★ダイレクト・トランスファー CD-R 2024年12月新譜 3点発売★
発売予定:2024年12月下旬~1月上旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
78CDR-3962 ※機械式録音盤(電気式録音以前)を含む復刻音源
唱歌「旅愁」
英語版原曲と犬童球渓訳詞による日本語歌唱
(1)ふるさとと母を夢見て(旅愁の原曲)(J.P. オードウェイ)
エヴァン・ウィリアムズ(テノール)
米Victrora 6321B(1916年3月29日機械式録音)
エヴァン・ウィリアムズ(1867-1918)は米オハイオ州生まれのオラトリオ歌手。
生涯に約100枚のSPレコードを米VICTORと英HMVに残した。
(2)旅愁(独唱)
杉本阿さ子(歌)、湯前純親(伴奏)
ニットー・レコード 389B (1922年発売)(機械式録音)
演奏者の経歴は不詳。ニットー・レコードは大正期にあった大阪の会社。
(3)旅愁(少女小曲)
村山道子(歌)、豊田義一(ハーモニカ伴奏)
ニッポノフォン 15939A (1925年12月発売)(機械式録音)
村山道子(1904-1990)は大正中期に童謡歌手としてデビュー。長じてソプラノ歌
手として活躍した。
(4)旅愁(犬童球渓訳詞)
植村輝子(歌)、松島ツネ子(ピアノ)
コロムビア 25658(1929年10月発売)
植村輝子はドラマティック・ソプラノとして昭和初期に活躍した。
(5)旅愁(犬童球渓作歌)
関屋敏子(ソプラノ)
カルロ・サバンニョ指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団
ビクター 4135A(BM654-2)(1929年10月ミラノ録音)
関屋敏子(1904-1941)は偉大なソプラノ。イタリア在留中の録音。
(6)旅愁(犬童球渓作詩・杉田良造編曲)
松島詩子(歌)リーガル・オーケストラ
リーガル 65952(74204)(1933年8月発売)
松島詩子(1905-1996)は山口県柳井市出身。1932年音楽教師から歌手に転向。
これはデビュー後2枚目の録音。後にキングレコードの看板歌手になった。
(7)旅愁(Traditional)
モーリス・マレシャル(チェロ)、マキシム・シャピロ(ピアノ)
コロムビア J5482(200841)(1935 年東京録音)
モーリス・マレシャル(1892-1964)フランス、ディジョン生まれのチェリスト。
パリ音楽院出身。1935年と1937年に来日、コロムビアに小品16曲を録音した。
(8)旅愁(犬童球渓作詩・杉山長谷夫編曲)
中村淑子、四谷文子、藤山一郎、徳山たまき(歌) 日本ビクター弦楽六重奏団
ビクター 53397A(7056)(1935年5月発売)
大物歌手四人の斉唱・重唱が楽しめる。
(9)旅愁(アメリカ民謡・犬童球渓作詞・坂本良隆編曲)
三枝喜美子(歌)、コロムビア・オーケストラ
コロムビア A432z(1210409)(1948年発売)
三枝喜美子(1921-2000)武蔵野音楽学校研究科修了のアルト歌手。藤原歌劇団
に所属していた。
(10)旅愁(犬童球渓作詞・オードウェイ作曲・飯田信夫編曲)
藤井典明指揮日本ビクター女声合唱団 大堀敦子(ピアノ)
ビクター V-40396(1950年6月発売)
藤井典明(1915-1994)は東京音楽学校研究科修了。バリトン歌手として、また
合唱指揮者して活躍した。ピアノの大堀敦子は愛知県立芸術大学の名誉教授
勤めた。
「旅愁」は日本生まれの歌ではなく、原曲はアメリカの作曲家 J. P.オード
ウェイ(1824-1880)が1868年に作曲した「ふるさとと母を夢見て Dreaming of
Home and Mother」で、明治40年(1907)に詩人犬童球渓(いんどうきゅうけい)
(1879-1943)によって訳詞された翻訳唱歌だった。1907年に発表された「中等
教育唱歌集」に載ってから広く親しまれ、明治・大正のラッパ吹き込みの時代
から親しまれてきた。だが初期のレコードには作曲家や作詞家の名前が記載さ
れなかったこともあって日本生まれの歌だと思われてきた。数年前にアメリカ
VICTORのカタログにテノール歌手エヴァン・ウィリアムズによる「ふるさとと
母を夢見て Dreaming of Home and Mother」を見つけ約 2年かけてSP盤を入手
した。
復刻には「音のエジソン」 http.//www.otono-edeison.com SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP78rpm(3mil針)とコルグの[DS-DAC-10R]
DSD録音機を使用した。
78CDR-3963
SPレコード復刻「セントルイス・ブルース」第4集
(1)沈む夕日よ(セントルイス・ブルース) (3:02)
(W.C.ハンディ作曲 - 杉田良造編曲- 森岩雄訳詞)
川畑文子(vo)&コロムア・ジャズ・バンド
コロムビア 27360-A(37407)(1933 年5月発売)
川畑文子(1916-2007)はハワイ生まれの日系三世。5歳の時一家はロサンゼルス
郊外に転居し、文子はダンスを習い、ニューヨークに出て天才ダンサーの評価
を得た。昭和7年(1932年)初来日。コロムビアに36曲のレコーディングをした。
これは初録音の中の一枚。
(2)セントルイス・ブルース
(W.C.ハンディ作曲 - 奥山雲愛作詞 - トーマス・ミスマン編曲)
ミッジ・ウィリアムス(vo)
コロムビア 28213-A(238550) (1934年2月14日録音)
ミッジ・ウリアムス(1915-1952)はアメリカ生まれ。兄弟3人とザ・ウィリアム
・クワルテットを組み、上海公演の後、日本に立ち寄り5曲のレコード録音を
行った。
(3)セントルイス・ブルース
(W.C.ハンディ作曲 - 坂口 淳作詞 - 井田一郎編曲)
ミッキー松山(vo)キング・ジャズバンド
キング 10172(378) (1938年発売)
ミッキー松山は戦前、上海を中心に活動した。
(4)浪曲セントルイス・ブルース(上)
(平 茂雄編曲)
川田義雄(吉本ショウ)
(5)浪曲セントルイス・ブルース(下)
(平 茂雄編曲)
川田義雄(吉本ショウ)
ビクター J-54656-A&B(J837&J838) (1939年発売)
川田義雄(川田晴久)(1907-1957)は日本を代表するコメディアン。
(6)セントルイス・ブルース
(W.C.ハンディ作曲)
ワイラナ・グラス・シャック・ボーイズ
コロムビア M64-A(JTW 143-A) (1939年3月8日録音)
村上一徳のスティール・ギター、渡辺良のベース、角田孝のギター、山崎彰彦
のギターで構成されたグループ。外国原盤の入荷が少なくなった時期に大ヒッ
トした。
(7)セントルイス・ブルース
(W.C.ハンディ作曲 - 大町龍夫作詩 - 服部良一編曲)
笠置シズ子(vo)
コロムビア 100015-A(1206384) (1939年12月11日録音)
笠置シズ子、服部良一のコンビが生んだ大迫力のセントルイス・ブルース。
日米戦争末期の沖縄戦で米軍兵士がこのレコードを見つけ祖国に持ち帰り、
作曲者のハンディにきかせたところ、涙しながら聴いていたという話がある。
(8)セントルイス・ブルース
(W.C.ハンディ作曲 - 藤浦こう作詩 - 馬渡誠一編曲)
池 真理子(vo)、コロムビア合唱団、コロムビア・オーケストラ
コロムビア JL 59A(1214286) (1950年7月発売)
池 真理子(1917-2000)は京都出身。宝塚歌劇団24期生。セントルイス・ブルー
スの他、大ヒットした「ボタンとリボン」等があった。
(9)セントルイス・ブルース(3:15)
(W.C.ハンディ作曲 - 小沢直興志編曲)
三味線 豊吉、ビクター・オーケストラ
ビクター 41036-A(P-3784)(1953年7月発売)
三味線 豊吉(1903-1964)は東京・神田生まれ。楽譜の読める三味線奏者とし
て、放送やレコードによって名が広まった。
今回は日本録音の「セントルイス・ブルース」。既発売の
「セントルイス・ブルース」第1集(78CDR-3701)
「セントルイス・ブルース」第2集(78CDR-3775)
「セントルイス・ブルース」第3集(78CDR-3812)
と一緒にお楽しみください。
復刻には「音のエジソン」 http.//www.otono-edeison.com SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP78rpm(3mil針)とコルグの[DS-DAC-10R]
DSD録音機を使用した。
33CDR-3964
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調 KV,271a
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調作品30-3
ヘレン・エアロフ(ヴァイオリン)
クルト・ヴェス指揮
オーストリア交響楽団(モーツァルト)
セレニ・シャイエ=リシェ(ピアノ)(ベートーヴェン)
米 REMINGTON R-199-46(モーツァルト)1953年発売
米 REMINGTON R-199-93(ベートーヴェン)1952年11月発売
ヴァイオリンのヘレン・エアロフ(1916-1987)はロシア生まれ(ニューヨーク生
まれ説あり)。9歳のとき神童としてサンフランシスコでデビュー。ヨーロッパ
に渡りアドルフ・ブッシュ(1891-1952)とジョルジュ・エネスコ(1881-1955)に
師事した。多くの演奏会で成功をしたが、特に第2次世界大戦中は米軍兵士
(G.I.)の慰問コンサートでアフリカ、ヨーロッパ、中近東で演奏した。エアロ
フの最大の功績は、師のエネスコに録音プロデューサーのドン・ガボール
(1912-1980)を紹介し、エネスコが録音していなかったJ.S.バッハの無伴奏
ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲(33CDR-3385&33CDR-3385)の録音完
成を後押ししたことである。協奏曲を指揮するクルト・ヴェス(1914-1987)は
オーストリアのリンツ生まれ。大指揮者フェリックス・ワインガルトナー
(1863-1942)の個人教授で指揮法を学んだ。1951年から1954年までNHK交響楽団
の常任指揮者を務めたこともある。ピアノのセレニ・シャイエ=リシェはフラ
ンスのリール生まれ。1898年にパリ音楽院で一等賞を得た。エネスコの没後ル
ーマニアのブカレストでエネスコ資料館を立ち上げ参加した。
復刻にはKLANG-KUNST Model 10A カートリッジをモノ接続にして、コルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。
発売予定:2024年12月下旬~1月上旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
78CDR-3962 ※機械式録音盤(電気式録音以前)を含む復刻音源
唱歌「旅愁」
英語版原曲と犬童球渓訳詞による日本語歌唱
(1)ふるさとと母を夢見て(旅愁の原曲)(J.P. オードウェイ)
エヴァン・ウィリアムズ(テノール)
米Victrora 6321B(1916年3月29日機械式録音)
エヴァン・ウィリアムズ(1867-1918)は米オハイオ州生まれのオラトリオ歌手。
生涯に約100枚のSPレコードを米VICTORと英HMVに残した。
(2)旅愁(独唱)
杉本阿さ子(歌)、湯前純親(伴奏)
ニットー・レコード 389B (1922年発売)(機械式録音)
演奏者の経歴は不詳。ニットー・レコードは大正期にあった大阪の会社。
(3)旅愁(少女小曲)
村山道子(歌)、豊田義一(ハーモニカ伴奏)
ニッポノフォン 15939A (1925年12月発売)(機械式録音)
村山道子(1904-1990)は大正中期に童謡歌手としてデビュー。長じてソプラノ歌
手として活躍した。
(4)旅愁(犬童球渓訳詞)
植村輝子(歌)、松島ツネ子(ピアノ)
コロムビア 25658(1929年10月発売)
植村輝子はドラマティック・ソプラノとして昭和初期に活躍した。
(5)旅愁(犬童球渓作歌)
関屋敏子(ソプラノ)
カルロ・サバンニョ指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団
ビクター 4135A(BM654-2)(1929年10月ミラノ録音)
関屋敏子(1904-1941)は偉大なソプラノ。イタリア在留中の録音。
(6)旅愁(犬童球渓作詩・杉田良造編曲)
松島詩子(歌)リーガル・オーケストラ
リーガル 65952(74204)(1933年8月発売)
松島詩子(1905-1996)は山口県柳井市出身。1932年音楽教師から歌手に転向。
これはデビュー後2枚目の録音。後にキングレコードの看板歌手になった。
(7)旅愁(Traditional)
モーリス・マレシャル(チェロ)、マキシム・シャピロ(ピアノ)
コロムビア J5482(200841)(1935 年東京録音)
モーリス・マレシャル(1892-1964)フランス、ディジョン生まれのチェリスト。
パリ音楽院出身。1935年と1937年に来日、コロムビアに小品16曲を録音した。
(8)旅愁(犬童球渓作詩・杉山長谷夫編曲)
中村淑子、四谷文子、藤山一郎、徳山たまき(歌) 日本ビクター弦楽六重奏団
ビクター 53397A(7056)(1935年5月発売)
大物歌手四人の斉唱・重唱が楽しめる。
(9)旅愁(アメリカ民謡・犬童球渓作詞・坂本良隆編曲)
三枝喜美子(歌)、コロムビア・オーケストラ
コロムビア A432z(1210409)(1948年発売)
三枝喜美子(1921-2000)武蔵野音楽学校研究科修了のアルト歌手。藤原歌劇団
に所属していた。
(10)旅愁(犬童球渓作詞・オードウェイ作曲・飯田信夫編曲)
藤井典明指揮日本ビクター女声合唱団 大堀敦子(ピアノ)
ビクター V-40396(1950年6月発売)
藤井典明(1915-1994)は東京音楽学校研究科修了。バリトン歌手として、また
合唱指揮者して活躍した。ピアノの大堀敦子は愛知県立芸術大学の名誉教授
勤めた。
「旅愁」は日本生まれの歌ではなく、原曲はアメリカの作曲家 J. P.オード
ウェイ(1824-1880)が1868年に作曲した「ふるさとと母を夢見て Dreaming of
Home and Mother」で、明治40年(1907)に詩人犬童球渓(いんどうきゅうけい)
(1879-1943)によって訳詞された翻訳唱歌だった。1907年に発表された「中等
教育唱歌集」に載ってから広く親しまれ、明治・大正のラッパ吹き込みの時代
から親しまれてきた。だが初期のレコードには作曲家や作詞家の名前が記載さ
れなかったこともあって日本生まれの歌だと思われてきた。数年前にアメリカ
VICTORのカタログにテノール歌手エヴァン・ウィリアムズによる「ふるさとと
母を夢見て Dreaming of Home and Mother」を見つけ約 2年かけてSP盤を入手
した。
復刻には「音のエジソン」 http.//www.otono-edeison.com SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP78rpm(3mil針)とコルグの[DS-DAC-10R]
DSD録音機を使用した。
78CDR-3963
SPレコード復刻「セントルイス・ブルース」第4集
(1)沈む夕日よ(セントルイス・ブルース) (3:02)
(W.C.ハンディ作曲 - 杉田良造編曲- 森岩雄訳詞)
川畑文子(vo)&コロムア・ジャズ・バンド
コロムビア 27360-A(37407)(1933 年5月発売)
川畑文子(1916-2007)はハワイ生まれの日系三世。5歳の時一家はロサンゼルス
郊外に転居し、文子はダンスを習い、ニューヨークに出て天才ダンサーの評価
を得た。昭和7年(1932年)初来日。コロムビアに36曲のレコーディングをした。
これは初録音の中の一枚。
(2)セントルイス・ブルース
(W.C.ハンディ作曲 - 奥山雲愛作詞 - トーマス・ミスマン編曲)
ミッジ・ウィリアムス(vo)
コロムビア 28213-A(238550) (1934年2月14日録音)
ミッジ・ウリアムス(1915-1952)はアメリカ生まれ。兄弟3人とザ・ウィリアム
・クワルテットを組み、上海公演の後、日本に立ち寄り5曲のレコード録音を
行った。
(3)セントルイス・ブルース
(W.C.ハンディ作曲 - 坂口 淳作詞 - 井田一郎編曲)
ミッキー松山(vo)キング・ジャズバンド
キング 10172(378) (1938年発売)
ミッキー松山は戦前、上海を中心に活動した。
(4)浪曲セントルイス・ブルース(上)
(平 茂雄編曲)
川田義雄(吉本ショウ)
(5)浪曲セントルイス・ブルース(下)
(平 茂雄編曲)
川田義雄(吉本ショウ)
ビクター J-54656-A&B(J837&J838) (1939年発売)
川田義雄(川田晴久)(1907-1957)は日本を代表するコメディアン。
(6)セントルイス・ブルース
(W.C.ハンディ作曲)
ワイラナ・グラス・シャック・ボーイズ
コロムビア M64-A(JTW 143-A) (1939年3月8日録音)
村上一徳のスティール・ギター、渡辺良のベース、角田孝のギター、山崎彰彦
のギターで構成されたグループ。外国原盤の入荷が少なくなった時期に大ヒッ
トした。
(7)セントルイス・ブルース
(W.C.ハンディ作曲 - 大町龍夫作詩 - 服部良一編曲)
笠置シズ子(vo)
コロムビア 100015-A(1206384) (1939年12月11日録音)
笠置シズ子、服部良一のコンビが生んだ大迫力のセントルイス・ブルース。
日米戦争末期の沖縄戦で米軍兵士がこのレコードを見つけ祖国に持ち帰り、
作曲者のハンディにきかせたところ、涙しながら聴いていたという話がある。
(8)セントルイス・ブルース
(W.C.ハンディ作曲 - 藤浦こう作詩 - 馬渡誠一編曲)
池 真理子(vo)、コロムビア合唱団、コロムビア・オーケストラ
コロムビア JL 59A(1214286) (1950年7月発売)
池 真理子(1917-2000)は京都出身。宝塚歌劇団24期生。セントルイス・ブルー
スの他、大ヒットした「ボタンとリボン」等があった。
(9)セントルイス・ブルース(3:15)
(W.C.ハンディ作曲 - 小沢直興志編曲)
三味線 豊吉、ビクター・オーケストラ
ビクター 41036-A(P-3784)(1953年7月発売)
三味線 豊吉(1903-1964)は東京・神田生まれ。楽譜の読める三味線奏者とし
て、放送やレコードによって名が広まった。
今回は日本録音の「セントルイス・ブルース」。既発売の
「セントルイス・ブルース」第1集(78CDR-3701)
「セントルイス・ブルース」第2集(78CDR-3775)
「セントルイス・ブルース」第3集(78CDR-3812)
と一緒にお楽しみください。
復刻には「音のエジソン」 http.//www.otono-edeison.com SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP78rpm(3mil針)とコルグの[DS-DAC-10R]
DSD録音機を使用した。
33CDR-3964
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調 KV,271a
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調作品30-3
ヘレン・エアロフ(ヴァイオリン)
クルト・ヴェス指揮
オーストリア交響楽団(モーツァルト)
セレニ・シャイエ=リシェ(ピアノ)(ベートーヴェン)
米 REMINGTON R-199-46(モーツァルト)1953年発売
米 REMINGTON R-199-93(ベートーヴェン)1952年11月発売
ヴァイオリンのヘレン・エアロフ(1916-1987)はロシア生まれ(ニューヨーク生
まれ説あり)。9歳のとき神童としてサンフランシスコでデビュー。ヨーロッパ
に渡りアドルフ・ブッシュ(1891-1952)とジョルジュ・エネスコ(1881-1955)に
師事した。多くの演奏会で成功をしたが、特に第2次世界大戦中は米軍兵士
(G.I.)の慰問コンサートでアフリカ、ヨーロッパ、中近東で演奏した。エアロ
フの最大の功績は、師のエネスコに録音プロデューサーのドン・ガボール
(1912-1980)を紹介し、エネスコが録音していなかったJ.S.バッハの無伴奏
ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲(33CDR-3385&33CDR-3385)の録音完
成を後押ししたことである。協奏曲を指揮するクルト・ヴェス(1914-1987)は
オーストリアのリンツ生まれ。大指揮者フェリックス・ワインガルトナー
(1863-1942)の個人教授で指揮法を学んだ。1951年から1954年までNHK交響楽団
の常任指揮者を務めたこともある。ピアノのセレニ・シャイエ=リシェはフラ
ンスのリール生まれ。1898年にパリ音楽院で一等賞を得た。エネスコの没後ル
ーマニアのブカレストでエネスコ資料館を立ち上げ参加した。
復刻にはKLANG-KUNST Model 10A カートリッジをモノ接続にして、コルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。