クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-04 No.31

2012年04月29日 16時58分22秒 | Weblog
<MEMBRAN>
内容詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2012_05.html

DOCUMENTS 233478 10枚組 ¥1080
ルドルフ・ゼルキン:名演集

DOCUMENT 233479 10枚組 ¥1080
ヴィルヘルム・ケンプ:名演集

DOCUMENTS 233551 10枚組 ¥1080
モンテヴェルディ:作品集

NCA 60247 ¥1650
Seelenvogel/Meininger Trio

NCA 60253 ¥1650
Bella fiamma del mio cor/concerto con voce
Giovanni Battista di Ferrandini IN QUESTO CORE

DOCUMENTS 231730 4枚組 ¥1080
Klemperer in Concert/Otto Klemperer

ACANTA 233352 4枚組 ¥1850
Ingeborg Hallstein/Das Lied der Nachtigall

ACANTA 233353 4枚組 ¥1850
Lucia Popp/The Unforgotten

DOCUMENT 233521 4枚組 ¥1080
SJoan Sutherland/La Stupenda

DOCUMENTS 233547 2枚組 ¥950
Bach: Sonatas and Partitas for Solo Violin/Yehudin Menuhin

ACANT 233552 ¥1000
AJose Carreras/Live - Comeback Concertos

ACANTA 233553 2枚組 ¥1050
Verona ”Live”/VA

ACANTA 233554 2枚組 ¥1050
Rene Kollo/Opernalbum

Ars Musici 233555 ¥950
Nun lasst uns froehlich sein/Regensburger Domspatzen




<Tactus>
内容詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2012_05.html

TC671301 ¥1080
Carlo Antonio Marino:Works for Strings and Continuo

TC901101 ¥1080
Lino Liviabella/Nino Rota :Viola and Piano Works




<AQUARIUS>
AQVR 328-2 ¥1550
トランスクリプションズ
シューベルト(1797-1828):
アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(フルートとピアノのための編曲版)
フランク(1822-1890):
ヴァイオリン・ソナタ イ長調(フルートとピアノのための編曲版)
プロコフィエフ(1891-1953):フルート・ソナタ ニ長調 Op.94
ニコライ・ポポフ(フルート)
ナタリア・フローロヴァ(ピアノ)
録音:2007年4月、ライヴ、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー小ホール
ヴァイオリン・パートをフルート用に書き換えられた作品(シューベルト、フ
ランク)と、後にフルート・パートをヴァイオリン用に書き換えられた作品(プ
ロコフィエフ)を並べたプログラム。

AQVR 336-2 ¥1550
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第9番ニ短調「合唱」Op.125(ロシア語歌唱)
ナタリア・シュピレル(ソプラノ)
ザーラ・ドルハーノヴァ(メゾソプラノ)
ニカンドル・ハナーエフ(テノール)
アレクサンドル・バトゥーリン(バス)
ロシア国立合唱団
国立合唱学校少年合唱団
ソヴィエト国立交響楽団
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
録音:1951年2月1日、放送ライヴ、モスクワ音楽院大ホール

AQVR 339-2 2枚組 ¥2300
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「皇帝の花嫁」
アレクセイ・イヴァーノフ(バリトン:グリャズノイ)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ:マルファ)
ヴェロニカ・ボリセンコ(メゾソプラノ:リュバーシャ)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス:ソバーキン)
アンドレイ・ソコロフ(テノール:ルイコフ)
アレクセイ・ゲーレヴァ(バス:マリュータ)
パーヴェル・チェーキン(テノール:ボメーリー)
オリガ・インサーロヴァ(メゾソプラノ:ドゥニャーシャ)
タチアヤ・トゥガリノヴァ(ソプラノ:ドムナ・サヴーロヴァ)
イヴァン・イオーノフ(バス:皇帝の暖炉焚き)
ラリーサ・ニキーチナ(メゾソプラノ:小間使い)
ヴィクトル・カルシスキー(テノール:若者)
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1958年6月20日、ライヴ、ボリショイ劇場、モスクワ
リムスキー=コルサコフ:
オペラ「皇帝の花嫁」から ルイコフのレチタティーヴォとアリア
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
サムイル・サモスード(指揮)
録音:1957年2月18日、ライヴ、(モスクワ音楽院?)大ホール

AQVR 345-2 ¥1550
オッフェンバック(1819-1880):
オペレッタ「青ひげ」(ロシア語歌唱・朗読;)
アナトーリー・オルフョーノフ(テノール:青ひげ男爵)
ヴァルヴァラ・グラードヴァ(ソプラノ:エルミオーヌ)
ニーナ・ポスターヴニチェヴァ(メゾソプラノ:ブレット)
イヴァン・カルタヴェンコ(テノール:ラウル)
ダニール・デミャーノフ(バリトン:ポポラーニ)
アンナ・マチューシナ(メゾソプラノ:ポポラーニの妻アンナ)
パーヴェル・ポントリャーギン(テノール:ボベーシュ王)
ゾーヤ・ムラートヴァ、リディア・カザンスカヤ(ソプラノ:青ひげの妻たち)
エンマヌイル・カミンカ(朗読)
モスクワ放送合唱団&管弦楽団
オニシム・ブロン(指揮)
録音:1950年、放送音源
朗読(ロシア語)が進行役を務めるラジオ放送版。

AQVR 347-2 ¥1550
アレクセイ・ヴェストロフスキー(1799-1862):オペラ「グロモボイ」(1854)
アレクセイ・コロリョフ(バス:グロモボイ)
オリガ・ピオトロフスカヤ(ソプラノ:ログネーダ)
ドミートリー・タルホフ(テノール:フセスラフ)
アントン・トカチェンコ(テノール:チェシコ)
クラウディア・コンスタンチノヴァ(ソプラノ:ミラーシャ)
アレクサンドル・チホーノフ(バリトン:フレーラフ)
トロフィム・アントネンコ(バス:スヴェン)
アレクサンドル・ポリャーコフ(バス:老人)
パーヴェル・ポントリャーギン(テノール:使者)
アレクサンドル・キセレフ(朗読)
モスクワ放送合唱団&管弦楽団
ゲンナジー・カッツ(指揮)
録音:1950年、放送音源
朗読が進行役を務めるラジオ放送版。
ドミートリー・タルホフが歌う
グリンカ(1804-1857):勝者
ダルゴムイシスキー(1813-1869):年老いたバーバ/酒宴の歌(#)
アレンスキー(1861-1906):吟遊詩人
キュイ(1835-1918):燃やされた手紙/望み
チャイコフスキー(1840-1893):情熱は過ぎ去り(二重唱)(*)
シューマン(1810-1856):敵同士となった兄弟/イダルゴ
ポンキエッリ(1834-1886):
オペラ「ジョコンダ」から エンツォとバルナバの二重唱(+)
ドミートリー・タルホフ(テノール)
ソフィア・キセーレヴァ(ソプラノ(*))
ヴラディーミル・ザハーロフ(バリトン(+))
男声合唱団(#)
ナウム・ヴァリテル(ピアノ(+/#以外)
モスクワ放送交響楽団(+)
サムイル・サモスード(指揮(+))
オリガ・ピオトロフスカヤが歌う
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「セルヴィリア」から セルヴィリアとイグナツィオの二重唱
チャイコフスキー:オペラ「マゼッパ」から マリアとマゼッパの場面
オリガ・ピオトロフスカヤ(ソプラノ)
パーヴェル・リシツィアン(バリトン)
モスクワ放送交響楽団
オニシム・ブロン(指揮)

AQVR 350-2 2枚組 ¥2300
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「金鶏」
アレクセイ・コロリョフ(バス:ドドン王)
パーヴェル・チェーキン(テノール:グヴィドン王子)
レヴォン・ハチャトゥロフ(バリトン:アフロン王子)
セルゲイ・クラソフスキー(バス:ポルカン大臣)
アントニーナ・クレシチェーエヴァ(メゾソプラノ:アメルファ)
パーヴェル・ポントリャーギン(テノール:占星術師)
ナジェジダ・カザンツェヴァ(ソプラノ:シェマハの女王)
リーナ・シュハート(ソプラノ:金鶏)
モスクワ放送合唱団&管弦楽団
アレクサンドル・ガウク(指揮)
録音:1951年
初出音源と表示されています。
リムスキー=コルサコフ:
オペラ「金鶏」からの組曲(4つの音画;グラズノフ&シテインベルク改訂版)
ボリショイ交響楽団
ニコライ・ゴロヴァーノフ(指揮)
録音:1950年
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):オペレッタ「こうもり」から
ロザリンデとアルフレートの二重唱(*)/ロザリンデのチャルダーシュ
ナジェジダ・カザンツェヴァ(ソプラノ)
ゲオルギー・ヴィノグラードフ(テノール(*))
モスクワ放送交響楽団
L・ピアティゴルスキー(指揮)
録音:1941年

AQVR 351-2 2枚組 ¥2300
グリンカ(1804-1857):
オペラ「イヴァン・スサーニン」から 第1・3・4幕(抜粋)
マルク・レイゼン(バス:イヴァン・スサーニン)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ:アントニーダ)
イリーナ・ソコロヴァ(アルト:ヴァーニャ)
ゲオルギー・ネレップ(テノール:ソビーニン)
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
ヴァシーリー・ネボリシン(指揮)
録音:1950-1951年
マルク・レイゼンが歌うロシア歌曲集
カリンニコフ(1866-1901):古墳にて
バラキレフ(1837-1910):砂漠
ユーリー・シャフノフスキー(1866-1930):
もし晴れた日に/亜麻を織ることに何の名誉があるのか?(*)
チャイコフスキー(1840-1893):ナイチンゲール
フョードル・ケーネマン(1873-1937):王が戦いに赴くとき
マルク・レイゼン(バス)
A・マカーロフ(ピアノ(*以外))
ナウム・ヴァリテル(ピアノ(*))
録音:1946、1950、1951年
グリンカ:オペラ「イヴァン・スサーニン」から 森の場面(第4幕)
スサーニンのアリア/レチタティーヴォとフィナーレ
マルク・レイゼン(バス)
合唱団&管弦楽団
サムイル・サモスード(指揮)
録音:1942年

AQVR 353-2 ¥1550
ミハイル・クラーセフ(1897-1954):オペラ「モロースコ」
アレクサンドル・ピゴロフ(バス:モロースコ)
イリーナ・マスレンニコヴァ(ソプラノ:ドゥーニャ)
ヴァシーリー・ヤクシェンコ(テノール:祖父)
アレクサンドラ・トゥルチナ(メゾソプラノ:女)
オストロフスカヤ(フロスカ)
レフ・ヤコヴレフ(バリトン:狼)
ニコライ・リトヴィノフ(朗読、ディレクター)
モスクワ放送児童向けアナウンス部門混声合唱団&管弦楽団
国立鉄道員文化会館児童合唱団
アレクサンドル・チュグノフ(指揮)
録音:1949年、放送音源
朗読が進行役を務めるラジオ放送版。

AQVR 356-2 2枚組 ¥2300
ウェーバー(1786-1826):オペラ「魔弾の射手」(ロシア語歌唱)
ドミートリー・タルホフ(テノール:マックス)
コンスタンチン・ポリャーエフ(バス:カスパル)
フセヴォロド・チュチュンニク(バス:クーノー)
リーナ・シュハート(ソプラノ:アガーテ)
ゾーヤ・ムラートヴァ(ソプラノ:エンヒェン)
レヴォン・ハチャトゥロフ(バリトン:オットカール)
アレクセイ・コロリョフ(バス:隠者)
グーゴ・ティツ(バリトン:キリアン)
アレクサンドル・キセレフ(朗読)
モスクワ放送合唱団&管弦楽団
アレクサンドル・オルロフ(指揮)
録音:1946年、放送音源
朗読(ロシア語)が進行役を務めるラジオ放送版。
ベートーヴェンの歌曲とウェーバーの歌曲、オペラ・アリア(全6曲)
コンスタンチン・ポリャーエフ(バス)
ヴェロニカ・ボリセンコ(メゾソプラノ)
エレーナ・シュミーロヴァ(ソプラノ)
ナウム・ヴァリテル、N・コロリコフ(ピアノ)
オニシム・ブロン(指揮)
録音:1948、1951、1952年

AQVR 359-2 2枚組 ¥2300
ザハリ・パリアシヴィリ(1871-1933):オペラ「たそがれ」(1923)
レフ・アシュキナージ(テノール:マルハス)
レヴォン・ハチャトゥロフ(バリトン:キアゾ)
リーナ・シュハート(ソプラノ:マーロ)
ニーナ・アレクサンドリースカヤ(メゾソプラノ:ナーノ)
ゲオルギー・ゴギチャーゼ(バス:ツァンガラ)
セルゲイ・フォミチェフ(テノール:ティート)
モスクワ放送合唱団&交響楽団
オニシム・ブロン(指揮)
録音:1938年
タネーエフに師事したグルジアの作曲家・民謡収集家・音楽教師、パリアシ
ヴィリの代表作。初出音源と表示されています。
グルジアのアリアと歌曲集
ザハリ・パリアシヴィリ:オペラ「たそがれ」から(*)
マルハスの歌(第1幕)
ダヴィト・バドリーゼ(テノール) 不明伴奏者(ピアノ)
キアゾのアリア(第2幕)
ダヴィト・ガムレケリ(バリトン) アレクサンドル・オルロフ(指揮)
マルハスのアリア(第1幕)
イヴァン・コズロフスキー(テノール) P・ニキーチン(オルガン)
M・スミルノヴァ、N・コチューリナ(ハープ)
ドミートリー・アラキシヴィリ(1873-1953):グルジアの丘にて/村にて
グリンカ(1804-1857):
私のために歌わないで、美しい人よ(グルジアのメロディ)
エレーナ・カトゥリスカヤ(ソプラノ) B・ユルタイキン(ピアノ)
バラキレフ(1837-1910):グルジアの歌
イリーナ・マスレンニコヴァ(ソプラノ) A・マカーロフ(ピアノ)
グルジア民謡:スリコ
ヴァレリア・バルソヴァ(ソプラノ) S・マツーセヴィチ(ピアノ)
グルジア民謡:ツィツィナテラ/ナーナ
ヴェーラ・ダヴィドヴァ(メゾソプラノ)
A・ヴラーソフ(チェロ) A・エローキン(ピアノ)
ヴィクトル・ドリーゼ(1890-1933):
オペラ「ケートとコーテ」から レヴァンの歌
ダヴィト・ガムレケリ(バリトン) アレクサンドル・コヴァーレフ(指揮)
録音:1930-1950年/ダヴィト・バドリーゼの家族所有の音源(*)




<THE HORN ORCHESTRA OF RUSSIA>
HORNS 1 ¥1550
ロシア・ホーンズ・オーケストラ
デンツァ(1846-1922):フニクリ・フニクラ
J・S・バッハ(1685-1750):アリア
サン=サーンス(1835-1921):白鳥
ヴァーツラフ・トロヤン(1907-1983):かえるのロマンス
ロシア民謡:夕べの鐘
伝承曲:近衛プレオブラジェンスキー連隊行進曲
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「ウィリアム・テル」序曲
ヴラディーミル・ヴァヴィロフ(1925-1973):カッチーニのアヴェ・マリア
ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲第5番
レモ・ジャゾット(1910-1998):アルビノーニのアダージョ
ラヴェル(1875-1937):ボレロ
ロシア・ホーンズ・オーケストラ
セルゲイ・ポリャニチコ(指揮)
録音:データ記載なし
セルゲイ・ポリャニチコが1996年、サンクトペテルブルクで創設したロシア・
ホーンズ・オーケストラの自主制作盤。十数人のメンバーがひとり一本から数
本のホーン(単音の金管)を担当し、ハンドベル合奏のように音楽を奏で、トラ
ンペット、トロンボーン、ホルンのソロが加わります。詳しくはロシア・ホー
ンズ・オーケストラのウェブサイト http://horns.ru/をご覧ください。
本体・外装に規格番号表示はございません。ご注意ください。




<JIMMY CLASSIC>
OM 03-107 ¥1550
【未案内旧譜】
マクシム・ヴェンゲーロフ
モーツァルト(1756-1791):アダージョ ホ長調 K.261(*)
ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814-1865):
無伴奏ヴァイオリンのための練習曲第6番
(「夏の名残りのばら」による変奏曲)
サン=サーンス(1835-1921):ハバネラ ホ長調 Op.83(*)
ショスタコーヴィチ(1906-1975)/ドミートリー・ツィガーノフ(1903-1992)編曲:
24の前奏曲 Op.34 より Nos.2,6,12,13,17-22(*)
シチェドリン(1932-):無伴奏ヴァイオリンのためのエコー・ソナタ(1984)(#)
ヴィラディスラフ・ウスペンスキー(1937-2004):
ファンタスマゴリア(2つのヴァイオリンと管弦楽のための)(+)
マクシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)
イリーナ・ヴィノグラードヴァ(ピアノ(*))
アルカディ・グートニコフ(ヴァイオリン(+))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(+)
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮(+))
録音:1986年6月11日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール(+/#以外)
/1987年、モスクワ(#)
1989年4月15日、ライヴ、レニングラード・フィルハーモニー大ホール(+)




<VISTA VERA>
VVCD 00238 ¥1550
ボリショイ劇場のソリストたち Vol.1 パーヴェル・リシツィアン
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「アイーダ」から アイーダとアモナストロの二重唱
ナタリア・ソコロヴァ(ソプラノ)
ボリショイ劇場管弦楽団 アレクサンドル・メリク=パシャーエフ(指揮)
オペラ「仮面舞踏会」から レナートのアリオーソ/レナートの場面とアリア
KRI交響楽団 オニシム・ブロン(指揮)
オペラ「椿姫」から ジェルモンのアリア/ジェルモンとヴィオレッタの場面(*)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ(*))
ソヴィエト国立交響楽団 アレクサンドル・オルロフ(指揮)
グノー(1818-1893):オペラ「ファウスト」から
ファウスト、メフィストフェレスとヴァランティンの三重唱(*)
ヴァランティンの死/ヴァランティンのカヴァティーナ
イヴァン・コズロフスキー(テノール(*)) アレクセイ・ピゴロフ(バス(*))
ボリショイ劇場管弦楽団 ヴァシーリー・ネボリシン(指揮)
レオンカヴァッロ(1857-1919):
オペラ「道化師」から プロローグ/シルヴィオとネッダの二重唱(*)
ナタリア・スピレル(ソプラノ(*))
ボリショイ劇場管弦楽団 アレクサンドル・メリク=パシャーエフ(指揮)
プッチーニ(1858-1924):
オペラ「ラ・ボエーム」から ロドルフォとマルチェッロの二重唱
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
モスクワ放送交響楽団 サムイル・サモスード(指揮)
パーヴェル・リシツィアン(バリトン)
パーヴェル・リシツィアン(1911-2004)はアルメニア系ロシアのバリトン。1940
からステージを引退する1966年までボリショイ劇場のソリストを務めました。




<ARS VIVENDI>
AV 2100175 ¥1450
グリーグ(1843-1907):
ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.8
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13
エゴン・モルビッツァー(ヴァイオリン)
ミヒャエル・シュテッキヒト(ピアノ)
録音:1988年

AV 2100196 ¥1450
コントラバスのための希少な作品集
ロッシーニ(1792-1868):チェロとコントラバスのための二重奏曲ニ長調
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):
ヴィオラ、チェロとコントラバスのためのディヴェルティメント変ホ長調
フランソワ・クープラン(1668-1733):
ヴィオラ・ダ・ガンバとコントラバスのための二重奏曲ト長調
ヤン・クシチテル・ヴァンハル(1739-1813):
ヴァイオリン、ヴィオラとコントバラスのためのディヴェルティメント ト長調
バルバラ・ザンデルリング(コントラバス)
コンラート・オーター(ヴァイオリン)
ヘルムート・レッヘル(ヴィオラ)
ロルフ・デーラー(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:1985年
バルバラ・ザンデルリングは指揮者クルト・ザンデルリングの夫人でシュテ
ファンとミヒャエルの母親。

AV 2100202 ¥1450
ギュンター・ラミン オルガン・コンサート 1946-1951
J・S・バッハ(1685-1750):
前奏曲、ラルゴ(BWV529から)とフーガ ハ長調 BMW545
トッカータとフーガ ヘ長調 BMV540
レーガー(1873-1916):
コラール「暁の星のなんと美しいことか」による幻想曲 Op.40 No.1
トッカータとフーガ ニ短調 Op.129 Nos.1-2
ギュンター・ラミン(オルガン)
録音:1946-1951年
ギュター・ラミン(1898-1956)は、ライプツィヒ聖トーマス教会の音楽監督(ト
ーマカントル)を務めた(1940-1956)ドイツのオルガニスト・指揮者。

AV 2100203 ¥1450
美しいニンファ マドリガル集
ルーカ・マレンツィオ(1553頃-1599):
La bella Ninfa mia / Leggiadre Ninfe e pastorelli amanti
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594):
I vaghi fiori e lamorose fronde
ヤコブ・アルカデルト(1514-1557):Il bianco e dolce cigno
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
Lasciate mi morire / Ecco mormorar l'onde
カルロ・ジェズアルド(1566-1613):
Moro lasso al mio duolo / Dolcissima mia vita
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):Ride la primavera Op.1 SWV7
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):Matona mia cara
ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ(1556-1622):Speme amorosa
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):Prado verde y florido
アロンソ・ムダラ(1510-1580):Recuerde el alma dormida
レオンハルト・レヒナー(1553-1606):
Herzlich tut mich erfreuen / Gott b'hute dich
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):Tritt auf den Riegel vor der Tur
ハンス・レオ・ハスラー(1564-1612):Ach Lieb, ich tu dir klagen
不詳(16世紀ドイツ):Ich sag ade
クレマン・ジャヌカン(1485-1558):Le Cocu
オルランドゥス・ラッスス:Bon jour, mon coeur
ピエール・パスロー(活躍:1509頃-1547頃):Il est bel et bon?
トマス・モーリー(1557-1602):
It was a lover and his lass / Now is the month of Maying
ジョン・ファーマー(1570頃-1601頃):Fair Phyllis I saw sitting all alone
ジョン・ウィルビー(1574-1638):Adieu, sweet Amaryllis
オーランド・ギボンズ(1583-1625):The Silver Swan
ジョン・ベネット(1575頃-1614):Weep, O mine eyes
ハレ・マドリガリステン
アンドレアス・ゲプフェルト(指揮)
録音:1987年

AV 2100209 ¥1450
ブラームス(1833-1897):歌曲集
調べのように私を通り抜ける Op.105 No.1/私たちはさまよい歩いた Op.96 No.2
早くおいで Op.97 No.5/別れ(起きよ、起きよ)/別れ Op.97 No.6
私は悲しみ、黙ってあちこち忍び歩く Op.32 No.3/嘆き Op.105 No.3
月夜/セレナード Op.106 No.1/湖上で Op.59 No.2
ご機嫌いかが、私の女王様 Op.32 No.9/永遠の愛について Op.43 No.1
野の寂しさ Op.86 No.2/見知らぬ土地で Op.3 No.5
もうお前の所へは行かない Op.32 No.2/墓地にて Op.105 No.4
4つの厳粛な歌 Op.121
ジークフリート・ローレンツ(バリトン)
ノーマン・シェトラー(ピアノ)
録音:1989年、ルカ教会、ドレスデン、ドイツ

AV 2100237 ¥1450
パウル=ハインツ・ディートリヒ(1930-):
「迫奏(ストレッタ)」(パウル・ツェランの詩による、ソプラノ、6人の歌唱者、
6人の器楽奏者、管弦楽、録音テープとライヴ・エレクトロニクスのための)
ジグーネ・フォン・オステン(ソプラノ)
声楽&器楽アンサンブル
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
録音:1988、ルカ教会、ドレスデン、ドイツ

AV 2100253 ¥1450
コントラバッソ・クラシック・カンタービレ
カザルス(1876-1973):鳥の歌(カタルーニャ民謡)
フォーレ(1845-1924):夢の後で Op.7 No.1
グラナドス(1867-1916):間奏曲
クヌート・ギュトラー(1943-):グリーンスリーヴズによる変奏曲
グリエール(1874-1956):間奏曲 Op.9 No.1
ブルッフ(1838-1920):コル・ニドライ Op.47
ヨハン・マティアス・シュペルガー(1750-1812):
コントラバスとピアノのための組曲ロ短調(*)
ニーノ・ロータ(1911-1979):ディヴェルティメント・コンチェルタンテ(*)
クラウス・トルンプ(コントラバス)
ウーヴェ・ブラント(ピアノ(*以外))
クラウス・キルバッハ(ピアノ(*))
録音:1994年12月(*以外)/1998年4月(*)

AV 2100256 ¥1450
4つのコントラバスのための超絶技巧曲&名曲集
ボッテジーニ(1821-1889):愛の情熱
J・S・バッハ(1685-1750)/
ホルスト・シュトロガリー&クラウス・トルンプ(1940-)編曲:
管弦楽組曲第3番ニ長調 BMV1068 より アリア
ヴィヴァルディ(1678-1741):「四季」より
「春」第1楽章/「春」第2楽章/「秋」第1楽章
グリエール(1874-1956):間奏曲 Op.9 No.1(*)
パガニーニ(1782-1840):ロッシーニのオペラ「モーゼ」の主題による幻想曲
ダニエル・ファン・フンス(1858-1904):スケルツォ Op.12 No.2(*)
フランシス・レイ(1932-)/
ミロシュラフ・ガイドシュ&クラウス・トルンプ編曲:男と女
ロナルド・ビンジ(1910-1979):エリザベス=セレナード
フランソワ・ラバト(1931-):スペインのオード(+)
フランソワ・ラバト/クラウス・トルンプ:ゴブリン
ハチャトゥリアン(1903-1978):バレエ「ガヤネ」より 剣の舞
バッソニア・アモローザ
ジュジャンナ・ユハース、パク・テプン、ヘレナ・メゼイ、
サンドラ・ツヴィトコヴァツ、マルティナ・ツィマーマン(コントラバス)
ミリアナ・チェルニャフスカヤ(ピアノ(*))
録音:1998年11月、1999年2月、ミュンヘン音楽大学、ドイツ
(*)はコントラバス独奏とピアノ、(+)はコントラバス独奏。
(*)(+)および特記以外はクラウス・トルンプによる編曲。

AV 2100257 ¥1450
ヨハン・マティアス・シュペルガー(1750-1812):コントラバス作品集
コントラバスと弦楽四重奏のためのロマンス嬰ハ短調 T.26(*)
コントラバスとピアノのためのソナタ変ホ長調(+)
コントラバスとヴィオラのための二重奏曲 T.37(#)
フルート、ヴィオラ、コントラバスと管弦楽のための協奏曲ニ長調 T.4(**)
クラウス・トルンプ(コントラバス)
アンドレ・ジョネ(フルート(**))
マンフレート・シューマン(ヴィオラ(#))
深井碩章(ヴィオラ(**))
雄倉恵子(ピアノ(+))
ベルリン弦楽四重奏団(*)
草津国際音楽祭管弦楽団(**)
ローラント・バーダー(指揮(**))
録音:1986年、キリスト教会、ベルリン(*)/1981年(+/#)、1983年(**)、日本
(+)(#)(**)の録音データには「カメラータ・トウキョウ」と記されており、
これらはカメラータ・トウキョウのCDと同一音源の可能性があります。





<POLSKIE NAGRANIA>
PNCD 1388 2枚組 ¥3150
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「ジョヴァンナ・ダルコ(ジャンヌ・ダルク)」(1845)
ヴィオレッタ・ホドロヴチ(ソプラノ:ジョヴァンナ)
アンドレア・ジョヴァンニーニ(テノール:カルロ7世)
アルトゥル・ルチンスキ(バリトン:ジャコモ)
ミコワイ・アダムチャク(テノール:デリル)
アダム・パルカ(バス:タルボ)
ポズナン大劇場合唱団
マリウシュ・オット(合唱指揮)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
ウーカシュ・ボロヴィチ(指揮)
録音:2010年11月6日、ライヴ、アダム・ミツキェヴィチ大学講堂、ポズナン、
ポーランド
全100ページのブックレットにポーランド語と英語の解説、イタリア語の歌詞
とポーランド語訳を記載(英語訳はありません)。

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12-04 No.30

2012年04月27日 19時45分34秒 | Weblog
<LPO>
LPO-0063 ¥1750
エリザベス女王即位60周年イベント
テムズ川・ダイアモンド・ジュビリー・ページェント-公式アルバム
1.ウォルトン(1902-1983):行進曲「宝玉と勺杖」
2.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):グリーンスリーヴスによる幻想曲
3.エリック・コーツ(1886-1957):組曲「ロンドン」-ナイツブリッジ行進曲
4.ギルバート&サリヴァン:喜歌劇「戦艦ピナフォア」序曲
5.BBC Radio 4-テーマ音楽
6.アーノルド(1921-2006):行進曲「パドストー・ライフボート」
7.ヴァンゲリス:「炎のランナー」-テーマ
8.グレインジャー(1882-1961):カントリー・ガーデン
9.ウォルトン:組曲「ヘンリー5世」-序曲:グローブ座
10.エリック・コーツ:ダム・バスターズ-行進曲
11.エルガー(1857-1934):変奏曲「エニグマ」-ニムロッド
12.ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」-木星
13.モンティ・ノーマン:ジェームズ・ボンドのテーマ
14-17.ヘンリー・ウッド(1869-1944):「イギリスの海の歌によるファンタジア」より
〈小粋なアレトゥーサ/ジャックス・ザ・ラッド/見よ、勇者は帰る/ルール・
ブリタニア〉
18.エルガー:行進曲「威風堂々」第1番
19.ナショナル・アンセム(英国国歌)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
デヴィッド・パリー(指揮)
録音 2012年3月7.8日ロンドン ヘンリー・ウッド・ホール
現在、ロンドン・オリンピックでも盛り上がっていますが、忘れてはいけない
のが、この「エリザベス女王即位60周年」記念式典です。6月2日から6月5日ま
で国をあげて様々なイベントが行われ、とりわけ6月3日にはテムズ河を1000艇
の船やボートが下るという、壮観な催し物が予定されています。
このアルバムは、このイベントの公式アルバムです。イギリスを代表する名曲
をロンドン・フィルハーモニーが演奏するというもので、おなじみの「威風
堂々」やホルストの「ジュピター」、チャーミングなグレインジャーの「カン
トリー・ガーデン」などの伝統的な曲から、「炎のランナー」のテーマ、イギ
リスといえば007だよね・・・ということでジェームズ・ボンドのテーマなど
ゴキゲンな選曲がうれしいもの。最後は荘重にナショナル・アンセムで締めく
くられます。
当アルバムの売上の一部は、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を通じ「ダ
イアモンド・ジュビリー基金」へと寄付されます。




<TOCCATA>
TOCC0113 ¥2450
ハヴァーガル・ブライアン:管弦楽作品集 第2集
1-9.「誰かケリーを見なかった?」による交響的変奏曲
10-12.「トゥーランドット」から3つの小品
13.ファウストより「ファウストとメフィストフェレスの夜の騎行」
14.悲劇的前奏曲
15-20.組曲「トゥーランドット」(M.マクドナルド編曲)
BBCスコティッシュ交響楽団
ギャリー・ウォーカー(指揮)
録音 2009年6月25-26日グラスゴー・シティ・ホール
伝説的な作曲家として知られるブライアン(1876-1972)。彼は生涯に32曲の交響
曲を書き(最後の第32番は90歳を過ぎてからの作品!)他にも、オペラを始めと
した数多くの作品を残しています。彼は全部で8つのオペラを手掛けましたが、
そのうち2作は未完であり、1作は紛失したため、現在5作がカタログ上に存在し
ます。しかし、ほとんど上演されることがないので、耳にする機会もまずあり
ません。このアルバムには彼のオペラから派生した管弦楽作品を収録していま
す。トラック1-9の変奏曲は、オペラ「虎」の関連作品で、トラック14の悲劇的
前奏曲は、オペラ「チェンチ」の前奏曲として用意されたものです。どの曲も
驚くほど親しみやすく、また印象的であり、誰もが楽しめる作品となっています。

TOCC0121 ¥2450
ショスタコーヴィチ:戦線からの歌集
1.ロッシーニ:アルプスの羊飼いの娘
2.ベートーヴェン:スコットランドの酒の歌/3.ビゼー:カルメンからハバネラ
4.ヴェックリン:おかあさん、何が好き?
5.レオンカヴァッロ:仮面舞踏会から「アルレッキーノのセレナード」
6.ムソルグスキー:ゴパーク
7.ムソルグスキー:ソロチンスクの定期市から「ヒーヴリャの歌」
8.ムソルグスキー:ソロチンスクの定期市から「パラーシャのドゥムカ」
9.リムスキー=コルサコフ:サトコから「ノルマン人の歌」
10.ゴリヨフ:おかあさんに話しましょう
11.ゴリヨフ:小さなサラファン/12.イッポーリト・イワーノフ:岩の上に座る
13.グラク・アルテモヴシクィイ:
ドナウ川を越えたコサックから「カラースとオダールカの二重唱」
14.ダルゴムイシスキー:発熱
15.ダルゴムイシスキー:グレナダは霧に包まれる
16.ダルゴムイシスキー:ルサルカより「私たちの通りで」
17.ダルゴムイシスキー:ログダナより「コミック・ソング」
18.ヴェストフスキー:ジプシーの歌/19.プリッツカー:少女の歌
20.ドゥナエフスキー:陽気な仲間たちより「アニュタの歌」
21.ドゥナエフスキー:ベートーヴェン・コンサートより「なんと偉大な!」
22.ドゥナエフスキー:
キャプテン・グラントの子どもたちより「風よ、われらのために歌え」
23.ドゥナエフスキー:海の歌
24.ポクラシュ:さようなら
25.ダニル&ドミトゥリ・ポクラシュ:労働者の息子たちより「嵐の雲」
26.ミリューチン:私たちに触れるな/27.ブランテル:シチョルスの歌
ソロイスツ・オブ・ザ・ルスカーヤ
コンセルヴァトーリア・チャンバー・カペラ
録音 2010年1月4日.2月24日.4月18日モスクワ 聖ティーホンズ大学
1941年から1944年まで続いた「レニングラード包囲戦」。ドイツ軍がレニング
ラード(現在のサンクトペテルブルク)を900日近くに渡って包囲するも、市民は
ずっと耐え抜き、後にスターリンから「英雄都市」の称号が与えられたという
伝説的な戦闘です。その際、ショスタコーヴィチ(1906-1975)は前線で戦う兵士
たちのために、民謡からオペラ・アリアまで「有名な歌」をロシア語で歌える
ようにアレンジし、彼らの士気を高めるための貢献をしました。チェリストや
ヴァイオリニスト、歌手たちはトラックの荷台に乗り込みこれらの歌を面白お
かしく演奏。寒さと飢えに耐える軍隊に希望とユーモアを与えたのです。ショ
スタコーヴィチのアレンジャーとしての手腕が再確認できる1枚です。

TOCC0011 ¥2450
ホアキン・ニン=クルメル:神秘の交響曲
《神秘の交響曲》1-10.喜び/11-20.痛み/21-30.栄光
リチャード・ロバートソン(オルガン)/セント・マーティン室内合唱団
ティモシー・J・クリューガー(指揮)
録音 1997年10月12日コロラド
ホアキン・ニン=クルメル(1908-2004)はキューバ系スペイン人の作曲家、ピア
ニスト、指揮者で、彼の父ホアキン・ニンも有名な作曲家です。彼はベルリン
で生まれ、幼い頃は離婚した母に伴い、ニューヨークで生活。その後ヨーロッ
パにもどり、パリ音楽院で音楽を学びます。その後、マヌエル・デ・ファリャ
に師事することで、スペイン音楽のエッセンスを取り入れます。この「神秘の
交響曲」は1992年にフランス政府から委嘱された作品で、3部からなるタイトル
は、それぞれキリストの「誕生」「磔」「復活」を意味しています。グレゴリ
オ聖歌とオルガン演奏が交互になされ、メシアンを思わせる深い宗教性も感じ
させる力作です。

TOCC0043 ¥2450
ハンス・ガル:チェロのための作品集
1-3.無伴奏チェロ・ソナタ Op.109a(1982)…初録音
4-7.無伴奏チェロ組曲 Op.109b(1982)…初録音
8-10.チェロ・ソナタ Op.89(1953)
アルフィア・ナキプベコヴァ(チェロ)
ヤコプ・フィケルト(ピアノ…8-10のみ)
録音 2010年6月10-12日オークニー,パパ・ウェストレイ,ランド・アート…1-7,
2010年11月17日プルボロー,チャンプ・ヒル,ミュージック・ルーム…8-10
ウィーン生まれのハンス・ガル(1890-1987)はウィーンで音楽学を専攻、ウィー
ン大学で音楽理論の講師として後進の指導にあたります。しかし、戦争の影が
色濃くなる頃、ナチスの迫害を逃れエディンバラに移住、この地に定住し、平
穏な生涯を送りました。イングランドの地にあっても、彼はいつもウィーンに
思いを馳せていたようで、彼の根底にはシューベルトやブラームスへの思いが
あり、いつの時代にあっても旋律を重視し、美しい音楽を生涯愛したのでしょ
う。1982年、92歳の時の作品である2つの無伴奏チェロ作品にも、さりげなく
甘いウィーン風の味付けをすることを忘れていません。

TOCC0083(SACD-Hybrid) ¥2450
カレル・ライナー:チェロのための作品集
1-3.チェロ協奏曲 Op.34(1941-1943)…世界初演時のライブ収録
4-6.ソナタ・ブレヴィス Op.39(1946)
7-8.エレジーとカプリッチョ(1957/1960改編)
9-12.ヴィオラとピアノのための詩(オリジナル・ピッチによるチェロでの演奏)
※全て初録音
セバスティアン・フォロン(チェロ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(…1-3)
ズデニェク・マーカル(指揮…1-3)
マッティ・ラエカッリオ(ピアノ…4-12)
録音 2010年12月2-3日プラハ,ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール,
2011年6月20-21日ニューヨーク ヤマハ・スタジオ
カレル・ライナー(1910-1979)はボヘミア、ジャテツ生まれ、20世紀チェコに
おける最大の作曲家の一人です。父ヨセフはジャテツのカントールであり、彼
は幼少の頃から音楽に親しんでいましたが、大学では法律を学び、1934年に博
士号を取得しました。並行して個人的にアロイス・ハーバに作曲を学び、4分
音の理論をマスターしています。その後、ヨゼフ・スークに管弦楽法を師事し
ますが、他の例に漏れず、彼もナチスの迫害に会い、テレジンの強制収容所に
送られますが、奇跡的に生き残り、終戦後も音楽家として活動を続けたのです。
このチェロ協奏曲は収容所に抑留される前に完成させたもので、ずっと演奏さ
れる機会がありませんでしたが、ようやく2010年になって、名チェリストフォ
ロンと、チェコが誇る指揮者マーカルの手によって初演、収録されたのが、こ
のアルバムとなります。新古典派とはまた違う独特の音は、この知られざる
曲家の真価を知る手がかりとなるでしょう。

TOCC0084 ¥2450
テレマン:音楽による礼拝 第4集:6つのカンタータ
1-3.降臨節第3日曜日「日の明るい光の前に」TVWV1:1483
4-6.顕現日のカンタータ「あなたは人々の声を聞く」TVWV1:921
7-9.聖マリアの御潔めの祝日のためのカンタータ「現れよ、神よあなたの神殿
に」(TVWV 1:471/10-13.六旬節日曜日「私は何を褒め称えようか?」
TVWV1:1521/14-16.復活祭前4週間の日曜日「愛の中を歩む」TVWV1:1498
17-19.復活祭の第1日「ソドムの毒持つ果実への道」TVWV1:1534
ベルゲン・バロック
録音 2007年4月23-27日ノルウェー
TOCCATA CLASSICSレーベルの注目シリーズの一つ、テレマン(1681-1767)の
「音楽による礼拝」全曲録音の第4集です。テレマンはあまりにも多くの曲を
書いたため、まだまだ知られざる作品が多く存在します。この「音楽による礼
拝」もそんな曲集であり、全72曲のカンタータの一部は演奏されるものの、全
貌を知ることは不可能でした。リコーダーやヴァイオリン、オーボエのオブリ
ガードが楽しいこれらのカンタータは、精緻な対位法や楽器の妙技を存分に楽
しむことができるでしょう。神への祈りという形をとりつつも、通俗的な雰囲
気も持ち合わせた華麗な音楽です。

TOCC0130 ¥2450
レイヘルソン:
1-3.ヴァイオリン協奏曲 ハ短調(2007)
4-7.ヴィオラ協奏曲 イ短調(2005)
ニコライ・サチェンコ(ヴァイオリン…1-3)
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ…4-7)
ノーヴァヤ・ロシア国立交響楽団
クラウディオ・ヴァンデッリ(指揮…1-3)
アレクサンダー・スラトコフスキー(指揮…4-7)
録音 2007年11月10日モスクワ…1-3,
2009年10月21日モスクワ,チャイコフスキー・コンサート・ホール
…4-7(ライブ録音)
レニングラード生まれで、現在ニューヨークに在住。ヴィオラ奏者&指揮者ユ
ーリ・バシュメットの友人でもある作曲家レイヘルソン(1961- ライケルソン)。
彼はクラシックとジャズ、2つのイディオムを自由に操り、見事な音楽を作り
あげます(既リリースのTOCC0055では、そのジャジーな音楽がたっぷり)。この
アルバムには最近書かれた、コルンゴルトを思わせるロマンティックでメロ
ディアスな「ヴァイオリン協奏曲」と、シチェドリン風の味わいを持つ「ヴィ
オラ協奏曲」のの2つの作品が収録されています。この楽しさは聴いてみない
とわかりません。




<URANIA>
WS 121.143 2枚組 ¥1450
ショスタコーヴィチ:
交響曲第5番
交響曲第7番「レニングラード」
ピアノ協奏曲第1番
アンドレ・プレヴィン(P)
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック 1959年-1962年

WS 121.166 2枚組 ¥1450
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」
エリーザベト・グリュンマー(S)
リタ・シュトライヒ(S)
ハンス・ホップ(T)
クルト・ベーメ(B)
オットー・エーデルマン(B)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団 1954年ライヴ

WS 121.170 2枚組 ¥1450
プッチーニ:歌劇「トスカ」
ジンカ・ミラノフ(S)
ユッシ・ビョルリンク(T)
レナード・ウォーレン(Br)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団 1957年

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12-04 No.29

2012年04月27日 18時19分49秒 | Weblog
<RCA Red Seal>
8869196319-2 ¥1600
ハンス・ロット:
交響曲第1番ホ長調[1878-1880年]
管弦楽のための組曲 変ロ長調[1877年] 世界初録音
スケルツォ:アレグロ・コン・ブリオ
終楽章:とても速く
フランクフルト放送交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
[録音]2010年4月15日&16日、フランクフルト、アルテ・オーパー(交響曲)、
2010年6月29日、フランクフルト、ヘッセン放送ゼンデザール(組曲)
マーラーのウィーン音楽院時代の友人であり、狂気のうちに25歳で夭逝したオ
ーストリアの作曲家、ハンス・ロットの交響曲第1番。「ブルックナーとマーラ
ーをつなぐミッシング・リンク」とも称され、19世紀末ウィーンに渦巻いてい
た後期ロマン派の爛熟を宿した大作において、パーヴォ・ヤルヴィが衝撃的な
演奏を披露。現在絶好調のフランクフルト放送響の豊かなソノリティを駆使し
て、作品に内包するドラマや軋みを緻密に、かつ劇的に描き出し、ロット受容
史に新たな一歩を記す名演を成し遂げています。
当アルバムが世界初録音となる「管弦楽のための組曲 変ロ長調」をカップリ
ング。




<deutsche harmonia mundi>
8869795997-2 ¥1600
ヨハン・ヨーゼフ・フックス:
『死者のためのミサ曲-皇帝レクィエム K.51-53』
『4声のためのソナタ K.347』
『3声のためのソナタ K.370』
『モテット:リベラ・メ(我を解き放ちたまえ)K.54』
『ミゼレーレ』
ローラント・ウィルソン(指揮)
ムジカ・フィアータ(器楽アンサンブル)
ラ・カペラ・デュカーレ(声楽アンサンブル)
《録音》2010年12月2-4日, ケンペン、ペータース教会 
(デジタル:セッション)
ヨハン・ヨーゼフ・フックスは1698年、皇帝レオポルト1世の宮廷作曲家に任命
され、ウィーン聖シュテファン寺院の礼拝堂副楽長、同首席楽長を務めました。
1715年、次の皇帝カール6世によって首席宮廷礼拝堂楽長に任命され、終生この
職にあり、バロック時代の様々な声楽曲・器楽曲を残しています。彼の名はと
りわけ「グラドゥス・アソ・パルナッスム」という対位法の理論書の著書とし
て有名でしたが、近年その再評価著しい作曲家のひとりでしょう。ここに収録
された「レクィエム(死者のためのミサ曲)」は「皇帝のレクィエム」とも呼ば
れ、皇太后エオノーラ(皇帝レオポルト1世の未亡人)の葬儀のために書かれ、そ
の後皇帝フランツ1世の父親、オイゲン公、皇帝カール6世の葬儀ために演奏さ
れました。それまでのバロック時代のレクィエムのような祝典的な響きや器楽
の協奏的な扱いが排除された悲しみに満ちた作風とメロディーによっており、
その比類ない美しさは多くのレクィエムの名作の中でも群を抜いているもので
す。ローランド・ウィルソンは、1980年代からドイツやヴェネツィア初期バロ
ックの宗教作品を数多く録音してきているベテランです。各パート1人という小
器楽編成。またローランド・ウィルソンが結成した各メンバーが全てソリスト
級の合唱団ラ・シャペル・デュカーレも小編成によって、器楽、独唱と合唱の
色彩を際立たせています。当時この曲と同時に演奏されたであろう作品と、こ
の曲の演奏で話題となったルネ・クレマンシック盤(BVCE38107)には収録されな
かった長大な「ミゼレーレ」(演奏時間約24分)をはさみこみ、レクィエムとい
う作品の特徴と美を、最大に引き出すことに成功しています。




<若林工房レーベル(日本)>
WKSP 1006-17 12枚組 ¥10500
完全限定盤
「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」
[disc-1] ピアノ・ソナタ 第1・2・26番、バガテル 《喜びと悲しみ》 WoO54
[disc-2] ピアノ・ソナタ 第6・24・25・27番、前奏曲 WoO55
[disc-3] ピアノ・ソナタ 第3・19・8番、アレグレット WoO53
[disc-4] ピアノ・ソナタ 第5・20・9・21番
[disc-5] ピアノ・ソナタ 第4・11・12番
[disc-6] ピアノ・ソナタ 第13・14・16・22番
[disc-7] ピアノ・ソナタ 第7・15・17番
[disc-8] ピアノ・ソナタ 第29・32番
[disc-9] ピアノ・ソナタ 第10・18・23番
[disc-10] ピアノ・ソナタ 第28・30・31番
(以上、録音:2007年-2009年、新川文化ホール)
〔特典盤 Bonus CD〕 ピアノ・ソナタ 第9・14・18・21・30・31・32番
(録音:2011年12月、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館でのコンサート・ライ
ヴ録音)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
日本を拠点に活躍するロシアの実力派ピアニスト、イリーナ・メジューエワが
2007年から3年がかりで録音したベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲。5集に
わたって発売され、その全てが「レコード芸術」誌で特選盤に輝くなど極めて
高い評価を受けた10枚を、メジューエワの日本コンサートデビュー15周年を記
念してボックスセット化。さらにボーナス特典盤(2CD)として、2011年12月に
新潟で行われた演奏会のライヴ録音を収録しました。新しい時代のスタンダー
ドとの呼び声も高い注目の全集、聴き応えたっぷりの12枚組です。
なお、12CDのうち10CDは原盤流用、オリジナル発売時と同じ曲順です。各ディ
スクは片面透明ビニール不織布に封入されています。カートンボックス入り。
完全限定プレス。
「新たな発見と説得力に溢れたメジューエワのベートーヴェン像、繰り返し聴
きたくなる個性的なソナタ全集の誕生だ」
(高沖秀明/ライナーノートより)
「(新潟公演は)両日ともセッションCD録音を上回るのではないかと思える程の
熱気溢れる名演であり、特に《ワルトシュタイン》と《後期3大ソナタ》は神懸
かり的とも言えるような素晴しい演奏が繰り広げられていた」
(佐藤利幸/ライナーノートより)





<CARUS>
83.374 ¥2250
トマ=ルイ・ブルジョワ(Thomas-Louis Bourgeois 1676-1750 フランス):
(1)カンタータ「Les Sirenes」
(2)カンタータ「Boree」
(3)カンタータ「Zephire et Flore」
(4)カンタータ「Hippomene」
(5)カンタータ「Phiche」
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
Le Concert Lorrain(2000年に結成されたドイツとフランスのバロック作品演
奏を得意とする6人の古楽アンサンブル)
2011年11月28-30日フランス、メッス、サン・ピエール・オ・ノナンでの録音
バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演など多くのCDで日本にも知られている
知性を感じさせる伸びやかな美声が特徴的なソプラノ、キャロリン・サンプソ
ンを迎えて、18世紀のフランス・カンタータに大きな影響を与えたトマ=ルイ
・ブルジョワの全て世界初録音と成るカンタータ、5曲を収録したアルバムです。

83.399 ¥2250
(1)フランツ・シュレーカー(1878-1934):
主にオペラの作曲家(歌劇「宝さがし人 Der Schatzgraber」、焼印を押され
た人々 Die Gezeichneten」など)として当時良く知られた作曲家であるシュ
レーカーの合唱曲7曲を収録。
「Der Holdestein」「Vergangenheit」「Versunken」「Auf dem Gottesacker」
「Meereswogen」「Gesang der Armen im Winter」「Schlehenblute」
(2)ロベルト・フックス(Robert Fuchs 1847-1927 オーストリア)
「3つの女性合唱曲集」 op.65
2つの女性合唱曲集:「妖精と小人」、「冬の歌」 op.66
(3)ヴァルター・ブラウンフェルス (Walter Braunfels 1882-1954 ドイツ)
ピアニストとしても活躍しケルン音楽大学の学長でもあったブラウンフェルス。
歌劇「鳥たち」ツァグロセーク指揮や「テ・デウム」ヴァント指揮のCDで現在
においても知られています。
「2つの男性合唱曲集」 op.41
ミヒャエル・アルバー指揮
コンラート・エルサー(ピアノ)
オルフェウス・ヴォーカル・アンサンブル
2011年3月10-13日ドイツ、バーデン、ランデス・アカデミーでの録音

83.452 ¥2250
ヘルツォーゲンベルク:世俗合唱曲集
ハインリヒ・ヘルツォーゲンベルク(1843-1899)
(1)混声合唱のための6つの歌 op.10
(2)混声合唱のための12のドイツに伝わるの宗教的合唱曲集 op.28
(3)混声合唱のための15,16,17世紀から伝わる合唱曲集 op.35
(4)混声合唱のための6つの歌 op.57
マルクス・ウッツ指揮
アンサンブル・カンティッシモ
2011年2月4-6日ドイツ、クローニンゲン、リュートリンゲン教会での録音
ヘルツォーゲンベルク:声楽作品集(CARUS:83.451)に続く、作品集アルバム
第2集。
(2)のop.28と(3)のop.35が世界初録音となります。




<FORLANE>
FOR16567 ¥1800
ハイドン:
(1)ホルン協奏曲第1番 ニ長調
(2)歌劇「まことの貞操 La Vera Costanza」序曲
(3)歌劇「報われた真心 La Fedelta」序曲
(4)歌劇「薬剤師 Lo Speziale」序曲
(2)ホルン協奏曲第2番 ニ長調
ダニエル・ブルグ(ホルン)
アモーリ・ドゥ・クルーセル指揮
カメラータ・ド・ヴェルサイユ
1987年5月パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会での録音
フランスを代表するホルン奏者の1人で、明るく柔らかい音色と優雅で清潔感の
ある音質で知られ、また教育者として多くのホルン奏法の書物も多い。
1938年生まれでフランス・ホルン界に一時代を築いたブルクの芸術を存分に楽
しめるアルバムです。改めて発売となりました。

FOR16777 ¥1800
モーツァルト:
(1)ヴェニ・サンクテ・スピリトゥス(来たれ聖霊) ハ長調 K.47
(2)ミサ・ソレムニス「孤児院ミサ」 ハ短調 K.139
(3)モテット K.117 : Benedictus Sit Deus
Nicolas Brooymans(ボーイ・ソプラノ:パリ国立歌劇場児童合唱団員)
Benjamin Hilly(ボーイ・アルト:パリ国立歌劇場児童合唱団員)
フランソワ・ニコラ・ジェスロ(テノール)
ピエリック・ボワソー(バス)
フランシス・バルド指揮
ベルナルド・トマ管弦楽団
パリ国立歌劇場児童合唱団
1998年8月フランス、サン・クルーでの録音
ウィーンの孤児院教会の新装における献堂式の為に作曲されたミサ曲。
当時演奏されたであろう曲の構成を検証し、K.117をK.139の間に挟む形で演奏
されているアルバムです。改めての発売となりました。

FOR16673 ¥1800
(1)フランク:ピアノと管弦楽のための交響的変奏曲
(2)グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
フランス・クリダ(ピアノ)
ズデニェク・マーカル指揮
フィルハーモニア管弦楽団
1979年4月イギリス、ヘンリーウッド・ホールでの録音
透明感ある美しいピアノが魅力的なクリダの名演奏が、改めて発売となりました。




<Warner Classics>
2564.661403 ¥1600
オペラ・ベイブス サイレント・ヌーン
『V=ウィリアムズ:Silent Noon(静かな真昼)』
『ロジャー・クィルター:Now sleeps the Crimson Petal
(赤い花びら優しく眠る)』
『ロジャー・クィルター:Drink to me only with thine eyes
(ただまなざしだけで乾杯を)』
『ジョン・アイアランド:If there were dreams to sell(夢が売れたなら)』
『ブリテン:O Waly Waly(悲しみの水辺)』
『ブリテン:The Salley Gardens(サリー・ガーデン)』
『パーセル:Let us wander not unseen(あてもなく人目かまわず歩きまわろう)』
『アイヴォー・ノヴェロ:We'll gather lilacs(ライラックの花を)』
『アリシア・スコット:Think on Me(シンク・オン・ミー)』
『ヘンデル:Come to me soothing sleep』
『アラン・マレイ:I'll walk beside you(私はあなたそばで歩きます)』
『チャールズ・ディプソン:Tom Bowling(トム・ボウリング)』
『マイケル・バルフ:When other lips and other hearts(放浪少女)』
『ケテルビー:Bells across the meadow(牧場を渡る鐘)』
オペラ・ベイブス(Vo), ジャネット・ハネイ(P)
「カレン」と「レベッカ」のふたりのオペラシンガーによる、クラシックのポ
ピュラーなアリアなどを、オペラの伝統を維持しながら現代のグルーヴで甦ら
せた「オペラ・ベイブス」。 今回、ワーナーへの移籍第1弾として、イギリス
の有名な歌曲を中心とした選曲。ピアノ伴奏によって、しっとりと歌われてい
ます。

2564.664684 10枚組 ¥5580
ボリス・ベレゾフスキーザ・テルデック・レコーディグズ
【Disc1】
ショパン:『練習曲集Op.10&25(全曲)』『3つの新しい練習曲』
【Disc2】
ショパン:
『練習曲集Op.10-1,2,4,5,6,12』『練習曲集Op.25-1,5』
『 ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「小犬」(ゴドフスキー編)』,
ゴドフスキー:
『「ショパンのエチュードに基づく53の練習曲」より
第1,4,6,8,9,13,26,24,34,47,48番』『トリアコンタメロン第11番』
【Disc3】
シューマン:
『ダヴィット同盟舞曲集Op.6』『ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22』
『トッカータ ハ長調Op.7』
【Disc4】
リスト:『超絶技巧練習曲集S.139(全曲)』
【Disc5】
リスト:
『ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124』『ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125』
『死の舞踏S.126
ヒュー・ウルフ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団,
シューベルト(リスト編):『さすらい人幻想曲』 -
クルト・マズア(指揮)
ニューヨーク・フルハーモニック
【Disc6】
ムソルグスキー(チェルノフ編):『禿山の一夜』
ラフマニノフ:『練習曲集「音の絵」op.39-第3・4・7・9曲』
リャードフ:『前奏曲Op.57-1,Op40-2, Op39-4』
メトネル:
『おとぎ話 Op.34-2, Op.20-1, Op.34-3, Op.51-1』
『若人のためのロマンティックなスケッチop.54-2』
バラキレフ:『イスラメイ-東洋風幻想曲』
【Disc7】
チャイコフスキー:『ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
ハチャトゥリアン:『ピアノ協奏曲変ニ長調』
ドミトリ・リス(指揮)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
【Disc8】
ラフマニノフ:
『ショパンの主題による変奏曲Op.22』『ピアノ・ソナタ第1番ニ短調Op.28』
【Disc9】
ラフマニノフ:『ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30』
エリアフ・インバル(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
ラフマニノフ:『前奏曲集Op.23 -第6,5,10,9,2番』
【Disc10】
ヒンデミット:『ルードゥス・トナリス』『1922年』
ボリス・ベレゾフスキー(P)
ボリス・ベレゾフスキーは、きわめて力強い技巧をもったピアニストとして、
また独自の洞察力と豊かな感性を兼ね備えた才能あふれる音楽家として非常に
高い評価を得ています。モスクワに生まれ、1988年にウィグモア・ホールでロ
ンドン・デビューを飾り、タイムズ紙は、「輝かしい技巧と圧倒的なパワーを
持つ、将来を嘱望させる類稀な才能を持ったアーティスト」と絶賛。2年後の
1990年、モスクワのチャイコフスキー国際コンクールで優勝しました。ベレゾ
フスキーはBBC響、ミュンヘン・フィル、ニューヨーク・フィルなど世界の著
名なオーケストラの数々と共演しており、リサイタルはパリのシャンゼルゼ劇
場、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、ウィーンのコンツェルトハウスなど
で行っているほか、ヴェルビエ、ザルツブルク、ラ・ロック・ダンテロンなど、
世界中の有名な国際音楽祭に登場し高い評価を得ています。ここに収録された
テルデックに録音したソロと協奏曲のアルバムは、目の覚めるような粒立ちの
タッチ、超絶技巧、そして時には強引さを持ちながらナチュラルな音楽性の見
事なこの上ない音楽を聴かせてくれます。

2564.662795 4枚組 ¥3300
シベリウス:交響曲全集
『交響曲第1番ホ短調Op.39』 『交響曲第2番ニ長調Op.43』
『交響曲第3番ハ長調Op.52』 『交響曲第4番イ短調Op.63』
『交響曲第5番変ホ長調Op.82』 『交響曲第6番ニ短調Op.104』
『交響曲第7番ハ長調Op.105』
『交響詩「フィンランディア」Op.26』 『「カレリア」組曲Op.11』
『交響詩「ポヒョラの娘」Op.49』 『交響詩「吟遊詩人」Op.64』
『交響詩「タピオラ」Op.112』
サカリ・オラモ(指揮)バーミンガム市交響楽団
[録音:2000-2003年、デジタル:セッション]
1998年にサイモン・ラトルの後任として首席指揮者に就任し、翌年には34歳の
若さで音楽監督に着任したオラモは、極めて繊細に音色を表現することから大
変高い評価を得ています。迸るカンタービレ、豊潤で冷涼感のある細部描写。
オラモによる、激しくも限りなく透明なシベリウスの演奏は、北欧の冷たい空
気と人間的温和さと重厚さがほどよく配合されつつ、ダイナミックな表出にも
事欠かない演奏です。




<NONESUCH>
7559.796251 ¥1400
クシュトフ・ペンデレツキ&ジョニー・グリーンウッド・コラボレーション
(1)クシュトフ・ペンデレツキ:『広島の犠牲者に捧げる哀歌』
(2)ジョニー・グリーンウッド:『Popcorn Superhet Receiver』
(3)クシュトフ・ペンデレツキ:『ポリモルフィア』
(4)ジョニー・グリーンウッド:『ポリモルフィアへの48のレスポンス』
ジョニー・グリーンウッド
クシュトフ・ペンデレツキ(指揮:(1)(3)),
マレク・モシュ(指揮:(2)(4)), AUKSO オーケストラ
[録音] 2011年9月, クラカウ・ポーランド国立視聴覚研究所,
アルビニア・スタジオ
ポーランドを代表する現代作曲家ペンデレツキと、あのレディオヘッドのギタリ
スト、ジョニー・グリーンウッドとのコラボ・アルバム誕生です! ペンデレツ
キの代表する作品「広島の犠牲者に捧げる哀歌」は、彼がクラカウの電子音楽
スタジオで得た経験と微分音の集積からなるトーン・クラスターによる強い表
現力で書かれてあります。元々の題名は「8分37秒」で、当初は広島の犠牲者
に捧げる目的で書かれたものではありませんでした。「ポリモルフィア」は映
画「シャイニング」で使われた作品でもあります。グリーンウッドは、幼少の
頃からチェロやピアノを学び、クラシック音楽を中心とした音楽的素養を身に
つけていました。レディオヘッドではギターだけでなく様々な楽器をあやつる
マルチプレーヤーですが、2004年からはBBCへのオーケストラ作品や映画スコア
を作曲し高い評価を得ています。このアルバムに収録されたグリーンウッドの
2作品は、ペンデレツキのそれぞれの作品からインスパイアされた作品で、彼
はペンデレツキを「ポーランドの前衛音楽のゴッドファーザー」と呼び尊敬し
ている作曲家だそうです。この録音は2011年9月、ポーランドのヨーロピアン
・カルチャー・コングレスに出演した直後に収録されたものです。

7559.796279 ¥1250
ウラジーミル・マルティノフ:
『The Beatitudes(真福九端)』『シューベルト=クインテット「未完成」』
『Der Abschied(別れ)』
クロノス・クァルテット, ジョーン・ジャンルノー(Vc)
ウラジーミル・マルティノフ(1946-)は、モスクワ生まれの作曲家で、ソビエ
ト連邦の第二次世界大戦後世代作曲家のリーダー的存在です。アヴァンギャル
ドなスタイルの彼の作品は旧ソビエトからは軽視されていましたが、グバイド
リーナ、シュニトケ、デニソフらと集い、またロックバンドの結成の手伝いや、
ロック・オペラを作曲。さらに神学、哲学、宗教史などを研究し、近年ではロ
シア正教やキリスト教をテーマにした大規模な作品などを作曲しています。こ
こに収録された『The Beatitudes』はロシア聖歌をもとに。『シューベルト=
クインテット「未完成」』はシューベルトの弦楽四重奏曲を。『Der Abschied』
は彼の父親のために「マーラー/大地の歌」をもとにしており、アメリカ同時
多発テロ事件の犠牲者への追悼の意を表しています。




<GALA>
GL-100679 4枚組 ¥2980
フリッツ・ヴンダーリヒ/初期録音集
ヤナーチェク:歌劇「運命」
ローレ・ヴィスマン(S) ハンス・ギュンター=ネッカー(Br)
ヨゼフ・トラクセル(T) アニヤ・シリア(S)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ハンス・シュヴィーガー指揮
シュトゥットガルト州立管弦楽団  1958/10/26
ストラヴィンスキー:ペルセフォネ
ドリス・シャーデ(語り手) フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ディーン・ディクソン指揮
フランクフルト放送交響楽団   1960/11/11
エヴェレット・ヘルム:Die Belagerung Von Tottenberg
ギュンター・アンブロシウス(Br) フランツ・フェーリンガー(T)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T) ルドルフ・ゴンサール(Br)
ヘティ・プリュマッハー(A)
ハンス・ミュラー=クライ指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団 1958/11
モーツァルト:歌劇「魔笛」(抜粋)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T) ヤン・デルクセン(Br)
ユリアーネ・ファルカシュ(S) マリア・ヴァン・ドンゲン(S)
ベルナルド・ハイティンク指揮
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団  1958/5/25

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12-04 No.28

2012年04月27日 18時19分24秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
47958 12枚組 ¥8250
ラン・ラン-Complete Recordings 2000-2009
 (ラン・ラン30歳記念限定ボックス)
【Disc1】
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
『メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25』
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シカゴ交響楽団
《録音》2003年2月シカゴ(4Dオーディオ・レコーディング)
【Disc2&3:ライヴ・アット・カーネギー・ホール】
『シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1』
『ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調 Hob.XVI-50』
『シューベルト:幻想曲ハ長調D.760「さすらい人幻想曲」』
『タン・ドゥン:8つの記憶Op.1』『ショパン:夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2』
『リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想』『シューマン:トロイメライ』
『中国民謡:2頭の馬の競走』『リスト:愛の夢第3番』
《録音》2003年11月7日カーネギー・ホール
(4Dオーディオ・レコーディング:ライヴ)
【Disc4】
ラフマニノフ:
『ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18』『パガニーニの主題による狂詩曲Op.43』
『前奏曲ト短調Op.23-5』
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団
《録音》2004年7月フィンランド、ミッケリ(4Dオーディオ・レコーディング)
【Disc5:メモリー】
『モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330』
『ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58』
『シューマン:子供の情景Op.15』
《録音》2005年8月ハンブルク(4Dオーディオ・レコーディング)
【Disc6:ドラゴン・ソングズ】
『ピアノ協奏曲「黄河」』、他
ロン・ユー(指揮)
中国フィルハーモニー管弦楽団
《録音》2006年1月北京(デジタル)
【Disc7】
ベートーヴェン:
『ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15』『ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58』
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
パリ管弦楽団
《録音》2007年1月パリ(デジタル)
【Disc8】
ショパン:
『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21』『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』
ズービン・メータ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》2008年6月ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)
【Disc9】
『チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「ある偉大な芸術家の思い出
のために」』
『ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏曲」』
ワディム・レーピン(Vn)、ミッシャ・マイスキー(Vc)
《録音》2009年月ドイツ、イツェホー劇場(デジタル)
【Disc10:ライヴ・アット・タングルウッド】
『ハイドン:ピアノ・ソナタ第31番』『ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番』
『ブラームス:6つのピアノ小品Op.118』
『チャイコフスキー:「ドゥムカ ハ短調(ロシアの農村風景から)Op.59」
「夜想曲 嬰ハ長調Op.19-4」』『バラキレフ:イスラメイ(東欧風幻想曲)』
《録音》2000年8月タングルウッド、小澤征爾ホール(デジタル:ライヴ)
【Disc11:ライヴ・アット・プロムス】
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番ニ短調』
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
『中国民謡:リューヤン河』
『スクリャービン:「練習曲集」-「嬰ハ短調Op.2-1」「嬰ヘ短調Op.8-2」
「ロ短調Op.8-3」「変イ長調Op.8-8」「変ニ長調Op.8-10」「変ロ短調Op8-11」
「嬰ニ短調Op.8-12」「嬰ヘ長調Op.42-4」「嬰ヘ長調Op42-3」
「ト長調Op.65-3」』
《録音》2001年8月ロイヤル・アルバート・ホール、(デジタル)
【Disc12:ボーナス・トラックス】
『ベートーヴェン:ピアノ連弾ソナタ ニ長調Op.6』
withクリストフ・エッシェンバッハ(P)
『レオンカヴァッロ:歌曲「四月!」「あなたの眼差しにはある」
「竪琴への賛歌」「瞳の歌」「さらば!」
withプラシド・ドミンゴ(T)
『マイク・オールドフィールド:「天空の音楽」より「兆し」』
withマイク・オールドフィールド(G,キーボード),
カール・ジェンキンス(指揮)
シンフォニア・スフェラ・オーケストラ
『これからも僕はいるよ』
withアンドレア・ボチェッリ(T)
『ナイジェル・ヘス:ピアノ協奏曲』
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)
ロンドン室内管弦楽団
『シラー:タイム・フォー・ドリームズ』
『レオンカヴァッロ:「ヴェネツィアの舟歌」「愛らしいワルツ」』
『リスト:「ペトラルカのソネット第104番「平和は見出せず」」
「リスト:ハンガリー狂詩曲第2番」』『サティ:グノシエンヌ第1番』
1982年に中国のシェンヤンに生まれ、3歳の時にピアノを学び始める。5歳の時、
初めての発表会後のシェンヤン・ピアノ・コンクールにて第1位を受賞。9歳で
北京の中央音楽学院に入学、13歳で第2回チャイコフスキー国際青少年音楽家
コンクールで第1位。その後フィラデルフィアへ移住し、カーティス・インス
ティテュートでゲイリー・グラフマンの下で学び、2002年に卒業。この間にも、
アジアのオーディエンスとの強い繋がりを維持し続けていました。最近では、
その傑出した音楽の才に対し、初のレオナルド・バーンスタイン賞が贈られま
した。2009年には、TIME誌が毎年選出する「世界で最も影響力のある100人」
に選ばれ、2008年には北京五輪の開会式で演奏。若者の象徴と中国の未来のシ
ンボルとして、50億人以上の観客を魅了しました。有名なインターナショナル
・フェスティバルに参加するだけでなく、世界でも第一線のオーケストラや指
揮者と、有名なコンサート・ホールで共演。“クラシック音楽の惑星で最もホ
ットなアーティスト”、とニューヨーク・タイムズ紙も賞賛する現代最高のピ
アニストです。このボックスでは、最初にテラークに録音した2枚分を含む、
ドイツ・グラモフォンに録音したすべての音源を収録したものです。
※サウンドトラック盤など一部の音源は、権利上収録されておりません。
※Disc10と11は、テラークの音源となります。




●First Choice(DG, Archiv) 各1枚 ¥1350
479356
C・P・E・バッハ:
(1)ソナタ ト短調Wq65-17
(2)ロンド イ長調Wq58 (専門家と愛好家のためのクラヴィーア曲集第4巻から)
(3)ソナタ ハ短調Wq65-31
(4)ソナタ ニ長調Wq61-2(専門家と愛好家のためのクラヴィーア曲集第6巻から)
(5)ソナタ嬰ヘ短調Wq52-4
(6)ロンド ニ短調Wq61-4(専門家と愛好家のためのクラヴィーア曲集第6巻から)
(7)ソナタ ト長調Wq62-19
(8)ロンド ハ短調Wq59-4(専門家と愛好家のためのクラヴィーア曲集第5巻から)
(9)ソナタ ホ短調Wq59-1
(10)アンダンテ・コン・テネレッツァWq65-32
ミハイル・プレトニョフ(P)
《録音》1998年10月, ベルリン、テルデック・スタジオ [デジタル
(4Dオーディオ・レコーディング):セッション]
「専門家と愛好家のためのクラヴィーア曲集」は、愛好家を楽しませると同時
に識者をも納得させるという課題に応え、多彩な鍵盤技法の奥義が駆使されて
いる作品集です。他の作品も当時の音楽理論をさらに応用し、バロックの名残
りをなお留めつつも彼の想像力がふんだんに盛り込まれ、多彩な表現性にあふ
れた作品です。ピアニスト、プレトニョフの鋭い感性とピアニズム、卓越した
タッチにより、作品の本質に迫る見事な演奏を展開されています。

479358
ベートーヴェン:
(1) 交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
(2) 合唱幻想曲ハ短調Op.80"
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク,
モンテヴェルディ合唱団,  ロバート・レヴィン(Fp:(2))
リューバ・オルゴナソヴァ(Sp:(1)),
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms:(1)),
アントニー・ロルフ・ジョンソン(T:(1)),
ジル・カシュマイユ(Bs:(1))
《録音》(1)1992年10月, ロンドン、オール・センイツ教会
(2)1995年1月, ロンドン、セント・ジョーンズ・スミス・スクェア
[デジタル(4Dオーディオ・レコーディング):セッション]
ベートーヴェンを「どんな作曲家よりも、その深い詩的な感情を経験し、それ
を音楽の言葉を通じて表現した最初の作曲家」と語るガーディナーが、オルケ
ストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティクを指揮した第9交響曲です。
歴史的な楽器を用いることで音楽がかえって斬新に響くことを、この情熱溢れ
る演奏は見事に証明し、新しい時代のベートーヴェン像を衝撃的に提示してい
ます。レコード・アカデミー大賞受賞作品。「合唱幻想曲」も追加で収録。

479359
(1) ブラームス:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
(2) シューマン:
幻想小曲集Op.88
マルタ・アルゲリッチ(P), ギドン・クレーメル(Vn),
ミッシャ・マイスキー(Vc), ユーリ・バシュメット(Va:(1))
《録音》2002年2月, ベルリン、テルデックス・スタジオ
[デジタル(4Dオーディオ・レコーディング):セッション]
アルゲリッチ、クレーメル、バシュメット、マイスキーの現代クラシック音楽
界でも、稀有な才能を持つ世紀の演奏家たちによる夢のアルバム。彼らはアル
ゲリッチがもつ強い磁力によって集まり、歴史的な名盤が誕生しました。その
表情に多彩な側面を持つブラームス作品、ファンタジーのセンスをまとうシュ
ーマン作品、両曲ともクララ・シューマンに霊感を与えられて生まれた作品で
す。互いの才能を認め刺激をしあう4人の奏者は、これらの作品に強い生命を
吹き込み、火花を散らせながら輝かしい世界を築き上げていきます。

479361
音楽の感性をそのまま表現した晩年のバーンスタイン。
ドヴォルザーク:
(1)『交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」』
(2)『スラヴ舞曲第1, 3, 8番』
レナード・バーンスタイン(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》(1)1986年9月パリ、サル・プレイエル
(2)1988年6月, テルアヴィヴ、フレデリック・R.マン・オーディトリアム
[デジタル:ライヴ]
アメリカに滞在中のドヴォルザークが新天地で出会った様々な音楽を素材に採
り入れながら、祖国ボヘミアへの郷愁を雄大なスケールで謳い上げた傑作交響
曲「新世界より」は、ノスタルジックな旋律によって古今の交響曲のなかでも
屈指の人気を誇っています。作品への感情移入の濃厚なバーンスタインの指揮
と、それに存分に応えたイスラエル・フィルハーモニーが、作品の真髄を明ら
かにしています。風格に満ちた感動的な演奏をお楽しみください。

479363
ハイドン:
(1) チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1
(2) チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb-2
(3) ヴァイオリン協奏曲第4番ト長調Hob.VIIa-4(チェロ版)
ミッシャ・マイスキー(Vc&指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団
《録音》1986年10月, ウィーン、コンツェルトハウス、モーツァルトザール
[デジタル:ライヴ]
1959年に発見され61年に蘇演された、力強い曲想の第1番。シューマンやドヴォ
ルザークと並んで「三大チェロ協奏曲」と称される、充実した筆致で書かれた
第2番。ハイドンの2曲のチェロ協奏曲に加え、バロック的な傾向の色濃いヴァ
イオリン協奏曲第4番をチェロの独奏による演奏で収録しています。自ら指揮
も務めるマイスキーは美しいチェロの音色を駆使しながら、豊かな感性と情熱
を存分に発揮した瑞々しい演奏を繰り広げています。

479365
《マグダレナ・コジェナー/モーツァルト、グルック、ミスリヴェチェク:アリ
ア集》
(1)モーツァルト:
私は行く、しかし、いとしき人よ(歌劇《皇帝ティートの慈悲》第1幕 第9曲
セストのアリア)
(2)グルック:甘い恋の美しき面影が(歌劇《パリーデとエレーナ》第2幕 第3場
パリーデのアリア)
(3)ミスリヴェチェク:
どうか、頼むから話しておくれ(歌劇《アブラーモとイサッコ》第2幕 第2場
第8曲 サラのレチタティーヴォとアリア)
(4)モーツァルト:
あなたがたはご存知でしょう恋とはどんなものなのかを(歌劇《フィガロの結
婚》第2幕 第3場 第12曲 ケルビーノのアリエッタ)
(5)ミスリヴェチェク:
私は怒涛のようになりましょう(歌劇《アッティゴーナ》第2幕 第13場:
クレオンのアリア)
(6)モーツァルト:
おお、なんという-恋こがれる父よ(歌劇《イドメネオ》第1幕 第10場: イダマ
ンテのレチタティーヴォ-第7曲 アリア)
(7)グルック:
ああ、私の甘い情熱よ(歌劇《パリーデとエレーナ》第1幕 第1場 パリーデの
アリア)
(8)モーツァルト:
それでは希望をもてるのか-やさしい瞬間(歌劇《ルーチョ・シッラ》第1幕
第2場 チェチーリオのレチタティーヴォ-第2曲 アリア)
(9)モーツァルト:
他の男の腕に抱かれるがいい(歌劇《にせの女庭師》第3幕 第6場 第26曲
ラミーロのアリア)
(10)ミスリヴェチェク:
それでは不実なリチダは-もはや見つからない(歌劇《オリンピアーデ》第1幕
第7場: アルジェーネのレチタティーヴォとアリア)
(11)グルック:
もし万一顔に感じたならば(歌劇《皇帝ティートの慈悲》第2幕:セストのアリア)
(12)ミスリヴェチェク:
かつて私に言わなかったこと(歌劇《オリンピアーデ》第2幕 第3場 アルジェー
ネのアリア)
(13)モーツァルト:
ああ、このひと時だけでも(歌劇《皇帝ティートの慈悲》第2幕第9場: 第19曲
セストのロンド)
マグダレナ・コジェナー(Ms)
ミシェル・スヴィエルチェフスキー(指揮)
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
インドルジーハ・パヴリス(Cl:(2)), ヴラディスラフ・ボロフカ(Ob:(7))
バーバラ・マリア・ヴィリ(Cemb)
《録音》2001年9月, プラハ、ドヴォルザーク・ホール
[デジタル(4Dオーディオ・レコーディング):セッション]
バッハのアリア集では生まれながらの艶やかな歌声と見事なアーティキュレー
ションによって、多く人に高く評価をされたマグダレナ・コジェナー。今作で
はモーツァルト、グルックとボヘミアの作曲家ミスリヴェチェクのオペラ・ア
リア集を完成させました。彼女の場面に応じて音色を変える見事な歌唱は、こ
れらのレパートリーをとおして発揮され、ドラマティックといえるアリアが生
み出されています。特にミスリヴェチェクでの艶やかな歌声とアーティキュレ
ーションは見事。

479367
ムソルグスキー:
(1) 組曲『展覧会の絵』(ラヴェル編)
(2) 交響詩『はげ山の一夜』(R=コルサコフ編)
ラヴェル: 
(3) 『高雅にして感傷的なワルツ』
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
《録音》1989年12月, ニューヨーク、マンハッタン・センター [デジタル]
ムソルグスキーのピアノ曲をラヴェルが卓越した管弦楽技法を駆使して色彩的
な作品に編曲した「展覧会の絵」は、現在では原曲以上にポピュラーになって
います。聖ヨハネ祭の夜に集う悪魔や妖怪たちの饗宴を描いた「はげ山の一夜」
と、ラヴェルがシューベルトのワルツを範として書いた「高雅にして感傷的な
ワルツ」をカップリング、シノーポリが名門ニューヨーク・フィルハーモニッ
クから多彩にして華麗な響きを引き出しています。

479369
プロコフィエフ:
(1) 『ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10』
(2) 『ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26』
スクリャービン:
(3) 『4つの小品Op.51』
(4) 『練習曲嬰ハ短調Op.42-5』
エフゲニー・キーシン(P)
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》1993年9月((1)(2)), 1988年12月((3)(4)),
ベルリン、フィルハーモニー [デジタル]
土俗的な逞しい生命力と新古典主義的な彫琢が見事な調和を示すプロコフィエ
フ。そのピアノ協奏曲の2曲をキーシンのソロで聴くアルバムです。若干23歳
で録音したプロコフィエフは、アバドの好サポートを受けて鋭いリズム感覚を
存分に駆使した爽快さ。そして強烈で興奮がやまない演奏を聴かせています。
17歳のキーシンが80歳のカラヤンと共演した時に収録されたスクリャービンの
録音も収録。

479371
《トーマス・クヴァストホフ/ドイツ・ロマン派歌曲集》
シューベルト:
『春の想い D.686』『野ばら D.257』『ます D.550』『春に D.882』
『ブルックにて D.853』『夕映えの中で D.799』
『歌曲集「美しき水車小屋の娘」D.797-第7曲「いらだち」』
シューマン:
『ベルシャザル王Op.57』『歌曲集「ミルテの花」Op.25-「献呈」「自由な心」
「きみは花のよう」』
メンデルスゾーン:『春の信仰 Op.9-8』『歌の翼に Op.34-2』
ヴォルフ:『旅先で』『癒えたものが希望に寄する歌』『こうのとりの使い』
レーヴェ:
『海を行くオーディン Op.118』『オールフ殿 Op.2-2』『詩人トム Op.135a』
R・シュトラウス:
『「最後の木の葉」からの8つの歌Op.10-「献呈」「万霊節」
「ひそやかな誘い」「あした!」
アイルランド民謡:『ダニーボーイ』
トーマス・クヴァストホフ(Br)
ユストゥス・ツァイエン(P)
《録音》2003年11月((1)(2)),ミュンヘン、 バイエルン・ムジーク・スタジオ
[デジタル(4Dオーディオ・レコーディング):セッション]
身体的なハンディにもかかわらず独自の歌唱法を習得して、ミュンヘン国際コ
ンクールに優勝。フィッシャー=ディースカウ以来のリート歌手と評価されて
いるクヴァストホフ。彼の得意とするドイツ歌曲、ロマン派の名作を集めたも
のです。温かく艶のある声による抒情的な美しさ。そして幅広い表現力と劇的
な迫力を伴った歌唱は、このディスクでもその実力を発揮し名唱を聴かせてく
れます。

479374
ラモー:サンフォニー・イマジネール(空想の管弦楽曲)
(1)英雄牧歌劇『ザイス』-序曲〔混沌からの解放と四大元素が分離する時の
衝撃を描いた序曲〕
(2)音楽悲劇『カストールとポリュクス』-葬儀の場(第2幕第2場)
(3)オペラ=バレ『エベの祭典』-優美なエール(第2アントレ: 音楽、第5場)
(4)音楽悲劇『ダルダニュス』-タンブーランI&II(プロローグ)
(5)オペラ=バレ『栄光の神殿』-女神たちのための優美なエール(第1幕)
(6)音楽悲劇『レ・ボレアード』-ロンドー形式によるコントルダンス
(7)アクト・ド・バレ『オシリスの誕生』-優雅なエール
(8)音楽悲劇『レ・ボレアード』-時とゼフィールのためのガヴォットI&II
(第4幕第4場)
(9)バレ・ブフォン『プラテ』-嵐(第1幕第6場)
(10)音楽悲劇『レ・ボレアード』-前奏曲(第5幕第1場)
(11)コンセール 第6番(六重奏による6つのコンセールから)
(『新クラヴサン曲集』からの作者不詳の編曲)めんどり
(12)オペラ=バレ『エベの祭典』-ロンドー形式によるミュゼット(テルプシコ
ーレのダンス)―ロンドー形式によるタンブーラン(第3アントレ: 舞踏)
(13)音楽悲劇『イポリトとアリシ』-リトゥルネル(第3幕)
(14)英雄牧歌劇『ナイス』-リゴドンI&II(プロローグ)
(15)オペラ=バレ『優雅なインドの国々』-未開人の踊り: ロンドー(第4アント
レ: 未開人)
(16)音楽悲劇『レ・ボレアード』-ポリヒュミニアのアントレ(第4幕第4場)
(17)オペラ=バレ『優雅なインドの国々』-シャコンヌ(第4アントレ: 未開人)
マルク・ミンコフスキ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
《録音》2003年6月ポワシー劇場
[デジタル(4Dオーディオ・レコーディング):ライヴ]
ベルリオーズ以前のフランスで最も偉大な管弦楽作曲家といわれるラモーは、
オーケストラのみの作品を残しませんでした。このアルバムにはミンコフスキ
自身が選んだオペラの序曲や舞曲などを17曲収録し、偉大なオーケストラ巨匠
にオマージュを捧げています。ミンコフスキの躍動感あふれる指揮が、ラモー
の色彩豊かなオーケストラをいっそう魅力的なものとしています。




<PIERRE VERANY>
PV 711101 ¥2250
アレッサンドロ・グランディ(1586頃-1630):ヴェネツィアのモテット集
(マリア様、あなたは何と美しいことか/イエス様は私にはとても優しい/
私にキスさせて/あなたは何と美しい/主よ、私がどれだけ愛しているか/
神よ、新しい歌を/聡明な処女よ/ああ染み一つない/私の床に/神よ、
下に目を向けてください/天よ、お喜びください/ああイエスの甘美な名よ
/天の女王よ、お喜びください)
ドミニク・モアティ(ソプラノ)
シャルマン・プレスネ(ヴァイオリン)
カロリーヌ・ゲルバー(ヴァイオリン)
ジャン=クリストフ・デュリュフォルジュ(ヴィオローネ)
マリー・ラングレ(テオルボ)
ピエール・カゼ(チェンバロ)
録音:2008年10月
グランディ(1586頃-1630)は、聖マルコ大聖堂でモンテヴェルディの部下として
働いた後、ベルガモで活躍した作曲家。このCDにはソプラノ・ソロによる様々
な曲が集められている。

PV 711031 ¥2250
ドミニク・フィノ(1510頃-1556頃):
ミサ「何と美しい」
モテット集(「私たちは幸いを受けたので」/ほか)
ジェレミー・クロー(指揮)アンサンブル・スカンディクス
ジャン=ルイ・コモレット(指揮)ア・セイ・ヴォーチ
録音:2010年10月、DDD、59'52
ドミニク・フィノは16世半ばに活躍したルネサンスの作曲家。フランスや北イ
タリアで活動し、ポリフォニー書法のパイオニアの一人。1977年創立のフラン
スの古豪ルネサンス声楽アンサンブル、ア・セイ・ヴォーチと、2001年結成の
アンサンブル・スカンディクスの合同による演奏。

★PIERRE VERANYレーベル再発売新譜
長い間廃盤となっておりましたPIERRE VERANYの名盤が大量に復活しました!

PV 711011 ¥2250
ベスト・オブ・ハイファイ・ドラムズ
ジャン・クロード・クリヌ(Perc)
スタッフ・エルメッダ
録音:1980年代初頭
旧PV793114の再発。題名通り様々なタイプのパーカッション演奏を18トラック
集めたもの。

PV 711021 ¥2250
ハイ=ファイ・ドラムズ
(Mamba Percussions Vol.2)
ジャン・クロード・クリヌ(Perc)
スタッフ・エルメッダ
録音:1983年7月30、31日
旧PV784051の再発。クリヌによる打楽器演奏の一つ。西アフリカのバラフォン
が多用されている。

PV 711041 ¥2250
「トランペットとオルガン」
パーセル:組曲 ニ長調
ヘンデル:組曲 ニ長調
テレマン:ソナタ ト短調
アルビノーニ:サン・マルコ協奏曲
トマジ:クスコの聖週間
ランドウスキ:悔いと許しの日,喜びの日
ベルナール・スーストロ(トランペット)
フランソワ=アンリ・ウバール(オルガン)
録音:1986年5月
PV789103、730012の再発。オルガン伴奏によるトランペット演奏は少なくない
が、バロック音楽と20世紀の音楽を併せているのが面白い。

PV 711051 ¥2250
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」(リムスキー=コルサコフ編)
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)
ボロディン:交響詩「中央アジアの平原にて」
マルク・スーストロ(指揮)
ロワール・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1988年9月28、29日
PV789103、730012の再発。御存知ムソルグスキーの二大名曲とボロディンの代
表曲を1枚にまとめた嬉しい内容。現在マルメ交響楽団の首席指揮者を務める
マルク・スーストロ(1949生まれ)は、1976年から1994年までロワール・フィル
ハーモニー管弦楽団の首席指揮者、音楽監督を務め、ここで大いに名声を高め
た。この録音は両者の良好な関係の成果の一つである。

PV 711061 ¥2250
「ルドヴィクス・レックス」
-聖ルイ礼拝の聖務日課から
パリ・グレゴリオ合唱団
録音:1996年11月1-3日
旧PV797082の再発。聖ルイとして知られるフランス国王ルイ9世(1214-1270)を
讃えるために、様々な曲を集めたもの。ルイ9世縁のパリのサント・シャペル
での録音で、豊かな響きに加え、時折遠くから聞こえる鐘の音が趣を増してい
る。

PV 711062 ¥2250
フェスタ:エレミア哀歌
アンサンブル・スカンディクス
録音:2006年9月
PV707101の再発。コスタンツォ・フェスタ(1490頃-1545)は16世紀前半の重要
な作曲家。北イタリア出身でローマでも活躍した人だが、フランドルの様式も
吸収したことで知られる。2001年創立のルネサンス声楽アンサンブル、アンサ
ンブル・スカンディクスの名を広めた録音である。

PV 711071 ¥2250
「バッハ:ヴァイオリン協奏曲集」
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV.1041
ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV.1060(2台のチェンバロの
ための協奏曲第1番からの復元)
フィリップ・ブリド(ヴァイオリン)
クリスティアン・クレンヌ(ヴァイオリン)
ダニエル・アリニョン(オーボエ)
フランス室内合奏団
録音:1988年11月5、6日
旧PV788114、730020の再発。フィリップ・ブリドはパリ出身のヴァイオリニス
ト。1978年からパリ室内管弦楽団のソロ首席ヴァイオリニスト、1983年からフ
ランス室内合奏団の音楽監督、1994年にはマルセイユ歌劇場フィルハーモニー
管弦楽団の首席指揮者を務めた。

PV 711081 ¥2250
「金管とオルガンによる勇壮な作品集」
グリーグ:葬送行進曲/R.シュトラウス:祝典入場曲
デュプレ:英雄的詩曲/リスト:リベラ・メ
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番 ニ長調 Op.39-1
フランク:天使の糧/フォーレ:パヴァーヌ
グラズノフ:「ライモンダ」のファンファーレ
カルク=エレルト:勝利の行進曲
コンセール・アルバン
フランシス・プティ(打楽器)
フランソワ=アンリ・ウバール(オルガン)
録音:1985年2月11-13日
旧PV785096、730015の再発。オルガンと金管アンサンブルによる勇壮で輝かし
い音楽集。

PV 711091 ¥2250
「おもちゃの交響曲」
-モーツァルト親子の楽しい作品集
レオポルト・モーツァルト:おもちゃの交響曲
モーツァルト:音楽の冗談 ヘ長調 K.522
7つのメヌエット K.61b
6つのレントラー 変ロ長調 K.606
アラン・モーリア(指揮)
トゥールーズ国立室内管弦楽団
録音:1995年2月19-21日
旧PV730057の再発。モーツァルト親子の愉快な音楽を集めたもの。

PV 711111 ¥2250
「J.シュトラウス2世:ワルツ&ポルカ集」
百発百中 Op.326/美しく青きドナウ Op.314
トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214/山の上から Op.292
蜃気楼 Op.330/エピソード Op.296
「こうもり」序曲/心と魂 Op.323/ルイーズちゃん Op.339
雷鳴と電光 Op.324/シルフのポルカ Op.309
クラウス・アルプ(指揮)
カイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団
録音:1994年10、11月
旧PV730031の再発。クラウス・アルプは1950年生まれのドイツの指揮者。1987
年から1995年までカイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団の首席指揮者
を務めた。作曲家としても知られる。このシュトラウス集は、崩しの少ないド
イツ風の演奏で、しかも響きが軽くサックリしているのが特徴。

PV 712021 ¥2250
「マンドリンでオペラ」
ヴェルディの「トラヴィアータ」による幻想曲
ベッリーニの「清教徒」による大幻想曲
ドニゼッティの「ルチア」から
ヴェルディの「トロヴァトーレ」から
ヴェルディの「リゴレット」による組曲
クリスティアン・パルマンティエ(指揮)
オー=ド=セーヌ・アンサンブル・ア・プレクトル
録音:1994年6月11、12日
旧PV795042の再発。マンドリン合奏によるイタリアオペラの名曲。

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12-04 No.27-1

2012年04月27日 18時18分58秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.572708
ショスタコーヴィチ:
1-3.交響曲 第2番 ロ長調 「10月革命に捧げる」Op.14(1927)
4-7.交響曲 第15番 イ長調 Op.141(1972)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー合唱団…トラック3
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)
回を重ねるごとに円熟が際立つペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル
のショスタコーヴィチ(1906-1975)交響曲全集もこれで第7集。ペトレンコの指
揮については、今回も見事なものの一言に尽きましょう。どんなに入り組んだ
音形でも、彼は柔軟に解き解し、曲の深層に眠る何かを呼び覚ますべく、ずん
ずん奥深くへと分け入って行きます。

8.572486
バルトーク:
1-5.管弦楽のための協奏曲 BB123(1943)
6-9.弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
ボルティモア交響楽団/マリン・オールソップ(指揮)
バルトーク(1881-1945)作品の中でも、とびきりの人気を誇る2つの作品をオー
ルソップ&ボルティモア交響楽団の極上の演奏で。

8.572835
フィーヴァー・ピッチ
1.デヴィッド・リメリス:フィーヴァー・ピッチ
2.J.ビリー・ヴァープランク:ヴォーン・ミール
3.デヴィッド・リメリス:サウス・ストリート・ストラット
4.ジョージ・ボガトコ:ゴー・フォー・イット
5.J.ビリー・ヴァープランク:ブッバ・ルーミズ・ブルーズ
6.デヴィッド・リメリス:心配するよ?
7.ジョージ・ボガトコ:月曜気分
8.デヴィッド・リメリス:こっそりと
9.デヴィッド・リメリス:カリビアン・レプラコーン
10.ジョージ・ボガトコ:S.F.O
11.デヴィッド・リメリス:エミリーの肖像
12.J.ビリー・ヴァープランク:グルーヴィ・キャット
13.マイケル・サール:ミル・タウン・ジプシー・ボール
14.デヴィッド・リメリス:マイン・オール・マイン
ストリング・フィーヴァー/マリン・オールソップ(リーダー)
「あのオールソップが昔こんなアツいバンドを組んでいた!」そんな驚きを運
んだのが、前作である「スイングしなけりゃ意味がない」(8.552834)でした。
ここでは縦横無尽に活躍する彼女のヴァイオリンと、ノリノリのメンバーたち
が上品さとキッチュさを兼ね備えたヒット・ナンバーを演奏。なんとも楽しい
風景を見せてくれていたのです。こちらはその続編であり、録音ももう少し後
のもの。映画音楽からアメリカ、黒人音楽などちょっぴり渋さも感じさせる選
曲がgood。これは確かに人気が出るな。と心から頷けるアルバムです。

8.572872
グレツキ:
1-4.あるポルカのための小レクイエム Op.66(1993)
5-8.協奏曲とカンタータ Op.65(1992)…世界初録音
9-10.ハープシコード協奏曲 Op.40(1980)(ピアノとオーケストラ版)
11-13.3つの舞曲 Op.34(1973)
アンナ・グレツカ(ピアノ)…1-10/キャロル・ウィンセンス(フルート)…5-8
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団/アントニ・ヴィト(指揮)
あの感動的な「悲歌のシンフォニー」で知られるグレツキ(1933-2010)の4つの
作品。これらからは彼の表現の多様性がまざまざと感じられることでしょう。
13楽器とピアノのための「あるポルカのためのレクイエム」はまるでペルトを
思わせるような極限まで音を切り詰めた響きで始まります。しかし第2楽章のア
レグロは激しい慟哭となり、人によっては伊福部作品を思い出してしまうかの
ような音型も聞こえてきます。彼が時として好んだ短い音型の執拗な繰り返し
(ミニマル)は聴き手の心を抉り取るかのようです。そのうち曲は落ち着きを取
り戻しますが、また第3楽章で喧騒に引き戻されます。「これがグレツキの音
楽?」心地よい驚きとともに傾れ込む第4楽章は、お待ちかねのグレツキの世
界。鐘の音に誘われ、聴き手は見せかけだけの楽園へと進みます。この曲で心
の安寧を求めるのは難しいかもしれませんが、グレツキを単なる「ヒーリング
の作曲家」として認識していた人には、衝撃的な驚きをもたらすことは間違い
ありません。「1990年代の作品は沈黙が支配する」とされるグレツキですが、
ここで聴く作品ではもっと攻撃的で高揚したグレツキを発見できるでしょう。
信頼おけるヴィト&ワルシャワ・フィルの演奏で。

8.572163
ヒンデミット:弦楽四重奏曲集 第1集
1-3.弦楽四重奏曲 第2番 ヘ短調 Op.10(1918)
4-6.弦楽四重奏曲 第3番 ハ長調 Op.16(1920)
アマール弦楽四重奏団(メンバー)アンナ・ブルンナー(第1ヴァイオリン)/
イゴール・ケーラー(第2ヴァイオリン)/ハンネス・ベールツヒ(ヴィオラ)
/ペテル・ソモダリ(チェロ)
卓越したヴィオラの腕前を持ち、また、ヴァイオリニストとしても存分な才能
を発揮した作曲家ヒンデミット(1895-1963)。彼は生涯7つの弦楽四重奏曲を書
き、実質上、「シュポアの後継者」足りうるドイツの弦楽四重奏作曲家として
讃えられるはずです。しかしながら、その作品を聴く機会は本当に少なく、同
じ「新古典派主義」のバルトークに比べると録音の数も驚くほど些少なのは一
体なぜなのでしょうか?さて、そんなヒンデミットの弦楽四重奏曲全集の最初
を飾るのは第2番と第3番の組み合わせです。1918年に書かれた第2番は、彼の戦
争経験が暗く影を落とした作品です。もちろん先人の影響は受けているものの、
音楽はもっと簡潔であり、また、多くのことを語っています。驚くほど抒情的
な第2楽章の変奏曲は、何かのパロディなのでしょうか。その2年後に書かれた
第3番は、わずか2日間で書いたとされ、ドナウエッシンゲン音楽祭で華々しい
成功を収めた作品です。こちらは若々しいエネルギーに満ちた情熱的な音楽で、
彼の室内楽の中でも最高傑作のひとつです。

8.571203
コープランド:
1.コープランド:「アパラチアの春」組曲/2.コープランド:交響的頌歌
3-5.クレストン:交響曲 第3番 Op.48「3つの秘義」(降誕/磔刑/復活)
ディヴィッド・リット(トロンボーン)/レイモンド・ディヴィス(チェロ)
スーザン・グルキス・アッサディ(ヴィオラ)
セス・クリムスキー(ファゴット)/チャールズ・バトラー(トランペット)
シアトル交響楽団
ジェラール・シュウォーツ(指揮)
2人の作曲家による傾向の違う作品を並べることにより、近代アメリカの全貌が
見えてくるようなアルバムです。コープランド(1900-1990)の「アパラチアの
春」組曲は、現在では「知らぬ者はない」と言ってもよいほどの名曲であり、
1945年にピューリッツァー賞を受賞したことで更に名声を高めたことでも知ら
れています。「交響的頌歌」はボストン交響楽団50周年の記念としてクーセヴィ
ツキーから委嘱されたもので、音楽の精神そのものに捧げられる音楽です。か
たやクレストン(1906-1985)は、本名をジュゼッペ・グットヴェッジョという
イタリア系のアメリカ人。教師としては高く評価されましたが、その作品は
1960年代頃から忘れられてしまいました(かろうじて一部の作品が残っていま
す)。しかし、この交響曲第3番はグレゴリオ聖歌にインスパイアされたという
感動的なキリストの物語を描いたもの。保守的な作風とはいえ、やはり感動を
呼ぶ曲を書くというのは素晴らしいことなのではないでしょうか。

8.559712
ダニエルプール:
1.最初の光(1988)
2-4.目覚める心(1990)(世界の夜へ/公現祭/わがヒーローはいらいらを隠さない)
5-6.交響曲 第3番「距離のない旅」(1989)
フェイス・エシャム(ソプラノ)…5.6
シアトル交響楽団&合唱団(…5.6)
ジェラール・シュウォーツ(指揮)
アメリカ生まれのダニエルプール(1956-)は、同世代の現代音楽作曲家の中で
も、最も成功を収めている一人と言ってよいでしょう。彼の作品はとても色彩
豊かで、力強く、また曲によってはロマンティックな要素や神秘的な傾向も感
じられるという、とても魅惑的なものばかりです(彼のヴァイオリン作品は、か
の五嶋みどりも好んでいて、よく取り上げるといいます)。このアルバムは3つ
の作品が収録されていて、これらは全て対照的な作風を有しています。リズミ
カルな動きと静かな聖歌が対立する「最初の光」、万華鏡のような様々な表情
を見せる3つの楽章による「目覚める心」、悲劇的で恐怖に満ちた第1部と、希
望への向かう第2部からなる「交響曲第3番」。これらを聴いて何かを思わずに
いられる人がいるのでしょうか。

8.572349
マクスウェル・デイヴィス:
1-4.交響曲 第2番(1980)
5.聖トーマスよ、目覚めよ(1969)
※Collins Classicsより移行盤(1991年,1994年リリース)
BBC・フィルハーモニック/マックスウェル・デイヴィス(指揮)
現代的な手法と神秘主義、これらの相反する観念を見事に音楽上で結びつける
ことに成功したイギリスの作曲家マクスェル・デイヴィス(1934-)。このアルバ
ムでは彼の「海の交響曲」と呼ぶべき第2交響曲を存分に楽しむことが可能です。

8.559715
モートン・グールド:
1-4.バレエ音楽「オーデュポン」から合奏協奏曲(1969)
5-6.シネラマの休日…組曲より(1955)
7-9.第一次世界大戦-CBSテレビシリーズのための音楽(抜粋)(1964)
10.アメリカ交響曲 第2番よりパヴァーヌ
11-12.ホロコースト-NBCテレビシリーズのための組曲より(1978)
13.祝祭音楽より間奏曲(1964)
14-21.マーチング・バンドよりフォーメーション組曲(1964)
※DELOSより移行盤
ジェフリー・シルバーシュラグ(トランペット)…5-21
ジョン・ウィーラー(ヴァイオリン)…1-4
ミハイル・シュミット(ヴァイオリン)…1-4
マリア・ラリオノフ(ヴァイオリン)…1-4
マリエル・ベイリー(ヴァイオリン)…1-4
シアトル交響楽団
ジェラール・シュウォーツ(指揮)
大不況のさなか、ニューヨーク州リッチモンド・ヒルで生まれ、幼い頃から映
画館などでピアノを弾いて生計を立てていたというモートン・グールド(1913-
1996)。そんな体験からか、長じては、クラシックとポピュラー音楽を絶妙に
組み合わせた多くの作品を書き、「音楽の楽しさ」を広く伝えることで、名声
を高めました。このアルバムではそんな彼の多彩な作品をまとめて楽しむこと
ができます。

8.572548
ザドール:
1-2.弦楽,ブラスのためのアリアとアレグロ
3-7.管弦楽のための5つのコントラスツ
(序奏/秋の牧歌/幻想/スケルツォ・ルスティーコ/終曲:フーガ)
8-11.子どものための交響曲
(アレグロ・モデラート/おとぎ話/軍楽セレナード/農場)
12.ハンガリー奇想曲
13.チャールダッシュ狂詩曲
MAVブダペスト交響楽団
マリウス・スモリジ(指揮)
ザドール・ユージン(1894-1977)はハンガリーのバータセクに生まれ、幼い頃か
ら音楽の才能を発揮、とりわけピアノなどの鍵盤楽器の技術には目覚ましいも
のがありました。16歳の時にR.ホイベルガーと共にウィーンで学び、その後ラ
イプツィヒに移住。そこでレーガーの弟子となります。ミュンスター大学で博
士号を獲得、新ウィーン音楽院で教鞭を執ります。1928年には大学を退官、
1977年に亡くなるまで作曲に専念し、4曲の交響曲を始めとした数多くの作品
を残しています。彼は珍しい楽器を好んだことでも知られ、ツィンバロンやア
コーディオンなどのためにも協奏曲を作曲しました。映画音楽の作曲家として
も知られています。このアルバムにはそんなザドールの様々な曲を収録。まさ
に映画音楽ばりの迫力を持つ「5つのコントラスツ」、彼自身の子どもたちの
ために作曲された「子どものための交響曲」(・・・なんとも機知に富んだ楽
しい作品!)ハンガリーの血が騒ぐ奇想曲、狂詩曲。などなど魅力的な曲が並
びます。

8.572823
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
1-3.ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.46(1927)
4-6.ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.92(1936/37)
7-10.「恋の骨折り損」による4つの舞曲Op.167(1953)(サラヴァンド(ナヴァラ
の王のための)/ガヴォット(フランス王のための)/スペイン舞曲(ドン・アドリ
アーノ・デ・アルマードのための)/ロシア舞曲(仮面劇))…世界初演、初録音
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
マルメ交響楽団/アンドリュー・モグレリア(指揮)
現代では、ギター音楽の作曲家として認知されることの多い、イタリアの作曲
家カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1927)ですが、もともとはピアノを学
び、9歳にして最初のピアノ曲を作曲、フィレンツェ音楽院ではピアノ科に入学
するほどの腕前でした。このアルバムに収録された2つのピアノ協奏曲は対照的
な音楽性を有し、彼を知るためにはとても興味深い作品でもあります。1927年
に書かれたピアノ協奏曲第1番は、機知に富んだメロディとロマンティックな雰
囲気を湛えた軽やかさが際立つもの。対して第2番は劇的で、より暗く、名人芸
を要する情熱的な曲。第2楽章の夢見るような美しさも特筆すべき点でしょう。
こちらは1936年から1937年に書かれましたが、ピアニストのマランゴーニによ
ると、オリジナルの総譜は1966年のアルノ川の大洪水で流出し、失われてしま
ったといいます。しかし、幸いにもワシントンD.C.の図書館に原稿が保管され
ていたため、演奏が可能になったそうです。「4つの舞曲」はこの演奏が世界
初演であり、初録音となります。多くの要素を含んだ興味深い作品、これは面
白いです。

8.570927
マイール:
1-4.フルート、クラリネット、バセット・ホルン、ピッコロと管弦楽のための
協奏曲ニ長調「ベルガマスク協奏曲」
5-7.ハープシコード協奏曲ハ長調
8.3つのヴァイオリンと管弦楽のためのトリオ・コンチェルタンテイ短調
ナタリー・シュウェイブ(フルート&ピッコロ)…1.4
アンドレア・スタインバーグ(クラリネット&バセット・ホルン)…2-4
アントニオ・スピラー(ヴァイオリン)…8
イー・リー(ヴァイオリン)…8
ダフィト・ファン・ダイク(ヴァイオリン)…8
バイエルン・クラシカル・プレイヤーズ
フランツ・ハウク(チェンバロ…5-7&指揮)
ドイツ生まれながらも、イタリアで活躍。結局は「イタリア・オペラの父」と
まで言われた作曲家シモーネ・マイール(1763-1845 ドイツ語読みではジモン・
マイヤー)。前述の通り、70曲ほどのオペラが知られてますが、他にも多くの
管弦楽曲と器楽曲を書いています。このアルバムでは3つの協奏曲を聴くこと
ができますが、中でも注目は4つの楽器のための協奏曲ニ長調でしょう。1820年
頃に作曲されたこの曲は1978年にようやく出版され、その際に補筆を施したハ
インリッヒ・バウアーによって「ベルガマスク協奏曲」のタイトルをつけられ
たようです。ベートーヴェン、もしくはハイドンの影響が感じられますが、
各々の楽器ののびやかな響きはとても気持ちのよいものであり、最終楽章での
変奏曲のソロの扱いも見事です。エレガントなハープシコード協奏曲、輝かし
い曲想を持つトリオ・コンチェルタンテも、オペラ作曲家ならではの歌い回し
に陶然となることでしょう。

8.572801
シュヴァルツ=シリング:管弦楽作品集第2集
1.ポロネーズ(1936)…世界初録音
2-5.パルティータ(1934-35)(エントラータ/舞曲/カンツォーナ/やや幅広く)
6-8.ヴァイオリン協奏曲(1953)
キリル・トルソフ(ヴァイオリン)…6-8/ワイマール・シュターツカペレ
ホセ・セレブリエール(指揮)
いつの時代にも「遅れてきた天才」の一人や二人はいるもので、このシュヴァ
ルツ=シリング(1904-1985)もそんな人。20世紀初頭に生まれたにも拘わらず、
その作風はまさにロマン派のものなのですが、ここまで堂々と歌われると誰も
反論ができないのではないでしょうか?第1集(8.570435)でもその作品には驚か
されましたが、このアルバムでもそれは全く変わりません。もちろん彼も、戦
時中の体験が心に深い傷をもたらしたようであり、1953年に作曲されたヴァイ
オリン協奏曲のように、曲によってはかなり悲痛さをみせることもありますが、
全体的にはJ.S.バッハから受け継いだ伝統に基づく調性音楽の世界に沈溺し、
聴き手に深い感銘と喜びを与えてくれるものとなっています。

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12-04 No.27-2

2012年04月27日 18時17分41秒 | Weblog
8.572827(JAN 4945604728270)
ノルウェーのヴァイオリン名曲集
1-6.スパッレ・オルセン(1903-1984):ノルウェイ、ロムからの6つの古い村の歌
7-9.アッテルベリ(1887-1974):
ヴァイオリン、ヴィオラ、弦楽オーケストラのための組曲第3番
(2台ヴァイオリンと弦楽版)…世界初録音
10-11.ステーンハンマル(1871-1927):
ヴァイオリンとオーケストラのための2つの感傷的なロマンス
12.ブル(1810-1880):ハヴァナの思い出
13.ブル:山の幻影(ヴァイオリンと弦楽合奏版)
14.ハルヴォルセン(1864-1935):
ヴァイオリンとオーケストラのためのノルウェイ舞曲第3番
15-20.シベリウス(1865-1957):
ヴァイオリンとオーケストラのための6つのユモレスクOp.87&89
21.シンディング(1856-1941):晩景Op.120
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン…7-9多重録音)
ダーラシンフォニエッタ/ビャルテ・エンゲセト(指揮)
シベリウス、シンディングの協奏曲であまりにも繊細で美しいヴァイオリンを
響かせるかと思うと、シンディングの知られざる小品を丹念に発掘し、知られ
ざる名作に光をあてる・・・そんな若きヴァイオリニスト、ヘンニング・クラ
ッゲルードの新しいアルバムは、ほとんど耳にする機会もないような北欧の
ヴァイオリン作品を集めたものです。1800年代の終わりから1900年代の始めに
集中的に書かれたこれらの作品は、どれも新鮮な響きの中に、甘い憧憬と、胸
がちょっぴり痛むような感傷が込められていて、例え初めて耳にする曲だとし
ても、昔からの知人と会った時のような懐かしさに心がふるえることでしょう。
クラッゲルードは曲によっては多重録音を用い、これらの持つ魅力を100%伝
えることに成功しています。

8.572682
トゥリーナ:ピアノ作品集 第8集
1-4.アンダルシアの庭 Op.31(1924)(セビリアのミューズ/オマキザルの庭/ア
ルカサルの庭/公園の中で)
5.サンタ・クルツの傍らで Op.33(1925)
6-8.アンダルシアのミューズたち Op.93(1942)より(第1番 クリオ:ラビダのゲ
ートで/第7番 ウラニア:ファルカ・フガーダ/第8番 テレプシコーレ:ミニュエ)
10-13.農場にて Op.92(1940)(田舎の夜/農家の影の中に/地平線と平野/乗馬を
する人)
ホルディ・マソ(ピアノ)
アンダルシアの偉大なる音楽詩人、ホアキン・トゥリーナ(1882-1949)。彼の
音楽には多彩で情熱的なリズムが溢れ、これらが得も言われぬ活力を運んでく
るのです。彼は一時期フランスで学び、印象派の影響を強く受けますが、アル
ベニスから「スペイン人の自覚を持つように」諭され、その後はアンダルシア
音楽の研究と発展に力を尽くします。ここでは4つの作品を収録、目もくらむ
ような色彩感にあふれた「アンダルシアの庭」、わずか1か月と少しという短
い期間に書かれたにも拘わらず、彼の作品の中では長大である「サンタ・クル
ツの傍らで」、作曲家晩年の2つの作品「アンダルシアのミューズたち」と「農
場にて」でのひなびた味わいなど、どれも独特の詩情が感じられます。演奏は、
スペイン音楽のスペシャリスト、ホルディ・マソ。第1曲目の冒頭の付点のリ
ズムから何とも言えない雰囲気を醸し出しているところはさすがです。

8.572062
ハイドン:ピアノ三重奏曲集 第2集
1-3.ピアノ三重奏曲 第30番 変ホ長調 Hob.XV:30
4-6.ピアノ三重奏曲 第27番 ハ長調 Hob.XV:27
7-9.ピアノ三重奏曲 第28番 ホ長調 Hob.XV:28
10-12.ピアノ三重奏曲 第29番 変ホ長調 Hob.XV:29
クングスバッカ・ピアノ三重奏団(メンバー)マリン・ブロマン(ヴァイオリン)
ジェスパー・スヴェドベリ(チェロ)
シモン・クロウフォード=フィリップス(ピアノ)
ハイドン(1732-1809)の室内楽作品は、その巧み過ぎる作曲語法が却って音楽
ファンを遠ざけている傾向があり、これらのピアノ三重奏曲も「好きな人には
たまらない」曲集であっても、大抵の人は「ちょっとねぇ」と敬遠してしまう
のではないでしょうか。しかし、実際に聞いてみると、その独創性と多様性に
はまることは間違いありません。このクングスバッカ・ピアノ三重奏団の演奏
は第1集(8.572040)でも見事なハイドン像を構築していましたが、この第2集で
も、4つの作品の関連性を紐解きながら、素晴らしい解釈でこれらを演奏して
います。第27番から29番までは、第1集と同じく、ロンドンで出版されたもの。
ロンドンで名ピアニストとして評判をとっていたテレーズ・ジャンセン(当時
25歳?)に献呈されています。第30番はイギリスから
ウィーンに戻ってきた1976年に書かれたもので、熟練の香りが漂う名品です。
この曲は誰にも献呈されていません。

8.572484
シヴォリ:
1-12.無伴奏ヴァイオリンのための「12のエチュード・カプリース」Op.25
13-25.ジェノワーズ-最初のカプリース
26-38.スペイン風フォリア Op.29 ※13-38…世界初録音
フルヴィオ・ルシアーニ(ヴァイオリン)
マッシミリアーノ・モッテルレ(ピアノ…13-38)
カミッロ・シヴォリ(1815-1897)。現在では、この名前はほとんど忘れ去られて
しまってますが、存命中は「パガニーニが認めた唯一の弟子」として、世界中
から注目を集め、また絶賛されたヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストであり、
また作曲家、ヴァイオリンの収集家として知られていました。彼の演奏は信じ
られないほどに技巧的であり華麗で、1846年にはメンデルスゾーンのヴァイオ
リン協奏曲のイングランド初演を行うなど、同時代の作品の普及にも広く務め
ました。シヴォリによるこれらの作品は、まさにパガニーニを凌駕するほどの、
抒情性と超絶技巧を駆使したものです。また、ピアノが活躍する「ジェノワー
ズ」や「スペイン風フォリア」も聴きものです。

8.572783
ベートーヴェン:
1-6.カンタータ「栄光の瞬間」Op.136
7.合唱幻想曲 ハ短調 Op.80
クレア・ラター(S)/マティルデ・ウォレヴィク(Ms)/ピーター・ホーレ(T)
スティーヴン・ガッド(Br)/マルタ・フォンタナルス=サイモンズ(Ms)…7
ジュリアン・ディヴィス(T)…7/レオン・マッコーリー(p)…7
ウェストミンスター少年合唱団…1-6/シティ・オブ・ロンドン合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ヒラリー・デイヴァン・ウェットン(指揮)
「栄光の瞬間」はナポレオンが敗退後に開催された「ウィーン会議」の際に演
奏された祝祭的なカンタータです。ヨーロッパ諸国の代表が集い、メゥテルニ
ヒ外相が議長を務めたという歴史的な会議であり、ここで演奏されたというこ
とは、ベートーヴェンにとっても鼻高々であったに違いありません。

8.559706
アッラ・ボルゾヴァ:ラダの歌
1-5.ラダの歌(1986-1991)ベラルーシの子どもたちの民謡、言葉遊び、ゲーム、
舞曲、子守歌 (ラドゥ-ラドゥ-ラドキ/けしの花とゲーム/昔、父さんには3人
の息子がいた/昔、白い壁を伝って歩き(子守歌)/輝け、輝け、お日様よ!)
6.新世界へ(2001-2002)
ヴァレンティナ・フリーア(ソプラノ)…1-4
ヴァレンティナ・コザック(フォークシンガー)…1.3-5
クリストファー・デーン(ツィンバロン)…3 他
ミシガン州立大学児童合唱団…1-5
デトロイト交響楽団
レナード・スラットキン(指揮)
女性作曲家、アッラ・ボルゾヴァ(1961-)は1961年ベラルーシのミンスクに生
まれ、6歳からピアノと作曲を始めました。1モスクワ音楽院で作曲の博士号を
取得し、その後1993年にアメリカに移住、1996年にはニューヨークに自宅を構
え作曲活動に励んでいます。彼女は自作に様々な詩や物語をあてはめるのを好
み、これらの想像力豊かな作品は各方面で高い評価を得ています。このアルバ
ムに収録されている「ラダの歌」もそんな作品で、彼女の娘「ラダ」のために
書かれたカンタータです。1992年にベラルーシ・ラジオ・テレビの子ども合唱
団と交響楽団によって初演され、風変りなお伽噺と幻想の世界を体感させてく
れるこの色彩に溢れた曲は、多くの同時代の作曲家と演奏家たちに多くのイン
スピレーションを齎しています。

8.572600
イギリス歌曲シリーズ 第22集/ブリテン
1-14.ウィリアム・ブレイクの歌と格言 Op.7 4(格言I「孔雀の美観は神の栄光
である」/ロンドン/格言II「牢獄は法律という石によって建てられ」/煙突掃
除の子/格言III「小鳥は巣を、蜘蛛は網を」/毒の樹/格言IV「朝に考えよ、昼
に働け」/虎/格言V「怒っている虎は教育のある馬よりも賢い」/ハエ/格言VI
「愚行の時間は時計ではかれるが、英知の時間は時計でははかれない」/ああ、
ひまわりよ/格言VII「一秒の砂に世界を見、一輪の野の花に天国を見る」/い
つもの夜といつもの朝)
15-19.歌曲集「売り言葉に買い言葉」(魅惑の歌/秋/銀/夜伽/売り言葉に買い
言葉)
20-29.民謡編曲集 (第3集「イギリスの歌」より第1番「鋤で耕す少年」/第3集
「イギリスの歌」より第5番「霧のかかった露」/「トム・ボウリング」の編曲
集より第1番「トム・ボウリング」/第3集「イギリスの歌」より第6番「おお悲
しい」/第1集「イギリスの歌」より第7番「オリヴァー・クロムウェル」/第1集
「イギリスの歌」より第6番「とねりこの林」/第1集「イギリスの歌」より
第1番「サリー・ガーデン」/第3集「イギリスの歌」より第2番「なぐさめる人
もなく」/第1集「イギリスの歌」より第2番「ちいさなサー・ウィリアム」/
第5集「イギリスの歌」より第6番「羊を追って」)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
イアイン・バーンサイド(ピアノ)
ブリテンの声楽曲は、大抵生涯のパートナーであったピーター・ピアーズのた
めに書かれていますが、この1965年の「ウィリアム・ブレイクの歌と格言」は
不世出のバリトン、D.フィッシャー=ディースカウのために書かれています。
1960年に作曲された「戦争レクイエム」のバリトン・パートも彼のために書か
れたものであったことでもわかるように、ブリテンはディースカウを心から信
頼していたのでしょう。この作品もとても練られたものであり、全てに「凝縮
と謎めいた微笑」が横溢していて、生半可な歌手では歌いこなせないほどの深
遠さを見せています。交互に歌われる格言と歌は全て密接な結び付きを持ち、
執拗な言葉遊びと皮肉めいた味わいで満たされています。彼が終生愛した民謡
編曲集と、ウォルター・デ・ラ・マーレの詩による歌曲集「売り言葉に買い言
葉」も収録。

8.572760
全てはうまく行く
1.R.パヌフニク(1968-):全てはうまく行く…世界初録音
2.ホルスト(1874-1934):ヌンク・ディミティス
3.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):真理のために勇敢に
4.ラフマニノフ(1873-1943):晩祷 Op.37より「聖母への讃歌」
5.タヴナー(1944-):聖なるもの
6.グレツキ(1933-2010):全てはあなたのもの
7.マンティヤルヴィ(1963-):おお大いなる神秘よ
8.ヴィレット(1926-1998):聖母への讃歌
9.ニューステット(1915-):スターバト・マーテル
エクスルターテ・シンガーズ/リチャード・メイ(チェロ)…1.5.9
レベッカ・クィンニー(ソプラノ)…2
オリヴァー・コンディ(テノール)…2
デヴィッド・オグデン(指揮)
様々な国や時代に息衝く献身と慰めの音楽。これらを幅広く集めた心安らぐ1枚
です。ロシア正教の流れを組むラフマニノフ、タヴナーの神秘的な音楽や、賛
美歌が盛んな国であるイギリスからはホルストとヴォーン・ウィリアムズの壮
麗な神への祈り。そしてヴィレットとニューステットの2曲はマリアへの祈りで
す。「悲歌のシンフォニー」で知られるグレツキの作品は驚くほど力強いパワ
ーを秘めたもので、これは彼の祖国ポーランドに教皇ヨハネ・パウロ二世が訪
れた際の記念式典で歌われたもので、ラテン語の「Totus Tuus(全てはあなたの
もの)」は教皇がモットーとしていた言葉です。クリスマスの神秘を歌ったマン
ティヤルヴィ、そしてタイトルにもなった作品は、ロクサナ・パヌフニクのも
の。彼は名作曲家&指揮者アンジェイの息子であり、現代イギリスを代表する
作曲家の一人でもあります。

8.572812
私は永遠を見た
1.ティモシー・コーリス(1972-):グローリア
2.レナード・エンズ(1948-):私は永遠を見た
3.ピーター・ティフェンバック(1960-):ヌンク・ドゥミシス
4-7.ルース・ワトソン・ヘンダーソン(1932-):ミサ・ブレヴィス
8.ティモシー・コーリス:雪を咲かせる桜の木を見るために
9.ポール・ハレー(1952-):おお、主なる神、私たちをもたらしたまえ
10.クレイグ・ガルブレイス(1975-):生けるもの全て
11.モルヤン・モゼティヒ(1947-):飛ぶ白鳥
12.マーク・シレット(1952-):よき国のための主の祝福
13.グレン・ブール(1954-):アニュス・デイ
14.イマント・ラミンシュ(1943-):詩編第23番
15.スティーブン・チャットマン(1950-):思い出す
マイケル・ブロス(オルガン)…9/レスリー・デアス(ピアノ)…1
ジョン・マルシュマン(チェロ)…11
スティーヴン・ピエール(クラリネット)…11
エローラ・フェスティヴァル・シンガーズ
ノエル・エディソン(指揮)
カナダの現代作曲家11人による合唱作品のアンソロジーです。国によって微妙
に宗教観が異なるのは当たり前のことでしょうが、この国における楽園や天国
の位置づけというものに思いを巡らせたくなるような、示唆に富む選曲となっ
ています。人間の存在への問いかけ、自然礼賛、普遍なる物への愛、これらが
ナチュラルに歌われる姿は感動的です。ここで清冽なハーモニーを聴かせるエ
ローラ・フェスティヴァル・シンガーズは1980年に指揮者ノエル・エディソン
によって設立されたカナダの合唱アンサンブルです。彼らはグラミー賞にノミ
ネートされるなど、実力を高く評価されており、NAXOSレーベルにも数多くの
録音があります。なかでもウィテカーの作品集(8.559677)は大絶賛。彼らの幅
広い力量がわかる1枚です。

8.578217
グレート・クラシカル・マスターピース

1.コープランド:市民のためのファンファーレ(8.550282)
2.ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお,魂の牧者よ(8.550998)
3.J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV1041-第1楽章(8.550194)
4.モーツァルト:レクイエム ニ短調 K626-ディエス・イレ(8.550235)
5.ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第14番 Op.27-2「月光」-第1楽章(8.550045)
6.ブラームス:ハンガリア舞曲 第1番(管弦楽版)(8.550110)
7.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18-第2楽章(8.550117)
8.ラヴェル:高雅で感傷的なワルツより(8.550173)
9.オルフ:カルミナ・ブラーナ-運命の女神よ(8.550196)
10.グレツキ:古風なスタイルによる3つの小品-第1番(8.550822)
11.ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-第1楽章(8.550729)
12.ヘンデル:
水上の音楽 第2組曲 ニ長調 HWV349-第2番 アラ・ホーンパイプ(8.550109)
13.サティ:ジムノペディ 第1番(8.550305)
14.ヴィヴァルディ:四季より春-第1楽章(8.550056)
15.モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K525-第4楽章(8.550026)
16.フォーレ:レクイエム Op.48-サンクトゥス(8.550765)
17.ガーシュウイン:ピアノ協奏曲 ヘ長調-第3楽章(8.550295)
18.ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調「新世界より」-第4楽章(8.550271)
様々な演奏家
2012年は、NAXOSレーベルの創立25周年にあたります。そこで、過去25年で最も
売れたアルバムから1曲ずつ抜粋した、「NAXOSベスト・ランキング」的な1枚が
出来上がりました。これはもちろん世界中のNAXOSファンの声を集めたものなの
で、日本のランキングとは微妙に違う部分があり、それはそれでとても興味深
いものと言えるでしょう。もちろん、アルバムからの抜粋なので、人々が求め
ているのは「他の曲」(そのアルバムに収録されている別の作品)である場合も
多々あります。まだまだ世界は広い・・・そんな感慨にふけるのも一興ですね。

8.112065
ニコラス・フラジェッロ 自作自演集
1-10.マーティン・ルーサー・キングの受難曲 (オザンナ・ダヴィデの子/非暴
力の中心をなすものは/イエスの御心よ/自由のために闘争しよう/自身の民の
罪のために/これから困難な日々が待っている/死は避けられない/悲しみの聖母
/神をたたえよ/私は夢を持つ)
11.リンフィニート
12-17.ランド(鷲/梟/ウタツグミ/オーク/マツユキソウ/隠れたところに咲く花)
エツィオ・フラジェッロ(バス・バリトン)
レスリー・ピアソン(オルガン)…1-10
アンブロジアン・シンガーズ…1-10
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団…1-10
イ・ムジチ・ディ・フィレンツェ…11-17
ニコラス・フラジェッロ(指揮)
録音 1969年5月1.3日ロンドン,バーキング・アッセンブリー・ホール…1-10,
1962年9月イタリア ローマ…11-17
ニコラス・フラジェッロは1928年ニューヨーク生まれ。幼い頃からピアノと
ヴァイオリンを学び、10歳になる前から作曲を始めました。ローマの聖チェチ
ーリア音楽院に留学し、新ロマン派の作風で知られるジャンニーニとピッツェ
ッティに学ぶことで作曲家としての才能が完全に開花したのです。フラジェッ
ロの作品は革新的な和声や技法を感じさせながらも、最終的にはロマンティッ
クな潮流から外れることがなく、まるで映画音楽のような迫力と、溢れる情感
に満ちた心地良い音楽に満たされているものです。1974年に作曲されたオラト
リオ「マーティン・ルーサー・キングの受難曲」は、アフリカ系アメリカ人公
民権運動の指導者として活動したキング牧師をモデルにした作品で、この録音
の後、アメリカ全土、お及びカナダでも演奏され高い評価を受けました。ピ
ツェッツィの影響を受けた「リンフィニート」、詩人テニソンによる歌曲集
「ランド」もシンプルな詩を、音楽を以って心行くまで発展させた感情豊かな
作品です。どの作品でも彼の弟であるエツィオ・フラジェッロが見事なバリト
ンを聴かせます。

8.112066-69 4枚組
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」より第3夜「神々の黄昏」
ブリュンヒルデ…キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
ジークフリート…セット・スヴァンホルム(テノール)
グートルーネ…イングリート・ビョーナー(ソプラノ)
グンター…ヴァルデマル・ヨンセン(バリトン)
アルベリヒ…ペール・グレンベリ(バリトン)
ハーゲン…エジル・ノルドフェー(バス)
ヴォークリンデ…ウンニ・ブッゲ=ハンセン(ソプラノ)
ヴァルトラウテ…エヴァ・グスタヴソン(メゾ・ソプラノ)
ヴェルグンデ…カレン・マリー・フラグスタート(メゾ・ソプラノ)
スタジオ・コーラス
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団/ノルウェー国立放送管弦楽団
エイヴィン・フィエルスタート(指揮)
録音 1956年1月5.8.10日オスロ ノルウェイ放送スタジオ,
1956年3月14日オスロ大学大ホール
当時、EMIとの軋轢のために歌うことから退いていた名歌手フラグスタート。
しかし彼女自身は本心から歌うことに終止符を打ったわけでもなく、機会さえ
あれば(他のレコードメーカーの依頼ならば)もう一度歌ってもよいと考えてい
たのです。そんな噂を聞きつけた名プロデューサー、ジョン・カルショーはま
ず彼女に歌曲リサイタルとワーグナー(1813-1883)のLPの制作の意向を問いま
す。しかし彼女は本当は、その頃ノルウェーのラジオ放送用に歌った「神々の
黄昏」の演奏を商業レコードとして発売されることを望んでいました。しかし、
その演奏にはかなりの欠落や不満があったため、カルショーは不足した分につ
いての録音セッションを組むことを考案します(もちろん全てを補てんできた
わけではなく、いくつかの欠落があります)。もちろん問題は山積でしたが、
とにかくカルショーは「今でも全く衰えのないフラグスタートの声」を音盤と
して残したかったのです。放送音源分については収録日に諸説がありますが、
ここでは、原盤に基づいた日を記載しておきます。

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12-04 NO.26

2012年04月25日 17時29分36秒 | Weblog
<Passacaille>
Passacaille 977 ¥2300
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.3 - J.S.バッハ&ゼレンカ ――
J.S.バッハ:カンタータ第46番《考えみよ、かかる苦しみのあるやを》BWV.46
ゼレンカ:聖木曜日のための哀歌I
J.S.バッハ:カンタータ第102番《主よ、汝の目は信仰を顧みたもう》BWV.102
ゼレンカ:聖土曜日のための哀歌II
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)、マーカス・ウルマン(テノール)、
リーヴェン・テルモント(バリトン)、
マルセル・ポンセール(ディレクター&オーボエ)、イル・ガルデリーノ
マルセル・ポンセールとヤン・デ・ヴィネを中心として1988年に結成され、現
在も古楽王国ベルギーを代表する世界有数のピリオド・アンサンブルとして活
躍するイル・ガルデリーノの「J.S.バッハのカンタータ集Vol.3」。
「Vol.1」のヨハン・クリストフ・バッハ、「Vol.2」のグラウプナーと続いて
きたJ.S.バッハの音楽との共演者。「Vol.3」はJ.S.バッハと、"ボヘミアの
バッハ"ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)!
録音:2010年11月24日-27日、アミューズ(アントワープ)

Passacaille 984 ¥2300
J.S.バッハ:
フランス組曲第1番ニ短調BWV.812/フランス組曲第2番ハ短調BWV.813
フランス組曲第3番ロ短調BWV.814/イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
イタリア風アリアと変奏イ短調BWV.989
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
ミラノ聖シンプリチアーノ教会のオルガニストを務め、ミラノ国際音楽アカデ
ミー、バーゼル・スコラ・カントルムで教鞭を執るなど、ルネサンス、バロッ
ク音楽、そしてバッハの音楽の権威として高名なロレンツォ・ギエルミ。
東京カテドラル聖マリア大聖堂の新オルガン建設に携わるなどオルガニストと
して数多くの功績を残しているギエルミが、J.S.バッハの「フランス組曲」と
「イタリア協奏曲」で"チェンバリスト"としての姿を披露!
深い音楽性を感じさせるバッハの解釈、高貴な品格を備え持ったチェンバロ演
奏は、イタリア古楽界の巨匠だからこそ成し得た芸術である。
録音:2011年10月28日&11月10日、クレーマ(イタリア)

Passacaille 982 ¥2300
C.P.E.バッハ:
オーボエ協奏曲変ホ長調Wq.165/シンフォニア ホ短調Wq.177
オーボエ協奏曲変ロ長調Wq.164
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&指揮)、イル・フォンダメント
バロック・オーボエの世界的名手であり先駆者的存在、パウル・ドンブレヒト
とイル・フォンダメントのC.P.E.バッハは、「2つのオーボエ協奏曲」と「シ
ンフォニア」!
C.P.E.バッハがベルリン時代の1765年に「チェンバロ協奏曲」から「オーボエ
協奏曲」へと編曲を行った「Wq.164」と「Wq.165」では、ドンブレヒトのバロ
ック・オーボエの妙技が色鮮やかに冴え渡る。イル・フォンダメントの洗練さ
れた豊かなサウンドも絶品。
録音:1996年9月、サン・アポリネール教会(ボーラン)




<Et'cetera>
KTC 1439 2枚組(1枚価格) ¥2300
古典派の音楽 - ドゥシークVol.1 ――
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク:
ソナタ第2番変ロ長調Op.34、6つのソナチネ、
イギリスのバラッド《真夜中に》による変奏曲、アンダンテとロンド
ソフィア・ジュスティーナ・ドゥシーク=コッリ:
3つのソナタ(スコットランドのアリアとエールによるアダージョとロンドOp.2,
Book 1より)、
3つのソナタ(スコットランドのアリアとエールによるアダージョとロンドOp.2,
Book 2より)、
シチリアのアリア、
ドゥシーク夫人のために作曲された協奏曲(ハープ・ソロ版)
長澤真澄(シングル・アクション・ハープ)
ピリオド・ハープの世界的名手マラ・ガラッシの愛弟子で、日本を代表するハ
ーピスト、長澤真澄の新シリーズ「古典派時代の音楽」がスタート!
シリーズの幕開けとなる「Vol.1」は、没後200周年を迎えたボヘミア古典派の
大作曲家ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(ドゥセック/1760-1812)と妻のソ
フィア・ジュスティーナ・ドゥシーク=コッリ(1775-1831)の音楽!
ロシアのエカチェリーナ2世、フランスのマリー・アントワネットに重用されな
がらも、陰謀とフランス革命のために両国に留まれなかったドゥシーク。
ロンドンで出会い結ばれた妻のコッリとも不仲が続き、義父との共同設立会社
が倒産すると、家族を捨てて今度はドイツへと逃亡するなど、音楽的才能に恵
まれながらも、その人生は波乱万丈のドラマに満ちている。
音楽で結ばれたマダム&ムッシュ・ドゥシークの作品を、長澤真澄のシングル
・アクション・ハープが優雅に、そして華麗に響かせる ――。
録音:2011年10月、ヴァールゼ教会(アムステルダム)
使用楽器:F.J.ナーデルマン(パリ)1815年頃製作





<MSRレーベル(アメリカ)>
MS 1359 ¥1980
「殉教者」-サックスと吹奏楽のための協奏曲集
(1)ポウル・クレストン(1906-1985):
アルト・サクソフォンとバンドのための協奏曲(1941)
(2)デヴィッド・デブア・キャンフィールド(b.1950):
アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲「殉教者」(2003)
(3)ジョン・チーザム(b.1939):コンチェルト・アグラリアーナ(2003)
(4)インゴルフ・ダール(1912-1970):
アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲(1949/53)
ケネス・ツェ(アルトSax)
アイオワ大学シンフォニー・バンド
(1)(3)(4)リチャード・マーク・ヘイデル指揮、
(2)レイ・クレーマー指揮
録音:2010/2011年
ケネス・ツェ(チェ)は香港出身のサクソフォン奏者。地元香港で学んだ後渡米、
インディアナ大学で研鑽を積み1996年にニューヨークのカーネギー・ホールで
デビューしニューヨーク・タイムズ紙で絶賛される。1997年と1999年に来日し
てリサイタルを開催している。また須川展也とのデュオでアルバムも出してい
る(CRYSTAL RECORDS)。楽器はヤマハを使用、同社のパフォーミング・アーティ
ストでもある。

MS 1418 ¥1980
「干し草の中のダイアモンド」-20世紀のピアノ・トリオ
アルノ・ババジャニアン(1921-83):ピアノ三重奏曲嬰へ短調(1952)
ジャン・フランセ(1912-97):ピアノ三重奏曲(1986)
ポール・シェーンフィールド(b.1947):カフェ・ミュージック(1987)
トリオ・ソリス:
【コリーン・スティルウェル(Vn)、グレゴリー・ソーアー(Vc)、
リード・ゲインズフォード(Pf)】
録音:2010/2011年
アルバム・タイトルの「干し草の中のダイアモンド」とは「隠された宝物」、
「知る人ぞ知る名品」というほどの意味だろうか。とは言え、ハチャトゥリア
ンの次の世代に属するアルメニアの作曲家ババジャニアンはロストロポーヴィ
チが彼のチェロ協奏曲を初演するほどの大物で、アルメニア民謡に由来するエ
キゾチックな(時にボロディンを彷彿とさせる)旋律は忘れられないほどの印象
を残す。今年が生誕百年となるフランセの軽妙洒脱な三重奏曲、ジャズのイ
ディオム満載のシェーンフィールドの楽しい「カフェ・ミュージック」と聴き
所たっぷり。

MS 1394 ¥1980
ヴィットリオ・ジャンニーニ(1903-66):
(1)ピアノ五重奏曲
(2)ピアノ三重奏曲
(1)J.ジェノーヴァ(Vn)、(1)(2)S.ミレンコヴィチ(Vn)、
(1)A.ルディアコフ(Va)、(1)(2)A.アズナヴォオリアン(Vc)、
(1)(2)A.ネイマン(Pf)
録音:2011年1月
アルフレッド・リードの師として、またMERCURYレーベルのイーストマン・ウィ
ンド・アンサンブルの録音で、吹奏楽ファンには有名なジャンニーニの珍しい
室内楽作品集。
ジャンニーニはイタリア系アメリカ人としてフィラデルフィアに生まれ、ジュ
リアード音楽院で学んだ。その後1939年にニューヨークに移住しジュリアード、
カーティス、マンハッタン音楽院で教鞭を執った。作風はこの時代を生きた作
曲家としては穏健でフォーレ、フランク、ブラームス、ラフマニノフの影響を
感じさせる。ピアノ五重奏曲は野村芳太郎監督の映画「砂の器」(1974)のサウ
ンドトラック(菅野光亮)を思わせる歌謡性に富んだ旋律と劇的要素にあふれた
美しい作品。

MS 1272 ¥1980
「フローレンス・マストリック/オルガン・コンサート第3集」
-ジャスト・フォー・ファン
ロバート・エルモア:ルンバ/ギ・ボヴェ:サラマンカ
ギ・ボヴェ:マンシーニの「ピンク・パンサー」によるフーガ
ロバート・エルモア:童謡による幻想曲
ジャイルズ・スウェイン:リフ・ラフ
モーリス・デュリュフレ:スケルツォ
シューマン:スケッチ第4番変ニ長調
バッハ:幻想曲とフーガイ短調
フローレンス・マストリック(Org)
録音:2007年1-2月ルドルフ・フォン・ベッケラート・オルガン(1956)使用
(トリニティ福音ルーテル教会,クリーヴランド)
マストリックのオルガン作品集第3集は前半がオルガンには珍しい「ルンバ」
や「ピンク・パンサー」など楽しい作品が集められています。エルモアの「童
謡による幻想曲」には日本人にもなじみの深い「キラキラ星」や「ロンドン橋
おっこちた」なども聞こえてきます。後半はデュリュフレ、シューマンとバッ
ハで締められています。

MS 1273 ¥1980
「フローレンス・マストリック/オルガン・コンサート第4集」
マルセル・デュプレ(1886-1971):3つの前奏曲とフーガOp.7
セザール・フランク(1822-1890):3つのコラール(ホ長調、ロ短調、イ短調)
フローレンス・マストリック(Org)
録音:2007年1-2月ルドルフ・フォン・ベッケラート・オルガン(1956)使用
(トリニティ福音ルーテル教会,クリーヴランド)
第3集とは一転、第4集は硬派な作品集。オルガンのフローレンス・マストリッ
クはオバーリン大学音楽学部で学び、バロックからロマン派、現代曲まで幅広
いレパートリーをカバーしている。ヴィドールとメシアンを結ぶオルガン音楽
の作曲家として名高いデュプレとワーグナーの影響を感じさせるフランクの代
表作を華麗に弾いている。

MS 1364 ¥1980
「ジョセフ・ラッカーズ・デビュー」
バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV.903
シューマン:幻想曲Op.17
ラヴェル:ラ・ヴァルス
バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80
ジョセフ・ラッカーズ(Pf)
録音:2010年8月南カリフォルニア音楽大学リサイタル・ホール
ジョセフ・ラッカーズはイーストマン音楽学校からドクターの称号も受けてお
り、スタインウェイ・アーティストにも選ばれ、既に全米各地やヨーロッパ、
アジアでコンサート活動を行っている。またロマゾフ・ラッカーズ・ピアノ・
デュオとしても活動しており、高い評価を受けている。

MS 1384 ¥1980
「愛はあなたの声を飛翔させる」
-ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための音楽
カーソン・クーマン(b.1982):もとに戻らない心(詩:J.ハッシュフィールド)
タリック・オレガン(b.1978):神聖なるもの(詩:S.マラルメ)
レナード・エンズ(b.1948):歌曲集《終わりへ》より
リチャード・ウィルソン(b.1941):
カップル、スウィフト・オーバー・ダブリン
エリザベス・ハスキンズ(b.1951):私の庭(詩:C.ロセッティ)
ドナルド・ワックスマン(b.1925):ラヴ・ソングズ
クリスティン・ハウレット(Sop)、
パトリック・ウッド・ウリベ(Vn)、
ホリー・チェイサム(Pf)
録音:2010-2011年
アメリカの新旧世代の作曲家によるソプラノ、ヴァイオリン、ピアノのために
書かれた歌曲を収録。いずれも調性で書かれた叙情的な作品で親しみやすい。
ソプラノのクリスティン・ハウレットは歌手活動だけでなく合唱やオペラの指
揮者としても活動するマルチな音楽家。

MS 1396 ¥1980
「美しきフランス」-フランス・バロックの音楽
ニコラス・ベルニエ(1665-1734):カフェ
F.クープラン(1668-1728):愛と名づけられたコンセール第9番
マレ(1965-1728):イ短調の小品
ジャック・デュフリ(1915-1789):ニ長調の小品
モンテクレール(1667-1737):バッカスのアリア
レ・グラーセ:
【ジェニファー・ポーリーノ(S)、アネッテ・バウアー(リコーダー)、
レベカー・アーレント(gamba)、ジョナサン・ローズ・リー(Cemb)】
録音:2010年3月
バロック・アンサンブル、レ・グラーセは2008年に結成したばかりの新しい
グループでメンバーは地元アメリカで学んだ後、ヨーロッパで研鑽を積んだ若
い音楽家で構成される。カンタータからのアリア、室内楽曲、ヴィオル独奏曲
など様々な編成の作品が収められフランス・バロック音楽の諸要素がこれ一枚
で一応は味わえる内容となっている。

MS 1401 ¥1980
バルトーク:「44の二重奏曲」全曲(Sz.98/1931)
(バルトーク提案の曲順による演奏、全46トラック)
デュオ・ランドン:
【フリフ・シグルヨンスドッティル(Vn)、ヒョルレイフル・ヴァルソン(Vn)】
録音:2005年8月
シグルヨンスドッティルはアイスランド人を父にデンマークに生れた。アイス
ランドのレイキャビク音楽院で学んだ後、渡米、ウィリアム・プリムローズや
ヤノシュ・シュタルケルに学んだ。ヴァルソンはアイスランド出身でチェコの
プラハ音楽院で学び、現在はクラシックと民族音楽のバンドの両方で活躍して
いる。デュオ・ランドンの名前の由来は2人が使う楽器がクリストフ・ランド
ン氏制作のヴァイオリンから。
ヴァイオリンのミクロコスモスともいうべきこの作品を一種のワールド・ミュ
ージックとしてとらえ、活き活きと演奏している。この録音はバルトーク提案
の曲順で演奏され、一部の曲は2回演奏されているためトラックが46となって
いる。

MS 1422 ¥1980
「クイック・ステップ」
-アメリカ南北戦争当時のブラス・バンド音楽
トマス・コーツ:
ノーサンプトン・クイック・ステップ、バークレーのミンストレル
ウィリアム・タンザー:セント・マーティンズ
ジョージ・H.グッドウィン:ワルツ
A.カーリック:死の行進曲
トマス・コーツ:ファントム、クイック・ステップ31
ほか全19曲
ダグラス・F.ヘドウィグ指揮
コーツ・ブラス・バンド
(1855-72頃のピリオド楽器&マウス・ピース使用)
録音:2011年8月ポーリング・クエーカー・ヒル・キリスト教会,ニューヨーク
アメリカ南北戦争(1861-1865)当時に北部で盛んに演奏された曲を収録。楽器
やマウス・ピースは当時のものを使用している。

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12-04 No.25-1

2012年04月25日 15時35分22秒 | Weblog
<cpo>
777747-2 2枚組 ¥4900
J.シュトラウス2世:喜歌劇「メトゥザレムの王子」全曲 3幕
V.ヴィルダー&A.ドラクール台本、C.トロイマン編
ヤーナ・フライ(ソプラノ)/ジェシカ・グラッテ(ソプラノ)
フランク・エルンスト(テノール)/ゲルト・ヴィーマー(バリトン)
エルマー・アンドリー(バス・バリトン)
フランク・オベリューバー(テノール)他
ドレスデン州立オペレッタ管弦楽団&合唱団
エルンスト・タイス(指揮)
1874年、ヨハン・シュトラウスとその妻イェッティはパリに滞在し、その地で
オッフェンバックの作品について検討していました。彼の見込みによると、
「もうオッフェンバックの時代は終わった」と断言してはみたものの、ウィー
ンで上演予定の新しいオペレッタの台本は、どうみても「オッフェンバック風」
のものだったのです。シュトラウス自身は、この台本について、前述の理由か
ら懐疑心を抱いたものの、付けたメロディは極上のものだったためか、1877年
のカール劇場での初演時には大成功を収め、公演回数は80回を超えたといいま
す。

777551-2 ¥1700
プレイエル:プロイセン四重奏曲集 第4-6番
1.弦楽四重奏曲 ハ長調 Ben334/2.弦楽四重奏曲 イ長調 Ben335
3.弦楽四重奏曲 変ホ長調 Ben336
ケルン・プレイエル弦楽四重奏団
7-9番(777315-2)で、その上品で雅びな作風が話題となったプレイエル(1757-
1831)の弦楽四重奏曲の続編です。今作でもケルン・プレイエル弦楽四重奏団
による演奏です。作曲家としてのプレイエルは、未だその全貌が解明されてい
るとは言い難く、もちろんその作品の評価も定まっていないのが実情です。以
前は出版業者として身を立てるまえの修業期間の秀作として、また、数多くの
「忘れられた」古典派の作曲家たちと同列に扱われてしまったプレイエルです
が、実はハイドンからベートーヴェン、そしてシューベルトへと繋がる、古典
派から前ロマン派の作風を見事に体現している作曲家でもあるのです。逆に言
えば「独創的なものに欠ける」と捉えられてしまうかもしれませんが、この頃
の弦楽四重奏曲が、いかに魅力的な文体を持っていたかの証明でもありましょ
う。魅力的なメヌエットを含む形式美に満ちた音楽です。

777735-2 ¥2450
アントン・ブルックナー:交響曲 第2番 ハ短調(1877)
ノーザン・シンフォニア/マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
ヴェンツァーゴの魅力あふれる「ブルックナー(1824-1896)交響曲ツィクルス」
の第3弾です。今作はあまり演奏機会の多くない第2番で、「曲のスケールに合
わせてオーケストラを選択する」というコンセプトを踏襲するヴェンツァーゴ
は、比較的規模の小さいノーザン・シンフォニアを選びました。ノーザン・シ
ンフォニアは1958年に創立されたイギリス・イングランド北部のニューカッス
ル・アポン・タイン近郊のゲイツゲッド市にある室内オーケストラで、I.フィ
ッシャー、R.ヒコックス、H.シフらが歴代の指揮を務め、現在はヴァイオリニ
ストのトーマス・ツェトマイアーが音楽監督を務めてます。このエキサイティ
ングかつ革新的なオーケストラからヴェンツァーゴは極めて精緻な響きを引き
出すことに成功しました。

777242-2 ¥2450
ゲオルク・フィリップ・テレマン:ヴァイオリン協奏曲全集 第4集
1.ヴァイオリン(2つのオーボエも共に)、弦楽合奏と通奏低音のための序曲
(協奏曲)ト長調 TWV55:G6
2.ヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための序曲(協奏曲)ホ長調 TWV55:E3
3.ヴァイオリン(2つのオーボエも共に)、弦楽合奏と通奏低音のための序曲
(協奏曲)ト短調 TWV55:G7
オルフェオ・バロック管弦楽団
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン&指揮)
cpoの膨大なテレマン(1681-1767)・コレクションの中でも、多くの人が続編を
待ち望んでいるヴァイオリン協奏曲集、第4集の登場です。第3集では、自身が
率いるアンサンブルとの演奏を披露したエリザベス・ウォルフィッシュですが、
今作では、第2集と同じく、オルフェオ・バロック管弦楽団と極めて濃密なやり
とりを聴かせます。テレマンのヴァイオリン協奏曲は非常に独創的、かつ実験
的なフォームを持っていることで知られ、それは、ドイツの伝統的な音楽の形
式にフランスとイタリアの潮流を取り入れたテレマンらしく、ヴァイオリンの
奏法にも華やかで技巧的なものが多くみられ、また形式的にも面白いものが多
いのです。遊び心と優雅さを併せ持つこれらの作品、どの曲にも「演奏する喜
び」と「聴く喜び」が満ち溢れています。

777748-2 ¥2450
アレッサンドロ・スカルラッティ:世俗カンタータ集
1.ソプラノ、弦楽合奏と通奏低音のための「オリンピア」
2.ソプラノ、弦楽合奏と通奏低音のための「アリアンナ」
3.ソプラノ、トランペット、弦楽合奏と通奏低音のための「テブロ川のほとり
で」
アドリアーナ・フェルナンデス(ソプラノ)
ガブリエーレ・カッソーネ(トランペット)
コンチェルト・ド・カヴァリエーリ
マルチェッロ・ディ・リーザ(指揮)
ナポリで生まれたアレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)は、おもにナポ
リ楽派の歌劇の創始者として知られます。彼の音楽、とりわけ声楽曲は、17世
紀の初期イタリア・バロックの声楽様式と、古典派の重要な橋渡しとしての働
きを持っていて、形式的にも、感情表現などでも、それまでのものから一歩踏
み込んだ素晴らしいものとなっています。彼は500曲以上のソロ・カンタータを
作曲していて、これらも歌劇同様に、主人公の感情表現、ことに女性心理を巧
みに扱っており、構造的にも見事な作品として愛好されています。宗教的作品
集(777476-2)と同じ、マルチェッロ・ディ・リーザ率いるコンチェルト・ド・
カヴァリエーリの演奏。ソリスト、フェルナンデスも芯のある美声を聴かせます。

777630-2 ¥1700
ミェチスワフ・ヴァインベルク:木管楽器のための室内楽集
1.クラリネット・ソナタ Op.28/2.フルートとピアノのための12の小品 Op.29
3.無伴奏ファゴットのためのソナタ Op.133
4.フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲 Op.127
エリザヴェッタ・ブルミナ(ピアノ&芸術コンセプト)
ヴェンゼル・フックス(クラリネット)/ヘンリク・ヴィーゼ(フルート)
マティアス・バイアー(ファゴット)/ニムロッド・グェス(ヴィオラ)
ウータ・ユングヴィルト(ハープ)
最近、その作品の復興が盛んなポーランド=ロシアの作曲家ヴァインベルク
(1919-1996)、新しい作品も次々と発見され、更に世界的評価が高まっていま
す。このアルバムでは比較的珍しい室内楽作品を4曲収録。比較的初期の作品
であるクラリネット・ソナタは聴く機会もありますが、晩年の無伴奏ファゴッ
ト・ソナタや三重奏曲はほとんど知られていません。彼の作品は、よくショス
タコーヴィチとの類似点が指摘されますが、実際にはもう少し抒情的な要素を
持ち、また驚くほど感傷的な面も見えたりします。各々の楽器には高い技術が
要求され(特にピアノ・パート)、演奏もなかなか困難ではありますが、ここで
見事な統率力を見せるピアニストのブルミナを始めとする演奏家たちは、文句
なしの名演を聴かせています。

777750-2 ¥1700
ドミトリー・ショスタコーヴィチ:
1.付随音楽「ハムレット」組曲 Op.32a(1932年オリジナル・ヴァージョン)
2.ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 Op.35
3.ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 Op.102
ヴァレンティーナ・イゴーシナ(ピアノ)/トーマス・ハンメス(トランペット)
ドイツ・カンマーアカデミー・ノイス
ラヴァー・スコウ=ラーセン(指揮)
ショスタコーヴィチ(1906-1975)の「ハムレット」というと、1964年に書かれた
映画音楽がよく知られています。しかし、彼はもっと早い時期からシェークス
ピアのこの作品を愛していたといい、1932年には既にこの付随音楽が作曲され
ています。この年に上演されたアキーモフの演出による「ハムレット」はかな
り型破りな解釈が施され、本来なら悲劇であるはずのこの物語も、皮肉たっぷ
りの喜劇として描かれました。ショスタコーヴィチの音楽は、前述の映画音楽
に比べると、かなり軽快で才気走ったもの。もちろん当局の検閲は、この作品
を上演禁止にしてしまったことは言うまでもありません。後の54年に彼自身が
再編したヴァージョンもありますが、ここでは32年のオリジナル・ヴァージョ
ンを収録しています。同時収録は、有名な2曲のピアノ協奏曲。ピアニストの
イゴーシナは息を飲むほどの明瞭さで、この魅力ある作品を演奏しています。




<Grand Piano>
GP605 ¥1750
サン=サーンス:ピアノ作品全集 第2集
1.ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 Op.29(ピアノ独奏版)-第1楽章
2-5.組曲 ヘ長調 Op.90 (前奏曲とフーガ/メヌエット/ガヴォット/ジーグ)
6.アレグロ・アパッショナート 嬰ハ短調 Op.70(ピアノ独奏版)
7.主題と変奏 Op.97/8-13.6つのフーガ Op.161
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
録音 2011年10月アメリカ パトリッチ・サウンド・スタジオ
第1集(GP601)では、「練習曲」と題されながらも、実際には華麗かつ演奏困難
な作品を寸分の隙もなく演奏していたバールソン。この第2集でも、サン=サー
ンス(1835-1921)の知られざる魅力の発掘に邁進しています。このアルバムに
は、サン=サーンスによる「バロック、古典的な形態」と「ロマンティック」
の融合作品を中心とした5つの作品が収録されています。協奏曲第3番のピアノ
・ソロヴァージョンは、管弦楽パートを全て巧みにソロ・パートに入れ込んで
しまうというもの。「アレグロ・アパッショナート」も同系統の作品で、まさ
にヴィルトゥオーゾの言葉を感じさせる音の多さに目を見張ります。「組曲」
と「6つのフーガ」もかなり手の込んだもので、とりわけフーガについては、
演奏家のバールソンも心酔しているようで、彼によるブックレット(英語、フラ
ンス語)にも、この作品の意義と素晴らしさが熱を持って記載されており、サン
=サーンスの手法の見事さ以上に、その熱き解説に息を飲む思いがします。も
ちろん演奏も文句なし。説得力に満ちた音楽です。

GP608 ¥1750
チェレプニン:ピアノ作品全集 第1集
1-10.10のバガテル Op.5(1918)/11-14.ソナタ 第1番 Op.22(1918)
15-23.9つのインヴェンション Op.13(1921)…世界初録音
24-26.ソナタ 第2番 Op.94(1961)
27-36.10の練習曲 Op.18(1920)…世界初録音
ジョルジョ・コウクル(ピアノ)
録音 2011年3月13日スイス ルガーノ
スイスイタリアーナ・コンセルヴァトーリオ
ディアギレフのロシア・バレエ団の指揮者を務め、バレエ音楽作曲家としても
知られるニコライを父としてロシアに生まれた作曲家アレクサンダー・チェレ
プニン(1899-1977)。ロシア革命後、グルジアを経由しパリに亡命、この地でフ
ランス6人組の薫陶を受けますが、結局はそのような「定まった技法」からの脱
却を図り、様々な国の民謡を採り入れた音楽を書くようになります。民謡採取
旅行の傍ら、中国や日本で若手作曲家の育成に当たり、早坂文雄や伊福部昭ら
を指導、多くの感銘を与えたことでも知られています。そんな彼の作品の中に
は、様々な要素が混在しています。この第1集には比較的初期の作品である「バ
ガテル」などの小品と、青年の巧みな書法が目立つ「ソナタ第1番」そして、
それに対比するかのような「練られた音楽」が際立つ「ソナタ第2番」など5つ
の曲集が収録されています。彼の音楽を知るための絶好の入門作としてもオス
スメです。




<イヤーズ&イヤーズ・クラシックス>
YYC 0003 ¥3000
『ニーベルングの指輪』-佐藤久成
ワグネリアンによるヴァイオリン・トランスクリプション&パラフレーズ集
1.歌劇『さまよえるオランダ人』より「序曲」(オンドジーチェク編)*
2.歌劇『ローエングリン』より「前奏曲」(オンドジーチェク&佐藤久成編)*
3.夢(レオナルド編)
4.楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より「前奏曲」(ジット編)*
5.楽劇『ニーベルングの指輪「ラインの黄金」』より「ラインの乙女たち」
(マイヤー編)*
6.楽劇『ニーベルングの指輪「ワルキューレ」』より「死の予告」
(ブラントシュテットナー&シュルツェ=ビーザンツ編)*
7.楽劇『ニーベルングの指輪「ジークフリート」』より「小鳥たちは歌った」
(クリントヴォルト編)*
8.楽劇『ニーベルングの指輪「神々の黄昏」』より「葬送行進曲」
(ゲルトナー&佐藤久成編)*
9.舞台神聖祝典劇『パルジファル』より「前奏曲」(マイヤー&佐藤久成編)*
(*印:世界初録音)
佐藤久成(ヴァイオリン)、田中良茂(ピアノ)
録音:2012年1月5-6日、11日、富士見市民文化会館 キラリふじみ(埼玉県)、
セッション(デジタル)
宇野功芳氏を始め、音楽誌や新聞等で絶賛されているヴァイオリニスト佐藤久
成のイヤーズ&イヤーズ・レーベル待望の第3弾!壮大なる神話世界と伝説的
ドラマによる19世紀異次元パノラマ。ワーグナーの毒に魂を奪われてしまった
往年のワグネリアンたちによるワーグナー/ヴァイオリン・トランスクリプショ
ン&パラフレーズ集。鬼才ヴァイオリニスト佐藤久成による大好評の前作『ト
リスタンとイゾルデ』に続く、YYCレーベル待望の第3弾『ニーベルングの指輪』。
ヴァイオリン・ファン、ワーグナー・ファン、珍曲ファンのみならず、すべて
の音楽ファンに捧げる究極のアルバムは必聴もの!全9曲中8曲が世界初録音!
<以下、宇野功芳、ライナーノートより抜粋>
まさに「ザ・佐藤久成」というべきCDの出現である。(中略)このCDは「さまよ
えるオランダ人」序曲で開始されるが、凄まじい気迫と熱いロマンの血が燃え
さかっている。全身全霊をこめたエネルギーの持続と官能的なヴィブラート、
すでに久成節全開だ。「ローエングリン」第1幕への前奏曲の高音のヴィブラ
ートは、さながらメンゲルベルクのよう。(中略)佐藤久成は一本のヴァイオリ
ンの線ですべてを表現してしまうのだ!なんという才能!ここに佐藤久成の芸
術の《真実》がある。




<NIFC>
NIFCCD 026 ¥2300
ヴォイチェフ・シヴィタワ - 4つのバラード ――
バラード第2番ヘ長調Op.38/バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第1番ト短調Op.23/バラード第4番ヘ短調Op.52
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
ヴォイチェフ・シヴィタワ(フォルテピアノ/プレイエル1848年製)

NIFCCD 211 ¥2300
ヴォイチェフ・シヴィタワ - 4つのバラード ――
バラード第2番ヘ長調Op.38/バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第1番ト短調Op.23/バラード第4番ヘ短調Op.52
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
ヴォイチェフ・シヴィタワ(ピアノ/スタインウェイ)
イタリア・バルドリーノ国際ピアノ・コンクール第1位、ロン=ティボー国際
コンクール第2位&聴衆賞を獲得し、第12回ショパン国際ピアノ・コンクール
ではポロネーズ賞に輝いた、ポーランドの次代のショパン弾きとして期待され
るヴォイチェフ・シヴィタワ(1967-)がNIFCに再び登場!
シヴィタワがピリオドの"1848年製のプレイエル"とモダンの"スタインウェイ
モデルD"で弾き分けるショパンは、「4つのバラード」と「2つの夜想曲Op.48」
「スケルツォ第2番」。
フレージング、タッチ、響きの創り方に独特の感性を持つシヴィタワ。
"ショパン存命当時の楽器"と"モダン楽器"による演奏が、楽器の進化と共に
歩んできたショパンの「4つのバラード」の響きの変遷を聴かせてくれる。
録音:2011年2月7日-10日&5月30日-31日、ポーランド放送ヴィトルド・ルト
スワフスキ・コンサート・ホール(ワルシャワ)

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12-04 No.25-2

2012年04月25日 15時34分52秒 | Weblog
<Signum Classics>
SIGCD 308 2枚組 ¥3250
ジミー - ジェイムズ・ローズ・ライヴ・イン・ブライトン ――
マルチェロ(J.S.バッハ編):アダージョ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
モシュコフスキ:エチュード ヘ長調Op.72-6
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
ショパン(バラキレフ編):ロマンツェ(ピアノ協奏曲第1番より)
J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
シューマン(リスト編):君に捧ぐOp.25-1
グリーグ(ギンズブルク編):山の王の宮殿にて
ジェイムズ・ローズ(ピアノ)
精神的なダメージが音楽活動に影響を与えてしまい、ギルドホール音楽院の
奨学金を打ち切りにされながらも、独学でステージへの復活を果たしたイギ
リスの異色のピアニスト、ジェイムズ・ローズ。
刺激的で独特のタイトルを持った前2作、「カミソリ、小さな錠剤と大きなピ
アノ」(SIGCD 153)、「すべてのフロイト主義者は脇へ寄ってくれますか」
(SIGCD 185)に続くローズのシグナム第3弾は、イギリス、ブライトンのオー
ルド・マーケット・シアターでのライヴ・レコーディング。
繊細なタッチと音楽創り、思慮深い感情表現。サー・デヴィッド・タンやス
ティーヴン・フライといった支援者を得た異色のピアニストのピアノ・リサ
イタル。その独特の世界観に接していただきたい。
2011年12月8日-9日の録音。

SIGCD 292 ¥2080
ウィドール:オルガン交響曲集Vol.1 ――
オルガン交響曲第6番ト短調Op.42-2/オルガン交響曲第5番ヘ短調Op.42-1
ジョセフ・ノーラン(オルガン)
19世紀後半-20世紀前半のフランス・オルガン界を代表する巨匠、シャルル=
マリー・ウィドール(1844-1937)のオルガン交響曲全集がスタート。
ウィドールの代表作と称される「オルガン交響曲第5番」を収録した第1集は、
フランス、パリ・マドレーヌ寺院の由緒ある楽器、アリステッド・カヴァイエ
=コルが製作した銘器による演奏。
イギリス、セント・ジェームズ宮殿チャペル・ロイヤル付きの世界的オルガ
ニスト、ジョセフ・ノーランの起用も楽しみなポイント。
2011年5月18日-24日の録音。




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 2745 ¥1700
ジェームズ・P・ジョンソン:管弦楽作品集 ――
ヴィクトリー・ストライド/ハーレム・シンフォニー
コンチェルト・ジャズ・ア・マイン/アメリカン・シンフォニック・スイート
ラメント/ドラムス/チャールストン
レスリー・スタイフェルマン(ピアノ)、
マリン・オールソップ(指揮)、コンコーディア管弦楽団
ラグタイムから発展したスタイル、"ストライド・ピアノ"の父と呼ばれた20世
紀前半アメリカの偉大なるジャズ・ピアニスト、ジェームズ・P・ジョンソン
(1894-1955)の管弦楽作品集。
1930年代から作曲を本格化させたジョンソンのクラシック作品は、ジャズのリ
ズム、オリエンタルな旋律が特徴的。ジャズ発祥の地アメリカで誕生したエキ
サイティングなクロスオーヴァー作品です!
指揮者のマリン・オールソップ、ソリストのクリス・ゲッカー、ローレンス・
フェルドマン、ジム・ピューなど豪華メンバーのパフォーマンスも必聴!
1992年2月&1994年1月の録音。Music Masters音源。

NI 5865 ¥2080
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第10番Op.118
ワインベルク:ピアノ五重奏曲Op.18
コペルマン四重奏団、エリザヴェータ・コペルマン(ピアノ)
ボロディン・クヮルテット、東京クヮルテットのメンバーとしてその名声を
轟かせたロシアの名ヴァイオリニスト、ミハイル・コペルマンが2002年に結
成したコペルマン四重奏団のニンバス第3弾。
張りつめた緊迫感ではなく、コペルマンを中心として磨き抜かれたアンサン
ブルが印象的なショスタコーヴィチは、旧ソ連からの時代、スタイルの移り
変わりを感じさせる。父子共演となるワインベルクの「ピアノ五重奏曲」も
楽しみなプログラム。

NI 1720 3枚組 ¥4350
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲集 ――
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18/ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1
ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調Op.36/ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40/コレルリの主題による変奏曲Op.42
パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
ジョン・リル(ピアノ)、
尾高忠明(指揮)、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
1970年のチャイコフスキー国際コンクールで第1位に輝いたイギリスの大ピア
ニスト、ジョン・リルが尾高忠明&BBCウェールズ・ナショナル管と共に1990
年代にレコーディングを行ったラフマニノフ全集。豊かな経験から生まれる
主張と説得力、十分にコントロールされた抒情性。壮大なスケールで響くラ
フマニノフは、ジョン・リルの代表的名演である。1993年-1996年の録音。

NI 2579/80 2枚組 ¥2700
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 ――
ピアノ協奏曲第1番ヘ長調K.37/ピアノ協奏曲第2番変ロ長調K.39
ピアノ協奏曲第3番ニ長調K.40/ピアノ協奏曲第4番ト長調K.41
交響曲第14番イ長調K.114/チェンバロ協奏曲ニ長調K.107-1
チェンバロ協奏曲ト長調K.107-2/チェンバロ協奏曲変ホ長調K.107-3
マルコム・ビルソン(フォルテピアノ)、
トーマス・クロフォード(指揮)、アメリカン・クラシカル・オーケストラ
30年以上にわたり、フォルテピアノ演奏のパイオニア、研究者として活躍し
てきたアメリカの古楽系鍵盤楽器の権威マルコム・ビルソンのモーツァルト。
現在も高評価を得ているガーディナーとの共演盤の後に、母国アメリカで収
録された隠れ名盤である。演奏には1990年にトーマス&バーバラ・ヴォルフ
が製作した1780年代のヨハン・シャンツのレプリカを使用。
Music Masters音源。

NI 5872/3 2枚組 ¥3180
ツェルニー:ピアノ・ソナタ集Vol.3 ――
ソナタ第10番変ロ長調Op.268/ロンディーノ変ホ長調Op.42
ソナチネ ト長調Op.251/大カプリッチョ ハ短調Op.172
ソナタ第3番ヘ短調op.57/アンダンテとアレグロ/ロマンスOp.755-13
カプリッチョ・ア・ラ・フーガOp.89/ソナタ第4番ト長調Op.65
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
Cレパートリーの広さはあのアムランにも匹敵するニンバスのメイン・ピアニ
スト、マーティン・ジョーンズのツェルニーVol.3。同時代有数の多作家でベ
ートーヴェンの弟子でもあったツェルニー。マーティン・ジョーンズの演奏
は、学習用作品の作者ではなく、19世紀有数のピアノ作品の作曲者だったツェ
ルニーの功績を伝えてくれる。2008年-2010年の録音。

NI 2578 ¥1780
ブラームス:
ワルツ集Op.39/幻想曲Op.116/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
ミッシャ・ディヒター(ピアノ)
ミッシャ・ディヒター(1945-)は、上海でユダヤ系ポーランド人の両親の下に
生まれ、移住先のアメリカで名教師ロジーナ・レヴィーンとの出会いにより
才能を開花させたピアニスト。妻であるシーパ・ディヒターとのモーツァル
ト(NI 2537/9)などの録音での堅実な演奏、1966年のチャイコフスキー国際
コンクール準優勝などのコンクール実績で知られている。
1993年6月の録音。Music Masters音源。



<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7839 ¥1700
プリマ・ヴォーチェ・パーティ ――
デラノワ:フィリピン
メンデルスゾーン:たったひとつの言葉にのってOp.63-1
モシュコフスキ:かわいいナイチンゲール
ツェラー:ナイチンゲールの歌/他
ユーグ・キュエノー(テノール)、ローザ・ポンセル(ソプラノ)、
リヒャルト・タウバー(テノール)、ミリザ・コルジャス(ソプラノ)、
エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、他
78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行うニンバスの
「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの歌声を収めた貴重なシリーズ。
1910年-1941年の演奏を収録した「プリマ・ヴォーチェ・パーティ」は同レー
ベルのベスト盤。




<Halle>(Halleはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
CDHLL 7528 ¥1780
イングリッシュ・スプリング ――
バックス:春の炎/ディーリアス:春の牧歌、春の訪れ/ブリッジ:春の訪れ
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
近年一気に評価を高め、現音楽監督マーク・エルダーと共に黄金期を過ごす
マンチェスターの名門ハレ管弦楽団。「春(Spring)」を共通のテーマに持つ
バックス、ディーリアス、ブリッジの管弦楽作品は、イギリスの"春"の光景
を連想させてくれる秀作ばかり。エルダー&ハレ管弦楽団の充実振りが際立
つ好演である。
2010年3月&10月の録音。





<Gala>
GL 100.816 2枚組 ¥2560
ヴェルディ:歌劇《椿姫》
ヴィルジニア・ゼアーニ(ヴィオレッタ)、
ジャンニ・ライモンディ(アルフレード)、
ウーゴ・サバレーゼ(ジョルジョ・ジェルモン)、
アンジェロ・クェスタ(指揮)、
ナポリ・サン・カルロ劇場管弦楽団&合唱団、他
1956年8月11日、アレーナ・フレグレア(ナポリ)での録音。ヴィルジニア・ゼ
アーニがルチアを歌うドニゼッティの「ランメルモールのルチア」(1957年5月
13日、ロンドン)の抜粋をボーナストラックとして収録。




<Nimbus Alliance>
NI 6148 ¥2080
ラフマニノフへのトリビュート ――
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30*/エレジー変ホ短調Op.3-1
前奏曲ロ長調Op.32-11/前奏曲嬰ト短調Op.32-12/前奏曲ロ短調Op.32-10
前奏曲ニ長調Op.23-4/前奏曲ト短調Op.23-5/前奏曲ハ短調Op.23-7
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)、
ミハイル・プレトニョフ(指揮)*、ロシア・ナショナル管弦楽団*
1992年11月13日にモスクワ音楽院大ホールで演奏された「ピアノ協奏曲第3番」
で指揮台に立ったのは、フェルツマンと同じくヤコブ・フリエールを師とす
るミハイル・プレトニョフ。2人の名匠が恩師フリエールに捧げたラフマニノ
フでは、2つの強烈な個性がぶつかり合いながら、強靭であり抒情的なラフマ
ニノフを創り上げていく。
録音:2010年10月25日、モンマス&1992年11月13日、モスクワ(ライヴ)*

NI 6142 2枚組 ¥3180
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV.1001-1006
デイヴィッド・ジュリッツ(ヴァイオリン/J.B.グァダニーニ1748)
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズのリーダーを務めた南アフリカ、ケ
ープタウン出身のヴァイオリニスト、デイヴィッド・ジュリッツのバッハ無
伴奏。
ジュリッツは2007年に音楽によるチャリティー活動として、ストックホルム
や上海、リオ・デ・ジャネイロなどの世界各地でバッハの街頭演奏を行って
おり、このレコーディングは1つの集大成としての意味を持つ。
1748年にピアチェンツァで製作されたJ.B.グァダニーニのヴァイオリンから
響くバッハには、力強い音色と確固たる信念が存在している。
2008年10月&2009年3月、5月の録音。

NI 6144 ¥2080
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調Op.55《英雄》
バレエ音楽《プロメテウスの創造物》Op.43より 序曲
歌劇《フィデリオ》Op.72より 序曲
劇音楽《シュテファン王》Op.117より 序曲/序曲《献堂式》Op.124
ヨンダニ・バット(指揮)、ロンドン交響楽団
インディアナ大学とミシガン大学で音楽を学び旧ASVレーベルに多くの録音を
行った指揮者兼科学者、ヨンダニ・バットとロンドン交響楽団のベートーヴェ
ン・チクルスが始動。
「交響曲第3番」でも、デュナーミクやフレーズ、アクセントの処理、リズム
の刻み方などで独自のカラーを打ち出している。

NI 6145 ¥2080
ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》/交響曲第7番イ長調Op.92
ヨンダニ・バット(指揮)、ロンドン交響楽団
SONY BMGのゼネラル・マネージャー、クリス・クレイカーがプロデュースす
るヨンダニ・バット&ロンドン交響楽団のベートーヴェン・チクルス第2弾。
旧ASV時代にはグラズノフやリムスキー=コルサコフ、ゴルトマルク、サン=
サーンスなど、マニアックな選曲を売りとしていただけに、ドイツ系の正統
派レパートリーでの解釈が気になるところ。2010年10月13日-14日の録音。

NI 6150 ¥2080
リフレクションズ ――
伝承曲:フォーク・イン・ア・ボート/ヒューズ:リフレクションズ
ロイド・ウェッバー:ファンタジア/ナイマン:イフ
イールズ:エルフ・ダンス、ソング・フォー・ザ・マイ・マザー、
フェアウェル・パタゴニア
コリア:スペイン/ザヴィヌル:バードランド
シアリング:バードランドの子守唄/パーカー:オーニソロジー
ジェフ・イールズ(ピアノ)、デイヴ・リー(ホルン)、
アンディ・フィンドン(フルート)
マイケル・ナイマン・バンドのホルニスト、デイヴ・リーと、フルートのアン
ディ・フィンドン、ヨーロッパ随一のインスピレーショナル・ジャズ・ピアニ
スト、ジェフ・イールズのトリオによるELFプロジェクト。
幻想的な空間を創り出すこの「リフレクションズ」では、3人の名手たちがク
ラシック、フォーク、ジャズ、ロック、ラテン、ミュージカルなど、様々な
音楽のスタイルの共存を実現させている。個々のテクニックはもちろんのこ
と、トリオとしての適応力、アンサンブルもハイレベル!

NI 6151 ¥2080
アンダー・ザ・インフルエンス ――
ピンク・フロイド:狂ったダイヤモンド
ウェザー・リポート:バードランド
マッコール:
ザ・ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソー・ユア・フェイス
ナイマン:映画《魔王》からの組曲
パストリアス:タブラ・エ・トロンパ
ワイル:マック・ザ・ナイフ
ストレイホーン:赤血球判定
マックスウェル・デイヴィス:海の鷲
ナイマン:詩篇
サティ:ジムノペディ第1番
モーチーバ:コル
ペルト:鏡の中の鏡
ボウイ:ライフ・オン・マース
デイヴ・リー(ホルン)、ポール・ガーダム(ホルン)、
クリス・デイヴィス(ホルン)、
アンディ・フィンドン(サクソフォン&フルート)、スカイ(ヴォーカル)、他
BBCスコティッシュ響、バーミンガム市響、ロイヤル・フィル、ロンドン・
フィル、BBCコンサート・オーケストラ、コヴェント・ガーデン王立歌劇場の
ホルン奏者を歴任し、マイケル・ナイマン・バンドのソロ・ホルンとして活
躍するマルチ・プレーヤー、デイヴ・リーのソロ・アルバム。
ジャンルの枠を超えたホルンの限界への挑戦と超絶技巧に圧倒させられるこ
と請け合い!Quartzレーベルからの移行再発売。

NI 6140 ¥2080
ジェフコット:
弦楽のためのアダージョ/ブルー・ナイル/ラドロー・エアー/グレンコー
エジプト組曲/プレーリー・ウィスラー/難民の哀歌/ファントムのワルツ
クラーク・ランデル(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
商業的で学術的な人生のストレス解消のために本格的に作曲を始め、調性を
大切にした"美しい旋律"がエジンバラ音楽祭でも高い評価を受けたデイヴィ
ド・ジェフコット(1949-)。
旋律美を重視したジェフコットの音楽は、その故郷、イギリス、シュロプシャ
ー州の緑豊かな風景を連想させる。2007年の録音。

NI 6139 ¥2080
煙と騒音 - スポリアンスキー&キス・アンド・キャバレーのソングブック
Life’s a swindle/CRUNCH/l'heure bleue/The Smart set
Carbon Footprints in my Jimmy Choos/Das Lila Lied
Where flamingoes fly/I am a vamp/Toy Boy/Auf der Mundharmonica
Close your eyes and wish for happiness
Leben ohne liebe kanst du nicht/Kleptonmania/Smokers Lament
Don't be afraid/Auf Wiedersehen
メリンダ・ヒューズ(ヴォーカル)、キス・アンド・テル・キャバレー
ロシア、ドイツ、イギリスを渡り歩き、映画音楽の作曲家として大成したミ
シャ・スポリアンスキー(1898-1985)のソングブック。
マーストリヒト音楽院、ロンドンの王立音楽大学、ブリュッセル・オペラ・
スタジオで学んだ経歴を持つソプラノ、メリンダ・ヒューズの美技に酔う。

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12-04 No.24

2012年04月25日 15時29分17秒 | Weblog
<EuroArts>
20 72564(Blu-ray) ¥4550
20 72568(DVD-Video) 2枚組 ¥4780
字幕:独仏英伊日中韓
ベルク:「ルル」(チェルハ補筆3幕版)
パトリシア・プティボン(S ルル)
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(Ms ゲシュヴィッツ伯爵令嬢)
パヴォル・ブレスリク(T 画家,黒人)
ミヒャエル・フォレ(Br シェーン博士,切り裂きジャック)
トーマス・ピフカ(T アルヴァ,シェーン博士の息子,作曲家)
フランツ・グルントへーバー(Bs シゴルヒ)
トーマス・ヨハネス・マイヤー(Bs 猛獣使い,力業士)
ハインツ・ツェドニク(T 公爵,従僕)
コーラ・ブルクグラーフ(劇場の衣装係,学生,従僕)
アンドレアス・コンラッド(T 侯爵)
マルティン・ツォネフ(Bs 劇場支配人,銀行家)
エミリー・ピクテット(S 15歳の少女)
コルネリア・ヴルコプフ(Ms 15歳の少女の母)
アストリッド・モニカ・ホファー(Ms 女性芸術家)
ジーモン・シュノル(Br 新聞記者)
ゲルハルト・パイルシュタイン(医事顧問官,教授,警部)
ジェイムズ・クレヴァートン(Br 召使)
マルク・アルブレヒト(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アッパー・オーストリア・ジャズ・オーケストラ
ヴェラ・ネミロヴァ(演出) ダニエル・リヒター(舞台装置)
クラウス・ノアック(衣装) マンフレッド・フォス(照明)
収録:2010年8月、フェルゼンライトシューレ
2010年にザルツブルク音楽祭で上演され大きな話題となった「ルル」がDVD、
Blu-ray!ベルクの傑作「ルル」は人気があるものの、音楽の難易度の高さか
ら決して上演は多くありません。加えて、あらゆる男を虜にしてしまうルルを
声楽、視覚両面で納得させる歌手はなかなかいません。このザルツブルク音楽
祭でルルを歌うのはパトリシア・プティボン。少女を思わせる細身の身体に体
当たり的な演技と、まさにルルに打ってつけ小悪魔っぷり。また画家のパヴォ
ル・ブレスリクは1979年生まれのスロヴァキアの若いテノール。甘い声となか
なかイケ面で、見栄え聞き栄えがします。重要な役であるシェーン博士には、
今脂がバッチリ乗っているミヒャエル・フォレ。またシゴルヒにフランツ・グ
ルントへーバー、公爵にハインツ・ツェドニクと大ベテランも存在感を発揮。
マルク・アルブレヒトは1964年生まれのドイツの指揮者。父はやはり指揮者の
ゲオルゲ・アレクサンダー・アルブレヒト。2008年から2011年までストラスブ
ール・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めました。ベルクを得意とし
ており、演出のヴェラ・ネミロヴァは、ブルガリア、ソフィアの生まれ。1982
年にドイツに移り、2006年にフランクフルト歌劇場で演出家としてデビュー。
フランクフルトでは「指環」も手掛け、またウィーン国立歌劇場でヴェルディ
「マクベス」とチャイコフスキー「スペードの女王」を演出するなど、今話題
の人です。しばしばドギツイ舞台に仕立てられがちな「ルル」ですが、ここで
は比較的分かりやすく、「ルル」初心者にも安心です。
嬉しい日本語字幕付きです!




<ORFEO D'OR>
ORFEOR 856123 3枚組 ¥6240
STREO
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs フィガロ)
イレアナ・コトルバス(S スザンナ)
アンナ・トモワ=シントウ(S 伯爵夫人)
トム・クラウゼ(Br アルマヴィーヴァ伯爵)
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms ケルビーノ)
ジュール・バスタン(Bs バルトロ)
ジャヌ・ベルビエ(M:マルツェリーナ)
ハインツ・ツェドニク(T ドン・バジーリオ)
クルト・エクヴィルツ(T ドン・クルツィオ)
ゾルターン・ケレメン(Bs アントーニオ)
ジャネット・ペリー(S バルバリーナ,第1の娘)
ヘルミーネ・ザイドゥラ(S 第2の娘)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1977年5月10日、ウィーン
1977年5月、カラヤンは1964年にウィーン国立歌劇場の音楽監督を辞任してか
ら始めてウィーンのピットに戻り、5月8、12、15日にヴェルディ「トロヴァト
ーレ」を、5月10、14、18日にモーツァルト「フィガロの結婚」を、そして5月
13、16、20日にプッチーニ「ボエーム」を上演、鮮やかに復帰を果たしました。
このCDには5月10日の「フィガロの結婚」が収録されています。カラヤンは1972
年から1976年までの毎夏ザルツブルク音楽祭で「フィガロの結婚」を上演、こ
のウィーン復帰にはザルツブルクでのジャン=ピエール・ポネル演出の舞台を
持ち込んでいます。キャストもザルツブルクでの上演で歌った人が多く起用さ
れており、例えばジョゼ・ヴァン・ダム、トム・クラウゼ、ゾルターン・ケレ
メンは1972年から、ジャヌ・ベルビエは1973年から、フレデリカ・フォン・
シュターデは1974年から高い頻度で出演、当然カラヤンの意図を十分に理解し
た歌を繰り広げています。その一方で、スザンナにウィーンで大ブレイクした
イレアナ・コトルバスを投入、そして伯爵夫人にアンナ・トモワ=シントウ、
バルバリーナにジャネット・ペリーとカラヤン御贔屓のソプラノを起用して、
ますます豪華な布陣になっています。
ORFによる録音で、もちろんステレオ。カラヤン復帰に沸くウィーンの聴衆の
熱狂も込みでお楽しみいただけます。




<Profil>
PH 12020 ¥2180
MONO
ダルベール:「出立」
ウィリ・フェレンツ(Br ギルフェン)
ロッテ・シェードル(S ルイーゼ)
エルヴィン・ヴォールファールト(T トロット)
ヤン・クーツィール(指)
バイエルン放送交響楽団
録音:1964年4月6日、ミュンヘン
偉大なピアニストにしてバックハウスの師匠としても知られるオイゲン・ダル
ベール(1864-1932)は、作曲家としてもかなりの成功を収めており、ことにオ
ペラは20作も書いています。中でもドラマティックな「低地」の人気が高いの
ですが、この「出立」は1幕ものの軽い喜劇。1898年にフランクフルトで初演
され人気を博しました。
この録音はダルベールの生誕100年を記念してバイエルン放送が制作したもの。
かつてCALIG社から発売されていたもの。指揮は、ヨッフム時代のバイエルン
放送交響楽団を補佐した楽長のヤン・クーツィール。ルイーゼのロッテ・シェ
ードルは1926年、フュッセン生まれのソプラノ。娘役を得意としました。ギル
フェンのウィリ・フェレンツは1923年、ウィーン生まれのバリトン。個性的な
役を得意とした達者な歌手です。トロットのエルヴィン・ヴォールファールト
は、バイロイトでベームが指揮した「指環」で強烈なミーメを怪演したテノー
ル。彼はこれからという1968年に36歳で早世してしまったので、この録音は貴
重です。




<Orfeo>
ORFEO 853121 ¥2450
(1)フォーレ:夢のあとに
(2)プーランク:愛の小径
(3)アーン:
クロリスに/五月/華やかな宴/泉/恋する乙女/夜に/いみじき時
(4)マスネ:タイスの瞑想曲
(5)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
(6)ベルリオーズ:バラの精/知られざる島
(7)ボルヌ:カルメンによる華麗な幻想曲
ニコラ・ユルゲンセン(Cl)、マティアス・キルシュネライト(Pf)
[録音:2008年12月/レオンハルト=グレーザー・ザール(ジーゲン)]
ザビーネ・マイヤーの愛弟子にして、2001年以来ケルン放送響の首席クラリネ
ット奏者を務めるニコラ・ユルゲンセン。鮮やかな技巧と色気ある音色を聴か
せてくれるうえ、女優のような美しすぎる容姿を持つ、まさに天からニ物を与
えられた逸材です。曲目はニコラならではのオシャレなフランス作品。憂愁の
叙情をじっくり歌うフォーレの「夢のあとに」、まるでシャンソンのような甘
美さのプーランク、メロディの美しさと匂い立つような色気に満ちたアーン、
ヴァイオリンの難技巧をクラリネットで完璧に再現したサン=サーンスまで陶
酔のひとときを味わえます。
ニコラのクラリネットは、甘くまろやか。指の正確さはもとより、タンギング
も絶妙で大歌手なみの表情豊かな歌い回しに驚かされます。日本でも人気上昇
間違いなしのクラリネットの女神降臨と申せましょう。




<haenssler>
98 645 ¥2080
メンデルスゾーン:
(1)弦楽四重奏曲第2番 イ短調 (2)弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調
ミネッティ・クァルテット{マリア・エーマー(Vn)、アンナ・クノップ(Vn),
マルクス・フーバー(Va)、レオンハルト・ロチェック(Vc)}
録音:2011年4月19-20日、2011年6月7-8日、ウィーン王宮礼拝堂
2008年に初来日し、その翌年にリリースしたハイドンのデビューアルバム
(98 589)も好評のミネッティ・クァルテットが待望の新譜をリリース!若きメ
ンデルスゾーンが作曲した弦楽四重奏曲2つが収録されています。第2番はベー
トーヴェンが亡くなった1827年に作られた作品で、ベートーヴェンの作品を想
起させるモチーフを多く含んだオマージュ作品としてよく知られる楽曲。その
2年後に作曲された第1番は「B.P.のための四重奏曲」と題され、当時メンデル
スゾーンの恋人だったベティ・ピストアのために書かれた作品です。いずれの
作品もメンデルスゾーンならではの流麗かつ爽やかな曲調にあふれており、清
澄な旋律の数々に心洗われます。若手らしい瑞々しく溌溂とした演奏で高い評
価を受けるミネッティ・クァルテットのメンデルスゾーンとあって、注目必至
のアルバムといえましょう!ミネッティ・クァルテットの演奏は全体的に澱み
がなく、積極的に絡み合う楽器同士のアンサンブルが見事。透明感あふれるサ
ウンドと活気に満ちた前向きな演奏にぐっと惹きこまれます。
ミネッティ・クァルテットは2003年に結成された新進気鋭の若手アンサンブル
団体。ウィーン国立音楽演劇大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師
事し、2006年にグラーツのフランツ・シューベルト国際弦楽四重奏コンクール
最高位をはじめとする輝かしい受賞歴を持つ実力派です。2008/2009シーズン
に行ったEcho Klassik の「ライジング・スター・シリーズ」で世界各国を回
り、好評を博したミネッティ・クァルテット。今後ますますの世界的活躍に期
待必至です!




<ARS PRODUKTION>
ARS 38108 ¥2250
忘れられた至宝 Vol.10 フランスのハープ協奏曲集
マルタン=ピエール・ダルヴィマール(1772-1839):ハープ協奏曲第2番 Op.30
フランチェスコ・ペトリーニ(1744-1819):ハープ協奏曲第1番 Op.25
ダニエル・シュタイベルト(1765-1823):ハープ大協奏曲
長澤真澄(シングル・アクション・ハープ)
ケルン・アカデミー(ピリオド楽器使用)
マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)
録音:2010年1月2-5日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
モダーン・グランド・ハープのみならず、シングル・アクション・ハープ
(18-19世紀)、アイリッシュ・ハープ、箜篌(くご;古代東アジアの竪琴)をも
弾きこなす日本のハープ奏者、長澤真澄が当レーベルに初登場!
フランチェスコ・ペトリーニはイタリア系のハープ奏者・作曲家で、当時最も
偉大なハープのヴィルトゥオーゾと称されていました。1770年にパリ・デビュ
ーを成功させ、多くのハープ奏者たちが革命の混乱を避けてパリを離れる中、
亡くなるまでこの地にとどまりました。
ダニエル・シュタイベルトはドイツ生まれのピアニスト・作曲家。パリ、およ
びロンドンで活躍した後、ロシアのペテルブルクに移り王立オペラの監督を務
めました。
マルタン=ピエール・ダルヴィマールはマリー・アントワネット王妃の時代に
音楽と絵画の天才少年として注目され、16歳で最初のオペラの台本と音楽を
書き上げたという人物。オペラ座と皇帝ナポレオンの楽団のハープ奏者となり、
1807年には皇妃ジョゼフィーヌのハープ教師に任命されましたが、1812年に
公的な場から引退し作曲と作画に没頭する余生を送りました。

ARS 38111 ¥2250
メンデルスゾーン(1809-1847):
交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90(*)
交響曲第5番ニ短調「宗教改革」Op.107(+)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
オーラ・ルードナー(指揮)
録音:2009年7月(*)、9月(+)、場所の記載なし
スウェーデン出身の気鋭の指揮者オーラ・ルードナーはヴァイオリニスト(パ
ガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール入賞者であり、シャーンドル・ヴェー
グの助手も務めました)から指揮者に転向し、1995年にフィルハーモニア・ウィ
ーンを創設。タスマニア交響楽団(オーストラリア;2001-2003)、ボルツァーノ
・ハイドン管弦楽団(イタリア;2003-2006)の首席指揮者を歴任。2008年9月に
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に
就任しました。

ARS 38112 ¥2250
フレンチ・コネクション サクソフォンとピアノのための音楽
フランソワ・ボルヌ(1841-1920):
「カルメン」のアリアによる華麗な幻想曲(1900)
ロバート・ムチンスキ(1929-2010):ソナタ Op.29(1970)
ピート・スウェルツ(1960):クロノス(1993)
ルイ・マユール(1837-1894):「ヴェニスの謝肉祭」による華麗な幻想曲(1869)
エディソン・デニソフ(1926-1996):ソナタ(1970)
ダリウス・ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ(1937)
ハイラペト・アラケリアン(サクソフォン)
ぺ・チャンウン(ピアノ)
録音:2011年9月6-8日、Campus 44、クレーフェルト、ドイツ
アルメニアからサクソフォンの新星ハイラペト・アラケリアン登場。1991年ア
ルメニアの首都エレバン生まれ。1999年8歳でアレクサンドル・スペンジャリ
アン音楽学校に入りサクソフォンとピアノを学び、2005年よりケルン音楽大学
でダニエル・ゴーティエに師事。数々のコンクールに入賞、すでにロシア、ア
ルメニア、ドイツのオーケストラとの共演も重ねています。当録音時点でほぼ
20歳。驚嘆すべき才能と申せましょう。

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12-04 No.23-1

2012年04月24日 11時55分04秒 | Weblog
<haenssler>
93 286 ¥2250
ケックラン:オーケストラ編曲集
(1)ドビュッシー(ケックラン編):バレエ音楽「カンマ」
(2)ケックラン:遠き波濤にOp.130(キャサリン・アーナーと共作)
(3)フォーレ(ケックラン編):組曲「ペレアスとメリザンド」Op.80
(4)シューベルト(ケックラン編):さすらい人幻想曲D760
(5)シャブリエ(ケックラン編):ブーレ・ファンタスク
サラ・ヴェゲナー(Sop)(3)、
ハインツ・ホリガー(指)
シュトゥットガルト放送響
[2010年11月/SWR放送スタジオ]
これは面白い。シューベルトのピアノ曲「さすらい人幻想曲」がフルオーケス
トラのゴージャスな響きで鳴り渡ります。それも「オーケストレーションの魔
術師」と称されるフランスの作曲家シャルル・ケックランのオーケストレー
ションというのが興味津々で、もちろん世界初録音。そもそもは1933年にバラ
ンシン振付による「さすらい人」用にロシア・バレエ団から編曲を依頼されま
した。ベルリオーズの幻想交響曲を想わせるボルテージの高く華麗な金管や、
打楽器の効果もまじえ凄い充実感を与えてくれます。フィナーレのワルツでは
シューベルトが完全にフランス風のオシャレな音楽に装いを変えています。ド
ビュッシーの「カンマ」とフォーレの「ペレアスとメリザンド」は、元来作曲
者からケックランにオーケストレーションを任された作品。後者は後にフォー
レ自身が5曲の組曲に編み直していますが、こちらは7曲で、ケックランのオー
ケストレーションの妙が光ります。
指揮は名オーボエ奏者ハインツ・ホリガー。現在最も面白い指揮者のひとりで、
統率力、アンサンブル能力、歌い回しいずれも新鮮でエネルギッシュ。間違い
なく次世代と巨匠となるはず。あっという間の77分です。

93 290 ¥2250
ドビュッシー:ピアノ曲集Vol.1
(1)前奏曲集第1集
(2)燃える炭火に照らされた夕べ
(3)バレエ音楽「カンマ」
(4)間奏曲(1882)
(5)象使いトゥーマイ(オーレッジ補筆完成)(1913年頃)
(6)小ワルツ(オーレッジ補筆完成)(1915年頃)
ミヒャエル・コルスティック(Pf)
[2011年2月/SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)]
ベートーヴェンからシューマン、リスト、さらにはケックランのピアノ曲まで
を新鮮な解釈で提起するドイツの個性派ピアニスト、ミヒャエル・コルスティ
ックがドビュッシー全曲シリーズに挑戦。期待の第1巻から、この凝りよう、
並みのドビュッシー集とは次元が違います。前奏曲集第1巻こそ王道ながら、
残る5作は世界初録音ないしは珍品ばかり。「燃える炭火に照らされた夕べ」
はドビュッシー最後の作のひとつで、2001年に世に出て以来録音も増えてきて
います。

98 646 ¥2080
シューマン:ピアノ独奏曲全集第3集
(1)蝶々Op.2/(2)蝶々(スケルツィーノOp.124の3の初稿)
(3)アベッグ・ワルツ(アウグスト・レムケのためのアルブムブラット)
(4)ワルツ ハ長調(1830)/(5)ワルツ ホ長調(ドラハイム&ウーリヒ補筆完成)
(6)ワルツ 変イ長調(1832)/(7)ブルラ ト短調(ドラハイム補筆完成)
(8)即興曲Op.124の1/(9)スケルツィーノOp.124の3/(10)ブルラOp.124の12
(11)ラルゲットOp.124の13/(12)3つのロマンスOp.28
(13)アルブムブラットOp.99の4/(14)同Op.99の8/(15)行進曲Op.99の11
(16)夕べの音楽Op.99の12/(17)スケルツォOp.99の13/(18)6つの間奏曲Op.4
フロリアン・ウーリヒ(Pf)
[2011年11月/ポットン・ホール(イギリス)]
第1集、2集ともに高評を得ているウーリヒのシューマン独奏曲全集、待望の
第3集発売です。今回も世界初録音が目白押し。まず「蝶々」を中心に、それ
にまつわる作品を集めていて、同素材による未完のワルツなども知ることがで
きます。また名作「3つのロマンス」や「6つの間奏曲」も嬉しい限り。ウーリ
ヒの演奏は詩情にあふれ、シューマンの幻想味を存分に味あわせてくれます。




<PREISER>
PRCD 93481 ¥2080
ベッリーニ:「夢遊病の女」-おお花よ、こんなにも早く
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」-おお幾たびか
ビゼー:「カルメン」-何も恐れることはない
ヴェルディ:「ファルスタッフ」-夏のそよ風に乗って
マスカーニ:「友人フリッツ」-ささやかな花ですわ
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん
プッチーニ:「修道女アンジェリカ」-母もなく
ミレッラ・フレーニ(S)
イーノ・サヴィーニ(指)ミュンヘン放送管弦楽団
録音:1959年
プッチーニ:
「ボエーム」
-ええ、私はミミと呼ばれます
-おお可愛い娘よ
-あなたの愛の声に呼ばれて
「トゥーランドット」
-ご主人様、お聞きください
-氷のような姫君
「蝶々夫人」-晩になった(愛の二重唱)
ミレッラ・フレーニ(S) ヴィクトル・レムゼイ(T) 
ジーノ・ダル・フェッロ(T)
アルジェオ・クワドリ(指)ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
録音:1961年頃
ミレッラ・フレーニがまだ若手歌手だったころのアリア集2枚をCD1枚にまとめ
たもの。1959年のアリア集は、フレーニの最初期のスタジオ録音。ベッリーニ
2曲が貴重。プッチーニのアリアと重唱は1960年代初頭のDECCA録音で、おそら
くまとまってCD化されたのはこれが初めてだと思われます。どちらも20代のフ
レーニの驚異的に瑞々しい声を堪能できます。
なお、「蝶々夫人」のピンカートンを歌っているテノールは、ジーノ・ダル・
フェッロ Gino dal Ferroと表記されていますが、LPではジャンニ・ダル・
フェッロ Gianni dal Ferroと表記されていました。

PRCD 93483 ¥2080
ロッシーニ:
「タンクレーディ」-たくさんの胸騒ぎに
「アルジェのイタリア女」-ひどい運命!
「セビリアの理髪師」-先ほどの声が
「チェネレントラ」-悲しみと涙のうちに生まれて
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」-ああ私のフェルナンド
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」-ああ!美しい魂よ
ヴェルディ:
「トロヴァトーレ」-炎は燃えて
「仮面舞踏会」-地獄の王よ
「ドン・カルロ」-酷い運命よ
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」-ママも知るとおり
トーマ:「ミニョン」-オレンジの花咲く国をご存知ですか? (君よ知るや南の国)
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」-春は目覚めて
ビゼー:「カルメン」-恋は野の小鳥(ハバネラ)
マスネ:「ウエルテル」-泣かせておいて
パエール:出発のキス
ゴルディジャーニ:牧人の別れ
バーリン:「アニーよ、銃を取れ」-あなたには負けない
アルジェオ・クワドリ(指)ミラノ交響楽団
フランコ・ギオーネ(指)サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団
マリオ・ロッシ(指)RAIトリノ管弦楽団
フェルナンド・プレヴィターリ(指)RAIミラノ管弦楽団
アルトゥーロ・バジーレ(指)RAIトリノ管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団
アルベルト・エレーデ(指)フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
ほか
録音:1949-1960年
2010年に百歳まであと7日で惜しまれつつ亡くなった偉大なメッゾソプラノ、
ジュリエッタ・シミオナートの戦後の様々な録音を集めています。シミオナー
トはイタリア的な美しい声、ヴェルディのメッゾ役に求められるドラマティッ
クな表現力はもちろんのこと、ソプラノ音域も歌える声域の広さや柔軟でしな
やかな歌い口でも評価が高く、しかも50歳を過ぎても衰えを見せないという驚
異的な歌手でした。このCDではイタリアオペラ界のメッゾの女王として君臨し
た約10年のシミオナートを様々な角度から聞くことができます。



<naive>
V 5295 2枚組 ¥4500
パスティッチョ「オリンピーアデ」
ロミーナ・バッソ(Ms メガークレ)
フランチスカ・ゴットヴァルト(Ms リチーダ)
カリーナ・ゴヴァン(S アルジェーネ)
ニコラス・ファン(T クリステーネ)
ルース・ロジク(S アリステア)
ニコラス・スパノス(CT アミンタ)
マルケロス・クリシコス(指)ヴェニス・バロック・オーケストラ
録音:2011年8月、モンドヴィ
18世紀のイタリアオペラで最も広い影響力を持っていたのは、作曲家ではなく
て台本作家でした。ローマ生まれのピエトロ・メタスタージオ(1698-1782)は、
1730年夏にウィーンの宮廷詩人になると、優れたオペラ台本を多数執筆、多く
の作曲家がメタスタージオの台本に曲をつけました。たとえばモーツァルトが
1791年に発表した「ティートの慈悲」もメタスタージオの台本を基にしていま
すが、このオリジナルは1734年のカルダーラのオペラで、その間に40人近い作
曲家が音楽を付けているといいます。そのメタスタージオの台本の中でも特に
人気が高かった一つが「オリンピーアデ」。1733年のカルダーラのオペラから
60人以上の作曲家によってオペラ化されたといいます。最も有名なものはヴィ
ヴァルディで、naiveからアレッサンドリーニが指揮したCDがあります
(OP 30316)。またペルゴレージとガルッピの同名作も既に復活しています。
今回のCDは、メタスタージオの台本に曲をつけたレオナルド・レーオ、ヨハン
・アドルフ・ハッセ、バルダッサーレ・ガルッピ、ジュゼッペ・サルティ、ヨ
ゼフ・ミスリヴェチェク、ジョヴァンニ・パイジエッロ、ダヴィデ・ペレス、
アントーニオ・ヴィヴァルディ、フロリアン・レオポルト・ガスマン、アント
ーニオ・カルダーラ、トンマーゾ・トラエッタ、ニッコロ・ヨンメッリ、ルイ
ージ・ケルビーニ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ、ニッコロ・
ピッチンニ、ドメニコ・チマローザのオペラから曲を選んで一本にまとめたも
の。当然曲ごとに個性は異なるものの、同じ台本を下地にしていることで意外
に連なりで聞くことができます。一方、レチタティーヴォが含まれていません
ので、18世紀半ばから末にかけてのイタリアオペラの曲集としても楽しめます。
naiveのバロック録音ですから、優秀な歌手が集められています。カリーナ・
ゴヴァン、ロミーナ・バッソ、ルース・ロジクなど近年バロックオペラ好きな
ら御存知の名歌手に加え、ドイツのメッゾ、フランチスカ・ゴットヴァルト、
ギリシャのカウンターテノール、ニコラス・スパノスら、いずれも高水準。
ヴィヴァルディで有名なヴェニス・バロック・オーケストラを指揮するのは、
ギリシャ生まれの若いチェンバリスト、マルケロス・クリシコス。颯爽と引き
締まった音楽作りで快適に聞かせてくれます。
※olimpiadeは「オリンピアーデ」というカナ表記が多く見られますが、正しく
は「オリンピーアデ」です。



<MIRARE>
MIR 145 ¥2500
-ピアノ・リサイタル in パリ-
(1)リスト:詩的で宗教的な調べより「葬儀」 
(2)ヌーブルジェ:マルドロール 
(3)J.バラケ:ピアノ・ソナタ(全2楽章) 
(4)ドビュッシー:映像第2集より「そして月は荒れた寺院に落ちる」
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(Pf)
録音:2011年1月14日、ラ・シテ・ドゥ・ラ・ムジークライブ録音(パリ)
ピアノ界が今最も注目する若き天才ピアニスト、ジャン・フレデリック・ヌー
ブルジェが2011年にパリで行った話題のライブ録音が待望のリリースを迎えま
した!2007年にサントリーホールで華々しいリサイタル・デビューを飾り、
2009年の再来日公演の際も高い評価を受けるなど、日本においても人気急上昇
中のアーティストです。これまでにもMIRAREレーベルから、サントリーホール
ライヴ公演(MIR.060)ベートーヴェンの『ハンマークラヴィーア』(MIR 080)や、
ニケと共演したエロールのピアノ協奏曲(MIR 127)など意欲的なプログラムを
発信してきたヌーブルジェ。今回収録されたパリ音楽院の傍に位置するコンサ
ートホール、ラ・シテ・ドゥ・ラ・ムジークで行われた本ライブは、2010-2011
年にかけて企画された『ライジング・スター』シリーズの一つ。リストやド
ビュッシーの作品のほか、フランスの現代音楽家ジャン・バラケ(1928-1973)
のピアノ・ソナタを取り上げたことで高い注目を集めました。バラケの作品は、
初期を代表する存在でありながらも、その演奏時間の長さ(第1楽章約20分、
第2楽章約18分)と極めて高い難易度から演奏されることが殆どないピアノ・ソ
ナタ。無機質ながらも時に激しく繰り広げられる音の連続には、同年代に活躍
する若きブーレーズの作風も思わせます。また、本ライブでは作曲家としても
活躍するヌーブルジェ自身の作品も演奏!バラケのピアノ・ソナタにも似た、
断続的な音の合間に張り詰める無音空間にぐっと引き込まれます。現代音楽作
品を挟むように収録されているリストとドビュッシーの作品での、芯のある柔
らかな安定感抜群のヌーブルジェの演奏は、屈指の難曲揃いのプログラムであ
ることを忘れてしまうほど。ライブならではの臨場感あふれるサウンドで堪能
できる1枚です。




<AD VITAM>
AV 120315 ¥2300
-ルソン・ド・テネブル- ―イタリア1600年代の聖土曜日―
(1)トラバーチ(ca.1575-1647):協和と不協和 
(2)F.ソレール(ca.1625-1688):哀歌 
ヴィアダーナ(1564-1645):聖土曜日のルソン・ド・テネブル 
(3)第一の詩篇歌唱と答唱 
(4)第二の詩篇歌唱と答唱 
(5)第三の詩篇歌唱と答唱 
(6)コッソーニ(1623-1700):「バビロンの川のほとりで」 
(7)メールラ(1595-1665):第二のソナタ 
ヴィアダーナ:(8)第四の詩篇歌唱と答唱 (9)第五の詩篇歌唱と答唱 
(10)第六の詩篇歌唱の答唱 
チーマ(ca.1570-1622):(11)「おお、全ての人よ」 
(12)2声のソナタ(コルネットとトロンボーン) 
ヴィアダーナ:(13)第七の詩篇歌唱と答唱 (14)第八の詩篇歌唱と答唱 
(15)第九の詩篇歌唱と答唱 
(16)サンチェス(1600-1679):聖母の嘆き 
(17)アーゾラ(ca.1532-1609):「キリストは御身を低くして」 
(18)G.バリオーネ(1575-1608):
「マグダラのマリア」(ソプラノのためのフランス風カンツォーナ)
イン・ムジカ・ヴェリタス{アリス・アベリオン(Ms)、フランク・ポワトリノ
(テノール・サックバット、バス・サックバット)、ピエール・ガロン(Org)、
ジュディス・パキエ(コルネット)}
録音:2011年3月1-4日、リモージュの改革派教会(フランス)
古くより、キリスト教では復活祭の前日までの一週間を「聖週間」とし、その
最終日である「聖土曜日」には、翌日の復活祭の朝にかけて一晩中徹夜で祈り
を捧げる習慣があります。本アルバムでは、ヴィアダーナのルソン・ド・テネ
ブルのための聖歌を中心に、メールラやチーマなどイタリア初期バロックを代
表する音楽家の宗教作品を収録。1600年代(セイチェント)のイタリアの修道院
で夜更けから夜明けにかけて粛々と行われていた「ルソン・ド・テネブル(宵
闇の朝課)」を思わせるプログラムとなっています。柔らかくも輝かしい響き
に満ちた古楽器の金管とオルガンの荘厳な響きが、穏やかなメゾ・ソプラノの
歌声と織りなす静謐なハーモニーは天上の響きを思わせる美しさです。アリス
・アベリオンは2008年にパリの音楽院を卒業したばかりの若手歌手ですが、早
くもレ・クリ・ドゥ・パリやル・コンセール・スピリチュエルといったフラン
スの名門団体で活躍する実力派。深みのある歌声で聴く人を瞑想の世界へと
誘ってくれます。リモージュの改革派教会の音響も素晴らしく、静かな夜に
一人しっとりと聴き入りたい1枚に仕上がっています。

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12-04 No.23-2

2012年04月24日 11時54分37秒 | Weblog
<CHANLLENGE CLASIICS>
CC72388(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2700
ブリテン:戦争レクイエム
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(総指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
オランダ放送合唱団
ラインベルト・デ・レーウ(指揮)
セルソ・アントゥネス(合唱指揮)
エヴェリーナ・ドブラチェヴァ(ソプラノ)
アンソニー・ディーン・グリッフィー(テノール)
マーク・ストーン(バリトン)
この録音は、2011年5月オランダ、ユトレヒトで行われたコンサートのライブ
盤です。ブリテンが音楽で伝えようとした戦争反対の声は、非常に深く、そし
て強く、凛とした崇高さを誇る大作の忘れがたい演奏会がディスクになって登
場です。EXTONとも歴史に残る好録音を多数リリースしているズヴェーデン&
オランダ放送フィルのコンビによる高純度で且つ隙のない完璧な音楽が、繊細
で、大胆で、深淵なブリテンの世界を描いていきます。まさにワールド・クラ
スの演奏です。




<ARS VIVENDI>
旧東ドイツの音源のCD化で知られていたドイツのアルス・ヴィヴェンディが活
動を再開いたしました。

AV 2100260 ¥1450
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第9番ニ短調「合唱」Op.125
アニヤ・ブラトゥス(ソプラノ)
ナタリア・キスラ(アルト)
エウゲン・ウドヴィン(テノール)
セルゲイ・マゲラ(バス)
アイゼンシュタット・ハイドン教会合唱団
ルガンスク・シェフチェンコ大学合唱団
ルガンスク・フィルハーモニー管弦楽団
クルト・シュミット(指揮)
録音:2005年10月31日、ライヴ、文化会議センター、アイゼンシュタット、
オーストリア
クルト・シュミットは1942年ウィーン生まれのクラリネット奏者・指揮者・作
曲家。2002年にウクライナのルガンスク・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監
督兼首席指揮者に就任。2005年10月30日、同楽団と地元の合唱団、独唱者を率
いてオーストリアに凱旋しウィーンのムジークフェラインザールでベートー
ヴェンの第9交響曲を演奏。当盤はその翌日、ハイドンゆかりの都市アイゼン
シュタットでの演奏をライヴ収録したものです。

AV 2100262 ¥1450
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721-1783):
フルートとチェンバロのためのソナタ集
ト長調/ホ短調/ト長調/ト短調/ハ長調
アーデルハイト・クラウゼ=ピヒラー(フルート)
アルミン・タールハイム(チェンバロ)
録音:2008年3月、グルーネヴァルト教会、ベルリン、ドイツ
ヨハン・フィリップ・キルンベルガーはJ・S・バッハの弟子で、師の作品の出
版に尽力したドイツの作曲家・ヴァイオリニスト・鍵盤楽器奏者・音楽理論家。
バッハの「キルンベルガー・コラール」にその名を残している彼は、ベルリン
のプロシア国王フリードリヒ2世の宮廷で活躍し、王の妹であるアンナ・アマリ
ア王女の作曲教師を終生務めました。ドイツのレーベルに録音の多いクラウゼ
=ピヒラーとアルミン・タールハイムによる演奏。使用されているフルートは
モダーン楽器です。

AV 2100263 ¥1450
ハイドン(1732-1809):
音楽時計のための6つのディヴェルティメント(フルートとチェンバロによる)
ト長調/変ホ長調/ニ長調/ハ長調/ヘ長調/変ロ長調
アーデルハイト・クラウゼ=ピヒラー(フルート)
ヴァルデマール・ヴィルシング(チェンバロ)
録音:データ未詳
使用されているフルートはモダーン楽器です。

AV 2100264 ¥1450
ボッケリーニ、モーツァルト、クロンマー、ハイドン:
フルートと弦楽のための作品集
ボッケリーニ(1743-1805):フルートと弦楽のための協奏曲ニ長調(*)
モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲第2番ニ長調 K.155
フランツ・クロンマー[フランチシェク・クラマーシュ](1759-1821):
フルート、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための五重奏曲ト長調
Op.109(*)
ハイドン(1732-1809):フルートと弦楽のための協奏曲ニ長調(*)
アーデルハイト・クラウゼ=ピヒラー(フルート(*))
ツインズ・クアルテット
エレーナ・イサエンコヴァ、タチアナ・イサエンコヴァ(ヴァイオリン)
エレーナ・アレクセーエヴァ(ヴィオラ) イリーナ・スミルノヴァ(チェロ)
録音:2010年4月27-29日、ガーベルク・アム・アッテルゼー、オーストリア
モダーン楽器使用。ツインズ・クアルテットは1988年にモスクワ音楽院の女子
学生によって創設された弦楽四重奏団。ヴァイオリニストの二人が双子である
ことから「ツインズ」を名乗ったと思われます。モスクワとザルツブルクを拠
点に活動しています。

AV 2100265 ¥1450
ヴェネツィアの室内楽
ヴィヴァルディ(1678-1741):
フルート、オーボエ、チェンバロとチェロのためのトリオ ト短調
フルート、オーボエ、チェンバロとチェロのためのトリオ・ソナタ ト短調
「フォリア」
オーボエと通奏低音のためのソナタ変ロ長調 RV34
フルート、オーボエ、チェンバロとチェロのためのトリオ・ソナタ変ロ長調
RV80
フルート、チェロとチェンバロのためのトリオ イ短調
アーデルハイト・クラウゼ=ピヒラー(フルート)
アンドレアス・ヴェンスケ(オーボエ)
ザビーナ・フクローファ(チェンバロ)
ウーヴェ・クリスティアン・ミュラー(チェロ)
録音:2011年7月12-13日、グルーネヴァルト教会、ベルリン、ドイツ
モダーン楽器使用。

AV 2210263 2枚組 ¥2080
レオナルド・レーオ(1694-1744):
チェロ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための6つの協奏曲(*)
第2番ニ長調/第6番(協奏交響曲)ニ短調/第1番イ長調
第5番ヘ短調/第4番イ長調/第3番ニ短調
4つのヴァイオリンのオブリガートと通奏低音のための協奏曲
アルトゥーロ・ボヌッチ(チェロ(*))
アンサンブル・ストルメンターレ・イタリアーノ
ロドルフォ・ボヌッチ(ヴァイオリン、リーダー)
フランチェスコ・マラテスタ、マルコ・フィオリーニ、
アレッサンドラ・ステファナート(ヴァイオリン)
フランチェスカ・タヴィアーニ(チェロ) アンナ・コドゥール(コントラバス)
ガブリエーレ・カタルッチ(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:1991年
イタリア・バロック、ナポリ楽派の作曲家レオナルド・レーオのチェロ協奏曲
集。モダーン楽器使用。アルトゥーロ・ボヌッチは1954年ローマに生まれ、聖
チェチーリア音楽院を卒業後ザルツブルク・モーツァルテウムでピエール・フ
ルニエに師事したチェリスト。世界各地で演奏し教育者としても活躍していま
したが、2002年、パンテッレリーア島でのダイビング中に47歳の若さで亡くな
り、その早すぎる死を惜しまれました。
当商品のレーベル名は「EUROMUSICA」、規格番号は「2210-263」と表示されて
おりますが、弊社では「ARS VIVENDI」レーベルの「AV 2210263」として管理い
たします。なお、当盤が初出の形態であると思われますが、同一音源がARTSレ
ーベルからも発売されております。ご注意ください。




<TRITO>
TD 0066 ¥1550
カダケス国際指揮者コンクールのための管弦楽作品集
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):魔法(1992)(前出:TD 0010/2)(*)
録音:2002年2月27日、ライヴ、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ、スペイン
ジュアン・ギンジュアン(1931-):
パントナル[汎無調](1998)(前出:TD 0072)(+)
録音:2001年2月21日、ライヴ、アウディトリオ、サラゴサ、スペイン
レオナルド・バラダ(1933-):パッサカリア(2000)(+)
録音:2003年2月20日、リハーサル、アウディトリオ、サラゴサ、スペイン
ヘスス・ルエダ(1961-):Elephant skin(2002)(*)
録音:2007年3月25日、ミゲル・デリベス文化センター、
バリャドリド、スペイン
ヘスス・トレス(1965-):楽章(2004)(前出:TD 0051)(*)
録音:2006年1月12日、バルアルテ・ホール、ナバラ、スペイン
ラモン・ラスカノ(1968-):Ttakun(2006)(#)
録音:2006年5月28日、ライヴ、第8回本選、ラウディトリ、
バルセロナ、スペイン
ダビド・デル・プエルト(1964-):Cap de Quers(2008)(**)
録音:2008年6月7日、ライヴ、第9回本選、ラウディトリ、
バルセロナ、スペイン
カダケス管弦楽団
ジャナンドレア・ノセダ(指揮(*))
ネヴィル・マリナー(指揮(+))
パブロ・ゴンサレス(指揮(#))
ミハウ・ネステロヴィチ(指揮(**))
1988年以来偶数年に開催されているカダケス国際指揮者コンクールのために作
曲された課題曲集。ジャナンドレア・ノセダは1994年の優勝者。(#)(**)は優勝
者のコンクール本選出場時のライヴ録音。

TD 0084 ¥1550
ラモン・ウメト(1968-):
存在の無い音楽
春の太陽(*)/透明な風(+)/雪の白さ(#)/明るい雲(#)
ピアノと器楽アンサンブルのための協奏曲「そして世界は静まった」(++)
カタルーニャ国立青年管弦楽団(*)
マネル・バルディビエズ(指揮(*))
サラゴサ・アウディトリオ室内管弦楽団グルポ・エニグマ(+)
フアン・ホセ・オリベス(指揮(+))
バルセロナ交響楽団(#)
パブロ・ゴンサレス(指揮(#))
ジョルディ・マゾ(ピアノ(**))
器楽グループ bcn416(**)
エルネスト・マルティネス・イスキエルド(指揮(**))
録音:
2009年5月5日、ライヴ、パウ・カザルス・ホール、ラウディトリ、バルセロナ、スペイン
2008年8月14日、聖ジェニス教会、トゥルエリャ・デ・モングリ、スペイン
2010年9月24日、ラウディトリ、バルセロナ、スペイン
2000年11月10日、ウリオル・マルトゥレイ・ホール、ラウディトリ、
バルセロナ、スペイン
ラモン・ウメトはバルセロナに生まれ、ベネズエラのカラカスで学んだ後、マ
スタークラスでジョナサン・ハーヴェイに、IRCAMのミュージック・テクノロ
ジー・コースでトリスタン・ミュライユ、サリヴァトーレ・シャリーノに師事
したスペイン・カタルーニャの作曲家。数多くの管弦楽曲を書いています。

TD 0086 ¥1550
ジュリ・ガレタ(1875-1925):
メデス諸島(1923)
交響的印象(弦楽合奏のための;1907)
バルセロナ交響楽団
ミケル・オルテガ(指揮)
録音:2011年6月21-23日、ラウディトリ、バルセロナ、スペイン
スペイン・カタルーニャの作曲家ジュリ・ガレタはサルダナ(カタルーニャの
代表的民俗舞踊)の音楽の書き手として認知されていいますが、注目に値する
クラシカル管弦楽作品も残しています。これはこの作曲家の再評価に貢献しそ
うな一枚です。

TD 0088 ¥1550
カタルーニャのオルガン音楽 Vol.4 20-21世紀
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
オスティナート/ラモン・アマデウの聖像のための光輪
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):パストラル
ダビド・パドロス(1942-):マヨルカ民謡による6つのディフェレンシア(変奏曲)
ジュゼプ・セルコス(1925-1989):パッサカリア
ジュゼプ・スレ[ソレル](1935-):
ジュゼプ・セルコスのパッサカリアの主題によるフーガ
ジュゼプ・マリア・メストレス・クアドレニ(1929-):終わりのない歌
ジョルディ・セルベリョ(1935-):幻想即興曲
フアン・デ・ラ・ルビア(オルガン)
録音:時期の記載なし、モンセラト修道院バジリカ聖堂、スペイン
使用楽器:ブランカフォルト製、モンセラト

TD 0010 2枚組 ¥2650
【新装再発売】
モンサツバジェ生誕100年記念
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
魔法(管弦楽のための)(*)
フルートと管弦楽のためのシンフォニエッタ=コンチェルト(+/*)
ギターと管弦楽のための協奏的メタモルフォシス(#/*)
ピアノのための即興曲「ヘネラリフェにて」(**)
「マノロ・ユグエに捧ぐ」(ソプラノと管弦楽のための)(++/*)
アルバイシン協奏曲(チェンバロまたはピアノと管弦楽のための)(##/*)
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ(**))
ハイメ・マルティン(フルート(+))
ペペ・ロメロ(ギター(#))
マリア・ホセ・モンティエル(ソプラノ(++))
ジュゼプ・M・コロン(ピアノ(##))
カダケス管弦楽団(*)ジャンアドレア・ノセダ(指揮(*))
録音:2002年2月26日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂、ライヴ
ラローチャ、ロメロ、ノセダといったそうそうたる演奏家によるスペイン・カ
タルーニャの大作曲家モンサルバジェの生誕90周年記念盤(「モンサルバジェに
捧ぐ」;TD 0010/2;2002年発売)を、生誕100年(2012年)に合わせ新装再発売。

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12-04 No.22-1

2012年04月21日 13時16分03秒 | Weblog
<Berlin Classics>
●ETERNA Kultur SPIEGEL series 各1枚 ¥1280
BC 0300348
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
エッダ・モーザー(Sop)ローズマリー・ラング(Alt)
ペーター・シュライアー(Ten)テオ・アダム(Bs)
クルト・マズア指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、他

BC 0300349
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、第9番「グレート」
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、シュターツカペレ・ドレスデン

BC 0300350
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番
イーゴリ・オイストラフ(Vln)
コンヴィチュニー指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団"
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲BWV.1043
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)

BC 0300351
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
ヴァーツラフ・ノイマン指揮、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

BC 0300352
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 
ハインツ・レーグナー指揮、ベルリン放送交響楽団

BC 0300353
モーツァルト:オペラ序曲集
にせの花作り女、イドメネオ、後宮からの逃走、劇場支配人、
フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ、コシ・ファン・トゥッテ、
魔笛、皇帝ティートの慈悲、交響曲第32番ト長調K.318
オトマール・スイトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン

BC 0300354
ハイドン:交響曲第93番、第94番「驚愕」
交響曲第103番「太鼓連打」
ギュンター・ヘルビッヒ指揮、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

BC 0300355
ヘンデル:水上の音楽、0300355
ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン放送交響楽団
王宮の花火の音楽

BC 0300356
トランペット協奏曲とコルノ・ダ・カッチャ協奏曲集
ヘンデル:組曲ニ長調HWV.341/モルター:協奏曲ニ長調
ヘルテル:
協奏曲変ホ長調第2番、トランペットとオーボエのための協奏曲変ホ長調
ラートゲーバー:協奏曲Op.6-17/シュペルガー:トランペット協奏曲ニ長調
ルートヴィヒ・ギュトラー(Trp)ヴィルトゥオージ・サクソニエ、他

BC 0300357
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集
RV.104、RV.106、RV.108、RV.433「海の嵐」、RV.443、RV.441、
RV.428 「ごしきひわ」
エッカート・ハウプト(Flu)
ペーター・シュライアー指揮、ベルリン・バロック・ゾリステン

BC 0300358
オーボエ協奏曲集
ヴィヴァルディ:協奏曲RV.447、RV.461
テレマン:協奏曲TWV51:e1、TWV51:c2、TWV51:f1
ブルクハルト・グレツナー(Obe)
ハルトムート・ヘンヒェン指揮、ベルリン室内管弦楽団

BC 0300359
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61
カール・ズスケ(Vln)
クルト・マズア指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ロマンスOp.40、Op.50、WoO.5
ハインツ・ボンガルツ指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団

BC 0300360
マーラー:大地の歌
ペーター・シュライアー(Ten)ビルギット・フィニレ(Alt) 
クルト・ザンデルリンク指揮、ベルリン交響楽団

BC 0300361
オルフ:カルミナ・ブラーナ
ユッタ・ヴルピウス(Sop)ハンス・ヨアヒム・ロッチュ(Ten)
クルト・リーム(Br)クルト・ヒューベンタール(Bs)
ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団、他

BC 0300362
デッサウ:管弦楽曲集
ベルトルト・ブレヒトの思い出に、バッハ・ヴァリエーション
パウル・デッサウ指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
管弦楽曲第2番 「嵐の海」 
ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団
管弦楽曲第4番 
ギュンター・ヘルビッヒ指揮、シュターツカペレ・ベルリン

BC 0300363
アイスラー:ドイツ交響曲Op.50
マックス・ポンマー指揮、ベルリン放送交響楽団、他

BC 0300364
ブレヒト・ソング集
ワイル、デッサウ、アイスラー、他の作品
ギーゼラ・マイ

BC 0300365
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」
ペーター・シュライアー(Ten)
ワルター・オルベルツ(pf)

BC 0300366
カウンター=テナーのためのオペラアリア集
グラウン、ボノンチーニ、テレマン、ハッセ、
プロイセン国王フリードリヒ2世、アグリコラ、の作品より
ヨッヘン・コヴァルスキー(C-T)
マックス・ポンマー指揮、ベルリン室内管弦楽団、他

BC 0300367
オペラアリア集
ハンネローレ・クーゼ(Sop)
ワーグナー:
タンホイザー、さまよえるオランダ人、ローエングリン、
トリスタンとイゾルデより
ベートーヴェン:フィデリオより
ヘンデル:ジュリアス・シーザーより
モーツァルト:ドン・ジョバンニより
ヴェルディ:マクベスより 
クルト・マズア指揮、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴェルディ:ドンカルロより 
ハインツ・フリッケ指揮、シュターツカペレ・ベルリン
ムソルグスキー:ボリス・ゴドゥノフより 
ヘルベルト・ケーゲル指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
ベルク:ヴォツェックより 
ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団

BC 0300368
ワーグナー:オペラアリア集
テオ・アダム(Bs)
オトマール・スイトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
R.シュトラウス:ばらの騎士、影のない女より 
シュターツカペレ・ドレスデン

BC 0300369
オペラの中の合唱曲集
ベートーヴェン、モーツァルト、ニコライ、ウェーバー、ワーグナー、
ヴェルディ、ビゼー、グノー、他の作品より
オトマール・スイトナー指揮、
シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団

BC 0300370
シュッツ:ダヴィデの詩篇集より
SWV35、SWV28、SWV23、SWV36、SWV33、SWV29、SWV25、SWV24、SWV31、
SWV41、SWV34
ルドルフ・マウエルスベルガー指揮、ドレスデン聖十字架合唱団

BC 0300371
J.S.バッハ:モテット集
BWV.225-BWV.230
クルト・トーマス指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

BC 0300372
ムソルグスキー:展覧会の絵
ぺーター・レーゼル(pf)
ドビュッシー:チェロソナタ 
ヨアヒム・ビショフ(Vc)
ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ 
クリスチャン・フンケ(Vln)

BC 0300373
J.S.バッハ:オルガン曲集
トッカータとフーガBWV.565、オルガン協奏曲第4番BWV.595、
幻想曲とフーガBWV.542、パストラーレBWV.590、
コラール変奏曲「おお、正しく善なる神よ」BWV.767
ヘルベルト・コルム(Org)
18のライプツィヒ・コラールより BWV.655、BWV.658、BWV.661、BWV.666、
BWV.667、BWV.668 
ハンス・オットー(Org)

BC 0300374
モーツァルト:弦楽四重奏曲第16番、第17番「狩」、弦楽四重奏曲第21番
ズスケ四重奏団

BC 0300375
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第4番、第5番「春」
ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」
カール・ズスケ(Vln)ワルター・オルベルツ(pf)

BC 0300376
シューベルト:ピアノ三重奏曲D.929
ベートーヴェン三重奏団
シューベルト:ヴァイオリンソナタD.385 
マンフレッド・シェルツァー(Vln)アマデウス・ウェーバージンケ(pf)

BC 0300377
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」
アダージョとロンド・コンチェルタンテD.487
ペーター・レーゼル(pf)ゲヴァントハウス四重奏団




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 664232 ¥1050
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」、第14番「死と乙女」 
エンデリオン四重奏団

WARNER 2564 663163 6枚組 ¥4580
R.シュトラウス:
ドン・キホーテ、ドン・ファン、
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら、英雄の生涯、
アルプス交響曲、交響的幻想曲「影のない女」
マーラー:交響曲第5番、大地の歌
シェーンベルク:浄夜、5つの管弦楽曲Op.16、3つのピアノ曲Op.11、Op.19
サミュエル・マガド(Vln)ヴァルトラウト・マイアー(MSop)
ジークフリート・イェルザレム(Ten)ダニエル・バレンボイム(pf)
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団

WARNER 2564 663139 3枚組 ¥2450
チャイコフスキー:後期交響曲集
交響曲第4-6番
幻想序曲「ロミオとジュリエット」、序曲「1812年」
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」 
ダニエル・バレンボイム(pf)

WARNER 2564 666189 9枚組 ¥4850
エラート録音全集ニコライ・ルガンスキー(pf)
ベートーヴェン:
ピアノソナタ第7番、第14番「月光」、第22番、第23番「熱情」
ショパン:
練習曲Op.10、Op.25、3つの新しい練習曲、24の前奏曲、バラード第3番、
第4番、ノクターンOp.48-1、Op.27-2、Op.62-2、チェロソナタ
ラフマニノフ:
チェロソナタ、ヴォカリーズ(ウォルフィッシュ編)、
前奏曲集Op.23、Op.3-2、楽興の時Op.16、ピアノ協奏曲全集、
パガニーニ主題による狂詩曲、コレルリの主題による変奏曲Op.42、
ショパンの主題による変奏曲Op.22
プロコフィエフ:
ピアノソナタ第6番、第4番、
バレエ「ロミオとジュリエット」より10の小品Op.75
アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)
サカリ・オラモ指揮、バーミンガム市交響楽団

●WARNER Opera series
WARNER 2564 662133 2枚組 ¥2450
シャブリエ:歌劇「いやいやながらの王様」
ジーノ・キリコ(Br)ジャン=フィリップ・ラフォン(Br)
バーバラ・ヘンドリックス(Sop)イザベル・ガルシサン(Sop)
シャルル・デュトワ指揮、新フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、他

WARNER 2564 662129 3枚組 ¥3500
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
アンドレアス・シュミット(Br)レッラ・クベルリ(Sop)
ジョーン・ロジャース(Sop)ジョン・トムリンソン(Bs)
チェチーリア・バルトリ(MSop)フィリス・パンチェッラ(Sop)
ダニエル・バレンボイム指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、他

●WARNER CETRA opera collection series
WARNER 2564 662118 2枚組 ¥1050
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
メリー・カーティス・ヴェルナ(Sop)フランコ・コレッリ(Ten)
ミリアム・ピラッツィーニ(MSop)ジュリオ・ネーリ(Bs)
ジャン・ジャコモ・グエルフィ(Br)アントニオ・ゼルビーニ(Bs)
アトス・チェザリーニ(Ten) 
アンジェロ・ケスタ指揮、トリノRAI放送交響楽団、他
ヒストルカル・モノラル・レコーディング

WARNER 2564 662114 2枚組 ¥1050
ヴェルディ:歌劇「レニャーノの戦い」
マリオ・フロシーニ(Bs)アルビーノ・ガッジ(Bs)ロランド・パネライ(Br)
アメーデオ・メルディーニ(Ten)エドメア・リンベルティ(MSop) 
フェルナンド・プレヴィターリ指揮、ローマRAI放送交響楽団、他
ヒストルカル・モノラル・レコーディング

WARNER 2564 662115 2枚組 ¥1050
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
マリア・カラス(Sop)フランチェスコ・アルバネーゼ(Ten)
ウーゴ・サヴァレーゼ(Br) 
ガブリエレ・サンティーニ指揮、トリノRAI放送交響楽団、他
ヒストルカル・モノラル・レコーディング

WARNER 2564 662116 2枚組 ¥1050
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
ジュゼッペ・タッデイ(Br)リナ・パリューギ(Sop)ジュリオ・ネーリ(Ten) 
アンジェロ・ケスタ指揮、トリノRAI放送交響楽団、他
ヒストルカル・モノラル・レコーディング




<MEMBRAN>
MEMBRAN 233506 10枚組 ¥1080
Ein heller stern in dunkler Zeit
ピーター・アンダース(Ten)名唱集
レハール:喜歌劇「微笑みの国」/カールマン:喜歌劇「伯爵家令嬢マリツァ」
カールマン:歌劇「チャールダーシュ侯爵夫人」
レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」/ミレッカー:喜歌劇「乞食学生」
J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」/ツェラー:歌劇「小鳥売り」
J.シュトラウスII:歌劇「ヴェネチアの一夜」
J.シュトラウスII:喜歌劇「ジプシー男爵」/スメタナ:歌劇「売られた花嫁」
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」/プッチーニ:歌劇「トスカ」
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」/プッチーニ:歌劇「ボエーム」
ヴェルディ:歌劇「椿姫」/ビゼー:歌劇「カルメン」
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」よりアリア
R.シュトラウス、マルシュナー、ヴォルフ、シューベルト、シューマン、
ブラームスの歌曲より
1933年-54年録音

MEMBRAN 233505 10枚組 ¥1080
Welterfolge und Raritoeten
フリッツ・ヴンダーリヒ(Ten)名唱集
モーツァルト:
歌劇「魔笛」「偽の女庭師」「コシファントゥッテ」「ドンジョバンニ」
「後宮からの逃走」
ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」
ロルツィング:歌劇「ロシア皇帝と船大工」
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」
フロトー:歌劇「マルタ」/ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」
ツェラー:歌劇「小鳥売り」喜歌劇「坑夫長」
ミレッカー:喜歌劇「乞食学生」
J.シュトラウスII:喜歌劇「愉快な戦争」「ヴェネツィアの一夜」「こうもり」
ヴェルディ:歌劇「椿姫」「リゴレット」
ヘンデル:歌劇「アルチーナ」/オルフ:歌劇「暴君エディプス王」
ヤナーチェク:歌劇「ブロウチェク氏の旅」
R.シュトラウス:歌劇「無口な女」よりアリア
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」より
ヴォルフ:イタリア歌曲集より
プフィッツナー:カンタータ「ドイツの精神」より
シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」より
ヴェルディ:レクイエムより
シュッツ:Gott auf, dass seine Feind
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」より
ギュンター・ラファエル:PALMSTRAM-SONATE
フリッツ・ノイマイヤー:STUDENTENLIEDER
ヴェルナー・エック:オラトリオ「大胆で親切」  
1955年-60年録音


●Membran DOCUMENTS Series
MEMBRAN 232481 3枚組 ¥1650
J.S.バッハ:マタイ受難曲
イルムガルト・ゼーフリート(Sop)キャスリーン・フェリア(Alt)
ヴァルター・ルートヴィヒ(Ten)オットー・エーデルマン(Bs)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン交響楽団、他
1950年録音

MEMBRAN 233447 2枚組 ¥950
Karajan-Wunderlich
モーツァルト:レクイエム/ブルックナー:テ・デウム
1960年4月録音
テレマン:音楽による礼拝より Warum Verstellst Du Die Gebaerden
1958年録音
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、他


●Membran Acanta Series
MEMBRAN 233499 2枚組 ¥1750
Flotenmusik am Hofe
フルートのための作品集
フリードリヒ2世:Il Re pastore 
ペーター・ギュルケ指揮、ベルリン室内管弦楽団
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:協奏曲ニ長調 
エベルハルト・グルネンタール(Flu)
ハインツ・シュンク指揮、ベルリン室内管弦楽団
C.P.E.バッハ:協奏曲ト長調 
ウェルナー・タスト(Flu)
ヴォルフ=ディーター・ハウシルト指揮、シュターツカペレ・ワイマール
ベンダ:ソナタ ホ短調 
カール=ハインツ・パッシン(Flu)
ジークフリート・パンク(Vc)マリア・ブロイティガム(Cemb)
C.P.E.バッハ:ソナタ ハ短調 
マリア・ゴールドシュミット(Flu)
カール・ハインリヒ・グラウン:ソナタ ニ長調 
エッカルト・ハウプト(Flu)Frank Deicke(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルミン・タールハイム(Cemb)
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:ソナタ ハ短調 
ウェルナー・タスト(Flu)
ホルスト・クラウス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)ベルント・カスパー(Cemb)
フリードリヒ2世:協奏曲第3番 
ウェルナー・タスト(Flu)
ペーター・ギュルケ指揮、ベルリン室内管弦楽団

MEMBRAN 233497 ¥1250
フンク:組曲ニ長調
クレンゲル:讃歌
ブラッヒャー:ブルース・エスパニョラ・ルンバ
フランセ:オーバード
ベルリン・フィルの12人のチェロ奏者

MEMBRAN 233493 ¥1250
ブラームス:歌曲集
愛のまことOp.3-1、わたしの歌Op.106-4、
エオリアン・ハープに寄せてOp.19-5、荒野を越えてOp.105-4、
海辺の庭でOp.86-4、落胆Op.72-4、菩提樹に霜が降りてOp.106-3、余韻、
おお涼しい森よOp.72-3、またしてもぼくを縛りつけようというのかOp.32-5、
秘めたる憧れOp.91-1、聖なる子守歌Op.91-2、乙女の歌Op.107-5、
5月の夜Op.43-2、セレナードOp.106-1、静かな夜に、
永遠の愛についてOp.43-1
ブリギッテ・ファスベンダー(MSop)
アーウィン・ゲイジ(pf)

MEMBRAN 233498 ¥1250
ヴィヴァルディ:マンドリンのための作品集
合奏協奏曲ハ長調 越智敬、シルヴィア・越智(マンドリン)、他、
リュート協奏曲、オーボエ協奏曲 
Pierre W. Feit(Obe)、
マンドリン協奏曲ハ長調 
越智敬(マンドリン)、
ヴィオラ・ダ・ガンバとリュートのため協奏曲 
佐々木忠(Lute)レイマー・ペータース(Vln)、
2つのオーボエのための協奏曲 
Pierre W. Feit(Obe)ディートヘルム・ヨナス(Obe)
ジークフリート・ベーレント指揮、
Das Deutsche Zupforchester

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12-04 No.22-2

2012年04月21日 13時15分23秒 | Weblog
<florestan>
FLCP-21017 ¥2800
ANTHOLOGY-ふるさと
1.サリーガーデン(アイルランド民謡)
2.雨降りお月さん(野口雨情作詞/中山晋平作曲/岩河智子編作)
3.電話(川路柳虹作詞/山田耕筰作曲)
4.赤とんぼ(三木露風作詞/山田耕筰作曲)
5.この道(北原白秋作詞/山田耕筰作曲)
6.揺籃(ゆりかご)の歌(北原白秋作詞/草川信作曲/岩河智子編作)
7.津軽のふるさと(米山正夫作詞・作曲)
8.サマータイム(ヘイワード作詞/G.ガーシュウィン作曲)
9.さとうきび畑(寺島尚彦作詞・作曲)
10.花-すべての人の心に花を-(喜納昌吉作詞・作曲)
11.故郷(ふるさと) (高野辰之作詞/岡野貞一作曲/岩河智子編作)
薗田真木子(ソプラノ) 長町順史(ピアノ)
薗田真木子の演奏を聴くと、日本歌曲、歌謡曲、ジャズに至るまで、ジャンル
の違いを全く感じさせず、歌の神髄に迫る、持ち前の美声が心に沁みわたって
くる。
※薗田真木子(ソプラノ)
桐朋学園大学音楽学部卒業。同大学研究科修了。 二期会オペラスタジオ修了。
修了時に優秀賞受賞。平成5年度文化庁インターンシップ研修生。 
第39回全日本学生音楽コンクール東日本大会第3位。第12回奏楽堂日本歌曲コン
クール第1位、及び木下記念賞受賞。第71回日本音楽コンクール声楽部門第3位
(歌曲)。菅谷君夫、大島洋子、木村俊光、長町順史の各氏に師事。





<POLSKIE NAGRANIA>
PNCD 1399 2枚組 ¥2700
【再発売】
タデウシュ・バイルト(1928-1981):作品選集
4つの愛のソネット(第2版;バリトン、弦楽とチェンバロのための;1969)
アンジェイ・ヒオルスキ(バリトン)
ポーランド放送クラクフ管弦楽団 ヤン・クレンツ(指揮)
録音:1978年7月、クラクフ、ポーランド
コラ・ブルニョン(古様式による弦楽合奏とフルートのための組曲;1951)
ポーランド国立放送交響楽団 ヤン・クレンツ(指揮)
録音:1955年5月、カトヴィツェ、ポーランド
トルヴェールの歌
(アルトまたはメゾソプラノ、2つのフルートとチェロのための歌曲集;1963)
クリスティナ・ショステク=ラトコヴァ(メゾソプラノ)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団員 ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
録音:1968年1月24日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド
5つの歌(メゾソプラノと室内管弦楽[16楽器]のための;1968)
クリスティナ・ショステク=ラトコヴァ(メゾソプラノ)
ヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団 アンジェイ・マルコフスキ(指揮)
録音:1974年6月、フィルハーモニー・ホール、ヴロツワフ、ポーランド
サイコドラマ(管弦楽のための;1972)
ポーランド国立放送交響楽団 ヴォイチェフ・ミフニェフスキ(指揮)
録音:1979年2月1日、カトヴィツェ、ポーランド
恋愛詩(ソプラノと交響楽のための6つの愛の歌;1961)
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
録音:1963年4月21日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド
交響曲第3番(1969)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ヤン・クレンツ(指揮)
録音:1969年6月10-11日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド
悲歌(管弦楽のための;1973)
ポーランド国立放送交響楽団 ヴォイチェフ・ミフニェフスキ(指揮)
録音:1979年2月1日、カトヴィツェ、ポーランド
ヴィオラ協奏曲(1975)
ステファン・カマサ(ヴィオラ)
ポーランド放送クラクフ管弦楽団 ヤツェク・カスプシク(指揮)
録音:1977年4月10日
彼方からの声(バリトンと管弦楽のための歌曲集;1981)
イェジ・アルティシュ(バリトン)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
録音:1982年1月22日、ライヴ、国立フィルハーモニー、
ワルシャワ、ポーランド
旧規格番号 PNCD 525の新装再発売。

PNCD 1402 ¥2080
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):歌曲集
おお、信じるな/新しい春から/ときどき/悲しむ少女へ Op.1 No.1
一番星が輝くところから Op.1. No.2/失望 Op.1 No.4
私は覚えている、静かで、明るい、黄金の日々を Op.1 No.5
私の心は悲しむ Op.1 No.6/木々から枯葉が落ちる
もっと私に話して Op.3 No.1/恋愛詩から Op.3 No.2/野を行く Op.3 No.3
穏やかな暗い海 Op.3 No.4/夜の輝きの中に眠る Op.3 No.5
永遠の夜の前に Op.3 No.6/私のことで泣かないで Op.3 No.7
夕べの静けさの中に Op.3 No.8/広い広い海の彼方 Op.3 No.9
魔法にかけられた王女 Op.3 No.10/プラタナスの木の下で
雪の上で Op.1 No.3(*)
アンジェイ・ヒオルスキ(バリトン(*以外))
エヴァ・ポドレシ(アルト(*))
イェジ・マルフヴィンスキ(ピアノ)
録音:データ記載なし(1972年頃?(*以外)/1980年頃?(*))

PNCD 1403 ¥2080
ポーランドのヴァイオリン・ソナタ集
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.30
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ヴオジミェシュ・プロミンスキ(ヴァイオリン)
カタジナ・マカル=ジムダ(ピアノ)
録音:2010年5月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート
・スタジオ、ワルシャワ、ポーランド
ポーランド・ロマン派を代表する二人の作曲家のヴァイオリン・ソナタ。
ヴオジミェシュ・プロミンスキはポーランドの中堅ヴァイオリニスト。

PNCD 1404 ¥2080
ブロニスワフ・ギンペルが弾くヴィエニャフスキ
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
ポロネーズ イ長調 Op.21/ポロネーズ ニ長調 Op.4
グノーのオペラ「ファウスト」の主題による幻想曲イ長調 Op.20
旅芸人(性格的マズルカ)Op.19 No.2/クヤヴィアク イ短調
オベルタス(性格的マズルカ)Op.19 No.1/伝説 ト短調 Op.17
スケルツォ=タランテッラ ト短調
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
アルノルト・レズレル(指揮)
録音:1962、1963年
ブロニスワフ・ギンペル(1911-1979)はポーランド出身(生地は現ウクライナ
のリヴィウ)のアメリカ合衆国のヴァイオリニスト。

PNCD 1405 ¥2080
フランチェスコ・メーリ オペラ・アリア集
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):「海賊」序曲(*)
ドニゼッティ(1797-1848)/マッテオ・サルヴィ(1816-1887)補筆:
「アルバ公爵」から
Inosservato penetrava - Angelo casto e bel(マルチェッロ;第4幕)
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):
オペラ「伯爵夫人」から バレエ音楽(*)
ドニゼッティ:
「愛の妙薬」から Quanto e bella(ネモリーノ;第1幕)
「ロベルト・デヴリュー」から Ed ancorla tremenda porta(ロベルト;第3幕)
「ランメルモールのルチア」から Tombe degl'avi miei(エドガルド;第3幕)
ヴェルディ(1813-1901):
「イル・トロヴァトーレ」から Ah si, ben mio(マンリーコ;第3幕)
「仮面舞踏会」から Forse la soglia attinse(リッカルド;第1幕)
「イ・ロンバルディ」から La mia letizia infondere(オロンテ;第2幕)
「ルイザ・ミラー」から Quando le sere al placido(ロドルフォ;第2幕)
フランチェスコ・メーリ(テノール(*以外))
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
ウーカシュ・ボロヴィチ(指揮)
録音:2009年12月11日、ライヴ、アダム・ミツキェヴィチ大学講堂、
ポズナン、ポーランド
今、最も勢いのあるイタリアのテノール、フランチェスコ・メーリ(1980年、
ジェノヴァ生まれ)が、ポーランドにおけるイヴェント「ワールド・オペラ・
スターズ」に登場した際のライヴ録音。

PNCD 1407 ¥2080
音楽と政治 作曲家大統領イーヴォ・ヨシーポヴィチ
イーヴォ・ヨシーポヴィチ(1957-):
Samba da camera(1985)(**)
Igra staklenih perli [The Glass Bead Game](1986)(+)
Zalobni pijev [Mournful Song](1994)(*/+)
Jubilus(1992)(+)
Dernek(1988)(+/#/**)
ジャヌシュ・ヴァヴロフスキ(ヴァイオリン(*))
バルトゥオミェイ・コミネク(ピアノ(+))
パヴェウ・クビツァ(ピアノ(#))
ニュー・ミュージック・オーケストラ(**)
シモン・ビヴァレツ(指揮(**))
録音:2011年9月23日、IAMIC(国際音楽センター連盟)コンサート、ライヴ、
ワルシャワ王宮大舞踏ホール、ポーランド
2010年2月18日にクロアチア共和国第3代大統領に就任したイーヴォ・ヨシー
ポヴィチの作品集。彼は政治家、法学者であると同時に作曲家でもあり、1983
年にザグレブ音楽アカデミーを卒業、1987年から2004年までは同アカデミーで
講師を務めました。2010年の大統領選挙戦の際には「ジョン・レノン射殺事件
を題材としたオペラを作曲する」と公言したそうです。





<Polskie Radio>
PRCD 1411 ¥2080
J・S・バッハ(1685-1750):インヴェンションとシンフォニア BWV772-801
リリアンナ・スタヴァルツ(チェンバロ)
録音:データ記載なし
使用楽器:1985年、J・C・ノイペルト製、フレンチ、2段鍵盤(モデル:18世紀、
ブランシェ製)
リリアンナ・スタヴァルツは1988年にワルシャワのショパン音楽アカデミー
(現ショパン音楽大学)を卒業後、フランスでユゲット・ドレイフュスに師事
したポーランドの鍵盤楽器奏者。1991年にワルシャワ室内歌劇場のメンバー
となって以来、指揮者、音楽監督としても活躍しています。

PRCD 1480-1482 3枚組 ¥6240
ドニゼッティ(1797-1848):オペラ「マリア・パディッラ」(全3幕;1841)
ネリー・ミリチオウ(ソプラノ:ドンナ・マリア・パディッラ)
ヘレナ・ズバノヴィチ(メゾソプラノ:ドンナ・イネス・パディッラ)
ホルヘ・プレゴ(テノール:ドン・ルイス・ディ・パディッラ)
デイヴィッド・パーシャル(バリトン:ドン・ペドロ)
アンドルー・クレイグ・ブラウン(バス:ラミーロ公爵)
ジェニファー・フェインステイン(メゾソプラノ:フランチスカ)
エリック・バリー(テノール:ドン・ルイージ)
エリック・ダウンズ(バス:ドン・アルフォンソ・デ・パルド)
ポーランド放送クラクフ合唱団
アルトゥル・センジェラシュ(合唱指揮)
ヴャウィストク・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー合唱団
ヴィオレッタ・ビェレツカ(合唱指揮)
ポーランド放送ワルシャワ管弦楽団
ウーカシュ・ボロヴィチ(指揮)
録音:2011年4月13日、第15回ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン復活祭、
ライヴ、
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホール
このオペラのポーランド初演となった演奏会式上演のライヴ録音。全178ペー
ジのブックレットにポーランド語・英語の解説、イタリア語のリブレットと
ポーランド語・英語の対訳を収録。




<DUX>
DUX 0877 5枚組 ¥3600
第14回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール(2011)
[CD 1] 第1位
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001 から アダージョ,フーガ
パガニーニ(1782-1840):24の奇想曲 Op.1 から No.24
ヴィエニャフスキ(1835-1880):
新しい技法(エチュード=カプリス)Op.10 から カデンツァ(No.7)
プロコフィエフ(1891-1953):ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.14(*)
ユン・ソヨン[韓国;第1位]
伴奏:ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
マレク・ピヤロフスキ(指揮(*))
[CD 2] 第2位/第3位
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77
小林美樹[日本;第2位]
シベリウス(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
シュテファン・タララ[ドイツ;第3位]
伴奏:ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団 マレク・ピヤロフスキ(指揮)
[CD 3]入賞
ヴィエニャフスキ:自作主題による変奏曲 Op.15(*)
イザイ(1858-1931):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」Op.27 No.3
エルジャン・クリバーエフ[カザフスタン]
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン協奏曲ト長調 K.216 から 第1楽章(#)
シューベルト(1797-1828):ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574「二重奏曲」(*)
弓新[日本]
モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調 K.364 から 第1楽章(+/#)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調 Op.27 No.6
アイレン・プリーチン[ロシア]
伴奏:イリーナ・ヴィノグラードヴァ(ピアノ(*))
レフ・バワバン(ヴィオラ(+))
アマデウス・ポーランド放送室内管弦楽団(#)
アグニェシュカ・ドゥチマル(指揮(#))
[CD 4] ポーランドからの参加者(選集)
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005 から アダージョ,フーガ
マリア・ヴオシュチョフスカ[ポーランド]
シマノフスキ(1882-1937):神話 Op.30 から アレトゥーザの泉(*)
アレクサンデル・クルス[ポーランド]
シマノフスキ:神話 Op.30 から ドリュアスとパン(+)
マチェイ・ストシェレツキ[ポーランド]
ナタン・ミルシテイン(1903-1992):パガニーニアーナ(+)
ヨアンナ・クレフト[ポーランド]
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9 から 第1楽章(+)
チェリナ・コツ[ポーランド]
シュニトケ(1934-1998):パガニーニアーナ
マウゴジャタ・ヴァシュツィオネク[ポーランド]
新しい技法(エチュード=カプリス)Op.10 から 前奏曲(No.6)
マチェイ・ブルジ[ポーランド]
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ ニ長調 Op.4(+)
マテウシュ・スムル[ポーランド]
伴奏:マルチン・コジャク(ピアノ(*)) マルチン・シコルスキ(ピアノ(+))
[CD 5] 注目すべき才能
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219 から 第1楽章(#)
イ・ジユン[韓国]
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン・ソナタ第2番(*)
エマ・スティール[アメリカ合衆国]
ヴィエニャフスキ:グノーのオペラ「ファウスト」の主題による幻想曲 Op.20(+)
マリアンナ・ヴァシリーエヴァ[ロシア]
パガニーニ:24の奇想曲 Op.1 から No.17
ハンナ・ジ[アメリカ合衆国]
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 から シャコンヌ
オマルリ・カムラン[アゼルバイジャン]
伴奏:カタジナ・ヴィエチョレク(ピアノ(*)) アリーナ・コマルコヴァ(ピアノ(+))
アマデウス・ポーランド放送室内管弦楽団(#)
アグニェシュカ・ドゥチマル(指揮(#))
録音:2011年10月8-23日、ライヴ、
アダム・ミツキェヴィチ大学コンサートホール

DUX 0864 6枚組 ¥3600
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):作品全集 Vol.1-6
「オフェルトリム集」(1611)/「コムニオ集」(1611)
エマ・カークビー(ソプラノ)
ヨエル・フレデリクセン(バッソ・プロフォンド) 他
カペラ・クラコヴィエンシス
コレギウム・ジェレンスキ
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)
既発売のシリーズ6枚(DUX 0740, 0786, 0861, 0819, 0862, 0863)をスリップ
ケースに収めたもので、価格は単売合計の三分の一という安さ。

DUX 0842 ¥1800
歌はいつもぼくらと一緒 ポーランドの子供の歌(全28曲)
ユリウス・ザレンプスキ記念国立ワルシャワ音楽学校の児童たち(斉唱)
マリア・ピチフ(音楽監督)
マルタ・ジャク=コルノヴィチ、グジェゴシュ・スクロビンスキ(ピアノ)
録音:2009年2、3月、ポーランド放送スタジオS2、ワルシャワ、ポーランド
音楽教育のために作・編曲されたポーランドの歌のアルバム。グラジナ・バ
ツェヴィチ、ヴワディスワフ・シュピルマンの作品もあります。




<Sarastro LP>
●レコードのご案内です。ご注意ください。
SAR 7810 ¥5400
ブラームス:4つのバラードOp.10、3つの間奏曲Op.117
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)

SAR 7811 ¥5400
シューベルト:弦楽四重奏曲第9番D.173、第12番「四重奏断章」D.703
フランツ・シューベルト四重奏団

SAR 7812 ¥5400
ハイドン:ピアノソナタ第52番Hob.XVI-52、主題と変奏Hob.XVII-5
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)

SAR 7813 ¥5400
チャイコフスキー:弦楽セレナードOp.48
メンデルスゾーン:カプリッチョ
Otokar Stejskal指揮、プラハ・チェコスロヴァキア室内管弦楽団

SAR 7814 ¥5400
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番K.415
シューベルト:弦楽のための序曲ハ短調
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)
Otokar Stejskal指揮、プラハ・チェコスロヴァキア室内管弦楽団

SAR 7701 ¥5400
クラヴサン曲集
シャンボニエール:クラヴサン曲集より Allemande "La Loureuse"、
Courante de Madame、Sarabande、Les Barricades、Gigue
ジャック・デュフリ:クラヴサン曲集より Rondeau、Medee、La Forqueray
D.スカルラッティ:ソナタK42、K49、K45
アンネ=フランソワ・シャプラン(クラヴサン)

SAR 7702 ¥5400
ピアノ曲集
ショパン:
ポロネーズ第3番「軍隊」Op.40-1、第1番Op.26-1、ノクターン第5番Op.15-2、
第9番Op.32-1
ラフマニノフ:前奏曲Op.3-2
シューマン:トロイメライ
バルトーク:アレグロ・バルバロ
ファリャ:火祭りの踊り
ベートーヴェン:エリーゼのために、他
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)

SAR 7704 ¥5400
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番
ジャック・ルヴィエ(pf)ジャン=ジャック・カントロフ(Vln)
フィリップ・ミュレール(Vc)

SAR 7708 2枚組 ¥8100
ベートーヴェン:ピアノソナタ集
ピアノソナタ第17番「テンペスト」、第23番「熱情」、
6つのバガテルOp.126
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)

SAR 7925 ¥5400
シューベルト:楽興の時D.780
メヌエットD.600-トリオD.610
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)

SAR 7926 ¥5400
J.C.バッハ:ヴィオラと管弦楽のための協奏曲
テレマン:ヴィオラと管弦楽のための協奏曲
リボー・ノヴァセック(Vla)
Otokar Stejskal指揮、プラハ・チェコスロヴァキア室内管弦楽団

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12-04 No.21

2012年04月20日 15時09分57秒 | Weblog
<DELOS>
DRD 2010 ¥2080
アントン・ルビンシテイン:
『交響曲第2番 ハ長調 Op.42「大洋」』(1851年初稿版)
『歌劇「フェラモール」より バレエ音楽』
イーゴリ・ゴロフチン(指揮)
ロシア国立交響楽団
《録音》1993年10月、モスクワ音楽院
ドイツ・ロマン派の影響が強い作風をもち、同時代の国民楽派と対立的にあっ
たルビンシテイン。交響曲「大洋」は、西欧水準に達した最初のロシアの交響
曲といわれている作品です。1851年に4楽章構成で作曲されましたが、その後
改作。追加を繰り返し最終的に表題をもつ7つの楽章作品となりました。海の
自然の力に対する勇敢な人間精神の勝利の喜びが描かれています。ここでは、
初稿版である4楽章形式のもので録音されています。東洋風なメロディーを多
く含む歌劇「フェラモール」より バレエ音楽も収録。この時代のロシア音楽
を熱心に研究・演奏し、42歳の若さで急死した指揮者イゴール・ゴロフチンの
演奏による待望の再発売です。

DE 6013 5枚組 ¥4580
ブラジリアン・ギター・クァルテット
ラテン・グラミー受賞記念限定ボックス
《Disc1:ブラジルのエキス》
V=ロボス:『ブラジル風バッハ第1番』
カマルゴ・グァルニエリ:
『黒人の踊り』『カンサオ・セルタネージャ』『ブラジル舞曲』
『ポンテイオス第24番』
フランシスコ・ミニョーネ:『ルンドゥ』
カルロス・ゴメス:『ソナタ ニ長調』
《Disc2:バッハの管弦楽組曲》
J・Sバッハ:『管弦楽組曲第1-4番』(Tadeu do Amaral編曲)
《Disc3:エンカンタメント(ギター音楽の魅力)》
ロナルド・ミランダ:『シリアスな変奏曲』
クラウディオ・サントーロ:『フレーヴォ』
フランシスコ・ミニョーネ:『奥地の伝説第8番』『コンガーダ』
エンリケ・オズワルド:『泡雪』『子守歌』『タランテラ Op.14-3』
カマルゴ・グァルニエリ:『魅惑』『弦楽四重奏曲第2番』
《Disc4:アルベニスのイベリア》
アルベニス:
『イベリア 第1巻』『イベリア 第2巻』『イベリア 第3巻』『イベリア 第4巻』
《Disc5:ヴィラ=ロボス作品集》
V=ロボス:
『花の組曲』『シランダス』『アフリカ的性格舞曲』『弦楽四重奏曲第5番』
ブラジリアン・ギター・クァルテット
《録音》1998-2010年 (デジタル:セッション)
ブラジリアン・ギター・カルテットは、ポール・ガルブレイスによって結成さ
れたクァルテット。ガルブレイスは、チェロやギタロンのようにエンドピンが
あり、その下に共鳴箱をつけた8弦ギターで演奏することで有名で、1998年に
はバッハの無伴奏ヴァイオリン録音でグラミー賞にノミネートされました。彼
が率いる名門ブラジリアン・ギター・クァルテットは、ギターが国民的楽器で
あるブラジルにおいて「ドリーム・チーム」と謳われています。同国で最も人
気のある作曲家ヴィラ=ロボスに挑んだDisc5のアルバムは、今年の「ラテン
・グラミー・クラシック音楽部門」を受賞しました。それを記念して代表的な
アルバム5枚分をボックス化した、お買い得な限定盤です。



<ONDINE>
ODE-1193 ¥2080
ヨーゼフ・マルティン・クラウス:ヴィオラ協奏曲集
1-3.ヴィオラ協奏曲 変ホ長調 VB153c
4-6.ヴィオラ協奏曲 ハ長調 VB153b
7-9.ヴィオラとチェロのための協奏曲 ト長調 VB153a
※全て世界初録音
デイヴィッド・アーロン・カーペンター(ヴィオラ)
リッタ・ペソラ(チェロ…7-9)
タピオラ・シンフォニエッタ
録音 2011年11月7-9日エスポー タピオラ・ホール
ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)は「スウェーデンのモーツァル
ト」として、一部のファンには既におなじみの存在です。ルンドの大学図書館
に保存されていたこの3つのヴィオラ協奏曲は、長らく作曲家が特定できません
でしたが、最近の研究結果で、250年近く失われていたとされるクラウスの作で
あろうと判定されました。これは彼の親友ホフシュテッター(オーストリアのア
マチュア作曲家であり、本職はベネディクト会の修道士である)のために書かれ
たと推測され、ホフシュテッターがいかに素晴らしい技巧を有していたかの証
明にもなるものです。ヴィオラを演奏するのは、ONDINEレーベルでおなじみ
D.A.カーペンターです。

ODE-1201 ¥2080
メンデルスゾーン/クレーク:詩編集
1.メンデルスゾーン:詩篇第100番 「主に向かいて歓呼の声をあげよ」
2.クレーク:詩篇第22番「神よ、わが神よ、なぜ、私を見捨てたのですか」
3-5.メンデルスゾーン:
3つの詩編 Op.78 (詩編第2番「なぜ異邦人たちは騒ぎ立て」/詩編第43番「わた
しを裁いてください、神よ」/詩編第22番「神よ、わが神よ、なぜ、私を見捨て
たのですか」)
6.クレーク:詩篇第141番「主よ、わたしはあなたに呼ばわります」
7.クレーク:詩編第104番「わが魂よ、主をほめよ」
8.クレーク:幸せな人
9.クレーク:詩編第137番「われらはバビロンの川のほとりにすわり」
10.メンデルスゾーン:
オラトリオ「エリア」Op.70第2部より「山に向かいて目をあげよ
11.メンデルスゾーン:
オラトリオ「エリア」Op.70第1部より「それ、主汝のためにみ使いたちに命じ」
12.メンデルスゾーン:2つの宗教的合唱曲 Op.115-1「死せる者は幸いなり」
13-17.クレーク:
宗教的な民謡集より(私たちの貧しさは素晴らしい/最も良きイエス/イエス様、
私はあなたに祈ります/おおイエス、あなたの痛みは/私の心は目を覚まし、
そして歌う)
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
ダニエル・ロイス(指揮)
録音 2009年9月14-17日エストニア ハープサル・ドーム教会
トゥールの「覚醒」(ODE-1183)で高性能のアンサンブル能力をまざまざと見せ
つけたエストニア・フィルハーモニー室内合唱団&ダニエル・ロイス。待望の
新録音はメンデルスゾーン(1809-1847)とエストニアの作曲家クレーク(1889-
1962)による、ユニークな「詩編」アルバムです。クレークはサンクトペテル
ブルク音楽院で学び、エストニアの音楽の基礎を作った人として尊敬されてい
ます。最初はトロンボーンと作曲を学びましたが、後に合唱指揮者として各地
で指導を行いつつ、1911年頃からは民俗音楽の収集にも力を注ぎ、そのエッセ
ンスを自らの作品に封じ込めたのです。彼は生涯に700曲以上もの合唱作品を書
いていて、どれもが素朴で力強いエネルギーを感じさせるものとなっています。
ドイツの伝統を継承するメンデルスゾーン、エストニアの伝統を重んじるクレ
ーク。この2人の作品をバランス良く配したこのアルバムは、聴き手の興味を
大いに喚起することでしょう。




<CEDILLE>
CDR-90000130 2枚組 ¥1750
ソ連の経験 第2集
(CD1)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ハ長調 Op.49
5-8.弦楽四重奏曲 第2番 イ長調 Op.68
9-12.弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83
(CD2)
1-5.弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 Op.73
6-8.プロコフィエフ(1891-1953):弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.92
パシフィカ弦楽四重奏団
録音 2011年11月24-25日…CD1:1-8, 2010年7月23-24日…CD2:1-5,
2011年8月29-31日…CD1:9-12,CD2:6-8
イリノイ フォーリンジャー・グレート・ホール
ショスタコーヴィチと同世代の作曲家たちによる弦楽四重奏曲を集めたシリー
ズの第2集です。この第2集は第二次世界大戦を取り巻く時代、1938年から1949
年に書かれた5つの作品を集めています。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲は
どれも多くの問題を内包する作品ですが、それ自体は驚くほどの深化を見せる、
ショスタコーヴィチの最高傑作の集合体です。プロコフィエフの第2番も、戦争
によって地方都市へ退去させられた彼が、当地の民謡をベースに独自の味付け
をして書き上げたものです。全てパシフィカ弦楽四重奏団による納得の演奏。
第1集(CDR90000127)も大好評です。




<DIVOX>
CDX-21006 ¥1750
アンサンブル・ピラミッドのポートレート
1-2.モーツァルト(1756-1791):
フルート四重奏曲第3番 ハ長調 K.Anh. 171/285b (オーボエと弦楽三重奏編)
3.デュティユー(1916-):
ソナチネ(M.ブレニマンによるフルート、ハープと弦楽三重奏編)
4.モーツァルト:
アダージョとアレグロ ヘ短調 K594(M.ブレニマンによるフルート、ハープと
弦楽三重奏編)
5-7.イベール(1890-1962):三重奏曲
8.ラヴェル(1875-1937):
亡き王女のためのパヴァーヌ(M.ブレニマンによるアンサンブル編)
アンサンブル・ピラミッド
録音 1999年9月2-4日
アンサンブル・ピラミッドはスイス、チューリッヒで1991年に設立されたアン
サンブルです。マルクス・ブレニマン(フルート、編曲)、バーバラ・ティルマ
ン(オーボエ)、ウルリケ・ヤコビ(ヴァイオリン)、ミュリエル・シュヴァイ
ツァー(ヴィオラ)、ジャエル・ベルツヒンガー(ハープ)のメンバーで構成され、
曲によって柔軟に編成を変え、バロックから近現代まで幅広い音楽を演奏して
います。彼らはプログラムに必ず「新しいもの」と「古いもの」を並列に並
べることで、音楽の流れを自然に感じ取れるような働きかけをしています。ま
た忘れられてしまった作品の蘇演にも力を入れており、そちらでも高い評価を
受けています。このアルバムでは、そんな彼らのスタンスがはっきり理解でき
ることでしょう。モーツァルトに挟まれたデュティユーは、決して居心地悪そ
うではなく、ごく自然に収まっているところが見事です。

CDX-21005 ¥1750
フランスの組曲集
1-5.ラヴェル(1875-1937):クープランの墓(抜粋)
6-9.ドビュッシー(1862-1918):小組曲
10-15.ドビュッシー:6つの古代の墓碑銘
16-21.ピエルネ(1863-1937):私の子供たちのためのアルバム Op.14
※全てマルクス・ブレニマンの編曲による
アンサンブル・ピラミッド
録音 2007年4月27-29日マルトハレン教会
こちらはアンサンブル・ピラミッドが「フランス音楽」に特化してプログラム
したアルバムです。19世紀後半の印象派の音楽を中心に、これらの移り変わる
色彩感を絶妙な編曲で楽しませてくれます。ラヴェルの「クープランの墓」で
はラヴェルによってピアノ・ソロから管弦楽曲へと変容された「プレリュード」、
「フォルラーヌ」、「メヌエット」、「リゴドン」の4曲に「フーガ」が加えら
れていて、全く新しい響きを味わうことができるというものです。ドビュッシ
ーの2つの作品、とりわけ小組曲での「洋上の小舟」はもともとこの編曲だった
のではないか。と思えるほどのはまり方。静けさの中に妖艶さがたっぷり感じ
られる粋な響きです。

CDX-55257 7枚組 ¥2450
チェロ・ジュエルズ
(CD1)
1-2.ベートーヴェン(1770-1827):チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.5-1
3-5.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2
6-8.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.69
(CD2)
1-2.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 Op.102-1
3-4.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2
5.ベートーヴェン:
モーツァルト「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
変ホ長調 WoO46
6.ベートーヴェン:
ヘンデル「ユダ・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲
ト長調 WoO45
7.ベートーヴェン:
モーツァルト「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 Op.66
(CD3)
1-3.ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
4-5.シューベルト(1797-1828):
アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821(チェロ編)
6-9.ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99
(CD4)
1-3.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.78(チェロ編)
4-16.ドホナーニ(1877-1960):チェロ・ソナタ 変ロ短調 Op.8
17-20.フックス(1847-1927):幻想小曲集 Op.78より
(CD5)
1-3.メンデルスゾーン(1809-1847):チェロ・ソナタ 第1番 変ロ長調 Op.45
4-8.シューマン(1810-1856):民謡風の5つの小品 Op.102
9-12.メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.58
(CD6)
1-4.ショパン(1810-1849):チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
5-8.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロ編)
9-11.グリーグ(1843-1907):チェロ・ソナタ イ短調 Op.36
(CD7)
1-3.R.シュトラウス(1864-1949):チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6 TrV115
4-7.プフィッツナー(1869-1949):チェロ・ソナタ 嬰ヘ短調 Op.1
8-10.ヤナーチェク(1854-1928):おとぎ話 JW VII/5
11.ヤナーチェク:プレスト JW VII/6
エステル・ニッフェネッガー(チェロ)
ジェラルド・ワイス(ピアノ…CD1-3.5-7)
アンネッテ・ヴァイスブロード(ピアノ…CD4)
録音 1975年8月7日,30-31日,9月27日…CD1,2, 1978年…CD5,
1978年11月…CD3,7, 1992年…CD6, 2000年10月…CD4
ベートーヴェンからヤナーチェクまで、チェロ・ソナタの名曲がたっぷり楽し
める7枚組です。演奏しているのはエステル・ニッフェネッガー。彼女はチュー
リッヒ生まれのチェリストで、パブロ・カザルスとエンリコ・マイナルディの
マスター・クラスを受講し、スイス協会のソリスト賞を受賞、イスラエルで開
催された国際カザルス・コンクールで第2位を獲得するなど、世界的な活躍をし
ています。室内楽奏者としても名高く、また1977年には長い間失われていたと
された、ハンス・プフィッツナーのチェロ協奏曲の初演を行いました。日本に
も所縁が深く、1983年から1986年まで東京芸術大学の客員教授も勤めていまし
た。優美さの中に強い芯が感じられる見事な演奏です。

CDX-69715 2枚組 ¥2450
ラフーゼン:創造の歌 II
(CD1)
1-3.朝の歌/4-9.春の歌/10.間奏曲第1番(4月-5月-4月)/11-15.夏の歌
16-20.秋の歌/21.間奏曲第2番(1月-2月-9月)/22-26.花の賞賛
27.間奏曲第3番(6月-11月)/28-30.音楽の光
(CD2)
1-8.夕べの歌 I/9.間奏曲第4番(10月-3月-10月)/10-15.愛、結婚
16.間奏曲第5番(7月-8月-12月)/17-22.夕べの歌 II
ヨハン・ヴォルフガンク・ゲーテ・ユニヴァーシティ・フランクフルト室内
合唱団
クリスティアン・リディル(指揮)
フランク・ブリッジ弦楽四重奏団…間奏曲
録音 2008年10月10-1.17-18日,11月7-8.14-15日
「創造の歌 I」(CDX--69711/12)の続編となります。ラフーゼン(1886-1975)が
作曲したおよそ150曲の女性合唱のための歌曲を主題やモティーフごとに並べ、
4-5夜のコンサートで聴くというというコンセプトで、第1集では1942年から
1944年頃に書かれた8つの歌曲集からが収録されていましたが、こちらの第2集
では演奏家を変えて、1952年以降に書かれた作品が演奏されています。簡素な
スタイルの中に無尽蔵のアイデアを秘めたこれらの曲集ですが、ほとんど演奏
される機会もないため、ここでの録音はとてお貴重なものです。歌の間に挟ま
れる弦楽四重奏曲も美しさの極みです。

CDX-20905 ¥1750
ラフ:ピアノ四重奏曲集 Op.202
1-4.ピアノ四重奏曲 ト長調 Op.202-1
5-8.ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.202-2
アンサンブル・イル・トリティコ
デイヴィッド・グリーンリーズ(ヴィオラ)
録音 2009年2月9-12日
ラフ(1822-1882)はかなりの多作家であったにも拘わらず、現在では「カヴァ
ティーナ」1曲が知られているのみで、ほとんどその作品を耳にする機会もあり
ません。しかしながら、彼の作品は同時代のブラームスやリストを凌駕するほ
どの魅力を持ち、一度聴いたら忘れられないほどの強烈な印象を残すものが多
いのです。このアルバムでは、1877年に初演された2つのピアノ四重奏曲を収
録。和やかなト長調、冒頭こそ悲しげに始まるものの、第2主題で極めて美しさ
を増してくるハ短調。ラフ入門としても格好の1枚です。アンサンブル・イル・
トリティコのピアニスト、ヤン・シュルツは長い間ラフの作品の啓蒙に努めて
きたそうで、今回の演奏でも熱の入った音楽を奏でています。

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