クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-02 No.21

2006年02月28日 12時32分42秒 | Weblog
<Capriccio>
71081(SACD-Hybrid) \2580
アレクサンドル・ツェムリンスキー(1871-1942):抒情交響曲Op.18
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
、マティアス・ゲルネ(バリトン)、
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)、パリ管弦楽団
現在世界の超一流アーティストとして活躍中のクリスティーネ・シェーファ
ー、マティアス・ゲルネ、クリストフ・エッシェンバッハ&パリ管弦楽団と
いう超豪華布陣がツェムリンスキーの抒情交響曲でカプリッチョにデビュー!

71082(SACD-Hybrid) \2580
J・ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78《雨の歌》
同第2番イ長調Op.100/同第3番ニ短調Op.108
ウラディーミル・スピヴァコフ(ヴァイオリン)、
アレクサンドル・ギンディン(ピアノ)
ヴァイオリンの世界的ヴィルトゥオーソであり、指揮者としてもワールドワイ
ドな活躍を見せているウラディーミル・スピヴァコフ。
これまでにカプリッチョからフランク、ラヴェル、R・シュトラウスの作品集
(Capriccio 10895)、ショーソン(Capriccio 67065)といった2タイトルの
ソロ・アルバムをリリースしているスピヴァコフだが今回は王道ブラームスに
着手!しかも伴奏をつとめるのはロシアの若手世代では随一の実力を誇るアレ
クサンドル・ギンディン(ギンジン)。2人のロシアン・ヴィルトゥオーソが
実力に違わぬパフォーマンスで極上のブラームスの世界を繰り広げる。

67162 \2080
フランツ・アレクサンドル・ペシンガー(1767-1827):
協奏的三重奏曲第1番変ホ長調/同第2番ニ長調/セレナータOp.10
コントラスト・ケルン
18世紀のドイツ、ウィーンで活躍していたとされる作曲家、フランツ・アレク
サンドル・ペシンガーの世界初録音となる弦楽三重奏のための作品集。
コントラスト・ケルンは現在コンチェルト・ケルンで活躍中のヴァイオリン奏
者シルヴィ・ケルン、チェロ奏者ウェルナー・マッツケとフライブルク・バロ
ック・オーケストラを創設するなどの活躍を見せているヴィオラ奏者クリス
ティアン・グーシスによる弦楽三重奏団で今回がカプリッチョへのデビュータ
イトルとなる。

●Capriccio SACD Collection
71072(SACD-Hybrid) \2080
L・V・ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調Op.131(弦楽合奏版)/大フーガ変ロ長調Op.133
シャーンドル・ヴェーグ(指揮)、
ソロイスツ・オブ・インターナショナル・ミュージシャンズ・セミナー弦楽合
奏団
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の弦楽合奏版の醍醐味を巨匠シャーンドル・
ヴェーグのタクトで存分に味わえるベストセラー・アイテムがSACD Hybrid仕
様盤で再登場!

71077(SACD-Hybrid) \2080
W・A・モーツァルト:序曲集 ――
歌劇《魔笛》序曲/歌劇《フィガロの結婚》序曲/歌劇《アルバのアスカー
ニョ》序曲/歌劇《イドメネオ》序曲/歌劇《劇場支配人》序曲/歌劇《コ
シ・ファン・トゥッテ》序曲/歌劇《後宮からの逃走》序曲/歌劇《にせの
女庭師》序曲/歌劇《ルチオ・シルラ》/歌劇《皇帝ティートの慈悲》序曲
/歌劇《ドン・ジョヴァンニ》序曲
ハンス・フォンク(指揮)、ドレスデン・シュターツカペレ
闘病の末、2004年に惜しまれつつもこの世を去ったオランダの名匠ハンス・
フォンクと名門ドレスデン・シュターツカペレによるモーツァルト・アルバ
ム。「魔笛」、「フィガロの結婚」などお馴染みの作品がラインナップ。

71079(SACD-Hybrid) \2080
A・ヴィヴァルディ:協奏曲集 ――
弦楽と通奏低音のための協奏曲イ長調RV.158/協奏曲ニ短調RV.566/フルー
ト協奏曲ハ短調RV.441/シンフォニア変ロ長調RV.162/協奏曲イ長調RV.585
/オーボエとファゴットのための協奏曲ト長調RV.545/2つのヴァイオリンの
ための協奏曲ニ短調RV.565
コンチェルト・ケルン
カプリッチョを代表するピリオド楽器のヴィルトゥオーソ・アンサンブル、
コンチェルト・ケルンが奏でる見事なるヴィヴァルディ。様々なスタイルの
協奏曲はコンチェルト・ケルンの実力を発揮するのには最適と言える。

71071(SACD-Hybrid) \2080
ヨハン・クリスチャン・バッハ(1735-1782):
交響曲ニ長調/チェンバロ協奏曲へ短調/交響曲ホ長調/交響曲ト短調
ハンス=マルティン・リンデ(指揮)、
カペラ・コロニエンシス、
クリスティーネ・ショルンスハイム(チェンバロ)、
ベルリン・バロック・カンパニー、
ウェルナー・エルハルト(指揮)、コンチェルト・ケルン
ヨハン・クリスチャン・バッハは「ロンドンのバッハ」との異名を持つ大バ
ッハの第11子である。日本でも絶賛を受けている女流チェンバロ奏者ショル
ンスハイムやベルリン・バロック・カンパニー、コンチェルト・ケルンなど
演奏者陣も豪華な面々が揃う。

71073(SACD-Hybrid) \2080
F・メンデルスゾーン:
カンタータ《高き天よりわれは来れり》/アヴェ・マリアOp.23-2/主よわが
祈りを聞きたまえ/モテット《主をほめたたえよ》Op.39-2/マニフィカト
マルティン・フレーミヒ(指揮)、
ドレスデン・フィルハーモニー、ドレスデン聖十字架合唱団、
ディートリヒ・クノーテ(指揮)、
ベルリン・シュターツカペレ、ベルリン・ジングアカデミー
ドレスデンとベルリン、ドイツの2大都市の名門オーケストラ&合唱団の演奏
によるメンデルスゾーンの宗教作品の数々。

71074(SACD-Hybrid) \2080
フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):協奏曲第1番-第5番、第8番
コンチェルト・ケルン
フランチェスコ・ドゥランテは18世紀イタリアで活躍し、ペルゴレージやパ
イジェッロを育てた作曲家。ここでもコンチェルト・ケルンの抜群の演奏技
術が光る。

71075(SACD-Hybrid) \2080
A・ドヴォルザーク:
序曲《謝肉祭》Op.92/序曲《オセロ》Op.93/交響詩《水の魔物》/歌劇
《ディミトリ》序曲Op.64
ネヴィル・マリナー(指揮)、
セント・マーティン・アカデミー・イン・ザ・フィールズ、
ハンス・ツィマー(指揮)、ベルリン放送交響楽団
数多くの名演を生み出してきたマリナー&ASMFとベルリンの名門オケの演奏
によるドヴォルザーク。

71076(SACD-Hybrid) \2080
G・F・ヘンデル:オルガン協奏曲Op.4第1番-第4番、第6番
エルジェーベト・アキム(オルガン)、ブダペスト・ストリングス
ヘンデル自身が演奏を行い、当時の聴衆を歓喜させたとも言われているオル
ガン協奏曲より5曲を収録。

71078(SACD-Hybrid) \2080
J・S・バッハ:
カンタータ第51番《すべての地にて歓呼して神を迎えよ》BWV.51/カンター
タ第82番《われは満ち足れり》BWV.82/カンタータ第199番《わが心は血の海
に泳ぐ》BWV.199
エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)、
ジークフリート・ローレンツ(バリトン)、
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)、
ドイツ・バッハゾリスデン、
マックス・ポンマー(指揮)、ライプツィヒ新バッハコレギウム・ムジクム
女王グルベローヴァの歌声が美しく響き渡る!本場ドイツのバッハのスペシャ
リストたちによる荘厳なるカンタータ集。

71080(SACD-Hybrid) \2080
G・F・ヘンデル:序曲集 ――
歌劇《アルチーナ》序曲/歌劇《アリオダンテ》序曲/歌劇《ベレニーチェ》
序曲/オラトリオ《ソロモン》序曲/歌劇《アグリッピーナ》序曲
ケネス・シリート(指揮)、
セント・マーティン・アカデミー・イン・ザ・フィールズ
ヘンデルの歌劇など劇音楽の序曲の中から、普段なかなか耳にする機会の少な
い作品も収録したタイトル。





<STRADIVARIUS>
STR 33704 \2080
ゲオルク・フリードリヒ・カウフマン(1679-1735):
コラール前奏曲全集「調和的な魂の喜び」(1733-1736)から 34曲
マウリツィオ・クローチ(オルガン)
カースティン・クランプ(オーボエ)
使用楽器:1737年、トロイトマン製(ドイツ、グラウホーフ参事会聖堂)
ザクセン=メルゼブルク公の宮廷で活躍したドイツの作曲家・オルガニストで
あるカウフマンが晩年に出版を開始した「調和的な魂の喜び」は、1624年の
ザムエル・シャイトの「新譜表(タブラトゥーラ・ノヴァ)」以来初めて印
刷物となったコラール前奏曲全集として音楽史に特筆される作品です。当盤
には全98曲のうち34曲を収録、うち3曲でオーボエがコラール旋律を演奏し
ています。

STR 33730 \2080
ジョルジョ・バッティステッリ(1953-):Experimentum mundi(1981)
ベルナール・フレイド[Bernard Freyd](語り)
ニコラ・ラッフォーネ(打楽器)
ジョルジョ・バッティステッリ(指揮)
「16人の職人、4人の女性ヴォーカリスト、俳優と打楽器奏者のための想像
上のオペラ」という副題の付けられた舞台用作品(「世界的実験」とでも訳
すべきでしょうか?)のサウンド・ヴァージョン。

STR 33731 \2080
「イタリアのエスプリ」
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750):
組曲イ長調(Vienna, Osterreichesche Nationalbibliothek Ms. Mus.18761)
同ハ短調(同)/同ト長調(同)
幻想曲とフーガ ニ長調(「ローマにてヴァイス氏により作曲された」)
(Paris, Bibliotheque nationale Res. Vma ms 1213)
前奏曲とカプリッチョ ニ長調
(Czech Rep. Ms. Podebrady / London British Library, Add 30387)
前奏曲イ長調(Dresden 2841/v.1)
組曲嬰へ短調(Vienna, ...)
パウル・ベイエル(リュート)
ウィーンのオーストリア国立博物館所蔵の手稿譜に残されたヴァイスの若い
頃の作品を中心としたアルバム。作風はやや古く、ヴァイスが当初イタリア
の先人たちの影響を受けていたことがわかります。

●echo series
STR 11008 \1250
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):
カンタータ「高き舟端より舟綱を解き」
ミサ「高き舟端より舟綱を解き」
主は巻き起こした/奮い立て、わが心よ/われらの心は燃えている
マルコ・ロンギーニ(指揮)
イスティトゥツィオーニ・ハルモニケ
STR 33344(1994年発売) からの移行値下げ再発売

STR 11009 \1250
トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):
5声のシンフォニアと協奏曲集 Op.2(全12曲)
ジョルジョ・サッソ(指揮)
インシエメ・ストルメンターレ・ディ・ローマ
STR 33519(1998年発売) からの移行値下げ再発売

STR 35701 \1250
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
カンタータと室内ソナタ集
フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ロ短調 HWV386
ソプラノと通奏低音のためのカンタータ「泣くな、嘆くな」HWV.141(*)
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 HWV375
ソプラノと通奏低音のためのカンタータ「ルクレツィア」HWV145(*)
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 HWV361
ソプラノと通奏低音のためのカンタータ「ヘンデル、私のムーサは」HWV117(*)
フルート、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための4声協奏曲ニ短調
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
レターブロ・バロッコ
マルコ・ブロッリ(フルート) クラウディア・コムズ(ヴァイオリン)
ヴィンチェンツォ・オニーダ(ファゴット) 
ロドニー・プラダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フランコ・パヴァン(テオルボ) ミケーレ・バルキ(チェンバロ)

STR 35702 \1250
ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):
3声のシンフォニアと4声の協奏曲集 Op.5(全12曲)
ジョルジョ・サッソ(指揮)
インシエメ・ストルメンターレ・ディ・ローマ
ジョルジョ・サッソ、ガブリエーレ・フォルキ、マウロ・ロペス・フェレイラ、
プリスカ・アモーリ、コッラード・ストッキ(ヴァイオリン)
ファブルツィオ・デ・メリス(ヴィオラ) ルカ・ペヴェリーニ(チェロ)
ルカ・コーラ(コントラバス) 
サルヴァトーレ・カルキオーロ(チェンバロ)

STR 35703 \1250
マラン・マレ(1656-1728):スペインのフォリア
前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/ポロネーズメヌエット
ジーグ「お気に入り」/昔のリュート作曲家の様式によるパヴァーヌ
優美/ロンド形式のバレ/スペイン風サラバンド/陽気なフーガ/人の声
アルベルト・ラージ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
パトリツィア・マリサルディ(チェンバロ)
ベアトリス・ポルノン(テオルボ)

STR 35704 \1250
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):
マドリガル・コメディ「老いの戯れごと」(1598)
マドリガル・コメディ「若者の知恵(若者の抜け目なさ)」(1607)
マルコ・ロンギーニ(指揮)
デリティエ・ムジケ
アレッサンドロ・カルミニャーニ(テノール、カウンターテナー)
パオロ・コスタ(バリトン、カウンターテナー)
マルチェロ・ヴァルジェット(バス、カウンターテナー)
ラッファエーレ・ガンガーレ(語り)
マリーナ・ボネッティ(ダブルハープ) 
ピエトロ・プロッセル(キタローネ)
クリスティアーノ・コンタディン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジュリアーノ・エッケル(ヴィオローネ) 
ジョヴァンニ・トーニ(スピネットーネ)

STR 35705 \1250
ビアージョ・マリーニ(1697-1663):
クリオーゼ・インヴェンツィオーニ Op.8 から
2つの弦のソナタ/第5カンツォン/モニカによるソナタ
リラの旋法によるソナタ/バレット/第11ソナタ(2声)
10度による第4カプリッチョ/ソナタ・ヴァリアータ
バレット/ソナタ・イン・エコー/第4カンツォン
ソナタ・ディンヴェンツィオーネ/
(10部の)パッサメッツォ・コンチェルタート
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)
パウル・ベイエル(指揮)
ガラテア
エミリア・ベンジャミン(ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クラウディア・コムズ(ヴァイオリン)
カテリーナ・デラニェッロ(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヴィンチェンツォ・オニーダ(ファゴット)
[通奏低音]
パウル・ベイエル(リュート、テオルボ)
マウリツィオ・マルテッリ、イヴァン・ペラ(テオルボ)
ガブリエーレ・パロンバ(リュート、アーチリュート)
フランコ・パヴァン(アーチリュート) 
リチャード・サヴィーノ、フルヴィオ・ガリアスキ(バロック・ギター)
ファビオ・ボニッツォーニ(オルガン)

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06-02 No.20

2006年02月24日 18時31分54秒 | Weblog
<GENUIN>
GEN86064 1980
ヴォーン=ウィリアムズ:
海の歌(1923)
バス・チューバ協奏曲(1954)
交響曲第5番(1938-43)
ワルター・ヒルガース(指揮、チューバ)
ミヒャエル・ルイク(指揮)
フランクフルト・ブランデンブルグ州立管弦楽団
録音:2005年6月、8月フランクフルト(東)CPEバッハ・ホール
ウィーン・フィルのチューバ奏者でジャーマン・ブラスでも活躍するチューバ
奏者ワルター・ヒルガースが満を持して傑作ヴォーン=ウィリアムズのチュー
バ協奏曲を録音しました。指揮者としても活動しているヒルガースですのでカ
ップリングは指揮者として交響曲第5番を入れるという凝ったアルバムとなっ
ております。ヒルガースはチューバ奏者としてベルリン・フィルや北ドイツ放
送響といったオーケストラに定期的に客演し、2005年からウィーン国立歌劇場
・ウィーン・フィルの奏者になりました。その間カラヤン、マゼール、アバド、
プレヴィン、ブーレーズ、ショルティ、小沢などのもと演奏しました。1995年
にはスロヴァキアでの指揮者コンクールに優勝。指揮者としても活動を始めて
います。




<NBB>
NBB 16 2250
「アルベルト・ボチー二、ライヴ・イン・ヴィッラ・サン・ロレンツォ」
ベートーヴェン:モーツァルトの「魔笛」の主題による7つの変奏曲
シューマン:5つの民謡風の小品集
シューベルト:アルぺジョーネ・ソナタ
ショパン:ラルゴ(チェロ・ソナタより)
アルベルト・ボチーニ(コントラバス)
ダニエル・デルピーノ(ピアノ)
録音:2004年4月ライヴ
2004年4月28日にフィレンツェ近郊のセスト・フィオレンティーノ のヴィッラ
・サン・ロレンツォのホールで行われた演奏会のライヴ録音。
コントラバスのソロ曲を書かなかった大作曲家のチェロのオリジナル作品をと
りあげた、ボチー二の意欲的な試みで、他の楽器の編曲でコントラバスのソロ
楽器としての可能性を問うと彼自身が語っている。

NBB 18 2250
「エミリオ・ベンツィ イン ライブ」
ディッタースドルフ:コントラバスとヴィオラのための協奏交響曲
ロッシーニ:
コントラバスとチェロのためのデュエット-アレグロ
(ヴィオラとコントラバス版)
ボッテジーニ:グラン・デュオ・コンチェルタンテ
トルタ:コントラバス協奏曲(ピアノ伴奏版)
エミリオ・ベンツィ(コントラバス)
グスターヴォ・フィオラヴァンティ(Va)、
トリノ・フィルハーモニー管弦楽団
セルジオ・ランベルト(Vn)、
J.B.ポミエ指揮
パメラ・マッサ(P)
エミリオ・ベンツィはイタリアの最も優れたコントラバスソリストの一人、ト
リノのヴェルディ音楽院の教授。又,長年にわたってトリノのフィルハーモニ
ーオーケストラの首席奏者を務めた。彼の父ヴェルテル・ベンツィを記念して
行われる、NBB11でおなじみのイタリアの国内コンクールの代表者である。
又、ザ・ベースギャングのアントニオ・シャンカレーポレは彼の弟子である。
このアルバムは彼の過去の演奏会の録音を集めてCD化したものだが有名なレ
パートリーの他に同郷の作曲家ドメニコ・トルタが彼に捧げた協奏曲が収めら
れている。初めて発売されるが復刻版シリーズの1枚となる。





<VENEZIA>
CDVE04241 12枚組 5400
ショスタコーヴィチ:
交響曲第1-15番
1962-74年録音メロディア原盤
交響曲第13番「バビ・ヤール」(初演2日後の演奏)
ヴィターリ・グロマトスキー(バス) 
1962年12月20日 オスタンキノ放送原盤
ヴァイオリン協奏曲第1番 
L.コーガン(Vn) 
1962年メロディア原盤
ヴァイオリン協奏曲第2番 
D.オイストラフ(Vn) 
1968年メロディア原盤
以上、
コンドラシン指揮
オーケストラは全てモスクワ・フィル。





<Forlane>
FOR16853 1800
ブラームス:交響曲第4番
ブラームス:悲劇的序曲
アンドレ・ベルナルド指揮ヤナーチェク・フィル
2003年ライヴ
ライヴ録音故、演奏技術の荒さは気になりますが、弦の美しさが際立つ
堂々とした演奏です。

FOR16856 1800
ショパン:
舟歌op.60、バラード第1番op.23、子守唄op.57、ポロネーズop.44、
マズルカop.50-3、56-2、41-2、スケルツォ第3番op.39、夜想曲op.48-1、
ワルツop.69-1、64-2
岡崎順子(Pf)2005年録音
弱音の美しさが際立ち、とつとつとした語り口が胸にせまる独創的な選曲に
よる強く印象に残るショパン・アルバムです。
※岡崎順子
桐朋学園出身。1981年よりヴィラード・ペルルミュテール氏に師事。
1985年パリ・エコールノルマル音楽院ピアノ演奏科卒。
1986年よりフランス各地で演奏活動を開始。
1991年より、フランス国際音楽コンクールの審査員を経て同コンクールの名誉
コミュティ・メンバー。
音楽之友社発刊のペルルミュテール校訂・監修によるラヴェルピアノ作品集
(楽譜)の注釈・訳を手がける。





<OPERA RARA>
ORCV305 4枚組 7000
ヴェルディ:ドン・カルロ(フランス語)
ジョゼフ・ルーロー、アンドレエ・トゥルプ、ロベルト・サヴォイエ
エディト・トレンブレイ、ミシェル・ヴィルマ
ジョン・マシソン指揮
BBCコンサート管弦楽団、BBCシンガーズ 1973年
1867年のオリジナル・フランス語版による演奏。
伊、独、仏、英による300ページの解説付、永久保存版です!
VOCEレーベルから発売あり。





<COLO>
COR 16034 2080
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):合唱作品集 Vol.2
キャロルの祭典(*)/ミサ・ブレヴィス ニ長調/御子は生まれた(+)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
シオネッド・ウィリアムズ(ハープ(*))
セントポール大聖堂少年聖歌隊員(+)
録音:1991年、スネイプ・モルティングズ
1992年、ハイゲイト、聖マイケル教会
初出レーベル:Collis

COR 16035 2080
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
聖母のためのミサとモテット集
サルヴェ・レジナ(8声)/ミサ・サルヴェ(8声)
めでたし海の星[Ave maris stella](4声)
めでたし救世主の御母[Alma Redemptoros mater](8声)
天の女王[Regina coeli leatare](8声)
アヴェ・マリア(8声)/マニフィカト(8声)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
録音:1997年2月5-7日、ロンドン、ハムステッド・ガーデン・サバーブ、
聖ジューズ・オン・ザ・ヒル教会
初出レーベル:Collins
シックスティーン得意のビクトリア。8声曲が中心で、重厚にして緻密かつ情
熱的な歌唱をたっぷり楽しむことができます。

COR 16036 2080
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):葬送の音楽
ドイツ語マニフィカト SWV494
主よ、御身は今こそ御身の僕を安らかに去らせたもう SWV432
主よ、御身は今こそ御身の僕を安らかに去らせたもう SWV352a
主よ、御身は今こそ御身の僕を安らかに去らせたもう SWV433
天にましますわれらの父よ SWV411
葬送の音楽[ムジカリッシェ・エクセクヴィーエン]SWV279-281
われは母の胎より裸で生まれ(ドイツ埋葬ミサの形式によるコンチェルト),
主よ、御身さえこの世にあれば(モテット),
主よ、御身は今こそ御身の僕を安らかに去らせたもう
(シメオンのカンティクム)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
録音:1998年6月15-17日、ロンドン、キルバーン・パーク・ロード、
聖オーガスティン教会
初出レーベル:Collins
シュッツの名作「葬送の音楽」(ドイツ・レクイエム)を中心としたアルバム
です。

COR 16037 2080
ピエール・ド・マンシクール(1510頃-1558):神に歓呼せよ[Jubilate Deo]
ジョン・シェパード(1500頃-1558):タルシスの王らは[Reges Tharsis]
ピエール・ド・マンシクール:地上の王らは[Reges terrae]
トマス・タリス(1505頃-1585):
聞き入れたまえ、われは願う[Suscipe quaeso]
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):
めでたし、聖なる処女[Ave virgo sanctissima]
アヴェ・マリア/羊飼いたちは口々に[Pastores loquebantur]
トマス・タリス:ミサ「プエル・ナートゥス」[Mass "Puer natus"]
ジョン・シェパード:われらを解き放ちたまえ[Libera nos]
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
録音:1998年1月21-23日、ロンドン、ハムステッド・ガーデン・サバーブ、
聖ジューズ・オン・ザ・ヒル教会
初出レーベル:Collins
1554年、イングランド女王メアリー・テューダーとスペイン皇太子フェリペ
(後の国王フェリペ2世)が結婚。その結婚式の音楽の再現を試みたディスク
もありましたが、これは、その年のクリスマスにセントポール大聖堂で行われ
た祝典において演奏されたと想定可能な、スペインとイングランドの教会音楽
で構成されたアルバムです。マンシクールとタリスは祝典において実際に演奏
に参加していたかもしれないということです。

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06-02 No.19-1

2006年02月23日 18時53分53秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \850
8.557407
<サマータイム - クラリネット四重奏曲集>
トンプソン:組曲「シティ・シーンズ」 
ガーシュウィン:
サムバディ・ラヴズ・ミー/ライザ/3つの前奏曲/私の愛する人/サマー
タイム/レディ・ビー・グッド 
ペルックマンズ:スラップスティック 
モルチェ:
レインボー・ブリッジ/霧の乙女/スカイロン/オネーダ/クリフトン・ヒル
/ピラミッド・プレイス 
ボッツフォード:ブラック・アンド・ホワイト・ラグ 
バーンスタイン:組曲「ウェスト・サイド物語」 
R.ロジャーズ:ザ・ブルー・ルーム
演奏/ベルギー国立管弦楽団
クラリネット ・クァルテット(ジャン=ミシェル・シャルリエ(クラリネッ
ト)、ロナルド・ファン・スペンドンク(クラリネット)、マッシモ・リッ
チ(Eフラット・クラリネット)、ギー・ジェラール(バス・クラリネット))
ベルギー国立管弦楽団のクラリネット・セクション4人による、楽しいジャ
ズ=クラシック・セレクション。アレンジも多彩な音色を生かしたもので、
吹奏楽&アンサンブル・プレーヤーの新しいレパートリーにも最適です。な
お音源は、1997年にシリンクス(Syrinx)レーベルからリリースされたもの
と同一です。

8.557453
クレメンティ(1752-1832):<ピアノ・ソナタ集>
ソナタOp.34-2/ソナタOp.50-1/ソナタOp.41
演奏/ターニャ・バニスター(ピアノ)
ソナチネ・アルバムの作曲家として有名なクレメンティですが、モーツァルト
と同時代を生き、ピアニストとして大スターだったという事実はなかなか知ら
れていません。ハイドンと共に古典派ピアノ・ソナタの主流である作品を、
2005年「ニュー・オリンズ国際ピアノ・コンクール」金賞の若手が演奏します。

8.557497
プレイエル(1757-1831):
弦楽四重奏曲Op.2-4/弦楽四重奏曲Op.2-5/弦楽四重奏曲Op.2-6
演奏/エンソー四重奏団
既発売の第1番-第3番(8.557496)に続く第2弾。ハイドン、モーツァルト
と同時代に多くの弦楽四重奏を残しましたが、この録音はその事実を広く知ら
しめるもの。作品2は、まさにハイドンと並ぶ古典派の秀作です。

8.557542
ラミレス(1921- ):<祝賀の神聖なリズム>
われらのクリスマス/ミサ・クリオージャ(南米大陸のミサ)
(編曲:セガーデ/マヨール/カテナ)
伝承曲:ミサ・ルーバ(アフリカのミサ)(編曲:ハーゼン)
歌・演奏/ジョゼフ・ホルト(指揮)ワシントン・コーラル・アーツ・ソサエ
ティ、マヌエル・メレンデス(テノール)、ホセ・サチン(テノール)、パブ
ロ・タラマンテ(テノール)、クリスタル・リームス(アルト)、器楽&打楽
器アンサンブル
※歌詞(西・ラテン語歌詞、英語対訳)はwebsiteでご覧いただけます。
カレーラスが紹介したことで知られる「ミサ・クリオージャ」をはじめ、南
米の民俗音楽をふんだんに導入した作品で独特の作風を確立している、アル
ゼンチンの作曲家ラミレス。フォルクローレの世界では有名な彼は、南米に
おける“民族派ミサ曲”の代表的な作曲家であり、この一枚で最高級の作品
を聴くことができます。

8.557598
パガニーニ(1782-1840):<ギター曲集>
大ソナタ イ長調/ソナタ第4番/「気まぐれ」-第15・16・22・37・38番/
ソナタ第30番/ソナタ第6番/ソナタ第14番/奇想曲 Op. 1(ギター用編曲)
-第5・11・24番
演奏/マルコ・タマヨ(ギター)
意外にたくさんのギター作品を残しているパガニーニですが、「大ソナタ」
はヴァイオリン曲のテクニックを移行したような、これぞパガニーニ!と呼
べる力作(この録音は助奏ヴァイオリンなしのギター・ソロ演奏)。「気ま
ぐれ」はパイジェッロやロッシーニのオペラから引用した旋律もある作品です。

8.557614
ギルマン(1837-1911):<オルガン作品集>
大合唱曲/奇想曲/アレグレット/哀歌/オッフェルトリウム「おお、息子
よ」/ソナタ第7番-IV. Lento assai(Reve)/ヘンデルの主題による行進曲/
交響的スケルツォ/クリスマス・キャロル集第1巻-ラングドック地方のノエ
ル、聖体拝領第2番/ソナタ第1番-III.フィナーレ
演奏/ロバート・デルキャンプ(オルガン……テネシー州、スワニー、サウス
大学、オール・セインツ・チャペルのカサヴァン製オルガン使用])
フランクの影響でオルガン演奏および作曲を行い、ヴィエルヌやデュプレなど
20世紀フランスのオルガニスト・作曲家を数多く輩出したギルマン。オーソド
ックスな作風のため人気が高い作曲家ですが、この1枚が日本でも知られる
きっかけになるでしょう。

8.557649
アルウィン(1905-1985):
交響曲第4番/弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ
演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
20世紀イギリスにおいて、ウォルトンやブリスらと並びストラヴィンスキー
などの影響を受けたアルウィン。1959年に完成した交響曲第4番は、上記2
人やアーノルドらの音楽がお好きな人なら喜んでいただけるでしょう。

8.557731
ハーティ(1879-1941):
喜劇的序曲/東のロマンスによる幻想場面/ピアノ協奏曲
演奏/湯浅卓雄(指揮)アルスター管弦楽団、
ピーター・ドノホー(ピアノ)
「アイルランド交響曲」ほか(8.554732)に続く、湯浅&アルスター管によ
るハーティ作品集の第2弾。ラフマニノフばりのロマンティックかつヴィル
トゥオーゾ的な作品であるピアノ協奏曲や、アイルランド民謡風の旋律を使
った管弦楽曲を収録しました。

8.557855
リンデ(1933-1970):ヴァイオリン協奏曲Op.18/チェロ協奏曲Op.29
演奏/五明カレン(ヴァイオリン)、マリア・クリーゲル(チェロ)、
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)イェヴレ交響楽団
20世紀作品でありながら、まるでショスタコーヴィチやブリテンを継承する
ような雄大さとロマンを持ち合わせているスウェーデンの作曲家リンデ。
1982年東京生まれの五明カレン(ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイ
に師事)による大胆に音楽へ斬り込んでいく演奏が見事で、ナクソスではお
なじみのクリーゲルも、チェロ協奏曲で好演しています。なお音源は、2005年
にスウェーデン協会(Swedish Society Discofil)レーベルからリリースされ
たものと同一です。

8.557905-06(2枚組)
エイヴィソン(1709-1770):
6つの協奏曲Op.3-1-6/8つの協奏曲Op.4-1-8
演奏/パヴロ・ベズノシウク(指揮、ヴァイオリン)、
エイヴィソン・アンサンブル(ピリオド楽器使用)
「12の協奏曲」Op.6(8.557553-54)の続編とも言うべき、作曲者の名前を冠
したアンサンブルによる協奏曲集。18世紀中盤のロンドンにおけるヘンデル時
代の後継者のひとりであり、バロック音楽ファンにはぜひ聴いていただきたい
作曲家です。

8.557938
ユン・イサン (尹伊桑)(1914-1995):
室内交響曲第1番/弦楽のためのタピ/ハープと弦楽のためのゴンフー(箜篌)
演奏/ピオトル・ボルコフスキ(指揮)
韓国室内アンサンブル、ラナ・パーク(ハープ)
中国の箏「箜篌(くご)」をモティーフにし、ウルスラ・ホリガーが初演した
1984年作曲の「ハープ協奏曲」(カメラータ東京に録音あり)は、中国および
ペルシャのエッセンスを加えた抒情的な作品。「ユン・イサン=アヴァンギャ
ルドの作曲家」だと思っている方にこそ、聴いて欲しい一枚です。

8.559150
ボルコム(1938- ):<ヴァイオリン・ソナタ全集>
ヴァイオリン・ソナタ第1番/ヴァイオリン・ソナタ第2番/ヴァイオリン・
ソナタ第3番(ソナタ・ストランバ)/ヴァイオリン・ソナタ第4番
演奏/ソロミア・ソロカ(ヴァイオリン)、アーサー・グリーン(ピアノ)
既発売の「無垢と経験の歌」(8.559216-18)が2005年度グラミー賞の「最優
秀クラシック・アルバム」など3部門を受賞したボルコム。ジャズやアメリカ
の民俗音楽などを取り入れたユニークな作風が注目されています。1956年に作
曲したソナタ第1番から、1994年のソナタ第4番まで4曲を収録。各曲には
ジャズ、ピアソラのタンゴ、アラブ音楽などがエッセンスとして加えられて
います。

8.559267
モラヴェック(1957- ):
時の回廊/プロテウス幻想曲/アリエル幻想曲 ※すべて世界初録音
演奏/エイス・ブラックバード、
ペーター・シェパード=スカーヴェド(ヴァイオリン)、
アーロン・ショル(ピアノ)
2004年のピューリッツァー賞を受賞したモラヴェックは、抒情的なサウンドを
駆使したオーケストラ曲や室内楽曲で注目されている作曲家。作曲者がイギリ
スのグリニッジ天文台を訪れてインスパイアされたという「時の回廊」は、
B.A.C.H.というモティーフも顔をのぞかせる4楽章のアンサンブル曲です。

8.570025
ファーナビー(1562-1640):<ハープシコードのためのファンタジア全集>
ファンタジア(6/320)/ファンタジア(8/323)/ファンタジア(5/82)/
特定されていないパート・ソング(7/333)(ファーナビー編曲)/ファンタ
ジア(4/489)/ファンタジア(12/343)/カンツォネッタ「私の気持ちをわ
かってくれ」(G. ウィルソン編曲)/ファンタジア(13/347)/特定されて
いないパート・ソング(3/340)(ファーナビー編曲)/ファンタジア
(10/313)/カンツォネッタ「ああ、あわれなわが心」(11/330、ファーナ
ビー編曲)/カンツォネッタ「天も照覧あれ」(G. ウィルソン編曲)/ファ
ンタジア(9/270)/別れのつらさ ※曲名後の番号は、前者が「ムジカ・ブ
リタニカ」曲集のものであり、後者がドーヴァー社出版による「フィッツウィ
リアム・ヴァージナル曲集」第2巻における掲載ページです。
演奏/グレン・ウィルソン(ハープシコード) 
バードやギボンズの陰に隠れてはいますが、実は同等の評価を受けていたファ
ーナビーの作品集。エリザベス朝イングランドの代表的な作曲家であり、ヴァ
ージナル(小型のハープシコード)の作曲家として古楽ファンには、ぜひ聴い
ていただきたい一枚です。演奏者自身が、曲の紹介や演奏にあたっての調律
・装飾音の情報などを執筆しています。



<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \850
8.110790
<ユッシ・ビョルリンク・コレクション第6集:スウェーデン語による「エ
ーリク・オッデ」&歌謡録音集1931-1935>
ボルガノフ:薔薇がしおれて枯れる時 
シルヴァン:
あなたの虜になって/赤い唇よりもその蒼い瞳が約束している/永遠に愛して
いると言って 
リンドベリ:バグダッド 
カルステン:ほんの些細な愛の言葉 
サールベリ:さあ、さあ、少年よ 
レッソ=ヴァレリオ:なぜ 
ハイマン:この世界のどこかで 
バウマン:微笑む赤い唇 
トグナレッリ:美しいあらゆるものはあなたを思い出させる 
ティリング:たぶん私たちは同じ夢を見ている 
ライダーソン:夏のメロディはまるで詩のよう 
ル・ボー:愛の歌 
ライ:おやすみと言って 
アマンド:瞳を閉じて 
ダール:舟歌 
ニブロム:燃えさかる金の川 
K.O.W.A.:タンゴの女 
アルマンド:あれは夢? 
クリストガウ:結婚のワルツ 
エンデルス:小公女 
(録音:1931年-1935年)(解説に歌詞は付いておりません)
歌・演奏/ユッシ・ビョルリンク(テノール)、
エーリク・オッデ(ユッシ・ビョルリンクの偽名……テノール)、他
ステファン・リンドストレム復刻。20歳となり本格的にオペラ・デビューを
飾った時期の1930年代、母国語(スウェーデン語)で歌ったジャズおよびポッ
プスの集大成的な一枚。後に自伝で暴露しましたが、ジャズ歌手「エーリク
・オッデ」という名前で録音を行っていた事実を裏付ける録音(12曲)も、
ここで聴けます。

8.111024
レオンカヴァルロ(1858-1919):
歌劇「道化師」(録音:1954年6月12日-17日、ミラノ・スカラ座) 
※伊語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)、
ティート・ゴッビ(バリトン)、ローランド・パネライ(バリトン)、
ニコラ・モンティ(テノール)、
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
(合唱指揮:ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。ステージではまず歌うことなく、録音が残
されたのは奇跡とも言えるカラスのネッダ。「道化師」といえばカニオ役に
スポットライトが当たるものの、「カラスの道化師」と言わせてしまうのは
さすがです。もちろんディ・ステーファノ、ゴッビ、そしてカラスの最良時
を支えたセラフィンの指揮が、全体の完成度を高めているのは言うまでもあ
りません。英Columbia盤LP(オリジナル盤)からの復刻です。

8.111025
マスカーニ(1863-1945):
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
(録音:1953年6月16日-25日、8月3日&4日、ミラノ、聖エウフェミア大
聖堂) ※伊語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)、
ローランド・パネライ(バリトン)、
アンナ・マリア・カナリ(メゾ・ソプラノ)、
エベ・ティコッツィ(コントラルト)、
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
(合唱指揮:ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。「道化師」の約1年前に、ディ・ステーファ
ノやセラフィンらと録音。英EMIへのオペラ録音3作目であり、緊張感と敬虔
な雰囲気を見事に歌っているカラスの力量に、あらためて脱帽します。

8.111026-27(2枚組)
プッチーニ(1858-1924):歌劇「蝶々夫人」
(録音:1955年8月1日-6日 ミラノ・スカラ座) 
※伊語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
ニコライ・ゲッダ(テノ-ル)、ルチア・ダニエリ(メゾ・ソプラノ)、
マリオ・ボリエッロ(バリトン)、レナート・エルコラーニ(テノール)、
ルイサ・ヴィッラ(メゾ・ソプラノ)、マリオ・カーリン(バリトン)、
プリニオ・クラバッシ(バス)、エンリコ・カンピ(バス)  
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団(合唱指揮:ノルベルト・モーラ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。
リリック・ソプラノとしてのカラスを十二分に味わえる演目が「蝶々夫人」。
英プレスの、オリジナルに近いLPから復刻しており、カラヤンとの共演も話題
になっている名録音です。

8.111028-29(2枚組)
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「イタリアのトルコ人」
/ボーナス・トラック:マリア・カラスによるコロラトゥーラ・アリア集
[ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」-第1幕:今の歌声は心にひびく 
マイアベーア(1791-1864):歌劇「ディノラ、またはプロエルメルのパルド
ン祭」-第2幕:軽い影よ(影の歌) ドリーブ(1836-1891):歌劇「ラク
メ」-第2幕:インドの若い娘は何処に行く・・・向こうに、森の中に(鐘の
歌) ヴェルディ(1813-1901):歌劇「シチリア島の夕べの祈り」-第5幕:
皆さん、ありがとう(ボレロ)](録音:[イタリアのトルコ人]1954年8
月31日、9月1日-8日、ミラノ・スカラ座 [ボーナス]1954年)
※「イタリアのトルコ人」の伊語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
ニコラ・ロッシ=レメーニ(バス)、ニコライ・ゲッダ(テノール)、
ヨランダ・ガルディーノ(メゾ・ソプラノ)、
ピエロ・デ・パルマ(テノール)、フランコ・カラブレーゼ(バス)、
マリアーノ・スタービレ(バリトン)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
(合唱指揮:ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ)、[ボーナス]トゥリオ・
セラフィン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団 
マーク・オバート=ソーン復刻。ロッシーニは英プレスのオリジナルLPを、
アリア集は米プレスのLPを使って復刻。絶頂期を迎えたカラスのスカラ座録
音はどれも見事ですが、スカラ座の常連だった指揮者ガヴァッツェーニも絶
賛する出来映えで、現在に至るカラスの名声を決定づけた“宝”です。

8.111030-31(2枚組)
プッチーニ(1858-1924):歌劇「マノン・レスコー」
/ボーナス・トラック:リチア・アルバネーゼ・リサイタル [G. シャルパン
ティエ: 歌劇「ルイーズ」 - 第3幕: その日から(仏語歌詞)/カタラーニ:
歌劇「ラ・ワリー」 - 第1幕 さようなら、ふるさとの家よ(伊語歌詞)/マ
スカーニ: 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 - お母さんも知る通り
(伊語歌詞)/チレーア: 歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」 - 第4幕:
哀れな花(伊語歌詞)/ボイト: 歌劇「メフィストーフェレ」 - 第3幕: ある
夜、暗い海の底に(伊語歌詞)/ヴィラ=ロボス: ブラジル風バッハ 第5番
(声楽と8つのチェロのための) - アリア(カンティレーナ)(ポルトガル
語歌詞)](録音:[マノン・レスコー]1954年7月11日-13日、15-17日、
ローマ歌劇場 [ボーナス]1947年-1951年)
※「マノン・レスコー」の伊語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/[マノン・レスコー]リチア・アルバネーゼ(ソプラノ)、
ユッシ・ビョルリンク(テノール)、ロバート・メリル(バリトン)、
フランコ・カラブレーゼ(バス)、マリオ・カーリン(テノール)、
エンリコ・カンピ(バス)、アンナ・マリア・ロータ(メゾ・ソプラノ)、
ジョネル(ヨネル)・ペルレア(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団・合唱団(合唱指揮:ジュゼッペ・コンカ) 
[ボーナス]リチア・アルバネーゼ(ソプラノ)、ヴィクター・トルッコ
(指揮)、ジョネル(ヨネル)・ペルレア(指揮)RCAヴィクター管弦楽団、
レオポルド・ストコフスキー(指揮)管弦楽団、他 
マーク・オバート=ソーン復刻。
RCAレーベルから発売されたこの録音は、リチア・アルバネーゼというスター
歌手をフィーチャー。復刻には英プレスのオリジナルLPを使用し(アリア集
は米プレスLP)、ピッチ修正なども行うなど細心の注意を払っています。ア
ルバネーゼの再評価につながるリリースです。

8.111035
<コルトーのSP録音集第2集-ショパン選集>
ワルツ第1番「華麗なる大ワルツ」/同第2番「華麗なるワルツ」/同第3番
/同第4番「華麗なるワルツ」/同第5番/同第6番「小犬」(2テイクあり)
/同第7番(2テイクあり)/同第8番/同第9番「告別」(3テイクあり)
/同第10番/同第11番(2テイクあり)/同第12番/同第13番/同第14(16)
番/幻想曲 (録音:1929年-1949年)   
演奏/アルフレッド・コルトー(ピアノ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。定評あるコルトーのショパンですが、今回の
復刻は戦前の米Victorゴールド・レーベル盤SPを使用。さらにオーストラリア
HMV、英HMVなどのSP盤など最良の素材を使って、コルトーのタッチを再現して
います。1934年録音のワルツ集(14曲)を軸に、別録音(6曲)を加えていま
す。

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06-02 No.19-2

2006年02月23日 18時52分04秒 | Weblog
8.111110
<ワルター・ギーゼキング:協奏曲録音集第1集>
シューマン(1810-1856):ピアノ協奏曲Op.54(録音:1940年-1942年頃) 
グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲Op.16
(録音:1937年4月28日、10月13日) 
フランク(1822-1890):交響変奏曲(録音:1932年10月31日)
演奏/ワルター・ギーゼキング(ピアノ)、
[シューマン]カール・ベーム(指揮)ドレスデン国立管弦楽団、
[グリーグ]ハンス・ロスバウト(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団、
[フランク]サー・ヘンリー・ウッド(指揮)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 
ウォード・マーストン復刻。欧米各地でデビューを飾った1920年代を経て、
各地でのコンサートを精力的に行っていた1930年代に、大御所指揮者ウッドを
はじめ、当時の俊英である2人の指揮者と共演した録音集。後年の再録音と聴
き比べも一興です。



<CPO>
777025-2 \1450
アイプラー(1765-1846):弦楽三重奏曲Op.2/弦楽五重奏曲Op.6-1
演奏/ドイツ弦楽三重奏団、ローラント・メッツガー(第2ヴィオラ)、
ハインリッヒ・ブラウン(コントラバス)
モーツァルトと同じ時代を生き、現在は「レクィエム」やクラリネットのため
の作品がよく知られる作曲家。収録された2曲は1800年前後に作曲されており、
ハイドンの作風を受け継いだ典型的な古典派作品です。

777051-2 \1980
イザイ(1858-1931):<ヴァイオリンと管弦楽のための作品集>
悲劇的な詩/冬の歌/子守歌/古き良き時代より/ヴァイオリン協奏曲
(第8番)/ディヴェルティメント
演奏/アルブレヒト・ラウレント・ブロイニンガー(ヴァイオリン)、
ウェリサー・ゲンチェフ(指揮)北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
「無伴奏ソナタ」ばかりが有名なイザイですが、魅力的なヴァイオリン作品は
他にもあります。フォーレ、ドビュッシー、ルクー、ショーソンなど同時代の
作曲家から大きな影響を受けた作風であり、特に豊かなメロディは「さすが
ヴァイオリニスト!」と言いたくなるほどです。

777055-2 \1980
レハール(1870-1948):
オペレッタ「この世は美しい」(ダイアローグなしの全曲録音) 
※歌詞は独語です。
歌・演奏/エレーナ・モシュク(ソプラノ)、
ゾラン・トドロヴィッチ(テノール)、
ウルフ・シルマー(指揮)ミュンヘン放送管弦楽団、
バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ミヒャエル・グレーザー)
1914年にウィーンで初演されたこの作品は、「オペレッタ界のワーグナー」と
評されたほどレハールにとって重要な曲。これまで「この世は美しい」「私は
恋に落ちた」などのアリアは録音がありましたが、全曲の録音は非常に珍しい
もの。ウィーンのシュターツオパーやフォルクスオパーの常連であるシルマー
の指揮により、最良のコンディションで名作が再現されました。

777086-2 \1450
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):<ソナタと三重奏曲集>
ソナタ ホ短調(フルート・トラヴェルソと通奏低音のための)/同ヘ長調
(フルート・トラヴェルソと通奏低音のための)/トリオ・ソナタ変ロ長調
(F50)(2つのヴァイオリンと通奏低音のための)/同ニ長調(F.48)(2
つのフルート・トラヴェルソと通奏低音のための)/同イ短調(断片)(2
つのフルート・トラヴェルソと通奏低音のための)/同ニ長調(2つのフル
ート・トラヴェルソと通奏低音のための)
演奏/カメラータ・ケルン
“ハレのバッハ”と呼ばれたJ.S.バッハの長男は、他の兄弟と比べて評価が
低すぎるように思えます。バロック期から古典派への移行期を聴くことがで
きるこの作品集は、バッハの息子であることを除いても、18世紀音楽の代表
格であると言えるでしょう。

777136-2 \1450
リース(1784-1838):<ピアノ・ソナタ集>
大ソナタOp.9-1/幻想的大ソナタ「不運」Op.26/ソナティナOp.5-1-Andantino
/ソナティナOp.5-2-Andantino
演奏/アレクサンドラ・エーラー(ピアノ)
ベートーヴェンの弟子によるピアノ・ソナタというと、どうしても師匠の影響
を期待してしまいますが、その期待を裏切ることはありません。初期ロマン派
のピアノ・ソナタを知る上でも貴重なサンプルと言えるでしょう。

777191-2(3枚組) \2980
トッホ(1887-1964):<交響曲全集>
[999774-2]交響曲第1番/交響曲第4番 
[999705-2]交響曲第2番/交響曲第3番 
[999389-2]交響曲第5番/交響曲第6番/交響曲第7番
演奏/アラン・フランシス(指揮)ベルリン放送交響楽団
既発売の3枚をボックス化し、価格を下げての再リリースです。ウィーンに生
まれ、ナチの台頭でアメリカへと亡命したトッホは、モダニズムに感化されな
がらもロマン派の香りを残しつつ、多くの管弦楽作品を作曲しました。

999980-2(2枚組) \3960
シュテファン(1887-1915):歌劇「最初の人類」(原典版)
歌・演奏/ジークムント・ニムスゲルン(バス)、
ガブリエーレ・マリーア・ロンゲ(ソプラノ)、
フローリアーン・ツェルニー(バリトン)、
カール・アントン・リッケンバッハー(指揮)ベルリン放送交響楽団、他
わずか27歳という短い生涯の中、20世紀初頭のドイツで注目を浴びた作曲家
シュテファンの代表作である「最初の人類」は、旧約聖書の「カインとアベ
ル」のエピソードをもとにしたストーリー。この録音ではベルリンで初演さ
れたスコアを使い、作品と作曲家の実像に迫ります。



<FIRST EDITION>
FECD0020 \2080
マルタン(1890-1974):
ヴァイオリン協奏曲(録音:1963年5月9日)
チェロ協奏曲(録音:1973年4月9日) ※2曲とも世界初録音
演奏/ポール・クリング(ヴァイオリン)、
スティーブン・ケイツ(チェロ)、
ロバート・ホイットニー(指揮……ヴァイオリン協奏曲)、
ホルヘ(ジョージ)・メスター(指揮……チェロ協奏曲)ルイヴィル管弦楽団
古典的な形式によるヴァイオリン協奏曲は、シェイクスピアの「テンペスト」
にインスパイアされた歌曲から派生したファンタジックな作品。1965年作曲の
チェロ協奏曲とあわせ、録音も少ないために貴重なものとなります。

FECD0032 \2080
<ワールド・プレミア・コレクション>
カウエル:賛美歌とフーガ風の調べ第3番-第1部 
ハリソン:組曲「アポロを讃えて」 
ホヴァネス:交響曲第15番「銀の巡礼」-ラヴァナ山 
ダッラピッコラ:管弦楽のための変奏曲-I. Quasi lento, misterioso 
ピストン:セレナータ-II. Con Sentimento 
ハリス:ヴァイオリン協奏曲-第4部 
ヴィラ=ロボス:アフリカの踊り-第3楽章 
パヌフニク:悲歌的交響曲(交響曲第2番)-III. Molto andante 
黛敏郎:プリペアド・ピアノと弦楽のための小品-II. Interlude 
クラム:時間と川の反響-I. Frozen Time 
ローレム:6楽章のピアノ協奏曲-III. Whispers 
コリリアーノ:ガゼボ・ダンス-IV.タランテラ 
フーサ:トロイアの女-V. Scene IV 
ロウズ:表象像-悪魔のようなマシーン 
タワー:銀のはしご-第3部 
ピッカー:交響曲第2番-第1楽章 
ハービソン:ユリシーズの弓-Scene V: 再会 
※すべて世界初録音
演奏/ルイヴィル管弦楽団、ボルティモア交響楽団、
ヒューストン交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、セントルイス交響楽団
ファースト・エディションからリリースされた多くの音源の中から、世界初録
音のものを集めたコンピレーション。同時にレーベルのカタログ的な役割も
果たしており、20世紀音楽入門CDとしても優れています。黛敏郎作品など、
これからリリース予定の音源も含まれています。

FECD0039 \2080
スリナッチ(1915-1997):
メロリズミック・ドラマス(録音:1967年11月30日)/交響的変奏曲
(録音:1965年5月)/序曲「フェリア・マヒカ(マジック・フェア)」#
(録音:1956年4月)/フラメンコ・シンフォニエッタ#(録音:1954年) 
すべて世界初録音 #ルイヴィル管弦楽団委嘱作品
演奏/ホルヘ(ジョージ)・メスター(指揮)、
ロバート・ホイットニー(指揮)ルイヴィル管弦楽団
スペインのバルセロナに生まれ、ドイツ各地で学んだスリナッチは、ストラ
ヴィンスキーやヒンデミットを思わせる新古典主義をベースに、多くのオーケ
ストラ作品を作曲。スペイン風味を取り入れた主題による変奏曲や交響曲
(ファリャ風)など、もっと聴かれてよい曲ばかりです。



<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0005 \1750
ヘンデル(1685-1759):12の合奏協奏曲Op.6-第1番/同-第10番 
ヴィヴァルディ(1678-1741):
2つのヴァイオリンの協奏曲変ロ長調RV.524/ヴァイオリンとオーボエの協奏
曲変ロ長調RV.548 
J.S.バッハ(1685-1750):2つのヴァイオリンのための協奏曲 
(ライヴ録音:ウィグモア・ホール、2005年1月24日/BBCによる録音)
演奏/エンシェント室内管弦楽団、
パヴロ・ベズノシウク(指揮、ヴァイオリン)、
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
フランク・ド・ブリュイン(オーボエ)
ホグウッド指揮による多くの録音で知られるオーケストラですが、ライヴ録音
によりそのサウンドが鮮明に聞こえます。J.S.バッハ作品などで注目のヴァイ
オリニスト、ポッジャーも参加しているこの演奏は、現在のロンドン古楽シー
ンを知るにも最適の一枚でしょう。

WHLive0007 \1750
シューマン(1810-1856):おとぎ話 
モシェレス(1794-1870):幻想曲、変奏曲とフィナーレ 
ブラームス(1833-1897):クラリネット五重奏曲 
(ライヴ録音:ウィグモア・ホール、2005年10月8日)
演奏/ナッシュ・アンサンブル
イギリス随一のアンサンブルとして、フレキシブルな編成と幅広いレパートリ
ーを有しているナッシュ・アンサンブル。CD録音も多数あるため日本の音楽
ファンにもおなじみですが、来日公演がないためライヴならではの迫力を味わ
えるのは、このCDならではでしょう。



<ARTHAUS MUSIK DVD>
100695(DVD-Video) \5250
仏・英・西・日本語字幕付き
ペロタン(ペロティヌス)(fl.c.1180-1225):
フィルム「神が宿った汝の口づけ」現代のペロタン/スペシャル・フィーチャ
ー[フィルム「ペロタン・シンポジウム:誰がペロティヌス・マグヌスであっ
たか - 伝説か歴史か」/ラジオ・ドラマ「ペロティヌス・マグヌス - フィ
ルム・プロジェクトのヴィジョン」] (収録:2005年)
歌/ヒリヤード・アンサンブル
NTSC方式/画像構成比:16:9/音声方式:PCMステレオ、ドルビー・デジタ
ル5.1、DTS5.1/380分/片面二層ディスク(DVD9)
12世紀から13世紀にかけて活躍し、ノートル・ダム楽派の代表的な作曲家とし
て認知されているペロタン。ECMレーベルに作品集の録音もあるヒリヤード・
アンサンブルが、その神秘的な音の世界を再現。加えてシンポジウムなどに
より、この謎とも言える作曲家の姿を解明していきます。古楽ファンは必見
の面白さです。

102017(DVD-Video) \2880
ベルリオーズ(1803-1869):
ロメオとジュリエット(合唱、独唱、および合唱のレチタティーヴォのプロ
ローグを伴う劇的交響曲) 
(ライヴ収録:1991年ドイツ、ミュンヘン、ガスタイク文化センター) 
※仏語歌詞
演奏・歌/サー・コリン・デイヴィス(指揮)
バイエルン放送交響楽団&合唱団、
ハンナ・シュヴァルツ(アルト)、フィリップ・ラングリッジ(テノール)、
ペーター・メーヴェン(バス)
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:PCMステレオ/102分/仏・独・
英・西語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
多くの名演を残したC・デイヴィスとバイエルン放送響とのコンビ。デイヴィ
スが若い頃から得意としていたベルリオーズも、このオケならではの頑強なサ
ウンドによって要塞のような存在感を示しています。ライヴ映像ならではの
パッションがあり、ベルリオーズのオーケストレーションを映像で読み解く
楽しみもあります。


<OPUS ARTE DVD>
OA0945D(DVD-Video)2枚組 \3950
ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス - ダンス・フィルム「アメリア」
(デイヴィッド・ラング作曲、ルー・リード作詞/60年代、ヴェルヴェット
・アンダーグラウンドのために作詞された5つの歌詞より、エドゥアール・
ロック振付・映像監督)/エクストラ・フィーチャー[エドゥアール・ロッ
クによるコメント(英・仏語)/ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップスの25年
(「ヒューマン・セックス」「2」「ソルト」「ニュー・デーモンズ」「アン
ファント」他、有名上演作品の概要・ファクトシート・ビデオ・音楽&写真
素材を含む。全アーティストと主な制作スタッフのバイオグラフィー)/イ
ンタラクティヴ・オプション(再生中に「舞台裏」クリップ集と「メイキン
グ」映像へアクセス出来ます。)] (収録:2002年)
出演・演奏/ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス(ダンス)、アレクサン
ダー・カストンゲイ(チェロ)、シモン・クロード(ヴァイオリン)、ニョ
ー・コン・キー(ピアノ、指揮)、ナディーン・メダウォー(ヴォーカル)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、LPCM
ステレオ/138分(フィルム59分、エクストラ79分)/仏・独・西・伊語字幕
付き(「アメリア」のみ)/片面二層ディスク(DVD9)
アメリカのダンス・カンパニー「ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス」は、
オリジナル作品の他、オペラなどにも出演しています。2004年に来日公演も
行った「アメリア」と、創設25周年を迎えたカンパニーをあらためて紹介す
るドキュメンタリーを収録。若手作曲家ラングの自由な音楽と、ロック界の
カリスマであるルー・リードが言葉で作り上げる世界にのって、まさにダン
ス芸術と言えるパフォーマンスが展開されます。

OA0946D(DVD-Video) 2枚組 \4980
日本語字幕付き
ワーグナー(1813-1883):
「ラインの黄金」-楽劇「ニーベルングの指環」序夜(独語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[キャスト・ギャラリー/オペラ概要/「指環」
を作る(アムステルダム、音楽劇場より、ワーグナーの指環のドキュメンタ
リー紹介、ハルトムート・ヘンヒェン、ピエール・アウディと主な出演者の
インタビューを含む)] 
(ライヴ収録:1999年、オランダ、アムステルダム音楽劇場)
演奏・歌/ヨーン・ブレヘラー、ユルゲン・フライヤー、
アルベルト・ボネマ、クリス・メリット、ヘンク・スミット、
グレアム・クラーク、ペーテル・ミクラーシュ、カシュテン・スタベル、
ラインヒルト・ルンケル、
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団、
ピエール・アウディ(演出)、他
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、LPCM
ステレオ/206分(オペラ149分、エクストラ57分)/英・仏・独・西・伊・
蘭・日本語字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
ド・ビリー指揮によるリセウ劇場での「リング」に続き、OpusArteにおける
2つ目の「リング」サイクルが「日本語字幕付き」でスタート。ピエール・
アウディによる近未来的なステージ・デザイン、石岡瑛子による衣装など見
せる要素も強く、ワーグナーの壮大さに心を奪われます。もちろん音楽的に
も最高潮の歌手およびオーケストラを揃え、これからの発売も待たれます。
第1弾「ラインの黄金」で、期待感をふくらませてください。


<EuroArts DVD>
2012756(DVD-Video) \2700
ブルックナー(1824-1896):交響曲第8番(ハース版) 
(ライヴ収録:1996年9月21日&22日、オーストリア、リンツ、ザンクト・
フローリアン教会(国際ブルックナー音楽祭))
演奏/ピエール・ブーレーズ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ブライアン・ラージ(映像監督)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1/80分/片面一層ディスク(DVD5)
「没後100周年コンサート」としてTDKコアから発売されていた映像と同一で
あり、ブルックナーゆかりのザンクト・フローリアン教会におけるライヴで、
ブライアン・ラージの的を得た演出によるスタンダードとなるもの。ブーレ
ーズがウィーン・フィルを、まさにオルガンのように鳴らす正統的なもので
あり、感動を呼びます。

2050396(DVD-Video) \2700
J.S.バッハ(1685-1750):ヨハネ受難曲(独語歌詞)
(ライヴ収録:2000年7月28日 東京、サントリー・ホール)
演奏・歌/鈴木雅明(指揮)バッハ・コレギウム・ジャパン、
ゲルト・テュルク(テノール)、ステファン・マクラウド(バス)、
鈴木美登里(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(カウンターテノール)、
浦野智行(バス=バリトン)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1/117分/英・独・仏語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
J.S.バッハ没後250年の年に、サントリー・ホールで行われたコンサートのラ
イヴで、TDKコアから発売されていたものと同一の映像。CDも2種類(1995年
のキング盤、1998年のBIS盤)あるほど得意なレパートリーであり、この演奏
でも1749年版(第4稿)を使うこだわりをみせています。

2054688(DVD-Video) \2700
ベートーヴェン(1770-1827):荘厳ミサ曲
(ドレスデン、フラウエン教会復興コンサート)/ボーナス・フィルム「フラ
ウエン教会の再建」 
(ライヴ収録:2005年11月4日&5日、ドレスデン、フラウエン教会)
演奏・歌/ファビオ・ルイジ(指揮)
ドレスデン・シュターツカペレ(ザクセン州立歌劇場管弦楽団)、
ドレスデン国立歌劇場合唱団、
カミラ・ニルンド(ソプラノ)、ビルギット・レンメルト(アルト)、
クリスティアン・エルスナー(テノール)、ルネ・パーペ(バス)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1、DTS5.1/92分(演奏88分、ボーナス4分)/ラテン・英・独
・仏・西語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
1945年2月の空襲で被害に遭い、ドレスデンのシンボル的な存在となっていた
フラウエン教会が約半世紀ぶりに再建されたことを記念して行われた、歴史的
なコンサートを収録。ボーナス収録された再建へのドキュメンタリーを観れば、
コンサートがより感動的なものになるでしょう。評価を上げているルイジの
指揮も聴きものです。

2054938(DVD-Video) \2700
<マイヤ・プリセツカヤ - ダンスのディーヴァ>
[バレエ]前奏曲(J.S.バッハ)/ライモンダ(抜粋、グラズノフ)/カル
メン組曲(抜粋、ビゼー/シチェドリン)/ロメオとジュリエット(抜粋、
プロコフィエフ)/白鳥の湖(抜粋、チャイコフスキー)/ドン・キホーテ
(抜粋、ミンクス)/瀕死の白鳥(サン=サーンス)/スパルタクス(抜粋、
ハチャトゥリアン)/ローレンチア(抜粋、クレイン)/ワルプルギスの夜
(抜粋、グノー)/イサドラ(抜粋、ベートーヴェン、ブラームス、他)/
ボレロ(ラヴェル)/「マイヤ・プリセツカヤのインタビュー」 (収録:
[ボレロ]1977年 ブリュッセル、モネ王立劇場 [その他]モスクワ、ボ
リショイ劇場 [インタビュー]2004年12月、ミュンヘン)
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:PCMステレオ/124分(バレエ71分、
インタビュー53分)/英・独・仏・西語字幕付き(インタビュー)/片面二
層ディスク(DVD9)
世界中のバレエ・ファンを魅了した20世紀最高のダンサー、プリセツカヤの
生涯を、彼女のステージとインタビューで綴る映像作品。彼女が創造したさ
まざまな演目や、得意とした古典バレエ、そしてクライマックスは20世紀バ
レエ団に客演して踊った「ボレロ」(もちろんベジャールの振付)の全曲。
収録の時代はさまざまですが、それゆえに彼女の長いキャリアに感銘を受け
ます。また彼女自身が夫君のシチェドリンと、生涯や作品を回想するという
インタビューも収録。プティパの振付による演目などもあり、バレエ・ファ
ンは必見の内容です。



<DVD International>
DVDI0729(DVD-Video) \1750
<スターゲイズ 2 - 宇宙の映像 - >
(「スターゲイズ」(DVDI0726)に収録しきれなかった映像を収録。ハッブル
宇宙望遠鏡だけでなく、X線宇宙望遠鏡チャンドラ、スピッツァー宇宙望遠
鏡他がとらえた宇宙の姿。) [コペルニクス/ティコ/ガリレオ/ケプラー
/カッシーニ/ホイヘンス/ニュートン/ハレー彗星/メシエ/ラグラン
ジュ/バーナード/ハッブル]
音楽:Opus 27(作曲・編曲・演奏)
(NTSC方式(リージョン・コード:No Region Coding)/画像構成比:16:9
/収録時間:65分/ドルビー・デジタル・サラウンド5.1、DTS6サラウンド/
英語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9))
ハッブル宇宙望遠鏡からの鮮やかな映像により、多くの天文ファンを魅了し
たDVD「スターゲイズ」(DVDI0726)の第2弾。

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06-02 No.18-1

2006年02月23日 14時15分15秒 | Weblog
<HUNGAROTON>
HCD 31847 \1980
ジョン・ケージ:打楽器のための作品全集 第4巻(1940-1956)
パーカッションのための27'10.554"(1956年)
アカデミー内のファド(気まぐれ)とファンシー(好み)(1940年)
I.格言―a.学生というものはとかく勉強好きである、b.学生とは本来なまけ
ものである、c.我々は完全な子供を相手にしているのである
II.簡単な歴史の概観―a.反動主義者、b.革命派(調律されたたたかい)
III.未来の眺望―a.悲観的な見方、b.楽観的な見方
4つのダンス(1942-43年)
アマディンダ・パーカッション・グループ、コチシュ(Pf)他
人気シリーズ、ケージの打楽器のための作品全集第4巻の登場です。今回は、
1940年代、そして50年代の作品を収録しています。1曲目の「パーカッション
のための27'10.554"」は、1956年に書かれました。50年代といえば、ケージ
が易経に傾倒していた頃。偶然性に満ちた音響です。しかし、実際には特定
のリズムの構造パターンが繰り返し自在にその長さや組み合わせをかえなが
らも現れ、打楽器も、皮、金属、木製、そして3者が渾然一体となったグル
ープの4つのグループに分けられて細かく指示がされているなど、結構厳密に
かかれています。これをケージは一人の演奏者のために書きましたが、録音
テープなども用いながら一人で演奏するのは「人知を超えた」作業。この録
音では、アマディンダの精鋭たちによって、えもいわれぬ易経的世界が見事
に実現されています。2曲目は、学生のテーマ旋律(中国っぽい)が勉強好
きな四角四面弾き、怠惰なだらだら弾きなど雰囲気を変えて何度も現れ、そ
の旋律に様々な打楽器や手拍子で合いの手が入ります。II-bの「革命派」は
思わず耳をふさぎたくなるような大音響、迫力満点です。3曲目の4つのダン
スは、コチシュの鬼才ぶりが遺憾なく発揮されています。

HCD 32341 \1980
ヴァンハル:コントラバス協奏曲ニ長調
シュペルガー:コントラバス協奏曲ニ長調
ジョルト・フェイエールヴァーリ(Cb)
エルケル・フェレンツ室内O.
(リーダー;エステル・レシュターク・ベデー、音楽監督;リリ・アールドル)
録音:2005年3月1-4日フンガロトン・スタジオ
ボヘミアに生まれ、一時期ハンガリーの貴族社会に活動拠点を置いていた点が
共通するウィーン古典派ふたりによるコントラバス協奏曲。ほとんどあらゆる
ジャンルに膨大な作品を残したヴァンハルと、18世紀後半のもっとも有名なコ
ントラバス奏者であったシュペルガー。なかでもシュペルガー作はこのたび世
界初録音。緩除楽章でのコクのある深い響きは低音楽器ならでは。凝ったカデ
ンツァもヴィルトゥオーゾの手になるからでしょうか、小回りの利かないよう
にみえるあの大きな楽器が意外にも軽快な調べを奏でるさまはなんともユニー
クです。

HCD 32300 \1980
エルネー・ドホナーニ(1877-1960):弦楽六重奏曲変ロ長調
ミハーイ・モショニ(1815-1870):六重奏曲ハ短調
ブダペスト六重奏団
べーラ&ゾルターン・バーンファルヴィ(Vn) 
ペーテル&ラースロー・バールショニ(Va) 
チャバ&ゾルターン・オンツァイ(Vc)
録音:2005年1月9-19日フンガロトン・スタジオ
ともに自筆譜使用による世界初録音。ドホナーニ16歳の作、六重奏はブダペス
ト音楽院の入学試験に提出した作品のひとつ。ソナタ形式による厳粛な第1楽
章。ウィットに富んだスケルツォ。大きくうねるフレーズをもったメロディに
よる抒情的なアダージョ。ロンド形式のフィナーレ。伝統的な4楽章形式に基
づき、ブラームス以後の「室内楽の大家」の若さと早熟とを示す力作です。
しかし自身は出来栄えに満足しなかったため数度の改訂を重ねており、ここで
は1896年改訂版(最終稿は現存せず)での演奏となっています。
一方、1844年にペストで作曲されたモショニも若さいっぱい。ほかの初期作品
と同じくベートーヴェンの明らかな影響を感じさせつつも、3楽章ではすでに
ハンガリー固有の民俗様式も覗かせるつくり。演奏は各パートが親子同士の組
み合わせによるアンサンブル。父親たちはいずれもリスト音楽院の教師で、息
子たちは卒業したばかりの新人たちです。

HCD 32374 \1980
イェネー・フバイ(1858-1937):歌曲集
5つの歌曲Op.8 / 5つの歌曲Op.17 / 4つの歌曲Op.23 / バラの歌Op.36 / 5つ
の歌曲Op.53
アンドレア・メラート(Ms) アンドラーシュ・モルナール(T) 
ガーボル・ブレッツ(Bs) エメシェ・ヴィラーグ(P)
録音:2005年12月3-5日フンガロトン・スタジオ
フバイといえばヴァイオリン。シゲティらを輩出するハンガリー楽派を興した、
世界的に有名なヴィルトゥオーゾ。これまでに8集を数えるフンガロトンの作
品集シリーズもベスト・セラー。そのイメージが強烈なためか、オペラや交響
曲そして歌曲まで作品ほとんどは未知のままで研究もようやく始まったばかり。
ヨアヒムの弟子だった1870年代半ばのベルリン時代にゲーテやメーリケらの
詩で歌曲を書いているように、歌曲はごく初期からずっと創作の中心にあり、
ヴァイオリン作品の数に匹敵する100以上の作品を残しています。大別すると
民俗様式の芸術歌曲と、ハンガリーにとらわれないロマンティックな内容の
ものとがあります。ここに収められているのは後者にあたり、なかでも目を
ひくのがブダペスト時代の2つの歌曲集Op.36とOp.53。どちらもフバイの婚約
者、伯爵令嬢ロージャ・セブリアンとの愛の結晶というべきもの。彼女がフバ
イに宛てた詩に曲をつけた、恋人の名を冠したバラ(ROSE)の歌。彼女の父親
からの強硬な反対を押し切って結婚したのち、若き妻に捧げられたOp.53。と
もに甘く切ない想いが込められた美しい曲です。Op.8、36と53がドイツ語、
Op.17と23がフランス語による歌唱。

HCD 32365 \1980
コダーイ:混声合唱作品集 第2集
孔雀は飛んだ / われらが父よ / 聖イシュトヴァーン王への賛歌(同名異曲2種)
/ 夕べの歌 / 聖ヨハネの祝日の賀詞 / 泣くのはおよし / ノルウェーの娘た
ち / 初聖体拝領 / バーリント・バラッシの忘れられた歌 / 高潔の徒 / 待
降節の歌 / ジュネーヴ詩篇121 / 心からの嘆願 / ゲメルの歌 /トランシル
ヴァニアの民へ / いくさ歌 / ハンガリー民族 / 哀歌
ペーテル・エルデイ(指)デブレツェン・コダーイ合唱団
録音:2005年6月6-13日デブレツェン、デーリ・ミュージアム
フンガロトンの大企画コダーイ混声合唱アルバム・シリーズ第2弾が登場です。
今回は1937年から1947年までの19曲を収録しています。ハーモニーの透明感と
味わい。この質の高さはまさにお手本といえましょう。

HCD 32271 \1980
ショパン:バラード集(第1番-第4番)
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
タマーシュ・ヴァーシャリ(P)
録音:2003年9月16、18 & 19日ブダペスト、フェレンツ・リスト音楽院
近年は指揮者としての活動も意欲的な大ヴェテラン、ヴァーシャリのほんと
うに久しぶりのピアノ・アルバム。ほぼ40年前、若き日のグラモフォン録音
以来となるショパン。彼自身の原点であるリスト。録音当時70歳。大家の風
格がこの演奏からは確かに聴き取れます。





<haenssler>
98 202 \1650
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.2
第1番ヘ短調Op.2-1
第2番イ長調Op.2-2
第3番ハ長調Op.2-3
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2005年2月-10月ノイマルクト
「悲愴」ソナタほか(98.201)につづく、オピッツによるベートーヴェン全
集の第2弾!才気ほとばしる20代半ばのベートーヴェンがウィーン時代初期に
書いた作品2。ハイドンやモーツァルトでは一般的だった3楽章形式ではなく
全4楽章で書かれていること、また、3楽章にスケルツォを置くなど(第2番と
第3番)が新しいアイデア。
アルバムの一曲目。後のベートーヴェンを明らかに予感させる凛々しく緊張
感に満ちた第1番のアレグロから、オピッツの堅牢な腕前を存分に堪能できま
す。使用楽器はスタインウェイD。今年2006年も12月に来日公演が予定され
ています。





<ONDINE>
ODE 1076(SACD-Hybrid) \2250
チャイコフスキー:
交響曲第5番 ホ短調 作品64
四季 作品37b*
クリストフ・エッシェンバッハ(指&P*)フィラデルフィア管弦楽団
録音:2005年5月 ライヴ録音
バルトーク「管弦楽のための協奏曲」(ODE1072) に続くエッシェンバッハ&フィ
ラデルフィア管のチャイ5が発売されます。弦の配置は昨年のアジア・ツアー
で見せた、左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリン、
コントラバスが舞台左後方に一列に並び、金管が右後方に固まっているこだ
わりの対抗配置。フィラデルフィア管伝統のストコフスキー・シフトからの
転向は音楽監督エッシェンバッハの意向なのでしょう。エッシェンバッハお
得意の流動的で大げさな表情付け,静かでいて異様な緊張感の漂う音楽はま
さに只者ではない印象を再び印象付けた演奏です。天上の美しさを持つ第5
番の第二楽章。しかしエッシェンバッハの張り詰めた緊張感でシリアスな音
楽を作り上げています。弟1楽章の冒頭、クラリネットで歌われる陰うつな旋
律、「運命の主題」がこの曲の循環主題として全楽章にわたって登場します。
弟2楽章で夢幻的世界を打ち破るように「運命の主題」が再び金管によって激
しく登場し甘美な夢から醒まされます。いつもは弦の美しさが光るフィラデル
フィア管ですが、ここの金管の鳴りは強烈。また終楽章は非常にドラマチッ
クな展開。苦悩と戦いを勝ち抜いたぶんだけよりコーダが感動的に演奏され
ています。またカップリングのピアノ・ソロ「四季」も独特の雰囲気があり知
性と情感を漂わせた演奏です。時々は聴きたくなるような、肩の力を抜いた
自然体のピアノ演奏です。





<Nightingale>
NC 040269 \1980
シューマン:
悲劇 Op.64-3 、2人の擲弾兵 Op.49-1、はすの花 Op.25-7、憎しみ合う兄弟
Op.49-2、兵士 Op.40-3、君の頬を寄せて Op.142-2、謎 Op.25-16、哀れな
ペーター Op.53-3、哀れなペーターII、哀れなペーターIII、ベルシャザル王
Op.57、春の祭りは美しい Op.37-7、子守歌 Op.74-4
ブラームス:
ドイツ民謡集-美しい羊飼いの娘さん,お姉さん,可愛いひと,どうやって
門から入ろうか?
ドヴォルザーク:民謡調で Op.73(4曲) 愛の歌 Op.83(8曲)
エディタ・グルベローヴァ(S)
イヴァン・パレイ(Br) フリードリヒ・ハイダー(P)
録音:2005年(ドヴォルザークのみ1995年)
グルベローヴァの新譜は、リート・アルバム!特にうれしいのがシューマン、
瑞々しいロマン派の音楽がグルベローヴァにピッタリなのは容易に予想がつく
にもかかわらず、シューマンの録音は極めて少なかったので、これはファンに
とっては待望でしょう!またアルゼンチン出身の1979年生まれという若いバリ
トン、イヴァン・パレイを共演者にしての二重唱も、若い才能を大事するグル
ベローヴァならでは。伴奏はもちろんハイダー、息の合ったコンビになってい
ます。

NC 040252 \1980
ルビンシュタイン:調べ
チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナード
フランク:夜想曲
グノー:ヴェネツィア,祈り
マルティーニ:愛の喜び
フレジエ:角笛
ジョルジュ:雨
イベール:死の歌
ベッリーニ:優雅な月よ,お行き、幸せなバラよ
グルック:ああ私のやさしい熱情が
トスティ:かわいい口もと,セレナータ,四月,最後の歌
ほか、ダルゴムイシスキー,ギナンの歌曲
ロベルト・スカンディウッツィ(Bs) フリードリヒ・ハイダー(P)
録音:2002年7月,2003年6月
どこの世界にも、決して華やかでないけれど、実力と味がある人物がいるもの
ですが、ロベルト・スカンディウッツィなぞまさにそういう人。1958年イタリ
アのトレヴィーゾ生まれのこのバスは、今年でデビュー25年になるベテランで、
世界中の劇場で重宝される傑出したバス歌手です。しかし、なかなか主役で歌
う機会はないのはバスの宿命。CDは多数あれど、これが初のソロ・アルバムで
す。仏伊露の歌曲を様々に集めています。これが実に渋い!渋いけれど、非常
に美しい!チョイ不良とかダンディとかいったカッコツケではなく、あくまで
自然体で、そこから人柄が滲むような佇まいの美しさ。この渋みはたまりませ
ん。フランクの「夜想曲」とかグノーの「祈り」とか、アレこんないい曲だっ
たっけ?というほど。極めつけは全編見事なソットヴォーチェの「雨」!お勧
め!

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06-02 No.18-2

2006年02月23日 14時14分42秒 | Weblog
<GEGA>
GVD 7202(DVD-Video) \2700
レゾルフェスト-フェスティヴァル・オーケストラ・ライブ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンop.20 
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」より「冬」 
パガニーニ:「胸騒ぎ」op.13  
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 
ベーア:冬の音楽  
チャイコフスキー:セレナーデ ハ長調op.48 
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ 
ピアソラ:忘却
マリオ・ホッセン(Vn)、
ジョエル・マチアス・ジェニー(指)レゾルフェスト弦楽管
8歳でオーケストラと競演した天才バイオリニスト、ホッセンとトラキア(ブ
ルガリアの古名)の英雄オルフェウスを名に冠した(LES ORPHEISTES)弦楽オ
ーケストラが繰り広げる白熱のライブ映像。ヴィルトゥオーゾ向けのおなじみ
の名曲に加え、レゾルフェストに捧げられたベーアの「冬の音楽」、さらに現
代タンゴの巨匠、アストル・ピアソラの名曲「忘却」が収録されているのも魅
力です。奇をてらった演出もなく、純粋にヴァイオリンと弦楽オケのコンサー
トに没入できる仕上がりになっています。

GD 300 \1880
プッチーニ:
太陽と愛、おまえに、そして小鳥は、カンツォネッタ「春」、心の歌、亡き人
に、愛の小さな物語、我が家、黄金のまどろみ、勧めウラニア、死ぬ? 
サルベ・レジナ、大地と海、ディアナ賛歌、アヴェ、マリア・レオポルダ 
偽りの忠告-レチタティーヴォとアリア、ローマ賛歌、サルべ・レジナ
クラッシミラ・ストヤノヴァ(Sop)、マリア・プリンツ(P)
録音:2005年9月
甘い甘いメロディのオペラアリアを沢山書いたプッチーニの、これは歌曲を集
めたCD。フォーレのバルカローレを思い出させる表題作ほか、ボーナストラッ
クとしてオルガンとソプラノのための「サルベ・レジナ」が併録されています。
シューベルトからフォーレまでの作風を一人で表現しているプッチーニの多様
な歌曲をストヤノヴァのリリックなソプラノで楽しめます。惜しくも小沢との
共演はなくなりましたがストヤノヴァはウィーン国立歌劇場、メトなどで大活
躍のブルガリアのソプラノです。

GD 256 \1880
マスターズ・オブ・クラシカル・ミュージック
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲 
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲 
エルガー:「威風堂々」第1番 
ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」序曲 
ベートーヴェン:「エグモント」序曲 
ベートーヴェン:ロマンス ト長調op.40 
ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調op.50 
ベートーヴェン:トルコ行進曲-「アテネの廃墟」より
ヴァシル・カザンジェフ(指)ソフィア交響楽団
なんということはないブルガリアの指揮者、オーケストラによる名曲集だと思
って聴いてみると、なんだかどこかで聴いたことがあるような…。やや遅めの
テンポでなんともいえない味わいのオーケストラの歌わせ方。特に「威風堂々」
や「アテネの廃墟」などはまるで甦ったクナッパーツブッシュが指揮をしてい
るかのような感覚に襲われてしまいます。今風の教科書的な演奏ではないけれ
ど、音楽の楽しみでいっぱいの楽しい個性的な名曲アルバムです。

GM 702 \1880
ブラームス:
ヴィオラ・ソナタ第1番 へ短調op.120-1 
ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調 
シューマン:おとぎ話の挿絵op.113
ブルーノ・パスキエ(Va)、ジャン=ベルナール・ポミエ(P)
録音:2001年6月
クラリネット、またはヴィオラ、ヴァイオリンのために作曲されたこのブラー
ムスの作品は彼の最晩年の作品(1894年)ですが、溢れ出るみずみずしいメロ
ディを聴いていると、「枯淡の境地」などとはまるで正反対の世界が広がって
いきます。古典派を標榜しつつもブラームスが本質的にはロマン派の申し子だ
ったことがよくわかります。第1番のアレグレット・グラツィオーソなどはブ
ラームスが残した最良のパッセージに数えたくなるような、一度聴いたら忘れ
られない美しい旋律です。パスキエとポミエの息の合った演奏もロマン派の
精髄を余すところなく伝える好ましいものです。

GM 701 \1880
シューマン・リサイタル
シューマン:
アダージョとアレグロop.70、3つのロマンスop.94、民謡風の5つの小品op.102 
ファンタジー・シュトゥッケ(オーボエ・ダモーレのための) 
クララ・シューマン:
3つのロマンスop.22、夕べの歌op.85-12(ヨアヒム編)
モーリス・ブルグ(Ob、Obダモーレ)、
ジャン=ベルナール・ポミエ(P)
録音:2000年8月
たとえ言葉を伴わない器楽の曲であっても、見えざる文字で書かれた歌を伴う
のがシューマンの魅力といえますが、このアルバムに収められたオーボエ、オ
ーボエ・ダモーレとピアノのための作品はまさにその典型といえるでしょう。
あまりの純粋さになんだか胸が切なくなってしまいます。




<Simax>
PSC 1262 \8100
3SACD Hybrid+2CD
「クラシカル・ノルウェー」
[CD1-2] ノルウェーの心の故郷 - ロマンティック管弦楽曲の遺産
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911):
ノルウェー・ラプソディ 第3番 ノルウェー芸術家の謝肉祭
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935):
ノルウェー・ラプソディ第2番、ベルゲンシアーナ (ベルゲンの昔の旋律によ
るロココ変奏曲) ボヤールの入場行進曲
ハーラル・セーヴェルー(1897-1992):
ペール・ギュント組曲第1番作品28-1、最後の子守歌作品22a-3、ロンド・アモ
ローゾ作品14a-7、抵抗のバラッド作品22a-5
ゲイル・トヴェイト(1908-1981):
ハルダンゲルの100の旋律 作品151 から (8曲)
[CD3] ノルウェー音楽のパイオニア、
オーレ・ブルオーレ・ブル(1810-1880):ヴァイオリのための作品集
夜想曲 セーテルの娘の日曜日 (ヴァイオリンと弦楽のための) セーテル訪
問 アダージョ・レリジョーゾ (母の祈り) 〈ポラッカ・ゲッリエラ〉-アダ
ージョ・ソステヌート アジアーコ・クバーノ-大行進曲、アンダンテ・マエ
ストーゾ カンター ビレ・ドロローゾとロンド・ジョコーゾ 孤独の時に
(メランコリー) (ヴァイオリンと弦楽のための) シーグリの歌 舟歌 スコッ
トランド幻想曲 アンダンテ・カンタービレ カンタービレ (1842年フレドリ
クスヴェルンのコンサート回想) 孤独の時 に (ヴァイオリンとピアノのた
めの)
グリーグ:劇付随音楽〈十字軍兵士シーグル)〉作品22 - 力くらべの場で
[CD4-5] ノルウェー音楽のプロフィール 1905年-2005年
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード 作品48 - 第2楽章 ワルツ 
ワーグナー:
オペラ〈タンホイザー〉- エリーザベトの挨拶の歌「おごそかなこの広間よ」
ハイドン:ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII-11 - 第3楽章 ロンド 
ロルフ・ヴァリン(1957-):クラリネット協奏曲 (1996) 
グリーグ:ロンダーネで 
グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調 作品27 - 第4楽章 終曲 
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):交響詩〈パストラーレ〉作品11 
J・S・バッハ:
前奏曲とフーガ 嬰ハ長調 BWV848 (平均率クラヴィーア曲集第1巻) 
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73 - 第3楽章 
カタリーヌス・エリング(1858-1942):ここを離れたい 作品45-4 
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 - 第3楽章 
ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ノルウェー民謡選集 第18曲 
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 - 第2楽章 
アルネ・ヌールハイム(1931-):クラマヴィ 
パウリーネ・ハル(1890-1969):
ヴェルレーヌ組曲 - 序奏 - このけだるい恍惚 
ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974):
ストゥースネスの若い娘 (子守歌) 
クラウス・エッゲ(1906-1979):
ピアノ協奏曲第2番 作品21) - スールファーゲルとヘビの王 
シンディング:夜に 作品85-1 
モシュコフスキ(1854-1925):ギター 作品45-2 
ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):
8つの木管楽器とダブルベースのための九重奏曲第2番 
ルードヴィーグ・イルゲンス・イェンセン(1894-1969):
パッサカリア ニューステット オー・クルックス (おお、十字架よ) 
グリーグ ソルヴェイグの子守歌
[CD1-2]ミハイル・ユロフスキー(指) オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 
シーグル・スロッテブレク(P)
アルヴェ・モーエン・ベルグセット(Vo) イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(S)
[CD3]アルヴェ・テレフセン(Vn) アイヴィン・オードラン(指)
トロンハイム交響楽団 ホーヴァル・ギムセ(P)
[CD4-5] アイオナ・ブラウン(指)ノルウェー室内管弦楽団 
ハンス・ランゲ(指) フラグスタート(S) 
アンスネス (P、指) ノルウェー室内管弦楽団 
ライフ・アルネ・タンゲン・ペーデルセン(Cl)
クリスチャン・エッゲン(指) オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
スールヴェイ・クリンゲルボルン(S) マルカム・マーティノー(P) 
ヴェルターヴォ弦楽四重奏団 ミルディアディス・カリディス(指)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 ロベルト・リフリング(P) 
マリス・ヤンソンス(指)オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 
イーヴァル・アンドレーセン(Bs)  アルヴェ・テレフセン(Vn)
パーヴォ・ベルグルンド(指)ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団 
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P)  グリーグ三重奏団 
トルルス・モルク(Vc) ノルウェー放送管弦楽団 
クリスチャン・エッゲン(指) シェル・ベッケルン(P)  
エヴァ・クナルダール(P) トロンハイム交響楽団 
イジー・スタレク(指)  ペール・ヴォレスタード(Br)
シーグムン・イェルセット(P) エルンスト・グラーセル(Vn)
カーリ・オールヴォル(P)  ノルウェー木管アンサンブル 
アイヴィン・オードラン(指) ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 
ノルウェー・ソロイスツ合唱団 
グレーテ・ペーデルセン・ヘルゲロード(指) 
オーセ・ヌールモー=ローヴベリ(S) ロベルト・レヴィン管弦楽団
グリーグを初めとするノルウェー作曲家たちの管弦楽曲をユロフスキ指揮オス
ロ・フィルハーモニックが演奏し、あわせて、トヴェイトが〈ハルダンゲル
の100の旋律〉の素材とした民謡をベルグセットの歌で収録した「ノルウェー
の心の故郷 - ロマンティック管弦楽曲の遺産」。ノルウェーを代表するヴァ
イオリニスト、アルヴェ・テレフセンが伝説的ヴィルトゥオーゾ、オーレ・
ブルの作品を弾いた「ノルウェー音楽のパイオニア、オーレ・ブル」。
Simax 録音を中心に収録した2枚のアルバムにより、ノルウェー音楽の豊かで
多様な遺産を作曲家と演奏家の両面から紹介する「ノルウェー音楽のプロフィ
ール 1905年-2005年」。スウェーデン=ノルウェー連合消滅 (ノルウェー王
国独立) 100年記念のアルバムです。

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06-02 No.17

2006年02月23日 14時06分25秒 | Weblog
<OTAKEN RECORDS>
TKC-304 \2080
(通常のCDです。CD-Rではありません。)
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」 op.73
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
フィルハーモニア管弦楽団
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
エトヴィン・フィッシャー (ピアノ)
録音:1953年9月12-13日,ロンドン,EMI・アビー・ロード・第1スタジオ
1951年2月19-20日,ロンドン,EMI・アビー・ロード・第1スタジオ
原盤:米HMV LHMV-3、米HMV LHMV-4
遂に、フルトウ゛ェングラー初期HMV盤の未開封新品発見!ものは米LH
MV3の品番を持つメニューインとのバルトークのヴァイオリン協奏曲。
例のN氏のコレクションの中から発見され、同氏の全くのご好意でこの度C
D化を許されました。フルトヴェングラーの演奏はベートーヴェンなどにお
いてその真価が発揮されるのは言うまでもないことですが、前衛的な面を持
つこうした近代作品においてこそフルトヴェングラーの天才が際立つのも事
実です。全く古さを感じさせない録音とも相まって今までに聴いたことのな
い氏の新境地が開けたと言って過言ではないでしょう。メニューインもこの
時期の氏との一連の協奏曲録音の中でこのバルトークが一番良いのではない
かと思われます。私事で恐縮ですが実際小生が知人の演奏家達のレコーディ
ングでいつも使っているホールにフルトヴェングラーとメニューイン現われ
て小生がそのモニター室でレコーディングに立ち合っているかのような錯覚
に襲われて板起こし中震えが止まりませんでした。これはフルトヴェングラ
ーの録音中音楽的にもオーディオ的にも最もすぐれたものの一つに数えられ
るのではないでしょうか。 カップリングは言わずもがなのフィッシャーとの
皇帝。米LHMV4の品番を持つこちらは未開封ではありませんがバルトー
クに準ずるミント盤です。但し録音年代が多少古く(1951年)音的には
バルトークのようにはいきませんが、それでも既存盤とは異次元の音を聴か
せます。 オタケンレコード 太田憲志

●以下はCD-Rでのリリースです。
TK5514 \2080
モーツァルト:交響曲 第40番
ハイドン:交響曲 第94番「驚愕」
フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル
1948年12月(モーツァルト) 1951年1月(ハイドン)
初期独エレクトローラ Eシリーズより復刻
40番は故門馬直美氏のベスト盤。氏が編著されたレコ芸286号付録「最新レコ
ード名鑑」交響曲編によれば「いまだに感動力を失っていない。この指揮者
にかかると、この曲は、デモーニッシュな悲愴美をもつことがはっきりして
くる。やりきれないような暗い淋しさに支配されるものの、どうしても全体
をきき終わらせてしまうのである。」とあります。死に向かって疾走するW・
Aとでも云えましょうか。初期独エレクトローラのEシリーズ良品より復刻。

TK5515 \2080
モーツァルト:交響曲 第40番
ブラームス:交響曲 第4番
フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル
1949年6月10日 ヴィースバーデン・コンサートライヴ

TK5516 \2080
モーツァルト:交響曲 第40番
ベートーヴェン:エグモント序曲
R・シュトラウス:ドン・ファン
ワルター指揮ベルリン・フィル
1950年9月25日 ベルリン・コンサートライヴ
アナログLP末期、日本コロムビアによって発売されたワルター協会の復刻
シリーズは盤質、音質ともに最上で今回板起こしさせて頂いたワルターの戦
後のベルリンライウ゛はヘッドホンで聴いてもプチノイズ一つないと云って
も良い程のクオリティーです。フルトヴェングラーのヴェースバーデンコン
サートもそれに準ずるクオリティーで、全フルトヴェングラーのライウ゛録
音中最上級の音質を誇るものではないかと思われます。ファンの方はぜひ御
一聴くださいませ。このようなすぐれたアナログLPを聴いてしまうと昨今
のパソコンでいじくり回した多くのCDの音を受け付けなくなってしまうの
が辛いところであるといえましょう。

TK5009 \2080
ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱」
アーベントロート指揮
ミュージック・トレーサーズ・フィルハーモニック・交響楽団及び合唱団
Laux(S) Eustratie(A) Suthaus(T) Paul(B)
フルトヴェングラーが第二次大戦を挟んだ独襖世界の音楽界の常に表舞台を
歩んだ指揮者だとすればさしずめアーベントロートは少し遅れてその裏側を
行った指揮者であると云えましょう。実際戦中末期のバイロイトのマイスタ
ージンガーがA氏の指揮でプライザーから出てましたがこれなどまさにF氏
の裏キャストでやられてました。しかしこれはこれで聴かせるものがあった
と記憶しています。今回の戦後の第九もキャストはF氏のものと比べれば当
然レベルは落ちますが苦虫を噛んだような表情のA氏を彷彿とさせる幌苦い
演奏はファンにはたまらないものがあります。今回の復刻はLP最初期米ミュ
ージック・トレーサーズ社が10インチ2枚で出したレア盤から。スクラッ
チノイズあり冒頭の漸強など音量レベルもアバウトですが溝は綺麗で音は
OKです。アーベントロート・マニア向けCDです。

TK5037 \2080
「コハンスキー・ヴァイオリン・リサイタル」
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ラフ:カヴァティーナ
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
チャイコフスキー:メロディ 他全11曲
ポール・コハンスキー(ヴァイオリン)
ヴァイオリンの名器の中で最もすぐれたものは1741年製コハンスキー・
ガルネリ・デルジェスと云われています。この楽器は現在アーロン・ロザン
ドが所有しており氏の実演やCDでその響きを楽しむことができますが、今
回はその前の所有者であるコハンスキーの演奏によって聴いていただけます。
名器は力みかえって弾くと全く鳴らないと云われますが、コハンスキーの鳴
点を直近ではなくホールのはるか向こうに置くかのような脱力奏法によって
楽器が完全に鳴りきっているのが大古録音からもうかがえます。現代のヴァ
イオリン奏者、教師の方々にもぜひ一度聴いていただきたい録音です。





<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
JMCC20201 \2500
「DUOS」
C.P.E.バッハ:2本のクラリネットのための二重奏曲
ヨーゼフ・ハイドン(ディーター編):「
四季」にもとづく12のテーマより
モーツァルト:12の二重奏曲「ケーゲル・デュエット」より
I.J.プレイエル:2本のクラリネットのための「6つの二重奏曲」より
モーツァルト(ブッシュ編):2本のクラリネットのための「魔笛」
ロルフ・アイヒラー(クラリネット)
稲垣征夫(クラリネット)
録音日:2005年11月24・25日
録音場所: Musikheim(Guntramsdolf,Wien)
このCDは私とロルフ・アイヒラー氏との友情の証として制作された。
“ロルフ・アイヒラー”。クラリネットを正式に学んだことのある人なら、
一度ならずこの名にふれていると思う。そう、クラリネットを学ぶのに欠く
べからざる書として多くの人に使われている「Scales for Clarinet」の著者
である。 彼は1952年に来日して2年間N響で演奏、オーケストラとはこうあ
るべきものを楽員に伝え、また東京芸術大学で学生を教えた。彼の来日は、
それまで正しいシステムでクラリネットを学ぶことが出来なかった日本のク
ラリネット界に大きな貢献をし、「日本のクラリネットの黒船」といわれた。
俗に言う「アイヒラーのスケール」は、当時ロクな教本がなく練習しように
も何から手をつけて良いのか分からなかった私たちに、「まずスケール」と
いう意味で、アイヒラー自身によって作られ、それに基づいてクラリネット
を学ぶというシステムを日本に築いたのであった。 そんな偉大な氏と私が正
式に出会ったのが1989年。初めてウィーンを訪れモーツァルトの曲のレッス
ンを氏から受けた時であった。それから断片的ににお付き合いをしていたの
だが、決定的なつながりが出来たのは東京クラリネット・クワイアーの第17
回定期演奏会での事であった。その時はアイヒラー氏と、N響で彼と一緒に
吹いていた、私の師でもある大橋幸夫先生をゲスト・コンダクターとして招
いていたのだが、彼らが一緒にステージに立つのは実に50年振りのこと。そ
こでアイヒラー氏から「大橋の棒で二人で吹かないか?」と提案され、シュ
ターミッツの「二重協奏曲」を吹く事になったことがきっかけである。準備
のためウィーンへ行き、二人で練習した時に、音楽の方向性が同じと言われ、
ロルフ、イクオと呼び合う仲になったのである。
以来、何かにつけてデュエットを楽しんできたのだが、やる度にこれを何と
か記録して残しておきたいという思いが深まり、その結果作ったのがこのC
Dである。始めは簡単なもので二人だけの記録にしておくつもりが、イザ録
音が始まってみると、私たちもスタッフも熱くなり、本格的なセッションに
なってしまった。アイヒラー氏はこの時77歳。ウラッハの数少ない弟子の
一人として、その師の音を彷彿とさせる音を持つ彼のディスクは少ない。
(稲垣征夫)






<若林工房レーベル>
WKLC-7003/04 2枚組 \2680
メジューエワ/ライヴ録音集 2002-2005
J.S.バッハ:
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903*、トッカータ ホ短調 BWV914*
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第30番ホ長調 作品109*、第23番ヘ短調 作品57 《熱情》
シューマン:
ロマンス 嬰ヘ長調 作品28の2 & アラベスク ハ長調 作品18
ショパン:
ノクターン ハ短調作品48の1&ホ短調作品72の1、
幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66、ノクターン 嬰ハ短調 (遺作)、
スケルツォ 第3番嬰ハ短調作品39、
エチュード ホ長調作品10の3「別れの曲」
キュイ:プレリュード ヘ短調 作品64の16
メトネル:朝の歌 作品39の4** &悲劇的ソナタ 作品39の5**
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音: 2005年6月14日 所沢市民文化センター ミューズ、
2003年4月8日 浜離宮朝日ホール*
2002年7月23日 新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ**
STEREO/Digital録音、発売元:若林工房
ここ数年のめざましい深化・成長ぶりが大きな注目を集めているイリーナ・
メジューエワのライヴ・アルバム第2弾。初のライヴ盤となった「展覧会の
絵-ライヴ・イン・魚津」(WAKA-4108)は各方面で極めて高い評価を受
けましたが、今回も期待に違わぬ素晴らしい出来映えです。





<RCD(ロシアンコンパクト・ディスク)レーベル(チェコ)>
RCDレーベルはロシアンといいながらも本拠地はチェコのレーベルです。音源
をほとんどがロシアのものですので名前に偽りはありません。ロシアの声楽家
・演奏家を紹介するシリーズ、ロシアの宗教曲シリーズなどありますが、この
レーベルが名をあげたのはフルトヴェングラーのメロディア音源の復刻シリー
ズでしょう。現在では他のレーベルでもかなり復刻されましたが、こちらのシ
リーズもまだ意味は失ってはおりません。

価格:各1枚あたり \1850

商品リストは当店HPにございます。
http://home4.highway.ne.jp/goodies/index.html

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06-02 No.16-1

2006年02月21日 15時28分55秒 | Weblog
<WARNER>
2564.62963 \1800
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
ダニエル・バレンボイム指揮 ベルリン・シュターツカペレ
バレンボイム1998年録音の5番以来のマーラー。
バレンボイムは録音に先立ち、作品の本質に迫るべくマーラー自身が指揮の
ときに使用したスコアを研究した。
「第1楽章がスタートしたとき、あなた方は幾重もの層を掘り進めて、時には
闇を覗き見て、その闇に光があたる光景を感じるでしょう」(2001年8月31日、
ザ・ガーディアン紙)
次回作は同楽団は「大地の歌」と第9番の録音を予定している。

2564.62546 \1800
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲 第1番&第2番、ロマンス(馬あぶより)
ダニエル・ホ-プ(Vn)
マキシム・ショスタコーヴィチ指揮 BBC交響楽団
恐ろしいまでの天賦の才能”(ワシントン・ポスト)
ソリストとして、また伝統ある「ボザール・トリオ」のヴァイオリニストと
して活躍するダニエル・ホープのショスタコーヴィチの協奏曲集。
1906年9月25日に生まれたショスタコーヴィチの生誕100年を祝うCD。作曲
者の人間性と音楽性をより深く極めるため息子のマキシムと緊密に練り上げ
ていった。
ロマンスの初演以来演奏者を悩ませてきた記譜上の間違い(ホープ)を訂正、
演奏されている。

2564.62354 \1800
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番&第6番
ユーリ・テミルカーノフ指揮 
サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ショスタコーヴィチ生誕100年を祝うに相応しい最高のコンビによる最高の演
奏!テミルカーノフの師匠はキリル・コンドラシンであり、まさにロシアの
指揮者の血統を受け継いでいる。1988年に栄えあるサンクト・ペテルブルク
・フィルの音楽監督兼常任最高指揮者に就任し、エウゲニ・ムラヴィンスキ
ーの後継者となった。
このCDはワーナー・クラシックへの初録音のムソルグスキー:「死の歌と
踊り」、ラフマニノフ:「交響的舞曲」(2005年)以来の2作目となる。

2292.44923 \1350
「こどもの不思議な角笛」にまつわる歌曲集
マーラー:
「若き日の歌」より別離、夏の交代、二度と会えない、緑の森を楽しく歩い
た、いたずらっ子をしつけるために、シュトラスブルク塁壁で
トーマス・ハンプソン(バリトン)
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
1800年台初期に出版されたドイツ民族詩「こどもの不思議な角笛」への作曲
はマーラーが有名だが、このCDにはその他のドイツの作曲家による「こど
もの不思議な角笛」にまつわる作品が収録されている。1989年録音。

2564.62767 10枚組 \7000(予定)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
ジャン・ベルナール・ポミエ(ピアノ)
初出は1999年エラート・レーベルで発売。ポミエは他にベートーヴェンのピ
アノ協奏曲や指揮者として交響曲を演奏している。

2564.62768 5枚組 \7250
ブラームス:
交響曲第1番-第4番、大学祝典序曲、悲劇的序曲、運命の歌、
ドイツ・レクイエム
クルト・マズア指揮 
ニューヨーク・フィルハーモニック、
ウェストミンスター交響合唱団、
シルヴィア・マクネアー(S)、ホーカン・ハーゲゴード(Br)

2564.62769 5枚組 \7150
メンデルスゾーン:
交響曲第1番-第5番、ピアノ協奏曲第1番&第2番、華麗なるカプリッチョ、
真夏の夜の夢    
クルト・マスア指揮 
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
シプリアン・カツァリス(P) 、他




<QUERSTAND>
VKJK 0511 \1680
ライプジャジヒ・オーケストラ ライヴ Vol.1
(LeipJAZZig-Orkester) 全24曲収録
シュテファン・ケーニヒ(指揮)
ライプジャジヒ・オーケストラ
録音:1998年9月20日ライヴ
ライプジャジヒといわれても?だろうが、LeipJAZZigと綴りを見ればなるほ
ど、ライプツィヒとジャズをかけたわけである。しかしオーケストラ?たし
かにこの団体はオーケストラである。ピアノ&キーボード、ヴァイオリン、
チェロ、トランペット、ホルン、チューバ、フルート、クラリネット、バス
・クラリネット、各種サックス、ギター、パーカッション、ドラムス、ベー
スという編成は、往年のビッグバンドを思わせつつ、しかしサウンドは全く
異なった独特のモダンさを持っている。率いるシュテファン・ケーニヒは
1963年ベルリン生まれ、クラシック畑の人である。電子音楽時代に反旗を翻
したかのような、ビッグバンドの現代ヨーロピアン的再生、刺激がある。

VKJK 0514 \1680
「パエサッジョ・ルナーレ -現代ヴァイオリンとギターの二重奏曲集」
ベーメ:二重奏曲 Op.99、
ダンジェロ:導入とアリア、
ブラインドル:5つの素描、
ヒルデブラント:接近4、
クリッヒ:ハイドン変容、
ミレティッチ:ソナティーナ
デュオ・ドナート〔アンティエ・ドナート(ヴァイオリン),ハイナー・
ドナート(ギター)〕
録音:2003年10月,2004年2月、
ヴァイオリンとギターの二重奏曲集などというと、うっかりするとバロック
曲集のように思われるところだが、ここに収められた6つの作品はいずれも現
代の作品である。バルドゥール・ベーメは1932年、ワイマール生まれのヴァ
イオリニスト。二重奏曲はパガニーニ風の音楽をモダンにしている。ヌッチョ
・ダンジェロは1955年生まれのギタリスト。導入とアリアはジプシー風の味
わい。レジナルド・スミス・ブラインドル(1917-2003)は英国の作曲家。
「5つの素描」は1958年の作品、都会的なクールな味わいが鋭い。ヨハネス・
K・ヒルデブラント1968年生まれのドイツの作曲家。「接近4:」は、ヴァイ
オリンとギターの対話といった作品。トビアス・クリッヒは1963年、ドイツ
のイエナ生まれ。「ハイドン変容」は、ハイドンの音楽を挟み込みながら自
在に変化させている。ミロスラフ・ミレティッチは、その名の通りクロアチ
ア出身のヴァイオリニスト、作曲家、1925年生まれ。東方的な薫りが特徴的
である。デュオ・ドナートの誠実な演奏が素晴らしい。

VKJK 0518 \1680
「ザクセンのオルガン 1」
フローベルガー:
トッカータ第4番 ヘ長調,トッカータ第5番,リチェルカール第4番 ト長調,
カプリッチョ ニ短調
シャイト:
ジョン・ダウランドのガリアルダによる変奏曲,讃歌「キリストよ、汝真昼
の光」
ムファット:トッカータ第2番,トッカータ第6番
パッヘルベル:5つのフーガ
バッハ:
コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV.709,
同 BWV.726,コラール「来たれ、創り主にして聖霊なる神よ」BWV.667
ディートリヒ・ヴァーグラー(オルガン)
ラングヘンネルスドルフのニコライ教会、ツァハリアス・ヒルデブラント製
作のオルガンを使用
バロック時代のドイツのオルガン作品を集めている。このCDの主役は間違い
なくオルガンである。ラングヘンネルスドルフは、統一ドイツの東端ザクセ
ン州の小村である。この村のニコライ教会には、ツァハリアス・ヒルデブラ
ント(1688-1757)が製作した立派なオルガンが取り付けられている。ヒル
デブラントは、高名なオルガン製作者、ゴットフリート・ジルバーマン
(1683年-1753年)の弟子。このニコライ教会のオルガンは1722年に製作、
彼の名声を一気に高めたもので、その出来ばえには師匠のジルバーマンも驚
嘆に脅威が混じったほどだといわれている。このオルガンがいかに素晴らし
い楽器であるかは、このCDをかければ明白で、バロック時代のドイツのオル
ガン曲には理想的である。ヴァーグラーの正攻法の音楽、優れた録音と、オ
ルガン音楽の醍醐味を満喫できる。

VKJK 0521 \1680
ブラス・アンサンブル版 R.シュトラウスのティル!007!
「ティル・オイレンシュピーゲルともっとたくさんのいたずら」
(Till Eulenspiegel und noch mehr Streiche)
R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル愉快ないたずら
バッハ:
「わたし達は多くの苦難を経て」 BWV146-どれ程わたしは喜ぶだろう,
「イエスよ、汝わが魂を」BWV.78からアリアと二重唱
サンマルティーニ:ソナタ 変イ長調-アダージョ
ジェームズ・ボンド組曲、ノスタルジー組曲、ほか
クイントニック
録音:2005年7月7-14日
クイントニックは、ドイツのウェストファリア地方で活動する金管楽器奏者
たちが結成したブラス・アンサンブル。米国や英国のアンサンブルとは異な
り、ドイツ的な質実剛健さで、金管アンサンブルならでは華やさに加え、余
韻の残る味わいにも秀でている。バッハから、シュトラウスの「ティル・オ
イレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、さらに007の音楽まで、実に楽しい。

VKJK 0530 \1680
3本のトランペットと打楽器・オルガンの響き
「テ・デウム・ラウダムス」
シャルパンティエ:テ・デウム-前奏曲
バッハ:カンタータ「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」前奏曲,
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565,クリスマス・オラトリオ
BWV.248-ああ、我が心から愛するイエス様
テレマン:協奏曲 ニ長調
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ ハ短調 Op.65/2
アルビノーニ:アダージョ
ヘンデル:王宮の花火の音楽
アンサンブル・トップ・ライプツィヒ
2005年7、8月
3つのトランペットに、オルガンと打楽器が加わって、バロック音楽を演奏す
るという、ユニークな内容である。バロックのスタイルにこだわっているわけ
でもなく、金管アンサンブルでもないが、華やかさと爽快さには不足がない。




<GENUIN>
GEN001001 \1980
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタOp.11-4、
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番
清水直子(Va)、
エツギュル・アイディン(P)
録音:2000年10月 24bit recording
ベルリン・フィルの首席ヴィオリスト清水直子の幻のデビュー盤。1997年
ミュンヘン国際音楽コンクール・ヴィオラ部門にて第1位を受賞、その他に
も数々のコンクール受賞暦を誇ります。桐朋学園卒業後、94年よりドイツ・
デトモルト音楽大学で今井信子氏に師事。 その後タングルウッドやマール
ボロの音楽祭に参加したり日本国内外のオーケストラと共演し高い評価を得
たりしています。2001年よりベルリン・フィルの首席ヴィオリスト。既に発
売になっているアルバム(GEN04042)も好評ですが、こちらは名曲として名
高いアルペジョーネ・ソナタやブラームスも収録。名演の期待大です。こち
らも夫君であるトルコのピアニスト、アイディンが共演です。
★さる1月29日テレビで放映されました「情熱大陸」(MBS毎日放送/TBS系列)
でベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者 清水直子さんが紹介されました。
清水さんのCDは弊社取扱いのGENUINレーベル(ドイツ)から「ヴィオラとピ
アノのための作品集」しか出ておりませんでしたが、実は販売終了していた
本当のデビュー盤がGENUINレーベルに存在していたのです。今回GENUINレー
ベルがアーティストから了承を得て再発売されることになりました。





<MEMORIES>
MR2004/5 2枚組 \3380
ブラームス:交響曲第4番
フルトヴェングラー指揮
ベルリンフィル 
1948年10月22日スタジオ録音?
ブラームス:交響曲第1番より第4楽章 
ベルリンフィル1945年1月23日ライヴ
ブラームス:ドイツ・レクイエム
ルツェルン祝祭管、同合唱団、シュヴァルツコップ、ホッター
1947年8月20日ライヴ
フルトヴェングラーとブラームス。この切っても切れない関係の中から稀少
な演奏が復活です。1948年のブラ4は当演奏の二日後のティタニア・パラス
ト・ライヴが名高く(恐らく定期演奏会)、こちらのダーレムにおける放送
録音(客なし?)はなぜか一般的でありません。演奏はすこぶる付きの快演
で、即興的と言われながらもしたたかな計算が感じられるお得意の漸化式ア
ッチェレランドが巧みです。ブラ1終楽章は、巨匠の最も古いブラ1。地鳴
りの様なティンパニが炸裂。抜粋なのがまことに残念です。空襲飛び交うベ
ルリン、ドイツにおける戦中最後のコンサートで、この4日後にウィーンフィ
ルとブラ2を演奏、直後にスイスへ脱出しました。非常時にこれだけの演奏を
成し遂げ、また聴衆も存在したというドキュメントです。これらの音質は年
代的にみても良好の部類です。ドイツ・レクイエムは、ルツェルン音楽祭ラ
イヴ。フルトヴェングラーの同曲は全てが劣悪音質ですが、こちらはその中
でも最悪と言って過言ではありません。しかし心の奥底に染み入るような切
実、深刻な超名演で、非ナチ化承認を得てベルリンフィルに復帰して三ヵ月
後のライヴです。今回初めて一枚に収まったCDとなります。

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06-02 No.16-2

2006年02月21日 15時28分28秒 | Weblog
<Onyx>
ONYX 4009 \2080
フランツ・シューベルト(1797-1829):
森にてD708、月に寄せてD193、夜の曲D672、小人D771、夕べの星D806、
寂滅D807、夜と夢D827、魔王D328
アルバン・ベルク(1885-1935):4つの歌曲Op.2
フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):
メーリケ歌曲集より ムンメル湖の妖怪、ワイラ女神の歌、妖精の歌、
真夜中に、クリストブルーメにI、風に寄せる歌
クリスティアーネ・ストーティン(メゾ・ソプラノ)、
ヨーゼフ・ブラインル(ピアノ)
オランダ期待の若手メゾ・ソプラノ、クリスティアーネ・ストーティンのデビュ
ー・アルバム!ストーティンは、マーラーのリュッケルトの歌などで既にハイ
ティンク指揮のロイヤル・コンセルトへボウ管と共演を果たしオランダのメディ
アからは「歴史的なデビュー」、「夢のようなデビュー」と賛辞を受けるとと
もに巨匠ハイティンクからも絶賛されている。
またストーティンは2005年-2006年のBBCニュー・ジェネレーション・アーティ
ストとしても選出されるなど活躍の場を広げている。
オニックスはこれまで名実ともに世界トップクラスのアーティスト(ムロー
ヴァ、ロジェ、バシュメットなど)の起用による録音をポリシーとしてリリー
スを行ってきたが、今回のストーティンの抜擢はその歌声にオニックス首脳陣
が大いなる将来性を見出したからに他ならない。
ストーティンの魅力溢れる歌声に耳を傾けて頂きたい!





<Glossa>
GCDSA 922201(SACD-Hybrid) \2580
I・ストラヴィンスキー:
バレエ音楽《火の鳥》(1910年版)/交響詩《夜うぐいすの歌》
ヨエル・レヴィ(指揮)、フランダース放送管弦楽団
多くの音楽ファンから賛辞を得てきたグロッサが満を持して送り出すSACD
Hybrid盤第1弾は、なんとモダン・オーケストラの録音!
フランダース放送管弦楽団とフランダース放送合唱団とのパートーナーシップ
を結んだグロッサは、継続的に演奏されている20世紀、21世紀の作品の録音を
行っていくという。
今回のリリースはベルギーの名門フランダース放送管が主席指揮者レヴィとの
コンビで繰り広げるストラヴィンスキーの「火の鳥」と「夜うぐいすの歌」を
カップリングにした“鳥”をテーマとしたアルバム。
グロッサの定評あるクオリティの高いサウンドで聴くモダン・オーケストラの
響きは大きな注目を呼ぶことだろう。

GCDSA 922202(SACD-Hybrid) \2580
ゾルターン・コダーイ(1882-1967):
ミサ・ブレヴィス/詩篇121番/詩篇114番/イエスと商人たち/セーケイ族の
嘆き(ピアノ版)/セーケイ族の嘆き(合唱版)/音楽に寄せるオード/ノル
ウェーの娘たち
ペーター・トーマス(オルガン)、
ヨハン・デュイック(指揮&ピアノ)、フランダース放送合唱団
フランダース放送管のストラヴィンスキー・アルバムと同時リリースとなる
SACD Hybrid盤第2弾ではフランダース放送合唱団が登場。
ヨーロッパ有数の放送合唱団としての実力と評価を持つフランダース放送合唱
団のグロッサ・デビュー盤は20世紀ハンガリーの大作曲家コダーイの合唱作品
集。管弦楽作品では「ハーリ・ヤーノシュ」、「ハンガリー民謡《孔雀》によ
る変奏曲」、「ガランタ舞曲」などが幅広く知られているコダーイ。合唱作品
では第2次世界大戦中に作曲が行われた「ミサ・ブレヴィス」が代表作として
親しまれ、演奏されている。





<Chandos>
CHAN 10362 \2080
アーノルド・バックス(1883-1953):交響詩集 ――
交響詩《妖精の丘》/交響詩《ファンドの園》/交響詩《11月の森》
シンフォニエッタ
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、BBCフィルハーモニック
シャンドスの新たなバックスの交響曲全集(CHAN 10122)が2003年のグラモ
フォン・アウォードに輝き、そのハイ・パフォーマンスがイギリスのみならず
全世界から賞賛を受けたハンドリー&BBCフィル。
バックスのスペシャリストとの評価を受ける同コンビが交響曲全集に続いて贈
る新録音は、ロマンティシズムと色彩感があふれる3曲の交響詩と貴重な音源と
なるシンフォニエッタの4作品!
現在までバックスの様々な作品を世に送り出すことに大きな力を注ぎ込んでき
たシャンドス。ハンドリー&BBCフィルによる新録音は、今なお金字塔として輝
く名匠ブライデン・トムソンが遺したバックスの録音と並び立ち、新時代の
シャンドスにおける決定盤となるだろう。イギリス音楽ファン必聴盤!

CHAN 10374 \2080
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778-1837):
ピアノ協奏曲イ長調/《おお、いとしいアウグスティン》による8つの変奏と
コーダ/ピアノと管弦楽のためのオベロン《魔法の角笛》による幻想曲Op.116
/ピアノと管弦楽のための序奏とロンド・ブリランテ《ロンドンからの帰還》
ヘ短調Op.127(世界初録音)
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
これまでに行ったピアノ作品を中心としたフンメルの録音の数々がロング・セ
ラーとして親しまれているシェリー&ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
の最新盤。
スロヴァキア出身のフンメルはベートーヴェンと同時代に生き、モーツァルト
に師事。作曲家としてピアノ作品を中心に多くの優れた作品を作曲すると同時
に、名ピアニストとしてもその名を轟かせていた。
シェリーとロンドン・モーツァルト・プレーヤーズのコンビはイギリスの数あ
る室内管弦楽団の中でも優れた実力を聴かせており、フンメルだけでなくシャ
ンドスでの様々な録音の評価は非常に高い。

CHAN 10364 \2080
レノックス・バークリー(1903-1989):弦楽四重奏曲第2番Op.15
マイケル・バークリー(1948-):アブストラクト・ミラー、磁場
トーマス・キャロル(チェロ)、チリンギリアン弦楽四重奏団
エルガーやヴォーン・ウィリアムズといった同世代の作曲家たちとは一線を画
した作品の作曲を行い、20世紀イギリス音楽に大きな存在感を残したレノック
ス・バークリー。
そして父であるレノックス・バークリーとジョージ・マルコム、リチャード・
ロドニー・ベネットに作曲を学んだマイケル・バークリー。イギリスの音楽史
上にその名を刻むバークリー父子の作品が録音で共演というなんともシャンド
スらしい好企画盤。
今回リリースでは世界的名門であるチリンギリアン弦楽四重奏団が主に演奏を
担当。同時に2001年のヤング・コンサート・アーティスツ・インターナショナ
ル・オーディションで優勝を果たしたウェールズの若手チェリスト、トーマス
・キャロルのシャンドス・デビュー盤となる。全曲世界初録音。

CHSA 5041(SACD-Hybrid) \2850
アレクサンドル・タンスマン(1883-1953):交響曲全集第1巻 ――
交響曲第4番/同第5番/同第6番《追憶》(世界初録音)
オレグ・カエターニ(指揮)、メルボルン交響楽団&合唱団
ポーランド生まれのフランスの作曲家、タンスマンの交響曲全集がシャンドス
からスタート。ポーランドで大成功を収めたタンスマンだが第2次世界大戦中は
アメリカに移住。タンスマンはそこでストラヴィンスキーと親交を深め、作品
にも影響を受けたとされている。
演奏を担当するのはルディ・シュテファンの管弦楽作品集でシャンドス・デ
ビューを飾ったオレグ・カエターニとメルボルン響。世界初録音となる交響曲
第6番を含むタンスマンの交響曲でカエターニ&メルボルン響がどのようなパ
フォーマンスを披露してくれるのか楽しみである。

●Chandos Classics
CHAN 10366X \1680
アーノルド・バックス(1883-1953):管弦楽作品集VIII ――
魔法をかけられた夏/ウォルシンガム/祖国
アン・ウィリアムス=キング(ソプラノ)、
リノア・マクウィーター(ソプラノ)、マーティン・ヒル(テノール)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ブライトン祝祭合唱団
24bit/96kHzデジタルリマスターによる再発売で好評を得ているバックスの管
弦楽作品集第8巻では声楽と合唱付きの3作品を収録。名匠ブライデン・トムソ
ンとヴァーノン・ハンドリーを中心にシャンドスの初期に進められたバックス
の様々な録音は金字塔として高い評価を受けてきた。

CHAN 10365X \1680
ドレーン・カーウィスン(1922-2003):
序曲《ODTAA》/ピアノと弦楽のための協奏曲/序曲《ビショップ・ロック》
サフォーク組曲
ハワード・シェリー(ピアノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、ロンドン交響楽団
カーウィスンはイギリス王立音楽院を卒業後、多数の映画音楽を中心に作曲活
動を行ったイギリスの女流作曲家である。24bit/96kHzデジタルリマスターに
よる再発売。





<Channel Classics>
CCSSA 24006(SACD-Hybrid) \2850
ディートリヒ・ブクステフーデ(c.1637-1707):
7つの連作カンタータ《われらがイエスの四肢》BuxWV.75/カンタータ《安ら
ぎと喜びもてわれは逝く》BuxWV.76
アンネ・グリム(ソプラノ)、ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
ペーテル・デ・フロート(アルト)、バス・ラムセラール(バス)、
アンドリュー・トータス(バス)、
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)、オランダ・バッハ協会
モーツァルトのレクイエム、豪華仕様によるバッハのクリスマス・オラトリオ、
ヨハネ受難曲などを続々とリリースしてきたフェルトホーフェン&オランダバ
ッハ協会が次に取り上げてきたのは、バッハ以前の時代を代表するドイツの巨
匠であり、若きバッハに多大な影響を与えたリューベックの大作曲家ブクステ
フーデのカンタータ集。
フェルトホーフェン&オランダバッハ協会の演奏の充実に加えて、チャンネル
・クラシックスの看板ソプラノ奏者ヨハネッテ・ゾマーらソリスト陣の見事な
歌声も秀逸。

CCSSA 20306(SACD-Hybrid) \2850
フランソワ・クープラン(1668-1733):
聖水曜日のための3つのルソン・ド・テネブレ
マラン・マレ(1656-1728):人の声
ロベール・ド・ヴィゼー(c.1655-c.1732):クープラン氏のシルヴァン
ラ・スフェラ・アルモニオーソ〔アンネ・グリム(ソプラノ)、ヨハネッテ・
ゾマー(ソプラノ)、パウリナ・ファン・ラールホーフェン(ヴィオラ・ダ・
ガンバ)、メンノ・ファン・デルフト(オルガン)、マイク・フェントロス
(テオルボ&音楽監督)〕
クープランの宗教音楽における最高傑作であり、フランス・バロックを代表す
る作品である「ルソン・ド・テネブレ」がチャンネル・クラシックスより登場!
演奏のレ・スフェラ・アルモニオーソは1992年に17世紀音楽を得意とする実力
派アーティストたちで結成されたグループ。中心メンバーを基盤として作品に
よって3人から25人の編成を使い分けて演奏を行うというスタイルをとってい
る。ブクステフーデのカンタータと同じく、ヨハネッテ・ゾマーの参加も大き
なポイント!

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06-02 No.15

2006年02月21日 15時24分58秒 | Weblog
<Linn>
CKD 275(SACD-Hybrid) \2580
J・S・バッハ:ソナタとコラール集 ――
トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039/コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》
BWV.645/トリオ・ソナタ第4番ト短調BWV.528(原曲ホ短調)/コラール《イ
エスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて》BWV.650/ヴァイオリン・ソナタ
ト長調BWV.1021/トリオ《いと高きところにまします神にのみ栄光あれ》
BWV.664/コラール《古き年は過ぎ去りぬ》BWV.614/トリオ《主イエス・キ
リストよ、われらをかえりみたまえ》BWV.632/トリオ・ソナタ第2番ホ短調
BWV.526(原曲ト短調)
パラディアン・アンサンブル
パメラ・トービー、ロドルフォ・リヒターら名手を擁するヴィルトゥオーソ集
団、パラディアン・アンサンブル久々の新譜がリリース。
大バッハのソナタからコラールまでを一糸乱れぬ演奏で聴かせてくれるバッハ
・ファン注目のアルバム。ハイレベルの演奏の中でも特にパメラ・トービーの
リコーダーの音色は群を抜いている。




<APR>
APR 5572 \1750
アルフレッド・コルトー-後期録音集Vol.2 ――
1948年録音“アンコール”-
J・S・バッハ(コルトー編曲):アリア(BWV1056よりAdagio)、
H・パーセル(コルトー編曲):メヌエット、
F・シューベルト(コルトー編曲):リタニア、
R・シューマン:予言の鳥、
J・ブラームス(コルトー):子守歌
1947年録音-
C・フランク:前奏曲、アリアとフィナーレ
1949年録音-
C・ドビュッシー:前奏曲集第1巻
1948年録音“アンコール”(LPヴァージョン)-
J・S・バッハ(コルトー編曲):アリア(BWV1056よりAdagio)、
H・パーセル(コルトー編曲):メヌエット、
R・シューマン:予言の鳥
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ヒストリカル・ファンに根強い人気を持つAPRの新譜はコルトーが1947年から
1949年にかけて行った後期録音集。バッハ、パーセル、シューマンの3作品は
“LPヴァージョン”として別テイクも収録。





<Gala>
GL 100.763 2枚組 \2300
G・ドニゼッティ:歌劇《ルクレツィア・ボルジア》(録音:1972年7月16日)
ホセ・カレーラス(テノール)、
ピエール=ミシェル・ルコント(指揮)、ORTFオペラ管弦楽団、他

GL 100.765 2枚組 \2300
G・ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》(ロシア語版)
ザラ・ドルハノワ(メゾ・ソプラノ)、
サミュエル・サモスード(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他

GL 100.766 2枚組 \2300
G・ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》(録音:1978年11月9日)
レリ・グリスト(ソプラノ)、
ブルーノ・マルティノッティ(指揮)、
スイス・ロマンド管弦楽団、大劇場合唱団、他

GL 100.768 2枚組 \2300
G・ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》(ロシア語版/録音:1953年)
イヴァン・コズロフスキ(テノール)、
サミュエル・サモスード(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他

GL 100.770 2枚組 \2300
L・ドリーブ:歌劇《ラクメ》(ロシア語版/録音:1946年)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)、
アレクサンドル・オルロフ(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他

GL 100.771 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《アイーダ》(ロシア語版/録音:1953年)
ナタリア・ソコロヴァ(ソプラノ)、
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)、
ボリショイ歌劇場管弦楽団&合唱団

GL 100.773 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《エルナーニ》(英語版/録音:1967年)
ポーリン・ティンズリー(ソプラノ)、
ブライアン・ボークウィル(指揮)、
サドラーズ・ウェールズ管弦楽団&合唱団、他





<Golden Stars>
GSS 5410 3枚組 \6240
K・ワイル:
《三文オペラ》/《マハゴニー市の興亡》/《ハッピーエンド》/《銀の湖》
より/歌曲集(録音:1928年-1944年)
ロッテ・レーニャ(ヴォーカル)、クルト・ワイル(ピアノ)、
ハラルド・パウルゼン(指揮)、
オトマール・スウィトナー(指揮)、
ベルリン州立歌劇場管弦楽団管楽器セクション、他

GSS 5408 3枚組 \6240
ナポリ民謡集 ――
彼女に告げてよ/4月/勝利だ、我が心よ/カタリ、カタリ/フニクリ・フニ
クラ/帰れ、ソレントへ/オ・ソレ・ミオ/朝の歌/ヴェネツィアの幻影/イ
デアーレ/サンタ・ルチア/他 全42曲
マリオ・デル・モナコ(テノール)、
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
プラシド・ドミンゴ(テノール)、
ホセ・カレーラス(テノール)、
ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)、他





<Remember>
RMB 75116 \1150
ホーリー・ホーリー・ホーリー ――
J・ニュートン:アメージング・グレース
A・H・マロット:主の祈り
F・シューベルト:アヴェ・マリア
伝承曲:父祖の信仰
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》より ハレルヤ/他 全22曲
パット・ブーン(ヴォーカル)、ビング・クロスビー(ヴォーカル)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、他




<harmonia mundi france>
HMC 901900 \2080
オリヴィエ・グレフ(1950-2000):
ソナタ・ダ・レクイエム op.283
ピアノ三重奏曲(1. 深き淵より 2.ジャヴァ 3.ロマンツェ 4.アッラ・ブレ
ーヴェ)
エマニュエル・ベルトラン(Vc) パスカル・アモワイヤル(Pf) 
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
1950年から2000年、音楽の世界が無調、アヴァンギャルドと様々な方向に向か
っていく中で、それらの流れと無関係な独自の音世界を守り続けたオリヴィエ
・グレフ。メータ、ミシェル・ダルベルトといった名だたる演奏家たちから高
く評価を受け、オリヴィエ・グレフ財団及びアパックス社が設立され、様々な
作品が出版されています。「私はこれまでにそんなにたくさんの作品をつくっ
たつもりはない。もし私がこの多作ぶりについて自分自身にたずねるとしたら、
私の人生は音楽そのものであるからだ、と答えるであろう。作曲することをや
めたら、私は死ぬ。」1998年、このCDに収録されているピアノ・トリオを書
き終えたときの言葉です。一曲目は死を・喪失・旅・魂の黙想の三つの観点か
ら見つめた、死者への優しいなぐさめの音楽。二曲目のトリオは、ショスタコ
ーヴィチを思わせる味付けのちょっとアクセントのきいた曲想です。

HMC 905265 \2080
コダーイ:チェロ・ソナタop.8、二重奏op.7
クサヴィエ・フィリップス(Vc) 
ジャン・マルク・フィリップス=ヴァリャベディアン(Vn)
甘く切ない音色が魅力的なクサヴィエ・フィリップスが、チェロの金字塔的作
品、2曲を収録しました。ソナタの第一楽章は、深く濃厚な歌を、曲にふりまわ
されることなく見事に歌いきっています。第三楽章の舞曲風の楽章も、自由闊
達に弾ききっています。トリオ・ヴァンダラーの名ヴァイオリニスト、ヴァ
リャベディアンを迎え、二重奏も最高の出来栄えです。これでムンディにはケ
ラス、ベルトラン、そしてフィリップスと、秀でたチェロ奏者が三人揃ったこ
とになります。

★2006年カタログ付CD★
HMX 2991683 \1350
パーセル(1659-1695):ディドーとエネアス
リン・ドーソン(S、ディドー)ローズマリー・ジョシュア(S、ベリンダ)
ジェラルド・フィンレイ(Br、エネアス)
ドミニク・ヴィス(C‐T、第一の魔女)、
マリア・クリスティーヌ・キール(S)他
ルネ・ヤーコプス(指)エイジ・オブ・エンライトゥンメントO.
クラレ・カレッジ・チャペルCho. ジョン・トール(Cemb) 
ナイジェル・ノース(テオルボ) ポーラ・シャートーヌフ(G)
英国バロックのみならず、音楽史上の金字塔オペラのひとつ、パーセルの「ディ
ドーとエネアス」。17世紀英国の劇場の活気と喧騒、当時の人々を驚かせたで
あろう美しい旋律など、ヤーコプスの演奏の見事さにはあらためて圧倒されま
す。歌手陣も皆演技も巧みな立ち回りです。大詰めで瀕死のディドーが歌う嘆
きのアリア『私が土の中に横たえられる時』はこの曲の白眉ですが、リン・ド
ーソンは情感に流されることなく、切々と訴えかけてきます。ドーソンを支え
るヤーコプスの通奏低音の音作りも、歌を邪魔することは決してありませんが、
色彩豊か。色褪せることのない不朽の名演です。


★ハルモニア・ムンディ-モーツァルト・エディション第2弾
HMX 2961818 3枚組 \4750
モーツァルト:「フィガロの結婚」K.492
サイモン・キーンリサイド(アルマヴィーヴァ伯爵)、
ヴェロニク・ジャンス(伯爵夫人)
、パトリツィア・チオーフィ(スザンナ)、
ロレンツォ・レガッツォ(フィガロ)、
アンジェリカ・キルヒシュラーガー(ケルビーノ)、
マリー・マクローリン(マルチェッリーナ)、
コビー・ヴァン・レンズブルク(ドン・バジーリオ)、
アントーニオ・アベーテ(バルトロ,アントーニオ)
ニコラウ・デ・フィゲイレド(Pf)
ルネ・ヤーコプス(指)
コンチェルト・ケルン、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
グラミー賞受賞、グラモフォン誌上でも絶賛の嵐だった、フィガロの結婚も豪
華装丁で再登場です。あらためて豪華キャスト陣にうっとり、フィゲイレドの
絶妙なレチタティーヴォの合いの手に思わず膝を打ってしまいます。序曲から
聴くものを惹きつけて離さないヤーコプスの音楽作りは実に見事です。

HMX 2967033 2枚組 \3380
モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集
ザ・モーツァルティアン・プレイヤーズ【スティーヴン・ルービン(フォルテ
ピアノ)、マイロン・ルツケ(Vc)、スタンリー・リッチ(Vn)】
長らく廃盤となっていた、ピアノトリオ全曲集名盤の復活です!今年のフォル
・ジュルネ音楽祭でも多数の曲が演奏されるピアノトリオ、ここであらためて
復習も兼ねて聴いてみるのもよいかもしれません。ピアノフォルテの美しい音、
ヴァイオリンのルツケの名手ぶり、ぴったりと寄り添うチェロのリッチ、完璧
なアンサンブルは今聴いても新鮮です。

HMX 2961393 \1850
モーツァルト:
ミサ曲ハ短調K.427
フリーメーソンのための葬送音楽K.477
Ch.エルゼ(S)、J.ラーモア(S)、S.ワイア(T)、P.コーイ(B)
ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ、ラ・シャペル・ロワイヤル、シャンゼリゼO.
6月にコレギウム・ヴォカーレと来日し、1度きりのロ短調ミサ曲のコンサート
を行うヘレヴェッヘの伝説の名盤の豪華装丁版です。あらためて、名演、美音
におどろかされます。

HMX 2961815 \1850
W.A.モーツァルト:ピアノ作品集
組曲ハ長調K.399(385i)、ジーグ(小さなジーグ)ト長調K.574、
ソナタ第4番変ホ長調K.282、グルックの歌劇『メッカの巡礼』の「われら愚か
な民の思うは」による10の変奏曲ト長調K.455、幻想曲ハ短調K.475、
ソナタ第14番ハ短調K.457
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ)
人気沸騰中、シュタイアーのムンディリリース第1弾も豪華装丁で再登場です。
シュタイアーは、5月のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日するほか、トッパ
ンホールや水戸芸術館でも演奏します。このCDに収録されている曲も演奏され
る予定。ますますシュタイアーには目が離せません!

HMX 2961809 \1850
モーツァルト:
セレナード第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」 
ディヴェルティメント ニ長調K.136 
ディヴェルティメント 変ロ長調K.137 
ディヴェルティメント ヘ長調K.138
ペトラ・ミュレヤンス(指)フライブルク・バロックO.
名曲セレナータ・ノットゥルナ。豪華装丁で気分も一新の再登場です。フライ
ブルク・バロック・オーケストラは、ヤーコプスのリナルドなどでもその名人
ぶりで世を驚かせています。あらためて実にうまい!と驚くばかりの名演奏
です。





<HUNGAROTON>
HCD 32343 \1980
モーツァルト:3つのソナタ集K.Anh.166-
イグナツ・プレイエルによる弦楽四重奏用編曲
弦楽四重奏曲変ロ長調(-ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570)
弦楽四重奏曲ト長調(-ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調K.526)
弦楽四重奏曲変ホ長調(-ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調K.481)
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)
ラースロー・パウリク、エルジェーベト・ラーツ(Vn)
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)バラージュ・マーテー(Vc)
録音:2004年10月20-24日ハンガリー、トルダシュ、ルター派教会
18世紀末葉のヨーロッパ。多くの中産階級と貴族がハウスムジークに興じた時
代に、弦楽四重奏のジャンルに最初のブームが訪れました。湧きに湧く楽譜出
版ビジネスにこぞって各社が乗り出す中にいたのが、有力な音楽出版者ヨハン
(ジャン)・アンドレ(1741-99)。作曲家&指揮者でもあった彼が、「モー
ツァルト作曲、3つの新しい弦楽四重奏曲Op.64、プレイエルによる復活蘇演」
と銘打って1798年に出版したのがこちら。
編曲者プレイエル(1757-1831)は作曲家ですぐれたピアニスト、指揮者。そ
してまた音楽出版社とピアノ工房の経営者として大成功を収めたことでも有名。
さすがは当時絶大な人気を誇っていたプレイエル。並みの作曲家とは仕事の出
来栄えが違います。編曲の過程でシンプルな各パートの再編だけでなく、さり
げなく声部の追加・形式の変更(おもに省略)を行っています。天才モーツァ
ルトの魅力はそのままに、作品に新たな生命を吹き込んだプレイエルの名編曲。
どこが変わったかは聞き比べてのお楽しみ?






<CALLIOPE>
CALX 3317 \1350
カタログ付特価CD
モーツァルト:
セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361 / 370a
エリック・ボド(指)アンサンブル・フィリドール(ピリオド楽器使用)
ア・ハッピー・モーツァルト・イヤー!カリオペから、アンサンブル・フィリ
ドールによるかの名演、グラン・パルティータがカタログ付特価CDで再登場
です!ピリオド楽器使用による、あたたかなアンサンブルに、うっとりしてし
まいます。





<BIS>
BIS SA 1436(SACD-Hybrid) \2250
ヘンデル:オラトリオ・二重唱曲集
これら労働は終わり(エフタより) 
おお、無比の娘;我らが澄んだ流れ(ヨシュアより)
偉大なる勝者、あなたの足元に跪きます(ベルシャザルより) 
汝、芸術よ近くへ;私の貞節なスザンナを称えよ(スザンナより) 
汝、輝かしき富の息子;喜びの流れは永久に(テオドラより) 
夜明けよ、ようこそ;賢者が知るあらゆる喜び(ソロモンより) 
親切な健康は降ち(アン王女の誕生日のための頌歌) 
一万のけがれなさうち、最たるもの;私は笑って迫害を受けよう(サウルより)
あなたの熱意はどこに私を育てますか;微笑ましい自由、すてきな客人(デボ
ラより) 
夫婦愛ばんざい(アレクサンダー・バルスより) 
彼女を真似よう(アレクサンダーの饗宴より) 
誰が私の離れた心を(エステルより)
キャロリン・サンプソン(Sop)、ロビン・ブレイズ(カウンターテノール)、
ニコラス・クレーマー(指)エイジ・オブ・エンライトンメント管
BCJのソリストとしてもおなじみのイギリス人歌手ふたりによるヘンデルのデュ
エット集。テーマはずばり「愛」。ほとんどが宗教作品中のものですが、開放
的で甘口な作風のヘンデルらしく、まるでオペラのような愉悦感に満ちていま
す。サンプソンとブレイスが魅力たっぷりに演じています。

BIS 1330 \2080
ケンプ・プレイズ・バッハ
J. S. バッハ:
パルティータ第4番ニ長調 BWV828 
同第6番ホ短調 BWV830
フレディ・ケンプ(Pf)
人気者フレディ・ケンプのソロ第9弾はバッハ。それもパルティータの4番と
6番というこだわりを見せています。彼ならではの超絶技巧と颯爽とした解釈
が新鮮です。

BIS 1296 \2080
ラロ:オーケストラ作品集
チェロ協奏曲ニ短調 
交響曲ト短調 
バレエ音楽「ナムナ」より
トーレイヴ・テデーン(Vc)
キース・バケルス(指)マレーシア・フィル
有名な割りに「スペイン交響曲」以外あまり聴く機会のないラロ作品ですが、
豊富なメロディと独特のエキゾチックな色彩が魅力です。マレーシア・フィル
の予想外な巧さが驚きです。

BIS 1375 \2080
ファン・エイク:「笛の楽園」ベスト
英国のナイチンゲール、麗しのアマリリ、最も美しい少女ダフネが、人は夜何
をする、道化師、ファンタジアとエコー、彼女は許してくれるだろうか、フラ
ンスのエア、ブラヴァーデ、聖母マリアへの賛歌、戻っておいで、私から消え
た喜び、ガブリエルは私に語った、他全16曲
ダン・ラウリン(Rec)
ダン・ラウリンの吹く「笛の楽園」といえば、リコーダー界のノーベル賞的偉
業と申せましょうが、なにぶん全9枚・10時間半もかかる大作なのが難でした。
そこで「麗しのアマリリ」や「英国のナイチンゲール」など人気の高いものを
16曲厳選、一枚にまとめたベスト盤ができました。入門盤としても最適。ラウ
リンの至芸を楽しめます。

BIS 1524 \2080
ヴァイス:リュート作品集
前奏曲 変ホ長調、チャコーナ 変ホ長調、ソナタ ハ短調、ソナタ 変ロ長調
前奏曲 ニ短調、フーガ ニ短調、ソナタ イ短調
ヤコブ・リンドベルイ(lute)
ヤコブ・リンドベルイが15年前に入手したというシクストゥス・ラウヴォルフ
制作(1590年頃)のリュート。マンドリンのような形をしたこのリュートは、
おそらく唯一現存するされる超珍品楽器。これを用いてヴァイス (1687-1750)
を奏でています。





<Simax>
※以前ご案内していますが、内容に変更があり再度のご案内です。
PSC 1294 \2180
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757):ソナタ集
ホ長調K531 嬰ヘ長調K318 イ長調K533 ロ短調K87 ホ長調K380 ト長調K427
ト短調K476 ヘ長調K44ヘ短調K481
フェリクス・メンデルスゾーン (1809-1847):ピアノソナタ第1番ホ長調作品6
スヴァイヌング・ビェラン (P)
録音:2005年5月24日-27日 Teldex スタジオ (ベルリン)
スヴァイヌング・ビェラン (1970-) はノルウェーのピアニスト。ハンス・ライ
グラフや、アンスネスの師でもあるイジー・フリンカにも学びました。初のソ
ロアルバムは、スカルラッティのソナタ10曲と、メンデルスゾーンが10代に作
曲したソナタを途中にはさむプログラム。スカルラッティからクレメンティや
フンメルを経てメンデルスゾーンに至る様式と語法の変化、それを意識しなが
ら、そこに共通する輝かしさ、優雅さ、そしてピアニスティックな表現を追求
した、とビェランは語ります。メンデルスゾーンの第3楽章レチタティーヴォ、
アダージョ・エ・センツァ・テンポ。その独白のクラシカルな佇まいがスカル
ラッティの時代を想い起こさせ、クラシックとロマンが美しく融け合っていま
す。




<ZIG ZAG Territoires>
ZZT 051103 \2180
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV1007-1009(ヴィオラ版)
[18のライプツィヒ・コラール集 より]*
バビロン川のほとりで BWV653,
主イエス・キリストわれらを顧みたまえBWV655,
いざ来たれ異教徒の救い主よBWV659
ジャン・マルク・アパップ(Va)
*テルプシコルド四重奏団〔ジローラモ・ボッティリェーリ(Vn) ラヤ・ライ
チェヴァ(Vn) カロリーネ・ハース(Va) フランソワ・グリン(Vc)〕
ジャン=マルク・アパップは、幅広い音楽を取り入れた革新的なヴィオラ奏者。
このアルバムでは、ヴィオラ演奏によるバッハの無伴奏組曲を収録しています。
自由なアプローチでバッハの音楽の普遍性に挑んでいます。チェロよりオクタ
ーブ高いヴィオラの音楽に艶が加わり、豊かな響きを感じさせてくれる演奏。
また、無伴奏組曲の合間に収録されたライプツィヒ・コラール集の編曲は、こ
のアルバムに絶妙なコントラストを描き出しています。テルプシコルド四重奏
団は2001年ジュネーブ国際音楽コンクールで第一位を獲得したカルテット。
(シューマン:弦楽四重奏曲集-CLAVES-50.2404)

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06-02 No.14-1

2006年02月17日 18時51分27秒 | Weblog
<ECM NEW SERIES>
4763100 \2080
アンドラーシュ・シフ ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集 Vol.2
ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 作品10の1
ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 作品10の2
ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 作品10の3
ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 「悲愴」 作品13
アンドラーシュ・シフ(Pf)
早くも二巻目。シフのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集、今回は作品10と
「悲愴」!昨年10月に届いた、シフのベートーヴェン全集始動の朗報。一作目
は、曲目が渋い上に二枚組みというハンディ(?)を持ちつつも、世界中から
の絶賛を浴び、早くもロング・セラー・アイテムとなりつつあります。二巻目
も同じく、チューリヒで2台のピアノを弾き分けた録音(現時点では、どの作
品がどのピアノというデータがありません)です。今回は、「悲愴」という人
気曲を含むベートーヴェンが30歳前に完成させたマスターピースということで、
さらに期待が高まります。
時、Philipsの内田とも重なり、モーツァルト・イヤーの真っ只中盛り上がり
をみせる、ベートーヴェン・チクルス・ブーム。Deccaのクン=ウー・パイク
も併せ、「ユニバーサル三羽烏(?)」それぞれの全集完成はどれも目の離
せないプロジェクトです。

4763049 \2080
ロルフ・リズレヴァント:Nuove Musiche-新音楽
ロルフ・リズレヴァント (archlute、baroqueG、theorboe)
アリアンナ・サヴァール (triple harp、 voice)
ペドロ・エステファン (Perc)
ビョルン・イェレミール (colascione、Cb)
グイド・モリーニ (Org、clavichord)
マルコ・アンブロジーニ (nyckelharpa)
トー=アラルド・ジョンセン (chitarra battente)
オスロ生まれのリュート奏者、リズレヴァントのECMデビュー盤。非常に独特
で多面的な才能を持つ古楽界の奇才で、サヴァールのエスペリオンXXへ長年
参加してきたことでも知られています。彼のすべての活動の基盤になってい
るのは「現代の作曲家と同等の意志でリスナーに感動的でスピリチュアルな
経験を届ける」という思想です。今回のデビュー盤も古楽を忠実に再現する
という当たり前なものではなく、古楽作品を自由で現代的でイマジネーショ
ンに富んだアレンジを加えた作品集です。結集したアーティストも古楽界で
は有名なアーティストばかりですが、古楽ファンだけに独占されるのはあま
りにもったいない全ジャンルのリスナーへの訴求力を持ったアルバムです。
Nuove Musiche(新音楽)というタイトルはカッチーニのアリア&マドリガル
集から借用したもの。イタリア古典歌曲集の冒頭にある「アマリッリ」はこ
の曲集に含まれるものです。

4763102 \2080
ミシェル・マカルスキ To be Sung on the Water
タルティーニ:ソナタ 2、9、13
クロケット:Mickey Finn、To be Sung on the Water
ミシェル・マカルスキ(Vn)
ロナルド・コープス(Va)
18世紀最大のヴァイオリニスト、タルティーニは重音奏法や近代運弓法を確
立した人物で、ヴァイオリン史を語るに欠かせません。ECMでは、常に風変わ
りともいえる構成でありながら、そこにはヴァイオリンという楽器の可能性
が浮き彫りとされるようなアルバムを発表してきたマカルスキ。タルティー
ニ作へのアプローチも大変興味深いものです。もちろん、構成上にも仕掛け
があるらしく、アメリカの現代作曲家クロケットの2作品が織り込まれてい
ます。





<Accord>
4769209 4枚組+ボーナスCD \5400
Le Domaine Musical (1956-1967) Vol.1
CD1 10周年記念コンサート (66'54)
シュトックハウゼン:コントラ-プンクテ 作品1
ベリオ:セレナータ1
ブーレーズ:主のない槌 ル・マルトー・サン・メートル
メシアン:異国の鳥たち
CD2 フランス関連 (62'32)
ドビュッシー:パンの笛
ヴァレーズ:比重 21.5、ハイパープリズム、オクタンドル、
アンテグラル(積分)
メシアン:カンテヨジョーヤー、7つの俳諧
CD3 作曲家ブーレーズ (59'46)
ストラクテュール 第1集
フルートとピアノのためのソナティナ
ピアノ・ソナタ 第2番
CD4 同行する旅人たち (73'15)
カーゲル:弦楽六重奏曲
ノーノ:インコントリ
ヘンツェ:イル・マリニーのための協奏曲
プスール:マドリガル 3、2台のピアノのためのモビール
シュトックハウゼン:ツァイトマーセ 作品5、ピアノ曲 第4
ボーナスCD 友情の物語(期間限定!)
ブーレーズ独占インタヴュー
「主のない槌」ファースト・レコーディング
(Vega,1956)
期間限定ボーナスCD付
ドメーヌ・ミュジカル
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:1956-67年、パリ  一部モノラル(CD3&4)

4768862 4枚組 \5400
Le Domaine Musical (1956-1967) Vol.2
CD1 ストラヴィンスキー
12楽器のためのコンチェルティーノ
クラリネット・ソロのための3つの小品
弦楽四重奏のための3つの小品
管楽器のためのシンフォニー集
きつね-歌と踊りによるブルレスケ
バレエ「アゴン」
CD2 ウィーン楽派1(1899-1912)
シェーンベルク:浄夜
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品 作品6
シェーンベルク:3つの小品、月に憑かれたピエロ
CD3 ウィーン楽派2(1906-1943)
ベルク:ロ短調のソナタ、管弦楽のための3つの小品 作品6
シェーンベルク:室内交響曲第1番
ウェーベルン:
2つの歌 作品8、4つの歌 作品13、第1カンタータ 作品29、
第2カンタータ 作品31
CD4 ウィーン楽派3 連続主義
シェーンベルク:セレナーデ、7つの楽器のための組曲 作品29
ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 作品27、交響曲 作品21
バーデン-バーデンSWF交響楽団からのソリスト
指揮:ハンス・ロスバウト
ドメーヌ・ミュジカル
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:1956-67年、パリ  一部モノラル(CD4)
全クラシカル・ファン待望!ブーレーズの成し遂げたプロジェクトの中でも、
20世紀の音楽史への影響力が絶大であった「ドメーヌ・ミュジカル」の全貌
が復活!一巻目には限定ボーナスCD付き!
1956年、ブーレーズによって創設されたドメーヌ・ミュジカル。これは、実
質的なブーレーズの指揮活動の開始となっただけでなく、50年代ヨーロッパ
における最先端の音楽団体でした。この創設は、当時のフランスでの音楽観
の偏りを修正するためだったといわれています。ストラヴィンスキーとその
継承者たちばかりが賞賛されていた中、最初のシーズンにはバッハやデュファ
イといった過去の偉人の音楽を再提示しつつ、20世紀の古典としてのウィー
ン楽派、シュトックハウゼン、ノーノといった当時は若手の作品までが取り
上げられました。
この団体の活動は演奏会の開催にとどまらず、機関紙や研究書の発行にまで
至り、ヨーロッパ全土に多大な影響を与え、今に至ります。この団体が出現
していなければ、我々の音楽史上の価値観は、まったく違ったものになって
いたかも知れません。
この活動の全貌がわかる8枚(+ボーナスCD)が一挙リリースとなります。そ
れぞれのディスクにコンセプトを持たせる編成。現代音楽ファンにとどまら
ず、すべてのクラシカル・ファン待望のBOXです!

47689362 \2080
マルティン・マタロン:
トランペットと管弦楽のためのTrame 5
チェロと管弦楽のためのTrame 3
管弦楽のためのTorito catalan
エリック・アウバー(Tp)
マルク・コピー(Vc)
ロレーヌ国立管弦楽団
指揮:ジャック・メルシエ
録音:2004年9月
2003&04年、マタロンがロレーヌ管のレジデンシャル・コンポーザーだった
期間の代表的管弦楽作品3作をおさめたアルバム。映像作品のサウンドトラッ
クを担当することもある作品群ですが、独立した音楽としても大変存在感の
ある作品です。

4769081 \1350
トム・ウィレム:Enemy in the figure (人影の敵)

4658502 2枚組 \2080
トム・ウィレム:The loss of small detail (小さな項目の喪失)
3月来日予定!フォーサイス・カンパニーのバレエ音楽2タイトル、特別価格
でリリース!
20世紀のダンス・ムーヴメントを革新的に変えてしまったとしてカリスマ的
存在であるフォーサイス・カンパニー。振付師フォーサイスと1984年からチ
ームを組んで音楽を担当してきたのが、トム・ウィレムです。今回は、彼の
作品を2タイトル、特別価格でリリース!

4768416 \1350
スージー・デレール:Lady Paname
1. Du t’ a ! Du t’ a ! (H. Jeanson/G. van Parys) From the
film Lady Paname
2. Je suis une femme un peu… (Tabet/Louiguy) First-released
3. Si l’on est sexy (A. Willemetz-M. Berthet/H. Bourtayre-L.
Rey) First-released
4. Laissez-moi faire (A. Hornez/P. Misraki) From the film
“Atoll K” First-released
5. Un tranger Paris (R. Lucchezi) First-released
6. Oh ! Mon papa (J. Boyer/P. Burkhard) De l’op rette
“Feu d’artifice” First-released
7. Un baiser (A. Hornez/P. Misraki) First-released
8. Napolina (A. Hornez/F. Lopez) From the film “Botta e
risposta”
9. Tu n’peux pas te figurer (P. Misraki) From the film
“Atoll K”
10. A mi, a ti (M. Rivgauche/A. Romans)
11. Je ne demande pas la lune (J. Dutailly)
12. Orange, tabac, caf (R. Chabrier/J. Moutet)
13. Je n’sais comment (L. Boyer/K. Hoschna)
14. Y’a pas trois moyens  (P. Misraki)
15. Danse avec moi (A. Hornez/F. Lopez) From the film
“Quai des orf vres”
16. Les lavandi res du Portugal (R. Lucchesi/A. Popp)
17. La ballade irlandaise (E. Stern/ E. Marnay)
18. La chanson de Gervaise (R. Queneau/G. Auric) From the film
Gervaise
19. Relax (B. Vian/J. Walter)
20. Chandernagor  (G. B art)
21. C’est Kiki (R. Clo rec) From the film Un fil
la patte First-released
Private collection Suzy Delair
22. La gommeuse  (Clo rec) From the film Un fil la patte
First-released
23. Avec son tralala (A. Hornez/F. Lopez) From the film
Quai des orf vres
24. Avec son tralala

4769094 \1350
スージー・デレール:Amoureuses
01. Femmes, que vous tes jolies (Codini - Julsam/E. Favart)
02. La petite Tonkinoise (G. Villard, adapt. H. Christin /
V. Scotto)
03. La matchiche (L. Leli vre P. Triollet/P. Badia)
04. Caroline (L. Benech V. Telly/V. Scotto)
05. Mon c ur est un violon (M. Laparcerie)
06. Le doux caboulot (F. Carco/J. Larmanjat)
07. La Baya (M. Heurtebise/H. Christin )
08. Le temps des cerises (J. B. Cl ment/A. Renard)
09 Fascination (M. de F raudy/F. Marchetti)
10. Frou-Frou (H. Monr al - Blondeau/H. Ch teau)
11. Ah ! C’qu’on s’aimait (L. Boyer/P. Marinier)
12. Reviens (Fragson/H. Christin )
13. Quand l’amour meurt (G. Millandy/O. Cr mieux)
14. Amoureuse (M. de F raudy/R. Berger)
15. Plaisir d’amour (J.P. Claris de Florian/H. Martini)
16. Tout a ne vaut pas l’amour (A. Trebitsch et F. Perpignan)
17. C’est un air populaire
18. Chanson de Fortunio (A. de Musset/J. Offenbach)
19. Viens s’il est vrai From L’Amour masqu
(S. Guitry/A. Messager) First-released
With Andr Claveau
Private collection Suzy Delair
50年代、女優として歌手として一世を風靡したスージー・デレールの初出音
源を多数含んだ復刻盤!
女優として、歌手として、スージーはその生涯のほとんどを撮影所、コンサ
ート・ホール、レコーディング・スタジオ、オペレッタ劇場で過ごしました。
巡り会った誰をも幸せな気分にさせてしまうほどの生まれついてのチャーミ
ングさ!今回のアルバムにも、歌曲、オペレッタ作品からポピュラー作品ま
で幅広く収録されていますが、そのどれもが煌めくような魅力に満ちていま
す。

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06-02 No.14-2

2006年02月17日 18時50分54秒 | Weblog
<Universal Classics (UK)>
9873571 \2080
モーツァルト・アルバム
クラリネット協奏曲 イ長調 K622
クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
パパゲーノのアリア (編曲:ジョンソン&ウェスト)
恋とはどんなものかしら? (編曲:ジョンソン&ウェスト)
アヴェ・ヴェルム・コルプス (編曲:ジョンソン&ウェスト)
エマ・ジョンソン(Cl&指揮)
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団

9866180 \2080
「Voyage」
ルロイ・アンダーソン:クラリネット・キャンディー
パガニーニ:カプリース 24番
ショパン:幻想即興曲
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
スカボロ・フェア(traditional)
エマ・ジョンソン:ジョージ
ジョプリン:エンターテナー
フィンジ:バガテルのフォルラーナ
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
ガーシュウィン:ベニー・グッドマンへのトリビュート 
(ラプソディー・イン・ブルー、Lady be Good、The man I love、I gor
Rhythm)
「主任警部モース」のテーマ
モリコーネ:「シネマ・パラダイス」のテーマ
エイナウディ:パッサージオ
My Love is Like a Red Red Rose (traditional)
チャイコフスキー:秋の歌(四季-10月)
ヴェルディ:運命の力より
ドビュッシー:亜麻色の髪のおとめ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
アーン:いみじき時 (灰色の歌より)
バリー:帰郷
エマ・ジョンソン(Cl)
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団/指揮:ジュリアン・レイノルズ
ジョン・レナーン(Pf) ロルフ・ウィルソン(Vn)
ソリスト及び室内楽奏者として常にクラリネット界の頂点にいるエマ・ジョ
ンソンのUKユニバーサル録音2アイテムです。一枚は、待望のモーツァルト
・アルバム。王道2作品に加え、本人が編曲した小品も加わって、モーツァ
ルト・イヤーにうれしいリリースです。
これに併せまして、もう一枚の小品集も同時リリース。古今東西の名曲がち
りばめられた、珠玉のエンターテイメント・アルバムに仕上がっています。

4763068 \2080
ジョン・ラター 合唱作品集
世界を見ろ、バラの,愛らしいバラの、地球の美しさのための、
光の創造者への賛歌、主よ,我を平和の道具とせよ、深い川、
主は加護し守り給う、輝くように美しいすべての物、ピエ・イエス、
サンクトゥス、クレア・ベネディクション、踊りの神、汝は我の視覚なれ、
ゲールの加護、音楽の贈り物、おお,ウァリー、
私はどこへむかうかを知っている、キール・ロウ、ウィロンの歌、
黄金のまどろみ、サンズ・デイズ・キャロル、メアリーの子守唄
ジョン・ラター
ケンブリッジ・シンガーズ
フォーレの「レクィエム」の校訂を行ったことでも知られ、その印象的であ
まりに美しい旋律で合唱界で絶大な人気を誇るジョン・ラターの合唱作品集。
もちろん、1981年に自らが創設したケンブリッジ・シンガーズによる録音。
コレギウム・レコードという自らのレーベルも保有していましたが、今回は、
UKユニバーサルへの録音&プレス。





<VIRGIN CLASSICS>
VC-3447112 \2080
17世紀イタリア・モテット集(BEATA VERGINE)
グランディ:サルヴェ・レジナ、オ・クアム・トゥ・プルクラ・エス、
オ・インテメラタ*
レグレンツィ:アヴェ・レジナ・コエルム
カヴァッリ:オ・クアム・スアヴィス 
リガッティ:レジナ・コエリ・ラエタレ
カプリオリ:ヴルネラスティ・コル・メウム
フレスコヴァルディ:ピエス・プール・オルグ
サンツェス:スタバト・マテル・ドロロサ
バッサーニ:コルダ・リングア・イン・アモーレ、ソナタ・プリマ
マッティオリ:アヴェ・レジナ・コエロルム
カサティ:サンクティッシマ・ヴィルゴ
コロンナ:オ・コエリ・デヴォタ
フィリップ・ジャルースキー(カウンター・テナー)
*マリー=ニコル・レミュー(コントラルト)
アンサンブル・アルタセルセ
期待されるカウンター・テナー、ジャルースキーの17世紀イタリアのモテット
秘曲集。聖母マリアに捧げられたモテット集、当時の名作曲家達の作品で、最
近ではほとんど聞かれるチャンスのない楽曲。サンツェスの10分に及ぶ大作が
代表的作品で貴重な録音が完成しました。

<EMI FRANCE>
CZS-3519042 4枚組 \3950
LE BAROQUE AVANT LE BAROQUE(「バロック」以前のバロック音楽)
リュリ:テ・デウム/C.コラール(ソプラノ)、他(1953年録音)
シャルパンティエ:真夜中のミサ曲/コラール、他(1954年録音)
ドゥ・ラランド:
デ・プロフンディス/L.ノゲラ(バス)他(1947年録音)
シャルパンティエ:
イエズス会士のミゼレレ/M.アンジェリシ(ソプラノ)(56年録音)
カンプラ:
カンタータ「女性」/G.スゼー(バリトン)、イル・ド・フランス五重奏団他
シャルパンティエ:
メディア(抜粋)/I.コラッシ(メゾ・ソプラノ)、ブーランジェ指揮他
ラモー:
アリア集(「イポリトとアリシ」「ダルダニュス」他より)F.Wend
(ソプラノ)
コラッシ、N.ソートロー(ソプラノ) 他 (1952年録音)
バッハ:
マニフィカト 二長調BWV243/トゥルバ=ラビエ(ソプラノ)
(1948年録音)
バッハ:
カンタータ「神の時は最上なり」/Y.メルヒオル(コントラルト)
(50年録音)
バッハ:
カンタータ「キリストは死のとりことなれり」/ドゥ・ポリニャック
(ソプラノ)他
「バロック音楽」のカテゴリーが存在しなかった50年代の先駆的録音の集大成

CZS-3519222 4枚組 \3950
レオニード・コーガン
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調BWV1043*
バッハ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調BWV1041
*E.ギレリス(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、O.アッカーマン指揮(1955年録音)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト短調OP.12-3
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219
パリ音楽院O.A.ヴァンデルノート指揮(1957年録音)
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6
パリ音楽院O.C.ブルック指揮(1955年録音)
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番、第2番
A.ミトニク(ピアノ)(1955年録音)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ラロ:スペイン交響曲
パリ音楽院O. C.ブルック指揮(1955年録音)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1957年録音)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1956年録音)
パリ音楽院O. A.ヴァンデルノート指揮
以上 レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
巨匠コーガンの金字塔、傑作録音をまとめた4枚組み
51年のエリザベート・コンクール優勝(当時26歳)で一躍世界的注目を浴
びたコーガンの50年代中盤のロンドンとパリでの録音をまとめました。
巨匠ヴァイオリニストの保存版です。






<ACHIPEL>
RPCD0290 \950
ベルリオーズ:幻想交響曲 
クリュイタンス指揮ケルン放送交響楽団 1955年11月7日 初出!
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
ストコフスキー指揮北西ドイツ交響楽団 1952年7月7日 Tahraから発売あり。
良い音質であるとの情報が入っております。日本先行発売決定です。





<CARUS>
83.191 \1850
Sarvatore Sacco(1572-1622頃):ミサ1607
サルバトーレ・サッコの教会合唱曲作品
パオロ・クァリアーティのオルガン作品
ヴィンセンゾ・ディ・ドナート指揮
テンプルム・ムジカーレ 2003年録音
イタリアで生まれ。後にローマでパレストリーナに学んだ作曲家兼オルガニス
ト。16-17世紀イタリア・ポリフォニー音楽の開拓者として評価されてい
る。その作品はシンプルでエレガントである。
サッコの10の教会合唱曲の間に収録されているクォリアーティの明るく清ら
かな旋律が特徴的なオルガン作品と合わせて、鮮やかな色彩によって描かれた
その時代のヴェネツィア派絵画を眺めているような気分にさせられる美しい
アルバムです。

83.240 \1850
ヨハン・アドルフ・ハッセ:Missa ultima in g
ルートヴィヒ・ギュトラー指揮Virtuosi Saxoniae
ザクセン・ヴォーカル・アンサンブル 2005年録音 ライヴ
ソリスト:エリザベート・ヴィルケ、エクベルト・ユングハンス 他
ドイツに生まれ、ナポリで学びドレスデンの宮廷楽長としてナポリ楽派様式に
る多くの歌劇を作曲したハッセによる劇的なミサ曲をトランペット奏者として
も名高いギュトラーの端正な指揮でお楽しみください。

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06-02 No.13-1

2006年02月16日 15時23分51秒 | Weblog
<OEHMS CLASSICS>
OC548 \1400
ジングフォニカー、ドイツ国民的歌集を歌う
(ジルヒャー、ブラームス、レーガー合唱作品集)
【第1部 愛の思想】
ジルヒャー/「ローレライ」「ターラウのエンヒェン」「おやすみ」、ブラー
ムス/「私の胸の思いのすべて」「美しい乙女よ、私を許して」「目覚めよ、
美しい恋人」「古い民謡」、レーガー/「Trutze nicht」「あこがれ」
【第2部 喜び】
ジルヒャー/「Frisch gesungen」「Burschenlust」「Suss Liebe liebt den
Mai」「Wohin mit der Freud」、ブラームス/「Mein Madel hat einen
Rosenmund」、レーガー/「Das Lieben bringt gros Freud」「Ich geh durch
einen grasgrunen Wald」
【第3部 別れ】 
ジルヒャー/「Abschied 」「Lebewohl」「3つの小さいばら」「菩提樹」、
ブラームス/「別れの歌」「別れ」、レーガー/「Ach Baumchen, du stehst
grune」
【第4部 別離】 
ジルヒャー/「不貞」、ブラームス/「Die Sonne scheint nicht mehr」「嘆
きの谷に角笛を吹く」「Es steht ein Lind in jenem Tal」、レーガー/「Ich
hab' die Nacht getraumet」「Verlorenes Lieb' 」「Der Tod als Schnitter」
あの有名な歌曲「ローレライ」の作曲者、フリードリヒ・フィリップ・ジル
ヒャーの歌曲、そしてブラームスとレーガーの、現在でも良く歌われている
歌曲集を、とてもみずみずしく心温まる、男声6人による素晴らしいハーモニ
ーで聞かしてくれます。

OC558 \1400
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番Op.36、 
コレルリの主題による変奏曲、幻想的小曲集Op.3、
ベルント・グレムザー(p)
1967年ドイツ生まれ。ザールランド大学でギーゼキングの直弟子ヴィターリ・
マルグリスに師事する。1981年以降、コルトー、ルービンシュタイン、チャイ
コフスキーなど、17以上の国際コンクールに入賞し、早くから批評家達の注目
を集めた。各地の主要音楽祭にも出演、これまでにシューベルティアーデ、コ
ロラド音楽祭、ルール・ピアノフェスティバル、メニューインフェスティヴァ
ル、ルツェルン国際音楽祭、ラインガウ、ブランデンブルク等のフェスティ
ヴァルに登場。 バロックから現代音楽にいたるまで幅広いレパートリーを誇
るが、リスト、ゴドフスキー、ブゾーニ、ラフマニノフ等19世紀後半から20世
紀前半に活躍した作曲家の難曲を好み、中でもラフマニノフを最も得意として
いる。NAXOSにも録音が多く、評価も高い。世界各地の音楽祭に出演し、コン
サート活動もヨーロッパを中心にその範囲を広げつつある。 2003年ドイツ連
邦共和国大統領より最高の栄誉である功労十字勲章を授与された。

OC549 \1400
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
第1番K.80, 第15番K421, 第19番K465
ザルツブルク・モーツァルテウム弦楽四重奏団
初代モーツァルテウム弦楽四重奏団は1930年に結成されましたが、1955年に
はパウムガルトナーがイニシアチブをとり、モーツァルテウム管弦楽団の主
席奏者からなる弦楽四重奏団となっています。1998年からはモーツァルテウ
ム財団より任命された、コンサートマスターでもあるマルクス・トマジがリ
ーダーとして演奏活動を行っており、ザルツブルク音楽祭だけでなく、ヨー
ロッパの音楽祭などの客演としての演奏活動。彼らの演奏はもちろんモーツァ
ルトなどの古典的作品だけでなく、オーストリアの現代作曲家の作品を数多
く初演も行っています。昨年よりこの弦楽四重奏団として単独コンサートを
行うようになり、結成されて短い期間ながら絶賛を浴びています。このアル
バムでは、スダーン&ボルトンによるシリーズ「ザルツブルクからのモーツァ
ルト」の一環ですが、スダーン&ボルトン的オリジナル楽器演奏要素も加え
ながら、古典的な演奏でホッとさせられる和やかな演奏が特徴です。これこ
そ新・モーツァルト室内楽演奏といえるでしょう。

OC606(SACD-Hybrid) \1900
「オルガン・スペクタキュラー」
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565、 
ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲、
ニーノ・ロータ:オルガン・ソナタ、 
J・ウィリアムズ:スターウォーズ組曲、 
ヴィエルヌ:ファントム
ハラルド・フェラー(org)
H・フェラーは、1951年ミュンヘン生まれ。ミュンヘン芸術大学でオルガンを
学び、パリでマリ・クレール・アランの教会音楽を学んだ。ドイツで奨学金
を得、1979年にミュンヘン、ベルリン、ニュルンベルクの国際コンクールで
優勝。1980年オランダ・ハールレムでのオルガン即興コンクールで優勝し、
1983年よりミュンヘン芸術大学教授を務める。彼はもちろん古典的オルガン
作品も多く演奏するが(CALIGなどに多数録音)、様々なテレビや映画音楽の
作曲と演奏を行い、絶賛を浴びている。この録音では、彼のそうした得意な
作品を収録。そしてSACDマルチチャンネルの特性をいっぱいに引き出し
た(録音は、バイエルン放送録音技術研究部が担当)録音でもあります。


<ARTE NOVA>
82876640162 \650
モーツァルト:ピアノ協奏曲25&27番、ロンドK386
フランク・ベールマン(指揮)バンベルク交響楽団
ピアノのすみずみまでを知り尽くした彼の音楽は、”音と音の間の持つ意味”
を大切にしている。もちろんCDでもその意図は、はっきり聞き取ることがで
きる。まるで声を出して歌うかのような演奏、特にドラマティックに盛り上
げる部分での様子は印象的で、それは外面的な効果を狙うよりも、作品の構
造を丁寧に描いていった結果、素晴らしく充実した音楽が出来上がったので
あろう。そして、ピアノとオーケストラの掛け合い、弦や管楽器たちとの対
話も絶品。モーツァルトを聴く喜びがひしひしと伝わってくるはずだ。彼の
美音が心行くまで堪能できるだろう。
キルシュネライトは1962年、ドイツのドルトムンド/ヴェストファーレンに
生まれ、アラウ、マイセンベルグ、ゲルバー、ペライアらに師事する。87年
ボン、ドイツ音楽コンクール優勝、ゲザ・アンダ国際コンクール入賞。その
後世界各国のフェスティバルなどにレギュラー出演している。また、室内楽
でも非凡な才能を発揮しており、テツラフ等とのデュオやトリオの演奏を幅
広く行っている。これまでにバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ブゾー
ニ、メンデルスゾーン、シューマンなどのCDを発売。97年以来、ロストック
音楽大学のピアノ科教授を務めている。日本でも毎年、彼による マスターク
ラス&コンサートが開催されるが、その熱のこもったマスタークラスは大変
好評で、 昨年もすばらしく熱い演奏を聴かしてくれました。 
[録音] 2005年9月


<ARS MUSICI>
AM13962 \1400
ジィリ・シュッツの「変奏曲の魅力」
モーツァルト/「デュポールの主題による変奏曲」K.573、
メンデルスゾーン/「厳格な変奏曲ニ短調」Op.54、
ブラームス/ 「ヘンデルの主題による変奏曲」、
バッハ(ブゾーニ編)/「シャコンヌ」
ジィリ・シュッツ(p)
1974年ベルリン生まれのジーリ・シュッツによる、変奏曲形式の作品を4曲収
録したアルバム。1991年、アバド&ベルリン・フィルとの共演で衝撃的なデ
ビューを飾る。(曲はモーツァルトのピアノ協奏曲第24番)以降、数々のオー
ケストラとの共演や、ピアノ・フェスティバルへの出演など、精力的に演奏
活動を行っている人である。今回のアルバムは「変奏曲の魅力」と題された
1枚。一つの主題を様々に変化させていく“変奏曲”は、奏者のセンスと力量
が問われるジャンルで、下手をすると「限りなく退屈」に陥ってしまう危険
な領域なのである。彼女はモーツァルト、メンデルスゾーン、ブラームス、
そしてブゾーニ編曲のバッハの「シャコンヌ」を選び出し、各々の曲の魅力
を次から次へと紡ぎ出してくれるのだ。これは本当に魅力的。

AM14012 2枚組 \2800
リスト:「巡礼の年」(全曲)
ホー・スー・ヨン(p)
ソウル生まれの期待のピアニスト、ホー・スー・ヨンによるリストの難曲。
日本ではほとんど無名だが、ジンマンやアダム・フィッシャーとの共演や、
ヨーロッパ各地での演奏を重ね、韓国、ドイツではトップ・クラスの実力、
人気を誇る人。彼女が挑むのは、難曲で知られるリスト「巡礼の年」全曲で
ある。通常「第1年スイス」と「第2年イタリア」はよく演奏され、CDも多い
のだが、リスト晩年に作曲された「第3年」はあまり演奏されることもなく、
もちろん録音も多くない。(わずかに“エステ荘の噴水”が知られるだろう
か)それゆえ、全曲を演奏するためには充分すぎるほどの超絶技巧に加え、
深遠で難解な音楽性に対する共感も必要なのである。彼女の演奏は、明るさ
と渋さを兼ね備えた力強いもの。“オーベルマンの谷”などでの迫力、そし
て“葬送行進曲”での胸をえぐるような叫び。これは申し分のない演奏だと
思う。

AM13792 \1400
ユラ・マルグリス 
ライヴ・オン・ザ・ホロヴィッツ・スタインウェイ
シューベルト/即興曲 D935-3、
リスト/ピアノ・ソナタ ロ短調、
ラフマニノフ/前奏曲 Op.23-4&5、
スクリャービン/ピアノ・ソナタ第5番、
モシュコフスキ/「花火」
ユラ・マルグリス(ホロヴィッツのピアノを使用)
一部の「通」のピアノマニアの間で、ひっそりと話題になった盤からの再発。
ロシア生まれのマルグリスは、ブゾーニ国際コンクールにも入賞歴のある実
力派。指導者としても知られ、1998年から始まった“別府アルゲリッチ音楽
祭”のマスタークラスでは、彼女の助手としても活躍。ご存知の方も多いだ
ろう。このアルバム、以前別装丁で発売されていたことがあり、「ホロヴィ
ッツのピアノを使用したこと」でも、当時のピアノ好きの間で話題となった
1枚である。選曲もホロヴィッツを意識してか、リストやラフマニノフ、スク
リャビンなどで構成されている。最後に収録された「火花」がチャーミング。

AM13852 \1400
ヴォルフガング・リーム:クラリネットのための作品集
「クラリネット五重奏のための4つのスタディ(2002)」、
「独奏クラリネットのためのVier Male(2000)」
イェルク・ヴィードマン(Cl) ミンゲ四重奏団
イェルク・ヴィードマンは1973年ミュンヘンに生まれ、ミュンヘン音楽大学
とジュリアード音楽院にてチャールズ・ナイディックに師事したクラリネッ
ト奏者であり作曲家でもあります。特に現代音楽の演奏には定評があり、リ
ームをはじめ様々な現代を代表する作曲家たちが、彼のために作曲している
ほどです。クラリネット五重奏は、非常に美しくロマンティックな音楽。和
声も整っていており、ヒーリング的要素も多い作品で、吉松隆風メロディも
多い。2002年のリーム・プロジェクトで来日し好演を残したミンゲSQが見事
にサポートしている。独奏クラリネット作品は、もっと前衛的でひたすらク
ラリネットが一つの音の音色を変えながら吼えている風の作品で、クラリネッ
ト・マニアでは話題となった作品です。

AM14042 \1400
「クセニア・ナラティ・プレイズ・ムーンドッグ」
Moondog(Louis Hardin)/「Art of Canon」より7曲、
「Elf Dance」「Troubadour Harp Book,Pastrale」「Sea Horse」「Chaconne
in A」「Mazurka」「Fleur de Lis」、レスピーギ/「リュートのための古風
な舞曲とアリア」より3曲、カベソン/「パヴァーヌと変奏」、パレーロ/「ロ
マンス」、ムダーラ/「幻想曲」
クセニア・ナラディ(ハープ)
Moondog独自のミニマルでクラシックでジャズで現代音楽的な楽曲を、ハープ
で感動的に演奏。ルネッサンス時代の作品と、レスピーギの作品を交えて演
奏され、悲しくも美しく繰り広げられるアルバムです。ジャンルを超えた崇
高なヒーリングとしてもご堪能できるはず。
Moondogは、演奏家としてストリート・ミュージシャン。つまり吟遊詩人(ト
ルバドール)的演奏作曲家でもあったこと。そして彼の音楽のルーツは中世
ルネサンス音楽にあったのだ。そこでナラティは、彼の音楽をハープで演奏
してみたが、それは本当に違和感の無い中世ルネッサンス音楽に近いもので
あった。また、レスピーギの作品の原曲はルネッサンス時代のリュート作品
をピアノに編曲(その後オーケストラ編曲)したものである。それと同じよ
うに、Moondogはピアノやオルガンを演奏していたが、逆のパターンでハー
プ(リュートの音色に最も近い楽器)で演奏することは全く自然であったの
で、ここに収録したのです。
【ムーンドッグ(本名ルイス・トーマス・ハーディン(Louis Thomas
Hardin))】アメリカ・カンサス州マリーズヴィルに1916年生まれ。16才の時
に彼の手の中で爆薬が爆発し失明。1933年にセントルイスにあるミズーリ盲
学校時代に作曲家を目指そうと決意し、クラシック音楽をききはじめトレー
ニングを始める。1943年ニューヨークで生活を始め、1947年になるころムー
ンドッグというペンネームを使い始める。1943年から1970年初めまで、彼自
分でローブやサンダルを着てバイキングのヘルメットをかぶり、写真のよう
な姿でマンハッタンでストリート・ミュージシャンをしていた。彼の作り出
す音楽はジャズ風味のアクセントの効いた小さな交響楽的音楽で笛や、自作
のパーカッションなどで構成されています。1960年も末になると彼はビート 
ジェネレーションの世代の代表としてまたとりあげ始められます。ジャニス
・ジョプリンは彼の歌をとりあげ多くのテレビ番組に出演した。最近、若人
にも彼の才能が新たに見出されてきている。

AM13942 \1400
ロマン派・三重奏曲集
ウェーバー/三重奏曲 Op.63、 ルイーズ・ファランク/三重奏曲 Op.45、
メンデルスゾーン/三重奏曲 Op.49
トリオ・ヴィーク 
(クリスティアーナ・ファスベンダー(fl)、ユスタス・グリム(Vc)、
フローリアン・ヴィーク(p))
ルイーズ・デュモン・ファランク(1804年パリ生~1875年)は、当時数少なか
った女性作曲家で、数多くの室内楽、ピアノ曲、交響曲、管弦楽、そして歌
曲を作曲。ここに収録されたこの曲は、極めて詩情豊かな、優しいメロディ
に溢れた作品で、フランス的というよりは、クララ・シューマンやファニー
・メンデルスゾーン同様に女性ドイツロマン派的な優しさと哀愁を併せ持っ
たような素晴らしい音楽。メンデルスゾーン作品の最終楽章は、3人が弾きま
くりの大熱演です。
ここで演奏する3人は、ドイツ音楽コンクールで優勝した仲間たちで結成され
たアンサンブル。フルートのC・ファスベンダーは、モーツァルテウム音楽院
を主席で卒業後、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団、バイエ
ルン放送SOのフルート奏者を務めた後、ベルリン・コミッシェ・オパーの首
席を務めている。

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06-02 No.13-2

2006年02月16日 15時23分08秒 | Weblog
<PentaTone>
PTC 5186 088(SACD-Hybrid) \2850
W・A・モーツァルト:
ドナウシンゲン・ハルモニームジーク-
歌劇《後宮からの逃走》K.384からの管楽合奏版
バスティアン・ブロムハート(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティンイン・ザ・フィールズ・ウィンド・
アンサンブル
“ドナウシンゲン・ハルモニームジーク”とはモーツァルトの名作の1つとし
て親しまれている歌劇《後宮からの逃走》K.384をベースとして、作曲者自身
がハルモニームジーク(管楽合奏版)へ編曲を行った作品のことである。
そんな“ドナウシンゲン・ハルモニームジーク”は1782年にモーツァルトが
父レオポルドに宛てた手紙の中でその存在を伝えているものの、肝心の楽譜
が所在不明となり今日まで作品の全容が謎とされてきた。
しかしこの作品の楽譜をオランダの音楽学者であり指揮者としても活躍して
いるバスティアン・ブロムハートが、ドナウシンゲンに在るフュルステンベ
ルク宮廷図書館で遂に発見!この歴史的発見により、今回のロンドン・ヘン
リー・ウッド・ホールで行われた録音が実現の運びとなった。
レコーディングでは楽譜の発見者であるバスティアン・ブロムハート自らが
タクトを執り、サー・ネヴィル・マリナーとのコンビで様々な名演奏を残し
ているアカデミー・オヴ・セント・マーティンイン・ザ・フィールズの管楽
セクションと60分34秒に及ぶハルモニームジークを存分に再現!
PentaTone Classicsがモーツァルト・イヤーという絶好のタイミングで贈る
超強力タイトルは音楽史にも足跡を残すであろう注目盤。





<WIENER PHILHARMONIKER LIVE>
WPHL 001 \2950
モーツァルト:交響曲第40番(初出)
シューマン:交響曲第4番(DG既発)
カラヤン、ウィーンフィル
1987年5月24日

WPHL 002 \2950
モーツァルト:交響曲第40番
シューベルト:交響曲第6番
ムーティ、ウィーンフィル
2000年4月2日

WPHL 003 \2950
モーツァルト:交響曲第34番
R.シュトラウス:交響詩「ドンファン」
ベーム、ウィーンフィル
年代不明




<BRILLIANT>
BRL-92886 2枚組 \990
ハイドン:弦楽四重奏曲全集第1巻
Op.9 No.1-6
ブッフベルガー弦楽四重奏団

BRL-92889 2枚組 \990
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集第2集
G.271-276
ラ・マニフィカ・コムニタ

BRL-7614 2枚組 \990
プロコフィエフ:バイオリン作品全集
F.P.ツィンマーマン
マゼール、ヤンソンス、他

BRL-92883 3枚組 \1480
ドヴォルザーク:合唱・二重唱曲全集
プラハ・シンガーズ
スタニスラフ・ミストル

BRL-7656 2枚組 \990
ロシア正教音楽集
パリ・アレクサンダーネフスキー大聖堂合唱団
エヴェツ

BRL-93025 14枚組 \6090
モーツァルト:鍵盤音楽作品全集
バルト・フォン・オールト

BRL-92888 6枚組 \2880
中世、世俗曲/舞曲集
ベッティーナ・ホフマン
モード・アンティコ





<DEMUSICA>
DEMUSICA 102 \2250
J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集より、他
イエルク・デムス(フォルテピアノ)

DEMUSICA 152 \2250
シューマン:子供の情景、女の愛と生涯、他
平松英子、イエルク・デムス







<CLASSICO>
CLASSCD5011/12 2枚組 \2700
ワーグナー:「ローエングリン」
(前奏曲,第1幕第2場・第3場、第2幕第1場・第2場、第3幕)
録音:1953年2月22日 デンマーク王立歌
劇場におけるライヴ(モノラル)
エーリヒ・クライバー指揮
デンマーク王立歌劇場管弦楽団&合唱団
エリク・ショーベルイ(ローエングリン)、ドロシー・ラルセン(エルザ)、
ホルガ・ビルディンク(フレデリク)ほか
エーリヒ・クライバーのローエングリンのデンマーク・ライヴが突如発売に
なりました。CLASSICOはデンマーク王立歌劇場の音源をCD化しておりますが、
全曲ではないとはいえ大物の演奏が発売になりました。E.クライバーは実演
ではワーグナーをかなり演奏しておりましたが、録音はあまりありません。
ローエングリンも他にまとまって出たことがない大変貴重な録音です。

CLASSCD633 \1850
「ロセッティ/4つのハーモニームジーク-管楽アンサンブルのための音楽集」
アントニオ・ロセッティ(1750-1792):
パルティータ へ長調、六重奏曲 変ロ長調、
四重奏曲 変ホ長調、パルティータ 変ホ長調
スイス・ウィンド・ソロイスツ
録音:2004年
ロセッティは1750年に北ボヘミアのライトメリッツに生まれ宮廷楽士として
当時のヨーロッパで名声を博した。生涯に43の交響曲を始め多数の宗教楽、
室内楽を作曲した。ハイドン、モーツァルトを思わせる典型的な古典派の様式
で書かれている。スイス・ウィンド・ソロイスツはチューリヒ歌劇場管弦楽団
とチューリヒ・トーンハレ管弦楽団のメンバーから構成されている。

CLASSCD638 \1850
ニールセン:ヴァイオリン協奏曲、
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス(世界初録音)、
「アラジン」組曲(当シリーズ初登場)
ダグラス・ボストック指揮
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
マルコム・スチュアート(Vn)
録音:2003年
北国の巨人作曲家の歩みのごとくボストックの新ニールセン・エディションも、
ゆっくりとしかし着実に大地を踏みしめながら進行している。今ここにその最
新盤(といっても2003年の録音)をお届けしよう。初期作品「ロマンス」はこれ
が世界初録音となる。他の2作品も当シリーズ初登場。シリーズを集めている
人もそうでない人もぜひ揃えておいて損はなし。ソリストのスチュアートはロ
イヤル・リバプール・フィルのコンサート・マスターを勤める他、ソリストと
して数々のオーケストラと共演している。今後はバーバー、コルンゴルトの協
奏曲、バーンスタインのセレナードの録音が予定されている。

CLASSCD651 \1850
トリアーデ/ピアソラのタンゴ(アラン・シャヴァヤAlain Chavaillaz編)
リベルタンゴ、アディオス・ノニーノ、フラカナパ、五重奏のための協奏曲、
オブリヴィオン、レバシオン、バンドネオン、ジタ、ウィスキー、エスコラソ
トリアーデ(triade)
録音2005年
トリアーデは1997年に最初3人の演奏家によりスイスで結成され、後に四重奏
に拡大、そして今のフルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ
の編成に落ち着いた。、アストル・ピアソラのナンバーを得意としており、
メンバーのシャバヤにより編曲されたヨーロッパ風に磨き上げられた超シッ
クなピアソラは実にお洒落!

CLASSCD656/657 2枚組 \2700
J.S.バッハ:6つのパルティータ
(クラヴィーア練習曲集第1部) BWV825-830
CD1)第1番/変ロ長調、第3番/イ短調、第4番/ニ長調
CD2)第2番/ハ短調、第5番/ト長調、第6番/ホ短調
スヴェレ・ラルセン(Pf)
録音:2004-2005年
ラルセンは1964年生まれ。デンマーク王立音楽院で学んだ後、ハンガリーの
リスト音楽院でアンドラーシュ・シフ、デジュ・ラーンキ、ゾルタン・コチ
シュに師事した。粒のそろった美しい音を弾くピアニストでモダンな清々し
いバッハである。なおラルセンは当レーベルにイギリス組曲も録音している。
(CLASSCD440/441)

CLASSCD658/659 2枚組 \2700
アストル・ピアソラ:
オペリータ「ブエノス・アイレスのマリア」
トリアーデ(triade)【マリアナ・レウェルスキ(Vocal)、クリストフ・ロディ
(Fl)、アラン・シャヴァヤ(Cl)、マルク・パクァン(Vn)、オルフィリア・
セ・ヴェガ(Vc)、アテナ・カルテ(Pf)】
録音2004年
ピアソラを得意とするスイスの室内アンサンブル、トリアーデがピアソラのオ
ペラ「ブエノス・アイレスのマリア」に挑む。音の透明度と機動性が爽快。ブ
エノス・アイレスのマリアといえばミルバの名唱が忘れがたいが、ヴォーカル
を担当するマリアナ・レウェルスキのアンニュイな色気を持った声が人生の哀
歓を見事に表現しきっている。

CLASSCD660/661 2枚組 \2700
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
CD1)第1番へ長調、第2番ト短調
CD2)第3番イ長調、第4番ハ長調、第5番ニ長調
モルテン・ツォイテン(Vc)
アメリー・マリング(Pf)
録音:2005年
モルテン・ツォオイテン(モーテン・ソイテン)は1951年生まれのデンマーク
を代表するチェリスト。ポウル・トゥルトゥリエに師事後ソロと室内楽で国際
的に活動している。ピアノのマリンクとは常にデュオを組んで活動している。
CLASSICOやKONTRAPUNKTレーベルに録音がある。CLASSICOから出ていたバッハ
の無伴奏チェロ組曲(CLASSCD104-5)は高い評価を得ています。

CLASSCD662 \1850
グリーグ:19の抒情小品集
(室内アンサンブルのための/ヤコブ・ウェスト編)
1.小人の行進 2.夜想曲 3.スケルツォ 4.秘密
5.彼女は踊る 6.アルバムの綴り 7.羊飼いの少年
8.ノルウェーの農民行進曲 9.幻影 10.ゆりかごの歌
11.春に寄す 12.農夫の歌 13.山の夕べ
14.感謝15.小川 16.夢想 17.家路 18.郷愁
19.トロルハウゲンの婚礼の日
デンマーク室内アンサンブル(フルート、クラリネット、トランペット、
ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
録音:2004年
グリーグが生涯に渡って書きつづけたピアノ小品集「抒情小品集」は、そのい
くつかが作曲家自身の手で管弦楽化されているが、他人の編曲とはいえこれだ
けまとまって編曲されたことはない。しかもフル編成のオーケストラではなく
室内アンサンブルなので原曲のこじんまりしたテイストを残しつつ、より色彩
豊かな世界が展開される。さながら小さな田園絵画を見てるようです。

CLASSCD663 \1850
クリストファー・シンプソン(1605-1669):
ザ・マンス(12ヶ月)-3つのヴィオールとオルガンのための
ブーラスク(Bourrasque)
録音:2005年
シンプソンは1605年に北ヨークシャーに生まれたヴィオール奏者、作曲家。
それぞれ月の名前が付けられた12曲からなるファンタジアはいわばイギリス版
「四季」。しかしヴィヴァルディのそれとは違って終始、穏やかで雅やか。
演奏の「ブーラスク」はデンマークのガンバ奏者のモーゲン・ラスムッセンと
スウェーデンのレイフ・ヘンリクソンによって1990年に結成された3人のヴィ
オールとオルガン奏者のアンサンブルです。以来、17世紀、18世紀のデンマー
ク、スウェーデンの音楽を中心にコンサートと録音を行っている。

CLASSCD669 \1850
グリーグ:
弦楽四重奏曲 ト短調
(アレクサンドル・ルーディン編による弦楽オーケストラ版)
チェロ・ソナタ イ短調
(アレクサンドル・ルーディン編による協奏曲版)
アレクサンドル・ルーディン(指揮、Vc)
リン・タオ(指揮)
ムジカ・ヴィヴァ・アカデミック室内管弦楽団
録音:2004年
以前別のレーベルで同様の企画がありましたが、それとは別の編曲が登場で
す。チェリストで指揮者のアレクサンドル・ルーディンは1960年生まれ。チェ
リストとしてはナクソス、メロディア、オリンピア、テュードアに多数録音し
ている。基本的に音の画家であるグリーグは管弦楽曲を得意としており室内楽
は決して多くはない。その中でもとりわけオーケストラ的な可能性を秘めてい
るこの2作品に着目したルーディンが自ら編曲、演奏したもの。特にチェロ・
ソナタは実にダイナミックなアレンジで、ドヴォルザークかエルガーのチェロ
協奏曲に勝るとも劣らない大迫力!

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06-02 No.12-1

2006年02月15日 11時41分11秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
VC-3447062 \2080
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
(以上カデンツァ:ファビオ・ビオンディ)
ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン&指揮)
エウローパ・ガランテ
ビオンディが意欲的なアプローチで天才に捧げる新境地
ヴィヴァルディの演奏に関して世界的に評価されているビオンディが記念の年
に初めて取り組んだモーツァルトの協奏曲、見逃せないリリースです。




<EMI CLASSICS>
●GEMINI(DOUBLE-FORTEからの移行分)
CZS-3507982 2枚組 \1450
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第1番-第3番
ピアノ三重奏曲第7番「大公」 他
バレンボイム(ピアノ)、ズーカーマン(ヴァイオリン)、
デュ・プレ(チェロ)

CZS-3508072 2枚組 \1450
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第5番「幽霊」、第6番
「カカドゥ」変奏曲、チェロ・ソナタ第3&5番
バレンボイム(ピアノ)、ズーカーマン(ヴァイオリン)、
デュ・プレ(チェロ)

CZS-3508192 2枚組 \1450
シューマン:
ピアノ五重奏曲Op.44
弦楽四重奏曲第1-3番
ツァハリアス(ピアノ)、ケルビーニ四重奏団

CZS-3508242 2枚組 \1450
ムソルグスキー/ラヴェル編:展覧会の絵、他
リムスキー=コルサコフ:シェエラザード、スペイン奇想曲
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、
ヤンソンス指揮

CZS-3508332 2枚組 \1450
SWEET POWER OF SONG
ベートーヴェン:アイルランドの歌(4曲)、
シューマン:「子供のための歌のアルバム」Op.79より4曲,
ブラームス:4つの二重唱Op.61 他全48曲
ロット(ソプラノ)、マレイ(メゾ・ソプラノ)、ジョンソン(ピアノ)

CZS-3508422 2枚組 \1450
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
ボニー(ソプラノ)、ブロホヴィッツ(テナー)、
ルーテリンク(バス)、
ヴィーンス(ソプラノ)、ベーア(バリトン)、南放送局合唱団、
シュトゥットガルト放送局交響楽団、マリナー指揮

CZS-3508642 2枚組 \1450
ベートーヴェン:七重奏曲Op.20, 管楽八重奏曲Op.103
メンデルスゾーン:八重奏曲Op.20、 
シューベルト:八重奏曲D.803
ロンドン・メロス・アンサンブル

CZS-3508492 2枚組 \1450
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1-3番、
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番
ギレリス(ピアノ)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、マゼール指揮

CZS-3508542 2枚組 \1450
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1-6番
ズーカーマン(ヴァイオリン)、バレンボイム(ピアノ)

CZS-3508592 2枚組 \1450
ドヴォルザーク:交響曲第7-9番「新世界より」他
フィルハーモニア管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ジュリーニ指揮

CZS-3508692 2枚組 \1450
バルトーク:ピアノ作品集
ベロフ(ピアノ)

CZS-3508792 2枚組 \1450
クライスラー:ロマンス、愛の悲しみ、愛の喜び、才たけた貴婦人 他
パガニーニ:無窮動、パデレフスキ:メロディ、
パガニーニ:カプリース第20番 他全42曲 
パールマン(ヴァイオリン)、サンダース(ピアノ)

CZS-3508842 2枚組 \1450
メンデルスゾーン:エリア
ケルン・ギュルツェニッヒ・フィルハーモニー管弦楽団
コンロン指揮

CZS-3508892 2枚組 \1450
ロッシーニ:序曲集
「絹のはしご」序曲他/ジェルメッティ指揮、
「コリントの包囲」序曲/シッパース指揮
「ウィリアム・テル」序曲/ガルデッリ指揮、
「セビリアの理髪師」序曲/グイ指揮
「シンデレラ」序曲/セラフィン指揮、
「泥棒かささぎ」序曲他/ビーチャム指揮 他

CZS-3508942 2枚組 \1450
シューベルト:ワルツ全集
ボルドーニ(ピアノ)

CZS-3509002 2枚組 \1450
シューマン:
ばらの巡礼/フリューベック・デ・ブルゴス指揮
レクイエム/クレー指揮
ミサ曲Op.147/サヴァリッシュ指揮

CZS-3509052 2枚組 \1450
バッハ:協奏曲ヘ長調(BWV1053より)、ハ長調(BWV1055より)他
テレマン:協奏曲ホ短調、ニ短調、ヘ短調、ハ短調、
ヴィヴァルディ:
協奏曲イ短調、ハ長調、二長調、ニ短調、ヘ長調、変ロ長調 他 
デ・ヴリース(オーボエ)

CZS-3508742 2枚組 \1450
ショパン:
ワルツ集、即興曲集/アニエヴァス(ピアノ)
練習曲集/ガヴリーロフ(ピアノ)
3つの新しい練習曲/ラヴァル(ピアノ)、
子守歌/バレンボイム(ピアノ)  他

CZS-3509172 2枚組 \1450
モーツァルト:
交響曲第29-31番、33番、34番、38番、39番
イギリス室内管弦楽団、バレンボイム指揮

CZS-3509222 2枚組 \1450
モーツァルト:交響曲第32番、35番、36番、40番、41番
イギリス室内管弦楽団、バレンボイム指揮





<TESTAMENT>
SBT4 1392 4枚組 \7400
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」全曲
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート;T)、
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ;S)、
ハンス・ホッター(さすらい人;Bs)、
グスタフ・ナイトリンガー(アルベリッヒ;Bs)、
パウル・クーエン(ミーメ;T)、
ヨーゼフ・グラインドル(ファフナー;Bs)、他
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年7月26日(Tue)、バイロイト ※ステレオ録音
技術革新がめざましかった20世紀、音楽史における「月面着陸」ともいえる、
初のステレオ「リング」が遂に全貌を現す!まずは、最高のワーグナー歌手
が揃いも揃った「ジークフリート」からリリース開始!世界初のステレオで
の「ニーベルングの指環」録音は、1958年から1965年に行われたショルティ
/カルショウによるスタジオ・セッションではありません。55年夏のバイロ
イト・ライヴが、なんと全編ステレオで残されていたのです。指揮はヨーゼ
フ・カイルベルト。プロデューサーは、ピーター・アンドリューでした。
デッカと、当時デッカのドイツ支社ともいえたテルデックの気鋭のエンジニ
アがチームを組み、ステレオ録音自体が大変珍しかった時代に、なんと「指
環」全曲の録音を試みたのです。ノイマンM49マイクロフォン6本を使用して
の録音は、しかしながらある意味「賭け」でもありました。一回設置された
マイクは一度演奏がはじまれば二度と触れることができなかったからです。
6本のうちの3本は、照明固定用のバーに一緒に吊り下げられ、舞台上20フィ
ートにありました。これらが集約されたのが、6チャンネル・ミキサーST2。
そして2台のAEG TR9テープ・レコーダーに、人類初のステレオ・リングは収
められたのです。これらの試みは、奇跡的としか言い難いほどにことごとく
成功し、近年の録音と言われれば信じてしまうばかりの瑞々しさで、55年の
リングを今に伝えています。55年の夏、「指環」は2チクルス演奏されまし
た。デッカのこの実験的な試みは、1回目のチクルスにおけるヴァルナイ、
ブロウェンスティーン、ウーデ(それぞれ2回目には不参加)を録ることに
あったといっても過言ではありません。2回目も歌手の変更以外のところで
はバック・アップに使えたのですが、基本的には本番とオーケストラ・リハ
ーサル及びGP時のテープだけでマスター・テープは完成されています。しか
も、驚くべきことに、この「ジークフリート」においては、たった21箇所と
いう少ないテープ・エディットしか成されていません。これはまさに、いか
に実際の舞台がすばらしかったかのこの上ない証明でもあります。しかしな
がら、周囲の思惑や、EMIまで含んだ複雑な契約上の問題で、この「リング」
がリリースされることは今までありませんでした。特に、カルショウがその
あまりの演奏の完璧さに、自分のプロジェクトへの影響を恐れ、この録音の
封印を強く希望したのが大きな要因でした。
時は流れ、ステレオどころか、マルチ・チャンネルでの録音物が普通に手に
入る時代がやってきました。それでも、この「指環」の絶対的価値はまった
く揺るぎません。それは、「月面着陸」を果たしてもなお、月を見上げて物
思いすることをやめないのと同じく、すばらしい音楽に感動する人類の心は
不変であるからです。装丁は、4枚組ではありますが、プラスチックのマル
チ・ケースではなく、クレンペラー/VPOのBOX同様の美麗紙箱にそれぞれ紙
スリーヴにCDが収められています。このスリーヴ及びブックレットには、英
独の歌詞対訳のみならず、貴重な資料と写真が満載されています。
TESTAMENT社ブラウン氏が「なにより、この素晴らしい音楽を自レーベルで
取り扱うことができたことを神に感謝したい!」というように、愛情と尊敬
の念が結晶したかのようなアート・ワークです。今後、CDでは2006年中に
「ライン」「ヴァルキューレ」「神々のたそがれ」とそれぞれ個別のBOXで
全タイトルを発売します。こちらに関しましては、日本語対訳もついた国内
盤の発売も予定しております。及び、指環全曲のアナログ盤(19LP予定)の
発売も決定しています。こちらは、完全限定品となり、現状では6月頃の発
売を目指しています。総計5アイテムを一挙リリースとなります。





<MD+G>
34113032 \2080
W.A.モーツァルト 鍵盤楽器作品全集 Vol.3
ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 K.311、第7番 ハ長調 K.309
アダージョ ハ長調 K356、12の変奏曲 K.179、 12の変奏曲 K.354
ジーグベルト・ランペ(ハープシコード、フォルテピアノ、クラヴィコード)
昨年から開始された、ランペのモーツァルト鍵盤楽器作品集は、すべての鍵盤
楽器作品をモーツァルトが生きた時代の楽器を使用して再現するという、非常
に興味深い試みです。2006年、モーツァルト・イヤーということもあって、
前2作も多くの注目を浴びています。単に、楽器が違うというだけでなく、
装飾音なども丹念に研究されているのですが、学術的な要素はありつつも、
なにより、モーツァルトの生きた時代そのものにタイムスリップさせてくれ
る感じが聴衆としてはうれしいところ。フォルテピアノの音色がなんともノ
スタルジックに響きます。

60313202 \2080
マーラー:交響曲 第4番 
(エルヴィン・シュタイン編曲版)
クリスティアーネ・エルツェ(S)
トーマス・クリスティアン・アンサンブル
1921年、エルヴィン・シュタインによって完成されたマーラーの交響曲第4番
の室内オーケストラ版は、シェーンベルクが創立した「私的演奏協会」のため
に作られたものです。こうしたムーヴメントには賛否両論あったわけですが、
特にこの4番のアレンジは、19世紀から20世紀への転換(もしくは混乱)を非
常によく映しだしています。オリジナルの交響曲に比べ、より憂鬱な雰囲気を
得た室内オーケストラ版。編成が小さい分、ソプラノの技量がより重要な役割
を担いますが、ここに実力派エルツェ(DGにティーレマンとのカルミナなどが
あります)が起用されているのも大きな聴き所。20世紀初頭、ウィーンを彩っ
た退廃的な美意識を堪能いただけます。

61913742 \2080
ラモー:組曲
(リード系管楽器五重奏のための編曲版)
新クラブサン組曲(またはクラヴサン曲集 第2集)より
勝ち誇った女、鳥のさえずり、めんどり、北風の神
カレファクス・リード五重奏団
過去、「フーガの技法」からショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ」まで
をリード系木管楽器アンサンブルとして録音してきたカレファクス五重奏団
の新作。リード楽器のアンサンブルというだけでも珍しいのに、今回のレパ
ートリーはラモーの組曲。正直、オリジナルのCDを手に入れるのもそれほど
楽ではないのでは・・・?それでも、ラモーの音楽に元々ある斬新さがより
よい形で表現された好演です!

60913752 2枚組 \4160
ヘンデル:歌劇「クレタのアリアンナ」 HWV32
マタ・カツーリ(S)、マリ=エレン・ネジ(Ms)、
イリーニ・カライアンニ(Ms)、マリータ・パパリゾウ(Ms)、
テオドラ・バカ(Ms)、ペトロス・マゴウラス(Bs)
オーケストラ・オブ・パトラス(オリジナル楽器による)
指揮:ジョルジュ・ペトルー
1733年完成のヘンデルの貴重なオペラ全曲録音。大変速いペースで次々に秀
作オペラを作曲し続けたヘンデルでしたが、この「アリアンナ」だけは、非
常に時間をかけて完成させ、その後も数々の訂正を加えています。テセオの
役は、当時、最高の人気を誇ったカストラート、ジョヴァンニ・カレスティ
ーニのために書かれています。しかしながら、ヘンデルが彼の声域を過大評
価していたため、結局、このパートの音域を下げざるをえなかったという逸
話も残っています。
このオペラが完成されたほんの一ヶ月前に、ポルパラもまた「ナッソ(ナク
ソス)のアリアンナ」という歌劇を完成させました。この作品同士は当然、
ライバルとなったのですが、チケットの売り上げは間違いなくヘンデルに軍
配をあげ、「クレタ」が勝利を収めたのでした。
今回のこの録音は、いわずもがなクレタ島を擁するギリシアのオペラ・ハウ
スの精鋭たちによるもの。価格も3for2となっています。

90613636(SACD-Hybrid) \2950
ノルデン、アルプ=シュニトゲル=オルガンの響き
ヴェックマン:マニフィカト2、
バード:パッサメッツォ・パヴァーナ、
ブクステフーデ:
カンツォーネ BuxWV166、イエス・キリスト、汝はたたえられよ、
トッカータ BuxWV155、
J.S.バッハ:バビロン川のほとりで BWV653、トッカータ BWV540/1、
シュリック:汝らの神なるわが神に昇る、
アロウホ:ティエント、
シャイト:エコ・アドマニュアーレ・デュプレクス・フォルテ、
ベーム:ああ、いかにはかなく、いかに空しき
アグネス・ルフテルハント
ティエモ・ヤンセン
17世紀に開花し、いまだオルガン製作のメッカとして知られるノルデンの著
名なルトガーリ教会のアルプ=シュニトゲル=オルガン。東フリージア、最
大にして最重要なこのオルガンは、響きに包まれるゴシック様式の合唱団席
とロマネスク様式のネーブに向かうペダル・タワーを持ち合わせています。
建造物自体が楽器の一部ともいえるオルガンの響きの録音は、オーディオ・
ファイル・レーベルとして名高いMDGの最も得意とするところで、是非に
ともマルチ・チャンネルで体感して頂きたい一枚です。

3023632 \2080
ハイドン:ディヴェルティメント Hob 4:6-11
再発売
パウル・マイゼン(Fl)
エルネ・セベスティアン(Vn)
マルティン・オステルターク(Vc)

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