クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-01 No.21-1

2011年01月28日 21時22分33秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
VCW-6944920 \1650
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲集
1.協奏曲(チェロと管弦楽団のための)イ短調 wq 170
2.協奏曲(チェロと管弦楽団のための)変ロ長調 wq 171
3.協奏曲(チェロと管弦楽団のための)イ長調 wq 172
トゥルルス・モルク(チェロ)
ル・ヴィオロン・ドゥ・ロイ、ベルナール・ラバディ指揮
録音:2008年11月 ケベック
ジュエル・ボックス 16Pブックレット
大家モルクの音楽スタイルへの深い洞察力を感じるバロック作品。
モルクは音楽スタイルへの理解と洞察力を持つチェリスト、その録音レパート
リーも、大バッハからロマン派、そしてブリテン、デュティユーまで広がって
います。18世紀の音楽スタイルへの洞察が実を結んだC.P.E.バッハの協奏曲演
奏の登場です。大バッハの三男でモーツァルトに強い影響を与え、ハイドンや
ベートーヴェンにも及んだとされる作曲家へのアプローチはいぶし銀の輝きを
放っています。




<Guild Historical>
GHCD 2368 \1350
トスカニーニ - ガラ・コンサート1945 ――
ハイドン:交響曲第101番ニ長調《時計》Hob.I-101
レスピーギ:交響詩《ローマの松》/シベリウス:トゥオネラの白鳥
ワーグナー:楽劇《神々のたそがれ》より ジークフリートの葬送行進曲
ウェーバー:歌劇《オイリアンテ》序曲
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
ギルド・ヒストリカル&レイノルズ・マスタリングによるトスカニーニ放送音
源復刻の最新リリースは、1945年11月13日に行われたニューヨーク・フィルと
のガラ・コンサート!
トスカニーニのニューヨークフィル音楽監督就任時と同じプログラムが組まれ
たガラ・コンサートの最注目は、やはりレスピーギの「ローマの松」!トスカ
ニーニのローマ三部作と言えばNBC響との演奏があまりにも有名だが、終始ハ
イテンションをキープし、高速テンポで突き進むNYPとの「アッピア街道の松」
も圧巻。クライマックスでの豪快なリタルダンド、縦の線の乱れなどはお構い
なしの突進力は迫力十分!ピーター・レイノルズのリマスターにも期待!
録音:1945年11月13日、カーネギー・ホール(ニューヨーク)でのライヴ

GHCD 2376 \1350
グーセンス - リムスキー=コルサコフ&ムソルグスキー ――
リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》Op.35
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》*
ユージン・グーセンス(指揮)、
ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団*
イギリスとオーストラリアの楽壇の架け橋的存在として重要な役割を果たした
ユージン・グーセンス(1893-1962)。
1959年の「シェエラザード」、1957年の「展覧会の絵」は、1956年に起きたポ
ルノ写真所持のスキャンダル後の録音であり、指揮者生命が風前の灯となって
いたグーセンス渾身の演奏が繰り広げられている。
ピーター・レイノルズのリマスターによる復刻は、グーセンス晩年のスタイル
を知る資料としても歓迎されることだろう。
録音:1957年(ステレオ)&1957年9月26日&28日(モノラル)*
シャールヴェヒター・コレクションのLPからの復刻




<Guild>
GMCD 7350 \2180
J.S.バッハ:
ゴルトベルク変奏曲BWV.988
(ゴルトベルク・トリオ・ルツェルン編/弦楽三重奏版)
シュニトケ:弦楽三重奏曲
ゴルトベルク・トリオ・ルツェルン〔イーナ・ディミトロワ(ヴァイオリン)、
アンネッテ・バルトルディ(ヴィオラ)、マッティア・ザッパ(チェロ)〕
近年、コンサートでの演奏や録音機会が増えているドミトリー・シトコヴェツ
キー編曲の"弦楽三重奏版"「ゴルトベルク変奏曲」。ここで演奏されている
「ゴルトベルク変奏曲」はシトコヴェツキー版ではなく、バッハ・トランスク
リプションの演奏、バロック時代から現代作品までの作品を再発見するために
結成されたスイス、ルツェルンの弦楽トリオ、ゴルトベルク・トリオ・ルツェ
ルンによるニューアレンジ!
ゴルトベルク・トリオ・ルツェルンのニューアレンジは、ピアノ譜、シトコ
ヴェツキー版を参考に、より"弦楽三重奏"のために適した姿へと再創造したの
だという。
2009年3月30日-31日&4月1日、チューリッヒ放送スタジオ

GMCD 7355 \2180
アンドレーエの音楽Vol.3 ――
アンドレーエ:
弦楽四重奏曲変ホ長調/6つのピアノ小品Op.20/弦楽三重奏曲ニ短調Op.29
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.4
ロクリアン・アンサンブル
長年にわたりチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の首席指揮者として活躍し、
ブルックナー指揮者としても有名な名匠フォルクマール・アンドラーエ(1879-
1962)。優れた作曲家でもあったアンドレーエの音楽の中から室内楽作品を取り
上げてきた作品集も今回で第3集。ブルックナー指揮者というイメージとはま
た違うアンドラーエの姿を知ることが出来る。ロクリアン・アンサンブルの演
奏も充実。2010年4月19日-21日の録音。

GMCD 7352 \2180
トヴェイの音楽Vol.2 ――
トヴェイ(トーヴィー):
ピアノ三重奏曲Op.27/無伴奏ヴァイオリンのための《英雄ソナタ》Op.29*
ピアノ四重奏曲Op.12#
ロンドン・ピアノ・トリオ、ロバート・アッチソン(ヴァイオリン)*、
オームスビー・アンサンブル#
ヨアヒム四重奏団のピアニスト、アナリスト、音楽学者、楽譜校訂者など、
様々な才能の持ち主だったサー・ドナルド・トヴェイ(トーヴィー)の室内楽作
品集。
ベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ」、J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲
集」の校訂などを行ったトヴェイの音楽はスコティッシュ・ロマンとも呼ぶべ
き秀作が揃う。2007年8月29日&2008年7月7日の録音。

GMCD 7353 \2180
ギブズ:
3つの小品/抒情ソナタOp.63/幻想曲Op.5/ソナタ第1番ホ長調/アルメイン
組曲Op.101
ロバート・アッチソン(ヴァイオリン)、オルガ・ドゥドニク(ピアノ)
セシル・アームストロング・ギブズ(1889-1960)は、ハウエルズ、バックスと
同世代のイギリス人作曲家。
ギブズの声楽作品以外の音楽はあまり知られておらず、ギブズ音楽祭芸術監督
のヴァイオリニスト、ロバート・アッチソンが弾く"ヴァイオリンとピアノの
ため作品全集"が再評価の切っ掛けとなるかもしれない。 

GMCD 7356 \2180
バリオス:ギター作品集 ――
ビダリータ/瞑想/クリスマスの歌/ワルツOp.8-3/人形の夢/森に夢見る
ワルツOp.8-4/悲しみのショーロ/神様のお慈悲に免じてお恵みを(最後のト
レモロ)/フリアフロリダ/大聖堂/春のワルツ/ユーモレスク
糸紡ぎ娘の歌/パラグアイの踊り/ドン・ペレス・フレイレ
ミヒャエル・エルニ(ギター)
スイスのギタリスト、ミヒャエル・エルニのタレガの"ギター作品集"(GMCD
7332)に続くセカンド・アルバムは、テクニカルでメランコリックなアグスティ
ン・バリオス・マンゴレ(1885-1944)のギター作品集。
南米パラグアイ史上、最高の音楽家の1人と呼ばれるバリオスの音楽が、ギター
の調べに乗って詩的に響く。2010年の録音。




<Guld Light Music>
GLCD 5173 \1650
軽音楽の黄金時代 - スポットライトの中のピアニスト ――
ヤング:ラブレター/クレイグ:ニアー・ユー
カーン:ビコーズ・ユアー・マイン/ローズ:コンチェルト
ノーマン:シリー・ビリー/アディンセル:インヴィテイション・ワルツ
ワイル:私の船/他
ジョージ・グリーリー&オーケストラ、
ロジャー・ウィリアムズ&オーケストラ、
ポール・ウェストン&ヒズ・オーケストラ、
モートン・グールド&ヒズ・オーケストラ、他
"ライト・ミュージック(軽音楽)" の黄金時代、1940年代-50年代に録音された
音源を復刻する"ギルド・ライト・ミュージック・シリーズ"の第73巻。
オーケストラがメインだったこれまでとは一味違い、タイトルの通りスポット
ライトにあたるのは"ピアニスト"!ライト・ミュージックの黄金時代を生きた
名ピアニストたちの妙技がぎっしりと詰まったアルバムです。アラン・バン
ティングのリマスター。

GLCD 5174 \1650
軽音楽の黄金時代 - ロスト・トランスクリプションズVol.1 ――
ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド
カーン:スウィング・タイム・セレクション
クレイポール:ラギング・ザ・スケール
ローズ:バタフライ・アンド・アリゲーター/コーツ:組曲《3人の男》/他
シドニー・トーチ&RAFコンサート・オーケストラ、パーシー・フェイス&
ヒズ・オーケストラ、デイヴィッド・ローズ&ヒズ・オーケストラ、
ファヴィアン・ダン(指揮)、ロイヤル・マリーンズ・オーケストラ
シリーズの第74巻は、歴史の経過と共に"失われた"トランスクリプション集。
シドニー・トーチ、パーシー・フェイス、ジョージ・メラクリーノの名アレン
ジが、元BBCの敏腕エンジニア、アラン・バンディングのリマスターで復活する!




<Brilliant Classics>
BRL 9160 2枚組 \1080
デュカス:ピアノ曲全集
2台ピアノのための魔法使いの弟子、ソナタ変ホ短調、
ラモーの主題による変奏曲 間奏曲とフィナーレ、
ハイドンの名による悲歌的前奏曲、牧神の遥かな嘆き、
セルゲイ・クーセヴィツキーのためのアレグロ 
色々な作曲家による「ポール・デュカスの墓」-フローラン・シュミット:
ポール・デュカスの墓Op.86-6/ファリャ:ポール・デュカスの墓のために/
ピエルネ:ポール・デュカスの名前による前奏曲/ギィ・ロパルツ:ポール・
デュカスを偲んで/ロドリーゴ:ポール・デュカスへのオマージュ
ジュリアン・クリーン:ポール・デュカスの思い出による小品
メシアン:ポール・デュカスの墓前への小品
トニー・オーバン:le sommeil d'Iskender
エルザ・バレーヌ:ポール・デュカスのオマージュ
マルコ・ラペッティ、リッカルド・リザリティ(pf)

BRL 9167 \540
ニコロ・カスティリオーニ(1932-96):ピアノ曲集
運動の開始、カンジアンティ、3つの小品、Come io passo l'estate、
優しき安息所よ、ソナチネ、Das Reh im Wald、In principio era la danza、
He、前奏曲 コラールとフーガ
エンリコ・ポンピーリ(pf)

BRL 9200 10枚組 \2700
Great artists Collection
Disc. 1
スヴャトスラフ・リヒテル
シューベルト:
ピアノソナタ第6番D.566、ピアノソナタ第18番D.894「幻想」、
アレグレットD.915
Disc. 2
ジャン=フィリップ・コラール
フォーレ:
4つのヴァルス=カプリス、8つの小品Op.84、マズルカOp.32、3つの無言歌、
バイロイトの思い出(アンドレ・メサジェ編)、ドリー組曲Op.56
ブルーノ・リグット(pf)
Disc. 3
エミール・ギレリス
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、第5番「皇帝」
クルト・マズア指揮、ソビエト国立交響楽団
Disc. 4
ゲザ・アンダ
シューマン:クライスレリアーナOp.16、ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
Disc. 5
アルフレッド・ブレンデル
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番K.459、第20番K.466
ヴィルフリード・ベッチャー指揮、ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
Disc. 6
ネルソン・フレイレ
リスト:ピアノ協奏曲第1番、第2番
ミシェル・プラッソン指揮、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
Disc. 7
ニコライ・ルガンスキー
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op.33、Op.39
Disc. 8
エフゲニー・キーシン
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番
ドミトリー・キタエンコ指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
Disc. 9
アルトゥール・ピサロ
リスト:ハンガリー狂詩曲第1番-第9番
Disc. 10
エレーヌ・グリモー
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ヘスス・ロペス=コボス指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

BRL 9209 \540
マキシモ・ディエゴ・プホール:Historias Sin Palabras(初録音)
Color sepia、Torino
ジョルジオ・ミルト(Guitar)

BRL 93806 \540
マラン・マレ:ヴィオール曲集 ラ・ベルモント
サラ・ルイス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)ラファエル・ムニョス(テオルボ)
ラウラ・プエルト(ハープシコード)

BRL 93977 2枚組 \1080
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲第9集
弦楽五重奏曲Op.28
ラ・マニフィカ・コムニタ

BRL 94115 \540
Sacred music for the Esterhazy family
フンメル:宗教曲集
荘厳ミサ曲、テ・デウム、オッフェリトリゥム「慈悲深き処女」Op.89a 
ディディア・タルパイン指揮、ソラメンテ・ナチュラリ、他

BRL 94172 \540
チマローザ(C.ジュリアーニ編):ギターによる30のソナタ集 
クラウディオ・ジュリアーニ(Guitar)

BRL 94173 \540
ヴィヴァルディ:2つのリコーダーと通奏低音のためのソナタ集
ピエトロ・ブスカ指揮、アカデミア・デル・リチェルカーレ"
ソナタRV.72、RV.78、RV.35、RV.74、RV.61、RV.67、RV.46、
「ラ・フォリア」RV.63
ロレンツォ・カヴァサンティ、マヌエル・スタロポリ(リコーダー)

BRL 94174 \540
リスト:
コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
S.259
レーガー:
コラール幻想曲集より「主よ、汝の怒りにてわれを罰するなかれ」Op.40-2
フランク:英雄的小品
サン・サーンス(ルメア編):死の舞踏 ミラノ大聖堂オルガン
ラウル・プリエト・ラミレス(Org)

BRL 94175 \540
ハイドン:ピアノ協奏曲集
Hob.XVIII:11、Hob.XVIII:4、Hob.XVIII:3
ヨランダ・ヴィオランテ(Fp)フェデリコ・グリエルモ(Vln、指揮)
ラルテ・デラルコ

BRL 94176 2枚組 \1080
ラヴェル:四手と2台ピアノのための作品全集
序奏とアレグロ、スペイン狂詩曲、鐘の鳴るなかで、ボレロ、
マ・メール・ロワ、バレエ「ジャンヌの扇」よりファンファーレ、
シェエラザード序曲、ラ・ヴァルス、口絵(5手のための) 
イングリッド・トルソン、ジュリアン・トゥルバー(pf)
デイヴィッド・ガーディナー(pf)

BRL 94204 \540
ハイドン:歌曲とカンタータ集
さすらい人、鋭い目、精霊の歌、忠誠、おお美しい声よ、田園歌、回想、
ナイルの戦い、彼女は決して恋について話さない、婦人の姿見、
カンタータ「ナクソスのアリアンナ」
エマ・カークビー(Sop)マーシャ・ハジマーコス(Fp)

BRL 94211 2枚組 \1080
IN PARADISUM - 宗教曲名曲集
フォーレ:レクイエムより、ラシーヌ讃歌
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム、ヴェスペレK.339、レクイエムより
フランク:天使の糧/ペルゴレージ:スターバト・マーテルより
ブルックナー:ロクス・イステ
メンデルスゾーン:エリアより、詩篇第42番より/アレグリ:ミゼレーレ
マーラー:交響曲第4番より/パレストリーナ:サンクトゥス
ヴェルディ:レクイエムより/ブラームス:アヴェ・マリア
ヘンデル:メサイアより/J.S.バッハ:マタイ受難曲より
チャイコフスキー:天使ケルビムの歌、他
ヴァリアスアーティスツ

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11-01 No.21-2

2011年01月28日 21時22分08秒 | Weblog
<Regis>
RRC 1357 \680
モーツァルト:踊れ 喜べ 幸せな魂よK.165
アリア集「あなたは今は忠実ね」K.217、「私は行く、だがどこへ」K.583、
「わからないわ、あの人の悩みは」K.582、「わが感謝をうけたまえ」K.383、
「私のうるわしい恋人よ、さようなら…とどまって下さい、ああいとしい人よ」
K.528、歌劇「ツァイーデ」第1幕第3場より「やすらかにお休み、私のいとし
い命よ」、歌劇「ポントの王ミトリダーテ」より「遠く離れて、いとしい人よ」
フェリシティ・ロット(Sop)
ジェーン・グローヴァー指揮、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ

RRC 1359 \680
グラズノフ:交響曲第6番
バレエ組曲「ライモンダ」Op.57a、勝利の行進曲Op.40
ヨンダニ・バット指揮、ロンドン交響楽団

RRC 1360 \680
ロドリーゴ:ギター協奏曲集
アランフェス協奏曲、ある貴紳のための幻想曲、宴の協奏曲
アルフォンソ・モレーノ(Guitar)
エンリケ・バティス指揮、メキシコ州立交響楽団

RRC 1361 \680
ヤナーチェク:
弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」、第2番「ないしょの手紙」
ドヴォルザーク:糸杉B.152
リンゼイ弦楽四重奏団

RRC 1362 \680
リスト:ピアノ協奏曲第1番、第2番
「詩的で宗教的な調べ」より愛の賛歌、孤独の中の神の祝福、葬送
アルフレッド・ブレンデル(pf)
ミヒャエル・ギーレン指揮、ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団

RRC 1363 \680
The Artistry of Dennis Brain
デニス・ブレイン(Hrn)名演奏集
ベートーヴェン:ホルンソナタOp.17 デニス・マシューズ(pf)
モーツァルト:
ディヴェルティメント第16番K.289、ピアノと管楽のための五重奏曲K.452
デニス・ブレイン・ウィンド・アンサンブル
ディッタースドルフ:パルティータより
ロンドン・バロックアンサンブル
デュカス:ヴィラネル
ジェラルド・ムーア(pf)
シューマン:アダージョとアレグロOp.70
ジェラルド・ムーア(pf)
ハイドン:交響曲第31番より
ウェストラップ指揮
モーツァルト:ホルン協奏曲第2番K.417
ワルター・ズスキント指揮、フィルハーモニア管弦楽団
L.モーツァルト:アルプホルンと弦楽のための協奏曲より
デル・マー指揮、ホフナング交響楽団

RRC 1364 \680
The Legendary Debut Recital
ジョーン・サザーランド(Sop)オペラアリア集
ドニゼッティ:ランメルモールのルチアより、シャモニーのリンダより
ヴェルディ:エルナーニより、シチリア島の夕べの祈りより
ネルロ・サンティ指揮、パリ音楽院管弦楽団
ヘンデル:アルチーナより
アンソニー・ルイス指揮、フィロムジカ・オブ・ロンドン

RRC 1365 \680
ブリテン:セレナードOp.31
ピーター・ピアーズ(Ten)デニス・ブレイン(Hrn)
ユージン・グーセンス指揮、ロンドン新交響楽団
冬の言葉Op.52、ミケランジェロの7つのソネットOp.22
ベンジャミン・ブリテン(pf)

RRC 1330 \680
トラディショナルとキャロル集
バード、ホルスト、ハウェルス、ウィルコックス、他の作品より
エドワード・ヒギンボトム指揮、オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
※既発品番:PCL1002と同内容

RRC 1335 \680
English Folk Carols
マディ・プライアとザ・カーニバル・バンド/Sneak's Noyse
The sans day carol、God rest you merry gentlemen、
It came upon the midnight clear、The holly and the Ivy、
Angels from the realm of glory、Ding dong merrily on high、
Unto us a boy is born、On christmas Night
古楽とトラッドを合わせたようなスタイルで演奏している。
※既発品番:PCL1007と同内容

RRC 1347 \680
ケンブリッジのキャロル集
ティモシー・ブラウン指揮、ケンブリッジ・クレアカレッジ聖歌隊
※既発品番:PCL1021と同内容




<ソニー・ミュージックダイレクト>
MECO 1005 \3000
Dear Marimba
ディア・マリンバ
塚越 慎子(マリンバ)
サウル・コセンティーノ:ポエマ/三宅一徳:チェイン
サウル・コセンティーノ、
オスヴァルト・タランティーノ:エル・ヌエヴォ・タンゴ
マイケル・ブリット:カリタス
エリック・サミュ:ザッピング・トリオ
吉松隆(塚越慎子編)アトム・ハーツ・クラブ・デュオ作品70a
細川俊夫:マリンバのための「さくら」
次世代を担うマリンバ界の若きスター塚越慎子(つかごし・のりこ)のデビュー
アルバムです。
第2回パリ国際マリンバコンクール(フランス)第1位、第8回 第2回 国際マリン
バコンクール(ベルギー)第2位他、国内外の数々のコンクールで輝かしい受賞
歴を誇る塚越慎子。その塚越の「ディア・マリンバ」は、まさにタイトルのと
おりアーティストのマリンバに対する深い愛情が感じられるアルバムです。
シリアスな現代曲から、ジャズやポピュラー音楽のイディオムを踏襲した楽曲
まで、アーティストの持てるポテンシャルを幅広く堪能できます。
世界的名指揮者であるシャルル・デュトワをして、「私の知る限り、Noriko
Tsukagoshiほど素晴らしいマリンバの演奏を聞いたことがない。」と言わしめ
るほどの見事な才能は、CDに収録されたすべての楽曲において証明されていま
す。DSDレコーディング、SACDハイブリッド盤の高音質も魅力です。




<Opus Arte DVD>
OA 1043(DVD-Video) \4550
OA 7079BD(Blu-ray) \5480
ラ・バヤデール
ナタリア・マカロワ版  英国ロイヤルバレエ団




<WALHALL>
WLCD0325 3枚組 \2780
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」
ジェローム・ハインズ(ヘルマン)Jerome Hines
ハンス・ホップ(タンホイザー)Hans Hopf
ヘルマン・プライ(ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ)Hermann Prey
レオニー・リザネク(エリーザベト)Leonie Rysanek
アイリーン・デイリス(ヴェーヌス)Irene Dalis
ゲオルグ・ショルティ指揮Georg Solti
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年12月17日メトロポリタンでのライヴ
ロマンテック且つ、颯爽としたメリハリの利いた名演奏。
ヘルマン・プライによる最初のヴォルフラム役です。音質は良好です。

WLCD0327 3枚組 \2780
ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(英語版)
ジョージ・ロンドン(ボリス・ゴドゥノフ)George London
ミルドレッド・ミラー(フョードル)Mildred Miller
ローレル・ハーリー(クセーニャ)Laurel Hurley
ジョルジョ・トッツィ(ピーメン)Giorgio Tozzi
ロレンツォ・アルヴァリ(ヴァルラーム)Lorenzo Alvary
チャールズ・カルマン(シュイスキー)Charles Kullman
ブランシュ・シーボム(マリーナ)Blanche Thebom
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年3月10日メトロポリタンでのライヴ
力強く、非常に聴き応えある素晴らしい演奏ですが、音質は残念ながら
録音年代の古さを感じさせ、一般的とはいえません。




<TACET>
TACET 191 \2380
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.14
ハイドン:
(1)弦楽四重奏第81番 ト長調 op.77-1 Hob III-81
(2)弦楽四重奏第82番「雲がゆくまで待とう」 へ長調 op.77-2 Hob III-82
(3)弦楽四重奏第83番 二短調 op.103 Hob III-83
(4)弦楽四重奏曲第43番 二短調 op.42 Hob III-43
アウリン弦楽四重奏団
2010年録音




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 258 2枚組 \1750
ジョルダーノ:歌劇「アンドレ・シェニエ」
フランコ・コレッリ(アンドレア・シェニエ) Franco Corelli
エットレ・バスティアニーニ(カルロ・ジェラール) Ettore Bastianini
アントニエッタ・ステッラ(マッダレーナ・ディ・コワニー) 
Antonietta Stella
ロレッタ・ディ・レリオ(ベルシ) Loretta Di Lelio
フランコ・カプアーナ指揮Franco Capuana
サン・カルロ歌劇場管弦楽団、合唱団 1958年11月29日ナポリ
以前 CIN CIN から発売あり
年代を感じさせる音質です。所々にマスターに起因するノイズや傷音が入りま
すこと、ご了承ください。

MYTO 261 2枚組 \1750
ベルリーニ:歌劇「夢遊病の女」
ジョン・サザーランド(アミーナ)Joan Sutherland
アゴスティーノ・ラッザーリ(エルヴィーノ)Agostino Lazzari
ジョゼフ・ルーロー(ロドルフォ伯爵)Joseph Rouleau
ジャネット・シンクレア(リーザ)Jeannete Sinclair
トゥリオ・セラフィン指揮Tullion Serafin
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団 1960年10月25日ライヴ
指揮者ボニングとの多くの名演で知られる絶頂期のサザーランドによる
「夢遊病の女」。冒頭にBBCの放送用ナレーションが入ります。音質は残念な
がら、とても良いとは言えませんが、貴重な録音の復刻です。

MYTO 274 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
ヨゼフ・グラインドル(ハンス・ザックス)Josef Greindl
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ワルター)Wolfgang Windgassen
カール・シュミット=ワルター(ベックメッサー)Karl Schmitt-Walter
テオ・アダム(ポーグナー)Theo Adam
ゲルハルト・シュトルツェ(ダヴィッド)Gerhard Stolze
エリーザベト・グリュンマー(エヴァ)Elisabeth Grummer
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮Hans Knappertsbusch
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団 1960年ライヴ
以前 GOLDEN MELODRAM から発売あり。名演奏の復刻です。
マスターに起因する音の揺れ等が聴かれます。ご了承ください。

MYTO 276 3枚組 \2780
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」 1960年
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ローエングリン)Wolfgang Windgassen
ノルドモ=レーフベルイ(エルザ・フォン・ブラバンド)Aase Nordmo Lovberg
アストリッド・ヴァルナイ(オルトルート)Astrid Varnay
グスタフ・ナイトリンガー(フリードリヒ・フォン・テルラムント)
Gustav Neidlinger
テオ・アダム(ハインリヒ・デア・フォーグラー)Theo Adam
ロリン・マゼール指揮Lorin Maazel
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団 1960年ライヴ
※以前 MELODRAM から発売あり
この作品でバイロイト・デビューを果たしたマゼールの颯爽としたテンポが
特徴的な名演奏の復刻です。音質も良好です。

MYTO 279 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
ハンス・バイラー(パルジファル)Hans Beirer
トーマス・ステュアート(アンフォルタス)Thomas Stewart
デイヴィッド・ウォード(ティトゥレル)David Ward
ヨゼフ・グラインドル(グルネマンツ)Josef Greindl
グスタフ・ナイトリンガー(クリングゾル)Gustav Neidlinger
レジーヌ・クレスパン(クントリー)Regine Crespin
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮Hans Knappertsbusch
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団 1960年ライヴ
以前 MELODRAM から発売あり。名演奏の復刻です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0514 \880
マーラー:交響曲第9番 ニ長調
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 Dimitri Mitropoulos
ニューヨーク・フィル
1960年1月23日ニューヨークでのライヴ
名演奏の復刻です。音質は多少こもりがちですが、この名演奏を聴くに支障は
ありません。

ARPCD0515 \880
マーラー:嘆きの歌
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)Gundula Janowitz
ソーニャ・ドラクスラー(アルト)Sonja Draksler
ユリウス・パツァーク(テノール)Julius Patzak
クルト・リヒター指揮 Kurt Richter
ウィーン放送交響楽団、オーストリア放送合唱団
1960年ウィーンでのスタジオ録音(放送用録音かと思われます)
ボーナス・トラックとして:
シューベルト:歌曲「美しい水車小屋の娘」
ユリウス・パツァーク(テノール)Julius Patzak
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)Michael Raucheisen 1944年
マーラーの音質は、とても良いです。独唱陣、合唱ともに白熱した演奏です。

ARPCD0517 2枚組 \1450
ミトロプーロス最後のコンサート
マーラー:交響曲第3番 二短調
ルクレティア・ウェスト(アルト) Lucretia West
ケルン放送交響楽団
1960年10月31日ケルン
ボーナス・トラックとして:
a ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op.90
コンセルトヘボウ管弦楽団 1958年8月10日ザルツブルグ
b ドビュッシー:「海」
ベルリン・フィル 1960年8月21日ザルツブルグ
以上 指揮はディミトリ・ミトロプーロス  Dimitri Mitropoulos
マーラーは待望の復刻。ミトロプーロスは1960年11月2日ミラノで同曲のリハ
ーサル中に急死しました。聴き応え十分な3曲を収録したお買い得なアルバム
です。音質はとても良いです。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9080 2枚組 \1750
バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245
ピーター・ピアーズ(EVANGELIST)Peter Pears
ハンス・ホッター(バス)Hans Hotter
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)Elisabeth Grummer
マルガ・ヘフゲン(アルト)Marga Hoffgen
ヨーン・ファン・ケステレン(テノール)John van Kesteren
キート・エンゲン(バス)Kieth Engen
オイゲン・ヨッフム指揮Eugen Jochum
バイエルン放送交響楽団、合唱団
1960年4月1日ライヴ
以前、GOLDEN MELODRAMから発売あり。音質良好です。
今ではスタイルの古い演奏ですが、温かみのある大きな演奏です。

ANDRCD9082 3枚組 \2150
ヨハン・シュトラウス:オペレッタ「こうもり」 1960年ライヴ
エーベルハルド・ヴェヒター(アイゼンシュタイン)Eberhard Waechter
ヒルデ・ギューデン(ロザリンデ)Hilde Guden
エーリヒ・クンツ(フランク)Erich Kunz
ゲルハルト・シュトルツェ(オルロフスキー公爵)Gerhard Stolze
ジュゼッペ・ザンピエリ(アルフレッド)Giuseppe Zampieri
ワルター・ベリー(ファルケ博士)Walter Berry
ペーター・クライン(ブリント)Peter Klein
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮Herbert von Karajan
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団 1960年12月31日ウィーンでのライヴ
以前、RCA=BMGから発売あり。2幕のガラ・コンサートではディ・ステファノが
オ・ソレ・ミオ(カプア)、君は我が心のすべて(レハール)を歌います。
音質はとても良いです。渦巻く拍手、歓声に沸く観客の興奮が、この演奏の
楽しさを伝えます。

ANDRCD9083 2枚組 \1750
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
オーゼ・ノルドモ=レフベルイ(レオノーレ)Aase Nordmo Loverg
ヴィルマ・リップ(マルツェリーネ)Wilma Lipp
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(フロレスタン)Wolfgang Windgassen
ハンス・ホッター(ドン・ピッツァーロ)Hans Hotter
ヴァルター・クレッペル(ロッコ)Walter Kreppel
マレイ・ディッキー(ジャキーノ)Marray Dickie
オットー・ヴィーナー(ドン・フェルナンド)Otto Wiener
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮Herbert von Karajan
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団 1960年11月27日ウィーンでのライヴ
以前 GOLDEN MELODRAMから発売あり。とても良い音質です。

ANDRCD9084 2枚組 \1750
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」(演奏会形式)
セット・スヴァンホルム(リエンツィ)Set Svanholm
アンネ・ルント・クリスティアンセン(イレーネ)Anne lund Christiansen
クリスタ・ルートヴィヒ(アドリアーノ)Christa Ludwig
パウル・シェフラー(ステファノ)Paul Schoffler
ヴァルターベリー(オルシーニ)Walter Berry
ヨーゼフ・クリップス指揮Josef Krips
ウィーン交響楽団、ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン少年合唱団
1960年ウィーンでのライヴ
以前 GOLDEN MELODRAMから発売あり。とても良い音質です。
歌手陣の素晴らしさは、言うまでもありません。




<GALA>
GL100815 2枚組 \1480
The Early Recordings Of Joan Sutherland
ジョーン・サザーランドの初期録音集
ヘンデル:歌劇「アルチーナ」
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」、「魔笛」、
モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」
ハイドン:Pieto Di Me, Benigni Dei、Se Ti Perdo
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」、「清教徒」
ドニゼッティ:歌劇「リヴァプールのエミリア」、
「ランメルモールのルチア」
ロッシーニ:フィレンツェの花売り娘
シュポア:歌劇「ゼミールとアゾール」
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
いづれも抜粋 詳細不明

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11-01 No.20-1

2011年01月26日 17時27分19秒 | Weblog
<Onyx>
ONYX 4066 \2180
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調D.887
ベルク:弦楽四重奏曲Op.3
クス弦楽四重奏団〔ヤーナ・クス(第1ヴァイオリン)、オリヴァー・ヴィレ
(第2ヴァイオリン)、ウィリアム・コールマン(ヴィオラ)、
ミハエル・ハハナジャリャン(チェロ)〕
ラサール弦楽四重奏団のワルター・レヴィン、アルバン・ベルク弦楽四重奏団
に認められ、権威あるパオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールを制覇
した次代の盟主候補、ドイツのクス弦楽四重奏がオニックス(Onyx)に完全移籍!
2008年には、チューリッヒ弦楽三重奏団、バーゼル弦楽四重奏団のメンバーと
して第一線で活躍してきたアルメニアのチェリスト、ハハナジャリャンが加わ
り新体制となったクス弦楽四重奏団のオニックス第1弾はシューベルト&ベルク!
1826年のシューベルトと1910年のベルク。19世紀-20世紀オーストリアの弦楽
四重奏曲の歴史を繋ぐプロジェクトは、これまで続々と斬新なアイディアを実
現させてきたクス弦楽四重奏団ならではのプログラム。
来る4月に予定されている来日公演の演奏曲目でもある"オーストリア・プログ
ラム"。これがクス弦楽四重奏団の新たなチャレンジのスタートとなる ――!

ONYX 4072 2枚組 \3250
シューマン:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63/ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Op.80
ピアノ三重奏曲第3番ト短調Op.110
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、ペーター・ラウル(ピアノ)、
ドミトリー・コウゾフ(チェロ)
1847年から1851年までの4年間で作曲されたシューマンの3つのピアノ三重奏
曲。妻クララへのバースデー・プレゼントとなった「第1番」、より自由なス
タイルを持ち創作意欲にあふれた「第2番」、デッセルドルフのライン川に投
身自殺を計る2年前に作曲された「第3番」。4年間という短い期間で作曲され
た"3つのピアノ三重奏曲"は、シューマンの内側に存在する喜怒哀楽や苦悩が
表現されたドイツ・ロマン派室内楽の名作である。
サンクトペテルブルクを故郷とするグリンゴルツ、ラウル、コウゾフのロシ
アン・トリオが、1つ1つの音符に込められたシューマンの感情を解き放つ!




<ABC Classics>
ABC 476 3943 4枚組 \6680
シベリウス:交響曲全集 ――
交響曲第1番ホ短調Op.39/交響曲第4番イ短調Op.63/交響曲第2番ニ長調Op.43
交響曲第7番ハ長調Op.105/交響曲第5番変ホ長調Op.82
交響曲第6番ニ短調Op.104/悲しいワルツOp.44-1
交響曲第3番ハ長調Op.52/ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47*
アルヴォ・ヴォルメル(指揮)、
アデレード交響楽団、アデーレ・アントニー(ヴァイオリン)*
エストニア国立歌劇場の芸術監督兼首席指揮者、アデレード交響楽団の首席指
揮者として活躍する評価急上昇中のエストニア人マエストロ、アルヴォ・ヴォ
ルメルとアデレード交響楽団のシベリウス全集!
まるでオーロラのように幻想的で、透明感あふれるオーケストラのサウンド、
ひたすら正面からシベリウスの音楽と向き合うヴォルメルの解釈。
このシベリウスの「交響曲全集」は、ヴォルメルが2007-2008シーズンにアデ
レード響と共に開催した"シベリウス・フェスティヴァル"で生まれた"奇跡"の
記録なのである。
2007年-2008年の録音

ABC 476 3954 \2250
イヴォンヌ・ケニー - R・シュトラウスを歌う ――
R・シュトラウス:
4つの最後の歌/明日には!/献呈/楽劇《ばらの騎士》より
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
ヨハネス・フリッチュ(指揮)、
クイーンズランド交響楽団
1975年にオペラ・デビューを果たして以来、オーストラリアの"リヒャルト・
シュトラウス歌い"として称賛を浴び続けているイヴォンヌ・ケニー。
「ばらの騎士」の元帥夫人や「カプリッチョ」の伯爵夫人など、数々の名唱を
響かせてきたイヴォンヌ・ケニーが歌う「4つの最後の歌」には別格の説得力
と美が共存している。2008年6月の録音。






<LPO>
LPO-0051 \2100
ハイドン(1732-1809):十字架上のキリストの最後の七つの言葉
リサ・ミルン(ソプラノ)/ルクサンドラ・ドノーゼ(メゾ・ソプラノ)
アンドリュー・ケネディ(テノール)/クリストファー・マルトマン(バリトン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
録音 2009年11月28日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ハイドン円熟期の大作「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」です。この
作品は、本来管弦楽のために書かれましたが、ハイドン自身がとても気に入っ
ていたのか、弦楽四重奏版、クラヴィーア版の編曲もあり、こちらも親しまれ
ています。しかし何と言っても、このオラトリオ版(1796)の壮麗さと劇的さは
比ぶべきものがありません。ロンドンでヘンデルのオラトリオを聴き触発され
たこともあり、第4ソナタの後に序曲を挿入し、より、オラトリオらしくなっ
ています。演奏しているメンバーは、ほとんどが2009年クリスマス・コンサー
ト(LPO-0050)と同じですが、曲の持つ性格のせいか、誰もが荘厳な雰囲気を湛
えています。ユロフスキの毅然とした音作りも健在で、この長大な作品を息つ
く暇もなく聴かせます。響きも音楽も無駄な贅肉を削ぎ落としたかのような
現代的なハイドンです。




<DACAPO OPEN SPACE>
8.226551 \1780
ブレスゴー(1955-):ギャラクシー
1.ギャラクシー(1990-93/1999)
2-4.モンクとの混合物(動く/歩く(パッサカリア)/飛ぶ)
演奏:オーデンセ交響楽団
クリストファー・オースティン(指揮)
録音 2008年11月3-5日 オーデンセ・コンサート・ホール
デンマーク生まれの個性的な作曲家、ブレスゴーの作品集です。ギャラクシー
と名付けられた作品は、まさに音による銀河系。絶えず形を変えながら発展し
ていく宇宙的なものを体感することができるでしょう。混沌、茫洋とした音
が、すこしずつシステマティックに立ち上がり、何かが生まれて、そして静か
に消えていく様は、まさに「43分に渡る音の攻防」です。最後は意味深に終わ
るところも良い感じです。予測不能で柔軟な音の衝突は、無重力を彷徨うかの
ようです。モンクズ・ミクスチャーズ(モンクとの混合物)のモンクとは、アメ
リカのジャズ・ピアニスト、セノニアス・モンクのことで、ブレスゴーは彼か
ら大きなインスピレーションを受けています。この曲も「静から動」という
パターンを踏襲しつつ、不可思議な世界へと聴き手を運んで行くのです。

8.226562 \1780
ホルメン(1971-):oort cloud-オールトの雲
トルベン・スネッケスタ(サクソフォン)/フロド・アナセン(アコーディオン)
フロド・ハルトリ(アコーディオン)
こちらも摩訶不思議な音楽です。タイトルの「オールトの雲」というのは、空
に浮かぶ雲ではなく(曲だけ聴いていると、雲に乗っているような気分にもな
れますが)オランダの天文学者ヤン・オールトが考え出した仮想天体群で、太
陽から1.5億km-15億km離れたところに存在するという、水・一酸化炭素・二
酸化素・メタンなどの氷が主成分であると考えられています。本当にあるの
か、ないのかは誰も確かめた人がいないので、はっきりとしたことは言えませ
ん。2台のアコーディオン、サクソフォン、そして電子音。これらが何ともい
えない響きを醸しだします。作曲家のことばによると「40分の世界」とのこと
ですが、実際には56分ほど収録されていて、20分は他の人によるリミックス作
品のようです。ブックレットも星屑を集めたような抽象的なもので、理解不能
ととるか、オシャレととるかで感性を試されそうな、恐い1枚であります。な
お、DACAPOのHPからこの作曲家の別作品をダウンロードできます。

8.226550 \1780
ハドキンソン(1971-)&レンショルト(1978-):
1.Fish&Fowl(魚と鶏)
2.ウルスラ・アンケア・オルセンによる朗読「魚へ」
SCENATET(アンサンブル)
録音 2010年1月-2月
新奇なる演出と、音楽への新しい次元。これを目指した実験CD「Fish&Fowl
(魚と鶏)」です。フルート、クラリネット、サキソフォン、ピアノ、パーカ
ッション、ギター、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴォーカルからなる
アンサンブルは、どこかにありそうなリアルな空間を描き出します。そして
このアンサンブルによる2人の現代作曲家のスーパー・リミックスは、電子音
と人の息の音が溶け合い、極上の響きを創り上げます。感覚のみで味わいた
い音。せわしない息使い、ため息、うめき声・・・。ブックレットに添えら
れた「魚へ」の作者による朗読のデンマーク語の響き。五感全てを鋭く研ぎ
澄ませて聴きたい1枚です。全部聴ければの話ですが・・・。

8.226523 \1780
PRETTY SOUND シモン・ステーン=アナセン(1976-):作品集
1.On And Off And To And Fro(時々、あちこちに)
2.Rerendered(再度与えられた)/3.In her Frown(彼女の渋い顔)
4.Pretty Sound…Up and Down(プリティ・サウンド…上がったり下がったり)
5.Study for String Instrument #2(弦楽のためのスタディ2)
Asamisimasa(アンサンブル)
録音 2009年10月 オスロ カンペン教会
デンマークの若き作曲家アナセンの5つの作品集。本来なら不必要とされるノ
イズ、または聴きとれないような小さな音。これも余すことなく使いきって、
この5つの曲が構成されています。たとえば、ピアノのための「プリティ・サ
ウンド」(トラック4)。これを演奏すると確実にピアノは変調をきたしそうで
す。鍵盤を叩く、内部をひっかく、そんなのは序の口。1台のピアノからあり
とあらゆる音を作り出し提示します。2人のパフォーマーによる「彼女の渋い
顔」は、紙を使った音と、舌うち(マイクテストでおなじみのあの音)。どの曲
もなんとなく微笑ましくて、ちょっと口元が緩んでしまいそうです。オーディ
オ・チェックにも良さそうです。





<DIVOX>
CDX-25255 \2080
シューベルト(1797-1828):ピアノのための作品集
1-4.ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 Op.53 D850
5-7.即興曲 Op.90 D899より(第2番変ホ長調 /第3番変ト長調 /第4番変イ長調)
8-11.ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 Op.147 D575
関敦子(ピアノ)
録音 2009年3月3-5日ブレーメンゼントホール
武蔵野音楽大学卒業後、同大学院終了。その後ドイツのデトモルトに渡り、
その地の音楽大学で学び、ドルトムント国際シューベルトコンクールで優勝。
ドイツを中心に活動を続けているピアニスト、関敦子さんの得意とするシュー
ベルトの作品集です。既発のモーツァルト、ハイドン、シューベルトアルバ
ム(CDX25240)での繊細な音色で、熱心な聴き手の心を捉えた彼女の演奏です
が、今回のシューベルトでは、更に深化した音楽を聴かせてくれます。柔ら
かい音の中に込められた芯の強い表現、シューベルトを奏でる喜びと淡い悲
しみ。これらが何とも言えない香りとなって立ち昇る様は、言葉に尽くせま
せん。堅実な音楽を聴きたい方にオススメしたい1枚です。

CDX-25256 \2080
シューマン(1810-1586):彼の仮想世界
1-5.ウィーンの謝肉祭の道化芝居「幻想的情景」 Op.26
6-18.子どもの情景 Op.15/19-38.謝肉祭 Op.9
ミラナ・チェルニャフスカ(ピアノ)
録音 2008年6月
ロシア、ウクライナ生まれのピアニスト、ミラナ・チェルニャフスカは今ま
でどちらかというと、室内楽のスペシャリストとして知られていました。
NAXOSレーベルではクライスラー、AVIEレーベルではブラームス、シューマン、
フランクのソナタ、など、どれもヴァイオリンやチェロのソロを引き立てて、
なおかつ自分独自の音楽性を発揮した名演です。そんな彼女のソロ・アルバム
はシューマン作品集。陰影豊かな彼の作品の中でも、とりわけ創造力豊かな
3つの曲集がチョイスされています。冒頭の「ウィーンの謝肉祭の道化」から
濃い音楽が展開され、シューマンのねっとりとした世界に捕りこまれる事間
違いなし。

CDX-75229 2枚組 \3450
イン・ローマ-バロック時代のヴァイオリンと鍵盤のための作品集
《CD1》
1-4.コレッリ(1653-1713):ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.5 No.9
5.ロカテッリ(1695-1764):アンダンテ…世界初録音
6-9.デラ・チャイア(1671-1755):チェンバロ・ソナタ Op.4 No.3
10-14.ヴァレンティーニ(1680-1759):
ヴァイオリン・ソナタイ長調「ラ・モンタナーリ」…世界初録音
《CD2》
1-5.ゲオルク・ムファット(1653-1704):ヴァイオリン・ソナタ
6-9.モンタナーリ(1676-1737):
3つのドレスデン・ソナタより第2番ニ短調…全曲は世界初録音
10-13.ロカテッリ:
フルート・ソナタト短調 Op.2 No.6(ヴァイオリン編)…世界初録音
ジョナサン・ギョーネ(バロック・ヴァイオリン)
ステファノ・モラルディ(チェンバロ&オルガン)
録音 2008年3月5-8日
17世紀から 18世紀にかけて、ローマで活躍した音楽家たちの作品集です。収
録されているのは、アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)と、彼と交友が
あった5人の作曲家たちの作品。いくつかの作品は世界初録音という、音楽史
的にも貴重なアルバムです。ヴァイオリンのギョーネと、チェンバロとオル
ガンを演奏するモラルディの親密な対話、そして迷いのない表現は、当時の
音楽をはっきりと伝えるものです。

CDX-70903 \2080
ボローニャのモーツァルト-様々な作曲家のオルガン作品集
1-4.マルティーニ(1706-1784):ソナタ Op.2 No.9
5-9.モーツァルト(1756-1791):
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K282(オルガン編 )
0-11.モデネージ:オッフェルトリウムのためのソナタ/
12.プレディエリ(1678-1760):ソナタ
13-14.マルティーニ:ソナタ・ダ・オルガノ
15-16.マルティーニ:ソナタ Op.3 No.6
17.マッティ(1750-1825):ラルゴ
18-22.モーツァルト:幻想曲ハ短
調 K475
ステファノ・モラルディ(オルガン)
モーツァルトの時代。ボローニャは傑出した学園都市、また音楽都市として
知られていました。10世紀に創立された世界で最も古いとされる大学、また、
音楽を愛好する貴族、聖職者と音楽家から構成されるアカデミア・フィッラ
ルモニカ(楽友協会)があり、活発な活動をしていました。ここには数々の名
音楽家たちも集まり、教会では日々オルガニストたちが腕を競っていました。
1770年、14歳のモーツァルトは初めてこの都市を訪れ、多大なる感銘を受け
ます。その時に出会ったのがジャン・バティスタ・マルティーニ神父で、彼
は楽友協会のリーダーであり、イタリアきっての理論家、教育者でもありま
した。そんな偉い人がモーツァルトの演奏を褒め称えたというのです。モー
ツァルト父子の喜びはいかばかりだったことでしょう。このアルバムはそん
な時代の音楽を一堂に集めました。モラルディの華麗なオルガンでお聴きく
ださい。(なお、モーツルトのK282が5トラックあるのは、メヌエットを3つの
トラックに分けているからです )

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11-01 No.20-2

2011年01月26日 17時24分19秒 | Weblog
<Orchid Classics>
ORC100014 \1750
キップリング-レイフ・ファインズが朗読するラドヤード・キップリングの
詩と音楽
1.シタールの調べ/2.朗読“私事若干”より「とても若い人」
3.エルガー:エニグマより「第1変奏」
4.朗読“なぜなぜ物語”より「どうしてクジラののどはあるの」
5.エルガー:気まぐれな女 Op.17
6.朗読“ジャングル・ブック”より「リッキ=ティッキ=タヴィ」
7.フルートとドローンの調べ
8.朗読“私事若干”より「セブン・イヤーズ・ハード」
9.朗読“ダニー・ディーヴァー”
10.朗読“少年キム”/11.ソロ・フルート/12.朗読“もし・・・”
13.朗読“私事若干”より「とことん私の家」/14.朗読“森を抜ける道”
15.エルガー:朝の歌 Op.15-2/16.朗読“マイン・スイーパー”
17.朗読“ブリガディア・L.C.ダンスターヴィルへの手紙”
18.朗読“マイ・ボーイ・ジャック”
19.エルガー:エニグマより「ニムロッド」/ 20.朗読“都市と王座と力”
演奏:朗読・・・レイフ・ファインズ/音楽ルジェロ・リッチ(ヴァイオリン)
/エルネスト・ラッシュ(ピアノ)・・・5
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・エイドリアン・ボールト(指揮)・・・ 3.15.19
朗読の録音1999年8月27日
ラドヤード・キップリング(1865-1936)は英国の作家・児童文学者・詩人です。
英国領であったインドのボンベイに生まれ、少年時代を過ごしたことで、その
作品「ジャングル・ブック」や「少年キム」などの独特の「南国の熱ぽっさ」
が感じられることでも知られています。2度の来日経験があり、日本研究の資
料も残しています。 1907年には41歳でノーベル文学賞を受賞、世界的に知ら
れる作家となりました。数々の名言を発しており、そのウンチク溢れる言葉
の数々は、人々の胸に深く突き刺さります。このアルバムは、そんな彼の文
章や言葉を、名優レイフ・ファインズが朗読。味のある音楽をはさみながら、
言葉と音で一つの世界を構築していくものです。心地よい言葉の奥に隠れた
夢や甘い毒を味わってみてください。




<TWO PIANISTS>
TP1039060 \2080
南アメリカのピアニスト、フランソワ・デュ・トワケープタウン交響楽団と
競演!
1-3.チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
4.ラフマニノフ(1873-1943):パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
フランソワ・デュ・トワ(ピアノ)
ケープタウン交響楽団/オミリ・ハダリ(指揮)
録音 1992年南アフリカケープタウン・シティ・ホール
南アフリカの主要なコンサート・ピアニスト、そして音楽家として知られる
フランソワ・デュ・トワは現在ケープタウン大学のピアノの準教授として後
進の指導に当たっています。彼はケープタウンで学び、ドイツに留学。多く
のコンクールに出場し入賞しています。 15歳からソリストとして活躍し、
1988年にはケープタウン交響楽団の台湾へのツアーに同行し、輝かしい成果
を収めています。この演奏は彼が熱心にコンクールに出場していた時期の録
音で、溢れんばかりの野心に満ちた悠々たるチャイコフスキーと、見事なラ
フマニノフが聴けます。




<レグルス創立10周年企画-ジョスカン・デ・プレ/ミサ曲全集第2集>
レオナルド・ダ・ヴィンチと同時代に活躍し、マルティン・ルターも絶賛し
たルネサンスを代表する天才作曲家が残した18曲のミサ曲全集

RGCD1029 \2625
ミサ《フェラーラ公エルコレ》ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲全集第2集 
ミサ《フェラーラ公エルコレ》Missa Hercules dux Ferrariae
ミサ《ラソファレミ》Missa La sol fa re mi
ヴォーカル・アンサンブル カペラ vocal ensemble Cappella
音楽監督:花井 哲郎
録音: 2010年4月12-15日 北の大地美術館(北海道・中札内村)
本格的な中世・ルネサンス専門のヴォーカル・アンサンブル カペラの第6弾
(レグルスレーベルでは第5作目)。ヴォーカル・アンサンブル カペラによる
ジョスカンのミサ曲集第2集は、ルネサンス文化花開くイタリアの都市にちな
んだミサ。2曲ともドレミの音名を使った短いモチーフを繰り返し用いながら、
驚くほど多様な夢幻の世界を繰り広げていく名作。繊細で深みのある表現に
よって、その魅力を余すところなく歌い尽くしたアカペラ演奏の極致。
2021年のジョスカン没後500年を記念する企画。今後4年間でCD全10枚(予定)
をリリース、全曲録音完成を目指します。




●スペインのレーベル 未案内旧譜情報
<LIMIT>
RTAC 001 2枚組 \3150
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869
レオノラ・ミラ(ピアノ)
録音:1987年11月、バルセロナ、アルベルト・ムラレダ・スタジオ

RTAC 003 \2080
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲ハ長調 Op.56(*)
華彦鈞(1893-1950)/呉祖強(1927-):二泉映月
レオノラ・ミラ(ピアノ(*))
ペドロ・レオン(ヴァイオリン(*))
ペドロ・コロストラ(チェロ(*))
中国中央交響楽団
韓中杰(指揮)
録音:北京、時期記載なし
指揮者名の氏(姓)は日本語環境では正確に表記できないため「韓」を当てまし
た。

RTAC 004 \2080
モーツァルト(1756-1791):
弦楽五重奏曲第2番ハ短調 K.406
弦楽四重奏曲第4番ト短調 K.516
ベルリン弦楽五重奏団
デトレーフ・グレフェスミュール(第1ヴァイオリン) 
フアン・パストル(第2ヴァイオリン)
ホルスト・シュプレンガー(第1ヴィオラ) ラルフ・コズベク(第2ヴィオラ)
ミヒャエル・フッスラ(チェロ)
録音:1987年、ブレーメン(ドイツ)

RTAC 007 \2080
ラヴェル(1875-1937):
ピアノ協奏曲ト長調(*)/左手のためのピアノ協奏曲ニ長調(*)
亡き王女のためのパヴァーヌ
レオノラ・ミラ(ピアノ)
モンテカルロ国立オペラ管弦楽団(*)
ピエール・コロンボ(指揮(*))
録音:モンテカルロ(モナコ)、Ancien Casino Alcazar、時期記載なし、ADD

RTAC 008 \2080
ドビュッシー(1862-1918):ピアノのために/版画
レオノラ・ミラ:
カタルーニャのベレンゲル伯爵の宮廷の情景 Op.39
華麗なロンド Op.20 No.2/夜想曲 Op.23 No.2/トッカータ Op.32 No.1
レオノラ・ミラ(ピアノ)
録音:バルセロナ、アルベルト・ムラレダ・スタジオ、時期記載なし

RTAC 011 \2080
J・S・バッハ(1685-1750):
4台のピアノと弦楽のための協奏曲イ短調 BWV1065(*/+/#)
2台のピアノと弦楽のための協奏曲ハ短調 BWV1062(*)
3台のピアノと弦楽のための協奏曲ニ短調 BWV1063(*/#)
2台のピアノと弦楽のための協奏曲ハ短調 BWV1060(+)
レオノラ・ミラ(ピアノ)
ペドロ・カルボネ(ピアノ(*))
ベルナト・デルテイ(ピアノ(+))
アレス・アルテガ(ピアノ(#))
アラスカ・アークティック室内管弦楽団
ゴードン・ライト(指揮)
録音:フェアバンクス(合衆国アラスカ州)チャールズ・W・デイヴィス・コンサ
ートホール、
時期記載なし

RTAC 013 2枚組 \3150
ベートーヴェン(1770-1827):弦楽五重奏曲ハ長調 Op.29
レオノラ・ミラ:ピアノと弦楽のための協奏曲「左手のための」Op.46(*)
ドヴォルジャーク(1841-1904):弦楽五重奏曲第3番変ホ長調 Op.97
レオノラ・ミラ(ピアノ(*))
ベルリン弦楽五重奏団
デトレーフ・グレフェスミュール(第1ヴァイオリン) 
フアン・パストル(第2ヴァイオリン)
ホルスト・シュプレンガー(第1ヴィオラ) ラルフ・コズベク(第2ヴィオラ)
ミヒャエル・フッスラ(チェロ)
録音:ベルリン、聖マタイ福音教会、時期記載なし




<BMG ARIOLA>
74321215742 \3150
【高価格帯】
グレゴリオ聖歌によるミサ
Missa de la Madre de Deu IX / Missa Dominical d'Advent i Quaresma XVII
Missa Ferial d'Advent i Quaresma XVIII
Cants del Celebrant i dels Ministres de l'Altar. Respostes dels Fidels
Missa dels Fidels / Missa Dominical XI / Missa Pascual I
モンセラト修道院修道士聖歌隊
ウディロ・クニイ(指揮)
録音:データ記載なし (P)1994
BMG ARIOLA(SONY SPAIN)のカタログでは廃盤ですが、モンセラト修道院での販
売用として在庫がわずかに残っているようです。コレクター向けの稀少品とし
てご案内いたします。





<DISCMEDI>
TVC-CD 1018-03 \3150
【高価格帯】
モンセラト修道院聖歌隊が歌う
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):主をたたえよ、僕(しもべ)らよ
パブロ・カザルス(1876-1973):私は色黒
メンデルスゾーン(1809-1847):私は主を待ち望んでいた
ブラームス(1833-1897):アヴェ・マリア
パブロ・カザルス:小姓の合唱(生誕)
ミヒャエル・ハイドン:マニフィカト
アンジェル・ロダミランス(1874-1936):神の御母
シューベルト(1797-1828):大ハレルヤ D.442
イレネウ・セガラ(1917-2005):カニグ山
シューベルト:自然における神 D.757
ウディロ・マリア・プラナス(1925-):カニグ
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):主に歓呼せよ
フォーレ(1845-1924):恩寵の御母マリア
フランセスク・シビル(1895-1990):鳥の歌
アントニ・ニコラウ(1858-1933):あなたはモレネータ(黒いマリア像)
モンセラト修道院聖歌隊
ジョルディ=アグスティ・ピケ(指揮)
録音:1998年5月11-13日、モンセラト修道院(スペイン)
TVC DISC(カタルーニャ・テレビ放送傘下)というレーベルで制作され
DISCMEDIが配給していたCD。DISCMEDIのカタログでは廃盤ですが、モンセラト
修道院での販売用として在庫がわずかに残っているようです。コレクター向け
の稀少品としてご案内いたします。




<UM> 新規扱い
UM-DC 93 \2250
トゥルテイへのオマージュ
ミケル・トゥルテイ(1802-1868):鍵盤楽器のための作品集
前奏曲
第1番ト短調/第2番ヘ長調/第3番変ロ長調/第4番ホ短調
第5番ホ短調/第7番ヘ長調/第8番ヘ長調/第9番ヘ長調
第10番ヘ長調
牧歌 ト長調/ハ長調/ニ短調/ニ長調
ソナタ ハ長調/ボレロのアリア
カルニセル氏のオペラ「アデーレ・ディ・ルジニャーノ」のシンフォニア
奉献/ポルカ ハ長調/ポルカ ヘ長調
マリア・ビクトリア・ラサリェ(ピアノ)
録音:データ記載なし (C)(P)2004
スペインでは比較的よく見られる、レーベル名も規格番号表記も持たないCDを
ご案内いたします。便宜的に「DD」をレーベル名、「DD *****」を規格番号と
して管理いたします。コレクター向けの稀少高価格商品です。

DD 00227 \2250
植民地ハバナの教会音楽
18-19世紀、ハバナ大聖堂とメルセド教会のための作品集
カイェタノ・パゲラス:レクイエム
フランシスコ・デ・アシス・マルティネス:
万霊祭の行列のためのレスポンソリウム集 から
Credo / Qui Lazarum / Domone quando veneris / Memento mei /
Libera me
ホセ・ロサリオ・パチェコ:サルヴェ・レジナ/スターバト・マーテル
カイェタノ・パゲラス:復活の朝のためのレスポンソリウム集 から
Angelus Domini / Cum transisse
アルス・ロンガ古楽アンサンブル
録音:1999年2月、ハバナ(キューバ)

DD 00229 \2250
スペイン、ポルトガルとラテンアメリカの鍵盤音楽(15-17世紀)
[室内用オルガン]
アントン・デ・アルミホ(1480?-?):4声の小品
アントニオ・デ・バエナ(1500?-?):サンクトゥス
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):優しいマリア
ディエゴ・オルティス(1510?-1575?):「おお、幸せなわが目」によるグロサ
フランシスコ・フェルナンデス・パレロ(1520-1597):
ティエント「Super Filomena」
不詳:歌の主題によるファンタジア/Hic solus
[チェンバロ]
フアン・ガルシア・デ・バスルト(1477?-1547):
力ある者をその座から引き降ろし
フランシスコ・デ・ペニャロサ(1470?-1528):4声の小品
不詳:パンジェ・リングァ/パバニリャス[Pavanillas]/サラマンカ
アントニオ・カレイラ(1520?-1587?):ファンタジア第1旋法
フランシスコ・デ・ソト(1500?-1564):ティエント第6旋法
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):サルヴェ・レジナ(第2部)
不詳/アントニオ・デ・カベソン:ベルシリョ[Versillo]/3声の賛歌
[室内用オルガン]
エリオドロ・デ・パイヴァ(1502-1552):4声の作品第5旋法
不詳:ロマンセ
ガスパル・フェルナンデス(1566?-1629):4声のベルソ
ガスパル・フェルナンデス/アントニオ・バシエロ編曲:
Si nos emprestara hoy Dios(ビリャンシコ)
Pues el gusta abra hoy vida(ビリャンシコ)
不詳(インディオ):4声の小品/4声の舞曲
不詳(インディオの語の題を持つ小品):Mammorato Xibini
同:Dios Ramahu(アントニオ・バシエロによりグロサとして補筆完成)
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627):サルヴェ・レジナ
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1653):
テェイント・デ・ティプレ第9旋法
無原罪の御懐胎の単旋律聖歌による3つのグロサ
[クラヴィコード]
不詳:第1旋法(の作品)
アントニオ・デ・カレイラ:ティエント第1旋法
アントニオ・バシエロ(室内用オルガン、チェンバロ、クラヴィコード)
録音:1994年3月30日-4月3日、バリャドリド大学講堂(スペイン)

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11-01 No.19

2011年01月25日 13時15分04秒 | Weblog
<PHIL.HARMONIE>
PHIL 06008 \2080
ディッタースドルフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 変ホ長調
ホフマイスター:ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調
ヴァンハル:コントラバス協奏曲 変ホ長調
エディクソン・ルイス(コントラバス)
シモン・ボリバル交響楽団 クリスティアン・ヴァスケス(指揮)
録音:2009年10月
ここでソリストを務めるエディクソン・ルイスは1985年ベネズエラのカラカス
生まれ、11歳で初めてコントラバスを手に取り、めきめきとその才能をあらわ
しました。エル・システマで学び、17歳でベルリン・フィルに入団。南米人と
して初めての同楽団メンバーの上、オーケストラ史上最年少での入団でした。
コントラバス協奏曲の代名詞的存在ともいえるヴァンハルの協奏曲のほか、
ヴァイオリンのために書かれた協奏曲でも自在に飛翔する音楽性はまばゆい
ほどです。シモン・ボリバルの爽やかな伴奏が彩りを添えています。

PHIL 06006 \2080
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(全曲)
ピ=シェン・チェン(ピアノ)
録音:2001年9月
ピ=シェン・チェンは、台湾出身で、10歳からケルン音楽院で研鑽をつみ、
ハンス・レイグラフ、タチアナ・ニコラーエワ、ゲザ・アンダ、W.ケンプ、
アラウら歴史的巨匠の薫陶を受けています。そんな彼女によるゴルトベルク
は極めてまっすぐなもの。装飾などもごく最低限で、シンプルで迷いのない
演奏です。冒頭のアリアでのさくさくと歩むテンポ、16変奏での序曲風リズ
ム楽章での絶妙なゆったり感など、どの楽章でも適切なテンポを熟考して採
用しています。





<YSAYE RECORDS>
NS 07 \1980
ポリーナ・パスティルシャク
R.シュトラウス:4つの最後の歌
ショスタコーヴィチ:
アレクサンドル・ブロークの詩による7つのロマンス op.127(ロシア語歌唱)
バルトーク:8つのハンガリー民謡(ハンガリー語歌唱)
コダーイ:2つのハンガリー民謡
ポリーナ・パスティルシャク(ソプラノ)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム、
アレクサンダー・ラーバリ(指揮)
アレクサンドラ・サーシャ・コズロフ(ピアノ)
録音:2010年6月21-24日
ポリーナ・パスティルシャクは、1982年ブダペストの生まれ。ロシア人の母
とハンガリー人の父をもち、幼い頃から歌を愛し、またフルートを演奏して
いました。フレーニのもとでも研鑽をつみ、2009年ジュネーブ国際音楽コン
クールで優勝、同時にスイスの高級時計会社ブレゲ賞も受賞し、ブレゲのサ
ポートでこのCDの録音が実現しました。R.シュトラウスでみせる深い世界に
まず驚かされます。民謡で見せる可愛らしい表情もたまらない魅力に溢れて
います。愛らしくも変幻自在な声と美貌をあわせもつ新時代のスターがここ
に誕生しました。「すべての器楽奏者たちは人間の歌声のような音楽を目指
すが、その完璧な理想図がこのポリーナの声だ」と世界が絶賛してやまない
美声をご堪能下さい。




<SDG>
SDG 712 2枚組 \2980
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲(全曲)
マーク・パドモア(福音史家/ T)、
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(イエス/Bs)、
ピーター・ハーヴェイ(ピラト)ベルナルダ・フィンク(A)、
ジョアンナ・ルン(S)、キャサリーン・フーグ(S)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
(カティ・ドゥブレティーニ/コンサートミストレス)
モンテヴェルディ合唱団
録音:2003年3月22日/ケーニッヒスルッター、カイザードーム大聖堂(ライブ)
ガーディナー、ついに待望のヨハネ受難曲再録音の登場です。アルヒーフのも
のが1986年録音ですから、実に約20年の時を経てのもの。この間にガーディナ
ーはロマン派のレパートリーなどでも充実した演奏を展開、また、カンター
タの巡礼の旅もたゆまず続けていました。しかもライブ録音とあって、ものす
ごい緊迫感。バッハが劇的に描いたキリストの物語が最高の状態で教会に響
き渡ります。声楽のソリスト陣が充実しているのも嬉しい限り。パドモアと
いえば、今ハルモニアムンディでのシューベルト歌曲集の録音でもその充実
ぶりが目覚ましいテノールで、ヘレヴェッヘの受難曲でもエヴァンゲリスト
を務めたいわばバッハのエキスパート。語り部としての、受難の物語との適
切な距離感、そしてヨハネ受難曲独特の劇的表現の部分も見事なバランスで
歌いきっています。他のソリストも現在のバッハ演奏シーンを語る上で書く
ことのできない存在ばかりがそろっています。オーケストラのイングリッシュ
・バロック・ソロイスツの面々の巧さは、各パートが突き刺さって覆いかぶ
さるように始まる冒頭から圧倒的で、ものすごい説得力と迫力。アリア楽章
でのソロの素晴しさは言うまでもありません。また、ヨハネ受難曲は、群衆
としての合唱の劇的な表現が魅力のひとつでありますが、世界最高のバッハ
演奏声楽家団体のひとつであるモンテヴェルディ合唱団の充実した合唱が胸
に迫ります。どこをとっても最高のレヴェルでの演奏が展開されていて、最
初から最後まで息つく暇もない秀演の登場となりました。




<SUPRAPHON>
SU 4043 \1780
ヨゼフ・スーク:交響曲第2番ハ短調Op.27「アスラエル」(1905-06)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)
録音:2007年4月5、6日プラハ、ルドルフィヌム(ライヴ・デジタル)
1904年にスークは、師であり、また義理の父であったドヴォルザークに哀悼
の意を込めて交響曲の作曲に着手しました。ところが、その作曲の過程で、
“死の天使アスラエル”は、スークの妻でドヴォルザークの娘オティリエま
でもスークのもとから奪ってしまいます。
こうした背景から生まれた「アスラエル交響曲」は演奏時間1時間にも及ぶ大
曲で、R.シュトラウスばりの華麗な管弦楽法により、悲痛かつ美しい音楽で
満たされていることからスークの最高傑作とも呼ばれています。内容的には、
どうしても耐えられないような力に苦しめられる物語であるけれども、同時
にまた、それを克服し、安堵と希望を捜し求める物語という面を併せ持って
いることも見逃せません。
2007年4月6日の聖金曜日にルドルフィヌムで、マッケラスが指揮したスーク
の「アスラエル交響曲」の演奏は、初演からちょうど100年目にあたるもので
した。若かりしマッケラスは60年ほど前に、スークの親友だった巨匠ターリ
ヒから初めて「アスラエル交響曲」について聞かされたそうですが、後年に
なって、マッケラスは愛娘の死に遭遇したのちに、まったく違った角度で作
品を捉えたと打ち明けています。このように、おおきな心境の変化を経て臨
んだマッケラスと、巨匠を敬愛する名門チェコ・フィルとの顔合わせだけに
万全の内容が期待されるところです。
最後に、マッケラス&チェコ・フィルによる「アスラエル交響曲」はかつて
リリースされたことのない音源とのことですので、その意味でも大きな話題
を提供するものとおもわれます。





<Onyx>
ONYX 4069 2枚組 \3250
ハイドン:弦楽四重奏曲集Op.33《ロシア四重奏曲集》 ――
弦楽四重奏曲第37番ロ短調Op.33-1
弦楽四重奏曲第38番変ホ長調Op.33-2《冗談》
弦楽四重奏曲第39番ハ長調Op.33-3《鳥》
弦楽四重奏曲第40番変ロ長調Op.33-4
弦楽四重奏曲第41番ト長調Op.33-5《ご機嫌いかが》
弦楽四重奏曲第42番ニ長調Op.33-6
ボロディン・クヮルテット〔ルーベン・アハロニアン(第1ヴァイオリン)、
アンドレイ・アブラメンコフ(第2ヴァイオリン)、イーゴル・ナイディン
(ヴィオラ)、ウラディミール・バルシン(チェロ)〕
1778年から1781年にかけて作曲が行われ、後にロシア皇帝となるパーヴェル・
ペトローヴィチ大公(パーヴェルI世)に献呈された「弦楽四重奏曲集Op.33」。
モーツァルトに大きな影響を与え、ハイドン自身も弦楽四重奏の作曲技法を
確立したとされる「ロシア四重奏曲集」は、ハイドンの弦楽四重奏のターニ
ング・ポイントとなった重要作である。
1944年秋に結成されたロシアの弦楽四重奏の"魂"ボロディン・クヮルテット
は、逝去したベルリンスキーの後継としてバルシンが加わり新時代に突入!
ドゥビンスキー、ベルリンスキー、バルシャイ、シェバリーン、コペルマン
たちが築いてきた歴史を受け継ぐ新生ボロディン・クヮルテット。新時代の
到来を告げるハイドンの登場です!





<EMI CLASSICS>
CDSW-6316392(CD+DVD) \1750
ユンディ・リ/ライヴ・イン北京
CD
ショパン:
1.アンダンテ・スピアナート
2.華麗なる大ポロネーズ
3.ソナタ第2番
4.4つのマズルカ 作品33
5.夜想曲変ロ短調 作品9の1
6.夜想曲変ホ長調 作品9の2
7.夜想曲嬰ヘ長調 作品15の2
8.ポロネーズ変イ長調 作品53「英雄」
9.王健中/編:仁光:彩雲追月
10.ショパン:練習曲ハ短調 作品12の12「革命」
DVD
ショパン:
1.夜想曲変ロ短調 作品9の1
2.夜想曲変ホ長調 作品9の2
3.夜想曲嬰ヘ長調 作品15の2
4.夜想曲変ニ長調 作品27の2
5.夜想曲ハ短調 作品48の1
6.アンダンテ・スピアナート
7.華麗なる大ポロネーズ
8.4つのマズルカ 作品33
9.ソナタ第2番
10.ポロネーズ変イ長調 作品53「英雄」
11.王健中/編:仁光:彩雲追月
12.ショパン:練習曲ハ短調 作品12の12「革命」
ブリリアント・ボックス 20Pブックレット
昨年6月北京のナショナル・センターで行われたユンディのライヴ演奏をCDと
DVDににまとめたスペシャル感あふれるセット。
2000年のショパン・コンクールで史上最年少、中国出身者として初の優勝を勝
ち得たユンディの最新パフォーマンス録音、録画。愛するショパン作品に集中
して取り組むユンディの魅力があふれています。

CDCW-9476392 \1650
1.グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 作品8
2.バルトーク:ソナタ(ソロ・ヴァリオリンのための) BB124,Sz.117
3.リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 作品18
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
ミハイル・リフィッツ(ピアノ)
ジュエル・ケース 16Pブックレット
ムターの秘蔵っ子、ノウルェー出身のヴィルデ・フラング。その傑出した音楽
表現力は鍛え抜かれた名技性や音楽性とともに注目されています。
22歳でのデビュー録音となった「シベリウス&プロコフィエフ:ヴァイオリン
協奏曲」(CDC-6844132)については「音楽がとても優しく、とても親密に、と
ても抒情的」(フィナンシャル・タイムズ)と評価され、フラングのメンターで
ある、ムターの若き日と比較され期待されています。3月上旬に来日公演を果
たすフラングはその実演、そしてそのヴィジュアルでも日本の聴衆を魅了し
そうです。



<EMI GERMANY>
CZS-0964642 6枚組 \2250
メンデルスゾーン:合唱作品エディション(初回生産限定盤)
デュッセルドルフ楽友協会のために残したメンデルスゾーンの傑作合唱作品
を縁のデュッセルドルフの合唱団が演奏した録音コレクション
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 
20Pブックレット(独語/英語表記)
CD1&2
オラトリオ「聖パウロ」 作品36
CD3&4
オラトリオ「エリヤ」 作品70
CD5
交響曲第2番変ロ長調 作品52「賛歌」
CD6
1.4つの聖なるカンタータ
2.詩篇42
以上 ヘレン・ドナート、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、
ハンナ・シュヴァルツ
ヴェルナー・ホルヴェーグ、コルネリア・カリッシュ、
クリスティナ・ラーキ、白井光子、
ペーター・ザイフェルト 他
州立デュッセルドルフ楽友協会合唱団、シュトゥットガルト室内合唱団、
ロンドン交響合唱団
デュッセルドルフ交響楽団、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴュルテンベルグ室内管弦楽団、
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ、
フリーダー・ベルニウス、リチャード・ヒコックス指揮



<MELODIYA>
※既にご案内済みの商品もございますが、価格変更(値下げ)もありますので
再度ご案内いたします。既にご注文をいただいているものも、新価格での
ご提供となります。

MELCD 1001787 \1550
ロシアの演奏芸術 
20世紀の伝説 ミハイル・アレクサンドロヴィチ(1917-2002)
バッハ(1685-1750)/グノー(1818-1893):アヴェ・マリア(*)
ハイドン(1732-1809):オラトリオ「天地創造」から ウリエルのアリア
モーツァルト(1756-1791):どうか、詮索しないでくれ(アリア)K.420
メユール(1763-1817):
オペラ「エジプトのヨセフ」第1幕 から ヨセフのアリア
ストラデッラ(1644-1682):あなたは私のため息
ジョルダーニ(1730-1806):カロ・ミオ・ベン
グルック(1714-1787):オペラ「パリスとヘレナ」第1幕 から アリア
ロッシーニ(1792-1686):スターバト・マーテル から アリア
ドニゼッティ(1797-1848):オペラ「愛の妙薬」から ネモリーノのアリア(+)
ダルゴムイシスキー(1813-1869):オペラ「ルサルカ(水の精)」から アリア(#)
ミハイル・アレクサンドロヴィチ(テノール)
ナタリア・グレーエワ(オルガン(*、無印)
オリガ・エルデーリ(ハープ(*))
モスクワ放送交響楽団(+/#)
レオニード・ピアティゴルスキー(指揮(+))
A・コワーレフ(指揮(#))
録音:1962年(*、無印)、1955年(+)、1952年(#)

MELCD 1001748 \1550
ロシアの演奏芸術 20世紀の伝説 ボリス・ゴリトシテイン(1922-1987)
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン協奏曲ニ短調(1822)(*)
ユーリー・コニュス(1869-1942):ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64(+)
オスカル・フェリツマン(1921-):ヴァイオリン協奏曲ホ短調(1962)(#)
ボリス・ゴリトシテイン[ゴルトシュタイン](ヴァイオリン)
モスクワ音楽院室内管弦楽団(*)
ミハイル・テリアン(指揮(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(+))
ソヴィエト国立交響楽団(#)
ナタン・ラフリン(指揮(#))
録音:1968年(*)/1962年(+/#)

MELCD 1001749 \1550
ロシアの演奏芸術 20世紀の伝説 アレクサンドル・ヨヘレス(1912-1978)
シューベルト(1797-1828):
アダージョ ホ長調 D.612/メヌエット イ長調 D.334
メヌエット ホ長調 D.335/メヌエット嬰ハ短調 D.600
10のエコセーズ; D.145、299、421、697、735、781、977 から
アレグレット ハ短調 D.900, D.348(アレクサンドル・ヨヘレス校訂)
シューマン(1810-1856):
劇付随音楽「マンフレッド」Op.115 より 2つの断章; 木立ちの影,
高山の妖精
(アレクサンドル・ヨヘレス編曲)
4つのピアノ曲(スケルツォ、ジグ、ロマンスと小フーガ)Op.32
ペダル・ピアノのための4つのスケッチ Op.58
クララ・ヴィークの主題による即興曲 Op.5
アレクサンドル・ヨヘレス(ピアノ)
録音:1960年代

MELCD 1001753 \1550
ロシアの演奏芸術 20世紀の伝説 ヤコフ・スロボトキン(1920-)
ドヴォルジャーク(1841-1904):チェロ協奏曲変ロ短調 Op.104(*)
グラズノフ(1865-1936):スペインのセレナード Op.20 No.2(+)
チャイコフスキー(1840-1893):ロココ風の主題による変奏曲イ長調 Op.33(#)
ヤコフ・スロボトキン(チェロ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
I・グズマン(指揮(*))
ラジオ放送委員会小管弦楽団(+)
A・コワーレフ(指揮(+))
ルーマニア放送交響楽団(#)
T・ニヤジ(指揮(#))
録音:データ未詳

MELCD 1001754 5枚組 \3750
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲集
第1番ト短調「冬の日の幻想」Op.13/第2番ハ短調 Op.17
第3番ニ長調 Op.29/第4番ヘ短調 Op.36
第5番ホ短調 Op.64/第6番ロ短調「悲愴」Op.74
モスクワ放送交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1972、1974年

MELCD 1001760 \1550
ヴャチェスラフ・アルチョーモフ(1940-):レクイエム(1988)
インナ・ポリャンスカヤ、リューボフィ・シャルニーナ、
エレーナ・ブリュリョーワ(ソプラノ)
アレクセイ・マルティノフ(テノール)
ミハイル・ランスコイ(バリトン)
アンドレイ・アゾフスキー(ボーイソプラノ)
オレグ・ヤンチェンコ(オルガン)
アレクサンドル・スヴェシニコフ記念モスクワ合唱学校少年合唱団
ヴィクトル・ポポフ(合唱指揮)
カウナス国立合唱団
ペトラス・ビンギャリス(合唱指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・キタエンコ(指揮)
録音:1989年

MELCD 1001775 2枚組 \2980
ダルゴムイシスキー(1813-1869):オペラ「ルサルカ(水の精)」(1856)
イワン・コズロフスキー(テノール:公爵)
ヴェロニカ・ボリセンコ(メゾソプラノ:公爵夫人)
アレクセイ・クリフチェニア(バス:粉屋)
エフゲーニャ・スモレンスカヤ(ソプラノ:ナターシャ[ルサルカ])
マルガリータ・ミグラウ(ソプラノ:オリガ)
イワン・スコプツォフ(バス:仲人)
ヴェーラ・トゥマノワ(ソプラノ:小さな水の精)
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:データ未詳

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11-01 No.18-1

2011年01月21日 19時32分09秒 | Weblog
<CHALLENGE CLASSICS>
CC72382 \2080
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 作品78「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品100
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108
F.A.E.ソナタのためのスケルツォ
リナス・ロス(ヴァイオリン)
ホセ・ガラルド(ピアノ)
リナス・ロスは幼少の頃からその才能を注目され、ドイツ国内の青少年コンク
ールながらその実績が国際的に評価されるJugend Musiziert で優勝。その後
もザハール・ブロン(リューベック音楽大学)、アナ・チュマチェンコ(チュー
リヒ音楽大学、ミュンヘン音楽大学)各氏に師事し、在学中にはアンネ=ゾフィ
ー・ムターとその財団から支援を受けた注目すべき才能です。
ソリストとしても、シュトゥットガルト国立歌劇場管弦楽団、ヴュルテンベル
ク室内管弦楽団、ベルン交響楽団、SWR放送交響楽団、ベルリン放送交響楽団、
ロイヤル・リバプール管弦楽団、ウィーン及びケルン室内管弦楽団、アルブレ
ヒト、ブロムシュテット、ボレイコ、ガフィガン、ヘンヒェン、ホーネック、
アヌ・タリ、ヴィットなどの著名な指揮者・オーケストラと共演。2006年の
デビューCDはドイツ国内を中心に高く評価されています。
満を持して、チャレンジ・クラシックスに録音したのはブラームスのソナタ全
曲。早くもドイツ国内の紙上で高い評価を獲得しています。

CC72514 2枚組 \2700(2枚組)
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
オランダ放送合唱団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
シャルロット・マルジョーノ(ソプラノ)
ヴィンソン・コール(テノール)
トーマス・クヴァストホフ(バリトン)
ヤコ・フイペン(バス)
*ライナーノートはオランダ語のみ。
本音源は1999年にライブ録音された、オランダ放送フィル、放送合唱団、そし
てオランダが誇る世界的指揮者ハイティンクが、4人の強力なソリスト陣を迎
えて行ったベルリオーズの傑作の演奏の初CD化です。
現在、オランダは新政府の緊縮財政によって、国内のオーケストラはそれぞれ、
大幅な予算カットやその存続が危ぶまれている状況です。国営放送傘下のオラ
ンダ放送フィルもその例外ではなく、様々な方法で状況の改善を訴えています。
オランダのクラシック音楽文化発展の重要なプラットホームであるオーケスト
ラを守るべく、オランダ出身の指揮者陣も協力を惜しまず、本CDもハイティン
ク氏の協力のもと、CD化が実現しました。オランダ放送フィルは、ハイティン
クが音楽家として、又指揮者としてそのキャリアをスタートした重要なオーケ
ストラであり、その愛情や信頼関係が充実した音楽的成果としてここに結実し
ています。
ヨーロッパ内では、現在ハイティンクだけでなく、アシュケナージをはじめ著
名なアーティストたちが、この状況を打開し、オランダのクラシック音楽文化
を守るために様々な広報活動を行っています。

CC72362(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ベートーヴェン:
Disc1
弦楽四重奏曲 ヘ長調 作品59-1
弦楽四重奏曲 ホ短調 作品59-2
Disc2
弦楽四重奏曲 ハ長調 作品59-3「ラズモフスキー」
弦楽四重奏曲 ハ長調 作品29
ヴェロニカ・クイケン(第1ヴァイオリン)
シギスヴァルト・クイケン(第2ヴァイオリン)
サラ・クイケン(ヴィオラ)、ヴィーラント・クイケン(チェロ)
マルレーン・ティエルス(ヴィオラ)*Op.29のみ
古楽器界の巨匠の一人であり、ラ・プティットバンドを率いるシギスヴァルト、
世界屈指のビオラ・ダ・ガンバ奏者でありチェリストのヴィーラントという世
界的名声を誇るオールド・ジェネレーションと、ヴェロニカやサラなどのヤン
グ・ジェネレーションの活躍も目覚しい世界有数の音楽一家、クイケン・ファ
ミリー。通常は古楽器を使用しての演奏が多い彼らですが、今回は、「円熟期
のベートーヴェンによるこれらの作品では、必ずしも古楽器で演奏する必然性
はない」として、モダン楽器を使用しての演奏になります。
「ラズモフスキー」の作曲時期は、ベートーヴェンがこよなく愛したヴァイオ
リニストであるイグナツ・フォン・シュパンツィクが、最初期の職業弦楽四重
奏団を結成し、活動を始めた頃でした。それまで弦楽四重奏というのはより個
人的な楽しみとしての意味合いが濃く、シュパンツィクのために、つまりより
公衆演奏会を想定して作曲することで、ベートーヴェンはこの編成の可能性の
地平を限りなく広げることになりました。
「ベートーヴェンの作品18の6つの弦楽四重奏曲と『ラズモフスキー』の作曲
時期がたった5年しか離れていないということは驚くべきことです。ハイドン
の書法に依拠していた作品18との関連で、音楽はより抽象的になっています。
弦楽四重奏曲というのは、最も抽象的な編成として存在していなければならな
いのです。この編成を通じて、作曲家というのは調性の本質にその身を埋め、
抽象性を模索するのです。完全に平等である4つの声部と具体的な意味性がほ
とんどない中で、ベートーヴェンは崇高な構造物を作り上げました。この音楽
の中で起きることは、絶対的本質なのです。ベートーヴェンはこの作品59に
よって音楽の完全に新しい時代を切り開きました。…」
(クイケン、ライナーノートより)
20年の伝統を誇るクイケン弦楽四重奏団によるこの録音は、他の誰にもできな
い究極のアンサンブルを披露します。


CC72311(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」
シギスヴァルト・クイケン
ラ・プティット・バンド
ソリスト:ゲルリンデ・ゼーマン、マリー・クイケン、
アレッサンドロ・カルミニャーニ、ジャン・フランソワ・ロンバール、
ファビオ・フルナーリ、ジョゼッペ・マレット、フルヴィオ・ベッティーニ、
マルコ・スカヴァッツァ、パオロ・コスタ、ヴァルター・テストリン
モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」はミサ曲「イエスが話してい
るちょうどその時」と共に1610年に出版されました。この版はモンテヴェル
ディがカトリックの礼拝のために作曲した音楽で最初の重要なものです。この
「祈り」の作曲経緯については不確かなことがたくさんあります。実際に、こ
の作品は、一つの完結・一貫した作品を作るという目的であれば、おそらく
一緒に構成しないような多種多様な作品を集めているものといえます。例えば、
2つのマニフィカトが並列しており、どちらか一つを演奏者が選択しなければ
ならないのです。
この種の音楽の演奏方法は、たとえ一般的な慣習の範囲内であったとしても、
その時代の中で様々に異なっていました。しかし、この1610年版の中でモンテ
ヴェルディは声楽と楽器の編成について具体的な指示をたくさんしており、
その場合、選択の余地は制限されることになります。この録音で、私はそれら
の指示に完全に従うことにしました。その結果いくつかの楽器はほとんど使用
しなかったとしても、むしろそれによって各部分毎に、相当な独立性を示唆し
ているように思われます。声楽部分はそれ故に一つのパートに対して一人のソ
リストという独唱による編成となり、10人のソリストがそれぞれに、一定の
個々の役を担います。対位法的な部分で各パートを二重や三重にした合唱によ
る演奏ももちろん可能でしょう。ただ、楽譜上モンテヴェルディは独唱による
編成を指示しており、私の考えでは、よりはっきりとした個別の表現が可能と
なるのです。
楽器編成について作曲家の指示に従うと、多くの部分がオルガンのみによる
伴奏になります。中には正確な楽器の組み合わせを指示する部分もあります
が、それ以外はただ、「楽器で」又は「お好みの楽器で」と大まかに指示し
ているだけで、このように指示されることで、演奏家が自分で決断しなけれ
ばならず、その決断は各時代の精神を完全に反映するものであるのです。
(シギスヴァルト・クイケン、ライナーノートより)



<Glossa>
GCD 922504 \2300
ピアノ・エ・フォルテ - 1730年頃のメディチ家の音楽 ――
ジュスティーニ:
ソナタ第1番、ソナタ第3番より アンダンテ, マ・ノン・プレスト
A・スカルラッティ:アリエッタ/ビッティ:ソナタ第7番
バルサンティ:ソナタ第4番/ヴェラチーニ:ソナタ第4番
A・マルチェッロ:
セレナータ・アド・イレーネ、ソナタ第8番より アダージョ、
リポーゾ・ディ・クローリ
マリア・クリスティーナ・キール(ソプラノ)、
エドアルド・トルビアネッリ(ピアノフォルテ)、
キアラ・バンキーニ(ヴァイオリン)、マルク・アンタイ(トラヴェルソ)、
レベッカ・ルソー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ダニエレ・カミニティ(テオルボ&アーチリュート)
メディチ家に仕えていた楽器製作者バルトロメオ・クリストフォリ(1655-1731)
が完成させた"ピアノフォルテ(クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォ
ルテ)"。
トルビアネッリやバンキーニ、アンタイといった古楽界の名匠たちが、この"ピ
アノフォルテ"のために作曲されたジュスティーニの「ソナタ」などの作品を
通じて、ピアノフォルテの歴史の原点、メディチ家に響いた音楽を最高の演奏
で伝えてくれることだろう!
録音:2009年11月、アルレスハイム改革派教会(スイス)

GCD 922506 \2300
ブレシャネッロ:協奏曲、シンフォニアと序曲 ――
シンフォニア ヘ長調/協奏曲ト短調/協奏曲ホ短調/序曲ト短調
シンフォニア ニ長調/協奏曲変ロ長調/シャコンヌ イ長調
ダヴィド・プランティエ(ヴァイオリン&指揮)、
ヴァーツラフ・ルクス(チェンバロ&指揮)、
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル
18世紀前半のドイツでエーベルハルト・ルートヴィヒ大公、カール・オイゲン
公に重用されたイタリア生まれの音楽家ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャ
ネッロ(1690-1758)。
ブレシャネッロの生い立ちや音楽は失われてしまっている部分が多いものの、
当時のドイツの権力者たちを魅了したその作品には、ヴィヴァルディの模倣、
ドイツの伝統的手法、ギャラント様式からの影響などが見られる。
ヴァイオリニストとしても高名だったブレシャネッロの音楽。ラ・チェトラの
コンサートマスター、ダヴィド・プランティエの妙技と牽引力に注目!
録音:2002年9月、ゼーヴェン・カトリック教会(スイス)
Harmonia Mundi France原盤

GCD 922505 \2300
十字架 - 13&14世紀パリのイースターの音楽 ――
Breves dies hominis/Estampie I/Quis tibi Christe meritas
Homo, vide quo per te patior/Clavus pungens acumine
A sinu patris mittitur/Planctus ante nescia/Cruci Domini
Crux penitentie / PORTARE/Crux, de te volo conqueri/Estampie II
Stabat iuxta Christi crucem/Vineam meam plantavi/Adam novus
Surgit Christus cum tropheo/Victime paschali laudes/Nota
Resurgentis domini/Mors vite propitia
アンサンブル・ペレグリナ〔アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネット
(ヴォーカル&ハープ)、ケリー・ランデルキン(ヴォーカル)、
ロレンツァ・ドナディーニ(ヴォーカル)、バティスト・ロマン
(ヴィエール&レベック〕
スイスのバーゼルを拠点に活躍する女流奏者のみの古楽演奏団体、アンサン
ブル・ペレグリナがグロッサ初登場!
中世の世俗音楽と宗教音楽を専門とするアンサンブル・ペレグリナが取り上げ
てきたのは、中世フランス、ノートルダム楽派のモノフォニーとポリフォニー。
バーゼル・スコラ・カントルムで学び、研鑽を積んだアンサンブル・ペレグリ
ナの神秘的な演奏が、中世フランス音楽の魅力を引き出します。
録音:2010年6月、ハイリゲ・クロイツ教会
(ビンニンゲン-ボットミンゲン/スイス)

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11-01 No.18-2

2011年01月21日 19時31分43秒 | Weblog
<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 678047 \2450
ヴァイオリン名演奏集
ヴィエニャフスキ:カプリース/クライスラー:ウィーン風狂詩的小幻想曲
バッツィーニ:妖精の踊りOp.25
パガニーニ:
パイジェルロの「水車屋の娘」より「うつろな心」による序奏と変奏曲Op.38、
24の奇想曲Op.1より第1番、第5番
ワックスマン:カルメン幻想曲/サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20
マヌエル・マリア・ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ
チャーリー・シーム(Vln)
Caroline jaya-Ratnam(pf)

WARNER 2564 679409 2枚組 \1350
ヴェルディ:オペラ作品集
ナブッコ、リゴレット、シモン・ボッカネグラ、マクベス、トロヴァトーレ、
仮面舞踏会、オテロ、椿姫、運命の力、ドンカルロ、シチリア島の夕べの祈り、
レニャーノの戦い、アイーダより
ヴァリアスアーティスツ

WARNER 2564 679465 2枚組 \2450
グラズノフ:協奏曲全集
ヴァイオリン協奏曲Op.82、瞑想曲Op.32
イチェル・バートン・パイン(Vln)、
吟遊詩人の歌、コンチェルト・バラータOp.108
ウェン=シン・ヤン(Vc)
ピアノ協奏曲第1番、第2番
アレクサンダー・ロマノフスキー(pf)
サクソフォン協奏曲Op.109
Marc Chisson(Sax)
夢Op.24
アレクセイ・セロフ(Hrn)
ホセ・セレブリエール指揮
ロシア国立管弦楽団

WARNER 2564 676059 \1050
Night of LOVE
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ、パルジファルより二重唱曲
ヴァルトラウト・マイアー(MSop)
ジークフリート・イェルザレム(Ten)
ダニエル・バレンボイム指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団


●WARNER Opera series Vol.8
WARNER 2564 676915 3枚組 \3500
グノー:歌劇「ファウスト」
ジェリー・ハドリー、チェチーリア・ガスディア(Sop)
サミュエル・レイミー(Bs)スザンヌ・メンツァー(MSop)
ブリギッテ・ファスベンダー(MSop)
カルロ・リッツィ指揮
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団、他

WARNER 2564 677016 2枚組 \2450
ヘンデル:歌劇「ガウラのアマディージ」
ナタリー・シュトゥッツマン(Alt)ジェニファー・スミス(Sop)
ベルナルダ・フィンク(Alt)パスカル・ベルタン(C-T)
マルク・ミンコフスキ指揮、ルーヴル宮音楽隊、他

WARNER 2564 677013 2枚組 \2450
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
ヴァルトラウト・マイアー(Sop)デボラ・ポラスキ(Sop)
ファルク・シュトルックマン(Br)アレッサンドラ・マーク(Sop)
ヨハン・ボータ(Ten)
ダニエル・バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリン、他

WARNER 2564 677007 3枚組 \3500
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」
フルッチョ・フルラネット(Bs)マッティ・サルミネン(Bs)
レッラ・クベルリ(Sop)ウヴェ・ハイルマン(Ten)
ヴァルトラウト・マイアー(MSop)ミケーレ・ペルトゥージ(Bs)
ジョアン・ロジャース(Sop)
ダニエル・バレンボイム指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、他

WARNER 2564 677005 2枚組 \2450
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」
ラウール・ヒメネス(Ten)ジェニファー・ラーモア(MSop)
バルバラ・フリットリ(Sop)アレッサンドロ・コルベッリ(Br
)ホーカン・ハーゲゴード(Br)ウルバン・マルムベルク(Br)
ヘスス・ロペス=コボス指揮、ローザンヌ室内管弦楽団、他


●WARNER APEX series
WARNER 2564 677174 \680
ドビュッシー:
海、牧神の午後への変奏曲、サックスとオーケストラのためのラプソディ
ラヴェル:ラ・ヴァルス、ボレロ
クルト・マズア指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック

WARNER 2564 677172 \680
バリトンとバスによるオペラの中の二重唱曲集
チマローザ:秘密の結婚より
ドニゼッティ:ドン・パスクワーレ、マリーノ・ファリエロより
ベッリーニ:清教徒より
ヴェルディ:アッティラ、ドン・カルロ、シモン・ボッカネグラ、
一日だけの王様より
トーマス・ハンプソン(Br)サミュエル・レイミー(Bs)
ミゲル・ゴメス=マルティネス指揮、ミュンヘン放送管弦楽団

WARNER 2564 676585 \680
ラフマニノフ:晩祷
モーリーン・フォレスター(Alt)ジーン・タッカー(Ten)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮、ワシントン合唱芸術協会

WARNER 2564 677176 \680
ブラームス:ドイツレクイエム
ジャネット・ウィリアムズ(Sop)トーマス・ハンプソン(Br)
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団

WARNER 2564 677168 2枚組 \1050
ヴェルディ:レクイエム
アレッサンドラ・マーク(Sop)ヴァルトラウト・マイアー(MSop)
プラシド・ドミンゴ(Ten)フェルッチオ・フルラネット(Bs)
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団


●WARNER DVD
WARNER 2564 675699(DVD-Video) \3500
ジョン・サザーランド(Sop)オペラ名場面集

WARNER 5186 594842(DVD-Video) \3500
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」
演出・振付:マシュー・ボーン





<ディスク クラシカ ジャパン>
DCJA-21017 \2500
「献呈」
この道、かやの木山の、中国地方の子守歌、からたちの花、
鐘が鳴ります(以上山田耕筰)
むこうむこう、悲しくなったときは(以上中田喜直)
都忘れの花に寄す(加藤由美子)
オンブラ・マイ・フ(ヘンデル)/私の愛する人の(ドナウディ)
愛してる、愛してない-花占い(マスカーニ)/郷愁、海の詩(以上チマーラ)
ある晴れた日に-歌劇「蝶々夫人」より、
歌に生き恋に生き-歌劇「トスカ」より(以上プッチーニ)
わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)
ツェツィーリエ、献呈、明日の朝(以上R.シュトラウス)
2010年録音
桑田葉子(ソプラノ) 甲山紀子(ピアノ)
楽劇《ワルキューレ》でブリュンヒルデを演じたという経歴は、まさに歌い手
としての勲章そのものであろう。大オーケストラを超えて響き渡る声だからこ
そ、この大役で確たる成果を収めた彼女。持ち声の豊麗なる美感は言うまでも
ない。しかし、今回のアルバムで桑田の表現を貫く個性とは、実は彼女のもう
一つの美点たる「たおやかさ」である。このソプラノならではの深い歌心を
じっくりと聴き取って頂こう。
岸 純信/ライナーノートより

DCJA-21019 \3000
福井敬、日本を歌う。
落葉松(小林秀雄)/荒城の月(滝 廉太郎)
秋の月、鐘が鳴ります、待ちぼうけ、かやの木山の (以上山田耕筰)
出船(杉山長谷夫)/宵待草(多忠亮)/城ヶ島の雨(梁田貞)/初恋(越谷達之助)
野の羊(服部正)/さくら横ちょう(別宮貞雄)/悲しくなったときは(中田喜直)
ひぐらし、紫陽花(以上 團 伊玖磨)
恋のかくれんぼ、ぽつねん、死んだ男の残したものは、小さな空
(以上 武満徹)/見上げてごらん夜の星を(いずみたく)
2010年録音
福井敬(テノール) 谷池重紬子(ピアノ)
福井さんのお陰で、日本歌曲のよさを再認識することができ、自分の世界がま
た一つ増えました。CDができたことで、この世界をたっぷり堪能できるとは、
なんて幸せなことでしょう。
(江川 紹子)




<FLORESTAN>
FLCP-21011 \2800
夕べの歌 Abendrot
【収録曲目】
1. スカラムーシュOp.53-2(ボザ)
2. コラール・ヴァリエ(ダンディ)
3. パントマイム(スパーク)
4. 子供の夢(イザーイ)
5. 幻想小曲集Op.73(シューマン)
6. コッペリウスの歌Op.30-11(シュミット)
7. ソナタ 変ホ長調Op.120-2(ブラームス)
8. 夕べの歌Op.85-12(シューマン)
新井靖志(サクソフォン)
トルヴェール・クヮルテットのメンバー、新井靖志の久々のソロ・アルバム。
ロマン溢れる甘美な音色で歌う旋律は絶品。
小柳美奈子の好サポートの聴きもの。




<deutsche harmonia mundi>
8869782216-2 \1600
ジョアン・バティスタ&ジョゼプ(ホセ)・プラ兄弟:
オーボエ協奏曲ト長調Op.4-4
2つのオーボエとファゴットのための協奏曲ニ長調Op.4-1
オーボエ協奏曲変ロ長調Op.4-3
オーボエと2つのホルンのための協奏曲Op.4-5
2つのオーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ 変ホ長調
(ボーナス・トラック)
アルフレード・ベルナルディーニ(Ob), パオロ・グラッツィ(Ob)
アンサンブル・ゼフィロ
ジョアン・バティスタ・プラ(1720-1773)&ジョゼプ(ホセ)・プラ(1728-1762)
兄弟は、スペインはカタロニアに生れ、パドヴァ、シュトゥットガルト、
ブリュッセル、パリ、ロンドンなどで、オーボエ奏者および作曲家として活躍
し名声を馳せていました。ジョゼプの死後、ジョアンはリスボンで、オーボエ
及びファゴット奏者として活躍しました。後期バロックから初期古典派様式で
ロココ様式を伴った彼らの作風は、スペイン風というよりは洗練された爽やか
なJ・C・バッハ風に感じるかもしれません。現在では、彼らの作品を聴くこと
のできる盤は数少ないようですが、以前SONYからランパルによる協奏曲集も発
売されていました。
アンサンブル・ゼフィロの音楽は、リーダーのベルナルディーニの温かい音色
と表情の豊かなオーボエ、はじくような弦、粗野なホルンの音色、軽快で速い
テンポなど、これらの協奏曲の生命感を引き出すことの要素を十分満たしてい
ます。また、様々にちりばめられている即興的な装飾音などは、他の演奏で聴
きなれない、独特の躍動感を旋律の中に織り込む巧みなテクニックは、ここで
も遺憾なく発揮されています。
アンサンブル・ゼフィロは、1989年、ヨーロッパ屈指のバロック・オーケスト
ラのメンバーとして活動したバロック・オーボエ奏者アルフレード・ベルナル
ディーニとパオロ・グラッツィ、バロック・ファゴット奏者アルベルト・グラ
ッツィの3人により、ピリオド木管楽器を中心とする音楽集団として結成。神の
名前にちなんでゼフィロと名づけられました。以来、ゼフィロはヨーロッパの
主要な音楽祭をはじめ各国で演奏を続け、聴衆からもマスコミからも賞賛を得
ています。また、ゼレンカのソナタ全曲、モーツァルトの木管合奏曲(アスト
レ・レーベル)のレコーディでグラン・プリ・デュ・ディスク(ディアパゾン)
など数々の国際賞を受賞し、世界一の古楽器管楽器演奏と評価されています。
2005年に初来日、2011年1月に再来日し、その演奏は今までに無い遊び心たっ
ぷりなものです。なお、演奏曲によって編成やその大きさは変わるため、この
盤では「Zefiro Orchestra」となっています。
[録音] 2008年12月4-7日 Sala delle Capriate (デジタル:セッション)

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11-01 No.17-1

2011年01月20日 20時38分23秒 | Weblog
★WARNER DAS ALTE WERK セール★
3月中旬までの特価セールを行ないます。
対象商品は当店HPにございます。お取り寄せに時間がかかるものもございます
ので、お早めにご検討下さい。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/daw2011.html

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<EMI CLASSICS>
●EMI MASTERS
EMIクラシックスの主力カタログ・シリーズ'EMI MASTERS'の第3回発売20点を
ご案内します。いずれも定評高い名盤揃い、価格もお手ごろなお薦めシリーズ
です。

CDMW-9187252 \750
マーラー:交響曲第9番ニ長調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・バルビローリ指揮
録音:1964年1月 イエス・キリスト教会、ベルリン
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CMSW-9187022 3枚組 \1500
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
1.ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15
録音:1967年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品19
録音:1967年11月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD2
1.ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37
録音:1967年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン 
2.ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58
録音:1967年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD3
1.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」
録音:1967年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.幻想曲ハ短調(ピアノ、合唱&管弦楽のための) 作品80
w/ジョン・オールディス合唱団
録音:1967年11月&1968年6月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、オットー・クレンペラー指揮
マルチパック 20Pブックレット

CDMW-9187092 \750
ベルリオーズ:
1.幻想交響曲 作品14 
w/フランス放送国立管弦楽団
録音:1959年11月、12月 サル・ワグラム、パリ
2.海賊 作品2
w/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958年11月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
「トロイア人の人びと」-
3.(第1幕)トロイア人の行進曲
w/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
4.(第4幕)王の狩と雷雨
w/ビーチャム合唱協会、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年3月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 トマス・ビーチャム指揮

CDMW-9187412 \750
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」全曲
シュターツカペレ・ドレスデン
パーヴォ・ベルグルンド指揮
録音:1978年3月 ルカ教会、ドレスデン
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187442 \750
シュトラウス:ワルツ集&ポルカ集
ヨハン・シュトラウスII:
1.美しく、青きドナウ(ワルツ) 作品314
2.シャンペン・ポルカ 作品211
3.ウィーンの森の物語(ワルツ) 作品325
4.狩にて(ポルカ) 作品373
以上 録音:1971年5月 レドイテンザール、ホーフブルク、ウィーン
5.「ヴェネツィアの一夜」-序曲
録音:1972年10月 ツィマーインガーホーフ、ウィーン
6.エドゥアルト・シュトラウス:テープは切られた 作品45
録音:1971年5月 レドイテンザール、ホーフブルク、ウィーン
ヨハン・シュトラウスII:
7.ウィーン気質(ワルツ) 作品354
8.新ピッツィカート・ポルカ 作品449
以上 録音:1972年5月 ツィマーインガーホーフ、ウィーン
9.芸術家の生涯(ワルツ) 作品316
録音:1972年10月 ツィマーインガーホーフ、ウィーン
10.ヨハン・シュトラウスI:溜め息(ギャロップ) 作品9
録音:1971年5月 レドイテンザール、ホーフブルク、ウィーン
11.ヨハン・シュトラウスII:皇帝円舞曲 作品437
録音:1972年5月 ツィマーインガーホーフ、ウィーン
12.ヨハン・シュトラウスI:ラデツキー行進曲 作品228
録音:1971年5月 レドイテンザール、ホーフブルク、ウィーン
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
ヴィリ・ボスコフスキー指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CMSW-9187182 2枚組 \1050
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」(全曲)
フロレンス・クィーヴァー(メゾ・ソプラノ)、ジョン・エイラー(テナー)、
サミュエル・ラミー(バス)、キャスリーン・バトル(ソプラノ)
エルマー・アイセラー・シンガーズ、トロント・メンデルスゾーン合唱団
トロント交響楽団
アンドルー・デイヴィス指揮
録音:1987年7月 US
ブリリアント・ボックス 20Pブックレット

CDMW-9187232 \750
リスト:
1.リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S178 
2.リスト:調性のないバガテル
3.ベルク:ピアノ・ソナタ 作品1
4.バルトーク:ソナタ(1926)SZ80
録音:1989年2月、5月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
5.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 作品83
録音:1991年3月 バタワース・ホール、ウォーウィック・アーツ・センター、
ウォーウィック大学
以上 ピーター・ドノホー(ピアノ)
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187342 \750
ロッシーニ:オペラ序曲集
1.「絹のはしご」-序曲
録音:1959年11月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.「ブルスキーノ氏」-序曲
録音:1956年10月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
3.「タンクレディ」-序曲
録音:1964年4月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
4.「アルジェのイタリア女」-序曲
5.「セビーリャの理髪師」-序曲
録音:1959年6月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
6.「シンデレラ」-序曲
7.「泥棒かささぎ」-序曲
録音:1964年4月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
8.「セミラーミデ」-序曲
9.「ヴィルヘルム・テル」-序曲
録音:1962年12月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
以上 フィルハーモニア管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187372 \750
シューベルト:冬の旅 D.911(全24曲)
トマス・ハンプソン(バリトン)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
録音:1997年3月 バヴァリア音楽スタジオ、ミュンヘン
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CMSW-9187452 2枚組 \1050
リヒャルト・シュトラウス:管弦楽曲集
1.ツァラトゥストラはこう語った
録音:1971年9月 ルカ教会、ドレスデン
2.ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら 作品28
3.死と変容 作品24
4.「サロメ」-7つのヴェールの踊り」
録音:1970年6月 ルカ教会、ドレスデン
CD2
1.ドン・ファン 作品20
録音:1970年6月 ルカ教会、ドレスデン
2.英雄の生涯 作品40
w/ペーター・ミリング(ソロ・ヴァイオリン)
録音:1970年3月 ルカ教会、ドレスデン
3.「ばらの騎士」 作品59-ワルツ・シークエンス
録音:1973年6月 ルカ教会、ドレスデン
以上 シュターツカペレ・ドレスデン
ルドルフ・ケンペ指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CDMW-9187332 \750
キングズ・カレッジ合唱団/ルネサンスの傑作合唱曲集
1.タリス:イエス、この世の救い主よ
デイヴィッド・ウィルコックス指揮
録音:2008年7月 キングズ・カレッジ・チャペル、ケンブリッジ
2.アッレグリ:ミゼレーレ
w/ティモシー・ビーズリー=マレイ、ジェラルド・フィンリィ
スティーヴン・クローベリー指揮
録音:1983年7月 キングズ・カレッジ・チャペル、ケンブリッジ
3.モンテヴェルディ:祝福されし聖母マリアのための晩課
w/エリー・アメリング、ノーマ・バロウズ(ソプラノ)、
チャールズ・ブレット(カウンター・
テナー)、ロバート・ティアー、アンソニー・ロルフ・ジョンソン、
マーティン・ヒル(テナー)
ピーター・ナップ、ジョン・ノーブル(バリトン)
アーリー・ミュージック・コンソート・オブ・ロンドン、
フィリップ・レッジャー指揮
録音:1975年7月、8月 キングズ・カレッジ・チャペル、ケンブリッジ
以上 ケンブリッジ、キングズ・カレッジ合唱団
ジュエル・ケース 20Pブックレット

CMSW-9186942 2枚組 \1050
バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232
アグネス・ギーベル(ソプラノ)、
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ニコライ・ゲッダ(テナー)、ヘルマン・プライ(バリトン)、
フランツ・クラス(バス)
BBC合唱団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー指揮
録音:1967年10月、11月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
ブリリアント・ボックス 20Pブックレット

CMSW-9187112 2枚組 \1050
ブラームス:
CD1
1.ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15
w/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
録音:1991年12月 アビイ・ロード・スタジオ、ロンドン
2.アルトのための2つの歌 作品91
w/アン・マレイ(アルト)、今井信子(ヴィオラ)
録音:1992年3月 アビイ・ロード・スタジオ、ロンドン
CD2
1.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品83
w/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
録音:1993年12月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.低音のための5つのリート 作品105
w/アン・マレイ(アルト)
録音:1994年1月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
ブリリアント・ボックス 20Pブックレット

CDMW-9187012 \750
マリナー、アカデミー室内/バロック傑作集
1.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV1048
録音:1985年11月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」-聖霊の踊り
3.ヘンデル:「メサイア」-パストラール・シンフォニー
4.ヘンデル:「べレニーチェ」-ミニュエット
5.ヘンデル:「ソロモン」-シンフォニー
6.バッハ:「カンタータ第208番」-羊は安らかに草を食み
以上 録音:1983年6月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
7.パッヘルベル:カノン ニ長調
8.アルビノーニ:アダージョ ト短調
9.テレマン:組曲-レジュイサンス
録音:1973年10月 アビイ・ロード・第1スタジオ、ロンドン
10.ヘンデル:水上の音楽(抜粋)(3曲)
録音:1988年6月、7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
11.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068
録音:1984年11月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 アカデミー室内管弦楽団
ネヴィル・マリナー指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187552 \750
ヴィヴァルディ:
1.マニフィカート ト短調 RV611(編:マリピエロ)
2.グローリア ニ長調 RV589
テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)、
ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ(メゾ・ソプラノ)
ニュー・フィルハーモニア合唱団&管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
録音:1976年10月、11月&1977年6月 キングズウェイ・ホール&
アビイ・ロード第1スタジオ ロンドン
ジュエル・ケース 20Pブックレット 

CDMW-9187002 \750
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
1.ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV1042
録音:1971年7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン 
2.協奏曲(ヴァイオリンと弦楽合奏のための)ト短調 BWV1056
録音:1971年7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン 
3.ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV1041
録音:1974年5月、7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
4.2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043
w/ピンカス・ズーカーマン(ヴァリオリン)
録音:1971年7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン 
以上 イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
イギリス室内管弦楽団、ダニエル・バレンボイム指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187532 \750
チャイコフスキー:三大バレエ-ハイライツ
1.「白鳥の湖」 作品20-抜粋(7曲)
録音:1976年5月、6月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.「眠りの森の美女」 作品66-抜粋(7曲)
録音:1974年4月、5月、6月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
3.「くるみ割り人形」 作品71-抜粋(8曲)
録音:1972年5月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
以上 ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9187242 \750
レーヴェ:バラード集
1.海を行くオーディン 作品118
2.エドワード 作品1の1
3.オーロフ氏 作品2の2
4.詩人トム 作品135
5.水の精 作品129の2
6.魔王 作品1の3
7.鳥刺しハインリヒ 作品56の1
8.アーチボルド・ダグラス 作品128
9.高貴な騎士、オイゲン公 作品92
10.時計 作品123の3
11.エルヴェルスの頂き 作品3の2
12.Harald 作品45の1
13.エバーシュタイン男爵 作品9 第6部第5曲
14.歩き回る鐘 作品20の3 
トマス・クヴァショトホフ(バス)、ノーマン・シェトラー(ピアノ)
録音:1989年5月 ラントガーストホーフェス・ザール、
リーエン・バイ・バーゼル、スイス
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CMSW-9187262 3枚組 \1500
1.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 作品23
ラフマニノフ:
2.ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18
w/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
録音:1990年12月 フィルハーモニー・ホール、レニングラード
CD2
1.ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30
2.パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
w/サンクト・ペテルスブルグ・フィルハーモニー管弦楽団、
マリス・ヤンソンス指揮
録音:1992年9月 フィルハーモニー・ホール、サンクト・ペテルスブルグ
CD3
1.ピアノ協奏曲第4番ト短調 作品40
2.ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 作品1
w/サンクト・ペテルスブルグ・フィルハーモニー管弦楽団、
マリス・ヤンソンス指揮
録音:1993年9月 フィルハーモニー・ホール、サンクト・ペテルスブルグ
以上 ミハイル・ルディ(ピアノ)
マルチパック 12Pブックレット

CDMW-9187352 \750
シューベルト:
1.交響曲第8番ロ短調 D759「未完成」
録音:1975年1月 フィルハーモニー、ベルリン
2.交響曲第9番ハ長調 D955「グレート」
録音:1977年6月 フィルハーモニー、ベルリン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

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11-01 No.17-2

2011年01月20日 20時38分00秒 | Weblog
<ARTHAUS DVD>
101342(Blu-ray) \1050
ヴェルディ:
椿姫(日本語字幕付き)、その他 70分 26作品のハイライト集収録
演奏:ヴィオレッタ・ヴァレリー・・・アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
アルフレード・ジェルモン・・・ラモン・ヴァルガス(テノール)
ジョルジョ・ジェルモン・・・ロベルト・フロンターリ(バリトン)
フローラ・ベルヴォワ・・・ナターシャ・ペトリンスキ(メゾ・ソプラノ)
アンニーナ・・・ティジアーナ・トラモンティ(ソプラノ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
ロリン・マゼール
ライヴ収録:2007年、ミラノ・スカラ座
字幕:英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・日本語
現在最高の歌姫ゲオルギューの扮するヴィオレッタ。彼女をその幅広い体と愛
で包み込むヴァルガス扮するアルフレード。意地悪に見えても、息子への愛溢
れるフロンターリ扮する父ジェルモン。正攻法の演出。華麗な舞踏会の場面、
愛に満ちた隠れ家、悲しい末期の寝室。全曲を支配する三拍子のリズムを執拗
に刻み続けるマゼールの棒。全てにおいて納得の行く最高の舞台をお届けいた
します。
既発売の101344と同内容の映像、ブックレットは簡便なものとなります。



<cpo>
777465-2 \2450
クルクハルト(1847-1902):作品集
1.ヴァイオリン協奏曲 Op.68 ニ長調/2.交響曲第3番 Op.37 ニ長調
ミリアム・チョップ(ヴァイオリン)
デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団
ゴロー・ベルク(指揮)
偉大なるブラームスとブルックナー。この2つの山脈の影にひっそりとそびえ
るクルクハルトの音楽です。彼はザクセンの一都市ケーテンに生まれ、15歳の
時にデッサウに引っ越します。その翌年ピアニストとしてデビューし、1867年
からは指揮者として活動を始めます。若き頃は、フランツ・リストに認められ、
ワーグナーからも強く影響を受けていたのですが、後にその派閥から離れ、ど
ちらかというとシューベルト、シューマンよりの作風を愛するようになり、伝
統的な形式を遵守した音楽へと推移していきます。木管五重奏曲やチェロ協奏
曲などは、今までにも僅かに聴く機会がありましたが、このアルバムではヴァ
イオリン協奏曲と交響曲第3番という珍しい曲が収録されています。ヴァイオ
リニスト、チョップがこの曲の大ファンとのこと。共感溢れる演奏が楽しめ
ます。

777386-2 2枚組 \4900
テレマン(1681-1760):隊長の音楽 1738年 TVWV 15:11
CD1.オラトリオ/ CD2.セレナータ
演奏:ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)
コルネリア・ザムエリス(アルトヤン・コボウ(テノール)
インモ・シュレーダー(テノール)/エッケハルト・エーベル(バス・バリトン)
グレゴール・フィンケ(バス)/ライニッシェ・カントライ
ダス・クライネ・コンチェルト
ヘルマン・マックス(指揮)
歴史的にも、ハンザ同盟の一員として富裕な有力都市のひとつであったハンブ
ルクは、1410年、1510年、1618年と三度神聖ローマ皇帝から自由都市の特権を
与えられ、自治権を獲得維持しており、17世紀のハンブルクは当時の中都市の
中では、比較的安全で平和な都市でした。しかし、中世からの確執が絶えない
デーン人(デンマークの前身)や、海から襲ってくる海賊たちなど、常に外敵に
さらされていることも事実。そんなハンブルクの市民たちは、自ら自警団を結
成し、外敵から身を守る努力を怠りませんでした。そんな自警団をまとめる隊
長は市民から尊敬され、その激務を労うため、祝宴を催したのです。そんな時
のためにテレマンが 1738年に書いた作品集です。

777526-2 \2450
C.シュターミッツ(1745-1801):交響曲集
1.交響曲ニ短調 Op.15-3(Kai24)/2.交響曲変ホ長調(Kai38)
3.交響曲ホ短調 Op.15-2(Kai23)/4.交響曲ヘ長調「狩り」 (Kai34)
ラルテ・デル・モンド
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
チェコに生まれ、ドイツへと移ったマンハイム楽派の大家、カール・シュター
ミッツの交響曲集です。彼は父ヨハンから音楽の手ほどきを受け、1762年から
はマンハイムの宮廷楽団のメンバーとなり活躍、その後ヴァイオリニストとし
てヨーロッパ中を演奏旅行しました。以前は「管楽器曲の作曲家」として認知
されていましたが、作品の掘り起こしが進むにつれて、交響曲や協奏交響曲を
発展させた功績が認められるようになりました。全部で51曲あると言われる
交響曲は、どれも規則正しく、明朗活発な音楽です。

777336-2 \1700
モリーク(1802-1869):弦楽四重奏曲集第3集
1.弦楽四重奏曲第1番ト長調 Op.16/2.弦楽四重奏曲第2番ハ短調 Op.17
演奏:マンハイム弦楽四重奏団
古典派とロマン派の橋渡しを担ったモリークの弦楽四重奏曲の第3集です。こ
の盤に収録されているのは第1番と第2番。ちょっと聴くとハイドン風?とも言
える第1番の冒頭の魅力的な旋律からこの独特な世界にはまることでしょう。
第2番はうってかわって悲劇的な開始が印象的です。快活な第2楽章、美しい
第3楽章、そしてシューベルト風とも言える終楽章。これはなかなか名曲です。
第1集 777149-2、第2集 777276-2も発売中です。

777517-2 \1700
ヴァインベルク(1919-1996):ピアノ作品集
1.子どもの手帳第1集 Op.16/2.子どもの手帳第2集 Op.19
3.子どもの手帳第3集 Op.23/4.ピアノ・ソナタ第1番 Op.5
エリザベータ・ブルーミナ(ピアノ)
チェロの作品などで最近めきめき知名度を上げている作曲家、ヴァインベルク
のピアノ作品集です。彼は20歳の時に最初のピアノ・ソナタを作曲しましたが、
それは若者の作品としては恐ろしいまでの完成度を持ち、情緒的な深さと音楽
的な成熟を宿したものでした。このアルバムでその才能を感じてみてください。
3冊からなる「子どものための手帳」は1944年から45年にかけて作曲されたも
ので、彼の12歳の娘、ビクトリアに捧げられています。古今東西の「子どもの
ために」書かれた曲集を凌駕する内容を持ち、技術的な難易度は(それほど)高
くなくとも、内容の充実度はばっちり。聴いているだけでも楽しいちょっと
ムソルグスキーを思わせる曲集です。

777527-2(SACD-Hybrid) \2950
W.F.バッハ(1710-1784):オルガン作品全集
1.幻想曲(Falck 19)/2.8つのフーガ(Falck 31, 1-8)
3.7つのコラール前奏曲(Falck 38, 1-4)/4.フーガ(Falck 37)
5.フーガ (Falck 33)/6.フーガ(Falck 32)
7.7つのコラール前奏曲(Falck 38, 5-7)/8.幻想曲(Falck 15)
フリードヘルム・フランメ(オルガン)
ドイツアレクザンドリ・アインベックムエンスター教会、
ヒッレブラント・オルガン
2010年はヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの生誕 300年の記念年でした。
彼は J.S.バッハの長男として生まれたものの、あまりにも溺愛され過ぎて、
その才能を存分に発揮することができなかったと言われています。某大な数の
作品を残しましたが、生前は人気が低かったためか出版されることもほとんど
なく、またその作風も統一性がないことで知られていましたが、最近では逆に、
その自由さが人気を呼んでいるという不思議な人でもあります。このアルバム
では、そんな彼のオルガン曲を全て収録。生きていた時代からは取り残されよ
うとも、天才は健在だったという証明です。名オルガニスト、フランメの演奏
で。




<TOCCATA CLASSIKS>
TOCC-0048 \2450
ガードナー(1917-):金管楽器とオルガンのための音楽集
1.結婚式の繁栄 Op.162/2.復活祭の幻想 Op.232
3-11.金管五重奏のための主題と変奏 Op.7
12-16.オルガンのための5つの踊り Op.179
17-20.モンテヴェルディの主題による教会ソナタ Op.136
21-23.世俗ソナタ Op.117
※Op.7と Op.136以外初録音
ポール・アーキバルド(トランペット)…17-23/コスモポリタン・ブラス
スティーブン・キング(オルガン)…1.2.12-23
クリス・ガードナー(指揮)…1.2.21-23
録音 2010年1月29日…21-23, 2010年1月30日…12-15,
2010年2月12日…1-11, 2010年6月25日…16-20ブレントウッド教会
金管楽器とオルガン。考えただけでも神々しい響きが頭に浮かびます。トラッ
ク1から聴いてみてください。まさに期待を裏切らない荘厳で華々しい音の洪
水です。使われているメロディはおなじみのフィリップ・ニコライ作曲のコラ
ールですが(バッハの「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」で使われている曲)少し
ずつ現代的な和声に変貌していく様子は、やはり現代の作曲家の手による作品
であることを認識させてくれるのではないでしょうか。この作曲家ガードナー
はマンチェスター出身で、ウェリントン大学とオックスフォード大学で学び、
軍楽隊長時代に構想を練った「交響曲第1番」(NAXOS 8.570406に収録)がバル
ビローリに見出されたことで、作曲家としての活動を始めた人です。合唱曲を
多く書いていますが、他にも他ジャンルに渡る映画音楽ばりのスペクタキュラ
ーな音楽を作ることで知られています。

TOCC-0070 \2450
アルカン(1813-1888):2台ピアノと連弾のための作品全集
1.ベネディクトゥス Op.54(R.スマレイによる 2台ピアノ編 )
2-5.ルターのコラール「神はわがやぐら」による即興曲 Op.69
(R.スマレイによる2台ピアノ編 )
6.サルタレッロ Op.47…連弾
7-14.「ドン・ジョバンニ」による4手連弾のための幻想曲 Op.26
15-17.3つの行進曲 Op.40…連弾
18.ボンバルド・カリヨン…足鍵盤付きピアノ、もしくは連弾
19.終曲 Op.17…連弾
ゴールドストーン&クレンモウ(ピアノ・デュオ)
録音 2008年10月…2台ピアノ ,
2009年11月…連弾イギリスリンカーンシャー、聖ジョン・パプテスト教会
※トラック 19でごく短い音飛び(原盤に起因する)が発生することがございま
す。了承の上、お求めいただけますようお願い申し上げます。
「ピアノの鉄人」シャルル=ヴァランタン・アルカンのピアノ曲は、愛好家の
間でもかなり人気を博していますが、2台ピアノや連弾のための作品まではな
かなか聴く機会に恵まれるものではありません。とは言え、ここでの付番は
若干作品目録との差異もありますし、収録されているのは大半が連弾で、2台
ピアノのための作品は校正の作曲家による編曲ものではありますが、鬱陶しい
までの音の多さはさすがアルカン。ピアノの88鍵(176鍵)をフルに使っている
であろう重厚な響きが思う存分楽しめます。トラック 18の「ボンバルド・カ
リヨン」もユニークな曲で、何も考えずに聞くと「アルカンなのに、あまり音
の動きが派手でないな」と思うのですが、実は足鍵盤付きピアノのための作
品!本当は足で弾くのでしょう。納得の1曲です。トラック19のノリの良さも
魅力です。

TOCC-0108 \2450
ベートーヴェン(1770-1827):ヴィオラとピアノのための編曲集第1集
1.ヴィオラ・ソナタイ長調断章
2-4.ホルン・ソナタ Op.17(P.シルヴァートーンによるヴィオラ編)
5-11.ノットゥルノ Op.42(カール・クサヴァー・クラインハインツによるヴィ
オラ編 )
12-17.大二重奏曲変ホ長調 Op.20
(七重奏曲より F.ヘルマン編、P.シルヴァートーン改編 )
※1-4.12-17…初録音
ポール・シルヴァートーン(ヴィオラ)
デヴィッド・オウエン・ノリス(ピアノ)
録音 2009年6月23-26日フェランドゥ
これもまた、TOCCATAレーベルならではの「珍盤」と言えそうです。ベートー
ヴェンの室内楽作品をヴィオラで弾いてみるという試みです。ホルン・ソナタ
あたりは「なるほどね」感たっぷりですが、七重奏曲を編曲した「大二重奏
曲」などは、まさにびっくりの逸品です。この曲を最初に編曲したヘルマンは
1828年に生まれ1907年に没した音楽家です。音の過不足ない編曲は神業とも言
える域に達しており、この編成で聴く不自由さは一切感じません。本来、弦楽
三重奏のための「ノットゥルノ」を編曲したクラインハインツは1765年に生ま
れ、1832年に没したベートーヴェンと同世代の作曲家。当時の上流家庭では、
このように交響曲や室内楽、歌劇などを家庭でも演奏しやすいように編曲した
ヴァージョンが大人気でした。枯れた音色が魅力のシルヴァートーンの使用楽
器は 1620年製のアマティで、ピアノは 1865年頃制作のブリュメルです。

TOCC-0118 \2450
エルンスト(1812-1865):ヴァイオリンとピアノのための作品全集第1集
1-2.マイヤーベーアの「プロフェテ」による華麗なる幻想曲 Op.24
3-4.2つの夜想曲 Op.8
5-30.ヴェニスの謝肉祭(カンツォネッタ「私の愛する母さん」によるヴァリ
エーション・ブルレスケ)
31-32.2つのサロン風の曲/33-39.ドイツ風の主題による変奏曲
40-42.オベロンの主題によるドイツ風ロンド/43.ロンド・パパゲーノ
※33-40…初録音、 5-30・・・全曲初録音
シェルバン・ルプー(ヴァイオリン)/イアン・ホブソン(ピアノ)
録音 2010年4月2.3.5.7日イリノイ大学フォーリンガー・グレート・ホール
ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンストはベルリオーズ、ショパン、リストた
ちと同世代のロマン派の作曲家です。モラヴィアで生まれ、9歳からヴァイオ
リンを始め、14歳の時にパガニーニの演奏を聴いて超絶技巧の喜びに目覚めま
す。パガニーニの曲を耳コピし、本人の目の前で「ネル・コル・ピウ変奏曲」
を演奏し、彼を驚愕させたという伝説もある人で、その作品もまたパガニーニ
を思わせる華麗で演奏困難なものばかりです。彼の最も知られた作品は、この
盤にも収録されている「ヴェニスの謝肉祭による変奏曲」で、彼自身もこの曲
を演奏し、ヨーロッパ中を感嘆させたと言われています。1952年ブカレスト生
まれのヴァイオリニスト、ルプーの演奏は技巧を全面に押し出すというよりも、
曲の叙情性を重視した味のある演奏が魅力です。

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11-01 No.16-1

2011年01月20日 20時37分37秒 | Weblog
<Decca>
74 3416(DVD-Video) 2枚組 \6450
ロッシーニ:歌劇《アルミーダ》全3幕
本編: 171分(opera)
+ボーナス映像: 12分(デボラ・ウ゛ォーイトが案内するMetの舞台裏)
字幕:英・仏・独・西・中
ルネ・フレミング(ソプラノ) 
ローレンス・ブラウンリー(テノール) ジョン・オズボーン(テノール) 
コビー・ヴァン・レンズブルグ(テノール) 他 
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:リッカルド・フリッツァ
収録:2010年5月1日 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
十字軍遠征時代を舞台に、男の愛をつなぎとめようとする魔女の怖さとけなげ
な思いを描いたロッシーニの傑作オペラ《アルミーダ》。上演される機会が非
常にまれなこのオペラで魔女役を演じる現代を代表するソプラノ、ルネ・フレ
ミングの熱演や、ロッシーニ作品を得意とするリッカルド・フリッツァのさえ
わたる指揮が見どころです。魅惑的でファンタスティックな話題作が早くも
DVD化です。HDで収録されたこの映像は、全世界の劇場にてMETライヴとしても
上映されています。メトロポリタン歌劇場ではフレミングの誕生日(2/14)に合
わせ、2月18日から《アルミーダ》の再演が始まります。

74 3383(DVD-Video) \3350
フレミング&ホロストフスキー/
ミュージカル・オデッセイ・イン・サンクトペテルブルク
ヴェルディ:《イル・トロヴァトーレ》-二重唱(4幕)
ヴェルディ:《シモン・ボッカネグラ》-二重唱(1幕)
チャイコフスキー:《スペードの女王》-エレツキーのアリア
チャイコフスキー:《皇帝の花嫁》-ナターシャのアリア
チャイコフスキー:《エフゲニー・オネーギン》-最終場
チャイコフスキー:舞踏会で/ドンファンのセレナーデ
ラフマニノフ&メトネル:
夜の静けさに/美しい人よ、私のために歌わないで/春の洪水/冬の夜
本編91分+ボーナス映像23分
字幕:英・仏・独・西(アリア&二重唱部分のみ)
ルネ・フレミング(S)/ドミトリー・ホロストフスキー(Br)
エルミタージュ管弦楽団 指揮:コンスタンチン・オルベリアン
ロシアのスター・バリトン、ホロストフスキーとともにフレミングが、ここに
収録された音楽とも密接なかかわりのある美しき北の都を舞台にアリアと二重
唱を聴かせる贅沢なプログラム。チャイコフスキーとヴェルディのオペラの抜
粋、チャイコフスキー、ラフマニノフ、メトネルの歌曲が披露される合間に、
サンクトペテルブルクの麗しき冬の宮殿、ユスポフ宮殿、アレクサンドル・ネ
フスキー大修道院もクローズアップされ、絢爛な建造物、水との対比が美しい
北の都の映像が目を奪います。《アルミーダ》と合わせて、2/14のフレミング
の誕生日を祝う新譜リリースです。




<DIAPASON>
イタリアDIAPASONが通常流通開始!

DRCD 79 \1980
「ミケランジェリ、1967年プラト・ステレオ・ライヴ」
ショパン:
幻想曲 へ短調op.49/前奏曲 嬰ハ短調op.45/
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調/
マズルカ集
(ヘ短調op. 68-4/嬰ト短調op. 33-1/変ニ長調op. 30-3/嬰へ短調op. 59-3)
バラード第1番ト短調op.23-1/
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズop. 22
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
録音:1967年6月28日 プラト、メタスタシオ劇場ステレオ・ライヴ
レコ芸特選盤!ミケランジェリ・オール・ショパン・リサイタル
当CDは以前、他の輸入業者から限定輸入されたものですが、今回弊社(東武ト
レーディング社)が代理店となり通常流通することとなりました。
イタリアのトスカーナ州、プラトの名門劇場「メタスタシオ劇場」でのライヴ
録音です。ミケランジェリはここで10回のリサイタルを行いました。この録音
は、全盛時のミケランジェリが行ったオール・ショパンのコンサートが楽しめ
るファン待望の1枚です。このCDは元々関係者向けの配布用として作られ、一般
発売はされておりませんでした。音源は2000年にアーカイヴから発見され、ミ
ケランジェリ夫人、ミケランジェリのスタッフによるチェックを受けたうえで
CD化されました。一般発売は2007年でレコード芸術誌でも特選盤に選ばれるな
ど評価が非常に高かったものです。
以前は、限定数量輸入であったため、今では希少盤となっており、今回の通常
流通は非常に喜ばしいことであります。日本語・英語の解説とDIAPASON社長か
らのメッセージ付き。
―許光俊氏による日本語ライナーノートより―
ここでミケランジェリが奏でているのは、私たちがショパンというと連想する
類の音楽とは著しく異なると言うしかないだろう。最初の「幻想曲ヘ短調」の
冒頭からして、リズムの正確さ、明快さが際だつ。北ヨーロッパ的な霧や闇の
雰囲気、あるいは幻想性は微塵もない。ミケランジェリはあらゆる音の響きや
動きを手に取るようにわからせる。音符のひとつひとつが、あたかも地中海の
明るい光に照らされているかのようにくっきりと見える。ハイドンのソナタを
聴いているかのような錯覚すら起こさせよう。とはいえ、注意深く聴くと、
この明るさのうちにも実に微妙、精妙な陰影が施されていることに気づかされ
る。和声的な響きの変化をこれほどまでに明瞭にさらけ出した演奏は、ほとん
ど他にないのではないか。まるでプリズムによって分解された光の七色を見せ
られているようだ。





<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9983 \1980
アンドレイ・パヴロヴィチ・ペトロフ(1930-2006):管弦楽曲集
(1)バレエ「天地創造」組曲第1番
(2)バレエ「天地創造」組曲第3番(1968-1975)
(3)交響的幻想曲「マスターとマルガリータ」(1985)
(4)交響的幻想曲「・・・への告別」(2005)
(1)ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクト・ペテルブルグ・フィル
(2)エドワルド・セーロフ指揮サンクト・ペテルブルグ室内管弦楽団
(3)アレクサンドル・ドミトリエフ指揮サンクト・ペテルブルグ・フィル
(4)マリア・リュドコ(S)、A.チェルヌシェンコ指揮ステート・カペラ交響楽団
録音:(1)1971/(2)1979/(3)1989/(4)2008年
ペトロフは1930年レニングラード生まれの作曲家。ソビエトでは最も早い時期
にジャズを取り入れた作曲家として認識されている。多くのソ連製の映画、バ
レエ、交響楽を作曲しており、レーニン賞、ソビエト連邦人民芸術家の称号な
ど多くの賞を受けている。作風は典型的な社会主義リアリズムといえるが、
ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、カバレフスキーらの様式にジャズが盛
んに取り入れられ、極めて変化に富んでいる。最晩年の《・・・への告別》
(2005)はショスタコーヴィチ、マーラーを思わせるユニークな大作。作曲家は
もはや体制に気を使う必要もなく、大管弦楽にオルガンが加わり、後半はソプ
ラノが入るなど、自由奔放な表現を行っている。《・・・の告別》とは何に対
しての告別なのか、人生の終わりに書いた作品にしてはエネルギーがあふれて
いる。

NF/PMA9984 \1980
アンドレイ・ペトロフ(1930-2006):
弦楽オーケストラへの編曲集(全曲G.コルチマー編)
(1)バレエ音楽《天地創造》組曲(1971)
(2)弦楽四重奏曲弟2番《記憶の深みより》(2002)
(3)忘れられた曲(1987)/(4)ユモレスク(1964)
(5)私はブロードウェイを歩いている-コントラバスと弦楽のためのフォックス
トロット(1998)
(6)ジプシー・ラプソディ-ヴァイオリンと弦楽のための(1958)
(7)オーケストラの新人ヴァイオリニスト-ヴァイオリンと弦楽のための無窮動
(1961)
イリヤ・イオフ(指揮、Vn)
ディヴェルティスマン弦楽オーケストラ
録音:2010年5月サンクト・ペテルブルグ
前述のペトロフのバレエ、室内楽などを弦楽オーケストラに編曲した作品集。
ソビエト崩壊後に書かれた作品は現代性と厳しさを増しており、一聴に値する。
弦楽四重奏曲弟2番《記憶の深みより》(2002)はアルヴォ・ペルト、ヴァスク
スらバルト諸国の作曲家に通じる抒情性を持っている。

NF/PMA9985 \1980
プロコフィエフ:バレエ《シンデレラ》より4つの小品Op.97(1943)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番Op.82(1940)
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番Op.36(1913-1931)
ゴドフスキー:J.シュトラウスの「こうもり」の主題による交響的変容
ヴィヴィアン・チェ(Pf)
録音:2009年2月サンクト・ペテルブルグ
ヴィヴィアン・チェは1992年シドニーで行われたモーストリー・モーツァルト
・フェスティヴァルでデビュー以来、世界で活躍する韓国人若手。ユーディナ
国際コンクール優勝を始め数多くのコンクールに上位入賞を果たしている。
透明な音色と強靭なタッチ、うねるような音楽性など注目の才能である。特に
ロシア音楽を得意とし、超絶技巧の作品も一点の音色のにごりもなく軽々と弾
ききる。




<MUSIC&ARTS>
M&ACD 1247 2枚組 \3960
「ヴィジョンズ」
ブゾーニ:3つのアルバムの一葉
フリン(b.1937):私たちの内側の命を垣間見る
フィニシー(b.1946):バッハ風後置詩
ブゾーニ:インディアン日誌 第1巻/ブロッホ:幻影と予言
カルロ・グランテ(ピアノ)
イタリアの技巧派ピアニスト、カルロ・グランテの弾く20世紀、21世紀のピア
ノ作品集。ジョージ・フリン(1937-)はシカゴのデポール大学の作曲科主任教
授を長く務めている作曲家。「私たちの内側の命を垣間見る」は2000年から
2001年に作曲された、1分にも満たない曲から17分を越す曲まで9曲からなる
作品で、1時間に迫る大作。マイケル・フィニシー(1946-)は英国の作曲家。
「バッハ風後置詩」は2000年の作。全5時間半という「音による写真史」の
第8部に含まれる一曲。

M&ACD 1248 \1980
「パウル・バドゥラ=スコダ ショパンを弾く」
ショパン:
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/マズルカ 嬰ハ短調Op.63-3
マズルカ イ短調 Op.68-2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4
練習曲 変イ長調 Op.25-1/幻想曲 ヘ短調 Op.49
ポロネーズ 変イ長調 Op.61 「幻想ポロネーズ」
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
録音:1971、1972、1975年
ウィーンの名ピアニスト、バドゥラ=スコダ(1927-)が1970年代に録音した
ショパンの録音を集めたもの。バドゥラ=スコダは1950年代のWESTMINSTER
録音でショパンのOp.10とOp.25の練習曲、2つのピアノ協奏曲を録音していた
が、その後の録音は少ないので、これらは貴重な録音である。

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11-01 No.16-2

2011年01月20日 20時37分19秒 | Weblog
<NEWPORT CLASSICS>
NPD85690 \1980
「ハレー彗星」-マーク・トウェインの朗読と関係する音楽集
フェリックス・クレーマー:マーク・トウェイン・マズルカ(1880)
L.M.ゴッチョーク:グロテスク・ファンタジー「バンジョー」(1855)
オシップ・ガブリロウィッチュ:小セレナーデ第1番(1897)
ブライド・ブーン(編):私の神は近い(1912)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「悲愴」ハ短調Op.13(1799)
ブラインド・トム:暴風雨(1865)、シンクロ・ギャロップ(1865)、
マナッサスの戦闘(1866)
フランツ・シューベルト:即興曲Op.142-No.2
(曲間にマーク・トウェインの著作やトウェインに関する朗読が入る)
ジョン・デイヴィス(Pf,朗読)
録音:2010年
2010年はハックルベリーやトム・ソーヤで有名なマーク・トウェイン没後100
年、生誕175年であり、それを記念して制作されたディスク。マーク・トウェ
インが生まれた年、ハレー彗星がやって来ており、後年本人は「自分はハレー
彗星と共にやって来てハレー彗星と共に去ってゆくだろう」と人々に語ってい
たが、その言葉通り1910年の再接近の際に世を去っている。彼は音楽に親しみ、
自らもピアノを嗜んだ。このCDには彼の愛した音楽と彼と親交のあった音楽家
の作品が収められている。逃亡奴隷の家に生まれ、黒人で盲目ながらもラグ・
タイムのピアニスト・作曲家として大成した伝説的人物ブラインド・ブーン
はトウェインとも親交があり、彼の作品も収められている。ブラインド・ブー
ンの再評価に尽力したピアニスト、ジョン・デイヴィスが演奏の合間にマーク
・トウェインに関係した人々の証言や著作の引用を朗読している(ブラインド
・ブーンのみの作品集はNPD 85678)。




<GEGA NEW>
GD 357 \1850
「フリーメーソンの作曲家による音楽」
ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ ハ長調
ラモー:メヌエット,タンブラン
J.C.バッハ:アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ,
チェロ・ソナタ ニ長調
ハイドン:アダージョ,メヌエット
モーツァルト:アンダンティーノ
リスト:愛の夢,天からいらしたあなた
ガーシュイン:「ポーギーとベス」から2曲
ヴェンツェスラフ・ニコロフ(チェロ)
ルジカ・チャラクチエヴァ(ピアノ)
録音:2010年4、5月ブルガリア放送スタジオ、DDD、69'37
ブルガリアを代表するチェリスト、ヴェンツェスラフ・ニコロフが様々な作曲
家の作品を弾いている。CDのタイトルは「フリーメーソンの作曲家による音楽」
で、いずれの作曲家もフリーメーソンとの関与が噂される人物だが、あまりこ
だわらずとも音楽的に楽しめる内容になっている。

GD 359 \1850
「ミンチョ・ミンチェフ-ヴァイオリン・リサイタル」
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
パンチョ・ヴラディゲロフ:ソング、ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」
ミンチョ・ミンチェフ(Vn)、
マリーナ・カピタノヴァ(Pf)
制作:2010年
ミンチョ・ミンチェフは1970年のパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに
第1位なしの第2位入賞者(前年度の優勝者はクレーメル)。その後ソリストとし
てマリナー、グローヴズ、レナード・スラットキン、エリオット・ガーディナ
ーらと共演、ゲオルギエヴァやルセフといったブルガリアの著名ヴァイオリニ
ストの師でもある。最近ではあまり聴かれなくなった一時代前のおおらかなカ
ンタービレ、たっぷりとしたヴィブラートが巨匠の風格を感じさせる。

GD 354 \1850
「ブルガリア国立放送児童合唱団創立50周年記念コンサート」
わが親愛なる母(T.ポポフ編)/若い娘(タネフ)
春のワルツ(スラバコフ編)/流浪の民(シューマン)
歌劇《蝶々夫人》から(プッチーニ)
歌劇《エフゲニー・オネーギン》から(チャイコフスキー)
歌劇《マリア・ストゥルダ》から合唱(ドニゼッティ)
セレナード(シューベルト)/ほか全20曲
フリスト・ネデャルコフ指揮
ブルガリア国立放送児童合唱団、
S.アナニエフスカ(Pf)、S.ガラボヴァ(Pf)
制作:2010年
1960年3月に結成され、今年創立50周年を迎えたブルガリア国立放送児童合唱団
の記念公演ライブ。民謡の編曲から歌劇の児童合唱、ブルガりアの作曲家の
作品ありとヴァラエティに富んでいる。アンサンブルの水準が極めて高い。い
わゆるブルガリアン・ヴォイスではなく通常の発声法だが、ソリストの歌唱法
に独特の民族的なメリスマティックな歌いまわし(つまりコブシ)が味わい深い。





<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA 6036 4枚組 \5940
「ユッシ・ビョルリンク 放送演奏会1937-1960」
シューベルト:シルヴィアに(英語)/マスネ:「マノン」-目を閉じると
フォスター:金髪のジェニー/フロトー:「マルタ」-夢のように(イタリア語)
ハワード・バーロウ(指揮)ファイアストーン管弦楽団
1945年11月19日、ヴォイス・オブ・ファイアストーン
ロンバーグ:「五月の時」-覚えているかい?/ギール:君だけに
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」-あの音は…
エレノア・スティーバー(ソプラノ)、
ハワード・バーロウ(指揮)ファイアストーン管弦楽団
1946年1月21日、ヴォイス・オブ・ファイアストーン
グリーグ:君を愛す/ゴダール:ジョスランの子守歌(英語)
ダルドロ:ビコーズ
ハーバート:「パット姫」-ナポリの愛の歌
ハワード・バーロウ(指揮)ファイアストーン管弦楽団、
1946年3月25日、ヴォイス・オブ・ファイアストーン
グノー:「ファウスト」-この清らかな住まい
ペッテション=ベリエル:菩提樹の陰の乙女
アルテン:祝福の地よ/ツアーズ:我が母
フリッツ・ライナー(指揮)フォード交響楽団、
1946年5月12日、フォード・サンデー・イヴニング・アワー
プッチーニ:「ボエーム」-ああ愛らしい娘
リチア・アルバネーゼ(ソプラノ)、
カール・クリッツ(指揮)サンフランシスコ歌劇場管弦楽団
1949年9月25日(ライヴ)
レオンカヴァッロ:「道化師」-衣装を着けろ
1951年2月16日、ウィ・ザ・ピープル
プッチーニ:「ボエーム」-冷たい手,ああ愛らしい娘
マスネ:「マノン」-消え去れ、優しい面影よ
グノー:「ロメオとジュリエット」- 結婚の夜
アンナ=リサ・ビョルリンク(ソプラノ)、
ガエターノ・メローラ(指揮)サンフランシスコ歌劇場管
1949年10月23日、スタンダード・アワー
ポンキエッリ:「ジョコンダ」-空と海/トスティ:暁は光から闇を分け
プッチーニ:「トスカ」-星は光ぬ
グノー:「ロメオとジュリエット」- 結婚の夜
ビドゥ・サヤン(ソプラノ)、
ガエターノ・メローラ(指揮)サンフランシスコ歌劇場管弦楽団
1951年9月30日、スタンダード・アワー
セーデルマン:魔法の湖/アルヴェーン:森は眠る
ラングストレム:トリスタンの死/
トスティ:暁は光から闇を分け/ペッテション=ベリエル:菩提樹の陰の乙女
ジェイムズ・W.キリアン(ピアノ) 1949年4月11日、カーネギーホール
レオンカヴァッロ:朝の歌/ラフマニノフ:リラの花(英語)
モーガン:クロリンダ/マスネ:「マノン」-消え去れ、優しい面影よ
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ベル・テレフォン管弦楽団、1948年3月15日、ベル・テレフォン・アワー
シューベルト:セレナード/ハーバート:「パット姫」-ナポリの愛の歌
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」-母さん、この酒は強いね
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ベル・テレフォン管弦楽団、1949年4月4日、ベル・テレフォン・アワー
R.シュトラウス:セレナード/フォスター:金髪のジェニー
プッチーニ:「ボエーム」-冷たい手
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)ベル・テレフォン管弦楽団、
1949年11月7日、ベル・テレフォン・アワー
マイヤベーア:「アフリカの女」-おお楽園よ(イタリア語)
ラフマニノフ:密かな夜のしじまの中で(英語)/R.シュトラウス:献呈
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」-五月の晴れた日のように
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ベル・テレフォン管弦楽団、1950年10月23日、ベル・テレフォン・アワー
マスネ:「マノン」-目を閉じると
ペッテション=ベリエル:菩提樹の陰の乙女
ギール:君だけに/プッチーニ:「マノン・レスコー」-見たことのない美人
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ベル・テレフォン管弦楽団、1951年1月8日、ベル・テレフォン・アワー
プッチーニ:「ボエーム」第1幕から
レナータ・テバルディ(S ミミ)、
マックス・ルドルフ(指揮)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
1956年1月30日、プロデューサーズ・ショーケース
プッチーニ:「トスカ」-妙なる調和
マイヤベーア:「アフリカの女」-おお楽園よ(イタリア語)
ヴェルディ:「運命の力」-この厳かな時に
グノー:「ファウスト」-清らかな天使(ビョルリンクのみスウェーデン語)
グレイス・ムーア(ソプラノ)、ドナルド・ディクソン(バリトン)、
エルノ・ラペー(指揮)
ゼネラルモーターズ交響楽団、
1937年12月5日、ゼネラルモーターズ・コンサート
レオンカヴァッロ:「道化師」-衣装を着けろ
ヴェルディ:「アイーダ」-清きアイーダ/
グローヴァー:トラリーのバラ
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ベル・テレフォン管弦楽団、1951年3月12日、ベル・テレフォン・アワー
ゴダール:ジョスランの子守歌(英語)
ニルス・グレヴィリウス(指揮)ストックホルム演奏会協会管弦楽団、
1949年8月11日、HMV未発表録音
ワーグナー:「ローエングリーン」-遥かな国から(スウェーデン語)
ペッテション=ベリエル:暗い森を一人歩く時/ヌードクヴィスト:海で
アダン:クリスマスの賛美歌(スウェーデン語)
ハリー・エバート(ピアノ) 1954年12月20日
セーデルマン:魔法の湖/アルテン:祝福の地よ
ミレッカー:「乞食学生」-僕にはお金が無いが(スウェーデン語)
ハリー・エバート(ピアノ) 1952年5月25日、スカンセンでの野外コンサート
アルヴェーン:君に憧れ
チャイコフスキー:
「エフゲニー・オネーギン」-私の青春はどこに行ってしまったのだ
ワーグナー:「ローエングリーン」-遥かな国から(スウェーデン語)
ニルス・グレヴィリウス(指揮)イェーテボリ交響楽団
1960年8月5日、イェーテボリ・コンサートホール
20世紀半ばの偉大なテノール、ビョルリンク(1911-1960)の様々な放送録音を
CD4枚に集めたもの。しかもただ音楽を抜き出しただけでなく、番組のオープ
ニング、エンディング、曲間のアナウンスなどを盛り込み、極力当時の放送の
雰囲気を再現しているのが大きな特徴である。半世紀の時を越えて、ビョルリ
ンクのラジオ番組を聞いている気分にさせてくれる。フリッツ・ライナーが
伴奏指揮の珍しい録音も含まれている。1960年のイェーテボリ録音は、残され
たビョルリンク最後の録音で、このおよそ一ヵ月後の9月9日に心臓発作で亡く
なった。もちろんビョルリンクの美声はどの歌でも天下一品。オペラからの
アリア、重唱はもちろんのこと、お国もののスウェーデンの作曲家の歌曲、
またフォスター、ロンバーグ、ハーバートといった米国の作曲家の作品まで、
いずれも素晴らしいものである。



<URANIA-WIDESCREEN COLLECTION>
WS121.109 2枚組 \1450
ロッシーニ:歌劇「オリー伯爵」
フアン・オンシーナ
ジャネット・シンクレア
イアン・ウォーレス
ミシェル・ルー
モニカ・シンクレア
サーリ・バルバシュ
ヴィットリオ・グイ指揮
グラインドボーン音楽祭管弦楽団、合唱団  1956年

WS121.110 2枚組 \1450
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
アデーレ・アディソン(S) ラッセル・オバーリン(C-T)
デイヴィッド・ロイド(T) ウィリアム・ウォーフィールド(Br)
ウェストミンスター合唱団     1956年
バッハ:マニフィカト BWV.243
リー・ヴェノーラ(S) ジェニー・トゥーレル(M.S)
ラッセル・オバーリン(C-T) チャールズ・ブレスラー(T)
ノーマン・ファロー(Bs)
スコラ・カントルム合唱団
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック   1959年

WS121.111 2枚組 \1450
プロコフィエフ:アレクサンドル・ネフスキー  1959年
ロザリンド・エリアス(M.S)
プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」  1956年
ムソルグスキー(ラヴェル):組曲「展覧会の絵」  1957年
ムソルグスキー:はげ山の一夜  1959年
レスピーギ:ローマの松、ローマの噴水   1959年
フリッツ・ライナー指揮
シカゴ交響楽団

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11-01 No.15-1

2011年01月20日 20時36分59秒 | Weblog
<harmonia mundi>
HMA 1955185 \1280
クセナキス:「プレイアデス」
(1)混合 (2)金属 (3)鍵盤 (4)太鼓
国立ストラスブール打楽器集団〔ジャン=ピエール・ベドヤン、ガブリエル・
ブーシェ、クリスティアン・アムイ、ナカムラケイコ、クロード・リク、
ゴルジュ・ファン・グフト〕
6人の打楽器奏者が繰り広げる、原始的かつ高尚なリズムの世界。ハルモニア
ムンディが20年以上前にリリースした衝撃の名盤がHMAから復活!6人の名手が
繰り広げる不思議な世界を堪能して下さい。音楽の重要要素であるリズムをこ
れほどまでに体感できる音楽はそうないでしょう。
=作品に対するクセナキス自身の言葉(抜粋):「私はこの作品で2つの試みをし
ている。第1に、西洋的でなく、マリンバなどの楽器で演奏可能な音階をまず
作ること。ここに聴こえてくる音階は不思議なことに限りなく古代ギリシア、
中東、インドネシアの音階と似通ったものとなっている。しかしこの私の音階
は、古より伝わるものとは違って、オクターブの概念や、音階の途中でシンメ
トリーになるような構造をもっていないため、多声部が重なり合うと、補遺的
なハーモニーの世界が生まれる。また、第2の試みは、微分音による19の音高
をもつSixxenという金属製の打楽器を作り、これを用いることである。さら
に、6人の打楽器奏者たちは一瞬たりともユニゾンにならないということも念
頭においている。」

HMX 2901920 \1280
カタログ付特価CD
マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」
サラ・コノリー(Ms) ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
シャンゼリゼO.
オリジナル楽器初の「子供の不思議な角笛」で、発売当初大変な話題になった
名盤がカタログ付きで再登場。
ヘレヴェッヘの異常なほど苛烈なアプローチはいつ聴いても鮮烈。オリジナル
楽器の繰り出す清新な響きの持ち味も相俟って、この歌曲をトータルに彩る軍
楽調の箇所のなんとも刺激的なこと!その一方でバッハにも相通じるハーモ
ニーの美しさは、まぎれもなくヘレヴェッへのもの。「美しいラッパが鳴り響
くところ」など、どこからともなく怪しく退廃的な色香が匂い立ち、こ惑的な
表情が濃密に折り重なってゆきます。さらに当代随一、合唱音楽のスペシャリ
ストとして、もはや“人の声”だけが織り成す美を究めているからでしょうか。
マーラー・イヤーに嬉しいカタログCDの登場です。

HMX 2907280 \1280
カタログ付特価CD
モーツァルト:
夜の音楽
セレナーデK.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
アダージョとフーガ ハ短調K.546
メヌエット ハ長調K.485a
セレナーデ ニ長調K.239 「セレナータ・ノットゥルナ」
音楽の冗談K.522
アンドルー・マンゼ(指)
イングリッシュ・コンソート
マンゼとイングリッシュ・コンソートの記念すべき初録音盤。世界で一二を争
う名曲、アイネ・クライネ・ナハトムジークをメインにもってきているあたり
に、マンゼの自信がたっぷりあらわれているというもの。これがとにかく超
カッコイイ!スピード感があって、ドライブの良いキレ冴えがあって、その
上ほのかな甘さを含んだ上質の旨みがある、滴る果実の果汁のようなもの。
おそらく弾いている方もめっぽうエキサイティングだったんでしょう、聞いて
いてスリリングな掛け合いの中に引き込まれるような思いがします。もちろん
他の曲だって絶品無比!67分最先端のモーツァルトの刺激にどっぷり漬かれ
ます。

HMG 501858 2枚組 \2080
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
シルヴィア・グリーンベルク(S) リン・ドーソン(S) 
サリー・マシューズ(S) ゾフィー・コッホ(A) エレナ・マニスティナ(A)
ロバート・ギャンビル(T) デトレフ・ロート(Br) 
ヤン=ヘンドリク・ロータリング(Bs) ベルリン放送合唱団,
ライプツィヒMDR放送合唱団,ヴィンツバッハ少年合唱団,
ジーグルト・ブラウンズ(Org) 
録音:2004年4月29日-5月2日、ベルリン
ケント・ナガノのマーラー交響曲第8番!発売当時はSACDハイブリッドの発売
で、演奏の内容と、さらに音質でも世間をとどろかせた名盤が復活です。今
回は通常盤での復活ですが、それでもやはり録音の良さは圧倒的。ヘルデン・
テノールの雄、ギャンビルや近年評価が高まったコッホなど、当時の若手・
ヴェテランを適材適所に配置した歌唱陣もあらためて注目です。ケント・ナ
ガノの知性と爆発力を備えた音楽に、オーケストラも万全にこたえています。
今なお衝撃の名盤を、是非ご堪能下さい。

HMC 902060 \2450
リスト:トリスティア(オーベルマンの谷より)-ピアノ三重奏曲版、
ノンネンヴェルトの僧房(VnとPf)、忘れられたロマンス(VnとPf)、
エレジー第1番(VcとPf)&第2番(VnとPf)、
悲しみのゴンドラ(エレジー第3番)(VcとPf)
スメタナ:ピアノ三重奏曲 op.15
トリオ・ヴァンダラー[ジャン=マルク・フィリップス・ヴァイジャベディ
アン(Vn)、ラファエル・ピドゥ(Vc)、ヴァンサン・コック(Pf)]
録音:2009年9月
円熟のトリオ、トリオ・ヴァンダラーによるリストとスメタナ作品集。スメタ
ナのピアノ三重奏曲は、娘の死の悲しみの中で書かれました。冒頭の苦しみに
もだえるようなパッセージから物凄い緊張感。続いて怒濤のように入るチェロ
もピアノも圧倒的で、作品に込められた激しい哀しみ、怒り、そして深い愛
を、トリオ・ヴァンダラーのメンバーたちは濃密なアンサンブルで聴かせます。
えもいわれぬ恍惚が香り立つリスト作品の数々ですが、時として死神の凍り
つくような美しい微笑を垣間見せます。骨の髄までとろけてしまいそうな熱さ
と情念に満ちた1枚です。

HMC 902076 \2450
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
エルサレム弦楽四重奏団〔アレクサンダー・パヴロフスキー(Vn1) 
アミハイ・グロス(Vn2) セルゲイ・ブレスラー(Vla) 
キリル・ズロトニコフ(Vc)〕
録音:2010年2月
0794881 984527
1993年結成のエルサレム弦楽四重奏団の最新盤。ハルモニアムンディのデビュ
ー盤のハイドンでも彼らが古典派の世界をきっちり演奏できる正統派であるこ
とは証明済みですが、デビューから経験を重ねた今取組んだモーツァルトの出
来栄えは格別。各パート奏者の音程がピチっとはまっており、気持ちのよいモ
ーツァルト。緩徐楽章でみせる気品に満ちた音楽性には圧倒されます。アレグ
ロ楽章での心地よい快活なスピード感、なにより4人の間に流れるテンポ間が
一糸乱れることなく存在しています。これからますますたのしみな弦楽四重奏
団です。






<WERGO>
WER 6728 \2180
ヒンデミット:プレーン音楽祭(1932年)
(1)朝の音楽 (2)ターフェルムジーク 
(3)カンターテ (4)夕べの協奏曲≪全曲世界初録音≫
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
ダーヴィド・ライベル(語り)
ベルリン中部放送交響楽団
マルツァーン=ヘレルスドルフ・ユーゲント・シンフォニーオーケストラ
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ音楽院アンサンブル
ベルリン放送合唱団、白ベルリン児童合唱団&青少年合唱団
ヨープスト・リーブレヒト(指揮)
録音:2008年10月
プレーン城で行われた音楽祭のために書かれた音楽。音楽祭には音楽学生が
参加し、一日中城は様々な楽器の音色で満たされます。この参加学生たちに
よって構成されるアンサンブルのために、ヒンデミットがその場で音楽を書
き、学生たちの演奏を見ながら様々に修正・加筆を加えたものがこの作品。
朝の音楽は、朝7時に演奏が開始され、また、カンタータはヒンデミットが選
んだアグリーコラのテキストに基づいているなど、興味深い内容となってい
ます。

WER 6738 \2180
ラッヘンマン:
(1)アッカント(オーケストラを伴うクラリネット独奏のための)
エドゥアルト・ブリュンナー(Cl)、ザールブリュッケン放送管弦楽団、
ハンス・ツェンダー(指揮)
(2)コンソレーションno.1(12の声と4つの打楽器のための)
スコラ・カントルム・シュトゥットガルト、
クリトゥス・ゴットヴァルト(指揮)
(3)コントラカデンツ(大オーケストラのための)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団、
ギーレン(指揮)
無駄なものを削ぎに削ぎ落とし、骨格の本当に関節の要の部分だけをレント
ゲンにとったような音楽で、時にコンサートホールで客席に座っていて、開
演前に舞台袖から聴こえてくるオーケストラ奏者たちの練習のような、不思
議な世界が広がります。(1)だとこれが27分、(2)は8分、(3)では18分も続く
ので、耐える快感があります。演奏者陣がツェンダーにギーレンなど、豪華
なのも注目です。

WER 6808 \2180
R.シューマン/イェルク・ヴィトマン作品集
(1)ヴィトマン:トッカータ(ピアノのための)
(2)シューマン:4つの夜曲op.23
(3)ヴィトマン:悪の華
(4)シューマン:暁の歌 op.133
ファビオ・ロマーノ(ピアノ)
イェルク・ヴィトマンは1973年生まれ、注目を集めている作曲家の一人で、
そしてクラリネット奏者としても優れた評価を得ている音楽家。このディスク
では作曲家に徹しています。ヴィトマン作品で耳を覚醒してから聴くシュー
マン作品は、新たな魅力に満ちています。「悪の華」は名高いボードレール
の詩集に着想を得た作品。ボードレールが、美をあらわすためにありとあら
ゆる種類の言葉を用いて創りあげたこの詩集が19世紀半ばにしてモダニズム
への扉を開いたのに対し、若き作曲家ヴィトマンは、ミニマルミュージック
的な中毒をもたらす狂気を感じさせる音をつかって都市化がもたらした近年
の惨事を描きます。ヴィトマンのこの毒気の強い作品を聴いたあと、最後に
収録されているシューマンが自殺未遂をする少し前に書いた暁の歌を耳にす
ると、作品像が生々しく聴き手に迫ります。

WER 6579 \2180
オリヴァー・シュネラー作品集
(1)アクア・ビット (2)トリオ (3)三つの想像上の空間 
(4)ストラティグラフィー1 (5)残響空間 (6)ストラティグラフィー2
1966年ケルン生まれのシュネラー作品集。ミュライユに師事しており、アコー
スティックな音を組み合わせて様々な音を新たに生みだす名人です。トリオ
はアコーディオンとチェロ、ピアノのための作品ですが、アコーディオンを
笙のようにもちいており興味深い音響になっています。

WER 6857 \2180
デイヴィッド・ラング:やったことある?
フィリップ・ベースマンス:ピアノ六重奏
リヒャルト・バレット:干渉
ルカ・フランチェスコーニ:形式の想定外の終結
ムジークファブリーク
現代音楽シーンの牽引役、現代音楽演奏団体ムジークファブリークの最新盤。
デイヴィッド・ラングの作品は、冒頭朗読から始まり、その後テクノ風な音色
で不思議な空間へと移行します。フランチェスコーニの作品は、盛り上がる
のかなと思うと収まる、という動きの繰り返しの中、最後は「えっ、そこで?」
とツッコミを入れたくなるような思いがけない終わり方をする作品です。

WER 6856 \2180
イアン・ウィルコック:墓
マルク・アンドレ:ni
カイア・サーリアホ:グラール・テアートル
ムジークファブリーク
人間の内奥に潜む狂気や欲望、また静けさなどをモティーフにした作品集。




<ACCENT>
ACC 25312(SACD-Hybrid) \2580
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.12
カンタータ第27番「だれぞ知らんわが終りの近づけるを」BWV27
カンタータ第47番「だれでも高ぶる者は低くされ」BWV47
カンタータ第138番「いかなれば汝は悲しみくずおるるや」BWV138
カンタータ第96番「主キリスト,神のひとり子」BWV96
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
ガーリンデ・サマン(S)ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
クリストフ・ゲンツ(T)ヤン・ファン・デル・クラッベン(B)
録音:2009年9月21-22日シント・トライデン、ベルギー
シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによるOVPP方式
(各声部1人)によるカンタータ集シリーズの第12巻。三位一体後第15日曜日か
ら第18日曜日のカンタータを収録しています。
美しコラールを持つカンタータ第27番は三位一体節後第16日曜日のために書
かれました。冒頭に大規模な聖句合唱をもつ雄大なカンタータ第47番。三位
一体節後第15日曜日のためのカンタータ第138番は、コラールを中心としレチ
タティーヴォなどの形式を結合したコラール・カンタータの先駆をなすもの。
ラ・プティット・バンドの流麗で端正な形式感は楽曲本来の美しさを際立た
せます。カンタータ第96番の冒頭合唱では、アルトに置かれた定旋律と煌く
音色の「明星」に喩えられたフラウト・ピッコロの鮮やかで技巧的な華やか
な曲調が印象的です。

ACC 24229 \2300
ロラン・マレ(1680-1750):ヴィオール曲集第2集(1738)組曲第1-第4番
アンサンブル・トゥールビヨン
【シャレフ・アド=エル(cemb)ハナ・フレコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヤン・クレイチャ(テオルボ、G)】
ペトル・ヴァグネル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:2009年10月27-29日プラハ
ヴィオールの名手、作曲家としてバッハより一世代ほど前にフランスで活躍し
たマラン・マレを父とするロラン・マレの珍しいヴィオール曲集。ロランは13
人兄弟の4番目として生まれ、音楽的才能に恵まれ、ルイ15世統治下の宮廷で
ヴィオール奏者としてジャン・バティスト・フィルクレらと共に活躍しまし
た。ヴィオール曲集第1集は1735年に出版され、ここではその3年後に出版され
た第2集を録音しています。ロランは父マランのフランス様式に基づき作曲し
ています。その中でロランは変化に富んだ構成を構築し、豊かなハーモニーを
生み出しています。
演奏はチェコのガンバ奏者ペトル・ヴァグネルによって1998年に創設された
古楽団体、アンサンブル・トゥールビヨン。




<Simax>
PSC 1301 \2280
(1)ポウル・ルーザス(1949-):変奏曲(1989)(ヴァイオリン独奏のための)
(2)ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-):
奉献誦(カール・クヴァーラン追悼)(1991)(ヴァイオリン独奏のための)
(3)エサ=ペッカ・サロネン(1958-):
学ばざる笑い(2002)(ヴァイオリン独奏のための)
(4)ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-):
ポエミ 作品7(ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)
ソルヴェ・シーゲルラン(Vn)
(4)リソール音楽祭弦楽アンサンブル 
(4)ペール・クリスチャン・スカルスタード(指)
録音:2007年6月28日-29日、2008年7月6日 ウラニエンボルグ教会(オスロ)
(4)2004年6月26日 聖霊教会(リソール、ノルウェー)(ライヴ)
2004年リソール音楽祭のライヴ録音。グリーグ三重奏団のヴァイオリニスト、
ソルヴェ・シーゲルランの『ブルースタのヴァイオリン音楽』(PSC1229)に次
ぐソロアルバム第2作。アルバムタイトルの『砂に書かれた』は、アイスラン
ドの作曲家ハブリジ・ハトルグリームソンの《奉献誦》の曲名からとられまし
た。この作品は、ハトルグリームソンが、親友だった画家、カール・クヴァー
ランを追悼して作曲したエレジーです。クヴァーレンの描いた絵をタイトルと
する、ゆったりした3つの楽章とスケルツォの性格をもつ第3楽章で構成されて
います。ポウル・ルーザスは、デンマークを代表する作曲家のひとり。《変奏
曲》は、伝統的な変奏技法とコラージュ技法を組み合わせたとされる音楽。表
現的、突発的なページと抒情のページが対照を見せながら、メランコリックで
深い感情をもったモノローグに収束していきます。
シェーンベルクの月に憑かれたピエロの第9曲「ピエロへの祈り」に因む曲名
をもつ《学ばざる笑い》 は、指揮者としての知名度が高いエサ=ペッカ・サ
ロネンが2002年に作曲した曲。2002年8月のラホヤ・サマーフェストでチョー
リャン・リンにより初演されました。ヴァイオリンと弦楽オーケストラのため
の《ポエミ》は、チェロ奏者としても活躍するハブリジ・ハトルグリームソン
が弦楽器の特色を活かして作曲、1986年のNOMUS(北欧音楽委員会)賞を受け、
彼の出世作となりました。旧約聖書をモチーフとするマルク・シャガールの
作品からインスピレーションを授かり、その題名を楽章のタイトルとしました。





<Aurora>
ACD 5064 \2280
ノルウェー・サファリ-アコーディオンのための現代ノルウェー音楽
ホーコン・ベルゲ(1954-):花輪(1991)
アントニオ・ビバロ(1922-):幻想曲風ソナタ(1977)
ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):フラクタル(2006)
エルレン・スクームスヴォル(1969-):アコーディオンのための小品
テリエ・ビョルクルン(1945-):
瞑想*(2001)(ヴァイオリンとアコーディオンのための)
シグムン・リレビェルカ(1931-):眩惑の踊り
オイヴィン・ファルメン(アコーディオン) エリセ・ボートネス(Vn)*
録音:ファルメン・スタジオ(セルビュ、ノルウェー)、
インゲル・ヘルゲセン・スタジオプロダクション
(アスケル、ノルウェー)(瞑想)
オスロから南に120キロ、サンネフィヨルドに生まれ、ノルウェー中部のセル
ビュを中心に音楽活動をつづけるアコーディオン奏者、オイヴィン・ファルメ
ン。現代ノルウェーのアコーディオン音楽をたどる『ノルウェー・サファリ』。
アントニオ・ビバロからエルレン・スクームスヴォルまで、世代とジャンルの
異なる作曲家の作品が選ばれました。
ホーコン・ベルゲの《花輪》。「円」と「循環」が、音型と和声のキーワード
です。アントニオ・ビバロの《幻想曲風ソナタ》には彼の劇場経験が投影して
いると言われます。ヴォルフガング・プラッゲの《フラクタル》(次元分裂図
形)は、アコーディオンのペダル音とエコー効果の対話が特徴的な音楽です。
エルレン・スクームスヴォルはジャズピアニスト、アレンジャーとして活躍す
るミュージシャン。アコーディオンも彼の楽器のひとつです。チリンギリアン
弦楽四重奏団がリレハンメル冬季オリンピックで初演した《カルミナ》や多く
の合唱曲で知られるテリエ・ビョルクルンの《瞑想》でアコーディオンがヴァ
イオリンと共演します。
ヴァイオリンを弾くのは、2007年からオスロ・フィルハーモニック管弦楽団の
第1コンサートマスターを務めるエリセ・ボートネス。「小柄なからだに音楽
がいっぱい」とメンバーから慕われる彼女とファルメンのデュオにより、ビョ
ルクルンの音楽の情感が美しく表現されます。多くの顔をもつ楽器、アコー
ディオン。最後のサファリは、ジグムン・リレビェルカが書いた《眩惑の踊
り》。民俗音楽の空気をもった陽気な音楽です。

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11-01 No.15-2

2011年01月20日 20時36分27秒 | Weblog
<Praga Digitals>
PRDDSD 250279 \2780
カバレフスキー:
(1)ピアノソナタ第1番ヘ長調 Op.6
(2)同第2番変ホ短調 Op.45
(3)同第3番ヘ長調 Op.46
クリストフ・ドルゼ(Pf)
ドミートリー・カバレフスキーは自身がピアノの名手でもあったため、非常に
流麗で効果的なピアノ曲を数多く残しています。ピアノソナタは3篇あり、ス
クリャービン風な習作の第1番、ギレリスに捧げられたボルテージが高く重厚
で技巧的な第2番、軽快ながら毒を孕み、ホロヴィッツも愛奏した第3番と、い
ずれも魅力的。単に急速で爽快なだけでなく、独特の叙情性とメロディに満ち
ているのも特徴です。以前パヴァーヌ・レーベルからカバレフスキーの「24の
前奏曲」のCDを出していたクリストフ・ドルゼ。ロシア物を得意とする技巧派
で、大柄な技巧が光ります。




<Profil>
PH 10004 \2180
ベートーヴェン:
(1)チェロソナタ第1番ヘ長調 Op.5の1
(2)同第2番ト短調 Op.5の2
(3)ヘンデルの「マカベウスのユダ」による12の変奏曲 WoO.45
(4)モーツァルトの「魔笛」による12の変奏曲 Op.66
ウェン=シン・ヤン(Vc)
ヴァルナー・ベルチ(Pf)
マゼールが絶賛するスイス出身の台湾系チェリスト、ウェン=シン・ヤン。
すでに何度か来日し、聴いた人々の度肝を抜く大柄な演奏で評判になっていま
す。シュタルケルとゲリンガスに師事し、1991年にジュネーヴ国際コンクール
優勝、24歳の若さでバイエルン放送響の首席奏者となったエリート中のエリー
ト。ベートーヴェンのソナタは驚くべき深みと大きな音楽性を示していて、今
後最注目のひとりです。名手ベルチのピアノも光ります。




<FARAO>
B 108062 \2180
トマジ:
(1)コルシカ喜遊曲(1952)
(2)オーボエ協奏曲(1959)
(3)バスーン協奏曲(1961)
(4)クラリネット協奏曲(1957)
ハンブルク木管三重奏団【ルパート・ヴァフター(Cl)、
クリスチャン・クナート(Bs)、ニコラ・ティエボー(Ob)】、
オリヴィエ・タルディ(指)
ジャーマン・ストリングス
[録音:2010年8月/サンタマン=ロシュ=サヴィーヌ(フランス)]
コルシカの血をひく作曲家アンリ・トマジ(1901-1971)は、今年が生誕110年、
歿後40年にあたります。彼の管楽作品は重要なレパートリーですが、ハンブル
ク国立フィルの首席奏者で結成された名人集団ハンブルク木管三重奏団の妙技
で聴ける大歓迎のアルバムが登場。いずれも活気とエネルギーに満ちた異常な
までのボルテージの高さが特徴。舌を巻く巧さと色彩感あふれる音楽、いずれ
も魅力的です。




<audite>
AU 92550(SACD-Hybrid) \2300
メンデルスゾーン:
(1)ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
(2)同第2番ハ短調 OP.66
スイス・ピアノ・トリオ【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、
セバスチャン・ジンガー(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(Pf)】
1998年創設のスイス・ピアノ・トリオはオーストリアのヨハネス・ブラームス
・コンクールやイタリアのカルタニッセッタ室内楽コンクールなどの入賞歴を
誇る実力派。かつてユオン作品の名盤を出していました。曖昧さの全くない楷
書的なメンデルスゾーンを聴かせてくれます。





<Preiser>
PRCD 90790 \2080
(1)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(2)同:ホタ・アラゴネーサ
(3)同:アンダルシアのロマンス
(4)同:ソルツィーコ
(5)同:カルメン幻想曲
(6)同:マラゲーニャ
(7)クライスラー:ジプシーの女
(8)アルベニス(クライスラー編):タンゴ
(9)グラズノフ(クライスラー編):スペインのセレナード
(10)グラナドス(クライスラー編):スペイン舞曲
(11)シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード
(12)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ゲルノート・ヴィニッシュホーファー(Vn)、アンナ・フェレール(Pf)
ザルツブルク、ウィーン、モスクワで学んだヴィニッシュホーファー。1992年
以来ウィーン音楽院教授を務め、日本でも名教育家として多くの門下生を持っ
ています。ウィーン伝統の典雅さとロシアのダイナミズムを兼ね備えた演奏が
魅力です。今回はスペインがらみの作品を集め情熱的に歌いまわします。スペ
インのピアニスト、フェレールの伴奏も絶妙です。

PRCD 89243 2枚組(1枚価格) \2080
パヴェル・リシツィヤン・コンサート
(1)ボロディン:遠い祖国の岸へ(2種)/(2)間違った音符
(3)グラズノフ:東洋のロマンス/(4)バラキレフ:こっちにおいで(2種)
(5)リムスキー=コルサコフ:高嶺に吹く風もなく/(6)飛び散る波(2種)
(7)使い/(8)「不死身のカシチェイ」-イワン王子のアリア(2種)
(9)シューベルト:影法師/(10)シューマン:私は恨まない
(11)マスネ:「ラオールの王」-わが未来の見込み
(12)ヴェルディ:「エルナーニ」-カルロよ聞け/(13)トスティ:セレナード
(14)アルメニア民謡「白鳥」
(15)ルビンシテイン:「ネロ」-ウィンデクスの婚礼の歌(2種)
(16)クルの荒い海/(17)ラフマニノフ:心の底にはあまたの響きが
(18)夜の静けさに
(19)チャイコフスキー:「スペードの女王」-エレツキーのアリア(2種)
(20)「マゼッパ」-おお、マリヤ(2種)/、他
パヴェル・リシツィアン(Br)、マトヴェイ・サハロフ、
ボリス・アブラモヴィチ(Pf)、ニーナ・ポクロフスカヤ(Sop)
[録音:1948年3月15日、1949年4月12日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)]
旧ソ連の伝説的バリトン歌手パヴェル・リシツィアン(1911-2004)はアルメニ
アの血をひき、端正な容姿ゆえ俳優としても活躍した才人。非常に太くたっ
ぷりした声質は独特で、似た人がいません。チャイコフスキーがとりわけ絶品
で、これを聴くと他の演奏が物足りなく感じられます。声楽界のゴロワーノフ
と申せましょう。




<MIRARE>
MIR 126 \2450
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品19
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15
シャニ・ディリュカ(P)
クワメ・ライアン(指) 
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
録音:2010年4月
シャニ・ディリュカは、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などでも来日した才能溢
れる女性ピアニスト。スリランカ国籍の両親のもとモナコで生まれ、幼少の頃
からその才能を開花させ、晩年のグレース王妃に見いだされて世界各国で英才
教育を受けたシンデレラ・ガール。
MIRAREレーベル3枚目のアルバムはベートーヴェンのピアノ協奏曲第1&2番。
演奏に関するこだわりは非常に強く、カンデンツァはヴィルヘルム・ケンプの
自作を使用し、繊細でクリアな響きに魅せられた名器ベヒシュタインで演奏し
ています。ディリュカは繊細なタッチの変化や大胆で説得力のある音楽、そし
て卓越したテクニックを兼ね備えたピアニスト。
指揮は若手有望株の指揮者クワメ・ライアン率いるボルドー・アキテーヌ国立
管。注目の若手音楽家の共演で聴く瑞々しい演奏です。




<haenssler>
98 520 \2080
シューベルト:ピアノ作品集Vol.5
ピアノ・ソナタ ロ長調 D575 作品147
ピアノ・ソナタ イ短調 D845 作品42
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2009年5月13ノイマルクト
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を完成させた巨匠オピッツが、新たなプ
ロジェクトとしてスタートさせたシューベルト録音。第5集はソナタ2作品を収
録。D575は集中してソナタに取りかかっていた1817年の8月に作曲され、自筆
譜は失われ、スケッチの筆写譜が残されています。次々と調号が変わり、転調
を繰り返す作品です。D845は1825年5月より以前に作曲された規模の大きなソ
ナタ。第2楽章はシューベルト自身がよく好んで演奏していたと言われていま
す。圧倒的集中力と音楽人生の深みを一音一音に込めた、丁寧にバランスを保
った演奏を聴かせてくれます。





<ANIMA RECORDS>
ANM1 00900001 \2350
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第5番Op.38/135
ヒナステラ:ピアノ・ソナタ第1番Op.22
シマノフスキ:ピアノ・ソナタ第3番Op.36
バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80
エフゲニー・スタロドゥプツェフ(P)
録音:2010年4月
ロシアの若手ピアニスト、エフゲニー・スタロドゥプツェフ。収録作品はアイ
ロニーを漂わせたプロコフィエフ、ラテンのエキゾチズムと神秘を感じさせる
ヒナステラのソナタ。シマノフスキのピアノ作品の中でも難曲とされるピアノ
・ソナタ第3番、バルトーク唯一のピアノ・ソナタ。情熱と繊細さに満ちた演
奏を聴かせてくれます。
1981年生まれ。モスクワ中央音楽院を1999年に卒業後、2006年までモスクワ
音楽院でナターリヤ・トゥルーリ教授のもと研鑽を積む。パルナッソス国際
ピアノコンクールなど世界各地の国際コンクールで優勝、ロシア、ドイツ、
ハンガー、ポーランド、スペインなどで演奏活動を行い、その実力は世界から
注目を集めています。また作曲家としても才能を持ち、木管楽器、弦楽器、
ハープのための室内楽曲作品があります。




<LSO Live>
LSO 0681(SACD-Hybrid) \2180
ウォルトン:
オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」(1930-31)*
録音:2008年9月28 & 30日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
交響曲第1番変ロ短調(1932-35)
録音:2005年9月23日&12月4日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
ピーター・コールマン=ライト(Br)* ロンドン交響合唱団 * 
ジョセフ・カレン(合唱指揮)*
サー・コリン・デイヴィス(指)
ロンドン交響楽団
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
巨匠デイヴィスによるLSO Live最新アルバムはウォルトンの「ベルシャザール
の饗宴」。作曲者歿後25周年を迎えた2008年9月に本拠バービカンホールで行
われた演奏会の模様をライヴ収録したものです。




<harmonia mundi>
HMC 902086 \2450
ブラームス:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 op.2、スケルツォ ホ短調 op.4、
ピアノ・ソナタ ハ長調 op.1
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/1875年ベーゼンドルファー)
録音:2010年5月
ブラームス最初期のピアノ作品集。ここに収められている二つのソナタを作曲
した時(1852-53年)、ブラームスはまだ19歳でした。ブラームスは、作曲当時、
シューマンの前でこのソナタを演奏し、シューマンがこれを受けて「新しい道」
と題してブラームスに関する美しい評論を書いた、音楽史上大きな作品です。
ベーゼンドルファーによる演奏はメルニコフ自身が熱望したもの。きわめて柔
らかな弱音から力強いフォルテでのいぶし銀のような音色、また情緒たっぷり
のところで豊かに香り立つ詩情あふれる音色など、メルニコフは楽器を完全に
手の内に入れてブラームスの充実の初期作品群を弾き切っています。




<GLOR>
GC 10351 \2280
オルフ:カトゥーリ・カルミナ
ストラヴィンスキー:結婚
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
マンハイム・シュラークヴェルク、オイローパ・コール・アカデミー
フィオニュアラ・マッカーシー(S)、ステファニー・ダッシュ(S)、
フレドリカ・ブリレンボーグ(Ms)、
ジャン=ノエル・ブリーンド(T)、ラドゥ・コジョカリウ(Bs)
カンブルランの最新盤は、オルフとストラヴィンスキー。どちらもリズムとア
ンサンブルが重要となってくる作品が取り上げられており、カンブルランのエ
ネルギーに満ち、明晰さをたたえた音楽の造形が光ります。オルフのカトゥー
リ・カルミナは、1943年に発表された作品で、カルミナ・ブラーナ、およびア
フロディテの勝利と3作品で「勝利の三部作」を構成しています。打楽器とピ
アノの伴奏で歌われ、カトゥールスが年上の人妻に対する思いをつづった内容。
打楽器と歌唱が繰り広げる激しいリズムの打ち合いは一糸乱れることなく展開
され、カンブルランの統率力が冴えわたります。オイローパ・コール・アカデ
ミーの訓練された面々が、気持ちよい音程で力強い合唱を聴かせます。4台の
ピアノと各種打楽器が合唱に彩りを添える『結婚』でも、『春の祭典』を思わ
せる古代の儀礼的な雰囲気とバーバリスティックな世界が乱れることなく展開
されています。

GC 10291 \2280
メンデルスゾーン:
真夏の夜の夢、序曲「美しいメルジーネの物語」、序曲「異国よりの帰郷」、
序曲「アタリア」、序曲「リュイ・ブラース」
ハンス・ツェンダー(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
ツェンダーの繊細に水彩画を描くような指揮ぶりが光る、メンデルスゾーン作
品集。メンデルスゾーンが作品に込めた様々な表情やニュアンス、そして歌を、
ツェンダーは一糸漏らさず汲み取って演奏しています。ツェンダーの芸術の深
まりを実感できる1枚です。

GC 10311 2枚組 \3100
J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲 BWV 232
オイローパ・コール・アカデミー
シュトゥットガルト室内管弦楽団
ヨスハルト・ダウス(指揮)
トリーネ・ヴィルスベルク・ルント(S) フレドリカ・ブリッレンブルク(A)
カルステン・ズュース(T) ライムント・ノルテ(バス=バリトン)
録音:2010年3月28-30日、バイエルン放送局スタジオ1
合唱の神様、ヨスハルト・ダウス率いるオイローパ合唱アカデミーによる
ロ短調ミサ曲の登場。ソロによるアリアも重要曲がならぶロ短調ミサ曲ですが、
冒頭のキリエの悲痛な叫びや、何度聴いても感動する終曲の「ドナ・ノービス
・パーチェム」など、合唱にも重きがおかれた大規模な作品なだけに、ダウス
の手腕が光ります。真摯な祈りに心打たれる名演です。

GC 10341 \2280
ドイツ・ロマン派合唱作品集
-ラインベルガー、シューマン、ブラームスの作品
ヨスハルト・ダウス
オイローパ・コール・アカデミー
ドイツのロマン派の合唱作品集。オイローパ・コール・アカデミーの揺るぎな
い音程が見事です。

GC 10321 4枚組 \6080
カンブルラン・ボックス・セット
[CD1]ベルリオーズ:レクイエム(GC 08034)
[CD2]ブルックナー:交響曲第4番(GC09231)
[CD3]ハイドン:(1)交響曲第73番 ニ長調「狩」Hob.I:73 
(2)交響曲第26番 ニ短調「悲しみ」Hob.I:26 
(3)交響曲第82番 ハ長調 Hob.I:82(GC 09221)
[CD4]モーツァルト:(1)交響曲第33番変ロ長調KV.319 
(2)交響曲第35番ニ長調KV.358「ハフナー」 
(3)交響曲第38番ニ長調KV.504「プラハ」(GC08151 )
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
これまでに発売された中から4タイトルを集めてボックス化。

GC 10331 5枚組 \6880
[CD1] GC 09201
ブラームス:ジプシーの歌Op.103,メンデルスゾーン:野に歌う 第2集 Op.48
(全6曲)、第3集Op.59(全6曲)
ヨスハルト・ダウス(指)
オイローパ・コール・アカデミー,録音:2008年9月
[CD2] GC 08081
デュサパン:グラヌム・シナピス,
I.ストラヴィンスキー:合唱とふたつのブラス・クヮルテットのためのミサ,
ダッラピッコラ:プリジョーニアの歌
シルヴァン・カンブルラン(指)
オイローパ・コール・アカデミー、マンハイマー・シュラークヴェルク
録音:2006年10月22-26日
[CD3] GC 08041
ハイドン:(1)ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11 
(2)交響曲第103番変ホ長調Hob.I-103「太鼓連打」
エヴァ・リント(S)インゲボルク・ダンツ(A)ジェイムズ・テイラー(T)
ラインハルト・ハーゲン(Bs)
オイローパコールアカデミー、ヨスハルト・ダウス(合唱指揮) 
ミヒャエル・ギーレン(指)S
WR南西ドイツ放送交響楽団
録音:(1)1999年9月8-11日(2)2004年3月4日フライブルク、コンツェルトハウス
[CD4] GC 08021モ
ーツァルト:レクイエムKV 626 
ヨスハルト・ダウス(指) オイローパ・コール・アカデミー,
メンデルスゾーンシンフォニア,
クラウディア・バラインスキー(S)クラウディア・リュッゲベルク(A)
トーマス・デヴァルト(T)カールステン・メーヴェス(Bs)
録音:2007年4月4日
[CD5] GC 08011
ヴェルディ:レクィエム
クリスティーナ・ガラルド=ドマス(S)フレドリカ・ブリレンボーグ(Ms)
マルコ・ベルティ(T)イルダール・アブドラザコフ(Bs)
オイローパ・コール・アカデミー,ヨスハルト・ダウス(合唱指揮)
プラシド・ドミンゴ(指)
アメリカ・ユース・オーケストラ,録音:2006年8月6日

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11-01 No.14

2011年01月19日 19時51分37秒 | Weblog
★特価品入荷のご案内★
入荷済み・在庫あります
DOUMENT 232902 52枚組 \3780
マリア・カラス / 25 Complete Operas
曲目詳細は当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/box_limit2.html

====================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<EMI CLASSICS>
ビーチャム没後50年企画
曲目詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/emi2011_02.html

CZS-9099462 10枚組 \3300
トマス・ビーチャム/ハイドン&モーツァルト(初回生産限定盤)
幅広いレパートリーを誇り、音楽の振興に多大な貢献を尽くしたビーチャムの
名演
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット

CZSW-9099642 4枚組 \1650
トマス・ビーチャム
グレート・コミュニケーター-ライフ、キャリアと芸術のドキュメンタリー
(初回生産限定盤)
アーカイヴから発見されたビーチャム自身の声を含む25名のコメンテーターの
発言と1016年-1959年に及ぶEMIへの録音で構成されたドギュメント
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 16Pブックレット
主なコメンテーター:
ルチーネ・アマーラ/ソプラノ
トマス・ビーチャム/指揮者、インプレサリオ
ニコライ・ゲッダ/テナー
ロバート・グーチ/EMIバランス・エンジニア
ジョヴァンニ・マルティネッリ/テナー
エヴァ・ターナー/ソプラノ
ジョン・ヴィッカース/テナー  他
脚本、ナレーション、プロデュース:ジョン・トランスキー

CZS-9186112 8枚組 \2480
トマス・ビーチャム
ベートーヴェン、シューベルト&メンデルスゾーン(初回生産限定盤)
ベートーヴェンからロマン派までのドイツ系作品のエッセンスをまとめたボッ
クス
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット

CZS-9099152 6枚組 \2480
トマス・ビーチャム/イングリッシュ・コレクション(初回生産限定盤)
ビーチャムが愛情を注いだ自国作品のコレクション
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット

CZS-9099322 6枚組 \2480
トマス・ビーチャム/フレンチ・コレクション(初回生産限定盤)
定評高いビーチャムのフランス作品ボックス
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット




<Accord>
4764244 \2180
リスト:ピアノ作品集-ヴェルティージュ
1.ソナタ風幻想曲《ダンテを読んで》S.161‐7
2.ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
3.バラード 第2番 ロ短調S.171
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)
録音:2010年10月 パリ
現代屈指の才色兼備ピアニストとして、機知にあふれたCDを数多くリリースし
てきたル・ゲの最新盤は、彼女の十八番の一つとして名高いリスト。情熱と完
成度を備えた3つの傑作を引っさげて、リスト生誕200周年にふさわしい名演を
聴かせてくれます。





<Testament>
SBT3 1457 3枚組 \4650
マーラー:交響曲第10番
CD1
BBCにおけるデリック・クックの作品解説
CD2
デリック・クック編曲による未完成の第1版のスタジオ録音
CD3
1964年に行われた補筆完成版の世界初演
デリック・クック(語り&ピアノ:1) 
フィルハーモニア管弦楽団(CD1-2) ロンドン交響楽団(CD3) 
指揮:ベルトルト・ゴルトシュミット
録音:1960年12月19日(CD1-2)、1964年8月13日(CD3) モノラル
マーラーの交響曲第10番のデリック・クックによる補筆完成版が出来上がるま
での過程を完全収録!1960年に行われた第1版の本人による解説&演奏から、
1964年に行われた補筆完成版の世界初演までを余すところなく収録したマーラ
ー・ファン必聴の3枚組です。ドイツ生まれのユダヤ人作曲家&指揮者ベルト
ルト・ゴルトシュミットが指揮した2つの感動的名演をどうぞ。

SBT2 1460 2枚組 \2800
ブラームス&シューマン:ピアノ協奏曲集
CD1
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
CD2
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
ヴァン・クライバーン(ピアノ) 
シカゴ交響楽団
指揮:フリッツ・ライナー
録音:1960年 ステレオ(オリジナル録音:RCA)
1958年のチャイコフスキー国際コンクールの優勝の興奮冷めやらぬ1960年に、
ヴァン・クライバーンが残した圧倒的な2つの名演を収録した2枚組。
巨匠ライナーが指揮するシカゴ響の堅牢な伴奏にも支えられて、絢爛豪華な名
演を聴かせてくれます。

SBT2 1461 2枚組 \2800
CD1
1.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲ホ短調Op.59‐2《ラズモフスキー第2番》
2.バルトーク:弦楽四重奏曲第5番変ロ長調
CD2
1.バルトーク:弦楽四重奏曲第6番ニ長調
2.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲ハ長調Op.59‐3《ラズモフスキー第3番》
ハンガリー弦楽四重奏団
録音:1955年
「弦楽四重奏の極限を聴かせるアンサンブル」と絶賛された名門ハンガリー弦
楽四重奏団の輝かしいキャリアの出発点となった1936年の演奏を収録。
彼らの十八番として名高いベートーヴェンとバルトークの作品を演奏しており、
高密度なアンサンブルの中にリーダー、セーケイの味な奏法が聴かれるなど、
その味わいには実に奥深いものがあります。

SBT 1459 \1850
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ウィーン交響楽団
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1958年
巨匠クレンペラーがウィーン響を指揮した1958年のイタリア・ライヴを収録。
クレンペラーがマーラーと並んで得意としたブルックナーの交響曲第7番の荘
厳な名演は、10の新聞と批評誌がこぞって大絶賛し、当時、杖をつかなければ
歩けなかった彼が完全復活を飾った伝説の名演になりました。




<DELOS>
DE 3403 \2080
ヴェルディ・オペラ・シーンズ
1.ヴェルディ:《仮面舞踏会》第3幕-死にましょう、しかしその前にお願い
2.同:《ドン・カルロ》第4幕-カルロよ、聞け
3.同:《シモン・ボッカネグラ》第1幕-出会いの場面
4.同:《トロヴァトーレ》-対決の場面
5.ドヴォルザーク:《ルサルカ》-月に寄せる歌
6.モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》-窓辺においで
7.ヴェルディ:《トスカ》-歌に生き、愛に生き
ディミトリ・ホロストフスキー(バリトン)
ソンドラ・ラドヴァノフスキー(ソプラノ)
ロシア・フィルハーモニア
指揮:コンスタンティン・オルベリアン
ホロストフスキーとラドヴァノフスキーという、現代最高のヴェルディ歌手の
夢の共演!《トロヴァトーレ》《仮面舞踏会》《シモン・ボッカネグラ》の感
動的なデュエットや、それぞれの十八番である《カルロ、聞け》(ホロストフ
スキー)や《歌に生き、愛に生き》(ラドヴァノフスキー)も収録。名匠オル
りアンが指揮するロシア・フィルハーモニアの誠実な伴奏に乗せて、2人の魅
力をたっぷりお楽しみください。

DE 3407 \2080
マーガレット・ルスヴェン・ラング:歌曲集Vol.1-ラヴ・イズ・エヴリウェア
ラヴ・イズ・エヴリーウェアOp.40‐4/オハラ
ア・ポエット・ゲーゼズ・オン・ザ・ムーンOp.8‐3
アン・アイリッシュ・ラヴ・ソングOp.22/デザーテッド
ビトレイドOp.9‐4/モーニング/ザ・スカイ・シップOp.9‐3
ザ・ジェイド・フルートOp.6‐1/ゴーストス/ザ・サンドマン
イヴニングOp.39‐5
ノンシーンズ・ライムズ・ピクチャーズOp.42-ゼア・ワズ・アン・オールド
・マン・ウィズ・ア・ベアード
同-ゼア・ワズ・ア・ヤング・レディ・オブ・ルッカ
モア・ノンシーンズ・ライムズ・ピクチャーズOp.43-ゼア・ワズ・アン・
オールド・パーソン・オブ・スカイ
ノンシーンズ・ライムズ・ピクチャーズOp.42-ゼア・ワズ・アン・オールド
・マン・ウィズ・ア・ゴング
モア・ノンシーンズ・ライムズ・ピクチャーズOp.43-ゼア・ワズ・ア・ヤング
・レディ・オブ・フランス
同-ゼア・ワズ・アン・オールド・マン・イン・ア・ツリー
同-ゼア・ワズ・アン・オールド・パーソン・オブ・カッセル
スノー・フレイクスOp.50‐3
ア・ソング・オブ・ザ・スパニッシュ・ジプシーズOp.50‐2
サマー・ヌーン/マイ・レディ・ジャックミノ/ア・ソング・オブ・リラック
チャイムズOp.54-2
ドナルド・ジョージ(テノール)
ルーシー・マウロ(ピアノ)
マーガレット・ルスヴェン・ラング(1867‐1972)は、メジャー・オーケストラ
(ニキシュ指揮のボストン響)に作品を演奏されたアメリカ女性初の作曲家です。
ミュンヘンで学び、リスト、ワーグナー、ドヴォルザーク、パデレフスキとい
った後期ロマン派の系譜に連なる彼女の美しい歌曲の数々を、実力派テノール、
ドナルド・ジョージの巧みなパフォーマンスでどうぞ。

DE 3409 \2080
ブラジリアン・ギターカルテット・プレイズ・ヴィラ=ロボス
1.弦楽四重奏曲第5番(1931)
2. 同 第12番(1950)
3.花の組曲(1918)
4.アフリカ的性格の舞踊(1916)
5.6つのシランダス(1926)
ブラジリアン・ギターカルテット
ギターが国民的楽器であるブラジルにおいて「ドリーム・チーム」と謳われる
名門ブラジリアン・ギターカルテットが、同国で最も人気のある作曲家ヴィラ
=ロボスに挑んだギター・ファン必聴盤!5つの名曲の魅力が、最良の形で示
された1枚です。

DE 3412 \2080
リスト:ピアノ作品集
1.リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
2. 同:2つの演奏会用練習曲S.145
3. 同:オーベルマンの谷S.160‐6
4.ヴェルディ=リスト:リゴレット・パラフレーズS.434
5.ワーグナー=リスト:結婚行進曲の主題による変奏曲
6. 同:イゾルデの愛の死
アンドリュー・フォン・オーエン(ピアノ)
昨年11月に行った来日公演でも好評を博したピアノ界の貴公子アンドリュー・
フォン・オーエン。鬼才サロネンに見出され、17歳でロス・フィルと共演して
以来、名門オケとの競演、 リサイタルで快進撃を続けるサラブレッドが、来
日公演でも好評を博した十八番のリストをお届けします。ロ短調ソナタから、
ヴェルディやワーグナーの編曲ものまで、超絶技巧の粋を尽くした難曲を楽々
と弾きこなす手腕をたっぷりお楽しみください!




<Musica Omnia>
MO 308 \1400
ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集
1.ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
2. 同 変ロ長調Op.110
3. 同 ハ短調Op.111
ペネロペ・クラウフォード(フォルテピアノ)
録音:2010年4月5-8日
ソロと室内楽の両面で活躍するアメリカの代表的フォルテピアノ奏者ペネロペ
・クロフォードの最新盤は、ベートーヴェンの最後の3つのピアノ・ソナタ。
ウィーンのコンラート・グラーフが製作した名器で、ベートーヴェン自身が所
有していた楽器に近いと言われるフォルテピアノを使用しています。モダンピ
アノでは決して味わえない素晴らしい演奏効果の数々を、読みごたえたっぷり
のブックレットとともにどうぞ。

MO 303 \1400
メンデルスゾーン&ツェルター歌曲集-乙女の嘆き
メンデルスゾーン:さすらいの歌Op.57‐6/同:歌の翼にOp.34‐2
同:春の歌Op.8‐6/同:旅の歌Op.34‐6/同:お気に入りの場所Op.99‐3
同:乙女の嘆き/同:狩の歌Op.19‐3/同: おお青春よOp.57‐4
同:無言歌Op.19‐4/同:花束Op.47‐5/同:ゆりかごのそばでOp.47‐6
同:春の歌Op.47‐3/同:ロマンスOp.8‐10/同:夜の歌Op.71‐6
同:魔女の歌Op.8‐15/ツェルター:たゆみなき愛/同:孤独/同:ソネット
同:ディー・ブラウト・アム・ゲスターデ/同:遠い国からの歌
同:アン・アイネ・ムッター、デア・トーヒャー・アイス・カインド・
スターブ/同:乙女の嘆き/同:月に寄す/同:恋に落ちて/同:マルガレーテ
同:旅人の夜の歌/同:お似合い同志
アンドレア・フォラン(ソプラノ) トム・ベギン(フォルテピアノ)
録音:1998年7月
メンデルスゾーンとその師ツェルターの歌曲をカップリングした初のCD。アン
ドレア・フォランと、トム・ベギンが1998年に残した名録音が待望の再プレス
になりました!

MO 311 \1400
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集&幻想曲
1.ピアノ・ソナタ 第6番ニ長調K.284
2.ロンド イ短調K.511
3.幻想曲ハ短調K.475
4.ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
ペネロペ・クラウフォード(フォルテピアノ)
録音:1991年4月
ソロと室内楽の両面で活躍するアメリカの代表的フォルテピアノ奏者ペネロペ
・クロフォードが、1992年に発表して好評を博したモーツァルト作品集を、高
音質のリマスターを施して、待望の再リリース!モーツァルトが所有していた
楽器のレプリカを使用しているのも大きな聴きどころです。

MO 406 \1400
ラルフ・ユスフ・ガウリック:少年十字軍Op.13
(少年合唱と室内アンサンブルのためのカンタータ)
ドルトムント・コールアカデミー少年合唱団 ユース・プロ・ムジカ 
ニューイングランド児童合唱団 アンサンブル・グロッケンシュピール
指揮:ヴァレリー・ベッカー
録音:2010年4月12-13日
第2次大戦中はナチスの手を逃れて各国で亡命生活を送り、戦後は東ドイツに
戻りベルリナーアンサンブルを設立したドイツの詩人ゲルト・ブレヒトの詩を
テキストに、1969年生まれの気鋭の作曲家ラルフ・ユスフ・ガウリックが2005
年に作曲した少年合唱と室内アンサンブルのためのカンタータ《少年十字軍》
の世界初録音です。物語の舞台は至ってシンプルで、1939年にポーランドで
戦災にあった55人の孤児たちが、平和の地を求めてさすらう様子が、ありあり
と克明に描かれています。

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11-01 No.13-1

2011年01月19日 19時51分12秒 | Weblog
<ONDINE>
ODE-1168 \2080
トランスフィギュレーション
カミラ・ニュルンド、ワーグナーと R.シュトラウスを歌う
ワーグナー(1813-1883):
1.歌劇「ローエングリン」よりエルザの夢「寂しい日々に神に祈った」
2.歌劇「タンホイザー」より「おごそかな広間よ、ふたたび挨拶を送る」
3.歌劇「タンホイザー」よりエリーザベトの祈り「全能のマリアよ」
4.楽劇「ワルキューレ」よりジークリンデの独白「一族の男たちが全て」
5.楽劇「トリスタンとイゾルデ」よりイゾルデの愛の死「優しくかすかな彼の
ほほえみ」/R.シュトラウス(1864-1949):6.歌劇「アラベラ」より「私
のエレマー」
7.歌劇「ダフネ」より「ああ愛しい昼よ、行かないで」
8.歌劇「ナクソス島のアリアドネ」より「すべてのものが清らかな国がある」
9.歌劇「サロメ」より「物音ひとつしない。なにも聞こえない」
カミラ・ニュルンド (ソプラノ)
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団
ハンヌ・リントゥ(指揮)
録音 2010年9月16-19日フィンランドテンペレ・ホール
実力派ソプラノ、カミラ・ニュルンド。日本でもすでに揺るぎない人気を持つ
「ワーグナー・ソプラノ」としておなじみの存在になっています。このアルバ
ムは彼女の初のアリア集で、収録されているのは、ワーグナーと R.シュトラウ
ス。まさにこの上なき 1枚と言えるでしょう。彼女のワーグナーはARTHAUSから
2点映像も発売されており、その凛とした舞台姿に見惚れた人も多いはず。
そして R.シュトラウスは 2007年の新国立劇場での元帥夫人の存在感が記憶か
ら離れがたいことでしょう。この「トランスフィギュレーション(変身)」と名
付けられたアルバムは、2人の大作曲家が描く女性像を恐ろしいまでに描き出
しています。強靭でありながらも、繊細な趣きを有する彼女の声は、変幻自在
に移り変わる女心を巧みに映し出します。指揮をしているのは、タンペレ・フ
ィルハーモニー管弦楽団の首席ハンヌ・リントゥ。厚みのある響きを縦横無尽
に操り、彼女の歌を引き立てています。

ODE-1172 \2080
セーゲルスタム
(1944-):交響曲集
1.交響曲第 81番「80の後…」 (2002)
2.交響曲第162番「ベルゲンへの番号を倍にして」(2006)
3.交響曲第181番「演奏する時、名自体を…」 (2007)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮者なし)
録音 2003年10月9日…1, 2008年2月28日…3,
2008年11月13日…2 ノルウェイベルゲン、グリーグホール
一体、セーゲルスタムは指揮者として評価して欲しいのでしょうか?それとも
作曲家としてでしょうか?このアルバムは、すでにこの時点で250曲の交響曲
を「モノにした」奇才の心情表現です。彼は交響曲を作曲する時に「管弦楽を
想定するのではなく、ピアノで弾くつもりで書いている」とのことで、これら
の3曲も指揮者を必要としないというユニークなものです。彼の快進撃はどこ
まで続くのでしょう?まずはこれを聴いてみてください。




<Glossa>
GCD 921113 2枚組 \3450
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
フランス・ブリュッヘン(指揮)、
18世紀オーケストラ、カペラ・アムステルダム
マルクス・シェーファー(テノール/福音史家)、
トマス・オリーマンス(イエス/バリトン)、
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、
マイケル・チャンス(アルト〔カウンターテナー〕)、
マルセル・ビークマン(テノール)、ペーター・コーイ(バス)
2010年、20年振りとなるJ.S.バッハの「ロ短調ミサ」(GCD 921112)の新録音で
大きな感動と衝撃を与えてくれたフランス・ブリュッヘン&18世紀オーケスト
ラ。スペインの名門古楽レーベル"グロッサ"と専属レコーディング・チーム
"グランド・ツアー(The Grand Tour)"が贈る至高のコンビの新たな演奏は、
1992年のフィリップス盤以来となるJ.S.バッハの「ヨハネ受難曲」の2010年
新録音!
録音:2010年3月&4月、デ・ドゥーレン(ロッテルダム)、
フィルハーモニー(ハールレム)、スタッツヘホールザール(ライデン)での
ライヴ録音。



<Melodiya>
MELCD 1001754 5枚組 \3780
チャイコフスキー:交響曲集
交響曲第1番ト短調Op.13《冬の日の幻想》
交響曲第2番ハ短調Op.17《ウクライナ》
交響曲第3番ニ長調Op.29《ポーランド》
交響曲第4番ヘ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64
交響曲第6番ロ短調Op.74《悲愴》
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、
モスクワ放送交響楽団
ロジェストヴェンスキーのモスクワ放送響時代を代表する演奏、チャイコフス
キーの交響曲集が本家メロディアからボックスで復活!
1970年代のロジェストヴェンスキーが当時の手兵、モスクワ放送響と繰り広げ
る凄まじいテンションのチャイコフスキーは"超"が付くほど刺激的。
蓄膿症気味の強烈なサウンドで迫りくる金管、とにかく叩きまくる打楽器、分
厚く強靭な弦楽器・・・。手加減など一切なし!これぞロシアの爆演也!
1970年代の録音。

MELCD 1001753 \1880
20世紀の伝説 - ヤコフ・スロボトキン ――
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104*
グラズノフ:スペイン風セレナーデ イ長調Op.20-2#
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲Op.33**
ヤコフ・スロボトキン(チェロ)、
I・グズマン(指揮)*、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団*、
A・コヴァリョフ(指揮)#、放送委員会室内管弦楽団#、
T・ニヤジ(指揮)**、ルーマニア国立放送管弦楽団**
20世紀ロシアの偉大なる演奏家たちの秘蔵音源を復刻する新シリーズ、"20世紀
の伝説(Legends of the XX Century)"がスタート!
ヤコフ・スロボトキン(1920-2009)は、バルシャイも名を連ねたチャイコフス
キー弦楽四重奏団の創設メンバーであり、ドヴォルザークの「チェロ協奏曲」
のロシア初演を行った名チェリスト。
"人の声"と称されたスロボトキンが弾くドヴォルザークからは、ロシア初演者
としてのプライドがビシビシと伝わってくる。
1955年11月2日のライヴ録音*。ディジパック仕様。

MELCD 1001749 \1880
20世紀の伝説 - アレクサンドル・ヨヘレス ――
シューベルト:
アダージョ ホ長調D.612、3つのメヌエット(D.334、335、600)、
10のエコセーズ(D.145、299、421、697、735、781、977)、
アレグレット ハ短調D.900、348(ヨヘレス版)
シューマン:
劇音楽《マンフレッド》より 2つの断章(ヨヘレス編)、4つのピアノ曲Op.32、
ペダル・ピアノのためのスケッチOp.58、
クララ・ヴィークの主題による即興曲Op.5
アレクサンドル・ヨヘレス(ピアノ)
名教師イグムノフの門下生で、ラモーの協奏曲、ドビュッシーの幻想曲、オネ
ゲルのコンチェルティーノなどのロシア初演を行い、トランスクリプションを
得意とした異才アレクサンドル・ヨヘレス(1912-1978)。
ヨヘレス・アレンジのシューマン、シューベルトは、ロシア・ピアノのファン
ならば要チェック。ちなみにヨヘレスは、エレーナ・アシュケナージの師でも
ある。1950-1960年代の録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001748 \1880
20世紀の伝説 - ボリス・ゴールドシュタイン ――
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調(1822)*
クニュース:ヴァイオリン協奏曲ホ短調#
フェルツマン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調**
ボリス・ゴールドシュタイン(ヴァイオリン)、
ミハイル・テリアン(指揮)*、モスクワ音楽院室内管弦楽団*、
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)#、
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団#、
N・ラフリン(指揮)**、ソヴィエト国立交響楽団**
オイストラフの弟子でブロンの師、ボリス・ゴールドシュタイン(1922-1987)
は、1937年のウジェーヌ・イザイ・コンクールで4位入賞(第1位はオイストラ
フ)はロシアのヴァイオリニスト。
ドイツへの亡命の前に収録されたこの協奏曲録音では、オスカー・フェルツマ
ン(1921-)のヴァイオリン協奏曲が初CD化となる。1962年#/**&1968年*の録音。
ディジパック仕様。

MELCD 1001775 2枚組 \3760
ダルゴムイシスキー:歌劇《ルサルカ》
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)、
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
ロシア五人組に多大な影響を与え、ロシア国民楽派の始祖的存在であるアレク
サンドル・ダルゴムイシスキー(1813-1869)。
ドヴォルザークも同じく「ルサルカ」を題材としたオペラを作曲しているが、
ダルゴムイシスキーのルサルカは豊かな民族色が特徴的。スヴェトラーノフ・
ファン要チェック。1971年の録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001760 \1880
アルチョーモフ:レクイエム
ドミトリー・キタエンコ(指揮)、
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団、スヴェシニコフ少年合唱団、
カウナス国立合唱団、インナ・ポリャンスカヤ(ソプラノ)、
リュボフ・シャルミナ(ソプラノ)、エレナ・ブリリョワ(ソプラノ)、
アレクセイ・マルティノフ(テノール)、ミハイル・ランスコイ(バリトン)、
アンドレイ・アゾフスキー(ディスカント)、オレグ・ヤンチェンコ(オルガン)
ソヴィエト作曲家同盟からの圧力に屈せず、コンテンポラリー路線を歩み続け
てたロシアの現代作曲家、ヴャチェスラフ・アルチョーモフ(1940-)の「レクイ
エム」。旧ソ連崩壊の数年前(1988年)に完成した「レクイエム」からは、モダ
ンな響きと共にロシア音楽の歴史の移り変わりが聴こえてくる。1989年の録音。





<Dapheneo>
Dapheneo 9812 \2300
ユレ:チェロとピアノのためのソナタ集 ――
チェロ・ソナタ ヘ長調/チェロ・ソナタ嬰へ短調/チェロ・ソナタ嬰へ長調
ラファエル・クレティアン(チェロ)
マチェイ・ピクルスキ(ピアノ)
近代フランス音楽の宝庫ティンパニ(Timpani)からリリースされた室内楽作品集
(1C 1166)が話題を呼んだジャン・ユレ(1877-1930)。パリ音楽院への入学を蹴
り、独学を選んだユレの優美にきらめくメロディアスなチェロ・ソナタは、近
代フランスが生んだ隠れた秀作である。ラファエル・クレティアンのチェロも
思わず息をのむほど美しい。1998年9月2日-4日の録音。弊社初紹介。

Dapheneo A202 \2300
マルティヌー:チェロとピアノのためのソナタ集 ――
チェロ・ソナタ第1番/チェロ・ソナタ第2番/チェロ・ソナタ第3番
ラファエル・クレティアン(チェロ)
フランツ・ミシェル(ピアノ)
チェコ、フランス、アメリカを渡り歩いた20世紀チェコの多作家マルティヌー
のチェロ・ソナタ集。クレティアンが弾く3つのソナタは、3作品それぞれの作
曲時の背景が浮かび上がる好演奏。2001年11月12日-13日の録音。弊社初紹介。

Dapheneo A102 \2300
ピアソラの音楽 ――
ピアソラ:
20年後/目を閉じて、耳をすませ/ジャンゴの神/天使の死
Veinte anos despues/バンドネオン/追憶/孤独/ジータ/エスコラソ
孤独の歳月
サクソフォン四重奏団「キャトル」、
ディディエ・ケック(ヴィブラフォン)、ブルーノ・マニエ(コントラバス)
フランスの超名門吹奏楽団、パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の首
席サクソフォン奏者、ジャン=ピエール・バラグリオリが主宰するサクソフォ
ン・アンサンブルとピアソラのコラボレーション。ピアソラの音楽とサクソ
フォン四重奏団の相性、抜群です!ヴィブラフォン、コントラバスのサウンド
も効いてます。1999年12月14日-15日の録音。弊社初紹介。

Dapheneo A209 \2300
フィッシャー:室内楽作品集 ――
ナチュレ・モルト・デ・モルト・ナチュレル/オバステ
コート=メトラージュ/ラブレター/3つの小品/Six Logia Vestibulaires
コーダ
クリス・ヘイワード(フルート)、
ジャン=ピエール・バラグリオリ(サクソフォン)、
ボレアル弦楽四重奏団、エリク・フィッシャー(指揮)、他
高度なコンテンポラリー・サウンドが次々と飛び出すエリク・フィッシャー
(1960-)の室内楽作品集。




<Gala>
GL 100.676 4枚組 \5120
ビゼー:歌劇《カルメン》(1960年12月19日)
マリオ・デル・モナコ(テノール)、
イリーナ・アルヒーポワ(メゾ・ソプラノ)
ペーター・マーク(指揮)、ナポリ・サン・カルロ歌劇場管弦楽団&合唱団、他
ペーター・マークのカルメン!ボーナス・トラックは、ピエール・デルヴォー
指揮の抜粋(イタリア語版)、カラヤン指揮の抜粋(フランス語版)。

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