クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-04 No.19-1

2006年04月29日 13時22分23秒 | Weblog
<Avie>
AV 2091 \2080
E・エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61(初稿版/世界初録音)
E・ショーソン:詩曲(最終稿版/世界初録音)
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
イギリスの詩人、哲学者でもあったコールリッジ=テイラー、リトアニアの作
曲家バルカウスカスのヴァイオリン協奏曲など、世界的に貴重な録音に取り組
んできた1964年フランス出身のヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン。
ヴィルトゥオーソとしての実力を存分に発揮し続けているグラファンの新作は、
ヴァイオリン協奏曲としては稀に見る長大な演奏時間を持ち、超難曲として知
られるエルガーのヴァイオリン協奏曲。しかも今回の録音は、未出版の初稿版
の楽譜をによる世界初録音となる注目のヴァージョンなのである!
クライスラーに献呈され初演が行われたエルガーのヴァイオリン協奏曲の初稿
版は、高度な超絶技巧を必要としあまりにも技術的に難しすぎたために初演者
のクライスラーを筆頭に、数々の名ヴァイオリンたちからも敬遠され改訂を求
められたという。
このような逸話を持つ未出版の初稿版が遂にイギリスの図書館で発見され、グ
ラファンの演奏による今回の録音が実現の運びとなった!初稿版の発見と録音
は本国イギリスでも大きな話題となっており、The Gramophone、Classic fM
Magazine、The Strad、The Independent、BBC Music Magazineなど様々な媒体
で紹介が行われている。
カップリングとして収録されているショーソンの詩曲も、世界初録音となる最
終稿版という興味深い内容。ハンドリー&ロイヤル・リヴァプール・フィルと
いうイギリス音楽のスペシャリストのサポートを受け、現代のヴィルトゥオー
ソ・ヴァイオリニストであるグラファンが挑むエルガーの超難曲。聴き逃すこ
と無かれ!

AV 2084 \2080
20世紀の合唱作品集Vol.1-プーランクと同世代の作曲家たち ――
F・クープラン:
めでたし女王、アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り、エクスルター
テ・デオ、羊飼いたちよ汝らが見たものを語れ、賢人ら星を見て、おお大いな
る神秘、この日、キリストは生まれぬ、ミサ曲ト長調、黒い聖母像への連祷
O・メシアン:おお、聖なる晩餐
ピエール・ヴィレット(1926-1998):
聞きたまえ主よOp.45、天使の糧Op.80、聖母の賛歌Op.24
エドワード・ヒギンボトム(指揮)、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
エドワード・ヒギンボトムが、オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
のディレクターに就任して今年で30周年。
これまでにヒギンボトム&オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団は70を
超える録音と多くのコンサートを行い、世界中から高い評価を獲得してきたと
いう実力と実績を誇っている。
ヒギンボトムのディレクター就任30周年を記念してアヴィー(Avie)より全3枚
(予定)のシリーズ「20世紀の合唱作品集」がスタート!
第1弾はプーランク、メシアン、日本でも人気の高いヴィレットの作品を収録
したフレンチ・アルバムという内容。今後も「イギリス」、「アメリカ」の2
タイトルが継続リリースされる予定となっており、30年という長い月日によっ
て培われ熟成された両者のコンビによる歌声を存分に楽しむことが出来る合唱
ファン要チェックのシリーズである。

AV 2060 \2080
フリードリヒ・アウグスト・クンマー(1797-1879):
チェロ二重奏曲Op.22-1/同Op.103-1/同Op.22-2/同Op.156《ヘンデルのユダ
ス・マカベウスの主題による変奏曲》/同Op.103-4/アリオーソ
フェーベ・カライ(バロック・チェロ)、
タンヤ・トムキンス(バロック・チェロ)
19世紀ドイツの作曲家クンマーの楽しさに満ちたチェロのための二重奏曲の
数々を、2人の女流バロック・チェロ奏者カライとトムキンスが聴かせてくれ
るデュオ・アルバム。
クンマーは作曲家としてだけでなく、ドレスデン歌劇場の主席チェロ奏者とし
て活躍するなどチェロの名手としても大変名高かった音楽家である。
カライとトムキンスによる今回の録音は、ガンと闘う子供たちをサポートする
ためのチャリティー「We Duet 4 Kids」の一環として位置づけられている。




<PentaTone>
PTC 5186 063(SACD-Hybrid) \2850
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-1/同第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》
/同第18番変ホ長調Op.31-3
児玉麻里(ピアノ)
2003年より浜離宮朝日ホールで進行中のベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲
演奏会もいよいよ終盤に突入し、更に勢いを増している児玉麻里。
並行してペンタトーン・クラシックスより録音&リリースが行われているベー
トーヴェンのピアノ・ソナタ全集も、待望のプロジェクト第3弾が登場!




<Timpani>
1C 1097 \2180
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864-1955):
交響曲全集Vol.2(世界初録音) ――
交響曲第2番へ短調/交響曲第5番ト長調
セバスチャン・ラング=レッシング(指揮)、ナンシー交響楽団
前回リリースされたVol.1(1C 1093)が日本のみならず、世界中から大きな反
響を受けたフランスの作曲家ロパルツの交響曲。待望の第2弾は1900年に作曲
された「交響曲第2番」と1944年に作曲されたロパルツ最後の交響曲である
「交響曲第5番」というカップリング。
演奏はVol.1でも好演を聴かせてくれた、ナンシー交響楽団の音楽監督とタス
マニア交響楽団の芸術監督を兼務する期待の指揮者ラング=レッシングと、
フランス東部の都市ナンシーを本拠地とするナンシー交響楽団のコンビが引
き続き担当。
ティンパニー(Timpani)の代名詞でもある「クセナキス作品集」に続くベス
トセラーとなるであろうロパルツの交響曲全集。完結となる次回のVol.3が既
に待ちきれないところ!




<ASV>
CDDCA 1181 \2080
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ヴィオラと管弦楽のための組曲
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):ヴィオラのための《悲歌》
W・ウォルトン:ヴィオラ協奏曲イ長調
ヨーク・ボーウェン(1884-1961):ヴィオラ協奏曲ハ短調Op.25
ヘレン・カルス(ヴィオラ)、
マーク・タッデイ(指揮)、ニュージーランド交響楽団
20世紀のイギリスの器楽作品の中でも名作と名高いウォルトンのヴィオラ協
奏曲を中心に据え、イギリスの作曲家によるヴィオラのためのレパートリー
を集めたイギリス音楽ファンには堪らないアルバムがリリース。
中でもボーウェンのヴィオラ協奏曲の録音は非常に少なく、特にヴィオラ奏
者や関係者からは歓迎されることだろう。ちなみにカデンツァはカルス自身
によるもの。国際的に活躍中の女流ヴィオラ奏者であるヘレン・カルスは来
る6月-7月には客演主席奏者としてオーストラリア室内管弦楽団のツアーに参
加する予定となっている。





<Resonance>
CDRSB 405 4枚組 \3600
J・ブラームス:交響曲全集 ――
交響曲第1番ハ短調Op.68/同第2番ニ長調Op.73/同第3番へ長調Op.90
同第4番ホ短調Op.98/悲劇的序曲Op.81/ハイドンの主題による変奏曲Op.98
大学祝典序曲Op.80
マレク・ヤノフスキ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
ポーランドの名匠ヤノフスキとイギリスの古豪ロイヤル・リヴァプール・フィ
ルのタッグが織り成す洗練されたブラームス!ブラームスはヤノフスキが得意
としているレパートリーでもあり、練りに練られた解釈には非常に定評がある。

CDRSB 204 2枚組 \2160
J・ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15/同第2番変ロ長調Op.83
ジョン・リル(ピアノ)、ジェームズ・ロッホラン(指揮)、ハレ管弦楽団
1970年チャイコフスキー国際コンクールの覇者である名手ジョン・リルと、
日フィルへの客演で日本でもお馴染みのマエストロ、ロッホランによるブラ
ームスが装いも新たに新装再リリース。

CDRSN 3069 \1080
夏-コレクション・オヴ・シーズナル・クラシッス ――
A・ヴィヴァルディ:《四季》より 夏
J・ロドリーゴ:夏の協奏曲
S・プロコフィエフ:夏の日Op.65
クリストファー・ガンニング:夏の午後
F・ディーリアス:夏の歌
G・ガーシュウィン:サマータイム
様々なアーティスト
早くも夏到来!?四季を辿るシリーズも第3弾に突入。「夏」というテーマに
沿いながらも、独特な選曲によるカップリングが特徴のコンピレーション盤。





<Globe>
GLO 5213 \2180
W・A・モーツァルト:
フルート協奏曲第1番ト長調K.313/同第2番ニ長調K.314
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
マーテン・ルート(フルート)、長澤真澄(ハープ)、
アンサンブル・シェーンブルン
85年という歴史を持ち、オランダの鬼才フェルトホーフェンが率いるオラン
ダのバロック・オーケストラ、オランダ・バッハ協会で主席フルート奏者を
つとめるマーテン・ルートによるモーツァルト・アルバム!
ルートは、2001年までの10年間アニマ・エテルナの主席奏者をつとめていた
経歴を持つなど、バロック・フルートのスペシャリストとして知られている。
K.299では日本のハープ奏者、長澤真澄が共演として録音に参加するなど、
ピリオド楽器ファン注目の1枚!

GLO 5211 \2180
G・F・テレマン:
リコーダー・ソナタ へ長調TWV41:F2/同変ロ長調TWV41:B3/
同へ短調TWV41:f1/同ハ長調TWV41:C2/同ニ短調TWV41:d4/
同ハ長調TWV41:C5/同へ短調TWV41:f2
サスキア・コーレン(リコーダー)、
マルグリット・ティンデマンス(ヴィラ・ダ・ガンバ)、
ペーター・ワッコーン(チェンバロ)
Tサスキア・コーレンはオランダのスヴェーリンク音楽院でケース・ブッケと
ワルター・ファン・ハウヴェという2人の名手からリコーダーの指導を受けた
オランダの女流リコーダー奏者。
キングズ・コンソートやオランダ・バッハ協会といった名立たるバロック・
オーケストラにも参加しており、ベネルクス三国の音楽や中世の音楽をレパ
ートリーとしており今後の更なる活躍が期待されている。





<Musique En Wallonie>
MEW 0528-0531 4枚組 \8720
ウジェーヌ・イザイに献呈されたヴァイオリン・ソナタ ――
ギュスターヴ・サマズィーユ(1877-1967):
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864-1955):
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
C・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
アルベリク・マニャール(1865-1914):
ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.13
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.23
シルヴィオ・ラザリ(1857-1944):ヴァイオリン・ソナタOp.24
ギョーム・ルクー(1870-1894):ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ヨゼフ・ヨンゲン(1873-1953):ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.27
アンドリュー・ハーディ(ヴァイオリン)、
ウリエル・ツァショル(ピアノ
ベルギーの生んだヴァイオリンの世界的巨匠であり、様々な作品を残したウ
ジェーヌ・イザイのために作曲され献呈されたヴァイオリン・ソナタの数々
を集めたベルギーのレーベルならではの好企画盤。
イザイが初演を行ったフランクやルクーのヴァイオリン・ソナタから、ヨン
ゲン、ロパルツ、ヴィエルヌなど様々な作曲家の名前が見られる。
ヴァイオリンのハーディは15歳でボルチモア交響楽団との共演を行い、ブル
ッフのヴァイオリン協奏曲第1番でデビュー。1985年から87年までテキサスの
フォートワース交響楽団のヴァイオリン奏者をつとめ、その後はフォルクヴァ
ンク室内管弦楽団、ヴュルテンベルク室内管弦楽団なヨーロッパで活躍。現
在はブリュッセルを拠点にソリスト、室内楽奏者として活躍中のヴァイオリ
ン奏者である。

MEW 0525 \2180
マルガレータの甘い憂鬱 ――
作曲者不詳(ストリッケルス編):
Roti boully ioyeulx、La danse de Claves
ジョスカン・デ・プレ:美しき人よ、あなたの愛のために
アントワーヌ・ブルヒア:
Vray Dieu qui me confortera、この上もない悲しみに
アレクサンドル・アグリコラ:Et qui la dira dira
ルイ・ミラン:5声のパヴァーヌ
ピエール・ド・ラ・リュー:Pourquoy tant me fault il
ヤコブ・オブレヒト:Si sumpsero/他 全20曲
カピラ・フラメンカ
ベルギーの中世&古楽音楽のスペシャリストとして活躍中のヴォーカルとピリ
オド楽器によるアンサンブル、カピラ・フラメンカがオーストリアのマルガレ
ータの生涯をラ・リュー、オブレヒト、ジョスカン、イザークらの作品で綴る
音楽物語。

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06-04 No.19-2

2006年04月29日 13時21分49秒 | Weblog
<Cobra Records>
COBRA 0016 \2180
ユリウス・レントヘン(1855-1932):室内楽作品集第2巻 ――
ピアノ四重奏曲ト長調/木管五重奏のための《セレナーデ》/バリトン、
ピアノと木管奏者のための《カロン》/バリトン、ピアノと木管奏者のため
の《ヴィジョン》/フルート、オーボエとバスーンのための《三重奏曲》
パルカニー弦楽四重奏団、
ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(ピアノ)、
エウテルペ木管五重奏団、ピエール・マック(バリトン)、
ハンス・アイザッカー(ピアノ)、パウリン・オースタンリク(オーボエ)、
バーバラ・デレウ(フルート)、ブラム・ファン・サンベーク(バスーン
オランダの音楽家の一族、「レントヘン家」で最も著名なユリウス・レント
ヘンの生誕150年を記念してスタートした記念シリーズの第2集。木管楽器の
ための作品を中心に収録。

COBRA 0017 \2180
ユリウス・レントヘン(1855-1932):管弦楽作品集 ――
交響曲イ短調/ビットナル・シンフォニー/交響曲ハ短調
ハンス・レンダース(指揮)、北ネーデルランド管弦楽団
続いてのレントヘン作品集は交響曲を収録した管弦楽のための作品集。2つの
オーケストラの合併によって1989年誕生した北ネーデルランド管が演奏を担当
しており、オランダのオーケストラ・ファンには嬉しいところ。

COBRA 0015 2枚組 \4360
ジェレミー・メニューイン・プレイズ・ベートーヴェン ――
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1/同第13番変ホ長調Op.27-1
同第31番変イ長調Op.110/ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
同第3番ハ短調Op.37
ジェレミー・メニューイン(ピアノ&指揮)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア
1984年のヤング・コンサート・アーティスツ・ピアノ・コンペティションで
優勝を飾り、ベルリン・フィル、ロイヤル・フィル、フランス国立管やイス
ラエル・フィルなどといった一流オーケストラとの共演を重ねるピアニスト、
ジェレミー・メニューイン。
ユーディ・メニューインという偉大すぎる父を持つため、楽器は違えども比
較との戦いがあったのだろうがピアノの腕前は中々のもの。1音1音を丁寧に
奏でるスタイルと非常に豊かな響きを聴かせるスタインウェイの音色が印象
的な好演奏である。




<Ref>
Ref 365072 \2180
J・ブラームス:《ハンガリー舞曲集》より 第1番、第4番、第5番
P・I・チャイコフスキー:瞑想曲ニ短調Op.42
J・スーク:アパッショナートOp.17
B・スメタナ:わが故郷より
H・ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ
S・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
N・リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
マリー・カンタリル(ヴァイオリン)、ヴェロニク・ブラッコ(ピアノ)
ロシアのモスクワ音楽院を皮切りに、フランスのグルノーブル国立音楽院など
で研鑽を積んだ女流ヴァイオリン奏者、マリー・カンタリルのソロ・アルバ
ム。大作曲家たちの名作をHendrik Willems 1690のヴァイオリンで徹底的に
弾きこなす!





<Opus Millesime>
GCK 20052 \2180
メッセージ・トゥ・レイ ――
レイ・チャールズ:Hallelujah I love her so、What'd I Say
ハーラン・ハワード:Busted
H・カーマイケル:我が心のジョージア(ヴァージョン1&ヴァージョン2)
ドン・ギブソン:I Can't Stop Loving You
シンディ・ウォーカー:You Don't Konw Me(ヴァージョン1&ヴァージョン2)
ジャン=ミシェル・ベルナール:Can't Get Away/他 全15曲
ジャン・ミシェル・ベルナール(ピアノ)
カサドシュの作品の紹介を中心としてきたオーパス・ミレズム(Opus
Millesime)からなんとレイ・チャールズへのトリビュート・アルバムが登場!
クラシックのエレガントな雰囲気とジャズのダイナミックなタッチを併せ持っ
たピアニスト、ジャン・ミシェル・ベルナールが絶妙感なバランスで名曲を聴
かせてくれる。





<Hortus>
HORTUS 042 \2180
J・G・ロパルツ:聖女アヌのミサ/サン・サンクラマンへのサリュート
マリーナ・ヴェナント(ソプラノ)、
キャロリーヌ・ゲスレ(メゾ・ソプラノ)、
ニコル・コルティ(指揮)、
ブリテン合唱団、ヴィンセント・ジャンブリン(オルガン)、
ジャン・ビゾ(オルガン)
ティンパニー(Timpani)で進行中の一連の作品集の世界的ヒットにより、注
目を集めているロパルツの宗教作品。指揮を務めるのは1993年よりノートル
ダム大聖堂楽長の任にあるニコル・コルティ。12人のプロフェッショナルに
よって構成されているブリテン合唱団の歌声が、重厚なオルガンの旋律に乗っ
て神秘的に響き渡る。

HORTUS 041 \2180
聖母マリア、神の母よ ――
Praeconia Virginis/Vocibus...Gaudeamus/聖母に遣わされ/神のお告げ
/喜べ処女、キリストの御母マリアよ/善き甘き御言葉/アヴェ・マリア
/Vidi speciosam/マリアは天に昇らせたもう/めでたし元后
シルヴァン・デュードネ(指揮)、
メトリーズ・ノートル・ダム・ド・パリ
グレゴリオ聖歌と中世の作品のスペシャリストであるフランスのヴォーカル
・アンサンブル、メトリーズ・ノートル・ダム・ド・パリが歌う聖歌集。

HORTUS 044 \2180
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):クリスマスのための作品集 ――
ノエル集より/パストラール/シューマンを讃えるフィナーレ/全14曲
クルト・リューダース(リードオルガン)、
フランソワーズ・マセ(ソプラノ)、
フランソワ・ランブレー(ピアノ)
19世紀フランスにおける名オルガンニストとして活躍し、パリ・スコラ・カ
ントルムの創設に尽力したギルマンのクリスマスに因んだ作品を集めたタイ
トル。フランスのオルガン奏者であるリューダースが演奏する、リードオル
ガンがどこか懐かしい響きを醸し出している。

HORTUS 043 \2180
マニフィカト ――
作曲者不詳(フランス18世紀頃):
コンセール・スピリチュエルのためのノエル/マニフィカト《Motet a grand
choeur par M.》
アグネシカ・コヴァルチック(ソプラノ)、
ジャン=フランソワ・ロンバール(カウンター・テノール)、
ベルトラン・ボッシュ(テノール)、オリヴィエ・ベテンス(バス)、
ダニエル・メイラン(指揮)、アラベスク、ラ・カメラータ・バロック
「ラ・カメラータ・バロック」は、スイスの中堅世代の実力派合唱指揮者であ
るダニエル・メイランによって1992年結成された16人の歌い手によるヴォーカ
ル・アンサンブルである。マニフィカト《Motet a grand choeur par M.》は
バルバストレ、ダンドリュー、ダカン、コレットといった18世紀フランスの
4人の作曲家の作品によって構成された24分の作品。





<Eufoda>
EUFODA 1135 \2180
グレゴリオの2つの晩祷 ―― 晩祷《万聖節》/晩祷《クリスマス》
アベルボード修道院聖歌隊
1134年にベルギーの都市アベルボードに設立されたアベルボード修道院の聖
歌隊が歌う美しきグレゴリオ聖歌。

EUFODA 1138 \2180
J・スーク:弦楽のためのセレナーデOp.6
ホアキン・トゥリーナ(1882-1949):闘牛士の祈り
B・ブリテン:シンプル・シンフォニー
ウィレム・ケルステルス(1929-1998):3つのバガテル
ヤン・ヴァンデルロースト:2楽章の音楽
ディルク・フェルミューレン(指揮)、
チェンバー・オーケストラ・シンフォニア
1985年にフェルミューレンを指揮者に迎え、フランダース地方で活躍を見せる
弦楽オーケストラ、チェンバー・オーケストラ・シンフォニアによる作品集。
日本でもお馴染みのヴァンデルローストやケルステルスといったベルギーの作
曲家の作品の収録がポイント。

EUFODA 1139 \2180
G・ロッシーニ:
フルート四重奏曲集(第1番-第4番)/ウィリアム・テルからのディヴェル
ティメント
カルロス・ブルネール(フルート)、ムント弦楽三重奏団、
レヴェント・ケンデ(ピアノ)
カルロス・ブルネールはベルギー王立歌劇場のメンバーとしても活躍し、ソリ
ストや室内楽奏者として幅広い活動を行っているベルギーのフルート奏者であ
る。

EUFODA 1141 \2180
マリヌス・デ・ヨンク(1891-1894):
Kinderspelen Op.165/ソナチネOp.46/ソナチネOp.47/Korte Variaties
フランシス・ヴェルドート(ナレーター)、ディルク・ロンバウト(ピアノ)
アントワープ音楽院で教鞭を執り、作曲家、教育者として19世紀ベルギー音
楽界の発展に努めたマリヌス・デ・ヨンクのピアノ作品集。

EUFODA 1144 \2180
ミステリー・サークル-現代合唱作品集 ――
ボウドウェイン・ブッキンクス(1945-):カンタータ、ノータ・ベーネ
ジョージ・デ・デッカー:Los Tambores de Calanda
ジャン=ポール・ビロー:エピタラミア
カレル・フイヴァールツ(1923-1993):Want de tijd is nabij
ヘルマン・バエテン(指揮)、
ノールドリンブルク男声合唱団、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ
現代べルギーの作曲家4人の男声合唱のための作品集。電子音楽などの難解な
作品ではなく、男声合唱(一部オーケストラ伴奏付き)による新しいスタイル
の作品が聴ける。





<Attacca>
Babel 8843 \2180
アルマン・ルイ・クープラン:アリアと変奏曲
シャルル・ヨーゼフ・フルマンダル:ディヴェルティスマンOp.7-4
W・A・モーツァルト:グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調K.356
クロード・バルバトル:
La Monmartel ou La Brunoy、Prelude non mesure、La d'Esclignac
ジャック・デュフリ:Le 4-item livre
ヒルブラント・ボルケント(フォルテピアノ)

Babel 9479 \2180
木管楽器と打楽器のための作品集 ――
ジャチント・シェルシ(1905-1982):
打楽器のための《I Riti》
フルートとクラリネットのための《Ko-Lho》
フルート独奏のための《Pwyll》
クラリネットのための《Ixor》
ピッコロとオーボエのための《Rucke di Guck》
アルト・フルート、ゴング、カウベルのための《Hyxos》
トランペット独奏のための 《Quattro Pezzi》
ピーター・マセウス(トランペット)、
ジャック・メールテンンス(クラリネット)、
リエン・デ・リーデ(フルート)、ティース・ロールダ(フルート)、
ヤン・スプロンク(オーボエ)、
アタッカ・パーカッション・アンサンブル

Babel 9369-1 \2180
逃走用梯子6 ――
クシシュトフ・ペンデレツキ:Capriccio per Siegfried Palm
ヨープ・ストラセール:Just for one
ヴィトルト・ルトスワフスキ:Sacher Variation
アンリ・ケルゴマール:Hapsis
ヘルムート・ラッヘンマン:Spektra fur drei Celli
ロルフ・ゲールハール:Solipse
タコ・クーイストラ(チェロ)

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06-04 No.18

2006年04月28日 17時02分55秒 | Weblog
<ECM New Series>
476 3106 \2080
ジャチント・シェルシ-Natura Renovatur
Ohoi
Ave Maria*
Anagamin
Ygghur*
Natura renovatur
Alleluja*
フランセス=マリエ・ウィッティ(Vc)*
ミュンヘン室内管弦楽団
指揮:クリストフ・ポッペン
録音:2005年6月、ヒンメルファールトゥス教会
今なお光を失わないジャチント・シェルシの作品集。
1988年にこの世を去ったイタリア人作曲家ジャチント・シェルシ。彼の作曲家
としてのキャリアはその当時としては当たり前であった12音技法から始まりま
したが、彼が残した作品には純然に他と違う何かがあり、いまだ現代音楽界の
中で光を放ち続けています。「自然の再生」と名づけられた今回のアルバムは、
ECMとしては初めてのシェルシ作品のリリース。しかしレーベルがこの作曲家
にはらう深い敬意を感じさせるものです。
ウィッティはフィンランド系の両親を持つシカゴ生まれのチェリスト。現在は
オランダ国籍です。彼女は1975年、ローマでシェルシに出会い、彼の晩年の作
品完成に大いに貢献したことで知られています。逆に多くのチェロ作品は彼女
のために書かれてもいます。
ポッペン/ミュンヘンCOにとっては6枚目のECM作品。チェロと室内オーケスト
ラの共演作はなく、管弦楽作品と無伴奏チェロ作品が交互に現れる構成になっ
ています。

4763022 \2080
トーマス・デメンガ-Chonguri
ツィンツァーゼ:チョングリ
J.S.バッハ:古き年は過ぎ去り、主なる神,いざ天の扉を開きたまえ
カサド:緑の悪魔の踊り
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調
フォーレ:ロマンス
ウェーベルン:3つの小品、2つの小品
J.S.バッハ:主イエス=キリスト、われ汝を呼ぶ、我が魂は主をたたう
フォーレ:夢のあとに、子守歌
ショパン:夜想曲 変ホ長調
リスト:悲しみのゴンドラ
ミヨー:ヴォカリーズ練習曲
デメンガ:アイネ・クライネ・エレグング、ニューヨーク・ホンク
トーマス・デメンガ(Vc)
トーマス・ラルヒャー(Pf)
テオドーロ・アンツェロッティ(アコーディオン)
録音:2004年8月、ハイデルベルク
17のチェロ小品の中で繰り広げられる、時間、空間、心的状況を超える小旅行。
一枚のアルバムの中に、生きた時間も空間も違うさまざまな作曲家のチェロ小
品が散りばめられています。世界中が名前を知っている作曲家から少々聞きな
れない作曲家。ドイツ・バロックの巨匠バッハからフランス6人組のミヨー。
これらは一見、とりとめがなく並んでいるかのよう。でも一聴頂ければ、お分
かり頂けると思います。時間も空間もないどこまでも自由な世界を旅して帰っ
てくるような、そんな気持ちにさせてくれることを。
いままでも多くの興味深いアルバムをECMに作り続けてきたデメンガと彼の古く
からの音楽仲間ラルヒャーとアンツェロッティのコラボレーション。数ある
「チェロ小品集」の中でも異彩を放った唯一無二のアルバムの登場です!



<DECCA (Italy)>
4763095 2枚組 \4160
J.S.バッハ:パルティータ全集 BWV 825-830, 831
ラミン・バーラミ(Pf)

4762820 \2080
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ラミン・バーラミ(Pf)
1976年、テヘラン生まれのピアニスト、ラミン・バーラミ。ワイセンベルク、
シフ、レヴィンなどに師事したバーラミですが、忘れてはならないのはロザリ
ン・テュレックより受け継いだバッハ作品解釈です。今やその活動範囲を現代
音楽にまで広げ多彩な音楽を奏でるバーラミですが、イタリア・デッカからの
リリースはやはり真骨頂であるバッハ。パルティータとゴルトベクルクという
最重要作品2タイトルです。
ラミン・バーラミの詳しい情報は下記ウェブ・サイトにも掲載されています。
(英・独・伊)http://www.raminbahrami.com/

4767029 \2080
ショパン:
4つのスケルツォ、夜想曲 第2&5番、華麗なる大円舞曲、華麗なる円舞曲、
子犬のワルツ、軍隊ポロネーズ、子守歌 作品57 即興曲 第1番、
幻想即興曲
ジャンルカ・カシオーリ(Pf)
94年15歳にしてウンベルト・ミケーリ国際ピアノ・コンクールで優勝。DGには
ウェーベルンやシェーンベルクといった10代とは思えない曲集でデビューを果
たしたジャンルカ・カシオーリ。デビュー盤の選曲は渋かったのですが、今回
はショパン・アルバム。しかも、子犬のワルツや幻想即興曲を含んだかなりポ
ピュラーな選曲で少々驚かされますが、こうした作品が彼独特の哲学的なピア
ニズムを知るには最も適しているのかも。
次回には、国内盤でリリースされているグリミネッリとのフルート曲集もご案
内いたします。

4763041 2枚組 \2600
ヴェルディ:レクィエム
レナータ・テバルディ、ネル・ランキン、
ジャチント・プランデッリ、ニコラ・ロッシ・レメーニ
スカラ座歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ヴィクトール・デ・サバタ
録音:1951年 ライヴ (モノラル)
個性的なリリースが並ぶイタリア・ローカルに、こんな貴重な録音が!不滅の
名盤として知られるEMIの54年録音の3年前のライヴにこんなところでお目にか
かれるとは!!歌手陣も信頼がおける絶頂期の実力派。ブラッヒャーの新譜に
対しても「録音がすばらしい」とのお褒めを多く頂いたイタリア・ユニバーサ
ルですので、音質にも期待がたかまります。
なんといっても録音の少ないことで知られる巨匠ですので、ファンにとっても、
聴く機会がなくてファンになれなかった人にも大変うれしいリリースです。




<Philips(Italy)>
4763061 \2080
Love Duets
「仮面舞踏会」「ノルマ」「愛の妙薬」「友人フリッツ」「無礼講の晩餐会」
「アンドレア・シェニエ」より
ダニエラ・デッシ(S)
ファビオ・アルミリアート(T)
ヴュルテンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:マルコ・ボエーミ
イタリア・オペラ界では他の追随を許さないスター夫妻、ダニエラ・デッシと
ファビオ・アルミリアートのデュエット集。もちろんプライヴェートにおいて
も良きパートナーであるふたりですので、タイトルどおりのお熱い共演を聴か
せてくれるハズ。選曲にはかなりこだわり見て取れ、イタリア・オペラの中で
も珍しい物の二重唱が多く含まれています。





<EMI>
DV2AW-3592579(DVD-Video) \4080
ハンプソン、プラッソン/マスネ:ウェルテル(バリトン版)
マスネ:歌劇「ウェルテル」(1902年バリトン版)
ウェルテル/トーマス・ハンプソン(バリトン)
シャルロット/スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)
アルベール/ステファン・デグー(バリトン)
ソフィ/サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
法務官/ルネ・シラー(バス)
シュミット/フランソワ・ピオリーノ(テナー)
ヨハン/ローレン・アルヴァーロ(バリトン)
トゥールーズ・カピトル国立管弦楽団
パリ聖歌隊
ミシェル・プラッソン指揮
2004年4月29日、パリ、シャトレ座でのコンサート・パフォーマンス収録
パリでの伝説的演奏が遂にDVD化、ハンプソンの名唱がよみがえる!
このバリトン版は当時の高名なバリトン、マッティア・バッティスティーニを
起用した公演のために1902年マスネ自身によって手が加えられました。この改
訂は単にテナー・パートをバリトン用にトランスクライブしただけでなく書き
加えが行われた意欲作です。ハンプソンはこの作品の上演に非常に意欲的に取
り組み、1999年メトでスーザン・グラハムを相手役に上演しています。さらに
ハンプソンはパリでの上演に情熱を燃やしこのシャトレ座公演が実現、今や伝
説的な「ウェルテル」公演となりました。ファン待望のDVD化です。





<WARNER>
2564.63074 \1900
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ハチャトリアン:ピアノ協奏曲
ボリス・ベレゾフスキー(P)、
ドミトリ・リス指揮 ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキーはベレゾフスキーが優勝した1990年のチャイコフスキー・
コンクールのライヴで発売されているが今回は演奏水準のより高いセッショ
ン録音。

2564.62997 \1900
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲第1番、ヴァイオリン・ソナタOp.134
リーラ・ジョセフォウィッツ(Vn)、
サカリ・オラモ指揮 バーミンガム市立交響楽団
フィリップスで数CDをリリースし、日本でも人気のジョセフォウィッツが、
オラモ&バーミンガム市響とノヴァチェクを共演者に迎えての久々の本格的
な録音。ショスタコーヴィチの技巧的な作品はジョセフォウィッツの最も得
意とするところで、話題を取ること間違いなし。

2564.62998 \1900
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 第3巻
弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130、大フーガ 変ロ長調 Op.133
エンデリオン四重奏団
最新の研究成果に基づく「Jonathan Del Mar(ジョナサン・デル・マール)」
版による初の全集録音。第1巻の国内盤はレコ芸「特選」
弦楽四重奏曲の形式の枠を超えた第13番とその終曲として作曲され、後に別
の作品番号を与えられて独立した大フーガをともに収録。

2564.63067 3枚組 \5400
モーツァルト:交響曲 第38番-41番
ニコラウス・アーノンクール指揮 ヨーロッパ室内管弦楽団
今年結成25年を迎えるヨーロッパ室内管弦楽団と盟友アーノンクールによる
記念CD
ボーナスCD(サンプラー)付
1. ベートーヴェン:「アテネの廃墟」序曲
2. ドヴォルザーク:スラブ舞曲第1集-8番
3. ヴィヴァルディ:『四季』より「夏」-プレスト
4. メンデルスゾーン:真夏の夜の夢-7番 コン・モート・トランクィッロ
5. シューマン:交響曲第2番-第2楽章
6. ウォルトン:「ヘンリー5世」-パッサカリア「ファルスタッフの死」
7. ウォルトン:「ヘンリー5世」-彼女の柔らかい唇に触れて
8. モーツァルト:コンサート・アリアK.419「いや、それはあなたにはできない」
9. モーツァルト:セレナーデ No.10「グラン・パルティータ」-フィナーレ
10.ベートーヴェン:「荘厳ミサ」-ベネディクトゥス
11.シューマン:ピアノ協奏曲-第2楽章
12.シューベルト:ミサD950「荘厳ミサ」-サンクトゥス
13.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番-第3楽章
14.メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」-第4楽章
15.ベートーヴェン:交響曲第7番-第4楽章

2564.63265 6枚組 \7500
シューマン:ピアノ協奏曲、R.シュトラウス:ブルレスケ
ブラームス:
幻想曲集Op.116、3つの間奏曲Op.117、6つの小品Op.118、4つの小品Op.119
ピアノ協奏曲第1番
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲第、ラヴェル:ピアノ協奏曲
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番、ピアノ・ソナタ第30番、ピアノ・ソナタ第31番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、13の前奏曲より第12番
エレーヌ・グリモー

2564.63263 10枚組 \10800
華麗なるヴィルトゥオーゾ(パガニーニ:「うつろな心に」よる変奏曲,カプ
リース第24番,「モーゼ」の主題による変奏曲、チャイコフスキー:メロディ,
ワルツ=スケルツォ、ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番,創作主題
による変奏曲、他)
ライヴ・アット・ルーブル(ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ、シュー
ベルト:グランド・デュオ、プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソ
ナタ、他)
R.シュトラウス:
ヴァイオリン・ソナタ、
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント、
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番,2番、5つのメロディー
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ、メトネル:ヴァイオリン・ソナタ第3番
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲、
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番,3番,5番
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番、
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ラロ:スペイン交響曲、
ショーソン:詩曲、
ラヴェル:ツィガーヌ
ワディム・レーピン

2564.62318(DVD-Video) \7950
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
ダニエル・バレンボイム指揮 バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団
バイロイト・フェスティバル 1991年6月 ライヴ収録
NTSC 16:9 ワイドスクリーン、PCMステレオ2ch(CDクオリティ)、
Dolby Digital 5.1、DTS5.1 ドイツ語、仏語、英語、伊語、スペイン語
(注)最初の25分間、演出に使用されたステージ上のレーザー操作のために
画像に歪みが生じています。
演出:ハリー・クプファー
ヴォータン J.トムリンソン
ドンナー  B.ブリンクマン
フロー   K. シュライブマイヤー
ローゲ   G. クラーク
フリッカ  L. フィニー
フライア  E. ヨハンソン
エルダ   B. スヴェンデン 他

2564.62320(DVD-Video) 2枚組 \10800
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
ダニエル・バレンボイム指揮 バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団
バイロイト・フェスティバル 1992年6月 ライヴ収録
NTSC 16:9 ワイドスクリーン、PCMステレオ2ch(CDクオリティ)
Dolby Digital 5.1、DTS5.1
ドイツ語、仏語、英語、伊語、スペイン語
演出:ハリー・クプファー
ジークフリート S.イェルザレム
ミーメ     G. クラーク
ヴォータン   J.トムリンソン
アルベリヒ   G.v.カンネン
ファフナー   P.カン
ブリュンヒルデ A.エヴァンズ
エルダ     B. スヴェンデン 
森の小鳥    H.ライドラン
今回の「ジークフリート」で「ニーベルングの指環」4部作のうち3作のDVD化
が終了。残りの「神々のたそがれ」は10月発売予定。

2564.62964 4枚組 \7950
ワーグナー:楽劇「ソリスタンとイゾルデ」全曲
ジョン・トレレーフェン(トリスタン)、
クリスティーン・ブレーアー(イゾルデ)他
ドナルド・ラニクルズ指揮 BBC交響楽団
ラニクルズ&BBC響によるバービカン・ライヴ
この録音は2002と2003年の間のバービカン・ホールでの喝采を浴びたライヴ
を収録したものである。
ジョン・トレレーフェンは彼の年代では最も有名なワグネリアンで、最近も
コヴェント・ガーデンで「ジークフリート」のタイトルロールを演じ、また
2003年の新国立オペラでもジークフリートを演じたことは記憶に新しい。
クリスティーン・ブレーアーは「ナクソス島のアリアドネ」のタイトル・ロ
ール、ブリテンのグロリアーナや「オベロン」を歌い、最近レヴァインの指
揮のもとメットにデビューを果たした。

2564.63061 5枚組 \7200
ハイドン:交響曲第68番、第93番-104番
ニコラウス・アーノンクール指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

2564.63264 11枚組 \15600
イル・ジャルディーノ・アルモニコ ボックス・セット
初期イタリア・バロックへの旅(モンテヴェルディ、メールラ、カステロ、
ロッシ、他)
戦いと嵐(ビーバー&ロック作品集)
バロック期ナポリの室内楽作品集(サッロ&ドゥランテ:協奏曲、D.スカル
ラッティ&A.スカルラッティ:ソナタ、他)
クリスマス協奏曲集(コレッリ、マンフレディーニ、トレッリ、ヴィヴァル
ディ、他)
ヴィヴァルディ:
協奏曲『四季』、第8番,第9番(協奏曲集「和声と創意への試み」より)
ヴィヴァルディ:リュート&マンドリン協奏曲集
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲集
ヴィヴァルディ:室内協奏曲集
バロック名曲集(バッハ、アルビノーニ、ヴィヴァルディ、マルチェロ、
パッヘルベル他)
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ


2564.62999 \1900
ジョン・フォールズ:
4月のイングランド、ダイナミック・トリプティク(ピアノ協奏曲)、ミュ
ージック・ピクチャーズ(グループ3)、ラメント(ケルティック組曲より)
ラム・ダスの歌
サカリ・オラモ指揮 バーミンガム市立交響楽団
ペーター・ドノーエ(P)
近代イギリス音楽の影の功労者ジョン・フォールズの第2弾
イギリスでも忘れられたジョン・フォールズは年代的にはエルガーとブリテ
ンやティペットの間に位置する作曲家で、2004年発売の同コンビによる第1弾
が再評価を促した。
ミュージック・ピクチャーズ(グループ3)はムソルグスキーの展覧会の絵
に対応する作品でこれが初録音。ダイナミック・トリプティクはビッグ・バ
ンド・ジャズにヒントを得た作品。4月のイングランドは田園的、ラム・ダ
の歌は彼のオリエントへの興味が反映されている。ラメントはフォールズの
生前中最もヒットした作品

7559.79887 2枚組 \3800
ルイ・アンドリーセ:歌劇「フェルメールへの手紙」
スーザン・ナルキ(Sp)、バーバラ・ハンニガム(Sp)、
スーザン・ヴィクリー(MS)
ラインベルト・デ・レーウ指揮 ネーデルランド・オペラ
シェーンベルク・アンサンブル、アスカ・アンサンブル
ノンサッチより6作目のオペラ録音
今日母国オランダはもとより全世界で尊崇されている作曲家アンドリーセが
独特の世界を描く映画制作者のペーター・グリーナウェイとの2つ目の合作。
このオペラは1999年アムステルダムで発表されて大成功をおさめ、その後オ
ーストラリアのアデレード・フェスティヴァル、ニューヨーク・リンカーン
・センターで上映された。
音楽が啓発的な強さを不思議な力で呼び出すことができるように、アンドリ
ーセはオランダのバロック時代の画家フェルメールの絵画の中の魔法のよう
な光を音楽に変換した。
(ロンドン ザ・ガーディアン紙)





<GENUIN>
GEN 85050 2枚組 \1980
「オイストラフ・ラスト・リサイタル、1974年5月ウィーン」
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第33番 ヘ長調 K.377
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
モーツァルト:「泉のほとりで」による6つの変奏曲ト短調 K.360
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 D.408-アレグロ・ジュスト
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」-スケルツォ
(ボーナス・トラック)
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第41番 変ホ長調 K.481-アダージョ(1972年録音)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
1974年5月29日 ウィーン 楽友協会ホール、ライヴ録音
大変に貴重な録音がCDになった。20世紀を代表する偉大なヴァイオリニスト、
ダヴィド・オイストラフ(1908-1974)の、最後のリサイタルのライヴ録音で
ある。オイストラフはこの年の10月24日に亡くなっている。死を5ヵ月後に控
えたオイストラフが、どんな枯れた音楽をしているかと思ったら、まったく異
なった、非常に充実したヴァイオリンが聞ける。大家らしく堂々して、オイス
トラフの持ち味である旨みたっぷりの豊かさがたっぷりしみこんでいながら、
同時にバドゥラ=スコダのピアノに感化された新鮮さも加味されている。この
20近くも離れた二人が頻繁にデュオ組んだのか、その理由もよく分かる演奏で
ある。とりわけシューベルトのD.574は、こんなに素敵な曲だったのか!と聞
く者を感嘆せしめるものである。録音状態も極めて良好、多くのヴァイオリ
ン好きに歓迎されるであろう。

GEN 86519 \1980
「ルーベンス四重奏団、デビューCD」
ハイドン:弦楽四重奏曲ト短調Op.20/3(第33番)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
ルーベンス四重奏団
このハイドンとショスタコーヴィチの作品は100年以上離れた時期に作曲され
ていますが、引き締まって活力に満ちたもので、普遍的な共通性を持っていま
す。この2曲の精巧で劇的、自発的、機知とユーモアがあり、また深く人間的
で、力強いといった属性を若いオランダの弦楽四重奏団ルーベンス四重奏団の
優れた演奏で聴くとより明確になります。

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06-04 No.17-1

2006年04月26日 14時47分34秒 | Weblog
<ORF>
CD 417 4枚組(SACD-Hybrid)+ボーナスCD \8400
「レゾナンツェン2005-首都-中世とバロックの間の音楽」
<ローマ>
アレッサンドロ・スカルラッティ:オラトリオ「苦悩の聖母」
<ナポリ>
ドメニコ・スカルラッティ:
ソナタイ長調K. 208/K. 209、他ドゥランテ
<パドヴァ>
ヨハネス・チコニア(1335頃-1411):
モテット「おおパドヴァ、輝かしい星よ」「おお
幸せな神殿よ」「聖アルバヌス賛歌」他14世紀作者不詳作品
<ロンドン>
ダウランド:
私のバルバラ/運命はわが敵/エセックス伯のガイヤルド
/ラクリメ(パヴァーヌ)/デンマーク王のガイヤルド
<アントワープ>
ジョスカン・デ・プレ:スパーニャ
ラッスス:モテット「恐れと震え」他
ゴンベール、ド・サイーヴ、ロニョーニの作品
<リューベック>
ブクステフーデ:
オルガンのためのパッサカリアニ短調BuxWV161(合奏用編曲)/ヴァイオリン、
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタト短調BuxWV261
パッヘルベル:2つのヴァイオリンと通奏低音のためのパルティータハ短調
<マドリード>
ルカス・ルイス・デ・リバヤス(1626頃-1680):フォリア
フアン・アラニェス(-1649頃):シャコンヌ「良い人生のために」他
マルティン・イ・コル、マリン、ヒダルゴの作品
<チキトスとモクソス(ボリヴィア)>
ドメニコ・ツィポリ(1688-1726):
詩編「主を恐れる者は幸いなり」他17・18世紀の作者不詳作品
<パリ>
ラモー:歌劇「優雅なインド」からの組曲
<エスペリオンXX(I)30周年記念演奏会>
ディエゴ・オルティス(1525頃-1570):ロマネスカとパッサメッツォ
マラン・マレ:イ調のムゼッタ他メルーラ、ヒダルゴ、作者不詳、民謡
<ヴェネツィア>
ヴィヴァルディ:歌劇「ファルナーチェ」から
リナルド・アレッサンドリーニ指揮
コンチェルト・イタリアーノ、インヴェルニッツィ(S)他
ローレンス・ザッツォ(C-T)、クラロン・マクファデン(S)、
ウェルナー・マツケ(Vc)、ニコラウ・デ・フィゲイレド(Cemb)、
メメルスドルフ(指揮、ブロックフレーテ)マラ・プニカ、
ホプキンソン・スミス(Lute)、
ウィム・ベク指揮オルトレモンターノ、
フリーデリケ・ホイマン(指揮、gamb)スティルス・ファンタスティクス、
ホセ・ミゲル・モレノ(指揮、ヴィウエラ)、オルフェニカ・リラ、
アシュリー・ソロモン指揮フロリレジウム、カティア・エスカレラ(S)、他
ジョルディ・サバール指揮
コンセール・デ・ナション、エスペリオンXXI、
フリオ・ザナシ(Br)、サラ・ミンガルド(A)、ソニア・プリナ
2005年1月ライヴ録音
レゾナンツェンは1993年から毎年ウィーン・コンツェルトハウスが開催してい
る古楽音楽祭です。毎年テーマが設定され、2005年のテーマは「首都」で、都
市ごとのプログラムが組まれました。その4枚のほかに5枚目のボーナス・ディ
スクとして1996年から2003年までの同音楽祭から1曲ずつ収録されています。


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06-04 N0.17-2

2006年04月26日 14時47分08秒 | Weblog
CD 383 \2080
「ラ・ヴェンデッタ」(バロックの女声作曲家)
エリザベート=クロード・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):スル・ロダーノ・セヴェロ
ジャケ・ド・ラ・ゲール:組曲イ短調-前奏曲
アントニア・ベンボ(1643-1715):
Passan veloci l’hore、アニマ・ペルフィダ
ジャケ・ド・ラ・ゲール:
ソナタ第2番(2つのヴァイオリン・チェロ・バスコンティヌオのためのソナタ
集より)、交響的カンタータ「サムソン」
ベンボ:アリア「ミンガナスティ・イン・ヴェリタ」
ストロッツィ:
「ラ・ヴェンデッタ」「シノ・アラ・モルテ」「コステューム・デ・グラン
ディ」
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)
エレーナ・ルッソ(指揮、チェロ)
ビッツァリエ・アルモニシェ
人気の古楽系ソプラノのインヴェルニッツィが参加した注目のアルバム。バロ
ックの女声作曲家を集めたアルバムで、ビッツァリエ・アルモニシェとイン
ヴェルニッツィは同様のアルバムをOPUS111レーベルにも入れておりました。

CD 392 \2080
ヘルヴィヒ・ライター(1941-):「女声合唱作品集」
喜び/不信任決議/碑銘/野営/子守歌/アイルランドの祝福/どう
ぞベッティ/否認/詩編/エーデおじさん/ペンギン/アヴェ・マリア他
アンケ・ヘーイング指揮
コールス・ディスカントゥス
2005年2月録音
ライターは、ウィーン少年合唱団指揮者、ウィーン音楽大学で指揮の教授を務
めました。1994年から作曲も始めましたが、前衛的な手法は採らず、穏健な様
式で、グレゴリオ聖歌、ポリフォニー、ロマン派などの要素を取り入れ、ジャ
ズや映画音楽の影響も受けています。 女声合唱団コールス・ディスカントゥ
スは、2001年ウィーンでのフランツ・シューベルト国際合唱コンクールで銀メ
ダルを獲得、また2003年プラハ国際合唱コンクール女声合唱の部で1位となりま
した。

CD 401 2枚組 \4160
レハール:オペレッタ「エーヴァ」/
スッペ:オペレッタ「娘は10人、男はなし」
フレッド・リーヴェール(T)、オットー・ファスラー(歌)、
トニー・ゲロルト(歌)、エヴァ・シェーベック(S)、
エーリヒ・クンツ(Bs-Br)、マグダ・シュタイナー(S)、
マックス・シェーンヘル指揮ウィーン放送大管弦楽団他 1950年録音
エーヴァは1911年アン・デア・ウィーン劇場で初演されました。当時劇場支配
人は、貧富という社会問題を扱ったオペレッタを上演して政治問題に巻き込ま
れることを懸念し、工場主からエーヴァを守ろうとするのは人間の問題で、全
く社会主義ではないと述べました。レハールも、演劇によって社会問題に取り
組もうとは思わないと弁明しました。「エーヴァ」は初演後3か月の間に100回
上演され、アリア「夢さえあれば」は今も人気があります。もう一曲はスッペ
の珍しいオペレッタです。

CD 413 \2080
「KURZPARKZONE-クラリネット四重奏曲集」
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」から夏/
ルイス・ボンファ(1922-2001):オルフェウスの歌/フォーレ:パヴァーヌ/
アルフレート・ウール(1909-1992):ディヴェルティメント/
ヘルムート・ヘドル(1969-):パーク・アンド・ライド/
マイク・カーティス(1952-):クレズマーの結婚式/
ウィリアム・C. ウィザラップ(1944-):アイルランドの祝福
パルクプラッツ四重奏団(クラリネット四重奏)
2005年8月録音
「オルフェウスの歌」の作曲者ボンファはボサ・ノヴァの創始者の一人。ウー
ルはウィーンで生まれてフランツ・シュミットに学び、伝統的な調性や対位法
的語法と新古典主義、自由な無調、セリーを結合しています。「ディヴェルテ
ィメント」は1948年ウィーン・フィルのクラリネット奏者たちのために書かれ
ました。ヘドルはウィーン・フォルクスオーパーの独奏クラリネット奏者。こ
のCDのために書かれた「パーク・アンド・ライド」では、間に合わなくなりそ
うになった車の運転者が地下鉄に乗る様子が描写されています。カーティスは
アメリカ生まれのファゴットとクラリネット奏者。40歳で作曲を始め、特に
ジャズとワールド・ミュージックの分野で名を成しています。ウィザラップも
アメリカ生まれ。合唱のために書かれた「アイルランドの祝福」は、編曲され
てもその心に訴える性格は保たれています。

CD 415 \2080
「未聞-IGNM(ISCM)イン・ザルツブルグ」
ヘルベルト・グラッスル:合奏のための「打撃…」/
クラウス・アーガー:ハープのための「静寂VI」/
アンドール・ロソンツィ:ヴァイオリンとピアノのための「マギア」/
ヨハネス・コッチー:弦楽四重奏のための「四重奏断章イ調」/
ステファン・ダーフィト・フンメル:
フルート、ヴィオラ、ピアノのための「ニュージーランドの洞窟」/
ハルトムート ・シュミット:
イングリッシュ・ホルン、アコーディオン、チェロとピアノのための四重奏曲/
ウォルフガング・ザイエルル:合奏のための「3人の少女」/
ルートヴィヒ・ヌスビヒラー:
合奏のための「影絵芝居IV-物まね師の演技」他
オーストリア現代音楽合奏団
アレクサンダー・ミュレンバッハ(指揮)、
オスワルト・ザラベルガー(指揮)、
ヴォルフガング・ダンズマイアー(指揮)
1995-2005年録音
国際現代音楽協会(IGNM、英語ではISCM)は1922年にルドルフ・レティとエゴ
ン・ヴェレスの発案によりザルツブルクで創立され、翌年同地で最初の公式な
音楽祭を開催しました。2002年のザルツブルク音楽祭ではその創立80周年を祝
いました。ここにはオーストリアの作曲家を中心として、ドイツ、ハンガリー、
エジプト出身の14人の作曲家の様々な編成・様式の作品が収録されています。

CD 420 \2080
「翼-フリードリヒ・グルダの交響的作品」
翼-独奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラとリズム楽器部のための演奏会用
小品(1973)/
ローラント・バティク:ヘ調のブルース/
モーツァルト:幻想曲ニ短調KV397-バティク:間奏曲/
グルダ:奏者と歌手たちのための小協奏曲(1960/1971)
ベンヤミン・シュミット(Vn)、
ローラント・バティク(P)、
ハインリヒ・ウェルクル(電気Cb)、
フレートヴァルト・ミュールホーファー(Perc)、
イングルン・フッセンエッガー指揮
ウィーン・モテット合唱団、ライエ合奏団
2005年5月ライヴ録音
グルダ作品をベンヤミン・シュミットが演奏する注目盤。グルダはジャズの楽
団やコンクールも創設し、ミサ曲から協奏曲、舞台作品、映画音楽に渡る作品
の多くもジャズの範疇に入るものです。唯一のヴァイオリン協奏曲である「翼」
は1974年にヨーゼフ・シヴォの独奏によって初演されましたが、その後、この
作品の自由さを表現できるヴァイオリニストがいなかったため、これが初めて
の再演となりました。小協奏曲は、1971年バティクの独奏により初演された時、
当時の時代様式に合っていて、スウィングル・シンガーズの音楽と比較した批
評家もいました。グルダは1974年にザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で
のこの作品の練習で、「ジャズ以外やってはいけない、ジャズだけを聴きなさ
い」と言いました。 バティクは1954年ウィーンで生まれ、クラシックのピアニ
ストとしても名声を得ていて、サントリー・ホールを含む世界各地で演奏して
います。カメラータ・レーベルからも多数のクラシック・アルバムが発売され
ています。グルダの数少ない弟子の一人で、ただ一人グルダの道を継続してい
ます。

CD 421 \2080
リヒャルト・デュンザー(1959-):弦楽四重奏曲第2番/
ハイモ・ウィッサー(1952-1998):タブラ・ソロ/
イヴァン・エレド(1936-):弦楽四重奏曲第3番op. 78/
ヘルベルト・ツィッパー(1904-97):経験-弦楽四重奏のための幻想曲
ウィーン・アルティス四重奏団
2004年12月録音
人気の弦楽四重奏団アルティス四重奏団がオーストリアの現代作品を演奏して
います。 ウール、ヘンツェなどに師事したデュンザーはブレゲンツで生まれ。
デュンザーは文学と関係のある作品を数曲作曲した後に絶対音楽を書きたくな
ってこの作品を作曲したと述べています。ウィッサーはウィーンで生まれ、初
めロック・グループでベースとギターを弾き、70年代にアフリカ音楽の影響を
受け、晩年は劇場や映画やコンピュータのための音楽も作曲しました。タブラ
は北インドの音楽で用いられる一対の手太鼓です。エレドはブダペストで生ま
れ。前衛的構成方法を否定し、伝統的様式や娯楽音楽、ジャズの要素も拒絶せ
ず、調性、主題労作、印象的な形式がその作品の構成原理となっています。
ツィッパーはウィーンで生まれましたが、ユダヤ系のため1946年アメリカに移
住しました。1994年に作曲された「経験」は、長い人生での様々な経験を回想
して呼び起こされた感情の表現だと作曲者は述べています。

CD 423(SACD-Hybrid) \2080
「J.S.バッハ:フルート・ソナタ集」
フルートと通奏低音のためのソナタホ短調BWV1034/ホ長調BWV1035/無伴奏フル
ート・ソナタイ短調BWV1013/フルートとチェンバロのためのソナタロ短調
BWV1030
リンデ・ブルンマイア=トゥッツ(Bfl)、
ラース・ウルリク・モーテンセン(Cemb)
2005年録音
バッハのフルート・ソナタは、ドイツの典型的な対位法様式を基礎とし、様々
な舞曲から成るフランスの組曲やイタリアの協奏曲の様式の影響を受けていま
す。ブルンマイア=トゥッツはザルツブルクで生まれ、インスブルックとハー
グ王立音楽院で学んだほか、ハンス=マルティン・リンデにも師事しました。
バッハ・コレギウム・ジャパン、フライブルク・バロック管弦楽団、フランス
・ブリュッヘンの18世紀管弦楽団などのバロック管弦楽団と共演し、1991年か
らトロッシンゲン高等音楽院教授を務めて
います。デンマークのチェンバロ奏者・指揮者モーテンセンは、特にバッハ、
ブクステフーデ、テレマンなどの演奏で評価されています。1999年コンセルト
・コペンハーゲンの芸術監督、2003年ヨーロッパ・バロック管弦楽団の音楽監
督に任命され、2000年からデンマーク王立歌劇場で定期的に指揮しています。
ピノックとのバッハの3台のチェンバロのための協奏曲(ARCHIV)をはじめ
KONTRAPUNKTやCLASSICO、DA CAPO、NAXOS、CPO等多数のレーベルに録音してい
す。

CD 424(SACD-Hybrid) \2080
ピエトロ・トッリ(1650以前-1737):作品集
15声以上のためのマニフィカート/ 2声のためのモテット「最愛の者が来る」/
カンタータ「平和の勝利」
クリストフ・ハマー(指揮,Org,Cemb)、
ノイエ・ホーフカペレ・ミュンヘン、ウルリケ・ホフバウアー(S)、
ドミニク・ウェルナー(Bs)、
2004年7月ライヴ録音
トッリはイタリアのペスキエラで生まれ、1689年ミュンヘンの選帝侯マックス
・エマニュエルの宮廷オルガン奏者となり、死去するまでずっとウィッテルバ
ッハ家と関係を持ちました。1714年ラシュタットにおける平和条約によって以
前のユトレヒトの和議での合意が確認され、マックス・エマニュエルが復位し
た機会に「平和の勝利」が作曲されました。この時期の作品はリュリなどフラ
ンスの影響を受け、「平和の勝利」は短い器楽曲、レチタティーヴォ、アリア、
合唱から成るフランスのカンタータの様式で書かれています。ノイエ・ホーフ
カペレ・ミュンヘンは1992年に創設され、オリジナル楽器を用いてバイエルン
地方の忘れられたバロック音楽の復興に努めています。

CD 433 \2080
ド・ビリーを中心とした演奏陣
モーツァルト・イヤーのマニアック企画
「モーツァルト:断章集」
二重唱「ああ、何たる知らせか」K.Anh.24a(43a)/アリア「ああ、もう恐れは
せぬぞ」K.71/オザンナK.223(166e)/キリエハ長調K.Anh. 18(166f)/キリエニ
長調K.Anh.19(166g)/キリエト長調K.Anh.16(196a)/アリア「砕け凍った歯が」
K.209a/弦楽四重奏のためのフーガハ長調K.Anh.77(405a)/弦楽四重奏曲楽章
ニ短調K.Anh. 76(417c)/弦楽四重奏曲楽変ロ長調K.Anh.71(458b)/ピアノ三重
奏曲楽章変ロ長調K.Anh.51(501a)/小行進曲ニ長調K.544/アダージョロ短調/
弦楽四重奏曲楽章ト短調K.Anh.74(587a)他
ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送響
イルディコ・ライモンディ(S)、
クリスティアン・バウアー(T)、
フロリアン・ビルザク(ハンマークラヴィア)、
ワルキューレ四重奏団、
ウィーン音楽大学ウェーベルン室内合唱団、 他
ここには、ケッヘル番号のないものを含め、未完の作品38曲が収録されていま
す。作品を完成しなかった理由としては、その作品に興味を失った、作曲者の
好みが変わった、それだけで十分で、それを反復したり何かをつけ加えたりす
ることは無意味と考えるようになった、その作品が売れそうもないとわかった、
などが考えられます。小行進曲K. 544では、作曲者は4小節のあとに二重線を引
いていますが、これで終わりなのか、これを何度も反復するつもりだったのか、
真意はわかりません。

CD 434 \2080
フリードリヒ・チェルハ(1926-):
歌劇「バール」からの歌曲集
リッケのためのレクイエム
フリードリヒ・チェルハ指揮ウィーン放送響、
テオ・アダム(Br)、1984年10月ライヴ録音
ケネス・リーゲル(T) 2000年5月ライヴ録音
チェルハはウィーン音楽アカデミーとウィーン大学で学び、新ウィーン楽派の
前衛的方向を受け継いでいます。1958年現代音楽を演奏するライエ合奏団を創
設して指揮し、1969年ウィーンアカデミーの教授となり、電子音楽スタジオ監
督も務めました。「バール」は古代アッシリアの神の名ですが、ここでは資本
主義に反抗する詩人の名です。ブレヒトの同名の劇を元にツェルハが台本を書
き、1981年バイロイト音楽祭で作曲者の指揮により初演されました。「レクイ
エム」は歌劇「ねずみ捕り」の第2部第5場から採られ、権力の犠牲となった
人々の嘆きを表現しています。

CD 435 3枚組 \6240
「冷たい心-童話?-第14回城砦音楽祭」
フィリップ・ツォウベク(1978-):プリペアード・ピアノ
演奏/前後不覚(3部から成る)/
トマス・グリル:自分の上の自分/
シュテファン・ヘッケル(1969-):ピアノ演奏/藪
フィリップ・ツォウベク(P)、ゲラルト・プラインファルク(Cl)、
ペトラ・アッカーマン(Va)、アンドレアス・リンデンバウム(Vc)、
トマス・グリル(電子音)、シュテファン・ヘッケル(P)他
2005年6月ライヴ録音
オーストリア公務員保険が創設し主催する、3夜にわたる第14回現代音楽祭の
ライヴ録音で、3夜共語りの入る作品が選ばれています。
ツォウベクはドイツのトゥルンで生まれ、ウィーンとケルンでジャズ・ピアノ
を学びました。様々なジャズや即興演奏のアンサンブルに参加し、自ら組織し
た「フィルツ」で自作を演奏しています。ウィーンの作曲家グリルは主に電子
音楽の分野で活動しています。ヘッケルはグラーツで生まれ、同地でジャズ・
ピアノ、ロンドンの王立アカデミーでジャズの作曲を学びました。1995年に結
成した「シュテファン・ヘッケル・グループ」など様々な楽団で演奏し、主に
管弦楽曲・室内楽曲を作曲しています。

CD 436 \2080
ヨーゼフ・ウムシュタット(1711-1762):「協奏曲集」
協奏曲イ長調/ニ長調/ヴァイオリンのユニゾンと低音付きチェンバロ協奏曲
ニ長調/ト長調/ハ長調/2つのヴァイオリン、チェロと低音のための協奏曲
変ロ長調/へ長調/変ロ長調
ミロシュ・ヴァレント(指揮、Vn)、
ソラメンテ・ナトゥラリ・ブラティスラヴァ
2004年1月・2005年9月録音
ウィーンで生まれたウムシュタットは、初め父と共にブラティスラヴァ近くの
エステルハージ公爵に仕え、ブルノの宮廷楽長、ドレスデンの宮廷楽長を経て、
1753年から死去するまで、バンベルク宮廷の作曲家・楽長という、当時の音楽
家として最も高い地位に就きました。そのヴァイオリン協奏曲はヴィヴァル
ディの協奏曲を手本として出発していますが、トゥッティと独奏の動機や、
重音や和音を用いる高度に装飾された独奏ヴァイオリンの書法は、バロックで
はなく軽快で繊細なロココ様式の特徴を示しています。チェンバロ協奏曲は
ヴァイオリン協奏曲とは異なる世界に属していて、新しいアイデアや予期しな
い和声・旋律に満ちた様式は、ウムシュタットが非常に独創的な作曲家だった
ことを証明しています。

CD 437 \2080
「ジュリエットの手紙 エルヴィス・コステロとブロドスキー四重奏団による
歌曲集-ジュリエット・キャピュレットへの虚構の手紙」
マック・マヌス:私たちに送って/他の目のために
カシディ:死んだ手紙
マック・マヌス:なぜ/ブロドスキー四重奏団、
マック・マヌス:この申し出は繰り返せない/ベルトン、
マック・マヌス:家への手紙
カシディ:この悲しいバーレスク
M. トマス:最後の郵便
マック・マヌス:初めての別れ/鳥たちはまだ歌っている他
ティニ・カインラート(Vo)、
ストリングフィッツ【ヴェロニカ・ゴットフリート、ゾフィー・ガンシュ(Vn)、
イネス・ミクリン(Va)、マリアンネ・ブルックナー(Vc)】
ジュリエット・キャピュレットにあてた、絶望したその恋人からの無数の手紙
がヴェローナにあります。この驚くべき現象に刺激されて、エルヴィス・コス
テロとブロートスキー四重奏団は、虚構の手紙に作曲しました。弦楽四重奏団
「ストリングフィッツ」とカインラートは、初めて聴いた時からこの歌曲集の
憂鬱な情熱に夢中になりました。カインラートはラウンダーガールズの一員で、
ソウル、ブルース、ウィーンの歌曲、ゴスペル、ジャズ、ロック、ポップスを
演奏します。

CD 438 \2080
「ウィーン・ギター・フェスティヴァル2005」
レジノ・サンス・デ・ラ・マーサ(1896-1981):2つのスペイン小品/
エグベルト・ジスモンティ(1947-):中心のギター/
マキシモ・ディエゴ・プホール(1957-):ブエノス・アイレス組曲/
フェルディナンド・カルッリ(1770-1841):様々な作品からの小品集/
ポンセ:12の前奏曲
ボッケリーニ:ギター五重奏曲第4番G. 448/
ホセ・ルイス・モントン(1962-):詳細/貢物/散歩について他
アレクサンダー・スヴェーテ、アルヴァロ・ピエリ、
マリア・イサベル・シーウェルス(G)、アミラム・ガンス(Vn)、
ティルマン・ホップシュトック、ヘルムート・ヤスバー(G)、
ケーネ四重奏団、ホセ・ルイス・モントン(G)他
2005年4・5月ライヴ録音
ウィーン・ギター・フェスティヴァルは2003年に始まり、ギター演奏の頂点に
立つ演奏家たちが登場しています。このフェスティヴァルの監督・調整役のヤ
スバーはギター奏者、作曲家、オーストリア第1放送の構成者で、興味深い演奏
家を集めるのに成功してきました。この録音は、2005年のフェスティヴァルに
出演したすべてのギター奏者の演奏の最良の部分を選んだもので、多様な時代
・編成の作品が収録されています。

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06-04 No.16-1

2006年04月26日 14時45分44秒 | Weblog
<Onyx>
ONYX 4010 \2080
フランツ・シューベルト(1797-1828):歌曲集《冬の旅》D911
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、
エリック・シュナイダー(ピアノ)
ドイツのリリック・ソプラノとして驚異的な活躍を見せているシェーファー
だが、ソロ・アルバムのリリースはなんと約5年振りというのだから意外や意
外。しかも久々のソロ・レコーディングの曲目として取り上げるのは「冬の
旅」!女声による「冬の旅」はロッテ・レーマンやマーガレット・プライス、
白井光子などによる数種類の録音が存在しているが、数はそれほど多くなく
今回のシェーファーの録音が大きな話題となることは間違いない。
シェーファーは2006年も多忙を極めており、アーノンクール、ハイティンク、
ティーレマンらとドイツ、ウィーン、オランダなどで共演が予定されている。
パッケージは冬を連想させる美しいエンボス加工のディジパックに、歌詞付
きの32ページからなるブックレットが封入というクォリティの高い仕様に仕
上がっており、今回のリリースに対する強い意気込みが窺える。





<Glossa>
GCD 920607 \2180
W・A・モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
J・ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
エリック・ホープリッチ(バセット・クラリネット)、
ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団
この名曲2作品にブリュッヘン&18世紀オーケストラとの共演よるモーツァル
トのクラリネット協奏曲(GCD 911107)が絶賛を博しているバセット・ホル
ンの名手、エリック・ホープリッチが挑む!
ボルチモア出身のホープリッチはバセット・ホルン、クラリネットの名手と
してだけでなく、18世紀オーケストラのメンバーで構成されるアンサンブル
「ナハトムジーク」を主催するなど、ピリオド楽器を用いた活動には世界中
から大きな賞賛を受けている。
共演のロンドン・ハイドン弦楽四重奏団はガット弦とバロック弓を使用する
イギリスの若手アーティストたちによるアンサンブルである。
永遠の課題2作品からホープリッチがどのような答えを導き出すのか・・・・
深い考察と卓越した技術に基づいて期待に違わぬ演奏を聴かせてくれること
だろう。

GCD 921803 2枚組 \3280
クラウド=ベニーニュ・バルバートル(1722-1799):サロンの音楽
ミッツィ・メイヤーソン(フォルテピアノ&チェンバロ)
ジャン・フィリップ・ラモーに作曲を学んだバルバートルは、1760年にノー
トルダム大聖堂のオルガニストとして起用される。1776年にはフランス国王
ルイ16世の弟(後のルイ18世)付きのオルガニストに指名され、マリー・ア
ントワネットにもクラヴサンの指導を行うなどバルバートルの人気、名誉と
もに栄華を極めた。
しかしフランス革命によって王政が崩壊すると同時にその地位は急落。1799
年に亡くなるまで貧困の中で生活を送るという激動の生涯を送った音楽家で
ある。マラ・ガラッシとガブリエラ・ボシオのハープによる「天空のハープ」
(GCD 921302)に続くベルサイユ宮殿の音楽を再現するプロジェクトの最新
作となる今回のリリースでは、ファビオ・ボニッツォーニと並びグロッサ
(Glossa)の鍵盤音楽を牽引するミッツィ・メイヤーソンが久々に登場。
メイヤーソン自身にとってグロッサでの3枚目のソロ・アルバムとなるバル
バートルでは、フォルテピアノとチェンバロを使い分けて収録が行われたと
いう。
また、ブックレットが2冊封入されているという点にも注目が必要だろう。
1冊目にはフィリップ・ボーサンによる「サロン音楽」、「バルバートル」
などについてのエッセイを収録。2冊目にはメイヤーソンのロング・インタ
ビューが掲載されており、ファンや古楽、ルネサンス愛好家にとって見逃せ
ない内容である!





<Quartz>
QTZ 2032 \2080
D・ショスタコーヴィチ(バーリー編):
組曲《モスクワのチェリョムーシキ》
A・シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番、ムジカ・ノスタルジカ
ギヤ・カンチェリ(1935-):With a Smile for Slava
フランギス・アリ=ザデ(1946-):Habil Sajahy
アルヴォ・ペルト(1935-):フラトレス
マティ・クールベルク(1947-):ミーヌトゥス
マシュー・バーリー(チェロ)、スティーブン・ド・プレッジ(ピアノ)
ブラック・ボックス(Black Box)よりリリースされている「銀色の白鳥」
(BBM 1068)で聴衆の度肝を抜く様々な技巧を聴かせてくれたマシュー・バ
ーリー。
クオーツ(Quartz)からのリリース第1弾となる今回は「旧ソ連」の作曲家た
ちの作品を集めたアルバム。1980年代に2年間モスクワ音楽院で学んだ経験
を持つバーリーは、その2年間で様々な面において大きな衝撃と影響を受けた
という。
収録作品を眺めると、ショスタコーヴィチ、シュニトケ、カンチェリ、アリ
=ザデ、ペルト、クールベルクなど旧ソ連の音楽ファンにとっては嬉しい名
前がズラリと並んでいる。バーリーは今回の「リマインディング」でも「銀
色の白鳥」で披露した技巧に負けず劣らず、鬼気迫る凄まじい演奏を展開。
ムローヴァの夫君としても有名なバーリーだが、1人のアーティストとして
日本でも広く認知される日は限りなく近い!

QTZ 2031 \2080
最初のミロンガ、最後のタンゴ ――
A・ピアソラ:タンゴの歴史
トゥーリオ・ペラモ:カリブの歌(世界初録音)
ロベルト・シエラ:発見の年代記
スティーブン・ゴス:最初のミロンガ、最後のタンゴ(世界初録音)
H・ヴィラ=ロボス:Distribuicao de flores
アンナ・ノークス(フルート)、リチャード・ハンド(ギター)
現在トリニティ・カレッジの教授の任にあり、ソリスト、室内楽奏者として
も活躍中の女流フルート奏者アンナ・ノークスとイギリス・ギター四重奏団
などで活躍中のギタリスト、リチャード・ハンドのデュオによるタンゴ・ア
ルバム。ピアソラの名作から世界初録音の作品をノークスの艶やかな音色と
ハンドのリズミカルな伴奏で存分に楽しませてくれる。

QTZ 2036 \2080
エレジー ――
ローランド・ロバーツ(1963-):イギリスの悲歌、夏の歌
E・エルガー:愛の挨拶
F・リスト:コンソレーション第3番
J・マスネ:タイスの瞑想曲
S・バーバー:弦楽のためのアダージョ
A・ヴィヴァルディ:四季
ローランド・ロバーツ(ヴァイオリン)、
レヴォン・パリキアン(指揮)、オックスフォード市管弦楽団
現在はソリスト、作曲家、そしてオックスフォード市管弦楽団のディレクタ
ーとして活躍中のヴァイオリニスト、ローランド・ロバーツによる優美な旋
律に溢れた作品集。ロバーツは映画やテレビのための作品の作曲、編曲も行
っており、「イギリスの悲歌」と併せてBBCラジオ・サフォークの“Pick of
the week”に紹介されている。

QTZ 2039 \2080
C・サン=サーンス:チェロのための作品集 ――
チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33/チェロ・ソナタ第1番ハ短調Op.32/組曲
《動物の謝肉祭》より 白鳥/チェロ協奏曲第2番ニ短調Op.119
ジェイミー・ウォルトン(チェロ)、
アレックス・ブリガー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団、
ダニエル・グリムウッド(ピアノ)
ウィーン新聞から「素晴らしく卓越した技術」との評価を受けたイギリスの
若きチェリスト、ジェイミー・ワトソンはグァダニーニ1765を手に、ヨーロ
ッパ内外の多数の音楽祭に参加するなど新世代のチェロ奏者として大きな期
待を受けている。協奏曲、ソナタや白鳥で聴かせてる表現力の幅広さは見事。

QTZ 2038 \2080
イン・フランダース・フィールズ ――
E・グラナドス:嘆きにくれるマハ
F・プーランク:歌曲集《月並み》
トイヴォ・クーラ(1883-1918):私はじっと火を見つめた
エレイン・ヒュー=ジョーンズ(1927-):
無用、I saw his round mouth's crimson
ウィリアム・デニス=ブラウン(1888-1915):
To Gratiana Dancing and Singing
セシル・コール(1888-1918):べネディクション
ベルトホルト・ゴールドシュミット(1903-1996):雲
アンソニー・ペイン(1936-):アドルストロップ
C・アイヴズ:
グランチェスター、フランダースの野で、彼は戦場に、トムが船出する
フィオナ・キム(メゾ・ソプラノ)、アンドリュー・ボール(ピアノ)
歌劇、オラトリオをレパートリーの中心としてイギリス内外で広く活躍して
いるフィオナ・キムのソロ・アルバム。キムはブーレーズ、ベリオ、ヘンツェ、
バークロー、グバイドゥーリナといった現代作曲家の作品も積極的に取り上
げている。

QTZ 2040 \2080
F・ショパン:
24の前奏曲Op.28/夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/バラード第4番ヘ短調Op.52
/スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
リル・ウィリアムス(ピアノ)
リル・ウィリアムスは2005年にビエロフラーヴェク&BBC交響楽団との共演を
行い、BBCのオーケストラ・デビューを飾った1976年ノースウェールズ出身の
ピアニスト。BBCニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれており、
今年はオスモ・ヴァンスカ&ミネソタ管弦楽団とのベートーヴェンで全米デ
ビューが予定されている若き俊英である。

QTZ 2037 \2080
スティーヴン・ウォーベック(1948-):ピーター・パン
ジョン・プライス=ジョーンズ(指揮)、
ノーザン・バレエ・シアター管弦楽団
「恋におちたシェイクスピア」(1998)でアカデミー賞(作曲・編曲賞ミュ
ージカル・コメディ部門)を獲得。近年では「リトル・ダンサー」、「コレ
リ大尉のマンドリン」、そして「トゥー・ブラザーズ」の音楽を手がけるな
どイギリス・サウザンプトン出身の人気作曲家、スティーヴン・ウォーベッ
クが新たに書き上げた「ピーター・パン」のための音楽!
全2幕で展開されていく「ピーター・パン」の音楽はドラマチックで物語の情
景が浮かんでくる見事なスコアに仕上がっている。ウォーベックの作品なだ
けにサウンド・トラックとしても反響を呼ぶだろう。





<Channel Classics>
CCSSA 23206(SACD-Hybrid) \2850
ブリンク-デイビット・サンフォード(1966-):コルプス
エリオット・シャープ(1951-):ビヨンド・ザ・カーブ
ニック・ディドコフスキー:スリム・イン・ビーティン・ドリーマーズ
メリディアン・アーツ・アンサンブル
アメリカのジャズ・シーンやアヴァンギャルドにおいてトップ・アーティス
トとして活躍を続けているエリオット・シャープとニック・ディドコフスキ
ー。そしてマウント・ホリオーク・カレッジの助教授であり、ビック・バン
ド・ピッツバーク・コレクティヴのリーダーを務めるデイビット・サンフォ
ードといった、アメリカの大物アーティストたちが書き上げた作品を収録。
1987年に結成されたメリディアン・アーツ・アンサンブルは、コンサート・
ホール、ジャズ・クラブ、ロック・クラブなどで多彩な活躍を見せる金管ア
ンサンブル。ベーシックな金管五重奏の編成を主体として、必要に応じてピ
アノ、ギター、ドラム、ベースなどを加わるという柔軟性を持っている。取
り上げる作品も活動場所と同様にルネサンス&バロックからコンテンポラリ
ーまでと多種多様。これまでに7枚のディスクをチャンネル・クラシックス
からリリースを行っており今回が第8作目となる。





<Raumklang>
RK 2501 \2180
処女マリアのための12世紀の歌曲集 ――
作曲者不詳:
Patris ingeniti filius/Res Iocosa/Divina maduit aera/Thronus regis
instauratur/Candida virginitas/Preconia virginis/Petrus Abaelardus
/Quam felix cubiculum/Gaude Maria virgo/Inviolata Maria/Lectio
Libri Sapientie,Maria mater indulgentie/Flos floriger/Castitatis
lilium effloruit/Ad cantus leticie
アンサンブル・ペレグリナ
スイスのバーゼル・スコラ・カントルム(バーゼル市立音楽院)で学んだ3人
の女性歌手たちによって1997年に結成された女声ヴォーカル・アンサンブル
「アンサンブル・ペレグリナ」が歌う12世紀の歌曲の数々。

RK 2407 \2180
即興による中世の礼拝音楽 ――
12世紀頃:Viderunt omnes
グレゴリオ聖歌:
Factus est Dominus、Alleluia Dies sactificatus、Vox clara ecce
intonat
H・V・ビンゲン:O Plangens Vox、hodie aperuit nobis
1390年頃:Crucifixum in carne laudate
12世紀:De monte lapis scinditur
11世紀:Strips Jesse
13世紀:Mater Dei
14世紀:Benedicamus Domino
アンサンブル・ヌーン
タイトルの通り12世紀-13世紀の礼拝音楽をサクソフォーン、エレキ・ギタ
ー、女声という編成で即興演奏にしてしまったというラウムクラング
(Raumklang)らしくない(?)意欲作の登場。新たに生まれ変わった中世
の音楽は中々の仕上がり具合で聴かせてくれる。





<VMS>
VMS 158 \2180
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):ヴァイオリン協奏曲
ジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988):
バレエ音楽《クロスロード》、ディヴェルティメント第1番
アレクサンドレ・ダ・コスタ(ヴァイオリン)、
ヘスス・アミーゴ(指揮)、エクストレマドゥーラ交響楽団
カナダ版のグラミー賞と呼ばれる権威ある「ジュノー賞」において2006年の
クラシック・アルバム年間優秀賞に選出された注目盤!
しかもフレイタス・ブランコ&ブラガ・サントスのカップリングというファ
ンにはたまらない収録内容である。ヴァイオリンのアレクサンドレ・ダ・コ
スタは1689年製のストラディヴァリを駆使し、世界中を飛び回っている1979
年生まれのカナダ期待のアーティスト。スペインの新興オーケストラである
エクストレマドゥーラ響のダイナミックで熱気に満ちたパフォーマンスもグ
ッド!

VMS 163 \2180
J・ブラームス(リヒャルト・ダンセル編):
ソプラノと器楽アンサンブルのためのドイツ民謡集《あの下の谷の底では》
リヒャルト・ダンセル(1959-):
フルート、クラリネットとギターのための《悲歌》、fresque de reve
C・ドビュッシー(リヒャルト・ダンセル編):
フルート、クラリネットとギターのための《4つの前奏曲》
レティツィア・シェーレル(ソプラノ)、
トリオ・ハッピー・ニュー・イヤー、
リヒャルト・ダンセル(指揮)、アンサンブル・プラス
リヒャルト・ダンセルはケルンでヘンツェに、タングルウッド音楽祭ではバ
ーンスタインの指導を受けたオーストリアの作曲家。その作品はI・フィッ
シャーやサラステ、ヴェルザー=メストといった名匠たちにも取り上げられ
ている。
ブラームスとドビュッシーのアレンジは違和感を感じさせない見事な仕上が
りである。伸びやかな歌声が印象的なレティツィア・シェーレルは、サヴァ
リッシュ、ヘレヴェッヘとの共演で活躍中のスイスのソプラノ奏者。

VMS 151 \2180
アルゼンチン・タンゴとクレツマー ――
A・ヴィロルド:エル・チョクロ
W・アブト:ラ・ゴマヴェラ
G・フェイドマン(A・パンセラ編):クレツマーのためバラード
P・ラウレンス:我が愛のミロンガ
作曲者不詳:A Genejwe
ゲビルティグ(ワルシャウスキ編):Yankele/Oifn Priptchik
W・アブト(L.G.アクーナ編):プレリューディオ・マティナル
E・モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス
D.M.プジョル:組曲《ブエノス・アイレス》より
S・ブガッチ:ラビ・モンターニュ
ワルター・アブト(ギター)、
ジャンフランコ・グリシ(コンサーティーナ)
ジャズと即興演奏を学ぶためにグラーツ、ヴェローナ、ザルツブルクなどを
渡り歩いたギター奏者アブトと、クラシック、現代音楽、民族音楽にジャズ
までを取り上げるコンサーティーナ奏者グリシのコンビによるタンゴとクレ
ツマー音楽。
南米のマフィアか!?という風貌のコンビが繰り出すタンゴとクレツマー音
楽は情感に満ちた充実の演奏である。ちなみに“コンサーティーナ”とはボ
タン式の小型アコーディオンのこと。

VMS 607 \2180
ジョヴァンニ・ボッテシーニ(1821-1889):
メロディー/コントラバス協奏曲ハ短調/前奏曲とガヴォット/グラン・
デュオ・コンチェルタント
ヴォルフガング・ハラー(コントラバス)、
クリスティアン・アルテンブルガー(ヴァイオリン)、
ゲルト・メディツ(指揮)、ニュー・ウィーン・ゾリステン
自らもコントラバスの名手であり、最も親しまれているコントラバス協奏曲
の作曲者として知られるボッテシーニの作品集。コントラバスのヴォルフガ
ング・ハラーは1978年から1996年までウィーン放送交響楽団に在籍し、現在
はソリストとして活動中のアーティスト。使用楽器は1802年製アントニオ・
バガテルのコントラバスである。

VMS 159 \2180
コルンゴルト・ハリウッド・ソングブック ――
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
映画からの歌曲/シェイクスピアの歌Op.29/シェイクスピアの歌Op.31
/My mistress' eyes Op.38-5/サイレント・セレナーデより
スティーヴン・キンブロー(バリトン)、
コートニー・ブッド(ソプラノ)、
ダルトン・バルドウィン(ピアノ)
オーケストラとの共演を中心としてアメリカを拠点に活躍中のソプラノ奏者
ブッドと、ドイツのボン・オペラ・カンパニーで中心的役割を担うキンブロ
ーによるコルンゴルトの歌曲集。ちなみにこのアルバムはオーストリア国営
放送(ORF)優秀賞を受賞するなど、オーストリアで高評価を獲得した。

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06-04 No.16-2

2006年04月26日 14時45分06秒 | Weblog
<Extraplatte>
EX 413-2 \2180
ウィーン・ブラス-ラ・ボエーム ――
ジャン・J.モレット:ロンドー
ザムエル・シャイト:戦いの踊り
W・A・モーツァルト:
歌劇《魔笛》序曲、トルコ行進曲、アイネ・クライネ・ナハトムジーク
G・ビゼー:歌劇《カルメン》より
G・プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》より
F・スッペ:喜歌劇《軽騎兵》序曲
A・ハチャトゥリアン:剣の舞
W.H.クレル:ミシシッピ・ラグ
ウィーン・ブラス
1984年にヘルムート・デンマー、ルディ・コルプといったウィーン・トーン
キュスラー管弦楽団活躍するトランペット奏者や、現在ウィーン・トロンボ
ーン四重奏団で活躍するエリック・ハインツルなどのウィーンの金管奏者で
結成された金管五重奏団ウィーン・ブラスによる名曲集。
シャイトやビゼー、プッチーニ、そしてモーツァルトなど金管五重奏の定番
レパートリーを広く収録。ウィーンの奏者ならではの輝かしいサウンドはお
見事!1986年ウィーンでの録音。

EX 335-2 \2180
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595/クラリネット協奏曲イ長調K.622/歌劇
《後宮からの逃走》より 嬉しがらせて/歌劇《フィガロの結婚》より とう
とう嬉しい時が来た/歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より 恋人よ、さあこの
薬で
イェルク・デームス(ピアノ)、
クルト・フランツ・シュミット(クラリネット)、
アイラ・カンツ(ソプラノ)、
アドルフ・ヴァシチェク(指揮)、
ジュール・フィルハーモニック管弦楽団
“ウィーン三羽烏”の一人、巨匠イェルク・デームスが1997年10月22日にハ
ンガリーのオーケストラ、ジュール・フィルと行ったモーツァルトを収録!
クラリネット協奏曲を演奏するクルト・シュミットもウィーン・フィル主席
のペーター・シュミードルの下で学んだウィーンの若手クラリネット奏者で
ある。

EX 536-2 \2180
J・シュトラウスI世:ワルツ《インドの舞姫》
ブロイアー:Wo Denn、Geborn fur Die Gruabn
ドゥアルト・シュトラウス:ポルカ《エンス川を下って》
ヨゼフ・ランナー:マラプー・ガロップ、チェリト・ポルカ/他 全12曲
マルティン・オルトナー(コントラギター&歌)、
アンサンブル・ウィーン・フェイステン
2002年夏にウィーン交響楽団のメンバーによって、インドの孤児やルーマニ
アのエイズの子供たちのための行われたチャリティー・コンサートを収録。
歌あり、ハーモニカあり、アコーディオンあり、といった愉快な演奏を楽し
ませてくれている。

EX 376-2 \2180
J・P・ラモー:
前奏曲、鳥のさえずり、ロンドーによるミュゼット、タンブラン、めんどり、
ミューズたちの対話、一つ目の巨人
ジョゼフ・ニコラ・パンクラス・ロワイエ(1700-1855):
Le Vertigo、Le Sensible、スキタイ人の行進
F・クープラン:陰気な女、お気に入り
A・フォルクレ:La Montigni、La Leon、La Mandline
ヨハネス・M.ボグナー(チェンバロ)
ボグナーはザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でアーノンクールらの下
で研鑽を積んだチェンバロ奏者。ラモーやクープランの作品に加えてフラン
ス・バロック時代の作曲家ロワイエの代表作である「スキタイ人の行進」が
聴ける。

EX 637-2 \2180
私の想像上での庭 ――
モニカ・スタッドラー:
私の想像上での庭に静かに落ちる雪/明日、私はあなたを見つけます/夏の
最後の日/星の女/日本様式の庭/他 全16曲
モニカ・スタッドラー(ハープ&歌)、
マリア・スタッドラー(ヴァイオリン)、他
ウィーン交響楽団、ウィーン国立歌劇場管弦楽団での演奏経験も持つウィー
ンの女流ハープ奏者モニカ・スタッドラーの自作自演集。ロマン的な要素を
持った作品がハープの音色に乗って奏でられる。

EX 429-2 \2180
Janus 1 Thungs ――
クリスティアン・ミュールバッハー:Things
ルナ・アルカライ:Im Zeichen des Januskopfes
ボリス・シンクレア・ハウフ:Xitorole
モニカ・トロツ:Collino Love
クリストフ・チェフ(指揮)、ヤヌス・アンサンブル
オーストリアのピアニスト、クリストフ・チェフが率いるコンテンポラリー
・アンサンブルであるヤヌス・アンサンブルによる現代作品集。

EX-SP 024-2 \2180
ベルント・リヒャルト・ドイチュ:Gelassenheit
ウィリー・スプレール:h.h. an eine Sentimentale dame
ヒュン=オク=パン:irrgarten
ゲオルク・フルゼロ:最初の2月/他 全9曲
アンサンブル・ミュージックオンライン、他
2001年から2002年にかけて収録が行われたオーストリアのコンテンポラリー
・アルバム。




<Jecklin>
JD 676-2 \2180
オトマール・シェック(1886-1957):歌曲全集第6巻 ――
10の歌曲Op.24a/10の歌曲Op.24b/10の歌曲Op.44
リン・ドーソン(ソプラノ)、コルネリア・カリッシュ(メゾ・ソプラノ)、
イェルク・ダルミュラー(テノール)、ネイサン・ベルク(バリトン)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
Jecklin(イエックリン)を代表する一大シリーズ、シェックの歌曲全集のご
案内も後半に突入。今回の第6集でもリン・ドーソンやネイサン・ベルクなど
大活躍中の歌い手たちを存分に起用するなど、豪華な顔ぶれとなっている。
1996年7月の録音。

JD 677-2 \2180
オトマール・シェック:歌曲全集第7巻 ――
ワンズベック歌曲集Op.52/6つの歌曲Op.51/3つの歌曲Op.51
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)、
ディートリッヒ・ヘンシェル(バリトン)、
ヴァルフラム・リーガー(ピアノ)
続く第7巻では第5巻(JD 675-2)と同じく、1989年ベルリン・コミッシェ・
オーパーでのオペラ・デビューを皮切りに、ウィーン国立歌劇場など世界中
の歌劇場でその歌声を響き渡らせているバンゼとディートリッヒ・フィッシャ
ー=ディースカウに師事し、ドイツ放送協会所属の全てのオーケストラとの
共演経験を持つ1967年ベルリン生まれのヘンシェルのコンビでの登場!
1992年5月の録音。

JD 648-2 \2180
B・バルトーク:
ピアノとオーケストラのためのラプソディOp.1/ピアノ協奏曲第2番
アンドル・フォルデス(ピアノ)、
ロジェ・デゾルミエール(指揮)、ウジェーヌ・ピゴット(指揮)、
ラムルー管弦楽団
バルトークとの親交を深め、広く作品の初演や紹介を行ったハンガリー出身
のピアニストであるフォルデスの歴史的録音集。「ラプソディ」は1904年に
作曲されたバルトーク最初の作品とされている。1948年パリでの録音。

JD 660-2 \2180
フルートとギターための音楽 ――
C・P・E・バッハ:独奏曲ニ長調
G・P・テレマン:パルティータ第2番ト長調
J・S・バッハ:ソナタ ホ短調BWV1034
ガスパル・サンス(1640-1740):
Instruccion de musica sobra guitarra espanola
アルノルト・シュリック(ca.1460-1521):
Tabulaturen etlicher Lobgesang und Lidlein
作曲者不詳:'t Uitnement Kabinett
ディエゴ・オルティツ:Trattado de glosas
ハンス=マルティン・リンデ(バロック・フルート&トラヴェルソ)、
コンラド・ラゴスニック(リュート&ギター)
ハンス=マルティン・リンデはカペラ・コロニエンシスで活躍し、バーゼル
音楽院で教鞭を執るなどスイス随一のトラヴェルソ奏者である。
1991年の録音。

JD 664-2 \2180
R・シューマン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105/同第2番ニ短調Op.121/
ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ハンスハインツ・シュネーベルガー(ヴァイオリン)、
ジャン=ジャック・ドゥンキ(ピアノフォルテ)
1958年から1961年までハンブルク北ドイツ放送交響楽団に在籍した後、バー
ゼルでマスター・クラスの指導を行ったスイスの名ヴァイオリニスト、シュ
ネーベルガーのシューマン・アルバム。1991年12月の録音。

JD 666-2 \2180
スイスのタブラチュアによるチェンバロ音楽 ――
ハンス・コッターのタブラチュアによる/フリドリン・シシェルのタブラ
チュアによる/クレメンス・ホルのタブラチュアによる/ヤコブ・ペーのタ
ブラチュアによる/ゲオルク・ヴィーゼルのタブラチュアによる/Die
Samedaner Lautentabulatur
ズザナ・ルージイッチコバ(チェンバロ)
「タブラチュア」とは五線譜による記譜法ではなく、文字、数字、記号など
を用いて表示される記譜法のことを指す。スイスに残されたタブラチュアに
よる鍵盤作品の録音を行うという試み。1991年12月の録音。





<Immortal>
IMM 960010(DVD-Video) \2450
ザ・モスクワ・ヴィルトゥオージ ――
J・S・バッハ:
2本のヴァイオリンのための協奏曲BWV.1043、
ヴァイオリン協奏曲第1番BWV.1041
W・A・モーツァルト:
オーボエ協奏曲、交響曲第24番K.182、
ディヴェルティメントK.137より Allegro di molto
ウラディーミル・スピヴァコフ(指揮&ヴァイオリン)、
アルカディ・フテル(ヴァイオリン)、
アレクセイ・ウトキン(オーボエ)、
モスクワ・ ヴィルトゥオージ
1979年にスピヴァコフによって創設されたロシアの室内管弦楽団“モスクワ
・ヴィルトゥオージ”のスペインでのコンサートを収録。現在より少し若め
(?)のスピヴァコフが見事なヴァイオリンを披露している。
収録時間67分/NTSC。

IMM 960011(DVD-Video) \2450
3人の名ソプラノによるアリア集 ――
R・レオンカヴァッロ:《道化師》より
G・プッチーニ:《ラ・ボエーム》より、《ジャンニ・スキッキ》より
C・サン=サーンス:《サムソンとデリラ》より
G・ヴェルディ:《アイーダ》より/他 全12曲
エレーナ・オブラスツォワ(ソプラノ)、
イレアナ・コトルバス(ソプラノ、
レナータ・スコット(ソプラノ)、
チェコ交響楽団
世界に名を轟かせた3人の名ソプラノたちによるコンサートを収録。
収録時間66分/NTSC。





<Ponto>
PO-1042 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《椿姫》(録音:1984年4月30日)
ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)、
ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団&合唱団、他

PO-1043 2枚組 \2300
G・ドニゼッティ:歌劇《ファヴォリータ》(録音:1954年10月6日)
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ(テノール)、
アロトゥーロ・バシーレ(指揮)、
オランダ放送管弦楽団&合唱団、他

PO-1044 2枚組 \2300
W・A・モーツァルト:歌劇《イドメネオ》(録音:1971年3月14日)
ヴァルデマール・クメント(テノール)、
ヤロスラフ・クロンプホルツ(指揮)、
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他

PO-1045 3枚組 \3250
C・M・V・ウェーバー:
歌劇《魔弾の射手》(録音:1973年1月27日)
歌劇《オベロン》(録音:1973年2月7日)
マーガレット・プライス(ソプラノ)、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)、
ゲオルク・アレクサンドル・アルブレヒト(指揮)、
ローマ・イタリア放送管弦楽団&合唱団、他




<Gala>
GL 100.778 2枚組 \2300
ダニエル・オーベール(1782-1871):
歌劇《フラ・ディアヴォロ》(ロシア語版)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)、
ボリス・ハイキン(指揮)、ボリショイ歌劇場管弦楽団&合唱団、他

GL 100.775 2枚組 \2300
G・プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》(ロシア語版/1953年録音)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ)、
オニシム・ブロン(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他

GL 100.772 2枚組 \2300
L・V・ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》
エーリヒ・ヴェンク(バリトン)、
カール・バンベルガー(指揮)、北ドイツ放送交響楽団&合唱団、他

GL 100.625 3枚組 \3450
C・グノー:歌劇《ファウスト》(録音:1959年3月)
イリヤ・ジョシフォフ(テノール)、
アタナス・マルガリトフ(指揮)、国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他

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06-04 No.15-1

2006年04月25日 13時41分47秒 | Weblog
<MEMORIES>
ME1072 \1680
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」(1985年3月17日)、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(1996年1月16日)
チェリビダッケ指揮ミュンヘンフィル、マレイ・ペライア(P)
協奏曲の伴奏は、大指揮者といえども勉強不足だったり、個性が強すぎて、
ソリストを圧迫したりで、結局消化不良の演奏になりがちです。さすがチェ
リビダッケは自らの世界を理解できるソリストを厳選し、数々の成功を収め
ております。ペライアは清潔なピアニズムに定評ありますが、ここでは完全
にチェリビダッケが指揮するオケの一部として、機能しております。美音へ
の追求は両者とも完全に一致し、格調高い類稀な名演となっております。モ
ーツァルト、ベートーヴェンともに、これらの曲最高の演奏と申せましょう。
高音質です。






<ALBANY>
TROY697 \1980
「ジョージ・ウォーカーの作品と演奏」
ジョージ・ウォーカー:
歌曲集より-銀色の雨の時に、私は決して荒地を見なかった、マザー・グース、
呼応、柔らかく吹け明るく、荒々しい夜、メアリー・ウォアの3つの連鎖、
室内アンサンブルのための「モダス」
リスト:ペトラルカのソネット、忘れられたワルツ
ショパン:
マズルカ ハ長調、変イ長調、ヘ短調、練習曲変ト長調、スケルツォ ホ長調
ジョージ・ウォーカー:祈る者、聖テオドルフによる即興曲、霊魂
ジョージ・ウォーカー(Pf)、他
パトリシア・グリーン(Ms)
トレント・ジョンソン(Org)
ジョージ・ウォーカーはアメリカの黒人作曲家、ピアニスト。彼自身の作品
と彼の弾くリスト、ショパンの演奏を収録。作曲はエミリー・ディキンソン
らの詩に曲をつけた歌曲は近代フランスの影響を受けた
抒情的な音楽で時に日本歌曲を彷彿とさせる。器楽曲はそれよりも現代的な
緊張感を持っているが、やはりメシアンらフランスの香りを感じさせる。

TROY710 \1980
「モリス・ローゼンツウェイグ(Morris Rosenzweig)/室内楽1997-2003」
メルポメーヌ(2000)
パルティータ・インテレキアータ-Vnと電子音のための(1999)
従うものは同じ断片化された仮面からの歌(2003)
ジャスト・ワン・ステップ・ビヨンド(1997)
軌跡(1998)
キャニオン・ランド・アンサンブル
ジェラルド・エリアス(Vn)
カールトン・ヴィッカース(Fl)
スコット・ルイス(Va)
マーカス・スタンジ&スーザン・ウェンカス(Pf)、
ダニエル・ブエス&ラザロ・フダセク(Perc)
ローゼンツウェイグは1952年ニューオリンズ生まれ。マリオ・ダヴィドフス
キとステファン・ウォルペに特に強い影響を受けている。静寂で点描的な音
楽は典型的なウェーベルンの直系といえよう。室内アンサンブルのためのメ
ルボメーヌ、2台ピアノと2人の打楽器奏者のための軌跡は彼の代表作。

TROY716 \1980
「ラテン・アメリカのフルート音楽」
マルコ・グラナドス:
ザ・ハイビリー・ジュビリー/無伴奏フルートのためのエチュード
ホアキン・グティエレス・エラス:単純なソナタ
キャサリン・フーヴァー:冬の精霊、サムエル・ジーマン:ソナタ
マイケル・コルクホウン:チャランガ、
アルトゥーロ・サリナス:ムナムカミ
モーツァルト・グァルニエリ:無伴奏フルートのための3つの即興
パッタピオ・シルバ(タデウ・コーホ編):フルートのための変奏曲
メリー・シーゲル(Fl)
ジェイ・モークリー(Pf)
アメリカといってもここではラテン・アメリカを指し、中南米の現代作曲家
のフルート作品が集められている。しかし現代といっても明確な調性をもっ
た温かく抒情的な小品ばかり。ポンス、チャベスの延長といってよい。フル
ートのマリー・シーゲルはタングルウッド音楽祭に参加したこともあり、現
在アイダホ大学で教鞭をとっている。

TROY717 \1980
ナサニエル・ストゥーキー/弦楽のための作品集(1992-2002)
弦楽四重奏曲第2番「ミュゼ・メカニーク」
弦楽四重奏曲第1番
サムのためのソナチネ-無伴奏チェロのための
ドゥーブル-2つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲
シオンピ弦楽四重奏団
ボニー・スロン(Vc)
ブライアン・リーギン&レベカー・ビンフォード(Vn)、
ノースカロライナ交響楽団弦楽セクション、
ウィリアム・ヘンリー・カリー指揮
ストゥーキーはストラヴィンスキー、バルトーク、アンタイル、そしてジャ
ズの影響を受けたと思われる烈しいリズムとメカニックな音楽を得意として
いる。彼の弦楽四重奏曲はいずれもポリスタイリスティックでクロノス・カ
ルテットのレパートリーに向いているだろう。

TROY718 \1980
「アメリカのかたみ」
ルーカス・フォス:3つのアメリカン・ピース
ゲイリー・ショッカー:他愛もない別れ-9.11の瞑想曲、
パーシケッティ:ソロ・ピッコロのためのパラブルXII、
マーク・ルイス・レーマン:
3つのかたみ(フォーレに敬意を表すミニュエット/プロコフィエフのかたみ
/プッチーニの主題による舟歌)、
ショッカー:フルートとクラリネットのためのエアヘッド、
キャサリン・フーヴァー:中世組曲
ジャニーヌ・デニス(Fl)
ドーン・ヘンリー(Cl)
フィリップ・アマロング(Pf)
録音:2004年1月
フルートのジャニーヌ・デニスはサン・ホセ大学でピエール・ランパルの弟
子イザベル・チャプイスターに師事。自らレーベルEroica Classical
Recordingsを主宰し積極的な活動を行っておりオーケストラとも多数共演し
ている。現代の作品だがどれも親しみやすいものばかりである。

TROY719 \1980
「エスニック・カレードスコープ/忘れられた伝統音楽の旋律」
音楽:フランク・レウィン
アイルランド、ユダヤ、インド、メキシコ、スペイン、チェコ/アメリカ、
スイス、アメリカ、ギリシャ、ドイツ、ロシア、イギリス、スコットランド
ウォルター・トランプラー(オーボエ・ダモーレ)、
ジュディス・コールドウェル(S)、
ジョニー・カニングハム(フィドル)ほか
作曲家レウィンが映画、テレビ、芝居、オペラのために書いたスコアからエ
スニックな音楽を集めた。それぞれの国の伝統音楽の特長が捉えられている
が、全てオリジナル作品。しかしインドなどは沖縄民謡と間違えそうな音楽。
日本を扱った曲があったら聴きたい。アメリカ人の世界観が分かるというも
の。有名なフィドル奏者ジョニー・カニングハムが共演している。

TROY725 \1980
ルイス・スプラットラン作品集
烏が集まる時、コンチェルティーノ、
オフ・タイムと季節、ズーム
ポール・ホステッター指揮Sequitur
マーク・カプラン(Vn)、ルシー・シェルトン(Sop)
録音:2003年11月
スプラットランは1940年マイアミ生まれ。室内楽のほかオペラも作曲し2000
年にはピューリッツァー賞を受賞している。タングルウッドの夏季講習では
教鞭もとっている。ヨーロッパの前衛音楽をその基本に据えているようであ
るが、アイヴスばりに聖歌風のコラール、祭の陽気な旋律がシリアスな場面
に混入するなど、アメリカ的な側面も多々ある。

TROY755 \1980
「ジョン・バーンズ・チャンス/作品集」
呪文と踊り,序奏とカプリチオ-ピアノと24の管楽器のための
交響曲第2番-吹奏楽と打楽器のための,ブルー・レイク序曲
エレジー(韓国民謡による変奏曲)
スティーヴン・スティール指揮
イリノイ州立大学ウィンドシンフォニー
吹奏楽の巨匠的作曲家チャンスの作品集。ジェリー・ゴールドスミスの「猿
の惑星」「カプリコン1」を思わせるスリリングな作品。

TROY766 \1980
「アンドリュー・インブリー/生誕80年を祝して」
インブリー:レミニセンス、ダヴィドフスキ:レシット・アンディ
ロバート・ヘルプス:ポストカード(霧のサンフランシスコ、グリーンヴィッ
チ村の金曜の夜)
ジョン・ハービソン:シャコンヌ、ソン=ジャ・リー:ダルハ・ダルハ
ウェイン・ペターソン:インスケープ、
ヒ・キョン・キム:オレンジ・パステル
ウィリアム・O・スミス:オッタンタ
アンドリュー・インブリー:スプリング・フィーバー
マルク・テイショルツ(G)
ボニー・ハンプトン(Vc)
マック・マックレー(Pf)
ニュー・ミュージック・アンサンブル
ジョン・サケット(Cl)
ドン・ベーカー、デヴィッド・カーリスル(Perc)
録音:2001年4月
アメリカの作曲家で教育者アンドリュー・インブリーの生誕80年のアニバー
サリー・コンサートのライヴ録音。彼はカリフォルニア大学バークレー校、
サンフランシスコ音楽院で数多くの後進を育てた。ここでは彼の作品のほか、
弟子たちの作品が収められている。インブリーは西海岸で活動していたもの
の、その音楽はヨーロッパ的な落ち着きを持っている。弟子たちもアメリカ
の作曲家が陥りがちな、安易なワールド・ミュージック、ミニマル志向に走
っていないのが好感持てる。

TROY770 \1980
「ルイス・カーチン/オルフェウス-声楽作品集」
メモリー ,マラルメの2つの詩 ,ボエームのカルメン ,太陽へ
オルフェウス-バリトン、室内アンサンブル、ダンサーのためのマスク
瞑想曲 ,わが子の成長 ,インターリュード ,エコー
ドミニク・インファレーラ(Bar)、
エリザベス・ファーナム(Sop)
スティーヴン・ゴスリング(P)
ルイス・カーチン(指揮Pf)、
ワシントン・スクエア現代音楽協会プレイヤーズ
カーチンは1951年フィラデルフィア出身。レオン・キルヒナーらに師事し
1971年にはタングルウッドでウォーリネン、マデルナの指導も受けている。
無調、クラスターの上に朗誦的な歌が歌われる典型的な現代歌曲といえよう。

TROY773 \1980
「リチャード・ウィルソン(1941-)作品集」
無伴奏ヴァイオリンのためのディアベリー、ピアノ三重奏曲
無伴奏チェロのための「彼の息子へのロード・チェスター・フィールド」
ヴァイオリンとピアノのための3つの間奏曲
クラリネット、チェロとピアノのためのフィギュレーション、チェロとピアノ
のためのモチベーション
ロルフ・シュルテ(Vn)
ソフィー・シャオ(Vc)
アレン・ブルスタイン(Cl)
リチャード・ウィルソン(Pf)

TROY777 \1980
「天の上限/ドナルド・クロケットとアレン・ショーンの音楽」
ドナルド・クロケット:ホルン五重奏曲「ラ・バルカ」
アレン・シャウン:不眠の夜、管楽五重奏曲第2番
ドナルド・クロケット:天の上限
ジョセフ・アンデラー(Horn)
エリザベス・ライト(Vn)
スー・アン・カーン(Fl)
ほか
クロケットは1951年カリフォルニア生まれ。クロノス・カルテットにも作品
を提供している。ショーンは1948年生まれ。ハーバード大学で学び、後にブ
ーランジェに師事。二人ともヨーロッパの伝統を基本に据えた保守的な作風。
バルトーク、ヒンデミットあたりを彷彿とさせる。

TROY793 \1980
AB2/ジャーニー-16の歌
ビル・バンフィールド、ティム・アダムス
ビル・バンフィールド(Guitar)
ティム・アダムス(Perc)
ギターとパーカッションによるデュオ・セッション。フュージョン系のポッ
プ・ミュージック。

TROY799 \1980
「ウィリアム・ウォレス(1933-):管弦楽曲集」
ヴィオラと室内オーケストラのための協奏曲
まっさかさま-ヴィオラとオーケストラのための
協奏的変奏曲、カンティレーナ、第2舞踏組曲
ジョエル・ローゼンバーグ(Va)
カーク・トレヴァー指揮ス
ロヴァキア放送響
ボリス・ブロット指揮ロンドン響
ハイペリオン・レーベルから紹介されているスコットランドの同姓同名の作
曲家(1860-1940)とは別人のアメリカのウィリアム・ウォレスです。彼は
エゴン・ヴェレスやラッブラに学んだネオ・ロマンティックな作曲家です。

TROY803 \1980
ジュディス・ウィアー:
歌劇「学識の慰め」、ピアノ協奏曲、歌劇「ハロルド王の伝説」
マーク・スカッターデイ指揮アンサンブルX、
ジャニス・フェルティ(MS)、ジュディス・ケロック(S)、
ハク・ビィエルケン(Pf)

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06-04 No.15-2

2006年04月25日 13時41分09秒 | Weblog
TROY805 \1980
「アメリカのトランペット協奏曲/ポール・ニーブ」
カール・ロスコット:トランペット協奏曲、
エドワード・グリーン:ハ調の協奏曲
ロバート・J・ブラッドショウ:トランペットと弦楽のためのソナタ
フレデリック・ティリス:スピリチュアル・ファンタジー
ポール・ニーブ(Trp)
デヴィッド・ウィリー指揮
スロヴァキア放送響
トランペットのニーブはジュリアード出身で、ヴァージニア州のロアノーク
交響楽団の首席奏者です。アメリカの現代音楽に取り組んでいて、様々な作
品を初演しております。また伴奏の指揮者デヴィッド・ウィリーもロアノー
ク響の音楽監督です。保守的でわかりやすい作品集です。

TROY806/807 2枚組 \3960
ピーター・ウェステルゴール:「白鯨」-イマジ
ナリー・オペラからの場面
マイケル・プラット指揮フィラデルフィア室内管弦楽団、
ロバート・ベーカー、デヴィッド・ケレン、ダグラス・ミラー他
録音:2004年10月
ウェステルゴール(1931-)の5つ目のオペラ。

TROY810 \1980
「花咲く音/無伴奏ヴァイオリンのための作品集」
ヴァッヒェ・シャラフィアン:花咲く音、アダム・コードヤン:ソナタ
オウガスタ・リード・トーマス:パルサー、呪文
セーゲルスタム:なぜイエスかノーなの?、
デヴィッド・フェルダー:もうひとつの顔
ヒンデミット:ソナタ 作品31-2
モフセス・ポゴシアン(Va)
録音2003-2005年
ポゴシアンは1986年チャイコフスキー・コンクール入賞者。ソ連の国内コン
クールでも最年少で優勝したこともある実力者。ヒンデミットの名曲の他セ
ーゲルスタム等の知られざる作品を収録。

TROY811 \1980
「ヨナス・タムリオニス(リトアニア,1949-)/ギター作品集」
3つのギターのための無窮動Op..292
2つのギターのためのソナタOp.25
ソロ・ギターのための11の前奏曲Op.57
4つのギターのためのペル・ソナーレ・ア・カルテットOp.257
コロナ・ギター四重奏団
デュオ・ラポリ
(全曲世界初録音)

TROY813 \1980
「沖にむかって/ジョセフ・ウォータース室内楽作品集」
大洋の眼差し、無意識の魔女、宵闇の波の幽霊
アロイロイ・パクイクイ、カナシバリ(金縛り)、太陽の孤独
トッド・クーンズ(Cl)、ロン・ブレシン
ガー(Vn)、フィリップ・ハンセン
(Vc)、バッケン・トリオ 他

TROY814/815 2枚組 \3960
サリヴァン:喜歌劇「魔法使い」(全曲版世界初録音)
スティーヴン・バイエス指揮
オハイオ・ライト・オペラの歌手たち、合唱団、管弦楽団
録音:2005年
おなじみギルバート&サリヴァンの軽歌劇。ALBANYレーベルの常連で、この
種のオペラに定評のあるオハイオ・ライト・オペラによる全曲盤世界初録音。

TROY816 \1980
「波立ち/ヒューストン大学打楽器アンサンブル」
ロブ・スミス:波立ち
ドナルド・グランザム:ヒューストン・ストローク
ブレイク・M・ウィルキンス:メロス
ヴォーン=ウィリアムズ(ウィルキンス編):
トマス・タリスの主題による幻想曲
ブルース・ハミルトン:思いもかけない狂喜
ケヴィン・エリクソン:戦争の夜明け
ブレーク・ウィルキンス指揮
ヒューストン大学打楽器アンサンブル
録音:2004年5月
ヴォーン=ウィリアムズの「タリスの主題による変奏曲」は5台のマリンバと
2台のヴィヴラフォンにより演奏されています。

TROY817 \1980
「ダイアモンド・ジュビリー/デヴィッド・ダイアモンド歌曲集」
妹ジェーン、音楽・柔らかな声が死んだとき、エピタフ、この世界は私の故
郷ではない ほか全25曲
ヘレン・ウィリアムス(Sop)
レナード・レーマン(Pf)
ダイアモンド(1915-2005)の弦楽四重奏曲全集を完成しているALBANYレー
ベルから歌曲集の発売です。

TROY818 \1980
「アンジェロ・ムソリーノ管弦楽曲集」
エキノクス-ピアノと管弦楽のための
もし音楽が愛の食べ物にあるなら-トロンボーンと管弦楽のための、
デュークの記憶-クラリネット、サキソフォン四重奏と管弦楽のための、
ダブルのための組曲-木管楽器奏者と管弦楽のための
雪の庭-2つのフルートと管弦楽のための
ヴァイオリン協奏曲
ア・ファンタマゴリアル・エピソード-2004年11月2日
デンヴァー・オルドハム(Pf)
ピーター・カーパット(Trb)
ジュリウス・クライン(Cl)
アドルフ・サキソフォン四重奏団
ロバート・アッカーマン(Fl)
ロバート・ズベリン(Fl)
カーク・トレヴァー指揮
ラリー・ニューランド指揮
コシツェ国立フィル
ムソリーノはニューヨーク生まれ。エド・サリヴァン・ショーをはじめとす
る多くのTV番組、映画、舞台の音楽を作曲するかたわらコンサート作品も多
く手掛けた。ジャズのイディオムをとりいれたブロードウェイ・ミュージカ
ル風のエンターテイメント性とヒンデミット、ストラヴィンスキーらの影響
を受けたと思われるシリアスな側面の両方を併せ持っている。

TROY819 \1980
耳の聞こえない作曲家?
「ウッド&ワイヤー/ティモシー・ポラシェクの音楽」
やまあらしの探索、ピアノ・ソナタ、ガーデン・レイン
2つのピアノのためのカイト(凧)ソナタ
いくつかの内面的な瞬間、ソケット・ノクターン
エリック・ヒューブナー(Pf)
スティーヴン・ベック(Pf)
ティモシー・ポラシェク(ディスクラヴィーア)
ポラシェクは1972年アイオワ出身で生まれつき耳が聞こえないという。ジャ
ズのイディオムを取り入れ、やや硬質の抒情を持った作品はアメリカ全土で
演奏されている。ガーデン・レインは武満の作品と同じタイトルだがドビュ
ッシーかウィンダム・ヒルの音楽を思わせるリリカルで静かな音のスケッチ。

TROY820 \1980
「ジェイコブ・アヴシャロモフ/合唱作品集」
太陽が輝くとき彼の流動状のアリア
この路上からの反射、四季の歌
ロヨラ大学合唱団、ニュー・アムステル
ダム・シンガース、ホバート&ウィリア
ム・スミス・カレッジ合唱団ほか
アヴシャロモフは1919年中国チンタオ生まれ。当ALBANYレーベルでも何枚か
アルバムが出ています。音楽一家に生まれ父アーロンはMARCO POLOレーベル
で管弦楽作品集が何枚か紹介されてい
ました(その時指揮をしていたのがジェイコブとその息子)。アーロン・コ
ープランドに作曲を師事した。
ややメシアンとブロッホを思わせるパステル・カラーの抒情的な祈りの音楽。

TROY822 \1980
「フロレンシオ・アセンホ(FLORENCIO ASENJO)管弦楽曲集」
ティアリング(前奏曲、変奏曲、スケッチ、舞曲)
2楽章の交響曲「熱情と賛美」
グリンプセス(平和の対話、美術館にて、幼年時代のグリンプセス、川の上
の歩行)
カーク・トレヴァー指揮
スロヴァキア・フィル
アセンヨはブエノス・アイレス生まれ。ヒナステラ、もしくはラテン風サティ
とでも言おうか。とにかくラテン・アメリカの雰囲気たっぷりの作品集。全
て2004年に作曲されたそうだが、そのあけっぴろげなリリシズムに驚き。

TROY823 \1980
「シャロム/イスラエルのフォーク・ソングとダンス-カウンター・ポイント」
マイム、ロス・ビリビリコス(夜鴬)、イスラエルの周り、ヒネイ・マ・トフ
ほか全20曲
カウンター・ポイント
カウンター・ポイントは中世を中心とする古楽を専門とするヴォーカルと楽
器のアンサンブル。
ここではイスラエルのフォーク・ミュージックを取り上げている。冒頭のマ
イムは日本でもおなじみ、夏のフォーク・ダンスの定番(最近では踊られな
いか?)。オリジナルが聴けます。

TROY824 \1980
「レザ・ヴァリ/歌と踊り-室内楽作品集」
歌と踊り(1990)、
フォーク・ソングズ・セット第12番A、
カリグラフィ第4番、
フォーク・ソングズ・セット第15番
ニザン・レイボヴィッチ(指揮)、
ラテン・アメリカ四重奏団、
ミミ・ラーナー(MS)、イレーネ・シュライアー(P)
ダリウス・サグハフィ(ペルシャ・サントール)
シアトル・チェンバー・プレーヤーズ、
マシュー・コクミエロスキ(Perc)
1952年イラン生まれの作曲家レザ・ヴァリはすでに当アルバニーから作品集
(弦楽四重奏曲集、TROY790)が出ている注目の作曲家。イランの民族音楽を
ルーツに持つ現代音楽。ハチャトリアン、バルトーク、そして最近注目を集
めているアルメニア周辺の現代作曲家たちの系譜に入るといえよう。
ぜひ日本でもっと聴かれてほしい。木々の枝が日の光りに向かって伸びてゆ
くような複数の旋律の装飾的な動きが素晴らしい。

TROY825 \1980
「イン・ファッション・アット・リースト/マイケル・サールの音楽」
セレナード
ジャングル(イントロダクション、速く、変奏曲)
ジョセフ・クベラ(Pf)
マリー・ロウウェル(エレクトリックVn)、エリック・リジェストランド(エレ
クトリック・ギター)、ウィリアム・スロート(ベース)、ケヴィン・ノート
ン(ドラム)、フィリップ・ブッシュ(Pf)
サールは1934年ボストン生まれ。コープランドに作曲を師事した。ボサ・ノ
ヴァ、ジャズ、種々の民族音楽の影響を色濃く受けている。この作品集もプ
ログレッシヴ・ロックの要素がかなり入っている。

TROY826 \1980
「ニュー・アメリカン・マスターズ Vol.1」
アーロン・グラッド:レピ・ドップ・テ・オ・ロジー
ロバート・マンノ:山からの3つの場面
ダン・クーパー:三重奏曲
リチャード・レーン:三重奏曲第2番
ポール・マック・サマーズ:細密画のアーチ
ゴッドフリー・シュロス:アパラチアのキャロルによる変奏曲
ジョン・ランプキン:ジョージ・ワシントンここに眠る!
パリサデス・ヴィルトゥオージ
【マーガレット・スウィンチョフスキ(Fl)、ドナルド・モクリンスキ(Cl)、
ロン・レヴィ(Pf)】
録音:2005年
古くは1927年、若くは1970年生まれのアメリカの作曲家の作品を集めた。パ
リサデス・ヴィルトゥオージはフルート、クラリネット、ピアノの三重奏か
らなるアンサンブル。作品は現代音楽というより近代フランス、新古典主義
を思わせる親しみやすいものばかり。

TROY827 \1980
「ジョン・アンソニー・レノン(1950-)/ギター作品集」
ジゴロ、演奏会用練習曲(夜想曲、幻想曲、スケルツォ、トッカータ、エコ
セーズ、カヴァティーナ、セレナータ、アンプロンプチュ、バガテル、エク
ローグ、子守歌、ブルレスク)、13(サーティーン)、幸運、ザ・プレイ・オ
ブ・ザ・シクセス(6人の演奏)
ダニエル・スタニスラウェク(ギター)
アンソニー・レノンはローマ大賞、グッゲンハイム、チャールズ・アイヴス
賞など数々の賞を受賞している。ギターのためのこの作品集は、ジャズ、ロ
ックのイディオムを取り入れながら様々なアイデアを繰り出すおもちゃ箱の
ようなアルバム。

TROY828 \1980
「ラリー・ベル/ピアノ作品集」
4つのコラール・プレリュード、ミニアチュア・ディヴァージョン、
ソナタ第2番、リヴァイヴァルス、エレジー
ラリー・ベル(Pf)
作曲者自作自演による。クラシック、ジャズの要素が巧みに融合された、東
海岸のインテリジェンスを感じさせるピアノ作品集。調性があるので聴きや
すい。

TROY829 \1980
「ホルヘ・リデルマン/デュオ46」
アイレス・デ・セファラード(スペインのアリア)-
ヴァイオリンとギターのための46の無言歌
デュオ46【マット・グールド(G)、ベス・イラナ・シュナイダー(Vn)】
BRIDGEレーベルでも何枚か作品集の出ているブエノス・アイレス生まれの作曲
家リデルマン。スペインのユダヤの放浪楽士セファルディの音楽を模した新
作民族音楽。ヴァイオリンとギターによる、時に荒々しく、時に哀しげな音
楽。民族音楽そのままで親しみやすい。

TROY830 \1980
「リチャード・トンプソンの音楽」
夢の変奏曲(ラングストン・ヒュージズ詩)
ピアノのためのサー・プレリュード
夜明けの影(ポウル・ローレンス・ダンバー)
メイド・イン・ザ・ウォーター(黒人霊歌のジャズ・クァルテットへの編曲)
ダリエル・テイラー(T)
ルイーズ・トッピン(S)
ジョン・ガンサー(Sax)
ケン・フィリアーノ(Bass)
マット・キーラー(drum)
リチャード・トンプソン(Pf)
シリアス・ミュージックとジャズの両方で活動するリチャード・トンプソン。
ピアノ作品と歌曲を「中心とした作品集。ボーナス・トラックに黒人霊歌の
ジャズ・クァルテットによる演奏が収録。

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06-04 No.14

2006年04月25日 13時40分36秒 | Weblog
<Fabula classica>
FAB 29911 \2700
カラー 4:3
All regions mono
字幕なし 54'38"
“レナート・ブルゾン ライヴ・イン・コンサート”
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」(2曲),
ヴェルディ:
「トラヴィアータ」,「オテッロ」,「シチリアの晩鐘」,
「ドン・カルロ」からのアリア
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」序曲,
プッチーニ:「マノン・レスコー」間奏曲,
レオンカヴァッロ:「道化師」間奏曲
レナート・ブルゾン(Br)
ブルーノ・アマドゥッチ(指)スイス・イタリア語放送管弦楽団
収録:1983年6月22日
今年も何度も来日するイタリアの至宝バリトン、レナート・ブルゾンの全盛
期のコンサート・ライヴです。アリアが全6曲、いずれも彼の知性的で深く掘
り込んだ歌に惚れ惚れとしてしまうことでしょう。中でも得意中の得意の
“プロヴァンスの海と陸”、そして決して数多くは歌うことのなかった「オ
テッロ」のイヤーゴのクレードは必見!残念ながらモノーラルですが、音質
も良好。

FAB 29913 \2700
カラー 4:3
All regions STEREO
字幕なし 60'19"
“ライナ・カバイヴァンスカ ライヴ・イン・コンサート”
ロッシーニ:「コリントの包囲」,
ヴェルディ:「オテッロ」,「トラヴィアータ」,
プッチーニ:「トスカ」,「ボエーム」,
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」からのアリア
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」序曲,
ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」序曲,
プッチーニ:「マノン・レスコー」間奏曲,ほか
ライナ・カバイヴァンスカ(S)
ニーノ・ボナヴォロンタ(指)スイス・イタリア語放送管弦楽団
収録:1987年6月19日
ライナ・カバイヴァンスカはブルガリア出身ですが、早くにイタリアに移住
して教育を受け、1960、1970年代に世界的に活躍したプリマドンナ。日本で
もイタリアオペラ公演でトスカを歌ったことがあって、歌、美貌、演技力の
三点揃った姿が絶賛されました。近年もしばしば来日し、教育活動と同時に、
リサイタルも開いています。この映像は円熟期の彼女の歌が楽しめます。こ
ちらはステレオ音声。





<BBC LEGENDS>
BBCL 4184 \1980
プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100
ブリテン:青少年のための管弦楽入門
プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」よりタイボルトの死
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニックO.
録音:1971年9月10日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
1960年9月9日エジンバラ、アッシャー・ホール
1971年9月のプロムス・デビューで一大センセーションを巻き起こしたロジェ
ストヴェンスキー&レニングラード・フィル。BBCラジオ・クラシックスで出
ていたプロコ5番が、前日のチャイコ4番(BBCL.4143)と幻想(BBCL.4163)
に続いてめでたく復活!
ロジェヴェンの天才的なドライブと当時最強と謳われたレニングラード・フィ
ルの恐るべき合奏能力。交響曲ではフィナーレまで異常なテンションとエネ
ルギーに圧倒されっぱなし!また、幻想とのカップリング「フランチェスカ」
と同じ日の2曲。かのムラヴィンスキーに鍛え抜かれた各パートの驚異的な技
が次々とクローズアップされるブリテン。作品の白眉ともいうべき難曲タイ
ボルトの死もまた、ゾクゾクするような興奮を覚えます。

BBCL 4182 2枚組 \2850
エルガー:序曲「コケイン」
エルガー:交響曲第1番変イ長調
アーノルド:ベッカス・ザ・ダンディプラット
チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調「小ロシア」
ドビュッシー:バレエ「遊戯」
ブリテン:4つの海の間奏曲
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)ボーンマスSO.
録音:1966年12月6日,1968年7月25日,1963年2月23日,1966年11月12日
1965年11月10日,1966年11月26日以上ボーンマス、ウィンター・ガーデンズ
1966年11月22日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
BBC LEGENDS開始以来となる個性派指揮者シルヴェストリのライヴ集。どれも
たいへんユニークな音楽で、一部に熱狂的なファンが付いているのも頷ける
強烈すぎるラインナップ。ここではアルバムの半分を占める英国ものに注目。
ブリテンとエルガーでは強弱・緩急のコントラストが絶妙。しかも抜群の格
好よさ!さらにマンフレッドや5番での濃厚な味付けが知られるチャイコフス
キーや、血を感じさせずにはおかないエネスコ。とにかく理屈ぬきに楽しめ
る内容です。

BBCL 4183 \1980
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
ジョン・オグドン(P)
サー・ジョン・バルビローリ(指)ハレO.
録音:1966年9月16日マンチェスター、BBCスタジオ
1963年11月5日ロンドン、BBCスタジオ
1989年に50代の若さで亡くなった英国の巨漢ヴィルトゥオーゾ、オグドン。
その実力に反して、いま聴ける録音が僅かなのは惜しいこと。重く強靭なタッ
チによるブラームスは醍醐味満点。流れるように歌うバルビローリの指揮も
あって、スケールの大きな演奏が繰り広げられています。ベートーヴェン最
後のソナタにおける輝かしい響きも忘れがたいものです。すべて正規盤初出。

BBCL 4185 \1980
ラモー:ガヴォットと変奏曲イ短調
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
メンデルスゾーン:幻想曲嬰へ短調Op.28
ショパン:夜想曲第15番へ短調Op.55-1
ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
スクリャービン:前奏曲ニ長調Op.11-5
スクリャービン:前奏曲嬰ハ短調Op.11-10
チャイコフスキー:夜想曲Op.19-4
リスト:ドン・ジョヴァンニの回想
シューラ・チェルカスキー(P)
録音:1974年6月24日スネイプ・モルティングス、コンサート・ホール
(オールドバラ音楽祭)
これまでBBC LEGENDSに3枚のアルバムを数えるヴィルトゥオーゾ・ピアニス
ト、チェルカスキー。ショパン(BBCL.4057)以来のソロは、チェルカスキー
62歳、1974年オールドバラ音楽祭でのリサイタルの模様を収めたもの。華麗
なるテクニックと音色の魅力は、技巧的なリストとメンデルスゾーンで顕著。
とびきりの名曲ショパンやベートーヴェンも、クセのある、なんともいえぬ
独特の味わいがピアノ好きにはたまりません。






<harmoniamundi>
HMU 907402 \2080
HMU 807402(SACD-Hybrid) \2250
ショパン:
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
幻想曲 ヘ短調 Op.49
ボレロ Op.19
幻想即興曲 Op.66
ポロネーズ変イ長調「英雄」Op.53
オリガ・カーン(Pf)
アントニ・ヴィト(指)ワルシャワ・フィル
2001年ヴァン・クライバーン・コンクールで優勝したロシアの若手オリガ・
カーン。彼女の第5弾は待望のショパン・アルバム。本場ワルシャワ・フィル
と競演の協奏曲は遅めのテンポで重量感たっぷりの充実した演奏。さらに幻
想即興曲や英雄ポロネーズなど、人気曲をあつめた選曲も魅力的。カーンの
超絶技巧はあいかわらず切れ味抜群ですが、ショパンならではのしっとりと
した情感にも欠けていません。ロシア・ピアニズムのファン必聴のアルバム
です。





<RICERCAR>
RIC 246 \1750
「聖母マリアはしげくため息を-ルネサンス期ブラジルの教会と世俗の音楽」
カベソン:
ビリャンシーコ「誰が怒らせたの、イサベル?」によるディフェレンシア
ムダーラ:「クラロス伯爵」
カレイラ:歌曲
トロシロ:「深き淵より」
エスコバル:
「カナン人の女は主イエスに呼ばう」、「それゆえ、イエスは疲れていた」
ミゲル・レイタン・デ・アンドラーデ氏の雑録より「顔を突き合わせたのは」
エルヴァスの歌曲集(16世紀)より[「私は村へ行った」、
「愛は自らに降伏する」、「私に何が見えるのでしょうか」、
「ジョアンナ、なぜ私を見ない」、「緑の野にため息をつきに来い」]
グレゴリオ聖歌「アヴェ・マリア」、「めでたし、元后」
リスボンの歌曲集(16世紀)より[「あまりにも多くの山人が」、
「私を育ててくれた大地よ」]
マソン56歌曲集(16世紀)より[「あたいは山育ちの女」、「黒いサンダル
を履くな」、「私は夢見た」]
ホセ・デ・アンチエタ神父の手帳より[「悪魔は容赦なく見た」、「イザベ
ル誰が訪れたの?」、「聖母マリアはしげくため息を」]
コンティネンス・パラディージ
[ヴィッテ・ヴェーバー(S)、ローサ・ドミンゲス(A)、フェリックス・
リーンス(T)、マルク・ビュネル(Bs)、タイス・オアラ(ヴィエール、
レベック)、マルチェロ・オアラ(ヴィエール、レベック)、菅原徳尚(ビ
ウエラ、Gamb)、マリ・ブルニシアン(Hrp)、ロジェリオ・ゴンサルヴェ
ス(シャルマイ、ドゥルシアン、Perc)]
録音:2004年9月フランス、ラングドック=ルション地方エロー県シラン市サ
ンティーユ、ノートルダム教会
この録音では、1500年にポルトガルの植民地となって以後、同時代の様々な
ヨーロッパ文化が流入してきたブラジルの当時の生活を、カベソンとムダー
ラの名曲をはじめとする、教会と世俗の多くの音楽で描き出しています。生
活の堅実さと祈り、明るさと敬虔な態度が感じられるこれらの曲を、コンティ
ネンス・パラディージは心を込めて演奏しています。

FUG 514 \1850
ボノンチーニ&パーセル:3声のためのソナタ集
ボノンチーニ:
ソナタ ハ長調op.1-4、ニ短調op.1-6、ヘ長調op.1-5、バッレット 
ト短調op.2-11、ソナタ ト短調op.1-8、ヘ長調op.3-17、イ短調op.9-1、
ト長調op.9-3、ハ短調op.9-5、クーラントop.9-9
パーセル:
ソナタ第9番ハ短調、ソナタ第1番ト短調、ソナタ第2番変ロ長調、
ソナタ第6番ハ長調、ソナタ第11番へ短調、ソナタ第12番ニ長調
ヤープ・シュレーダー(Vn)、アルカディア・プレイヤーズ・トリオ
録音:1994年
トリオは、バロック時代の室内楽の主要ジャンルでした。通奏低音に支えら
れた2艇のヴァイオリンが織り成す豊かな響きは聴く者を魅了し、当時多く
の作曲家がトリオの作品をのこしています。ここでは、当時特に多くのトリ
オ作品をのこした二人の大作曲家、ボノンチーニとパーセルのものを収録。
あたたかみのある二人のヴァイオリンのかけあいを心行くまで堪能できる一
枚です。

RIC 232 2枚組 \2180
ドイツ・バロックの室内楽コレクション
[CD1]
ダーヴィッド・ポーレ(1624-1695):8声のソナタ
ヨハン・ヤーコプ・レーヴェ(ン)(1629-1703):シンフォニア39番
同:シンフォニア68番
カルロ・ファリーナ(1600-1640):パヴァーナ・テルティア
ヴィルヘルム・フルックハイム(1635-1682):ソナタ・セクンダ
カルロ・ファリーナ:奇抜なカプリッチョ
ダーヴィッド・ポーレ:6声のソナタ
カルロ・ファリーナ:組曲 ト短調
アウグスト・キューネル(1645-1700):アリアと変奏 ト短調 
アーベル(1634-1696):カッコウのソナタ
シュメルツァー(1623-1680):ソナタ ニ短調
[CD2]
シュメルツァー:ソナタ第8番 ニ短調
ビーバー(1644-1704):ソナタ第6番 ハ短調
ヨハン・ヤーコブ・ヴァルター(1650-1717):
「独奏ヴァイオリンのためのスケルツォ」より、第4、8、11(ト長調・カッ
コウの模倣)番
ヴァルター:「ケリュスの園」より、パッサカリア、組曲 ヘ長調、アリア
ト長調、組曲 ロ短調
[CD1]
リチェルカーレ・コンソート
【フランソワ・フェルナンデス、エンリコ・ガッティ、木村美穂子、上村か
おり(Vn)/フィリップ・ピエルロ、上村かおり、ソフィー・ワティロン、
ピエ・ストリッカース(バス・ヴィオール)/ロベルト・コーネン(Org,
Cem)/コンラート・ユングヘーネル(テオルボ)】
[CD1][CD2]
フランソワ・フェルナンデス(Vn)、フィリップ・ピエルロ(バス・ヴィオ
ール)、ヴィレム・ヤンセン(通奏低音)
[CD2]
リチェルカーレ・コンソート【フランソワ・フェルナンデス(Vn)、フィリ
ップ・ピエルロ(バス・ヴィオール)、ピエール・アンタイ(クラヴサン)】
録音:1988-1990年
ドイツ・バロック時代の作品をあつめたもの。中でも貴重なのが、ヴァルタ
ーの作品群。ヴァルターは、ビーバーと並んでバロック時代に活躍した作曲
家。ビーバーがスコルダトゥーラカッコウなどの鳥、さらにはオーケストラ
のような効果をねらった作風のものを多くのこしています。ドイツ・バロッ
ク時代の粋を集めたこの2枚で、当時いかに音楽家たちが様々なことを表現し
ようと試みたかという足跡をたどることができます。(再装版)





<BONGIOVANNI>
GB 2395 2枚組 \\3760
チマローザ:「クレオパトラ」
ルイーザ・ジャンニーニ(S クレオパトラ),パトリツィア・モランディー
ニ(S アントーニオ),ルカ・ファヴァロン(T ドミツィオ),マリア・ピ
ーア・モリヨーン(Ms アルシノエ)
フランコ・ピーヴァ(指)アドリア市管弦楽団,合唱団
録音:2004年10月
ドメニコ・チマローザ(1749-1801)は、18世紀後半のヨーロッパに広く名を馳
せ、おかげで1787年から1791年まで、ロシアのザンクト・ペテルブルグに招
かれていたほど。この時期には傑作が多々あるのですが、まだその全貌は知
られていません。そこにこの新録音。「クレオパトラ」は1789年にエルミタ
ージュ劇場で初演された作品。有名なクレオパトラとアントニウスの物語で
すが、女帝の趣味か劇場の都合によるのか、戦いの場面はまるでなく、二人
の愛の物語に終始しているのがユニークです。ロココ調のクレオパトラの世
界も良いものです。

GB 5629 \1880
バード:四声のミサ曲,目覚めていよ,おお主よ、僕が
タリス:哀歌I,哀歌II,われらをあわれみ給え
ラファエーレ・プッチャンティ(指)オペラ・ポリフォニカ
録音:2005年5月
バードとタリスという、16世紀の英国音楽を代表する二人の宗教声楽作品を、
イタリアの無伴奏声楽団体、オペラ・ポリフォニカが演奏。大らかさと明る
さがさすが。ラファエーレ・プッチャンティは1972年フィレンツェ生まれ。

GB 5144 2枚組 \1880
バッハ:無伴奏組曲 BWV 1007ー1012(マリンバでの演奏)
イヴァン・マンチネッリ(マリンバ)
無伴奏チェロ組曲6曲を、マリンバで演奏したものです。マリンバ演奏の録音
はこれが初めてではありませんが、マンチネッリはバッハの無伴奏チェロ組
曲をマリンバで演奏するための教本まで出しているほど、深く研究をしてお
り、この演奏にはその成果が盛り込まれているのです。うれしい1CD価格。

HOC 041 2枚組 \2180
グノー:「ファウスト」(イタリア語)
ジャンニ・ポッジ(T ファウスト),
ラファエレ・アリエ(Bs メフィストフェレス),
マルチェッラ・ポッベ(S マルグリート),
エットレ・バスティアニーニ(Brヴァランタン)
ガブリエーレ・サンティーニ(指)管弦楽団,合唱団
録音:1956年
CDに詳細がありませんが、おそらく1956年12月1日のナポリのサン・カルロ歌
劇場でのライヴ録音。イタリア語ながらなんとバスティアニーニがヴァラン
タン!おそらくこれ以外に録音は残されておらず、これは貴重です。この
「ファウスト」は調べた限りではLPやCDで発売された形跡はなく、初出のよ
うです。音も年代相応というところで、バスティアニーニ・ファンなら落と
せないもの。





<doremi>
DHR 7842/3 2枚組 \3760
「モニク・ド・ラ・ブルショルリ第1集」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
フランク:交響的変奏曲
D.スカルラッティ / タウジヒ編:
パストラル(ソナタ ニ短調K.9;L.413)&カプリッチョ(ソナタ ホ長調K.20
;L.375)
ハイドン:ピアノ・ソナタ ホ短調Hob.XVI:34
モニク・ド・ラ・ブルショルリ(P)
ベルンハルト・パウムガルトナー(指)
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブダペスト国立フィルハーモニックO.
ジョネル・ペルレア(指)コンセール・コロンヌO.
録音:1963年,1956年,1966年1月14日ハンブルク(ライヴ)
1947年10月(78回転盤復刻)
モニク・ド・ラ・ブルショルリ(1915-1972)の名はよほどのマニアでも知る
人は稀なのでは。パリに生まれた彼女は、イヴ・ナットを教えた母の手ほど
きを受けたのち、13歳で入学したパリ音楽院ではイシドール・フィリップ、
コルトーらに師事し、15歳でプルミエ・プリを獲りました。1937年第3回ショ
パン・コンクール第7位ほか数々のコンクールに入賞。ヨーロッパ、アメリカ
と世界的に活躍しながら、1966年にルーマニアでの交通事故でコンサートから
の引退を余儀なくされました。
カラヤン、ミュンシュ、チェリビダッケ、バーンスタイン、セルなどなど錚々
たる指揮者との共演歴をみても往時の人気と実力はうかがえますが、現状で
は入手可能な録音がほとんどなく存在さえ忘れられかけていたところ。未CD化
だったモーツァルト、ラフマニノフなど代表的な録音を復刻とは、DOREMIら
しいつぼを心得たリリースといえます。

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06-04 No.13

2006年04月24日 19時17分53秒 | Weblog
<Channel Classics>
CCS CAT 20067(SACD-Hybrid) \1350
2006年最新カタログ付き特別仕様&特別価格
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.3 ――
ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454
ヴァイオリン・ソナタ第13番ハ長調K.28
アンダンテとフーガ イ短調K.402(ヴァイオリン・ソナタ第37番)
アンダンテとアレグレット ハ長調K.404(ヴァイオリン・ソナタ第39番)
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ロ長調K.8
ヴァイオリン・ソナタ第36番変ホ長調K.380
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
チャンネル・クラシックス創立15周年記念リリース第1弾となる当盤は、SACD
Hybrid盤と128ページに及ぶフルカラーの最新カタログをスリップケースに
封入した特別仕様&特別価格!
ポッジャーはこれまでと同じく1739年ジェノヴァのペザリニウス製のヴァイ
オリンを存分に駆使。伴奏のクーパーはアントン・ワルター1795のデレック
・アドラム1987年製レプリカを使用するなど演奏、楽器ともに超一級!

CCSSA 22805(SACD-Hybrid)
4月28日までのご注文特価 \2550 以後は通常価格 \2850
新規日本語曲目表記オビ付き
W・A・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.2 ――
ヴァイオリン・ソナタ第27番ハ長調K.303/同第2番ニ長調K.7/
同第25番ト長調K.301/同第15番ヘ長調K.30/同第41番変ホ長調K.481
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)

CCSSA 21804(SACD-Hybrid)
4月28日までのご注文特価 \2550 以後は通常価格 \2850
新規日本語曲目表記オビ付き
W・A・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1 ――
ヴァイオリン・ソナタ第35 番ト長調K.379/同第1番ハ長調K.6/
同第43番ヘ長調K.547/第34番変ロ長調K.378
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
チャンネル・クラシックス創立15周年とヴァイオリン・ソナタ全集Vol.3のリ
リースを記念いたしまして、既発売輸入盤のVol.1&Vol.2を新規日本語オビ
付き仕様&特別価格で再度ご案内させていただきます。
尚、旧譜2点の特別価格はオーダー締め切り日までの受注分に限ります。





<EMI GERMANY>
●CHAMPAGNER-OPERETTE
ドイツ系名歌手6人の楽しいオペレッタ・アリア集をまとめてご案内いたし
ます。いずれも2CD。

CMS-3606702 2枚組 \2900
アンネリーゼ・ローテンベルガー
オッフェンバック:「パリの生活」よりw
マッテス指揮、ミュンヘン放送O
オッフェンバック:「美しきエレーヌ」より4曲w
ゲッダ(テナー)、マッテス指揮他
オッフェンバック:「天国と地獄」より4曲w
ダラポッツァ(テナー)、マッテス指揮他
J.シゥトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」より2曲w
ゲッダ(テナー)、マッテス指揮他
J.シゥトラウスII:「ウィーン気質」より2曲w
ゲッダ(テナー)、ボスコフスキー指揮他
J.シュトラウスII:「こうもり」より3曲w
ホルム(ソプラノ)、ゲッダ(テナー)他
ミレッカー:「ガスパローネ」よりw
プライ(バリトン)、ワルベルク指揮他
スッペ:「ボッカッチョ」より3曲w
リッツ(アルト)、プライ(バリトン)他
ツェラー:「小鳥売り」より3曲w
ダラポッツァ(テナー)、ボスコフスキー指揮
カールマン:「チャールダーシュ侯爵夫人」より3曲w
ゲッダ(テナー)、マッテス指揮
カールマン:「伯爵夫人マリツァ」より2曲w
ゲッダ(テナー)、マッテス指揮
レハール:「ほほえみの国」よりw
ゲッダ(テナー)、グラウンケSO、マッテス指揮
レハール:「パガニーニ」より4曲w
ゲッダ(テナー)、ボスコフスキー指揮他
ベナツキー:「白馬亭にて」より3曲w/オート(テナー)、マッテス指揮
以上アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ)

CMS-3606662 2枚組 \2900
J.シュトラウスII:「ウィーン気質」抜粋w
ローゼ(ソプラノ)、ゲッダ(テナー)
ケート(ソプラノ)、クンツ(バリトン)、デンホ(バリトン)、
アッカーマン指揮他
J.シュトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」抜粋w
ローゼ(ソプラノ)、ゲッダ(テナー)
クンツ(バリトン)、フィルハーモニアO&Cho、アッカーマン指揮
(以上モノラル録音)
J.シュトラウスII:「ジプシー男爵」抜粋w
ゲッダ(テナー)、シュテパネク
(ナレーション)、フィルハーモニアO&Cho、アッカーマン指揮
J.シュトラウスII:「こうもり」抜粋w
ゲッダ(テナー)、シュトライヒ(ソプラノ)
デンホ(バリトン)、クレプス(テナー)、カラヤン指揮(モノラル録音)
スッペ:「ボッカッチョ」抜粋w
フィルハーモニアO、アッカーマン指揮
レハール:「ほほえみの国」抜粋w
ゲッダ(テナー)、クンツ(バリトン)、
フィルハーモニアO、アッカーマン指揮(モノラル録音)
レハール:「メリー・ウィドウ」抜粋w
クンツ(バリトン)、ヴェヒター(バリトン)、
クナップ(バリトン)、
アッカーマン指揮、マタチッチ指揮(ステレオ&モノラル録音)
レハール:「ルクセンブルク伯爵」抜粋
レハール:「ジュディッタ」抜粋
ミレッカー:「デュバリ伯爵夫人」抜粋
ホイベルガー:「オペラ舞踏会」抜粋
ツェラー:「小鳥売り」抜粋
ツェラー:「抗夫長」抜粋
以上w/フィルハーモニアO、アッカーマン指揮
以上エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)

CMS-3662372 2枚組 \2900
エリカ・ケート
レハール:「ほほえみの国」より3曲
レハール:「ロシアの皇太子」より3曲
レハール:「フリーデリケ」より3曲
以上w/ショック(テナー)、シュヒター指揮(モノラル録音)
レハール:「ルクセンブルク伯爵」より3曲w
ショック(テナー)、フォックス指揮他
レハール:「メリー・ウィドウ」より3曲w
イロスファルヴィ(テナー)、マッテス指揮
J.シュトラウス:「ジプシー男爵」より2曲w
ヴァグナー(アルト)、ショック(テナー)他
J.シュトラウス:ワルツ「春の声」
ヨーゼフ・シュトラウス/レーネルト編:ワルツ「オーストリアの村つばめ」
以上w/ベルリンSO、レーヴライン指揮(モノラル録音)
ニーセン:Mein ganzes Herz ist voll Musik他1曲w
グラウンケ指揮(モノラル録音)
ミレッカー:「乞食学生」よりw
ショック(テナー)、シュミット=ベールケ指揮
ベルテ:「3人娘の家」より4曲w
ショック(テナー)、フォックス指揮
リンケ:「ルーナ夫人」より3曲w
ライヒャルト(ソプラノ)、ホッペ(テナー)他
リンケ:「インドラの国で」よりw
ライヒャルト(ソプラノ)、リッツ(アルト)他
リンケ:「LYSISTRATA」より4曲w
ライヒャルト(ソプラノ)、リッツ(アルト)他
イェッセル:「シュヴァルツヴァルトのおとめ」より2曲w/ベーメ(バス)
キュンネケ:「どこかのいとこ」より5曲w
ゲルナー(ソプラノ)、ホッペ(テナー)他
 以上w/グラウンケSO、マッテス指揮
ライモント:「MASKE IN BLAU」より3曲w
ホッペ(テナー)、ミハルスキ指揮
グローテ:「POSTILLON-LIED」より
グローテ:「LIED DER NACHTIGALL」より
以上w/グラウンケSO、グローテ指揮(モノラル録音)
以上エリカ・ケート(ソプラノ)

CMS-3662262 2枚組 \2900
フリッツ・ヴンダーリッヒ
J.シュトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」より4曲w
オットー(ソプラノ)他
ミレッカー:「乞食学生」より2曲w
シュミット(ソプラノ)、ショック(テナー)他
ファル:「陽気な農夫」より
ファル:「イスタンブールのばら」より6曲w
ムスツェリー(ソプラノ)
以上7曲グラウンケSO、ミハルスキ指揮
キュンネケ:「女大罪人」よりw/バイエルン州立O、モルトカウ指揮
ノイエンドルフ:「DER RATTENFANGER」より
ハインス:「ZWEI DUNKLE AUGEN」
以上FFB管弦楽団、アイスブレナー指揮
レハール:「ロシアの皇太子」より4曲w/ムスツェリー(ソプラノ)
レハール:「ほほえみの国」より5曲w/ムスツェリー(ソプラノ)
以上グラウンケSO、ミハルスキ指揮
レハール:「ジュディッタ」より
カールマン:「伯爵夫人マリツァ」より2曲
カールマン:「サーカスの女王」より
以上バイエルン州立O、モルトカウ指揮
以上フリッツ・ヴンダーリッヒ(テナー)

CMS-3606732 2枚組 \2900
リヒャルト・タウバー
J.シュトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」より2曲w/コルンゴルト指揮他
J.シュトラウスII:「こうもり」よりw
シュヴァルツ(ソプラノ)、ヴァイスマン指揮
J.シュトラウスII:「ジプシー男爵」よりw
アン・デア・ウィーン劇場O、パウリク指揮
ファル:「イスタンブールのばら」よりw
ヴァンコンティ(ソプラノ)、ハウケ指揮他
カールマン:「シカゴの公爵夫人」よりw/ハウケ指揮他
カールマン:「モンマルトルのすみれ」よりw/ヴァイスマン指揮
カールマン:「伯爵夫人マリツァ」より2曲w/ヴァイスマン指揮他
カールマン:「サーカスの女王」よりw/ハウケ指揮他
キュンネケ:「どこかのいとこ」より
ベルテ:「3人娘の家」よりw/ヴァンコンティ(ソプラノ)、ハウケ指揮
ゲーツェ:「DER PAGE DES KONIGS」よりw/ヴァイスマン指揮
パウムガルトナー:「ROSSINI IN NEAPEL」よりw/クリップス指揮他
タウバー:「DER SINGENDE TRAUM」より
O.シュトラウス:「ワルツの夢」よりw/シェーンバウムスフェルト指揮
E.アイスラー:「BRUDER STRAUBINGER」よりw/ハウケ指揮
ホイベルガー:「オペラ舞踏会」よりw
オデオン・キュンストラーO.ヴァイスマン指揮
ツェラー:「小鳥売り」よりw/ハウケ指揮
クライスラー:「シシー」よりw/オデオン・キュンストラーO.
リンケ:「インドラの国で」よりw
ベラ(ヴァイオリン)、キュンストラーO.
リンケ:「NAKIRIS HOCHZEIT」よりw
ベラ(ヴァイオリン)、キュンストラーO.
リンケ:「ルーナ夫人」よりw/オデオン・キュンストラーO.
フリムル:「ローズ・マリー」よりw
オデオン・キュンストラーO、ハウケ指揮
アブラハム:「DIE BLUME VON HAWAII」より4曲w/ヴァイスマン指揮他
レハール:「ほほえみの国」より3曲w
ベルリン・シュターツカペレ団員、レハール指揮
レハール:「フリーデリケ」よりw
ベルリン・シュターツカペレ団員、ハウケ指揮
レハール:「ロシアの皇太子」よりw/ハウケ指揮他
レハール:「パガニーニ」よりw
ベルリン・ドイツ・キュンストラー劇場O、ハウケ指揮
レハール:「ジュディッタ」より2曲w/ウィーン・フィルO、レハール指揮
レハール:「メリー・ウィドウ」より2曲w/コルンゴルト指揮、ハウケ指揮
J.シュトラウスII:「南国のばら」
シュトルツ:「プラーターに再び花は咲き」w/ハウケ指揮
以上リヒャルト・タウバー(テナー)(1924-39年モノラル録音)

CMS-3606762 2枚組 \2900
ルドルフ・ショック
J.シュトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」より2曲w
オットー(ソプラノ)他
ミレッカー:「乞食学生」より2曲w/ベルリンSO.シュミット=ベールケ指揮
ミレッカー:「デュバリ伯爵夫人」よりw/ムスツェリー(ソプラノ)他
ファル:「ポンパドゥール夫人」より2曲w
ムスツェリー(ソプラノ)、FFB管弦楽団
レハール:「ルクセンブルク伯爵」より2曲w/ベルリンSO.フォックス指揮
レハール:「パガニーニ」より2曲w
ムスツェリー(ソプラノ)、シュミット=ベールケ指揮
レハール:「メリー・ウィドウ」より2曲w
ムスツェリー(ソプラノ)、FFB管弦楽団
O.シュトラウス:「ワルツの夢」より4曲w
オットー(ソプラノ)、シュミット(テナー)他
カールマン:「チャールダーシュ侯爵夫人」よりw
バラバス(ソプラノ)、フォックス指揮
カールマン:「伯爵夫人マリツァ」より2曲w
バラバス(ソプラノ)、フォックス指揮
カッティング:「BALKANLIEBE」よりw
FFB管弦楽団、シュミット=ベールケ指揮
(以下モノラル録音)
カールマン:「サーカスの女王」より
キュンネケ:「女大罪人」より
 以上w/ベルリンSO.シュヒター指揮
スッペ:「ボッカッチョ」より2曲w
ローテンベルガー(ソプラノ)、シュヒター指揮
J.シュトラウスII:「こうもり」よりw
バラバス(ソプラノ)、ナイトリンガー(バリトン)他
レハール:「ほほえみの国」より3曲w/ベルリンSO.シュヒター指揮
レハール:「ロシアの皇太子」より2曲w/ベルリンSO.シュヒター指揮
レハール:「フリーデリケ」より2曲w/ベルリンSO.シュヒター指揮
レハール:「この世は美しい」より5曲w
ホルム(ソプラノ)、フォックス指揮
 以上ルドルフ・ショック(テナー)





<CARPE DIEM>
16271 \2080
イメージ ギター・デュオのためのフランス音楽
セザール・フランク(1822-1890):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
ピエール・プティ(1922-2000):トッカータ
フランシス・プーランク(1899-1963):フランス組曲
ジャック・イベール(1890-1962):15の影像による組曲
ピエール・プティ:タランテラ[Tarantelle]
デュオ・ファンダンゴ
クラウディア・ハイン、カトリン・レートリヒ(ギター)
録音:2002年、ヴィルヘルムザウエ、ファハベルク教会
ピエール・プティ以外は編曲作品。プティはパリ音楽院でナディア・ブーラ
ンジェに師事した作曲家・ピアニストで、25年にわたって「フィガロ」誌に
批評を執筆、またテレビ番組のホストも務めました。収録された彼の2作品は、
イダ・プレスティとアレクサンドル・ラゴヤのギター・デュオのために書か
れたものです。
デュオ・ファンダンゴはベルリン生まれの女性ギタリストによるデュオ。
当レーベルへは「ファンダンゴ!」(16253;今回初案内)に続く2作目とな
ります。

16253 \2080
【未案内旧譜】
ファンダンゴ! ギター・デュオのためのスペイン音楽
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
オペラ「はかない人生」から スペイン舞曲第1番
バレエ「三角帽子」から 代官の踊り,粉屋の踊り
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):
アランフェス協奏曲 から アダージョ
ラファエル・アンディア(1942-):古いフラメンコの歌
アンダ・ハレーオ,エル・カフェ・デ・チニータス,ソロンゴ,
三枚の葉,セビーリャの子守歌,四人のラバ引き
ホアキン・ロドリーゴ:
ベントリーリョのファンダンゴ/2つのギターのためのトナディーリャ
マヌエル・デ・ファリャ:バレエ「恋は魔術師」から
漁師のロマンス,鬼火の歌,恐怖の踊り
デュオ・ファンダンゴ
クラウディア・ハイン、カトリン・ゲルネ(ギター)
品切れによりご案内が遅れていたアイテムです。カトリン・ゲルネからカト
リン・レートリヒ(上記 16271)に姓が変わったようです。





<OPERS TRES>
CD 1043 \2180
J.S.バッハ:マルコス・ディアス編曲:
無伴奏チェロ組曲(ギター独奏版)Vol.2
第4番変ロ長調 BWV1010
第5番ト短調 BWV1011
第6番ニ長調 BWV1012
マルコス・ディアス(ギター)
録音:2002年9月13-15日、イギリス、ハーフォード州ウェストン、
聖三位一体教会
マルコス・ディアスはブラジルのサンパウロに生まれ、現在スペインを本拠
にして活動しているギタリスト。Vol.1:CD 1041。

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06-04 No.12-1

2006年04月22日 15時51分50秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \850
8.550533-34 2枚組
マーラー(1860-1911):交響曲第8番「千人の交響曲」
演奏・歌/アントニ・ヴィト(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団・合唱団、
ステファン・ヴィシンスキ枢機卿大学合唱団、
ポーランド放送クラクフ合唱団、ワルシャワ少年合唱団、
バルバラ・クビアク(ソプラノ)、イザベラ・クウォシンスカ(ソプラノ)、
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ)、ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)、
エヴァ・マルチニェツ(アルト)、ティモシー・ベンチ(テノール)、
ヴォイテック・ドラボヴィッチ(バリトン)、
ピョートル・ノヴァツキ(バス) 
※独語歌詞・英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
久しぶりのヴィト指揮によるマーラー録音は、ミヒャエル・ハラース指揮の
録音も含む交響曲全集の完結編。引き締まった演奏を軸に奥行きのある音場
でコーラスが広がり、壮大なオラトリオのようなドラマを展開しています。

8.557135
パロモ(1938- ):
アンダルシアの夜想曲/スペイン語の歌曲[アンダルシアの春 /ティエントス
/満月/青春の思い出]
演奏・歌/ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
セビーリャ王立交響楽団、
マリア・バーヨ(ソプラノ)、ペペ・ロメロ(ギター)
※「スペイン語の歌曲」西語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
イスラム文化やフラメンコなどの影響も受け、アンダルシアの新しい音楽を
創造している作曲家による叙情的な作品。ベテラン指揮者デ・ブルゴス、技
巧派のペペ・ロメロ(アンダルシアの夜想曲フィナーレのフラメンコ風プレ
イは必聴)、清らかな声のバーヨと、素晴らしいアーティストが揃った録音
です。

8.557270
メンデルスゾーン(1809-1847):八重奏曲 
ブルッフ(1838-1920):八重奏曲
演奏/コダーイ・クヮルテット、アウアー・クヮルテット、
ツォルト・フェイルヴァリ(コントラバス)
ナクソスではおなじみのコダーイQと、1990年にブダペストで結成され、アマ
デウスQ等の薫陶を受けたハンガリーの弦楽四重奏団が共演。ブルッフの遺作
のひとつでもある八重奏曲は、正統ドイツ・ロマン派というタイプの作品です。

8.557337
ド・ラ・アル(13世紀頃):
牧歌劇「ロバンとマリオンの劇」(ラテン語歌詞、英・仏語台詞・一部英語
対訳付き)(編集、編曲:アントニー・ピッツ/モテットIIのみレベッカ・
A.バルザー編集及び、トヌス・ペレグリヌスによる変更あり)
歌・演奏/アントニー・ピッツ(指揮)トヌス・ペレグリヌス
民衆劇のルーツ的な存在と言われ、英語のガイド役も登場してラジオ・ドラ
マ的な疑似体験させてくれる録音。単旋律聖歌や民俗音楽風の舞曲なども含
む混沌とした雰囲気は、まさに中世の味わい。トヌス・ペレグリヌスはすで
にナクソスの中世作品や、ハイペリオン他のレーベルで録音を行っているイ
ギリスのアンサンブルです。

8.557344
ヘンツェ(1926- ):<ギター音楽集第1集>
王宮の冬の音楽-シェークスピアの登場人物によるギターのための第2ソナタ
/ヘルダーリンからの3つの断片(声楽とギターのための)/3つの試作(ギ
ターのための)/独白と会話(ヴィオラ、ギターとピアノのための三重奏曲)
/新しい民謡と羊飼いの旋律(ファゴット、ギターと弦楽三重奏のための)
演奏/フランツ・ハラース(ギター)、コリン・バルザー(テノール)、
デボラ・ハラース(ピアノ)、
ゴットフリート・シュナイダー(ヴァイオリン)、
ソフィア・ロイター(ヴィオラ)、セバスティアン・ヘス(チェロ)、
カルステン・ナーゲル(ファゴット)
ジュリアン・ブリームの演奏で知られるようになった「王宮の冬の音楽」、
1950年代に書かれた「ヘルダーリンからの3つの断片」は、20世紀ギター音楽
の古典に。新古典主義的な「新しい民謡と羊飼いの音楽」は、ヘンツェの親
しみやすい側面が出ています。

8.557442
<オペラ・アリア集-ハオ・ジャン・ティアン>
ヴェルディ:
歌劇「ナブッコ」-神よあなたは予言者の唇に/歌劇「シチリア島の夕べの祈
り」-ああ、汝パレルモ/歌劇「エルサレム」-おお、神よ、お慈悲を/歌劇
「マクベス」-天から影落ちて/歌劇「シモン・ボッカネグラ」-悲しい胸の
思いは/歌劇「ドン・カルロ」-彼女は私を愛したことはない 
チャイコフスキー:
歌劇「エフゲニー・オネーギン」-恋は年齢を問わぬもの 
ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」-陰口はそよ風のように 
ベルリーニ:歌劇「夢遊病の女」-ああ、ふたたび見る、なつかしい眺め 
グノー:
歌劇「ファウスト」-眠ったふりをして、聞こうとしないか(セレナード) 
マスネ:
歌劇「ル・シッド」-罪人として死ぬよりは英雄として死んだほうが良い 
ポンキエルリ:歌劇「ラ・ジョコンダ」-そうだ、彼女は死すべきだ! 
※仏・伊・露語歌詞、英語対訳付き
歌・演奏/ハオ・ジャン・ティアン(バス)、
アレクサンダー・ラハバリ(指揮)スロヴァキア放送交響楽団
北京に生まれ、中央音楽院で学んだ後、1991年からニューヨークのメトロポ
リタン歌劇場に出演。2001年のサントリーホール・オペラ(ドン・カルロ)、
2004年の小澤征爾音楽塾(ラ・ボエーム)などにも出演した歌手のリサイタ
ル盤。威厳のある声により、さまざまなキャラクターを歌い分けています。

8.557459
セイシャス(1704-1742):<ハープシコード・ソナタ集第1集>
ハープシコード・ソナタ第36番/同第19番/同第18番/同第34番/同第44番
/同第43番/同第24番/同第27番/同第42番/同第37番/同第57番/同第10番
/同第50番
演奏/デボラ・ハラース(ハープシコード)
18世紀前半のポルトガルにおけるスター作曲家であり、D.スカルラッティの
ように鍵盤楽器のソナタを多数残しているセイシャス。万華鏡のようなソナ
タ第36番に始まるシリーズの第1弾では、ブラジル出身でBISレーベルにも録
音があるハラースが、音楽の色彩を見事に描いた演奏を聴かせてくれます。

8.557493
<わが祈りを聞きたまえ-讃歌とアンセム集>
スタンフォード:正しき者の魂 
ハウエルズ:マニフィカート 
パーセル:
おお神よ、汝はわが神/主よ、われらが罪を思い出したもうなかれ 
メンデルスゾーン:わが祈りを聞きたまえ 
フォーレ:ラシーヌの賛歌 
デュリュフレ:
グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット-愛と慈しみのあるところ 
フィンジ:神は昇られた 
ベイントン:そして私は新しい天国を見た 
モーツァルト:証聖者の荘厳な晩課-ラウダテ・ドミヌム 
ロッティ:十字架につけられ 
デイリー:
レクィエム-記憶の中で(私の墓の傍らに立って泣かないでください) 
チャットマン:私を思いだしてください 
エルガー:永遠の光 
フランク:天使の糧 
※ラテン・英・仏語歌詞、英語対訳付き
歌・演奏/ノエル・エジソン(指揮)
エローラ・セント・ジョンズ聖歌隊、
カリーナ・ゴーヴィン(ソプラノ)、マシュー・ラーキン(オルガン)
イギリスを中心に、教会で歌われる讃歌やアンセムほかを集めた一枚。合唱
ファンにはもちろん、教会や大聖堂の雰囲気が好きな方にもおすすめ。エル
ガーの「ルクス・エテルナ」は有名な「エニグマ変奏曲」からの編曲です。

8.557522
<ロバート・クラフト・コレクション/シェーンベルク作品集第4集>
セレナード/管弦楽のための変奏曲/バッハ作品の管弦楽編曲集(フーガ
「聖アンナ」/来たれ、創り主にして聖霊なる神よ/おお愛する魂よ、汝を
飾れ) 
※ドイツ語歌詞、英語対訳付き(セレナード)
<Vol.1: 8.557518-19/ Vol.2 : 8.557520/ Vol.3 : 8.557521>
演奏・歌/ロバート・クラフト(指揮)
[セレナード]
スティーヴン・ヴァーコー(バス)、
チャールズ・ナイディック(クラリネット)、
アラン・R・ケイ(バス・クラリネット)、
ピーター・プレス(マンドリン)、
ディヴィッド・スタロビン(ギター)、
ロルフ・シュルテ(ヴァイオリン)、
トビー・アッペル(ヴィオラ)、
フレッド・シェリー(チェロ)、
20世紀クラシックス・アンサンブル 
[変奏曲、バッハ編曲集]
フィルハーモニア管弦楽団
Koch Internationalから既発売音源(1994年、1998年録音)の移行発売。本
格的に12音技法を使った「セレナード」は、卓越した作曲技術の粋と言える
作品。職人的スコアの「変奏曲」、編曲者としてのシェーンベルクを知るバ
ッハ作品と、バラエティに富んだ一枚です。

8.557545
<ストライク・アップ・ザ・バンド(楽隊を始めろ)>
フチーク:フィレンツェ行進曲/剣士の入場 
スーザ:自由の鐘 
タイケ:旧友 
ガーシュウィン:
ミュージカル「ストライク・アップ・ザ・バンド(楽隊を始めろ)」-ストラ
イク・アップ・ザ・バンド 
J.F.ワーグナー:双頭の鷲の旗の下に 
シュランメル、ヨハン:ウィーンはいつもウィーン 
ハーバート:ライト・オペラ「おもちゃの国の赤ん坊」-おもちゃの行進 
アルフォード:ボギー大佐(クワイ川マーチ) 
コーツ:ダム破壊屋 
ノアック:小妖精の衛兵整列 
ガンヌ:ロレーヌ行進曲 
フォン・ブロン:ゾーリンゲン射撃協会行進曲 
グノー:操り人形の葬送行進曲 
ハンセン:ヴァルドレス行進曲 
ピーフケ:プロイセンの栄光 
シューベルト:3つの軍隊行進曲-第1番 
チェルネフスキー:モスクワへの挨拶 
ジンマーマン:錨をあげて 
プランケット:サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲 
リンケ:オペレッタ「ルーナ夫人」-ベルリンの空気行進曲
演奏/イェルケル・ヨハンソン(指揮)
スウェーデン王立空軍軍楽隊
各国の有名な行進曲を集め、由緒ある軍楽隊の演奏で聴く“勇気が出る一
枚”。吹奏楽団のレパートリー探しにも最適であり、時節柄、FIFAワールド
カップへ向けてのテンションを上げる一枚としてもおすすめです。

8.557670
ハイフェッツ(1901-1987):<ヴァイオリンとピアノのための編曲集>
ショパン:夜想曲第16番 
クライン:ダンス第4番 
フォスター:金髪のジェニー 
リムスキー=コルサコフ:歌劇「皇帝サルタンの物語」-熊蜂の飛行 
グルック:歌劇「オルフェーオとエウリディーチェ」-精霊の踊り 
プロコフィエフ:
歌劇「3つのオレンジへの恋」-行進曲/バレエ「ロメオとジュリエット」-
仮面 
ドビュッシー:
牧神の午後への前奏曲/子供の領分-第6番「ゴリウォーグのケークウォーク」
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タンゴ 
黒人霊歌:深き川 
R.シュトラウス:4つの情緒のある風景-「静かな森の小道で」 
ヴァレ:かがり火のそばで(前奏曲15番) 
アルベニス:スペイン組曲-第3番「セビーリャ」 
ディニク:ホラ・スタッカート 
ドホナーニ:組曲Op.19-「ロマンツァ」 
ポンセ:小さな星 
ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」-女は当てにはならないぜ
演奏/リ・スヨン(ヴァイオリン)、
マイケル・チャートック(ピアノ)
多くのヴァイオリニストがレパートリーに入れている、ハイフェッツ編曲に
よる名曲集。5歳でボストンのニューイングランド音楽院に学び、録音時は
16歳だった韓国の若手奏者が、しなやかな演奏を聴かせます。

8.557691
エル=コーリー(1957- ):管
弦楽のためのダンス「鷹のダンス」/交響的映像「地上の神々」/交響的組
曲「夜と愚者」/管弦楽のためのレクィエム/交響詩第1番「レバノン炎上」
/管弦楽のための詩「キリストの沈思」
演奏/ピエール・デルヴォー(指揮)コロンヌ管弦楽団
仏Forlaneから既発売音源(1983年録音)の移行発売。レバノンのベイルート
に生まれ、パリに移住して活躍中の作曲家による壮大な作品で、神と人間
の関係を問う精神的なテーマを有しています。名指揮者デルヴォーの至芸も
見事です。

8.557725
プロコフィエフ(1891-1953):
アレクサンドル・ネフスキー(メゾ・ソプラノ、合唱と管弦楽のためのカン
タータ)/組曲「キージェ中尉」 
※ロシア語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/ジャン=クロード・カザドシュ指揮(指揮)
リール国立管弦楽団、ラトヴィア国立合唱団、
エヴァ・ポドゥレス(メゾ・ソプラノ)
仏Harmonia Mundiからリリースされていたライヴ音源(1994年録音)の移行
リリース。すっきりした造型により、まるでプーランクを思わせる、運動性
抜群の新鮮な演奏です。

8.557760J
日本作曲家選輯:武満徹(1930-1996):
精霊の庭/ソリチュード・ソノール/3つの映画音楽(訓練と休憩の音楽 -
『ホゼー・トレス』より-/葬送の音楽 -『黒い雨』より-/ワルツ -
『他人の顔』より-)/夢の時/鳥は星形の庭に降りる
演奏/マリン・オールソップ(指揮)ボーンマス交響楽団 
*片山杜秀氏による日本語解説書付き
「真にユニヴァーサルなタケミツ・サウンド!」……日本が生んだ最も著名
な作曲家、武満徹(1930-96)。その名声は殊に海外で、一人別格と言うべき
ほどに抜きん出ており、存在する録音も既に膨大です。しかし、「今さらタ
ケミツなんて」とは言はせません。この録音を買って出たのは、なんとナク
ソスが誇る最高の組み合わせのひとつ、マリン・オールソップと手兵ボーン
マス交響楽団。オールソップがボーンマス響をイギリス有数のオーケストラ
へ鍛え上げたその手腕は、ラトルとバーミンガム市響のそれにも例えられる
ほどです。希少な録音となる最初期の禁欲的な作品「ソリチュード・ソノー
ル」から最晩年の「精霊の庭」までを収録。豊麗なるタケミツ・サウンド、
ここに全く新しいインターナショナルな名盤誕生!

8.557768
<サロン・オーケストラ名曲集第4集 - 1930年代、ドイツのヒット曲集>
W.R.ハイマン:
ただ一度だけ/すてきな今宵/幸せになるにはこれしかない/この世のどこ
かで/恋人よ、私の心はあなたを歓迎する 
ウィンクラー:
春のソネット/魔女のダンス/カサノヴァの歌/ポルトガルの漁師のダンス
/ルーマニアのジブシーの祭/ヴァイオリンの愛の歌/オランダ靴のダンス
/負け犬の遠吠えがハーレムに響く 
クロイダー:
あなたは私の夢の全て/幸福に満ちた夜/太陽が屋根に沈んだとき/そんな
ことでは壊れはしない/天国のかけら/別れは優しく 
※独語歌詞(ブックレットに歌詞は付いておりません) 
<Vol.1: 8.554756/ Vol.2 : 8.555344/ Vol.3 : 8.557048>
演奏・歌/ゲオルク・フーバー(指揮)
ザロンオーケスター・シュバーネン、アンネッテ・ポステル(ヴォーカル)
ポピュラー・ソング的な内容ながら、戦前の曲を通じてヴァイルやアイスラ
ーなどの舞台劇、そして映画音楽との関係を考えることができる一枚。ポス
テルはヴァイル財団の「ロッテ・レーニャ・コンクール」で優勝した適任の
歌手であり、ミュージカルとオペラの両方で活躍中です。

8.557780
ドニゼッティ(1797-1848):<歌曲集>
インフラスカータの秋の夕べ-愛と死/同-船乗りの恋/ああ、思いだしてお
くれ、美しいイレーネ/涙/母と子供/ウィーンの印象-あの女は死んだ/
同-溜め息/波の上に/不吉な愛/愛の誓い/ねんねんよ/ポジリポの夏の
夜-たそがれ/遥かに/私の恋人/サルタンの妃/漁夫
歌・演奏/デニス・オニール(テノール)、
イングリッド・サージェナー(ピアノ)
※伊・仏語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
Collins Classicsから既発売音源(1997年録音)の移行発売。5月新譜のベル
リーニ歌曲集(8.557779)に続く、同じコンビによるイタリア歌曲集第2弾。
オペラのアリア的なドラマティックさを持つ曲が多いため、イタリア・オペ
ラ・ファンには親しみやすいでしょう。

8.557842
ブリッジ(1879-1941):<ピアノ曲集第1集>
組曲「おとぎ話」/砂時計/ミニアチュア・パストラル(第1巻)/3つの抒
情詩/3つの小品/秋に/3つの詩
演奏/アシュレー・ウェイス(ピアノ) 
アイアランド、バックスと並び、ピアノ作品多産家だったイギリスの作曲家
ブリッジ。シリーズ第1集は1910年代から20年代の作品で、グリーグやシベリ
ウスを思わせるかわいらしい小品が並びます。ウェイスはイギリスで注目の
若手奏者です。

8.557893
モーツァルト(1756-1791):
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(ハイライト)
[序曲/第1幕-夜も昼も、あくせく働いて/向こうに行って!ひどい人/誰
が私に言ってくれるのでしょう?/カタログの歌:奥さん、これが旦那の女
のカタログ/若い娘たちよ、恋をしなさい/わかりましたよ、旦那様/あそ
こで手を取り合って誓いを交わそう(お手をどうぞ)/ああ、去れ、裏切り
者よ/お気の毒なお方、この不貞の心を/オッターヴィオ……私、死にそう
-今こそおわかりでしょう/彼女の心の安らぎこそ、僕の心の安らぎ/シャン
パンのアリア:酔いつぶれるまで/ぶってよ、ぶってよ、愛しいマゼット/
第2幕-さあ、窓辺においで(ドンのセレナーデ)/もし、あんたがいい子に
していたら/私の恋人を慰めて下さい/なんという事を、ああ神様/ドン・
ジョヴァンニ、お前と一緒に晩餐に招かれたので参った/これが悪事の果
て!]
歌・演奏/ボー・スコウフス(バリトン)、ヤヌス・モナルハ(バス)、
アドリアンヌ・ピエチョンカ(ソプラノ)、
トルシュテン・ケルル(テノール)、レギナ・ショールク(ソプラノ)、
レナート・ジロラミ(バス)、ボアズ・ダニエル(バス)、
イルディコ・ライモンディ(ソプラノ)、
ミヒャエル・ハラース(指揮)
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア、ハンガリー放送合唱団
※独語歌詞、英語対訳(全曲盤仕様)はwebsiteでご覧いただけます。
既発売の全曲盤(8.660080-82、2000年録音)からの抜粋。発売時にはスコ
ウフスやイルディコ・ライモンディらの歌手陣が話題となりました。

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06-04 No.12-2

2006年04月22日 15時51分20秒 | Weblog
8.557922
ラター(1945- ):
子供たちのミサ曲/シャドウズ(バリトンとギターのための連作歌曲)/結
婚の賛美歌(詩篇第128番) 
※ラテン・英語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/ティモシー・ブラウン(指揮)
クレア室内アンサンブル、ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊、
ファーナム・ユース合唱団、
アンハラド・グラフィズ・ジョーンズ(ソプラノ)、
ジェレミー・ヒュー・ウィリアムズ(バリトン)、
スチュワート・フレンチ(ギター)、
ダニエル・ペールソープ(フルート)
合唱ファンにおなじみのラターですが、既発売の「レクィエム」(8.557130)
と異なり、楽園を思わせる優しさにあふれた「子供たちのミサ曲」が秀逸。
ギター伴奏による「結婚の賛美歌」も慈愛に満ちた作品です。合唱ファンは
必聴!

8.559227
ハリス(1898-1979):
交響曲第3番/交響曲第4番「民謡交響曲」(管弦楽と混声合唱のための)
演奏/マリン・オールソップ(指揮)コロラド交響楽団・合唱団
※英語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。 
バーンスタインが指揮したことで名作の仲間入りをした交響曲第3番は、ニュ
ーヨーク都会派の音楽。「民謡交響曲」は有名なアメリカ民謡などを多数盛
り込み、開拓史から現代に至るアメリカの歴史を聴いているような作品です。

8.559259
バビット(1916- ):
アラウンド・ザ・ホルン/ホワールド・シリーズ/フルート独奏のみ/くど
い小言/ビートゥン・パス/プレイ・イット・アゲイン、サム/ソロとデュ
エット/メリスマータ
演奏/ザ・グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック
1996年にKoch Internationalから既発売の音源を移行発売。1980年代から90
年代にかけての作品集は、ウェーベルンの点描手法に動きを与えたかのよう
な印象があり、12音技法を精製したセッションズ門下の面目躍如といった一
枚です。

8.559264
ウォーリネン(1938- ):<6つの三重奏曲>
バス楽器のための三重奏曲/ホルン三重奏曲/続・ホルン三重奏曲/ヴァイ
オリン、チェロとピアノのための三重奏曲/ダブル・ソロのためのホルン三
重奏曲/トロンボーン三重奏曲
演奏/ザ・グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック 
1993年にKoch Internationalから既発売の音源をリマスタリングして移行発
売。さまざまな楽器の組み合わせで音の面白さを知る三重奏曲を集めた一枚
で、アメリカ現代音楽の現在進行形を知る最適の作曲家でしょう。

8.570123
パーシケッティ(1915-1987):
ディヴェルティメント/詩篇/コラール前奏曲「おお目に見えぬ神よ」/ペ
ージェント/仮面舞踏会/おお涼しい谷間/寓話
演奏/デーヴィッド・エイモス(指揮)ロンドン交響楽団の管楽器奏者たち 
Harmonia Mundiから既発売の音源(1993年録音)を移行発売。吹奏楽ファン、
管楽アンサンブル・ファンにはおなじみの作曲家による、魅力たっぷりの作
品集。吹奏楽シーンでは有名なエイモスの指揮、響きが美しいロンドン響の
管楽セクションという、理想的な演奏者による名演です。



<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \850
8.111036-37 2枚組
J.シュトラウスII世(1825-1899):喜歌劇「こうもり」
ボーナス・トラック:リヒャルト・タウバー、ロッテ・レーマン、エリーザ
ベト・シューマン、マリア・イーヴォギュンとの「こうもり」歴史的録音
[序曲(「ゲイ・ロザリンダ」のためにコルンゴルト編曲)/所長、何を疑
われるのです/侯爵様、あなたのようなお方は/いなか娘の姿で/ふるさと
の調べよ/騎士殿…さあ、みなさん/もう充分、充分]
(収録:[全曲]1955年4月26日-30日、ロンドン [歴史的録音]1927-
1945年) 
※リブレットは付いておりません。歌詞は独語です。
歌・演奏/[全曲]ニコライ・ゲッダ(テノール)、
エリーザベト・シュヴァルツコップフ(ソプラノ)、
ヘルムート・クレプス(テノール)、リータ・シュトライヒ(ソプラノ)、
カルル・デンヒ(バリトン)、エーリヒ・クンツ(バリトン)、
ルドルフ・クリスト(テノール)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団、他 
[歴史的録音]リヒャルト・タウバー(指揮、テノール)、ロッテ・レーマ
ン(ソプラノ)、エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、マリア・イー
ヴォギュン(ソプラノ)、カリン・ブランツェル(メゾ・ソプラノ)、他 
マーク・オバート=ソーン復刻。英コロムビアによる有名な録音であり、当
時の名歌手を揃えた豪華な顔ぶれ。初発売時の英盤LPから丁寧に復刻してい
ます。歴史的録音ではタウバー指揮による「序曲」という珍しい音源が聴け
るなど、「こうもり」ファンは必聴のおもしろさです。

8.111099
<エリーザベト・シューマンの歌曲録音集1930-1938>
メンデルスゾーン(1809-1847):歌の翼に 
シューマン(1810-1856):
松雪草/時は春/くるみの木/ことづて/月夜/ローレライ/セレナード/
おお、殿方よ/ばらよ、ばらよ 
ブラームス(1833-1897):
子守歌(2テイク)/甲斐なきセレナード/ナイチンゲール/狩人/眠りの
精(砂小人)/死は冷たい夜/私の眠りはますます浅くなり/おとめは語る
/セレナード/憩え、いとしい恋人/エオリアン・ハープに寄せて/語るも
つらいこと/目隠し遊び/かわいい少女よ、私を許して/どうやって門から
入ろうか/静かな夜に/私の彼女はばら色の唇をしている/あの下の谷の底
では/妹よ、かわいい妹よ/ああお母さん、欲しいものがあるの 
(録音:1930年-1938年) 
※解説に歌詞は付いておりません。歌詞は独語です。
歌・演奏/エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、
レオ・ロゼネーク(指揮)管弦楽団、ジェラルド・ムーア(ピアノ)、
ワルター・ゲール(指揮)管弦楽団、他 
マーク・オバート=ソーン復刻。40代という、歌手としてもっとも脂の乗っ
た時期に録音された3人の作曲家による歌曲集は、彼女の芸術を語る際に欠か
せないもの。SPでは未発売だった音源(4トラック)も含む一枚です。

8.111111
<ワルター・ギーゼキングの協奏曲集第2集>
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」(録音:1936年9月29日、ベルリン) 
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第1番(録音:1937年4月28日、ベルリン) 
リスト(1811-1886):
ピアノ協奏曲第1番(録音:1932年10月31日、ロンドン)
演奏/ワルター・ギーゼキング(ピアノ)、
ハンス・ロスバウト(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団、
サー・ヘンリー・ウッド(指揮)ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
ウォード・マーストン復刻。戦前の協奏曲録音第2弾は、晩年になるまで得意
としたモーツァルトやベートーヴェン、そしてやや珍しいリストの協奏曲。
入手しやすい晩年の録音と比較する楽しみもあります。若きロスバウトや
「プロムス」でおなじみの名匠ウッドも聴きものです。

8.111114
<フリードマンの録音全集第5集:英コロムビアによる録音集>
ショパン:バラード第3番/即興曲第2番/夜想曲第16番 
ゲルトナー-フリードマン:ウィーン舞曲第2番/同第6番 
ウェーバー:華麗なロンド「舞踏への勧誘」 
モシュコフスキ:セレナード 
ドヴォルザーク:8つのユモレスク-第7番 
パデレフスキ:6つの演奏会用ユモレスク-第1番「古風なメヌエット」 
ルビンシテイン:ワルツ・カプリス 
シューベルト-タウジヒ:3つの軍隊行進曲-第1番 
ボーナス・トラックA:イグナーツ・フリードマンによる4つの英コロムビア
録音、SPでの未発売録音テイク[ショパン:マズルカ第17番/同第25番/ワ
ルツ第9番「告別」(ここまで録音:1933-1936年) シールド-フリードマ
ン:古いイギリスのメヌエット](録音:1929年)/ボーナス・トラックB:
フリードマン、パデレフスキについて語る(録音:1940年)
演奏/イグナーツ・フリードマン(ピアノ) 
ウォード・マーストン復刻。5枚にわたるシリーズの完結編であり、縦横無尽
の演奏による得意なレパートリーを集めた一枚。未発売録音や、オーストラ
リア&ニュージーランドのラジオに出演した際の声など、珍しい音源も収録
しました。

8.111128-31 4枚組
ワーグナー(1813-1883):
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
(録音:1950-1951年、ウィーン)
※リブレットは付いておりません。歌詞は独語です。
歌・演奏/パウル・シェフラー(バス・バリトン)、
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)、ギュンター・トレプトウ(テノール)、
カルル・デンヒ(バリトン)、オットー・エーデルマン(バス)、
アントン・デルモータ(テノール)、エルゼ・シュルホフ(ソプラノ)、
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、他 
クナッパーツブッシュ唯一のスタジオ録音ワーグナー全曲復活!
マーク・オバート=ソーン復刻。英DECCAによる大規模な録音セッションによ
り制作され、名盤の仲間入りをしたセットのリマスター。壮大な音楽について
はあらためて言うまでもなく、当時のワーグナー歌手たちがそろった記念碑
的な録音でもあります。

8.111145
R.シュトラウス(1864-1949):
4つの最後の歌(録音:1953年9月25日、26日、ウォトフォード)/歌劇「ア
ラベラ」(ハイライト)(録音:1954年9月27日-29日、10月6日、ロンドン)
※解説に歌詞は付いておりません。歌詞は独語です。
演奏/[4つの最後の歌]エリーザベト・シュヴァルツコップフ(ソプラノ)、
オットー・アッカーマン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団 
[アラベラ]エリーザベト・シュヴァルツコップフ(ソプラノ)、
ヨーゼフ・メッテルニヒ(バリトン)、ニコライ・ゲッダ(テノール)、
アニー・フェルバーマイア(ソプラノ)、ヴァルター・ベリー(バス)、
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団、他
マーク・オバート=ソーン復刻。米LPから復刻した「4つの最後の歌」、英LP
初発売時の収録音源をカットなしで完全に再現した「アラベラ」。後者は名
匠マタチッチの指揮も聴きものですが、なんといっても主役シュヴァルツコ
ップフの美声が、今回の復刻でリフレッシュされました。


<MARCO POLO>
8.225267 \1980
ゴドフスキー(1770-1838):
<ピアノ作品全集第7集 - J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲の編曲集>
無伴奏チェロ組曲第2番/同-第3番/同-第5番
演奏/コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)
名ピアニスト・編曲者だったゴドフスキーだけに、単なる移行の編曲ではな
くピアニスティックな要素がふんだんに盛り込まれています。編曲というよ
りも「鍵盤楽器のための新しい曲集」と言うべきでしょう。技巧派シチェル
バコフのテクニックが、それを十二分に再現しています。


<CPO>
777063-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \5100
ナウマン(1741-1801):オラトリオ「救われたベトゥーリア」
演奏・歌/ヘルマン・マックス指揮/ライニッシェ・カントライ/ダス・ク
ライネ・コンツェルト(古楽器使用)、マルクス・シェーファー(テノール)
ネレ・グラムス(ソプラノ)、ザロメ・ハラー(ソプラノ)、他
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、
2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで
収録) 
ドレスデンを主な活躍の舞台として、古典派初期の時代を生きた作曲家。死
後に初演されたこのオラトリオは非常にドラマティックな作品で、ナウマン
の評価を大きく高めることになりそうです。

777100-2(SACD-Hybrid) \2550
ワインガルトナー(1863-1942):<交響作品集第4集>
愉快な序曲/交響曲第3番
演奏/マルコ・レトーニャ(指揮)バーゼル交響楽団 
<Vol.1: 999981-2/ Vol.2: 777098-2/ Vol.3: 777099-2>
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、2chステ
レオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)
「占星術では太陽を表す調性である」。交響曲第3番でホ長調を選択したワイ
ンガルトナーのコメントは指揮者としての視点も感じさせ、彼自身のラヴロ
マンスも影響を与えたロマンティックな作品に。ワインガルトナー=指揮者、
という従来の先入観をくつがえすシリーズの最新盤です。

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06-04 No.12-3

2006年04月22日 15時50分38秒 | Weblog
777142-2 \1980
パレストリーナ(1525/26-1594):
モテット集第4巻「ソロモンの雅歌より」(5声のための29のモテット)
演奏/リヴィオ・ピコッティ(指揮)カペラ・ドゥカーレ
人間と自然、神と愛など、宗教的かつ哲学的なテキストを使い、この作曲家
のもっともシリアスな側面を聴かせてくれる作品集。多くのミサ曲を愛する
リスナーを、さらに深い世界へと連れて行く一枚となるでしょう。

777169-2 2枚組 \2900
リーム(1952- ):
符帳集[符帳 I(ピアノと7つの楽器のための)/打ちのめされた沈黙
(符帳II)(14人の奏者のための)/符帳III(12人の奏者のための)/符
帳IV(バス・クラリネット、チェロとピアノのための)/符帳V(アンサン
ブルのための)/形式(1つの符帳)(9人の奏者のための)/符帳VI(8つの
楽器のための)/符帳VII(アンサンブルのための)/符帳VIII(8人の奏者
のための)/後書き(1つの符帳)(アンサンブルのための)]
演奏/ステファン・アズベリー(指揮)ムジークファブリーク
1983年にはじまり、1988年まで続いた「符帳」シリーズの集大成。アバドほ
かの強力なサポートでオーケストラ作品が聴かれることの多いリームですが、
音楽的な構造を探るために重要な作品シリーズです。

999912-2 \1980
リピンスキ(1790-1861):
ポロネーズ風ロンド/ヴァイオリン協奏曲第1番/軍隊のロマンスによる変奏
曲集
演奏/ヴォイチェフ・ライスキ(指揮)ポーランド放送交響楽団、
アルブレヒト・ラウレント・ブロイニンガー(ヴァイオリン)
「ポーランドのパガニーニ」と呼ばれ、自身がヴァイオリンのヴィルトゥオ
ーゾだったリピンスキ。ショパンと同時代に生きたためか作風にも似たよう
なところがあり、19世紀ポーランド音楽の一翼を担う存在だと言えそうです。


<LPO>
LPO-0009 \1750
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲「マンフレッド」(ライヴ録音:2004年12月8日、ロンドン、ロイヤル
・フェスティヴァル・ホール)
演奏/ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
現在はグラインドボーン音楽祭の音楽監督として、このオーケストラと蜜月を
迎えているユロフスキ。交響詩的なこの作品から壮大なドラマを引き出し、ま
るで歌のないオペラのように再現しているのが聴きものです。

LPO-0010 2枚組 \3500
LPO-SA0010(SACD専用) 価格未定 ※通常のCDプレーヤーでは再生不可
ブリテン(1913-1976):戦争レクィエム(ライヴ録音:2005年5月8日)
演奏・歌/クルト・マズア(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ネヴィル・クリード(室内楽団指揮)、ロンドン・フィルハーモニー合唱団、
ティフィン少年合唱団(サイモン・トイン合唱指揮)、
クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ)、
アントニー・ディーン・グリフィー(テノール)、
ジェラルド・フィンリー(バリトン)
第二次世界大戦時には少年兵として参戦し、ライプツィヒ時代には東西ドイ
ツ融合を経験したマズア。平和への願いも強くTELDECにも録音を行っている
だけあって、この作品への愛情は人一倍です。グリフィーはサイトウキネン・
フェスティヴァルでも「ピーター・グライムズ」のタイトルロールを歌い、
ブリテンを得意としています。

LPO-0011 \1750
<ポストウォー・リヴァイヴァル>
アーノルド:喜劇序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」 
マーラー:さすらう若人の歌(独語歌詞) 
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第1番 
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 
エルガー:「子供の魔法の杖」第2組曲
演奏・歌/エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ユージニア・ザレスカ(メゾ・ソプラノ)
DECCAへの録音がユニバーサルからも再発売され、再評価の気運が高まってい
るベイヌム。ロンドン・フィルへの客演時には得意としたマーラーやブラー
ムスほか、意外にも多くの曲を指揮している20世紀イギリス音楽を取りあげ
ています。ライヴだからこそわかる、この指揮者の本質に迫る一枚です。な
おアーノルドの序曲には、まだこのオーケストラに在籍していた作曲者自身
がトランペットで参加しています。

LPO-0012 \1750
マーラー(1860-1911):
さすらう若人の歌(録音:1991年)
交響曲第1番「巨人」(BBC放送用ライヴ録音:1985年)
演奏・歌/クラウス・テンシュテット(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、トーマス・ハンプソン(バリトン)
旧東ドイツから突然登場し、またたく間にスター指揮者となったテンシュテ
ットですが、ロンドン・フィルを率いていた絶頂期の記録。スタジオ収録と
は違った熱気があり、当時売り出し中だったハンプソンの歌も見事。また一
枚、巨匠の記録が多くの方に聴いていただけるようになりました。



<OPUS ARTE DVD>
OA0934D(DVD-Video) 2枚組 \4980
ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」
(ライヴ収録:2005年3月22日・26日、スペイン、マドリッド、王立劇場)
/エクストラ・フィーチャー[キャスト・ギャラリー/オペラ概要/ヘスス
・ロペス=コボス、ノラー・アムセレム、ホセ・ブロス、レナート・ブルゾ
ンのインサイツ・フィーチャー] 
歌・演奏/ノラー・アムセレム、ホセ・ブロス、レナート・ブルゾン、
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)王立劇場管弦楽団・合唱団
(マドリッド交響楽団・合唱団)、ピエル・ルイージ・ピッツィ(演出)、他
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、LPCM
ステレオ/175分(オペラ138分、エクストラ37分)/英・仏・独・西・伊語
字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
妖艶さを感じさせるアムセレムのヴィオレッタ、男前を気取るブロスのアル
フレード、そして日本でも人気の高いブルゾンが歌うジョルジョ・ジェルモ
ン。黒や赤の衣装をまとうヴィオレッタが印象的であり、スペイン流の熱気
でヴェルディの音楽に火を付ける上演です。

OA0951D(DVD-Video) \3950
バレエ「ジュエルズ」(フォーレ:付随音楽「ペレアスとメリザンド」/
付随音楽「シャイロック」 ストラヴィンスキー:カプリッチョ チャイコ
フスキー:交響曲第3番「ポーランド」の音楽をフィーチャー)/エクスト
ラ・フィーチャー[ジョージ・バランシン・フォーエバー(ライナー・E・
モリッツによるフィルム)]
(ライヴ収録: 2005年10月・11月、パリ・オペラ座) 
バレエ・演奏/パリ・オペラ座バレエ、ポール・コネリー(指揮)
パリ・オペラ座管弦楽団、ジョージ・バランシン(振付)、他
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、LPCM
ステレオ/152分(バレエ93分、エクストラ59分)/英・仏・独・西・伊語字
幕付き(エクストラ・フィーチャーのみ)/片面二層ディスク(DVD9)
バランシンが1929年に委嘱されたというパリ・オペラ座との共同作品であり、
奇をてらったところのない古典的なステージを展開。音楽も、当時既存だっ
た作品を使うことでバレエそのものの魅力を損なわず、クリスチャン・ラク
ロワによる衣装も清らかで印象的です。20世紀を代表する振付師、バランシ
ンに関するドキュメンタリーも、バレエ・ファンは必見でしょう。

OALS3000BD(DVD-Video) 12枚組 \9850
ラ・スカラ・コレクション(11タイトル(12枚組)ボックス・セット)
[モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」[OALS3001D]/ロッシーニ
:歌劇「ウィリアム・テル」[OALS3002D]/ドニゼッティ:歌劇「ランメル
モールのルチア」[OALS3003D]/プッチーニ:歌劇「西部の娘」[OALS3004D]
/ペルゴレージ:歌劇「恋に陥った兄と妹」[OALS3005D]/モーツァルト:
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」[OALS3006D]/ヴェルディ:歌劇「二人の
フォスカリ」[OALS3007D]/ヴェルディ:歌劇「シチリアの晩鐘」
[OALS3008D]/ロッシーニ:歌劇「湖上の美人」[OALS3009D]/ヴェル
ディ:歌劇「アッティラ」[OALS3010D]/チレーア:歌劇「アドリアーナ
・ルクヴルール」[OALS3011D] 
(収録:1987年-1992年、ミラノ・スカラ座)
※日本語帯/日本語解説書は同封されておりませんが、貼付の特別シールに
ある応募券でお申込みいただいた方に各集11枚分の日本語帯/日本語解説書
を無料で送付します。
●歌・演奏/トーマス・アレン、エディタ・グルベローヴァ、フランシスコ
・アライサ、アン・マリー、ジョルジョ・ザンカナーロ、クリス・メリット、
ジョルジョ・スルヤン、チェリル・ステューダー、レナート・ブルゾン、マ
リエッラ・デヴィーア、ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ、マルコ・ベル
ティ、マーラ・ザンピエーリ、ファン・ポンス、プラシド・ドミンゴ、セル
ジョ・ベルトッキ、アレッサンドロ・コルベッリ、ヌッチア・フォチーレ、
アメリア・フェッレ、ダニエラ・デッシー、デロレス・ツィーグラー、アレ
ッサンドロ・コルベッリ、アルベルト・クピード、リンダ・ローク=シュ
トゥルマー、フェルッチョ・フルラネット、ロックウェル・ブレーク、サ
ミュエル・レイミー、ミレッラ・フレーニ、ペテル・ドヴォルスキー、イ
ーヴォ・ヴィンコ、フィオレンツァ・コッソット、他 
リッカルド・ムーティ(指揮)、ロリン・マゼール(指揮)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)、
ステファノ・ランザーニ(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団、他
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:ドルビー・デジタル・ステレオ
/30時間32分/英語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
既発売商品のボックス・セット化(特別価格)再発売ですが、ムーティをは
じめとする指揮者、そして名歌手たちの名前により、これがひとつの時代の
壮大な記録であることがおわかりいただけるはず。収録時間が30時間32分に
も及ぶという、スカラ座およびイタリア・オペラ・ファンにとってはため息
が出るような、11枚組のボックス・セットです。

※発売延期のご連絡をしました「ラインの黄金」(OA0946D)は、5月下旬の
発売開始が決定しました。


<EuroArts DVD>
2050136(DVD-Video) \2700
ドビュッシー(1862-1918):海 - 3つの交響的スケッチ 
ブーレーズ(1925- ):ノタシオン第1番-第4番 フ
ァリャ(1876-1946):バレエ音楽「三角帽子」
(ライヴ収録:2000年4月25-27日、ドイツ、ケルン・フィルハーモニー
(トリエンナーレ音楽祭))
演奏・歌/ダニエル・バレンボイム(指揮)シカゴ交響楽団、
エリザベーテ・マトス(メゾ・ソプラノ)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビ
ー・デジタル5.1/90分(+ボーナス10分)/英・独・仏・西語字幕付き/
片面二層ディスク(DVD9)
TDKコアからリリースされていた商品と同じ映像より。バレンボイムが得意と
する作品を集め、気心知れたシカゴ響とのライヴは、オーケストラ見本市の
ような存在感と安心感のあるパフォーマンス。来日の機会も少なくなったシ
カゴ響ですが、この映像で変わることのない実力を確認できるでしょう。

2050526(DVD-Video) \2700
<リズムと踊りの夕べ>
バンテュ:ヒー・ガット・リズム(ジョージ・ガーシュウィンをたたえて) 
ラヴェル:ラ・ヴァルス/「ダフニスとクロエ」第2組曲 
松下功:和太鼓協奏曲「飛天遊」 
林英哲:宴 
チャオ、チーピン(趙 季平):
管弦楽のための組曲「さらば、わが愛(覇王別姫)」 
ガーシュウィン:
ミュージカル「淑女よ善良なれ」-魅惑のリズム/同-私の愛する人/映画
「ア・ダムセル・イン・ディストレス(踊る騎士[ナイト])」-うまくやれ
たら/ミュージカル「オー・ケイ」-サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァ
ー・ミー/歌劇「ポーギーとベス」-サマータイム/ミュージカル「ガール
・クレージー」-アイ・ガット・リズム(ガーシュウィン作品は全て英語に
よる歌唱) 
リンケ:オペレッタ「ルーナ夫人」-ベルリンの空気行進曲 
(ライヴ収録:2000年6月25日、ベルリン、ヴァルトビューネ野外音楽堂)
演奏・歌/ケント・ナガノ(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、児玉麻里&児玉桃(ピアノ)、
林英哲(和太鼓)、スーザン・グレアム(メゾ・ソプラノ)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビ
ー・デジタル5.1、DTS5.1/112分/英・独・仏語字幕付き/片面二層ディス
ク(DVD9)
TDKコアからリリースされていたDVDと同じ映像より。毎年恒例、野外音楽堂
でのピクニック・コンサートは日本でもよく知られていますが、児玉姉妹や
林英哲の出演で、日本にもさらになじみ深い年になりました。スーザン・グ
レアムが出演し、ガーシュウィンを歌うのも聴きものです。

2055108(DVD-Video) \3450
ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「仮面舞踏会」
(ライヴ収録:2005年11月23日・26日、ドイツ、ライプツィヒ歌劇場)
歌・演奏/マッシミリアーノ・ピサピア、フランコ・ヴァッサッロ、
キアーラ・タイギ、アンナマリア・キューリ、ユン・イー・ユー、
ライプツィヒ・バレエ、
リッカルド・シャイー(指揮)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
ライプツィヒ歌劇場合唱団、
エルマンノ・オルミ(演出)、アルナルド・ポモドーロ(舞台、衣装)、他
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビ
ー・デジタル5.1、DTS5.1/137分/英・独・仏・伊・西語字幕付き/片面二
層ディスク(DVD9)
もはやライプツィヒの顔となったシャイーが得意のイタリア・オペラを劇場
で指揮したという、期待感100%のライヴ。歌手はヨーロッパで活躍中の顔
ぶれですが、オペラ・ファンには新しい才能を探し出すのに最適な一枚だと
言えるでしょう。シャイー指揮のオペラ録音は思いのほか少ないだけに、貴
重なものだとも言えます。

2055158(DVD-Video) \2700
モーツァルト(1756-1791):<モーツァルト・ガラ・フロム・プラハ>
クラリネット協奏曲/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-序曲/交響曲第38番「プ
ラハ」(ライヴ収録:2006年1月27日、プラハ、ティル劇場)
演奏/マンフレッド・ホーネック(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、
シャロン・カム(バセット・クラリネット)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビ
ー・デジタル5.1、DTS5.1/66分/片面二層ディスク(DVD9)
晩年のモーツァルトを熱狂的に迎えたプラハ。彼の地で初演した交響曲とオ
ペラ、同時期に書かれた協奏曲という3つの作品で、モーツァルト250回目の
命日を祝ったコンサートのライヴです。会場は、モーツァルトその人が「ド
ン・ジョヴァンニ」を初演した、旧国民劇場。日本のオーケストラにも客演
機会が多いホーネックはじめ、演奏陣も一流です。

2055168(DVD-Video) \2700
モーツァルト(1756-1791):
<シュテファン寺院より「モーツァルト・セレブレーション」>
教会ソナタ第14番/ミサ曲ハ短調「大ミサ曲」-クレド/同-人体をうけて人
となり/聖母マリアの祝日のグラドゥアーレ「聖なるマリア、神の母」/証
聖者の荘厳な晩課-ラウダーテ・ドミヌム/ミサ曲ハ長調「戴冠式ミサ」/
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」/聖母マリアのリタニア-アニュス
・デイ/教会ソナタ第16番/ボーナス[ドキュメンタリー「ウィーンのモー
ツァルト」(マリーケ・シュレーダーによるフィルム。ダニエル・バレンボ
イム、フォルクマル・ブラウンベーレンス、ゲールノート・グルーバー、ペ
ーター・ギュルケ、マルティン・ハーゼルベック、アンゲリカ・キルヒシュ
ラーガー、ヘルベルト・ラヒマイアー、ロバート・レヴィン、トーマス・カ
ストフ、ピーター・セラーズのインタビューを含む) 
(ライヴ収録:2006年1月27日、ウィーン、シュテファン寺院)
演奏・歌/ベルトラン・ド・ビリー(指揮)ウィーン放送交響楽団、
ウィーン少年合唱団、ウィーン合唱団、
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、
ディートマー・ケルシュバウム(テノール)、
ヴォルフガング・バンクル(バリトン)
NTSC方式/画像構成比:16:9/音声方式:PCMステレオ、ドルビー・デジタ
ル5.1、DTS5.1/127分(コンサート68分+ボーナス59分)/ラテン・英・独
・仏語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
モーツァルトの葬儀が行われたウィーンのシュテファン寺院で、モーツァル
ト250回目の命日に行われたコンサートのライヴ。オペラ指揮者として、日本
でも徐々に評価が高まっているド・ビリーほか、この場にふさわしい声を持
つ3人の歌手たちなど、厳かな雰囲気を作り上げるのに最適な音楽家たちが
集まりました。音楽家や演出家などが出演するドキュメンタリーも、モーツ
ァルト・ファンには見逃せないものです。

***ユーロアーツDVD今後のリリースのお知らせ***
J.S.バッハ:ミサ ロ短調 BWV.232
ビラー指揮、ゲヴァントハウス管 2050356 

J.S.バッハ:音楽の捧げもの ハ短調 BWV1079
クイケン 2050366

ロッシーニ:歌劇「なりゆき泥棒」
ジェルメッティ指揮、シュトゥットガルト放送SO 205499

スピリッツ・オブ・モーツァルト
ボレイコ指揮、ウィーン放送SO 2055178

モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集
ギル・シャハム(vn)、オルリ・シャハム(p)  2055188


<IDEALE AUDIENCE DVD>
DVD9M19(DVD-Video) \2250
<「アフリカ・ライヴ」ロール・バック・マラリア・コンサート>
(アフリカを貧困から救うため、マラリアによる死亡率を削減するための支
援活動
)[「アフリカ・ライヴ」長編ドキュメンタリー:2日間に渡るコンサートよ
りライヴ・パフォーマンス(全曲)、アーティストの舞台裏コメント、ダカ
ールでのイベント構成についての洞察、歌詞字幕などを含む(ライヴ収録:
2005年3月12日・13日、セネガル、ダカール、イバ・マル・ディオプ・スタ
ジアム、ミック・チャーキ監督、104分)/追加ライヴ・ソング10曲のミュ
ージック・ボーナス(マルタン・メソニエ監督、58分)/アンジェリーク・
キジョーのナレーションによるユニセフの支援フィルム]
出演/ユッスー・ンドゥール、アンジェリーク・キジョー、
アウィロ・ロンゴンバ、セウン・アニクラポ・クティ、マヌ・ディバンゴ、
トニー・アレン、ティナリウェン、アワディ、コルネイユ、
ウームー・サンガレ、サリフ・ケイタ、オルケストル・バオバブ、
バーバ・マール、ロキア・トラオレ、ティケン・ジャー・ファコリー、
ジョーイ・スタール、カイロ大管弦楽団、他
NTSC方式/画像構成比:16:9/音声方式:ドルビー・デジタル・ステレオ、
ドルビー・デジタル5.1/166分/英・仏・西・日本語字幕付き/片面二層
ディスク(DVD9)
アフリカにおいて大きな問題となっていたマラリアの拡大を抑制する目的で
行われた、約8時間におよぶコンサートをダイジェスト収録。ユッスー・ン
ドゥールの歌うキャンペーン・テーマ・ソングに始まり、アフリカを代表す
るアーティストたちが次々に登場する、いわばアフリカ版ライヴエイドとい
った内容です。パリ発ワールド・ミュージックの仕掛け人でもあるマルタン
・メソニエによるボーナス・ソング、ユニセフ監修のもとで制作されたドキュ
メンタリーなども含め、アフリカ音楽に関心を持つ方なら必見でしょう。


<NAXOS JAZZ LEGENND>
8.120810 \850
デューク・エリントン:
第10集「エア・コンディションド・ジャングル」オリジナル・レコーディン
グス1945
[Midriff / I Didn't Know About You / I'm Beginning To See The Light
/ Mood To Be Wooed / Blue Cellophane / Hit Me With A Hot Note And
Watch Me Bounce /Subtle Slough / Frantic Fantasy / The Air-Conditioned
Jungle / Tonight I Shall Sleep (With A Smile On My Face) / The Minor
Goes Muggin' / I Ain't Got Nothin' But The Blues / Downbeat Shuffle
/ (Otto, Make That) Riff Staccato / The Kissing Bug / Passion Flower
/ Everything But You / Hollywood Hangover]
1945年、エリントンと彼の有名な楽団(His Famous Orchestra)の録音に、
楽団にも加わっていたトミー・ドーシーがフロントに立つ1曲を加えました。
多くはWorld Program Serviceからリリースされたもので、この時期はジョニ
ー・ホッジスはじめ、腕利きのミュージシャン集団として、全員がソロをと
れるほどの実力。エリントン楽団最高の状態を聴ける一枚です。

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06-04 No.11-1

2006年04月21日 10時47分40秒 | Weblog
<OEHMS CLASSICS>
OC561 \1450
ショスタコーヴィチ:
ピアノ、弦楽とトランペットのための協奏曲 ハ短調 Op.35
弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 Op110 (バウムガルトナー編曲による弦楽合奏版)
「24の前奏曲とフーガ」より前奏曲第1番(原曲ピアノ版)
「24の前奏曲とフーガ」より前奏曲第1番(バウムガルトナー編曲による弦楽
合奏版)
ベルンド・グレムザー(p)、 ラインホルド・フリードリヒ(Tp)
アヒム・フィードラー(指揮) ルツェルン祝祭弦楽合奏団
アヒム・フィドラー&ルツェルン祝祭弦楽合奏団による、4枚目のアルバムは、
ショスタコーヴィチの作品集。ここに収録された作品は、ショスタコーヴィチ
の中でも対極的内容にある曲。協奏曲は1933年の習作でありながら、西ヨーロ
ッパの音楽と融合され、憂うつ、パロディー、悲しみ、茶番劇、そしてバロッ
ク様式などを織り込んだ斬新な音楽。ショスタコーヴィチは「私は洗練された
リスナーのためでなく、単なる愉快な音楽を作曲したかった作品」とも述べて
いました。逆に弦楽四重奏曲第8番は、1960年やむえず共産党に加わった年の
旅行先スイスで、わずか3日で書かれたもので、「ファシズムと戦争の犠牲者」
に捧げられた作品。自作品を引用し、権力と戦争に苦しめられた半生を物語る
自伝的作品の色が濃いものです。ここではバウムガルトナーが、8番の弦楽四
重奏曲を編曲した版で演奏されています。この編曲についてバウムガルトナー
自身「この合奏団のために、コントラバス・パートを加えて、出来る限り弦楽
四重奏そのままを再現したかった。しかしそれはたやすいように見えながら、
非常に困難を要した。単純にオクターヴを入れ替えただけでも、別の曲になっ
てしまうのだ。この曲の偉大さは素晴らしく、この編曲の重大さを感じた」と
語っている。

OC565 2枚組 \2900
アーノルド・バックス:ピアノ・ソナタ 第1-4番、
ソナタ 変ホ長調(交響曲第1番の原曲)
ミヒャエル・エンドレス(p)
今までドイツ・ロマン派作品を得意としてきたミヒャエル・エンドレスが、
バックスの作品を録音。じつは、彼のレパートリーとして、それだけでなく
ゴドゥスキやトゥービン、そしてバックスにも定評があるのです。ヴォーン
・ウィリアムズと並ぶイギリスの作曲家バックスの交響曲は、力強く雄弁に
語らせたスケールの大きい管弦楽法が魅力だが、ピアノ作品は彼のそうした
作曲の根源でもある。それは、若い頃よりピアノ演奏に卓越した才能を発揮。
ロシア旅行での民族音楽の影響を含みながら、彼が愛したアイルランドの哀
史が源泉となっている。激情とエレジー、神秘的なトーンが全体を包んでお
り、ダイナミックかつ不思議な魅力に包まれる。ピアノ・ソナタ第2番の後に
書かれた番号無しのソナタ(未出版)は、後に交響曲第1番に編曲され(試演
を聞いたハリエット・コーエンから「オーケストラ向き」と指摘された)、
バックスの最高の作品といわれている。
「バックスは、20世紀最高のピアノ作品を書いた作曲家であると思います。
しかし現代のほとんどのピアニストは、バックスのピアノ作品に関心を持ち
ません。なぜならバックスは交響曲の作曲家で管弦楽作品に魅力があると信
じ込んでいるからです。オーケストラによる効果は、ハンドレイ指揮によっ
て最大の効果を聞くことができます。しかし彼のピアノ曲は、交響曲のオー
ケストレーションと同じ効果を醸し出します。彼が管弦楽の作曲を始めたの
は意外と遅く、もともと最初彼はピアノ作品の作曲家で、彼の本来の作品の
良さは、既にこれらのピアノ作品に全て凝縮されていました。」(ミヒャエ
ル・エンドレス)
【録音: 2005 年1 月-3月、 ケルン放送・ビスマルク・ザール】

OC553 \1450
新アレンジによるドイツ民謡集
ジンガー・プーア
[01] Auf einem Baum ein Kuckuck sas (Arr.: Wolf Kerschek)
[02] Der Mai ist gekommen (Arr.: William Hawley)
[03] Rosestock Holderbluh (Arr.: Peter Wittrich)
[04] Zu Regensburg auf der Kirchturmspitz (Arr.: Norbert Ochmann)
[05] Es klappert die Muhle (Arr.: Marcus Schmidl),
[06] Wenn alle Brunnlein fliesen (Arr.: Guido Heidloff)
[07] Madle, ruck, ruck, ruck (Arr.: Peter Wittrich)
[08] Es geht ein dunkle Wolk herein (Arr.: Reiko Futing)
[09] Es, es, es und es (Arr.: William Hawley)
[10] Wenn ich ein Voglein war (Arr.: Max Beckschafer)
[11] Feinsliebchen, Du sollst mir nicht barfus gehn
(Arr.: Georg Friemel)
[12] Bunt sind schon die Walder (Arr.: Wolfram Buchenberg)
[13] Heisa Kathreinerle (Arr.: Jaakko Mantyjarvi)
[14] Ach, bittrer Winter (Arr.: Jaakko Mantyjarvi) ,
[15] Komm, lieber Mai und mache
(Arr.: Wieland Reismann nach W.A. Mozart)
[16] Nun will der Lenz uns grusen
(Arr.: Graham Lack)(Recorder: Claudia Reinhard, Violin: Manuel Warwitz)
[17] Der Kuckuck und der Esel (Arr.: Rene Veen)
[18] Ein Jager langs dem Weiher ging (Arr.: Wolf Kerschek)
[19] Kein schoner Land (Arr.: Wolfgang Braun)
[20] In stiller Nacht (Arr.: William Hawley nach J. Brahms)
[21] Der Mond ist aufgegangen (Arr.: Hans Huber)
[22] Guten Abend, gut’ Nacht (Arr.: Heike Beckmann nach J. Brahms),
ドイツ民謡は、非常に古くから伝統があり、現代にまで歌われ続けています。
そして私たちのドイツ人の心に根付いています。しかしそうしたドイツ民謡
は、編曲されてもそれは古くからの伝統に乗っ取ったもので、新しい革新が
無いのが実状です。そのことにより若い人たちの、ドイツ民謡離れがすすん
でしまったのです。それは大変残念なことです。イギリスではキングズ・シ
ンガーズが、イギリス民謡を新しい音楽様式編曲で歌い、そうしたことによ
りイギリス民謡がまた復活し、若い人たちにも受け入れられてきています。
私たちは、ドイツ民謡を革新するべきだと考えました。そのことを様々な音
楽家に協力を依頼したところ、賛同する音楽家がたくさん募り、私たち用
(声楽六重唱用)にしていただいた。それも世界中から。その編曲されたド
イツ民謡は、どれも素晴らしく楽しいものです。そこで私たちはコンサート
とそして録音し、ドイツ民謡の普及を図っていきます。是非ともその編曲さ
れた音楽だけでなく、ドイツ民謡の素晴らしさを、全世界の人々に聞いてほ
しいのです。(Singer Pur)

OC542 \1450
南ドイツのバロック・オルガン作品集 Vol.3
バッハ:オルガン協奏曲
BWV974(原曲:マルチェロ)、BWV972(原曲:ヴィヴァルディ)、
ムファット:パルティータ ニ短調、
J.K.ケルル:カプリッチョ
D.ツィポリ:トッカータ、All’Elevazione、 Al Post Comunio 、
All’Offertorio、
フローベルガー:Lamento sopra la dolorosa perdita
ムファット:トッカータ12 番、
ハイドルン・ヘンゼル(org)
バロック時代の北ドイツでは優秀なオルガン製作者多く、そのため多くのオ
ルガンのための作品が書かれたが、どちらかというと南ドイツではあまり発
展しなかった。またイタリア音楽の影響で、器楽・声楽曲が中心であった。
その中でもムファットは、イタリア様式とドイツ様式を融合させた、最も偉
大なるオルガン作曲家だった。それまでの北ドイツのオルガン作品・演奏法
には無いような大胆な作品は、その後イタリア様式が多く取り入れられ、ド
イツ作曲家に多大なる影響を与えていった。もちろんバッハもそうで、彼の
オルガン協奏曲(オルガン・ソロのための協奏曲)は、ヴィヴァルディやマ
ルチェッロなどのイタリア作曲家の器楽協奏曲の編曲版であるが、バッハの
習作といえども見事なオルガン作品となり、彼のその後の様々な作品に影響
を与えた。ここにはバッハに多大な影響を与えた作品を収録。ムファット、
ケルル、ツィポリ、フローベルガーがこうしたオルガン作品を書いていなか
ったら、バッハは現代では忘れられた作曲になっていただろう。


<DHM (ドイツ・ハルモニア・ムンディ EU)>
82876832882 \1900
【Secret Mozart】
クラヴィコードによる、モーツァルト作品集
クリストファー・ホグウッド(クラヴィコード)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
アレグロ(ソナタ楽章) ト短調K.312(590d)、
4手のためのアンダンテ(主題)と5つの変奏曲ト長調K.501、
メヌエット ニ長調K.355(576b)[トリオ:マクシミリアン・シュタードラー]
小葬送行進曲ハ短調K(6). 453a、
アンダンティーノ 変ホ長調K.236(588b)[グルックのオペラ『アルチェステ』
のアリア「狼狽しないで」による]、
クラヴィーア作品ヘ長調K(6). 33b、
グラス・ハーモニカのためのアダージョ ハ長調K.356(617a)、
フリーメイスン歌曲「われら手に手をとって」K(6). 623a 、
ロンド ヘ長調K.494、
主題と2つの変奏曲イ長調K.460、
幻想曲ニ短調K.397、
4手のためのソナタ ニ長調K.381、
幻想曲ニ短調K.397(コーダつき)
【演奏】
クリストファー・ホグウッド(クラヴィコード)
デレク・アドラム(クラヴィコード連弾:2&12)
【使用楽器】
J.A.ハース製クラヴィコード(1761年)[アンフレット/a’=392Hz]
モーツァルト所有クラヴィコード(作者不詳)[アンフレット/a’=415Hz]
J.C.G.シートマイヤー製クラヴィコード(1791年)[アンフレット/a’=430Hz]
モーツァルト生誕250周年記念リリースの真打ホグウッド登場!モーツァルト
が愛奏し、「魔笛」や「レクエイム」の作曲に使ったクラヴィコードなどを弾
いてモーツァルトの鍵盤作品の秘密に迫る、新録音!
クラヴィコードは、音量こそ小さいが、打鍵の強さを変えることによって、
確実に音量を変化させることができ、またヴィブラートをかけることの出来
る唯一の鍵盤楽器でもある。チェンバロやピアノの過度気的な楽器ではなく、
一つの完成された楽器で、あらゆる鍵盤楽器の中で、微妙なニュアンスと色
彩の変化に富み、表情豊かな(カンタービレな)演奏を可能にするという点
で、クラヴィコードに比肩するものはないといわれる。ピアノの大型化・大
音量化の歴史のなかで埋もれ失われてしまった楽器だが19世紀末にアーノル
ド・ドルメッチによって復興され、最近の研究ではJ.S.バッハが息子(長男
C.P.E.バッハはこの楽器の最大の擁護者)や弟子たちのために書いた「イン
ヴェンションとシンフォニア」や「平均律クラヴィーア曲集」なども足鍵盤
つきクラヴィコードを想定して作曲されたと考えられている。
このアルバムはザルツブルクのモーツァルト生家(モーツァルト博物館)に
保存されている、モーツァルトが愛用し「魔笛」「皇帝ティートの慈悲」「レ
クイエム」などの作曲にも使用したと伝えられるクラヴィコードをはじめと
して、その鍵盤作品をクラヴィコードで録音したもの。モーツァルトは公の
場などでは音量の大きなチェンバロやフォルテピアノを弾いていたが、自宅
では若いときから晩年まで小型なクラヴィコードを常に弾いて、作曲にも使
用してきたと考えられている。古楽のキーボーディストとして一流の演奏家
であるホグウッドはその卓越した技術と高い音楽性で、モーツァルトが弾い
たであろう鍵盤作品の世界を現代に甦らせて見事。モーツァルト・イヤー必
聴のアルバムとなる話題盤の登場!
(METRONOMEレーベルから発売されている「ホグウッド/シークレット作曲家シ
リーズ」の続編となります。)


<RCA RED SEAL EU>
82876803182 2枚組 \2900
エッセンシャル・ ジェームズ・ゴールウェイ
【Disk:1】
「パッヘルベルのカノン」「ハチャトゥリアン/剣の舞」「シャミナード/フ
ルートとピアノのためのコンチェルティーノ」「成田為三/浜辺の歌」「マス
ネ/タイスの瞑想曲」「バッハ/管弦楽組曲第2 番よりメヌエットとバディネ
リ」「フォーレ/子守歌」「ブリチアルディ/ヴェニスの謝肉祭」「ドビュッ
シー:月の光」「モーツァルト/フルート協奏曲第2 番よりロンド」「バッハ
/フルート・ソナタBWV1031 よりシチリアーナ」「グルック/精霊の踊り」
「グリーク/ペール・ギュントより朝」「ドビュッシー/パンの笛」「ヴィヴァ
ルディ:四季より春、第1 楽章」「R=コルサコフ/くまばちは飛ぶ」,
【Disk:2】
「タイタニックより:My Heart Will Go On」「ポール・サイモン/コンドル
は飛んでいく」「ドリー・パートン/I Will Always Love You」「ジェイ・ア
ンガー/Ashokan Farewell」「アントニオ・カルロス・ジョビン/イパネマの
娘」「クラウス・マイネ/Wind of Change(口笛バラード)」「ジョン・デン
バー/アニーズ・ソング」「ラリー・ヘンリー/愛は翼にのって」「A・ロイド
・ウェッバー/キャッツより:メモリー」「ビル・ウェラン/リヴァーダンス」
「マイク・モウワー/タンゴ・デル・フエーゴ」「ハワード・アシュマン/美
女と野獣」「エルトン・ジョン/ライオン・キングより:愛を感じて」「民謡
/シェナンドー」「ヘンリー・マンシーニ/ピンク・パンサー」「ヘンリー・
マンシーニ/子象の行進」「民謡:ダニー・ボーイ」
75年にベルリン・フィルを退団した後、ソリストとして輝かしい活躍を続け
ているゴールウェイの総決算と言えるベスト盤。クラシックはもちろん、映
画音楽やポップスに至るまで、彼の柔軟な音楽性と豊かな歌心を印象づける
中身の濃い2枚組。現代フルートのスーパースターなどといえば、ふつう、純
粋クラシックにはそぐわないのかもしれないが、これがゴールウェイほどの
名手になれば、聴き手は否が応でもその妙技に痺れてしまう。もちろん、そ
のキャリアを通じておびただしい数の録音があるわけだが、ここに集められ
たのはそのなかから特に選ばれた34曲。きらめくようなその魅力に聴きほれ
るやいなや、時間の感覚をなくしてしまいがちになるというのもうなずける。
その空前絶後とでもいうほかはない音色に浸りきることができるはず。

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