めたカッセル州立歌劇場でのワーグナー
が大きな話題を集めたオーストリアのマエストロ、パーテルノストロ。
カッセル州立歌劇場に就任する前から音楽監督として1991年から2001年まで
コンビを組んでいたヴュルテンベルク・フィルとのブルックナーがセットで
登場!1991年-2006年の録音。

BM-CD 31.9230 \2300
クロード・エンゲル(1948-):ギターのための作品集 ――
3つのワルツ/鳥と日暮れ/マルメラドの歌/フエゴ/Le musee des vieilles
mecaniques/変奏曲
ビルギット・シュワブ(ギター)
70年代にはフランスのプログレッシヴ・ロックバンド「マグマ」にもメンバー
として参加していたパリ出身のギタリスト、クロード・エンゲルのクラシック
・ギター作品集。
アストル・ピアソラやハービー・ハンコックなど欧米の大物ミュージシャンと
の共演など、自身の演奏活動の経験を生かして作曲された作品の数々はギター
愛好家要注目!ドイツの女流ギタリスト、ビルギット・シュワブのクールな
演奏が作品の雰囲気を余すことなく届けてくれる。

BM-CD 31.9245 \2300
バリトン・サクソフォンのための室内楽作品集 ――
F・トレイバー:デュオ
A・ヴィヴァルディ:ソナタ第1番変ロ長調
O・マチャ:ソナタ
J・ライアン=ガーバー:アナザー・ツイスト
E・プラパッヒャー:四重奏曲
J・D・ゼレンカ:アダージョとアレグロ
リンダ・バンクス(バリトン・サクソフォン)、
アンネミ・エグリ(ピアノ)、テオ・ブライデンバッハ(ヴァイオリン)、
シャルロット・ブライデンバッハ(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
アレフ・アクコス(チェロ)
サクソフォン四重奏や吹奏楽で低音セクションを支える重要な役割を担ってい
るバリトン・サクソフォンを主役とした珍しい作品集。この作品集には、ヴィ
ヴァルディやゼレンカといったバロック音楽のアレンジから、バリトン・サク
ソフォンのために書かれたオリジナル作品などバラエティ豊かな6作品が収録
されている。
1990年に南ドイツ・サクソフォン室内オーケストラを結成するなど、サクソ
フォン界の活性化に力を注ぐリンダ・バンクスの低音楽器ならではの存在感
はさすが。

BM-CD 31.9232 \2300
P・I・チャイコフスキー:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、瞑想曲ニ短調Op.42-1
H・W・エルンスト:
魔王Op.26-シューベルトの主題によるグランド・カプリース
マリア・ソロツォボワ(ヴァイオリン)、
ディートリヒ・シェラー=マンノ(指揮)、
アルカデミア・シンフォニカ
モスクワ生まれの女流ヴァイオリン奏者ソロツォボワは、グネーシン音楽院
で学んだのちチューリッヒ音楽大学で名匠ザハール・ブロンに師事。
ティボール・ヴァルガ国際コンクールなど多くのコンクールで入賞を果たすな
ど、今後の飛躍が期待される若きヴァイオリニストである。ちなみにソロツォ
ボワの使用楽器は、ニコロ・ガリアーノ1750年頃製のヴァイオリン。




<Thorofon>
CTH 2540 \2300
G・F・ヘンデル:リコーダーとチェンバロのための6つのソナタ ――
ソナタ ヘ長調/同ト短調/同変ロ長調/同ニ短調/同イ短調/同ハ長調
イル・ヴェロ・モード
ルネサンス、バロック音楽の発掘と演奏を目的として結成されたリコーダーの
スヴェン・シュワンベルガー、チェンバロのトーマス・ライニンガーによる
デュオ「イル・ヴェロ・モード」。
リコーダー、チェンバロの両パートに高度な技巧が求められるヘンデルの6つ
のソナタ。音楽の流れを大切にした無理を感じさせない演奏は、イル・ヴェ
ロ・モードの高い技術と音楽性を物語っている。
聴いているといつの間にかイル・ヴェロ・モードの世界に引き込まれる、そ
んな魅力を持ったヘンデル・アルバムの登場である。




<Christophorus>
CHR 77287 \2300
聖ヨハネ・クリソストモスの典礼-ロシア正教会における中世の歌曲
ゲオルギ・ソフォノフ(ディレクター)、
モスクワ・ダニロフ僧院聖歌隊
ポーランドのスプラスル僧院に中世から伝わる16世紀の手稿譜「聖ヨハネ・ク
リソストモスの典礼」。
この「手稿譜」にロシア教会音楽の権威であるアナトリー・コノトプ教授が復
元と再構成を施しており、16世紀ロシア正教のために作曲された典礼音楽が確
かな形となって現代に蘇る。
中世ロシア正教の歴史を紐解くという意味でも貴重な録音と言えるだろう。

CHR 77292 \2300
パッサカリア ――
J・S・バッハ:パッサカリアBWV.582
J・S・バッハ(ダルベール編):パッサカリアBWV.582(ピアノ版)
J・S・バッハ(リスト&トプファー編):パッサカリアBWV.582(オルガン版)
J・S・バッハ(レーガー編):パッサカリアBWV.582(4手連弾版)
J・S・バッハ(スコトフスキ編):パッサカリアBWV.582(管弦楽版)
クリスティアン・リーガー(オルガン)、
エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ)、
ヨハネス・マティアス・ミヒェル(オルガン)、
オリヴァー・コルブ(ピアノ)、
ニコス・アティネオス(指揮)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
大バッハの名作「パッサカリア」の原曲を含めた5種類の編曲、編成によるバ
ージョンを1枚のディスクに収めたユニークな企画。「パッサカリア」好きに
は特に嬉しい1枚。1997年の録音。

CHR 77289 \2300
アヴェ・マリス・ステラ-中世の聖母マリアへの崇拝 ――
作曲者不詳:アヴェ・マリス・ステラ
H・V・ビンゲン:アベ・ジェネロサ
O・V・ヴォルケンシュタイン:めでたし御母、おおマリア
G・リキエル:Humils, forfaitz, repres e penedens
P・d・ヴィトリ:Vos qui admiramini/他 全15曲
エスタンピー
廃盤となっていた古楽演奏団体「エスタンピー」の演奏による中世の作品集
「アヴェ・マリス・ステラ」が大幅にリニューアルされて再登場。
1990年の録音。




<Bella Musica>
BM 31.2408 \2300
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1《幽霊》/創作主題による14の変奏曲
変ホ長調Op.44/ピアノ三重奏曲第2番ト長調Op.1-2
アルカディア・トリオ
1978年にケルン音楽大学で学んでいた3人のアーティストたちによって結成さ
れたピアノ・トリオ「アルカディア・トリオ」によるベートーヴェンの第4集。
ハイドンから近現代の作品を得意としており、感情豊かでメリハリのついた
ベートーヴェンに対する評価も高い。




<Aeolus>
AE-10251 \2300
ヘスス・グリーディ(1886-1961):オルガン作品全集Vol.2 ――
エスクエラ・エスパニョーラ/ファンタジア
エステバン・イリツォンド・イリアルテ(オルガン)
ドゥコー、ダンディ、ヨンゲンからオルガンや作曲法を学んだスペインの音楽
家グリーディ。教会のオルガニストとしてだけでなく、マドリード音楽院では
オルガンと和声の講師を務めるなど、後進の育成にも尽力したことで知られる。




<New World>
80674-2 \2080
ナ・ヒョーシン(1959-):オール・ザ・ノイズ ――
オーシャン/ショア2/オール・ザ・ノイズ・イン・ザ・ワールド/ウォーキ
ング・ウォーキング/テン・サウザンド・アグリー・インク・ブロッツ
チュン・ジェヒュン(玄琴)、リ・ヒャンヒ(篳篥)、ヨー・ホン(大吟)、
トーマス・シュルツ(ピアノ)、アイヴズ弦楽四重奏団、他
韓国の中堅作曲家ナ・ヒョーシンの作品集。韓国の伝統楽器を用いた作品や、
ピアノ、室内楽のための作品など西洋と東洋の音楽の融合を試みている。




<REGIS>
RRC 1283 \880
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 D.117(*)
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 D.45(*)
ヴァイオリン協奏曲ハ長調 D.12(*)
ヴァイオリン協奏曲ホ長調 D.51(*)
ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
(H・カウダー編曲、オーケストラ伴奏版)(+)
ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン(*))
アリー・ファン・ベーク(指揮(*))
オーベルニュ管弦楽団(*)
セルゲイ・クリロフ(ヴァイオリン(+))
サウリス・ソンデツキス(指揮(+))
リトアニア室内管弦楽団(+)
原盤:Olympia, CDK

RRC 1291 \880
オペレッタ・アリア&二重唱曲集
レハール:「メリー・ウィドウ」から
Bitte meine Herren,Viljalied,Heia, Madel aufgeschaut(+),
Ganz a Pariser art,Waltz Song: Lippen schweigen(+)
レハール:「喜びの島」から
Ich danke fur die Huldigung … Ger, gern war' ich verliebt,
Es ist nicht das erstemal(+),Bei einem Tee en deux(*),
Wer hat die Liebe uns ins Herz gesenkt(*),Ich mochte einmal
J・シュトラウス II:「ヴェネツィアの一夜」から
Frutti di mare,Annina ! Caramello(+),Was mir der Zufall gab,
Hor mich, Annina(+)
J・シュトラウス II:「ウィーン気質」から
Gruss dich Gott, du liebes Nesterl,Wiener Blut(*)
J・シュトラウス II:「こうもり」から(**)
Mein Herr, was dachten Sie(#),Dieser Anstand, so manierlich(*),
Czardas: Klange der Heimat
J・シュトラウス II:「ジプシー男爵」から
Zigeunerlied: So elend und so true … O habet acht(*),
Schatzwalzer(*,++),Wer uns getraut ?(*)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ニコライ・ゲッダ(テノール(*))
エーリヒ・クンツ(バリトン(+))
ヘルムート・クレープス(テノール(#))
カール・デンヒ(バリトン(#))
ゲルトルーデ・ブルクシュターラー=シュスター(アルト(++))
オットー・アッカーマン(指揮(**以外))
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮(**))
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
録音:1955年(**) 原盤:EMI

RRC 1293 \880
調子の良い鍛冶屋 チェンバロ名曲アンコール
ヘンデル:組曲第5番 HWV.430 から
前奏曲,アルマンド,クーラント,アリアと変奏曲(調子の良い鍛冶屋)
J・S・バッハ:イタリア協奏曲 から 第1楽章
J・S・バッハ:フランス組曲第5番 から ガヴォット,ブーレ,ルール,ジーグ
ラモー:牝鶏/ミュゼットとタンブーラン
ダカン:かっこう
ギボンズ:前奏曲
バード:鐘
ホルボーン:ノエルズ・ガリアード
L・クープラン:ピエモンテの人/シャコンヌ
F・クープラン:神秘的な障壁
D・スカルラッティ:猫のフーガ
アーン・ジーグ
パラディエス:トッカータ イ長調
モーツァルト:幻想曲ニ短調/トルコ行進曲
ロバート・アルドウィンクル[オルドウィンクル](チェンバロ)
録音:1986-1987年 原盤:IMP

RRC 2079 2枚組 \1760
ヴェルディ:オペラ「仮面舞踏会」
マリア・カラス(ソプラノ:アメリア)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール:リッカルド)
エットレ・バスティアニーニ(バリトン:レナート)
ジュリエッタ・シミオナート(アルト:ウルリカ) 他
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
録音:1957年11月7日、ライヴ 原盤:EMI

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08-01 No.16

2008年01月24日 19時00分39秒 | Weblog
<UCJ International>
1755169 \1850
キャサリン・ジェンキンス 「リジョイス」
<収録予定曲>
リジョイス
アイ(フー・ハヴ・ナッシング)
マスカーニ:聖なるマリアよ
シークレット・ラヴ
Le Cose Che Sei Per Me
 (ザ・シングス・ユー・アー・トゥ・ミー)
ハウ・ドゥ・ユー・リーヴ・ジ・ワン・ユー・ラヴ
レクイエム・フォー・ア・ソルジャー
サムウェア-アルバム・ヴァージョン
シャウト・イン・サイレンス
ビー・スティル・マイ・ソウル
キス・フロム・ア・ローズ
アイ・ウィル・プレイ・フォー・ユー
ヴィヴァ・トゥナイト
キャサリン・ジェンキンス(Ms)
録音:2007年8-9月
日本でも「グラマラス・ディーヴァ」として知名度の高いウェールズ出身のメ
ゾ・ソプラノ「キャサリン・ジェンキンス」。スタジオ録音アルバム第5弾は
よりポップ色を濃くしつつもクラシック・キャリアを十分に滲ませた秀逸なク
ラシック・クロスオーヴァー・アルバムです。先行リリースとなった本国UKで
は発売初週に早くもUKアルバム・チャート3位をマーク。これまでの自己最高
位「セレナーデ(2007)」の5位を超える最高の滑り出しを見せました。(ちなみ
に彼女の過去作品はいずれもUKクラシック・チャートでは1位を獲得)今年の来
日も期待しつつ、今回同時にリリースされる映像商品も併せてお楽しみ下さい。

751958(DVD-Video) \3350
キャサリン・ジェンキンス 「ライヴ・イン・ザ・パーク」
<収録予定曲>
序曲-歌劇「フィガロの結婚」より
ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト
ネッラ・ファンタジア
サムウェア
インタビュー:マーガム・パークでのライブにて
オルガン・フーガ(ア・カペラ)
Yr Arglwydd a Fendithied
アモーレ・セイ・トゥ
ウェールズ・メドレー
女心の歌-歌劇「リゴレット」より<※>
アイ(フー・ハヴ・ナッシング)
レクイエム・フォー・ア・ソルジャー
タイム・トゥ・セイ・グッバイ
オンリー・メイク・ビリーヴ<※>デュエット
グラナダ<※>
アメイジング・グレイス
アイ・クゥドゥ・ハヴ・ダンス・オールナイト
ウィ・ミート・アゲイン
Non Ti Scordar Di Me(忘れな草) <※>デュエット
ウィ・キープ・ア・ウェルカム
ランド・オブ・マイ・ファザー
エンド・クレジット / キャサリン・イン・ザ・パーク
アヴェ・マリア Extras
ラウダテ・ドミヌム Extras
Calon Lan Extras
ネッラ・ファンタジア(プロモーション・ビデオ) Extras
キャサリン・ジェンキンス(Ms) ファン・ディエゴ・フローレス(T)-(※)
収録:2007年7月 ウェールズ、マーガム・パーク(ライヴ)
最新アルバムとともにリリースされるキャサリン・ジェンキンスの最新映像作
品は昨年(2007年)の夏にウェールズ、スワンシーのマーガム・パークで行われ
たライヴ模様を収録。内容は、「アメイジング・グレイス」「ミュージック・
オブ・ザ・ナイト」や「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」などの定番はもちろ
ん最新アルバムからも多く取り上げられています。さらに今作では現在誰もが
認める最も優れたテナーの一人「ファン・ディエゴ・フローレス」との競演も
大きな見所といえるでしょう。ヴァラエティ満載の内容に加え、ボーナス映像
が3トラックというファン必携のアイテムです。




<UMG International>
1757712(DVD-Video+CD) \3880
「ヴィヴェーレ-ライヴ・イン・トスカーナ」
タイム・トゥ・セイ・グッバイ
 -デュエット:サラ・ブライトマン
 (最新ライヴ・ヴァージョン)
プレイヤー(祈り)
 -デュエット:ヘザー・ヘッドリー
 (最新ライヴ・ヴァージョン)
イタリア-デュエット:クリス・ボッティ
 (未発表音源)
ロマンツァ
メロドラマ
ア・テ-フューチャリング:ケニー・G(S-sax)
彼女のために生きる(Vivo Per Lei)-デュエット:ヘザー・ヘッドリー
Io Ci Saro-ラン・ラン(Pf)
ハンガリー狂詩曲第2番-ラン・ラン(未発表音源)
静かなる声(La Voce Del Silenzio)-デュエット:エリサ
大いなる世界(Canto Della Terra)-デュエット:サラ・ブライトマン
美しい星(Bellissime Stelle)
メドレー(ベサメ・ムーチョ-貴方に贈る愛の歌-愛さずにはいられない)
ビコーズ・ウィ・ビリーヴ
生きる-Dare To Live (Vivere) -デュエット:ローラ・パアウジーニ
愛の香り(Sogno)
夕べの静かな海(Il Mare Calmo Della Sera)
※DVDボーナス・トラック(フォト・ギャラリー、インタビュー他)
CD<限定盤のみ>ライヴ収録
イタリア-デュエット:クリス・ボッティ
静かなる声(La Voce Del Silenzio)-デュエット:エリサ
メドレー(ベサメ・ムーチョ-貴方に贈る愛の歌-愛さずにはいられない)
大いなる世界(Canto Della Terra)-デュエット:サラ・ブライトマン
Mille Lune Mille Onde (DVD未収録)
Se La Gente Usasse Il Cuore (DVD未収録)
Domani (DVD未収録)
アンドレア・ボチェッリ 他
収録:2007年7月
昨年10月に発表されたアルバム「ヴィヴェーレ」のライヴ収録作品。ボチェッ
リの故郷、トスカーニにて一夜限りで行われたライヴは彼の代表曲に最新作を
取り混ぜた非常にヴァラエティに富んだ内容ですがさらに多彩なゲスト(クリ
ス・ボッティ、ヘザー・ヘッドリー、ケニー・G、ラン・ラン、サラ・ブライ
トマン)による競演は超豪華の一言に尽きます、すでにアルバムを楽しまれた
方もきっと満足されることでしょう。
今回はDVD+CDの限定盤とDVDのみ(通常盤)の2種仕様にてリリース。

1758216(DVD-Video) \3350
「ヴィヴェーレ-ライヴ・イン・トスカーナ」
上記商品の通常盤(DVDのみ)




<ECM new series>
4765780 \2180
ザ・ダウランド・プロジェクト
ロマーニア
1.Got schepfer aller dingen:13世紀の文書起草官
2.ヴェリス・ドルチス:カルミナ・ブラーナ写本より(1230年)
3.美しき薔薇:フラヌス写本より(15世紀後期)
4.われらのために祈りたまえ:12世紀アキテーヌ
5.La lume:イベリア、ペニンシュラ地方の民謡
6ドルチェ・ソルム:カルミナ・ブラーナ写本より(1230年)
7.Der oben swebt:ヴォルケンシュタイン(1377?-1445)
8.オ・ベアタ・インファンティア(断章):グレゴリオ聖歌より
9.おお、薔薇よ:イベリア、ペニンシュラ地方の民謡
10.サウダーデ:ヴァレント/サーマン/スタッブス
11.イン・フラジェリス:ジョスカン・デ・プレ(1450-55?-1521)
12.主,イエスは横切られ:フィルミヌス・カロン(作曲家不詳 c1460-75)
13.オ・ベアタ・インファンティア:グレゴリオ聖歌より
14.クレド・ラウダーテ・ドミヌム:ラッスス(1532-1594)
15.Ein gut Preambel(ビウエラ独奏):ノイシドラー(1508-1563)
16.聖なるかな,御身ただ一人:ジョスカン・デ・プレ(1450-55?-1521)
17.Ein iberisch Postambel:ヴァレント/サーマン/スタッブス
ジョン・ポッター(T)、ミロス・ヴァレント(Vn.Vl)
ジョン・サーマン(ソプラノ・サキソフォン.バス・クラリネット.テノール&
バス・リコーダー)
スティ-ヴン・スタッブス(バロック・ギター.ビウエラ)
録音:2006年1月
「ダウランド・プロジェクト」は元ヒリヤード・アンサンブルのジョン・ポッ
ターが、サックスのジョン・サーマンたち、ジャズ畑のメンバーと共に16世紀
末?17世紀初めの英国の作曲家ジョン・ダウランドの作品を取りあげたことで
時を越えた音楽の融合として話題になった一連のシリーズです。今回は13世紀
の音楽を中心に、グレゴリオ聖歌や、カルミナ・ブラーナ写本などのメロディ
を交え、変幻自在な音楽を作りだしています。メンバーもおなじみのミロス・
ヴァレントやスティーブン・スタッブスなど名手揃い。時折聞こえてくる「彼
らの音楽」にも耳を傾けてください。

4766188 \2180
ハイドン:交響曲第39番&45番「告別」
ユン・イサン:室内交響曲I
ミュンヘン室内管弦楽団
指揮:アレクサンダー・リープライヒ
録音:2007年5月 ミュンヘン
1950年に設立され、ほぼ30年間、H・シュタードルマイヤーが率いてきたこの
楽団は、常に革新的なプログラミングと斬新なコンサートで聴衆を魅了してき
ました。1996年に名ヴァイオリニスト、クリストフ・ポッペンが引き継ぎまし
たが、このリープライヒが2006/07年もシーズンから首席指揮者・芸術監督に
就任したのです。1968年レーゲンスブルクで生まれた彼は、96年からエト・デ
・ワールトの助手を務め、その翌年彼の代役としてアムステルダム・コンセル
トヘボウを振り大絶賛されました。アバドやギーレンからも芸術的な薫陶を受
け、自らも合唱団を設立し指揮をするなど目覚しい活動を行なっている現在最
も注目を浴びている若手指揮者の一人です。このアルバムはECMレーベルへの
ミュンヘン室内管弦楽団の8枚目の作品となります。いままでに、ハルトマン、
グバイドゥーリナ、バッハ/ウェーベルン(リチェルカーレ)、マンスーリア
ン、ガイ、シェルシ、シルヴェストロフと録音してきた彼らですが、今回は
「さようなら」と題されたハイドンとユン・イサンの交響曲集です。ハイドン
の初期の作品の中でもとりわけ魅力的な「告別」と、リープライヒが自ら北朝
鮮を訪れた際に作曲家とその家族に会ったという思い入れのあるユン・イサン
の交響曲を並べることで、若き指揮者の意欲が見えてはこないでしょうか?

4766149 \2180
「アストリアス」-スペインとアルゼンチンの歌曲たち
マニュエル・デ・ファリャ(1876-1946):
1.アストゥリアーナ
エンリケ・グラナドス(1867-1916):トナディーリアスより
2.美しい女の流し目
3.忘れられた伊達男
4.嘆きのマハIII
5.控え目な伊達男
カルロス・グアスタヴィーノ(1912-2000):
6.ばらと柳
アルベルト・ヒナステラ(1916?1983):5つのアルゼンチン民謡より
7.悲歌
ハビエル・モンサルヴァーチェ(1912?2002):
8.小さな黒人のための子守歌
9.すばらしい!
10.ピアノの中のキューバ
11.ハバネラの調べで
マニュエル・デ・ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡
12.ムーア人の衣装
13.ムルシア地方のセギディーリャ
14.アストゥリアス地方の歌
15.ホタ
16.ナナ
17.歌
18.ポーロ
アルベルト・ヒナステラ(1916?1983):
19.悲歌
カルロス・グアスタヴィーノ(1912-2000):
20.鳩のあやまち
21.癒しがたき渇き
22.パンパマパ
23.柳の美しい枝
24.ばらと柳
カルロス・ロペス・ブチャルド(1881-1948)
25.かよわくつないだ手
26.私の泣き声を聞け
キム・カシュカシャン(Va)、ロバート・レヴィン(P)
録音:2006年9月 チューリッヒ
カシュカシャンの演奏は力強い生命力と無限のダイナミック、そして彼女の素
晴らしい弓は微妙な言葉のニュアンス、大胆な歌心を雄弁に伝えます。モー
ツァルトの演奏で知られるレヴィンの演奏も等しく自信に満ちています。本来
スペイン語で書かれたこれらの歌は、多彩な言葉の響きを駆使した色彩とヴォ
リュームを持っていましたが、カシュカシャンとレヴィンの対話は言葉を超え
た音楽を奏でます。川、子守歌、月の光、愛そして憎しみ、挨拶、別れ、これ
らの気持ちを空間に解放します。グローブ誌でこのように絶賛されたカシュカ
シャンとレヴィンの最新アルバムです。
カシュカシャンは「歌はすべての治療の中で最も強力なものです」とリブレッ
トに記しました。彼女の父が歌ったフォークソングは彼女にアーティストとし
ての生命を授けました。
「声がもたらす旋律的で感情的な情報を弦におきかえる魅力」を知った彼女は
現代音楽の分野で活躍しているときも、歌に対する愛情を一時も忘れなかった
のです。
今回のアルバムは、スペインとアルゼンチンの作曲家たちの歌曲をカシュカ
シャン自身が編曲したもので、もともと情熱的で郷愁を誘う歌たちが、一層美
しく滑らかに生まれ変わっている様は見事というほかありません。まさに「言
葉を超えた音楽」がここにあります。





<CZECH RADIOSERVIS>
CR 0385-2 \1850
2つの世紀のピアノ五重奏曲
シューマン(1810-1856):ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44(1842)
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):ピアノ五重奏曲第2番 H.298(1944)
Michiko Otaki(ピアノ)
グラッフェ弦楽四重奏団
録音:2007年7月24-26日、チェコ放送ブルノ支局スタジオ1
約100年を隔てた2作品。グラッフェ弦楽四重奏団はブルノ音楽院およびヤナー
チェク音楽アカデミーの学生たちによって1997年に結成されたチェコのアンサ
ンブル。Michiko Otakiは日本に生まれ合衆国で学び、2007年現在ジョージア
州アトランタのクレイトン州立大学鍵盤研究科長兼教授を務めるピアニスト。

CR 0386-2 \1850
未知なるヴィオラ
ダリウス・ミヨー(1892-1974):ヴィオラ・ソナタ Op.240(1944)
パウル・ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ Op.11 No.4(1919)
アレクサンドル・グスタフ・アドルフォヴィチ・ヴィンクレル(1865-1935):
ヴィオラ・ソナタ Op.10(1902)
パヴェル・ツィプリス(ヴィオラ)
ダニエル・ヴィエスネル(ピアノ)
録音:2006-200年7、プラハ放送スタジオ
ヴィンクレル[ヴィンクラー]はドイツ系移民の家に生まれ、サンクトペテル
ブルク音楽院教授を務めたロシアの作曲家で、ピアノ教師としてプロコフィエ
フを輩出しました。
パヴェル・ツィプリス(1973年生まれ)はブルノ音楽院およびヤナーチェク音楽
アカデミーで学び、1997年から2005年までプラハ放送交響楽団の首席、現在
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の副首席ヴィオラ奏者。アポロン弦楽四重
奏団のメンバーでもあります。

CR 0393-2 \1850
イン・アルモニア ヴァイオリンとピアノのための音楽
フォーレ(1845-1924):夢のあとに
エルガー(1857-1934):気まぐれ女/愛のあいさつ
マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲
アントン・ルビンシテイン(1829-1894):ロマンス
ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ
パガニーニ(1782-1840):ロッシーニの主題による変奏曲
ワレーリー・アルズマノフ(1936-):3つのノスタルジック・ワルツ
ラヴェル(1875-1937):ツィガーヌ/ハバネラ形式の小品
R・シュトラウス(1864-1949)/ヴァーシャ・プシホダ(1900-1960)編曲:
「ばらの騎士」からのワルツ
エーリヒ・ヴィルフガング・コルンゴルト(1897-1957):空騒ぎ
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
セルゲイ・ミルシテイン(ピアノ)
録音:2005年9月18-19日、2007年5月24-25日、チェコ放送ブルノ支局スタジオ1
フランチシェク・ノヴォトニー(1964年生まれ)は1987年から1995年までブルノ
国立フィルハーモニー管弦楽団首席ソロイストを務め、現在プラハ室内管弦楽
団首席ソロイストおよびヤナーチェク音楽アカデミー准教授を務めているチェ
コのヴァイオリン奏者。

CR 0361-2 \1850
われたに生まれたもう
中世・ルネサンス・バロック、チェコのクリスマスの歌
アダム・ヴァーツワフ・ミフナ(1600-1672)、他の作品(全35曲)
ペトル・ネイェドリー(指揮)
カンティオ・アンティカ
録音:2005年11月-2006年10月、プラハ、スタジオ・ベヴォクス
13人の歌手とリコーダー、チェロ、打楽器による演奏です。




<ROSA>
RD 1639 \2250
ヤコプ・ハンドル・ガルス(1550-1591):
MUSICA NOSTER AMOR[われらの愛する音楽が]
ヤコブ・ハンドル[ヤコブス・ガルス](1550-1591):
Musica noster amor / Si vox est, canta / Gaudia principium
Currite parvus lepulus / Ergo mihi uxorem qualem ducam ?
Permultos liceat cuculus
ヤコプ・ハスラー(1569-1622):トッカータ ヘ短調(*)
ヤコプ・ハンドル:
Barbara, Celarent / Dulces exuviae / Tempore felici
ヤコプ・ハスラー:カンツォン ト短調(*)
ヤコプ・ハンドル:
Heroes, pugnate / Odi et amo / Anseris est giga
不詳:「Tabulatura Jana z Lublina」から(*)
Chorea Italica - Chorea Simonis - Chorea 5 - Chorea 6 - Chorea 7
ヤコプ・ハンドル:
Turpe referre pedem / Si vitare velis / Quam gallina suum parit ovum
ハンス・レオ・ハスラー(1564-1612):カンツォン ヘ長調(*)
ヤコプ・ハンドル:
Qui leviter credit / Dulcis amica, veni / Plus laudatori
不詳:「Tabulatura Jana z Lublina」から(*)
Jeszcze Marczynye - Rocal Fuza - Chorea 13
ヤコプ・ハンドル:
Qui cantum corvi / Gallus amat Venerem / O mors / Linguo coax ranis
Musica Musarum germania / Enego campana(ボーナス・トラック)
エドゥアルト・トマシュチーク(指揮)
ソチエタス・インコニトールム
イヴェッタ・フェンドリホヴァー、カテジナ・シュヤノヴァー(ソプラノ)
ダニエラ・トマシュチコヴァー(アルト)
エドゥアルト・トマシュチーク(テノール) マルチン・シュヤン(バス)
ゲスト:ヤン・ミクシェク(テノール) ルカーシュ・クレイチ(ドラム)
バルバラ・マリア・ヴィッリ(リュート・スピネット(*))
録音:2007年7月2-4、9日、ブルノ、旧プレモントレ修道院(現陸軍病院)参事
会の間
ハンドル(ラテン名ガルス)はスロヴェニアに生まれオーストリアとボヘミアで
活躍した作曲家。

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08-01 No.15

2008年01月23日 16時30分02秒 | Weblog
★お知らせ★
TDKコア・レーベルの改編に伴い、TDKオリジナルコンサート・シリーズが
大幅値下げ再発になります。対象商品は当店HPにございますので、ご参照
下さい。(発売は2月中旬以降の予定です)

http://home4.highway.ne.jp/goodies/tdk.html

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<MUSIC & ARTS>
M&A 1008 2枚組 \3960
モノラル
ワルター・ギーゼキング(P)
モーツァルト:ピアノ協奏曲名演集、
第9番「ジュノム」(1955年9月11日、マルケヴィチ指揮フランス国営放送響)
第21番(1955年3月26日、カンテルリ指揮ニューヨークフィル)
ピアノ・ソナタK.545(1954年11月ハンブルク)
第27番(1948年12月17日、デザルセンス指揮ローザンヌ室内管)
第23番(1949年6月、アンドレーエ指揮トーンハレ管)
ピアノ・ソナタK.576(1944年8月17日)
名手ギーゼキングのモーツァルト協奏曲名演集。速いテンポで突っ走るため
素っ気無い印象もありますが、実に爽やかで軽やかな名人芸です。ギーゼキン
グといえば、モーツァルトという高級ファンも多いことでしょう。

M&A 1013 \1980
モノラル
ワルター・ギーゼキング(P)
ギーゼキングのシューマン
交響的練習曲、森の情景、ロマンス作品28-1,2
(以上、1951年7月9日ザールブリュッケン)、ソナタ第1番(1942年録音)
音色の美しさがEMI録音では伝わらないと、通の間では不満の声がある音色の
魔術師ギーゼキング。さすがにこちらの正規放送録音では真珠を転がすような
美しい音色がはっきりと分ると太鼓判です。

M&A 1014 4枚組 \5940
モノラル
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全曲、
ジークフリート牧歌(ケルン放送響1953年5月7日ライヴ)
クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管
オットー・エーデルマン (ザックス)、ハンス・ホップ (ヴァルター)、
リーザ・デラ・カーザ (エヴァ)、
ハインリヒ・プフランツェル (ベックメッサー)、
ゲルハルト・ウンガー (ダーヴィット)、
イラ・マラニウク (マグダレーネ)、
クルト・ベーメ (ポーグナー)
巨匠クナッパーツブッシュ、バイロイト1952年の名歌手。1955年演奏のバイエ
ルン国立歌劇場盤が著名ですが、やはり本拠地でのライヴは一味違います。ハ
ンス・ザックスがエーデルマンというところが第一の魅力でまさに堂々たる物
です。

M&A 1018 4枚組 \5940
モノラル
フルトヴェングラー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団
フルトヴェングラー・ルツェルン音楽祭名演集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
(P:アドリアン・エシュバッッハー=1947年8月27日ライヴ)
ブラームス:二重協奏曲
(Vn:ウォルフガング・シュナイダーハン、Vc:エンリコ・マイナルディ=1949年
8月24日ライヴ)
ブラームス:交響曲第1番(1947年8月27日ライヴ)
シューマン:交響曲第4番
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(1953年8月26日ライヴ)
ワーグナー:「ローエングリン」前奏曲(1949年9月15日HMVへの録音)
ベートーヴェン:
交響曲第7番第2楽章リハーサル(1951年8月15日)
ヴァイオリン協奏曲(Vn:イェフディ・メニューイン1947年8月HMVへの録音)
巨匠フルトヴェングラーがルツェルン音楽祭に出演した際の名演が集大成され
ました。特筆されるべきは音質の良さで、今まで出たどのソースよりも優れて
いることが、各誌で確認されております。シューマンの第4交響曲などスタジ
オ録音以外はこれが唯一の音盤です。HMVへのスタジオ録音となった未発表の
「ローエングリン」前奏曲も含まれており、コレクターには必携の商品です。

M&A 1058 4枚組 \5940
モノラル
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」全曲(1942年バイロイト)
エルメンドルフ指揮
バイロイト祝祭管、
セット・スヴァンホルム (ジークフリート)
マルタ・フックス (ブリュンヒルデ)
フリードリヒ・ダールベルク(ハーゲン)、
エグモント・コッホ(グンター)、
エルザ・フィッシャー(グートルーネ)、
ロベルト・ブルク(アルベリヒ)、
カミラ・カラーブ(ワルトラウテ)
戦中のバイロイト音楽祭実況録音の中でも全曲が現存する唯一の演奏。スヴァ
ンホルムの名唱を始め、当時の充実は現在と引けをとりません。ドイツ放送協
会アーカイヴ提供の正規音源で良好な音質です。

M&A 1209 5枚組 \5940
モノラル
フルトヴェングラー指揮
フルトヴェングラーのブルックナー
交響曲第4番「ロマンティック」
(ウィーンフィル1951年10月22日シュトウットガルト)
交響曲第5番(ベルリンフィル1942年10月28日)、
交響曲第6番第1楽章欠落(ベルリンフィル、1943年11月)
交響曲第7番(ベルリンフィル、1951年4月23日)
交響曲第8番(ウィーンフィル、1944年10月17日)
交響曲第9番(ベルリンフィル、1944年10月7日)
復刻の天才、アーロン・Z・スナイダー氏による新マスタリングが登場。しか
も5枚組で3枚価格美麗ボックスというM&A良心の賜物。フルトヴェングラーの
ブルックナーといえば、ドラマを投入した烈しい変化を伴うもので、一部には
批判もあるが、第5番、第6番など崖から突き落とされたような、強烈な音量、
スピードのアップダウンが見事にはまっております。第6、第9番は唯一の録音
であり、ブルックナーマニア、フルトヴェングラーマニアが鶴首していた逸品
の登場です。




<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA 6011 2枚組 \3960
モノラル
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲1957年12月14日ライヴ
ベーム指揮
メトロポリタン歌劇場管、
チェーザレ・シェピ(ドン・ジョバンニ)、 
エリナー・スティーバー(ドンナ・アンナ)、
リーザ=デラ・カーザ(ドンナ・エルヴィラ)、
フェルナンド・コレナ(レポレロ)
元気溌剌のベームがメトに登場した素晴らしい演奏。デモーニッシュな冒頭の
轟音から、わくわくして参ります。錬達のベームは手際よくアンサンブルをま
とめ、緩急自在のドライヴがどの瞬間も心地よく、シエピ・ステーバー、ピア
ース、デラ・カーザなど名歌手を揃え、危なげない快演です。音質最良。





<LA MA DE GUIDO>
LMG 2073 \2180
ジュアン・マシア(1890-1969):歌曲とヴァイオリン、ピアノのための作品集
トマス・ガルセースの詩による7つの歌
遊戯(*),スト破り(*),物語(*),私の恋人(+),忘却(+),
クリスマスの歌(*),Volies perdre't(+)
序奏(#)/アモローソ(#)/リゴードン(#)/アレグロ・スピリトゥオーソ(**)
冬のノート から(**) El gorg negre,カタルーニャ舞曲,物語
序奏とジーグ(**)/アレグロ(**)/蝶のいる平原(**)
ソナティナ(**)/四月のノート から 練習曲(**)
3つの前奏曲 から(**) とんぼ,古風な前奏曲
カルメ・ブスタマンテ(ソプラノ(*))
マヌエル・ガルシア・モランテ(ピアノ(*))
ホセ・カレーラス(テノール(+))
ダビード・ヒメーネス(ピアノ(+))
ゴンサル・コメーリャス(ヴァイオリン(#))
マリア・カルボネイ(ピアノ(#/**))
録音:1986-1988年、アルベルト・モラレーダ・スタジオ
ジュアン・マシアはバルセロナに生まれたヴァイオリニスト・作曲家。ピアニ
ストのマリア・カルボネイは彼の夫人。

LMG 2076 \2180
ペレ・ラバッサ(1683-1767):
聖金曜日の第2の哀歌(1714-1724頃)
死者のためのミサ[レクィエム](1713頃)
マリアン・ローザ・モンタグート(指揮)
アルモニア・デル・パルナース
録音:2006年4月11-14日、スペイン、バレンシア州リリア、
聖ミゲル王立修道院
ラバッサはバルセロナに生まれ、フランセスク[フランシスコ]・バリュスに
師事した作曲家で、バルセロナ、ビク、バレンシア、セビーリャの大聖堂で合
唱長を務めました。

LMG 2077 \2180
スペインの子守歌
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):子守歌
エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):子守歌
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):セビーリャの子守歌
ジュアン・ラモンテ・デ・グリニョン(1872-1949):マリアの歌
ホセ・クビレス(1894-1966):アンダルシアの子守歌
アルメンゴル・クラベリア(19-20世紀):子守歌
シャビエ・モンサルバージェ(1912-2002):黒人の子供のための子守歌
ジュゼプ・マリア・リョレンス(1918-1974):子守歌
ガブリエル・オライソラ(1891-1973):子守歌
ジュアン・ボラース(1868-1973):私の天使!
カルロス・グァスタビーノ(1912-2000;アルゼンチン):私から離れずに
アントニ・ロドリゲス・サバネース(1957-):黒人の王女のための子守歌
アペレス・メストレス(1854-1936):La non-non de la morta
ジュアン・アルティゼン(1891-1971):子守歌
シャビエ・モンサルバージェ:子守歌
ジュアン・バルセイス(1882-1972):子守歌
リュイス・マリア・ソレ(?-1973):子守歌
オルガ・サラ(ソプラノ)
アナ・ガルシア・ウルコーラ(ピアノ)
録音:2006年9月29-30日、スペイン、カペリャーデス、音楽新聞ホール

LMG 2078 \2180
アグスティ・ボルグニョ(1894-1967):
弦楽四重奏曲第1番(1955)
弦楽四重奏曲第2番(1963)
ドラーゴ弦楽四重奏団
ダビード・オルメード、ロジェ・ジク(ヴァイオリン)
バルバラ・オルン(ヴィオラ) ガエターネ・ドゥインスレージェ(チェロ)
録音:2006年10月3-4日、スペイン、サバデイ銀行財団ホール
ボルグニョはスペイン、カタルーニャのサバデイに生まれ、1915年合衆国に移
住して活躍した作曲家。

LMG 2079 \2180
アルベニス以前のアルベニス
イサーク・アルベニス(1860-1919):知られざるピアノ作品集
シャンパン(1888)/秋(1898)
夢(1891);子守歌,スケルツォ,愛の歌
四季/スペイン(思い出)(1987)
シラ・エルナンデス(ピアノ)
録音:2007年3月27-28日、スペイン、カペリャーデス、音楽新聞ホール
アルベニスが「イベリア」で名声を確立する前の、演奏される機会が稀な作品
で構成されたアルバム。シラ・エルナンデスはバルセロナに生まれ、イタリア、
トリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院に学び16歳でデビュー、さらにアリシ
ア・デ・ラローチャ、マリア・ジョアン・ピレスの指導も受けたピアニスト。

LMG 2080 \2180
ジュアン・セレロルス(1618-1680):ミサ&アンティフォナ集
ジュアン・セレロルス:殉教者のミサ
ジュアン・カバニーリェス(1644-1712):
パンジェ・リングァによるティエント(オルガン独奏)
ジュアン・カバニーリェス:[聖母マリアのための4つのアンティフォナ]
天の元后[Regina coeli]/恵み深き救世主の御母[Alma redemptoris mater]
サルヴェ・レジナ[Salve regina]/めでたし、天の元后[Ave regina
coelorum]
ベルナベ・イリベリーア(1647-1677):
ティエント・デ・ファルサス第7旋法(オルガン独奏)
ジュアン・セレロルス:天使のミサ
ペレ・リュイス・ビオスカ(指揮)
フランセスク・バリュス室内合唱団
ダビード・マレート(オルガン)
録音:2007年6月5-6日、バルセロナ、聖セベール教会

LMG 2081 \2180
サルダーナ歌謡とハバネラ
リュイス・マリア・ミリェート(1906-1990):La sardana de l'abril
エンリク・モレーラ(1685-1942):La sardana de les monges
Les fulles seques/L'Empordà/Les neus que es fonen
マヌエル・サデーラ・ピュチフェレール(1908-2000):Somni
ジュゼプ・サンチョ・マラーコ(1879-1960):L'estany de Banyoles
アグスティ・ボルグニョ(1894-1967):Juntes les mans
ラファエル・フェレール(1911-1988):Res no és mesquí
マヌエル・オルトラ(1922-):La colometa
フェデリク・シレース(1899-1971)/ジュゼプ・グステムス(1960-)編曲:
La gavina
ゴンザロ・カジエリェス編曲:Rosina
シェビエ・モンサルバージェ(1912-2002)、アラン・ラングレ(1927-)編曲:
La reina del placer
マヌエル・オルトラ:Amor mariner
リュイス・ビラ(指揮)
サン・ジョルディ合唱団
録音:2007年6-7月、バルセロナ、聖フェリプ・ネーリ礼拝堂

LMG 4004 \2180
ジョルジェ・ペイシーニョ(1940-1995):
メタ=フォルモゼス、またはバスクラリネット協奏曲
(バスクラリネット、フルート、ピッコロ、クラリネット、
トランペット、ハープ、ギター、ヴィオラとチェロのための;1985)(*)
軽いヴェールが覆う…
(ソプラノ、フルート、ヴィオラ、ハープとマリンバのための;1981)(+)
…沈黙のバラ/時の川(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
ハープのための;1994)(*)
マリアーナへの哀歌(メゾソプラノ、フルート、クラリネット、ピアノ、
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;1994)(+)
クリストファー・ボッホマン(指揮(*))
ジョアン・パウロ・サントス(指揮(+))
リスボン現代音楽グループ
録音:2005年12月26-27日、2006年4月10-11日、リスボン国立音楽院、サロン
・ノブレ
ジョルジェ・ペイシーニョはリスボン近郊のモンティージョに生まれたポルト
ガルの作曲家。ピアニスト、指揮者、教育者、著述家でもあり、ポルトガルの
現代音楽の国際的普及に尽力しました。





<ACTE PREALABLE>
AP 0152 \1880
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.22
ルドヴィク・マーデル(18-19世紀):
アリア第1番ト短調「In quem tatnto labore」
アリア第2番ト短調「Sexaginta jam anni sunt」
ミサ ト長調
エリク・ブリクネル(1705-1760):
Vos saecilorum judices(使徒の祝日のための讃歌)
ヤン・ルタ(18世紀前半):Jesu dulcis memoria(イエスの御名の讃歌)
フィリプ・ゴトシャルク(?-1809):
Jesu dulcis memoria(イエスの御名の讃歌)
晩課ハ長調/サルヴェ・レジナ変ホ長調/同ト長調
マジェナ・ルバシュカ、マグダレナ・シェフチク(ソプラノ)
ヨアンナ・ドブラコフスカ、シルヴィア・ズウォトコフスカ(アルト)
ピオトル・シェフチク(テノール) ヤツェク・オジムコフスキ(バス)
ヤン・トマシュ・アダムス(指揮)
カペラ・ヤスノグルスカ[カペッラ・クラロモンターナ]
録音:2005年3月、ポーランド、ヤスナ・グラ修道院

AP 0159 \1880
つのヴァイオリンとピアノのための作品集
ハンス・フーバー(1852-1921):ソナタ変ロ長調 Op.135
アルノルト・メンデルスゾーン(1855-1933):三重奏曲イ短調 Op.76
マウリツィ・モシュコフスキ(1854-1925):組曲ト短調 Op.71
アルディート三重奏団
モニカ・ウルバニャク・リシク、アグニェシュカ・マルハ(ヴァイオリン)
ヴォイチェフ・ヤシンスキ(ピアノ)
録音:2006年11月、スイス、ベルン
フーバーはスイスの、モシュコフスキはポーランド系ドイツの作曲家。アルノ
ルト・メンデルスゾーンはポーランドに生まれドイツで活躍した作曲家で、ヒ
ンデミットの師にあたります。

AP 0172 \1880
メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49(*)
ラヴェル(1875-1937):ピアノ三重奏曲イ短調(1914)(+)
アトマ三重奏団
スワヴォミル・ドブジャンスキ(ピアノ) 
ブランカ・ベドナルツ(ヴァイオリン)
チュン・チャウ(チェロ)
録音:2007年、ポーランド、
ポズナン・ミェチスワフ・カルウォヴィチ音楽学校コンサートホール(*)
2004年、ポーランド、アントニン、ラジヴィウ伯の狩猟宮(+)

AP 0022 \1880
フランチシェク・レッセル(1780-1838):ピアノ作品全集 Vol.1
ポロネーズ ニ長調/幻想曲ホ短調 Op.13
ソナタ ハ長調 Op.2/変奏曲イ短調 Op.15 No.1
マルチン・ウカシェフスキ(ピアノ)
録音:1999年3月27-30日、ワルシャワ、スタジオS2
2枚組(AP 0022/23:廃盤)からの分売の形で新装再発売されました。

AP 0023 \1880
フランチシェク・レッセル(1780-1838):ピアノ作品全集 Vol.2
ソナタ へ長調 Op.2 No.2/変奏曲イ短調 Op.15 No.2
幻想曲ハ長調 Op.8/ソナタ イ長調 Op.2 No.3
マルチン・ウカシェフスキ(ピアノ)
録音:1999年3月27-30日、ワルシャワ、スタジオS2
2枚組(AP 0022/23:廃盤)からの分売の形で新装再発売されました。





<LUNA>
LUNCD 048-2 \2080
ミロスワフ・ゴンシェニェツ
リスト(1811-1886):
グノーのオペラ「ファウスト」による演奏会用パラフレーズ
エミール・リーブリング(1851-1914)/ミロスワフ・ゴンシェニェツ編曲:
演奏会用ワルツ
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899)/ミロスワフ・ゴンシェニェツ編曲:
トリッチ=トラッチ・ポルカ
J・S・バッハ(1685-1750)/グノー(1818-1893)/
ミロスワフ・ゴンシェニェツ編曲:アヴェ・マリア
ミロスワフ・ゴンシェニェツ:練習曲/マズルカ
マリア・シマノフスカ(1789-1831):夜想曲変イ長調
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):ポロネーズ ヘ短調
ショパン:ポロネーズ変ロ長調 Op.71 No.2/同イ長調 Op.40 No.1
ミロスワフ・ゴンシェニェツ(ピアノ)
録音:1990年5月、ポーランド放送ヴロツワフ支局大スタジオ

LUNCD 099-2 \2080
ショパンへのオマージュ
フランシスコ・ターレガ(1852-1909):
涙(前奏曲)/マズルカ ハ長調/マリエータ(マズルカ)
マズルカ ト長調/アデリータ(マズルカ)
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):マズルカ=ショーロ
アグスティン・バリオス(1885-1944):
ワルツ Op.8 No.3/同 Op.8 No.4/情熱のマズルカ/最後のトレモロ
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):マズルカ/ショパンへのオマージュ
スタニスワフ・ムロンスキ(1926-2005):マズルカ
ヤン・エドムント・ユルコフスキ(1931-1989):マズルカ
ハイメ・ミルテンバウム・セナモン(1953-):
ロマンティック前奏曲集 から ヴァルサンド
アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994)/ジーン・バートンシーニ編曲:
How Intensive
マレク・ドウゴシュ(ギター)
録音:2005年7月、ポーランド放送スタジオS2

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08-01 No.14

2008年01月21日 19時05分44秒 | Weblog
<harmonia mundi>
HMC 901982 \2450
ショパン:前奏曲集
ショパン:(1)-前奏曲集op.28(全曲)
モンポウ:ひそやかな音楽第15番(ショパンの前奏曲第4番による)
ショパン:-3つの新しいエチュード
モンポウ:プレリュード第9番
ショパン:前奏曲嬰ハ短調op.45
     小プレリュード変イ長調(遺作)
モンポウ: El lago(湖)-Paisajes(風景)より
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
2007年10月に来日し、我々を魅了したピアニスト、アレクサンドル・タロー。
その清冽にして多彩な独特のピアノのタッチと、聴くものの心をわしづかみに
して金縛りにかけてしまうような、驚異的なまでに集中した音楽は、人々に強
烈な印象を与えました。「音楽の友」誌2008年2月号の「2007ベスト・コンサ
ート22」にもランク・インしています。自分の部屋にピアノをもたないことや、
座禅を組むなどといった独特のライフスタイルもあって、年末の音楽界の話題
をさらった彼の待望の録音は、ショパンとモンポウの作品です。ショパンの前
奏曲第1番から始まるこのディスク、いきなり豊かな響きに胸をわしづかみに
されます。第15番「雨だれ」の冒頭の有名な旋律の繊細な歌わせ方はさりげな
く絶品。中間部の嬰ハ短調は、ショパンをすでに蝕んでいた病魔、死の影すら
感じさせる壮絶な音楽となっています。モンポウの「ひそやかな音楽」第15番
は、ショパンの前奏曲第4番をもとに書かれたもの。ショパンの心の原風景を
見るかのような、心の中の暗がりをはてしなく彷徨っているような演奏です。
「湖」では、念入りに彫琢を施された音型が重なり合い、聴く者の心をふるわ
せ、絶えない感動のさざなみを呼び起こします。タローの音色の魔術師ぶりに
あらためて圧倒。これからがますますたのしみなタロー、注目の最新盤です。

HMC 901980 \2450
W.A.モーツァルト:最後の協奏曲
(1)ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
(2)クラリネット協奏曲 イ長調K.622
ゴットフリード・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ(1))
ロレンツォ・コッポラ(クラリネット(2))
古楽オーケストラの東の横綱、フライブルク・バロック・オーケストラによる
モーツァルトのシリーズ最新盤は、なんとびっくり!シュタイアーと名手コッ
ポラをソリストに迎えてのモーツァルトの最後の協奏曲。メンバーを聞くだけ
で、とっても気になってしまう1枚の登場です。
まず、ピアノ協奏曲では、冒頭のオーケストラから、上品さは保たれたまま、
とってもピチピチとした音楽。思わず心がうきうきしてしまいます。シュタイ
アーは、「行進できないトルコ行進曲」で我々の度肝を抜いたのと同一人物と
は思えない、実に丁寧な仕事ぶり。手入れの行き届いた演奏で、一音一音が胸
に染み入ります。
興味深いのが、自筆譜でピアノパートに「ソロ」と書かれた部分のオケの弦楽
パートが弦楽四重奏編成になっていること(トゥッティの部分は別)。これは、
オケのメンバーが当時の演奏習慣を様々に研究、検証した結果なのですが、こ
のことにより、各パートとピアノとの絡み合いがくっきりと浮かび上がってお
り、また、合いの手の管楽器の音色が極めて効果的に響いてきます。
クラリネット協奏曲は、どこまでもしっとりと曲の美しさが探求されたもの。
それだからこそ、オーケストラのメンバーの一人一人のうまさも輝きます。
クラリネットのソロのコッポラは、リベラ・クラシカの2月の演奏会でもソリ
ストとして招かれることになっています。



<naive>
V 5121 2枚組 \4600
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
[CD1](1)第1番 ト長調(2)第4番 変ホ長調(3)第5番 ハ短調
[CD2](1)第2番 ニ短調(2)第3番 ハ長調(3)第6番 ニ短調
アンヌ・ガスティネル(Vc)
使用楽器:Carlo Giuseppe Testore (1690)
しなやかな音楽性と、力強い音色、気品高い音楽で我々を魅了しているチェロ
界の新しい女王、ガスティネルの新譜は、ここで堂々のバッハの登場と相成り
ました。第1番のプレリュードから、まるで水が流れたり撥ねたりしているよ
うな自然な流れの音楽で、非常にリラックスできる演奏です。第5番のプレリュ
ード冒頭、地の底で苦しむ人間のうめき声のような音色は圧倒的な説得力。サ
ラバンドは、自由に天と地とを行き来する魂を感じます。どの曲も極めて深い
世界が広がっているのですが、その精神は自由そのもの。ガスティネルと一緒
に、天空から地底までを自由に行き来する天使か魂になったような感じになり、
日常生活の瑣末なこと、煩雑な気持ちが開放され、目の前に新たな地平が広が
ってくるのを感じます。バッハの無伴奏チェロ組曲、というと、聴く方も身構
えてしまう部分がありますが、ガスティネルの演奏は、堅苦しさがまったくな
く、バッハのそれぞれの曲が持つ魅力をあっけらかんと私たちに示してくれて
います。
ガスティネルは、1971年リヨン生まれ(誕生時の体重は4500グラム)。5歳ころ
からチェロをはじめました。幼い頃は、野球チームのキャプテンを務めるなど、
活発な女の子でした。97年には、パブロ・カザルスも奏でていた伝説の楽器、
ゴフリラーの使用を未亡人から認められた才女です。現在はリヨン国立高等音
楽院の教授も務める、二児の母。




<Praga Digitals>
PRDDSD 250240(SACD-Hybrid) \2780
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲第15番ト長調D.887
(2)弦楽三重奏曲変ロ長調D.471
(3)弦楽三重奏曲変ロ長調D.581
(1)プラジャーク四重奏団 (2)(3)ベートーヴェン弦楽三重奏団
ことしもラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭の季節がやっ
てきます。2008年のテーマは“シューベルトとウィーン”。ことしも出演が予
定されている名門プラジャーク四重奏団の最新アルバムは、そのシューベルト
の第15番。わずかに10日で書き上げた最後の四重奏曲は、シリーズ中最大規模
のスケールを誇りこのジャンルの代表作とよべるもの。旋律の魅力では「ロザ
ムンデ」や「死と乙女」にゆずるものの、なにより過去の名だたるアンサンブ
ルが全集企画以外でもしばしば取り上げていることからも惹き付けてやまない
なにかがあるのでしょう。冒頭のドラマティックな強奏につづいて、激しく躍
動し続ける第1楽章。時おり立ち止まっては、これこそシューベルト!という
抒情的な歌が顔をのぞかせるところがまた心憎いつくり。さらに哀感の込めら
れたアンダンテが美しさのきわみ。ベテランの味わいが沁みたプラジャークの
演奏は堅固な構成で安定感も抜群です。
シューベルトが2曲しか遺さなかったカップリングのトリオも、ヴィオラとチェ
ロが同じプラジャークのメンバーによるもの。

PRDDSD 250244(SACD-Hybrid) \2780
アントニーン・レイハ:
(1)八重奏曲 変ホ長調Op.96
(2)ファゴットと弦楽四重奏のための変奏曲
(3)ホルンと弦楽四重奏のための“グラン・クインテット”Op.106
ヴラディーミラ・クラーンスカー(Hrn) パヴェル・ラングパウル(Fg)
チェコ九重奏団
ハイドンの弟子でベートーヴェンの友人でもあったボヘミア出身のアントニー
ン・レイハ(1770-1836)は、彼が生きた18世紀前半当時最大の作曲家と目されて
いました。また、パリ音楽院で教授を務めたこともある彼は、「高等作曲理論」
を著すなど有数の理論家としても知られています。
このアルバムには、重要なポジションを占める室内楽作品のなかでも、特に木
管楽器にスポットライトをあてた3曲を収めています。前ロマン派の室内シン
フォニーに近く、1807年ウィーン作の八重奏は、弦楽四重奏にファゴット、ホ
ルンのほか4種の木管楽器が加わるもの。1818年パリで書かれたファゴット変
奏曲、そして同じくパリで1828年に書かれたグラン・クインテット。いずれも
弦楽四重奏つきで、どこか卓越したソロのための協奏曲といった感さえして聴
き栄えがします。こうした内容は名手ぞろいで知られるチェコ九重奏団にもっ
てこいといえ、あたたかくやわらかい音色そのままの魅力を届けます。まさに
楽興の時という趣きで、愉しげなムードにあふれています。





<audite>
AU 92528(SACD-Hybrid) \2280
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集Vol.3
第5番変ロ長調Op.92 / 第7番嬰へ短調Op.108 / 第9番変ホ長調Op.117
マンデルリング四重奏団
録音:2007年5月10-12日クリンゲンミュンスター
マンデルリング四重奏団によるショスタコーヴィチ第3弾は、いずれも円熟期
に書かれた3曲を収めています。作曲者の名前のイニシャルをあてはめた音型
を主題にしている点で、つづく第10交響曲の先駆けといえる第5番。簡潔なス
タイルがいっそう洗練され、全15曲中でもっとも短い第7番。この曲は最初の
夫人ニーナに捧げられています。そして2番目の妻イリーナに捧げられた第9番
は5楽章と規模も大きく、内容的にもあたかもかれの書いた交響曲を聴いてい
るかのような味わい。
ヴィオラを除くメンバーの3人までがシュミット兄弟で構成されたマンデルリ
ング・カルテットはアンサンブルとして理想的なバランス。次回、第4集では
第10番、第12番と第14番を取り上げることになっています(2009年リリース予
定)。

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08-01 No.13

2008年01月19日 13時17分36秒 | Weblog
<ARTHAUS DVD>
101453 \3480
ベルリン・フィルと第三帝国-ドイツ帝国オーケストラ日本語字幕付き
ドキュメンタリー作品
収録時間:本編 90分、特典映像 10分日本語帯付き!
画面:16:9、カラー /モノクロJANコード商品
音声:Dolby Digital 2.0
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、日本語
映画『ベルリン・フィルと子どもたち』の監督、エンリケ・サンチェス・ラン
チが手がけたドキュメンタリー。125年という楽団の長い歴史の中でタブー視
されてきた 1933年-45年までのナチス政権下にスポットを当てた作品です。
1936年ベルリン五輪で指揮するリヒャルト・シュトラウスの初出映像をはじめ、
ヒトラー生誕記念前夜祭でのフルトヴェングラーの第九、楽団をバックに演説
するゲッベルスの映像などを収録。当時を振り返りながら語る楽員へのインタ
ビューを元に第三帝国下の楽団を検証していきます。
ナクソス・ジャパン取り扱いのディスクは、日本語字幕付です。




<OPUS ARTE>
OA 0986(DVD-Video) \4580
ドリーブ:バレエ「シルヴィア」全3幕
グラハム・ボンド指揮、コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
英国ロイヤル・バレエ団
現在は第3幕のパ・ド・ドゥのみがガラ公演で上演されることの多いアシュト
ン版「シルヴィア」。元はギリシャ神話の人物を題材に、人間と神との愛を描
いたロマンティック・バレエだ。40年ぶりに復元され全幕上演が行われた2004
年の公演は、ダーシー・バッセル1年半ぶりの全幕復帰でも話題を呼んだ。
そして2005年、アミンタ役にまさにギリシャ彫刻を思わせる美貌のロベルト・
ボッレを迎えての再演を収録したDVDがついに発売される。バッセルは本国で
も非常に人気のダンサーだが2007年惜しまれつつ引退、本映像はまさに貴重な
存在といえよう。美しさはもとより、正確なステップ、複雑やジャンプやター
ンのコンビネーションを笑顔で踊りこなすテクニックはさすがだ。ボッレは今
もっとも注目のダンサーで、フェリやザハーロワなどのパートナーとしても高
い技術と安定したサポートを披露している。
〔出演〕
シルヴィア:ダーシー・バッセル
アミンタ:ロベルト・ボッレ
オリオン:ティアゴ・ソアレス
エロス:マーティン・ハーヴェイ
ディアナ: マラ・ガレアッツィ 他 
英国ロイヤル・バレエ団
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:レオ・ドリーブ
復元:クリスフトファー・ニュートン
演奏:グラハム・ボンド指揮 ゴヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
美術:ロビン&クリストファー・アイアンサイド、 ピーター・ファーマー
照明:マーク・ジョナサン
収録:2005年12月、コヴェントガーデン王立歌劇場
【特典映像】  
○イラストレーション・シノプシス ○キャスト・ギャラリー
○ダーシー・バッセルによる解説と舞台裏(各幕の冒頭、及び終演後:チャプ
ターからのみ選択)
収録時間 全プログラム117分(本編93分+特典映像24分)
字幕 英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語

OA 4022(DVD-Video) \2850
ストラヴィンスキー:バレエ「プルチネッラ」
ムハイ・タン指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団
ムーヴァーズ・バレエ
楽曲は、セルゲイ・ディアギレフの打診を受けたストラヴィンスキーが1920年
に作曲した新古典主義時代の作品。タイトルの「プルチネッラ」とは、17世紀
イタリアの喜劇の主人公でずんぐりむっくりの道化のこと。18世紀の終わり、
ヴェニスの画家ジャンドメニコ・ティエポロが好んで描いたテーマで、彼は
100枚以上に及ぶ作品を描いている。本映像はTV用に収録されたもので、ブルー
バックを使って背景を絵画タッチのCGアニメと合成し、独特の感性で展開して
いる。
〔出演〕
アドリアナ・モルテリッティ、サブリナ・キャメラ、ユリア・ヴィルト、
ダヴィデ・カウリ、ヨッヘン・ヘックマン、ヌンツィオ・ヴェルデネロ 他 
ムーヴァーズ・バレエ
ソプラノ:アントネッラ・バルドゥッチ
テノール:ルーベン・アモレッティ
バス:フリオ・ザナーシ
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
振付:ブルーノ・シュタイナー  
台本・演出・背景 カルロ・イッポリート
演奏:ムハイ・タン指揮 スイス・イタリア語放送管弦楽団
収録:2006年
製品仕様
収録時間 全プログラム43分
字幕 英語 (歌部分)



★お知らせ★
当店のHPでTower Records Original商品のリンク先が間違っており、これまで
リストをごらんいただく事が出来ませんでしたが、訂正をいたしましたので
よろしくお願いいたします。旧譜も全商品取り扱っておりますので、よろしく
ご検討ください。

●Tower Records Original VINTAGE GOLLECTION
PROA 161 \1000
R.シュトラウス:アルプス交響曲、交響詩「死と変容」
ベルナルト・ハイティンク指揮、
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団

PROA 162 2枚組 \1500
ストラヴィンスキー:バレエ音楽集
火の鳥、春の祭典、ペトルーシュカ、プルチネルラ
ベルナルト・ハイティンク、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

PROA 164 \1000
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
ラヴェル: ツィガーヌ
エディット・パイネマン(Vln)
ペーター・マーク指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

PROA 165 7枚組 \5500
モーツァルト:ピアノ協奏曲選集
ピアノ協奏曲第1番-第5番、第9番、第11番-第20番、第22番、第23番
ロバート・レヴィン(fp)
クリストファー・ホグウッド指揮、エンシェント室内管弦楽団

PROA 173 \1000
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番、第2番
ワルター・クリーン(pf)アマデウス四重奏団

PROA 174 \1000
プーランク:ぞうのババール
サティ:ピアノ曲集
ヴェクサイオン、グノシエンヌ、ジムノペディ、逃げださせる歌、
最後から2番目の思想、スポーツと気晴らし
ジャン=マルク・ルイサダ(pf)
ジャンヌ・モロー(語り)

PROA 175 2枚組 \1500
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV.232
ゲオルグ・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団

PROA 177 2枚組 \1500
ベルリオーズ:ファウストの劫罰
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、リヨン歌劇場管弦楽団

PROA 179 4枚組 \3000
ダウランド:リュート曲全集(全92曲) 
アントニー・ルーリー、ナイジェル・ノース(lute)

PROA 183 \1000
デル・トレディチ:ファイナル・アリス
ゲオルグ・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団



●Tower Records Original HEROTAGE GOLLECTION
NCS 585 2枚組 \1500
武満徹の世界
ピアノと管弦楽のための「弧」第2部-
1.テクスチュアズ 2.リフレクション 3.コーダ、
弦楽のためのレクイエム、地平線のドーリア、環礁、
8つの弦楽器のための「ソン・カリグラフィー」第1番、第3番、
エクリプス、怪談、樹の曲、2つのフルートのためのマスク
若杉弘指揮、読売日本交響楽団 横山勝也(尺八)、鶴田錦史(琵琶) 
渡辺暁雄指揮、日本フィルハーモニー交響楽団 小出信也、野口竜(Flu)、
一柳彗、矢代秋雄(pf)、他

NCS 587 2枚組 \1500
三善晃の世界
ピアノ協奏曲、ソプラノとオーケストラのための「決闘」、
ヴァイオリン協奏曲、弦楽四重奏曲第2番、変容抒情短詩、祝典序曲、
ヴァイオリンソナタ、フルートとチェロとピアノのためのソナタ、交響三章
若杉弘指揮、読売日本交響楽団 本荘玲子(pf)江藤俊哉(Vln) 
巌本真理弦楽四重奏団 渡辺暁雄指揮、日本フィルハーモニー交響楽団、他

NCS 589 2枚組 \1500
松村禎三の世界
「EXPO‘70」-1.飛天 2.祖霊祈祷 3.詩曲、交響曲、管弦楽のための前奏曲、
弦楽四重奏とピアノのための音楽、アプサラスの庭、
ギリシャに寄せる2つの子守歌、
阿知女-ソプラノ、打楽器と11人の奏者のための
若杉弘指揮、読売日本交響楽団 石丸寛指揮、東京交響楽団 
東京混声合唱団、青木静雄(尺八)野坂恵子(琴)坪田昭二(pf) 
巌本真理弦楽四重奏団 小泉浩(Fl)小林健次(Vn)遠藤郁子(pf)、他

NCS 591 2枚組 \1500
豊田耕兒の芸術
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲

NCS 593 2枚組 \1500
山田一雄の芸術
マーラー:交響曲第2番「復活」
広瀬量平:管弦楽のための迦陵頻伽
中沢桂(Sop)志村年子(Alt)
山田一雄指揮、京都市交響楽団、京都市立芸術大学音楽学部合唱団





<EMI>
●EMI Great Recordings of the Century ニッパー盤(犬マーク)
★ご予約締切日:1月29日 限定発注品
※追加入荷の予定は今のところありません

EMI 5096472 2枚組 \2300
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲、フランス風序曲、他
ロザリン・テューレック(pf)

EMI 5096552 3枚組 \3450
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
ブッシュ四重奏団

EMI 5096682 2枚組 \2300
ショパン:ノクターン集、4つのスケルツォ
アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)

EMI 5096762 \1150
コルンゴールド:ヴァイオリン協奏曲、他
イッツァーク・パールマン(Vln)
アンドレ・プレヴィン指揮、ピッツバーグ交響楽団

EMI 5096802 \1150
モーツァルト:オペラアリア集
ルチア・ポップ(Sop)
レナード・スラトキン指揮、ミュンヘン放送交響楽団、他

EMI 5096902 \1150
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」
ジェレイント・ジョーンズ指揮、マーメイド・シンガース、管弦楽団
フラグスタート、シュヴァルツコップ(Sop)ヘムズリー(Br)ロイド(T)

EMI 5096922 \1150
シベリウス:交響曲第7番、タピオラ、海の精、ペレアスとメリザンド
トーマス・ビーチャム指揮、ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団

EMI 5097022 \1150
ワーグナー:オペラアリア集、二重唱集
ニルソン(Sop)ホッター(Br)
L.ルートヴィヒ指揮、フィルハーモニア管弦楽団

EMI 5096832 2枚組 \2300
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」全曲
マリア・カラス、シュワァルツコップ(Sop)フェルナンディ(Ten)
トゥリオ・セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団

EMI 5096942 2枚組 \2300
ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲
レナータ・スコット(Sop)レナート・ブルソン(Br)
アルフレッド・クラウス(Ten)
リッカルド・ムーティ指揮、フィルハーモニア管弦楽団



★価格変更のご案内★
以前ご案内いたしました下記シリーズの価格が変更になりましたので、再度
ご案内させていただきます。

<EMI UK>
●RECOMMENDS
ご好評頂いたRECOMMENDSシリーズの第2回発売のご案内です。今回は第1回と同
様ジュエルケース入りの1枚ものに加え、ブリリアント・ケース入りの2枚組み
アイテムも編成、Virgin Classicsの音源も参加しています。名演から若手ア
ーティストの録音まで見逃せないアイテム10点です。
各12Pブックレット付き

★1月23日までのご注文分は特別価格1枚あたり\1280となります。それ以降は
通常価格となりますので、よろしくご検討ください。

CDM-5181842 \1450
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番、第2番
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
アントニオ・パッパーノ指揮

CDM-5181822 \1450
シューベルト:
弦楽四重奏曲第8番、第12番「四重奏断章」、第13番「ロザムンデ」
ベルチャ四重奏団

CDM-5181892 \1450
プロコフィエフ:交響的協奏曲、チェロ・ソナタ
ハンナ・チャン(チェロ)
ロンドン交響楽団
アントニオ・パッパーノ(指揮&ピアノ)

VM-5181792 \1450
ヘンデル:オペラ・デュエット集
パトリツィア・チョーフィ(ソプラノ)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
イル・コンプレッソ・バロッコ、アラン・カーティス指揮

CDM-5181732 \1450
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
シューベルト:ロンド D,438
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)
イギリス室内管弦楽団
ジェフリー・テイト指揮

VMS-5181862 2枚組 \2900
D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ集
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)

CDM-5181752 \1450
バーンスタイン:ワンダフルタウン
クリズウェル(ソプラノ)、マクドナルド(ソプラノ)、ハンプソン(バリトン)他
バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループ
サイモン・ラトル指揮 32Pブックレット

CMS-5181582 2枚組 \2900
バッハ:無伴奏チェロ組曲
ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ(チェロ)

VM-5181772 \1450
バルトーク:
ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

CDM-5181712 \1450
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
スケルツォ集(4曲)
サイモン・トルプチェスキ(ピアノ)


●EMI TRIPLESシリーズ第2回発売のご案内です。CD3枚組みにまとめた名曲作
品アルバム、今回は10点の発売です。昨秋の第1回と同様に16Pブックレット付
きのマルチパッケージの仕様になります。

★3枚組 \1880に変更になりました。
こちらは通常にご注文をお受けいたします。

CZS-5093932 3枚組 \1880
バッハ:オルガン名曲集
パルティータ「ようこそ、慈悲あつきイエスよ」BWV768
トッカータとフーガ ハ長調 BWV564
トリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV527
協奏曲イ短調BWV593
トッカータとフーガ ニ短調BWV565
幻想曲ト長調BWV572 他
ウェルナー・ヤコブ(オルガン)

CZS-5094072 3枚組 \1880
バルトーク:協奏曲集
管弦楽のための協奏曲/ロイヤル・フィル、クーベリック指揮
ヴァイオリン協奏曲第2番/チョン(ヴァイオリン)、ラトル指揮
ピアノ協奏曲第2番/リヒテル(ピアノ)マゼール指揮
ピアノ協奏曲第3番/アルゲリッチ(ピアノ)、デュトワ指揮; 
ヴァイオリン協奏曲第1番/シトコヴェツキー(ヴァイオリン)、ペシェク指揮他

CZS-5094002 3枚組 \1880
ベルク:「ルル」全曲
パトリシア・ワイズ(ソプラノ)、
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)、
ヴォルフガング・シェーネ(バリトン)、ハンス・ホッター(バス)、
フランス国立管弦楽団
ジェフリー・テイト指揮

CZS-5094142 3枚組 \1880
ビゼー:管弦楽曲集
交響曲ハ長調; 組曲「ローマ」; 序曲「祖国」; アルルの女
カルメン組曲第1番; 「アルルの女」組曲; 子供の遊び(小組曲)
序曲イ長調 他
トゥールーズ・カピトール管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮

CZS-5094212 3枚組 \1880
ブラームス:協奏曲作品集
ピアノ協奏曲第1番、第2番/アラウ(ピアノ)、ジュリーニ指揮
ヴァイオリン協奏曲 オイストラフ(ヴァイオリン)、クレンペラー指揮
二重協奏曲
/オイストラフ(ヴァイオリン)、フルニエ(チェロ)、ガリエラ指揮 他

CZS-5094282 3枚組 \1880
ショスタコーヴィチ:協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番
/ルディ(ピアノ)、アントンセン(トランペット)、ヤンソンス指揮
ピアノ協奏曲第2番/ルディ(ピアノ)、ヤンソンス指揮
ピアノ五重奏曲/ナッシュ・アンサンブル
チェロ協奏曲第1番/トルトゥリエ(チェロ)、ベルグルンド指揮
ヴァイオリン協奏曲第1番
/オイストラフ(ヴァイオリン)、M.ショスタコーヴィチ指揮他

CZS-5094352 3枚組 \1880
チャイコフスキー:交響曲第4番-第6番
幻想序曲「ロミオとジュリエット」
フランチェスカ・ダ・リミニ
1812年
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CZS-5094492 3枚組 \1880
ヴィヴァルディ:協奏曲集
協奏曲集「四季」(全4曲); フルート協奏曲第3番「ごしきひわ」
ヴァイオリン協奏曲「海の嵐」; 協奏曲集「調和の霊感」(全12曲) 他
ヴィルトゥオージ・ディ・ローマ
レナート・ファザーノ指揮

CZS-5094562 3枚組 \1880
ツェムリンスキー:管弦楽作品集
人魚姫; シンフォニエッタ; 抒情交響曲; 昔あるとき; 
Cymbeline Suite Fruhlingsbegrabnis; Ein Tanzpoem 他
ケルン・フィルハーモニー・ギュルツェニッヒ管弦楽団
ジェイムズ・コンロン指揮

CZS-5094422 3枚組 \1880
チェロ名協奏曲集
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲/グートマン(チェロ)
エルガー:チェロ協奏曲 コーエン(チェロ)
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ト長調、 ト短調/ハレル(チェロ) 
ハイドン:チェロ協奏曲第1番、 第2番/トルトゥリエ(チェロ)
モン:チェロ協奏曲 デュ・プレ(チェロ)
シューマン:チェロ協奏曲/グートマン(チェロ) 他

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