★昨年第1集が好評でした下記の商品の第2集の発売が決定いたしました。
第1回のご注文締め切りは12月11日とさせていただきますので、よろしく
ご検討ください。Goodies
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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<ローム ミュージック ファンデーション>
SPレコード復刻CD集「日本SP名盤復刻選集2」
CD 6枚組・解説書 (日本語版・英語版)<61曲>
企画・発行 財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
協賛:ローム株式会社
原案:クリストファ・N・野澤
SPレコード提供:クリストファ・N・野澤/ 学校法人 甲南学園(CD-3: 1-4)
総監修:海老澤 敏
監修:クリストファ・N・野澤/ 片山杜秀
技術:新 忠篤
翻訳:大竹紀子
制作: 日本音声保存
日本語版:ANOC-6056a/6061a
英語版: ANOC-6062a/6067
発売日:2006年1月18日 (予定)
定価 各\9000(本体価格\8571/ 消費税\429)
●CD-1 日本人音楽家国内録音(1)<全5曲>
1. マーラー: 交響曲 第 4番 ト長調
近衛秀麿指揮新交響楽団
北澤 栄 (ソプラノ)
日本パーロフォン E10009-14(1930年録音)
2. ルルー:扶桑歌―観兵式分列行進曲
近衛秀麿指揮新交響楽団
日本ビクター 50276 (1928年録音)
3. ベートーヴェン: 序曲「命名祝日」作品115
近衛秀麿指揮新交響楽団
日本パーロフォン E10001 (1929年録音)
4. レオポルト・モーツァルト=F.J.ハイドン: おもちゃの交響曲
近衛秀麿指揮新交響楽団
日本ポリドール 1139(1932年録音)
5.グレトリ(フランコ編): 「小バレー音楽」より トルコ兵の行進曲
近衛秀麿指揮新交響楽団
日本パーロフォン 1672(1931年録音)
[CD-1には近衛秀麿が自から設立し育成した新交響楽団 (現NHK交響楽団)
の1928年から1931年までの録音が収録されている。マーラー:交響曲第4番
は世界初録音]
●CD-2 日本人音楽家国内録音(2)<全16曲>
1. ハイドン: ピアノ協奏曲 二長調 作品21 Hob.XVIII-11
東伏見邦英 (ピアノ)
近衛秀麿指揮新交響楽団
日本ポリドール 1201-3 (1932年録音)
2. サラサーテ: アンダルシアのロマンス 作品22-1
巌本眞理 (ヴァイオリン)
田中園子 (ピアノ)
国際文化振興会 1003 (1944年録音)
3. ベートーヴェン: ロマンス 第 2番 ヘ長調 作品50
巌本眞理 (ヴァイオリン)
齋藤秀雄指揮東京交響楽団
日本ビクター VH4092(1944年録音)
4. アイルランド民謡: 夏の名残のバラ
伊達三郎 (チェロ)
阿部萬次郎 (ピアノ)
日本パーロフォン E1023(1929年録音)
5. ネルーダ: 子守歌
伊達三郎 (チェロ)
阿部萬次郎 (ピアノ)
日本パーロフォン E1023(1929年録音)
6. J.S. バッハ: 小フーガ ハ短調 BWV961
津川主一 (オルガン)
グロリア GS4 (1937年録音)
7. ディアベリ: ソナチネ イ長調 作品60
小倉 俊 (ギター)
高木東六 (ピアノ)
日本コロムビア 100464(1942年録音)
8. タレガ: 16の前奏曲より
第9番 ニ短調「哀歌」
第10番 へ長調「われ祈らん」
レオン・ロペス=小倉 俊 (ギター)
日本コロムビア JX185 (1939年録音)
9. メッツァカーポ: マンドリニストの行進
ルーネス・クインテット(2マンドリン、マンドラ・テノール、
マンドロチェロ、ギター)
日本ビクター 51613 (1930年録音)
10. サデロ: 麦打ちの歌[イタリア語]
藤原義江(テノール)
マキシム・シャピロ (ピアノ)
ニッポノホン 16672 (1927年録音)
11. ロンゴ: サンタ・ルチア[イタリア語]
藤原義江(テノール)
マキシム・シャピロ (ピアノ)
ニッポノホン 16675 (1927年録音)
12. ムソルグスキー (山田耕筰編):蚤の歌[ロシア語]
牧 嗣人(バス)
山田耕筰指揮日本コロムビア管弦楽団
日本コロムビア 35260 (1931年録音)
13. ロシア民謡 (山田耕筰編):ヴォルガの舟歌[ロシア語]
牧 嗣人(バス)
山田耕筰指揮日本コロムビア管弦楽団
日本コロムビア 35221 (1931年録音)
14. トスティ: 忘れずに思う [イタリア語]
千葉 (川崎) 靜子 (アルト)
高田信一 (ピアノ)
国際文化振興会 1004 (1944年録音)
15. シューベルト: 「冬の旅」より 春の夢 [ドイツ語]
四家文子 (アルト)
谷 康子 (ピアノ)
国際文化振興会 1005 (1944年録音)
16. ヴォルフ: 「スペイン歌曲集」より 緑のバルコニーで [ドイツ語]
薗田誠一 (テノール)
都築富美子 (ピアノ)
国際文化振興会 1005 (1944年録音)
[CD-2 には日本人演奏家の録音が集められている。東伏見邦英は宮家出身。
このハイドンの協奏曲の世界初録音である。巌本眞理は後年「巌本眞理弦楽
四重奏団」を主宰した女流ヴァイオリニストで、ここに収録した2曲は彼女が
18歳の初録音。ベートーヴェンのロマンスでは若き日の齋藤秀雄の指揮も聞
ける。敗戦の色濃い戦争末期 (昭和19年) の録音。伊達三郎は我が国のチェ
ロの先駆者のひとり。美しい音で大らかな味わいが魅力的。津川主一はキリ
スト教会でオルガン奏者をつとめる傍ら合唱音楽の推進をした。小倉俊は日
本ギター界の草分け的存在で1929年に来日したセゴビアの影響をうけた。
ピアノ伴奏の高木東六は二葉あき子のヒット「水色のワルツ」を作曲した。
ルーネス・クインテットは明治、大正時代から盛んだったマンドリンの五重
奏団。藤原義江は藤原歌劇団の創立者でビクターの赤盤アーティストで有名
だが、電気録音初期にニッポノホン (コロムビアの前進) に録音していた。
イタリア語で歌ったこの2曲は29歳の録音。若々しい張りのあるテノールが
素晴らしい。牧嗣人はロシア歌曲を得意とし、フランスでは「東洋のシャリ
アピン」を絶賛されたバス。山田耕筰の編曲と指揮が聞ける。千葉 (川崎)
靜子 (アルト) は戦中戦後に若手歌手として最も注目された人。四谷文子
(アルト) は歌曲、民謡、オペラから歌謡曲まで幅広い活躍をした。薗田
誠一 (テノール) はドイツ歌曲を得意とした。いずれも原語で歌った大戦
末期の希少盤からの復刻である。]
●CD-3 日本人音楽家海外録音 <全7曲>
1. 貴志康一: 「日本組曲」より 道頓堀
貴志康一指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日本テレフンケン 10635 (1935年ドイツ録音)
2. 貴志康一: 「日本組曲」より 花見
貴志康一指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ドイツ・テレフンケン 020711
(1935年ドイツ録音, 未発売テスト・プレス盤)
3. 貴志康一: 「日本スケッチ」より 市場
貴志康一指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日本テレフンケン 20625 (1935年ドイツ録音)
4. 貴志康一: 「日本スケッチ」より 祭り
貴志康一指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ドイツ・テレフンケン 020707/8
(1935年ドイツ録音, 未発売テスト・プレス盤)
5. 山田耕筰: 交響詩「明治頌歌」
山田耕筰指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日本コロムビア SW 170-2 (1937年ドイツ録音)
6. ハイドン: 交響曲 第91番 変ホ長調
近衛秀麿指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ドイツ・ポリドール 62792-4 (1938年ドイツ録音)
7. ムソルグスキー (リムスキー= コルサコフ編):禿山の一夜
近衛秀麿指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日本ポリドールE-180(1938年ドイツ録音)
[CD-3 には 3人の日本人指揮者が世界最高のオーケストラ、ベルリン・フィ
ルを指揮した録音が収録されている。貴志康一は大阪生まれ、1926年17歳で
渡欧しジュネーヴとベルリンでヴァイオリン、作曲、指揮を学んだ。留学末
期の1935年に自作品のオーケストラ曲をベルリン・フィルを指揮してドイツ
・テレフンケンに録音した。ヒンデミットに指揮を学び、フルトヴェングラ
ーと交遊のあった貴志康一の並外れた才能が世界最高のオーケストラである
ベルリン・フィルの全機能を引き出している。貴志は帰国後病に冒され、
1937年若干28歳で世を去った。山田耕筰の「明治頌歌」は1921年 (大正10年)
に初演された。この録音は1937年のドイツ演奏旅行中に作曲者がベルリン・
フィルを指揮して録音された。だがいかなる理由か不明だがすぐには発売さ
れず、戦後の1950年 (昭和25年) に発売された。近衛秀麿も1938年にベルリ
ン・フィルを指揮して録音した。この3人の録音はフルトヴェングラー時代の
ベルリン・フィルだった。]
●CD-4 日本人作品 <全2曲>
1. 信時 潔 (北原白秋詩):交声曲「海道東征」
木下 保指揮東京音楽学校管弦楽部・合唱団
朝倉春子, 山内秀子(ソプラノ)
千葉(川崎)靜子(アルト)
藤井典明, 渡辺高之助(テノール)
中山悌一(バリトン)
栗本 正(バリトン・バス)
日本ビクター A 504-11(1941年録音)
2. 東京音楽学校 (橋本國彦):交声曲「皇太子殿下御誕生奉祝歌」
橋本國彦指揮東京音楽学校管弦楽部・合唱団
澤崎定之 (バリトン)
浅野千鶴子(ソプラノ)
青木博子(アルト)
城多又兵衛(テノール)
伊藤武雄(バス)
日本コロムビア A 185-7 (1934年録音)
[信時 潔 (北原白秋詩) の「海道東征」は1940年(昭和15年)に作曲され
た。その年は皇紀2600年にあたり、「海道東征」はその奉祝音楽である。古
事記や日本書記の伝える日本の建国期の物語がテーマに取り上げられた。今
回の復刻では今まで聞き取れなかった歌詞が明瞭に聞き取れる。「皇太子殿
下御生誕奉祝歌」は1933年12月23日に昭和天皇の第5子として誕生した皇太子
殿下、明仁親王(今生天皇)の誕生奉祝歌である。作詞・作曲は東京音楽学
校(現東京芸術大学音楽学部)の名義で発表されが、実際の作曲者は当時の
教官だった橋本國彦であると伝えられる。〕
第1回のご注文締め切りは12月11日とさせていただきますので、よろしく
ご検討ください。Goodies
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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<ローム ミュージック ファンデーション>
SPレコード復刻CD集「日本SP名盤復刻選集2」
CD 6枚組・解説書 (日本語版・英語版)<61曲>
企画・発行 財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
協賛:ローム株式会社
原案:クリストファ・N・野澤
SPレコード提供:クリストファ・N・野澤/ 学校法人 甲南学園(CD-3: 1-4)
総監修:海老澤 敏
監修:クリストファ・N・野澤/ 片山杜秀
技術:新 忠篤
翻訳:大竹紀子
制作: 日本音声保存
日本語版:ANOC-6056a/6061a
英語版: ANOC-6062a/6067
発売日:2006年1月18日 (予定)
定価 各\9000(本体価格\8571/ 消費税\429)
●CD-1 日本人音楽家国内録音(1)<全5曲>
1. マーラー: 交響曲 第 4番 ト長調
近衛秀麿指揮新交響楽団
北澤 栄 (ソプラノ)
日本パーロフォン E10009-14(1930年録音)
2. ルルー:扶桑歌―観兵式分列行進曲
近衛秀麿指揮新交響楽団
日本ビクター 50276 (1928年録音)
3. ベートーヴェン: 序曲「命名祝日」作品115
近衛秀麿指揮新交響楽団
日本パーロフォン E10001 (1929年録音)
4. レオポルト・モーツァルト=F.J.ハイドン: おもちゃの交響曲
近衛秀麿指揮新交響楽団
日本ポリドール 1139(1932年録音)
5.グレトリ(フランコ編): 「小バレー音楽」より トルコ兵の行進曲
近衛秀麿指揮新交響楽団
日本パーロフォン 1672(1931年録音)
[CD-1には近衛秀麿が自から設立し育成した新交響楽団 (現NHK交響楽団)
の1928年から1931年までの録音が収録されている。マーラー:交響曲第4番
は世界初録音]
●CD-2 日本人音楽家国内録音(2)<全16曲>
1. ハイドン: ピアノ協奏曲 二長調 作品21 Hob.XVIII-11
東伏見邦英 (ピアノ)
近衛秀麿指揮新交響楽団
日本ポリドール 1201-3 (1932年録音)
2. サラサーテ: アンダルシアのロマンス 作品22-1
巌本眞理 (ヴァイオリン)
田中園子 (ピアノ)
国際文化振興会 1003 (1944年録音)
3. ベートーヴェン: ロマンス 第 2番 ヘ長調 作品50
巌本眞理 (ヴァイオリン)
齋藤秀雄指揮東京交響楽団
日本ビクター VH4092(1944年録音)
4. アイルランド民謡: 夏の名残のバラ
伊達三郎 (チェロ)
阿部萬次郎 (ピアノ)
日本パーロフォン E1023(1929年録音)
5. ネルーダ: 子守歌
伊達三郎 (チェロ)
阿部萬次郎 (ピアノ)
日本パーロフォン E1023(1929年録音)
6. J.S. バッハ: 小フーガ ハ短調 BWV961
津川主一 (オルガン)
グロリア GS4 (1937年録音)
7. ディアベリ: ソナチネ イ長調 作品60
小倉 俊 (ギター)
高木東六 (ピアノ)
日本コロムビア 100464(1942年録音)
8. タレガ: 16の前奏曲より
第9番 ニ短調「哀歌」
第10番 へ長調「われ祈らん」
レオン・ロペス=小倉 俊 (ギター)
日本コロムビア JX185 (1939年録音)
9. メッツァカーポ: マンドリニストの行進
ルーネス・クインテット(2マンドリン、マンドラ・テノール、
マンドロチェロ、ギター)
日本ビクター 51613 (1930年録音)
10. サデロ: 麦打ちの歌[イタリア語]
藤原義江(テノール)
マキシム・シャピロ (ピアノ)
ニッポノホン 16672 (1927年録音)
11. ロンゴ: サンタ・ルチア[イタリア語]
藤原義江(テノール)
マキシム・シャピロ (ピアノ)
ニッポノホン 16675 (1927年録音)
12. ムソルグスキー (山田耕筰編):蚤の歌[ロシア語]
牧 嗣人(バス)
山田耕筰指揮日本コロムビア管弦楽団
日本コロムビア 35260 (1931年録音)
13. ロシア民謡 (山田耕筰編):ヴォルガの舟歌[ロシア語]
牧 嗣人(バス)
山田耕筰指揮日本コロムビア管弦楽団
日本コロムビア 35221 (1931年録音)
14. トスティ: 忘れずに思う [イタリア語]
千葉 (川崎) 靜子 (アルト)
高田信一 (ピアノ)
国際文化振興会 1004 (1944年録音)
15. シューベルト: 「冬の旅」より 春の夢 [ドイツ語]
四家文子 (アルト)
谷 康子 (ピアノ)
国際文化振興会 1005 (1944年録音)
16. ヴォルフ: 「スペイン歌曲集」より 緑のバルコニーで [ドイツ語]
薗田誠一 (テノール)
都築富美子 (ピアノ)
国際文化振興会 1005 (1944年録音)
[CD-2 には日本人演奏家の録音が集められている。東伏見邦英は宮家出身。
このハイドンの協奏曲の世界初録音である。巌本眞理は後年「巌本眞理弦楽
四重奏団」を主宰した女流ヴァイオリニストで、ここに収録した2曲は彼女が
18歳の初録音。ベートーヴェンのロマンスでは若き日の齋藤秀雄の指揮も聞
ける。敗戦の色濃い戦争末期 (昭和19年) の録音。伊達三郎は我が国のチェ
ロの先駆者のひとり。美しい音で大らかな味わいが魅力的。津川主一はキリ
スト教会でオルガン奏者をつとめる傍ら合唱音楽の推進をした。小倉俊は日
本ギター界の草分け的存在で1929年に来日したセゴビアの影響をうけた。
ピアノ伴奏の高木東六は二葉あき子のヒット「水色のワルツ」を作曲した。
ルーネス・クインテットは明治、大正時代から盛んだったマンドリンの五重
奏団。藤原義江は藤原歌劇団の創立者でビクターの赤盤アーティストで有名
だが、電気録音初期にニッポノホン (コロムビアの前進) に録音していた。
イタリア語で歌ったこの2曲は29歳の録音。若々しい張りのあるテノールが
素晴らしい。牧嗣人はロシア歌曲を得意とし、フランスでは「東洋のシャリ
アピン」を絶賛されたバス。山田耕筰の編曲と指揮が聞ける。千葉 (川崎)
靜子 (アルト) は戦中戦後に若手歌手として最も注目された人。四谷文子
(アルト) は歌曲、民謡、オペラから歌謡曲まで幅広い活躍をした。薗田
誠一 (テノール) はドイツ歌曲を得意とした。いずれも原語で歌った大戦
末期の希少盤からの復刻である。]
●CD-3 日本人音楽家海外録音 <全7曲>
1. 貴志康一: 「日本組曲」より 道頓堀
貴志康一指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日本テレフンケン 10635 (1935年ドイツ録音)
2. 貴志康一: 「日本組曲」より 花見
貴志康一指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ドイツ・テレフンケン 020711
(1935年ドイツ録音, 未発売テスト・プレス盤)
3. 貴志康一: 「日本スケッチ」より 市場
貴志康一指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日本テレフンケン 20625 (1935年ドイツ録音)
4. 貴志康一: 「日本スケッチ」より 祭り
貴志康一指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ドイツ・テレフンケン 020707/8
(1935年ドイツ録音, 未発売テスト・プレス盤)
5. 山田耕筰: 交響詩「明治頌歌」
山田耕筰指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日本コロムビア SW 170-2 (1937年ドイツ録音)
6. ハイドン: 交響曲 第91番 変ホ長調
近衛秀麿指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ドイツ・ポリドール 62792-4 (1938年ドイツ録音)
7. ムソルグスキー (リムスキー= コルサコフ編):禿山の一夜
近衛秀麿指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日本ポリドールE-180(1938年ドイツ録音)
[CD-3 には 3人の日本人指揮者が世界最高のオーケストラ、ベルリン・フィ
ルを指揮した録音が収録されている。貴志康一は大阪生まれ、1926年17歳で
渡欧しジュネーヴとベルリンでヴァイオリン、作曲、指揮を学んだ。留学末
期の1935年に自作品のオーケストラ曲をベルリン・フィルを指揮してドイツ
・テレフンケンに録音した。ヒンデミットに指揮を学び、フルトヴェングラ
ーと交遊のあった貴志康一の並外れた才能が世界最高のオーケストラである
ベルリン・フィルの全機能を引き出している。貴志は帰国後病に冒され、
1937年若干28歳で世を去った。山田耕筰の「明治頌歌」は1921年 (大正10年)
に初演された。この録音は1937年のドイツ演奏旅行中に作曲者がベルリン・
フィルを指揮して録音された。だがいかなる理由か不明だがすぐには発売さ
れず、戦後の1950年 (昭和25年) に発売された。近衛秀麿も1938年にベルリ
ン・フィルを指揮して録音した。この3人の録音はフルトヴェングラー時代の
ベルリン・フィルだった。]
●CD-4 日本人作品 <全2曲>
1. 信時 潔 (北原白秋詩):交声曲「海道東征」
木下 保指揮東京音楽学校管弦楽部・合唱団
朝倉春子, 山内秀子(ソプラノ)
千葉(川崎)靜子(アルト)
藤井典明, 渡辺高之助(テノール)
中山悌一(バリトン)
栗本 正(バリトン・バス)
日本ビクター A 504-11(1941年録音)
2. 東京音楽学校 (橋本國彦):交声曲「皇太子殿下御誕生奉祝歌」
橋本國彦指揮東京音楽学校管弦楽部・合唱団
澤崎定之 (バリトン)
浅野千鶴子(ソプラノ)
青木博子(アルト)
城多又兵衛(テノール)
伊藤武雄(バス)
日本コロムビア A 185-7 (1934年録音)
[信時 潔 (北原白秋詩) の「海道東征」は1940年(昭和15年)に作曲され
た。その年は皇紀2600年にあたり、「海道東征」はその奉祝音楽である。古
事記や日本書記の伝える日本の建国期の物語がテーマに取り上げられた。今
回の復刻では今まで聞き取れなかった歌詞が明瞭に聞き取れる。「皇太子殿
下御生誕奉祝歌」は1933年12月23日に昭和天皇の第5子として誕生した皇太子
殿下、明仁親王(今生天皇)の誕生奉祝歌である。作詞・作曲は東京音楽学
校(現東京芸術大学音楽学部)の名義で発表されが、実際の作曲者は当時の
教官だった橋本國彦であると伝えられる。〕