クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

14-07 No.1

2014年07月04日 15時54分27秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2014年7月新譜 5点発売★
発売予定:2014年7月下旬 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3504
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
(カデンツァ:クライスラー)
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ルツェルン祝祭管弦楽団
英 HMV DB9444S/8
(1949年8月29-31日ルツェルン、クンストハウス録音)
大指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)は1945年のドイツ敗
戦後、戦時中のナチス協力を疑われ、1947年4月まで演奏活動が禁止されたが、
1947年8月にルツェルン音楽祭に登場した。以降亡くなる1954年まで毎年来演
した。ソリストのユーディ・メニューイン(1916-1999)はフルトヴェングラー
のナチス協力疑惑を晴らす証言で、大指揮者の弁護にあたった。この演奏は
LPでも発売されていたためSPレコードの存在がほとんど知られていなかっ
たが、今回の復刻でSPレコードならではの感動的な音楽が蘇った。このシリ
ーズで同じ顔合わせのベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(1947年録音)が出
ている(78CDR-3136)。

78CDR-3505
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
(カデンツァ:クライスラー)
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
米 COLUMBIA 13140/44-D(Set:MM985)
(1950年11月5日フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック録音)
ジノ・フランチェスカッィ(1902-1991)はフランスの名ヴァイオリニスト。マル
セイユに生まれ、ヴァイオリニストの父親とその門下生だった母親の手ほどき
を受けて研鑽を積み、5歳でリサイタルを開き10歳でベートーヴェンのヴァイオ
リン協奏曲を公開演奏した。一時法律家を志したが父親の早逝でヴァイオリニ
ストになる決意をし、1924年にパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番でパリ・
デビュー、その後ジャック・ティボー(1880-1953)の薫陶を得た。1939年アメリ
カにデビュー、そのままニューヨークに定住した。指揮者のユージン・オーマ
ンディ(1899-1985)はブダペスト生まれ。ブダペスト音楽院で名ヴァイオリニ
スト、イェネ・フバイ(1858-1937)に師事した。ヴァイオリニストとして活動を
始めたが、その後指揮者に転向し、1938年レオポルド・ストコフスキー(1882-
1977)の後任としてフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任した。この録音
はLP時代に行われたため、SPレコードの存在がほとんど知られていなかっ
た。クライスラー=ブレッヒのこの曲(78CDR-3090)に比肩する名演で、LPで
は聴けなかった輝かしいヴァイオリンは見事。



78CDR-3506
クライスラー未発表録音集
(1)ラヴェル:ハバネラ形式の小曲
(1929年12月16日録音)
(2)クライスラー:ハバネラ
(1928年11月30日録音)
(3)チャイコフスキー:カンツォネッタ-ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35より
(1924年1月24日録音)
(4)ドヴォルザーク:ユモレスク
(1914年3月31日録音)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン) (1)-(3)、(ピアノ) (4)
カール・ラムソン(ピアノ) (1)-(3)
米 VICTOR テストプレス(白レーベル)
フリッツ・クライスラー(1875-1962)がRCA VICTORに録音した未発売演奏を集
めたもの。録音年代はさまざまで(1)と(2)は電気録音、(3)と(4)はラッパ吹き
込み。珍しいのは(4)の「ユモレスク」でクライスラーがピアノを弾いている。
クライスラー・ファンは必聴盤。

33CDR-3507
J.S.バッハ:伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(1)
ソナタ第1番ト短調 BWV1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
ソナタ第2番イ短調 BWV1003
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
米 CAPITOL PCR-8370
(1954年3月26 & 31日、ニューヨーク46丁目、キャピトル・スタジオA録音)

33CDR-3508
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(2)
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
米 CAPITOL PCR-8370
(1954年3月26 & 31日、ニューヨーク46丁目、キャピトル・スタジオA録音)
ナタン・ミルシテイン(1904-1992)はロシアのオデッサに生まれ、11歳でサンク
トペテルブルク音楽院に入学、名教師レオポルド・アウアー(1845-1930)に師事
した。1929年にアメリカにデビュー、1942にアメリカの市民権を得た。ミルシ
テインは1935年、アメリカ・コロンビアのSPレコードに「無伴奏パルティー
タ第2番」(78CDR-3080)を録音していた、LP時代になってからのソナタとパル
ティータ全6曲の第一回目の録音である。このシリーズでは全6曲のLP録音は
1948年のジョルジュ・エネスコ(33CDR-3384/5)、1949年録音のアレクサンダー
・シュナイダー(33CDR-3307/8)、1952年録音の彎曲弓を使ったロルフ・シュレ
ーダー(33CDR-3412/3)、1955年録音のヘンリク・シェリングの第一回録音
(33CDR-3464/5)、1955-6年録音のヨーゼフ・シゲティ(33CDR-3484/5)が出てい
てる。聴き較べに興味をそそられる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする