クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-04 No.24-1

2008年04月30日 19時46分44秒 | Weblog
<OTAKEN RECORDS>
TKC-313 \2080
ベートーヴェン:
(1)交響曲 第3番「英雄」変ホ長調 作品55
(2)序曲「フィデリオ」 作品72B
(3)序曲「レオノーレ」 第3番 作品72A
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 指揮
ウィーン・フルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1944年12月 ウィーン・ムジークフェラインザール
(2)(3)1950年8月 ザルツブルグ祝祭劇場
音源:ドイツ帝国放送局(1)オーストリア放送局(2)(3)
擬似ガラスCD方式で所謂「ウラニアのエロイカ」のような古い録音の名演の音
がどのようになるか?これはたいへん興味はあるが、半ばあきらめかけていた
事案でもありました。と言いますのは、この方式ではCDの元となるマスター音
源の音が良好であることが最低条件で、「ウラニアのエロイカ」においてこの
条件に見合う音源は存在しないと思っていたからです。現にこれまで英ユニコ
ーン社原盤の各LPや米ウラニア社のオリジナルLP、露メロディア及びオースト
リア経由のテープ系音源をあたりましたが、この方式に耐え得るものを見つけ
ることができませんでした。ところがこの度、さる信頼できる筋から当社に持
ち込まれたテープ系音源は、この方式に見事にマッチするものでした。ともか
くこの方式でCDに定着された当音源の音は、これまでに出たどの「ウラニアの
エロイカ」よりもダイナミックで音の巾も厚く、特に金管楽器の強奏部でのび
りつきは「ウラニアのエロイカ」のトレードマークともなっていましたが、そ
れがほとんどなくなったのは嬉しいかぎりです。また実際にはとてつもなく広
かったであろうと思われるフルトヴェングラーのダイナミックレンジを彷彿と
させるクレッシェンドのすさまじさも目を見張るものがあります。とにかく
1楽章のドン、ドンというあの「ウラニア・マーカー」がなければ、にわかに
「ウラニアのエロイカ」とは信じがたい音に仕上がっております。しかし今回
の最大の収穫は、音質改善が音楽的感動に直結したことで、このCDは今後のオ
ーディオと音楽のあり方について一石を投じたものにもなり得ましょう。ファ
ンの方はもちろん広く音楽愛好家の皆様に又、今回は特にオーディオ・ファン
の方にもご一聴願えたらと思われる「ウラニアのエロイカ」の登場です。
オタケン・レコード 太田憲志



<ORF(オーストリア放送協会)>
CD 3018 \2080
モーツァルト(ペーター・リヒテンタール編):
交響曲第40番 ト短調 K.550
モーツァルト(マリアンネ・ブルックナー編):
クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
ストリングフィッツ: 【ヴェロニカ・ゴットリート(Vn)、ゾフィー・ガンシュ
(Vn)、イネス・ミクリン(Va)、マリアンネ・ブルックナー(Vc)】
ヴィクトリア・フォーニャド=ヨー(Va)
トーマス・ノートバウアー(Cl)
弦楽四重奏編曲版のレクイエムに続くストリングフィッツのモーツァルト。交
響曲第40番はペーター・リヒテンタール(1780-1853)による編曲。リヒテンター
ルは1780年ブラティスラヴァで生まれ、ウィーンとミラノで医師として活動し、
モーツァルトの音楽のイタリア紹介に功績のあった人物。クラリネット協奏曲
はメンバーのマリアンネ・ブルックナーの編曲。ストリングフィズは2000年創
立の女性弦楽四重奏団。

CD 495 \2080
ボッケリーニ:
弦楽五重奏曲 ニ長調 Op.39-3 G339
弦楽五重奏曲 変ロ長調 Op.39-1 G387
弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.64-2 G249
弦楽五重奏曲 ヘ長調 Op.39-2 G338
ピッコロ・コンチェルト・ウィーン
録音:2005年1月、DDD、
ボッケリーニの弦楽五重奏曲の録音。いずれの曲も世界初録音だと思われる。
ピッコロ・コンチェルト・ウィーンは1993年創立の団体。開放的な明るい音色
と、ドイツ語圏の古楽団体に共通した切れ味の良さがミックスされた演奏で、
軽快なフットワークとスピード感も相まって、たいへんに爽快なボッケリーニ
である。

CD 3020(1SACD+ボーナスDVD※PAL方式) \2080
バッハ:
前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV.998
リュート組曲 ハ短調 BWV.997
リュート組曲 ト短調 BWV.995
リュート組曲 ホ長調 BWV.1006a
ペーター・ワルドナー(ラウテンクラヴィーア)
録音:2007年2月18日(ライヴ)、
バッハのリュート曲を、ラウテンクラヴィーアで演奏したもの。ラウテンクラ
ヴィーアとは、リュートの音色を奏でる鍵盤楽器。文献では知られ、バッハの
遺品の中にもあったことが分かっている。ガット弦を使用していたと推測され
ているものの、現存する楽器が残っていないため、実態は謎に包まれている。
ここでは、18世紀の音楽理論学者ヤコブ・アドルングの記述に基づき、米国の
キース・ヒルが1999年に復元したナイロン弦を用いた楽器を使用。独特な音色
が美しく、リュート原曲の作品のみならず、無伴奏ヴァイオリン・パルティー
タ第3番の編曲作品も新たな魅力を得ている。ペーター・ワルドナーは、1966年、
南チロルのフィンシュガウ出身の鍵盤奏者。インスブルックを拠点として活躍
している。
※特典DVDはPAL方式のため通常の日本のDVDプレイヤーでは見ることはできませ
ん。

CD 3008(1SACD+ボーナスDVD※PAL方式) \2080
テレマン:組曲「ハンブルクの潮の干満」(水上の音楽)ハ長調 TWV.55:C3
ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ短調 RV.566
バッハ:協奏曲 ヘ長調 BWV.1057(ブランデンブルク協奏曲第4番の編曲)
ファン・ヴァッセナール:コンチェルト・アルモニコ第5番 ヘ短調
ルベル:幻想曲
クラウディオ・リベイロ(指揮)
コレギウム・ムジクム・デン・ハーグ、
録音:2006年11月29,30日、
63m(SACD)、30m(DVD)
2006年に結成されたばかりの古楽団体、コレギウム・ムジクム・デン・ハーグ
のおそらく初の録音。ハーグ王立音楽院出身の仲間で結成された団体で、当然
メンバーは若く、古楽の中心地だけに国籍は多様だ。指揮を務めるクラウディ
オ・リベイロは、ブラジル、サンパウロ生まれのチェンバロ奏者。ドイツ、イ
タリア、フランスと様々な様式の音楽をいずれも見事にまとめており、さらに
チェンバロ独奏の妙技も繰り広げている。バッハのBWV.1057は、ブランデンブ
ルク協奏曲第4番からの編曲作品。
特典DVDはPAL方式のため通常の日本のDVDプレイヤーでは見ることはできません。

CD 447 \2080
ツォベル(1950-):孤立/世界を変える、彼女にそれが必要だ/ドナウ歌曲集/
眠り/ダッハウから/人生の階段
ケーテ・ヴィットリヒ(ピアノ)
ペーター・コイシュニヒ(指揮)
アンサンブル・コントラプンクテ
ペーター・アルトマン(指揮)
新ウィーン・ヴォーカルアンサンブル、
ほか
録音:1973-1995年
ウィーン生まれの現代作曲家、ヴィルヘルム・ツォベル(1950-)の作品集。「孤
立」(1970年)はピアノソロ。「世界を変える、彼女はそれを必要としている」
(1973年)はテープ編集。ドナウ歌曲集(1984年)は管弦楽曲(歌は無い)。「眠り」
は室内アンサンブル作品。「ダッハウから」は管弦楽曲。「人生の階段」合唱
と木管アンサンブルの音楽。

CD 3010 \2080
17世紀の作曲家のリュート作品集
ビットナー:前奏曲
デュビュ:無題の作品
デュフレスノ:アルマンド,クーラント
ガロ:サラバンド,ガヴォット
デュフォ:ジーグ
作者不詳:パルティア
作者不詳:パルティータ 変ロ長調
ヒンターレイトナー:パルティータ ニ長調,パルティータ イ短調
ロジー:サラバンド,チャコンナ
フーベルト・ホフマン(リュート)
録音:2007年6月、
17世紀の作曲家の作品を中心としたリュート作品集。ジャック・ビットナー(17
世紀)、ジャック・ガロ(?-1690)、フランソワ・デュフォ(?-1670)、フェル
ディナント・イグナツ・ヒンターライトナー(1659-1710)、ヤン・アントン・ロ
ジー(1650-1721)らの作品を収録。フーベルト・ホフマンは3種の楽器を弾き分
けている。

CD 3013 \2080
ヨーゼフ・マルクスの歌曲集
1950年代の歴史的録音から81年のオジェーまで収録
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):歌曲集
(1)マリアの歌/キリストの木/問いと答え/つつましい羊飼い/出会い/百合
/何のため/ヴェネツィアの子守歌/最愛の人が話す/井戸端で
(2)輝く日々/雨/ペレグリーナ第5番/美しさ/春の歩み
(3)聖マリア/記憶/ある娘の歌/ジプシー
(4)歌/あなたの眼差し/夜の祈り/夢の絶頂
(5)昨日彼は私にバラを持ってきた/日本の雨の歌/
ヴェネツィアの子守歌/マリアの歌/愛に心を動かされたなら
(1)ヴィルマ・リップ(S)
ヨーゼフ・マルク(Pf)
録音:1951年11月24日
(2)ワルデマール・クメント(T)
ヨーゼフ・マルク(Pf)
1952年5月28日
(3)イルムガルト・ゼーフリート(S)
エリック・ウェルバ(Pf)
1951年10月5日
(4)ワルデマール・クメント(T)
エリック・ウェルバ(Pf)
1951年12月15日
(5)アリーン・オジェー(S)
ミルティアデス・カルディス(指揮)
ニーダーエスターライヒ・トンキュンストラー管弦楽団
1981年5月15日
オーストリアの作曲家、ヨーゼフ・マルクス(1882-1964)の歌曲集。マルクスは
150の歌曲を残したと言われ、後期ロマン派を受け継いだ作風は再評価されつつ
ある。ここには、ヴィルマ・リップ、ワルデマール・クメント、イルムガルト
・ゼーフリートらの歴史的録音と、アリーン・オジェーが歌った管弦楽伴奏歌
曲が収録されている。

CD 3017 \2080
名女優に捧げるため女装した男性歌手のキャバレー・ソング集
イルムガルト・クネフ「私のウィーン」
(キャバレーソング、シャンソン、ガーシュウィン、ポーター)
ウルリヒ・ミヒャエル・ハイシッヒ(歌)
シュトラールクラフト(光の力)バンド
録音:2007年9月7日,ライヴ
ウルリヒ・ミヒャエル・ハイシッヒは、ドイツの歌手、俳優。イルムガルト・
クネフとは、往年のドイツの名女優、歌手のヒルデガルト・クネフを真似て彼
が女装して演じる人物。キャバレーソング、シャンソン、さらにガーシュウィ
ン、ポーターなどの曲を歌っている。




<DIVOX>
CDX25254 \1980
グリエール:チェロとピアノの為の12ページのアルバムOp51
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op119
エステル・ニッフェネッガー(チェロ)
ミラーナ・チェルンヤフスカ(ピアノ)
録音:2007年7月
演奏者は共に、流麗で息がぴったりと合った演奏です。ニッフェネッガーは好
評を得ているバッハ無伴奏チェロ組曲(CDX25249/50)などDIVOXレーベルに多数
の録音を行っています。グリエールの12ページのアルバムは小品集で明るい部
分が多い作品です。他に録音があまり無い貴重なものです。名曲プロコフィエ
フのチェロ・ソナタは作曲者独特のコミカルさが時折顔を出すユニークな作品
です。

CDX 70602 \1980
「ヴェネツィアへの旅」
ヘンデル:シンフォニア 変ロ長調 HWV338、アリア ハ短調 HWV355、組曲
変ロ長調 HWV 354から
アルビノーニ:シンフォニア ト短調、協奏曲 ト長調Op.4-5
ポルポラ:協奏曲 ホ短調
カルダーラ:「我らの主イエス・キリスト」-導入,アンダンテ
マルチェッロ:シンフォニア ト長調
ガスパリーニ:「運命の予言」序曲
ハッセ:「クレオフィーデ」序曲
ポルポラ:協奏曲 ト長調(Op.11より)
ステーファノ・モラルディ(指揮,Cemb)
イ・ヴィルトゥオージ・デッレ・ムーゼ(ピリオド楽器)
録音:2006年4月12-15日
ヴィヴァルディのオペラ序曲集(CDX70501 SACD hybrid)に続く、イ・ヴィルトゥ
オージ・デッレ・ムーゼのバロックアルバム。「ヴェネツィアへの旅」と題さ
れ、ヴェネツィアに縁のある作曲家の作品が集められている。モラルディとイ・
ヴィルトゥオージ・デッレ・ムーゼの演奏は、優れた様式感と、ゆとりを保っ
た愉悦感に独特の味わいがある。

CDX 70603 \1980
「フィリア・プレクララ」
神の僕、クララ/喜べ、天の聖職者よ/今日キリストは起きたまえり/おお、
宵に輝く乙女よ/許しのため私は行くだろう/澄んだ光で輝く/新たな玉座が
/主を讃えよう/おお喜びの報せ/留まるがよい/やんごとなき乙女/マリア
に祝福あれ/慈愛の神を讃えよ/ほか
アンサンブル・ペレグリーナ(女声アンサンブル)
録音:2007年4月16-20日
13世紀から15世紀にかけての宗教声楽曲を収録。いずれもアッシジの聖クララ
に因んだ内容である。アンサンブル・ペレグリーナは1997年創立の女声四人に
よるグループ。中世宗教音楽は混成、もしくは男声アンサンブルによるものが
多数だが、透明な女声だけのアンサンブルの美しさは格別である。




<Caprice>
CAP 21776 \2300
ピアノによるインプロヴィゼーショナルI ――
カール・ミカエル・ベルマン(1740-1795)の「フレドマンの手紙と歌」をテーマ
とした即興曲(15曲)
二クラス・シヴェレーフ(ピアノ)
「ピアノによるインプロヴィゼーショナル」とは、3年間で全10タイトルのリリ
ースが予定されているピアノによる完全な即興演奏のシリーズ。このシリーズ
全体に一貫して適用される重要な理念とは、
(1)インプロヴィゼーション(即興)であること。
(2)10タイトル全てで同一のコンサートホール、同一のピアノを使用(ピアニス
トは各タイトルで変更となる)。
(3)レコーディングの直前(ホールに入ってから)にテーマが提示される。事前提
示は一切なし。
(4)セッションは全て真夜中に行われる(人間の脳の活動時間に着目)。
という徹底された4項目。
ピアニスト自身の備えたテクニックや即興能力はもちろんのこと、音楽性や人
間性もが試され演奏に直接反映されるという部分も非常に興味深い。
この「ピアノによるインプロヴィゼーショナル」に挑む最初のピアニストは、
スウェーデンの実力者ニクラス・シヴェレーフ。
そのシヴェレーフに提示された注目のテーマは、18世紀スウェーデンの高名な
詩人であるカール・ミカエル・ベルマンの「手紙と歌」。
シヴェレーフの閃きによって次々と放たれるベルマンをテーマとした即興演奏
は圧巻の一言。まったく新しい視点とアイディアによるシリーズがいま始まる。
2006年8月28日-30日、ニーブローカイエン(ストックホルム)での録音。




<Danacord>
DACOCD 660 \2300
パヴェル・パブスト(1854-1897):ピアノ協奏曲変ホ長調Op.82
リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲嬰ハ短調Op.30
スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰へ短調Op.20
オレグ・マルシェフ(ピアノ)、
ウラディーミル・ジヴァ(指揮)、南ユラン交響楽団
旧ソ連のアゼルバイジャンの首都バクー生まれで生まれたヴィルトゥオーソ・ピ
アニスト、オレグ・マルシェフ。
その実力に着目したメジャー・レーベルからのオファーを断り、ダナコード
(Danacord)一筋で優れた演奏を発表し続けるマルシェフが新たなに「3つのロシ
アのピアノ協奏曲」を録音!
ルビンシテインに認められモスクワ音楽院に教授として招聘されたパヴェル・
パブスト。同世代のチャイコフスキーからもその才能を高く評価されたパブス
トのピアノ協奏曲は、ロマンティックで技巧的な作風と雄大なロシアの大地を
想像させる大きなスケールを持った知られざる名曲である。
リムスキー=コルサコフとスクリャービンの2作品でもマルシェフの生命力に満
ちた音色と見事なテクニックが余すことなく発揮されている。ジヴァと南ユラ
ン響の温かなサポートも美しい。
※ダナコード・2008年カラーカタログ付き(40ページ)。





<Sterling>
CDS 1075-2 \2300
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):
ヴァイオリンと管弦楽のための性格的な演奏会用小品《愛の妖精》Op.67
ヴァイオリンと管弦楽のための組曲Op.181
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.161(原典版)
トビアス・リングボリ(ヴァイオリン)、
アンドレア・クイン(指揮)、ノールランド歌劇場交響楽団
長年に渡ってその存在と作品が不当なまでに忘れられてきたが、近年再評価の
気運が一気に高まっている作曲家ヨアヒム・ラフのヴァイオリン協奏曲集が登
場!スイスのチューリッヒ近くに位置する町ラッヘンで生まれドイツを活躍の
場としたラフの作品には、11曲の交響曲に代表される大規模な作品から室内楽
作品まで多くの傑作が見受けられる。
今回収録された「ヴァイオリン協奏曲第1番」では1870年に作曲された原典版が
用いられている。アウグスト・ウィルヘルミに献呈された難曲でスウェーデン
のヴィルトゥオーソ、リングボリが熱演を繰り広げている。
2005年11月からノールランド歌劇場響の音楽監督の任にあるイギリスの女流指
揮者アンドレア・クインの手綱捌きにも要注目。

CDS 1074-2 \2300
デュカス:
序曲《ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン》/序曲《リア王》/交響曲ハ短調
ファブリス・ボロン(指揮)、
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
代名詞でもある交響詩「魔法使いの弟子」や「ピアノ・ソナタ」といった現存
する傑作や、晩年には自らの作品の大半を破棄してしまうという完璧主義者と
してのエピソードでも知られるフランスの大作曲家ポール・デュカス。
2008-2009シーズンからフライブルク歌劇場の音楽監督に着任するフランス人
指揮者ファブリス・ボロンとヴュルテンベルク・フィルのタッグによるデュカ
スの管弦楽作品集では、1883年に若かりし日のデュカスが書き上げた2つの序
曲と、1896年に作曲された唯一の交響曲をカップリング。
「交響曲」での優れた作曲技法はもちろんのこと、序曲のみが発見され1995年
に初演が行われた「リア王」や「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」からも完
璧を求めたデュカスの類希なオーケストレーションを聴きとることができる。




<Rondeau>
ROP 4024/25 2枚組 \4600
J・S・バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
マーカス・ウルマン(福音史家/テノール)、
ゴットホルト・シュワルツ(イエス/バス)、
ルース・ホルトン(ソプラノ)、マティアス・レックスロート(アルト)、
ヘンリク・ベーム(バス)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会少年合唱団
J・S・バッハが第15代目のカントール(音楽監督)を務めるなど、バッハに最も
縁の深い教会として知られるライプツィヒ聖トーマス教会の少年合唱団。近年
はバッハの作品だけでも「ロ短調ミサ」や「マタイ受難曲」(初期稿)などのリ
リースを実現させるなど、活発なレコーディングにも取り組んでいる聖トーマ
ス教会少年合唱団の最新盤はこれまた期待の高まる「ヨハネ受難曲」!
現在のカントールであるビラーの指揮の下、名門ゲヴァントハウス管や福音史
家のスペシャリストとして名を馳せるテノールのマーカス・ウルマンなど聖ト
ーマス教会の「ヨハネ受難曲」に相応しい演奏者陣が集っている点も見逃せな
い。2007年4月6日-7日、聖トーマス教会でのライヴ録音。

ROP 7006 \2300
ブクステフーデ:
7つの連作カンタータ《われらがイエスの四肢》BuxWV.75/カンタータ《安ら
ぎと喜びもてわれは逝く》BuxWV.76/カンタータ《天使に委ねよ》BuxWV.10
イェルク・ブライディング(指揮)、
ハノーファー少年合唱団、ヒムリッシェ・カントライ、
バロックアンサンブル・ラルコ
世界初録音となったハンマーシュミットの作品集(ROP 7001)では権威あるエコ
ー賞を受賞。2007年にはジョン・ラッターの「マニフィカト」(ROP 7004)のリ
リースを行うなど、聖トーマス教会少年合唱団やウィンズバッハ少年合唱団と
並ぶロンドー(Rondeau)の中心的存在に急浮上してきたハノーファー少年合唱団
の最新録音。
ハノーファー少年合唱団の汚れのない澄んだハーモニーがブクステフーデの大
作を感動的に仕上げている。





<Christophorus>
CHR 77288(SACD-Hybrid) \2850
パレストリーナ:
チェチーリアは楽器を奏で、曙が領主を照らし時、ソロモンの雅歌より、
第1旋法のマニフィカト、その頭にいただきたる金色の冠は
パレストリーナを含む「ローマ音楽家名人会」による共作:
ミサ《チェチーリアは楽器を奏で》
ヴィルフリート・ロンバッハ(指揮)、アンサンブル・オフィチウム
これまでに「パレストリーナ」や「ヴァイセンブルクのオトフリート」の作品
集など、数多くの意欲的なプログラムを打ち出してきたロンバッハ率いるドイ
ツのアンサンブル「アンサンブル・オフィチウム」は、ルネサンス時代の宗教
音楽、グレゴリオ聖歌のスペシャリスト集団。
このロンバッハとアンサンブル・オフィチウムによる新しいパレストリーナの
作品集には、「ローマ音楽家名人会」の共作である「ミサ《チェチーリアは楽
器を奏で》」を収録。「ミサ《チェチーリアは楽器を奏で》」とは、教皇の庇
護のもとに1584年に創立された「ローマ音楽家名人会」の会員であるスタビレ、
ソリアーノ、ドラゴーニ、ジョヴァンネッリ、サンティーニ、マンチーニ、そ
してパレストリーナが各楽章を分担して手懸けた12声のためのミサ曲である。
全曲を通してアンサンブル・オフィチウムの高い歌唱力が豊かなハーモニーを
生み出しており、天まで響き渡るであろうその歌声は感動的と言う他ない。

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08-04 No.24-2

2008年04月30日 19時44分45秒 | Weblog
CHR 77284 \2300
パーセル兄弟の音楽 ――
ヘンリー・パーセル(1659-1695):新しいアイルランド風の調べ、エアとブー
レ、エア ト短調(チェンバロ独奏)、ホーンパイプ ト短調、ジグ ト短調、
全音階によるグラウンド
ダニエル・パーセル(c.1664-1717):ソナタ第3番ハ長調
H・パーセル:トッカータ イ長調(チェンバロ独奏)
D・パーセル:ソナタ第2番二短調
H・パーセル:組曲(チェンバロ独奏)
D・パーセル:ソナタ第6番ト短調
H・パーセル:トランペット・チューン(チェンバロ独奏)、セベル
D・パーセル:トッカータ イ短調(チェンバロ独奏)、シャコンヌ イ短調
H・パーセル:
新しいグラウンド ホ短調(チェンバロ独奏)、ホーンパイプ ホ短調、新しいグ
ラウンド ホ短調
D・パーセル:ソナタ第1番ヘ長調
アンサンブル・メディオラヌム
音楽史上で光り輝くイギリス史上最大の作曲家ヘンリー・パーセルとその弟ダ
ニエル・パーセルの作品を取り上げたまさしく「パーセル兄弟の音楽」。偉大
すぎる兄ヘンリーの陰に隠れてしまい、弟ダニエルの作品に接する機会が少な
いだけに両者の音楽を聴き比べることができるという点でも非常に貴重なアル
バムと言えるだろう。
アンサンブル・メディオラヌムは、リコーダーのザビーネ・アンボス、チェロ
のフェリックス・コッホ、チェンバロのヴィープケ・ヴァイダンツの3人によっ
て1999年に結成されたピリオド・アンサンブル。
躍動感にあふれるチェンバロ、卓越した技巧が発揮されたリコーダー、安定感
抜群のチェロ・・・アンサンブル・メディオラヌムのハイレベルのパフォーマ
ンスが「パーセル兄弟」の音楽を見事なまでに伝えてくれる。録音も優秀。

CHR 77285 2300
中世の神秘主義-
ハインリヒ・フォン・マイセン(1250-1318):
In gottes schos/Der cron gestirn/Nu merckent/Stunt die sache/Die
dry person/Kung Salomon/Die kuniginne von saba/Ich bin die wurtzel
us yesse/Ich han gestirne/Zarten Ton/Die magt
ペル=ソナ
詩や旋律の作品は現存しているものの、その生涯や人物像の手がかりは僅かな
文献にしか残されていないという「フラウエンロープ」ことハインリヒ・フォ
ン・マイセン。
中世ドイツで最も重要な詩人であったとされる「フラウエンロープ」の音楽か
らは、愛や哀しみ、喜びなど人間の様々な感情が次々と浮かび上がってくる。
ペル=ソナは、歌い手のザビーネ・ルッツェンベルガーと中世ハープ、リコー
ダー奏者のノルベルト・ローデンキルヒェンのデュオ。どこか物悲しさを漂わ
せるルッツェンベルガーの歌声が「フラウエンロープ」の音楽に込められた感
情を解き放つ。

CHR 77293 2300
15世紀イタリアの舞曲集 ――
ドメニコ・ダ・ピアチェンツァとグリエルモ・エブレオ・ダ・ペサロの舞曲
(全26曲)
イアン・ハリソン(ディレクター)、
アンサンブル《Les haulz et Les bas》
サックバットやスライド・トランペット、リュート、フィドルなどの様々な種
類を駆使したドイツの古楽器アンサンブルによるイタリアの舞曲集。1997年の
録音。CHR 77208からの移行再発売。

CHR 77290 2300
嫌なことでも歌わなければ ――
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(c.1170-c.1230):
Under der linden
オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(c.1377-c.1445):
Los frouw und hor
ベアトリス・ド・ディア(12世紀):嫌なことでも歌わなければ
マルティン・コダス(13世紀):Ondas do mar、Mia yrmana fremosa
テオバルド1世(1201-1253):Dame merci
ギョーム・ド・マショー:Moult sui de bonne heure nec/他
エスタンピー
アルバムのタイトルにもなっている「嫌なことでも歌わなければ」とは、ベア
トリス・ド・ディアが書いた現存する女性トルヴァドールによる貴重な歌であ
る。1989年の録音。CHR 74583からの移行再発売。




<Cavalli>
CCD 705 2300
J・S・バッハ:フランス風序曲ハ短調BWV.831a、イタリア協奏曲BWV.971
シューマン:間奏曲Op.4
フレデリック・ブルーム(ピアノ)
現在ミュンヘンに居を構えているフレデリック・ブルームは、1983年のブゾー
ニ国際ピアノコンクールでは3位入賞を果たすなど多くの実績を積んでいるニュ
ーヨーク出身のピアニスト。ここでのバッハの「フランス風序曲」では一般的
に用いられている「ロ短調BWV.831」ではなく異稿版となる「ハ短調BWV.831a」
が演奏されており、その響きの違いが最大の聴きどころだろう。





<Aeolus>
AE-10271 2300
オルガンによるワーグナー ――
ワーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》より 前奏曲、聖金曜日の音楽/
楽劇《神々の黄昏》より ジークフリートの葬送行進曲/歌劇《トリスタンと
イゾルデ》より 前奏曲/歌劇《リエンツィ》より 序曲/ヴェーゼンドンク
歌曲集
スザンネ・トルプ(ソプラノ)、クリストフ・クールマン(オルガン)
カルク=エラート、アイゼンマン、ルメアといったオルガン作品に大きな影響
を与えた3人の音楽家たちが、オルガンによる演奏のためにアレンジを施したワ
ーグナーの作品を集めた「オルガンによるワーグナー」。ちなみに収録作品は、
20世紀初頭フランスの貴族による演奏会のプログラムをイメージしたものだと
いう。スペインのバスク地方、ウスルビルのサルバドル教会に設置されている
カヴァイエ・コルのオルガンからワーグナーが荘厳に響く。





<Antes Edition>
BM-CD 31.9246 2300
シンプル・シンフォニー ――
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV.1048
ハラルド・ゲンツマー:シンフォニエッタ
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調K.136
プッチーニ:菊の花
ブリテン:シンプル・シンフォニーOp.4
ライナー・シューヘン(指揮)、バーデン・マンドリン・オーケストラ
1971年に創設されたドイツのバーデン・マンドリン・オーケストラ(ツプフ・オ
ーケストラ)によるバッハ、ゲンツマー、モーツァルト、、プッチーニ、そして
ブリテン!マンドリンの素朴な音色に乗って届く名作の数々はなかなか味わい
深いものがある。




<Thorofon>
CTH 2543 2300
もし甘い恋の情熱が ――
アントニオ・ロッティ(1667-1740):Ti sento O'Dio bendato
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):まこと君ゆえ愛に身をこがし
ヘンデル:私の胸は高まるHWV.132、忘却の甘さの中でHWV.134
ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752):
もし甘い恋の情熱が、Love frowns in Beauteous Myra's Eyes
ウィリアム・クロフト(1678-1727):セラドン
テレマン:大きな喜悦、大きな喜び
アンサンブル・ムジカ・ポエティカ
17世紀から18世紀を生きた6人の作曲家たちの通奏低音を伴うカンタータ集。
アンサンブル・ムジカ・ポエティカは、メゾ・ソプラノのサビーネ・カイパイネ
ンとバロック・オーボエ奏者のトゥオマス・カイパイネンが1982年に創設したバ
ロック・アンサンブル。女声独唱とオーボエもしくはリコーダー、通奏低音が一
体となってバロックのカンタータを響かせる。

CTH 2544 2300
ハラルド・ゲンツマー(1909-2007):
フルートとクラリネット、ピアノのための作品集 ――
フルート・ソナタ第3番/クラリネット・ソナタ/無伴奏フルート・ソナタ第3番
/無伴奏クラネットのための幻想曲/クラリネットのためのソナチネ/フルート
・ソナタ第2番
ヤンヌ・トムセン(フルート)、エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)、
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
トロフォン(Thorofon)が作品の紹介に力を注いできたものの、惜しくも昨年末に
98歳で他界した現代ドイツの大作曲家ハラルド・ゲンツマー。
バイエルン放送響のソロ奏者を務めるなど現代有数のクラリネット奏者として知
られるブルンナーや、デンマーク生まれの気鋭の女流フルーティスト、トムセン
がソリストを任されるなど演奏のレベルも非常に高い。

CTH 2546 2300
レーガー:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲ホ短調Op.102/ラルゴ 変ロ長調/ラルゴOp.93a
ハイペリオン・トリオ
2004年にはシューマンのピアノ三重奏曲全集(CTH 2533/6)を発表した3人の若手
アーティストたちによるドイツのピアノ・トリオ。ドイツのヴァイデンで開催さ
れているマックス・レーガー音楽祭にゲストとして招待されるなど、レーガーの
演奏と解釈には本場ドイツでも定評がある。




<Musiques Suisses>
MGBCD 6260 3枚組 6900
17世紀-20世紀スイスにおける室内オルガンの歴史 ――
パッヘルベル:フーガ ニ短調
フローベルガー:トッカータ ヘ長調
ケルル:カンツォン
リヒター:パルティータ ニ短調
ムファット:前奏曲第8番ハ長調
L・モーツァルト:アダージョと4つの変奏曲
C・P・E・バッハ:4つの二重奏曲/他
アンネレス・フリガー(オルガン)
古くは1636年に製作されたオルガンなど、17世紀から20世紀にかけて作られた歴
史的価値の高い21種類の室内オルガンによる演奏を収録した作品集。
スイスの女流オルガニスト、アンネレス・フリガーの演奏で約350年という時間が
生み出した楽器の変遷を堪能することが出来る。

MGBCD 6261 2300
エミール・フライ(1889-1946):ピアノ作品集 ――
ヘブライの主題による変奏曲Op.1/幻想的小品第1番/組曲Op.62/4つの小品
Op.12より 第1番/牧歌的なメヌエットOp.10-2/4つのピアノ小品Op.14-2より
第2番/組曲Op.58/コラール《血潮したたる》による幻想曲Op.33/J・S・バッ
ハの「G線上のアリア」のピアノ編曲版
カール=アンドレアス・コリー(ピアノ)
スイスとベルリン、ブカレストで音楽を学び、1910年には「ピアノ三重奏曲第2番
Op.23」でアントン・ルビンシテイン・コンクール入賞。1912年には23歳という若
さでモスクワ音楽院に教授として招聘されるなど、作曲、教育の両分野で実績を
残したスイスの音楽家エミール・フライのピアノ作品集。
カール・エンゲルとミェチスワフ・ホルショフスキの下で研鑽を積んだスイスの
ピアニスト。チューリッヒ・トーンハレ管、バーゼル響などの名門オーケストラ
からもソリストとして招かれている実力派である。




<Phono Suecia>
PSSACD 170(SACD-Hybrid) 2850
コルド ――
ケント・オーロフソン(1962-):
ギタリストと管弦楽のための《弦》/独唱、二重合唱、アンサンブルとエレクト
ロニクスのための《鐘》
ステファン・オステルシェー
(チャランゴ、エレクトリック・ギター、バンジョー)、
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)、ヨーテボリ交響楽団、
ヴォーカルハルモニン、他
ケント・オーロフソンは、“ギター”だけに特定せず、チャランゴやバンジョー、
エレキ・ギターを持ち替える“ギタリスト”にスポットあてた「弦(コルド)」な
どの独創的な作品によって世界的な名声を獲得し始めた現代スウェーデンの作曲
家である。

PSCD 173 2300
フルート・コン・フォルツア ――
アーネ・メルネス(1933-2002):
フルートと打楽器のための《ランデヴーII》、
フルートと室内オーケストラのための《親しい戯れ》
ペール・モッテンソン(1967-):
アルト・フルートとエレクトロニクスのための踊りとセンチメンタルな歌、
フルート協奏曲
アンドレ・シーニ(1945-):イカレガグ、マドリードのための沈黙の音符
アンデシュ・ユーンヘル(フルート)、ダニエル・ヌーベリ(打楽器)、
ピエール=アンドレ・ヴァラード(指揮)、
ヘルシングボリ交響楽団、ヨーテボリ交響楽団、アンサンブル・ガゲーゴ!、他
1996年からヨーテボリ交響楽団のフルート奏者を務めソリストとしても活発な活
動を展開しているフルーティスト、アンデシュ・ユーンヘルによるフルートのた
めの現代スウェーデン作品集。このアルバムはユーンヘルの師である今は亡きマ
ヌエラ・ヴィースラーに捧げられている。



<Caprice>
CAP 21800(SACD-Hybrid) 2850
パーセプションズ・オヴ・タイム ――
アンドレス・ヨルミン:3人の天使、Tiden a ingenting、ラーサ
ペルト:フラトレス
グバイドゥーリナ:セレナーデ
ステファン・モッセンマーク&イェスパー・コルダ:
グリーン・ブリッジ、ノーツ・オン・フラトレス
マッツ・ベルグストレム(ギター)、アンデルス・ヨルミン(コントラバス)、
ヨアキム・スヴェンヘーデン(ヴァイオリン)
25年のキャリアを持つスウェーデンのトップ・クラシカル・ギタリスト、マッツ
・ベルグストレムのリーダー・アルバム。同じくスウェーデンを代表するベーシ
ストの1人であるアンデルス・ヨルミンを演奏&作曲の両面で共演に迎えるなど、
ギター&ベース・ファンにオススメしたい1枚。
ちなみにブックレットにはクリスティーヌ・ファルケンランドの詩が日本語で掲
載されている。

CAP 21787 2300
デュオ・ディアローグ ――
クリスティーナ・フォルスマン:レイン=リフレイン
アルネ・ロートマン:ディプティク、Vindsnlirror
イングヴァル・カルコフ:
クラリネットとギターのための組曲、ドリーム&パペット・ダンス
ズヴェン・ハグヴィル:コンフルエント
ケント・オロフソン:エメラルド・ウィンドストリングス
ダン・ラーソン(クラリネット)、マグヌス・グレンルンド(ギター)
オーショッタ・ウィンド・オーケストラのソロ・クラリネット奏者ダン・ラーソ
ンとスウェーデンのコンサート・ギタリスト、マグヌス・グレンルンドのデュオ
・アルバム。クラリネットとギターの醸しだす落ち着いた音楽が空間に広がりを
見せる。





<RTVE>
CD 65244 2枚組 3050
エミリオ・アリエータ(1821-1894):オペラ「イルデゴンダ」(1845)
カルロス・アルバレス(バリトン:ロランド・グァルデラーノ)
アナ・マリア・サンチェス(ソプラノ:イルデゴンダ)
ホセ・ブロス(テノール:リッツァルド・マッツァフィオーレ)
アンヘル・ロドリーゲス(テノール:エルメネジルド・ファルサビーリャ)
ステファノ・パラッチ(バス:ロッジェーロ・グァルデラーノ)
マリオラ・カンタレーロ(メゾソプラノ:イデルベーネ)
ヘスス・ロペス・コボス(指揮)
マドリード王立劇場管弦楽団&合唱団
[マドリード交響楽団&合唱団]
録音:2004年6月19日、マドリード王立劇場
エミリオ・アルテータはスペイン、ナバーラのプエンタ・ラ・レイナに生まれ
た作曲家。1839年から1845年までイタリアのミラノ音楽院で学び、1845年には
ヴェルディのオペラの共同台本作者ソレーラの台本によるイタリア語オペラ
「イルデゴンダ」をミラノで上演し翌年帰国。スペイン語のオペラや数多くの
サルスエラを作曲した他、教育者としても活躍し、1857年マドリード音楽院作
曲家教授に就任、1868年から亡くなるまでは同音楽院院長を務めました。

CD 65251 2枚組 3050
サンタンデール国際音楽祭 Vol.8
ロベルト・スカンディウッツィ オペラ・リサイタル
ヴェルディ(1813-1901):
「シチリア島の夕べの祈り」から 序曲,O partia... o tu Palermo(第2幕)(*)
「ロンバルディア人」から O Signore, dal tretto natio(第4幕)(#)
「アッティラ」から
Mentre gonfiarsi l'anima - Oltre a quel kimite t'attendo(第1幕)(*)
「ナブッコ」から Va pensiero(第3幕)(#),O chi piange(第3幕)(*/#)
「運命の力」から 序曲,Il santo nome di Dio Signore sia benedetto -
La vergine degli Angeli(第2幕)(*/+/#)
チャイコフスキー(1840-1893):「エフゲニー・オネーギン」から
ポロネーズ(第3幕),グリョーミンのアリア(第3幕)(*)
ムソルグスキー(1839-1881):
「ホヴァンシチナ」から
ペルシャの奴隷の踊り(第4幕),第1幕フィナーレ(*/#)
「ボリス・ゴドゥノフ」から 戴冠式の場面(プロローグ)(*/#)
グノー(1818-1883):「ファウスト」から Le veau d'or(第1幕)
パブロ・ソロサバル(1897-1988):
サルスエラ「港の酒場女」から Despierta negro que viene el blanco(*/#)
ロベルト・スカンディウッツィ(バス(*))
ディレッタ・リッツィオ・マリン(ソプラノ(+))
オッターヴィオ・マリーノ(指揮)
トリノ・レジオ劇場フィルハルモニー管弦楽団「900」
サルベ・デ・ラレード合唱団(#)
録音:2005年8月10日、スペイン、サンタンデール、カンタブリア祝祭劇場、
ライヴ

CD 65261 2300
チェロ合奏のための音楽
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ第1番
ダヴィド・ポッパー(1843-1913):レクィエム
ジョルディ・セルベリョ(1935-):パウ・パザルスに捧げる歌
フェルナンド・アグエリア:チェロ八重奏のための組曲
フリードリヒ・グリュツマッハー(1832-1903):聖歌
プロコフィエフ(1891-1953):アンダンテ
エドゥアルト・ピュッツ(1911-2000):タンゴ・パッショナート
ヴィグエン・サルキソフ・チェロ(指揮、チェロ)
ヴィグエン・サルキソフ・チェロ合奏団
録音:2004年6月5-6日、スペイン、オビエド高等音楽院ホール
ヴィグエン・サルキソフ・チェロ合奏団は、スペインのオビエド(・エドゥア
ルド・マルティネス・トルネル)高等音楽院教授を務めるロシアのチェリスト、
ヴィグエン・サルキソフが1997年に創設したグループです。

CD 65292 2300
恋する心 16世紀スペインの音楽にのせて歌うスペイン詩集
ソンニア・L・リバス=カバリェーロ&ベレン・ユステ(アダプテーション):
El Rey de Reyes(アナ・デ・ヘスス作詩/メーナ作曲)
Dichoso el corazon enamorado
(マリア・デ・サン・ホセ?作詩/バルデラーバノ作曲)(*)
Suma de perfeccion
(フアン・デ・ラ・クルス作詩/作曲者不詳、セファルディム伝承曲)
Vivo sin viver en mi
(フアン・デ・ラ・クルス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Noche oscura(フアン・デ・ラ・クルス作詩/ミラン作曲)
Del verbo divino
(フアン・デ・ラ・クルス作詩/作曲者不詳、セファルディム伝承曲)(*)
Donde vas con tanta gala ?
(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Llegueme a par de este rio(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/オルティス
作曲)
Oh dulce Jesus
(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Zagalas, Y que buscais ?(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/ミラン作曲)(*)
Oh hermosura que excedeis !
(テレサ・デ・ヘスス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Ya toda me entregue y di(テレサ・デ・ヘスス作詩/ミラン作曲)
Se el padecer con amor
(テレサ・デ・ヘスス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)(*)
Quien os trajo aca, Doncella
(テレサ・デ・ヘスス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Sea mi gozo en el llanto(テレサ・デ・ヘスス作詩/デ・ラ・トーレ作曲)(*)
En la fiesta de los Reyes(テレサ・デ・ヘスス作詩/エンシーナ作曲)
Por que llorax, blanca niña ?(セファルディムのロマンス)
ソンニア・L・リバス=カバリェーロ(ソプラノ)
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ビウエラ)
ロウルデス・G・ビセンテ・デ・ベラ(打楽器(*))
録音:スペイン国営放送局音楽スタジオ2

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08-04 No.23-1

2008年04月26日 10時27分33秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CZS-2080872 5枚組 \4950
ジャネット・ベイカー(限定盤)
CD1
ブラームス:アルト・ラプソディ w/ジョン・オールディスCho(1970年録音)
ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩
R.シュトラウス:歌曲集(4曲) (以上1975年録音)
以上 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エイドリアン・ボールト指揮
エルガー:海の詩 (1965年録音)
ロンドン交響楽団、ジョン・バルビローリ指揮
エルガー:「ジェロンティアスの夢」より (1964年録音)
ハレ合唱団、シェフィールド・フィルハーモニー合唱団、
アンブロジアン・シンガーズ
ハレ管弦楽団、バルビローリ指揮
CD2
ベルリオーズ:夏の夜 (1967年録音)
ラヴェル:シェエラザード (1967年録音)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、バルビローリ指揮
ショーソン:愛と海の詩 (1977年録音)
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
CD3
マーラー:亡き子をしのぶ歌 (1967年録音)
ハレ管弦楽団、バルビローリ指揮
マーラー:リュッケルトによる5つの詩 (1969年録音)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、バルビローリ指揮
マーラー:さすらう若人の歌
マーラー:私はこの世に忘れられ-「リュッケルトによる5つの詩」
(以上1967年録音)
ハレ管弦楽団、バルビローリ指揮
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」-第4楽章 (1986年録音)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
CD4
ヘンデル:主は世の人々に侮られ-「メサイア」 (1966年録音)
イギリス室内管弦楽団、チャールズ・マッケラス指揮
ヘンデル:Per trofei dei mia costanza-「ああ、私を見捨てたつれない人」
ヘンデル:Ah! Crudel, e pur ten vai-「捨てられたアルミーダ」
(以上1967年録音)
イギリス室内管弦楽団、レイモンド・レパード指揮
バッハ:Schlummert ein-「われは満ち足れリ」 (1966年録音)
バース祝祭管弦楽団、ユーディ・メニューイン指揮
バッハ:備えよ、シオン-「クリスマス・オラトリオ」
バッハ:すべては成就した-「ヨハネ受難曲」
バッハ:汝わがそばにあらば (以上1975年録音)
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
ダウランド:もういちど帰っておいで
キャンピオン:しばしば私は溜め息をついた 他全4曲
以上 w/ロバート・スペンサー(リュート)
パーセル:眠れ、アダムよ眠れ
パーセル:主よ、人とは何か
ボイス:語れ、いとしい羊飼いよ
マンロー:My lovely Celia
以上 w/マーティン・アイセップ(ハープシコード)、
アンブローズ・ガーントレット
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アーン:蜂が蜜を吸うところ (以上1967年録音)
以上 w/アイセップ(ハープシコード)、
ガーントレット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ダグラス・ウィタカー(フルート)
CD5
シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン
シューベルト:アヴェ・マリア(エレンの歌 第3) (以上1970年録音)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
シューベルト:野ばら
シューベルト:音楽に寄せて
シューベルト:ます
シューベルト:水の上で歌う
シューベルト:君こそは憩い
シューベルト:夜と夢
シューベルト:シルヴィアに (以上1980年録音)
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
シューマン:女の愛と生涯 (1968年、1975年録音)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
メンデルスゾーン:新しい恋
メンデルスゾーン:歌の翼に
メンデルスゾーン:夜の歌 (以上1980年録音)
パーソンズ(ピアノ)
リスト:ローレライ
リスト:山々に憩いあり (以上1979年、1980年録音)
パーソンズ(ピアノ)
イギリスを代表する世界的メゾ・ソプラノの決定盤アンソロジー



<Deutsche Grammophon>
2008年6月26日に75歳の誕生日を迎えるクラウディオ・アバド。これを記念し
て、DGはアバド関連のCDとDVDを一挙6タイトル、リリースします!円熟期を迎
えたアバドの新譜はどれも、第一級の注目作品、2008年のベスト・セラー・ア
イテムにランクインが確実視されるものばかり。もう「巨匠不在の時代・・・」
とは言わせません!

4777598 2枚組 \2800
モーツァルト:交響曲集
CD1:
交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」
交響曲 第29番 イ長調 K.201(186a)
交響曲 第33番 変ロ長調 K.319
CD2:
交響曲 第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」
交響曲 第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2004年-2006年、ボローニャ、ボルザーノ、モデオ、
フェラーラ(イタリア) コンサート・ライヴ録音
75歳アニヴァーサリー第1弾!最も信頼のおけるオケとのホーム・グラウンド
でのコンサート・ライヴ!!極めるだけでなく、楽しむ姿が清々しいアバド素
顔のモーツァルト。
75歳を迎えたアバド。彼の長いキャリアの中には、自身の芸術性や楽曲の解釈
に疑問を持つなど、いくらアバドといえども、時に思い悩むこともあったと思
われます。今回、記念すべき年にリリースを決めたこのアルバムには、なにか
アバドの「ふっきれた」様子を想像せずにはいられません。自身が創設し天塩
にかけた若きオーケストラとのホーム・グラウンド、イタリアでのコンサート。
ここには「芸術家の苦悩」ではなく、モーツァルトの音楽を真に楽しむ演奏を
聴くことができます。
モーツァルトの交響曲は、以前ソニーからベルリン・フィルを指揮したアルバ
ムがいくつか出ていました。今回のモーツァルト管弦楽団は、2004年にアバド
が創設し音楽監督も務めるオーケストラ。この楽団は、歴史と伝統に支えられ
た音楽組織、 アカデミア・フィラルモニカの現在の中心的存在といえる団体
で、かつてボローニャを訪れたモーツァルトが、音楽家マルティーニ神父に教
えを請うた来歴に由来してモーツァルト管弦楽団と称しています。 メンバー
は18歳から26歳という若手ばかりのおよそ40名で、イタリアはもとより ウィ
ーン、ザルツブルクといったモーツァルトゆかりの土地でも盛んに演奏活動を
行っています。 コンサート・マスターは、同時にリリースされる「ヴァイオ
リン協奏曲全集」でソロを務めるジュリアーノ・カルミニョーラ。このマエ
ストロとコンマスという立場での駆け引きにもまた、注目です!

4777371 \2800
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
CD1:
ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K.211
ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
CD2:
ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219 「トルコ風」
協奏交響曲 変ホ長調 K.364(320d)
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)
ダニューシャ・ヴァスキエヴィチ(Va)
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
交響曲に続くのは、同じくモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲録音。カル
ミニョーラにとっては、初のモーツァルト・レコーディングであるとともに、
マエストロ・アバドにとっても交響曲と並び初のピリオド楽器による録音です。
「初」とはいうものの、このふたりは、かなりの回数モーツァルトをコンサー
トでは取り上げてきており、モーツァルトに限らなければこのコンビの共演は
お馴染みともいえるもの。以心伝心ともいうのでしょうか、アバドとカルミ
ニョーラが同時に「我々のモーツァルトをディスクに収めたい。」と感じ、実
現したのがこのアルバムだということです。
同じく、度々の共演で知られるヴァスキエヴィチがヴィオラで参加している
「協奏交響曲」も聴きもの。3年前のムター&バシュメットとは全く逆ともい
えるアプローチを是非とも聴き較べて頂きたい演奏です。

4777645 \1850
クラウディオ・アバド/行進曲と舞曲集
モーツァルト:コントルダンスK.601-1&2、ドイツ舞曲
ベートーヴェン:トルコ行進曲
シューベルト:8つのエコセーズ-ポルカ&ギャロップ
ベルリオーズ:幻想交響曲-断頭台への行進
ヴェルディ:「アイーダ」-大行進曲
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番&第21番
J.シュトラウス:ラデツキー行進曲 他全19曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
シカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団、
ヨーロッパ室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
アバドは、音楽がコマ切れに聴かれることを嫌い、これまでコンピレーション
・アルバムはほとんどありませんでした。今回、30年以上にわたるレコーディ
ング・キャリアを持つアバドが、生誕75周年を記念して初めて自ら編集したも
のがこの一枚です。モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトからプロコ
フィエフ、ヒンデミットまでの“行進曲と舞曲”が収録されています。マエス
トロの選曲&編成(?)にも注目!

4775864 5枚組 \6750
ベートーヴェン:交響曲全集
新ヴァージョン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1999年-2001年
アバド&ベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全集は、新世紀のベートー
ヴェン全集として高く評価され、全世界で50,000セット以上のセールスを記録
しました。ご存知のとおり、アバドは映像作品用としてもうひとつの全集を録
音しています。それは、2001年初頭に行われたBPOとのイタリア・ツアー。ア
バド自身、実はこの‘ローマ版’こそがベスト・テイクと考える節があり、こ
の記念すべき年に、DGはBPO及びユーロアーツの許可を得、この改訂版のリリー
スに漕ぎ着けました。
アバドの思い入れが感じとれますが、まさにこの版を完全なる「ベスト・テイ
ク版」とするために、第九だけは旧チクルスのものを採用しています。さらに、
DVD用録音のオーディオ・レイヤーを元にCD化された本商品は、実に既発のDVD
よりさらなる高音質を実現しています。パッケージは2000年発売のBOXと同仕
様のものを採用。これは、アバド・ファンならずとも並べて所有したくなる嬉
しい配慮です。しかも、上記のように貴重な改訂版であるのに、ミッド・プラ
イスでのリリース!これは、まったくもって「よくあるアニヴァーサリー用プ
ライス・ダウン商品」とは似て非なる強力新譜なのです!

4777244 3枚組 \3700
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集&三重協奏曲
CD1:
ピアノ 協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19
CD2:
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
CD3:
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 「皇帝」
三重協奏曲 ハ長調 作品56 
ピアノ、ヴィオリン、チェロとオーケストラのための*
(再受注)
マウリツィオ・ポリーニ(Pf)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
*三重協奏曲
イリア・グリンゴルツ(Vn)
マリオ・ブルネッロ(Vc)
アレクサンダー・ロンクィヒ(Pf)
ベネズエラ・シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ
指揮:クラウディオ・アバド
ピアノ協奏曲
録音:1992-93年、ベルリン(ライヴ)
三重協奏曲
録音:2006年9月、ローマ(ライヴ)
ポリーニは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲を2度録音していますが(1度目は
ベーム、ヨッフム指揮ウィーン・フィル)今回は、1992-93年にベルリンでライ
ヴ録音されたものをアバド・アニヴァーサリーにあわせ、再リリースいたしま
す。もちろん、94年に発売となったオリジナル盤(439 7702)はいまだトップ・
プライスでの現役盤。今回は、このロング・セラー・アイテムに、近年ドゥダ
メルとのコンビで話題のベネズエラのシモン・ボリバル・ユース・オーケスト
ラを指揮した「三重協奏曲」が加えられ、しかも、3for2のスペシャル・プラ
イスでの発売です。デジパック仕様。
この商品は昨年イタリアでのみ先行発売され、それにあわせてIMSでもご案内
致しましたが、イタリア盤は輸出不可とわかり今回インターナショナル盤とし
て再受注とさせていただきます。ただし、品番、価格に変更はございません。

4777558 \1850
ホロヴィッツ・イン・ハンブルク-ラスト・コンサート
1. モーツァルト: ロンド ニ長調 K.485
2. モーツァルト: ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333
3. リスト:
ワルツ・カプリース 第6番 イ短調 (シューベルト:ワルツ イ短調 D969-9)
4. シューマン: 子供の情景 作品15
5. ショパン: マズルカ 第25番 ロ短調 作品33の4
6. ショパン: ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 「英雄」
<アンコール>
7. シューベルト: 楽興の時 ヘ短調
8. モシュコフスキ: 火花(8つの性格的小品 作品36の6)
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(Pf)
録音:1987年6月21日、ハンブルク・ムジークハレ大ホール、NDR放送録音
総合プロデューサー:アラン・ステックラー
19世紀ピアニストの面影を宿したホロヴィッツ、最後のきらめきが奇跡的に収
録された初出音源!!聴衆を恍惚とさせたラスト・コンサート!
1987年6月21日、83歳のホロヴィッツはハンブルクの音楽ホールを埋め尽くした
聴衆を恍惚とさせました。そこには、高齢により衰えなどとはまったく無縁な、
どちらかというと‘絶頂期’と呼ぶにふさわしいホロヴィッツのピアニズムが
聴いてとれます。これが、70年近くにも及ぶキャリアを築いた、ホロビッツ最
後のコンサートだとは!ホロヴィッツの死、以前も以後もとても信じられるも
のではありません。
「グルダ・テイプス」や「ブンダーリヒ・プライヴェート録音」など、ここの
ところ発掘音源でも大変なヒットを飛ばしているドイツ・グラモフォン。雄に
よる積極的な発掘は、リスナーにとってはうれしいばかり。今回のリリースは
AADではありますが、年代が遅いこともあり前述のアルバムなどと較べると、
かなりハイ・クオリティな音質です。しかも全編初出(アンコールのシューベ
ルト:楽興の時 ヘ短調のみ『マジック・オブ・ホロヴィッツ』に収録)と、今
回もまた大変な注目盤となっています。
仕様はまだ未定ですが、4パネル・デジパックで24Pにわたるオール・カラー・
ブックレットといった、この特別なリリースにふさわしいスペシャル・パッケ
ージが予定されています。

4777367 \1350
メシアン生誕100周年記念におくるコンピレーション記念アルバム
メシアン:愛の眠りの園
1. おお聖餐! 
(チョン・ミュンフン/サンタ・チェチーリア国立アカデミー合唱団)
2. 愛の眠りの園-トゥーランガリラ交響曲 
(イヴォンヌ&ジャンヌ・ロリオ/チョン/バスティーユ管)
3. 幼児イエスの口づけ-幼児イエスにそそぐ20のまなざし(ジョン・オグドン)
4. 愛にとどまる-彼方からの閃光 (チョン/バスティーユ管)
5. イエスの不滅性への賛歌-世の終わりのための四重奏曲 
(ヨルダノフ/バレンボイム)
6. 甦りしものとアルデバランの星の歌-峡谷から星たちへ 
(ミュラロ/チョン/フランス放送管)
7. 聖なる山の聖歌-我らの主イエス・キリストの変容 
(チョン/フランス放送管)
8. 聖餐式 (ラトリー)
生誕100周年を迎えたメシアンの代表作から陶酔的でゆるやかな楽章を中心に
構成されたコンピレーション・アルバム。もう10年も昔ですが、DGのメシアン
・コンピレーションがビルボードにランクインし続けるというブームがアメリ
カで巻き起こったのをご記憶でしょうか?(そのアルバムもやはり、今回と同
様の選曲でした)一過性のブームと片付けてしまうのは簡単ですが、なにもな
い音楽が何十何百万人の人間を魅了することはあり得ないことで、メシアン
の作品がなにか瞑想的なことで特別な力を持っていることを証明しています。
単なるコンピレーションと捨て置かず、このアニヴァーサリー・イヤーにメシ
アン作品の隠れた効能に癒されてみませんか?
ジャケットのイラストは、ハンブルクの画家、フレッド・ミュンツマイヤー
によるもの。

4777550 2枚組(1枚価格) \1850
ブリーム75歳生誕記念アルバム
ジュリアン・ブリーム・プレイズ・ダウランド&J.S.バッハ
CD1:
ダウランド:
エリザベス女王のガイヤルド、古いパヴァーヌのラクリメ、ホワイト夫人に
事なし、ヴォークス夫人のジグ、ファンシー、オーランドは眠る、ファンタ
ジア、デンマーク王のガイヤルド、憂鬱なガイヤルド、わがハドソン公夫人
の巻毛、いつもダウランド,いつも悲しく、アルメイン、ヘンリー=アンプト
ンの葬送、はかない望みのファンシー 
(以上、録音:1956年5月、モーツァルト・ホール、ウィーン)
もし涙の洪水が、眠れ,定まらぬ思いよ、目覚めよ,愛、いとしい人よ,もしあ
なたが変わったら、なぜかくも乱れて 
(以上、録音:1954年、ウェストミンスター・スタジオ、ロンドン)
私は訴えようか?、泉よ,そう湧き急ぐな、利己的な仲間と行け、呼んだら来
ておくれ、心労よ,しばしの休息を、私の嘆きに心が動くなら、流れよ,わが涙
CD2:
気分よ,ここで何してる?、彼女はわたしの過ちを許してくれるだろうか?、
彼の金髪も時が銀色に変えてしまった、時よ,しばしとどまれ、一番低い木で
さえ先端がある、静かならぬ思いよ、盲目の羨ましさ、私の心と舌は双子で
ある (以上、録音:1956年4-5月、モーツァルト・ホール、ウィーン)
J.S.バッハ:
パルティータ 第2番 ニ短調、シャコンヌ、小プレリュード ハ短調
(実演、ニ短調)、組曲 ホ短調、パルティータ ハ短調(イ短調)、プレリュ
ードとフーガ 変ホ長調(ニ長調) 
(以上、録音:1956年5月、モーツァルト・ホール、ウィーン)
ジュリアン・ブリーム(リュート&Gt)
マーガレット・フィールド=ハイド(S) ジョン・ウィットワース(C-T)
ルネ・ソームズ(T) ゴードン・クリントン(Br) エリザベス・オズボーン(S)
アバドとブリームが同級生というのもなんだか信じられませんが、ブリームも
7月に生誕75周年を迎えます。ギター界の巨匠、ブリームですが、誰もが讃え
る「美音」を誇るとともに、エリザベス朝期のレパートリーの発掘者でもあり、
リュートという楽器を世界中のコンサート・ホールに持ち込んだのも彼でした。
今回、75周年記念盤として登場するのは、ブリーム最初期のウェストミンスタ
ー・レーベルへの録音で、すべて初CD化。ブリームの貴重音源というだけでな
く、黄金期の歌手たちによる歌唱を聴くにもうれしいリリースです。

4765825 \1850
モレノ・トローバ:サルスエラ「ルイサ・フェルナンダ」
プラシド・ドミンゴ(T)、ナンシー・エレーラ(Ms)、
マリオラ・カンタレーロ(S)、ホセ・ブロス(T)
指揮:ヘスス・ロペス・コボス
録音:2006年6月-7月、マドリッド王立歌劇場、スペイン (ライヴ録音)
母国スペインのサルスエラの演奏にも情熱を傾けているドミンゴが、マドリッ
ドの王立劇場で行われたサルスエラの力作を熱唱・熱演しています。作曲者の
モレノ・トローバはスペインの作曲家でギター作品が有名です。この作品は、
1930年代に初演されて以来、スペインでは愛されているサルスエラの名作で
す。マスネなどフランス・オペラからの影響も見られますが、スペイン独特
の香りに満ちた独特の雰囲気を感じさせる作品です。

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08-04 No.23-2

2008年04月26日 10時27分04秒 | Weblog
734442(DVD-Video) 2枚組 \6450
アバド・イン・コンサート
DVD1:
モーツァルト:キ
リエ ニ短調 K.341、天使のアリア-聖墓の音楽K.42、ラウダーテ・ドミヌム-
ヴェスペレ ハ長調K.339、シューベルト:ミサ曲 第6番 D.950
DVD2:
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番、
ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」序曲、歌劇「チェネレントラ」序曲
マッティラ(S)、リポヴシェク(A)、ホル(T)、ポリーニ(Pf)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、他
指揮:クラウディオ・アバド
録音・録画:1971年、1972年、1976年、1981年、1986年
冒頭でご紹介した、アバド生誕75周年記念リリースの一環。DVDタイトルとし
てアバドのコンサート映像がリリースになります。1枚目は、モーツァルトの
珠玉のような宗教曲作品3曲と、メインはシューベルトのミサ曲。もともと録
音、映像ともに少ないレパートリーですが、オリジナルCDはレコード・アカ
デミー賞を受賞した同曲の決定盤になっています。2枚目は、盟友ポリーニと
のブラームスのピアノ協奏曲が収録されています。フィルアップとして、ス
カラ座管との得意のロッシーニが2曲収録されています。

734430(DVD-Video) \3350
モーツァルト・ガラ・フロム・ザルツブルク
1.歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲 
2.「ドン・ジョヴァンニ」より「カタログの歌」(パーペ)、
3「彼女こそ私の宝」(シャーデ)
4.「ポントの王ミトリダーテ」より「耐え難い苦痛のなか」(プティボン)
5.「皇帝ティトの慈悲」より「わたしは行くが、きみは平和に」(コジェナー)
6.「コジ・ファン・トゥッテ」より「彼に目を向けたまえ」(ハンプソン)
7.「イドメネオ」より「もし父を失うならば」(シウリナ)、
8.「もし私がその言葉を聞いて死なぬとしたら」(コジェナー&シウリナ)、
9.「オレステスとアイアスの」(ネトレプコ)、
10.交響曲第38番「プラハ」
アンナ・ネトレプコ(S)、マグダレーナ・コジェナー(Ms)、
ルネ・パーペ(Bs)、ミヒャエル・シャーデ(T)、パトリシア・プティボン(S)、
トーマス・ハンプソン(Br)、エカテリーナ・シウリナ(S)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ダニエル・ハーディング
2006年7月30日 ザルツブルク・フェスティヴァルでのライヴ収録
モーツァルト生誕250年に行われたザルツブルク音楽祭では、22の舞台作品の
上演が華々しく行なわれましたが、本映像は、その舞台に参加した人気歌手に
よるガラ・コンサートです。この豪華メンバーと共演しているのが、俊英ハー
ディング&ウィーン・フィルです。かつてNHKで放映されたときにもその素晴
らしさが評判となりました。現在、最高のガラ・コンサートといってもよいで
しょう。映像監督は、ブライアン・ラージ。

734439(DVD-Video) 2枚組 \6450
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
トリスタン:ジークフリート・イェザレム(T)
マルケ王:マティアス・ヘル(Bs)
イゾルデ:ワルトラウト・マイアー(S)
クルヴェナール:ヘルマン・ベヒト(Br)
メロート:ファルク・シュトラックマン(T)
ブランゲーネ:ユタ・プレブ(Ms)
バイロイト祝祭歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ダニエル・バレンボイム
収録:1994年、バイロイト祝祭歌劇場
2007年にベルリン国立歌劇場と来日し、見事な「トリスタン」を聴かせたバレ
ンボイムの1983年に続く、2度目の「トリスタン」です。今回も同じくバイロ
イト音楽祭の公演です。演出は、来日時と同じくハイナー・ミュラーが担当し、
衣裳を日本人デザイナーの山本耀司が担当したことでも大きな話題となりまし
た。円熟の時を迎えているバレンボイムだけにワーグナーの底知れぬ魅力をた
っぷりと堪能させてくれます。

734410(DVD-Video) 2枚組 \6450
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」
ベルニス・コピエテルス、クリス・ローラント、オーレリア・シェフール、
フランチェスコ・ナッパ、モンテカルロ・バレエ団
美術:エルネスト・ピニョン・エルネスト、衣裳:ジェローム・カプラン、
照明:ドミニク・ドゥリヨ、振付:ジャン・クリストフ・マイヨー
2006年 モンテカルロ・バレエ
芸術監督ジャン・クリストフ・マイヨー率いるモンテカルロ・バレエ団による
プロコフィエフのバレエ「シンデレラ」です。モンテカルロ・バレエは1985年
に設立されたモナコ公国のバレエ団で多くのファンを持っています。 「シン
デレラ」はシンプルで躍動的な舞台を創造する奇才・マイヨーの代表作ともい
える作品で、 デジタルハイビジョンによる今回のDVDは映像作品としてスタジ
オで撮影されたものです。ボーナス映像として、メイキング・シーンとコピエ
テルスへのインタビューが収録されています。



<DECCA/Philips>
478208 \1850
誰も寝てはならぬ-プッチーニ:グレイテスト・アリア集
プッチーニ:
[1]誰も寝てはならぬ-トゥーランドット
[2] 冷たい手を [3] 愛らしい乙女よ
[4]箱馬車にだって?-おお、ミミ、きみは戻ってこない-ラ・ボエーム
[5] 妙なる調和 [6] 誰だ、そこにいるのは![7] 星は光ぬ-トスカ
[8] やがて来る自由の日-西部の娘
[9] さらば、愛の家 [10] 夕暮れは迫り-蝶々夫人
[11] 美しい人たちの中で [12] 何とすばらしい美人!
[13] 私は狂人ではない!-マノン・レスコー
[14] 泣くなリュー!-トゥーランドット
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)

743282(DVD-Video) \3350
誰も寝てはならぬ-プッチーニ:グレイテスト・アリア集
プッチーニ:
妙なる調和-トスカ
美しい人たちの中で-マノン・レスコー
冷たい手を、私の名はミミ、愛らしい乙女よ-ラ・ボエーム
(with ヌッチャ・フォチーレ)
さらば、愛の家-蝶々夫人'
箱馬車にだって?-ラ・ボエーム(with ドゥエイン・クロフト)
泣くなリュー-トゥーランドット
マリオ、マリオ、マリオ!-トスカ (with ライナ・カバイヴァンスカ)
何とすばらしい美人-マノン・レスコー
星は光りぬ-トスカ
誰も寝てはならぬ-トゥーランドット
BONUS TRACKS
誰も寝てはならぬ(3大テノール)
誰も寝てはならぬ(パヴァロッティ・イン・ハイド・パーク)
誰も寝てはならぬ (ワールド・カップ)
誰も寝てはならぬ(メトロポリタン歌劇場リサイタル)
本当におしまいなんだな!-ラ・ボエーム
太陽と愛
さらば、トスカ!(ザ・ラスト・テノール)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
プッチーニの名を知らずとも、フィギュア・スケートの影響などで知らぬ人は
いなくなった「誰も寝てはならぬ」。そしてまた「誰も寝てはならぬ」といえ
ば、パヴァロッティの名刺がわりともいえる一曲。プッチーニ生誕150周年は、
昨年なくなったパヴァロッティのアニヴァーサリーといっても過言でないほど
で、彼の歌声なしには始まりません。もちろんDECCAからのリリースはまず、
パヴァロッティによるアリア集。同タイトル、同ジャケのCDとDVDが同時リリ
ースとなりますが、トラック・リストはまったく違うものです。正直、DECCA
としてはDVDのほうにより注力しているようで、なんと5ヴァージョンの「誰も
寝てはならぬ」を収録!それでも「おなかいっぱい」にはならず、1テイク1テ
イクそれぞれに感動させられてしまうのがパヴァロッティの‘キング・オブ・
ハイC’たるゆえんでしょうか。そしてまた、最後のステージとなった2006年
トリノ・オリンピックの開会式での大喝采の記憶を鮮明に蘇らせます。とにか
く、プッチーニ・イヤーの幕開けにはマストなアイテム2種の登場です!

478368 2枚組(1枚価格) \1850
ミレッラ・フレーニ
ある晴れた日に-プッチーニ:オペラ・アリア&名場面集
CD1:蝶々夫人、トゥーランドット、トスカより、
CD2:ラ・ボエーム、外套、ジャンニ・スキッキ、修道女アンジェリカ、
マノン・レスコーより
ミレッラ・フレーニ(S)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、
ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン、ジュゼッペ・シノーポリ、
ニコラ・レッシーニョ
プッチーニ生誕150周年記念。いうなれば、パヴァロッティのアルバムと対に
なるかのようなアリア集です。ソプラノ・ヴァージョンはもちろん、フレー
ニ。彼女がDECCAに録音したオペラ全曲盤から聴きどころとなるアリア集や名
場面を集大成しています。単なるアリア集と違って、より実演風にドラマティ
ックなオペラを再現することが出来るような構成。


●THE ORIGINALS
現在キャンペーン中のオリジナルス・シリーズですが、今回加わるのはなかな
かヘヴィーな6タイトル。一枚物はありません。すべて組み物。4枚組ではあり
ますが、シフのバッハ平均律は初ミッド・プライスだったり、どこまでも見逃
せないシリーズです。

478382 2枚組 \2550
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」(全曲)
ジョージ・ロンドン(ヴォータン)
キルステン・フラグスタート(フリッカ)
クレア・ワトソン(フライア)
ヴァルデマール・クメント(フロー)
エバーハルト・ヴェヒター(ドンナー)
セット・スヴァンホルム(ローゲ)
パウル・クーエン(ミーメ)
ジーン・マデイラ(エルダ)
グスタフ・ナイトリンガー(アルベリヒ)
ヴァルター・クレッペル(ファゾルト)
クルト・ベーメ(ファフナー)
オーダ・バルスボーグ(ヴォークリンデ)
ヘティ・プリマッハー(ヴェルグンデ)、イラ・マラニウク(フロースヒルデ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1958年
レコード録音史上に燦然と輝く、ショルティ&カルショーによるワーグナーの
「リング」から、今回は「ラインの黄金」が待望の登場。

478385 2枚組 \2550
ゴージャスな歌の祭典に酔いしれる
サザーランド&ホーン&パヴァロッティ
ライヴ・フロム・リンカーンセンター
CD1:
ベルリーニ:ノルマ、プッチーニ:ラ・ボエーム、ポンキエルリ:ジョコンダ、
ヴェルディ:群盗より
CD2:
ロッシーニ:湖上の美人、ヴェルディ「オテロ」「イル・トロヴァトーレ」、
アンコールベルリーニ:テンダのベアトリーチェより
ジョン・サザーランド(S)、マリリン・ホーン(Ms)、
ルティアーノ・パヴァロッティ(T)
ニューヨーク・シティ・オペラ管弦楽団/指揮:リチャード・ボニング
録音:1981年、リンカーンセンター、ニューヨーク、ライヴ録音
サザーランド&ホーン&パヴァロッティによる華麗なる歌の祭典。初のCD化!

478388 2枚組 \2550
アルベニス:
組曲「イベリア」(全曲)
「ナバーラ」
「スペイン組曲」(全曲)
アリシア・デ・ラローチャ(Pf)
録音:1986年
スペインの女流ピアニスト、ラローチャによるアルベニス作品集。お国物の演
奏らしく、心地よいリズムと色彩的な音の世界が見事に表現されています。

478391 4枚組 \5080
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集
第1巻&第2巻(全曲)
アンドラーシュ・シフ(Pf)
録音:1984年、1985年
ECMのベートーヴェン全集など、もしかするとこのピアニストの名声はDECCA時
代よりさらに高まっているのかも知れません。シフのバッハは、磨きぬかれた
音色の美しさ、リズム感のよさ、テクニックと、数ある「平均律」の中でも最
高の演奏と折り紙つきです。初のミッド・プライス化!

478394 3枚組 \3800
モ-ツァルト:歌劇「魔笛」(全曲)
クリスティーナ・ドイテコム(S)、ピラール・ローレンガー(S)、
スチュアート・バロウズ(T)、ヘルマン・プライ(Br) 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1969年10月、ゾフィエンザール、ウィーン
発売当時、レコード・アカデミー賞を受賞した珠玉の名盤です。ショルティに
とって初録音となるモーツァルトのオペラでした。夜の女王のドイテコムやプ
ライのパパゲーノなど、キャストも豪華でした。新マスタリングによるオリジ
ナルス盤の登場が待たれていたアルバムです。

478398 3枚組 \3800
ヘンデル:オラトリオ「イェフタ」
ニゲル・ロブソン(T)、リン・ドーソン(S)、
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)、マイケル・チャンス(C-T)、
スティーヴン・ヴァーコー(Br)、ルース・ホルトン(S)
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
録音:1988年6月13日-16日、ライヴ録音
オラトリオ「イェフタ」は、ヘンデルが健康の悪化の中、心血を注いだオラト
リオで、事実上ヘンデルの声楽作品における最後の大作となりました。ガー
ディナーがフィリップスに録音したもので1988年のゲッティンゲン音楽祭から
のライヴ録音です。このオラトリオの真髄に触れた名盤として高い評価を受け
ています。

●ブリテン=ピアーズDVDコレクション
歴史的にも音楽的にも大変貴重な映像作品、4タイトル同時発売!英国の国民
的作曲家ベンジャミン・ブリテンと同じく最高のテノール、ピーター・ピアー
ズ。このふたりは長きにわたり良きパートナーであり、互いに芸術的インスピ
レーションを与え合ったことで知られています。今回、BBCアーカイヴのフィ
ルムが完全初出。ビデオ、LDなどのフォーマットでもまったく販売されたこと
がなかった映像です。

743256(DVD-Video) \3350
ブリテン:歌劇「ビリー・バッド」
ピーター・ピアーズ(T)、ピーター・グロッソプ(Br)、
マイケル・ラングドン(Bs)、シャーリー・カーク(Bs)、
ベンジャミン・ラクソン(Br)他
ロンドン交響楽団/指揮:チャールズ・マッケラス
1966年、BBCスタジオ収録、モノクロ
オペラの原作は、「白鯨」でお馴染みのメルヴィル。ピアーズがヴィア艦長を
演じた唯一の映像です。特典映像としてブリテンとピアーズによる「予告編」
を収録。

743257(DVD-Video) \3350
シューベルト:歌曲集「冬の旅」
ブリテン編曲によるイギリス民謡集
ピーター・ピアーズ(T)
ベンジャミン・ブリテン(Pf)
1964年(イギリス民謡集)モノクロ、1970年(冬の旅)カラー
ブリテンがピアノ伴奏を受け持ったリサイタル2種を収録。モノクロの「イギ
リス民謡集」は1964年の‘セレブリティー・リサイタル’の収録。1963年に
DECCAに録音もした「冬の旅」は、1970年のスタジオ収録映像で、プロデュー
サーはジョン・カルショー。カルショーの意向なのか、ブリテンがピアノを弾
いているのは見えない映像の作りになっています。ボーナスとして、8分にわた
りブリテンとピアーズが「冬の旅」について語り合う映像が収録されています。

743258(DVD-Video) 2枚組(1枚価格) \3350
モーツァルト:歌劇「イドメネオ」
ピーター・ピアーズ(T)、アンネ・パシュリー(S)、ヘザー・ハーパー(S)、
ラエ・ウッドランド(S)、ロバート・ティアー(T)
イギリス室内管弦楽団/指揮:ベンジャミン・ブリテン
1969年、BBC制作
まだ「イドメネオ」というオペラがまったく知られていなかった頃の上演収録。
たぶん、世界的にもこのオペラを始めて映像化したものだと思われます。1969
年のオールドバラ音楽祭時の上演を収録しています。英語歌唱によるブリテン
の改訂版。特典映像として、こちらもブリテン&ピアーズによる「予告編」が
収録されています。

743261(DVD-Video) \3350
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」
ピーター・ピアーズ(T)、ヘザー・ハーパー(S)、ブライアン・ドレーク(Br)、
エリザベス・ベインブリッジ(Ms)、オーウェン・ブラニガン(Bs)、
ロバート・ティアー(T)
ロンドン交響楽団/指揮:ベンジャミン・ブリテン
1969年、BBC制作
ブリテンのオペラの中で最も成功を収めた作品ですが、ピアーズ&ブリテンに
よる映像は今回のDVDの物が唯一です。1969年のスタジオ収録。これは、カル
ショーがDECCAからBBCへ移るのを記念して収録が決められたもので、政治的
背景を読み取るのも密かな楽しみかも知れません。ピアーズ以外も当時のイギ
リスを代表する歌手が揃い、映像の貴重度をさらに高めています。特典映像:
ブリテン&ピアーズによる「予告編」。

743263(DVD-Video) \3350
R.シュトラウス:歌劇「アラベラ」
ルネ・フレミング(S)、ユリア・クライター(S)、
コーネリア・カリッシュ(Ms)、ヨハン・ヴァイゲル(T)他
チューリヒ歌劇場合唱団&管弦楽団/指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
2007年、チューリヒ歌劇場
「R.シュトラウスの現代最高の解釈家!」-The Guardian 「フレミングの声は、
止むことの無い力に溢れた天上からの声を思わせる。」-Chicag-Sun Time
世界中で賞賛されたフレミングの当たり役の一つである「アラベラ」の初めて
の映像作品です。名演出家ゲッツ・フリードリッヒの演出は、1920年代の優雅
な時代を見事に舞台化しています。指揮のウェルザー=メストは、R.シュトラ
ウスを得意にしており、地元のウィーンでもその演奏は高く評価されています。
映像作品における「アラベラ」の決定版の登場といえます。

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08-04 No.22

2008年04月24日 17時50分07秒 | Weblog
★Chandos 特別セール2008★
下記の対象商品29点を特別価格でご提供いたします。

●ご注文締切り日:2008年4月27日
※締切りを過ぎたご注文はお受け出来ません。
入荷予定:5月中旬以降

CHAN 9087/91 5枚組 \7560
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集(交響曲第1番-第9番)
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、キャサリン・ボット(ソプラノ)、
ブライアン・レイナー・コック(バリトン)、
ブライデン・トムソン(指揮)、ロンドン交響楽団&合唱団

CHAN 0507/8 2枚組 \3500
J・S・バッハ:ヨハネ受難曲
ハリー・クリストファーズ(指揮)、シックスティーン

CHAN 8757 \1750
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

CHAN 9048 \1750
ドヴォルザーク:交響曲第8番/交響詩《金の紡ぎ車》
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック管弦楽団

CHAN 241-21 2枚組(1枚価格) \1750
エルガー:
交響曲第1番/同第2番/バレエ音楽《真紅の扇》/序曲《フロワッサール》
ブライデン・トムソン(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック

CHAN 0591 \1750
ビーバー:祭壇又は宮廷用のソナタ集(1976)
パーセル・クァルテット

CHAN 9068 \1750
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番/同17番
ハワード・シェリー(指揮&ピアノ)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ

CHAN 9137 \1750
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番/同27番
ハワード・シェリー(指揮&ピアノ)、ロ
ンドン・モーツァルト・プレーヤーズ

CHAN 9326 \1750
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番/同第24番
シェリー(指揮&ピアノ)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ

CHAN 9404 \1750
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番/同22番
ハワード・シェリー(指揮&ピアノ)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ

CHAN 9155 \1750
オルウィン:交響曲第1番/ピアノ協奏曲第1番
ハワード・シェリー(ピアノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、ロンドン交響楽団

CHAN 8902 \1750
オルウィン:交響曲第4番/エリザベス風舞曲/祝典行進曲
リチャード・ヒコックス(指揮)、ロンドン交響楽団

CHAN 9284 \1750
モーツァルト:管楽のための作品集
アダージョ変ロ長調K.411/セレナード第11番変ホ長調K.375/
アダージョ ヘ長調K.580a/セレナード第12番ハ短調K.388《ナハトムジーク》
オランダ管楽アンサンブル

CHAN 0701 \1750
スヴェーリンク:オルガン作品集 ――
トッカータ a3 D.31 L.24/詩篇第140番 D.41 A.12/ファンタジア「ヘクサコ
ルド」F.1 D7 L5/いざ喜べ、愛するキリスト者よ D.38 A.7/エコー・ファン
タジア d3 D.5 L.11/いと高きにある神にのみ栄光あれ D.32 A.1/ファンタ
ジア「met bindingen」F.3 D.8 L.27/わが青春はすでに過ぎ去り D.36 A.5
/トッカータ a1,D.29 L.17/憐れみたまえ、主なる神よ D.36 A.5/トッカー
タ G1 D.23 L.18/詩篇第116番 D.40 A.11/ファンタジア g2 D.12 L.8
ロバート・ウーリー(オルガン)

CHAN 0511 \1750
ヴィヴァルディ:弦楽のためのソナタ集第2巻 ――
2つのヴァイオリンのためのソナタ イ長調Op.1-9,RV.75/ヴァイオリン・ソ
ナタ ハ短調「ピゼンデル氏のために」RV.6/2つのヴァイオリンのためのソ
ナタ ヘ長調RV.68/同変ロ長調RV.77/同ニ短調Op.1-8,RV.64/ヴァイオリン
・ソナタ ハ長調RV.2/2つのヴァイオリンのためのソナタ ロ短調Op.1-11,
RV.79
パーセル・クァルテット

CHAN 0531 \1750
フランスのヴァイオリン・ソナタ集 ――
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ イ短調Op.5-7
デュフリ:La de Redemond、La du Buq
モンドンヴィル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.3-5
ギルマン:ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.1-4
フォルクレ:モランジスまたはプリッセ
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタOp.9-4      
サイモン・スタンテイジ(ヴァイオリン)、
ラルス・ウルリク・モルテンセン(チェンバロ)

CHAN 9212 \1750
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番/同第2番/同第3番
ルイ・ロルティ(ピアノ)

CHAN 10305 \1750
テノールとギターによる歌曲集 ――
ダウランド:来れ深き眠り、もう泣くな悲しみの泉よ
ブリテン:ノクターナル、中国の歌
モー:声楽とギターのための《6つのインテリア》、ソロ・ギターのための
《ミュージック・オヴ・メモリー》
ラングリッジ(テノール)、
マーチオンダ(ギター)

CHAN 8993 \1750
オネゲル:
交響曲第4番/夏の牧歌/バッハの名による前奏曲、アリオーソとフゲット
/ピアノと管弦楽のための小協奏曲
タマーシュ・ヴァーシャリ(ピアノ&指揮)、ボーンマス・シンフォニエッタ

CHAN 9044 \1750
ドヴォルザーク:ピアノ作品集 ――
主題と変奏/詩的な音画/ドゥムカとフリアント/ワルツ集
ウィリアム・ハワード(ピアノ)

CHAN 9435
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第28番/同第29番《ハンマークラヴィーア》
ルイ・ロルティ(ピアノ)

CHAN 9513 \1750
ミラクルズ-聖母マリアを讃える13世紀のスペイン歌曲集 ――
Beyeita es Maria/Procession/Quen quer que na Virgen fia/Estampie on
/O Nome da Virgen Santa/Miragres fremosos/Quen boa dona/Eno pouco
e no muito/Aquel que de voontade Santa/Como pod' a groriosa/Ben
per esta aos reis/Sempr'a Virgen groriosa/Mui grandes noit' e dia
デュファイ・コレクティヴ

CHAN 9618 \1750
メトネル:ピアノ作品集第4巻 ――
ディテュランブ/オフェーリアの歌/ソナタ《おとぎ話》Op.25-1/ソナタ
《夜の風》Op.25-2/牧歌風のソナタ
ジェフリー・トーザー(ピアノ)

CHAN 0542 \1750
ルクレール:序曲とソナタ・トリオ集 ――
序曲第1番ト長調/ソナタ第1番ニ長調/序曲第2番二長調/ソナタ第2番ロ短調
/序曲第3番イ長調/ソナタ第3番ト短調
パーセル・クァルテット

CHAN 9101 \1750
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番/同第6番/同第7番
ルイ・ロルティ(ピアノ)

CHAN 9540 3枚組 \5250
ベルク:歌劇《ルル》
コンスタンス・ハウマン(ソプラノ)、ユリア・ユオン(メゾソプラノ)、
テオ・アダム(バス)、ペーター・ストラーカ(テノール)、
モンテ・ジェフィ(バリトン)、
ウルフ・シルマー(指揮)、デンマーク国立放送交響楽団

CHAN 8666 \1750
ドヴォルザーク:交響曲第8番/交響詩《野ばと》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

CHAN 8501 \1750
ドヴォルザーク:交響曲第7番/交響詩《金の紡ぎ車》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

CHAN 10303 \1750
ベルワルド:交響曲全集第2巻 ――
交響曲第1番ト短調《まじめな交響曲》/ノルウェーのアルプスの思い出/
交響曲第2番《気まぐれな交響曲》
トーマス・ダウスゴー(指揮)、デンマーク放送交響楽団



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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<MUSIC&ARTS>
M&A 723 \1980
モノラル
リスト:
ノルマの回想、3つの演奏会用練習曲から「軽やかさ」、「ため息」、
ポロネーズ第2番、詩的で宗教的な調べから「孤独の中の神の祝福」、
ドン・ジョヴァンニの回想
マルカンドレ・アムラン(P)
現代最高のヴィルトウオーゾ、マルカンドレ・アムランがHYPERION専属になる
前の名盤。アクロバティックなテクニックが耳に心地よいピアノファン必携の
大ヒット名盤が復活です。

M&A 1036 \1980
モノラル
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第11番Op.22(1978年11月11日パリ)、
ピアノ・ソナタ第12番Op.26(1982年4月13日ロンドン)、
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番Op. 35(1973年10月29日)
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
音色の魔術師ミケランジェリの大ヒット商品の再発売で、M&A社長はミケラン
ジェリ側から許可をちゃんと貰った正真正銘の正規盤であると申しております。

M&A 1210 \1980
ボリス・ゴルツ:ピアノソロ作品全集
スケルツォホ短調、24の前奏曲
セルゲイ・ポドベドフ(P)
スクリアビン、ラフマニノフの伝統を受け継ぐロマンティック・コンポーザー
ボリス・ゴルツのピアノソロ作品全集。世界初録音

M&A 4941 4枚組 \4650
モノラル
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番(NDR、1951年10月27日)、
交響曲第1番第4楽章(BPO、1945年1月23日)、
交響曲第2番(VPO、1945年1月28日)、
交響曲第3番(BPO、1954年4月27日)、
交響曲第4番、ハイドン変奏曲(BPO、1943年12月12-15日)、
ピアノ協奏曲第2番(BPO、P:エドヴィン・フィッシャー 1942年11月8日)、
ハイドン変奏曲(1951年10月27日)
フルトヴェングラー指揮
巨匠フルトヴェングラーのブラームス:交響曲全集。当演奏は、複数ある録音
の中でもベストと思われる演奏を選り抜きした好企画で、TAHRAレーベルなど
がエコー付加などで評判の悪い中、非常に評価の高い音質で知られていた名盤
です。




<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA 6016 3枚組 \5880
ステレオ&モノラル
ルス・ポセル(Vn)
CD1
ブロッホ:ユダヤ神秘主義生活の三つの絵
(リチャード・バージン指揮フロリダ市立室内管1967年10月17日ライヴ・ステ
レオ)、
エドワード・バーリンゲイム・ヒル:ヴァイオリン協奏曲
(1938年11月11日世界初演ライヴ、クーセヴィツキー指揮ボストン響)、
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ、
ヴィラ=ロボス:五つのメロディ、
フェルナンデス・アルボス:タンゴ
CD2
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
(リチャード・バージン指揮ボストン響1955年10月28日ライヴ)、
ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲
(ラッセル・スタンガー指揮ハーヴァード・ラドクリフ管1951年3月25日ライヴ)
インタビュー抜粋
CD3
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(リチャード・バージン指揮スプリングフィールド響1944年5月7日ライヴ)、
バーバー:ヴァイオリン協奏曲
(リチャード・バージン指揮ボストン響1962年4月13日ステレオ・ライヴ)
ルス・ポセル(1911-2007)は、アメリカを代表する女性ヴァイオリニストで、
クーセヴィツキーから高く評価され、共演を重ねました。パリではティボーに
も師事し、その後ボストン響のコンサートマスター兼補助指揮者のリチャード
・バージンと結婚し、活動の場を全米に広げました。女性ヴァイオリニストと
言えば何を置いても食指が動くマニアの多い日本のこと、これから再評価が進
むと思われます。

WHRA 6017 5枚組 \7850
モノラル
ミュンシュ指揮ボストン響
CD1
シューマン:チェロ協奏曲(ピエール・フルニエ、1957年12月6日ライヴ)、
交響曲第4番(1956年10月26日ライヴ)、
シュトラウス:死と変容(1951年10月6日ライヴ)
CD2
ブラームス:二重協奏曲
(フランチェスカッティ、マイエス1956年4月13日ライヴ)、
交響曲第2番(1955年9月30日ライヴ)
CD3
ブラームス:大学祝典序曲(1957年12月6日ライヴ)、
ピアノ協奏曲第1番(1956年1月20日ライヴ)
CD4
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」(1954年10月8日ライヴ)、
シュトラウス:ドン・ファン(1955年9月30日ライヴ)
CD5
シュトラウス:
四つの最後の歌(ゼーフリード1954年11月12日ライヴ)、
英雄の生涯(1957年2月15日ライヴ)、
ディヴェルティメント(1953年7月26日ライヴ)
ミュンシュのロマン派レパートリーライヴ。初出レパートリーも多く、豪快で
輝かしいミュンシュの芸風にぴったりであろう「英雄の生涯」、「四つの最後
の歌」など痺れる選曲ばかりです。WHRAならではの好企画でマスターテープを
細心な処理を施しマスタリングしたと発表されています。

WHRA 6018 4枚組 \5880
モノラル
セル指揮
CD1
ニューヨークフィル、デビューコンサート
アメリカ国歌、
ベートーヴェン:交響曲第7番、
スメタナ:モルダウ、
ワーグナー:タンホイザー序曲、
スーザ:星条旗よ永遠なれ(NYP1943年7月4日)
CD2
アメリカ国歌、
ウェーバー:オベロン序曲、
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、
シュトラウス:ドン・ファン、
ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー(P=ユージン・リスト)
以上、NYP1943年7月11日
CD3
クリーヴランド管、デビュー・コンサート
スメタナ:売られた花嫁序曲、
スメタナ=セル編曲:弦楽四重奏曲「我が生涯」、
シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル 
以上、CO 1944年11月2日、
シューマン:交響曲第4番(NYP、1945年3月18日)
CD4
リムスキー=コルサコフ:スペイン希想曲(CO 1957年12月7日)、
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(NYP1945年3月18日、Vn:ヨゼフ・シゲティ)、
ブラームス:交響曲第2番(CO 1957年12月28日)
セル・ファンでなくても必携のアイテムの第1集です。何とニューヨークフィ
ル、クリーヴランド管デビューのコンサートが聴けるとは夢のようです。活動
の拠点をアメリカに移し、じっくりと腰を据えてオケを鍛えると同時に自らの
芸術を比類無きまでに高めていった巨匠。初出演奏がずらりと並び、曲目もセ
ルでこそ聞きたくなる名曲にして得意レパートリーばかりです。他レーベルで
は不可能なWHRAならではの好企画です。

WHRA 6019 4枚組 \5880
モノラル
セル指揮
CD1
ラロ:スペイン交響曲(NYP、Vn:アルフレッド・カンポーリ1953年12月6日)、
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(NYP、P:クリフォード・カーゾン、1953年1月)
CD2
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲(CO、1957年12月14日)、
ワーグナー:「パルジファル」より前奏曲と聖金曜日の音楽、
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(CO、1957年4月21日)
CD3
ハイドン:交響曲第97番(CO、1957年12月14日)、
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲、
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」(CO、1957年12月21日)
CD4
フランク:交響曲(NYP、1953年12月6日)、
シベリウス:交響曲第2番(NYP、1953年1月18日)
セル・ファンでなくても必携のアイテムの第2集です。フランクの交響曲とい
うセルならば、どう裁くかが興味つかない曲目、気難しいカーゾンが繰り返し
共演したのもセルだったということが納得のブラームス:ピアノ協奏曲第2番
などなど。他レーベルでは不可能なWHRAならではの好企画です。

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08-04 No.21

2008年04月24日 17時49分08秒 | Weblog
<ECM New Series>
4766187 \2180
アンドラーシュ・シフ
ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集 Vol.6
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 作品54
ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」
ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調 作品78 「テレーゼ」
ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 作品79
ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 作品81a 「告別」
アンドラーシュ・シフ(Pf)
作品の年代順に、チューリヒ「トーンハレ」にてライヴ録音されているシフの
ベートーヴェン・チクルス。今回は、人気も重要度も特に高い中期後半の作品
です。周知のとおり、既発の5アルバムに対しては、世界各国のレヴューが惜し
みない賛辞を与えています。
興味深いのは、イタリアIl Giornale誌が‘崇高で啓示的’と評すると同時に、
英FMマガジンが‘暖かみがあってきちんと整頓された居心地のよい部屋の様’と
一見正反対と思えるような評が出ているところ。しかし、この両方を含んでいる
ことこそが、シフの音楽の魅力といえるかも知れません。 それはまた、ベート
ーヴェンの作品自身が「神々しさと人間臭さ」を併せ持っている点を浮き彫りに
するかのようです。
シフは2008年、アメリカ、イギリス、スイス、ドイツでベートーヴェン・プログ
ラムのリサイタルを予定。もちろん、このコンサート評が世界中を駆け巡るのは
確実です。ベートーヴェンとは別に、同じくECMからJ.S.バッハ:パルティータ
全曲のリリースも予定されています。そして、2005年に始まったこのチクルスも、
残すところCD2枚分。この全集の完成が、クラシック現代史においてトップ・ニュ
ースとして歓迎されることは間違いありません。

4766353 \2180
ヒリヤード・アンサンブル
AUDIVI VOCEM-我は天の声を聞きぬ
トマス・タリス:断食し泣きながら、光の消ゆる前に、我は天の声を聞きぬ
クリストファー・タイ:手を打ちて、グロリア-「名前のないミサ」より
ジョン・シェパード:喜び給え、全ての人は幸いなり
タイ:クレド-「名前のないミサ」より
タリス:世の救い主よ
シェパード:主の御名を賛美せよ
タイ:サンクトゥス-「名前のないミサ」より
シェパード:至高の永遠の王
タイ:アニュス・デイ-「名前のないミサ」より、平安のうちに,そのうちにこそ
ヒリヤード・アンサンブル
デイヴィッド・ジェイムズ(CT) ロジャーズ・カヴィ=クランプ(T) 
スティーヴン・ハロルド(T) ゴードン・ジョーンズ(Br) 
ロバート・マクドナルド(Bs)
録音:2005年3月、聖ゲーロルド修道院
「清澄を善というならば、彼らを聖者と呼ぼう」-
Jacques Drillon, Nouvel Oberservateur
昨年発売されたJ.S.バッハ:モテット集(476 5776)に対してこんな最高の賛辞
を得たヒリヤード・アンサンブル。今回のアルバムは、彼らのお国物でもある
イギリス・ルネサンス期の作曲家による作品集です。もはや、タリスやシェパ
ードの作品は「珍しいレパートリー」とは言えないだけに市民権を得ています
が、この事実はまさにヒリヤード自身の活動に端を発しているとも言えます。
彼らがオール・タリス・プログラムの「エレミアの哀歌」(833 3082)をリリー
スしたのはなんと1987年。しかもこのアルバムは未だ現役盤で、新たなリスナー
を獲得し続けています。
2008年も精力的にツアーをこなすヒリヤード・アンサンブル。暗いニュースの
多い世の中、もしかしたら徳の高い聖職者よりさらに、人々の心を澄ませてい
くのかも知れません。





<HUNGAROTON>
HCD 32581 \2080
「フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集Vol.11」
フバイ:
(1)6つのハンガリーの詩曲Op.27
(2)5つの小品Op.51
シシリエンヌ / ガヴォット / ボレロ / アルプスのこだま / 悪魔的スケルツォ
(3)フランソワ・コぺのための3つの詩曲Op.56
(4)6つの新しいハンガリーの詩曲Op.76
(5)秋の詩(1924)
(6)アルルカン-スケルツォOp.81
(7)2つの小品Op.110 春のロンド / スズメバチ
フェレンツ・セチェーディ(Vn) イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
録音:2007年4月14-17日フンガロトン・スタジオ
ヴァイオリン好きが注目するフバイのシリーズ第11弾。リストの高弟で、フバ
イとも親交のあったカーロイ・アッグハージによる同名のピアノ・デュオ作品
に触発された作品27に始まり、未出版で公開演奏された記録もない「秋の詩」
まで、このたびのテーマは“詩(poemes)”。ふたつの「ハンガリーの詩曲」は、
タイトルに反して民俗色は薄めでドイツ・ロマン派風。それぞれ6曲は緩と急と
が交互に配置され、全体にリズムを与えています。このほか、大自然の目覚め
と生茂る草木の再生を呼び起こす、うきうきとした気分あふれる「春のロン
ド」。対照的に「スズメバチ」はある種常動曲の性格を持つ超絶技巧曲で、青
春の日のサロン音楽に比して複雑で成熟した筆致がみられます。これまでとあ
わせて、ヴィルトゥオーゾ、フバイによるヴァイオリン音楽の真髄に迫る内容
となっています。

HCD 32498 \2080
トンマーゾ・ジョルダーニ(1733-1806):
フルート・トラヴェルソ、ヴィオラとチェロのための6つのトリオ集Op.12
(1775-1776)
第1番ニ長調 / 第2番ト長調 / 第3番ニ長調 / 第4番ト長調 / 第5番ハ長調 /
第6番ヘ長調
オルショイヤ・カチャンデル(木製Fl;クリストファー・アベル2006年製作)
ペーテル・バールショニ(Va) ペーテル・サボー(Vc)
録音:2007年6月15-21日フンガロトン・スタジオ
ナポリに生まれ、ロンドンとダブリンで活躍したトンマーゾ・ジョルダーニは、
同時代のJ.C.バッハとおなじく、ギャラント・スタイルを代表する多作家でし
た。オペラ作曲家として成功を収めるかたわら、ソノリティの秀逸なセンス、
確信に満ちた様式の扱いから、管弦楽組曲やチェンバロやフォルテピアノのた
めの協奏曲やソナタも人気を博していたと伝えられています。
おそらく弟子や学習者のために書かれたであろう6つのフルート・トリオは、ロ
ンドンでキングズ・シアター・カンパニーを率いていたころに書かれた作品。
金銭的に高いリスクを抱えることの多いオペラ製作との釣り合いをとるため、
多くの音楽家と同じくジョルダーニもまた教えることで生計の下支えをしてい
たと考えられます。6曲は2楽章形式の第4番をのぞいて、第1、第3 & 第5番が
急-緩(ラルゴまたはラルゲット)-急の、そして第2と第6がフィナーレにメヌエ
ットのテンポ指定のある3楽章形式となっています。とりわけセレナードのよう
な、美しくやわらかい緩徐楽章はリラグゼーション効果満点。世界初録音です。

HCD 32408 \2080
モーツァルト:
3つのソナタ集K.Anh.166-ヨハン・アンドレによる弦楽四重奏用編曲
(1)弦楽四重奏曲ト長調Op.32-1(-ピアノ三重奏曲ト長調KV.564)
(2)弦楽四重奏曲ハ長調Op.32-2(-4手のためのソナタ ハ長調KV.521)
(3)弦楽四重奏曲ヘ長調Op.32-3(-4手のためのソナタ ヘ長調KV.497)
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)
ラースロー・パウリク、エルジェーベト・ラーツ(Vn)
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)バラージュ・マーテー(Vc)
録音:2007年3月7-10日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
プレイエル編曲(HCD.32343)につづいて、トマジーニ四重奏団がまたもやモー
ツァルト作品の編曲アルバムをリリース。ここで編曲を手掛けているのは、プ
レイエルとも親交があり、彼の作品の楽譜出版を任されていた有力な音楽出版
者ヨハン・アンドレ(1741-1799)。作曲家としてのかれは、“アマチュアの独
創的才人”ともいうべきかなりの腕前の持ち主であったと伝えられ、ここに聴
く1793年に出版された3曲もパートの巧みな置き換えほかアレンジのセンスも冴
えています。インマゼール率いるアニマ・エテルナにも参加するパウリクをは
じめ、ピリオド一線の名手で構成されたアンサンブルの力もあり、モーツァル
トのオリジナルを知らなくても、また聴き比べでは一段と楽しみも膨らみます。
演奏にあたってはブダペストにあるフェレンツ・リスト音楽院のアーカイヴに
所蔵されていた、初版楽譜を使用しています。





<INTEGRAL>
INTEG 221158 \2350
(1)サン・ジョルジュ:弦楽四重奏曲 作品14の1-5
(2)モーツァルト:弦楽四重奏曲第5番
アンタレス四重奏団

INTEG 221101 \2350
(1)サン・ジョルジュ:弦楽四重奏曲 作品1の1-5
(2)モーツァルト:弦楽四重奏曲第4番
(3)モーツァルト:弦楽四重奏曲第5番
アンタレス四重奏団
熱狂的ファンが多いサン・ジョルジュ!
春一番の弦楽四重奏曲2タイトルついに追加登場。




<haenssler>
93 209 \2250
ジムロ、頓挫したコンサート・ツアー-新ユダヤ楽派の六重奏曲
(1)プロコフィエフ:ユダヤ主題による序曲
(2)グリゴーリ・クレイン:前奏曲
(3)アクロン:子供の組曲
(4)ハイェス:パレスチナ組曲
(5)アクロン&ベリソン:シェル
(6)アクロン:ショーレム・アッシュの「殉教」のための付随音楽から2つの小品
(7)スティルマン:ハシディック狂詩曲
ヘン・ハレヴィ(Cl)、フォーグラーSQ、ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)
革命でロシアを離れたペテルブルグ音楽院出身のユダヤ人音楽家たちが、エル
サレムに音楽寺院(?)を設立しようという志で、資金調達のため結成した合奏
団ジムロ。クラリネット、弦楽四重奏とピアノという六重奏で、アメリカで再
会した学生時代の級友プロコフィエフに「ユダヤ主題による序曲」を書かせた
ことで名が残っています。しかしクラリネット奏者シメオン・ベリソンがあま
りに頭角を現しすぎてスターになってしまい、合奏団は自然解散となりました。
当アルバムは、ジムロゆかりの曲と、同じ編成で書かれたロシアおよびポーラ
ンド系ユダヤ人作曲家の作品が集められています。クレズマー・バンドを思わ
す編成の生み出す特異な響き、ムンムンと立ち昇る異教的匂いと哀調に満ちた
ユダヤの調べが胸に染み入ります。




<radio france>
FRF 001 \2780
タンスマン:歌劇「誓い」
伯爵夫人:マリー・ドヴェルロー(Sop)、
伯爵:ジャン=セバスティアン・ブー(Br)、
ホセ:ファブリス・ダリ(Ten)、ゴランフロ:アラン・ガブリエル(Ten)、
ロザリー:デルフィーヌ・エダン(Ms)、エリック・ジェノヴェーズ(語り)、
フランス放送Cho、
アラン・アルティノグリュ(指)
フランス放送フィル
昨今ようやく本領の交響曲や器楽曲の録音が出始め、ギター一色だったディス
コグラフィに彩が加わった感のあるタンスマン。ついにオペラの登場です。2場
から成る「誓い」はバルザックの「ラ・グランド・ブルテッシュ」に基づき、
妻の浮気相手のスペイン男を殺害して壁に塗りこむ伯爵の話。1953年に作曲さ
れ、翌年クリュイタンスの指揮で放送初演されました。タンスマン自身は「叙
情的挿話」と命題しており、作風的にはヴィリズモ風。血なまぐさく狂気に満
ちた世界が色彩豊かな管弦楽法で描かれます。アーンやオッフェンバックのオ
シャレな歌唱で最近注目のドヴェルローが迫真の演技を披露、ピアニストとし
ても知られる指揮者アルティノグリュの統率力も光ります。





<harmonia mundi France>
HMC 901990 \2450
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」
(2)同第14番「死と乙女」
エルサレムSQ
イスラエルのフレッシュなイケメンたちによるエルサレムSQ。彼らの第5弾は
シューベルトの名作2篇。年齢的には若くとも、1993年結成なので、アンサン
ブルとしては完璧なまでに息のあったところを見せてくれます。ちょうどシュ
ーベルトがこれらの曲を作曲したのと同年代の彼らが、シューベルトの闇と深
みよりも、ナイーヴな心の動きや悩みを等身大に描いていて心打たれます。




<SUPRAPHON>
=アンチェル生誕100周年アニヴァーサリー=
SU 7015(DVD-Video) \2980
モノクロ 字幕:英・独・仏
(1)スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(3)[ドキュメンタリー]“カレル・アンチェルとはだれ?”
ヘンリク・シェリング(Vn)
カレル・アンチェル(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
収録:(1)1968年5月12日プラハ、市庁舎、スメタナ・ホール(ライヴ) 
(2)1966年5月28日(ライヴ) (3)1969年プラハTV製作
チェコが誇る世界的な指揮者カレル・アンチェルが生まれて、ことし2008年で
ちょうど100年。これを記念するにふさわしいビッグタイトルが母国SUPRAPHON
からリリースされます。1968年「プラハの春」オープニング・コンサートにお
ける「わが祖国」ライヴ。すでに同一内容のCD(CR.0292)が出ており、そのすば
らしさは広く知られるところですが、映像作品としては「高い城」のみが映像
化されているものの、全曲ではもちろんはじめて。このライヴ映像は単なる演
奏会の記録にとどまらず、本来の言葉通り、1968年に起きた自由化改革運動で
ある「プラハの春」の貴重なドキュメントであり、歴史的にはかりしれない意
味合いを持つものとして永らく記憶され続けることでしょう。
カップリングのシェリングとのベートーヴェンは、こちらも内容の同じアルバ
ムが以前PRAGA(廃盤)で出たことがありますが、映像としては初のリリース。
ファンには堪えられないものといえそうです。



<EUROARTS>
20 72138(DVD-Video) \2900
字幕:英・独・仏・西
「タングルウッドのバーンスタイン」
(1)ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
(2)同:交響曲第4番ホ短調Op.98
(3)[特典映像]タングルウッドのバーンスタイン
レナード・バーンスタイン(指)
ボストン交響楽団
収録:1972年8月タングルウッド(ライヴ)
[映像制作:ユニテル・クラシカ]
生誕90周年を記念してリリースが活況を呈する巨匠バーンスタイン。シューベ
ルトの「ザ・グレイト」(20.72168)、ショスタコーヴィチの第1番(20.72158)に
つづいて、このたびEUROARTSより登場するのは、タングルウッド音楽祭におけ
るブラームスのライヴ。
“タングルウッドに戻るたびにいつも、私はなつかしい気持ちで満たされます、
でも、1972年のこの夏は、こよなく愛したブラームスのシンフォニーを振って
いたクーセヴィツキーのことがとりわけ鮮明な思い出となっています。”
-レナード・バーンスタイン1972年
1940年に若き日のバーンスタインはクーセヴィツキーのもと、ここタングルウ
ッド音楽祭から指揮者としての第一歩を踏み出しました。また、かれは当ライ
ヴより2年後の1974年には、クーセヴィツキー生誕100周年記念コンサートをタ
ングルウッドでボストン交響楽団を指揮しています。こうした背景も絡んでの
ことでしょうか。第2番のフィナーレに、第4番でのパッサカリアと、ここでの
レニーは憑かれたように燃えに燃えまくっています。やはりライヴによるウィ
ーン・フィルとの全集(1981、1982年)もそうでしたが、バーンスタインのたい
へん情熱的なアプローチとブラームスとの相性の良さを当ライヴにより再認識
されることでしょう。

20 72388(DVD-Video) \2900
字幕:英・独・仏・西
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」 全曲
[ボーナス]開演前説
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルン放送交響楽団
収録:1984年ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール(ライヴ)
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
スペシャリスト、クーベリックによる「わが祖国」といえば、90年のチェコ・
フィルとの記念碑的ライヴや、弦の美しさが際立つボストン響とのセッション
録音ほか、それぞれが特徴ある名演揃い。このたびEUROARTSから登場する長年
の手兵バイエルン放送響とのライヴ映像は、すでにCD(ORFEO.115841)でも知ら
れるとおり、クーベリックの数ある同曲異演のなかでも燃焼度と完成度の高さ
によってほまれ高い内容です。ライヴでは燃え上がる巨匠の指揮姿を目の当た
りにすると、よりいっそうの興奮と感動をおぼえます。

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08-04 No.20-1

2008年04月24日 17時48分37秒 | Weblog
<Edition HST自主制作>
HST-053 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):疾風怒濤交響曲集第一巻
変ロ長調 Bryan B2(ca.1771-72)
変ホ長調 Bryan Es5(ca.1772-73)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ(リーダー:松井利世子)
指揮;室伏 正隆
録音:2008年2月、東京オペラシティ・リサイタルホールでのライヴ録音
変ロ長調交響曲Bryan B2は、カタログ記載年などから、イタリア留学時代また
は直後の作曲と想定される。
1775年パリ、ブリュー社よりOp.18-3として出版され、他人の作品をよく利用し
ていたモーツァルトはさっそくハ短調モティーフを自身のソナタへ転用した。
またロンドンでは、20世紀までヨゼフ・ハイドン作( Hob.I:B13 )として伝承
された。

HST-054 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):後期ピアノ作品集
3つのピアノ・ソナタ変ホ長調、ト短調、ト長調(1812)
アダージョ ニ長調(1799)/ファンタジー ニ長調(1808)
変奏曲イ長調(1787)/カンタービレ-交響曲ヘ長調(1780)
江間理恵(ピアノ)
録音:2008年3月、三鷹文化センター風のホールでのライヴ録音
ヴァンハルは、1780年代後半、精神病完治から交響曲や弦楽四重奏曲などの世
俗音楽作曲を断筆し、それ以降は教会音楽や弟子生徒たちの教材としてのソナ
チネやソナタ作曲に専念した。




<メキシコ州立交響楽団>
752435 18141 2枚組 \2700
CD1「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭2002」
(1)ボッケリーニ:交響曲第4番ニ短調「悪魔の家」
(2)ポンセ:エストレリータ
(3)ポンセ:ガヴォット
(4)ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
(5)シューベルト:楽興の時第3番(アンコール)
CD2「マンハイム・ローゼンガルテンハレ2003」
(8)プーランク:2台のピアノ協奏曲
(9)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
(10)ヒメネス:ルイス・アロンソの婚礼 (アンコール)
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
(4)アルフォンソ・モレノ(ギター)
(8)ノラ・エメディ&アーメド・アブ=ザーラ(ピアノ)
録音:
CD1:2002年6月21日
CD2:2003年10月3日
1枚目は、あのバティスが由緒あるシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に出
演した記録。CDでは初レパートリーとなるボッケリーニの「悪魔の家」では転
げるような凄まじい前進力でいきなりエキサイト。お得意のアランフェスでは
お馴染みのアルフォンソ・モレノが聴かせます。アンコールではドイツを意識
してかシューベルトの楽興の時。楽しいですね。
2枚目は2003年マンハイムでの録音。これもCD初レパートリーのプーランク:
2台のピアノのための協奏曲を収録。メインは得意のベートーヴェン:「田園」
です。

752435 18142 2枚組 \2700
(1)チャベス:交響曲第2番「インディオ」
(2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
(3)スクリャービン:左手のための夜想曲(アンコール)
(4)ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ
(5)レブエルタス:センセマヤ、
(6)マルケス:ダンソン第2番、
(7)コープランド:エル・サロン・メヒコ、
(8)モンカージョ:ウアパンゴ
(9)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
(10)ショスタコーヴィチ:祝典序曲
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
(2)(3)マーク・ゼルツァー(Pf)
録音:2005年9月5日北京、ライヴ
2005年9月5日、手兵メキシコ州立響を引き連れた我らがバティスは日本を素通
りして、北京にいた。ソリストにはカラヤン、ムター、ヨーヨー・マとブラー
ムスの3重協奏曲を入れたこともあるマーク・ゼルツァーがパリ・ライヴ
(752435 18129)に引き続き登場。2枚目は小品集でお得意のレブエルタスに始ま
り、本当のメキシコ人による「エル・サロン・メヒコ」など挟みつつショスタ
コの祝典序曲で盛り上がります。

752435 18143 2枚組 \2700
エンリケ・バティス2006スペイン・ライヴ
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
(2)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
(3)ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ
(4)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
(1)(2)レオネル・モラレス(Pf)
録音:2006年1月15日サラゴサ、スペイン、ライヴ
スペインのサラゴサでの2006年1月の演奏会ライヴ録音。1枚目はキューバ出身
でスペイン在住のピアニスト、モラレスを迎えてのラフマニノフのピアノ協奏
曲。ピアノの調律がちょっと惜しいですが、かなりの盛り上がりです。軽いラ
テン系なトランペットがいい味出しています。2枚目はいつものブクステフーデ
の後、得意のベートーヴェン:エロイカ。小気味よい快速テンポでクライマッ
クスに突き進み、繰り返しありなどバティス節健在ですが全集盤より洗練され
た演奏になっています。

752435 18149 2枚組 \2700
シルベストレ・レブエルタス:管弦楽作品集
(1)センセマヤ -蛇殺しの唄- (1937年)[管弦楽団:3]
(2)トッカータ(1933年)[管弦楽団:2]
(3)森の入口 -クァウナウァク- (1930年)[管弦楽団:1]
(4)会話のための音楽(鉄道敷設/砂漠)(1938年)[管弦楽団:1]
(5) 窓(1931年)[管弦楽団:1]
(6)組曲「網」(1935年)[管弦楽団:3]
(7)ハニツィオ(1936年)[管弦楽団:1]
(8)オチョ・ポル・ラディオ(ラジオ向きの八重奏曲)(1933年)[管弦楽団:2]
(9)ガルシア・ロルカへの賛歌(1936年)[管弦楽団:3]
(10)道(1934年)[管弦楽団:1]
(11)「マヤ族の夜」(リマントールの編曲)マヤ族の夜/どんちゃん騒ぎの夜/
ユカタンの夜/呪術の夜(1939年)[管弦楽団:1]
エンリケ・バティス指揮
[管弦楽団:1]
メキシコ・シティ・フィルハーモニー管弦楽団
[管弦楽団:2]
ロイヤル・フィル
[管弦楽団:3]
メキシコ州立交響楽団
バティスの「メキシコ音楽シリーズ」(ASV)からレブエルタス作品を集めたも
の。今までオムニバスでしか聴けなかったためレブエルタスを聴きたい方には
ありがたい。
メキシコの鬼才シルベストレ・レブエルタスが作曲した管弦楽作品の数々。妖
しいムードがいっぱいの音楽ばかりと思われがちだが、実は至極まともな作品
もある。一方、気が狂ったかのように叩かれる打楽器、猛々しく咆哮する金管
楽器...レブエルタスの最高傑作とまで言われている「マヤの夜」をご存知の方
も多かろう。時にはコープランドの影響を伺わせ、執拗に繰り返されるリズム
・オスティナートなどは、ストラヴィンスキーなどの影響も伺わせる。また、
とりわけ重要な作品として取り上げられるのが「センセマヤ」だ。この作品は
ニコラス・ギレンの詩に基づくもの。メキシコの鬼才エンリケ・バティスは、
爆演系指揮者として定着しているが、作品によっては非常にセンシティブな演
奏を披露し、我々聴衆を嬉しい形で裏切ってくれる指揮者だ。このレブエルタ
スの作品集の中にも、色んな表情を持った作品があり、情緒不安定な作曲家の
心の内を見事に再現していると言えよう。

752435 18154 2枚組 \2700
「グアナフアト大学交響楽団2007年中国ライヴ」
ガリンド:マリアッチの響き
チャイコフスキー:交響曲 第5番 作品64
ヨハン・シュトラウス二世:
「ジプシー男爵」序曲/「こうもり」序曲/春の声/美しく青きドナウ/ピチ
カート・ポルカ
(以下アンコール曲)
レブエルタス:組曲「マヤ族の夜」-どんちゃん騒ぎの夜
モンカージョ:ウアパンゴ
ビゼー:「アルルの女」より ファランドール
ヨハン・シュトラウス二世:ラデツキー行進曲
エンリケ・バティス指揮
グアナフアト大学交響楽団
録音:2007年北京、ライヴ
このアルバムはお馴染みのメキシコ州立響ではなくメキシコの名門グアナフア
ト大学のオーケストラと中国にお目見えしたアルバム。
指揮者のバティスによるチャイコフスキーの交響曲第5番は、これまでロンド
ン・フィルハーモニー管弦楽団と、メキシコ州立交響楽団の録音があった。ロ
ンドン・フィルとは正攻法の、メキシコ州立響とは爆演と言える内容のものだ
ったが、このあまり耳にしない交響楽団の演奏は、2007年の録音らしく、やは
り「爆演系」である。最近の録音のメキシコ州立響と同じスタイル。シュトラ
ウス二世もさることながら、お楽しみはアンコールの4曲だろうか。
オケのテクニックは、メキシコの学生オケということで「ご愛嬌」なところも
あるが、内容自体はバティス節全開で楽しめます。




<ALTARUS>
AIRCD9034 \2080
サムイル・フェインベルク(1890-1962):
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調(1930)
(2)幻想曲第2番(1919)/練習曲Op.11-1、Op.11-4(1919)/前奏曲Op.8-2、
Op.8-4(1917)/3つの前奏曲(1923)/子守歌(1927)/夢(1955)子供のためのアル
バム(1961-62)より抜粋
クリストフ・シロドー(Pf)、
(1)レイフ・セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
録音:(1)1998年4月ライヴ
サムイル・フェインベルクはロシア・ソヴィエトの作曲家で生前はヴィルトゥ
オーゾ・ピアニストとして名声を博した。作曲家としては後期ロマン派から無
調への接近がみられるが、19世紀型のコンポーザー・ピアニストの資質を持つ
彼の音楽は半音階的な語法によりつつもドラマティックなロマン派である。ス
クリャービン、ベルクへの近親性を持ちつつ、私見ではロシア音楽に愛着を持
っていたイギリスの作曲家アーノルド・バックスを強く想起させる。世界初録
音となるピアノ協奏曲第1番は冒頭の半音階的モティーフが繰り返され徐々に
クライマックスを築いてゆく。暗い北方の叙情を感じさせる名作である。
シロドーはモスクワ音楽院で学んだフランスのピアニスト・作曲家。フェイン
ベルクのソナタ集のCDも出している(BIS)。





<ARTS>
47735-8(SACD-Hybrid) 2枚組 \4160
ビーバー:ロザリオのソナタ(ソナタ第1-15番、パッサカリア)
リッカルド・ミナーシ(Vn)
ビッツァリエ・アルモニケ
録音:2005年9月、2006年1月、
大作『ロザリオのソナタ』に新たな注目盤が登場。演奏のリッカルド・ミナー
シは、イル・ジャルディーノ・アルモニコの元メンバーで現在はビッツァリエ
・アルモニケやアカデミア・ビザンティナでも活躍するヴァイオリニスト。鮮
やかな妙技をSACDのみずみずしい音質で堪能してください。

47722-8(SACD-Hybrid) \2080
「グァテマラとボリヴィアのヴェネツィアの作曲家」
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)、
ジャコモ・ファッコ(1670-1757)、
アントニオ・ガエターノ・パンパーニ(1705?-1775)
のアリア集
アニバル・E.・チェトランゴロ指揮
アルバロンガ
ロベルタ・ポッツァー(S)
シルヴァ・ポッツァー(S)
ヴィンチェンツォ・ディ・ドナート(T)
録音:2007年6月イタリア、パドヴァ
ガルッピをはじめとしてヴェネツィアを中心に活躍した作曲家たちの作品を収
録。 彼らの作品はヨーロッパのみならず新大陸へも楽譜が持ち込まれ、盛んに
演奏された。しかしその後、楽譜は散逸し忘れられてしまった。このCDは新大
陸で発見され、ヨーロッパでも忘れられていた作品の楽譜に基づいた演奏。イ
タリア語で日の出の丘を意味するアルバロンガのみずみずしい演奏が素晴らし
い。




<ENSENBLE MODERN>
EMCD003 2枚組 \4160
CD1)
ヘルムート・ラッヘンマン:
アウスクラング(終焉)-ピアノと管弦楽のための(1984-85)
CD2)
リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲
マルクス・シュテンツ指揮
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
ウエリ・ヴィゲット(Pf/CD1)
録音:2005年10月20日(CD1)、
2005年9月20日(CD2)、ともにライヴ
ラッヘンマンとR.シュトラウス!? 妙なカップリングだが、アンサンブル・モ
デルンがアルプス交響曲をやるということの方が驚き。いつもガリガリ、キコ
キコと特殊奏法ばかりやらされている鬱憤が溜まってシュトラウスのようなよ
く鳴るオーケストラ曲をやりたくなったんだろうか?特に金管パートはやりが
いがあるだろう。
ラッヘンマン作品は管弦楽とピアノといっても協奏曲ではなく、関係は対等の
ようであり、オケとピアノの、ぽつぽつといった禁欲的な音のやりとりが続く
と思いきや、突然クラスターの楔が打ち込まれるといった、例によって例のラ
ッヘンマン節である。東洋の書を思わせるモノクロームの響きには凄惨な美し
さがある。さてアルプス交響曲だが、現代音楽の名手ばかりがそろったオーケ
ストラがクラシックのしかも華麗なオーケストラ曲を演奏すると一体どうなる
かという好奇心をみたしてくれる大変シャープでクリアな名演である。こうし
た試みは今後もぜひやってもらいたい。

EMCD004 \2080
ヘルムート・ラッヘンマン:ヌン
ディートマー・ヴィースナー(Fl)
ウーヴェ・ディエルクセン(Trb)
スコラ・ハイデルベルク
マルクス・シュテンツ指揮
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
録音:2005年10月20日ライヴ
大管弦楽と独奏フルートと独奏トロンボーン、そして混声ヴォーカル・アンサ
ンブルのための大作。こちらもスタティックな音の運びのなかに独自の緊張し
た時間が続く。管楽器の風奏、ノイズ、プリペアード・ピアノ、などオーケス
トラを完全に解体した巨大なカオスが延々と広がる。

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08-04 No.20-2

2008年04月24日 17時48分05秒 | Weblog
<RCD>
RCD30111 \1850
ウラディミール・ゲーニン(1958b)室内楽作品集
(1)2つの流動的なパントマイム付きの間奏曲(ヴァイオリンとピアノのための
トリプティーク)
(2)ラスト・モーメンツ(X.エヴァンゲリスタの詩によるソプラノ、チェロと
ピアノのための7つの歌)
(3)オ・デュオ・オ...(チェロとヴァイオリンのための)
(4)ダブル・エスプレッソ・プラス(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
(2)タチアナ・クインジ(Sop)、
(1)(3)(4)タチアナ・ユーリエワ(Vn)、
(2)(3)(4)アルセニー・コトリアレフスキー(Vc)、
(1)(2)(4)ウラディミール・ゲーニン(Pf)
録音:2007年
ゲーニンはロシアの中堅世代に属する作曲家で、いわゆるヨーロッパの前衛音
楽世代とは大きく異なる。調性、無調、旋律、民族音楽などを折衷させつつ独
自のロマン的な音楽を作る。時にシュニトケ、ヘンリー・カウエル、アラン・
ホヴァネス、佐藤聡明を思わせ、アイデアも大変興味深く、ECMが好みそうな
作曲家である。



<ARTA>
F 10160 \2080
ヴァーツラフ2世の時代の音楽(1271-1305)
[ヴァーツラフ2世の戴冠式]
Hinc ac inde gyra / Conductus; Baculi sollempnia
Cantio; Hospodine, pomiluj ny / Antifona; Domine, in virtute tua
Conductus; Sol sub nube latuit
[ズブラスラフの教会堂の定礎式]
Ordo, cui cor do / Lectio de fundacione nove ecclesie in Aula Regia
Introitus; Rorate, celi, desuper / Kyrie; Immense conditor
Graduale; Prope est Dominus / Conductus; Nove geniture
[ズブラスラフ修道院の創設]
Christo servite, fratres / Lectio de fundacione Aula Regia nominata
Conductus Si Deus est animus / Antifona; O pietatis Deus
Moteto; Congaudeant catholici
[国王ヴァーツラフ2世の死]
Heu me ! O dolor, o plus quam dolor /
De lamentatione Jeremiae prophetae
Conductus; Pange melos lacrimosum / Lectio de fletu in Aula Regia
Tropus; Ach, homo fragilis
[国王の間、慈悲深き元后]
Gloria; Spiritus et alme / Antifona; Salve, nobilis virga Yesse
Antifona; Salve, regina
イジー・ホンダ(指揮、朗読)
スコラ・ベネディクタ
プシェミスル朝のボヘミア王ヴァーツラフ2世(1271-1305、在位1278-1305)の、
プラハ近郊のズブラスラフにおけるシトー派修道院の創設にまつわるプログラ
ムを収録。スコラ・ベネディクタは8名の女性歌手から成るヴォーカル・アン
サンブルです。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38464 \2180
ショパン(1810-1849):ポーランド歌曲集 Op.74(全19曲)
アンナ・ハッセ(メゾソプラノ)
ウルリヒ・シュテルク(ピアノ)
録音:2007年4月、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38468 \2180
ルイーズ・エリット=ヴィアルド(1841-1918):
ピアノ四重奏曲イ長調 Op.1/同ニ長調 Op.11/同ニ短調(作品番号無し)
アンサンブル・ヴィアルド
アレクサンダー・バルタ(ヴァイオリン) ユリア・マイ(ヴィオラ)
トーステン・エンケ(チェロ) シュテファン・キーファー(ピアノ)
録音:2005年3月3-7日、ドイツ、ブレーメン放送ホール
ルイーズ・エリット=ヴィアルドはショパンのマズルカを歌曲に編曲したこと
でも知られる歌手・作曲家ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910)の娘で、作曲家
・歌手として活躍しました。

ARS 38469 \2180
ユリウス・レントゲン(1855-1932):
チェロ・ソナタ第13番嬰ハ短調(1931)(*)
無伴奏チェロ・ソナタ(1928)
チェロ・ソナタ第11番ニ短調(1930)(*)
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.3(1872)(*)
ジャン・ドゥクロース(チェロ)
ダニエル・ドゥシェンヌ(ピアノ(*))
録音:2007年2月1-4日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38473 \2180
アルトゥール・ダンゲル(1931-):3つの歌曲集
ローゼ・アウスレンダー歌曲集 Op.99(2004/2005)(*)
ハイネ歌曲集(Zur Pllea)Op.101(2005)(*)
トゥリーニ歌曲集 Op.87(2000)(+)
ドミニク・ヴェルナー(バスバリトン)
ジーモン・ブーハー(ピアノ(*))
フェリツィタス・シュトラック(ピアノ(+))
録音:2006年7月6-7日、11月13-16日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル
教会

ARS 38476 \2180
フェスティヴォ! ピッコロトランペットとオルガンのための音楽
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):協奏曲ニ長調
J・S・バッハ(1680-1750):
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV1006 から
ロンド風ガヴォット
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
ソナタ ニ短調 Op.5 No.12「ラ・フォリーア」
トマゾ・アルビノーニ(1671-1750):アダージョ ト短調
J・S・バッハ:カンタータ第147番 BWV147 から 主よ、人の望みの喜びよ
ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):シンフォニア ニ長調
ジャンバッティスタ・マルティーニ(1706-1784):トッカータ ニ長調
トマゾ・アルビノーニ:協奏曲変ロ長調
ヘンリー・パーセル(1659頃-1695):ソナタ
フランツ・ヴァーグナーマイヤー(ピッコロトランペット)
ロベルト・コヴァーチ(オルガン)
録音:2007年7月10-13日、オースストリア、ザンクトフロリアン参事会聖堂

ARS 38478 \2180
Incontri[出会い] チェンバロとアコーディオンのための音楽
アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):
2台のチェンバロのためのサンフォニー(*/+)
レオニード・バシュマコフ(1927-):
アコーディオンとチェンバロのための4つのインヴェンション(1985)(*/+)
フランソワ・クープラン(1668-1733):
「クラヴサン奏法」から 前奏曲第2,4,7番(*)
レイフ・カイサ(1919-2001):即興曲(1991)(+)
ヨハン・マッテゾン(1681-1764):2台のチェンバロのための組曲(*/+)
ティメ・エアヴァズ(1943-):Incontri[出会い](*/+)
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)/アンカ・ズラテヴァ編曲:
シュメン小品集 Op.29 から 歌,ラチェニスタ(*/+)
デュオ・ディアゴナル
アンカ・ズラテヴァ(チェンバロ(*)) アダム・エアヴァズ(アコーディオン(+))
録音:2007年9月22-25日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38480 \2180
春の月夜に
マクシミリアン2世時代、エマヌエル・ガイベルと
ミュンヘン派詩人グループ・メンバーの詩によるロマンティック歌曲集
フランツ・ラハナー(1803-1890):
私は行かねばならない/ムート/夜の歌/物静かな睡蓮
ペーター・コルネリウス(1824-1874):春に/一つの音/月夜に
リスト(1811-1886):
f青春の幸福/再びあなたに会えるだろうか/物静かな睡蓮
フランツ・ラハナー:けだるい夕べの歌/浮気者
アドルフ・イェンセン(1837-1879):別れ/ばらの季節/深夜に小枝の下で
マックス・ブルッフ(1838-1879):タンホイザー
ヨゼフィーネ・ラング(1815-1888):
私があなたに初めて会ったとき/そうであってはならない
固い椅子を私は見下してきた
ヴィンツェンツ・ラハナー(1811-1893):最後のイクチオサウルス
マルティン・ブルンス(バリトン)
クリストフ・ハンマー(フォルテピアノ)
録音:2006年5月4-7日、バイエルン放送スタジオ1
使用楽器:
1843/1847年、ウィーン、ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー製

ARS 38481 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ ニ長調 BWV1028(*/+)
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007(*)
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009(*)
フーガ イ短調(+)/前奏曲とフーガ(コダーイ編曲)(*/+)
ドゥオ・ポスティリョーネ・シュトッゥトガルト
ヴォルフガング・シュルツ(チェロ(*)) 
ギネッテ・コステンバーダー(ピアノ(+))
録音:2007年8月30日-9月1日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38483 \2180
テオドール・ブルーマー(1881-1964):弦楽三重奏曲 Op.55
マックス・レーガー(1873-1916):弦楽三重奏曲 Op.77b
新ヴッパータール弦楽三重奏団
ヤコプ・シャッツ(ヴァイオリン) ミヒャエル・ゲールマン(ヴィオラ)
デニス・クロトフ(チェロ)
録音:2007年5月、ドイツ、エルバーフェルト市教会

ARS 38811 \2180
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.1
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):協奏交響曲ヘ長調 Ben113(1792)
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):交響曲ハ長調 Bryan C17
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル:交響曲イ長調 Ben155(1792?)
パウル・ヴァイゴルト(指揮)
ジェール・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年11月11日、オーストリア、イプス・アン・デア・ドナウ、
Mag.Adi・ショーバー音楽スタジオ

ARS 38901 \2180
ティミーはどんなふうに音楽好きになったの? 子供のための音楽の時間旅行
J・S・バッハの作品、他
アンドレアス・ハース(台本作者、語り、フルート)、他
ガビ・フンク(挿絵)
録音:2003年11月1-3日、ドイツ、ラインラント、ムーフ
おそらくドイツ語圏の子供のために制作された、音楽と語り(ドイツ語)による
アルバム。絵本のようなブックレットもドイツ語のみの表記となっています。

ARS 38902 \2180
フレデリク・ショパン 音楽と朗読によるポートレイト
ソンヒ・キム=ヴュスト(ピアノ)
ハンス・ヴェルナー・ヴュスト(台本作者、朗読)
録音:2004年3月25-26日、2007年5月1日
シューマンのピアノ曲と朗読(ドイツ語)で構成されたアルバム。「聴く本 Ein
Horbuch」シリーズの一枚で、ブックレットもドイツ語のみの表記となっています。

ARS 38903 \2180
フリードリヒ・フォン・シラー(1759-1805)原作/
ゴットフリート・ブルーメンシュタイン台本:Tausendsakerlott
「群盗」、「たくらみと恋」、「ヴァレンシュタイン」、「Balladenjahr」、
「メッシーナの花嫁」、「ヴィルヘルム・テル」、「デメートリウス」から、

ニュー・エリジウム・シュプレッヒクヴァルテット
シュターツシャウシュピール・ドレスデン
「ゴットフリート・ブルーメンシュタインにより巧妙に短縮され大胆に書き直
された全作品」とのことで、全編ドイツ語のラジオ番組のようなアルバム。
ブックレットもドイツ語のみの表記となっています。

ARS 38904 \2180
ティミーとヨーロッパの音楽 子供のための音楽の幻想旅行
ヴィヴァルディ:「四季」、他
アンドレアス・ハース(台本作者、語り、フルート)、他
ガビ・フンク(挿絵)
録音:2005年5月27-29-3日、ドイツ、ラインラント、ムーフ
おそらくドイツ語圏の子供のために制作された、音楽と語り(ドイツ語)による
アルバム。絵本のようなブックレットもドイツ語のみの表記となっています。




<SOMM>
SOMMCD 073 \2180
ジョージ・ウェルドン・コンダクツ・エルガー
エドワード・エルガー(1857-1934):
演奏会用序曲「南国にて」(アラッショ)Op.50(*)
海の絵 Op.37(#/*)
創作主題による変奏曲(エニグマ)Op.36(+)
グラディス・リプリー(アルト(#))
ジョージ・ウェルドン(指揮)
ロンドン交響楽団(*)
フィルハーモニア管弦楽団(+)
録音:1954年、アビーロード・スタジオ1(*)
1953年、ロンドン、キングズウェイ・ホール(+)
原盤:EMI(オリジナル・テープからのリマスター)
ジョージ・ウェルドン(1908-1963)はチチェスターに生まれ、マルコム・サー
ジェントに師事した英国の指揮者。1944年にバーミンガム市交響楽団首席指揮
者に就任し楽団の技量を高めましたが、1951年突然解雇され(直前に辞任した
という説もあり)、この件に憤慨したジョン・バルビローリのはからいでハレ
管弦楽団の副指揮者となりました。国際的知名度は高いとは言えませんが、英
国ではいまだに人気があり、EMIに残した録音がかなりCDで復刻されています。

SOMM-BEECHAM 23 \2180
ビーチャム・コレクション
モーツァルト(1756-1791):交響曲第29番イ長調 K.201(*)
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):交響曲第3番(+)
グリーグ(1843-1907):4つの交響的舞曲 Op.64(+)
トマス・ビーチャム(指揮)
BBC交響楽団(*)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(+)
録音:1956年10月10日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(*)
1955年12月クリスマス・ナイト、マイダ・ヴェール・スタジオ1(+)
オルウィンの交響曲第3番はこれが初演です。

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08-04 No.19-1

2008年04月23日 19時14分58秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \1000 ※ご予約締切日 4月29日
8.557042
ボッテジーニ:コントラバスとピアノのための作品集 第2集
1-2.大二重奏曲 第3番
3-5.コントラバス協奏曲 第2番
6.メランコリックなアダージョとアパッショナート
7.クラリネットとコントラバスのための二重奏曲
8.ベッリーニ「テンダのベアトリーチェ」による幻想曲
9.最愛の口元
10.ショパンの練習曲による「世界の果てのすべて」
11.メディタツィオーネ(バッハのエアによる)
演奏:ジョエル・クァリントン(コントラバス)
アンドリュー・ブラシュコ(ピアノ)…2-11
ハロルド・ホール・ロビンソン(コントラバス)…1
ジェームス・キャンベル(クラリネット)…7
モニカ・ウィッチャー(ソプラノ)…9.10
ヴァイオリンを学ぶはずが、家庭の事情でコントラバスを選ぶ他なかったボッ
テジーニ(1821-1889)。そのおかげで現在このような素晴らしい作品が聴ける
のはまさに僥倖と言えるでしょう。ここで聴ける作品はまさにコントラバスの
ベルカント・アリアとも言えそうな美しいものばかりです。演奏家、作曲家だ
けでなく指揮者としても活躍した彼は、実はあの「アイーダ」を初演した人で
もあるというのは意外に知られていない事実ですね。

8.557335
ブランカフォート:ピアノ作品全集 第4集
1.パストレッラ
2-3.アメリカの思い出(太西洋横断ルート/チャプリンを讃えて)
4-6.古風なソナティナ(練習/広がり/気晴らし)
7-8.エルミタとパノラマ
9.カヴァティーナとディアローグ
10-12.ロマンツァとインテルメッツォと行進曲
演奏:ミケル・ビリャルバ(ピアノ)
カタロニアの作曲家ブランカフォート(1897-1987)のピアノ作品集もこれで第4
集となりました。彼の音楽は、モンポウとの類似性が指摘されますが、このア
ルバムに収録されているのはもっと多様な表情をみせる曲ばかりです。最も創
作意欲が横溢していた1920年代終わりの作品を中心に収録、大西洋を渡る船上
の気分を描いた「大西洋横断ルート」、チャプリンへの讃辞、スカルラッティ、
バッハからの影響、そしてカタロニアの民俗音楽と風景へのオマージュなど興
味深い音楽のパノラマです。

8.557526
ロバート・クラフト・コレクション/シェーンベルク作品集 第8集
シェーンベルク:
1-2.室内交響曲 第2番 Op.38
3-6.幸福の手 Op.18
7-10.管楽五重奏曲 Op.26
演奏:マーク・ビースリー(バス)…3-6
サイモン・ジョリー合唱団…3-6
ニューヨーク木管五重奏団…7-10
フィルハーモニア管弦楽団…1-6
ロバート・クラフト(指揮)
シェーンベルク(1874-1951)の作品の中では、あまり聴かれることのない室内
交響曲第2番。しかし、この「無調でもなく」「十二音でもなく」旋律的で劇
的な作品はもっともっと多くの人に親しまれてもよいのではないでしょうか。
対して「幸福な手」に付けられた音楽は、非常に凝縮され緊迫感を孕んだ難解
極まるもの。管楽五重奏とともに、「尖った音楽」が好きな人には大歓迎され
るでしょう。原盤 KOCH SCHWAN(1-6のみ)

8.557832
シューベルト・ドイツ語歌曲全集 第26集
シューベルト:ロマン派の詩人による歌曲集 第3集
1.デルフィーネ D857/1/2.花の手紙 D622/3.秋の夜の月に寄せる D614/4.
マリア D658/5-8.4 つの讃歌(恋の秘密を誰が知ろう D659/あの人が私のもの
なら D660/すべての人が裏切る時 D661/私はだれにでも言う D662)/9.夜の賛
歌 D687/10. ブランカ D631/11.マリアの慈悲 D632/12.誤った時 D409/
13.涙の賛美 D711/14.岩上の羊飼 D965
演奏:シビラ・ルーベンス(ソプラノ)/ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
/ニコラウス・フリードリヒ(クラリネット)…14 のみ
大好評、シューベルト(1797-1828)歌曲集の最新盤は最近台頭著しいソプラノ
のシビラ・ルーベンスをソリストに迎えた満足度200%の1枚です。どの曲も細
やかな歌い回しがステキなのですが、大注目は「岩上の羊飼い」D965。純粋過
ぎる美しい声で少女の希望と絶望を鋭く描き出しているのは見事のひと言です。
フリードリヒのクラリネットによる「こだま」がまた絶妙に響き渡ります。録
音にあたり最新の研究に基づいた楽譜を用いたことでも注目に値します。

8.559324
トッホ:室内楽作品集
1-3.ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 Op.44
4-6.ピアノのためのブルレスケ Op.31
7-9.チェロのための3つの即興曲
10-13.ピアノと2台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための五重奏曲
演奏:シュペクトラム・コンチェルト・ベルリン
<メンバー>ダニエル・ブリュメンタール(ピアノ)/アンネッテ・フォン・ヘ
ーン(ヴァイオリン)…1-3/ユリア=マリア・クレッツ(ヴァイオリン)/ヘル
トムート・ローデ(ヴィオラ)/フランク・ドッジ(チェロ)
オーストリアで生まれマンハイム、ベルリンで教鞭を取り1933年戦争のためパ
リに亡命、1935年にアメリカに定住したトッホ(1887-1964)の作品は、モーツァ
ルトと後期ロマン派の作風を根底に置きつつも、様々な現代的手法を盛り込ん
だ興味深い作品を多数書いています。強烈な印象を残す五重奏、ベルリン時代
の陰鬱なヴァイオリン・ソナタなどシュペクトラム・コンチェルト・ベルリン
の的確な演奏で。

8.559356
L. アンダーソン:管弦楽作品集 第2集
1.ウッドベリー・ファンファーレ…*
2.ハーヴァード・フェスティヴァル…*
3.忘れられし夢
4.沸騰するヤカン…*
5.馬と馬車
6.ワルツィング・キャット
7.ホーム・ストレッチ
8.ザ・ガール・イン・サテン
9.2つの左足のマーチ
10.ワルツ・アラウンド・ザ・スケール…*
11.ドラムの子守歌…*
12.ジャズ・レガート
13.ジャズ・ピッツィカート
14.鐘の歌
15.ジュピターの歌(原曲:ヘンデル「セメレ」あなたがどこを歩くとも)
16.弦楽オーケストラのための「キャロル組曲」
*…世界初録音
演奏:アリステア・ヤング(ピアノ)…3のみ/デイヴィッド・マッカルム(ト
ランペット)…15のみ/レナード・スラットキン(指揮)/BBC コンサート・オ
ーケストラ
世界的ブームの兆し!! アンダーソン(1908-1975)の管弦楽曲集第2集です。残
念なことにこのアルバムには超有名曲はほとんど入っていません。その代わり
レアなトラックが目白押し(世界初録音5 曲含む)! マニアにとっても嬉しい1
枚であること間違いありません。どの曲もアンダーソンらしく、ウイットに富
み楽しさ抜群で聴いているだけで幸せな気分になること請け合いです。

8.570001
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 第1集
1-4.弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 Op.80
5-8.弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12
9-12.弦楽四重奏曲 第4番 ホ短調 Op.44 No.2
演奏:ニュージーランド弦楽四重奏団
<メンバー>エレーヌ・ポール(第1 ヴァイオリン)/ダグラス・ベイルマン
(第2 ヴァイオリン)/ジリアン・アンセル(ヴィオラ)/ロルフ・ジェルステン
(チェロ)
明るさばかりが強調されがちなメンデルスゾーン(1809-1847)の作品ですが、
この弦楽四重奏曲集には、悲劇的な感情に富んだ起伏の激しい作品が多く含ま
れます。特に冒頭に置かれた第6番は亡くなる年(1847年)に書かれたもので、
彼の良き理解者であった姉ファニーの死にショックを受けた際の悲痛な叫びが
聞こえてくるかのようです。そよ風のように爽やかな第1番、感傷的な第4番と
の対比が楽しめるカップリングも見事な1枚です。

8.570186
ハーマン:キリマンジャロの雪 他
1-20.キリマンジャロの雪(1952年)
21-37.5 本の指(1952年)…世界初録音
演奏:モスクワ交響楽団/ウィリアム・ストロンバーグ(指揮)
グレゴリー・ペック主演の名画と、ジェームズ・メイソン主演のスパイ映画の
音楽を、サントラのスコアとフィルムから再現。直後にヒッチコック作品で有
名になるハーマン(1911-1975)ですが、すでに独特のロマンティシズムが開花し
ています。「キリマンジャロの雪」はヘミングウェイの短編小説が原作で、映
画としては若干冗長な面もありますが、付けられた音楽はとことんダイナミッ
ク。全編何かを予感させるわくわく感に満ちたものです。
原盤 MARCO POLO 8.225168

8.570200
W・ペリー(1930-):「地中海遊覧記」
マーク・トウェイン映画音楽集1980-1985 年
1-10.ハックルベリー・フィンの冒険
11.まぬけのウィルソン
12-16.ミシシッピの生活
17-25.地中海遊覧記
26-29.失敗したキャンペーンの個人的な歴史
30-35.不思議な少年
演奏:スロバキア・フィルハーモニー管弦楽団…1-16, 26-29(11 のみ合唱団
つき)/ローマ・フィルハーモニー管弦楽団…17-25 /ウィーン交響楽団&ウィ
ーン少年合唱団…30-35/ハーモニカ・ソロ…リチャード・ヘイマン(1, 5, 9,
21, 25)/ウィリアム・ペリー(指揮)
「地中海遊覧記」はアメリカで大人気の作家、マーク・トウェインの書いた初
の旅行記です。19世紀、豪華蒸気船に乗ってカリフォルニア、パリ、ジェノバ、
ベニス、ピサ、ローマ、ナポリ、ポンペイ、アテネ、クリミア半島とカイロを
就航した優雅な話や、あの巨大テーマパークを彷彿させるミシシッピ川を運航
する船の話などまさに良き時代の生活が目に浮かぶ音楽集です。ハーモニカ・
ソロが泣かせてくれます。

8.570277-78 2枚組
J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
CD1
1-4.ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
5-12.パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
13-16.ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
CD2
1-5.パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
6-9.ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
10-15.パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
演奏:イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)
ヴァイオリニストなら一度は挑みたい「絶対無比の究極の難曲」。それがバッ
ハ(1685-1750)の無伴奏ソナタとパルティータです。ここで冴えた技巧を披露
しているのは名手カーラー。パガニーニ、シベリウス、チャイコフスキーの3
つの国際コンクールを制覇した彼は、冷静沈着な解釈と深い音色を持つヴァイ
オリニストとして知られますが、ここでも文句なしの音楽を聞かせてくれるの
が「さすが」です。

8.570286
ロドリーゴ:ギター作品集 第1集
1-3.スペイン風の3 つの小品(ファンダンゴ/パッサカリア/サパテアード)
4-6.ソナタ・ジョコーサ
7-11.スペインの野辺を通って(麦畑で/ヘネラリーフェのほとり/高原を下り
ながら/ヘレスの土地で/オリーヴの木立を通って)
12-15.トナディーリャ(ペペ・ロメロ編、2台ギター版)
演奏:ジェレミー・ジューヴ(ギター)
ジュディカエル・ペロワ(ギター)…12-15 のみ
20世紀の最も偉大なスペインの作曲家の一人であるロドリーゴ(1901-1999)で
すが、彼の作品と言えば「ギター協奏曲」ばかりが有名で、他の作品はまだま
だ知名度が低いのが現状ですね。確かにギター・ソロのための作品はあまり数
が多くないのですが、その作品のどれもが表現力豊かでスペイン情緒もたっぷ
り。ひらめきとチャレンジ精神に満ち溢れた曲がもりだくさんです。ファンの
多い「スペインの野辺を通って」。名曲です。

8.570299
メトネル:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第2集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ロ短調 Op.21
4-7.2つのカンツォーナとダンス
8-19.ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ト長調 Op.44
演奏:ローレンス・カヤレイ(ヴァイオリン)/ポール・スチュワート(ピアノ)
大好評の第1集(8.570298)に続く、カヤレイ、スチュワートのコンビによるメ
トネル(1880-1951)のヴァイオリンとピアノの作品集です。最も有名な作品の
一つであるヴァイオリン・ソナタ第1番は酒の神バッカスの神話の影響を受け
たと言われる「春のソナタ」として知られる作品。第2番は終楽章に美しい変
奏曲を持つ抒情的な作品です。力強さとロマンティックな気分が交錯する「メ
トネルらしさ」を存分に味わえることでしょう。

8.570417
フィンジ:カンタータ「ディエス・ナタリス」他
1-5.カンタータ「ディエス・ナタリス」
6.弦楽オーケストラのためのプレリュード
7.秋(エレジー)
8-9.テノールとオーケストラのための2 のソネット(私が考えるとき/時はすぐ
に)
10.ノクターン(新年の音楽)
11-12.武器よ、さらば
演奏:ジェームス・ギルクリスト(テノール)…1-5, 8, 9, 11, 12
デヴィッド・ヒル(指揮) ボーンマス交響楽団
あまり耳にする機会はないけれど、一度でも聴いたら心が囚われてしまう……
そんな作品を「隠れた名作」を聴きたければ、このフィンジ(1901-1956)の一
連の音楽をどうぞ。白く輝く光を帯びたように美しい「ディエス・ナタリス」。
これはラテン語で「誕生の日」を意味し、イエス・キリストの誕生を祝したも
ので「クリスマス」とも訳されます。17世紀の詩人トラハーンの詩を用いた、
汚れ無きみどり児を讃える歌は静かに心に染み入ります。ミルトンの詩による
「2つのソネット」、そして「武器よさらば」も深い祈りの音楽と言えるでしょ
う。

8.570425
バラダ:マリア・サビナ 他
1-3.マリア・サビナ/4-5.ディオニシオ
演奏:スシ・サンチェス(ナレーター)…マリア・サビナ1-3/アンヘル・セイ
ツ(ナレーター)…町の触れ役、巡査 1-3/フェルナンド・テヘドール(ナレー
ター)…執行人 3/カルロス・ヒッポリト(ナレーター)…4, 5
ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)
マドリッド・コミュニティ管弦楽団・合唱団
20世紀スペインのバルセロナに生まれた作曲家バラダ(1933-)の作品はこれま
でもNAXOS からいくつかリリースされ、その強烈な個性は常に聴き手を魅了し
続けています。今作は、「聖なるきのこ」を用いて幻視を行い世界の全てを見
てしまう呪術師の悲劇をテーマにした「マリア・サビナ」と、1930年代に活躍
した詩人ディオニシオ・リドルエホに捧げるカンタータの2編を収録。呪文ま
でをもテキストに用いたアバンギャルドでエスニックな音楽です。

8.570485
ハイドン:ピアノ協奏曲集
1-3.ピアノ協奏曲 第3番 ヘ長調 Hob.XVIII:3
4-6.ピアノ協奏曲 第11番 ニ長調 Hob.XVIII:11
7-9.ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Hob.XVIII:4
10-12.ピアノ協奏曲 第9番 ト長調 Hob.XVIII:9
演奏:セバスティアン・クナウアー(ピアノ)
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮) /コロン室内管弦楽団
1971年ハンブルク生まれのピアニスト、セバスチャン・クナウアーは4歳でピ
アノを始め、アントルモン、シフ、エッシェンバッハ、ワイセンベルクなど錚
々たるピアニストに教えを受け、13歳でオーケストラと初共演、以降世界各地
でコンサートを行なっている俊英です。すでに多数のCD録音もありますが、
NAXOS レーベルではこのハイドン(1732-1809)が初となります。
重鎮ミュラー=ブリュールのサポートを受け、伸び伸びとした輝かしい音色で
4曲の協奏曲を弾ききっています。

8.570529
ルーセル:交響曲第2番 他
1-3.交響曲第2番
4.交響詩「春の祭りに寄せて」5-7.組曲 へ調(前奏曲/サラバンド/ジグ)
演奏:ステファン・ドヌーヴ(指揮)/ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団
作曲家でもあり、海軍軍人でもあったルーセル(1869-1937)は、その多感な時
期にインドシナ半島へ航海したりするというように、なかなかに興味深い生涯
を送った人物です。作風は古典主義と印象主義を良い具合にミックスさせ、独
自の音楽を作り出しています。ここに収録された交響曲第2番は重厚で瞑想的。
時折、管や打楽器の咆哮がありますが、全体的には湿った海風と波を思わせる
渋さがたまりません。「春の祭りに寄せて」は、本来交響曲第2番へ使われる
はずだった音楽です。

8.570540
ツェムリンスキー:チェロ・ソナタ 他
1-3.チェロとピアノのための3つの小品(フモレスケ/歌/タランテラ)
4-6.チェロとピアノのためのソナタ イ短調
7-9.クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲 ニ短調
演奏:オトマール・ミュラー(チェロ)/クリストファー・ヒンターフーバー
(ピアノ)/エルンスト・オッテンザマー(クラリネット)…7-9 のみ
最近じわじわと人気が高まるツェムリンスキー(1871-1942)の音楽は、その粘
りつくような半音階手法と狂おしいほどの官能性が印象的です。しかしここに
収録された3つの作品は彼の若き日に書かれたもので多少ブラームスの影響も
感じられる、躍動的でさわやかな曲想に魅了されます。特にクラリネット三重
奏曲はブラームスが出版社ジムロックに推薦したという作品で、彼の作品の中
でも最も愛されるものの一つです。

8.570541
エルガー:パートソング集
1.甘い調べ Op.53-1/2.私の心の奥深く Op.53-2/3.冬来たりなば春遠からじ
Op.53-3/4.碑銘 Op.53-4/5.オラフ王の伝説よりの情景 Op.30/6.眠る王子
/7.驟雨 Op.71-1/8.泉 Op.71-2/9.私の愛は北の地に Op.18-3/10.丘の上
の死 Op.72/11. 愛の嵐 Op.73-1/12.セレナード Op.73-2/13.夕方の情景/
14.行け、私の歌よ Op.57/15-20.バイエルンの高地から(踊り/不実の恋/子守
歌/切なる願い/アルプスの牧場で/射手)
演奏:ケンブリッジ大学室内合唱団
イアン・ファーリントン(ピアノ)…15-20 のみ
クリストファー・ロビンソン(指揮)
エルガー(1857-1934)の合唱曲と言えば、大規模なオラトリオやカンタータは
比較的良く演奏されますが、ここに収録されたパート・ソング(無伴奏合唱曲)
は残念なことにあまり知られていないのが現状です。どの曲も繊細なハーモニ
ーとさりげなくとも胸を打つメロディを用いて書かれていて、その上品さと味
わい深さには舌を巻くほかありません。合唱マニア必聴の1枚と言えましょう。

8.570551
ヴァイス:リュート・ソナタ集 第9集
1-6.ソナタ 第52番 ハ短調/7-13.ソナタ 第32番 ヘ長調
14-18.ソナタ 第94番 ト短調
演奏:ロバート・バート(リュート)
2004年 アンドリュー・ラタフォード制作のリュート使用
ヴァイス(1687-1750)が亡くなった年(バッハと同年)、彼はヨーロッパの最も
偉大なリュート奏者、最も才能ある音楽家の一人として賞賛されました。ヴァ
イスの時代のリュートはルネサンス時代のものよりも大型化し、奏法も複雑に
なり、もちろん書かれた曲も精緻極まるものでした。このアルバムに収録され
た第52番はその中でも規模が大きくさまざまな手法を用いて書かれており、
実に聴き応えのある曲です。若干規模の小さい第94番、第32番とともにじっく
りお楽しみください。

8.570579
ブクステフーデ:ハープシコード作品集 第1 集
1.トッカータ ト長調 BuxWV165/2.暁の星はいと麗しかな BuxWV223/3-6.組曲
ニ短調 BuxWV233/7.フーガ 変ロ長調 BuxWV176/8-11.組曲 ハ長調 BuxWV226/
12-14.アリア イ短調 BuxWV249/15.カンツォーナ ハ長調 BuxWV166/
16-19.「我が愛する神に」からパルティータ BuxWV179/20.カンツォネッタ
イ短調 BuxWV225
演奏:ラルス・ウルリク・モーテンセン(ハープシコード)
以前DACAPOレーベルよりリリースされ好評を博したブクステフーデ(1637?-1707)
の作品集がNAXOSスタンダードにて再発売されます。オルガン作品で有名なブクス
テフーデですが、ハープシコードのための作品もすばらしく精緻なものばかり。
ここに収録された様々なスタイルの曲はどれも聴いて飽きることがありません。
デンマークの名手モーテンセンの絶妙なテクニックをお楽しみください。
原盤 MARCO POLO (DACAPO) 8.224116

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08-04 No.19-2

2008年04月23日 19時14分26秒 | Weblog
8.570583
フロロフ:ピアノとヴァイオリンのための作品集
1.ジョージ・W・マイヤー:いくらなんでも/2.フロロフ:エチュード第1 番/
3.アルメイダ(フロロフ編):愛の歌/4.フロロ
フ:スペインの幻想/5.カーン(フロロフによる2 台のヴァイオリン編):煙が目
にしみる/6.フロロフ:スケルツォ・スーヴェニール/7.ブルースのスタイルに
よる小品/8.ディヴェルティメント/9.古いスタイルによる二重奏/10.ジョプ
リン(フロロフよる2 台のヴァイオリン編):イージーウィナーズ/11.アルメイ
ダ(フロロフ編):メロディ/12.ガイス(フロロフ編):スウェーデンの別れのワ
ルツ/13.フロロフ:ロマンス/14.フロロフ:ガーシュインのポーギーとベス
のテーマによる演奏会用幻想曲
演奏:ニコラス・ケッケルト(ヴァイオリン)
ルドルフ・ヨアヒム・ケッケルト(ヴァイオリン)…5-6, 8-10
クリスティーナ・ミラー(ピアノ)…1-8,10-14
ヴァイオリン教師と伴奏者を父母として生まれ、豊かな音楽環境の下で育ったフ
ロロフ(1937-)。彼は作曲家、指揮者、ヴァイオリニスト、そして教師として素晴
らしい活動をしています。彼の作品にはしばしばジャズの要素が見られ……など
と説明は抜きにして、とにかくこの1枚を聴いてください。まずは、あの有名な
「煙が目にしみる」から!

8.570717
フレスコバルディ:草稿からの鍵盤作品集
1.トッカータ ヘ長調/2.カッコウによるカプリッチョ/3.トッカータ イ短調/
4.半音階的リチェルカーレ/5.トッカータ ヘ長調/6.カンツォーナ ニ短調/
7.クラント イ長調/8.トッカータ ハ長調/9.カプリッツォ ト短調/10.トッカ
ータ ホ短調/11.カンツォーナ ニ短調/12.クラント ト短調/13.ローマのマニ
スタのアリアによるパルティータ/14.カプリッツォ ト長調/15.トッカータ
ト短調/16.クラント ト長調/17.ファンタジア ホ長調/18.トッカータ(&カン
ツォーナ) ト長調/19.クラント ヘ長調/20.トッカータ ヘ長調
演奏:マルタ・フォルツ(ハープシコード)
1600年代のイタリアで最も有名だったオルガン、鍵盤音楽作曲家フレスコバル
ディ(1583-1643)の出版されずに終わった草稿集です。「彼の目指した音楽(テン
ポや装飾も含む)を探るための様々な研究と実験を行うためこの草稿はとても役
立った」と演奏者であるフォルツは語ります。右手と左手の対話、自由なテンポ
緩急などなど革新的なフレスコバルディが再現されました。

8.570721
シマノフスキ:
交響曲第2番 変ロ長調 Op.19
交響曲第3番 Op.27 「夜の歌」
演奏:エヴァ・マルチク(ヴァイオリン・ソロ)…交響曲第2番
リシャルド・ミンキェヴィチ(テノール)…交響曲第3番
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団,合唱団
アントニ・ヴィト(指揮)
1910年に作曲された交響曲第2番はR.シュトラウスやレーガーの影響は見られる
ものの、冒頭の深い森を思わせる神秘的なメロディに絡む妖艶なヴァイオリンの
調べはまさしくシマノフスキ(1882-1937)そのもの。そして合唱とテノールを伴う
交響曲第3番はシマノフスキでなければ書けない独特の音楽。キリスト教、イスラ
ム教、ペルシアの影響が感じられるエキゾチックで官能的な音の奔流です。こう
いう曲はヴィトにおまかせ。

8.570737
ニルセン:交響曲集 第1集
交響曲第1番 FS16 Op.7
交響曲第6番 FS116 「素朴な交響曲」
演奏:デンマーク国立放送交響楽団
ミハエル・シェンヴァント(指揮)
20世紀初頭のデンマークにおける最高の作曲家の一人、ニルセン(1865-1931)はほ
とんど全てのジャンルに作品を残しました。作風も当時の最先端を積極的に取り
入れたため、後期ロマン派から印象主義、多調、半音階進行などありとあらゆる
技法が使われています。このアルバムは、明るい陽射しと影が交錯する美しい交
響曲第1番とまるで達観したかのような平穏さが感じられる第6番の組み合わせで
す。原盤 MARCO POLO (DACAPO) 8.224169

8.570740
C.P.E. バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ハ長調 Wq.136, H.558
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ニ長調 Wq.137, H.559
トリオ・ソナタ ト短調 Wq.88, H.510
演奏:ドミトリー・コウゾフ(チェロ)
ピーター・ロウル(ハープシコード)/(ピアノ)
バッハの息子たちのなかでもとりわけ高く評価されているのがこのカール・フィ
リップ・エマヌエル(1714-1788)でしょう。生前は父よりも名声が高かったにもか
かわらず、決して奢ることのない人柄が愛されていました。この3曲のソナタは
どれもがテレマンの様式を受け継ぎながらもメロディがすばらしい霊感に溢れて
います。このアルバムでは、曲によってハープシコードとピアノを使い分け、表
現に多彩な変化をつけています。

8.570789
ドラガタキス:ピアノ独奏曲全集
1.ノスタルジア…*/2.蝶々…*/3.小さなバラード…*/4-6.ピアノ・ソナタ
第1番/7-9.ピアノ・ソナタ 第2番…*/10-17.骨董品/18.回顧 II/
19.練習曲 I…*/20.練習曲 II…*/21.イネリア…*/
22.モノローグ 第4番…*
*…世界初録音
演奏/ロレンダ・ラモウ(ピアノ)
ギリシャの作曲家ドラガタキス(1914-2001)はイピロス出身、アテネのギリシャ国
立音楽院でヴァイオリンを学びました。多くの賞を受賞しヴィオラ奏者としても
活躍、和声の教授としても知られています。彼の作品はギリシャの伝統音楽を元
にしたうえで新しい技術も反映させた革新的なもので、ここに収録されたピアノ
独奏曲を聴けば彼が求めたものの一端を理解できるに違いありません。

8.570833
ドホナーニ:
ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ短調 Op.2
ヴァイオリン協奏曲第2番 ハ短調 Op.43
演奏:ミヒャエル・ルートヴィヒ(ヴァイオリン)
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮)
指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニ(1877-1960)の父であるエルノ・フォン・
ドホナーニは2つの交響曲、2つのピアノ協奏曲、2つのヴァイオリン協奏曲など
を作曲、しかしその曲のほとんどは不当に忘れられてしまいました。あまり聴く
機会のないヴァイオリン協奏曲第1番は紛れもなく後期ロマン派の音楽で、その
情緒たっぷりの旋律美はコルンゴルトの名曲にも匹敵するかも知れません。第2
番の協奏曲は管弦楽にはヴァイオリン・パートがありません。

8.660198-99 2枚組
マイール:愛の勝利
演奏:ツェリスカ/マルヴィーノ…チンツィア・リッツォーネ(ソプラノ)/
アモルヴェーノ…フランツェスカントニオ・ビッレ(テノール)/フロレスカ…
タチャーナ・キャラルギナ(ソプラノ)/ペテルス…ダリウス・マチェイ(バス)
/モロスキ…ジョヴァンニ・ベッラヴィア(バス-バリトン)/アルデラオ…
ブラッドリー・トランメル(テノール)
ビュルテンベルク・フィルハーモニック管弦楽団
クリストファー・フランクリン(指揮)
バイエルンに生まれイタリアで活躍したジモーネ・マイール(1763-1845)。ロッシ
ーニのライバルとして活躍しましたが、その作品は現在ではほとんど耳にする機
会はありません。このオペラ「愛の勝利」は、舞台こそポーランドですが、あの
ベートーヴェンのフィデリオと同じ題材を用いた作品です。愛する夫を牢獄から
救うため主人公が男の子に変装して看守の助手を務めるなど設定はほとんど同じ。
聴き比べとしても興味津々です。

8.669018
ウィーラー(1952-):ボストンの成り立ち
ケネス・コッチの台本による1幕のオペラ
演奏:オペラ/ジャン ティンゲリー…ウィリアム・ハイト(テノール)/ヘンリー
/ビーコン・ヒル/昼…チャールス・ブレンディ(テノール)/サム/嵐…マーカス
・デローチ(バリトン)/ボストンの精神/ナレーター…クリスタ・リヴァー(メゾ
・ソプラノ)/ロバート・ラウシェンバーグ…クリストーフェレン・ノムラ(バリ
トン)/夜明け/黒い日…エリザベス・アンカー(コントラルト)/月光…クリス
ティーネ・スイストロ(ソプラノ)/ニキ・ド・サンファル…シャリア・ネフツィ
ガー(ソプラノ)
ボストン・セシリア合唱団,管弦楽団
ドナルド・ティータース(指揮)
2007年4月1日に初演されたこの革新的なオペラは大成功を収めました。若手から
ベテランまでを豪華に配した歌手たち、合唱団、そしてすばらしいオーケストラ。
そしてボストンに対する愛情に満ちた内容。これらが渾然一体となってこの熱狂
的な舞台を作り上げました。この公演についてはボストン・グローブ誌でも大き
な見出しを付けて取り上げられ、もちろん一層評価が高まったのです。そんな熱
狂的なひとときをお届けいたします。

8.111282
グレート・ピアニスト・シリーズ
ホロヴィッツ1949-1957年録音集
1.ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 Op.35
録音 1950年5月13日
2.ショパン:舟歌 Op.60
録音 1957年2月23日
3.ショパン:バラード第4番 Op.52
録音 1952年5月8日
4.幻想ポロネーズ Op.61
録音 1951年4月23日
5.練習曲 Op.10-3
録音 1951年4月29日
6.スケルツォ第1番 Op.20
録音 1951年4月28-29日
ボーナス・トラック
7.バラード第4番 Op.52
録音 1949年12月28日
マーク・オーバート=ソーン復刻
演奏:ウラジミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
伝説のピアニスト、ホロヴィッツの1950年代の演奏を中心に収録。彼の弾くショ
パンはあまりにも雄大で壮大、柔軟な表情付けとバリバリの男らしさを併せ持っ
た独特な演奏は、当時の批評家の耳を翻弄したことは間違いありません。ソナタ
第2番での驚くようなテンポ設定も聴きどころ。1949年録音のバラードも貴重な
音源として知られています。

8.111283
グレート・コンダクター・シリーズ
セルゲイ・クーセヴィツキー/ワーグナー作品集
1.「さまよえるオランダ人」序曲
録音 1947年4月4日
2.「ローエングリン」第1幕 前奏曲
録音 1949年4月27日
3.「パルジファル」第1幕 前奏曲
録音 1947年4月4日
4.「パルジファル」第3幕 聖金曜日の音楽
録音 1946年4月19日
5.ジークフリート牧歌
録音 1949年4月27日
6.ブラームス:大学祝典序曲
録音 1947年4月2日
マーク・オーバート=ソーン復刻
演奏:セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)/ボストン交響楽団
1924年から1949年という長きにわたり、ボストン交響楽団の実質的な常任指揮者
として多くの偉業を成し遂げたクーセヴィツキー。そのボストン時代の最後期を
飾るワーグナーとブラームスの名演を収録しました。劇的な「オランダ人」序曲、
柔和な木管の響きが印象的な「ジークフリート牧歌」など集中力に満ちた演奏が
展開されます。これを聴けば彼の偉大さを再確認できるでしょう。

8.111316
グレート・シンガー・シリーズ
ジョン・マッコーマック第6集/アコースティック録音集(1915-16)
1.ディックス:トランペット吹き/2.バルフ:庭においで、モード/3.ヘドリー
:夕べの歌/4.スピークス:朝/5.スコットランドの古い歌:ターン・イ・トゥ
・ミー/6.ネヴィン:ロザリオの祈り/7.伝承曲(ウェイド編):おお、すべての
忠実な崇拝者よ/8.ルート:空いた椅子/9.シュナイダー:露が落ちる時/10.モ
シュコフスキー:セレナータ/11.伝承曲(デ・クルティス編): カルメ/12.マイ
ヤー・ヘルムント:戯れ/13.ベーム:夜の静けさ/14.コウルス:忘れられた歌
/15.ヌッティング:歌え歌え、翼を持つ鳥よ/16.古いオランダの歌(ホフマン
編):神の手/17.バル:ほんのわずかな天/18.トスティ:ヴェネチアの歌/19.
クライスラー:オールド・リフレイン/20.トスティ:別れ/21.ステレレツキ:
夢/22.モーツァルト:ドン・ジョヴァンニより「恋人をなぐさめて」/23.モロ
イ:ケリー・ダンス/24.シュナイダー:あなたの瞳/25.ネヴィン:リトル・ボ
ーイ・ブルー
マーク・オーバート=ソーン復刻
演奏:エミール・ケネケ(トランペット)…1,25
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)…10,11,12,13,
驚異的なレパートリーを誇るマッコーマックの神髄を聴きたければこのアルバム
を。トスティの歌曲から名も知れぬ小品まで、どの歌もあますことなく丁寧に歌
いあげているのは見事と言うほかありません。チャーミングで濃厚。聴き手の心
に甘い疼きを残します。



<cpo>
777081-2 \1700
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):室内楽作品集
オーボエ、クラリネット、ホルン、バスーン、ピアノのための五重奏曲 Op.43
オーボエ、ホルン、ピアノのための三重奏曲 Op.61
演奏:オルゾリーノ五重奏団/オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
最近リリースの相次ぐヘルツォーゲンベルクの室内楽作品集です。ここでもブラ
ームスらしさは顕在ですが、Op.61 の三重奏(1889 年作曲)などはかなり独自の
音使いが見られ、なかなか聞きどころたっぷりです。ミュンヘン国際音楽コンク
ールにも入賞歴のある、ドイツの若手たちの集まりオルゾリーノ五重奏団による
フレッシュな演奏です。

777095-2 3枚組 \7350
ヴィヴァルディ(1678-1741):狂乱のオルランド
演奏:アンネ・デズラー/ニッキ・ケネディ/マリナ・デ・リソ/ルシア・シア
ンニマニコ/ルカ・ドルドロ/コロ・ダ・カメラ・イタリアーノ/モード・アン
ティクォ
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)
最近、とみに人気が高まりつつあるのがヴィヴァルディ。それも声楽作品の公演、
リリースは10年前では考えられないほどの盛況ぶりです。ここに登場するのは、
彼のオペラ作品の中でもとりわけ人気の高い「狂乱のオルランド」です。若手注
目株の歌手たちを揃え熱のこもった演奏を聞かせてくれます。歌も合奏も超絶技
巧の嵐!!ベルカント・オペラとは全く違う魅力に開眼です。

777262-2 \2450
北欧の管弦楽伴奏歌曲集
ラングストレム(1884-1947):Den Utvalda/マデトヤ(1887-1947):秋 Op.68/
パルムグレン(1878-1951):En sallsam fagel Op.95/Aamun autereessa Op.106-2
/シベリウス(1865-1957):大気の精 Op.70
演奏:カミラ・ニュルンド(ソプラノ)
ウルフ・シルマー(指揮)/ミュンヒェン放送管弦楽団
北欧の厳しい自然やオーロラ、激しい海、その他イメージが次々と湧いてくるよ
うな本当に多彩な表情を持つ歌曲たち。これらを歌うのは、日本でも大人気の若
手、カミラ・ニュルンドです。バックを固めるオーケストラ・パートのまた美し
いこと。どっしりした音、陽炎のように移ろう音、自由自在に操るシルマーの指
揮にも注目です。

777315-2 \1700
プレイエル(1757-1831):プルシア弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第7番 ニ長調 Ben 337
弦楽四重奏曲 第8番 ヘ長調 Ben 338
弦楽四重奏曲 第9番 ト短調 Ben 339
演奏:ケルン・プレイエル弦楽四重奏団
ヴァンハルにピアノを学び、ハイドンに師事、ピアニストとして各地で活躍、パ
リに定住してからはピアノ製造会社を設立し、プレイエル・ピアノの名を世界に
広めた偉大なる作曲家の別の側面が味わえるのが、イタリア時代に書いたこの弦
楽四重奏曲です。明るい響きが麗しいこれらの作品は当時はとても人気を博した
ものですが、彼が実業家になってからはほとんど忘れられてしまい、現在ではあ
まり耳にする機会もなくなってしまったのです。

777372-2 3枚組 \3750
スヴェンセン(1840?-1911):交響曲.管弦楽曲集
CD1
1.交響曲第1 番 Op.4/2.交響曲第2 番 Op.15
CD2
1.ノルウェイ芸術家の謝肉祭 Op.14/2.ロメオとジュリエット Op.18/
3.パリの謝肉祭 Op.9/4.ゾラハイダ Op.11/5.祝祭ポロネーズ Op.12/
6.アンダンテ・フュネーブル
CD3
1.シーグル・スレンベ Op.8/2.ノルウェー民謡による変奏曲 Op.31
3.ノルウェイ狂詩曲 第1番 Op.17/4.ノルウェイ狂詩曲 第2番 Op.19
5.ノルウェイ狂詩曲 第3番 Op.21/6.ノルウェイ狂詩曲 第4番 Op.22
演奏:ラトヴィア国立交響楽団
テリェ・ミッケルセン(指揮)
グリーグとともにノルウェーの国民主義音楽を代表する作曲家の一人スヴェンセ
ン。いくつかの交響曲はすでに人気を博していますが、この3枚組では彼の仕事
をたっぷり楽しむことができます。さまざまな作曲家の影響を受けつつも独自の
作風を確立していくスヴェンセンの軌跡が理解できる嬉しい曲集。お求めやすい
価格も魅力です!

999970-2 \2450
サッリネン(1935-):
交響曲 第3番 Op.35
交響曲 第5番 Op.57「ワシントン・モザイクス」
演奏:ラインラント=プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団
アリ・ラシライネン(指揮)
ヘルシンキのシベリウス・アカデミーで、学び教授も務めたフィンランドの作曲
家サッリネン。個性的なオペラなどで知られていますが、ここに収録しているの
は彼の2曲の交響曲です。打楽器の扱いがユニークなことで知られる彼の作品、こ
こでも様々な音の祭典を心ゆくまで楽しませてくれます

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08-04 No.18-1

2008年04月22日 15時18分59秒 | Weblog
<TESTAMENT>
SBT2 1422 2枚組 \3700
マーラー:
交響曲第3番
亡き子をしのぶ歌 
CBC放送におけるキャスリーン・フェリアーのインタビュー
(1950年3月10日)
キャスリーン・フェリアー(Contralto)
BBC交響楽団
指揮:サー・エードリアン・ボールト(Sym.3)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1947年11月29日 BBC放送録音(Sym.3)
1951年7月12日 ライヴ、コンセルトヘボウ(Kindertoten)
1950年3月10日(interview)
モノラル
イギリス放送初演となったボールトのマーラー「3番」&クレンペラーとの
「亡き子をしのぶ歌」。コントラルト歌手のフェリアーは、1953年に41歳とい
う若さで亡くなったために、その演奏活動は非常に短かいものでした。それで
も、多くの音楽ファンに極めて強い印象を与え、今なお、熱烈なファンを持っ
ています。特に、マーラー歌手として高い評価を受けており、ワルターとの共
演による「大地の歌」(DECCA 466 5762)は名盤として知られています。今回
はまさにそのマーラー2作品が、甦ります。しかも、共演はボールト&クレン
ペラーという2大指揮者!交響曲第3番は、1947年11月29日に行われたBBCの放
送録音です。この演奏は、イギリスにおける放送初演となりました。ボールト
のマーラー演奏といえば、「巨人」やいくつかの歌曲集がありますが、彼の芸
風からみると少し違和感を感じるかもしれません。しかし若き日に、名指揮者
ニキシュに師事し(ニキシュは3番の初演者)、ボールト自身常にマーラーの音
楽を高く評価していました。またマーラーの直弟子ワルターとも親友であった
など、実は深い関係があります。世界的にみてもマーラー・ルネサンスが起こ
ったのは1960年代のことですが、それに先立つ13年も前に、イギリスでマーラ
ーを紹介しようとしたボールトの心意気は高く評価出来るのではないでしょう
か?イギリスにおけるマーラー指揮者として名高いバルビローリとは違う、ド
イツ音楽の伝統に裏打ちされたアプローチによる演奏です。絶頂期にあった
フェリアーの歌唱も若々しく、輝かしさに満ち溢れています。
一方の「亡き子・・」ですが、1951年にコンセルトヘボウで行われた、マーラ
ー追悼演奏会のライヴ録音です。同じ時に演奏された「復活」はCD化されてい
ますが(現行UKクリティクス・チョイス 476 5762)、「亡き子・・・」は正規
盤として初登場となります。懐の深いクレンペラーの指揮のもとで、フェリア
ーは、詩とマーラーの音楽を深く掘り下げており、陰影の濃い素晴らしい歌唱
を聴かせてくれています。付録として、CBC放送が行なったフェリアーのインタ
ビューも収録されており、貴重な彼女の肉声とそこから溢れ出てくる豊かな人
間性にふれることが出来ます。




<MD+G>
30714952 \2080
プッチーニ:菊
レスピーギ:夕暮れ-弦楽四重奏とメゾ・ソプラノのための
ワーグナー:アルバムの綴り
フンパーディンク:弦楽四重奏曲 ハ長調
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
ライプツィッヒ弦楽四重奏団、ルート・ツィーザク(S)
録音:2007年5月17-19日
このCDに登場する作曲家は、オペラや管弦楽曲の作曲家として知られており、
室内楽の分野においてそれほど高い評価を受けている訳ではありません。(レ
スピーギを同じオペラ作曲家に括っていいかは自信がありません。)しかし、
作曲家の手慰みというには惜しい魅力的な作品が並んでいます。ワーグナーの
優しい人間性の一面を伝えた「アルバムの綴り」を始め、ヴェルディ、プッチ
ーニなど、オペラ作家らしい歌心に溢れた四重奏曲となっています。レスピー
ギの「夕暮れ」では、ソプラノのツィーザクが名唱を聴かせて、花を添えてい
ます。

61314962 \2080
アウグスト・シュトラムへのオマージュ
シュライエルマヒャー:
Die Menschheit (2000) 声とプリペイド・ピアノのための
ハイジヒ:MARS SAUGT MUT (2006) フォノーラとサンプラーのための
リーム:ソプラノとピアノのための歌曲 作品1より
リューム:Urtod (1978) ピアノのための音画より
バーロウ:Textmusik (1971)  アウグスト・シュトラムの「Urtod」に基づく
フォーゲル:A.シュトラムの3つの詩(1922) バリトンとピアノのための
ヴァルデン:Heeresmarsch f?r August Stramm (1915)
シュライエルマヒャーによるフォノーラ・ヴァージョン
ラインホルド:Diamanten wandern ?bers Wasser(2001/2003)
メゾ・ソプラノとピアノのための
シュライエルマヒャー:
Frage! an August Stramm (2005/06) バス・フルートのための
バビット:Mehr Du (1991) メゾ・ソプラノ、ヴィオラとピアノのための
ステファン・シュライエルマヒャー(Pf)
ヒルデガルト・ヴィーダーマン(Ms)
フォルガー・ファルク(Br)
ラルフ・ミールケ(BassFlute)
ドロテア・ヘムケン(Va)
ヴォルフガンク・ハイジヒ(Phonola)
録音:2007年6月26-27日、7月12日
ピアニスト、作曲家として今日の現代音楽のシーンにおける第一人者である
シュライエルマヒャーの“オマージュ”シリーズ。それにしても「讃える人」
があまりにマニアックで、音楽分野でない部分でも色々勉強になります・・。
今回は、ドイツ表現主義の劇作家・詩人として名高い(らしいです。)アウグ
スト・シュトラムの詩にインスパイアされた作品集。シュライエルマヒャー
自身の作品に加え、ハイジヒ、リーム、バーロウ等、9人の現代作曲家の作品
が演奏されています。音響的にも様々な実験的な試みが行なわれており、聴
き応えのある内容です。

61414972 2枚組 \4160
シャイト:タブラトゥーラ・ノヴァ 第2集
コラール前奏曲「キリストは死の絆につかせ給えり」/同・「イエス=キリスト
よ、汝は讃えられよ」/反進行フーガ 他
フランツ・ラムル(Org&Harpsichord)
録音:2006年6月22-24日、タンゲルムンデ、聖シュテファン教会(Org)、
2007年7月22-23日、Rot a. d.Rot、聖ヴェレーナ教会
覚えていてくれた方がいれば、とてもうれしい。2003年に発売となったラムル
の「シャイト:タブラトゥーラ・ノヴァ 第1集」(614 11552)に続く第2集。
「タブラトゥーラ・ノヴァ」は“ドイツ・オルガンの父”と称されたザムエル
・シャイトの代表作です。演奏者のフランツ・ラムルは、1964年生まれ。ト
ン・コープマンにオルガンとチェンバロを師事し、1990年からはハーグ王立
音楽院のバロック・オルガンの教授を務め、演奏家としても精力的に活躍し
ています。

33712092 \2080
93712096(SACD-Hybrid) \2950
ショスタコーヴィチ:交響曲 第11番 ト短調 作品103「1905年」
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:ローマン・コフマン
録音:2006年3月28-30日
"好評裡の内に着々と進行しているコフマン&ボン・ベートーヴェンO.による
ショスタコーヴィチ交響曲全集。今回は、「1905年」の副題を持つ「第11番」
の交響曲です。この交響曲は、1905年に起きた「血の日曜日事件」題材とし
て、交響曲というよりは、標題音楽として交響詩的な印象の強い作品です。
コフマンは必要以上に劇的な演奏効果を求めるのではなく、楽譜がそのまま
語り出してくるような味わい深い演奏を聴かせてくれます。残響の多い刺激
のない柔らかな録音もその表現と見事にマッチしています。




<ARION>
今回のアリオンは、名盤の復活が3タイトル。「出直りか・・・」と侮ること
なかれ!アリオンの代表盤といってもいい大注目盤です。

ARN268772 2枚組 \2900
J.S.バッハ:
無伴奏ヴェイオリンのためのソナタとパルティータBWV.1001-1006(全曲)
ジェラール・プーレ(Vn)
録音:1994-95年、サン・ピール聖堂、リュクスイス、フランス
“ディアパソン・ドール”を受賞したあの名盤が、大幅値下げでスリム・ボッ
クスに収められて再発売になります!プーレはARIONの看板アーティストです
が、最近では、東京芸大で教鞭を執ったり、日本のヴァイオリン・コンクール
の審査員を務めるなど、日本との関係性がより親密になっています。温かみの
ある優しい音色を持ったプーレのヴァイオリンは、確かなテクニックに裏打ち
された豊かな音楽性がバッハの名作の魅力をあますところなく堪能させてくれ
ます。
(オリジナル品番 ARN268640)

ARN468781 4枚組 \4800
シューベルト:四手のためのピアノ連弾曲集
CD1:幻想曲ヘ短調 D.940、ソナタ ハ長調 D.812、序曲 ヘ長調 D.675
CD2:創作主題による8つの変奏曲 D.813、4つのレントラー D.814、
アレグロ イ短調「人生の嵐」 D.947、2つのフランスのモティーフによるディ
ヴェルティメント D.823(作品63の1/作品84の1&2)
CD3:ハンガリー風ディヴェルティメント D.818、ソナタ 変ロ長調 D.617、
ロンド ニ長調 D.608、フランスの歌による変奏曲 D.624
CD4:ロンド イ長調 D.951、6つの大行進曲とトリオ D.819、
2つの性格的な行進曲 D.886、英雄的な大行進曲 D.885、
ドイツ風舞曲 第1番 D.618、軍隊行進曲 D.733、
創作主題による序奏と変奏曲 変ロ長調 作品82の2 D.603
ノエル・リー&クリスチャン・イヴァルディ(Pf)
リリースが少々遅れますが、“ラ・フォル・ジュルネ”のメイン・テーマに即
した再発売。シューベルトが作曲した四手のためのピアノ連弾曲集の中から有
名な作品をほとんど網羅した魅力のアルバムです。ARIONでもお馴染みのリー
&イヴァルディによる連弾は、ここでも息の合った演奏で楽しい“楽興の時”
を演出してくれます。オリジナル盤と較べると、こちらも大幅値下げです!

ARN268778 2枚組 \2900
ボエリー:ピアノ作品集
CD1:ソナタ 作品1の1、ソナタ作品1の2、モデラート・モルト・レガート
作品46の21、アレグロ 作品49の2*、小品 作品48の11、ソナタ 作品1の2*、
ジーグ 作品54の11*、モデラート 作品50の4*、テンポ・モデラート
作品52の11
CD2:カプリース 作品2の7, 9*,12,16,17,19,23,30、練習曲
作品6の12,13,15,18,23、組曲 作品16の2、練習曲 作品13の8-10,16,19,24
*=初CD化!
ジャクリーヌ・ロバン(Pf)
これを再発といって片付けていいとはちょっと思えない、非常に重要なアルバ
ム。ロバンの残した、(多分)世界で唯一のボエリー:ピアノ作品集。作品の録
音自体、非常に貴重なボエリーではありますが、現在流通しているほとんど全
てはオルガン作品だと思われます。94年に発売となったARN68260は、彼女の録
音の約半分をCD1枚に収めたものでした。今回、2枚組みでその完全な形が明ら
かになります。ですので、約半数の作品は初CD化!しかも特別価格でのリリー
スとなります。
ベートーヴェンの崇拝者であり、バッハ演奏の優れた解釈家でもあったアレク
サンドル・ピエール・フランソワ・ボエリー(1785-1858)。このピアノ作品を
一聴するところ「もうひとりのベートーヴェン!」と感じる方がいるかも知れ
ません。しかし、いずれの曲においても独特で詩的な香りを漂わすところは
ヴェルサイユ生まれのボエリーならでは。さらに、プッチーニやメシアンのア
ニヴァーサリー・イヤーとして知られる今年2008年は、実はボエリーの没後
150周年でもあります。
そして、これは悲しいニュースですが、まさにフランス的なピアニストとして
名を馳せたジャクリーヌ・ロバンは昨年亡くなったとのこと。このリイシュー
は彼女の追悼盤でもあるのです。

ARN68759 \2180
フォンターナ:1,2,3声のソナタ集
ソナタ 9番 (Vn+Fg)
ソナタ 2番 (Vn Solo)
ソナタ 4番 (Vn Solo)
ソナタ 5番 (Vn Solo)
ソナタ 3番 (Vn Solo)
ソナタ 11番 (2Vn)
ソナタ 13番 (2Vn+Fg)
ソナタ 6番  (Vn Solo)
ソナタ 12番 (Vn+Fg)
ソナタ 15番 (2Vn+Fg)
アンサンブル・アルマジェステ
エレーヌ・ヒューゼル(Vn)、マリー・ガルニエル=マルツゥッロ(Cor)、
ジェレミー・パパセルジオ(Fg)、エマニュエル・ガイゲス(Viola da gamba)、
フレデリック・バルダサーレ(Vc)、
アンジェリック・マウイロン(Triple harp)、
レミ・カッシーネ(Gt&Theorbo)、
セバスチャアン・デーリン(Harpsichord、Regal&Org)
ジョヴァンニ・バティスタ・フォンターナ(1589-1630頃)は、イタリア初期バ
ロックの作曲家であり、ヴァイオリニストでした。ソロや二重奏による本核的
な作品を作ったパイオニアだといわれています。このソナタ集は、彼の死後に
様々な曲種を組み合わせた形で出版されました。どの作品も単一楽章で書かれ
ており、テンポや性格の異なる曲想が交互に現われてきて変化に富んだ音楽の
魅力を味わうことが出来ます。

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08-04 No.18-2

2008年04月22日 15時18分22秒 | Weblog
<AMBITUS>
AMB96908 \2180
ザイフェルト:鍵盤作品全集
「我、主を誉め讃えん」(オルランド・ディ・ラッソのモテットより) 
第1部&第2部、「ベツレヘムの幼子」による変奏曲
ファンタジア、他
マティアス・シュナイダー(Org)
ピエトロ・ナッキーニ・オルガン Ospedaletto(Santa Maria Derelitti) in 
Venice
バロック初期にオランダで活躍したスウェーリンクに師事したダンツィッヒ
出身のオルガニスト、パウル・ザイフェルト(1586-1666)による鍵盤楽器のた
めの作品全集。宗教音楽の声楽曲をベースに書かれたこれらの作品は、オル
ガンの幻想的な響きを生かして色彩的な音楽を聴かせてくれます。

AMB96907 \2180
コントラバスとピアノのためのコンサート
ヒンデミット:コントラバス・ソナタ
プロット:ソナタ 「1963」
トロヴァヨーリ:“Sconcerto”-コントラバスとピアノのための組曲 
*世界初録音
ジェンス・ボンハルト(Cb)
ロベルト・パルッツォ(Pf)
なぜか、やたらとコントラバス録音に積極的なAmbitus。美人女性ベーシスト、
フックによるピアソラ(AMB96870)や、ライネッケのVnとCbのデュオ作品集
(AMB96882)などご記憶にあるかと思います。なので、なんてったってオリジ
ナルのヒンデミットのコントラバス・ソナタが出てきたからといって、いま
さら驚いたりしません。それでもやっぱり、ちょっと珍しいコントラバスと
ピアノのデュオ作品集です。ヒンデミットから、映画音楽作家としても名高
いトロヴァヨーリや“カルメン・ファンタジー”のジャズ風アレンジが有名
なプロートのソナタまで、三つの異なった性格の音楽が楽しめます。トロヴァ
ヨーリの作品は世界初録音。

AMB96911 \2180
クレムスタイン:室内楽作品集
五重奏曲(2Vn、2Va、Vc)、トリオ(Pf、Vn、Vc)、四重奏曲(Pf、Vn、Va、Vc)、
序奏、主題と変奏曲(String Trio)
シルヴィア・ラインハルト、ホルガー・グロース、
アレクサンダー・クレムスタイン(Vn)
エヴァーフェルト・クレムスタイン、ウルス・スティーラー、
アントン・ボネフ(Va)
ヘルマール・スティーラー、エミル・ベッキル、
フィリップ・ハーグマン(Vc)
エレナ・ポリャコーヴァ、カティア・ボースカラット(Pf)
クレムスタインはレーガー四重奏団のヴィオリストとしてそのキャリアをスタ
ートし、室内楽団を設立するなど教育やマネージメント分野でも活躍していま
す。作曲を始めたのは1985年。それまでのキャリアを生かし、特に弦楽器を含
む室内楽作品を多く手がけています。前作は「ヴァイオリンのための作品集」
(AMB96814 2001年発売)でしたが、今回は、様々な楽器による組み合わせを楽
しめる室内楽作品集。もちろんご本人も登場しています。約7年ぶりのリリー
スとなりますが、スペインやラテン・アメリカ的なモティーフが後期ドイツ・
ロマン主義的語法で表現され、室内楽を知り尽くした強みを発揮しています。

AMB96912 \2180
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
スタンレー:ヴォランタリー
モーツァルト:幻想曲ヘ短調 K.608
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
エルガー:威風堂々第1番 ほか全9曲
トーマス・トロッター(Org)
2005年6月30日 ライヴ録音
古典的なオルガン作品から、ワーグナーやエルガーの作品を編曲した作品まで
幅広い演奏でオルガンの醍醐味を味合わせてくれるトロッターによる演奏を収
録。2005年ムジカ・サクラのニュルンベルク国際オルガン週間でのライヴ。




<CADENZA>
CAD800856 \2180
フィンクベイナー:
33の小品、ビルケナウ、暴力!-暴力?、始まりからの疑惑
エルンスト・ブライデンバッハ(Pf)、ルッディガー・ヤコブセン、
カリーナ・フォーゲル(Fl)、ステファン・バートマン(Cl)、
ウーヴェ・ディルクセン(Tb)、他
オルガンをヴァルヒャに、作曲をヘッセンベルクとヘルマン・ヘイスに師事
したフィンクベイナー(1929- )の代表作を収録。




★価格変更のためTRITOレーベルを再度ご案内いたします★

<TRITO>
TD 0026 \2300
ダビード・デル・プエルト(1964-):アリオ・モード
アリオ・モード(2002)(*)/アコーディオンのための幻想曲(2005)(+)
子供たちのためのノート(2004)(*)/日記(2001)(*/+)
イントラータ(1995)(*)/ロンド(2004)(*)/喜べ[Rejoice](1999)(*)
夜について(2003)(#/+)/詩句 IV(1996)(*)
アナンダ・スカルラン(ピアノ(*))
アンヘル・ルイス・カスターニョ(アコーディオン(+))
カルメン・グリアラン(ソプラノ(#))
録音:2005、2006年

TD 0034 \2300
フアン・クリソストモ・デ・アリアーガ(1806-1826):
序曲ヘ長調(九重奏曲」Op.1
カンタータ「エルミーミア」(ホルヘ・サンチョ校訂)(*)
序曲ニ長調 Op.20
交響曲ニ短調
アイノア・アルテータ(ソプラノ(*))
ネヴィル・マリナー(指揮)
カダケス管弦楽団
録音:2006年8月、スペイン、サンセバスティアン、クールザール
交響曲は10年ぶりの再録音(旧録音:TD 0001)。

TD 0038 \2300
メンデルスゾーン(1809-1947):交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
ショスタコーヴィチ/ルドルフ・バルシャイ編曲:室内交響曲 Op.110a
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
カダケス管弦楽団
録音:2005年7月30日、スペイン、カダケス教会、ライヴ

TD 0039 \2300
アルベルト・ギノバルト(1962-):秘密の生活
エンリク・モレーラ(1865-1942):街頭の歌集(*)
チャイコフスキー(1840-1893):
組曲第4番ト長調「モーツァルティアーナ」Op.61
ロザ・マテウ(ソプラノ(*))
ワシーリー・ペトレンコ(指揮)
カダケス管弦楽団
録音:2006年7月29日、ライヴ

TD 0040 \1880
ストラヴィンスキー(1882-1971):
子供のための音楽物語「プルチネッラ」
(ダビード・ネッロ台本、カタルーニャ語)
ダビード・ネッロ(声優)
ネヴィル・マリナー(指揮)カダケス管弦楽団
音楽部分は TD 0011(1992年録音)の音源を転用しています。
収録時間は約40分。

TD 0041 \2300
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ニ短調 Op.43
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
カスティーリャ・イ・レオン交響楽団
カダケス管弦楽団
録音:2007年3月30日、スペイン、バリャドリード、アウディトリオ
スペインの2つのオーケストラによる合同演奏です。

TD 0042 \2300
アルベニス(1860-1909):
「愛の歌集」(ポール・アルマン・シルヴェストルの詩による、フランス語)(*)
ヘスス・ルエダ(1961-)編曲:
「イベリア」から エボカシオン,トリアーナ,ラバピエス(+)
イザベル・ブレス(朗読(*))
ワシーリー・ペトレンコ(指揮(*))
ジャナンドレア・ノセダ(指揮(+))
カダケス管弦楽団
「愛の歌集」はメロローグまたはメロドラマと呼ばれる形式で、音楽に合わせ
て詩が朗読されます。

TD 0043 \1880
ゲオルク・リーデル/リュイス・カバル編曲:
歌付き物語「長靴下のピッピ」
(アストリッド・リンドグレーン原作;カスティーリャ語版)
リディア・リヌエーザ(語り)
劇団ラッジガグス(声の出演、歌)
リュイス・カバル(指揮)
ヘカテロス・ビッグ・バンド
児童文学の名作のミュージカル版から抜粋・編曲して歌付き物語とした作品で
す。カタルーニャ語版(TD 0027)の好評を受け、カスティーリャ語(スペイン
標準語)版も登場しました。収録時間は約40分。

TD 0002 \2300
エンリケ・グラナドス(1867-1916):歌劇「ゴイェスカス」
(アルベルト・ギノバルトによるオーケストレーション改訂版)
カルメン・ゴンサーレス(ソプラノ:ロサリオ)
マイテ・アルアバレーナ(メゾソプラノ:ペパ)
ジュゼプ・ルイス(テノール:フェルナンド)
アルフォンソ・エチェベリーア(バリトン:パキーロ)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
カダケス管弦楽団
ビルバオ合唱団
録音:1997年4月21-22日、スペイン、リェイダ、エンリケ・グラナドス・オ
ーディトリアム、
リェイダ大学創立700周年記念演奏会、ライヴ
ゴヤの絵によるピアノ曲集「ゴイェスカス」に基に構成されたオペラで、間奏
曲が比較的よく知られています。再発売にあたり仕様がスリム化され、ブック
レット表記はスペイン語のみとなっております。

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08-04 No.17

2008年04月18日 11時11分08秒 | Weblog
<WARNER>
WARNER 2564 696943 6枚組 \4050
モーツァルト:ピアノソナタ全集
アレクセイ・リュビモフ(pf)

WARNER 2564 696519 6枚組 \4050
ヘンデル・エディション第2集
オラトリオ「時の真理の勝利」、歌劇「テゼオ」「ゴールのアマディージ」
マルク・ミンコフスキ指揮、グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊、他

WARNER 2564 696503 5枚組 \3500
ハイドン・エディション第2集
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
トリオ・フォントネ、他
シュレーダー(Vln)メラー(Vc)アスペレン(Cemb)

WARNER 2564 696869 5枚組 \3500
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第9番K.271、第12番K.414、第13番K.415、第14番K.449、
第17番K.453、第19番K.459、第20番K.466、第21番K.467、第23番K.488、
第26番K.537、第27番K.595、ロンドK.382、K386、K511
マリア・ジョアン・ピリス(pf)




<MEMBRAN>
MEMBRAN 231555 5枚組 \3380
グリーグ:ピアノ曲集
抒情小品集より、ソナタOp.7、4つの小品Op.1より、詩的な音の絵Op.3より、
人々の生活の情景Op.19より、25のノルウェーの民謡と踊りOp.17より、
4つのアルバムの綴りOp.28、2つのノルウェー民謡による即興曲Op.29、
組曲「ホルベアの時代から」Op.40、バラードOp.24、
伝承によるノルウェー民謡のピアノ編曲Op.66より、
ノルウェーの農民舞曲Op.72より、気分Op.73より
イザベル・モウラオ(pf)

MEMBRAN 231557 5枚組 \3380
シューベルト:交響曲全集
序曲 変ロ長調D.470、イタリア風序曲 ハ長調D.591
ペーター・マーク指揮、フィルハーモニア・フンガリカ

MEMBRAN 231556 5枚組 \3380
チャイコフスキー:ピアノ曲全集
2つの小品Op.1、ピアノソナタOp.80、ヴァルス・カプリースOp.4、
ヴァルス・スケルツォOp.7、カプリッチョOp.8、3つの小品Op.9、
2つの小品Op.10、6つの小品Op.19、ひとつの主題による6つの小品Op.21、
四季Op.37、ピアノソナタOp.37、子供のためのアルバムOp.39、
中くらいの難しさの12の小品Op.40、6つの小品Op.51、ドゥムカOp.59、
18の小品Op.72、他
マイケル・ポンティ(pf)

MEMBRAN 231566 4枚組 \2980
ドビュッシー:管弦楽曲集
ピアノと管弦楽のための幻想曲、牧神の午後への前奏曲、夜想曲、海、
管弦楽のための「映像」、バレエ曲「カンマ」「遊戯」「おもちゃ箱」、
聖セバスティアンの殉教、狂詩曲、レントより遅く、
民謡の主題によるスコットランド行進曲、英雄的な子守歌、放蕩息子、
春、バッカスの勝利、リア王
ルイス・デ・フロメント指揮、ルクセンブルク放送交響楽団

MEMBRAN 231723 4枚組 \2980
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲
マルティン・ガリング(Cemb)




<TRITO>
TD 0026 \2180
ダビード・デル・プエルト(1964-):アリオ・モード
アリオ・モード(2002)(*)/アコーディオンのための幻想曲(2005)(+)
子供たちのためのノート(2004)(*)/日記(2001)(*/+)
イントラータ(1995)(*)/ロンド(2004)(*)/喜べ[Rejoice](1999)(*)
夜について(2003)(#/+)/詩句 IV(1996)(*)
アナンダ・スカルラン(ピアノ(*))
アンヘル・ルイス・カスターニョ(アコーディオン(+))
カルメン・グリアラン(ソプラノ(#))
録音:2005、2006年

TD 0034 \2180
フアン・クリソストモ・デ・アリアーガ(1806-1826):
序曲ヘ長調(九重奏曲」Op.1
カンタータ「エルミーミア」(ホルヘ・サンチョ校訂)(*)
序曲ニ長調 Op.20
交響曲ニ短調
アイノア・アルテータ(ソプラノ(*))
ネヴィル・マリナー(指揮)
カダケス管弦楽団
録音:2006年8月、スペイン、サンセバスティアン、クールザール
交響曲は10年ぶりの再録音(旧録音:TD 0001)。

TD 0038 \2180
メンデルスゾーン(1809-1947):交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
ショスタコーヴィチ/ルドルフ・バルシャイ編曲:室内交響曲 Op.110a
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
カダケス管弦楽団
録音:2005年7月30日、スペイン、カダケス教会、ライヴ

TD 0039 \2180
アルベルト・ギノバルト(1962-):秘密の生活
エンリク・モレーラ(1865-1942):街頭の歌集(*)
チャイコフスキー(1840-1893):
組曲第4番ト長調「モーツァルティアーナ」Op.61
ロザ・マテウ(ソプラノ(*))
ワシーリー・ペトレンコ(指揮)
カダケス管弦楽団
録音:2006年7月29日、ライヴ

TD 0040 \1880
ストラヴィンスキー(1882-1971):
子供のための音楽物語「プルチネッラ」
(ダビード・ネッロ台本、カタルーニャ語)
ダビード・ネッロ(声優)
ネヴィル・マリナー(指揮)カダケス管弦楽団
音楽部分は TD 0011(1992年録音)の音源を転用しています。
収録時間は約40分。

TD 0041 \2180
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ニ短調 Op.43
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
カスティーリャ・イ・レオン交響楽団
カダケス管弦楽団
録音:2007年3月30日、スペイン、バリャドリード、アウディトリオ
スペインの2つのオーケストラによる合同演奏です。

TD 0042 \2180
アルベニス(1860-1909):
「愛の歌集」(ポール・アルマン・シルヴェストルの詩による、フランス語)(*)
ヘスス・ルエダ(1961-)編曲:
「イベリア」から エボカシオン,トリアーナ,ラバピエス(+)
イザベル・ブレス(朗読(*))
ワシーリー・ペトレンコ(指揮(*))
ジャナンドレア・ノセダ(指揮(+))
カダケス管弦楽団
「愛の歌集」はメロローグまたはメロドラマと呼ばれる形式で、音楽に合わせ
て詩が朗読されます。

TD 0043 \1880
ゲオルク・リーデル/リュイス・カバル編曲:
歌付き物語「長靴下のピッピ」
(アストリッド・リンドグレーン原作;カスティーリャ語版)
リディア・リヌエーザ(語り)
劇団ラッジガグス(声の出演、歌)
リュイス・カバル(指揮)
ヘカテロス・ビッグ・バンド
児童文学の名作のミュージカル版から抜粋・編曲して歌付き物語とした作品で
す。カタルーニャ語版(TD 0027)の好評を受け、カスティーリャ語(スペイン
標準語)版も登場しました。収録時間は約40分。

TD 0002 \2180
エンリケ・グラナドス(1867-1916):歌劇「ゴイェスカス」
(アルベルト・ギノバルトによるオーケストレーション改訂版)
カルメン・ゴンサーレス(ソプラノ:ロサリオ)
マイテ・アルアバレーナ(メゾソプラノ:ペパ)
ジュゼプ・ルイス(テノール:フェルナンド)
アルフォンソ・エチェベリーア(バリトン:パキーロ)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
カダケス管弦楽団
ビルバオ合唱団
録音:1997年4月21-22日、スペイン、リェイダ、エンリケ・グラナドス・オ
ーディトリアム、
リェイダ大学創立700周年記念演奏会、ライヴ
ゴヤの絵によるピアノ曲集「ゴイェスカス」に基に構成されたオペラで、間奏
曲が比較的よく知られています。再発売にあたり仕様がスリム化され、ブック
レット表記はスペイン語のみとなっております。




<VENEZIA>
CDVE04307 3枚組 \2000
メシアン:幼子イエスにそそぐ20の眼差し
CD.1 第1-6曲
CD.2 第7-14曲
CD.3 第15-20曲
アントン・バタゴフ(ピアノ) 1989年
1曲、1曲にとても時間をかけた重厚で巨大な演奏です。

CDVE04308 4枚組 \2700
ブラームス:室内楽作品集
(1)ヴィオラ・ソナタ第1番 ヘ短調 op.120-1
(2)第2番 変ホ長調 op.120-2
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)、
ミハイル・ムンチャン(ピアノ)
1984年3月
(3)チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 op.38 
(4)第2番 ヘ長調 op.99
ダニエル・シャフラン(チェロ)、
フェリックス・ゴットリーブ(ピアノ)
1980年6月
(5)クラリネット五重奏曲 ロ短調 op.115
イワン・モズゴヴェンコ(クラリネット)
ボロディン弦楽四重奏団 1974年
(6)ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 op.25
(7)第2番 イ長調 op.26 
(8)第3番 ハ短調 op.60 
リューボフ・イェドリーナ(ピアノ)
ボロディン弦楽四重奏団 1974年
(9)ヴィオラ三重奏曲 イ短調 op.114
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)、ミハイル・ムンチャン(ピアノ)
ヴァレンチン・ベルリンスキー(チェロ) 1983年
CDVE04282(#2700000 042823)ヴァイオリン・ソナタ全集、交響曲全集に続く
アルバム。

CDVE04312 3枚組 \2000
チャイコフスキー:室内楽作品集
(1)ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出」 イ短調 op.50
イーゴリ・ジューコフ(ピアノ)、
グレゴリー・フェイギン(ヴァイオリン)
ヴァレンティン・フェイギン(チェロ) 1973年
(2)弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 op.11 
(3)第2番 ヘ長調 op.22
(4)第3番 変ホ短調 op.30 
ボロディン弦楽四重奏団 1978/79年
ミハイル・コペリマン(ヴァイオリン)
アンドレイ・アブラメンコフ(ヴァイオリン)
ドミトリー・シェバーリン(ヴィオラ)
ヴァレンティン・ベルリンスキー(チェロ)
(5)弦楽四重奏曲 変ロ長調
(6)弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」 二短調 op.70
ゲンリフ・タラリアン(ヴィオラ)、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ボロディン弦楽四重奏団 1952-65年録音
ロスティスラフ・ドゥビンスキー(ヴァイオリン)
ドミトリー・シェバーリン(ヴィオラ)
アレクサンドロフ・ヤロスラフ(ヴァイオリン)
ヴァレンティン・ベルリンスキー(チェロ)
CDVE04277(#2700000 042779)交響曲集、CDVE04305(#2700000 043059)協奏曲集
に続くアルバム。

CDVE04313 8枚組 \4750
チャイコフスキー:バレエ音楽全集
CD.1,2,3 (1)バレエ音楽「眠りの森の美女」 OP.66 1980年
CD.4,5  (2)バレエ音楽「くるみ割り人形」 op.71 1988年
CD.6,7,8 (3)バレエ音楽「白鳥の湖」 op.20 1988年
(4)交響的バラード「ヴォエヴォーダ」 op.78 1987年
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソビエト国立交響楽団
既に廃盤のCDVE84001(#2700000 840016)の再発売です。
カタログ番号、ジャケット装丁、マスターリングが新しく成っています。

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08-04 No.16

2008年04月17日 18時26分05秒 | Weblog
<Glossa>
GCD 920921 \2300(4月22日までのご注文特価 \2080)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第1巻(1587) &第9巻(1651)――
マドリガーレ集第1巻-
私が私の生命を愛しても、あなたの事を切実に思うと、なぜ愛しい人を、あ
の勝ち気な彼女の所へお行き、甘く優しい口づけよ、たとえあなたが許さな
くとも、愛しいフィッリ、私の苦しみを吸い上げて、羊飼いの娘フーミア、
もしあなたと別れることで、無数の炎と鎖の中で、さあニンフよ外へ行こう、
この美しい手が罠を編んだ、美しい羊飼いの娘が、いとしい女よあなたの刃
は、美しい人よあなたを見る時、私はこんなに燃えているがあなたを愛さな
い/マドリガーレ集第9巻- 素敵な羊飼い、西風は帰り、誰の意見も聞くまい、
常に変わらぬ喜び、お前の胸の中に、もう恋はしない、今日のそよ風は何と
やさしく、踊りに、私を憎んでいたのなら、ええ, あなたを愛します、さあ
素敵な羊飼いたちよ、おお恋人よ, おお私の命よ
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、ラ・ヴェネクシアーナ
作曲者不詳のルネサンス喜劇の題名をアンサンブルの名前に冠し、特にイタリ
アのマドリガーレの演奏で世界最高と謳われるほどの地位を確立した鬼才クラ
ウディオ・カヴィーナ率いるイタリアのヴォーカル・アンサンブル「ラ・ヴェ
ネクシアーナ」。
1998年のグロッサ(Glossa)デビューからレコーディング&リリースが続けられ
たラ・ヴェネクシアーナの代表作であり、代名詞となったモンテヴェルディの
マドリガーレ集(モンテヴェルディ・エディション)がこの第1巻のリリースに
よっていよいよ完結!
クレモナ時代の1587年に、弱冠20歳という若き頃のモンテヴェルディが出版を
実現させた「マドリガーレ集第1巻」。
生涯を通して作曲が続けられた「マドリガーレ」の原点となるこの第1巻は、
作曲の師であるマルカントニオ・インジェニェーリから伝授された伝統的な
対位法を基盤としながらも、大胆な不協和音や半音進行を織り交ぜるなど既
に円熟の気配を漂わせている最初期の傑作である。
またモンテヴェルディ・エディションの最終巻となるこの「マドリガーレ集
第1巻」には作曲者の死後1651年にヴェネツィアで出版された「マドリガーレ
集第9巻」が加えられており、イタリアの天才作曲家によるマドリガーレの
“最初”と“最後”の曲集から歴史の変遷によるモンテヴェルディ自身の作
風の変化や発展を知り得ることができるだろう。
カヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナが届け続けてきたモンテヴェルディのマ
ドリガーレ集の完結に相応しい素晴らしい録音の登場である。
2006年7月、サン・カルロ教会(モデナ/イタリア)

GCD 920923 \2300
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第3巻(1592) ――
若々しい木は/ああ、苦痛は何と大きいことか/柔らかい草と白い花の上で
/愛しい人よ/私の心を引き裂いて下さい/おお、夜うぐいす/激しい情熱
が心を死に追いやるならば/去れ、むごき者/おお、春よ/何と不実な顔よ
/もし私か愛さなくなったら/かつては私の命であった瞳よ/苦悩の日々を
生きよう/美しき瞳よ/安心しておくれ
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、ラ・ヴェネクシアーナ
入手困難の状態が続いていたカヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナの黄金コンビ
によるモンテヴェルディの「マドリガーレ集第3巻」がシリーズの完結に合わ
せて復活の新装発売!
パッケージ・デザイン、ブックレット解説、品番などがリニューアルされ新
たな姿となって蘇った「マドリガーレ集第3巻」。
GCD 920903からの新装移行再発売。




<DECCA/Philips>
●Eloquence
ドイツ、オーストラリアとローカル・リリースが続いたエロクァンス・シリー
ズ。音がよくしかも、バジェット盤ということで好評を博していましたが、
今回、DECCA/Philipsの30タイトルがインターナショナル盤としてお目見えしす。

4428196 \780
グリーク:ホルベルク組曲 作品40
同:2つの悲しき旋律 作品34
シベリウス:悲しきワルツ 作品44の1
ニールセン:小組曲 作品1
ヴィレーン:セレナード 作品11
シベリウス:恋人 作品14
ASMIF
指揮:ネヴィル・マリナー

4429486 \780
シベリウス:弦楽四重奏曲 ニ短調 作品56 「親愛なる声」
ディーリアス:弦楽四重奏曲、チェロとピアノのための1楽章のソナタ
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
ジョージ・アイザック(Vc)
マーティン・ジョーンズ(Pf)
録音:1971-78年
1stヴァイオリニストであるクリストファー・ローランドの追悼盤

4429788 \780
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
大学祝典序曲
悲劇的序曲
アルト・ラプソディ 作品53
アルテュール・グリュミオー(Vn)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:エドゥアルト・ファン・ベイヌム
録音:1958年

4489932 \780
ヴェニスの栄光-モテットとカンツォーネ
ジョヴァンニ・ガブリエリ&アンドレア・ガブリエリ
[1] Canzon primi toni a 8(1597)
[2] Canzon vigesimasettima a 8(1608)
[3] Sonata a 3(1615)
[4] Canzon ""La spiritata"" a 4(1608)
[5] Canzon a 6(1615)
[6] Andrea Gabrieli: Aria dells battaglia a 8(1590)
[7] Quem vidistis pastores?
[8] Canzon IV a 6(1615)
[9] O Jesu mi dulcissime
[10] Canson per sonar a 4(1608)
[11] Jubilate Deo
[12] In ecclesiis
[13] Timor et tremor
[14] O magnum mysterium
[15] Canzon XII a 8(1615)
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル
スティーヴン・クレオバリー
録音:1982-86年

4581782 \780
オルフ:「カルミナ・ブラーナ」
ノーマ・バロウズ(S)
ルイ・デヴォー(T)
ジョン・シャーリー=カーク(Br)
ブライトン祝祭合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンタル・ドラティ

4605902 \780
ロッシーニ:序曲集
歌劇「絹のはしご」序曲、歌劇「セミラーミデ」序曲、
歌劇 「どろぼうかささぎ」 序曲、歌劇 「ウィリアム・テル」 序曲、
歌劇 「セビリャの理髪師」 序曲、歌劇 「アルジェのイタリア女」 序曲、
歌劇 「ブルスキーノ氏」 序曲、歌劇 「シンデレラ」 序曲
モントリオール交響楽団
指揮:シャルル・デュトワ
録音:1991年

4643644 \780
R.シュトラウス:
12のオーケストラ伴奏による歌曲
死と変容
★初エロクァンス化
ジークフリート・イェルサレム(T)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:クルト・マズア
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク

4643682 \780
ベートーヴェン:
三重協奏曲 ハ長調 作品56
合唱幻想曲 ハ短調 作品80
クラウディオ・アラウ(Pf)
ヘンリク・シェリング(Vn)
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:エリアフ・インバル

4643692 \780
ブラームス:二重協奏曲 イ短調 作品102
メンデルスゾーン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調
★初エロクァンス化
ヘンリク・シェリング(Vn)
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク(以上、ブラームス)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(Vn)
ロナルド・ブラウティハム(Pf)
ロイヤル・コンセルトヘボウ室内管弦楽団

4646312 \780
J.S.バッハ&ヘンデル:宗教アリア集
マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、クリスマス・オラトリオ、
メサイア、マカベウスのユダ、サムソン、他より
★初エロクァンス化
アーフェ・ヘイニス(A)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ハンス・ギーレスベルガー

4666662 \780
クライスラーへのオマージュ
序奏とアレグロ
愛の悲しみ
愛の喜び
道化師のセレナード
美しきロスマリン
ウィーン奇想曲
中国の太鼓
メヌエット
奇想曲 変ホ長調
奇想曲 イ短調
ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
カルティエによる狩り
ジプシー女
スペイン舞曲 第5番
コレルリの主題による変奏曲
エストレリータ
思い出
タンゴ
真夜中の鐘
歌の翼に
気紛れ女
深い川
故郷の人々
アルフレード・カンポーリ(Vn)
エリック・グリットン(Pf)

4666842 \780
チャイコフスキー:
序曲「1812年」 作品49、スラヴ行進曲 作品31、
幻想序曲「ロメオとジュリエット」、イタリア奇想曲
ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(イタリア奇想曲)
指揮:ズービン・メータ

4669042 \780
ニールセン:交響曲 第4番 「不滅」
スクリャービン:交響曲 第4番 「法悦の詩」
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ

4669072 \780
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」
ブロッホ:荒野の叫び
ダニエル・ベンヤミニ(Va)
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ

4676032 \780
ラテン・アメリカン・クラシックス
チャベス:インディオの交響曲
コープランド:キューバ舞曲「ダンソン・クバーノ」
ロルダン:組曲「レバンベランバ」
レブエルタス:センセマーヤ
カトゥーラ:3つのキューバ舞曲
ロルダン:リトミカ 第5番
ピアソラ:タンガーゾ
ヒナステラ:バレエ組曲「エスタンシア」 作品88a
ニュー・ワールド交響楽団
指揮:マイケル・ティルソン・トーマス
録音:1992年4月

4676102 \780
ダンディ:フランス山人の歌による交響曲 作品25
デュカス:交響曲 ハ長調
ジャン=イヴ・ティボーテ(Pf)
モントリオール交響楽団
指揮:シャルル・デュトワ
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ワルター・ウェラー (デュカス)
録音:1974年、1989年

4706622 \780
ドヴォルザーク:
ピアノ四重奏曲 第1番 ニ長調 作品23
ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 作品87
ボザール・トリオ
ワルター・トランプラー(Va)
録音:1972年

4762351 \780
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
同:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
フォーレ:ピアノと管弦楽のための幻想曲 作品111
フランク:交響的変奏曲
★初エロクァンス化
アリシア・デ・ラローチャ(Pf)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ローレンス・フォスター
録音:1972-73年、キングズウェイ・ホール

4762452 \780
ラヴェル:ボレロ
ドビュッシー(ラヴェル編):サラバンド、舞曲
ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:1986年
シャイーのコンセルトヘボウ就任記念レコーディング。

4762519 \780
ハイドン:カンタータ&アリア集
[1] Berenice che fai?(Scena di Berenice)Hob.XXIVa: 10)
[2] Son pietosa, son bonina Hob.XXXIIb: 1
[3] Arianna a Naxos(orchestral version)Hob.XXVIb: 2
[4] Solo e pensoso Hob.XXIVb: 20
[5] Miseri noi, misera patria Hob.XXIVa: 7
アーリン・オジェー(S)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティー
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1988年
オリジナルはオワゾリール。

4762617 \780
グルック:オペラ・アリア集
歌劇「アルミード」、歌劇「アウリスのイフィゲーニア」、
歌劇「アルチェステ」、歌劇「思いがけないめぐりあい(メッカの巡礼)」、
歌劇「パリスとヘレン」、歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」 より
ジャネット・ベイカー(Ms)
イギリス室内管弦楽団
指揮:レイモンド・レパード

4762686 \780
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」(1947年版)
バルトーク:中国の不思議な役人
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
録音:1977年

4762723 \780
チャイコフスキー:
組曲 第3番 ト長調 作品55
組曲 第4番 ト長調 作品61「モーツァルティアーナ」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ロリン・マゼール (3番)
ルッジェーロ・リッチ(Vn)
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ (4番)

4762971 \780
アルベニス:スペイン狂詩曲
トゥリーナ:交響的狂詩曲 作品66
モンサルバーチェ:
ピアノと管弦楽のための短い協奏曲(コンチェルト・ブレーヴェ)*
スリナッチ:ピアノと管弦楽のための協奏曲*
アリシア・デ・ラローチャ(Pf)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(*)
指揮:ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス
録音:1976年、1983年

4767402 \780
モーツァルト:交響曲 第33番 変ロ長調 K.319
同:交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
同:交響曲 第40番 ト短調 K.550
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:イシュトヴァン・ケルテス
録音:1963年、1972年(40番)

4767415 \780
チャイコフスキー:弦楽のためのエレジー
同:マンフレッド交響曲 ロ短調 作品58
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (エレジー)
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ

4768459 \780
メンデルスゾーン:
交響曲 第3番 イ短調 作品56 「スコットランド」
交響曲 第4番 イ長調 作品90 「イタリア」
ロンドン交響楽団
イスラエフ・フィルハーモニー管弦楽団 (No.4)
指揮:サー・ゲオルク・ショルティ
録音:1952年、1958年

4768477 \780
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲 第22番 イ短調
アルテュール・グリュミオー(Vn)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:アルチェオ・ガリエラ (Beethoven)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:エド・デ・ワールト(Viotti)
録音:1966年、1969年
グリュミオー2回目のベートーヴェン録音。(1回目はベイヌムと)

4768483 \780
ハイドン:
交響曲 第94番 ト長調 「驚愕」
交響曲 第96番 ニ長調 「奇跡」
交響曲 第97番 ハ長調
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:エドゥアルト・ファン・ベイヌム
録音:1951-53年

4769701 \780
モーツァルト:
セレナード 第4番 ニ長調 K.203
セレナード 第9番 ニ長調 K.320 「ポストホルン」
新交響楽団(No. 4)
スイス・ロマンド管弦楽団(No. 9)
指揮:ペーター・マーク

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08-04 No.15-1

2008年04月17日 17時31分45秒 | Weblog
<PentaTone>
PTC 5186 326(SACD-Hybrid) \2850
シューマン:交響曲第1番変ロ長調《春》Op.38/同第2番ハ長調Op.61
ローレンス・フォスター(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック管弦楽団
NHK交響楽団や東京都交響楽団への客演で日本でもお馴染みのアメリカ人指揮者
ローレンス・フォスターと、東欧チェコが世界に誇るチェコ・フィルのコンビ
がシューマンの交響曲を携えてペンタトーン(PentaTone)に初登場!
堅実な音楽造りとストレートな表現で世界的に評価を受けているローレス・フォ
スターはチェコと同じ東欧のルーマニアをルーツとしており、目に見えない精
神的な部分でのチェコ・フィルとのリンクが演奏に反映されていても不思議で
はない。好感度の高い充実のシューマンの登場である。2007年10月、「芸術の
家」ドヴォルザーク・ホール(プラハ)での録音。

PTC 5186 171(SACD-Hybrid) \2850
リスト:超絶技巧練習曲集S.139
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
高音質の復刻盤として活発なリリースを続けるクァドラフォニック(RQR/4チャ
ンネル録音)シリーズの最新作。フィリップス録音の歴史的名盤として親しまれ
続けてきたシェリングのパガニーニがSACDハイブリッド盤で新たに復活!
南米のチリに生まれ、リストの弟子であるクラウゼの門下生でもあった20世紀
を代表するピアノ界の巨匠アラウの「超絶技巧練習曲集」。風格漂うアラウの
リストが高音質のサラウンドで蘇る。1974年3月の録音。




<Etcetera>
KTC 1358 \2250
18世紀ラテン・アメリカのヴィリャンシーコ ――
フアン・デ・アラウホ(1646-1712):Avecillas sonoras
ドメニコ・ツィポリ(1688-1726):Verso 14, 15
セバスチャン・ドゥロン(1660-1716):Duerme Rosa y descansa
サンティアゴ・デ・ムルシア(1682-1740):Los imposibles
作曲者不詳(17世紀ペルー):
Entre dos alamos verdes、Yo se que no he de ganar
マヌエル・コレア(?-1653):Dime Pedro
トマス・デ・トレヨン・ヴェラスコ(1644-1728):De esta Rosa tan bella
ドメニコ・ツィポリ:Quitasol
ロケ・ジャチント・チャヴァリア(1688-1719):Con tan tierno llanto
マヌエル・ホセ・デ・キーロス(?-1765):
Jesus, Jesus, Jesus, y lo que sube
サンティアゴ・デ・ムルシア:Al verde retamar
フアン・ヒダルゴ(1614-1685):Disfrazado de pastor
アントニオ・デ・サラザール(1615-1715):Tarara, qui yo soy Anton
アントニオ・ドゥラン・デ・ラ・モタ(1672-1736):Pasitico arroyuelos
サンティアゴ・デ・ムルシア:Cumbee
ペドロ・ヒメネス(fl.1646-1668):Cavallero de armas blancas
アントニオ・ドゥラン・デ・ラ・モタ:Gemid con el llanto
マヌエル・メサ・カリーソ(18世紀後期):Oigan, escuchen atiendan
アドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプール(指揮)、
マリス・パヴォン(ソプラノ)、セニア・マイヤー(メゾソプラノ)、
ムジカ・テンプラーナ
今ヨーロッパで話題沸騰中!オランダ発!ラテン・アメリカのバロック音楽演奏
の精鋭集団が登場!
「村人の歌」という意味を持ち中世の舞踊歌を起源とする「ヴィリャンシーコ」
は、16世紀の後半から宗教的な意味合いが重要視されはじめると祝祭日の礼拝
などに用いられるようになるなどスペインやラテン・アメリカで盛ん用いられ
た音楽である。
ハイペリオンから3枚のディスクがリリースされている「ラテン・アメリカのバ
ロック音楽」シリーズや、チャンネル・クラシックスの「ボリヴィアのバロッ
ク」シリーズなどによってその音楽の実態に接する機会が増えてきているラテ
ン・アメリカのバロック音楽。
ファン・デル・スプール&ムジカ・テンプラーナによる「ヴィリャンシーコ」
をテーマとしたこの作品集には、アラウホやツィポリ、デ・ムルシアなどラテ
ン・アメリカの大物作曲家たちの作品が収められており、「ヴィリャンシーコ」
が当時のラテン・アメリカに深く浸透していたという史実が窺い知れる。
アルゼンチンのブエノス・アイレスに生まれ、現在はオランダを拠点としてい
るアドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプール。
ブエノスアイレス時代から古楽アンサンブルを率いて活発な音楽活動を展開し
ていたファン・デル・スプールによって2001年に結成されたが、ラテン・アメ
リカのバロック音楽の精鋭集団ムジカ・テンプラーナである。
ボリヴィアやグァテラマの国立図書館に所蔵されていた楽譜や、南米各地で発
見された手稿譜から当時の音楽を再現させるファン・デル・スプール&ムジカ
・テンプラーナ。古楽&バロック・ファン要注目コンビの登場である!
ちなみにファン・デル・スプールは来る5月-6月に開催される目白バ・ロック
音楽祭2008に来日。話題の鍵盤奏者、西山まりえ氏とのコンビによる公演が予
定されている。

KTC 1311 \2250
ハインリッヒ・シャイデマン(c.1595-1663):チェンバロのための作品集 ――
前奏曲ニ短調/3つの変奏(Betrubet ist zu dieser Frist)/バレエと変奏曲
ヘ長調/アルマンドとクーラント ト長調/Omnia quae fecisiti/2つの変奏
(O Gott wir danken deiner Gut)/涙のパヴーヌ/Mio cor, se vera sei
salamandra/イギリス風のマスカラードと変奏/マスカラード ハ長調/フラ
ンス風アルマンド ニ短調/バレエと変奏曲ニ短調/ファンタジア ト長調/ア
ルマンド ニ短調/クーラントと変奏曲二短調/前奏曲とカンツォン 二短調/
パヴァーヌ ヘ長調/ガリアルドと変奏曲二短調(全曲世界初録音)
ピーター・ダークセン(チェンバロ)
先の来日公演が多くの話題を呼んだフェルトホーフェン率いるオランダ・バッ
ハ協会のメンバーであり、デ・フリントが音楽監督を務めるオランダのピリオ
ド・オーケストラ、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムのメン
バーにもその名を連ねているピーター・ダークセン(デュルクセン)。
チェンバロやオルガンなど鍵盤楽器奏者としての実力はもちろんのこと音楽学
者としても非常に高名なダークセンは、現存する資料に基づき研究を重ねバッ
ハの「ヨハネ受難曲」1724年初演版を完成させるなど、その名は全世界に響き
渡っている。また1742年頃初稿版のバッハ「フーガの技法」(KTC 1348)やシャ
イデマンに関する著作など、その研究成果の功績は計り知れないものがある。
スヴェーリンクの高弟であり北ドイツ・オルガン楽派の創始者の1人でもある
ドイツの音楽家ハインリッヒ・シャイデマンは、17世紀のオルガン作品の重要
な作曲家に数えられており、特にコラールに基づいた作品は傑作として名高い。
1996年にユトレヒトでセバスティアン・ヌネスによって製作された名工ヨハネ
ス・ルッカース1638のレプリカによって奏でられるシャイデマンのチェンバロ
作品は全曲世界初録音。ダークセンの学術的アプローチと、17世紀ドイツ音楽
の融合が新たな作品象を浮かび上がらせる。

KTC 1319 \2250
スヴェーリンク:合唱作品集第2集 ――
詩篇122番《わたしは喜びました》/詩篇42番《鹿が音を立てるのを聞くよう
に》/人よあなたのためにわたしが耐えていることを見てください/詩篇43番
《わたしに変わって争ってください》/わたしに語る者は皆/主よ、御もとに
身を寄せ/わたしについてきたい者は/貧しい人は幸いである/詩篇108番《神
よ、わたしの心は確かです》/詩篇23番《神はその大きな力のもとでわたしを
養います》/詩篇137番《バビロンの流れのほとりに座り》/新しい歌を主に
向って歌え/詩篇110番《全能者はわたしの主人に》/天の元后よ、喜べ/
詩篇99番《さていまこそ》
ヤン・ブッケ(指揮)、
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
ピーター・フィリップス(指揮)、
オランダ室内合唱団
第1集では、ピーター・フィリップス、トン・コープマン、ウィリアム・クリス
ティといった宗教音楽の世界的権威たちが指揮を振ったスヴェーリンクの合唱
作品集の第2弾。第1集でもタクトを振るったタリス・スコラーズのディレクタ
ー、ピーター・フィリップス、言わずと知れた巨匠フィリップ・ヘレヴェッヘ、
レオンハルトの門下生でカペラ・アムステルダムの創設者ヤン・ブッケがタク
トを執るなど、前作にも増して豪華な指揮者陣が実現!
詩篇に基づく宗教的なポリフォニー作品、ジュネーヴ詩篇歌集の旋律を定旋律
として用いた作品などを生み出した16世紀末から17世紀初頭におけるネーデル
ランド楽派最大の作曲家スヴェーリンクは、宗教作品やオルガン作品に特に優
れた作品を遺している。ピーター・ダイクストラの首席客演指揮者就任でさら
なるレベルアップを遂げ欧州屈指の名門オランダ室内合唱団による1988年の録
音である。

KTC 1359 2枚組 \4500
レオン・オルテル(1905-1985):管弦楽作品集&室内楽作品集 ――
エヴォケイション/交響曲第3番*/同第4番+/エチュード・カプリース/
歌曲集Op.33/ソナチネ第5番/歌曲集Op.54/奇想曲/歌曲集Op.26/ソナチネ
第6番/形式的な練習曲へのオマージュ
アンク・ラインダース(ソプラノ)、
ルート・ファン・デル・メール(バス・バリトン)、
ジョアン・ベルクヘメール(ヴァイオリン)、
コール・デ・グロート(ピアノ)、セップ・グローテンフイス(ピアノ)、
ジャック・ヘンドリクス(ピアノ)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)、
レオン・オルテル(ピアノ)、
ジャン・フルネ(指揮)+、アントン・ケルシェス(指揮)、
ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)*、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団、
アムステルダム・フィルハーモニック管弦楽団
レオン・オルテルは、多調や無調という時代の流行とは違う独自の作風の確立
に挑んだ20世紀オランダの作曲家、ピアニスト。またハーグ音楽院ではピアノ
科教授、アムステルダム音楽院では作曲家教授を務めるなど教育者としても後
進の育成にも携わってきたことも知られている。
このオルテルの作品集には1965年から1996年にかけて収録された様々な音源が
収められており、フルネやオッテルローなど、歴史に名を刻む往年の巨匠たち
の貴重な録音に出会うことができる。

KTC 1332 2枚組 \4500
シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.3 ――
ソナタ第16番イ短調D.845,Op.42/同第3番ホ長調D.459/
同第21番変ロ長調D.960/同第9番ロ長調D.575,Op.147
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
19世紀初頭にウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーに
よって1826年に製作されたシリアルナンバー(2090番)入りの銘器を使用したシュ
ーベルト・シリーズの第3集。
ベルギー鍵盤界の重鎮ヤン・フェルミューレンは、ヴィーラント・クイケンな
ど祖国を同じとする大物アーティストたちとの関係も深い。ソナタ第16番の冒
頭部分からベテランらしい味わい深い演奏が展開される。
2007年7月-8月の録音。

KTC 4024 \2250
フレミッシュ・コネクションVII
アウグスト・デ・ブーク(1865-1937):管弦楽作品集 ――
ダホメニアン狂詩曲/ヴァイオリン協奏曲/夜想曲/納屋で/交響的組曲《ラ
インの小さな王》/2つのフランドル地方の民謡による幻想曲
ニン・カム(ヴァイオリン)、
マルク・スーストロ(指揮)、フランダース放送管弦楽団
フランダース地方の作曲家による管弦楽作品を中心に紹介を行ってきたエトセ
トラ(Etcetera)のシリーズ、「フレミッシュ・コレクション」の第7集。
1865年5月9日にベルギーのメルヒテムで生まれたデ・ブークはブリュッセル王
立音楽院で音楽を学び、ポール・ジルソンから作曲を学んだベルギー国民楽派
の作曲家である。ドラマティックな作風を持つデ・ブークの作品は、近代のオ
ーケストラ作品や吹奏楽ファンにおすすめ。




<Hortus>
HORTUS 056 \2250
ノートルダム大聖堂の音楽-めでたし元后(サルヴェ・レジナ) ――
アンティフォナ:めでたし元后
イヴ・カスターネ(1964-):ミサ・サルヴェ・レジナ
オッフェルトリウム:乙女マリアよ、御身は祝福されたもう
コムニオン:レジナ・ムンディ
プーランク:黒い聖母像への連祷
オリヴィエ・ラトリー(1962-):めでたし元后
オリヴィエ・ラトリー(オルガン)、イヴ・カスターネ(オルガン)、
リオネル・ソウ(指揮)、パリ・ノートルダム聖歌隊
2007年5月に開催された日仏クラシック音楽ビジネス・コンヴェンションで紹介
され、日本の関係者から称賛の声と大きな期待を集めた「ノートルダム大聖堂
(寺院)」での「パリ・ノートルダム聖歌隊」の録音がいよいよ登場。1枚目の
「めでたし元后」はそのタイトルにあるように、荘厳であり厳粛な「めでたし
元后(サルヴェ・レジナ)」が大きなテーマ。
ここではグレゴリオ聖歌による宗教作品とオルガン奏者として録音に参加して
いるラトリー、カスターネの作品を1つに融和させると同時に、1000年という永
き時間を隔てて生み出されたノートルダム大聖堂のための音楽を結び付けてい
る。ノートルダム大聖堂で捧げられるパリ・ノートルダム聖歌隊の聖母マリア
への祈りが音楽という形で込められた崇高な芸術作品である。
2007年10月8日-12日、28日-31日、パリ・ノートルダム大聖堂での録音。

HORTUS 055 \2250
ノートルダム大聖堂の音楽-20世紀の大ミサ曲 ――
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
2つのオルガンと合唱のための《荘厳ミサ》Op.16
ジャン=ピエール・ルゲ(1939-):ミサ《デオ・グラティアス》
フィリップ・ルフェーヴル(オルガン)、ジャン=ピエール・ルゲ(オルガン)、
イヴ・カスターネ(オルガン)、
ニコレ・コルティ(指揮)、パリ・ノートルダム聖歌隊
「めでたし元后」と同じく「ノートルダム大聖堂の音楽」銘打たれたこの「20
世紀の大ミサ曲」に収録されているのは、ノートルダム大聖堂の音楽と密接に
結びついた2人の音楽家によるミサ曲。
「ウェストミンスターの鐘」が特に知られているヴィエルヌと、現在もオルガ
ニスト、作曲家として活躍中のルゲは、時代こそ違えども共にノートルダム大
聖堂のオルガニストという要職を担っていたという共通点を持っている。
ヴィエルヌの「荘厳ミサ」が1900年に初演されてから100年後となる2000年にル
ゲのミサ曲の初演が行われたというのも、運命のいたずらではなく定められた
宿命だったのかもしれない。

HORTUS 047 \2250
ミシェル・コレット(1707-1795):修道女のためのミサ
カトリーヌ・グルゥイレ(ソプラノ)、エマニュエル・マルタン(ソプラノ)、
ジュリー・ロバール(ソプラノ)、
フレデリック・ブルダン(指揮)、
ダミアン・コロンブ(オルガン)、ル・コンセール・デ・ダーメ
「修道女のためのミサ」は、ソリスト、女声合唱とオルガン伴奏のために18世
紀後期に作曲されたと伝わるコレットの宗教作品。
18世紀当時の伝統的な技法を用いて作曲された女声合唱とオルガンのみで演奏
されるコレットのミサ曲は、合唱とオルガン独奏が入れ替わりながら奏でられ
る。特に女声合唱団「ル・コンセール・デ・ダーメ」の美しきハーモニーは特
筆もの。神々しさを醸しだす歌声がコレットのミサ曲の価値をさらに高めている。

HORTUS 051 \2250
エディト・キャナ・ド・シズィ(1950-):
時祷書/昇天小ミサ曲/ヴェガ/即興曲
ロイク・マリー(オルガン)、
ニコレ・コルティ(指揮)、ブリテン合唱団、レ・タン・モデルヌ
エディト・キャナ・ド・シズィは、ソルボンヌ大学で哲学、パリ音楽院では音
楽を学んだ1950年生まれの女流作曲家。
モーリス・オアナとの出会いや師であるイヴォ・マレクの下での日々が現在の
ド・シズィの作風を創り上げており、その作品はローラン・コルシアやアナ・
ベラ・チャベス、エッシェンバッハ&パリ管などに取り上げられるなどフラン
スを中心に熱い視線を浴びている。




<Pavane>
ADW 7520 \2250
ドビュッシー:室内楽作品集 ――
ヴァイオリン・ソナタ/夢/ピアノ三重奏曲ト長調/月の光/チェロ・ソナタ
トリオ・ポルティチ〔ダミアン・パルドン(ヴァイオリン)、ルク・トーテン
(チェロ)、ステファネ・デ・メイ(ピアノ)〕
フランク(ADW 7500)、ショパン(ADW 7512)に続くベルギーの強力トリオ「トリ
オ・ポルティチ」のリリース第3弾はドビュッシー。トリオ・ポルティチは、
クセナキスの作品集でお馴染みのルクセンブルク・フィルでヴァイオリン奏者
を務めるパルドン、フランダース放送管のソロ・チェロ奏者トーテン、コルト
ーの教えを受け継ぐデ・メイというベルギーの実力者たちによって2004年に結
成されたアンサンブル。
日の出の勢いを見せるベネルクスの音楽シーンの充実期をこのドビュッシーを
通じて堪能することが出来る。2007年8月の録音。

ADW 7359 \2250
フンメル:ピアノ小品集 ――
奇想曲Op.49/グルックの《アルミーダ》の主題による変奏曲Op.57/バガテル
Op.107より 第1番、第3番、第5番/《3つのカプリース形式の気晴らし》Op.105
より 第2番/ロンドOp.11/ポロネーズOp.55
ジョアンナ・トルチアク(ピアノ)
ショパンに影響を与え、自らも作曲家としてだけでなくピアニストとしても高
名だったフンメルのピアノ小品集。フンメルのピアノ作品の演奏、レコーディ
ングに力を注ぐトルチアクはポーランドの女流ピアニスト。
ポーランド政府のスカラシップでモスクワに留学などを経験したトルチアクは、
1980年のポーランド・ピアニスト・フェスティヴァルで優勝を果たすなど確実
に実績を残している。1996年7月4日-6日の録音。

ADW 7358 \2250
20世紀のフルート・ソナタ集 ――
マルティヌー:フルート・ソナタ第1番
シュールホフ:フルート・ソナタ
インドルジフ・フェルト(1925-):ソナタ
プロコフィエフ:ソナタ ニ長調Op.94
カルロ・ヤンス(フルート)、ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)
パヴァーヌには20世紀チェコの作曲家フェルトの作品集(ADW 7469)などの録音
を残しているルクセンブルクのフルート奏者カルロ・ヤンス。
名匠レイモン・ギヨーの門下生でもあるカルロ・ヤンスは、ラトヴィアでの活
動を経て現在はソリスト、室内楽奏者、指揮者、そして母国ルクセンブルク音
楽院の教授として多方面に渡って活躍中。

ADW 7355 \2250
アメリカの春 ――
ジョアンナ・ブルズドヴィチュ(1943-):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ《アメリカの春》、
ヴァイオリン、チェロとピアノのための《2つの世界の三重奏曲》
ジョージ・アンタイル(1900-1959):ヴァイオリン・ソナタ第1番、同第2番
ロベルト・シレデル(ヴァイオリン)、
ボグスラフ・ヤン・ストローベル(ピアノ)、
トマス・ストラール(チェロ)
クラシック、テレビ、映画など広い分野に優れた作品を送り出している現代ポ
ーランドの大物女流作曲家ブルズドヴィチュと、アメリカの奇才アンタイルの
室内楽作品をカップリング。
どちらの作品も伝統的な手法だけでなく、ジャンルの垣根を取り払った個性に
あふれた音楽が展開されていく。ちなみにブルズドヴィチュの2作品は、この
録音が世界初録音となったもの。

ADW 7354 \2250
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18
ブラームス(クライスラー編):ハンガリー舞曲第17番
グルック:精霊の踊り
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
サン=サーンス:ハバネラOp.83
サラサーテ:ザパティアートOp.23-2
サン=サーンス(イザイ編):奇想曲
リヴィア・プルナル(ヴァイオリン)、ルク・デヴォス(ピアノ)
リヴィア・プルナルは、1969年にルーマニアで生まれ1991年にはロドルフォ・
リピツァー賞ヴァイオリン・コンクールで1等賞に輝くなど神童として早くから
その才能を発揮してきたヴァイオリニストである。プルナルは、このリヒャル
ト・シュトラウスのソナタをメインとして高い技巧を必要とする小品を加えた
プログラムで1676年製のグァルネリを弾きこなしている。1995年3月の録音。

ADW 7351 \2250
カストルでのオルガン・リサイタル ――
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):前奏曲ホ短調
ブクステフーデ:
シャコンヌ ホ短調BuxWV.160、コラール《甘き喜びのうちに》BuxWV.197、
トッカータ ニ短調BuxWV.155
J・S・バッハ:
コラール《ああ人よ、汝の大きな罪を嘆け》BWV.622、
幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
デュプレ:前奏曲とフーガ ロ長調Op.7-1
ジャン・アラン(1911-1940):ジャヌカンの主題による変奏曲、アリア、祈り
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第1番Op.14より 終曲
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)
パヴァーヌ・レーベルのオルガン部門の支柱的存在であるレコウディがフラン
ス、トゥールーズ近郊のカストルで収録を行ったリサイタル・プログラム。
バッハ、ブクステフーデからアラン、ヴィエルヌまでを広くカバー。
1994年の録音。

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