<Avie>
AV 2091 \2080
E・エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61(初稿版/世界初録音)
E・ショーソン:詩曲(最終稿版/世界初録音)
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
イギリスの詩人、哲学者でもあったコールリッジ=テイラー、リトアニアの作
曲家バルカウスカスのヴァイオリン協奏曲など、世界的に貴重な録音に取り組
んできた1964年フランス出身のヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン。
ヴィルトゥオーソとしての実力を存分に発揮し続けているグラファンの新作は、
ヴァイオリン協奏曲としては稀に見る長大な演奏時間を持ち、超難曲として知
られるエルガーのヴァイオリン協奏曲。しかも今回の録音は、未出版の初稿版
の楽譜をによる世界初録音となる注目のヴァージョンなのである!
クライスラーに献呈され初演が行われたエルガーのヴァイオリン協奏曲の初稿
版は、高度な超絶技巧を必要としあまりにも技術的に難しすぎたために初演者
のクライスラーを筆頭に、数々の名ヴァイオリンたちからも敬遠され改訂を求
められたという。
このような逸話を持つ未出版の初稿版が遂にイギリスの図書館で発見され、グ
ラファンの演奏による今回の録音が実現の運びとなった!初稿版の発見と録音
は本国イギリスでも大きな話題となっており、The Gramophone、Classic fM
Magazine、The Strad、The Independent、BBC Music Magazineなど様々な媒体
で紹介が行われている。
カップリングとして収録されているショーソンの詩曲も、世界初録音となる最
終稿版という興味深い内容。ハンドリー&ロイヤル・リヴァプール・フィルと
いうイギリス音楽のスペシャリストのサポートを受け、現代のヴィルトゥオー
ソ・ヴァイオリニストであるグラファンが挑むエルガーの超難曲。聴き逃すこ
と無かれ!
AV 2084 \2080
20世紀の合唱作品集Vol.1-プーランクと同世代の作曲家たち ――
F・クープラン:
めでたし女王、アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り、エクスルター
テ・デオ、羊飼いたちよ汝らが見たものを語れ、賢人ら星を見て、おお大いな
る神秘、この日、キリストは生まれぬ、ミサ曲ト長調、黒い聖母像への連祷
O・メシアン:おお、聖なる晩餐
ピエール・ヴィレット(1926-1998):
聞きたまえ主よOp.45、天使の糧Op.80、聖母の賛歌Op.24
エドワード・ヒギンボトム(指揮)、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
エドワード・ヒギンボトムが、オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
のディレクターに就任して今年で30周年。
これまでにヒギンボトム&オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団は70を
超える録音と多くのコンサートを行い、世界中から高い評価を獲得してきたと
いう実力と実績を誇っている。
ヒギンボトムのディレクター就任30周年を記念してアヴィー(Avie)より全3枚
(予定)のシリーズ「20世紀の合唱作品集」がスタート!
第1弾はプーランク、メシアン、日本でも人気の高いヴィレットの作品を収録
したフレンチ・アルバムという内容。今後も「イギリス」、「アメリカ」の2
タイトルが継続リリースされる予定となっており、30年という長い月日によっ
て培われ熟成された両者のコンビによる歌声を存分に楽しむことが出来る合唱
ファン要チェックのシリーズである。
AV 2060 \2080
フリードリヒ・アウグスト・クンマー(1797-1879):
チェロ二重奏曲Op.22-1/同Op.103-1/同Op.22-2/同Op.156《ヘンデルのユダ
ス・マカベウスの主題による変奏曲》/同Op.103-4/アリオーソ
フェーベ・カライ(バロック・チェロ)、
タンヤ・トムキンス(バロック・チェロ)
19世紀ドイツの作曲家クンマーの楽しさに満ちたチェロのための二重奏曲の
数々を、2人の女流バロック・チェロ奏者カライとトムキンスが聴かせてくれ
るデュオ・アルバム。
クンマーは作曲家としてだけでなく、ドレスデン歌劇場の主席チェロ奏者とし
て活躍するなどチェロの名手としても大変名高かった音楽家である。
カライとトムキンスによる今回の録音は、ガンと闘う子供たちをサポートする
ためのチャリティー「We Duet 4 Kids」の一環として位置づけられている。
<PentaTone>
PTC 5186 063(SACD-Hybrid) \2850
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-1/同第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》
/同第18番変ホ長調Op.31-3
児玉麻里(ピアノ)
2003年より浜離宮朝日ホールで進行中のベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲
演奏会もいよいよ終盤に突入し、更に勢いを増している児玉麻里。
並行してペンタトーン・クラシックスより録音&リリースが行われているベー
トーヴェンのピアノ・ソナタ全集も、待望のプロジェクト第3弾が登場!
<Timpani>
1C 1097 \2180
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864-1955):
交響曲全集Vol.2(世界初録音) ――
交響曲第2番へ短調/交響曲第5番ト長調
セバスチャン・ラング=レッシング(指揮)、ナンシー交響楽団
前回リリースされたVol.1(1C 1093)が日本のみならず、世界中から大きな反
響を受けたフランスの作曲家ロパルツの交響曲。待望の第2弾は1900年に作曲
された「交響曲第2番」と1944年に作曲されたロパルツ最後の交響曲である
「交響曲第5番」というカップリング。
演奏はVol.1でも好演を聴かせてくれた、ナンシー交響楽団の音楽監督とタス
マニア交響楽団の芸術監督を兼務する期待の指揮者ラング=レッシングと、
フランス東部の都市ナンシーを本拠地とするナンシー交響楽団のコンビが引
き続き担当。
ティンパニー(Timpani)の代名詞でもある「クセナキス作品集」に続くベス
トセラーとなるであろうロパルツの交響曲全集。完結となる次回のVol.3が既
に待ちきれないところ!
<ASV>
CDDCA 1181 \2080
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ヴィオラと管弦楽のための組曲
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):ヴィオラのための《悲歌》
W・ウォルトン:ヴィオラ協奏曲イ長調
ヨーク・ボーウェン(1884-1961):ヴィオラ協奏曲ハ短調Op.25
ヘレン・カルス(ヴィオラ)、
マーク・タッデイ(指揮)、ニュージーランド交響楽団
20世紀のイギリスの器楽作品の中でも名作と名高いウォルトンのヴィオラ協
奏曲を中心に据え、イギリスの作曲家によるヴィオラのためのレパートリー
を集めたイギリス音楽ファンには堪らないアルバムがリリース。
中でもボーウェンのヴィオラ協奏曲の録音は非常に少なく、特にヴィオラ奏
者や関係者からは歓迎されることだろう。ちなみにカデンツァはカルス自身
によるもの。国際的に活躍中の女流ヴィオラ奏者であるヘレン・カルスは来
る6月-7月には客演主席奏者としてオーストラリア室内管弦楽団のツアーに参
加する予定となっている。
<Resonance>
CDRSB 405 4枚組 \3600
J・ブラームス:交響曲全集 ――
交響曲第1番ハ短調Op.68/同第2番ニ長調Op.73/同第3番へ長調Op.90
同第4番ホ短調Op.98/悲劇的序曲Op.81/ハイドンの主題による変奏曲Op.98
大学祝典序曲Op.80
マレク・ヤノフスキ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
ポーランドの名匠ヤノフスキとイギリスの古豪ロイヤル・リヴァプール・フィ
ルのタッグが織り成す洗練されたブラームス!ブラームスはヤノフスキが得意
としているレパートリーでもあり、練りに練られた解釈には非常に定評がある。
CDRSB 204 2枚組 \2160
J・ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15/同第2番変ロ長調Op.83
ジョン・リル(ピアノ)、ジェームズ・ロッホラン(指揮)、ハレ管弦楽団
1970年チャイコフスキー国際コンクールの覇者である名手ジョン・リルと、
日フィルへの客演で日本でもお馴染みのマエストロ、ロッホランによるブラ
ームスが装いも新たに新装再リリース。
CDRSN 3069 \1080
夏-コレクション・オヴ・シーズナル・クラシッス ――
A・ヴィヴァルディ:《四季》より 夏
J・ロドリーゴ:夏の協奏曲
S・プロコフィエフ:夏の日Op.65
クリストファー・ガンニング:夏の午後
F・ディーリアス:夏の歌
G・ガーシュウィン:サマータイム
様々なアーティスト
早くも夏到来!?四季を辿るシリーズも第3弾に突入。「夏」というテーマに
沿いながらも、独特な選曲によるカップリングが特徴のコンピレーション盤。
<Globe>
GLO 5213 \2180
W・A・モーツァルト:
フルート協奏曲第1番ト長調K.313/同第2番ニ長調K.314
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
マーテン・ルート(フルート)、長澤真澄(ハープ)、
アンサンブル・シェーンブルン
85年という歴史を持ち、オランダの鬼才フェルトホーフェンが率いるオラン
ダのバロック・オーケストラ、オランダ・バッハ協会で主席フルート奏者を
つとめるマーテン・ルートによるモーツァルト・アルバム!
ルートは、2001年までの10年間アニマ・エテルナの主席奏者をつとめていた
経歴を持つなど、バロック・フルートのスペシャリストとして知られている。
K.299では日本のハープ奏者、長澤真澄が共演として録音に参加するなど、
ピリオド楽器ファン注目の1枚!
GLO 5211 \2180
G・F・テレマン:
リコーダー・ソナタ へ長調TWV41:F2/同変ロ長調TWV41:B3/
同へ短調TWV41:f1/同ハ長調TWV41:C2/同ニ短調TWV41:d4/
同ハ長調TWV41:C5/同へ短調TWV41:f2
サスキア・コーレン(リコーダー)、
マルグリット・ティンデマンス(ヴィラ・ダ・ガンバ)、
ペーター・ワッコーン(チェンバロ)
Tサスキア・コーレンはオランダのスヴェーリンク音楽院でケース・ブッケと
ワルター・ファン・ハウヴェという2人の名手からリコーダーの指導を受けた
オランダの女流リコーダー奏者。
キングズ・コンソートやオランダ・バッハ協会といった名立たるバロック・
オーケストラにも参加しており、ベネルクス三国の音楽や中世の音楽をレパ
ートリーとしており今後の更なる活躍が期待されている。
<Musique En Wallonie>
MEW 0528-0531 4枚組 \8720
ウジェーヌ・イザイに献呈されたヴァイオリン・ソナタ ――
ギュスターヴ・サマズィーユ(1877-1967):
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864-1955):
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
C・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
アルベリク・マニャール(1865-1914):
ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.13
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.23
シルヴィオ・ラザリ(1857-1944):ヴァイオリン・ソナタOp.24
ギョーム・ルクー(1870-1894):ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ヨゼフ・ヨンゲン(1873-1953):ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.27
アンドリュー・ハーディ(ヴァイオリン)、
ウリエル・ツァショル(ピアノ
ベルギーの生んだヴァイオリンの世界的巨匠であり、様々な作品を残したウ
ジェーヌ・イザイのために作曲され献呈されたヴァイオリン・ソナタの数々
を集めたベルギーのレーベルならではの好企画盤。
イザイが初演を行ったフランクやルクーのヴァイオリン・ソナタから、ヨン
ゲン、ロパルツ、ヴィエルヌなど様々な作曲家の名前が見られる。
ヴァイオリンのハーディは15歳でボルチモア交響楽団との共演を行い、ブル
ッフのヴァイオリン協奏曲第1番でデビュー。1985年から87年までテキサスの
フォートワース交響楽団のヴァイオリン奏者をつとめ、その後はフォルクヴァ
ンク室内管弦楽団、ヴュルテンベルク室内管弦楽団なヨーロッパで活躍。現
在はブリュッセルを拠点にソリスト、室内楽奏者として活躍中のヴァイオリ
ン奏者である。
MEW 0525 \2180
マルガレータの甘い憂鬱 ――
作曲者不詳(ストリッケルス編):
Roti boully ioyeulx、La danse de Claves
ジョスカン・デ・プレ:美しき人よ、あなたの愛のために
アントワーヌ・ブルヒア:
Vray Dieu qui me confortera、この上もない悲しみに
アレクサンドル・アグリコラ:Et qui la dira dira
ルイ・ミラン:5声のパヴァーヌ
ピエール・ド・ラ・リュー:Pourquoy tant me fault il
ヤコブ・オブレヒト:Si sumpsero/他 全20曲
カピラ・フラメンカ
ベルギーの中世&古楽音楽のスペシャリストとして活躍中のヴォーカルとピリ
オド楽器によるアンサンブル、カピラ・フラメンカがオーストリアのマルガレ
ータの生涯をラ・リュー、オブレヒト、ジョスカン、イザークらの作品で綴る
音楽物語。
AV 2091 \2080
E・エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61(初稿版/世界初録音)
E・ショーソン:詩曲(最終稿版/世界初録音)
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
イギリスの詩人、哲学者でもあったコールリッジ=テイラー、リトアニアの作
曲家バルカウスカスのヴァイオリン協奏曲など、世界的に貴重な録音に取り組
んできた1964年フランス出身のヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン。
ヴィルトゥオーソとしての実力を存分に発揮し続けているグラファンの新作は、
ヴァイオリン協奏曲としては稀に見る長大な演奏時間を持ち、超難曲として知
られるエルガーのヴァイオリン協奏曲。しかも今回の録音は、未出版の初稿版
の楽譜をによる世界初録音となる注目のヴァージョンなのである!
クライスラーに献呈され初演が行われたエルガーのヴァイオリン協奏曲の初稿
版は、高度な超絶技巧を必要としあまりにも技術的に難しすぎたために初演者
のクライスラーを筆頭に、数々の名ヴァイオリンたちからも敬遠され改訂を求
められたという。
このような逸話を持つ未出版の初稿版が遂にイギリスの図書館で発見され、グ
ラファンの演奏による今回の録音が実現の運びとなった!初稿版の発見と録音
は本国イギリスでも大きな話題となっており、The Gramophone、Classic fM
Magazine、The Strad、The Independent、BBC Music Magazineなど様々な媒体
で紹介が行われている。
カップリングとして収録されているショーソンの詩曲も、世界初録音となる最
終稿版という興味深い内容。ハンドリー&ロイヤル・リヴァプール・フィルと
いうイギリス音楽のスペシャリストのサポートを受け、現代のヴィルトゥオー
ソ・ヴァイオリニストであるグラファンが挑むエルガーの超難曲。聴き逃すこ
と無かれ!
AV 2084 \2080
20世紀の合唱作品集Vol.1-プーランクと同世代の作曲家たち ――
F・クープラン:
めでたし女王、アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り、エクスルター
テ・デオ、羊飼いたちよ汝らが見たものを語れ、賢人ら星を見て、おお大いな
る神秘、この日、キリストは生まれぬ、ミサ曲ト長調、黒い聖母像への連祷
O・メシアン:おお、聖なる晩餐
ピエール・ヴィレット(1926-1998):
聞きたまえ主よOp.45、天使の糧Op.80、聖母の賛歌Op.24
エドワード・ヒギンボトム(指揮)、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
エドワード・ヒギンボトムが、オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
のディレクターに就任して今年で30周年。
これまでにヒギンボトム&オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団は70を
超える録音と多くのコンサートを行い、世界中から高い評価を獲得してきたと
いう実力と実績を誇っている。
ヒギンボトムのディレクター就任30周年を記念してアヴィー(Avie)より全3枚
(予定)のシリーズ「20世紀の合唱作品集」がスタート!
第1弾はプーランク、メシアン、日本でも人気の高いヴィレットの作品を収録
したフレンチ・アルバムという内容。今後も「イギリス」、「アメリカ」の2
タイトルが継続リリースされる予定となっており、30年という長い月日によっ
て培われ熟成された両者のコンビによる歌声を存分に楽しむことが出来る合唱
ファン要チェックのシリーズである。
AV 2060 \2080
フリードリヒ・アウグスト・クンマー(1797-1879):
チェロ二重奏曲Op.22-1/同Op.103-1/同Op.22-2/同Op.156《ヘンデルのユダ
ス・マカベウスの主題による変奏曲》/同Op.103-4/アリオーソ
フェーベ・カライ(バロック・チェロ)、
タンヤ・トムキンス(バロック・チェロ)
19世紀ドイツの作曲家クンマーの楽しさに満ちたチェロのための二重奏曲の
数々を、2人の女流バロック・チェロ奏者カライとトムキンスが聴かせてくれ
るデュオ・アルバム。
クンマーは作曲家としてだけでなく、ドレスデン歌劇場の主席チェロ奏者とし
て活躍するなどチェロの名手としても大変名高かった音楽家である。
カライとトムキンスによる今回の録音は、ガンと闘う子供たちをサポートする
ためのチャリティー「We Duet 4 Kids」の一環として位置づけられている。
<PentaTone>
PTC 5186 063(SACD-Hybrid) \2850
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-1/同第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》
/同第18番変ホ長調Op.31-3
児玉麻里(ピアノ)
2003年より浜離宮朝日ホールで進行中のベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲
演奏会もいよいよ終盤に突入し、更に勢いを増している児玉麻里。
並行してペンタトーン・クラシックスより録音&リリースが行われているベー
トーヴェンのピアノ・ソナタ全集も、待望のプロジェクト第3弾が登場!
<Timpani>
1C 1097 \2180
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864-1955):
交響曲全集Vol.2(世界初録音) ――
交響曲第2番へ短調/交響曲第5番ト長調
セバスチャン・ラング=レッシング(指揮)、ナンシー交響楽団
前回リリースされたVol.1(1C 1093)が日本のみならず、世界中から大きな反
響を受けたフランスの作曲家ロパルツの交響曲。待望の第2弾は1900年に作曲
された「交響曲第2番」と1944年に作曲されたロパルツ最後の交響曲である
「交響曲第5番」というカップリング。
演奏はVol.1でも好演を聴かせてくれた、ナンシー交響楽団の音楽監督とタス
マニア交響楽団の芸術監督を兼務する期待の指揮者ラング=レッシングと、
フランス東部の都市ナンシーを本拠地とするナンシー交響楽団のコンビが引
き続き担当。
ティンパニー(Timpani)の代名詞でもある「クセナキス作品集」に続くベス
トセラーとなるであろうロパルツの交響曲全集。完結となる次回のVol.3が既
に待ちきれないところ!
<ASV>
CDDCA 1181 \2080
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ヴィオラと管弦楽のための組曲
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):ヴィオラのための《悲歌》
W・ウォルトン:ヴィオラ協奏曲イ長調
ヨーク・ボーウェン(1884-1961):ヴィオラ協奏曲ハ短調Op.25
ヘレン・カルス(ヴィオラ)、
マーク・タッデイ(指揮)、ニュージーランド交響楽団
20世紀のイギリスの器楽作品の中でも名作と名高いウォルトンのヴィオラ協
奏曲を中心に据え、イギリスの作曲家によるヴィオラのためのレパートリー
を集めたイギリス音楽ファンには堪らないアルバムがリリース。
中でもボーウェンのヴィオラ協奏曲の録音は非常に少なく、特にヴィオラ奏
者や関係者からは歓迎されることだろう。ちなみにカデンツァはカルス自身
によるもの。国際的に活躍中の女流ヴィオラ奏者であるヘレン・カルスは来
る6月-7月には客演主席奏者としてオーストラリア室内管弦楽団のツアーに参
加する予定となっている。
<Resonance>
CDRSB 405 4枚組 \3600
J・ブラームス:交響曲全集 ――
交響曲第1番ハ短調Op.68/同第2番ニ長調Op.73/同第3番へ長調Op.90
同第4番ホ短調Op.98/悲劇的序曲Op.81/ハイドンの主題による変奏曲Op.98
大学祝典序曲Op.80
マレク・ヤノフスキ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
ポーランドの名匠ヤノフスキとイギリスの古豪ロイヤル・リヴァプール・フィ
ルのタッグが織り成す洗練されたブラームス!ブラームスはヤノフスキが得意
としているレパートリーでもあり、練りに練られた解釈には非常に定評がある。
CDRSB 204 2枚組 \2160
J・ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15/同第2番変ロ長調Op.83
ジョン・リル(ピアノ)、ジェームズ・ロッホラン(指揮)、ハレ管弦楽団
1970年チャイコフスキー国際コンクールの覇者である名手ジョン・リルと、
日フィルへの客演で日本でもお馴染みのマエストロ、ロッホランによるブラ
ームスが装いも新たに新装再リリース。
CDRSN 3069 \1080
夏-コレクション・オヴ・シーズナル・クラシッス ――
A・ヴィヴァルディ:《四季》より 夏
J・ロドリーゴ:夏の協奏曲
S・プロコフィエフ:夏の日Op.65
クリストファー・ガンニング:夏の午後
F・ディーリアス:夏の歌
G・ガーシュウィン:サマータイム
様々なアーティスト
早くも夏到来!?四季を辿るシリーズも第3弾に突入。「夏」というテーマに
沿いながらも、独特な選曲によるカップリングが特徴のコンピレーション盤。
<Globe>
GLO 5213 \2180
W・A・モーツァルト:
フルート協奏曲第1番ト長調K.313/同第2番ニ長調K.314
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
マーテン・ルート(フルート)、長澤真澄(ハープ)、
アンサンブル・シェーンブルン
85年という歴史を持ち、オランダの鬼才フェルトホーフェンが率いるオラン
ダのバロック・オーケストラ、オランダ・バッハ協会で主席フルート奏者を
つとめるマーテン・ルートによるモーツァルト・アルバム!
ルートは、2001年までの10年間アニマ・エテルナの主席奏者をつとめていた
経歴を持つなど、バロック・フルートのスペシャリストとして知られている。
K.299では日本のハープ奏者、長澤真澄が共演として録音に参加するなど、
ピリオド楽器ファン注目の1枚!
GLO 5211 \2180
G・F・テレマン:
リコーダー・ソナタ へ長調TWV41:F2/同変ロ長調TWV41:B3/
同へ短調TWV41:f1/同ハ長調TWV41:C2/同ニ短調TWV41:d4/
同ハ長調TWV41:C5/同へ短調TWV41:f2
サスキア・コーレン(リコーダー)、
マルグリット・ティンデマンス(ヴィラ・ダ・ガンバ)、
ペーター・ワッコーン(チェンバロ)
Tサスキア・コーレンはオランダのスヴェーリンク音楽院でケース・ブッケと
ワルター・ファン・ハウヴェという2人の名手からリコーダーの指導を受けた
オランダの女流リコーダー奏者。
キングズ・コンソートやオランダ・バッハ協会といった名立たるバロック・
オーケストラにも参加しており、ベネルクス三国の音楽や中世の音楽をレパ
ートリーとしており今後の更なる活躍が期待されている。
<Musique En Wallonie>
MEW 0528-0531 4枚組 \8720
ウジェーヌ・イザイに献呈されたヴァイオリン・ソナタ ――
ギュスターヴ・サマズィーユ(1877-1967):
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864-1955):
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
C・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
アルベリク・マニャール(1865-1914):
ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.13
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.23
シルヴィオ・ラザリ(1857-1944):ヴァイオリン・ソナタOp.24
ギョーム・ルクー(1870-1894):ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ヨゼフ・ヨンゲン(1873-1953):ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.27
アンドリュー・ハーディ(ヴァイオリン)、
ウリエル・ツァショル(ピアノ
ベルギーの生んだヴァイオリンの世界的巨匠であり、様々な作品を残したウ
ジェーヌ・イザイのために作曲され献呈されたヴァイオリン・ソナタの数々
を集めたベルギーのレーベルならではの好企画盤。
イザイが初演を行ったフランクやルクーのヴァイオリン・ソナタから、ヨン
ゲン、ロパルツ、ヴィエルヌなど様々な作曲家の名前が見られる。
ヴァイオリンのハーディは15歳でボルチモア交響楽団との共演を行い、ブル
ッフのヴァイオリン協奏曲第1番でデビュー。1985年から87年までテキサスの
フォートワース交響楽団のヴァイオリン奏者をつとめ、その後はフォルクヴァ
ンク室内管弦楽団、ヴュルテンベルク室内管弦楽団なヨーロッパで活躍。現
在はブリュッセルを拠点にソリスト、室内楽奏者として活躍中のヴァイオリ
ン奏者である。
MEW 0525 \2180
マルガレータの甘い憂鬱 ――
作曲者不詳(ストリッケルス編):
Roti boully ioyeulx、La danse de Claves
ジョスカン・デ・プレ:美しき人よ、あなたの愛のために
アントワーヌ・ブルヒア:
Vray Dieu qui me confortera、この上もない悲しみに
アレクサンドル・アグリコラ:Et qui la dira dira
ルイ・ミラン:5声のパヴァーヌ
ピエール・ド・ラ・リュー:Pourquoy tant me fault il
ヤコブ・オブレヒト:Si sumpsero/他 全20曲
カピラ・フラメンカ
ベルギーの中世&古楽音楽のスペシャリストとして活躍中のヴォーカルとピリ
オド楽器によるアンサンブル、カピラ・フラメンカがオーストリアのマルガレ
ータの生涯をラ・リュー、オブレヒト、ジョスカン、イザークらの作品で綴る
音楽物語。