クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-12 No.25

2008年12月31日 18時35分32秒 | Weblog
<3RD RECORDS & PUBLISHERS>
3RD 004 \2800
フランス近代ピアノ作品集-ル・ソワール
ドビュッシー:夢想
ラヴェル:鏡より「悲しい鳥」
ドビュッシー:ノクターン
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
フォーレ:夜想曲 第4番 変ホ長調Op36
フォーレ/鈴木美奈子 編:月の光
セヴラック:水の精と不謹慎な牧神
ラヴェル:組曲「クープランの墓」よりフォルラーヌ
ドビュッシー:バラード
フォーレ:夜想曲 第1番 変ホ短調Op33ー1
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」
ドビュッシー:レントより遅く
鈴木美奈子(P)
録音:2008年9月9、10日 相模湖交流センターホール
鈴木美奈子自信が選曲したコンセプト・アルバム第2弾。今回は、フランス近代
作曲家が描いた夜の世界がテーマ。前回の24節気をフィンランドのピアノ作品で
綴った1st.ソロ・アルバム(3RD 003)も大好評だった鈴木美奈子の粋な選曲は今
回も健在。演奏者自身が編曲したフォーレの月の光はこのアルバムの核となり、
また自らゆかりの地に赴きインスピレーションを得たというフォーレ、ラヴェル、
セヴラックは、音と光を上手く使い静謐さの中に濃厚な闇を感じさせる深みのあ
る演奏です。



<medici arts>~EUROARTS
20 55528(DVD-Video) \2900
PCMステレオ/
字幕:独英仏西
ベートーヴェン:
(1)「レオノーレ」序曲第3番Op.72a
(2)交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
[ボーナス]
ピクチャー・ギャラリー「ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
・イン・リハーサル」
アンゲラ・デノケ(S) ワルトラウト・マイアー(Ms)
ブルクハルト・フリッツ(T) ルネ・パーぺ(Bs)
ベルリン国立歌劇場合唱団(合唱指揮;エーベルハルト・フリードリヒ)
ダニエル・バレンボイム(指)
ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
収録:2006年8月27日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
楽団の創設者ダニエル・バレンボイム率いるウェスト=イースタン・ディヴァン
・オーケストラによる第2弾。ブラームスの第1交響曲がメイン・プロだった2006
年8月20日アルハンブラでのライヴ(20.55538)につづいて、その一週間後に舞台
をベルリンに移して行われたライヴの模様を収めています。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの詩作「西東詩集」より命名された
ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラは、中東諸国(エジプト、イ
スラエル、ヨルダン、レバノン、パレスチナ、シリア)の音楽家で構成されたユ
ース・オーケストラ。その主たる理念「共存への架け橋」の実践を目的として、
アルゼンチン生まれのイスラエルの指揮者ダニエル・バレンボイムとパレスチ
ナ系アメリカ人で文学者、批評家である晩年のエドワード・サイードとによっ
て1999年に設立されました。
アルハンブラ・ライヴでも取り上げた「レオノーレ」序曲第3番のあとにつづい
て取り上げられたのは、ベートーヴェン至高の作、第九交響曲。人類の友愛を
歌い上げて、ただでさえ感動的な内容ですが、かれらが取り上げるに絶好のプ
ログラムといえるでしょう。若く、才能豊かな楽団員たちが、かれらにとって
のカリスマ、バレンボイムの棒に食らい付いて一心不乱に音楽と格闘する様は
自ずと心打たれるものがあります。

20 72338(DVD-Video) \2900
(1)シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D810
(2)ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
ハーゲン弦楽四重奏団【ルーカス・ハーゲン(Vn)
(1)アネッテ・ビク(Vn)
(2)ライナー・シュミット(Vn) ヴェロニカ・ハーゲン(Va) 
クレメンス・ハーゲン(Vc)】
収録:(1)1987年6月26日、7月2日ヴォーラオ・アウグスティノ会司教座聖堂参事
会修道院(オーストリア)
(2)2000年1月26日 モーツァルテウム(ザルツブルク) ライヴ
映像提供:ユニテル
2008年秋の来日も記憶に新しいハーゲン弦楽四重奏団のDVD。発足直後1987年の
ライヴで演奏した「死と乙女」と2000年モーツァルテウムでのラヴェル。「死と
乙女」は今では見ることのできないオリジナル・メンバー、アネッテ・ビクが
参加した演奏。若さ溢れる、初々しい演奏姿が見られます。またラヴェルでは、
作品の持つ夢幻的な雰囲気を実に巧みに表現しています。彼らの研ぎ澄まされた
色彩感覚、圧倒的テクニックで見事な演奏を聴かせてくれます。

20 72298(DVD-Video) \2900
チャイコフスキー:
弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.11、第2番 ヘ長調Op.22
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調Op.73、第8番 ハ短調 Op.110
ボロディン弦楽四重奏団
【ミハイル・コペルマン(Vn) アンドレイ・アブラメンコフ(Vn),
ドミトリー・シェバリーン(Va),ヴァレンティン・ベルリンスキー(Vc)】
収録:1987年10月7-9日ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
映像提供:ユニテル
1945年に結成され何度かメンバー変更を行い、60年以上経った現在でも活動を
続けているボロディン弦楽四重奏団。この2時間に渡るプログラムでは、世界の
弦楽四重奏団をリードしている彼らならではの安定した、また充実した演奏を
披露しています。特にチャイコフスキーとショスタコーヴィチの演奏に定評が
あり、結成当初からショスタコーヴィチ直々に指導を受けるなどボロディンQ.
なしではショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲は語れないとも言われています。
この映像でも風格漂う音楽を構築しています。



<RELIEF>
CR 8002 \1980
MONO
オネゲル:交響的詩篇「ダビデ王」(ドイツ語歌唱)
エルフリーデ・トレチェル(S) ロレ・フィッシャー(A)
ワルター・ルートヴィヒ(T) ジークマール・シュナイダー(Bs)
フェレンツ・フリッチャイ(指)
RIAS交響楽団,RIAS室内合唱団,聖ヘドヴィヒ大聖堂聖歌隊
録音:1952年9月29日,10月1日
フリッチャイ指揮のオネゲル「ダビデ王」は、放送録音の存在は知られていたも
のの、今回初めて音盤化されます。ノーツによると、フリッチャイは1952年9月
のベルリン祝祭週間でこの作品を2回上演、その直後にRIASのために放送録音を
行ったそうです。若き日のフリッチャイらしいピリリとした味が作品にピタリで
す。改訂稿を使用し、歌詞と台詞はドイツ語訳を用いています。

CR 8001 2枚組 \3780
MONO
ヘンデル:「メサイア」(ドイツ語歌唱)
アニー・シュレム(S) ロレ・フィッシャー(A) ルドルフ・ショック(T) 
クルト・ベーメ(Bs)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)ケルン放送交響楽団,
ケルンNWDR合唱団,ハンブルクNWDR合唱団
録音:1953年12月6日
ハンス・シュミット=イッセルシュテットが指揮したヘンデルの「メサイア」
全曲、初出です。S-Iらしい、誠実な音楽作りが「メサイア」にピタリとあって
います。しかもアニー・シュレム、ロレ・フィッシャー、ルドルフ・ショック、
クルト・ベーメと、1950年代の名歌手四人が参加しています。

CR 1911 2枚組 \3780
MONO
トマ:「ミニョン」(ドイツ語歌唱)
ヘルタ・テッパー(Ms ミニョン) 
ルドルフ・ショック(T ヴィルヘルム・マイスター)
ミミ・ケルツェ(S フィリーネ) ゴットロープ・フリック(Bs ロターリオ)ほか
ペーター・マーク(指)
ケルン放送交響楽団,ケルン放送合唱団
録音:1956年12月13ー17日,ケルン
“君よ知るや南の国”で有名なトマの「ミニョン」の録音。指揮は日本でもお
なじみの名匠ペーター・マーク。しかも合唱指揮は、「軍人たち」の作曲家ベ
ルンハルト・ツィンマーマンです。歌手はヘルタ・テッパー、ルドルフ・ショッ
ク、ゴットロープ・フリックとかなり豪華。ドイツ語による歌唱で、台詞部分
は役者が受け持っています。

CR 1912 2枚組 \3780
MONO
ロルツィング:「皇帝と船大工」
ヘルマン・プライ(Br ピョートル大帝) 
ヴィリ・ホフマン(T ペーター・イワノフ)
クルト・ベーメ(Bs ヴァン・ベット) 
マックス・プレープストル(Bs シンダム卿)ほか
ヤン・クーツィール(指)
バイエルン放送交響楽団,バイエルン放送合唱団
録音:1956年,ミュンヘン
ロルツィングの「皇帝と船大工」は、1837年にライプツィヒで初演され、たオペ
ラ。ロシアのピョートル大帝が変装して造船所で働いているが、ロシアから出稼
ぎに来ているペーター・イワノフが皇帝に間違われて騒動になる、というような
お話。初演当時大ヒットになり、今日でもドイツでは人気のあるオペラです。
皇帝を若き日のヘルマン・プライが歌っています。指揮はなんと作曲家ヤン・
クーツィール。
※CDの背の片方(表から見て左側)で、品番が「CR 1923」と誤表示されています。
ご注意ください。

CR 1923 2枚組 \3780
MONO
グノー:「ファウスト」(ドイツ語歌唱)
ペトレ・ムンテアヌ(T ファウスト) ロレ・ホフマン(S マルグリート)
アレクサンダー・ヴェリッチュ(Bs メフィスト) 
ホルスト・ギュンター(Br ヴァランタン)ほか
ヴィルヘルム・シュヒター(指)
ハンブルクNWDR交響楽団,合唱団
録音:1949年11月24ー27日
ルーマニア生まれのテノール、ペトレ・ムンテアヌ(1916-1988)は、1950年代に
Westminster社に多くの録音を残したことで日本でもファンの多い歌手です。し
かしオペラの録音は極めて少なく、この「ファウスト」は貴重。戦後N響を鍛え
直した名匠ヴィルヘルム・シュヒターの逞しい指揮も聞き物です。60年前の録音
とは信じられぬ程、かなり良好な録音状態です。

CR 2004 2枚組 \3780
MONO
レハール:「ジプシーの恋」
リザ・オットー(S ツォリカ) ルドルフ・ショック(T ヨッシ) 
ヨエ・フルトナー(Br ペーター・ドラゴティン)
ヤン・レーエ(T ヨネル) 
ヤルミラ・クシロヴァ(S イローナ・フォン・ケレシャツァ)ほか
フリート・ヴァルター(指)
IASウンターハルトゥング管弦楽団,RIAS室内合唱団
録音:1951年12月15,16日
レハールの「ジプシーの恋」は、1910年1月8日、カール劇場で初演されたオペ
レッタ。大地主の娘ツォリカは、ヨネルという裕福な青年と婚約しているが、
自由に憧れジプシーのヴァイオリン弾きヨッシと結婚しようとするが…という
物語。名作「ルクセンブルク伯爵」とほぼ同時期の作品で、一ヶ月前に初演さ
れたそちらの人気の影に隠れてしまいましたが、エキゾティックな音楽が生き
た名作です。リザ・オットーとルドルフ・ショックという名歌手の出演も嬉し
いもの。

CR 3004 \1980
MONO
エルナ・ザック アリア集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ヴェルディ:「リゴレット」
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」
プッチーニ:「ボエーム」
フロトウ:「マルタ」
ヘンデル:「セルセ」
レハール:「メリー・ウィドウ」
からのアリア
レーガー:マリアの子守歌
マルクス:マリアの歌
グリーグ:白鳥
ブラームス:子守歌
ほか全22曲
エルナ・ザック(S)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)ほか
録音:1934-49年
エルナ・ザック(1898-1972)は、1930年代から50年代にかけて活躍した、ドイツ
のコロラトゥーラ・ソプラノ。「ドイツのナイチンゲール」と称され、全盛期
には4点C音を出したという伝説的な人物です。TELEFUNKEN社への商業録音は復
刻も多くありますが、このCDにはドイツ帝国放送への歌曲(おそらく磁気録音)
や、戦後のDECCA録音といった貴重な音源を多く含んでいます。


CR 5001 2枚組 \3780
“ケルン歌劇場の50年”
ドイツ語以外のオペラでも歌唱は基本的にドイツ語です。原語で歌われている
ものは「原語歌唱」と表示しています。ケルン放送交響楽団(現在のケルンWDR放
送交響楽団)とケルン放送管弦楽団(現在のケルンWDR放送管弦楽団)は別団体です。
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団はケルン歌劇場のピットに入るオーケストラ
で、これらの録音は歌劇場でのライヴ録音と思われます。

J.シュトラウス:「ジプシー男爵」から
アニー・シュレム(S)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1951年12月(MONO)

コダーイ:「糸紡ぎ」から
ハイナー・ホルン(Br)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1965年12月(STEREO)

ロルツィング:「刀鍛冶」から
ケーテ・メラー=ジーパーマン(S)
フランツ・マルシャレク(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1953年6月(MONO)

トマ:「ハムレット」から
フランス・アンダーソン(Br)
フランツ・マルシャレク(指)ケルン放送交響楽団
録音:1961年12月(MONO)

シャブリエ:「教育欠如」から
リタ・バルトス(S) ゴントラン・フェリ・グルーバー(T)
フランツ・マルシャレク(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1965年1月(MONO)

ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」から
ヘルマン・プライ(Br) ベンノ・クッシェ(Bs)
マリオ・ロッシ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1959年2月(MONO)

ワーグナー:「神々の黄昏」から
ゲルト・ニーンシュテット(Bs)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団,
ケルン歌劇場合唱団
録音:1963年11月(MONO)

オッフェンバック:「ホフマン物語」から
ルドルフ・ショック(T)
オイゲン・シェンカー(指)ケルン放送交響楽団
ケルン放送合唱団
録音:1950年9月(MONO)

マイヤール:「隠者の鐘」(「村の龍騎兵」のドイツ語版)から
リゼロッテ・ハンマース(S)
クルト・クレーマー(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1970年6月(STEREO)

ヘンデル:「タメルラーノ」から(原語歌唱)
ヘレン・ドナート(S)
フェルディナント・ライトナー(指)
録音:1966年3月(STEREO)

ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」から
エディト・マティス(S)
リヒャルト・クラウス(指)ケルン放送交響楽団
録音:1961年3月(MONO)

オスカー・シュトラウス:「愉快なニーベルンゲン」から
アルベルト・ヴァイケンマイヤー(T)
フランツ・マルシャレク(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1953年10月(MONO)

キーンツル:「聖書説教師(エヴァンゲリマン)」から
ヴァルブルガ・ヴェーグナー(S) ヘルムート・クレプス(T)
ヘルマン・ハーゲシュテット(指)ヘルマン・ハーゲシュテット管弦楽団
録音:1954年9月(MONO)

J.シュトラウス:「ヴェネツィアの一夜」から
エディト・ケルテス=ガブリ(S)
クルト・クレーマー(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1978年2月(STEREO)

プッチーニ:「マノン・レスコー」から(原語歌唱)
ロベルト・イロスファルヴィ(T)
アルベルト・エレーデ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1967年7月(STEREO)

R.シュトラウス:「サロメ」から
フェリシア・ウェザーズ(S)
イシュトヴァーン・ケルテス(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:1965年9月(MONO)

モーツァルト:「ティートの慈悲」から(原語歌唱)
ヴェルナー・ホルヴェーク(T)
ジョン・プリッチャード(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:1978年5月(STEREO)

シューマン:「ゲノフェーファ」から
ルチア・ポップ(S)
マルティン・メルツァー(指)ケルン放送交響楽団
録音:1976年12月(STEREO)

スメタナ:「キス」から(原語歌唱)
ルチア・ポップ(S)
マルティン・メルツァー(指)ケルン放送交響楽団
録音:1976年12月(STEREO)

ドヴォルザーク:「ルサルカ」から
マンフレート・シュミット(T)
ロベルト・ヴォルフ(指)フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969年9月(STEREO)

スメタナ:「売られた花嫁」から
アニー・シュレム(S)
ラースロー・ショモジ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1958年11月(MONO)

ヴェルディ:「マクベス」から
ヘルベルト・シャハトシュナイダー(T)
マリオ・ロッシ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1963年2月(MONO)

チャイコフスキー:「スペードの女王」から
ヴォルフガング・アンハイサー(Br)
ラルフ・ヴァイケルト(指)ケルン放送交響楽団
録音:1970年2月(STEREO)

グノー:「ザモラの貢ぎ物」から(原語歌唱)
イルゼ・グラマツキ(A)
マルティン・メルツァー(指)ケルン放送交響楽団
録音:1976年12月(STEREO)

フロトウ:「マルタ」から
ヘルマン・ヴィンクラー(T)
クルト・クレーマー(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1968年2月(STEREO)

ドスタル:「最愛の人」から
ゲルリンデ・ローレンツ(S)
クルト・クレーマー(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1971年9月(STEREO)

モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」から(原語歌唱)
デイヴィッド・キューブラー(T)
ジョン・プリッチャード(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:1978年5月(STEREO)

モーツァルト:「後宮からの逃走」から
マルティン・フィンケ(T)
ウルリヒ・ヴェーダー(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:1978年5月(STEREO)

ハイドン:「フィレモンとバウシス」から
ゲオルギーネ・レシック(S) ヨゼフ・プロチュカ(T)
ギュンター・ケール(指)マインツ室内管弦楽団
録音:1982年2月(STEREO)

ボロディン:「イーゴリ公」から
クラウディオ・ニコライ(Br)
ヤーノシュ・クルカ(指)北西ドイツ・フィルハーモニー
録音:1983年1月(STEREO)

オッフェンバック:「ホフマン物語」から
エッダ・モーザー(S)
ジョン・プリッチャード(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ケルン歌劇場合唱団
録音:1980年10月(STEREO)

ドイツを代表する歌劇場の一つ、ケルン歌劇場は、1957年に現在のモダンな建物
に移りました。このCDはそれから50年を記念して、ケルン放送局に残る貴重な録
音を集めたもの(ただし大半は歌劇場のライヴではなく、放送局での録音と思わ
れます)。名歌手や名指揮者の貴重な録音がたくさん含まれています。
注目はクナッパーツブッシュ指揮の「ジプシー男爵」。これは完全な初出音源。
ついでサヴァリッシュ指揮の「神々の黄昏」から。ケルン歌劇場でのサヴァリッ
シュの録音は少なく、これは貴重。さらにクリストフ・フォン・ドホナーニや、
フェルディナント・ライトナー、マリオ・ロッシなどの名指揮者が多数。歌手で
は、ヘルマン・プライ、ルチア・ポップ、エディト・マティス、エッダ・モーザ
ーなどの人気歌手から、残された録音の少ない貴重な実力派まで多数。放送局の
蔵出し音源だけに、音質も上

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08-12 No.24

2008年12月31日 18時34分32秒 | Weblog
<ARTHAUS>
102145(DVD-Video) \3480
日本語字幕なし
ドヴォルザーク・チクルス第6集レクイエム Op.89
演奏:ルチア・ポップ(S)/エヴァ・ランドーワ(Ms)/ヨゼフ・プロチュカ(T)
/ペテル・ミクラシュ(B)
ペテル・アルトリヒテル(指揮)/プラハ交響楽団&合唱団
収録時間:110分
字幕:英語、独語、仏語、伊語
大好評、ドヴォルザーク・チクルスの第6集です。今回はスターバト・マーテル
と並ぶ大作、レクイエムです。ここで注目したいのが、ソリストたち、とりわけ
ソプラノを歌うルチア・ポップでしょう。この映像が収録された年の11月に、
54歳の若さで亡くなってしまった彼女の姿は涙なしに見ることは不可能です。恐
らくこの時には、かなり辛かったのでは・・・と推測されますが、残された命の
炎を燃やし尽くすかのように、最後まで神々しさを保ちこの大曲を歌いきってい
ます。

101325(DVD-Video) 2枚組 \5650
日本語字幕なし
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ
演奏:トリスタン…リチャード・デッカー(T)
マルケ王…マレク・ウォジェコウスキ(Br)
イゾルデ…イオルダンカ・デリロヴァ(S)
クルヴェナール…ウルフ・パウルセン(Br)
ブランゲーネ…アレクサンダー・ペテルザマー(Ms)
ゴロー・ベルク(指揮)/デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー
デッサウ・アンハルト劇場の男声合唱団
収録時間:224分
字幕 :英語・独語・仏語・西語・伊語
演出はヨハネス・フェルゼンシュタイン。ムダのない舞台演出は一見の価値あり
です。立ち姿が、どことなくマリア・カラスを思わせる美貌のソプラノ、デリロ
ヴァのイゾルデの燃え上がる色気、荒削りながらもぐいぐい押しの強いデッカー
のトリスタン。この2人の白熱した演技に魂を抜かれない者はいないはず。幾度
の来日公演でも好評を博す、若き指揮者ゴロー・ベルクは驚くほど手堅くこの濃
厚な音楽をまとめ上げています。

102153(DVD-Video) \3480
日本語字幕なし
オルガンの歴史第4集
収録時間:52分
字幕:西語
マニア垂涎、オルガンの歴史シリーズ第4集です。近代から現代の作品を収録、
こちらも興味深い映像が目白押しです。フランク、ヴィドール、レーガー、メシ
アン、ジャン・アランの作品とともにいよいよ複雑になるオルガンの音楽を紐解
いて行く過程は見るほどに興奮すること間違いなし。登場する演奏家たちは、
マリー=クレール・アラン、ルイ・ロビラール、ルネ・サオルジャン。限界に
挑むかのような白熱した演奏を聴かせます。




<PHOENIX EDITION>
PE-156 2枚組(1枚価格) \2450
メトネル:ピアノ作品集
CD1:
1-8.8つの情景画 Op.1/9-11.ソナタ三部作 Op.11/12-14.3つの小品 Op.31
CD2:
1-8.忘れられた調べ第 1集 Op.38(ソナタ「回想」/優美な舞曲/祝祭の舞曲/川
の歌/田舎風の舞曲/夕べの歌/森の舞曲/回想風に)/9-13.忘れられた調べ第2集
Op.39(瞑想/ロマンツァ/春/朝の歌/悲劇的ソナタ)
演奏:エカテリーナ・デルジャヴィナ(ピアノ)
最近、とみに愛好家の増えているメトネルの作品集です。ロシア生まれとは言う
ものの、母方も父方も祖先はドイツ人。晩年になってようやく正教に改宗したも
のの、やはりその音楽の根底にはドイツロマン派の影響が見受けられるのも彼の
音楽の特徴です。残された作品の多くはピアノ曲で、ロシア的哀愁を帯びた旋律、
堅固な形式感が複雑に入り組んだ豊かな音楽は、朝露に濡れた花びらのような
瑞々しさで聴き手を翻弄します。モスクワ・グネーシン音楽院の教授で、すでに
メトネルの権威として知られるエカテリーナ・デルジャヴィナの説得力ある解釈
には異論の唱える隙がありません。

PE-130 \2450
クジェネーク:室内オペラ「信頼の代償は?」
1-9.室内オペラ「信頼の代償は?」Op.111(クジェネーク自身の台本による)
10-12.ザウターの 3つの歌曲/13-16.4つの歌曲/17-19.3つの歌曲
演奏:イラナ・デイヴィッドソン(ソプラノ)/スーザン・マルッキ(ソプラノ)
/リチャード・クレメント(テノール)/クリストフェレン・ノムラ(バリトン)
/リンダ・ホール(ピアノ)
1945年に4人のメトロポリタン歌劇場の歌手たちの依頼によって書かれたこのオ
ペラ。当時の社会情勢などを考慮して、あくまでもオーケストラを使うことなく、
ピアノ1台で多彩な情景を表現することに尽力した作品(要するに安くあがる)で
すが、結局メトでは初演されることなく、1962年ザールブリュッケンで初めて日
の目をみました。 2組の夫婦の巧妙な掛け合いと、オケに匹敵するほどに雄弁な
ピアノ。既存のオペラの概念とは全く違う世界がここにあります。

PE-131 \2450
現代のホルン協奏曲集
1-2.フライジッツァー(1973-):ホルンと 11人のミュージシャンのための音楽/
3.ハイニシュ(1968-):キマイラ -ホルンと室内アンサンブルのための/4.シュテ
ルク(1968-):…暗黒の中の光の輝き -ホルンとアンサンブルのための/5-8.シュ
ヴェルツィク(1935-):アルプホルンと小管弦楽のための「ケルティック・スタイ
ル」/ 9.ピントス(1965-):フレンチホルンとアンサンブルのための協奏曲
演奏:ヌリ・グアルナシェッリ(ホルン)/アンサンブル“ディ・ライヒェ”/
ゴットフリート・ラブル(指揮)
2005年、ディレクター、ゴットフリート・ラブルと3人の作曲家、フライジッ
ツァー、シュテルク、ハイニシュ(彼らは親友です)が集結。“ディ・ライヒェ”
のために何かできないか相談しました。彼らは「新しい協奏曲」を書くことで
話がまとまり、選ばれた楽器がホルンだったというのです。 19世紀には重要な
役割を負っていたのに、20世紀になってからはあまり活躍の場もないホルンの
ために彼らは目もくらむばかりの超絶技巧を用いた作品を生み出しました。そ
のすばらしい芸術の結晶をウィーン放送交響楽団のメンバーであるグアルナシェ
ッリの名演でお聴きください。

PE-134 \1750
栄光と永劫処罰ヘリベルト・ブロイアーによるピアノ・デュオ編曲集
1.J.S.バッハ:パッサカリア BWV582/2.スヴェーリンク:変奏曲「わが青春はす
でに過ぎ去り」/ 3.ブクステフーデ:葬送の音楽/4-5.ブクステフーデ:前奏曲
とフーガト短調/ 6.モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 K477/
7.魔笛 K622より「コラール」/ 8-9.メンデルスゾーン:前奏曲とフーガニ短調
Op.37/10.ブラームス:コラール前奏曲より「おおこの世よ、私は汝より去らね
ばならぬ」/11-12.レーガー:序奏とパッサカリア
演奏:フリードリヒ・トーマス&ハンスヤコブ・ステームラー(ピアノ)
一見、あまり関連のなさそうな曲のラインナップですが、これを通して聴いてみ
るとまるで目からうろこが落ちるかのように、アルバムの存在価値がわかること
でしょう。本来なら華やかに響き渡るピアノ・デュオも、ここでは沈んだ音色に
終始します。過ぎゆくもの、去りゆくものに捧げる音楽集。重々しい響きの向こ
うに天の采配が見えてくるでしょう。

PE-143 \2450
トランペットとオルガンのための作品集
1.メシアン(1908-1992):ニワムシクイ/ 2.ツビンデン(1917-):ディアローグ
Op.50/3.ショスタコーヴィチ(1906-1975):パッサカリア Op.29/4-7.エベン
(1929-2007):窓/8.ジョリヴェ(1905-1974):アリオーソ・バロッコ/ 9.エスケ
シュ(1965-):エヴォケーションII/ 10.トマジ(1901-1971):クスコの聖なる週間
/ 11.ソーゲ(1901-1989):決して滅することはない/ 12.武満徹(1930-1996):
径-ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に
演奏:ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)
イヴェタ・アプカルナ(オルガン)
あまり聴く機会のないトランペットとオルガンの共演です。それも選ばれている
のは、すべて20世紀以降の作品という興味深いもの。共に「神の声」である2つ
の楽器の織りなす不思議な響きと、まばゆいばかりの音のきらめき。これは思い
がけず深い感銘をもたらすことでしょう。名手ラインホルトの超絶技巧が炸裂す
ることは言うまでもありません。

PE-149 \2450
アッシジのクリスマス・カンタータ集
1-5.メラーニ(1639-1703):ソナタ第5番/6-9.ポルポラ(1686-1768):ソプラノ
・ソロのためのモテット「輝く星」/ 10-17.ベネデッティ(1683-1746):羊飼い、
あるいは汝/ 18-22.デル・フィナル(1700頃):モテット「歓喜のように」/
23.ベネデッティ:サルヴェ・レジーナ/ 24-26.ラッツァーリ(1678-1754):生誕
のためのモテット/ 27-32.コレッリ(1653-1713):合奏協奏曲「クリスマス協奏
曲」Op.6-8
演奏:ルート・ツィーザク(ソプラノ)/ラインホルト・フリードリヒ(トランペッ
ト)/インゲボルク・ダンツ(アルト)/ラルテ・デル・モンド
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
各地の図書館が所蔵する過去700年に及ぶ資料のなかから「知られざる作品」を
探しだし録音するプロジェクトの一つが ,この「アッシジのクリスマス」です。
聖地として知られるアッシジはナポリ音楽の伝統に影響を受けつつも(その地の
ほとんどの音楽家はナポリから来ていた)独自の文化を育んできました。コレッ
リ以外の名前は、ほぼ無名と言っても差支えありませんが、どの音楽も優美で
敬虔。クリスマスの喜びを心から歌い上げています。




<DACAPO(MARCO POLO)>
8.226056 \1780
タヴァナーとチューダー朝の音楽第2集 "汝三位一体に栄光あれ "
1.神よ感謝します/2.フェアファックス:マニフィカト・レガーレ/ 3.ベネディ
クタ・シット/4.タヴァナー:グロリア/ 5.ホワイト:主して日なるキリスト
(III)/6.主よ、御身は祝福されたもう/7.タヴァナー:クレド/8.ホワイト:主
して日なるキリスト(IV)/9.汝三位一体に栄光あれ/10.タヴァナー:サンクトゥ
ス/ 11.タヴァナー:ベネディクトゥス/ 12.バード:光なり日なるキリスト/
13.燃えるような太陽が離れゆくとき/14.タヴァナー:アニュス・デイ/15.タリ
ス:光の消ゆる前に
演奏:アルスノヴァ・コペンハーゲン/ポール・ヒリアー(指揮)
第1集も好評だった「タヴァナーとチューダー朝の音楽」の第2集です。本当に純
粋で美しいハーモニーで歌われるシンプルな聖歌と、16世紀に活躍した音楽家た
ちの賛歌を併せて演奏するという試みはここでも大成功。聴き手の精神を根底か
ら揺さぶるような原始的な感動に包まれること間違いありません。

8.226525 \1780
モーテン・オルセン(1961-):イン・ア・サイレント・ウェイ
1.カタ/2.イン・ア・サイレント・ウェイ/ 3-8.ORYQ(ゆっくりと/とてもとて
もゆっくり/少し重々しく/とてもゆっくり/うるさく/ゆっくりと)/9.イクトゥス
演奏:エスビェア・アンサンブル/クリストファー・オースティン(指揮)
現代デンマークで繁栄している音楽を見ると、たくさんの才能がひしめき合って
いるため、どんな事でも可能であるような錯覚を覚えるかもしれません。中でも
傑出した才能を有しているのがこのオルセンです。彼の審美眼の確かさはここに
収録された4つの作品にも明らかです。様々な音をあちこちに置いてその価値を
一つ一つ確かめるかのような「イン・ア・サイレント・ウェイ」は偏執的で倒錯
的な快感にまみれたい時に良い音楽のような気がします。伝統にとらわれない新
しいものを探すことの喜びを。

8.224709 \1780
レイフ・カイサ(1919-2001):
1.交響曲第1番(1937-38)/2-5.交響曲第4番(1945-63)
演奏:オルボア交響楽団/マティアス・アシュバッハー(指揮)
デンマークの作曲家、レイフ・カイサは数多くのオルガン作品と4つの交響曲で
知られています。輝かしい経歴の途中で僧籍に入ってしまったのですが、それま
ではデンマークの若き才能の中でピカイチの存在でした。第 1番の交響曲は19歳
の時の作品。4つの部分からなる単一楽章の短い曲ですが、同時期の作曲家たち
の作風とは明らかに違う独自性の高い響きを持ち、かつ決して聴きにくいもので
もない優れものの音楽です。第4番は巨大な規模の堂々たる作品。特に陰鬱で荘
厳な第3楽章が聴きどころです。




★NAXOS DVD 音楽の旅シリーズ
2.110527(DVD-Video) \2100
音楽の旅シリーズ イギリス
収録曲:エルガー:創作主題による変奏曲「エニグマ(謎)」/弦楽のためのセレ
ナーデ/威風堂々/愛のあいさつ

2.110528(DVD-Video) \2100
音楽の旅シリーズ ロンドン
収録曲:ハイドン:ロンドン交響曲より

2.110529(DVD-Video) \2100
音楽の旅シリーズ スコットランド
収録曲:メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」/交響曲第 番イ短調「ス
コットランド」

2.110530(DVD-Video) \2100
音楽の旅シリーズ ロシア
収録曲:チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調/弦楽のためのセレナーデ

2.110531(DVD-Video) \2100
音楽の旅シリーズ チェコ
収録曲:スメタナ:連作交響詩「わが祖国」/ドヴォルザーク

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08-12 No.23

2008年12月26日 17時51分42秒 | Weblog
<BMG JAPAN>
国内盤仕様
●RCAレッド・シール・アルティメイト・リマスタリング・エディション
XRCD24053【xrcd-SHM-CD仕様: 限定生産】 \3465
リヒャルト・ワーグナー
歌劇「さまよえるオランダ人」:序曲
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」:第1幕への前奏曲
楽劇「トリスタンとイゾルデ」:第1幕への前奏曲[演奏会用エンディングによる]
歌劇「タンホイザー」:序曲
[演奏] エーリヒ・ライスドルフ(指揮)  ボストン交響楽団
[録音]1967年10月30日(1&2)、1967年12月19日(3)、
1967年12月19日&22日(4)、
ボストン、シンフォニー・ホール
[オリジナル・プロデューサー] リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア] アンソニー・サルヴァトーレ  
[オリジナル・マスター]3チャンネル    
[リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVC)
[初出]LSC-3011(1968年5月発売)   
[日本盤初出]SRA-2506(1968年9月発売)
【世界初CD化】
ウィーン生まれの巨匠、エーリヒ・ラインスドルフ(1912-1993)は、1962年にミュ
ンシュの後任としてボストン交響楽団の音楽監督に就任、1969年まで7シーズン
にわたってその地位にあり、精密精緻を極めた指揮で、私情を排したストレート
な音楽作りを行ない、前任者と際立った対照をなした。戦前のザルツブルク音楽
祭でトスカニーニのアシスタントをつとめたことからもその音楽性が窺い知れよ
うが、レパートリー面でも、ミュンシュがあまり取り上げなかったハイドンやモ
ーツァルトなどの古典派、ブルックナー、マーラーやプロコフィエフの作品を積
極的に演奏して、オーケストラの機能をより多彩に拡大している。録音面では、
ボストン在任中、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン、ブラームス、シュ
ーマン、ブルックナー、マーラー、プロコフィエフの交響曲、ワーグナー、コダ
ーイ、ストラヴィンスキーの管弦楽曲、ルービンシュタイン、ブラウニングらと
の協奏曲、モーツァルト、ブラームス、ヴェルディのレクイエムにいたる、大量
の録音をRCAに残している。
ラインスドルフのボストン響録音は、LPではRCAが開発したばかりのダイナグル
ーヴ・システムでカッティングされていたため、ひずみ感を少なくするためダイ
ナミック・レンジが平均化されてしまう傾向があり、その真価が十分に認識され
なかった。しかし、リビング・ステレオ期の経験を経て完成の域に達していた
RCAの3チャンネルの収録技術は、ラインスドルフの指揮が生み出す多彩な木管の
色彩感や、規律の取れたボウイングによるしなやかに引き締まった弦楽パートの
響きなどを余すところなく捉え、音響効果抜群のボストン・シンフォニー・ホー
ルに響くオーケストラの細部の明晰さとマスの迫力の絶妙なバランスを再現する
ことが出来ていたのである。それゆえオリジナル・マスターから直接リマスタリ
ングされるようになったCD時代になってようやくその真価が認められるようにな
った。1968年録音の当アルバムは、ラインスドルフが得意としたワーグナーの
オペラの管弦楽曲を集めたもの。第2次世界大戦中にメトロポリタン歌劇場でワ
ーグナー上演を一身に担い、その音楽語法に精通していたラインスドルフは、自
ら「指環」や「パルジファル」から演奏会用のオーケストラ抜粋版を編むほどの
こだわりを持っていた。ここでは、ワーグナー中期のオペラの序曲と前奏曲が
4曲選ばれており、細部まで緻密に配慮をこらしてワーグナーのオーケストレー
ションの粋を見事に再現している。特に、対位法的楽想を明解に際立たせた「マ
イスタージンガー」、ボストン響のシルキーで官能的な弦をたっぷり生かした
「トリスタン」は名演。なお「トリスタン」は、比較的珍しいワーグナー自身
による演奏会用のエンディングを使用している。
解説:満津岡信育

JMXR24016S【xrcd-SHM-CD仕様: 限定生産】 \3465
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1894)
1.序曲「1812年」Op.49
フランツ・リスト(1811-1886)
2.メフィスト・ワルツ
(レーナウの「ファウスト」によるエピソード:村の居酒屋の踊り)
ヤロミール・ヴァインベルガー(1896-1967)
3.歌劇「バグパイプ吹きのシュヴァンダ」-ポルカとフーガ
ベドルジーハ・スメタナ(1824-1884)
4.歌劇「売られた花嫁」序曲
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)
5.「謝肉祭」序曲Op.92
[演奏]  フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
[録音] 1955年12月10日(2)、1955年12月12日(4)、
1956年1月7日(1、3、5)、 シカゴ、オーケストラ・ホール
[マスター] オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー] リチャード・モア  
[オリジナル・レコーディング・エンジニア] ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア] 瀧口博達   
[LP初出] LM-1999[1956年12月(モノラル盤)]
「ライナー・サウンド」と並び、フリッツ・ライナー指揮するシカゴ交響楽団に
よるオーケストラ名曲集として、発売以来演奏・録音面で高く評価されてきたア
ルバム。チャイコフスキーをはじめとするスラヴ系の作曲家による華やかなオー
ケストラ・ショウピースを集めたものである。
小品だからといって一瞬たりとも気を抜かないのがライナーの流儀。細部まで完
璧に音化されていくさまは、鮮やかというほかない。「メフィスト・ワルツ」
「謝肉祭」「売られた花嫁」における大胆なまでの緩急自在さ、ユーモアたっぷ
りの「シュヴァンダ」のポルカとフーガ、そして大胆なカットが施され、筋肉質
なまでに引き締まった「1812年」序曲と、ライナー美学が徹底した名演奏ぞろい
である。全盛期を迎えていたシカゴ響の豊かな響きをバランスよく見事に捉えき
ったリチャード・モーア+ルイス・レイトンによる録音もベストといえる出来栄
えである。なお、ジャケットとは裏腹に、「1812年」には大砲の音は使用されて
いない。
解説:小石忠男ほか




<Melodiya>
MELCD 1001077 6枚組 \5700
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 ――
弦楽八重奏のための《2つの小品》Op.11*/ピアノ五重奏曲ト短調Op.57+
ボロディン・クヮルテット
〔ミハイル・コペルマン(ヴァイオリン)、アンドレイ・アブラメンコフ(ヴァ
イオリン)、ドミトリー・シェバリーン(ヴィオラ)、ワレンチン・ベルリンス
キー(チェロ)〕、スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)+、プロコフィエフ・
クヮルテット*
1945年の結成から60数年という世界でも類を見ない長大な歴史を持つロシア
の弦楽四重奏団、ボロディン・クヮルテット。アンサンブルの歴史そのもの
であり、結成当初から2007年まで生ける伝説として活躍を続けてきたチェリ
スト、ワレンチン・ベルリンスキーが去る2008年12月15日に83歳で逝去。
もちろんベルリンスキーがチェロを務めているこのショスタコーヴィチ全集
は、ドゥビンスキーとアレクサンドロフがヴァイオリン奏者だったオリジナ
ル・メンバー時代の選集録音(第1番-第13番)に続く全集録音であり、ボロディ
ン・クヮルテットの代表的名演の1つとして高く評価されてきたもの。
亡命したドゥビンスキーの後を継ぎ、現在はアンサンブルを離れて自ら弦楽
四重奏団を設立したコペルマンのヴァイオリンや、今は亡きベルリンスキー
のチェロ、そして「ピアノ五重奏曲」でのリヒテルのピアノなど、オリジナ
ル・メンバーの選集とはまた違った魅力を持った歴史的な全集である。
1978年-1983年の録音。紙製スリムボックス仕様。



<EINSATZ RECORDS>
EZCD 020 \2300
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ポンセ:ヴァイオリン協奏曲
ヘンリク・シェリング(Vln)
エルネスト・ブール指揮、コンセール・コロンヌ
シェリングはこのシベリウスとポンセの協奏曲を幾度か録音しているが、こ
の録音は1951年、シェリング33歳時のものである。北欧とラテンという実に
ユニークなカップリングであるが、両曲とも後年の録音に比べ、スケール感
よりは若さが前面に出たストレートな演奏といえる。その点で我々が知る真
摯なシェリングとはひと味もふた味も違う、直情的ともいえるシェリングを
聴く事ができる。
原盤:仏DISCOPHILES FRANCAIS DF181-182からの復刻。録音:1950年初頭
国内盤仕様…日本語帯付、裏面の曲目トラックリストも日本語併記 簡単な
解説も封入しております




<Victor Creative Madia>
JM-XR 30004(XRCD) 2枚組 \4200
ブルックナー:交響曲第5番(原典版)
朝比奈隆(指揮) 東京都交響楽団
1980年9月3日、東京カテドラル聖マリア大聖堂、ライヴ録音





<TOWER RECORDS>
●Tower Records Original VINTAGE COLLECTION SPECIAL
PROA 232 \1000
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
シューマン:ピアノ協奏曲
マルタ・アルゲリッチ(pf)
チョン・ミュンフン指揮、
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団

PROA 233 \1000
ツェムリンスキー:叙情交響曲
ユリア・ヴァラディ(Sop)
ディ-トリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ロリン・マゼール指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

PROA 234 \1000
春は来たりぬ - 中世イタリアの音楽
ランディーニ:
春は来たりぬ、美しさとやさしさの、愛よ この乙女を、ああ いっておくれ、
いとしき人よ、黄金色に輝くお下げ髪は、いとしき人よ あなたの旅立ちは
作者不詳:
トリスタンの嘆き、トロット、2つのサルタレッロ、私が公爵を見ると、
マンフレディーナ、イスタンピッタ・ゲッタ、白い花
ピエロ:甘き望みを持ちて
ダ・テラーノ:ロゼッタ
ダ・フィレンツェ:犬を引き連れ、さあ おあげなさい
ダ・ボローニャ:私が不死鳥だった時
デイヴィッド・マンロウ指揮、古楽コンソート

PROA 235 \1000
スティーヴ・ライヒ:6台のピアノ
テリー・ライリー:インC
ピアノ・サーカス

PROA 236 \1000
ギャヴィン・ブライアーズ:タイタニック号の沈没
バラネスク四重奏団
イギリス実験音楽界の一翼ブライアーズの代表作 タイタニック号の犠牲者に
捧げたレクイエム


●Tower Records Original VICTOR HERITAGE GOLLECTION
NCS 631 4枚組 \3000
ブルックナー:交響曲選集
朝比奈 隆 指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団、他
収録曲 第4番「ロマンティック」《ハース版》
日本フィルハーモニー交響楽団(1980.5.12)
第7番《ハース版》
東京交響楽団(1980.9.26)
第8番《ハース版》
大阪フィルハーモニー交響楽団(1980.10.24)
序曲 ト短調 
新日本フィルハーモニー交響楽団(1980.6.4) 
東京カテドラル聖マリア大聖堂録音

NCS 635 2枚組 \1500
諸井誠の世界(初CD化)
ピアノ協奏曲第1番、ピアノのためのαとβ作品12、以呂波譬喩八題、
尺八の為の音楽 尺八と弦楽合奏、打楽器の為の協奏三章、
対話五題-二本の尺八のために、竹籟五章尺八本曲
小林仁(pf)若杉弘指揮、読売日本交響楽団/酒井竹保(尺八)藤舎呂悦(小鼓)
望月太明一郎(大鼓)秋山和慶指揮、東京ゾリスデン、他

NCS 637 2枚組 \1500
日本の室内楽(初CD化)
林光:ラプソディー No.1、ラプソディー No.2
間宮芳生:セレナーデ、九人の奏者のための協奏曲
八代秋雄:弦楽四重奏曲
バーバー:弦楽四重奏曲 作品11
スカルソープ:弦楽四重奏曲第6番
黒沼ユリ子(Vln)林光(pf)/徳永二男(Vln)岩崎淑(pf)西内荘一(Vc)
平田恭子(Sop)秋山和慶指揮、東京ゾリスデン/巖本真理弦楽四重奏団、他

NCS 639 2枚組 \1500
豊田耕兒の芸術 Vol.3 -ヴァイオリンソナタ集(初CD化)
ベートーヴェン:
ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」、第5番「スプリング」
シベリウス:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ
シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番
フランク:ヴァイオリンソナタ
豊田耕兒(Vln)ロサール・プロダック、イェルク・デムス(pf)




<Berlin Classics>
BC 1637 \2380
ピュア・メンデルスゾーン
メンデルスゾーン:ピアノ曲集
無言歌よりOp.53-3「胸騒ぎ」、Op.53-2「浮き雲」、Op.67-3「巡礼の歌」、
Op.30-6「ヴェネツィアの舟歌第2」、Op.67-5「羊飼いの訴え」、
Op.85-4「エレジー」、Op.19-1「甘い思い出」、Op.19-3「狩りの歌」、
Op.38-2「失われた幸福」、Op.102-2「追想」、Op.67-4「紡ぎ歌」、
ロンド・カプリチオーソOp.14、ピアノ小品ト短調、
アルバムの綴り「無言歌」Op.117、厳格な変奏曲Op.54、他
セバスチャン・クナウアー(pf)

BC 18463 2枚組 \2380(1枚価格)
ブルックナー:
ミサ曲へ短調、ミサ曲ホ短調(1882年版)、テ・デウム(1884年版) 
ハインツ・レーグナー指揮、ベルリン放送管弦楽団
マグダレーナ・ハヨーショバー、ローズマリー・ラング、
ペーター=ユルゲン・シュミット、
ヘルマン・クリスティアン・ポルスター、他

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08-12 No.22

2008年12月26日 17時51分15秒 | Weblog
<Concept>
―新レーベル・コンセプトのご案内―
ドイツ、ラインガウの音楽出版社カペラ・ムジーク・プロダクションのCD制作
部門としてコンセプト・レーベルは生まれました。プロデューサーのロベルト・
マイカ=トラウトマン氏は現地音楽界の重鎮。またSWRと非常に密接であり、年
間7-8タイトルが予定されています。

CNT 0001 \2080
日本語解説付
(1)ブラームス:交響曲第1番
(2)マルティヌー:交響曲第4番
クラウス・テンシュテット(指)
シュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)1976年9月24日ゲッピンゲン市立劇場ライヴ
(2)1973年4月26日シュトゥットガルト放送スタジオセッション
今や伝説的巨匠テンシュテットの珍しいチェリ時代のシュトゥットガルトをふ
った驚きの録音。これぞテンシュテットのブラームスといいたくなるような、
厚みのあるあたたかな弦楽器の美音にも打たれますが、木管楽器の美しさも圧
巻です。マルティヌーはテンシュテットの新発見のレパートリーで、第二次大
戦終結の喜ばしい気分で作られた曲のようで演奏が曲を超えるとはこのことで
しょうか。大変な演奏となっております。



<BBC LEGENDS>
BBCL 4251 \2180
ステレオ
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
ホルへ・ボレット(P)
クラウス・テンシュテット(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1990年5月6日(2)1984年10月7日以上ロンドン、ロイヤル・フェスティ
ヴァル・ホール(ライヴ)
すべてBBCアーカイヴ音源よりの復刻で正規初出。テンシュテットはブラームス
の第1番を同じく手兵LPOと1983年にスタジオ・セッションで録音していますが、
なんといってもこのたびのポイントは彼らの真骨頂であるライヴという点に尽
きるといえます。ちなみにすでにCD化されている当日前半のプログラム、チョン
・キョンファ独奏のブルッフ第1協奏曲も壮絶きわまりないものですが、ここで
も全身全霊を音楽に傾ける姿勢が、第3番(BBCL.4167)同様に顕著な内容となって
います。
シューマンの協奏曲は、ウェーバーの「オベロン」序曲に続いて、シューベルト
の「グレイト」と同日におこなわれたもの(BBCL.4195)。同曲をシャイーとスタ
ジオ・セッション(1985年)で残すボレットもまたスタジオ録音よりはライヴで
真価を発揮する名うてのヴィルトゥオーゾ。シューマンの狂気は、テンシュテッ
トとの顔合わせであるこちらのほうがはるかに色濃いといえるでしょう。いずれ
も音質良好で、ファンを釘付けにするのは必至と思われます。

BBCL 4249 \2180
モノラル
(1)ニールセン:交響曲第3番ニ短調Op.27「ひろがりの交響曲」
(2)シベリウス:交響曲第5番変ホ長調Op.82
(3)[ボーナストラック]ロバート・シンプソンによるホーレンシュタインへの弔辞
(1)アレクサンドラ・ブラウニング(S),コリン・ホイットレー(Br)
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)
BBCノーザン交響楽団
録音:(1)1970年10月30日マンチェスター、タウン・ホール(ライヴ)
(2)1970年10月31日シェフィールド、シティ・ホール(ライヴ) (3)1973年
巨匠ホーレンシュタインがスケールゆたかに描く北欧のシンフォニー2題。これ
らは、ホーレンシュタインによるマーラー第3番や第6番の名録音で知られる、
Unicorn社のオーナーでプロデューサー、ジョン・ゴールドスミスによって収録
されたもので、ともにIntaglio(廃盤)よりリリースされたことがありますが、
久々のカタログ復活となります。
ホーレンシュタインにとって、ニールセンは第3番のほか、交響曲では第5番と第
6番、クラリネット協奏曲やオペラ「サウルとダヴィデ」などの録音も残してい
るように、たいへん得意としていた作曲家。いっぽう、ひんぱんに第2交響曲や
ヴァイオリン協奏曲を取り上げていたシベリウスですが、第5交響曲はホーレン
シュタイン唯一無二の録音にあたるものです。なお、ボーナスとして、作曲家で
指揮者の友人でもあったシンプソン(1921-1997)が1973年、ホーレンシュタイン
の死に寄せて述べた弔辞を収録しています。

BBCL 4252 \2180
モノラル
(1)ブラームス:二重協奏曲イ短調Op.102
(2)ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調Op.56
イェフディ・メニューイン(Vn) モーリス・ジャンドロン(Vc) 
へフツィバ・メニューイン(P)
イシュトヴァン・ケルテス(指)ロンドン交響楽団
録音:1964年6月10日コルストン・ホール(バス音楽祭におけるライヴ)
往年の名手ジャンドロンとメニューインはソリストとしてはもちろん、その妹の
ヘフツィバを加えてじつに25年もの間トリオとしての活動でも名を馳せました。
これはかれらが一同に会し、ブラームスとベートーヴェンとによる多重協奏曲の
きわめつけの2作品を取り上げた注目のライヴを収めたものです。この翌年LSOの
首席指揮者に就任するケルテスのダイナミックなアプローチも聴きどころとなっ
ており、モノラルながら迫力も十分です。名エンジニア、リチャード・ランドー
による録音。

BBCL 4253 \2180
モノラル
ストラヴィンスキー:
(1)バレエ「アゴン」
(2)3楽章の交響曲
(3)バレエ「ミューズの神を率いるアポロ」
(4)バレエ「火の鳥」よりフィナーレ
イーゴル・ストラヴィンスキー(指)BBC交響楽団
録音:1958年12月10日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
BBCアーカイヴ音源よりの正規復刻。ストラヴィンスキーの自作自演はこれまで
にも数多くの録音で知られていますが、これは1958年に作曲者がBBC響を振った
ライヴ。1928年の「アポロ」、1946年の「3楽章の交響曲」、そして1957年の
「アゴン」というように、「火の鳥」をのぞいて、すべてみずからの指揮で初
演した作品を取り上げています。なかでも、前年に完成をみたばかりの「アゴ
ン」では同時代の生々しい香りを感じ取れます。モノラルながらクリアな音質。

BBCL 4250 \2180
ステレオ
正規初出
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
(2)同:「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調Op.35
(3)スクリャービン:練習曲嬰ヘ短調Op.8-2
(4)同:練習曲嬰ハ短調Op.2-1
(5)同:5つの前奏曲Op.74
(6)ラヴェル:水の戯れ
(7)同:道化師の朝の歌
(8)プーランク:パストゥレル
エミール・ギレリス(P)
録音:1980年11月20日チェルトナム、タウン・ホール(ライヴ)
BBCアーカイヴ音源よりの正規復刻。BBC LEGENDSでは、1957年&1959年ロンドン
・リサイタル(BBCL.4015)以来となる「鋼鉄のピアニズム」ギレリスのアルバム。
1980年といえばギレリスが世を去る5年前、晩年はロシア国内に留まっていたた
め、おそらくは西側における最後の時期の活動を収めたものとしても貴重です。
プログラムはほとんどすべてほかに録音があるものですが、やはりギレリスの
ベートーヴェンは最高。音楽と演奏とがかくも高いレベルで結びついた例は稀と
いうほかありません。おそろしく繊細なニュアンスが絶品のスクリャービン、磨
き抜かれた硬質のタッチで描かれるラヴェルの美しさも際立っています。ここに
は名教師ネイガウス門下でリヒテルと名声を分かち合った偉大な個性の姿が刻ま
れています。これはピアノ好きにはたまらない内容といえるでしょう。




<LSO Live>
LSO 0671(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ジェイムズ・マクミラン:聖ヨハネ受難曲(世界初演)
クリストファー・モルトマン(Br キリスト)
ロンドン交響合唱団(合唱指揮;ジョセフ・カレン)
ロンドン交響楽団
サー・コリン・デイヴィス(指) *英語とラテン語による歌唱
録音:2008年4月27日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン / バランス・エンジニア:ジョナサン
・ストークス
楽団のプレジデント、デイヴィスによるLSO Live最新アルバムは、マクミランの
「聖ヨハネ受難曲」世界初演ライヴ。2007/08のシーズンに80歳の誕生日を迎え
るデイヴィスのためにLSOによって、ロイヤル・コンセルトへボウ管(ベイヌム財
団)、ボストン響そしてベルリン放送合唱団と共同で、マクミランに委嘱された
完全新作です。




<medici arts>
20 50098(DVD-Video) \3700
字幕:伊英独仏西
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
ダニエラ・デッシ(S アドリアーナ・ルクヴルール)
セルゲイ・ラリン(T マウリツィオ)
カルロ・グエルフィ(Br ミショネ)
オルガ・ボロディナ(Ms ブイヨン公妃)
ジョルジョ・ジュゼッピーニ(Bs ブイヨン公爵)
ほか
ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
演出:ランベルト・プッジェッリ
装置:パオロ・ブレーニ
衣装:ルイザ・スピナテッリ
収録:2000年1月,ミラノ,スカラ座
2001年1月にスカラ座で上演されたチレーアの「アドリアーナ・ルクヴルール」
の映像です。タイトルロールのダニエラ・デッシを筆頭に、オルガ・ボロディ
ナ、カルロ・グエルフィと強力なキャストが集められています。ことに、2008
年1月に51歳の若さで惜しくも亡くなってしまったセルゲイ・ラリンのマウリ
ツィオは、今となっては貴重な記録となってしまいました。ランベルト・プッ
ジェッリの演出は、映像で見ても舞台の豪華さ、美しさに見惚れてしまうほど。
スカラ座で10年以上に渡って用いられたほど好評だったのも頷けます。

20 55728(DVD-Video) \2900
字幕:英、独、仏語
ストラヴィンスキー:春の祭典
振付:ウヴェ・ショルツ
出演:ジョヴァンニ・ディ・パルマ(ソリスト) 木村規予香(ソリスト)
ライプツィヒ・バレエ団
ヘンリク・シェーファー(指) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
収録:2003年2月、ライプツィヒ歌劇場(ライヴ)
ドキュメンタリー「ソウルスケイプ-振付師ウヴェ・ショルツ」
2004年に45歳の若さで亡くなったドイツ人振付師ウヴェ・ショルツによる「春の
祭典」。振付師としての最後の年となった2003年収録。ソリストは、ウヴェ・
ショルツ氏の信頼が厚かったジョヴァンニ・ディ・パルマと木村規予香。現在の
ライプツィヒ・バレエ団の躍進はウヴェ・ショルツ氏の力によるものが大きかっ
たと言えるでしょう。ドキュメンタリーではウヴェ・ショルツの振り付け観に迫
った見応えのあるもの。
木村 規予香(きむら きよこ)
マリカ・ベゾブラゾバ モンテカルロ王立バレエ学校に留学。ローザンヌ国際バ
レエコンクール日本からの参加者では初のプロフェッショナル賞受賞をきっかけ
に翌年フランクフルトバレエ団に入団。
シュツットガルトバレエ団に入団後ソリスト契約を結ぶ。在団中数多くの海外公
演をこなし、またモーリス・ベジャール、ジョン・ノイマイヤー、マッツ・エッ
ク、ジリ・キリアンなど著名な振り付け家の作品を数多く踊る。日本 冬季長野
オリンピックの開会式イベントでプリンシバルとして出演。ライプチッヒバレエ
団へ移籍ソリスト契約の後、プリンシバル契約を結ぶ。ドイツ国内にとどまらず
世界で高い評価を得る。
ジョヴァンニ・ディ・パルマ(Giovanni Di Palma)
ローマ国立アカデミーにて学ぶ。ローマ歌劇場、ニースオペラ劇場、ドレスデン
バレエ団、ライプツィヒ・バレエ団にて踊る。2001年よりライプツィヒ・バレエ
団監督、ウヴェ・ショルツによってプリンシパルに昇格。

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08-12 No.21

2008年12月25日 15時02分44秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4778114 6枚組 \5400
「アンドレ・プレヴィン-セレブレーション」
1)ラヴェル:歌劇《子供と魔法》全2幕
ロンドン交響楽団&合唱団(録音:1997年)
2)ラヴェル:バレエ《マ・メール・ロワ》全曲
ロンドン交響楽団(録音:1997年)
3)プレヴィン:二重協奏曲(ウ゛ァイオリンとコントラバスのための)
アンネ・ォフィームター(Vn)/ローマン・パトゴロ(Cb)
ボストン交響楽団(録音:2007年)
4)プレヴィン:ピアノ協奏曲
ヴラディーミル・アシュケナージ(p)
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団(録音:1988年)
5)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
チョン・キョン・ファ(Vn)/ロンドン交響楽団(録音:1975年)
6)ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調
ロンドン交響楽団(録音:1992年)
7)コルンゴルト:交響曲 へ長調 作品40
ロンドン交響楽団(録音:1996年)
8)コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 作品35
アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)/ロンドン交響楽団(録音:2003年)
9)プレヴィン:ヴァイオリン協奏曲 《アンネ・ゾフィー》
アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)/ボストン交響楽団(録音:2002年)
10)プレヴィン:ディッキンソンの3つの歌
ルネ・フレミング(S)/アンドレ・プレヴィン(p)
11)プレヴィン:ディヴァージョンズ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:2000年)
12)プレヴィン:歌劇《欲望という名の電車》-潮の香りがする
ルネ・フレミング(S)/サンフランシスコ歌劇場(録音:1998年)
2009年に80歳を迎える巨匠アンドレ・プレヴィン。演奏家としても、作曲家と
しても、ジャンルを超えた幅広い活躍をしてきた彼ですが、本作は指揮者とし
ての偉業を振り返る企画。DGにも数多く残されている彼の名録音の中から、今
回は、ラヴェルのオペラ《子供と魔法》、バレエ《マ・メール・ロワ》、他プ
レヴィン自身の作品も交え、ヴァリエーション豊かなロクオンを収録。甘美な
音色と、透明なアンサンブルが描く、極上のプレヴィン・サウンドをお楽しみ
ください。


<DECCA>
743328(Blu-ray) \3880
ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクヮーレ》全曲
ルッジェーロ・ライモンディ(ドン・パスクアーレ)
イサベル・レイ(ノリーナ)
ファン・ディエゴ・フローレス(エルネスト)
演出:グリシャ・アサガロフ
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:ネッロ・サンティ
収録:2006年 チューリヒ歌劇場
すでにDVDは2007年7月にリリースされているフローレスのドニゼッティ:歌喜
劇《ドン・パスクヮーレ》がブルーレイで登場。2006年にチューリヒ歌劇場で
上演されたライヴ映像で、愛と笑いとユーモアたっぷりの舞台を収録していま
す。フローレスは一世代前には高音のためカットされた箇所も見事に歌いこな
し若くて魅力的なエルネスト役を好演。伝統的かつ創造的なアサガロフの演出
で大好評を博した舞台です。
ノリーナ役にはバルセロナ出身のイサベル・レイを起用し、タイトル・ロール
のドン・パスクヮーレは、役者としてもきわめてすぐれたルッジェーロ・ライ
モンディ、そして指揮はイタリア・オペラの重鎮ネッロ・サンティという申し
分ないキャスティングによる充実の映像です。


★デッカのかけがえのない音楽遺産を再発売する《デッカ・ヘリテージ・マス
ターズ》シリーズ。バジェット価格にて新登場!

4781386 2枚組 \1560
ブラームス:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15/同 第2番変ロ長調Op.83
クリフォード・カーゾン(ピアノ) 
ロンドン交響楽団&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョージ・セル&ハンス・クナパーツブッシュ
録音:1962年5月 キングズウェイ・ホール,ロンドン ステレオ録音
1957年10月21-24日 ゾフィエンザール,ウィーン モノラル録音
大迫力のコンチェルトとして知られるブラームスのピアノ協奏曲第1番ですが、
カーゾンとセルの組み合わせによる当盤は、トップクラスの緊迫感と厳しさに
貫かれた名演として、長い間愛されてきました。また第2番でも、カーゾンの美
しく華麗な技巧の数々を、老巨匠クナッパーツブッシュがしっかりと受け止め
て、白熱した演奏を展開。聴きごたえ充分のブラームスを楽しめること間違い
なしです。

4781536 \900
ストラヴィンスキー:交響曲集
交響曲ハ調/3楽章の交響曲/管楽器のための交響曲
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1960年4月&1961年5月 ヴィクトリア・ホール,ジュネーヴ
20世紀の音楽史に偉大な足跡を残したスイスの巨匠エルネスト・アンセルメ。
ストラヴィンスキーは、アンセルメが最も得意とした作曲家のひとりですが、
本作はストラヴィンスキーが壮年期に残した3つの交響曲を収録した珍しいライ
ンナップ。3つの作品をまとめて聴けるという意味でも、アンセルメの見事なス
トラヴィンスキー解釈の核心に触れられるという意味でも、とても貴重な1枚に
なっています。

4781403 2枚組 \1560
ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》全1幕
ジョージ・ロンドン(Br:ヴォータン)、
キルステン・フラグスタート(MS:フリッカ)、
クレア・ワトソン(S:フライア)、ヴァルデマール・クメント(T:フロー)、
エバーハルト・ヴェヒター(Br:ドンナー)、
セット・スヴァンホルム(T:ローゲ)、パウル・クーエン(T:ミーメ)、
ジーン・マデイラ(MS:エルダ)、グスタフ・ナイトリンガー(Br:アルベリヒ)、
ヴァルター・クレッペル(Bs:ファゾルト)、クルト・ベーメ(Bs:ファフナー) 
ウィーン国立歌劇場合唱団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1958年9月
全曲完成からすでに43年が経ちますが、大物歌手をズラリ揃えたこともあり、
現在も《指輪》の代表盤とされるロングセラー・アルバムの第1作。1958年に録
音された当盤のキャストも、ミーメ役クーエンなど大物がズラリ。名プロデュー
サー、ジョン・カルショーのもと、デッカの総力を結集した音響の素晴らしさ
は、現在も色褪せることがなく、本作の冒頭におけるコントラバスの重低音な
ど、迫力満点のサウンドを響かせてくれます。

4781396 3枚組 \2340
R.シュトラウス:楽劇《ばらの騎士》Op.59全3幕
マリア・ライニング(S:元帥夫人)、
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs:オックス男爵)
セーナ・ユリナッチ(MS:オクタヴィアン)、
アルフレート・ペル(Br:ファーニナル)
ゾフィー:ヒルデ・ギューデン(S:ゾフィー)、
アントン・デルモータ(T:歌手)他 
ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:エーリヒ・クライバー
録音:1954年5月29日-6月28日 ウィーン
1954年モノラル録音。エーリヒ&カルロスのクライバー親子は、どちらも《ばら
の騎士》を大得意としていましたが、当盤は、父エーリヒが残した極めつけと言
われる名盤中の名盤。残念ながら録音はモノラルですが、ステレオ録音開始直前
の時期にあたるので、大変聴きやすい音質です。濃厚で個性的な往年のウィーン
・フィル・サウンドと、名歌手たちの味わい豊かな歌唱が聴きものです。

4781393 2枚組 \1560
プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》全2幕
レナータ・テバルディ(S:蝶々夫人)、
カルロ・ベルゴンツィ(T:ピンカートン)、
アンジェロ・メルクリアーリ(T:ゴロー)、
フィオレンツァ・コッソット(MS:スズキ)、
エンツォ・ソルデッロ(Br:シャープレス)、
ヴィルジリオ・カルボナーリ(Bs:神官)、
パオロ・ワシントン(Bs:僧侶)、オスカー・ナンニ(Bs:ヤクシデ)、
リディア・ネロッツィ(MS:ケート・ピンカートン)他 
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団
指揮:トゥリオ・セラフィン
録音:1958年7月 サンタ・チェチーリア音楽院,ローマ
第二次世界大戦後のイタリア・オペラの黄金期を支えた最高のソプラノ、テバル
ディの歌う、温かく可憐な蝶々さん。加えてリリック・テノールの最高峰ベルゴ
ンツィ、シミオナートの後を担う若き日のコッソット(当時26歳)らの見事な歌唱、
更にイタリア・オペラの神様とも言える大御所セラフィンの指揮によるこのCDは、
あまたの演奏の中でもベストと言えるもの。ベルカント・オペラの神髄を伝える
歴史的な名盤です。録音も鮮明。

4781389 3枚組 \2340
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527全2幕
チェーザレ・シエピ(Br:ドン・ジョヴァンニ)、
シュザンヌ・ダンコ(S:ドンナ・アンナ)、
リーザ・デラ・カーザ(S:ドンナ・エルヴィラ)、
フェルナンド・コレナ(Bs:レポレロ)、
アントン・デルモータ(T:ドン・オッターヴィオ)、
ヒルデ・ギューデン(S:ツェルリーナ)、
ヴァルター・ベリー(Bs:マゼット)他 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団 
指揮:ヨーゼフ・クリップス
録音:1955年6月 レドゥーテンザール ,ウィーン
フルトヴェングラー、ベーム、カラヤンなど大指揮者の陰に隠れてあまり目立た
ない存在でしたが、ウィーン風の典雅さを備えた貴重な指揮者として日本にもマ
ニアックなファンを持つ名指揮者ヨーゼフ・クリップス。モーツァルトを得意と
した彼が、ウィーン・フィルと残した不滅の録音として現在も語り継がれる《ド
ン・ジョヴァンニ》です。

4781460 2枚組 \1560
珠玉のヘンデル・アリア集
ヘンデル・ゴールド
CD1
(1)《サムソン》HWV.57-輝かしいセラフィムに
 キリ・テ・カナワ(ソプラノ)他
(2)《リナルド》HWV.7-涙の流れるままに
 チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)他
(3)《セルセ(クセルクセス)》HWV.40-なつかしい木かげ(オンブラ・マイ・フ)
 プラシド・ドミンゴ(テノール)他
(4)《アルチーナ》HWV.34-前のように私を見つめて
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)他
(5)《アリオダンテ》HWV.33-暗く不吉な夜がすぎると
 アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)他
(6)《アタランタ》HWV.35-親愛なる森よ
 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)他
(7)《ジュリアス・シーザー》HWV.17-2つの瞳よ、御身が慕わしい
 ルネ・フレミング(ソプラノ)他
(8)《タメルラーノ》HWV.18-悔しさ覚え
 ローランド・ヴィラゾン(テノール)他
(9)《フロリダンテ》HWV.14-でもこれ以上、私に何を望むのです
 ジョイス・ディドナート(コントラルト)他
(10)《ムツィオ・シェーヴォラ》HWV.13-ああ、なんと甘い名前!
 ラッセル・オバーリン(カウンター・テナー)他
(11)《イェフタ》HWV.70-わが娘を高みに上げてくれ、天使たちよ
 ナイジェル・ロブソン(テノール)他
(12)《メサイア》HWV.56-彼は侮られて人に捨てられ
 キャスリーン・フェリア(コントラルト)他
(13)ジョージII世の戴冠式のための4つのアンセムHWV.258-司祭ザドク
 ウェストミンスター大聖堂聖歌隊 指揮:サイモン・プレストン
CD2
(1)《セメレ》HWV.58-そなたの赴くところ、何処にも
 ブリン・ターフェル(バス・バリトン)他
(2)《ヘラクレス》HWV.60-どこに逃げたらよいものかしら
 ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)他
(3)《ヨシュア》-ああ、ユバルの竪琴があれば
 マグダレナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)他
(4)《ユダス・マカベウス(マカベウスのユダ)》HWV.63-見よ、いま勇者は帰る
 アカデミー室内管弦楽団&同合唱団 指揮:ネヴィル・マリナー
(5)同-天なる父よ
 グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)他
(6)《ソロモン》HWV.67-全能の力
 アンドレアス・ショル(カウンター・テナー)他
(7)《セメレ》HWV.58-じっと見つめていると
 ダニエル・ドゥ・ニース(ソプラノ)他
(8)《メサイア》HWV.56-暗きを歩める民は
 ジョン・トムリンソン(バス)他
(9)《ジュリアス・シーザー》HWV.17-つらい運命に涙はあふれ
 テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)他
(10)《アルチーナ》HWV.34-緑の牧場
 フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)他
(11)《セメレ》HWV.58-さあ、アイリスよ、行きましょう
 マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)他
(12)《テオドーラ》HWV.68-エンジェルス・エヴァー・ブライト・アンド・フェア
 シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)他
(13)《メサイア》HWV.56-私は知る、私を贖う者は生きておられると
 シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)他
(14)同-ここで、あなたがたに奥義を告げよう…ラッパが響いて
 トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)他
(15)同-ハレルヤ・コーラス
 イングリッシュ・コンサート&同合唱団 指揮:トレヴァー・ピノック
録音:1959年-2008年
ヘンデルのオペラやオラトリオに登場する名作アリアの数々を、現代を代表する
名歌手たちの美しい歌声で贈る豪華2枚組。テ・カナワ、フレミング、バルトリ、
コジェナー、ドミンゴ、ヴィリャソン、ターフェル、クヴァストホフといった名
歌手たちが、全28曲を高らかに歌い上げます。

4781190 30枚組 \8250
ヘンデル:マスター・ワークス
CD1
《王宮の花火の音楽》/《水上の音楽》HWV.348-50
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
CD2-4
合奏協奏曲集Op.6-1-12(第1-12番)
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
CD5-7
オルガン協奏曲集[Op.7-1-5(第7-11番)/Op.4(第1-6番)他]
ジョージ・マルコム(オルガン)他
CD8-10
トリオ・ソナタ集
アカデミー室内管弦楽団
CD11
フルート・ソナタ集
ウィリアム・ベネット(フルート)他 アカデミー室内管弦楽団
CD12-13
オラトリオ《メサイア》HWV.56
エリー・アメリング(ソプラノ)他 アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD14-15
オラトリオ《エジプトのイスラエル人》HWV.54
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団 指揮:ステファン・ クレオバリー
CD16
ジョージII世の戴冠式のための4つのアンセムHWV.258-261
トレヴァー・ピノック(オルガン)ウェストミンスター大聖堂聖歌隊 
イングリッシュ・コンサート 指揮:サイモン・プレストン
CD17
主は言われたHWV.232/《主が家を建てられるのでなければHWV.238
アーリーン・オジェー(ソプラノ)他 ウェストミンスター大聖堂聖歌隊 
指揮:サイモン・プレストン
CD18
デッティンゲン・テ・デウムHWV.283/
デッティンゲン・アンセム《王はあなたの力によって喜び》HWV.265
トレヴァー・ピノック(オルガン)ウェストミンスター大聖堂聖歌隊 
イングリッシュ・コンサート 指揮:サイモン・プレストン
CD19
聖セシリアの祝日のための頌歌HWV.76
フェリシティ・ロット(ソプラノ)他 
イングリッシュ・コンサート&同合唱団 指揮:トレヴァー・ピノック
CD20-21
オラトリオ《ヘラクレス》HWV.60
モンテヴェルディ合唱団 
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ 
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
CD22-24
オラトリオ《ユダス・マカベウス(マカベウスのユダ)》HWV.63
イギリス室内管弦楽団 指揮:サー・チャールズ・マッケラス
CD25-27
オラトリオ《ソロモン》HWV.67
イギリス室内管弦楽団 指揮:サー・チャールズ・マッケラス
CD28-30
歌劇《ジュリアス・シーザー》HWV.17
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル 指揮:マルク・ミンコフスキ
2009年の没後250年を記念した『ヘンデル:マスター・ワークス』。なんと全30
枚からなる豪華ラインナップで、管弦楽、室内楽、オペラ、オラトリオなど、
ありとあらゆる分野を網羅。演奏家陣にも、マリナー、ピノック、ガーディナ
ー、マッケラス、ミンコフスキといった古楽の巨匠たちが大集結。他のレーベ
ルでは決して味わえない、究極のヘンデル・アルバムをこの機会に是非お求め
下さい。



<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72309 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):音楽の捧げ物 BWV1079
トン・コープマン(チェンバロ)
アムステルダム・バロック管弦楽団のメンバー
ウィルベルト・ハーゼルゼット(フラウト・トラヴェルソ)
キャサリン・マンソン、ダヴィド・ラヴィノヴィチ(ヴァイオリン)
ジェーン・ロジャース(ヴィオラ) ジョナサン・マンソン(チェロ)
クリスティーネ・シュティヒャー(ヴィオローネ) ティニ・マト(チェンバロ)
録音:2008年7月、アムステルダム、フランス改革派教会
ブクステフーデ全曲録音に邁進中のコープマンにとっては久々となるバッハの
器楽作品の録音が登場。

CC 72313 \2300
ニコラウス・ファン・クルフト(1778-1818):
ファゴットとピアノのためのソナタ集
ピアノとファゴットのオブリガートのためのソナタ ヘ長調(1807)
ピアノとファゴットのオブリガートのための大ソナタ変ロ長調 Op.34(1818)
ワウター・フェルスフーレン(ファゴット(*))
キャスリン・コック(フォルテピアノ(+))
録音:2008年5月14-16日、オランダ、メインスヘーレンラント、
ラウレンティウス教会
使用楽器:1810年頃、Cuvillier à St.Omer、10 keys(*)
2007年、ユトレヒトにてGerard Tuinman製
(モデル:1805年頃、Walter und Sohn製、5 1/2オクターヴ)(+)
国務大臣の息子としてウィーンに生まれたニコラウス・ファン・クルフトはアル
ブレヒツベルガーに作曲を師事しましたが、ウィーン大学で哲学と法学を学び文
官として宮廷と政府に仕えました。彼は39歳という若さで亡くなり、伝記作家は
それを、夜寝る間を惜しんで作曲に没頭したことによる過労死だったとしていま
す。収録作品はいずれも世界初録音。
ワウター・フェルスフーレンは王立ハーグ音楽院でドンナ・アグレルに師事、
アムステルダム・バロック管弦楽団の首席を務めるファゴット奏者。合衆国ニュ
ーヨークに生まれたキャスリン・コックは王立ハーグ音楽院でトン・コープマン
とティニ・マトの夫妻にチェンバロを、バルト・ファン・オールトにフォルテピ
アノを師事。

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08-12 No.20

2008年12月25日 15時02分26秒 | Weblog
<Glossa>
GCD 920410 \2300
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):ドレクセルの写本 ――
組曲ニ長調/組曲ニ短調/組曲ニ長調/2つの小品イ長調
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
イタリアが生んだヴィオラ・ダ・ガンバの革命家、パオロ・パンドルフォの
"サント・コロンブ"(GCD 920408)以来となる久々のリリースは、ドイツ古典派
の天才ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者アーベルの作品集!
バロックから古典派へと移り変わる時代のドイツとイギリスで作曲家として、
そしてヴィオラ・ダ・ガンバの名奏者としてその名を轟かせていたアーベル。
アーベルの音楽人生はヴィオラ・ダ・ガンバと一心同体と言っても過言ではな
いほどの結びつきを見せており、そこから生まれた優れた作品がヴィオラ・ダ
・ガンバの発展と復権に及ぼした影響力は計り知れない。
"ソロ"と名付けられたヴィオラ・ダ・ガンバによる西洋音楽の旅、J・S・バッ
ハの「無伴奏チェロ組曲」(ヴィオラ・ダ・ガンバ版)、マラン・マレの「膀胱
結石切開手術の図」&「グラン・バレ」、サント・コロンブの「ヴィオールの
ための作品集」、そして超絶の"即興演奏"など、常に古楽界に大きな衝撃をも
たらし、新たな世界を切り開いてきたパンドルフォが、アーベルの音楽にたど
りつたのは必然だったのかもしれない。
2008年2月、フラン=ワレ教会(ベルギー)での録音。

GCD P32302 \2300
エッサイの木-グレゴリオ聖歌と中世のポリフォニー ――
ラマの声/主よ、御身は祝福されたもう/神を讃えて歌おう/スブメルスス
・ヤーチェト・ファラオ/バラムは言った/アレルヤ、イスラエルはエジプ
トより/ウツの地にヨブと名乗る人ありき/哀れみの母/罪と我らの父/預
言者ヨナは言った/我らのために生まれた方が/ソロモン王/ルカ福音書に
よるセクエンシア/エッサイのひこばえは花咲く
ドミニク・ヴェラール(指揮)、
アンサンブル・ジル・バンショワ〔アンヌ・ドラフォス(ソプラノ)、アンヌ
・マリー・ラブロード(ソプラノ)、ゲルト・テュルク(テノール)、ドミニク
・ヴェラール(テノール)、ジョセプ・キャブレ(バリトン)〕
ドミニク・ヴェラールが作曲した5つの宗教作品を収めた"声楽のための新しい
音楽"(GCD P32301)でグロッサ(Glossa)デビューを果たしたアンサンブル・ジ
ル・バンショワ。
ヴェラールの自作自演という独創的であり意外でもあった前作に続くグロッサ
からのリリース第2弾では、前作から180度転換した"グレゴリオ聖歌と中世の
ポリフォニー"というアンサンブル・ジル・バンショワが得意とする時代、作
品を取り上げている。
ステンドグラスに描かれた"エッサイの木"、すなわちキリストの家系図が大
きなテーマとしてアルバムの根幹を成しているアンサンブル・ジル・バンショ
ワの「エッサイの木」。
ヨブ、ヨナ、ソロモン、ラケル、バラム、モーセなど聖書に登場する人物たち
にまつわる聖歌によって1つのストーリーが形成されており、厳粛なるグレゴ
リオ聖歌と高貴なるポリフォニー、そしてアンサンブル・ジル・バンショワ
の柔らかなハーモニーが音楽による「エッサイの木」を創造する。
2008年6月&7月、モン・サン・ヴァンサン教会(フランス)での録音。




<Channel Classics>
CCSSA 26509(SACD-Hybrid) \2850
ハイドン:後期ピアノ作品集 ――
ピアノ・ソナタ第49番変ホ長調Hob.XVI-49/皇帝讃歌《神よ、皇帝を護り給
え》による変奏曲ト長調/ピアノ・ソナタ第48番ハ長調Hob.XVI-48/変奏曲
ヘ短調Hob.XVII-6/ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調Hob.XVI-52
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
レイチェル・ポッジャーとのコンビによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナ
タ集でお馴染みの鍵盤奏者、ゲイリー・クーパーの本格的なソロ・レコーディ
ング活動がいよいよ始動!
チャンネル・クラシックスからスタートするソロ・アルバムのリリース第1弾
は、2009年で没後200周年を迎えるハイドンの後期ピアノ作品集という意欲的
で魅力的なレパートリー。
クーパーは、収録されている5作品の作曲年(1789年-1794年)とほぼ同時期に製
作された1785年頃ウィーン製(製作者不詳/エドウィン・ベウンク・コレクショ
ン)の歴史的銘器を弾いており、作品の作曲当時のありのままの姿を再現、表
現するという大きなテーマに挑んでいるのである。

CCSSA 25408(SACD-Hybrid) \2850
リュートの騎士-さまざまなリュート練習曲集(1610)からの音楽
マシュー・ワーズワース(リュート)
師であるナイジェル・ノース直伝の美しい調べを生む盲目の天才リュート奏者、
マシュー・ワーズワースの"マスターズ・オヴ・ザ・リュート"(CCSSA 24206)
に続くチャンネル・クラシックスでのセカンド・アルバム。
ジョン・ダウランドの息子ロバート・ダウランドが編纂したリュートのための
曲集"さまざまなリュート練習曲集(The Varietie Of Lute Lessons)"には、
J・ダウランド、フェッラボスコ、モーレイ、そして現在もベールに包まれて
いる"リュートの騎士"と名乗る作曲家など、様々な作曲家の作品42曲が収めら
れている。
ワーズワースがこの録音のために全42曲の中から厳選した作品の中にも"リュ
ートの騎士"の作品が含まれており、"ローマのローレンツィーニ"とも"ヴィン
チェンツォ・ピンティ"言われるその真の姿を追い求めるのも面白い。

CCSSA 28209(SACD-Hybrid) \2850
ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.2 ――
弦楽四重奏曲第34番ニ長調Op.20-4/同第68番変ホ長調Op.64-6/
同第81番ト長調Op.77-1
アムステルダム弦楽四重奏団
前作となるハイドンの弦楽四重奏曲集Vol.1(CCSSA 25907)でレコーディング
・デビューを飾ったオランダ、アムステルダムを活動拠点とするピリオド楽器
によるアンサンブル、アムステルダム弦楽四重奏団のハイドン・シリーズ第2
弾。メンバーには、2003年から2006年までコープマン率いるアムステルダム・
バロック・オーケストラのコンサート・ミストレスを務めたヴァイオリンのア
リダ・シャット、ロック・コンソートの創設メンバーでもあるヴァイオリンの
ジョン・ウィルソン・マイヤー、ダンディン・コンソートやキングズ・コンソ
ートなどでも活躍するヴィオラのジェーン。ロジャース、そしてコンチェルト
・コペンハーゲン、オランダ・バロック協会からソリストとして招かれている
チェロのトーマス・ピットなど、古楽界の第一線で活躍する実力者がズラリ。




<DELOS>
DE 3326 \2080
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007
ベートーヴェン:《魔笛》の主題による7つの変奏曲 変ホ長調WoO.46
メンデルスゾーン:協奏的変奏曲Op.17
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズOp.3
フランクール:チェロ・ソナタ ホ長調
ヴュータン:アメリカの思い出Op.17
ズイル・ベイリー(チェロ)
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
クラシックとクロスオーバーの両面で活躍しているアメリカのチェリスト、ベ
イリーの驚異的なデビュー盤。J.S.バッハをはじめとした名曲の心和むチェロ
の調べが最高に幸せな時を刻みます。音楽一家に生まれた彼は、名門ジュリア
ード学校を早々と卒業し、スクロヴァチェフスキ、パールマン、A.リットンな
どの巨匠と競演して、多くの賞にも輝いています。その甘くて香りの良いワイ
ンのような音色をたっぷりお楽しみください。

DE3368 \2080
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 Vol.1
チェロ・ソナタ第1番 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番 Op.69
ズイル・ベイリー(チェロ)
シモーネ・ディナースタイン(ピアノ)
ベートーヴェンが残した5曲のチェロ・ソナタは、彼の室内楽曲のなかで、16
曲の弦楽四重奏曲に次いで重要視されている傑作です。それに少しも怯むこと
なく、早々と取り組んだ若き天才チェリスト、ズイル・ベイリー。ピアニスト
にテラークから魅力的な《ゴルトベルク変奏曲》をリリースして絶賛を博した
名手シモーネ・ディナースタインを迎えて、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ
全曲録音を行いました。彼らは長年にわたって共演を重ねており、今年で10周
年を迎えるとのこと。まずは初期-中期に書かれた第1番-第3番をリリースしま
す。時期は未定ながら、後期の第4番と第5番も「Vol.2」として近くリリース
予定なので、乞うご期待。

DE3344 \2080
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲ハ長調Op.47-8
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
ズーヴィン・キム(ヴァイオリン)クルト・ニッカネン(ヴァイオリン)
キルステン・ジョンソン(ヴィオラ)ズイル・ベイリー(チェロ)
録音:2004年2月28日 エル・パソ(ライヴ)
2004年に80歳を迎えた巨匠シュタルケル。エル・パソを基点に世界中で活躍す
る後輩、ベイリーの呼びかけで実現した記念コンサートを収録したライヴ盤で
す。ソリストとして多忙な彼が室内楽に参加するのは稀ですが、愛する2曲を
若く実力のある演奏家たちと共演できて、この上ない喜びだったと語っていま
す。シュタルケルの彼らに寄せる期待と信頼も感じられ、音楽の本来あるべき
姿そのものといえる演奏を聴かせてくれます。

DE 3378 \2080
ズイル・ベイリー・イン・コンサート-
サン=サーンス:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
チェロ協奏曲第2番ニ短調Op.119
《動物の謝肉祭》-白鳥
マスネ:《タイス》の瞑想曲
ズイル・ベイリー(vc)
ラオノーク交響楽団 指揮:デイヴィッド・ワイリー
録音:2005年10月17日(ライヴ)
若き天才チェリスト、ズイル・ベイリーが、サン=サーンスのチェロ協奏曲と
小品などを弾いた白熱のライヴ録音。その音楽性と驚異的なテクニックは、
管弦楽と渡り合う協奏曲においても健在で、みずみずしく伸びやかな演奏が記
録されています。デイヴィッド・ワイリー指揮ラオノーク交響楽団の華麗で巧
みな伴奏にも要注目です。

DV 7005(DVD-Video) \4800
名バリトン歌手ホロトフスキーの里帰りライヴ2006
ホロストフスキー/トゥ・ロシア・ヴィズ・ラヴ
-サンクトペテルブルク・ライヴ
バスナー=シャーロフ:ザ・ホワイト・アメリカズ・フレイグラント・フレイ
クス/アバザ=ツルゲーネフ:ミスティ・モーニング/ブラーホフ:ドゥ・
ノット・アウェイクン・メモリーズ/タマリン:タペストリー/シシュキン:
ブライト・イズ・ナイト/ゲルマン=フォミン:オンリー・ワンス/ゴドロフ
スカヤ:イン・メモリー・オブ・セルゲイ・エセニン/グリロフ=マカロフ:
ザ・ロンリー・コーチ・ベル・リングス/ブラーホフ=ビャーゼムスキー:
トロイカ/ババジャニアン=イヴツシュネンコ:ドゥ・ノット・ハリー/ババ
ジャニアン=ロジェストヴェンスキー:アイム・グレイトフル・トゥ・ユー
/ショスタコーヴィチ:映画《馬あぶ》-スペインの踊り/パフムートワ:テ
ンダネス/オルベリアン=ラザレフ:ザ・ウィスパー・オブ・バーチェス /
ハチャトゥリアン:《仮面舞踏会》組曲-ワルツ/パフムートワ=ドブロヌラ
ーボフ:ユー・アー・マイ・メロディ/同:ハウ・ヤング・ウィ・アー /
ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ /ダーク・アイズ/ソロヴィヨフ=セドイ:
イヴニング・ソング-レニングラード
ドミトリー・ホロストフスキー(バリトン) 
モスクワ室内管弦楽団
録音:2006年9月15日 
オクチャーブリ・ホール,サンクトペテルブルク(ライヴ)
現代最高のバリトン歌手の一人であるドミトリー・ホロストフスキーは、毎
年夏になると故郷ロシアに戻ってコンサートを行っています。本作には、そん
な彼の2006年の里帰りコンサートの模様を収録。彼が愛してやまないロシアの
ロマンスと歌曲を中心に、全20曲が収録されています。




<KLEOS>
KL 5151 \2080
ラモーレ・イタリアーノ
オーボエ協奏曲(マリオ・ロンバード)/ガブリエルのオーボエ(エンニオ・モ
リコーネ)/《ガブリエルのオーボエ》による狂詩曲(グレン・ロジャー・デ
イヴィス)/ベッリーニ:協奏曲変ホ長調/《ミッドナイトクロス》-サリー
とジャック(ピノ・ドナジオ)/ヴェルディの《リゴレット》の主題による幻
想曲(ジュゼッペ・ダエリ)/プッチーニの《つばめ》-ドレッタの夢(グレン
・ロジャー・デイヴィス)
アンドレア・ジェイン・リディッラ(オーボエ&オーボエ・ダモーレ)
ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:リッカルド・エーヴァーバッハ
録音:2008年5月10-12日 ブルガリア・コンサートホール,ソフィア
イタリアを訪れたことがある人で、滞在中に「愛」を感じなかった人は、おそ
らく皆無に近いことでしょう。本作は、そんな愛にあふれたイタリアのオペラ
や映画の名旋律を集めたアルバム。ノスタルジックなオーボエの音色が、聴き
手を束の間のイタリア旅行にご招待します。オーボエを吹くリディッラは、マ
イアミ大学の教授を務めながら、ソロやオーケストラで活躍する実力派。本作
でも、モダンと古楽器を巧みに吹き分けています。

KL 5150 \2080
クラシック・サクソフォーン協奏曲集
グラズノフ:協奏曲変ホ長調
ビゼー:《カルメン》幻想曲(ルイ編)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
マルタン:アルト・サクソフォーンと管弦楽のためのバラード
シューマン:トロイメライ(F.ハドソン編)
ガリー・ルイ(サクソフォーン)
サンクトペテルブルク国立アカデミー管弦楽団 
指揮:ヴラディーミル・ランデ
録音:2007年5月28-30日 
聖エカテリーナ・ルーテル教会,サンクトペテルブルク
現代のサクソフォーン界を牽引する天才奏者、ガリー・ルイの才能と魅力が詰
まった珠玉のアルバム。収録曲はグラズノフ、ビゼー、ラフマニノフ、マルタ
ン、シューマンと多岐に渡っており、どの演奏も芯の通った明晰な解釈と、の
びやかでふくよかな音色を聴かせてくれます。「この人に吹けない曲はないの
かもしれない…」と思ってしまうくらい、圧倒されること間違いなしの1枚で
す。



<Accord>
4801704 \2080
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333
ハイドン:ピアノ・ソナタ第60番ハ長調Hob.XVI.50
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第7番ハ長調K.309
ハイドン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Hob..XVI.46
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)
録音:2008年7月 パリ
ル・ゲの「ハイドン&モーツァルト:ピアノ作品集」の待望の第3弾。本作も、
過去2作同様、捻りの効いた副題が添えられており、聴き手のイメージを膨ら
ませてくれます。本作の副題は「ミラー・ゲーム」。モーツァルトとハイドン
のソナタを交互に弾きながら、それがまるで鏡に映したように近しい存在であ
ることを示しつつ、同時に、それぞれに個性も描き出しています。古典派音楽
を統合的に捉えた、彼女の知性が光る1枚です。

ARN 68483 \2180
フランソワ・カンピオン:Nouvelles decouvertes sur la gitare
ギター小品集ホ短調/同 ニ短調/同 ハ短調/フーガ集/
ギター小品集ト短調/同 ハ長調/同 ニ短調/同 ニ長調
ミシェル・アモリック(バロック・ギター)
録音:1978年
フランソワ・カンピオンは、近年再評価が高まりつつあるバロック時代の作曲
家。本作は、世界初CD化となる彼のギター小品集です。楽譜には1705年の日付
があり、技巧的にはとても難解なハーモニーを要求されますが、聴き手には柔
らかく滑らかに聴こえる美しい作品ばかり。バロック・ギター界の巨匠、ミ
シェル・アモリックの妙技と、今回の初CD化に対する熱い意気込みが伝わって
くる意欲作です。





<CELESTIAL HARMONIES>
13279-2 \2450
ドビュッシー:
前奏曲 第1集
1.デルフォイの舞姫
ドビュッシー:前奏曲集 第 1集&第 2集※日本語帯付き
2.帆
3.野を渡る風
4.音と香りは夕べの大気の中に漂う
5.アナカプリの丘
6.雪の上の足あと
7.西風の見たもの
8.亜麻色の髪の乙女
9.さえぎられたセレナード
10.沈める寺
11.パックの踊り
12.吟遊詩人
前奏曲 第2集
13.霧
14.枯れ葉
15.ビーノの門
16.妖精たちはあでやかな舞姫
17.ヒースの草むら
18.ラヴィーヌ将軍、風変わりな
19.月の光が降り注ぐテラス
20.オンディーヌ
21.ピックウィック氏をたたえて
22.エジプトの壺
23.交代する 3度
24.花火
ロジャー・ウッドウォード(ピアノ)
現代音楽のスペシャリストとして名高いオーストラリアのピアニスト、ロジャ
ー・ウッドウォード。リリースされたアルバムの多いことでも知られていて、
とりわけ DECCAよりリリースされた武満徹の作品集は、現在でも高い評価を受
けています。そんな彼ですが、実はバッハやスクリャビン、そしてドビュッシ
ー(1862-1918)も大得意。ここでも、彼がパデレフスキ、ラフマニノフの流れ
を汲むヴィルトゥオーゾであることを再認識させてくれる実にすばらしい演奏
を聞かせてくれます。




<LPO>
LPO-0036 \2100
バックス(1883-1953):ティンタジェル
ラフマニノフ(1873-1943):交響曲第 3番イ短調 Op.44
演奏:オスモ・ヴァンスカ(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
すでに 100近くのリリース歴を持つオスモ・ヴァンスカ、 2007年の録音!シ
ベリウス、ニールセンでの圧倒的な名演に加え、最近ではベートーヴェンで
の革新的な解釈でも話題を呼んでいます。このロンドン・フィルハーモニー
との録音はバックスとラフマニノフ。伝説のイメージの中に熱烈な情熱を感
じさせるバックスの「ティンタジェル」と陰鬱で叙情的、そして濃厚なラフ
マニノフの交響曲第 3番という組み合わせはオーケストラの響きを大切にす
るヴァンスカにはぴったりの曲と言えるでしょう。全ての聴き手から称賛を
受けるに値する凄演です。




<CANARY CLASSICS>
CC06 \2480
エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61
演奏:ギル・シャハム(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)/シカゴ交響楽団
45分を超える大作である、エルガー(1857-1934)のヴァイオリン協奏曲。地味
ながらも至るところに美しいメロディが散りばめられたロマンティックな作品
です。基本に忠実な第1楽章、濃厚で渋く瞑想的な第2楽章、そして冒頭から超
絶技巧が炸裂する第3楽章など聴きどころ満載です。シャハムのヴァイオリン
の音色の美しいこともいつもどおり。最近、その音楽的表現に一層磨きがかか
ったと噂されるジンマンの振るシカゴ交響楽団の決然とした響きが、渋い音楽
に光りを注ぎます。




<TOCCATA>
TOCC0073 \2450
トルミス:男声合唱のための作品集
1.アボリジニの歌/2-3.2つの献身 <私は歌いたい/星たち>/4.横風/
5.私たちの影(一度私たちが再現しよう)/6.Sampoの鍛造/7.監督とパガン
/8.嵐の海のための呪文/9-14.男たちの歌(抜粋 )/15.鉄の上の呪い
演奏:スヴァンホルム・シンガーズ
ソフィア・ソーダベルグ・エーバハート(指揮)
ヴェリヨ・トルミス(シャーマン・ドラム)
エストニア生まれの合唱音楽作曲家トルミス(1930-)の本領発揮と言った素晴
らしい 1枚です。男たちの声の持つ、豪快さと力強さ、そしてほんのり香る
色気などがバランスよく配置されたこれらの曲。どれもが息詰まるほどの緊
張感と高揚感に満ち溢れています。冒頭の曲と最後の曲で聞こえてくるシャー
マンドラムの音色にも注目。作曲家自身の手によるこの演奏は、まさに呪術
と祈りの音。ついつい引き込まれてしまうでしょう。

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08-12 No.19-1

2008年12月25日 15時01分55秒 | Weblog
<ZIG-ZAG>
ZZT 080702 \2480
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 op.74「ハープ」
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 op.92
アトリウム弦楽四重奏団
アレクセイ・ナウメンコ(Vn) アントン・イリューニン(Vn)
ドミトリー・ピツルコ(Va)アンナ・ゴレヴァ(Vc)
録音:2008年2月18-22日
世界的な2つの弦楽四重奏国際コンクールで優勝経験のあるロシア出身の若手
カルテット、アトリウム弦楽四重奏団。2000年にターネフQ.のチェリスト、
ジョセフ・レヴィンソン氏のもとで学んでいたサンクト・ペテルブルク音楽院
の学生4人により結成。2003年にはロンドン、2007年にはボルドー国際弦楽四
重奏コンクールで優勝し世界的に注目を集めています。世界レベルの演奏家の
みが持つ、音楽性、高度な技術、安定したアンサンブルを聴かせてくれます。
2009年秋には初の来日公演も予定されており、今後ますます活躍が期待され
ます。

ZZT 081002 \2480
シルヴェストロ・ガナッシ(1492-1557):
どんな時も君を愛していた(Io amai sempre)
マドリガーレ、モテット、リチェルカーレ、
トッカータ&ファンタジー(1520年&1550年)
ピエール・ボラーニョ(リコーダー) マリアンヌ・ミュレール(ヴィオール)
マッシモ・モスカルド(リュート) フランシス・サン-ティヴ(クラヴサン)
録音:2008年5月12-16日
シルヴェストロ・ガナッシは1500年代初頭の聖マルコ大聖堂のリコーダー奏
者。ガナッシはリコーダーの聖書とも言うべき「ラ・フォンデガーラ」(1535
年)を刊行。現在でもリコーダー練習者の最も手本となる入門書です。またガ
ナッシは「レグーラ・ルベルティーナ」(ヴィオールのため)、「レッティオ
ーネ・セコンダ」(ヴィオールとリュートのための)の奏法本も出版していま
す。ここでは、マドリガーレ、リチェルカーレを中心にリコーダー奏者のピ
エール・ボラーニョの研究を元に収録しています。

ZZT 081001 \2480
古いローマの聖歌集-クリスマスのミサ
徹夜祭のミサ、真夜中のミサ、暁のミサ、日中のミサ
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
録音:2008年3月
浸透しつつあるグレゴリオ聖歌に対して、それ以前のカトリック音楽はまだ
まだ認知されておりません。ここではグレゴリオ聖歌と区別するために「古
いローマの聖歌集」と題してアンサンブル・オルガヌムによるクリスマス・
ミサを収録。前半が深夜のミサ、後半が日中のミサという構成。マルセル・
ペレスの熱心な研究・復元演奏は、エルサレムとギリシアの音楽由来を示す
重要な鍵となり、初期のキリスト教の唱法、コーランの詠唱との違い、後の
グレゴリオ聖歌へと変貌していく旋律線を辿る貴重な資料となるでしょう。

ZZT 080601 \2480
マルセル・ペレス:コンテンプレイション(オルガンのための作品集)-
古代エジプトの死者の書に基づく
L'aube de la Nuit, Les lueurs de la Paix, Heliopolis, Le Vougernail
de l'Orient
Le Faucon d'Or, Le passage, L'ancien des jours
マルセル・ペレス(Org)
1973年に刊行された古代エジプト人の死後の世界観を浮かび上がらせた「死
者の書」。マルセル・ペレスは、この「死者の書」からペレス独自に読み取
り1つの感覚で音の調和と光の幾何学を悟る訓練を行い、その結果独自の記譜
法を考案。この作品では、その記譜法に則り、それぞれの楽章は「古代エジ
プトの死者の書」の章に基づき作曲されています。



<harmonia mundi>
HMC 901998 \2450
J.S.バッハ:カンタータ集
「イエス十二弟子を召寄せて」BWV22、「汝まことの神にしてダビデの子よ」
BWV23、「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」BWV127、「見よ、われら
エルサレムにのぼる」BWV159
ヘレヴェッヘ(指)コレギウム・ヴォカーレ
ドロテー・ミールズ(S) マシュー・ホワイト(A) ヤン・コボウ(T)  
ペーター・コーイ(Bs)
円熟の極み、ますますの充実をみせるヘレヴェッヘによるカンタータ最新盤。
BWV22、23は、トーマス教会のカントル採用試験のために書かれた作品で、試
験提出用作品ということもあり、凝りに凝った作品となっています。22番は
優美な作品、23番は厳粛な作品で、バッハの作曲の能力の幅広さを示してい
ます。127番も、「ヨハネ受難曲」の改訂稿上演を控えていた時期に作曲され
たため、受難と復活の預言を主題とするものになっており、充実した作品と
なっています。ヘレヴェッヘならではの陶器を思わせるしっとりとした合唱と
管弦楽の音色に心打たれる一枚です。

HMC 902000 \2450
ブラームス:弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 op.51-1
(2)ピアノ五重奏曲 へ短調op.34
アルカント弦楽四重奏団(アンティエ・ヴァイトハース、ダニエル・ゼペック
(Vn)、タベア・ツィンマーマン(Va)、ジャン=ギアン・ケラス(Vc))
ジルケ・アーヴェンハウス(Pf)
ジャン=ギアン・ケラス率いるアルカント・クヮルテットのCD第2弾は、ブラ
ームス。ブラームスにとって、交響曲と同様、弦楽四重奏というジャンルに
おいても、ベートーヴェンという存在はとてつもなく大きなものでした。ベ
ートーヴェンの影から逃れるために長い年月をかけて作曲された第1番は、そ
れだけに重厚で充実した作品となっています。時に弦楽四重奏、弦楽器とい
う枠を超えているかのような大きな音楽で、様々な音色が求められる各パー
トですが、そこはさすが名手揃いのアルカント、見事なアンサンブルで聴か
せます。ピアノ五重奏曲も、冒頭のユニゾンの暗い旋律から、ものすごい求
心力で一気に作品に引き込まれます。ピアノのアーヴェンハウスも、ヴァイ
オリンのヴァイトハースとの共演も多く、メンバーとも気心の知れた仲間と
して、熱く融けあった見事なアンサンブルを展開しています。




<Ambroisie>
AM 138 \2500
シューベルト:
(1)プロメテウスD674
(2)ガニュメートD544
(3)自らの意志で沈みゆくD700
(4)タルタロスの群れD583
(5)楽園D584
(6)白鳥の歌D957(全14曲)
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン) 
フリッツ・シュヴィングハマー(ピアノ)
録音:2007年10月
コントロールの行き届いた歌声、詩の内容を眼前に浮かび上がらせる、知性と
伝達力に長けたヘンシェルによるシューベルトの登場。「白鳥の歌」はシュー
ベルトの死後出版された歌曲集。当時これを「曲集」として出版した人物は、
シューベルトの最期の歌曲としてこれらをまとめて出版することによって、
利益が得られるとしか考えずに出版した、とされることもあります。しかし、
ヘンシェルはこの演奏で「この考えに真っ向から立ち向かいたい」としてい
ます。ヘンシェルの演奏によって、この歌曲集は有機的なつながりを明確に
もち、一人の人間の回想、思い出への感傷、そしてそれらの感傷の克服といっ
た大きな物語となって立ち上ってきます。




<WERGO>
MV 0803(PAL方式DVD) \3500
言語:ドイツ語
字幕:英・仏
約260分
ヴォルフガング・リーム-in the moment-ポートレイト
リームの作品の初演時の模様の映像の一部(アバド指揮、ベルリン・フィルな
ど)、リームの音楽のハイライトが収められています。リームの音楽について
の考察、また、リームの音楽が流行して売れっ子作曲家となり多忙を極めた
時期の写真映像などが満載。※このDVDはPAL方式です。

WER 2061(PAL方式DVD) \3500
ホルヘ・E・ロペス-マウンテン・WAR・プロジェクト
クラングフォーラム・ウィーン
具体音楽と器楽のサウンドと、映像との夢のコラボレーション。キューバ=
アメリカ=オーストリアの作曲家ロペスによる作品。山の映像、そして戦禍
を映した歴史映像がオーバーラップする映像に、トーンクラスターやヴァイ
オリンによるヒュンヒュン言う音が重なり、えもいわれぬ恐ろしさがかもし
出されてきます。音楽のピークでは映像が真っ暗になります。この恐怖に耐
えられるかどうか、一度お試しいただければ幸いです。





<naive>
V 5162 2枚組(1枚分価格) \2280
アルベニス、モレンテ、サティ、ファリャ、モンポウ、ラヴェル、
グラナドス、ストラヴィンスキーらの音楽
多数の演奏家
ピカソが好んで聴いた音楽、ピカソの世界を具現化しているような音楽、そし
てスペイン色濃厚な音楽・・・ピカソをめぐる音楽が、ここにあります。





<audite>
AU 10020 \1250
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ラファエル・クーベリック(指)バイエルン放送交響楽団
録音:1981年6月12日ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)
いまから10年前の1999年にリリースされ、クーベリックの真価をみせつけたマ
ーラーの第5交響曲ライヴ。毎年auditeが驚きのお試し価格でお届けするカタ
ログつきCDに、2009年度版の内容としてついに決定打ともいえるタイトルが登
場します。
ファンのあいだではかねてたいへん評価の高かった当ライヴですが、バイエル
ン放送提供の正規音源使用により極上の音質でひろく楽しめるようになったの
がなによりのポイントとなりました。演奏、曲目、録音の三拍子が揃い大ベス
トセラーを記録した、このマーラー第5番を皮切りにクーベリックのライヴ・
シリーズがつぎつぎとリリースされ、現在進行中のWDRアーカイヴや、ドイチュ
ラント・クルトゥーアの復刻に連なる流れをつくりました。auditeの名を不動
のものにした意味でも、忘れるわけにはいかない一枚といえるでしょう。
カタログつきCDという性格のため、基本的に追加再プレスはありませんのでお
早めに。
(※カタログ仕様、4色112ページ。ディスクはAU.95465としてリリースされて
いるものと同内容ですが、レギュラー盤のブックレットは付属致しません。)




<harmonia mundi>
HMX 2908238 \3780
1CD+30組60枚の美麗カード
Musical Instruments音・楽器絵あそび
-収録楽曲-
[ヴァイオリン]J.S.バッハ:トッカータ ニ短調(アンドルー・マンゼ編)/
[チェンバロ]F.クープラン:ティク・トク・ショク(クリストフ・ルセ)/
[トランペット]J.S.バッハ:
ブランデンブルク協奏曲第2番より(ベルリン古楽アカデミー、
フリーデマン・インマー(Tp))ほか(全30トラック)
30組(60枚)のイラストカードによる神経衰弱ゲームとしておたのしみいただけ
ます。
CDには、打楽器、各種弦楽器、鍵盤楽器など様々な楽器が活躍する楽曲が収録
されています。CDを鑑賞してたのしむこともできます。
CDをかけて、演奏されている楽器が描かれている絵を選んで遊ぶことができま
す。
CDのクラシック音楽・イントロクイズとして遊ぶことができます。
ブックレットには、それぞれのイラストに描かれている楽器についての説明が
書かれていてお勉強できます
ブックレットには、それぞれのイラストの全景、作者、題名もきちんと掲載さ
れており、美術についても知ることができます。
上記のように、1セットでいかようにもお楽しみいただくことができる、画期
的な商品です。

HMU 807461(SACD-Hybrid) 2枚組 \4450
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
リチャード・エガー(指&Cem)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
録音:2008年5月
骨太で過激なチェンバリスト、エガー弾き振りの「ブランデン」の登場。ア
カデミー・オブ・エンシェント・ミュージックは、いつもリズミカルでエッ
ジの効いた演奏で私たちを愉しませてくれてきましたが、ついにここで、ブ
ランデンブルクの登場です!しかもチェンバロはエガー自身!とくれば、ま
ずなんと言っても外せないのが第5番。楽器とのかけあいは丁々発止、さらに
ソロのカデンツァ部分では鬼才ぶりが200%炸裂しています。曲の展開は知っ
ていますが、思わず手に汗握ってしまう迫力。かつて一人のチェンバリスト
がここまでの存在感を示したことがあったでしょうか・・・。いつもながら
のハルモニアムンディUSAサウンドの美しさも満開、いや、待った甲斐があっ
たとしかいいようのない最高の「ブランデン」でございます。




<K617>
K617 211 2枚組 \3380
カヴァッリ:歌劇「アポロとダフネの愛」
アンダース・ダーリン(アポロ)、ローザ・ドミンゲス(ダフネ)他
ガブリエル・ガッリード(指)アンサンブル・エリマ
録音:2007年11月、2008年4月
ヴェネツィアで、オペラの黎明期に、モンテヴェルディの弟子であったカヴァ
ッリは、詩人のブゼネッロと組んで、「アポロとダフネの愛」を作りました。
これは、モンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」と並んで、ヴェネツィアでの
オペラの誕生時の歴史に燦然と輝きを放つ大作。冒頭のシンフォニアから、全
体的にしっとりとした風合いのオペラです。ガッリード率いるアンサンブル・
エリマが美しく愛の物語を紡ぎあげてゆきます。

K617 206 \2250
ニコラス・ラドフォード(c.1485-1557):
(1)アヴェ・クイユス・コンセプティオ 
(2)ミサ・ベネディクタ・エ・ヴェネラビス 
(3)ドミネ・イエズ・クリステ
ニューカレッジ・オックスフォード合唱団
エドワード・ヒギンボトム(指)
イギリスの作曲家ルドフォードの作品は、5世紀近くも歴史に埋もれた存在と
なっていました。しかしこれらの作品はとても充実した手法で書かれており、
入り混じり響き合う声に包まれる至福のときを味わえる1枚です。

K617 200 \2250
ポリツィアーノ:オルフェオの物語
ラ・コンパーニャ・デル・オルフェオ
フランシス・ビッギ(指)
ポリツィアーノは、音楽家だけでなく詩人としても名を残しており、ボッティ
チェリの名画「春」も彼の詩に構想を得ているといわれています。彼による
「オルフェオ」の物語。有名なオルフェオとエウリディーチェの物語が、音楽
劇仕立てで語りを交えながら進行します。シンプルな器楽による彩りが、オル
フェオの悲劇を優しく滋味深く包み込んでいて魅力的です。

K617 207 \2250
ブクステフーデ:われらがイエス・キリストの四肢
タニア・アスペルマイアー、ステファニー・レヴィダ、サロメ・ハラー(Sop)
ロルフ・エーラース(Alt)、ジュリアン・プレガルディエン(T)、
ブノワ・アルノール(Bs)
ラ・シャペル・レーナン、アルレッテ・シュタイヤー(指)
K617ならではの木の薫りのする録音により、あたたかみのあるブクステフーデ
となっています。

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08-12 No.19-2

2008年12月25日 15時01分07秒 | Weblog
<audite>
AU 92529(SACD-Hybrid) \2580
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集Vol.4
第10番変イ長調Op.118 / 第12番変ニ長調Op.133 / 第14番嬰ヘ長調Op.142
マンデルリング四重奏団
セバスチャン・シュミット、ナネッテ・シュミット(Vn)
ローラント・グラースル(Va) ベルンハルト・シュミット(Vc)
録音:2008年4月23-25日クリンゲンミュンスター
2008年に結成25周年を迎え、念願の初来日公演も果たしたマンデルリング四重
奏団が進めるショスタコーヴィチ・シリーズの第4弾。
同じ1964年の作曲ながら前回収録されていた第9番とは打って変わり、第10番
はたのしくオプティミスティックな作風と簡潔な手法に特徴があります。なか
でもパッサカリア形式のアダージョは絶品で、この作品は親友ワインベルクに
捧げられています。
かわって、演奏時間30分弱、2楽章からなる第12番は、長大な後半楽章のシン
フォニックな規模と起伏の大きなつくりが特徴で、さらに12音技法を採り入れ
ている点も注目。さらに、被献呈者がチェリストということが示すとおり、
チェロが主役の第14番は構造上低域から高域に掛けての流れに重点が置かれて
いることや、やはりシンプルな書法によるどこか思索的味わいが聴き取れます。
これらの2曲はベートーヴェン四重奏団のツィガノフとシリンスキーにそれぞ
れ献呈されています。
実演でも聴かせたように、マンデルリング四重奏団の演奏はうまさと手堅さが
光るもの。ショスタコーヴィチ全集シリーズも完成まで残すところあと一枚と
なりました。




<BISCOITO FINO>
BC 233 \2080
チャイコフスキー:
(1)交響曲第4番ヘ短調(45'03)
(2)イタリア奇想曲Op.45(14'05)
ジョン・ネシリング(指)サンパウロ交響楽団
ネシリング率いる手兵サンパウロ響のチャイコフスキーといえば、BISのスド
ビン独奏によるピアノ協奏曲第1番(BIS SA.1588)でも精度の高いアンサンブル
を聴かせていましたが、思いがけぬことに当コンビによる交響曲が地元ブラジ
ルのレーベル、BISCOITO FINOより登場致します。全篇激情ほとばしる作風が
魅力の第4番ですが、フィナーレでも熱い爆発一辺倒に陥ることなく、決して
破綻することのないところにこのオケの地力を実感することができます。また、
カップリングのイタリア奇想曲では、一転して陽気なラテンの気質が相通じる
のか、開放的な気分を満喫させてくれます。

BC 231 \2080
シューマン:
(1)交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」(32'53)
(2)交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」(31'53)
ジョン・ネシリング(指)サンパウロ交響楽団
ヴィラ=ロボスやグアルニエリなど、BISではおもにブラジルの作曲家のアル
バムで知られる地元ネシリングと手兵サンパウロ響。ここではドイツ・ロマン
派の大家シューマンを取り上げているのに注目。作曲家シェーンベルクと指揮
者ボダンツキーの甥の孫にあたるジョン・ネシリングは1947年リオ・デ・ジャ
ネイロ生まれの指揮者。ウィーンでハンス・スワロフスキーに、タングルウッ
ドでレナード・バーンスタインに師事しています。
サラブレッドであるかれが1997年より音楽監督のポストにあるサンパウロ響は
すでに半世紀を越える歴史あるオーケストラ(1954年創設)。楽団の水準を飛躍
的に高めたかれの手腕は、きびきびとしたリズムと美しく磨き上げられたサウ
ンドがすばらしい、このアルバムでもあきらかです。




<BONGIOVANNI>
AB 20012(DVD-Video) \4950
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」
ラケーレ・スタニッシ(S ルイーザ)
フランチェスコ・デムーロ(T ロドルフォ)
アルベルト・ガザーレ(Br ミラー)
アントーニオ・デ・ゴッビ(Bs ワルテル伯爵)
パク・タイファン(Br ヴルム)
サラ・マリア・プンガ(Ms フェデリーカ)ほか
カルロ・モンタナーロ(指)
サッサリ“マリアリーザ・デ・カロリス”コンサート協会管弦楽団、
ルイージ・カネーパ合唱団
演出:マルコ・スパーダ、装置,衣装:トンマーゾ・ラガットッラ
収録:2007年12月5,7日,サッサリ
イタリア、サルデーニャ島最北部の町サッサリには、ヴェルディ劇場という
歌劇場があり、こんな田舎の地方劇場とは思えないほど活発な公演を行って
います。このDVDには、2007年12月に上演されたヴェルディの「ルイーザ・ミ
ラー」を収録。ルイーザ役のラケーレ・スタニッシは、南イタリア、プーリ
ア州ブリンディジ生まれのソプラノ。しっかりした質感のある声の持ち主で、
ヴェルディソプラノとして着実にキャリアを伸ばしています。ロドルフォ役
のフランチェスコ・デムーロは、1978年、サルデーニャ島のポルト・トレス
に生まれた今注目されている若手テノール。2008年10月、パルマでのヴェル
ディ・フェスティヴァルでの「リゴレット」で、レオ・ヌッチ相手にマント
ヴァ公を歌っています。これに、日本でもおなじみのアルベルト・ガザーレ、
ベテランのアントーニオ・デ・ゴッビが加わり、予想を遥かに越える水準に
なっています。マルコ・スパーダの伝統的で安定感のある演出も日本のオペ
ラファンには歓迎されることでしょう。嬉しい日本語あらすじ付きです。

GB 5155 \2180
ソレル:6つのコンシエルト集
マリア・クロティルデ・シエーニ(Cenb)
カーティア・ロッチ(Cenb)
録音:2008年9月
スペインの作曲家、アントニオ・ソレル(1729-1783)の代表作の一つが、「2
つのオルガンのための協奏曲」。これを2つのチェンバロで演奏したもの。当
然、よりチャキチャキした歯切れの良い演奏です。マリア・クロティルデ・
シエーニとカーティア・ロッチは、モーツァルトの2つのチェンバロのための
ソナタ集(GB 5632)で見事なコンビネーションを聞かせてくれました。このソ
レールも、ウキウキするような楽しさです。

AB 20011(DVD-Video) \4950
「皆で仮面をつけて」
パオロ・ボルドーニャ(Br アブダル)
ダヴィド・ソトジュ(T 騎士エミーリオ)
ヨランダ・アウヤネット(S ヴィットーリア)
ドメニコ・コライアンニ(Bs ドン・グレゴーリオ)
アンナリタ・ジェンマベッラ(Ms ドロテア)
マッシミリアーノ・ヴィアピアーノ(Bs マルテッロ)ほか
ジョヴァンニ・ディ・ステーファノ(指)
サンレモ=リグリア交響楽団
演出:ロゼッタ・クッキ
装置:フェデリーコ・ビアンキ
衣装:クラウディア・ペルニゴッティ
収録:2007年10月12-14日,サヴォナ、キアブレラ劇場
カルロ・ペドロッティ(1817-1893)は、ヴェローナ生まれの作曲家。後年は、
トリノのレージョ歌劇場の監督になり、この歌劇場の水準を飛躍的に高めた
ことでも知られています。「皆で仮面をつけて」は、ヴェローナを拠点に活
発な作曲活動をしていた時期の作品。「皆で仮面をつけて」は、1856年11月
4日にヴェローナで初演され成功を収めた、ペドロッティの代表作です。台本
は、ゴルドーニの喜劇「スミルネの興行主」を翻案したもの。プリマドンナ
のヴィットーリア、彼女を愛する騎士エミーリオ、ヴィットーリアのライバ
ル歌手ドロテアとその夫で音楽マネージメント業のドン・グレゴーリオとい
った面々が、ダマスカスの大金持ちアブダラからトルコ巡業を持ちかけられ、
それに端を発して起こるドタバタ模様の物語。ペドロッティはヴェルディと
ほぼ同時代人で、1856年というと、ヴェルディの「トラヴィアータ」の3年後、
「シチリアの晩鐘」の翌年というイタリアオペラの傾向が大きく動き始めた
頃。しかしペドロッティの「皆で仮面をつけて」は、そんなことにはお構い
なしといった、ドニゼッティのブッファを思わせるような軽快ぶりで、ヴェ
ルディの独走の陰には、まだまだこうした「昔ながら」のオペラが生きてい
たことを忍ばせます。ヴィットーリア役のヨランダ・アウヤネットは、スペ
イン、カナリア諸島のラス・パルマス・デ・グラン・カナリア出身のソプラ
ノ。晩年のアルフレード・クラウスから実力を認められた逸材です。娘役を
得意としています。対するドロテア役のアンナリタ・ジェンマベッラはロッ
シーニなどで活躍するメッゾ。騎士エミーリオ役のダヴィド・ソトジュは、
ペルージャ出身の若手。2005年夏のマチェラータ音楽祭で「ドン・カルロ」
のタイトルロールを歌っています。アブダル役のパオロ・ボルドーニャは、
若手のバッソブッフォとしてここのところ活躍が目覚ましい人。ロゼッタ・
クッキの優しい感性の演出も作品にぴったりです。もちろん世界初収録。日
本語あらすじ付きです。

GB 5154 \2180
ペトラーリ:オルガンのための荘厳ミサ ヘ長調
パオロ・ボッティーニ(Org)
ミウラ・ヒロコ(S)
録音:2006年9月20,28日
ヴィンチェンツォ・アントーニオ・ペトラーリ(1830-1889)は、当時の偉い音
楽評論家から「イタリアのオルガニストの王子」と讃えられた作曲家。彼自身
はオペラや器楽曲も作曲していますが、オルガンで大いに認められた人でした。
1時間を超す大作ですが、曲は当時のイタリア音楽の趣味を反映した聞きやす
いもの、所々に加わるソプラノソロが素敵なアクセントになっています。カ
ステルヴェトロ・ピアチェンティーノのクローチェ・サンタ・スピリト地区
教区教会の、1865年フラテッリ・リンジャルディ製オルガンを使用。ソプラ
ノ独唱のミウラ・ヒロコは、京都市立芸術大学卒業後、イタリアに渡って十
年近く活躍しています。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33545(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏西
ガルッピ:「オリンピアーデ」
マーク・タッカー(T クリステーネ)
ルース・ロジク(S アリステア)
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S アルジェーネ)
ロミーナ・バッソ(Ms メガークレ)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(Ms リチーダ)
フリオ・ザナージ(Bs アルカンドロ)
フィリッポ・アダミ(T アミンタ)
アンドレア・マルコン(指)ヴェニス・バロック・オーケストラ
演出:ドミニク・プーランジェ
装置、衣装:フランチェスコ・ジート
収録:2006年10月,ヴェネツィア,マリブラン劇場
18世紀半ばの極めて重要な作曲家、バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)の
「オリンピアーデ」がDVDになりました。このオペラは、1747年12月26日、ミ
ラノのデュカーレ劇場で、シーズン開幕演目として初演され、大成功を収めま
した。現在ミラノに残る楽譜は完全なものではなく、今回、アンドレア・マル
コンが、ドイツの音楽学者クライレ・ゲネヴァインと協力して、レーゲンスブ
ルクやロンドンに伝わっていた欠落部分の楽譜を発見し、補筆を完成させ、ガ
ルッピ生誕400年の記念に生地ヴェネツィアで上演された者です。台本はメタ
スタージョを元にしており、ヴィヴァルディの同名オペラ(naive OP30316で発
売)とほぼ同じ展開です。
記念上演だけに歌手は優れています。主役のアステリアのルース・ロジクは、
近年台頭著しいバルセロナ出身のソプラノ。メガークレには、大人気の古楽メ
ッゾ、ロミーナ・バッソ。リチーダ役のフランツィスカ・ゴットヴァルトは、
コープマンに認められバッハのカンタータ全集にも参加した若いドイツのソプ
ラノ。さらにマーク・タッカーやフリオ・ザナージといった強力なベテランも
参加。アンドレア・マルコン率いるVBOの演奏が高水準なのは言うまでもあり
ません。優れた上演で、ガルッピの幻の名作の復活を祝いましょう!

CDS 618 2枚組 \3780
アリエタ:「グラナダ征服」
マリオラ・カンタレロ(S ズレマ)
アナ・イバラ(S イザベル)
ホセ・ブロス(T ゴンザーロ)
アンヘル・オデナ(Br ララ)
ほか
ヘスス・ロペス・コボス(指)マドリッド交響楽団,合唱団
録音:2006年7月7日,マドリッド王立歌劇場
貴重な作品の録音が登場。エミリオ・アリエータ(1823-1894)は、スペイン、
ナバラ州プエンテ・ラ・レイナ出身の作曲家。19世紀半ばにサルスエラの作曲
家として大活躍した人です。しかし今日ではほとんど忘れ去られていて、クラ
ウスが全曲録音を入れたスペイン語のオペラ「マリーナ」で知られている程度。
サルスエラの作曲家の常として軽く見られがちですが、しかしアリエータは若
い頃ミラノ音楽院に留学し、最優秀の成績で終了したという筋金入り。1848年
には、若くしてスペイン女王イザベル2世によって王立歌劇場の作曲家として
取り立てられています。1849年、新築された王宮歌劇場のためにイタリアオペ
ラ「イルデゴンダ」を作曲、続いて作曲されたのがこの「グラナダ征服」で、
1850年10月10日に初演され、好評を博しました。どちらも台本は、ヴェルディ
「ナブッコ」の台本作家として名高いテミストークレ・ソレーラ。ちょうど
「アッティラ」の台本執筆を放り投げてマドリッドに逃亡していた時期でし
た。ですから、「グラナダ征服」は、ヴェルディと同時代の作曲家のオペラの
一例としても、大変意味のある作品です。このCDは、2006年に、およそ150年
ぶりに上演された際の録音です。物語は、15世紀末、スペイン最後のイスラム
勢力の拠点だったグラナダをスペイン王国が陥落させ、レコンキスタを完了さ
せた史実に基づいたもの。「カバリエの再来」と名声も高いソプラノ、マリオ
ラ・カンタレロのヒロインに、先日のウィーン国立歌劇場来日公演での「ロベ
ルト・デヴェリュー」でグルベローヴァの相手役を堂々歌ったホセ・ブロス、
さらに指揮が名匠ヘペス・コボスという、ビックリするほどの豪華さです。

CDS 620 2枚組 \3780
ヴィオッティ:フルートとピアノのための作品集
3つの夜想曲
6つのセレナード Op.23
マリオ・カルボッタ(Fl) カルロ・バルツァレッティ(P)
録音:2007年10,12月,ミラノ
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824)といえば、ヴァイオ
リン作品で有名ですが、ここにはフルートとピアノのための作品が収録されて
います。「3つの夜想曲」は、ヴィオッティがパリで活躍してた1820年頃に出
版されたもの。その数年前に発表された、「チェロとピアノのための3つのディ
ヴェルティスマン」に基づいた作品です。「6つのセレナード」、ピアノのた
めの作品で、そこにフルートかヴァイオリンの“伴奏”が加わるタイプの作
品。これは、1802-04年頃の「2つのヴァイオリンのためのセレナード」を手直
ししたもの。どちらも、ヴァイオリン曲とは違ったヴィオッティの魅力が味わ
えます。マリオ・カルボッタは、ソロのフルーティストとして世界的に活躍す
ると同時に、埋もれた作品の発掘にも力を入れており、ここに収録された曲
はいずれも世界初録音。です。



<Hr musik>
HRMN 03607 \2350
ジョン・ケージ:弦楽四重奏のための30の作品(1983)
ヤコブ・ウルマン:弦楽四重奏のためのコンポジション第2番(1998/99)
アルディッティ弦楽四重奏団
アーヴィン・アルディッティ(Vn) グレアム・ジェニングス(Vn)
ドヴ・シンドリン(Va) ローハン・デ・サラム(Vc)
録音:2001年6月20-24日
アルディッティ弦楽四重奏団は1974年にアーヴィン・アルディッティによって
結成。ケージ、カーター、デュサパン、フェルドマンなどの多くの作品を世界
初演し、現代音楽と20世紀初頭の作品においては世界的な名声を獲得していま
す。ジョン・ケージ:弦楽四重奏のための30の作品もアルディッティ弦楽四重
奏団によって初演されています。弦楽四重奏曲として最も難しいとされる作品
の一つ。4人が違った時間軸で進行し、曲に明確な輪郭はなく複雑ないくつか
のプロセスで構成されています。またカップリングされているヤコブ・ウルマ
ンはケージの作品を確定楽譜化する作品を書いていることで知られるドイツの
現代作曲家。

HRMK 03707 \2350
ハイドン:チェロ協奏曲第2番
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
ラースロー・フェニェー(Vc 使用楽器:マッティオ・ゴフリラー1695年)
グラント・ ルウェリン(指)hr交響楽団
録音:2006年5月22-26日
ハンガリー出身のチェロ奏者、ラースロー・フェニェー。彼は2004年から 
hr交響楽団のソロ・チェロ奏者を務めるほか、パブロ・カザルス国際チェロ・
コンクールで優勝、その後ハンガリーはもちろん世界中の各メディア、オーケ
ストラから共演オファーが絶えません。hr交響楽団はヘッセン放送協会所属の
オケ(2005年までフランクフルト放送交響楽団)。グラント・ ルウェリンは
1960年サウス・ウェールズ出身の期待の若手指揮者。それぞれのエネルギーに
溢れた演奏を聴かせてくれます。

HRMK 03506 \2350
G,シンメルプフェニヒ:Io canto/Io moro,ecco,io moro 他
カッチーニ:麗しのアマリッリ、(リュート・ソロVer.含む)
作曲者不詳:バレエ、In me non e piu vita/Paduana 他
エンリコ・ラデスカ・ディ・フォッジャ:
Donna gentil/Duro mio cor/Chi mi sente cantar/Moriro di dolor 他
ランドグラフ・モリッツ・・フォン・ヘッセン:バレエ/クーラント 他
ラウレンチーニ・ダ・ローマ:プラエルディウム(前奏曲)
ダウランド:悲しみのパヴァーヌのラクリマ
クラウス・メルテンス(Bs-Br) ヨアヒム・ヘルト(Lute)
録音:2005年7月6-9日
17世紀初頭にエリーザベト・フォン・ヘッセンはランドグラフ・モリッツの長
女の書からリュート作品とマドリガーレを収集しました。このアルバムはカッ
セル大学の図書館の425周年記念を祝うために発表された1600年頃とヘッセン
家に基づいたリュート音楽から選出して収録しています。美しく安定した歌唱
で定評のあるクラウス・メルテンスとドイツの中堅リュート奏者ヨアヒム・ヘ
ルトによる演奏です。

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08-12 No.18

2008年12月22日 19時54分47秒 | Weblog
<WEITBLICK>
SSS0096-2 \1980
ブルックナー: 交響曲第8番(ノヴァーク版)
ジョルジュ・プレートル指揮
ウィーン交響楽団
録音:2008年2月20,21日ムジークフェラインザール・ウィーン、
デジタル・ライヴ録音
今やブレイク中のマエストロ、プレートル。ついに世界中の交響曲の中で聳え
立つ傑作ブル8の登場です。プレートルはマーラーと同様にブルックナーにつ
いても並々ならぬ意欲を見せており、ウィーン響とは第1番、第4番、第5番、
第9番を取り上げておりますがディスクは無論初登場です。ニューイヤーコン
サートで沸かせに沸かせたムジークフェラインに一ヶ月をおいて戻ってきた
プレートルが、頻々とテンポを動かし、ドラマを楽想に抽入しアグレッシヴ
なブルックナーを聴かせます。火の玉のようなプレートルの情熱には脱帽で
す。ウィーン響の献身的な演奏もこの名演の大きな魅力と申せましょう。




<Edition HST>
HST-055 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):フルート四重奏曲集(ca.1770)
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、バスと2つのホルン(任意)のためのノッ
テュルノ集
(1)ニ長調W. III:D4
(2)ニ長調W. deest.
(3)へ長調W. III:F4
丸田悠太(フルート)
福本 牧(ヴァイオリン)、ほか
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2008年4月、川崎市多摩市民会館にて録音
ヴァンハルが作曲したフルートを含む室内楽曲は、 カッサシオン、ノッテュ
ルノ(フルート四重奏曲);13曲 Weinmann. III: フルート四重奏曲;19曲
Weinmann.Vb: フルート三重奏曲;7曲 Weinmann. VI:c: 計39曲がヴァインマ
ン・カタログ(1986)に記載されている。(交響曲、協奏曲、ソナタを除く) さ
らに今年編者がプラハで発見したニ長調を含めると40曲になる。
作曲年代は、ブライトコプフ・カタログから1770年前後と推定される。 プラ
ハでは6曲セットのノッティルノ集として写筆譜の形で保存されている。
20才代でヴィーン・デビューした若きヴァンハルの意欲的な作品集として位
置づけられる。




<PROPRIUS>
PRCD 2045 \2180
地球の人間
クヌート・ニューステット(1915-):
私は平和をあなたがたに残し Op.43 No.2/叫び声をあげ(1955)
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):アヴェ・マリス・ステラ EG150
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1540-1611):おお、大いなる神秘
スヴェン=エーリク・ユーハンソン(1919-1997):
地球の人間とは何だ?/思考/雨だれ/秋の葉
ヒルドル・ルンドヴィーク(1885-1951):
ヴェルレーヌの気分で/花咲くアーモンドの木のように
オーケ・マルムフォシュ(1918-1951):枝垂れ柳
オスカル・リンドベリ(1887-1955):君の瞳は星のきらめき
ペーテル・ニューグレン:ざくろの香り
マッティン・バッゲ(1958-):
小さなマドリガル/夕暮の二つの月/ぼくの妹の友だち、ラウリータへ
ぼくの妹、イザベリータへ/娘の耳の中に
トロン・クヴェルノ(1945-):聖体拝領のキャロル
ヘンニング・ソンメッロ(1955-):
3つのグレゴリオの思い/アヴェ・マリア
見よ、乙女は身ごもって/天よ、露をしたたらせ
マッティン・ユンストランド:地に咲く花
オスカル・リンドベリ(1887-1955):聖霊降臨祭
スールヴィグ・オーグレーン(指揮)
ステッラ(スールヴィグ・オーグレーン室内合唱団)
録音:スウェーデン、レンゲブルー、イェーンブオース、テュスリンゲの教会
スールヴィグ・オーグレーン率いる室内合唱団ステッラのセカンドアルバム。
ルネサンスから現代まで幅広いレパートリーから、「ヨハネによる福音書」、
「イザヤ書」、「雅歌」にテクストを求めた宗教的内容の曲、ガルシア・ロル
カの詩による歌を中心とするプログラム。本拠とするオレブルー大学のペーテ
ル・ニューグレンマッティン・ユンストランド

PRCD 2046 \2180
ヴァリエーションズ
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):ガリアルダ
Hook:Polonesse
トマス・モーリー(1557-1602):手をつなごう/おお、わが愛しの女よ
クリストファー・シンプソン(1605頃-1669):ディヴィジョン・CS
不詳:リュートのガヴォット
Höök:Serra Kö:ningsberg
ジョン・プレイフォード(1623-1686)編纂:ノーフォーク公
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):メヌエット
M・S・スヴェノニウス:Polonesse - Proportio - Serra
伝承曲/エードルンド:愉快な夜
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
アッフェトゥオーソ/ヴィヴァーチェ
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):タンブラン
民謡:O'Mary's
トマス・モーリー:蛙のガリアード
民謡/バッハ/エードルンド:Rebens Opfer
マリア・リンダル(指揮)
REバロック
録音:2008年2月7-9日、ストックホルム、スウェーデン・ラジオ・スタジオ3
ルネサンス・バロック音楽と民俗音楽の境目を探究したアルバム。REバロック
は1998年にストックホルム・バロック管弦楽団として創設され改称したピリオ
ド楽器オーケストラ。

PRCD 2050 \2180
十二月
スウェーデン民謡/ペール=ヘンリク・ホルゲション編曲:
Mitt Hjerte Altlid Vanker
ジェイムズ・ピアポント/エーリク・ヴェストリング編曲:ジングル・ベル
ヨアキム・ホルゲション編曲:冬の国(*)
B・リンデボリ:Hej Mitt vinterland -
F・コーリング:Nej se det snöar -
ウォルター・ロリンズ&スティーヴ・ネルソン:雪だるまのフロスティ -
ルロイ・アンダーソン:そりすべり
ウェールズ民謡/ジーン・プアリング編曲:ひいらぎ飾ろう
伝承曲/A・エクダール編曲:Staffansvisan
ペギー・リー、ソニー・バーク/ヨアキム・ホルゲション編曲:
ベラ・ノッテ(*)-
リー・ハーライン/ヨアキム・ホルゲション編曲:星に願いを(*)
ジョン・ラター:降誕のキャロル
A・ニーベア:Den Signade Dag
ミヒャエル・プレトリウス/ヨアキム・ホルゲション編曲:エサイの根より(*)
ジョン・ラター:キャンドルライト・キャロル
フランツ・グルーバー/アニタ・ケール編曲:聖しこの夜
シロンスク民謡/アンドレアス・フリッフェト編曲:Harlig Ar Jorden
ヨアキム・ホルゲション編曲:Nu Tändas Tusen Juleijus(*)
ハンナ・ホルゲション(ソプラノ(*))
ペール=ヘンリク・ホルゲション(指揮)
ラウデス(合唱)
様々な器楽奏者
録音:2007-2008年、スウェーデン、トーンゾーン・スタジオ、オーデンサラ
教会
1990年代初めに指揮者ペール=ヘンリク・ホルゲションによって創設された混
声合唱団。現在ストックホルムを本拠地としており、当録音では団員43名。
ややポップな味付けが施され、楽しく聴けるクリスマス・アルバムに仕上がっ
ています。



<SWEDISH SOCIETY>
SCD 1140 \2180
ニルス・リンドベリ(1933-):
組曲「ダーラナ反映」(ダーラナの旋律による管弦楽のための変奏曲)(*)
レークサンドの歌,フルーダの旋律,踊りのゲーム,
マールングのバラード,ガグネフの婚礼歌,
トゥーン・エーリクのポルスカ,モックフィエードの結婚の調べ
組曲「神話の肖像」(ソプラノサクソフォンと管弦楽のための協奏曲)(+)
プロローグ,家のトムテ、トムプカル,森の女ランダ,
水の精フォスカル,エピローグ
アンデシュ・パウルソン(ソプラノサクソフォン(+))
ビャッテ・エンゲセット(指揮)
ダーラナ・シンフォニエッタ
オーショッタ・シンフォニック・ウィンドアンサンブル(+)
録音:2007年9月20日-21日、スウェーデン、ファールン、
クリスティーネ・ホール(*)
2005年9月29日、スウェーデン、リンショーピング、コンサートホール(+)
ニルス・リンドベリはスウェーデンのジャズピアニスト・作曲家。(+)はリン
ドベリが生まれ育ったダーラナ地方の民謡を基に作曲、ビャッテ・エンゲセッ
ト(1958-)とダーラナ・シンフォニエッタが初演した作品。民話から得たイン
スピレーションによる協奏曲(+)は、スウェーデンを代表するソプラノサック
ス奏者、アンデシュ・パウルソン(1961-)のために書かれた作品で、トムテの
トムプカル、森の女ランダ、水の精フォスカルは、ダーラナ地方の子どもた
ちがよく知っている妖精たち。ファールンでの初演に続き、スウェーデン・
ノルウェー連合解消(ノルウェー独立)100周年を記念して、同じメンバーに
よりスウェーデンとノルウェーの都市で演奏されました。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38037(SACD-Hybrid) \2700
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
天上の宴(聖餐式)
主の降誕
ヴォルフガング・ジーバー(オルガン)
録音:2007年12月23日、ドイツ、エッセン・フィルハーモニー、アルフリート
・クルップ・ザール
使用楽器:2004年、キューン製

ARS 38438 \2180
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン協奏曲第2番(*)
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61(+)
ノラ・チャステイン(ヴァイオリン)
リュディガー・ボーン(指揮(*))
シンフォニエッタ・テュービンゲン(*)
ルドルフ・ルッツ(指揮(+))
ザンクトガレン室内アンサンブル(+)
(P)1991(*)/2006(+)

ARS 38812 \2180
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.2
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):
交響曲ハ短調 Bryan c2(1764/1767)
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
交響曲ニ長調 Benton126(1785)
交響曲変ホ長調 Benton152(ロンドン、1792)
クリスティアン・ビルンバウム(指揮)
ウィーン・コンツェルト=フェライン(ウィーン交響楽団員)
録音:2007年6月10日、
イグナツ・プレイエル協会(IPG)主催プレイエル生誕250年記念演奏会、
ライヴ



<ARTA>
F 10152 \2080
赤い死の仮面 打楽器のための音楽
スヴァトプルク・ハヴェルカ(1925-):312 Azusa Street L.A.(*)
イヴァナ・ロウドヴァー(1941-):荒野の声(+)
ミッコ・ヘイニオ(1948-):冬(#)
フリオ・ロロフ(1951-):打楽器奏者のための変奏曲(**)
ルボシュ・フィシェル(1935-1999):E・A・ポーへのオマージュ(++)
ラデク・クランプル(マリンバ、ヴィブラフォン(*))
トマーシュ・モフル(ドラム(+))
トマーシュ・コウベク(ドラム(+/**))
カテジナ・ウレフロヴァー(ハープ(#))
マルケータ・マゾウロヴァー(マリンバ、ヴィブラフォン(#))
ダナ・ヘゲロヴァー(フルート(++))
ダニエル・ミコラーシェク、マルチン・ヒブネル、
イヴォ・ヘルマノフスキー、ヤン・ホルヴァト(ドラム(++))
録音:2004年11月22日、2006年4月27-28日、6月26日、2007年4月14日、
プラハ芸術アカデミー音楽学部音響スタジオ

F 10165 4枚組 4160
J・S・バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869(*)
平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV870-893(+)
ヤロスラフ・トゥーマ(クラヴィコード)
録音:2000年1月(*)、2002年8月(+)、Studénky u Jihlavy
使用楽器:
1999年、マルティン・ケーター[Martin Kather]製
(ダーヴィト・タンネンベルクが1761年頃に記した手書き図面による)(*)
1997年、マルティン・ケーター製(モデル:ドイツの製作家のフレンチ・スタイル
作品)(+)
チェコを代表するオルガニスト・歴史的鍵盤楽器奏者の一人でありアルタ・レー
ベルの顔でもあるトゥーマが、クラヴィコードで聴かせる「平均律」。(*)はス
プラフォンからのライセンス音源。4枚組で2枚分の価格です。

F 10169 \2080
暗闇に私は住みたい
ジョン・ダウランド(1563-1626):今こそ別れねば(*)
チェコ語訳詩朗読:流れよ、わが涙
ジョン・ダウランド:流れよ、わが涙(+)
ジョン・ダウランド:さあもう一度、愛が呼んでいる(*)
チェコ語訳詩朗読:行け、透明な涙よ
ジョン・ダウランド:行け、透明な涙よ(+)
ジョン・ダウランド:もし私の嘆きが
チェコ語訳詩朗読:私は見た、あの人が泣くのを
ジョン・ダウランド:私は見た、あの人が泣くのを(+)
ジョン・ダウランド:愛に望みを託す者は
チェコ語訳詩朗読:彼女は許してくれようか
ジョン・ダウランド:彼女は許してくれようか(*)
民謡:グリーンスリーヴズ(チェコ語訳詩)
民謡:Vím ja jeden hájecek
チェコ語訳詩朗読:騒ぎ立つ思いよ
ジョン・ダウランド:騒ぎ立つ思いよ
チェコ語訳詩朗読:悲しみよ、とどまれ
ジョン・ダウランド:悲しみよ、とどまれ
フランシス・ピルキントン:眠れ、うるわしのニンフらよ
チェコ語訳詩朗読:暗闇に私は住みたい
ジョン・ダウランド:暗闇に私は住みたい
ヤナ・レヴィトヴァー(歌、朗読、ヴィオラ、ハープ)
ウラディミール・メルタ(歌、朗読、リュート、バロック・ギター、
12弦ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、フルート、打楽器)
ズデンカ・コペチナ(歌(*))
ハナ・フレコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ(+))
録音:2007年夏、チェコ、ホテツ、聖カテジナ教会
2008年冬(初頭?)、ウラディミール・メルタ・スタジオ
ダウランドのリュート歌曲のチェコ語訳詩朗読(BGM付き)を交えたユニークなア
ルバム。

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08-12 No.18-1

2008年12月22日 19時54分14秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572095
トヴェイト: 管楽合奏のための音楽集
1-3.シンフォニア・ディ・ソフィアトーリ
4.クリスティアン・フレデリック王子の名誉行進曲
5.ブルックの古いミル/6.自由への賛歌
7-11 .シンフォニエッタ・ディ・ソフィアトーリ Op.203
12-20.ハルダンゲルの 100の旋律 Op.151より(ノードハゲン編)
〈第2組曲「15の山の歌」より/第4組曲「結婚組曲」より/第5組曲「トロール」
より〉
演奏:ノルウェー王国海軍軍楽隊/ビャルテ・エンゲセト(指揮)
2008年はノルウェーの作曲家トヴェイト(1908-1981)の生誕100年でもありま
した。あまり知られていないですが、かなり気の毒なエピソードの多い人で
積雪によって書斎が倒壊し、その10年後、今度は自宅火事で焼失、書きため
た多くの作品が燃え尽きてしまったという悲運の作曲家です。 NAXOSでは彼
の作品を積極的に復興、録音していますが、このアルバムはそれらを吹奏楽
で演奏するというちょっと変わり種。夢のように儚くて美しい曲が、新たな
装いで甦る瞬間にぜひお立ち会いください。

8.570027
モーツァルト:管楽合奏による「魔笛」と「ティート」
1-18.魔笛…J.ハイデンライヒ(1753-1821)による管楽合奏版(序曲/私たちは
逃げましょう/私は鳥刺し/フム・フム・フム/可愛い子よ、お入りなさい/恋
を知る男たちは/何と美しい絵姿/この道はあなたを目的へと導いていく/何と
言う不思議な笛の音/ああ、何と美しい音色/徳と正義が/おお、イシスとオシ
リスの神よ/どうしたの?どうしたの?どうしたの?/誰でも恋の喜びを知っ
ている/再びようこそ/愛しい人よ、もうあなたにお会いできないのですか?/
娘か女か、パパゲーノはどちらがほしい/パ、パ、パ、パパゲーナ)
19-26.皇帝ティートの慈悲(抜粋)…J.トリーベンゼーによる管楽合奏版(序曲
/私を喜ばせるなら/ああ、やさしく抱き合おう/行進曲/この至高な帝位のた
だ一つの/ああ、これまでの愛に免じて/ああ、もし皇帝の座のまわりに/どう
か保たせたまえ、神々よ)
演奏:ザキソニアン・管楽アカデミー
1782年、時の皇帝ヨーゼフ2世によって設立されたウィーン王立吹奏楽団。そ
の高度な合奏能力に触発されて、当時流行のオペラの名アリアなどが数多く
編曲され、貴族たちの耳を楽しませたのです。その代表作がこれらの編曲集。
美しく巧妙につくられたアンサンブルスコアは、聴く喜びだけでなく、奏で
る楽しみをも促すのでしょう。どの曲も溌剌とした雰囲気がたまりません。

8.570544
バス・トロンボーンと吹奏楽のための作品集
1-3.ジェローム・ノーレ(1951-):深淵に光る星(マルク・リュース編)
4-12.マルク・リュース(1963-):めまい
13-15.エリック・エワゼン(1954-):
バス・トロンボーン協奏曲(ヴァージニア・アレン編)
16-18.マーク・ステッカー(1935-):2歩下がって
演奏:イヴ・バウアー(バス・トロンボーン)/フランス空軍軍楽隊/
クロード・ケメッケル(指揮)
これぞバス・トロンボーンの名技炸裂!のアルバムです。その深すぎる響き
のため、あまりソロとして用いられることのない楽器ですが、4人の作曲家に
よるこれらの曲を聴いてみると、とにかく凄すぎて眩暈さえ覚えるほどです。
ジャズっぽいノーレの曲、遊び心たっぷりのステッカーの曲(タイトルは彼の
名前のコラージュになっているとか)など多彩。この楽器についてはまだまだ
可能性は無限にありそうです。

8.559247
スーザ:吹奏楽曲作品集 第7集
1.アメリカ第一/2.大統領ポロネーズ/3.ライフル銃連隊/4.コングレス・
ホール/5.エル・カピタン/6.インタリオ・ワルツ/7.五十年祭/8.選ばれ
た花嫁/9.リヴァイヴァルの音色/10.いかさま師/11.シェリダンの旅行/
12.黒馬騎兵中隊/13.海軍予備役
演奏:ロイヤル・アーティレリー・バンド/キース・ブライオン(指揮)
「行進曲の王」として世界に君臨するジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)
は19世紀と20世紀の変わり目のアメリカに横溢する溌剌たるエネルギーを擬人
化することに成功した作曲家です。彼の作品はアメリカを代表するだけではな
く地球上のあらゆるものを元気にしてくれます。この第7集には、あまり聴く
機会のない「大統領ポロネーズ」や、まるでJ.シュトラウスの作品のように
洒落た「インタリオ・ワルツ」、スーザの自信作「50年祭」が収録されてい
ます。

8.570296
ウェーバー:序曲集
1.「オイリアンテ」序曲/ 2.「ペーター・シュモルとその隣人たち」序曲/
3.「オベロン」序曲/ 4.「幽霊の支配者」序曲/5.付随音楽「トゥーラン
ドット」のための序曲と行進曲より序曲と第2幕の行進曲/6.「プレチオーザ」
序曲/ 7.「シルヴァーナ」序曲/ 8.「歓呼」序曲/ 9.「アブ・ハッサン」
序曲/ 10.「魔弾の射手」序曲
演奏:ニュージーランド交響楽団/アントニ・ヴィト(指揮)
ロマン派初期の偉大なる作曲家ウェーバー。彼は生涯に数多くのオペラを作
曲しましたが、現在では「魔弾の射手」「オイリアンテ」「オベロン」など
の数曲ほどしか耳にする機会がありません。ここで聴ける序曲はどれも新鮮
で興味深いもの。とりわけトラック5の「トゥーランドット」の付随音楽の楽
しさと言ったら!元気一杯、名指揮者ヴィトの指揮でどうぞ。


8.570763
シベリウス:交響詩集
1.交響詩「夜の騎行と日の出」 Op.55/2.舞踏間奏曲第3番「パンとエコー」
Op.53a/3-6.「ベルシャザール王の饗宴」より組曲 Op.51〈東洋風の行列
/孤独/夜曲/カドラの踊り〉/7-8.2つの管弦楽作品集〈森の精/舞踏間奏曲〉
/ 9-12.付随音楽「死」 Op.44&62〈悲しきワルツ Op.44-1/鶴のいる風景
Op.44-2/カンツォネッタ Op.62a/ロマンティックなワルツ Op.62b〉
演奏:ニュージーランド交響楽団/ピエタリ・インキネン(指揮)
日本でも人気急上昇。インキネン得意のシベリウス(1865-1957)作品集です。
日本での演奏会に於いてアンコールで奏され大好評だった「悲しきワルツ」
のスタイリッシュな表現を聴くだけでもこの指揮者の並々ならぬ才能が伺い
知れるというものでしょう。どことなくエキゾチックな「ベルシャザール王
の饗宴」、神話の世界、北欧の夜明けなど表現力豊かなシベリウスの音楽が
生き生きと目の前に立ち現れます。

8.572076
ブレトン:アンダルシアの情景他
1-4.アンダルシアの情景〈ボレロ /ポロ/行列へのサエタ /サパテアード〉/
5.「グスマン・エル・ブエノ」より前奏曲/ 6.「ドロレス」より前奏曲/
7.「ガリン」より前奏曲とサルダナ/8.「テルエルの恋人たち」より前奏曲
/9.アルハンブラにて
演奏:マドリッド・コミュニティ管弦楽団/ミゲル・ロア(指揮)
現在ではほとんど忘れ去られてしまったサルスエラの巨匠、ブレトン(1850-
1923)の音楽。あまりにも親しみやすい音楽だったから、却って嫌われてしま
ったのでしょうか?1875年から 1896年(彼が最も名声を得ていた時期)に書か
れた4つの序曲もさることながら「アンダルシアの情景」の、いかにも。とい
ったスペイン臭さにまみれる楽しさと言ったら!これはもう「スペインのア
ンダーソン」とでも呼ぶ他ありません。トラック2がオススメです。

8.570798
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲全集第5集
1-3.ファゴット協奏曲イ短調 RV497/4-6.ファゴット協奏曲ハ長調 RV473/
7-9.ファゴット協奏曲ヘ長調 RV491/10-12.ファゴット協奏曲ハ長調 RV466
13-15.ファゴット協奏曲ハ長調 RV469
16-18.ファゴット協奏曲ト短調 RV496
演奏:タマーシュ・ベンコーチ(ファゴット)/
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ベーラ・ドラホシュ(指揮)
イタリアにおける協奏曲の発展の中で、500もの作品を書いたヴィヴァルディ
(1678-1741)。その中のおよそ39がファゴット向けに書かれています。聴き手
には心地よいスリルをもたらすこれらの曲は、ソリストには優雅さと想像力と
恐ろしいまでの超絶技巧を要求するのです。オーケストラの中のファゴットの
音色は、まるで熱い鍋に香る柚子こしょうのような鋭いアクセントとなって
います。

8.570925
ロージャ:ヴィオラ協奏曲他
1-4.ヴィオラ協奏曲 Op.37/5-9.ハンガリー風セレナーデ Op.25〈行進曲/セ
レナーデ/スケルツォ /ノットゥルノ/ダンス〉
演奏:ギラド・カルニ(ヴィオラ)/ブダペスト交響楽団/
マリウス・スモリジ(指揮)
55年にも渡るハリウッド映画との関係にあってもロージャ(1907-1995)の「ハ
ンガリー精神」は全く消耗することはありませんでした。それはこの2作を聴
けば全ての人が思うでしょう。ヴィオラ協奏曲は1979年に若きズッカーマン
のために書かれた作品で、しなやかで収斂性のある楽想に満ちています。
「ハンガリー風セレナーデ」は特徴的なメロディを持ち、伸びやかで生き生
きとした音楽です。

8.570486
ハイドン:鍵盤楽器のための協奏曲集
1-3.オルガン協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:1
4-6.ハープシコード協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:5
7-9.オルガン協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:8
10-12.ハープシコード協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII:7
13-15.オルガン協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:10
演奏:ハラルド・ヘーレン(オルガン)
ケティル・ハウサンド(ハープシコード)
ケルン室内管弦楽団/ヘルムート・ミューラー=ブリュール(指揮)
ハイドン(1732-1809)の協奏曲の中でもとびっきりの多彩さを有しているのが、
これらの鍵盤楽器のための作品でしょう。同時代の J.C.F.バッハのロココ風
趣味を併せ持つもの、モーツァルトのピアノ協奏曲に比肩する規模の大きい
ものなど汲めど尽きぬ魅力のある曲ばかりです。ここではハープシコード協
奏曲とオルガン協奏曲を収録しました。第5番を除いては、どちらの楽器で演
奏しても良いと指定されているこれらの曲ですが、オルガンをここまで軽や
かに演奏するのは難易度が高いだろうな。と想像してしまいます。

8.570788
ブルックナー:弦楽五重奏曲、弦楽四重奏曲他
1-4.弦楽五重奏曲ヘ長調(1878-79)/5.間奏曲ニ短調(1879)
6-9.弦楽四重奏曲ハ短調(1862)/10.ロンドハ短調(1862)
演奏:ファイン・アーツ四重奏団
ウィーンの著名なヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヘルメスベルガーの提案に
より書かれた弦楽五重奏曲は、あの第5番と第6番の交響曲と同じ時期に書か
れました。編成こそ小さいものの、これは紛れもなく「交響曲」の様相を呈
しています。何しろ第1主題を全部聴くまでもなく「ああ、これはブルックナ
ーだな」と心から感じる事ができるはずですから。ちなみに第2楽章のスケル
ツォはトラック5の間奏曲に置き換えて演奏してもいいのだそうです。もう少
し初期に書かれた弦楽四重奏曲はシューベルト風。

8.559306
コリリアーノ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
1-4.ヴァイオリン・ソナタ/ 5.レッド・ヴァイオリンより「シャコンヌ」/
6.オスティナートによる幻想曲/7-12.レッド・ヴァイオリン奇想曲
演奏:イダ・ビーラー(ヴァイオリン)…1-4.5.7-12
ニーナ・ティックマン(ピアノ)…1-4.5.6
様々なジャンルの作品を発表し、そのどれもが高水準のクオリティを保持する
コリリアーノ(1938-)。彼の心の原点ともいえる「レッド・ヴァイオリン」の
一連の作品を含むヴァイオリン作品集です。若い頃の躍動的で力強い「ヴァ
イオリン・ソナタ」、ベートーヴェンの交響曲の1節とおぼしきメロディが素
晴らしい変容を遂げていく「幻想曲」も聴きものです。

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08-12 No.17-2

2008年12月22日 19時53分36秒 | Weblog
8.559351
スミス: 室内楽作品集
1-3.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(1952-53)/
4-7.4つの練習曲(1952)/8-11.無伴奏ヴァイオリンのための組曲 (1948)/
12-13.インテルメッツォとカプリッチョ(1952)/14-16.ヴィオラとピアノの
ためのソナタ(1953)/17-22.6つのバガテル(1964)/23-25.ピアノ・ソナタ
(1954)/26.ヴァイオリンとピアノのための演奏会用小品
演奏:ジェフリー・グロスマン(ピアノ)…1-7.12-26/
サラ・ダーリング(ヴァイオリン )…1-3.26(ヴィオラ)…8-11.14-16
パソコンにおける最初の記譜法ソフトウェア・プログラム「SCORE」の開発者
として知られるリーランド・スミス(1925-)は、関心がコンピューターへ向く
以前には「普通の」音楽作品を書いていました。11歳より音楽を始め、ミヨ
ーやメシアンに学び、木管楽器奏者として長年活動し、並行して作曲もして
いたのです。とはいえ、1964年作の「6つのバガテル」のスコアは完全にコン
ピューターによって作成されたもの。常人には計り知れない頭の構造・・・
と感嘆しましょう。

8.559602
アドラー:音楽における詩、芸術および愛他
1-3.ピアノのための3つの前奏曲/ 4-9.音楽における詩、芸術および愛/
10-13.4つの作曲家の肖像/ 14-16.フルートとピアノのためのソナタ/
17.水深/18.パシファエ/19.ピアノ協奏曲第3番
演奏:ローラ・メルトン(ピアノ)…1-19/エリザベス・ファルナム(ソプラノ)
…4-9/キャロル・ウィンセンス(フルート)…4-9.14-16/ジョン・サンペン
(アルト・サクソフォン )…17/ロジャー・シュップ(パーカッション)…18
/ボーリング・グリーン・フィルハーモニー/エミリー・フリーマン・ブラ
ウン(指揮)
ドイツ生まれの作曲家、指揮者サミュエル・アドラー(1928-)。彼の名前はど
ちらかというとユダヤ音楽をアメリカ国内に広めた功績で知られているよう
です。しかし、ここで聴ける彼のオリジナル作品の多彩さは一言ではとても
語り尽くせません。躍動的で多動的なピアノ音楽、神秘的でしなやかな歌や
フルート・ソナタ。思わず身震いしたくなる雄大なピアノ協奏曲。聴けば必
ず心に衝撃が残るでしょう。

8.559614(CD+DVD) \2000
カーター:作品集
1.モザイク/2.風に書く/3.ゲーム/4.魔法にかけられた前奏曲/
5.スティープ・ステップス/6.フィガメント第1番/7.4つの感謝第2番「ゴッ
フレード・ペトラッシへの感謝」/ 8.フィガメント第2番「アイヴズ氏への
思い出」/ 9.4つの感謝第3番「ラプソディック・ミューシングス」/ 10.
ダイアローグドキュメンタリー「 2006年、トロントのエリオット・カータ
ー」(付属DVD)
録音風景…22'06"/モザイク… 12'48"/ダイアローグ… 15'13"
演奏:ニューミュージック・コンサート・アンサンブル
ロバート・エイトケン(指揮)
2008年12月に100歳のお誕生日を迎える驚異の作曲家エリオット・カーター
(1908-)。2007年にも7曲(!)の新作を発表するなど、生涯現役を謳歌してい
ます。そんなカーターの様々な年代の作品を集めたCDと、2006年に収録した
ドキュメンタリーの映像 DVDをセットにしたすぐれものがこれ。聴くだけで、
観るだけで元気になりそうなアルバムです。

8.570314
ラインベルガー:オルガン作品集第7集
1-3.ソナタ第17番変ロ長調 Op.181「幻想ソナタ」/ 4-5.前奏曲とフーガニ
短調 JWV10/6-11.モノローグ Op.162(第1番コン・モートハ長調 /第2番ポコ
・アジタートイ短調 /第3番アンダンテ・トランクィロホ長調 /第4番アンダ
ンティーノ変ホ短調 /第5番アンダンテ・アマービレト長調 /第6番ラルゴ・
エスプレッシーヴォ変ロ短調 )/12-15.ソナタ第18番イ長調 Op.188
演奏:ヴォルフガンク・リュプサム(オルガン)
19世紀のオルガン音楽の大作曲家、ラインベルガー(1839-1901)のオルガン曲
シリーズの第7集。今回は後期の傑作、第17番「幻想」と第18番を中心に収録
しています。第17番の冒頭は何やら結婚行進曲を思わせる音の動きで始まり
ますが、曲が進むにつれその独創性に圧倒されることでしょう。深い情緒を
たたえた第18番の導入部も美しさの極みです。そしてオススメは Op.162のモ
ノローグ。暗闇にともる温かい炎のような音楽とでも言いましょうか。じん
わり浸み入る小さな曲集です。

8.570492-93 2枚組
ローマン:12のフルート・ソナタ集
CD1:
1-5.ソナタ第1番ト長調/ 6-9.ソナタ第2番ニ長調/
10-14.ソナタ第3番ハ短調/ 15-20.ソナタ第4番ト長調/
21-27.ソナタ第5番ホ短調/ 28-32.ソナタ第6番変ロ短調
CD2:
1-4.ソナタ第7番ト長調/ 5-9.ソナタ第8番イ長調/
10-14.ソナタ第9番ハ長調/ 15-19.ソナタ第10番ホ短調
20-23.ソナタ第11番ト短調/ 24-27.ソナタ第12番ト長調
演奏:ヴェレーナ・フィッシャー(フラウト・トラヴェルソ )/
クラウス=ディーター・ブラント(バロック・チェロ )/
レオン・バーデン(ハープシコード)
ヘンデルと同時代のスウェーデンのヴァイオリニスト、作曲家ローマン(1694
-1758)(ルーマンとも表記される)のフルート・ソナタ集です。彼は若い頃と
壮年期にイギリスとオーストリア、ドイツに旅行し、ヘンデルのオーケスト
ラでヴァイオリンを弾くなど当時のヨーロッパの音楽を学んだ人です。帰国
後は宮廷楽団を指揮、ヘンデルの影響を受けた音楽を数多く作曲、演奏しま
した。この12曲のフルートソナタは極めて優美で洗練された様式美を持った
美しい作品です。

8.570504
ヴィラ=ロボス:ピアノ曲集第8集
1-6.実用の手引き X/7-12.実用の手引き XI/13.イベリカラーベ/14-18.
子どもの組曲第1集(1912)/19-22.子どもの組曲第2集(1913)/23-24.サント
ス侯爵夫人の嘆き(ピアノ編曲版)…世界初録音/25-51.実用の手引きIより
抜粋
演奏:ソニア・ルビンスキ(ピアノ)
ヴィラ=ロボス(1887-1959)のピアノ作品全集もいよいよ大詰め。あと2巻を
残すのみとなりました。中心となる収録曲は「実用の手引き」です。すでに
第5集(8.570008)でその一部が紹介され大好評を得た、彼のいわば「心の故郷」
の曲集とでも言いましょうか。子どもたちが歌うような単純な楽想の中に計
り知れないほどの深さを秘めた、独創性と愛に満ちた小品が「これでもか」
とばかりに詰まっています。まさにヴィラ=ロボスの最高傑作です。

8.570838
シューベルト:ドイツ語歌曲集第29集 さまざまな詩人たちへの歌曲
1.彼女が顔を赤らめるのを見たとき D.153/2.ミノーナ D.152/3.うずらの
さえずり D.742/4.指物師の歌 D.274/5.アーデルヴォルトとエンマ D.211
/6.朝の歌 D.381/7.夕べの歌 D.382/8.なぐさめ D.523/9.父親殺し D.10
演奏:フェルディナント・フォン・ボスマー(テノール)
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
シューベルト(1797-1828)歌曲集、今回のアルバムはあまり耳にすることのな
い作品が目白押しです。中でも注目したいのは、「アーデルヴォルトとエン
マ」でしょう。この608小節からなる長大なバラードに関しては、「あまりに
も説明的で長すぎる」という意見も出てきそうですが、至るところに散りば
められた劇的な表現と美しい対話は、やはり一聴に値するものでしょう。端
正な歌い口が魅力的なテノール、ボスマーの品の良い歌唱が魅力的です。

8.570741
レスピーギ:カンタータ「春」他
1-7.カンタータ「春」/ 8-11.アルメニアの詩人の語る4つの詩(アドリアーノ
による室内楽伴奏版)〈いいえ、お前の息子は死んでいない/お母さんは焼き
たてのパンのように/私は母、永遠の友/朝の輝き、公平な太陽〉/12-21.バ
レエ音楽「魔法の鍋」
Marco Polo 8.223595(1-11)、8.223346(12-21)より移行盤
演奏:リヒャルト・ハーン(バリトン)…1-7/ミロスラフ・ドヴォルスキー(テ
ノール)…1-7/ヤナ・ヴァラスコヴァ(ソプラノ)…1-7/ウラディミール・ク
ボウツィク(バス)…1-7/デニサ・スレプコウスカ(メゾソプラノ)…8-12/
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団…1-7
スロヴァキア放送交響楽団… 1-7.12-21
スロヴァキア放送交響楽団のメンバー… 8-11
アドリアーノ(指揮)
ここに収録された3つの作品はそれぞれ独自の特色を持った興味深い作品です。
古代アルメニアの旋律を効果的に用いた、カンタータ「春」、こちらもアル
メニアの詩を用いつつも古い教会旋法のおかげで不思議な雰囲気を有してい
る連作歌曲、そしてロシアの作曲家たちに敬意を払った「魔法の鍋」。どれ
もが大胆な管弦楽法と色彩豊かな音色で聴き手を魅了します。「ローマ三部
作」だけがレスピーギ(1879-1936)ではありません。


8.501042 10枚組 \6000
ハイドン:ピアノソナタ全集
演奏:イェネ・ヤンドー

8.502400 25枚組 \12150
ハイドン:弦楽四重奏曲全集
演奏:コダーイ・クワルテット

8.503400 34枚組 \14580
ハイドン:交響曲全集
演奏:パトリック・ガロワ/ニコラス・ウォード/ヘルムート・ミュラー=
ブリュール/ケヴィン・マロン/ベーラ・ドラホシュ/
バリー・ワーズワース

8.111303 \1000
1-4.ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
5.「レオノーレ」序曲 第1番ハ長調 Op.138
6.「レオノーレ」序曲 第3番 Op.72a
録音: 1955年 10月 5-6日、12月 17日…1-4/1954年 11月 17日…5/
1954年 11月 18日…6 ロンドンキングスウェイ・ホール
演奏:フィルハーモニア管弦楽団/オットー・クレンペラー(指揮)
名演として名高いクレンペラーの“英雄”1955年録音の復刻です。彼の演奏
の特徴として「ゆったりとしたテンポ」が挙げられますが(晩年になるほどそ
の傾向は強い)この壮年期の録音でも、ハイテンションな音楽の作りのなかに
音の一つ一つを噛みしめるような表現は見てとれます。いつものことながら
オーバート=ソーンの復刻は見事な限り。もともと状態の良い音が更にくっ
きりと立ち現れます。

8.112011 \1000
グレート・ピアニスト・シリーズ/パデレフスキ 彼自身が選曲したアメリカ
・ビクター録音集 1914-1941年
1.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」より第1楽章/2.シューベ
ルト:4つの即興曲 Op.142より第3番変ロ長調/3.シューベルト=リスト:歌曲
編曲集第9番「セレナーデ」/ 4.ショパン:ワルツ第5番変ホ長調 Op.42/5.
ショパン:夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2/6.ショパン:マズルカ第37番変イ長
調 Op.59-2/7.ショパン:マズルカ第38番嬰へ短調 Op.59-3/8.ショパン:エ
チュード第19番嬰ハ短調 Op.25-7/9.ショパン:エチュード第20番変ニ長調
Op.25-8/10.ショパン:エチュード第21番変ト長調 Op.25-9「蝶々」/ 11.メ
ンデルスゾーン:無言歌第6集 Op.67より「紡ぎ歌」/ 12.シューマン:幻想小
曲集 Op.12より第3番「どこへ」/13.リスト:3つの演奏会用練習曲より第2番
「軽やかさ」/ 14.ワーグナー=リスト:さまよえるオランダ人より「紡ぎ歌」
/ 15.ワーグナー(シェリング編):トリスタンとイゾルデ第1幕への前奏曲/
16.ラフマニノフ:幻想的小品集より前奏曲嬰ハ短調 Op3-2/17.ラフマニノフ:
前奏曲嬰ト短調 Op.32-12/18.ドビュッシー:前奏曲集第1巻より第12番「ミ
ンストレル」/ 19.パデレフスキ:旅人の歌 Op8より第3番「メロディ変ロ長
調」/20.パデレフスキ:古風なメヌエット/21.1941年、アメリカ・デビュー
50周年の記念挨拶
演奏:イグナツィ・パデレフスキ(ピアノ)
ポーランドのピアニスト、そして偉大なる政治家として知られるパデレフス
キ。ピアニストとしての彼は半世紀以上も、その華麗なる演奏で世界中を魅了
しました。人によっては、その過剰ともいえるルバート(テンポの揺れ)が悪
趣味と感じられることもあるようですが、注意深く聴いてみると、それがど
れほどまでに曲に微妙な陰影を与えているかが理解できるでしょう。
貴重な彼のキャリア初期の録音も含まれています。

8.112018 \1000
グレート・シンガーズ・シリーズ
マッコーマック第7集 1916-1918年アコースティック録音集
1.マッテイ:それは真実ではない/2.ラフ:セレナーデ/3.オッフェンバック:
舟歌/4.ワーグナー:朝はきらめき/5.クライスラー:子守歌 1915/6.バル
フェ:ボヘミアの娘より/7.レイ:君の微笑みは輝く/8.サイレス:愛、私の心
はここに/9.マーゲットスン:若いトミー/10.ボール:アイルランドの瞳ほほ
笑む時/11.フォーレ:十字架/12.アメリカ国歌/13.ハーバート:アイルラン
ド、わが父なる国/14.ガーバート:アイリーン/15.サンダーソン:ラッパを
吹き鳴らせ/16.ノヴェッロ:炉の火を絶やさず/17.エリオット:長い長い道
/18.ローア:あなたさえいれば、どこでも天国/ 19.フェラーリ:愛の虹/
20.フォーレ:十字架/ 21.ピアンタドーシ:微笑みで私を送って(1)/22.ピア
ンタドーシ:微笑みで私を送って(2)/23.メユール :父の土地/24.アリット
セン:神はわが光/25.サンダーソン:神は今宵わが息子たちと共に/26.ドレ
ル:あなたを我が家と呼ぼう
演奏:ジョン・マッコーマック(テノール)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)…2.3/他様々なアーティストたち
アイルランド生まれの大歌手マッコーマック・エディションの第7集です。有
名なマイスタージンガーの「朝はきらめき」(英語訳)を含むこの録音集から
は彼の愛国精神や、人の心を動かす感情表現の全てが伝わってきます。

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08-12 No.16-1

2008年12月22日 19時53分14秒 | Weblog
★変更のご案内
CZSW-2427432 5枚組 \3450(予定)
ラトル/ブリテン(限定盤)
★CD3の中で夜が静まったとき-「ルイーザ・ミラー」/コレッリ は収録され
ておりません。
CD3
1.イリュミナシオンOp.18
2.セレナードOp.31
3.ノクターンOp.60
3.夜が静まったとき-「ルイーザ・ミラー」/コレッリ
イアン・ボストリッジ(テナー)
ラデク・バボラク(ホルン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
以上 サイモン・ラトル指揮

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<EGEA/LIMEN>
CDE08 C009 \2080
ショパン:
マズルカ イ短調Op.59-1、変イ短調Op.59-2、嬰へ短調Op.59-3 
舟歌 嬰ヘ長調Op.60
夜想曲 ヘ短調Op.55-1、変ホ長調Op.55-2
バラード第4番 へ短調Op.52
即興曲第3番 変ト長調Op.51
ポロネーズ第6番 変イ長調Op.53「英雄」
ワルツ イ短調Op.34-2
吉川隆弘(Pf)
2008年ミラノ録音。11月下旬から12月上旬にかけて帰国し各地のコンサートが
評判になった吉川隆弘のショパン録音。吉川は1973年西宮生まれ。1999年東京
藝術大学大学院修士課程終了。イタリアではアルフレッド・コルトーやアル
トゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの高弟のアニタ・ポリーニ女史に師
事する傍ら、ミラノ・スカラ座アカデミーにおいてスカラ座フィルハーモニー
の首席奏者たちに室内楽を学ぶ。現在ではミラノを拠点に、ヨーロッパ、アメ
リカ、日本においてソロ・室内楽で活躍中。




<CSO・RESOUND>
CSOR 901902 \2700
CSOR 901904(SACD-Hybrid) \3250
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ベルナルド・ハイティンク(指)シカゴ交響楽団
録音:2008年5月1、2 & 3日シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・
ホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:クリストファー・ウィリス
首席指揮者ハイティンクと最強の手兵シカゴ響(CSO)によるマーラー・シリー
ズ第3弾。CSOリザウンド最新アルバムは、第6番「悲劇的」より半年あまりを
経た2008年5月、前作ショスタコーヴィチ第4番(CSOR.901814)にわずか1週間ほ
ど先立っておこなわれた第1番「巨人」ライヴ。
円熟の巨匠が導く世界最強のオケという、厚い信頼に結ばれた理想的な関係性。
首席指揮者就任より3シーズン目に入り、つい先ごろ11月にもマーラー「復活」
の公演で圧倒的な成功を収め、いよいよ2009年2月にはマーラー「悲劇的」を携
えての来日公演が待望されるハイティンクとCSOとの相性の良さはいまさら申し
上げるまでもないでしょう。
「ほかの数多くの指揮者は、われわれにシカゴ響をただヴィルトゥオーゾ・オ
ケというものとして提示してきた。ハイティンクは彼ら全員がどんなに立派な
音楽家であるかということをわたしたちに教えてくれるのだ。」(フィナンシャ
ル・タイムズ)
「ハイティンクの解釈は、あたたかく開放的でみごとなものだった。」(シカ
ゴ・トリビューン)
「ハイティンクとシカゴ響は、確信と活力とゆとりをみせつけ、(中略)満員の
聴衆を5分間にもおよぶスタンディング・オべーションさせるに十分だった。」
(シカゴ・サン・タイムズ)
ハイティンクにとって、またCSOにとっても6種目となるマーラー「巨人」。
完璧とまで騒がれた第3番、とてつもなく長大なスケールで描かれ深い味わい
を残した第6番と、前2作の出来栄えを踏まえると当然の流れといえそうですが、
各誌レビューが伝える当夜の模様からも、演奏内容はおおいに期待の持てるも
のといえそうです。



<CALLIOPE>
CAL 3703 15枚組 \10800
J.S.バッハ:オルガン作品集大成
アンドレ・イゾワール(Org)
カリオペの至宝オルガニスト、イゾワールが遺したバッハの作品の集大成ボッ
クス。




<harmonia mundi>
HMU 807460(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 op.74「ハープ」
(2)弦楽四重奏曲第11番へ短調op.95「セリオーソ」
東京クヮルテット
録音:2007年11月
場所:アカデミー・オブ・アーツ&レターズ(ニューヨーク)
東京クヮルテットによるベートーヴェン・ツィクルス第3弾。ベートーヴェン
中期と後期の狭間に書かれた名曲「ハープ」と、「セリオーソ」二曲を収録。
「ハープ」の題名の由来ともなったピツィカートも、東京クヮルテットのメン
バーが使用している、かのパガニーニが四重奏用にと組み合わせたというスト
ラディヴァリの銘器で聴くとひときわ印象的です。「セリオーソ」でも、冒頭
のユニゾンでの息の合い方、集中はものすごいものがあります。ハルモニアム
ンディレーベルでのベートーヴェン全集の完成を間近に控え、ますますこの
クヮルテットが円熟の極みにあることを存分に感じさせる、見事な出来栄えで
す。

HMU 907436 2枚組 \3780
(KDC 5035の直輸入盤)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集作品18
[CD1]第1番ヘ長調op.18-1、第2番ト長調op.18-2、第3番ニ長調op.18-3
[CD2]第4番ハ短調op.18-4、第5番イ長調op.18-5、第6番変ロ長調op.18-6
東京クヮルテット
録音:2006年5月、2007年2月
BMGの全集から15年の時を経ての、ベートーヴェンの初期四重奏曲集の再録盤。
ボルテージの驚くべき高さと円熟で奇跡の演奏となっています。


HMX 2968302 2枚組 \2960
ハイドン・セレブレーション1809-2009
[CD1](1)交響曲第6番「朝」よりアダージョ-アレグロ/
ミュレヤンス(指)フライブルク・バロック・オーケストラ
カンタータHob.XXIV1:3/シュペリング(指)
ファンタジー ハ短調Hob.XVI:4/プラネス(Pf)
弦楽四重奏曲op.33-2よりスケルツォ・アレグロ/カザルス弦楽四重奏団
チェロ協奏曲第2番ニ長調より第2楽章/ケラス
ピアノ三重奏曲第38番ニ長調より/コワン、ヘーバルト、コーエン
ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII:11シュタイアーほか
[CD2]弦楽四重奏曲「ひばり」/エルサレム弦楽四重奏団(第1,2,4楽章)
ピアノ・ソナタ第61番ニ長調/プラネス
「四季」より夏/ヤーコプス
交響曲第92番「オックスフォード」/ヤーコプスほか
ハイドンの生涯と彼の作品についての美しいフルカラーブック+彼の音楽の聴
きどころがぎゅっと集まった2枚CDから成る、スペシャル・エディション。

HMX 2961829 2枚組 \2960
ハイドン:オラトリオ「四季」
マルリス・ペーターゼン(Sp) ヴェルナー・ギュラ(Tn)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br) 
ルネ・ヤーコプス(指)フライブルク・バロック管弦楽団,RIAS室内合唱団
録音:2003年8月、インスブルック
ハイドンの傑作オラトリオ「四季」。ハイドン自身が「天地創造」の方が優れ
ているなどという言葉を残したもので、今日まで評価が今一つ…しかしさすが
ヤーコプス、誰が聞いても「四季」が傑作であることを納得させる大名演をや
ってくれました!時代楽器オーケストラをフル稼働させ、晩年のハイドンの恐
るべき旨み成分たっぷりの表現力を万全に引き出しています。特に狩の場面
(鉄砲炸裂!)とワイン祭のある「秋」の大胆かつユーモアたっぷりの音楽!
これでこそハイドン!!加えて歌手も素晴らしいです。要のシモンは男っぷり
もかっこいいヘンシェル!当代最高美声テノールのギューラに、バロックから
ルルまで幅広く大活躍のソプラノ、ペーターゼン!実にいい!

HMX 2961854 \1480
ハイドン:
クラヴィーア協奏曲 ト長調 Hob.XVIII-4、
クラヴィーアとヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII-6、
クラヴィーア協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII-11
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2004年3月、ベルリン
古典派以前のピアノ、いわゆるフォルテピアノを演奏したら並ぶもののいない
名手、アンドレアス・シュタイアーがハイドンの協奏曲を録音しました!1785、
ウィーンのワルター製ピアノのレプリカを使用、いわゆるウィーン式のメカニ
ズムだけが持つ細やかで木目の温もりのある音をシュタイアーは完璧に理解し
操り、ハイドンの音楽から今まで聞いたことのないような豊かな感受性、湧き
上がって止まらない霊感を奏でることに成功しています。知性的な演奏であり
ながら、全て感情表現に注がれているようで、森の奥の泉のように清鮮な音楽。
21世紀のハイドンの向かう方向を、フォルテピアノのあり方を明確に示した、
画期的な演奏の登場です。

HMX 2961765 \1480
ハイドン:エステルハージ家のためのカンタータ集
(1)世俗カンタータ「目覚めよ、我を信ずる者たち」Hob.XXIVa:2 
(2)同「主君の幸運の帰還を祝い」Hob.XXIVa:3 
(3)同「今やいかなる疑いが」Hob.XXIVa:4 
(4)交響曲第12番ホ長調Hob.I:12
(1)-(3)アンドラーシュ・シュペリング(指) 
スンハエ・イム、ヨハンナ・ストイコヴィチ(S)、マックス・チョレク(T)、
ケルン声楽アンサンブル、カペッラ・コロニエンシス(西ドイツ放送)、
(4)ニコラス・クレーマー(指)
ハイドンの声楽曲の中ではレアな存在のカンタータですが、大半はエステルハ
ージ家のために書かれており、なかなか興味深い仕上がりの曲です。今回録音
されたものは、63 年と64 年のニコラウス・エステルハージ侯命名日用のため
とみられる2 曲((1)(3))と67 年と思われるパリからの帰還を祝した1 曲((2))
です。演奏陣も曲の特徴をよく捉え、誠実に歌い込んでいます。

HMX 2968298 2枚組 \2960
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
no.32、33、34、35、36、37
パトリック・コーエン(フォルテピアノ) エーリッヒ・ヘーバルト(Vn) 
クリストフ・コワン(Vc)
ハイドンのピアノ三重奏曲は、当時生まれて間もなかったこのジャンルの布石
となりました。楽器三種それぞれが独立し、そして美しく調和し、時代にあっ
た音楽言語で生き生きと語っています。作品が書かれてから200年余後、名手
三人がピリオド楽器でこれらの名曲を生き返らせています。

HMX 2961767 \1480
ハイドン:交響曲第6番「朝」、同第7番「昼」、同第8番「晩」
ペトラ・ミュレヤンス(コンサートマスター) 
フライブルク・バロック・オーケストラ
ハイドンのこれらの交響曲は、各曲ともソロの技巧的な聴かせ所が多く、メン
バー全員がソリスト級のフライブルク・バロック・オーケストラの面々が大活
躍。奏者一人一人が役者のように雄弁に主張していて、メリハリの効いた見事
な音楽が展開されています。

HMX 2961823 \1480
ハイドン:弦楽四重奏曲
(1)ニ長調Op.64-5「ひばり」 (2)ニ短調Op.76-2「五度」 
(3)ト長調Op.77-1
何度か来日も果たしており、玄人筋からの評判もよい、ユダヤ人演奏の真髄を
聴かせるイェルサレム四重奏団。美しい音色、弾むリズム。モダン楽器でなく
てはなし得ない素晴らしい表現でハイドンに迫ります。「ひばり」の最終楽章
など、ぴちぴちとしておりとても魅力的です。
イェルサレム弦楽四重奏団は1993年にイェルサレムで結成。グラ-ツ国際コン
クールで認められ、BBCより援助を受け、ブイトーニ・トラストよりも資金援
助。実に嘱望されている団体。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 185 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
ルートヴィヒ・ズートハウス(ジークムント)、
ゴットローブ・フリック(フンディング)
ハンス・ホッター(ヴォータン)、レオニー・リザネク(ジークリンデ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1958年4月29日ミラノ・スカラ座でのライヴ
マスターに起因する欠落、多少の傷がございます。お気をつけください。
録音年代の古さを感じさせる音質です。

MYTO 186 4枚組 3380
初出!
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
フィリッツ・ヴィントガッセン(トリスタン)、
ビルギット・ニルソン(イゾルデ)
ヨゼフ・グラインドル(マルケ王)、
カール・エルク・セデーン(クルヴェナール)
フリッツ・ウール(メロート)、グレース・ホフマン(ブランゲーネ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1958年8月21日バイロイトでのライヴ
良い音質です。
マスターに起因する多少の傷が聴かれます。お気をつけください。

MYTO 187 4枚組 \3380
初出!
クリュイタンス指揮「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
オットー・ヴィーナー(ハンス・ザックス)、ハンス・ホッター(ポーグナー)
トニ・ブランケンハイム(ベックメッサー)、
ヨゼフ・トラクセル(シュトルツィンク)
ゲルハルト・シュトルツェ(ダヴィット)、
エリーザベト・グリュンマー(エヴァ)
アンドレ・クリュイタンス指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1958年バイロイトでのライヴ
※とても良い音質で、スケールの大きな演奏です。
マスターに起因する多少の傷が聴かれます。お気をつけください。

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08-12 No.16-2

2008年12月22日 19時52分43秒 | Weblog
<ACOUSENCE>
ACOCD10408 \2380
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(ナレーション付き)
Herbert Feuerstein(ナレーター)
カテリーネ・リュックヴァルト指揮マインツ州立管弦楽団
2007年12月18/20日ライヴ
ザルツブルグ・モーツァルテウムで音楽を学び後、ドイツでもっとも有名な
コメディアン、エンターテイナーとして知られるHerbert Feuersteinのナレー
ション(ドイツ語)に沿って演奏されます。
指揮は女性指揮者でハンス・ロット:交響曲第1番(ACOCD20104)の演奏で、曲の
持つ深層さや美しさを繊細、且つ表現豊かに演奏したリュックヴァルト。
解説書にナレーションの詳細が無いのは残念ですが、テンポ良く語られる
ナレーションと音楽は、それ自体ひとつの作品として楽しめるアルバムです。

ACOCD21108 2枚組 \2380(1枚分価格)
名演奏集:協奏曲+ピアノ・ソロ
CD.1
(1)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 ト短調 
ボリス・ブロック(ピアノ)
ジョナサン・ダーリントン指揮デュイスブルク・フィル 
CD.2
(2)ショパン:ピアノ作品集
即興曲第1番 変イ長調 op.29
即興曲第2番 嬰ヘ長調 op.36
即興曲第3番 変ト長調 op.51
幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
(3)チャイコフスキー:ピアノ作品集
ドゥムカ ハ短調 (ロシアの農村風景)
「ナタ・ワルツ」 6つの小品 op.51から第4曲
「夜想曲」 付随音楽「雪娘」 op.12から (A.シロティ編曲)
ボリス・ブロック(ピアノ) (スタジオ録音)
2008年8月27/28日録音 CD.1=ライヴ、CD.2=スタジオ
ボリス・ブロック(Boris Bloch ピアノ:1951-)はモスクワ音楽院でバシュキー
ロフに学び、1974年に西側に亡命。1978年ブゾーニ国際コンクールで1位に成
るなどの実力派ピアニスト。ブロックの名は日本ではあまり知られていません
が、強靭で確かなテクニックとスケールの大きさを感じさせる豊かな音楽性は、
必聴の価値ありです。
価格は1CD分の価格とお求め安くさせて頂きました。



<CARUS>
CARUS 27.076/99 \2380
クリストフ・シェーンヘル:ミサ(テノール独唱、合唱と管弦楽の為の)
Oliver Holzen(テノール)
クリストフ・シェーンヘル指揮
カペラ”NOVANTA"
インターナショナル合唱フェスティバル"C.H.O.I.R"
クリストフ・シェーンヘル(Christoph Schonherr 1952- ドイツ)
現代ドイツの作曲家。ハンブルク音楽大学で教鞭をとっています。
シェーンヘルの作品の特徴である、ジャズとオリエンタル音楽とクラシック音
楽の融合が顕著に現れ、多分にムード音楽的ですが、全体的にとても聴きやす
い作品と成っています。

CARUS 83.217(SACD-Hybrid) \2380
メンデルスゾーン:「主なる神よ、われら汝を讃えん」作品集IX
合唱曲集:
(1)詩篇95番「さあ、主に向かって礼拝しよう」 op.46
(2)カンタータ「ああ神よ、御空より見下ろしたまえ」
(3)賛歌「おお主よ、われを助けたまえ」 op.96
(4)詩篇98番「新しき歌を主に向かって歌え」 op.91
(5)「主なる神よ、われら汝を讃えん:Herr Gott, dich loben wir」
アンドレア・L・ブラウン(Andrea L. Brown:ソプラノ)
モニカ・グローブ(Monica Groop:アルト)
ヴェルナー・ギューラ(Werner Gura:テノール)
ミヒャエル・フォレ(Michael Volle:バス)
フリーダー・ベルニウス指揮ドイツ室内フィル・ブレーメン
シュトゥツトガルト室内合唱団
2008年6月2-7日

CARUS 83.422(SACD-Hybrid) 3枚組 \4600
ヘンデル:オラトリオ「エフタ」
マルクス・シェーファー(テノール)
ミリアム・メイヤー(ソプラノ)
ブリッタ・シュヴァルツ(アルト)
Matthias Grunert指揮ドレスデン・バロックオーケストラ
フラウエン教会室内合唱団
2008年6月22-28日ドレスデン・フラウエン教会でのライヴ

CARUS 83.423(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル」
ホルガー・スペック指揮
ラスタット・ヴォーカル・アンサンブル
古楽アンサンブル
2008年6/9月22-28日録音




<OPERA RARA>
ORC39 2枚組 \4400
メルカダンテ:歌劇「ヴァージニア:VIRGINIA」
スーザン・パターソン、ポール・チャールズ・クラーク
ステファノ・アントヌッチ
マウリツィオ・ベニーニ指揮ロンドン・フィル
ジェフリー・ミッチェル合唱団
メルカダンテの今では滅多に演奏されることのないオペラで、学術的にも意義
ある発売です。
いつもながらの丁寧な装丁と充実した解説書が付いています。








<CORO>
COR 16064 4枚組 \5080
ヒリアード・ライヴ ザ・コレクション
ペロティヌスとアルス・アンティクァ 〔COR 16046〕
不詳(13世紀):
Vetus abit littera/Deus misertus hominis/Veni Creator Spiritus
ペロティヌス(1200頃活躍):すべての人は見た[Viderunt omnes]
レオニヌス(1163-1190頃活躍):
わが贖い主に栄光あれ[Gloria, redemptori meo]
不詳(13世紀):
Hec dies/Stirps lesse/Mundus vergens/Procurans odium
不詳/ペロティヌス:Allelulia. Nativitas
グレゴリオ聖歌(13世紀):Christus surrexit
ペロティヌス:王たちは座り[Sederunt principes]
ヒリアード・アンサンブル
録音:1996年8月、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1001
オケゲムに捧ぐ〔COR 16048〕
ヨハネス・オケゲム(1410頃-1497):
ミサ・ミ・ミ[ミサ「ほとんど死にかけて[Presque transi]」)から
キリエ,グローリア
アントワーヌ・ビュノワ(1430頃-1492):ヒュドラリウスに
ヨハネス・オケゲム:ミサ「次第に[De plus en plus]」から クレド
ロワゼ・コンペール(1445-1518):
あらゆる善きものに満ちた[Omnium bonorum plena]
ヨハネス・オケゲム:ミサ・カプト から サンクトゥス
ヨハネス・ルピ(1506頃-1539):Ergone continuit
ヨハネス・オケゲム:ミサ・プロラツィオヌム から アニュス・デイ
ヒリアード・アンサンブル
ボブ・ペック(朗読)
録音:1997年以前、ハムステッド・ガーデン、セント・ジュード=オン=ザ=ヒ
ル教会、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1002
ブリュメル:ミサ「過越の生贄を讃美せよ」 〔COR 16052〕
アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1515頃):
ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から キリエ,グローリア
不詳:「コルトーナのラウダ集」から おお、神の処女、花よ
アントワーヌ・ブリュメル:幸あれ、栄光に満てる処女
不詳:「コルトーナのラウダ集」から めでたし、慈悲深き処女
アントワーヌ・ブリュメル:父の御母/ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から クレド
アントワーヌ・ブリュメル:喜びから誕生-あなたの誕生は、神の御母よ
不詳:「コルトーナのラウダ集」から 至上の元后よ
アントワーヌ・ブリュメル:
ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から サンクトゥス,ベネディクトゥス
不詳:「コルトーナのラウダ集」から Oi me lasso
アントワーヌ・ブリュメル:おお、十字架、幸あれ、唯一の希望よ
アントワーヌ・ブリュメル:ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から アニュス・デイ
ヒリアード・アンサンブル
録音:1997年6月、ロンドン、ブルック・ストリート、聖アルバン教会ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1003
デュファイ:ミサ「もしも顔が青いなら」 〔COR 16055〕
ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474):
ミサ「もしも顔が青いなら」から キリエ,グローリア
花のなかの花[Flos florum](モテット)
ミサ「もしも顔が青いなら」から クレド
わが魂は萎え[Anima mea liquefacta est](アンティフォナ)
ミサ「もしも顔が青いなら」から サンクトゥス,ベネディクトゥス
美しい乙女[Vergene bella](カンツォン)
幸あれ、天の元后[Ave Regina celorum](モテット)
ミサ「もしも顔が青いなら」から アニュス・デイ
天はほめたたえ、喜び踊れ[Exultet celum laudibus](賛歌)
ヒリアード・アンサンブル
録音:1998年1月、ロンドン、ブルック・ストリート、聖アルバン教会、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1004
既発売盤のセット化。




<STRADIVARIUS>
STR 33774 \2180
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
音楽の練習帳[Essercizi Musici]から
リコーダーと通奏低音のための独奏曲ハ長調
リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ短調
リコーダー、チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ
イ長調
ヴァイオリンと通奏低音のための独奏曲ヘ長調
チェンバロのための独奏曲ヘ長調
リコーダー、
チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ変ロ長調
ステファノ・バリャーノ(リコーダー)
クラウディオ・アストロニオ(チェンバロ)
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン)
コレギウム・プロ・ムジカ
ピエトロ・ボスナ(チェロ) マルコ・ファッキン(チェンバロ)
ピエトロ・プロッセル(テオルボ)

STR 33811 \2180
ガブリエル・エルコレカ(1969-):独奏者と管弦楽のための作品集
Afrika(マリンバと管弦楽のための;2002)
Kantak(ピッコロと室内管弦楽のための;1996)
Jukal(ギターと室内管弦楽のための;2000)
Akorda(アコーディオンと管弦楽のための;1999)
ペドロ・カルネイロ(マリンバ)
ミヒャエル・シュミット(ピッコロ)
ネレケ・テル・ベルグ(ギター)
イニャキ・アルベルディ(アコーディオン)
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)
マドリード市立管弦楽団
ガブリエル・エルコレカはスペイン、バスク地方ビルバオに生まれ、英国でマ
イケル・フィニシー師事した作曲家。

STR 57009 \2180
ジャコモ・マンツォーニ(1932-):自画像
エミリー・ディッキンソンの10の詩句
(ソプラノ、弦楽四重奏、2つのハープと10の弦楽器のための;1988)
ファウストのための交響的情景(合唱と管弦楽のための;1984)
前奏曲-グラーヴェ-フィナーレ
(クラリネット、3つの弦楽器と女声のための;1956)
Percorso GG(クラリネットとテープのための;1979)
夜の音楽(5つの管楽器、ピアノと打楽器のための;1966)
ジョスカンへのオマージュ(女声と5つの楽器のための;1965)
リリア・ショメイ(ソプラノ)
ダニエル・パチッティ(指揮)
モルドヴィア国立フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
エミリオ・ポマリコ(指揮)
エコー・アンサンブル
「ジョスカンへのオマージュ」はジョスカン・デプレ(1450/1455-1520)の
「オケゲムの死を悼む挽歌」のトランスクリプション作品。

STR 57908 \2180
GATES TO EVERYWHERE
チック・コリア(1941-):チルドレンズ・ソングズ(1984)
カーラ・ブレイ(1936-):ロマンティック・ノーションズ(1989)
フレッド・ハーシュ(1955-):左手のためのノクターン(2001)
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ)
ジャズ・ピアノの巨匠たちの作品集。

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08-12 No.15

2008年12月20日 13時40分45秒 | Weblog
<Hyperion>
CDA 67642 \2180
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズVol.7 ――
アレンスキー:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.54
タネーエフ:ヴァイオリンと管弦楽のための《協奏的組曲》Op.28
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、
イラン・ヴォルコフ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
現在第46集までリリースされている"ピアノ"、ゲルハルトの2タイトルが輝き
を見せる"チェロ"、そしてもう1つのロマンティック・コンチェルト・シリー
ズである"ヴァイオリン"。
サン=サーンス、スタンフォード、フバイ、カルウォヴィチ、コールリッジ
=テイラーなどの知られざる素晴らしき"ヴァイオリン協奏曲"が取り上げら
れてきた"ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズ"の最新
巻となる第7集は、シリーズ初となるロシアン・プログラム!
巨匠にして名教師、レオポルト・アウアーに献呈されたアレンスキーの「ヴァ
イオリン協奏曲」とタネーエフの「協奏的組曲」。
作品の形式こそは違うものの、アウアーの超絶技巧を活かすために散りばめ
られた高度な技巧を要する難解なパッセージ、ロシア・ロマン派ならではの
哀愁漂う旋律など共通点は数多い。
また献呈者のアウアー、作曲者のアレンスキー、タネーエフの3人それぞれ
がチャイコフスキーにまつわるエピソード、親交を持っているという点も興
味深い。
ソリストは、エルンストのヴァイオリン作品集(CDA 67619)で衝撃的な登場を
飾ったロシアの若き鬼才イリヤ・グリンゴルツ。
1995年メニューイン国際ヴァイオリン・コンクール優勝、98年に弱冠16歳でパ
ガニーニ国際コンクール優勝を勝ち取るなど凄まじい実力と経歴を持つグリ
ンゴルツが、祖国ロシアの2つのヴァイオリン協奏曲を制覇する!

CDA 67690 \2180
ダンディ:管弦楽作品集 ――
交響詩《ヴァレンシュタイン》Op.12/ヴィオラと管弦楽のための《コラール
・ヴァリエ》Op.55/交響詩《花咲くサルビア》Op.21/ヴィオラと管弦楽の
ための《歌》Op.19
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
ティエリー・フィッシャー(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
"三十年戦争"の英雄ヴァレンシュタインを主人公としたシラーの戯曲に基づ
く"交響詩「ヴァレンシュタイン」"は、ダンディのドイツとその文化に対す
る敬意と親近感を反映した大作であり、この作品集のメイン・プログラム。
またワーグナーの影響とフランスの作曲技法が同居する「花咲くサルビア」
の巧みなオーケストレーションも魅力的。
そして「コラール・ヴァリエ」と「歌」の2作品では、ソリスト、ナッシュ・
アンサンブルのメンバーとして大活躍する次代の巨匠候補ローレンス・パワ
ーがヴィオラ・ソロで参戦。
20世紀フランス管弦楽作品の演奏で破竹の快進撃を展開しているティエリー
・フィッシャー&BBCNOWの快演が楽しみ。

CDA 67653 \2180
バード:宗教音楽集第11巻 ――
天より主が降りたまいぬ/あなたは羊飼い/主よ、われを憐れみたまえ/死
の悲しみがわれをとりまく/汝が地にてつなぐものはみな/主よ、御身の契
約を思い起こしたまえ/主よ、立ち上がりたまえ、何ゆえ眠りたもうや/リ
タニア/今こそわれは真に知る/御身は彼らを長となしたもう/汝はペテロ
なり/われらは天の主に手とともに心を上げん/きょう、シモン・ペテロは
/ペテロよ、神の命によりこの世の鎖を解け/主はかく言いたもう
アンドルー・カーウッド(指揮)、カージナルズ・ミュージック
タリス・スコラーズのメンバーでもあるアンドルー・カーウッドが音楽監督
として率いるイギリスのア・カペラ・グループ、カージナルズ・ミュージッ
クのバード・エディション最新盤!
前作の第10巻(CDA 67568)が2007年英グラモフォン賞の古楽部門賞を獲得する
など、ハイペリオン移籍後も絶好調を維持し続けているバードの代弁者たち
が歌うのは、1585年に国教会忌避者とされた後のバードの宗教作品。
ロンドンからエセックスに移住したバードが生んだ1591年の「聖歌集第2巻(カ
ンティオネス・サクレII)、1607年の「グラドゥアリアまたは宗教声楽曲集第
2巻」からカージナルズ・ミュージックが選りすぐった15の宗教曲。
イギリス国教会とカトリックを巡る騒乱の中を生き抜いたバードの音楽に、
カーウッド&カージナルズ・ミュージックの歌声が新たな息吹きを吹き込む。

CDA 67667 \2180
R・シュトラウス:歌曲全集Vol.4 ――
マドリガルOp.15-1/冬の夜Op.15-2/苦悩の讃歌Op.15-3/悲しみの歌から
Op.15-4/帰郷Op.15-5/静かな散歩Op.31-4/労働者Op.39-3/わが子への歌
Op.39-5/岸辺にてOp.41-3/ひそやかな歌Op.41-5/詩人の夕べの散歩Op.47-2
/石切り人の歌Op.49-4/見つけた花Op.56-1/あなたの青い瞳でOp.56-4/
夜ふけの船でOp.56-3/近づく老年Op.87-1/創造と生命を与えることOp.87-2
/もはやそれ以上はOp.87-3/陽の光の中にOp.87-4
クリストファー・マルトマン(バリトン)、アラステア・マイルズ (バス)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
作曲者の死後に出版されたリュッケルトとゲーテの詩による「歌曲集Op.87」
など、シリーズ全体で共通しているセンスを感じさせるプログラミングもこ
のシュトラウス歌曲集の人気の秘密。
クリスティーネ・ブリューワー(Vol.1)、アンネ・シュヴァネヴィルムス
(Vol.2)、アンドルー・ケネディ(Vol.3)といった実力者たちに続き第4集を歌
うのは、イギリス期待のバリトン歌手クリストファー・マルトマン!
コヴェント・ガーデン王立歌劇場、メトロポリタン・オペラ、バイエルン州
立歌劇場などでのオペラ出演や世界各地でのリサイタルが称賛を受けており、
そのスタイリッシュな歌声への注目度は日増しに高まりを見せている。
ハイペリオンからのリリースでは、シューベルト歌曲集、フォーレ歌曲集、
ドビュッシー歌曲集などに参加しており、録音面での実績も抜群!

CDA 67719 \2180
ハイドン:ピアノ三重奏曲集Vol.1 ――
ピアノ三重奏曲第24番ニ長調Op.73-1,Hob.XV-24
同第25番ト長調Op.73-2,Hob.XV-25《ハンガリー風》
同第26番嬰ヘ短調Op.73-3,Hob.XV-26
同第27番ハ長調Op.75-1,Hob.XV-27
フレスタン・トリオ〔スーザン・トムズ(ピアノ)、
アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、リチャード・レスター(チェロ)〕
ロンドンのギルドホール音楽院の卒業生によって結成され、2000年のロイヤ
ル・フィルハーモニック協会室内楽部門賞に輝くなど、ハイペリオンの歴史
を語る上で欠かすことのできない世界有数のピアノ三重奏団、フロレスタン
・トリオ。
このフロレスタン・トリオによるハイドンの第1集には、イギリス滞在時代に
書かれた傑作「ピアノ三重奏曲第25番《ハンガリー風(ジプシー・ロンド)》」
が収録されており、アニヴァーサリーの"ハイドン"とハイペリオンの本拠地
"ロンドン"を収録曲でリンクさせているところもユニーク。

CDS 44371/4 4枚組 \8380
ハイドン:ロンドン交響曲集 ――
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93/同第94番ト長調《驚愕》Hob.I-94/
同第95番ハ短調Hob.I-95/同第96番ニ長調《奇跡》Hob.I-96/
同第97番ハ長調Hob.I-97/同第98番変ロ長調Hob.I-98/
同第99番変ホ長調Hob.I-99/同第100番ト長調《軍隊》Hob.I-100/
同第101番ニ長調《時計》Hob.I-101/同第102番変ロ長調Hob.I-102/
同第103番変ホ長調《太鼓連打》Hob.I-103/
同第104番ニ長調《ロンドン》Hob.I-104
ハワード・シェリー(指揮)、スイス・イタリア語放送管弦楽団
ペーター・ザロモンの招きでロンドンを訪れたハイドンが、1791年から1795年
にかけて作曲を行った12の交響曲の中からは、「驚愕」や「軍隊」、「時計」、
「ロンドン」などの後期作品の代表作が生まれている。
演奏はハワード・シェリー&スイス・イタリア語放送管弦楽団のコンビ、しか
も2007年-2008年の新録音。"シュポアの交響曲集(CDA 67616&CDA 67622)"で
一気に株を上げているだけに、ドイツ作品の演奏への期待度は高い。
テムズ川に架けられたウェストミンスター橋の絵画を使ったジャケット・ア
ートワークもグッド!




<Helios>
CDH 55315 \1280
デミジェンコ・プレイズ・メトネル ――
メトネル:夕べの歌ヘ短調Op.38-6/おとぎ話変ロ長調Op.20-1/ソナタ・エ
レジー ニ短調Op.11-2/朝の歌ハ短調Op.39-5/主題と変奏嬰ハ短調Op.55/
酒神賛歌変ホ長調Op.10-2/回想ソナタOp.38-1
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
オニックス(Onyx)からショパンの新録音をリリースするなど、進化を続ける
ロシアの重戦車ニコライ・デミジェンコ。
デミジェンコにとってロシア作品は、十八番ショパンと双璧を成す自身の重
要なレパートリー。デミジェンコに流れるロシアの血が、メトネルの作品が
持つ古典的な美を解き放つ。1992年9月3日-4日の録音。
CDA 66636からの移行再発売。




<Clarinet Classics>
CC 0056 \2180
バス・クラリネットとピアノのリサイタル ――
ボザ:バラード
ディース:ロマンス
ペルト(ワッツ編):鏡の中の鏡
ガブリエル:バス・クラリネット・ソナタ
テルモス:新しい音楽
カトラー:都市伝説
クレア:スコーフェル
サラ・ワッツ(バス・クラネット)、アントニー・クレア(ピアノ)
ロンドンの王立音楽院、オランダのロッテルダム音楽院で研鑽を積んだイギ
リスの若手女流奏者、サラ・ワッツのバス・クラリネット・アルバム。バス
・クラリネットの名手ヘンリ・ボックに師事したサラ・ワッツは、イギリス
随一のバス・クラリネット奏者として脚光を浴びるこの道のスペシャリスト。
伴奏楽器、縁の下の力持ちと認識されやすい低音楽器の持つソロ楽器として
の魅力を演奏で証明した意義深いアルバムである。静寂の中にある美が印象
的なペルトの「鏡の中の鏡」は、コンサート・レパートリーに加わる可能性
大!




<Omnibus Classicas>
CC 5001 \2180
クリス・ウィリアムズ:
ツナミ・レクイエム/金管五重奏のための《マラバール》/
コロマンデル海岸の歌
ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)、
グレアム・ウィリィ(指揮)、
イングリッシュ・フィルハーモニア&合唱団、
エルサム・カレッジ合唱団、イングリッシュ・ブラス
クラシックのオーケストラ、室内楽、コンテンポラリーの新作、ジャズ、ワ
ールド・ミュージックのライヴ録音をリリースする新レーベル"オムニバス・
クラシックス(Omnibus Classics)"がスタートします。
リリース第1弾は、ベアフォード・アーツ・センターのミュージシャン・イン
・レジデンスなどを歴任したイギリスの作曲家クリス・ウィリアムズの作品
集。2004年に起きたスマトラ沖大地震と大津波で命を落とした人々への鎮魂
歌として作曲された「ツナミ・レクイエム」の荘厳で哀しきな響きが胸を打
つ。2008年5月12日、ロンドン・フェスティヴァル・ホールでのライヴ録音。




<Cavalli>
CCD 287 \2300
クラリモニア-オン・スウィト ――
ヘンデル:序曲ニ長調HWV.424
プランツァー:トリオ第2番ハ長調
クロイツァー:トリオ
ブルーメンタール:アッベ・フォーグラーのオペラによるトリオ
シュタルク:トリオ ト短調Op.49
クラリモニア
デンナーのD管クラリネット(1720年頃)、ハンミッヒJr.のバセットホルン
(1800年頃)、グレンザーのB管クラリネット(1810年頃)、ビューナー&ケラー
のC管クラリネット(1800年頃)、オッテンシュタイナーのB管クラリネット、
シュヴェンク&セゲルケのバセットホルン(1996年)、ヤークトホルン(狩猟用
のホルン/1700年頃)という7本の歴史的楽器を用いたクラリネットの歴史絵
巻。音色と楽器の発展に改めて驚かされる。

CCD 454 \2300
セレモニアル ――
ジョリヴェ:セレモニアル-ヴァレーズへのオマージュ
ライヒ:6つのマリンバ
タン・ドゥン:悲歌-6月の雪
コブレンツ:サルペトリエール
H/F/Mパーカッション・ アンサンブル、
アレクサンドル・フルスホス(チェロ)
ヴッパータールを拠点に活動中のドイツのパーカッション・アンサンブルに
よるジョリヴェ、ライヒ、タン・ドゥン、コブレンツの作品集。
ヴァレーズのオマージュとして書かれたジョリヴェの鮮烈な音楽、6つのマリ
ンバが繰り広げるライヒのミニマル・ミュージックなど、打楽器の可能性の
限界を追求したユニークなアルバム。




<Thorofon>
CTH 2548 \2300
R・フックス:9つの幻想的小品Op.89
J・J・フックス:パルティータ第2番ヘ長調
クルシェネク:小組曲Op.13a
ドビュッシー:スティリー風タランテラ
リスト:メフィスト・ワルツ イ長調
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
シューマンのピアノ独奏作品全集でシューマン弾きとしての名声を得たグラ
ーツ出身のピアニスト、フランツ・フォーラバーが弾くフックスやクルシェ
ネク。これまでのレパートリーからすると意外なプログラムだが、ベーゼン
ドルファー賞、オーストリア連邦省賞、ハンス=ヨアヒム・エアハルト賞な
どの輝かしい実績はダテではない。




<Antes Edition>
BM-CD 31.9253 \2300
エストニアのチェロ ――
エッレル:前奏曲ト短調、詩曲変イ長調
A・カップ:前奏曲変ホ長調
トビアス:無言歌
リュディグ:バラード ニ短調
オヤ:時の三部作
ライド:ラルゴ
マギ:詩篇
トビアス=デュスベリ:夜の歌
ペルト:フラトレス
トゥビン:13世紀の吟遊詩人の歌、チェロ協奏曲より 第1楽章
テート・ヤルヴィ(チェロ)、ヴァルド・ルメセン(ピアノ)
テート・ヤルヴィは、エストニアの音楽一家ヤルヴィ一族の長、ネーメ・ヤ
ルヴィの甥にあたるエストニアのチェリスト。濃厚でありながらも洗練され
たエストニアのチェロ作品をじっくりと楽しめる。北欧音楽ファン要チェッ
ク盤。

BM-CD 31.9252 \2300
フランツ・ミクサ(1902-1994):
アイスランド狂詩曲/交響曲第2番イ短調
トリトナス・ディアボロス・ドミタス
マンフレッド・ミューザウアー(指揮)、
ドナウ・フィルハーモニー・ウィーン
1902年にウィーンで生まれ、ウィーン国立音楽大学でマルクス、マンディチェ
フスキ、ハーガーに師事した作曲家フランツ・ミクサの管弦楽作品集。時折
マーラーの面影が顔を見せる「アイスランド狂詩曲」など佳作揃い。




<Centaur>
CRC 2950 \2080
J・S・バッハ:
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007/同第2番ニ短調BWV.1008/
同第3番ハ長調BWV.1009
マイルス・ジョーダン(バロック・チェロ)
ダポンテ弦楽四重奏団のチェリスト、マイルス・ジョーダンが従来の解釈で
はなく、18世紀のソースに基づいて再建された新たな解釈を用いたバッハの
無伴奏チェロ組曲集。
ジョーダンは5弦のピッコロ・チェロで無伴奏チェロ組曲第1番の第3曲クーラ
ントを全てピツィカートで弾くなど、一般的に聴かれる演奏とは一風違った
"バッハの無伴奏チェロ組曲"の姿が収められている。

CRC 2958 \2080
2台ピアノによるベートーヴェンの交響曲全集Vol.1 ――
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱付き》
ポール・キム(ピアノ)、マシュー・キム(ピアノ)
ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽院を優秀な成績で卒業し、メシアン
のピアノ作品全集の録音を発表した韓国系アメリカ人ピアニスト、ポール・
キム。
息子マシュー・キムとのデュオによる2台ピアノでの"ベートーヴェンの交響
曲全集"の第1弾は"第九"。2台ピアノという編成ならではのスマートな演奏が
持ち味。

CRC 2945 \2080
パガニーニ:ギターのための作品集 ――
5つのソナチネMS.85/グランド・ソナタ イ長調MS.3/ソナタ第1番/同第2番
/同第8番/同第10番
スコット・モリス(ギター)
アメリカのギター奏者スコット・モリスは1998年にカーネギー・ホール・デ
ビューを果たし、中国では北京中央音楽学院のアーティスト・イン・レジデ
ンスを務めるなど、
欧米、アジアの各国で活躍中。ボストン・ギター・フェスティヴァル、中国
の無錫芸術祭などの音楽祭へのゲスト出演、著作の発表など活動範囲は幅広
い。清々しい風を吹き込んでくれるパガニーニのギター作品の音色が心地よ
い。

CRC 2946 \2080
ラフマニノフ:
練習曲《音の絵》Op.33より 第2曲ハ長調、第3曲ハ短調、第1曲ヘ短調
プロコフィエフ:思い出Op.4-1、悪魔的暗示Op.4-4、サルカズムOp.17
スクリャービン:前奏曲Op.11
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36
メイロン・ツォン(ピアノ)
スタインウェイ・アーティストに名を連ねる女流ピアニスト、メイロン・ツォ
ンのロシアン・アルバム。
2008年のカーネギー・ホール・リサイタルやクロノス・クヮルテット、ブレ
ンターノ弦楽四重奏団との共演、またロシア、アメリカ、カナダのオーケス
トラにソリストとして招かれるなど世界規模での活躍を展開中。流麗なタッ
チが生み出す艶やかな音色がロシアの抒情を描く。

CRC 2952 \2080
ファリャ:ピアノ作品集 ――
バレエ音楽《恋は魔術師》より(作曲者によるピアノ編曲版)/讃歌/アンダ
ルシアの幻想曲/歌/アンダルシアのセレナータ/4つのスペイン風小品/
《三角帽子》からの3つの踊り/ポール・デュカスの墓碑銘
プーランク:ノヴェレット第3番ホ短調(ファリャの主題による)
ジェイソン・カットモア(ピアノ)
ジェイソン・カットモアは、マイラ・ヘス・メモリアル・コンサートでシカ
ゴでのデビューを飾ったアメリカのコンサート・ピアニスト。
北米、ヨーロッパ、そしてインドを活動拠点としており、ボンベイやニュー
デリーでのリサイタルは特に熱狂的な支持を得ている。ファリャの音楽が持
つ情熱的な一面と陰の部分を上手く捉えた力演である。

CRC 2955 \2080
ドナルド・マーティノの音楽 ――
ドナルド・マーティノ(1931-2005):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ第2番/無伴奏ヴァイオ
リンのためのロマンス/幻想的変奏曲
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)、ブレア・マクミラン(ピアノ)
ダラピッコラの弟子であり、ピュリツァー賞の受賞経験を持つアメリカの作曲
家ドナルド・マーティノのヴァイオリン作品集。
代表作「ピアニッシモ」が知られるマーティノの晩年の作品(幻想的変奏曲の
み1962年作曲)でも、得意としていた十二音技法などの現代的手法が用いられ
ている。




<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7871 \1700
キルステン・フラグスタート(1895-1962)-
イン・ソングス(録音:1936年-1940年) ――
ベートーヴェン:自然における神の栄光Op.48-4、君を愛す
R・シュトラウス:
あなたの眼差しが私を見た時からOp.17-1、万霊節Op.10-8、
ツェツィーリエOp.27-2
アルネス:Lykken Mellem To Mennesker
グリーグ:波に揺れる小舟、連作《山の娘》/他
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、
エドウィン・アクアーサー(ピアノ)
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾
い、デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手
たちの歌声を聴くことができる貴重な録音。
20世紀ノルウェーの偉大なるワーグナー歌手キルステン・フラグスタートが
歌うドイツ・リートと北欧の歌曲。弊社初紹介。

NI 7870 \1700
ティト・スキッパ(1888-1965)-イン・ソングス(録音:1926年-1939年) ――
スカルラッティ:私は悩みに満ちて、すみれ、私は心に感じる
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
グルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より
リスト:愛の夢/他
ティト・スキッパ(テノール)、様々なアーティスト
イタリアの大テノール、ティト・スキッパの歌曲集。「オンブラ・マイ・フ」
などの感動的な歌声は今も色褪せない。弊社初紹介。

NI 7869 \1700
リセウ大劇場の名歌手たち(録音:1905年-1930年) ――
ビゼー:歌劇《カルメン》より(マリア・ゲー&ジョヴァンニ・ゼナテッロ)
ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より 女心の歌(ティト・スキッパ)
トマ:歌劇《ミニョン》より 君よ知るや南の国(コンチータ・スペルヴィア)
/他
様々なアーティスト
スペイン、バルセロナのオペラ・ハウス、リセウ大劇場で20世紀前半に活躍し
た歌い手たちの貴重な記録。

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08-12 No.14-1

2008年12月20日 13時12分57秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
VC-2121492 \1980
ボッケリーニ:
室内楽作品集
三重奏曲(ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)第20番ニ長調G98,
Op.14-4
四重奏曲第56番ハ短調G214,Op.41-1(1788)
五重奏曲(チェロ2台)第91番ハ短調G355,Op.45-1(1792)
六重奏曲(ヴァイオリン2台、ヴィオラ2台とチェロ2台のための)第4番ヘ長調
G457,Op.23-4(1776)
エウローパ・ガランテ
ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン)、
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッチ(ヴィオラ)、
エルネスト・ブラウケル(ヴィオラ-六重奏)
マウリツィオ・ナッデオ(チェロ)、アントニオ・ファンティヌオリ(チェロ)
ボッケリーニ作品で絶賛されたビオンディ/EGが、作品の真価を問う3作目。
弦楽五重奏曲集(VC-5454212)とギター五重奏曲集(VC-5456072)がいずれも絶賛
されたビオンディ/EGのボッケリーニ室内楽作品シリーズの3作目。現代では不
当に実演の機会にめぐまれないボッケリーニの作品ですが、室内楽の展開の
中心的な存在であり、チェロ2台による113曲の五重奏曲(彼がスタイルの創始
者)、91曲の四重奏曲(やはり創始者の一人)をはじめ三重奏曲や様々な組み合
わせによる楽曲を残したボッケリーニ作品の真価、再評価を世に問う多彩な
形式の室内楽録音です。
ジュエル・ケース 20Pブックレット


<EMI CLASSICS>
CDS-2641872 2枚組 \3980
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」全曲(限定盤)
蝶々さん/アンジェラ・ゲオルギュー
ピンカートン/ヨナス・カウフマン
スズキ/エンケレイダ・シコーサ
シャープレス/ファビオ・カピタヌッチ
ゴロー/グレゴリー・ボンファッティ
ボンゾ/ライモンド・アチェート
ケイト/クリスティナ・レアル 他
サンタ・チェチーリア国立アカデミア管弦楽団、合唱団
アントニオ・パッパーノ指揮
2008年7月7-19日 ローマ録音
クラムシェルボックス 152Pブックレット テキスト:英、仏、伊、独語
21世紀の蝶々夫人完成! ゲオルギュー/カウフマンの理想的キャストをむか
えパッパーノがプッチーニ生誕150年に完成したスタジオ・セッション録音。
EMIとしてはスコット/ベルゴンツィによる全曲盤の完成以来42年ぶりのスタ
ジオ新録音となる「蝶々夫人」です。’蝶々さん’を録音する夢が遂に実現
したゲオルギューとピンカートンにはドイツ期待のテナー、カウフマン、両
名とも初挑戦となる「蝶々夫人」の全曲プロジェクトです。名歌手、名指揮
者によるオペラ全曲のスタジオ・セッション録音の機会は限られてきていま
すが、EMIとしてもドミンゴ/シュテンメの「トリスタン…」以来となるこの
新録音はクラシック・ファン、オペラ・ファンにとっても大きな話題となる
注目の作品です。

●GEMINI 各 2枚組 \1250(予定)
CZS-2642942
ベートーヴェン:合唱付き
CD1
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付き」
マーガレット・プライス(ソプラノ)、
マリャーナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)
ペーター・ザイフェルト(テナー)、
ヤン=ヘンドリック・ルータリング(バス)
デュッセルドルフ州立楽友協会合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
CD2
1.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
2.モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
ユーリ・エゴロフ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮

CZS-2642992 2枚組
ベルリオーズ:
CD1&CD2-1
レクイエムOp.5
ロバート・ティアー(テナー)、ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2-2
幻想交響曲Op.14
ロンドン交響楽団
以上 アンドレ・プレヴィン指揮

CZS-2643052 2枚組
CD1
ブラームス:
(1.ハンガリー舞曲集(全21曲)
2.愛の歌Op.52(全18曲)
CD2
1.ワルツ集Op.39(全16曲)
ドヴォルザーク
2.スラヴ舞曲集Op.46(全8曲)
3.スラブ舞曲集Op.72(全8曲)
以上 ミシェル・ベロフ&ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ) 

CZS-2643562 2枚組
ブルッフ:交響曲集
CD1
1.交響曲第1番変ホ長調Op.28
2.交響曲第2番ヘ短調Op.36
CD2
1.交響曲第3番ホ長調Op.51
以上ギュルツェニッヒ・ケルン・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・コンロン指揮
2.2台のピアノと管弦楽のための協奏曲Op.88a
ネイサン・トゥワイニング(ピアノ)&マーティン・バーコフスキー(ピアノ)
ロンドン交響楽団
アンタル・ドラティ指揮
3.6つの小品Op.12
4.2つの小品Op.14
以上バーコフスキー(ピアノ)

CZS-2643192 2枚組
CD1
ゴルトマルク:
1.縛られたプロメテウスOp.38
ギュルツェニッヒ・ケルン・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・コンロン指揮
2.ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.28
サラ・チャン(ヴァイオリン)
ギュルツェニッヒ・ケルン・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・コンロン指揮
3.&CD2-1交響詩「田舎の婚礼」Op.26
ピッツバーグ交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮
ドホナーニ:
2.童謡の主題による変奏曲Op.25
クリスティナ・オルティス(ピアノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
小泉和裕指揮
3.チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュティック ニ長調Op.12
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団
ワルター・ジュスキント指揮

CZS-2643382 2枚組
ヘンデル:
CD1
1.王宮の花火の音楽(マッケラス編)
ロンドン交響楽団
チャールズ・マッケラス指揮
2.水上の音楽(組曲第1番ヘ長調-組曲第3番ト長調-組曲第2番ニ長調)
プラハ室内管弦楽団
チャールズ・マッケラス指揮
CD2
1.ジョージ2世の戴冠式アンセム(1727)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
イギリス室内管弦楽団
フィリップ・レッジャー指揮
2.主はわが主に言われた(詩篇109)
テレサ・ツィリス=ガラ(ソプラノ)、ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ロバート・ティアー(テナー)、ジョン・シャーリー=クァーク(バリトン)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
イギリス室内管弦楽団
デイヴィッド・ウィルコックス指揮

CZS-2642892 2枚組
バッハ:オルガン名曲集第1集
CD1
1.トッカータとフーガ ニ短調BWV565
2.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
3.トッカータとフーガ ニ短調BWV538
4.トッカータとフーガ ヘ長調BWV540
5.前奏曲とフーガ ハ長調BWV547
6.前奏曲とフーガ ロ短調BWV544
ライオネル・ロッグ(メッツラー・オルガン)
CD2
1.幻想曲とフーガ ト短調BWV542
2.前奏曲とフーガ ト長調BWV541
3.前奏曲とフーガ イ短調BWV543
ライオネル・ロッグ(マルカッセン=アンデルセン・オルガン)
4.前奏曲とフーガ ハ短調BWV546
5.前奏曲とフーガ イ短調BWV548
ライオネル・ロッグ(メッツラー・オルガン)
6.前奏曲とフーガ ヘ短調BWV534
7.パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582
ライオネル・ロッグ(アンデルセン・オルガン)

CZS-2643122 2枚組
ディーリアス:管弦楽名曲集
CD1
1.春を告げるかっこうを聞いて
2.楽園への道 
以上 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーノン・ハンドリー指揮
3.ラ・カリンダ-歌劇「コアンガ」
フィルハーモニア管弦楽団
ジョージ・ウェルドン指揮
4.そりすべり
5.歌劇「イルメリン」前奏曲
以上 ロンドン交響楽団
ジョン・バルビローリ指揮
6.間奏曲-歌劇「フェニモアとゲルダ」
7.夜明け前の歌
8.ブリッグの定期市
以上 ハレ管弦楽団
ジョン・バルビローリ指揮
9.夏の庭で
ハレ管弦楽団
ヴァーノン・ハンドリー指揮
CD2
1.夏の夕べ
2.川辺の夏の夜
以上 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーノン・ハンドリー指揮
3.夏の歌
4.北国のスケッチ
5.生命の踊り
以上 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・グローヴズ指揮
6.シナーラ
ジョン・シャーリー=クァーク(バリトン)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・マッケラス指揮
7.夏の夜に水の上で歌われる2つの歌
ロバート・ティアー(テナー)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
フィリップ・レッジャー指揮

CZS-2643442 2枚組
マルタン作品集
CD1
1.小協奏交響曲
オシアン・エリス(ハープ)、サイモン・プレストン(ハープシコード)、
フィリップ・レッジャー(ピアノ)
アカデミー室内管弦楽団
ネヴィル・マリナー指揮
2.ポリプティク
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
メニューイン・フェスティヴァル管弦楽団、チューリッヒ室内管弦楽団
エドモン・ドゥ・シュトウツ指揮
3.バラード
オーレル・ニコレ(フルート)、ヴェルナー・ベルトシ(ピアノ)
チューリッヒ室内管弦楽団
エドモン・ドゥ・シュトウツ指揮
4.バラード
ユーディ・メニューイン(ヴィオラ)
メニューイン・フェスティヴァル管弦楽団
ミヒャエル・ドブスン指揮
CD2
1.「イェーダーマン」よりの6つのモノローグ
ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)
リヨン・オペラ管弦楽団
ケント・ナガノ指揮
2.アリエルの5つの歌
ストックホルム室内合唱団
エリク・エリクソン指揮
3.ミサ曲
ストックホルム・ラジオ合唱団
エリク・エリクソン指揮
4.4つの短い小品
ジュリアン・ブリーム(ギター)

CZS-2643502 2枚組
マルティヌー:
CD1
1.交響曲第4番(1945)
2.シンフォニエッタ「ラ・ホヤ」(1950)
以上 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ワルター・ウェラー指揮
3.フランチェスカのフレスコ(1955)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・クーベリック指揮
CD2
1.2群の弦楽合奏とピアノ、ティンパニのための二重協奏曲(1938)
w/ジョン・アリー(ピアノ)、チャールズ・フルブルーク(ティンパニ)
2.弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲(1931)
3.協奏交響曲(1949)
w/ニコラス・ダニエル(オーボエ)、スティーヴン・リエイ(バスーン)
アンドルー・ワトキンソン(ヴァイオリン)、スティーヴン・オートン(チェロ)
エンドリアン弦楽四重奏団
以上 シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
リチャード・ヒコックス指揮
4.リジツェへの追悼
バンベルク交響楽団
インゴ・メッツマッヒャー指揮

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